村山富市

むらやまとみいち



当選回数回

村山富市の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月12日第129回国会 衆議院 本会議 第18号
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○村山富市君 この国会は、日本の政治の根幹を問い直す国会として、内外注視の中で開かれています。私は、日本社会党・護憲民主連合を代表し、「優しさと多様性に満ちた日本」を目指す立場から、羽田総理大臣の所信表明演説に関し質問をいたします。(拍手)  まず初めに、先月名古屋空港で起こっ...全文を見る
07月18日第130回国会 衆議院 本会議 第1号
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○内閣総理大臣(村山富市君) 私は、さきの国会において、内閣総理大臣に指名されました。歴史が大きな転換期を迎えているこの時期に国政のかじ取り役を引き受けることの責任の重さを自覚し、力の及ぶ限り、誠心誠意、職務に取り組んでまいります。(拍手)  冷戦の終結によって、思想やイデオロ...全文を見る
07月18日第130回国会 参議院 本会議 第1号
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○国務大臣(村山富市君) 私は、さきの国会において内閣総理大臣に指名されました。歴史が大きな転換期を迎えているこの時期に国政のかじ取り役を引き受けることの責任の重さを自覚し、力の及ぶ限り、誠心誠意、職務に取り組んでまいります。  冷戦の終結によって、思想やイデオロギーの対立が世...全文を見る
07月20日第130回国会 衆議院 本会議 第2号
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○内閣総理大臣(村山富市君) 御質問にお答えする前に、先般のナポリ・サミットで私が体調を壊し、大変申しわけないことをいたしましたが、心からおわびを申し上げ、御心配をいただきました皆さん方に謹んでお礼を申し上げたいと思います。(拍手)  まず、この内閣は、自社両党の呉越同舟内閣で...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君)(続) 社会党が、日米安全保障関係のすべて一すなわち条約上のさまざまな義務を含め完全に履行する決意を明示したものと受けとめてよいかどうか、こういうお尋ねでございますが、私の政権のもとでは、今後とも日米安保条約及び関連取り決め上の義務を履行していくととも...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) ただいま、温かい激励を受けながらの御質問をいただきまして、身の引き締まる思いで拝聴いたしました。(拍手)  小渕議員の質問にお答えする前に、羽田議員の質問に対する答弁漏れがございましたので、この際、お答えを申し上げたいと思います。  それは、臨時...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) 石田議員の質問に順次答えてまいりたいと思います。  まず最初に、水不足問題についてのお尋ねがございました。  本年春先から雨も降らずに、全国的に水不足は深刻な状況を呈しております。特に東海や四国地方では厳しい渇水に見舞われております。このため、政...全文を見る
07月21日第130回国会 衆議院 本会議 第3号
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○内閣総理大臣(村山富市君) 米沢議員の御質問に逐次お答えを申し上げていきたいと思いますが、まず最初の質問は、自衛隊合憲、日米安保政策に対する私の決断について、党としての政策変更にまで高めるべきではないか、こういう意味の質問がございました。  社会党の今後の安全保障政策につきま...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) 山原議員の質問にお答え申し上げたいと思います。  冷戦が終わるとどうして新生党や自民党との連立が合理化されるのか、さらに、政治における対立の存在を否定するのかというお尋ねでございました。  私は、冷戦の終結によって、思想やイデオロギーの対立の時代...全文を見る
07月21日第130回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(村山富市君) 吉田議員の質問にお答えしたいと思いまするが、第一の質問は、内外に戸惑いを与えておる政権を担う私の責任についてのお尋ねであります。  私は、この問題は現在の政局をどのように認識するかということにかかっておると思うんですが、申し上げるまでもなく、これはもう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 温かい激励を込めた質問をいただきました。ますます責任の重大さを感じながら拝聴させていただきました。  逐次質問にお答えしたいと思います。  まず、今回の三党連立村山政権誕生の意義についてのお尋ねでございます。  歴史の大きな転換期にあって今求められ...全文を見る
07月22日第130回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(村山富市君) 長年、同じ党の中にあって、同志として苦楽をともにしてまいりました久保議員の代表質問を、私もまことに感慨深く拝聴させていただきました。  逐次答弁をさせていただきたいと思いますが、まず村山連立政権の歴史的位置と役割、さらに私の政治哲学についてのお尋ねがご...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 大久保議員の質問にお答えしたいと思います。  最初の質問は、社会党が自民党の復権に手をかしたことは選挙公約違反ではないかとのお尋ねでございます。  このたびの新政権誕生に当たりましては、時代の大きな変化を背景に、社会党と新党さきがけが行った政策合意に...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 橋本議員の質問にお答えを申し上げます。  まず、日米安保条約についてのお尋ねがございました。  冷戦の終結後も国際社会が依然不安定要因を内包している中で、我が国が引き続き安全を確保していくためには日米安保条約が必要であり、また日米安保体制はアジア・太...全文を見る
09月16日第130回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○国務大臣(村山富市君) 委員会で御質疑をいただいて答弁に立つのは初めてでございますが、どうぞよろしくお願いいたします。  今、委員長から御指摘のございました点につきましては、行政の継続性というのはやっぱり尊重しなきゃならぬということが第一です。同時に、この決算委員会でいろいろ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 決算は言うならば予算執行の実績でありまして、その実績をあらゆる角度から照らして審査をいただくというのは極めて重要なものであるというふうに認識をいたしております。  政府といたしましては、今委員長から御指摘ございましたように、先ほども申し上げましたが、行...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 二十一世紀に向けて、これから国民生活の一層の充実、向上を図らなきゃならぬという極めて厳しい時期にもございますし、同時に本格的な高齢化社会の到来を控えて、社会資本の充実ということが多くの国民から期待をされているこういう時期に、公共工事をめぐって不祥事が発生...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) お答えいたします。  規制緩和につきましては、当面する経済改革の大きな柱になっておると言っても過言ではないと私は思います。これは、我が国経済社会の透明性を高めると同時に、国際的にも調和のとれた国内の条件を整備するといったようなこともございますし、消費者...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) お答えをいたします。  今はある意味では歴史的な大きな転換期にある。したがって、これまでの冷戦構造下における古い秩序が崩壊して新しい秩序、枠組みがつくられようとしている段階にあるのではないかというふうに思っておりますが、それだけにこれから新しい二十一世...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 御指摘がございましたように、先般、韓国、それからASEANでありますフィリピン、マレーシア、シンガポールとベトナムの四カ国を訪問してまいりました。  私は、この四カ国を訪問して感じましたことは、どこの国も経済だけではなくて文化の面でもいろんな面で日本に...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今もちょっと触れて申し上げましたけれども、四カ国を回ってまいりまして、もうこれからは世界の中心にアジア・太平洋地域がなる、またならなければならないと、こういう意味の経済発展に向けての自信というものは大変強く持っておりました。単に開発途上国に対して日本に援...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、御指摘がございましたように、国によって若干事情が違いますね。  御指摘もありましたように、マレーシアでの話は、もう過去にはこだわらずに前を見て、そしてお互いに手を携えてやろうじゃないですかというような意味の強い御発言がございましたし、それからフィリ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 御指摘のとおりだと私は思います。  先ほど来申し上げておりますように、これから新しい時代がつくられようとしているわけでありますが、その新しい時代に対するアジア・太平洋地域の役割、位置づけというものは極めて大きいものがある。そのリーダーシップを社会党が、...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 我が国の国連における安保常任理事国入りの問題につきましては、今お話もございましたように、幾つかの国からぜひ入ってほしい、推薦をしますという意味のお話がございました。  そのお話に対して私はそれなりの対応をしてきたつもりでありますけれども、まとめて申し上...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) バブル経済崩壊等々も関連をして極めて深刻な不況状況に見舞われてまいりました。それだけに税収の伸びも期待されずに、前年度、本年度合わせて相当の歳入欠陥を生ずるというようなことで、国債の発行も本年末には二百兆円近くになるというようなこともございまして、極めて...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、御指摘もございましたように、これからまた急速に高齢化社会が到来してくるわけでありますが、それだけに歳出増というものは、これは避けて通れない道であるというふうに考えています。  先ほども御指摘がありましたように、今のような厳しい財政状況の中で、景気を...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 問題を先送りする気持ちは全然ございません。真正面から取り組んで、考え方、方向をしっかり明示する、そして国民の理解を得るという態度で臨みたいというふうに思っています。  今お話もございましたように、これからそうした歳出増も含めて若干の国民に対する負担を求...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) ウルグアイ・ラウンド合意後の日本の農業をどうするかという問題につきましては、今御指摘もございましたように、閣議で了解された事項もございますし、先般また農政審から答申もいただいております。そういう点も踏まえて、何よりも生産に携わる皆さんの不安を解消していく...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) お答えいたします。  今回のルワンダ難民救援のために自衛隊の部隊が国際平和協力法に基づいて実施をされるわけでありまして、国際平和協力業務の内容といたしましては、医療、防疫、給水、空輸といったような四つの部面を担って、そして行かれることになるわけです。 ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほども申し上げましたように、調査団の報告をつぶさに聞いた上で判断をしたことでありますけれども、国際平和協力業務を実施する自衛隊の部隊の装備については、業務の内容、それから現地の治安情勢等々を総合的に分析した上で決定をしなきゃならぬ問題だというふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、御指摘もございましたように、この原爆被爆者対策に関して、昭和五十三年の最高裁の判決や昭和五十五年の原爆被爆者対策基本問題懇談会の報告というものは承知をいたしております。  こうした判決やら懇談会の報告等を踏まえた上で、原爆被爆者対策基本問題について...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど申し上げましたように、そういう最高裁の判決やら懇談会の報告というものを踏まえた上で今原爆二法がつくられて施行されておるというふうに申し上げましたけれども、御指摘のような問題がまだまだ検討さるべき課題として残っておる、残されておると、私もそういうふう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これまで、裁判所から和解勧告が出されて、和解に応じて解決したというふうな事例が数多くあるということも聞いておりますし、それはやっぱり一定の裁判所のある程度の結論が出された上で和解でつけたらどうかと、こういうふうな事例が大変多いというふうに聞いているわけで...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 訴訟における和解の問題については、先ほど申し上げましたように、和解による解決は現状では難しいんではないかというふうに私は思っております。これまでも水俣病関係者の御意見やあるいは御要請においても広く承ってきておりますが、水俣問題は、今御指摘もございましたよ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、御指摘のございました戦後強制抑留者団体が何か二つに割れておるということについては承知をいたしております。  ただ、これは政府として直接指導すべき立場にはないというふうに思いますけれども、しかし二つに割れておってうまくいかないことは決していいことじゃ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 御指摘の点につきましては、御存じのように、我が国の大学の入学資格につきましては、学校教育法の規定に基づきまして、高等学校卒業者またはこれと同等以上の学力があるとして文部大臣が定める者に与えられておりまして、今その旨を各大学に指導しておるという状況にござい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 例えば在日韓国・朝鮮人を含む外国人の子供さんが希望すれば我が国の義務教育を受けることができますし、高等学校以上の段階についても、我が国の学校教育を受けていれば順次入学資格が与えられるということになっていることが一つですね。  それから、今御指摘のござい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 国民年金法における在日外国人の適用につきましては、これはもう御存じかと思いますけれども、昭和五十七年の難民条約加入に伴って国籍要件は撤廃することになったわけです。昭和六十年の基礎年金の発足に伴い、昭和三十六年四月以降昭和五十七年一月までの期間を年金受給の...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 御指摘のいわゆる従軍慰安婦問題につきましては、これはたびたび政府も申し上げておりまするし、私もまた談話の形で発表させていただきましたが、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、従軍慰安婦として数多くの苦痛を経験され、心身にわたりいやしがたい傷を負...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 具体的に国民参加の道をどういうふうに講じていくかというのは、これからやっぱりいろんな意見もお聞きして、そして今御指摘のありましたように実のあるものにしていかなきゃならぬというふうに思っておりますから、そうした意味において、今後も幅広く関係者の意見を聞くと...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは今も申し上げましたように、日本政府の立場は、私が総理として代表して深い反省の気持ちを、また謝罪の気持ちを表明しているわけでありまして、行政の方法としては、個人個人にそうした意味の手紙を差し上げるとか何か文書を差し上げるとかいうふうなことになりますと...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、国会議員になりまして十年間ぐらい社会労働委員会におりまして、そして年金やら医療やら福祉やらに携わってまいりました。私は、国会議員終生の仕事としてそれだけは自分の分としてやりたいという念願でこれまで努力してきたわけです。  ところが、自分の意に反し...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、戦後、社会党が、自衛隊は違憲である、非武装中立、全面講和というものをそれぞれの歴史の過程の節々に掲げて闘ってきた運動というものが決して誤りではなかったということは、率直に私の見解として申し上げておきたいと思うんです。  冷戦構造というのは、アメリ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) ここは委員会の場で国民の皆さんが見ておりますから、だから誤解があるといけませんから私は率直に申し上げておきたいと思うんですけれども、それはいろんな見方があると思います。  今の政権は野合ではないかという批判も聞いていますし、いろんな見方はあると思います...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 常任理事国入りの問題につきましては、先ほどもお答えしましたように、私はやっぱり国連というものが冷戦構造が崩壊した後いろんな意味で期待をされていますし、その機能は発揮するようにならなきゃいかぬというふうに思っておりますが、そういう意味で、創立当時から見れば...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 日本の周辺でそういう危機があるということはちょっと想定しにくいんですけれども、私はあってはならぬというふうに思っておりますから、そういう想定をして物を考えたくはないと思います。しかし、例えば多国籍軍等々が編成されていく場合、それに入ることはどうかという御...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは広く国民の御理解もいただかなければならぬし、国民の御理解をいただく前にそれはやっぱり国会の意思というものも十分踏まえて臨む必要があるというふうに思いますから、各党の御意見を聞くことについてはやぶさかではございません。
○国務大臣(村山富市君) 疑念を抱かせるようなことがあってはいけませんから、私はそういう問題についてはやっぱり明らかにした方がいいというふうに思いますね。  それから、先般成立しました、今お話がありました政党助成法、これは一定の要件を満たす政党に対し法で定める基準に基づいて政党...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 御指摘のございました慣行水利権を早期に明確化するというのは、もう極めて大事なことだと思います。  今お話もございましたように、全国的な規模で実態調査を実施しながら、可能な限り取水量の大きいところから順次明確化をしていくという意味でやっているわけでありま...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は基本的に別に考え方を変えたわけでもないし、変更したとは思っていないんです。これは信教の自由というものが憲法では保障されているわけでありますから、したがってお参りするしないはそれぞれ個人の自由であるということはもう当然だと思いますね。  神道という方...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 余り誤解をされるようなことがあってはいけませんから、私は正確に申し上げておきたいと思うんですけれども、亀井運輸大臣は、やっぱり何よりも安全が大事だと。その安全が大事だという視点に立った場合に、同じ飛行機の中で……
○国務大臣(村山富市君) いや、待ちなさいよ、あなた。  同じ飛行機の中で、スチュワーデスさんがおりますね、一方は正規の職員で給料も高いし待遇もいい、一方はパートで給料が安くて労働条件が違う。こういうものが一緒に混乗しておりますと責任を持つ度合いが違うんではないか、これではうま...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほどもお答え申し上げましたように、裁判所の判決も幾つか出ておりますけれども、それぞれ裁判所の判決も中身が若干違うわけでありますね。したがって、そういう点を調整する必要がありますし、同時に行政の根幹に触れるような問題については、私はあいまいにしたまま事を...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) あのPKOに反対しましたのは、ちょうど湾岸戦争というものが背景にあって、そして多国籍軍がイラクに派遣されるという状況の中で、日本の自衛隊も武装してそれに参加をするというようなことの道を開かれるんではないかという切迫した危機感もありましたし、それはあくまで...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほども申し上げましたように、治安やらあるいはパトロールやら、そういう役割というのはザイールの政府がすることなんです。その点の取り決めはきちっとやっぱりしなきゃならぬと思いますね。そのために防衛庁長官が先遣隊として派遣をされて、そしてそういう取り決めをす...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) PKO五原則というのは、紛争しておる当事国が合意をするとか、それからこの受け入れについて同意をするとか、そういう紛争当事国に対して五原則というのはあるわけですよ。ですから、紛争している渦中に出ていくのなら私は問題があると思います。ルワンダの国内は紛争があ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 言われっ放しては困るからちょっとお答えを、一分ほどあるそうですから。  五原則をもう一遍見てみますと、紛争当事者間の停戦の合意、当該国連平和維持隊の活動及び我が国の参加に対する紛争当事者の同意、当該国連平和維持隊の中立的立場の厳守、上記のいずれかの原則...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) NGOの皆さんが全く草の根をはうように御苦労をされておる、そういう現地の実情をベトナムまで行かれて御視察なされました下村委員の行動に対して、私は心から敬意を表したいと思います。  私も以前、このNGOに携わっている皆さんからお話を聞いたことがございます...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは、例えばこれから大事になると思いますけれども、痴呆性の御老人が、あるときは痴呆性になりますけれども、しかし正常に戻ることもあるわけですね。そういう場合に、もうこれは痴呆症にかかっているから全部これは禁治産者だとか準禁治産者だとかいうことになって、そ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 従軍慰安婦問題につきましては、政府としてこれまでも誠実に調査を行い、二度にわたってその調査結果は公表してまいりました。特に、昨年八月の調査結果発表に当たりましては調査対象を米国国立公文書館等国外にも広げるなど、広範囲にわたり関係資料の調査を行ってきたとこ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) さきの大戦にかかわる賠償、財産請求権等の問題につきましては国と国との取り決めで、サンフランシスコ平和条約、二国間の平和条約等々によって決められたことについては、日本政府として誠実に履行してきた、適切に。だから、そういう関係については一応もう済んでおるとい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これまた単に韓国だけの問題ではないんです。したがって、やっぱり国と国との関係もありますし、なかなか一概に片のつけられない内容のものもあるというふうに私は聞いています。  いずれにいたしましても、大事なことは、あれだけのことをしてきたわけですから、その事...全文を見る
09月30日第131回国会 衆議院 本会議 第1号
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○内閣総理大臣(村山富市君) 天皇皇后両陛下には来る十月二日から御訪欧の途につかれます。各国との友好親善を深められ、つつがなく御帰国されることを心からお祈りを申し上げます。(拍手)  政権を担って約三カ月が経過いたしました。この連立政権の歴史的意義につきましては、先国会冒頭で申...全文を見る
09月30日第131回国会 参議院 本会議 第1号
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○国務大臣(村山富市君) 天皇皇后両陛下には来る十月二日から御訪欧の途につかれます。各国との友好親善を深められ、つつがなく御帰国されることを心からお祈り申し上げます。  政権を担って約三カ月が経過いたしました。この連立政権の歴史的意義については、先国会冒頭で申し上げましたが、私...全文を見る
10月05日第131回国会 衆議院 本会議 第3号
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○内閣総理大臣(村山富市君) まず、昨夜発生しました北海道東方沖を震源とする地震に伴い被災されました皆様方に、心からお見舞いを申し上げたいと思います。政府としては、万全の対策を講じて対応していくつもりでございます。  次に、消費税とその公約違反についてのお尋ねがございました。 ...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君)(続) 次に、先般の参議院愛知選挙区再選挙についてのお尋ねがございました。  私としては、四二%という低い投票率とその結果を冷厳に受けとめてまいる所存であります。羽田議員も述べられましたように、政治の場にあるすべての者が反省すべきことは当然のことであ...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) 上原議員の質問にお答えを申し上げます。  まず、昨夜発生しました北海道東方沖を震源とする地震に伴い被災されました皆様方には、心からお見舞い申し上げます。政府といたしましては、今回の地震による災害に対し、被害状況の的確な把握に努めるとともに、電気、水...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) まず冒頭に、昨晩発生しました北海道東方沖を震源とする地震に伴い被災されました皆様方に、心からお見舞いを申し上げます。今後とも、事態の推移に応じて対策に万全を期してまいる決意でございます。  なお、東海沖地震に関連をして御質問がございました。  震...全文を見る
10月06日第131回国会 衆議院 本会議 第4号
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○内閣総理大臣(村山富市君) 松岡議員の質問にお答え申し上げたいと思います。  一昨日の北海道東方沖地震についてのお尋ねがございましたが、昨日も申し上げましたように、被災されました皆さん方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。なお、政府といたしましては、現地に担当官を派遣い...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) 不破議員の質問にお答えをいたしたいと思います。  消費税と公約違反についてのお尋ねがございました。  先ほども御答弁申し上げましたが、消費税の定着状況も踏まえ、社会党は、昨年の総選挙では、消費税の否認ではなく、所得、資産、消費に対するバランスのと...全文を見る
10月06日第131回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(村山富市君) 石井議員の質問にお答えしたいと思います。  まず、社会党の基本政策の転換についてのお尋ねでありますが、時代の変化の中で今求められておりますのは、イデオロギー論争ではなく、現実に即した潤達な政策論議が展開され、国民の多様な意見が反映される政治であります。...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 最初に井上議員から、一昨日の北海道東方沖地震に対するお見舞いの言葉がございました。  この際、政府としても申し上げておきたいと思いますが、この地震災害により被災されました皆様方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。  なお、その被害状況の的確な把...全文を見る
10月07日第131回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(村山富市君) 青木議員の質問にお答え申し上げたいと思います。  最初に、北海道東方沖地震に対するお見舞いの言葉がございましたが、私もたびたび申し上げましたように、心から被災者に対してお見舞いを申し上げたいと思います。  なお、その対策につきましては関係各省を挙げて...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 及川議員の質問にお答え申し上げたいと思います。  北海道東方沖地震に関する御質問でございますが、初めに、さきにも申し上げましたように、被災者の皆様方に心からお見舞いを申し上げたいと存じます。  政府といたしましては、担当官を被災地に派遣いたしまして被...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 高崎議員の御質問にお答えを申し上げたいと思います。  まず最初に、北海道東方沖地震に関する御質問がございましたが、政府といたしましては、早速担当官を現地に派遣いたしましたり、あるいはまた、地元自治体、関係機関を通じまして的確な情報の収集に努めているとこ...全文を見る
10月11日第131回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○村山内閣総理大臣 今委員からお話がございましたように、国際情勢、国内情勢、大きな変革の時期にあるだけに、そうした新しい時代を築く決意のもとに、一体となってこれからも努力をしていきたいというふうに考えております。  御指摘のございました災害でございますが、とりわけ先般の北方領土...全文を見る
○村山内閣総理大臣 明治大学の名誉博士をいただいたことについても触れられましたけれども、これは私は何も学問的にすぐれているからというのでなくて、たまたま大学の卒業生で総理になられたという意味でいただいたものだというふうに、まあ恐縮しながら受け取っておった次第であります。  今委...全文を見る
○村山内閣総理大臣 委員御指摘のように、公約というのは、申すまでもなく政党、政治家が国民に対して約束をすることでありますから、その公約を守らなきゃならぬのは当然だと思いまするし、それがまた民主主義政治の基盤になっておるということについても、そのとおりだと私は思います。  しかし...全文を見る
○村山内閣総理大臣 具体的にお答えした方がおわかりがいくと思いますから申し上げたいと思うんですけれども、一つは、七月の総選挙以後、細川連立政権が誕生しました。その細川連立政権に社会党も与党として参画をさせてもらったわけです。そのときに合意した事項があります。その合意した事項の基本...全文を見る
○村山内閣総理大臣 誤解しないように御理解をいただきたいと思うのですが、社会党は、自衛隊は違憲であるという位置づけをして、そして一貫をして運動を続けてきたわけです。これは間違いありません。  その上に立って、先ほど来申し上げておりますような国際情勢の変化やら、あるいは国内的ない...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今法制局長官から憲法上の解釈についてお話があったわけであります。  御指摘のように、これまでの戦争の中には自衛のため、あるいは侵略のため、あるいは制裁のためというその項目があるかと思いますけれども、日本の場合には、あくまでも憲法第九条というのは、すべての戦争...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いやいや、それはあなたの見解であるかもしれませんけれどもね。私は、あくまでも憲法というものを正当に理解した場合には、日本の憲法第九条というものはすべての戦争は放棄していると、しかし自衛権はあるわけですから、自衛のための最低の実力組織を持つことは違憲ではない、そ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、どうして私はその混乱をするか、よく理解ができないんですがね。  これはどういうふうに解釈をしてまいりましても、日本国憲法の第九条というのは、いかなる名目がつくにしろ、戦争はやらないと、放棄しているんですよ。ただ、自衛権はだれも否定しません。したがって、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 戦後の歴史の中にはいろいろな各界各階層のそれぞれの世界観があり思いがあって、いろいろな運動が展開されてきたということは私は否定し得ないと思うのです。しかし、それはすべて社会党の指導と社会党の責任だというふうに結びつけられるのは、ちょっと論理の飛躍があるのではな...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今二人の閣僚から答弁があったとおりだと思いますけれども、これはあくまでもやはり地域の住民と話し合いで解決するということを基本にしてこれからも精力的に進めていきたいというふうに考えています。
○村山内閣総理大臣 社会党は、先ほども申し上げましたように、昨年七月の総選挙の際には、飲食料の非課税の実現のために努力をして逆進性の緩和に努めます、こういうことは党が発行した文書の中に明記してあります。したがって、消費税を廃止するということについては主張はしていないわけです、政策...全文を見る
○村山内閣総理大臣 それぞれ見方はいろいろ私はあろうかと思いますね。今御指摘がございましたように、ベルリンの壁が崩壊し、ソ連が崩壊し、東欧が自由と民主主義を求めて解放される、こういう大きな歴史的な転換を背景にして、そのときに変えておけば何でもなかったではないか、こういう指摘の仕方...全文を見る
○村山内閣総理大臣 日米安保条約が締結された当時、私どもは、社会党は反対をしていたわけです。それは、戦争参加をした国が全部テーブルに着いて平和条約は結ぶべきものである、したがって、全面講和というものを主張してまいりました。しかし、残念ながらその講和条約に参加しなかった参戦国があっ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 社会党という政党は、これは各県本部それぞれ自治的な機能を持っておりまして、それを全国的に社会党本部に統括しておるわけですね。したがって、よく私が言うんですけれども、社会党はど民主的な党内言論の保障されている政党はないというふうに申し上げてまいりました。だから、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、いつごろといって、その期限を切っていつごろということは申し上げられませんけれども、しかし、戦後、全体の動向の中で、例えばオリンピックで日本が勝ては日の丸が上がって皆さんが拍手をされる、あるいは外国に行かれる船には必ず日章旗がついておる、こういう全体の社会...全文を見る
○村山内閣総理大臣 戦後の日本の歴史の中で、それは数がどの程度あったか、世論調査をしてみてどっちが多かったかなんということは定かでありませんけれども、しかし、あの戦争中に日の丸の旗を正面に立てて、そして侵略的な行為をなされてきた、だから、あれはやはり戦争を思い出していかぬ、こうい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 社会党は護憲で、平和憲法は守るという方針には変わりありません。
○村山内閣総理大臣 何か無理があった、無理があったという御指摘ですけれども、さっきから私が申し上げておりますように、もう今や理念やイデオロギーが違うから同じ政権は組めないんだという時代ではないと思うんですよ。理念や政策は、それはもともと党が違うんですから違いがあるのは当然だと思い...全文を見る
○村山内閣総理大臣 閣僚の資産公開は、閣僚としての職務執行の公正さの確保あるいはまた政治、行政に対する国民の信頼の確保を目的として従来から実施をされておるわけです。したがって、閣僚就任時以降の資産の増減を明らかにし、その地位を不正に利用した資産形成を防ぐことが目的であると私は考え...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、ひとり個人の問題ではなくて、閣僚全体あるいは国会、政治家全体の問題だと思いますけれども、今の制度は、就任時にどういう資産を持っているかということを、閣僚の場合にはその家族も含めて、同居者も含めて公表する、こういうことになっていますね。  したがって、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、私がここでそうしましょうとか、結論づけて申し上げるには余りにも、やっぱり皆さん方全体にかかわる問題ですから、したがって、それなりの場所で十分議論をしていただいて、改善すべき点があれば改善するということの扱いにすべき問題ではないかというふうに私は思ってい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 平和株を持っておるということは、この資産公開をするときに私は初めて知ったわけです。その平和という株がどういう性格の株かということもそれなりに問い合わせてみましたところが、これはパチンコ機械をつくるメーカーの株であるということも知りました。  それで、いっ買っ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 弁解する気持ちもありませんし、何もございませんけれども、私のうちのことまで話に出されましたけれども、何も私は貧乏を売り物にしているわけじゃありません。ただ、これまで一貫をして私のうちの家訓として申し上げたことは、できるだけ人様には迷惑をかけない、そして持ってい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 報道があったことは承知をいたしておりますけれども、そういう事実はないというふうに明確に党の方からも回答を受けております。  同時に、この報道について、確かであるかどうかということを確認する立場には、現在政府にはないということだけは申し上げておきます。
○村山内閣総理大臣 今まで委員が言われたことにつきまして、大蔵大臣はそういう事実はないと否定しているんです。しかも、週刊誌に書かれたようなことを盾にとって、いかにも何か疑惑等の事実があるような印象を与えるような、そういうことについて私は今答えることはできない、答える必要はないとい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来お答えを申し上げておりますように、この自衛隊が違憲か合憲かという問題については、もう随分久しい間党内では問題を議論してきているわけです。  そういう議論の経過を踏まえた上で、たまたま私が総理大臣というポストに就任をした、しかもそれは社会党単独政権では...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、たまたま総理に就任をして、本会議でこの質問に対して答えるという状況の中で私の見解を述べたのです。しかし、それは突然変異みたいにその日に決めたことでも何でもない。だから、さっきから申し上げておりますように、党内では継続して、継続してずうっと議論があっている...全文を見る
○村山内閣総理大臣 なぜ表明したのかと言われればだね、これは質問がありましたから質問に答えたんですよ。それ以外のものでもないですよ。質問もないのに私がわざわざ断って言う必要もないわけですからね。質問がございましたから答えたのです。  それから、ずっと言い続けておりますように、あ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 それは撤回する、しないにかかわらず、これは三党合意の中に明確にうたわれているわけですから、もう。したがって、私が殊さらそれを改めて、まあおまえ、それを言えばよかったじゃないかという見解もあるかもしれませんよ。あるかもしれませんけれども、それはあえて私は言う必要...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いやいや、あなたも買っていられると、僕は買っていませんよ、株は。一株も持っていません。そのことだけははっきりさせてください。  今、問答を聞いておりましても、あなたは指摘をされるし、一方は否定しているわけですから、したがって、その事実関係が明確でありませんか...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いやいや、それは事実関係がはっきりしていないのに、私がここで無責任にお答えする限りではないと思います。
○村山内閣総理大臣 それはやはり、その事象における背景もありましょうし、いろいろな関係もある。(発言する者あり)ちょっと待ちなさいよ。ちょっと聞いてくださいよ。いろいろな関係もありますからね。
○村山内閣総理大臣 だから、そのことだけを取り上げて、いいか悪いかという判断はなかなかしかねると思います。
○村山内閣総理大臣 今委員が指摘されましたように、一般の市場での取引ということであれば、そんなことはあってはならないと思います。しかし、民事上の個別的な事件については、それはまた、その間の事実関係が明確でなければお答えのしょうがないので、私はそういうことを申し上げているわけです。
