森元恒雄

もりもとつねお



当選回数回

森元恒雄の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第164回国会 参議院 憲法調査会 第1号
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○森元恒雄君 ただいまのスイス、フランス、EUの派遣議員の先生方の報告をお聞きしまして、私なりの感想を申し上げたいと思います。  まず、一つ非常に印象を受けたのは、フランスのその憲法院の存在、あるいは国民投票のルールを法律ではなくてデクレで決めるということについてですね。これは...全文を見る
03月10日第164回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○森元恒雄君 自由民主党の森元でございます。数点お聞きしたいと思います。  まず、第一点は少子化対策でございます。  合計特殊出生率が一・二九、恐らく今年の六月ごろに出る数字がまた下がるんじゃないかなとさえ言われておりまして、少子化に歯止めが掛かりません。で、このまま推移しま...全文を見る
○森元恒雄君 はい。総理。
○森元恒雄君 それはお考えは分かりましたけれども、それだとじゃどういう手を打ったらいいのかというところにつながってこないんですね。  私は、一つの、今総理もおっしゃられたように、様々な要素が絡んでいると思いますが、一つはやっぱり子供の家庭や社会における役割が大きく変わってきたん...全文を見る
○森元恒雄君 そんな中で、私は、やっぱり育児休業給がしっかりと給付される、また取りやすい環境にあるということが非常に大事じゃないかなというふうに思います。  数日前に厚生労働省が発表した国民の生活に関する継続調査の結果を見ましても、育児休業給制度がある場合の女性はそうでない人に...全文を見る
○森元恒雄君 今、大変明るい展望が見えるお話をお聞きして、まあ本当、私も是非そういうふうに経営者の方が考えを持ってもらえればなと思います。  それともう一つは、やっぱり女性だけではなくて男性の協力が必要だと思う。男性が育児休業給を取るというまでは別としても、やっぱり子育ての期間...全文を見る
○森元恒雄君 まあ少子化対策は、いろんな手を打ち多少効果が仮に上がったとしても、私は、日本の人口減少をストップさせる、あるいは反転、上昇、増加させるということはもうほとんど不可能に近いだろうと思うんですね。減り方のスピードが多少緩くなる程度の効果しか、まあやっぱりどんなことをやっ...全文を見る
○森元恒雄君 まあ私は、日本はやっぱり世界の中でも本当胸を張れる教育国家だと、こう確信をしておったんですけれども、ただ、あれですね、税金、公費をどれだけ教育費に投入しているかというので比率で見ると、OECDの中でももう下の方に属していまして、平均で五・一%のところを日本は三・五%...全文を見る
○森元恒雄君 この原因は簡単なわけですね。なぜそんなに負担に差があるかといえば、私学の方、これまた高校で見た数字ですけれども、一人当たり三十万の補助を出しているんですね。公立は一人当たり八十五万ぐらいの税金で負担をしているんです。だから負担、税の負担額がもう三倍違うから授業料もそ...全文を見る
○森元恒雄君 これも、私としては、できれば骨太の方針の中での選択肢を提示する一つの項目に出してもらえればなという気持ちを持っております。強く要望しておきたいと思います。  それで、もう一点は、これは総理も、民間でできることは民間にという基本的な路線で進めておられるわけですが、正...全文を見る
○森元恒雄君 私は、国立大学を国立大学法人化したことは、政府ははっきりと言っていませんけれども、一つの私学化の、ある意味では一つのステップかなと受け止めておりますが、高校以下もそういう形を段階的に取っていくことは十分考え得ることではないかなというふうに意見だけ申し上げたいと思いま...全文を見る
○森元恒雄君 終わります。
03月14日第164回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○森元恒雄君 おはようございます。森元恒雄でございます。  今日は、大臣の所信表明に対する質疑ということでございますので、所管事項全般につきましてお聞きをしたいと思います。  竹中大臣の登板を地方自治関係者あるいは放送通信業界の方々は期待と不安を持って眺めているというのが、ま...全文を見る
○森元恒雄君 まあ、大臣以下行政府の方々がいろんな施策をお決めになり、また実行するに当たって、国民各界各層のあるいは専門家の声を幅広く聞くということは極めて大事なことだと思います。ですから、私は、そういう手順を踏む一つとして審議会なり懇談会があるということは、まあ特に問題もなけれ...全文を見る
