矢島恒夫

やじまつねお



当選回数回

矢島恒夫の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第145回国会 衆議院 本会議 第5号
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○矢島恒夫君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されました所得税、法人税の特例法案など三法案について、総理大臣に質問いたします。  最初にただしたいのは、今提案されています政府の税制案が、今日の不況打開に役立ち、国民の消費の拡大につながるかという点であります。  まず、...全文を見る
02月05日第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  しばらくぶりで当委員会に戻ってまいりました。そして、質問させていただくわけでございますが、大臣の所信についていろいろお伺いしたい点も多々ございますけれども、私の持ち時間の関係から、金融問題に絞って質問させていただきたいと思います...全文を見る
○矢島委員 四月一日、おおよそで結構ですが、時間的な問題、何時ごろから何時ごろまで行われたのかということ、それから銀行局の担当者ということですが、それはどなたであったかということ、それからその内容、そこで行われた内容やその他いろいろ論議されたと思うので、それについて御答弁願います...全文を見る
○矢島委員 そのとき、大蔵省は、優先株あるいは劣後債など二千二百億円程度、こういう出資要請をされたのかどうか、また、そのときに各金融機関の担当者の反応はどうだったのか、すぐにそこでオーケーになったのかどうか、その辺について。
○矢島委員 それから、その会議が持たれたのが午前中ということですが、その日の午後四時過ぎになったかと思いますが、当時の三塚大蔵大臣の記者会見が行われて、発表がありました。それからおくれて、四時四十五分ごろになりますか、窪田日債銀頭取の記者会見もございました。  その時間的なずれ...全文を見る
○矢島委員 私は、その時間的なずれの問題が与えた市場への影響、そういう問題等もあるのではないか。時間の関係もありますので、それらの問題も今後ただしていきたいと思います。  四月十五日を基準点といたしまして、大蔵省の検査が始まりました。そして、その中間報告という形ですから、五月十...全文を見る
○矢島委員 日銀の速水総裁もそれから小畑理事もそれぞれ大蔵省から連絡を受けたということを予算委員会で答弁していらっしゃいます。その内容というものが、今言われたように、話し合ったのではないか。課長補佐程度ということまで日銀の側は言っているわけですけれども、例えば電話連絡でやったのか...全文を見る
○矢島委員 私は、その話の内容というのが、もう時間がなくなりましたが、非常に重要な問題があるんじゃないか。検査している途中の経過において、大体第三者にはそういう情報は絶対漏らしません。きょうも大臣答弁されていました。まさにこのことが、日銀の方との間でどれだけこの連絡が行われたのか...全文を見る
○矢島委員 ぜひ、残っていない部分についても当時の担当者等に当たって明らかにしていただきたい、このことを申し上げまして、質問を終わります。
02月09日第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  日本経済を見るときに、まさに消費不況とそれから財政危機が重なって同時進行しているという状況にあると思います。個人消費は依然として低迷し続け、凍りついたままになって、回復の兆しは見えません。また、財政面を見てみますと、国、地方合わ...全文を見る
○矢島委員 この財政危機宣言というものを発した直接の理由というものを、当時の状況などを振り返ってみますと、やはり償還財源措置のない特例公債の発行が、この年、年度でいえばその翌年度ですけれども、避けられなくなった、こういう事態になったことがその理由であると私は思うわけです。それまで...全文を見る
○矢島委員 公債の発行額、あるいは依存度、あるいは長期債務の残高、いずれも大きく膨れ上がっています。つまり、何一つ改善されたものはない、一層悪化しているというのが事実であります。  そこで、確認したいんですが、大蔵省は先日、中期財政試算というのを発表いたしました。それでは、今後...全文を見る
○矢島委員 成長率を二つの段階で多分試算してあったかと思いますが、今お答えいただいたように、途中は年々増加していくんですが、二〇〇三年度というのが四百二十九兆円から四百三十九兆円というような額になるわけです。今まで私、大臣に質問をしてまいりましたが、大変な状況にどんどん、危機宣言...全文を見る
○矢島委員 私はもう少しきちんとした見通しをお聞きしたかったわけです。  というのは、一つは、経済がプラスになる、税収がふえる、そして、経済がプラスになると言うけれども、どのくらいのプラスとか、あるいはこの時点では少なくともこういうプラス成長になるからそこで考えるんだとか、時間...全文を見る
○矢島委員 今の御答弁ですと数値的な一つの見通しというものはなかなか難しいと。今の国民の不安から考えていきますと、もう少し責任ある答弁をお願いしたいということであります。  そこで、どれくらいの期日でどういう手段、やり方でこれを打開していくのか。先進国でこの財政再建の目標を持っ...全文を見る
○矢島委員 私のこれまでの質問の中で御指摘申しましたような研究を直ちにやる必要がある、ほかの国で持っていないような国はないんだという答弁だと思います。  そこで、九七年度末、ちょうど今から一年ちょっと前になりますか、財政構造改革法が提案されました。臨時国会です。私も、財政特別委...全文を見る
○矢島委員 できるだけ具体的な答弁をお願いしたわけですが、例えば幾つかのもの、医療保険制度あるいは年金制度、こういうものについては今後の問題として残されていると思います。  既に関係法律を改正したものがあるわけですよね。そういう中で、公共事業の長期計画の問題では、これは五年を七...全文を見る
○矢島委員 私、いかに公共事業の面の枠というものが、基本は維持しながらと言うけれども、完全に取っ払われてそっちへ進んでいるかということについて、平成十年八月十二日、閣議決定です。その中には、「財政構造改革の一環として既に措置された制度改正、計画の延長や今後のスケジュールが決まって...全文を見る
○矢島委員 既に法律等決まっている部分や、あるいは社会保障そのほかで一定度進められている問題については、枠をはめてといいますか、取っ払って凍結したけれども、それは進めると。一方、公共事業に関してのこれら閣議決定やあるいは大蔵省の基本的な考え方等を読んでいきますと、暮らしや社会保障...全文を見る
○矢島委員 大蔵大臣は、財政演説の中でこう述べられていますね。   公共事業については、当面の景気回復に向け全力を尽くすとの観点に立って、公共事業関係費を前年度当初予算に対して五%増額するとともに、別途、公共事業等予備費五千億円を計上することといたしました。 と述べられていま...全文を見る
○矢島委員 社会保障関係費、この問題ですけれども、社会保障関係費は今年度当初予算と比べて何%増になりますか。
○矢島委員 この社会保障関係費については、大蔵大臣、やはり財政演説の中で、   社会保障関係費については、急速な人口の高齢化に伴いその増大が見込まれる中、経済の発展、社会の活力を損なわないよう、制度の効率化、合理化を進め、将来にわたり安定的に運営できる社会保障制度の構築を図って...全文を見る
○矢島委員 この経済効果の問題については、いろいろこの間論議されてきた問題だと思います。  昨年の三月十二日、これは参議院の委員会で我が党の議員が取り上げて質問したことに対する厚生省の答弁が載っておりますが、これによりますと、「基本的に福祉の充実が必ずしも経済にとって阻害要因に...全文を見る
○矢島委員 この問題を幾らやっても水かけ論だ、平行線。  というのは、私たちは公共事業が全部悪いと言っているのではないということはさっき言った。インフラの整備とか必要な部分にはやはりそれなりの予算を投入していかなければならない。しかし、苫小牧東の問題も御存じだろうし、福井港の問...全文を見る
○矢島委員 私、地方の財政も国と同様大変な事態にあるんだから、それは確かに、おっしゃられるようにたくさんの自治体があって、全部調べるのはなかなか容易じゃない、その部分もわかりますよ。わかりますけれども、やはり将来の見通しとして、こういう推移をするんだからこういう手だてをとるべきだ...全文を見る
○矢島委員 先ほど私がちょっと紹介した財政制度審議会の「財政構造改革を考える 明るい未来を子どもたちに」、この本の中にこういう記事も載っているんです。  当時の、平成八年度の段階ですけれども、利払い費でも当時十一・七兆円となるほど、過去の借金の山が大きくなっていることです。ちな...全文を見る
○矢島委員 なかなか具体的な見通しというものがないようで、一部にはそういうのじゃ無責任だという声もあることをお伝えしたいと思います。  私、今日本の経済というものが、先ほども申しましたように、消費不況とそれから財政危機という二重の危機が進行している。こういうときに、何回も申すよ...全文を見る
02月10日第145回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  大臣が所信の中で、「昨年二月に導入した新郵便番号については、その記載率が九〇%を超えており、」以下、国民の御協力にこたえるためにという御発言がありました。私、きょうは三十分間という時間です。この七けた化の問題についてお聞きしたい...全文を見る
○矢島委員 ことしになってからの利用者からの苦情というので、事故郵便、いわゆる配達がおくれるというのが多々あるんですね。  どういう状況かといいますと、今人員削減の問題にも局長が言及されましたけれども、減らせば何でもいいというものではなくて、やはりサービスが低下するのも構わず減...全文を見る
○矢島委員 安くて優秀な機械というのはだれでも考えることなんですが、今現在購入しているものは少し高過ぎる、こういう認識があったというふうな報告書になっているのですが、そういう説明があったということになっているのですが、そのことについては事実関係についてどうですか。
○矢島委員 そういう認識があったからこそこういう発言が、郵政省の担当官だろうと思いますが、二社になされたんだろうと思います。  そこで、郵政省の情報を提示する、こういう中で一応二社ともに高い購入価格を生んだ。そこで指名競争入札から一般競争入札に変わっていくわけですけれども、公正...全文を見る
○矢島委員 委員の皆さん方にお配りした資料のうちの地図が書いてある方の資料でありますけれども、今会計検査院の方から御答弁いただいたもの、またこれは会計検査院の資料をお示ししているわけなんですけれども、東芝、北海道全域になっております。以下、日本電気と東芝、それから二社が併存すると...全文を見る
