森山眞弓

もりやままゆみ



当選回数回

森山眞弓の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第98回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○森山眞弓君 私は、まず保育行政のことについてお伺いしたいと思います。  最近婦人の職場進出が大変著しく見られるわけでございますが、中でも有配偶婦人、つまり結婚している婦人で就労される方が大変ふえております。昭和五十六年では、約千四百万人の雇用婦人労働者の中で八百万人が既婚婦人...全文を見る
○森山眞弓君 数の上ではどうにか水準が満足すべきものであるというお答えのようでございますが、確かに十年間で非常に大幅な増加を見ているところからも、数の上では大変向上したというふうに私も考えます。しかし、保育所の数が一応整ったというだけでは、実は目的を十分達するわけではございません...全文を見る
○森山眞弓君 大変乳児についても努力していただいているということは数字の上から言えるかと思います。しかし、まだまださらにきめ細かく見ていきますと不十分な点がたくさんあるように思われるわけでございます。保育の需要というものが多様化してまいっておりますのに、保育の内容といいますか、体...全文を見る
○森山眞弓君 いろいろ御努力いただいておりますことはわかりました。しかし、ベビーホテル問題についてはかなりの改善を見たというふうに最後におっしゃいましたけれども、ベビーホテルそのものはどのように改善されたんでしょうか。それをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○森山眞弓君 五十五年十一月時点では五百六十八、まあその後出入りがあって六百五十九とおっしゃいましたが、そうしますと以前よりはふえているわけですね。要するにいろいろと公立保育所、認可保育所で努力してはおられますけれども、その実効が十分上がってはいないということになるんではないかと...全文を見る
○森山眞弓君 ほんとうの趣旨が実際に生かされますように一層御努力を願いたいと思います。  ところで、このような夜間とか時間延長のための予算はどのぐらい入っておりますですか。
○森山眞弓君 対象保育所の数、そして実行の数をおっしゃっていただきたいと思います。
○森山眞弓君 せっかく財政が厳しいときにさめの細かな保育をしていただきたいということで貴重な予算がついておりますのに、それを十分こなし切れていらっしゃらないというのはどういう理由でございましょうか。
○森山眞弓君 それにしても十分の一前後しか消化されていないというのは、非常に残念なことだと思います。時間の延長や夜間の保育を求めている需要はたくさんあると思いますのに、それを十分吸い上げ切れない、それはまことに残念な結果だと思いますので、いまおっしゃいますように一層の努力をしてい...全文を見る
○森山眞弓君 いまのようなちょっとひがみめいたことを申し上げましたのは、措置費の出方、出し方といいますか、を拝見しててちょっとそんな感じがしたわけなんです。といいますのは、政府の方から措置費が保育所に出されますけれども、その積算の対象となります人件費の計算の仕方ですね、親の収入に...全文を見る
○森山眞弓君 やっぱり子供は親の収入によって違った待遇——待遇ということはないですが、違った目で計算されるというのは、何とも私、納得がいきませんので、さらに御努力をいただきましてそういう違いがなくなりますようにしていただきたいと思います。  また、いま局長のお話にちょっと出まし...全文を見る
○森山眞弓君 こういうふうに分けてやっていらっしゃるのにはそれなりの理屈があると思いますけれども、先ほどから申し上げておりますように、保育というものについての基本的な考え方というものを、社会の情勢の変化に伴って根本的に考え直す必要があるんじゃないか。それによって保育の運営の仕方、...全文を見る
○森山眞弓君 延長が必要だから延長しよう、夜間が必要だから夜間をやろうというような個別の臨床的な問題じゃなくて、保育というものを根本的に考え直す時期ではないかということを言いたかったわけで、ぜひその点を大臣にも御理解いただきたいと思います。  次に、育児休業について少しお聞きし...全文を見る
○森山眞弓君 何年か前の数字に比べますと非常に大幅な増加のように思われますが、どのような対策をしておられるのでしょうか。
○森山眞弓君 法制化についてさらに検討を進めていきたいというお話でございましたけれども、大体その見通しはいかがでしょうか。
○森山眞弓君 いまのお話ですと、雇用機会の均等を確保する法律とあわせてというか、それと一緒に考えて結論も出し、それを含めたものでいくということなんでしょうか。
○森山眞弓君 育児休業というのは、子供の福祉、もちろん働く婦人自身の問題でもありますが、子供の福祉の面から言いまして、むしろ保育所よりもさらに望ましい姿であるとさえ言えると思いますので、婦人労働の法制化の一部であることは私もわかりますけれども、これにつきましては特に十分な関心を払...全文を見る
○森山眞弓君 それは、法律によって育児休業が認められております教職とか、保母さんとか、看護婦さんも含まれているわけですね、その数字には。
○森山眞弓君 わかりました。それでは、一層の御努力を特にお願いいたしまして、育児休業については以上で終わりたいと思います。  次に、優生保護法の改正問題がいま取りざたされておりますので、そのことについてお聞きしたいと思います。  聞くところによりますと、今度の国会に改正案が出...全文を見る
○森山眞弓君 検討の結論が出る見通しはいかがですか。
○森山眞弓君 もう少し広い観点からの検討と言いますと、どういうことでしょうか。
