村山富市

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村山富市の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第87回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○村山(富)委員 大臣の所信表明について若干お尋ねしたいと思うのですが、その所信表明の中で「雇用問題の解決は現在国政の最重要課題となっており、」こういうことを冒頭に述べられて、十万人の雇用創出を挙げられた。従来の雇用対策と違って若干前向きになっておる姿勢については、評価してもいい...全文を見る
○村山(富)委員 問題は、これは労働省が言う十万人の雇用創出も、民間の活力を活用してそこに求めていくというところにあるわけですから、経営者の協力が得られなければできないのは当然なんで、そういう意味で、話し合いの結果、労働大臣はこれならいけるという確信を持ったのかどうか、そこらの点...全文を見る
○村山(富)委員 私はやはり、雇用創出問題というのは、これは企業は自由経済の中で何といったって利潤が基本ですからね、ですからさっき大臣も言われましたように、需要がなければ仕事がない、仕事がなければそれは人減らしする以外にない、こういうことになっていくんで、よほどやはり本気になった...全文を見る
○村山(富)委員 これは時間がないので残念ですが、また別な機会に議論をしたいと思うのです。  十万人雇用が仮に三万人しかできなかった、四万人しかできなかったとなりますと、予算まで計上してやっているわけですから、それは労働省の行政の手腕、力量が問われると思うのです。これが十万人を...全文を見る
○村山(富)委員 そこで次の質問に入りますが、雇用問題と関連をして最近構造不況業種、特に造船業界が深刻な問題を提起しておりますけれども、中でも大分県にございます臼杵鉄工所の問題について若干お尋ねしたいと思うのです。この問題は単に臼杵鉄工所だけの問題ではなくて、構造不況業種と言われ...全文を見る
○村山(富)委員 私が冒頭に、構造不況業種と言われる業界の中でこういうことがこれからも起こり得るのではないか、だからこれは今後に与える影響が大きいので大変重要な問題だというふうな位置づけをして御質問を申し上げましたのは、いままでの経過をあらまし申し上げましたけれども、明らかなよう...全文を見る
○村山(富)委員 やはり問題の本質というものをある程度明らかにして、正しい認識に立っていろいろな対策を講じてもらわないと困るんで、そういう意味で私は申し上げておるのですけれども、さっきも言いましたように、仕事を取り上げてもう仕事が全然ない状況に追い込んでいって、そしてこれを聞きな...全文を見る
○村山(富)委員 さっきからずっとるる申し上げていますように、話に聞きますと、石播の方も正常化しさえすれば仕事はあります、また石播本社は保証してもいいんです、だけれども、いま異常だからそんなことはできません、それから船主も発注はしないでしょう、こういう言い方をしておるようですね。...全文を見る
○村山(富)委員 ひとつ、そういう方向で何とか問題解決が一日も早くできるように、それぞれの立場で徹底した、適正な指導をお願い申し上げたいということを要望いたしておきます。  次に、郵政省のよく言われるマル生問題について若干お尋ねをしたいと思うのです。  まずお尋ねしたいことは...全文を見る
○村山(富)委員 反省をしておる、これはやはり、年賀郵便なんというのは一年に一遍お互いに文通し合う、ある意味では国民的な行事ですね。だからこれを混乱さしたというのは、ある意味ではもう大臣の責任問題が追及されるほどの大変な責任だと思うのです。反省をしておるというだけの話でなくて、や...全文を見る
○村山(富)委員 これは公労委へ提訴中の案件が五十二件あって、いま私が言いました中でも二件はここに出ているわけです。ですから、公労委の審問でやがて明らかになると思うのですが、大臣、これは仮定の話で大変恐縮なんですが、仮に私がいま具体的に挙げましたような事例が本当だとすれば、これは...全文を見る
○村山(富)委員 事情があるにしても、具体的な事実は事実ですからね。これはいま公労委で審間中ですからお答えがしにくいのじゃないかと思いますが、これはだれが考えたって不当労働行為は明らかだというふうに言わなければならないと思うのです。  そこで、ひとつまたお尋ねしたいと思いますの...全文を見る
○村山(富)委員 さっき言いましたように、組合の方は何かあったらすぐ即決処分でやられるわけでしょう。管理者の方は慎重に審査をして、そして事実が明確になったら何か措置を講じます。やはり処分というのは、組合の方も慎重に事実関係を調査して処分するのが当然の話です。私は何も向こうを一方的...全文を見る
