森山眞弓

もりやままゆみ



当選回数回

森山眞弓の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第154回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(森山眞弓君) 女性の涙には男性は弱いというお話をなさったようでございますが、それは本当じゃないかと思います。男性にも泣かれると、今度は女性はとても弱うございます。お互いさまではないんでしょうか。
02月01日第154回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(森山眞弓君) 現行の商法上は、法定準備金を取り崩す場合には株主総会の普通決議が必要とされております。
○国務大臣(森山眞弓君) 現行の商法上、法定準備金の取崩しの場合は種類株主総会を開催すべき場合には該当しないと考えられますので、法定準備金の取崩しに関する種類株主総会の決議は必要とはされておりません。さらに、現行商法上では種類株主が法定準備金の取崩しを阻止するために種類株主総会の...全文を見る
02月13日第154回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○森山国務大臣 今お話しのようなことを、法務省であっせんするとか国税の方にお願いをするとかいうことはいたして……(河村(た)委員「いや、反対、反対、国税が頼む」と呼ぶ)そのようなお話は私は承知しておりません。(河村(た)委員「高額納税者はどうですか」と呼ぶ)  それも、一人一人...全文を見る
○森山国務大臣 平成八年から十四年までの間に検事総長、次長検事、検事長の退職者という名簿はここにございまして、二十数人、名前だけはわかっておりますが、先ほど御指摘の収入その他については把握しておりません。
○森山国務大臣 昨日から通告は確かにちょうだいしておりますが、法務省としては、おやめになった検事長あるいは検事総長等の収入について把握するということはいたしておりません。
02月15日第154回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○森山国務大臣 今まで各大臣からお答えがございましたように、技能研修生あるいは留学生その他、お互いにそれぞれ大変貢献し合っているというふうに思いますし、途上国の発展のために日本がそういう意味で貢献できるということはプラスだというふうに思っておりますが、今先生御指摘のようなマイナス...全文を見る
○森山国務大臣 警察のお力も拝借いたしまして、両者協力してやっております。
02月19日第154回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○森山国務大臣 先生には、いつも御熱心にこの問題についていろいろと御支持、御指摘をいただきまして、まことにありがとうございます。  この問題につきましては、お話しのように、昨年、特に年末ごろから、自民党の担当である法務部会におきまして議論が大分進んでいるようでございます。大変活...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申しましたように、自民党の部会の中でいろいろな、賛否両論がございまして、その皆さんの中から、例外という考え方はできないかというお声もあったようでございます。それが一つのヒントになりまして、そういう運び方もあるなということでまた勉強いたしまして、そのような内...全文を見る
○森山国務大臣 法律というのは、国民の生活に非常に深いかかわりがありますから、国民の生活の実態にできるだけ即したものであるということがまず必要なものでございます。  しかし一方、法律というのは、一遍できますと、生活の方はどんどん変化してまいりましても、それに毎日追いついていくと...全文を見る
○森山国務大臣 今先生がおっしゃいましたような案が検討されている、その案も検討されているということも私聞き及んでおりますが、議員の先生方が考えていらっしゃる法案でございますし、まだ途中経過のようでありますので、コメントすることは難しいのでございますけれども、今、青山先生が御指摘に...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、これは、本当にどうしても必要な方が選択できる可能性をつくろうということでありますので、だれもかれもがみんな別姓にしようかどうか考えなきゃならないというものではございませんので、そこら辺の誤解がもしまだあるとすれば、そういうことはない...全文を見る
○森山国務大臣 先生も御指摘なさいましたように、昨年の八月に公表された世論調査を初めといたしまして、昨年十月、男女共同参画会議基本問題専門調査会におきまして、選択的夫婦別姓制度を導入する民法改正が進められることを心から期待するというような趣旨のまとめもいただきました。  これは...全文を見る
02月21日第154回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○森山国務大臣 おっしゃいますとおり、司法制度改革というものが具体的にこれから進もうとして、いろいろな内容が既に明らかになって、方針が明らかになっておりますにもかかわらず、一般の国民の方が必ずしもよくそのことを承知していらっしゃらないということは、私も、ほかのメディアの調査等にも...全文を見る
○森山国務大臣 今、先生がお示しくださいました二つの事例につきましては、私も前にその新聞報道や週刊誌の広告などを見まして余りにもひどいというふうに思いまして、当事者はさぞお苦しみになっていらっしゃることだろうと、つくづく同情申し上げた次第でございます。  しかし、そのお二人が大...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいました事例、日本の実例とは非常にかけ離れた高い額でございまして、かねてそのような話を承知しておりましたが、改めてその違いを強く感じたわけでございます。  しかし、日本の場合は、先ほど局長が御説明いたしましたような、法律的な考え方が少しアメリカとは違って...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいますとおり、名誉毀損の損害賠償の上限というのは決まっているわけではございませんので、そのときの社会的な全体の名誉毀損に対する意識、あるいは毀損された人格あるいは名誉に対する考え方というものが反映されていくのであろうと思います。ですから、おっしゃいますとお...全文を見る
○森山国務大臣 人の名誉、人格権というのは極めて重大な法益であるというふうに思います。名誉を侵害された者に対する法的な救済が十分なものでなければならないということはおっしゃるとおりでございまして、私も全く同感でございます。  御指摘を踏まえまして、名誉を侵害された者に対する救済...全文を見る
○森山国務大臣 先生の問題意識及び問題提起につきましては、被害者の救済手段としての損害賠償制度を有効に機能させるという観点に立った一つのお考えだと思いまして、大変敬意を持って伺わせていただきました。  しかし、おっしゃいますように例えば一級、二級、三級というふうに類型化するとい...全文を見る
○森山国務大臣 損害賠償制度を有効に機能させる方策につきましては、先生のいろいろな御指摘を踏まえまして、今後とも検討を進めてまいりたいというふうに思います。  ただ、懲罰的な損害賠償の制度を導入するということにつきましては、現実の損害を超えた賠償を認めるということにもなり得るわ...全文を見る
○森山国務大臣 先生がお示しになった文書を拝見いたしました。  ただ、この事実が今おっしゃいました条項に違反して犯罪を形成するかどうかということにつきましては、さらに証拠を集め、その証拠に基づいて調査していくということが必要でございまして、今ここで私がコメントをすることは差し控...全文を見る
02月26日第154回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○森山国務大臣 委員長を初め委員の皆様方には、平素から法務行政の運営について格別の御尽力を賜っており、厚く御礼を申し上げます。新たに御就任されました園田委員長初め委員の皆様方には、何かとお世話になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。  改めて申すまでもなく、法務行...全文を見る
02月26日第154回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○森山国務大臣 それぞれお一人お一人の事情でございましょうから、私としてはお答えすることができません。
○森山国務大臣 今先生がおっしゃったような、非常にすぐれた専門的知識、それから人格、識見を評価されて、それぞれそういう場を与えられていらっしゃるんだろうと思います。私どもとしては存じ上げません。
○森山国務大臣 御指摘のようなあっせんが行われたということは承知しておりません。
○森山国務大臣 そのようなあっせんが行われたということもございません。
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたとおり、それぞれの能力、見識を評価されて、そういう場が与えられているんだというふうに思います。
○森山国務大臣 お一人お一人の事情だと思いますので、私は承知しておりません。
○森山国務大臣 いずれにしても、一人一人の事情だと思います。
○森山国務大臣 お一人お一人が頑張られたというふうに先生は表現されましたが、頑張られたかどうかも私、一人一人についてはよく存じておりません。
○森山国務大臣 そういうことについても私はよく存じません。
○森山国務大臣 それぞれいろいろな事情があると思いますけれども、既に退職されて、例えば弁護士の仕事をしておられる方に、いろいろな方に紹介を受けて接触されるということはあると思います。しかし、検察庁あるいは国税庁、そういうところからごあっせんという話があるということは承知しておりま...全文を見る
02月27日第154回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○森山国務大臣 御指摘のように、日本は長い間、世界に冠たる治安のよい国ということを誇りにいたしてまいったのでございますが、おっしゃいますような心配が出てきたことは事実でございます。  治安を維持するために最も基本的な施策というのは、犯罪を摘発して、事案の真相を明らかにした上で、...全文を見る
○森山国務大臣 いわゆる触法精神障害者に係る新たな処遇制度は、心神喪失等の状況で重大な犯罪に当たる行為を行った者については、まずもって治療の確保を図るということが大切でありまして、継続的に適切な治療が行われることによりましてその病状が改善されるように、そして、それに伴って、これら...全文を見る
○森山国務大臣 大変先生にもこのことで御苦労いただきまして、まことにありがとうございます。  女性の社会進出とか少子化ということが進んでまいりまして、そういう社会状況の変化ということから、氏を変えるということが事実上の障害になりまして法律上の結婚が困難になったという方が次第にふ...全文を見る
○森山国務大臣 現在、官房が主導いたしまして本件に関する調査を鋭意行っておりますので、いましばらく御猶予をいただきますようにお願いしたいと存じます。
○森山国務大臣 なるべく早くと思っておりますが、何月何日ということまで今申し上げることができない状況で、大変申しわけございませんが、できるだけ早くということで御理解いただきたいと思います。
○森山国務大臣 今月中という話は、私は申し上げたかどうかちょっと記憶がないんですけれども、できるだけ早くということで、残念ですが、何月何日とは申し上げかねるわけでございます。
○森山国務大臣 この案件は、おっしゃいますように、本来あってはならないような事件でございまして、まことに遺憾で、申しわけないと思っております。  他方、調査を担当しておりました入国管理局におきましては、いずれ事実を解明して公表するべく調査を進めていたところでございますが、事実が...全文を見る
○森山国務大臣 大変残念なことでございまして、大いに反省をしておりますし、また、関係の職員に対しては厳重に注意をいたしまして、二度とこのようなことがないように厳しく申し渡してございます。  万一そんなことがありましたときは、できるだけ速やかに正しい報告を本省まで上げてもらって、...全文を見る
○森山国務大臣 大変価値観が多様化してきた最近でございまして、また一方において少子化も進んでいるということで、女性が職業について、結婚する前に数年間あるいはそれ以上、それなりに自分の名前で社会的に認められ、それを基盤にして活動しているという人が少なくない。  少子化ということに...全文を見る
○森山国務大臣 大変激励をいただいてありがとうございます。どうぞ先生方の御指導、御協力をいただきまして、そのようなことができますように今後とも努力を続けていきたいと思います。  ありがとうございました。
○森山国務大臣 先ほど事務局長から申し上げましたように、司法制度改革関連法案は、まだ具体的には幾つになるということ、またいつになるということもはっきりいたしませんが、質、量ともに膨大なものになるであろうということは十分予想がつくわけでございまして、そのような法案の御審議について、...全文を見る
○森山国務大臣 たしか六月の二十日だったと思いますが、本省の入管局長及び総務課長から報告を受けました。その報告の内容は、昨年の六月六日、東京入国管理局が大阪府警の生野警察署から、この生野警察署に逮捕されている中国人が平成九年五月に東京入国管理局の摘発を受けながら取り調べ中に逃走し...全文を見る
○森山国務大臣 私は、その報告を受けまして、徹底的な事実関係の解明と厳正な対処を指示いたしました。しかし、その後の報告を受けておりませんでした。いずれ、徹底的に事実を解明して、その結果を報告してくれるものと期待していたわけでございます。
○森山国務大臣 その新聞記事が出まして、私も、正直申しまして、そのときまでいずれ出てくるだろうと思っておりましたものが新聞に報道されましたので、どうなっているのかということをもう一度確認いたしたわけでございますが、鋭意調査をしているところで、もう少し待ってほしいということでござい...全文を見る
○森山国務大臣 かなり時間がたっておりましたものですから、逃亡事件が起こってから大阪で捕まったという間に。ですから、その間の時間的な経過がございまして、担当者の証言とか、あるいは文書の所在とか、そのようなものを確認するのに非常に手間取っていたようでございます。
○森山国務大臣 受けました。
○森山国務大臣 今、入管局長が申し上げたような事実を受けたわけでございます。
○森山国務大臣 先ほど申し上げたとおりでございます。
○森山国務大臣 そのようなことが起こるのは非常に困ることでありますので、そういうことがないように、また、その事件については具体的な事実をできるだけ詳細に把握するようにということを申したわけでございます。
○森山国務大臣 このような取り調べ中の者に途中で逃走されるというようなことは非常に困ったことでありますし、そのような事件があったというのであれば、なぜそのようなことになったか、どういう問題があったのか、これからどのように対策をするのかというようなことを、具体的に調査して報告してほ...全文を見る
○森山国務大臣 もちろんそのようなことも含まれるわけでございますけれども、私自身といたしましては、そういうことも含めて、きちんと事実を把握して報告するようにということを言ったわけでございます。
○森山国務大臣 私が聞きましたのは、破棄とか偽造とかということではなくて、その文書がなくなっているということを聞いたわけでございます。  それにしても、不注意あるいは問題があるということは当然でありまして、そういうことがないように気をつけなければいけない。なくなったというのはな...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、私も反省しなければいけないと思っております。
○森山国務大臣 現在の具体的な事実について詳細に把握をしようと努力をしているところでございますので、現時点でどうするかということをお答えすることはちょっと難しいんでございますが、できるだけ早くその結果を把握いたしまして、そのときにあわせて御説明させていただきたいと思います。
○森山国務大臣 承知しております。
○森山国務大臣 お尋ねのミャンマー人のことにつきましては、難民不認定処分等取り消し請求訴訟の審理の過程におきまして、本人尋問等により明らかにされた事情によりまして、この当該ミャンマー人については難民不認定処分時において難民性があったと認められたことから、難民不認定処分を取り消した...全文を見る
○森山国務大臣 最初に難民の申請をされたとき、そのときと最近の時点では本人の事情も大分変わったようでございまして、その詳細については、プライバシーその他ございますので、ここで申し上げることは差し控えるべきだと思うんですけれども、いろいろな状況が何年かの間に変化してきたようでござい...全文を見る
○森山国務大臣 本人のせいにするというわけでは全くございませんが、本人を取り巻くさまざまな事情が変わったということが判明したわけでございまして、それを細かく具体的にここで申し上げるのは適切ではないと存じます。
○森山国務大臣 公表するのは差し控えるべきだという趣旨でございます。
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、不認定処分の取り消しということをいたしましたのは、裁判の過程において事実が詳細にわかって、そして認定するべきであるということがはっきりいたしましたので、速やかにそのような措置をとったわけでございまして、それ以外のことは何も考えておりませ...全文を見る
○森山国務大臣 今局長から御説明しましたような手続を経ていただきまして、適切に対応したいというふうに思います。
○森山国務大臣 特に最近起こりましたこの関係の事案が大変深刻な、残酷なものであったということが非常に大きな印象として今も私の頭から離れません。それをきっかけにして非常に社会的にも関心が出てまいりまして、このまま放置することはできないというふうに思いまして、専門家にいろいろと勉強し...全文を見る
○森山国務大臣 私は、昨年の六月二十九日に視察させていただきました。大変環境のいい、当時は六月の末でございましたので、緑豊かな中に、平和な環境の中に設置されたよい施設だなというふうにまず思ったわけでございます。  この施設は、入管行政の一つである退去強制手続において欠くことので...全文を見る
○森山国務大臣 もう半年以上も前のことですので、具体的にちょっと記憶しておりませんけれども、ずっと全部見せていただきましたので、多分見たんではないかと思います。
○森山国務大臣 先生御指摘のとおり、治安ということは、安心して暮らせる社会というものをつくるのに最大の重要な要素でございまして、暮らしを安心してすることができないという社会では経済も文化も何にもできないわけでございますので、これなくして国家の発展は到底考えられない、非常に重要な基...全文を見る
○森山国務大臣 無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律というのは、我が国における公共の安全の確保を目的としているわけでございます。ですから、国際テロ団体というのはいろいろあるとは思いますけれども、その団体の実行する無差別大量殺人行為が我が国の公共の安全に向けられたもので...全文を見る
○森山国務大臣 今申し上げましたように、我が国の公共の安全の確保ということが目的でありますので、そのような具体的な可能性があるといいましょうか、心配が考えられるという場合には、検討する価値は十分あるだろうと思いますし、そのような観点から証拠その他をしっかりと集めて、必要であれば適...全文を見る
○森山国務大臣 確かに、おっしゃいますとおり、法務省としては、従来から、国民の権利義務の根幹にかかわる民事法、刑事法のような基本的な法律の改正を行います場合には、内閣から御提案するに当たりまして、法律の専門家のほか有識者の方々に加わっていただいて、法制審議会における幅広い観点から...全文を見る
○森山国務大臣 最近は、大変その問題について法制審議会の先生方も注意をしていただくようになりまして、例えば、昨年末でしたか、通していただきました刑法の改正で、危険運転致死傷罪というようなものをつくっていただきましたが、あれは、たしか八月のころに諮問いたしまして、二カ月ぐらいで答申...全文を見る
○森山国務大臣 大変励ましていただきましてありがとうございます。  商法なんかのような民事基本法の改正を検討するに当たりましては、国民の権利義務の根幹にかかわるものでありますから、法律専門家のほか有識者や関係各府省の方々によって構成される法制審議会におきまして、比較法的な見地な...全文を見る
○森山国務大臣 承知しております。
○森山国務大臣 戸籍制度は、日本国民の親族的身分関係を登録、公証する制度といたしまして、我が国の社会に定着して国民の信頼を基本的に得ているわけでございます。しかし、戸籍の偽造届け出事件が発生いたしますと、この制度に対する信頼が揺らぐばかりではなくて、関係の方々がさまざまな不利益を...全文を見る
○森山国務大臣 いわゆる戸籍の汚れというのを嫌う日本の潔癖な国民性という、国民感情を無視することはできないと思います。偽造の届け出によって戸籍の記載をされた方が戸籍の記載の原状回復を望むという心境には十分配慮しなければいけないというふうに思いますし、その御本人にとっては非常に重大...全文を見る
○森山国務大臣 そのことも含めて種々検討を進めていきたいと思います。
○森山国務大臣 昨年の九月十一日以来、先生が大変御熱心にこのことを進めておられまして、また、私もたまたまお会いすることができたし、直接のお声も聞きまして、本当に御本人にとってはいかに深刻なことかということをつくづくそのときから痛感しております。  ですから、ぜひ何とか皆さんが喜...全文を見る
○森山国務大臣 考えてみると、日本における婚姻届というのは、だれでも簡単に出せるというか、非常に出しやすくしてあると思うんですね。昔、今の民法になる前は、ある人が結婚しようと思うと、戸主とかその他いろいろな人の了解をとって、そして手続が大変だったのではないかと思うんですが、そうい...全文を見る
○森山国務大臣 総理の施政方針演説にもございましたように、平素から、日本国憲法のもとで、国の独立と主権や国民の安全を確保するために、有事への対応を含め必要な体制を整えておくことは、国としての責務であるというふうに考えます。このような観点から、有事に対処するための法整備については、...全文を見る
○森山国務大臣 学校教育が必ずしも十分な期待する効果を発揮していないという心配は、かねていろいろなところでいろいろな方がおっしゃっていることでございまして、それは、社会全体の変化、あるいはその社会に住んでいる、あるいはその社会を構成している国民一般の意識、あるいは生活の仕方の変化...全文を見る
○森山国務大臣 教育の改革が必要であるということで、それぞれのお考えでいろいろな訴えがなされ、またスローガンが掲げられて、ここ十年ぐらいたっております。  今の内閣も、文部科学大臣を中心といたしましてさまざまな努力がなされていることを私もそばで拝見して承知しておりますが、私は私...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいますような司法取引という方法が行われている国もあると聞いております。確かに、大変密行性、組織性が強いというような犯罪に対して、現行の捜査方法ではなかなか真相の解明が難しいという現実もございますので、そのような場合には有効な捜査方法として司法取引というもの...全文を見る
○森山国務大臣 北朝鮮による日本人拉致疑惑につきましては、警察庁によって、七件十人の事案が指摘されておりますが、いかなる者によってであろうと、我が国の領域の中で日本国民を拉致して外国に連行するというようなことが仮にあったとすれば、当然被害者の人権をじゅうりんする極めて悪質な犯罪で...全文を見る
○森山国務大臣 テロリズムという言葉につきましては必ずしも定義が確立しているわけではございませんし、また、拉致問題につきましても、その目的などについて明らかにされているわけではありませんので、これがテロリズムに当たるかどうかはなかなか即断しがたいものがあるというふうに思いますが、...全文を見る
○森山国務大臣 テロへの資金供与禁止措置といたしましては、現在、法務省におきましても、関係省庁と協力いたしまして、テロ資金供与防止条約を締結いたしますために、具体的なテロ犯罪に使われることを意図した資金提供等の犯罪化に関する新法を制定するべく鋭意作業を進めているところでございます...全文を見る
○森山国務大臣 外国籍の船舶の我が国港湾への入港に関しましては、テロリズム対策の観点から、所管省庁が関係法令に基づいて、必要かつ厳格な措置を講じているものと承知しております。  お尋ねの万景峰号につきましても、その入港の際には同様の措置が遺漏なく行われているものと考えております...全文を見る
○森山国務大臣 各種の情報を総合いたしますと、JR総連・東労組には革マル派が相当浸透していると認められるようでございます。
○森山国務大臣 御指摘のような著作物が出版されたということは承知しておりますが、公販されている一つ一つの著作物の内容についてコメントすることは差し控えたいと存じます。  なお、革マル派は、暴力によって民主主義的国家秩序を破壊することを容認する危険な過激派団体の一派であると思って...全文を見る
○森山国務大臣 昨年九月の米国における同時多発テロの事件をきっかけにいたしまして、我が国政府は、平成十三年十月八日付で緊急対応措置をつくりまして、その中に、政府関係各機関によるテロ関係情報の収集活動の強化ということを通じましてテロ行為の未然防止をしよう、そのために万全の措置を講じ...全文を見る
○森山国務大臣 その松崎さんがどのような考えでそういうふうにおっしゃったかわかりませんけれども、公安調査庁は与えられた使命を遂行するために懸命に努力をしているのでございまして、でっち上げなどということは全く根も葉もないことであるというふうに思います。
○森山国務大臣 事実を正確に把握されて、正しい報告がされるように期待しております。
○森山国務大臣 法律と証拠に基づいて正しい報告をしていただくものと期待しておりますし、法務省の者がどのようにかかわるかはわかりませんが、その結果によって曲がるというようなことは考えられないと思います。
03月01日第154回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○森山国務大臣 平成十四年度法務省所管の予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  法務省は、治安、法秩序の維持確保及び国民の権利保全など国の基盤的業務を遂行し、適正・円滑な法務行政を推進するため、現下の厳しい財政事情のもとではありますが、所要の予算の確保に努めておりま...全文を見る
○森山国務大臣 先生が御指摘のとおり、我が国における保護司の制度というのは、世界にも例を見ないような大変立派な制度として、国の治安の維持ということに大変大きな貢献をしてきていただいたし、今も大きな力を発揮していただいているというふうに思いまして、心から感謝にたえないところでござい...全文を見る
○森山国務大臣 保護観察所の第一線で保護観察などの事件処理に当たっている保護観察官についてのお尋ねでございます。  一人当たり百件を超える保護観察事件を担当しておりますので、対象に対する処遇を実施していくためには、保護司の方々の御協力をいただかなければもう全く不可能と申して過言...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘の触法精神障害者に対する新たな処遇制度につきましては、保護観察所が、地域社会において継続的な治療を確保するために、病院はもとより、地域社会で精神保健に関する援助業務を担っている保健所などとも連携しながら、対象者に必要な指導等を行う役割を担うということが予定さ...全文を見る
03月04日第154回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○森山国務大臣 先生御指摘のように、労働債権については、民法及び商法におきまして先取特権が認められております。これらは、労働者の賃金などが労働者自身やその家族の生活に不可欠の基盤であるということから、労働者の保護を図る社会政策的な考慮に基づいた制度であるというふうに考えております...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のように、昨今の経済状況などにかんがみますと、労働債権の保護のあり方についての見直しを行う必要があるのではないかと思っております。  私自身も、地元のよく知っている大変まじめな中小企業の経営者、余りにもまじめにこつこつとやり過ぎていたと言うと変ですが、その...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のとおり、更生保護事業は、犯罪や非行を犯した者で家族からの保護が受けられないなどのことで自立、更生に困難が伴う者を保護いたしまして、その改善、更生を助けている仕事でございます。犯罪者や非行少年の再犯防止に大きく寄与いたしまして、刑事政策上極めて重要な役割を果...全文を見る
○森山国務大臣 予定されております法案におきましては、人権委員会は、独立行政委員会、いわゆる三条委員会として設置いたしまして、委員長、委員を国会の同意を得て内閣総理大臣が任命するということになっているほか、身分保障、職権行使の独立性の保障などによりまして、その職権の行使に当たって...全文を見る
○森山国務大臣 表現の自由とか報道の自由というのは非常に重要なことでございまして、それを制約するというようなことは全く考えておりません。  今立案中の法案の対象として考えておりますのは、先ほどもお話し申し上げましたように、いずれも特に弱い立場にある犯罪被害者の方々に対する報道に...全文を見る
03月08日第154回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(森山眞弓君) 今、先生も御指摘なさいましたように、また外務大臣からもお話がございましたように、この受刑者移送条約の締結によりまして、我が国の行刑施設に収容されている外国人受刑者を母国に移送いたしまして刑の執行の共助を嘱託することによりまして、その改善更生及び円滑な社会...全文を見る
03月11日第154回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(森山眞弓君) 私も、ちょうどその時間来客が相次ぎまして、じっと見ているということができませんでしたので、今まとめて御感想を申し上げるということはちょっとできませんのですが、時々ちらっと、一分、二分のぞいてみたというだけでございまして、そのそれぞれの場面で質問者もまた鈴...全文を見る
03月12日第154回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のような事実はございました。  これは、被疑者四人はロシア連邦の国籍を有する外国人でございまして、北海道根室市の花咲港四百六十八番地所在の花咲西埠頭に停泊中のロシア連邦貨物船アルマ二号の船長及び船員でございましたが、いずれも入国審査官から上陸の許...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど申し上げましたケースにつきましては、上陸目的が特に買物であったり、しかも滞在時間も五時間という大変短い時間でございまして、前科とかそういうものも余りございませんで、全員が犯行を素直に認めて改悛の情も顕著であるということで、厳重訓戒の上、先ほどのよう...全文を見る
03月13日第154回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(森山眞弓君) 平野議員にお答え申し上げます。  ムルアカ氏の外交旅券につきましては、昨日の夕方、外務省から偽造であるとの通知を受けましたが、現段階ではその情報の内容は具体性に乏しいものでありますことから、外務省を通じ詳細な情報の収集に努めるなど適切に対応いたしたいと...全文を見る
03月13日第154回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(森山眞弓君) 当局への入国・在留関係諸申請の際にはパスポートの提示は求めますけれども、その写しを当局が取るとかあるいは写しを出すようにということを求めるということはございません。
○国務大臣(森山眞弓君) この場合は一般論として申し上げますと、この場合は、公衆や政府等を脅迫する目的でという目的が明示してございまして、その目的のために日本人を拉致しようとする者がというふうに続いておりますので、その目的がまず大前提になると思います。
03月14日第154回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○国務大臣(森山眞弓君) 委員長を始め委員の皆様方には平素から法務行政の運営について格別の御尽力を賜っておりまして、ありがとうございます。  改めて申し上げるまでもなく、法務行政の基本的使命は法秩序の維持と国民の権利の保全を通して国民生活の安定と向上を図ることであり、この使命を...全文を見る
03月14日第154回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(森山眞弓君) メディアの発達に伴いまして、今御指摘のような問題が出てきているということはよく承知しております。  昨年の五月に、人権擁護推進審議会から人権救済制度の在り方についての答申をいただきました。その中でも、報道によるプライバシーの侵害、名誉毀損、過剰な取材に...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 最初に申し上げましたとおり、メディアによる人権侵害につきましては、人権擁護推進審議会からいただいた答申がございまして、それの中で深刻な被害をもたらしていると指摘されておりまして、私も同様の認識でございます。  また、御指摘のような人権侵害に関し、名誉毀...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 被害感情とか一般国民の良識というものが裁判に反映するべきである、することが望ましいという考えで裁判員制度、参審制というのを今、司法制度改革審議会の本部で検討していただいているわけでございます。  他方、その参審制につきましては、司法制度改革審議会の意見...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 懲罰的な損害賠償制度というのは、いろいろ議論がございまして、今、局長が御説明申し上げましたように、先生のような積極的な御意見もある反面で消極的な意見も少なくございません。様々な問題が指摘されておりますので、慎重な検討が必要だと思います。  議員御指摘の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 名誉を毀損された被害者が本当に望んでいるのは、金銭的な賠償もさることながら、むしろ毀損された名誉が回復されるということであると思います。  したがいまして、謝罪広告などの名誉回復のための処分は、名誉を侵害された被害者に対する救済手段として損害賠償と並ん...全文を見る
03月15日第154回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○森山国務大臣 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、裁判所の職員の員数を増加しようとするものでありまして、以下その要点を申し上げます。  第一点は、裁判官につき、判...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○国務大臣(森山眞弓君) 法制度というものがそれぞれの国の実情を適正に、適切に反映したものでなければ十分に機能しない、またその実務を担当している方の意見を十分にお聞きしなければいけないということは当然でございまして、今回の商法改正につきましても、特定の国の制度が優れているからそれ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 委員御指摘のように、日本人の間には裁判とか司法とかいうものが一般の国民とは別のところで、言わばお上のやることであって、国民はかかわるとすれば裁かれる方だというふうな思い込みがございます。それで、なるべく裁判なんかに近寄らない方がいいとか、そんなことしない...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、偽造の届出によりまして戸籍の記載がされた場合には、その記載が訂正されても偽造の届出に基づく記載の痕跡は残るということになっております。これは、違法不当な改ざんを防止するためにすべての戸籍の記載の履歴を残す必要があるということなどによるもの...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のように、大変、最近、この人権法案が新しく提案されるということになりまして、世間の関心が高まっております。中には、心配するという方もおいでになりまして、おっしゃるようないろんな話合い、議論が行われているということも承知しております。  しかし、人...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 人権擁護法案は、人権擁護行政の担い手として新たに独立行政委員会として人権委員会を設置するとともに、人権救済手続を実効的なものに整備するなど、人権の世紀と言われる二十一世紀におきまして、真に国民一人一人の人権が尊重される社会を実現するために、人権擁護制度を...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会の意見でございますので、私から詳細に間違いなくお答えできるかどうかわかりませんが、これを読ませていただいた私の感じといたしましては、要するに今法的な需要が非常に大きくなりつつある、それに合わせて大幅な増加を必要とするという趣旨のことを言...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、今までの法曹の養成制度、例えば司法試験とか司法修習制度とか、そういうものが非常に大きな役割を果たしてきて、角田先生始め立派な法曹を生んでまいったということは私も承知しております。  しかし、先生が受験なさった、あるいは勉強なさっていたころと今大...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のように、そして今、山崎事務局長がお答えしましたように、これからその内容について検討をするということで、今のところ残念ながらはっきりした方向ということは私から申し上げることはできない状況でございますが、おっしゃいますように、せっかく法科大学院という...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますように、経済的な力のある親の子供でなければ入れないというようなことはもう誠に不公平なことで、そんなことがあってはならないと思います。  法科大学院については、公平で開放された、多様な人々を受け入れるという必要があると思いますので、資力が十...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 実は、小泉総理大臣も、また塩川財務大臣それから片山総務大臣、いずれもこの人員増に関係のある責任の閣僚の皆様に大変御理解をいただきまして、いろいろと私どもが陳情申し上げることを聞いていただいております。しかし、にわかに何倍にもするというわけにもいかないとい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、顧問会議に私も出席させていただきまして、ずっと傍聴させていただいておりました。  最初に、スケジュールの関係もあったと思いますけれども、顧問の皆さん方からお一人ずつ司法制度改革に関するそれぞれのお考えをお述べいただきまして、その最初の部分が全部...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) そのとおりでございまして、その最初のときから終わるまでずっと新聞記者さんも傍聴しておりましたし、その議事録は直ちに公開されるということでございまして、国民の皆様に全部そのいきさつ、やり取り、御意見、すぐに分かるような仕組みになっているということは大変いい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、結果的にそのようになっていると私も聞いておりますが、それぞれの検討会のそれぞれの委員の方に御相談というか御意見を伺いまして、全く個人の名前から発言内容まで全部公開してもいいというふうにそれぞれの検討会でお決めになったところはおっしゃるよ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大変長い間、しかも忙しく審議に御参加いただいて非常に貴重な御意見をちょうだいしました審議会のメンバーの方々には、佐藤先生以外にも大変御関心を持っていただいている方が多いかと思います。  折に触れていろいろお話は申し上げていると思いますが、そのような御希...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会の意見におきましても、今、先生おっしゃいましたように、大変これが重要な課題であるということを言及していただいております。私どもも、当然御指摘の司法の行政に対するチェック機能の強化ということは重要な課題だと認識しております。  行政事件...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、いろいろと御説明申し上げましたように、これから調べなければいけないことがありますし、まだ判明しないことがたくさんありますけれども、法律を犯して日本に入ってきたということがはっきりいたしますれば、それはしかるべき処置を取るべきだと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、大変権威のある欧州評議会の、しかも人権に関する協議機関でございますので、非常に重要な場所だというふうに考えております。  アメリカ、カナダに次いで日本もオブザーバー国となっておりますのは、これによって我が国が欧州評議会の閣僚委員会及び...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 昨年、欧州評議会の議員会議におきまして御指摘のような決議が採択されたことは聞いておりまして、承知しております。  死刑制度の存廃の問題につきましては、基本的にはそれぞれの国におきまして、その国の国民感情とか犯罪の情勢とか刑事政策の在り方、文化的、社会的...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 死刑の問題については非常にいろいろな先生方が御心配をいただいて、研究していただいているということに心から敬意を表したいと思いますが、今の浜四津先生の大変具体的な御研究、そして御提案、傾聴に値するべきものだと思います。  死刑と無期刑につきまして、現行の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 難民の申請とか認定の数が日本がよその国に比べて非常に少ないということはよく指摘されることでございます。  我が国におきましては、その地理的なあるいは文化的な背景が難民の出身国と大変かかわりが乏しいといいますか歴史的に少ないということや、言葉の違いなどの...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 収容された人々を人道的に扱うべきだというのは基本的にはおっしゃるとおりでございまして、ただ、最近報道されました幾つかの出来事につきましては、必ずしも報道のとおりというわけではございませんで、実態をよく調査いたしましたところ、非常に一部のことを過大に伝えら...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるように、かなり長い時間を掛けて今日までいろいろなところで議論していただきましたが、まだこれというはっきりした解決策が出ていないのは私も残念に思っております。  しかし、幸いにして、自民党でも、またほかの党派でもいろいろと議論がまた活発化してま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、司法制度改革審議会におきましてこのような問題が指摘されまして、被疑者に対する公的弁護制度を導入するべきであるという御意見をいただいております。この御意見を踏まえまして、必要な検討を行った上で、平成十六年、通常国会に所要の法案を提出したいと...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 二月二十二日に示されました東京、大津両地裁からの和解案につきましては、今月一日に国として受入れを表明したところでございます。裁判所の和解案にあります謝罪の措置につきましては継続協議事項として挙げられているところでございまして、現在、裁判所において協議をし...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今おっしゃいましたような勧告が国連の人権委員会の方から出されているということは承知しております。しかし、いわゆる代用監獄におきます被疑者の勾留につきましては、十分な司法的コントロールがなされております上、被勾留者の保護のための担保措置が既に十分に講ぜられ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) いわゆる代用監獄におきまして勾留されている者につきましては、その者を起訴して捜査が終了した場合には、原則として拘置所で受入れ可能な限り速やかに拘置所への移監手続を行っているところでございます。また、速やかに移監手続を終えるように拘置所の拡充にも努めたいと...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今まで御説明申し上げましたように、法務省の矯正局関係の施設におきましても、できるだけ早く必要な数を整えなければいけないということで一生懸命に努力しております。やはり、一つのしっかりした施設を造りますのには時間が掛かるのはやむを得ないことでございまして、そ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今の具体的な事件ではなくて一般的に申し上げますと、今の御指摘のような問題は、現在の難民認定法に基づいて適正に処理をされ、裁判所の判断も仰ぎながら妥当な方向へ進んでいるというふうに私は思っておりますので、今直ちに法律改正その他のことは考えておりません。