○森元恒雄君 NHKについてはこの際もう民営化したらどうかという声も一部にはあるわけですけれども、今大臣からは、公共と民間の二元体制、NHKの役割はしっかりとしたものがあると、これを堅持していきたいというお話でございました。  私も、日本の放送の実情を見るときに、これは日本から...全文を見る
○森元恒雄君 そこで、今少しお話ありました国際放送ですけれども、日本の国として世界に向かってもっと情報発信、力を入れないといけないんではないのかということは、私も全くそのとおりだと思います。  それをどういう形でじゃやるのかということになるわけですけれども、今少し議論が出てます...全文を見る
○森元恒雄君 最近の目まぐるしい通信の技術の発展があるわけですけれども、それを受けて放送にも新しい方式が可能になってまいりました。いわゆるIPマルチキャスト方式と言われるものでありますが、これを仮に認めていくというふうになりますと、既存の地上波による放送局の枠組みに大きな影響を与...全文を見る
○森元恒雄君 今、政府はe―Japanあるいはu―Japanですか、一生懸命推進しておるわけですね。その中で、ブロードバンドの利用環境といいますかインフラ基盤整備はかなり進み、料金も世界で一番安いというような大変いい条件がつくり出されてきました。しかし、問題はコンテンツ、そこの上...全文を見る
○森元恒雄君 もう一点、技術の進歩によって、特に通信業界、世界の状況はかなり様変わりしてきたんじゃないのかなというふうに思います。特に、電電公社をNTTに民営化し分社化した当時と今とでは、日本が一つのモデルにしたアメリカにおいても状況は大きく変わっているように私は思います。  ...全文を見る
○森元恒雄君 かつてはNTTは国家事業体というか、国家ですから独占事業体であったわけですから、民営化直後はガリバーでありドミナント的存在であったのは間違いないと思いますが、年数がたって、先ほども申し上げたように世界に、先端を行くようなIP環境が整ったということからしても、これまで...全文を見る
○森元恒雄君 先日、党の会議にもNCC系の一社の社長さんにおいでいただいていろいろ御意見をお伺いしたんですけれども、ずっと始めから終わりまで聞いていまして、そのときに出席した者の総括的な意見は、完全に資本分離して何をしたいのかというと、突き詰めてお聞きすると、自分たちが東なら東と...全文を見る
○森元恒雄君 私も、今おっしゃられたように、一番のやっぱり問題点、課題はそこにあると思います。  日本の地方団体は、世界の主な国との比較で見ましても、単一国家の中ではもう圧倒的にたくさんの仕事を地方が担っている、仕事のボリュームにおいては一番先頭を行っている。しかし、中身はもう...全文を見る
○森元恒雄君 おっしゃるとおりだと思うんですね。ただ、やっぱり自由がなければ責任も負えません。負わされたんではたまったもんではないと、こうなるわけですから、やっぱりこれ不可分の関係にある。  それで、今もお尋ねしたように、問題はこの自由をいかに地方に与えることができるのかと。具...全文を見る
○森元恒雄君 私は、三位一体のこの改革をめぐっての行政サイドでは省庁間の議論、あるいは我々自民党の中での議論を見ておりまして改めて感じますのは、今おっしゃられた国と地方の役割分担、それをブレークダウンした事務分担ですね、事務配分、これと財源負担の関係がしっかりと整理されてない、そ...全文を見る
○森元恒雄君 もう一点、国の財政再建との関係で絶えず主要テーマの一つに挙げられるのがこの地方財政対策、特に交付税の削減ということでございますが、これは国から地方に移転している財源であることは間違いありませんけれども、それは表面的なことであって、交付税の本質は、本来地方税で完全に賄...全文を見る
○森元恒雄君 分かりやすく言えば、交付税を削れということは、地方税を削れと言っているのと同じなんです。そう言っていただいたら一番分かりやすいと思うんですね。  で、あと一点だけ簡単にお聞きしますが、この地方の方が、今も大臣の答弁にありましたように、歳出の努力をこの間してきている...全文を見る
○森元恒雄君 終わります。
03月16日第164回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○森元恒雄君 先日、所信表明に対して質問をさしていただきましたんですが、今日はちょっと細かな点といいますか、具体的な点を三つばかりお聞きしたいと思います。  一つは、お手元に資料を配っていただいていますが、特に東京ですが、学者の先生方、あるいはシンクタンクの研究者、あるいはマス...全文を見る
○森元恒雄君 じゃ、次に別のことでお聞きしたいと思いますが、これも私は誤解に基づく意見だと思いますけれども、交付税は歳出と歳入の足りないところを補てんする仕組みだと、制度だと。したがって、地方団体は行政改革をし、経費をできるだけ効率化、合理化していこうという意欲が余り起こらない。...全文を見る
