森暢子

もりのぶこ



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森暢子の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第120回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○森暢子君 昨日の新聞とかテレビによりまして皆さん御承知だと思うんですけれども、横浜の市立大学の医療機器納入汚職事件が報道されております。これは前にありました千葉大学医学部の汚職事件が横浜市立大学医学部に波及したというふうなことが言われておりまして、国公立大学医学部をめぐる大変構...全文を見る
○森暢子君 それじゃ、調査をしっかりいたしまして、今後こういうことのないようによろしくお願いしたいと思います。  さて、私ども参議院の方から今回文部大臣を決めていただいたということで、大変期待しております。文部行政というのは、次の時代を担う子供たちを育てるという意味で大変大切な...全文を見る
○森暢子君 ありがとうございます。  ちょっとこの中の言葉に、三ページなのですが、「婦人の社会参加」という言葉があるわけです。それから同じく説明を受けました予算の概要説明の中にも、二ページに「婦人」という言葉があるわけですね。これはやはり「女性」というふうに、もう社会的な言葉が...全文を見る
○森暢子君 今数字が示されましたんですが、小中学生四万七千人、それから高校で十二万人、合わせまして十六万七千人の児童生徒、高校生ですね、十六万七千人の子供たちはどうしているんでしょうか。どこでどうしているとお考えですか。すごい数だと思うんですね。学校で考えまして、千人規模の学校で...全文を見る
○森暢子君 今のお話によりますと、欠席が年間五十日以上の欠席者の数であるんですけれども、それ以外の子供たちでも潜在的に学校へ行きたくない、行こうにも行かれないつらい思いをしながら行っている子もいるわけですね。そうしますと、それを合わせると大変な数ではないかと思うわけです。(「みん...全文を見る
○森暢子君 今おっしゃったとおりで、今までは学校へ来ない子供は病気である、特別な子供に起こり得る現象で、中にはひどい学校では児童相談所または病院へ連れていって、これは精神病であるということで病院に入れられて、薬を飲まされて、そして家族から離されてなかなか親も面会できない、そういう...全文を見る
○森暢子君 厚生省の方からも援護射撃をしていただきまして、各省庁がそれぞれに子供の問題に取り組んでいただけるというのは大変ありがたいことだと思います。厚生省、ありがとうございました。  じゃ、文部省の方は具体的にどのようなことを対処なさっておられますか。
○森暢子君 四万七千人の子供たちへの対応として登校拒否児の適応指導教室が十二カ所から十五カ所になったというのは、これは予算書に出ておりまして、それから調査研究協力者会議が一千六百万の予算がついているということなんですが、こういうことで本当に対応できるのかという気持ちがいたします。...全文を見る
○森暢子君 私の身辺に学校へ行かない子供が一人いるんです。その子は何をしているかと申しますと、家の中にじっといるわけです。お母さんが先生で、お母さんは子供を閉じ込めて学校へ行かなきゃしょうがないんですね。そして、家の中で一日じゅう漫画を読む、それからVTRで録画をし、パソコンをし...全文を見る
○森暢子君 登校拒否を考える会といって、登校拒否をしている子供たちを持った親たちが集まって電話相談を受けている、そういう会もあります。  私、岡山県なので岡山のを調べましたら、「不登校児に交流の場を 親の会、岡山にスクール開設」ということで、そういうのができております。それから...全文を見る
○森暢子君 財政援助をぜひ考えてあげていただきたいというふうに、ここで強く希望しておきます。全国にこういうことを民間でやってらっしゃる方、いっぱいあると思うんです。大変悩みながら、もう見捨てておけないということで、ボランティアで始めていらっしゃるんですけれども、やっぱりお金の面で...全文を見る
○森暢子君 文部省は今鋭意努力しているところでしょう。そうしたら、それに訳があるでしょう。日本語の訳ですね、翻訳。何を中心に検討していらっしゃるのかということになりますと、どこかにあると思うんですね、日本語に訳した文が。それが公表されていないんですね。文部省は何をもとに検討なさっ...全文を見る