○村山(富)委員 公労法の適用を受けて、当然団結権も団体交渉権も労働協約締結権もあるその臨時アルバイトの労働者に対して、郵政省はどういう対応をしてきましたか。
○村山(富)委員 これはもう時間がありませんから確認だけしておきますけれども、いま労働省も見解を述べられましたように、公労法上団結権も団体交渉権も労働協約締結権もある。この交渉ができるのは雇用関係のある間だけですね。雇用関係が切れてしまえばもう関係ないわけですからね。ですから、こ...全文を見る
○村山(富)委員 いや、私が聞いているのは、公労法で言う組合としての権限もあるわけですから、今後はひとつ誠意を尽くして交渉にも応じますと、それは交渉はできぬという状況にあるのに交渉に応じろとか、そんなことを言っているのと違いますよ。一般的に考えた場合に、要求があれば十分交渉にも応...全文を見る
○村山(富)委員 郵便事業というのは、私はいろいろ調べてみますと、総体予算の中で九〇%ぐらいを人件費が占めていますね。言うならば郵便事業というのは典型的な労働集約型の事業なんですね。それだけに、安定した業務運営をやっていこうとすれば、やはり労使関係がうまくいくということが大前提で...全文を見る
○村山(富)委員 当面する雇用政策の問題や、造船所の問題や、郵政マル生問題等について若干御質問しましたが、私はやはり、こういう不況な状況にあるあるいは深刻な雇用問題を背景に抱えておるときだけに、より労働組合の立場等々を尊重しながら誠意を持って尽くしていく、譲るべき点は譲るという腹...全文を見る
02月21日第87回国会 衆議院 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第2号
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○村山(富)小委員 細かな質問で恐縮ですけれども、スウェーデンの場合に、自己負担の分が病院と開業医では違いますね。これはどういう理由で違うのだろうかということが一つの問題と、それから、先ほど一人当たりの医療費の問題がありましたけれども、総医療費の中における薬剤費の比率というのはど...全文を見る
○村山(富)小委員 保険で両方見ておるのはどこですか。フランスですか。
○村山(富)小委員 あとの国はありませんね、両方保険で見ているのは。
○村山(富)小委員 たとえば日本の場合、例が違うから答弁しにくいと思うのだけれども、歯科の場合、差額徴収があるとか、それから一般の医療だって自由診療とかありますね。そういうものがあるのかどうかということです。
03月01日第87回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○村山(富)委員 最初に、腎不全対策について若干お尋ねをしたいのですが、現在腎臓病の患者で、人工透析を受ける必要のある患者の数はどのくらいありますか。
○村山(富)委員 特に私がお尋ねを申し上げたいと思いますのは、人工透析を受ける患者の中で、いまお話がございましたように、夜間受けている方が約五千七百名あるわけですね。それで、これは仕事の関係などもあって、働きながら受ける必要があるという方が多いので、できるだけ夜間に受けさしてもら...全文を見る
○村山(富)委員 夜間人工透析をかけることが必ずしも適切ではない、それは一日ぐらい入院してゆっくり透析を受ける、あるいは昼間ゆっくり時間を見て受けられる方がいいということであるならば、そういうことができるような手だてを講じてやるべきであって、それをしなくて、体には悪いけれども、や...全文を見る
○村山(富)委員 これはいまお話がありましたように、私も簡単にすぐ右から左へできるとは思いませんけれども、生活にも関連をするし、同時にその人の健康にも関連をする問題ですから、もう少し積極的な取り組みがあってしかるべきではないかと思いますので、そういう点を強く要請をいたしておきます...全文を見る
○村山(富)委員 公的負担というのは、指定医療機関の指定医の診断を受けなければ公的負担はできないわけですね。
○村山(富)委員 いまお話がありましたように、更正医療なんかを受ける場合には指定医療機関でなければならぬということになっていますね。ですから、そういう点もやはり勘案をしながら適正に配置がされて、そして患者のためによくなっていくような方向に私は考えていく必要があるのではないか。特に...全文を見る
○村山(富)委員 そうしますと、さっき保有台数のお話がございましたけれども、単に台数だけでなくて、それに携わっている専門職員といいますか、そういうものの充足は、そうした一年に五千人ずつふえるというふえ方に対して十分なのか、今後そうした専門職員の養成なりそうした面についてはどうお考...全文を見る