○矢島委員 一部そういう部分があったとしても、おおよそこういう方向での区分機の区域配分がなされていたということはそのとおりだろうと私は思うわけです。  さらに、会計検査院は、この製造会社の固定化、私今、平成八年度までのものについて、上に数字の表がありますが、そういうような状況だ...全文を見る
○矢島委員 何しろ郵政省はこの問題では盛んに新聞紙上でも開き直っています。情報提示というのは、私が言いましたのは、これはちゃんと私は文書を引用したのですよ。公取の文書の中にそういうあらわし方で言っているのですね。ですから、それは情報提示だということでその言葉を私は使ったわけです。...全文を見る
○矢島委員 文書は郵政省に対する要請ということで出されております。要するに、公取ですから、業者、東芝やNECに対しては、それは勧告とかいろいろな形でやりますが、談合した方は向こうの形でありますから、郵政省に対してはいわゆるこういう点について注意してもらいたいという要請になっている...全文を見る
○矢島委員 会計検査院に聞きますけれども、平成十年度の入札の落札結果はどうなっているか。
○矢島委員 平成十年度については、平均で比率はぐっと下がった。ぐっとでもないけれども下がった。価格が下がった。ですから、以前の九九%というようなものと比べたら、最低は七五・二六という数値もあるかと思いますが、そういう状況に十年度以降、いろいろな資料を提示することをやめてから出てき...全文を見る
○矢島委員 大分時間がなくなりましたので……。  私は、入札価格が高い低いとか、その問題よりも、むしろ国民の前にいろいろな疑惑を抱くような状況はつくらないことだということです。そのことは、既に大臣も御存じのように、いろいろな綱紀粛正についての通達が出されているわけですね。  ...全文を見る
○矢島委員 終わります。
02月16日第145回国会 衆議院 本会議 第7号
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○矢島恒夫君 私は、ただいま議題となりました民主党、日本共産党、社会民主党・市民連合三会派提出の中山予算委員長解任決議案に対して、賛成の討論を行います。(拍手)  賛成の第一の理由は、予算委員会運営において、理事会協議を尊重せず、不公正な運営を行ったことであります。  去る十...全文を見る
02月17日第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。提案されております法案に対する質問の前に、税務職員の問題について質問したいと思います。  大変深刻な不況が進んでおります。こうした中で今年度の租税収入の進捗割合がどうなっているかということで、大蔵省から資料をいただいてみました。それ...全文を見る
○矢島委員 税務職員というのは、新約聖書に出てきますレビやあるいはザアカイなどといういわゆる取税人、税の取り立て人、この例を見るまでもなく、その時代からやはり世間ではどうしても嫌われるという状況にあるわけであります。それだけに、税務職員の労に報いるような、具体的にこの処遇改善、こ...全文を見る
○矢島委員 人事院の答弁だろうと思います。  ただ、どうも、今御答弁いただいたような状況になっていないように思うわけです。それは、国税庁内部には労働組合が二つあります。その一方の組合、つまり全国税労働組合、これに加入していることによって差別している事例があるわけです。  済み...全文を見る
○矢島委員 今お答えいただいたわけですが、わかりやすく言えば、八級ポストにつくには採用後二十年の経験が必要だ。両方の条件を満たしているということになると思いますが。  今お配りした資料の一枚目、資料一です。その表を見ていただきたいと思います。「所属組合による八級ポスト昇任差別実...全文を見る
○矢島委員 今の答弁では、次長、到底この差別されている人たちは納得できないと思うのですよ。  つまり、この人たちは、あなたの答弁からいえば、すべて能力、適性、勤務状態がだめだ、こういうことなんですか。しかも、この表を見て、明らかに差が生じているということはお認めになりますね。差...全文を見る
○矢島委員 そういう理由では到底納得できないんですよ。差別されている人たちは、周りの人も言っているように、全国税組合に加入している以外に八級ポストにつけない理由はわからない。本人にも説明しない、指導もしない、そんなことで職員間の信頼がつくられるわけがないですよ。どうしてこうなって...全文を見る
○矢島委員 いろいろ指導をしてきた、あるいは各省庁への調査などもしているのかと思いますが、どうも今の御答弁を聞いていますと、税務の職場の実態といいますか、こういう差別の実態、こういうのを人事院は本当に把握しているのかなと思わざるを得ないんです。よく調べたり実態というものを把握して...全文を見る
○矢島委員 何回も同じ答弁を次長は繰り返しているわけです。そういう答弁、全然私納得できないんですよ。こういう国税庁に勤務する職員、まことに不幸だと私は思わざるを得ない。  次に、それならばなぜこのような差別がいつまでも横行しているかという問題です。  国税庁には、牢固としたと...全文を見る
○矢島委員 次長、大阪国税局で起こっている問題について、報告を受けて聞いているだけじゃなくて、積極的な調査をお願いしたいんです。  というのは、お配りした資料の三から六までを見ていただきたい。資料三、資料四、資料五とずっとあります。一番上のが「税務署決議書」、こうなっております...全文を見る
○矢島委員 私が示した資料三、四、五、六というものは、いずれもこれは正規の書類だということはお認めになりますね。出所がどこかわからないからということで答弁を避けられましたが、はっきりした税務署の正式の文書だということだけはお認めになると思います。  さてそこで、この文書、田中幸...全文を見る
○矢島委員 全然私納得しません。そういう言い逃れをしてもらっちゃ困るんです。  いいですか。指導というのは、本人に対して、あなたはこういうことをやっていますね、だから八級ポストには行けないんですよとか、それぞれあなた方が監視して記録したことについて、職員に対してちゃんとその中身...全文を見る
○矢島委員 私が提出いたしましたこれら資料、いずれも国税庁として確認していただくということが必要かと思いますが、こうした行為は直ちにやめるべきだと思うんですよ。だって、そうでしょう。いや、組合の加入そのほかによって差別はしていませんといったって、現実の問題としてこういう事態が起こ...全文を見る
○矢島委員 私、証拠のある資料をお配りして説明いたしました。間違いなく国税当局の文書だと思います。  大蔵大臣、法案に対する質問の前に大分この問題で長い時間をとりました。ただ、私は、このような問題は放置できない問題だと考えているから、これだけ時間をとったわけであります。  こ...全文を見る
○矢島委員 次に、残りの時間が少なくなりましたけれども、所得税の最高税率の問題で質問したいと思います。  まず、大蔵省にお聞きしますが、夫婦と子供二人、こういう世帯で、片働きの給与所得者で所得税の最高税率を適用される人の給与年収、これは幾ら以上になりますか。
○矢島委員 それでは、課税所得三千万の場合、所得税がどれくらいになって、その所得税は給与収入額に対して何%になるか、お答えいただきたい。
○矢島委員 今大蔵省に示していただきましたが、現行の税制でいきますと、年収が三千五百六十五万超、二千円というのはありましたけれども、これ以上の給与所得者が課税所得三千万円以上になっている。所得税の最高税率が適用されるようになるわけですね。しかし、この課税所得三千万円の給与所得者の...全文を見る
○矢島委員 今御答弁いただいたように、五〇%というのは限りなく無限大のものですから、四七%でお答えいただいたわけですが、年収が十五億、約十五億九千万円ですか、これ以上の納税者ということになる。国税庁、おわかりですかね。このような給与所得者は何人おられるか、数はわかりますか。
○矢島委員 確かに、年収が約十六億円以上というのは、まずいないか、いたとしてもごく少数だろうと思いますが、このような人がようやく四七%以上の負担率になるわけですね。つまり、大蔵大臣、超過累進所得税はこうなっているわけです。  ところが、このような仕組み、どうも一般の国民は十分知...全文を見る
○矢島委員 その後半については、これから税制を変えるに当たってどう変わっていくのかというあたりもお聞きしたいわけですが、何しろ私の持ち時間はどんどん少なくなっております。また別の機会にこれらの問題についてもお聞きしたいわけですが、主税局長、一般の人たちは知らない人が結構多いのです...全文を見る
○矢島委員 もう一つお聞きしたいのですが、同じ条件にしまして、夫婦子供二人の給与所得者で年収が四百万円の方、それから七百万円の方、比較的その階層が多いわけですけれども、こういう人たちの税額は今度の新しい改正によってどれぐらい減税になりますか。
○矢島委員 これはこの委員会でも、また予算委員会でも終始問題になってきたことですけれども、いわゆる定額減税を打ち切るという状況の中で、私はちょっと計算してみたのです。昨年の特別減税を含めて考えますと、年収四百万円の場合は、昨年は所得税あるいは住民税、これはともに課税最低限の問題で...全文を見る
○矢島委員 大臣は、ブラケットのいわゆるグループごとによる収入の区分、こういうものについての答弁もされて、累進をできるだけ緩やかにしていくということをおっしゃられたかと思います。  さてそこで、国民の意欲を引き出すという観点からの問題なんですが、私は、今度の税制改正を見まして、...全文を見る
○矢島委員 年収三千万円のところを目指して意欲的に働くのだということが国民の意欲を引き出させる今度の改革というあたりかと思いますが、今までずっと論議してまいりましたけれども、今回の減税法案で恩恵を受けるのは、やはりどう見ても低所得者ではなくて高額所得者の納税者であること、これはこ...全文を見る
○矢島委員 どうも十分私は納得できない部分もあるのですが、ある雑誌の鼎談で、加藤寛政府税調会長がこういうことを言っていらっしゃるのですね。最高税率の人たちは、何となく努力をしても報われないとみんな思っている、無気力な状況を打破しなければならない、そのための最高税率の引き下げであっ...全文を見る
02月19日第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○矢島委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出、特例公債発行法案、国税関連三法案、並びに民主党提出、特例公債発行法案に対する修正案に反対し、日本共産党提出、租税特別措置法等一部改正案に対する修正案に賛成する討論を行います。  現在、日本経済は、消費不況の激化と財政危機という二...全文を見る
03月11日第145回国会 衆議院 逓信委員会 第5号
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○矢島委員 参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。日本共産党の矢島恒夫でございます。  最初に清水参考人にお尋ねしたいのですけれども、放送と人権等権利に関する委員会機構、BROですね、これが九七年六月に発足いたしました。間もなく二年になろうとしております。このBROは、...全文を見る