○村山内閣総理大臣 小選挙区制を含め、既に決定をされておりまする公職選挙法の改正、政治資金規正法の改正等々、一連の政治改革に関連する法案は、恐らくこの国会で成立をさせていただけるというふうに思っておりますし、同時に、与党からも野党からもさらに連座制を強化する意味の関連する法案も出...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今深谷委員から、政治の変革期における当面の連立政権の意義づけについて御意見がございましたが、私も全くそのとおりに受けとめております。  これまでも何度か申し上げてまいりましたけれども、もう今や保革が対立するとか、あるいはイデオロギーで対立し合うという時代では...全文を見る
○村山内閣総理大臣 おっしゃるとおりだと思います。  私どもも、あれだけの戦争の経験をして、平和憲法も持っておるわけでありますから、いかなることがあろうとも、いかなる名目が立とうとも戦争はしない、戦争には巻き込まれないという、やっぱり憲法の立場を堅持して平和を守り、世界の繁栄の...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今、深谷委員から、前段に、消費税の引き上げの問題について切々たるお話がございました。まことに私どももそのとおりに受けとめております。可能な限り消費税を引き上げることついては抑制をしたい、こういう意味でいろいろな角度から検討してまいりました。  しかし、早急に...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど行財政改革の問題につきまして、深谷議員から積極的な御発言をいただきましたけれども、これは私の方からもお願いしたいと思いまするけれども、行政改革というのはこれまでずうっと言い続けられてこられまして、それほどの成果は上がっていないと私は思うのです。それほどや...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、今お話がありましたように、これは本会議における所信表明でも申し上げましたけれども、政治を改革していくというのには三つの柱がある、大きく分けて。  一つは、選挙制度を変え、あるいは腐敗防止を徹底して、選挙制度そのものの仕組みを変えていくことも政治を改革す...全文を見る
○村山内閣総理大臣 現政権に対して、いろんな角度からの指摘がございました。私も率直にお答えを申し上げたいと思いまするけれども、この政権に課せられている当面の課題は何だろうかということを考えてまいりますと、一つはやっぱり、これまでずっと引き続いて議論をしておりまする区割り法案の早期...全文を見る
○村山内閣総理大臣 三野委員の切々たる訴えを私は率直に受けとめております。  俗に言われますこの従軍慰安婦の問題は、これはもう言葉では言い尽くせない、多数の女性の名誉と尊厳を傷つけ、同時に、従軍慰安婦としての数多くの苦痛を経験され、心身にわたりいやしがたい傷を負わされておる、こ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 時間もないようですから簡単にお答えいたしますけれども、これは、これまで我が国の防衛というのはあくまでも専守防衛に徹して、他国に脅威を与えるような軍事大国にはならないということを基本にして私は整備は進められてきていると思うのです。  で、その方針を引き継ぎなが...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先般の国連で河野外務大臣が演説されたこともこの三党合意に基づいたものだと私は確信をしておりますし、それから、今委員お述べになりましたように、この三党合意の中にはこういうことがございますから、私紹介しておきたいと思うのですが、   地球環境・資源・人口・貧困・...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私の手元に昨年七月のときに社会党が出しました政策大綱があるわけです。これは、「豊かさを実感できる生活基盤を」という見出しでつくられているわけでありますが、その中を見ますと、「国民が納得できる税制改革を断行します」というこの見出しの中で、「所得税の実質増税構造の...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今拝見をさせてもらいましたけれども、私は、先般来答弁しておりますように、消費税の扱いにつきまして、消費税率は上げませんと、上げることには反対ですとこう仮に選挙のときにお話を申し上げても、その後のやはり情勢は変わっていくわけですからね……(発言する者あり)いや、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、私が先ほど読みましたね。党が、党が責任を持って出した文書はこれなんですよ。これなんですよ。(発言する者あり)いやいや、これなんですよ。ですから、ですから私はこれを公約として守ってきているわけです。いいですか。それで、それぞれ新聞社等が選挙のときにアンケー...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来答弁していますように、あなたが言われるように、私は、それはテレビは聞いていませんからわかりませんけれども、わかりませんけれども、それはいろいろあったと思います。それは否定しません。  しかし、先ほど発言っていますように、総選挙が終わった後、連立政権が...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私が先ほど来申し上げておりますのは、六十二年のときの税制改革の際に、最低課税率を引き上げて、そして四百万円以下ぐらいの層の皆さん方の税率の刻みを減らして、そして税の軽減を図った。ですから、そのときには比較的課税の低い人たちに、所得の低い人たちに減税をやったわけ...全文を見る
10月12日第131回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○村山内閣総理大臣 一般論として申し上げれば、証券会社との取引の中で株を買って損をした、その損失を補てんしてくれというようなことの取引というのは、私は決してよくないと思います。  しかし、個人的な関係については、これは公的に関知することではありませんから何とも御答弁のしようがあ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、それは具体的なケースについて事実関係が明確でないと、それは私はお答えようがないと思うのです。
○村山内閣総理大臣 それは、そういう事実はないと否定しているわけでありますから、調査する必要もない、私はそう思います。
○村山内閣総理大臣 いや、それは当事者が調査をした結果、事実はない、こう否定しているものを、殊さらまた調査をする必要があるかどうかということについては、私はもうその調査の必要はないのではないか、こう申し上げているわけです。
○村山内閣総理大臣 昨日も申し上げましたように、政治家にとって公約というものが極めて大事なものであることは、もう申し上げるまでもないと思うんです。それで、公約を守るということは、民主主義政治のやはり基本をなすものだというふうに私どもも受けとめております。  ただ、その公約がどの...全文を見る
○村山内閣総理大臣 愛知の参議院選挙をそのまま今の連立政権のありように対応することについては、私は論理の飛躍があると思いますね。やはり選挙というのは、いろいろな要因や背景があってなされる選挙であって、その出た結論が、そのまま今の連立政権が否定されたものだというふうに結びつけること...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は少し気が弱いものですから、やじが飛ぶと答えにくいのですよ。  これはやはり、例えば選挙制度を変えて、これだけ腐敗防止について真剣に議論をして、政治の信頼を回復するためにお互いに政治資金規正法も改正しよう、公職選挙法も改正しようといって合意をしながら、今政...全文を見る
○村山内閣総理大臣 やっぱり政治家が物を判断する場合に正確な情報を常につかんでおくということは極めて大事なことだと私は思います。  そういう意味で、官邸の今持っておる機能というものを、十分連携をとり合いながら、総合的に判断ができるようなそういう仕組みというものをしっかりやっぱり...全文を見る
○村山内閣総理大臣 当面は、今それぞれセクションがあるわけですから、そのセクションを最大限の活用をしていただく、そしてそれを総合的に集めて判断をしていくということに努めてまいりたいというふうに思っています。
○村山内閣総理大臣 今、国際的な注目の中で米朝会談が粘り強く話し合いをされているわけです。私は、あくまでも話し合いで解決をされる努力がされておるし、日本もまた、韓国も中国も含めて関係諸国が力を合わせてそういう話し合いで解決ができるような側面的協力もしておる、こういう状況の中で、も...全文を見る
○村山内閣総理大臣 まあ万が一、一般論として、そういう事態があった場合には、それは憲法の許容する範囲内で可能な限りに協力をしなきゃならぬというふうに思っています。
○村山内閣総理大臣 いずれにしても、この日本の国には平和憲法があるわけですから、それは憲法の許容する範囲内で、仮に日米行政協定に基づいて話し合いがあれば、イエスと答える場合もあるし、ノーと答える場合もあり得ると思います。
○村山内閣総理大臣 自衛隊の行動にかかわる有事法制の研究につきましては、自衛隊法第七十六条の規定に基づきまして防衛出動を命ぜられるという事態において、自衛隊がその任務を有効かつ円滑に遂行する上での法制上の問題については、これは政府部内で昭和五十二年から検討してきておるところであり...全文を見る
○村山内閣総理大臣 国会における皆さん方の御議論も踏まえて、今後、そうした議論も背景にしながら慎重に検討させていただきたいというふうに思います。
○村山内閣総理大臣 今お答え申し上げましたように、これから国会の中でも相当議論をされることだと思いますね。したがいまして、そうした国会の議論も踏まえ、あるいはまた国民世論の動向等も踏まえながら、この問題については一層慎重に検討してまいりたいということを申し上げておるところでござい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来答弁しておりますように、国会でも十分またこの問題についてはあらゆる角度から議論されることでありましょうし、そうした議論を受けて、国民の世論がどういうふうに動いていくかといったようなことも見きわめながら、政府としては慎重に検討させていただきたいということ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘のように、個人消費の伸びやあるいは公共投資の円滑な遂行等と、いろいろ相まちまして日本の経済もやや持ち直しの傾向が見えてきておるということは否定できないと思います。  ただ、その反面、今御指摘のございましたように、この円高等による懸念材料もございま...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今御指摘のように、急激な円高などが背景になって、製造業を中心にしてそうした円高の行き過ぎが国内製造業の空洞化、ひいてはこれがまた雇用に悪影響を与えるといったような懸念があることは、今委員が言われたとおり私も認識をいたしております。  こうした状況のもとで、そ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 本会議で答弁したことには間違いございません。
○村山内閣総理大臣 前段に、政治家も政党も襟を正し、政治倫理を重んじた対応を行っていくことは当然であるというふうに申し上げているわけですね。  したがって、政治家個人もその倫理はしっかり守ってもらわにゃいかぬ、同時に、政党全体、政治全体はやはり国民から信頼されるような、腐敗防止...全文を見る
○村山内閣総理大臣 あの当時は、疑惑を解明するために予算委員会で証人喚問の要求もするし、同時に証人喚問も行って、そして可能な限り国会の中でその解明のための努力をしてきたわけです。  そういう経過も踏まえて、国会全体が、国民的な信頼をなくした、お互いにここは反省してもっと徹底した...全文を見る
○村山内閣総理大臣 疑惑を解明する必要があれば、当然疑惑は解明されるべきものだというふうに思います。
○村山内閣総理大臣 事実関係が提起をされて、そしてその事実関係に基づいて解明する必要があるというふうに判断されれば、それは解明する必要があると思いますけれども、まだ今その事実関係がここに提起されているわけではありませんから、お答えのしようがございません。
○村山内閣総理大臣 これまでもたびたび御答弁申し上げましたけれども、社会党が政策を変更いたしましたのは、急に思い立って突然変異で変えたというものではないんです。これは、これまでも一貫して御答弁申し上げておりますように、もうソ連が崩壊をする、ベルリンの壁が取り除かれる、あるいは東欧...全文を見る
○村山内閣総理大臣 憲法の解釈は、私は変わるべきものではないというふうに思います。
○村山内閣総理大臣 政治家は、やはり政策の議論をするんですね。したがいまして、私は先ほどから申し上げておりますように、この一年半、一年半ぐらいの問題ではない、もうずうっと以前からこの問題については党内で議論をしてきているわけですよ。その議論の集積の中で九月三日の全国大会で結論が出...全文を見る
○村山内閣総理大臣 何度も申し上げておりますように、そうした国際情勢の変化やらあるいは国民世論の動向やら、あるいはまた連立政権を組まれてきたという政治的な情勢の変化やら、そういう全体の動向を踏まえて判断をするという立場は、政治家としてあり得ていいのではないかというふうに考えていま...全文を見る
○村山内閣総理大臣 誤解されると困りますけれども、抵抗する手段として違憲を叫んだという意味ではないのですね、という意味ではないのです。やはり、平和憲法に基づいて、そういう軍拡はやめるべきだという憲法の精神に基づいて運動を展開してきたというふうに御理解をいただきたいと思います。
○村山内閣総理大臣 私は、そうは思っておりません。
○村山内閣総理大臣 社会党は、発展的に方針と政策を転換したということであります。
○村山内閣総理大臣 そういう、先ほど来申し上げておりますような情勢の変化に対応して、社会党はこれまでの運動の経験も踏まえた上で発展的に政策の転換を図っていった。これからはやはり、日本の安全保障の問題等については、共同の土俵の上でお互いに十分議論し合っていこう、こういうところに社会...全文を見る
○村山内閣総理大臣 連立政権というのは、それぞれの党が持っておる理念や政策をそのまま貫き通していけるのなら、これは三つの連立政権にはならないと思うんですよ。単独政権とは違うんですからね。したがって、お互いの持っておる理念や意見を出し合って、そして合意を求めていくというところに連立...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、本会議でも申し上げましたように、あの戦争の、当時の日本の侵略的な行為やあるいは植民地的な政策というものは、関係の諸国にもう言葉で言えないような大きなやはり被害と迷惑と悲惨な状況をおかけしてきた。その厳しい反省は当然踏まえた上で、これからどう日本がその償い...全文を見る
○村山内閣総理大臣 日の丸を国旗として認めなかったという事例はないんですよ。なぜかといいますと、これは法律で日の丸が日本の国旗であるという規定はありませんからね。したがって、認める、認めないという問題では私はないと思うのです。  ただ、歴史的な経緯の中で、あの戦争に対する反省等...全文を見る
○村山内閣総理大臣 まあ、いつごろからそういうことになってきたかということを断定的に申し上げることはできませんけれども、しかし、戦後五十年近くになる歴史の経過の中で、それなりの時間の経過の推移の中で、そういう国民的な日の丸に対する意識というものは徐々につくられてきたものだというふ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 現場の実態については個々のケースがあると思いますから、ここで断定的にこれはいい、これは悪いという判断はできないと私は思います。
○村山内閣総理大臣 学校指導要領の中に「指導する」というふうに規定されているわけですね。したがって、これは指導を受ける側の立場からすれば、それはやっぱり日の丸というものをどういうふうに理解し受けとめておるかという心の問題ですからね。したがって、それを強制してどうということについて...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今、いとも簡単にという表現がありましたけれども、これはいとも簡単に変えたのではなくて、先ほど来申し上げておりますように、そうした全体の動向というものも十分踏まえた上で、社会党の中ではやっぱり相当時間をかけてこれまで議論をしてきて、そして変えたわけですから、そう...全文を見る
○村山内閣総理大臣 「望ましい。」という表現から「指導するものとする。」というふうに表現が変わったのも、やっぱり日の丸に対する国民意識がだんだん定着をして、そして変わってきたという情勢の変化に対応して文部省の指導要領も変えられたんだと、私はそのように理解をしたいと思います。
○村山内閣総理大臣 先ほど来私が答弁していますように、教育指導要領の中では「指導するものとする。」こういう表現になっているわけですね。したがって、この文部省の指導要領に基づいて、校長や学校の先生方はそういう指導をしなければならない。  しかし、受ける側の生徒については、これはや...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、言葉をそのまま素直に解釈したいと思うんですけれどもね。「指導するものとする。」と書いてありますから、指導するものとすると理解すべきものだと思います。
○村山内閣総理大臣 旧連立政権のときからずうっと継続をしてこの問題は議論もされてきていて、なかなか結論が出なかった問題なんです。新しい連立政権の場合も、与党三党で税制担当者の中ではそれを継続してずうっと議論をしてきたのです。  で、今御指摘がありましたような議論に立って、そして...全文を見る
○村山内閣総理大臣 百点満点であるかどうかと言われますと、百点満点と言っていいかどうかはちょっとわかりませんけれども、しかし、私は現時点でいろんな諸要素を判断した最善のものであるということについては申し上げることができると思います。
○村山内閣総理大臣 社会福祉観と一口に言われるとちょっとなんですけれども、これから高齢化が進んでいく、しかも少子化していく、こういう状況の中で、今盛んに規制緩和とかいろいろなことが言われ、自由化が叫ばれておる。規制が緩和をされ、自由化が徹底してまいりますと、やはり世の中には強弱が...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど御答弁がございましたように、その五百億円というのは、老齢福祉年金やら児童扶養手当やら、そういう各種手当がありますね。そういう手当は、物価が上がりますと物価スライドで手当が上がるわけですよ。その上がるのは、今の制度からいきますと一年おくれになるものですから...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、これからあるべき年金の姿を想定して社会党の方針はつくられたものだと、私はそう思っておりますから、来年これが実現できるということを想定してつくられたものではないと私は思いますね。  今御指摘もございましたように、年金の今の姿というものを考えた場合に、基...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、例えば来年に結論を出すとかいうような問題ではなくて、やはり常時、常に検討を加えていかなければならぬ課題であると、私はそういうふうに受けとめておりまするし、幸いに年金につきましては再計算をする時期も決まっておるわけでありますから、そういう再計算の時期に、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私が答弁したことを正確にお聞きいただきたいと思うのですけれどもね。  いつまでに結論を出すというように断定できる問題ではありませんと、しかし、幸いに年金制度の中には再計算をする時期もあるわけですから、そういう時期も通じて、常にそうした問題は総合的に検討をしな...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来申し上げておりますように、この年金制度の基盤をどう強固に確立をして、老後に不安のないような将来展望を持ったものにしていくかということにつきましては、単に税率をどうするかとかいうだけの問題ではなくて、掛金という社会保険の負担をどうするかとか、あるいは国民...全文を見る
○村山内閣総理大臣 拒否権があることがいいか悪いかということについては、私は、功罪があるのではないかと思うのですね。あの冷戦時代に国連がほとんど機能を果たし得なかったというのは、やはり拒否権が使われたからですね、合意ができなかった、それで機能が果たせなかったわけです。しかし、幸い...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘のように、国民が政治に対してどういう見方をしておるのか、果たして信頼しておるのかどうかといったような問題につきましては、絶えずやっぱりお互いが反省して考えなきゃならない問題だ、私もそういうふうに思っております。  で、これまでずっと腐敗がいろいろ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、侵略的行為や植民地的支配という言葉を使わせていただいたわけですけれども、やはりあの戦争の中で日本の軍隊が中国本土をどんどんどんどん攻め込んでいった、それから東南アジアのいろいろな国に攻め込んでいった、そういう行為を指して侵略的な行為、こういうふうに申し上...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、その法的というのは何法に対してこう言っているのか、よくちょっと理解できないものですからね。
○村山内閣総理大臣 私は、一年間兵隊におりました。それで、幸か不幸か、外地に行かずに内地勤務でずっとおったわけです。しかし、あの当時のことを思い起こしますと、私もやはりそういう教育を受けたということもありまして、そして国のために一生懸命頑張ろうというような気持ちで参加をさせていた...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、兵役に服して、そして国のために一命をささげて働いてこられたすべての人方に対して誤りだったというようなことは申し上げておりませんよ。しかし、これはまあ歴史がそれぞれ評価する問題点もたくさんあるかと思いますけれども、しかし、当時の日本の軍閥なりそういう指導者...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ですから、私は慰霊祭にも集会にも参りまして、そして率直に今国の立場と、国の責任と考えていることを申し上げたわけでありまして、私自身がそういう方々にここで謝罪をしなきゃならぬという立場にあるかどうかというのは、もう少し慎重に考えさせてもらいたいと思います。
○村山内閣総理大臣 これはだれにあると個人名を一人一人挙げるわけにはまいりませんけれども、当時の、軍国主義と言われた日本の国家における当時の指導者はすべてやっぱりそういう責任があるのではないかというふうに言わなければならぬと思います。
○村山内閣総理大臣 私は、今日本の国の総理大臣として、総理として日本の国を代表してアジアの国々に行けば、そういうふうに被害を与えた方々に対しては、大変申しわけなかったと、やはりその反省の気持ちをあらわすのは当然ではないかと思うのですよね。それはやはり含めて日本国民全体が反省する問...全文を見る
○村山内閣総理大臣 アメリカは当時日系人に対して、大統領みずからが謝罪文まで出して、そして償いをしておるということも聞いておりますけれども、私は大量殺りく兵器というものは、これはやっぱり使うべきものではないというふうに考えています。
○村山内閣総理大臣 これはもう講和条約で決着がつけられておる問題ですから、今ここでコメントを言ったり、私の意見を言ったりする状況ではないというふうに思います。
○村山内閣総理大臣 どういう意味で決着がつけられているのかどうかという、あなたの御質問もよくわからないのですけれども、例えば賠償等については、サンフランシスコ条約等に基づいて国と国との問題については決着がついていますと、しかし、最近起こってきているような、例えて言えば従軍慰安婦の...全文を見る
○村山内閣総理大臣 その文書を私は見ていませんけれども、まああるとすれば間違いないと思います。
○村山内閣総理大臣 それはやはり私は、安全性等を含めて、慎重の上にも慎重にやるべきものだというふうに思います。
○村山内閣総理大臣 原子力発電の扱いについて、あくまでも安全性を最重点に慎重にやってもらわなきゃならぬという考え方については、いささかも変える必要はないし、変えたいとは思っていません。いいですか。  そこで、大事なことは、これだけ国民生活が高度化して、電力需要というのはどんどん...全文を見る
○村山内閣総理大臣 この需給計画は、閣議で決めたものであります。したがって、私は責任者として認めます。しかしそれは、あくまでも慎重に扱うべきであるというその見解については、これはいささかも変わりはないわけですから、そのように御理解をいただきたいと思います。
○村山内閣総理大臣 今説明しましたような需給計画を立てておりますし、その需給計画は閣議でもこれを承認して国の方針として決めているわけですから、したがって、それは私は守っていかなきゃならぬと思います。  しかし、何度も言っていますように、党の方針というものも、これはやはり慎重にし...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、今ちょっと発言の中に、誤解されると困りますから、ルワンダに人道上の問題で避難民の救援に自衛隊が派遣されておる、これは何も常任理事国になるために派遣されているわけじゃありませんよ。まして、顔を立てるためになんて、そんなことで人の命を扱うようなことはもう全然...全文を見る
○村山内閣総理大臣 信念が極めて大事なものである、守るべきものであるということについては、もういささかも変わりはありません。  それから、何といいますか、質問の要点がよくわからなかったのですけれども、久保書記長が、党の委員長と総理としての見解が違うべきものではないという意味のこ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 選挙前と選挙後と世界情勢がどういうふうに変わったかという、これは変わった面もあれば変わらなかった面もあろうかと思います。しかし、これぐらい急激にどんどん変わっていくということは、私は過去には少なかったと思うんですね。現に日本の国内の政治だって、それは一年間に四...全文を見る
○村山内閣総理大臣 社会主義者であるかどうかということについては、人によって見方はそれぞれ違うと思いますけれどもね。私はやはり、一時社会主義というものについて勉強してきたことがございます。しかし、今日の世界情勢を見ますと、一応ソ連がもう崩壊するとかあるいは東欧が解放されるとかいう...全文を見る
○村山内閣総理大臣 そういう新聞報道がなされたときに、モスクワまで派遣して徹底的な調査をしたんです。その事実はないということを確認しております。
○村山内閣総理大臣 それは、そういう証言があれば当然明らかにしていただいて、それは対決しても結構です。  私が承知している範囲では、わざわざモスクワまで調査に行って、いろいろ時間をかけて調査をした結果、そんな事実はないということを確認しておるわけですから、私はそれを信頼します。
○村山内閣総理大臣 事実が判明したらといって、私は、ない、こう言っているのですから、それはそれに対してお答えをする限りではないと思います。
○村山内閣総理大臣 これは従来からも申し上げておりますように、今委員が述べられたような意見の方もあるかと思います。しかし反面、この重要な時期に政権を安定させて当面の課題を解決すべきだ、こういう意見の方もあります。そういう国民のいろいろな意見をやはり総合的に判断をして決めなきゃなら...全文を見る
○村山内閣総理大臣 総辞職を求めたり、それからその法案に反対するために抵抗したりなんかしたことは、これは私も経験を通じてあります。  しかし、解散を求めるということは、それは解散権というのは総理にあるわけですから、ですからその解散をするかせぬかという判断は総理の責任ですべきもの...全文を見る
○村山内閣総理大臣 国会でこの消費税の問題は随分議論をされてまいりましたね。その議論を通じて国民の皆さんも、いい悪いという判断をそれぞれされるでしょうし、そんな意味では消費税に対する理解も深まっていったのではないか。これはやはり国会が与野党共通しての役割を果たしたと私は思うのです...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、この第九条はこの文面のまま解釈しておりまして、別に混乱も混同もないというふうに思っております。
○村山内閣総理大臣 この文面を見ますと、第九条の第一項に「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、」国際平和を誠実に求めていくと、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」国際紛争を解決する手...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今程度でいいのかどうかという評価は、それぞれその立場によって違うと思いますから、なかなか一概には言えないと思いますけれども、ただ、現在の地価税等につきましては、所得、消費、資産等の間で均衡のとれた税体系を構築するという観点から、土地に対する課税の適正公平を確保...全文を見る
○村山内閣総理大臣 そういう儀式の会場に出るときには私も歌っております。
○村山内閣総理大臣 私がこの問題についていろいろ相談をしたり議論をするところで、一丁ならいい、二丁ならいいとか、そういう議論をしたことはありません。それは、それ以前にあったかもしれませんけれども、私のところではない。私は、これは抑止力で持っていくものではないのだと。抑止力で持って...全文を見る
○村山内閣総理大臣 最終的に、携行する武器については私のところで決めました。
○村山内閣総理大臣 それは、私のところで二丁持っていくがいいか一丁持っていくがいいかなんという議論はなくて、私のところに来たときには、もう機関銃は一丁、そしてけん銃はそれぞれ持っていきますということの議題として提起されておるわけですから、そこで安全性の問題について若干の議論はいろ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはもう一貫して私が申し上げておりますように、これだけ国際情勢も変わってまいりましたし、それからまた、国内の政治も昨年の七月以降は連立政権が組まれてきた。これは、一つの政党が単独で政権を担うというような時代ではもうなくなってきたわけですね。そういう時代の変化...全文を見る
○村山内閣総理大臣 政治家が選挙のときに公約をした、そして仮に支持を得て当選をして議員になった、議員になってずっとその議員としての活動をする、その活動を次の選挙で、あの議員がよかったか悪かったかということを選択してお決めになるのは有権者ですよ。その審判を仰ぐために選挙をするわけで...全文を見る
○村山内閣総理大臣 別に積極的に変わったわけでもなければ、消極的になったわけでもないです。もう私は終始一貫変わらない見解を持ってきたつもりです。あなたが冒頭に申されましたように、常任理事国になると憲法の枠を超えて協力しなきゃならぬこともあるかもしれない、こういう発言がございました...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、日本がやはり唯一の被爆国であるし、非核三原則も堅持している国である、しかも、通常兵器等の武器も輸出はしないと、輸出禁止原則も持っているわけですね。そういう立場を私はやはり積極的に国連の場で開陳をしてそして努力すべきだということは、おっしゃるとおりだと思...全文を見る
○村山内閣総理大臣 その報道の事実は確認しておりませんので、コメントは差し控えたいと思うんです。  ただ、今あなたと法制局長官とのやりとりを聞いておりまして、いかに信教の自由というものが大事であるかということは痛切に感じました。憲法第二十条の信教の自由はあくまでも保障するとの原...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今、両大臣から答弁があったとおりでありまして、別に感想はございません。
○村山内閣総理大臣 もうこれはずっと一貫してお答え申し上げておりますけれども、社会党が出している文書の中でも、それは個人の見解として出している文書もありましょうし、それから党が責任を持って出している文書もございますね。  今、究極の何とかいうのがございましたね、大増税。これは消...全文を見る
○村山内閣総理大臣 公約違反ではないか、公約違反ではないかというふうに追及されますから、私も弁明をしておるわけですよ。だけれども、今言われますように、公約をしても、その公約はこれは何年か先には必ず実現する。しかし、これは来年やりますとかいって時限的に約束した約束がある。仮に、来年...全文を見る
○村山内閣総理大臣 その請願の趣旨に賛成をして私は署名をしたのです。それで、その請願の趣旨を生かすべく努力をしたのですよ。しかしそれは、努力をしてもできることとできないことがありますよ。ましてこれは連立政権という壁の中でですね、ありますよ、それは。だから、それができなかったからと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 五月はまだ私は社会党の委員長の時代ですね。ですから、五月の、社会党の委員長のときにその請願書に署名をして請願をしたことが、総理になったら何でもできるなんというものじゃそれはありませんよ。(発言する者あり)いやいや、そんなものじゃありませんよ。  ですから、私...全文を見る
○村山内閣総理大臣 そのプロジェクトで合意されたことについては、尊重して検討してまいります。
○村山内閣総理大臣 これまでたびたび御答弁申し上げましたように、これは社会党の党内ではずっと以前から党内で議論をされている経過があるわけですね。合憲として認めるべきではないか、いや、違憲だという意見で、ずうっとこの議論を重ねてきているわけです。  その議論が出てきたという背景は...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これが選挙のときに使われた、党が正式に発行した文書ですけれども、「金権腐敗の政治を断つ」「新しい政権で政治改革実現」、こういう見出しで書いてある文書ですけれどもね。これにはいろいろなことが項目的に書かれておりますけれども、自衛隊が違憲であるということは書いてあ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 やっぱりこれは、私は憲法学者じゃありませんからね、だから憲法の解釈というものを法理的にきちっと、ここで学者らしく解釈するといったってなかなか難しいですからね、私は政治家ですから。  しかも、これは憲法学者の中にもやはり議論が分かれているところですし、最高裁も...全文を見る
○村山内閣総理大臣 憲法全体を総合的に判断をして、そして、そうした国際情勢の変化やら、国内政治の動向の変化やら、これは政治家として私は変えたというふうに申し上げているわけです。(発言する者あり)
○村山内閣総理大臣 先ほど来答弁を申し上げましたように、そうした国際的な、国内的な情勢の変化で、これは社会党の現状認識が変わったわけでありますから、政策的な判断として、党は苦渋な議論を踏まえた上で、これはもう指摘がありましたように、そんなことはおれたちは反対だというような意見もあ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、これまで戦後一貫をしたこの状況の中で、憲法の理念を踏まえて私どもは自衛隊は違憲だと言って反対をしてきたわけですね。しかし、これだけ、先ほど来言っていますように国際情勢、国内情勢も変わってきた、そういう現状認識の変化によって、政策的に合憲であるというふう...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ですから、憲法の理念を踏まえてこれまで判断をしてまいりましたけれども、現状の認識が変わったので政策的に方向を変えました、こう言っているわけです。
○村山内閣総理大臣 先ほど来申し上げておりますように、国際情勢も大きく変化をいたしましたし、国内情勢も変わってきた、連立政権を組むような状況に変わってきておる、そういう情勢の変化も踏まえた上で、現状認識を変えて政策的に変更いたしましたと、こう言っているのです。
○村山内閣総理大臣 戦後のこの歴史の中で情勢はもう大きく変転してきているわけですからね。したがって、憲法の理念に立って、理念に立ってこれは違憲だと言って主張したこともあります。ずうっとやってきました。しかし、これだけ世界が変わり、国内情勢も変わって、連立政権も組まれるという状況の...全文を見る
○村山内閣総理大臣 憲法の理念というのは、前文に総括的に日本国憲法の理念が書いてありますね。その理念も踏まえた上で判断をした、こういうことです。
○村山内閣総理大臣 もう一度正確に申し上げますけれども、憲法の理念というのは憲法の前文に書かれておる。総括的に憲法の理念というものがうたわれております。その理念に照らして考えた場合に、これまで社会党は現状分析の中でこの自衛隊は違憲であるという判断をしてまいりました。しかし、しかし...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は憲法学者でもないからなんですけれども、憲法の理念というのはこの前文にちゃんと書いてありますよね。これはもう今さら読むまでもありませんけれどもね。この前文に書いてあることが一貫をして私は憲法の前提になっておると思うんですよ。その理念を踏まえて、理念を踏まえて...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ゼンブンと言いましたから憲法全部かというふうに解釈されても困りますけれども、そうでなくて、私が申し上げたのは憲法の前文ですね、前文に日本国憲法の理念がちゃんとうたわれていますから、この理念を踏まえて現状を認識した場合にこれは明らかに違憲ではないかと申し上げてき...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、九条については憲法学者の中でもいろいろ意見があるのですよ。私は政治家ですから、したがって、政策的に判断をして決めていくというのは当然のことではないですか。したがって、私は憲法学者ではありませんから、学者としての判断ではなくて、政治家として、これだけ情勢...全文を見る
○村山内閣総理大臣 何回お尋ねになっても同じ答弁しかないのですけれども、これはやはり憲法の理念、理念は前文に書かれております。その理念をしっかり踏まえた上で、米ソが対立するという緊張した冷戦時代の中で、どうして日本の憲法の理念を守って平和を維持していくか、平和を守っていくかという...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今佐々木委員が申されたお話を聞きながら、社会党は、私が委員長当時、あのウルグアイ・ラウンドの合意事項を受け入れるか受け入れないかというので大変議論をしたことを思い出すのです。  しかし、細川連立政権に参画している立場からすれば、政府が決めた方針を、社会党がそ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 委員御指摘のように、一九六〇年代は、やはり衣食住を充足させる、そして弱い者を助けていく、こういう意味で福祉国家論というものが強調された時代ではなかったかと思いますね。で、その福祉国家論が強調されてきた六〇年代の経験を踏まえて、これではやっぱり経済が伸びないとい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 環境問題が今地球規模で大きな課題になっておるということはもう御指摘のとおりだと私は思います。  先ほど来申し上げておりますように、日本のこれまでの経済的な復興の経過を見てまいりますと、もういろんな意味で環境が犠牲になってきておる。先ほど森林・林業の重要性も強...全文を見る
○村山内閣総理大臣 所信表明でも申し上げておりますけれども、今お話がございましたような税制改革大綱もお示しをいたしました。この国会に提出をする予定でありますが、そうした税制改革も行って国民に負担を求めていく限りにおいては、やはり政府みずからが歳出を削減するとか、経費を節減するとか...全文を見る
10月13日第131回国会 衆議院 本会議 第5号
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○内閣総理大臣(村山富市君) 自見議員の質問にお答えをしたいと思いまするが、質問の中身は政治改革についての基本認識に関するお尋ねでございます。  政治がその原点に立ち返り、厳しい見直しをする中から、お互いに襟を正して政治に対する国民の不信を払拭することが強く求められていることは...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) 前田議員の御質問にお答えをいたします。  今回の一連の政治改革に対する評価についてどのように考えておられるかというお尋ねでありますが、先ほども御答弁申し上げましたように、今ほど政治の不信を払拭をして国民の政治に対する信頼を回復することが求められてい...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) 穀田議員の質問にお答えを申し上げます。  今回の政治改革は改悪ではないかというお尋ねでありますが、本年三月に成立を見ております政治改革関連四法は、政策本位、政党本位の選挙制度を確立するとともに、政治活動に関する寄附の制限の強化や公開基準の引き下げ、...全文を見る
10月13日第131回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○村山内閣総理大臣 社会党が自衛隊を合憲とした理由につきましては、さきの九月三日に開催しました臨時党大会におきまして確認されたように、東西冷戦の終結で歯どめなき軍拡志向の危険性が消えたこと、さらにイデオロギー抜きの新しい安全保障政策を論議する土台ができたこと、戦後半世紀を経て必要...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今も申し上げてまいりましたけれども、憲法を取り巻く情勢が変わりましたから、その変わった情勢に対応して、社会党の自衛隊に対する認識、国際情勢の変化、国内情勢の変化等々を踏まえて、政策的な方向、方針を変えたというふうに御理解をいただきたいと思います。
○村山内閣総理大臣 これまでもずっと答弁をしておりますように、そういう歴史的な国際情勢の変化、あるいはまた国内のいろいろな諸条件の変化等々を背景にしながら、一貫をして社会党の中ではそういう議論を続けてきているわけです。したがって、あなたがおっしゃるように、もっと早く方針を変えるべ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 一応大会でこの方針を決定しましたから、その方針に基づいて九五年宣言というものをつくるべく今準備をいたしておりまするけれども、しかし、それは今申し上げましたような、変えた方針に基づいて宣言がつくられるということになっております。