○村山(富)委員 いま質問しましたように、仮に年間に五千人ふえる、その五千人に見合っていくぐらいの見通しはあるんですか。現状と見通しはどうなっていますか。
○村山(富)委員 いま専門職と思われる人は大体どれぐらいあって、そして年間にどの程度ぐらい養成される見込みですか。
○村山(富)委員 次に、これは保険局長にお尋ねしますが、人工透析は保険点数が五時間から九時間以内ぐらいまでは四千点ですかね。そしてこの四千点の中に給食代が含まれておる、こういうふうに聞いておるわけですね。ところが、出しておる指導文書を見ますと「医療上、食事を供与することが必要であ...全文を見る
○村山(富)委員 診療報酬の点数の取り方についてはいろいろな意見があると思うのです。あると思うけれども現実にその解釈があいまいであり、医療機関の受けとめている受けとめ方と患者の受けとめている受けとめ方と違えば、そこにやはり疑念も起こるしトラブルも起こってくるわけです。したがって、...全文を見る
○村山(富)委員 これは五時間から九時間もかかって治療を受けるという場合には、時間帯から考えればいろいろあっても、ほとんどの方が昼食か夕食かどっちかにかかる可能性はあるわけですから、そういう実態も踏まえて適切な指導をちゃんとしていただきたいと思います。  それからいま一つは、こ...全文を見る
○村山(富)委員 これはそれぞれの国の倫理観や宗教観もあって大変むずかしいところもあると思うのですけれども、もしそういうことによって患者が救われるとするならば大変大事なことだと思いますから、もう少し積極的な啓蒙なり取り組みをやる必要があるのではないかと思います。  それから、つ...全文を見る
○村山(富)委員 慎重な検討も必要でしょうから、前向きに十分努力をしてもらいたいというふうに思います。  それから次に、ちょっと話題が違いますけれども、先般衆議院で環衛法の改正案が議決されて参議院で審議中でありますが、この環衛業者の中で、理容業界と美容業界の権益の問題で長い間ご...全文を見る
○村山(富)委員 これは衛生局長から各県の担当の部長なら部長に出している文書ですし、今度は部長が保健所を通じて指導するわけですから、だからそこらの点は明確に、やはりきちっと指導できるような文書にしないといかぬのじゃないかと思いますから、その点はひとつ徹底するようにお願いしておきた...全文を見る
○村山(富)委員 私は、そういうことは間々起こりがちだと思うのです。やはり売る方は買ってもらおうと思って、誇大なことを言ったりなんかすることはあり得ることですからね。ですから、そういう必要以上の混乱を避けるためには、やはりこの種のものは、たとえば有効期限を入れるとかあるいは成分を...全文を見る
○村山(富)委員 これはひとつぜひ有効期限や成分については明示をして、そういうことが起こらないように、また不当な価格で売りつけられたりすることのないように配慮をしてもらいたいと思うのです。  それからもう一つ、染毛剤ですけれども、これはやはり同じく薬務局長ですか、公衆衛生局長で...全文を見る
○村山(富)委員 それはあなた方薬を扱う専門の方から考えるとそういうことも必要かと思うのですけれども、実際にこの染毛剤というのは市販されているわけでしょう。ですから専門家が扱うだけでなくて、一般の家庭でも扱っているわけですよ。一般の家庭の方が四十八時間自分で皮膚の検査をして、それ...全文を見る
○村山(富)委員 時間が参りましたのでこれでやめますけれども、ぜひひとつそういう点は、単にいま申し上げました薬品だけでなくて、そうした部類のものもたくさんあるわけですから、そうしたものを一遍洗い直して、安全性については十分確保するということをしっかりやってもらうように強く要請して...全文を見る
03月07日第87回国会 衆議院 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第3号
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○村山(富)小委員 大分出尽くしていますから、一つだけ聞きたいと思うのですが、一部負担というのは、たとえば初診料の一部負担と入院時の一部負担とありますね。これはどういう根拠で、どういう目的で、何を期待して一部負担を取るのかということが、どうもぼくにはわからないのですね。  たと...全文を見る
○村山(富)小委員 一言だけと言っちゃって、続けるのは悪いけれども、たとえば給付と負担を公平、平等にしていくという場合に、これは、給付をたとえば一律八割にする、あるいは九割にする、本人も家族も含めて。そして、その分の負担を総体的に全部見てもらうというかっこうで理論づけをするのか、...全文を見る
