矢島恒夫
やじまつねお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月29日 | 第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号 議事録を見る | ○矢島委員 大臣は引き続き大蔵大臣を担当され、きょうのこの委員会は竹下内閣が誕生いたしまして通常国会における最初の委員会ということですので、幾つかの点について確認させていただきたいわけなんです。 と申しますのは、本委員会は何といいましても財政、金融全般にわたっていろいろと審議...全文を見る |
○矢島委員 私がなぜこのことを一番最初に申し上げたかといいますと、昨年の百九国会のことを私考えたからなんです。あの百九国会のときには、先ほども堀委員の方からも触れられましたが、税制協の問題、私その問題を蒸し返すつもりじゃないのですけれども、委員会での質問に対して、ただいま税制協の...全文を見る | ||
○矢島委員 いずれにいたしましても本委員会を重視して十分この審議が尽くせるような状態をつくってもらいたい、このことを申し上げて質問に入りたいと思いますが、この所信表明全般について、基本的な考え方から四つの柱、六十三年の予算の大要等補正予算も含めましてあるわけですが、時間の関係です...全文を見る | ||
○矢島委員 きょう「中期的な財政事情の仮定計算例」という資料をいただいたわけなのですが、六十五年度までこの見込み額が書いてあるわけですけれども、大臣、六十五年度になりますと、五十兆一千八百億の五十兆台に乗っていくような形での税収ということで見込んでおるわけです。今後の税収見込み、...全文を見る | ||
○矢島委員 その六十五年度特例公債ゼロという一つの目標について非常に大きな役割を果たしているのがNTT株の売却益の問題があろうかと思うのですね。六十一年に値決め二十万でしたか、値づけで十万株ありましたが、結局百六十五万株売却された。それから六十二年度につきましては百九十五万株全部...全文を見る | ||
○矢島委員 これは一株お幾らだったのですか。一株お幾らを見込んでいらっしゃいますか。 | ||
○矢島委員 二百四十七万円ということでございますけれども、きょうの終値、NTT二百二十九万円だったと思うのですけれども、いずれにいたしましても、この株の変動というのがいろいろと考えられるし、先ほど大臣のお答えの中にもありました一過性の中での税収増というのもこれありますが、景気が割...全文を見る | ||
○矢島委員 時間がありませんのでまた次の機会にこれらの問題については質問させていただくといたしまして、今の大臣の御答弁をしっかりと承っておきたいと思います。 次に、税制問題についてお伺いしたいのですけれども、政府税調の現在の状況はどんなふうなところにあるか、ちょっとお聞かせい...全文を見る | ||
○矢島委員 ところで、その政府税調のことなんですが、昨年の七月でしたか、二十五年間政府税調の委員として、とりわけ最近の十二年間は会長代理というような形で奮闘されておりましたあの木下和夫さんですね、この方、大変長い間政府税調の中での中心的役割を果たされたと聞いておるのですけれども、...全文を見る | ||
○矢島委員 その木下和夫さんがこういうことを言っていらっしゃるのですね。これは日経の一月十一日の新聞ですが、「政府税調の性格はまったく変わってしまった。かつては税理論の分かる人たちが国の税体系をどのようにするかを議論する場だったが、今では利害関係者と素人の集まりに過ぎなくなった。...全文を見る | ||
○矢島委員 いずれにしろ、そちらではそう考えていると言われるのでしょうけれども、この木下和夫さんの指摘は当を得ているのではないかと私は思います。 ところで、先ほどの所信表明の中にもございましたけれども、「最近の社会経済情勢等に即応して、当面早急に実施すべき措置を講ずることとし...全文を見る | ||
○矢島委員 現実に合わせてという部分なんですけれども、新聞報道によりますと、実際に税制の抜本改革ができるのが秋だと言っている人もいますし、いろいろな話がございますが、ことしの一月一日にさかのぼってそれを適用するようにしたいというのがあるのですが、この点についてはどうなんでしょうか...全文を見る | ||
○矢島委員 また次の機会にいろいろとお聞きしたいと思いますが、もう一つなんですけれども、先ほど来ほかの委員からもいろいろと指摘されているこの所信表明の中にあります「国民各界各層の御議論等を拝聴しつつ、国民の納得が得られるような」というこの部分ですが、今所得あるいは消費、資産のバラ...全文を見る | ||
○矢島委員 時間ですので最後の質問になるわけですが、大臣御案内のように、現閣僚の中で十六名の方が、それから自民党の衆議院議員の八割の方が、あの同時選挙のときには大型間接税反対と言われて当選していらっしゃった。百八国会では、そういう状況の中で公約違反の大型間接税反対だということで廃...全文を見る | ||
○矢島委員 時間ですので質問を終わりますが、原点というのは先ほど問題になった点でございますので指摘しておきまして、終わります。 | ||
02月15日 | 第112回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○矢島委員 公述人の皆さん御苦労さまです。日本共産党の矢島恒夫でございます。 最初に、鈴木公述人にちょっとお聞きしたいのですけれども、公述人は産業構造審議会だとか、あるいは経済審議会というところに参加されております。そこで、今政府が経済構造調整推進の最大の理由といたしまして、...全文を見る |
○矢島委員 中小企業も海外進出の方向というのをずっと打ち出しているという話ですが、続いて、同じく鈴木公述人にお聞きしたいのですけれども、今、海外へどんどん進出していくという状況の中で、空前の失業とかあるいは雇用不安というのが広がっているわけなんですね。 私、調査したいろいろな...全文を見る | ||
○矢島委員 時間がありませんのでもう一つだけ鈴木公述人にお聞きしたいのですが、「二十一世紀産業社会の基本構想」というのを発表されました。これは一昨年の五月だったと思いますけれども、この中に「海外直接投資の拡大が雇用等国内経済に与える影響」という項目がございます。そこのところで、二...全文を見る | ||
○矢島委員 今お聞きしたのですが、サービス産業などの雇用は伸びていませんし、造船大手七社、八六年度で削減した人数二万四千人、あるいは鉄鋼大手五社だけで四万四千人、全従業員の四分の一に達するというような大変な人減らし、合理化をやっている。これは別に構造不況業種に限ったことじゃなくて...全文を見る | ||
○矢島委員 時間がありませんので、もう少しお聞きしたいと思いますが、これで終わります。 | ||
○矢島委員 公述人の皆さん、御苦労さまでございます。共産党の矢島恒夫でございます。 最初に丸尾公述人にちょっとお聞きしたいのですけれども、軍事費と社会保障との問題なんですが、来年度予算について政府原案を見ますと、五・二%の軍事費を伸ばすということです。中曽根内閣から竹下内閣、...全文を見る | ||
○矢島委員 続いて丸尾先生にお聞きしたいのですが、「今後の医療保障を考える」という論文の中で、「高齢化と医療・福祉総合化政策の課題」という論文を読ませていただいたのですが、寝たきり老人のための施策といたしまして政府、厚生省が老人保健施設、いわゆる中間施設、これを二〇〇〇年までには...全文を見る | ||
○矢島委員 もう一つ丸尾先生にお聞きしたいのですが、寝たきり老人問題なんですけれども、このほとんどが家庭において介護されているというのが現状だと思うのです。例えば訪問看護だとかあるいはホームヘルパーだの、身近に機能する施設を地域にきめ細かにつくっていく、この在宅医療というものを支...全文を見る | ||
○矢島委員 どうもありがとうございました。 並木公述人にお聞きしたいのですが、先ほど十二品目の問題で、いわゆる農産物の輸入自由化の問題ですが、急激な影響を受けるのでこれの補償というものを考えていかないといけないんだ、こういう御意見がございました。 けさの新聞によりますと、...全文を見る | ||
○矢島委員 今生産者の立場ということでお聞きしたのですが、消費者の立場から考えましても、この牛肉、オレンジの輸入自由化というのは大変な問題になるんじゃないかと私思うのです。といいますのは、昨年七月輸入されました冷凍果汁から日本の指定外添加物が出てきた、あるいはその翌月の八月にはオ...全文を見る | ||
○矢島委員 まだちょっとお聞きしたい点もありますけれども、ちょうど時間になりましたので、終わりたいと思います。 | ||
02月16日 | 第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号 議事録を見る | ○矢島委員 提出されております法案、漁業共済に係る保険金の支払い財源の不足の原因として赤潮による養殖ハマチの大量死亡に伴い、こういうわけなんですが、赤潮対策についてはいろいろと御研究だろうと思うのですが、けさほどのニュースで九州大学の研究の中で、赤潮の発生源と言われるプランクトン...全文を見る |
○矢島委員 その報道の中で、有明海とそれから瀬戸内海とを比較したいろいろな発言があったわけなんですが、要するに、ヘドロの問題が実はその中でも出てきたわけです。私ども、この問題については前にも取り上げているわけですが、ハマチを養殖するには、えさとしてイワシやサバなどを使いますけれど...全文を見る | ||
○矢島委員 もう一つ、先ほど同僚議員の方から質問がございましたけれども、養殖ハマチが薬づけだとかTBTOの問題とかということで、消費者である国民の間に大変大きな不安が広がっていると思うのですね。もちろん、いわゆる生けすの網につく貝殻だとか海藻だとかを除去しないと酸欠状態にハマチが...全文を見る | ||
○矢島委員 いずれにいたしましても、厚生省で研究しているのを待つとかなんとかじゃなくて、積極的な対応を水産庁はとってもらいたい。 それからもう一つ、先ほどの質問の中で船底塗料の問題なんですが、これは運輸省だけではなくて、その船底面積からいえば十分の一くらいになりますか、漁船の...全文を見る | ||
○矢島委員 環境庁あるいは厚生省等の結果待ちじゃなくて、ひとつ積極的な対応を水産庁もやってもらいたい、このことを要望しておきたいと思います。 それから、時間がありませんので次の質問に入りますが、実はこれは大蔵大臣いらっしゃれば大蔵大臣にと思ったんですが、政務次官いらっしゃいま...全文を見る | ||
○矢島委員 相沢代議士はきょうの午後の本会議で法務委員長を辞任する、その理由としてこれを挙げているわけですから、本人も責任を感じているんだろうと思うのですけれども、しかし実際に相沢代議士の経歴は、もう多くの国民もこういう人が脱税するのかというような意見まで投書が新聞に載るように、...全文を見る | ||