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほどもそのような御質問がございまして、お答え申し上げたのでございますが、日本の場合は、難民の申請というのが非常にまず少ないわけでございます。ほかの諸国、特にヨーロッパ諸国などでは大変数はたくさんございまして、それに対して、それぞれの国の事情によるとは思...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) これから好むと好まざるとにかかわらず国際化は更に進んでいくと思いますし、そういう中で、人間同士の交流も多くなっていくのは当然だと思います。その中には難民として申請をしたいという方が今よりは増えていくだろうということも想像できますが、一方において法務省とい...全文を見る
03月20日第154回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○森山国務大臣 大変力強い激励をちょうだいいたしまして、ありがとうございます。  司法制度改革というのは、明確なルールと自己責任原則に貫かれました、事後チェック・救済型社会への転換に不可欠な重要かつ緊急の課題でございまして、これを実効性あるものにするには、裁判官、検察官を初めと...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のとおり、行刑施設に入る収容者の数がふえておりまして、それを迎えるための施設が十分でないということは、全体として申せることでございます。  少年院についても、場所によって多少の違いはございますけれども、今御指摘の美保学園は、この事件が起こりました当時、四〇...全文を見る
○森山国務大臣 通信傍受の対象犯罪というのは薬物犯罪とか銃器犯罪でございますが、このようなものが、暴力団や外国人犯罪組織などによる薬物及びけん銃の密輸入事犯などが決して後を絶っておりませんので、十分に、この法律はなお必要であるというふうに思います。  ただ、通信傍受は、組織的に...全文を見る
○森山国務大臣 先ごろもそのような御質問がございましたとき、お答え申し上げました。何と申し上げたか一つ一つの言葉までは覚えておりませんけれども、先ほど長官が申しましたように、公刊されている個々の著作物の内容について細かくコメントするということは差し控えるべきかと思います。  た...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたように……
○森山国務大臣 先ほど指摘されました八尾さんという人の証言でございますが、新聞にもかなり詳しく出ておりましたけれども、その内容が本当に真実のものであるかどうか、あるいは、その実態が本当にそのとおりであったのかどうかというようなことについては、さらに検討し、調査する必要があろうかと...全文を見る
○森山国務大臣 米の支援につきましては、法務省の所管に属さないことでもございますし、その当否に関して私からお答えすることは適当でないと思います。  ただ、この問題を含む対北朝鮮外交のあり方については、政府全体として真剣に検討するべきことであろうと思います。  なお、昨日、副大...全文を見る
○森山国務大臣 出入国管理及び難民認定法上、再入国の許可は、申請者の我が国における在留状況、渡航目的、国内外の情勢等、関連する事情を踏まえまして個々にその許否を決定するものでございますが、御質問のような方につきましては、入管特例法によって、その歴史的経緯及び我が国における定住性等...全文を見る
○森山国務大臣 破綻金融機関の処理につきましては、御指摘の金融機関が我が国の法令に基づいて設立された国内金融機関の一つであることにかんがみまして、預金者保護の観点から預金保険法等の関係法令に基づきまして行うものでございまして、所管庁、これは金融庁でございますが、そこにおきまして適...全文を見る
○森山国務大臣 平成七年以前の外交、公用への在留資格変更申請記録は、今局長が申し上げましたように、既に廃棄されて保存されていないと報告を聞いております。  原則十年ではないかという御指摘でございますが、東京入国管理局の文書取扱細則によれば、その保存期間は十年とされておりますが、...全文を見る
○森山国務大臣 なお確認するために調査をいたしたいと思います。
○森山国務大臣 できるだけ早くするようにいたします。
○森山国務大臣 大変申しわけございませんけれども、十日とか二十日とか何月何日までというのは、ちょっと今申し上げにくいと思います。
○森山国務大臣 児童買春、児童ポルノ処罰法の関係では、諸外国におけるこの種事犯の実態などを調査研究する経費といたしまして、十四年度の予算案においては百四十八万円を計上しております。  また、この関係の予算として特別に、特定してお示しすることは難しいんですけれども、この法律に関す...全文を見る
○森山国務大臣 今申し上げました百四十八万円というのは、先ほども御説明いたしましたように、諸外国におけるこの種事犯の実態を調査するということでございます。  十三年度は、今おっしゃいました横浜の大会その他、日本の政府が招致したものでございますので、それにかかわる経費を相当、あれ...全文を見る
○森山国務大臣 この問題については、さっきも申し上げましたように、国民の意識の啓発ということが大変重要だと思いますので、法務省も政府の一員として、特にここに深くかかわる立場の役所として啓発活動にも一層力を入れていきたいと思います。
03月20日第154回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○国務大臣(森山眞弓君) 給与債権等のいわゆる労働債権につきましては、民法、商法でその全部又は一部について一般の先取特権が認められておりまして、他の私法上の債権に対する優先権が与えられておりまして、また破産手続におきましては、手続に必要な費用や租税債権が属する財団債権に次ぐ優先順...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 現在の厳しい経済情勢にかんがみますと、労働債権の保護の在り方というのは非常に重要な課題でございまして、見直しが必要があるということは今、委員御指摘のとおりだと思います。  私も、身辺に、地元で中小企業の方々とお付き合いがございまして、大変苦しい思いをし...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 非常に基本的な問題で、また哲学的な御質問かと思いますが、人が人として尊重されて、お互いにその立場を認め合い、思いやりのある温かい社会ということにつながるんではないかというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 最初にどなたがそうおっしゃったか、私もちょっと、今はっきりいたしませんが、よく二十一世紀は人権の世紀だという言葉を聞くのでございます。  私なりに考えてみますと、二十世紀はその百年の間に戦争が度々あったり、また産業の振興あるいは工業開発ということに力が...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この法案を提案させていただきましたときにいろいろ最初の提案理由の説明も申し上げるつもりでございますが、今、手元にたまたまその法案がございますので、これを繰ってみますと、その法案の第四十二条の四というところに、「放送機関、新聞社、通信社その他の報道機関又は...全文を見る
03月25日第154回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(森山眞弓君) 辻元さんの件につきましては、まだ具体的な内容がはっきりいたしておりませんので、何とも申し上げようがないと思います。  犯罪が成り立つかどうかということは収集された証拠に基づいて判断されるべき事柄でございまして、今ここで法務大臣としてお答えすることは控え...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 山本譲司元衆議院議員の場合でございますが、平成十二年の九月二十二日に起訴されたわけでございますが、平成八年の十一月ごろ、山本譲司代議士側が衆議院の事務局の職員を欺いて、政策担当秘書が採用されたものと誤信をさせて、平成十一年九月までの間、前後四十八回にわた...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 私もテレビあるいは新聞の記事等でそのような言葉があったということを承知いたしておりますけれども、あくまでも、犯罪の成否ということになりますと、捜査機関におきまして収集いたしました証拠に基づいて判断されるべきものでございまして、今の時点でお答え申し上げるこ...全文を見る
03月26日第154回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○国務大臣(森山眞弓君) 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、裁判所の職員の員数を増加しようとするものでありまして、以下その要点を申し上げます。  第一点は、裁判官...全文を見る
03月26日第154回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(森山眞弓君) 刑法の二百四十六条というところに規定されておりますが、詐欺罪というのは、人を欺いて財物を交付させた場合及び財産上不法の利益を得、又は得させた場合に成立するというふうになっております。
03月27日第154回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(森山眞弓君) 詐欺罪というのは刑法の二百四十六条に決められておりまして、人を欺いて財物を交付させた場合及び財産上不法の利益を得、又は得させた場合に成立するとされておりまして、その罰則は十年以下の懲役であるというふうに決められております。  辻元議員のケースが問題にな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 個別の問題についてのお答えは差し控えたいと思いますが、仮に問題があるとすれば、一般的に申せば、証拠と法律に基づいて適正な捜査が行われると思います。
03月28日第154回国会 衆議院 本会議 第17号
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○国務大臣(森山眞弓君) 楢崎議員にお答え申し上げます。  全農チキンフーズの偽装表示の件についてお尋ねがありました。  まず、犯罪の成否につきましては、収集された証拠に基づいて判断されるべき事柄でありますので、法務大臣としてお答えすることは差し控えさせていただきたいと思いま...全文を見る
03月28日第154回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革を進めるに当たりまして、広く国民に情報を公開して検討過程の透明性を確保するということは、先生おっしゃるとおりでございまして、大変重要でございます。  ですから、司法制度改革推進本部の顧問会議や本部の事務局で開催している検討会では報道機関に会...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 裁判員制度というのは非常に今までの刑事訴訟の在り方を大きく変えるものでございますし、いろいろと新しい課題がたくさんあると思いますので、今御指摘のような点も十分心に留めまして、しっかりと分析もし、研究もして、日本の国民の皆さんに本当に意味のある参加をしてい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございまして、私も折あるごとにそのような発言をさせていただいております。もちろん、いろいろな制約がありまして、こちらの思うとおりにはなかなかいきませんけれども、しかし非常に深刻な状況にあって、何とかしなければいけないということは多くの方...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 当然、条約の難民に該当する方は難民として認定をしておりますし、また条約難民として認定する条件がない方でも、出身国あるいは自分の今まで住んでいたところが非常に不穏なあるいは不安定な状況である、帰りたくても帰ることが実際上不可能であるというような場合には特別...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 最近の経済不況に伴いまして自己破産事件が急増しております。民事法律扶助事業は自己破産状態に陥った方々の救済を図るためのセーフティーネットとして重要な役割をしておりまして、現に、その民事法律扶助というのは自己破産の問題だけを扱うわけではないんですけれども、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、特に国際的な協力が更に求められる分野だと思います。  先生もおっしゃいました昨年十二月の横浜会議ですが、あれは政府としても、NGOの皆さんと一緒に大変力を入れて協力し開催いたしまして成功したわけでございますが、法務省といたしましても関...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この法律は、そのような行為によって子供の人権が傷付けられるということをなくそうという趣旨でございまして、今まで余り、特に日本の社会においては法律上の問題とされなかったことを法律上に規定して違法とするという新しい考え方の表れでございます。  したがいまし...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、せっかく調停があって公式に決められたものでも必ずしも一〇〇%は守られないというのは大変残念なことでございますし、直接関係しているその子供あるいはその養護しているお母さん、あるいはお父さんかもしれませんが、そのような方々にとっては非常に重大な問題だ...全文を見る
04月02日第154回国会 衆議院 本会議 第19号
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○国務大臣(森山眞弓君) 最初に、商法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、最近の社会経済情勢の変化に伴い、株式会社等の経営手段の多様化及び経営の合理化を図るため、会社の機関関係を中心に、会社法制の全般にわたり、商法、有限会社法及び...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 山村議員にお答え申し上げます。  まず、今回の商法改正法案においてアメリカ型の経営システムを取り入れる理由についてのお尋ねでございます。  近年、企業活動の国際化が急速に進んでいる中、我が国の企業の競争力を強化するために、取締役会の権限の見直し等によ...全文を見る
04月02日第154回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○国務大臣(森山眞弓君) 更生保護事業法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  更生保護事業は、民間篤志家のたゆまぬ努力によって維持運営され、犯罪者の社会復帰に大きく貢献するとともに、国が行う保護観察その他の更生の措置を円滑に実施する上で重要な機能...全文を見る
04月03日第154回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○森山国務大臣 委員が御指摘のような状態がところどころで散見されるということは私も承知しておりますし、東京でも、また私の地元の方でもないことはありませんので、大変深刻な問題だと思っています。  ピンクチラシというのが、私もしげしげと見たことがないのでよく詳しいことはわからないん...全文を見る
○森山国務大臣 通信の自由といいますか、表現の自由を助ける通信の使用の自由ということは、今総務省の方でお話しになりましたように、非常に重要なことだと思います。  お話しのようなケースについて、基本的な解決は、そのような営業が行われないようにすることでございましょう。ですから、さ...全文を見る
○森山国務大臣 死刑の判決が確定いたしました場合には、法務大臣の命令によって執行しなければならないということになっております。原則といたしまして、死刑判決が確定した順に検討を行っておりまして、個々の事案について関係記録を十分に精査いたしまして、刑の執行停止とか再審、非常上告の事由...全文を見る
○森山国務大臣 今先生もおっしゃいましたように、死刑の判決というのは非常に重大なものでありますから、裁判所もその判決を最終的に出す場合には大変慎重な審理を経て言い渡すものでございます。長い間の時間をかけて、また大勢の人の苦労の末に証拠を固めて、そして捜査を行い、訴訟が行われて、多...全文を見る
○森山国務大臣 申し上げるまでもなく、死刑というのは人の命を絶つ極めて重大な刑罰でございますから、その執行に当たっては、法務行政の最高責任者である法務大臣において、刑の執行停止、再審、非常上告の事由あるいは恩赦を相当とする情状の有無などについて慎重に検討した上で命令を行うことを必...全文を見る
○森山国務大臣 死刑確定者に対する執行の告知は、御承知のとおり、執行当日、執行に先立ち行うものでございますが、一たん執行の告知をした後に親族などとの面会を行わせるということは、死刑確定者の心情の安定を損なうことになりますし、不測の事態を招来することが懸念されますし、また、かえって...全文を見る
○森山国務大臣 刑場の視察につきましては、死刑という最も重い厳粛な刑を執行する場でございますので、その性質上、本来公開にはなじまない場所であるというふうに思いますし、死刑囚やその家族等の名誉や心情に対する配慮などを考えなければなりません。慎重に検討しなければならない問題であると思...全文を見る
○森山国務大臣 北朝鮮による日本人拉致容疑事案問題に関するプロジェクトチームというものが、関係省庁間の情報交換等、緊密な連絡調整を図ることを目的といたしまして設けられまして、関係副大臣等を構成メンバーとして副大臣会議に設置されたというふうに承知しております。  法務省といたしま...全文を見る
○森山国務大臣 特別永住者につきましては、その歴史的な経緯及び我が国における定住性にかんがみまして、その法的地位の安定化を図るとの入管特例法の趣旨を尊重して、その者の海外渡航が円滑に行えるよう配慮した上で再入国の許可を行う必要があるというふうに考えております。  入管特例法第十...全文を見る
○森山国務大臣 入管特例法というのは、在日韓国人三世以下の子孫の法的地位問題の解決を図るために、日韓両国政府間の合意に基づきまして制定されたものでございますので、我が国政府だけの都合によって一方的にこれを改正するということは、国際約束の観点から難しいのではないかと思います。
○森山国務大臣 平成六年五月十六日のムルアカ氏の公用への在留資格変更許可に関しまして、本年三月二十二日以降、平成六年当時の審査担当者等から事情を聴取いたしまして、文書の保管状況等を調査いたしました。  その結果、まず、本件の在留資格変更許可に関し鈴木宗男議員の関与があったのでは...全文を見る
○森山国務大臣 この調査は非常に大がかりに、徹底的にやったつもりでございます。  三月二十二日、二十五日及び二十六日の三日間にわたりまして、東京入国管理局職員延べ四十八人を動員いたしまして、東京入国管理局本局及び同局の文書が保管されている立川出張所の倉庫などにおきまして調査を実...全文を見る
○森山国務大臣 死刑確定者の名前が全員示されまして、その中で、今刑事局長が御説明申し上げましたようなさまざまな検討するべき事項がまだ未解決といいますか、まだ残っているという人がおります。そういう人は除外いたしまして、あとは死刑の確定の順序に従って決めていくわけでございます。
○森山国務大臣 それは先生がたびたび強調しておられますように、人の命を絶つという大変重大な刑罰の実行でございますので特別に慎重を期すということを、この法律にあるいはこの取り決めに意味を持たせているというふうに思います。慎重の上にも慎重を重ねまして、検討し、その上で最終的に決定する...全文を見る
○森山国務大臣 死刑が確定するまでのさまざまな裁判、あるいは訴訟のプロセスにおける審議の様子、そして訴訟の控訴、上告を重ねて慎重に決定された、最終的に死刑もやむを得ないという判断を裁判所が下されたこと、そして、もちろんその対象になった重大な犯罪の内容等についていろいろと検討をいた...全文を見る
○森山国務大臣 もちろん、今申し上げたことをすべて私が一人でやったわけではございませんで、このことにかかわっております担当の人々が検討を重ね、私も数日考えさせていただきました。
○森山国務大臣 法務大臣の責任上そのような決定をしなければならなかったということは、大変大きな重い意味があるということをかねて思ってはおりましたが、今写真をお示しいただきまして、さらにその思いを深くいたしております。
○森山国務大臣 私は、その募集要項を見ておりませんので、承知しておりません。
○森山国務大臣 今のお話、よく承りました。非常に厳しいものだということが改めてよくわかりました。それだけに、慎重の上にも慎重を重ねてやらなければいけないということがさらに考えられたわけでございますが、そのような重大な死刑の判決を確定するというまでには、さまざまな人が慎重な検討の末...全文を見る
○森山国務大臣 高村前法務大臣と今おっしゃったような面会があったということは聞いておりましたけれども、その際に前大臣が、御指摘のように、遺族が望まなければ死刑を執行しないというような趣旨で発言なさったことはないというふうに承知しております。  前大臣は、その際、死刑の判決は裁判...全文を見る
○森山国務大臣 あくまでも法治国家の法務大臣でございますので、法律に従ってその責任を果たすということにおいては基本的に変わりはないと思います。
○森山国務大臣 韓国のことでございますので、私も具体的な国情あるいはその内閣の考え方等について詳しく承知しておりませんので、日本の法務大臣といたしましてはコメントを差し控えさせていただきたいと思います。
○森山国務大臣 文明国家というのにはいろいろな定義があると思いますし、それぞれの国の事情、歴史的背景、文化、さまざまな条件がみんな違いますので、その国の政治のやり方あるいは行政の進め方もそれぞれ違うと思います。日本の場合は、まだ今のところ、国民の大多数、七、八割が死刑の存続という...全文を見る
○森山国務大臣 司法書士法及び土地家屋調査士法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、司法書士及び土地家屋調査士につき、規制改革における資格制度の見直しの観点から、事務所の法人化、資格試験制度及び懲戒手続の整備、資格者団体の会則記載事項...全文を見る
04月04日第154回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○国務大臣(森山眞弓君) 先生御指摘のとおり、このたびの法改正によりまして、更生保護施設が処遇施設として明確に位置付けられるということになるメリットがまずございますが、それによりまして全国の更生保護施設におきまして質の高い専門的な処遇を行うことができます。  法務省といたしまし...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 少年法が改正されましてから、おっしゃいますとおり、まだ一年でございます。改正しました後の実情については、今るる説明がございましたけれども、それを踏まえて何らかの評価をするというのはちょっとまだ早いのではないかというふうに思います。  しかし、法務・検察...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 委員が、大変、現場までお出掛けいただいて問題を十分調査していただいた上で、非常に詳細な質問をしていただきましてありがとうございました。心から敬意を表する次第でございます。  更生保護の問題だけではなくて、犯罪の防止、そして安心して暮らせる社会の構築とい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) これは売春防止法に基づきまして設けられたものではないかと思います。そのようでございますが、最近はストレートにそのような事由で入院するという方がないという状況で御指摘のような状況になっているわけでございますが、おっしゃいますように、持っているものを十分に活...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大変子細に御検討いただきまして、きめの細かい御指摘をいただきました。大変傾聴に値する御指摘と思いまして、今後も検討の参考にさせていただきたいと存じます。
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、平成十二年度及び十三年度の法務省本省の契約に係る施設の施設設備三十七件の予定価格に対する落札価格の比率は九六・三七%ということでございます。国土交通省とか横須賀市などが一部導入しております電子入札制度につきましては、経費の節減とかあるいは...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大変興味の深い御提言だと思います。  例えば、霞が関とか永田町とかいうところに土地が少し空いているからそこでというような趣旨のお話かと思いますけれども、更生保護はただ便利で職場が近ければいいというだけではございませんので、いろいろ考えなければいけないこ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、更生保護施設の職員の平均年齢は大変高齢化しておりまして、現在六十・三歳ということでございます。犯罪者処遇の専門施設としての機能を高める上で、非常にその人生経験豊かな方というのも非常に役には立つんでございますけれども、若手の有能な職員も欲し...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 前の質問者の場合にも類似の御指摘がございましたけれども、この更生保護の仕事というのは民間の善意、そして社会奉仕の旺盛な精神をお持ちの方々の献身的な御努力というところからスタートしておりまして、それが今の世の中の必要に応じて次第に発展、成長してきたというふ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 女性の社会進出の話とその政策秘書の在り方というのはちょっと難しいですよね。女性がそれぞれに専門の知識や経験を持ってそれを生かして社会に貢献していくということはもう今は当然であり、これからますます多くなっていくだろうと思います。そういう方がたまたま夫が国会...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘がございましたとおり、矯正保護審議会の提言の中に、我が国の更生保護に関する法制度が基本となる法律だけでも五つあって、国民にとってはやや複雑で分かりにくいということが指摘されております。五つの法律というのは、犯罪者予防更生法、執行猶予者保護観察法、更...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
04月05日第154回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○森山国務大臣 昨年の六月十二日に司法制度改革審議会の意見書が出されまして、その提言に従いまして、国民の権利擁護を拡充しよう、司法書士の有する専門性を活用しようという観点から、司法書士に簡易裁判所における訴訟代理権等を付与することとなったのはお話しのとおりでございます。  司法...全文を見る
○森山国務大臣 与えられた権限の中では全く同じ権限がおありになるということになります。
○森山国務大臣 民事執行事件には、相当高度な専門的な知識が必要でございます。簡易裁判所が扱う事件とはされておりません。そのため、司法制度改革審議会におきましては、議論の結果、その最終意見では、民事執行事件についての司法書士に対する代理権付与は盛り込まれなかったわけでございまして、...全文を見る
○森山国務大臣 司法制度改革の考え方というのは、今先生も御指摘になりましたように、司法制度、司法というものが、何となく取っつきにくくて、難しくて、わかりにくくて余り身近ではないという問題点を少しでも解消して、国民に使いやすいものにしていきたいということが大きな眼目でございます。 ...全文を見る
○森山国務大臣 ことし三月二十九日に閣議決定されました規制改革推進三カ年計画の改定でございますが、ここにおきましては、土地境界紛争に関する裁判外紛争処理制度の仕組みにつきまして、現在、司法制度改革本部において行われている総合的なADRの制度基盤の整備に関する検討を踏まえて、必要な...全文を見る
○森山国務大臣 この研修は、司法書士が行い得る業務範囲を拡大するために任意に受講するものでございまして、その費用は、これを受講する司法書士が負担するというふうに考えております。  なお、研修を実施する法人として想定されております日本司法書士会連合会においては、研修費用の一部をこ...全文を見る
○森山国務大臣 司法修習生の修習に関する事務は、法律上、最高裁判所に置かれた司法研修所がとり行うものとされておりまして、裁判所の経費は国の予算に計上されておりますので、司法修習生の修習に要する費用は国庫から支出されているものと承知しております。
○森山国務大臣 この研修は、簡裁訴訟代理関係業務を行うための能力を涵養するということで、そのために、司法書士が行い得る業務範囲を拡大するために任意に行うというものでございます。ですから、この費用は、それを受講する司法書士本人が負担するのが相当ではないかと思います。先ほど、司法書士...全文を見る
○森山国務大臣 先生御指摘のような考え方もあり得るとは思いますけれども、一方におきまして、司法修習生の経費を全部国が持つのはどうかという御意見もあるわけでございまして、いろいろな方面からこれから検討するべき課題がたくさんあると思います。したがいまして、今の時点では、当面このように...全文を見る
○森山国務大臣 司法修習生というのは司法試験に受かった、合格した方でございますが、その後修習を受けなければ、何の役にも立たないと言っちゃ申しわけありませんけれども、仕事にはならないわけでございます。だから、これは義務でございますので、そういう観点もちょっとこの件とは違う、きょうの...全文を見る
○森山国務大臣 この改正司法書士法を成立させていただきますと、施行は平成十五年の四月一日を予定しております。同法第三条第二項第一号の指定を受けようとする者がそれまでの間に同条第三項に定める研修計画を策定いたしまして、改正法施行後速やかに法務大臣の指定を受けることができれば、平成十...全文を見る
○森山国務大臣 既存の会員であります司法書士は約一万七千人いらっしゃいます。これらのうちどのくらいの方が研修を受講されるかというのは、今のところはまだ確実な予想は難しいわけでございます。  しかし、日本司法書士会連合会が平成十四年、ことしの二月に会員を対象に実施いたしましたアン...全文を見る
○森山国務大臣 確実な予想は困難だという前提で申し上げますと、改正されてしばらくの間は多数の方が希望されるだろうというふうに思います。  実施機関となると考えられております日本司法書士会連合会におきましては、年数回ぐらい実施したいというような御意向、そういう方向で検討していらっ...全文を見る
○森山国務大臣 そういう考え方もあり得るかもしれませんが、私どもといたしましては、やはり法律が施行された上で、それに基づいて行われるべきものだというふうに思いますので、その上でできるだけ早くというふうに思っております。
○森山国務大臣 研修そのものが、法律が施行されて、その法律による指定があって初めて研修ができるという筋になっておりますので、残念ながら、御提案のとおりにはいかないと思います。現実には、できるだけ早くということでお願いするというしかほかに方法はないと思います。
○森山国務大臣 私も法律の専門家ではありませんので、そのようなやり方が可能であるのかどうか、ちょっと判断いたしかねますが、現在お願いしているこの法案によりまして、これを成立させていただいた上で、できるだけ早くというふうに思っております。
○森山国務大臣 研修は、司法書士が裁判書類の作成業務を行ってきたことに加えまして、簡易裁判所の法廷に訴訟代理人として立つために必要な能力を付与するために行われるものでございますから、具体的には、弁論とか証人尋問等の法廷実務や事実認定の手法に関する能力などにつきまして、講義とかゼミ...全文を見る
○森山国務大臣 司法書士さんは既に現在でも裁判関係の書類の作成業務をやっていらっしゃる法律家の一人でございますので、改めて新しくつけ加わる部分についての勉強をしていただくということでよろしいかというふうに思いますので、今申し上げたようなところが要点になるのではないでしょうか。
○森山国務大臣 簡易裁判所における民事訴訟事件は、従来、弁護士が余り扱ってこなかったことでございますから、国民の権利保護の観点、及び司法書士が裁判書類の作成業務を通じて得てきた専門性を活用する観点から、今回、司法書士に簡易裁判所の訴訟代理権が付与されたというものでございます。 ...全文を見る
○森山国務大臣 現行の司法書士法第三条第二号の規定によって法務大臣の認定を受けた会員数は、三千九人でございます。
○森山国務大臣 司法書士法第四条第二号に係る特例制度の趣旨は、法務事務官等の職務に長年従事したことによって培われた知識、能力が一種の社会的な財産であるという考え方で、その者が持っている法律に関する知識と実務経験を社会において有効に活用することによりまして、国民の権利の保護や取引の...全文を見る
○森山国務大臣 会則記載事項の中から報酬に関する規定を削除いたしましたのは、規制改革推進三カ年計画、これは平成十三年の三月三十日に閣議決定したものでございますが、その三カ年計画におきまして、資格者間における競争を活性化する観点から、資格者における報酬基準を削除するとされていた点を...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、資格者に依頼する国民の立場から見ますと、報酬額がどうなるのか、高いのか安いのかというようなことは非常に重要な関心事でございます。  そこで、資格者団体の会則におきまして資格者自身が定めた報酬額を事務所において掲示するなどいたしまして依頼者に明示...全文を見る
○森山国務大臣 そういう趣旨でございます。
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、利用者にとってはっきりとわからなければ意味がないわけでございまして、明示をするということを特に義務づける趣旨で省令に決めたいというふうに考えております。
04月09日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第2号
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○森山国務大臣 平成十年度法務省所管一般会計及び登記特別会計歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の決算についてであります。  歳入につきましては、歳入予算額は九百四十億四千五百九十四万円余であります。  これに対しまして、収納済み歳入額...全文を見る
○森山国務大臣 平成十年度に関し、ただいま会計検査院から御指摘のありました事項につきまして、法務省のとった措置等について御説明申し上げます。  職員の不正行為の防止につきましては、従来から配慮してきたところでありますが、御指摘のような不祥事が生じましたことは、まことに遺憾にたえ...全文を見る
04月09日第154回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○森山国務大臣 弁護士法によって認められている照会制度は、照会を受けた者に一定の回答義務を負わせるものでございますので、必要な場合に限って認めるべきものであり、そのため、弁護士法は、個々の弁護士の申し出について、弁護士会が照会の必要性等を判断して適当でないと認めるときは、これを拒...全文を見る
○森山国務大臣 司法書士は、登記申請の代理業務や裁判所に提出する書類の作成業務を中心にいたしまして、全国にあまねく所在しておりまして、国民に身近な法律家として重要な役割を果たしてまいりました。  今回、簡裁代理業務という新しい権限が認められることになりました場合には、今後、司法...全文を見る
○森山国務大臣 弁護士等の法曹人口の大幅な増加につきましては、先ほど閣議決定されました司法制度改革推進計画におきましても、司法試験の合格者の増加に直ちに着手いたしまして、平成二十二年ごろには司法試験の合格者数を年間三千人程度にしたい、そのようなことを目標にいたしておりまして、これ...全文を見る
○森山国務大臣 この司法制度改革審議会の意見書、そしてそれに基づいて今検討されている考え方の基本にありますものは、現在の日本の社会が、今までとは違ってこれから事後チェック・救済型ということに切りかわっていく、今までのように事前にルールをつくってそれにみんなが従ってという、いわゆる...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるお気持ちはわからないことはございませんが、まずこのような新しい分野に取り組んでいただきまして、そして実績を積んでいただいた上で、また改めて考えることはあり得ると思います。
○森山国務大臣 司法制度改革審議会は、司法書士に対して裁判所のどの範囲の手続について代理を認めるかということを議論なさいまして、その上で、最終的には、隣接法律専門職種などの有する専門性を活用するという見地から、少なくとも、司法書士について、簡易裁判所での訴訟代理権や簡易裁判所の事...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、現実の社会はそう簡単に割り切れないこともあるかもしれません。しかし、その場合には、このたび新しく認められた範囲というのはここまでなのでということで御説明をいただくというしか、当面やむを得ないのではないかと思います。
○森山国務大臣 土地境界紛争に関するADRの創設につきましては、事案の性格、利用者のニーズ等に応じまして、多様なADR機関がそれぞれの特徴を生かしながら充実発展することが望ましいと思います。  現在、日本土地家屋調査士会連合会におきましては、境界問題相談センターというものを東京...全文を見る
○森山国務大臣 今、先生がおっしゃいましたように、司法制度改革審議会の意見書においても、引用されたようなことをしっかりと記されております。  土地家屋調査士の方々は、土地の境界問題について豊富な経験と専門的な知識をお持ちでいらっしゃいますから、土地家屋調査士の出廷陳述権や訴訟代...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
○森山国務大臣 最初に、商法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、最近の社会経済情勢の変化に伴い、株式会社等の経営手段の多様化及び経営の合理化を図るため、会社の機関関係を中心に、会社法制の全般にわたり、商法、有限会社法及び株式会社の...全文を見る
04月09日第154回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○国務大臣(森山眞弓君) 国際受刑者移送法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  外国人受刑者を処遇する行刑施設におきましては、言語、風俗慣習、宗教、生活様式の相違に配慮しつつ、その改善更生及び円滑な社会復帰に向けて努力しているところでありますが、近時の急速な国際化の進...全文を見る
04月10日第154回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○森山国務大臣 非常に重要な御指摘をいただきましたと思います。法務省の方でも関係の問題について慎重に検討したいと思います。
○森山国務大臣 自分の好みに合わない食べ物を食べ続けなければならないというのは大変つらいことだろうと思います。しかし、その国の法律の定めによって拘禁された場合には、自分の置かれた立場上、食習慣の違いというものはやむを得ず受け入れなければならないのではないか、私自身の問題であったと...全文を見る
○森山国務大臣 取り調べの録音や録画は、取り調べによって真相解明を図る上で支障とならないかなどのさまざまな観点から、慎重な検討を要する事柄であろうと思います。単に通訳の正確性を検証する目的での録音等は実施されていないものと承知しております。  しかし、通訳を介した取り調べによっ...全文を見る
