伊藤岳

いとうがく

選挙区(埼玉県)選出
日本共産党
当選回数1回

伊藤岳の2020年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第201回国会 参議院 総務委員会 第1号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  地方交付税法の一部改正案について伺います。  本法案は、今年度の国税収入の減額補正に伴う地方交付税総額の減少額を全額補填するものであります。しかし、その仕組みは、本年度以降十年間、地方交付税の減額によって行うものとなっています。  大...全文を見る
○伊藤岳君 先ほど大臣も言われていましたが、地方交付税の国税法定率の引上げを始めとした対応、今がそのときだということを強く求めておきたいと思います。  今改正では、災害対策のために緊急に必要となった地方自治体の経費について、特別交付税を九百五十億円増額することとしています。これ...全文を見る
○伊藤岳君 極めてまれな措置だということですね。税金の使い方切り替えて一般会計から措置すべきだと思います。  今回の措置は、交付税特会の借入金償還に対する国の姿勢が問われるものだと思います。このことを強く指摘をしておきたいと思います。  次に、かんぽ生命保険不正販売問題につい...全文を見る
○伊藤岳君 この類型以外にも、一千九百万人、三千万件の契約の中には不利益が埋もれているはずです。全容解明と不利益全て解消することを強く求めたいと思います。  郵政増田社長は、記者会見でも先ほども、謙虚に、そして誠実に、愚直にと述べられました。ならば、返信はがきを出して回答を待つ...全文を見る
○伊藤岳君 是非、具体的に足を運んでいただきたいんです。  ヒホガエなどのケースはどうして広がっていったか。ある社員の方は次のように語っています。本社や支社からは、一軒の家で一件だけで終わらせず、子や孫を被保険者にして複数契約を取れと言われ続けていた。別の社員の方は、被保険者を...全文を見る
○伊藤岳君 日本郵便のフロントライン・セッション、驚くような意見が書かれていますよ。幾つか紹介します。  犯罪以外なら何やってもいいから、数字を上げてこい、やり切ってこい、それが使命だ、上部から強い指示がありました。金融渉外部長、本部長、支社の営業部長は、数字のためには仕方がな...全文を見る
○伊藤岳君 ノルマの追求で自死事件まで起きているんですよ。これが変われていないという社員の叫び、これ受け止めないで、日本郵政一丸となって再生があるでしょうか。増田社長、いかがでしょうか。
○伊藤岳君 厳正な対処を求めます。  関連して、ノルマを押し付ける仕掛けの一つが研修や自主研であったことが特別調査委員会の報告書でも述べられています。  日本郵便内で使われると思われる、ここに営業推進リーダー等活動報告書というのがあります。この報告する項目には、自主研等の準備...全文を見る
○伊藤岳君 こういうものが出てきたんですから、会社側の関与がなかったとは言えないでしょう。この報告書を否定されるのならば否定されてもいいけれども、是非事実を解明していただきたいと思います。  日本郵便として、自主研と称しながら参加を強要する研修、誤った営業手法などが伝わるような...全文を見る
○伊藤岳君 大臣、かねてから、鈴木前事務次官、今回の件以外には疑念がないと言われてきたけれども、こういう報道も出てきているんです。  是非調べて、当委員会にも報告、説明をいただきたいと思いますが。
○伊藤岳君 いやいや、鈴木前上級副社長がふだんから情報交換していたと言っているんです。これは当然調べていただきたいと思います。改めて強く求めておきたいと思います。  郵政民営化法改正案で当委員会が付した附帯決議では、天下りの弊害が生じないようにすることなどが明記されています。本...全文を見る
○伊藤岳君 以上で質問を終わります。
○伊藤岳君 日本共産党を代表し、地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  本法案は、国税収入の減額補正に伴う地方交付税総額の不足分について、その全額を一般会計から補填する形を取っていますが、補填分の全額は、二〇二一年度以降の十年間に...全文を見る
02月05日第201回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第1号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  海洋基本法が制定をされて十二年以上が経過し、海洋をめぐる情勢にも新しい事態が生じています。海洋をめぐる様々な問題が顕在化する中で、海洋政策の枠組みをつくり、対応することが求められていると思います。  新型コロナウイルスの感染の深刻な広が...全文を見る
○伊藤岳君 分からないということですね。  海洋基本法の第三期海洋基本計画の中で、港湾BCP、感染症の蔓延などの危機的事象が発生後に行う具体的な対応、また、平時に行うマネジメント活動などを示した文書を策定することを決めていると思います。  この港湾BCPの中には、検疫官の体制...全文を見る
○伊藤岳君 検疫官の体制は含まれていますか、このBCPの中には。
○伊藤岳君 これは第三期海洋基本計画の中に書かれていることですから、是非これはしっかり調べて、対処していただく必要があると思います。  新型インフルエンザ、また二〇一四年のエボラ出血熱など、検疫官の不足が指摘されてきました。当時の報道を見ると、成田、横浜港などの重点拠点に検疫官...全文を見る
○伊藤岳君 そうですか。  国際コンテナ・バルク戦略港湾政策、先ほど説明がありましたが、貨物船の往来も増加し、また大型化をしていると思います。これは、海洋基本法に海洋産業の振興及び国際競争力の強化が盛り込まれ、国策として港湾、物流基盤の強化が急速に進めてきたからだと思います。ま...全文を見る
○伊藤岳君 第三期海洋基本計画のこの項の説明の中で、一次的マイクロプラスチックの発生抑制対策の中で、米国など諸外国が製造や販売を規制しているのに対して日本は自主規制だと書かれていますが、これは間違いないですか。
○伊藤岳君 ここにも見られるように、日本のプラごみの発生抑制対策は、企業に対する規制が私は甘過ぎると思います。  私、先日、産業廃棄物処理業者の埼玉県の業者を訪ねました。この業者さんは、欧州ではプラごみは自治体では回収、焼却していません、生産から回収まで企業が責任を持つ、これが...全文を見る
○伊藤岳君 今レジ袋の有料化などの話がありましたが、いずれにしても僅かです、割合からいうと。プラスチックを大量生産し、大量に焼却し続けている国の戦略の大本を切り替えることなしには、この海洋ごみの問題、プラごみの問題は永遠に解決しないと思います。  是非、企業責任、生産者責任を厳...全文を見る
○伊藤岳君 山田参考人、奥脇参考人、今日は貴重な話をありがとうございました。日本共産党の伊藤岳です。  尖閣周辺の中国の領海侵犯、過去最多という話を先ほど政府からも聞きましたけれども、力による現状変更は断じて許されないと思います。私たち日本共産党も中国に対して厳しく抗議し、是正...全文を見る
○伊藤岳君 歴史的に見て固有の領土であるということをしっかり主張していかなきゃいけないと思います。  山田参考人にちょっと別な問題でお聞きしたいんですが、先ほど日本の外航商船の話がありました。国際コンテナ・バルク戦略港湾政策の下で、この隻数などの変化は分かるんですが、往来といい...全文を見る
○伊藤岳君 事前に準備をする、しておかなきゃいけなかったという御指摘、ありがとうございました。  時間が来ました。ありがとうございました。以上で終わります。
02月12日第201回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第2号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  三人の参考人の皆さん、今日はありがとうございました。  時間の関係もありまして、今日は沿岸漁業に絞って、小松先生の貴重な捕鯨の問題もありましたけれども、沿岸漁業に絞ってお聞きをしたいと思います。  今もお話がありました漁業権の問題につ...全文を見る
○伊藤岳君 御意見ありがとうございます。  私自身としては小規模漁業の今後が非常に心配になっておりましてお聞きしましたが、国連は、二〇三〇年までの持続可能な開発目標、SDGsの実現にも貢献するとして、二〇一八年には小農の権利宣言も採択しましたし、家族農業の十年もスタートしました...全文を見る
○伊藤岳君 片野参考人にもう一つお伺いします。  先ほど、ノルウェーの沿岸漁業を守るという非常に貴重なお話をお聞きしたんですけれども、ノルウェーのように漁業者自身が規制方法やIQを決める、若しくは最低でも漁業者が同意するということが私は必要だと思うんですが、その点いかがでしょう...全文を見る
○伊藤岳君 時間になりました。ありがとうございました。質問を終わります。
