村山富市

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村山富市の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第112回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○村山(富)委員 社会党の村山でございます。  きょうは、公述人の先生方には貴重な御意見をありがとうございました。  まず私、きょうは社会保障問題に限ってお尋ねをしたいと思うのですけれども、丸尾先生お願いいたします。  現在の我が国における社会保障や社会福祉のあり方について...全文を見る
○村山(富)委員 次に、来年度国民健康保険の改正が意図されているわけですね。今の国民健康保険に都道府県分の負担を導入するというのが一つの柱になっているわけです。  これはいろいろな考え方があると思いますけれども、今国民健康保険に入っている方で軽減措置を受けている分について、国と...全文を見る
○村山(富)委員 それから、また年金に戻りますけれども、厚生年金のいわゆる在職老齢年金制度がありますね。これには負担と給付の関係でやはりいろいろな問題があるわけです。  先生は、スウェーデンですか、部分労働、部分年金、仮に週四十時間で三十時間働けば三十時間分の賃金をもらう、そし...全文を見る
○村山(富)委員 最後に、社会保障と財政負担等の関連の問題についてお尋ねしたいと思うのですけれども、今一番問題になっておりますのは、これは竹下総理が税調に諮問している中身を見ましても、高齢化社会に備えてということが強調されているわけです。高齢化社会に備えて財源を今から用意しなけれ...全文を見る
○村山(富)委員 これで終わります。
02月16日第112回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○村山(富)委員 社会党の村山でございます。きょうは公述人の三人の先生方には、貴重な御意見をありがとうございました。  私は主として和田先生にお尋ねをしたいと思うのですが、和田先生の公述の中に、現行の間接税に長所と短所がある、大型間接税のメリットが強調され過ぎてデメリットの分は...全文を見る
○村山(富)委員 それから次に、税制改革を求める国民の声というのは大体コンセンサスがあるのではないかというような意見もありますけれども、一口に税制改革といいましても、改革を求める中身には大変な違いがある。一方では、将来の老齢化社会に備えて薄く広くみんなから負担してもらう必要がある...全文を見る
○村山(富)委員 今キャピタルゲインの課税が必要だというようなお話があったわけですけれども、このキャピタルゲインの課税問題については今、税調なんかでも大変議論されているところだと思うのです。ただ、その議論の中にキャピタルゲインの原則非課税を原則課税に変えると株が一時的に暴落するの...全文を見る
○村山(富)委員 次に、これは私もなかなか理論的に解明が難しいものですからお尋ねしたいと思うのですが、先般、新聞なんかの報道によりますと、去年でしたかね、移転価格税制によってトヨタや日産に、国税で八百億円、地方税で四百億円返還することになった。これは、日米交渉の中でどのようなこと...全文を見る
○村山(富)委員 これは、これからやはり日本の企業もどんどん外国に出ていきます。ですから、より一層大きな問題になっていくのではなかろうかと思うのですよ。特に、国によっては非常に税金の安い国がある、あるいは免税している国がある。そういう国に日本の企業が進出した場合に、税金が安い国、...全文を見る
○村山(富)委員 それから、地方財政の問題について若干お尋ねしたいと思うのですが、私が調べた資料によりますと、地方財政の財源不足が六十一年、六十二年、六十三年続いてあるわけです。ちなみに申し上げますと、六十一年度が二兆一千九百七十三億円、それから六十二年が二兆三千七百五十八億円、...全文を見る
○村山(富)委員 石原先生にお尋ねしたいのですけれども、先ほど先生のお話を聞いておりますと、東京一極に集中していくことを排除しよう、こういう政策に反すると思われるような公述があったようにちょっと聞いたわけです。これはいろいろな意見があるわけでしょうけれども、先生は先ほど東京湾を埋...全文を見る
○村山(富)委員 最後に、和田先生にもう一点お尋ねいたしますけれども、きのうも連合の山田公述人から、サラリーマン減税は天の声だというふうに強く強調されたわけですね。今の税制問題におきましても、先ほど先生のお話がございましたように、サラリーマンの重税感が一番強い、あるいは今の税制は...全文を見る
○村山(富)委員 どうもありがとうございました。終わります。
02月26日第112回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○村山(富)委員 まず冒頭に、竹下総理は韓国を訪問されましてお帰りになったばかりですから、その所見を聞きたいと思うのですが、我が国の最も近い隣の国韓国で、初の平和的政権交代で盧泰愚民主党総裁が韓国六人統領に就任されました。六・二九宣言に基づく直接選挙によって軍事政権から民政に移管...全文を見る
○村山(富)委員 そうして国際の友好親善を深めようとしておるやさきに、去る二十四日、大阪入りをした自民党渡辺政調会長は、選挙応援の演説の中でこういうことを述べられたというふうに新聞が報道されています。  中国は、資源は石炭もあれば銅、鉄、石油と何でもあるが、残念ながらお金がない...全文を見る
○村山(富)委員 日中友好を重視しておると確信しておると。こういう発言が日中友好を重視している気持ちから出る発言ですか。私はまだ発言の内容をつまびらかにしていない、こういう総理のお言葉でしたけれども、これほど重要な問題を、真っ先にその真意を確かめるのがあなたの立場じゃないですか。...全文を見る
○村山(富)委員 それじゃひとつ、これから十分その発言の中身を確かめて、その上で見解をお聞かせいただきます。それまでこの質問を保留します。いいですか。これは、これだけでここでなにするわけにはいきませんから、後でお聞きをさせていただきます。  次に、この予算委員会の審議の中で、国...全文を見る
○村山(富)委員 今いみじくもお話がございましたように、国会決議の有権的な解釈については、これはあくまでも国会が決めるのです。私はあなたの発言を聞いていまして、この国会決議でおとりになっているあなたの見解というのは、新型間接税の導入は当たって都合の悪いものを歪曲解釈することによっ...全文を見る
○村山(富)委員 ここで押し問答をしてもしようがないけれども、今私はあなたの答弁を聞いていまして、なるほど言語明瞭、意味不明瞭だなと思いましたよ。これはやはり私は、行政府の最高責任者として、特にあなたは経験豊富な議会運営を任じているわけですから、もっとこういう決議の扱いについては...全文を見る