○矢島委員 どうも納得できませんけれども、極めて時間が切迫しておりますので、最後に一つ政務次官にお願いしたいのです。 キャピタルゲインに対する課税を強化すべきだ、こういうことなんですが、政府税調も原則非課税を原則課税へと強化する方向だということが言われております。こういう状況...全文を見る | ||
○矢島委員 十分に研究、検討されることを望みまして、時間ですので質問を終わりたいと思います。 | ||
02月18日 | 第112回国会 衆議院 本会議 第6号 議事録を見る | ○矢島恒夫君 私は、日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題となりました租税特別措置法改正案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。 今、竹下内閣は、対米公約最優先、軍事費の増大、大企業奉仕を貫く税制を抜本的改革と称して大型間接税による大増税を国民に押しつけようとして...全文を見る |
03月09日 | 第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号 議事録を見る | ○矢島委員 昭和六十三年度税制改正の要綱を見ますと、「税制の抜本的改革との関連に留意しつつ、」以下云々と書いてあります。つまり、今回の租税特別措置法の改正案というのが政府の言う抜本的税制改革と深くかかわっている。そこで、まず大型間接税の問題について質問をしたいと思います。 ...全文を見る |
○矢島委員 「ファイナンス」といえば、大蔵省の広報誌であるわけです。それに現在れっきとした主税局の担当の審議官が書いたものだということになりますと、これは無責任なものではないということははっきりしていると思うのです。そういう点では、この尾崎審議官の言っている内容、いろいろ述べてい...全文を見る | ||
○矢島委員 何をもって平準化されているというようにお考えなのか、何を基準にして平準化と言われているのか、この辺をひとつ。 | ||
○矢島委員 第一分位とか第五分位との比較ということでおっしゃられたわけです。このことは、自民党の政務調査会が「なぜ、今、税制改革か?」という本を出しておりますけれども、その中にも、第一分位と第五分位とを比べるとその差が二・九しかない、だから平準化している、このように書いてあります...全文を見る | ||
○矢島委員 非常に問題のある統計を根拠にして所得平準化論を唱えていられるというところに、私は非常に問題があると思うのです。 国税庁の六十一年の「税務統計から見た民間給与の実態」というのがあります。これを調べてみますと、給与階級百万円以下、平均給与で七十五万円。それから二千万円...全文を見る | ||
○矢島委員 尾崎審議官の「売上税独り語り」もそうですし、今の答弁でもそうですが、戦後間もなくの状況と今とを比べる。尾崎審議官のですと昭和三十年度を例にとりながら、いろいろとこれは社会保障関係費とのかかわりで言っているわけですけれども、三十三年も前のことを比べていらっしゃる。あの時...全文を見る | ||
○矢島委員 なかなかお認めにならない状況でございますけれども、国民生活の実態を本当に御存じないのじゃないかと思わざるを得ません。 所得平準化論と、先ほど私が申し上げた尾崎審議官の社会保障充実論というのがあるわけですが、これも非常に問題だと思うのです。この「売上税独り語り」の中...全文を見る | ||
○矢島委員 何%になるかということについては今の段階では答えられないわけですが、売上税のときに、最初から五%は多過ぎたから今度は二ないし三%が適当だという発言もあります。大蔵大臣は二月六日の予算委員会で、我が党の正森議員の直間比率六対四の見直しで間接税はどれくらいふえるかという質...全文を見る | ||
○矢島委員 主税局長、二月十九日にはあなたもお答えになっているのですね。そのときには十兆三千億円ぐらいと言われたかと思いますけれども、いずれにしろ、直間比率を変えることによってどの程度の税収を上げなければならないかということに対しては、五兆円前後、これが六対四の場合、五対五になり...全文を見る | ||
○矢島委員 そういう状況にあるにもかかわらず、あちこちで政府のそれぞれの人たちがいろいろな発言をしているわけなんですね。そこに大きな問題があるわけです。きちんと委員会で内容を詰めるというような事態よりも先に、いろいろな発言が出る。例えば今の五対五だとかあるいは二ないし三%で導入す...全文を見る | ||
○矢島委員 地方の財務局に具体的な人選についてはお願いしたというふうに聞いておりますが、それはそれでよろしいのですか。 | ||
○矢島委員 幅広くいろいろな階層から選んだということは、もちろん、この公聴会の最大の目的は何といいましても新型間接税導入問題についての意見を聴取するということにあると思うのですが、意見が偏らないよう公述人の選出に配慮した、こういうことでございますか。 | ||
○矢島委員 公聴会の経費がいろいろかかると思うのですけれども、旅費だとか会場費だとかあるいは広報の関係の費用ですね。こういう予算は総理府の方の予算になると思うのですけれども、大蔵省、どのくらいかお聞きになっていますか。 | ||
○矢島委員 総理府の方にお尋ねしましたところ、三千万円以上という予算を使われている。正確に言いますと三千四十三万三千円ですか、こういう予算を使っている。結構必要なものだなと驚いたわけです。こういう貴重な予算を組んで行われている公聴会、また今御答弁にもありましたように、広く国民各層...全文を見る | ||
○矢島委員 まず、百二十一人のうち男性九十七名、女性が二十四名というわけですね。女性の比率でいきますと一九・八%ぐらいになりますか、二〇%を欠けますね。女性が極端に少なくなっている、こういう点がまず一つあるわけです。 それから、今のいわゆる階層別の分け方、職業別の分け方という...全文を見る | ||
○矢島委員 大分いろいろとあっちをくっつけ、こっちをくっつけ、お答えいただいたわけですけれども、税制全般についてやったのだ、もちろんそのとおりだと思います。ただ、新型間接税問題というのは、どこの会場でも公述人の中心的な発言になってきている、これも事実です。 それで、税制全般に...全文を見る | ||
○矢島委員 そうしますと、将来においてもそういう形での集計はやらないのだ、こういうことでございますか。 | ||
○矢島委員 いずれにいたしましても、この地方公聴会は、主催者の政府税調の小倉会長も、これは三月三日の東京の荒川での公聴会終了後の記者会見ですけれども、公述人は各層にわたって広く選ばれているかというと、そうは言えない。選び方が不公平だという批判に対して、何を言っているんだとけんかが...全文を見る | ||
○矢島委員 いろいろ新聞を調べまして、不十分ながら私なりにその発言者数を分類してみたのです。百八十八人の傍聴人の発言について調べてみました。賛成とはっきり言っているのは三十六人、反対が九十四人、どちらとも判断できないあるいはその問題について発言していない、こういう方が五十八人、反...全文を見る | ||
○矢島委員 こういう公聴会でのいろいろな意見というものを十分尊重するという態度はぜひ貫いていただきたい。今の答弁で私、納得するわけではありませんけれども、小倉会長は、二月十三日岩手県の公聴会終了後の記者会見でこういうことを言っていらっしゃる。税調の結論はみんなわかっている、あとは...全文を見る | ||
○矢島委員 それではお聞きしますが、大蔵大臣、所得税の減税をどう考えておられるかということでございます。国民の生計費を見てみますと、最近、地価暴騰と住宅難、こういうものが家計を非常に圧迫してきている。特に、サラリーマン世帯の住宅ローンの返済が増加して、ローン地獄の状態になっている...全文を見る | ||
○矢島委員 大変減税されたような状況をお話しになりますが、それ以上にサラリーマン世帯、特に中、低所得者層の家計というのが苦しくなっている、こういう現状にあると思うのです。 教育費をちょっと見てみました。家計調査報告の速報を見てみますと、全世帯の六十二年の平均が、いわゆる教育費...全文を見る | ||
○矢島委員 昨年度一兆五千億円の減税を行った。しかし、大臣も先ほどおっしゃられましたように、これでまだ十分だとは思っていないからまだいろいろ研究しなければならない。しかし、今回の税制改正では減税の提案はやられなかった。いつ、減税の税制改正の提案をされる予定か、ありましたらお答えく...全文を見る | ||
○矢島委員 一刻も早く減税案を出すべきであるということを主張いたしまして、次の質問に入りたいと思います。 この問題につきましてはもう既に何人かの委員が質問しております石油税の問題であります。従価税から従量税に変えた問題だとか、あるいは八カ月間という臨時的な処置になっているとい...全文を見る | ||
○矢島委員 先ほどの答弁にもありましたとおり、抜本的改革とあわせてこの八カ月間というものを考えたのだ。つまり、今回の石油税の増税措置というものは新大型間接税の導入をにらんだものだ。たばこ消費税の方の増税措置というものを一年延長、これも間接税強化の方向で大型間接税導入の地ならしと考...全文を見る | ||
○矢島委員 どうもはっきりしないわけですけれども、大臣も先ほど言われたように、所得税の減税というのは先送りという形になっている。ところが、急ぐ必要がないだろうと思われる改正、例えば専売納付金制度のもとで三級品と言われていた「エコー」とか「わかば」とか「しんせい」、こういう税率を下...全文を見る | ||
○矢島委員 どうも納得いかないのですわ。税金を下げたけれども、そういう理由で、採算の関係から売り値、小売価格は引き下げられない、こういうことを早急にやったということだろうと思うのですが、今までずっといろいろと答弁を聞いていまして、要するに今回のこの租税特別措置法の改正というのは、...全文を見る | ||
○矢島委員 そこで、優良住宅地の造成のための土地等の譲渡の長期譲渡課税の改正、これによって土地供給がどの程度促進されるのか、その見通しを示していただきたいと思います。 | ||
○矢島委員 相応の効果があるということで提案しているというのですが、促進される見通しだ。ですから、私が聞いているのは、具体的にどの程度促進されるというように大蔵省は考えておられるか、その点なんです。 | ||
○矢島委員 数量的にこのことを示すことはできないというのがその結論だと思うのです。土地税制が地価対策の補完的な役割を果たすものだということは承知しています。しかし、今回改正案は大蔵省が提案しているわけなんです。理由は、先ほども私が申し上げましたように土地の供給等有効利用ということ...全文を見る | ||
