安井美沙子

やすいみさこ



当選回数回

安井美沙子の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第177回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○安井美沙子君 民主党の安井美沙子です。今日は質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  本日は、菅内閣の自由貿易、経済連携に関するお考えと取組状況について掘り下げて質問をさせていただきます。  まず、平成の開国という理念についてお伺いします。そもそも、なぜ開国とい...全文を見る
○安井美沙子君 総理、ありがとうございました。  今伺った二つのこと、後ほどもう一度お伺いしますけれども、枝野官房長官がお着きになりましたので、ちょっと話題が変わりますけれども、先日のアメリカ国務省メア日本部長の沖縄に対する発言、これについて政府は今後どういうふうに対応されるつ...全文を見る
○安井美沙子君 ありがとうございました。  枝野官房長官、ここで退室されて結構でございます。  菅総理大臣、先ほどの御答弁の話に戻りますけれども、確かに、貿易総額に占めるFTA比率は、韓国の三六%に対し日本は一七%。自由化率も韓国は九五%を超えており、日本の八〇%台に比べると...全文を見る
○安井美沙子君 理解できました。この新成長戦略、新しい産業にも政府が力を入れているということをもうちょっと宣伝していただきたいと思っています。そうでなければ、韓国との競争ばかり意識しているような印象を与えかねません。  片やアメリカでは、今年初めから、スタートアップ・アメリカと...全文を見る
○安井美沙子君 ありがとうございました。  また、報道によりますと、日本人留学生の増加を促すための閣僚委員会を新設するということですが、この委員会のあらましと具体的な取組について教えてください。
○安井美沙子君 文科省とこの閣僚委員会の方でしっかりと連携をして進めていっていただきたいと思います。  次に、自由貿易、経済連携の進捗状況について伺います。  まずTPPですが、原則は関税の段階的撤廃と非関税障壁の根本的な見直しであり、農業を始め関係業界への影響が甚大であるこ...全文を見る
○安井美沙子君 まだまだ先は長いという感じですけれども、このプロセスの途中でどこかのタイミングで国益にかなわないという判断があった場合には撤退するチャンスはあるということ、昨日も総理の答弁から私うかがい知ったわけですけれども、その場合、もし撤退するようなことになった場合に日米関係...全文を見る
○安井美沙子君 それでは、アメリカ議会が保護主義的に傾いて、自国のTPPへの参加を議会で否決した場合には不参加になることも可能性としては否定できないわけですけれども、アメリカ以外の八か国との枠組みであっても参加する意義があるとお考えでしょうか。それとも、日本にとってTPPに参加す...全文を見る
○安井美沙子君 ところで、先ほど総理も、日豪EPAの交渉が先月再開した旨おっしゃいましたけれども、またマレーシア、ブルネイ、ベトナム、シンガポール、チリ、ペルーとは既に二国間協定を締結しています。となると、TPP参加国の中で二国間協定が全く手付かずなのはアメリカとニュージーランド...全文を見る
○安井美沙子君 ありがとうございました。  二国間協定にもメリットはあるし、TPPにもメリットがありそうだというお話、よく分かりました。  これについて、総理の見解も併せてお伺いしたいと思います。FTAAPの実現に向けて、TPPは必ず通らなければいけない道でしょうか。二国間協...全文を見る
○安井美沙子君 そもそもアジアの成長を取り込むのが目標であれば、常識的にはまずはインドや中国がターゲットであるべきだと思います。インドとはEPA協定の署名にこぎ着けました。次は中国との関係をどう構築するかを真剣に考えるべきではないでしょうか。  日中韓のEPAについて共同研究を...全文を見る
○安井美沙子君 総理は、昨日、TPPに関し国会で大いに議論をしてほしいとおっしゃいました。議論の土台となる政府の情報収集状況について教えてください。  現状は、政府の側の情報開示が非常に限定されていまして、各交渉分野における論点すら分からず、推測で議論をしなければならない状況で...全文を見る
○安井美沙子君 また、報道によりますと、TPPの関税撤廃については一%から五%の項目が例外になる可能性があるとのことですが、海江田大臣、これはどのような情報に基づいての御発言でしょうか。
○安井美沙子君 物品貿易以外については殊更情報が限られております。非関税障壁分野で最も国内対策に時間と労力が掛かると考えられる分野はどれですか。TPP対策として人の移動や規制・制度改革についてはプロジェクトを組んで対策を検討中と聞いておりますが、それ以外の分野についての対策はどこ...全文を見る