○村山(富)委員 あなたもこの委員会における質疑の中で、不公平税制を解消したい、解消する、こういう意味の答弁がございましたね。これは総理の答弁とは、聞いていると若干違うのですよ。総理は、不公平感が存在する、できるだけそれを薄めたいと思います、こういう意味の答弁ですよ。あなたは、不...全文を見る
○村山(富)委員 不公平感が存在して現実の税制の中に不公平的なものが存在しておる、これは改めなければならぬ、こういうお話ですね。そこで税制改革を今やろうとしているわけですね。  それでは、今ある税制の中でどういう点がこれから改革をしようとする不公平の税なんですか。そのことを私は...全文を見る
○村山(富)委員 今おっしゃったのは、政府税調の基本問題小委員会が決めた「税制改革の基本課題」ですね。そうですね。  私が聞いているのは、あなたはこの委員会で、不公平税制を解消する、こう答弁されたのですよ。だからあなたも、今の税制の中には不公平があるというふうにお認めになってい...全文を見る
○村山(富)委員 私はこれから税制問題を議論するのに、政府は一体何を考えているのか、何を対象に不公平と認めて改めようとしておるのか、これはたくさんあると思うのですよ。検討した結果、これはできなかった、これはできたというようなことがあるかもしれませんよ。しかし、今検討しておる不公平...全文を見る
○村山(富)委員 私はやはり直接税、今ある物品税、いろいろな税制の中で、これはどうしても不合理だ、これは不公平だというようなものがずっとあると思うのですよ、今お話があったようなものも含めて。今あなたがおっしゃったのがすべてじゃないでしょう。ひとつ、これから政府が不公平を解消するた...全文を見る
○村山(富)委員 国会で税制改革問題で議論をされておるわけでしょう。その質疑の中で不公平税制を解消する、こういう答弁があったわけですよ。あなた、されましたよ。解消するということは、存在しているから解消するのでしょう。その存在しているものは何なのか、それを明らかにしてくださいという...全文を見る
○村山(富)委員 いや、それは結果が決まってから国会に提案するというのでしょう。だけれども、その提案をする前に今検討しておるわけでしょう。それは、税調が今公聴会をやっていますね。それは公聴会で議論してもらうこともいいでしょう。国会でも大いに議論せにゃいかぬというので議論しているの...全文を見る
○村山(富)委員 それでは国会で審議のしようがないじゃないですか。今政府税調がこれをいろいろやっています、その結論を待って、そして政府はまた検討してからまとめて国会に出しますと。では、それまで税制問題については国会の中では議論のしようがないじゃないですか。議論できないじゃないです...全文を見る
○村山(富)委員 少し受けとめ方の理解が違うかもしれませんけれども、政府税調は政府税調の立場で、今公聴会をやったりして国民の声を聞いているわけでしょう。政府は政府で国会に対して対峙してお互いに議論をしているわけでしょう。その議論の中に議論の対象になるようなものを積極的に出し合わな...全文を見る
○村山(富)委員 もうくどくど申し上げたくないのですけれども、総理も、不公平感が存在すると。不公平感が存在するということは、不公平があるから存在するのでしょう。あなたは、不公平税制は解消すると、こうおっしゃったのです。不公平税制を解消するというその明確な答弁がある限りにおいては、...全文を見る
○村山(富)委員 いや、そうすると何ですか、政府税調の結論が出るまでは政府としては物が言えません、それまで税制改革の議論は待ってください、そういう意見ですか。
○村山(富)委員 いや、そうすると何ですか、政府税調の結論が出るまでは国会の議論はできないということですか。
○村山(富)委員 それじゃ、その資料を出してくださいよ。そうでなければ議論できませんよ、これ。
○村山(富)委員 じゃ、その上でまた質問をさしていただきたいと思いますが、ただ私は一、二点、こういう点はやはり是正した方がいいのではないかと思われる点について若干申し上げてみたいと思います。  それは、この四月からマル優が廃止されるわけですね。これは言わせれば、選挙公約を無視し...全文を見る
○村山(富)委員 もうわかり切ったことは答弁せぬでいいのですよ。今言ったような矛盾がありますからこういう矛盾はやはり直した方がいいのじゃないですか、こう言っているわけですから。これはまたいずれ時間があったらやりますからね。  それから、標準世帯の給与所得に対する課税最低限は二百...全文を見る
○村山(富)委員 それじゃ具体的にお尋ねしますけれども、私は国民年金を例にとって考えてみたいと思うのですね。  今、国民年金の加入者は、任意加入被保険者を含めて千九百五十一万四千人おるわけです。だから、年金制度の中ではやはり大変大きな保険になっているわけですね。現在国民年金をも...全文を見る
○村山(富)委員 今言いましたように、四十年間掛けてきて、六十五歳から年金もらって生活保護をもらわなければならないような生活になるんですよ。これが国民年金の実態なんです。だから、今厚生大臣から言われましたように、これじゃやはり私は公的年金とは言えないと思うのです。  しかも、現...全文を見る
○村山(富)委員 今、私は具体的に国民年金のことを言ったわけです。やはり国民年金もそういう年金の体系に変えていく必要があるのではないか、そうでなければ基礎年金というのは魅力がなくて、もう崩れてしまいますよ、国民が投げ出しますよ、こう言っているわけですからね。そういうものも含めて検...全文を見る
○村山(富)委員 やはり基礎年金ですから、この基礎年金という土台が崩れたら年金の体系はがらがらっといきますよ。そういう大事な位置づけになっておる年金であるだけに、私はやはり国民が期待し魅力を持てる、そして国民も協力して年金を盛り立てていく、こういう仕組みに変えていく必要があると思...全文を見る
○村山(富)委員 今まで、先ほどお話がありました大原先生の質問に答えて、「その後速やかに対策を講じ、支払いの維持ができるよう措置いたします。」これがその当時答えた政府の答弁なんですね。  確かに六十四年までは、今申しましたように支払いの方法は決まっているわけです。しかし、六十五...全文を見る
○村山(富)委員 それじゃいずれにしても国なりあるいはこれは清算事業団が今担当しているわけですから、国なり清算事業団で責任を持って優先的に共済組合共済年金は確保します、支払いができるようにしますということは答弁できますか。
○村山(富)委員 いやいや、もう経過はいいですよ。懇談会でいろいろやっていくことも知っていますよ。ただ、結論としては、今多くの関係者はうなるんだろうかと不安に思っているわけですから、心配なく、国と清算事業団が責任を持って措置をしますということの約束をしてくださいというのです。
○村山(富)委員 全然違うよ。努力しますと言ったって、こういうことをして努力して必ずそうしますと言うのならいいけれども、努力してますというのは違うじゃないですか。私が言っておるのは、どのようなことになろうとも共済年金の支給については国と清算事業団で責任を持って措置をします、御心配...全文を見る