03月20日第87回国会 衆議院 社会労働委員会 第8号
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○村山(富)議員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました定年制及び中高年齢者の雇入れの拒否の制限等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  戦後の日本では、男女ともに平均寿命が急速に伸びてきたことは、皆様御承知のとおりであります。...全文を見る
○村山(富)委員 雇用問題につきましては、予算委員会の集中審議等を通じて、ほとんど問題は出尽くされたような感もございまするけれども、そうした審議経過を踏まえて、主要と思われる点の若干について御質問申し上げたいと思います。  石油ショック以後の不況の中で、雇用を安定させるためには...全文を見る
○村山(富)委員 本年度、労働省が十万人の雇用創出を打ち出して前向きの姿勢を示したことについては、先般も申し上げましたように評価することにやぶさかでないわけです。ただ、もちろん雇用創出を図っていくことも当面の緊急の課題ではございますけれども、やはりできるだけ失業者を出さない、離職...全文を見る
○村山(富)委員 できるだけ、法で規制をせずに労使が話し合いでもって解決するということが一番いいと私は思うのです。だけれども、先ほど来申し上げておりますように、実態から判断をしますと、たとえば、いつか私はこの委員会でも申し上げましたけれども、造船なんかの場合、もう逆に仕事を取り上...全文を見る
○村山(富)委員 この三月に出すのですか。
○村山(富)委員 一月から三月というと、もういま三月ですね。そうすると具体的に出しているところがあるのですか。
○村山(富)委員 これはいつかも言われましたように、五百人以下の企業の場合はほとんど雇用率をオーバーしているわけですね。ところが、千人以上の企業の場合にはわずかに三・九しかないわけでしょう。ですから大規模の企業がきわめて悪いわけですね。したがって、これはよほど厳しくしていただかな...全文を見る
○村山(富)委員 いや、それは無制限でないでしょうから、やはり一応基準、物差しがあるのでしょう。その一つの中身を言ってください。
○村山(富)委員 それはしかし、そういう内容のものを出先がもらったとき、出先でそういう判断がつきますかね。たとえば具体的な例を申し上げますよ。これは企業名を挙げませんけれどもね。いま言いましたようにAという親会社が六〇%資本を占めておるというような、大部分ですね、占めておる。そし...全文を見る
○村山(富)委員 いま言いましたように、たとえばAならAという親企業が五十五歳定年をしいていて、五十五歳以上でやめさせる。こうした場合に、そうした者のはけ口としてどこかに下請を設けてやる。こういう場合には、それも含めて六%ということになるというのですね。
○村山(富)委員 そこらはやはり、もっときちっとしていただく必要があるのではないか。そうしないと、さっきから何回も言っていますように、大企業が比較的減量経営が達成されて、その減量経営のしわ寄せが全部下請中小企業にいく、こういう傾向になるような指導をしているわけですからね、それは大...全文を見る
○村山(富)委員 労働省が考えている全体の構想をちょっと聞いておきたいと思うのですが、いま申し上げましたように、雇用問題政策会議というのがつくられますね。それから一方では、十万人の雇用創出というのが出されておる。そしてもう一つには、雇用発展職種研究開発委員会というのがつくられる。...全文を見る
○村山(富)委員 職業安定審議会もありますし、いろいろ機関をつくることは結構ですけれども、ただ、十万人の雇用開発というのは、いまお話がございましたように中高年の開発給付金ですか、これを充てながら何とか十万人の雇用は確保したい、こういうことですね。そしてなおかつ新しく創出できるよう...全文を見る
○村山(富)委員 中高年の雇用率六%の達成の問題にしても、目標は策定したけれども、実際には力の強い企業がしり抜けになって、しわ寄せが中小企業にくる、こういう事態があるように、単なるこういう経過でこういう努力をしましたというだけでは意味がないので、やはり実効が上がらなければ意味がな...全文を見る
○村山(富)委員 これはやはり労働省が主体になって関係各省と十分詰めて、そして本年度は何名ぐらい増員ができるというようなところまで政策的に推し進めていくような気迫がないと、単なる話だけで終わる可能性がありますから、ひとつそういう点は今後十分腹を据えてかかっていただきたいというふう...全文を見る
