矢島恒夫

やじまつねお



当選回数回

矢島恒夫の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第114回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○矢島委員 昨年の夏から秋にかけましてのあの東北、関東北部一帯についての長雨や低温によるところの甚大な被害につきましては、我が党といたしましても現地に調査団を数回派遣いたしまして、その実態調査と同時に、農林水産大臣にもその対策について要請をしてきたところでございます。  とりわ...全文を見る
○矢島委員 この耐冷品種の問題も今後の研究課題だと思いますし、またやっていかなければならないことだと思いますので、その点についても鋭意努力していただきたいと思います。  その次に、農業共済組合及び連合会についての問題で幾つかお聞きしたいのですが、この農業共済組合とその連合会の運...全文を見る
○矢島委員 そうであれば、国からの負担金があるわけですので、こういう農業共済組合や連合会というものが団体として各種選挙の特定の候補者の支援活動をしたりあるいは政治献金をすることは、農業共済団体の基本法であるところの農業災害補償法に違反するのではないかと思うのですが、もしそういう事...全文を見る
○矢島委員 政治資金規正法の二十二条の三であるとか、この農業災害補償法の罰則の方になりますが百四十七条などは、やはりその精神からいっても、ここに決められている事業以外の仕事はやらないんだ、こういうことを規定していると思うのですね。  そこで具体的にお聞きしたいのですけれども、私...全文を見る
○矢島委員 そうしますと、昨年の六月三日に理事会が開かれたと思うのです。それから六月の二十一日に全国会長会議が行われたと思います。この二つの会議において、この問題についてどういうことが話し合われたか御存じでしょうか。
○矢島委員 そこで、今度は各都道府県の連合会がそれぞれに対して、先ほど読みましたのは但馬の例ですけれども、そういう協力依頼を行っているという事実についてはいかがですか。
○矢島委員 ぜひ調査をすべきだということを要求いたします。  といいますのは、先ほども答弁がありましたとおり、このような事態はやはり違法である。きょう自治省に来てもらっていて、実は政治資金規正法の二十二条の三についてただしたいと思ったのですが、もう時間がほとんどなくなりましたの...全文を見る
○矢島委員 私の質問したのをすりかえないでもらいたいと思うのですが、それならば、一般的な政治活動を禁止するものではないということになれば、百四十七条との関係はどうかという点もお聞きしたいわけなんです。しかし、時間の関係もありますので、先ほど私がお聞きしたのは、そういう調査をし、そ...全文を見る
○矢島委員 今答弁がそういう状況ですので、ひとつ上の方とも相談して、ぜひ調査して報告するということを――あなたの答弁ですと、承知してない、承知してないだけであって、現時点においてそういう事態が起こった場合にどうするかということについては皆目お答えいただいてないので、今答えられなけ...全文を見る
03月23日第114回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○矢島委員 けさから当委員会で問題になっております福島第二原発三号機の事故について最初にお伺いしたいと思います。  この事故につきましては、我が党も極めて重大な事故だという認識に立って、去る二月二十三日に私も含めまして国会議員団の現地調査を行いました。また、三月七日には宮崎長官...全文を見る
○矢島委員 宮崎長官にお伺いいたしますけれども、今度の事故で金属片が炉心に入っていったり、あるいは燃料集合体にまで入るというような新たな事態もあります。一つ間違えば重大な事態を招きかねない、こういうような事故だったと思いますけれども、今の安全委員長と同じ質問になりますが、この事故...全文を見る
○矢島委員 資源エネルギー庁の方は、同じことですけれども、どのようにとらえているか。
○矢島委員 確かに今三人の方がそれぞれ答弁されたように、非常に重大な事故であるということと同時に、もう一つ、通産省の方はこういうことについて既に御承知かどうかちょっとお聞きしたいのです。  東京電力は現在遊休している千葉と品川の火力発電を動かす準備をしている、その計画発表は四月...全文を見る
○矢島委員 今回の事故が、そういうようないわゆるいろいろな被害という関係での重要な問題もあるけれども、同時に電力の安定供給という面で重大な影響を及ぼす事故だということが、この東京電力の四月上旬に発表するであろう計画の中でも、夏場の時期に向けて安定供給できない事態が起きている、これ...全文を見る
○矢島委員 続いて通産に聞きます。  この事故の原因の究明と対策ということで調査特別委員会というのを設置することに決めましたが、もう既に発足しているのですか。そして委員長はどなたに決定しているのか、あるいはまだこれから決めようとしているのか、その辺。
○矢島委員 続いて聞きますが、その秋山守さんですか、この秋山さんは、安全委員会の専門部会はどんなところに所属しているかおわかりでしょうか。
○矢島委員 秋山さんは、安全委員会の中の原子炉安全基準専門部会にはいらしたことがあるということですか。
○矢島委員 ついでに聞きますが、秋山さんはもう一つ専門部会の方に所属していらっしゃると思うのですが。