○矢島委員 もう一つ質問します。今お触れにならなかった団体の取り扱いは——後で結構です、私、二つやりますから。  それで、それと一緒にお答えいただきたいのは、BRCの活動に対しては、たくさんの人々が関心と期待を持っております。ですから、委員の皆さん方は本当に大変なお仕事をされて...全文を見る
○矢島委員 さまざまな苦情やあるいは意見等も寄せられているんだろうと思います。  そこで、私は「汚染地の苦悩—農作物は安全か—」というあのダイオキシン問題の放送について質問したいと思います。  私は川越に住んでおりますから、くぬぎ山に歩いて行っても大丈夫なところにあるのです。...全文を見る
○矢島委員 いろいろ言われましたが、私が尋ねたのは、放送によってホウレンソウが最高値だと思われたことに対するこの回答書の中の文面ということだったんですが、この回答書では、説明不十分だった、こう言っているわけですけれども、データ認識の誤りだ、私はこう思うんですよ。その点は回答書の中...全文を見る
○矢島委員 それでは、最高数値がホウレンソウではなくてお茶であることを知ったのはいつだったんですか。
○矢島委員 伊藤社長は二月二十三日に記者会見をされています。そこでも、まだきょうもそういう御発言がありましたけれども、データの説明が不十分だったため、農家の皆さんに御迷惑をおかけしました、こういう謝罪になっていると思います。  今のお話のように、二月一日の時点では三品目五検体が...全文を見る
○矢島委員 私の指摘しているのは、一日時点では何も知らなかった、知らなかったのであの放送が行われた、そういうことですね。ということは、データそのものに問題があったわけですね。ですから、詳しい説明なんかできる状況じゃなかったのですよ、そのデータが何だかわからないのですから。  と...全文を見る
○矢島委員 私先ほどお話ししましたように、あるいはただしましたように、ホウレンソウが半値にもなるというような事態、あるいは売れないという事態が起こる、こういうことに対して、事実こういうことが起こっているわけですから、ですから、なぜそれが起きたかという原因ですよ。私はずっとそれで来...全文を見る
○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  私、最初に、特定公共電気通信システム法というのが昨年成立しまして、研究を開始しているわけですが、昨年の第三次補正予算で、学校における複合アクセス網活用型インターネットに関する研究開発、先ほど来話が出ていますように、三百億円予算が...全文を見る
○矢島委員 文部省、来ていらっしゃると思うのですが、学校のインターネット接続を、今文部省と郵政省と共同的に研究開発を進めている、さまざまな高速線を複合的に組み合わせたネットワーク、これでやる必要がどこにあるのかという点で、どこそこの学校はCATVの回線でしか高速回線が引けないとか...全文を見る
○矢島委員 続いて文部省に聞きますけれども、いずれにしろ、貴重な税金を使った研究であるわけです。文部省も予算を出しております。  この法律の目的は、単なる基礎研究ではなくて、高速線を複合的に組み合わせたネットワークという、特定公共電気通信システムを普及するといいますか、つまり、...全文を見る
○矢島委員 要するに、学校側とすれば、どういう接続であれ、同時に多数のパソコンがインターネットにつながればいいんだということだろうと思うわけです。  したがって、学校における複合アクセス網活用型インターネットに関する研究開発、これは法律で研究開発しようとしているほかの電気通信シ...全文を見る
○矢島委員 文部省に聞きますけれども、実験といいながらも、実際に学校にとっては、たくさんのパソコンでインターネットを三年間無料で利用できる、こういうメリットがあるわけですね。この三年間の実験が終わったらどうするのかという問題なんです。つまり、高速アクセス回線の使用料金というのは結...全文を見る
○矢島委員 実際問題として、各地方自治体の負担でその後の経費について賄っていく、とりわけ回線の費用というもの、このことが本当にうまく移行できないと、これはまたせっかくの高速回線が使えないというような事態にもなるので、その辺は、これから三年間に十分いろいろな手だてを考えてもらいたい...全文を見る
○矢島委員 私、昨年の通常国会で、この電気通信システムについて委員会で質問してまいりました。そのときに文部省は、動画をスムーズに動かす技術研究だ、こういう御答弁もあります。そしてそのときに、これはシステム開発関連技術に関する研究開発の推進に関する法律案で、これはちょっと遠いのであ...全文を見る
○矢島委員 なぜ私がそういう質問をしたかといいますと、今度提出されている今回の法案の改定の一つに、警察と郵政省が一緒になって電気通信システムを開発しよう、その中身というのは、警察通信に対する不正アクセスを検出し、不正な通信を遮断することのできる電気通信システム、こうなっているわけ...全文を見る
○矢島委員 終わります。
03月15日第145回国会 衆議院 逓信委員会 第6号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  私、地上波デジタルの問題と、それから毎回この予算の審議のときに字幕放送のことについてお尋ねしてきたわけですけれども、持ち時間の関係から、最初に、字幕放送の問題でお聞きしたいと思います。この間、皆さん方が本当にこの問題で努力されて...全文を見る
○矢島委員 NHKが、この間、予算審議あるいは予算作成、こういうことに当たって、字幕放送の年度計画を立てていること、そして着実に毎年前進し増加させている、このことについては本当に評価に値するものだと私も思います。  総合放送では、九九年、多分三十二か三十三番組になったろうと思い...全文を見る
○矢島委員 今のお答えの中に、二〇〇七年までのひとつ中期的といいますか、この計画を立てる、このことのお考えがあるかどうかを私はお聞きしたのですが、その辺のことはどうなっているか。では、会長。
○矢島委員 先ほどお話にありました、いわゆる生番組以外の字幕がつけられる可能性のあるものについての年次計画というものを立てながら進めていらっしゃるのですが、いわゆる生放送やスポーツ放送、これへの字幕というのはなかなか、技術的に今開発中ということだろうと思うわけです。  私、難聴...全文を見る
○矢島委員 ぜひデジタル放送の非常な利点というものを生かしていただいて、少なくともデータ放送ぐらいを研究していただきたい。  郵政省にお聞きしたいんですが、九六年度から二〇〇〇年までの五カ年間で、この間の計画として、字幕制作の効率化に関する研究開発というものが行われているわけで...全文を見る
○矢島委員 確かに、スポーツの実況に字幕をつけるというのは、非常にいろいろな電子システムが必要だろうと思います。  ニュースはどうかというのでいろいろ私見たんですが、スポーツのように実況ではなくて、ニュース原稿を読むという形になっているのが多いかと思うんです。その原稿がワープロ...全文を見る
○矢島委員 相当いろいろな場面で研究しながら進められているなということをその画面で私見ましたので、ぜひそういうことが進められるようにお願いしたいと思います。  さて、今私が申し上げました聴覚障害者向けにつくられている番組の問題ですけれども、「聴覚障害者のみなさんへ」という番組が...全文を見る
○矢島委員 時間がなくなりましたので、デジタルの方はまたの機会ということで、最後に、今御答弁にありましたように、再放送がふえてきているという状況、これについてはいろいろ局の方の問題もあろうかと思いますが、チーフディレクターの方が一生懸命障害者のための番組づくりをやっていたというこ...全文を見る
03月19日第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○矢島委員 この法律で、貸付資金受け入れのための社債あるいはコマーシャルペーパー、こういうものを発行できる金融業者というのは、内閣総理大臣の登録を受けたところの特定金融会社等となっております。その特定金融会社等には一定の財産的基礎も求めております。  午前中の質疑の中で、この最...全文を見る
○矢島委員 そこで、金融監督庁にお聞きしますが、ノンバンクは現在何社あって、そのうち資本金十億円以上のノンバンクは何社あるか、お答えいただきたいと思います。
○矢島委員 それでは、百三業者のうち消費者向け貸金業者というのは現在何社あって、そしてその会社はどういう会社か、会社名もあわせてお答えいただきたいと思います。
○矢島委員 それではもう一つお尋ねしますが、消費者向け貸金業者は全体で何社あるのか、そしてその貸付金残高は現在幾らになっているか、そのうち今答えていただいた十二社の貸付金残高は幾らで、その占有率はどれくらいになっているか、お答えいただきたいと思います。
○矢島委員 今お答えいただきましたように、消費者向け貸金業者、今回の法案で社債等が発行できるのは十二社である、その十二社のシェアというのは六〇%ということが答弁にありました。つまり、消費者向け貸金業者というのは、いわゆる大手のシェアが非常に大きいということがあらわれていると思いま...全文を見る
○矢島委員 確かに、多くの金融機関、例えば北海道拓殖銀行だとか、あるいは山一証券やそのほかの金融機関も破綻しているという大変な事態があります。中小企業も次々と今大変な事態が起きている。そういう中で、武富士は、九八年三月決算では、経常利益は千四百六十八億円、前年度の二〇・三%も伸ば...全文を見る
○矢島委員 大手上位五社ということでお答えいただきました。消費者向け無担保貸金業者の全体ですと、たしか平成八年の三月末で二八・四八%、平成九年の三月末ですと二七・六〇%、全体の方がもちろん五社よりも高くなっている、ほかの無担保貸金業者の方が高い金利を出している、こういうこともわか...全文を見る
○矢島委員 今御答弁いただいたように、いわゆるサラ金業者の金融機関等からの調達金利、これと消費者への貸し出しの金利、これが余りにも隔たりが大き過ぎると私は思うわけです。これが大きな一つの特徴じゃないか。サラ金会社は、調達金利と貸出金利とのこの大幅な利ざやで大もうけしているという現...全文を見る
○矢島委員 大臣、今、希望的な見方というものもあるかと思いますが、金利が下がると思う、下がってもらいたいと思う、こういう御答弁だったわけですが、いずれも、とりわけ推測であるし、また実態調査というものの上に立った状況ではないだろうと思うんです。  私は、今大臣が御答弁されたように...全文を見る
○矢島委員 出資法の金利引き下げについて、午前中の質問ですけれども、これに答えて大臣は、長期的には下がってこないといけないと思うという趣旨の答弁をされました。「ノンバンクに関する懇談会報告書」、ここにも結論として同じ趣旨が述べられております。  この出資法の金利引き下げの方向づ...全文を見る
○矢島委員 やはり借り手側には、今日の状況の中で、先ほど私が申し上げましたように、生活費のその日のお金を借りてこようというような事態が起こるわけですから、なかなか借りる借りないの自由というものがないんですね。ですから、市場の競争原理に任せておけない部分がある。少々の過剰貸し付けを...全文を見る