○村山(富)委員 いまある各種の労働、社会立法なんかがそういう労働者にも適用されるというのは当然なんですよ。適用されるにもかかわらず、現状では全然適用らち外に置かれておる、あるいは谷間に置かれておるというのが現状じゃないかと思うのです。こういう労働者がどういう状況になっているかと...全文を見る
○村山(富)委員 さっきも触れましたように、たとえばいままでは主としてサービス業とかあるいは中小零細企業とかそういう分野に多かったのです。ところが、いまは減量経営ですから、大企業もそういう方針をとっておるわけですよ。そして、臨時で賄えるようなものあるいは需給の見通しが明確でないよ...全文を見る
○村山(富)委員 さっきから何遍も言っていますように、当然いまの諸法規が適用される分野ですね。ところが、現実には全く谷間にあって適用されておらない。この種のものは、いままでは主として組織された常用労働者等々を対象に考えられていました。したがって、そのらち外にあるものは対象外になっ...全文を見る
○村山(富)委員 これは遅まきながら、これから十分やっていただく必要があると思いますから、積極的に取り組んでいただきたいと思うのです。  最後に、いままで国会の中でも雇用問題が一番中心課題として議論されてきているところなんですけれども、地方の基準局や監督署あるいは職業安定所等々...全文を見る
○村山(富)委員 私が冒頭に聞きましたのは、そういう審議会や何かの建議やら要望あるいは議会の附帯決議、地方議会の意見書等々は、ああ来たなという程度に受けとめておるのか、どういう扱いをしておるわけですか。それを聞いているわけです。
○村山(富)委員 これは単なる陳情書じゃないのですよ。地方議会の意見書というのは、地方自治法に基づいてちゃんと手続をやって出てきておるわけですからね。だから単なる陳情書の扱いをされたのでは困りますよ。同時に、国会の決議なんというものは陳情書と同じ扱いですか。これはどうなんですか。
○村山(富)委員 そこで、先ほど大蔵省から説明がありましたけれども、四十三年から五十四年、現在までのこの推移を見ますと、全体として二千三百十五名の減員になっているわけですね。これは全体として間違いないですね。本省も出先も全部含めて、二千三百十五名の減員になっておるわけです。これは...全文を見る
○村山(富)委員 最大限の努力をしていないとは申しませんけれども、結果的に見ればそういうことになっているわけでしょう。  これは職安関係だけを見ましても、失業の予防と雇用の安定とか、あるいは失業者の生活の安定と再就職の促進とか、こういう意味における各種の給付金がありますけれども...全文を見る
○村山(富)委員 もう時間になりましたからやめますけれども、改善できる点はもちろん改善してもらわなければならぬですね。そして、行政的に合理化の必要なところは合理化する必要があるでしょう。だけれども、それはやはり限度があるわけですから、したがって、その限度を踏まえた上で、いまの社会...全文を見る
04月09日第87回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号
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○村山(富)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     国民年金法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案...全文を見る
04月24日第87回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
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○村山(富)委員 御案内のように、この国会は雇用国会と言われるように雇用問題を中心に議論されてまいりました。これはやはり依然として雇用・失業情勢が厳しいということを反映してなされたと思うのです。  そこで、いろいろ議論もされてまいりましたけれども、総体的に整理をして私はお尋ねし...全文を見る
○村山(富)委員 やや景気は上向きの傾向にあるというふうにも言われております。しかし、その影響が労働市場にどのような形で及んでおるかということになりますと、依然として厳しいものがある。それだけに雇用対策も非常にむずかしい時期に差しかかっていると思うのですけれども、まず現在の雇用・...全文を見る
