森山眞弓

もりやままゆみ



当選回数回

森山眞弓の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月09日第151回国会 衆議院 本会議 第28号
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○国務大臣(森山眞弓君) 結婚届を出すときに、希望する者が、夫婦、法的に別姓を名乗れるという道を開くのが選択的夫婦別姓と承知しております。そのことについてお尋ねがございました。  国民の価値観が多様化いたしまして、男女ともに、さまざまな生き方が求められている時代になっております...全文を見る
05月11日第151回国会 参議院 本会議 第23号
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○国務大臣(森山眞弓君) 小林議員から、特に私に対して選択的夫婦別姓についての御質問がございました。  価値観が多様化いたしました今日、自分がなれ親しんだ姓を結婚後もずっと持ち続けたいと思う人がふえていると思われます。また、少子化が進みまして一人っ子同士の結婚というのも少なくご...全文を見る
05月14日第151回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○森山国務大臣 この件につきましては、私も、事態が発生いたしました直後に報告を受けまして、さらに、内閣官房関係者の会議、情報交換がたびたび行われ、その節々に報告をもらっておりました。金正男ではないかと思われる人がまじっているということも最初から情報提供されておりましたが、最終的に...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいますとおり、私は入国管理局長から報告を受けたのでございまして、入国管理局長は、官房関係者とそのほかの関係担当者との会合を二度か三度いたしまして、その折々に、このような情報がありましたとか、あるいはこのような話し合いが持たれましたというようなことを私に報告...全文を見る
○森山国務大臣 私が会議そのものに自分が出席したのではないということを申し上げたのでありまして、その会議の情報交換の様子、各関係者の意見その他を一々報告をもらいまして、私は、それらを聴取し、総合的な判断をいたしまして、方針を決定し、指示したのでございます。  また、そのことにつ...全文を見る
05月15日第151回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○森山国務大臣 私が最初にこの報告を受けましたのは、五月一日の夕方、七時ごろではなかったかと思いますが、その時点で、四人の中の一人が北朝鮮の金正日総書記の長男であるかもしれない、そのような未確認情報もあるがということも加えて報告を受けました。そして、その時点では、今局長から申し上...全文を見る
05月16日第151回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○森山国務大臣 このたび法務大臣に就任いたしました森山眞弓でございます。  委員長を初め委員の皆様方には、平素から法務行政の運営について格別の御理解と御支援を賜っており、厚く御礼を申し上げます。  内外に重要な問題が山積しているこの時期に法務行政を担当することになり、その職責...全文を見る
○森山国務大臣 今、長勢先生が、非常に熱心に皆様によくわかるような御質問をいただきまして、副大臣として詳細に勉強され、第一線の苦労もよくわかっていただいてそのことを御披露いただいたことはまことにありがたく存じます。  今お話しのように、副大臣会議でも決定していただいたというふう...全文を見る
○森山国務大臣 言論の自由あるいは報道の自由ということは、大変大事な人権でございますし、これからも尊重していかなければいけないと思いますが、御指摘のように、非常に常軌を逸したともいうようなマスコミの過当競争、その結果、売らんかなということで非常に刺激的な記事を書く傾向が最近大変目...全文を見る
05月17日第151回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○国務大臣(森山眞弓君) このたび法務大臣に就任いたしました森山眞弓でございます。  委員長初め委員の皆様方には平素から法務行政の運営について格別の御理解と御支援を賜っておりまして、厚く御礼を申し上げます。  内外に重要な問題が山積しているこの時期に法務行政を担当することとな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 当面の重要課題につきましては、本年三月に高村前法務大臣から説明があったところでございますが、改めて重点的に私の所信として述べさせていただきます。  第一に、我が国社会が事後監視・救済型社会へ急速に転換しつつある中で、我が国の司法制度について、時代の要請...全文を見る
05月18日第151回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○森山国務大臣 佐々木先生の、亡夫の森山欽司についても言及いただきまして、大変温かいお言葉をいただき、まことに恐縮に存じます。私は、大変微力ではございますが、一生懸命やりたいと思っております。  そこで、司法制度改革の問題でございますが、今日本はあらゆる面で非常に大きな改革の必...全文を見る
○森山国務大臣 先生おっしゃいますとおり、これは非常に大きな広範にわたる改革でございます。ですから、司法制度改革審議会の最終意見が六月に出るという予定でございますが、これについては政府全体で取り組んでいく必要があるのではないかというふうに考えておりまして、法務省といたしましても、...全文を見る
○森山国務大臣 まだ今のところお答えする段階ではございません。
○森山国務大臣 司法制度というのは、具体的な争訟につきまして法を適用し、これを解決することにより権利の実現及び法秩序の維持を図ることを目的とするものであると理解しております。
○森山国務大臣 大きく申せば、国の安定のため、国民の安定した生活のためということになるのではないでしょうか。
○森山国務大臣 我が国では三審制度を採用しておりますが、当事者が下級審の判断に不服がある場合には、さらに上級審の判断を求めることができるということになっておりまして、この制度によりまして、下級審の判断に誤りがある場合にはそれが是正され、当事者の権利の保護と法令解釈の統一を図ること...全文を見る
○森山国務大臣 昨日、私も患者の代表の方にお目にかかりました。るる具体的な御経験について承り、本当に胸が痛みまして、何とかしなければいけない、何らかの方法で救済策を考えなければいけない問題ではないかというふうに考えた次第でございます。
○森山国務大臣 現実のお気の毒な状態を何とか救わなければならないという気持ちは先ほど申したとおりでございますが、法律の問題はまた手続その他さまざまなことを勘案いたしまして総合的に考えていかなければならない問題ではないかと思いますが、特に具体的に、責任官庁であります厚生労働省のお考...全文を見る
○森山国務大臣 私は、法秩序を維持するということは些事ではないと思います。非常に重要な国民生活の基本でありますので、これをきっちりと守っていくということは大変重要なことだと思います。
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、全体の国民の安定した生活を守るため。
○森山国務大臣 その両方を比べてどちらが大きいとか小さいとか言える問題ではないと思います。質が違う内容だと思います。
○森山国務大臣 政府全体としてできるだけ皆さんの御意見を承り、そして総合的な判断をしなければいけないと思いますので、政府全体としての考えをまとめなければいけません。そのお時間がもう少し必要ではないかというふうに思います。
○森山国務大臣 これは特に国会のあり方について言及していらっしゃるということが、これは初めてではございませんけれども、非常に重大な課題を投げかけていると思います。また、十三条が憲法違反ではないかということも言及しているかと思います。ちょっとここに判決がございませんので、失礼いたし...全文を見る
○森山国務大臣 その点についても子細に検討させていただいているところでございます。
○森山国務大臣 決定が出ました場合には説明を申し上げると思います。
○森山国務大臣 決定が出ましたら、いずれにせよ御説明申し上げる機会があると思います。
○森山国務大臣 当然、国会の御意向もお伺いするということになると思います。
○森山国務大臣 実際のやり方といたしましては、上訴の要否の判断について参考にいたしますために、所管行政庁、つまりこの場合は厚生労働省でございますが、その意見を聴取しておりますけれども、国会議員の先生方の問題につきましては、衆参両議院の事務総長あてに両議院の意見を求めるという手順に...全文を見る
○森山国務大臣 国会が国会の意思をどのように決定され、表明されるかということにつきましては、国会の御判断にお任せしなければいけないと思います。
○森山国務大臣 そのとおりでございます。
○森山国務大臣 国会が国会の意思をどのように表明されるかというのは、国会の御判断ということでありますので、そのようなことを事務総長を通じてお願いするということです。
○森山国務大臣 事務総長を通じてお聞きするということは、つまり、「事務総長は、議長の監督の下に、議院の事務を統理し、公文に署名する。」ということが国会法の第二十八条にも書いてございますし、そのような根拠に基づきまして事務総長が処理していただけるというふうに思います。
○森山国務大臣 法務大臣が責任者でございますが、非常に重要な課題でございますので、具体的に責任ある厚生労働省、あるいは総理のお考えも十分伺いまして、最終的にやらせていただきたいと思います。
○森山国務大臣 先般の予算委員会で申し上げたことではございますが、もう一度具体的に御説明申したいと思います。  本件といたしましては、北朝鮮の出身であると称する四人の男女、そのうち一人は子供、幼児でございましたが、偽造のドミニカ共和国旅券を持っておりまして、不法入国しようとした...全文を見る
○森山国務大臣 私は事前には承知しておりませんでした。
○森山国務大臣 私は存じておりませんでしたが、局長のただいまの説明によって、そういうことであったかというふうに考えております。
○森山国務大臣 入管の職員がよくやってくれたということは確かに申しました。それは、ちょうどあの時期はゴールデンウイークの時期でございまして、非常に出入国者が多いところで、大変な仕事の繁忙の中きちっと偽造を発見して、そして処置をしてくれたという意味でございます。  コピー云々のこ...全文を見る
○森山国務大臣 調査いたしましたが、そのような事実はないということでございます。
○森山国務大臣 平成八年でございましたか、あのときに、法制審議会が、選択的夫婦別姓も含む民法の幾つかの項目について改正の進言をなさってくださいました。それはある意味で非常に画期的な内容でもございましたので、それを法案にして提案いたしますのには各党各派の御了解を得て、御賛成をいただ...全文を見る
○森山国務大臣 法制審議会というのは、非常に権威のある学識経験者がおそろいになって慎重に考えていただく大変大事な審議会でございます。そのことは今も変わらないわけでございます。  私は、率直に申しまして、あの平成八年のときの法制審議会の答申を見まして、これは学者の先生方、あるいは...全文を見る
○森山国務大臣 もう先生がよく御存じのとおり、今の国民の価値観は非常に多様化しております。この数年来の変化でもかなり大きなものがあるのではないかというふうに考えております。ですから、今まで生まれたときから使ってきた従来の名字を結婚してもその後もずっと続けて使いたいと思い、それを認...全文を見る
○森山国務大臣 当然、当事者になる人たちの意見を尊重することは重要なことだと思います。  しかし、先ほども申しましたように、そのような新しい生き方、新しい夫婦のあり方というようなことを法的に認めるということになりますと、該当する人々だけではなくて、その周辺の人、あるいは広く言え...全文を見る
○森山国務大臣 希望する方がその希望する道を選べる、そのような方法を開くということでありますので、水島先生おっしゃるとおり、私も、一番具体的に関係があるのはその該当する人たちだと思います。  しかし、例えば自分の娘や息子、あるいは自分の周辺の人たちがそのような生き方、暮らし方を...全文を見る
○森山国務大臣 毎年必ずやってきたかどうかということは、ちょっと私も子細に承知しておりませんが、私が与党の議員の一人として、与党の中でも折に触れてこのことは声を上げまして、何か打開する方法はないかということで、同じ考えの議員の皆さんと折々相談をしていたことは事実でございます。
○森山国務大臣 法務省としては、皆さんの御理解を得るためにいろいろ努力はしてきたようでございます。わかりやすく解説したパンフレットを作成して配ったり、また、答申を現在も法務省のホームページに掲載したり、その内容を広く公開いたしまして、世論調査の結果をまた公開するなど、いろいろの努...全文を見る
○森山国務大臣 今引用されました高村大臣の答弁の載りました議事録を拝見しました。  全く高村大臣のおっしゃるとおりで、確かに、親の方には何もなくて子供だけがそのような不利をこうむるのはおかしいというのはあり得る議論だと思います。しかし、また方法が難しいというのも一つの問題でござ...全文を見る
○森山国務大臣 同様に、高村大臣の御答弁の議事録を拝見しました。  先生の問題指摘も非常に重要なことだと思いますが、子供の出生及び生育の経緯、家族状況、就学の事実など、人道的な観点を含めまして、個々の事案について在留特別許可を与えるかどうかというようなことを慎重に判断しておりま...全文を見る
○森山国務大臣 非常に激励の趣旨で御質問いただきまして、私も新たな覚悟で頑張っていきたいというふうに思います。
○森山国務大臣 報道機関の報道は、民主主義社会において国民が国政に関与するについて重要な判断の資料を提供するものでございまして、国民の知る権利に奉仕するというふうに考えられます。その自由は、表現の自由を保障した憲法二十一条の保障のもとにございまして、最大限尊重されなければならない...全文を見る
○森山国務大臣 今申し上げましたように、もちろん取材も報道のために必要なことは当然でございますが、その取材に当たって、取材される人の人権ということも考慮していただかなければならないというふうに思います。
○森山国務大臣 申し上げるまでもなく、メディアの果たす役割は非常に大きいと思います。大きいだけに責任も感じていただきたいというふうに考えているわけです。
○森山国務大臣 なぜ犯罪がふえてきたかという御質問ですが、これは非常に複雑な、さまざまな要因によるものだと思います。とても私が一口で申し上げられるような内容ではないと思いますが、これからの問題はさらにもっと難しゅうございまして、これからの社会がどのようなものになっていくか、大いに...全文を見る
○森山国務大臣 先生御指摘の幾つかの事件が、被収容者の個人情報の保護、管理についての重要性を改めて考えさせております。大変遺憾なことであったと思いますが、今回の事案につきましては、特に府中の問題につきましては、その全容がまだ明らかにはなっておりませんが、いずれにせよ、釈放者の所持...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のように、司法制度改革を基本的にいたしまして、国民に使いやすい、親しめる法律、法制度ということになりますと、今よりももっときめ細かく動かしていかなければいけない。あるいは先ほど来お話が出ております入国管理局の仕事についても、先日御質疑をいただいたりいたしまし...全文を見る
○森山国務大臣 私も、昨日患者さんの代表の方から御面会を求められまして、喜んでお目にかかったわけでございますが、直接お話を伺いまして、新聞その他で知り及んでいたこと以上に大変深刻な印象を受けました。今までハンセン病患者であった皆さんがどんな深刻な苦しみを味わっておられたか、大変お...全文を見る
○森山国務大臣 今回の裁判におきましては、ハンセン病患者の方々に対する従来の国の政策が強制隔離等に当たるかどうかということが争われたものでございますが、人権擁護の観点から申しますと、一般論といたしまして、国がハンセン病患者の方々への偏見を助長し、差別する政策を行うということはあっ...全文を見る
○森山国務大臣 法務省といたしましては、ハンセン病に対する偏見、並びにこれに基づく患者本人及びその家族に対する差別につきましては、かねてから重大な人権問題の一つと認識していたところでございます。  これまで、ハンセン病患者やその家族に対する偏見や差別をなくすために、関係機関と連...全文を見る
○森山国務大臣 差別とか偏見とか、物の考え方を改め、直していくということは非常に難しい、最も困難な壁と言ってもいいと思います。最初に都築委員がおっしゃいました男女差別の問題でもそうでございますし、そのほかの問題でも、物の考え方を改める、今まで思い込んでいたものをすっかり変えるとい...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃったとおりであると、私も同感でございますが、このたびの判決、そしてそれが社会に与えた影響といいましょうか鳴らした警鐘というのが大きな一つのきっかけになって、このような問題が解決されるようになればよろしいと思っております。
○森山国務大臣 おっしゃったとおり、法務大臣は二つの役目をいただいているわけでございまして、人権を擁護していくということは非常に基本的な大事な仕事でございますし、また一方、政府の裁判に当たって代表して控訴なり上告をする権限というものを持っているということでありますので、その両者を...全文を見る
○森山国務大臣 控訴の要否につきましては、先ほども申し上げましたように、各方面と協議しておりまして、慎重に検討しているところでございます。  検討中の段階でございますので、その内容にかかわることにつきましてはお答えを差し控えさせていただきます。
○森山国務大臣 法務省は、基本法制の維持及び整備、法秩序の維持、国民の権利擁護、国の利害に関係のある争訟の統一的かつ適正な処理並びに出入国の公正な管理というような仕事を預かっている、それが任務でございます。  したがいまして、法律理論の整合性をきわめるということももちろん大事で...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、法律の理屈あるいは整合性だけを求めるのであれば、政治家は特に必要があるわけではございません。それのほかに、国民の感覚といいましょうか、有権者の気持ちというものを反映して、血の通った政策を実際に実行していくということが政治家に与えられ...全文を見る
○森山国務大臣 この問題は、私自身も一女性議員として多大の関心を持ってまいったものでございますし、特に女性の多くの人が職業についてその職業上の不利益をこうむる可能性のある問題としまして、多大の関心を持ってまいりました。かねて、自分の党内でも、またほかの党の皆様方ともこのことがよく...全文を見る
○森山国務大臣 大変激励をしていただきまして、まことにありがとうございます。  私もぜひ一歩踏み出したいと思っておりますが、そのプロセスに多少手間と時間がかかるのではないかと思いますが、それをぜひ議員の皆さん方の御議論によって後押ししていただきたいというふうに考えます。お願いい...全文を見る
○森山国務大臣 去る十一日に出ました熊本地方裁判所の判決につきましては、非常に重く受けとめております。私も昨日、患者の代表の方数名に直接お目にかかりまして、いろいろお話を伺いました。ハンセン病患者として療養所におられた皆様方のこれまでの苦しみ、お一人お一人の体験、どのお話もすべて...全文を見る
○森山国務大臣 昨日お目にかかった皆様のお口からもそのようなお言葉がありまして、私も大変胸を打たれるところでございました。  ただ、今回の判決について、控訴するかどうかということは大変重要な問題でございまして、私、法務大臣ひとりの考えで決められるものではない、政府全体の大事な決...全文を見る
○森山国務大臣 政府全体と申し上げましたのはちょっと言葉が足りなかったかと存じます。政府の中でも、総理を初め深くかかわってこられた厚生労働省も当然いろいろとお考えがあると思いますし、判決で特に言及されました国会の責任ということを考えますと、国会の御意向を十分お伺いしなければならな...全文を見る
○森山国務大臣 法務大臣は、国を当事者とする訴訟については、国の利害に関係のある訴訟についての法務大臣の権限等に関する法律第一条によりまして、国を代表する、代理するということになっておりますが、と申しますことは、国の全体の意思がどうであるかということを確認しなければならないと思い...全文を見る
○森山国務大臣 逃げるという意味では全くございませんが、むしろ自分に与えられた権限を正しく行使するために関係方面と協議をしている最中でございますので、そのことを御理解いただきたいと存じます。
○森山国務大臣 今引用なさいました新聞の論説、そしてまた先生の今のお言葉、非常に強い感銘あるいは深い印象を与える厳しいお言葉でございまして、それを十分に踏まえた上で協議をしていきたいというふうに思います。
○森山国務大臣 大変先生の御熱意あふれるお言葉、深く感銘いたしました。そのお気持ちをしっかりと踏まえまして、これからの調整に当たっていきたいと思います。
○森山国務大臣 今引用していただきまして思い出しましたが、たしか平成八年だったと思いますけれども、法制審議会の結論が具体化できないままに終わったということが非常に私も残念でございましたので、インタビューに答えましてそういう発言をしたのだと思います。  今も基本的には同じような気...全文を見る
○森山国務大臣 私はそういうふうには思っておりません。現に、事実婚という形で別姓のまま暮らしていらっしゃる事実上の御夫婦、何組か存じ上げていますが、そういう方の方がそうでない人たちよりも一体感が少ないとは思えないと思いますので、それぞれの家族のあり方というのは別に姓が同じであるか...全文を見る
○森山国務大臣 そのとおりでございます。
○森山国務大臣 余り深く、細かいところまできちっと勉強したわけではございませんが、私の個人的な感じをちょっと申し上げさせていただくとすれば、選択的夫婦別姓の問題と、嫡出、非嫡出の公平の問題と両方入っておりますようですね。それは両方とも大事なテーマだとは思いますが、別々に一つずつお...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘の石原東京都知事の寄稿は中国人による犯罪についてお述べになったものというお話でございますが、御指摘の部分につきましてはその御趣旨を必ずしも正確に私理解している自信がございませんが、しかし、また地方自治体の首長としてその見解をお述べになったものでございますので...全文を見る
○森山国務大臣 今るる御指摘のような問題点がありますが、弁護士費用の敗訴者負担制度というものを導入しようかということでいろいろ検討がなされております。  しかし、御指摘のように、敗訴者負担制度が不当に訴えの提起を萎縮させるおそれがあるということも、多くの方が考えているところでご...全文を見る
○森山国務大臣 私も、基本的に高村大臣が御答弁申し上げた線でやっていきたいというふうに考えております。国際的潮流というのもいろいろございますでしょうが、例えば、いわゆるパリ原則、国連人権センター制作のハンドブックなどの国際的な取り組みに十分配慮した調査審議が我が審議会においても行...全文を見る
○森山国務大臣 それもその一つの重要な資料だと思います。
○森山国務大臣 参考資料として重要なものだと思っております。
05月21日第151回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(森山眞弓君) 中尾元建設大臣に係る受託収賄事件につきましては、現在、東京地方裁判所において公判審理中でございます。  お尋ねの点につきましては、平成十三年二月六日の第二回公判期日におきまして、弁護側、検察側双方申請により採用されました若築建設関係者である証人が弁護側...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますとおり、私も大変、この判決は非常に深刻な重大な問題を提起しているというふうに思います。患者の代表の方にも私はお目にかかりまして、その大変つらかった状況を具体的に承りまして、非常に心痛みました。  今、厚生労働大臣がおっしゃいましたように、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) たびたび申し上げておりますとおり、価値観が多様化してきた今日でございますので、それぞれの生き方、それぞれの家族の持ち方ということをみんなが自分の考えで進めていくということを私も応援したいというふうに思っております。  この選択的夫婦別姓の話は何年も前か...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 調査の具体的な仕事は内閣府の方でやってくださると聞いておりますので、ただ、なさる時期は九月というふうに聞いております。その後どのように進んで、いつごろ結論が出るかということはまだ承知しておりません。
○国務大臣(森山眞弓君) 私もけさの新聞の報道でその事件を知りまして、本当にびっくりいたしました。何と言ったらいいか、言葉もないという気持ちでした。  ただ、今、東京地検に送検されておりまして、捜査中なそうでございます。ですから、よく調査してもらいまして、法律に基づいてきちんと...全文を見る
05月22日第151回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますように、社会経済事情が大きく変化いたしますと、それを踏まえて刑罰体系を見直すということは当然のことでございます。  現在、法務省におきましても、そのような観点から、現行の刑罰制度及びその運用状況全般につきまして調査分析を行うとともに、外国...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 世界的なコンピューターのネットワーク化、それから我が国のIT革命の進展その他によりまして、おっしゃいますように新しいそのような事態に対する法整備が必要であるというふうに思います。  法務省におきましては、昨年末以来、経済活動にかかわる基本法整備のために...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 仰せのとおり、大変重い厳しい判決であったというふうに受けとめております。  私も、判決の後、患者の代表の方々とお目にかかりまして、直接その苦しかった体験のお話をいろいろと聞かせていただきまして、本当に胸のつぶれるような思いで伺いました。今までのさまざま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほども申し上げましたように、厚生労働大臣のお仕事の中で具体的にどのようなことをすることができるか、また全体としてどうするべきかということを総理にも御判断いただきまして、法務大臣としても慎重に検討していきたい。まだ検討中でございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 判決文全部は読んでおりませんが、おおよそのところは承知しております。
○国務大臣(森山眞弓君) 今までの長い間にわたる政府の対策が間違っていた、つまり人権が甚だしくじゅうりんされていたということを言われ、また国会の立法の不作為ということまで言及されました点が特に重大ではないかというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) そのような条件のもとではなかなか難しいと思いますが、まだもう少し時間がございますので、各方面の意見をさらに調整いたしまして、適切に対応していかなければならないと思っております。
○国務大臣(森山眞弓君) 両院の御意思は非常に重要なものではございますけれども、もしそれが最終的に決まらない、あるいは保留されたままで終わるということになれば、またそれはそれとして一つの条件であろうかと思います。そのこともあわせ考えて、最終的な結論に行きたいと思います。
05月23日第151回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○森山国務大臣 弁護士法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、弁護士を社員とし、弁護士業務を行うことを目的とする法人を設立することを可能にするためのものであり、弁護士業務の基盤を拡大強化することにより、複雑多様化する法律事務に的確に対応し...全文を見る
○森山国務大臣 私はそのように申し上げましたし、そのように御理解いただいてよろしいのではないかと思います。
○森山国務大臣 この件に関しては、私、発言をさせていただく立場は法務大臣としてということでございますので、もちろん、議員の一人であることは確かでございますけれども、法務大臣といたしまして、それぞれの院の事務総長を通じてお願いしたということでございますので、その後のそれぞれの院にお...全文を見る
○森山国務大臣 この件は前にも、別の機会に申し上げましたけれども、私も患者の皆さんにお会いしまして、まことに言葉もないほどショックを受けたと言ったらよろしいでしょうか、そういうことで本当に悩んでおります。実際にどのようにしてこの皆さん方の問題を解決したらいいだろうかということ、そ...全文を見る
○森山国務大臣 枝野先生のおっしゃいましたことも重く心に受けとめながら、慎重に検討してまいります。
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、先ほど御指摘の新聞記事につきましても、昨日閣僚懇談会の席で、塩川財務大臣から、司法制度改革に財務省が消極的であるとの新聞報道は根拠がないということをわざわざ大臣御自身の口から伺いまして、財務省としては司法制度改革審議会の最終報告が出...全文を見る
○森山国務大臣 司法制度改革審議会で審議されております法科大学院の構想というのは、先生も御存じだと思いますが、今までの中間報告等によりますと、法曹に必要な専門的資質、能力の習得のみならず、法曹としての責任感や倫理観の涵養、向上を図るということを教育の理念といたしまして、特に今まで...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど枝野議員に申し上げましたとおり、私も、患者の代表の方にお会いしたり、またいろいろな方から御意見を拝聴いたしまして、本当に悩んでいる最中でございます。政府としての態度を近日中に決めなければいけないということで、非常に追い詰められた状況でございますが、まだ鋭意、...全文を見る
○森山国務大臣 山花議員の御意見、十分深く受けとめまして、鋭意協議していきたいと思います。
○森山国務大臣 先生おっしゃいましたとおり、現在は弁護士さんから判事に、裁判官になるという方は非常に限られておりまして、数が少のうございます。それは、御指摘のように、個人事務所を持っているのが弁護士さんの今の形態でございますから、それを前提としますと、今まで築き上げてきた弁護士さ...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、司法書士や土地家屋調査士につきましても、国民の複雑多様かつ高度なニーズにこたえるということが必要でありますし、これらの資格者による継続的かつ安定的な業務提供を可能にするという観点から、事務所の法人化を認めるのがいいと私どもも考えてお...全文を見る
○森山国務大臣 弁護士さんは、基本的人権を擁護して社会正義を実現するということを使命にする、これは弁護士法の第一条に書かれていることでございます。弁護士のみを社員とする弁護士法人も同じ使命を負っているわけでございます。  弁護士法人の制度は、弁護士業務の質の向上、依頼者の地位の...全文を見る
○森山国務大臣 弁護士法人は、弁護士と同じく、弁護士会及び日本弁護士連合会、いわゆる日弁連の会員となりまして、それらの指導監督に服するものというふうになっております。弁護士法人に対する懲戒も、弁護士会及び日弁連のみが行い得るものとされておりまして、従来と同様の弁護士自治が認められ...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま御説明申し上げたとおりでございまして、終わりの方で申し上げましたように、準則主義によってつくられるものでございますから、やはりそれに基づいた歯どめも必要であるということでこのような仕組みになっていると理解しております。
○森山国務大臣 弁護士が司法制度の一翼を担いまして、基本的人権を擁護して、社会正義を実現するという重大な使命を負っておりますことにかんがみまして、弁護士法では、弁護士会及び日本弁護士連合会が十分な自治能力を有するということを前提にして、弁護士に対する指導監督をゆだねているわけでご...全文を見る
○森山国務大臣 先生のおっしゃるとおりだと思います。
○森山国務大臣 先生がおっしゃるとおりでございます。
○森山国務大臣 先生が今引用なさいました中間報告の、先生がお読みになった文章のすぐ後に続きまして、「一層身近で、親しみやすく、頼りがいがあって信頼できる存在であるべく、」というのがございます。「自らを厳しく鍛え上げていかなければならない。」その文章の終わりまで読んでいただければ先...全文を見る
○森山国務大臣 私も新聞記事を見ましたときは大変驚きましたが、その直後に、閣僚懇談会の席で塩川財務大臣の方から、あの記事には全く根拠がない、財務省が司法制度改革に消極的であるなどということは全くないので、むしろ我々は司法制度改革に積極的に協力したいと思っているので誤解をしないでほ...全文を見る