○矢島委員 ぜひそういう方向を早めてもらいたい。  時間が参りました。私たちはこの法案に対して非常な危惧を持っております。  反対の第一の理由は、私は今ずっと質問してきたわけですが、金融業者の高金利、こういうものを容認している現行の出資法の中で社債の調達を認めるということがど...全文を見る
04月16日第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  まず、私は、提案されている改正法案の中の名称の問題で一つだけお尋ねしたいんです。  私、名は体をあらわすという言葉がありますけれども、国民金融公庫という名前が最もその体をあらわしている、こう思います。この名称変更の必要がないと...全文を見る
○矢島委員 その十二億円というのは、今私が質問したものも全部含めて十二億円というのかどうか、確認したいと思います。
○矢島委員 だから、それは幾らになるかということを聞いたわけです。
○矢島委員 代理店や郵便局に迷惑だけかけておいて、それが幾らになるかわからないというのは非常に無責任ですよ、それは。お願いしておいて、そして名称変更した、それでいろいろと費用がかかる、かかるけれども、それはあなた方が持ちなさい、幾らになるか全体では私たちはわからない。  これは...全文を見る
○矢島委員 そこで、次に第四章、「業務」のところですけれども、業務の範囲が書かれております。  現行の国金法の第十八条第一項、ここには「生業資金及び教育資金の小口貸付けの業務を行う。」とあります。第二項には、「銀行その他一般の金融機関から資金の融通を受けることを困難とするものに...全文を見る
○矢島委員 その目的及び業務範囲、これは変わらない、こういう答弁だと思いますので、それは結構だと思います。  そこで、依然として今日不況が続き、金融機関の貸し渋りが続いているわけですが、十三日に発表されました日銀の三月の貸出・資金吸収動向、これを見ていますと、都市銀行など金融機...全文を見る
○矢島委員 一生懸命努力しているという御答弁ですけれども、十分かどうかというのは、いろいろと今までの統計数値等で判断していかなきゃならない問題があろうかと思います。十年度の速報値の話もございました。  そこで、私は、本当に十分かどうかということについて、いろいろな観点からお尋ね...全文を見る
○矢島委員 今のお答えから、件数で見てみますと、平成五年度、その前を見ますと大体増加しているんだと思うんですが、六年度から八年度までずっと下がってきて、九年度にやや増加している。特に九年度を見ますと、これは平成五年度に比べてみますと、件数でいいますと十三万前後の減少になりますか。...全文を見る
○矢島委員 御利用いただきたいと言う中で、なぜ、それではこの国民金融公庫へ来ないで——表面的には保証協会の業務というのは後は非常に大変な事態が続きました。徹夜で皆さんやったという事態がありました。そこへ殺到した。しかし、そこで借りられなかった人もいるわけで、それが駆け込み寺の国金...全文を見る
○矢島委員 これも、総額の方の傾向と同じになるのは、その中の一部ですからなると思いますが、やはり件数でも平成五年をピーク、平成八年までずっと減ってくる、平成九年に微増。一件当たりの金額をちょっと計算してみたんですが、この四年間連続でずっと減少してきて、平成九年度は一件当たりの金額...全文を見る
○矢島委員 これは、こちらの法人の関係についてもおおよそ今までの状況と同じ、平成五年ピーク、以下減少、九年度やや増、しかし、一件平均でいきますと、個人の場合と同様、法人の場合も最低になっている、これがあらわれてきた数字だろうと思うんです。  私、さらに資本金の階級別にこれを見て...全文を見る
○矢島委員 総裁、後で大臣とお話し合いいただければ。時間の関係で。  実はもう一つ、別の方向からの問題ですが、この国民金融公庫改正法に当たって、私、国金の職員の守秘義務について一つだけただしておきたいんです。  恐らく、御案内のとおり、昭和二十七年、講和条約の発効のときに国民...全文を見る
○矢島委員 いろいろあっちこっち行ってちょっとわかりにくい答弁なんですが、要するに、国家公務員法の適用を除外した、このことについてはそうなんでしょう、そのことをはっきり官房長答えてないけれども。時間がないので。そうなっているんですよ、これは。後でよく調べてください。  そこで、...全文を見る
○矢島委員 私はなぜこの質問をしたかといいますと、公庫の職員がそれぞれ企業や個人のところへ調査に出向くわけです。この調査に来た方に、第三者の立ち会いをしていいか、こう言いますと、いや、我々は守秘義務によって立ち会いは拒否するんだというので拒否されているという事実があるので質問した...全文を見る
○矢島委員 終わります。
04月23日第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  これまで本委員会で、苫東問題あるいはむつ小川原の開発破綻問題、いろいろと論議されてまいりました。私も、このような結果になったその総括、それから責任、こういうことを明らかにしないままで開銀と北東公庫を新銀行に統合していくということ...全文を見る
○矢島委員 今までの開銀の基本的な性格というものが、戦後の歴史から見ましても、また今日まで開銀が行ってきた経緯と実績というものを見ましても、やはり大企業向けという性格づけであると私は思います。  そこで、今も大臣がちょっと述べられたので、実は、この法案の目的とか業務という中身か...全文を見る
○矢島委員 私、やはり今まで開銀が行ってきた融資の状況そのほか、これをきちんとすることによって新銀行の持つ役割というものもおのずと決まってくると思うのです。  そういう意味で、開銀に聞くのですが、現在、資本金規模で一億円未満、一億円以上十億円未満、十億円以上百億円未満、それから...全文を見る
○矢島委員 今お答えいただきましたけれども、一億円以下は、融資全体の額からいきますと三%、そして、百億円以上、ここのところが七三%という融資残高になっているというお答えでした。やはり、融資額からいえば百億円以上、圧倒的にこれらの企業に融資されているという結果になっていると思います...全文を見る
○矢島委員 いろいろ言われましたけれども、新銀行がこれから発足するに当たって、やはり大臣もおっしゃっておりましたけれども、融資対象というのは重厚長大からいろいろとその時代時代によって変わってくる、こういうお話もありました。私は、やはり国民生活安定という方向が、今後求められるんじゃ...全文を見る
○矢島委員 そうおっしゃいますけれども、昨年この開銀法改正の問題が論議された当委員会でいろいろと論議された問題、つまり中堅企業への貸し渋り対策、これを中心にやっていくんだと言うけれども、この法案の中身をいろいろ考えてみますと、やはり大企業への新たな支援策、こういう内容も含んでいる...全文を見る
○矢島委員 あなたは、十二月三日の衆議院当大蔵委員会におきまして、やはり中堅企業を中心に対応したい、こういう答弁をしていらっしゃいます。法の目的の貸し渋り対策ということで、大企業はその下にいろいろな企業もあるんだからというようなことじゃなくて、中堅企業を中心に貸し渋りをどうするか...全文を見る
○矢島委員 やはり、国会審議の中でこの法改正のときに、貸し渋り状況が全国的にいろいろな問題が起きた、中小企業についてもいろいろ手当てをした、中堅企業はどうなんだと、そこで出てきた一つの法改正の、これは緊急経済対策の一環なんですよ。ですからそのとおりにいくべきなのが、件数は件数はと...全文を見る
○矢島委員 社会資本整備に対する貸付金もやはり同じような状況で伸びていると思います。  いわゆる第三セクターの問題なんですけれども、一九七〇年代の前半、それから一九八〇年代の後半、民活法、それからリゾート法、こういうのが成立いたしました。この辺で急増していると思うんですけれども...全文を見る
○矢島委員 私の聞いたことだけに答えてください。もう時間がなくなっちゃうんで。要するに、どういう推移かということだけをお聞きしたのに、余分なことを答えていらっしゃるのでどんどん時間が食います。  今、第三セクターの問題というのは非常に重要な状況にありますね。苫東の問題あるいはむ...全文を見る
○矢島委員 さてそこで、この三社の現状はどうかという問題ですよ。累積損失、私調べてみましたら、六百五十二億円と出ていました。これから年々三社とも赤字は膨らんでいくのではないか。  これは四月十三日の日経ですけれども、株式会社形態など全国に約三千社ある、景気低迷の長期化の中で実質...全文を見る
○矢島委員 総裁の答弁が極めて丁寧なので、私が用意した質問、つまり結論の部分、こういうところまで行きませんでした。もう時間だというのが来ました。  開銀は東京ファッションタウンにも融資していますよ。今大変三セクの問題というのは全国的に重大な問題になっているということは、これは御...全文を見る
04月28日第145回国会 衆議院 逓信委員会 第8号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  私は、まず放送法についてただしていきたいと思います。  最初に確認しておきたいのは、今回の法改正というのは、これまで独立した免許であったデータ放送、これを、テレビジョン免許があれば新たに免許を取らなくてもデータ放送をできるよう...全文を見る
○矢島委員 私たち、放送のデジタル化一般については、やはり技術の進歩として、また国民生活あるいは放送文化、これらの進歩に貢献する、役立つ、こういうことに使われる、このことについては賛成です。  そこで、最初に大臣に基本的な立場でお伺いしたいのですけれども、地上放送デジタル化、こ...全文を見る
○矢島委員 二〇一〇年にアナログをなくしていく問題では、けさからずっと本委員会でいろいろ論議されてきたことであります。その問題についてはまた後でお尋ねするということにして、昨年十月の郵政省の地上デジタル放送懇談会の報告書の中身について幾つかお尋ねしたいと思います。  地上放送の...全文を見る
○矢島委員 ぜひ今のお話のような方向で進んでいくということを私も希望するわけです。  確かにチャンネル数は多くなったけれども、おもしろい番組がないということになれば、視聴者はテレビの買いかえなんというのはする気にならないということになるわけですし、同時に今、多チャンネル化してい...全文を見る
○矢島委員 結局、組み合わせということになるんだろうと思うんです。  視聴者の方から見ますと、どの程度高精細度テレビジョン放送を見ることができるのかなという考えはあるんですね。始まってみないとどうもわからないんだというのだと、さて将来において、安くなるだろうと思いますが、やはり...全文を見る
○矢島委員 どれだけの高精細度のテレビ放送が受信できるかということ、これすらわからない状況の中では、このテレビを買っていこう、そちらがいいとなかなかならないわけですから、その辺は、よく知らせるという意味でも必要かと思います。  そこで次に、きょう午前中にもずっと、それから午後に...全文を見る