○矢島委員 部分的なものでなくてマクロ的という、そういう答弁ですけれども、そういう答弁では本当に土地供給策になるのかどうか、皆目私たちにわからない。つまり、この改正によって税収はどうなるのか、マクロ的には出してあっても部分的な計算はしてない、こういう答弁ですから、本当に計算してな...全文を見る | ||
○矢島委員 今度の税制改正は、土地税制が一つの目玉にもなっているわけです。今のこの狂乱物価の中で、政府は土地供給を促進すれば地価は下がると言っている。そこで、この補完的な役割として今度の土地税制の改正が提案されている、こう理解しているわけですが、それならばこの根拠を、きちんとこう...全文を見る | ||
○矢島委員 ぜひ、そのことを資料としていただきたいと思いますので、要求しておきます。 土地税制につきましては、この優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得課税、これは先ほど御答弁にありましたが、特別控除後の譲渡益四千万超の部分の課税二五%から二〇%に引き下...全文を見る | ||
○矢島委員 土地税制の長期分離課税の全体として低税率をさらに緩和するというのは、不公平の拡大ではないかと私は思うわけですが、奥野長官が二月十八日、これは私の本会議での質問ですけれども、そのことを半ば容認するような答弁をされたわけですけれども、大蔵省も、土地供給と需要の適正化のため...全文を見る | ||
○矢島委員 不公平の拡大というようなことにならないことを強く要望いたしまして、残り時間わずかで、新しい問題に入りたいと思うわけですけれども、半端になりますので、ちょっと時間は残っておりますが、質問を終わります。 | ||
03月09日 | 第112回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号 議事録を見る | ○矢島分科員 大臣にお伺いいたします。 東京への一点集中化が急速に進んできている。また、これを促進するというこれまでの政府の施策の中で、首都圏の各県民の生活というものも大変いろいろな影響を受け、いろいろなひずみが生じているということは御案内のとおりだと思うのです。埼玉県におき...全文を見る |
○矢島分科員 いろいろ言われましたが、ぜひ六十四年度補助金カットということをやめるという方向で御努力いただきたいと思うのですけれども、そうしていただけますでしょうか。 | ||
○矢島分科員 ぜひひとつ住民の願いをかなえるためにも御努力いただきたいと思います。 さらに、公共関連施設整備にかかわって、直轄事業負担金のうち、ちょっと埼玉県の道路、河川事業の負担金を調べてみたわけですけれども、六十年のときが百九十四億五千万円、六十三年になりますと、年々増加...全文を見る | ||
○矢島分科員 例えば地方自治体にとりましては、結局のところ後年度負担というのがどんどんふえてきている。埼玉県の臨時財政特例債を見ますと、六十年が五十六億四千万、これに対して六十二年になりますと百三十八億三百万と二倍以上に借金がふえている、こういう状況にありますので、こういう点も含...全文を見る | ||
○矢島分科員 審議会はことしの六月ごろかと聞いておりますけれども、そうでしょうか。 | ||
○矢島分科員 実は、ここにインターチェンジをつくっていただくことは、今開発インターチェンジとして検討中というお話がありましたとおり、埼玉の西、北方面、比企地方だとか秩父地方、こういう地域と、現在既設の花園インターがありますけれども、このルートが一つでき上がるという点や、あるいは県...全文を見る | ||
○矢島分科員 実は、下からの意見や要望を聞くというのは計画に当たっては当然のことだと思うのです。ところが今十次五計の問題で広くいろいろな御意見をお伺いしていると言われたわけなんですが、どうも私のところに入ってくる意見でいろいろなものがありまして、この十次五計では先に五十三兆円あり...全文を見る | ||
○矢島分科員 ここにいろいろそれに関する地方自治体に道路局が昨年の八月の日付で出している文書もあるんですけれども、これは一つの例として、昨年の十二月の地方議会の直前になって国の方から予算要求のバックアップのため別紙、この別紙がここにあります、意見書を上げてほしいという要請が市議会...全文を見る | ||
○矢島分科員 大臣の言われるとおりに進めていただくということが非常に重要だと思います。 もう一度局長に聞きますが、そういう推進に関する意見書を採択するようという働きかけはしなかったと、もう一度確認いたします。 | ||
○矢島分科員 私の方の把握の仕方とちょっと違う点がありますが、このことの問題についてはまた後の機会ということで、時間の関係がありますので、ぜひひとつ下からの意見を大臣の御答弁のように十分聞いて、しかも道路問題というのはあちこちにあるわけですから、そういう道路行政をぜひ進めていただ...全文を見る | ||
○矢島分科員 ぜひそういう方向で地元住民と十分に話し合って合意を得るように努力されることを希望しておきます。 もう一つ、今度は二九九バイパス、二百九十九号線、飯能バイパスでございますけれども、この事業は全長六・八キロメートル、五十六年から工事が開始されていると思いますけれども...全文を見る | ||
○矢島分科員 もう一つお聞きしたいのですが、これは主要県道ですけれども、十八号線の問題です。 所沢の、飯能から入間の途中までは既に完成しているわけですけれども、所沢と入間市の間の工事状況、これについてはどのようになっているかお答え願いたいと思います。 | ||
○矢島分科員 この残る期間で今何か障害になっている、例えば用地買収もあるでしょうけれども、特に何かそういう報告はありますでしょうか。 | ||
○矢島分科員 大臣が退席されましたので、最後に大臣にお伺いしようと思いましたけれども、局長の方で御答弁いただければと思います。 この二百五十四号線、いわゆる川越街道と呼ばれているこの街道の混雑は、特に三芳町から川越の間というのは非常に大変です。これはバイパスをつくっていかなけ...全文を見る | ||
○矢島分科員 大臣御退席でしたので局長の方から御答弁いただいたのですが、最後に、首都圏の人口がふえている地域では道路状況、特に交通渋滞の問題は可及的に対処していただく必要があるということで今お聞きしたわけなんですけれども、そういうものの解消に対する大臣の決意をひとつお聞きして、終...全文を見る | ||
○矢島分科員 そのことをお願いしまして、質問を終わりたいと思います。 | ||
03月18日 | 第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号 議事録を見る | ○矢島委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、租税特別措置法の一部改正案に対する反対討論を行います。 まず第一に、本案は新大型間接税導入の地ならしであり、そのための布石であって、国民の切実、緊急な要求にこたえるものではないということです。当面早急に実施すべき措置と言うなら...全文を見る |
03月22日 | 第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号 議事録を見る | ○矢島委員 伊藤長官にお伺いいたします。 先ほども話題になりましたけれども、十年前、昭和五十三年の第八十四国会であったと思いますが、我が国の原子力行政始まって以来の原子力基本法についての大改正が行われた。当時の状況を振り返ってみますと、分析化学研究所データ捏造事件だとか、ある...全文を見る |
○矢島委員 今の答弁の中で二つの重大な問題があると思うのです。一つは、通常の運転だと言われましたね。いわゆる原子力発電というのは、一定の出力で運転しているときが燃料棒への影響というのは一番少ない。だから通常二週間なら二週間以上かけて出力を上昇させていく、こういうやり方をとっている...全文を見る | ||
○矢島委員 その上げ下げが問題なんです。その問題にだんだんと入っていきたいと思うのですが、その前に伊藤長官にちょっと質問したいのです。 この伊方二号炉の実験を前にして、地元の住民、それから原子力研究者やマスコミがこの種の実験の危険性というもので、いろいろとお耳に達していること...全文を見る | ||
○矢島委員 この出力調整試験、これにかかわるところの安全だという裏づけ、つまりいろいろな分析データ、こういうものはどういうふうに今現在蓄積されているのか、その辺を。 | ||
○矢島委員 常々ノルウェーの重水炉であるハルデン炉、こういうところの研究結果が蓄積されているというような話をするわけでございますけれども、我が国の発電用軽水炉で出力調整運転が安全だとして実施することは、こういう外国のいろいろな試験結果ではなくて、我が国独自の研究体制というものが非...全文を見る | ||
○矢島委員 安全審査上のデータの問題なのですけれども、原発がいわゆる基底負荷運転で例えば冷却水漏れだとかポンプの事故、そういう事故が起きたという場合を想定して、基底負荷での運転というものでの事故解析や安全審査をしてきた。今回のように、出力調整試験にも基底負荷の運転を当てはめて安全...全文を見る | ||
○矢島委員 いわゆる出力を上げるとき下げるとき、そこの問題なんです。盛んに通常運転、通常運転ということを言われて、一〇〇%から五〇%に下げるのだから安全性があるというようなお話もありましたけれども、長官、一月二十五日の愛媛新聞で四国電力がこの実験についての意見広告を出しているので...全文を見る | ||
○矢島委員 その中に書かれていることなんですけれども、「十分間で五〇%の出力変化を行っても十分安全性が保てるようになっており、そのことは国の安全審査で認められています。」となっているわけです。 そこでお伺いするわけですけれども、この伊方の原発安全審査書、私ここへ持ってまいった...全文を見る | ||
○矢島委員 四国電力は二月二十二日に記者会見をして、出力調整運転試験結果というものを発表したのです。その「まとめ」のところに「今回の試験結果および前回の試験結果から現在の設備を使っての「一二―三―六―三運転」は実施可能であることが確認された。」と書いてある。 そこで通産省にお...全文を見る | ||
○矢島委員 時間が来ましたので最後の質問になりますけれども、この伊方二号炉はそろそろ定検に入るのだろうと思うのですが、この定期検査に入れば燃料棒をいろいろと引き出して検査もある。ぜひその検査結果を公表する資料をもらいたいのです。伊方の二号炉の定検の中での燃料棒における検査結果、も...全文を見る | ||
○矢島委員 時間になりましたので、終わります。 ────◇───── | ||
03月31日 | 第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号 議事録を見る | ○矢島委員 私は、前回当委員会で伊方原発の出力調整試験について質問したわけですが、時間がなくなりまして途中で終わっておりますので、まずそのことで内田委員長にお聞きしたいのです。 委員長、あなたは二月十日に「四国電力(株)伊方発電所二号炉の出力調整運転試験について」という談話を...全文を見る |