○村山(富)委員 そこで、具体的にちょっとお尋ねしたいと思うのですが、ここ二、三年の推移を見てみますと、経済不況の続く中で、業種間あるいは地域間等の格差が大分拡大しておる。そういう格差の拡大に対応して、特定不況業種の問題やあるいは特定不況地域に対する対策等々を講じてきたわけであり...全文を見る
○村山(富)委員 この法律は、一昨年十一月に議員立法の形でつくられた法律でありますが、その法律を採決する際に全会一致で特別決議がつけられております。その特別決議の中で「特定不況業種の指定に当たっては、法の趣旨を生かし、経済の実情に即応して弾力的に行うこと。」こういう特別決議が付さ...全文を見る
○村山(富)委員 業種指定をするとなると、構造的な要因があるかどうかといったようなことやら、国際的な影響がどう出ているか等、非常に運用が限定されますね。そこで、いまお話しがありましたように特定不況地域に存在する業種等については対象にできるわけですから、したがって、そこらの両法律の...全文を見る
○村山(富)委員 現実にいま促進手当が支給されておるのは造船業だけですね。そうすると、それはもう弾力的に運用も何もないので、実際問題としては基準どおりに一応やっているというかっこうになっておると思うのです。  そこで、先ほど来議論がありますように、依然として厳しい雇用・失業情勢...全文を見る
○村山(富)委員 私は、いまのような経済情勢の中では、とりわけいまのような雇用・失業情勢の中では職業訓練の持つ役割りというものはこれから大変大きなものになってくると思うのですね。単に離職者の再就職を可能にするために職業訓練を行うということは、緊急的な要件として必要である。ところが...全文を見る
○村山(富)委員 どうせ、この職業訓練の制度のあり方については各般から意見が出ていますし、早晩見直しをして、もう少し体系的なものにきちっと整理する必要があるのではないかというふうに思いますから、またそういう点は別の機会に議論をさしてもらいたいと思うのです。  それから、労働者の...全文を見る
○村山(富)委員 現実にいまの実態として、この雇用安定資金制度がどの程度活用されているというふうに判断していますか。
○村山(富)委員 雇用調整給付金なんかを使う必要がなくなったというのなら、これは結構な話ですからね。それはもうその利用度が落ちようと、それはむしろ歓迎すべきことであって、いいと思うのです。ただ、その要件が非常に厳しいから活用したいのだけれども活用できない、実際には困っているという...全文を見る
○村山(富)委員 それは整理をするとすれば、整理をする方法としては、これは特殊な要件に対応するものとして必要である、しかし似通ったものがあって、言うならば小出しにしておって余り効果がないというようなものもあるかもしれないと思うのです。しかしそれはつくるときには必要があってつくった...全文を見る
○村山(富)委員 六十五歳まで働くことが適当かどうかという問題については、もちろん生きがいの中には社会のために役立つような仕事をしたいということもあると思いますから、それは当然あり得るわけですよ。ただ、私がそういう意味で申し上げましたのは、いまの日本の職場環境が必ずしも六十五歳ぐ...全文を見る
○村山(富)委員 まず、ちょうどことしの春闘もいま山場を迎えようとしておるわけであります。かつて三木内閣当時に、スト、処分、ストという悪循環は断ち切りたい、解消したい、こういう基本方針が示されて、この委員会でも当時の労働大臣はたびたびそういう態度の表明をしてまいりました。こうした...全文を見る
○村山(富)委員 国民も非常に注目していますから、政府の与えられた立場というものも十分わかりますけれども、そうした基本方針を踏まえて最大限の努力をすべきではないかというふうに思いますので、強く要望しておきます。  次に、本年度の予算審議の際に、予算修正問題に関連をして社会党から...全文を見る
○村山(富)委員 地方雇用開発委員会を五カ所に設置する。これは特定不況地域を指定した地域もあるわけですし、自主的に自治体がその地域でつくるというようなこともあり得ると思うのです。したがって、当面はこの五カ所を設置するけれども、その実績をにらみながら今後十分検討していただきたいこと...全文を見る
04月27日第87回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○村山(富)委員 私は、国際人権規約を調印するに当たって、日本政府が四項目にわたる留保及び解釈に関する宣言を行っておりますが、その宣言をされた中で、特に消防職員の問題についてお尋ねをしたいと思うわけであります。     〔委員長退席、愛野委員長代理着席〕  この消防職員を警察...全文を見る
