安田純治

やすだじゅんじ



当選回数回

安田純治の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月27日第84回国会 衆議院 商工委員会 第1号
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○安田委員 時間の関係もございますので、単刀直入にお伺いしたいと思いますけれども、中小企業為替変動対策緊急融資制度の実施状況は現在どうなっておるかをまずお伺いしたいと思います。    〔山崎(拓)委員長代理退席、委員長着席〕
○安田委員 緊急融資制度は、これ自体必要なものと考えますけれども、中小企業庁の産地調査報告、一月二十四日付で発表されていると思いますけれども、これによりますと、輸出成約あるいは受注残、輸出見通しともに全体的に悪化しておるというふうに報告になっていると思います。昨年比が八〇%以上減...全文を見る
○安田委員 この法案を審査する、いわば当否を審査する前提条件といいますか、先ほど加藤委員がきわめて率直明快に、かつ大胆に問題点をその前提条件について指摘されました。この二百四十円前後の円相場が一体いつどのように変化する見通しでおるのかということですね。これはきわめて必要な前提条件...全文を見る
○安田委員 こうした既往債務の償還猶予についての利子補給については、お考えになりませんか。
○安田委員 金利を政令によって五・五%にする場合の利子補給の財政負担はどのくらいお考えでしたか。
○安田委員 その計算の根拠はどういうところから出ておるのでしょうか、大体大まかな見積もりで言っているのだろうと思うのですけれども……。
○安田委員 この既往債務の利子補給をしても、財政上から見てもそれほど負担にはならぬのじゃないか、金額から見てそういうふうに思うのですが、どうでしょうかね。財政上の負担に耐えられないという理由でお考えにならないのか、それ以外の理由でお考えにならないのか。
○安田委員 次に、下請も本法案の救済する対象に入るということでございますけれども、どの範囲にするか技術的に詰めておる、告示か通達か、どちらでやるかということはいま考えているのだというお話、先ほど御答弁があったと思うのですが、河本通産大臣にお伺いしたいのですけれども、大臣は実業界と...全文を見る
○安田委員 そこで、事務当局に伺いたいのですが、たとえば二次、三次、四次の下請になると輸出関連かどうかがわからないのですね。実際の下請ではつくっている部品がきわめて小さい、何に使われるかわからないような部品をつくっておる。それが幾つか合わさってだんだん上に上がっていく。ですから、...全文を見る
○安田委員 時間が来たようですから、最後に一問だけ。  先ほど加藤委員がきわめて明快に問題点を指摘されましたこの円相場の見通しの問題ですね。この問題がきわめてあやふやなままこの法案が二年の時限立法で一体賄えるのかどうかといういろいろな問題きわめて不確定要素があって、それだけでは...全文を見る
○安田委員 終わります。
01月28日第84回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○安田委員 中小企業庁長官にお伺いしたいのですが、いま本法案が審議されておりまして、これは昨日来の議論でも、要するに危機的状況にある中小企業を何とかして救おうという救済策の一つの手段である、方法であるということになると思うのですが、そういう意味で、既存の法律といいますか、すでにあ...全文を見る
○安田委員 苦しい部分を分担するというお話ですが、すでに納めたものの下請代金をカットするという場合に、分担というのはちょっとおかしいと思うのですよ。先ほど挙げました例のように、一六%為替差損があったので八%持てというのは、まさに分担ということになっちゃうと思うのですが、私ども、す...全文を見る
○安田委員 終わります。
02月22日第84回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○安田委員 私は、雇用失業問題にしぼって質問したいと思います。  いま問題になっている雇用の拡大、失業防止の政策を進める上で見過ごしてはならないきわめて重要な問題に婦人労働者の問題があります。婦人労働力人口は、わが国労働力人口の三七・四%、約四割を占めておりまして、そのうち既婚...全文を見る
○安田委員 自治大臣、それでは福島県の場合にいまおっしゃった合理的な区別といいますか、差別に当たらない合理的理由があるというふうにお考えでしょうか、どうですか。
○安田委員 いま申し上げましたように福島県の場合、一般事務Aの場合、行政指導、調査、監査、徴収などの業務は男子を充てるにふさわしいのだ、それ以外の文書事務、計算事務、受付事務、秘書的事務は女子を充てるにふさわしいのだ、これは一体合理的な理由に基づいてやったと推察できますか。  ...全文を見る
○安田委員 自治大臣、そういう考えがまさに固定観念として遺憾であるというふうに言わざるを得ないと思うのです。たとえば税金の徴収事務はなぜ女子が不適当なのか。たとえば強制権力を使う場合ですと、女子の警察官もいるわけですよ。りっぱに勤まっているじゃないですか。なぜ税金の徴収事務だけが...全文を見る
○安田委員 いまの自治大臣のお答えは、固定観念をあらわしたものとして非常に遺憾だと思うのですが、それにしても先ほど具体的な実情を余りつかんでおらないような御答弁がございました。推進本部の活動方針が決定されてからすでに八カ月も経過しております。いまなおそういう具体的な中身について調...全文を見る
○安田委員 それではいままでに都道府県で幾つそういう事例があって、どれだけ勧告されたのか、お答えいただきたい。
○安田委員 こういう福島県の区別は、私どう考えても区別ではなくて差別である、好ましくないというふうに言わざるを得ないと思うわけであります。  ところで、この問題ばかりしておりますと時間がなくなりますので、国家公務員についてはどうでしょうか。  私どもの調査によりますと、政府み...全文を見る
○安田委員 明確にいつ撤廃をされるのか伺っておるのでして、そういうお答えでは答弁になっていないと思うのですが、もう一遍お答え願いたい。
○安田委員 もう婦人少年局長が申し入れてから三年たっておるわけですね。いまやっと人事院とよく協議をしてと言って、撤廃の時期も明確にできない。政府がこのような姿勢でありますから、民間大企業における女子労働者への差別攻撃がまさに集中的であるということになるわけです。  冒頭に申しま...全文を見る
○安田委員 こういう人減らしとらの巻の中身は適当であるかどうか。どうですか、ずばり答えてください。
○安田委員 冒頭でも述べましたように、婦人労働者への低賃金や過酷な労働条件の押しつけなどが、全体としてわが国の労働者の低賃金構造をなしているわけであります。また、最近では、夫の収入だけでは生活を維持していけないということから、中高年婦人労働者がふえております。ところが、大企業は、...全文を見る
○安田委員 終わります。
03月01日第84回国会 衆議院 商工委員会 第6号
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○安田委員 私は、最初に、八重洲ブックセンターといいますか、鹿島建設がいま建てておる大きな書店の問題について、本委員会でも同僚議員がいろいろお伺いいたしましたし、予算委員会の集中審議でも問題として取り上げられたわけでございますが、こうした議論を前提にして端的に伺いたいと思うのです...全文を見る
○安田委員 行政当局としては影響があると考えているかどうかを伺ったわけです。商調協がどういう結論を出すかは、また別としましてね。
○安田委員 ところで、大店法の改正を検討しているというふうに聞いておるわけですが、この改正を検討した理由というのは、現行法において実態にそぐわない不備があると判断したからこの検討をしていると考えてよろしいかどうか、伺いたいと思います。
○安田委員 このように大店法の改正を検討せざるを得ない、実態にそぐわないことになってきたということですので、八重洲ブックセンターの場合も、この法律で処理するということは、結局こうした立法の不備といいますか、当時はそうは思わなかったかもしれないけれども、現実の実態にそぐわなくなった...全文を見る
○安田委員 ぜひ強行出店などしないように、ひとつ御指導願いたいと思います。  ところで、通産大臣にお伺いしたいのでございますが、今日の円相場、きょうはニュースによると一ドル二百三十七円くらいまでいったような話でございますけれども、二百四十円前後というこのレートは、わが国の経済力...全文を見る
○安田委員 新聞報道によりますと、通産大臣は、どうも実力以上に高過ぎるとある会合で述べられたような新聞報道もございますし、二月十四日の日本経済新聞の政府広報欄で、座談会が通産大臣と慶応義塾大学の教授でされておりますが、その中でも大臣は、「円は実力に相応した評価でないといけない。」...全文を見る
○安田委員 少なくとも実力よりは高過ぎるという御認識はお持ちのようでございますけれども、そうなりますと、円レートをどの程度に持っていこうと考えておるのか伺いたいわけなんですけれども、これまた、いろいろな影響があってこういう席上では言えないとおっしゃるのか、あるいは全くその点につい...全文を見る
○安田委員 両方というお答えですと、認識をお持ちになっているような、お持ちになっていないような、非常に微妙なお答えでございますけれども、とにかく現在のレートは高過ぎる、そうなりますと、これを実力に合わせていくためには、具体策としてはどのようなことをお考えなのか、伺いたいと思います...全文を見る
○安田委員 現在の円レートが実勢に合わないということで、実力がどの辺かということが定まらないと、なかなか具体策についての当否を議論するのに困難を来すわけでございまして、多分通産大臣としては認識はお持ちなんでしょうけれども、言うといろいろ弊害があるといいますか、影響が大きいというこ...全文を見る
○安田委員 それでは、私どもの方でこういう数字をつかんでおりますので、もちろん公取の方でお調べになれば実態は明らかになると思いますから、ぜひ善処していただきたいというふうに思うわけです。  次に、契約の問題でございますけれども、トヨタの数々の不法不当行為を見ますと、その優越的地...全文を見る
○安田委員 繰り返すようですが、先ほど読みましたように、何らの催告なく解除できるというところ、それからあと、一番目は「乙がこの契約または個別契約の各条項の一にでも違反したとき」というのですから、これは責めに帰する事由ということになるのでしょうが、「その他取引を継続することができな...全文を見る
○安田委員 もちろん中小企業関係者は、国民の大部分、非常に多い部分を占めておりますから、国民の生活を守るという面でも重要なことはおっしゃるとおりだと思うのですが、同時に、私が申し上げますのは、こうした下請が国際競争力に強い日本商品の大きな要因であるということで、外圧の原因にも遅か...全文を見る
○安田委員 ところで、もしその九月の請書のように改善されているということが実情に合わなくて、改善されていないことが明らかになれば、どうしますか。
○安田委員 私どもが調査したのは、トヨタが改善したという報告といいますか請書を出したそれ以後であります。何ら変化がないと言わざるを得ないわけです。  たとえばかんばん方式を強制しないという約束をしたということですけれども、それ以後も下請業者を集めて、トヨタの生産方式と題する講習...全文を見る
○安田委員 ぜひやっていただきたいと思います。  それで、トヨタトヨタと大分トヨタをしつこくつつくわけですけれども、われわれの調べたところによると、トヨタの合理化指導はまさにすさまじい。そればかりでなくて、政府の指導は全く無視していると言わざるを得ない。ですから、どうしてもトヨ...全文を見る
○安田委員 先ほど申し上げましたように、下請問題全般についていろいろ問題がございますけれども、われわれの調べたところ、トヨタ自工とそのグループの問題が非常に目に余るものがあると言わざるを得ないので、特に強く言っておるわけであります。  公取委員長、トヨタと一次下請の間はそうだと...全文を見る
○安田委員 もちろんそうあらねばならないと思うわけであります。先ほど申し上げましたように、このような形で尽きることのない合理化、コストダウンの追求は放任していてよいものだろうかというふうに思わざるを得ないわけです。  アイシン精機というトヨタの一次下請がございますが、ここが下請...全文を見る
○安田委員 ところが、いま申し上げましたように、より低級な材料を使えないかとか、ボルトは減らせないかというようなことまでセザスチョンを与えているということになりますと、確かに一万数千の部品で構成されているもので、全部を一々というのは物理的に不可能かどうかわかりませんけれども、的を...全文を見る
○安田委員 ぜひ厳重に指導していただきたいと思います。  ところで、公取委員長にお聞きしますが、先ほど申し上げました関連会社の企業秘密を一切認めないような形で経営内容に介入する方式ですね。つまり預金のあり方とか借入金の中身まで一々調べて介入する、これは優越的地位の乱用の疑いがあ...全文を見る
○安田委員 この点についてちょっと問答している時間がございませんが、ぜひ検討してください。預金や借入金の中身まで一々介入するということは非常に問題だと思うのですよ。  ところで、現時点ではただ一つの好況産業と言っていい自動車でさえいままでるる申し上げてきたようなことですから、他...全文を見る
○安田委員 総理はまさに法律を守らせる体制の強化について調査して相談するというお答えだったわけですけれども、総理以下は相談を受けるのを待つのではなくて、もっと積極的に進言すべきではないかと思うわけです。  河本通産大臣にお伺いしたいのですが、公取の人員増の問題だけじゃなくて、下...全文を見る
○安田委員 下請を守るといいますか、そういうための人員の増強とあわせて、現体制で不十分ではあっても、いまの法律の厳格な運営に万全を期すということも当然必要なわけです。人が足りないからといって、現在の法律、制度を守らないということを容認することはできない、こういうことで、私もきょう...全文を見る
○安田委員 先ほど申し上げましたように、いわゆるトヨタグループの合理化案については的がしぼれるわけですね。「材料はもっと安くならないか」という項目を見ますと、「もっと小さくできないか」、「もっと安い材料はないか」、「下級材でトライしてみたか」、こんなようなことが載っているのですか...全文を見る
○安田委員 時間が参りましたので、これで質問を終わりますけれども、ここで議論されましたトヨタグループの目に余るこうした下請に対する圧迫ということがございますので、中小企業、ことに下請問題を、通産大臣のおっしゃる貿易立国日本ということから考えましても、どこへ出しても恥ずかしくない下...全文を見る
03月02日第84回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
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○安田分科員 私は畜産問題についてお伺いしたいのですが、時間の関係で問題点をしぼって伺いたいと思うわけです。そのしぼる問題点というのは、農用地開発公団が実施しているいわゆる畜産基地建設事業について伺いたいわけでございます。  まず、この事業の目的でございますが、時間の関係で、私...全文を見る
○安田分科員 この事業は全国で現在何カ所考えられているのか、調査中、事業中あるいは仕上がったものを含めて、そしてこれを分けて伺いたいと思います。
○安田分科員 いま伺うところによると、二十数地区になりますか、調査中のをまぜて、これからやられようとしておる。島根と福島が五十二年度に仕上がる第一号であるということになるわけです。先ほど述べましたようなこの畜産基地の事業の目的というのは大変それ自体結構なことだろうと思うのですが、...全文を見る
○安田分科員 立地条件に絡んで大分いろいろお答えいただきましたが、農林大臣にぜひ聞いていただきたいのですけれども、確かにいま答弁がありましたように、これからこういう畜産基地を大消費地のすぐそばに選ぶということは容易でないと思います。思いますけれども、たとえばこの福島の畜産基地の場...全文を見る
○安田分科員 いま言ったようないろいろな故障と同時に、肝心の償還金が幾らになるか、いまもってわかっていない。三月でもう引き渡しは済むわけですが、いままでは一時利用、三月で県が買って、それを入植者が買うわけですね。なのにいまもって償還金が幾らになるかわからないということが絡んで、一...全文を見る
○安田分科員 時間がありませんので大臣にお伺いしたいのですが、いままでここで問答しましたように、現実に、たとえば外国の機械を入れたところが、代理店が東京、盛岡ということで三百キロも離れておるという状態があります。これはもうお認めになるところだと思うのですけれども。  それから、...全文を見る