○森元恒雄君 最後に一点お願いだけしておきたいと思いますが、三位一体の改革、まあ第一ラウンドが終わって、来年度以降、第二ラウンドをどうするかと。正に懇談会あるいは地方六団体との意見交換通じて、大臣始め皆さん方の方もお考えいただいているわけですが、私は率直に言って、第一ラウンドの結...全文を見る
03月17日第164回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○森元恒雄君 関連しまして、外交・防衛問題について数点お聞きしたいと思います。  まず最初に、国連の安保理改革でございますけれども、昨年の秋の国連総会では、三つの決議案が出されましたけれども、結局はいずれも採決に至らず廃案ということになりました。年が明けまして、AUも決議案をさ...全文を見る
○森元恒雄君 改革の、国連改革の必要性は、今大臣のお話のように、多数の国が賛同しているわけでございますので、細い穴をどうくぐるかと、これからも御尽力をいただきたいと思います。  それに関連してお聞きしたいと思いますのは国連の分担金でございます。  今年は見直しの時期ということ...全文を見る
○森元恒雄君 是非そういう方向で進めていただきたいと思いますが、一つ懸念するのは、常任理事国入りが果たせなかったからこういう話を持ち出したんじゃないかというふうな取られ方をすることは、全体、総体としてまずいと思いますので、そこは抜かりなく、そういうこととは関係ないんだという話をし...全文を見る
○森元恒雄君 いささかちょっと残念なお話でございますけれども、まだ時間がありますので、これ、今の答弁は今ということで、またいろいろ考えていただければ有り難いなと思います。  次に、アジアとの関係、近隣諸国との関係について何点かお聞きしたいと思います。  まず第一点は靖国参拝で...全文を見る
○森元恒雄君 首脳会談が開けないということ一つ取っても、これまた相手のある話で、相手が納得、了解しない、合意しなければ、この問題だけでそこまで行くのはいかがかなと言ってみても、前へ行かないわけでございまして、そこを何とか知恵を出すべきではないかと、まあこれはお願いするしかありませ...全文を見る
○森元恒雄君 我々は、共同体という言葉を聞くとすぐ、今の大臣のお話にもありましたが、EUが頭に浮かぶわけですけれども、この東アジア共同体というものが行き着く究極の形、どういうものであるかということにもよるんじゃないのかな。今お聞きしてますと、そういうEU型のものではなくて、もうち...全文を見る
○森元恒雄君 あと一点、北方四島についてお聞きしたいと思います。  昨年、プーチン大統領が来日され、しかし共同声明も出せないで終わったというふうなことで、かなりまたこの解決に向けて道のりが遠くなったかなという感じを受けるわけでございますが、これからこの四島の返還あるいは帰属の明...全文を見る
○森元恒雄君 私も一昨年、当時の遠藤国際局長を団長に議員外交の一環としてロシアに行きまして、ボゴモロフ統一ロシア総評議会書記、まあ日本でいえば自民党幹事長に当たる方かと思いますが、二時間半ぐらい真剣に率直に言いたいことをお互いに言ってまいりました。そのときの印象では、我々は平和条...全文を見る
○森元恒雄君 それじゃ、防衛関係について幾つかお聞きしたいと思います。  まず、日本のこの防衛力の、まあ何といいますか、総量として、力量というんですかね、についてちょっとお聞きしたいと思うんですが。この独立国として必要な防衛力の量というものが何がしかあるとすれば、それに照らして...全文を見る
○森元恒雄君 世界的な規模で武力紛争が起こるという、まあ脅威といいますか、リスクは非常に小さくなってきたというふうなことを背景に、今自衛隊の規模を縮小する私は方向で進めていると思うんですね。陸上が十六万七千から十五万五千、護衛艦も二十一隻から十五隻、戦闘機は三百機から二百六十機と...全文を見る
○森元恒雄君 是非、数は大きな政府の方針として減らさざるを得ないにしても、それによって力がそがれることのないように、今のようないろんな工夫をしていただいて、国民に安心をしっかりと与えていただきたいというふうに思います。  次に、テロについてお聞きしたいと思いますが、私も昨年の秋...全文を見る
○森元恒雄君 先ほど荒井委員からも話がありましたが、国全体として情報収集体制をどういうふうにこれから拡充していくかと、非常に大きな私は課題の一つだと思っておりますが、わけてもテロ関係は、今も申し上げたように、相手の存在をなかなか事前に把握し切れない、それだけに情報のネットワークと...全文を見る
03月30日第164回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○森元恒雄君 自民党の森元恒雄でございます。  まず初めに、公共放送と民放の二元体制で日本の放送は成り立っているわけですけれども、NHKについてはその在り方が国会でも予算の承認という機会を通じていろいろ議論を今までもされてきておりますが、民放については余り議論がなかったかと思う...全文を見る
