安田純治

やすだじゅんじ



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安田純治の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第80回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○安田委員 私は、まず、小売商業調整特別措置法、いわゆる商調法に関して伺いたいのですが、先日の予算委員会で田中美智子委員の質問に対して御答弁があったわけでございますけれども、なお確認の意味で伺うわけでございますので、ひとつ端的にお答えいただきたいと思います。  大阪のダイエー富...全文を見る
○安田委員 ただいま、建物の区分所有のケースの場合にはいま議論をしているとおっしゃいますけれども、商調法を見ていただければはっきりしますが、この商調法の第三条でございますね。この第三条の三項に、「前二項の規定の適用については、屋根、柱又は壁を共通にする建物及び同一敷地内の二以上の...全文を見る
○安田委員 そういう実例が仮に研究の対象になるとしても、この法律自体の解釈といたしまして、小売市場というものもちゃんと括弧して定義がされておりますね。ですから、伝統的な意味での小売市場というふうに区分けしなくても、この条文自体ではっきりと小売市場の定義がされておる。そして、次に、...全文を見る
○安田委員 いや、あいまいなままに残されてはもちろん困るわけですが、現に、ダイエーの大阪の富田林店ですか、そこでこういう事例があるわけでございますね。そうすると、おたくの方で研究をされている間、これはどうなりますか。
○安田委員 その個々の所有者ごとに判断するというふうに運用されておったという先ほどの御答弁ですけれども、そうしますと、この三条の三項は一体意味のない規定になってしまうのではないでしょうか。どうでしょうか。
○安田委員 そうしますと、いまのところ、あえて建物を分割して二人以上の者に所有させればこの商調法の規制を免れる。商調法の三条でいう「小売市場」に当たるような施設であっても、区分所有さえさせれば、そしてそのおのおのについて十店舗にならない、しかし建物一つとして見れば十店舗以上になる...全文を見る
○安田委員 では、法制局の方に伺いたいわけですけれども、実は、この商調法の三条三項と同じような規定が大規模小売店舖における小売業の事業活動の調整に関する法律の三条八項にもございます。  そこで、この解釈の問題なんですが、この大店法と商調法の同じような規定、つまり、「一の建物とす...全文を見る
○安田委員 建物の定義、建物としての範囲を決めた点では、これは全く同じようでありますね。
○安田委員 ところで、ただいま中小企業庁長官の方の研究中であるという答弁でありますが、これは大変な問題でありまして、商調法の三条違反の場合には五十万円以下の罰金という罰則がございますね。ですから、これはだれかが告発でもすればダイエーの富田林店ではとんだことになるかもしらぬわけです...全文を見る
○安田委員 もうできてしまったものについて影響があるから、これは解釈して何かしなければならぬという意味だとすれば、これからの場合にはどうなりますかね。こういう大阪の富田林みたいな傾向のものが出て、大店法の売り場面積の違反にはならないような場合、このままでいくと、これは届け出も必要...全文を見る
○安田委員 私が伺っているのは、その全国の通達が出る前に似たような区分所有でやってくる場合があった場合は、これは床面積が三千平米もしくはある場所によっては千五百平米になるわけでしょうけれども、そういう床面積で大店法の網にもかからぬというようなことがあったりなんかした場合に、これは...全文を見る
○安田委員 大店法の場合には一応、床面積といいますか、売り場面積がありますね。私がいままで伺ったのは、売り場面積三千平米以下のところで十店舗ということがあった場合には、これは大独法の網にもかからず商調法の網にもかからないだろうということを聞いておるのですが、どうですか。
○安田委員 ここで法律解釈の押し問答をしておってもしようがないわけですけれども、事情が変更されてこの商調法が立法された当時予想もできなかったような事態が起きたとおっしゃいますけれども、しかし、この商調法の規定それ自体は、それほど古くなってもう使い物にならぬというほど社会事情が変更...全文を見る
○安田委員 この商調法の運用に関しまして、昭和三十四年七月七日に、中小企業庁長官名で「小売商業調整特別措置法の運用について」という通達が出されておりますけれども、この通達は現在もそのまま生きておるというふうに考えていいのでしょうか、どうでしょうか。
○安田委員 持ち時間が来ましたので最後にお願いしておくわけでございますが、最近の実情に合わせて実情にそぐわない面が出るということで、この三十四年にできた法律をそうやたらに運用、解釈を変えてもらっては困るわけですけれども、それにしても、とにかく大企業、巨大スーパー救済の論理を考える...全文を見る
03月11日第80回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○安田分科員 私は、農林補助金の問題、時間がございませんので特にいわゆる食肉流通センターの問題にしぼってお伺いをしたいと思うのでございますけれども、旧来の屠場法に基づくいわゆる屠殺場ではなくて、肉がパックになって出てくるようないわゆる食肉流通センター形式のものが最近あちこちに建設...全文を見る
○安田分科員 その補助金を出すいわば根拠法規といいますか、これはどういうものでございましょうか。
○安田分科員 そうしますと、いわば農林省設置法に基づくいろいろな農林省の任務といいますかございますね。それに従って補助を出しておるというふうに伺っていいのですね。補助金それ自体が単独の根拠があるわけではない、こういうふうに伺ってよろしいのですか。
○安田分科員 国の補助金を受けた食肉流通センターの実態についてお伺いしたいわけでございますけれども、現在補助を受けているセンターの経営主体、これはどんなものがあるのでしょうか。たとえば株式会社とかいろいろ考えられると思うのですが、実際はどんな種類がございますか。
○安田分科員 市町村が直接営んでおるものじゃない場合に、株式会社形態のは幾つありますか。
○安田分科員 大型の流通センターだけで結構でございますけれども、過去に補助金を受けて建設をしているところでもうでき上がったところはあるのでしょうか。もしあるとすれば、その営業開始した結果、どのような経営状態になっておるかということを伺いたい。
○安田分科員 この六カ所はどことどこでしょうか。
○安田分科員 いま、株式会社系統のやつが三つあるとおっしゃいましたけれども、いま伺うと、公社がほとんどのふうになりますけれども、どうなんでしょうか。
○安田分科員 現在、補助申請中のところは何カ所ございますか。
○安田分科員 さっき、この食肉流通センターの補助の始まった時期について伺いましたけれども、先ほどのお答えは、小規模のものをまぜての昭和三十五年ごろからということになるのですが、大規模な流通センターに補助が出るようになってからはどのくらいになりますか。
○安田分科員 五十年度から毎年どのくらい申請があって、どのくらい認められているかということはどうでしょうか。
○安田分科員 そうしますと、五十年で三カ所、五十一年で三カ所で六カ所、五十二年以降はまだわからぬ、こういうことで六カ所になるわけですね。申請がどのくらい来ているかは、大体の数字でいいですが、どうでしょうか。つまり非常に希望が少なくて、一年三カ所で、三カ所しか希望がなければ、希望す...全文を見る
○安田分科員 そうしますと、申請の数よりも認められる数が少ないとすれば、何かの基準でその年その年の建設する場所を選んでいるのだろうと思うのです。その基準についてお伺いしたいのですけれども、どのような基準で——倍以上申請するうちから半分セレクトするのだろうと思うのですが、これはどう...全文を見る
○安田分科員 体制や密度、それから流通がどうなっておるかということはわりかし客観的にはかれると思うのですが、一番先に挙げられました地元の熱意というのはどういうことではかりますか、申請が来たときに、こっちの方が熱意があるとかないとかということを。
○安田分科員 そうしますと、地元の熱意、体制、それから畜産の密度、流通、こうしたものを総合して、いわば必要度の強さに応じて認めるというふうに伺ってよろしいでしょうかね。
○安田分科員 福島県の食肉流通センター株式会社が申請をし認められたのは、昭和五十年度と聞いておりますが、そうしますと、この大型の食肉流通センターに補助を始めた初年度に福島県には補助がついておる、こういうように伺ってよろしいですね。
○安田分科員 そうしますと、福島は、そういう意味では地元の熱意、体制、畜産の密度、流通の問題、諸般の事情を勘案して必要性がきわめて高いというふうにおたくの方では判断されたと伺っていいですね。
○安田分科員 今度は福島県に起きていることについて若干伺いたいのですが、実は、御存じかもしれませんが、この福島の場合には、郡山市の郊外の石筵というところに食肉流通センターをつくるということで地元住民の反対があって、いま大変難航しておるように聞いております。新聞の報道によりますと、...全文を見る
○安田分科員 現在この福島県の食肉流通センター株式会社についている補助金の経過についてでございますが、昭和五十年度に補助金がついた。ところが、いまもって着工できないで、新聞の報道によると、いまもめておる、こういう状態でございますので、この五十年から五十一年に繰り越した経過はどうな...全文を見る
○安田分科員 この明許繰り越しの理由は、福島県で農林省の方にはどういう報告をされているのでしょうか。ある程度着工したけれども——着工といいますか、相当準備はできているのだけれども、五十一年中にやりたいということで繰り越したのだろうと思うのですが、実際問題として、新聞報道その他を見...全文を見る
○安田分科員 そうしますと、繰越明許をするときに地元の意見の調整という中身については報告を受けておりますか。
○安田分科員 ところが、私どもの調査によりますと、一部の反対ではなくて住民の大部分が反対をしておる。しかも、新聞では百十戸反対しているように出ておりますけれども、百数十戸しかない部落ですから、ほとんど九〇%以上反対のように見えます。  それと同時に、実はこの石筵というところは非...全文を見る
○安田分科員 こういう覚書が現実にありまして、土地の返還の訴訟も起きておりまして、これは証拠として出ておるようでございますが、こういうふうにして、一方では道路をつくるときに地元住民のためにその牧場の払い下げに協力をする——「協力」という言葉は、道路公社の理事長として覚書を出したの...全文を見る
○安田分科員 一般的に信頼するのは結構だと思いますが、私が伺っているのは、具体的に福島県の場合にこういう一札が一方において入り、同時にまた、そこを払い下げじゃなくて食肉流通センターを建設するという矛盾した案が県の中にあって、住民に空手形かどうか知りませんけれども覚書を出している、...全文を見る
○安田分科員 そうしますと、繰越明許するときには地元の一部の反対でという抽象的なことしか聞いていない、それ以外には聞いてないと伺ってよろしいですか。
○安田分科員 だから、トラブルがあるという中身なんですよね。相当具体的に住民が、ただああいう屠殺場的なものを持ってきてもらっては困るという感情的なことだけの反対なのか、相当合理的根拠があって、その土地に対する権利主張が住民にある、そういうような場合とは質が違うと思うのですね。もし...全文を見る