02月26日第201回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第3号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  参考人のお三方、ありがとうございました。  環境保全に配慮した開発が私は重要だと思っております。そこで、伺います。  海洋基本法では、海洋環境の保全を図りつつ海洋の持続的な開発及び利用を可能とすることとされ、海洋政策はこれに従うことに...全文を見る
○伊藤岳君 ありがとうございます。国会で議論を重ねていきたいと思います。  洋上風力発電と環境の保全についてお聞きします。  洋上風力発電計画が今秋田で一気に進んでいますが、環境面において不安の声が広がっていると聞いています。由利本荘市の計画では、八十八基の風車が陸から僅か一...全文を見る
○伊藤岳君 長崎県五島市、先ほど紹介があった、営業運転が開始された洋上風力発電設備ですが、市民との協議を繰り返して信頼関係も生まれているという話も聞いています。この市民参画という点での教訓や、また更なる課題もあると思いますが、石田参考人の御所見があればお聞きしたいということが一つ...全文を見る
○伊藤岳君 ありがとうございました。  質問を終わります。
03月10日第201回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  新型コロナウイルス対策を中心に伺います。  六日の参議院本会議で、全校休校要請への対応で、地域の実情を最も把握している自治体の取組を尊重し、国が制度的にも財政的にも万全の支援をすることだとの質問に、総理は、各自治体における独自の取組も尊...全文を見る
○伊藤岳君 自治体の独自の取組を尊重し支援する、非常に役割は大きいということを確認させていただきました。  政府の全小中学校、高校、特別支援学校への休校要請を受けて、最も混乱している現場の一つが学童保育です。私は、埼玉の実情を聞いてきました。政府は、本日、第二弾の緊急対応策を発...全文を見る
○伊藤岳君 今教えていただいた算出根拠ではやっていけないクラブ、学童保育がたくさんあります。  さいたま市内のあるクラブは、朝七時半から開所して親から預かって、学校の受入れが始まる時間には子供たちを学校に送っていきます。通常の常勤職員体制では手が足りませんと言っています。別のク...全文を見る
○伊藤岳君 いや、だから、そのモデル、厚労省が示したモデルどおりの配置をしても算出するってことですね。そこを確認したいんですけど。
○伊藤岳君 次の実例もあります。  埼玉県のある市の民間学童連絡協議会は、人件費等の問題を懸念して、学校休校に伴う春休み以前の開所に対しては一日千円の負担を保護者にお願いすることにした、国から指示がない中でやむなく決めた、民間学童にはもしかしたら補助金は来ないかもしれないと思っ...全文を見る
○伊藤岳君 この人件費の問題だけじゃなくて、今後の事態の推移の中で国が支援すべき事柄がまだまだ生じてくることが予想されると思います。  厚労副大臣、ですから、こういうあらゆる事態に応えるんだと、ここは明言していただきたいんですが。
○伊藤岳君 一つ具体的に、じゃ、聞きます。先ほど、親に千円の負担を強いることを決めたという市があると言いましたが、こういうことはさせないですね。心配要らないですね。
○伊藤岳君 しっかり対応していただける、確認したいと思います。  朝からの開所に伴って掛かる費用は人件費だけではありません。消毒液、マスク、水光熱費などの諸費用も算出根拠に加えるべきだと思います。  厚労省、先ほどの話でも、これらの諸費用についても心配しなくていいですね。確認...全文を見る
○伊藤岳君 この時期、感染症予防のためと学童保育の利用を控える世帯も実は出ているんです。民間学童保育の場合、こうした利用を控えた世帯の保育料が入りませんと施設運営に支障を来すことになります。  厚労省、この利用を控えた世帯の保育料分の補填、これも全額国費で支援するという中に入り...全文を見る
○伊藤岳君 私も三人の子供を民間学童に通わせて父母会長も務めたことありますが、とにかく民間学童の場合、月々の運営をやりくりするのは大変なんです。バザー、物資販売。民間学童にとって保育料の収入減は死活問題。国が決めた休校方針の下でこのままでは全国各地の民間学童が潰れてしまうというこ...全文を見る
○伊藤岳君 学校休校に伴うクラブの開所日から遡及できますか。
○伊藤岳君 是非、正確に急いで周知徹底をお願いしたいと思います。  三月二日の文科、厚労省の通知がちょっと現場に混乱をもたらしています。座席間を一メートル以上離して交互に着席するなど、できる限り児童生徒同士の距離を離す。この学童保育内で一メートル以上離すというのは、これ無理です...全文を見る
○伊藤岳君 この件は予算委員会でも繰り返し質問しているんですけれども、その後、どういう対策、手だてが取られたか、教えてください。
○伊藤岳君 済みません。  これからということですね。済みません。  狭い学童クラブ、学童保育の室内で一日過ごすのは、子供たちの健康、安全を考えたら不安が拭えません。したがって、学校の教室や体育館、校庭などを活用することが重要だと思います。  三月二日の文科省、厚労省通知の...全文を見る
○伊藤岳君 是非お願いしたいと思います。  こうした学校の施設が活用、推進していくということになる、それは感染を防止するということからも必要だということになってくると思います。  栃木県の茂木町では、一旦学校休校を決めたが、学校長やPTAなどの意見をよく聞いて、休校せずに通常...全文を見る
○伊藤岳君 時間が来ていますので、是非大臣に……(発言する者あり)
○伊藤岳君 大臣、じゃ、一言、最後に。抜本的強化が必要だという認識ですね、大臣。
○伊藤岳君 時間が来ました。以上で質問を終わります。
03月11日第201回国会 参議院 本会議 第7号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  東日本大震災から丸九年。大震災で亡くなられた方々に改めて哀悼の意をささげるとともに、御遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。被災された方々の生活となりわいの再建のため...全文を見る
03月18日第201回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  初めに、日本郵政グループの学校休校に伴う助成制度の適用問題についてお聞きします。  日本郵政グループは、特別休暇の適用は年次有給休暇がない場合に限るので、年次有給休暇に優先し特別休暇を適用するなどの濫用は行わないよう注意することという指...全文を見る
○伊藤岳君 政府が過半の株を持つ日本郵政グループが国の助成制度の趣旨に反する指示を出していたわけですから、郵政行政を所管する総務大臣としてしっかり見届けていただきたいと思います。  次に、学童保育への緊急対応策に関わって伺います。  この間、学校休校に伴う新型コロナウイルス感...全文を見る
○伊藤岳君 内閣府、なぜこんなに支援交付金の申請提出期日を急いだんですか。
○伊藤岳君 つまり、年度内予算で対応するという枠組みが混乱の原因になっていると思います。  しかも、緊急対応策のメニューの提示も非常に分かりづらい。例えば特別開所支援事業と特別開所人材確保支援事業とは一体何がどう違うのかなどなど、クラブが行政に問い合わせても答えられないという訴...全文を見る
○伊藤岳君 内閣府、支援交付金を期日どおり申請できなかった地方自治体やクラブにどう対応していくのか。先ほど追加の期日も設けるという話があったようですが、支援交付金の申請を再度受け付ける交付申請のスケジュールを改めて設定するということですか。
○伊藤岳君 改めて交付申請の追加のスケジュールを設けるということで確認させていただきます。年度末を越えても申請を受け付ける特例的な措置をとるとか、来年度の財政措置の中でも賄えるように措置するとか、幾らでも方策は取れるのではないかと思います。  埼玉県内の放課後児童クラブ、学童保...全文を見る
○伊藤岳君 申請できなかった自治体やクラブをどう拾っていくのか、もう少し具体的に答えていただきたいと思います。  例えば、先ほど内閣府は新たな申請のスケジュールを設けるというふうに言われました、そういうことが検討されているのかどうか、また、仮に、クラブも自治体も一生懸命やってい...全文を見る
○伊藤岳君 どの程度の日程感を考えておられるのか。また、仮に年度内をずれ込むような場合もあると思います。そこもきっちり対応していただけるのか、お答えいただきたいと思います。
○伊藤岳君 是非、その通知を出す際、今回混乱が起きたことも踏まえて、明確な分かりやすい指示を出して、周知を徹底していただきたいと思います。  改めて確認しますが、緊急対応策の第二弾の支援交付金の変更交付申請の、今、今日も答弁あった柔軟な対応についての指示は今日中に出すということ...全文を見る
○伊藤岳君 是非急いで、混乱起きぬような指示を出していただくことを求めて、時間ですので、質問を終わります。
○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  公立・公的医療機関と感染症指定医療機関の拡充について質問をいたします。  新型コロナウイルス感染が広がる下、感染症指定医療機関の圧倒的部分を占める公立・公的病院の役割は決定的に重要です。高市大臣が二月二十五日に出された新型コロナウイルス...全文を見る