○村山内閣総理大臣 一貫して申し上げておりますように、戦後の長い歴史の中で、もう皆さんも御案内のように、国際的な情勢もずっと変わってきたわけであります。したがって、その変わった情勢にどう対応していくかということをまともに考えていくのは、私はやはり政党としては当然のことだと思います...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今ちょっと質問の趣旨がよくわからなかったものですから、隣にちょっと聞いたんですけれども、それは私はやっぱり、それぞれの国々にはそれぞれの立場というものもありますし、また見解というものもあるし、それぞれ世界観というものがあると思いますね。それは、それぞれの国々が...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、この日本の国に今日のような繁栄をもたらした最大の原因は、一番大きなやはり要素になっておるのは、日本の平和憲法だと思いますね。これは、憲法の前文にもございますように、それぞれの信義を重んずる、平和に期待をして、そして日本が平和的な文化国家として再生を図って...全文を見る
○村山内閣総理大臣 政治の世界で、皆さんが主張されるような主張をされる方もあるだろうし、社会党の立場に立った主張もあると思いますね。これはやっぱり、社会党もこれだけ今まで議席をとってきたことは、国民からそれだけの支持もあってやってきていることですからね。そういう国論をやっぱり展開...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私はたびたび本会議でも予算委員会でも申し上げてまいりましたけれども、五五年体制という状況の中で、自民党が政権を担い、社会党は野党第一党として、それぞれ政策なりいろいろな問題について対立をし、激論をしてまいりました。  そういうやはり経験を踏まえて、全体として...全文を見る
○村山内閣総理大臣 御案内のように、私が総理に就任をいたしまして、本会議でいろんな質問を受けました。その質問にお答えをして、党のこれまでの決定と違った答弁をさせてもらったわけです。その違った答弁と党の方針とどういう関係にあり得るのか。  これは、先ほど御指摘もございましたように...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ちょっと今、質問の真意がよくわからなかったのですけれども、済みません、もう一回お願いします。
○村山内閣総理大臣 ああ税金、税金ですか。
○村山内閣総理大臣 はい、それは私もそのとおりに思います。
○村山内閣総理大臣 御質問でございますけれども、先般も答弁いたしましたように、昨年七月の総選挙の際の党の公約というのは、これは責任を持って出した文書にもう明確に書いてありますけれども、「所得税の実質増税構造の解消や、飲食料品の非課税化による消費税の逆進性緩和など、国民的な要望に責...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、消費税というのは、やはり国民の皆さんに負担をしていただく、しかも国の財政を賄っていただける大事なものだという基本的な理解は持っております。  ただ、私は、それはこれまでも連立三党の中、あるいは旧連立政権の時代からも、できるだけこの今の税体系を所得と消...全文を見る
○村山内閣総理大臣 消費税が創設される当時、当時の政治状況あるいは国民的な受けとめ方等々を判断をして、そのときは社会党としての方針を出されたと思うんですね。しかし、もうああいう経過があって消費税法というのは成立したわけです。成立して、日常の生活の中で国民の皆さんも消費税を納めても...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いい税金か悪い税金かといえば、それはまたいろいろ見解もあると思いますからなにですけれども、しかし、先ほど来申し上げておりますように、消費税が創設された当時においては、そのときの税制全体の状況やら国民的な受けとめ方やら等々で社会党は一定の方針を出して反対をしてま...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、私自身の今の税に対する見解を言えということであれば、私は先般も申し上げましたように、所得税というものだけに負担をしていただくことはやはり無理があるのではないか。ですから、所得と資産と消費と、水平的な面においてもできるだけ弱者に配意をした、逆進性も少なくし...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、さっきから申し上げていますように、一応法律としてできているんですよ、現にもう国民が皆受け入れて定着をしているんですよ、ですからその意味において私は是認をしていますと、こう言っているわけですよ。是認をしていますと申し上げているわけです。
○村山内閣総理大臣 いや、ですから、所得税だけではなくて、消費やら資産に水平的な面で公平な課税をすることはそのとおりですと。ですから、私は現行の消費税は是認をいたしております、こう言っているのです。
○村山内閣総理大臣 御意見のとおりの認識を持っております。
○村山内閣総理大臣 今、雑誌を読まれた中身やらニューヨーク・タイムズ等々の記事の紹介がございましたけれども、この席上で自民党総裁である河野外務大臣が、そんな事実はありませんと、こう申し上げているわけでありますから、私はその河野外務大臣の答弁を信用いたします。したがって、今のところ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員るる読み上げられましたけれども、私は、その選挙公報に書いてあるとおりに今でも思っています。世界人口会議等もございましたけれども、しかし、現にアフリカ等を中心に食糧の足りない地域がたくさんございますし、同時にまた、片一方では過剰な食糧を持っている国もあるこ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 公約に書いてありますように、断固阻止する立場で努力をしてきたつもりであります。
○村山内閣総理大臣 公報に書かれておる私の考え方を守っていくためにいろいろな角度から努力をしてまいりました。しかしこれは、皆さんも御案内のように、社会党は二日かけて、夜を徹して党内議論もして、そして連立政権に入っておるという立場も十分踏まえた上で、このウルグアイ・ラウンドの合意は...全文を見る
○村山内閣総理大臣 経過を御了解いただきたいと思うのですよ。  今申し上げましたように、その選挙公報で約束をしました公約を守るために努力はしてまいりました。しかし、政権に入るといったような変化もございましたし、そうした事態も受け入れるし、同時にまた、国際全体における日本の立場と...全文を見る
○村山内閣総理大臣 公約をして文書に書いたことが結果的に一言半句違わなかったということには、私は、なかなかなり得ない政治の現状があるのではないかと思うのです。ですから、いつかも申し上げましたように、政治家として、政治家として、約束をしたことについて、どの程度の範囲ならお許しをいた...全文を見る
○村山内閣総理大臣 すべて放棄しているわけではなくて、それは、御案内のように、米につきましても、ウルグアイ・ラウンドの中で六年間だけは部分的な輸入を認めたというだけですから、したがって、その部分的な輸入を認めた上で、日本の自給率をどう高めて、日本の農業をどう守っていくかということ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 何も、胸が痛まないとかいうようなことは申し上げているわけじゃありませんね。これは二晩徹夜して激しい議論をして苦渋の選択をしたということを申し上げているわけですから、ですから、農民に約束をした、公約をしたことが果たせないことは本当に申しわけない、残念なことだとい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 極論づけた松本委員の意見は意見としてお聞きしましたけれども、私はやはり日本の経済というのは、そういう多角的な貿易自由化というそういう諸条件の中でつくられているものでありまして、そうした全体的な判断も当然しなければならぬという視点も私はあると思いますね。  し...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今は大きな転換期にあると私は思いますから、これは世界的にも、国内政治においてもそうですけれども、そうした転換期の中で新しい二十一世紀という時代に向けて何が一番大事なのか、何を一番すべきことなのかということをお互いに模索をし合いながら、今努力をしている過程にある...全文を見る
○村山内閣総理大臣 やはり国会というのはそういう場だと思いますね。今委員が御指摘になりましたように、ここでお互いに議論し合いながら、国民のために何が一番いい政策の選択なのかという結論を見出して、そして国民の期待にこたえてその役割を果たしていく。ですから、お互いに協力し合える点は協...全文を見る
○村山内閣総理大臣 現状の日本における社会経済等々各般の分析をしながら、今の時代における人間というものに対してどういう位置づけをしているかというようなことについての大変含蓄のある御意見を今拝聴いたしましたが、私もまさにそのとおりに思っています。  それで、これは私の先輩が、こう...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今お話がございましたこの斎藤精一郎さんの著書はいただきまして、全部詳しくは読んでおりませんけれども、あらあら目を通させていただきました。  言われるように、行財政改革がこの内閣に与えられた大きな課題である、ぜひやらなきゃならぬ、こういう決意で取り組んでいるこ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 行政改革委員会の設置法は今、国会で御審議をいただいておるわけでありますけれども、この法案が成立をしますと行政改革委員会が設置をされて、具体的にこの行政改革の作業を進めていただくということになるわけでありますから、それにふさわしい人を選任するのは当然でございます...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘のように、WTO協定については、米国や欧州連合等の主要国がその締結を完了していない段階で、我が国がいち早く締結手続を完了させた場合にどうなるのかと、こういった御懸念があると私も考えています。  したがいまして、今御指摘のように、政府としては、WT...全文を見る
○村山内閣総理大臣 答弁をしたとおりであります。
○村山内閣総理大臣 ウルグアイ・ラウンドの合意を受け入れる際に、これは細川内閣の当時でありますけれども、閣議で了解した事項もあります。その了解した事項を引き継いでおるわけでありますから、それは守っていかなきゃならぬというふうに思います。  その後、日本の農業をどうするかというこ...全文を見る
10月14日第131回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(村山富市君) 今、委員お話がございましたように、六年度内に各省の具体的な特殊法人等に対する見直しの報告をしてほしい、こういうお願いをしてあります。それに対して先般さきがけの方から具体的な案が提示されたことは十分承知をいたしておりますが、そうした各党の持っておりまする案...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは今回、税制改革を行うに当たりましても見直し条項を入れまして、そして国民にこれだけの負担をお願いする限りにおいては政府みずからも身を切る思いで行政改革は徹底してやる必要があるということの決意で今取り組んでおりまするし、私もたびたび閣議の中で各閣僚にそ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど来申し上げておりますように、さきがけの方から一つの案として提示をされているわけですから、その案も参考にしながら各党の意見も聞いて総合的に判断をして、行政改革は結果として必ずやらなきゃならぬものだ、こういうふうに考えておりますが、しかし今ここで具体的...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先般決めました基本方針では、具体的に申し上げますが、規制緩和について、五年間の規制緩和推進計画を平成六年度中につくる、そしてこれを強力に推進をする。  それから二つ目として、特殊法人について、既存のスケジュールを前倒しをし、これまで計画しておったやつを...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 生命をかけるという言葉は私はちょっとオーバーな気がいたしますけれども、私はやっぱりこの行政改革というのは、これはもう閣内一致してお互いに了解いたしておりますけれども、この内閣に課せられた最大の課題であるという受けとめ方はきちっといたしております。  そ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 税制改革大綱を決める際にこれはまたいろいろ議論があったわけです。消費税率を決めずに、やっぱり行政改革も行いあるいは不公平税制の是正も行う、同時に高齢社会のビジョンも示す、そうした全体像を明らかにした上で結論を出すべきではないか、こういう議論も随分ございま...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) それは司法の立場でそういう結論を出されたことについて私がとやかくコメントできる立場にはないと思いますけれども、しかし不起訴になったからといってそれで党として済む問題ではないと私は思いますから、やっぱり襟を正して、そのようなことのないようにきちっとすること...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 恐らく、そういう事例をやっぱり踏まえて党内でも厳しく各県本部等に、襟を正してこのような指弾を受けることのないようにきちっとやってほしいということは徹底した指導をされておるものだというふうに私は思います。
○国務大臣(村山富市君) 今言われましたように、証券会社の職員から勧められて購入をしたというふうに聞いております。
○国務大臣(村山富市君) 事前に質問の通告があれば私も調べておきましたけれども、資産公開をするに当たって調査をして初めてそういう株があったことを承知したので、今御質問になったことについては必要があればまた調べてお答えいたします。
○国務大臣(村山富市君) いや、私は存じておりませんから、ここで答弁する限りではないと思います。
○国務大臣(村山富市君) 今の資産公開の制度というのはそういうことにはなっていないんですけれどもね。何かいかにも疑念があるような意味で問い合わせがあるとすれば、私は心外だと思いますよ。
○国務大臣(村山富市君) どの程度まですれば逆進性の緩和になったのかというのはそれぞれ見方によって評価が違うと私は思いますけれども、少なくとも例えばどなたもお買いになる飲食料等を非課税にするとか、そういう措置が講ぜられればそれはまたそれなりの逆進性の緩和になるというふうに思います...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) それも一つの意見としてこれから検討される課題であるというふうに私は受けとめています。
○国務大臣(村山富市君) 私は、一つの意見としてございましたということを申し上げているのでありまして、今回結論を出しましたのは、先ほど大蔵大臣からお話がございましたような論点でもって整理をして結論を出したのであって、これは将来にわたっての一つの課題でありますと、こういうふうに申し...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは社会党が単独でやっているときは社会党なりの考えは述べたと思います。  今度の場合、これは連立政権ですからね。したがって、各党がそれぞれの意見を出し合った結論として導き出された今回の税制改革大綱でございますし、そういう意味では、弱い方々のためにそう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 何と何が残っているのかという、抽象的でお答えはなかなかしにくいんですけれども、ただこれだけは私は御理解いただきたいと思うんです。  連立政権というのは、それぞれ理念や政策の違う政党がそれぞれの持ち味とよさを生かし合いながら、十分透明度を高め、民主的な議...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 突然変異みたいな政策の変更を私はした覚えはございませんから、質問があればまたお答えいたします。  それから国連常任理事国入りの問題については、積極的でも消極的でもない、終始一貫をした私の考え方で申し上げております。
○国務大臣(村山富市君) 国連常任理事国入り問題につきましては、外務大臣が先般の国連総会で演説をいたしましたけれども、その演説というのは、閣議で十分議論をし合って、そして閣内の一致した見解として国連で演説をしてもらっているわけですから、その演説の中身に盛られていることは私の考え方...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) この予算委員会というのはテレビで放映されていますし、国民の皆さんもごらんになっているわけですから、これは誤解があるといけませんから私は責任者として明確に申し上げておきますけれども、今、官房長官からお話がありましたように、立候補するなんという仕組みにはなっ...全文を見る
10月17日第131回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(村山富市君) 大江健三郎さんがこのたびノーベル文学賞を受賞された。これは日本では、御案内のように、もう亡くなられました川端康成さんがお受けになって二人目でありますけれども、日本国民の大きな誇りだというふうに私も思います。  私は、大江さんのすぐれた作品がそれだけ高く...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 正直に申し上げまして、今の連立政権ができたときにはだれも想定しなかったと思うんですね。これだけ長い間対決をしてきた、対立をしてきた政党が一緒になって連立政権を組むということに対する不安と戸惑いというものが私はあったと思いますね。それがこの成立当時の支持率...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、御指摘をいただきましたような視点を忘れずに、私はやっぱりまともに正面から取り組んでこたえていくという姿勢を崩さないことが一番大事ではないかというふうに思っていますけれども、連立政権というのはある意味では大変難しさもあるわけですね。  これは、理念も...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員からお話がございましたように、この国会の一つの大きな課題は、区割り法案を成立させて選挙制度を含めた政治改革をなし遂げるということにあると思います。したがって、それができれば解散をして信を問うべきではないかという声があることも私は否定はいたしません...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) おっしゃるとおりであります。
○国務大臣(村山富市君) やっぱり一緒に仕事をしていますと、これは人間同士ですからね、お互いに理解も深まってまいりますし、あああれだけ違うかと思ったけれども、話してみるとそれほど大きな違いはないなというふうな気持ちになることも私は自然な成り行きだと思いますね。  しかし、先ほど...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私はいつも自然体自然体ということを申しておりますけれども、自然な流れで、だれもが客観的に見て、ああそれは当然だな、当たり前だなというような状況の中で結ばれていくことは、それはまたあり得てもいいことだというふうに思います。
○国務大臣(村山富市君) いろんな視点から言い分があると思いますけれども、日本はこれまでずっと開発、経済というものを中心に考えてきた。それはそれで私は、これだけ日本の国の経済が発展したんですから、大きな功績があったというふうに思います。  しかし、それだけに、例えば環境が破壊さ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、急に言われるとなかなか思い出せませんから、どうぞよろしくお願いします。
○国務大臣(村山富市君) 人はタフでなければ生きていけない、人にやさしくなければ生きていけない。さっきまで覚えていたんですけれども、急に忘れたものですから。  言われるとおりだと思いますね。私は、端的に申し上げますと、この内閣に対する一つの大きな課題は、やっぱり人にやさしい政治...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 仏つくって魂入れずというのでは本当に意味がないと思います。したがって、区割り法案が通れば中選挙区から小選挙区に変わるわけです。しかし、小選挙区制度に変わったからもうすべてが解決したということにはならないと思います。小選挙区というもののよさをお互いがどう生...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 周知期間については、私はやっぱりいろんな見方、考え方があると思いますね。ただ、これまでずっとこの前の国会からこの問題については議論をしてきているわけですし、その議論の経過というのはある程度マスコミ等も通じて国民の皆さんにも御理解をいただいているんではない...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) この国会に与野党が合意をしてこれは今おっしゃったように交付を受けるわけですから、これは税金をいただくわけですから、したがって政党の法的主体というものをもっと明確にする必要があるという意味で法案を用意しているというふうに聞いておりますけれども、それはそれで...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員御指摘のように、第八次選挙制度審議会から答申が出ておりまして、その答申の是非をめぐっていろんな角度から参議院でも活発な御議論が行われたというふうに承知をいたしております。  先般の国会で、一つのできる目安として四増四減を行って、そして若干の是正...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今申し上げましたように、この八次答申を受けて、例えば比例制度のあり方はこれでいいのかとか、いろんな問題点が御議論されているというふうに私も聞いておりますけれども、これからもまた各会派でそうした問題についての御審議をしていただけるのではないかというふうに思...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 所信表明演説で述べて、これはある意味では国民全体に対する約束もしておるわけでありますけれども、委員御指摘のとおりであります。
○国務大臣(村山富市君) 委員、今言われましたように、これは口で言うほど簡単なものではない。存在するものを変えるということは、存在するものにはそれぞれやっぱり意義もあるわけですし、存在価値も完全になくなっているというわけではありませんから、したがってそれを守ろうとする力が働くこと...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、建設大臣からも答弁がありましたけれども、安易に料金を上げるというんではなくて、なぜ料金を上げる必要があるのかということを徹底的に洗い直す、同時にその持っておる公社公団の体質というものもそういう機会に見直しをして、そして可能な限りこの節減を回らせると。...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 省庁の統合問題や中央の出先機関をどう整理統合していくかというのはこれまでも、今お話がございましたように、いろんな視点から検討され、ある程度進められてきた経緯もあるわけでございます。  私は、やっぱりこれだけ国際的な情勢も変わったし、同時に国内のいろんな...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 何点という点数の評価は、それぞれの立場からその見方と評価があると思いますから、私から点数はつけにくいんですけれども、しかし当面考えられる範囲では最善のものであるということについては率直に申し上げることができると私は思います。  今、委員御指摘のように、...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、今お話がございましたように、消費税率を引き上げるという前提として、先ほどからやさしい政治という話もありましたけれども、やっぱりみずからも身を削るというぐらいのことをやった上で、なおかつこれだけ金が足りないんだから何とかひとつ税率の引き上げを認めてほ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これはもう三党合意の中にもあるわけでありますけれども、できるだけ課税客体である所得、消費、資産というものに対してバランスのとれた形で課税をしていくことが大事ではないかという議論はずっと今までやられてきているところだと思いますね。  今言われましたように...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほども申し上げましたように、税率を決めるがいいか決めないがいいかというような議論をする際に、税率を決めなければそれだけ行政改革やあるいは不公平税制の是正やそういう当面する課題に対する責任を一身に担うことになる、だから決めない方がいいんではないかと、こう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 端的にそう聞かれるとちょっと返事に困るんですよ。  皆さん御案内のように、あの冷戦構造の時代には拒否権が発動されてなかなか物事が決まらなかった。しかし、幸いに冷戦構造崩壊後はお互いに協調し合うという状況になっておりますから、拒否権の発動もなくて物事が決...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは出たいからといって出れるものでもありませんし、そしてやっぱり国連の改組、改革がなされるということが前提ですから。したがって、そういう議論がされる中から、日本の国はこれまで果たしてきた役割から考えてみても当然常任理事国になってほしい、こういう声もだん...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、私が申し上げましたような意味で、日本が国際的に平和と安定のために大いに果たす役割があって、ぜひ役割をひとつ果たしてほしい、こういう期待が大きく高まってきたときには、それに対しては積極的におこたえをしたいと。
○国務大臣(村山富市君) 今、それぞれ答弁がございましたように、自衛隊がザイールに派遣されておりますのはあくまでも人道的な立場から難民の救援に行くと。その仕事の中身というのは、医療、防疫、給水、輸送ですね、その四つに限られておるわけです。したがって、その目的と任務が遂行できないよ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これまでの日本の教育の中で私学の果たしてきた役割というのは大変大きいものがあることは、もう委員御指摘のとおりだと思います。特にそれぞれ特性と特徴を持って教育をされておる私学の役割というのは、国立や公立てはできないことが可能になるという意味では極めて大きな...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは内閣の方針として外交は継続するということも申し上げておりますし、特にウルグアイ・ラウンド後のWTOという多角的な貿易自由化というのは日本の経済にとっては極めて大事だと受けとめておりますから、引き継いでやるつもりであります。
○国務大臣(村山富市君) るるお話がございましたように、私も思い起こしますけれども、あのウルグアイ・ラウンドの合意を受け入れる際に社会党も二晩ほど徹夜をして衆参両院議員で議論し合って、そしてこの結論を出した。あの全く苦渋に満ちた結論を出したわけですけれども、その前提として、これを...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 何でも反対という表現は少し、余りにも強調し過ぎたんではないかと思うんですけれども、それなりに私は、私も議員経験を通じて、恐らく百の法案が出ればその九〇%近くは修正するか賛成するかして通してきていますし、もうこれだけはやっぱり譲るわけにはいかぬといったよう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) ああいう長い戦争の経過を経て日本の国は生まれ変わったと。今日のこれだけの経済発展も遂げてきて、それなりに注目される国になっておる。それはやっぱり私は憲法の力が大きかったと思うんです。  その憲法の理念というのは、あくまでも平和と民主主義と基本的人権とい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) それぞれ所管の大臣から答弁がございましたように、ゴールドプランに加えて市町村がそれぞれ福祉計画をつくった、それを全国的に集約をして見直しをして新しい新ゴールドプランが策定されておる。しかも、政府としては公共投資の基本計画の見直しもして、その中で六百三十兆...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、一貫をしてやさしい政治というものを看板に表現しているわけですね。そのやさしい政治というのは基本的にはやっぱり社会的に比較的弱い立場にある人たち、そういう方々が強い人と共生できる、人間として平等に生きられる、そういう社会的公正を確保するという意味で、...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど来お答えを申し上げておりますように、人にやさしい政治というものは、そういう比較的ハンディを持っておるお年寄りやらあるいは障害者の皆さんやら、そういう方々が普通の人と同じような生活ができる、そういう社会的条件をどう整備していくかというところに私はやっ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 御指摘ございましたように、九月二十六日に情報システムの視察に参りました。  私は、このモデルルームを訪れながら、私自身がそのキーボードを指で操作して、指で突いたところによってアメリカのホワイトハウスが出てまいりますし、それから官邸が出てくるというので、...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、先ほども申し上げましたように、これから急速に進むであろう高度情報化社会が単に新しい産業分野を開拓するというだけではなくて、そのことがやっぱり一般の国民の皆さんの、消費者や生活者に十分利便をもたらして、そしてその成果が実りとなって実現していく、こうい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、山本委員御指摘がございましたように、ややもすると専守防衛の枠を超えて拡大をされる、しかも自衛隊が海外に武装したまま出ていくというようなこともあり得るんではないかという懸念がございました。そういう懸念に対して、我々は憲法の理念を大事にして阻止するために...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 憲法の前文に、「ここに主権が国民に存することを宣言しこと高らかにうたってあるわけです。これは私は国民主権の原理を決めたものだというふうに思います。この国民主権の原理というのは、国家意思を最終的に決定する主権というものが国民にあるということを意味するものだ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 国民が主権者としての権利を行使することを保障する制度として、憲法は二つのことがあると思います。  その一つは、普通選挙の保障ですね。これはもう選挙権、被選挙権、被選挙権の場合には年齢とのあれがありますけれども、しかしいずれにいたしましても普通選挙を保障...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 選挙をする制度として法律的にその候補者が選挙公報を出すということになっておりますから、これは私は選挙民に公約するものとして選挙公報というものが存在しているものだというふうに理解をいたしております。
○国務大臣(村山富市君) ここに選挙公報も持っておりますが、これが私の選挙公報です。  主としてこの選挙公報は、「政治を変え あなたの声を国会へ」ということを基本にいたしまして、その内容としては、「政治改革は必ず実現させます」、「子どもに生きる希望を、老後に安心を、ぬくもりのあ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 間違うといけませんから、正確に読ませていただきます。  第一二六通常国会は、佐川事件に端を発した巨額脱税・不正蓄財事件などの、金権腐敗政治に対する、国民の怒りの声によって、内閣不信任案が可決され、衆議院は解散しました。  この結果、自民党は分裂し、今...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 七月の総選挙の際に私が申し述べましたことについては、今ありのまま御報告をいたしました。  その七月の総選挙の結果、確かに日本の政治は変わる兆しを見せてまいりました。自民党は政権を離れて野党になりましたし、新しい連立政権が誕生したわけです。その連立政権は...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) いつからどのように変わったかということを、何日の何時に変わりましたというように私は説明することはできませんけれども、しかし連立政権ができる前に社会党とさきがけと共同してつくった政策があるわけです。新しい政権を樹立するための政策というものを打ち出しているわ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、先ほど御質問がございましたからわざわざ公約の前文も読ませていただきましたし、中身の項目についても御説明を申し上げましたけれども、この連立政権と私が述べたこととは基本的に変わりはないというふうに私は理解しています。
○国務大臣(村山富市君) それは選挙のときに公約したことをもうほごにして、そして好き勝手なことをやっているというんでは、これは今あなたが御指摘のことになると私は思います。  だけれども、前から申し上げておりますように、これはわざわざ私は前文も読ませていただきましたし、あなたの御...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは大分県だけで選挙するわけではありませんから、私は大分の県民に対して、有権者に対して問うために解散をするなんていうことは、それはおこがましくて到底できることではありません。  ただ、あなたの言われる気持ちは、何といいますか、理解できないわけじゃあり...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 何をもって言われているのかよくわかりませんけれども、先ほど来公約の問題についての質問がございました。  私は、昨年七月の総選挙のときの選挙公約についても、わざわざ御紹介がありましたから中身についても読ませていただいたわけです。私の選挙公報の中には消費税...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、これはお互いに考えなきゃならぬことだと思いますけれども、公約は約束事ですから守らなきゃならぬことだと思いまするし、それはやっぱり民主主義のあり方として大事なことだと思います。いいですか。  ただ、仮に消費税率引き上げに反対します、こういうふうに約...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 決着がついていると言って、それはあなたの方はそういう主張をしていますし、私は私の考え方で申し上げているわけですから、ですからそのことは十分ひとつ含んでいただきたいと思うんですけれども。  消費税率の引き上げに反対します、しかし上げたじゃないか、これは公...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) いや、勝手に答弁をしているわけじゃありませんよ。私は私の気持ちを素直に申し上げているんですよね。  ですから、消費税率の引き上げに反対します、こう申し上げたんだけれども、それが実現できなかった、政治家としてまことに申しわけなく思いますと。当たり前のこと...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) それはあなたと私の見解の違いで、あなたの言い分が絶対正しいというふうには私は受けとめておりません。私は私の政治家としての見識で申し上げているわけですから、そこはやっぱり違いがあると思いますね。  私は、先ほど来、選挙公報やらあるいは社会党が出している政...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは幾ら議論をしてみても同じことしか答弁のしょうがないんですが、何でもかんでもできるとは思っていませんよ。そんなことをしたらこれは民主政治の根幹が壊れますし、何のために選挙のときに公約するのかということにもなりますし、政党が国民に約束し、政治家が国民に...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 決して税というものを軽く考えているわけじゃありません。これは国民の皆さんから納めてもらうわけですから、納税してもらうわけですから、したがって可能な限り国民の皆さん、納税者の理解と納得を得ることが必要だということはこれまでも再三再四申し上げておりまするし、...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは内閣を一緒につくっているわけですから、そういう意味の見解というものがそれぞれ違うとは私は思っていませんから重複する点は省かせていただきたいと思うんですけれども、冷戦構造が崩壊した後の世界の情勢というのは、もうだれが考えてみても地球規模における大きな...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 大江さんが広島に行かれて、そして広島のことについて本も書かれておりますね。そういう大江さん全体の作家としてのこれまでの歩み、書かれたもの、特に子供さんに対するいろんな人間としてなし得ないことをなし得てきた、そういう総体的なものが評価されたんだと、私はそう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、御指摘のございました先般の愛知の参議院選挙、投票率が四二%ぐらいだったと思いますけれども、そういう政治に対する関心が極めて薄い、投票率が低いということについては、政治を預かる者として厳しい受けとめ方をしなければならぬというふうに私は思っております。 ...全文を見る
10月18日第131回国会 衆議院 本会議 第6号
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○内閣総理大臣(村山富市君) 村井議員の御質問にお答えをしたいと思いますが、まず最初は、消費税を是認したことに関連をしてのお尋ねでございました。  これは、昨年七月の総選挙の私どもの公約の中でも明確に申し上げておりますが、もうこの消費税が成立をして国民の暮らしの中にも定着をして...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) 中島議員の質問にお答えを申し上げたいと思いますが、税が国の礎であり、国民の暮らしにとって極めて重要な問題である、大きな問題であるということについては御指摘のとおりだと私は思います。それだけに、できるだけ納税者にわかりやすく、理解と納得をしていただくと...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) 佐々木議員の質問にお答えを申し上げます。  まず、今回の税制改革と公約違反の問題について一連のお尋ねがございました。  消費税が定着しているという状況も踏まえて、昨年七月の総選挙の際には、社会党は、消費税の否認ではなくて、所得、資産、消費に対する...全文を見る
10月18日第131回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(村山富市君) 宗教法人の場合には、憲法の信教の自由、政教分離の原則にのっとりまして制定されたものでありまして、所轄庁等においてその運用が適正に行われるよう努力しているというふうに私は承知をいたしております。  宗教法人の今後のあり方につきましては種々の議論があること...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 委員御指摘の水俣病問題につきましては、私自身も、これはもう長い間の課題でありますから、この内閣が取り組む一つの大きな課題ではないかということの認識はいたしておるつもりでございます。  これまでもこの認定業務の促進や水俣病総合対策事業等の実施等さまざまな...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今の委員御指摘、昨年八月に発表されました当時の官房長官の談話を受けたものというふうに私は承知をいたしております。