○矢島委員 その談話の中で、「通商産業省から説明を受け」こういう文字が入っているわけですけれども、通産省のこれこれこういうことで安全だという説明を受けたからといって、ああそれでは安全だとこういう談話を発表されたのでは困るわけでして、やはり安全委員会の委員長としてこの問題に対処して...全文を見る | ||
○矢島委員 この問題は非常に国民も重大な関心を持っていることでもあり、同時に日経新聞の二月の十九日の報道などによりますと、「出力調整運転の本格化時期をめぐっても、電力業界と原子力安全委員会の見通しは食い違っており、これが混乱の一因にもなった。東京電力や関西電力では、数年先には年に...全文を見る | ||
○矢島委員 いずれにしろ、これだけの国民の重大な関心事ですから、安全の面については十分安全委員会としてチェックしていくということを要求するわけです。 そこで長官にお聞きしたいのですけれども、この出力調整試験中にポンプや弁に故障が起きたとき、どのように安全を確保するかの安全研究...全文を見る | ||
○矢島委員 出力調整運転中に起きた例えばポンプの故障、弁の故障、こういう問題等については包括的なほかの安全点検の中の一部であるから、とりわけその出力調整運転中の事故ということでの研究はされてない、こういうことでございますね。私、指摘したいのは、原子炉開発の手順といいますか、この出...全文を見る | ||
○矢島委員 ところで、そのことが東海村に連絡されたのは翌日九日の十時ごろと聞いております。しかし、その十時ごろの連絡のときに動燃は、八日の午後十一時に村当局に連絡したことにしてくれと言ったと聞いているのですが、この事実関係はどのように把握していらっしゃいますか。 | ||
○矢島委員 このことは極めて重大な問題が含まれていると思うのです。事実関係をぜひ解明すると同時に、こういう事故は、実際に八日の十一時ごろに村当局に連絡したというのが表の報道になっているわけですが、起きたら直ちに関係機関に通報連絡すべきだと思うのですが、いかがですか。 | ||
○矢島委員 いずれにしろ、そういう諸関係機関に対する連絡をきちんとやってもらうということが必要かと思います。 動燃はどうも公開ということでいろいろと問題があるようなのですが、今月の二十六日に我が党の福井の県会議員と住民の代表が福井県と動燃の福井県事務所に申し入れを行いました。...全文を見る | ||
○矢島委員 ここに一九八六年十月の日本原子力学会誌がありますが、その中でも「ATRの負荷追従運転」という項目がありまして、主蒸気隔離弁の全閉試験のときに出力調整についてのいわゆる「日負荷追従運転モードを模擬した制御特性の評価を行なっている。」こういうのがありますから、行っているこ...全文を見る | ||
○矢島委員 いずれにいたしましても、報告不要の部分だというお話ですが、伊藤長官も伊方の問題のときに、よく地元の理解を求めるような対策が必要なんだということを言われたわけですし、ぜひこういう問題についても、公開の原則ということをきちんと守って住民に知らせていくということが非常に重要...全文を見る | ||
○矢島委員 いろいろと言われましたけれども、要するに、この第三条の二項から考えられることは、アメリカの国家安全保障にかかわるということの理由で停止することができる。その話し合いそのほかは別としまして、そういうことができるという条項だというようになっております。 また、もう一つ...全文を見る | ||
○矢島委員 日本の責任範囲外でもそういうふうなことだということでよろしいですね。 | ||
○矢島委員 我が国の原子力基本法は、言うまでもなく原子力の研究、開発、利用というものは平和目的に限る、こう基本方針を明らかにしております。いわゆる原子力平和利用三原則というものをうたっているということは伊藤長官も御承知のとおりでございます。ところで、この協定では、日本の核燃料サイ...全文を見る | ||
○矢島委員 この日米新原子力協定の内容そのものの中で、国家安全保障ということが相当重点的に入ってきているわけですから、そういう点については非常に重要な問題としてとらえなければならないと思うのです。 そこで、これは長官にお聞きしたいのですが、協定本文の第一条のところで「秘密資料...全文を見る | ||
○矢島委員 そうしますと、日本では原子力の軍事研究は行わないことの保証として、一切の情報の完全な公開と国民への周知ということが原子力基本法にあるわけですから、当然今日情報はすべて公開されていると言っていいですね。 | ||
○矢島委員 そこで、また本文第一条の(j)のところですけれども、「機微な原子力技術」という項目がございます。つまり「機微な原子力技術」ということで秘密になるわけですけれども、このことは原子力基本法との関係で言えば重大な問題だと思いますが、いかがですか。 | ||
○矢島委員 「機微な原子力技術」ということで濃縮、再処理あるいは重水生産施設の技術移転の禁止が加えられたわけです。一方、または両方の当事国政府の指定するものならばすべてそれらの条項に当てはまるとされている。このことはまさに原子力基本法を形骸化するものである、こう言わざるを得ないの...全文を見る | ||
○矢島委員 やはり基本法の第二条が制定された歴史的な経過を見ましても、我が国が被爆国であるということから当然の対応であったにしても、この自主、民主、公開という問題は非常に重要な問題ですし、この「機微な原子力技術」ということでの公開の原則に抵触するようなことがあっては大変だというこ...全文を見る | ||
○矢島委員 そう言われますけれども、さらに拡大される可能性も残してあり、またその可能性も十分にあるのではないかと思うのです。 お聞きしたいのは、核物質を厳重に管理するということはもとより当然でありますが、問題なのは、この核物質防護に名をかりた人間管理にかかわる問題だと思うので...全文を見る | ||
○矢島委員 時間でございますので、最後に長官に。 今答弁をいただいたわけですが、そういうことで問題になるのが原子力施設で働く人たちの基本的人権の問題で、いやしくも人権を侵害するようなことがあってはならないし、同時に研究者の研究の自由というもの、これも保障されていかなければなら...全文を見る | ||
○矢島委員 終わります。 | ||
04月14日 | 第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号 議事録を見る | ○矢島委員 私は、適正な核物質防護は必要であるという立場から、伊藤長官にお聞きしたい。 まず、核物質防護における基本的な考え方の問題ですけれども、広島、長崎の原爆体験を持つ日本国民の核物質に対する厳重な管理、それから健康及び安全確保の要求は、ほかの諸国民よりも広く、かつ深いも...全文を見る |
○矢島委員 長官も同じ考え方かどうか、ひとつ……。 | ||
○矢島委員 そこで、核物質の管理あるいは国民の健康と安全には、何よりも実際に原子力に携わっている人たちの協力というものが欠かせないものだと思うのですけれども、この点はいかがでしょう。 | ||
○矢島委員 基本的には、そういう原子力に携わる人たちの協力というものが必要だというお答えだろうと思います。 そこで、科技庁としては、こういう原子力施設に働く人たちの協力というものについて具体的にどういうやり方か、お考えがあればお聞かせいただきたいのです。 | ||
○矢島委員 もちろん事業者とそこに働く人たちとの関係ということにもなってまいりますので、ひとつ科技庁といたしましては、よく現場の意見を聞きながら事業者もやっていくという方向での検討をぜひお願いしたいと思います。 次に入ります。 私は、三月三十一日のこの委員会で新日米原子力...全文を見る | ||
○矢島委員 今御答弁された最初の部分については、現在やっている状況と同じだろうと思うのですけれども、今後どのような基準で実施するかということについて、今回出されております改正法の中には、この具体的な核物質防護区分とか水準が明示されてない。現在科技庁が所掌している事業所で実施してい...全文を見る | ||
○矢島委員 ここに原子炉等規制法の規制にかかわる事業所の一覧があるわけですけれども、これらの二十四の事業所がそれぞれ取り扱う核燃料によって事業所ごとに防護規則が違っているわけです。原子力委員会が決定したところの基準というものをベースと考えていくということになれば、昭和五十六年の三...全文を見る | ||
○矢島委員 それで、もう一つ資料で原子力委員会の専門部会の方がつけられて配られたわけなんですけれども、そうしますと、今私が質問した部分について結局このとおりだ、こう考えてよろしいかという質問です。これがさらに検討の材料として出されたのか。 | ||
○矢島委員 現在の検討段階ということですので、これをベースにして検討中、こういうことだと思います。細目については検討中ということですが、先ほど私、いわゆる労働基本権やプライバシーの問題を質問の中で述べたわけなんです。この細目どおりということで検討中ということになりますと、そういう...全文を見る | ||
○矢島委員 ベースにしながら細目については検討中ということで、今局長は懸念がない、こういう答弁をしたわけですけれども、検討中という状況にあっても、そのことははっきりと答弁できる状況で検討中だというふうに理解してよろしいですか。 | ||
○矢島委員 私、先ほどIAEAの第Iカテゴリーの内容を細かく述べましたのは、結局今度の、第一群から第三群までに分けてあるわけですけれども、それらの三つの区分すべてがこのIAEAの第Iカテゴリーとほぼ同じ内容になっている。専門部会報告書というものが検討のベースですが、となると人権侵...全文を見る | ||
○矢島委員 そこで、そのことをどうのこうのということじゃなく、それは非常に重要な部分ですからぜひ調べていただくとして、そういうプライバシーやそのほか人権を侵害するような懸念はないのだ、こうおっしゃられますので、ひとつ私が指摘したような懸念、そういう基本的な人権にかかわるような問題...全文を見る | ||
○矢島委員 ぜひそのことは強く要望しておきたいと思います。 次に移ります。これは「原子力工業」という月刊誌の一九八二年十二号ですけれども、この中に元外務省国連局原子力課の本園さんという方の「「核物質防護条約」の意義と問題点」、こういう文章が載っております。この中に条約に伴う国...全文を見る | ||
○矢島委員 おくれた理由についての一つは刑法の問題、これは何回もお聞きしていますが、それは一つであって、おくれた理由としてもう一つあったのです。それが本園さんが書かれた文章の中に、原子力基本法第二条とのかかわり合いとして書かれているのだろうと思うのですね。局長、経過については御存...全文を見る | ||