○森山国務大臣 私も、すべての場合について一〇〇%把握しているわけではございませんけれども、現状でも旧姓の使用がかなり広く認められるようになってはきておりますが、なお御指摘のような場合には使えないということでございまして、完璧といいますか、一〇〇%問題がないというわけではないとい...全文を見る
○森山国務大臣 そのような考え方に基づいて通称を公式にも認められるようにしたいと思ってそのような方向に検討をしていらっしゃるという方もいらっしゃると聞いておりますが、それを突き詰めて考えていきますと、通称と、戸籍上のといいましょうか、もう一つ別の名前と二つの名前を一人の人が公式に...全文を見る
○森山国務大臣 職場で名前を使うことを認められるのはいいことだと先ほど申し上げましたが、それは、例えば出勤簿の名前とか職場に置く名札の名前とか、そのようなことを申したのでございまして、先生が御指摘になったような、職業上どうしても印鑑証明がたびたび必要だというようなお仕事をしておら...全文を見る
○森山国務大臣 通称名と戸籍名の両方を常に併記するとした場合には、氏名を書くときに日常的に二つの名を記載するという負担を課するということになりますし、また、結婚によって氏を改めた方は公的な証明書類の書きかえが必要になる点において、現行制度と何ら変わらないことになるのではないかと思...全文を見る
○森山国務大臣 その人の氏という、非常にだれにとっても重要な問題でございますし、基本的な法律の制度の一つでございますので、日本人すべてに適用されるルールをつくらなければいけないと思います。
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
○森山国務大臣 いろいろな方法が考えられるかもしれませんけれども、一人の人について戸籍上の名前は一つ、公式に使われるのは一つということでなければ、いろいろな混乱を生じると思います。
○森山国務大臣 そのような議論が根強くあるということもよく承知しておりますけれども、どのような家族制度を法制度として定めたといたしましても、家族の一体感やきずなというものは法律で強制するべきものではないと思いますし、法律のおかげで保たれるというものでもないのではないでしょうか。要...全文を見る
○森山国務大臣 世論調査に答えた人々がそこまで突き詰めて考えられたかどうかわかりませんけれども、先生のおっしゃるとおりの帰結になるのではないかというふうに思います。
○森山国務大臣 家族という問題でありますから、すべての人に多大の関心がある、非常にその人の生活感覚を反映する問題でありますので、どなたでも御意見があることだと思います。非常に多様な生活様式あるいは生活感覚の反映の結果、さまざまな意見が大変あちこちにあるということは先生も御存じのと...全文を見る
○森山国務大臣 基本的な考え方は、おっしゃるとおりだと思います。
○森山国務大臣 今、司法制度改革推進本部におきまして熱心に議論が続けられているところでございまして、まだ結論が出ておりません段階で私から何か申し上げるのもいかがかと思われますけれども、新しい制度が整備されました際には、そのルールに基づいて適正に対処していかなければならないと思って...全文を見る
○森山国務大臣 今のお話、一般論として申し上げますと、弁護士さんがどのような方の顧問弁護士になられるかということは、法令とか日本弁護士連合会の定めました弁護士倫理等を踏まえまして御本人が判断されるべき事柄でございまして、法務大臣としてコメントすることは差し控えなければならないと思...全文を見る
○森山国務大臣 私は、その時点では承知しておりませんでした。
○森山国務大臣 左藤元法務大臣がおっしゃいましたとおりでございまして、この皆さん方の努力によって登記業務その他法務局の仕事が順調に進んでいるということで、高く評価しております。
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、法務省の、特に民事局にかかわる仕事を民事法務協会の皆さんがやっていただいているということはおっしゃるとおりでございまして、ただ、その仕事の内容が、最近のさまざまな、IT化とかその他、経済情勢の変化等によりまして、設立当時とは大分変わって...全文を見る
○森山国務大臣 職員団体との交渉は協会内部の管理運営に係る事柄でございますので、当事者である労使双方でなされるものではないかと思っておりますが、いずれにいたしましても、法務省は、民事法務協会の指導監督官庁といたしまして、同協会の実情の把握に努めまして、引き続き適時適切な指導を行っ...全文を見る
○森山国務大臣 別に陰に隠れようと思っているわけではございませんが、労使交渉というのは、第一義的に労使のそれぞれの自主的な交渉ということが尊重されるべきだというふうに思いますので、法務省もその立場をわきまえまして監督させていただきたいと思っております。
04月11日第154回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○国務大臣(森山眞弓君) 外国で受刑している者の改善更生及び円滑な社会復帰ということを促進する受刑者移送の刑事政策的な意義を考えますと、できる限り多くの国との間で受刑者移送を行うということが理想的だと思います。  我が国の刑務所に収容する外国人受刑者のうち、多くを占めるアジア諸...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今までお話がありましたように、受刑者の移送というのは、外国で服役する受刑者をその母国に移送することによってその改善更生及び円滑な社会復帰を促進することを目的とするということでございます。  ですから、相当性の判断に当たりましては、受刑者移送制度の趣旨が...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大変御心配をいただいておりまして恐縮に存じますが、この問題はかなりもう長い間、法制審議会の答申をいただいてからも既に六年たっておりまして、その前の検討を加えますと十年以上の多くの方の検討の結果、いろいろな案が出てきたところでございます。  法制審議会で...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のような問題についていろいろな議論があるということはよく承知しております。この問題につきましては、無期刑の在り方だけではなくて、有期刑の在り方もその関連で勉強してみなければいけませんし、それぞれの各罰条の法定刑の定め方なども考慮していかなければいけ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますように、今、日本の刑務所等に収容されている受刑者、外国人受刑者の中にはアジアの人々がかなりの多数を占めております。しかし、一方において条約締結国の人々も、少しではありますが、おりますので、まずこの条約を私、日本の方が締結する、そのために必要...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先日、韓国を訪問いたしまして、犯罪人引渡条約に署名をいたしてまいりました。  そのときの向こうの法務長官との会談の中で、いろいろの話題が出ました中で特にこの問題についても多大の関心を韓国側も示しておられまして、次の課題としてお互いに検討していこうという...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先日、韓国へ参りまして、条約署名のほかに、特にこのワールドカップを控えまして両国の関係する様々なことについて相談をしてまいりました。  先ほど、入国管理局長が申し上げましたような入国に関する手続の円滑化、そしてさらにその混雑に紛れて入り込んでくる可能性...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど矯正局長も申し上げましたように、米軍当局によって米軍関係受刑者に対する補充食料の提供というこのやり方は最終的には廃止することが望ましいと私も考えます。  しかし、何十年にもわたって続けられている取扱いでございますので、にわかに簡単にというわけには...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 我が国で服役しております外国人受刑者の送出移送の場合には、その者の改善更生や社会復帰の促進という目的と同時に、他方で、我が国の裁判所が言い渡した刑罰の持つ応報機能や抑止効果が損なわれないように留意しなければならないと考えております。  おっしゃるように...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 条約の批准ということになりますと、それは外務省の所管ということになるわけでございますが、それを前提として私なりのお答えを申し上げますと、今、委員が御指摘になりました国際人権B規約第一選択議定書において、いわゆる個人通報制度が規定されているわけでございます...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先日申し上げましたとおり、受刑者も人権がございますので、できます。
○国務大臣(森山眞弓君) そういうことは起こりにくいと思いますが、もし万一あれば、できます。
○国務大臣(森山眞弓君) 人権擁護法案は、人権擁護推進審議会の答申に基づきまして、現行の人権擁護制度を抜本的に改革して、独立性の高い人権委員会の下で人権侵害の実効的な救済と人権啓発の推進を図るというものでございます。この法案は、人権の世紀と言われる二十一世紀におきまして、人権尊重...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御審議の経過でいろいろな御意見が出るということは私も想像しておりますし、法務当局といたしましてもできるだけ準備をいたしまして御理解をいただくように努力する予定でございますが、おっしゃるような事態に、もし国会の中でお決めいただければ、それは大変大事なことで...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるように、監獄法というのは明治四十一年に制定されたものでございまして、その内容、形式ともに時代に適合しなくなっております。ですから、同法を改正する必要性というのはかなり前から意識されておりまして、昭和五十七年の四月、昭和六十二年の四月及び平成三年...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 刑務所から出所する者につきましては、保護観察所が環境調整、保護観察あるいは更生緊急保護などを行っておりまして、その中で本人が家族や友人、知人などの元に帰れるようにあっせん調整に努めておりますほか、本人が自分で例えばアパートを借りようというような場合などに...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
04月12日第154回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○森山国務大臣 企業の国際的な競争というのが非常に激しくなっておりまして、これに伴って各企業が自主的にその競争力を強化していかなければいけないという事態になっているということが一つあると思います。我が国の会社の株式を欧米の株式市場へ上場するとか、あるいは公開による国境を越えた資金...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、企業の不祥事というのが依然として後を絶たないという状況でございますのは、まことに残念でございますが、現実でございます。このような事態の発生をできる限り減らしていくということも今回の改正のねらいの一つでございます。  今回の改正法案...全文を見る
○森山国務大臣 変化の激しい国際競争に勝たなければいけない、また不祥事も早く発見して防がなければいけない、そのほかにもいろいろな目的がありますが、その二つの大きな目的を達成するための仕組みの変化ということが法律の役目だと思います。最終的には、その企業責任者の見識あるいは手腕、その...全文を見る
○森山国務大臣 いろいろと御指摘をいただきました点、大変参考になったと私も思っておりますが、これからの検討課題といたしまして、おっしゃいましたように、片仮名で書いてある、非常に古い時代にできた法律、その後必要に応じて改正を続けてはきておりますけれども、しかし、若い人が勉強しやすい...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいますように、我が国の商法につきましては、もともと古い法律でございましたけれども、最近の経済情勢の大きな変化、また速い変化にできるだけ追いついていき、おくれないようにということで、いろいろな改正を最近は続けてまいりました。  しかし、基本的に考えまして、...全文を見る
○森山国務大臣 そのような視点も考えられるかと思います。
○森山国務大臣 昭和二十五年の会社法改正というのがございましたが、これは、その時点からさかのぼる何年かの間は戦時体制でございましたし、そもそも商法が最初にできたころというのはもっともっと初歩的な資本主義経済でありましたので、昭和二十五年の時点では、これはこれからの経済的な民主主義...全文を見る
○森山国務大臣 最初に考えた、昭和二十五年のころに理想とした理念というものと現実の経済の動き、実態というものが常にいつもぴったりと合っていたというわけではないかもしれません。しかし、いろいろなこの枠組みができたことによって、その中でそれぞれの企業が努力をし、また政府もさまざまなお...全文を見る
○森山国務大臣 会社法の基本的な目的、それは、株主と会社債権者双方の正当な利益を確保するとともにその調整を図るということが基本的な目的であり、その時々で変わるべきものではないというふうに思います。
○森山国務大臣 そのとおりだと思います。
○森山国務大臣 御指摘がありましたように、近年の国際経済社会というのは非常に大きな変化を示しつつありまして、そのスピーディーな躍動する経済社会の中で生き延びていって勝たなければならないということでございまして、そういうことを考えますと、現行の商法におきましては、取締役会で決定しな...全文を見る
○森山国務大臣 御存じのように、今の国際経済社会が非常に大きく変動しておりまして、また、日本の企業が、国際的な競争の中で何とか勝ち抜いていかなければならない、生き延びていかなければならないという非常に厳しい状況に立たされております。  そのようなことを考えますと、従来のやり方だ...全文を見る
○森山国務大臣 大企業の不祥事がいろいろと出ているのは御指摘のとおりでございまして、その理由として、経営者側の監視体制に対する認識や監査役の人選のあり方、その他運用の面について法の趣旨が十分に生かされていないというふうに言われております。これに加えて、現状の取締役会の制度につきま...全文を見る
○森山国務大臣 今先生御自身がおっしゃいましたように、我が国の会社の中におきましては、現行の商法によりますと必ずしもチェック機能が十分働かないという面があったわけでございまして、その結果さまざまな不祥事をもたらしたということもあるかと思います。  その中でも、最初に申しましたよ...全文を見る
○森山国務大臣 昨年、議員提案でお出しいただいて成立いたしました改正は、それなりに現実の経済社会の要望にこたえたものだというふうに思いますので、これが大変困ったことだと私は思っておりません。むしろ、それが現実の経済社会を円滑に動かしていくための一つの重要な要素であったというふうに...全文を見る
○森山国務大臣 確かに、おっしゃるとおり、今の社会ではさまざまなことが求められておりまして、もともと、商法の目的といいましょうか、それは株主の利益ということが重点であり、その株主の利益とあるいはお互いに矛盾するかもしれない債権者の利益とか、あるいはその他関係者の利益を調整するとい...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたように、商法の重要な役目というのは、株主の利益の保護、そして、それともしかしたら矛盾するかもしれないさまざまな要素、それとの調整ということが重要な役目だと思います。  しかし、さまざまなものの中で、お挙げになりました従業員とかあるいは債権者...全文を見る
○森山国務大臣 新しい制度の中で、委員会等設置会社におきまして監査委員会を設けましたのは、これによって取締役会の監督機能を強化いたしまして、執行役の行う会社の業務の適正を図るということが主たるねらいでございます。  一方、委員会等設置会社の取締役は、取締役として会社の業務を執行...全文を見る
04月16日第154回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○森山国務大臣 現行の商法二百六十条二項におきましては、業務決定の適正を確保するために、重要な業務は必ず取締役会の決議を要し、その決定を代表取締役その他の一部の取締役に委任することを禁止しております。他方、大規模な株式会社の実務におきましては、取締役の人数が多くなりまして、また外...全文を見る
○森山国務大臣 法制審議会等におきまして現場を御存じの方が少ないという御指摘がございましたが、そういう方も入っていただいて、非常に知識、経験の広い方々が一生懸命に今の問題点を分析し、それをどのようにしていったら日本の企業が国際競争力をつけ、日本の経済を活性化できるかということを長...全文を見る
○森山国務大臣 今おっしゃるようなことを考えて実際にやる人があると、いろいろな例をお挙げになりましたけれども、しかし、そういうことをされて、会社全体の信用は非常になくなりますし、結果その会社は倒産するということになっているわけでございまして、そういうことは決して得にはならないと私...全文を見る
○森山国務大臣 実態をよく御存じの、しかも公平で公正な意見をお持ちの方々をお願いしてこれからもやっていきたいと思っております。
○森山国務大臣 私は、個別にどなたがなっていただいているかちょっとすぐにはわからないのでございますが、今までのことを考えますと、そういう問題についての専門的な知識のおありになる方、そのうちの多くの方は学者先生かもしれませんが、実際にそのような体験をなさる、あるいはそういう経済の実...全文を見る
○森山国務大臣 今資料を探しまして、お名前のリストも今見たところでございますが、おっしゃいますように、学者の先生方、そして実務家の方、法曹関係の方、そして関係の団体というふうになっております。  その中には労働組合の代表の方も入っておられますが、そんな方々がそれぞれのお立場から...全文を見る
○森山国務大臣 私は、その議論の中身が具体的にどのようなぐあいになっているかということを詳細には存じませんけれども、自由財産の範囲の問題ということは非常に大きな課題だろうと思います。債務者の経済生活の再建を容易にするという観点から、範囲を広げるべきであるという議論が強く唱えられて...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃることもよくわかります。しかし、法律の改正、特にこういう各方面に大きな影響のある改正ということを具体的にやってまいりますのにはある程度の時間がかかるということは御理解いただけると思いますし、できるだけ早くという気持ちは先生と少しも変わらないのでございますけ...全文を見る
○森山国務大臣 日本の国の経済を改革していこうという大変強いお気持ちが伝わってまいりまして、大変参考になりました。  しかし、日本の国民の意識とアメリカの人たちの考え方というのはかなり違うと思いますので、もちろん、学ぶべきことは学ばなければいけませんけれども、やはり日本の国の中...全文を見る
○森山国務大臣 コーポレートガバナンスというのは、最近非常によく聞かれる言葉でございますが、改めてどういう意味かよく調べてみましたら、日本語に訳しますと、企業統治というふうに訳されるということでございます。  これは、株主等の利益を最大化するために会社の事業活動を統制することで...全文を見る
○森山国務大臣 現行の商法の特例法は、大会社の計算書類について、監査役の監査のほか、公認会計士または監査法人である会社監査人の監査を受けなければならないとした上で、会計監査人及び監査役の適合意見があるときは貸借対照表及び損益計算書の確定について定時総会の承認を要しないこととして特...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、ビジネスの世界というのは日々非常に大きく動いておりますので、これに必要な法律制度というものの改正というものは常に心がけていなければいけないということで、結果として最近の国会でたびたび改正をお願いしたということがございます。  今後...全文を見る
04月16日第154回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○国務大臣(森山眞弓君) 司法書士法及び土地家屋調査士法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、司法書士及び土地家屋調査士につき、規制改革における資格制度の見直しの観点から、事務所の法人化、資格試験制度及び懲戒手続の整備、資格者団体の会...全文を見る
04月18日第154回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○国務大臣(森山眞弓君) 司法制度改革審議会におきましては、国民に身近で利用しやすい司法制度ということをうたっておられまして、その国民の期待と信頼にこたえ得る司法制度を実現するべきであるということを言っておられます。その方策についていろんな方からの意見を踏まえまして、二年間にわた...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生が非常に哲学的な御意見、御質疑をいただきまして、いろいろ考えさせられるところがございます。確かに、理屈、理論を申せば、本人が責任を持って自分の権利を自分で擁護する、自分の主張を自分で言うということが本来の姿かもしれないと思いますが、しかし御存じのよう...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 小泉総理は司法制度改革本部の本部長でございまして、非常にこの問題についても熱意を持っておられます。例えば、この国会における施政方針演説の中でも、「努力が報われ、再挑戦できる社会は、明確なルールと自己責任原則に貫かれた事後チェック・救済型社会です。この新し...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 適正な行政を確保していくためには、司法の役割だけではなくて、行政自身の在り方も大変重要であるというのはおっしゃるとおりでございます。  他方、司法制度改革審議会の意見では、司法の行政に対するチェック機能の強化につきまして、国民の権利救済をより実効的に保...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 非常に深遠な哲学の課題を投げ掛けていただいたという感じでございますが、この司法制度改革ということに限定して申しますと、二十一世紀を迎えた我が国が国際社会、好むと好まざるとにかかわらず、国際社会の中の重要な一員としてやっていかなければならないわけでございま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この法律案は、昨年の六月十二日の司法制度改革審議会の御提言に従いまして、国民の権利擁護を拡充していくこと、司法書士のお持ちになっている専門性を活用するという観点から、司法書士に簡易裁判所における訴訟代理権等を付与するということにしたものでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御説、誠に私も同感するところがございますが、法律の建前から申しますと、先ほど来、民事局長から御説明しているような理由で、このようなやり方しかほかに方法がないのではないかと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 大変いろいろと鋭い御指摘をいただきまして、参考になりました。  身近で利用しやすい、分かりやすい、信頼できる司法制度というものを作っていくということが司法制度改革の一番の目標でございますので、そのような観点から、先生の御指摘も十分参考にしながらこれから...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 専門資格者である司法書士、土地家屋調査士が法人化されますと、業務の共同化が図られまして、その結果、業務の分業化、専門化が進みまして、利用者に質の高い多様なサービスを安定的に提供することができるということになります。また、法人が受任主体になりますので、仮に...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生御指摘のとおり、司法書士、土地家屋調査士、それぞれなさっておられます専門の仕事が、ますますこれからの世の中で求められることが多くなる、活躍の場は大きく広がっていくだろうというふうに思います。しかも、その司法書士、土地家屋調査士、いずれも全国にあまねく...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど来の御質問にお答えしておりますとおり、司法書士の皆さんは全国にあまねく存在していていただきまして、その専門的な知識を生かして国民のために大変頼りになるサービスを今までもしていただいてまいりました。  今、問題になっております司法制度改革の大きな眼...全文を見る
04月19日第154回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○森山国務大臣 おっしゃるように、日本の会社というのは、今までの仕組み、法律的な枠組みの中で長い間やってまいりまして、その中でまじめに約束を守ってきちんと仕事をするという評価をいただいて、世界的にも信用があったことは確かだと思います。  しかし、最近の国際経済情勢を見ますと、非...全文を見る
○森山国務大臣 最初に申し上げましたように、今のような国際経済情勢の中で生き抜いていくということに必要なタイプを法律的に用意をしたというだけでございまして、お勧めするというようなつもりは全くございません。
○森山国務大臣 先生御指摘の御心配ということをおっしゃる方もございますが、ただ、好むと好まざるとにかかわらず、日本の企業も国際的な市場の中で力を発揮していかなければいけない。そういう立場にある幾つかの会社が現にあるわけでございまして、そういう会社といたしましては、国際的なビジネス...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいますように、監査というものの役目は非常に重要でございまして、私どもも、企業の不祥事がいろいろと出ておりますことは大変残念であり、この改正の機会にそういうことが少しでも減るようにということを考えていることは、先生と気持ちは同じだと思っております。  この...全文を見る
○森山国務大臣 大変重要な問題だと思いますが、その仕組みを具体的に動かしていく上で問題になるようなことを避けて、公正な、なお効率的な運営ということをしていく、それが非常に重要だと思いますので、今おっしゃったような問題は避けるべく、この仕組みの中でよりよい運営が行われますように十分...全文を見る
○森山国務大臣 これはもう先生十分御承知のとおり、選択できる幅の一つでございますので、うまく運用がしにくい、自分の会社にとってこれはプラスではない、あるいはいろいろ問題が起こるであろうということであれば選択をする必要はないわけでありますし、この仕組みのよい点をさらに活用して、そし...全文を見る
○森山国務大臣 先生のお気持ちはわからないことはないんですが、るる民事局長が御説明申し上げましたようなことがございましてこのような法案を出させていただいているわけでございますので、御理解をいただきたいと思います。
○森山国務大臣 株主が行方不明であるということを原因とする所在不明株主の管理のコストということも無視できないものでございまして、そのようなことを考えますと、何ら責任がない他の株主の負担になるという結果になるわけでございまして、このような不当な事態を解決しなければいけないというのが...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
○森山国務大臣 従業員がいなければ会社はやっていけないわけでございますし、非常に重要な部分を担っているわけでありますから、会社にとってその重要な部分である従業員とその代表が会社に関する発言権を持つということは、何らかの形で持つということは、十分必要なことであろうと思います。
○森山国務大臣 会社には従業員以外にも債権者や取引先、その他多くの利害関係者がおりますので、そのうち従業員だけを特別に扱うというのはどうかという議論もございますし、取締役の指揮命令下で勤務する従業員の代表者が監査役会のメンバーになって監査を行う場合に、その監査の中立性がどのように...全文を見る
○森山国務大臣 今七〇年代のお話をされましたので、私も図らずも思い出しましたが、そのころ私は労働省という役所におりまして労政局の課長をしておりました。その当時非常にそういう議論が盛んだったということは記憶しております。  ただ、日本の場合は、ヨーロッパ諸国と違いまして、労働組合...全文を見る
○森山国務大臣 時代が変わりましても、労働者と経営者の話し合い、お互いにそれぞれの職場がより発展するように、それぞれの立場で努力をする、意見も交換していくということは重要なことだと思います。
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
○森山国務大臣 公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、テロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約を締結するとともに、国連安保理決議第千三百七十三号を実施し、テロリズムに対する資金供与の防...全文を見る
04月23日第154回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○森山国務大臣 全くおっしゃるとおり言語道断なことでございまして、私といたしましては、驚くというか、あきれるというか、信じがたい思いでございました。  しかし、相当の事実がありましてあのような状況になったわけでございますので、この上は事実をしっかりと把握いたしまして、その上でさ...全文を見る
○森山国務大臣 千数百人もおりまして、全国で毎日非常に苦労しながら、国の安全のため、また国民生活の安心のため、社会正義の実現のために一生懸命苦労しております検察官が、この一人のために大変名誉を傷つけられた、それだけでも重大なことだと私は受けとめております。  そのような観点から...全文を見る
○森山国務大臣 組織である以上、当然上の責任者の監督責任ということは免れないと思いますが、それがどのような態様の、どのような程度のものであったかということを、やはり事実をしっかりと把握いたしませんと何とも申し上げられないわけでございまして、この三井という容疑者の行いました行為がど...全文を見る
○森山国務大臣 当然、決定いたしましたときには、国民の皆様にしっかりと御説明申し上げたいと思っています。
○森山国務大臣 この条約は、国内において同国人が資金提供・収集行為を行い、しかもその犯人が当該国に所在する場合については適用しないということになっておりますが、この法律案はこのような資金提供・収集行為も処罰することにしております。おっしゃるとおりでございます。  ところで、その...全文を見る
○森山国務大臣 この法律で資金と申しますのは、まず、その経済的価値が特定の人のために利用されることを予定して提供、収集される現金その他の支払い手段のほか、そのような現金等が果実として得られること、または換価によってそのような現金等にかえられることを予定して提供、収集されるその他の...全文を見る
○森山国務大臣 資金提供罪、同収集罪の法定刑を定めるに当たりましては、我が国の既存の国内罰則の法定刑との均衡を考慮するとともに、他国におけるこの種行為に対する罰則との均衡についても十分考慮する必要がございます。  まず、主要国の罰則との均衡という観点からは、G8のうち、現在まで...全文を見る
○森山国務大臣 テロリズムという言葉につきましては、国際的にもまだ確立した定義があるわけではないと承知しております。  いわゆるテロ資金供与防止条約の上でも、犯罪化が求められているのは、これまで国際的にテロ行為として問題となり、いわゆるテロ防止関連条約上で定められた犯罪行為、及...全文を見る
○森山国務大臣 第一条の「定義」というところに、「この法律において「公衆等脅迫目的の犯罪行為」とは、公衆又は国若しくは地方公共団体若しくは外国政府等を脅迫する目的をもって行われる犯罪行為であって、次の各号のいずれかに該当するものをいう。」として、一に、「人を殺害し、若しくは凶器の...全文を見る
○森山国務大臣 国家が背後で支援している行為の具体的な内容が必ずしも私はよくわからないんでございますけれども、あくまでも一般論として考えますと、先ほど申し上げた本法律案の一条に言うところの「公衆等脅迫目的の犯罪行為」とは、公衆等を脅迫する目的による一条各号列記の行為でございまして...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるお気持ちはわかるんですけれども、この法律は、国を罰するものではございませんし、団体を罰するというものでもないと思います。だから、個人に対する罰則でございますので、そこのところがちょっと違うんじゃないかというふうに思うんでございます。
○森山国務大臣 有事の際に我が国に大量の避難民が流入するかもしれない、するであろうというような話がよくございまして、そのような場合にはどうするかという議論がよく聞かれるところでございますが、もし万一そのようなことになりましたときは、関係省庁が連絡をとりまして、政府全体としてこれに...全文を見る
○森山国務大臣 現在のところは、今刑事局長が御説明申し上げましたとおり、そのような法律あるいは措置を許す体制にはなっておりませんのでできないと思いますが、国際的な情勢あるいはそのほかの要請によりまして、そういうふうなことが必要な事態も起こり得るかとは思います。その際には改めて検討...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘の事件は、公海上にある外国船籍の船舶内で発生いたしました外国人を被疑者とする事件でございまして、我が国の刑事裁判権はございませんが、我が国は、裁判権を持っておりますパナマ共和国に積極的に協力しようということで、既にパナマ国からの要請に応じまして捜査共助を実施...全文を見る
○森山国務大臣 パナマあるいは幾つかの国が、そのような意図で船籍をいろいろな国に提供するといいましょうか、いろいろな国の船に提供して、それで自分の、パナマなどの国の利益にしているという話はよく知られているところでございまして、今先生がおっしゃいますような事態はあり得ることでござい...全文を見る
○森山国務大臣 外国人登録法の施行というのは昭和二十七年でございますが、それ以来、台湾の出身者につきましては、外国人登録上の国籍欄において一貫して中国と表記しておりまして、この表記は、日中国交正常化、昭和四十七年九月でございましたが、その国交正常化の前も後も変わっておりません。こ...全文を見る
○森山国務大臣 我が国の公共の安全にかかわる情報を取り扱う官庁におきまして秘密情報の漏えいなどがあってはならないというふうに考えます。  公安調査庁などにおきまして、このような認識のもとに、従来から情報の管理、保全に万全の措置を講じているところでございますが、今後もさらに一層最...全文を見る
04月23日第154回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○国務大臣(森山眞弓君) 昨日、大阪地検におきまして、大阪高検公安部長であった三井環検事を、暴力団関係者らとの共謀による電磁的公正証書原本不実記録・同供用及び詐欺並びに公務員職権濫用の被疑事実により、共犯者である暴力団関係者ら三名とともに逮捕したとの報告を受けました。その概要につ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 千葉先生御指摘のとおり、司法制度改革を進めるに当たりましては、司法制度改革審議会の御意見にもございましたが、利用者である国民の視点から、使いやすい司法制度ということでADRの活用というのは非常に重要なことでございます。先般、閣議決定されました司法制度改革...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 不動産登記制度というのは、国民の重要な財産である不動産の権利関係を公示することによりまして、不動産取引の安全と円滑を図り、もって国民の権利の明確化と権利の保護に資するためのものであるというふうに理解しております。
○国務大臣(森山眞弓君) 検察は法務省の重要な部分を担っているわけでございますので、大きく言えば、先生がおっしゃるようなことになると思います。大変残念なことでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 法律がもっとみんな、国民みんなにとって身近なものであってほしいと、それは正に今の司法制度が抱えている問題点でございまして、そのような問題点を非常に重要視されまして、司法制度改革審議会でもそのような問題をクローズアップして改革の一つの大きな目玉として、これ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 選択的夫婦別姓という言葉で皆様にいろいろと御心配いただいてまいりました民法の改正でございますが、いろいろなところでいろんな御意見がございまして、特に与党の中の自民党の法務部会等が大変難しい状況で一時あったのでございますが、その中でも真剣に議論をしていただ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
○国務大臣(森山眞弓君) 最初に、商法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、最近の社会経済情勢の変化に伴い、株式会社等の経営手段の多様化及び経営の合理化を図るため、会社の機関関係を中心に、会社法制の全般にわたり、商法、有限会社法及び...全文を見る
04月24日第154回国会 参議院 本会議 第20号
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○国務大臣(森山眞弓君) 人権擁護法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  我が国におきましては、日本国憲法の下、すべての国民は基本的人権の享有を妨げられず、個人として尊重され、法の下に平等とされております。しかし、今日におきましても、不当な差別、虐待その他の人権侵害が...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 福山議員にお答え申し上げます。  まず、大阪高等検察庁前公安部長が逮捕された事件に関する見解についてのお尋ねがございました。  今回の事件は、他人の刑事責任を追及するべき検察庁の幹部としてあるまじき不祥事でございまして、誠に遺憾に存じております。 ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) まず、大阪高検幹部の逮捕の問題でございます。  なぜこの時期の逮捕だったのか、調査活動費と無関係なのかというお尋ねがございました。  本件につきましては、暴力団を取り締まる責任者の立場にある高等検察庁の現職幹部が暴力団関係者と親密な交際をした上で本件...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 島袋議員にお答え申し上げます。  まず、人権委員会の設置場所についてお尋ねがありました。  人権委員会を法務省の外局として設置することといたしましたのは、昨年一月に実施された中央省庁の再編に当たり、人権擁護は、国民の権利擁護をその基本的任務とする法務...全文を見る
04月25日第154回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○国務大臣(森山眞弓君) 今回、幹部検察官が重大な不祥事を起こしまして、このことは大変重大なことだというふうに受け止めておりまして、全く残念だと言うばかりでございます。三井検事が、私的な分野とはいっても、このような行動をやっていたということについては、予想もできないようなことであ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今報道されているようなことが事実だといたしますと、誠に言葉もないほどびっくりする話でございまして、にわかには信じ難いというのが最初の感じでございました。  他人の刑事責任を追及するべき検察庁の幹部である人がそういう人にはあるまじき不祥事を起こしたという...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) そのような具体的な話は、私は直前まで、その前の日の晩まで存じませんでしたし、特に個人の名前までは全く知りませんでした。
○国務大臣(森山眞弓君) 逮捕の直前にそのようなことがあるらしいということを聞きました。そして、その人がそういう疑いが持たれているらしいということも聞きましたが、詳細についてはそのときは分かりませんでした。
○国務大臣(森山眞弓君) この事件は、先ほど来お話しのように非常に重大な問題でございまして、この三井検事の行った行動、犯罪ということになれば、それを徹底的に解明しなければいけませんし、それにまつわる様々な疑惑がほかにも国民の間に持たれているということであれば、それをはっきりと解明...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 現在、刑事事件として捜査中でございますが、事実関係が明らかになった時点で判断することになると思いますけれども、第一義的には、この人の場合は、もしそういうことが事実だとすれば懲戒処分、国家公務員法第八十二条の規定によって免職等の懲戒処分に付すべきであるとい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 事実関係が明らかになりました上で、それを踏まえて適正な措置をしたいと思います。  また、再発防止につきましては、今までもあらゆる機会をとらえまして職員の綱紀粛正を徹底するように指示してきたところでございますが、今回は、特にこのような幹部検察官が重大な不...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 四月二十一日の夜、何時までは正確に覚えておりませんけれども、かなり深夜に近い、十時過ぎか十一時ごろだったかなと思いますが、本件犯罪事実の概要と検察当局が三井検事を逮捕する方針であるというような概略の報告を受けました。
○国務大臣(森山眞弓君) はい。
○国務大臣(森山眞弓君) 現行の商法におきましては、取締役会で決定しなければならない事項が多岐にわたっております。しかし、取締役の員数が多くて、中には外国で勤務する取締役もいるというような大規模会社の場合には頻繁に取締役会を開催することは困難でございます。それで、現在のような世界...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今後、法制審議会におきまして、次のような三つの課題について検討を進めるということを予定しております。  まず第一は、株式会社がその選択により株券を発行しないことができるものとする株式のペーパーレス化を認めるかどうか、及びこれを認めるとした場合における株...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 我が国の商法におきましては、企業の国際的な競争が激化する中で、平成九年以来、組織の柔軟な再編成によって企業がその経営の効率性や企業統治の実効性を高めることを容易にするために企業の組織再編成のための法整備を行ってまいりましたが、平成十二年の会社分割法制の創...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、中小会社の実情に即した会社法制度が重要であることは当然でございまして、法務省といたしましては、今後の会社法改正の検討におきましても中小会社の実情等に適切な配慮をいたしてまいりたいと考えております。  我が国の会社と称するものの中には数...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、大変な事件でございまして、このようなことが二度と起こらないように、あらゆる手段を講じて努力をしていかなければいけないと思います。  先生が例に引かれました福岡の高検の問題、それの反省に立っての研修、外部研修等の話は、これは業務の上にか...全文を見る