○伊藤岳君 もう一つ例を紹介させてもらいます。  さいたま市北部医療センターもお訪ねしました。この病院は、二次救急医療機関として急性期病床百五床を有し、近隣で高度医療を担う自治医大病院やさいたま日赤病院と地域連携協定を結んで、高度から急性期に移行する患者さんを受け入れています。...全文を見る
○伊藤岳君 是非、総務省としても、地域の医療体制の確保においては、地域の主張する地域の判断を尊重していただきたいと思っています。  厚労省にお聞きします。  感染症指定医療機関についてですが、感染症病床の六割は公立病院が占めているという話が先ほどありましたが、公的病院も合わせ...全文を見る
○伊藤岳君 九割以上、まさに感染症医療において公立・公的病院の果たす役割は本当に大きいものがあると思います。  前回のこの当委員会でも取り上げましたが、総務省は二〇一七年に、感染症対策に関する行政評価・監視、国際的に脅威となる感染症への対応を中心としてという勧告を厚労省に対して...全文を見る
○伊藤岳君 その行政評価の結果、診療体制等の実態の把握をすること、改善措置を行うことを勧告をしています。  厚労省、この行政評価、総務省の行政評価を受けて、実態をどう把握されましたか。また、何をどう改善をしているでしょうか。
○伊藤岳君 行政評価を受けたのが二〇一七年の末ですよね。なぜこんなに時間が掛かっているんですか。
○伊藤岳君 二年以上掛かるというのはどうも納得し難いのでありますが、現時点で、調査の中で何か見えてきているものはありますか。
○伊藤岳君 総務省のこの行政評価の中で、医師の、医療の体制不足等により、指定病床数どおりの患者等の受入れを危惧する指定医療機関が二三%だと報告されています。なぜ危惧するのかの理由として、一、二、例を紹介しますと、医療スタッフの配置について他の医療機関との協議が調っていない、また、...全文を見る
○伊藤岳君 現在もそう変わっていないんだと思います。  産経新聞の十四日付けの記事で、こういう記事がありました。埼玉県に関わる記事ですが、新型コロナウイルスの感染拡大に備えるために入院患者の受入先として県内百二十医療機関を調査していることを明らかにした、現在、感染症指定医療機関...全文を見る
○伊藤岳君 非常にマスク、大事なことだと思います。医療体制の、医療機能の拡充というのも大事だと思いますが。  そこで、公立・公的医療機関等の具体的対応方針の再検討等の厚労省通知が出されていますが、その中に、私の調べでは、感染症指定医療機関も検討、削減の対象になっているのが五十三...全文を見る
○伊藤岳君 大臣は、公立病院は最後のとりでという発言もされていますが、是非その立場で当たっていただきたいと思うんです。  私、この厚労省の出した通知、公立・公的医療機関等の具体的対応方針の再検討については、もう今や白紙撤回をするべきだと思っております。そして、さらに、公立・公的...全文を見る
○伊藤岳君 今後、地域での検討が進んでいくと思います。感染症の入院患者の受入先を広げていくという検討が進んでいくと思いますが、それらに是非対応した方針を随時検討していただくということでよろしいでしょうか。
○伊藤岳君 地方交付税の在り方を切り替えて、公立病院等感染症指定医療機関の拡充に充ててほしいということを最後に要望しまして、質問を終わります。
03月19日第201回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  地方創生応援税制、いわゆる企業版ふるさと納税の拡充、延長について質問をいたします。  企業版ふるさと納税は、地方自治体が行う地方創生の取組に対する企業の寄附について法人関係税の税額控除などを行う仕組みです。この企業版ふるさと納税の拡充、...全文を見る
○伊藤岳君 内閣府が昨年五月に実施したアンケートでは、制度活用のハードルに関して、企業側の回答では、実質負担に見合うPR効果が得られないが一番多かった。一方で、自治体側の意見では、メリットの説明がしにくいが一番多かった。  つまり、この意見に応えて控除割合を引き上げるということ...全文を見る
○伊藤岳君 企業版ふるさと納税、この三年間で三千百三十件、六十五億七千七百万円ということで、地方財政全体の中では規模は決して大きくはありません。また、総務省が進めている個人版のふるさと納税に比べれば、現状では桁が違うという状況にあります。  しかし、本来の寄附というのは、得があ...全文を見る
○伊藤岳君 現行の禁止規定は極めて限定的だと思います。今、認定を取り消すという話がありましたけれども、そんなあからさまに明確な違反をする企業があるでしょうか。あからさまに寄附の対価であることを明示している場合しか該当しない。  そもそも、経済的利益を供与してはならないという地方...全文を見る
○伊藤岳君 長々答えてもらったけれども、常時監視している機関があるのかないか、そこ答えてください。
○伊藤岳君 これ、全く性善説に基づいてやっているようなものですね。  寄附企業の一覧表を見ていますと、非公表となっているものがかなりあります。寄附企業が非公表とする理由は何だと認識していますか。
○伊藤岳君 今後、企業名や寄附額等の公表は義務付けられることになりますか。
○伊藤岳君 企業が寄附をしたという事実そのものが、つまり関係者以外に知る方法がないということですよね。ということであれば、納税者である住民からしてみると、企業と自治体の癒着などを確かめようがない。先ほどチェックする機関がないという話もあったけれども、ばれなければそれで済んでしまう...全文を見る
○伊藤岳君 企業名の公表まで行かなくても、関連事業が盛り込まれているのかどうかとか、これは地方議会に提示される仕組みになっていますかというのを聞いているんですが、いかがですか。
○伊藤岳君 さっき、あなた、地方議会がチェックすると言われたじゃないですか。それ、事実とさっきのは違いますか、先ほどの答弁は。
○伊藤岳君 いやいや、だって、寄附金収入がその他で一くくりになって議会に提出されたら分からないでしょう。  先ほど地方議会でチェックすることになっていると思うと言われたのは、違うんじゃないんですか。もう一度答えてください。(発言する者あり)
○伊藤岳君 答えになっていないんですが。要するに、地方議会がチェックするようにはならないということですよ。  先ほど答弁で寄附したことが知られるとほかの自治体にも頼まれるからというような話がありましたが、まさに頼まれたら断りづらいという企業の側が感じるプレッシャーもあると思いま...全文を見る
○伊藤岳君 もちろん、大臣、全ての企業が悪いと言っているわけではないです、癒着の可能性があると言ったわけじゃありません。  ただ、先ほど来の議論の中で、地方議会、地方行政でチェックする仕組みはこのままだとないというふうに思うんですが、そこはそのように思われますよね、どうですか。...全文を見る
○伊藤岳君 是非そういう仕組みも必要だと思うんですね。  また、個人版のふるさと納税と同様に、地方税を事実上移転をするもの、つまり、本来立地自治体に払うべき税を寄附先の自治体に税を払う、移転をすることになります。仮に今回の拡充、延長で企業版ふるさと納税が広がったとしても、それは...全文を見る
○伊藤岳君 時間になりました。  今回いろいろ議論してきましたけれども、やっぱり地方自治体と企業の癒着のおそれを一層に広げることになるという懸念は拭えません。引き続きただしてまいりたいと思います。  以上で質問を終わります。
○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  安倍総理にお聞きします。  新型コロナウイルス感染の広がりは、中小零細企業にとって、年度末も迫る中、資金繰りを心配する声として渦巻いています。  埼玉県狭山市のあるバス会社は、学生の送迎バスやゴルフ場の運行バスが、新型コロナウイルスの...全文を見る
○伊藤岳君 先ほど紹介した、融資だけではなく、特例的な助成金、補助金という声にも応えていっていただきたいと思います。  フリーランスへの十分な休業補償はますます求められている状況にあります。本会議での私の質問に対して、総理から四千百円の補償についての納得できる根拠は示されません...全文を見る
○伊藤岳君 四千百円というのが提示されてもう日にちがたっています。経過を見ながら、見ての判断をして、補償の引上げを急いで図っていただきたいと思います。  今総理からお話のあった返済免除の特例が付いた緊急小口資金についてお聞きします。  この特例を本当に使えるようなものにしてい...全文を見る
○伊藤岳君 この期間の延長も含めて、弾力的に是非運用を進めていただきたいと思います。  公立・公的医療機関の検討、削減の計画と感染症医療の拡充について、最後に伺います。  埼玉県は、新型コロナウイルスの感染拡大に備えるために、入院患者の受入先として県内百二十医療機関を調査して...全文を見る
○伊藤岳君 時間が参りました。  財政措置の抜本的な引上げを求めて、質問を終わります。
03月26日第201回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  市町村の合併の特例に関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。  今回の改正は第三十二次地域制度調査会の議論を受けてのものですが、この議論の中で全国市議会議長会会長の山田氏が、平成の大合併で周辺地域が疲弊化しているという...全文を見る