○矢島委員 私がお聞きしたいのは、どういう経過で問題ないとなったのかということをお聞きしたいのですが、局長はそういうところについての細かいことについては御存じないようでございます。またの機会にそういう点については明らかにしていきたいと思いますので、先へ進めます。 今引用いたし...全文を見る | ||
○矢島委員 三月三十一日のこの委員 会におきまして、私、最後の方でしたけれども、伊藤長官にいわゆる基本的人権、それから学問、研究の自由ということについて御質問申し上げたわけですが、そのとき長官は「基本的人権はあくまでも守らなければなりませんし、また研究の自由、学問の自由もこれまた...全文を見る | ||
○矢島委員 なぜ私が改めてまたそのことについて長官にお聞きしたかといえば、以前日本原子力研究所が、中島篤之助氏の事故論文問題というので厳重注意という処分をしました。これは学術会議の学問・思想の自由委員会で、当局の措置というのは不当であると判断されました。もし核物質防護対策の名のも...全文を見る | ||
○矢島委員 例えば日本原子力研究所の場合、原研だけでなくて関係する大学とか研究所、そういったところの研究者も十分に知り得る状況でなければ、科学技術そのものの進歩ということは期待できないわけです。憲法二十三条の学問の自由あるいはユネスコ勧告の内容からしても、このことは原子力研究に携...全文を見る | ||
○矢島委員 ぜひそういうように、みだりに拡大していくようなことのないように指導されたい、このことを要望しておきます。 次に、核物質の防護ということにとって非常に重要視されなければならないことは、原子力施設で働く人との信頼関係、こういうものが重要だろうと思うのですけれども、この...全文を見る | ||
○矢島委員 確かにそこで働いている人たちとの信頼関係というのは、いわゆるソフト面におきましては非常に重要なウエートを置くだろう、こう思います。ところがこの日本原子力研究所では、大体昭和四十三年ごろから、そこで働く人たちとの間でいろいろと問題を起こしております。特に十年前、写真つき...全文を見る | ||
○矢島委員 先ほど来、信頼関係の問題をお聞きした上でこの問題をお聞きしたのは、世界各国当たり前のことだとおっしゃられましたが、やはりそういうような変更を行うときには、職員への説明とかそういうものは事前になされてしかるべきだ。地労委としてもそういう面を考慮したんだろうと思うのですけ...全文を見る | ||
○矢島委員 御答弁のように、原子力施設における労働者のいろいろな権利、こういうのは侵害されてはならないし、労働三権というのはしっかりと保障して、同時に基本的人権、特に思想、信条あるいは表現の自由、そしてプライバシーは決して侵してはならないものだ、この点は既に長官はそのとおりだとお...全文を見る | ||
○矢島委員 ごとに行うということはその事業所で一人、こう判断してよろしいですね。 | ||
○矢島委員 きょう配付していただいた府政令資料、これの五と六の項目にあるわけですね。核物質防護管理者の選定は事業者が現在の職員の中から選出する、こういうようにこの資料を読んでよろしいですか。 | ||
○矢島委員 そういう御答弁ですので、警察のOBだとかあるいは自衛隊のOBがその管理者になるということはない、こういうことでございますね。 | ||
○矢島委員 この防護管理者の責任範囲はどういう内容になっておりましょうか。 | ||
○矢島委員 日常監視するという部分が出てまいりましたが、この防護管理者の権限といいますか、こういうものはどういうところに……。 | ||
○矢島委員 次の質問に移ります。 これも既にほかの委員からの質問があった問題で、確認的な内容になりますが、改正案七十六条の二の「特定核燃料物質をみだりに」の問題です。「取り扱うことにより」という文章があるわけですが、この「みだりに」ということは、犯罪構成要件を規定するに当たっ...全文を見る | ||
○矢島委員 本来平和利用のもとでの核物質の管理ということは、日本独自でいろいろつくり出されるべきものであると思います、自主性を貫くという点で。その点、最近アメリカからいわゆる核不拡散の問題等の中でいろいろと働きかけがある、このように聞いておりますが、きょう長官からもまた局長からも...全文を見る | ||
○矢島委員 終わります。 ───────────── | ||
04月19日 | 第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号 議事録を見る | ○矢島委員 参考人の先生方、本当に貴重ないろいろな御意見ありがとうございました。 中島参考人にお聞きしたいと思います。 先生の御意見の中で軍事用核物質の管理の問題を指摘されました。いわゆる軍事用防護と我が国のように平和利用だけに限定されている国とでは、防護というものにおの...全文を見る |
○矢島委員 続いて中島参考人にお聞きしますが、先生から府省令にゆだねられた部分が多いということについて御指摘がございました。先生、現段階におきましてどういうことが懸念されるか、またそのための措置としてどうあるべきか、その辺のお考えをお聞きしたい。 | ||
○矢島委員 残りの時間が少ないので、まことに申しわけございませんが、引き続いて中島参考人に、少し大きな問題になりますので時間内で無理にお願いする形になりますけれども、私たち日本共産党は核兵器の廃絶というのは緊急な課題だ、このように言い続けております。この核兵器と核物質防護との関係...全文を見る | ||
○矢島委員 終わります。 | ||
○矢島委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部改正案に対し、賛成の討論を行います。 賛成理由の第一は、核物質が盗取されることを防止することや、原子力施設または核物質の輸送に対する妨害や破壊行為に対して、国民の平和と安...全文を見る | ||
04月20日 | 第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号 議事録を見る | ○矢島委員 まず、財政再建の問題でお尋ねいたします。 |
○矢島委員 既に各委員からいろいろと財政再建問題等については質問がなされているわけですけれども、主要先進国の財政再建目標の到達状況ということでお聞きしたいのです。 アメリカは財政収支均衡法によりまして一九九三年公債依存を脱却という目標を掲げました。西ドイツでも目標が強化されて...全文を見る | ||
○矢島委員 それぞれ努力している状況がありますけれども、いずれにいたしましても、アメリカにしても西ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、こういう国々を見ましても、一九七五年以降累積債務額というのは急増しているわけです。アメリカはこの間約四倍以上になりましたか、一万八千百三十三億ド...全文を見る | ||
○矢島委員 各国のいろいろな状況の中で、軍事費の増加、それから財政赤字そのものが今日のような累積債務額を急増させているという点を調べるために、そのようにどのくらいの割合を持っているかを調べてみたわけです。 そういう中で、日本の現状につきまして、六十五年目標に対しましてはそれぞ...全文を見る | ||
○矢島委員 そこで、助っ人の一人であるところのNTT株売却益の問題をちょっとお聞きしたいのですが、昭和六十年国債整理基金特会法の改正によりまして、これを国の負債である国債償還の財源に充てることを決めたわけです。ところが、昨年百九国会で、これを放棄しまして、民活事業などに無利子融資...全文を見る | ||
○矢島委員 Cタイプの民活タイプ、実際には五十億ですか、五百三十億使い残しがある。なぜそうなったかということについては、どうもはっきりしない面があるのですが、さらにこのCタイプですけれども、今年度は新たに一千億円ということで、使い残しと合わせますと一千五百億円以上、例えば船舶整備...全文を見る | ||
○矢島委員 先ほど来論議されておりますように、引き続き厳しい財政状況の中で、六十年のときに決定したいわゆるNTT株の売却益の赤字国債の償還、こういうことが極めて重要なことだということを申し上げておいて、次に、国民負担率の問題であります。 これも先ほど御質問がありましたが、大蔵...全文を見る | ||
○矢島委員 これは朝日新聞ですけれども、 「ある程度上昇」の度合いについて「基本的考え方」は試算していないが、やがて西欧並みの五〇%に近づくことになる。というのは脱負担率は十年前の五十三年度に比べ四・九ポイント上昇し、今後も似たようなベースで上昇すると見られるからだ。また社会...全文を見る | ||
○矢島委員 政管健保もまたまた引き続いて六百五十億円削減、十割給付を九割給付にして黒字だということですけれども、十割給付に戻したところでその財政影響というのはさほど大きな額ではないと私思うのですが、こういう福祉を、いわゆる先進国病などと呼んで自助自立の日本型福祉論、低福祉高負担、...全文を見る | ||
○矢島委員 いずれも協議されているのでということでお答えいただけないわけですけれども、いずれにしろ、政党間の協議であっても、減税問題となりますと大蔵大臣の考えを無視して決められないと思いますし、また仮に無視したとしても、大蔵大臣は執行の責任があるから関係なしでは済まされないわけで...全文を見る | ||
○矢島委員 基本的には大臣もこの総理大臣と同じ考え方だ、このように理解してよろしいですか。 〔委員長退席、中川(昭)委員長代理着席〕 | ||
○矢島委員 いずれにしろはっきりしないわけです。まあ御協議中ということになるわけですけれども、こういうわかりにくさというのが国会の正規の機関外で行われておるということ、あるいはまた、新聞にも報道されましたが、玉虫色の合意ということで文書が出されましたが、当事者しかわからない、こう...全文を見る | ||
○矢島委員 新型間接税導入によるところの増税分、それからこの素案に出されているところの内容が極めて明確でない部分がございますけれども、減税分、これを各分位別に計算して、いろいろ仮定を設けなければなりませんけれども、その結果を全国税の労働組合が発表したのですね。資料としてお渡しすれ...全文を見る | ||
○矢島委員 いずれにいたしましても、試算のしようがない状況の中でどんどん新大型間接税の内容が突っ走っているというような状況も一方にはあるということ、これは重大問題だということ。同時に、中堅サラリーマンが本当に減税になるのかどうかというのは極めて心配していることなのですから、きちん...全文を見る | ||
○矢島委員 答弁にあったように、差別はしていないと、また八級ポストの昇任問題につきましても、今までのお答えと同じようなお答えが返ってきたわけです。常に適正な見直しを行って十分やっていきたい、こういう答弁をされるわけですけれども、現実にはなかなか是正されずに同じようなことが毎年残っ...全文を見る | ||
