安田純治

やすだじゅんじ



当選回数回

安田純治の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○安田委員 時間も大変限られておりますので、端的に御質問したいと思います。  まず最初に、同僚委員の方からいろいろ一般消費税の導入の問題で質疑がありましたけれども、ちょっとお答えを聞いておってはっきりしない点、確かめておきたいと思います。  この一般消費税法案は、いま案をまと...全文を見る
○安田委員 そうすると、現在案をまとめている段階で、全く海のものとも山のものともわからぬという状態ではもうないと思うのですね。相当ある程度詰まっているのじゃないかというふうにも、法案大綱も公表されておるようでありますし、ほとんど懸案事項を詰めた段階ではないかと思われますけれども、...全文を見る
○安田委員 そういう手順でありますと、これは大臣にお願いしたいわけですけれども、そういうたとえば非課税対象のものをどうするかとかということですね、これは業界と詰めておる。これがまとまりつつある段階で、こうした形での一般消費税がどのような範囲において影響を与えるか、この資料をできる...全文を見る
○安田委員 私はお願いしたいのは、そういうデータを出していただいて十分議論をするということの方が、むしろ一つの手順としては先ではなかろうか。それから物価に与える影響を、質疑の中で、税率の二分の一ぐらいである、これもきわめてアバウトな数字だと思うのですが、いろいろ各団体によって、い...全文を見る
○安田委員 ぜひお願いしたいと思うのです。ただ私は、大臣のおっしゃるように簡単なものではなくて、発表されればなお、これはとんでもないということになるんじゃなかろうかとあらゆる観点から見て思いますけれども、それはそれとして見方の違いですから、手順としてはぜひそういう手順を踏んでいき...全文を見る
○安田委員 どうも私の思いますのに、先ほど宮地委員の質問の中にありましたけれども、たとえばE2C、これは復活している。不要不急であるかどうかについては大いに議論のあるところでありますが、どうも努力をしておっても、まだ新税を導入する前提条件としての十分条件を削減についても満たしてな...全文を見る
○安田委員 いや、私はここで国防論争をやる気はないのですが、おとといからの予算委員会の質疑の中身を見ましても、どうも四機ではそれ自体としてもうまことに中途半端であるということで、たとえば変なたとえですけれども、この間首相官邸に右翼が潜入しましたが、あれは赤外線装置がないところから...全文を見る
○安田委員 一生懸命努力されているとおっしゃいますけれども、やはり前々から手順として、まず新税を導入する前には不要不急経費の削減、そして不公正税制の是正をやる、それが前提であるということを大分強く御答弁されておるようでありまして、それから見ると、努力したけれどもまだ不十分だという...全文を見る
○安田委員 どうも前の国税庁長官の答弁は、いつ導入されても支障がないように万全の準備を進めている、これから進めるのではなくて進めているというふうに伺ったのですけれども、そうするとある程度、それは何百何十何人とかということはともかくとして、何千人くらいどうしても必要だとか、何かの数...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので、これでやめますけれども、どうもそういう意味で、できるだけ早い時期に御審議願いたいというようなお話ですが、全然条件がいま言ったように、審議する最初のいろいろな国民生活に対する影響、経済に対する影響の数字も、あるいは税務署員がどういうふうになるのか、執...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので、終わります。
02月10日第87回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第2号
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○安田委員 午前中からずっと同僚委員がいろいろお伺いいたしておりますので、いろんな角度から石炭の需給の問題を論ぜられましたけれども、私がまず伺いたいのは、今年度の炭価改定について石炭業界側では、電力向け一般炭を積み地五百五十円、揚げ地で六百六十円と磁力側に提示したけれども、電力側...全文を見る