○伊藤岳君 働く現場の確保などの大塔村の努力、自治体の努力、本当に貴重だと思います。同時に、今大臣も言われたとおり、人口減などは政府も認める焦眉の課題になっていると思います。  この役場機能の縮小による弊害は、私の地元埼玉でも現れています。さいたま市では、災害発生時の避難所運営...全文を見る
○伊藤岳君 役所が失われたことによる想定を超える弊害が生じて、支所の強化、消防、出張所の強化などが必要になったということが今お話がありました。  政府は、平成の大合併で、行政の効率化や歳出削減効果を通じて、地方交付税などは約九千五百億円の減額ができると見込んでいましたが、しかし...全文を見る
○伊藤岳君 保健衛生や福祉の分野での経費の見直し、交付税の増額、それはどういう理由によるものでしょうか。
○伊藤岳君 効率化できない住民サービスがあると、特に旧市町村単位でと、強化が必要になったというのが合併後見えてきた課題だということだと思います。支所機能の強化、また消防、保健衛生、福祉など、住民自治の拡充のための支援の必要性が見えてきたというふうに思います。  平成の大合併から...全文を見る
○伊藤岳君 是非、経過見ながら必要な措置を講じていただきたいと思います。  次に、特例法の今回の改正の仕組みについてお聞きをします。  まず確認をしたいのですが、合併について今後は国から強制、誘導はしないということでよろしいでしょうか。
○伊藤岳君 今後の合併は自治体の判断を尊重するということを確認しておきたいと思います。  今回の改正案には、第四条で、有権者の五十分の一以上の署名で合併を発議できるというこの規定がそのまま残されています。  総務省にお聞きします。なぜ有権者の五十分の一という規定なのでしょうか...全文を見る
○伊藤岳君 合併の前段階だという話がありましたが、しかし、自分たちの住む自治体を存続させるのかなくすのか、言わば自治体の生き死にを問う過程の署名になります。首長や議員の罷免発議は、議会の解散、議員の解職、首長の解職など、どれも有権者の三分の一以上の署名を求めています。自治体の生き...全文を見る
○伊藤岳君 住民の代表である議会の議決をこれひっくり返してしまうという仕組み、これはちょっとゆがんでいると思います。合併を推進する側だけに付与された仕組みが残されています。合併推進に偏った仕組みが並んでいると私は考えます。  以上、合併特例法改正案には反対であることを述べて、質...全文を見る
03月27日第201回国会 参議院 総務委員会 第9号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  私は、日本共産党を代表して、地方税法の改正案並びに地方交付税法の改正案に対して、反対の討論を行います。  安倍内閣は、消費税増税を強行し、社会保障の連続改悪を推進する一方で、自治体リストラの推進と地方財源の抑制路線を続けてきました。さら...全文を見る
○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  私は、日本共産党を代表して、市町村合併特例法の改正案に対する反対討論を行います。  市町村合併特例法は、二〇〇三年改正によって、政府主導で市町村への合併押し付けを進めるあめとむちの仕組みが導入され、平成の大合併を推進する役割を果たしてき...全文を見る
03月27日第201回国会 参議院 本会議 第9号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  日本共産党を代表して、地方税法、地方交付税法の改正案に対する反対討論を行います。  討論に入る前に申し上げます。本法案を含め、政府が今国会に提出したものは、今回の新型コロナウイルス危機を前提としたものではありません。この深刻な状況から住...全文を見る
03月31日第201回国会 参議院 総務委員会 第10号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  二〇二〇年度NHK予算について質問します。  二〇二〇年度予算は、NHK二〇一八から二〇二〇経営計画の最終年度となる年であり、また、インターネット常時同時配信が始まる年の予算となります。したがって、単年度の経費の使い方と併せて、中長期的...全文を見る
○伊藤岳君 委員長、午前中の難波議員の質問に対して、この上田前会長の発言は表に出ると危機に立たされることになるというふうに思って言ったと言われましたが、なぜ表に出ると危機に立たされるんですか。
○伊藤岳君 いや、森下委員長は、なぜ表に出ると危機に立たされると上田前会長が思ったと思われるんですか。そこを聞いているんです。
○伊藤岳君 表に出ると危機に立たされるって、これはかなり重大な推測ですよ。だから、これは放送法に抵触するというふうに森下経営委員長も感じられたから言われたんじゃないですか。  当時の会長がNHKの危機になりかねないと訴えているんです。この経営委員会の中での議論で、言わば最も重大...全文を見る
○伊藤岳君 森下委員長、経営委員会の中で、この公表資料は経営委員会の合意の下に公表されましたが、上田会長のこの発言が記載されていないことについて、経営委員の誰からも異論が出ませんでしたか。
○伊藤岳君 異常だと思いますね。議事録を出せ出せと言われて、ようやく公表資料のようなものが出てきました。そして、今日、朝日の記事が出たら、その記事のような発言はあったと今日渋々認められた。全て後追いじゃないですか。そして、隠蔽じゃないですか。  森下委員長、これでは経営委員会の...全文を見る
○伊藤岳君 問題をすり替えないでいただきたいと思いますね。  当時のこの上田会長の発言の経緯も含めて、「クローズアップ現代+」の番組についてのやり取りの全文、いよいよ出すべき必要が出てきたと思います。経営委員会の議事録全文の提出が必要だと思いますが、提出していただけますか、委員...全文を見る
○伊藤岳君 繰り返しますが、NHKの存亡の危機になりかねないというこの上田前会長の発言、なぜこれからの経営委員会の支障に来すことになるんですか、教えてください。どう支障を来すんですか。
○伊藤岳君 上田前会長もこういう発言をしているわけですから、しかも、先ほど森下委員長はその上田前会長の発言をお認めになったわけでしょう。出せるじゃないですか、そのやり取りの部分。出してくださいよ。繰り返し求めます。どうですか。
○伊藤岳君 理解なんか全くできませんよ、委員長。だって、あなたは、先ほど難波議員の質問に答えて、朝日新聞の記事は事実だと認めたわけでしょう。認めたら公表するのが当たり前じゃないですか。何で公表できないんですか。もう一度聞きます。公表してください。
○伊藤岳君 全く本当に理解ができません。  当時の上田会長が経営委員会から厳重注意を受けるに当たって、そうなればNHKとしては本当に存亡の危機に立たされることになりかねないと抗議の発言をしたことは、今日の委員会の中で少なくとも明らかになりました。経営委員会のやり取りが放送法第三...全文を見る
○伊藤岳君 大臣にこの件で伺います。  大臣意見の中で、議事録など協会の組織、業務及び財務に関する基礎的な情報等の提供が制度化された、自ら説明責任を適切に果たしていくことなどが述べられています。  先ほど吉川委員の質問に対して、省令改正も視野に入れると答弁をされましたが、踏み...全文を見る
○伊藤岳君 私、公共放送としての役割や価値が投げ出されたような、重大な、まさに危機的な事態だと思っています。改めて議事録全文の提出を強く求めていきたいと思います。繰り返しこれからも質問していきたいと思います。  次に移ります。  NHK番組の公平公正、正確、迅速に対する世論調...全文を見る
○伊藤岳君 繰り返しますが、今、NHKの公共的価値が問われていると思います。  常時同時配信、インターネットの常時同時配信についても、例えばインターネットの特性上、自分に都合の良い情報だけを見る傾向が強くなったり、また事業者側が個人の嗜好に沿ってレコメンドすることからフィルター...全文を見る
○伊藤岳君 共同の報道によれば、一千時間近い放送枠の番組の差し替えになると言われています。国民・視聴者が知りたい、役立つ情報を配信する、是非そういう観点から番組編成をお願いして、私の質問を終わります。
○伊藤岳君 私は、日本共産党を代表して、放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件、いわゆるNHK二〇二〇年度予算の承認に対して反対の討論を行います。  日本郵政グループによるかんぽ生命の不正販売によって、多数の国民に深刻な被害者が広がっています。NHKが視聴者・国民...全文を見る
04月16日第201回国会 参議院 総務委員会 第12号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  電波法の一部を改正する法律案について質問いたします。  今回の改正案には賛成をいたします。人命にも関わる重要無線通信の適正運営の確保のために、技術基準に適合しない機器の流通抑制への実効性を高めていくことなどは大事だと思います。  その...全文を見る
