森暢子

もりのぶこ



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森暢子の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月29日第118回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○森暢子君 まず最初に、今回の振興基金の対象である芸術と文化ということについてお聞きしたいわけですが、文化というのは広辞苑によりますと、人間が学習により社会から習得した生活の仕方、つまり衣食住にすごく関係があるということです。技術とか学問とか芸術とか道徳とか宗教とか、生活形成の中...全文を見る
○森暢子君 それでは、文化の中でも芸術を中心にやっていこうということがよくわかりました。  次に、亡くなられました大平総理大臣の私的諮問機関、文化の時代研究グループというのが昭和五十五年に報告書を提出なさっております。その中でやはり文化行政の躍進的充実が望まれていて、政府みずか...全文を見る
○森暢子君 その経緯を聞いてみましても、それから文化庁の予算額の推移を見ましても、まだまだもっともっと文化に対して本腰を入れていかなければいけない。日本もそういう時期に来ているということは会田さんの方からもお話があったと思うわけですが、もっと本腰を入れて文化について取り組んでいっ...全文を見る
○森暢子君 こういう国の文化を高めていくというふうなものが、緊急の事態で設立されたり、それから民間からのアピールがあってから国が動くというのはやはりおくれているのではないかというふうに思います。  いずれにしましても、こういう次の社会を担っていく子供たちとか社会人にとって重要な...全文を見る
○森暢子君 ありがとうございます。ぜひ本予算の中で文部大臣の方から強く要求していっていただきたいというふうに思います。  法律に関してですが、こういうふうなものを国立劇場法の一部を改正するという形の中に入れるということに対して私どもも不満に思っているわけで、こういう新たなすばら...全文を見る
○森暢子君 しっかりやっていただきたいと思いますけれども、何か不安が残っております。やはり国立劇場の従来のそういう目的が損なわれてもいけませんし、また、今回、芸術文化となると大変範囲が広がってきますので、ぜひしっかり対応していただきたいというふうにお願いしておきます。  それか...全文を見る
○森暢子君 その報告書などをできましたらやはり国民に公表していただきたいというふうに思います。  さて、次に具体的な援助業務の内容についてですが、従来も文化庁は芸術文化活動について援助を行っていらっしゃったと思うんですけれども、今後、振興会の行う援助との関係がどうなるのか。二本...全文を見る
○森暢子君 ありがとうございます。  それでは、法案の二十条にこの振興会は業務開始のときには方法書を作成して文部大臣の許可を受ける、それから二十三条には事業計画とか予算とか資金の計画を大臣に提出して認可を受ける、また三十三条にも文部大臣の監督権限が認められているというふうになっ...全文を見る
○森暢子君 ありがとうございました。  それでは、次に振興基金の運用についてお伺いしたいんですけれども、二十九条と二十九条の二というところに基金の運用について定めがありますが、基金の規模が六百億円という時点でどのくらいの運用益を見込んでいらっしゃるのかということと、それからこれ...全文を見る
○森暢子君 ちょっとこの法案の内容から外れますけれども、先般「我が国の文化と文化行政」といういわば文化白書のようなものを六十三年六月にお出しになっているわけですが、これは大変中身の濃い、すばらしいものだと思います。こういうものは今までもつくっていらっしゃったのかどうか、それから、...全文を見る
○森暢子君 それでは今後ともひとつよろしくお願い申し上げます。  質問の最後に、今、文部大臣のお言葉の中に、国際的にも文化というもので貢献していかなければいけない、心豊かな社会をつくって、これから文化国家としてやっていきたいというふうなお話がありました。  今、日本は世界でも...全文を見る
○森暢子君 最後に、文部大臣とは初対面でございますのでぜひお願いをしておきたいんですが、実は私は中学校で美術と音楽の教師を三十何年間やってまいりました。その中で今、主要五教科ということで美術や音楽の時間がどんどん狭められていっている。私はその主要というのにちょっと感じるんですけれ...全文を見る
○森暢子君 ありがとうございました。終わります。
