伊藤岳

いとうがく

選挙区(埼玉県)選出
日本共産党
当選回数1回

伊藤岳の2019年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月14日第200回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○伊藤岳君 まず、この度の一連の台風の被災地の皆さんに心からお見舞いを申し上げます。お亡くなりになられた方々、御遺族にお悔やみを申し上げます。  初めに、気候変動を背景にした台風被害による災害ごみの問題についてお聞きします。  台風十九号の被害を受けた埼玉県東松山市は、全壊九...全文を見る
○伊藤岳君 大臣、足りているかどうか聞いてるんですが、いかがですか。
○伊藤岳君 適切、足りていないと思います、全く。  東松山市の仮置場では、様々なものが混じり合ったごみの分別に一番てこずっているという話も伺いました。災害廃棄物を迅速に仮置場に運搬することはまず大事ですが、分別、減量化に心掛けないと、仮置場から焼却施設などへの運搬が遅れてしまい...全文を見る
○伊藤岳君 しっかりお約束いただけたと確認いたします。  東松山市廃棄物対策課長は、三月に策定した災害廃棄物処理計画に立ち返りながら対応をできました、この計画を策定していない自治体が被災したら大変だったと思いますと語っておられました。  この災害廃棄物処理計画について、朝日新...全文を見る
○伊藤岳君 目標の前倒しについてお答えありませんでしたが、目標、構えが低いから市町村の計画策定が遅れているということを認識すべきだと思います。再検討を求めます。  次に、台風被害の背景にある気候変動を引き起こしている廃プラスチック焼却の問題について伺います。  中国を始めとす...全文を見る
○伊藤岳君 通知出して半年ですよ。それで受入れ自治体は一つもない。もうこれ破綻だと思います。  茨城県笠間市のプラスチックリサイクル業者、亜星商事株式会社では、廃棄物処理施設が逼迫するような状況にはならないし、再資源化を促進する国の施策が遅れていることが問題と話しておられました...全文を見る
○伊藤岳君 緊急避難と言われますが、マテリアルリサイクルの六割も外国に頼り切ってきたんでしょう。国内の再資源化、リサイクルを措置する施策が遅れているから、中国の輸入禁止を受けて緊急避難で焼却せざるを得ないという事態になっているのではないのかと思います。さらに、災害ごみの処理も問題...全文を見る
○伊藤岳君 いや、いろいろ言われますが、二酸化炭素、CO2を排出しているということには違いはないんですよ。  資料四を御覧ください。下線を引きましたが、G20を前に政府が策定したプラスチック資源循環戦略では、全ての使用済プラスチックをリユース又はリサイクル、それが技術的、経済的...全文を見る
○伊藤岳君 要するに、間違いないと。  この熱回収でよしとする政府の計画、戦略では、プラスチックの大量生産、大量消費、大量焼却は変わっていないんです。  資料六を御覧いただきたいと思いますが、ここで示したように、この棒線全体がプラスチックの排出量、生産量になります。濃いオレン...全文を見る
○伊藤岳君 廃プラスチック処理のうち六六%、今現在焼却なんですよ。  大臣、記者会見で大臣は、気候変動について危機感を持ってとお話しされました。企業が相も変わらずプラスチックを大量に生産し、大量に焼却処理し続けている、しかも今後の戦略でも続いていく、これでは気候変動対策に逆行し...全文を見る
○伊藤岳君 廃棄物に関するEU指令というのは御存じでしょうか。そこでは、リサイクルとは、エネルギーリカバリーは含まれないと書かれてありますよ。つまり、日本が頼っている熱回収は、世界ではリサイクルとは認められていないんです。認識ございますか。
○伊藤岳君 だから、回収と言いますが、熱回収、リサイクルと呼ばれないような、CO2を排出し続ける対策なんです。私は、ここをやっぱり改めていかないと、世界に胸を張れる国にはならないと思います。  パリ協定の、二〇五〇年以降、温室効果ガス排出量を実質ゼロにという目標には、日本の長期...全文を見る
12月05日第200回国会 参議院 環境委員会 第3号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  冒頭、桜を見る会について一言申し上げます。  税金を使った買収だったのではないかという疑惑が次々に明るみとなっています。政府・与党は、野党が求めている総理出席の予算委員会の開催に応じず、閉会になだれ込もうとしていますが、これは断じて許さ...全文を見る
○伊藤岳君 埼玉県で発生した一つの事故事例を紹介します。  資料一を御覧いただきたいと思います。  越生町で、先日の台風十九号により、メガソーラー建設現場が崩壊をしました。事業者が、斜度三十度まではないが急斜面を森林伐採して、保水力を失った斜面の土砂が下の道路に崩れ落ちたもの...全文を見る
○伊藤岳君 是非、規制強化急いでもらいたいと思います。  では、もう一つ事故事例を紹介いたします。資料三を御覧をいただきたいと思います。  埼玉県小鹿野町で、二年前の二〇一七年の台風により、メガソーラーごと土砂が崩壊した現場です。ここは事業者が農地整備で県に申請して、河川土手...全文を見る
○伊藤岳君 本来、太陽電池発電設備は再生可能エネルギーとして促進をされるべきものです。しかし、危険箇所で建設が進んで事故も続発をする、これでは住民合意、国民合意が築けずに、結局、再生可能エネルギーの促進が進まないことになってしまいます。  経産省のワーキンググループの会合では、...全文を見る
○伊藤岳君 是非、今日紹介した事例も踏まえて見直しを進めていただきたいと思います。  自治体の先進的取組にも学ぶべきだと思います。埼玉県の日高市では、太陽電池発電設備の設置に係る条例をこの八月に制定しました。概要は、災害の発生の防止並びに良好な環境及び景観の保全のために保護すべ...全文を見る
○伊藤岳君 自治体の取組も重要ですが、このメガソーラーの乱開発の根本には政府が制定したFIT法があると私は思います。FIT法の固定価格買取り制度で事業計画の認定と再生可能エネルギーの促進はしますが、一方で、今日紹介したような乱開発を引き起こしているのではないでしょうか。  なぜ...全文を見る
○伊藤岳君 電気事業法の技術基準で規制が及ばないところ、これは環境影響評価法で規制していくという環境大臣としての強い姿勢を是非お示しいただきたいと思います。そうでないと、何のための環境省なのかということになってしまうのではないでしょうか。是非、周辺の生活環境に支障を来すおそれのあ...全文を見る