○森暢子君 その仮訳をください。文部省が使っている仮訳ですね、それを私どもにください。
○森暢子君 でも、それはおかしいですよ。仮訳が外務省にあって、外務省にお願いしても多分渡さないでしょう、ということでしょう。そうしたら、それはおかしいですよ。この条約を批准するためには大変たくさんの国内法の整備をする。国が決めてぱっと批准するんではなくて、これ大変な子供の憲法に値...全文を見る
04月03日第120回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○森暢子君 私は、まず子供の権利条約についてお聞きしたいと思います。  昨年の十二月十四日の予算委員会におきまして外務大臣から、できればこの通常国会に、遅くとも次の国会には必ず出させていただき批准をしたいというふうなお答えをいただいたところですが、現在の批准の見通しについてお聞...全文を見る
○森暢子君 これを批准するためには国内法の整備というものが要ると思うんですが、それをなさっていると思うんです。各省庁、審議の経過とか、どういうところに問題があって何を考えているかというところをお聞かせ願いたいと思います。文部省、厚生省、法務省、外務省のあたりだと思います。
○森暢子君 今お答えを皆さんお聞きなさったように、中身について細かい情報がやはり入ってきていないわけですね。何が問題かというのが国民に知らされていないということがあるわけです。特に子供の権利に関する条約のような人権関係の条約は、技術的な条約と異なって、国民の盛り上がりといいますか...全文を見る
○森暢子君 今私がお聞きしたいと思っていたことをもう総理がお触れになったんですが、昨年の夏ありました子供のための世界サミットにおきまして海部総理が演説をなさったその中身に、我が国はアジア・太平洋地域を対象とする識字信託基金を設置してこの地域の基礎教育拡大に貢献してまいりたいと考え...全文を見る
○森暢子君 この条約は、子供の権利、特に経済的、社会的及び文化的権利の保障のために国際協力を国家の義務としている、こういうふうな内容になっております。  どのような国際協力をなさるおつもりかということをお聞きしたいんですが、例えばODAの中に子供の権利条約の実施を特別枠として設...全文を見る
○森暢子君 その特別枠をつくるのには将来問題が出てくるということになりますと、この子供の権利は経済的援助をするためにどういう形があるんですか、外務大臣。
○森暢子君 そういうふうになった場合に外務大臣は積極的にそういうことについてはやっていただけるということですが、外務省の方からそういう要請があった場合、大蔵大臣、どのようにお考えですか。
○森暢子君 子供の権利条約を批准するのを契機にいたしまして、特に湾岸戦争では一番の犠牲者は子供ではないかということで、そういう方面にもやはり日本の国際協力というのはこれを契機にして強めていっていただきたいというふうに思います。  それで、留保のことなんですが、五十一条の二の中に...全文を見る
○森暢子君 経済大国の日本が批准する内容でございますので、ひとつ中身のいいもので、子供たちのことを思ってやっていただきたいと思います。  特に、この権利条約は大人だけが知っておればいいという問題でなくて主体者は子供たちなんですから、子供たちに知らせるという政府の広報活動というも...全文を見る
○森暢子君 施行の時期。
○森暢子君 民間と同時ですね。
○森暢子君 公務員に係る育児休業法とそれから先日出されました民間労働者に係る育児休業法の内容ですが、その内容に異なる点があるとすれば、その主な相違点はどういうことかお答えいただきたいと思います。
○森暢子君 もうちょっと詳しいお話が聞きたかったんです。  今の相違点の中で経済的援助、社会保険料は維持されるというお話ですね。それから、原職または原職相当職への復帰もそのまま。それから勤続期間への算定、これは二分の一だと思うんですが、休んだ間は二分の一が勤続期間の中に算定され...全文を見る
○森暢子君 今、女子の教員であるとか看護婦、保母さんを対象とする現行のいわゆる特定職種育児休業法というものがあるわけです。この中に学校事務職、栄養職というのはその適用を受けていないわけですが、育児休業というのは働く者たちに平等に与えなければいけない、男女ともにというのが今回の民間...全文を見る