○森山国務大臣 弁護士は、司法制度の一翼を担い、国民の基本的人権を擁護して、社会正義を実現するという重大な使命を持っている法律の専門家でいらっしゃいます。  司法制度改革審議会の中間報告では、二十一世紀の社会において弁護士が果たすべき役割というものをうたっておりまして、このよう...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど来先生がちょっとおっしゃっておりましたように、長い間の議論の対象でございましたが、最近ようやくこの基本的な方向には賛成という決定をしていただいたのですけれども、弁護士連合会の中で反対される意見としては、主として、解散命令の制度が設けられていることによりまして...全文を見る
○森山国務大臣 細かなやりとりのことは私は実は余り詳細には承知しておりませんが、結論としまして、解散命令につきましては、その要件が懲戒事由と事実上重なり合う面がありますことから、その判断の慎重を期するとともに、自発的な懲戒の機会を与えるなどのために、法務大臣が解散命令の請求をする...全文を見る
○森山国務大臣 今私も、世界の大きなローファームの抱えている弁護士さんの数、全くけた違いに大きいということを改めて認識いたしまして、日本がいかに今までそのことに認識不足であったかということを改めて痛感したような次第でございます。  この法律の改正によりまして弁護士事務所の法人化...全文を見る
○森山国務大臣 前回法務委員会において申し述べましてから、その後の経過について少し御報告したいと思います。  いろいろな方の御意見をちょうだいいたしまして、私も大変悩んできたところでございますが、昨日、一度、厚生労働大臣と意見を交換する時間がちょっとございました。それは短い時間...全文を見る
○森山国務大臣 結論だけとおっしゃいまして、それが前提だといたしますと、先ほど申し上げましたように、今この時点で結論を申し上げる段階にはなっておりません。
○森山国務大臣 それは調整の段階の最中でございますので、申し上げることは差し控えたいと存じます。
○森山国務大臣 けさは、それぞれ検討した経過を、厚生労働大臣、私もその検討した問題点をお互いに交換しまして官房長官に報告したという方が正確ではないかと思いますが、そのような状況でございますので、今先生のおっしゃるような内容について、そのとき、具体的に私からはっきりとしたことを申し...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、私も原告の皆さんにもお目にかかって痛切なお言葉を聞きました。それで、一方において法律的な問題も検討しなければいけない、その両方の間に立たされてといいますか、その両方をともに総合的に考えなければいけない。法務省だけでも非常にいろいろと調整をしなけれ...全文を見る
○森山国務大臣 両院に、それぞれ事務総長を通じまして、どのような御意見であるかということを問い合わせたわけでございますが、参議院の方はお答えを留保されるとおっしゃったと思います、言葉の一言一句は違っているかもしれませんけれども。それから、衆議院の方は御回答はなさらないとおっしゃっ...全文を見る
○森山国務大臣 大変申しわけございません。昨日まで聞いておりましたことを申し上げたのでございますが、けさ以来ずっとこの委員会に入っておりましたものですから、ほかの情報に通じませんで、大変失礼いたしました。
○森山国務大臣 私も、今先生から伺って、いろいろな動きが具体的に行われつつあるということを承知いたしましたので、それぞれの院の動きができるだけ早くまとめていただけるようにというふうに願っております。
○森山国務大臣 今先生が新聞に出ている記事からおっしゃいましたような感じというのは、私が直接患者さんの代表にお目にかかったときにも同じような言葉をおっしゃっておりまして、本当にそうだろうなとつくづく私は痛感いたしまして、何と言葉で申し上げたらよろしいんでしょうか、本当に胸がつぶれ...全文を見る
○森山国務大臣 いろいろの報道が憶測を書いておりますけれども、報道に書かれておりますことは、全く私どもが決めたことでもなければ、検討している具体的内容でもございませんで、これから協議し、調整をして結論を出すわけでございますので、新聞の記事はそういうものとしてお考えいただきたいと存...全文を見る
○森山国務大臣 具体的な問題点について今ここで申し上げることはできませんし、仮にとおっしゃいますと、仮の話というのはここではお話ししにくいと思います。
○森山国務大臣 大変申しわけございませんけれども、今それを申し上げることは差し控えさせていただきます。まだ本当に決まっていないのでございます。
○森山国務大臣 新聞に出ておりましたことは、新聞が書かれたことでございますから、私どもと直接何の関係もございませんし、今先生が非常に熱を込めて弁じられました木島先生の御意見は、しっかりと拝聴させていただきました。
○森山国務大臣 木島先生の御意見はしっかりと拝聴させていただきました。
○森山国務大臣 中間法人法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  現行法上、公益、すなわち、不特定かつ多数の者の利益の実現を目的とする社団または財団は、民法第三十四条の規定に基づき、主務官庁の許可を得て公益法人となることができます。また、営利を目的とする社団は、商法また...全文を見る
05月24日第151回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○国務大臣(森山眞弓君) 先生おっしゃるとおり、適正かつ迅速な裁判を実現するということは非常に重要な課題でございます。これまでも逐次所要の措置がとられてまいりまして、前に比べれば少しずつよくはなってきているのでございますけれども、なお刑事の一部の重大事件や民事の一部の複雑困難な事...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、迅速な裁判を実現して、国民の期待にこたえるためには、その司法を構築する人的な基盤というものを充実させなければいけないということはもう申すまでもないことでございます。そのためには、諸外国に比べまして非常に少ない法曹人口を大幅に増加させなけれ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、司法制度改革というのは一法務省の手に負えるようなものではございませんで、政府を挙げて、みんなに協力をしていただき、実行していただかなければならないというふうな面が多々あるわけでございます。司法制度改革審議会の最終意見は六月の中旬に出ると...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今お挙げになりました事例がどのようないきさつであったか、新聞の記事しか私も承知しておりませんけれども、厚生省あるいは医学界等において非常にいろいろな議論が巻き起こされているようでございます。  これはまさに医学的な問題であるわけですが、しかしその親子関...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますように、人権擁護推進審議会においては、これを大変大きな課題の一つとして議論していただいてまいりました。十一月に中間取りまとめを発表されまして、その中で、政府から一定の独立性を有する人権救済機関の設立を提言しておられるようでございます。  ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、人権問題というのは非常に大きな国際問題でもございます。我が人権擁護推進審議会におきましては、人権救済機関のあり方について、いわゆるパリ原則というのがございますが、その原則や国連人権センター作成のハンドブックなど、国際的な取り組みにも十分...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) このたびのハンセン病問題につきましては、昨日、小泉総理大臣の歴史的な御英断によりまして全面解決への道が開かれました。  判決の言い渡し以来、元患者さんの方の苦しみとそして法務大臣としての職責との間で悩んでまいりました私といたしましてもほっとしているとこ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 官房長官が記者会見で説明しておられる声明の中に、官房長官のステートメントの中にその主要なものが書いてございます。  その第一は国会議員の立法不作為ということでございますが、国会議員の立法不作為につきまして国家賠償法上の法的責任を認めたというのが一つでご...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 細かく申せば今申し上げた二つの点以外にもいろいろ問題点はございますので、これから急いで精査をいたしまして、その点についての意見も発表したいというふうに考えております。
○国務大臣(森山眞弓君) この問題の深刻さということを考えますと、そしてその重大性といいますか、長年にわたる人権じゅうりんが解決されることなく放置されて、そのために大変苦しんでいる方がたくさんいらっしゃるということを考えますと、おっしゃるようなことも考えられないことはなかったと思...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 委員おっしゃいますように、今、中間報告の段階で、間もなくあと一月ぐらいで最終段階になるわけでございますが、その中間報告の内容を拝見いたしましても、相当思い切った改革案がいろいろと提言されているように私も思います。  法務当局はむしろやり過ぎだと思ってい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますように、この司法制度改革は非常に大きな範囲をカバーしているものでございますし、関係するところが大変大きいものですから、法務省だけでは当然賄い切れないものでございます。したがいまして、政府全体として取り組んでいただくように私どもも期待しており...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今のところ、まだ私、確たることを承知しているわけではございませんのでお返事いたしかねますけれども、そのような意見で協議が行われているということを聞いております。
○国務大臣(森山眞弓君) そのようなやり方も非常に貴重な方法だと思いますので、そのことも考慮に入れながら新しい体制をつくっていきたいというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、司法制度改革審議会では、現行の司法試験合格者の数を平成十六年には千五百人に増員させるということを目指す方向で審議されていると聞いております。  司法試験合格者が千五百人程度の増加ということにつきましては、本年三月に閣議決定されました規制...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 検察官の任用のあり方というのも確かに今までのままでいいというわけではございませんが、現に既にいろいろと工夫をする努力がされておりまして、意欲と適性のある方が検事に、例えば弁護士さんの中から任官されるというようなことは非常に意義があるのではないかということ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 私、児童買春・ポルノ禁止法の立案者の一人でございますので、各党皆さん代表を出していただいて、全党一致で提案し、そして成立させていただいた法律でございます。ですから、格別の関心を持っておりまして、この法律がどのように運用されているか、どのような効果が上がっ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会は今一生懸命その最終の審議を詰めていただいているところでございまして、その中にやはり司法関係者の量質ともの向上ということを考えていただいて、いろいろ御提案をしていただく予定でございます。  数が足りないということはよく、先ほどの御質疑...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 出入国管理体制の充実強化につきましては最近非常に御関心をいただいておりまして、総理も力を入れて拡充強化するようにということをおっしゃっていただいております。  今、その方向で一生懸命努力しておりますが、どのような具体的な方法になりますか事務的に調整中で...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この判決は、今、林委員が御指摘のように、ハンセン病問題の重要性を改めて国民一般に明らかにしたという意義が非常に大きいと思います。その控訴を取りやめた後の問題が実際には重要でございまして、今おっしゃいましたように、具体的にはどのようにしたらいいか、これから...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御提案のようなやり方は相当の効果があると思いますし、なかなかいいアイデアだなと思いますが、おっしゃいますように、関係大臣とも相談いたしまして、連名でやりますかあるいは総理が代表していただくか、具体的な方法につきましてはみんなと相談して決めたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) それもできればいいことだろうとは思いますが、実際問題としてどのようなやり方がよろしいか、これもあわせて検討、相談させていただきたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますように、これは価値観多様化の時代、その他少子化の時代、民法が今のような形になった時代とは全然様子が変わってまいりましたので、検討して法改正をぜひしたいと私は個人的にそう思っておりますが、しかし法律改正いたしますのには少々時間も手間もかかりま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今おっしゃいましたことは十分私もよくわかります。これは、やはり社会全体の認識も進めていただく必要があるわけで、例えば法律をつくっていこう、あるいは改正していこうという場合には、やはり国民全体の理解が相当程度なければ、受け入れられないということになるのでは...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 接見室の視察窓、それがマジックミラーのようなものになっているというお話でございますが、接見室はもちろん必要な場所であり、視察窓というものも必要があってつくっているようでございますが、そのマジックミラーになっているというのも、今話を聞きますと、善意から、弁...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほどにもお話が出ましたように、この民法の規定ができた時代と今はすっかり様子が変わってきておりまして、価値観は多様化いたしますし、家族のあり方も違ってまいりました。ですから、以前のままでそれをどうしてもみんな守っていけというのは余りにも無理があると。今の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今いろいろな例をお話しくださいましたが、私のところにも同様のメールやファクスや手紙が参りまして、私もそういう声を聞いております。  何とか希望する者が別姓を名乗ることを許される道というものを開きたいというふうに、私個人は強く感じております。
○国務大臣(森山眞弓君) 必ずしも専門的な職業についておられない方でもそのような支障が出てきているということを考えますと、先ほど来申しておりますように、新しい今の時代の生活に合うような法律にできるだけ早く変えなければならないのではないかというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) いや、夫婦の仲がいいか悪いかということと、それから姓が別姓であるか同姓であるかというのは直接の関係はないと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 九六年、つまり平成八年のときに法制審議会の答申が出まして、私も非常に画期的な答申だということで驚いたくらいでございますが、そのとき法務省の担当者は非常に熱心に説明もしてくださいましたし、いろいろな場に出て広報活動もされたわけでございますが、まだ余りにも先...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、具体的な障害というものがはっきり私にも理解できないんですけれども、与党の中にも、特に自民党の中にもおっしゃったような例がございますし、関係の女性議員は非常に熱心にやっておりますので、できれば野党の先生方が提案していただいた議員立法の案、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 私は個人的には、何回も申しておりますが、福島委員とほとんど違わない意見を持っております。しかし、大臣として、あるいは内閣提案の法案として提出するということになりますと、自分だけが賛成であるとか自分だけがこうしたいと思うというだけでは十分ではありませんので...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 質問の立て方についてはいろいろと工夫の余地があるかと思いますが、しかし意味が違ってしまうような内容になると前と比べることができませんので、そこはよほど慎重に検討しなければいけないと思います。調査をされる当該機関によくお話ししてお願いしたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) ハンセン病の判決につきましては大変先生方にも御心配をおかけいたしてまいりましたが、昨日、小泉総理の御決断によりまして御存じのような結論となりました。  判決の言い渡し以来、元患者の皆さんのお苦しみを思い、また法務大臣としての職責ということを考え、大変悩...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大変これは難しい課題でございましたので、どうすればいいかということはみんなが知恵を絞り、ああでもないこうでもないといろんな議論がされました。ですから、その中にはそのような考え方もあったと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 政府声明を出すということは総理の発表の中にもございまして、そのようなつもりで今作業が進んでいると思います。当然、法務省もその中で意見を聞かれていると思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 私はその政府声明というものを今まで余り見たことがないものですから、どのような形になるのかよくわからないのでございますけれども、政府声明とあわせて総理大臣談話というのも公にするというようなことを聞いております。あの御決断をされた総理の真情を吐露された談話が...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 厳密に言えば、法律ではございませんから法的な効果はないと思いますが、おっしゃるように、いろいろな意味でいろんなところに影響を、参考になっていくだろうと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) これは御存じのとおり偽造旅券を行使した不法入国事案でございまして、退去強制事由に当たりますので、入管法の規定に従って手続を進めて本人らを中国に向けて送還したものでございます。  この案件の処理に当たりましては、内閣官房関係者など関係省庁との情報交換及び...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 刑法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  クレジットカード、プリペイドカードなど、コンピューター処理のための電磁的記録を不可欠の構成要素とする支払い用カードは広く国民の間に普及し、今日では通貨、有価証券に準ずる社会的機能を...全文を見る
05月25日第151回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○森山国務大臣 先ほどの閣議におきまして、この案件に関する政府声明と、それから内閣総理大臣談話というのを決定いたしまして、発表いたしました。  政府声明は、最初の冒頭のところに、「政府は、平成十三年五月十一日の熊本地方裁判所ハンセン病国家賠償請求訴訟判決に対しては、控訴断念とい...全文を見る
○森山国務大臣 現行法上は、公益も営利も目的としない中間的な団体につきましては、法人格の取得を可能とする一般的な法制度がございません。  そのため、これらの団体が権利関係の主体として行動する場合に、不動産の登記名義人となることができないというような、法人格のある団体と同一の地位...全文を見る
○森山国務大臣 それも大きな一つの要因でございます。
○森山国務大臣 大変広範な、哲学的な御質問で難しいのでございますけれども、民法第三十四条に言う公益のことでございますとすれば、一般に社会全体の利益、あるいは不特定多数の者の利益を意味するというふうに解釈されるのではないかと思います。  また、この三十四条では、「公益ニ関スル」と...全文を見る
○森山国務大臣 先生の御見識、大変傾聴に値すると思います。  民法も百年たっているとおっしゃれば、本当にそのとおりでございまして、法律上に言うところの公益にも、現実の社会のありように合わせて範囲が広がってきているということは確かでございますので、おっしゃるような点を十分踏まえな...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げたとおりではございますが、この検討している間、大変多くの方に御心配をおかけしまして、また、いろいろな御意見をちょうだいし、大変私どもも深く考えさせられる非常に重要なことでございましたし、まことに貴重な経験をさせていただいたというふうに思います。  ...全文を見る
○森山国務大臣 公益法人の問題については、今いろいろ御指摘がございましたようにさまざまな課題がございまして、いろいろな問題点を整理していかなければいけないと思いますが、その中の一つ、第一歩として中間法人というものを設けるというのがこれからの改革のための受け皿として役に立つのではな...全文を見る
○森山国務大臣 大変難しい御議論でございまして、これは法人に関する民法学者の範囲ではないかというような感じがいたしますが、おっしゃるようなお考えも傾聴に値するというふうに思いながら承っておりました。
○森山国務大臣 お尋ねの件は、現行の公益法人について、設立したときに公益目的があると判断されれば、その後の活動がいろいろ変化があり多様になってきても課税上の優遇措置が受けられるのは不合理ではないかという御趣旨かと思います。  この点、民法について申しますと、公益法人の設立につい...全文を見る
○森山国務大臣 中間法人あるいはNPO、そのような法人が、おっしゃるような非常に公益性の高い活動をして、それが実態である、公益法人としてふさわしい条件を備えるようになり、その法人もそれを希望するということであれば、活動実態によりまして公益法人への道が開かれていると思います。
○森山国務大臣 先生の御趣旨はよく理解しているつもりでございます。おっしゃるような考え方も十分あり得ると思いますが、先ほど局長が御答弁申し上げましたとおり、現在の日本のシステムは百年以上前からの歴史がございまして、現在の状況が次第につくられ安定してきたわけでございますので、この中...全文を見る
○森山国務大臣 先生の基本論に立ち返っての問題意識、また問題提起、大変敬意を持って拝聴させていただきました。  確かにそのような考え方も大いにあり得ると思いますが、また、今から新しく法人の制度をつくるというのであれば、今すぐそれをやってもいいかもしれないという気持ちさえいたしま...全文を見る
05月28日第151回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○森山国務大臣 これまで、本件同様に、偽造旅券上の記載から過去に複数回不法入国の疑いがあると思われる者につきましては退去強制手続をとってまいったものでございまして、この件も従来の処理例と同様の処理を行ったのでございます。
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたように、入管局の手続といたしましては、従来のケースとの均衡上適切な処置であったと思いますし、その人物の特定ができておりませんので、ほかに方法はなかったと思います。
○森山国務大臣 先生がおっしゃいますとおり、どのような立場の人であっても法律を公平に適用するということは大変重要なことであり、そのいきさつをできるだけ御説明申し上げてまいったつもりでございます。  今の御指摘の点も、これまで、この事件と同様に偽造旅券上の記載から過去にいろいろな...全文を見る
○森山国務大臣 その偽造パスポートによって前に三回入国した印があったということはわかっておりますが、それを使った人がその本人であったかどうかははっきりしておりません。
○森山国務大臣 出入国管理法の規定に基づきましてあのような措置をさせていただきましたのでございます。
○森山国務大臣 今までの例に照らして公平に処置したのでございます。
○森山国務大臣 個々の例によっていろいろございますので、一つ一つの内容を私は詳しく存じておりませんが、一般論で申しますと、先般のような例が皆無であったわけではございませんので、その例に照らして同様の処置をしたのでございます。
○森山国務大臣 私は違ったことを申しているつもりはございませんが、なお詳細については、入管局長から御説明申し上げます。
○森山国務大臣 同様のケースについては公平に同じような適切な措置をしておりますが、先生が引かれました中国人女性の問題はちょっと性格が違うように私聞き及んでおります。  平成十年の二月十九日に島根県の漁港で発生したということですが、中国福建省の福州市から韓国の漁船によって約五十人...全文を見る
○森山国務大臣 金正男の可能性もあるのではなかろうかという未確認の情報がありましたので、そのような協議を行ったと承知しております。
○森山国務大臣 今申し上げましたような、関係担当者が協議をしたということは、先ほど申し上げたように、未確認情報で、そのような可能性があるかもしれないということだったものですからとった措置でございますが、一般人の場合とおっしゃいますが、そのケースによっていろいろございますので、何と...全文を見る
○森山国務大臣 いや、別に抵抗しているわけではございませんで、申し上げておりますとおり、いろいろ配慮しなければならないことになるのかもしれないと思いまして、協議をしたのでございます。
05月29日第151回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○森山国務大臣 このたびの政府声明は、この件について控訴しないという結論を下すに当たっての、訴訟の一方当事者である国の法律上の考え方を明らかにしたものだというふうに考えます。  今回の熊本地裁の判決は、昭和六十年の最高裁判例よりも広く国会議員の法的義務を認めるなどの問題があるこ...全文を見る
○森山国務大臣 なかなか難しい問題でございまして、今先生がるるおっしゃいましたような幾つかの問題点もたくさんございます。  世の中、本当に思いもかけないようなことが次々起こるものだと思ってびっくりしているわけでございますけれども、おっしゃるように、これからも起こる可能性が全くな...全文を見る
○森山国務大臣 この法案は、平成八年七月の与党行政改革プロジェクトチームの「公益法人の運営等に関する提言」にこたえるものでございます。  その立法の形式としては、既に民法に許可主義によって設立される公益法人に関する規定があること、新たに法人制度を創設するに当たって必要となる条文...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、この改正案で全部終わるわけではもちろんございませんで、おっしゃるようないろいろなことが残っております。  まずは、この受け皿といいましょうか、このような形態の中間法人をつくりまして、その上で、そこへ移行するにはどうしたらいいかというこ...全文を見る
○森山国務大臣 平岡議員がおっしゃいますような意見も確かにあるわけでございまして、それも一つの方法だと思います。  しかし、先ほどもお答えいたしましたように、中間法人の類型として有限責任中間法人と無限責任中間法人の二つを設けまして、おおむね前者については有限会社に準じて、後者に...全文を見る
○森山国務大臣 法人に関する法制度を定めるのには、単にある団体について法人格を付与するかどうかについて規定するだけではなくて、その団体の性格に即した合理的な規律、例えば、その団体がいかなる内部組織を持ち、どのように管理運営されるべきかというような点についても具体的な定めを置くこと...全文を見る
○森山国務大臣 手続的にどのようなことをすればいいのか、いろいろあるんだと思いますが、移れないということはないと思います。
○森山国務大臣 平岡先生がおっしゃるのはまことによくわかるわけでございまして、先ほど私が山花先生にお返事いたしましたのもそういう趣旨でございます。  しかし、受け皿ができていないのに移行措置をつくるというのは大変難しゅうございまして、やはり受け皿をつくって、その上で、次の段階と...全文を見る
○森山国務大臣 確かに、設立のときに、公益法人として設立するものは、公益性について非常に厳しく審査をして、それをクリアしたものだけが許可されるということになっております。ですから、最初そのような条件を整えてスタートしたはずの公益性のある公益法人が、途中でいろいろな関係で違う活動を...全文を見る
○森山国務大臣 これからの世の中が事後チェック型になっていくだろうということは、いろいろなところで言われていることであり、私もそのように思います。  ですから、先生おっしゃいますように、途中で当初の目的と違った方向へ曲がってしまうというようなことがあれば、もちろんそれは第一には...全文を見る
○森山国務大臣 国民の世論、国民の目というものが重要であるということはもうおっしゃるまでもございませんで、公益法人のあり方についても、政府から申しただけではなくて、国民の多くの方が大変御関心を持たれて、そして、例えばKSDの例など申しますと、会員あるいはそれを取り巻く周辺の方々か...全文を見る
○森山国務大臣 今先生が御紹介くださいました本ですか、よく勉強させていただいて、私ももっと勉強しなければならないと思っております。ありがとうございました。
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
05月29日第151回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○国務大臣(森山眞弓君) 今回の法改正は、支払い用カードを構成する電磁的記録の不正作出、所持等の行為に対する罰則を整備することによりまして、現金や小切手にかわる支払い決済手段として国民の間に広く普及しております支払い用カードに対する社会的信頼を確保しようとするものでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、刑法制定当時は想像もつかなかったようなことが次々に起こりまして、今回も改正をお願いしているわけでございますが、インターネットを用いた商取引における代金決済システムにおいては、本人に成り済まして商取引行為に直接及びますと、通常、詐欺あるいは電子計算...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 控訴しないということは、五月二十三日の夕方、官邸で厚生労働大臣の御意見を伺い、また総理の御判断をいただきまして、そのときに決めたものでございます。厚生労働省からの今おっしゃった控訴できない旨の回報書というか、答えですが、それは二十四日に文書で受領いたしま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) はい。いただいた文書でございますので、そのコピーはお目にかけられるかと存じますが。
○国務大臣(森山眞弓君) 総理大臣談話の趣旨を踏まえた訴訟対応がされると考えます。  具体的な対応につきましては、立法作業その他の諸施策の進行も踏まえまして検討してまいりたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 今、判決の内容をおっしゃいましたし、また先生も言われましたとおり、自白ももちろん重要ではございましょうが、それだけではなくて、証拠を積み上げて捜査をしていくということが非常に重要だというのは当然のことだと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 今、局長からるる御説明申し上げましたとおり、現在、大変入管体制、いろいろな問題がございますが、できる限りの努力をいたしまして、適法に、人権を尊重しつつ業務が行われているというふうに思います。  いろいろ御指摘の点でまた検討し改善していくべきものもあると...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 一々の言葉を覚えておりませんが、そのような趣旨のことを申したかもしれません。