○安田分科員 ぜひよろしくお願いします。  終わります。
03月30日第84回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第4号
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○安田委員 私が最後の質問者になるわけでございまして、大変参考人の方々、長時間にわたって貴重な御意見を伺いまして、本当にありがとうございます。  いままでの各委員の方々が大分詳細に伺いましたので、私は、重複を避け得る程度で若干御質問をしたいと思います。同時に、私、まさにケミカル...全文を見る
○安田委員 どうもありがとうございました。  次に、木村参考人にお伺いしたいのですが、COMの経済性は今後の検討課題とされておるようでございますが、これの見通しでございます。聞き漏らしたのかもしれませんが、いろいろな諸条件は述べられたようですが、時間的にいつごろになったら大体見...全文を見る
○安田委員 次に、外国との比較において、たとえば研究費なんか、西ドイツとかアメリカの例を聞きますと非常に多いように思いますのですが、日本と比較してどうかということ。もちろん、研究費が多ければ直ちに研究が進むという直線的な因果関係があるわけでもないかもしれませんけれども、しかし、研...全文を見る
○安田委員 与えられた時間も来ましたので、最後に、全参考人にお伺いしたいところなんですが、伊木先生に代表と言ってはなんですが、お伺いしたいと思います。  どうも日本の政府の計画といいますか、いわば短期、中期、長期あるいは二〇〇〇年を目指す超長期といいますか、こうした大きなビジョ...全文を見る
○安田委員 時間が来たようでございますけれども、石炭政策全体について伊木先生からの御意見がありましたので、ひとつ利用技術の問題について政府の政策を断固として追及していただかないとわれわれ困ると思うのですが、政府としては石油の供給がわりかし緩やかだと、とたんに熱が冷めちゃったり、あ...全文を見る
○安田委員 終わります。  どうもありがとうございました。
04月04日第84回国会 衆議院 商工委員会 第14号
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○安田委員 八参考人の方々、一日われわれにおつき合いいただいて貴重な御意見を聞かせていただきまして、大変感謝しております。  全部の参考人にお伺いしたいことはやまやまなんでございますけれども、時間が私どもの方は十五分と限られておりますので、全部の参考人にお伺いできないかもしれま...全文を見る
○安田委員 これは労働組合の立場としては、雇用安定を図るということで当然の御主張だと私受けとめるわけです。  次に、基金の件でございますが、債務保証につきましてこういうことをしてもらえば企業の金利負担の軽減になる、こういうことは事実だと思うのです。長期的には確かにそうだと思いま...全文を見る
○安田委員 同じ質問でございますが、商社、銀行に対して応分の責任を負わせるべきだし、それはこの法案の中できちっとさせるべきではないかという考え方について、総評の宝田参考人及び繊維労連の中島参考人にお伺いしたいのです。
○安田委員 実際、誘導ということの効果なり誘導の実態なりがはっきりしないにしても、少なくとも労働者は設備廃棄によって被害をこうむる、あるいは被害をこうむるおそれが非常に大きいことだけは明らかである。しかし、労働者がこの特定不況産業に当たるような職場へ就職したのには、何の見込み違い...全文を見る
○安田委員 どうもありがとうございました。  時間が来ましたので、ほかの参考人の方にもお伺いしたいことがあるのですけれども、これで私の質問は終わりたいと思います。
○安田委員 時間がありませんので、問題をしぼって御質問いたします。  今日までの質疑を通じて本法案の欠陥といいますか、問題点が大分明らかになってきたと思います。  第一点は、本法の主な柱は設備廃棄にあるわけで、それだけではこれら業種が安定するとは思われないわけです。この点は通...全文を見る
○安田委員 この法案の「目的」の中に、たとえば雇用安定ということを入れるとか、あるいはいまの法案の第三条の二項三号を見ますと、「第一号の設備の処理と併せて行うべき事業の転換その他の措置に関する事項」とございますが、「その他の措置に関する事項」の中に雇用の安定のことが入らないのかど...全文を見る
○安田委員 きょう午前中から夕方まで、参考人の方々の意見を聴取したわけですが、そこでも異口同音に、雇用の安定が非常に重要だということは痛切に訴えられておりますし、そのやり方として労働組合あるいは労働者との協議、安定基本計画の策定あるいは業種の指定、いろいろの段階においてぜひそうい...全文を見る
○安田委員 この法律の目的を見ますと、「もって国民経済の健全な発展に資することを目的とする。」と書いてありますが、どうもこの設備廃棄によって国民経済の健全な発展に資さないんじゃないか、失業者が町にあふれ出るような状態になるんじゃないかということを非常に危惧するわけであります。 ...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたのでこれで終わりますが、応分の負担は裏保証だと言われますけれども、これはなっておるとおっしゃいますが、法文の上ではどうもそうは読み取れない。行政指導でおやりになるということだろうと思うのです。しかも中身が法案の審議の過程において必ずしもはっきりせぬ。どの...全文を見る
○安田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、特定不況産業安定臨時措置法案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、「特定不況産業」における人減らしに拍車をかけるものとなっていることであります。  本法案は、特定不況産業の実態に即した安定基本計画を策定し、不況の克服...全文を見る
04月05日第84回国会 衆議院 商工委員会 第15号
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○安田委員 午前中から同僚議員がいろいろと質疑を重ねておるわけですが、実は私は、この法案をいただいたときには、素直にといいますか、それなりの解釈及び問題点の理解をしておったつもりなんですけれども、どうも午前中からの同僚議員の質疑に対する答弁を聞いておりますと、ことに原文と翻訳文と...全文を見る
○安田委員 ところで、本法案の百八十四条の六によれば、外国語の特許出願の願書の翻訳文は特許法の三十六条第一項により提出した願書とみなす、こうされておりますし、同じ条文の二項によれば、明細書、特許請求の範囲、図面もそれぞれ翻訳文は三十六条二項の願書に添付された明細書などとみなすとさ...全文を見る
○安田委員 次に、この条約のことについて若干お伺いしたいのですが、特許協力条約の三条の(4)に「国際出願は、次の条件に従う。」(i)に「所定の言語で作成すること。」こうありますが、この所定の言語というのは何を意味しますか。
○安田委員 第四十七規則の中で、「言語第二十条の規定に従って送達される国際出願の言語は、当該国際出願の国際公開に用いられる言語とする。」この場合の言語というのは何を意味しますか。
○安田委員 そうしますと、たとえば外国で日本国を指定国として特許出願がなされた場合に、送達されてくる願書の国際言語というのは、英、独、露、仏、日本語と五カ国語あるわけですけれども、この中の一カ国語ということになりますか。
○安田委員 この場合の指定官庁というのは、たとえば外国で日本国を指定国として出願された場合には、当然日本の特許庁ということになりますか。
○安田委員 先ほどから同僚議員が原文と翻訳の食い違いをいろいろ問題にしておって、私も聞いておって、その原文というのは何を原文と考えておるのかなということで、おたくの答弁とのあれでちょっとわかりにくかったものですから、念のためお尋ねしたわけですが、先ほどどなたかの議員の質問に対して...全文を見る
○安田委員 そうしますと、指定官庁がいずれか一方あるいは双方を要求することができるという場合には、何もスウェーデン語を要求しなくていいわけですね。
○安田委員 運用はともかくとして、この条約あるいは特許法それ自体から見れば、どうしても審査にスウェーデン語が必要である、文献の調査なんかは別としましてですよ、そういうことが起き得るということになるのですか。
○安田委員 先ほどちょっと確かめるのを忘れたのですが、内閣法制局に伺いますが、私の一番最初の質問、つまり百八十四条の六の願書とみなす、あるいは明細書、特許請求の範囲、提出した図面とみなすということの解釈ですけれども、先ほどのお答えでいいのかどうか。つまり、それは出願日までさかのぼ...全文を見る
○安田委員 しつこいようですが、午前中からずっと問題になっておる翻訳文と原文との範囲の食い違いということについて若干お伺いしたいと思うのです。  前の各議員も大分伺いましたけれども、この翻訳文が原文よりも広い内容を含んでいる場合、この法案に基づけば、これも審査官はオーバーに気が...全文を見る
○安田委員 先ほどからの議論を伺っていますと、異議の申し立てがあったときだけ原文の審査ということになるので、それ以外は原文の照らし合わせですか、翻訳文がペースでそのままずっといくということにならないと実務上体制がないというお答えのように伺っておったのですが、それでいいのですか。そ...全文を見る
○安田委員 特許協力条約の前文を見ますと、当然のことながら、この締約国は発明の法的保護を完全なものにすることを希望しておる、まさに特許の制度の根幹にはそこがあると思うのです。この発明の法的保護、つまり法的保護の対象になる発明は、外国の場合まさにその原語で表現された思想、観念、それ...全文を見る
○安田委員 そこで、その出願の本体なるものなんですけれども、そうすると、翻訳文と原文と重なった部分が本体である、そこが重ならない部分は本体ではないということになると思うのです。しかし、一応審査の対象は翻訳文ベースでいく。そうすると、原文と重ならない部分の翻訳部分は発明の本体ですか...全文を見る
○安田委員 そこで、先ほど来の各委員のいろいろな問題点が出てくると思うのです。発明の本体は原文であり、日本で特許という保護を求める発明の本体は重なり合う部分である。しかも審査の対象は翻訳文である。つまり本来の発明の本体は原文であると思うのです。それが翻訳文と原文との合わさったとこ...全文を見る
○安田委員 そうしますと、翻訳文と原文の重なり合わない、つまりオーバーしている翻訳の部分、この部分は本来日本に法的な保護を求められていない、発明の本体ではない。その発明の本体でないものを審査の対象にせざるを得ない。審査した結果、後で取り消しなり異議の申し立てなりということの対象な...全文を見る
○安田委員 発明の本体といっても二つあると思うのですが、原語で表示された思想、内容それ自体本来の本体ですね。それから、日本語で保護を求めているのは重複している部分だということになりますけれども、そうすると本体でないもの、つまり発明者が保護を求めていない部分に特許がおりるという論理...全文を見る
○安田委員 そこで、大変重大なことになるような感じがするのですね。発明の本体なるものよりオーバーしている部分は本来発明の本体ではないのだということになると、先ほど私が質問したように、発明の本体以外のものに権利を与えることになる。ところが、あなたのおっしゃるように、それは結局日本語...全文を見る
○安田委員 どうもちょっとわかりにくいのですが、要するに私の理屈はこういうことなんですよ。つまり人の発明を保護しようというのが特許である、そうでしょう。その本来の発明者の発明の中身というものは、外国の場合、その外国語で表示された思想、観念、これが発明の内容だ。さてそこで、それを日...全文を見る
○安田委員 だから、この百八十四条の十五、こうした無効審判とかそういうことをなされない場合にはそのまま通ってしまうわけでしょう。だから、私が前に聞いたのは、そういうことがなければ、本来発明の本体でないものでも、翻訳文でオーバーした部分があればその部分もそのまま特許として通ってしま...全文を見る
○安田委員 長官のおっしゃるように、もし日本語の翻訳文が原文より大きかった場合瑕疵あるものだというふうに説明されれば、なるほどそれでいいのですが、先ほどのように部長さんみたいに言われると、どうも理屈がわからなくなるのですね。瑕疵があるものとして、きずを持ったままつまり一たんは存在...全文を見る
○安田委員 その協議命令が出せないという根拠は、要するにAプラスBのBですね、甲の出した方のBは発明の本体ではない、いわば将来瑕疵になっていくものですね。だから、そのいわば何といいますか、ゴーストみたいなものですね、影みたいなもの、しかも実体を写していないわけですけれども、したが...全文を見る
○安田委員 もし乙が百八十四条の十四の特許異議の申し立てをしなかった場合はどうなりますか。
○安田委員 それでも、必ずだれかがやらなければならない義務があるわけではないですから、利害関係のない人は知らぬ顔をしているかもしれない。かえって便利かもしれない。そうなりますと、そういう請求がなされないこともあり得ますね。発見した者は必ず請求しなければならない、公務員が違法行為を...全文を見る
○安田委員 質疑時間が来たというお知らせがありましたので、まだたくさん聞きたいことがあるのですが、きょう採決ということではないでしょうから、一応この程度にしておきますけれども、ひとつ委員長に若干お許しをいただいて、最後の一問ですけれども、この翻訳文をベースにして審査官が審査をして...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので、いまの答弁に納得したわけじゃございませんけれども、これで終わります。
04月06日第84回国会 衆議院 商工委員会 第16号
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○安田委員 いままで同僚委員の方々がいろいろ伺いましたので、私、若干角度を変えて、多少細かい問題を伺ってみたいと思うのです。  まず、この法案が仮に成立した場合、その後の探査の操業開始に至るまでの手続の概略を、ちょっと簡単に説明していただきたいと思います。
○安田委員 以上の手続で計算してみて、探査権の設定の日から六カ月以内に操業着手義務がございますね、協定の十二条で。それから、事業契約発効の日から最初の三年間に坑井、井戸を掘らなければならないということも、協定の十一条あるいは本法案の中にもあると思うのです。そうすると、最大限といい...全文を見る
○安田委員 原則として十五カ月以内に操業に着手するということに伺っていいですか。特段の支障があれば別ですけれども、順調にいって……。
○安田委員 次に、協定の十八条について伺いますけれども、この協定の十八条の(1)に「共同開発区域において天然資源を探査し若しくは採掘するために必要な装置、資材その他の物品(以下「装置」という。)」ということの「装置」ですね、これは「輸入又は輸出とみなされない。」ということになって...全文を見る
○安田委員 それでは、日用品以外のもの、たとえば貴金属類とかあるいは本人が消費するということが常識上考えられない多量のウイスキー類とか反物類とか、いろいろあると思うのですが、そういうものを日本から、リグもしくは人工島が多分できると思うのですが、そういうところに持ち込む場合、これは...全文を見る
○安田委員 そうすると、たとえば将来共同開発区域の上に設置されるリグもしくは人工島に日本の労働者も働きにいく、韓国の労働者も働きにいって、そこである一定期間一緒に混在するということは十分考えられると思うのですよ。この場合に、まず日本からそういう貴金属類なりあるいはウイスキーなり、...全文を見る
○安田委員 そこで、十九条について伺いたいことになるわけですが、この十九条の「探査又は採掘に関連する事項について」は、オペレーターの帰属国の法令が適用されるということだと思うのですけれども、先ほどの御答弁によると、探査、採掘に関連する事項というのは非常に広いことになりますか。そう...全文を見る
○安田委員 前回の私の質問の中でも多少伺いまして、そのときにも御答弁があったわけですが、この十九条のいわゆる法令の適用については問題があるという、問題意識は持っておったというような御答弁もございます。なるほどこの協定の日韓共同委員会ですか、これを見ますと、二十五条に、「この協定の...全文を見る
○安田委員 それでは、労働法でございますけれども、労働法はまさにそこで働く労働者と使用者のルールを決めておるわけですから、探査、採掘に全く無関係とは言えないだろうと思うのですね。むしろ関係する方に近いんだろうと思うのですよ。  そこで、韓国の労働基準法といいますか、韓国では勤労...全文を見る