○安田委員 まあ調停案という言葉はともかくといたしまして、そうしますと、この約三百円引きといいますか、石炭側の方の要求から三百円引きくらいのところが適当だということにやはり通産省の方でもお考えだったのでしょうか。
○安田委員 そうしますと、積み地で五百五十円、それが三百円引きというと二百五十円になるわけですが、この二百五十円というのは賃金アップの相当分ぴたりということになりますか。
○安田委員 そうしますと、この改定によって積み地でトン当たり二百五十円というアップになって、北海道電力の場合の負担増分ですね、これが約九億二千万円程度であるという報道がなされておりますが、北電の負担増分はこの金額くらいになりましょうか。
○安田委員 いままでの引き取りの実績をいろいろ見ますと、大体こんな程度が常識的なところだろうと思うのですがね。九億二千万円程度というか、そのくらいの負担増になる。  ところで問題を変えまして、今度北電に対する一石炭増加引き取り交付金、これを復活したといいますか、先ほどの午前中の...全文を見る
○安田委員 そういう計算を一応されたのでしょうけれども、まあ偶然の一致と言われるかもしれませんが、北電に対する石炭増加引き取り交付金の総額と、今度の炭価改定によって北電が負担増する部分とは、総額としてはやや一致しているといいますか、片っ方は十億ですね、増加引き取り金の場合は。それ...全文を見る
○安田委員 そういうことでしょうが、実際の実績、いままでのあれから見まして多分とんとんになるのじゃないか、結論としてはそうなるのじゃないかと思うのですよ。それで、結局トン三百円引いて二百五十円で決まるということは、負担増を生じない限度で計算して出した、たまたま労賃の部分が二百五十...全文を見る
○安田委員 たまたま数字は一緒になるということで、大体予想される量を使えば増加引き取り交付金と炭価改定による負担増がツーペイになって、これはたまたま一致したんだということになるのかもしれませんけれども、私どもから言わせれば、少なくとも電力側はこういう計算をやってみると損はないとい...全文を見る
○安田委員 いや、業界と業界の話であっても、二千万トン体制だの石炭政策を抜本的に見直すなどということを業界から業界へ言ってみたって話にならぬわけで、そうでしょう、いわば政策の主体は国だから。だから国の方にも言わなければならない。四つの条件のうちにはそういうものも含まれているわけで...全文を見る
○安田委員 正式なということを一々言われるのですが、それでは正式じゃない要望はお聞きになっているのですかね、先ほどから正式な要請はなかったというようなことを言いますけれども。全く聞いてないということなのか、そいういう要望があるということを聞いておるのか、それだけ答えてください。
○安田委員 通産の事務当局が聞いているかどうか、直接聞いたかどうかは別として、新聞報道がうそを書いてない限り、やはり電力側としてはこういう二千万トン体制の見直しをしてもらいたい、それで海外炭を使わしてもらいたいという意思がどうもあるのじゃないかというふうに思わざるを得ないわけです...全文を見る
○安田委員 その決意を伺っておきたいのですが、ところで大臣にぜひ申し上げたいのです。炭価が海外炭と国内炭で安い高いというようないわば資本主義経済の市場論理といいますか、これだけから考えることは石炭政策の分野では許されないものだと私は考えるわけです。いままで、昭和五十二年度まででも...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたのであれですが、ただ大臣の御答弁の中で、西ドイツの場合ですと原料炭が千四百円の格差があるというふうに言われているようですが、一般炭は四千円の格差があるのじゃないか。それに対して日本は、一般炭は五千八百七十円、まあレートの計算、いろいろ細かいことはありまし...全文を見る
○安田委員 そういうわけで、いろいろまたほかに伺いたいことはありますが、同僚委員も午前中以来いろいろな角度から、需要の拡大問題、二千万トン体制維持の問題、いろいろ提案なりされておりますので、私どももそういうことも踏まえてぜひこれをやっていただきたい。  産炭地振興の問題について...全文を見る