○国務大臣(森山眞弓君) この件は、たびたびお答え申し上げておりますように、法律上は重要な問題が幾つかあるわけでございまして、本来ならばといいますか、法律上のことだけ申せば、控訴の手続をとって上級審の判断を仰がなければならないという考え方もあるわけでございます。  しかし、長年...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 法律上の問題点は残りましたけれども、政府としての最終的決定は当然、総理の御判断によるわけでございますので、それで正当な決定であるというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) そのとおりだと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 弁護士法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、弁護士を社員とし、弁護士業務を行うことを目的とする法人を設立することを可能にするためのものであり、弁護士業務の基盤を拡大強化することにより、複雑多様化する法律事務に的...全文を見る
05月30日第151回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(森山眞弓君) 私も、選挙区にたくさんの郵便局、それに関連するネットワークを持っておりまして、この郵政事業が非常に大切なものであるということはよくわかっております。  これからの対応につきましては、福田官房長官がおっしゃったことと全く同じでございます。
05月31日第151回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○国務大臣(森山眞弓君) 先ほどの説明の中にもございましたけれども、弁護士業務の複雑多様化、そういう法律業務への的確な対応を可能にするという基本的な理由がございます。メリットがございます。  さらに、弁護士法人制度ができますと、弁護士さんが次第にこれからふえていく見込みでござい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 千葉先生には今までもいろいろと御指導いただいてまいりまして、ありがとうございました。法律の専門家というお立場から、今後も何かとお知恵を拝借しなければならないと思っておりますが、よろしくお願いいたします。  今御指摘の、嫡出でない子と嫡出である子の法律上...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほどもお答え申し上げましたように、この法改正によりまして弁護士法人というものができるようになりますと、弁護士業務の共同化、専門化、総合化などを促進することになりますし、その結果、基盤が拡大強化されまして、サービスの質が向上する、複雑多様化する法律事務へ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今おっしゃいました新聞記事が出ましてから一日か二日後だったと思いますが、閣議がございまして、その閣議後の閣僚懇談会のときに、財務大臣の方から、あの新聞記事の報道は自分の関知しないところであって、自分は司法制度改革について大いに協力したいと思っている、あれ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生おっしゃいますように、司法制度改革というのは非常に大きな、何十年ぶりのといいましょうか、あるいはもっと長い期間を経た上で今日まで来てしまいましたものを基本的に改革しようという非常に大きなものでございまして、これは政府全体として検討していくべきであると...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 国を当事者とする訴訟におきまして国会の立法不作為というものが問われた判決がなされました場合には、国会の御意見をお聞きした上で上訴の要否を検討しなければならない、したいと思っておりますが、国会が国会の意見をどのように表明されるかということにつきましては、国...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、参考人から申し上げたようないろいろな理由で現状のようになっていると思いますけれども、おっしゃいますように利用者の立場ということも非常に重要でございますから、そのような立場に立ちまして、さらに総合的な機能が発揮できるような仕組みを考えていくべきではない...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 弁護士が司法制度の一翼を担いまして、基本的人権を擁護し社会正義を実現するという重大な使命を持っていらっしゃることにかんがみまして、弁護士法では弁護士会及び日本弁護士連合会が十分な自治能力を持たれているということを前提にいたしまして、弁護士に対する指導監督...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 当然、日弁連の御意見を最大限に尊重するわけでございまして、いろいろお話し合いをし御意見を伺い、現実にそういう問題が起こったときには十分そういう手順を重ねまして結論を出すことになると思いますので、現実には最終的に意見が相違するということはほとんど考えられな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今おっしゃいましたとおり、司法制度改革審議会におきまして重要な課題の一つとして挙げられております。いろいろ御審議いただいてきたわけでございます。  法務省といたしましては、近く出されます最終意見を踏まえまして、具体的な検討を進めていきたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほども申し上げましたとおり、最終意見が出ましたときには具体的に取り組みを進めていきたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 今御指摘の件につきましては、私も詳しいことはよく存じません。新聞を拝見しているだけでございますけれども、この問題の背景に外国人に対する差別というような意識があるとすれば大変問題だと思います。法のもとの平等を定めた憲法第十四条や人種差別撤廃条約の趣旨に沿わ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 都知事の御発言というかお書きになったものにつきましては、都知事が都知事という立場で都民の安全ということを重大に考えられて、警視庁あるいは科学捜査研究所ですか、視察され、感じられたことをお書きになったんだろうと思いまして、私からその作文についてコメントする...全文を見る
06月01日第151回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○森山国務大臣 サービサーの業務の実績について申し上げますと、昨年末に法務省が当時の許可会社四十一社を対象に調査した結果によりますと、取扱債権額は約十九兆円、うち八〇%に当たる約十五兆円が金融機関の貸付債権であります。回収額は約八千百億円に及んでいるとのことでございます。  こ...全文を見る
○森山国務大臣 前の御質問に対して提案者また法務省の当局からるる御説明いたしましたとおり、サービサーによる債権の回収については、厳重な監督を行いまして、いろいろ厳しい条件をつけてそれを監督するというやり方でやっております。  先生御指摘のように、司法関係者の数が今まだ少ない。ふ...全文を見る
06月05日第151回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○森山国務大臣 金融機能の再生強化のためにサービサーの取扱債権を拡大するということは、ことしの四月に政府・与党で取りまとめました緊急経済対策にも盛り込まれていることでございまして、この改正法案は、その趣旨に沿うものであるというふうに考えます。
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと思います。     —————————————
06月05日第151回国会 衆議院 本会議 第35号
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○国務大臣(森山眞弓君) 民事訴訟法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、民事訴訟における証拠収集手続の一層の充実を図るため、公務員または公務員であった者がその職務に関し保管し、または所持する文書に係る文書提出命令について、文書提出...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 平岡議員にお答えを申し上げます。  まず、今回の法改正に当たっての基本的考え方についてお尋ねがございました。  法務省は、平成八年に制定された新民事訴訟法附則第二十七条において、公文書を対象とする文書提出命令の制度について、「行政機関の保有する情報を...全文を見る
06月05日第151回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○国務大臣(森山眞弓君) 中間法人法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  現行法上、公益、すなわち不特定かつ多数の者の利益の実現を目的とする社団または財団は、民法第三十四条の規定に基づき、主務官庁の許可を得て公益法人となることができます。また、営利を目的とする社団は、...全文を見る
06月07日第151回国会 衆議院 本会議 第36号
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○国務大臣(森山眞弓君) 大谷議員にお答え申し上げます。  行政事件訴訟法の執行不停止の原則等を見直すべきであるとのお尋ねがございました。  行政事件訴訟法は、一つの行政処分がなされた場合、これを前提として新たな行政行為が積み重ねられていくことが少なくないこと等にかんがみ、行...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 日森議員にお答え申し上げます。  まず、収用手続に人数や補償額の大小で差異を設ける合理的理由はあるかとのお尋ねがございました。  個別の行政手続がどうあるべきかにつきまして、法務大臣として直接お答えすべきかはちゅうちょするところではございますが、収用...全文を見る
06月07日第151回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○国務大臣(森山眞弓君) 今、副大臣からお答え申し上げたようなことでございまして、完全に把握したものができるかどうかちょっとわかりませんが、できる範囲で用意することはできるかと存じます。
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、御指摘のように、公益も営利も目的としない団体が公益法人として法人格を付与されている現状があるではないかという認識が前提にありまして、おっしゃいましたとおり、公益法人制度の健全な発展を推進する観点からも非公益かつ非営利目的の団体に法人格を付与するた...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) そのような問題点があるということは承知しております。
○国務大臣(森山眞弓君) 先生御指摘のように、今までの行政監察結果に基づく勧告においては、数次にわたりまして、非公益かつ非営利目的の団体について法人格を付与するための法整備を行う必要があるということが指摘されてまいりました。  そこで、中間試案では、中間法人の性格を有していなが...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほども申し上げましたように、公益法人から中間法人への移行の問題に関しましては非常にたくさんの問題がございまして、いろいろ話し合って解決しなければならない問題が数え切れないほどあります。  特に、その中の大きな問題の一つといたしましては、例えば財産の移...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 全くあきらめたというわけではございません。しかし、問題点が非常に大きいのでこれからじっくりと取り組んで、多くの方と相談をしていかなければいけないということでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 現行の法制は、法人がその活動を通じて達成しようとする目的などの特性によってその構成員の法的地位や法人の組織運営のあり方等が異なり得ることに着目いたしまして、その特性ごとに法人を類型化してそれぞれにふさわしい規律を設けているところでございまして、このような...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) いわゆる中間法人制度というのは、非公益かつ非営利目的の団体について法人格の取得を認める一般的な法人制度でございます。  この非公益かつ非営利目的の団体というのには、同窓会のような大規模なものから同好会のような小規模なものまでさまざまいろいろございまして...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 法人の目的による類型的な区分をなくして団体一般について準則主義による法人格の取得を認める法制度を設けた上で、公益性の有無などについてはその後の法人の活動の実態に即して個別に判断してそれに応じた税法上の取り扱いなどをすればいいのではないかと、そういう御趣旨...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 官僚が襟を正さなければいけない、政治家も姿勢を正さなければいけないということはおっしゃるとおりでございまして、私どもは、そのつもりで日ごろ身を正し、周りを清潔にしていくということを毎日心がけているつもりでございます。  今おっしゃいました公益法人との関...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 国側の主張が一部認められなかったのは残念でございますが、この対応につきましては、主務官庁であります厚生労働省の意見を十分聞いた上で結論を出さなければいけないと思っております。きのう被害者の方にお目にかかりましたときも申し上げたんですが、まずは厚生労働省の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 非常に専門的な御質問で、私、今すぐこちらでここでお答えできる立場ではございません。
○国務大臣(森山眞弓君) 先生の御発言の最初の部分、つまり普通の人間が自分の居心地よく属することのできる場がだんだんなくなってきて、それを救うためにいろんな今までなかったような活動が団体あるいはグループとして起こってくるであろうとおっしゃるところまでは私も全く同感でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
06月08日第151回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○森山国務大臣 おっしゃいますとおり、企業法制の中核をなす会社法制につきましては、時代の変革の速度におくれることがないように、必要な見直しをしていかなければならないと考えております。  法務省では、このような考え方から、企業間の国際的な競争の激化、情報技術の革新、新規企業の資金...全文を見る
○森山国務大臣 被爆者援護法の目的は、その前文にありますように、原子爆弾の投下の結果として生じた放射能に起因する健康被害が他の戦争被害とは異なる特殊な被害であることにかんがみ、保健、医療及び福祉にわたる総合的な援護対策を講じることと書いてございます。そのようなことが目的であるとい...全文を見る
○森山国務大臣 通達は法令の解釈や運用方針等に関する示達事項などを内容とするものでありまして、通達が法律の上にないことは明らかでございます。  この案件における法律と通達との関係につきましては、ちょうどその訴訟の場での争点となっているわけでございますので、ここで詳しく申し上げる...全文を見る
○森山国務大臣 まず、大阪地裁の判決については、国の主張が一部認めていただけなかったことは残念だったと思っています。  しかし、私自身といたしましては、先日、原告の方にも、ちょっとですがお目にかかる機会もございまして、被爆されたことについては、大変お気の毒なことであったというふ...全文を見る
06月11日第151回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
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○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりの経緯がございまして、古川判事については訴追委員会では訴追をしないということになりましたけれども、だからいいというわけではもちろんございませんで、司法全体の信用を失墜したという事実は否めないわけでございます。まことに遺憾なことだと思ってお...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 村木判事の件は、最初に報道でそのことを知りましたとき、まことに信じがたいと思いましたし、事実とすれば本当に恥ずかしい、言語道断だというふうに思ったわけでございます。仮に判事でなかったとしても、普通の常識ある人としてやってはいけないということがわかっている...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ちょうど明日十二日に司法制度改革審議会がその最終意見を取りまとめていただいて発表していただく運びになっておりますが、これまでの審議におきまして、多様で豊かな知識、経験などを備えた判事を確保しなければいけない、そのため判事補に裁判官の職務以外の多様な経験を...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) あの事件は、私は山下という検事とそれから古川という判事の間の個人的な関係はよく存じませんが、訴追委員会ではたしか古川判事の方から、顔を見ればこんにちはとか寒いですねとかいう程度のあいさつをするような状況で、それほど親しいわけではなかったというようなことが...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 法務省の所掌事務の中には、司法制度に関する法令、民事及び刑事の基本法令の立案等の事務、訟務事件の遂行等の業務がございます。これらの事務を適正に行うために、法律に精通し、訴訟手続等の専門家である裁判官の実務経験を有する者の中から任用することは相当の理由があ...全文を見る
06月12日第151回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○森山国務大臣 小泉総理が精神障害者による犯罪に関してテレビ番組などで発言されたというのは私も聞いておりましたし、その後、メモも見せていただきました。  これは、この問題に関して、医療や司法の各分野にわたり、法的な問題点や今後の適切な措置について、専門家の意見を聞きながら早急に...全文を見る
○森山国務大臣 法務省といたしましては、昨年来、会社法制全体に及ぶ大幅な見直し作業を行っているところでございます。その中の検討事項の一つといたしまして、自己株式の取得に関する規制の見直しを取り上げていたところでございます。  法務省といたしましては、この改正を一括して行うという...全文を見る
○森山国務大臣 国会議員の方々が議員立法として検討された法案の内容につきまして、法務大臣として、いいとか悪いとかいうことを申し上げるのは差し控えるべきかと存じます。  また、自己株式の処分に関する法制度の整備につきましては、商法だけの問題ではなくて、会計制度や税制上の手当ても必...全文を見る
○森山国務大臣 あの事件が起こりましたのはちょうど金曜日のお昼ごろでございまして、ニュースを見て、その日の夕方、たまたま閣僚懇談会がございました。あのニュースについて、みんな何とも言いようがない痛ましさを感じると同時にやりきれなさも感じまして、絶句する気持ちというのは先生と全く同...全文を見る
○森山国務大臣 民事訴訟法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、民事訴訟における証拠収集手続の一層の充実を図るため、公務員または公務員であった者がその職務に関し保管し、または所持する文書に係る文書提出命令について、文書提出義務を一般義...全文を見る
06月12日第151回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○国務大臣(森山眞弓君) 小泉総理が精神障害者による犯罪に関してテレビの番組などで発言されたということは、私もテレビを拝見しましたし、承知しておりますが、これは、この問題に関して、医療や司法の各分野にわたり、法的な問題点や今後の適切な措置について専門家の意見を聞きながら早急に検討...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) NHKで報道された内容の言葉を少し見せていただいたんですが、確かに、例えば医療の点においても刑法の点においてもまだまだ今後対応しなければならない問題が出ているというようなお言葉もございました。しかし、これはいわゆる刑法というあの法律のことを具体的に指して...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この問題に関しましては、精神障害に起因する犯罪の被害者を可能な限り減らさなければならない、また、重大な犯罪を犯した精神障害者が精神障害に起因するこのような不幸な事態を繰り返さないようにするための対策を検討するということが必要であると思います。  現在、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 総理の御発言は先ほど申し上げたような内容でございまして、それを受けまして関係省庁の担当者がとりあえず情報の交換をし、現状の問題点などをお互いに出し合いまして相談をしていこうということで、昨日、官房副長官を中心に打ち合わせがあったと聞いております。
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど提案者から御答弁がございましたように、仮に不良債権処理の一環として中小企業を債務者とする債権をサービサーが取り扱うということになりましたといたしましても、サービサーは単に額面どおりの回収を機械的に行うだけではなく、債務者の再生可能性にも十分に配慮し...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 各方面の御意見を十分承りまして、適切に対応してまいりたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 今、部長から申し上げましたように、担当者は一生懸命やっておりますが、さらにこの改正によって業務の内容も一層難しくなり、また量的にもふえてくるだろうと思います。  法務省といたしましても、それらに対応しまして努力していきたいというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと思います。
06月15日第151回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○森山国務大臣 公文書を対象とする文書提出命令制度につきましては、平成八年に制定された新民事訴訟法の政府原案におきましては、文書提出義務の対象となる文書の範囲を拡張する反面、公務員の職務上の秘密に関する文書については、監督官庁が承認をしない限り提出義務はないものというのが原案でご...全文を見る
○森山国務大臣 先生御指摘のとおり、改正法案では、公文書の提出義務も私文書のそれと同様に一般義務化しまして、その提出により公共の利益を害し、または公務の遂行に著しい支障を生ずるおそれがある文書等を除いて、一般的に提出義務があるということにしております。  また、このように規定し...全文を見る
○森山国務大臣 法務省では、平成八年に制定されました新民事訴訟法の附則第二十七条におきまして、公文書を対象とする文書提出命令の制度について、「行政機関の保有する情報を公開するための制度に関して行われている検討と並行して、総合的な検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるもの...全文を見る
○森山国務大臣 今回の改正法案は、新民事訴訟法附則第二十七条におきまして、新民事訴訟法が公布された平成八年六月から二年以内に必要な措置を講ずるものとするとされたことを受けまして立案したものでございまして、法制審議会においては、限られた時間ではありましたけれども、大変濃密で充実した...全文を見る
○森山国務大臣 刑事訴訟関係の書類等につきましては、刑事訴訟法等が、手続の段階に応じて開示の要件、方法等について独自の規律をしておりまして、民事訴訟において、刑事訴訟法等により開示が認められる範囲を超えてその提出を命じられることになると弊害が生ずるのではないかと思われます。  ...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたとおりでございまして、おっしゃるような制度をつくるというのは適当ではないと考えます。
○森山国務大臣 公務員は国民全体の奉仕者でございまして、公共の利益のために勤務するべき立場にあるわけでございます。ですから、その職務は、究極的には、公共の利益、国家の利益あるいは公共の福祉の実現に向けられているわけでございまして、公務が支障なく遂行されるということもこれらの利益の...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃる先生の御質問の気持ちはよくわかります。  私も公務員をしばらくやっておりましたものですから、当時は、筆記の手段あるいは記録の手段も限られていて、自分の手で書くというのが主でございましたので、忘れないように書くという自分のためのものもありましたし、それを...全文を見る
○森山国務大臣 六月十二日に司法制度改革審議会がまとめていただきました意見書では、現行の行政訴訟制度の見直しに関する検討課題として幾つかのことが挙げられております。  それは例えば、原告適格、処分性、訴えの利益、出訴期間、管轄、執行不停止原則などでございますが、このような行政訴...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げました司法制度改革審議会の意見におきましては、勝訴しても自己の弁護士報酬を回収できないために訴訟に踏み切れなかった当事者にも訴訟を利用しやすくするとの見地から、弁護士報酬の一部を敗訴者に負担させることができる制度を導入すべきであるというふうにされてお...全文を見る
○森山国務大臣 この今御提案申し上げております改正法案といたしましては、今局長がるる御説明申し上げたような理由で、このような内容になっております。  要するに、民事訴訟において、裁判所が、刑事訴訟法等により開示が認められる範囲を超えて刑事訴訟記録等の提出を命ずることになると、関...全文を見る
○森山国務大臣 今いろいろ御説明がございましたが、国の安全などを害するおそれがあるかどうかの判断というのは、公共の利益を害し、または公務の遂行に著しい支障を生ずるおそれがあるかどうかの一般的な判断とは異なりまして、その性質上、高度の政策的判断や専門的、技術的判断を要する等の特殊性...全文を見る
06月15日第151回国会 衆議院 本会議 第40号
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○国務大臣(森山眞弓君) 植田議員にお答えいたします。  精神障害者による犯罪に関する小泉総理大臣の御発言についてお尋ねがございました。  大阪教育大学附属池田小学校で起きた殺傷事件につきましては、捜査当局において、事件の全容解明に向け、被疑者の精神の状況をも含め、あらゆる観...全文を見る
06月19日第151回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○森山国務大臣 先生御指摘のとおり、また私が提案理由の説明で申し上げましたとおり、この法律案は、民事訴訟における証拠収集手続の一層の充実を図るため、公文書に係る文書提出命令について、文書提出義務を一般義務とするとともに、文書提出義務の存否を判断するための手続を整備するなどの措置を...全文を見る
○森山国務大臣 今御提案しておりますこの改正法案は、基本的には、全体として見ますと、公文書を対象とする文書提出義務の範囲が現行法に比べて格段に拡大することになるとは考えております。しかし、この点に関して、一部からは、刑事訴訟関係書類を民事訴訟において利用できる範囲が狭くなるのでは...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりだと存じます。
○森山国務大臣 民事訴訟におきまして、実体的真実を解明するために刑事裁判記録等の刑事事件に係る訴訟に関する書類を証拠として利用する必要がある場合があることは、否定できないところでございます。  しかし、民事訴訟における実体的真実の解明というのはあくまでも私人間の権利義務関係の適...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたように、基本的には、実体的な真実を追求するということが民事でも刑事でも重要なことは当然でございますけれども、民事の場合と刑事の場合に、追求するべき必要のある事実というものが多少違うのではないか。  先ほど申し上げましたように、刑事の場合は、...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるようなことがあるのは問題が残るだろうとは思いますけれども、いろいろな条件があるのではないかと思います。  私、先生のような法律の専門家でございませんので、先生のお考えの本当のところはよくわかりませんけれども、前提としていろいろな条件があって、その上でと...全文を見る
○森山国務大臣 刑事記録について、裁判所のインカメラ手続によって提出義務の有無を判断させる仕組みを採用する場合には、除外文書に該当するかどうかは事件ごとの個別の判断によらざるを得なくなるわけですが、監督官庁が民事裁判所に対し、捜査の秘密などとの関係上、詳細な事情を述べることができ...全文を見る
○森山国務大臣 先ほどの説明にもございましたように、従来の提出義務の枠組みはそのままで、さらに公文書については拡大したものというふうに理解しております。
○森山国務大臣 木島先生の大変豊富な御経験と高い見識のお説を拝聴いたしまして、うなずいておりましたのですが、この法案に関する限りは、先ほど来いろいろ御説明申し上げましたようなことで、この条項はぜひ必要であろうというふうに思っております。
○森山国務大臣 先生の御意見は非常に、お立場から信念を持っての御意見であるというふうに敬意を表しますが、この法案については、提出した内容におきまして御理解いただければありがたいと思います。
○森山国務大臣 植田先生のおっしゃるとおりの趣旨でございます。
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと考えます。     —————————————
○森山国務大臣 刑法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  クレジットカード、プリペイドカードなど、コンピューター処理のための電磁的記録を不可欠の構成要素とする支払い用カードは、広く国民の間に普及し、今日では、通貨、有価証券に準ずる社会的機能を有する...全文を見る
06月19日第151回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○国務大臣(森山眞弓君) 商法のような基本的な法律について改正をいたします場合には、御指摘のように、可能な限り法制審議会の審議を経ることが望ましいということはおっしゃるとおりだと思います。  しかし、会社をめぐる最近の社会経済情勢が非常に目まぐるしく変動しておりまして、会社に関...全文を見る
06月20日第151回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○森山国務大臣 さきに閣議で決定されましたように、政府といたしまして、この司法制度改革審議会の意見を最大限に尊重いたしまして、司法制度改革の実現に取り組むということとしております。  内閣の一員として、また司法制度を所管する法務省の責任者といたしまして、この審議会の意見を真剣か...全文を見る
○森山国務大臣 裁判員制度の具体的な内容につきましては今後検討していくことになりますが、今おっしゃいましたような選任の方法についてもいろいろな御意見があるということを承知しております。  今後、裁判員制度の具体的な制度設計をする中で、いろいろな御意見があることを留意しながら、国...全文を見る