○村山(富)委員 そういう抽象的な答えでなくて、歴史的にどうして同じなのか、あるいはその業務内容から見てどこがどういうふうに同じなのか、ちょっと詳しく教えてくれませんか。
○村山(富)委員 そういう歴史的な沿革やらあるいは法制上の問題やら、業務遂行の実態やら何かから判断をした場合に、その判断の立場が違うものだから解釈が違うわけですね。  しかし、現に組織がえを二十三年にして、その後のいろいろな事例がございますけれども、佐久間元消防庁長官が言ってい...全文を見る
○村山(富)委員 火災が起きたときに消防車が出動しますね。そのときに同じ交通法規に縛られて、そして交通信号を守らなければいかぬ、渋滞になっている、行かれない、そんなことでは業務は遂行できぬじゃないですか。しかし警察権力を持って遂行するのと消防署の消防車が遂行するのとはおのずから違...全文を見る
○村山(富)委員 そうしますと、この八十七号条約が批准をされたそのときの総会における結論と、いま日本の政府がとっておる解釈とは大変な違いがあるじゃないですか。これはどういうふうに理解しているのですか。
○村山(富)委員 都合のいい解釈をされては困るので、それはいまあなたが認められましたように、文書には明確には書かれているわけでしょう。これはもう解釈の余地はないのですよ。都合よく勝手に解釈する余地はないのですよ。現に日本政府は終始一貫そういう態度をとってやってきていますね。機会が...全文を見る
○村山(富)委員 やはり立場に固執しているものだから、だから、どんな文書が出ても、どんな内容のことが書かれておっても、自分の立場に都合のいいような解釈ばかりをするからそれはそんなことになる。  では、消防職員が警察官と同じ扱いをされておるという国は世界で幾つくらいありますか。
○村山(富)委員 わずか二十四カ国ぐらいで、あとの国はもう全部分離をして、消防職員には団結権を保障しているわけですね。ですから、日本政府がそれは幾ら強弁してみたって、もう国際的に通用しないというところまで来ているのですよ、実際のところは。これはいままでのILOの審議の経過の議事録...全文を見る
○村山(富)委員 これはILOでいま審議中でありますから、私は結論が早晩出てくると思うのですね。その結論が出た場合、一体この政府が行っておる解釈に関する宣言はどういう扱いになるのか。もっと申し上げますと、一つは、現在ILOでも審議中ですし、日本の公的機関でもこの問題についてはIL...全文を見る
○村山(富)委員 そうしますと、この宣言に拘束されずにもちろん自由な立場でILOは審議するのでしょうし、日本の連絡会議等においてもそういうILOの審議の状況に見合いながら審議を進めていく、そして結論を出すということになるわけですね。  そこでさらにお尋ねしたいのは、ILOではも...全文を見る
○村山(富)委員 これは今度の人権規約を調印するに当たって、日本政府の解釈あるいは内容について留保する事項等を国際的に明確にするために宣言をしたのですね。この宣言は消えない。そうなんでしょう。ところが、この宣言やら留保事項の中身については国内法も改正をするし、事実も変わってきた、...全文を見る
○村山(富)委員 ちょっとその解釈について最後に大臣にお答え願いたいと思うのです。どうもそこらがちょっと不明確ですからね。  何度も申し上げますけれども、この調印に伴って、日本政府は規約の中身に守れないものがある、実行できないものがあるという意味で留保し、解釈の宣言をしたわけで...全文を見る
○村山(富)委員 そうすると、ぼくはよくわからぬけれども、この種のものは一遍宣言をしたらもう永久に変えられないものですか。
○村山(富)委員 留保された事項と解釈宣言をされた事項と扱いが違うのかどうか、それは知りませんけれども、日本国が国際的に表明したのです。宣言したのですよ。それがそのまま残っておって、そして事実関係が違ってきた。日本の国内法が変えられた。どこかでまた宣言をする場所があればいいですよ...全文を見る
04月27日第87回国会 衆議院 本会議 第22号
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○村山富市君 日本の医療が、国民や患者から見て、ますます荒廃と混迷を深めている中でだれも責任を持つ者がいない。  私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました健康保険法の一部を改正する法律案について質問をいたします。(拍手)  医療の荒廃が叫ばれ、医療保険の抜本改...全文を見る
05月29日第87回国会 衆議院 社会労働委員会 第17号