○森暢子君 そうしますと、一般職の中に入りますとまた差がでてくるわけですね。同じ学校の中で、先生は育児休業があり、事務職、栄養職にはないというのが今の現実であるわけであります。  さて、労働大臣は大臣就任のインタビューにおいて、四会派共同提出の育児休業法案が賃金の六割相当額を支...全文を見る
○森暢子君 この育児休業法案は、男女ともにとれる、そして労働者が請求すれば一年間の育児休業はとれるという今までからいえば大変画期的な法案なんですね。しかし、最大の問題点は、所得保障規定が全くないということなんです。高齢になりましては、幾ら制度をつくってもその実効性を著しく阻害され...全文を見る
○森暢子君 それではもう一つの観点に移りますが、この育児休業の法制化に関連して、労働基準法の第六十七条に規定されています育児時間の対象者が現在女子に限定されているわけですね。女子が育児時間をとることができる。例えば乳児への授乳のための時間という性格で入れてあるんですが、現在では保...全文を見る
○森暢子君 出産は女性ですけれども育児は男女でできることですから、やはり男女平等に、ともに一緒に育てていくというふうなことで考え直していただきたいというふうに思います。  この育休法は、昭和五十七年五月に社会党から全労働者を対象とする法案が出てからおよそ十年、それから昭和五十年...全文を見る
○森暢子君 その大井埠頭から岡山県の人形峠まで運ぶ道筋ですね、どこをどう通ってどのように運ぶかというその道筋を詳しく教えてください。
○森暢子君 公表しないということですね。  じゃ、人形峠だけですか。聞くところによりますと、青森県の六ケ所村にもそういう濃縮プラントがあるということですが、六ケ所村へはどういうルートで行くのですか。やはりこれも公表しないと言われるかもわかりませんが、もう一度お聞きします。
○森暢子君 公表しない、検討中、こういうお返事ですね。  この陸上輸送に際して必要な承認とか確認とか、申請書とか届け出書とか、そういうものはそれぞれどんなものがあるのかお答え願いたいと思います。
○森暢子君 ほかにまだ、警察庁とか運輸省とか消防庁とか。
○森暢子君 消防庁。
○森暢子君 これを輸送しているときに容器がどんなものかということなんですね。今ちょっと写真を持ってきましたので、どういう形で運ばれているかというのを皆さんごらんになっていただきたいと思うんです。  これはフラットフレートコンテナというオープンコンテナでございまして、もう上が何も...全文を見る
○森暢子君 容器が壊れて六弗化ウランが出てきた場合に関係省庁寄り集まって相談して対処するなんて、間に合うのかなと思って大変心配しているわけですが、この六弗化ウランはどういうものかということ、その危険性とか特性とか、そういうものについてちょっと皆さんに知らせていただきたいと思います...全文を見る
○森暢子君 「核燃料の取扱技術」という本、これは日本原子力産業会議が毎年発行しているものなんですが、その中に六弗化ウランのことについて、今おっしゃったようなことなんですけれども、弗化ウラニルというものと弗化水素というものが発生しましてそれが白い煙を発生する、そしてそれが視界を妨げ...全文を見る
○森暢子君 私そのときの新聞を持っているのでありますけれども、やはりさまざまな恐怖心を抱いた。魚が死に、清流が死の川となり、庭木の葉も無惨に変色した。そして、そのときの処理にもたついて大変大慌てをしたというふうなことが新聞記事に載っているわけですね。  そういうことで、安全に輸...全文を見る
○森暢子君 体制はできていてもそれがちゃんと機能するかどうかということは、やはり訓練というものが必要ではないかと思うんですね。それで、いざそうなったときに、じゃ国に連絡して国が来るまで待っている間にどういうことになるかと、こう申しますと、やはり地域防災といいますか、地方の消防署で...全文を見る
○森暢子君 輸送がどの道を通るかということは公表しない、これは大変な問題であります。と申しますのは、その輸送路の沿線には多くの住民がいるわけですね。これは大体真夜中に運ばれるわけです。そしてビニールシートがかぶせてあるだけ。何が落ちてくるかわからない、どこで衝突事故があるかもわか...全文を見る
○森暢子君 終わります。
04月05日第120回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○森暢子君 きょうは私は、引き続きまして子供の権利条約の国内法とのかかわりについて質問いたしたいと思います。  この条約の一番源に当たりますのが人権の保障ということで、基本的理念として人間の尊厳がうたわれているということが大変な特徴であると思います。この権利保障の前提としては差...全文を見る