○矢島委員 私は、その理由として、先ほど来いろいろともっともらしいことを言っておりますけれども、考え方の根本、基本に、全国税労働組合を敵視する考え方があるのではないか、こう思うわけです。国税庁は全国税労働組合を敵視するような労務政策を根幹に据えているのではないか。いかがですか。 | ||
○矢島委員 もちろんイエスと言ったら大変な問題になりますので、否定されました。しかし、私はここに全国税労働組合を敵視するところの根拠があるわけです。 そこで質問するわけなんでございますが、昭和四十七年二月三日から四日にかけて関東信越国税局では全管署長及び副署長会議が開かれたと...全文を見る | ||
○矢島委員 その会議でこういうことが報告されているわけです。 全国税の組織拡大運動について、別添文書を熟読のこと。匿名組合員が専門官から新入職員に至るまで幅広くいるので注意せよ。総務課長会議でよく説明しておいたが、全国税は不当労働行為を摘発しており、また、マル生反対闘争など...全文を見る | ||
○矢島委員 私がこういう文章を創作できるわけがないわけで、事実そういうことがその会議の中で伝えられているわけです。 そこでもう一つ、同じ昭和四十七年ですか、三月二十一日には、埼玉、群馬、これは熊谷市で行われました。同じ日に栃木、茨城ブロックの署長が下館に集まりました。三月二十...全文を見る | ||
○矢島委員 その内容については御存じでしょうか。 | ||
○矢島委員 こういうことがそこで言われているわけなんです。 (税大普通料卒業生の)着任日と署への配置については、局は○月○日の午前中に、関信国税本部に連絡する。署は同日の午後、関信国税の支部長に連絡をすること。また、念のためその四日後には、関信国税支部の青年部長にも連絡され...全文を見る | ||
○矢島委員 私ここにその七月二十九日で極秘の判が押してあるのがありますので、これを次長にちょっとお渡ししたいと思いますが、よろしいですか。 | ||
○矢島委員 中身はこちらにありまして、実はそれはそういう会議が招集されたという事実をあらわし、会議の日程やそのほかすべて決まっているわけです。その中でこういうようなことが伝えられているのです。 特殊職員((注)全国税組合員のこと)から組合用務その他の理由で年次休暇の承認申請...全文を見る | ||
○矢島委員 ぜひきちんと調べていただきたいと思うのです。古いことでなかなかという点もあろうかと思います。文書を焼却されている部分というのがあるかもしれません。しかし、残っている文書があるかもしれません。それからまた当時その会議に出席された方もいらっしゃると思うのです。ぜひそういう...全文を見る | ||
○矢島委員 ぜひそういうことと同時に、先ほど来いわゆる差別とかそういうものは行ってないということですが、意識的ではなく無意識的な部分でそういうのが出てくるというような事態については、これはもうそうだとしても直ちに是正されるべきことであると思うのです。そういう点についてはいかがです...全文を見る | ||
○矢島委員 税務署に働いている人たちが次長の言うように希望を持って働くことができるようにすること、こういうことがやはり職場の能率を上げることでもあるし、同時に職場の雰囲気というものをよくしていくことだと思うのです。 そこで大蔵大臣、今までずっと私は次長と話し合って質疑してきた...全文を見る | ||
○矢島委員 あと私は政府税調の公聴会の問題でお聞きしようと思ったのですが、時間が非常に切迫してきて極めて中途半端な質問になる可能性があります。同時に、実は私、政府税調の公聴会の内容につきましては、前の本委員会で第一次の公聴会の内容等について質問したわけであります。例えば女性の比率...全文を見る | ||
04月22日 | 第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号 議事録を見る | ○矢島委員 私は、財確法案に関しましても総理の御意見などお聞きしたいのですが、時間が二十四分間でございますので、一番伺いたいところから入らせていただきます。 いわゆる課税ベースの広い間接税、私どもは大型間接税と呼んでおりますけれども、総理は十七日静岡県の熱海市のホテルで開かれ...全文を見る |
○矢島委員 打ち消されるという形ですと少し強いのでと御答弁いただいたわけですが、総理も、旧制中学校時代ですか、化学をやられたと思うのです。それで、リトマス試験紙を使いながら酸性の溶液とアルカリ性の溶液、これをまぜていきますとそのうち塩と水になってこれが中和だ、こういうように勉強さ...全文を見る | ||
○矢島委員 参議院での論争を私もここでやるつもりはございませんが、あのときは恐らく参議院でマルクスのことまで出て御論議されたと思うのですが、私のお聞きしたいのは、中和という問題、今おっしゃられたようなことでお考えだということですが、今度の素案を見たときに、まず一つは、今まで税金の...全文を見る | ||
○矢島委員 国民が竹下総理が言っていることがいいかなと思うか私が言っていることがいいかなと思うかは、それは国民の皆さん方の御判断でございますが、もう一つつけ加えますと、簡易ということで六つの段階にしていくというお考えを今お答えになりました。素案によりますと、五百四十二万円の層まで...全文を見る | ||
○矢島委員 ですから、人的控除の引き上げということが言われたり、私の試算も思い切って七万円ぐらいは人的控除を引き上げるということで試算はしてみております。ただし、そういうものはいずれも仮定の問題だと。ただ、主税局長にお願いしたのは、そういうことではなくて、現在一兆三千億円は一応試...全文を見る | ||
○矢島委員 ややいかがかなという感じだと言うのですが、私の時間がもうほとんどなくなってまいりますので、その問題についてはまた後ほど論議しながら、総理、できるだけいろいろな資料の中で論議していくというのは基本的に重要なことだと思うのです。ただ、現在の段階では税調の方でということです...全文を見る | ||
○矢島委員 いずれにしろ、まず導入するのに導入しやすく広く薄くやっておいて、税率というものをいつでも上げられるのだというような発言にとらえている新聞もあるし、いろいろでございますけれども、先に間接税導入ありき、こういう方向へ今行っているという点を私指摘せざるを得ないわけなんですが...全文を見る | ||
○矢島委員 時間がなくなりました。いずれにしろ、初めに大型間接税ありきということでいろいろと作業が進められているという点、同時に、先ほど来逆進性の中和という問題について、私もそれぞれの内容について質問したわけですが、残念ながら十分私納得するような御回答になっていない。またの機会に...全文を見る | ||
○矢島委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、昭和六十三年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案及び同修正案に対し、反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、財政危機を引き起こした政府・自民党、財界の責任とその根本原因についてであります。 ...全文を見る | ||
04月26日 | 第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第7号 議事録を見る | ○矢島委員 近藤先生にちょっとお聞きしたいのですが、四月二十一日の百四回総会、内容に関しては憂慮すべき点が少なくない。とりわけ私は、安保条項の問題が秘密扱い、公開の原則との関係で非常に重要な問題ではないか、このように考えておるのですが、この声明は基本的にはそういう条項が入ることは...全文を見る |
05月11日 | 第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号 議事録を見る | ○矢島委員 企業内容開示制度についてまず最初にお伺いしたいのですが、いわゆるディスクロージャー制度ということでございますけれども、今回の証取法の改正を見ますと、手続面の簡素化ということで、発行登録制度、一括登録制度というのを導入しよう、また届出については参照方式を導入しようとして...全文を見る |
○矢島委員 そうしますと、省令に該当する企業四百社ぐらい、これは相当メリットがあると思うのですけれども、どういうメリットがあるのでしょうか。 | ||
○矢島委員 機動的に資金が調達できるというメリットもあるし、いわゆる手続コストというのも安く済むだろう、こういうことだろうと思うのですけれども、このような改正は、投資者、発行者双方の状況、言うなれば市場環境が整ってきたということだろうと思うわけです。つまり、早い話が今日の財テクブ...全文を見る | ||
○矢島委員 このディスクロージャーという制度は、そもそも投資家に投資判断に関して必要な情報を提供すること、同時に、企業の不正行為を抑制するという機能も副次的な機能としてあると思うのです。今回のように非常に簡素化することによって、一つは大衆投資家は不便になるのじゃないか、つまり投資...全文を見る | ||
○矢島委員 後半の問題なんですが、副次的機能と私言いましたけれども、不正行為抑制機能といいますか、要するに大蔵省のチェックという点でいろいろ問題が起きないだろうか、この点についてはいかがでしょうか。 | ||
○矢島委員 問題がないということですけれども、このディスクロージャーの手続簡素化というものの恩恵を受けるのは、先ほど一応基準というもので考えていらっしゃる四百社ぐらい、いわゆる大企業だと思うのですね。現在投資家に最も必要な情報というものも公開されてないのじゃないか、こういう観点か...全文を見る | ||
○矢島委員 いずれにしろ大企業は社会的にも責任があるわけですから、本来広く国民にディスクローズされるべきものだと私は思うわけです。 それからもう一つ、今度はさらに投資家に情報を与えるという意味からのセグメントの問題があるかと思うのです。このセグメント情報の充実ということで検討...全文を見る | ||
○矢島委員 このセグメント情報につきましては、発行者の方も、また利用者の方も、何かアンケート等の集約の結果では「望ましい」という結果が出たと聞いておりますが、そのように理解してよろしいでしょうか。 | ||
○矢島委員 現在の有価証券報告書でわからない点が多々あるわけですけれども、そういう点で、このセグメント情報の充実というもの、私も必要だと思うわけです。ぜひ前向きの結論を出すよう希望するわけですが、今のお話ですと、企業会計審議会で検討中、五月かそのくらいには結論を出すようにというこ...全文を見る | ||