○森元恒雄君 今の視聴者のニーズとか地域のニーズということであれば、公共放送でも私は十分に果たせると思うんですね。あえて公共放送と別に民放を認めるという積極的なもうちょっと意味というのはないのかなという感じがするんですが、いかがでございましょう。    〔委員長退席、理事景山俊...全文を見る
○森元恒雄君 いろいろ議論が幅広くあり得ると思いますが、私はかねがね一つ思いますのは、民放の場合にはどうしてもコマーシャルで経営が成り立っていますから、視聴率を取らないとコマーシャルが付かない、収入が上がらない。どうしても経営姿勢としては視聴率第一ということになりがちじゃないかと...全文を見る
○森元恒雄君 そういう中で、NHKが公共放送として果たしている役割は私は極めて大きい。今回の不祥事をきっかけにNHKを民営化したらどうかというような意見も一部にありますけれども、私は、もしそういうことになれば、日本の放送界全体にとって水準、内容、レベルを引き下げてしまうゆゆしき事...全文を見る
○森元恒雄君 このNHKの受信料の性格というものは私は極めて難しいと思うんですね。普通のサービスに対する対価であれば、受けたサービスの量に応じて、あるいはその内容に、質に応じて、それに見合った料金を払うというのが基本ですけれども、NHKのこの受信料は、受信料という名目ではあります...全文を見る
○森元恒雄君 終わります。
04月24日第164回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○森元恒雄君 それでは、数点お聞きしたいと思います。  まず最初に、道州制についてお聞きいたします。  先月、地方制度調査会が答申を出しました。また、北海道について道州制特区とでもいう法案を今まとめ中、今国会に提出するという作業中でございますが、市町村合併の動きに比べて、政府...全文を見る
○森元恒雄君 地方制度という観点から見て大きな制度改革であることは間違いありませんが、それだけではなくて、やっぱり私は国の、国家の枠組み、統治機構そのものを変革する課題だと思うんですね。  したがって、国として、国の立場でこの道州制を導入することがどういう意味があるのかという国...全文を見る
○森元恒雄君 そうであるとすれば、地制調からは一応答申が出たんですけれども、私はそれだけではこれは前に行かないと思うんですね、やはり政府を挙げて取り組むような舞台が必要じゃないかと。地方分権改革についても、地方制度調査会だけで議論していたときにはなかなか大きな成果が得られなかった...全文を見る
○森元恒雄君 この道州制の意味、意義はいろいろあると思いますが、私は、その一つに国と地方、特に都道府県と合わせた行財政改革、特に行政改革、行政のスリム化に大きく貢献する有力な手法の一つだと思うんですね。  市町村からしますと、一番弱い立場にある市町村に汗をかけ、血を出せと言って...全文を見る
○森元恒雄君 先ほど十年ぐらい掛かるのかなとちらっとお話ありましたが、私は、市町村合併でも十年たってようやく終わりごろになって盛り上がってきました。都道府県がこれなくなるという話ですから、市町村合併の比でないぐらいのやっぱり社会的な影響が様々な分野で起こってきますので、少なくとも...全文を見る
○森元恒雄君 大臣もこの間、経済財政諮問会議にお出しになった資料、あの中で、国と地方のこの数年間のプライマリーバランスの多少の改善が何によって行われたかと、国の方は税収増が大きく寄与し、地方の方は歳出カットが大きく寄与したという資料をお出しになられたわけですが、私、地方が交付税も...全文を見る
○森元恒雄君 財務省の次長さんにもお越しいただいていますので、この点、財務省にもちょっとお聞きしておきたいと思いますが、私が見ていまして、やっぱり地方の方は、一つには、何といいますか、税財政の枠組みが国で決められておって自分の自由にならないという制約が一つありますが、加えて国と地...全文を見る
○森元恒雄君 ちょっとそのなぜかという理由がいま一つ私飲み込めなかったですけれども、仮に地方で今設けているようなそういういろいろな指標を国に当てはめて計算してみたら幾らになるのかと。これ多分いずれの指標も圧倒的に国の方が悪い数字が出てくるんじゃないかと、今の状況ではですね、思いま...全文を見る
○森元恒雄君 今のようなお話ですと、その具体的な中身は正に検討中ですからこれからだということで、今お聞きしてもなかなか全容がはっきりしないかもしれませんが、もしそういう基本的なお考えでいくとすれば、私が思うに、既にもう財政再建法というのがあるわけですね、地方団体については。  ...全文を見る