04月26日第154回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○森山国務大臣 先生御指摘のとおり、報道されていることが事実とすればとんでもないことでございまして、全くけしからぬと私も怒っているところでございます。  四月二十二日、大阪地検におきまして、大阪高検公安部長でありました三井環検事を、暴力団関係者らとの共謀による電磁的公正証書原本...全文を見る
○森山国務大臣 この法案は、昨年アメリカで同時多発テロ事件が発生いたしまして、国際社会においてテロ撲滅のための対策をさらに推進することが緊急の課題になっておりますことを踏まえまして、日本政府として、早急にテロ資金供与防止条約を締結するとともに、国連安保理決議第千三百七十三号を実施...全文を見る
○森山国務大臣 条約の締結ということは外務省の所管でございまして、法務省はかねてから、外務省を初めとする関係省庁と協力いたしまして、この条約を締結するための整備が必要である、その整備が必要な国内法等について鋭意検討を行ってまいったところでございます。  昨年の同時多発テロが発生...全文を見る
○森山国務大臣 これは、国際的な要請に基づきまして、特に昨年の同時多発テロ以降、このような条約が必要である、それで署名が推進され、そしてこれから批准もするために国内法を整備するということで、国際的な状況に見合って対応するべきものということで進めてまいったものでございます。  し...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
○森山国務大臣 更生保護事業法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  更生保護事業は、民間篤志家のたゆまぬ努力によって維持運営され、犯罪者の社会復帰に大きく貢献するとともに、国が行う保護観察その他の更生の措置を円滑に実施する上で重要な機能を果たして...全文を見る
05月09日第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第5号
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○森山国務大臣 お尋ねのことにつきましては、政治活動のあり方にかかわる問題だと思いますが、御指摘のようなことについて、法務省として……(末松委員「公務員の」と呼ぶ)公務員についてですか。ロビー活動というお話だったものですから政治活動であるかと思いましたのですが、法務省といたしまし...全文を見る
○森山国務大臣 そのような法律は、特に外国のロビー活動とか、ロビー活動というようなものを取り締まるという、それ自体の取り締まりをする法律はございませんが、ただ、国内法に違反をした場合、例えば、刑法の贈収賄罪とかあっせん利得処罰法の違反とか政治資金規正法違反などに該当するものがあれ...全文を見る
○森山国務大臣 公務員の場合は、その権限のあることについて贈賄を受ければ、それは贈収賄に係りますので、それは刑法違反になると思います。(末松委員「海外でも一緒ですか、それは海外からでも」と呼ぶ)海外も同じだと思います。私の感じでそう思いますが。
○森山国務大臣 おっしゃいますお話は、非常に個別的な具体的な話でございますが、捜査の活動にかかわる事柄でございますので、法務大臣としてここで何か申し上げるということは控えさせていただきたいと思いますが、あくまで一般論として申し上げれば、検察当局におきましては、刑事事件として取り上...全文を見る
○森山国務大臣 公文書偽造罪は、行使の目的で公務所や公務員の作成すべき文書を無権限で作成した場合に成立し、偽造公文書行使罪は、偽造公文書を行使した場合に成立するものと承知しております。  これらの罪の法定刑についてですが、公務所や公務員の印章や署名があるいわゆる有印公文書の偽造...全文を見る
05月15日第154回国会 参議院 本会議 第23号
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○国務大臣(森山眞弓君) 木俣議員にお答え申し上げます。  亡命問題に関する我が国の基本方針についてお尋ねがございました。  亡命という用語につきましては、難民のような確立された定義はございませんが、例えば、在外の日本国公館で我が国にいわゆる亡命を求めた者がある場合について申...全文を見る
05月16日第154回国会 衆議院 本会議 第34号
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○国務大臣(森山眞弓君) 西村議員にお答え申し上げます。  北朝鮮に滞在する日本人全員に自由が与えられるまで、在日朝鮮人の再入国を禁止すべきではないかとのお尋ねがございました。  特別永住者である在日朝鮮人に対する再入国許可につきましては、その歴史的経緯及び我が国における定住...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○森山国務大臣 先生御指摘のとおり、少年の非行あるいは犯罪というようなものは、社会の鏡とでも申しましょうか、社会全体のいろいろな問題を反映したものというふうに私も感じておりまして、法律を改正したからといって片づくというような単純なものではないというふうに思っております。  平成...全文を見る
○森山国務大臣 この法改正によりまして、更生保護施設が処遇施設として明確に位置づけられるということになりますと、全国の更生保護施設において質の高い専門的な処遇が行われるということが期待されると思います。  法務省といたしましても、更生保護施設職員に対する研修の充実、効果の高い処...全文を見る
○森山国務大臣 今までお話がございましたように、近年、犯罪情勢の悪化等に伴いまして、行刑施設収容者は増加傾向を示しております。また、出所後に更生保護施設における保護を必要とする者もふえておりまして、中でも高齢者、薬物依存者等更生のために特別の処遇を要する者の増加が著しいという状況...全文を見る
○森山国務大臣 覚せい剤の問題は、我が国にとっては非常に深刻な、重大な問題だというふうに私も認識しておりますが、先生御指摘のようなことがもしあるとすれば、非常にそれは問題だと思います。  しかし、警察も、また法務当局も、その重大性、深刻性をよく認識しておりまして、それに対応する...全文を見る
○森山国務大臣 お話の件は、東京地方検察庁におきまして、現在、加藤紘一前衆議院議員の元事務所代表である佐藤三郎に係る所得税法違反事件の捜査中でございまして、その解明に必要な捜査を行っております。そして、適正に対処するものと考えております。  なお、お尋ねの具体的なことにつきまし...全文を見る
○森山国務大臣 更生保護制度と申しますのは、犯罪や非行を犯した者に通常の社会生活の中で必要な指導や援助を行いまして、健全な社会の一員として立ち直ることを助けるということによりまして、犯罪などから社会を保護するとともに、個人及び公共の福祉を増進することを目的とする制度でございまして...全文を見る
○森山国務大臣 我が国の行刑施設では、受刑者の確実な収容確保を図る一方におきまして、その処遇に当たりましては、個々の受刑者の特性に応じて、懲役刑の内容としての刑務作業を科するほか、職業訓練、教科教育、処遇類型別指導、釈放前の指導などを実施いたしまして、受刑者の社会復帰に向けての改...全文を見る
○森山国務大臣 更生保護事業あるいは更生保護体制につきまして大変御理解のある御質問をいただきまして、感謝いたします。  確かに、おっしゃいますとおり、我が国の更生保護に関する法制度は、基本となる法律だけでも五つほどございまして、国民にとってやや複雑で、わかりにくいと申しましょう...全文を見る
○森山国務大臣 警察庁の統計によりますと、平成七年以降、交通関係業務上過失致死傷事件を除く刑法犯認知件数は増加を続けておりまして、それに伴って、矯正施設の収容者等も軒並み増加しております。このような状況の中で、より多くの犯罪者の社会復帰を促す、そしてその再犯の防止を図るということ...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のように、更生保護施設におきましては、経済的、財政的な問題に大変苦労をいたしておりまして、関係者が大変懸命に努力をしております。  そういう中で、国もその責任の重大さを考えまして、おっしゃるように七七%、七八%に及ぶ経費の負担をさせていただいているわけでご...全文を見る
○森山国務大臣 地方公共団体は、今おっしゃいましたように更生保護事業を営むことができることになっております。更生保護事業法第四十八条に書いてございますが、現実に更生保護事業を営んでいる地方公共団体は現在まで全くございません。しかし、地方公共団体が更生保護施設の改築等の際に補助金を...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいますように、地方自治体の方も財政が非常に厳しい状況でございますので、なかなか思うようにいかないのだとは思いますが、こういう施設に対する、あるいは事業に対する補助をしていただいている地方公共団体がまだ半分にも達しないということであるのは、まことに残念だと思...全文を見る
○森山国務大臣 残念ながら、今、雇用情勢全体が大変厳しい中でございまして、更生保護施設の被保護者の就職についても非常に困難をきわめているということは御指摘のとおりでございます。就労の援助あるいは被保護者に対する処遇の基本でございますし、特に、犯罪歴のある人を差別することなく積極的...全文を見る
○森山国務大臣 更生保護施設が犯罪者処遇の専門施設といたしまして十分にその役割を果たすことができますためには、被保護者の指導に当たる職員に専門的知識及び経験を有する有能な人材を確保するということが大変重要ですし、職員研修を充実させるということ、そしてその能力の向上を図るということ...全文を見る
○森山国務大臣 今のような犯罪社会情勢の中で、更生保護におきましては、保護司初め民間ボランティアの御協力を得ながら保護観察対象者を社会の中で指導いたしまして、その改善更生を促して再犯防止に努めているほか、地域における犯罪・非行予防活動を一生懸命やっております。先生にも今評価してい...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。     —————————————
○森山国務大臣 国際受刑者移送法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  外国人受刑者を処遇する行刑施設におきましては、言語、風俗慣習、宗教、生活様式の相違に配慮しつつ、その改善更生及び円滑な社会復帰に向けて努力しているところでありますが、近時の急速な国際化の進展に伴い、...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 本会議 第35号
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○国務大臣(森山眞弓君) 中津川議員にお答えいたします。  養育費などに関する強制執行制度の見直しについてのお尋ねでございます。  法務省では、現在、権利実現の実効性を高める等の観点からの担保・執行法制の見直し作業を行っており、その一環として、養育費などの履行確保のための強制...全文を見る
05月20日第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第7号
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○森山国務大臣 条約批准の問題は私どもの所管とはちょっと違うと思うのでございますが、御指摘の問題点はあろうかと思いますので、所管の大臣にお聞きいただいたらよろしいのではないでしょうか。
05月21日第154回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○国務大臣(森山眞弓君) 日本にいる外国人から難民認定申請がありました場合には、国際的な取決めであります難民条約等にのっとりまして個別に審査をいたしまして、難民として認定するべき者は認定するということになります。  また、難民として認められない場合でありましても、個別に判断いた...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) そのような御批判は当たらないというふうに思います。その人その人の事情でいろいろなケースがございますが、先ほど申し上げましたように、難民認定の申請が行われました場合には、国際的な条約あるいはその他決められました法律にのっとりまして個別に審査をして認定してお...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今の御質問の御趣旨は、退去強制を受ける者が自分の国籍のある国から政治的な理由等によって迫害を受けるおそれがあるということで、国籍国以外の第三国への出国を希望する場合ということを考えていらっしゃるのかと思われますが、そのような場合について申し上げますと、入...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 難民の認定の申請につきましては、先ほども申し上げましたが、従来から国際的な取決めである難民条約等にのっとりまして、個別の審査の上に難民として認定すべき者は認定しておりますし、今後ともその適正な運用に配意してまいりたいと思います。  今、先生からいろいろ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 委員会等設置会社の制度は、取締役会の決議事項を大幅に業務執行役員に委譲いたしまして効率的な業務執行を可能としながら、業務執行行為の適正を確保するために、取締役会の中にそれぞれの構成員の過半数を社外取締役とする指名委員会、監査委員会、報酬委員会の三つの委員...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 会社が企業活動を行っていきますのに当たりまして、従業員とか消費者とか取引先なんかの様々なものと関係を持つということでございますが、継続的に安定した経営を行っていくためには、これらの利害関係者の利益についても十分に配慮をするということは当然と私は思うわけで...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 人権擁護法案につきましては、御承知のとおり、先月二十四日の参議院本会議での趣旨説明をさせていただきまして、この委員会に付託されておりまして、以来この委員会で本格的な審議が行われますのをお待ちしているところでございます。一日も早く審議入りをお願い申し上げた...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど申し上げましたように、これから御審議をいただくわけでございますので、いろいろなところから、特に有力な報道機関からもいろんな意見が示されるということは当然でございますし、それらを審議を深めていく上で材料にさせていただくということも意義のあることではな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 「修正に前向き」というのはその新聞社の感想だと思いますが、私といたしましては、現在のものがベストだと思っております。
○国務大臣(森山眞弓君) 難民の受入れにつきましては、もう先生よく御存じのとおり、現在、国際条約とか国内法の規定に従いまして、認められる者は認めてしっかりと受け止めているというふうに申し上げたいと存じますし、また認められないことになりました者につきましても、人道上の見地から特別の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
05月22日第154回国会 衆議院 予算委員会 第28号
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○森山国務大臣 我が国へ入って難民の申請をするという方がもともと大変少ないものですから、恐らく、そういう難民の出身国と日本が地理的に大変遠く、また言語、文化その他大分違いますので、希望者が少ないというのはよくわかるのでございますが、その申請のあった者を認定する認定率というのは我が...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のこの事件は前代未聞の不祥事というふうに報じられていることでございますが、私といたしましても、誠に遺憾というような、そういう言葉ではまだ足りないような気持ちがする、とんでもないひどい話だというふうに思った次第でございます。  三井元検事は、五月の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 週刊誌に掲載されました書類につきましては、もう既に十年近く前のことでございまして、資料も残っておりませんし、確認は困難となっておりますが、当時の事務局長は全く思い当たりがないと述べているとの報告を受けております。  調査活動費につきましては、これまでも...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 亡命という言葉は必ずしも定義がはっきりいたしておりませんが、法律上は難民という言葉が使われております。  現在の難民認定制度でございますが、日本におきましては、従来から国際的な取決めであります難民条約等にのっとりまして、個別に審査をいたしまして、難民と...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 難民の認定というのは申請から始まるわけでございまして、ドイツとかアメリカとか、そういう国への申請はけた外れに多いわけでございます。ですから、結果として絶対数は非常に日本よりは多くなるというのはもうそういう成り行きでございますが、日本の場合も、申請がありま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 検察庁の調査活動費につきましては、事件の内偵とか情報の収集等に要する経費でございますので、極秘裏かつ機動的に支出することが認められておりまして、またその具体的な使途を明らかにすることは困難であるということを御理解いただきたいと思います。  他方、これま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生も十分御承知のことだと思いますけれども、難民といいますのは、難民の地位に関する条約の第一条の規定又は難民の地位に関する議定書第一条の規定によりまして、難民条約の適用を受ける難民をいうということになっておりまして、この条約等におきましては、「人種、宗教...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 手続的には今先ほど申し上げたようなやり方でございますが、そのような今おっしゃられましたようなケースの場合は、法務省のマターというよりは外交問題、外交的な問題になるのではなかろうかというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 先生の御指摘は、私もこの法務省の仕事を一年近くやりまして、入管にも大変かかわってまいりまして、いろんなケースがあるということを具体的に知りました上で、最近、基本的に先生がおっしゃったような問題意識を同様に感じております。  人道とか人権と国益が対立する...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今なお詳細に調査中でございますので、その調査の結果を見まして適正に対処したいというふうに思っております。
○国務大臣(森山眞弓君) 調査活動費が平成十一年度以降大幅に減少いたしましたんですが、これは犯罪情勢の変化等に伴いまして調査対象・方法の見直しを行ったことによるものでございます。すなわち、従来は外部協力者に謝金を支払い、主として公安情報を入手するという執行形態が一般でございました...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 前回そのような御質問に対してお答えいたしましたのは、たしか検察庁の調査活動費について、昨年、加納検事長等に対する告発がなされまして、所要の捜査が行われた結果、不起訴処分となって、検察審査会の審査においてもその結論が是認されているということを申し上げたのだ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 検察庁の調査活動費と申しますものは、その経費の性質上、その具体的な使途を明らかにするということがなかなか難しい面がございます。関係者に危害等が及ぶおそれがあったり、また今後の調査活動にも重大な支障があるとも考えられます。このような、これらを具体的に明らか...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) その文書は既に十年近くたった昔の話でございまして、残念ながらそれを確認することができておりません。  ただ、それを依頼したという当時の事務局長でしたっけ、の人には確認することができたようでありまして、問い合わせましたところ、その者はそのような記憶が全く...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今申し上げましたように、さかのぼってとおっしゃっていただきましても限界がございまして、できるだけのことを御指摘があったものについては試みたわけでございますが、大変難しいというのが率直なところでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、条約難民の場合とそれからインドシナ難民は扱いが違っておりまして、これを何とかしなければいけないという問題意識もあるわけでございます。  そのほか、先生御指摘のような幾つかの問題がございますので、これらについてこの機会によく考え直してみようという...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、法務省の所掌事務の中にはいろんなものがございまして、しかし中でも司法制度に関する法令並びに民事及び刑事の基本法令の立案、訟務事件の遂行、検察に関する事項など多岐にわたって、高度に専門的な法律的な知識、実務経験を要する事務が多数含まれてお...全文を見る
05月27日第154回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○国務大臣(森山眞弓君) お答えいたします。  昭和五十七年に我が国の難民認定制度が条約に基づいて発足いたしましたわけでございますが、以来、平成十三年までの難民認定申請者の数は合計二千五百三十二人でございまして、難民認定数は合計二百九十一人となっております。  平成十三年につ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 難民認定の申請につきましては、従来から国際的な取決めであります難民条約にのっとりまして個別に審査をし、難民として認定すべき者は適正に認定しております。  我が国の難民認定状況につきましては、先ほど申し上げましたとおりでございますが、平成十二年におきます...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 亡命者ということがよく言われますけれども、亡命者というのは難民のように確立した定義があるわけではございませんが、一般論として、当該在外公館で我が国にいわゆる亡命を希望しました者が、渡航証明書等の渡航文書を得まして我が国に入国いたしました場合にはその上陸を...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 国際水準並みのというふうに今おっしゃったんでございますけれども、最近の国際水準あるいは国際的なやり方といたしましては、どちらかといえば今までよりも厳しい方向に向かいつつあるように感じております。最近、いろいろな国際政治情勢の変化から、難民の申請をする人が...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) そのような考え方があるということは私もよく承知しておりますが、一方におきまして、日本に入ってきた、あるいは不法にそのまま滞在を延長している人々の中に、日本の治安について大変心配なことをする人たちが少なくないということも実情でございまして、日本の労働問題あ...全文を見る
05月28日第154回国会 衆議院 本会議 第37号
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○国務大臣(森山眞弓君) 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  心神喪失または心神耗弱の状態で殺人、放火等の重大な他害行為が行われることは、被害者に深刻な被害が生じるだけではなく、精神障害を有する者...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 中村議員にお答え申し上げます。  まず、政府が提出した法律案の立案経緯と、いわゆる大阪・池田小学校児童等無差別殺傷事件との関係についてお尋ねがございました。  御指摘のとおり、法務省及び厚生労働省におきましては、この事件が起こる前から、精神障害により...全文を見る
05月30日第154回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○国務大臣(森山眞弓君) 公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  近年、重大なテロ事件が続発したことを背景として、テロ行為を抑止するにはテロ行為のための資金調達を抑止することが不可欠との認識が国際的に高まり、...全文を見る
05月31日第154回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○森山国務大臣 質疑者の御了解を得ておりますが、閣議のために出席がおくれました。  この際、三井環前大阪高等検察庁公安部長による事件について御報告いたします。  三井元検事による事件につきましては、大阪地方検察庁におきまして、昨日、収賄及び公務員職権乱用罪により、大阪地方裁判...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、治安に責任を持っている法務省、そして、安心して暮らせる社会ということを求めている国民のことを考えますと、おっしゃるようなことが基本的にとても必要だと思います。それで、法務省もそのことは重々承知しておりまして、今までもたびたび予算のときには大変努力...全文を見る
○森山国務大臣 今までいろいろお話がございましたように、行刑施設におきましては、近年、収容人員が急激に増加しておりまして、現在でも過剰収容の状態が続いております。ですから、受刑者にとって大変ストレスが厳しくなるということもありますけれども、職員も非常に負担がふえて大変であるという...全文を見る
○森山国務大臣 私も、欧州評議会というものの存在の重要性ということはよく承知しておりますし、日本がそのオブザーバーの資格を持っているということも大変大事なことだとは思っております。しかし、死刑の存廃の問題は、今まで申し上げておりますように、非常に国際社会の関心を集めている問題では...全文を見る
○森山国務大臣 フーリガンに対する入国の拒否は、昨年十一月の入管法の一部を改正する法律におきまして整備いたしました入管法第五条第一項第五号の二の規定に基づいて行うものでございます。  この規定は、ワールドカップサッカー大会など、国際的な競技会等の平穏な実施を確保するため、当該競...全文を見る
○森山国務大臣 お尋ねの事件につきましては、横浜地裁におきまして、被告人五名を威力業務妨害罪等によって公判請求いたしまして、うち二名については、ことしの四月九日、横浜地裁におきまして、威力業務妨害罪等により有罪判決が言い渡され、被告人らが控訴しております。  他の共犯者三名につ...全文を見る
○森山国務大臣 外国で受刑している者の改善更生及び円滑な社会復帰を促進するという受刑者移送の刑事政策的な意義にかんがみますと、できる限り多くの国との間で受刑者移送を行うことが望ましいと思います。  我が国の刑務所に収容する外国人受刑者のうち多数を占めているアジア諸国との間で受刑...全文を見る
○森山国務大臣 確かに被害者の中には、そのような心配といいますか懸念をお持ちの方もあるでしょうし、処遇の状況について関心を持つという方がいらっしゃいますが、一方、事件につきましてもう触れてほしくないという気持ちをお持ちの方もいらっしゃるのではないかと思われます。  そのような被...全文を見る
○森山国務大臣 被爆された方には大変お気の毒だと存じますけれども、在外被爆者の方に対して被爆者援護法の適用があるかどうかという問題につきましては、現在争訟中でございますので、裁判所の判断を仰がなければならないと思います。
○森山国務大臣 御指摘の森田さんという方につきましては、現在、訴訟が係属している状況でございますので、ここで詳しく申し上げることは差し控えたいと存じます。
○森山国務大臣 日本人としてというお話がございましたが、先ほど先生の御質問の中にもありました森田さんのように、日本人の方でも在外の方には適用されないという事情もございまして、そこのところが大変難しい問題だと思います。  昨年の二つの判決につきましては、国の主張が認められないとい...全文を見る
○森山国務大臣 大変お気の毒だとは思いますけれども、法律の問題というのは最終的には裁判所の判断を仰ぐというのが筋でございますので、先ほどの御答弁を変えるわけにはまいりません。
○森山国務大臣 御指摘のようないろいろな問題が考えられると思います。外務省ともよく連携をとりまして、十分に行き届きますように努力したいと思います。
○森山国務大臣 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  心神喪失または心神耗弱の状態で殺人、放火等の重大な他害行為が行われることは、被害者に深刻な被害が生じるだけではなく、精神障害を有する者がその病状...全文を見る
06月04日第154回国会 参議院 法務委員会 第18号
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○国務大臣(森山眞弓君) 条約の締結に関することは外務省の所管でございますけれども、法務省も外務省を始め関係省庁と協力いたしまして、この条約を締結するために整備が必要とされる国内法につきまして検討を続けてきたところでございます。  昨年の米国における同時多発テロをきっかけといた...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この法案は、いわゆるテロ資金供与防止条約及び国連安保理決議第千三百七十三号の的確な実施を図るために所要の措置を講ずるということを内容といたしております。  この条約は、資金提供行為等の防止等のために実行可能な措置といたしまして、例えば金融機関等による顧...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 我が国は、核は保有しない、核は製造しない、核は持ち込ませないといういわゆる非核三原則を堅持してまいりまして、一切の核兵器を保有しないこととしております。小泉内閣におきましてもこの方針を厳しく持っていくということは総理が述べておられるとおりでございまして、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この法案は、公衆又は国等を脅迫する目的をもって行われる殺人、凶器使用等による傷害、その他の一定の犯罪行為のために資金を提供又は収集した者を処罰することなどを目的としているものでございますが、資金提供罪及び資金収集罪のいずれにつきましてもその構成要件は明確...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 我が国は、核を持たない、作らない、持ち込ませないという、いわゆる非核三原則を国是としてずっと貫いてきたわけでございまして、小泉内閣におきましてもこの方針を堅持するということは総理が述べられておられるとおりでございます。私も、これは大事に守っていかなければ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございまして、私も前、参議院におりましたときに、先生もたしか御一緒だったかと思いますが、広島の原爆ドームへ視察に行きまして、それを世界遺産に指定するようにという運動に私も参加した記憶がございます。そのようなことを考えますと、この非核三原...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生御指摘のように、法務省は、法を守り、場合によっては人様を処罰するというような仕事も受け持っておりまして、大変責任の重い仕事になっていると思っております。それだけに、ちょっとしたトラブルがございまして、ほかの省庁ではそれほど重大と思われないものも、法務...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今回、監督責任を問われました三人の者に処分が行われました。今後の処遇、人事につきましても、特定の個人のことでございますので御説明は申し上げにくいのでございますけれども、まず検事総長が戒告、大阪高検検事長が一か月間、俸給の月額の百分の十を減給、大阪高検次席...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) お尋ねの今回、監督責任を問われた三人のことにつきまして、人事につきましては特定の個人の人事にかかわる事柄ですのでここで御説明申し上げるのは差し控えさせていただきたいと思います。が、東條大阪高検検事長は六月十六日限りで定年退官されると聞いております。  ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 委員おっしゃいますとおり、法務省だけでは到底すべての目的を果たすことはできませんので、おっしゃいますような関係省庁とも十分連絡を密にいたしまして、目的が果たせますように努力していきたいというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 検察庁の調査活動費につきましては、昨年、刑事告発がなされましたが、捜査当局において所要の捜査を遂げました上で、不正流用の事実が認められなかったことから不起訴処分といたしまして、検察審査会においてもその結論が是認されているところでございます。  検察庁の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほども御説明いたしましたように、法務省の情報公開担当部局におきまして、情報公開法に基づく開示請求の事案について、その処理の状況等を迅速かつ適切に把握することを目的といたしまして、行政文書開示請求事案管理簿というのを作っております。  この管理簿の記載...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 衆議院の法務委員会におきまして、日本政府としては、質問主意書に対する答弁書の中でおっしゃるようなことを申しましたが、これは、本法における公衆等脅迫目的の犯罪行為の要件について答弁したものではなくて、公衆等脅迫目的の犯罪行為に該当するためには特定の主義主張...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど来、何回も申し上げておりますとおり、法務省におきましては御心配いただくようなことはございませんので、私といたしましては、自信を持って、ありませんということが申し上げられます。
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘の発言については私が確たることを申し上げる立場にはございませんのですが、先ごろ福田官房長官が国会でお述べになったように、その発言の趣旨は、大統領のテロ支援や大量破壊兵器の開発を許さないという強い決意の表れであるというふうに理解いたしております。 ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この件につきまして、私も法務省の責任者として重大な責任を感じております。  総理大臣に対しまして、今、官房長から報告いたしましたような内容のことを申請いたしまして、総理大臣から私に対して、国民が検察に対する信頼を甚だしく損なったということは非常に残念で...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ずっと昔のことは分かりませんのですが、昭和二十二年に検察庁法が施行されて以後、把握している限りにおいてはそのような前例はないようでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 先生の御意見も分かるような気がいたしますが、この事件は、非常に今までの常識では考えられないような常軌を逸した行為というのが元検事によって行われたと。その個人の資質ということが最初の大きな理由だとは思いますけれども、先ほど説明申し上げましたように、職権、職...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
06月05日第154回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○森山国務大臣 検事総長というのは内閣の任命なものですから、私からこのような措置が必要であろうということを上申いたしまして、最終的には閣議で決定していただいたわけでございますが、おっしゃるように、検事総長に対しては戒告ということでございます。  戒告と申しますのは、国家公務員法...全文を見る
○森山国務大臣 閣議によって戒告処分ということが決定いたしましたということで、先ごろの三井元検事の事件は大変遺憾でありまして、本人の資質が非常に特異なものであったということはわかるけれども、検察全体として身を引き締めて、姿勢を正し、国民の信頼を回復できるようにぜひ努力してもらいた...全文を見る
○森山国務大臣 この件に関しまして再発防止策といたしまして、先日私から検事総長に対しまして、検察庁職員の綱紀の保持を徹底すること、検察官の人事評価のより一層の適正化を図ること、検察組織の再点検を行うことなどを具体的に指示いたしました。  さらに、本日の午後、臨時の検事長会同を開...全文を見る
○森山国務大臣 今佐々木委員から御指摘ございました件につきましては、告発がなされまして、捜査当局におきまして所要の捜査を遂げまして、不正流用の事実が認められなかったということで不起訴処分といたしたものでありまして、検察審査会におきましてもその結論が是認されております。  この事...全文を見る
○森山国務大臣 選択的夫婦別姓については、水島先生初め多くの議員の方、また世論の中でも、大変支持していただく、積極的に進めろよというお話もたくさんいただいてまいりまして、世論調査もそのような傾向を示していたわけでございます。  したがいまして、法務省といたしましても、そのような...全文を見る
○森山国務大臣 郵政の法案とこれは全く質の違うものでございますので、同じようにというのはちょっと無理かなと思いますし、特にこの選択的別姓の問題は、家族のあり方とか、そのことに対する国民の意識とか、そのような問題に深くかかわっていることでございますので、ちょっと郵政と同じには論じら...全文を見る
○森山国務大臣 今、民事局長から御説明申し上げたような議論で反対していらっしゃる方は、もう最初からそうなんですね。  それで、この話が表に出てきてから、平成八年の法制審議会の答申から考えますと六年近くたっているわけでございますが、その間にそのような議論をずうっと続けてきまして、...全文を見る
○森山国務大臣 先生方が御提案いただいている法案があるということは承知しておりますが、私といたしましては、現在、政府提案をいたしたいと考えていた内容が最も現実的で、一番ふさわしいといいましょうか、ベストの案だというふうに思っておりますので、そして、それを支持していただく与党の先生...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のとおり、嫡出でない子の法定相続分の問題は国民の意見が分かれているというふうに思います。  現行の制度は、被相続人が相続分の指定などをしなかった場合におきまして、法律上の配偶者との間に出生した嫡出である子の立場を尊重するとともに、他方、嫡出でない子の立場を...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、この問題も確かに重要であるということは私も理解しておりますが、最初にお話が出た選択的夫婦別姓の問題とこれを一緒にすると非常に事が紛糾してしまうと思いましたので、分けて別々に考えるということを先生おっしゃいましたが、そのためにも一つ一つ別...全文を見る
○森山国務大臣 養育費の取り立てにつきましては、法務省の所管しております強制執行制度に関しましても、養育費の支払い日が到来するたびに強制執行の申し立てを繰り返さなければならないという問題点が指摘されているわけでございます。  法務省では、現在、権利実現の実効性を高める等の観点か...全文を見る
○森山国務大臣 昨年の十二月に発生いたしました御指摘の東シナ海不審船事件につきましては、この不審船は、海上保安庁巡視船を銃撃するなどした後、中国の排他的経済水域内におきまして海底に沈没したものと承知しております。  現在、海上保安庁におきまして同事件に関して捜査を継続しているも...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、海上保安庁におきましてその引き揚げに努力をしているということでありますので、その作業を見守っているというところでございます。
○森山国務大臣 捜査をいたしますためには引き揚げなければならないというふうに感じておりますが、今、海上保安庁がそのために努力をしているということでありますので、引き揚げられることを期待しているというのが状況でございます。
○森山国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、捜査をするためには引き揚げてもらわなければできませんということで、海上保安庁が努力していただいておりますので、その結果を見守っているというところでございます。
○森山国務大臣 海上保安庁において、引き揚げるべく中国と調整をしていただいているということでありますので、その努力に期待したいと思います。
○森山国務大臣 交渉の具体的な内容について私も詳しく承知しておりませんので、どのような話し合いになっておりますのか、現段階のことはよくわかりませんが、一生懸命努力していただいているんだと思います。
○森山国務大臣 個別の案件についてお答え申し上げるのは差し控えさせていただきたいとは思いますが、一般的には、外国人が我が国に入国するに当たりましては、我が国の在外公館において入国目的に合った査証を取得するという必要がございます。査証発給は外務省のお仕事でございますが、査証が発給さ...全文を見る