○安田分科員 容喙はしなくても説明ぐらいは求めてしかるべきですね。なぜ五十年度に着工できなかったのか、単なる一部のトラブルというふうにしか聞いてないのか、ある程度は詳しいことを聞いて、しかしこれもうまくやるというふうに言われたのか、どっちですか。
○安田分科員 時間がございませんので簡単に聞きますが、現実には農林省の御認識なり立場なり願望と違って、機動隊が二百名出て、いまや農民とその請負会社との間ににらみ合いが行われている現地の状態が八日からずっとあるわけでございます。このような対立している農家も地元の畜産農家でございまし...全文を見る
○安田分科員 県が株式会社持っていたから直ちに公共性が高いかどうかは、また議論は別だと思うのですが、それはともかくといたしまして、時間がございませんので、県の説明ではなぜ強行着工、つまり警察官を連れてきてまでやろうとしているのかという説明では、年度内に着工しないと国の補助金が流れ...全文を見る
○安田分科員 私が聞いているのは、着工というのはどの辺のところを言うのか。くい一本でも申しわけに打てばいいのか、請負契約をすればいいのか、どの辺で決まるわけですか。
○安田分科員 実態に応じてというのは、いま私が具体的に言っているのは石筵でございますから、あの二十数億の流通センターの全体の青写真が全部おたくに行っていると思うのです。ああいう建物の建築をする場合、予算の規模もわかっているわけであります。こういう場合にどの程度やったら事故繰り越し...全文を見る
○安田分科員 とにかく今年度じゅうに着工しなければ補助金が流れるということを言っておるのです。もし万一、補助金が流れて、新たな場所を選定して再申請した場合、福島県の場合どのくらいセンターの実現がおくれることになるのかということについて若干伺って終わりにしたいと思うのですが、これは...全文を見る
○安田分科員 そうしますと、福島県は一番必要度が高いので、補助が始まった五十年度に最初に認められたのですね。だからそういう必要性について、地元の住民の反対があったから必要度が少なくなったというはずはないのであって、これはたとえ流れても、五十年度の最初に認められたくらい必要度が高い...全文を見る
03月12日第80回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○安田分科員 私は、特殊教育、なかんずく特殊学級に関する問題についてお伺いしたいのでございます。  前もって、この特殊教育とか特殊学級という言葉は不適当なのでありますけれども、そして現場では各地で、障害児教育とか、あるいは促進学級とか、いろいろ呼んでいるようでございますけれども...全文を見る
○安田分科員 幅が出てきたというお言葉でございますけれども、そうしますと、IQが高い子供も入っておる、年々だんだんそうなってきつつあるというふうに承ってよろしいでしょうか。
○安田分科員 IQの比較的高い児童生徒も特殊学級に入れた方がいいという判断があった場合にはとおっしゃいますけれども、そういう判断の基準は一体どういうものでしょうか。
○安田分科員 いわゆる境界線児あるいは知能の普通な学業不振児が特殊学級に入っていて、実際に特殊学級に入った方がいいと思われるような者が断られている実情があるというように聞きますけれども、こういう事例を当局ではつかんでおらないでしょうか。
○安田分科員 国立特殊教育総合研究所というのは文部省の研究機関になっておりましょうか。
○安田分科員 ところで、この総合研究所の所長をなさっておられる辻村先生が「転形期の特殊教育」という本を出しておられます。これは昭和四十九年に発行された本でございますが、この中にいろいろ書いてございます。  「そこで、特殊学級は、易きについて、入級児を知能の高い属の中に向かって求...全文を見る
○安田分科員 若干現場での具体例を摘示して伺いたいわけですが、たとえば福島市で私が調べたある人の場合でございますけれども、この人の子供は一年生のときは普通学級だったわけであります。二年から特殊学級に入ってほしいと担任教師や校長が三回、四回と説得に来ております。それで学業が必ずでき...全文を見る
○安田分科員 そういうふうにおっしゃいますけれども、これは大変目に余る部分がたくさんあるのですよ。たとえば私の調べたところによると、ある学校では五名の生徒中IQ八〇以上が三名もいる。それから福島県のある市でございますけれども、これは学力促進学級という名前で、実は特殊学級なんでござ...全文を見る
○安田分科員 次に、福島県の精薄の特殊学級の学級数ですね。それから児童生徒数が飛び抜けて多いのでございます。これは、文部省の初等中等教育局の特殊教育課で出しております「特殊教育資料」という統計数字がございますね。これをずっと見てみますと、非常に多いわけでして、福島県は東京の六・四...全文を見る
○安田分科員 そうすると、この特殊教育課で出した数字は、当然おたくの方でまとめられた数字でございますが、昭和四十七年度から五十年度までの四冊を調べただけでも、はなはだしく数字が違うわけであります。  たとえば、福島は四十七年が、全児童数が十九万七千六百五人で、精薄児童といいます...全文を見る
○安田分科員 いま数字を見て初めて気がつかれるようでは困るので、何のためにこういう統計を、おたくが出していらっしゃったり、あるいは特殊教育の総合研究所という機関を持っていらっしゃるのか。そういうことも的確に把握して、いろいろ指導されたり、対策を立てるためにやっていらっしゃると思う...全文を見る
○安田分科員 こういう研究機関を使ったり、こういう統計的な数字をまとめていらっしゃっても、ちっとも生かされていないというのは、きわめて残念でございますけれども、これからでもぜひ福島の実情を調べていただきたいと思います。  福島県の場合の特に多いという理由について、われわれもちょ...全文を見る
○安田分科員 最後に一点だけ。  国立特殊教育総合研究所長の辻村先生は、いろいろな実例を述べられた後で、こういうわけだから特殊学級といわゆる促進学級と分離せよという御提案をなされております。そうすれば、ただの学業不振児といいますか−と区別されるし、これを一緒くたに入れておくとこ...全文を見る
○安田分科員 終わります。
03月14日第80回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第4号
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○安田委員 ただいま西田委員からも炭鉱離職者の発生状況などについて伺いましたけれども、私も、まず数字について若干お伺いしたいと思うのです。  福岡県の飯塚、直方、田川三地域の職安管内での一般失業対策事業それからいわゆる緊就、開就の適格者数と、同じ地域の人口の一体何%にこの適格者...全文を見る
○安田委員 なお伺いますけれども、同地域で、いま言った三地域でいいのですけれども、中高年齢者などの就職促進措置の適用者数と、措置切れの人の数はいかがになっておりましょうか。
○安田委員 いま申し上げた三地域での中高年齢者の年間の有効求職数、就職件数、就職率などについての数字は把握していらっしゃるでしょうか。
○安田委員 いまの数字は就職率でございますか。
○安田委員 年間有効求職数や就職件数などはおわかりになりませんでしょうか。
○安田委員 それではこの数字などは、後でもしお知らせいただければありがたいと思うのですが……。  それから開就及び特開の一カ月の就業日数や、年間何カ月就業しているかという数字についてはお知らせいただけましょうか。
○安田委員 次に緊急就労事業について、以前は閣議決定という形で行われておったと思うのですけれども、ことしから閣議決定もしないで、ただ予算措置をするというような形で、もちろん予算措置ですから単年度ということになりましょうけれども、こういう形になったというふうに承っておるのですが、ど...全文を見る
○安田委員 そうしますと、従来閣議決定をやっておったこと自体が誤りであったというふうなことになりましょうか。
○安田委員 どうも法律の延長が五年ということになったら、途端に、三年の閣議決定をやっていたのが、今度は単年度になってしまうというようのは、何かこうそぐわない感じがするのですけれども、どうでしょうか。
○安田委員 いまの御答弁、言葉じりをつかまえるわけじゃございませんけれども、従来も三年というのは終期を決めたにすぎないという御答弁でしたら、五年だって終期を決めたにすぎなくてちっとも差し支えはないと思うのですよね。だからやはりこういうふうに三年ごとの閣議決定が単年度の予算措置にな...全文を見る
○安田委員 前の西田委員の御質問や何かで一応労働省の決意といいますかお考え方の大きな枠については大体明らかになったようには思うのでございますけれども、何かいままでの措置と違う変化があったということで、現地では率直に言って非常に不安が大さいというので、いろいろな陳情が、多分大臣の手...全文を見る
○安田委員 わかりました。  それでは次に、問題をかえまして、二千万トン生産体制の維持の問題についてお伺いしたいのでございますけれども、第一次答申の数字は五千五百万トンということでございましたね。この五千五百万トン体制を確保するということを前提にして施策がなされておると思うので...全文を見る
○安田委員 そういうことになりますので、結局二千万トンというのも、よほど客観的な裏づけがないと、またまた都合によって幾らになるかわからぬのじゃないかという心配をするわけでございます。その点でこの二千万トンという見通しですね、これについてまず大まかなところを伺いたいと思う。細かい技...全文を見る
○安田委員 それでは二千万トン体制維持の施策について若干伺いますけれども、まず技術研究開発にどれだけ取り組んでいるのかという問題でございます。この技術研究開発、ことに深部採炭における技術とか、あるいは石炭のガス化、液化に関する研究とか、こうした問題については、現在、テーマ、それか...全文を見る
○安田委員 ところで、この技術開発の面に関する予算の各国の比率を若干調べてみますと、たとえば西ドイツ——まあアメリカは国力が大分違いますので比較にならぬかもしれませんけれども、西ドイツの場合、石炭ガス化、液化技術の一九七四年から七七年までの合計が六億一千六百万ドイツマルク、それか...全文を見る
○安田委員 時間がございませんので、ぜひそういう点で通産大臣の命をかけてそれこそ予算獲得されて、西ドイツやイギリスに負けない予算でひとつ技術開発などの研究に進んでいただきたいということを御要望申し上げておきたいと思います。  それから最後に、一つだけですが、そういう姿勢について...全文を見る
○安田委員 私が伺っておるのは、その際にあらかじめ政府もまざって調査してくれと頼んだのに、政府は参加しなかったというふうに伺っているわけですけれども、それを聞いておるのであります。そういう訴えが最初あったかどうか、北大の調査がある前にですね。
○安田委員 だから私は通産大臣の御決意を伺いたいのですけれども、個々の企業の問題だというふうにされたんでは二千万トン体制が一体維持できるのかどうかということになりますので、個々の問題には違いないかもしれませんけれども、しかし政府でも本気になって、ひとつ政府なりの調査団を派遣するな...全文を見る
○安田委員 終わります。
03月18日第80回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○安田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、政府提出の昭和五十二年度予算三案に反対の討論を行います。  まず、最初に指摘しておかなければならないことは、本委員会の審議を通じてますます明らかになってきた福田内閣の本質と性格の問題であります。今国会の最重要な課題は、深刻な不況、...全文を見る
03月23日第80回国会 衆議院 商工委員会 第7号