○矢島委員 いずれにしろ、わかった時点で教えていただきたいと思うのですけれども、その間、別の質問の方に入っていきたいと思います。  エネルギー庁に聞きたいのですが、この一F六の問題なんですが、福島第一原発六号機の問題ですが、これは三号機と同じ形の再循環ポンプを使っている。現在も...全文を見る
○矢島委員 東京電力がどういうふうに対応するかはまた別として、エネ庁が特にこの第一原発六号機については直ちに点検に入る必要なしということについて、これは重大な問題じゃないかという点を指摘したいと思うのです。  といいますのは、現在二F三というのは原因究明中である、何が原因でそう...全文を見る
○矢島委員 私たちは二月二十三日に現地調査に入ったのですが、そのときに初めて一月一日の異常振動が明らかになったわけですけれども、東京電力は、いろいろとこの間の状況について、事故隠しというように思われかねない事態もその後の発表の中で出てきているというような問題もあるわけですね。 ...全文を見る
○矢島委員 その解体の問題についてお伺いしようかなとは思ったのですが、時間の関係がありますのでまた後ほどということで、今の質問の続きになるわけですが、そういう状況でどうも東京電力の対応というのは、国民への新聞発表と事実が発見された時点との食い違いがあったり、時間的なずれがあったり...全文を見る
○矢島委員 続いてまたエネ庁に聞きますけれども、東京電力から一月一日の事故について聞いたのは一月の五日だと聞いておりますが、そうでしょうか。
○矢島委員 そこで、先ほど来運転管理専門官のことの質問が出ているわけですけれども、そうしますと、この運転管理専門官は一月の五日に福島の第二原発に入って、そしてそのとき一月一日の状況について把握し、あるいは東京電力から説明を受けた、こういう経過になりますか。
○矢島委員 そうしますと、この一月五日の時点で一月一日の異常振動が生じた状況について聞いたわけですが、そのときエネ庁の方にも報告はあったのでしょうか。
○矢島委員 そのときエネ庁としてはその報告を受けて、その事故についてどういう受けとめ方をしたのですか。
○矢島委員 そうしますと、一月一日の状況については一月五日の時点で既に知っていた。ところで、一月六日の警報は、四時二十分にアラームが鳴りました。それから延々と六時五十五分まで鳴っている。このときに運転管理専門官はどこにいたわけですか。
○矢島委員 そうしますと、運転管理専門官はその事故の、警報アラームが鳴った時点にはいなかったけれども、やがてサイトに来るだろうと思うのですが、そのときにどういう措置をとるように専門官はしたのですか。
○矢島委員 結局、運転停止へ向かうまでの間、つまり六日に異常が発生して、そして警報器がずっと午後の六時五十五分までですか、鳴り続けるという事態の中で、十時になってやっと報告が通産省に来た。そして実際にとめ始める。この間非常に時間がかかっているわけですね。つまり、こういう事態が生じ...全文を見る
○矢島委員 先ほどの質問にちょっと戻るわけですが、といいますのは、一月二十三日に分解して点検を行った、その時点でいわゆる異物という形で回収された金属片がある、これは二月一日に報告を受けているのですか。
○矢島委員 その二月一日以降の中で異物が存在する、つまりこのときで非常に重要な問題は、座金が二つどこかへ行っている、見つからないということが中心的に報道されたり、また注目を受けていたわけですね。その異物というのが座金の一部と思われるわけですが、その報告はいつ受けて、どんな内容だっ...全文を見る
○矢島委員 事ごとそういうように後からいろいろ問題が出てきているわけですが、ボルトの損傷報告はその時点で受けましたか。
○矢島委員 原子力安全委員長に聞きますが、今回の事故についてエネ庁から三回状況を聞いた、一月十二日、二月二日、三月二日と。この二月二日にボルトの損傷について報告を受けていますね。
○矢島委員 欠損、いわゆるボルトそのものがねじれたり、一部ねじ山がすり切れていたりという報告は受けていますか。
○矢島委員 時間が相当差し迫った問題ですが、三月十五日に原子力安全局の名前で「ポンプの損傷について」というのが出ておりまして、三回にわたり金属片の状況、原因の調査状況について詳しい報告を受けている、その詳しい報告が今おっしゃられたような内容だ、こういうふうに理解してよろしいですか...全文を見る
○矢島委員 このボルトの損傷から、金属破片が炉心内に入っていることを既にその時点で判断しているわけだと思うのですよ。ところが、この金属破片が炉心内に入っているということが発表されたのは二月二十八日なんですね。このことを安全委員会は三月二日に聞いたという報告があるわけです。  科...全文を見る
○矢島委員 最後の質問になると思いますが、この問題ではまだまだ明らかにしなければならないことがたくさんあるわけですが、時間が切迫しましたので、最後に、私たち、三月七日に宮崎科学技術庁長官に四項目にわたって申し入れを行いました。  一、事故を起こした再循環ポンプの構造の再検討を含...全文を見る
○矢島委員 終わります。
03月24日第114回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○矢島委員 大蔵大臣にお伺いをしたいと思いますが、世銀それから第二世銀の八六年六月末の融資残高を見ますと千六百五十九・二億ドルとなっています。その地理的な分布を調べてみますと、アメリカ軍事協定関係国だとかあるいは軍事援助実施国に対するものが八十二カ国、合計で千四百六十四・一億ドル...全文を見る