○安田委員 労働法を御存じないということですけれども、韓国の争議調整法によりますと、争議行為が規制される場合には、オイル類のこうした産業に従事する労働者の争議行為は規制されておるわけですが、日本の労働関係調整法にはそういうものはないわけなんですね。そういう点では全くぶつかるわけで...全文を見る
○安田委員 そうしますと、この場合に韓国籍のオペレーターのところで日本労働者が働いておる。そこで、その人工島なりリグで——たとえば韓国の外国刊行物輸入配布法というような法律がございまして、その中を見ますと、韓国の法秩序に合わないような刊行物、これは自分で読むために持ち込んでもいか...全文を見る
○安田委員 いま中江局長は大分重大なことを言われましたけれども、いまの発言で、韓国の領域内で日本労働者が働く場合にとおっしゃいましたけれども、そうすると、領域なんですか。この共同開発区域内の人工島なりリグは、韓国の領域になるんですか。
○安田委員 それじゃ、日本の領域ですか。
○安田委員 そうしますと、いずれの国の領域にもならない。しかも韓国籍のオペレーターの場合ですね、この場合に韓国の法令は、そのリグ、人工島において天然資源の探査、採掘に関連する事項、これは多少幅が広いか狭いかは別として、関連する事項以外の部分には適用にならぬ。しかもいずれの領域でも...全文を見る
○安田委員 そうしますと、法務省の民事局に伺いますけれども、日本人の労働者がそのリグの上に滞在しておる。長期に滞在し得るかもわからぬし、短いかもしれませんけれども、したがって民事訴訟法上の住所、居所と言えるかどうかいろいろ問題がありますが、その日本人が人工島に滞在しておる。その者...全文を見る
○安田委員 それでは、この人工島、リグの上にも当然個人の動産が置き得るわけであります。たとえば、これは一つのたとえばの話ですけれども、日本国内である人間が交通事故か何かあって非常に大きな債務を負った。自分の全財産を現金にかえてこのリグの中に雇われて逃げ込んだ。容易に出てこない。こ...全文を見る
○安田委員 私の方のいまの質問は、民事局の判断だけ伺っておけばいいわけです。  いま韓国法が適用になるリグの上においてはとおっしゃいましたけれども、先ほどの議論でお聞きになっているとおり、探査、採掘に関連しない事項については、これは何もオペレーターの帰属国によっては法令の適用は...全文を見る
○安田委員 いまの例は余り適当じゃなかったかもしれませんけれども、代替物だからそういうことが言えますが、不代替物、特定物の所有権の争いなんかが起きた、たとえばリグの上で使用している掘削の機械の所有権を第三者が国内で主張した、あれはおれのものなのに持ち出された、使用禁止の仮処分をし...全文を見る
○安田委員 いや、宝石の例でも不代替物、特定物であって、あれの場合にはやはりそのもの自体を仮処分しなくちゃならないでしょう。賃金で債権を差し押さえるとかということはできませんで、やはり問題が起きると思うのですよ。まあここで押し問答しておってもしようがないですが、そういう問題点がこ...全文を見る
○安田委員 この場合は、そうすると、オペレーターの帰属国いかんにかかわらない。たとえば日本人のオペレーターの場合、日本の領土と同様になるのか、そういうことは関係なく、いわゆる国外と考えて、オペレーター国がどっちであろうが、日本国民の国外犯、実体法上はそれを適用するし、刑事訴訟法も...全文を見る
○安田委員 少なくとも、いまの民事局、刑事局のお答えと法制局のお答えをいろいろ照らし合わせてみますと、リグの上で日本人と韓国人の共同生活が行われた場合にいろいろトラブルが予想される、そういうことについて、先ほど中江さんは、これはまさに共同委員会で研究をしたり話し合ったりして、勧告...全文を見る
○安田委員 中江局長、十九条についてははっきりした認識があるから決めたんだと言うけれども、これは二十五条の一項の(c)項を見ますと、両締約国の法令の適用に関連する問題で、「この協定の効力発生の時に予想されなかった問題について研究し及び、必要と認めるときは、それらの問題を解決するた...全文を見る
○安田委員 いや、法令を悪用してとあなたはおっしゃるけれども、それは向こうは当然に適用していると思っているかもしらぬですよ。竹島を見てください。島根県の所属地だとわれわれは思っておるわけですけれども、あそこにちゃんと武装した人が乗っかっている。向こうにしたら、悪用したのではなくて...全文を見る
○安田委員 認識か違っていると思いませんと言っても、それは確かめたのですか。いつ、どこで、韓国当局のだれに確められたか、伺います。
○安田委員 そうしますと、この治安立法の適用、刑事立法の適用について、韓国と具体的にそういう範囲について確めたことはない、こういうふうな御答弁に伺っていいのですか。その場合に、では十九条のこれを見れば、途端にそれはみんなわかっているということになりますか。十九条にはそんなこと書い...全文を見る
○安田委員 ところが、この協定に関する韓国の国会会議録の仮訳というものを見ますと、共同開発地域は韓国側では主権を放棄したというつもりはないというような意味のことを言われているようですが、御存じありませんか。
○安田委員 私か聞いているのは、天然資源の採掘だけじゃなくて、それに必然的に絡まるかどうか知りませんけれども、そういう採掘に関係のないリグ上の私生活、そういう問題について、韓国が、治安立法や何かを日本人には適用せぬのだ、たとえ韓国のオペレーターのところの人工島であっても、そういう...全文を見る
○安田委員 理解か正しいかどうか聞いているのじゃなくて、韓国政府がそういう認識で一致して、日本人がそこで働いても、反共法の適用などをにわかに受けるという心配はないのか、それを韓国政府に確かめたかと聞いているのですよ。それを確かめてないのですか、どうなんですか。
○安田委員 答弁になっていません。確かめたかどうかということなんで、いまあなたのおっしゃっているのは、そういうふうに解釈するべきだという話なんです。そうじゃなくて、韓国政府に、あなたの方の認識はそれでいいけれども、韓国もそういうふうに考えていると確かめたかどうかと聞いているのです...全文を見る
○安田委員 これは幾ら押し問答していてもしようがないのですけれども、正直に、確かめてないならないと言ってもらえばいいのです。そういうお答えですから、ここで押し問答していても、与えられている時間も迫ってきましたので、しょうがありません。  とにかく、通産大臣、外務大臣、いままでの...全文を見る
○安田委員 この問題について幾ら問答していてもしようがないのですが、時間も来ましたので、少なくともそういう危険があるということをわれわれとしてはちっとも了解していません。中江さんの話を聞いても、まさにひとりよがりで、日本政府だけひとり確信しておっても、これは危ないものだ。現に竹島...全文を見る
○安田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、日韓大陸棚協定関連国内法案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、この協定並びに法案は、日韓癒着の中心となって動いた日韓ロビイストや日韓協力委員会のメンバーの醜い策動によって、わが国の外交の本筋が大きくゆがめられてこそ...全文を見る
04月10日第84回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第5号
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○安田委員 いままで同僚委員がいろいろ伺いまして、ことに二千万トン体制の維持の問題については、岡田委員も権藤委員もいろいろ質問されました。  私は、北炭問題について若干、まずもって伺いたいわけですけれども、北炭は言うまでもなく再建交付金の契約会社でありまして、いままで何回かにわ...全文を見る
○安田委員 小さな断層や何かがあったということですけれども、しかし、現場の方の話を聞いてみますと、現在の設計では、どうも五千トン体制は不可能ではないかというような意見があるようでございますが、その理由は、ガスが多いとか盤圧で坑道がすぐ狭くなるなどいろいろございます。それから、いわ...全文を見る
○安田委員 この五切り羽といいますか、多く切り羽を展開することについても、どうも山元の人に伺いますと、ガスが多くて盤圧が強いなどということから、結局ガス抜きや坑道拡大に人手が多くとられて、切り羽を多くしてもガス対策に追われて不可能ではないかというような意見もあるようですが、その点...全文を見る
○安田委員 この石炭対策につきましては、先ほど権藤委員も、鉱害の復旧について、もう達成できないことがわかっている、たてまえで推し進めていっていいのかというような質問があったと思うのです。これはどうも石炭対策全体を見ますと、一つのたてまえといいますか、枠をまず設定して、そこにぎりぎ...全文を見る
○安田委員 経営体質という言葉をお使いにならなかったような趣旨の答弁かもしれませんけれども、実際問題として経営責任があるという意味ではお認めになったような答弁だと理解します。  そこで、石炭鉱業再建整備臨時措置法の十五条などによりますと、「通商産業大臣は、再建整備会社がその再建...全文を見る
○安田委員 北炭はまさにこれに当たると思いますが、どうでしょうか。
○安田委員 どうも言葉じりをとらまえるようで恐縮なんだけれども、一片の勧告では問題は解決しないというなら、法に書いてある勧告というのは何のためにあるのか、疑問に思うわけです。ですから、勧告より強い措置が何かあってそっちの方をやっておるというのか、勧告より弱い措置があってそれをやっ...全文を見る
○安田委員 すると、十五条の勧告をしても何の意味もないというのが北炭の現状であるということになりますか。再建整備計画の実施をしていないということで勧告する、そういう対象としての勧告発動の条件が満たないというのか、あるのだけれども勧告ではけりがつかないからやらぬというのか、どっちな...全文を見る
○安田委員 通産大臣、ぜひ聞いていただきたいわけですけれども、国家資金を使っての北炭の再建整備の問題について、見通しの確実性も、振り返ってみると、結果的にどうも甘かったように思われますし、それから、勧告を発動していないこと自体適当かどうか。確かにいまエネルギー庁長官の言われるよう...全文を見る
○安田委員 ぜひ経営の面でも厳しくひとつ監視、監督をしていただきたいというふうに思います。  ところで、こうした二千万トン体制維持ということの中で、いろいろあらゆる炭鉱で努力はしていると思うのですが、労働省にお伺いしたいのですけれども、先日、参議院の方で小笠原議員が、北炭の未払...全文を見る
○安田委員 きょうは大臣の所信表明に対する質問というのが中心でございますので、余り細かいことは最後まで詰める気はございませんけれども、労働大臣、ぜひお願いしたいことなんですけれども、この二千万トン体制維持とかいろいろな問題で、どうも労働条件が切り下げられる危険がある、あるいはいま...全文を見る
○安田委員 本日は、大臣の所信表明に対する質問ですから、細かい一つ一つの問題については後の機会に事務当局の方や何かから伺い、話を詰めていきたいと思います。ぜひそういう心構えで取り組んでいただきたいということをお願い申し上げておきます。  それから、あと通産大臣にお伺いしたいわけ...全文を見る
○安田委員 時間が参りましたので、細かい点は後で伺いますけれども、ぜひそういうふうな点で大臣としても取り組んでいただきたい。ことに各事業間の調整といいますか、この点については、ひとつ格段の御配慮をお願いしたいというふうに思うわけです。  最後に、これはお願いでございますけれども...全文を見る
○安田委員 終わります。
04月11日第84回国会 衆議院 商工委員会 第17号
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○安田委員 私は、まず最初に、この異常な円高について宮澤経企庁長官にお伺いしたいと思います。  政府は、円高の対策として政策目標を持っておるのかどうかという点です。黒字減らしとか内需拡大とか輸入促進とかの対策を強調されておるようでありますが、円レートを幾らにするという目標を持っ...全文を見る
○安田委員 円レートをわが国の経済実態にふさわしい水準に引き下げたい、こういう御意思はあるのかどうか。
○安田委員 そうしますと、実際いま市場で形成されておる円レート、現実にあらわれる円レートが、すなわちわが国の経済実態にふさわしいとお考えなのかどうか。
○安田委員 大臣は、前に外務大臣をやられて、その後一時閣内から去られて、その後経済企画庁長官におなりになったわけですけれども、企画庁長官におなりになる前と現在とで、円高問題についてのお考えはお変わりになったのか、同じなのか、その辺をお伺いしたいと思うのです。
○安田委員 自民党の機関誌の「自由民主」という冊子の七八年一月号に、「一ドル二百四十円時代への対応」という特集がなされておるようでございまして、そこに掲載されておるところで、大臣は次のように述べておられるわけであります。読んでみますと、「私自身は率直にいって、政府・日銀はどんなに...全文を見る
○安田委員 確かにおっしゃるように、この座談会はこの機関誌によりますと十一月八日に収録した、こういうことになっておりますので、大体その時期だろうと思いますけれども、そうしますと、昨年の十一月八日から今日まで、また物すごく円が上がっているわけでございます。確かに大臣のおっしゃるよう...全文を見る
○安田委員 とにかく、昨年十月の末の段階で、二百五十円はどんなことをしてでも防衛すべきだとおっしゃった。それから以後ずっと急騰しておって、おっしゃるように、株式の相場の場合に、ある程度短期的に上がったから、その会社の実勢が一体どれだけ反映しているのかという測定は、数字的にきっちり...全文を見る
○安田委員 そうおっしゃいますけれども、その後の御発言を見ますと、こういうこともおっしゃっていますよ。「今年は二九二円で始まった。ある程度、時間をかけてある相場が生まれていくというのなら介入しないほうがいいという気持ちがありますのでね。しかし今度のは全くデタラメな話だから、そうい...全文を見る
○安田委員 この問題だけで時間をとるわけにいきませんけれども、その後の座談会の発言をずっとお伺いしても、「米国の赤字は石油の買いすぎ」であるとか、いろいろ書いてございます。どう考えても、当時長官は二百五十円ラインは絶対防衛すべきだという前提に立ってお話しになっておるし、それから、...全文を見る
○安田委員 とにかく「どんなにドルを買っても」という強い表現をされているわけですから、この円高問題について、これを放置するといいますか、結果としてこういうことになっておる状態については非常に遺憾でございまして、こうしたことを放置しておる姿勢はとうてい認められないというふうに思うわ...全文を見る
○安田委員 そうしますと、裁判が起きた後、裁判の上で西武がどのような主張をしておるのかということを、訴状などに当たって調べられたことがございますか。
○安田委員 御承知のように、西武百貨店は、中小企業を倒産に追いやった上に、なお架空売り上げの代金を支払えという裁判を起こした。いまおっしゃったとおりです。いまや社会的にますますその醜い本性をむき出しにしているわけですが、西武百貨店が裁判に訴えたその訴状と、通産省に提出した資料を、...全文を見る
○安田委員 いわゆる融資といいますか、こういうために使われる場合もあるわけですけれども、そういう場合、大体月末から月初めまでの短期間、ちょっとした資金繰りのためにそういうことをやるというならわかりますけれども、先ほど申し上げましたように、平均して二百二十日の決済になっているわけで...全文を見る
○安田委員 ぜひそういうふうにお願いしたいというふうに思います。  参考までに、このNBLという雑誌に書かれている論文を、たくさんありますけれども、題目だけ読んでみますと、「架空の物品受領書が“つけ商売”に悪用された場合の損害賠償責任」、これは「判例に学ぶ」という論文でございま...全文を見る
○安田委員 訴状をお調べになったというからお伺いするのですよ。明らかに違うじゃありませんか。訴状を見ると、これは訴状の表紙から見て三枚目の裏ですけれども、「通常の売買利潤を付加した金額を売買代金として右商品を被告会社に売却し、被告会社はこれを買受ける。」こういう行為であったという...全文を見る
○安田委員 だから西武になめられるのですよ。真実がどっちにあるかは裁判所が認定して判断するのです。これはあたりまえのことです。問題は、西武が通産省に出した資料では、この取引における追加したお金、これは金利相当分と言っておる。訴状では、通常の売買利潤を付加した、こう言っておる。この...全文を見る
○安田委員 売買利潤を追加したか、金利相当分であるのか、どっちが客観的に実在する真実と合うかどうかは裁判所が判断するのでしょうが、少なくとも通産省に言ってきたことと裁判所に言ってきたことが違うというこの点だけは、いわば電話一本でも聞けるわけですよ。どっちなんだ。何も介入してこの問...全文を見る