○森山国務大臣 出入国管理行政の一つの重要な役割は、外国人の適正な入国、在留を確保するということによりまして、我が国の社会の安全と秩序を維持するということでございます。平成十二年三月に策定されました第二次基本計画におきましても、外国人労働者の円滑な受け入れを図り、不法滞在者に対し...全文を見る
○森山国務大臣 我が国の国際化に伴いまして、おっしゃるような問題がいろいろ出てきております。不法滞在者数だけ言いましても、平成十四年一月一日現在では約二十五万人と推定されております。これに対しまして、出入国審査や外国人の在留審査等に従事しております入国審査官は千二百六十八人でござ...全文を見る
○森山国務大臣 確かに、平成十四年二月二十五日付で、京都大学副学長の尾池和夫さんという方から、嘆願書というのが私あて参っております。  この嘆願書の内容は、今るる先生が御説明なさいましたほど詳しいものではございませんが、最初国際協力事業団の招聘によって来日したこの方が研究生活を...全文を見る
○森山国務大臣 今、大変詳しく先生からいろいろ御説明ございましたですが、初めて私も伺いましたので、さらによく調査をする必要があるんではないかと思います。十分調査をいたしました上で適切な対処をしたいというふうに思います。
○森山国務大臣 さらに調査をいたしまして判断させていただきます。
06月07日第154回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○森山国務大臣 この法律の最大の目的と申しますのは、この法律の第一条にも「目的」としてはっきり書いてございますけれども、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った人について……(塩崎委員「その中のどれかということ」と呼ぶ)最終的には、そういう方々に医療を確保いたしまして、病状を改善...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
○森山国務大臣 心神喪失等の状態で重大な他害行為が行われる事案につきましては、被害者に深刻な被害が生ずるばかりではなくて、精神障害を有する人もその病状ゆえに加害者となってしまうという点で極めて不幸な事態であるというふうに思います。  現に、法務省の調査によりますと、精神障害によ...全文を見る
○森山国務大臣 精神保健福祉法によります措置入院というのがございますが、この制度では精神障害者一般を対象としておりまして、本制度の対象者につきましても、この法律による一般の精神医療の対象としてきたところでございます。  しかし、このような心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った...全文を見る
06月28日第154回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○森山国務大臣 心神喪失等の状態で重大な他害行為が行われる事案につきましては、被害者に深刻な被害が生ずるだけではなくて、精神障害を有する人がその病状のために加害者となるという点でも極めて不幸なことでございます。  そこで、精神障害に起因する事件の被害者を可能な限り減らして、また...全文を見る
○森山国務大臣 私といたしましては御説明したつもりでございましたが、御指摘の総理の御発言は、一般論として、精神障害に起因する事件の被害者を可能な限り減らして、また、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者が精神障害に起因するこのような不幸な事件を繰り返さないようにするための対策...全文を見る
○森山国務大臣 精神的に問題のある方が事件を起こすということは時々今までもあったことは事実でございまして、そのたびにいろいろな人が議論をするという事態がもちろんあったわけでございますけれども、昨年の池田小学校の事件は、余りにも悲惨な、幼い子供たち、全く罪のない子供たちが大きな被害...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃることもまことにごもっともな点がたくさんございまして、私は、小泉総理がどのように発言されたか一言一句ちょっとよくわかりませんけれども、このような問題がまた二度と起こらないように、精神障害を持つ方も、またそれに関連して被害を受ける人も二度とないようにしたいと...全文を見る
○森山国務大臣 私は誤っていないと思います。先生がおっしゃいました二つのデフィニションのうちの後の方が非常に重要なのではないかというふうに私個人としては思っておりますが、しかし、今まで私が申し上げてきたことはその線に沿っているつもりでございます。
○森山国務大臣 私が今まで申し上げたことではっきりしておりませんでしょうか。自分でははっきり申し上げたつもりでございますけれども。
○森山国務大臣 先生のおっしゃる広い方というのは、確かに前提としてあるわけです。そういう状況が二度とないようにしたい、そして精神障害者の方がそのために非常に差別をされるとか偏見を持たれるということがないようにしたいということはもう当然でございまして、しかし、その中で法律的に措置を...全文を見る
○森山国務大臣 検察当局におきましては、精神障害の疑いのある被疑者による事件の処理に当たりまして、犯行に至る経緯、犯行態様や犯行後の状態等につきまして、刑事事件として処理するために必要な捜査を尽くし、事件の真相を解明した上で、犯罪の軽重や被疑者の責任能力に関する専門家の意見等の諸...全文を見る
○森山国務大臣 その点については、最善を尽くしておりますけれども、これで百点満点、全く問題がないというわけではないと思いますから、さらに改善するべく努力をしてまいりますということを申し上げたわけでございます。
○森山国務大臣 さっきも申しましたように、鑑定人に被疑者に関する正確かつ必要十分な資料が提供されるようにさらに心がける必要があるということは考えておりまして、つまり、鑑定の運用のあり方について必要な検討は今後も続けてまいらなければいけないというふうに思っております。
○森山国務大臣 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者につきましては、国の責任において必要な医療を確保し、不幸な事態を繰り返さないようにして、その社会復帰を図るということが重要でございます。そして、そのためには、精神保健福祉法による措置入院制度とは異なり、裁判官と医師が共同し...全文を見る
○森山国務大臣 民主党案につきましては、政府案と異なりまして、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に焦点を当てたものではなくて、このような者の適切な処遇を確保すべきであるという国民の声にどのようにこたえるか、退院後の治療継続の確保を具体的にどのように実現するか等の問題がある...全文を見る
○森山国務大臣 本会議及びこの委員会の冒頭でも申し上げましたけれども、この法律案は、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対し、その適切な処遇を決定するための手続等を定めることにより、継続的かつ適切な医療の実施を確保するとともに、そのために必要な観察及び指導を行うことによっ...全文を見る
○森山国務大臣 今も申し上げましたように、病状の改善とそれに伴う同様の行為の再発の防止、そして対象者の社会復帰という、幾つかの目的を持っております。
○森山国務大臣 主役は、そのような罪を犯すことになってしまった人々の改善更生、さらに社会復帰ということが一番重要な目的でございます。
○森山国務大臣 そのような現象によって大変心配あるいは不安を感じる国民一般についてももちろん考えなければなりません。このような人々が症状が改善して社会復帰をされるということによって国民の安心も確保できるという意味では、おっしゃるような目的も間接的にはあると思います。
○森山国務大臣 昨年の十二月に白鴎大学におきまして講演を確かにいたしました。このときには、いわゆる大阪・池田小学校児童等無差別殺傷事件をきっかけにいたしまして、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対する処遇について国民の関心や議論が高まったことを踏まえまして、法整備を検討...全文を見る
○森山国務大臣 この法律案は、心神喪失等の状態で殺人、放火等の重大な他害行為が行われた場合に、これを行った者に対して継続的に適切な医療を行い、また、医療を確保するために必要な観察と指導を行うということによりまして、その病状の改善及びこれに伴う同様の行為の再発の防止を図り、本人の社...全文を見る
○森山国務大臣 申し上げましたように、このような仕組みをきちんと法律上新しく設けるということによりまして事態が改善されるというふうに思います。
○森山国務大臣 先ほど先生がお読みくださいました文書、法務省の方で、ある一定の時点でそのような考えを持っていた。今も基本的には変わらない面も多いと思いますが、でありますからこそ、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案というものでございまして、その...全文を見る
○森山国務大臣 先生がおっしゃいました保安処分というのは、多分、昭和四十九年の改正刑法草案及び昭和五十六年の刑事局の案における保安処分ということをおっしゃっているのではないかと思いますが、刑事手続の一環といたしまして、刑事事件の審理を行った裁判所が刑事訴訟手続によって刑事処分とし...全文を見る
○森山国務大臣 法制審議会は、法務大臣の諮問に応じて、民事法、刑事法その他法務に関する基本的な事項を調査審議することということになっております。  一方、この法律案による新たな処遇制度は、心神喪失等の状態で殺人、放火等の重大な他害行為を行った者につきまして、刑事手続が終了した後...全文を見る
○森山国務大臣 法制審議会の仕事というのは先ほど申し上げたようなものでございますので、基本的に、刑法とか民法とか、そのような基本的な法律についての問題について審議をしていただくわけでございますが、もちろんそのほかにも、あるいは事態、内容によって必要な場合もあり得るかもしれませんが...全文を見る
○森山国務大臣 この法律案によります処遇の制度は刑罰にかわるというものではございませんで、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者であって、不起訴処分となり、または無罪等の裁判が確定した者に対して継続的かつ適切な医療を行い、また医療を確保するために必要な観察等を行うということに...全文を見る
○森山国務大臣 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の処遇のあり方につきましては、例えば、平成十一年の精神保健福祉法の一部改正法律案の審議の際に、国会におきまして、その検討を早急に進めることとの附帯決議が行われておりますように、いわゆる大阪・池田小学校児童等無差別殺傷事件が...全文を見る
○森山国務大臣 精神保健福祉法による措置入院制度は、精神障害者一般を対象としております。この制度の対象者につきましても、同法による一般の精神医療の対象としてきたところでございます。  しかし、このような心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者につきましては、都道府県知事の判断...全文を見る
○森山国務大臣 先生御指摘の、法案を一、二度出しましたということは、私も承知しておりますが、かなり前のことで、私自身では全く詳しいことは承知しておりません。しかし、おっしゃいますような問題点、あるいはそのような懸念があって結果的には断念をしたという話も聞いております。  それら...全文を見る
○森山国務大臣 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者につきましては、国の責任において必要な医療を確保し、不幸な事態を繰り返さないようにして、その社会復帰を図ることが重要でございます。  そして、そのためには、精神保健福祉法による措置入院制度とは異なりまして、十分な資料に基...全文を見る
○森山国務大臣 私も、拝見させていただきまして、大変貴重な御意見と受けとめております。ありがとうございました。
○森山国務大臣 厚生労働大臣から御説明があったとおりでございますが、精神保健福祉法が規定する自傷他害のおそれも、この法律案が規定する再び対象行為を行うおそれも、いずれも強制的な入院を認めるために必要とされる要件でありまして、また、精神障害を原因として生ずる病状から一定の問題行動が...全文を見る
○森山国務大臣 処遇事件を取り扱う合議体は、継続的な医療を行わなければ心神喪失等の原因となった精神障害のために再び対象行為を行うおそれがあると認められるか否かを判断し、これに従って処遇の要否、内容を決定するものでございます。  このような決定をするに当たりましては、医師による医...全文を見る
○森山国務大臣 このような方々が必要な医療を確保しまして、不幸な事態を繰り返さないようにするということは大変大事なことでありまして、それが社会復帰を図る重要なポイントだと思います。このような者の処遇につきましては、精神医療界を初め国民の各層から、適切な施策が必要であるというところ...全文を見る
07月05日第154回国会 衆議院 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第1号
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○森山国務大臣 この法律案の目的は、心神喪失等の状態で殺人、放火等の重大な他害行為を行った者に対し、その適切な処遇を決定するための手続等を定めることによりまして、継続的かつ適切な医療並びにその確保のために必要な観察及び指導を行うことによりまして、その病状の改善及びこれに伴う同様の...全文を見る
○森山国務大臣 精神保健福祉法におきます自傷他害のおそれも、この法案におきます再び対象行為を行うおそれも、いずれも、その者の意思に反してでも精神医療を行うために必要とされる要件であるという点では同じでございます。  また、いずれも、その者の現時点の精神障害の有無、内容を診断した...全文を見る
○森山国務大臣 心神喪失等の状態で重大な他害行為が行われる事案につきましては、被害者に深刻な被害が生ずるだけではなくて、精神障害を有する者がその病状のために加害者となるという点でも極めて不幸な事態でございます。このような者について必要な医療を確保し、不幸な事態を繰り返さないように...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のように、精神保健・医療・福祉対策一般の充実を図るということは大変重要でございまして、当然のことでございますが、この法律案に基づく制度をより効果的に運用する上でも、そのような対策の充実はさらに必要であると考えております。しかし、この点につきましては、この法律...全文を見る
○森山国務大臣 精神保健福祉法による措置入院の制度は精神障害者一般を対象としておりまして、この法律の制度の対象者につきましても、これまでこの法律による一般の精神医療の対象としてきたところでございます。しかし、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者につきましては、都道府県知事の...全文を見る
○森山国務大臣 基本的な部分に違いはないというふうに申し上げました。  ただし、自傷他害のおそれの判断における他害行為とは、殺人、放火等の重大な他害行為のみならず、窃盗等の比較的軽微なものも含むとされておりますことから、自傷他害のおそれは、再び対象行為を行うおそれに比べまして、...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、他害というのはいわば広いわけでございまして、対象行為を行うおそれというのはさらに絞った内容でございます。
○森山国務大臣 対象が多少違いますけれども、そのためのプロセスは同じだということを申したわけでございます。
○森山国務大臣 今回の法案の内容につきましては、具体的には昨年の一月ごろから、特に法務省と厚生労働省で何らかの措置を新しく考えなければいけないということで協議が始まっていたわけでございまして、事件はたまたま六月に起こりました。そしてそれを一つのきっかけといたしまして、いろいろな社...全文を見る
○森山国務大臣 もしその当時この法案が施行されていたとすればというお話でございます。仮定のことについて答弁申し上げるのは必ずしも適当ではないと思いますが、なお、検察官は、本法案第三十三条第三項の本文によりますと、刑法第二百四条傷害罪に規定する行為を行った対象者については、傷害が軽...全文を見る
○森山国務大臣 小泉首相の発言あるいは本法律案に対する政府等の説明は、一般論として、精神障害に起因する事件の被害者を可能な限り減らして、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者が精神障害に起因するこのような不幸な事態を繰り返さないようにするための対策が必要であるという趣旨を述べ...全文を見る
○森山国務大臣 総理は、私が申し上げるまでもなく十分御存じだと思います。しかし、先生からそのような御発言があったということはお伝えいたしましょう。
○森山国務大臣 御質問は仮定の事柄にかかわることである上に、御指摘のような痛ましい事件が再び起きることがないようにと願っておりますので、御質問に対する答弁は差し控えさせていただきたいと思います。  なお、あくまで一般論として申し上げれば、何らかの事件が発生した場合に、法務大臣と...全文を見る
○森山国務大臣 大変難しいような御質問でございまして、私も十分理解しているかどうかわかりませんが、この法律の目的は、先ほど厚生労働大臣がおっしゃいましたように、重大な犯罪を犯された、心神喪失あるいは心神耗弱の状態等でそのようなことをしてしまった方々が二度とそのようなことを犯さない...全文を見る
○森山国務大臣 前にお答えいたしましたように、重大な問題があるとは考えておりません。検察当局におきましても、精神障害の疑いのある被疑者による事件の処理に当たって、犯行に至る経緯とか犯行態様とか犯行後の状況などについて、刑事事件として処理するために必要な捜査を尽くしまして、事件の真...全文を見る
○森山国務大臣 この法律による新たな処遇制度におきましては、重大な他害行為が行われた後、検察官の申し立てによって行われる審判につきましては、裁判所が被害者等の申し出によりその傍聴を許すことができることとするとともに、決定の内容等を被害者等に通知することとしておりまして、被害者等の...全文を見る
○森山国務大臣 私は、そのような経験はございません。
○森山国務大臣 坂口大臣のおっしゃったとおりだと思いますが、やはり、今までの長い間の社会的な偏見と申しましょうか、社会的に多くの人が思い込んでいたこと、その思い違いというものがなかなか改まらないのではないかというふうに思いますし、最近は大分よくなってきたように思いますが、まだまだ...全文を見る
○森山国務大臣 この法律案による新しい処遇の制度と申しますのは、心神喪失等の状態で重大な他害行為が行われることにつきまして、被害者に深刻な被害が出るだけではなくて、精神障害を有する方にとっても大変不幸なことでございますから、特にこのような者につきまして、国の責任において必要な医療...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のメモにつきましては、「試案・手持メモ」と書かれておりますように、法務省刑事局の確定的な見解を記載した文書ではなくて、これに関する記録がないため確定的なことはお答えできませんが、平成十一年十一月ごろ、この問題について関心を有する方々による議論、検討の場に参加...全文を見る
07月10日第154回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○国務大臣(森山眞弓君) 今、刑事局長が申し上げましたように、お尋ねのことにつきましては、捜査当局におきまして様々な資料や証拠等に基づいて判断すべきことでございますので、法務大臣としてはお答えを差し控えさせていただきます。
07月12日第154回国会 衆議院 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第3号
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○森山国務大臣 心神喪失等の状況で重大な他害行為が行われるという事案は、被害者に深刻な被害が生ずるだけではなくて、精神障害を有する者がその病状のために加害者となるという点でも極めて不幸な事態であるというふうに思います。このような者につきましては、必要な医療を確保いたしまして、不幸...全文を見る
○森山国務大臣 最初に申し上げましたように、この法律の目的は、あくまでもその対象者の社会復帰ということが最終目的でございます。  しかし、治療を継続的に続け、また観察も十分行って、健全な社会人として復帰していただくということによりまして、社会の多くの人々もまた安心して一緒に暮ら...全文を見る
○森山国務大臣 御指名、ありがとうございました。  法案の第三十三条にもございますように、従来該当するはずであった人々の中から、ここにございますように、「精神障害のために再び対象行為を行うおそれが明らかにないと認める場合を除き、」というふうにもなってございますし、新しい手続とい...全文を見る
○森山国務大臣 この制度におきまして、対象者の地域社会における処遇に保護観察所が関与することにいたしましたのは、第一に、この制度による処遇につきましては国の機関が中心になって統一的に行うことが適当であると考えられたことでございます。第二に、その対象となるもの、目的、職務を遂行する...全文を見る
○森山国務大臣 確かに行財政改革のもとで大変厳しいということはよく承知しております。全国の保護観察所にも必要な人員を確保するように努めていきたい、ずっと今日までやってまいりましたが、なかなかこちらの希望するとおりにはいっていないのが現実でございますが、このたび、この法律をもし成立...全文を見る
○森山国務大臣 この法案提案に関してということはございませんでした。それ以外のことでは何度かあるものでございます。
○森山国務大臣 残念ながら、医療刑務所を訪問することが今までできませんでしたので、そういうことはございませんでした。
○森山国務大臣 今までたびたび申し上げましたように、今ここで大体何人ぐらいであろうということを申し上げることは正直難しいわけでございまして、しかも、大変数が多いからというのではなく、現にそのような状況に置かれた方がいらっしゃるということがこの法案の立案の理由でございますので、その...全文を見る
○森山国務大臣 池田小学校事件そのものにつきましては、今公判中でございますので、私からコメントをすることは差し控えたいと存じます。
○森山国務大臣 山上参考人の調査結果によりますと、昭和五十五年の一年間に、重大犯罪を犯しながら心神喪失者または心神耗弱者と認められた精神分裂病者のうち、四回以上の前歴を有する者が三十六人おりまして、このうち約八割の者が犯罪を繰り返した後に精神分裂病に罹患し、さらに犯罪を重ねている...全文を見る
○森山国務大臣 刑務所は、刑の執行機関であります。そのため、いろいろと制約もございますけれども、そのような制度的な枠組みの中で、精神科医による専門的治療を必要とする受刑者につきましては、精神科医を重点配置した医療刑務所等に収容いたしまして、カウンセリングなどの精神療法や、焼き物、...全文を見る
07月22日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第3号
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○森山国務大臣 平成十二年度法務省所管一般会計及び登記特別会計歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の決算についてであります。  歳入につきましては、歳入予算額は九百六十一億一千六百七十二万円余であります。  これに対しまして、収納済み歳...全文を見る
○森山国務大臣 平成十二年度に関し、ただいま会計検査院から御指摘のありました事項につきまして、法務省のとった措置等について御説明申し上げます。  まず、職員の不正行為の防止につきましては、従来から配慮してきたところでありますが、御指摘のような不祥事が生じましたことは、まことに遺...全文を見る
○森山国務大臣 法務省におきましては、最近、個人の名誉等の侵害が問題とされる場面が増加しておりますことから、名誉等の侵害に対する民事的救済のあり方に関する調査研究を行うことにいたしまして、平成十三年五月十六日の法務委員会におきましても、その旨を答弁させていただいたところでございま...全文を見る
○森山国務大臣 判決書の理由につきましては、当事者の主張した事実が認められるかどうか、及び、認められた事実に対して法律を適用した結果がどうなるかを示すこととされておりますが、特に名誉毀損を理由とする慰謝料請求事件についてのみ、慰謝料額の算定に当たり考慮すべき事項を、例えば民事訴訟...全文を見る
07月22日第154回国会 参議院 行政監視委員会 第11号
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○国務大臣(森山眞弓君) 西日本入国管理センターにおける処遇の環境の状況について申し上げます。  共同室の居住部分の広さについて申しますと、九畳と十四畳の二種類の部屋がございます。それぞれ定員は、九畳の方が六人、十四畳の方が十一人となっておりまして、定員の範囲内で居住させている...全文を見る
07月23日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第4号
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○森山国務大臣 我が国におきましては、難民の受け入れということは、国際的な取り決めである難民条約、あるいは国内法である出入国管理及び難民認定法にのっとりまして個別に審査をして、難民と認定するべき者は認定し、適正に処遇をしていくという方針でございます。  しかし、今先生が特定され...全文を見る
○森山国務大臣 これは、日本と北朝鮮の外交政策、あるいは北朝鮮に対して日本がどのような対応をするかという非常に大きな外交問題だと思います。ですから、法務省も全く関係がないわけではもちろんございませんけれども、あえて申せば、イニシアチブをとっていただくのは外務大臣あるいは官邸、内閣...全文を見る
○森山国務大臣 現在の法体系の中では、先ほど申し上げましたように、難民というのは政治的な迫害を受ける、あるいは人権を抑圧されるというようなことが明らかである人ということで、十分審査をした上で、そうであるということがはっきりした場合に難民と認定されるということになっておりますので、...全文を見る
○森山国務大臣 難民ということで正式に認定いたしませんでも、その人のいろいろな事情を考えて人道的に配慮をするということは時々ございまして、実際問題として、そのようなことで在留を許可するということはございます。
○森山国務大臣 御指摘のような問題があるということは私どもも承知しております。特に、最近、この問題について何とかしなければいけないという気持ちから、官邸が中心となって関係省庁の専門家を集めて、今どういう状況であるか、中期的、長期的あるいは短期的な課題が何であるかというようなことを...全文を見る
○森山国務大臣 前回の御質問に対して私、お答えいたしましたとおり、これは随分前から大きな問題になっておりまして、たまたま平成十一年に私が児童買春・ポルノ禁止法を提案いたしましたときにも、話題の中の大きな部分を占めておりました。  青少年の健全な育成を図って、ひいては児童の人権を...全文を見る
07月23日第154回国会 参議院 法務委員会 第19号
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○国務大臣(森山眞弓君) 人権擁護法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  我が国におきましては、日本国憲法の下、すべての国民は基本的人権の享有を妨げられず、個人として尊重され、法の下に平等とされております。しかし、今日におきましても、不当な差別、虐待その他の人権侵害が...全文を見る
08月08日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(森山眞弓君) 破産手続におきましては、租税債権は破産債権に優先して随時に弁済を受けられる財団債権とされておりまして、労働債権はそれに次ぐ順位である優先破産債権とされております。  破産手続におきます各種の債権の取扱いにつきましては現在法制審議会において審議が行われて...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 十五年中に法案を提出したいということでございますので、十五年というのは来年でございますから、来年はどのようになりますか、そこはちょっと私も何とも申し上げかねますが、できるだけ来年中にという意味でございます。
10月03日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第9号
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○国務大臣(森山眞弓君) 先生がおっしゃいますとおり、社会正義の実現のために努力しなければいけない、また暴力団を取り締まらなければいけないという立場の責任者である現職の検事が暴力団と癒着して、あるいは検事の権限を濫用いたしまして犯罪を犯したということは誠にショッキングなことでござ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 条約の署名とか批准とかいうのは外務省の仕事でございますが、それを前提にいたしまして、私なりの立場からお話ししてみますと、国際刑事裁判所の規定につきましては、これの内容は、おっしゃるとおり、大変国際平和、安全の維持という見地から重要なものであるというふうに...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、女子差別撤廃条約だけではなくて、人権のB規約その他、個人通報制度と大いにかかわりのあるものがたくさんございまして、これらの条約の実施の効果的な担保を図るという趣旨からこの条約は注目すべきものであるというふうに考えておりますが、他方で、お...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 西日本のセンターにつきましては、委員会その他で大変先生方の御指摘もございまして、私も多大な関心を持っておりました。東日本は昨年視察をしてまいりましたが、西日本はまだでございましたので、この夏、国会が終了してすぐに視察さしていただきました。それで、その結果...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 検察庁の調査活動費は、検察活動を行います上で必要な事件の調査や情報の収集等に使用いたします重要な経費でございます。  調査活動費については従来から各検察庁におきまして適正な執行に努めてきたところでございますが、昨年九月に法務省から各検察庁に対しまして調...全文を見る
10月22日第155回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(森山眞弓君) 千葉議員にお答えいたします。  まず、難民認定申請者の長期収容、難民認定に関する審査機関の在り方及び六十日ルールの廃止などについてお尋ねがございました。  これらの問題に関しましては、総理が述べられました視点に立って取り組んでおります。そのうち、六十...全文を見る
10月25日第155回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(森山眞弓君) 曽我ひとみさんの二人のお嬢さんの国籍でございますが、日本では昭和六十年一月一日から新しい国籍法になっておりまして、二人のお嬢さんのうち、上の長女の方はその前にお生まれになって、次女の方はその後ということでございますのでちょっと適用が違うんでございますが、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) これから手続といたしましては、長女の方の方、前の法律の適用のころに生まれられた方は法務大臣に対する届出によって日本国籍を取得するということになるわけでございますので、法務省において発行いたしました国籍取得証明書を添付して国籍取得届書というのを市町村役場に...全文を見る
10月29日第155回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○森山国務大臣 ごあいさつに先立ちまして、石井紘基議員が殺害された事件について、一言申し上げます。  まず、同議員の御冥福を心からお祈り申し上げます。  同議員を刺殺した犯人は既に逮捕され、東京地検において現在捜査中でございますが、真に許しがたい犯行であり、同地検において、そ...全文を見る
10月29日第155回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(森山眞弓君) まず、法科大学院の教育と司法試験等との連携等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国においては、国の規制の撤廃または緩和の一層の進展等の内外の社会経済情勢の変化に伴い、法及び司法の果たすべき役割がより重要なものとなり、多様か...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大谷議員にお答え申し上げます。  我が国司法の将来像等についてお尋ねがございました。  司法制度改革審議会の意見は、国民各界各層から指摘されている我が国司法の問題点等について検討した上、今般の司法制度改革における具体的な課題について、裁判の充実、迅速...全文を見る
10月29日第155回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○国務大臣(森山眞弓君) 御説明に先立ちまして、石井紘基衆議院議員が殺害された事件について一言申し上げます。  まず、同議員の御冥福を心からお祈り申し上げます。  同議員を刺殺した犯人は既に逮捕され、東京地検において現在捜査中でございますが、誠に許し難い犯行であり、同地検にお...全文を見る
10月30日第155回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○森山国務大臣 伊藤先生からそのようなお話があったことは今思い出しておりますが、昨年末にできました新しい危険運転致死傷罪というものが既に施行されているにもかかわらず、非常に危険な運転と思われるものがそれに該当しない、別の罪名で起訴されているというのはおかしいではないかというような...全文を見る
○森山国務大臣 石井紘基議員が被害に遭われたことにつきましては、その第一報を聞きまして、私も大変大きなショックを受けまして、とんでもないことだというふうにまず思ったわけでございますが、心から議員の御冥福をお祈りしたいというふうに思います。  昨日もちょっと申し上げましたように、...全文を見る
○森山国務大臣 日本人妻などが受けているとされる人権侵害につきましては、いろいろ報道されているところでございますが、いかなる場所にありましても人権が十分に尊重されなければいけないということは当然でございまして、このような問題について、特に国民の人権保障について責任を負う法務省とい...全文を見る
○森山国務大臣 あくまでも今交渉している最中でございますので、いろいろの仮定の問題を置いた上でどうなるかという御質問にはなかなかお答えしにくいのでございますけれども、話し合いの上で、犯罪事実が非常に濃厚に疑われるというような場合には、日本の国民の安全、生命の問題でもあり、ぜひ強く...全文を見る
○森山国務大臣 この外交交渉には随分いろいろな内容が含まれておりますし、その重要な一つであることは確かだと思いますが、そのほかのさまざまな難しい問題をも含めて全体として考えていくべきことではないかというふうに思います。
○森山国務大臣 特にこの日本人の拉致事件というのが一番大きな課題でございますし、この交渉の中でも最重要テーマの一つでありますので、おっしゃるように、できるだけ力を入れて、これについては強く要請をしていかなければいけないというふうに思います。
○森山国務大臣 今、刑事局長からお答え申し上げましたとおりでございまして、今の段階でそのようなことについて法務当局が発言することは差し控えるべきだと思います。
○森山国務大臣 おっしゃいましたような事件がございまして、それについては、先ほど局長から申し上げましたように、あの件としては終了したものでございます。  しかし、これから日朝の間で正常化のための交渉がいろいろ行われます。その中でさまざまな懸案事項が話し合われると思いますが、そう...全文を見る
○森山国務大臣 大変難しい御質問で非常にお答えがしにくいんでございますが、再度問うとおっしゃいますのであれば、先ほどと同じことを申し上げなくてはならないということでございまして、先生のお気持ちには沿わないかもしれませんが、現在の法務省あるいは法務大臣としては、お答えできることは限...全文を見る
○森山国務大臣 北朝鮮から大量の難民が我が国に流入してくるかもしれないという話があることは私も聞き及んでおりますが、そのような場合には、関係省庁が連携をとりまして、政府全体としてこれに適切に対処する必要があると思います。法務省だけではなくて、政府全体として取り組まなければならない...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘の件につきましては、現在、難民不認定処分の取り消しを求める行政訴訟等が提起されておりますので、その推移を見守りたいというふうに思っております。
○森山国務大臣 個別の案件につきましてはお答えできないのでございますが、一般論として申し上げますと、被収容者につきましては、保安上支障がない範囲でできる限りの自由を与えることとしておりますほか、精神状態が不安定な者に対しましては、必要な医療措置を講ずるとともに、適宜、臨床心理士に...全文を見る
○森山国務大臣 収容されている者などから仮放免の請求があった場合には、入国者収容所長または主任審査官が、被収容者の情状とか請求の理由となる証拠並びにその者の性格とか資産などの個別的な事情を総合的に判断いたしましてその許否を決定することになるわけでございます。  このように、仮放...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいますとおり、平成十五年六月一日を経過した場合におきまして、資金需給の状況その他の経済金融情勢、貸金業者の業務の実態等を勘案して検討を加えて必要な見直しを行うということになっておりますが、法務省は資金需給の状況その他の経済金融情勢や貸金業者の業務の実態等を...全文を見る
○森山国務大臣 この問題は、平成八年の法制審議会の答申が出まして以来、非常に多くの方が御関心を持っていただいて、積極的な活動もしていただいているところでございます。私自身も、少しでも多くの方の御理解を得られますようにということで努力をしてまいったわけでございますが、残念ながら、な...全文を見る
○森山国務大臣 たびたび申し上げておりますように、刑務所等の行刑施設は、昨年来、過剰収容の状況が続いておりまして、緊急かつ大幅に収容能力を増強する必要があるわけでございます。  そこで、来年度予算の概算要求におきましては、現福島刑務所の敷地内、この敷地にかなりゆとりがございます...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、拘置所も大変過剰収容になっておりますし、また、例えば大阪の拘置所などは非常に老朽化しておりまして、何とかしなければいけないという段階になっております。ですから、最近の犯罪情勢の悪化を背景といたしまして被収容者が多くなっておりますので、刑務所同様に...全文を見る
○森山国務大臣 犯罪の被害者やその親族などの心情を真摯に受けとめなければならないということは、刑事司法の責務であると考えております。  このような観点から、検察におきましては、現行法によって与えられた権限を適切に行使いたしまして、事案の真相を解明する中で、被害者やその親族等の苦...全文を見る
○森山国務大臣 委員御指摘のとおり、我が国の人権擁護行政を充実発展させるためには、人権擁護委員に適任者を確保するということが大変重要であると私も考えます。  昨年十二月、人権擁護推進審議会から、人権擁護委員の適任者確保の方策など、人権擁護委員制度の今後のあり方について御答申をい...全文を見る
○森山国務大臣 この問題は必ずしも法務省の所管ではないかと思いますけれども、御指摘の点は社会的にも大変大きな関心を集めていることでございます。当然所管省庁におきまして所要の対応を行っていると考えております。  なお、一般論として申し上げれば、我が国における安全な社会の実現維持の...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のように、大変世間の関心を集めております重大な問題でございますので、私も閣僚の一人といたしまして、関係担当者とも十分意見の調整をしながら改善するように努力をしていきたいというふうに思います。  おっしゃる問題は直接的には経済産業省の御所管ではないかなと思い...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、憲法第三十二条の保障する権利というのは、健常者でもまた障害者でも皆同様に持っているものというふうに思います。  民事訴訟の口頭弁論とか、裁判所における刑事事件におきましては、耳が聞こえない方あるいは口がきけない方が陳述する場合に、...全文を見る
○森山国務大臣 大変家族思いの青年が、まだ中学生、もう今は高校生でしょうか、まだ未成年である立場なのにもかかわらず、一生懸命に裁判ということに持っていって、そして大変苦労をなさっているというお話で、大変感動いたします。  ただ、お話の中でございましたように、また先ほど私もちょっ...全文を見る
○森山国務大臣 現在、民事裁判におきましては、手話通訳に要する費用は当事者等がこれを納めるということになっているのは先生がおっしゃったとおりでございますが、訴訟に必要な費用を支払う資力のない方につきましては、その支払いを猶予する旨の訴訟上の救助の決定をすることができるということに...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。
○森山国務大臣 最近の自己破産事件の中には、リストラの増加など、最近の経済情勢を反映したものも含まれているということは、おっしゃるとおりかと思いますが、さらに、その経済情勢をもたらした原因は何であるかということになりますと、さまざまな要因が複雑に関係しているはずでございますので、...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるような事態を受けまして、法務省といたしましても、予算については要求を年々ふやしておりまして、平成十一年の予算は九億四千万でございましたが、三年たちました十四年の予算額は三十億円と三倍以上になっておりますし、来年度の要求もさらに一八%ふやして三十五億円を要...全文を見る
○森山国務大臣 財政当局とよく協議いたしまして、考えさせていただきます。
○森山国務大臣 この法案は、人権の世紀と言われます二十一世紀におきまして、人権尊重社会を実現するためにぜひとも必要だというふうに考えておる法案でございまして、現在のさまざまな条件のもとで最善のものを提案させていただいたというふうに考えております。  しかし、この法案に対して各分...全文を見る