○村山(富)委員 言われるとおりですね。それなら最初から言われるとおりと言えばいいのに。  それから、年金の問題はたくさんあるのですけれども、やはり私は、総理、閣議決定というのは七十年までに一元化を完了する、こう言っているわけですね。こういう決定なんです。その七十年までに一元化...全文を見る
○村山(富)委員 いやいや、私が今質問しましたのは企業年金のことですね。わざわざ総理が施政方針演説の中で触れていますからね、企業年金を育成しなければならぬということを。ところが最近の新聞なんか見ますと、今言いましたように金融業界の縄張り争いで争奪戦が行われておる、この企業年金基金...全文を見る
○村山(富)委員 それで、この長寿社会対策大綱というものが閣議決定されていますけれども、それを見ますと、その中にもこういうふうに書いてあるわけです。  「公的年金制度を補完する企業年金制度の普及を図るため、企業及び被用者の多様なニーズに柔軟に対応できる条件の整備を推進する。また...全文を見る
○村山(富)委員 今私が申し上げましたのは、これは厚生省と大蔵省と両方に見解を聞いておこうと思って言っているわけですからね。。この長寿社会の企業年金をそのために育成せにゃいかぬ。「将来にわたり安定した企業年金の運営を可能とするため、資産運用の効率化を一層推進する。」こういうふうに...全文を見る
○村山(富)委員 それから、これは二月二十三日の新聞の報道ですけれども、この企業年金というのはイギリスやアメリカで大変進んでいるわけですね。こういう情報がずっと流れているからでしょう、欧米の投資顧問会社が年金への参入を要望しておるというふうに報道されているわけです。こういう欧米の...全文を見る
○村山(富)委員 いや、それは考えてもらわなければならぬことは当然でしょうけれども、こういうことがどんどんそれは考えている間に進んでまいりますよ。ですから私は、やはりここらの段階で大蔵省の見解をちゃんと述べてもらっておいた方がいいのではないかというふうに思うのですが、どうですか。
○村山(富)委員 これはいずれにいたしましても、さっきから言っていますように、今厚生年金は十二万八千円ぐらいのものですから、本当の意味で老後の生活がそれでできるとは言えないと思うのですね。それだけに企業年金の持っているウエートというのは大変大きいのですよ。この企業年金というのはあ...全文を見る
○村山(富)委員 もう時間がないものですから先へ進みますけれども……
○村山(富)委員 もうわかりましたからいいです。  今度は医療問題についてちょっとお尋ねしたいと思うのですけれども、老人医療というのは御存じのように無料で出発したわけですね。それがだんだん一部負担が取られるようになりまして、現在は外来で月の最初に行ったときに八百円、それから、入...全文を見る
○村山(富)委員 医療保険も同じように七十年代に一元化するという方向で今作業が進められていると思うのですね。この老人医療費の負担というものはやはりすべての保険団体を危うくしている、もう負担に耐えかねている、こういう現象をつくり出している。そもそも、老人医療を保険制度でカバーしよう...全文を見る
○村山(富)委員 もう時間がありませんから、また別の場で掘り下げた議論をしたいと思うのです。  次に、シルバーサービスの問題について若干質疑を行つていきたいと思うのです。  厚生省の人口問題研究所の推計によりますと、昭和五十九年には寝たきりのお年寄りが六十万人ぐらい、それから...全文を見る
○村山(富)委員 もう現にシルバーサービスの分野に民間の企業がどんどん進出してきているのですょ。私がいろいろ聞いて調べた範囲では、例えば住宅に関連したサービス、一般の有料老人ホームですね、有料老人ホームに入るために、入居するための一時金が大体一千万から三千万ぐらいかかる。そして、...全文を見る
○村山(富)委員 それはそうでしょうね。サービスも行き届いてお年寄りには大変喜ばれていると聞いておりますが、一回に一万円ですよ、一回に。だから、月に三回入ったら国民年金なんかもうすっ飛ぶわけです。その上に、例えば福祉機械器具に関連する業者がどんどん入ってきますね。これはいろいろな...全文を見る
○村山(富)委員 これは、私は、やはり今からそういう予防措置をある程度講じておかないと、お年寄りというのはこれから一番ねらわれるわけですよ、ある意味では、そういう悪徳業者に。  これは、訪問販売の問題なんかは通産省が関与しているわけですが、通産大臣、今申し上げましたようなシルバ...全文を見る
○村山(富)委員 私がこれまで年金それから医療、シルバーサービス、こういうことを具体的にいろんなことを意見で申し上げましたのは、一つは今の現状というものをやはり十分御理解をいただいて、本当に老後を安定した社会保障制度をつくってもらう必要があるという意味で申し上げたわけです。  ...全文を見る
○村山(富)委員 いや、私は今まで問答の中で理解しておりますのは、これは総理が政府税調に諮問しておる諮問の中にもやはり高齢化社会の到来ということを言われていますよね。高齢化社会が到来することはもう確実なんです。そして、今いろいろ議論してまいりましたように、お年寄りがふえていくこと...全文を見る
○村山(富)委員 そうしますと、今これまでずっと議論してまいりましたように、老齢化社会が到来するから、そのときの負担が大変だ、勤労者の負担も大変になる、だから今から考えておく必要があるんですという理屈ですね。私は、今まで申し上げましたように、老齢化社会が到来して金がかかるから、国...全文を見る
○村山(富)委員 もう時間がありませんからくどくど申しませんけれども、高齢化社会になってお年寄りがうんとふえてくればそこで働いている勤労者、いわゆる生産年齢人口の方々の負担が大変になる、だから今からそういう理解と認識を持っていただく必要があるといってPRして、そしてその時点が到来...全文を見る
○村山(富)委員 これはもう押し問答になりますから、これ以上言ってもしようがないと思うのだけれども、何遍も言いますが、高齢化社会になると金がかかる、そのときに皆さんの負担が大変になります、だから今からやはり用意して、できるだけ負担が軽減されて済むようにしたいのですという意味でやる...全文を見る
○村山(富)委員 これはまた後々まで議論が進んでいくと思いますから、私の意見だけ申し上げておきます。  何度も言いますけれども、高齢化社会の到来に備えて国民の皆さんに理解を持っていただく必要があるし、今から金を調達していく必要があるのです、安定した財政基盤をつくらなければいかぬ...全文を見る
○村山(富)委員 はい。しかも、トルコの人なんかの外人を労働力が足りなくてどんどん受け入れたときは、単純労務の方にどんどん入れたものですから、ある意味からしますと、労働情勢の中では差別的なものができてきておるというような深刻な問題もあるように聞いています。ですからこれはまかり間違...全文を見る
○村山(富)委員 じゃ、時間が参りましたので終わります。どうもありがとうございました。