○森山国務大臣 法曹人口の大幅な拡大ということは、国民の法曹へのアクセスを拡充することになると思いますし、先ほどお話が出ました、国民に身近で親しみやすい法曹ということに貢献すると存じます。  そして、弁護士事務所の法人化も、先日御審議いただいて成立させていただきまして、弁護士法...全文を見る
○森山国務大臣 司法制度改革審議会の意見書では、司法試験の合格者数を、今お話がございましたように、平成十四年は千二百人程度、十六年には千五百人程度に、さらに二十二年ごろには三千人程度とするということを目指すべきであると述べておりますが、今後、この審議会の意見書を踏まえまして、でき...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたように、司法制度改革審議会の最終意見の中でお示しいただいたことを着実に実行していくということが一番最優先でございまして、その中でお示しになった平成十六年まではこのまま続けていきたい、つまり、千五百人になるまではという意味でございます。ですから...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたように、司法制度改革審議会の答申の中にございます千五百人になる予定の平成十六年ということを申し上げたわけですし、その後どのようにその人数を決めていくのかというお話につきましては、司法試験管理委員会が決定していくということになっております。
○森山国務大臣 既に会長及び最高裁から御説明があったとおりでございますが、司法制度改革関連法案の成立を三年以内に目指すということでありますので、この裁判員関係のものも同様に三年以内に何とかめどをつけたいというふうに思っておりますが、実際にこれを実行していくのには、今いろいろお話が...全文を見る
○森山国務大臣 司法制度が国民に身近なものにというキャッチフレーズを先ほどおっしゃっておりましたけれども、そのようなことを考えますと、隣接専門職種の方々にもさらに活躍していただかなければならない場面がふえてくると思います。  それで、司法書士が差し当たって今の話題でございますけ...全文を見る
○森山国務大臣 この最終答申を最大限に尊重して、これから具体化をしていくということでございますので、この御答申の内容は真剣に受けとめていかなければいけないと思います。  今先生がおっしゃいますような心配をなさる方もあるとは思いますけれども、一方において、勝訴しても自己の弁護士報...全文を見る
○森山国務大臣 まさにいろいろな御意見がありまして、こういう制度を導入すべきだという方もあれば、それは大変困るという方もあり、それぞれのサイドからのさまざまな意見を取り入れられまして、耳を傾けられまして、非常に抽象的な言い方で、これを導入しつつ、不適当なものについては除外をしてい...全文を見る
○森山国務大臣 これまで最高裁判所の裁判官になられた女性は一人でございます。平成六年から九年までの間、短い期間でしたが、女性の最高裁の判事が出まして、私ども、大いに注目し、歓迎したわけでございますが、最高裁判所の裁判官としての要件を満たして、これにふさわしい見識を備えた方であれば...全文を見る
○森山国務大臣 裁判官に限らず、すべての公務に従事している人たちは、今まで以上にジェンダーについて留意をしなければいけませんし、その認識を深めなければいけないと思いますので、そのような内容の研修が裁判官にも必要ではないかと私も思っております。
○森山国務大臣 おっしゃいましたように、この司法制度改革推進を進めていくためには、内閣挙げて努力しなければいけないというふうに思っております。  その具体的な推進体制のあり方につきましては、これからそのための法律案を策定する過程で検討されるべきことでございますけれども、今数々の...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、今おっしゃってくださいましたのは五月の時点の世論調査でございますね。この問題がさらに具体化してまいりまして、いろいろなところで取り上げてもらえるようになれば、また国民にも理解が深まっていくだろうと思いますが、そのための努力を私どもも...全文を見る
○森山国務大臣 この最終答申に出ております最後の理想の姿というものを描くためには、おっしゃるように財政的裏づけがかなり必要でございますが、それを一度にやるわけではございませんで、少しずつ積み上げていくということになるのではないかと思いますから、財政当局にも御理解をいただいて最大の...全文を見る
○森山国務大臣 御通告いただいた質問の中にございませんでしたものですから、全く準備をすることができませんで、まことに申しわけございませんが、大変重要な課題であるとは存じます。
06月21日第151回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○国務大臣(森山眞弓君) 今回の改正法案で実現されることになります多くの事項の中にいろいろと心配なこともたくさんあるという御指摘でございまして、しかし商法を所管します法務省といたしまして、この改正に協力するという政府の方針に基づきまして、いろいろな問題点を含め、会社法制全体の整合...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 民事訴訟法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、民事訴訟における証拠収集手続の一層の充実を図るため、公務員または公務員であった者がその職務に関し保管し、または所持する文書に係る文書提出命令について、文書提出義...全文を見る
06月22日第151回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○森山国務大臣 法務省では、インターネット社会における電子的な取引の基盤を整備しまして、その安全を確保するためにさまざまな施策を進めてまいりました。  まず、民事の分野につきましては、電子署名の民事訴訟における取り扱いや民間の電子認証機関のあり方に関して定める電子署名及び認証業...全文を見る
○森山国務大臣 この法案は、支払い用カードを構成する電磁的記録の不正作出、譲渡、所持等の行為及びこれら電磁的記録の不正作出の準備のための行為に対する罰則を整備することによりまして、支払い用カードに対する社会的信頼を確保するために刑法を改正するものでございますが、先生おっしゃいます...全文を見る
○森山国務大臣 クレジットカード、プリペイドカードなど、コンピューター処理のための電磁的記録を不可欠の構成要素とする支払い用のカードは、国民の間に広く普及いたしまして、今日では通貨、有価証券に準ずる社会的機能を持つに至っておりますが、最近、これら支払い用カードの電磁的記録の情報を...全文を見る
○森山国務大臣 精神障害によって犯罪行為をした者の処遇につきましては、その原因である精神障害について早く適切な治療を行うということがまずもって大事であると思います。そのような犯罪の被害者を可能な限り減らして、また、精神障害のために不幸な事態が繰り返されないようにする、患者にとって...全文を見る
○森山国務大臣 事実ではございません。
○森山国務大臣 たまたまこの一月の終わりから、厚生労働省そして法務省の担当者が、どういう問題があるか、そしてどう対処すべきかということについて勉強を始めようということで、勉強会をしております。もう三回か四回やったかと思いますが、いろいろな関係者の方にヒアリングをいたしまして、さま...全文を見る
○森山国務大臣 今申し上げましたように、非常に多岐にわたる、また難しい問題がたくさんございますので、今ようやくその勉強会がスタートしたばかりでもございますし、一部の新聞には臨時国会とか書いておりましたけれども、それはちょっと到底考えられないと思いますし、その後の日程につきましても...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいますとおり、非常に難しい、多岐にわたる問題でございます。国民及び関係者の理解と支持を得なければ結論を得ることはできないと思いますし、ましてその実効を上げることはできないと思いますので、今後とも、各方面の御意見を承り、早急に、しかし慎重に検討していきたいと...全文を見る
○森山国務大臣 支払い用カードの安全性を確保するということは、日常の国民の生活に、また経済活動に大変重要な意義があると思います。そのためのいわば基盤整備として不可欠なものでございまして、このことは同時に、消費者の保護という観点からも大変重要な課題でございます。今後とも、このような...全文を見る
06月26日第151回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○国務大臣(森山眞弓君) とりあえず、私が承知しております範囲で、御質問の内容を整理してお答えしたいと存じます。  民事訴訟におきましては、刑事関係書類を書証として利用する手段といたしましては、民事訴訟の当事者が、検察官または刑事裁判所の許可を得て、刑事関係書類を謄写して提出す...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、民事訴訟におきましても犯罪被害者が損害賠償を求める場合などには刑事関係書類を証拠として利用するという必要があることはそのとおりだと思います。  しかし、刑事関係書類というのは、国家刑罰権の実現を目的といたしまして、刑事訴訟における実体的真実の解...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘の附則第三項の趣旨を踏まえまして、今後とも刑事手続関係の開示制度による刑事事件関係書類等の民事訴訟における利用状況を見守っていきまして、文書提出命令制度のさらなる改善を図る必要があると認められる場合には、法律施行後三年をめどとして所要の見直しを行っ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御趣旨を踏まえまして、広く多くの方の御意見を伺って決めていきたいというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 不起訴記録は、公判廷で取り調べられたものではございませんし、公にされてはいないものでございます。不起訴記録中の供述調書には、プライバシーに深くかかわるものもございますし、裏づけのない供述などもまじっているわけでございまして、これを開示いたしますと、関係者...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 一般論といたしましては先ほど私が申し上げたとおりでございまして、一つ一つのケースにつきましても、その原則をもとにして、そして判断されるべきものではないかというふうに考えます。
○国務大臣(森山眞弓君) 刑事記録は、国家刑罰権の実現を目的といたしまして、刑事訴訟における実体的真実の解明という公益を追求するために、強制処分を含む強力な権限を行使いたしまして、関係者の名誉やプライバシーに深く立ち入って作成されるものでございますから、刑事訴訟法等が、関係者の利...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 決議の趣旨を尊重いたしまして検討を加えたわけでございますが、改正案の第二百二十条第四号のホで刑事記録などを除外文書としておりますのは、民事訴訟におきましても刑事訴訟記録等の開示、不開示については刑事訴訟法等の刑事司法手続における開示制度にゆだねるという趣...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど申し上げたとおりでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘の点は受けとめさせていただきまして、さらに勉強していきたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘の刑事訴訟関係書類等を提出義務の除外文書とする点につきましては、法制審議会民事訴訟法部会におきまして、この点を含む資料が最初に示された平成十年一月二十三日開催の文書提出命令制度小委員会におきましてはもとより、同月三十日開催の同小委員会、同年二月六日...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 附則第三項に基づく文書提出命令制度の検討につきましては、「政府は、附則第三項の検討を加えるにあたっては、その審議の経過を広く開示し、国民の意見が十分反映されるよう格段の配慮をすべきである。」という衆議院法務委員会の附帯決議を踏まえまして、法制審議会におい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御趣旨をよく体しまして検討してまいります。
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
06月28日第151回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○国務大臣(森山眞弓君) 先ごろ閣議でも決定されましたように、政府といたしまして、この司法制度改革審議会の意見を最大限に尊重いたしまして、司法制度改革の実現に取り組むことといたしております。内閣の一員といたしましても、また司法制度を所管する法務省の責任者といたしましても、この審議...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) その趣旨は、今の憲法が新しくできたときに国民主権ということははっきりとうたわれておりますし、それに基づいてさまざまな司法制度もできて今日までやってまいったわけでございますが、やはり国民の実際の生活や意識の中で十分そういうことがこなされていなかったという反...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 六月十二日に御提案をいただきまして、先ほど引用されました総理大臣の談話も出してございますし、もちろん法務省といたしましても、内閣の一員として、かつ司法制度を所管する主省庁といたしまして、司法制度改革審議会の意見を真剣かつ積極的に受けとめまして、国民や社会...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど申し上げましたように、司法制度に関する責任者として法務大臣という仕事をいただいておりますので、そのような立場でお答え申し上げたわけでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほどの内閣総理大臣の発言の中にも、いろいろおっしゃいました最後に、この閣議決定に基づく司法制度改革の実現に向けた取り組みについての国会への対応は法務大臣にお願いするということを総理大臣からも改めておっしゃっていただいております。
○国務大臣(森山眞弓君) 準備室につきましては、その準備をいたしますのに必要な知識、経験を持っている者を集めまして推進体制に抜かりないようにいたしたいと思いますが、今まだ最終的な決定はいたしておりません。
○国務大臣(森山眞弓君) 例えば、弁護士さんのような専門家の方を民間からお願いするということも一つの意義のあることではないかというふうに考えております。
○国務大臣(森山眞弓君) 大変貴重な御意見で、参考にさせていただきます。
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、全く重要な部分は予算措置がその一つであると思います。審議会の意見におきましても、おっしゃいましたように、あちこちで財政面での十分な手当てが不可欠であるということを指摘していただいておりまして、特段の配慮をしていただいたというふうに考えてい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この司法制度改革は非常に重要な国家戦略の中に位置づけるべき課題でございます。緊急性も高いものが非常にたくさん含まれておりますので、これを迅速かつ集中的に取り組む必要があるというふうに考えまして、司法制度改革審議会の意見を最大限に尊重して、三年以内を目途に...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、我が国において安全な社会を確保し経済の再生を達成する上で司法が果たすべき役割は極めて重要でございまして、国民もそれを求めているというふうに考えられます。去る二十六日に閣議決定されました今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますとおり、裁判を早くしてほしいというのは国民の一致した希望のように私も受けとめております。その期待と負託にこたえる司法を構築するためには、司法の人的な基盤を充実強化するということが必要でございまして、そのためには、諸外国に比べまして著しく少な...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますとおり、いろんな事情で法科大学院に行きたくても行けないという人もいるのは事実だと思います。  司法制度改革審議会の御意見の中でも、経済的事情や既に実社会で十分な経験を積んでいるなどの理由によって法科大学院を経由しない者にも法曹資格取得のた...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 審議会の答申に特にこのように書いていただいていることを大切な御提起と受けとめております。真剣に取り組んでまいりたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 民事法律扶助事業に係る予算につきましては、今まで過去の法律扶助の予算の実績とか扶助事件の伸び率などを踏まえて積算しているところでございますが、御指摘のとおり、万が一、年度途中に扶助予算が不足した場合には、私といたしましてもそのような事態が生じた態様や原因...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) これからの件数の推移というものを注目していく必要があると思いますが、御指摘のとおり、年度途中に扶助予算が不足したというようなことが起こりました場合には、私といたしましても、そのような事態が生じた態様や原因を踏まえまして、財政当局とも協議をいたしまして適切...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 外国との比較ということに関しましては、外国それぞれの事情が、また日本と違った面もいろいろあるでございましょうから、直接比較はなかなか難しい問題だとは思いますけれども、御指摘のように、確かに数字について見ますとかなりの開きがあるということが事実のようでござ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御趣旨を体しまして、努力いたします。
○国務大臣(森山眞弓君) 御趣旨を踏まえまして、最大の努力をいたしたいと存じます。
○国務大臣(森山眞弓君) 死刑制度について、そのような議論がヨーロッパ、欧州評議会を中心に行われているということは私も聞き及んでおりまして、いろいろ読んだりもいたしております。しかし、死刑制度の存廃ということは、それぞれの国が犯罪情勢や国民感情などを踏まえて独自に決定すべきことで...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) もちろん、世論調査だけが唯一の根拠ではございませんが、やはりこのような刑罰の制度というのは非常に長い歴史もあり、国民感情、国民意識というものが深くかかわっておりますので、なかなかこれは難しいことでありますし、ヨーロッパと日本の歴史的な背景、国民感情、感覚...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 死刑に関する私の考え方は先ほど来申し上げておりますとおりでございまして、我が国の死刑制度との関連で、欧州評議会の我が国のオブザーバーステータスが問題となるというのであれば、非常に欧州評議会の側にとっても、もちろん日本にとっても大変残念なことだと存じます。
○国務大臣(森山眞弓君) 今、会長がるる御説明くださいましたとおり、いろいろな議論があって、それぞれのさまざまなケースのことを考えた上でこういう非常に上手な表現で結論を書いていただいたわけでございますから、この御意見を最大限に尊重して改革の実現に取り組んでいきたいというふうに思い...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 裁判官と検察官の人事交流については、基本的には司法制度、民事、刑事の基本法令の立案等、法律的な知識や経験を要する法務省の所掌事務を適正に行うためには、法律の専門家である裁判官の実務経験を有する方が任用されるということも意義があるというふうに考えておりまし...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 世論調査は内閣府でやっていただくことでございますが、先日、福島先生からの質問書もございまして、その内容については内閣府も当然、十分拝見した上で回答を差し上げたと思いますので、先生の御意見はよくわかっているはずだと存じます。  あれは、私も聞きましたとこ...全文を見る
10月05日第153回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○森山国務大臣 アメリカ、フランス、ドイツ、そして日本の過去十年の難民の認定状況について申し上げますと、一九九〇年から九九年までの数字しかございませんので、それによりますと、アメリカは八万二千三百、フランス七万三千百、ドイツ十五万六千七百、日本は四十九でございます。
10月09日第153回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(森山眞弓君) お答えいたします。  今回の事態に対しまして、法務省といたしましては、空港また海の港における厳格な出入国審査をさらに徹底いたしまして、特に最新鋭の偽変造文書鑑識機器等によります偽変造文書の発見により一層強力に取り組むということをいたしております。テロリ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 現在の入国警備官の数は一千十七人でございまして、入国警備官の職務は不法入国者等の摘発、収容、送還等でございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 現在、不法滞在者と思われる人々の数でございますが、不法残留者の数が平成十三年一月現在で約二十三万二千人と考えられます。そのほか、我が国に潜伏する不法入国者というのも考えられるわけでございますが、その数が約三万人に上るのではないかというふうに考えられており...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) それは、非常に数は足りのうございまして、少しでも数をふやしてできるだけ必要な措置をしなければいけないと努力しておりますが、決して十分ではございません。
○国務大臣(森山眞弓君) この件に関しましては、今警察あるいは総務大臣がお話しなさいましたようなことで、送検に至っているわけでありますので、これから十分に検討されて判断されるべきものだと、裁判所が判断するものだと考えます。
○国務大臣(森山眞弓君) それぞれの法律にはそれぞれの所管の責任者もおられますし、法務大臣という立場では、この件について解釈を申し上げる立場ではございませんので、御容赦いただきたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 今申し上げましたように、一般論でなお申し上げることは難しいと思います。
10月10日第153回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(森山眞弓君) 法務省としましては、その申請がございましたら、難民の地位に関する条約等に言う難民に該当しているときは難民として認定しておりますし、これからもそういう方針でございます。  ただ、委員がおっしゃっておりますその難民というのがもしパキスタン等の隣の国に流出し...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今申し上げましたように、避難民と難民はちょっと違うと思います。難民として条約に決められている条件に該当する方については、日本も決してためらうことなく、十分審査はいたしますけれども、それが該当している場合には受け入れているわけでございます。  ただ、我が...全文を見る
10月11日第153回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○国務大臣(森山眞弓君) 委員長を初め委員の皆様方には平素から法務行政の運営について格別の御尽力を賜っており、厚く御礼を申し上げます。  私は、本年四月に法務大臣に就任いたしましたが、司法、法務が抱えている課題に取り組む中で、その課題の重要性に改めて身の引き締まる思いがいたして...全文を見る
10月15日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○森山国務大臣 船でおいでになる方の場合も、当然入国されるときは入国審査が行われます。この方々がどのようなルートで来られたか、今調査中でございますのでよくわかりませんが、船の場合はいわゆる密航船みたいな可能性もあるわけでございまして、そのようなときは、残念ながら入国審査の場を通ら...全文を見る
○森山国務大臣 海上から入ってこられる可能性もおっしゃるようにあるわけでございますので、そのような場合に備えまして、海上保安庁など関係機関と連絡を密にいたしまして、そのような不法入国者の取り締まりの強化を図るべく一生懸命に努力いたしております。
○森山国務大臣 その方々がお話ししていらっしゃる、通用する言葉を通訳として使わなければいけないと思いますが、残念ながら、その数も限られておりますし、現在のところ、メディアその他で非常にその需要が大きいものですから、入国管理その他のところで通訳を十分敏速に手配するということは非常に...全文を見る
○森山国務大臣 難民として認定するということは、難民の地位に関する条約に決められている条件が当たっているかどうか、つまり、人種、宗教、国籍、特定の社会的集団の構成員であること、または政治的意見を理由に迫害を受けるおそれがあるかどうかということを確定しなければいけないわけでございま...全文を見る
10月16日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○森山国務大臣 組織的犯罪に対処するための法律といたしましては、組織的犯罪処罰法や通信傍受法がございます。  そのうちの組織的犯罪処罰法におきましては、いわゆるマネーロンダリングの処罰規定や疑わしい取引の届け出制度などを規定しておりまして、本来、このマネーロンダリングの規制は、...全文を見る
10月18日第153回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革推進法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  新世紀を迎えた我が国においては、社会の複雑・多様化、国際化等に加え、国の規制の撤廃または緩和が一層進展し、社会が事前規制型から事後監視型に移行する等の内外の社会経済情勢の変化に伴って、司...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 佐々木議員にお答え申し上げます。  まず、司法制度改革の作業を国民にオープンにすること、有識者の関与及び国民の意見を反映させる方策についてお尋ねがありました。  御指摘の点は重要であると認識しております。したがいまして、本法案に基づいて司法制度改革を...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 最初に、先ほどの佐々木議員の御質問に対する答弁を落としましたので、今申し上げたいと思います。  日弁連に対する行政の干渉の契機になるのではないかという御疑問でございましたが、そのようなことはないと考えております。  続いて、保坂議員にお答えを申し上げ...全文を見る
10月19日第153回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○森山国務大臣 左藤委員御指摘のとおり、ことし六月の十五日に、司法制度改革審議会の意見を最大限に尊重いたしまして司法制度改革の実現に取り組むという旨の閣議決定をいたしまして、九月二十八日に、同審議会意見の趣旨にのっとって行われる司法制度改革を総合的かつ集中的に推進するために、司法...全文を見る
○森山国務大臣 ホームレスの方々の問題につきましては、住居とか雇用、福祉などに関する人権の問題がございます。おっしゃいますとおり、ホームレスの方々と近隣住民の方々とのトラブルもございまして、近隣の皆さんの人権ということも考えなければならない。非常に複雑ではないかと思うのですが、法...全文を見る
○森山国務大臣 確かにおっしゃいますとおり、これで百点満点とは言いかねると思いますが、一方において、行財政改革の時代でもございますし、目いっぱい、要求できるだけ要求をさせていただいて先ほどの数でございます。しかし、それが実際にそのとおりに認められるかどうかはこれからの話でございま...全文を見る
○森山国務大臣 目標は、要求した数目いっぱいなんですが、できるだけそれに向かって……(左藤委員「今年度だけでなくてその後」と呼ぶ)その後ですか。ことしどのぐらい認めていただけるか。そして、その上でどのような状況に、社会全体の状況もございますし、考えますと、来年度、再来年度について...全文を見る
○森山国務大臣 この問題が議論されるようになりましたのは、今先生がおっしゃいましたとおりの経緯でございまして、平成八年に法制審議会の答申が出てからかなりオープンな議論が始まったというふうに承知しております。  その法制審議会の答申を受けまして法務省もいろいろ検討をしたようでござ...全文を見る
○森山国務大臣 青山委員がおっしゃいますように、この五年の間にこの問題に対する理解が大変進んだと申しましょうか、世の中が動いたのではないかなという感想をまず持ったわけでございます。世論調査の数字だけが唯一の根拠というわけにはいきませんけれども、それは非常にはっきりとした世論の変化...全文を見る
○森山国務大臣 青山先生のおっしゃったとおりでございまして、最近は、女性が職業を持つということはもう当たり前の話になっておりますから、仕事をして、自分の今までの名前で五年、十年の実績を積んで、その上でその後結婚するというケースが少なくございません。そうしますと、結婚後も仕事を続け...全文を見る
○森山国務大臣 現在の民法の規定は、第七百五十条に、「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。」と書いてございまして、この法律自体は平等な建前でできているわけでございます。つまり、婚姻をする当事者が話し合って選択をするということになっておりますので、男女平等の...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、確かに、子供の氏というのは一つの大きな、重要な問題だというふうに思います。子供の氏を決定する時期、あるいは、複数の子供がいる場合に子供の氏は統一するべきであるかどうかというような問題がございまして、これらを慎重に検討する必要があるというふうに考え...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるようなことを確かに書かせていただきました。そのような経験をいたしましたので、まだ十分に御理解をいただいてない方が国会議員の中にもいらっしゃるのだなと思いまして、ちょっとびっくりしたものですから。  確かに、この問題について、深い御関心をお持ちの方はたく...全文を見る
○森山国務大臣 夫婦の氏についての法制に関しましては、日本のように同氏同姓のみを認める国や別氏のみを認める国、それぞれ国によって違いますが、多くの国において同氏と別氏の選択を認めているというふうに承知しております。  私が承知している範囲では、選択を認めている国として、ドイツ、...全文を見る
○森山国務大臣 青山先生から大変心強い激励をいただきまして、ありがたく存じます。  しかし、この臨時国会で必ずとおっしゃられますと、御存じのように会期は限られておりますし、テロその他の問題に関するさまざまなものがございますし、また、この法務委員会も大変たくさん宿題を抱えておりま...全文を見る
○森山国務大臣 夫婦同氏の原則を採用していない外国の例といたしましては、まず第一に、夫婦ともに選択を認めて原則自由にしている国として、ドイツ、デンマーク、スウェーデン。それから、夫の氏は変えなくて妻のみ選択を認める国として、フランス、イスラエル、ハンガリー。それから、別氏を原則と...全文を見る
○森山国務大臣 先生おっしゃいましたとおり、年代別に見ますと、若い人、二十代、三十代、現実にこれから結婚する、あるいは今、最近していろいろ不都合を感じているというような方のグループでは、別姓に賛成という方が過半数でございます。四十代、五十代は四七とか四二%程度でございますが、六十...全文を見る
○森山国務大臣 今先生がお読みくださいましたようなことは引き続きやっておりますし、その後、タウンミーティングというのがございますが、そこへ行きますと、必ずその質問もございますし、また私の方からお話しすることもございまして、一般市民の方にも御理解いただくように努力しております。また...全文を見る