○森暢子君 中身に詳しく入らせていただきますが、例えば出生届の面とかそれから戸籍の面、住民票とか財産相続とか寡婦控除、こういう中身に非嫡出子に対する差別というものがあると思うんですが、このあたりをちょっとお願いします。
○森暢子君 出生届とか戸籍の中に、非嫡出子の場合は「男」とか「女」と書かれるとか、それから続柄の欄にただ「子」と書かれるとか、それから住民票では続柄のところにやはり「子」とのみ書かれるとか、そういうふうな差別があるんですが、この点についてどのように考えていらっしゃいますか。
○森暢子君 子供はどういう環境に生まれようと思って生まれてきたわけではないのであって、生まれた環境によって差別されるということはやはりいけないことだと思います。これを機会に、子供の最善の利益ということを中心にしてこういう法制上の関係を見直していただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○森暢子君 やはりこの点も、この権利条約は国際的なものでありますので、ただ日本とか外国とかそういう観点ではなくて、子供の権利を国際的にどのように平等に認めていくか、そういう観点から考え直していただきたいというふうに思います。  それから、婚姻年齢の男女差のことについてですが、今...全文を見る
○森暢子君 今その理由については社会生活上であるとか推測とかいうふうなお返事でございまして、合理的な理由が見出せません。そういう意味でぜひ改正を検討していただきたい、このように思います。  その他、日本の現実といたしましては、女性差別であるとかアジア、アフリカの人たちの差別であ...全文を見る
○森暢子君 この同和の教育の中で高校への進学に対して奨学金を考えていただいているんですが、今まで給付制だったのが貸与制になっているわけですね。教育の機会均等、そして勉強したいという部落の子供たちのためにこれをもう一度給付制に復活してほしい、こういうふうな要望があるんですが、このこ...全文を見る
○森暢子君 子供の権利を平等に保障する以前に、差別の解消ということが一番ではないかと思うわけです。その中で、現に教育現場でも差別を受けている子供たちがいるという現実をやはり直視していただきまして、その解消に向けての格段の努力をお願いしたい。この権利条約を批准する本当に根本にかかわ...全文を見る
○森暢子君 今法務大臣の方からおっしゃっていただきましたように、現行の出入国管理手続は法務大臣の自由裁量ということで、ぜひこの不服申し立て制度が十分整備されますようにお願いしたいと思います。出入国の問題を人道的、積極的に、そして手続的に早く処理することも保障していただきたい、この...全文を見る
○森暢子君 未成年者の結婚の場合に親の一方の同意が必要である。ところが、親が正当な理由なく拒否した場合に子供を救済する規定というものがないわけです。私どもはやはり子供の不服申し立て制度を設ける必要があるのではないかというふうに考えております。  それから、両親が協議離婚する場合...全文を見る
○森暢子君 教員の裁量にゆだねられているということですので、やはり子供の弁明を聞く機会をきちんと保障するように、文部省の方でこれを機会に指導していただきたいというふうに思います。大体、教師とか親というのは子供のそういう弁明を聞きません。おくれてきたらおまえは悪いと。おくれてきても...全文を見る
○森暢子君 それから、学校への定期的な出席の確保という点で、今現在子供たちの不登校とか登校拒否の子供が小中学生で約四万二千人おります。それから高校の中途退学者、これがもう大変大きな問題となっておりまして、一九八八年度の調査で約十一万六千人いるわけです。これを全部足しますと十五、六...全文を見る
○森暢子君 それから、学校における管理義務ということなんですが、体罰はいけないということで学校教育法の十一条で禁止されているんですけれども、現在、学校の中ではやはり体罰とか人権を無視した行いが横行しているのが現実であります。特に、兵庫の高塚高校なんかはその中の痛ましい事件であった...全文を見る
○森暢子君 二十八条の「教育への権利」の三項に教育に関する問題についての国際協力がうたわれているわけですが、この非識字者の根絶ということでは、世界に十五歳以上で九億もいるわけで、発展途上国のニーズに合わせた特別な国際協力が必要だと思うんです。  ここで、大蔵大臣にお伺いしたいん...全文を見る