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○安田委員 まず、最初に、石油の価格の問題について若干伺いたいと思うのですが、三月二十一日付の日経新聞を見ますと、「産業界値上げラッシュ」というふうに大きな見出しがありまして、すでに値上げをし、または値上げを計画中のものが、二月中でございますが四十数品目に上ると言い、そして、「四...全文を見る
○安田委員 そうしますと、この標準額を設定した昭和五十年の十一月末の時点における為替レートは幾らになっておったでしょうか。
○安田委員 そうしますと、一つは当然石油の安定供給を確保できるだけの標準額を決めた、しかもその当時の為替レートは三百二円であった、こういうことでありますので、調べてみますと、まさにそのとおり十分元売り会社としては利益が上がり、もうかる額であったことは明らかであると思います。  ...全文を見る
○安田委員 為替差益の利益だけではなくて、経常利益の中から為替差益を引いてもなおかつ利益があったように決算の結果はなっておるように思いますが、どうでしょうか。
○安田委員 まさにそのとおりに、石油連盟が新聞発表したときの説明によっても、為替差益を除いてもやはり十分利益があったというふうになっていると思います。  そこで、本来ならば少なくともこの為替差益分は消費者に還元してもしかるべきであろうというふうに思うわけでありますが、しかるに、...全文を見る
○安田委員 ところが、橋本長官がおっしゃるように、為替レートを幾らにとるかということはまさにきわめて重要な問題だろうと思う。幾らにとるかによって違うということは軽く触れられましたけれども、これはまさに決定的に重要だと考えますけれども、いかがでしょうか。
○安田委員 先ほど昭和四十九年、五十年の為替差の問題をおっしゃいましたけれども、為替差の問題を考える場合の基本は、やはり、五十年の標準価格を決めたとき以後の問題を考えるべきではなかろうかと思うのです。というのは、その前のことを考えますと、その前は為替差損もあったろうし、為替差益も...全文を見る
○安田委員 まず押さえておかなくちゃならないこととして、対ドル比の円が一円高くなったという場合には、一キロリットル当たりの差益は幾らになりますか。
○安田委員 各新聞などによりますと、従来は八十円前後でやっておったようですが、もう八十五円というふうに為替差一円で生ずる損益を見ているようでございまして、いまの長官の御答弁でも大体そんなものだろうと思うのですね。  ところで、現在値上げ通告をしておる各元売り会社の考え方では、為...全文を見る
○安田委員 そうしますと、会社が十分やっていける標準額を決めた昭和五十年の十一月末あるいは十二月の初めには為替レートは三百二円であった、それが、現在値上げ通告をしておるこの時点において二百九十五円、もしくはそれ以下という為替相場を前提にしておるということになると、いま言ったように...全文を見る
○安田委員 そうは言っても、石油の値上げでもおおよその幅はわかると思うのですね。五〇%も一〇〇%も原油が値上がりするということは考えられないわけですから、五%と一〇%との間ということになろうと思いますが、いかがでしょうか。
○安田委員 先回りして、多分そういう質問になっていくだろうということでお答えされたようですけれども、なぜそういうことになっていくかということをもう少しきめ細かく積み上げていかないと、一遍に結論に飛ばれては困るわけなのであります。なぜそうなるのかということでもって為替差益の問題をい...全文を見る
○安田委員 原油の値上がりのことを五千億円とか言いますけれども、そうすると三百二円の為替レートであったときに決めた標準額——そのときは結局一ドル三百二円で石油を買ったわけでしょう。いま仮に二百八十五円になっているとすれば、きのうは二百八十円を割ったと言われますけれども、たとえドル...全文を見る
○安田委員 しかし、これは為替レートを二百九十五円にとっている数字でしょう。ところが実際は二百八十五円、あるいはいまは二百八十円、多少は毎日、毎日違いましょうけれども、大体その辺になってきておるというふうに言えると思うのですが、そうなりますと、これは二百九十五円にとっているという...全文を見る
○安田委員 ですから、二百九十円にとってもまだ円が五円安ですね。そういう計算で、そもそもそういうふうにして為替レートのとる基準がきわめて恣意的である。現実に合っていない。実際にはそんな為替差ではないのにかかわらず、こういうふうに先発各社では二百九十五円、後発でも二百九十円。これは...全文を見る
○安田委員 ところが、為替は直物と先物とがあることはすでに御存じだと思います。銀行で調べましたところが、三月十八日現在対ドル当たり二百八十二円六十銭、四月の先物が二百八十三円四十銭、五月の先物は二百八十三円九十銭、六月の先物は二百八十四円五十銭、七月の先物が二百八十四円九十銭、八...全文を見る
○安田委員 過去三カ月の実績を考えた方がなお実際に合うというふうにお考えだとすれば、その根拠を伺いたい。現実に先物はこうなっておる、しかし過去の三カ月をやるのが一番現実に合っているのだとおっしゃるなら、その根拠を伺いたい。
○安田委員 過去の実績をとる以外にないと言われますけれども、しかし、円の為替相場のおおよその動向については、ぴったりと何円何銭まではわからなくても、たとえば貿易収支の問題やいろいろな問題から考えて大まかな見通しは立つと思いますし、先物相場というのは投機的な要素があるとは言いますけ...全文を見る
○安田委員 もし、石油会社の方が、過去三カ月の経過から対ドルレートで二百九十五円と考えておるということであるとすれば、企業努力をしてなるべく値上げをしないというような立場に立てば、当然、先ほど言った先物予約をしておけば八月までのやつはおおよそわかると思うのでございますが、そういう...全文を見る
○安田委員 時間がありませんからここで押し問答しておってもしようがないのですが、できるだけ値上げをしないような努力を各元売り会社もすべきだし、そのような立場に立って通産省も指導されるのが当然だろうと思います。  もう一つは、石油製品の卸売価格の推移などを原油価格との比較で見ます...全文を見る
○安田委員 これは連産品ですから、原価の問題については非常に複雑な問題がありまして、石油製品というものはいわば恣意的に原価を動かすこともできる非常に複雑なしろものだと思います。  資源エネルギー庁の資料から見ますと、公定コストを見ますと、たとえば灯油はキロリットル当たり千五百円...全文を見る
○安田委員 私はその原本を持っておるわけじゃございませんけれども、C重油の説明では、S分三・〇%のC重油を〇・三%にするための脱硫経費などというふうに書いてあるようですな。
○安田委員 資料の方は前もって申し上げておかなかったので、後でまたその資料については詰めたいと思いますけれども、とにかく、C重油は一般家庭で使うわけじゃございませんが、こういうものは原油の輸入価格よりも安い。そして、それに比べて現実に灯油は原油の価格の一・五倍である。しかも、その...全文を見る
○安田委員 計量法の問題について伺いたいと思ったのですが、時間が来ましたので、せっかく計量法の関係の方が来ていらっしゃると思うのですが、これでやめます。
03月24日第80回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第5号
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○安田委員 大変時間がございませんので、問題をしぼって御質問したいと思います。  保安の問題についても伺いたいと思って来ていただいておるわけでございますが、とてもきょうの時間ではそこまでいきそうにもありませんので、あらかじめ、大変御苦労でございますけれども、保安の問題には触れな...全文を見る
○安田委員 端的に言ってしまうと、いままでは隣接鉱区ということであったのを周辺鉱区まで広げるということだと思うのですが、その周辺鉱区まで広げることは、二千万トン体制の維持、先ほどから大分口を酸っぱくしていろいろ言われておりますけれども、それから国内資源の活用、エネルギーの自給とい...全文を見る
○安田委員 そうしますと、周辺ということで該当する地域があるとすれば、一体どことどこでございますか、半分くらいは該当するという……。
○安田委員 合理化事業団が買収した採掘権の鉱区、あるいは鉱区調整といいますか、整理促進交付金などを支払ったこうした鉱区ですね、単純に買い上げなどというふうに言っておきますけれども、買い上げなどの時点で、買い上げの対象になる各鉱区、鉱床について、埋蔵量、可採量はその時点では調査され...全文を見る
○安田委員 前の委員の方もたびたび質問されましたけれども、たとえばこの問題に関して、夕張新二鉱の問題でございますが、ことし終掘、閉山、こう言われておるわけであります。一たん北炭の会社側はそういうことを言って、労働組合から反撃をされて撤回はしたようなかっこうですが、しかしあれは本音...全文を見る
○安田委員 旧千才は近接とおっしゃいましたけれども、隣接ですか、それとも周辺ですか。
○安田委員 私は、この辺の問題についてお伺いするというふうに、多分質問通告をしておったような気がするのですけれども……。
○安田委員 どうもはっきりしないようですが、しからば、この法改正が仮に行われた場合、夕張新二鉱の場合に隣接という鉱区は該当するものがありますか。
○安田委員 そうしますと、夕張新二鉱の近接もしくは周辺鉱区は、すべてまだ買い上げの対象や何かになったものではない、そういうふうに伺っていいんですか。
○安田委員 そうすると、夕張第二、それから一鉱、ここは結局はまだ北炭の採掘権があるということなんですか。
○安田委員 そこで、いままさに夕張新二鉱では終掘、閉山ということが言われておって、これはもちろんそこに働いている労働者の方々にとってきわめて重要な問題であると同時に、夕張市という地方自治体全体の命運にもかかわるし、もちろん地域住民——この間私も御質問申し上げました中に申し上げまし...全文を見る
○安田委員 いま技術的問題二つ言われたようですけれども、一つですか。それとも、技術的な問題というのは、いま言ったような公共施設や何かがある、それとの調査が技術的なのか、採掘自体が非常に技術的に、たとえば夕張新二鉱の方からやっていくのが採掘技術として非常にむずかしいのか、そういう公...全文を見る
○安田委員 とにかく終掘、閉山ということを目前にしているわけなので、実際現行法で隣接鉱区の再開発のためにどうするかとか、あるいは法改正がもしあった場合に、周辺鉱区ということまで広がるかもしれませんけれども、これを再び北炭にやらせるかどうかという問題を私は言っているのではございませ...全文を見る
○安田委員 私もこの間お伺いしたし、先ほどもほかの委員の方から質問がありましたけれども、何かいま労使で話し合っているということで、前に私が伺ったときには、政府の調査団派遣の要請はあったけれども、これはしないで、北大なんかを中心とした調査団になったんだというお話だったと思うのですね...全文を見る
○安田委員 しかし、労使中立の調査団というのは、現在の新二鉱の鉱区の調査でしょう。周辺や隣接の鉱区を調査したわけじゃないと思うのですが、これが一つ。  それからもう一つは、そういうふうにして民間でやった調査で議論をしている最中に、黙って見ておるというなら、民間で出した議論の結論...全文を見る
○安田委員 時間がございませんので、押し問答しておってもしようがないのですが、そういうふうに見ておるというなら、しからば、民間のそうした議論の結論が出たらば尊重するという姿勢なのか。その結果、あまた政府で、いやおれたちの考えは違うかもしらぬということになれば、時間もむだだし、それ...全文を見る