04月11日第118回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号
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○森暢子君 森でございます。石先生、橋本先生、いろいろと参考になるお話をありがとうございます。  きょうの環境問題の中で、どちらの先生もおっしゃっておられましたけれども、いろんな環境汚染の問題点の中で、やはり放射能汚染のことでございますが、どちらも問題としてお出しになっていたと...全文を見る
○森暢子君 何か今聞いておりましたら、絶対にない、そういう事故は絶対にないと、強く自信を持っておっしゃったんですけれども、この世の中には絶対というものは存在しないのではないかと思うわけです。もちろんそういうものがあっては困るんですけれども、でも、今新聞紙上で問題になっていますのに...全文を見る
○森暢子君 必死になってやると、こういうことしかないというふうな結論でございますけれども、今私どもはこうやって電気を使っております。電灯もありマイクもあり暖房もあり、それは電気のエネルギー、原子力のエネルギーに頼っている面もあるということは認めますけれども、これを必死で守りながら...全文を見る
○森暢子君 石先生、お願いします。
○森暢子君 これは討論しておりましても切りがありませんですけれども、私どもは、今の原発で私どもがこうしてエネルギーの恩恵を受けているということは事実は認めますけれども、やはりこれは大変な環境問題であるという視点から、危険だけれども一生懸命やるというのではなくて、やはり将来的には新...全文を見る
○森暢子君 廃棄物をどうするかということはお答えできませんか。
○森暢子君 はい。
○森暢子君 今日本では、至るところで高レベル放射性廃棄物の処理場になるのではないかという心配から、市民運動があちらこちらで盛り上がっているわけです。お二人の先生方、どちらも市民運動というのはなかなか重要だと、いろいろ社会を変えていくのに必要な運動だということで認めていらっしゃる。...全文を見る
○森暢子君 市民運動に対する政府の援助ということについては、これは本当に私どもにとりましては新しい観点でございまして、きょうはお二人のお話、大変ありがとうございました。ぜひしっかりと記録にとどめておいていただきたいというふうに存じます。  もう時間がなくなったんですけれども、最...全文を見る
06月01日第118回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○森暢子君 幼稚園の問題について御質問をしたいというふうに思います。  その前に、けさテレビを見ておりましたら、ある十七歳の少年が仲間たちのリンチに遭いまして亡くなったというのをテレビが取材をしておりまして、その中でお葬式の場面がありまして、お父さんが、こういうふうな事件は自分...全文を見る
○森暢子君 そういう事件を見ておりまして私ども考えますのに、私たちが小さいころは、地域で、六年生とか三年生とか一年生とか、小さい子供が一緒に転げ回って遊んでおりまして、その中で自然に人間同士のつき合いであるとか、それからお互い先輩が後輩をかわいがるとか、いろんな人間関係というもの...全文を見る
○森暢子君 いいことだと思うんですが、この中で、環境を通して行うと。その環境というのは、幼稚園自体もそうだし、先生もそうだし、仲間もそうだというふうにおっしゃっていただきました。  その中で、ちょっと幼稚園の教育条件整備の問題についてお伺いしたいんですが、やはり教師が一人一人の...全文を見る
○森暢子君 児童数がだんだん減ってきておりますので、自然に三十五人になるだろうということもあるかもわかりませんが、今一応三十六人以上が一一%ということなので、これを、もう一一%ですから、早急に三十五人にやれないかという要求が今幼稚園からたくさん上がってきているわけなんですけれども...全文を見る
○森暢子君 一日も早くひとつ文部省の方から御指導をいただいて、本当に三十五人、もっともっと少なくていいわけなんですけれども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。いろいろ訪問していまして、あのたくさんな子供たちの中で一人の女の先生が頑張っている姿というのは大変なものでございます。ぜ...全文を見る
○森暢子君 一年間に幼稚園にどれだけお金がかかるかということを調べてみましても、やはり私立の幼稚園の方がお金がたくさんかかるわけですね。それで、今例えば英語教育をするとか音楽教育をするとかというふうな特色を出しまして私立幼稚園が園児を募集しているという園児の取り合いということもあ...全文を見る