○森暢子君 それでは、厚生大臣にお伺いしたいんですが、この条約に関連して、児童福祉の関係でどのようなものを考えていらっしゃいますか、お願いします。
○森暢子君 三十一条に「休息・余暇、遊び、文化的・芸術的生活への参加」ということで、子供たちに豊かな、そして芸術的なものに接する環境、そういうものを保障していこうということなんですが、この子供を対象とした文化とか芸術団体に対する特別な予算措置ですね。今いろいろな遊びとか余暇とかと...全文を見る
○森暢子君 皆さんも御経験だと思うんですけれども、学校には体育館というのがありまして、その中で体育もすれば演劇もすれば音楽会もするんですが、あの体育館というのはやっぱり体育をするようにできているわけですね。そういう意味で、ぜひ、学校ごととは言いませんけれども、その学区内にそういう...全文を見る
○森暢子君 私どもも行って見てまいりましたんですけれども、池子の米軍住宅地にそれがある。それから逗子高校の裏のがけのようなところにいっぱいあるわけですね。そこを見に行きましたけれども、やはりまだ研究中ということでそこは天然記念物の指定もないということなので、みんながぽろぽろ持ち帰...全文を見る
○森暢子君 そこのところで、その住宅地の中に埋蔵文化財が出たということでそのときには調査中だったんです。大勢の、アルバイトだと思うんですが、百五、六十人の人がこうして掘って調査をしていたんです、その中で。実際入っているわけですね、出入りしている。なのに、私ども国会調査団が行きまし...全文を見る
○森暢子君 こういう問題だけを提起しておきます。
04月23日第120回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○森暢子君 去る四月九日に参考人に対する質疑というのが行われましたが、その中で西岡委員が著作権審議会の構成員における女性の割合について参考人の方に質問をしました。その続きをやりたい、このように思っております。  著作権審議会の構成員は今十九人ということなんですが、そのうち女性が...全文を見る
○森暢子君 ありがとうございました。  四月九日の参考人に対する質疑の中で審議会の先生方も、何かこの著作権審議会には女性が少ないんではないかというふうな御感想を漏らしていらしゃったわけですね。それで、今回の審議会のメンバーを決めるときに、特別に女性を何人か入れなきゃいけないんで...全文を見る
○森暢子君 御存じと思いますが、婦人問題企画推進有識者会議、これが今月の十日に内閣総理大臣あてに意見を発表しております。その中に「女性の社会参加は進んでいるにもかかわらず、政策・方針決定過程への参画はいまだ少ない。ナイロビ将来戦略勧告は、一九九五年までに指導的地位に就く女性の割合...全文を見る
○森暢子君 調べていらっしゃらないということでございますが、今、婦人問題企画推進有識者会議がこういう提言を大臣に行っている時期でありますので、やはり諸外国の状況も調べ、日本として、また文部省として文化庁としてどうあるべきかということはきちっと計画を立てていっていただきたい、このよ...全文を見る
○森暢子君 男性、女性と余り意識しないで、そういう見識を持った方とか人間的にそういうことに詳しい人とか、そういう方を登用していただければいいんですけれども、やはりまだまだ今日本の社会はそういういろいろな政策を決める場に女性が少ないということはもう決定的なことでありますので、まずそ...全文を見る
○森暢子君 今回の著作権法の一部を改正する法律案は、ほとんどレコードのものと隣接権にかかわることが大きな骨子になっていると思うんです。そこで、現在すごく全国にレコードのレンタル店というのが、ちょっとお聞きしたところでは六千店ほどあると。もうどこへ行ってもよく見るお店なんですけれど...全文を見る
○森暢子君 続いて委員の構成なんですが、学校の教職員ですね。各種の著作物を教材として、ここでもいろいろ問題もあるんですけれども、教材として使用するユーザーの立場、それから子供に著作権思想を普及、定着させる役割、こういうものも教職員にあるわけであります。そういう教職員の代表をこの中...全文を見る
○森暢子君 こういう審議会に、ひとつ今私が申し上げましたような配慮をぜひしていただきたい、このように思います。  今お話が少し及びましたが、この著作権の法案が通りましたら、いかにみんなにそれを浸透させていくかという広報活動が問題になってくるわけですが、やはり簡単な広報資料で著作...全文を見る