○安田委員 あなたの解釈を聞いているのじゃないのですよ。西武の解釈をあなたの方で聞くべきじゃないかと言っているのであって、あなたの解釈を聞いたってしようがないのですよ。そんなことはわれわれだっていろいろ解釈しますよ。西武が文書として違うものを出しているから、西武の解釈を聞くべきで...全文を見る
○安田委員 金融取引ならば金利相当分を付加するのが正しい、こういうことになると思うのです。このような形の取引において、通常の売買利潤を取り立てるということは正当であろうかという疑問が起きるわけです。もしそうだとしたら、架空売買によって売買益をどうにでもつくり出していいということに...全文を見る
○安田委員 通産当局への提出資料でもう一つの問題があります。それは西武百貨店と伊藤忠商事との食い違いであります。  西武百貨店の言い分が正しいとすると、このケースで最も大きな利益を得ているのは伊藤忠だということになるのであります。しかし、伊藤忠が提出した資料によれば、必ずしもそ...全文を見る
○安田委員 確かに非常に細かい取引でもございますし、非常に複雑な取引でもありますから、すべての資料を当たって、通産省が独自の力ですべての真実を確かめるということは困難な面もあるとは思いますけれども、私が問題にするのは、全然努力をしてないのじゃないか、客観的な食い違いが明らかである...全文を見る
○安田委員 望ましくないやり方であることは事実だと思うので、ぜひそういう点での行政指導をしていただきたいし、関係省庁とも協議して何らかの措置ができるかどうか、これも検討していただきたいと思います。  また、こういうことが明らかになった以上、国会としても未然防止のために徹底した究...全文を見る
04月12日第84回国会 衆議院 法務委員会証人及び証言等に関する小委員会 第3号
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○安田小委員 両参考人には大変貴重な御意見を承りましてありがとうございます。若干お伺いしたいわけでございますけれども、まず最初に塚本参考人にお伺いいたします。  先ほど、日弁連が検討いたしました議院証言法の改正案ですね、この文書に書かれている以外に幾つかの問題点を挙げられまして...全文を見る
○安田小委員 町村参考人、その点いかがでしょうか。
○安田小委員 それから塚本参考人にお伺いしたいのですが、補佐人が弁護士の資格を持った者に限るという日弁連の案ですが、先ほど伺ったところの理由だとちょっとまだ納得できないといいますか、もう少し実質的な理由を御説明願えれば大変ありがたいと思います。
○安田小委員 私どもの考えでは、訴訟法に明るいというだけではなくて、たとえば刑事実体法にも明るく、しかも、たとえばどういう証拠が実際の生きた法廷でどのように使われるかということに深い経験と知識を持っておるというところにやはり弁護士としての専門的な立場があるのだろうというふうに思う...全文を見る
○安田小委員 そうしますと、日弁連の案の、補佐人を選任することができるという場合に、弁護士を選任する場合は全然許可は必要ないというお考え、しかしほかの補佐人ということもお考えなんですか。それともそれは全く日弁連の案としてはお考えにならなかったのか。
○安田小委員 いまの議院証言法が有効に機能しておらないというふうなことが大分言われておるわけで、確かにそういう現象はあると思うのです。日弁連の案を拝見いたしましても、それから野村参考人の御意見を伺いましても、臨床尋問といいますか、こういうことはぜひ必要なことだろうと思うし、強化し...全文を見る
○安田小委員 ほかにいろいろお伺いしたいことがございますけれども、時間も制限されておりますので、大変貴重な御意見ありがとうございました。終わります。
04月19日第84回国会 衆議院 商工委員会 第21号
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○安田委員 まず最初に、通産大臣にお伺いしたいと思うのですが、エネルギーの安定供給の確保のためには、第一に供給源の多元化、分散化を図らなければならないというふうに思います。ことに輸入問題については、自主的な資源外交を展開して輸入ソースの分散化を図らなければならない、これは第一にぜ...全文を見る
○安田委員 そうしてまた、エネルギー政策の推進のためには、各政策についての国民的な合意が不可欠でございますし、エネルギーの利用等、配分についてもまた国民的合意が不可欠の前提と思うが、大臣としてはいかがですか。
○安田委員 ところで、IEA協定は、加盟しておるわけですから、政府としては当然厳守するつもりがおありだと思いますが、念のために伺っておきます。
○安田委員 そこで、緊急事態が発生した場合に、IEA協定に基づく石油の融通を受ける権利あるいは融通する義務を参加国が有するわけですけれども、同協定の第三章に定める融通を受ける権利、融通する義務の要件が現在の日本に備わっているのかどうか、この点についてお答えいただきたいと思います。
○安田委員 現実論として、現在の状態で石油の供給が一斉に少なくなるという場合を考えれば、確かに長官のおっしゃるような現実があるかもしれませんけれども、しかし、理論的には日本から融通することもあり得るわけですし、ことに今度の国家備蓄などは九十日を超えて備蓄をする、当面一千万キロリッ...全文を見る
○安田委員 いや、私が伺っているのは、現在の備蓄量ではともかくとして、将来備蓄をどんどんふやしていった場合に、それでもなおかつ現実問題としてまずまずないのかどうか、日本が達成する備蓄がその程度の備蓄なのかどうか、そのことを伺っているわけです。
○安田委員 とにかくIEAの協定はもちろん政府としては厳守をするつもりであるとおっしゃいましたし、理事会の多数決で融通を決定された場合には拒否するような条項は協定書にはございませんね。この点は確かですね。
○安田委員 ところで、最近の新聞報道によれば、IEAは三年前に発足した緊急時の国際融通システムの有効性をテストするために、四月二日より九週間ですか、机上演習を実施するということになっているようですが、承知しておるでしょうか。
○安田委員 これは十九カ国の政府が参加するというふうに報道されておりますけれども、そうすると、日本も当然参加されていると思いますが、その点はいかがですか。
○安田委員 そうしますと、机上演習ですから、一定の状況を仮定して演習をすることになると思いますが、この演習によって、日本の輸入石油がどの程度減らされたりあるいは石油備蓄がどれだけ取り崩されることになるのか、そして輸入の減少や備蓄の取り崩しによってその後の日本の国民生活にどのような...全文を見る
○安田委員 いや、演習で影響を生ずることはないでしょうけれども、演習が行われているような状況のもとで日本は日本なりにある種の状況を考えての、いま申し上げたように、輸入石油がどの程度減らされ、備蓄がどれだけ取り崩されるようになり、そして輸入の減少や備蓄の取り崩しによって日本国民の生...全文を見る
○安田委員 そういうようなことかどうか知りませんけれども、日本でも近く緊急用の石油流通情報システムの模擬運用ですか、これを予定しているという新聞報道がございますが、その点も確かでしょうか。もしそれが確かだとすれば、やはりこれも一種の演習でございますから、まず一種の状況を設定をして...全文を見る
○安田委員 この日本の石油流通情報システムの模擬運用といいますか、できれば夏までにしたいというものと、それからIEAの国際融通システムの机上演習とは全く無関係なのかどうか、その点はいかがでしょうか。
○安田委員 一つは、本法案によって行おうとする備蓄の問題について、いろいろ巷間うわさといいますか、単純なうわさだけでなくて新聞でもいろいろ論ぜられておるわけで、それはもうすでに御承知だと思うのですが、たとえば備蓄と言うけれども、実はこれは海運業の救済のためではないかとかいろいろ言...全文を見る
○安田委員 そうしますと、タンカー備蓄は、暫定的ないわばつなぎの措置であるということになると思いますが、タンカー備蓄でつなぐ期間というのはどのくらいと想定されておるのか、伺いたいと思います。
○安田委員 そうしますと、逆に言えば、二年の間に陸上の備蓄基地ができる、単にめどが立つだけでなくて、二年ということになると二年後に移しかえなければならないわけでしょう。ですから、二年後には完成して使えるという想定になるわけですね。それは間違いないですか。
○安田委員 そうしますと、タンカーの船腹が確かに余っておるということだろうと思うのですが、二年後のそうしたタンカーの需給の想定なりを相当立てておかなくてはならないのじゃないかと思うわけですよ。用船料にしましても、いまの段階では余っておるからいいかもしらぬけれども、将来、タンカーが...全文を見る
○安田委員 これは先ほど加藤委員の方でも言われましたけれども、実際、地元ではある程度折衝を始めているということになりますと、遠からず地元の地方自治体の首長なり議員−首長にはすでに話をされていると思うのですが、議員なんかにもお話しする、しかし国会議員はすべてつんぼさじきである、こう...全文を見る
○安田委員 それから、話がまた飛びますけれども、IEAの机上演習は、まさに机上演習ですから、何らかの状況が想定されてなされ、進行していると思うのですが、その中身については、当然日本国政府も参加していることですからおわかりだと思うのです。どのような状況の要素を考えられて机上演習が進...全文を見る
○安田委員 それで私は一番最初に念を押したのですが、架空の状況といっても、全くあり得ない状況で演習をしたのでは演習にならないわけですね。これは当然だと思うのです。あり得る状況で演習をしなければナンセンスだと思うのですね。だから、架空というのは確かに架空でしょう。現実の問題でないか...全文を見る
○安田委員 そうしますと、緊急事態発生ということは、IEAの協定が言っておるような緊急時の中身というものは全く想定しないでやっておる。ただ単にそういう連絡情報網といいますか、計算システムみたいなものが動くか動かないかを試してみるだけだ、こういうことなのですか。それは間違いないです...全文を見る
○安田委員 しかし、A国とかB国とかという架空の国を想定したのでは、具体的にたとえば義務備蓄量や何かの問題はその国々によって違うのでしょう。だから、最終消費の一日当たり平均消費量がどうとかいろいろな計算をしておりますけれども、これもトータルとして全参加国を見れば一つの数字になるか...全文を見る
○安田委員 だから、私が伺っているのは、その場合の各国と日本国政府との突き合わせるデータというのはどういうものかを聞いておる。どういうものを考えられておるか。
○安田委員 また話はちょっと変わりますけれども、この国家備蓄をやるについては、備蓄コストが相当なものになることは明らかだと思うのですね。それで、大臣はかつて五十一年八月二十三日のNHKテレビでも明らかにされておるようですが、備蓄コストはこれは当然国民全体で負担しなければならないと...全文を見る
○安田委員 そういうことになりますと、実際問題として少なくとも国家予算あるいはその他の費用で三兆円ぐらいはかかるというような計算をされておりますから、何らかの形でこれは国民の負担にかかってくる。これは国民経済全体ということになりましょうから、だれに幾らということにはならないのでし...全文を見る
○安田委員 それから、自然環境問題についても従来ずっと委員の方々が質問されておりますけれども、改めて若干伺いたいわけですが、タンカー備蓄を予定する場合に、一体何隻何トン級のものを予定しているのかということが一つ。主にどのような場所に係留させるつもりか。先ほど橘湾という話がちょっと...全文を見る
○安田委員 先ほど申し上げましたような供給源の分散の必要といいますか、そういう中で、メジャー系以外にいわゆるGG、DD原油、いわゆる政策原油といいますか、こういうものの拡大も必要であるというふうに思うわけで、先ほども加藤委員がそのことについて述べられましたけれども、この点での努力...全文を見る
○安田委員 その三本柱は結構なんですけれども、先ほどから言っているように、省エネルギーについてはどうも各省間の調整が進まないとかおっしゃって、とうとう今国会の会期中には、いま出されても日数から勘定すると成立しないのじゃないかと思われるのです。審議の進め方いかんでしょうけれども、ま...全文を見る
○安田委員 まだいろいろお伺いしたいことがございますけれども、与えられた時間が来ましたので、これで質問を終わります。
04月20日第84回国会 衆議院 地方行政委員会 第16号
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○安田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の地方交付税法等の一部を改正する法律案に反対、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同、新自由クラブの五会派共同提案の修正案に賛成の討論をいたします。  五十三年度の地方財源不足額は、政府の控え目な見積...全文を見る
04月25日第84回国会 衆議院 商工委員会 第23号
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○安田委員 私は、政府が推進しようとしている原子力発電の設置促進、増強に関連しまして、福島県の福島市の北芝電機という企業がございますが、これの経営悪化及びその再建計画にあらわれたわが国の原子力産業の持つ問題点について伺いたいというふうに思うわけです。  まず第一に、原子力機器メ...全文を見る
○安田委員 五グループあるということですけれども、大手メーカーと関連会社、関連下請との間に逆ざやがあるということを当局は承知しているかどうかを伺いたいと思います。
○安田委員 それでは、原子力関係に限らずに、大手メーカーと関連子会社との間には通常の取引ではあり得ないような関係がございます。たとえば先ほど申しました福島の北芝電機という会社、これは資本金は六億円でして、東芝の出資が八二・九%なわけです。東芝からの委託を受けて生産する製品の比率は...全文を見る
○安田委員 確かに東芝がてこ入れとして十六億円の融資をしたり、あるいは東芝の工場に九十八名を引き取ったりしておることは事実ですけれども、これは北芝という工場の特殊性もありましょうが、地元の現地採用の労働者がほとんどでございまして、労働者や町の経済発展の要求と全く反する解決策である...全文を見る
○安田委員 まさにどうもいままでの経過を考え今後の見通しを客観的に見ますと、主観的願望はともかくとして、実際問題としてはすでにもう既存の五グループですか、これの仕事を確保するといいますか、へたをすると撤退をするというふうな状況、経営的には余りもうからぬという状態だろうと思うのです...全文を見る
○安田委員 原子力機器産業が現状では赤字産業になっているということは事実だと思うのですね。電力会社の方が力が強くて、日立、三菱、東芝も赤字覚悟で受注するのが実情であると言わざるを得ないと思うのですね。こういう部門に赤字会社が再建のために参入するということは、筋が通らない話であると...全文を見る
○安田委員 確かにおっしゃるように、原子力機器産業に新規参入をするというのはちょっと大それたことでございまして、経営的にも非常に危険だろうと思います。先の見通しもないと思うのですね。既存の五グループで仕事はいっぱいで、まずそこにやらせるべきだし、われわれの調査したところによると、...全文を見る
○安田委員 社員の数じゃなくて、原子力発電所における被曝放射線量分布別の従業者数を聞いているわけです。〇・五レム未満というのもありますけれども、〇・五レム以上一・五レム未満、一・五レム以上二・五レム未満、二・五レム以上五レム未満、五レム以上とあって、五レム以上というのは全部ゼロに...全文を見る
○安田委員 私の質問に答えていないようですが、これは昭和五十三年二月付で科学技術庁、通産省が予算委員会に提出した資料という中に、ちゃんと一覧表になって、先ほど申し上げましたような二・五レム以上五レム未満の人が、社員従事者の場合は昭和四十八年から五十一年度までの四年間で六、二、一、...全文を見る
○安田委員 さて、この社員以外の従事者についてでございますけれども、その内訳は当局で一体掌握しておるんでしょうか。たとえば東芝社員が何名とか東芝の子会社から何名とか建設会社から両名というふうにつかんでおりますか。つかんでおるならおる、おらないならおらないで答えてください。
○安田委員 じゃ、外国人は何名いるか、つかんでおりますか。
○安田委員 この二百名というのは、東電の第一原子力発電所も含めてですか。そうすると、残りは全国で約九十八名しかいないということになるのですね。
○安田委員 原子力発電所に働く一人一人が国の定める三カ月三レム、年間五レム以下の基準に合っているかどうかという点については、企業側の自主報告に任せられているのがいまの仕組みだと思います。したがって、企業が違反実態を当局に報告するわけがありません。私の調査によりますと、少なくない外...全文を見る