○森暢子君 ひとつ厳しく指導していただいて、各市町村に専任の園長または教頭を置くような御指導をお願いしたいと思います。本当を言えば、幼稚園に養護教諭とか事務職も欲しいところでございますが。  本当に幼稚園に行ってみますと、先生方がみんな出払っております。職員室にだれもいないわけ...全文を見る
○森暢子君 私のおりました岡山県のある市ですけれども、そこの市の幼稚園の先生の特別の給料表があったんですけれども、教育職と行政職の給料表を両方出しまして、そして初任給が幾ら、そして皆さんが退職するときには幾らというのを出したんです。行政職の方が、入ったときは少ないのだけれども、終...全文を見る
○森暢子君 それでは、続きまして私がいろいろとお話を申し上げたいんですが、子供の権利条約につきまして次はお願いしたいと思います。  御存じのように、昨年の十一月二十日の第四十四回の国連総会で、満場一致で採択された条約でございます。五月十六日の予算委員会でも本岡委員が質問をなさい...全文を見る
○森暢子君 外務省が窓口でありますので、各省庁をしっかり指導していただいて、早くこういうことはやっていっていただきたいと思うんですけれども、今文部省の方から、やはりあれを翻訳するのに、つたない翻訳で、意味の取り方がいろいろあるというふうなことをおっしゃっておりましたので、前のとき...全文を見る
○森暢子君 しっかりよろしくお願いいたします。すぐ急いでいただきたいと思うんです。  それから、これも先日の五月十六日の予算委員会の中で本岡委員がいろいろとあれした中で、海部総理大臣が、ユニセフの事務局長が訪ねてこられたときも、私は国会の日程等の調整が許されるならば子供サミット...全文を見る
○森暢子君 それでは、次に移りたいと思いますが、日本はこの条約を審議した国連の人権委員会及びその作業部会に、だれか委員を送っていらっしゃるはずですね。その委員を通じて日本側の考えを表明なさったと思うんですけれども、文書があるかどうかということと、文書が提出できなければ、どういう日...全文を見る
○森暢子君 一九九〇年二月一日発行のジュリストという本の中に、きょうおいでの角崎利夫さんが「児童の権利に関する条約の採択」という一文を載せていらっしゃるわけですね。その中に、採択に当たって「我が国を含め多くの国が投票理由説明を行った。」というのがありまして、その行った文章について...全文を見る
○森暢子君 ぜひいただきたいんですけれども、ちょっと今ここでその内容を、簡単にでもいいですから、おっしゃっていただけたらと思いますが。
○森暢子君 せっかくきょうこれだけ大勢の方がいらっしゃるし、男の方も大勢いらっしゃるし、そういう中で何条何条何条と言っても中身がわかりませんので、簡単でもよろしいから、その内容を言っていただけたらと思いますが。
○森暢子君 じゃ、そういうことに問題点があると指摘しながら、やはり日本としては採択し、そして批准に向けて努力するということでございますね。
○森暢子君 鋭意検討するという言葉は、よく使われまして大変いいんですけれども、やはり具体的にそういうふうなものは急いでいただきたいというふうに思います。  次は、文部省に対してなんですが、文部省もこの審議に対しまして、文部省としてはどうするかという、政府部内のそういう協議ですね...全文を見る
○森暢子君 それでは、これはちょっと文部省の方にきのうも資料をお渡ししたんですが、田無市の市議会で「子どもの権利に関する条約の批准と政治・行政権力による教育介入の中止を求める意見書」というのが出されているわけです。提出先が文部大臣というふうになっているわけです。その中には、「戦後...全文を見る
○森暢子君 この例から見ますように、子供の権利に関する条約の中には、やはり集会に自由に参加する権利であるとか宗教の自由であるとか、そういうふうなことが上がってくるわけですね。そうしたときに、話が別の方へ行きますけれども、やはり日の丸、君が代を義務的に強制するということが、やっぱり...全文を見る
○森暢子君 先日の新聞に、「子どもの権利条約の批准を求める十代の会」というのが結成されまして、東京都でございますが、子供たちが既に立ち上がっているわけですね。そして、校則問題なんかを協議している。そういう中で子供たちが、僕たちのことを大人たちが決めるのはおかしい、ぜひ子供の意見も...全文を見る
○森暢子君 子供の権利条約につきましては、今いろいろとお聞きしましたけれども、まだまだ早期批准に向けて一生懸命努力しているというところにはいっていないということがきょうわかりまして、ぜひ前向きに、皆さんのお言葉をおかりしますと、鋭意努力を早急に急いでいただきたいというふうに思いま...全文を見る