○国務大臣(村山富市君) 私は、さきの大戦におきまして、これまでも繰り返し申し述べましたように、我が国が過去の一時期に行った侵略行為や植民地支配が国民に多くの犠牲をもたらしたのみならず、アジアの近隣諸国に対しましても、また国民の皆さん方に対しましても、今なお大きな傷跡を残している...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、両大臣からも御報告がございましたけれども、これは十五カ月間にもわたって交渉が行われた大変厳しい困難な問題もあったかと思います。しかし、日本の政府が、大幅な減税をするとか、あるいは規制緩和をやるとか、あるいはまた公共投資の見直しをするとか、言うならば内...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 野間議員御指摘のように、水というものが人間の生活あるいは農業、中小企業等々、産業の各分野にわたって極めて貴重なものであるということはもう申し上げるまでもないと思います。今度のこの渇水問題が、議員指摘のように、そうした分野に対して深刻な影響を与えておるとい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今後のエネルギーの需給及び利用の問題等につきましては、今、委員御指摘のとおりだと私は思います。  これは先進国と途上国とのいろんな違いがありますから、国際的にも一律に考えるわけにはいかない面もたくさんあるかと思うのですけれども、特に今、委員御指摘のよう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 地元のことを御心配になって切々と訴えられておる議員の気持ちはよく理解できるところであります。  原子力発電の立地というのは、私はやっぱり慎重の上にも慎重を期してやる必要がありますし、とりわけ受け入れる地元の住民の皆さんの理解やら、あるいは県、市町村の理...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、外務大臣からも御報告がございましたように、御指摘のような委員の懸念というものは十分想定されるわけでありますから、そうした諸外国の状況等も十分踏まえて、日本だけが先走ってやることもないわけでありますから、批准後の手続については、御指摘のように、慎重に配...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、もうずっと農水大臣から答弁がございますけれども、西岡議員御指摘のように、私はやっぱり中山間地域における農業をどうするかというのは極めて大事な問題だと思います。これは単に農業というだけの視点ではなくて、水の問題やら環境の問題やら公益的に果たしている役割...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、渡辺議員が申されましたように、小選挙区制度になりますと一つの選挙区から一人の議員を選出するわけでありますから一番大きな政党が当選をするのではないか、だから大きくなることはいいことだ、こういう形で政党が再編成されていくということは、今お話もございました...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員御指摘のように、このたびの改正におきまして、企業等の団体献金は政党、政治資金団体並びに資金管理団体以外のものに対しては一切禁止するということになってきたわけです。これだけ制限が強化されたわけでありますが、さらに御指摘のように、改正法の施行後五年を...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 統一見解は、今、文部大臣が答弁したとおりでありますけれども、私は、例えば何か式がございまして君が代を斉唱するという場合に、全部それに合わせて歌っておるかということから考えますと、やっぱり中には抵抗を感じて歌わない者も幾らかあるのではないかと思いますね。そ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 公共料金の扱いにつきましては、今、委員御指摘のように、さきの内閣で公共料金年内引き上げ実施見送りの措置を決めたんです。年内の見送り措置を決めましたけれども、年が明けてからどうするかという方針については何も決めていないんですよ。ところが、料金を値上げするに...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど来申し上げておりますように、これは単に道路公団だけの話ではなくて、公共料金を抱えている事業体は同じように全部見直しをして、そして可能な限り削減のための努力をしてもらうということの点検をしてもらっているわけですから、今、点検の過程にあるところもあると...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは今、建設省から道路公団の例を挙げてお話がありましたけれども、各省庁が持っている公共料金につきましては、今、委員もお話がありましたように、それぞれ審議会にかけて、その審議会の議を経て各省決めているわけです。  その審議会が内輪のものだから余りよくな...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) この内閣が行政改革ということを盛んに強調して、規制緩和も加えてこの内閣の使命としてやっていこうということを閣議でも申し合わせをいたしておりますけれども、それは単に行政だけの問題ではなくて、そうした公社公団も含めて今御指摘のような努力は十分にしてもらう必要...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 公共料金ですし、特に高速道路については、先ほど建設大臣からもお話がありましたように、これはやっぱり均衡ある国土の発展を期すという意味からしますと、財政力の弱い、おくれた地域に対しても高速道路をつくってくれという声は大変高いわけですね。  したがって、そ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) お尋ねは、平和株の方につきましては先般御質問がありました。それに対して私がお答えいたしますと言った部分だけ答えさせてもらいたいと思いますけれども、私は、平和という会社はどういう会社なのか一切承知しておりませんし、一切関係ありません。これは妻も同じでありま...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、それぞれ各担当大臣から答弁がございましたけれども、行革審にもありますし、その行革審を受けての閣議決定もございますし、そうした経緯も踏まえた上でこの内閣は行政改革はやりますと言って取り組んでいるわけですから、その経過を踏まえた上で中期的な課題として慎重...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、法制局長官からもお話がありましたように、この憲法の前文というのはそれぞれの条文を解釈する場合の解釈上の指針となっておる、憲法の基本的な原理が述べられたものだと、こういう説明がございました。  私もそのとおりだと思うんですが、この憲法の前文に書かれて...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) ああそうですか。  そういうことであります。
○国務大臣(村山富市君) 私は、衆議院の予算委員会でも述べてまいりましたけれども、社会党がこれまで取り組んでまいりました護憲活動、自衛隊は違憲であるというふうに申し上げたのは、憲法の全体を貫いておる、とりわけ前段で示されておる理念を踏まえて主張してきたことでございます。
○国務大臣(村山富市君) 憲法解釈については、あなたも御存じのように、学者の中にもいろいろ意見がありますよね。それだけに、党の党員について個々にいろんな意見があることはそれは当たり前のことだと思うんですよ。だけれども、私は党の委員長として、こういう理解と解釈のもとに今まで自衛隊は...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほどあなたは法制局長官に憲法前文の解釈について質問がありましたね。それに対して長官が答えられたわけですよ。そういう憲法前文に書かれておる日本国平和憲法全体を貫いておるその理念に立って、日本社会党は護憲政党として自衛隊は違憲であるということを申し上げてき...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) いや、あなたはあなたの立論に立って私を攻めていますけれども、それは無理があるんですよ、無理が。  私は、先ほどから言っていますように、憲法の前文に書かれておる平和憲法全体を貫いておる理念をしっかり踏まえた上で政策的に憲法に違反をするという自衛隊政策をと...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これはこれまで随分長い間社会党は、今、私が前段で申し上げましたような立場に立って護憲・平和政党として自衛隊は違憲だという立場をとって運動をしてきたんですよ。これはもうずっと一貫して運動してきたわけです。しかし、国際情勢が変わる状況の中でこれでいいのかとい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、そんなに政策がごろごろ変わるべきものではないと思います。やっぱり戦後もう五十年近く社会党はやってきて、この歴史の中から変えたわけですから。ですからそう簡単に、あなたがおっしゃるように右から左にいつも変わるような性格のものではない、私はそう思っていま...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) それはちょっとその言葉の中で誤解があるかもしれませんけれども、ずっと後から一貫して読んでいただければわかると思うんです。私は、そういう憲法の理念に立って社会党が自衛隊に対する政策の方針を変えたんですと、こういうことを一貫して申し上げていますから、そこだけ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) ですから、憲法の前文を踏まえて、憲法全体を流れておる理念の立場に立って、社会党は護憲政党として今まで自衛隊は違憲だから拡大しちゃいかぬと、戦争しちゃいかぬと、自衛隊が武器を持って海外へ出ることはいかぬと、こう言ってずっと一貫して反対してきたわけですよ。 ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) それはこれまでの経過の中ですから。  ですから、振り返ってみていろいろ思い起こしていただければわかると思いますけれども、やっぱり安全保障問題というのは国会の中でも花形ぐらいにいろいろ議論をされた経過がありますよね。その議論の中では、やっぱり最近でもそれ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは例えば、これまでも私は申し上げてまいりましたけれども、そうした論争の経過を踏まえて、経過を踏まえて日本国民の間に文民統制も徹底するし、専守防衛という意識も定着をするし、徴兵制の不採用。とか、あるいは自衛隊の海外派兵の禁止とか、あるいは集団的自衛権の...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) あのときの議事録をひもといてごらんをいただければわかると私は思いますけれども、湾岸戦争というそういうものを背景にして、そしてこのPKOが議論されたわけです。  その議論の中では、自衛隊が後方支援とかいろんな議論がありましたけれども、やつぱり武力を持って...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 冷戦構造が崩壊して、これはどなたも私はお認めになると思いますけれども、あの米ソ超大国としては冷戦の時代には、やっぱりそういう体制の中で地球規模の紛争が起こる、戦争になるんじゃないかという危険性だって全然否定し得ないものがあったわけですよ。私は、少なくとも...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) だから、そういう意味の地域紛争というのはありますよ、現在でも起こっているところはあるわけです。いいですか。しかし、それが大きく世界を包むような紛争に発展する危険性というのはないんですよ。  同時に、それだけにやっぱり国連が平和のための機能というものを発...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) ですから、あのPKO法案を審議するときの背景というものがやっぱりあるわけですから、したがって私どもはその背景を十分踏まえた上で、その危険性があると思いましたから反対していったんですね。  しかし、もう今この法律が制定されておる現状の中では、その法律が憲...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これはもう国会で成立をした法案ですから、私は認めます。
○国務大臣(村山富市君) 法律は多数で決められたんです。あなた方も賛成をされて決められたわけです。決められて法律は存在しているわけですから、その法律が法律どおりに原則に基づいて正しく施行されるように進めていくのは当然の話じゃありませんか。
○国務大臣(村山富市君) 私は、これ正確に申し上げますけれども、この会見をした、PKFについて再度質問に答えてこう言っているわけです。PKFに踏み込んでいくことについては政府としては考えていませんということを申し上げたわけですと、こう言っているわけです。だから、誤解があるといけま...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) いや、それは社会新報にどういう記事があるかは知りませんけれどもね。  ちょっと待ちたさいよ、私が記者会見で言っていることを正確に申し上げているわけですから。これはもう記者会見でした記事はちゃんとあるわけですから、そのある記事を私はもとにして御答弁申し上...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) いやいや、その社会新報の記事は、これは私があのとき確かめてそして書いたものでもなければ、ただ記者会見を聞いて、その記者が恐らく取材されたんだと思います。しかし、私はここに今、記者会見をやったときの議事録を取り寄せておりますけれども、はっきり言っているわけ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) いやいや、その記事が正確性を欠いたか欠かないかということを私がここで論評するには、もう少し書いた本人に確かめて事実をきちっとしてからでなければ、それはやっぱり私はここで軽々に申し上げることではない。ただ、私が記者会見でやったことについては、るる説明してい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) そんなことを言っているわけじゃないんですよ。  ただ、私がここで言っておるのは、ここでその是非について問われてみても、書いた記者に聞いたわけでもないし、そんなことは確かめずにここで軽々に返事することではありませんと、こう言っているんですから。何も私は調...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 個人が発言していることについて一々ここで取り上げられて私に見解を問われても、これはちょっと想像のしようがありませんけれども、少なくとも本年度予算については社会党は賛成したわけですから、したがって予算に入っている分については社会党は賛成ですと申し上げる以外...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 防衛問題懇談会から御報告をいただきました。私はそのときに、これは前の内閣のときにつくられて、そして内閣が求めたものでありますから、せっかく皆さんが御審議をいただいたんですから、これから防衛計画大綱見直し等について参考とさせていただきますというふうに申し上...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これはまだ、地方分権問題も今議論されて、国の果たす役割と地方自治体が担うべき役割といったようなものも議論されておりますけれども、恐らく国と地方の役割分担に基づいて費用負担の見直しを行って、したがって補助金で出しておったものを一般財源の交付税に振りかえると...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、ゴールドプランが、先般も申し上げましたように、市町村が主体になって新しい福祉計画もつくっておりますし、そうした福祉計画を全部国の方で集めましてそれを土台にした新ゴールドプランというものをつくろう、こういたしておるわけでありますから、そういうゴールドプ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 超過負担の実態というものは、まだ私自身にはつまびらかになっておりませんので今ここで即断できませんけれども、いずれにいたしましても、先ほど御答弁申し上げましたが、新しいゴールドプランというものも今、作成中でありますから、その作成の中で十分検討させていただき...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、御指摘のありました沖縄の軍事基地の問題ですね。これは私は、総理になる前に何度か沖縄にも参りました。ああいう何といいますか、沖縄のど真ん中に基地があって、そして絶えずジェット機が飛んでいるといったようなその騒音も聞いてまいりましたけれども、本当に私は大...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 国際的な軍縮の流れ、傾向といったようなもの、同時に日本の周辺の国々の理解、そういった全体のものを踏まえたがら、当然軍縮というものはこれからやっぱり考えていかなきゃならぬ問題だというふうに私は理解をいたしております。  それから日米安保条約のもとにおける...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 西野議員の歴史的な勉強された御高見を拝聴いたしました。
10月24日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第3号
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○村山内閣総理大臣 バブル経済が崩壊した後、極めて厳しい経済環境の中にございましたこと、さらにまた急速に高齢社会が到来する、こういった事情を踏まえながら、税が国の礎をなす大事なものである、こういう観点もしっかり踏まえた上で、これは何よりも納税者である国民の皆さんの理解と納得を得る...全文を見る
○村山内閣総理大臣 見直し条項は、今回の税制改革が当面やらなきゃならぬ最善の策であるというふうに私は申し上げてまいりましたが、しかし、不断にやっぱり税のあり方については直すべき点は直すという追求が必要であるという建前からするならば、これからさらにそういう今御指摘のありました点につ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘のように、我が国の財政は、平成六年度末の公債残高が二百兆円を超える、こういう状況にございますし、同時に平成五年度決算におきましても、初めて二年連続決算上の不足が生じる、こういう極めて厳しい財政事情にあるということについては、十分認識をいたしておると...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘のように、今度の税制改革の中で地方消費税を創設するということも提案をいたしております。これは、今お話もございましたように、この地方分権というのはもう今時の流れになっておりますし、同時に昨年の六月には衆参両院でも地方分権の決議がなされた、こういうこと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 渡辺委員冒頭に言われましたように、今まで同僚の委員で一緒に活動してまいりましたけれども、渡辺委員から質問をされて私がこういう立場でお答えするというのは全く感無量の感がいたします。  今委員が御指摘になりましたように、税のあり方として、これは課税客体としては所...全文を見る
○村山内閣総理大臣 見直し条項に対して、私は本会議でも答弁をいたしましたけれども、予断を持っておるものではありません。これから行革なり不公平税制の是正なり、思い切って追求をしながら、結果的に今の五%でとまるのか、あるいは引き上げせざるを得ないのか、あるいはまた引き下げが可能なのか...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘になりましたように、冷戦構造が崩壊をして、もう今や地球規模における大きな戦争というものはだれも想定できない。もうないのではないか。ただ、地域的な紛争は今あちこちで起こっているわけでありますから、-そういうものはこれからも絶えず続いていくのではないか...全文を見る
○村山内閣総理大臣 御指摘の点は、御意見として私はやはり理解できる点もありますし、十分心してやらなければならぬというふうに思っておる点もたくさんあったかと思います。  法人課税のウエートが高いというのは、これはもう言われるとおり、諸外国に比べて事実だと私は否定をしません。そのこ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 行革につきましては、さきがけの皆さんからも厳しい御意見をいただいていることについては、もう今さら申し上げるまでもないのですけれども、委員御指摘のように、税制の改革をする前提として、みずからのやっぱり姿勢を正すべきだという厳しい国民の声があることは、もう十分承知...全文を見る
○村山内閣総理大臣 細かな計算をされて、大変参考になりました。  ただ、前段に言われたくるくる変わるなんという表現は、私はくるくる変わった覚えはありませんから、そういうことを言いっ放しにされたんじゃ大変困るので、意見があれば意見をまた聞かせていただきますけれども、一応私の立場か...全文を見る
○村山内閣総理大臣 御指摘のとおり、子供さんが学校、高校から大学に入る、あるいは家のローンも払わなきゃならぬ。私は、それに加えて、やっぱり四十前後になりますと、大体両親ももう扶養なり介護なりを要するような年齢になるのではないかということが想定されますから、この層が一番やっぱり厳し...全文を見る
○村山内閣総理大臣 景気は、そういうふうに期待して私どもも努力いたしますけれども、日本だけの経済で決まるものでもないし、やはり国際全体の経済の動向等とも関連をして日本の経済というのは動いているわけですから、したがって、ここで即断をして、来年はやめますとかなんとかいうことはなかなか...全文を見る
○村山内閣総理大臣 何%になればその著しくということになるのか断定的にここで基準を設けるようなものではなくて、全体を判断をしてみて、もう景気対策のために減税は必要ないのではないか、こういう総合的な判断に立ては、それは私はそういう結論になり得ると思いますよ。これは一つのものだけを基...全文を見る
○村山内閣総理大臣 その二兆円というのは、今大蔵大臣からも言いましたように、あなたは正直だと言われましたけれども、これはもうはっきりしているんですよ、景気対策のために二兆円の減税をやりますと。これは、単年度単年度決めていくんですよ。ですから、平成六年度の五兆五千億円という減税も、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 委員お話しのように、行政改革というのは言葉で言うほど簡単なものではない、これは今までの経緯が十分物語っていると思います。  したがいまして、私は、この行政改革を本当の意味で推進をしていくためには、内閣が一体となって進めていくことはもちろんでありますけれども、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、今のように、例えば有価証券取引税とか、あるいは利子の分離課税とかいうようなものがやっぱり一つの矛盾点として今指摘されているのではないかと思うんですね。そんな意味では総合課税が一番いい。総合課税をするためには、課税客体を完全に把握せにゃいけませんから、した...全文を見る
○村山内閣総理大臣 それは、先般予算委員会で村井委員から御指摘がございましてお答えを申し上げましたけれども、これはもう先ほどもお話がありましたように、この消費税が設置をされるまでには歴史的な経緯があるわけです。  消費税が創設された当時、私どもは反対をしてまいりました。しかし、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 是認という言葉が、それはどういうふうに解釈されるか知りませんけれども、一応法律が成立をして、制度としてできて、国民の暮らしの中に定着しておるわけですよ、そういう現状を認めますという意味ですから、御理解いただきます。
○村山内閣総理大臣 あるものだからやむを得ないという立場ではないのです。今の消費税が完全にいいものであるかどうかということからすれば、いろいろな改革する意見が出ているわけですから、ありますよね。ですから、そういう意味も含めて、いいという意味で是認をするのですかと、こう聞かれれば、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、私が今答弁したことと、だめなものはだめというのとどんな関連があるのかよくわかりませんから、これは答弁の限りじゃないと私は思いますけれどもね。私が答えたとおりに御理解をいただきたいと思います。
○村山内閣総理大臣 今申し上げましたように、消費税というものが完全にいいものであるかどうかということについては、これは完全なものとは思いません。まだ是正する内容のものがございます。  ただ、法律ができて制度として国民の生活の中にもう定着してきておる、この事実を私は認めます。した...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、さっき答弁しましたように、消費税を認めた上で改正案を出しているのですよ。認めてなきゃ改正案を出せませんじゃないですか。当然のことです。
○村山内閣総理大臣 消費税というもの、そのものが持つ性格の中で、これは所得に対してではなくて消費に対してですから、同じ物を買えば同じ税率を負担するということになるので、そんな意味では大変逆進性が強いというのはもう指摘されたとおりですね。したがって、やはり応能負担という、能力に応じ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、そのぜいたく品というのは、価格で区別をするのか、物によって区別するのか、それは一概には言えないんじゃないかと思います。
○村山内閣総理大臣 お捨てになったのかと言われれば、これは午前中の答弁でも申し上げましたように、将来のやっぱり課題として検討されるべき課題であるというふうに受けとめておりますと、こういう答弁をしているわけですよ。それは、いつまでにどうこうするなんということは申し上げられませんけれ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 もう既に複数税率を採用している国もありますし、今お話のございましたように、そういうヨーロッパあたりの例等々も十分参考にさせていただきながら、これから検討していかなきゃならぬ課題であるというふうに思っています。
○村山内閣総理大臣 そのときの暮らしの状況やら経済の状況やら社会的背景やら、いろんな検討しなきゃならぬ懸案がありますから、したがって、今どの程度の率になったときにどうするかということについてお答えできる限りではないというふうに申し上げておきます。
○村山内閣総理大臣 今回の改革の中には特別消費税を廃止するということは入っていません。だけれども、今御意見もありますし、いろいろな意見があるわけですから、そういう意見も踏まえて、今後はやはり検討すべき課題であるということについては、申し上げておきたいと思います。
○村山内閣総理大臣 お答えいたします。  委員御指摘のように、国債というものが、単に子供や孫に借金を残すというだけではなくて、負担の格差を拡大していくという意味は言われると。おりだと私も思います。それは否定しません。ただ、例えば国債の中でも建設国債等は公共投資の財源として使われ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今御紹介がございました、この三党連立がやっております合意事項の中に書いてあることは、今委員が申されたとおりであります。高齢社会に対応して、例えば医療、年金、福祉、とりわけ介護等に多額の金がかかるだろう、そのかかる金をどう負担をしていくかということがこれからの重...全文を見る
○村山内閣総理大臣 その認識には変わりはございませんから、今度の改革の中では第一歩を踏み出しておるというふうに御理解を賜りたいと思います。
○村山内閣総理大臣 今厚生大臣から、ゴールドプランから新ゴールドプランへ移行する経過についての説明がありましたね。しかしこれは、新ゴールドプランというのはまだ確定されていないんですよ。まだ検討している段階にありますから、その検討に見合って財源措置等についてもやはり同時に検討してい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 それは決まれば当然そういうことになろうかと思います。
○村山内閣総理大臣 これは単年度の計画でなくて長期の計画ですからね。したがって、初年度との程度の財源を必要とするのか、まだ確定していないわけですから、計画自体が。だから、確定と見合って財源措置についても検討させていただきますと、こう言っているわけです。
○村山内閣総理大臣 これは、新ゴールドプランがまだ確定していないんですよ。これは、数字も変わるかもしれませんよ。確定していないものを前提にして、こうします、ああしますというような回答ができないのはこれは当然なんで、ですから、そのためにこの見直し条項も入れて、そうした新ゴールドプラ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはもう何度も答弁していますように、新ゴールドプランがまだ確定していないんですよ。確定していないものを前提にして物を決めるというのは、これはできませんからね。したがって、確定される段階とあわせてこれからも検討させてもらうという意味で見直し条項も入れてあるわけ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 経過で御説明がありましたように、各市町村が実態に即して、それぞれ工夫して努力してつくり上げたものが今集約されているわけですよ。それを土台にして厚生省も真剣に、十分新しい時代に対応できて、介護も少子対策もやれるようなものをつくっていこうといって真剣に検討している...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先の検討課題なんというような、何か遠い先のような話をされますけれども、そんなふうには考えていませんよ。今、作業を鋭意やっているんですよ。やっているんだけれども、まだ確定していません。確定していないから、これは中身が変わるかもしれぬし、数字が変わるかもしれません...全文を見る
○村山内閣総理大臣 何度もお答えしていますけれども、市町村が市町村の実態に基づいて保健福祉計画をつくられた、それを今厚生省に集約をして、集約をしたものを、それをそのままこの新ゴールドプランにするというわけじゃないのですよ。厚生省は、全体のやはり考え方がありますから、先ほど厚生大臣...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私が聞いておりますのは、そのプロジェクトチームに九月に素案が提示された、これはあくまでも素案ですね。だから、内閣が決めたものではないのです、まだ。そういうふうに御理解をいただきたいと思います。
○村山内閣総理大臣 これはもう何度もお答えしていますように、まず厚生省で確定をしましたら、その確定されたものが内閣に提出される、そこで内閣で検討して最終的に決めるということになろうかと思います。
○村山内閣総理大臣 そういう経過を踏まえて、厚生省からは概算要求も出ていますし、これからまた予算を詰めていくわけですから、その詰める段階の中で十分検討されなきゃならぬ課題だというふうに申し上げております。
○村山内閣総理大臣 いや、いずれにいたしましても、来年度予算の編成についてはこれから詰めていかれるわけですから、その詰める段階で与党の方からも要求が出るかもしれませんし、新たにまた厚生省の方から出るかもしれませんし、いろいろなことがやはりこれからあるわけですから、そういう点も踏ま...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはもう国会全体、国民全体も期待していると思いますけれども、高齢化・少子対策は必要であるということの認識は共通するものがあると思いますね。したがって、市町村も真剣に福祉計画をつくる、新ゴールドプランもつくらなきゃならぬ、こういう課題を抱えておるところでありま...全文を見る
○村山内閣総理大臣 両面に対して対応していこう、こういう考え方で税制改革案はつくられました。
○村山内閣総理大臣 言われる意味はよく理解できます。  それで、これは、例えば自衛隊の問題にしても、いつかも申し上げましたが、突然変更したわけではないんですよ。ずうっともう社会党の中では両論意見があって議論をされてきている経過があるんですよ。その経過を踏まえて、もう詳しくは申し...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ですから、消費税の問題等については、逆進性を緩和するために飲食料品は軽減税率にするとか非課税にするとか、そういうこともうたってありますから、そういうことについて、三党の中で十分議論も深めたけれども結果的にできなかったことについては、努力も足りなかったし力も足り...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今大蔵大臣が答弁したことで尽きると思いますけれども、やっぱり建設国債は、先ほども申し上げましたように、単に物をつくって、そこから収益が上がるというだけでなくて、景気浮揚のために、公共投資後の効果というものもやっぱり否定できないものがあると思うのですね。したがっ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 戦後処理というものについて、具体的にどういうことをお尋ねなのかというのがちょっと理解ができないのですけれども、戦後の賠償については、これはもうサンフランシスコで国と国との条約によって一応遅滞なく義務は果たされてきておる、責任を果たしておるというように思います。...全文を見る
○村山内閣総理大臣 侵略戦争であるかどうかということについては、これはいろいろな意見がございますから、そういう意見の混乱の中に私は巻き込まれたくないと思うのですね。ただ、本会議でも申し上げましたように、侵略的行為があった、そのことを通じて、我が国の国民はもとより、関係した諸外国の...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ですから、侵略戦争というこの言葉の解釈については、これはやっぱり現実に照らして判断をしていかなきゃなりませんから、いろいろ私は見解があると思いますよ。  しかし、今も大臣から答弁がありましたように、それは日本が侵略的行為があった、あるいは朝鮮やら台湾を植民地...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は侵略戦争という言葉は使っていないんですよね。侵略的行為があったと、こういうふうに言っているわけです。
○村山内閣総理大臣 何度もお答えしておりますけれども、確かに消費税が創設される際には、これはもう社会党だけでなくて、その当時の野党の皆さんは挙げて反対をしたわけですね。しかし、残念ながら成立をして、現在もう定着をして実行されているわけです。しかも、国民の暮らしの中に、あるいは経済...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ちょっと済みません。一番は何ですかね。――看板ですか。(今井委員「この看板じゃなくて、消費税の看板です」と呼ぶ)  消費税率引き上げに反対という看板を出しましたね。これは考えてみますと、恐らく細川政権のときに国民福祉税七%引き上げということがあったときに、私...全文を見る
○村山内閣総理大臣 行政改革につきましては、今委員御指摘のように、そう言葉で言うほど簡単なものではない。大変難しい困難な諸条件がある。その障害を乗り越えていくためには、先ほどお話もございましたように、これは内閣が全体として一体となって取り組んでいく必要があるし、同時に、国会全体の...全文を見る
○村山内閣総理大臣 所信表明演説でも申し上げておりますし、あと予算委員会の質問に対する答弁でも答えておりますけれども、この内閣の持つ一つの大きな課題は行革にあると、これは断じてやらなきゃならぬという決意はもうたびたび申し上げてあります。  私は、「人にやさしい政治」ということを...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今井委員からお話がありましたように、第二十四次の地方制度調査会から中間報告をいただいております。私は、この中間報告は高く評価をしておりますが、これを参考にしてこれからさらに作業を進めていきたいというふうに思っております。これは単に私どもが聞いただけではなくて、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 消費税についての見直し条項を設けておりますが、これは、私は本会議における質問に対しても答弁いたしておりますし、予算委員会でもたしか質問があってお答えいたしておりますけれども、この今の時点において何らの予断を持つものではなく、今後この条項に挙げてある諸点を厳密に...全文を見る
○村山内閣総理大臣 予断を持っていないということは予断を持っていないんで、それ以上のことをお聞きになることはもうこれは無理ですよ。私は、今は全然予断を持っていないんですから。まだ前段に、お互いにやはり検討して審議しなきゃならぬことがありますから、その検討する諸点について十分なひと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、本会議でも予算委員会でも答弁しておりますように、すべて予断は持っておりません、すべては検討してもらった結果によって判断をいたします、こう申し上げているわけです。
○村山内閣総理大臣 あなたは今、三人名前を挙げられましたけれども、三人が話されたことを、もう上げるものだ、上げるものだという前提で見ていますけれども、私はそうは見ていませんね。やっぱりこれから福祉の財源がどのぐらいかかるのかということも検討しなければならぬ、同時に、そのためにでき...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、あなたが一人で判断して、可能性がないじゃないか、可能性がないじゃないか、こう言っているけれども、これは検討した結果によって五%でとまることもあるかもしれませんよ、これは。変動する場合もあるかもしれませんよ。これは検討した結果によるのであって、今は私は予断...全文を見る
○村山内閣総理大臣 公共事業の計算をする場合に、やっぱり市場原理というものがありますから、その市場原理に基づいて計算を私はしてきているものだと思うんですね。したがって、言われるような、何といいますか、むだが、余計な金がそれに含まれておるというふうには思っていませんし、これはいろい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今お話がありました、与党三党がつくりました「行政改革を進めるに当たっての基本方針」の中にもこういうことが明記されております。「公共事業の執行については、入札制度の改革により、透明性の一層の向上に努め、市場原理に基づいた価格形成の実現を図る。」  私は、これは...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、それは、具体的な事実は私はよく存じておりませんけれども、今あなたが言われたようなことがあるのかどうか、これは事務当局に聞かなければわかりませんけれども、一方的に言われたから、それをそのまま、ああそうですか、そんなことがあったのですかといって受けるわけにい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはもうたびたび申し上げましたけれども、これだけ冷戦構造も崩壊して世界情勢も変わって、恐らく地球規模で戦争が展開されるようなことは、もう恐らくない、どなたもそうお受け取りになっていると思うのです。地域的な紛争はあちこちに見られますけれども、しかし、それはやっ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 七年度の防衛予算の概算要求の伸び率を〇・九%に抑えるというのは、これは本当に容易なことではないんですよ。しかし、今の軍縮の流れの中で、これだけは何としても認めてほしいという与党間の話し合いの中で〇・九%に圧縮をしたんですよ、これは。ですから、そのことも十分ひと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは聞いていますと、公共事業の予算をこう膨らますとすべて悪のように言われる見解というのは、それは私はそのまま受け取るわけにはいきませんね。やっぱり公共事業というのは必要に応じて計上されておるのであって、例えば今一極集中し過ぎている、もう少し九州やら地方の方に...全文を見る
○村山内閣総理大臣 だれも喜んで税率を上げる者はいないので、できるだけ負担が軽い方がいいのは決まっていますから、できればそうしたいという気持ちは重々持っているわけですよ。だから、私どもは税率の引き上げに反対するという態度をとってきたのですね。  しかし、今の諸般の情勢を考えた場...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、昨年七月の総選挙の際に社会党が、社会党の政審が出した党の方針ですよ、方針ですよね。この方針の中に、先ほど読み上げましたけれども、「所得税の実質増税構造の解消や、飲食料品の非課税化による消費税の逆進性緩和など、国民的な要望に責任をもって応えられる取り組み...全文を見る
○村山内閣総理大臣 それは私は、本会議でこの公約を読み上げたわけじゃありませんから、私自身の考え方としてそうであったということを申し上げたわけです。この公約に書いてあるのはそのとおりですね。そのように御理解を賜りたいと思います。
○村山内閣総理大臣 これはもう何度御質問があっても同じ答弁をせざるを得ないのですけれども、この公約を読み上げたわけじゃないのですよ。私は選挙のときにそういう立場で公約してまいりました、私の考え方ですということを、それは補足して申し上げれば、そういうことで御理解をいただきたいと思う...全文を見る
10月27日第131回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○村山内閣総理大臣 委員御指摘のように、この自衛隊のルワンダにおける難民の救援事業は十二月三十一日までというように基本計画で決めております。したがいまして、その期限が来れば当然引き揚げることになるわけでありますけれども、現地でなおかつ自衛隊が行っている業務が継続して必要であるとい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはまた後で御質問があるかと思いますけれども、これまで社会党が自衛隊にとってまいりました方針を転換をしてまいりました。自衛隊は憲法上も承認されるということに方針を変えたわけであります。  したがいまして、そうした方針も踏まえた上で、私は、この自衛隊の最高指...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘になりましたように、社会党がこれまで自衛隊は違憲であるという立場をとってきたことはそのとおりであります。これは、米ソ超大国が対峙するという冷戦構造の中で、日本に対しても防衛力の強化というものが叫ばれておる。それで社会党は、平和憲法という憲法の理念を...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員が指摘されましたように、法制局長官の見解を読みましても、憲法の前文というのは、憲法制定の由来、目的、制定者の決意などを宣言するために個々の条文の前に置かれるものであって、そこでは憲法の基本原理が述べられておるのが通常である、こう解釈していますね。この憲法...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来申し上げておりますように、私がわざわざ憲法の前文を引用いたしましたのは、憲法全体を貫いておる平和の理念というものを踏まえた場合に、米ソが対立するという状況の中で日本の置かれている立場を考えた場合に、一方に加担をして軍拡を進めていこうとする動きについては...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来申し上げておりますように、平和憲法を貫いておる平和の理念というものはきちっと一貫してあるわけですよ。この平和の理念というものを踏まえた上で、国際情勢全体の中に置かれておる自衛隊というものの存在、あるいは当時の政府の防衛政策というもの等々を考えた場合に、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は誠実に答えているつもりですけれどもね。  政策の方針を決める場合、政策を決める場合、やはり一つの理念がありまして、その理念に基づいてどういう政策をとることが一番いいのかという判断をする場合に、その置かれておる客観的な情勢というものを抜きにして私は判断はあ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いやいや、何度質問されても、それは私は同じ答弁しかできないわけですけれども、前文をわざわざ私が紹介申し上げましたのは、この平和憲法の持つ根幹というのは、一つはやはり平和であり、一つは民主主義であり、一つはやはり人権を尊重する、こういう柱がちゃんと完全にあります...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、先般の予算委員会でも答弁申し上げましたけれども、戦後、日本国民の間に、文民統制とかあるいは専守防衛とか徴兵制の不採用、自衛隊の海外派兵の禁止、集団的自衛権の不行使、非核三原則の遵守、武器輸出の禁止などの原則が確立されたこと、そして必要最小限の自衛力の存在...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来申し上げておりますように、この問題はもう随分長い期間、党内では論争が繰り返されてきているわけですよ。そういう論争の経過を踏まえた上で、たまたま私が首班になるという、こういう状況の変化もございましたから、もうこれは私はやはり踏み切らざるを得ないといって踏...全文を見る