○矢島委員 局長はいろいろと希望的な部分も含めてお答えいただいたようでありますが、私がお聞きしたのは、その点もありますけれども、もう一つの、例えば関東の地域で二〇一〇年になって調査した。そうしたら、現行のアナログ放送がカバーしている地域がデジタル放送でカバーできた、一〇〇%いった...全文を見る
○矢島委員 もう一度お尋ねしますが、八五%という普及率に到達したときに、打ち切るのか打ち切らないのか、この点だけちょっともう一度。
○矢島委員 といいますと、例えば、先ほど私、関東地域に例を挙げましたけれども、二〇一〇年でその地域が八五%普及、そして一〇〇%カバー、条件が満たされた。つまり、デジタル懇の報告の中身ということでです。これは目安というふうに書いてあって、その目安が達成できたという時点で、もう一度こ...全文を見る
○矢島委員 私、非常に重要な問題は、八五%というこの数値は足切りなんですよ。つまり、私自身は一〇〇%にすべきだと思っています。一〇〇%でなくて八五でいくということになると、足切り宣言になりますから、足切りされた世帯ではテレビの買いかえの強制になるんじゃないかと私は思うんですよ。 ...全文を見る
○矢島委員 場合によっては打ち切らないこともあり得るということが一つ。したがって、終了時期それから終了条件、これもそこできちんと決まったものではなくて、先ほどの最終的にはどこで決めるのかという質問に対して、局長の方から、周波数の決定は大臣がやる、電波監理審議会の意見というのもある...全文を見る
○矢島委員 局長は、その立場から八五%というのに大分固執されているようですが、大臣は、一〇〇%を目指すというのがありました。  私は、やはり一〇〇%というのが本来の道筋であって、八五%になったから、これでクリアできたぞというので切りかえていくということについては非常に問題がある...全文を見る
○矢島委員 放送局は電波法で、あるいは委託放送事業者は放送法で、「日本の国籍を有しない人」だとか「外国政府又はその代表者」「外国の法人又は団体」「法人又は団体であつて」以下ずっと、いわゆる欠格事項というのがきちんと決められているわけですね。  私、時間になりましたので、最後に大...全文を見る
○矢島委員 最後になります、意見だけ申し上げます。  ケーブルテレビの放送局としての根本問題について検討してきたのか、こういう問題です。何ら検討した跡が見られない。  つまり、放送の規律を受けるケーブルテレビへの外国企業の参入規制を撤廃するということは非常に重大な問題だと私た...全文を見る
05月12日第145回国会 衆議院 逓信委員会 第9号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  提案されております電波法の改正案、三つの点があるわけですが、私、質問の時間の関係から、まず最初に電波利用料の問題で質問していきたいと思います。  先ほど来お話がありますように、電波というのは国民共有の財産であって、有限の資源だ...全文を見る
○矢島委員 もちろんこうした強い電波を出す無線局というのは限られているわけで、当然免許が必要です。問題となるのは、免許を取らずに強い電波を出している不法な無線局ということになるわけです。大臣も今DEURASの問題等、お話しいただいたわけですが、不法無線局の出現状況ですね、大体、D...全文を見る
○矢島委員 今お答えいただいてきましたように、不法な無線局の出現状況というのは年々増加しているという数値があらわれておると思います。  郵政省では、不法無線局というのを、いわゆる不法パーソナルだとか、あるいは不法アマチュアあるいは不法市民ラジオその他、それぞれ区分しながら統計を...全文を見る
○矢島委員 それぞれいろいろな区分があっても、全体的にはトラックあるいは移動車両というようなものが圧倒的だと思うわけです。そのことは既に逓信委員会におきましても、あれは九三年六月の逓信委員会だと思いますけれども、当時の白井電気通信局長が、トラックなどの動きます車に搭載いたしまして...全文を見る
○矢島委員 今お答えいただきましたように、平成七年、平成六年に比べても急激に増加していると思うのです。平成六年が三千台だったわけですが、平成七年には七千台。この措置件数が伸びた原因といいますか、主要な問題は何だったか。とりわけ措置の中身ですね、告発したのは何件で、行政指導は何件に...全文を見る
○矢島委員 不法パーソナルに対する監視が強化された、こういうお話で、その結果相当確かめること、確認することができ、そして行政指導なり、あるいは告発なりが行われていったと思うのですけれども、この行政指導のやり方ですね。  件数も大変たくさんあるわけですが、同時に監視要員による、恐...全文を見る
○矢島委員 目視等によってそれを見つけ出すと。アンテナが出ているから、どうもあれは積んでいるらしいとか。そうすると、目視だけで行政指導といっても、あなたは不法な電波を出しているからだめですよとまではなかなか確認できないわけですね。どんな方法でやっているのですか。いわゆる目視によっ...全文を見る
○矢島委員 そういうのも一応措置件数の中に入っているのだろうと思うのです。つまり、急激にふえた、集中的に不法パーソナルについて目視等を中心にやっていった。  DEURASですが、これは位置を決めて、件数はふえるけれども、措置件数となるとやはり人手が要る、これが実態だろうと思うん...全文を見る
○矢島委員 質問通告にGMDSSの問題も出しておきましたが、時間の関係で、また次の機会に移したいと思います。  終わります。
○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  今回提案されております改正案につきましては、郵便事業は大変苦しい状況にあります、こうした中でハイブリッドめーるという新しい商品を開発してニーズにこたえていこうということのためで、基本的に私たちは賛成であります。ぜひ適切に運用して...全文を見る
○矢島委員 済みません、資料を配付してください。  資料を配付していただいている間にもう一つお聞きしたいのですが、今十七、全国にこういう頒布会があるというお答えでしたが、このTOKYO旬の会というのは、東京ユー企画という株式会社だと思います。例えば北海道グルメ会とか九州稲穂の会...全文を見る
○矢島委員 そこで、配付いたしました資料なんですが、その一ページ、これは九州稲穂の会の商品申し込みはがきであります。表と裏がそれぞれ左と右に印刷されたものです。これを見ますと、福岡中央郵便局九州稲穂の会係というふうなあて先になっていますが、各郵便局にはこうした頒布会を置いているの...全文を見る
○矢島委員 札幌の例を挙げられました。  私、グルメ会のパンフレットの中にそれぞれ折り込まれている、札幌中央郵便局郵便窓口課行、こういう封筒が折り込まれているのですね。ですから、郵便窓口課にグルメ会の事務を担当する方がいらっしゃるのかどうか。これは先ほど、九州稲穂の会の申し込み...全文を見る
○矢島委員 もしできたら、中に会があるのかどうかという点、調べられたら、後ほどぜひ調べていただければと思います。  次に、九州稲穂の会の一ページのそのはがきですが、左の方に小さく、表です、通信事務依頼信というのが書かれているわけなんですが、北海道グルメ会のにも同じように通信事務...全文を見る
○矢島委員 無料でできるということだろうと思います。  この問題については、まだ私も郵便法の無料郵便第二十条の問題や、それから郵便規則の第十条の問題との絡みから疑問は残るわけですが、そういうお答えですので、次の方へ進みます。  お配りしました資料の二ページですけれども、これは...全文を見る
○矢島委員 なるほど、これはゆうパックを指しているということですか。  その続きにずっと行きながら、「当然ながら、」の後に、「「職員が不要なものを買い取ること」等がないよう、適正営業について指導を徹底する。」これはこのとおりだと思うのですが、このとおりでよろしいのですね。
○矢島委員 資料の次の三ページから五ページまでの間は、これは会員獲得状況の報告を局ごとに集計して九州郵政局が作成したものです。  その最後の五ページの右半分の方にその合計が書かれているわけなんです。合計の欄のところに指標六万件というのがあるかと思います。こういう指標というのです...全文を見る
○矢島委員 次に、資料の六ページ以降ですけれども、これは「「北海道グルメ会」頒布品の推薦等について」というので、これも郵務部長から各郵便局長にあてたものであります。  その七ページの方ですが、一番下の方です。一覧表があって、「商品の納入価格は原則として、次のとおりとする。」とい...全文を見る
○矢島委員 私も頒布会の方と業者との話し合いだろうと思うのですが、この資料を見ると、その中に郵政局がどういうふうにかかわり合っているのかなということが疑問だったのでお聞きいたしました。  いずれにしろ、局長、今すぐに配って、今見てお答えいただいているものですから、それぞれもし訂...全文を見る
○矢島委員 私が申し上げたいのは、本当に、ずっとこう見ていきますと、やっている内容というのはまさに食料品の通信販売会社の事業そのものと変わらないのじゃないか、まさにそれと同じだと。  つまり、郵便局の職員というのは、全体の奉仕者である国家公務員として採用されて、そして郵便法の第...全文を見る
○矢島委員 ふるさと小包とそれから頒布会のやっている中身というのは、基本的な違いがあるんですね。ふるさと小包というのは、業者とそれから郵便局との間でゆうパックとしてパンフを置いているんですね。この頒布会というのは、会員の申し込み、受け付け、それから会員拡大、それから営業部門、言う...全文を見る
05月19日第145回国会 衆議院 逓信委員会 第10号
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○矢島委員 矢島恒夫でございます。  持ち時間の関係で、通告いたしました質問の順序を変えまして、通貨オプションの問題から質問をさせていただきたいと思います。  今回の改正というものは、郵便貯金特別会計の金融自由化対策資金、それから簡易生命保険の積立金の運用対象に通貨オプション...全文を見る
○矢島委員 トータル的に見て安全確実という郵政省なりのお考えだろうと思いますが、どうもその点、私、非常に疑問に思うわけなんです。個々別々に見ても、そこに非常にリスクの高いものが入ってきているということの問題について指摘したわけです。  さて、簡保の積立金の運用に関する第一条とい...全文を見る
○矢島委員 安全、確実、有利、それから公共性、いわゆる法の精神からいけば、難しいことではあっても、その法にのっとる方向というものを追求するということが必要だろうと思うんです。まだ納得しませんけれども、次の特定社債、いわゆるABSの問題に移りたいと思います。  先ほど、特定社債の...全文を見る
○矢島委員 そもそも、この特定目的会社、SPCの発行する特定社債、いわゆるABSですが、出発点は不良債権対策として始まったわけですね。構造改革推進研究会の土地ワーキンググループの報告書を見ますと、「金融システム改革の一環として、また、不良債権処理や土地有効利用の促進策として、今般...全文を見る