○矢島委員 大臣いかがですか。
○矢島委員 そういう御答弁でございますが、この「基金調査季報」というものの中に田中英雄という人の論文がありますが、「世銀とアメリカ」という論文です。そこでは、「一九七六年、ベトナム社会主義共和国はIMF/世銀のメンバー国となり、一九七八年、六千万ドルの第二世銀融資がアメリカの反対...全文を見る
○矢島委員 この内容そのものについては、そういう事実があったかどうかということについてはいかがですか。
○矢島委員 この田中英雄氏というのは、世銀のことをよく知っている、いわば当事者であろうかと思いますが、当時、海外経済協力基金の総務部業務課長で、東アジア・大洋州地域プログラム局インドネシア担当ローンオフィサーとして出向もしていたという方の論文でありますから、参考までに。  そう...全文を見る
○矢島委員 私が今申し上げたように、「アメリカの戦略的利益を実現するための」と非常に具体的に書かれておりますので、後で見ていただければと思います。  要するに、アメリカが政治的に介入を行うことができるということは、投票権のシェアを見るとまさに明らかだと思うのです。そのシェアを見...全文を見る
○矢島委員 それぞれのいろんな角度から見て総合的に御判断いただきたい。私は、このような状態をなくして世銀運営の民主化ということを特に主張して、次の質問に入りたいと思います。  世銀の構造調整融資の問題でお伺いしたいのですて  構造調整融資は世銀が一九八〇年以来行っているもので...全文を見る
○矢島委員 なかなかきれいな部分だけを答えられたようでございますけれども、どうもその中身はそんなものではないのじゃないかという点も指摘されているわけです。といいますのは、日本経済調査協議会の「世界銀行の構造調整融資の経験」という中で、ハーバード大学のドン・ババイという助教授がこう...全文を見る
○矢島委員 融資側と融資を受ける側との違い、つまり、こういう条件であれば融資を受ける国側の、つまり途上国側ということになりますが、国民に重い負担と犠牲を強いることになる、こういう内政干渉にこれらの国々が反発するのは当然ではないか。  これは第八回の非同盟諸国首脳会議、ペルーのガ...全文を見る
○矢島委員 確かにいろいろな問題を抱えているわけです。  一九八七年の世界銀行の年次報告では、「SALが供与されたコートジボアール、ジャマイカ、タイ、トルコの四カ国では、明確かつ顕著な成果があった。」というような文章で自画自賛しているわけですが、そのジャマイカについてちょっと調...全文を見る
○矢島委員 一九八九年の世界子供白書というのを調べてみました。その中でこういう文章があるわけです。「世銀の調整戦略は、第一は不釣り合いなほど大きな負担が最も貧しい人々や最も弱い人々の肩にかかっていることである。その中でも最も弱いのが子供達である。 第二は債務経済が健全な経済成長を...全文を見る
○矢島委員 時間が余りありませんので、もう一つだけお聞きします。  政府は、世銀の構造調整政策を支援するということで、経済政策支援借款あるいは世銀との協調融資、こういうものを進めておるわけですが、外務省の経済協力局有償資金協力課長榎泰邦さんですか、この人が構造調整融資ということ...全文を見る
○矢島委員 その内容について後で調べてお答えいたしますというのはありましたから、後ほどその点についてはひとつきちんとやってほしい。——いや、前の方の質問ですね。  時間になりましたので、私は、最近の世銀やIMFの行動というものが途上国に一層困難をもたらしている、特に、福祉予算と...全文を見る
05月23日第114回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○矢島委員 本日の委員会、大臣所信について質疑をするようにと私要求したのでございますが、理事会で法案審議が先ということになりましたので、そのことはまた後日大臣にお伺いすることにいたしまして、法案の三十条の二のところにあります共同して行う基礎研究、いわゆる国際共同研究のことで質問し...全文を見る
○矢島委員 その場合、相手国がアメリカである場合、日米科学技術協力協定の枠内での基礎的共同研究が行われた場合も今のお話と同じだ、こう理解してよろしいですか。
○矢島委員 そうしますと、日米科学技術協力協定の枠内での共同研究の場合の成果の公表の問題なんですけれども、この科技協定の第一条の一項のDにはいわゆる安全保障条項があるわけですが、これとの関係はどういうふうになっておりますか。
○矢島委員 いわゆる軍事的な研究じゃなくて基礎的研究というわけですが、いわゆる基礎的な研究というものの研究過程の中で軍事的に利用することが可能な知識や技能が発見、発明される、こういうことは十分に予測されるわけでありますけれども、このような場合でも公開するということでよろしいのでし...全文を見る
○矢島委員 科技協定の附属書Ⅰに七つの分野が挙げられております。もちろんその中の超電導の研究にいたしましてもあるいはレーザーの研究にいたしましても、基礎的研究の中において軍事的に利用できる成果が上がるということは十分に考えられることであって、想定いたしませんという言い切り方という...全文を見る
○矢島委員 研究成果の公開ということはぜひ、科学技術の発展のためにも重要なことですから。  ただ、私が今まで申し上げたような危惧を感じるというのを別の角度でちょっと質問したいので すが、国際共同研究を実施する場合、相手側の団体ですが、アメリカとの場合ですが、国立研究機関であれ...全文を見る