○森山国務大臣 国内人権機構についてのお尋ねでございますが、国内人権機構に関する明確な定義というのはございませんで、パリ原則を附属文書として採択した国連総会決議におきましても、各国における国内人権機構の設置、強化に当たっては、同原則の趣旨を尊重しつつも、各国の国内事情に応じて最適...全文を見る
○森山国務大臣 まず、法科大学院の教育と司法試験等との連携等に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  我が国においては、国の規制の撤廃または緩和の一層の進展等の内外の社会経済情勢の変化に伴い、法及び司法の果たすべき役割がより重要なものとなり、多様かつ広範な国民の要...全文を見る
10月31日第155回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○国務大臣(森山眞弓君) 先生がいろいろと御指摘くださいましたようないろいろな問題がございまして、国民が安心して暮らせる社会というのを実現するということは大変に難しい、かつ重要な課題でございます。その責任を預かっております法務大臣といたしましては、全力を尽くして頑張らなければいけ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、この北朝鮮による日本人の拉致事件というのは大変重大な問題でございますし、特に最近いろんな事態の発展がございましたので、国民の大変大きな関心を呼んでいる問題だと思います。  残念ながら、まだ国交が正常化されておりませんので、いろいろな面...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、幾つかの矯正施設の中でいろんな事案が発生いたしましたことは誠に残念でございますし、申し訳なく思っております。  いずれの事案につきましても、その施設及びこれを監督する東京矯正管区が事実関係を調査いたしまして原因の究明をいたしました。 ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますとおり、人権教育というのは非常に重要なものでございまして、矯正研修所及びその支所におきまして被収容者の人権を尊重するという観点から各種の研修を従来から実施いたしております。今後とも矯正職員の不祥事の再発を防止するべく、更なる人権教育の充実を...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、非常に過剰収容がだんだんと高じてまいりまして、どうも何とかしなければいけないという事態になっております。  その結果、おっしゃいましたとおりに、職員の勤務条件も大変厳しいものになってまいりまして、いろんな事故も起こるという結果にもなっ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、先生がおっしゃいましたようなやり方が一方において最近大変多くなってまいりまして、例えば私どもが所管しておりますものの中にも、司法制度改革の本部の議論とかあるいは検討会の議論とか、そういうものは新聞社の方にもオープンにして、自由に取材し、あるいはほかの...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大変閉鎖的であるという御指摘を度々おっしゃっていただきましたけれども、先ほど私が申しましたように、委員の皆さん方の御意向を尊重いたしましてこのようなやり方をいたしておりましたけれども、様々な、ほかの方々の御意見を伺わなければいけない、外国の事情についても...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、るるお話がございましたような問題点があって、懸念が表明されているということを私も承知しております。  新仲裁法の制定に当たりましては、御指摘の点も踏まえまして、国民にとって使いやすい、そして権利保護の実現に資するような仲裁制度を構築できますように、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど来お話が出ております難民問題に関する専門部会での検討結果に基づきまして、近く出入国管理政策懇談会から報告をいただくという予定になっておりますので、その報告をも踏まえ、難民に対する人権保障、国際的な動向、我が国としての受入れの在り方など様々な観点から...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど刑事局長が答弁いたしましたとおり、東京地検はその文書に記載されたような捜査をしておりませんし、その内容が荒唐無稽なものであるということでありますので、法務大臣としてそのような文書に対する所感を述べるという立場にはないと考えております。
○国務大臣(森山眞弓君) そのような怪しげな方法で政治を攪乱しようという考えというのは誠に言語道断であると思います。正しい政治の運営ということと全く相反するものでありまして、非常にけしからぬことだと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、国民の多くは最近の犯罪情勢に強い不安を感じております。検挙率が著しい低下をしているということは極めて憂慮すべき事態でございまして、法務省が担っております安心して暮らせる社会の実現ということに努めるためには非常に大きな問題点でございます。...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のようなことが残念ながらございまして、誠に申し訳ないと思っております。  そういうことが起こりませんように、これからも一同身を引き締めて励んでいかなければいけないというふうに思っておりますが、検挙率低下の原因はいろいろ複雑にたくさんございますよう...全文を見る
11月01日第155回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○森山国務大臣 先生の御指摘のとおり、現在の大学の法学部と称するものは、決して法律の専門家を養成するというだけではございませんで、むしろそういう人は数が少なくて、一般の公務員とか会社員とかになるという道を選ぶ人の方が多いのが現状でございます。ですから、法律の専門家を養成するという...全文を見る
○森山国務大臣 先生御指摘のとおり、多様な人材が法曹の世界に入ってもらいたいというのが一つの大きな希望でございますし、法科大学院を考えております一つの目標でもございますので、その面に十分意を用いていきたいと考えております。  これからの法曹の中では、理科系の出身者を初めとしまし...全文を見る
○森山国務大臣 十分意見を申しまして、協議をして決めていきたいと思います。
○森山国務大臣 今文部省の局長も言われましたように、この法科大学院というのは、特に法曹三者を育てるという観点から申しましても、法曹界の協力は欠かせないというふうに思いますし、法務省の立場から申しましても、立派な法曹の人材を養成していただくというためには、法曹界からの意見も十分申し...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、これからの司法を担っていく法曹に必要な資質というのは、もちろん専門的な法律知識も必要でございますが、それ以外の幅広い教養も備えて、豊かな人間性を持たれた、社会や人間関係に対する洞察力などがすぐれていらっしゃるという方が必要でございます。  です...全文を見る
○森山国務大臣 このロースクールは、司法制度改革の中心であり、また非常に重要なスタートでございます。これにつきましては、まだこれからつくるものでございますので、いろいろ心配な点、懸念される点もございますが、先生が御指摘くださいました点も含めまして、十分みんなの知恵を集めて、ぜひと...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、法科大学院がお金持ちだけのものになってはとんでもないことでございまして、志のある、能力のある人たちにすべて開かれたものでありたいというふうに考えております。  そして、その法科大学院というものが、よく立派なものにできるかどうか、そして多くの人材...全文を見る
○森山国務大臣 今お手にしておられるようなそういうたぐいの資料は、今までどんなことがありますか、実際にそういうときはどうするかというルールがあるのかどうかも私よく存じませんが、確かにおっしゃるとおり、現に今別の委員会で審議中であるということを一言書いた方が親切であるとは思います。
○森山国務大臣 法曹の養成というのは、確かに先生がおっしゃいますとおり、非常に重要な柱の一つとして、人権の尊重、その擁護ということがあることは、私もそのとおりだと思いますが、文部科学省のかかわっていらっしゃる一番大きな仕事は、人材の養成、育成ということでもございまして、人権擁護に...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃることは、かなり私も同感でございますが、そのような考え方をもちまして、この法律におきましても文部科学省のかかわりというのは、先生は権力的とおっしゃいましたけれども、できるだけ権力的な介入をしないようにという配慮を随所にしていただいているというふうに考えます...全文を見る
○森山国務大臣 よくわかります。先生のお考えは十分私どもも理解しているつもりでございまして、その御趣旨を尊重しながらこれからも懸命にやっていきたいと思います。
○森山国務大臣 確かに先生がおっしゃいましたとおり、司法制度改革推進本部の本部長は総理でございまして、会議がありますたびに、大変御熱心に出席もしていただき、発言もしていただいております。  ただ、法律の審議、この二法案につきましては、この十月十八日に閣議で提案が決定されましたと...全文を見る
○森山国務大臣 質が悪い悪いというふうにたびたびおっしゃいましたけれども、特に質が悪いということを言っているわけではございませんで、先ほど本部の局長から詳しく申し上げましたような理由で、まず、数をもっとふやしていかないといけないという観点から、今までと同じ試験をやって合格者の数は...全文を見る
○森山国務大臣 この法案におきましては、法科大学院を法曹養成の中核的な教育機関として位置づけまして、その修了者に新司法試験の受験資格を認めるということとあわせて、新司法試験を法科大学院における教育内容を踏まえたものとする一方で、法科大学院を経由しない者にも法曹資格を取得する道を開...全文を見る
○森山国務大臣 お答えする前に、一番最初に提起されました問題について一言御説明したいと思います。  私は、司法制度改革推進本部の副本部長という立場で、この法案の提案に当たって国会に対する説明は私がするようにという総理からの御指示がございまして、それを受けてここでやらせていただい...全文を見る
○森山国務大臣 先ほどから御指摘のように、法科大学院の教育につきましては文部科学大臣が所管していただいているところですけれども、新たな法曹養成制度におきましては、法科大学院を法曹養成のための中核的な教育機関と位置づけるところから、法科大学院について法令違反が疑われるような場合には...全文を見る
○森山国務大臣 法科大学院の教育と司法試験等との連携等に関する法律案の第六条の三項でございます。
○森山国務大臣 内閣が一体だということは当然でございますが、この法律案につきましても、特にかかわりの深い両大臣がそれぞれの立場で必要に応じて発言し、あるいは協議を求めるということができるように、念のため書いてあるものだと思います。
○森山国務大臣 ちょっと御質問の趣旨がよくわかりませんが、もう一度おっしゃっていただけますか。
○森山国務大臣 今文部科学副大臣が御説明になりましたように、先生も御指摘なさいましたが、この第五条にございますように、法曹養成の基本理念を踏まえて定められる法科大学院に係る設置基準を含む、を踏まえたものになるように意を用いなければいけないとありますが、その理念というのは、この法律...全文を見る
○森山国務大臣 もちろん、司法制度改革の審議会の皆さん方は、いろいろ具体的な議論もなさいまして、かなり御意見がまとまっておりますが、さらに詳細なことにつきましては、この法律を認めていただきました後で、政令、省令等で決めるということになると思います。
○森山国務大臣 そういう不適格な人が合格しないように、十分注意したいと思います。
○森山国務大臣 最終的には、司法試験の責任者は、法務大臣のもとに置かれる司法試験委員会でございまして、責任がどこにあるかとおっしゃられれば、どういう人が合格するかという点については法務大臣の責任であると思います。
○森山国務大臣 おっしゃるような関係がございますので、意見を申し述べるということができるようになっているわけでございます。
○森山国務大臣 しかし、大学院の教育の内容につきましても、法律の中にもちょっと触れておりますけれども、少人数教育でやるべきであるということ、それからその他、実務家の教員をたくさん集めなければいけないとか、いろいろなことがございますので、先生が御心配なさっていただくように、非常に多...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるように、あらかじめ何人が、何%ぐらい入って、そして何人ぐらいが受験をして、その何%が合格するというようなことを決めることはできません。やってみなければわからないと、おっしゃったとおりでございます。ですから、法科大学院の数につきましても、国が規制して決める...全文を見る
○森山国務大臣 ロースクールを卒業した人と同じような能力を持つ人がほかの方法でもあり得るということから考えられたことです。
○森山国務大臣 法科大学院も、先ほど申し上げましたように、設置することは、それこそ基準に合っていれば認められるわけですので、予想以上の数になるかもしれません。しかし、その中で実際に実績を積み重ねていって、淘汰されていくものは淘汰されていくでしょうし、また、学生自身も厳しく査定をさ...全文を見る
○森山国務大臣 先生御指摘のように、昨年の六月に出されました司法制度改革審議会の意見は、お読みになっていただいたとおりでございまして、これからの日本の国民のさまざまな場面において法曹に対する需要が一層増大している、多様化、高度化もしているということから、高度の専門的な能力及びすぐ...全文を見る
○森山国務大臣 もちろん量だけではございませんで、数もたくさん必要ですけれども、あわせて内容についても、質の面でもさらに高度で多様なものが求められるということを考えております。
○森山国務大臣 今の司法試験あるいはその後の修習という仕組みでは、もちろん立派な方も出てはおりますけれども、最近の傾向といたしまして、試験の、受験の技術ということにかなりウエートが置かれて、受験生本人もそうでありますし、また大学の方も、大学だけではなくて大学の教育とはまた別に別の...全文を見る
○森山国務大臣 予備試験は、法科大学院を経由されない方々にも法曹資格を取得する道を開きますために、法科大学院修了者と同等の学識、能力を有するかどうかを判定いたしまして、その合格者に新司法試験の受験資格を認めるという試験でございまして、そのような趣旨でございます。
○森山国務大臣 御指摘のように、予備試験について、法科大学院を中核とする新たな法曹養成制度の趣旨を損ねることのないようにという制度設計が求められておりますが、今回の法案におきましては、法科大学院修了者と同等の学識、能力等を有するかどうかを判定する試験としておりまして、法科大学院を...全文を見る
○森山国務大臣 確かに、意見書では、先ほど来御指摘のような内容で、また私が申し上げたような趣旨を十分酌んだ上で制度設計をいたしておりますが、この問題についてはいろいろな御意見がございまして、先生御指摘のような議論が今なお大変にぎやかなところでございます。  しかし、これは最終的...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたように、これから始める話ばかりでございますので、今の段階で最終的に予備試験とロースクール卒業生が何%ぐらいであろうということは、せっかくの御質問ですけれども、お答えいたしかねるわけでございます。
○森山国務大臣 大変難しい御質問でございまして、配慮せよとおっしゃることに十分に配慮しながら、できるだけよいロースクールをつくっていくように努力したいと思っておりますが、そのロースクールがまだこれから始まるわけですから、今文部科学省の方から、五十件ぐらいの相談があるとおっしゃいま...全文を見る
○森山国務大臣 そういう仮定もあり得ると思いますけれども、私どもの考えとしては、プロセスによる養成ということで、判断力とかディベートの能力とか議論の方法とか、そういうことにもかなりの重点を置いた教育をロースクールはするつもりでございますので、そのようなことを踏まえた上での同じ能力...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど来申しておりますように、法科大学院の修了者と予備試験の合格者というのは同等の資格で平等に新司法試験を受けるということでございまして、あらかじめその割合を決めるようなことは大変難しい、今申し上げにくいということを言いましたけれども。  特に、予備試験におきま...全文を見る
○森山国務大臣 法科大学院の成否というのは、これからの司法制度改革の一番重要な基本でございます。そこに人材が十分受け入れられるということが必要でありまして、経済力がないために、資力がないために、せっかく能力と意欲のある者が学べないということはとんでもないことだというふうに私は思い...全文を見る
11月01日第155回国会 衆議院 本会議 第5号
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○国務大臣(森山眞弓君) 田中議員から私に対しては、知的財産権の紛争を専門的に取り扱う特許裁判所の設置についてのお尋ねがございました。  特許権、実用新案権等に関する訴訟事件について、東京、大阪両地方裁判所への専属管轄化を図ることにより、東京、大阪両地方裁判所の知的財産権関係訴...全文を見る
11月05日第155回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○森山国務大臣 確かに、日本にとっては、裁判員制度あるいは国民の司法参加というのは今までほとんどやったことがない話でありますので、なじみがない、理解ができないという点が現在まだ相当あると思います。私も、ヨーロッパなどへ出張させていただきましたときには、それぞれの国の裁判員制度を、...全文を見る
○森山国務大臣 司法試験委員会は、司法試験を実際に実施する関係のことを検討して決めていく委員会でございますので、法科大学院の評価というのは、法科大学院の中における教育の内容あるいは水準、その他必要な項目をチェックして、そして世間に公表してわかってもらう、透明性を維持するという趣旨...全文を見る
○森山国務大臣 いいえ、私はそのような意味で申し上げたのではございませんで、この審議会の意見に基づきまして検討を進め、法科大学院については今提案させていただいているわけでございますが、ここにあるとおりの内容の目的を持ってやっていくわけでございますが、司法試験委員会はまた別の役目を...全文を見る
○森山国務大臣 法科大学院の評価につきましては、今いろいろおっしゃっていただいたようなことで評価を行うわけでございますけれども、法務大臣も文部科学大臣に対して意見を言うことができるわけでございまして、例えば、調査をした結果、文部科学大臣において、当該法科大学院が法令違反をしている...全文を見る
○森山国務大臣 国民にとって利用しやすい司法というのが、この司法制度改革の大きな目的の一つでございます。ですから、身近に法曹が存在するということが大変重要だと考えておりますが、そのような結果をもたらすために法科大学院の配置についても地理的なバランスなどを十分配慮して配置してほしい...全文を見る
○森山国務大臣 法曹が全国的に適正な配置に結果的になるようにということが一つの大きな目的でございますので、そのような観点からは工夫のしようがあるのではないかと思います。  ただ、法科大学院が、先ほど河村副大臣が御説明になりましたように、重要なのは教育の内容でございますので、その...全文を見る
○森山国務大臣 司法試験の合否の判定というのは、各年度におきます司法試験委員会の合議によって行われるものでございますが、新司法試験と現行司法試験のそれぞれの受験者の数というのが全く今のところはわからないわけでございますし、また新司法試験を受けるべき法科大学院の卒業生も何人になるの...全文を見る
○森山国務大臣 もう少し状況が進みましてある程度見当がついてまいりましたら、新旧司法試験の受験者の動向などを見きわめまして、適切に判断していくということになると思います。
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、法科大学院が中核となってこれからの法曹を育てていかなければならないと思っております。  いろいろな理由で法科大学院には入らなかった、あるいは入れなかった方にも道を残しておくということは必要だと思いますけれども、あくまでも法科大学院が中核であって...全文を見る
○森山国務大臣 そのような方々の法曹への情熱ということには敬意を表しますが、それにも限界があるのではないかなと思います。ですから、適当な機会に自分の進路を真剣に考えられて、方向を定めた方がよろしいのではないかと思います。
○森山国務大臣 今の司法試験、あるいはそれに合格して法曹になられた方々の中に多少の問題を感じたというところが、この司法制度改革の大きな要因だと思います。  いわゆる一発勝負といいましょうか、試験に受かりさえすればいいということで、先ほど例に出されたような方々が一生懸命に準備をし...全文を見る
○森山国務大臣 現行の司法試験が問題がある、それも検討しろというお話でございますが、それは当然、毎年新たな問題を考えるわけですし、考査試験もするわけでございますので、そのようなときに、今の世の中にふさわしい法曹が出るように、この場合も努力していっていると思います。
○森山国務大臣 司法につきましては、例えば、裁判に大変時間がかかるということや、国民にとっては何となく近づきがたいというような感じを持たれておりまして、本当はもっと身近な必要なものであるわけですから、そういう問題点を直していかなければいけないと思いますし、法曹につきましては、国民...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございますけれども、法曹の将来像ということになりますと、社会の法曹に対する需要の拡大、また多様化、専門化ということもございますし、さらには、国際的にも大いに活躍してもらえるようなそういう人ももっと必要だというふうに考えておりますので、これらのこと...全文を見る
○森山国務大臣 内外の社会経済情勢の変化に伴いまして司法の果たすべき役割がより一層重要になると考えられますが、このような司法を支える裁判官、検察官の増員につきまして、司法制度改革審議会の意見は、「全体としての法曹人口の増加を図る中で、裁判官、検察官を大幅に増員すべきである。」とい...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、この提言をもとにして構想を実際に実現していこうと思いますと、いろいろな財政的な負担もふえていくであろうと思います。しかし、これは内閣挙げて重要な課題だということで取り組んでいることでございまして、財務当局の方も大いに御理解をいただけるものと期待し...全文を見る
○森山国務大臣 法科大学院の修了者と予備試験の合格者とは同等の資格で平等に新司法試験を受験することができるものでございます。新司法試験の合格者の数の中でそれぞれが占める割合をあらかじめ決めるようなことは、試験の公平性の観点から相当ではないというふうに思います。
○森山国務大臣 ちょっと御趣旨を取り違えまして失礼いたしました。  中核になるという意味は、こちらが望ましいという気持ちをあらわしたつもりでございましたが、しかし、いろいろな理由で法科大学院に入らないあるいは入れない方々のチャンスがなくなるのもよくありませんので、同じ力を持って...全文を見る
○森山国務大臣 およそ司法が国民の基本的人権を擁護し、社会正義の実現を図る役割を担っているということは申すまでもないことでございまして、この法案の第二条に言う「司法の果たすべき役割」にもこのような内容は当然含まれていると考えます。  第二条においては、法曹が備えるべき資質につい...全文を見る
○森山国務大臣 当然のことでありますので、必要ないと思いました。
11月06日第155回国会 衆議院 法務委員会文部科学委員会連合審査会 第1号
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○森山国務大臣 牧野先生が御担当していただいておりました今から八、九年前のころから、既に司法制度の改革の必要性がみんなの頭の中にあって、どうしたらいいかということをいろいろお考えいただいたというお話を承りまして、当時からの先見の明がある皆さん方、そして、それから引き続きの御苦労を...全文を見る
○森山国務大臣 当然、司法試験の内容につきましても検討いたしまして、従来とはまた違った工夫をしなければいけないというふうに考えておりまして、そのようなことも構想の中に入っております。  受験生は求められるものに応じて勉強するというお話でございますが、今の試験のやり方でございます...全文を見る
○森山国務大臣 法務委員会におきましても同様の御質問を前に承ったような気がいたしますが、そのときもお答え申し上げましたけれども、法曹に求められる社会の需要といいますか、そういうものが非常に大きくなってまいりまして、ますます多様化、高度化しているということはもう御承知のとおりでござ...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、予備試験というのは、法科大学院を卒業した人と同じ能力、同じ力があるかどうかということを判定するものでございまして、それに合格をすれば法科大学院卒業生と全く同じチャンスを得るということになるわけでございます。  また、法科大学院の卒業生のおよそ七...全文を見る
○森山国務大臣 総理大臣は当然国全体を眺めて、このようにあるべきだという哲学をお持ちであると思いますが、この司法制度改革につきましても、小泉総理が司法制度改革推進本部の本部長といたしまして、これをしっかりと進めていこうという態勢で今日まで来ております。  一言で申せば、司法制度...全文を見る
○森山国務大臣 総理大臣にお聞きになっていただいた方がよろしいと思いますが、私にとおっしゃるのであれば、先ほど申し上げたことを繰り返し申し上げるほかございません。特に、司法制度改革については先頭に立って頑張っていただいているということを申し上げます。
○森山国務大臣 司法制度改革推進本部の顧問会議におきまして、総理が御発言になったお言葉がございます。構造改革の目指す社会とは努力をする者が報われる社会、正しい者が救われる社会である、その意味で、国民に頼りがいのある司法を実現することは現在内閣が総力を挙げて取り組んでいる構造改革の...全文を見る
○森山国務大臣 人の痛みがわかる、あるいは血の通った司法制度あるいは法曹というものが求められるということは全くおっしゃるとおりでございまして、国民に身近で頼りがいのある司法を担う法曹というのが私たちの、表現は違いますが、同じような気持ちをあらわしたものでございます。  ですから...全文を見る
○森山国務大臣 司法につきましては、かねてから、裁判に時間がかかるということや、国民にとって余り身近に感じられないというようなことが言われておりますし、世の中どんどん進んでまいりまして、複雑化してまいりまして、多様化、高度化、国際化している社会のニーズにもっとこたえていかなければ...全文を見る
○森山国務大臣 憲法ももちろん大切でございますけれども、あらゆる法律を指していると思います。
○森山国務大臣 委員が御指摘の国民の司法教育に関しましては、司法制度改革審議会の意見におきましても、「学校教育等における司法に関する学習機会を充実させることが望まれる」とされております。この意見でも言っておりますように、国民が司法のさまざまな領域に能動的に参加し、そのための負担を...全文を見る
○森山国務大臣 いろいろな社会経済情勢の変化に伴いまして、高度の専門的な法律知識や幅広い教養、国際的な素養、これに加えて豊かな人間性及び職業倫理などを備えました多様でかつ多数の法曹が求められているわけでございます。  このような観点から、新たな法曹養成制度におきましては、各法科...全文を見る
○森山国務大臣 今おっしゃいました教育審議会の答申あるいは先生の御意見、全くごもっともだと思います。  従来は、大学院というものが、どちらかというと研究に傾きが大きく、実務家の養成というところはほとんどなされていないというふうに言わざるを得ない状況でございましたが、理論的な勉強...全文を見る
○森山国務大臣 奨学金の問題は、主として文部科学省が御所管いただいておりますが、全くおっしゃるとおりと私も思いますし、経済力がないために法科大学院に行かれない、あるいは行くことができないというようなことがありましては公平性を甚だしく欠くことになりますので、そういうことがないように...全文を見る
11月07日第155回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○国務大臣(森山眞弓君) 人権が尊重される社会を実現するためには、人権教育・啓発に関する諸施策を推進するとともに、現実に起こる人権侵害の被害者に対して実効的な救済を図る必要がございます。ところが、現行の人権救済制度には様々な制度的な限界がございまして、その要請に十分こたえ切れてい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、るる説明をお聞きいただきましたように、長い年月にわたって、たくさんの関係者あるいは良識のある審議会の委員の皆様などのお知恵をいただきましてようやくできました法案でございますので、私どもといたしましては、これが最善のものというふうに考えておりますので、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 石井代議士のあの事件につきましては、与野党を問わず、また個人的なお付き合いが深い方はもちろんのこと、そうでない方々も大変大きな衝撃を受けたというふうに思います。私は、たまたま事件が起こったところの近くに住んでおりますものですから、なおさら人ごととは思えな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございまして、よりよい仕組みを作らなければいけないということは、おっしゃったとおり共通の問題意識だろうと思います。そして、先ほども申し上げましたが、そのためにはどのような仕組みでどのようなやり方でやったらいいかということについて、長い間...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 我が国におきます主な人権課題の現状を見ますと、まず女性とか子供、高齢者、障害者、同和関係者、アイヌの人々、外国人、HIV感染者、ハンセン病の患者、同性愛者等の一般的に弱い立場にある人々に対する差別、虐待といったようなものが顕著な問題となっておりますほか、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、我が国において人権思想が、人権を尊重するという思想が満ちあふれていればいろんな人権侵害の事件が起こるはずがないわけでございますから、先ほど私がいろいろと申し上げたようなことが残念ながら散見されるということは、まだまだ意識が十分でないということを証...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 委員おっしゃるとおりだと思います。  同和問題というのは、随分長い間、歴史的にもう昔からずっと持ち越されてきた非常に重要な課題でございまして、最近数十年間の努力で物的には解決したとはいえ、心の中、意識の中にそのような問題がまだまだ根深く残っているという...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、ロビンソン前国連人権高等弁務官から小泉総理あてに人権擁護法案に関して二度にわたって書簡が参りました。いずれも我が国における国内人権機構の設置に当たりまして国連人権高等弁務官事務所として支援を申し出るという内容のものでございましたが、二通...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) これは、その当時、既に記者にも発表してございますので、ごらんいただいて結構だと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 国際的な批判にも耐えるものでなければならない、そうありたいというふうに思っております。
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、非常に収容をされるべき人が急速に増えておりますものですから、いろんな種類の収容施設が過剰収容になっているということは私どもも日々痛感しておりまして、これを一刻も早く解決して適正な収容人数で適正な処遇が行えるようにするべきであるということ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) やはり、公正であり独立したものであるということが国民にも分からなければいけないと思いますから、それが、公正らしさ独立らしさというお言葉でおっしゃったのかもしれませんけれども、国民にもよく分かってもらう、そういう体制が必要だというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 独立、公正ということが重要であるということは先ほども申し上げたとおりでございまして、そのことを考えましたので国家行政組織法第三条第二項に基づく独立の行政委員会としてこれを作るのがふさわしいと考えたのがこの法案の趣旨でございます。  これがスタートさせて...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) この法案は、人権擁護推進審議会の、特別救済手続に該当する積極的な救済は、「差別、虐待を中心に、救済の必要性が高く、人権救済機関が有効な関与をなし得る人権侵害を対象として行うべきである。さらに、差別、虐待等の一定の類型に属さないものについても、人権擁護の観...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 人権擁護委員会の答申では、既に被害者の救済にかかわる専門の機関が置かれている分野におきましては、当該機関と人権委員会との適正な役割分担を図るべきであるというふうに指摘しております。  労働分野における差別的な取扱い等につきましては、従来から厚生労働省等...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほども申し上げましたように、既に長年の経験によって、知識、経験を積み重ねております厚生労働省の担当される分野のことについては、審議会のおっしゃるように適正な役割分担をするべきであるということが本筋であろうというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 今、先生は国家テロというお言葉をお使いになりましたけれども、国家によるテロ事件というのが具体的にはどのような内容のものを指すのかはっきりいたしておりませんが、いずれにいたしましても、北朝鮮による拉致問題というのは我が国の国民の生命と安全にかかわる非常に重...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 人権について問題があるということで訴えがある、その前に、かかわる人たちの人権意識というものが大変大事だということはおっしゃるとおりだと思います。
11月08日第155回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○森山国務大臣 法科大学院の設置につきましては、これからすることでございますので、確実な校数とか入学者数を今申し上げることは難しいわけでございますけれども、一つの目安を物語るものといたしまして、昨年の十二月に司法制度改革推進本部事務局におきまして調査をしたものがございます。ここに...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるような例がアメリカにもしあるとすれば、それはアメリカの社会のさまざまな条件からそういうことが起こってきているのかなと思いますが、日本の場合は、アメリカに比べますとまず数が非常に、けた違いに少のうございますので、むしろ今の人数を倍増、三倍増にしてもまだまだ...全文を見る
○森山国務大臣 この法律案におきましては、法務大臣が、法科大学院の設置基準の制定、改廃等について文部科学大臣に対して必要な意見を述べることができるということになっておりまして、特に必要があると認めるときは、法科大学院について学校教育法上の是正措置を講ずるように文部科学大臣に対し求...全文を見る
○森山国務大臣 予備校にもいろいろあると思いますので、もし私がはびこるということを申し上げたとすれば、大変失礼いたしました。  そういう意味ではなくて、この司法試験に関して申せば、むしろ大学の法学部の教育が決して十分ではないというところから、その必要にこたえるために予備校という...全文を見る
○森山国務大臣 なかなか難しい御質問でございますが、現在御審議いただいております連携法におきましては、法曹養成の基本理念といたしまして、法科大学院の教育について、少人数による密度の高い授業によって、法曹に必要な学識、能力等を涵養するための理論的かつ実践的な教育を体系的に実施し、厳...全文を見る
○森山国務大臣 現行の司法試験についてのお尋ねがございましたが、司法試験は、司法修習生として採用されるための資格を付与する資格試験であるというふうに認識しております。現実には司法試験に合格した者のほとんどがその直後に司法修習生としての採用を希望しておりますので、実際上は司法研修所...全文を見る
○森山国務大臣 現行司法試験の第一次試験は大学卒業程度の教養と一般的学力を有するかどうかを判定するものでございまして、受験資格や合格定員は決められておりませんが、その受験者数や合格者数は今先生がおっしゃったとおりでございまして、第二次試験に比較して極めて少ないものになっております...全文を見る
○森山国務大臣 司法試験委員会の委員については、これまでの司法試験管理委員会委員のような法曹三者の事務レベルのトップの方々ではなくて、もう少し実務の現場に近い法曹の方々にお願いするとともに、新たに学識経験者の方々にも参加していただくというふうに考えていただくことになるんではないか...全文を見る
11月12日第155回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○森山国務大臣 給費制のあり方につきましては、今おっしゃいましたとおり、検討が行われているところでございます。大変大事な部分でございますので、皆さんのお知恵を拝借しながら具体的に慎重に検討していきたいと思っております。
○森山国務大臣 そういう話はたびたび聞いておりますけれども、詳しいデータについては承知しておりません。
○森山国務大臣 民事法律扶助制度というものが法律によってつくられましたのが、前から実態はいろいろとやっていただいておりましたけれども、法律が制定されたのが平成十二年度でございまして、比較的まだそれほどの年月がたっておりませんので、いろいろと不十分な点があろうかと思います。  し...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、セーフティーネットの一つとしてこの制度は大変貴重なものだと思います。  しかし、先ほど申し上げましたように、平成十二年度に法律ができまして以来、毎年懸命に努力を続けてまいりまして、十二年度には、その前の年、予算上の措置が行われておりましたのです...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
○森山国務大臣 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を便宜一括して御説明いたします。  政府におきましては、人事院勧告の趣旨等にかんがみ、一般の政府職員の給与を改定する必要を認め、今国会に一般職の...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○森山国務大臣 憲法第七十九条第六項及び第八十条第二項は、「在任中、これを減額することができない。」と規定しております。確かにおっしゃるとおりでございます。  ただ、法務省は憲法の解釈一般について政府を代表して見解を述べるという立場ではございませんが、当省なりの考え方を申し上げ...全文を見る
○森山国務大臣 大日本帝国憲法下、つまり戦前でございますが、当時の大日本帝国憲法には裁判官の報酬を保障する規定はございませんでしたが、裁判所構成法という法律がありまして、その第七十三条の第一項に、判事は原則としてその意に反して減俸をされることがないという趣旨の規定がございました。
○森山国務大臣 御指摘のとおり、昭和六年という、大分前でございますが、若槻内閣のときに裁判官の減俸がされたことがあったという話でございます。資料は必ずしも十分ではございませんけれども、法令や文献等によりますと、おおむね次のような経緯であったようでございます。  昭和六年に若槻内...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、そのようなたぐいの訴訟をするということは可能でございます。ですから、そういうことが行われたときにどうなるかということで、大変いろいろな条件を仮に置いてという話ですので難しいのでございますけれども、国家財政上の理由などに基づく措置として一般的に法律...全文を見る
○森山国務大臣 今、委員御指摘のような場合は、基本的に三権の均衡を害するということになりますし、全体としての司法権に影響を及ぼす場合に該当するおそれが強いものとは思われますが、そのような場合に該当するかどうかは具体的なケースに応じて検討するべきものと考えられますので、具体的なケー...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど来かなり詳しく議論していただきましたような事件が名古屋で起こりまして、私も非常に驚きましたし、とんでもないことというふうに思っております。  矯正の理念というのは、二度とこういうところへ来ないように、ここで立ち直ってまともな社会人として生活をしてもらうよう...全文を見る
○森山国務大臣 一年六カ月間の司法修習が終わりまして検察官に任官した者の俸給月額は、二十三万九千三百円でございまして、任官後一年六カ月を経過した一般職のキャリア職員の俸給月額はおおむね十九万六千三百円ということでございます。
○森山国務大臣 今申し上げましたように、任官後一年六カ月を経過した一般職のキャリア職員の俸給月額はおおむね十九万六千三百円でございます。
○森山国務大臣 今私が申し上げたのは、司法修習生が終わって検察官に任官した者、つまり、もし途中何も支障なくストレートに来た人のことを考えますと、年が二十四歳ぐらいのような人でございますが、検察官の場合は特に、ほかの公務員とは違った職務の特殊性がございますし、二十四時間いつでも態勢...全文を見る
○森山国務大臣 検察官の昇給につきましては、勤務成績、責任の度合い、経験あるいは能力などを勘案して昇給させることになっておりますが、任官後の経験年数が浅いうちはほぼ同じように昇給しているのが実情でございます。  御指摘のように、先般、職務、職責を基本とした能力・実績主義を重視し...全文を見る
○森山国務大臣 昨日まで御議論いただきました法科大学院関係の構想も、優秀な法曹を数多く出していただきたい、そのような体制をつくりたいということからの願いでございまして、新しいそういう体制ができましたときには、それらをフルに活用いたしまして、よい法曹が多数輩出できますように、いろい...全文を見る
○森山国務大臣 今回の給与改定に伴いまして、今年度の歳出は、検察官につきましては、本俸減額分のみで概算約三億八千万円の減額となります。