○矢島委員 いろいろと基準を設け、安全ということを最大限確保しているということですが、もしですよ、もしもの話なんでお答えいただけるかどうかわかりませんが、このABSを買って損失が生まれたという事態が起きたと。その責任の所在というものですが、私としてはもう少し厳しい基準を定めた方が...全文を見る
○矢島委員 損失についての補てんの問題はお聞きしました。責任の問題、損害賠償まで私今お聞きしようとは思いませんでしたけれども、やはりそれに対してきちっとした態度をとることが必要だろうなと思いました。  さて、この十五億円以上の上場企業、元本保証、あるいは先ほど来の五〇%を超えな...全文を見る
○矢島委員 新しい金融商品です。リスクがある商品ということになれば、やはり公共の利益ということから考えてみても、そこへの運用というのを主張されるならば、当然社会的な影響というものも十分配慮されるべきだというふうに考えます。  私、金融監督庁と、それから通産省の方に来ていただいて...全文を見る
○矢島委員 今回の法改正によって、クレジットなどのリース債権を担保にしたものでも、SPC、これを通じて発行されたものならば一定の条件のもとで運用できるようになる、こういうわけだろうと思います。  このSPC法の解説を、前の大蔵省の銀行局の課長補佐だった国枝繁樹さんという、今大阪...全文を見る
○矢島委員 アメリカでは、クリントン大統領が公的年金の資金を、七千億ドルですか、株式運用に使おうとしたのに対して、FRBのグリーンスパン議長が猛反対したという記事がありました。日本では、株式だけではなく為替市場、そして今回の不動産市場、こういうことになるわけで、郵便、簡保には九三...全文を見る
○矢島委員 私は、日本共産党を代表し、郵便貯金法及び簡易生命保険の積立金の運用に関する法律の一部改正案に反対の討論を行います。  本法案に反対する理由は、不動産への運用を、特定社債を介する形で、事実上解禁するからであります。  公的性格が強い郵貯・簡保資金で不動産投機を行うこ...全文を見る
06月25日第145回国会 衆議院 地方行政委員会逓信委員会連合審査会 第1号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  今、コンピューターの普及それから一般化、さらにこのネットワークの広がり、こういうものが、このシステムに頼った社会生活の領域というものを非常に拡大させているという状況にあると思います。したがって、このシステムが混乱させられたときに...全文を見る
○矢島委員 私のお聞きしたいのは、その部分もありますけれども、まず、個人情報のガイドラインを改定していったわけですが、それに当たっての基本的な考え方、第三章の一項あたりのところにいろいろと書いてあるんですが、その考え方というのはどうだったのかということをお尋ねしたんですけれども、...全文を見る
○矢島委員 その基本的な方向の部分については、今局長が答弁されたこと、さらには外国のいろいろな状況も考慮しながら決めていったということだろうと思うのです。  そこで、その到達の中で、ログの取り扱いがどうなっているかというのは局長先ほど一部お答えいただいたわけですが、ログを捜査機...全文を見る
○矢島委員 さらに、そのガイドラインの解説の中では、必要最小限の範囲、令状により行われた場合でも等の解説が加えられていると思います。  昨日のこの地方行政委員会の審議の中でも、我が党の春名議員の質問に答えて、警察庁は、不正アクセス捜査の出発点がアクセス管理者からの被害届によるん...全文を見る
○矢島委員 郵政省のガイドラインというのは、世界の到達点に学びながら、個人情報の取り扱いに関する基本的な原則を提示したものだ、それで昨年改定された、このように理解しております。  今まで通信履歴の部分について論議してきたわけですけれども、個人情報、通信の秘密、これの保護の問題に...全文を見る
○矢島委員 だんだん時間がなくなってしまいましたが、やはり捜査に当たって、不正アクセス行為、これと関係のない利用者の通信記録、あるいは個人情報を侵害するようなことはもちろんないでしょうし、そして、アクセス管理者などから不正アクセス行為に係る通信記録の提供を強要するというようなこと...全文を見る
○矢島委員 先ほど来、郵政省の個人情報保護のガイドラインの問題を私はやってまいりましたが、いわゆる世界の到達点、こういうものを参考にしながら改定などに取り組んできたわけです。  しかし、今のNTTの事件というのは、郵政省が最初のガイドラインを発表してもう十年近く、八年になるわけ...全文を見る
○矢島委員 終わります。
07月06日第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  私は、まず、提出されましたこの報告書の中の「日本債券信用銀行の破綻処理について」、ここに関連して質問したいと思います。  日債銀の破綻宣告というのは、昨年十二月十三日の日曜日でした。金融監督庁の手で行われたわけです。十二月の十...全文を見る
○矢島委員 どうも十二月十三日としたことについて納得のいくような理由というわけにいかないのですが、それでは私、日債銀にかかわる個々の問題でただしていきたいと思います。  まずは、日債銀破綻の大もとは何か、こう考えますと、九七年四月一日に、日債銀救済のために奉加帳方式による再建方...全文を見る
○矢島委員 今さら差し控えさせてなんていうようなお答えが来るとは思いませんでした。もう中井審議官であることは周知の事実だろうと思います。  そこで、この会議において中井審議官はどんな要請をしたのか。例えば、日債銀は債務超過ではなくて再建可能である、こういう説明をしましたか。この...全文を見る
○矢島委員 債務超過ではないなどという説明が行われ、そしてそれを信じさせて民間金融機関に二千百億円も出資させたことになるわけで、まさに粉飾説明ということで、その責任は私は重大だと思うんです。  法務省に尋ねますが、今、日債銀破綻に関する刑事責任の追及を鋭意行っているところだと理...全文を見る
○矢島委員 四月一日のこの金融機関との会議で、中井審議官は、こんなケースはこれまであったか、こういう質問がされたわけですけれども、それに対して、今回のケースは初めてだ、これまではあくまで債務超過だった、破綻というよりグレーゾーンに属するものの処理と考えている、こう答弁したと思いま...全文を見る
○矢島委員 それでは、その後、五月三十日だと思いますが、日本生命との間で確認書を交わしたはずですけれども、大蔵省側で署名したのはだれですか。
○矢島委員 中井審議官ということになるわけですが、もう一つ、日銀の資金は大蔵大臣が要請したと談話で言っているわけですけれども、実質的に起案したのはだれなのかということ。当時の銀行局長なのか、それとも中井審議官なのか、お答えいただきたい。
○矢島委員 当時の中井審議官は、日銀から元本を毀損させないという念書をとられている、大蔵省も逃げることはできないと質問に答えているんですが、念書を出した事実はあるんですか。
○矢島委員 承知をしていないということですが、ぜひ調べてもらいたいんですよ、そういう念書が提出されているか。実際に本人が、中井審議官本人がこういう念書を出しているという発言をしているわけですから、そういうものがあるかどうかも含めてぜひ調査をしてもらいたいと思いますし、その結果は報...全文を見る
○矢島委員 次に、金融危機審査委員会、いわゆる佐々波委員会のことで尋ねたいと思います。  九八年二月に金融二法が成立しました。これを受けて破綻処理のための公的資金枠が十七兆円準備されたわけです。佐々波委員会が発足しました。九八年の三月十日、大蔵大臣と日銀総裁もメンバーとして出席...全文を見る
○矢島委員 そこで、大蔵大臣にお尋ねするわけですが、やはりこの金融危機審査委員会、佐々波委員会について、これまでいろいろとここで論議されてきたわけです。ですから、その総括と報告、これはどこでやるのか、それともやらないのか、その辺について、大臣、お考えがありましたら。  今、柳沢...全文を見る
○矢島委員 日債銀破綻の中で重大な役割を果たし、また不明確な点も多々あるこの佐々波委員会の問題です。今大臣のお答えのように、きちんとやる必要があるということを申し上げて、次に移りたいと思います。  次に、日債銀の会計監査、これを担当したのがセンチュリー監査法人だと思います。九八...全文を見る
○矢島委員 日債銀を監査したのがセンチュリー監査法人の監査人ですが、元日債銀の幹部社員だということですが、これは事実ですか。答えられますか、事実かどうかだけで。
○矢島委員 今後の調査の中でぜひその点も含めて調査してもらいたいと思います。  次に移ります。  さらに問題だというのは、先ほども金融機関の役員の退職金の問題が論議されました。経営者の責任であります。  報道によりますと、日債銀の役員は退職金を返還するとかしないとかいろいろ...全文を見る
○矢島委員 十六名全員が一応返還するという方向に行っているようですが、退職金全額返還させるべきですよ。新聞報道によれば、一部だけ返還したいなどというような記事も載っておりますが、ぜひその点については、その責任をきちんととらせるという意味からも全額返還させるべきだ。  法務省に聞...全文を見る
○矢島委員 この日債銀の問題については、今後、強制捜査があるだろうとか、あるいは逮捕者が出るだろうとか、刑事事件に対しては司直の手によって明らかにされ、裁かれるものだと思うのです。しかし、これで一件落着ではないと私は思うのですよ。この間の大蔵省あるいは政治家の役割とその責任、この...全文を見る
○矢島委員 そういう臨時取締役会での決定というもので金融監督庁に対して業務停止命令等の発動を要請してきた、こういういきさつだろうと思うのです。  そこで、今お答えにならなかったのですが、金融監督庁はこれを破綻と見ているのかどうかという問題でもう少しお尋ねしたいのですが、保険業法...全文を見る
○矢島委員 保険管理人の手にありますので、監督庁としてはその円滑な推移を見守っていると思うのですが、破綻の問題については、やはり保険管理人の今後のいろいろな調査あるいはまた運営の中ではっきりすると思うのですが、業務停止に至った本当の原因とかそのほかについては大体いつごろ明らかにな...全文を見る
○矢島委員 今、日野長官も言われましたけれども、どうも監督庁の答弁を聞いていますと、責任回避。旧大蔵省の責任について少しただしていきたいと思うのです。  長官も今言われたように、東邦生命を検査したのは平成五年の五月なんですね。御答弁の中にありました。それからもう六年以上経過して...全文を見る
○矢島委員 そちらからいただいた資料ですが、平成五年五月三十一日に実施されて以来、東邦生命はずっと入っていないのです。ほかは九年とか八年、近いものはもちろん、今言ったように十一年、ことしやっているのもあるわけです。確かに、検査官が少ない、それから銀行の検査をしなければならない、い...全文を見る
○矢島委員 もう一つお聞きしたいのは、なるほど、平成五年五月時点の今の資産査定によりますと、それぞれの分類ごとにお聞きしたわけですが、第三分類、第四分類合わせても四百十二億円というわけです。それからずっと検査は行われないで来てついに破綻、こういう事態になったわけですけれども、業務...全文を見る