○森暢子君 著作権に詳しい人、まあ著作権課の方や関係団体の方を用意していると言われましたけれども、やはり著作権に詳しい人、それから専門家といった人たちを育てていく必要があると思うんですが、大学などで著作権を専門に教育研究している人はどのくらいいるか、また大学でそういう講座や科目が...全文を見る
○森暢子君 学校現場でいろいろとこれがこれから問題になってくると思うんですが、例えば日本はコピー天国と言われまして、何でもすぐコピー、コピーで今過ぎていっているわけです。日本人は物理的なものを盗むということには罪悪感を持っておりますけれども、形をなさない情報とかサービスというもの...全文を見る
○森暢子君 次は、一般国民にどのように著作権の思想を知らせていくかということなんですが、地方公共団体なんかはどういう部署がどのような内容で行っているのか。そのことについて文化庁はどんな態度で臨んでいるのか、お伺いしたいと思います。
○森暢子君 今、審議会の委員のメンバーの内容のこととか、それから著作権法を皆さんの中に人権思想として、一人の人間の発想とか着想とかそういうものを大事にしていく、人権意識を育てるためにどのような広報活動をこれから行っていかれるのか、そういう観点について御質問を申し上げたわけでござい...全文を見る
○森暢子君 終わります。
08月26日第121回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○森暢子君 私も先日この風の子学園に行ってまいりました。瀬戸内海に浮がぶ周囲約二キロの離れ島でありますが、こういうところに子供をやらなければいけない、そういう苦しい親の状況または社会状況、それはやはりこういう不登校の生徒に対する行政的な対応がおくれているのではないかというふうに思...全文を見る
○森暢子君 文部省がそういう素早い対応をしていただいたということについては、大変評価いたしたいと思います。しかし、その調査がようやく行われたというふうなことで、やはりそういう対応の甘さが今回の事件の一因ではないかというふうに思うわけです。  学校へ行っていない子供たちが、先日も...全文を見る
○森暢子君 この適応指導教室は全国でわずかに十五カ所にすぎない。その中で四万八千人の子供たちをどうやって救うかというふうなことでまだ対応が難しいんではないかと思います。今回のような類似の事件は、戸塚ヨットスクールそれから不動塾など過去にもありまして、その教訓が何ら教育行政に生かさ...全文を見る
11月14日第122回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○森暢子君 去る十月三十日から十一月一日までの三日間、岡山県及び香川県に派遣されました第二班の調査の概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、田沢智治理事、石井道子委員、肥田美代子委員、小西博行委員と私、森暢子でございます。  一日目は、まず岡山県庁を訪れ、県の教育概況と国に...全文を見る
11月21日第122回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○森暢子君 本日は、大臣御就任後最初の文教委員会でございますので、まずは大臣の所信表明などをお聞きして、今日の教育の諸問題であるとか、そういうものをこの文教委員会で十分議論し、そして教育の方向を決めていきたい、このように思いまして、新しい所信が聞けるものと期待しておりましたが、ご...全文を見る
○森暢子君 ありがとうございました。  今、大臣のお言葉の中に「心の豊かさ」というお言葉がございました。今、日本は物の豊さではなくて心の豊かさの方に向かっているという中で、子供たちは今の管理教育、それから効率主義の学歴偏重の社会の中で大変忙しく、そしていろいろな悩みを持ちながら...全文を見る
○森暢子君 ちょっと簡単に、中間報告がいつごろ出るのかということですね、大臣でなくても結構です。  それと、六十八校を全県に広げて、私も回ってみましたら、前に六十八校になっていた学校が引き続きなれるのかどうか、外されるのか、そういう心配もございましたし、それから今までやっていた...全文を見る
○森暢子君 それじゃ、大臣よろしくお願いいたします。  続いて、委員派遣のことに関連して御質問したいと思います。  先日、この参議院の文教委員会で岡山、香川に参りました。両県の教育、文化について現場から国に対する要請というものが、要望がたくさん出されましたので、その中の二つほ...全文を見る