○村山内閣総理大臣 この問題解決への重要な第一歩であったというふうに私は受けとめていますから、この合意に基づいてこれからやはり誠実に履行していただくことが大事ではないかというふうに考えております。
○村山内閣総理大臣 安保条約上この事前協議の対象となる事項は、我が国から行われる戦闘作戦行動のための基地としてこの日本国の施設、区域が使用される場合ということになっております。  今お話のございましたような海上封鎖は、そもそもその対象が主として商船等になろうかと思いますね。した...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、私がたびたび申し上げておりますけれども、今、先ほど来議論もありますように米朝会談が一応妥結を見て、そして、これからさらに疑惑が払拭される、話し合いが進められる第一歩を踏み出した、こういう状況にあるときに、もし朝鮮半島で何か緊急事態があった場合にというこ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私も、この委員会で自衛隊法の一部改正案がどういう審議をされ、どういう経過をたどってきたかということについては、それなりに承っておるつもりでありますけれども、この自衛隊法改正案が提出された当時、やはり国民の中には反対、賛成の声がぐっと反映されておった。これは、や...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来申し上げておりますように、この自衛隊法の一部改正案が上程された場合には、自衛隊の海外出動に道を開くのではないかという国民の心配される声もありました。同時に、機種が、これは特定の機種が選定されておったわけじゃありませんから、戦闘機まで出動されるようなこと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはもう参議院のみならず、衆議院の場合でも、国会の決議は尊重されなければならぬというふうに思います。  ただ、今般の自衛隊法の一部改正案というのは、外務大臣から依頼を受けて、在外邦人の生命の保護を要する場合にその輸送を行おうというものでありまするし、同時に...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、政権についたから、つかないからというのではなくて、先ほど来申し上げておりますように、今御審議をいただいておりまするこの自衛隊法の一部改正案というのは、社会党も入って合意をしてつくり上げた法案なのですよ。そのことを私は前提として、十分皆様方に御理解をいただ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは従来から政府がとってきている解釈でもあると思いますけれども、憲法が禁止している武力の行使の具体的内容について若干申し上げますと、いわゆる集団的自衛権の行使、すなわち日本の国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を自分の国、日本の国に対する直接攻撃とみなし...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはもう、外務大臣が今申し上げたとおりであります。
○村山内閣総理大臣 先般観艦式に行ったのも、御案内のとおり初めてのことですし、三十日には観閲式に行きたいというふうに私は思っています。  自衛隊が、やはり先ほど来議論がありますような、日本国の平和憲法のもとにおける自衛隊という存在を十分理解した上で、秩序ある整然とした行動をとら...全文を見る
○村山内閣総理大臣 まあ若干照れた感じもありますけれども、何といいますか、気恥ずかしいという気持ちよりも、むしろ本当に御苦労ですなというような気持ちで私は観閲をさせていただきました。
○村山内閣総理大臣 これは、私はあらゆる場面で申し上げているわけでありますけれども、朝鮮半島が二つに分割されて現状のような姿にあることは、これはやはり長い歴史の中で日本にも責任があることだということを十分踏まえておく必要がある、私はそう思っています。  ただ、残念ながらまだ日朝...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘にございましたように、これはいつ起こるかわからないような緊急事態に備えてのことでありますから、したがって、そうした事態が起こらないことがもちろん大事なことでありますし、先ほど来御意見もありましたように、十分ひとつ情報の収集も行って、そういう事態が起...全文を見る
○村山内閣総理大臣 けさ、ある世論調査の結果を見ましたら、ルワンダに自衛隊が派遣されておるということに対して、よかったという支持者の数が圧倒的に多かったという調査を見ておりますけれども、これから、今委員が指摘されましたようなそういう人命の救援とか難民の救援とか人道上の問題について...全文を見る
○村山内閣総理大臣 委員御指摘のように、シビリアンコントロールの前提としては、やはり自衛官の政治に対する信頼、とりわけ内閣に対する信頼が前提になければ、私は、シビリアンコントロールは守れないものだというふうに思っております。  今お話もございましたけれども、今の自衛隊が、平和憲...全文を見る
10月28日第131回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第4号
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○村山内閣総理大臣 最初に、委員会に関係のない大臣にはそれぞれ政務を担当してやってほしいという御理解のある御発言をいただきまして、心からお礼を申し上げたいと思うのです。  二十六日のこの委員会の運営が、私自身が出てもいいとか、出ない方がいいとかそういう意見を述べたことは一度もな...全文を見る
○村山内閣総理大臣 国会自体でどういうお話し合いがあったかということについては私は関知していませんから申し上げられませんけれども、しかし、従来、私の日程については官邸の方でそれぞれ担当がおって作成しておりますから、そこらの話でどういうふうになったのか、これは私は関知していませんと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御発言がございましたように、随分長い期間それぞれ国会で議論をしていただきまして、何とか政治全体がもう一遍原点に立ち返って、そして国民の政治に対する信頼を回復しなきゃならぬ、こういうお気持ちで与野党を通じて議論をされてきたという経緯については私も十分承知を...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは一つの例として、今、与野党でお話し合いをされていますね。連座制の強化とか等々の問題もあるわけですから、そういう問題も含めて、お互いにやはり議論を尽くした上でなおいいものにしていくという努力は、これからもやる必要があるのではないかという意味で申し上げたわけ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今回の区割り案につきましては、九月に行われました衆議院及び参議院の政治改革特別委員会におきまして、審議会の石川会長から、市区町村をいわゆるようかん切りにしてきちっとやれば、それは二倍以内におくめることができたかもしれない、しかし、行政区画とかあるいは地勢とか交...全文を見る
○村山内閣総理大臣 小選挙区の区割りにつきましては、その区割りを決める委員会をつくっていただいて、これは言うならばもう党派を超えて、中立的な立場で公平公正な区割り案を出してもらおうというのでお願いして出してもらいまして、それをそのまま受け入れた形で法案にしてこの国会に提出しておる...全文を見る
○村山内閣総理大臣 政党交付金制度については、第百二十九国会で当時の旧連立与党と自民党と話し合いで決められたことで、私は、政党交付金制度のあり方の前提として、余り過度に国家に依存することもいけないし、同時に、そのことによって政治活動の自由が束縛されるようなことがあってもいけない、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は今総理という立場でここで答弁しているわけですから、政治家個人としてここでとやかく言うと物議を醸す心配もありますから、総理としての答弁に限らせていただくということが至当ではないかと思います。
○村山内閣総理大臣 社会党委員長として今ここで答弁する立場に私はないのですけれども、ただ、社会党としては従来から、できるだけ企業献金は節度を持ってやっていただく。これは、個人個人の有権者に政治に対して関心を持っていただくという意味から申し上げますと、やはり個人献金を主体にすべきも...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほども申し上げましたように、今成立いたしております政治資金規正法の改正、それから公職選挙法の改正、それに今与野党でお話し合いをされておりまする連座制の強化を含めたいろいろな話し合い等々を踏まえれば、私は、この腐敗防止に関する限りにおいては、一歩も二歩も現状よ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 東中委員がまるっきり変わったと言われますと、私は、まるっきりは変わっていませんと言わざるを得ないわけですね。  なぜかと申し上げますと、今委員が御紹介ございましたように、七月の総選挙の際に社会党が出しておりますのは、選挙制度として小選挙区併用型比例代表制を提...全文を見る
○村山内閣総理大臣 社会党は企業・団体の献金は禁止をする方向で主張してまいりました。これはやはり主張をしてきたけれども、それは力関係もありますし、そのときの政治情勢もありますし、必ずしも主張したことが一〇〇%通らないからこれは公約違反ではないか、こう言われたのでは、これは私はある...全文を見る
10月28日第131回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(村山富市君) 勝木議員の質問にお答え申し上げますが、第一の質問は福祉ビジョンについてのお尋ねでございます。  今回の税制改革の中で見直し条項を入れてありますけれども、この見直し条項も踏まえながら、今後、新ゴールドプラン、エンゼルプラン等々の内容について今詰めを早める...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 横尾議員の質問にお答えいたします。  今、私は、横尾議員の質問を聞きながら、これまでずっと社会労働委員会で年金の審議等に携わってきた立場から反省もしておるわけでありますけれども、私どもはやっぱりできるだけ保険料の負担は軽くした方がいいというので政府案に...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 西山議員の質問にお答えいたします。  最初の質問は、六十五歳支給と選挙公約との関係についてのお尋ねでございます。  昨年の総選挙では、この点につきまして社会党は、雇用と年金の接続という観点から支給開始年齢の延長に反対してまいりました。これはやっぱり、...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 答弁漏れがあったと指摘されましたので、改めて御答弁を申し上げます。  そめ答弁漏れと申しますのは、憲法第二十五条の空洞化への道にほかならない、総理の見解はどうか、こういう御質問に対してお答えをしていなかったと。  謹んで改めてお答えを申し上げます。 ...全文を見る
11月02日第131回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第6号
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○村山内閣総理大臣 全国見渡しますと、過疎もあるし、いろいろな地勢上の問題もたくさんあろうかと思うのです。今回の区割り案につきましては、九月に行われました衆議院及び参議院の政治改革特別委員会で審議会の石川会長がお述べになっておりますが、市町村をいわゆるようかんを切るようにきちっき...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員からお話がございましたように、六年間という長い期間、いろいろ紆余曲折もありましたし、その間には政権がかわるといったようなこともございまして、感慨深いものがあることは、もう皆さん共通してそういう御認識だと思います。  この区割り法案ができれば、小選挙区と...全文を見る
○村山内閣総理大臣 この内閣ができて四カ月になりますけれども、この四カ月間のやってきたことに対して正しく御理解をいただき、評価していただいたということについては私も大変ありがたいことだというふうに思っています。  これはだれが考えてみても、三十八年間対立しておった政党が、言うな...全文を見る
○村山内閣総理大臣 区割り法案が通って一応、先ほども申し上げましたように、一連の政治改革の制度ができるわけであります。したがって、新しい制度ができたら新しい制度に基づいて信を問うというのは、ある意味では一つの考え方ではあると私は思います。しかし、政治というものは、やはり国の内外に...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほども申し上げましたように、今度の政治改革が本当の意味で実効あるものにして実を結んでいくためには、政治家がもちろん心して取り組んでいくことも大事なことでありますけれども、何よりも主権者である有権者がよく理解していただくということが基本でありますし前提でなけれ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 仏つくって魂入れずという言葉もありますけれども、これは、法律というのは一応制度ができるわけでありますが、その制度を活用するのは政治家であり有権者でありますから、したがって、何よりもやはり政治家の意識改革、有権者にもしっかり理解していただくということが大事だとい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今回、一連の政治改革の中で政党が交付金を受けるということになりましたので、それらは単なる任意団体ではなくてやはり法的主体を明確にする必要があるという意味で、私は一歩前進されたというふうに評価をいたしておるのでありますが、今言われましたように政党法ということにな...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今も大原先生の御質問にお答えいたしましたけれども、なるほどこの政治改革が一連の仕上げをすれば、制度も変わることだからひとつ新しい制度で信を問い直して出直すべきじゃないか、こういう意見も私はあり得ると思います。しかし、政治というものはやはり国民のために日々生きた...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今、席を持っておられる議員の皆さんは中選挙区で選出されたわけですね。これが今度小選挙区制度で選挙をされるとなりますと、選挙地盤も変わってまいりますし、一つの選挙区から一つの議席しかとれない、こういう選挙制度になるわけでありますからね。したがいまして、それをどう...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員が御指摘になりましたように、政治の究極の目的というのは、働いて生活をしておる国民の皆さんが、いかに幸せに、人間らしく、安心して日々を過ごすことができるか、こういう基盤をしっかりつくっていくことが私はやはり政治の目的ではないかというふうに思いますし、そうい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは中小企業というふうに特定してお答えするのではなくて、私は常々申し上げておりますけれども、やはり世の中には経済力の強い者もあれば弱い者もある、力の強い者もあれば弱い者もある、同時にハンディを背負っている方々もある。したがいまして、そういう方々がいかにして現...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私が聞いておりますのは、昭和三十九年、東京オリンピックの際に自民党の本部も社会党の本部も道路予定地にかかって、そしてその替え地を探したけれどもないのでお借りした、こういう経緯があるのですね。そういう歴史的な経緯も踏まえた上で、少なくとも大蔵省が客観的に妥当な数...全文を見る
○村山内閣総理大臣 それは、公平に貸しておるかどうかとか公平に貸してほしいとか、そんなことを私に言われたからといって、私は貸す立場にはないわけですからね。ですから、もし具体的にこういう国有地がある、あいている、この土地を借りたいんだがと、こういう話になれば、それは折衝していただい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 誤解されては困りますけれども、それは国有財産を国民にお貸しをする場合に、どの政党であれどういう人であれ、それは差別してはいけないので、平等公平に扱うべきものだ、扱わなければならぬというふうに私は思っています。
○村山内閣総理大臣 法は厳正に守っていかなければならぬ、そういうものだというふうに思っていますし、今自治大臣からも答弁ございましたように、検察も警察も厳正公平に取り締まりをし、もし法に違反するものについては公平に厳正に扱ってきたというふうに思っておりますが、これからもその方針には...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘がございましたように、世界も変わり、世界が変わると同時に日本も変わる、これはある意味では、私はやはり大きな歴史的転換期にある。したがいまして、すべてが変わっていく、改革が求められておる、そういう時代ではないか。ですから、これはもう経済も変わらなけれ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いろいろな角度からの御意見も今拝聴いたしました。そういう御意見も、私は確かに貴重な意見として受けとめなければならぬし、あると思います。  ただ、私も先般ASEAN等を回ってまいりまして、そしてASEAN等で働いておる在留邦人の皆さんにもお会いしました。そうい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 海外に在留している邦人に選挙権を与えたらどうかという問題ですね。これは、今あなたの意見をお聞きしながら私も思い出したんですけれども、何年か前に私もそういう意見を述べたことがあるんです。一応選挙法の改正案も、法律案を出したこともありますけれども、それも否決されま...全文を見る
○村山内閣総理大臣 どういう政局になるだろうか、なった方がいいのか、こういう意味で私の見解を問いたいというのであれば、私は率直にお答えしたいと思います。  世の中には大きいことはいいことだという言葉がありますけれども、しかし、政権をとるために単に数合わせをして大きくなることは、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 小選挙区になれば一つの選挙区で一つの議席を争うわけですから、したがって、甲か乙かという選択を迫られるわけですね。その場合に、できるだけ大きな一つの政党にまとまった方がいいという論理は、私は必然的にそういう考え方は持たれると思います。  しかし、先ほど来言って...全文を見る
○村山内閣総理大臣 この委員会でもたびたび御答弁申し上げておりますように、これはそう言ってはなんですけれども、解散権は総理にあるのですね。私自身は、今は解散は考えておりません。それよりも、まだ重要な国民的な課題を解決していかなきゃならぬ責任を持っております。その責任を全うするため...全文を見る
○村山内閣総理大臣 委員が言われる意味はわからないでもない、わかります。これは、今度のこの公職選挙法の改正で選挙運動日も短縮されたことですし、この法定制限額というのは、これは政令で決めることになっておりますから、議会の議論も十分踏まえた上でそれなりの検討と判断をされるものだ、また...全文を見る
○村山内閣総理大臣 委員御案内のように、今度の政治改革の一環として、企業等の団体献金は、政党、政治資金団体並びに資金管理団体以外の者に対しては一切禁止をするということにされたわけであります。そんな意味では、私は一歩も二歩も前進ができたのではないかというふうに思っております。  ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今申し上げましたように、単に五年先に見直しをするというだけではなくて、五年を経過した場合には、資金管理団体に対するものは、これは禁止をするわけですから、さらに歯どめをかけるわけですよ。そしてさらに、廃止を含め検討がされるというふうになっておりますから、私はそう...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これまでの経緯を振り返ってみて、企業献金と利権と絡まって腐敗が生じるというようなことがあってはならないという意味でいろいろな意見が出され、企業献金はやはりやめるべきではないか、こういう意見も出ていることは、私はそのとおりだと思います。やはり献金というのは、本来...全文を見る
11月02日第131回国会 衆議院 本会議 第10号
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○内閣総理大臣(村山富市君) 石破議員の質問にお答えいたします。  最初の質問は、政治家の言葉の軽さについてのお尋ねでありますが、政治家の発言や政党の掲げる公約は、言うまでもなく主権者たる国民に対してなされるものでありまして、政治に対する信頼の確保、民主主義の健全な発展にとって...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) 石橋議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。  まず、自由貿易体制への取り組みについてのお尋ねでありますが、政府といたしましは、世界貿易機関いわゆるWTOを設立するマラケシュ協定の締結は、貿易立国である我が国経済の繁栄の基盤である多角的自由貿易...全文を見る
○内閣総理大臣(村山富市君) 藤田議員の御質問にお答えを申し上げます。  まず、今回の協定により米の輸入自由化を国民に迫ることは問題ではないかというお尋ねでございます。  政府といたしましては、ウルグアイ・ラウンド交渉におきまして、米の自由化反対に関する国会決議の趣旨を体しな...全文を見る
11月07日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第7号
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○村山内閣総理大臣 昨年の総選挙の際に、本会議でも答弁申し上げましたけれども、公約しておることは今委員が言われたとおりですね。ただ、中曽根総理が消費税を創設する時点では、そのときの状況も十分踏まえた上で消費税の導入には反対するという立場をとってまいりましたし、それは当時、社会党だ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、それは、質問されておるその意味が私には正確に理解できない面があるんですけれども、昨年七月の総選挙のときの公約には、はっきり、消費税というものを前提にして逆進性の緩和をするとかいろいろなことを申し上げているわけです。  同時に、連立政権ができてこうした問...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私の選挙公報をここに持っていますけれども、この私の選挙公報の中には消費税の問題については一言半句触れていないわけです。  それから、社会党が出しておる総選挙政策の中には、こういうふうに言っているわけです。「資産と所得の総合課税化をはじめとする抜本的な税制改革...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今私が、社会党が七月の総選挙のときに広報で出しました社会党の総選挙政策について読みましたけれども、逆進性の解消をするために飲食料の非課税化に努めるというふうなことを言っていることが、これは現行の消費税を前提にして物を言っているわけですからね。消費税を是認します...全文を見る
○村山内閣総理大臣 資料を出してほしいと言われる、どういう資料なのか、その資料の中身が私にはよく理解できないのです。
○村山内閣総理大臣 これは、私は何度も申し上げておりますけれども、消費税を是認をします、是認をしましたというようなことを、恐らく選挙政策やら公報に書いている政党はないんじゃないでしょうか。今私が読み上げましたように、消費税があることを前提にして、逆進性の緩和に努めるとかあるいは飲...全文を見る
○村山内閣総理大臣 消費税が創設された当時、それは反対してまいりました。これはもう、逆にこっちは法案を出したぐらいですからね。反対してまいりました。その後、社会党やら公明党やら民社党やら、当時の野党が消費税廃止法案を出したことも私は記憶いたしております。しかし、現実にもう国会の中...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ですから、消費税の持っている、例えば簡易課税方式とか、あるいは限界控除制度とか、あるいは前々年につくられた新規の法人については課税をしないとか、そういうものについてはやはりできるだけ不公平は是正する必要があるし、悪い点はやはり直す必要があるというので、そういう...全文を見る
○村山内閣総理大臣 消費税というのは、本質的に、私は、税というのはやはり能力に応じて税金を払っていただくというのが前提ではないかと思うのですけれども、消費税というのはそうではなくて、力の強い者も弱い者も、財力のある者もない者も、同じものを買えば同じ税金を負担するわけですから、それ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いやいや、飲食料を、例えば軽減税率を採用するとかあるいは非課税にするという方向が合意できた場合に、どの範囲のものを含めていくかということはその段階で検討して決めるべき問題である、私はこう考えていますから、それがはっきり前提になって、そしてやるような議論というの...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ですから、私は、答弁していますように、消費税の持つ逆進性を可能な限り緩和するために、だれもが必要とするような生活必需品、特に飲食料等については非課税にして、あるいは軽減税率を採用して、そして逆進性を緩和して大衆負担が少しでも軽減されるような方針というものを考え...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは何度聞かれても同じ答弁を繰り返すことになりますけれども、今官房長官も言いましたように、それは、消費税の持つ欠陥というものをできるだけ是正していく努力をしていくというのは、これは私は政治家の責任だと思いますよ。  そういう意味で、大衆の暮らしから見て逆進...全文を見る
○村山内閣総理大臣 それは、五%の税率引き上げについて皆さんに御審議をお願いしているわけですね。五%の税率の引き上げで飲食料品の軽減税率とか非課税というのは困難であるということで合意に達して見送っているわけですね。これは私は、逆進性の緩和というのはふだんからずっともうやっぱり検討...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはいろいろな角度から検討しなければならぬ課題であって、そういう課題が検討された結論として出てくる問題ですから、ここで何%なら飲食料品を軽減できるとか非課税化ができるということは答弁する段階ではないと、私はそう思っています。
○村山内閣総理大臣 ですから、今この国会に政府が提案をしておりまするこの法案ですね、税制改革、これは三%から五%に税率を上げるわけですよ。しかし、五%に税率を上げた範囲内では飲食料品を非課税にしたり軽減税率を採用することは無理がある、できないというので私はここへ出しているわけです...全文を見る
○村山内閣総理大臣 そういう見解を述べられる方もあるでしょう。しかし、国民の皆さんの中には、ああ変わってよかったなという方もあるわけです。これは私はやはりそれぞれの見解だと思いますよ。見解だと思いますよ。  しかも、自衛隊の問題等については、もう何遍も言いましたけれども、何も政...全文を見る
○村山内閣総理大臣 完全に一〇〇%改善できたとは申しません。しかし、可能な限りの努力はして、その成果は上げられた、私はそう思っています。例えば、限界控除制度の廃止や簡易課税制度の適用上限の大幅な引き下げで、これは四億円を二億円の半分にしたわけですから、それなりの私は改善をされたの...全文を見る
○村山内閣総理大臣 そういう言葉で表現をされる方もおられるでしょうね。私は、この行政改革というのは、それは、言われますように生易しく簡単にできるものではない。ですから、内閣は一体となって必ず行政改革はやります、こう申し上げているので、それ以上言うことは私はないと思います。
○村山内閣総理大臣 ですから、さっき言いましたように、そういう表現を使われる方もあるでしょうけれども、私はそういう表現は使わずに、必ずやりますから御信頼をいただきたい、こう申し上げているわけです。
○村山内閣総理大臣 我が国の平成四年度の実績を見ますと、国民負担率というのは三八・一%になっているわけですね。これはまあ諸外国に比べると、もう御案内のように比較的低い水準で維持されておるわけです。  しかし、これからだんだんピークを迎えてまいりますし、少子化やあるいは高齢社会に...全文を見る
○村山内閣総理大臣 公共事業に関連しての考え方についての御質問でありますけれども、今委員御指摘のように、これは税金を使うわけですから、したがって、できるだけその効率性、収益性というものも十分前提に考えた上でやらなきゃならぬことだと思います。  しかし、公共事業というのは民間の投...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、これまでも統一して政府の見解を述べていますから、私はそのことを申し上げておきたいと思うのですが、これまでの大戦において、我が国が過去の一時期に行った侵略行為やあるいは植民地支配が、国民に多くの犠牲をもたらしたのみならず、アジアの近隣諸国等の人々にも今な...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、これまで日本の政府が一貫をしてとってきている方針ですから、私はそのことを繰り返し申し上げているわけです。  もう一遍申し上げますけれども、我が国が過去の一時期に行った侵略行為や植民地支配が、国民に多くの犠牲をもたらしたのみならず、アジアの近隣諸国等の...全文を見る
○村山内閣総理大臣 必ずしも委員の意見とは一致しません。  私が申し上げたのが村山内閣の見解ですから、そのとおりに受けとっていただきたいと思います。
○村山内閣総理大臣 言い方は違いますけれども、見解は同じであります。
○村山内閣総理大臣 それぞれの省庁の所管に属する問題については、それぞれの省で責任を持って対応してもらってまいりました。  しかし、これから五十年に向けての諸課題もありますから、そういう問題について、国内に関する問題につきましては内閣の内政審議室、それから国外に関する問題につき...全文を見る
○村山内閣総理大臣 それは私が答弁していることですから、間違いありません。
○村山内閣総理大臣 これは、今御審議をいただいておりまする税制改革のこの法案をつくる際にも、そういう議論は税制調査会なり三党の会議の中では不断に出されてきている問題なんですよ。だからこれは、私は、消費税の持つ逆進性を緩和するという意味では、不断にやっぱり議論しなきゃならぬ問題だと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、違いはないんでね。これはね……(村井委員「違っていますよ」と呼ぶ)いやいや、この消費税の持つ逆進性とか、持つ欠陥なんてものは、今回もある程度欠陥については是正をしたけれども、しかしやっぱり議論をする場でこれからも不断に議論しなきゃならぬ課題であるというこ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、何度も答弁していますけれども、見直しの結論について予断を持っておりません、これからいろいろな角度から検討される課題です、こう言っておるわけです。
○村山内閣総理大臣 いやいや、それは違うという意味が私はわからないのだけれども、逆進性の緩和のために飲食料品を軽減税率を採用するとかあるいは非課税にするとかいうようなことは、これまでも議論されてきたことだし、これからも不断に議論されなきゃならぬ課題です、こう言っておるわけですよ。
○村山内閣総理大臣 いや、私は別に食い違いはないと考えていますよ。何回も言っていますように、見直しについての予断は持っておりませんと。この消費税については、逆進性の緩和とか、そのために飲食料品を非課税にしたらどうかとか軽減税率をとったらどうかとかいう議論は、これまでもやられたこと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 裁量権という言葉は訂正いたします。そんな権利があるわけじゃありませんからね。(佐々木(陸)委員「訂正する……」と呼ぶ)裁量権という言葉はね。ただ私は、公約をしたから一言半句間違えばそれは公約違反だというふうにはやはり言われないんではないか。それはおのずから、政...全文を見る
○村山内閣総理大臣 税というのは法定主義ですから、したがって法律を改正しなければ税制改革をしたことにならないわけですね。したがいまして、この見直し条項の中には、例えば行財政改革とかあるいは不公平税制の是正とかあるいは高齢社会に対するビジョンとかいうようなものを分析をして、そのとき...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は何度も繰り返して申し上げておりますけれども、見直しに当たっての予断は一切持っておりません、こう申し上げておるわけですね。したがって、今ここで、どうなった場合にはどうなるか、こうなった場合にはこうなるかというようなことを想定して議論をする段階ではないのではな...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは一般論として申し上げれば、それは、税率を下げる場合も税率を上げる場合も法律の改正をしなければ、これはできない話ですから、所要の措置を講ずるというのはそういう意味ではないかと思っています。
○村山内閣総理大臣 何か、聞いていますと、上げるんじゃないか上げるんじゃないかということを前提に質問されているようですけれども、私はさっきから言っているでしょう、予断を持っておりませんと。  税負担をどの程度の水準に維持するかということは、公共サービスの水準をどの程度にしていく...全文を見る
11月09日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第9号
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○村山内閣総理大臣 今委員御指摘ございましたように、これは消費税率を引き上げて国民の皆さんに税負担をお願いを申し上げるわけでありますから、その前提として、政府もやはり思い切って行政改革もやって、これだけのことはいたしました、したがってぜひ御理解をいただきたい、こういう筋道でお願い...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今御指摘がございましたように、消費税というものにはやはりどうしても逆進性が伴うものだ。これは世の中には、よく言いますけれども、力の強い者もあれば弱い者もある、財力の非常に強い者もあれば財力の弱い者もある。したがって、本来税金というのは応能負担で、その能力に応じ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今答弁申し上げましたように、私はやはりこれからの大事なことは、これまではどうしても生産第一主義で経済にウエートがかかってきた、そのためにやはり世の中のひずみも生まれてきているのではないか。言うならば、社会資本の充実という点については若干のおくれがあるということ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今大蔵大臣から答弁があったとおりでありますが、これはやはりふだんから機会あるごとに議論をし、検討していかなきゃならぬ課題であるということについては、もう終始一貫して私は申し上げていることでありまして、大蔵大臣の答弁と何ら違いはないということを申し上げたいと思い...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今、大蔵大臣から答弁したことで大体もう尽きていると思いますけれども、やはり私は、昨年七月以降の有権者の判断というのは、従来のような政治のあり方ではなくて政治をやはり変えてほしい、変わってくれ、こういう国民の期待があると思うのですね。したがいまして、行政改革も単...全文を見る
○村山内閣総理大臣 二十一世紀へのビジョンというものを一口で言うのはなかなか難しいと私は思うのですけれども、今石原委員の質問の中にも、例えば弱者に対する配慮とかあるいは高齢者に対する福祉とかいうことが強調されて御意見がございました。  私は、これはもう世界がこれだけ変わって、軍...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今、北沢委員から、連立政権の基本的に大事な、例えば透明度を高めて民主的に十分討議を深めて、そして特にこの税制問題等については、何よりも税を払う国民の理解と協力が必要だ、そのためにもそういう配慮は十分行うべきであるという意味の貴重な意見が開陳されましたけれども、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 とめどもなくずるずるずるずる上がっていくなんということは全然考えておりません。
○村山内閣総理大臣 たびたび答弁してまいりましたように、そのとおりであります。
○村山内閣総理大臣 いや、私は各党も、私の知っている範囲で申し上げたんですけれども、消費税率を引き上げますと言ってこの選挙のときに公約をした政党はなかったんではないでしょうかと、こう申し上げたわけです。
○村山内閣総理大臣 消費税率を引き上げますという公約はいたしておりません。
○村山内閣総理大臣 これは、この際ですから正確に申し上げておきたいと思いますけれども、昨年七月の総選挙の際の社会党の公約につきましては、「国民生活優先の予算を実現するためにも、安定的な税収確保の体系は不可欠です。資産と所得の総合課税化をはじめとする抜本的な税制改革に努めます。また...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員が指摘になりましたようなことについては、そのときのやりとりのこともありましょうし、そのときの条件もいろいろあるでしょうから、そのことをもって私はとやかく言うんではなくて、これは責任持って党が出した公約の文書というものを私は読み上げて、こういうことですとい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 税率アップということは言ってませんけれども、しかし、この全体の文書の中から見れば、それはやはり所得と資産とといったようなバランスのとれたものについての……(佐々木(陸)委員「バランスなんて言ってません」と呼ぶ)いやいや、それはちゃんと、意味はそういう意味ですか...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、たびたび申し上げておりますように、一言半句、一言半句言ったことと違わないのか、こう言われれば、それはそんなことはありません、それは違いますと。しかし、この言われた公約の中身について、そういう意味も含めた判断を私どもはしてまいりましたということを申し上げて...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはもう何度も答弁していますけれども、公約全体に含まれている意味というものを十分御理解をいただきたいと思うのですね。その意味を踏まえた上で、私どもは連立三党の中で十分議論をしてまいりました。  いいですか。例えば、所得税に対して重税感がある。その重税感を解...全文を見る
○村山内閣総理大臣 そして、全体として税の公平が期せられるようなものにしていく必要がある、こういう観点から私どもは検討してきたのであって……(発言する者あり)
○村山内閣総理大臣 選挙のときに公約した公約の中身についても、そういう意味が含まれてつくられた文書である、私はそういうふうに理解しておるわけです。
○村山内閣総理大臣 これはもう何度質問されても同じ答弁しか私はできないと思いますけれども。  いいですか。(佐々木(陸)委員「もういいですよ、同じことなら言わなくていいですよ」と呼ぶ)いやいや、公約は先ほど読み上げたとおりの公約です。ですから、一言半句間違いがないのか、こう言わ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 その是非については、国民の皆さんがそれはまた判断をされることでありますから、私はできるだけ皆さんの御理解をいただけるようにこれからも努力してまいりますと、それは当然のことですと、責任持って判断をした結論ですと、こう申し上げているわけです。
○村山内閣総理大臣 逆進性緩和のために飲食料を非課税にしたいということは申し上げてまいりましたから、この点について実践できなかった、実行できなかったことについてはまことに申しわけないということは私は申し上げているわけですよね。しかし、これはやはり三党の協議の中でも社会党からは主張...全文を見る
○村山内閣総理大臣 三党が政策的に合意をして、その合意に基づいて政権を担当してまいります、こういうふうに申し上げているわけですから、そういう意味では国民に対する約束になるかと思います。
○村山内閣総理大臣 私が内閣を引き継ぎましたのは、今御指摘になりましたように、六月の二十九日の本会議で首班指名があって、そして六月三十日に組閣をして、そして内閣はできたわけですね。前内閣からずっと、五兆五千億円規模の減税をするということはある意味では引き継がれてきている課題である...全文を見る