○伊藤岳君 次に、ダイナミック周波数共用システムですが、一次利用者、既存の免許人は災害対応や災害報道など人命に関わる無線も扱っています。  大臣、こうした一次利用者、既存の免許人の電波の利用について、保護される仕組みはどうなっているんでしょうか。
○伊藤岳君 是非、公共電波の安全の確保のために必要な更なる検討を求めておきたいと思います。  続いて、急がれる新型コロナウイルス対策について質問をいたします。  観光業、ホテル、旅館、民宿やバス事業者などは桁違いの深刻さに覆われています。私も埼玉県で実情を調査してきました。 ...全文を見る
○伊藤岳君 廃業が相次ぐという認識はありますか。
○伊藤岳君 このまま予約が入らなければ廃業ですよね。観光地が観光地として生き延びられなくなる深刻さだと思います。  緊急経済対策に盛り込まれた中小・小規模事業者に上限二百万円の現金給付を、幅広く中小業者が受け取れるようにすることはもちろんですが、一回きりの給付では持ちこたえられ...全文を見る
○伊藤岳君 お聞きしたいのは、追加の給付ですとか更なる具体的な対策が求められているのではないかという質問なんですが、どうですか。
○伊藤岳君 先ほど、五月から七月が予約がないと言われました。このままでは本当にもちませんよ。  次に、バス事業者について聞きます。  ある観光バス会社は、スキー関係は全てキャンセルになったのを始め、三月だけで百九十件のキャンセル、前年比六〇%の収入減という状況に加えて、オリン...全文を見る
○伊藤岳君 そういう中で、先ほど紹介した観光バス会社もオリンピック、パラリンピックに協力することになった。そして、大会に備えて新車のバスに買い換えたそうで、月々三百万円のリース料も支払っているそうです。当然のことながら、オリパラ期間中とその前後のバスの予約は全て断ってきました。協...全文を見る
○伊藤岳君 事実、こういう事業者が幾つもあるということを認識してください。  内閣政務官にお聞きします。  オリンピック・パラリンピック大会組織委員会や政府に協力して一体となって取り組んできたこういうバス事業者が、新型コロナの影響に加えてオリパラ延期で甚大な影響を受けようとし...全文を見る
○伊藤岳君 事業者の経営状況を注視しというお話がありましたけれども、このままでは来年までバス会社の経営がもたない状況です。来年のオリパラにバスの再調達をお願いするというのであれば、今、バス事業者の経営を守り抜いてオリパラに協力してもらえるようにすることが必要ではないでしょうか。バ...全文を見る
○伊藤岳君 思いを具体的にしていかなきゃいけないと思うんです。  先ほど来紹介しているように、今の緊急経済対策の範囲では来年までもたない状況があるんです。協力してくれたバス事業者を倒させることなく、みんなで一年後を迎えようと、そういう何か政治からのメッセージはないでしょうか。
○伊藤岳君 繰り返しますけれども、今の状況の対策ではもたないんです。もう何らかの政治からのメッセージがないと、来年に向けて一緒に頑張りましょうというメッセージがいただけない、非常に残念だと思います。  直ちに必要な検討を求めて、オリパラの延期に伴って中小業者が廃業に追い込まれる...全文を見る
04月30日第201回国会 参議院 総務委員会 第13号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  野党は中小事業者への家賃支援法案を共同提出しましたが、中小企業庁に聞きます。国は中小事業者への家賃の補填を一体いつから始めますか。
○伊藤岳君 持続化給付金で頑張ってもらいたいと言うんですが、二百万円ですよ。事業者がばたばた倒れていきますよ。これ、見て見ぬふりをするんでしょうか。  埼玉県商工団体連合会が昨年八月に実施した調査で、営業所得、つまり収入から必要経費を引いたものが年間三百万円未満の中小事業者が四...全文を見る
○伊藤岳君 今後の事態の推移見てと言いますが、もう二月、三月、四月の三か月もたっているんです。今検討していただけますね、追加の給付。
○伊藤岳君 検討を行っていくと言われました。そこは確認しておきたいと思います。  福岡市や北九州市などは家賃の八割の補償を始めています。自治体のこの動きは広がっていくと思われます。国が遅いからです。財政調整基金を取り崩して手当てする自治体もあります。例えば、毎年頻発する自然災害...全文を見る
○伊藤岳君 地方自治体の家賃補償事業へ地方創生臨時交付金が適用できると確認させていただきました。  次に、補正予算に盛り込まれた徴収の猶予制度の特例では、前年同時期比おおむね二〇%以上の収入が減少した場合に無担保かつ無利子で一年間徴収を猶予できるとしています。これが幅広く適用さ...全文を見る
○伊藤岳君 大臣に一つ提案があるんです。中小事業者が所有するものに掛かる固定資産税、都市計画税に軽減措置がとられますが、所有するものに土地は対象となっておらず、これでは僅かな軽減にしかなりません。土地も対象に含めることを是非御検討いただきたいと思います。答弁は結構です。  大臣...全文を見る
○伊藤岳君 通知で自治体に猶予を促しているわけですから、その自治体の判断の実行を見届けていただきたいと思います。  今、滞納処分や差押えを強いることは、生活となりわいを破壊することにつながります。生活となりわいが持ちこたえられなければ、その後、経済を立て直そうとしてもできません...全文を見る
○伊藤岳君 終わります。
05月14日第201回国会 参議院 総務委員会 第15号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  法案についてお聞きします。  現行法で、ユニバーサルサービスの提供に当たっては、自社設備による提供が義務付けられているところを、今回の改正案では、総務大臣の認可を受けた場合には他の電気通信事業者の電気通信設備を用いて電話の役務を提供でき...全文を見る
○伊藤岳君 今、大事な、位置付けは大事になっていると大臣の答弁がありましたが、例外的に他者設備の利用を認めるということですが、今回の改正によって、この大事なユニバーサルサービス、固定電話などのサービスがですね、国民は自分のところが他者の携帯電話事業者によってつながれることになるの...全文を見る
○伊藤岳君 他者設備利用の場合でも、現在の電話と同等のユニバーサルサービスの水準が確保されることが必要です。  例えば、先ほど来お話がありました現行の固定電話を利用して提供されている付随サービスがあります。自治体が提供する見守りサービスなどがありますが、こうしたサービスの利用可...全文を見る
○伊藤岳君 他者設備利用の対象区域が限定的、抑制的なものになるのかどうか、ユニバーサルサービスの水準が維持されるのか、まだまだ不明な点が残ります。また、NTTがユニバーサルサービス維持のための設備投資を縮小させていくことへの歯止めとなるのか、これも総務省の判断に任されることに、つ...全文を見る
○伊藤岳君 適用できると確認をしました。  関連して、通告はしなかったんですが、大臣に一つ確認したいことがあります。  今、内閣府から適用できると答弁がありましたが、そうはいっても、地方からは、地方創生臨時交付金の地方単独分の、地方単独事業分については交付限度額がありますから...全文を見る
○伊藤岳君 大臣に今後検討していただきたいのは、限度額がありますから、その限度額だと協力金などで終わっちゃっているという声も聞きます。是非今年度の特別交付税で措置するということも検討していただきたいと思います。  地方創生臨時交付金の地方単独事業分、地方公共団体が実施する家賃補...全文を見る
○伊藤岳君 増額変更できると確認いたしました。  問題は、交付金を急いで地方公共団体の元に届けることだと思います。地方創生臨時交付金の第一次提出分の交付方法について、地方公共団体が策定する実施計画に掲載された事業に対し、交付限度額を上限として交付金を交付としています。  内閣...全文を見る
○伊藤岳君 第一次分については六月中の決定という話でしたが、つまり、地方に届くのは七月、八月になってしまうということ。これから二か月も先ですよね。第二次提出分に至ってはまだ見通しが立たない。それまで地方公共団体には歯を食いしばって頑張ってくださいというのは、これ余りにも遅いと思い...全文を見る
○伊藤岳君 昨日の埼玉新聞でも、大塚副大臣の地元の飯能市で倒産が起きたという報道もありました。やっぱり本当に、今、地方の自治体の首長さんがやろうとしている事業に、これ一兆円では足りないと思います。私どもは、二倍の規模に、更に五倍程度に規模を引き上げる必要があると思っています。 ...全文を見る
○伊藤岳君 是非直ちに内部で検討を始めていただきたいし、総務大臣も含めて、内閣の中で検討を急ぐようにお願いをしておきたいと思います。  是非、地方自治体の思いを、困っている人の窮状を受け止めていただきたい、このことを強く訴えて、時間ですので質問終わります。
○伊藤岳君 日本共産党を代表して、電気通信事業法及び日本電信電話株式会社等に関する法律の一部を改定する法律案に対して、反対の討論を行います。  NTT法は、NTT東西に対して電話のサービスのあまねく日本全国における適切、公平、安定的な提供を義務付けており、電気通信事業法では、固...全文を見る