○安田委員 じゃ最後に、答弁は求めませんけれども、ひとつぜひ役所に帰って、前向きの姿勢でこの調査団の派遣の問題を取り上げていただきたい。政府が行ったら快刀乱麻を断つごとき結論が出るかどうかわかりませんけれども、少なくとも一緒にどろにまみれて、みんなで考えていくという姿勢の中に政府...全文を見る
03月30日第80回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第6号
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○安田委員 里谷参考人に若干お伺いしたいのでございますけれども、まず夕張新鉱、五千トン体制が実際は現実に五千トン達成されていない、この原因は何かということをお伺いしたいわけであります。これは、聞くところによると、地圧が高くて常に坑道拡張の必要があって、掘進のおくれや、空気の流通に...全文を見る
○安田委員 保安問題につきまして私の伺っているのは、保安についての労働者の発言が封じられているという意味ではなくて、たとえば作業中止権といいますか、そういうことについて労働者側の方で実際にどれだけの権限を持っているのか、そういうことについての御不満なり要求があったらお聞かせをいた...全文を見る
○安田委員 それじゃ時間がございませんので、そういう懇談会の決定が遵守されている程度で御満足なのかどうかということを最後に伺いたいのが一つと、もう一つは夕張新鉱の場合に幌内からの応援といいますか、出向五百四十名ですか、これが幌内が再開ということになりますと引き揚げるわけですが、そ...全文を見る
○安田委員 先ほど伺いますと、実績から見て労働者の人数がプラスマイナス二十五名ということがあったということですが、コンスタントにいっても十カ月二百五十名にしかなりませんので、五百四十名が九月なり十月に引き揚げるということになりますと、プラスマイナス二十五名程度がずっと毎月行われて...全文を見る
○安田委員 時間がございませんので、それで結構です。
○安田委員 時間が非常に短いので、若干だけお伺いしたいと思うのでございます。  まず国内炭の優先引き取りにつきまして、電源開発株式会社の両角参考人のお話ですと、これは国策会社といいますか、ということでその方針を貫くというお話でございます。藤本参考人に伺いたいのですが、やはり九電...全文を見る
○安田委員 そこで、これは両角、藤本両参考人にお伺いしたいのですけれども、海外炭と国内炭の価格をプールするという考え方について、お二方からそれぞれお考えを伺いたいわけです。ことに、九電力側で、何か海外炭と国内炭の価格のプールという考え方について反対していらっしゃるようにも仄聞した...全文を見る
○安田委員 私がお伺いした点で、藤本参考人のお答えは若干あいまいなところがあったと思うのでございます。要するに数年先のことをわれわれはもちろん心配しているわけでございますが、海外炭と国内炭の価格のプール、そういう考え方について反対でいらっしゃるのか賛成でいらっしゃるのか、あるいは...全文を見る
○安田委員 そうしますと、現状においてユーザーが反対しておる、現状というのは数年先のことかもしれませんけれども、その考え方について反対しておるというふうに聞いたのですけれども、現時点で反対しているということは間遠いですか。
○安田委員 私ども心配しますのは、国内炭優先というたてまえは、もちろんこれは皆さんと考え方は一緒だと思うのでございますけれども、いざ海外炭を、ことに開発輸入してくる、こういうことになってきますと、相当投資もあるし、相手国との関係でも相当長期的になると思うのですが、そういう際に、安...全文を見る
○安田委員 次に、吉田参考人にお伺いしたいのでございますけれども、第三セクター方式と俗に言いましても、いろいろな形があると思うのです。石鉱審の答申によりますと、こんなふうに言っておりますね。「例えば関係地方公共団体、石炭企業等により構成される共同開発体を開発事業者とするのが適当で...全文を見る
○安田委員 そうしますと、共同開発体の中に入るか入らないかは別といたしまして、とにかく対等の発言権は地方公共団体が持たないと、いままでの鉱害問題をいろいろ振り返ってみますと、地方公共団体が相当な発言権を持って対処しなければならないだろうと思いますけれども、しかし、出資としてはとう...全文を見る
○安田委員 そこで、多久市の場合でございますけれども、何か工業用水のためにダムをつくりたいということで適地を探したところが、適地があって地質調査をしたら、実はこれは炭鉱の掘削の跡といいますか、そういうことでだめになったという話をちょっと聞いたことがあるのでございますけれども、それ...全文を見る
○安田委員 時間ですから、終わります。
04月06日第80回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第7号
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○安田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、提案されている案件について討論を行います。  この案件中、特に反対である合理化臨時措置法の一部を改正する部分について、反対の討論を行うものであります。  石炭鉱業合理化臨時措置法等の一部を改正する法律案についてでありますが、今...全文を見る
04月08日第80回国会 衆議院 商工委員会 第10号
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○安田委員 私は、計量法の問題について若干お伺いしたいと思うのですが、計量法の第一条の目的では、「計量の基準を定め、適正な計量の実施を確保し、もって経済の発展及び文化の向上に寄与することを目的とする。」と定めておるわけであります。尺貫法を廃止してから約二十年になりますけれども、尺...全文を見る
○安田委員 私は、メートル法を否定したり、計量の基準を定めることを決して否定するものではないわけでございます。また、尺貫法の全面的復活を主張するものでも決してないわけでございますけれども、しかし、わが国の実情では、メートル法でははかりがたいものやきわめて不便なものもごく少数ながら...全文を見る
○安田委員 そうしますと、いかなる場合でもメートル法の方が処理しやすい、能率的であるとばかりは言えない。そういうようにメートル法だけでは処理しやすいとか便利であるというわけにはいかない分野もあるということをお認めになるということだと思いますけれども、いかがですか。
○安田委員 そこで、文部省の文化庁に伺いたいのですが、熊本城とか姫路城などの修理は国の予算で行っているのかどうか、まずお答え願いたいと思います。
○安田委員 そこで、熊本城とか姫路城について伺いたいのですが、これは修理の前後にいろいろ調査をすると思いますけれども、そういう調査の場合に調査報告書というものをつくると思うのですけれども、メートル法とともに尺貫法も使用しているのではありませんか。
○安田委員 もちろん、徳川時代あるいはそれ以前にできた建物なんかはメートル法で建てておるわけじゃございませんから、尺で表示する方がぴたりすることは当然だと思うのです。  設計図はメートル法だろうと思うのですけれども、設計図を作成する事前の調査や工事後の報告書などでは尺貫法も使う...全文を見る
○安田委員 このように契約書ではメートル法で書かれておっても、実際の工事の段階、つまり、契約の実行の段階では尺貫法が用いられているということは文化庁も承知されていると思います。  私の調査では、宮内庁でも和服の注文の場合に尺貫法で業者に説明しているということであります。たとえば...全文を見る
○安田委員 さらに、私の調査によりますと、全国の建築石材工業会で聞いた話でございますけれども、仏石、つまり墓石ですね。この場合に、この業者は全国に六万人いると言われておりますけれども、寸法をセンチで表現したのではわからないから売れない、どうしても尺で言われないと商売にならないとい...全文を見る
○安田委員 慎重に検討されると言いますけれども、いま申し上げましたように、現実に国の官公需でさえも実際は尺貫法を使っておる。取引または証明の用に供しているかどうかという解釈はいろいろありましょうけれども、現実に使っていることは間違いないのです。ですから、そういう意味では、国みずか...全文を見る
○安田委員 たてまえを崩したくないという意味はわかりますし、私も、先ほど申し上げましたように、メートル法を否定するとかあるいは尺貫法を全面的に復活させようという論者では決してございません。そういう点では意見は一致すると思うのですが、ただ、問題は、罰則をもって全面的に製造、販売まで...全文を見る
○安田委員 答申を待ってと言われるわけですけれども、そうすると、その間は違法行為というような状況のまま推移するし、答申の結果いかんによってはその後もずっと違法行為であるということもあり得るということになるわけです。いままでの議論ではっきりしたように、非常に少数ではあるけれどもかね...全文を見る
○安田委員 そうしますと、少なくとも道具としての機能はお認めになって、その点も十分に配慮した行政であってしかるべきだと思うわけであります。  そこで、通産大臣にお伺いしたいわけでございますけれども、いままでの議論によって問題点の所在はおわかりいただけたと思いますが、ここでひとつ...全文を見る
○安田委員 審議会の結論はいつごろ出ることになりますか。
○安田委員 私もメートル法を否定するものでは決してございませんで、むしろ、逆に、メートル法がこういうふうに完全に行き渡った段階で、少数者の利益を考えてやってももはやびくともしない態勢に来たのではないかということだと思うのですよ。そういう意味では、この計量法問題について、尺貫の方の...全文を見る
04月19日第80回国会 衆議院 商工委員会 第13号
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○安田委員 最初にちょっと確認の意味でお伺いしたいのですけれども、本法の共済契約の種類には一種と二種とあるようでございますけれども、共済事由の範囲を狭く限定しておる一種の契約の方が利回りが高いということになりましょうか。
○安田委員 ところで、この契約者が子供に事業を譲り渡した場合に、第一種と第二種とではどういう違いがあるのか、御説明をまずいただきたいと思います。
○安田委員 しかし、第一種の契約者が子供に事業を譲り渡した場合であっても、第二種で譲り渡した場合であっても、契約者、つまり事業主にとっては生ずる事態は同じであるわけです。ところが、いまお伺いしたように、支払われる共済金については、第一種の方は準共済ということでもちろん金額も大分違...全文を見る
○安田委員 そうしますと、結局子供、配偶者に事業を譲渡して俗に言う隠居するということについては、事業主にとっては一種、二種変わりない事態なんですけれども、これだけの違いが出てくるということになりますと、やはりこれは何らかこの差が出てくるのを改めるようなことをすべきではないかと思う...全文を見る
○安田委員 そうしますと、今日まで第一種に加入している人の人数とその変遷、第二種に加入している人の人数とその変遷、これが大体わかりましたらお知らせいただきたいと思います。
○安田委員 この変遷についても、第二種の方は多分ほとんどふえないだろうというふうに考えるわけですけれども、これは昭和四十二年の法改正でこうした二種類に分けてみても、やはり分けたことが余りメリットがないので一方の方だけ加入者がどんどんふえていく。それでも総体的には少ないというので一...全文を見る