○森暢子君 今のお言葉の中に、家庭生活をやっていくとか、それからほかの資料で見ますと、家庭を取り巻く環境の変化に対応して親となるための自覚を高め、よき家庭人として家庭生活の充実向上を図るとか、それから今おっしゃいました家庭生活に必要な衣食住、保育などに関する知識と技術を家庭経営の...全文を見る
○森暢子君 きっかけはそのとおりでございますね。女子差別撤廃条約の第十条の(b)というところに、同一の教育課程を受けなきゃいけない。それから(c)項では、ここが大事なんですが、「男女の役割についての定型化された概念の撤廃」、これが掲げられているわけですね。そして、総理府の西暦二〇...全文を見る
○森暢子君 それはもちろんそうなんですけれども、特にこの家庭科・技術というのが男女が分かれて勉強し、そして女は家庭科で食物とかお裁縫とか、女になるための教育、それから男は強くたくましく男らしく生きるというふうなことが行われてきた特別な教科であるから、特に家庭科は男女問わずすべての...全文を見る
○森暢子君 実施に向けて施設設備の保有状況を平成二年度に調査をして、その結果に基づき補助をしていくというふうなことなんですが、それで間に合うのでしょうかということを心配します。平成二年度に調査をするんですから、いつその調査が終わって発表できるのか、調査はどういうことを調査するのか...全文を見る
○森暢子君 それからもう一つ教員の研修の問題で、家庭科新科目実技指導講座というのを平成元年度より実施して、家庭科のリーダーの教員を養成するというふうなことでございますが、このいただきました文部省の予算書を拝見させていただきますと、三十七ページに、家庭科新科目実技指導講座ということ...全文を見る
○森暢子君 できるかどうか——もっともっと広げなきゃいけない。  今の情報化社会の中ですから、例えばビデオをつくりまして、そして全国のすべての高校が約五千五百校、主要な教育委員会を五百と考えまして、計六千本の例えば一巻四十五分ぐらいのビデオを作製いたしまして、その中に授業風景で...全文を見る
○森暢子君 今家庭科の男女必修の問題について、実施するための方法をいろいろとどのようにしていくかということをお聞きしたんですけれども、私の言いたいのは、やはり世の中、男と女でできておりまして、今女性の働く人たちが大変ふえまして、社会の底辺で、または前面で男性と同じように肩を並べて...全文を見る
06月20日第118回国会 参議院 本会議 第17号
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○森暢子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律案につきまして、総理大臣、文部大臣及び関係各大臣に対し質疑を行います。  現在、科学技術の高度化や情報化、国際化の進展、産業構造、就業構造の急激な変化、さらには高齢...全文を見る
06月21日第118回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○森暢子君 ただいま議題となりました女子教職員の出産に際しての補助教職員の確保に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  学校教育がその目的を達成するためには、児童生徒の教科・生活指導のほか、財務・会計、学習・生活環境の整備、...全文を見る
06月25日第118回国会 参議院 文教委員会 第7号
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○森暢子君 四人の参考人の方々、大変貴重な御意見をありがとうございました。いろんな御意見がありましたのですけれども、私お話を聞いておりまして、ますますこの生涯学習振興法という法案は本当に急いではいけない、たくさんの問題点を抱えている、やはりもっともっと国家百年の計ということから考...全文を見る
○森暢子君 富山県は大変教育県だということで、教育行政、教育委員会が大変しっかりしていらっしゃるので、そういうふうな取り組みが今までにできたと思うんですけれども、財政の面でも一括して財政が県におりてまいりますから、その中で生涯学習もしろ、何もかもしろといった場合に、県の教育委員会...全文を見る
○森暢子君 今ちょっと女性の問題も出ましたので、続いて女性と生涯学習との関連ということで御意見をお聞きしたいんです。  前の方は、吉崎参考人でしたか、男性が五で女性が三、これはカルチャーにすると女性の方がふえるというふうなことでございました。しかし、文部省のをいろいろ見ておりま...全文を見る