05月29日第201回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  ブラジルやアフリカなどでの新型コロナ感染拡大が報じられています。先ほど梅村議員も言われましたが、私は特に最貧国が多いアフリカでの感染拡大を心配し、注目をしています。  日経新聞四月十六日付けは、「コロナ、アフリカで急拡大」と報じ、アフリ...全文を見る
○伊藤岳君 アフリカなどで活動に取り組んでおられるセーブ・ザ・チルドレンから、新型コロナウイルス感染症対応のためのODAの拡充を求める要望書、私も受け取りました。大変示唆に富んだ提案が多いと思いました。  国連は、三月に二十億ドルの世界的途上国支援計画を始めました。その後編成さ...全文を見る
○伊藤岳君 是非、国連計画に見合う増額を検討しておいてほしいと思います。  アメリカは、WHOへの資金拠出を渋るなど、国際的協調に背を向けています。大臣、日本が新型コロナウイルス感染症対応の国際的支援で先陣を切るという決意ならば、アメリカに対しても、共に国際的支援を行おう、ワク...全文を見る
○伊藤岳君 パンデミックの終息に向けて国際社会が一致して当たるという点で、是非イニシアチブを発揮していただきたいと思います。  セーブ・ザ・チルドレンの要望書の中には、GPE、ECWなど教育の国際機関への基金の拠出も求めています。教育の格差是正は、世界中の子供たちに教育権を保障...全文を見る
○伊藤岳君 二国間、多国間を経由する支援に加えて、最も手の届きにくい人々に直接緊急支援を行っているNGOへの資金面の支援拡充も重要だと思います。  NGOは、開発途上国で手洗いの大切さを現地で教育的に支援するなど、保健衛生面でのコミュニティー支援をしています。資金面の支援だけで...全文を見る
○伊藤岳君 一次補正で海外日本企業支援として百一億円が組まれました。この海外日本企業支援の予算の僅か五%程度、五億円あればNGOへの資金面の支援は可能です。是非、企業だけでなく、NGOにも支援を急いでもらいたいと思います。  ODAの予算配分も、経済インフラ中心から社会インフラ...全文を見る
○伊藤岳君 大臣所信でSDGsを強調されました。SDGsの3には全ての人に健康と福祉をうたっています。  最後に大臣、SDGsの目標達成との関係でもODAの予算配分を社会インフラ重視に思い切って切り替えるべきだと思いますが、SDGsとの関係でいかがお考えでしょうか。
○伊藤岳君 終わります。
06月02日第201回国会 参議院 総務委員会 第16号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  新型コロナの影響で病院経営が逼迫をしています。  資料を用意いたしました。御覧をいただきたいと思います。  三病院協会が五月十八日に発表した病院経営状況緊急調査で、上段の表の左欄になりますが、四月の事業収益は前年同月比で一〇・五%減、...全文を見る
○伊藤岳君 埼玉県のB病院。同じく四月度で前年同月比で九千三百万円の減収、二二%減となりました。やはり一年間の利益分に当たる減収規模だそうで、法人が持っている資金を崩していっても、つなげられて半年ですと言われていました。この病院の場合、コロナ患者を受け入れるために、一つの階、一つ...全文を見る
○伊藤岳君 では、その今紹介したB病院のように、一つの階、一つのフロア、何階何病棟という名前になりますが、これは重点医療機関に当たるんでしょうか。  また、先ほど紹介したB病院のように、病床の数を減らして残りの病床で新型コロナ対応をした場合に、この減らした病床への補償は行われま...全文を見る
○伊藤岳君 減らした残りの半分も補償されるということ、確認をいたしました。是非是非、重点医療機関の定義、広げていただきたいと思います。収入に大きな穴を空けています。ここにしっかり補填を行ってもらいたいと思います。  コロナ患者受入れ病院では外来患者も減少していますが、新型コロナ...全文を見る
○伊藤岳君 要するに、感染症対策の設備ということですよね。減収分に対する対策は何もないということだと思います。  さきに紹介した病院はいずれも、このままでは職員に一時金手当、つまりボーナスを支給できないと話していました。  橋本岳厚労副大臣、医療従事者に感謝をと言いながら、ボ...全文を見る
○伊藤岳君 医療従事者にボーナスを支給するには減収補填をしないとできません。これ一番の解決の方法のはずです。これまでに経験のない経営の危機という認識というのならば、これまでの枠組みを超えた対策、減収補填に踏み出すべきだと思いますが、これまでにない対応を考える、検討するという点でど...全文を見る
○伊藤岳君 必死に頑張っている病院を次々と潰すようなことがあってはなりません。一旦医療体制が崩壊してしまったら立て直すことは非常に困難です。是非、これまでにない対応、踏み込んだ対応、減収補填を検討していただきたいと思います。  高市大臣にお聞きします。  公立・公的病院もふだ...全文を見る
○伊藤岳君 次に、特別定額給付金についてお聞きします。  今、地方自治体は給付金をいち早く住民の皆さんに届けるよう懸命な努力をされています。その中で、特別定額給付金の業務を民間委託する自治体もあります。  埼玉県のある自治体は、人材派遣業者に委託をしましたが、振り込み口座、本...全文を見る
○伊藤岳君 ありがとうございます。  いや、だから、守秘義務を結んだぐらいで対策ですかということを聞きたいんですね。  この自治体に確認したところ、委託業者に返信された振り込み口座などを業者のパソコンに業者の社員が打ち込むんです。そのデータを業者が自治体に送信するんです。自治...全文を見る
○伊藤岳君 先ほど紹介した例など、本当に個人情報の漏えいの危険性がある業務委託の形態がある、これ是非、全国的に実態をつかんでいただきたいと、そして是正していただきたいと思います。  住民からは、民間業者には送りたくない、別な方法で受け取りたいなどの声が多数届いていますし、給付金...全文を見る
○伊藤岳君 現金給付も可能だということを確認したいと思います。  以上で終わります。
06月03日第201回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第4号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  参考人のお三方、本日は、お忙しい中、御意見を聞かせていただきまして、ありがとうございます。  まず、多々見市長に伺います。  市長の先ほどのお話とはちょっとずれるかもしれませんが、先ほど住民を守り抜くという市長の決意を伺いました。今般...全文を見る
○伊藤岳君 事が起きたときの対策、御一緒に考えていければと思っております。  次に、藤本参考人に伺います。  今回、コロナ禍で、例えばマスクの輸入がストップするなど、人件費が安い海外に生産拠点を移して、海外に頼ったばかりというリスクもあらわになったと思います。先ほどお話あった...全文を見る
○伊藤岳君 ありがとうございました。  上田参考人と多々見市長にちょっと最後お伺いしたいんですが、今の話とも関わるんですが、先ほどの上田参考人のお話でも、造船業というのは本当に地域と一体で町をつくってきたということを感じました。先ほど来出ているJMUの舞鶴からの撤退、約三百人が...全文を見る
○伊藤岳君 貴重な意見ありがとうございました。  時間です。終わります。
○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  海洋基本法が制定されて十年以上が経過し、海洋をめぐる情勢にも新しい事態が生じました。コロナ急拡大という事態もありました。海洋をめぐる様々な問題が顕在化する中で、海洋政策の枠組みをつくり対応することが求められていると思いました。  本調査...全文を見る
06月04日第201回国会 参議院 総務委員会 第17号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  私は、先日、全日本ろうあ連盟の皆さんと懇談をし、本法案への意見を伺ってまいりました。参考人として本委員会に出席して直接意見表明することを希望されていたことを大臣にもお伝えをしておきたいと思います。  連盟から伺った意見は、今日配付資料と...全文を見る
○伊藤岳君 ありがとうございました。  御紹介あったように、今、これまでに四つの法律があったということです。  先ほどの全日本ろうあ連盟の配付資料の中でも紹介されていますが、障害者権利条約で、私たちのことを私たち抜きで決めないでという考え方が盛り込まれ、障害者基本法にも、障害...全文を見る
○伊藤岳君 ありがとうございました。  この大きく前進をした障害者の政策及び計画に係る意思決定の過程への関与を文字どおり実行に移して、電話リレーサービスの施策を充実させていきたいと思います。  大臣、先ほど横沢議員の質問にも少しお触れになりましたけれども、こうした障害者の意見...全文を見る
○伊藤岳君 聴覚障害者の皆さんなどの意見をよく聞き取って生かしていただきたいと思います。  山花、本村議員、もしお忙しいようでしたら退席されても結構でございますが、おいでいただけるようでしたら一緒に議論に参加していただければと思います。  聴覚障害者の皆さんは、仕事に就けず収...全文を見る