○安田委員 第二種もある以上は多少は加入者もいらっしゃるかもしれませんし、すでにいままで加入していた方もいらっしゃる。ですから、なくすわけにはいかないということになれば、なぜこれだけの加入者に差が出てくるかということを十分に考えまして、なくせとまでは言わなくても、第一種について、...全文を見る
○安田委員 小企業に対する福祉政策が他の分野に比べて非常に劣っておることは事実だと思うのです。この共済制度を一層小規模企業者にとって魅力ある制度とするためにいろいろと改善すべき点が多い。さっき申し上げましたように、第一種、第二種の関係での隠居の場合の給付の改善という問題も十分考え...全文を見る
○安田委員 そうしますと、それにしては還元融資制度が不十分ではないかというふうな感じもしないことはないと思うのですね。休業補償のために還元融資制度を活用するにはちょっと不十分ではなかろうか、したがってここも相当検討の余地があるのではないかというふうに指摘しておきたいと思います。 ...全文を見る
○安田委員 親企業がつぶれて、その下請なりが倒産する場合、廃業ということになればこれは給付をもらえるのかもしれませんが、問題は、私の申し上げているのは、やめてしまうわけではないけれども、何カ月かあるいは半年か、ある期間どうも店を閉じざるを得ないという、いわゆる休業の場合の補償のこ...全文を見る
○安田委員 最後に、大臣にお伺いしたいのでございますけれども、中小企業の場合、農業の場合などと比較しても政府の対策が実に劣っておる。比較にならないほど劣っていると言わざるを得ないと思うのです。農業の場合には農業者年金制度もございます。それから政府の出資、補助金なども、至れり尽くせ...全文を見る
○安田委員 ぜひそういう点を検討してよりよい共済制度の確立に努めていただきたいと同時に、共済制度でも賄えない部分についてぜひ中小企業の福祉対策をお考えいただきたいということを強調いたしまして、私の質問を終わります。
04月19日第80回国会 衆議院 本会議 第19号
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○安田純治君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、中小企業の事業活動の機会の確保のための大企業者の事業活動の調整に関する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  すでに広く知られているように、三年以上にも及ぶ長期の不況、国民消費支出の低下に加えて、大企業の新たな...全文を見る
04月26日第80回国会 衆議院 商工委員会 第17号
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○安田委員 同僚議員が非常に各方面からお伺いをいたしましたので、時間の制約もありますので余り細かいことをお伺いするつもりはございませんけれども、竹内先生と正田先生にお伺いしたいのです。  端的に言って、両先生とも、五党修正案といいますか、今度四党で提案した案と現在の政府提案とを...全文を見る
○安田委員 いま、十八条の二の問題についてはお触れにならなかったわけですけれども、先ほどの十八条の二についての西中委員の方からの質問で大体わかったんですけれども、なおはっきりとお教え願いたいのですが、この点については現行法の運用上はどうなるのか、公表権の問題も含めましてもう一遍伺...全文を見る
○安田委員 いろいろ考え方はあろうかと思うのでございますけれども、十八条の二で報告を求める、そして四十四条の年次報告に概要を載せるということになっておるとすれば、タイムリーな公表の方を抑制する働きが実際上起きるのではないかというふうに心配されますけれども、その点について正田先生の...全文を見る
○安田委員 それから、主務大臣に対する通知と、意見を述べるというところでございますけれども、独占状態の有無についての意見と、それから、その独占的な状態があることを論理的には前提としたその他の措置についての意見、この二つが同時にあの条文に出ているわけでございますけれども、これは何か...全文を見る
○安田委員 終わります。
○安田委員 この中小企業の分野法の政府案は、七条の「調整勧告」にしても、九条の「一時停止勧告」にしても、まず勧告をして、そして勧告に従わない場合は公表するというふうにとどまっているわけでありまして、これでは実効性がないのではないかと思いますし、また、この法案と同様の立法目的を持っ...全文を見る
○安田委員 そうしますと、先ほど挙げました中小企業団体の組織に関する法律や中小企業等協同組合法の当該規定を見ますと、これは調停案の勧告になっているわけですね。それを公表することができる。のまなかった場合はどうとかこうとかじゃなくて、調停案を示して、しかも公表するという、こういう条...全文を見る
○安田委員 公表自体が制裁だというふうにお考だになる点についてはわれわれとしてはどうも承服しかねるわけですが、仮に公表されること自体が大企業にとって不愉快なことかもしれませんが、しかし、この程度のことではとうてい制裁措置とは言えないと思うわけです。というのは、いま長官もおっしゃい...全文を見る
○安田委員 この問題についてはまた後で時間があればお伺いしたいと思いますが、「調整勧告」の内容が事業開始の無期延期もしくはこれと実際上同視されるような内容の勧告もあり得るのかどうか、この点をお伺いしておきたいと思います。
○安田委員 そこで、未来永劫というわけにはいかないとしても、実際上ほとんどこれと同視されるような内容の勧告があり得るとすれば、ますますもって企業が公表程度でこれをじっと守ってがまんの子をしておるかどうか。三分間ぐらいなら待つけれども、ほとんど実際上無期延期に近いというような繰り延...全文を見る
○安田委員 勧告の段階で聞いてもらえばそれもいいのでしょうけれども、勧告を聞かなかった場合に、先ほどの話に返りますけれども、それをも無視して進出してこようというのに公表程度ではどうも抑止力が乏しいのではないかというふうに思わざるを得ないわけでございます。しかし、この点だけをやって...全文を見る
○安田委員 そういうことが多いかもしれませんけれども、私が伺っているのは、私が先ほど例に挙げたようなこともあり得るが、この場合にどうするかということを聞いているわけです。レアケースかもしれませんけれども、やはり立法当時予想されるものは、仮にレアケースであってもそれに対するそれなり...全文を見る
○安田委員 そうしますと、背後にやはり総量規制的なものも考慮するということに伺ってよろしいかと思うのですが、もし違ったならば、時間がございませんのでそれはそれでまた後でお答えをいただきたいと思います。  勧告があって進出のときに規模を縮小したが、一、二年後にその縮小分を取り返す...全文を見る
○安田委員 そういうこととも多少絡むのですけれども、進出後のトラブルについては、この政府案を見ますと、自主解決の条文、つまり原案で言えば四条ですか、どうもこれしかないように思うわけであります。大店法の十条には、進出後の客の送迎や何かいろいろな営業のやり方について、進出後のトラブル...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたのでもうやめますけれども、中小企業政策審議会の四十七年八月八日の答申は、六十三ページにその産地業種の振興対策について書いてございます。これはひとつよく読んで検討していただきたいというふうに注文をしておきます。  それから、通産大臣にお願いしたいのですけ...全文を見る
○安田委員 終わります。
04月27日第80回国会 衆議院 商工委員会 第18号
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○安田委員 参考人の皆さんには大変長い時間貴重な御意見を承りまして、ありがとうございます。  若干の時間質問をお許しいただきたいと思いますが、同僚議員がいろいろの角度から伺いましたのでなるべく重複は避けたいと思うものでございます。  御意見を伺っておりますと、大体この分野法に...全文を見る
○安田委員 この問題については、必ずしも中小企業分野法だけではなくて、いろいろな社会的な制度なり、すべての総合力でもって調整していかなければならない問題であろうと思いますけれども、ただ、両先生のお話を伺っておりますと、東北地方の過疎化した農村の——極端に推し進めていけばあらゆる経...全文を見る
○安田委員 次に、佐藤参考人にお伺いしたいのですけれども、実は、この政府の提案に係る法律案でございますが、この「調整勧告」の中身を見ますと、「当該事業の開始又は拡大の時期の繰下げ、当該事業の規模の縮小その他の当該事態の発生を回避するために必要な措置を執るべきことを勧告することがで...全文を見る
○安田委員 いや、私は佐藤参考人にまた質問を継続したいのです。  停止というだけではなくて、たとえば事業の開始についても、あるいは規模もそのとおりでいいけれども、ただし流通機構については既存の流通機構を使いなさいというようなことだってあり得ますね。そういうことだってあり得るわけ...全文を見る
○安田委員 次に、調査を申し出る団体でございますけれども、政令で定める団体というふうになって、いわば窓口の一本化ということになっておりますけれども、この点についてはどういうふうにお考えか、佐藤参考人の御意見を承りたいと思います。  これは第五条に「中小企業団体」と書いてありまし...全文を見る
○安田委員 私は終わりましたけれども、では、三巻先生から……。
○安田委員 時間が来ましたし、参考人と議論するのはきょうの目的ではございませんのでこれでやめますけれども、三巻先生の意見には大分私は異論はございます。
05月18日第80回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第11号
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○安田委員 今回の事故はまことに遺憾でございまして、亡くなりました労働者の方々、またけがをされた方々に、本当に心からお悼みの言葉を述べたいと思います。     〔委員長退席、多賀谷委員長代理着席〕  ただいま同僚議員からも質問がございましたけれども、原因の調査の見通しについて...全文を見る
○安田委員 そんなことを聞いているのじゃございません。事故が起きてから現場の労働者で、亡くなっていない、けがもしていない方、あるいは番方が違うとすれば、前の番で入っている方がいらっしゃるでしょうから、そういう人たちから現場の様子や、あるいは直接事故の原因につながるかどうかは別とし...全文を見る
○安田委員 それはもちろん直接の事故の原因につながる調査も必要です。これはもちろんのことでございますが、同時にこれはガス爆発事故であるということはもうほとんど断定してよろしいだろう。しかも、ガスは法則的に見て五%以上一五%くらいですか、までにならなければ爆発はせぬということになり...全文を見る
○安田委員 新聞記事でございますけれども、たとえば五月十二日の読売を見ますと、「かろうじて逃げ出してきた一人が、周辺の人たちに当時の模様を説明する。「もっと保安に金をかけていれば、こんなことにならなかったんだ」。最後は怒りの口調になった。」こういう表明もあります。これはまさか新聞...全文を見る
○安田委員 それは司法調査の一環として行われているのでしょうか。それとも、今後の対策も含めて行政的なものとして調べておるのでしょうか。
○安田委員 その結果については、現在捜査中ということでは、余り詳しいことは聞けないと思うのですが、そういういま新聞に出ているような労働条件なり会社の対応策なり、こういうことについての一応の示せるだけの調査結果についてお示し願えないでしょうか。