○森暢子君 今のお話を聞いておりましたら、もう何か生涯学習というのは社会教育の分野で、本当にそれぞれの県が、市が工夫して、地域の住民を中心に取り組まれているということを痛感いたします。そして、学ぶという、学習の権利というのは、やはり今弱者の人たちやいろんな方たちを含めて公的に保障...全文を見る
○森暢子君 では、続いて山本恒夫参考人にお伺いしますが、民間教育事業は地域格差を防ぐというふうなことをおっしゃったんですが、私どもは拡大するのではないか、このように、今おっしゃったように本当に心配しているわけですね。ですが、それを防ぐんだと、基盤をつくることが第一歩であるというふ...全文を見る
○森暢子君 それで、今山本恒夫参考人のお話の中で、学習したくてもできない人々がいる、本当にたくさんいらっしゃるわけですね。その理由として、忙しい、費用がかかる、身近なところに施設がない、こういうことをおっしゃったわけですね。これは本当に私どもが考えている問題点なんですね。それで、...全文を見る
○森暢子君 忙しくても勉強している人もいるということはもちろん大事です。私も美術専門で絵をかいておりましたが、もう忙しいときほど絵がかけるんですね。暇だからといって、じゃ時間があるから絵をかけるというんじゃなくて。それはわかるんです、それはその人一人一人の心意気でございますけれど...全文を見る
12月14日第120回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○森暢子君 私は、まず子どもの権利条約の批准の問題についてお伺いしたいと思います。  総理は、ことしの九月二十九日、三十日にニューヨークの国連本部で開かれました子供の世界サミットに参加されました。そしてその中で、「ヒューマニティの教育をめざして」、こういう演説もしていただきまし...全文を見る
○森暢子君 この権利条約の批准について、では世界ではどれだけの国が署名をし、そして批准をしているか、そういう状況についてお尋ねしたいと思います。
○森暢子君 海部総理がせっかく参加しながら批准してこられなかったというその理由、またはできなかったとすれば、その理由についてお願いします。
○森暢子君 この署名をしたということは批准をするという意思をあらわしたということになるわけですね。  それで、今検討しているとか各省庁間にたくさん問題があるとかおっしゃっていらっしゃるんですけれども、やはりそれが秘密に、何がなされているか国民にはわからないわけです。そういうあた...全文を見る
○森暢子君 これから文部省に聞こうかなと思っていたんですが、文部省はやはり子供と相対して一番関係が深いと思いますので、批准するに当た りどういうところに問題があって、そしてそのことについてどうなさろうとしているかをもう少し詳しくお聞きしたいと思います、今二十八条だけ触れられまし...全文を見る
○森暢子君 たくさん国内法に関係があるし、解釈の問題というふうにおっしゃったのですが、私先般の文教委員会で申しましたが、まだ政府の翻訳が出ていないわけですね。ですから、私は子どもの権利条約と申しましたが、皆さん方は児童の権利条約とおっしゃる。チャイルドというのをどの範囲でどう決め...全文を見る
○森暢子君 作業を急がせているというお話ですし、国内法の整備を今やっているということなんですけれども、やはり期限を切って、こういうことは何年の何月ごろを目標にやろうと、そういうものが必要ではないかと思うんですね。そういうことで、大体いつごろを予定しているかということについて、外務...全文を見る
○森暢子君 ありがとうございます。  九月二十九日の子供サミットのときに、海部総理は覚えていらっしゃるかどうかわかりませんが、スウェーデンのカールソン首相がお話をなさっている中に、前を省きまして後の方に、子供の権利がどのように守られるかが私たち自身の未来を決定する、こういうふう...全文を見る
○森暢子君 今、演説の内容にちょっと触れられましたので、私も演説の内容を——原稿をいただきましてありがとうございました。  その中に、文部大臣としての経験から、教育制度や教育施設を整備する責務を負う国と、それから教師と家庭が調和してその役割を果たしていかなければならないというふ...全文を見る
○森暢子君 文教予算にかかわる予算を増加していきたいという文部大臣の強いお気持ちでありますが、教育予算はその国の国家予算の一〇%程度は必要と考えられるんです。それについて大蔵大臣、いかがでしょうか。