○伊藤岳君 私、昨年、埼玉県内の障害者団体の方々と懇談をしました。障害者の法定雇用率を引き上げるために障害種別に目標を持ってほしいなどの要望も伺いました。聴覚障害者の七割が仕事をしていないと答えているのも、背景にはこうした雇用の問題が存在していると思います。聴覚障害者の雇用の促進...全文を見る
○伊藤岳君 今御紹介のあった日常生活に関わる施策以外の施策の検討が求められているというふうに思います。  今法案により開始される電話リレーサービスは、手話や文字による情報と音声情報とを通訳するオペレーターを経由して相手先に電話を掛けるものです。聴覚障害者の日常生活、社会生活は革...全文を見る
○伊藤岳君 この点では国の責任、私、問われていると思います。  次のようなこともあります。ワーキンググループの議論では、手話通訳士試験の合格率は毎年平均で一四・六%だそうです。私、驚きました。しかも、手話通訳士養成カリキュラムなどがないと指摘をされています。  厚労省、手話通...全文を見る
○伊藤岳君 同じくワーキンググループの議論では、手話通訳士の場合、看護師などと違って、現任研修、現場の研修ですね、これが保障されていないという指摘もありました。  厚労省、この点ではどういう検討と対策を持っていますか。
○伊藤岳君 サービスの一層の充実を求めて、質問を終わります。ありがとうございました。
06月05日第201回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  党を代表して、公職選挙法改正案に反対の討論を行います。  本案は、全国町村議会議長会が議員のなり手不足の解消、多様な人材の議会参加促進などを理由に求めてきた町村議会議員選挙の選挙公営の拡大について、選挙用の自動車、選挙用ポスター、選挙用...全文を見る
11月17日第203回国会 参議院 総務委員会 第2号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  新型コロナ感染症の広がりの中で、本年度の地方財政の資金繰り、また来年度の地方財政について質問し、武田新大臣と考え合いたいと思います。  今年度の地方財政計画には新型コロナの影響は想定されていません。その下で二月からは新型コロナウイルス感...全文を見る
○伊藤岳君 地方債、減収補填債についてですが、景気の動向に影響を受けやすい法人税等を対象に、年度途中に生じる減収分について地方債を充てることができる既存の仕組みです。この間は地方税の増収がありましたが、今年度はコロナの影響で法人税や地方消費税の減収が見込まれています。  政府参...全文を見る
○伊藤岳君 三県、政令市で三市となっていますが、リーマン・ショックのときの実績を見ても、申請が伸びてくることが考えられます。  ここに、ある政令市の資料を持っています。今年度及び来年度の市債活用の考え方についてという資料です。内容の一部を紹介するので、聞いていただきたいと思いま...全文を見る
○伊藤岳君 是非積極的に実施をしていただきたいと思います。  地方消費税の大幅減収も見込まれます。全国知事会、指定都市市長会、中核市市長会など、地方団体は十月二十六日に国への共同提言を採択し、武田大臣にも手渡されました。その中で、地方消費税交付金などを減収補填債の対象項目に追加...全文を見る
○伊藤岳君 次に、特別減収対策企業債について聞きます。  政府参考人、現時点で同意等実績額と自治体数を示してください。そのうち公立病院への活用自治体は幾つですか。また、過去、特別減収対策企業債を活用した事例として東日本大震災と熊本地震のときがありますが、それぞれの同意等実績額を...全文を見る
○伊藤岳君 つまり、もうこの今年度の九月の臨時協議の時点で既に東日本大震災とか熊本地震の同意等実績を大きく上回っているということだと思います。また、先ほど三十八分の三十四と言われましたが、多くが公営病院事業に活用されているということだと思います。新型コロナウイルス感染症拡大が第三...全文を見る
○伊藤岳君 先ほど大臣も言われていましたが、公営、公的病院は大変感染症の中で役割果たしています。是非検討を急いでいただきたいと思います。  続いて、来年度の地方財源確保について聞きます。  財政調整基金の取崩し、税収の落ち込みの中で、来年度以降の地方財源確保に対する不安の声が...全文を見る
○伊藤岳君 大臣、もう国民、随分我慢してきましたよ。今度は国の出番だと思います。  総務省は、来年度の概算要求の中で、新型コロナウイルス感染症の影響により地方税等の大幅な減収が見込まれる中、地方団体が行政サービスを安定的に提供できるように、一般財源の総額について、令和二年度地方...全文を見る
○伊藤岳君 私たちは、一般財源総額の実質同水準確保というのは、例えば毎年の社会保障の自然増分などをしっかり反映していないなど、本当に必要な地方の財政需要に応えたものとしていくためには課題も多いと考えています。  しかし、来年度の地方財政については、新型コロナ感染症による感染の広...全文を見る
○伊藤岳君 住民サービスの切捨てにつながらないようにということだというふうに受け止めました。  また、あわせて、コロナ感染の拡大の中で地方自治体が住民の命と暮らしを支える地域の実情に応じた例えば助成制度などの取組のためにも、地方単独事業費の充実確保を求めたいと思います。  こ...全文を見る
○伊藤岳君 非常に大事な提案だと思いますが、しかし、この五百億円の追加配付といっても、これは既に補正予算で計上していた例の三兆円の地方創生臨時交付金の枠内だということですよね。どうですか。
○伊藤岳君 私は、実際の地方創生臨時交付金の増額を行うべきだと思います。それが求められていると思うんですね。全国知事会も六千百三十四億円の不足が見込まれるとしています。  大臣、地方創生臨時交付金について、地方を管轄する大臣として、強く内閣に地方創生臨時交付金の増額を求めていく...全文を見る
○伊藤岳君 是非強く求めていただきたいと思います。  私、調べてみましたら、今回の三兆円の地方創生臨時交付金、これはリーマン・ショックを参考にしたと言われていますが、リーマン・ショックのときには、名前は違いますが、臨時交付金、三兆四千七百九十億円を出しています。ですから、その現...全文を見る
○伊藤岳君 地方創生臨時交付金、本当に私も現場を回ってみて喜ばれていると思います。逆に言えば、協力金や医療支援など、臨時交付金を使ってやるわけですけれども、それだけやっぱり地方の財源が足りていない。しかも、来年、更にコロナの感染拡大や減収が見込まれる中、是非、武田大臣も内閣府副大...全文を見る
11月24日第203回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  総務省が先日公表したアクションプランでは、携帯電話は生活を支えるライフラインと位置付けられました。コロナ感染急拡大の中で、学生や社会的弱者の生活を支えるライフラインである携帯電話の料金についてお聞きします。  今、学生はリモート授業が続...全文を見る
○伊藤岳君 携帯各社は、総務省の要請に、通信容量制限をオーバーしたギガの追加など柔軟に対応はしましたが、その対応はもう既にごく一部の社を除き終了しています。総務省の四月三日の要請は期限を切ってはいません。  武田大臣、今後の新型コロナウイルス感染の動向を判断して、同様の通信環境...全文を見る
○伊藤岳君 大臣言われたWiFiルーターの貸出しも、予算が行き渡らず、大学によって様々のようです。しかも、このままでは中退を考えるという学生が急増しています。是非、判断し、検討いただきたいと思います。  総務省は、電気通信事業者団体に対して、三月十九日に、新型コロナウイルス感染...全文を見る
○伊藤岳君 学生、社会的弱者を含むこれだけ多くの方が料金支払猶予を受けたということになります。しかし、その対応も既に終了しています。大臣と携帯電話利用者との意見交換会においても、携帯料金を支払えず携帯電話を手放すと、仕事探しもできず、生活基盤が脅かされるという不安の声も出ています...全文を見る
○伊藤岳君 生活を支えるライフラインというアクションプランの位置付けにふさわしい対応を更に検討、実行していただきたいと思います。  次に、マイナンバーカードの普及について伺います。  マイナンバーカードについては、国民の中に個人情報漏えい等への危惧の念が大変強いです。  諸...全文を見る
○伊藤岳君 日本のようなICチップを埋め込んでカードを活用するという国は世界的にはまれだということです。  国連の電子政府ランキング一位のデンマークさえも、カードそのものは導入していません。国民の情報を一元管理し、民間との連携も比較的自由に認め、統制型の典型的な国とも言われるシ...全文を見る
○伊藤岳君 今大臣からお話がありましたけれども、免許証などと紛失したのと変わらないという話もありましたけれども、しかし今、マイナンバーカードを全国民に普及しようとされているわけですよね。その四情報の流出で、間違いなくストーカー被害とか詐欺等の犯罪が起こり得るということになりますよ...全文を見る