○安田委員 たとえば出向する人数の枠とか対象者の人選の基準とか、そういう大枠のものは労働協約で決めたとしても、あるいは個々の個別的な協定で決めたとしても、そのことについて直ちにある特定の労働者がある特定の場所に出向する義務が発生するわけではないと思うんですよ。これは大枠ですね。結...全文を見る
○安田委員 北芝の場合は、北芝に確かに在籍をするような形式のようでありますけれども、特別休職という奇妙なやり方ですね。特別休職で出向、指揮命令権はみんな当然向こうが、東芝側にあるわけで、そのほかは北芝としての関係は切れてしまう。ただ特別休職という期間だということになっているわけで...全文を見る
○安田委員 必ずしも明文で書いてなくても、会社側が業務命令でやりたいという申し入れを労働組合にして、労働組合がそれに反対して団体交渉した結果、そういう業務命令は撤回するということを団体交渉の席上で明言されたということになれば、これは必ずしも明文で規定しなくても、労使の合意であるこ...全文を見る
○安田委員 それはそう簡単には言い切れないのじゃないですか。いままでそういうことをおやりになってなかったというのは遺憾だと思うのですが、昔で言うタコ部屋みたいなものがあって、強制的に、おまえあそこへ行って働かなかったら殺すぞというようなことになった、脱走したらば日本国じゅう探して...全文を見る
○安田委員 要するに、確かにその強要の仕方の具体的な中身によると思うのですね。出向という名前をつければどんなことをやっても強制労働にならぬなんてばかな話はないし、逆に、そうじゃなくたって強要の仕方の中身によっては強制労働になるだろうと思うのですよ。これは理屈からいって当然だと思う...全文を見る
○安田委員 いままでは一般論ですが、今度は具体的な問題なんです。  北芝で、実は出向についてそういう強要をされたという申告を福島の監督署にした。申告と言えるかどうか、要請ですね。その事実があるのですが、それに対して、やられたと言っておる労働者を調べた事実はございますか。
○安田委員 実は私は申告の控えを持っていますが、大分それは違うのじゃないですか。一人一人の名前を載せて、こういうことを言われたということを書いて文章になっておりますけれども、その人たちを調べなかったのですか、この申請になっている中身の一人一人。たとえば茂木忠男君とか具体的に名前が...全文を見る
○安田委員 申請書にはちゃんと名前が載っています。その人を調べないで結論を出しているような、私どもの調査によるとどうもそうなっているのですよ。しかもわりかし詳細な要請書で、こういうことを言われたと書いてあります。  そこで、ぜひ一言注意を喚起したいのは、先ほど言ったように、金を...全文を見る
○安田委員 よろしくお願いします。  終わります。
04月27日第84回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第6号
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○安田委員 産炭地振興問題について私は苦干質問をしたいと思うのですが、ことに筑豊地区の問題にしぼって最初伺いたいと思います。  長期の不況と重なりまして失業問題雇用問題もますます深刻化していることであります。ことに筑豊地域の雇用情勢がきわめて重大化していることは、本日の午前中の...全文を見る
○安田委員 この失業者の中で、炭鉱離職者手帳の期限切れの人たちが、中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法の附則二条で足切りされておって、制度事業に雇用機会を得ることができなくなっているようにも聞くのですが、そのために、産炭地域の失業対策の面でも、雇用機会をつくり出すことがきわ...全文を見る
○安田委員 とにかく産炭地域の失業対策の面で、雇用機会をつくり出すことはきわめて緊急の課題と思うのですが、この雇用機会をつくり出すためにも、産炭地域の振興が決定的に重要になっていると思うのです。こうした雇用問題の深刻な状況に加えまして、産炭地域振興臨時措置法や鉱害復旧法の期限まで...全文を見る
○安田委員 この炭住改良の場合には直接法律期限には無関係ではございましょうけれども、一年間に筑豊地域において市町村が必要として出てくる数、これは非常に少ないのですか。その点どうでしょうか。
○安田委員 市町村からの申し出といいますか、これが予算の見込みより少ないというお話ですが、実態は、改良を必要とする実数ははるかに多いのじゃないかと思うのです。一応予算で見込んだのよりも市町村の申し出が少ないというのは、本当にそういう少ないという実態しかないのか、何かほかに理由があ...全文を見る
○安田委員 いまのような問題の中で、たとえば炭住の払い下げで個人所有になってしまったので公共住宅になりにくいとか、小規模地区があるとか、あるいは担保に入っているので実際上土地の処分について手がつけられないとかというのは、制度的な問題もいろいろあると思うのです。しかし、やはり国の方...全文を見る
○安田委員 これは通産省だけでこの問題を解決するわけじゃございませんけれども、一つにはやはり地元の自治体の自主財源が非常に小さくて、結果的にある部分について思い切ったことが各市町村でできないというネックがあるのではないかと思うのです。これは通産省だけで解決する問題ではございません...全文を見る
○安田委員 この点については午前中も多少質疑があったようですが、それだけの家賃負担もなかなかしにくいというような状況もあると思うのです。  もう一点、自主財源が少なくて失業者が多いというようなことで、生活環境の整備のために現在は産炭地の補正交付金ですか、国が一〇〇%出しているよ...全文を見る
○安田委員 もちろん自治省の問題ですけれども、ぜひそういう点で自治省と折衝していっていただきたいということをこの機会に強くお願いしておきたいわけです。  それから、この鉱害復旧を法律期限までに完了するために当局としてどのような具体策を考えているのか。いままでのペースでいくとこう...全文を見る
○安田委員 それは、午前中もしかるべき時点の見直しとおっしゃったのですが、そのしかるべき時点というのは、どういう条件になったときに見直すということになりますかね。何年何月という確定期日は言えないでしょうけれども、どういう条件のときになれば見直さざるを得なくなるのか。
○安田委員 これはむしろ大臣に伺った方がいいのかもしれませんし、私は前にも大臣にちょっと伺ったことがあるわけですけれども、この産炭地の振興についていろいろな事業が考えられ、計画が考えられるわけですが、どうもばらばらといいますか、縦割り行政の欠陥といいますか、具体的な問題を考えると...全文を見る
○安田委員 法律の中身をちょっと見てみますと、いわゆる公団法の十九条の一項一号の事業、都市の開発というものと、それから四号の産炭地における鉱工業用地の造成というこの二つがあるわけで、この二つをあわせて行う場合もあることは当然だと思うのですが、どうも筑豊の場合考えますと、なかなかこ...全文を見る
○安田委員 具体的に言いますと、白鳥団地というのをおつくりになっているようですが、その中でまだできていないところといいますか、約十万坪ばかりあるように伺いますが、ここで、地元の要請として、そういう緑地帯といいますか、緑地公園のようなものをつくってもらいたいというような要望があるよ...全文を見る
○安田委員 未買収というのは、この約十万坪ある中のどのくらいの率になっていて、解決の見込みがあるのかどうかということについてはどうですか。
○安田委員 その点は大いに解決に努力をしていただきたいわけです。やはり地元の住民にしますと、現象だけを見るのかもしれませんけれども、現実に広大な土地にペンペン草が生えている、これはいつどうなるかわからぬということで、残りの十万坪のボタ山がそのままずっとこうあるとなると、国の施策全...全文を見る
○安田委員 これは大臣に伺った方がいいのかもしれませんけれども、石炭部長さん、いまお聞きのとおりに、整備公団は整備公団で一生懸命やっておる。しかし、たとえば都市開発のことになりますと、たとえば三百ヘクタール以上のものをやる。そうなると、それに対するいろいろ付随的な公共施設といいま...全文を見る
○安田委員 時間も迫ってきましたので、最後に、地域振興の問題については、いま言ったように、ぜひ福岡県なりを督励していただいて積極的に取り組んでいただきたいということと、この機会に地域整備公団の方に、現在、地域整備公団がやっていらっしゃる工場団地の造成、あるいはたまたま都市開発とか...全文を見る
○安田委員 整備公団にも大分地元のいろんな要求が持ち込まれておると思うのですね。私が聞いているところではいろいろな話を持ち込まれておると思うので、そのうち要望にこたえられないものなんかたくさんあると思うのですが、きょうは制度的な要求は大してないということです。もちろんあなた方とし...全文を見る
05月09日第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第8号
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○安田委員 私は、円高による国民経済への影響と国の政治の対処のあり方について質問したいと思います。     〔委員長退席、武部委員長代理着席〕 その中でも、円高のメリットを国民生活にどう還元するかという点、とりわけ電力会社の円高差益についての対処の仕方にしぼって質問したいと思...全文を見る
○安田委員 確かにおっしゃるように、その前の方を見ますと「各省庁の言い分を調整するというのは非常に難しい。役所のセクショナリズムや権限争いは、今に始まったことではなくて昔からあることです。」というふうにお述べになって、しかし、そういうことで自分たちのことだけ主張し合っているのでは...全文を見る
○安田委員 この考え方で今日の円高問題、そして電力会社や石油会社などに生じたいわゆる円高差益について対処すると、どういう政策を実行すべきかも明らかではないかと思うわけです。  そこでまず、円高差益を国民に還元すべきであるという点は長官も否定されないと思います。問題は還元のやり方...全文を見る
○安田委員 さてそこで、電力会社の差益の還元方法に問題を移したいと思いますけれども、今日までの国会論戦では主として電力料金を値下げすべきであるという主張が展開されてきました。しかし、現行の料金体系をそのままにして料金改定をするということは、一般消費者、小口需要家への還元は計算して...全文を見る
○安田委員 私の方でちょっと計算してみて、円高差益の五十二年度分、これは五十一年度の電力消費実績で試算してみたのですが、五十一年度の電力消費実績と五十二年度の差益ですからちょっと違いますけれども、しかし五十一年度の電力消費実績で計算してみてもそれほど大きな違いはないと思うのです。...全文を見る
○安田委員 少し話を戻しますけれども、電力料金の体系では御承知のように総括原価主義がとられております。しかし最近、とみにこの原則にプラスアルファが伴い始めたようです。たとえば五十一年の料金値上げに際しても、値上げ申請を早く出した四社については暫定料金と称して一定率の割引が採用され...全文を見る
○安田委員 少なくとも総括原価主義という原価の枠内ではあっても、いま挙げました例のように、弾力性が発揮されておるということは事実だと思うんですね。もし石油の値上がりがなくて、さらに円レートが二百二十円前後という状態が続くとしたら、通産省としても何らかの措置を考慮せざるを得ないのじ...全文を見る
○安田委員 続いてお聞きしますけれども、電力会社が自主的に社会福祉団体や公共団体に寄付をするという行為をとった場合、当局はそれを抑えることはすまいと思いますけれども、いかがですか。
○安田委員 ですから、前に私、質問申し上げたのですけれども、要するに、人間の顔を持った経済政策ということになり、社会的公正ということが経済政策の目的であるというようなことになれば、円高差益をそのまま電力会社に蓄積したまま推移するということは、どうも国民感情は納得しないというふうに...全文を見る
○安田委員 この寄付の行為はすべて税金がかけられることになりますか、どうですか。
○安田委員 宮澤長官、いまお聞きになったとおり、寄付金の中にも、全額課税の対象から外す、損金に算入されるというものがあるわけです。そこで、大蔵大臣が、法人から使途それから期間を指定して、電力会社が自主的に差益を国民生活に役立つものに還元できる道を開くということは、宮澤長官、ひとつ...全文を見る
○安田委員 それは、料金値下げという形で利用者に直接還元されればそれにこしたことはないわけで、われわれもそれは望んでおるので、国会でもあらゆる委員会でいろいろこういう論議は出るわけなんですけれども、この料金値下げということでは応じない、値上げはしないということで還元しているんだと...全文を見る
○安田委員 いま申し上げましたように円高差益が問題にならないころからもずっとある程度は寄付していられるわけです。九電力でもって一億円と言いますが、まあ円高差益全部を防犯灯にぶち込めと言っているわけじゃないです。東北電力は去年は五十五億円の円高差益があるようですが、仮にそうするとす...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので押し問答しておってもしようがないのですけれども、長官みずから先ほどおっしゃいましたように、円高差益が蓄積されておる、これを何らかの形で還元する必要があるということが一つ。もう一つは、これが将来還元されるようにちゃんと取っておくといいますか確保される道...全文を見る
○安田委員 よろしくお願いします。
05月10日第84回国会 衆議院 商工委員会 第28号
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○安田委員 計量法改正に当たって、私は、従来から議論されてきたような点も含めて、基本的な問題の幾つかについてここで改めて取り上げてみたいと思うわけです。  まず、計量法の目的、これは計量法の第一条に書いてありますけれども、ここに「適正な計量の実施」、こういうふうになっております...全文を見る
○安田委員 そういう言葉の使い分けを考えますと、たとえば七十二条を見ますと、「正確に計量する義務」というのがございまして、第一項は、誤差は許容しておるということになりますね。第二項で「正確にその量を計るように努めなければならない。」まあこれは訓示規定でしょうけれども、しかし、それ...全文を見る
○安田委員 その議論はちょっとおいておきまして、次に、この目的に、先ほど渋沢委員が質問しましたように消費者利益ということが考えられるわけですが、この法文の目的を見ると、「適正な計量の実施」の目的が「経済の発展及び文化の向上」ということで、消費者利益というのは法文には明記されておら...全文を見る
○安田委員 少なくともここに消費者利益の保護ということを目的に入れても、特にこの法律の趣旨が曲がるわけでもなければ、まさに正確に表現されたことになるんじゃないか。それで御存じのように、法の目的規定というものは、その法文の解釈運用について大きな足がかりといいますか手がかりを与えるも...全文を見る
○安田委員 次に、第七十二条において、政令で定めるものは誤差を超えないように計量しなければならないと規定しておりますね。政令以外のものは、先ほど申し上げましたが、二項で正確に計量しなければならない、こう言っておるようですが、この区別の目的は何でしょうか。
○安田委員 どうもその御答弁では納得しかねるわけです。というのは、この政令で定めているのは三十九品目くらいあると思うのですが、そうすると、それをはかるものは技術の発達から見て比較的正確な計量器ではかれるものだ、それ以外のものは、すべて三十九品目に比してまだ正確な計量器ができておら...全文を見る
○安田委員 そこで、一番最初の「正確」と「適正」との関係にまた戻るわけです。  二項を見ますと、「正確にその量を計るように努めなければならない。」とある。これは確かに罰則の規定はございませんけれども、訓示規定だから守らなくてもいいなんていうわけじゃないのですね。ただ罰則をもって...全文を見る
○安田委員 そうしますと、七十二条の二項も、そういうプラス・マイナスの誤差は、はかり方と言うよりは計量器についてある程度は事実上認めているのですね。正確にはからなければならないというのを素直に読むと、消費生活に関係する方は誤差を認めて、片一方は誤差を認めない——認めないといっても...全文を見る
○安田委員 いずれにせよ、計量はできるだけ正確であるべきは当然だと思うのです。  ところで、七十二条一項の政令の指定についてですけれども、なぜ食品が主体になっているのか。これを見ますと、食品以外で入っているのは石炭だけですかね。それ以外は入っていないようですが、これはどういう理...全文を見る