○村山内閣総理大臣 提案はしているけれども、これだけではまだ不十分だから、したがって、これは第一歩として、見直し条項も含めてこれからさらに行財政改革も福祉ビジョンについてもいろいろ検討する課題としてやっていこう、こう申し上げているわけでありますから、これを、何もかもやらなかったか...全文を見る
11月10日第131回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○国務大臣(村山富市君) 今、委員御指摘がございましたように、十月三十日の自衛隊の観閲式に私は観閲官として初めて出席をさせていただいたわけです。  私は、あいさつの中でも申し上げましたけれども、平和憲法を前提にしたもとで、まことに日ごろの訓練の成果がよくあらわれておりまして、整...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今お話もございましたように、これまで米ソを超大国とした対立の中で、これはある意味では軍拡競争が行われていた、こういう状況でございましたけれども、それが全体の状況の中でその冷戦構造というものが崩壊をいたしまして、軍拡から対立という時代から、むしろ軍縮から協...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員からお話がございましたように、随分長い時間かけて議論をされてきた経過があると私も思います。  当初私どもは、これは参議院では自衛隊を海外に出動させないという決議もございましたし、いろいろな経過もあるわけでありますけれども、これは邦人救出の名目で...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今申し上げましたように、国民の中に相当大きなそういう意味における不安と疑念がございましたから、私はこれまでの議論と経過の中でそういう意味における国民の不安と疑念というのはある程度払拭はできたんではないか、こう考えておりまするし、同時に、これは武力行使の目...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) この自衛隊法の改正案が相当時間をかけて審議をされてきたという経緯から考えてまいりましても、やはり自衛隊の航空機を派遣するというような場合には、そうしたもろもろの情勢を考えた上で慎重な扱いをする必要があるということがございましたのでいろんな角度からの御審議...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員御指摘になられましたように、アジア・太平洋地域というのは、最近の経済成長率の動向、貿易の量、あるいはまた国民総生産等々の観点から見ましても、どこの世界の地域よりも目覚ましい経済発展を遂げつつあるところであるということはもう世界の認めるところとなっ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 日朝国交正常化の交渉がこれからどういうふうに展開していくかという問題について、いろいろ御心配をされ、御配慮されているお気持ちは十分理解ができるところであります。  私は、率直に申し上げたいと思うんですけれども、先般ナポリでサミットがあったときにクリント...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今いろいろ御議論がございましたけれども、日本の自衛隊というのは戦争、武力行使をするためにつくられているものではなくて、あくまでも専守防衛に徹するということを前提にしてつくられておる。したがって、何よりも大事なことは、やっぱりそういう事態が起こらないように...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員から御指摘がございましたように、シビリアンコントロールを前提としてすべてが管理、運営されておるということはもう申し上げるまでもないことでございます。  したがいまして、そういう懸念がないように内閣としては責任を持って対処していきたいというふうに...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 自衛隊を容認するとか、あるいは安保条約に対する理解、解釈等々につきましては、いかにも唐突に変わったような印象を与えていることは私も極めて残念に思うんですけれども、しかしこれは党内ではもう五、六年前からずっと一貫して議論されてきている過程があるわけです。経...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 戦後一貫をしてずっと社会党はそういう運動を続けてまいりましただけに、これは極めて残念でありますけれども、いまだ党内でも完全に了解が取りつけられておらないという節があるぐらいですから、国民の皆さん方の中にはいろんな意見があることは私は当然だと思います。した...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、日本の防衛力というのは世界全体の動向というものを背景にして当然考えなきゃならぬことがやっぱり一つはあると思いますね。これは、先ほど来申し上げておりますように冷戦の終結によって世界的規模における戦争の可能性というものは減少してきた、これはもうどなたも...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど来お話を申し上げておりますように、米ソ超大国が対立しておる、そしてお互いに抑止力を発揮するという意味で軍拡競争をずっと続けておる、こういう危険な状況というものが解消されたということだけでも軍事的な意味というのは大変変わってきたのではないかというふう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) いや、私は別に軍事力を軽視しているとか、そういう意味で申し上げているのではなくて、そういう国際情勢の大きな変化というものは、もうこれはどこの国の意見を聞いていてもやっぱり軍縮と協調という時代の流れになっておるということは否定できませんし、そういう流れを促...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) いろいろ御心配される点もあろうかと思いますけれども、米朝会談が先ほども申し上げましたように粘り強く交渉が続けられて、一時はこれはもう決裂するんではないかといったようなことが言われたこともありましたけれども曲がりなりにも一応合意が得られた。これはある意味で...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員が読み上げられましたように、憲法第九条第一項は、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」と規定されているわけであります。これはあくまでも国際紛争を解決する手段として武力行使は...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 一概にこれは申し上げられないと思いますのは、これまでの歴史的に起こってきている戦争というものを振り返ってまいりましても、やっぱり自衛のための戦争だといってやってきているケースもたくさんあるわけですね。したがって、私はそういうものまで含めて考えていいのかど...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) ですから、いろんなケース、ケースが考えられますから具体的な議論をしてまいりますと、例えば日米安保条約が結ばれておると、アメリカがどこかの国から攻撃されておると、こういう場合に安保条約を結んでいるから日本の国もお互いに助け合わなきゃならぬというのでそれに参...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは私は、今までもたびたび衆参両院の委員会で御質問いただいて答弁してきておりますけれども、憲法の前文に書かれている理念というのは、これはあくまでもやっぱり平和主義で貫かれているわけです。しかも、憲法第九条では国際紛争を解決する手段としては放棄すると明確...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、やっぱり政党というのは政策を中心に運営されていると思いますから、したがって情勢が変わってくれば国民意識も変わってまいります。そうした全体の動きというものを的確に判断して、そして政策が変わっていくことはこれはまたあることだし当然のことだと思いますね。...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) いろんなケースが想定されると思いますけれども、例えば今お話がございましたように紛争が激化して、そしてそこに在留している邦人が非常に危険な状態にさらされているという場合に、この邦人の生命を保護するために救出に自衛隊の飛行機が派遣される。こうした場合に、自衛...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これはいろんな事例が私はあると思いますけれども、一つの事例を紹介いたしますと、これは今まではずっと自衛隊法の改正がなかったですから、したがって民間機で救出に行ってもらうとか、あるいはチャーター便を契約して行ってもらうとかというふうなことをしておったわけで...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) それは、国内法で相手国の同意を得られなければ行けないとか行けるとかそんなことは決めるのではなくて、これは条約上、日本の航空機が他国の領空を侵害する場合あるいはその国の空港を使わせてもらう場合に、これは許可がなければ、了解がなければ使えないのは当然なんで、...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) PKOで派遣される場合に五つの条件がつけられておりますけれども、それは例えば、やっぱり紛争をしておる当事者が日本のPKOで派遣されるものが受け入れられるということが同意されなければこれは役に立たないわけですから、それは当然の話です。  ただ、今度の場合...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) ちょっと専門家から一遍答えてもらって。
○国務大臣(村山富市君) 今、局長から答弁がございましたけれども、自衛権の発動については前提条件というのはぴしゃっと決まっているわけですね。もう一遍繰り返しますと、第一に我が国に対する急迫不正の侵害があること、第二にこれを排除するために他に適当な手段がないこと、第三に必要最小限度...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今話がありましたように、御指摘の当時の防衛局長の答弁は、従来政府が、今私が申し上げました答弁で、仮に海外における武力行動で自衛権発動の三要件に該当するものがあるとすれば、憲法上の理論としてはそのような行動をとることは許されないわけではないということを前提...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) その三つの前提条件が満たされない限りはあり得ないということは明確に申し上げておきます。
○国務大臣(村山富市君) これは何度も言いますけれども、我が国に対する武力攻撃が発生したと見られない場合にはどのような場合でもそれはできないということを申し上げているわけです。
11月11日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第10号
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○村山内閣総理大臣 政府案の見直し規定と逆進性の緩和による軽減税率や非課税等々の問題との関係について、これまでたびたび答弁をしてまいりましたけれども、大蔵大臣の答弁と私の答弁との食い違いはないと私は考えています。  ただ、終始一貫申し上げてまいりましたように、食料品の非課税やあ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いや、何度答えても同じですけれども、今大蔵大臣から答弁をされましたように、平成八年までの見直しの中には想定はされておらない。いいですか。しかし、この逆進性の緩和については不断に検討し、議論しなきゃならぬ課題であるということを私は申し上げておるのです。だから、私...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘ございましたように、この平成三年に策定されました総合土地政策推進要綱というのは、単にバブルという現象をとらえて一時的にしたものではなくて、ある意味では恒久的な対策として出された抜本的な方向であるというふうに考えておりますから、それを踏まえた上でこれ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 地価税あるいは譲渡税といったような問題につきましては、今委員からも御指摘ございましたように、所得、資産、消費等々の均衡のとれた税体系を構築するという観点から、土地に対する課税の適正公平を確保するという意味で私は設けられたものだというふうに考えておりますし、同時...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今、アメリカやらヨーロッパ等との比較、あるいはまた、一般的なサラリーマンの年収と今の住宅取得の価格の比較等々、いろいろな事例を挙げて御説明がございました。まことに私は現実としてはそのとおりだと思うのです。  御指摘もありましたように、本年二月の国民に対する総...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほども御答弁申し上げましたように、今回の税制改革におきましては、所得課税の負担軽減を図る、同時に消費課税の充実を図ったところでございまして、所得、資産、消費のバランスのとれた税体系という観点から、土地税制を含む資産課税についてはこれまでの基本的な考え方を堅持...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今ちょっと……。済みません。
○村山内閣総理大臣 これまでも議論の中で、可能な限り早くお示しをしたいという厚生大臣の意見もございましたし、そういう取り組みを今いたしておるところでございます。  ただ、この年金やら医療やら、これから高齢化が進行していく中におけるそうした社会保障、社会福祉のあり方について十分や...全文を見る
○村山内閣総理大臣 現に今、ゴールドプランという十年計画を策定してやっておるわけです。それにあわせて各市町村に、市町村が独自に、実態に即した福祉計画というものをつくっていただいた。  それを全部厚生省の方で集約をいたしまして、そうしたものをやっぱり十分検討した上でさらに新しい新...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ゴールドプランでこの二十四万床という設計をしたわけですね。(桝屋委員「二十四万ね」と呼ぶ)二十四万ね。それを踏まえた上で、各市町村に、各市町村の実態に即した福祉計画を立ててほしいと言って福祉計画を立ててもらって、そして今……(桝屋委員「立てなさいですよ、立てて...全文を見る
○村山内閣総理大臣 行政は継続をしておるのでありまして、今ゴールドプランをつくって、ゴールドプランを実際に予算化して実践をしておる。その過程の中で、地方の自主性に即した各市町村の福祉計画をつくっていただいて、それをさらに厚生省で集約をして新ゴールドプランをつくってやろう。  し...全文を見る
○村山内閣総理大臣 七年度の予算編成はこれからするのでありまして、この分についてはこういう約束をしますなんということを、ここで予算編成をする過程の中で私は申し上げる段階のものではない、それは十分御理解いただけると思います。
○村山内閣総理大臣 たびたびお答えいたしておりまするけれども、今御審議をいただいている政府の出した案が当面考えられる条件の中では最善のものであるというふうに考えておりますから、修正を受け入れる気持ちはございません。
○村山内閣総理大臣 「人にやさしい政治」は、国民の皆さんがそれぞれの置かれた条件に応じてなるほどと納得してもらえるような政治をしていくということが私はやはり基本だというふうに思いますね。そういう意味から申し上げますと、税というのは、これはやはり所得に応じて、あるいは能力に応じて、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 社会というのはやはりそういういろいろな営業を営んでおる企業等々によって構成されているわけでありますし、支えられているわけでありますから、そういう方々についてもそれぞれの力と能力に応じでそれなりの公平な課税をしていくということは当然ですし、とりわけ弱い方々に対す...全文を見る
○村山内閣総理大臣 あなたは勘違いされては困るので、強行採決したから、あの場面、テレビで私は見ましたけれども、この席上にはいなかったので、自民党の皆さんとよかったよかったと握手なんて、そんなことは絶対あり得ませんことだし、していませんから、誤解のないように……。(広野委員「ほかの...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は今委員の発言を聞きながら当時のことを思い起こすのですけれども、これはつくったことでも何でもない、あった事実だけ申し上げますけれども、私は当時社会党の委員長でした。政府・与党首脳会議というのがございまして、そこで初めて当時の細川総理から国民福祉税構想というも...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは、消費税率を上げるのは平成九年から上げるわけですけれども、しかし、そうはいっても、この間のこともありますから、したがって、その上げた時点において、例えば老齢福祉年金とかあるいは児童福祉手当とか、そういう福祉関係の手当やら等々については、物価が上がりますと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 この席でもたびたびお答えいたしておりましたけれども、この内閣の最大の取り組むべき課題として行政改革を位置づけております。  特に、行政改革を推進する上において具体的にどう進めていくかという段取りにつきましても、私は閣議でもって各大臣にも要請をいたしまして、そ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 一つは、平成七年度の予算編成をこれから始めるわけですから、その予算編成の中で可能な限り行革もやれるところはやって、しかも数量的にそれはこの予算の計上の中で出てくるということになろうかと思います。  それから、今御審議をいただいておりまする税制改革の大綱の中で...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ですから、それは平成七年度予算編成の中で、予算を編成する過程においてどの程度の行政改革をやれるのかということは、結果的にそういう数字になってあらわれてくるというふうに思いますし、見直しの中では、これは先の話ですから、これから行革をどうやっていくかということの中...全文を見る
○村山内閣総理大臣 御指摘を受けるまでもなく、私どもは、たびたびここでも議論になりましたけれども、選挙公約の中でも、消費税の持つ逆進性を解消する、そのためには飲食料等については可能な限り軽減税率なり非課税を実現させたい、こういうことを選挙の際には訴えておるわけです。  これは私...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ですから、今まで何遍も答弁していますけれども、そういう負担が非常に重荷に感ずるようなそういう層に対する配慮というものは、これは不断にやはり心がけてやるべきものだというふうに思って、私どもは真剣な努力をしてきているわけです。  しかし、今度の二%の税率の引き上...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これまでこの委員会の中で、政府が提出をいたしておりまする案について御審議をいただいております。その過程でも、私はるる御説明も申し上げましたし、私どもの考え方もお話を申し上げてまいりました。  そういう話で私は御判断をいただけるのではないかと思いまするけれども...全文を見る
○村山内閣総理大臣 その考え方について、理解のできるところはあります。しかし、それが今この段階で現実のものとして実現できるかどうかということになりますと、いささか、そうはならないんではないかと思われる点もございます。
○村山内閣総理大臣 さっきから私がお話を申し上げておりますように、今御審議をいただいておりまするこの税制改革法案を作成する際にも、三党の話し合いの中では、消費税率をどうするか、そのための逆進性の緩和をどうするか、いろんな角度から議論をされてきているわけですよ。その際にも、この委員...全文を見る
○村山内閣総理大臣 大蔵大臣が答弁したことと私が申し上げておることは別に食い違いはないんで、大蔵大臣が答弁したとおりでありますけれどもね。  ただ、大蔵大臣も言われましたように、逆進性の緩和というのは、これはもう税が持ち続けてきているものですから、したがって、それを可能な限り緩...全文を見る
○村山内閣総理大臣 一つの例として申し上げますけれども、今この国会に提案をいたしておりまする税制改革法案をつくる際にも、そういういろんな角度からの議論は展開しているわけですよ。これは三党の中でやっぱり慎重な検討をしてきています。その検討の中には、この際ひとつ飲食税を非課税にしたら...全文を見る
○村山内閣総理大臣 大蔵大臣並びに局長からも答弁がございましたように、この附則に入れてある見直し条項の中で、平成八年の九月までに結論を出すという中身については想定はされておらない。しかし、これは私は何遍も言いますように、逆進性の緩和についてはこの法案を作成する過程でも議論がありま...全文を見る
○村山内閣総理大臣 もう一遍言ってください。
○村山内閣総理大臣 何か、これが当面の内閣が取り組む最大の課題です、それができなかったら政治責任をとります、こういう言い方をする方もありますし、私はそういう大げさな言い方はしたくないのですよ、どっちかといいますと。そんな大げさな言い方でなくて、誠心誠意やろうという決意だけは信頼し...全文を見る
○村山内閣総理大臣 決して官僚任せにするのではなくて、閣僚は、官僚でなくてそれぞれ立派な政治家です。その閣僚が腹を決めて、内閣一体となって行革を推進していこう、こういう確認もいたしておりまするし、決意も固めているわけですから、御信頼をいただきたいと思います。
11月11日第131回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(村山富市君) 峰崎議員の質問にお答え申し上げたいと思いますが、まず今回の税制改革の理念についてのお尋ねがございました。  人口の高齢化が急速に加速、進展している中で活力のある福祉社会の実現を目指す、そういう視点に立って今度の税制改革は議論をしてまいりました。これ、も...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 粟森議員の質問にお答え申し上げます。  まず最初の質問は、衆議院での審議経過及び参議院での税制特別委員会設置の問題等に関連をして私の所見を聞きたいと、こういう御質問でございました。  これは、私は行政府の責任者ですから、立法府の運営についてとやかく言...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 牛嶋議員にお答えを申し上げたいと思います。  最初の質問は、高齢化社会に向けた税制改革についてのお尋ねでございますが、人口の高齢化が急速に加速、進展している中で活力ある福祉社会の実現を目指す視点に立ちましで、中長期的に見て、勤労意欲や事業意欲に対して好...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 市川議員の質問にお答えいたします。  衆議院や参議院での審議の進め方について今重ねてお尋ねがありましたけれども、これは、国会運営に関することは皆さんがお決めになることでありまして、私がとやかく言う筋合いのものではないというふうに私は考えておりますから、...全文を見る
11月16日第131回国会 参議院 地方行政委員会,大蔵委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(村山富市君) 旅のねぎらいの言葉もいただきまして、どうも本当に恐縮いたします。  私は、もちろん初めてAPECの会合に参加をしたわけでありますけれども、もう皆さん御案内のように、このAPECに加盟している国の中には、アメリカ等を中心としたような先進した国もあればある...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、答弁の中で申し上げましたように、非常に先進的に進んでいる国もあればおくれている国もある、そういうものを一律にくくってしまうことについては問題があるんではないかと。ですから、先進した国は二〇一〇年なら一〇年を目標にそうした自由化、開放をしていくと。同時...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほども申し上げましたように、アジア・太平洋地域という地域の中で、加盟の申し入れをしている国はたくさんあるというふうに聞いておりますけれども、やっぱりこれからのアジアというのは発展する地域として非常に注目をされていると思いまするし、話に聞きますと、もう一...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) インドネシアで開かれましたAPECの閣僚会議におきましては、もう既に外相の閣僚会議あるいは通商産業大臣の閣僚会議では、日本の河野外務大臣や橋本通産大臣が名実ともにそれぞれ議長を務めて取り仕切ってきているわけです。非公式首脳会議というのは、インドネシアのス...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど来申し上げておりますように、国の事情によっていろんな違いがあるわけです。したがって、個々の具体的な問題をどうするかという議論になりますと、私はなかなかまとまりにくいんではないかと思うんです。  しかし、ガットやらあるいはWTO等々、世界全体の流れ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これから日本の社会は急速に高齢社会を迎えるわけでありますが、その高齢社会を迎えると同時に、一方では少子化というのが懸念されておると。こういうこれからの日本の現状というものを考えた場合に、その高齢社会の要する経費というものをだれがどういう形で負担をしていく...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、大蔵大臣からも御答弁がございましたけれども、私どもも旧連立政権には与党として参加をしておりました。これは本当に唐突、突然に当時の細川総理から国民福祉税という構想を聞かされたわけでありますけれども、私はそのときに、これは率直にありのまま申し上げるわけで...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 議論と結論を出す過程の中で、これだけ消費税率を引き上げるということを国民にお願いするわけですから、やっぱり行政も政府も身を削る思いで、これだけのことはやりました、だからひとつ国民の皆さんも納得してくださいという手だてを講じてやることが当然ではないか、こう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 特殊法人の見直し、改革につきましては、これはもう閣議でも決めていますし、閣僚懇談会で私も再三、六年度内にすべての見直しをして出してほしいということはお願いをいたしております。  公益法人までその中に含めてまいりますと余りにも範囲が広くなり過ぎて難しい問...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) こんなことを言っちゃ大変変な話になるかもしれませんけれども、なりたいと思ってなったわけでもないし、だれも想定もしなかった者が忽然として総理の席に着いた。これは私は、ある人は天命だという言葉で私に言った方もありますけれども、やっぱり世の中が変わっていく、政...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 天下りと言われる扱いにつきましては、閣議でもこれまでずっと議論をされてきている問題でありまして、一定の基準と申しますか、そういうものも設けられておるというふうに私は承っております。  したがって、そういう決められたことはきちっと守ってもらうということも...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 資産と消費と所得、それぞれバランスのとれた公平な課税を考えていくということがよく言われるわけでありますけれども、しかし、どういうバランスの率になれば公平なのかということについては、私はそれの定説があるとは思っていません。しかし、所得税だけに負担を強いてい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) もう今、政務次官から答弁があったとおりだと思いますけれども、鎌田議員はこの方の御専門ですから今さら私から申し上げるまでもないと思いますけれども、現行の消費譲与税というのは国税の一部を地方に譲与するというものでありますけれども、今度はそうではなくて、地方独...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 六十三年の税制改革の際には税制改革法という法律が出されて、その法律の中には、租税というものは公平、中立、簡素ということを基本にするということはきちっと位置づけられておったわけですね。今度の場合には別に改革法というものを出したわけではなくて、所得税法やら地...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今も大蔵大臣から答弁をされたことで尽きると思いますけれども、委員御指摘のように、公平な課税を通じて公正な社会を実現させる、言うならば能力に応じた負担をしていただくと同時に、力の強い者も弱い者も公正に生きられるような社会をどう維持していくかというところに私...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 別に逃げているわけじゃございませんけれども、いろんな角度から検討し、いろんな意見もそれぞれあるわけでありますから、聞きながらできるだけ公正、公平、妥当な結論を出していくという意味では、やっぱり拙速でなくて慎重に判断を要するような問題もあるわけであります。...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 公平という観点から見ますと、確かに一生懸命働いて得た所得に対する税率と、そうでなくて余った金を、余った金と言っては語弊がありますけれども、預金や貯金をして、それに対する税率が一五%で済んでおるというのは、客観的に見ればいかにも不公正ではないか、不公平では...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) もう今の大蔵大臣の答弁で全部尽きていると思いますけれども、これは消費税が創設された当時、当時私どもは野党でしたけれども、社会党、公明党、民社党、野党一体となって消費税反対の闘いを組みました。そのときに一番やっぱり私どもに訴えられましたのは、一方で減税をす...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 国民の経済活動が拡大している割合に税を捕捉する税務職員の数が少な過ぎるという御配慮のある御発言に対しましては、心から敬意を表したいと思うんです。ただ、国民は脱税するものだということを前提に物を考えるわけにはいかないので、そこのところは少し若干情勢の認識が...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 不公平というものに対する理解と認識はそれぞれ逢いがあるかとは思いますけれども、私は、先ほど来議論になっていますように、例えば消費税を考えた場合に、税というものはその能力に応じて負担をしてもらうものだと、いわゆる応能負担の原則ですね、という点から考えてまい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) マル優制度の今の現状に対して、今御指摘がありましたように、もう相当年金制度もここ充実をされてきておることだし、そういう優遇をする必要はないんではないかという意見もある反面、退職金を預金して、そして退職金の利子の加算されていくことを楽しみに年金で暮らしをし...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今回の税制改革をするに当たりまして、三党の税制プロジェクトの中では、言われる今の消費税の持っておる欠陥についてどう是正するかというのであらゆる角度から真剣な議論をされてきたと聞いております。  その中で、今御指摘のございました三千万円になっておる免税点...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 年金というのは、これは申し上げるまでもないんですけれども、もう国民皆年金で相当普及をいたしておりまして、どの階層の人にいたしましても、老後にはこれだけの年金があるからということが唯一のよりどころになっておるというように、もう年金制度は確立をされてきている...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私はずっと社労で年金問題なんか担当してまいりましたから、今の国民年金の実態を考えた場合、これは市町村あたりの窓口で国民年金に携わっている職員の皆さんの意見を聞いてみますと、もう何とか保険料をつないでほしいということで精いっぱいです、もうこれだけ保険料が上...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほども答弁の中で申し上げましたけれども、消費税が創設された当時の国の財政の状況やら経済状況あるいはまた国民生活の状況等々、主体的、客観的条件をお互いに勘案し合って、こういう消費税を導入することについては反対であるといって、当時の野党であった社会党、公明...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 既にゴールドプランというのはもうつくられておるわけです。そのゴールドプランに基づいてこれまでずっと福祉行政政策は推し進めてきているわけです。しかし、改めて各市町村に保健福祉計画をつくっていただいた。それを厚生省が全部集約をいたしまして、それを踏まえた上で...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) きょうは、この委員会はテレビで放映されて国民の皆さんが見ていますから、私はお互いに議論は議論として国民の皆さんにわかるようにした方がいいというように思うんです。  今、正直に申し上げますと、来年七月に選挙をされる皆様は、前回の選挙のときには今あなたがお...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 国民が選挙前に想定していなかった政権だというふうに言われれば、これは細川政権もそうですし、羽田政権もそうですね。
○国務大臣(村山富市君) いや、同じですよ。だれも細川政権ができると思って選挙したことはないですよ。
○国務大臣(村山富市君) いやいや、そんなことはない。ですから、そういう意味からすれば私は同じだと思いますよ。ただ違うのは、政治改革をやってほしいという国民の期待にこたえて小選挙区制度という制度がこの国会で成立すれば、初めて制度が変わるわけです。したがって、変わった制度の中で信を...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、大蔵大臣から答弁がありましたように、附則の条項というのはちゃんと法律に附則をつけて決まっておるわけですから、決まったことを忠実に実践していくという意味で大蔵大臣と違いはございません。
○国務大臣(村山富市君) 大体問題点は今大蔵大臣から御答弁があったとおりだと思いますけれども、御指摘のありましたような現象というものもこれは見逃し得ない事実であります。しかし、それは単純にそれだけでなくて、その背景には複雑な要因もあるというふうに私は思いますけれども、そうしたもろ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 総務庁長官からそういう目標を各大臣に指示をいたしております。私の方からは、この年度内に特殊法人については見直しをして結論を出す、そのためにそれぞれの省で決意を固めて取り組んでほしいということを強く要請をいたしておりますから、そのとおりに実践されるものだと...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは決して国民感情としてはいいものではないだろうというふうに私も認識をいたします。  そこで、特殊法人の役員について、昭和五十四年の十二月十八日に閣議了解で役員選考基準の運用方針というようなものも決めてやっているわけですから、これは以前からずっと問題...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私が実態を正確に認識しているわけじゃありませんから、今ここで軽々に答弁はできないと思いますけれども、しかし言われている意味は一般論として理解はできますし、これは与党がつくっておりますプロジェクトチームの中でも、見直しをして検討すべき項目だといって今検討も...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 地方分権につきましては、行政改革の大きな柱であり、この内閣に与えられた課題だと受けとめて真剣に取り組んで推進してまいる決意であります。現に、行政改革推進本部の中に地方分権部会というものを設置いたしまして、そしてそこで地方分権の大綱の根幹をつくっていただく...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今言われたそういうものをすべて含めて予断は持っておりませんということです。
○国務大臣(村山富市君) 今お答えいたしましたように、この法律は平成九年の四月一日から消費税率を五%にさせてもらいますということになっているわけです。しかし、本来行政改革やら、あるいはその見直し条項の中に書かれておりますようなものを真剣な議論をやって、それを確定した上で税率という...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今御審議をいただいておりまする税制改革の法案の中身というのは、これはもうたびたびお話し申し上げておりますように、所得税の累進構造の緩和をする。とりわけ中堅サラリーマン層に対して重税感が強いから、そこをなだらかに手直しをして、そして平均的なサラリーマンの減...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は、ここの席でたびたびお答え申し上げておりますように、今回は中堅サラリーマン層の重税感を解消するという意味で三〇%を二〇%に下げていったわけでありますけれども、これは六十二年から三年にかけて税制改革をやりました。そのときには比較的所得の低い層の皆さん方...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) なかなか一口で言うのは大変難しいんですけれども、先ほど来答弁いたしておりますように、例えば、世の中には強い者もあれば弱い者もある、健常者もあれば障害者もおられる。そういう方々がお互いにいたわり合って、そして人間として平等に公正に生きられるような社会、お互...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 日本の景気がバブルが崩壊して非常に不況局面を迎えた、何としても景気を回復させなければならない、その景気を回復する手だてをどう講じていくかということが一つの課題でした。それからもう一つは、貿易収支で日本がこれだけ莫大な黒字を抱えて、そして赤字になっている国...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員お話がございましたように、これから高齢社会に入っていく、老後の生活あるいは医療すべてを公的サービスで賄うということはこれは大変なことだと思いますね。したがって、公的にサービスを提供できる範囲は一体どの範囲なのかということもしっかり新ゴールドプラン...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど野末議員の質問に私は答えたんですけれども、例えば国民年金を考えた場合、毎年毎年、年金の掛金が上がっていく。その割合に給付は、六十五歳からもらう金にしては遠い話で、これじゃ余り魅力がないといって掛け捨てになるような方が大変ふえていく。したがって基礎年...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) この新ゴールドプランというのは十カ年を目標にした計画ですね。そこで、これから老人が、寝たきりのお年寄りがどういうふうにふえていくだろう、それから家庭で介護をしてもらう数はどの程度必要なのか。家庭で介護される場合に、それは子供さんがみんな働きに出ていればお...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) お互いに責任の分野を明らかにして、国が受け持つ責任の分野と地方自治体が受け持ってやった方がいいと思われる責任分野というものを明らかにする必要がある。地方が責任を持ってやれる分野については、地方が単独に主体的な権限で財源の裏づけもあって仕事ができるようにし...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 西川議員は、きょうもそうですけれども、いろいろ大衆の場に出て物を言う機会が大変多いんで、そういう場を活用してできるだけ正しく認識していただけるように御協力をいただいていることにつきまして、心から感謝を申し上げたいと思うんです。  老後はどうなるのかとい...全文を見る
11月17日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第3号
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○村山内閣総理大臣 この特別委員会でも御審議をいただいて御承認をお願いいたしておりまするWTO協定は、世界の、今お話にもございましたような多角的貿易自由化を促進をして、世界の経済全体がお互いに協力し合った形で発展を目指そう、こういう意味で極めて大きな意義を持っておると私は思います...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今お話を申し上げましたように、こうしたWTOの協定、これからWTOが多角的貿易自由化に果たしていく役割等々、これからまた御審議をいただくわけでありますけれども、とりわけ貿易立国としての日本の国に対しては極めて大きな関連と意義があるということは先ほども申し上げた...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員からお話がございましたように、APECはアジア・太平洋地域十八カ国が加盟して会議を開いているわけでありますが、この十八カ国の中には先進国もあれば発展途上国もある。多様な要素を持っておる国々が一堂に会して、それぞれの持っておる力をあるいはその特徴をお互いに...全文を見る