○森元恒雄君 今おっしゃられた、過去債務の扱いが今の現行法制では十分でない点があるんじゃないかと、こういうお話だったかと思いますが、そうしますと、懇談会の審議の結果、インターネットなんかで出ているのを拝見しますと、何か金融機関に言わば民間と同じように債権放棄を一部甘受してもらうと...全文を見る
○森元恒雄君 課税権があるにしても、起債の枠組みについては全く自由だということであれば、あるいはそういうお話もあるかもしれませんが、地方債は原則自由だけれども、それこそ一定の実質公債比率が限度を超えたりすれば許可制に変わるわけですよね。ですから、そういう意味では事前規制を掛けると...全文を見る
○森元恒雄君 大きな変化になるとおっしゃられたわけですけど、それはそうだと思いますが、私は、その変化がいい方向での変化なら大いに賛成しますけど、果たしていい方向の変化と言えるものになるんだろうかと。  これは、すぐ出てくるのは、やっぱりそういうことを言えば金融機関としてはリスク...全文を見る
○森元恒雄君 今のお話のように、是正していくということですので大いに進めていただきたいと思いますが、懇談会の報告書を見ましたら、早期に移行するように取り組むと、こう書かれておりますが、早期にということで具体的に書いてないんですが、大体早期という限りは二、三年だと思うんですが、その...全文を見る
○森元恒雄君 じゃ、是非お願いいたします。  最後に、時間がなくなってきましたので一点だけ。  地方自治体における民間開放といいますか、民間移管についてお聞きしたいと思いますが、これまでも地方団体は本当に行政のスリム化に真剣に取り組んできておりまして、実績も上がっているわけで...全文を見る
○森元恒雄君 私、今申し上げた中で、教育、特に義務教育はちょっと別としましても、幼稚園、高校、大学については、これは正に民間、私立と国公立が競合している分野だと思う。しかも、国公立の方に税金をより手厚く投入しておりますから、どうしても父兄負担に大きな格差が出る。入学金、授業料合わ...全文を見る
○森元恒雄君 終わります。
05月10日第164回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○森元恒雄君 質問がかなり多岐にわたってますので、もう端的にお聞きします。簡潔にお答えいただきたいと思いますし、また時間の進み状況によっては多少省いたり一体でお聞きしたりしたいと思います。  まず最初に、GISについてお聞きいたしますが、阪神・淡路の大震災を受けて、その直後、日...全文を見る
○森元恒雄君 ちょっと今のお答えだと、具体的にどの程度その整備が進んでいるのかというのが今ちょっとよく分かりにくいんですが、端的にお聞きしたら、多分、二万五千分の一の地図ですね、あれだと全部もう電子化されているというふうに理解してよろしいんでしょうか。あるいは、都市計画図の二千五...全文を見る
○森元恒雄君 それでは、一応基本となるベースはできたという理解でよろしいわけですね。  あとは、これを有効に使っていくためにはいろんな統計データを地図の上にリンクさせていくということになろうかと思いますが、こういう点について、それはだれがやっていくのか、そのためにどういう手だて...全文を見る
○森元恒雄君 今のようなお答えだと、具体的にどういう方策があるのかなというのはちょっとイメージがわきませんが、やっぱり私は、こういうものができると非常に役所が仕事をする上でも便利だし、一般の国民の方々もネットを通じて簡単に引っ張り出せると、あるいはまたいろんなシミュレーションもし...全文を見る
○森元恒雄君 今のその地域だけではなくて、土地の利用形態によってもかなり差があるようで、いただいた資料では、特にDID地域についてはまだ二〇%ぐらいしか進んでいないということかと思いますが、そういう中で特に都市部につきましては、再開発等の必要性からここ二、三年、力を入れて取り組ん...全文を見る
○森元恒雄君 予定どおりいけば、今年度中にDIDは一〇〇%達成、基本はまずできるということですね。  そうすると、あとはそれを使って本来の地籍図に作り上げていくということになると思いますが、それはあれでしょうかね、基本調査ができているとあとは簡単に進むというふうに理解してよろし...全文を見る
○森元恒雄君 この地籍調査は、一番どこで使うのかと考えれば登記所、土地の登記の作業のときじゃないかと思うんですね。そういう意味では、素人考えでは、なぜ法務省でやらないで国交省でやっておられるのかなという気もしますが、これは法務省としては地籍調査の作成に当たってどういう役割を果たし...全文を見る
○森元恒雄君 この地籍調査がなかなかはかどらないところがあるということについて、何が一番のネックになっているのかなと思うんですが、これはあれでしょうか、予算のやっぱり措置が十分でないと、特に国の方の予算が十分でないということが影響しているのか、あるいは地方団体の方が財政が大変苦し...全文を見る