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○村山(富)議員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました失業手当法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年、失業者が増加をしたまま、短時間の求職活動では再就職がきわめて困難となっております。新規の求職者にとっても、就職の門は狭くなってお...全文を見る
06月05日第87回国会 衆議院 社会労働委員会 第18号
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○村山(富)委員 本委員会で審議をいたしております薬事二法につきましては、二日間にわたって質疑が行われてきたわけでありますが、この薬事二法の内容なりあるいはそれに関連する幾つかの問題について、確認をしておきたいと思われる点がございますので、そうした問題に限って質問をいたしたいと思...全文を見る
○村山(富)委員 次に、救済基金法については本委員会においてその修正案を与野党間で検討中でありますが、われわれとしては、救済基金は、既発薬害についてもその被害者の救済に関する事業を関係者の委託を受けて行い、また、関係企業に対し必要な資金の貸し付けを行い、これに必要な資金の借り入れ...全文を見る
○村山(富)委員 スモン患者を救済する上で、鑑定が迅速に行われることはきわめて重要な問題だと思うのです。そうした鑑定を迅速に行うということについての見通し、考え方等について、この際承っておきます。
○村山(富)委員 医師の投薬証明書のないスモン患者の救済については、情況証拠等によって、キノホルム剤の服用が原因でスモンに罹患したということが認められるようなケースについては適用すべきである、こういう判決の例もございますが、このような判決を踏まえて、投薬証明のない患者の救済につい...全文を見る
○村山(富)委員 救済給付の開始は、申請のあった時点から支給をされる、こういうふうに聞いておるわけでございますが、申請書類を整備して出すという場合に、たとえば投薬証明書がもらえないとか、あるときはカルテの提供ができないとか、こういう事由で、本人の意思とは無関係に、医師の協力を得ら...全文を見る
○村山(富)委員 時間がございませんから、これは反論はしませんけれども、扱いについては十分弾力性のある運用をして、要は、患者が救済されるという方向に努力してもらいたいと思うのです。  次に、救済基金が委託を受けて行う健康被害の救済のために必要な事業については、その事業を行う場合...全文を見る
○村山(富)委員 新薬の製造承認、あるいはまた再審査、再評価については、基準に適合するかどうかは申請者が立証すべきものであるというふうに思いますが、これもある意味では当然のことと思うのですが、その点の見解を聞いておきたいということが一つと、同時に、国は、申請内容につき十分な検討、...全文を見る
○村山(富)委員 次に、薬事法の十四条の承認拒否事由では「その効能、効果又は性能に比して著しく有害な作用を有することにより……使用価値がないと認められるとき。」と、こうなっておりますが、「有害な作用を有するおそれがあるとき」ということも当然拒否事由の中に入れるべきであると思います...全文を見る
○村山(富)委員 医薬品等の承認等について、国民に広く理解されるよう審査資料等が公開される、このことがやはり必要ではないかというふうに思うのですけれども、その点についてはどういうふうにお考えですか。
○村山(富)委員 医薬品等の副作用に関する情報の収集あるいはその提供の中核となる情報センターの機能を確立すること、また、国、製造業者及び医療機関の情報提供のルールを確立すること、さらにそれらの情報をすべて公開することが、薬害発生防止の上に絶対必要な要件であるというふうに思いますが...全文を見る
○村山(富)委員 改正薬事法第八十条の二、これは治験薬の扱いですが、この規定により遵守しなければならない基準について、被験者の同意及び被害発生時の補償措置について、当然所要の規定を設けるべきだと思いますが、その点はどうですか。
○村山(富)委員 医師が患者に対して医薬品を投与する場合、用法・用量だけではなく、その効能、副作用等、当該医薬品の安全性及び有効性に関し情報を提供することが必要であると思いますが、その点はどうでしょう。  さらに、調剤に対する薬剤師の責任と義務を明確にするため、医薬分業を推進す...全文を見る
○村山(富)委員 以上で、質問を終わりますけれども、当面協議がなされておりますスモンの患者に対して、国がどういう責任ある解決を図るのかということは、大変注目をされているところでございますし、同時に、薬害の根絶については、これは単に法律で条文はどうなったとかというだけではなくて、運...全文を見る