○安田委員 特に私が重大だと思うのは、こういうことも新聞に出ておるのですね。「職場の改善を要求すると、金にならない現場に回される」ということを言っておったというようなこともあるのですよ。だから、これが直接今度の爆発現場に働いている労働者のことじゃないかもしれませんよ、それと別な坑...全文を見る
○安田委員 時間がございませんので、余り詳しく聞くわけにはいきませんけれども、報告がありましたけれども、当時、現場には七人でしたか、最初おたくの方から出かけられたのは。
○安田委員 確かに現場は大変な混乱でしょうから、そういう新聞記者の方々がもっぱら情報を集めるために歩くのとはまた違う職務がおありになるだろうとは思うのですが、やはり現場に派遣される場合、そういうことも今後考えていただいた方がいいのじゃないか。  私もかつて、議員になる前、弁護士...全文を見る
○安田委員 時間がございませんので、質問はこれで最後にしますけれども、そういう意味で、事故の直接原因なりそういうことの手法的な究明だけではなくて、いま言ったような労働条件全般の不満について、労働者の意見を一体会社がどう受けとめる姿勢を持ってきたか。そこに多少の欠点があれば、それは...全文を見る
06月08日第80回国会 衆議院 商工委員会 第27号
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○安田委員 きょうは通産大臣が最後まではいらっしゃらないということですので先に通産大臣にお伺いすることが集中するわけでございますが、その都合上最初の答弁は非常に簡単に明瞭にしていただきたいと思います。  今日のわが国経済の実体にかんがみて、大商社など巨大企業が負っている社会的責...全文を見る
○安田委員 館林ドレスの従業員や税理士の方の長期間にわたる洗い出し作業の結果判明した架空取引額は実に十三億五千三百万円に上っております。  伊藤忠商事及び西武百貨店はこういう意味の架空取引はなかったと否定していますか、それとも行ったことを認めていますか、端的にお答えいただきたい...全文を見る
○安田委員 そうしますと、伊藤忠は事実は知らないというふうに言っているということですか。
○安田委員 ここに、西武作成の文書で、架空売り上げを行っていることを裏づけるものがあります。これは館林の未払い金を要求した際の西武側が作成した文書でございますけれども、これば前にそちらの方にも資料としてお渡ししていると思いますが、ここを見ますと、「資料2」の欄外に7という番号が振...全文を見る
○安田委員 では、この伊藤忠の方の認識についてはまた後から時間があれば質問いたしますけれども、少なくとも西武は架空の取引があった、売り上げがあったということは認めておるわけであります。  しかも、重要なことは、このような架空取引は単に西武、伊藤忠、館林ドレスとの三角関係だけでは...全文を見る
○安田委員 通産大臣、この架空取引の概要はおわかりいただけたと思います。  そこで、大臣の時間の都合がございますので、全貌を明らかにしてからお伺いしたいケースでありますが大臣にお伺いしたいのですけれども、大商社や百貨店がこういう架空の売り上げを行っているという事実について、好ま...全文を見る
○安田委員 大臣の時間の都合があって、全貌を細かく明らかにしない前に御見解を伺ったわけですけれども、実は、これは刑事上の犯罪にもなるのではないかというふうに私どもは考えておりまして、この後の質問で警察庁や何かにもお伺いしたいと思っておりますが、私どもとしてはこれはいろいろな面で違...全文を見る
○安田委員 その点はもう一遍後で念を押しますけれども、次に、大蔵省に伺います。  私の方の調査では、伊藤忠は、信用供与というか、端的に言えば金融のために行ったというふうに言っていると聞いておるわけであります。大蔵省の調査ではどうでしたでしょうか、伺いたいわけですが、この架空売り...全文を見る
○安田委員 そうしますと、伊藤忠は西武と館林間の信用供与といいますかの一つの手助けとして中に入ったんだということは、最初は認識がなくて、事実取引だというふうに認識しておったという回答なんですか。それとも、最初から実はそういう信用供与の意味があったんだということをわかっていたという...全文を見る
○安田委員 そうしますと、少なくとも伊藤忠としては売買益として上げるのはお処しいのじゃないでしょうか。
○安田委員 少なくともいまの時点で架空の取引だということがわかれば、商品が動いていないということになって単なる金融を図ったのだということになれば、こめ会計処理上の問題は適切でなかった、客観的な実態を反映していないということを言わざるを得ないと思うのです。  そういう意味では、後...全文を見る
○安田委員 次に、経済企画庁に伺うわけでございますが、企画庁は、経済見通し、消費動向などの調査、分析に当たって、大商社や百貨店の売上統計はその資料として活用していると思うのであります。ところが、先ほど来明らかにしてきましたように、実際は実体のない、金融を図るためのものですけれども...全文を見る
○安田委員 先ほど挙げました館林ドレスだけではなくて、相当の数これをやっておるらしいということはわかるわけでありまして、そういう点では統計上数字的に見れば相当の有意な数になるのではないかと思うのですけれども、それでもいまのお答えでよろしいのでしょうか。
○安田委員 少なくとも、こういうように実際に商品が動いていない空売り、空買いがどんどん行われれば、日本の経済の実態と合わない数字が実際に出てくるわけだと思うのですよ。だから、そういう意味では統計上好ましいことではないと思うのですが、どうでしょうか。
○安田委員 次に、公正取引委員会に伺いたいのですけれども、このような西武、伊藤忠、そして館林ドレスのような三者間取引においては必ず中小企業だけが損をしているわけであります。中小企業が高く買って安く売るという仕組みが西武の指示で三年間続けられてきたわけです。これは悪いようにはしない...全文を見る
○安田委員 昭和五十年の一月二十二日付の総合商社に関する第二回調査報告の一つのケースに、いまの館林ドレスのケースにきわめて類似していると思うケースがございます。その二十ページの「総合商社の取引上の地位の利用」というところのIですが、「A(以下総合商社をさす。)は、Bに融資した後、...全文を見る
○安田委員 そういう点で、公取は毅然としてこういう大企業、大商社の悪徳商法にぜひメスを入れていただきたいということをお願いしておきたいと思います。  次に、警察庁に対して伺いたいわけですけれども、これはいままでの議論の中でおわかりいただけると思いますが、館林ドレスの資金繰りが悪...全文を見る
○安田委員 お伺いしたいのは、この貸し付けが単純な形でなくて物の売買の形をとって、売買益の形をとって、実際は金融を図るための利息、手数料だという場合に、これは当然出資法の金銭の貸借に当たるかどうか、それをお答えいただきたいと思います。
○安田委員 それでは、少なくともこのケースの場合は金融を図る目的であったということを商社も西武も認めているわけでございますから、これは通産省の調べで金融を図る目的だったということは認めているわけですから、ぜひこのケースをお取り調べいただきたいというふうに思うのですが、その点につい...全文を見る
○安田委員 捜査するお立場からはそうでしょうが、告訴、告発がなくても聞き込みでも捜査できるケースがある。これは親告罪でなければできるわけですから、そういう一般的な条件はあるということで承っておきたいと思います。  時間が来ましたので最後に申し上げますけれども、なぜこういう取引が...全文を見る
08月22日第81回国会 衆議院 商工委員会流通問題小委員会 第1号
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○安田小委員 きょうの小委員会で私は商品取引の問題について若干質問したいと思うのですが、商品取引で一般の国民が業者の強引な勧誘によって引き込まれまして、そのあげくに多額の被害をこうむるという例が再びふえていると聞いておるわけであります。商品取引での紛議、紛争は、一昨年、昨年、こと...全文を見る
○安田小委員 ことしの場合に、まだ六月までの数字ですからわからないようですが、トラブルが増大しているのは事実だと思うのですが、その原因は何かということについて、御存じでしたら……。
○安田小委員 農林省管轄の方の商品取引については、実態はどうなっておりますか。まず、紛議がふえているかどうかということ、その原因などについてもお伺いしたいと思います。
○安田小委員 私ども、若干の例ですけれども、調べますと、勧誘のやり方が依然として改善されていないというふうに思います。まず、無差別に勧誘してくるし、はなはだしいのになりますと、電話番号簿を見て片っ端から電話をかけるのだろうと思うのですが、私の地元秘書のうちまで電話をかけてよこしま...全文を見る
○安田小委員 注意をしたとおっしゃいますけれども、注意の程度にもよると思うのですが、一向に改まらないのではないかという心配があるわけです。  というのは、実は私の地元の秘書のところへ電話がかかってきたのは、こういう四、五件の訴えがある最中なんですね。その間に相変わらずそういう無...全文を見る
○安田小委員 農林省の方は。
○安田小委員 ぜひ厳しい指導をしていただきたいと思うのですが、とにかく無断売買などははっきりした違法行為でございますし、それから勧誘のやり方は、先ほど申し上げましたように、確かに。パンフレットには損することもあるということは書いてあるのですけれども、言い方が、たとえば砂糖なら砂糖...全文を見る
○安田小委員 農林省のお考えはいかがですか。
○安田小委員 そういうたてまえとしての制度が一応あることは知っておるわけですが、しかもそれを前提にして今日のこういう被害が出ておるわけです。  たまたまこのケースの場合、四件目か五件目に私のところへ訴えてきた人が、やめたいということで電話をしたわけですが、四件目くらいだったもの...全文を見る
○安田小委員 きょうはもう時間の関係もありますし、また、私の手元に訴えてきた事件については、たまたま通産省、農林省の指導もあって、ある程度和解といいますか、話し合いがついているようでございますので、具体的な会社の名前を挙げることはやめますけれども、目に余る会社が幾つかあることはも...全文を見る
08月23日第81回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○安田委員 私は、中小企業問題、特に下請関係の問題を中心に若干質問をしたいわけでございますが、不景気が長引きまして、回復だ回復だといってもなかなか回復基調になっておらぬという状態の中で、中小企業の経営状態は依然として回復しておらないわけであります。特に、仕事がないという状態が下請...全文を見る
○安田委員 たとえば現在の下請代金支払遅延等防止法とかいろいろありますけれども、法改正などはお考えになっていらっしゃらないのかどうか。現在の法律があるもとでいろいろと下請いじめが行われておる状況を考えますと、法改正の必要をお考えかどうか、その点お伺いしたいと思います。
○安田委員 当面は法改正は考えておらないというふうに受け取ってよろしいのでしょうか。当面はいまの法律の運用でやっていくということに伺ってよろしいのでしょうか。
○安田委員 下請業者の中でも建設業が特にひどい状態にあるように思われるわけであります。トラブルも実際この建設業における下請関係が非常に多いというふうに考えるわけであります。工事代金の未払いが特に多くて、仕事をしても代金がもらえないで、自殺に追い込まれるようなケースさえ生まれている...全文を見る