○安田委員 工業製品はパックしたりいろいろすることによってだんだん指定していくとおっしゃいますけれども、大体現時点で見ますと、食料品のほかには石炭だけですね。消費生活に関しては、もっと何か消費者の利益にとって重要なものがあるのじゃないか、もちろん食品もありますけれども。その点で、...全文を見る
○安田委員 ふやしていかなければならないだろうとお考えですが、大体どんなものがいま予定されているか、考えられているのか、もしお答えいただければありがたいと思います。
○安田委員 海草類も指定されているようですけれども、これはたとえば乾燥していると軽いし、湿気を帯びると重くなるわけですね。この問題、つまり自然環境による増減といいますか、こういう問題はどう処理されているのか、お伺いしたいと思います。
○安田委員 確かに、密封するといっても——完全に外気と遮断すれば、これはその途中で湿気を吸ったりなんかするということはないだろうと思うのですね。中の品質がどう変わろうが容量は変わらぬというようなこともあり得ると思うのです。量目は変わらぬということはあり得ると思うのですが、しかし、...全文を見る
○安田委員 誤差についてでございますけれども、一つ一つは合法的な誤差であっても、それが大量となると小さくなくなるようになることも考えられるわけです。同じ工程、システムで大量に生産される今日の状態に照らしてみますと、単品の誤差の範囲を規定するだけではいわゆる適正な計量と言えなくなる...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので、最後に……。  この計量法を続めば続むほど、いろいろとまだ問題点があるように思います。もちろん先ほどお答えになったように、たとえば消費生活に関係のある政令指定品目、こういう問題についても見直しをする必要のあるものもあると思いますし、まだまだ正確な...全文を見る
○安田委員 私は、繊維製品検査所の業務についてお伺いいたしますけれども、輸出検査の業務がおくれるということはないんでしょうか。まず先にそれを承っておきます。
○安田委員 確かに先ほどの渡辺委員の質問に対する御答弁の最初のこの検査所の出発が輸出だということから、輸出検査をおくらせるというようなことは最初の出発の趣旨に反するわけですね。そうなると、今度はそれ以外の依頼検査がおくれるということはありますか。
○安田委員 横浜、神戸、名古屋といういわゆる消費地の検査所と、桐生、福島、福井などの繊維産地の検査所を比較した場合に、その人の配置、検査分析に必要な機器の整備という点では差はないのでしょうか。私の聞いておりますところでは、どうも福島とか高岡ですか、産地からどんどん有能な職員が消費...全文を見る
○安田委員 私は、消費者の苦情に対処する体制を強化することに反対ではもちろんありませんし、消費者の今日の体制が十分だとも思っておらないわけです。したがって、この面の強化は一層推進すべきであることはまことにおっしゃるとおりで、私も賛成なんですけれども、しかし、わが国の繊維産業の振興...全文を見る
○安田委員 福島、鶴岡は、調べてみますと人員も十九名ですか、最も少ない人数だと思うのですね。産地にふさわしい体制だと言い切れるかどうか。検査に時間や日にちがかかり過ぎるという苦情を私聞いておるのですがね、たとえば福島の川俣の場合。そういう苦情は、川俣の場合、ないんですかね。先ほど...全文を見る
○安田委員 先ほど来、輸出が幾らか減ったのでというお話ですけれども、繊維製品の輸出量は大きくは減ってはいないのじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか。伸び率は確かに低下しているけれども、絶対量はそんなに減っていますかね。その辺はいかがですか。
○安田委員 合成繊維の織物ですか、そういうものは減っていないということですね。いずれにしても、それは出血輸出だと思うのですね。当局もそう見ておられると思うのですが、いかがでしょうか。いまの円高の中で輸出の絶対量がそれほど減っていないということは、相当きつい、余りもうからないといい...全文を見る
○安田委員 すべての品目について苦しいかどうかということになれば、これは別ですけれども、全体的に見れば相当厳しい環境の中で輸出しておると思うのです。  そこで、この時期に検査手数料が値上げされる計画になっているように聞くのですが、その値上げ幅はどの程度ですか。
○安田委員 多分これは昭和二十九年以来ですか、据え置かれてきたと思うのですね。いかにも安過ぎることは理解しないわけではございませんけれども、輸出関連の検査であることに違いない、いわゆる輸出検査でないとしても。相当厳しい環境の中でこれは出しているわけですから、こういう円高出血輸出が...全文を見る
○安田委員 それにしてもまことに時期が、いつ実施される気かわかりませんけれども、時期としては、ちょっと国民の感情といいますか、生産者の感情も逆なでするようなことになると思うのです。大した響く金じゃないとかなんとか言ってみても。もう少しタイミングを見るなり、何らかの配慮を加えられる...全文を見る
○安田委員 終わります。     〔島村委員長代理退席、委員長着席〕
05月12日第84回国会 衆議院 商工委員会 第29号
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○安田委員 私は、大型店問題で若干質問してみたいと思うわけです。  現行法のもとで、商調協が道路事情や交通混雑を理由にして店舗面積を削減すべきである、このような結論を出すことは可能とお考えかどうかをまず伺いたいと思います。
○安田委員 ところが、当該地域の商業活動の健全な発展とか、あるいは消費者にとっては買い物が安心してできる、そういう意味での消費者利益といいますか、こういうことを考えましてそういう状況を望むときには、狭過ぎる道路と大き過ぎる店舗、こういう組み合わせなどは問題があると判断することはあ...全文を見る
○安田委員 実は、私の出身地である福島県安達郡本宮町というところに、本宮ショッピング・プラザ成田屋という店舗が進出を予定して、三条申請を行っておるわけなんですけれども、地元商工会は、通産局に対して、影響のおそれありと答申を出しているわけです。  この問題で一つ注目すべき点を申し...全文を見る
○安田委員 ケース・バイ・ケースといいますか、具体的な場合について判断せざるを得ない。それはもちろん、駆け込みの限界を余り厳しくきちっと決めることの方が、実情に沿わない場合もございますでしょう。しかし、一定の基準というものがなければならないのではないか。いまの御答弁ですと、地元で...全文を見る
○安田委員 この駆け込み自粛の通達を出したこと自体、どうも駆け込みがあったので出したのじゃないか。つまり駆け込みという概念が先にあって、これは許しておけないというか、自粛してもらいたいということで通達が出されたと言わざるを得ないと思うのです。  この自粛の要請、「最近、大規模小...全文を見る
○安田委員 ケースによって個々に判断されるわけでしょうけれども、昨年の商調法改正の特別決議が行われた以降計画が出されてきたものあるいは紛争が起こったものは駆け込みではないかと考えた方がいいのではないかと思うのです。具体的な懇談会の答申やその他のことで立法作業が進み始めたところから...全文を見る
○安田委員 いまの御答弁ですと、ことしの一月具体的な立法作業に入る前までは、特に駆け込みらしいものはなかったとおっしゃいますけれども、そのらしいものはなかったという御判断の基準について、どういうわけでそれはそういう駆け込みでないのか、つまり、法律が改正されるので駆け込みしようとい...全文を見る
○安田委員 この問題を見ますと、これは周辺の業者も、中に入っているお店屋さんは大分あるらしいのですが、これも自分のところの売り場面積だけでは、全体で千五百平米超えるかどうかなんということはわかりませんので、この中に出店した人たちも全く被害者だ。要するに悪いのはデベロッパーだと言わ...全文を見る
○安田委員 私どもの調べによると、いまの枚方市の長崎屋の件は私が申し上げたとおりであると思うのです。この店は食料品だけであるという話で、関係者の話では、十店舗以上の小売店が入居したいわゆる小売市場に去る可能性が強いと言われておるわけです。近くに小売市場がありまして、もし商調法で処...全文を見る
○安田委員 最後に、中小企業庁に伺いたいのですが、時間が来ましたので続けて伺いますけれども、中小企業庁が助成をした中小企業の共同店舗などが、大資本の大型店出店で大きな影響を受けたという例が幾つかあるはずだと思います。もしあれば一、二の例を挙げていただきたい。  私の方で調べたと...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたのでこれで終わりますけれども、先ほどの山口審議官の御答弁で、企業主義で規制するのは、周辺商店街のいわば影響ということを考えて規制するとすればやはり面積で規制するほかないようなお話ですけれども、長崎屋のように、五メートルの公共用地を間にはさんで機能的には本...全文を見る
06月01日第84回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第7号
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○安田委員 参考人の皆さんには大変御苦労をおかけいたしまして、感謝申し上げます。  まず最初に伺いたいのですけれども、先ほど古賀参考人の意見陳述の中で、深部に移行するということから、坑道の延長、骨格構造の複雑化がある、それに比べて人員不足というような御発言がちょっとあったようで...全文を見る
○安田委員 安全の確保につきましては、当然、個人が注意をしなければならない問題があると思うのですね。どんなにすばらしいシステムがあろうが、機械があろうが、人間が不注意であれば事故が起きることは当然だと思うのですが、しかし同時にまた、人間の不注意というのは必然的にある程度起こるわけ...全文を見る
○安田委員 確かに、労働者の不注意という言葉を使うと、事故の原因は、直接的に、単純にそこだけを切ってみればそういうことになって、すべて個人の責任という危険があります。ただ、われわれは、自動車の交通事故や何かの、全般にいわば災害が起きる場合のことを考えて、一般的な用語として言ったわ...全文を見る
○安田委員 たてまえとしてはまさにそうあるべきだし、そうなければならないと思うのですけれども、実際に炭労の参考人の方から、どうも生産に走りがちではないか、ライン全体に安全優先の気持ちがきちっとあるのか、ともすれば生産に走りがちではないかという意見陳述が先ほどあったわけですね。 ...全文を見る
○安田委員 小山参考人、鈴木参考人にそれぞれお伺いしたいのですけれども、時間が二十分ということで来てしまいましたので、最後に伊木先生にお伺いしたいのですけれども、たとえば三井三池の運搬関係の事故などを見ますと、それ自体、一つ一つ切ってみると、きわめて単純なんですけれども、それが続...全文を見る
○安田委員 大変ありがとうございました。では、よろしくひとつお願いいたします。  終わります。
06月08日第84回国会 衆議院 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号
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○安田小委員 小倉参考人に若干伺いたいわけですが、時間もございませんので、問題をある程度しぼって伺いたいと思うのです。  先ほど来の議論を伺っておりますと、不公正税制の是正ということは非常に重要だと思います。これは、増税を前提にしなくても不公正税制それ自体は是正しなければならな...全文を見る
○安田小委員 いや、私が佐世保重工の問題を例示として挙げたのは、確かに佐世保重工の場合赤字だからこういうことになったんでしょうが、日ごろこういう佐世保重工のような問題が起きない場合でも、こうした社内留保がどういうふうに使われておるかということは、佐世保のようになってみるとわかるわ...全文を見る
○安田小委員 不公正税制の是正が前提であるということについてはどうですか。
○安田小委員 与えられた時間が来ましたので、いろいろお伺いしたいことがあるのでございますけれども……。  どうもいまの話を伺いますと、一般消費税を導入する場合には、たとえば不公正税制の部分について、あるいは期限つきとかいうふうに同時並行的なお話でございますけれども、不公正税制の...全文を見る
○安田小委員 非常に時間が限られておりますので、端的にお答えいただきたいと思いますけれども、国税徴収法の第三章に言ういわゆる第二次納税義務というのがございます。これと、相続税法の三十四条の贈与者が負う贈与税の連帯納付義務との違いですね。これは一見すると、本来の納税義務者以外の者が...全文を見る
○安田小委員 国税徴収法の三十二条第一項のいわゆる告知、第二次納税義務者に対する告知ですね。これは国税通則法の七十五条一項のいわゆる処分、不服申し立ての対象になるべき処分に当たるかどうかはいかがでしょうか。
○安田小委員 ところで、相続税法の先ほど申し上げました連帯納付義務の場合には、法律に基づいて自動的に連帯納付義務が発生するようになってしまうと思うのですが、その間に第二次納税義務者に対するもののような告知処分のようなものがなければ、連帯義務を負う人に不服申し立ての方法がないのでは...全文を見る
○安田小委員 それでは、第二次納税義務者の場合にはいかがでしょうか。第二次納税義務を認定するといいますか、告知する場合に、いろいろ第二次納税義務が発生する限度といいますか、法律に規定がございます。利益を受けた範囲とかいろいろありますので、そういうことはやはり行政権力による判断、作...全文を見る
○安田小委員 確かに第一次納税義務者の税額について第二次納税義務者が争うことはできないけれども、自分が負う第二次納税義務の範囲内においての額は争えるはずだと思うのですね。ところが、この贈与税の場合の連帯納付責任を持つ、これは贈与者になりますけれども、この場合には、先ほどの御答弁で...全文を見る
○安田小委員 法文を見ますと、確かに相続税法の中には入ってはおりますけれども、親族間の贈与というふうには限定はされておりませんですね。仮に親族間であっても、仲の悪い親族、つまり贈与してから後から仲が悪くなって、口もきかない仲になる場合もありますし、親族間だから必ず防御の機会を——...全文を見る
○安田小委員 時間が来ましたのでこれでやめますけれども、ぜひこれは法の不備だと思うので、大蔵省当局として、金額について贈与者にも争える、連帯責任を負う者にも争えるようなルールをひとつ考えて法案を考えていただきたいということと、それから国税庁長官には、そういう意味で運用についてぜひ...全文を見る
06月16日第84回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第18号
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○安田委員 私も昨日委員派遣の一員として現地に参りまして、この目で実情を拝見してまいりました。そこで視察地をずっと見た後、私は皆さんと別れまして、現地に残りまして、ゆうべの十一時三十分まで現地でいろいろ実情を調べて、けさ上野に着いたわけでございますけれども、視察した場所以外のとこ...全文を見る
○安田委員 そこで、たまたま緑ケ丘団地には東北大学の地質学の先生が住んでいらして、私もお会いしました。その先生は自分でバイクで走り回って、地割れの状態を地図に詳細に入れて私に渡していただきましたけれども、これは将来の基本対策のために大変必要な調査だと思うのです。できるなら並行して...全文を見る
○安田委員 ぜひ抜本対策についても、いま不便なものですから、割れたところに土を臨時に入れておるんですね。何日かたってしまうと、表から見たらちょっとわからなくなってしまうと思うのですが、実は深い地割れが入っているということがありますので、すぐに抜本対策のための地質の調査などをやって...全文を見る
○安田委員 ぜひその点よろしくお願いしたいと思います。  それから、地震保険といいますか、火災保険の中の地震特約つき保険ですね。この問題についても大分住民の方から不満を言われたわけであります。これは、ローンで借りておりますのは大抵火災保険をつけておる。それは地震特約つきだ。とこ...全文を見る
○安田委員 ぜひお願いしたいと思うのです。全損といっても、形がなくならなければ全損と見ないかどうかというのは非常に疑問だと思うのですが、そういうふうに保険会社は言っておるというのですね。だから、その点では、もしそういうことを言っているとすれば、ぜひ御指導いただきたいと思うのです。...全文を見る