○森山眞弓君 公衆衛生審議会には倫理学者や宗教家もいらっしゃるんですか。
○森山眞弓君 大変御懇篤な御説明をいただきまして恐縮でございますが、もう少し続けてみたいと思います。  大臣のお話の中にもございました経済的理由というのが、余り昔に比べてそれほど存在理由がないんではないかというふうにいまおっしゃいましたけれども、現に経済的困難のある人が全然いな...全文を見る
○森山眞弓君 最近、諸外国の法制がこの問題について変わりつつあるように聞いておりますけれども、諸外国での規制の動向はどんなふうになっておりますでしょうか。
○森山眞弓君 まちまちとおっしゃったんではよくわからないので、主なところの例を挙げていただきたいと思います。
○森山眞弓君 やはり国の事情によって、また国民の考え方、社会的な風潮その他さまざまなことを考慮して規制が行われているんだろう、あるいは規制が緩められているんだろうと考えますが、日本の場合は、先ほど最初に大臣が例に挙げられましたような、若い女子高校生あたりの間であたりまえのように話...全文を見る
○森山眞弓君 終わります。
04月25日第98回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○森山眞弓君 いま国民の大多数が非常に心配していることの一つに校内暴力ということがあると思います。先ほど同僚議員もちょっとそのことに触れられましたけれども、私は私の観点から御質問申し上げたいと思います。  まず最初に、最近の校内暴力の事情につきまして警察の方で把握しておられます...全文を見る
○森山眞弓君 そのような校内暴力事件が起こります学校は、どのような学校が多いというふうに把握しておられますか。
○森山眞弓君 校内暴力の問題については、わが国では数年前から非常にクローズアップされてまいりまして、親たちを初め国民全体が非常に心配しているわけでございますが、外国ではこのようなケースはどういう状態でございましょうか。文部省の方で把握していらっしゃるかと思いますが、幾つかの国の数...全文を見る
○森山眞弓君 いまのような例を伺いますと、このような非常に私どもにとっては大変に嘆かわしい困ったことだと思われる校内暴力も、豊かな社会の一つの病気であるのではないかという気がいたしまして、日本でもこのまま放置いたしますと、先進諸国で起こっているような状況が出現してくるのではないか...全文を見る
○森山眞弓君 大変文部省もこのことを憂慮されまして、最近いろいろな有識者の方に意見をお聞きになるとか、その結果をまた地方の教育委員会その他に伝達されまして、十分これからもっと注意していくようにというお気持ちで取り組んでいらっしゃるように拝見いたしますので、ぜひそのような努力を強力...全文を見る
○森山眞弓君 それでは、その考えていただくときに参考にしていただければありがたいと思うんですが、私の意見を少し申し上げたいと思うんです。  教員を養成する課程、教員養成専門の大学もございますね。その大学においても大学の先生、その教員養成大学の教授の中に、現実に小学校なり中学校な...全文を見る
○森山眞弓君 いろいろ努力はしていらっしゃるようでございますが、どうもまだ不十分のように思いますので、その点をもっと力を入れて充実していただきたいと思います。そうしてせっかくりっぱな先生方が教員養成大学においでになるわけですけれども、その先生方は、たとえば教育の歴史とか教育哲学と...全文を見る
○森山眞弓君 私は、それこそ必修にするべきではないかと思います。このごろの子供たちは学校の勉強、机のところに座って自分で字を書いたり本を読んだりすることは余り得意でない子供でも、テレビゲームなどには熱中してすぐにうまくなるというようなところがございますので、そういう子供たちの興味...全文を見る
○森山眞弓君 多少の努力をしていらっしゃるということを伺ったわけでございますが、仮にその予算によって新しい機器が入りましても、これを使いこなすことができなければ何にもならないわけですから、先生方のその技術の向上と、そして機械の普及と、両方をぜひ力を入れてやっていただきたいと思いま...全文を見る
○森山眞弓君 いま大臣のお言葉の中にも、情熱が非常に大切であるという言葉がございました。私も全く同感だと思います。能力のほかに情熱がまずなければこういう仕事はなかなかできないと思います。  そこでその情熱でございますけれども、学校で教育問題について研究をすると、就職して先生にな...全文を見る
○森山眞弓君 この研究指定校を指定するのには予算がかかるんでしょうか。
○森山眞弓君 いま伺いましたような計算で出される予算であれば、それほど高いものではないんじゃないかと思いますが、大したお金がかからないで、その学校の先生方が能力を高め意欲を高め、生徒のためにも大変プラスであるというのであれば、このような研究指定の、あるいは研究そのものをもっと盛ん...全文を見る
○森山眞弓君 その調査も一度ぐらいなさったのでは十分よくわからないのではないかという気もしますので、折に触れて十分いろいろな実態を把握されまして、内容の充実を一層努力していただきたいというふうに思います。  それから、先生方がどんなに一生懸命努力なさいましても、やっぱり子供はさ...全文を見る
○森山眞弓君 ほとんど興味もないし、自分もやる気がないというような授業を毎日必ず受けなければいけない。毎日学校へ行って六時間なら六時間、教室でじっと座っていなければいけない。聞いている話は全く何もわからないというような状態なのに、義務教育だからどうしても行かなきゃいけないというの...全文を見る
○森山眞弓君 済みません。  以上、私申し上げましたように、教育というものは生きている子供を相手にしてやるものですから、ぜひ柔軟な、そして多様な対応を駆使していただきたいということを最後に申し上げまして、終わります。ありがとうございました。