○森暢子君 ぜひこの養護教諭の複数配置を考えていただきたいと思います。  それでは、文化庁の方にお願いしたいんですが、去る九月二十七日の台風十九号、これは全国晦に大きな被害を与えまして、岡山でも重要文化財であります備中国分寺の五重の塔が大きな被害を受けたわけであります。全国的な...全文を見る
○森暢子君 私どもは、田沢団長の御理解もございまして、日程になかったんですけれども、急速その五重の塔を見てまいりました。それで、解体修理に入っていたときに台風に襲われたということで、当初の修繕計画では二億三千万円だったんですが、今回の台風の被害で一億数千万円の増額を余儀なくされる...全文を見る
○森暢子君 文化財は我が国の歴史とか伝統とか、そして文化を理解してそれを将来の子供たちに伝えていくというふうな大変重要なものでありまして、その保存とか保護は私どもの責任であるというふうに思いますが、この文化財の保護について大臣のお考えをひとつお願いいたします。
○森暢子君 ありがとうございます。力強いお言葉をいただきましたんですが、予算も含めて、私どもも後押しいたしますので、ひとつ頑張っていただきたいと思います。この委員会は教育、文化、スポーツ、そういうことについて話し合う委員会なんですが、私はやはり文化というのは大変大事だと思いまして...全文を見る
○森暢子君 それじゃ、厚生省にお願いしたいと思うんですが、厚生省は結核予防法において指導なさっていると思うんです。学校の子供たちだけではなくて成人にもですね。厚生省の指導のお考えをお聞きしたいと思います。
○森暢子君 厚生省は、まずツ反応の注射を行って、陽性者のみにエックス線撮影、そしてBCGという線で指導しているわけですね。文部省もそうですね。
○森暢子君 ところが、現場ではそうなっていないんです。もうすぐ全員間接撮影を行って、その順序がこのとおりになっていないんです。私も学校現場へおりまして、皆様方も学校でそういう御経験もあるかと思うんですが、ですからやはりツ反応の陽性者のみにエックス線撮影を行うという指導を徹底してい...全文を見る
○森暢子君 今おっしゃるとおりなんですが、心臓検診を一緒にするから小学校一年生では全員にやるということなんですけれども、心臓に異常があるというその発見率がどのくらいかということのデータがありましたらお示し願いたいと思います。
○森暢子君 心臓の様子を知るためには、そのほかに例えば心電図であるとか心音図をとるとか、そういう方法もあるわけです。それで、いろんな県で発見率がどのくらいかというのを見ましても、ほとんどないんです、わからないというんです。間接撮影は、御存じのように小さいフィルムヘ大勢の子供をばっ...全文を見る
○森暢子君 それじゃ、大変専門的になるようでございますので、厚生省の方で被曝量の差、そして子供たちの命と健康を守るためにどちらがいいのかということ、そういうことなどをお答え願いたいと思います。
○森暢子君 今、被曝線量の差においては直接撮影がいいと。御存じのように直接撮影は一人ずつ大きなフィルムで、やっぱりしっかり見えるわけですね。間接撮影は、今お答えにありました歴史的経過があり、経済的負担、それから仕事が早い、簡単にやれると。車の中に子供を全部入れまして、そしてその中...全文を見る
○森暢子君 その結果はいつごろ出るんでしょうか。
○森暢子君 しかし、単純に集団検診をやめてしまったときに、現在の結核の状況というのはどこで発見してどのようになっていくかというのは皆保護者たちも心配があるわけです。  それで、ただエックス線の撮影だけではなくて何かほかに結核を発見する方法はないのか。例えば世界保健機構、WHOで...全文を見る
○森暢子君 何と申しましても最後は予算でございますね。この予算をしっかりつけていただいて、エックス線撮影でない結核を発見する方法を早く考えていただきたいということで、当面私が言いたいことは、学校におけるこういう危険な集団間接撮影を廃止する方向で、子供たちのためによろしくお願いした...全文を見る
○森暢子君 やはりこういうエックス線の知識を十分保護者に説明してわかっていただいて、同意を得てやるということが必要ではないかと思います。今、インフォームド・コンセントといいまして、納得同意といいますか、危険性とか、メリット、デメリットを説明して、そして家族や本人の同意を得て治療や...全文を見る
○森暢子君 終わります。