02月13日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○安田委員 私は、先ほど同僚委員からも質問があったようですが、最初にアルミ塊の関税割当制度の拡大延長の問題について若干伺いたいと思います。  アルミ塊の関税制当制度がつくられたときに、関税率審議会調査部会において、五十三年度限りの措置であるということで、しかも政府は多角的かつ抜...全文を見る
○安田委員 私、考えますのに、すでに五十三年度限りという措置として考えられたときに、この附帯決議にありますように、多角的かつ抜本的な施策というものは思案の中に当然入っておったというか、前提になっておったと思います。それに基づいていまのお答えのようにいろいろ検討し、考えたのだけれど...全文を見る
○安田委員 言うまでもなく、当時の村山大蔵大臣がまことに異例なことであるけれども一年限りでやむを得ないというので、国会の審議でこれは認められたということになると思うのです。いままでやれるだけのことはやってきたけれども円高で及ばずということになりますと、円高が当時の予想よりも進行し...全文を見る
○安田委員 どうもその辺がよくわからないのですけれども、もう一つ伺っておきますが、アルミについて去る一月に産構審のアルミニウム部会において、特定不況産業安定臨時措置法に基づく安定基本計画を策定し、五十四年度中に五十三万トンの生産体制の設備処理を行うことを決定したわけです。ところが...全文を見る
○安田委員 関税率の審議会などでいろいろ今度もアルミ問題なんかについての討議もなされているように経過を承っておるわけでございますけれども、こうした審議経過につきまして、たとえば五十三年の九月十九日の第一回総会からずっと審議会の経過がございますが、そういう中でアルミニウム製錬業の現...全文を見る
○安田委員 そこで大臣にお伺いしたいわけですけれども、すでにいまの問答でおわかりのように、五十三年度限りである、しかもそれは多角的、抜本的施策を講ずるんだということも思案に入れての五十三年度限りである、こういうふうにして、いわば初めは処女のごとく入ってきたわけですが、終わりは脱兎...全文を見る
○安田委員 長々と説明してもらいましたが、そういうことも織り込み済みで、たとえば輸入業者の協力がなければいかぬとかいろいろなこともあって五十三年度限りと決めたんじゃないかというふうに私は言っているんですよ。全く予想がなくて五十三年度限りでやったんじゃなくて、そういうことはすべて織...全文を見る
○安田委員 いま私が申し上げた例は氷山の一角であって現在でも広範にどうも行われているように思います。確かに税関の職員の退職勧奨の年齢はほかと比べてちょっと低いようでありまして、これは新陳代謝を特に図っていらっしゃるのかもしれませんけれども、さてその新陳代謝の出口といいますかはけ口...全文を見る
○安田委員 把握しているものだけでも御報告いただきたいのですが、時間がございませんので……。  この東京会というのは、確かにこれは民間に天下った方々が税務行政全般にわたって研究、研さんに努めるのだ、そして経験を生かして税関行政の円滑なる運営に寄与するのだということで大変結構な目...全文を見る
02月14日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○安田委員 午前中から同僚委員がいろいろな角度から質疑を展開されましたので、重複する面もあるかと思いますけれども、若干お伺いしたいと思います。  まず、この航空機燃料税の引き上げについて、地方への譲与をふやすことができないかどうかというような観点でもう再々質疑がされておりますけ...全文を見る
○安田委員 いまのお答えにありましたように、騒音防止なんかが重点にされるということでありますけれども、これは施設などを設置すればそれで足れりというふうにはならないと思います。防音が完全に実施されるためには、クーラーとかあるいはヒーターが稼働されていなければならないし、維持運営費や...全文を見る
○安田委員 なるほど、受益といいますか、被害の補償と言う方が実態だろうと思うのですが、するのは住民かもしれません。しかし、この国の手当てだけでは十分でないという面があるのでいろいろ不満が出てくるわけでして、そういう点では、全国の知事会もこの要求について出ておると思うんですね。全国...全文を見る
○安田委員 いろいろおっしゃいますけれども、大体十三分のなどという奇妙な分母ができたのはまことに過去の経過そのものでありまして、どうしてもやはり高木さんが四十七年当時言われたように、非科学的といいますか非合理的な過去の経緯だけにこだわっていればそうなるということで、その後の実績を...全文を見る