○森山国務大臣 今先生が最初におっしゃられました新聞の記事ですが、確かに、そのようなことを突然出張先で聞かれまして、そのように答えたという記憶はございます。  今まで、人事院勧告が引き下げということをはっきりとうたったのは初めてでもございまして、私もちょっとびっくりはしたんです...全文を見る
○森山国務大臣 最高裁の御判断を待つことではあるがということを申し上げたのをお忘れいただかないようにお願いいたします。最終的には最高裁の御判断によるということを忘れていたわけではございませんが、個人的な考え方として申し上げたのでございました。
○森山国務大臣 国全体の、あるいは国民全体の経済的な状況を考えますと、今先生もいろいろと疑問があるというお言葉ではございましたけれども、大局的に見て、これが国民に理解してもらえる線ではないかと思います。
11月13日第155回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(森山眞弓君) 谷議員にお答え申し上げます。  まず、養育費の支払について民法に規定するべきではないかとのお尋ねがございました。  父母が離婚した場合の子供の養育費につきましては、現行民法の下においても、父母の一方は他方に対し、第七百六十六条第一項が規定する子の監護...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) まず、法科大学院の教育と司法試験等との連携等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  我が国においては、国の規制の撤廃又は緩和の一層の進展等の内外の社会経済情勢の変化に伴い、法及び司法の果たすべき役割がより重要なものとなり、多様かつ広...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 鈴木議員にお答え申し上げます。  司法制度改革の意義についてというお尋ねでございました。  鈴木議員御自身がおっしゃいましたとおり、自由かつ公正で活力にあふれる社会を築く上で、司法は不可欠の役割を担っていると思います。また、いわゆる事前規制型社会から...全文を見る
11月14日第155回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○国務大臣(森山眞弓君) 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を便宜一括して御説明いたします。  政府においては、人事院勧告の趣旨等にかんがみ、一般の政府職員の給与を改定する必要を認め、今国会に一...全文を見る
11月15日第155回国会 衆議院 国土交通委員会法務委員会連合審査会 第1号
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○森山国務大臣 先生の御疑問の点につきましては、政府参考人から申し上げたとおりでございまして、そのように確認させていただきたいと思います。
○森山国務大臣 最近の百年マンションという言葉にあらわれておりますように、できる限り長期間にわたって建物が利用できるよう適切な維持管理に努めるべきであるという考え方も一般的になっております。  改正法案は、区分所有建物の建てかえ決議の要件の見直しを行っておりますが、これは個別の...全文を見る
○森山国務大臣 区分所有法の見直しにつきまして、法制審議会の建物区分所有法部会におきましては、昨年六月から審議を開始していただいたところであります。  当初は、平成十四年度中に改正法案を作成するということを目途に御審議いただいてまいりました。しかしながら、分譲マンションの建てか...全文を見る
○森山国務大臣 法制審議会の建物区分所有法部会が本年三月に取りまとめました中間試案におきましては、建てかえ決議の要件といたしまして、区分所有者及び議決権の各五分の四以上の多数決を得ることのほか、建物が新築された日から三十年または四十年を経過したこと等を要件に付加した案をお示しいた...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど来、私から、また参考人からもるる御説明いたしましたようなことでございまして、必要な十分な手続を経て、各方面の御意見も拝聴し、それを集約していただいたものをもとに立案させていただいたものでございまして、御指摘のような懸念はないと存じます。
○森山国務大臣 改正法案は、規約の適正化を確保するための規定を新設しておりますが、この規定の新設によって、御指摘の、著しく不公平な内容の原始規約等により不利益を受けている区分所有者が救済されるものと期待しております。  今後も、この規定の運用状況を注意深く見守り、その上で必要な...全文を見る
11月15日第155回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○森山国務大臣 最初に、会社更生法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  現行の会社更生法は、昭和二十七年に制定されたものであり、昭和四十二年に手続の乱用防止等の観点から一部改正がなされましたが、その後は、特段の見直しがされることなく現在に至っております。  しかし、...全文を見る
11月15日第155回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(森山眞弓君) 簗瀬議員にお答え申し上げます。  特許権の紛争処理の一元化についてお尋ねがございました。  特許権侵害訴訟における特許無効の判断と特許庁の無効審判との関係に関し、御指摘のような紛争の一回的解決を目指すようにするべきであるという指摘がされていることは承...全文を見る
11月19日第155回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○森山国務大臣 御指摘のとおり、現行の会社更生法の定める会社更生手続に対しましては、手続が厳格過ぎて時間がかかり過ぎるとの御批判や、企業再建のための手法をより一層整備すべきであるとの指摘がされております。  そこで、会社更生法案におきましては、これらの指摘を踏まえまして、手続の...全文を見る
○森山国務大臣 会社更生手続の見直しにつきましては、平成十三年の三月から法制審議会倒産法部会における審議を行ってまいりました。この部会におきましては、御指摘の「倒産法制に関する改正検討事項」に掲げられていた数項目の事項のほかに、これに対して寄せられた関係各界の意見、民事再生手続を...全文を見る
11月19日第155回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 憲法の解釈ということを法務省がするという立場ではないのでございますけれども、結果として報酬が減るということが現実であるというのはそういうことでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 減額という日本語の意味ということでお聞きになったと思いますが、額が減るということでは同じことでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) よく分かります。
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほども申し上げましたように、法務省は憲法の解釈をする権限があるわけではないのでございますが、法務省なりの考え方を申し上げますと、この憲法で言っております規定は、裁判官の職権行使の独立性ということを大変重要に考えまして、その独立性を侵さないようにと。つま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 憲法の違反になるのではないかという疑問がもちろんございまして、その点については法務省も特別の発言をしたわけではございませんが、最高裁におきましてそのようなことが違反にならないかどうかということを真剣に御検討いただきまして、このような事情の場合はよろしいの...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 裁判官会議で協議をされて、そして結論を出されたと聞いております。
○国務大臣(森山眞弓君) 直接は裁判をするわけではないと思いますが、諸般の事情を考慮されて裁判官の報酬を含む裁判、司法行政全体について考えられるお立場から結論を出されたと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 厳密な理屈を申せば、そうなると思います。
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほど部長が御説明申し上げましたように、このたびは、最高裁の方からの御依頼を受けまして提案をさせていただいたわけでございます。  しかし、理屈だけ申せば、一般論として理屈だけ申せば、御依頼がなければできないというものではなくて、なくても立案をするという...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) そんなことを申すつもりは全くございません。
○国務大臣(森山眞弓君) そのとおりでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 十一月十二日の記者会見の際にお話ししたことについて御質問でございますけれども、私が申しましたのは次のようなことでございます。  つまり、今回の名古屋刑務所の事案を機会に、矯正局におきまして取り急ぎ保護房収容後の死亡事案及び病院移送事案の全国調査を実施い...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) どのようにお取りになっているか分かりませんが、私は真剣に取り組んでおり、誠にこの起こった事件については申し訳ないことだと思っておりまして、さらにその後、チームを作りまして、その人々に徹底的に調査をするようにということを指示いたしまして、現にその調査が今も...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 検察官につきましても、有能な人材を多数確保しなければいけないというのはおっしゃるとおりでございまして、従来から有能で適性のある検察官を確保してきたところでございますが、今後とも同様に、良質な人材を数多く確保するためになお一層の努力を傾けていきたいと存じま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 難民認定制度に関する検討結果につきましての中間報告を踏まえまして、難民認定体制の充実強化等に向けました検討を進めてまいりたいと考えております。  なお、平成十五年度の予算概算要求におきましては、難民調査官七人の増員をお願いしているところでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) その記者会見なるものは、たまたま私が出張しておりました先で急に質問をされましたものですから、必ずしも適当で正確な表現でなかったかもしれないと反省はいたしておりますが、私の言いたかった趣旨は、憲法の立案当時は、裁判官のみを対象としてその報酬を引き下げるよう...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 裁判への国民の参加ということは非常に大きな重要なテーマでございまして、先ほどおっしゃいました検察審査会もその一つの形として既に相当の実績を積んでおります。  裁判員制度が実際にスタートいたしますときに、その裁判官と裁判員の人数がどのような具合であるべき...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 拡大解釈というのではなくて、解釈そのものであるというふうに私は思っております。
○国務大臣(森山眞弓君) はい。
○国務大臣(森山眞弓君) 新聞で拝見いたしました。日弁連の主催されました難民認定制度改正をテーマにしたシンポジウムにメッセージを寄せられたというふうにその新聞には書いてございました。  私は、緒方さんと長いお付き合いでよく存じ上げておりますし、また、緒方さんと最近も二、三度お会...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほどおっしゃいました記者会見での応答についてはそのとおりでございますが、その後、矯正局に更に徹底した調査を指示いたしまして、現在それが行われているということは先ほど申し上げたとおりでございます。  いずれにいたしましても、刑務官の行動に行き過ぎがあり...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 情願は、被収容者が刑務所等の処置に関して不服がありますときに法務大臣等に訴える制度でございまして、監獄法に定められた不服申立てでございます。  被収容者が作成した情願書は、施設において検閲することなく法務相に進達されまして、矯正局等において申立人本人か...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 情願というものの取扱いは先ほど申し上げたとおりでございまして、その情願をしたためにおっしゃるような仕返しというようなことがあるのはとんでもないことだと思いますので、そういうことが決して起こらないように厳重に注意しなければいけないと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) まず、法科大学院の教育と司法試験等との連携等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  我が国においては、国の規制の撤廃又は緩和の一層の進展等の内外の社会経済情勢の変化に伴い、法及び司法の果たすべき役割がより重要なものとなり、多様かつ広...全文を見る
11月20日第155回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○森山国務大臣 今、検察庁の方で捜査中でございまして、その捜査の妨害にならないようにということを配慮しながら、法務省サイドでも事実を調査しておりますので、もう少しお時間をいただきたいというふうに思います。
○森山国務大臣 今少年院に収容されている少年の特徴を申し上げますと、近年では、強盗、傷害、暴行、恐喝といった凶悪で粗暴な非行を犯した少年が増加傾向にございます。また、集団で非行を犯した者も増加しております。また、少年とその保護者等の関係を見てみますと、保護者等からの虐待体験を有す...全文を見る
○森山国務大臣 少年院に入院してくる少年に対しましては、今先生が言われましたようなさまざまな教育方法、矯正方法によりまして、少年の改善更生の実を上げるべく、みずからの非行事実に向き合わせて、被害者の痛みや苦しみを理解させる指導などをまず行うところでございます。  また、先ほど申...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。少年犯罪対策というものを効果的に進めていきますのには、目に見えたその犯罪の事実だけではなくて、その裏にあるさまざまな背景、原因、事情などを解明しなければならないと思います。  法務省の研究機関である法務総合研究所におきましては少年非...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げました各省庁との連絡の中で、それも重要なテーマと考えて努力していきたいと思います。
○森山国務大臣 基本的には、男女の賃金格差があるということに問題があるんではないかと思います。統計を見ますと、これは全国の平均賃金格差、男性と女性、女性の場合は男性の六六・二%ということになっているようでございますが、これは、実は私が労働省の婦人少年局長をやっていたときは五〇%そ...全文を見る
○森山国務大臣 これは命の値段に差があるというふうにおっしゃられますとまことに理不尽なことだというふうに思います。しかし、何とかして逸失利益を計算しなければならないという必要に迫られていろいろな材料をそろえますときに、平均賃金というのがいろいろな意味で材料になるということはまた否...全文を見る
○森山国務大臣 緒方貞子さんは、私、長く存じ上げておつき合いしておりますし、大変良識のある、しかし信念を持った、立派な方だと尊敬しております。難民問題について時々発言されるお言葉も非常に傾聴に値する、立派な御発言が多いわけでございますが、このメッセージに関しましては、新聞でちょっ...全文を見る
○森山国務大臣 その点と、それから全体としての日本の姿勢という点について、日ごろ緒方さんが私に個人的にお話しなさっているお言葉とはちょっと違うなという感じを受けております。
○森山国務大臣 もちろん、日本の政府の入国管理のやり方が完璧で何の欠点もないとは申しません。いろいろ問題があることはあると思いますので、私どもなりに、皆さんの御意見を広く伺いながら改善し、より納得のいく、皆さんに受け入れられるものにしていくべきだというふうに考えておりますので、緒...全文を見る
○森山国務大臣 条約の解釈の問題につきましては、実は外務省の所管に属する問題でございますので、法務省といたしましては、難民条約を誠実に履行するという立場から、難民の人権に十分配慮した行政運営を行ってまいりたいということを申すほかございません。
○森山国務大臣 たしか、もとの御質問は私にあてたものであったかと思いますので、私から申し上げます。  法務省といたしましては、当然、難民条約を誠実に履行するという立場から、難民の人権に十分配慮した行政運営を行っていくという覚悟でございます。
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
○森山国務大臣 申請期間を特定するということは、よその国でも多くの場合やっているようでございます。  しかし、いわゆる六十日ルールにつきましては、今月の一日に、私の私的懇談会でございます出入国管理政策懇談会というのがございますが、そこから難民認定制度に関する検討結果の中間報告と...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申した中間報告のリポートがこれですけれども、その中には、無期限に申請を認めると証拠の散逸等によって適正な難民認定が妨げられるおそれがあるばかりか、乱用者を誘発するおそれもあるようなことから、申請期間を設けることには現在でも合理的理由があるというふうに記述され...全文を見る
○森山国務大臣 証拠の散逸というお話でございますけれども、確かに難民申請者自身が詳しい証拠をたくさん持っていることは少ないと思いますけれども、例えば、自分がどこそこの国の出身で、こういう団体に属していて迫害を受けたというようなことをおっしゃる、それが本当かどうかということを調べな...全文を見る
○森山国務大臣 今のお話も含めて、その他審査のあり方全体についていろいろな提言をいただいていますので、検討していきたいと思います。そのうちの一つということで御理解ください。
○森山国務大臣 現在のやり方で申しますと、難民認定手続と退去強制手続は別個、独立の手続でございまして、退去強制事由に該当するものについては、従来から、難民認定手続が行われている場合でも退去強制手続をこれと並行して行うということになっておりまして、一般論で申し上げれば、退去強制手続...全文を見る
○森山国務大臣 先生がおっしゃいましたのは、外国人登録をしている外国人ということのようでございますが、そのようにきちっと正規に入国をして登録をしてという外国人の場合は、非常に問題は少ないだろうと思います。  むしろ、私どもが問題と考えておりますのは、不法に入国したり不法に滞在し...全文を見る
○森山国務大臣 確かに、受刑者を刑務所に収容する目的は、その拘禁を確保しながらその者の改善更生及び円滑な社会復帰を図るということに目的があるわけでございます。それを行うべき立場にある名古屋刑務所の刑務官五人がこのようなことになりまして、受刑者の改善更生を図るべき刑務所の意義をゆる...全文を見る
○森山国務大臣 私は、矯正局に限らず、ほかの局の仕事に関しても、人権の尊重というのは非常に重要だ、基本的な問題だと考えておりますので、御指摘を踏まえて頑張ってやっていきたいと思っております。
11月21日第155回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のように、司法制度改革の先駆けとなる非常に重要な法科大学院の構想でございます。  規制緩和が一層進展しておりまして、内外の社会経済情勢が大きく変化しつつございますが、より自由でかつ公正な社会の形成を図る上で司法の果たす役割というものは更に一層重要...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今御説明ありましたように、来年度になってから申請を受け付けて検討する、来年度になってから具体的に始まるということでございますので、実際にこの法科大学院が発足するのは更にまたもう少し先でございます。  ですから、時間的にもある程度ございますので、私もその...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 先生がおっしゃいましたような理由で予備試験という道も設けたわけでございますが、あくまでも今回の構想の中では法科大学院というのが中核であると。しかし、その法科大学院に行く機会が得られなかった方の中にも人材がいられるでしょうと。そういう方々にチャンスを与えて...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) このたびの司法制度改革は、政府が総力を挙げて取り組んでおります構造改革の基盤を成すものといたしまして、それらいろいろな改革を法の支配の理念の下に有機的に結び合わせる役割を有すると考えております。  そして、今御審議いただいておりますいわゆる連携法案の第...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 新しい法曹養成制度におきましては、司法試験は法科大学院における教育との有機的連携の下に行うということになっておりまして、法科大学院修了者に司法試験の受験資格を認めることがまず違いますし、その試験内容についても法科大学院における教育内容を踏まえるなど、現在...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 予備試験は、法科大学院修了者と同等の知識、能力及び法律に関する実務の基礎的素養を有するかどうかということを判定することを目的にして実施するものでございます。法科大学院を中核的な教育機関とする新たな法曹養成制度の理念に沿った制度設計としているわけでございま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 法科大学院を中核的な教育機関とする新たな法曹養成制度の理念にかんがみまして、予備試験におきましては法科大学院修了者と同等の学識能力等を有するかどうかを判定するということにしております。新たな法曹養成制度の趣旨を損なわないような制度設計になっていると考えま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 各党いずれも非常にこの問題については御熱心に議論していただきまして、もちろん与党の中にも法曹御出身の方もたくさんいらっしゃいますし、そういう方々は御自分自身の経験も考え合わせて大変に熱心な御意見が開陳されたところでございます。  今、事務局長が御説明申...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 特に理由ということは御説明がしにくいんでございますけれども、この内外の社会経済情勢の変化の典型的なものといたしまして、国の規制の撤廃又は緩和の一層の進展ということを挙げたわけでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 大変ごもっともなお説だとは思いますけれども、この文章は必ずしも名文とは思いませんが、そのような気持ちを表したつもりなんでございます。  先ほども申し上げましたように、内外の社会経済情勢の変化の典型的なものといたしまして、国の規制の撤廃又は緩和の一層の進...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今おっしゃいました文言は、法科大学院教育と司法試験等との連携等に関する法律の第二条に、「多様かつ広範な国民の要請にこたえることができる高度の専門的な法律知識、幅広い教養、国際的な素養、豊かな人間性及び職業倫理を備えた多数の法曹が求められていることにかんが...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のとおり、現在の司法試験というのは、だれでも受けることができるという意味で、開かれたものでございます。新しい法曹養成制度の下におきましても、法科大学院において公平な入学者選抜がまず行われるように、そしてその教育や修了認定について差別的な取扱いがなさ...全文を見る
11月21日第155回国会 参議院 法務委員会、文教科学委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のような最近の法曹関係者の不祥事につきましては、国民の法曹に対する信頼を揺るがす重大な事件でございまして、私も真摯かつ謙虚に受け止めているところでございます。  国民に身近で頼りがいのある司法を担う法曹は、今後、より一層専門的な法律知識、幅広い教...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 一般的なモラルについてということになりますと、こちらにおいでの文部科学大臣の御所管かと思います。  一般的モラルということになりますと、やはり子供のときからの家庭のしつけ、あるいは親たちの生活態度、それを見習って、言わず語らずのうちに覚えていくというも...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいましたとおり、司法制度改革審議会の意見では、「司法試験合格者数を法曹三者間の協議で決定することを当然とするかのごとき発想は既に過去のものであり、国民が必要とする質と量の法曹の確保・向上こそが本質的な課題である。」としておりまして、この意見の趣旨...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますとおり、法科大学院を中核的な機関とする新たな法曹養成制度ということで考えているわけでございまして、予備試験ももちろん設けるわけではございますけれども、この試験は法科大学院の修了者と同等の学識、能力を有するかどうかということを判定するというこ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 中核的なものであるというふうに申し上げております。
○国務大臣(森山眞弓君) 今お読みくださいました意見書にあるとおりでございまして、その趣旨を最大限尊重いたしまして作った構想でございます。法務大臣と文部科学大臣が十分に意見を交換し、協力いたしまして、その趣旨が生かされるような、十分それが発揮されるようなシステムに作っていこうとい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 法科大学院は基本的に自主的な考えによって設立をしていただくということを尊重するものでございますので、大学の御意見、大学の構想というものが最大限に尊重されて作られていきますから、当然その意見が尊重されることになるというふうに思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 法科大学院におきましては、法理論教育を中心としながら実務教育の導入部分を併せて行うものとされておりまして、現在、司法修習で行われている実務教育の一部が行われることになっております。  そこで、新しい司法修習につきましては、法科大学院の教育内容を踏まえま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 修習の段階まで来ますと、いよいよ本当に専門の法律家にこれからなるということがはっきりと決まっている人たちを教育するわけでございますから、より一層高い職業倫理について求められるわけでございます。法科大学院においても教えますけれども、更に司法修習の段階でも、...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 法科大学院では、法曹養成のために実務的な教育が行われるということになっておりまして、法曹が実務家教員として参加することが不可欠でございます。  そのため、今回提出をしておりますいわゆる連携法案におきましても、法曹である教員の確保等に必要な施策を講ずるこ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、文部科学大臣から詳しく御説明がありましたとおりでございまして、資力が十分でない者が経済的な理由から法科大学院に入る意欲と能力がありながら入れないというようなことがないように、私どもも積極的に協力して、奨学金とかローンとかの整備について努力していきたい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 適正配置の件につきましては、司法制度改革審議会の意見は、法科大学院につきまして、地域を考慮した全国的な適正配置に配慮すべきであるということを言っております。いわゆる、地方に住む人にも法科大学院への進学が容易になるようにという観点から、その適正配置は重要な...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 法科大学院に限ってお答え申し上げますと、法科大学院は法曹養成ということに特化した実践的な教育を行うというものでございまして、今、遠山大臣がお答えしましたとおり、研究指導を必須とはしないと、必須とする必要まではないのではないかというふうに考えております。
○国務大臣(森山眞弓君) 委員御指摘の施設の充実、教官定員の確保というようなことについては、法務省は直接の所管ではございませんのですが、私個人としては、数年前、文部大臣をやっておりましたときに同様の問題を各方面から提示されまして、非常に大変なことだということはよく承知しているとこ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 弁護士人口の地域偏在を是正するということが大変大切でございまして、まず何よりも法曹人口を大幅に拡大するということが基本的に必要ではないかと思います。  また、地域に根差した法科大学院が設置されまして、その修了者が当該地域で弁護士等として活動するというこ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、おっしゃいますように、昔の法学部、今もそういうところもあるかもしれませんけれども、昔の私たちが考えている法学部というものはおっしゃるような内容のところでございまして、法律の専門家になる人は法学部を卒業し、そして更に勉強して司法試験を受けてという順...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大学一般についての在り方につきましては、遠山大臣が必要なら御説明申し上げると思いますが、このたびの法律専門家を作っていく専門職大学院というものにつきまして申し上げますと、これは入るのも大変難しいだろうと思いますが、卒業するのも簡単ではないというふうに感じ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 専門職大学院である法科大学院というのは、これからこの法律が成立いたしました後で設置者が考えて作るものでございますので、今からどういう科目をどのぐらい教えるかということは分からないわけなんでございます。  しかし、文部科学省が窓口になりまして、いろいろお...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 日本は、弁護士さんの数が国際的に見ても非常に少ない方でございまして、本当は裁判なんかに行きたくないから弁護士さんのところには御縁がない方がいいと思っていても、実際に今のような世の中、弁護士さんのお世話にならなければならない、法廷まで行かなければならないと...全文を見る
11月22日第155回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○森山国務大臣 平成十三年における我が国の犯罪動向につきましては、御指摘のように検挙率の低下が続いておりまして、戦後最低を更新したことに加えまして、刑法犯の認知件数が六年連続で戦後最高を記録したこと、また、交通犯罪や窃盗に加えまして強盗や傷害等が増加いたしまして、国民の身近な生活...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃるとおり、大変単純なミスをしてしまいまして、そのような結果を招いたことはまことに申しわけなく思っております。もう弁解の余地はございませんで、国民の皆様、そして関係者の方々に御迷惑をかけましたことを深くおわび申し上げたいと存じます。  誤りの内容は、御指摘...全文を見る
○森山国務大臣 神戸の件につきましては、ことし十一月二十日、つい先日でございますが、兵庫県の弁護士会から神戸刑務所等に対しまして、平成十二年の六月二十六日、今から二年余り前でございますが、刑務官が受刑者に暴行したとして、今後このような人権侵害行為のないように警告するという趣旨の書...全文を見る
○森山国務大臣 先生の御意見、御指摘も大変うなずけるところがあると思いますが、やはりまた、法人のタイプによって全く違う面もございますので、それらをすべて総括した一つの法律にするというのは、非常に膨大な、また複雑な作業が必要で、時間もかかってしまうだろうと思いますので、今できるとこ...全文を見る
○森山国務大臣 まず会社更生事件でございますが、平成十年は八十八件、平成十一年は三十七件でございましたが、民事再生法が施行された平成十二年におきましては二十五件と減少いたしました。しかし、翌平成十三年には四十七件、ことし十四年の九月までで八十六件と、その利用件数が増加傾向を示して...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のとおり、会社更生法は、裁判所の監督のもと、債権者を初めとするすべての利害関係人の権利を適切に調整しつつ、倒産状態に陥った企業のうち再建の価値があるものに再建のチャンスを与えていくものだと考えております。
○森山国務大臣 会社更生法におきまして、営業譲渡が行われる際に、労働組合との協議あるいは労働契約の継承などについては、会社更生手続には限らず、企業組織の再編に伴っての労使関係に生ずる一般的な問題ではないかと思います。したがって、会社更生法案におきましては、御指摘のような労働組合と...全文を見る
○森山国務大臣 民事再生法におきましても、さまざまな場面で労働組合等からの意見聴取が行われるということになっております。これは、再生債務者であります企業の事業の維持継続を図るためには、その企業の従業員や労働組合の協力が得られなければならないということでありますし、また、従業員や労...全文を見る
○森山国務大臣 今御指摘の個別のケースについて、私、詳細を承知しておりませんので、何ともお答えの申しようがないような気がいたします。大変残念でございますが、個別具体的なケースにつきましては、ここではコメントを差し控えさせていただきたいと存じます。
○森山国務大臣 会社更生法案におきましては、更生計画によらない営業譲渡によりまして利害関係人の利益が不当に害されることがないように、裁判所の許可を必要とするとともに、裁判所が許可をする場合には債権者のみならず労働組合等の意見を聴取しなければならないとしております。  このように...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘の敷金とか保証金とかいうものの中には、ビルを建設しようとする者が、テナントとしての出店を希望する人から建築資金の一部を借り受けるとともに、ビルが完成した場合にはその特定部分を賃借することの保証を与えるという目的で授受される、いわゆる建設協力金と呼ばれるものが...全文を見る
○森山国務大臣 今お話しのように、マイカルの倒産によって困窮していらっしゃるテナントの方々には大変お気の毒な状態で、同情すべき事情だということは十分わかっておりますけれども、先ほど述べましたとおり、保証金と申しましてもその実態がさまざまでございまして、契約内容がいろいろであるとい...全文を見る
○森山国務大臣 会社更生手続を初めとする法的倒産処理の手続は、私的整理、不良債権の売却と並んで、金融機関の有する不良債権を直接処理する手段の一つとされております。また、会社更生手続は、倒産状態に陥った大企業のうち再建の価値があるものを選別しましてその再建を図ることによりまして、企...全文を見る
○森山国務大臣 企業が倒産した場合には、その営業を譲渡することによりまして、譲渡先において事業の再建を図りながら債権者等に対する弁済率を向上させることができる場合が少なくございません。しかし、その反面で、必要性や相当性を欠く営業譲渡がされるときには、結果的に事業は継続されないで、...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のとおり、営業譲渡が行われる際の労働契約の承継につきましては、会社更生手続に限らない、企業組織の再編に伴って労使関係に生ずる一般的な問題であるというふうに考えられます。そして、営業譲渡に伴う労働関係上の諸問題が存在するということは法務省としてもよく承知してお...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のさまざまな附帯決議に基づきまして、先ほど厚生労働省からも答弁がございましたような研究会が設けられまして、その研究会ではさまざまな権威ある方々が意見を交換されて、いろいろな情報を集められた上で議論をされ、まとめられた結果なのではないかというふうに私も感じます...全文を見る
11月25日第155回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますとおり、民事法律扶助につきましては、最近の経済不況に伴うリストラや倒産によります自己破産事件の需要が急増いたしております。援助開始決定件数に占める自己破産事件の割合も六〇%を超えるという状況でございます。  このような状況を踏まえまして、...全文を見る
11月26日第155回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○森山国務大臣 民事再生手続につきましては、現在、一カ月平均で百件近くの申し立てがございます。大変活発に利用されていると考えられまして、中小企業等の再建に役に立っていると思われます。  しかしながら、これまでに申し立てがなされた数多くの事件の中には、民事再生手続の制度の趣旨や内...全文を見る
○森山国務大臣 会社更生手続を初めとする法的倒産処理の手続は、私的整理、不良債権の売却と並びまして、金融機関の有する不良債権を直接処理する手段の一つとされております。また、会社更生手続は、倒産状態に陥った大企業のうち再建の価値があるものを選別し、その再建を図ることによりまして企業...全文を見る
○森山国務大臣 会社更生法は、経済的に窮境にある株式会社につきまして、その事業の維持更生を図る法的倒産処理手続を定めるものでございます。これに対しまして、今話題になっております産業再生機構は、企業再生に取り組む新たな組織として預金保険機構のもとに創設される予定でございますが、その...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘の高松刑務所における件を含めまして、矯正施設におきまして刑務官による暴行事件が発生しているという訴えが各地でいろいろと出ておりますことは、私も承知しております。もしそういうことが本当に事実だとすれば、まことに申しわけないことでございまして、人権侵害という点か...全文を見る
○森山国務大臣 いろいろ御指摘ございましたように、倒産法制に関する残された検討課題がいろいろございます。破産手続の全面的な見直しとか倒産手続における各種債権の優先順位の見直しなどを含む倒産実体法の検討及び商法が定める会社整理手続、特別清算手続の見直しなど、いろいろございます。 ...全文を見る
○森山国務大臣 統計によりますと、会社分割制度の創設を含む改正商法が施行された平成十三年四月からことしの九月までに、全国の法務局及び地方法務局においてなされました会社分割関係の登記の件数は、株式会社につきましては、分割による設立の登記が五百四十件、分割による資本の増加の登記が三百...全文を見る
○森山国務大臣 具体的な事件につきましてはコメントを差し控えたいと思いますが、一般論で申し上げますと、使用人の社内預金を含む預かり金の返還請求権は、実体法上、一般の先取特権等の優先権が認められているものではないため、本来であれば、会社更生手続において一般更生債権として取り扱われる...全文を見る
○森山国務大臣 そこで、今回、会社更生手続における預かり金の取り扱いについての見直しを行いまして、会社更生手続における給料の請求権等の取り扱いとの均衡をも考慮いたしまして、使用人の預かり金の返還請求権のうち共益債権として取り扱う範囲を、更生手続開始前六カ月間の給料の総額に相当する...全文を見る
○森山国務大臣 これは最終的には裁判所が選ぶわけでございます。裁判所が選ぶときの選択の範囲というものをこれによって決めるわけでございますので、おっしゃるような経営の責任がある人、あるいは、会社をつぶしたとおっしゃいますが、つぶした責任のある人について裁判所がそのようなことを決める...全文を見る
○森山国務大臣 会社更生法案におきましては、会社更生事件の特殊性と専門性ということを考えまして、全国どこにある会社であっても、専門的な処理体制が整って、管財人の確保も容易な東京地方裁判所または大阪地方裁判所に会社更生事件を申し立てることを認めているわけでございます。  もっとも...全文を見る
○森山国務大臣 会社更生手続には、下請中小企業を初めとする取引先の中小企業の保護を図ることのできる各種の制度が設けられておりまして、先ほど来局長がるる御説明申し上げたものも含め、いろいろなものが用意されております。  具体的に簡単に申しますと、更生会社の取引先中小企業に対する早...全文を見る
○森山国務大臣 できる限りのことをやっておりまして、十分だと思っております。
○森山国務大臣 倒産時における下請中小企業者の保護に関しましては、会社更生法案におきまして新たに、少額債権を早期に弁済しなければ更生会社の事業の継続に著しい支障を来すときは、裁判所の許可を得て弁済することができる制度を創設したところでございますが、議員の御指摘も踏まえまして、今後...全文を見る
○森山国務大臣 おっしゃいますように、会社更生手続と民事再生手続とを統合して一つの手続とする方が望ましいという意見もあるわけでございますが、その一方で、債務者の法人、個人の別、債務者の規模や業務内容、事件の規模、必要となる再建手法など、倒産事件の種類に応じた手続類型を別々に設ける...全文を見る
○森山国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
11月27日第155回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○森山国務大臣 本年十一月八日、名古屋刑務所看守長渡邉貴志、副看守長前田明彦ら五名が特別公務員暴行陵虐致傷罪により名古屋地方検察庁に逮捕されましたが、矯正行政の意義を揺るがしかねないまことに遺憾な事件であり、関係者及び国民の皆様に重ねて深くおわび申し上げます。  この事件につい...全文を見る