○矢島委員 先にお答えいただいたような形ですが、そうすると、例えばアメリカのNASAやあるいはロスアラモス研究所、こういうようなところとも共同研究を実施する、いわゆるこういう団体も対象となるのかどうか、その辺をお聞きしたいのです。
○矢島委員 ロスアラモスについては、エネルギー、つまり核問題も中心にやりながら核兵器の研究の中心だ、それからSDIの研究を受注する団体でもあります。NASAは、歴史的な経過を見てみますと、これは一九五八年十月に海軍の傘下のNRCというのや陸軍の傘下であったフォン・ブラウンというそ...全文を見る
○矢島委員 四月に引退したNASAのフレッチャー長官が、引退直前に最後の議会の公聴会で証言をしているわけですが、その証言の中で、NASAの研究成果の海外移転を制限する立法の必要性というのを強調しているわけです。そしてその中で、制限の対象となると見られるものはというところで、いわゆ...全文を見る
○矢島委員 長官、科学技術の開発研究というのが自主的、民主的、そして公開、自主、民主、公開という原則であるべきだということはかねがね長官もおっしゃっているとおりでありますが、この三つの原則について長官のお考えをもう一度お聞きしたい。     〔若林委員長代理退席、委員長着席〕
○矢島委員 次の質問に入ります。  今度提案されております一部改正案、これは科学技術協定の附属書Ⅱで「全般的科学技術関係の強化のための措置」というのがございますけれども、それの具体化ということで出てきている形になっているのですが、それでよろしいですか。
○矢島委員 けさ配っていただいた資料集の第一ページにはその背景というところが一番最初にあるわけですが、「日米科学技術協力協定」という文字もその中に入っているということでございますので、それも指摘しておきたいと思います。  要するに、この内容を見ますと、大変至れり尽くせりの生活支...全文を見る
○矢島委員 ここに「深刻な学会旅費の実態」という、研究職に属している研究員の方々五千八百三十三人を対象にいたしまして、国公労連と学研労協のやった世論調査結果がありますが、この中に、先ほど局長が答弁された、十三年間旅費単価は据え置かれている。その積算の仕方として、二年に一遍というの...全文を見る
○矢島委員 最後に一つ、長官、今の国の科学技術振興のために予算の面でも大いに奮闘していく必要があるのではないか、それについてのお考えをちょっとお聞きして終わりにしたいと思います。
○矢島委員 終わります。
○矢島委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま提案されました新技術開発事業団法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  私は、本法律案に反対する理由を述べる前に、竹下首相は去る四月二十五日、退陣を表明したが、やめると決めた内閣が提出した本年度予算を、予...全文を見る
05月24日第114回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○矢島委員 私は、まず最初に株式会社日本国際協力機構、いわゆるJAIDOの問題につきまして大臣にお聞きしたいと思います。  この会社の目的は、開発途上国の産業開発または経済の安定に資するプロジェクトに対する出盛等となっているわけですが、これが累積債務国からの資金流出に貢献するも...全文を見る
○矢島委員 時事通信社が発行しております「金融財政」という雑誌のことしの三月二十七日号、これによりますと、JAIDOの現在の由布社長がこういうことを言っていらっしゃるわけです。「米国好みのプロジェクトになる可能性が大きい。米国の関心はフィリピン、カリブ海、中米、南米あたりだから、...全文を見る
○矢島委員 いずれにしろ社長になられる予定の方の発言ですから、極めて真実性大であり、また本音を述べられているのではないかと思うわけです。  このJAIDOは、開発途上国への援助を柱にしておりますけれども、赤字大国になったアメリカの肩がわりをすると同時に、リスクが大きくて投融資を...全文を見る
○矢島委員 いずれにいたしましても、この累積債務国の声をよく聞き、耳を傾けるべきだ、こういうことを申し上げて、次に、法案とは少し離れますが、銀行局長お見えでございますので、銀行局関係の行政を正していただきたいということでお伺いしたいと思います。  マル優の廃止やあるいは預金金利...全文を見る
○矢島委員 銀行が保険業の申請をすれば、保険業を認可されて、免許が取れて、実際に行うことができるのでしょうか。
○矢島委員 そこで、具体的な例を挙げまして、これらの法律に違反する問題であると思うので、質問いたします。  それは、駿河銀行がやっております「年金保険ローン:ステップ」というのであります。これを銀行局長にちょっとお見せしたいのですが……。
○矢島委員 二つのパンフをお渡しいたしましたが、一つは日産生命のパンフであります。「ウイル・ウエル」というのが表紙に書いてあると思います。このパンフを見ますと「保険料一括払は、〈するが〉の〝ステップ〟で」というので、今度は駿河銀行の方の紹介が、実際に表には駿河銀行と日産生命の両方...全文を見る
○矢島委員 そこでさらに、今資料をお渡ししましたので、銀行局長もすべてについてお答えいただくという状況ではないと思いますが、ここに「年金保険プラン“ステップ”申込書」と「積立年金保険契約申込書」、日産生命で出したのと駿河銀行が出したのがございます。これもひとつ……。