○安田委員 先ほども坂口委員の質問に対してそういうふうに、それのみのというところにいやに力を入れていらっしゃるわけですが、こののみのという言葉がちょっとひっかかるわけです。そうすると、それ以外の理由もあれば、この航空機燃料税引き上げも含めて、ほかの理由と足せば、これは運賃の値上げ...全文を見る
○安田委員 民間航空各社の経営状況を見ますと、年々の利用増大のもとで高収益を上げていると思います。ところが、昨年からの着陸料や航行援助施設利用料の引き上げというのがありますね。これに加えて今回の航空機燃料税の引き上げということで、まさにあなたのおっしゃるいろいろなファクターのうち...全文を見る
○安田委員 時間も迫ってまいりましたので、あとは保安体制の問題について若干伺いたいと思います。  世界の航空機史上まれに見るいわゆる大惨事である岩手県の雫石上空の衝突事故は、ことしで八年目になります。その後、空の安全ということがやかましく言われまして、安全施設は面目を一新したと...全文を見る
○安田委員 いろいろ対策はされておるようで、その成果もあって、幸い大型機の事故は発生するに至っておりませんけれども、しかし、ニアミスなどの発生件数は一向に根絶されていないようにも思えるのですが、最近のニアミスなどの発生状況はどうなっているか、最近三年間で見るとどうなるか、お教えい...全文を見る
○安田委員 こうなりますと、五十一年から三年間で、まあ五十二年はちょっと減っていますけれども、五十三年はまた上がっているということで、傾向としては一向に減っていない。聞くところによると、東京管制部は一昨年二月に埼玉県の所沢に移転しておって、この移転は、単なる場所の移動にとどまらず...全文を見る
○安田委員 安全に支障があってはとんでもないことになりますので、それはもう安全に影響がないんだというお答えでなければ困ると思うのですが、それにしても、あの雫石事故が大きな教訓となって、確かに近代科学の粋を集めたとも言える新システムの航空援助施設、つまりハード面の拡充強化、整備が図...全文を見る
○安田委員 終わります。
02月15日第87回国会 衆議院 本会議 第8号
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○安田純治君 私は、日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題となっておりますいわゆる財政特例法案について、総理並びに大蔵大臣に質問いたします。昭和五十四年度予算案は、一般会計の実に三九・六%、十五兆二千七百億円を公債金収入に依存する大型借金予算となっております。今年度予算も、臨...全文を見る
02月27日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○安田委員 前回に引き続きまして、同僚委員の質問、いろいろございましたけれども、私も若干の点について御質問したいと思います。  まず、いわゆる産業転換投資促進税制といいますか、この問題について最初に伺いたいわけでございますけれども、いわゆる特定不況産業の特安法に基づく設備処理の...全文を見る
○安田委員 そこで、いま挙げられました各業種について見ますと、皮肉なことに、特定不況産業安定臨時措置法に基づく実施措置がつくられて、税制でもいよいよ産業転換投資の促進税制がつくられるという段階になって、逆にどうもこれらの措置を必要としないような経済状況があらわれてきつつあるのでは...全文を見る
○安田委員 短期的には私が指摘したような市況の回復といいますか、そういうような状況があるとおっしゃるわけですね。特安法はなるほどこの必要性は長期にわたるということですが、この税制は二年間の適用期限だと思います。私が伺っているのは、この税制の必要性を聞いておるので、疑問は残ると思い...全文を見る
○安田委員 そういう市況の回復といいますか、これは短期的なことから見るとそうだけれども、中長期的に見れば過剰設備その他を抱え込んでおる、それは整理しなければならぬとおっしゃいますけれども、どうもそういう点で非常に不確定な要素があるんじゃないかと思いますが、それにしても、将来のこと...全文を見る