○森暢子君 これから国際社会を生き抜いていく予供たちが大きくなってまいりまして、平和を希求し、いろんな人の人権を守っていく子供たちを育てるという観点に立ちますと、教育とか文化というのはこれから大変必要なことであろうかと思うわけです。  しかし、今大蔵大臣がおっしゃいましたように...全文を見る
○森暢子君 ありがとうございます。次に行きます。  学級編制と教職員の定数改善についてお尋ねしたいんですが、来年度、平成三年度は、昭和五十五年度から開始されました公立義務教育諸学校の第五次学級編制と教職員定数改善計画の最終年度に当たります。この計画の完結に向けて、その実施状況、...全文を見る
○森暢子君 文部大臣の方は大変かたい決意をしていらっしゃるようでございます。  この定数改善計画の中で考えてみますと、他の教職員という部分があるんです。他の教職員というのは、つまり、養護教員とか事務職員、栄養職員、それから障害児学校というところがあるんですね。それで、小学校とか...全文を見る
○森暢子君 今聞いた段階で、鋭意努力をしますというお答えなんですが、実際できるかなということで大変心配しております。しかし、ぜひ皆さんの御協力を得て、この定数改善計画の完結に向けて努力をお願いしたいというふうに思います。  ゆとりのある教育には学級規模とか学校規模、そういうもの...全文を見る
○森暢子君 この現行の定数改善計画が完結しました後、一九九二年度以降、次期定数改善計画に向けて文部省は具体的にどのような構想を持っていらっしゃいますか、お聞きしたいと思います。
○森暢子君 しかし、来年度で完結ですので、ぜひ文部省は次の構想、計画を持っていただきたいというふうに思います。  この定数改善計画というのは法律事項なんですね。やはり財政当局においても十分これを尊重していただいて、この法律に反することのないようにお願いしたいというふうに思います...全文を見る
○森暢子君 しっかり悩んで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  次に、学校事務職員、栄養職員の国庫負担制度のことについてお願いしたいと思いますが、大蔵省は大変悩んでいらっしゃるようで、この学校事務職員、栄養職員の人件費を国庫負担の対象から除外することを検討しているやに聞い...全文を見る
○森暢子君 文部大臣はこのようなかたい決意をなさっていらっしゃるんです。総理大臣、ひとつよろしく。
○森暢子君 これは全国の自治体の六割ほどがいろんな請願書を上げていらっしゃるわけです。自治体もそういう思いを持っていらっしゃるんですね。私も、私はそんな偉い者ではありません、学校の教師を三十何年しておりまして、学校というところは校長と教頭だけでもいけないし、先生と栄養職員、事務職...全文を見る
○森暢子君 強くお願いいたします。  次に、学校五日制についてお尋ねいたします。  日本は世界でも最も授業日数の多い国だというふうに批判されておりますが、日本及び先進国の授業日数、いろんな国の授業日数について、ちょっと文部省の方からお聞かせ願いたいと思います。
○森暢子君 日本の子供は、学校に縛りつけられて一生懸命勉強し、帰ったら塾に行き、本当にゆっくりする暇がない。子供たちにこの学校五日制のことについて聞きました。土曜日があいたらどうするかと聞きましたら、第一番がぼんやりしておりたい、これが第一番です。二番目は友達とゆっくり話をしたい...全文を見る
○森暢子君 今お触れになりました九県六十八校、これは全国でそれだけの学校が学校五日制の実験を、実験校として希望した学校もあるんですけれども、今実験しているわけですね。問題点も含めてその状況を知らせていただけたらと思います。
○森暢子君 今の状況をお聞きしまして、土曜日を月一回休んで、そしてそれを学校でクラブ活動するとか、そうしますと先生はやはり出てこなきゃいけないわけですね。そうしますと、これが公務員の週休二日制にも関係してくるわけで、その受け皿の問題とか、それから家庭に帰すのか、学校を開放してそこ...全文を見る
○森暢子君 学校現場は特殊なところでございますけれども、やはり学校五日制、文部省だけが取り残されるという方向になってもいけません。ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。  次に、育児休業制度の法制化についてお願いします。  この育児休業制度については、我が国においても...全文を見る
○森暢子君 この育児休業制度については、もう全国の男女の労働者が今か今かと待っている大変期待の高い制度でございますので、ひとつ労働大臣、頑張っていただきたいというふうに思います。特に今まで積み上げてきました参議院の社労にある小委員会、その中身、これは与野党合意事項でございますので...全文を見る