○矢島委員 今お渡しいたしました二つの書類が「年金保険プラン“ステップ”申込書」と保険契約の申込書であります。この両方を持ちまして銀行員が勧誘に行くわけであります。ですからその行為そのものは、実際にパンフそのものにつきましては、あるいはパンフだけでは実際に調べてみなければわからな...全文を見る
○矢島委員 そこで、それでは具体的にどういうことをやっているかを、それがわからないとということですので、具体的な例を挙げていきたいと思います。  ここに駿河銀行が出しました年金保険プランの取り扱い開始についてという通知があるわけです。それぞれ営業総本部長の名前で支店長そのほかに...全文を見る
○矢島委員 そこで、この問題は、実は大蔵省の銀行局に既に昨年の六月八日に行員の皆さん方がお伺いしていると思うのです。そのことの参考のために申し上げますと、この駿河銀行の従業員組合の方々が六月八日大蔵省にお伺いしていると思うのです。その内容というのは、各支店長あてに至急という連絡が...全文を見る
○矢島委員 そういうことでぜひ対処していただきたいと思います。  その次に、この保険契約が成立しますと手数料が支払われるわけですが、銀行員総出で勧誘して、その手数料は非常に莫大なものになるわけです。その手数料は銀行に入らない仕組みになっている。もちろん銀行が手数料を取ったらまさ...全文を見る
○矢島委員 そして、この会社、いわゆる駿河代弁株式会社の利益金処分計算書によりましても、六十一期と六十二期との間で約五倍に増大しているわけです。この代弁会社というのは駿河銀行の会長の三男が代表取締役である。そういう親子会社になっている。極めてあこぎなことをやっているのだということ...全文を見る
○矢島委員 何か聞くところによりますと、この「ステップ」という商品につきましては、余り異常に伸びましたので、ほかの保険会社から相当のクレームがかかった。現在やめたとも聞いておりますし、まだ続けておるとも聞いておりますが、ぜひひとつ調査していただくということ。  もう一つは、一つ...全文を見る
○矢島委員 終わります。
06月16日第114回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
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○矢島委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、平成元年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案及び同修正案に対して反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、本案が消費税導入など、国民犠牲予算の財源対策を図ることを内容としているからであります。消費...全文を見る
06月21日第114回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○矢島委員 参考人の全信連の山口会長に最初にお尋ねしたいと思います。既に同僚委員からいろいろと質問が出されておりますので、重複する部分は全部避けて、二、三お聞きしたいと思います。  その一つは、昨日の毎日新聞を見ますと、小口預金の金利自由化に伴って中小金融機関を圧迫している。記...全文を見る
○矢島委員 もう一つ会長にお尋ねするわけですが、私、この後銀行局の方にも質問したいと考えておりますけれども、金融機関の間で相当競争が激化してきている。こういう中で、銀行が法律を破って保険業に手を出しているというような状況があるわけです。私が調べたところでは、一部信用金庫も、預金獲...全文を見る
○矢島委員 非常に紛らわしい形でこれが窓口にあるという状況について、そういうことについては禁止されているのだよ、あるいは連合会として指導されたというような事実はございますでしょうか。
○矢島委員 参考人への質問は以上で終わりますので、お引き取りいただいて結構でございます。  私は、去る五月二十四日の大蔵委員会におきまして、金融機関の資金調達だとか資金運用という面の競争が大変激しくなっている、こういう中で、今の続きになりますが、金融機関が保険業に手を出している...全文を見る
○矢島委員 個々の問題ということで御答弁いただけなかったわけですけれども、これは五月二十五日の毎日新聞の静岡版ですが、この中で「同省では」同省というのは大蔵省のことですが、「「法律違反を知りながら、銀行として行員に勧誘させていたことが事実なら確信犯」として、再度、事実関係の調査を...全文を見る
○矢島委員 大臣、明確な答弁をいただいてないわけですけれども、さらに内容をはっきりさせるために申し上げますと、この駿河銀行の出しております行内報、これは昨年の八月号ですが、この中に「流れを変えよう! 第一回マニュアルコンクール優秀作品発表会」の記事があるのです。もちろんこの審査に...全文を見る
○矢島委員 銀行局長、後任の局長さんにもこの問題については引き継いでいただくということをぜひ要望しておきたいと思います。  さて、そういうことで大臣にお聞きしたいのですが、今までのそういう状況の中で、この駿河銀行というのが実はこの委員会でも問題になりましたし、また新聞でも報道さ...全文を見る