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○村山(富)分科員 遅くまでどうも御苦労さんです。私は、きょうは国保問題について若干お尋ねしたいと思うのですけれども、これはいずれ国会に上程されれば関係委員会でまた審議することになりますから、その国保問題に関連をして一点だけお尋ねしたいと思うのです。  この国保問題の改革の中で...全文を見る
○村山(富)分科員 いろいろな背景と要因が私はあると思うけれども、基本的には、日本の医療制度の中では、医療費は、さっきから御意見がありますけれども、中医協で決めてそして大臣が告示する、こうなるわけでしょう。これはもう地方には権限がないわけですよ。それから、医療費の地域間の格差があ...全文を見る
○村山(富)分科員 ちょっと聞いていても僕はわからないのだけれども、この要綱を見ますと、「医療費が極めて高い地域において、国と地方が一体となって適正化に取り組むシステムの導入」、それから「高医療費地域において、六十三年度から医療費水準の是正計画を策定」する、「六十三年度以降の医療...全文を見る
○村山(富)分科員 これはやがて大臣が決める指針というものが明らかになればつかめてくると思うのですが、今局長の答弁を聞いていますと、いろいろな部面を思い出しながら言うような格好です。これは時間がありませんからもう議論を深めませんけれども、せっかく適正化をして地域格差をできるだけ是...全文を見る
○村山(富)分科員 次に問題を移しまして、中医協が診療報酬の改定を行いまして、四月一日から実施をされる予定になっております。その中で幾つかの問題があると思われるのですけれども、今回改定された中に、大学病院等高度専門病院における紹介外来制の導入というのがありますね。これは希望するも...全文を見る
○村山(富)分科員 これはもう時間がないからこれ以上詰めませんが、やはり外来診療なんかはどこの病院を選ぶかというのは患者の選択権が重要ですからね。総合病院や大学病院に患者が偏在していくというのは、ある意味で日本の医療制度のあり方の根幹に触れるような問題もあるのではないかと思うので...全文を見る
○村山(富)分科員 理屈の上ではそういうことが言えると思いますけれども、実際は、僕は一番心配するのは、差額ベッドにしても給食にしても本来ならば保険で給付せられるべきものですね。しかも、どの部屋に入れるかというのは、患者の病状によって、これはやはり大部屋じゃ悪い、小部屋でなければい...全文を見る
03月10日第112回国会 衆議院 本会議 第8号
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○村山富市君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました昭和六十三年度政府予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手)  現在、我が国を取り巻く内外の経済社会の状況は一段と混迷の度を深めています。それは、まさに常軌を逸した財テクやマネーゲームによ...全文を見る
04月04日第112回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○村山(富)委員 私は、暫定予算を提出するに当たって、これまでにとられてきた幾つかの問題についてお尋ねをしたいと思うのです。  私は、総理はやはり暫定予算はできれば組みたくなかった、そういう考え方でこれまで終始をしてきたのではないかと思うのですが、暫定予算を組んで提出をせざるを...全文を見る
○村山(富)委員 これは先ほども議論がありましたけれども、建前からすれば三月三十一日までに暫定予算を組んでそして議了し成立させなければならないわけですよ。  私はお尋ねしますけれども、先ほどお話がございましたように、財政法の第十二条で会計年度は独立の原則というのがあるわけです。...全文を見る
○村山(富)委員 いや、しかも新年度に入って暫定予算が提出されたというのは戦後初めてですよ。戦後初めてですよ。これはあってはならぬことだと私は思いますよ。それは慣例として例えば五日まであるいは六日まであるいは七日までというようなことで暫定予算を組まずに了解していたかもしれませんよ...全文を見る
○村山(富)委員 ただ、今までなかったのは、新年度に入ってから暫定予算を提出したというのはないんですよ。そこらについてどうお考えですか。
○村山(富)委員 これは、ここで……(発言する者あり)ちょっと委員長、委員長、これは答弁が聞こえないんだよ。
○村山(富)委員 これじゃ、やめた。
○村山(富)委員 この際、法制局長官にお尋ねをしたいと思うのですが、財政法三十条の暫定予算の規定というのは、三月三十一日中に暫定予算を議決成立しておくことを前提とする法意だというふうに思うのですね。言いかえれば、憲法上、財政法上は予算の空白を想定してない、これははっきり大蔵大臣も...全文を見る
○村山(富)委員 いや、違法とかなんとかというのじゃなくて、この財政法三十条の解釈からすれば、この条文の法意というのはそういうところにあるのではないのか。だから、当然それは三月三十一日の年度内に暫定予算は議了しておくものだというふうに解釈していくべきだというふうに思うのですが、ど...全文を見る
○村山(富)委員 いや、そうしますと、年度を越していつでも暫定予算を出していいということになるのですか。
○村山(富)委員 いや、これはここで議論してもしようがありませんけれども、やはり前提としては会計の独立原則、年度の独立というのがあるわけですから、だから四月一日から三月三十一日までしか予算はないのですよ。空白があるなんということは許されないのです、本当を言ったら。だから、暫定予算...全文を見る
○村山(富)委員 これだけ議論してもしようがありませんから次に移りますけれども、冒頭に申し上げましたように、暫定予算をやはり組まざるを得ない状況になったというのは、与野党国対委員長会談の合意事項がほごにされたというところに、国会の運営に支障を来してそして予想に反したということが一...全文を見る
○村山(富)委員 今度与野党の合意事項が守られなかった最大の理由はどこにあるかということを洗ってみますと、時間がないから端的に申しますけれども、自民党の渡部国対委員長は三十日の会談で、担当者協議の続行と同時に六十三年度の減税規模については予算成立までに結論を得ると明確に答弁をして...全文を見る
○村山(富)委員 そういうへ理屈はともかくとして、この会談の中では明らかに減税の規模については予算成立までに結論を得るということで合意しておるわけですよ。ところが政調会長は、これはやれない、国対委員長に答えてもらえと、完全に国対委員長と政調会長は意見が違うのですよ。これは私は、だ...全文を見る
○村山(富)委員 違うと思いませんと言ったって、それはもう明らかに彼はこう言っているわけですから。国対委員長の言ったことはやれない、無理だ、今まで詰めて合意を発表したが、頼んでやらしておいてさらに新しいことをやれと言っても無理だ、額なんか言いようがない、それは国対委員長に聞いても...全文を見る