○矢島委員 その辺非常に問題があると思うのですよ。素人の私だって、見れば大体、どういう傾向にある会社か、こういう面には問題があるというのは、毎年毎年この業務報告書できちんとわかると思うのですよ。  例えば、この東邦生命の財務諸表を見ますと、九三年三月末、九二年度の財務諸表ですが...全文を見る
○矢島委員 この東邦生命は、予定利率の高い保険をたくさん抱えていたということと同時に、非常に大きな不良債権を抱えていたと思うのですが、東邦生命の分類債権、どのようになっているか、お答えください。
○矢島委員 破綻先債権あるいは延滞債権、数字を言っていただいたわけですけれども、私の得ている資料によりますと、東邦生命の自己査定額というので出ておりますが、第二分類から第四分類の合計額が二千百四十四億円、リスク管理債権額とは比較は難しいですけれども、不良債権は償却できずに年々ふえ...全文を見る
○矢島委員 東邦生命の出資や融資などの債権、非常に問題が多いと私は思うんです。東邦生命の破綻の要因の一つがこれだと考えるわけです。ゼネコンや東邦生命系列ノンバンク、こういうところに多大の不良債権があるようです。長銀系列の日本リースにも約七十九億円の債権がある。これは回収されないで...全文を見る
○矢島委員 ぜひひとつ十分検討していただくということで、質問を終わります。
07月13日第145回国会 衆議院 本会議 第45号
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○矢島恒夫君 私は、日本共産党を代表して、政府財政演説の主要な柱となっている雇用対策、産業対策、景気回復の問題について質問いたします。  雇用情勢の悪化は、今や危機的事態となっていると言っても過言ではありません。四月の完全失業率は過去最悪の四・八%、完全失業者数は三百四十二万人...全文を見る
11月10日第146回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。私も引き続いて長銀問題で質問したいと思います。  金融再生委員会が九月二十八日の日に、長銀の譲渡先としてリップルウッド・ホールディングス社と覚書を取り交わすということが決まりまして、新聞でも一斉に、これで国民負担はさらに増大するなん...全文を見る
○矢島委員 そうすると、森事務局長、六月時点でというのは間違いなんですか。
○矢島委員 そこで、次にプラスアルファという面についてお聞きしたいのですけれども、中身は結局長銀の残りの資産、約二兆円あるわけですが、それの資産査定によって生ずるところの追加額というように考えられるのですが、その考え方と、それからおおよその損失額を。
○矢島委員 中身はわかりました。  ただ、問題は先のことなので幾らになるかというのはこれからのことというのはそのとおりだろうと思いますが、三兆円の、八月時点ではおおよそ出てきたのが八千億円というわけですから、比例配分でいくわけじゃありませんけれども、新聞等によると、どうも残りの...全文を見る
○矢島委員 そこで、その後、現時点まで含み益が出てきているわけですね、二千六百五十五億ぐらい。この含み益の方、これは本来は、いわゆる国民の税金が姿を変えたものですから、国に入ってくるもの、こう考えてよろしいですか。
○矢島委員 そこで、この取り交わした買収条件の概要の中で、「合計二千五百億円ないし二千七百五十億円の含み益を有する保有株式は」「売却して含み益を実現し、新生長銀の自己資本の増強に充当する。」ということは、今おっしゃった含み益の部分がそのまま国に返らずに、自己資本の増強のために新生...全文を見る
○矢島委員 そこに重大な問題があると思うんですよ。今、越智大臣は、調停の段階で国に入れることも考えられるけれどもと。つまり、調停の約束の中で、含み益については、金額にしては二千五百億円から二千七百五十億円と幅がありますけれども、そういう含み益については新生長銀に渡しますよと。それ...全文を見る
○矢島委員 そうすると、この考え方は間違いなんですか。  長銀保有株は、地銀だとか第二地銀株だとかが簿価で約八千億円、事業会社株が約一兆円、このうち現在の株価が簿価を下回っている銘柄については、譲渡前に売却して含み損を出し、公的資金で穴埋めする、これはこれでよろしいのですか。
○矢島委員 いずれにしろ、その調停の中で、一定の含み益が出たものについては二千五百、二千七百五十、これを渡す、それから含み損については、これは国民の負担になっていく、大枠で言えば。どこで利益が出るか、どこかでまた株が上がるか、いろいろなことがあるかもしれないけれども、そういう考え...全文を見る
○矢島委員 長銀を一時国有化して大変な税金が使われる、そして、これから外資系の投資集団に譲渡するんだけれども、その内容というものが、例えば、早期健全化、譲渡後ですよ、優先株二千四百億円ですか、それから先ほど出ている株の含み益の問題もあります。そして先ほど、マイナス十億円の部分も、...全文を見る
○矢島委員 少なくとも前向きの検討を法的な部分で、法改正も含めて考えるべきときに来ている。なかなか悠長なことを言っていられる状況じゃない、世の中は。自殺者が次々と出ているような状況もあるわけですし、今まさに日栄に対していろいろな問題が出ているわけですから、そういうものにきちんと対...全文を見る
○矢島委員 ぜひ実態調査を厳格にやり、そしてきちんとした対処をしていただく、このことをお願いして、私の質問を終わります。
11月11日第146回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会 第2号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  しばらくぶりで当委員会で質問をさせていただきます。  ことしの六月に国民生活センターが多重債務者問題に関する調査報告書というのを出しました。多重債務者の中には、今大変社会問題になっているところの商工ローンの債務者も含まれており...全文を見る
○矢島委員 宮澤大蔵大臣もこういう形というのは好ましいことじゃないとおっしゃられましたが、長官も大体同じ考え方かと思います。  そこで、私、具体的な多重債務問題でお尋ねしたいわけですけれども、先ほど申しましたように、ことしの六月、国民生活センターが多重債務者問題に関する調査報告...全文を見る
○矢島委員 この報告書を見ますと、三つほど主な特徴が挙げられていると思います。一つは平均年齢の問題、それから、八九年は女性の借り主が多かったけれども、九八年になりますと男性の方が多くなってきているということ、それから、なぜこういうことが起こるのか、つまり多重債務に陥る要因というも...全文を見る
○矢島委員 局長、前段の方は結構ですから、私、二十五分しか持ち時間がありませんので、質問に的確に、短く答えていただきたい。提起したかということなんですよね。  今通産省やそのほかでやっているということですが、国民生活センターがいろいろな調査をしたりしますが、その結果というものは...全文を見る
○矢島委員 ぜひ経企庁としても、こういう過剰貸し付けの問題がなくなるようにいろいろ働きかけていただきたいと思います。  次に、金利の問題でお尋ねしたいわけです。  ことしの春、ノンバンク社債法が成立いたしました。その結果、大手貸金業者はさらに低い金利で大量の資金調達が可能にな...全文を見る
○矢島委員 なされるのではないかというよそから見る形ではなくて、せっかくこれだけ国民生活センターが調査し、提言をまとめているわけですから、ぜひ中で働きかけていただきたい。やはりそのことが、消費者保護会議にいろいろな調査の報告をするということと、それからこの国民センターが法律によっ...全文を見る
○矢島委員 現在、いわゆるやみ金融というのはシステム金融などというスマートな名前で呼ばれております。何か、システム金融というのは、結局、中小零細企業の経営者をターゲットにして、出資法の上限金利を超える月五〇%前後の法外な高利で、中にはトイチと呼ばれるような高金利でやっているのもあ...全文を見る
○矢島委員 金利の問題も含めていろいろと御検討いただきたい、このことを申し上げて、質問を終わります。
11月17日第146回国会 衆議院 逓信委員会 第2号
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○矢島委員 先ほど来同僚委員からバリアフリーの問題等が出されておりました。大臣も先週の所信を含むあいさつの中でバリアフリーという言葉を使われておりました。  私も、実は災害時における障害者、特に聴覚障害者に対する情報提供の問題で最初に質問したいと思います。  九月三十日、東海...全文を見る
○矢島委員 当日のテレビのこの災害についての情報で、テロップによるニュース速報だとか、そのほか通常番組にテロップを入れるとか、そういうことがあったことは私も承知しております。  しかし、実際にテロップそれ自身は、健聴者、耳の聞こえる方が聞き取りにくい部分というところだとか、それ...全文を見る
○矢島委員 そこで、その研究を待たずに何かいい方法があるんじゃないか。既に私も、声を入れたら字幕が出たというのをNHKでやってきました。一〇〇%正確さというものを期待するのはまだ難しいんだというけれども、一〇〇%じゃなくたって、これは非常時なんです。その人の命にかかわるかどうかと...全文を見る
○矢島委員 郵政省がイニシアチブを発揮してそういうシステムを整備していくというところをぜひお願いしたいと思います。  資料をお配りしていただけますか。  実は、こういう災害時における郵便事業の持つ役割というのがまた非常に大きいと思うのです。あの阪神大震災のとき、あの翌日ですか...全文を見る
○矢島委員 確かに、日本の郵便の信頼というのはいろいろな場面で一生懸命築いてきたわけです。  ただ、こういう結果になってきますと、大臣、私は今、数値がどうのこうのということは言いません。ただ、後で見ていただけばいいんですが、郵政省から出したものは非常に少ない数字になっていて、比...全文を見る
○矢島委員 パーセントの問題をやれば、私の方も計算してあります。ただ、数字の問題になりますので、基本的な問題で大臣にお聞きしたいと思いますので先へ進みます。  その前に、委員長、私は委員長にもお願いしておきたいのは、私が言いましたように、今、お客さんからの申告の資料、こういう形...全文を見る
○矢島委員 随分新聞にも誤配の問題は載っているんですね。隣の家に配達された、転居届を出したのに旧住所に配達された、区役所からの封書が半年もかかって届いた、しかも一度開封されたようだ。これは全部新聞に載っている記事です。  そこで私は、なぜこういうことが起こってきたのか、ずっと信...全文を見る
○矢島委員 時間が来ました。ぜひ人事交流の問題は、そういう面も含めてひとつ見直していただきたいということと、私、質問通告ではユニバーサルサービスの問題もと言いましたが、時間がなくなりましたので終わります。
11月24日第146回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