○森山国務大臣 一九九九年十二月時点を基準にいたしました国連事務総長報告書によりますと、いわゆる旧ソビエト連邦に所属していた国ではかなり死刑がまだ残っているようでございます。おっしゃるように、ヨーロッパ諸国では死刑が廃止されているということを承知しています。
○森山国務大臣 先ほど申し上げました国連事務総長報告書、一九九九年十二月の時点を基準にしたものですが、それによりますと、すべての犯罪について死刑を廃止した国と地域というのが第一グループで、第二グループは通常の犯罪について死刑を廃止した国と地域、これは軍法会議とかそういうときのは別...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、ことしの六月に、欧州評議会議員会議におきまして、二〇〇三年の一月までに我が国において死刑廃止に関して重要な進展が見られない場合には、欧州評議会における日本のオブザーバー資格の継続を問題とするということなどが盛り込まれた決議が採択されたということを...全文を見る
○森山国務大臣 法務省では、ことし九月のアメリカにおける同時多発テロ事件の発生以来、関係部局等におきまして、警戒態勢の強化、情報収集等を鋭意進めてきたところでございますが、今月の八日、十月の八日になりましてから、米国等による攻撃を踏まえまして、内閣に緊急テロ対策本部が設置されたこ...全文を見る
○森山国務大臣 事件が起こって直ちに内閣の対策本部ができました。それのメンバーとして私も参加させていただいております。その中で決められました項目の中の一番トップだったと思いますが、入国管理体制のさらなる厳重な管理ということがうたわれたはずでございまして、それを受けまして、実際には...全文を見る
○森山国務大臣 入国管理局におきましては、国際的なテロリストの動きやそれに関連する各種の動向等について各国と必要な情報交換を行い、また、危機管理に当たる国内関係機関と相互の連携を図っております。  当局には、これらから収集した情報を積極的に活用するとともに、入国審査における偽変...全文を見る
○森山国務大臣 外国との単純な比較というのはなかなか難しいと思いますが、おっしゃるような違いが数字の上にあらわれていることは承知しております。  我が国におきましても、御存じのとおり、かねてから出入国管理体制の強化に取り組んできたところでございまして、先ほど来の御質問にたびたび...全文を見る
○森山国務大臣 平成十四年度の増員要求といたしましては、御指摘のように、入国審査官八十人、入国警備官八十人、合計百六十人を要求しております。ただ、本省及び地方を合わせて二十人の定員削減が予定されておりますので、仮に要求がすべて認められた場合には百四十人の純増となるという計算でござ...全文を見る
○森山国務大臣 確かに、これで一〇〇%全く問題がないというふうには言い切れないと思いますが、一方におきまして、財政事情、行政改革というようなことを考えますと無限にお願いするというわけにもまいりませんで、精いっぱい要求をさせていただいたというのが今の数字でございます。  なお、そ...全文を見る
○森山国務大臣 その前に、先ほど、十三年度中の、特に七月の人員増は二十七人と申しましたが、二十人の間違いでございました。失礼いたしました。  今お話しの事件は、十月三日に、東京などにおいてアフガニスタン人と思われる者十一人を入管法の違反によりまして摘発の上、収容した事件だと思わ...全文を見る
○森山国務大臣 確かに、そのような人権侵害あるいは差別といいますか、そのような不当な待遇が現に行われては大変いけないことでございます。  先ほど局長からも御紹介したようなことがあったようでございますけれども、そのようなことは大変心の痛むことでありまして、そんなことがないようにと...全文を見る
○森山国務大臣 肥田先生がおっしゃいます難民とそれから避難民というのはちょっと違うものなんですよね。  難民というのは、法律上あるいは条約上に言うところの難民でありますから、その難民として認定するあるいは受け入れるというためにはいろいろな条件があって、それに合致していなければい...全文を見る
○森山国務大臣 今のところまだ、その状況がどうなるかはっきりしたことがわかりませんが、大量の避難民が出てくるというような状況になりました場合には、そういうことも検討しなければいけないかなというふうに思います。
○森山国務大臣 北朝鮮による日本人拉致事件と言われるものが問題になっておりまして、警察庁によって指摘されました事案は七件十人というふうに発表されております。北朝鮮によるとの疑いがあるというわけでございますが、仮に、外国の機関が我が国の領域の中で日本国民を拉致してよその国へ連行する...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げました警察庁の調べによってわかりました七件十人というもの以外にもいろいろなケースがあるらしいという話は、新聞とか週刊誌その他のもので私も見たり聞いたりはいたしておりますが、それ以上の確たるものは承知しておりません。
○森山国務大臣 今先生が御指摘なさいました事件については、いずれも捜査当局において鋭意捜査を進めておられるわけでございますが、犯人の特定に結びつく証拠が少なく、現在までのところ犯人を検挙するには至っていないと承知しております。  しかしながら、いずれの事件につきましても、その重...全文を見る
○森山国務大臣 先生が御指摘されました放火事件につきましては、捜査当局において所要の捜査を行っているものと承知しておりますが、捜査中のことでございますので、その具体的な内容について今コメントをすることは差し控えさせていただきたいと思います。  なお、一般論として申し上げれば、あ...全文を見る
○森山国務大臣 暴力によって民主主義的国家秩序を破壊することを容認する危険ないわゆる過激派団体のアジトから、盗聴用の道具や人を殺傷する凶器にもなりかねない刃物などが押収されましたことは、まことに憂慮すべき問題であると考えます。  したがいまして、治安維持の観点から、今後とも過激...全文を見る
○森山国務大臣 治安を確保し、法秩序を維持する責任を果たしますために、いわゆる組織的犯罪対策三法や団体規制法等の各種法令を整備いたしまして、その適正かつ効果的な運用を図っているところでございますが、犯罪情勢に対応したことを考えますと、さらにいろいろな法整備も検討を進めなければいけ...全文を見る
○森山国務大臣 ハンセン病訴訟の熊本地裁判決につきましては、いろいろ法的な問題点がございます。ですから、本来ならば控訴すべきものという意見も有力なのでございますが、ハンセン病対策の歴史と、患者、元患者の皆さんが強いられてきた幾多の苦痛と苦難に思いをいたしまして、極めて異例の判断と...全文を見る
○森山国務大臣 司法制度改革推進法案について、その趣旨を御説明いたします。  新世紀を迎えた我が国におきましては、社会の複雑・多様化、国際化等に加え、国の規制の撤廃または緩和が一層進展し、社会が事前規制型から事後監視型に移行する等の内外の社会経済情勢の変化に伴って、司法の果たす...全文を見る
10月23日第153回国会 参議院 外交防衛委員会、国土交通委員会、内閣委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(森山眞弓君) 今、先生が御指摘になりました九人のアフガニスタンの人というのは、かなり前に、どうも組織的らしい多数のアフガニスタンの方がいらっしゃるらしいという情報が入りまして、八月の時点で既に調べを始めていたところでございますが、難民というのは、御存じのように難民認定...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生御指摘のように、国内で整備しなければならない法律がかなり多数ございまして、関係する省庁も多いわけでございます。法務省も各省庁と連携をとりまして、できるだけ早く法律改正、そして条約の批准ということに持っていきたいと今努力しているところでございまして、こ...全文を見る
10月25日第153回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○森山国務大臣 このたびの司法制度改革は、三権の一翼を担う司法の基本的制度を抜本的に見直すというものでございますが、行政改革を初めとする社会経済の構造改革を進めていく上でぜひとも必要なものであると考えております。国の重要施策の基本にかかわる重要かつ緊急な課題でございまして、ぜひと...全文を見る
○森山国務大臣 この法案を成立させていただきました後は、速やかに司法制度改革推進本部を設けまして、その後できるだけ早く司法制度改革推進計画を策定いたしました上、本部設置期限であります三年を目途に、関連法案の提出などの法制上の措置その他の必要な措置を講ずる予定でございます。  司...全文を見る
○森山国務大臣 本部の事務局につきましては、内閣の責任のもとに、政府全体として、司法制度改革審議会意見の趣旨にのっとった司法制度改革を迅速かつ確実に実現していくことができますように、これにふさわしい体制を整備していきたいと考えております。  事務局職員の具体的な人選につきまして...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のとおり、それも大変重要な問題でございます。  司法の果たすべき役割が大変重要になってきているということ、そして、司法制度改革審議会の意見を尊重した司法制度改革を実現していくことがとても大切であるということは、多くの方、ほとんどの方が認めていただいているわ...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘の問題につきましては、司法制度改革審議会の意見におきまして、行政事件訴訟法上の課題、個別行政実体法上の課題、行政手続法等の関連法制との関係、行政訴訟に対応するための人的基盤の問題等に言及いたしました上で、「国民の権利救済を実効化する見地から、「法の支配」の基...全文を見る
○森山国務大臣 司法制度改革のための具体的なさまざまなテーマにつきまして、それを検討するに際しては、その範囲がいろいろ広範にわたりますので、幾つかのテーマごとに、学者、実務家、有識者などによります検討会を設けまして、意見交換を行いながら事務局と一体となって作業を進められるような体...全文を見る
○森山国務大臣 裁判員制度におきましては、司法制度改革審議会の意見の中で、「裁判員の主体的・実質的関与を確保するという要請、評議の実効性を確保するという要請等を踏まえ、この制度の対象となる事件の重大性の程度や国民にとっての意義・負担等をも考慮の上、適切な在り方を定めるべきである。...全文を見る
○森山国務大臣 触法精神障害者の問題が非常に喫緊の課題であるということはもう十分承知しておりますが、いわゆる司法制度改革、今御審議いただいているこの法案に係る司法制度改革は、平成十三年六月十二日に内閣に述べられた司法制度改革審議会の意見の趣旨にのっとって行われるものでございます。...全文を見る
○森山国務大臣 もちろん、司法制度改革の大きな意味ではこのような問題もその意味の中に入るということはよくわかっておりますし、むしろ、三年ということを目途に考えようとしている現在御審議いただいている法案に係る司法制度改革よりも、もっと急がなければならないかもしれないというふうに思っ...全文を見る
○森山国務大臣 我が国の司法制度につきましては、今までも国民のニーズにこたえるべく大変努力が重ねられてきて、多大の効果を上げてきたということは事実だと思います。ただ、国民各層から、世の中の動きも速うございますし、このままでは困る、あるいは今まででも、自分たちが見るところいろいろ問...全文を見る
○森山国務大臣 日本弁護士連合会は、弁護士の使命及び職務にかんがみまして、その品位を保持し、弁護士事務の改善進歩を図るため、弁護士及び弁護士会の指導、連絡及び監督に関する事務を行うことを目的とする法人であるということが弁護士法に定められております。  司法制度改革審議会の意見で...全文を見る
○森山国務大臣 推進本部には有識者による顧問会議のようなものを設置して、大所高所からの御意見をいただくということと、司法制度改革審議会の意見に沿った改革であるかどうかについての御意見を伺うということも必要であろうと思います。  当該会議の構成につきましては、その役割に照らして適...全文を見る
○森山国務大臣 顧問会議が設置された例といたしましては、中央省庁等改革推進本部の例がございます。このときも、顧問会議の設置については法律上は書かれませんで、政令で定められておりまして、今回もこの例を踏まえて検討してまいりたいと考えております。
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、大所高所からいろいろと幅の広い御意見をいただける有識者の方というふうに私たちは希望しておりますが、これから本部そのものがスタートいたしましてから考えられることだと思っております。
○森山国務大臣 大変残念ながら、まだ具体的なことは申し上げられる段階ではございませんので、本部がスタートしてから検討して決定されるものと思っております。
○森山国務大臣 司法制度改革審議会の意見についての評価というお尋ねでございましょうか。(仙谷委員「はい」と呼ぶ)  大変長い間熱心に多くの方が御参加いただきまして、立派な御意見をちょうだいしたというふうに考えております。先ほどもちょっとお話が出ましたが、従来の考え方では予想もつ...全文を見る
○森山国務大臣 大変力強い応援の弁をいただいたような気がいたします。  おっしゃいますとおり、せっかく大勢の熱心な御議論の結果いただきました立派な提言でございますので、これをぜひとも実現していきたい。もちろん、まだ十分詰まっていないところもありまして、それはさらに具体的に詰める...全文を見る
○森山国務大臣 先生の長年の御経験から非常に実感のこもった御感想をお聞かせいただきまして、大変私も参考になりました。  私も、昔々大学の法学部におりましたのですけれども、法律の専門用語というのを使ったことはございませんで、そういう話を聞くたびに、それは何ですか、それはどういう意...全文を見る
○森山国務大臣 司法制度改革審議会の場合もできるだけの公開を努力してまいりまして、それと同じようにやっていきたいというふうに思っています。
○森山国務大臣 任命するのは、最終的には、責任者は本部長である総理大臣になると思います。  それから、どういう方が任命されるか、されたかということについては、当然決まった後は公表されるというふうに思いますし、必要であれば法務委員会に御報告申し上げることはできると思います。
○森山国務大臣 そういう方が入っていただくことは当然だと思います。
○森山国務大臣 私の方もそのような考え方でやっていきたいと思っております。
○森山国務大臣 全くおっしゃるとおりでございまして、この意見書の中に出ております考え方を具体化するために、これから慎重に、十分検討していかなければいけないというふうに思います。
○森山国務大臣 大変力強い激励をいただきまして、まことにありがとうございます。最近では、いろいろな社会的な犯罪の増加とか、その他不安なことが起こっておりますので、安心して暮らせる社会というものに非常に注目が行っておりまして、そのためには法務省に関する予算も充実しなければいけないと...全文を見る
10月25日第153回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○国務大臣(森山眞弓君) お尋ねの組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律第三条に定められております加重処罰規定につきましては、この法律の施行から今日までに三条一項を適用いたしまして起訴いたしました犯罪類型としては、賭博場開張図利罪、常習賭博罪、詐欺罪、恐喝罪がございま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) お尋ねのテロリストに対する資金供与の防止に関する国際条約におきましては、テロ行為に関連する資金供与行為などの犯罪化や、当該資金の没収などとともに、金融機関等による顧客の身元確認義務及び疑わしい取引の届け出義務などの、テロ行為を資金面から防止するための行政...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいました被害者通知制度というのは、十一年四月から全国の検察庁において実施されております。十一年の五月からことしの六月まで合計二十六カ月でございますが、通知希望者数は約七万五千人でございまして、実際に通知した人数は約十二万五千人でございます。  ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 被害者の団体がいろいろございまして、その皆さんからさまざまな御要望が寄せられておりますが、その項目といたしましては、御指摘の加害者の釈放に関する情報を被害者に提供するということ以外に、例えば悪質な交通事犯に対してもっと厳罰を科してほしいということや、犯罪...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大変難しい問題でございまして、なかなかお答えはいたしにくいのでございますけれども、先生のおっしゃったような疑問を持つ人もいるかなという気はいたします。しかし、捜査当局が十分調べました結果でございますので、それを信用したいというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革を総合的かつ集中的に推進いたしますために、内閣に全閣僚から成る司法制度改革推進本部を設置することなどを内容といたします司法制度改革推進法案を本国会に提出しているところでございます。  司法制度改革に関する財政上の措置の具体的な内容につきまし...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 十月八日に緊急テロ対策本部が設置されました。内閣に置かれましたことにかんがみまして、法務省におきましても、十日、事務次官を本部長とする法務省緊急テロ対策本部を設置いたしました。そして、法務省において緊急にとり得るテロ対策のための措置等について協議するなど...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 炭疽菌とかプラスチック爆弾などを使用して人を殺傷する行為というのは刑法の殺人罪や傷害罪等に当たるわけですが、そのほかプラスチック爆弾は爆発物取締罰則に言う爆発物に当たりますので、その使用、製造等についてはそれぞれ所定の罰則が適用されるわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 基本計画の策定に当たりましては、附帯決議の御趣旨を踏まえまして、広くパブリックコメント、意見募集手続を行うほか、全国の知事会とか市長会など、関係する主要な民間団体等にあてて計画案を個別に送付するなどしまして、その御意見を聞くことにいたしたいと考えておりま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 基本的にはないと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 実は、世論調査の点はたびたびこの委員会でもお話が出まして、世論調査をことしの夏いたしまして、その結果を発表され、五年前とは大変進んできたという感じをいたしておりますが、さらに先日、男女共同参画会議基本問題専門調査会というところがありまして、そこで特に選択...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 小泉総理にはもう大分前、たしか世論調査の結果が大体わかったときに御報告申し上げまして、私の考えもお伝えしまして、非常に関心を持って聞いていただきまして、しっかり進めてくださいということでございましたので、私が考えていることには御異議がないというふうに理解...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 選択的夫婦別姓制度の導入の問題は結婚の制度あるいは家族のあり方などと非常に深くかかわるわけでございまして、大変重要な問題でございます。  国民各層や関係方面でさまざまな御議論がございまして、それぞれの方の人生観にもかかわる問題でございますので、いろんな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど来申し上げましたように、いろんな努力を傾けて全力で頑張っているところでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど来御議論のありましたように、商法において、事前に労働者の意向を確認するために労働者との事前協議を義務づけているわけでございます。  法務省といたしましても、この法の趣旨の周知を図りまして、これに沿った運用が行われますように、例えば商法の解説書その...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど来御質問にお答えしておりますように、確かに世論調査は、八月の時点で、五年前に比べ賛成が反対を上回って世論が変化してきたということがある程度わかったわけでございます。  これは、一般国民の意識ということでありますが、さらに政府といたしましても、先ほ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ネックというほどのものではないと思うんですけれども、やっぱり、先ほども申し上げましたように、これは結婚の制度、家族のあり方その他、非常に社会全体に対して及ぼす影響が大きいものでございます。しかも、その人一人一人の人生観、家族観というようなものにかかわる問...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 何%ということは勘定したことがございませんのでわかりませんが、まだ確かに一〇〇%吹っ切れていないという方が少しは残っていらっしゃるように思いますが、鋭意努力を続けて御理解をいただきたいと思っております。
○国務大臣(森山眞弓君) 現行制度も特に憲法違反と言えるものではないと思うんです。  というのは、婚姻をする当事者の合意によって夫婦の氏をどちらにするかというのは決めるものであるということになっておりますから、ですから、男性あるいは女性に特に有利に法律上決められているわけではな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 実態調査というのは実のところ大変難しいと思います。  つまり、婚外子であるかどうかということを確認して、そうである人の実態を調べるということになりますと、その調査をすること自体がその本人にとって非常に迷惑になるかもしれませんし、いろいろな意味で不利にな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど申し上げたような理由で、その方の人権ということを考えますと、かえってその人権を侵すようなことになる心配が非常に大きいので、なかなか難しいというふうに思います。慎重に検討させていただくということになるでしょうか。
○国務大臣(森山眞弓君) 大変力強い御激励をいただきまして、ありがとうございます。法務省は私の個人としての考えだけではなく、法務省としても一丸となって努力しておりますので、今後ともよろしくお願いします。
○国務大臣(森山眞弓君) 先生御指摘のとおり、サイバーテロを含めインターネットを利用するなどしたハイテク犯罪に的確に対処し得るための法整備を行うことが必要不可欠であることは御指摘のとおりでございます。  そこで、法務省におきましても、平成十二年十一月に経済活動にかかわる基本法制...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 炭疽菌等の細菌を利用して人を殺す、殺傷するという行為は、言うまでもなく、事案に応じまして刑法の殺人罪あるいは同未遂罪や傷害致死罪等に当たるわけでございますが、このような生物剤等を発散する行為などを犯罪化し、国外犯処罰を義務づけるなど国際テロを撲滅するため...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 各種の犯罪行為に対する法整備につきましては、一般論といたしましては、発生することが当然に予想される不法な行為がある場合には、既存の罰則で対応が可能な範囲を十分検討した上で、対応できない部分があれば必要な法整備を進めていかなければならないと思いますが、おっ...全文を見る
10月26日第153回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○森山国務大臣 この司法制度改革の考え方について大変高い評価をしていただきまして、ありがたく思う次第でございます。  私も、法務大臣という仕事をちょうだいいたしまして、司法関係の責任者という立場で、小泉内閣の一員でございますし、ぜひこの考え方が具体化できるようにその道をつくって...全文を見る
○森山国務大臣 弁護士さんが司法制度を支える非常に重要な存在であるということは申すまでもございません。ですから、日弁連が司法制度改革実現のためにみずから積極的に努力をしていただく、役割を果たしていただくということが非常に大切だということは申すまでもないわけでございます。  この...全文を見る
○森山国務大臣 司法の責任、真実の発見とおっしゃいますことは、そのとおりだと思いますし、それが非常に重要なことだと私も考えております。
○森山国務大臣 その大きな目的は変わらないというふうに思います。
○森山国務大臣 今先生が紹介されましたような、外国から見ての日本の司法の廉直性、大変誇るべきものがあると思います。私は、今日に至るまで、その点については全く揺るぎのないものだと信じておりますし、誇りに思っている一人でございます。  しかし、世の中の動きが非常に速くて、また、多様...全文を見る
○森山国務大臣 非常に大事な要素でありまして、それはいつも変わらないことだと思います。
○森山国務大臣 真実の発見というのは常に変わらない目的でございますけれども、一方において、司法というものが国民にもっと近づくものでなければいけない、国民がもっと参加できるものでなければいけないということも最近の要請でございます。  そのことを考えますと、ある一定の裁判の内容につ...全文を見る
○森山国務大臣 国民の裁判への参加の仕方というのがいろいろあると存じます。いろいろな諸外国の例なども見学したり、あるいは文書で調査いたしましたりいたしますと、それぞれの国がそれぞれの国民の文化や法意識にふさわしい方法を探って、一生懸命にそれぞれに努力をしているというのがわかるわけ...全文を見る
○森山国務大臣 司法制度改革審議会におきましても、その御意見として、犯罪の動向が複雑化、組織化ということが進んでおりますので、従来の捜査や公判手続のあり方あるいは手法では十分ではないというふうに懸念しておられます。刑事司法はその機能を十分発揮しがたい状況に直面しつつあるので、新た...全文を見る
○森山国務大臣 新しい世紀を迎えまして、我が国も社会経済情勢の変化ということに直面しておりまして、司法の果たすべき役割はより一層大きくなってきたと思われます。司法制度改革審議会の設置はまことに時宜を得たものであったというふうに思います。また、その構成も、司法制度の利用者の立場に立...全文を見る
○森山国務大臣 我が国の司法制度ができましてから今日まで、それぞれの時代に国民のニーズにこたえるべく司法関係者が最大の努力をしてきたということはよく承知しておりますし、高く評価しているところでございますけれども、最近の社会の変化に伴いまして、国民各層からその改革についてのいろいろ...全文を見る
○森山国務大臣 準備室長が申し上げましたとおり、法案の作成の手続というものを踏みまして、今こうしてお願いしているわけでございますが、私の感じでは、これはそのような舞台を正式に内閣の中につくるためのものでございまして、おっしゃいますような内容にわたることは、これからその舞台の中でや...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、舞台というか枠組みをこれでつくっていただくことができれば、そこでどのような議論をするか、あるいはどのような調査をし、どのような国民の皆様からの御意見をどのようにして伺うかというようなことをこれからやらせていただくわけですので、これは枠を...全文を見る
○森山国務大臣 司法の任務が人権の擁護で、あるいは社会正義の実現ということにあるというのは当然のことでございまして、それを前提といたしまして最近の新しい変化に対応するというための法律でございますので、その新たな変化を特に強調し取り上げたのでございます。
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたとおり、当然の前提ということで、新しくこの法案をお願いする趣旨は新たな動きに対応するものであるということで、このような形になっているわけでございます。
○森山国務大臣 今準備室長から申し上げましたようなことで、この現在の法案の文章ができているわけでございますし、この舞台をつくっていただきましたら、その意見書の内容を最大限に尊重いたしまして、その中身に肉づけをし、具体化をしていくというわけでございますので、これはあくまでも舞台づく...全文を見る
○森山国務大臣 再々申し上げておりますとおり、それは当然の前提であり、かつ、その意見書にも、先生御指摘のように、非常に強調して書かれているところでございまして、それを最大限に尊重して議論をしていただく舞台をつくるというのがこの法案でございます。
○森山国務大臣 木島先生のおっしゃることは、私も、その内容はわかります。しかし、準備室において準備いたしましたこの法案は、よく考えて、必要なものは十分入っているというふうに私は理解をします。
○森山国務大臣 昨日申し上げたことと変わってございません。
○森山国務大臣 司法というものは、およそ国民の基本的人権を擁護し、社会正義を実現するという役割を持っているわけでございまして、この法案の第一条に言います「司法の果たすべき役割」にもこのような内容が含まれているということは当然であると思います。この法案はそれを前提といたしまして御審...全文を見る
○森山国務大臣 植田議員のおっしゃいますことは基本的に私も同じ考えでございますが、消費者、生活者本位の経済社会を実現するために規制緩和等が推進され、社会が事前規制型から事後監視型に転換することに伴って司法の役割がより一層大きくなっているというふうに思うわけでございまして、司法制度...全文を見る
○森山国務大臣 先生の御指摘を真摯に受けとめてまいりたいと思います。
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたように、司法が、国民の基本的人権を擁護して、社会正義の実現を図ることを役割としているというのは当然のことでございまして、この意見書の冒頭に非常に格調の高い文章を書いていただいていることは私も読ませていただいておりますが、この法案は、これからこ...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたように、意見書は非常に格調の高い言葉でそのことを特に強調しておられます。その意見書をいただいて、それを最大限に尊重し、その精神を具体化していく舞台をつくるための法案でありますので、この場合はこれでよろしいのではないかというふうに思います。
○森山国務大臣 提案理由説明でございますけれども、これもこの法案を提案するための説明でございますので、やはり法案に則して御説明することが基本ではないかという理解でこのような文言になったのだと思います。
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
○森山国務大臣 最初に、商法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を説明いたします。  この法律は、会社の資金調達の需要が拡大し、その方法が多様化した現在の社会経済情勢のもとで、会社の円滑な資金調達を可能にし、また、新規企業の育成等に資するため、新株予約権制度の創設、種...全文を見る
10月30日第153回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○森山国務大臣 先生御指摘のとおり、大変経済社会の変動が目まぐるしく動いておりまして、実は会社法制につきましては、会社分割法制の創設を内容とする平成十二年の商法改正によりまして、昭和五十年ぐらいのころから継続してまいりました全面手直しは一応一段落したというところであったのでござい...全文を見る
○森山国務大臣 確かに、おっしゃいますとおり、経済社会の変動が激しいものですから、会社法とか商法とかの変化、改正が相次いでおりまして、なかなか理解が追いつかないということは現実でございます。  特に、司法試験を受けようという学生さんなどの場合は、経験がほとんどないわけですので、...全文を見る
○森山国務大臣 今回の改正法案の中で、株式制度の見直しに関する部分は、会社の資金調達の需要が拡大して、その方法が多様化している現状にかんがみまして、会社の円滑な資金調達を可能にし、また新規企業の育成等に資するために、新株発行に関する規制の緩和、種類株式の内容の拡大、ストックオプシ...全文を見る
○森山国務大臣 今回の改正法案は、企業の資金調達手段におきまして直接金融の比重が増している最近の状況にかんがみまして、株式制度の見直しとして、新株発行規制の見直し、種類株式の内容の拡大、ストックオプション制度の見直しを含む新株予約権制度の創設などを行うことを主要な柱といたしており...全文を見る