○矢島委員 そういう状況もあり、さらに、こういう銀行は関連会社をつくるわけです。これでは駿河代弁会社と呼んでおりまして、そこで保険業務をやるのですが、大体社員は十七、八名という極めて小規模のものです。ところが、実際に手数料というものが莫大な金額入ってくるのですね。というのは、銀行...全文を見る
○矢島委員 ぜひそういうことでお願いしたいと思います。  時間が極めて切迫してまいりましたので、週休二日制の問題で一言大臣にお聞きしたいのですが、去る十六日の参議院の大蔵委員会で我が党の吉井議員が、週休二日制実施後、年間総労働時間については短縮されずに逆に延長になっている、その...全文を見る
○矢島委員 ぜひそういう方向で、大臣、この問題は、労働時間の短縮ということは一つの国の施策として、また雇用拡大だとかあるいは内需の拡大だとか、大きな一つの国際的な問題でもあるわけですから、十分にその実効が上がるようにこれから取り組んでいただきたい、このことを要望しまして、質問を終...全文を見る
10月31日第116回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○矢島委員 パート所得者だとか、あるいは内職所得者の非課税限度額につきましては、我が党も以前より大幅引き上げを要求してまいりました。今回の改正案、大幅ではないものの、若干でも税負担を軽減するものでありますから、その点で賛成できるものと考えております。  ところで、先ほども森田委...全文を見る
○矢島委員 労働省おいででしょうか。——労働省にお伺いします。  地価の高騰を初め、住宅費やあるいは教育費などが増大する中でこのパート労働者がふえ続けているということは、労働省が出されました今年度の「労働経済の分析」、労働白書の中にもあらわれていると思います。同時に、この白書の...全文を見る
○矢島委員 パート労働者の保護のためには、この指針が効力を発揮するということが極めて重要だと私も考えます。いわゆる啓蒙、啓発だけではなくて、現行法を改正したりあるいは新たな立法も当然必要になってくると思うわけですが、このパートタイム労働指針をそのために有効なものにするお考えがある...全文を見る
○矢島委員 指針の中を見ますと、各項目の中に「努めるものとする。」とかあるいは「望ましい。」とか、ほとんどがそういう項目になっているわけですね。そのために、これは七月十三日の日経新聞ですけれども、「「強制力はないので対応は急がない」とする使用者も多い。」こういうような記事も載って...全文を見る
○矢島委員 税務運営方針にきちんとのっとったやり方をぜひ行うべきだということを改めて主張しておきますが、これに類似する問題が今非常に数多く出ておるという点も指摘しておきたいと思います。  時間の関係で私が調査したうちの幾つかしか例を挙げることができませんが、もう一つの問題は、松...全文を見る
○矢島委員 個別的な問題はそういうことでお答えいただけませんが、一般的な問題として今お答えいただきました。  領収書だけでは不十分であるというようなことなのかどうか。つまり、私はこの問題につきましては十分調査したつもりであります。この吉林さん関係のことは、調査がずさんだというだ...全文を見る
○矢島委員 私が取り上げたこの件につきましては、適切な調査ではないと思っておりますし、また、その居住地にいるとかいないとかいう問題だけで否認していくという点についても極めて重大な問題がある。こんなふうにやられますと、どんな納税者でも申告を認められずにすべて更正なのではないかという...全文を見る
○矢島委員 実際はそうなってないという点を指摘し、今の答弁で私は納得いたしませんが、時間が参りました。  大臣、最後にお伺いいたしますが、今幾つかの例を挙げて私質問してまいりましたが、この申告納税制度を守っていくということであるならば、また、税務運営方針に沿って税務行政が行われ...全文を見る
○矢島委員 終わります。
11月16日第116回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○矢島委員 私、まず最初に、パチンコ業界と大石郵政大臣の関係についてお聞きしたいと思います。  いわゆるパチンコ疑惑というのは、二十兆円産業ともあるいは三十兆円産業とも言われるパチンコ業界の親睦団体であります全国遊技業組合連合会、略しますと全遊連と呼んでおりますが、この団体が、...全文を見る
○矢島委員 金額の点でそれで間違いございませんか。実は、いわゆる全遊連の出しましたリストによりますと、今答弁された以外に八四年、昭和で言いますと五十九年十二月十四日に三万円の寄附を行っているように書かれておりますが、この点についてはいかがですか。
○矢島委員 そうしますと、閣議後の記者会見で十三日大臣は、全体で四十七万円、そのとおりだというように認められたわけですけれども、それを訂正される、こういうことになりますか。
○矢島委員 続いて、どこからそれらの、とりわけ八六年、昭和六十一年の六月二十九日三十万円の政治献金を受けておるわけですが、それはだれから受けたわけですか。
○矢島委員 確かに全遊連なのかどうか。全遊連ですね。  私は、閣議で申し合わせた自主調査というものが一体どうなっておるのかという点について、とりわけこの八六年六月二十九日の三十万円の献金についてお聞きしたいわけです。といいますのは、八六年の八月八日付の静岡県の公報によります ...全文を見る