○森元恒雄君 これは要望しておきたいと思いますけれども、先ほどのお話のように、DID地区のこの基本調査については一応今年度で終わるということのようですから、次のステップとしてはやっぱりそれ以外の、特に市街地地域で地図混乱地域なんかをやっぱり重点的に国として、政府として取り組むとい...全文を見る
○森元恒雄君 今お聞きしていますと、何といいますか、建設、ハードの整備の方はまあおしなべてそういう日本の場合傾向があるように思いますが、そこは割と力を入れて取り組んでこられた中で、一方、様々なサービスのインフラといいますか、条件整備が後れたんじゃないか。その最たるものがこのFAL...全文を見る
○森元恒雄君 日本の港湾のサービスが、何といいますか、後れている一つには、今のFAL条約締結が後れて手続が非常に複雑で時間が掛かるという点があったことと併せて、IT化、電子化がやっぱり後れたということが響いているんじゃないかと私は思うんですが、シングルウインドーができましたという...全文を見る
○森元恒雄君 是非、予定どおり整備ができるようにお願いしたいと思います。  それから、民事局長さん、どうぞもう結構でございます。ありがとうございます。  大臣にお越しいただきましたので、次の国土政策についてお聞きしたいと思いますが、まず大臣から、日本の国が直面しているといいま...全文を見る
○森元恒雄君 そういう中で、私は、一つやっぱり、都市と地方というか、特に東京圏とそれ以外の地方圏との格差が再び大きく広がりつつある、依然としてそういう流れが止まらないということをどうするのかという点があるんじゃないかなという気がしております。  とりわけ、東京の様々な機能を見ま...全文を見る
○森元恒雄君 もう全く心強いお答えいただきました。  私は、大臣もそういうふうにお考えであられるんであれば、その一極集中の弊害という面をやっぱりもっとスポットを当てていただいて、一般の方々あるいは有識者の方々、あるいは学者、経済界等々の方々にやっぱりこういうことは決して日本の将...全文を見る
○森元恒雄君 一、二だけ申し上げると、例えば日本のこれからの大きな将来の課題、内政上の課題は私は少子化だと思いますが、少子化は国全体の問題であると同時に地域問題。東京都の合計特殊出生率は〇・七五なんですね。鹿児島県とか沖縄県だとこれが一・七以上なんですね。要するに、地方が発展すれ...全文を見る
○森元恒雄君 東京の持っている吸引力に反発できるだけの力を地方が付けるには本当にいろんなことを、相当強力なことをやらないと私はなかなか勝てないんじゃないかと、あらがえないんじゃないかと思いますが、是非御尽力をお願いしたいと思います。  あと、時間がなくなってきましたから簡単にま...全文を見る
○森元恒雄君 是非、今おっしゃられた方向で御尽力いただきたいと思います。  最後に、財務省にもおいでいただいていますので、ちょっと話は全然また違って恐縮ですが、予定価格についてお聞きしておきたいと思うんです。  私、かねがね、入札の予定価格制度というのがよく自分自身で理解でき...全文を見る
○森元恒雄君 今の、予算統制との関係という御説明だとしますと、それは外国だって事情は同じなんですよね。外国は予算統制する必要がないんだけど、日本だけありますというのもどうも私には納得がいま一ついかない。  それから、談合を誘発するおそれがあるとおっしゃられるんですが、その予定価...全文を見る
05月11日第164回国会 参議院 総務委員会 第20号
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○森元恒雄君 九日に懇談会が出しました論点整理を拝見しますと、通信の分野については、ねらいとして言っておられることと実際にやろうとしておることとが少し、何というか、論理的に整合性が取れてないんじゃないのかと、こういうふうに私は率直に感じました。  サービスの多様化と特に国際的な...全文を見る
○森元恒雄君 問題は、規制緩和をするといいながら、やっぱり今大臣もおっしゃられたように、NTTは、ドミナントであるとかあるいはボトルネックを持っているというふうなことから、公正競争を確保するためには非対称規制的な規制をNTTに課さなければいけない、そういうふうに事実上、実際もう制...全文を見る
○森元恒雄君 大事なことは、よく言われますが、結果の平等ではなくて機会の平等だと思うんです。公正な競争条件を整備する必要があるとおっしゃられるのはよく分かります。それは、要するに競争する要件が余り不公平になってないかということに尽きるわけですね。  そうしますと、光ファイバーに...全文を見る
○森元恒雄君 電力系も正に新しく整備を始めているわけで、しかし、電力系についてはこの非対称規制というのは全くないわけですね。そういう意味では、私は、むしろこれは不公平な、不公正な競争条件をNTTに課しておるんではないかと、むしろ見直すならそちらの方向で見直すべきではないかと基本的...全文を見る