○安井美沙子君 次に、農業対策について伺います。  日本の農業がTPPへの参加、不参加にかかわらず待ったなしの状況であることは間違いありません。経済連携の強化に伴い、現在、政府が本気で農業再生に取り組んでいることは朗報と受け止めています。  しかし、本腰を入れた農業改革を行う...全文を見る
○安井美沙子君 その会議の進捗状況について伺います。  報道によりますと、三月の中間取りまとめに向けて、攻めの農業、輸出促進、企業参入、農協改革などの方向性が示されたと伺っております。正直なところ、目新しい内容ではありません。六月には、方向性やスローガンだけでなく、それぞれの実...全文を見る
○安井美沙子君 食料・農業・農村基本計画では、二〇二〇年度までに食料自給率を五〇%にまで引き上げるという数値目標が掲げられ、達成に向けて農水省を中心に、内閣府、文科省などで複数の事業が行われてきました。一四%に下がってしまうというこの試算結果は、そういった自給率向上に向けた努力が...全文を見る
○安井美沙子君 食料自給率についての直接のお答えをいただかなかったので、今度は総理にお伺いします。  私は、常々、食料は戦略物資だと考えています。自由貿易、経済連携がこの先どんなに進もうとも、食料を自国で賄うことができる体制は確保すべきです。日本は少子高齢化が進みますが、世界の...全文を見る
○安井美沙子君 最後に、平成の開国と菅総理の掲げる最小不幸社会の実現という理念との整合性についてお伺いします。  この二つの理念は同時に実現できるのでしょうか。最小不幸社会の実現の手段としては雇用対策の推進、社会保障の充実などを挙げられていますが、経済連携が進めば進むほど人材の...全文を見る
○安井美沙子君 総理のお考え、今までよりも深く理解できたと思います。ありがとうございます。  最後に、私の考えを少し述べさせていただきます。  私たち民主党は、国民の生活が第一という御旗を降ろしたら終わりです。そして、この国民生活は地方にあります。かつて、大店法の規制緩和によ...全文を見る
04月14日第177回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
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○安井美沙子君 民主党の安井美沙子でございます。本日は航空行政に関して質問の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。  国土交通行政におきましても、被災地の復興が最優先です。しかし、そのためには日本経済が競争力を持ち続ける必要があります。中でも、航空行政の大胆な見直しに...全文を見る
○安井美沙子君 さて、この度の法案は関空と伊丹の一体的経営を可能とすることにより、経営資源をより有効に活用し有利子負債の返済を早めることを第一義的な目的としていると理解しております。また、コンセッション方式の採用により民間の知恵と資金を活用することが肝であり、最終ゴールは関空の国...全文を見る
○安井美沙子君 今おっしゃったことが実現すれば本当に画期的だと思いますが、現時点で、大臣もおっしゃったとおり関西国際空港株式会社は一兆三千億円余りの負債、年間二百億円の金利負担を抱え大変厳しい経営状況にあります。これに対してあえて経営を買って出る奇特な民間企業があるのだろうかと不...全文を見る
○安井美沙子君 今の御答弁で、相手先の候補が現時点で浮上していないということがやはり非常に不安に思いまして、蓋を開けてみたらどこも受け手がないということもあると思いますので、これは積極的に探していただきたいと思うと同時に、現在、外資規制に関してのお答えあったんですけれども、大臣、...全文を見る
○安井美沙子君 将来的には伊丹空港を廃止するという選択肢も残っているのでしょうか。また、神戸空港もいずれは一体的経営の中に入る可能性があるのでしょうか。それぞれ、どんな場合にどんな判断がなされるのか、考え方をお知らせください。
○安井美沙子君 今の御答弁の中で、神戸空港が一体化の中に入る可能性もなくはないというふうに受け取れたわけですけれども、そういった神戸空港という地方自治体管理の空港も一体的経営の対象になり得るのであれば、私の地元愛知の中部国際空港と県営名古屋空港についても関空・伊丹モデルが援用され...全文を見る
○安井美沙子君 この二つの空港問題に関しては、地元でも将来への不安がささやかれているところでございます。既に名古屋空港の機能を限定、特化することにより、中部とのすみ分けを行ってはいるものの、中部の実績が大きく改善しているわけではありません。資料の二枚目、三枚目を見ていただければ、...全文を見る
○安井美沙子君 どうもありがとうございます。  今回の関空・伊丹の一体化による経営の効率化、そして早期の債務返済を是非とも実現し、今後の航空政策のモデルとしていただくことをお願いして、私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。