○村山(富)委員 いずれにいたしましても、今度の与野党合意事項がほごになった責任は、さっきから言っておりますように、それは明らかに、国対委員長が申しわけないと謝っているのですから、だから今後の議会運営については挙げて自民党・政府に責任があるということだけは申し上げておきます。 ...全文を見る
○村山(富)委員 交渉は物別れになったわけですが、二国間の協議はこれからも継続されるということになっているわけですね。これからの推移を想定してみるわけですけれども、八日のガットの緊急理事会でアメリカはパネルの設置について要請する。――聞こえないでしょう。  これからの牛肉、オレ...全文を見る
○村山(富)委員 話し合いが全然なければ、アメリカは八日にはやはり出すと思うのですよ、これはそう言っているわけですから。そこで、それをさせないために二国間協議をやっていこう、こういうことなんでしょう。ガットで正式にパネルが設置をされるまでに、何とか二国間協議で決着をつけたいという...全文を見る
○村山(富)委員 それじゃ角度を変えてお尋ねしますが、アメリカは牛肉、オレンジ自由化のおくれの代償として、農業二十四品目の関税引き下げを要求しているというように言われておるわけですね。これは日経新聞に、具体的にこの米国の代償要求リストというのが出ています。こういう事実があるのかな...全文を見る
○村山(富)委員 そうすると、こういう関税引き下げの代償要求というのはあっているわけですね。
○村山(富)委員 そこで、一応これまでの日米交渉の経過を見るとき、これは日本国民が全体としてそう受けとめておると思うのですが、アメリカの交渉事の態度というのは極めて強圧的である、こういう態度はまことに遺憾であると言わなければならぬと思うのです。特に新聞の報道なんかを見ますと、例え...全文を見る
○村山(富)委員 日本国内の全部の農民が心配しているのですよ。不安に思っているのです。一体どうなるのだろうか、そういう農民の不安に対して、心配に対してこたえていくのは日本政府の責任じゃないですか、国会の責任じゃないですか。私は、そういう意味で聞いているのですよ。単なる新聞報道を盾...全文を見る
○村山(富)委員 総理、総理の決意とお考えだけ聞きたいと思うのです。
○村山(富)委員 これは、もう別に質問するようなことではありませんから申し上げておきますけれども、総理、それこそまたこれは新聞報道を見ますと、こういうようなことが書いてあるのです。「選挙をにらみ農村部に配慮」、だから自民党が拒否して強腰になっておるのは選挙のためだというふうに報道...全文を見る
○村山(富)委員 これは、ここで議論してもなかなか難しい問題だけれども、さっきから言っていますように、そういう抽象的な観念論だけでなくて、日本の食糧というものを、今は穀類は自給率約三〇%でしょう、どの程度まで自給率を維持することが国の方針として必要なのかというようなことは、設定し...全文を見る
○村山(富)委員 いや、国会の決議というのは、自給率を高めるという決議なんですよ。今の三二%を維持するという決議じゃないのですよ。その点は、私はやはりしっかり踏まえなきゃならぬと思うのです。もうこれは時間がありませんから議論しませんけれども、それだけは申し上げておきます。  そ...全文を見る
○村山(富)委員 これから検討するということですね。
○村山(富)委員 それではお尋ねするけれども、どういう具体的な問題について検討しているのですか。
○村山(富)委員 それでは、いつごろまでに明らかになるのですか。
○村山(富)委員 私は、農村の現状というのは、もっと深刻に受けとめて考えてもらう必要があると思うのです。  そこで申し上げておきますけれども、例えば、国際化に対応して日本の農業をどう競争に勝てるような体質にしていくかということのためには、あらゆる角度から努力していく必要があるし...全文を見る
○村山(富)委員 時間がありませんからもうこれ以上申しませんけれども、ひとつ答弁に立つ農林大臣の元気な姿で、農民の期待を裏切らないように最後まで頑張ってくださいよ。  次に、ココムの問題について端的にお尋ねをしておきたいと思うのです。  アメリカの議会の両院協議会は三月三十一...全文を見る
○村山(富)委員 次に、総理は、この国会における予算委員会の審議その他の委員会においても、大型間接税問題の議論については実にあいまいでうやむやな問答をしているわけですよね。それは、今政府税調でいろいろ諮問をして審議をしてもらっている、だからそれとの兼ね合いがあってなかなか思ったこ...全文を見る
○村山(富)委員 もう時間がありませんから、私は明確に申し上げておきますけれども、誤解があるといけませんからね。これはたびたび我が党が言っていますように、もう国会決議もありますし、それから政府の統一見解もあるし、選挙の公約もあるわけです。こういうものを踏まえた場合に、大型であれ新...全文を見る
○村山(富)委員 私はこの予算委員会で、政府が、今の税制の中での不公平税制についてどういう項目を検討しているのかという質問をして資料をいただきましたよね。そういう項目について鋭意検討しているというふうに理解していいのですか。
○村山(富)委員 私は、前段において今やらなきゃならぬことは、国民が一番期待している不公平税制の是正を徹底してやる、これは国民が納得できるような結論が出るようにやっていくということが前提だ。そして税制改革の次の項目には、老齢化社会に対応、こういうのがあるでしょう。ところが、先般も...全文を見る
○村山(富)委員 それは具体的な細かなところまではかけないと思うのですよ。だけれども、やはりこれから二年かかるか三年かかるか知りませんけれども、ある程度の展望を与えて、そして財政負担、財源がこれぐらい要る、その財源について国はこれだけ見るから国民の皆さんにこれだけ負担してもらいた...全文を見る
○村山(富)委員 一元化の方向を目指していることはわかっているんだけれども、どういう考え方で一元化の方向を進めているのですか、こう聞いているわけです。
○村山(富)委員 だから、そういう医療や年金の一元化の作業を進めておるその延長線上に、高齢化社会を展望しながら医療はどうあるべきか、年金はどうあるべきかということを描いていくんでしょう。ですから、そういう素材を提供して国民的な議論をつくっていく、そして国民的な合意を得ながらやって...全文を見る
○村山(富)委員 もう時間がありませんから、次へ移ります。  先般、高知県の学芸高校の修学旅行生が中国旅行中に上海で痛ましい列車事故があったことはもう御案内のとおりです。私はこの際、心から亡くなった方々の御冥福を祈りながら、遺族の方々または負傷された皆さんにお見舞いを申し上げた...全文を見る
○村山(富)委員 これはいずれにしてもやはり日中間の問題でもありますし、これが原因でいろいろなトラブルが起こったり何かすることも決して歓迎することではありませんから、したがって、当事者間の交渉であることはそれは当然でしょうけれども、しかしやはり政府はある程度アプローチしながら協力...全文を見る