○安田委員 この随意契約ということでございますけれども、実際の実態を考えますと、たとえばこの業者の場合もそうなんですけれども、いままでずっと何十年も左官屋さんをやってきた。したがって、いままでのだんなさんと称する人がいるわけですね、顧客が。それをあるそういう建て売り住宅の会社や何...全文を見る
○安田委員 確かに資材の中には必ずしも値上がりしたものばかりとは限らぬと思うのですが、手間賃なんかはずっと上がっておりまして、四十八年から約五年間ですからね、四年ちょっとですか、全然同じ単価ということは考えられないと思うのですね。  それはそれといたしまして、さらに、ある積立方...全文を見る
○安田委員 幾らでも実例を挙げれば切りがないのですが、時間の都合で全部事例を挙げることはできませんけれども、このように下請の弱身につけ込んで単価を著しく低い単価で抑えてくる、あるいは寮に建物を借りてその金も払わぬ、あるいは積立方式の契約を集めさせて、あるいは自分が建てたいと思って...全文を見る
○安田委員 中小企業庁長官の方はいかがでしょうか、下代法の関係。
○安田委員 こうした積立方式の会社の場合、下請保護とともに消費者保護の問題もあるわけです。これは一つは裏表の関係でございまして、下請業者の単価を値切るために手抜き工事が行われるということから、どうしても欠陥住宅と言われるようなものになっていくという点での側面が一つございます。それ...全文を見る
○安田委員 実際私が会社の名前を挙げない理由は、もうあちこちで解約が少しずつ起きているわけで、取りつけ騒ぎ的なことになってはちょっと困ると思って、いまの段階ではあえて会社の名前を申し上げないのですけれども、考えてみますと、どんどん解約が拡大していく、一方において知らないで積み立て...全文を見る
○安田委員 もう時間ですのでやめますけれども、どうもこの積立方式なんかの場合、認可のときに考える、あるいは切りかえのときに考えるといっても、もう積み立てしている人が相当いる場合、いつ、どこでちょん切るかという問題が出てくるわけですね。手を出すにも出せない。一遍認可して、積立方式の...全文を見る
10月25日第82回国会 衆議院 商工委員会 第1号
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○安田委員 まず、安田参考人にお伺いしたいのでございますけれども、平電炉の問題につきまして、昭和四十八年ごろからの設備投資、これが非常に大きかったということを聞きますけれども、これは一つの見通しの誤りということにあったのだというふうに言われております。商社の方でメーカーの方の設備...全文を見る
○安田委員 また、メーカーの方から商社に、設備投資をするから融資してもらいたいというような持ちかけもしたというようなことも聞くわけですけれども、それやこれやで商社の方で金融をしておる額、総額でおよそどのくらいになるか、それはわかりませんでしょうか、大体で結構ですけれども。
○安田委員 それでは次に、中山参考人にお伺いしたいのでございますけれども、一定期間対策を特別に見てもらいたいというお話で、この一定期間というのは、先ほどのお話ですと、たとえば時限立法でいえば五年、これが無理なら三年ということをおっしゃいますけれども、どういう見通しで三年ないし五年...全文を見る
○安田委員 アルミの問題では、海外の合弁会社といいますか、開発といいますか、そういうことをおやりになっているという話ですけれども、現在どのくらいその合弁から輸入されているのか、数字がわかりましたらお教えいただきたいと思います。
○安田委員 合弁といいますか、開発して輸入する部分は、むしろ円高である程度利益があるといいますか、そういうことをいま伺ったわけですが、全体として見ますと、先ほどから平電炉の業界の参考人の方もあるいは角田参考人も、円高の問題が対策を立てるについてのいわば致命的なファクターであるとい...全文を見る
○安田委員 それで、三年ないし五年のいわゆる時限立法といいますか、それは一つの例でしょうけれども、一定の期間をかしてもらいたいと言われる、その一定の期間の見通し、円のレートが非常に安定しないとすれば、その一定期間というのもちょっととりようがないような感じがするのですが、そうでもご...全文を見る
○安田委員 時間がございませんので、一応これで終わります。どうもありがとうございました。
○安田委員 参考人の方には大変長時間にわたって御苦労さまでございます。いままで同僚委員がいろいろな角度から長時間にわたって御質問申し上げ、大変私ども勉強になりました。これから皆さん方の御意見を参考にしながらやっていきたいと思うわけですが、したがって、同僚委員と余り重複しないように...全文を見る
○安田委員 そうしますと、このコメントの中の設備対策をどう推進するかという方法論や構想は、お持ちになるわけでしょうか。
○安田委員 いまの段階では、ある程度具体的にその中身についてお話しいただける段階ではございませんでしょうか。
○安田委員 終わります。
10月26日第82回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○安田委員 参考人の方々、大変長時間われわれの同僚委員の質問に対してお答えをいただきまして、ほとんど残された時間もございませんし、お伺いする点はないと思うのですが、二点だけちょっとまあ確めるという意味でお伺いしたいんですが、まず、藤原参考人にお伺いしますけれども、先ほど御意見を伺...全文を見る
○安田委員 そうしますと、五県だけで、それ以外のところは、いわば県が動かないといいますか、財源措置をしないというか、そういうことになるわけだと思うのですけれども、五十三年度の目標まではだめだ、しかし、関係県では一応五十三年以降では見込みがあるのでしょうか。
○安田委員 次に、影山参考人に、これも確認のために伺うわけですけれども、先ほど松本委員から質問いたしましてお答えいただいたのですが、この中小企業の為替変動の緊急融資制度ですね。これは七十五件、十二億二千六百万円申し込みがあったとおっしゃるのですけれども、これで実際融資されたのは何...全文を見る
○安田委員 終わります。
11月11日第82回国会 衆議院 商工委員会 第7号
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○安田委員 現在、御存じのように長期不況、それから円高という厳しい中で中小企業は大変深刻な危機に見舞われていると思うのであります。そこで、ことに不況業種の中小企業の危機は深刻だと思うのですけれども、この中で一体政府はいままでに打つべき手は全部打っているというふうにお考えなのかどう...全文を見る
○安田委員 結局、打つべき手はすべて打ったとは言えないということだと思うのです。何かいい考えがあれば、なおそういう手は打つ用意があるというお考えの答弁だというふうに伺ってよろしいと思うのです。  そこで、いま西中委員もちょっと質問をされたようでありますが、対策としての金利の引き...全文を見る
○安田委員 負担軽減の見込み額、総額でどのくらいか。この八・六%に既往金利を引き下げる対象とされるのは、赤字決算という企業でしょうけれども、一体どのくらいの見込みか。全く見込みもわかりませんでしょうか。
○安田委員 中小企業庁長官、そうおっしゃいますけれども、意外とこれは負担の軽減にならないのではないかというふうに思わざるを得ないのですよ。大体、中小零細業者で赤字申告をしなければ既往金利引き下げの対象にならぬというふうに考えますと、この中小企業の赤字というのは一体どういう性質を持...全文を見る
○安田委員 とにかく、この既往金利の引き下げの対象になる人の赤字というのは、やはり税金の申告のときが赤字であるということなんでしょうね。そうではございませんか。何をもって証明させるかということなんです。
○安田委員 そうしますと、必ずしも申告どおりじゃなくてもいいような話にもなっちゃうわけでございますけれども、それはともかくといたしまして、これは大蔵省あたりに聞けば、中小企業のうちどのくらいが一体欠損申告をしているものか、これは数字だけは簡単につかめると思うのですね。そういう教字...全文を見る
○安田委員 政府系三金融機関の圧迫要因になるとおっしゃいますけれども、私がさっき述べた欠損申告した人の数は非常に少ないかどうか。六万二千件のうちのですけれども、全部調べたわけじゃございませんから意外に少ない数字かもしれませんが、それにしても、総額として圧迫要因になるほど金利の引き...全文を見る
○安田委員 そこで、黒字決算をしたところまで国民の零細な貯金を原資にしたお金で金利を下げることはできないというような先ほどの御答弁もあったようですか、中小零細業者の場合に、先ほど言ったように資本の蓄積があるわけじゃなし、赤字はそれ自体生活費ゼロということにつながる業者が相当多いわ...全文を見る
○安田委員 一人一人の税金の申告を見てやると機動的じゃないというようなお話もありましたけれども、かえって機動的だと思うんですね。これは非常に簡単ですね。納税証明書一通をつければすぐわかっちゃうので、むしろ帳簿をひっくり返しているよりも簡単明瞭なんですね。それだけでいいかどうかは別...全文を見る
○安田委員 ぜひその点も精力的にやっていただきたいわけですが、なお、現行法の運用自体も大分不十分ではないかというふうに思われるわけであります。ことに、御存じのように、商調協のあり方が問題であるというふうに思われる点がたくさんあるわけであります。  たとえば群馬県の渋川市の例でご...全文を見る
○安田委員 そういう御答弁ではちょっと納得できないのですよ。というのは、たまたま渋川の場合には商工会議所の会頭さんがデベロッパーであった、だからそういうことが起きるのだ。しかし、これは常に起き得る可能性が十分あるので、渋川だけの条件ではないと思うのです。大体どこの市の商工会議所の...全文を見る
○安田委員 私が出した二つの例はたまたまニチイに絡むものですけれども、どうもあらかじめ密約なんぞをしておくような、そういうお行儀の悪い企業に対しては、新しい抜本改正になったりあるいはこの運用を見直す過程においても、その間ぜひ厳重に行政指導をしていただきたいということを最後に要望い...全文を見る
11月15日第82回国会 衆議院 商工委員会 第8号
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○安田委員 質疑に入る前に、十一月一日の理事会で、これは重要法案であるから定足数は充足するということをここにいらっしゃる社会党の佐野理事を筆頭にして確認をしたはずです。そのときに野呂委員長は、自民党だけ、与党だけで半数以上確保するのは無理だろう、しかし、定足数が充足しない場合、質...全文を見る
○安田委員 非常に厳重な申し合わせをしたつもりでございますけれども、ぜひあと二、三人集めていただくことを前提にして質問に入らせていただきます。理事会のそういう申し合わせを軽視されては非常に困ると思いますので、ひとつ委員長、厳重に注意をしていただきたいと思います。  大分いままで...全文を見る
○安田委員 そうしますと、この共同開発というのは、本来日本としては自分の主張が正しいと思っているわけですから望ましくないことだけれども、韓国の出方、いま言ったように、韓国が先手を打って単独で日本近海まで勝手に鉱区を設定する、こういう動きがあって、やむを得ず、日本の主張は正しいと信...全文を見る
○安田委員 しかし、これはあくまでも最初に韓国が先手を打ったためにこういうことになった、もし韓国がこういう主張をしておらなければ、日本の主張はそのまま通ったろうと思うのですが、韓国が自然延長論で強く押してくる、しかも先に日本近海まで鉱区を設定する、こういう事態に直面して日本政府が...全文を見る
○安田委員 ともかく、日本側の中間線論は間違っていたとか、交渉の結果いろいろ考えてみてあるいは引っ込めたとか、そういうことではなくて、その正当性の主張はいまでも維持していることになりますか。