○森山国務大臣 大変難しい、専門的なテーマでございまして、今、御質問を伺いながら、大変勉強させていただいているところでございますが、御指摘の社債管理会社と社債権者との利益が相反するという問題、そういうことも考え得るかと思いますけれども、現行法においても相当に慎重な配慮がされている...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま申し上げましたように、現行の規定におきましてもそれなりに慎重な配慮がされているというふうには思いますけれども、現行規定の運用状況等を注意深く見守りながら、その見直しをどのようにするべきか、するべきであるかないか、詳しく勉強させていただきたいというふうに思い...全文を見る
10月30日第153回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○国務大臣(森山眞弓君) 出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  平成十四年五月開催のワールドカップサッカー日韓共催大会を控えてのいわゆるフーリガン対策、緊急の課題となっている外国人犯罪対策及び偽造旅券等の偽変造文書による外国人...全文を見る
10月31日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○森山国務大臣 テロリストによる爆弾使用の防止に関する国際条約の締結に伴う関係法律の整備に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  テロリストによる爆弾使用の防止に関する国際条約につきましては、今御説明があったとおりであり、この法律案は、本条約を締結するために、...全文を見る
10月31日第153回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革推進法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  新世紀を迎えた我が国においては、社会の複雑・多様化、国際化等に加え、国の規制の撤廃または緩和が一層進展し、社会が事前規制型から事後監視型に移行する等の内外の社会経済情勢の変化に伴って、司...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 小川議員にお答え申し上げます。  まず、私に対する質問の最初は、行政訴訟制度の見直しについてでございました。  行政訴訟制度の見直しは、第二条に言う構築すべき司法制度の中に含まれていることはもとよりでございますし、第五条第一号に掲げる民事に関する裁判...全文を見る
11月01日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○森山国務大臣 法務省といたしましては、九月十一日の事件が発生しました直後に、全国の入国管理局に対しまして、厳格な出入国審査の徹底を指示いたしております。  具体的に要点を申し上げますと、要注意外国人に関するいわゆるブラックリストに基づく確実な出入国審査を実施するとともに、特に...全文を見る
○森山国務大臣 具体的なケースについてはなかなかお答えしにくいのでございますけれども、一般論として申し上げますと、炭疽菌を郵便物に入れた上、これを開封した者がその炭疽菌を吸い込むということになって、それによって死亡したり病気になるということを意図いたしましてこのような郵便物を送り...全文を見る
○森山国務大臣 今国家公安委員長が御説明申し上げましたとおりでございます。  具体的な事件ではなくて、一般論として申し上げますと、アメリカにおける炭疽菌事件が現に発生しまして、著しい社会不安を与えているという現在の特別な、特殊な状況に照らしまして、それに乗じて、炭疽菌が混入して...全文を見る
○森山国務大臣 国際的なテロリストに関する情報等テロの対策に必要な情報につきましては、各国との間で要注意外国人に関する情報等の交換を行いまして、テロリストの入国やテロ行為の発生を未然に防止するべく、関係機関との密接な連携を図っているところでございます。  そのような情報収集の一...全文を見る
○森山国務大臣 残念ながら、これで十分とは言いかねるのが実情でございます。  しかし、私の手元には九年度以来の予算額が書いてございますけれども、九年度は四百八十万、十年度は六百二十万、十一年度は六百四十万、十二年度は六百八十万、そして十三年度がさっき申し上げました九百八十万、そ...全文を見る
11月01日第153回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○国務大臣(森山眞弓君) 政府におきましては、五年に一度、出入国管理基本計画というのをつくっております。昨年の三月に今の第二次というのができておりますが、その中で示しておりますように、出入国管理行政の基本というのは、円滑な外国人の受け入れと好ましくない外国人の排除、その双方の使命...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今申し上げましたように、出入国管理行政の基本的なスタンスは、我が国社会の国際化と外国人受け入れの円滑化をあくまで我が国の社会の安全と秩序を維持した上で推進するということにあるわけでございます。このたびの入管法の改正は、まさにこの観点から、いわゆるフーリガ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、今おっしゃったような数字でございまして、この二、三年は前に比べると多少ふえつつありますけれども、先生がおっしゃいましたように、やはり地理的に非常に遠いということや、文化的な背景が大変に違う、言葉も違うというようなことがありまして、よそで何とか自分...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、局長が御説明申し上げましたとおり、この規定は市民団体の活動それ自体を規制するというものではございません。ですから、この号に該当する事情が認められない限り、この号によって外国人の上陸を拒否することはございませんので、市民団体の活動を妨害するおそれはない...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今まで、退去強制事由に該当する外国人でありましても、人道上の見地等から特別に在留を許可すべき事情があるときなどには、家族状況とか生活状況、その他諸般の事情を総合的に考えました上で個別に在留特別許可の判断を行っております。  したがいまして、お尋ねのよう...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) そういう方々が難民認定申請を行われました場合には、その方が難民の地位に関する条約等に言う難民に該当しているときには出入国管理及び難民認定法により難民として認定をいたしますし、現にそういたしております。  今後、我が国への定住を希望するアフガニスタン人か...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) いろいろ御心配なお気持ちはわかるような気がいたしますが、ただこの法律においては、平穏な中で国際会議あるいは国際競技等が行われるようにということを確保するためでございますから、御質問のようなデモとかそれ自体を規制するものではございません。  ですから、適...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 適法に行われるNGOの活動が不当に制限されるということはございません。
○国務大臣(森山眞弓君) 具体的なお話についてはなかなか申し上げにくいんですけれども、一般論として申し上げますと、国外においてハイジャックとか航空機を墜落させる行為が行われた場合に、我が国も裁判管轄権を有するわけでございます。ほかに裁判管轄権を有する国がある場合には、犯人の引き渡...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 不法入国防止に関する体制整備につきましては、かねてから一生懸命努力してまいったところでございますが、最近の今御説明いたしましたような実情にかんがみまして、ことしの七月に、偽変造文書鑑識要員を増配置させていただきました。そして、同時に全国の主要空海港に最新...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革推進法案について、その趣旨を御説明いたします。  新世紀を迎えた我が国においては、社会の複雑・多様化、国際化等に加え、国の規制の撤廃または緩和が一層進展し、社会が事前規制型から事後監視型に移行する等の内外の社会経済情勢の変化に伴って、司法の...全文を見る
11月02日第153回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○森山国務大臣 副大臣それから民事局長が御説明申し上げたとおりだと思います。
○森山国務大臣 先生の御主張は理解いたしましたが、個別具体的な問題につきましては、お答えを差し控えさせていただきたいと思います。
○森山国務大臣 法務省の課長職の任命権というのは法務大臣にございます。
○森山国務大臣 現実には、その任命につきましては、法務省のことを考えますと約五万人の職員がおりますので、一人一人について大臣が全部精通しているわけではございませんから、事務当局の意見を踏まえまして決定するわけでございます。
○森山国務大臣 今までのところ、事務当局との間で最終的に意見が一致しなかったということはございませんので、そういう経験はありません。
○森山国務大臣 先生がおっしゃいましたようなケース、最終的にどうしてもというようなことがもしあるとしましたら、それは任命権者は法務大臣でございますので、おっしゃるようになると思います。
○森山国務大臣 私自身はインターネットを自分で扱うということは今やっておりません。しかし、非常に関心は持っておりまして、間接的にはその恩恵にも随分あずかっております。これは非常に便利なものであるし、私もそのうち習いたいというふうには思っております。  そのように年齢的、地域的に...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま民事局長からも御説明申し上げましたとおり、法制審議会におきましてもたびたびこの問題については審議をしていただいておりまして、御指摘の平成二年の商法改正に際しましての答申された法律案要綱の内容にも盛り込まれておりましたのですが、最終的には関係者の御理解を得る...全文を見る
○森山国務大臣 大変難しい御質問でございますが、法制審議会のメンバーの皆さんは、専門家もいらっしゃいますし、さまざまな分野の学識経験者も入っていただきまして、非常に熱心に議論をしていただいている、その成果も大いに上がりつつあるというふうに考えております。
○森山国務大臣 法制審議会の会社法部会におきましては、これまで、広く専門的な識見をお持ちになる方々に参加していただくために、学界からだけではなくて、経済界、実務界からも人選を行うように配慮をしてきたところでございます。経済界からも、経済団体連合会を通じるなどいたしまして、我が国の...全文を見る
○森山国務大臣 いろいろな種類の企業がたくさんございまして、その皆さん方すべてに参加していただければよろしいんですが、そうもいきませんので、それぞれ、例えば経済界の代表をしてたくさんの経験をお持ちの、そしていろいろなことを御存じの方に代表していただくというしか差し当たって方法はご...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいますようなさまざまな事件がございまして、最近でも粉飾決算等の企業の不祥事が後を絶たないという状況にあることはまことに遺憾なことだと思います。  その原因につきましては、取締役、監査役、会計監査人という企業統治に携わる関係者の方々のみずからの職責に対する...全文を見る
○森山国務大臣 内部告発者を保護して、不祥事を早期に発見して是正できるという仕組みをつくるということは、企業統治の実効性を高めるための一つの方法であるというふうに思います。  今イギリスの例をお話しくださいましたが、日本でもNECその他、そういう具体化しているところもあるようで...全文を見る
○森山国務大臣 今回の改正法案中、株式制度の見直しに関する部分は、会社の資金調達の需要が拡大し、その方法が多様化している現状にかんがみまして、会社の円滑な資金調達を可能にし、また新規企業の育成等に資するため、新株発行に関する規制の緩和、種類株式の内容の拡大、ストックオプション制度...全文を見る
○森山国務大臣 法制審議会の会社法部会におきましては、昨年の会社分割法制の導入を内容とする商法改正法の成立以降、企業統治の実効性の確保、高度情報化社会への対応、資金調達手段の改善及び企業活動の国際化への対応等の観点から、会社法制の見直しのための審議を行われ、本年四月十八日に商法等...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
○森山国務大臣 刑法の一部を改正する法律案及び刑事訴訟法等の一部を改正する法律案につきまして、一括してその趣旨を御説明いたします。  まず、刑法の一部を改正する法律案につき申し上げます。  近時、飲酒運転や著しい高速度運転などの悪質かつ危険な自動車の運転行為による死傷事犯が少...全文を見る
11月06日第153回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○森山国務大臣 交通事故の抑制のためにはいろいろな方法を総動員してやらなければいけないというふうに思っておりますが、交通に関する行政上の規制、制裁を初め道路及び交通安全施設の整備、交通安全教育、その他各種の行政的施策の充実を図るとともに、刑事的制裁の面におきましても、重大な事案や...全文を見る
○森山国務大臣 近時、飲酒運転や著しい高速度運転などの悪質かつ危険な自動車の運転行為による死傷事犯が少なからず発生している状況にございます。  これまではこのような事犯につきまして、一般には、不注意な運転行為によるものとして業務上過失致死傷罪により処罰されてまいりましたが、これ...全文を見る
○森山国務大臣 今日、自動車が広く普及しておりまして、自動車運転による業務上過失傷害事犯は、多くの国民がその日常生活の過程でわずかな不注意により犯しかねない状況でございます。また、現に軽傷事犯の中には、到底悪質とは言えないようなわずかな不注意によって起こる事故であって、本人も十分...全文を見る
○森山国務大臣 先生おっしゃいましたように、我が国はかつて世界に誇ることができる治安のよい社会でございまして、今も国際的に比較をすれば特に悪いという方ではなく、むしろいい方ではないかと思っておりますが、しかし、以前に比べると、先生おっしゃいましたような傾向が甚だ顕著に見えるという...全文を見る
○森山国務大臣 民主党御提案の法案があったことは存じております。
○森山国務大臣 もっと早い法整備が必要であったという御指摘を受けまして、まことに恐縮に存じます。  もし半年、一年早くこの法律が出て、成立しておりましたならば、また何人かの方のお命が助かったかもしれないということを考えますと、まことに申しわけないような気がいたしますが、一方、こ...全文を見る
11月06日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○国務大臣(森山眞弓君) テロリストによる爆弾使用の防止に関する国際条約の締結に伴う関係法律の整備に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  テロリストによる爆弾使用の防止に関する国際条約につきましては、今御説明があったとおりであり、この法律案は、本条約を締結す...全文を見る
11月06日第153回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○国務大臣(森山眞弓君) 先生御指摘のとおり、行政改革、規制緩和を初めとする我が国の経済社会の構造改革を進め、明確なルールと自己責任原則に貫かれた事後監視・救済型社会への転換を図ることは、自由かつ公正で活力のある社会を形成していくために不可欠なものでありまして、我が国の経済社会の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 国民がより利用しやすい司法を実現するためには、委員御指摘のとおり、民事裁判の適正、迅速かつ実効化とともに、裁判外紛争処理制度、いわゆるADRが国民にとって裁判と並ぶ魅力的な選択肢となるように、その拡充、活性化を図ることが重要であると考えます。  司法制...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今後の社会経済の進展に伴いまして、法曹に対する需要は量的に増大するとともに、質的にも一層多様化、高度化していくということが予想されます。一方、大学における法学教育につきましては、法律実務との乖離が指摘されているほか、現行司法試験の受験者についても、先生御...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 法科大学院におきましては、必ずしもいわゆる法学部の出身者だけを頭に置いているわけではございませんで、いろいろな分野の勉強をした若者が法曹を志してもらいたいという気持ちがあるわけでございます。  司法制度改革審議会意見では、法科大学院における標準修業年限...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会の意見では、新司法試験は、「法科大学院の教育内容を踏まえた新たなものに切り替えるべきである。」ということを言っておられまして、「司法修習を施せば、法曹としての活動を始めることが許される程度の知識、思考力、分析力、表現力等を備えているかど...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会の御意見の中でも、特に裁判員制度というのは非常に重要な大きな項目でございます。これから多岐にわたる検討が具体的には進められなければいけないというのもまさに先生御指摘のとおりでございまして、非常に重要な課題としてこれから進めなければいけな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますとおり、裁判体を構成する裁判官と裁判員の数というのは非常に重要なテーマでございまして、司法制度改革審議会の意見は、先生も御指摘のとおり、「一つの裁判体を構成する裁判官と裁判員の数及び評決の方法については、相互に関連するので、併せて検討する必...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 裁判員制度というのは今まで普通の日本国民が余りなじみがなかったものでございまして、このテーマを実際に実行に移すとなりますと、新しい制度ということで国民が積極的に協力をしてもらうように仕組まなければいけないというふうに思っております。  日本人の場合は、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生御指摘のとおり、訴訟の迅速化ということは、現在の執務体制ということを前提にすればなかなか難しいかと思いますが、連日的開廷を実現したいという希望も、要請もあるわけでございまして、そのためには、弁護士が一つの事件に専従できるような弁護体制の整備が不可欠で...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますとおり、この司法制度改革を実際に成果を得ますためには財政的な問題が非常に重要でございます。司法の果たすべき役割がより一層重要になっているという今日でございますので、この司法制度改革審議会の意見を尊重した司法制度改革を実現していくということは...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) およそ司法が、法の支配を通じて国民の基本的人権を擁護し、社会正義の実現を図るなどの役割を持っていることは言うまでもございません。この法案の第一条に言う、司法の果たすべき役割にもこのような内容が含まれていることは当然でございます。  この法案は、これを前...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会の意見を最大限に尊重するという趣旨は、今おっしゃいましたように、その最初に高らかにうたい上げられたその司法の目的というものを実現するために勇気のある改革をしていこうということでございますので、おっしゃるとおりのことでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) ちょこっと改革とおっしゃいましたけれども、本当にちょこっとでごまかそうと思うのであればこんな大騒ぎをする必要はないわけでございます。思い切って新しい時代の必要にこたえるために、今までの制度を根本から見直して基本的な改革をしていこうという気持ちをあらわされ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この法案の第三条では、最高裁判所及び国会も含めて、国は基本理念にのっとり司法制度改革に関する施策を総合的に策定、実施する責任を負うものとなっております。つまり、最高裁判所も、また国会も含んだ国というものが責任を負うという立場になっておりまして、最高裁判所...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この司法制度改革は、三権の一翼を担う司法の基本的制度を抜本的に見直すものでありますと同時に、社会経済の構造改革を進めていく上で必要不可欠なものであるというふうにも言われるわけであります。したがって、国の重要施策の基本にかかわる重要かつ緊急の課題であるとい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりの趣旨でございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 今、室長の方から申し上げましたようなことで、改革推進会議の意見の中でもこれは非常に難しく重大な課題であるので検討を進めるようにというお言葉でございます。  一方、この本部の設置期限も三年間と決まっておりますので、このような大きな問題ほかにもたくさんござ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるように、国民に深いかかわりのある内容、テーマでございますので、国民の意見を十分に聞く、あるいはまたこちら、当方の作業の進捗状況もよく見てもらうということが必要だと思います。司法制度改革審議会自身も非常に努力されまして情報公開に努められたと聞いて...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど来申し上げておりますように、できるだけ公開して多くの国民の皆さんに知っていただく、そして御意見をいただくということは重要だと思います。  しかし、その参加されるメンバーの方々にも御了解を得なければなりませんので、どのような方になりますか。おっしゃ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 顧問会議を構成する人選につきましては、適任の方にお願いできるようにこれから考えるわけでございますが、既に司法制度改革審議会の御意見は意見書としてまとめられておりまして、それを最大限に尊重するという姿勢を政府としても打ち出しているわけでございますので、この...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 全員排除するということを決めたわけではございません。これから検討させていただきます。
○国務大臣(森山眞弓君) 審議会の意見では、法科大学院について、学部段階で専門分野を問わず広く受け入れて、社会人等にも広く門戸を開放する必要があるということを言っておられまして、このような御提言の趣旨を踏まえてこれからも各方面と相談しながら進めていきたいと思うわけでございますが、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今の奨学金のお話を初め、この改革にはいろいろとお金がかかるということが予想されます。これは大変、今の財政事情を考えますと決して容易なことではございませんけれども、ぜひともこの改革が実効あるものになりますように、財政的な面でも努力をいたしていきたいと思いま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 我が国の司法制度につきましては、これまで基本的人権の擁護や社会正義の実現を含む国民のニーズにこたえるべく、司法関係者が大変努力を重ねてこられたというふうに認識しておりますが、国民の各層からその改革についてさまざまな提言がなされているということも十分に承知...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 本部に設置を予定しております顧問会議やテーマごとに検討をしていただく検討会などにつきまして、そのメンバーについては多くの民間人に参加していただくということを考えておりまして、これも当然のことと考えております。  それぞれの役割に照らして適任の方にお願い...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会における議事が大変大幅に公開されましたということが国民の皆さんが高い関心と期待を持ってその審議を見守られることになった大きな要因になっているというふうに思います。ですから、今度つくっていただきます司法制度改革推進本部におきましても、顧問...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど申し上げましたように、司法制度改革審議会と同様に、できるだけ公開の努力をしていきたいと思いますが、これからつくっていただく本部でございますし、それに置かれる顧問会議や検討会でございますので、これからどういう方がなってくださるかまだわからないわけです...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、先生御自身がおっしゃいましたように、法務省の関係ある特に重要な法案につきましては、試案ができましたところでインターネットその他で公開をいたしまして御意見をちょうだいするということを最近はやっているわけでございますが、それと同様に、この本部において議論...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほどから御質問にもたびたびお答えしておりますように、今度の司法制度改革は、司法の基本的な制度を抜本的に見直すものでありますとともに、社会経済の構造改革を進めていく上で必要不可欠なものであるというふうに考えます。国の重要施策の基本にかかわる重要かつ緊急の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほども申し上げましたように、そのことは当然の前提でありまして、特に新しくこのような法案をお願いするという特別の理由、新しく出てきた理由ではなくて、今までからある当然の前提であるということでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) この司法制度改革というのが社会経済構造改革と並んで非常に全体として重要なものであるということで、しかも緊急のものだということから、たくさんの省庁にかかわる問題でもございますし、この改革につきましては内閣自体が責任を持って総合的かつ集中的に取り組まなければ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会の意見におきましては、「裁判所は、統治構造の中で三権の一翼を担い、司法権の行使を通じて、抑制・均衡システムの中で行政作用をチェックすることにより、国民の権利・自由の保障を実現するという重要な役割を有している。」と言っておられます。その重...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) いろいろ御心配かけてまことに申しわけございませんが、改革の推進に当たりましては、御指摘のような懸念が生ずることがないように、法案立案過程の透明性を確保するとともに、国民各層からの御意見に十分に耳を傾けてこれを進めていくことが必要であるというふうに考えてい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) それは、先ほど申しましたように、やっぱり政府全体の責任として、経済社会構造改革の一環でもあり、また基本的なもの、かつ緊急なものである、各方面にかかわっていることであるということで、責任ある立場である内閣がその舞台を提供するというのが一番やりやすいのではな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 重ねて申し上げることになると思いますが、さまざまな議論の過程、またそのまとめなどをできるだけ公開して透明なものにして、関係の方々あるいは国民の多くの方に見ていただき、また意見を言っていただくという仕組みをできるだけ持つということによって、担保と言えるかど...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この法案によって本部がつくられた上で人選はされるというわけですから、具体的にどういう方というのは今はっきりは申し上げられないのでございますけれども、非常に大事な国民的課題でありますから、いろいろな社会的な見識、識見をお持ちの方にお願いをして、そしていろん...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) まだ具体的に何人とか、どなたとかいうことは何とも申し上げられない状況です。
○国務大臣(森山眞弓君) 非常に熱心に多角的な御議論をいただいて、先ほども二年の間に六十数回というようなお話がございましたが、それぞれお忙しい先生方が熱心に議論をしていただいて、そしてしかも大変思い切った内容の御提言をたくさんちょうだいしている非常に貴重なものだというふうに私は考...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 理想といえばそのとおりでございますが、ただ内容的にはこの意見の中にもまだ十分詰まっていないものもたくさんございまして、この本部が法案の中で言っておりますように三年間という時限つきなものですから、その間にやりたいことが全部完成するかどうかは必ずしも自信がな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) テーマはたくさんございまして、どれが先でどれが後ということはなかなか言いにくいわけでございます。みんな一斉に全部できれば一番理想なんですけれども、なかなかそうもいきませんと思いますので、顧問会議あるいは検討会の御議論をいただきまして、早目にまとまるものが...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりだと思います。  事前チェック型から事後チェック型に変わったというのは、それよりも前に大きな文明の転換があって、おっしゃるように工業社会から情報社会に変わった、あるいは非常に視野の狭い、一国で成り立つものがなくなってグローバル化した、そ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 非常に大問題で、なかなか一言で申し上げるのは難しゅうございますけれども、憲法も考えてみれば成立しましてから五十年以上たっておりまして、その当時予定した日本の社会とは全く違ったものが新しく次々に出てきているということは事実でございます。  しかし、憲法と...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 全くおっしゃるとおりでございまして、今日ただいま問題とされていて、そして直すべきではないかと指摘されているいろんな分野について、いろんな問題点について司法制度改革審議会からいろいろ御提言をいただいたわけでございまして、世の中動いているわけでありますから、...全文を見る
11月07日第153回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○森山国務大臣 先生おっしゃいますとおり、交通安全あるいは交通事故の防止ということは、法律をつくったから、あるいは一部改めたからといってすぐに具体的な効果に必ず結びつくというわけではないかもしれません。あらゆる手段を講じて、考えつく限りの方法を総動員して交通安全、事故防止というこ...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいましたようなことはいずれも大変重要だと思います。まずもって、このような厳しい罰則を伴うことになった重大な犯罪になるということを運転する人すべてに周知徹底いたしまして、そして、みんなそれぞれハンドルを持つ以上は十分に気をつけなければいけないということを徹底...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のとおり、改正法が施行されました後では、照会権限の規定を活用いたしまして、刑の執行を受ける者の所在や資産等の調査を行いまして、的確な裁判の執行に努めることが大切であると考えております。