○安田委員 私が伺っているのは、特安法に基づく特定不況産業のことを伺っているのでありまして、中小企業の問題はまた別としまして、大体特安法に基づく特定不況産業、先ほど示されました十三業種の大部分はいわゆる大企業性の製品といいますか産業であるということで、その部分についていま伺ってい...全文を見る
○安田委員 ところで、現在の景気の状態を考えますと、特安法の指定業種の繊維について見ましても、大企業は収益が好転している向きがありますけれども、林紡績のように倒産した中堅企業もあるわけであります。そこで、特安法の趣旨は言うまでもなく、現在不況でかつ今後ますます経営が悪くなっていく...全文を見る
○安田委員 三年間の繰り越しも認められるということではございますけれども、とにかくいま黒字の会社が転換するあるいは転換することによって黒字になる会社、これは直ちにメリットが受けられる。片方の赤字の会社は、三年繰り越せば、最長六年間といいますか、このメリットは六年の間に黒字に転ずれ...全文を見る
○安田委員 それからそれにあわせて、これはむしろ山下さんの方に伺った方がいいかもしれませんけれども、「通産ジャーナル」なんかにあなたがお書きになっている中に、この「産業転換投資促進税制の問題点と考え方」という、多分あなたの論文だと思いますけれども、この中に、「本税制が新たな事業分...全文を見る
○安田委員 ところで、この安定基本計画あるいは共同行為の指示の中で、もちろん法律にもあるわけですけれども、雇用の確保の面とそれから関連企業の経営の安定を配慮しなければならぬという項目がありますね。ただ、十三業種について全部伺うわけにはいきませんが、たとえばアルミ産業とかアンモニア...全文を見る
○安田委員 しかし、一応雇用の安定あるいは関連企業の経営の安定ということを配慮しなければならないというふうにしてあるわけですから、そういう場合に、個々の企業がどういう転換をするかとかということは個々の企業の活動に任せられるわけでしょうけれども、一応そういうことを計画を決め告示した...全文を見る
○安田委員 ところが、これはたとえばアンモニア、尿素関係などですけれども、福島県のいわきに日本化成というのがありますが、これの関連企業との関係なんかを見ますと非常に複雑でございまして、関連企業の経営の安定に配慮しつつ安定基本計画を実行しようとすると、どうしていいんだか非常にわから...全文を見る
○安田委員 私が小名浜の日本化成の問題について出したのは、ここが廃棄されることを望んでいるわけでもないし、私としてはこれは絶対承知できないところでありますが、そういうことを言っているのじゃなくて、このようにたとえばアンモニア、尿素の工場の設備を廃棄したり何かする場合に、関連企業と...全文を見る
○安田委員 これから考えるというのでは大変心細い。基本計画が決まって、何万トン廃棄とかそれだけが先に決まってしまって、あらかじめ雇用や関連企業の経営の安定ということを配慮して決めなければならないのに廃棄の数だけ決まってしまっている。しかし、それがどう転換していって、どう関連企業の...全文を見る
○安田委員 そうすると、四十七、四十八年の通達はまだ生きておる、生きているのをいわば再確認したのが今度の要請だ、こういうふうに伺っていいのですね。
○安田委員 ところで、法人などの土地譲渡益重課税制度の一部緩和について伺いたいのですが、今回の改正で、造成宅地を建て売り業者に一括譲渡した場合などについて公募要件を緩和することになるわけですが、この改正の趣旨と目的は何かということを伺いたいと思います。
○安田委員 このように今回、公募要件を緩めるというか外すというか、宅造業者から建て売り業者に一括卸売をする場合は、将来公募するということは残っているわけですね。しかし、一括譲渡の段階では、それは一括譲渡だから公募はないけれども、外す、こういうことになったのは、何らかの状況の変化が...全文を見る
○安田委員 ある程度の件数というのはどのくらいですか。
○安田委員 それは以前から見るとずっと増加したという傾向にあるのですか。
○安田委員 そうすると、一括卸売をして、その後で建て売り業者が今度は需要者に売るときには、公募という条件はやはりあるわけですね。その建て売り業者がこの条件を守らなかった場合にはどうなりますか。
○安田委員 宅建業者がこれを守らなかった場合にはいろいろな行政的な措置があるにしても、その場合に、一括卸売をした宅造業者の税金はどうなりますか。守らない場合に、それは宅建業者としてはいろいろ処分を受けたりするでしょう。しかし売るときに、売った後で公募することを条件として売った、そ...全文を見る