○森山国務大臣 まことに残念なことで、本当に申しわけないことだったと思っております。  矯正当局では、かねてから、革手錠が被収容者の体を直接拘束するものであるということから、戒護の目的を達成するため合理的に必要と判断される限度を超えてはならないことなど、革手錠の使用要件を厳守す...全文を見る
○森山国務大臣 この件につきましては人権擁護局も大変憂慮しておりまして、先ほどの御報告でも申し上げましたが、人権尊重の立場から調査を始め、続けているところでございます。  一般に申しますと、被収容者が出す信書を検閲することに一応なっておりますが、この目的は、施設の規律とか秩序を...全文を見る
○森山国務大臣 この事件を契機といたしまして、この事件自体の真相を解明するということも大変大事でありますが、その上で再発防止ということを徹底的にやらなければいけないと考えております。  そのうちの一つといたしまして、刑務官の仕事ぶりあるいは受刑者の処遇その他、全体としてよく見直...全文を見る
○森山国務大臣 事態が解明されました段階で、御報告の機会を得られるかと思います。
○森山国務大臣 御説明申し上げる前に、一言追加の御報告を申し上げます。  ただいま、九時三十二分に名古屋地方検察庁におきまして、名古屋刑務所刑務官五名を特別公務員暴行陵虐致傷罪によりまして名古屋地方裁判所に公判請求したとの報告がございました。  起訴されましたのは、名古屋刑務...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど矯正局長が御説明したような目的で保護房の収容ということはしているわけでございますので、まずは、表に立つ責任のあるのは保安部だと思います。必要に応じて医療部門もかかわってくるということで、当面はそれで対処するべきではないかと考えております。
○森山国務大臣 先ほど確かに報告申し上げました中で、再発防止のための緊急措置として、ビデオ設備のある施設においては、保護房における革手錠使用時等の状況について録画することにつき、矯正局長通達を発出するということを申し上げました。  ただ、矯正局において通達を発しまして、当分の間...全文を見る
○森山国務大臣 退去強制令書が発付された者につきましては速やかに送還するということが前提でございますが、今おっしゃったように、送還要件が整わないなどのことで収容期間が比較的長期間に及ぶということは現実にあるわけでございます。そのような場合には、仮放免を弾力的に運用するというような...全文を見る
○森山国務大臣 一般論で申し上げますと、退去強制手続と難民認定手続とは別個独立の手続でございますから、難民認定手続の有無及びその進行状況にかかわらず、退去強制事由に該当する者について所定の退去強制手続を進め、退去強制令書を発付して、これを執行したとしても、法律上の問題はないと考え...全文を見る
○森山国務大臣 確かに、いつ出られるかわからない、それが非常に長期にわたって既に収容されているというような人の立場に立ちますと、大変不安だろうと思いますし、また、それも人道的配慮の中の一つとして考えるべき条件だろうとは思います。  しかし、ケース・バイ・ケースで、いろいろな人が...全文を見る
○森山国務大臣 全体の事実が明らかになりました段階で、厳しくいたしたいと思っております。
○森山国務大臣 私は、報告を受けましたものを委員会に御報告申し上げようということで、受け取ったものをそのまま、特別に私自身の考えを入れることなく申し上げたところでございます。
○森山国務大臣 事態の徹底的な解明が何より大事だと思いますので、先生のおっしゃいますとおり、報告が正しく行われなければいけないと思います。これから、私がかねて指示しておりました調査をさらに徹底的に行うように指示いたしまして、事実を十分把握したいというふうに思っております。
○森山国務大臣 刑務官は定期的な研修も受けておりまして、人権の尊重ということが非常に大事だということを自分の職業に関連して具体的に学んでいるわけでございます。大半の刑務官はそのことを十分心得て忠実に職務を実行していると思います。  しかし、残念ながら、このたびのような事件が起こ...全文を見る
○森山国務大臣 情願という制度は監獄法という大変古い法律に基づいて決められているものでございまして、確かにその言葉の表現などは非常に古い時代の感覚で考えられたものだと思いますので、その点は私も、最近初めて見たような気がいたしまして、これは何だろうと思ったぐらいでございますが、そう...全文を見る
○森山国務大臣 被収容者の方が会いたくないとおっしゃっているという話もございますし、断片的に聞くところによりますと、少し常軌を逸し始めた精神状態なのかもしれないとも思います。  東京拘置所におきましても、お医者さんのカウンセリングとかそういうことをやっているというふうに聞いてお...全文を見る
○森山国務大臣 御本人の病状に応じまして、拘置所で適切に判断すると思います。
○森山国務大臣 今委員がおっしゃいましたことを施設の長に伝えまして、適切に判断するよう指示したいと思います。
○森山国務大臣 先生方が大変御熱心に催されました死刑廃止セミナーにおきまして、私、ごあいさつ申し上げた中で、我が国では、大きな過ちを犯した人が大変申しわけないという強い謝罪の気持ちをあらわすときに、死んでおわびをするというような表現をよく使うわけでございますが、これが我が国独特の...全文を見る
○森山国務大臣 委員初め、何人かの議員の皆さんが、今お話しのような法案を立案するべく努力していらっしゃるということは、私も新聞等で拝見して承知しております。  法律の上でどのようにあるべきかということを真剣に議論していただくということは大変重要なことで、その先生方のお仕事あるい...全文を見る
11月28日第155回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○国務大臣(森山眞弓君) お話がございましたように、昨日、名古屋刑務所刑務官の五名が特別公務員暴行陵虐致傷事件で公判請求され、また、そのうち二名が別件であります今年五月の特別公務員暴行陵虐致死事件につきまして名古屋地方検察庁に再逮捕されたということでございます。  誠に重大極ま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) そういうことは認められません。
○国務大臣(森山眞弓君) いろいろな場合が考えられます。中には非常に極端に暴れるとか大声を上げるとか、収容されている人がその建物を壊そうとするとか、その他いろいろな行動が従来の経験からもあり得ますので、あらゆる場合を考えて、どうしても必要なときには仕方がないということで認められて...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、突然のお尋ねなものですから資料がございませんで、正確なことはお答えできませんが。
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございまして、これは一名古屋刑務所だけの問題ではございませんし、一矯正局の話だけでもないということはもうおっしゃるとおりでございます。  法務省が、全体として姿勢を正して再発を防止する、絶対に二度とこのようなことが起こらないようにしな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございまして、司法制度改革というのは非常に、明治以来百年以上続いてきた現在の司法制度を大きく今の時代に合うものにしていこうという大きな仕事でございますので、一度に全部はできませんので少しずつやっていこうというその最初の取っ掛かりがこの法...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃいますような様々な問題がたくさんございまして、いろいろな問題を抱えておる、あるいは今まで取り上げられにくかったものもどんどん取り上げられる世の中になっていくということになりますと、従来の法曹では手に負えない、あるいは数が足りないというようなことが...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今御審議いただいております連携法案におきましても、その施行後十年を経過した場合に、法科大学院における教育、司法試験及び司法修習の実施状況等を勘案し、法曹養成制度について検討を加え、所要の措置を講ずるものとするとなっております。  しかし、十年待って初め...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 現在御審議いただいております連携法案におきましては、法科大学院における教育と司法試験及び司法修習との有機的連携を図るということを国の責務といたしておりまして、国は、国の機関、大学その他の法曹養成に関係する機関の相互の協力の強化に必要な施策を講ずるものとす...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございまして、法曹養成というのは単に知識が多いとかいろんなことをよく知っているというだけではなくて、司法の理想といいましょうか、正義を貫く、公正さをきちっと追求するという精神が基本にきっちりとなければいけないと思いますので、そのようなこ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございまして、そのような人材を養成していくのには、いわゆる点による試験、選抜では十分ではなく、司法試験に至るまでのプロセスによる養成ということがとても重要だというふうに考えられます。  そのプロセスの中で重要な地位を占める法科大学院の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 現在の司法試験におきまして今のような運用でやっておりますが、今後の養成におきましても、例えば法科大学院の入学試験あるいはその後の司法試験その他におきまして、障害のある方がそのために受けられないとか勉強できないということがないように十分気を付けていきたいと...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) これからの法曹は、非常に複雑多様化していきます社会の中で国民の様々な要請にこたえていくという、しかも専門的な高度な能力、優れた資質を有する多数の法曹が求められるということでございます。  新しい司法試験では、法科大学院を卒業した人に受験資格が与えられる...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今回の法律案の立案につきましては、司法制度改革推進本部の法曹養成検討会におきましてこの一月から十三回にわたりまして精力的に御検討をいただきました。さらに、顧問会議におきましても熱心に御議論いただきまして、今回の法律案を策定し、本部会合を経て提出されたもの...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、今般の司法制度改革におきます課題は司法制度の全般にわたっておりまして、司法制度改革推進本部におきましては、ただいま御審議いただいております法曹養成制度に関する法案のほかにも、司法制度改革推進計画に従いまして、いろいろな課題について検討を...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、法務省といたしましても、法制審議会を始め様々な場で学者の先生方、研究者の方々にお手伝いいただいておりますし、また中には、法務省に入っていただいて具体的な仕事をやっていただくという方もございます。  法科大学院ができました場合、この法学...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 経済的な理由ということで法科大学院に入学できないというようなことがあってはいけませんので、奨学金とか教育ローンとか、その他、文科省がいろいろ考えておられます様々な支援制度の充実ということが重要だというふうに思っております。  よく相談しながら検討を行っ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今、事務局長が御説明申し上げましたようなことで、法科大学院というものが中核ではありますけれども、いろんな都合で行かれないという人もいるでしょうし、そういう方々にやはり法曹への道を開いておくということが重要だということから設けられたものだというふうに私は理...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
○国務大臣(森山眞弓君) 最初に、会社更生法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  現行の会社更生法は、昭和二十七年に制定されたものであり、昭和四十二年に手続の濫用防止等の観点から一部改正がされましたが、その後は、特段の見直しがされることなく現在に至っております。しかし...全文を見る
11月29日第155回国会 衆議院 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第1号
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○森山国務大臣 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者につきましては、必要な医療を確保し、不幸な事態を繰り返さないようにすることによりまして、その社会復帰を促進することが肝要であるというふうに考えておりまして、さきに提案させていただきました政府案は、このような者に対する適切な...全文を見る
○森山国務大臣 刑務所や拘置所におきます精神科医療につきましては、刑や勾留の執行機関という枠組みの中でその医療体制を整え、近隣の医療機関等の協力を得ながら、できる限りその充実に努めることが重要であると考えております。  そのためには、専門的な知識や技術を有する医療関係職員の能力...全文を見る
○森山国務大臣 事件の捜査処理に当たりまして必要となる精神鑑定につきましては、事案の内容や被疑者の状況等に応じまして、適切な手段、方法を選択する必要があると考えております。  この関係で、簡易鑑定というのがございますが、これは従来適切に行われてきたというふうに考えますが、またさ...全文を見る
○森山国務大臣 先生からのお話がございましたことを小泉首相にもお伝えいたしました。  前にも申しましたけれども、もともと総理は特定の事件を対象として発言されたのではございませんで、池田小学校の事件をきっかけに、一般論として、精神障害に起因する事件の被害者を可能な限り減らして、心...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど修正案の提案者からも水島議員の御質問に対するお答えがございましたが、その中にありましたように、この種の問題は、大分前からいろいろなところで議論をされてき、さまざまな研究や調査が行われまして、何とかしなければならないという問題意識があったのでございます。  ...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘のように、前回の国会の審議の中で医療刑務所を見たかというお話がございました。  そのときはまだその機会を得ておりませんでしたけれども、国会が終わりましてすぐに、ことし八月九日でございましたか、大阪府方面に視察に参りました際に、大阪医療刑務所についても視察を...全文を見る
12月02日第155回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○森山国務大臣 お尋ねの、昨年五月一日、ドミニカ共和国名義の偽変造旅券を使い、成田空港で拘束され、退去強制手続によって中国へ送還された者につきましては、違反調査等において氏名その他の身分事項について聞き取りをいたしましたが、本人が金正男氏なる人物であるかどうかについては確認できま...全文を見る
○森山国務大臣 お尋ねの人物につきましては、平成十三年五月四日、成田空港から出国いたしましたが、その際、移送中の混乱を防止し、かつ被退去強制者を送還先に確実に引き渡すために、北京まで同行させました。これは入国警備官を同行させた話でございまして、このように入国警備官を送還先まで同行...全文を見る
○森山国務大臣 入管法上の退去強制というのは、当該不法入国した外国人を速やかに外国に退去させるという行政目的の範囲内で行うものでありますから、この件につきましても、法違反者が申し立てた氏名について特段の具体的な反証材料がない限り、その申し立てに係る氏名を前提として手続をとれば足り...全文を見る
○森山国務大臣 その人がどういう人であるかということをもちろん問いただしましたけれども、そのようなことが最終的にはわからなかったということでございまして、その本人が申している名前を前提にして措置をするしかないというのが私が申し上げたことでございます。
○森山国務大臣 お言葉でございますけれども、私どもの入管の当局が、本人であるかどうか、あるいは本人がだれであるかということを重ねて問いただしましたが、本人がそれを申しませんで、違う名前を申しておりました。それ以上事実を認定することができないということでございまして、それがはっきり...全文を見る
12月03日第155回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○国務大臣(森山眞弓君) 現在、我が国の倒産法制はざっと五つに分かれているかと思います。第一は破産法に基づく破産手続、二番目は民事再生法に基づく民事再生手続、三番目は会社更生法に基づく会社更生手続、四番目は商法会社編に基づく会社整理手続、五番目が同じく商法会社編に基づく特別清算手...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、私も現在の手続は時間が掛かり過ぎているというふうに思います。会社更生手続の申立てをした企業について、できる限り早く結論を出して、再建の見込みのある企業につきましては早くその再建を図るということが重要であることは申すまでもございません。 ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 倒産法制に関します残された検討課題といたしましては、破産手続の全面的な見直し、倒産手続における各種債権の優先順位の見直しなどを含みます倒産実体法の検討及び商法が定める会社整理手続、特別清算手続の見直しなどがございます。  これらの検討課題につきましては...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃることもよく分かりますけれども、我が国の再建型の倒産処理手続の在り方につきましては、御指摘のような会社更生手続と民事再生手続とを統合して一つの手続をするのが望ましいという意見が確かにございます。その一方で、債務者の法人、個人の別、債務者の規模や業...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 会社更生手続を始めとする法的整理は、私的整理と不良債権の売却と並び金融機関の不良債権を直接処理する手段の一つとされて活用されております。また、会社更生手続や民事再生手続は、倒産状態に陥った企業のうち再建の価値があるものを選別いたしましてその再建を図るとい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございまして、そのような考え方から、先ほどもいろいろ申し上げました会社更生法の改正を含む法的整理を多くの方が活用しやすくなるようにということでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、余りいいイメージではないですから何かいい言葉があれば変えたいとは思いますけれども、何かいい言葉がございますでしょうか。何かいい思い付きがありましたら教えていただきたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 法務省では、民事訴訟法の改正作業が終了した直後の平成八年十月から倒産法制の全面的な見直し作業に着手いたしまして、当初は倒産法制全体を一括して改正する前提で作業を進めておりました。  しかし、いわゆるバブル経済の崩壊後、不況が長期化いたしまして倒産事件が...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 倒産法制の整備といたしましては、最近、民事再生法の制定、個人債務者向けの督促手続の創設に伴う民事再生法の改正及び外国倒産処理手続の承認援助に関する法律の制定、そして今回の会社更生法の全面改正などが行われております。また、商法につきましては、合併、株式交換...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 会社更生手続を始めとする法的倒産処理手続は、私的整理、不良債権の売却と並びまして金融機関の有する不良債権を直接処理する手段の一つでございます。したがいまして、御指摘のとおり、今回の改正によりまして会社更生手続の迅速化及び合理化等が図られ、使い勝手が向上す...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 経済がグローバル化しておりまして、外国の様々な資本が日本の市場ということに注目しているということも現実だと思います。  最近の会社更生事件や民事再生事件におきましては、御指摘のとおり、外資系の企業が更生会社から営業譲渡を受けてその更生を図るというケース...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のような外資系のファンドが更生手続に関与する形態といたしましては、新株の引受け又は営業譲渡の譲受人となることが多いと承知しております。しかしながら、これらにつきましては、いずれも更生計画による場合は、債権者等の利害関係人の法定多数の同意を要するとい...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるように、合理的な理由がないのにもかかわらず、大企業が民事再生手続を選択してモラルハザードを生じているのではないかと指摘されたケースがあることは承知しております。  しかし、民事再生法の施行後、二年を経過いたしまして、民事再生法の制度、内容が周...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 現在の会社更生法は、先ほどもお話が出ましたが、昭和二十七年に制定された後、昭和四十二年に手続の濫用防止等の観点から一部改正が行われた以外には、特段の見直しがされないで現在に至っているわけでございます。  しかし、この間の社会経済情勢の変化は大変に大きな...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今までお話がありましたように、国際的なグローバル化ということが進んでおりますし、我が国としても今までの事前規制型から事後監視型に変わらなければいけないということは局長からも申し上げたとおりでございまして、社会経済構造の変革の時代を迎えているというわけでご...全文を見る
12月04日第155回国会 衆議院 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第3号
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○森山国務大臣 近代刑法は、いかに違法性の強い行為でありましても、行為者を法的に非難するためには、行為者に責任能力、つまり物事の善悪を判断し、かつその判断に従って行動する能力がある場合に限るべきであるという考え方から、責任能力がない場合には処罰し得ないという責任主義を基本原則とい...全文を見る
○森山国務大臣 新たな処遇制度におきましては、殺人、放火、強盗、強姦、強制わいせつ、傷害及び傷害致死に当たる行為を対象行為といたしまして、心神喪失または心神耗弱の状態でこれらの行為を行った者を本制度の対象としております。  このうち、殺人、放火及び傷害致死につきましては、いずれ...全文を見る
○森山国務大臣 この制度による処遇は、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対しまして、継続的で適切な医療を行うということなどによりまして、その社会復帰を促進するというために行われるものでございまして、犯罪を行った者に対する制裁を本質とする刑罰とは異なったものであることはも...全文を見る
○森山国務大臣 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者につきましては、必要な医療を確保し、不幸な事態を繰り返さないようにして、その社会復帰を図るということが重要でございまして、今申し上げましたように、必要な医療を確保するという点では、厚生労働省の重要なお仕事であり、確かに今ま...全文を見る
○森山国務大臣 七月十二日の委員会で政府委員から御答弁申し上げましたとおり、入院等の決定は処遇事件を取り扱う裁判所の合議体が個々の事件に応じて判断するものでございますから、検察官による申し立てがなされたもののうち入院等の決定がなされる者の割合について、確定的なことを述べることは大...全文を見る
○森山国務大臣 法務省の調査によりますと、平成八年から平成十二年までの五年間におきまして、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者のうち精神保健福祉法の措置入院となった者の割合は約六六・五%となっております。この数字が直ちにこの法案の制度においてもそのまま妥当するとは考えられま...全文を見る
○森山国務大臣 今先生御指摘の四百十七人というのは、平成十二年に検察庁で不起訴となった被疑者のうち、精神障害のため心神喪失及び心神耗弱と認められた者並びに第一審裁判所で心神喪失及び心神耗弱が認められた者の人数というふうに理解いたしておりますが、入院等の決定は、その事件を取り扱う裁...全文を見る
○森山国務大臣 この制度による処遇は、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対して、継続的で適切な医療を行うこと等によりまして、その社会復帰を促進するために行われるものでございまして、犯罪を行った者に対する制裁を本質とする刑罰とは全く性質が異なるものでございます。  心神...全文を見る
○森山国務大臣 この法案を御提案申し上げた趣旨は先ほど申し上げたとおりでございますが、確かに今までの法務行政、あるいは精神障害を持ちながら重大な他害行為を行った人に対する扱いが全く問題がなかったわけではない、私もそのように認識いたしております。  ですから、特に精神障害を持つ方...全文を見る
○森山国務大臣 この法案の提案をさせていただきました趣旨は、最初に御説明申し上げたとおりであり、またきょうの先生の御質問に対しましても冒頭で申し上げたとおりでございます。要するに、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対して継続的な適切な医療を行うということによってその社会...全文を見る
○森山国務大臣 私は精神医療の専門家ではございませんので詳細なことはよくわかりませんが、しかしいろいろな新聞の記事とか雑誌などを読みまして、おっしゃるような説が大変に有力になっているということも知識としては存じておるつもりでございます。  しかし、そのような医療を行うという考え...全文を見る
○森山国務大臣 この法律案は、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者に対して、その病状を改善し、社会復帰を促進することを目的としたものであることは、たびたび申し上げたとおりでございます。  こういう者の社会復帰を図りますためには、重大な他害行為の原因となった精神障害を改善す...全文を見る
○森山国務大臣 裁判所により入院または通院の決定を受けた者は、本制度による医療を受けるべき法的義務を負い、また、厚生労働大臣や指定医療機関も、これらの者に対して本制度による医療を行うべき法的義務を負うわけでございますが、当該対象行為以外の犯罪行為について有罪の実刑判決が確定した者...全文を見る
○森山国務大臣 この法律による医療を終了する旨の決定をした後は、当該対象者について医療が必要な場合には、刑務所において医療が行われるわけでございます。  刑務所における医療は監獄法等に基づいて行われておりまして、精神医療といたしましては、例えば、医療刑務所等に収容してカウンセリ...全文を見る
○森山国務大臣 検察官は、第六十四条に規定するとおり、決定に影響を及ぼす法令の違反、重大な事実の誤認及び処分の著しい不当を理由として抗告することができるということになっております。  このうち、「法令の違反」とは、実体法の適用の誤りまたは審判手続の法令違反を申しますし、「事実の...全文を見る
○森山国務大臣 第百十四条第二項は、刑事事件に関する法令の規定により身柄を拘束されている者、または少年の保護事件に関する法令の規定により身柄を拘束されている者については、現行法上、措置入院よりも刑事手続を優先させることとなっている上、このような場合には、当該対象者に対しては刑務所...全文を見る
○森山国務大臣 先生がお読みくださいました以前の委員会で答弁申し上げました内容はそのとおりだろうと思いますし、現在も変わっておりません。
○森山国務大臣 この法案について、いろいろな方がいろいろな御意見をお持ちだということは私も知っております。また、国会の中でも、さまざまな党で、さまざまな議員によって、いろいろとお考えがあるということもよくわかっております。  しかし、重大な他害行為をした、それが精神的な問題のた...全文を見る
○森山国務大臣 特定の被収容者の具体的な状況については、プライバシーに関する事柄もございますので、余り詳しくお答えするのはいかがかと思いますが、お尋ねの死刑確定者が親族との面会を望んでいないとか、その他のことについては報告を聞いております。  この人が現在どのような状況にあるか...全文を見る
○森山国務大臣 名古屋刑務所におきまして発生いたしました一連の問題につきましては、まことにとんでもないことと私も考えておりまして、何とも御説明の申し上げようがない、甚だ遺憾だ、申しわけなかったと申し上げるほかございません。  今、その真相は検察、また矯正局自身の、また人権擁護局...全文を見る
○森山国務大臣 個別の具体的なことについてはお答えいたしかねますけれども、今大変厳しく御指摘いただいたさまざまな問題点につきましてしっかりと受けとめて、改善に努力したいと思います。
12月05日第155回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、おっしゃるようなことがあるとは思います。しかし、実はこのところ、もう十年ぐらい前から法律、制度の見直し、新しい法律にしなければということがいろんな分野について言われてまいりまして、そしてこの司法制度改革審議会がスタートし、あるいは本部ができる前か...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘のテナント保証金の保護の方策につきましては、現在、今お話がありましたように、経済産業省において、いろいろな問題点の分析と実務の在り方などを含む広い観点から検討が行われているわけでございます。  そこで、経済産業省における検討の結果や保証金の慣行の...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘の具体的な事例については余り詳しく存じませんものですからコメントを差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論といたしましては、会社更生手続中に行われた営業譲渡の際に一部の労働者の雇用関係が譲受け会社に承継されないこともあるというふうに承知してお...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 確かに、我が国の現状を見ますと、大変この法律は言わば誤解されるかもしれないという心配があるわけでございます。経済的に苦境にある債務者は、会社更生手続や民事再生手続の利用をちゅうちょする傾向がございまして、必ずしも適切な時期にこれらの手続が利用されて、非常...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 委員長の御指示に従いたいと思います。
○国務大臣(森山眞弓君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。
12月06日第155回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○森山国務大臣 御指摘のような誤解を与えた結果になったとすれば、まことに申しわけなく、遺憾でございます。  しかし、その真意を申し上げますと、法案関係資料としてお示しいたしたかったのは、統計の基準が異なりますので一概には比較はできませんが、心神喪失等の状態で殺人等の重大な他害行...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど刑事局長から申し上げたとおりでございまして、個別のケースについてここで申し上げるということはいたしかねるわけでございます。
○森山国務大臣 先生が先ほど来おっしゃっております問題について、調査できるものはもちろんいたしたいと思いますし、またいろいろな方の御意見も十分聞かせていただきたい。既にかなり聞かせていただいたつもりでございますが、今後とも、そういうつもりで対処してまいりたいと思います。  この...全文を見る
○森山国務大臣 今回の法案は、さまざまな議論をいただきました中で新しい制度を設けるものでございますから、施行状況を踏まえまして、必要があればこの法律の改正を含め所要の措置を講じて改善することができるように、施行後五年で政府に施行状況について国会報告を求めて検討を加えるとともに、必...全文を見る
○森山国務大臣 御指示があれば御報告させていただきます。
○森山国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、我が国の行刑施設では、受刑者の確実な収容確保を図る一方、その処遇に当たりましては、個々の受刑者の特性に応じて、懲役刑の内容としての刑務作業を科するほか、職業訓練、教科教育、処遇類型別指導、釈放前の指導などを実施いたしまして、受刑者の...全文を見る
○森山国務大臣 被収容者の健康管理や病気になった場合の医療指導、医療措置などを講ずることは行刑施設の重要な仕事の一つでございまして、行刑施設に勤務するお医者さんなどが治療や指導等に当たっているわけでございます。  もっとも、監獄法施行規則の規定によりまして、個別具体的な状況に応...全文を見る
○森山国務大臣 政府案の「再び対象行為を行うおそれ」という要件につきましては、再犯のおそれの予測の可否として議論が行われてきたところでございます。  その中で、政府案に対しては、特定の具体的な犯罪行為や、それが行われる時期の予測といった不可能な予測を強いるのではないかという御批...全文を見る
○森山国務大臣 この制度によります処遇の要件に該当するか否かにつきましては、医学的知見からの判断が極めて重要でございますが、医療を強制するという人身の自由に対する制約、干渉が許されるか否かという法的判断も重要でございます。また、処遇の要件に該当するか否かを判断するに当たりましては...全文を見る
○森山国務大臣 当然、考えております。
○森山国務大臣 この制度による処遇は、本人の社会復帰のために必要な手厚い専門的な医療を行うものでございますから、本人にとって最も適切な処遇が選択される必要がございます。この制度による処遇の要否やその内容を決定するに当たりましては、特に慎重さが求められると思います。  そこで、こ...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘の補償は、刑事訴訟法上の手続における無罪の確定裁判を受けた者が拘禁等を受けた場合に国に対して請求する刑事補償など、不利益な処分を行うために行った公権力による国民の自由の拘束が根拠がないと明らかになった場合に行われる補償のことを指すと思われます。しかしながら、...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど私が申し上げましたとおり、また修正提案者からもお話がございましたように、これは刑事のあるいは制裁のためではございませんで、本人が社会復帰をするために必要な条件はどうかということを、綿密に、丁寧に調べるためのものでございますので、制裁ではございませんので、全く...全文を見る
○森山国務大臣 先ほどからお話し申し上げているとおり、先生のお話には賛同いたしかねます。
○森山国務大臣 委員長の御指示に従いたいと思います。
○森山国務大臣 本法律案につきましては、政府としては反対であります。     —————————————
12月10日第155回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、名古屋で起きましたこの事件は、二度と同じようなことが起こらないようにということを私どもは強く肝に銘じているところでございまして、特に矯正局におきましては、同じような事案が再発をしないためにということで具体的なことを考えております。  ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 政府提案の法案に対しましていろいろな御意見があり、また御批判もあるということは承知しております。  それぞれの観点から修正等についての御意見も示されているということを十分承知いたしておりますが、私といたしましては、原案が最善のものであるという考えに今も...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 名古屋刑務所の事件につきましては大変御心配を掛けまして、誠に申し訳ないと存じます。  現在、検察による捜査が行われておりまして、矯正局や人権擁護局におきましても調査を進めているところでございます。  これらの結果を踏まえまして、保護房収容及び革手錠使...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおりでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 受刑者にもいろんな人がおりまして、今まで入るまではいろんな暮らし方をしてきた。自分の好きなものや嫌いなものもあるでしょうし、気に入ることや気に入らないこともあるでしょうから、それぞれの人間、様々でございますので、一つのことを言われても感じ方が違うと思いま...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 人権擁護というのは法務省の仕事の大きな一つでございますし、人権擁護局を中心といたしまして、すべての職員がそのつもりで努力しているところでございます。
○国務大臣(森山眞弓君) 何か難しい御質問で、ちょっとどういう意味か取りかねますけれども、どういう御趣旨でございましょうか。もう一度言っていただけますか。
○国務大臣(森山眞弓君) なるほど、そういう理屈もあるだろうなと思いますが、確かに何となく変かなとも思います。
○国務大臣(森山眞弓君) 直観でいいとおっしゃいましたが、私の直観としては十分役に立ってきたと思っています。
○国務大臣(森山眞弓君) 先ほどから申し上げておりますように、この具体的な事件につきましては、検察庁あるいは矯正局あるいは人権擁護局等で今鋭意調査をしているところでございますが、それらの徹底的な捜査とか調査の結果の報告を受けました上で、関係者を厳正に処分するほか、改めるべき点は改...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるとおり、このたびの事件は誠に残念であり、二度とこのようなことが起こらないようにしなければいけないと固く決心をいたしております。  この事件は大変重大極まりない事件でございまして、国民の矯正行政に対する信頼を大いに揺るがせてしまいまして、本当に...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 我が国におきましては、今、先生がおっしゃいましたような状況が出てまいりまして、いろいろと心配されております。特に、私どもが責任を持っております行刑施設の中の過剰収容というのが深刻でございまして、何とかしなければいけないという状況になりつつございます。 ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 今回の事件の関係者の処分につきましては、検察当局の捜査結果や矯正局の特別調査チーム等の調査結果等を踏まえまして厳正に処分したいと考えております。  当面の緊急対策といたしましては、先ほど局長からも申し上げました十一月二十七日付けの局長通達を発出させたと...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) お尋ねの事件につきましては、発生当日の本年五月二十七日、名古屋刑務所長から矯正局に報告がなされまして、その数日後、矯正局から概要について私も報告を受けております。  当時の本省の対応につきましては、事件発生当日、名古屋刑務所長から名古屋地方検察庁に通報...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 御指摘の矯正局の特別調査チームによる調査につきましては、検察当局による捜査が行われておりますのと、そして人権擁護局における調査もやっております。私の指示の下、それらと並行いたしまして、官房審議官を長といたしまして、名古屋刑務所だけではなく全国行刑施設にお...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 大変鋭い御指摘だと思います。  現行監獄法が明治四十一年という大変昔に制定されまして、以来九十数年、百年近くたっているわけでございますが、何ら実質的な改正を見ることなく今日まで来ております。そのために、その間の社会情勢の大きな変化、国民の意識の変化、刑...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 情願というのは、先ほど来お話が出ておりますが、被収容者が刑務所等の処置に対して不服があるときに法務大臣等に訴える不服申立て制度でございまして、監獄法に決められているわけでございます。  被収容者が作成した法務大臣あての情願書は、施設において検閲すること...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 戸籍は、今、委員がおっしゃいましたとおり、相手方を知るという必要性がありますので、身分行為とかあるいは取引関係に入ることを予定している者にとっては非常に重要な文書でございまして原則公開とされていたんでございますが、この公開制度を悪用いたしまして個人のプラ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) おっしゃるような考え方も確かにあろうかと思いますが、我が国の戸籍制度は、一組の夫婦とこれと氏を同じくする子供ごとに編製されまして、各人の現在の身分関係を統一的に明らかにするだけではなくて、入籍、除籍に関する戸籍相互間の関連付けによりまして系譜的な親族関係...全文を見る
12月11日第155回国会 参議院 本会議 第13号
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○国務大臣(森山眞弓君) 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  心神喪失又は心神耗弱の状態で殺人、放火等の重大な他害行為が行われることは、被害者に深刻な被害が生じるだけでなく、精神障害を有する者がそ...全文を見る
○国務大臣(森山眞弓君) 江田議員にお答え申し上げます。  まず、いわゆる大阪・池田小学校児童等無差別殺傷事件の直後の小泉総理の発言内容と本法案との関係についてお尋ねがございました。  心神喪失等の状態で重大な他害行為が行われる事案につきましては、被害者に深刻な被害が生ずるだ...全文を見る