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○矢島委員 質問に入る前に、実はきょう傍聴の方に聴覚障害者の方々が来ていらっしゃいます。そして、筆記によりまして通訳している。  実は、先ほどの理事会の中で、パソコンの持ち込みとか手話通訳、傍聴席ではどうかと論議されました。もちろん、院全体の問題ですから、理事会だけで決めるわけ...全文を見る
○矢島委員 これは、三月二十五日、放送技研の「技研だより」から取り上げた本としてNHKが出したわけですが、「わかりやすい放送技術の動向」、その中に、ニュースの字幕化の問題、いろいろ書かれているわけですが、こんな文章もあるわけです。「音声認識では、認識率一〇〇%を達成することは大変...全文を見る
○矢島委員 お話の中にありましたニュース原稿の場合、あるいはメーンのアナウンサーがしゃべるのは非常に認識率が高くなっているということをお聞きしました。  といいますのは、今月の二十日に早稲田大学の国際会議場で、通信・放送機構の視聴覚障害者向け放送ソフト制作技術研究開発プロジェク...全文を見る
○矢島委員 なかなか積極的な御答弁をいただきました。  確かに、国際シンポジウムの中でも、「このシステムを用いると、」というのはいわゆる音声認識装置ですが、「ニュース番組中の特にメインアナウンサーが単独で発声している部分については、字幕放送実現の可能性があることが分かった。」そ...全文を見る
○矢島委員 この間、通信・放送機構だとかNHKの技研だとかさまざまな企業や研究者が、聴覚障害者団体の方々も、速記入力だとかあるいは要約筆記入力という研究会など大きな努力をされた結果、このリアルタイムに字幕をするという方向が非常に前進してきて、新しいステップに入ったと思うのです。 ...全文を見る
○矢島委員 ぜひそういう点でも努力していただくということで、もう一つの問題として、例えば短いインタビュー、これを録画してあって、その部分がニュースの中に挟まるというようなものもあるわけですが、こういうときに、木村常務理事は、こんな発言もされているわけですね。いろいろなシステムを活...全文を見る
○矢島委員 ぜひ先ほどの、いろいろな面での工夫をされながら、研究されながら、来年にはひとつニュース番組に字幕が出るというような形をお願いしたいんです。  最後に、郵政大臣、今ずっとNHKとやりとりしていたんですが、物すごく最初の予定よりは技術的にいろいろな面で進歩しました。もっ...全文を見る
○矢島委員 私が質問したのは、ガイドラインの中のその部分をもうこっちへ含めるべきじゃないか、それだけ……(八代国務大臣「どうぞ、また委員会でいろいろ御意見をいただければと思います」と呼ぶ)  最後に、今度は決算の問題なんですが、これは私だけの懸念ではないと思うんですが、実は、九...全文を見る
○矢島委員 終わります。
12月07日第146回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○矢島委員 日本共産党の矢島恒夫でございます。  総裁初め役員の皆さん、本当に御苦労さまですが、私が最後の質問者ということになります。  日銀の報告書を読ませていただきました。膨大なものですし、中身についてすべてを理解したというわけではございませんが、持ち時間の関係で、絞って...全文を見る
○矢島委員 今総裁がお答えになった後者の部分、こういう状況の中で上がるということについて、財政運営の問題だということが言えると思うんですが、そうだとしても、金利が上昇してまいりますと、日銀への金融緩和への圧力というのはいろいろと強まってくるのではないかと思うのです。  そこで、...全文を見る
○矢島委員 今までも、財政法五条というものを厳守するという明言は総裁から何回かいただいておりますので。  ただ、問題は、日銀の中にも量的緩和論というのがあります。インフレターゲット論だとかあるいは調整インフレ論など、いろいろ言われております。目標インフレ率を実現するまでは量的緩...全文を見る
○矢島委員 総合的な判断というのは非常に重要だと私も思います。ただ、退職してほかに収入もない、年金暮らしというような方、一千万円ちょっと預金して、何とか退職金の一部で利息をと思っても、一年預けてもわずか三万円程度の利息では家計の足しにもならないわけです。  これは富士総研の統計...全文を見る
○矢島委員 もう一つ景気が自律的に回復しない大きな柱として、企業の設備投資がなかなか伸びない、こういう問題があります。こういう中でも中小企業の問題というのが非常に大きいわけであります。上場企業の全産業ベース二千百八十八社の九八年度の支払い利息、これが四兆九千二百五十七億円で、前年...全文を見る
○矢島委員 自律的な景気回復の軌道になかなか乗らないという現状の中で、貸し渋りの問題も大変ですけれども、もう一つ、中小企業にとって経営を困難にしている理由はいろいろあろうかと思いますけれども、この中で、融資の問題となりますが、信用組合や信用金庫などが次々と破綻している。地域経済に...全文を見る
○矢島委員 そういうものが必要だということは私も共通の認識でございます。  そこで、具体的な問題でお聞きしたいのですが、地方経済に信用組合、信用金庫の破綻というのが重大な影響を及ぼしておりますが、その一つに、埼玉県西部に四十四店舗を持って、預金量でいいますと県内第二位という小川...全文を見る
○矢島委員 そこで、その考査の内容ですが、分類はどうなったのか、その時点で債務超過であったのか、不良債権の中身はどんなものがあるのか、お答えいただけますか。
○矢島委員 内容についてはお答えできないということですが、金融監督庁を呼んでおりますので、何問かこれについてお聞きしたいと思いますが、まず一つは、多分小川信用金庫の破綻状況については日銀からいろいろ報告を受けていると思うのですが、監督庁独自で検査を行ったのはいつですか。
○矢島委員 日銀に聞きますが、考査の基準日はいつだったのでしょうか。
○矢島委員 金融監督庁に聞きます。  今後の破綻処理のスケジュール、どんなふうになっているかわかりますか。いずれにしろ、これは次に業務監査委員会で精査して、以下ずっとあるわけですが、では、端的に聞きます。業務監査委員会というのは発足したのかどうか。
○矢島委員 時間になりましたので。  地元では、例えば、業務は引き続きやっているんだと言いながら手形割引ができなかったり拒否されてしまった、あるいは、ずっとそこだけで長年融資を受けたところが、小川信用金庫から融資できないと言われた。善意、健全な借り手に対しては貸すというような、...全文を見る
12月07日第146回国会 衆議院 本会議 第8号
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○矢島恒夫君 私は、日本共産党を代表して、九九年度第二次補正予算案に対して、反対の討論を行います。  今、我が国経済と国民生活は、雇用不安や年金カットなど将来不安、中小企業のかつてない倒産、廃業に直面しています。景気回復にとって最大の柱となるべき個人消費は依然として低迷したまま...全文を見る
○矢島恒夫君(続) 財政再建の展望もなく、行き着く先は消費税の増税を初めとした国民への大増税しかありません。  日本共産党は、国、地方合わせて、公共事業に五十兆円、社会保障に二十兆円という財政の枠組みを変え、社会保障中心の予算、財政に切りかえる方向を提案してきました。  財政...全文を見る
12月08日第146回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○矢島委員 まず最初に、参考人の全金連の小倉会長にお尋ねしたいわけですが、先ほど御発言もありました。また答弁もございました。今、商工ローン問題が大変な社会問題になっているということはもちろん会長も御案内だと思います。そういうさなか小倉会長は松田会長にかわって就任されたわけですけれ...全文を見る
○矢島委員 実際にどういう反省の上に立ってどうするかということで、そういう方向は今まで商工ローンのいろいろな企業はやっていたんですよ。そういうのは決まっていたんですよ。ところが、実際に起きている現象は、とんでもないことが起きているわけですから、そういう現実を見た上で、会長としては...全文を見る
○矢島委員 極めて明快な御答弁をいただきました。  そこで、別の与党案についての質問に入ります。  与党案の中の第八条ですが、先ほどもこの第八条のいわゆる見直しの問題でやりとりがありました。それを聞いたのではどうもよくわからないのです。この法律施行後三年たったらいろいろと金融...全文を見る
○矢島委員 そうしますと、金利についての与党案というのは二九・二%というのをしばらく固定させるということになるわけですし、このことは、今の社会が要求しているいろいろな課題や問題についてこれを先送りするものだ。  先ほどちょっと私触れたのですが、見直したときに果たして下げるのか上...全文を見る
○矢島委員 木村弁護士にもう一度お聞きしたいのです。  先ほど日賦貸金業者の問題が出ました。いわゆる日掛け貸金業ですが、私もいろいろ調べてみましたら、先ほど先生も九州という言葉を出されましたが、いろいろな事件を知ることができました。八十九歳の女性を有明海に埋めると脅す、学校の先...全文を見る
○矢島委員 もう一つ木村弁護士さんにお聞きしたいのです。  これは先ほど御答弁いただいている部分もあるのですが、鈴木議員が民主党案について、過剰貸し付けの問題での基準というものでいろいろ論議されておりました。先生は基準をつくることは可能という御発言かと思いますけれども、いわゆる...全文を見る
○矢島委員 鈴木先生は盛んにそれをやり合ったので、ここでお願いしないと片落ちになりますが、余り時間がありません。申しわけございませんが、短目で。
○矢島委員 だからほっておいていいという問題じゃないんですね、この問題は。ですから、やらなきゃならないんですよ。そこで、これからのいろいろな工夫や論議や何かで納得いくようなものをつくり上げようじゃないかという方向だろうと思うんですよ。やはり、このままほっておいてそれでいいとはだれ...全文を見る
○矢島委員 大いに論議し検討していきたいと思います。  それから、これは佐々木憲昭議員に聞くのですが、クーリングオフ制度の問題や、あるいは根保証を禁止していくという、いろいろ他党案との違いやあるいは特徴的なものがあるんじゃないかなと思って見ているんですが、特徴的な点についてちょ...全文を見る
○矢島委員 木村弁護士さんにお聞きしたいんですが、クーリングオフの新設ということについて御意見がありましたら、お聞かせいただきたい。
○矢島委員 最後に要望ですが、小倉会長、これから貸金業界をしょって立つ人として、また理事会でいろいろと方針は決めていかれるのだろうと思うのですが、三四・六七五%でもうだめなんだ、これより下がったらそれこそ倒産が続々出るというのじゃなくて、今の社会情勢やあるいは借り手の方の状況も踏...全文を見る
○矢島委員 私は、ただいま議題となりました各党派提出の貸金業規制法等改正案について、日本共産党案及び民主党二案に賛成、与党案に反対の討論を行います。  今日緊急に求められているのは、日栄、商工ファンドなどの貸金業者による高金利の横行、借り手の資力を無視した過剰貸し付け、詐欺的手...全文を見る