○森山国務大臣 大変残念ながら、行刑施設におきましては、少年刑務所も含めて過剰収容になっておりまして、もう事あるごとに私は財政当局にも御理解を得るべくいろいろと努力をいたしておりますが、このたび提案される予定になっております補正予算なんかでも格別心を用いていただいて、何とか少しで...全文を見る
11月08日第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○国務大臣(森山眞弓君) 国内法全体についてという御趣旨でございましょうか。
○国務大臣(森山眞弓君) 条約を批准いたしますときには日本の場合は非常にまじめに考えておりまして、日本の国内の法律がその条約の言うところをきちっと実際に実効を上げることができるかどうかということを子細に点検をするというのが今までの習慣でございます。  関係の法律、関係ありそうと...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど外務大臣もお答えになりましたように、条約があればすべて解決するわけではないとおっしゃいましたし、法律も同様だと思います。  しかし、何もそういうルールがないというのに比べましたら、やっぱりぎりぎり最小限のところの歯どめは必要でありましょうし、その...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 条約の批准というのは外務省のお仕事でございますので、手続としては、外務省の方から、このような条約ができて日本も考えたいんだがどうだろうかというお話があってから、法務省としては国内法との整合性を勉強するという手順になるというふうに思います。  この件も同...全文を見る
11月08日第153回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○国務大臣(森山眞弓君) 日本の取り扱いが、特に難民に対する同情心というか思いやりが欠けているのではないかという御質問だといたしますと、そういうことはないというふうに申し上げなければなりません。  難民というのは、御存じのように、やっぱり条約で決まったものであり、それの条件を備...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますように、十一月の六日にアフガニスタン人に係る収容令書執行停止申し立てにつきましてその執行停止決定がございましたが、この決定につきましては、難民条約等に関する解釈の判示に不服があることなどから即時抗告をいたしました。  なお、この点について...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 法科大学院につきましては、多様なバックグラウンドを有する人材を多数法曹に受け入れるという観点から、学部段階での専門分野を問わず広く受け入れまして、また社会人などにも広く門戸を開放するという必要があると思います。  また、法科大学院における教育のあり方に...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会の意見では、法科大学院制度の導入に伴いまして、新司法試験は法科大学院の教育内容を踏まえた新たなものに切りかえるべきであるとされておりまして、司法修習を施せば法曹としての活動を始めることが許される程度の知識、思考力、分析力、表現力等を備え...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 審議会の意見では、「国民の権利救済を実効化する見地から、行政作用のチェック機能の在り方とその強化のための方策に関しては、行政過程全体を見通しながら、「法の支配」の基本理念の下に、司法と行政それぞれの役割を見据えた総合的多角的な検討が求められる」とされてい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) そのとおりでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 行政訴訟制度改革審議会を設置してはどうかという具体的な御提案がございましたが、そのようなお考え方も一つの方法かとは思いますけれども、いずれにいたしましてもこれから設置される推進本部におきまして、さきの司法制度改革審議会の意見の趣旨を踏まえて所要の検討を進...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) これも再々申し上げておりますことでございますけれども、新しくできます本部の中に例えば顧問会議とか検討会というようなものを設けるという考えが出ているようでございますが、そのような会議の議事を公開する、できるだけ多くの方に見ていただく、聞いていただく、そして...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) まだ本部ができておりませんので、できました上でこれから考えられることだとは思いますが、審議会の方は非常に二年にわたって集中的な御熱心な御討議をいただいて立派な答申を出していただきました。  ですから、その審議会の先生方をまた当分の間拘束するというのもい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 私の立場でも、関係省庁から派遣されるお役人だけではなくて多様な知識、経験を有する民間人の積極的な活用を図るべきであるというふうに思っておりますし、ぜひそうしてほしいと考えております。  しかし、一方において、そういう方々に公務員になっていただくわけです...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 私も小川先生のおっしゃったお気持ちは全く同じでございますが、そのような方に参加していただく方法あるいはその方々の御意見をちょうだいするやり方というのがなかなかまた難しゅうございまして、一人二人の方を選ぶというのはなかなかかえって限定されてしまうかもしれな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) たびたびお話がございましたように、この審議会の答申が大変内容の立派なものに、参考になる貴重な提言をいただけたということは、おっしゃいましたように、この議論をできるだけ公開して、いろんな反応が直接響いてくるようなそういう仕組みで進めてまいったことからであろ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 顧問会議のメンバー、また検討会に御参加くださる方々、それぞれ知識、経験、学識経験をお持ちの方にそれぞれの専門的な知識を生かしていただくためにお願いするわけでございますので、まずはそちらの方の条件が重要だと思いますが、その上で、実はこの会議は、前からの審議...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会の意見では、司法書士への簡易裁判所での訴訟代理権の付与など、訴訟手続やいわゆるADRを含む訴訟手続外の法律事務に関し、隣接法律専門職種などの有する専門性の活用ということが提言されております。また、弁護士と隣接法律専門職種の関係について、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 当然のことと存じますが、司法制度改革審議会の意見におきましても、司法制度の全般にわたり利用者である国民の視点からその根幹にかかわる大幅な改革を提言されたものでございまして、司法制度改革の推進に当たっても、引き続き利用者である国民の視点から取り組んでいくと...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) これからつくっていただきます本部の事務局につきましては、関係省庁等からも派遣される者、そういう方も参加していただきますけれども、多様な知識、経験をお持ちの民間の方々、弁護士さんその他を含みます民間の方々の積極的な活用を図りたいということを考えておりまして...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) これもまだこれからの話でございまして、具体的な数字をはっきりと今は申し上げることはできませんのですが、普通に考えて数人かなというふうに私としては考えているところでございますが、人選あるいは適当な方に承知していただけるかどうか、これからの問題だと思います。...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま申し上げましたように、ほかの立場からもう一度新たな目で見ていただくということも重要だというふうに思いますので、そのことも含め、これから考えさせていただくということでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) これも今後の人選ということになるわけでございますが、多くの民間の方に参加していただくということは当然のことだというふうに思っております。その役割に照らして、適任の方にたくさん参加していただきたいというふうに考えております。
○国務大臣(森山眞弓君) 検討会の数やその取り上げるべきテーマにつきましては、本部ができました後、司法制度改革推進本部において検討されるということになるわけでございますが、そのメンバーにつきましては、その役割に照らしまして、適任の方にお願いできるようにということを先ほど申し上げた...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございまして、裁判の迅速化というのは国民一般の世論だと思いますが、特にこの裁判員制度を導入するということにもしなりますと、国民の負担ということは非常に大きくなるわけでございますし、公判が可能な限り連日継続して開廷されて真の争点に集中した...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 審議会の意見におきましては、二十一世紀の司法を担う法曹に必要な資質といたしまして、「豊かな人間性や感受性、幅広い教養と専門的知識、柔軟な思考力、説得・交渉の能力等の基本的資質に加えて、社会や人間関係に対する洞察力、人権感覚、先端的法分野や外国法の知見、国...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 審議会意見におきましても、法科大学院の標準修業年限を三年とするという一方で、「法律学の基礎的な学識を有すると法科大学院が認める者については、短縮型として二年での修了を認めることとすべきである。」としておりますが、この趣旨は、修業年限を二年のみとする法科大...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 審議会の意見におきましては、隣接法律専門職種について、その有する専門性を活用する見地から、司法書士や弁理士に対する一定の訴訟代理権の付与やADRにおける活用の検討等が提言されております。こうした隣接法律専門職種に期待されている役割にかんがみますれば、その...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますとおり、国際的に見ましても、また今後の社会経済の進展、国民生活のさまざまな面を考えますと、法曹に対する需要が量的に増大するということが容易に想像されるわけでありますし、また質的にも一層多様化、高度化していくということが考えられます。二十一世...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 当然でございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 当然、法曹三者の方が仕事をしていただいて効果を上げていくためには、それを十分補佐する周辺に働く事務員、職員の方々が不可欠でございまして、司法制度改革審議会の意見の趣旨にもございますが、裁判所、検察庁等の司法関係職員の人的体制の充実を図り、司法の基盤の充実...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございまして、人数もふやさなければいけない、いろんな制度も改革していかなければいけないということになりますと、先立つものがどうしても必要でございまして、それも今までとは全く違った新たな抜本的な改革でございますから、今までの一〇%増しとか...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この問題につきましても審議会の意見におきまして、「対象事件・対象者の範囲、利用者負担の在り方、運営主体の在り方等について、更に総合的・体系的な検討を加えた上で、一層充実すべきである。」とされているところでございます。  司法制度を国民に利用しやすいもの...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 本部がこの法律を成立させていただきました後できまして、その本部でこれから必要な法律を具体的に立案して、どのように変わっていくかという姿がはっきりと見えてくるということになりますので、今この時点で幾らになるということは申し上げかねるのでございますが、民事法...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 本部ができました後、顧問会議とか検討会とかを設けるということが考えられておりますが、その公開につきましては、そこにお集まりいただく先生方の御意見を聞かなければいけないとまず思いますが、できるだけ、審議会のときにいたしましたようなできるだけ透明なやり方を進...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 修正案のお話がございました。今拝見いたしましたし、今お読み上げいただいたのを拝聴いたしましたが、大変細かく割り当てを考えていただいたようでございますが。  政府提案の方の気持ちといたしましては、顧問会議、それから、法律には書いてございませんけれども、検...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 事務局につきましては関係する各省庁から派遣される者が入りますが、その方たちだけではなくて、多様な知識、経験を有する民間人を積極的に活用してまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(森山眞弓君) 審議会の意見におきましても、「国民の権利救済を実効化する見地から、行政作用のチェック機能の在り方とその強化のための方策に関しては、行政過程全体を見通しながら、「法の支配」の基本理念の下に、司法と行政それぞれの役割を見据えた総合的多角的な検討が求められる」...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるように、大変多岐にわたった、しかも抜本的な改革をしなければならないということで、非常に財政の面でも大きなそれこそ思い切った改革が必要だというふうに思っておりますが、一方において、財政事情は決していい状態ではございませんので、随分難しい難関がたく...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この本部をつくっていただくことができました上で十分検討したいと考えます。
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと思います。
11月09日第153回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○森山国務大臣 先生がアメリカやドイツの例も詳しく御紹介いただきまして、大変傾聴すべき点があるというふうに伺っておりました。  日本の場合は、先ほど刑事局長その他の関係者がるる御説明いたしましたようなことがございまして、捜査あるいは裁判の進行のプロセスに応じていろいろなやり方が...全文を見る
○森山国務大臣 まず最初に、井上御夫妻を初め、痛ましい交通事故によって大事な御家族を亡くされました遺族の皆様に、その御心中察するに余りあるものがございまして、心からお悔やみ申し上げますとともに、その御努力と熱意に敬意を表する次第でございます。  皆様が署名運動を開始されてから約...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
○森山国務大臣 裁判官の育児休業に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、最近における我が国の社会経済情勢にかんがみ、子を養育する裁判官の継続的勤務を促進し、裁判事務等の一層の円滑な運営等に資するため、裁判官の育児休業の対象となる子の年齢を、現行の一...全文を見る
11月14日第153回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(森山眞弓君) アメリカにおける炭疽菌事件に便乗いたしまして日本においても不安や混乱を起こすために意図的にそのようなことをするというのは、もう本当に重大な犯罪だと思います。その事案にもよりますけれども、厳罰にする必要があると思うんでございますが、その罰則の内容につきまし...全文を見る
11月15日第153回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○国務大臣(森山眞弓君) 最初に、商法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を説明いたします。  この法律は、会社の資金調達の需要が拡大し、その方法が多様化した現在の社会経済情勢のもとで、会社の円滑な資金調達を可能にし、また新規企業の育成等に資するため、新株予約権制度の...全文を見る
11月15日第153回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(森山眞弓君) この問題については、おっしゃるとおり、私も大変強い関心を持って進めたいと考えていた一人でございますが、非常に結婚とか家族関係とか、そういうことに深いかかわりのあるテーマでございますので、いろいろな考え方の方が今なおいらっしゃいます。  私といたしまして...全文を見る
11月16日第153回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○森山国務大臣 先生が今おっしゃいましたように、いろいろな動きがその後ございまして、世論調査、さらには、内閣府にあります男女共同参画会議の専門調査会等でのまとめもできまして、それにも、民法の改正についてぜひ取り組むようにということを特に言っていただいております。それを受けて、男女...全文を見る
○森山国務大臣 選択的夫婦別姓の問題で一番具体的に懸念されるのが子供の氏をどうするのかということで、それが一番のネックというか問題点であったわけでございます。それでいろいろと工夫をいたしまして、審議会の御答申は尊重しなければいけないのですけれども、あのとおりではなくて、少し柔軟性...全文を見る
○森山国務大臣 そのような御理解をいただいて結構でございますが、例えば、ことしの八月に発表されました世論調査におきましても、選択的夫婦別姓には大変御賛成の方がふえましたが、その中でも子供の氏は統一するべきであるという御意見が多数を占めておりまして、やはりその辺のところが皆さんの考...全文を見る
○森山国務大臣 水島先生のおっしゃりたいことも私も理解はできますが、この法律改正に関してということで申し上げれば、やはり子供の氏は一つの姓にまとまっていた方が世間には受け入れられやすい、多くの方に御納得いただきやすいというふうに思っております。
○森山国務大臣 裁判官に限らず、先ほど先生も御指摘になりましたように、民間の企業におきましても男性が育児休業をおとりになるという例は非常に少のうございますね。それはやはり基本的には、男性は仕事をして女性が家庭を守るという、長年続いてきた一種の固定観念といいますか、それが今でもなお...全文を見る
○森山国務大臣 東京と大津の両地裁から和解に関する所見をいただいたところでございます。  和解への対応につきましては、関係省庁、厚生労働省等でございますが、それと慎重に検討し、協議してまいりたいと考えております。
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、厚生労働大臣などともよく御相談して進めていきたいと思っておりますので、被害者の方にお目にかかるということもその中で慎重に考えたいと思っております。
○森山国務大臣 私が就任以来、この問題について、たびたび先生方から御質問をいただきまして、そのたびにいろいろなお答えをしてまいりました。  半年余りたちました間にいろいろなことがございまして、途中で世論調査をいたしまして、その発表がございましたり、その後、男女共同参画会議の方で...全文を見る
○森山国務大臣 大変御研究いただいて、勉強させていただきましたが、おっしゃるとおり、私どもが学校で習ったことを思い出しましても、日本の歴史だけ見ましても、昔から今のようなあり方であったわけではなくて、その時代その時代によっていろいろ変化してきたということを習った覚えがございます。
○森山国務大臣 大変いろいろと御勉強をなさっているので改めて感心いたしましたが、確かに、家族のあり方というのはその時代によって違いますし、また、現在のこのような形ができてきたのもそれなりの理由があるということで、百年余り続いてきたわけですね。  しかし、日本の長い歴史から見ると...全文を見る
○森山国務大臣 出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  平成十四年五月開催のワールドカップサッカー日韓共催大会を控えてのいわゆるフーリガン対策、緊急の課題となっている外国人犯罪対策及び偽造旅券等の偽変造文書による外国人の不法入国...全文を見る
11月19日第153回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○国務大臣(森山眞弓君) 裁判が長くかかるということは一般的に国民の多くが気にしているところでございまして、今お話しのケースも十四年ですか、相当の月日が既にたっているということで、おっしゃるような問題が確かにあるかと思います。  国民にとって利用しやすい裁判というのが司法制度改...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、最近、賃金をめぐる訴訟の件数がふえているということは感じておりますけれども、今おっしゃいましたような男女の差別を内容として、女性が地位向上のために提訴した事件数ということを正確には裁判所においても把握しかねているのではないかと存じます。  それ...全文を見る
11月20日第153回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○国務大臣(森山眞弓君) 今度の改正法案におきましては主な改正事項が二つございます。  その一つは、会社の資金調達の需要が拡大してその方法が多様化した現状のもとで、会社の円滑な資金調達を可能にして、また新規企業の育成等に資するために、新株発行に関する規制の緩和、種類株式の内容の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生御指摘のように、生きた社会経済を対象としている商法、会社法その他は、その経済の情勢の変化に応じて役に立つものに変えていかなければならないという宿命にあるわけでございまして、昭和五十年ごろから新しい時代に即応するべき商法の改正について基本的な考え方を検...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘の点も非常に重大な課題でございまして、いろいろ検討させていただいております。その内容の詳細については専門家の方がよろしいかと思いますが、御指摘のような問題も重要な課題でございまして、できるだけ早い時期にそういうことも御審議いただけるようになるかなと...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 商法の中心となる会社法制につきましては、会社分割法制の創設を内容とする平成十二年の商法改正によりまして、昭和五十年ごろから継続してきました全面的な見直し作業が一応一段落したところでございます。しかし、その間にも会社を取り巻く社会経済情勢が著しく変化してお...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、商法の改正については、かねて審議会において検討していただきまして、根本的な改正の方向に向かって今進んでいるところでございますが、今回は特に今お話しの二つの柱によります会社法改正をお願いしたいということでございます。  まず第一は、会社の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この問題は主として厚生労働省の所管のことにかかわることでございまして、厚生労働大臣ともよく御相談を申し上げなければいけないと検討協議しているところでございますが、ヤコブ病に関する今までのいきさつ、被害者、家族の皆様の現状、そして裁判所の御所見などをよく考...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今度の改正におきましてはストックオプションの付与対象者は限定されていませんので、政治家に対してストックオプションを付与するということが商法上禁止されているというわけではございません。  しかし、政治家がストックオプションの付与を受けるということが適切か...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この改正法案では、デジタルデバイドの問題に関しましては、基本的に、現行法上、書面によって送付あるいは提出されることが要求されているものを電子化する、その場合には、送付あるいは提出を受けることとされている相手方が電子化に同意するということが前提条件でござい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この商法というのは非常に古い法律でございまして、明治三十二年に制定されたものですから、片仮名文語体で記載されております。また、現在では使用されていないような言葉も使われておりますので、平仮名口語体の表記になれ親しんだ多数の国民にはわかりにくいというのは全...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) IT社会に対応いたしました民事及び商事法分野における法体系の整備につきましては、法務省としても精力的に一生懸命取り組んでおります。  例えば、電子商取引の急速な普及に対応するために、平成十二年の通常国会に、一定の電子署名に法的な効力を付与することなどを...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 経済のグローバル化及び高度情報社会の到来に伴いまして、経済社会の変化のスピードが大変速くなってまいりました。社会の実情に適合しなくなった不合理な規制は可能な限り早急に緩和いたしまして、あるいは廃止していきましてということが肝要であると考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今回の改正法案が成立いたしますと、会社関係書類の電子化などのいわゆる会社法のIT化対応に関する改正はほぼ完了することになるわけでございますが、会社が合併その他を行うに際して必要とされている公告に関しましては、今回の改正法案では手当てが見送られ、残された課...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
○国務大臣(森山眞弓君) 刑法の一部を改正する法律案及び刑事訴訟法等の一部を改正する法律案につきまして、一括してその趣旨を御説明いたします。  まず、刑法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  近時、飲酒運転や著しい高速度運転などの悪質かつ危険な自...全文を見る
11月21日第153回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○森山国務大臣 大変いつも激励していただきまして、まことにありがとうございます。  確かに、機器の整備は重要でございますが、それを操作するのは人間でございますので、人的体制もそれとともに拡充していかなければいけないというふうに考えております。特別に、最近御配慮いただきまして、十...全文を見る
○森山国務大臣 入国管理当局におきましては、職員の偽変造文書鑑識に係る技術、知識の向上を図りますために、全国の地方入国管理局の職員に対しまして各種職員研修を実施しておりまして、入管職員全体の偽変造文書鑑識に係る技術、知識の向上を図るように努力しているところでございます。  また...全文を見る
○森山国務大臣 改正法案の第五条第一項第五号の二の規定は、国際競技会や国際会議の経過もしくは結果に関連して、またはその円滑な実施を妨げる目的をもって行われる暴行等の具体的な違法行為を行うおそれのある者についてその上陸を拒否するというための規定でございます。  ですから、国際会議...全文を見る
○森山国務大臣 確かにそのような考え方もあるかと存じますが、具体的には警察関係あるいは交通関係の責任者と相談しなければならないことでございまして、その方向で検討される場合は、私どもも一緒に相談に乗りたいと思います。
○森山国務大臣 テロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約のことだと存じますが、これにつきましてはこの十月三十日に署名をいたしました。
○森山国務大臣 この条約につきましては、法務省におきましても、関係省庁と協力いたしまして、関連する国内法の整備につきまして鋭意検討を進めているところでございますが、条約が署名されましたことを踏まえまして、早期に締結できますように作業を加速させていかなければいけないと思っております...全文を見る
○森山国務大臣 北朝鮮という国については非常にわかりにくいことの多いところでございまして、先生のおっしゃるような問題があるということが大いに考えられるということもあるかと思います。  しかし、今具体的にお話しになっております朝銀の問題として考えますと、破綻金融機関の処理というこ...全文を見る
○森山国務大臣 日本人妻や拉致された日本人の方々の件につきましては、御家族のお気持ち、関係者のお気持ちに十分思いをいたしまして、できるだけ速やかにその希望がかなえられますように、政府としても今後努力を重ねるべきだと考えております。  一方、在日朝鮮人の皆さんの特別永住者の方への...全文を見る
○森山国務大臣 難民認定諮問委員会と申しますのは、法務省の入国管理局におきまして、主として課長あるいは室長以上の局幹部によって構成されておりまして、難民認定申請案件に関する局内の意見の調整のために、平成八年の八月まで事実上開かれていたものでございますが、現在は開かれておりません。...全文を見る
○森山国務大臣 これは廃止されたというわけではございませんで、その後、このようなやり方が現実にそぐわないということで、開かれていないということでございます。
○森山国務大臣 現状、行政のあり方として一つ考えられるやり方でありまして、それに基づいてきちんと責任を持ってやっているということは私も自信を持ってお答えできると思います。先生のようなお考えもあり得るかなとは思いますけれども、現実の問題としては、行政改革の時代でございまして、部局を...全文を見る
○森山国務大臣 確かにそのようなことが書いてございますが、その同じ第四十四におきまして、難民及び庇護希望者について、必要な場合、拘禁することを許容しておりまして、必要な場合というのは、身元を確認したり、難民の地位もしくは庇護の申請の基礎となる要素を確定する、あるいは、難民もしくは...全文を見る
○森山国務大臣 はい。
○森山国務大臣 私もびっくりいたしました。
○森山国務大臣 同じような事犯について、二つの法廷にたまたま分かれて、日が違ったわけですが、一日違いで全く違う判決が出たわけですので、これはやはりさらにレベルが上の裁判所の御判断を仰がなければいけないという考えでございます。
○森山国務大臣 これは、裁判所の判断が同じようなことについて全く違ったという話でございますので、むしろ、政治判断ではなくて裁判所の判断をもう一度確かめるというのが筋ではないでしょうか。
○森山国務大臣 お言葉でございますけれども、私どもの方は、条約や法律の解釈が裁判官によって違うというふうに理解いたしまして、それはやはりさらに上級の裁判所で判断していただくという必要があるというふうに思ったのです。
○森山国務大臣 そのようなことは、実はプライバシーに関することでございますので、本来余り申し上げない方がいいかと思うのですけれども、あえて申し上げますと、お尋ねの収容中の四人のうちの一人が、十一月の十四日に、職員の目の前で規定の用量を大変超える一般市販の頭痛薬を一気に飲み干すとい...全文を見る
○森山国務大臣 難民認定の申請中の者に対してアンケート調査をしたということはございません。申請人の身分のことや申し立て概要の一部を質問形式にした申請申し立て書にしまして、質問事項を説明しながら申請者に記入してもらうというやり方はしておりますが、アンケートというものではございません...全文を見る