○安田委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それから、中小企業の被害についても先ほど来同僚委員がいろいろ発言されておりますが、現地へ行きましたらどうも利子が高いという苦情があるのですね。七%から七・一%ですかというようなことである。これは福島も調べてみましたところが、や...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので、いままでお願いしたことをぜひやっていただきたいということと、最後に長官にひとつ決意のほどを伺いたいわけです。先ほど申し上げましたように、抜本対策といいますか、このことを早く指し示すことが応急対策について住民が非常に信頼感をもって自発的にもあるいは創...全文を見る
○安田委員 終わります。
07月11日第84回国会 衆議院 商工委員会 第33号
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○安田委員 本日は、非鉄金属関係の集中審議の中では私が一番しんがりということになりますので、いままでの各同僚委員の質問がいろいろございましたので、時間の関係もありますので、細かい問題といいますか、余りそういう問題じゃなくて、締めくくり的といいますか、御質問したいと思うのです。 ...全文を見る
○安田委員 蛮勇をふるって実行されるということになりますと、相当思い切ったことをされるというふうにわれわれは受け取るわけでありますが、といって、本日の審議の中身をずっと伺っておったりしますと、従来のいわば考え方といいますか、枠から思い切った一歩を踏み出されるような御答弁がどうも伺...全文を見る
○安田委員 それでは若干伺いたいと思うのですが、外国から地金を輸入する場合、これは関税がかかるようになっていると思います。ところが、鉱石類を輸入する場合は税金がかからぬ。そこで、地金換算で国内鉱山に還元する仕組みになっているというふうに承知しているわけでございますが、そのとおりで...全文を見る
○安田委員 ところで、国内から買鉱する場合、これは単価に上乗せをするのだということですが、そうしますと、製錬所の中には国外からの鉱石の輸入だけでやっているところもあると思うのです。国内から鉱石を買わないところ、そういうところの還元はどうなっておりますか。
○安田委員 そうなりますと、外国からも鉱石を買う、国内からも買う場合には、そういう製錬所は関税分は国内鉱山の鉱石に上乗せをする。外国から鉱石を輸入しているだけの製錬所はいわば吐き出さなくてもよろしい、結果的にこういう仕組みになると思うのです。ですから、これを思い切ってプール計算す...全文を見る
○安田委員 時間がございませんので、この問題だけやっているわけにはいきませんけれども、確かに国内の鉱山保護というだけですべての国の政策、産業政策が成り立っているわけでもございませんし、それ一点にしぼって産業政策をやるわけじゃないことは、もうとっくに議論する余地はないと思うのです。...全文を見る
○安田委員 天谷さん、いかがですか。
○安田委員 次に、前々から、この間のエネルギー問題の小委員会のときから私どもの工藤委員なども質問しておるわけですが、海外投資と国内鉱山への投資の比較などを見ますと、国内投資の伸び率が低下している反面、海外投資は大幅にふえているように思えるわけであります。さらに、国内鉱における鉱物...全文を見る
○安田委員 この点につきましても、天谷さんの御答弁は非常に消極的なように思うのです。確かに、それは政府が直接直営して掘っているわけではありませんから、政府だけの一挙手一投足だけで抜き掘りがきぱっとなくなるということをわれわれも期待しておりませんけれども、最初からそういう姿勢では、...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので、ぜひそういう点で雇用の維持のためにひとつ通産当局としても考慮をして対策を打っていただきたいということをお願い申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。
08月30日第84回国会 衆議院 商工委員会 第34号
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○安田委員 今日の円高問題については、まず第一に円レートを正常なレートに安定させる、そのための抜本策を講ずることが何よりも重要であります。同時に、緊急対策として円高差益を還元させることがもう一つの重要問題であることは言うまでもないと思います。  電力、ガスの円高差益の還元につい...全文を見る
○安田委員 そこで、九電力会社が九電力会社以外の電力会社から購入している分も、そうなりますと差益額といいますか、還元の原資として含めるべきであるというふうに言わざるを得ないと思います。つまり常磐共同火力とか鹿島共同火力とか、こういった会社から購入している電力料、いわゆる他社購入電...全文を見る
○安田委員 大きなものが出るかどうかは計算してみなければわからないわけですが、少なくとも一〇〇%還元するということですから、大きくなくても還元の対象にすべきだと思うのです。  重油を使用するこのような会社が、苫小牧共同火力とか新潟共同火力、君津共同火力など十七社ございます。それ...全文を見る
○安田委員 いや、私が伺っているのは、細かい計算で多少の違いはあるかもしれませんけれども、要するに実績主義で燃料費の値下がり分が年度末に精算されておる。これはまさに間接差益そのものではないかということなんですけれども、その点はいかがですか。
○安田委員 そこで、大臣に伺いたいのですが、いまの公益事業部長の答弁ですと、一種のそういうものではないかというきわめて奇妙なお答えですが、まさに間接差益そのもの、重油の値下がり分と同じ考えで、電力を買おうが同じことではないか。燃料費の値下がりを年度末に精算するとすれば、間接差益そ...全文を見る
○安田委員 そうすると、間接差益そのものだと私どもは思うわけですけれども、時間がございませんので……。  次に、政府は産業用も家庭用も公平に割り引く、こういう方針であるようでありますけれども、私は、そういうやり方ではなくて、いわゆる集中還元方式、家庭用、中小企業あるいは農事用電...全文を見る
○安田委員 午前中から主として円高差益問題で質疑が行われ、きのうも物特で集中的に行われたわけでございますが、私も午前中に引き続き円高差益問題についてもお伺いしたいのですけれども、持ち時間が非常に少ないので、これは今後引き続き質疑をしていきたいというふうに考えます。  きょうは公...全文を見る
○安田委員 そうしますと、いわば書面調査中心というやり方、言葉が適当かどうかわかりませんけれども、従来どうもそういう傾向があったと思うのですが、立入調査を強化していく方向であるというふうに判断してよろしいのかどうか。公取委の姿勢によっては波及するところが非常に大きいものですから、...全文を見る
○安田委員 次に、ことしの三月、私は当委員会でトヨタの下請いじめの問題を取り上げましたけれども、公取委としては調査を約束されたわけですが、どんな調査をやられ、その結果、違法行為または改善を要する問題があったのかどうか、そしてそれに対してどういう指導をされたのか、できる限り詳しく明...全文を見る
○安田委員 そういう調査の結果、公取の立場から、トヨタ系企業への立入調査は値打ちがあった、価値があったと評価されておるのかどうか、お伺いしたいと思います。
○安田委員 重ねてお聞きしますが、当時、国の取り締まり体制の強化をも私、要求したつもりであります。われわれ議員から指摘されるまでもなく、公取委としてはそういう下請いじめをきちっと取り締まっていただきたいということをお願いしたつもりですが、五十四年度予算の概算要求においてこの点はど...全文を見る
○安田委員 私の聞くところによると、その面で約四名くらい増員を要求したというふうに聞いておるのですが、まあ多分、かなりのという数が四名くらいだろうと私は承っておるわけですが、それはそれで改善だと思うのです。しかし、だれの目にも明らかなように、三十数万の下請中小企業を保護する体制と...全文を見る
○安田委員 いろいろ各方面にわたる配慮をしなくてはなりませんので、いろいろ検討する必要があると思いますけれども、公取委としては自治体に事務権限を与えることには必ずしも反対ではない、そういうふうに承っていいのかどうかということと、そういう方向で公取委として関係省庁や自治体と協議する...全文を見る
○安田委員 終わります。
09月27日第85回国会 衆議院 商工委員会 第1号
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○安田委員 本日、私は、大企業の減量経営、すさまじい人減らし合理化について若干問題を提起し、伺ってみたいと思うわけです。  まず、大臣に伺いますけれども、当面の国の政治としての経済運営において、雇用の確保、雇用を優先した経済運営こそ最も重要であると思うのですが、大臣もそういう認...全文を見る
○安田委員 詳しく申し上げるまでもなく、大企業の減量経営、人減らし合理化はまさにすさまじいものがあると思います。福島県内だけを見ましても、日重化学とか昭和電工、日本電工、保土谷化学、堺化学、福島製作所など、首切り、一時帰休が相次いでおるわけであります。そしてまた、いま福島県の喜多...全文を見る
○安田委員 ある民間調査所の調査によりますと、東京証券取引所上場の百八十五社だけで、一九七四年、昭和四十九年以降ことし三月までの四年間に二十一万五千人も従業員が減っております。さらに、ことしの九月一日の閣議において総理府総務長官が、ことし七月分の労働力調査結果を報告されております...全文を見る
○安田委員 まだ中身を分析されてないということで、この中小企業のふえた分が全部第三次産業、流通、サービス部門で吸収したのだというふうには言えないわけでして、そうじゃないとも言えないかもしれませんけれども、これは動態をはっきりしてみなければいかぬと思うのですが、ただ、実際に大企業が...全文を見る
○安田委員 いまお答えいただいた面、産業政策全般といいますか、経済運営全般についての問題あるいは業種問題でお答えいただいたと思うのですが、率直に申し上げまして、業種ぐるみ対策とか地域対策でなくて、個々の大企業、一つ一つの企業ですね、こうした問題への通産省の姿勢は余りにも傍観者的で...全文を見る
○安田委員 いま大臣のお話にあったように、よほどのことがなければ首は切らないのだということですが、よほどのことが客観的に確かにあって、私先ほど申し上げましたように、絶対あらゆる場合に減量経営してはならぬというわけではないのでして、よほどのことがあればそれはそれなりのことがあると思...全文を見る
○安田委員 ぜひそういう点で必要に応じて適切な指導を、まさに効果の上がる指導をしていただきたいと思うのです。  そこで、地域からの相談ということですが、福島の喜多方市で、先ほど申し上げました昭和軽金属のアルミ工場が、まさにアルミの問題で減量経営をせざるを得ないということで、この...全文を見る
10月13日第85回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○安田委員 私は、小売二法改正案にあらわれた政府のこの問題への基本的な姿勢に関しまして、一言まず伺っておきたいと思うわけです。  昨年の春ごろまでは、政府は法改正の必要を認めないと言明しておったわけですが、ところが、突如として法改正に一転した。外見上はそう見えるわけであります。...全文を見る
○安田委員 抜本的改正をせよという国会の決議を受けた部分もあるとおっしゃいますけれども、どうも抜本的改正と言えるかどうか、いまの政府の案ははなはだ疑問でありますが、時間の関係で何が抜本かということについては若干飛ばしますけれども、少なくとも大型店の出店の規制を強化するという方向で...全文を見る
○安田委員 昭和四十八年九月十三日に、参議院の商工委員会で森口審議官が答弁されておるわけですが、「許可は、その効力が発生しない限り営業ができないわけでございますけれども、届け出は、一定の時日が経過をすれば営業できるという点で本質的な違いがあろうかと存じます。」こういう答弁をしてい...全文を見る
○安田委員 要するに、許可制と届け出制は根本的に違うわけであります。  次に、原則として出店を認めるといういまの体系のもとで、現行法の第七条の「変更勧告」に、開店日の繰り下げの勧告ができるということになっていますね。調整勧告ですね。開店日を無期限に延期せよという勧告ができるかど...全文を見る
○安田委員 では、店舗面積の削減について先ほど来同僚委員からいろいろ質疑がございました。要するに、一小売業者という範囲で見ればゼロ削減もある、しかし、一つの建物ベースで考えると最大限五百平米を超える部分までだ、そういう答えになると思うのですね、いままでの議論を聞いておりますと。結...全文を見る
○安田委員 それは、何万平米という極端な例を考えればそうですけれども、少なくとも知事権限の対象になっている五百平米を超える一千五百平米まで、そういうことを考えますと、そういう極端な一万平米の場合、何万平米の場合には非常にきつい規制と言われるかもしれませんが、いまの政府提案の規制対...全文を見る
○安田委員 ということは、言葉をかえて言えば、その周辺の小売業者に相当程度の影響を与える、その影響を除去するために五百平米まで削ることが必要な場合があり得るということですね。そう伺わざるを得ないですね、そういうことがあるからゼロ削減もあり得るわけですから。  となりますと、じゃ...全文を見る
○安田委員 そうしますと、たとえば六百平米の場合も、これは知事権限ですけれども、届け出の必要がありますね。そうでしょう。ただ百平米、九十九平米ですか、減らすなんということは、根本的な出店計画とは直接関係がないと言えるわけですよ。何万平米ということを考えればおっしゃるとおりですけれ...全文を見る
○安田委員 ですから、理屈を詰めていくと、線を引く限り必ずそうなるということに陥らざるを得ないわけです。五百平米を超えるところまで規制の対象を広げた、しかもゼロ削減もあるという大変聞こえのいいことを言うのだけれども、いまの私の理屈を詰めていくと、線を引く限りはまことにこっけいな話...全文を見る
○安田委員 従来行われておりましたいわゆる事前商調協の場合に、先ほど同僚の西中委員から質問があって、何か奥歯に物のはさまったような答弁だったので、はっきりさせていただきたいのですが、事前商調協の調整期間といいますか話し合いの期間、これに制限を設けるということになるのかどうか。先ほ...全文を見る
○安田委員 確かに商調協はストレートの法律事項にはなっておりませんので、直接この法案の条文の審議については対象としてはつかまえにくいわけですが、いかにも大型店の規制強化の方向であるというようなお話、ゼロ削減もあるというような、いままで法改正を要求しておった多くの方方の要求に沿うが...全文を見る
○安田委員 いや、私が伺っておるのは、中曽根通産大臣が、昭和四十八年の九月十一日、参議院の商工委員会で、「地元の了解を得るようにして、初めてその開店を認めるという形に依然としてやっていくつもりでございます。」と答弁されているわけですね。ですから、中曽根通産大臣が当時答弁されたこと...全文を見る
○安田委員 そうしますと、事前商調協は残して、いままでどおり十分そこでは話し合いをやるということに承っていいのでしょうか。
○安田委員 その点では、中曽根通産大臣の答弁を従前どおり踏襲するということに伺ってよろしいのでしょうかね。大変しつこいようですが、見切り発車をしないんだ。法律上はいままでも届け出受理から調整期間というのは限られていますわね。今度は幾らか延ばしているけれども、この法改正に伴って事前...全文を見る
○安田委員 私の質問の制限時間が参りましたので、次回に残りの質問はいたすことにいたしまして、要するに、現在提案されております政府案は明確な改悪点がある。つまり、大手スーパーなどの進出がいままでよりもやりやすくなる点がある。第一に、地元との調整、話し合いの期間に制限を実際上設けたと...全文を見る
10月16日第85回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○安田委員 先日、つまり十三日に、私が、去る四十八年九月十一日の参議院商工委員会で当時の中曽根通産大臣が、スーパーの新設などにつきましては、商調協にかけて地元の了解を得るようにして、初めてその開店を認めるという形でやっていく、こういう趣旨の答弁をされている事実を挙げまして、今回の...全文を見る
○安田委員 相変わらず先日の答弁の範囲を基本的には出ていないように思うのですが、中曽根答弁を見ますと、決してそのようなことではなくて、地元の了解が得られないうちは開店は認めないという方法でいきたいという答弁をされているようですよ。ですから、どうしても最後のタイムリミットをきちっと...全文を見る
○安田委員 この商調協は、商工会議所、商工会に設置されておって、この運営については通産省、通産局が指導しているわけですけれども、この形は変わるのですか、変わらないのですか。
○安田委員 指導は通産局かどうかということ。