○村山(富)委員 せっかく御答弁いただきましたから、この際文部大臣にも聞いておきたいと思うのですが、これからやはり日本の課題として国際化をしていく、そんな意味では、高校生あたりが外国を修学旅行するということはある意味では必要なことだと思うのです。そういう高校生などの外国の修学旅行...全文を見る
○村山(富)委員 もう時間がないから、それはそれでいいです。  次に、これは通産大臣にお尋ねしますけれども、この国会に訪問販売法の改正案が出されていますね。これは産業構造審議会の答申を受けて出しておるのですけれども、その中身を見ますと、一つは業界の自主規制、それから二つ目は法規...全文を見る
○村山(富)委員 これは私は、アウトサイダーに対する対策とそれから指定商品の扱いというのはよほど慎重にしていかないと、今までやっていることは全部後追いですよね。何か事故が起きたら、トラブルが起きたらそれをどうするかという話になるので、トラブルの未然の防止にはならないですよ。だから...全文を見る
○村山(富)委員 終わります。
04月13日第112回国会 衆議院 社会労働委員会地方行政委員会連合審査会 第1号
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○村山(富)委員 きょう各紙が一斉に取り上げて報道いたしておりますが、警察庁が六十二年の自殺の実態をまとめた資料を発表いたしております。それによりますと、自殺者は二万四千四百六十人、戦後四番目の多さだった、しかも六十歳以上と病気を苦にした自殺がふえたのが特徴、特に六十五歳以上では...全文を見る
○村山(富)委員 一元化がその負担と給付の公平化を図ることにあるというふうに説明されるわけですが、今度の改正案のどこを見ましても、私はそういうふうに受けとめられないわけです。  そこで、これから具体的にお尋ねしてまいりますから、それはそれとして、昨年の十二月七日に地方制度調査会...全文を見る
○村山(富)委員 実質的には守られたというお話でしたけれども、これはもうはっきり書いてありますね。一元化への道筋を明らかにする、具体的かつ実効ある医療費適正化対策の推進、国保税(料)の負担水準と賦課徴収方式のあり方の見直しという基本的な問題をまず検討すべきだ、こういう検討をするこ...全文を見る
○村山(富)委員 時間がないものですから、質問だけに答えてもらいたいと思うのですよ。 なぜ二年後に見直しをする必要があるのか、何を見直すのかということを聞いているわけですから、それだけに答えていただけばいいわけですよ。その答えの方がなくて前段の解説がずっとあるものですから、それで...全文を見る
○村山(富)委員 余計な答弁をするけれども、私が質問したことに何にも答えてないではないか。二年後に何を見直すのか、なぜ見直しをする必要があるのかということについてはだれも答えていない。そして言い足らぬことがあったら今補足して説明しているわけですよ。私が意見書やら答申と違うじゃない...全文を見る
○村山(富)委員 若干今までの経緯を踏まえて私はお尋ねをしていきたいと思うのですが、昭和三十三年に国保法が改正されまして、市町村の固有の事務から国の団体委任事務に変わってきているわけです。それで、これは国民皆保険の土台として、今お話がございましたように、国の責任において行うという...全文を見る
○村山(富)委員 いろいろ説明のっけようはあると思いますけれども、しかし、そういう前提と原則からすれば、やはり若干変更になっておる。変更になった分だけやはり地方に負担が転嫁されてきておるということは間違いないわけですからね。  これは、私はこれまで国庫負担がどういう推移で来てい...全文を見る
○村山(富)委員 しかし現実に国庫負担が、今申し上げましたように、年次を追って下がってきていることは間違いないのですからね。 その分だけだれかが負担をしなければならないわけですよ。その負担はやはり今各保険制度で公平に負担してもらうというので、退職者医療制度をつくったりあるいは老健...全文を見る
○村山(富)委員 見るに見かねて自治省が一肌脱いだ。ただ、心配されるのは、最近の傾向を見ていますと、国保の加入世帯における所得なし世帯が一六%というふうにふえていますね。それから軽減世帯も二四%を超える状況にあるわけですよ。都市によっては加入者の五二%がこの軽減世帯になっていると...全文を見る
○村山(富)委員 私は具体的に聞いているわけですよね。今あなたの方からいろいろ説明がございましたように、老人保健を負担する按分率の問題も非常に過酷になっておる。 これは健保組合なんかは赤字組合がふえてもう極限に達しておる、こういう意見もありますね。だから、これは見直しをする必要が...全文を見る
○村山(富)委員 私は今の国保税や国保料の掛け方を見ますと、大変複雑になっておってわかりにくいと思うのですね。各市町村で違いますからね。例えば所得割、資産割、均等割、平等割という四つの組み合わせでやられておるわけでしょう。所得割についても本文方式、ただし書き方式、住民税方式、その...全文を見る
○村山(富)委員 なお、さっき自治大臣 からも国民健康保険税、保険料というものが大変重いものになっておるという意味の御指摘がありましたけれども、市民税との比較を見てみますと、全国平均で三十万から四十万の所得層では一世帯当たり市町村民税の七倍強ぐらいの保険税、保険料になっているわけ...全文を見る
○村山(富)委員 もう一つ問題を指摘しておきたいと思うのですけれども、さっき言ったように、賦課方式がいろいろ違うということの原因もあるし、各市町村の構造上のいろいろな違いもあると思うのですけれども、保険税、保険料については各市町村でも大変大きな格差がありますね。調べてみますと、六...全文を見る
○村山(富)委員 これから地域医療の適正化プログラムを設定して、そういうことをやっていくのでしょう。そういうことをやっていくのなら、前段としてできるだけ負担の公平を図っていくという意味で、そういう格差を解消する手だてを講じていくということもやらなければならぬことだと思うのです。そ...全文を見る
○村山(富)委員 次に、昨年でしたか赤字保険者の問題について二十数保険者を対象にして実態調査されています。私の承知している範囲では、この二十数保険者団体の中には収納率も大体平均ぐらいにランクされておる、それから賦課限度額についても厚生省が示している額を大体賦課している、にもかかわ...全文を見る
○村山(富)委員 私が調べた範囲では、五十九年ぐらいから赤字が出てきた団体もあるわけです。これは明らかに退職者医療制度の見込み違い、影響額ということも大きな原因になっておると思うのです。今回の予算措置で一千八億円の退職者医療制度の創設に伴う影響額についての補てんをすることになって...全文を見る
○村山(富)委員 総体的に影響額は二千八十億円というふうに踏まえて前回措置をして、その残りの千八億円を全部補てんをすれば一応全部この影響額については補てんしたことになるというふうに計算されていると思うのですけれども、個々の団体については、やはりその影響額については、これだけでは完...全文を見る