○森山国務大臣 日本の場合は、先生もよく御存じのとおり、まず難民を申請するという方が少ないのでございます。ヨーロッパ大陸の国々とか、あるいはアメリカ、オーストラリアというような国情の国に比べまして、日本の場合は言葉も独特でありますし生活習慣も違いますし、ぜひ日本に行って難民を認定...全文を見る
○森山国務大臣 そのような報道があったということは目にしておりますけれども、政府の中で話し合ったという事実はございません。
○森山国務大臣 まだ今のところ、そういうことを具体的に相談する状況ではないのではないかと思っています。一口で言えば、時期尚早でございましょうか。もう少し、事態が非常に大きく変化して、特に日本に難民を申請したいという人がたくさんいる、あるいは避難民を大量に保護する必要が日本としてあ...全文を見る
○森山国務大臣 具体的に、例えばアフガニスタンの問題というふうに考えますと、アフガニスタンはまだまだ非常に流動的で、どういうふうになりますか、一口に言って見当がつかない状況でございますので、そういうことを具体的に日本の政府の中で決めるという段階ではまだないと思います。  もし万...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたように、この法案は、暴行等の具体的な違法行為を行うおそれがあるという者についてその上陸を拒否し、あるいは実際にこれらの行為を行った者についてこれを国外に退去させるというための規定でございますので、国際会議に関連して行われるような集団示威行動そ...全文を見る
○森山国務大臣 議員から念を入れた御質問でございまして恐縮いたしますが、おっしゃいますとおり、ワールドカップサッカー大会開催というのは、我が国の出入国管理体制につきまして大変大きな試金石でございます。  ふだんに倍するお客様がおいでになる。その方々が円滑に出入国していただいて、...全文を見る
○森山国務大臣 来年のサッカー大会を控えまして、いろいろ準備が進んでおりますが、その中で、フーリガンについては、今までこういう規模の大きな大会を、オリンピックはございましたけれども、サッカーについては大規模な大会を開催するのは初めてでございまして、非常に心配されることがたくさんご...全文を見る
○森山国務大臣 この改正は、我が国で開催される国際競技、差し当たってはワールドカップのサッカー大会でございますが、そのような大規模な国際的な競技、さらに国際会議等が平穏な環境のもとで行われるということを確保するのが目的でございます。ですから、ワールドカップサッカー大会を成功させる...全文を見る
○森山国務大臣 そのような趣旨の記事があったことは私も見ましたのですけれども、事実はございません。
○森山国務大臣 もしあれば、私の知らないところでやるはずがないと思いますし、全く聞いたことございませんし、そういうことがあったといううわさも聞いておりませんので、なかったと思います。
○森山国務大臣 そういう時期というよりは、そういう事態が発生いたしましたときには、改めて政府として、別に関係者全部で相談をして、政府で決めることだと思います。
○森山国務大臣 午前中も申し上げましたけれども、難民ということで申請をされるということは今までもやっておりますし、数は大変少のうございますけれども、日本として、審査をして該当すると思われる方には難民の認定をいたしております。  また、別に決めなければいけないと申したのは、難民で...全文を見る
○森山国務大臣 御質問は非常にいろいろな仮定を置いての話ですので、なかなかお答えしにくいわけでございます。  そのときの状況によって、現実的に本当にできること、あるいはするべきこと、随分いろいろな幅があると思いますので、今からそのようなことについて想像して申し上げるというのは適...全文を見る
○森山国務大臣 大変難しい御質問で、お答えのしようがないのですけれども、日本としては、従来から言っておりますように、人道的な立場ということを尊重し、かつ人権を尊重してということで、その上でいろいろな仕組み、ルール、やるべきこと、できることを考えてやっていくことになるであろうと考え...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
11月22日第153回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○国務大臣(森山眞弓君) 本罪は、人の死傷の結果を生じさせる実質的な危険性を有する自動車の運転行為を故意に行い、その結果、人を死傷させた者を処罰しようとするものでありまして、現行刑法の暴行の結果的加重犯としての傷害致死罪に準ずる性格を有する犯罪と考えております。  このように、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 危険運転致死傷罪は、過失犯の枠組みで処罰することが相当でない悪質、危険な運転行為による死傷事犯について、傷害致死に準じた重い法定刑によりまして処罰しようとするものでございます。ですから、対象となる運転車両についても、重大な死傷事犯となる危険性が類型的に高...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 本罪は一定の危険運転行為を行い、その結果、人を死傷させた場合について、暴行による傷害罪あるいは傷害致死罪に準じて処罰しようとするものでございます。  ところで、傷害致死罪が暴行あるいは傷害の故意により暴行に及んだ結果、人を死亡させた場合であるのに対しま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この改正は、罰金刑、懲役刑等の裁判の執行に当たりましては、その執行を受ける者の所在や資産等の調査を行う必要がございますが、現行法はこれらの調査に関する権限の規定を欠いておりまして、調査に際し、その相手方から照会の根拠規定がないことを理由に協力を拒まれるな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) まだ半年でございますので、もう少し長い目で見ないといけないかと思いますけれども、四月一日以降九月三十日までの間に、少年の殺人事件六件を家庭裁判所に送致しまして、うち四件の逆送を受けているわけでございます。  少年事件の発生につきましては、規範意識の低下...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 前大臣であったかもしれませんけれども、法務省の責任者としての言葉でございますから、私もその気持ちを引き継ぎまして、御趣旨を体して守っていかなければならないと考えております。
○国務大臣(森山眞弓君) 少年受刑者の矯正処遇につきましては、少年受刑者を収容する矯正施設を改築いたしまして、少年受刑者独自の処遇メニューを設け、改正法の趣旨を踏まえた職員研修を実施するなどの教育的な観点を重視した人的・物的体制の整備を図って努力いたしております。
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、少年院の平成十二年の新収容者の数は、その五年前の平成七年と比較いたしますと、約一・六倍という状況になっております。しかし、そのような状況のもとにおきましても、少年一人一人の問題性に応じた適正な処遇を実現するべく一生懸命に努力をしております職員も多...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のような過収容の部分も相当数あるということは私承知しておりまして、今回の補正予算あるいは来年度の予算要求等についても特段の力を入れて努力しているつもりでございますが、おっしゃいますような目的が十分果たせますように、今後も一生懸命やってまいりたいと思...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 少年審判における公的付添人制度のあり方につきましては、司法制度改革審議会意見におきまして、少年に対する公的付添人制度導入の積極的な検討が必要であるという御指摘を受けたことを踏まえた検討を継続しております。
○国務大臣(森山眞弓君) 被害者の保護につきましては、多岐の分野におけるさまざまな施策が必要でございまして、政府において犯罪被害者対策関係省庁会議を設置いたしまして既に一定の施策を講じるなどしておりますほか、修復的司法に関し外国制度の調査等の研究を継続しております。
○国務大臣(森山眞弓君) 十一月十六日に発表されました平成十三年版の犯罪白書では、平成十二年における我が国の犯罪動向等について分析しているものでございます。  平成十二年における我が国の犯罪動向について簡単に申しますと、まず第一に、刑法犯の認知件数が十一年に引き続き戦後最高を更...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今の検挙そのものについては警察の方で今御説明くださいましたようないろいろな事情があるのだろうと思いますが、したがって警察の方でも努力をしていただいていると思いますけれども、法務省もそれに関連する例えば検察現場の検察官の人数の手当てであるとか、あるいはその...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、大変行刑施設の収容人数というのはふえておりまして、平成十年以後、特に急激な増加が続いております。ことしの十月末には約六万四千八百人、収容率一〇〇・二%ということでございまして、先ほど少年院のお話がございましたけれども、少年院は全国的に見...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、この問題はかねて重大なことだというふうに認識しておりましたのですが、あわせて交通事故の被害者の方や遺族の方々の強い御要望も相次いでおりまして、それらを受けとめたという形でございます。  交通事件の実態とかこれに対する社会の認識の変化も踏まえまし...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 公務員として飲酒運転をするというようなことがあってはならないということは、もうおっしゃるとおりでございます。厳しく責任を問われなければいけないと私も考えますが、具体的な懲戒処分の処分量定を決定するに当たりましては、ただいま人事院の方からお話がございました...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 国税債権につきましては、国家の財政収入の大部分を占める国家活動の基礎であるというものでございますし、国税徴収が国家の財政力を確保する上で最も重要なものであるということから、一般の債権とは異なりまして、優先性、自力執行権等が認められているわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 刑の裁量的免除の規定というのは、自動車運転による軽傷事犯に対して一律に適用されるものではございませんで、過失の内容や被害者の処罰意思、本人の反省の程度、その他諸般の情状を考慮いたしまして刑の言い渡しを要しないと認められるものに限って適用されるわけでござい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 我が国におきましては、昭和四十三年の刑法の一部改正によりまして、刑法第二百十一条の業務上過失致死傷等の罪の法定刑のうち、三年以下の禁錮とあった部分が五年以下の懲役または禁錮へと引き上げられましたが、これは当時、交通事故事犯が数の上で激増しただけではなくて...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生が先ほどもおっしゃいましたように、交通犯罪の減少、撲滅のためには、法律を改正したというだけではもちろん十分ではございません。交通に関する行政上の規制、制裁を初め、道路及び交通安全施設の整備、交通安全教育、その他各種の行政的な施策の充実を図るということ...全文を見る
11月27日第153回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○森山国務大臣 議員提案によりまして今回提出されております改正案につきましては、平成九年ごろから自由民主党を中心にいたしまして継続的に検討がされてまいったものと承知しております。  この間、法制審議会におきましては、企業の組織再編のための商法改正法案要綱の審議を行ってきておりま...全文を見る
○森山国務大臣 今民事局長から御説明申し上げたような状況でございまして、株主代表訴訟というもの、これは大変大事なものではございますけれども、現状は今申し上げたような状況でございますので、裁判が進行中であるということを考えますと、これ以上のことを申し上げることは難しいのではないかと...全文を見る
○森山国務大臣 大変専門的な御意見、御質問でございますので、私十分承知していない面がございまして、失礼いたしました。  今おっしゃいますように、今後、株主代表訴訟の実情などを見ましたところで、万一株主の利益が不当に害されるような事態が生じるようなことがありましたら、所要の立法措...全文を見る
11月27日第153回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○国務大臣(森山眞弓君) 半年間の間にいろんなことがございまして、私が法務省の中に入る前は法務省というところは静かな落ちついたところかと思っていましたけれども、半年の間に本当に毎日のようにいろいろなことが起こりまして、こんなに大変な難しい忙しいところかということを改めて痛感してお...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、おっしゃるとおり選挙の経験を経たということは大変なことでございまして、それだけ民意を直接肌で感じて今日あるわけでございますので、そのようなことを生かして、一方、選挙の経験はないけれども専門的な知識がたくさんあるという人たちと協力して、よい仕事をし...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) その点は、私も外におりましたときには考えてもいませんでしたほど大変オープンにしていこうという努力をかねてしてこられたようでございまして、だんだんそれが具体的な計画に結びつきつつあるように私、思います。  職員の間で、検察官や裁判官の経験のある有資格者、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますようなそういう傾向があるということは私も否定はいたしませんが、最近、そのようなことをできるだけなくしていこうということで一般事務官の方を登用するということも逐次行われているように思われます。  今、矯正局の話をされましたけれども、矯正局長...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生には大変この点、かねて御心配をいただいておりまして、特に大村の収容所等については具体的にいろいろと御尽力いただいたという話を漏れ承っております。いろいろありがとうございます。  おっしゃいますようなことがあってはいけませんので、その後大変厳しく研修...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 入国管理センターの場合は、不法滞在あるいは不法入国の方々に入っていただいて、しばらく、何日か何週間かいていただいて、そして出ていただくというための場所でございますので、一人一人に条件が違いまして、長くいらっしゃる方もあるし、もう二、三日でお出になる方もあ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、おっしゃいました件につきましては、おっしゃったとおりでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 九人のうち、まず四人の人につきましては、十一月二十七日に、難民に認定を申請をされてはおりましたけれども、その理由がないということを裁決いたしました。これを受けまして、昨日、東京入国管理局におきまして退去強制令書が発付されて執行されたと承知しております。
○国務大臣(森山眞弓君) ただいまちょっと申し上げたことで言い直しをしたいと思いますが、認定、理由がないということで裁決いたしましたのが二十七日です。そして、入国管理局において退去強制令書が発付されたのはきょうでございます。失礼いたしました。  アフガニスタンの件についてという...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) お持ちいただいたものは全部受け付けさせていただいて、検討させていただいたと聞いております。
○国務大臣(森山眞弓君) 難民を受け入れることは嫌だと言っているわけではございませんで、本当に必要な、あるいは条件の整った難民の方が申請していただければ受け入れたいというふうに思っております。  なかなか、御存じのように、日本の場合は、今までの地理的、歴史的な経緯等で、難民とし...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、交通事故の減少、撲滅のためには罰則の整備だけでは十分ではございません。もちろん、交通に関する行政上の規制、制裁を初め、道路及び交通安全施設の整備、交通安全教育、その他各種の行政的施策の充実を図るということが必要でございまして、国、地方公...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 何回も申し上げておりますとおり、私個人としてはぜひ実現したいと考え続けておりますが、内閣として提出するというためにはいろんな条件を整えなければいけませんので、今も鋭意努力しているところでございますが、まだちょっと最後のところがクリアできておりません。もう...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 四人のその通告ができた方々に対しては強制退去命令が発せられております。残りの五人の方々は指定の日においでいただけなかったものですから、改めて出てきていただきまして決定された内容を通告するという予定になっております。
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
○国務大臣(森山眞弓君) 裁判官の育児休業に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、最近における我が国の社会経済情勢にかんがみ、子を養育する裁判官の継続的勤務を促進し、裁判事務等の一層の円滑な運営等に資するため、裁判官の育児休業の...全文を見る
11月28日第153回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○森山国務大臣 おっしゃいますとおり、九〇年代に相次ぎましたいわゆる金融不祥事や大手金融機関の経営破綻等に対する反省を踏まえまして、法務省では、会社法制の全面見直しの一環といたしまして、法制審議会において企業統治の実効性の確保を一つの大きな柱とした会社法制の見直しのための審議を行...全文を見る
○森山国務大臣 提案者の保岡先生初めの御意見を承り、また松本先生の御見識も承りまして、今この時期、非常に重要な時期に差しかかっているということを改めて痛感いたしました。  商法全体の基本的な見直しということが間もなく、来年の通常国会にはお願いしたいというふうに思っておりますので...全文を見る
○森山国務大臣 お説のとおりでございまして、現在、法務省では会社法制の大幅な見直し作業を進めておりますが、御指摘の株主構成におけるグローバル化や高度情報化社会への対応といった事柄は、新しい世紀に見合った会社法制とするための見直し作業におきましては大変重要な視点でございます。  ...全文を見る
○森山国務大臣 大変大きな課題でございまして、必ずしも法務省の考えということを申し上げるのに適当であるかどうかわかりませんが、商法は、私人間の権利義務関係を規律する民事基本法でございます。その主要な内容である会社法制も、会社、株主、会社債権者等の利害関係を調整する視点から、会社を...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、株主が具体的にどのようなものであるのかに応じて企業統治のあり方について個別に考えるということは、基本的には商法の規律の枠外にあるものではないかと考えるわけでございます。  ただ、現下の社会経済情勢が株式の持ち合いの解消と関連しまして...全文を見る
○森山国務大臣 今回の改正の法案の内容は、株主代表訴訟制度の合理化及び監査役制度の機能の強化などを目的とするものでございます。ですから、これによって直ちに取締役会と株主総会との関係に大きな変化がもたらされるとは考えられません。  なお、株主代表訴訟制度は会社の機関の責任のあり方...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま民事局長から御説明申し上げましたようなことで、具体的なケースについては何か申し上げるという立場ではございませんけれども、万一、今後の株主代表訴訟の実情などから株主の利益が不当に害されるような事態が生じるようなことになりましたら、所要の立法措置を講じなければ...全文を見る
11月29日第153回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますとおり、大分世の中の御理解も進んでまいりまして、政府提案をいたしますのに重要な要素であります自民党の中でも大分ためらう方が多かったんですけれども、だんだん理解していただけるようになったと感じております。きょう、あした続けて法務部会がまたある...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生が非常に人道的な立場を尊重して、仮放免あるいは特別在留許可というようなことはできないかとおっしゃっていただきまして、その気持ちは私もよく理解できるつもりでございますけれども、ただ在留特別許可というのは、今、局長も申しましたように、一人一人ケースによっ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) いろいろと環境は整ってまいりましたし、社会的な認識も進んでまいりましたので、最近は男性が育児休業をとるということもそんなに驚くような話ではございませんが、しかし何といいましても長い間、育児というのは女の仕事であるとか女の役割であるとかいう考え方が長く根深...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 基本的には、おっしゃいますような問題が社会全体としてまだ十分に認識を得ていないということにあるんだろうと思いますが、司法の世界も決して例外ではないというふうに思います。しかし、社会全体の中でこれから新しい時代をつくっていくためには、司法の世界というのは、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大変御熱心な御審議をいただきまして、この法律の審議も大分終わりに近づいていると思いますが、先生方の御声援をいただきまして裁判官の育児休業というものがその実を上げてまいりますように、また環境の整備も整いますように私も希望したいと思います。  これはやはり...全文を見る
12月04日第153回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○国務大臣(森山眞弓君) 一般に、コーポレートガバナンスと言われる企業統治でございますか、そのあり方の問題は、企業経営の効率化及び適正化をいかに図るかという問題として認識されておりまして、会社法制を主な内容とする商法におきましては当然のことながら極めて重要な問題であると考えられま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 満期の釈放者につきましては保護観察の対象とはなりませんが、本人からの保護の申し出がありました場合には、犯罪者予防更生法及び更生保護事業法に基づきまして更生緊急保護の対象となります。  この場合、保護観察所が食事や衣料の給与、医療援助、家へ帰るための旅費...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 条約の選択議定書批准に関しましては、第一義的には外務省の所管するところでございますけれども、法務省における検討状況についてお答え申し上げます。  国際人権B規約第一選択議定書におきましては、いわゆる個人通報制度が規定されているところでございます。この個...全文を見る
12月05日第153回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○森山国務大臣 今先生がるるお話しくださいましたように、この問題は、結婚観とか家族のあり方とかいう問題と非常に深いかかわりがございますので、考えようによっては非常に難しい、あるいは哲学的な、人生観的な問題であろうと思います。ですから、いろいろな御議論があるのは当然でございまして、...全文を見る
○森山国務大臣 確かに子供の名前をどうするかということが非常に大きなネックの一つでございましたが、いろいろな御意見を承りまして、今副大臣から御紹介したような案を法務省としては今のところ考えているところでございますが、特に、別氏の夫婦が子供を持ちました場合に、複数の子供がいる場合、...全文を見る
○森山国務大臣 答申におきましては、おっしゃるとおりの提言がなされているわけでございます。  人権擁護推進審議会におきましては、このように表現の自由、報道の自由に十二分に配慮した審議がなされたわけでございまして、新たな人権救済制度の立案におきましても、報道の事前規制にわたるよう...全文を見る
○森山国務大臣 きのうの午後四時半ごろでございましたか、第一回の本部会合がございました。  この際、総理から、今般の司法制度改革は、利用者である国民の視点から司法の基本的制度を抜本的に見直すという大改革であり、国民と国際社会から信頼される、新しい時代にふさわしい司法制度の構築に...全文を見る
○森山国務大臣 大変ありがたい応援のお言葉をいただきまして、ありがとうございます。  しかし、現実に予算を要求するとなりますと、それを実際に、どのような場所にどのぐらい置いて、どのように運用していくかということをきちんと説明しなければなりませんし、それが実際には、先ほど局長から...全文を見る
○森山国務大臣 大変積極的な御提案で、私どもも検討してみたいというふうに思います。
○森山国務大臣 先ごろ話題になりましたアフガニスタンからの九人、難民申請をされておりましたが、慎重に審査いたしました結果、その条件が該当しないということがわかりまして、難民不認定となったわけでございます。  しかし、アフガニスタンのことについては、アフガニスタンの国内の事情が現...全文を見る
○森山国務大臣 犯罪に当たるような行為を行った精神障害者の処遇につきましては、現在、このような精神障害者を含め、自傷他害のおそれがある精神障害者についての都道府県知事による措置入院の制度がございます。  しかし、殺人等の重大な犯罪に当たる行為をした精神障害者の処遇がどのように決...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
○森山国務大臣 この問題につきましては、これまで厚生労働省とともに合同検討会を何回か開催いたしてまいりまして、その中でも、医療関係者、またこの問題に関心を有する法律家、有識者などの御意見を伺ってきた上で、関係各方面からの要望書などもお受けしているところでございます。  現在、こ...全文を見る
○森山国務大臣 殺人等の重大な犯罪に当たる行為をした精神障害者の処遇の問題につきましては、その処遇がどのように決定され、またどのように処遇されるかについての被害者を含めた社会の関心に十分にこたえるという必要があると思われます。入院治療の要否や退院の可否等の判断に当たって、医療的な...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、政府の案というわけではございませんが、この問題に関して与党のプロジェクトチームの報告書を拝見しますと、裁判官、精神科医等が関与してその処遇を決定する手続を設けるという御意見が示されております。そのような御意見を参考にさせていただきながら...全文を見る
○森山国務大臣 個人的な意見ということもなかなか申し上げにくいのですが、この制度の、処遇をするかしないか、どのようにするかというようなことを決定いたしますにつきましては、本人の病状とか、予測される将来の問題行動のおそれの有無、内容などを考えた上で、本人の意思に反してでも入院をさせ...全文を見る
○森山国務大臣 重大な犯罪に当たる行為を行った精神障害者の処遇の問題につきましては、いろいろな事件がことしの間にもございまして、特にこの夏の事件などを考えますと、いろいろなことをできるだけ早く進めなければいけないというふうに思っております。  不服申し立て手続を定めるということ...全文を見る
○森山国務大臣 けさの新聞に出ました自民党の議員数十人の意見についてのお話がございました。  この件は、その人の家族に関する意識とか、結婚というものをどう考えているかとか、そういう非常に個人的な問題が多いですから、いろいろな人がいろいろなことを言うのは当然といえば当然なんでござ...全文を見る
○森山国務大臣 北朝鮮につきましては、かねて核兵器の開発疑惑が取りざたされておりまして、また、九八年の八月に、ミサイルを発射して我が国の上空を越えて太平洋上に落下させたというようなことがあることはよく承知しておりますし、また、大韓航空機爆破事件とか、アウン・サン廟爆破事件、さらに...全文を見る
○森山国務大臣 仮にというお話でございますので非常にお答えがしにくいんでございますけれども、万一、仮にそのようなことがあるとすれば、それは大変に困ったことだと思います。
○森山国務大臣 いろいろなことが取りざたされているということは聞いておりますけれども、法務省がそのような事実を確認したということはないと承知しております。
○森山国務大臣 外務大臣がそのようなことをおっしゃったのでございましょうか。私はちょっと聞き及んでおりません。
○森山国務大臣 朝鮮総連は、金正日総書記への忠誠を強調し、北朝鮮と極めて密接な関係にある団体として把握されているということを承知しておりますし、また、全国の朝銀信用組合、朝銀ですが、これは、そのすべてが朝鮮総連の傘下団体の一つである在日本朝鮮信用組合協会に加盟しておりまして、朝鮮...全文を見る
○森山国務大臣 団体の人事につきましては、法務大臣としてはお答えする立場にはないと存じます。
○森山国務大臣 お尋ねのテロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約につきましては、一定の類型に当たる犯罪行為に対する資金提供などを犯罪とするとともに、その防止のための行政措置等の導入の考慮などを定めるものでございますが、我が国もこの十月三十日に署名しておりまして、法務省にお...全文を見る
○森山国務大臣 アメリカのコメントは今御紹介いただきましたし、先ほども申し上げましたように承知しておりますが、私といたしましてはそういうことを申し上げられる立場ではございませんので、御容赦いただきたいと思います。
○森山国務大臣 これは大変難しい問題でございまして、私はちょっと申し上げられないということを述べたままでございまして、さらに申し上げれば、日本における朝銀の捜査につきましては、日本の捜査当局は、常に厳正公平、不偏不党の立場から、法と証拠に基づいて必要な捜査を行っているということは...全文を見る
○森山国務大臣 いろいろなケースがございまして、人権の侵害というのもさまざまでございます。  今おっしゃいましたようなことにつきましては、私も短い経験ではございますが、特にハンセン病の問題なんかについては大変痛切な経験をいたしまして、身にしみてその難しさ、その厳しさということが...全文を見る
○森山国務大臣 今の具体的なケースのお話については、事実関係がよくわかっておりませんのでコメントは難しいのでございますけれども、一般的に申し上げますと、今まで労働関係あるいは女子差別の問題など、それぞれのいろいろなケースに応じた調停、あるいは調整する、相談、苦情処理の機関というの...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、個別具体的なケースについてはなかなか難しいのでございますけれども、今おっしゃるようなケースも人権の侵害の一つであるということを考えますと非常に大切な問題だとは思いますが、労使関係に関するものであれば、先ほどのケースと同じように、労働委員...全文を見る
○森山国務大臣 国であろうと公共機関であろうと、また大企業であろうと中小企業であろうと、あるいはその反対側の労働者というか、あるいは零細な従業者であるということと関係なく、裁判というものは、どちらから見てももっと迅速に結論を出してもらいたいというのは一般の要求だと思います。  ...全文を見る
○森山国務大臣 刑事訴訟法第二百九十九条の第一項によりまして、検察官が公判廷で取り調べを請求する証拠物及び証拠書類につきましては、あらかじめ弁護人等に閲覧の機会を与えなければならないものとされており、これに加えまして、最高裁判所の決定により、裁判所は、一定の場合には、その訴訟指揮...全文を見る
○森山国務大臣 特にそっけないことを申し上げたつもりはございません。大変丁寧にお答えしたつもりであったのでございますが、具体的な事件については私から申し上げるべきものではないと考えております。  一般論として申し上げれば、再審事件における公判不提出記録の開示につきましては、事件...全文を見る