○森元恒雄君 状況なり技術がどんどん変わりますから、それにやっぱり的確に対応して、冒頭申し上げたようにどうあるべきかということをしっかりと見据えて考えてもらいたい。一方方向で、こう決めたら突っ走るというふうなことであってはいけないことはおっしゃるとおりだと思います。ただ、懇談会の...全文を見る
○森元恒雄君 それは全く変更あり得ないわけじゃないというのはよく分かった上でお聞きしているんですが、基本的にはやはり事業者であるNTT自身の意向というもの、株主の意を体したそういう事業者としての意向というようなものが尊重されるべきだと思うんです。自らも進んでそういうふうにやろうと...全文を見る
○森元恒雄君 日本の放送の実情を見ましたときに、これ以上民放局を増やす意義があるんだろうかと、私は個人的にそういうふうに思います。時間帯によっては、どのチャンネルを回しても同じ野球放送を実況中継やっているとか、事件が起これば一斉にヘリコプターでどのチャンネル回しても追い掛けている...全文を見る
○森元恒雄君 はい。意見だけ申し上げたいと思いますが、懇談会の論点には、もう一つ、受信料を大幅に下げるべきだというふうに書かれておりますが、これもやっぱり安かろう悪かろうにつながるおそれはないのか。やはり、いい質の番組を作ろうと思えばそれなりのコストを掛けないといけない。これは安...全文を見る
05月17日第164回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号
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○森元恒雄君 時間が限られていますので、もう端的にお聞きしたいと思います。  今回の定数是正案は、平成十六年一月の最高裁の判決が契機になっておるわけでございますが、これまで参議院において定数較差問題協議会、あるいは改革協議会の専門委員会の方で大変真剣に議論をしてこられました。関...全文を見る
○森元恒雄君 分かりました。  民主党の方はこの与党が提案しました四増四減に反対ということで、島根県と鳥取県を合区する案を出しておられるわけですけれども、その考え方をお聞きしたいと思います。
○森元恒雄君 それじゃ、今の民主党の案に対して、与党の方のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○森元恒雄君 専門委員会の報告書の中にも後の方で触れておられるわけですが、十九年に向けての改正に加えて、参議院に期待されるその在り方との関連で、ふさわしい選挙制度の構築を進めていく時期に来ているんではないか、継続的に検証をし、調査を進めていく必要があるんではないかと、こういうふう...全文を見る
○森元恒雄君 じゃ、今の点について、民主党の方のお考えもお聞かせいただきたいと思います。
○森元恒雄君 終わります。
05月18日第164回国会 参議院 総務委員会 第22号
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○森元恒雄君 私は、今回の改正は、公的個人認証サービスを拡大する上で一歩大きく前進という意味で賛成し、評価したいと思います。  ただ、電子政府、電子自治体あるいは社会全体をIT化進めていくという上でまだまだ不十分ではないかというふうにかねがね思っておりますので、そういう観点で数...全文を見る
○森元恒雄君 そんなこともあって、まだ現在このサービスを受けている人は十三万四千人と極めて限られておるというふうに聞いておりますけれども、それで、そういう状況で果たして、この政府が決めております二〇一〇年までにオンライン利用率を五〇%達成すると、こういう目標を掲げておりますが、本...全文を見る
○森元恒雄君 そういう中で、経済産業省は、この民間認証事業者への影響というようなことをおもんぱかって、やっぱり公的と民間とのすみ分けということが必要じゃないかと、こういうふうにかねがね主張しておられるというふうに伺っておるんですけれども、政府の決めたこの二〇一〇年の目標は内閣の一...全文を見る
○森元恒雄君 私は、この公的個人認証というのは何なのかと。一言で言えば、これは紙の世界では実印に代わるものを電子上でその機能を果たすものがこの公的個人認証だと思うんです。実印は役所の手続にしか使ったら駄目と、民間の取引には一切使ったら駄目と、そんな法律、どこかありますか。そういう...全文を見る
○森元恒雄君 是非一元化する方向で御検討をお願いして、終わりたいと思います。
06月07日第164回国会 参議院 決算委員会 第12号