○安田委員 そうすると、日本側の主張はわれわれとしては正当性を信じておる。しかし、韓国側のいわゆる自然延長論も、法的、理論的に見て全く根拠のない、ナンセンスな言いがかりなのか、それなりに根拠のありそうなものなのか、その点はどういうふうに認識しているわけですか。
○安田委員 ところで、中国側も自然延長論をとっていると思われますけれども、どうでしょうか。
○安田委員 ところで、そういう中国の自然延長論の中身がはっきりせぬわけですけれども、一応ああいう強硬な異議を言っているところを見ると、共同開発区域の中に中国の自然延長論の線も食い込むから言っているのだろうと思うのですね、全く食い込まないのに言うはずはないのであるから。そうなります...全文を見る
○安田委員 推測は勝手ですけれども、中国と話し合ってみなければその中身はわからぬわけです。  それはともかくとして、外務大臣にお伺いいたしますけれども、関係諸国が集まって話しするのがより理想的であるということは、先ほど来答弁されておりますね。しかし、そういう条件がない。その条件...全文を見る
○安田委員 ところが、日韓大陸棚協定に関する韓国国会会議録仮訳ですね、外務省の北東アジア課でもって訳したものを見ますと、韓国も中国と話し合う用意があると言っているようでございますね。この点については、たとえば慮信永外務部次官ですか、「大陸棚問題に関して中国からの非難があったことは...全文を見る
○安田委員 外務大臣にお伺いいたしますが、いま中江局長がそういう判断を示されましたけれども、一遍そういうアクションを起こしてみる値打ちは全くないのかどうか、悲観的だというお話ですけれども、アクションを起こしてみる値打ちは全くないのかどうか、大臣のお考えはどうですか。
○安田委員 この問題は大分同僚委員も聞きましたので、押し問答しておってもしようがないですが、この点についてもう少し後でまた必要が出たら伺いたいと思いまして、次に移りたいと思います。  この探査、試掘、採掘などの技術的な問題について若干通産当局にお伺いしたいと思うのです。  探...全文を見る
○安田委員 この採掘の設備といいますか、現在日本にあるのは第一白竜から第五日竜までと「さくら」というのですか、そういうものがあるようでございます。そうして第一白竜が六十一名の宿泊施設収容能力がある。第二日竜は八十八名、第三白竜は自走可能であって、自分で走るということで百名、第四日...全文を見る
○安田委員 韓国側にはこういうリグはあるのでしょうか。
○安田委員 そうしますと、この国内法が発効して三カ月以内に着手をしていくということになりますると、当面この日本にある六つのリグですか、これのうちの幾つかが使われるということになりましょうか。
○安田委員 多分外国の装置もこの日本のいま言った六つの装置とやや似たり寄ったり、大きい、小さいは多少ありましても、全く奇想天外なものはないと思うんですね。  そこで、こうしたリグの上で作業する人は、私どもの調査によると、少なくとも日本の持っているリグの場合には、六十各から八十名...全文を見る
○安田委員 日本のリグの場合、この船籍といいますか国籍といいますか、これはどういうふうになっておりますでしょうか。
○安田委員 船の場合には船籍は旗国主義で決まると思うのですが、自走式じゃないものも日本の国籍で公海上日本の船舶と同じように扱うのかどうか、その点についてはいかがでしょうか。
○安田委員 次に、今度いよいよ採掘の方でございますけれども、生産する井戸の設置方法は、これはプラットホームといいますか、これを海上に設置して、足を大陸棚の底にといいますか、その表面につけて、そういうプラットホームというものを施設してやるというふうに聞いておりますが、そのとおりでよ...全文を見る
○安田委員 現在のとおっしゃいましたけれども、もしここでどんどん開発が進むとすれば、それは何年後かわかりませんけれども五十年も先まで約束するわけですから、何年から生産を始めるかわかりませんけれども、もし石油があって経済的に採掘可能だということになれば、これは大体いまのプラットホー...全文を見る
○安田委員 現在の技術水準から推定しまして多分そうなるだろうというふうに私も思うんですが、そこで、現在のプラットホームの施設を大体確かめてみたいんですが、阿賀沖の現実に稼働しているプラットホームの場合、宿泊施設の収容能力は六十名である。完成してから以降は常時数名の監視員といいます...全文を見る
○安田委員 それから、生産する井戸の改修ですね、これは推定でございますけれども、井戸の中の砂などを掃除するのに三日から一週間くらい、三十名から五十名くらいの人間が必要だ。ただし、この頻度といいますか、一年に何回そういうことをしなければならないか、そう確実ではないけれども、大体その...全文を見る
○安田委員 そこで、この共同開発地域に対する法の適用関係について伺いたいわけですが、まず、共同開発地域の海上、海中、つまり大陸棚以外のところですが、これは公海であるというふうに言ってよろしいかどうか。それは韓国でもやはり海中、海上に関しては公海であるという認識で間違いないのかどう...全文を見る
○安田委員 韓国の方が同じ認識であるということは、どういう機会でそれは確認しておりますか。
○安田委員 しかし、大陸棚協定に関する韓国の国会議事録なんかを見ますと、言葉の上では必ずしもそうともとれないような言葉もちらちら見えるようでございますけれども、その点はいかがでしょうか。確かに海中、海上は公海であるということの認識できちっと一致しておるものかどうか。
○安田委員 ところで、プラットホームを設置した場合の所有権の帰属はどうなるでしょうか。
○安田委員 この場合に、このプラットホームに対する法律の適用でございますが、たとえば民事的に言えば、韓国の所有であるプラットホーム、日本の会社がつくった場合、日本の会社のプラットホームということになった場合に、これはどちらの法律が適用になるわけですか、民事法だけではなくて。
○安田委員 ところで、国連海洋法条約の非公式統合交渉草案というのがございます。この非公式統合交渉草案というものは一応まだ草案の段階ではございましょうけれども、おおむねこの草案の方向に向かって国際法が固まりつつあるというふうに認識しておるのかどうか。それから、たとえばいま国際法上全...全文を見る
○安田委員 たとえば非公式統合軍案の中の五十六条を見ますと、「排他的経済水域において、沿岸国は次を有するものとする。」ということで、(b)項の1に「人工島、設備および構築物の設置ならびにその利用。」ということ、こうしたものは「排他的経済水域における沿岸国の権利、管轄権および義務」...全文を見る
○安田委員 操業管理者というのはお互いの契約によって決めるようですね。それでまた、操業管理者が変更になる場合もあるということになりますね。そうしますと、この変更になった場合には、がらりと変更された他の国のオペレーターになりますね。その法律が適用になるということになりますか。
○安田委員 そこで、一般的に「探査又は採掘に関連する事項」の範囲を決めがたいというのでしたら、一つ一つ伺っていきますけれども、先ほど労働法については適用になるのではないかというお話でしたね。労働法にも、御存じのように、労働条件それ自体を決めた保護立法と団結権を保障した法律と、大き...全文を見る
○安田委員 これは外務大臣にもお伺いしたいし、内閣法制局にも伺いたいわけですが、なるほど石油の開発については、抵触する部分はそういうふうにしたら適当だからいいでしょう。ところが、日本人がそこに働きに行く。     〔中島(源)委員長代理退席、委員長着席〕 日本人は当然、それは...全文を見る
○安田委員 いや、冗談じゃないですよ。当然そうなるなんて簡単に片づけられちゃ困るのでして、いま労働法だけ若干申し上げましたけれども、とんでもない法律がたくさんあるわけですよ、韓国には。労働関係調整法、これは韓国で言えば労働争議調整法ということになりますが、日本にも似たような労働関...全文を見る
○安田委員 これはとんでもない見解でして、もしそうだとすれば大変重大な問題だと思います。ことに、最初から行ったのではなくて、オペレーターが途中でかわった場合に、日本人は、いたくない人は総引き揚げ、いる人は覚悟を決めていろ、日本国憲法の方は及ばないということで、そこに就職して働いて...全文を見る
○安田委員 トラブルが起きないように運用するというのはいいのですが、それだったら世の中に法律は要らぬわけですね。人を殺しちゃいかぬ、人を殺さないのがあたりまえなんで、しかし、人を殺す人がいるからルールが決まっておる。ですから、いま私が申し上げたように、労働関係、公安関係、治安立法...全文を見る
○安田委員 そうしますと、この十九条の天然資源の探査または採掘に関連する事項についてはオペレーター側の法律が適用になるというのは、ほとんど主権行使と同じですね。探査、採掘に関連する事項というのはいわば飾り文句であって、そのプラットホーム上における法適用についてはすべて領土内と同じ...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので、外務大臣にぜひお伺いしたいのです。  いま私がるる申し上げましたような問題点が実はあるのです。中江局長も、典型的な例についてはあらかじめ韓国と話し合っておいた方がいいかもしらぬということまで言っておるわけです。これは常識で考えてそうだと思う。しか...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので終わりますが、そういうふうに外務大臣はおっしゃる、必要性はお認めになった。である以上は、この法律を成立させて三カ月以内に開発権者を決めてどんどんやらなければならないという事態に追い込んでから、韓国と日本との間で外務大臣のおっしゃる法適用問題について、...全文を見る
○安田委員 終わります。
11月22日第82回国会 衆議院 商工委員会 第10号
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○安田委員 私ども日本共産党・革新共同は、中小企業の連鎖倒産防止のこうした制度については、保険の方がよりよいのではないかというような考えも持っております。しかし、とにかく現在審議の対象になっておる共済法、これをぜひ今国会中に成立させたい、こういうふうに考えておるわけでありますので...全文を見る
○安田委員 いままでのお答えで、大体予想される省令の中身などについてはわかったわけですが、この法文の随所に債権回収の困難とかいろいろございます。これがこの法の運用を生かすも殺すも非常に重要なポイントになるのではないかということを考えられるわけであります。  たとえばこの共済契約...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので、ほかに伺いたいことが若干ありますけれども、これで終わります。
11月25日第82回国会 衆議院 商工委員会 第11号
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○安田委員 関連質問でございまして、柴田委員の持ち時間の関係で、前提の質問はたくさんございますけれども、端的に一問だけ質問したいと思うのですが、十一月十一日の当委員会におきまして、大店法と商調法の運用あるいは中小企業の業者の意見の取り上げ方について、群馬県の渋川の例と横浜の例を出...全文を見る
○安田委員 両方ともたまたまニチイが関係しておるものですから、そういう点で、この間も御指摘申し上げましたように、ニチイに対する通産当局の指導が甘いんじゃないかという疑いを受けては困ると思うのです。確かに横浜の場合には三カ月という調整の期間が終わっておりますけれども、地元業者との話...全文を見る