○村山(富)委員 例えば老健法を改正して按分率を上げたとか、それから退職者医療制度をつくったとか、今後の法改正でもって適正化を進めていくとかというようなことをすれば、仮にそういう意味の赤字があっても、影響額があっても、それは全体として解消されていくのではないか、こういう意見でしょ...全文を見る
○村山(富)委員 特に高齢化が進んでいきますと、医療費の中で老人医療費が一番問題になっているわけですから、したがって老人医療とそういう家庭医との関係というものを考えた場合に、老人がいつでも相談に行けるような仕組みを考えていく必要がある。それは同時に今の診療報酬の体系からしますとな...全文を見る
○村山(富)委員 そういう推移を踏まえつつ今後の検討課題にしているというのじゃなくて、そういうものも積極的に取り入れるような検討をしておるのか。単なる検討で終わるのか。こういう診療報酬の支払い方式といったようなものについても、今後やはり何らかの改善をする必要があるということを前提...全文を見る
○村山(富)委員 もう時間がありませんから、余り議論はできないのですけれども、やはり今の出来高払い方式というのはいろいろな意味で矛盾がありますし、問題がありますし、それがまた必要以上に医療費を増大させている原因にもなっておるという見方もあるわけですね。また、そういう問題点もあると...全文を見る
○村山(富)委員 もう時間が参りましたから、これでやめたいと思うのですが、たださっき私が申しましたように、負担と給付をできるだけ公平にしていく、そして適正な医療、いい医療が給付されるようにやっていく、そのために医療の改革も必要だし、一元化も必要なんですという意味ですね。そういうこ...全文を見る
05月10日第112回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
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○村山(富)委員 もう時間が限られていますから、端的にお尋ねをしてまいりますので、できるだけ簡明にお答えをいただきたいと思うのです。  まず第一に、本日審議をされております労働安全衛生法に基づいてそれぞれの事業場に安全委員会や衛生委員会が設置されることになっておりますが、この設...全文を見る
○村山(富)委員 今御説明がございましたが、特に安全委員会や衛生委員会の設置状況というのは市町村が非常によくないわけですね。これは今御説明がありましたけれども、内容を見ますと、例えば衛生委員会等は二千二百二十二設置をする必要があるのにわずかに七百三十六事業場、言うならば三三・一%...全文を見る
○村山(富)委員 いや、そうした対応をしてきていると思うのですけれども、現実にはなかなかやはり整備されていかないという問題点もあろうかと思うのです。その改善をされていかない問題点の一つとして、衛生管理者等の資格の問題が非常に難しいという問題もあるやに聞いているわけですね。これは私...全文を見る
○村山(富)委員 ぜひその再検討をして、もう少し各職場に対応して安全衛生委員会等の整備が十分できて、そして健康が保持されるような仕組みにやはり変えていく。これは何ぼ決めたって実行されなければ意味がないわけですから、実行できるようなものに変えていく必要があるというように思いますから...全文を見る
○村山(富)委員 私は、やはりそういう危険が一番多い、災害の件数の多いような職場については、もう少し労働者の健康管理やら安全管理の面から労働省も関心を持ってきちっとしてもらう必要があるというふうな意味でお尋ねしているわけです。ただ、これは消防関係の皆さんも漠然と見ているわけではな...全文を見る
○村山(富)委員 時間がないから議論はできないわけですけれども、安全委員会を設置して、そこで働いている労働者の三分の二以上の推薦が要るとかなんとかいうような規定をわざわざ設けているということは、やはり現実に現場で働いている労働者の意見を十分反映させる必要がある、同時にそういう方々...全文を見る
○村山(富)委員 いやいや、それはわかるのです。わかるんだけれども、ただ、地方公務員法の解説をしたのがありますけれども、これを見ましても、  人事委員会を置かない地方公共団体における非現業の職員に対する労働基準監督機関はその長とされている。市町村長等、地方公共団体の長は、当該地...全文を見る
○村山(富)委員 僕はよくわからないのだけれども、調整率が変わったわけですか、変わったんですね。それは政令で変えることができるわけですか。
○村山(富)委員 それは今までもそういう仕組みがあったのか、変わってきたのか、どっちですか。
○村山(富)委員 その理屈はわからぬことはないのだけれども、今までそんなことは聞いたことはないのです。六十一年四月から、改正後受給する人は七三%になる、そして改正前から受けている人は七五%になる、ダウンするわけですね。これはこれから新規に受給する人はまあいいとして、よくはないけれ...全文を見る
○村山(富)委員 これはもう時間がありませんから、大臣に最後に見解を聞きたいと思うのですが、さっきちょっとお話し申しましたように、現実に労災給付を受けている方が厚生年金等の給付と併給調整をされる。これはある意味では両方とも使用主負担が入っているわけですから、やむを得ないものがある...全文を見る
○村山(富)委員 さっきちょっと触れましたように、そういうような意味では今患者さんは非常に不安に思っていますよ。特に高齢化することによってそういう事例がまたふえていくのではないかというように思いますから、やはり従来のような単なる心因説だけではなくて、もう少しそういう医学的な関連も...全文を見る
10月27日第113回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○村山(富)委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、エイズ予防法案及びその一部修正案に対し、反対の意見を申し上げます。  何よりもまず、本日の委員会における我が党委員の質疑、意見に対して、特に学者、医師、弁護士、そして直接かかわりのあるとされている関係団体の方々が最も懸念し...全文を見る
12月16日第113回国会 衆議院 リクルート問題に関する調査特別委員会 第3号
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○村山(富)委員 時間がわずかですから端的にお尋ねしますが、率直に要領よくお答えいただきたいと思うのです。  まず私は、NTT関連に絞ってお尋ねしたいと思うのですが、NTTの今度の株譲渡に関連する疑惑の本質については、三つの問題があると私は思うのですね。一つは、今もお話がござい...全文を見る
○村山(富)委員 これは議論をしていると時間がなくなるものですから、事実関係だけお尋ねしたいと思うのですが、次に二つ目の問題は、今お話もございましたように、NTTがリクルート社にスーパーコンピューターを転売した、こういう問題について長谷川さんの証言によりますと、これはNTTの上層...全文を見る