○安田委員 そうしますと、従来の通達、広域商調協なんか、いろいろそういうやり方はともかくといたしまして、通産省、通産局が指導しているような形になるということだと思うのですが、そうすると、千五百平米以上も千五百平米以下も届け出は知事に出される、知事の窓口を通ずるということだと思うの...全文を見る
○安田委員 いや、両方とも第一次的には商調協が審議をすることになるかということなんです。
○安田委員 そうすると、第二種、いわゆる千五百平米以下の場合には、商調協を使うかどうかまだ決まっていない、これは知事や商工会議所などの意見を聞いてこれから決めようということですか。
○安田委員 どうもそういう点でまだ決まっていないという答弁が先日来多いようでございますけれども、商調協が千五百平米以下についても審議をすることになるとすると、千五百平米以下は知事権限なんですから、そうすると、商調協という機関の管理運営は、先ほどの御答弁ですと、権限を現行のように通...全文を見る
○安田委員 ですから、その話し合いをして、この知事権限の部分についても商調協が第一次的に審査するんだということになれば、これは商調協の構成や何かについて通産局のルートで——いままでの通達では通産省、通産局のルートになっておりますけれども、もちろんいままでの通達は知事権限がないこと...全文を見る
○安田委員 私は、やはりこの点も問題だと思います。大スーパーの側に立って考えてみますと、現在の仕組みと全く変わりがないことになります。千五百平米以上は通産大臣の権限である。それで、商調協で事前に審査をするということになるのでしょうけれども、そういう意味では全く大型店はいままでどお...全文を見る
○安田委員 では、千五百平米以上の店舗について知事が意見を申し出る際に、知事がみずからの意見を定めるに当たって県の審議会の意見を聞きたいと考えた場合は、県の審議会は千五百平米以上のものについても審議できることになりますか。
○安田委員 相談をしていきたいということで、まだわからないのですかね。それとも審議できるということになるのですか。
○安田委員 第十五条の二の二によれば、市町村長も千五百平米以上のものについて意見の申し出ができるとあります。  そこで、市町村においても条例に基づいて小売商業問題を審議する審議会が設置された場合、市町村長の求めによって市町村審議会もまた千五百平米以上のものについて審議できるのか...全文を見る
○安田委員 その判断で、条例で審議会ができれば、先ほどの御答弁と同じように、市町村の審議会でも千五百平米以上のものを審議してはならぬというふうに法律的には読めない。ただ、運用の問題としては相談をしたいけれども、法律的には絶対千五百平米以上のものについて口出してはいけないのだという...全文を見る
○安田委員 地元に密着した機関が二つ、商調協と、もし市町村審議会ができた場合はこの二つになるわけですが、どちらに重点を置くかということについては、お答えがすぱっとはなかったようでございます。  時間の都合で、あと五分しかございませんので、質問をまた進めたいと思います。  問題...全文を見る
○安田委員 私の質問時間も残り二分しかなくなっちゃったのですが、どうもこういう点、いろいろ先日来同僚委員に対しても、私の二回にわたってのきょうまでの質問でも、実にあいまいな点がたくさんございまして、この政府の改正案、商調法はもちろんですけれども、大店法の改正案も、必ずしも出店規制...全文を見る
10月17日第85回国会 衆議院 商工委員会 第5号
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○安田委員 内閣提出の大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律及び小売商業調整特別措置法の一部を改正する法律案に対する日本共産党・革新共同の修正案につきまして、提案者を代表して、一言御説明申し上げます。  修正点は、お手元にお配りいたしましたとおりでございます。...全文を見る
○安田委員 審議を進めるためにきわめて短時間の質疑時間でございますので、端的にお答えをいただきたいわけです。  まず、今回の改正によって金属鉱業緊急融資制度が行われるわけですけれども、この対象鉱山は一体幾つ予想されるかということが一つです。  それから、この対象鉱山の会社のう...全文を見る
○安田委員 時間がもったいないので、それは後から伺うことにいたしまして、この融資制度を利用できる鉱山は約二十五というお答えですが、これはお答えがないけれども、多分ほとんどが中小企業の鉱山だという状況だと思います。そうなると、融資であるから担保能力が問題になるわけでございます。 ...全文を見る
○安田委員 質問時間が参りましたので、これで終わりますけれども、大手、中小の数字などをよく把握されておらなかったり、あるいは首切りにつながらないようなことをおっしゃいますけれども、私の質問申し上げた部分はこの融資制度についての非常な問題点であると思いますので、この点十分にお考えの...全文を見る
11月10日第85回国会 衆議院 商工委員会 第8号
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○安田委員 本日、私は、現在の経済環境の中で大企業の横暴によって非常に地域経済に混乱を来しておるという側面の問題と、同時に、こうした状況の中で農家の婦人や退職者などこれを対象にした悪質な商行為について問題にしてみたい、こういうふうに思うわけです。  まず、通産省に伺いますけれど...全文を見る
○安田委員 実は昨年来、福島県の郡山市に事務所を持つミノル貿易と称する会社が、テレビ、新聞を使って、一般消費者を対象に作業用手袋、くつ下の製造者を募っております。その仕組みは、機械つまり編み機ですけれども、これはミシンなど関連資材、糸を一括して売りつけまして、製品はミノル貿易が買...全文を見る
○安田委員 次に、第二の大きな問題は、編み機の値段についてであります。  この編み機は、和歌山市の島精機製作所のもので、SFG−7型というのですが、ミノル貿易から消費者が買う価格は百二十九万円、これは五十一年の十二月当時ですが、いまは百六十一万五千円であります。ところが、メーカ...全文を見る
○安田委員 実は、軍手編み機のメーカーは日本に二社しかない、これは通産省のお話であります。したがって、業者は編み機が七十五万円であることはだれでも知っている、つまりプロはだれでも知っているわけです。したがって、百六十万なんという倍以上もするような値段で買うなどというのは素人だから...全文を見る
○安田委員 さらに、新聞広告では安定収入というものを非常に強調しておるわけであります。新聞広告を見ますと、色刷りで「安定収入」と書いてあるのもありますし、そうじやないのもありますけれども、すべて大きく「安定収入」とうたっておるわけでして、「編み機三台で最低十六万円の収入があります...全文を見る
○安田委員 次に、この事例とも関連して公取に少し伺っておきたいのですが、現行の不当景品類などの防止法、いわゆる景表法は、一般消費者の保護を目的としておることはそのとおりだと思うのですが、その第四条で不当な表示を禁止しております。先ほどの事例で、事業者の表示などに問題があっても、編...全文を見る
○安田委員 いま申し上げたようなこのミノル貿易などのやり方は、家内労働法の対象となるかどうかを労働省に伺いたいと思うのです。なるとすれば、こうしたミノル貿易などは同法上の手続、たとえば家内労働手帳の交付その他をやっておるかどうか。この宣伝のパンフレットなどを見ますと、はっきり工賃...全文を見る
○安田委員 時間がなくなりましたので続けて申し上げますけれども、かつて共産党が提出した下代法の改正案において、こうした事態もあり得ると考えて、一千万円以下の企業に対しても法の規制が及ぶようにしております。また、ずいぶん古くなりますけれども、昭和四十年の当商工委員会の附帯決議で、「...全文を見る
11月21日第85回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○安田委員 本日私は、政府系の金融機関、特に国民金融公庫の融資業務のあり方に関して伺いたいと思います。  まず、中小企業向けの年末金融についてでありますが、十七日の閣議で中小企業金融公庫と国民金融公庫を合わせて貸付枠を一千億円と決定したそうですか、融資枠一千億円台というのは十一...全文を見る
○安田委員 ところで、同和関係の融資についてはどんな指導をしておるか、伺いたいと思います。
○安田委員 同対法の精神に基づいて一層の配慮、きめ細かい配慮をするようにというような通達も出して指導しているということだと思うのですが、同和を名のる団体、個人にはすべてそういう取り扱いをしているということかどうか、伺います。
○安田委員 そこで、こういう事例があります。福島県の福島市のある製造業者の方が昨年五月、商工会を通じて国民金融公庫の福島支店に三百万円の融資申し込みをしたのですが、しかし審査の結果融資できないという結論になった。一年後のことしの五月、再び同じように三百万円融資を申し込んだけれども...全文を見る
○安田委員 ところが、この北日本同和協助会という団体は、福島市に事務所を持って、代表者は加藤賢司なる人物であります。  さて、ここで問題にしたい一つは、福島においては同和問題は問題になっていないということであります。私も福島県の住民ですが、全くこれは問題になっておらないわけです...全文を見る
○安田委員 問題の第三は、以上の団体が融資の仲介の手数料として融資金額の六%から二〇%を徴収していることであります。こういう形で政府系金融が暴力団の資金源となっておる。また、ある金融問題の専門家の調査によれば、サラ金は表の看板であって、サラ金の原資はこういう形で暴力団が政府系金融...全文を見る
○安田委員 私どもの調査では、全国各地の国民金融公庫の支店においてこれらの団体の対処に苦慮しておるというのが実情であります。今日まで大蔵省当局が知らなかったとすれば職務怠慢であると言わざるを得ないし、知った上であいまいな態度をとっているとすればさらに問題であります。当局のあいまい...全文を見る
○安田委員 あと時間が残り少なくなりましたので、重複していろいろ念を押したいことはありますけれども、先ほど例に挙げました福島市の業者の方、去年も三百万申し込んでだめ、ことしも五月に三百万申し込んでだめ、ところが同和協助会というところに行って会員になったのですね、もちろん同和とは全...全文を見る
11月21日第85回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○安田委員 先ほど来、同僚委員の方から農産物、水産物の輸入問題についていろいろ質問がございました。  私も若干この問題について質問したいと思うのでございますが、日米農産物交渉で、「日米間では政治的な問題はなくなった。牛肉・オレンジの自由化についても進歩があり、十二月初旬にすべて...全文を見る
○安田委員 農林大臣に、先ほどの質問についての所見を伺いたいと思います。
○安田委員 申すまでもなく、日本への農産物の輸入は日本の農業にとってはかり知れない打撃を与え、また今後ますますその打撃が大きくなろうとしております。私は、いまこそ日本農業の民主的再建のため農林水産省がその先頭に立って奮闘することを心から要望するものでありますが、その前提に立って以...全文を見る
○安田委員 四十八年と比較されたようですが、私の調査でも、昭和四十五年度と五十二年度を比較すると、五十三年度は四十五年度の、国内生産で六〇%に大きく落ち込んでいるのに対しまして、輸入は約四・六倍にふえておるというような数字が見られると思います。農林省としては、生食用は国内生産、か...全文を見る
○安田委員 輸入と国内生産とをそのような位置づけをしていないというのは大変結構なことであると思いますけれども、福島の桃はことしは生産高で全国一位となったわけでありますが、これを使途別に見ますと、生食が約四〇%、加工が約六〇%となっております。そのため、桃かん詰めの輸入は地元の果樹...全文を見る
○安田委員 いまのお答えですと、韓国への輸出が大部分であります。どのような団体が輸出しているのか、あるいはそれは有償なのか無償なのか、また、その目的は品種改良のためか、あるいはいつごろから輸出されているのかということについて、御存じでしたらお答えいただきたいと思います。
○安田委員 韓国へ輸出される苗木をちょっと調べてみますと、現在日本で生産されている白桃のようです。日本のかん詰めメーカーが無償で韓国に苗木を提供しているという事実がございます。苗木商は確かにかん詰めメーカーからお金を受け取ったのかもしれませんけれども、かん詰めメーカーからは無償で...全文を見る
○安田委員 よく実態を御存じないようで重大だと思うのですが、私の調査によっても、サンヨーというかん詰めメーカーが、昨年十月末、「大久保」の苗木を三千本無償提供しております。このメーカーは一昨年も無償提供しておるわけですし、実際に農家に対する農業技術指導を行っているようであります。...全文を見る
○安田委員 どうもいまのような答弁の姿勢だから、いつも農政が後追いといいますか、そういうことになるという非難を受けるのだと思うんですよ。たとえば、韓国にも内需があって、そのために苗木が行っているのだろうなどとおっしゃるけれども、なぜ日本のかん詰めメーカーが供与するんですか。苗木農...全文を見る
○安田委員 時間も追ってまいりましたので、ぜひそういう点で後追いにならないように、ここで十分私強調しておきますので、対策を立てていただきたい、考えておいていただきたいと思います。  それから、桃の価格ですけれども、福島ではかん詰め用、ネクター用ともに昨年の半値となりまして、果樹...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので、最後に中川農林大臣、いまの苗木の問題で、いま事務当局の方からの答弁があったわけですけれども、植物防疫上の数を把握するだけではなくて、そういうものの苗木を輸出したら将来どういう運命になるか、先を見通して、日本の果樹農家の保護育成のために先手を打つよう...全文を見る
○安田委員 終わります。
12月14日第86回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○安田委員 大変重大な時期に大臣に御就任なさいまして、御苦労さまでございます。こんな時期だからこそ国民の政治に対する期待も非常に強いものがあると思います。ぜひ誤りなきを期して御努力のほどをお願い申し上げておきます。  時間も限られておりますので、早速ですが二、三お尋ねしたいと思...全文を見る
○安田委員 そうしますと、従来の大蔵財政当局の責任はお認めにならないといいますか、それなりに努力をしてきたんだというおっしゃりようになりますと、現在の状態は何か不可抗力のように聞こえるわけであります。もちろん大臣は、そういう不可抗力となれば手当てのしようもございませんから、これは...全文を見る
○安田委員 責任問題はともかくといたしまして、ところで、現在の財政の事態をどう改善するつもりか、再建の目途をどう立てるつもりか、ひとつ決意のほどをお聞かせいただきたいと思います。
○安田委員 次に、一般消費税の問題につきましては、先ほど来同僚委員が質問されておりましたけれども、坂口委員の質問の手順の問題です。一般消費税を導入するとすれば、こういう大きな税金の導入の前に法人税などの改革、そうした問題をやらなければならぬ、こういうことをはっきりお答えいただいた...全文を見る
○安田委員 そうしますと、先ほどごあいさつにあった五十五年の一月というのにはこだわらずに、その手順を尊重するということははっきりお答えいただいていいと思いますが、いかがですか。
○安田委員 次に、財源対策上とるべき施策は、私どもも幾つか提案しておりますが、きょうは不公平税制の是正の中で各種引当金、準備金制度について若干伺いたいと思います。  まず、税法上の各種引当金、準備金について、わが国に比して主要諸外国がどういう制度をとっているか、明らかにされたい...全文を見る
○安田委員 いまの御答弁でもわかるように、アメリカ、カナダ、イギリスなど主要諸国の引当金制度といいますか、これは税務上は非常に厳しいということは明らかだと思います。  一九七四年の政府税調に出された「各国の引当金と税制の関係」という資料がございますが、これは大蔵省が出された資料...全文を見る
○安田委員 正式に予算委員会でこの資料要求をしておりますけれども、何か一向に、これは大蔵省が責任を持って調べたものではないなどということを話しているということを聞いておりますけれども、大臣にお伺いいたしますが、いま主税局長の答弁にありましたように、細かい各国の引当金制度の背景にな...全文を見る
○安田委員 いや、私が申し上げているのは、時間が来ましたのでこれ以上言いませんけれども、税務上の取り扱いと企業会計上の取り扱いとは必ずしも一致しなくてもいいのじゃないか。これは先ほど同僚委員からの発言もございましたけれども、そういう観点に立って、一般消費税の導入を図る前に、こうし...全文を見る