○村山内閣総理大臣 お話がございましたように、農業問題というのは、これは輸出国と輸入国とでは大分立場が違いますから、必ずしも意見の一致が見られない面がたくさんあると思うのです。そういうものをひっくるめてこのウルグアイ・ラウンドでは合意をされているわけでありますから、したがって、そ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 APECで、首脳会議で宣言案が採択をされておりまして、二〇二〇年という一つの目標が設定されております。しかし、これは大まかに政治的な意思の表明をしたというものでありまして、先ほども御答弁申し上げましたように、どの分野をどの範囲でどういうふうに進めていくかという...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはAPECで、江沢民主席との会合を私はやってまいりましたけれども、その席でも、日中共同声明は守ります、二つの中国というのは認めないということは明確に申し上げてありまして、特に来年大阪で開かれるAPECの会合につきましては、昨年のシアトルとそれからことしのイ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 平成五年産米の不作に伴って米が不足をする、緊急輸入をする、こういう事態が起こって、若干国民の暮らしの中にも混乱が起きたような現象もありましたけれども、そうした経験も踏まえながら、これは、先ほど来意見がありますように、自然を相手にやるわけですから、気象の変化によ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは先ほども大蔵大臣からも答弁もございましたし、また田中直紀議員やら赤城議員からは、ウルグアイ・ラウンド合意をした後の日本の農業が一体どういう問題を抱えてどうなっていくのか、大変造詣の深いいろいろな御意見も拝聴させていただきました。  私は、そういう意味で...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今御意見の中にもございましたように、多角的に貿易が自由化される、あるいは関税が引き下げられる、あるいはまた、それぞれの国の持つ輸出入の規制が緩和をされていくということになりますと、先ほど来御議論がありますような、我が国にとっては深刻な農業問題を抱えておるといっ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 規制緩和につきましては、たびたび申し上げておりますように、年度内に五カ年計画を設定をして、そして計画的に進めていくということを今決めているわけですね。そして、そういう取り組みをしてもらっておるところであります。  為替というのはいろいろな要因があって変動して...全文を見る
○村山内閣総理大臣 このウルグアイ・ラウンドの合意を受け入れる以前と受け入れた後とでは、これはもうお互いの取り組む体制が違ってきているわけですから、したがって私は、どのような状況になろうとも、ウルグアイ・ラウンドで合意したことについては、日本はやっぱりきちっと守る必要がある、守ら...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは本会議でも答弁をいたしましたし、またこの委員会でも先ほどお答え申し上げましたけれども、ウルグアイ・ラウンドで合意したことについては、これはもうやはり約束事でありますし、日本も受けて帰っているわけですから、したがって、WTOが来年の一月一日から発効できるよ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは批准をすることについてはこれは約束事ですから、きちっとやはり責任を果たさなきゃならぬ。ですから、このWTOの承認については、ぜひこの国会で成立をしていただくように御協力をお願い申し上げたい、こう申し上げておるわけですよ。それは、考えは間違いないのです。 ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今御指摘がありました日比谷における集会、よく記憶しております。  私は、ウルグアイ・ラウンドのこの合意を受け入れることについて、もう与野党問わず大きな問題として皆さんが心配して議論された、これはそうだと思いますね。社会党も、これは二晩かけて徹夜で衆参両院議員...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今お話がございましたように、これはもう、人口はどんどんふえていく、それに比例して耕地は逆に減っていく、こういう世界全体の動向から考えますと、この人口と食糧という問題はやはりこれから大変大きな課題になるというふうに思いますし、それだけに、国内の主要な食糧の自給度...全文を見る
○村山内閣総理大臣 クリントン大統領とお会いをしまして、中間選挙が終わった後の状況についても若干お話を承りました。その中で、特にウルグアイ・ラウンドの合意に基づく実施法案につきましては、今月の末に議会で審議をされ成立することができると考えている、こういうお話を承ってきました。
○村山内閣総理大臣 今、委員からお話もございましたが、お話を承りながら当時のことを思い起こしておるわけでありますけれども、これは国会、衆参両院を通じて何度か決議もいたしておりますから、この交渉の中で、一般のものとは違って、農業というのはやはり自然を対象にして生産をするものですから...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは正確にお答えする必要があるかと思いますから、記録をたどって御報告をしたいと思いますけれども、緊急農業農村対策本部の会合につきましては、一現在の連立政権が発足をしてから四回開いております。いや、四回でなくて三回ですね。第四回目は、これは引き継いておりますか...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来私が申し上げておりますように、農業対策というのは、単に生産農民だけの問題ではなくて、どういう事態になろうとも、国民の暮らしにとって一番大事な食糧ですから、安定的に安全な食糧が供給できるような体制を保障していくという意味では、それは国の大きな責任があるわ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今松田議員から感慨を込めたお話がございましたが、ウルグアイ・ラウンド交渉は、単に工業用製品だけの関税引き下げではなくて、農業分野を初め、新たな分野である知的所有権や金融、運輸などのサービス貿易分野を含み、最終的には百二十五の国や地域が参加をして、今お話もござい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今総務庁長官から答弁がございましたけれども、計画として推進しておる段取りは申し上げたとおりであります。  ただ、お話もございましたように、これはやはり内閣全体として取り組んでいく必要があるというので、私は閣僚懇談会でたびたび各閣僚にも要請をいたしておりまする...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いやいや、決意は述べましたけれども、口ばかりでやることやってないじゃないか、こういうお話でございましたから、それに対してお答えをしたのです。(松田委員「私が言っているんじゃないんです、皆さんが言っているんです」と呼ぶ)いや、あなたの口から聞いたから、私はそう言...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員言われたとおりでありまして、ウルグアイ・ラウンドで合意した事項は、それぞれの国がやはり忠実に守っていただく、実践していただくということが一番大事だ。その前提に立って、先般のAPECの会合の中でも、これは太平洋・アジア地域で加盟している十八カ国ございますけ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員御指摘がございましたように、例えばEUがありますね。それからNAFTAがある。と同時に、今度はAPECがある。こういうふうにその地域ごとにブロックをつくってそれが対立し合うというような形になったんでは、これはWTOの役割というのは果たせなくなるわけですか...全文を見る
○村山内閣総理大臣 首脳会議というのは、十八カ国・地域の代表が一堂に会して、そしてスハルト大統領が議長となって、そして司会をしてこの会議を進めるわけです。これは限られた時間ですから、発言を一回しかしなかった代表もありますし、二回した者もあるし、私は三回発言をさせてもらいましたけれ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、この首脳会議に出ておりまして、これまでは比較的、昨年のアメリカにおける首脳会議、それから今回のこのインドネシアにおける首脳会議とを見ておりまして、言うならば、今お話もございましたように、加盟しておるアジア・太平洋地域をどのように組み合わせをして、そしてお...全文を見る
○村山内閣総理大臣 お話を聞いていますと、もうずっと開けて、展望が明るくなるような気持ちがいたします。  もう確かに、ある意味では、国境も経済ではなくなっていますし、お互いに地域で争い合うような時代でもないし、もう全世界が地球規模でお互いに力を出し合い、知恵を出し合って、人類の...全文を見る
○村山内閣総理大臣 御質問の趣旨が、外交において確保すべき目的というものは何かというようなことであるとすれば、私は、いずれの国におきましても、外交における目的というのは、国益の確保についてどう考えるか、あるいは国家間の相互依存関係が深まっている今日、外交を進めるに当たって大事なこ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来議論がございますように、できるだけ多角的な貿易自由化で門戸を開放して、そしてどこの国とも貿易ができるような、そういう国際的な環境をつくっていくということも、私は、お互いに協調し合って発展をしていくという意味からすれば大事なことだと思いますね。  しか...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ウルグアイ・ラウンド交渉の中で、何とか米を主体にしたこの農業問題は別枠で話をできるようにすべきではないか、何としても国会決議はやっぱり守るべきだ、こういう立場で私どもも頑張りましたし、恐らく政府もそういう立場で頑張っていただいたと私は思っております。  しか...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来お答えを申し上げておりますように、まだ交渉の段階でございますから、私どもは、農業だけは別枠で扱うべきではないか、そして切り離すべきだ、あくまでも関税やら自由化を受け入れるべきではないという農民の声を代弁し、国民の声を代弁して私どもは叫んできたのです。 ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 クリントン大統領がアメリカの大統領としてどういう発言をしようと、それは大統領の見識であって、それは、例えば日本の国とアメリカの国と協定をしているとか、あるいはガットで決められたことをお互いに侵し合ったとかいうようなことがあれば、それなりにやはり交渉の道もありま...全文を見る
○村山内閣総理大臣 カンターがアメリカの議会でどういう証言をしようと、WTOで決められたルールはきちっとあるわけですから、したがって、仮に二国間でいろいろ問題が起こって、それに抵触するようなことがあれば、そのルールに基づいて処理をするというのは当然のことだと私は思います。
11月18日第131回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(村山富市君) 今、委員からるるお話がございましたように、六年がかりでようやく一連の政治改革に関連する法案が大詰めを迎えて、成立寸前にまでこぎつけてまいりました。  お話がございましたように、その間にはいろんな紆余曲折がございました。しかし、こうしたことが国民の非常に...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これまで衆参両院の委員会で議論をする中で、今お話のございましたような意見も随分出されてまいりました。  よくお話を承っておりますと、今できておるこの連立政権というのは国民がそのことを認めている政権ではないという意見もございますし、それから選挙制度が変わ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 会計検査院の持つ機能、それから今回御審議をいただいておりまする政党助成法との関連には、扱い方についてどのように調整をしなきゃならぬかという課題は私は確かにあると思います。しかし、思想信条の自由とか政治活動の自由というのは憲法で保障されている基本的な権利み...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど来お話がございますように、六年かかっていろんな角度から議論をし検討し、ようやく合意を得て関連法案が一括成立をしようと、こういう状況になっているわけでありますから、その中身をよく国民の皆さんにも知っていただく、御理解をいただく、そのための周知徹底をど...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 連座制にかかるかかからぬかという判断というのは、それは具体的なやっぱり事実関係に基づいて判断をせざるを得ませんから、どの程度までその意思が通じておったのか、個人が単独で自分の判断でやったのか、そこらは大変難しい微妙な問題があろうかと思うんですよ。  し...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員から御指摘がございましたように、今度は一応今までの中選挙区制を小選挙区制に変える。同時に、それに関連をして公職選挙法やら政治資金規正法の改正やらあるいは政党助成法やら、あるいは助成を受ける政党を法的の主体に変えていくというような一連の法案がそれぞ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほどもお答え申し上げましたけれども、また今、委員からもるる経過を含めてお話がございましたけれども、六年間、その間には政権もたびたびかわるし、同時にまた、今お話がございましたように、衆議院で自民党案が否決をされて政府案が可決される、可決された法案が参議院...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 最近のこの一連の選挙の実態等を見ましても、非常に投票率が低いとか、あるいはまた各政党支持や政治への関心に対する世論調査を見ましても、無関心層が多いとかあるいは支持する政党がないといったようなものが大変多いとか、こういう現象が起こっていることについては私も...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、本岡委員が言われたような考え方を持っている方も私はおられると思いまするし、あながちその考え方も間違いではないと思います。  ただ、昨年七月総選挙がございまして、自民党が過半数を割った形で結論が出て、そしてこの連立政権ができたわけですね。連立政権が細...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 行政と立法府との関係というのは、これはやっぱり行政は中立であるべきだということはある意味では当然だと思いますし、しかし議院内閣制のもとにおいては政府・与党との関係というのもありますから、そこらは若干いろいろ問題があるんじゃないかという気がします。  し...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、本岡委員からもお話がございましたように、これは私がこういう席でこういう発言をしていいかどうかわかりませんけれども、憲法で日本の場合は二院制というものができているわけです。衆議院の持つ役割、任務と参議院の持つ役割、任務と違うからこそ二院制というものが存...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 海外に居住しあるいは滞在しておる日本人に基本的人権として選挙権を保障していくということは、ある意味では私は当然なことだと思うんです。  今、質問を聞きながら、私も衆議院の内閣委員会でそれはやるべきじゃないかという意味の質問をしたことを思い出すんですけれ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは憲法で信教の自由というのは保障されているわけですから、宗教活動の自由というものは当然保障されなければならぬと思うんです。  今、お話がございました与党幹部か議員がそれぞれその会合に出て発言されたことについて私は全部つまびらかにいたしておりませんか...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 残念ながら、その本は読んでいません。
○国務大臣(村山富市君) 今、御指摘のありました社会党に関する報道は、たしか昨年の九三年の二月ごろだったと思いますけれども、なされたことは承知をいたしております。  社会党の本部では、党内外での調査は言うまでもなく、九三年の三月に、報道されたその時点で調査団をモスクワに派遣をい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 平野委員が若いときに、国会におって、仕事は自民党から言われてし、選挙のときには社会党を入れたという、その御協力に対しては心からお礼を申し上げるものであります。そのときに平野さんが思い切って社会党に入党されていれば今のようなことはなかったんではないかと、私...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 政党が外国から、外国の政府から、あるいはいろんな機関から資金援助受けてはならないということはもうこれは言うまでもないことであります。これは現に私は、社会党はそんな事実はないと、こう申し上げておりますし、自民党も河野外務大臣が委員会の、この参議院じゃありま...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、お話もございましたし、これまでの先生方からの意見もございましたが、なるほどこの六年間の経過を踏まえてようやくこの一連の関連法案が成立を見ようといたしておるわけであります。言うならば、仏がつくられた。その仏にどう魂を入れていくかということになろうかと思...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 現行の中選挙区制度で解散・総選挙する意思はないということを断言できるかと、こういうお話でありますけれども、解散について私がここで今、するとかせぬとか言うことは差し控えたいと思うんですね。ただ、常識的に考えて、今ここでこれだけ議論をして新しい選挙制度ができ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これはそれぞれのやっぱり考え方があると思いますけれども、せっかくの御質問ですから私の考え方も率直に申し上げたいと思うんです。  私は、これだけ国民の価値観が多様化しているときに、政党が上から二つの枠組みを決めて、これしか選択の幅はないんだ、どっちを選び...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今回の区割りの案につきましては、九月に行われました衆議院及び参議院の政治改革特別委員会におきまして審議会の石川会長から、市区町村をいわゆるようかんをきれいな形ですぱっといけば二倍未満ぐらいにおさめることは不可能ではなかったと。しかし、選挙というのはようか...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) どの程度を超えたらというのではなくて、可能な限り一票の格差を最小限にとどめるように真剣な議論をして出してきた結論ですから、何も一票の格差がどんどん拡大していくことを期待しているわけでもないし、そんな結論を出そうと思って審議会は審議をしたのではない、私はそ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは国民の皆さん方の中にはいろんな考え方を持っている方があるわけですから、ですから、いやこれはやっぱり憲法に違反すると思っている方もありましょうし、いやこの程度ならそれは了解できるよというふうな意見を持っている方もあると思いますから、訴訟が起こるか起こ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今お答えしましたように、それぞれやっぱりこれも考え方があるでしょうから、いやこれはやっぱり憲法に抵触する、平等な権利を侵害すると、こういう考え方を持っている方がもしあるとすれば、それは訴訟をもって争うというふうなことになるかもしれませんし、私はさっき言い...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) さっきからお答え申し上げておりますように、基本的な平等の原則をしっかり守っていくということは大事なことだと思います。当然のことだと思います。それを前提にしていろんな角度から区割りについて検討した結果出された結論だと、私はそう受けとめておりますから、その出...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 平等の原則を前提にして何とかその原則に沿うような結論を出そうと。今御指摘のあった判例もあるわけですから、その判例の趣旨にも沿えるように結論を出していこうと、こういうことは当然審議会の中では皆さんが考えて検討されたと思うんです。その結果出された結論ですから...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) さっきから答弁していますように、平等の原則を守る、あるいは裁判所の判例があればその判例は守らなきゃならぬということを前提にして、平等な権利を保障するためにどのような区割りがいいのかということについてあらゆる角度から検討されたんではないかと私は思っています...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 下村先生がかねがね身障者等に対する施策について機会あるごとに御意見を述べられ、具体的な人にやさしい政治の実現に向けて御努力をいただいていることにつきましては本当に敬意を表したいと思います。  心身の不自由な方々が選挙に参画できるようにその便宜を図るとい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) どの選挙制度が一〇〇%いいものかということについて結論を出すのはなかなか難しいと思いますね。やっぱり中選挙区には中選挙区のよさがあったからこれまでずっと日本の国は中選挙区でやってきたと思うんです。しかし、それもまたやってくる過程の中で、例えば一つの政党か...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) さっきから御議論もありますように、制度ができてもその制度をどう使って生かしていくかというのがお互いですから、したがってお互いがやっぱり決められたことは守らにゃいかぬ、悪いことは悪いんだということで倫理を確立してきちっとやっぱり守っていただいて、お互いが腐...全文を見る
11月21日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第4号
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○村山内閣総理大臣 これは、国民生活にとって食糧というのはもう欠かせないものですし、そういう意味で戦後食管法が設けられまして、農業生産の基盤を守っていくと同時に消費者の生活を安定させるという意味で二重価格制度等がとられてきたような経過から考えてまいりましても、私は、食糧というのは...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員が御指摘になりましたように、これは食糧ですから、国民生活に欠かせないという意味で、どういう事態になろうとも安定的に供給できるような自給体制というものをしっかり維持する必要がある。同時に、安全な食糧を供給するということも大事なことだと思いますね。  さら...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来意見がございますように、これは加盟している国が、また未加盟の国もすべてそうしたルールをしっかり守って自由貿易体制が確立されていくことが大事なので、今外務大臣からもお話がございましたように、サミットにおきましてもあるいはAPECにおきましても、一月一日に...全文を見る
○村山内閣総理大臣 来年はAPECが大阪で開かれることになりますが、今お話聞きますと、何かずく近くだそうで、準備やら警備やら何かとまたお世話になるかと思いますけれども、よろしくお願い申し上げたいと思います。  これは今御指摘もございましたように、日中共同声明や友好条約等によって...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今申し上げましたように、昨年のシアトル、ことしのインドネシア等々の経緯も踏まえて実施をしていきたいというふうに申し上げてあります。
○村山内閣総理大臣 今農林大臣から答弁がありましたように、短期的にはある程度の水準の関税が維持されると思いますけれども、中長期的に見ますと、やはり競争が激化する、輸入がふえるというような傾向も出てくると思いますし、為替レート等の関係もあって、相当の影響を受けるんではないかというこ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今大蔵大臣から答弁したことでもう尽きるんではないかと思いますけれども、今委員からも過去の農村との関係を振り返ったお話がございましたけれども、日本が戦後から立ち直りを示すときに、産業復興で、産業を興すというので、労働力が不足してますから農村からどんどん労働力が駆...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来御議論がございますように、ウルグアイ・ラウンド後の日本の農業をどう維持発展をさせていくかという、基盤をどう確立するかという大事な仕事でありますし、それからまた、この国土全体を均衡ある発展をさせていくという意味からも、農村のあり方を考えていくということは...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今いろんな分析をされた結論として農家は弱者なのかどうかというお話がございました。これは、今御説明もございましたように、専業農家、第一種兼業農家、第二種兼業農家、それぞれによってあり方は違うと思いますから、全般的に平均して申し上げればそういうことになるのかもしれ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 生産性をどう高めて、今お話がございましたように、コストをできるだけ下げていくかという意味における技術開発というものも大事だと思いますし、それから、可能な限り消費者に受け入れられるような品質の改善をしていくという意味の技術改善ということも必要だと思いますね。 ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私が米は別だと申し上げましたのは、米以外の農産物は全部関税化されてまいりますけれども、今度の合意の中では、米については六カ年間ミニマムアクセスを受け入れておるというふうに今申し上げたんで、それは別ですと、こういう意味で申し上げたわけです。それは米の分野について...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今いろいろなデータを挙げて、こういう先進的な、レベルの高い地域もあるというようなお話も承りましたけれども、やはり農業というのは自然、土地等々の制約もありますから、すべてそういうふうにいくかどうかは言えないと思いますけれども、しかし、技術の開発によって可能な分野...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員からも御指摘ございましたように、中山間地域の対策につきましては、これはまあ農業やら林業やらをどう複合的に計画的に推進をして、農業自体もどう守っていくかという問題もございますし、同時に水の問題やら環境の問題やら等々公益的に果たしている中山間地域の役割という...全文を見る
○村山内閣総理大臣 現行の検疫体制で十分かどうかという問題もあると思いまするし、とりわけ、これから貿易等々の自由化がさらに広がっていくということになりますと、一応WTOで必要な国際的安全性の基準というものは示されていると思いますけれども、しかし、その示された基準以上に科学的に必要...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ウルグア・ラウンド農業合意の実施に伴う国内対策をどうするかという問題につきましては、今御指摘もございましたように、昨年暮れに、細川内閣当時閣議了解をされています。その閣議了解をされた基本方針に基づきまして緊急農業農村対策本部というものが設置をくれまして、総理が...全文を見る
○村山内閣総理大臣 それは十分そうした点も踏まえて、何とか実現できないかと言って、三党の中でも議論を尽くしてまいりましたし、これは一連の経過を申し上げますと、昨年七月の総選挙以後、細川連立政権が誕生しました。その連立政権が誕生した、その政権でもやっぱり七%の国民福祉税というものが...全文を見る
○村山内閣総理大臣 都市の消費者からいえば、例えば輸入米を入れれば安い米が手に入るではないかと、日本の米は高過ぎるというような視点も私はあろうかと思いますね。しかし、ニーズからいいますと、やっぱり国内の米を食べたいという声も非常に高いわけです。これはその安全性を気にしているのだと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今環境庁長官から答弁もございましたが、この気候変動枠組み条約を締結した際、本年九月に本条約に基づく温暖化防止対策等にかかわる報告書が提出されています。  その報告書によりますと、各般の施策が十分に実施されることを前提とした場合、二〇〇〇年度における一人当たり...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ウルグアイ・ラウンドの農業合意を受け入れた。できるだけ、国会決議が数度にわたってあるわけですから、この国会決議を生かしていくためには、農業というのはこれは自然を対象としての作物だから一般とは別枠で議論をすべき課題ではないかといって随分頑張ってこられたと私は思い...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ですから、これまでの農林予算に別枠で六年間で六兆百億円を上乗せしますというものではないということは御理解いただきたいと思うのです。
○村山内閣総理大臣 これはなかなか一口で言うのも難しいんじゃないかと思いますけれども、これはこれまでも議論がありましたように、日本は資源もないし、言うならば、いろいろな付加価値をつけていく技術の開発等を含めて、貿易立国で成り立っている国ですから、したがって、世界的に貿易が自由化さ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 それは、例えば規制を緩和するとかいろいろな国内対策も講じて、均衡のある貿易収支というものを維持していく必要があるというようにも思いまするし、これは、為替相場の変動やら。いろいろな条件を考えてまいりますと、このまま進んでいけばどんどん黒字がふえて、逆に日本がまた...全文を見る
○村山内閣総理大臣 黒字が一方的にふえて、そして極めて貿易収支が不均衡になっておるということは私は必ずしもいいと思いませんし、ですから、可能な限り内需を拡大して、そして黒字を減らして、輸入もふやそうという努力を一生懸命やっているわけです。  私は、この程度の黒字ならいいんではな...全文を見る
○村山内閣総理大臣 まあ、それは正直申し上げまして、ドル安で円高じゃないかなという気はいたしますし、だから、そこはやっぱり、今お話がございましたように、それぞれの持つ経済の実勢が正確に、正しく反映できるようなそういう為替レートにやっぱり安定していくことが必要ではないかという認識は...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今いろいろお話がございましたけれども、例えばWTOでこれから設けられていく国際的なルールに基づく基準とかいうようなもの以上に厳しい規制があるというようなことについては、やっぱり是正をしていく必要があると思いますし、それから、もうこれだけ経済のあり方も変わってき...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今私は、規制緩和あるいは規制というものに対する考え方の前提となる考え方を若干申し上げたんです。人間にとって何が一番大事かといえば、やっぱり生活が一番大事ですから。生活するためには所得が必要ですから、所得を得るためには、これはやっぱり所得が得られるような労働が保...全文を見る
○村山内閣総理大臣 官僚OBは入れないとかなんとかいうようなことを前提にして私は考えない方がいいと思うのですね。やはり一番適当な適任者を選ぶ、これは目的に沿った仕事ができるということを前提にして一番適任者を選んでいくということが大事だと私は思っていますから、別に枠を決めてこれは入...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私が申し上げておりますのは、この行革委員会というのは、行政改革やらそれから情報公開やら等、これから必要な大事な課題をやるためにつくられる委員会なんですよ。その委員会ですから、その仕事の重要性というものを踏まえて、その目的が十分達成されるような適任者を選ぶという...全文を見る
○村山内閣総理大臣 官僚を入れてもやむを得ないという見解を私は述べていませんからね。そのことは誤解のないようにしてくださいよ。  それから、勧告をする権限というのがあるわけですから、この委員会には。ですから、お話がございましたように、極めて重要な役割と任務を担うと思います。それ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 なかなか難しい問題ですけれども、これはやはり一応境界があって、国境があって、領土というものがある。その領土には国民が生活している。主権が保障されておるという世界じゅうの国の保障された国際ルールというのがあるわけですから、お互いに主権を守り合うというのは当然だと...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来御意見がございますけれども、これは、米と稲作というのは二千年の歴史の中で日本の政と深くかかわり合ってきた、ある意味では日本の文化をつくり上げる基礎的なものになってきておるという、切っても切れない大事なものだというふうに思いますからああいう国会の決議もな...全文を見る
○村山内閣総理大臣 日比谷で農民大会がございましたが、あのときに私は委員長として出席をしてまいりました。あのときは、まだウルグアイ・ラウンドのミニマムアクセスを受け入れるということが合意されていない段階ですからね。ですから、これはもう絶対反対だという意見を申し上げたわけです。たし...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今外務大臣から答弁がございましたように、これは条約だけ批准しても、それに関連する国内法が整備されないと責任を持つことにならぬわけですから、そういう責任を持った体制でもって臨むことが必要だというふうに思っています。
○村山内閣総理大臣 審議の問題につきましては議会でお決めになっていただくことですからね、まだ三日まで会期があるわけですから、十分御審議をいただいて、そしてぜひこの成立を期していただきたいということをひたすらお願いを申し上げるだけであります。
○村山内閣総理大臣 このウルグアイ・ラウンド後の日本の農業をどう守っていくか、日本の食糧の安定供給ができるような、国際競争にも耐え得るような農業をどうつくっていくかというようなことからすれば、相当やはり影響が大きいわけでありますから、その影響をできるだけ緩和するためにはそれくらい...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今お話がございましたように、戦後の農政を振り返ってまいりますと、農地解放から、あるいは食管制度ができて、そしてあの食糧の不足時代には強権を発動させて供出させられた、こういうようなこともいろいろございましたね。しかし私は、ある意味ではやはり戦後の食糧事情やら日本...全文を見る
○村山内閣総理大臣 七年後、関税化を受け入れないかどうかというお尋ねですけれども、七年後どういう情勢になっておるのか、どの道を選択することが農業を守るために一番いいのかということで私は判断をしなければならぬというふうに思っていますけれども、前提としては、やはり米を中心に主要な食糧...全文を見る
○村山内閣総理大臣 国会決議が実現できるように私どもも要請をしたし、政府も私は努力をしてくれたんではないかと思いますけれども、残念ながら、国会決議には沿い得ない結果になっておるということは認めざるを得ないと思います。
○村山内閣総理大臣 反したかどうかということがどういうふうに理解をされるかというのは、これはわかりませんけれども、国会決議に沿った結果になってないということは、これは明確に申し上げることができると思います。
○村山内閣総理大臣 例えば十あるとしますと、十全部否定された、こうなれば私はこれはもう明らかに反した、こういう結果になると思いますけれども、そのうち、例えばその趣旨が生かされておるとか、何かこういうのがあるとすれば、それはやはり全面的に反しておったということはなかなか言えないので...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは前例を言うわけじゃありませんけれども、細川さんも同じような質問を受けて、必ずしも国会の決議に合致しているとは言えない面があることは事実、こういう答弁をしているわけですね。私は、ここらはやはりなかなか大変政治的に判断の難しいところがあるのではないかと思うん...全文を見る
○村山内閣総理大臣 世界全体の食糧の事情を見てみますと、これは例えば、先進国で余っておる、輸出を強要する、そういう国もありますし、それから、現実にアフリカ等を中心に、食べるものもないという食糧の不足している地帯もある。極めて世界全体から見るとアンバランスになっておると言わなきゃな...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ナポリ・サミットでもAPECでも私の方から日米首脳会談の際にも申し上げておきましたけれども、これからやはり地球規模の課題というものが大きく問題になる。とりわけ食糧、人口、環境といったような問題やらエイズやら麻薬やら等々の問題も重要な問題となってくる。ぜひひとつ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 国会決議は、今御指摘のあったとおりだと思いますね。さっき資料としてカロリーベースで四六%という御指摘がございましたけれども、それもそのとおりだと私は思うのです。  これはさっきもちょっと触れましたけれども、安全な食糧をどのような事態になろうとも安定的に供給を...全文を見る
○村山内閣総理大臣 自給率がどんどん下がっていって、そして日本の食糧が外国にすべて依存をするというようなことになったら一体どうなるのかという御心配はよくわかりますし、そんなことはもう構わないなんということは絶対に思っていません。  ですから、できるだけ自給率が下がらないように、...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ですから、先ほど来申し上げておりますように、可能な限り主要な食糧の自給率は、これ以上下がらないように歯どめをかけていく努力はしなければならぬ。しかし、全体の貿易自由化の中で日本だけが一切輸入しないのだということは、これはなかなか、言うのは簡単ですけれども、いろ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先般私はAPECの会合にも出てまいりましたけれども、APECには十八カ国と地域の代表が参加しているわけですね。その十八カ国の中には、もう最先端を走っておる先進国もあれば、あるいは中ぐらいのところもあるし、これから発展をしようとする途上国もあるわけです。そういう...全文を見る
11月21日第131回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(村山富市君) 上杉議員の御質問にお答えをいたします。  まず、ウルグアイ・ラウンド合意後の農村対策に万全を期す決意についてお尋ねがございました。  ウルグアイ・ラウンド農業合意の実施に伴う国内対策につきましては、農政審議会の報告の趣旨も踏まえまして、我が国農業、農...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 稲村議員の質問にお答え申し上げたいと思います。  第一は、非公式首脳会議における発言の趣旨についてお尋ねがございましたが、今後域内の貿易・投資の自由化の実施に当たって幾つか懸念される問題について意見を述べてまいりましたが、特に農業問題等種々の配慮すべき...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 都築議員の御質問にお答えいたします。  まず、日本の農業の展望についてお尋ねがございました。  今後の農政の展開につきましては、政策推進の指針として取りまとめられました農政審議会報告の趣旨を踏まえながら、意欲ある農業者の創意工夫と自由な経営展開が可能...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 刈田議員の御質問にお答えを申し上げます。  まず、WTO設立後の世界貿易及びその中での我が国の対応についてのお尋ねでございますが、WTOの設立により多角的自由貿易体制が一層強化、推進をされる、それを受けて世界の貿易量は拡大をされるものと考えております。...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 林議員の質問にお答えを申し上げます。  なぜ我が国だけが協定の承認を急ぐのかというお尋ねでありますが、我が国を含め各国とも同協定の来年一月一日の発効に向け鋭意国内手続を進めてまいっているところであり、先般行われましたAPECでも、議論をした結果、合意を...全文を見る