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○森元恒雄君 地方財政について数点お聞きしたいと思います。  今政府と与党が一体となって歳出削減の具体案を詰めている最中でございますけれども、そういう中で地方団体は私はかつてない危機感を持っていると思います。  それは、平成十六年度の予算において地方交付税と臨時財政特例債が三...全文を見る
○森元恒雄君 地方も歳出削減努力、行革努力をしないといけないという点については私も全く異論ございません。  ただ、申し上げたいのは、この小泉内閣の五年間に国と地方がどちらがより汗をかいたのかと。国の歳出削減はこの間に一・六兆円、地方の歳出削減は四・七兆円、三倍の額を切り詰めてお...全文を見る
○森元恒雄君 交付税が国に対する地方の依存度を高めておるんじゃないか、モラルハザードを起こす元凶になっているんじゃないかと、こういう意見があるのは承知しておりますが、私はそれは地方財政なり交付税の本質を正しく理解されない方の意見だと思います。  まず、地方が財政を大きく膨らまし...全文を見る
○森元恒雄君 交付税が固有財源だということはかつて大蔵大臣が国会で正式に答弁されておりますので、そのことをしっかりと御認識いただきたいと。もしそういう誤解があるなら、やっぱり地方六団体が言っているように、共有税というような、名前を変えるべきだと私も思います。  次に、ちょっと別...全文を見る
○森元恒雄君 今の政府保証による金利低下分は、これは実質貸出し金利に反映されていますから、その分はこの引当金には何ら貢献しておりません。関係ないということだけ申し上げたいと思います。  総理に最後に一つだけお聞きしたいと思いますが、道路特定財源の一般財源化がいよいよ結論を出して...全文を見る
○森元恒雄君 終わります。
06月13日第164回国会 参議院 総務委員会 第28号
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○森元恒雄君 おはようございます。  官民人事交流法案についてお聞きする前に、懇談会、そしてまた地方財政について数点お聞きしたいと思います。  去る六月六日に、三懇談会のうちの通信・放送の在り方に関する懇談会が報告書をまとめ、公表されました。私はかねがね三懇談会については関係...全文を見る
○森元恒雄君 法律等に根拠を置く正式の審議会等であっても、メンバー構成は公正、均衡の取れたものでないといけない、そしてまた、それはあくまで政府に対して諮問を受けて答申するような性格のものでないと、単なる参考意見を述べるにすぎないというふうなことが決められておるわけですが、ましてや...全文を見る
○森元恒雄君 それじゃ、次に移りたいと思いますが、二十一世紀地方自治に関するビジョン懇談会が報告書案というものを先月出しております。そしてまた、審議の過程でいろいろ議論されていることも多少伝わってきておりますが、私はどうもそこに流れている基本的な考え方にいま一つ腑に落ちないといい...全文を見る
○森元恒雄君 報告書案の中に書かれていることで具体的な点で一つだけお聞きしたいと思いますが、地方債の発行を自由化するということの中の一環かと思いますが、地方債の共同発行形態について地域単位に限定するというような記述があったかと思います。しかし、もし地方債の発行なり地方の自由度を更...全文を見る
○森元恒雄君 もう一点、先ほどのお答えの中に清算型の破綻法制というのはあり得ないと、それはもうそのとおりだと私はかねがね思っていますが、それじゃ、なぜ破綻というふうな仰々しい言葉をお使いになられるのか。現在の財政再建特例法で足りない点があるなら手直しすれば済むことではないのかと思...全文を見る
○森元恒雄君 それじゃ、官民交流についてお聞きしたいと思いますが、ある意味では、広い意味では一環だと思いますが、天下りについて一つお聞きしたいと思います。  かねがね早期退職勧奨があることが天下りをやめられない一つの原因になっているんじゃないかと指摘されておるわけですが、せんだ...全文を見る
○森元恒雄君 特に行為規制については、天下りを受け入れる企業はその受け入れた人に何を期待して受け入れているのかと、そこの本質をやっぱり十分踏まえて議論いただきたいと思うんですね。  私は、個々具体的な営業活動等を期待しているというよりは、むしろ受け入れたというその事実に非常に重...全文を見る
○森元恒雄君 それでは、必要な措置を追加というのはどういうものを追加されるのかという点と、それからもう一点、公正さを担保するために役所と民間企業で相対取引するんじゃなくて、間に人事院が介在してということの仕組みを取っているわけですが、そのことが本当に公正さを担保する手段になってい...全文を見る
○森元恒雄君 これはお願いしておきますけれども、そんな所管関係があろうがなかろうが、民間から役所に派遣する場合に、一杯役所があって一杯部署があるわけですから、まかり間違っても同じところへ継続的に同じ会社から来るなんてことは、これはもう疑われるだけのことですから、これは是非おやめい...全文を見る