○矢島委員 宮澤大蔵大臣にいわゆるディスクロージャーの制度の問題で最後にお聞きしたいのですが、やはりこういうディスクロージャー制度というものを国民に開かれたものにしていくということが非常に重要ではないかと私は思うわけなんですが、大臣、この点についてはどうお考えか、一言お願いしたい...全文を見る | ||
○矢島委員 次に、証券行政関連で幾つか質問をしていきたいと思うのですけれども、民間信用調査機関の帝国データバンクが、一昨日、六十二年一月から十二月の法人申告所得のランキングを発表しております。証券会社は銀行とともに財テクブームを反映して大幅に所得を伸ばしているという現状がこのラン...全文を見る | ||
○矢島委員 まさに財テクブームの反映だと思うわけでございますけれども、そういう中で、証券会社では特に投資信託の伸びが非常に著しいわけですね。その投資信託の中でも、公社債を見ますと、五十七年から、特には六十一年から著しく伸びております。株式の方は五十九年から著しい伸びがあらわれてお...全文を見る | ||
○矢島委員 いろいろと言われましたが、ひとつ表面だけでなくて深く見ていただきたいと思うのです。といいますのは、今証券業界では、外国証券会社等に対する東証会員権の開放の問題、あるいは大口売買手数料の引き下げに始まるところの全面的な委託手数料の自由化の問題、さらには債券先物市場の開設...全文を見る | ||
○矢島委員 ほかの企業でもそういう競争に打ちかついろいろな手だてとおっしゃられましたけれども、証券の職場というのはそれが生易しいものではないのですね。そういう点を熟知していないというお話ですけれども、この課せられるノルマというのは、大手ですと月一人当たり二億から三億になるそうです...全文を見る | ||
○矢島委員 局長の耳に入るいろいろなところからという、このいろいろなところが非常にあいまいで問題であると思うのです。というのは、より深くいろいろな情報をやはり知っていただきたい。私の取り上げたいろいろな実例というのは、まさにその証券会社で働いている人から直接聞いて得た資料だという...全文を見る | ||
○矢島委員 もう一つ、証券取引所の問題についてお聞きしたいのですけれども、私はあらかじめ証券局から全国八カ所の取引所の職員数を伺ってきたわけです。ここ数年の取引所の従業員の数を見ますと、東京を除いてほとんどが同じか、あるいは大体が減っているという状況にあるわけです。これは株式市場...全文を見る | ||
○矢島委員 今大企業は大証券本位で、いわゆる東京市場集中の証券行政が進められておると思うのですね。各地方取引所の市場機能の低下というのが問題になっていると思うのです。大蔵省もこの立場で地方の取引所を整理あるいは合理化し統廃合しようというようなことをしているのではないかという声もあ...全文を見る | ||
○矢島委員 大阪の取引所では新たに職員を採用しないようだし、広島で二、三年前になりますか職員を採用しようとしたら財務局からなぜ採用するのかというクレームがついたという話も聞いております。 時間になりますので、最後に大臣にお聞きしたいのですが、今経済全体が東京一極集中という状況...全文を見る | ||
○矢島委員 終わります。 | ||
05月12日 | 第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第8号 議事録を見る | ○矢島委員 科技庁への質問の前に、地元の問題ですが、去る四月二十五日、埼玉県狭山市の工業団地にありますヂーゼル機器狭山工場からシアン化ナトリウムを含むメッキ液流出事故というのがございました。その問題につきまして関係省庁を呼んでおりますので、そのことから質問させていただきたいと思い...全文を見る |
○矢島委員 続いて厚生省にお伺いいたしますが、今般の事故でヂーゼル機器株式会社狭山工場が県民や都民の飲み水を取水する荒川の支流である入間川に垂れ流したシアン化ナトリウムの量はどれほどだったのですか。 | ||
○矢島委員 そうしますと、このヂーゼル機器株式会社がおよそ三十五万人分に及ぶような致死量の毒物を飲み水として取水している国の一級河川に垂れ流したということになるわけです。 環境庁にお伺いいたしますけれども、この流出事故によってどれくらいの被害が魚類その他にあったのか、私、非常...全文を見る | ||
○矢島委員 二千二百五十万円。魚類の量にしたらどれくらいになるかということも大体想像つきますけれども、いずれにしろ、この毒物が一たん流れ出しましたらいかに甚大な被害になるかということ、まさにこのことを見ても一目瞭然だろうと思うわけです。今回の事故で埼玉県では、二百六十万人の県民が...全文を見る | ||
○矢島委員 バルブを締め忘れたという人為的な単純ミスということで、工場外に大量のシアンが流出してしまう。まさにヂーゼル機器の施設はずさんきわまりないのではないか。私も現地調査をやってまいりました。会社の説明も聞いたわけですけれども、このシアン化ナトリウムを含むメッキ液を入れておく...全文を見る | ||
○矢島委員 法の遵守を一般的に指導するという形だろうと思うわけですけれども、ヂーゼル機器のこうしたずさんな施設の改善について、やはり政府としても指導的責任というものを持たなければならないと思うわけなんです。その点極めて重大だと思うのです。 そこで環境庁にお伺いいたしますけれど...全文を見る | ||
○矢島委員 結局、以前にもこのヂーゼル機器株式会社は基準以上にシアンを垂れ流したことがある、そういうことが四十六年の時点であったというわけだろうと思うのですけれども、こういう企業がまた再び重大な事故を今回起こしたわけなんですね。 通産省にお聞きいたしますけれども、このヂーゼル...全文を見る | ||
○矢島委員 先ほどの答弁にもありましたけれども、昭和四十九年のときの事故、これは別会社の和光純薬という会社ですけれども、この入間川の対岸にあるわけです。そこから同じような状況の中でやはりシアンが大量に入間川に流れ込む。そのときにも事故の再発を防止するためにというのでいろいろやって...全文を見る | ||
○矢島委員 ヂーゼル機器狭山工場から改善計画書なるものが県の方に提出されたと聞いておりますが、それは通産省の手にあるのでしょうか。 | ||
○矢島委員 そうしますと、狭山工場の今回の事故にかかわる改善について、今どのようになっているかは通産省は把握していない、こういうことですか。 | ||
○矢島委員 環境庁はこの問題について現在どういうふうに検討されているか。 | ||
○矢島委員 ぜひ二度とこのような事故が起こらないための万全の改善策を指導していただきたいと思います。 そして、実は私、先日全国鍍金工業組合の代表の方からいろいろとお話を聞いたわけですけれども、シアン等を取り扱う中小企業の方々は、大変厳しい営業の中で事故防止のためのさまざまな対...全文を見る | ||
○矢島委員 ぜひそういう方向で今後とも当たっていただきたいと思います。各省庁の皆さん、どうもありがとうございました。 科学技術庁にお伺いいたしたいと思います。 当委員会では、先日近藤学術会議会長と内田帝人理事を招きまして、日米科学技術協力協定の参考人陳述を行ったわけであり...全文を見る | ||
○矢島委員 懸念する部分がないというふうならばよろしいのですけれども、この安保条項を入れるということについていろいろと日米間の交渉で難航したという新聞報道がございます。つまり、アメリカの安全を保障するため、本来公開して進められるべき科学技術の研究に秘密の網がかぶせられるということ...全文を見る | ||
○矢島委員 時間がありませんので、この問題につきましてはさらに別の機会に質問していきたいと思うのですが、もう一つの問題に入ります。 大筋合意された今回の協定の合意事項の骨子というのを見ますと、今回新しく「知的所有権の効率的な保護と適正な配分を取り決める。」こうなっておるわけで...全文を見る | ||
○矢島委員 そうしますと、ケース・バイ・ケースということになりますと、アメリカの意向によっては、アメリカにおける国際協力の成果の実施権がアメリカのみの手に入る、つまり日本の科学者の権利を否定するものになるという重大な問題があるのではないかと思うのですが、この点はいかがですか。 | ||
○矢島委員 最後に長官にお聞きしたいのですけれども、今答弁がありましたように、日本の科学者の権利が否定されるような事態は起こらないということで、実際に絶対そのようなことがないように、細目を詰める段階でもぜひその点については努力していただきたい。この点ひとつ決意のほどをお伺いしてお...全文を見る | ||
○矢島委員 終わります。 | ||
10月17日 | 第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第9号 議事録を見る | ○矢島委員 けさから当委員会の質疑でも、キャピタルゲイン問題あるいは仮名取引の問題が出されております。 そこで、私はまず証券局長にお聞きしたいのですが、一つは、仮名取引とはどういう取引なのかということ、もう一つは、ここに証券局長通達、それからそれを受けての日本証券業協会会長の...全文を見る |
○矢島委員 そこで大蔵大臣にお聞きいたしますが、大臣のこれまでの国会答弁によりますと、河合氏が取引をしたということになっているわけです。我々はそうは思いませんけれども、宮澤名義で買って、そして服部名義で売った、こういうことでございますか。 | ||
○矢島委員 買ったときも売ったときも本人以外の名義で取引がされた、このことは事実ですね。 そこで、証券局長通達がありますけれども、売ったときは証券会社を通して売っており、売買報告書も証券会社から送られている。この名義が本人、この場合は河合氏ですが、以上であって仮名取引だ、こう...全文を見る | ||
○矢島委員 売り買いともに店頭登録前に行われた、こういうことでございますか。 | ||
○矢島委員 そこが重大な問題なんです。今、売ったときは証券会社を通して仮名で取引がされた、このことはお認めになった。 ところで、買ったときの問題ですけれども、宮澤名義で買ったわけですが、いわゆる相対取引だから違反ではない、証券会社への通達である、こういうことに答弁はなるわけで...全文を見る | ||
○矢島委員 極めてごまかしの答弁なんだ。通達によりますと、こういう仮名取引や借名取引について、なるほどあて先は日本証券業協会会長であるけれども、顧客の行う仮名取引の問題として通達が出ているわけです。しかも、これを受けて出されたところの証券業協会の会長からの通知では、そこにいる営業...全文を見る | ||
○矢島委員 私、納得いたしませんけれども、私はこの通達の精神というのは、一般顧客について仮名取引をしてはならないということにある、このように思います。 そこで、四十八年二月二十八日、衆議院の大蔵委員会での決議がここにあります。その決議は、「無記名もしくは架空名義による有価証券...全文を見る | ||