11月24日第131回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○国務大臣(村山富市君) 今楢崎委員から適切に御指摘もございましたように、今回のこの所得税の累進税率を改正するという意味は、六年前に、今お話もございましたように、比較的所得の低い方々の税率に手を入れたと。したがって、その累進税率のカーブが八百万円ぐらいのところから急に上がってきて...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今適切な御指摘もございましたけれども、これから高齢社会が到来する中で医療や年金や介護等を中心とした福祉に大変金がかかっていくと。その金をどういうふうにしてだれが負担をするかということが私はやっぱりこれからの大きな政治課題になると思います。  今回の税制...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、楢崎委員からお話がございましたように、今回の税制改革に伴うこの地方消費税の創設というのは、これはもう地方分権というのはある意味では時代の流れにもなっておりますし、昨年六月には衆参両院で地方分権の決議もされておりますが、そうしたものに私は沿い得たもので...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今お話もございましたように二百兆円を超す国債を持っておる。それから保険料等々、俗に言われます隠れ借金というようなものも持っておる。こういう厳しい財政状況にありますから、可能な限り国債の発行はやっぱり抑制すべきだというこの考え方についてはいささかも変わりは...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 税というのは、今御指摘もありましたように何よりも公平な課税をするということが大事であるし、課税をしたものを不公平なくやっぱり納めていただくということが大事なことだと私も思っております。  そういう意味から申し上げますと、今委員から御指摘もございましたよ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 志苫委員のさきの委員会における発言等々を承っておりまして、きょうもそうですけれども、いかに税に対する信頼を高めるかという意味で、所得の捕捉面からの不公平を是正する必要があるということをこだわり続けて力説されているお気持ちはよく理解できますし、またそうあら...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 消費税の持つ逆進性、その逆進性を緩和するために、せめて食料品は最低生活を保障するという意味で免税にするかあるいは軽減税率をとるぐらいの配慮をすべきではないかという志苫議員の意見は、それなりに素直に私は受けとめたいと思うんです。この問題がこれから税制改革を...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは今池田委員御指摘のとおりに私どもも認識をいたしてもおりますし、受けとめております。  今お話のございましたように、こういう厳しい経済環境の中で、景気を回復したり、あるいは高齢社会を前にして国民の皆さんにも御理解を得た上で負担もしてもらわなきゃなら...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) ここで具体的にどこをどうするということを名前を挙げて言う段階にはまだございませんけれども、具体的な進め方として申し上げておきたいと思いますのは、先ほど申しましたように、規制緩和につきましては、内外の規制緩和要望の声をあらゆる機関を通じて今把握いたしており...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) そういうことを私は発言したこともございませんし、どこから出た記事か私にはちょっと理解ができないんですけれども、要するに官僚主導でなくて政治家がもっとリーダーシップをとって、そして責任ある対応をきちっとやるべきじゃないかという声はあると思います。  しか...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは、制度的に予算編成権というのは大蔵省にあるわけですね。そして、編成されたものは最終的には閣議で決めて、そして国会に予算案として出すということになると思いますから、予算編成権は私の承知している範囲では制度的に大蔵省にあるというふうに認識をいたしており...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 御指摘のございました大蔵事務次官の発言につきましては、私も新聞で拝見をさせてもらいました。  これは恐らく七年度予算編成をめぐる財政事情が一段と厳しくなっておるということを申し上げたものであるというふうに私は受けとめております。  政府としては、この...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) それはもう言われるとおり、極力出さない方向で予算編成に取り組むという気持ちは変わりはありません。
○国務大臣(村山富市君) 公的年金の運用につきまして、米国から規制緩和の要望が強く反映されているということについては私も承知をいたしております。しかし、公的年金という性格からしますと、何を一番重点に考えるべきかと言えば、これはやっぱり安全確実な運用を図っていくということが一番大事...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 特殊法人の見直しにつきましては、去る十月十八日の閣僚懇談会におきましてこれは総務庁長官から特別な発言があって、これは所管する担当大臣ですから発言がございまして、特殊法人の見直しの具体的な作業、手順等について、各省庁から具体的な見直し事項及び見直し体制を含...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 十一月二十五日までに中間報告をしてもらうつもりですけれども、これは例えばどこの省で具体的にこれとこれとこれを対象にして検討しているというようなことの具体的な名前が二十五日までに出てくるかどうかというのはちょっとわかりませんけれども、しかし……
○国務大臣(村山富市君) 最終的には、これは最終的には対象が絞られてこなければできないことですから、したがって最終的には出ると思いますけれども、十一月二十五日の段階で具体的な名前まで挙げて出るかどうかということについてはまだちょっと予測はできません。
○国務大臣(村山富市君) 行政を取り巻く社会、経済すべての状況が変わってきているわけですから、したがって、変化した状況にどう対応して簡素にして効率的な行政ができるようにしていくかということにつきましては、これは普段からやっぱり心がけてやらなきゃならぬことだというふうに私は思ってい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今言われて具体的にこれがというのはちょっと思い出せませんけれども、先ほど志苫委員からも指摘がありましたように、例えば勤労所得税、これはもう源泉徴収ですから一〇〇%捕捉されて税金を取られる。ところが、利子やらあるいは株の配当やら等々につきましては幾らか違い...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは正確を期す意味で申し上げたいと思いますけれども、昨年七月の総選挙の際の社会党の公約は、   国民生活優先の予算を実現するためにも、安定的な税収確保の体系は不可欠です。資産と所得の総合課税化をはじめとする抜本的な税制改革に努めます。また、八八年の制...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私が今読み上げましたのは、これは党としての公約ですね。それから、いろんな選挙の際にアンケート調査が参ります。これは個人の責任において判断をされてなされたものだというふうに私は思います。ですから、その朝日新聞の世論調査で、例えば消費税率を上げないとか、上げ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 一方的に言われてもこれは困るので、公の席ですから申し上げておきますけれども、党が責任を持って公約しているその公約にたがうようなことを例えばアンケート調査を求められて言ったとかいうような場合には、それは個人の責任の分野で判断をして言われたことだろうというふ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど来、三%の消費税を創設するときには反対して五%の方は賛成するというのはおかしいじゃないかと、これはそういう言い方をされて理屈を言えば私はそのとおりになると思います。  しかし、あの消費税創設の際にはやっぱりそれだけの背景があったと私は思うんですよ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) あれは、今さっき言いましたように、消費税率引き上げ反対という看板を出したんです。それはそのとおりですから、ひとつそのように御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(村山富市君) いや、これは一方的に言われて結ばれても困りますから、この際申し上げておきます。  税金はできるだけ軽い方がいい、ない方がいいというのは、これはもうそのとおりだと国民め皆さんは思っているかもしれませんよ。しかし、これだけの社会を維持していくためには、共通...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 本年既に五兆五千億円の所得税減税が特別減税という形で実施をされているわけでありますけれども、これまでのところ、大変夏が暑かったというようなこともございまして、私はそういうことも手伝って相当の消費拡大効果はあったんではないかというふうに理解をいたしておりま...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど言いましたように、本年度行いました五兆五千億円の特別減税というのは、猛暑等もありましたから、例えば電気製品なんかを中心に消費が伸びるとか、あるいは自動車の購入がふえるとかという意味で私はそれなりの景気刺激に対する効果はあったのではないかというふうに...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 十分に配慮されたかということに対しまして、いやそれは十分に配慮したつもりですと、これは、今できる範囲で配慮をしたということについては申し上げることはできると思いますけれども、これが完全に一〇〇%実現できたかどうかということになりますと、必ずしも私はそうは...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど来私は、公約が完全に実現できなかったことについては大変申しわけなく思っている点もありますと、とりわけ、逆進性を緩和する意味で、飲食税については非課税にするとか軽減税率にするとか、そういうことを選挙の際には申し上げてきているわけですから、それが実現で...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは国民の皆様がどう受けとめて、どういうふうに理解していただいているだろうかということでありますから、私から、いやそれはもう大分理解はしていただいていると思いますとか、あるいは払拭できると思いますとかいうことはなかなも言える立場にはございませんけれども...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) いろんな立場からするいろんな批判というのはあると思います。これはもう率直に受けとめます。  全部の層の皆さんに一〇〇%これでよかったということは、なかなかやっぱりこれは税金の問題では難しいと思いますね。例えば今度中堅サラリーマン層の所得税減税を若干やっ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 新聞の報道がどういうふうにされておろうと、私は閣議が終わった後の閣僚懇談会の席でも各省に対して、総務庁長官からこういう指摘をされた、報告されたことについてはひとつ忠実に守って必ずやってほしいということは強く要請いたしておりますから、その決意で取り組むつも...全文を見る
11月25日第131回国会 衆議院 本会議 第13号
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○内閣総理大臣(村山富市君) 山本議員の質問にお答えをいたします。  質問の要旨は、政府の提案は社会党の従来からの主張である国家補償の精神に基づく援護法からは遠い内容になっているのではないかというお尋ねであります。  政府・与党は、広島と長崎の被爆者の方々の悲願を踏まえ、同時...全文を見る
12月01日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第10号
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○村山内閣総理大臣 ウルグアイ・ラウンド調停案を受け入れるかどうかという経過の中では、今委員から御指摘がございましたように、それぞれ各党とも、これは社会党もそうですが、真剣な議論を踏まえて、これからの農業はどうなるのかといったような問題も含めて苦渋の選択をされて、日本の国、経済全...全文を見る
○村山内閣総理大臣 統一見解といいますと少し仰々しくなりますけれども、今までそれぞれ答弁をされてきた、その答弁を整理をして、このとおりにやりますということを申し上げたわけでございます。
○村山内閣総理大臣 先ほど来、ウルグアイ・ラウンド受け入れに対する経過、あるいはまたこの委員会でこれまで御審議をいただきました御審議の状況等も踏まえまして、最終的に整理をして、政府の考えはこうですということを申し上げたのでありまして、そのとおりに御理解を賜りたいと存じます。
○村山内閣総理大臣 いや、ですから、私は総理大臣、最高責任者として御答弁申し上げておりますから、そのとおりに御理解をいただければそれで結構ですと。これは政府の答弁だというふうに御理解を賜りたいと思います。
○村山内閣総理大臣 統一見解という言い方が必要であるかどうかということは、これは、そう言えば、統一見解でございますと言っても結構ですけれどもね。これは政府を代表しての答弁ですから、そのように御理解を賜りたいと言っているわけです。
○村山内閣総理大臣 今まで答弁をしてまいりまして、例えば、総理と農林大臣の答弁が食い違っているとか、あるいは閣僚の各答弁が食い違っているとかいう場合に、皆さん方から、はっきり統一見解を求めるという形で統一見解を求められた場合もありますね。そういう場合には、これが政府の統一見解です...全文を見る
○村山内閣総理大臣 ウルグアイ・ラウンド受け入れ後の日本の農業がどうなるか、そういう点についていろいろな角度から御心配をされる意見をお聞きいたしました。何といってもやはり食糧というのは国民生活にとって大事なものですから、これは農民のためにも国民のためにも、この委員会の御審議も十分...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今外務大臣から答弁もございましたように、これは、多角的自由貿易体制の維持やらあるいは国際経済秩序に対する信頼の確保といったような面から、特に貿易立国である我が国にとっては、やはり大変大きな意義があるのではないかというふうに思っております。  具体的に簡単に申...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど来、委員が当選をされて以降、農業を思う真情を吐露した御発言もございましたが、そういう委員のお気持ち、御意見等も十分踏まえた上で先ほど答弁したとおりでありますから、そのとおりに御理解をいただきたいと思います。
○村山内閣総理大臣 御指摘のとおりに考えています。
○村山内閣総理大臣 今両大臣からそれぞれの立場から答弁がございましたけれども、これは、私もAPECに参りまして、APECに参加している国々では、発展した国もあれば途上国もあるし、まだ発展の途にもつかないといったような国もある。そういう違いを乗り越えて、お互いに有無相通じ合い、協力...全文を見る
○村山内閣総理大臣 昨年七月の総選挙以後を思い起こすわけでありますが、あの総選挙に表明された国民の意思というのは、やはり政治を変えてほしいという政治改革を期待する声が大変強かった。その国民の声を受け入れて、この細川連立政権が発足をした。したがって、細川連立政権の最大の課題というの...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今委員からもお話がございましたように、あのウルグアイ・ラウンドの協定を受け入れるか受け入れないかという場合に、これはもう内閣はもとよりでありますけれども、我が党も、各党それぞれの立場から、これを受け入れることによって日本の農業はどうなっていくのかというようなこ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 先ほど御答弁を申し上げたとおりでありますが、これまで審議の中でいろいろ御答弁がございました。その答弁を、きょうは最終日ですから整理をしてまとめた形で私が申し上げたわけでありますが、もう一回申し上げさせていただきます。  今回の対策につきましては、六年間の新し...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これはもう私が先ほど答弁をしたとおりに御理解をいただきたいと思うんですけれども、これからさらに七年度予算の編成が始まるわけでありますから、その答弁をしたことを十分踏まえた上で予算編成に当たるということになるわけでありますから、そのように御理解を賜りたいと思うん...全文を見る
○村山内閣総理大臣 いろいろ答弁をした経過がありますから、その経過を全部総合的に整理をしてお答えしたのが前お答えしたとおりであります。
○村山内閣総理大臣 細川連立政権のときに受け入れをして以後、緊急農業農村対策本部も設置をされ、あるいはまた、その後与野党間で十分な話し合いもされ、同時に与党の内部でも、三党でもう十分な審議を尽くし、慎重の上にも慎重な判断をした結論として緊急対策、こういう農業対策大綱というものもつ...全文を見る
○村山内閣総理大臣 私は、私の答弁と大蔵大臣の答弁とに違いがあるとは考えていません。
○村山内閣総理大臣 今通産大臣からも重ねて答弁がありましたけれども、私はこれまで答弁を申し上げましたように、アメリカがウルグアイ・ラウンド合意実施法案というものを今国会で提出をして、先般下院では議決をされて、これから上院で審議をされるようでありますけれども、その実施法案の中に必要...全文を見る
○村山内閣総理大臣 今外務大臣から答弁されたとおりでありまして、全体のこの情勢から判断をしてみて、再交渉する意思はないということだけは申し上げておきます。
○村山内閣総理大臣 私は、農業というものを国際的に考えた場合に、輸出を前提としてやられておる農業と国内の需給を主体にしてやられてきた農業と大分大きな違いがあると思いますね。  これまでは日本の農業というのは国内の需給を中心にしてつくられた農業であるというように思うのですけれども...全文を見る
○村山内閣総理大臣 これは私もたびたび申し上げておりますように、農業問題、食糧問題というのは、単に生産農民だけの問題ではなくて国民全体の問題だという受けとめ方をいたしておりますから、都市と農村とが十分理解し合うということも大事なことでありますし、同時に、国際的には人口、食糧、環境...全文を見る
12月02日第131回国会 参議院 本会議 第10号
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○国務大臣(村山富市君) 会田議員の質問にお答えを申し上げます。  決算に対する警告決議を内閣として今後の行財政運営に反映せよとの御指摘でございますが、政府といたしましては、従来から、警告決議として御指摘いただいた事項につきましては誠意を持ってその改善に努めているところでござい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 小林議員の質問にお答えいたしたいと思いますが、最初の質問は社会党の基本政策についてのお尋ねであります。  ここは参議院の本会議場で、総理に対する、私は、答弁ですから、委員長としてここで答弁することが適当であるかどうかということはわかりませんけれども、し...全文を見る
12月05日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(村山富市君) 今、委員からるる述べられましたように、WTO協定の締結は、多角的自由貿易体制の維持強化並びに国際経済秩序に対する信頼の確保といったような観点から極めて重要な意味を持っていると私は思います。  今、御指摘もございましたように、単に物、いわゆる鉱工業品の関...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、御指摘のございましたアメリカの議会における問題点につきましては、米国の行政府とドール共和党上院院内総務との間の了解ができたことの内容でありますが、WTOの紛争解決検討委員会を設置して、米国にとって不当なWTOの紛争解決についての報告を検討することを主...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今お答えを申し上げましたように、行政府とドール共和党上院院内総務との間で了解された事項といいますのは、WTOの紛争解決の検討委員会を設置する、そしてこのWTOの紛争処理の手続の中でもしアメリカが受け入れられないような結論を出した場合にはそのことについて検...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 協定上、農業貿易の今日まで合意された経過も踏まえながら、例えば環境、人口問題等多角的な観点から、非貿易的関心事項等も考慮に入れながら六年目に行うこととなっているわけです。したがいまして、我が国と いたしましては、その時点における我が国の農業の現状等も踏ま...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは委員、今御指摘もございましたように、衆議院のWTO特別委員会でもいろんな角度からいろんな意味の発言がございまして、それぞれ関係大臣からも答弁をしていただきましたけれども、若干のニュアンスの違いがあったりしたという経過もありまして、一応そうしたものを...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員お話もございましたように、農山村の中山間地域というのは、単に食糧を生産しているというだけではなくて、水の問題やら環境の問題やら公益的に果たしている役割は大変大きいものがあるというふうに思います。したがいまして、現在でも関係する法律というのを挙げて...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員の御指摘がございましたように、我が国の先達の大変な努力によって今や我が国は世界第二位の経済大国となったわけでありますが、反面、生活者の立場に立って考えた場合に、必ずしもこれだけ経済が繁栄したにもかかわらず豊かになったというその実感がなかなか伴わな...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今回のウルグアイ・ラウンドの合意を受け入れるに当たりまして、特に農業問題等につきましては衆参を含めた国会の決議もございますし、そういう国会決議を尊重していくという立場からすると厳しい問題もあったわけでありますから、恐らく当時の政府もその点を踏まえてそれな...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、大蔵大臣から御答弁がございましたように予算編成の過程でございますから、その過程でこの予算はこうしますああしますというようなことをここで答弁することは差し控えたいと思うんです。これはもう出た結果によって御批判をいただく以外にないと私は思うんです。  ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 冒頭に、村山内閣発足につきまして丁重なごあいさつをいただきましたことを心から感謝申し上げます。  今、委員からの御意見を拝聴しながら、昨年暮れのあの調停案を受け入れる際に、社会党も二晩ほど徹夜をして両院議員総会で議論をしながら苦渋の選択をして、これはも...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、外務大臣、通産大臣からそれぞれ答弁がございましたから重複はもう必要ないと思いますけれども、この世界貿易機関には百二十五の国と地域が入っておるわけですし、それぞれの国がそれぞれのやっぱり問題を抱えておる。特に、私はAPECに参りまして感じましたけれども...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 御指摘のように、ウルグアイ・ラウンドあるいはまたWTO等が抱えておる問題というのは、単に外務省だけの問題ではなくて、通産省、農水待、大蔵省、それぞれの省がやっぱりかんでおるわけですから、必要に応じてこの交渉の過程で閣僚懇談会を開いたりあるいは関係する各省...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほど厚生大臣からも答弁がございましたように、食品の安全に関する国際基準というのは、国際的な機関において消費者の健康の保護を目的として策定されるわけでありますから、したがってその限りにおいては、その国際基準を守っていくことは国民の健康を確保することになる...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これはたびたび申し上げておりますように、国民の食糧を、どのような状況になろうとも安全な食糧を安定的に供給できるようにしていくというのはある意味では国の責任でもあるわけですから、これは単に農業だけの問題ではなくて国民全体の課題であるという受けとめ方をする必...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員お話がございましたように、幼いとうとい子供の命が、みずから自殺をされるといったようなまことに痛ましい事件が起こってきているわけです。本当に残念に思い、遺憾に思う次第であります。  この事件がございましてから、ある父兄から私のところに電話がかかっ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 現内閣に対する一定の御理解ある御評価もいただきまして、本当にありがとうございます。  私は、昨年七月の総選挙以降、大きく日本の政治が変わるということを国民は期待して審判が出たと。しかし、細川内閣がああいう形でつくられるだろうということはだれも想定し得な...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先般、この国会で成立をさせていただきました税制改革に関連する法案の中にも二年後に見直しをするという条項があるわけですけれども、その中にも行政改革等はやっぱりやらなきゃならぬということもちゃんと明記しています。  今考えておりますのは、まず規制緩和につい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 本会議で大変失礼な名前を申し上げまして、改めて訂正をさせていただきます。都築さんです。
○国務大臣(村山富市君) これは、今、委員言われましたように、一口で何年先にはどうなるか、何年先にはどうなるかというふうなことを全体像をここで申し上げるにはちょっと問題が大き過ぎると思いますから、端的に私は申し上げておきたいと思うんです。  これは貿易の自由化が進展をして、そし...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) きょう、もう午前中からの質疑の中で、WTO協定を締結することが我が国にどういう意義があるのか、どういう効果があるのかといったようなことに対する質疑も行われておりますので、おおよそもう皆さん方には御理解をいただいたんではないかというふうに思いますが、さっき...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 具体的に数字を挙げてどういう影響があるかということについて今ここで申し上げるだけの資料を持っておりませんけれども、しかし貿易が拡大されていくということは、輸出もふえるだろうし、同時に今お話がございましたように、関税が引き下げられるということになれば安く物...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 御指摘もございましたように、食品中の残留農薬あるいは添加物やいろんなものが今出てきておりますから、そうしたものが単に単品でなくて複合されますとどういう影響が出てくるのかといったようなものもやっぱり不断に研究をして、万遺漏のないように、もうすべてに優先をし...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) たびたびこの御質問にお答え申し上げておりますように、衆参両院における国会決議に私は沿い得なかったということを申し上げたわけでありますけれども、これは大蔵大臣あるいはまた旧内閣であります細川内閣のときに細川さんが答弁したことについても同じようなことではない...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、外務大臣が答弁されて、もうそれで尽きるわけでありますけれども、私も先ほども申し上げましたように、APECの会議に参りまして、これは十八の国と地域が参加しているわけですが、先進国もあれば発展途上国もあるし、発展途上国であってある程度発展した国もあれば、...全文を見る
12月08日第131回国会 参議院 厚生委員会 第11号
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○国務大臣(村山富市君) 今、委員からお話がございましたように、これまで社会党、公明党、民社党等々、野党の皆さんがそれぞれ協力し合い、御努力をし合いまして、参議院において被爆者援護法案が今お話がございましたように二回にわたって可決をされております。  これは、原子爆弾の惨禍を再...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今回のこの法案におきまして「国の責任においてこという表現を盛り込みましたのは、被爆者対策に関する事業の実施主体としての国の役割というものを明確にしたものでありまして、原爆放射能という他の戦争被害とは異なるその特殊の被害に着目をいたしまして、被爆者の方々の...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 国の責任でもちろんやってきたわけでありますけれども、今申し上げましたように、これまでやってまいりました原爆二法をさらに補強し強化して、しかも亡くなられた方々に対して弔慰金を出すとか、あるいはまた新しく慰霊等施設をつくるような事業を行うとか、そういうものも...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほどの答弁の中で弔慰金という言葉を使いましたけれども、それは特別葬祭給付金の間違いですから、謹んで訂正をさせていただきます。  この場で社会党委員長としての答弁をすることが適当であるかどうかということについてはいささか問題があるんではないかと思います...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 妥協したものではないかというお話でございますけれども、これは表現の仕方によってまたいろいろ解釈も違うかと思いますけれども、先ほども申し上げましたようにこれは連立政権ですから、ですからそれぞれの党が持つ主張は私はあると思います。  しかし、その主張は主張...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今回提案されておりまする政府案は、国家補償の考え方などの点で、先ほど申し上げましたように、従来社会党が主張しておりました点と異なるものがあることはもうこれは否定し得ないものだと私ども思っております。  ただ、今申し上げましたように、いろんな角度からいろ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今お話がございましたように、戦時災害援護法案を昭和四十八年の第七十一回国会以降昭和六十三年の第百十四回国会まで、当時の社会党が共同提出していることは承知をいたしております。  この問題を社会党が今後どう扱っていくかということにつきましては、これは社会党...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは、もう戦後五十年を迎えるわけですけれども、数々の懸案事項で解決のできなかった問題が幾つかあるわけです。与党と野党との見解の違いとか、あるいはまたなかなか国民的なコンセンサスを得ることができなかったとか、いろんな要因と背景があると思います。  しか...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今お話のございましたように、戦没者等の慰霊事業や中国残留邦人等に対する援護施策は、今お話もございましたように終戦から五十年目を迎えようとしている今日でありますから、なお力を注いでいかなければならない重要な課題であるという認識については委員と全く同感であり...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 困るという言葉が適切な言葉であったかどうかということについては、私も今お話を聞きながらもっと適切な言葉があったんではないかというふうに思われる節もあります。  ただ、原爆投下は、あれだけの広範な人々の生命を一瞬にして奪うわけですし、破壊をし尽くすわけで...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 委員の高い見識でいろいろレクチャーいただきましたことを心からお礼申し上げます。  私も言葉足らずでありましたけれども、先ほど被爆者援護法の際にお話を申し上げましたのは、原爆というのは大量殺りく兵器であるし、同時に放射能という特性に着目をして、一般の戦災...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員からお話もございましたように、国家補償の考え方につきましては大体四つぐらいに分類されておりますね。  今お話のありました一つは、不法行為責任に基づく損害賠償、これは国家賠償ですね。それから、適法行為だけれども、その適法行為に基づいてやったことが...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 委員の言われる意味もよく理解ができることであります。ただ、先ほど来答弁申し上げておりますように、当面いろんな意見がある。その意見を総合的に踏まえて、今後のいろんな問題点も絡ませながら、今国民的なコンセンサスの得られる最善の策ではないかということで結論を出...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは許しがたいことである、絶対に認めてはならない、また二度とこんなことを繰り返さないようにしなきゃいかぬというふうに考えております。
○国務大臣(村山富市君) 自民党政府がとってきた、自民党自体がとってきたことに対して私がここでコメントする限りではないと思います。これは、自民党には自民党の考えがあって言ったことだと思いまするし、正確に自民党がどういう態度とどういう方針を示しておる、これに対してどうとるか、こうい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 私は正確に答えたつもりですけれども、国際法に違反しているという言葉は使ってないんです。ただ、こんなことは許されることではないと、だから二度と繰り返してはならないと、こう言っているわけです。  国際法に違反をしているかしていないかということについては、や...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 社会党の委員長で社会党が決議をしたことは私は守りたいと思います。  ただ、この連立政権の中で社会党の言い分が一〇〇%実現できるならこれは連立政権の意味がないんで、単独政権でもいいわけですね。しかし、それはやっぱり三党にはそれぞれ三党の言い分があるわけで...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 先ほどから申し上げておりますように、社会党は社会党の主張を持っておりますし、それから自民党は自民党の主張がある。さきがけの皆さんにはさきがけの主張がある。それぞれの主張を出し合って、いろんな角度からいろんな問題点を出し合って議論をして、そして国民的なコン...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) これは先ほども議論をいたしましたけれども、既に二日の日に栗山駐米大使から米国国務省に対しまして、今ここで議論されているような議論も踏まえて強い国民の感情というものを伝えると同時に、この扱いについてどうなっていくかということに対して重大な関心を持って今注目...全文を見る
12月08日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(村山富市君) 農業を営む心は万国に共通するものがあると、ミレーの「晩鐘」等も例に出しながら農業がいかに大事かということをお述べになったそのお気持ちはよく御理解はできます。  お話もございましたように、ウルグアイ・ラウンドで何とか関税化を阻止しよう、国会決議は守らにゃ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 昨年の十二月、ちょうど委員は農政の政務次官をされておりまして、このミニマムアクセス受け入れについて大変御努力をされ、御苦労、苦悩された姿を今思い起こしたわけでありますが、同じように社会党も二晩も徹夜をして衆参両院で議論をしながら、最終的にはやはり連立政権...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員からお話もございましたように、この国会決議というのは、食糧の自給力の強化、安全性の確保、再生産及び所得の確保等について決議がされておりますから、その決議を踏まえてそして可能な限り今後の農政に反映できるようにしていくということは当然なことだと私は思...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員御指摘がございましたように、ミニマムアクセスを受け入れた後、閣議了解事項もございますし、それから農政審の報告もいただきましたし、同時に政府の緊急農業農村対策本部におきましてもその後の大綱を決めて、これからまた予算編成にも入るわけでありますが、具体...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今お話しのございました農業基本法の制定につきましては、先般の政策大綱におきましても「新たな基本法の制定に向けて検討に着手する。」ということも言われておりまするし、今、委員から御指摘のございましたように、今後の農業生産や農業経営の視点に加えて食糧の安定供給...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員からお話のございましたように、政府・与党一体となって厳しい議論の中から出された結論でございますし、今、大蔵大臣から答弁もあったようなことも十分踏まえた上でこの予算編成に取り組んでいきたいという決意には変わりはございません。
○国務大臣(村山富市君) 今、委員からお話がございました貿易と環境に関する委員会は、ウルグアイ・ラウンドにおいては正式な交渉対象ではなかったのでありますが、各国から貿易と環境に対する強い関心が示されたことを受けまして、WTOの一般理事会の第一回会合において設立されることになるもの...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員お話しございましたように、食品の安全に関する国際基準の策定過程において、情報の提供に努めることはもとよりでありますが、関係の消費者、事業者等の意見が十分反映されるように努めてまいりたいと考えています。同時に、我が国の基準が国際基準を下回るような場...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) WTOがこれからの日本経済全体にいろんな意味でプラスがあるということは、これまでの議論の中で十分皆さん方にも御認識をいただいていると思うんですが、ただ農業に対する厳しい環境がつくられていくということも当然これはあり得るわけですから、その厳しい環境の中で日...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今もお話を申し上げましたけれども、また委員から御指摘もございましたように、WTOというのは一体どういうことなんですか、何ですかと。できるだけ日本語を使って世界貿易機関だ、こういうふうに言ってみても、世界貿易機関というのは一体何をするところですか、こういう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、三十二年の農業白書を例にとって、所得の低さ、自給力の低さあるいは競争力の弱さ、兼業農家がふえていく、そして全体として減少傾向にある、こういう視点の指摘がございましたが、これはやっぱりこれまでもずっと持ち続けてきている問題ではないかと思いますね。これは...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今、委員からお話がございましたように、農村の現状、とりわけ中山間地域の農村の現状等を見ますと、だんだん若い人がいなくなる、年齢は高齢化していく、少子化が進んでいく、こういうことからだんだん寂れていくような傾向というものがあちらこちらで見られるわけですね。...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 外交を継続するということを申し上げました。外交を継続するということは、誤った面は正すという姿勢が当然なくちゃならぬじゃないかと。そのとおりだと思います。もし誤っている点があれば、それは正していくことについてはいささかもやぶさかであってはならないと。当然だ...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 今度のWTO協定の中での紛争処理規定というのは、以前から見ると相当改善をされていると私は思います。したがって、先ほど来お話がございますように、米国が三〇一条を持っていること自体がWTO協定に反するかといえば、そんなものではない。今、お話もございましたよう...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 何か委員の意見を聞いておりますと、いかにも主権を守っていない、主権を放棄しているというような印象を受けるような発言がございますけれども……
○国務大臣(村山富市君) いやいや、そんなことはないです。そんなことはないですよ。やっぱり主権はその国自体が守らなきゃならぬことは、それはもう言うまでもなく当然なことですよ。  ただ、今の世界というのは、これだけ国境がなくなって、経済の交流もするし文化の交流もするし、いろんな面...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) 日本の社会全体が急速に高齢化が進んでおるということはもうたびたび議論されておるとおりでありますし、とりわけ今お話のございましたように、農村の高齢化というのは、都市に比べて若い人がいなくなるとかあるいは少子化とか、いろんなことも含めて急速に高齢化が進んでい...全文を見る
○国務大臣(村山富市君) もうたびたびこの委員会で議論をされてお答え申し上げておりますように、WTO全体は日本にとって大変プラスの面がある。しかし反面、農業問題尊厳しい問題も抱えておる。これから日本の農業が国際競争の場裏にさらされる。特にまた、太刀打ちできないような中山間地域を抱...全文を見る