○村山(富)委員 そういたしますと、この六十二年四月の常務会の議事録の提出をしてもらいたいと思うのですが、それはできますか。
○村山(富)委員 それじゃ、後でまた理事会でもお諮りいただきまして、委員長の方から御要請をいただきたいというふうに思います。  それから次は、これだけスーパーコンピューターを転売したことが問題になっておるわけです。これまで参議院でも問題になりましたけれども、クレイ社から幾らで買...全文を見る
○村山(富)委員 会計経理上問題があるからないからという意味で私は聞いているわけじゃないのですよ。ですから、NTTがクレイ社から幾らで購入したのか、それからNTTがリクルートに幾らで転売したのかということを秘密にしなければならぬような何かあるのですか、決まりが。
○村山(富)委員 営業上の差しさわりがある、こう言うのですけれども、これはクレイ社の方から価格については公開を差し控えてもらいたいというような条項が契約に際してついておるのか。そうでなくて、NTT独自の立場からやはり公開は困るというふうな理由があるのか。どうも私はその理由が納得で...全文を見る
○村山(富)委員 じゃ端的に聞きますけれども、これはクレイ社からはそういう注文は全然ついてない、要請はない、ただこれはNTT独自の経営上の立場からやはり秘密にしなければならぬというふうに考えている。どっちですか。
○村山(富)委員 いや、それは考えておるというのではなくて、売買契約をするに当たってクレイ社の方からそういう意味の注文といいますか、申し出か何かあったのですか。
○村山(富)委員 いや、そうじゃなくて、クレイ社の方から、契約に当たって何かそういう注文とか申し出があっているのですか、こう聞いているわけです。
○村山(富)委員 いや、今見解はとっているというのは、NTTがとっているんですか。クレイ社からは何らの注文もそういう要請もないのですか。
○村山(富)委員 参議院でもこれは若干意見が出ていましたけれども、昭和六十二年十月二十三日に工業技術院がやはりクレイ社からコンピューター、XMP216というのを買っているわけです。その購入に際して一切秘密はありません、いつでも公開できますといって、すべて公開をされているわけです。...全文を見る
○村山(富)委員 同じクレイ社から購入して、工業技術院が買ったものについては、中身についても価格についても明らかにしているわけですよね。これはもう通産大臣が、そんなことはありません、いつでも公表しますとはっきり言っているわけですよ。それに、NTTが買ったものについては秘密にしなけ...全文を見る
○村山(富)委員 私は、NTT、民営化された後については、これは民間会社ですからいろいろまたあるかもしれませんから、それ以上は申しませんけれども、しかし、公社時代に購入したものについてはやはり契約の内容を明らかにしてもらう必要があるというふうに思いますから、これもひとつ委員長に要...全文を見る
○村山(富)委員 そうすると、私はNTTの社長さんにお尋ねいたしますけれども、この秘書室が管理している通帳というのはどういう性格のものですか。
○村山(富)委員 いや、そうしますと、この二千二百万円の売却益は、先ほども申し上げましたように九百万円は真藤さん個人の口座に入っている、それから残りの千二百万円は――千三百万円ですか、千三百万円は秘書室が管理する銀行口座に入っておる、これは全く会社は関与しないものだというふうに言...全文を見る
○村山(富)委員 これは性格によっては大変大きな問題になる可能性があると思うのですけれども、私は一連の経過から推しはかってみますと、これはやはり村田秘書にリクルート社が株を譲渡したのではなくて、たまたま村田さんの名前を借りて株の譲渡がなされた。したがって、その売却益は真藤会長の個...全文を見る
○村山(富)委員 この問題に関連して、最後に郵政大臣にちょっとお尋ねしたいのですけれども、これはさっき答弁がありましたように、株の過半数はまだ国が持っているわけですから、そういう意味からしますと、監督官庁として責任が十分にあるというふうに思われるのですが、その監督官庁としての郵政...全文を見る
○村山(富)委員 しかし、さっき申し上げましたように、やはり国にも十分責任があるし、株の過半数を持っているわけですから、私は権限権限というだけではなくて、政治的にも道義的にも郵政省はもう少し本腰で疑惑の解明に取り組む必要があるというように思うのです。
○村山(富)委員 これは時間がないから中途半端になるかもしれませんけれども、今回のリクルートコスモス株の譲渡は、先ほど大臣からも、通常言われるような経済行為とは思われないという意見がありました。私はずっと経緯を調べて見ますと、例えば五十九年の十二月に千二百円、それから六十年の二月...全文を見る
○村山(富)委員 先ほど申しましたように、六十一年九月の還流株については三千円で売買されているわけですね。その次の月の十月には四千六十円という基準価格が設定されているわけですよ。したがって、これは私は、三千円で株が売買されるときに四千六十円という基準価格はもう想定されて売買された...全文を見る
○村山(富)委員 終わります。
○村山(富)委員 時間もございませんので端的に一問だけお尋ねしたいと思うのですが、先般十一月九日に、我が党の調査でビッグウェイの還流株が十四名に譲渡されておるということが明らかになりました。その中に、総理兼大蔵大臣と御親戚になる福田さんの一万株譲渡の問題が明らかにされたわけです。...全文を見る
○村山(富)委員 そうすると、そのいずれが本当なんですか。
○村山(富)委員 ここでその正しいあなたの発言をもう一度確認したいと思いますから、明確に申してください。
○村山(富)委員 それから、この新聞の報道するところによりますと、「首相はこの一万株の取引で二千万円余の売却益が出たことについて「通帳をみたことがあるから知っている」と、預金通帳で売却益の入金を確認していることを明らかにする一方、売買約定書については、「見ていないが、当然あるべき...全文を見る
○村山(富)委員 見たことがあるような気がするとか、青木さんとの約定書とダブったような感じで何か記憶にあったような気がするとか、これまた全く混迷としてわからないわけですね。  それで、私どもがビッグウェイのこの資料を発表する前に福田勝之さんの自宅を訪問していろいろお聞きした経緯...全文を見る
○村山(富)委員 相談をしてみてって、どなたと相談されるのか知りませんけれども――国会ですか。いや、私は何といいますか、言葉は悪いのですけれどもそういう逃げ口上でなくて、もっと積極的にみずから解明するという責任が私はあなたにあると思いますよ。宮澤さんがおやめになったのも、これは宮...全文を見る
○村山(富)委員 あなたは、本当に言っていることがよくわからないのですよ。だから、みずから疑惑を解明するという意思があるなら、きょうあなたに御質問をしてお聞きになっても、私が聞いても、まだまだ疑念は晴れませんよ。私はやはりそれだけに国民の皆さんもあなたに対して疑念で見ていると思う...全文を見る