○矢島委員 決議に対してははっきりしない、こういうことですから、私が先ほど読み上げた四十八年二月二十八日衆議院大蔵委員会、その内容を後でぜひ見ておいて、これに対するあなたの責任というものを明確にしてもらいたい。 そこで、もう一つ重大な問題があるわけなんですが、売った側、リクル...全文を見る | ||
○矢島委員 少なくとも河合氏はあなたの名前を使って、相手側に、売り手側に重大なうそを言って、そして株を取得する、それを売ることによって利益を得た。しかもそのときに使った名前が宮澤大蔵大臣だった。ですから、あなたはそのときにそれを承諾したかどうか、あるいはその問題がまだありますけれ...全文を見る | ||
○矢島委員 意図とかそういう問題じゃないのです。あるいは意図がなかったと思いましょう。意図はなかったとしても、結果としてそういう今日の状態になったということはお手伝いをしたことにならないか、こういうことなんです。 | ||
○矢島委員 そういう点で私、今いろいろ言われても極めて不明確な状況で来ているわけなので、委員長にぜひお願いしたいのですが、本委員会でこの疑惑を解明するために我が党が江副前リクルート会長を初め二十三名の証人喚問を要求しているわけですが、改めて委員長にこのことを要求したいと思います。 | ||
○矢島委員 不公平税制の問題に移ります。 不公平税制の是正ということを言う場合に、私はまず何といいましても大企業に対する特権的な減免税、この問題を是正しなければならない、こういうふうに思います。この点では、先日我が党の工藤晃委員が外国税額控除の問題あるいは移転価格税制の問題、...全文を見る | ||
○矢島委員 大体いつもお答えになるような答弁の繰り返しでございますが、少し具体的にお聞きしたいと思います。 我が国の貸倒引当金についてお聞きしたいのですが、この貸倒引当金制度について今日まで改めていない。この合理的な理由を御説明いただきたいと思うのです。 | ||
○矢島委員 それならば、今日本で行われているこの貸倒引当金制度、この制度は諸外国にあるのでしょうか。アメリカではいかがでしょうか、お聞きしたい。 | ||
○矢島委員 私がアメリカを聞きましたら、西ドイツ、フランス、イギリスまでお話しいただいたのですが、制度はあるということですが、その内容をもう少し詳しく説明していただけますか。 | ||
○矢島委員 アメリカにおいても八七年一月一日以降変わりましたね。いわゆる直接償却方式、つまり回収不能または無価値になった時点で一部を償却する方法に変わっている。それから西ドイツ、フランスそのほかについても、日本と同じかどうかという点についてお聞きしたのですけれども、全部日本のとは...全文を見る | ||
○矢島委員 総理にお聞きしたいのですが、今主税局長の答弁の中にもありましたとおり、この貸倒引当金という問題については、我が国のように法定繰り入れ率で積み立てていくというところはないわけなんです。いろいろな条件がそれぞれついております。この法定繰り入れを認める我が国のこのやり方とい...全文を見る | ||
○矢島委員 そういう意見があったということですが、例えばここに予算委員会に提出された業種別の貸倒引当金の法定繰り入れ率と、それから実際に貸し倒れが起こった業績率という表があるのですが、いずれも法定繰り入れ率と比べたら貸し倒れ実績率が極めて低くなっているわけですね。例えば金融機関、...全文を見る | ||
○矢島委員 貸し倒れの実績率に対しての現在の法定繰り入れ率がバランス上適当だという今の御答弁には、私は承服しかねます。納得しかねます。 一応総理にお聞きしたいのですが、この貸倒引当金というのは、債権がふえるほどその金額もふえることになるわけです。そうすると、成長の著しい企業、...全文を見る | ||
○矢島委員 検討をされ、なおかつそれを是正していくという方向を強く要求するわけです。 次に、退職給与引当金の問題についてお聞きしたいと思います。 退職給与引当金の繰入限度額は通常、全従業員が一度に退職した場合に必要な退職金総額の四〇%だというふうに理解しておりますが、こう...全文を見る | ||
○矢島委員 雇用形態の違いなどがあるにしても、諸外国にない制度であることは今答弁のとおりだと思うのです。実際にこの退職給与引当金の繰入限度額の四〇%に対して、積立金の残高に対する目的使用の実績は何%ぐらいになっておりますか。 | ||
○矢島委員 退職給与引当金、いろいろと具体的な数値について御答弁がいただけないんですけれども、一応おおよそ目的使用実績というのが、それぞれの企業によってそれはもちろん違いがあるということはわかりますけれども、平均しますと一〇%前後ではないんですか。そう理解してよろしいですか。 | ||
○矢島委員 総理にお聞きしたいんですが、残高ベースで見ますと貸倒引当金が約三兆円、それから退職給与引当金が約十兆円あります。賞与引当金が約五兆円。この三つだけ合計いたしましても約十八兆円あるわけですが、実績ベースでは、この何割かが実績ベースとなっているとしても、圧倒的部分は大企業...全文を見る | ||
○矢島委員 何回やっても同じ答弁しか戻ってまいりませんが、ここに元国税庁の職員であった富岡さんの「経済レポート」の中の論文があるんですけれども、この中で富岡さんは、これら引出金、準備金などのタックスシェルターがあって、日本の大企業の課税ベースはもともとが一〇〇〇だとすると三〇〇ぐ...全文を見る | ||
○矢島委員 先ほど来総理も、研究を常にやりながら見直すべきは見直すという方向で検討されるということですから、私はこの後、賞与引当金の問題と、それからとりわけ今問題になっております政治家のいわゆる政治資金集めのパーティーの問題について質問しようと思ったわけですけれども、残り時間が極...全文を見る | ||
○矢島委員 その点についてはこれから大いに論議していきたいと思いますが、時間が参りました。 現在ある不公平税制の主たるものは、時間が極めて短いわけですけれども、私は、やはり大企業優遇税制というものだ。それに全く手をつけずに、お茶を濁すような政府のやり方に対して、国民は絶対にこ...全文を見る | ||
10月26日 | 第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第15号 議事録を見る | ○矢島委員 不公平税制の問題では、我が党を除いて与野党で十項目について協議し、これを不公平税制の是正と称して審議せよ、こういうことはまず認められないということが一点。そして、そもそも企業献金を禁止すべきなのに、パーティーということで脱税行為をやる、その上これに課税することで合法化...全文を見る |
○矢島委員 出席できないことを前提としてと私は質問したわけですが、いわゆる寄附行為だということがわかりました。 それでは、例えば政党や政治資金団体以外の自民党のある派閥が主催するパーティーの案内を受けた、そのパーティーに出席できないことを前提にして三万円のパーティー券を百枚買...全文を見る | ||
○矢島委員 私は厳密な法解釈を求めるために前提を置いて質問したわけであります。寄附行為ということであれば、やはり百五十万円以上ということで、いわゆる政治資金規正法とのかかわりからいえば――出席することを前提で買うという、これはまた一つの条件を置くわけですから、私の方の条件の置き方...全文を見る | ||
○矢島委員 それではお伺いいたしますけれども、実際に出席しても、報道されておるように、そこでの経費といいますかこういうものは会費の極めて部分的なものであるということは、どのパーティーを見てもそのとおりになっております。つまり、会費の大部分はいわゆる寄附になっているというのが実態だ...全文を見る | ||
○矢島委員 脱法行為であるということについてはこれから順次ただしていきたいと思いますし、パーティーの実態というものについては、今御答弁があったような内容とはほど遠いということも指摘しておきたいと思います。 ところで、十月六日の各紙に載っていたものですけれども、「「経世会・親睦...全文を見る | ||
○矢島委員 政治家の資金集めのパーティー券の販売というものについては、大変国民からの批判も集中しているという状況にあるわけで、この「経世会・親睦のつどい」につきましては、もう券はお売りになったんだろうと思うわけです。 私、ここにパーティー券のコピーを持っておりますが、一枚三万...全文を見る | ||
○矢島委員 経世会の会長は金丸委員長でございますので、委員長いらっしゃればお聞きしたいところでございますが、席を外しておられるので総理に重ねて聞くわけですが、企業にまとめて買ってもらったんではないか。といいますのは、企業へも案内状が出ているわけですね。「御住所」「団体・会社名」と...全文を見る | ||
○矢島委員 総理、総理の派閥がみずからパーティーを率先してやっているから、次々とパーティーによる政治資金集めが行われているわけですが、このことについて、四月十日の毎日新聞ですけれども、いわゆる花村リストと言われる自民党への政治献金割り当てリストをつくった経団連の花村前副会長のイン...全文を見る | ||
○矢島委員 私は、先ほど花村さんのインタビューに答えた文章をお読みしたのですが、こういうことは次々たくさんあるわけなんですね。 例えば、これは四月十三日の日経ビジネスですが、「政治資金パーティー花盛り」という特集リポートを組んでいるわけです。「パーティー券の流れ方は大きく二つ...全文を見る | ||
○矢島委員 私は、こういう重大な問題を含んでいるところのパーティー問題、資金集め問題について、これを課税するというようなことで国民の批判にこたえるものにはなっていないと思うわけなんです。 今までいろいろお聞きしてきました。いわゆる政治資金規正法の脱法行為としてやっているのがこ...全文を見る | ||
11月10日 | 第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第21号 議事録を見る | ○矢島委員 共産党の矢島恒夫でございます。陳述者の皆さん、本当に御苦労さまでございます。 私どもは、今国会でやるべきこととして、何といってもリクルート疑惑の解明であるということを主張しております。最近の新聞やそのほかの世論調査によりましても、この問題をいずれも取り上げていると...全文を見る |
○矢島委員 けさの各紙を見ましても、読売それから日経それから北陸中日というのですか、いずれも社説は税制改革とリクルート問題が全部載っております。そのほかの新聞を見ましても、いわゆる投書欄というところには最低二つは国民の意見としてリクルート問題が挙がっている。まさに今やるべきことは...全文を見る | ||
○矢島委員 持ち時間の関係で、たくさんの皆さん方に御質問したいのですが、最後の質問になってしまうと思います。 地方自治体への影響ということで矢田さんにお聞きしたいと思います。 既に同僚委員の方からも質問がありましたとおり、住民税や法人税の減税、さらには現在の間接税のいわゆ...全文を見る |