○矢島委員 事実かどうかわかりませんですがでは、困るわけです。既に閣僚の皆さん方は申し合わせをして、自主的に調査をして、そして八名の閣僚の皆さん方がそれぞれパチンコ業界とのかかわりについて報告された。ところが、県遊連の方から三十万円をもらっているという事実は、これは静岡県の公報で...全文を見る
○矢島委員 ですから、閣僚の申し合わせによる調査報告の内容というものがいかに当てにならないかということを私最初に言ったわけなのですが、早速この事実関係について、大臣、調べるというお気持ちはございますか。
○矢島委員 調べた結果についてはぜひ報告していただきたいと思います。  ところで、こういうパチンコ業界から献金を受けたり、あるいはパーティー券を購入してもらったりしているが、大臣とパチンコ業界とはどんなつき合いであったのですか。
○矢島委員 地方行政委員長であったからだなということですが、そうしますと、その献金はどんな理由で、何のためになされて、それを大臣はどう受け取られたのか、その辺についてはどうお考えですか。理由と何のために受け取ったか。
○矢島委員 先ほど大臣はみずから、地方行政委員長であったからかなと考えたと。おっしゃられるように、八三年十二月二十八日から八四年十二月一日の間、衆議院の地方行政委員会の委員長を大臣は務めていらっしゃった。ちょうどこの時期は風俗営業法の改正案を審議していた時期であろうと思います。そ...全文を見る
○矢島委員 私は、風営法の内容そのほかについてお聞きしたのじゃなくて、この問題についての陳情があったかということで、御記憶が確かではないということですが、私が持ってまいりました八四年七月二日の朝鮮時報、八四年七月三十日の朝鮮時報等によりますと、大石委員長のところに、六月二十六日の...全文を見る
○矢島委員 全遊協は、この法案改正に関連して、業界に有利な取り計らいをやってもらいたい、あるいはそのことをやっていただいたということの謝礼、こういう意味で献金をしたのではないかという疑いが実際国民の間に非常にあるわけなのですね。  私どもが入手した献金リストによりますと、全遊連...全文を見る
○矢島委員 いわゆる政治資金規正法に違反していないから何の問題もないのだ、このことは、あなたの、ちょうど申し合わせ事項によるところの公表の時点でのコメントにも出ているわけですね。その当時の状況というのは私が今申し上げたとおりでありますけれども、全遊協から陳情があった、そしてこの法...全文を見る
○矢島委員 私は、政治家というのは国民の前に常に襟を正していなければならないと思います。同時に、企業からの献金というのは、あくまでもその企業が何か有利な方向へ行くために見返りというものを考えた上で献金をするというのは、これは営利を目的とする企業である以上当然なのです。ですからアメ...全文を見る
○矢島委員 そういうお答えでありますが、あなたのところの小沢幹事長も、国民の目から見て政治家が公正を欠くような事実があるとすれば、与党であれ野党であれお互いに正していかなければならないと述べているわけです。まさに今回の献金というのはこれに該当するものだと私は思うわけです。  同...全文を見る
○矢島委員 大臣、もちろん放送法の第一条など御存じのとおりだと思います。「放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保すること。」このようにうたわれております。これに照らして、現在郵政大臣であるあなた、つまり放送事業を監督する、指導する立場にある...全文を見る
○矢島委員 同じ答弁の繰り返しであって、私が質問している、またお尋ねしてただしたいところというのは、やはりこういう疑わしい問題、あるいはそういうような疑惑が持たれるような政治献金、とりわけ郵政大臣という立場にある大臣が、放送関係企業から献金を受けるということについて非常に問題があ...全文を見る
○矢島委員 企業からの献金をやめて個人からの献金にすべきだということを私は主張し、それから、郵政事務のサービス向上について質問する予定だったのですが、時間が来てしまいましたのでまた後の機会ということで、終わります。
○矢島委員 時間がわずかでございますので、ひとつ答弁の方も簡潔、明瞭によろしくお願いしたいと思います。  去る十一月六日から八日にわたりましてワシントンで開かれました日米構造協議で、アメリカは日本の農地の宅地並み課税について提案した、このように報じられておりますが、このようなこ...全文を見る
○矢島委員 農家では今でも後継者の問題で頭を悩ませております。そういう中で相続税の納税猶予制度を廃止するというようなことになりますと、農業を営む人がいなくなってしまうのではないか。たとえ三大都市圏の市街化区域に限定しても、極めて問題だと思います。宅地並み課税全体がそうなんですが、...全文を見る
○矢島委員 時間が極めて少ないので、この問題につきましても、後ほどの機会にいろいろと論議させていただきたいと思います。  いずれにいたしましても、宅地並み課税というものを絶対やるべきでないということを主張いたしまして、次の金融機関の土地関連融資問題で質問していきたいと思います。...全文を見る
○矢島委員 時間になりましたので、この地価高騰を抑えていくというためには、このような一片の自粛通達ではなくて、金融機関、銀行各社の土地融資の実態を具体的に公表して、そして社会的批判にさらしていく。同時に、この悪質融資の回収だとかあるいは土地購入資金に対する担保評価の凍結あるいは引...全文を見る