○伊藤岳君 じゃ、お聞きしますが、デジタル・ガバメント閣僚会議などの資料等を見ますと、マイナンバーカードの紛失、盗難に対して検討したという資料は見付かりませんでしたが、デジガバ閣僚会議では検討されているんですか。
○伊藤岳君 私聞いたのは、デジガバ閣僚会議で検討したのかと聞いたんですが、お答えありませんでした。私見た限りは、検討した経過はありません。  マイナンバーカードの普及の掛け声は盛んですが、一方で個人情報漏えい等によるリスクの問題が置き去りにされているのではないかと思います。 ...全文を見る
○伊藤岳君 この将来的には保険証の廃止ということについては副大臣触れられていませんでしたが、これは大変重大な報道だと思います。注視をしていただきたいと思う。  保険証とマイナンバーカードの一体化では、医療機関の財政的負担も大きくなります。  マイナンバーカードでの受診には顔認...全文を見る
○伊藤岳君 住所が変わったときに簡単だと言いましたけど、人間、そんなに何度も住所変えるものじゃないと思いますよ。  先ほど本人確認がスムーズになると言いましたけれども、来年から変更される保険証には個人を識別する二桁の番号が記載されます。これを目視する方が顔認証システムよりもはる...全文を見る
○伊藤岳君 メンテナンス費用については補助がないと。  今、医療機関は減収に大変苦慮しています。収入減です。この医療機関に更なる負担を新たに負わせることになるじゃないですか。  今医療機関に必要なのは、マイナンバーカード診療に伴う設備投資支援より減収補填だということを強調して...全文を見る
11月26日第203回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○伊藤岳君 日本共産党の伊藤岳です。  二〇一〇年十二月八日に、さいたま新都心郵便局員の自死事件が起きました。この事件について、本年三月三十一日、埼玉県労働局労災保険審査官が、さいたま労働基準監督署長の判断を覆して、業務上災害と認める決定をしました。  資料をお配りしましたの...全文を見る
○伊藤岳君 今和解と言われましたが、和解したのは損害賠償請求訴訟の時点でしょう。今回、会社の業務上の責任が明確に確定した、全く違った段階じゃないですか。その認識はないんですか。
○伊藤岳君 不誠実ですね。  埼玉県労働局が業務による心理的負荷の全体評価は強と判断したことを受け止めて、職場の改善に生かすことは必要ではないんですか。
○伊藤岳君 今改善すると言われましたが、であるならばですよ、御遺族と面会されて、自死された社員の働いていた実態や家庭の中でどんな悩みを語っていたかなどを把握して、職場の改善に生かす必要があるんじゃないですか。どうですか。
○伊藤岳君 面会されるということでいいですね。
○伊藤岳君 衣川社長、御遺族に謝罪する気持ちはありませんか。
○伊藤岳君 遺憾とか、他人事の意味じゃなくて、謝罪ということをするつもりはないのかと聞いているんです。どうですか。
○伊藤岳君 日本郵政増田社長に聞きます。  日本郵政グループの現職の方の自死者数について報告を受けていますか。
○伊藤岳君 私の手元にも、日本郵政の在職死亡や自殺者の状況の資料をいただきました。公表はされないということでしたけれども。  もちろん、社員の自死は必ずしも会社側が原因となったものとは限りません。しかし、あの悲しい事件を繰り返してはならないと思います。  さいたま新都心郵便局...全文を見る
○伊藤岳君 社長、重く受け止めるというお話がありました。  先ほど衣川社長にもお聞きしましたけれども、日本郵政グループの責任者として、御遺族への謝罪が必要だとは思いませんか。
○伊藤岳君 ちょっと角度を変えます。  かんぽ不正販売問題への対応はどうなっているでしょうか。日本郵便にお聞きします。  かんぽ不正販売問題で、日本郵政グループが、日本郵便が実施した人事処分についてというのを公表しております。それによりますと、募集人千八人、管理者三百二十一人...全文を見る
○伊藤岳君 現場からはどういう声が上がったでしょうか。  保険販売で不正を認定された社員への処分は進んでいる一方で、不正を後押ししたりした管理者の処分が全く進んでいない、こういう不満の声が出ていると聞きました。実際に、高齢者や多数の顧客を苦しめる誤った営業手法を伝えてきた幹部や...全文を見る
○伊藤岳君 今の、増田社長は、かんぽ不正問題とさいたま新都心の自死事件の関連も言われました。先ほど、面会はされるというお話がありましたけれども、まずは面会をされて、そしてよくお話を聞いて、御遺族とも向き合っていただきたいし、そして、かんぽ不正問題の適切な処分、厳格な処分もきっちり...全文を見る
○伊藤岳君 今大臣から、土日の配達業務が中止になる、送達日数が緩和される、深夜の区分業務が不要になる、こうしたことを通じて労働環境の改善につながる、人手不足の改善につながるという話がありました。  衣川社長にお聞きします。今回の法改正によって、労働者の賃金、労働時間の改善、人手...全文を見る
○伊藤岳君 翌日配達をなくして送達日数を緩和したり、土曜配達をなくして配達頻度を緩和することが、どのように給料を上げて、労働時間を改善できて、人員を増やすことができるのか、もうちょっと具体的に会社に示してほしいと思うし、幾つかお聞きしたいと思います。  私、先日、日本郵便の現場...全文を見る
○伊藤岳君 この平均賃金が、今言われたように三十・四万円、三十・三万円、三十・一万円と年々下がっている。ここ、大変大事なところだと、大事な問題だと思います。  そこで、衣川社長、日本郵便としてはこの平均賃金の数字を上げていく意向ですか。
○伊藤岳君 平均賃金を上げていく、こういう意向だということでよろしいですね。もう一度。
○伊藤岳君 日本郵便にお聞きします。超過勤務時間の短縮についてです。  衆議院の総務委員会の答弁の中で、今回の法改正を通じて一人一か月平均で約一割の超過勤務時間の縮減が見込まれるとしていますが、この積算根拠を示してください。
○伊藤岳君 今も言われましたけれども、一般的に考えて、土曜日が休みになっても郵便物や荷物の量は変わらないわけで、その分の配達は翌週の月曜日に回ってくるということになる。今、増員でという話がありましたが、本当にこの一人当たりの一割縮減につながるかどうかというのは疑問だし、これ、はて...全文を見る
○伊藤岳君 郵便配達業務から荷物分野に移ることがあるというお話でしたが、つまり、これまで二輪のバイクで配達していた労働者の方が四輪自動車に切り替わる、また、軽い郵便物の配達をしていた方が重い物もある荷物の配達に切り替わる、こういうことが起こり得るということですか。
○伊藤岳君 いや、ちょっと聞いていることに答えてほしいんですが、二輪バイクで配達していた人が四輪自動車に乗り換えることもある、軽い郵便物の配達をしていた人が重い物もある荷物の配達に切り替わることもあるということですよね。そこだけ確認したいんです。
○伊藤岳君 起こり得るということでありました。  もう一つ聞きます。翌日配達を廃止することで、これも確認ですが、先ほど五千六百人が他の分野にシフトされると言われましたでしょうか。もう一度確認です。
○伊藤岳君 翌日配達の廃止、つまり深夜の仕分作業がなくなりますから、深夜仕分作業、区分け作業に関わっていた五千六百人が他の分野にシフトされる。その五千六百人のうち一定数は昼間の時間帯での配達区分の作業になると思います。同時にまた、一定数は荷物などの分野に移ることになると思います。...全文を見る
○伊藤岳君 いずれにしても、手当が減ったり、内勤の方が外勤に回るということが起こり得るということだったと思います。  そこで、大臣にお聞きします。労働者の今言われたシフト、再配置によって、これまでの業務内容とは全く違う、言わば事実上の転職のようになってしまう人も出てくると思われ...全文を見る
○伊藤岳君 先ほど大臣は、今回の法改正を通じて労働環境や人手不足の改善に資するんだというふうに言われました。是非、今後注視をしていただいて、この本法改正の趣旨に逆行するような事態には、起こらないようにしていただきたいというふうに思います。  先ほど現場の労働者の方からお話を伺っ...全文を見る
○伊藤岳君 丁寧に対応する、労働条件が引き下がって退職勧奨になるということがないように、しっかりそこ対応していただきたいと、これは強く求めておきたいと思います。  最後に、ユニバーサルサービスに関わってお聞きします。  大臣、今回の法改正により、先ほど来お話があるように、郵便...全文を見る
○伊藤岳君 衣川社長、同じようなことをお聞きします。  法改正に当たって、法の改正の実施後、条件の不利地域の方や障害者の方々に意見を聞くという予定などありますか。
○伊藤岳君 パブコメの話もありましたけど、私も見ましたけれども、条件不利地域の方、障害者の方に全く聞いていないとは言いません。しかし、本当にごく僅かだと思います。  今回のユニバーサルサービスの低下によって一番不利を被る方々の、地域の方々、障害をお持ちの方々の声を聞くというのは...全文を見る
○伊藤岳君 是非、法施行後、条件不利地域の方、障害者の方々などの意見を聞く機会を設けていただきたい、強く求めたいと思います。  さて、これまで歴代の総務大臣は、ユニバーサルサービスの維持についていろいろ答弁をされてきました。  高市大臣は二〇一五年六月四日の総務委員会で、文書...全文を見る
○伊藤岳君 終わります。