○矢島委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題となりました予備費承諾案件のうち、昭和六十二年度一般会計予備費使用調書(その2)、昭和六十三年度一般会計予備費使用調書(その1)及び同特別会計予備費使用調書(その1)の三件について、不承諾の意を表明いたします。  これ...全文を見る
12月14日第116回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○矢島委員 さきの国会、私は当委員会におきまして、昭和五十六年から今年度まで九年間も据え置かれている人当研究費の大幅な引き上げということについて科学技術庁にいろいろとただし、また要求してきたわけであります。  科学技術の推進、特に基礎研究の推進が言われている中で一番基本になる経...全文を見る
○矢島委員 来年度の予算概算要求等出てまいりましたが、九年ぶりに実験系のI、いわゆる理工学関係が百四十四万円から百四十五万円、それから実験系II、生物、医学関係が百二十六万円から百二十七万円、非実験系を見ますと一本化して九十二万円、こういう要求を出されているようでございますけれど...全文を見る
○矢島委員 この間の物価上昇に伴う比率を品目別にいろいろ科学技術庁に聞いてみたのですが、二十万円という数値が出てくるのだそうでございます。この問題についてそちらにお聞きしても数値が出なければ私の方から申し上げるわけですが、この二十万円という上昇率に対して九年ぶりに一万円の引き上げ...全文を見る
○矢島委員 これらの問題について各省庁と協議して統一単価でやっていこうというのがあるようでございます。やはり、この経常研究費を重視していると言う科学技術庁ならば、各省庁との足並みがそろわなければなかなかこの引き上げができないというようなことだとか、今御答弁がありましたとおり、総合...全文を見る
○矢島委員 その単価の引き上げについて、一つには、やはり重要さとかその他によって考えていくべきだということと、科学技術庁が各省庁に先立って大いに先頭を切ってその単価の引き上げというものに役割を果たすということを期待するわけであります。  それからもう一つ、これも前国会でも取り上...全文を見る
○矢島委員 いわゆる二分の一係数という積算の仕方でありますけれども、この積算の仕方をやめると実際にどれくらいの額が必要となるのか。また、科学技術庁としてはこの積算の仕方を何とかやめようという方向で努力されているのかどうか。この辺についてお伺いいたします。
○矢島委員 長官、ちょっとお聞きしますが、今研究に対する経常研究費という問題と、それから科学者の学会への参加の旅費の積算問題等を質問してきたわけですが、我が国の科学技術の振興あるいは特に基礎研究の振興という面で、これらの面については積極的に増額を図っていくべきだと、何回もこの委員...全文を見る
○矢島委員 ぜひそういう方向で対処されることを要望いたします。時間の関係で、次の質問に移ります。  先ほど同僚委員から環境汚染問題あるいは自然保護の問題等が出されたわけですが、国民は非常に重大な関心を持っている。グローバルな問題についてお答えをいただいているわけですけれども、先...全文を見る
○矢島委員 そこで、具体的な問題で環境庁にお伺いしたいと思うのです。都心から四十キロメートル圏内にあります狭山丘陵の問題です。  狭山丘陵は、御承知のとおり東京都と埼玉県の境にあって、東京都側三市一町、それから埼玉県側所沢、入間両市、これにまたがる東西十一キロメートル、南北四十...全文を見る
○矢島委員 普通地域で届け出だけでどんどんできるというような事態に対して、緑を守るという意味では私も非常に重大な問題だと思っております。しかもこの地域は、早稲田大学が進出するときに、自然保護の観点から当初はキャンパスの予定地だったものを外して保存していこうという地域になっているわ...全文を見る
○矢島委員 それでは別の面からお聞きしますが、ここにはオオタカの生息ということもこの自然保護の方々の観察の中で確認されております。このオオタカというのは、輸出入についても禁止しているいわゆる特殊鳥類として保護されている鳥だと思いますが、この造成によってオオタカに及ぼす影響というも...全文を見る
○矢島委員 鳥類もそうですが、昆虫類も非常に貴重な種類がたくさん存在しております。私が現地の人たちと一緒に観察したところによりますと、サラサヤンマとかムラサキシジミだとかあるいはキンヒバリ、こういう存在が確認されました。さらにムカシヤンマ、これも最近確認されたわけであります。この...全文を見る
○矢島委員 そういう貴重な自然の宝庫が、一カ所が約八千平方メートルにわたって造成されました。残土は四万七千立方メートル捨てられているわけです。  もう一カ所、県がいろいろと今規制を加えている部分というのが、すぐ隣のクくぼ地で、五千三百三十平方メートルが造成されまして、三万立方メ...全文を見る
○矢島委員 時間がありませんので最後に……。  埼玉県としても、今御答弁にありましたとおり、保護団体の強い要請の中で、雑木林博物館という構想、これを前向きに検討すると聞いております。この狭山丘陵の自然保護の動きに対して何らかの国としてのいわゆる助成、補助、こういうものは考えられ...全文を見る
○矢島委員 時間になりました。長官もおっしゃられましたように、緑を守ることの重要さ、人間が人間らしく生きるために自然を守っていく、こういう方向を一層強めていただくということを要望いたしまして、質問を終わりたいと思います。