○安田委員 それはごくまれなケースかどうかやってみなければわかりませんけれども、私どもとしては、どうも転売、土地転がしの促進をしかねないというふうに懸念されるわけでありまして、ぜひ歯どめが必要だと思いますけれども、いまおっしゃるようなことで歯どめになるかどうか非常に疑問に思う点が...全文を見る
○安田委員 この政策効果のはかり方が非常にむずかしいと思うのですが、税制の緩和によって土地の資産価値を高めることによってますます土地の手放しをむずかしくさせるのではないか、あるいはますます土地の細分化、切り売りを助長するだけではないか、優良宅地の供給につながる可能性は余り期待でき...全文を見る
○安田委員 まあ土地税制ばかりやっていると時間がありませんので、この点についても、後に機会があったらなお質問を続けることにいたします。     〔委員長退席、綿貫委員長代理着席〕  有価証券譲渡益課税の問題で若干お伺いしたいと思います。  たくさんお聞きしたいことがあるので...全文を見る
○安田委員 どうしたらいいかというのは、従来の質疑答弁の中でそういうお答えがあったので、全くどうしていいかわからないのに段階的という言葉はおかしいではないか。いまの改正がワンステップだとすれば、ツーステップがあるのかというと、ツーステップがあるためには、全部はならなくても捕捉がそ...全文を見る
○安田委員 どうもそのお答えだけでは、これがワンステップで、次のツーステップはいつごろどうやって進むのかというのが一向わからないわけでございますが、その点は時間もありませんので、ただ、捕捉困難だから原則非課税ということになれば、競馬でもうけた場合もこれほど捕捉困難なものはないと思...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたが、この点、前にもたびたび講師の不適当については言いました。税を知る週間に何で社会党や共産党の誹謗中傷を言う必要があるのか、全くもってのほかであると思います。それと同時に、そういうことだから、税務署が民主的だなんてまくら言葉に言ってみたって、何だというこ...全文を見る
○安田委員 終わります。
02月27日第87回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○安田分科員 本日、私は、特定不況産業安定臨時措置法、いわゆる特安法の運用問題に関連いたしまして、企業合併問題について若干の点でお伺いしたいと思うわけです。  まず、特安法第三条五項では、政府が安定基本計画を作成するに当たっては「労働者の雇用の安定及び関連中小企業者の経営の安定...全文を見る
○安田分科員 確かに、個々の企業についてどういうことをやるかというところまでは安定基本計画では言わないとしても、しかしながら、関連中小企業者の実情を事前に十分把握しなければ影響に配慮することはできないはずであります。全体的なその業種の過剰設備なり何なり、この廃棄の量を決めると労働...全文を見る
○安田分科員 政府はことしの一月に、尿素、アンモニア及び湿式燐酸について特安法に基づく安定基本計画を作成して告示されました。この計画が実行される上で、三菱グループの日本化成と鹿島アンモニアをどうするかが一つの焦点になっているといわれておるわけです。福島県いわき市の日本化成小名浜工...全文を見る
○安田分科員 だから私は冒頭にお伺いしたのですが、この法律の規定あるいは安定基本計画それ自体にも、関連事業に対する影響といいますか、これを配慮するということになっているわけですが、先ほど申しましたように、非常に多種多様にわたる業種が実際は関連企業として個々の企業にくっついているわ...全文を見る
○安田分科員 この問題だけ言っていると時間がなくなってしまいますけれども、そういう個々の企業の配慮といいますか、これをしろと言うだけでは、安定基本計画を決め、共同行為の指示をした通産省としての責任はどうも免れないのじゃないか。つまり、配慮しなさいよと言って個々の企業に全くげたを預...全文を見る
○安田分科員 ちょっとその、企業はというのはどの企業を指しますか。
○安田分科員 そうするといまの、企業がというのはその五社を指しているわけですね。日本化成それ自体を指してはいない。
○安田分科員 次に、立地公害局に伺いますけれども、福島県いわき市小名浜地域は、工業再配置法その他でどういう地域として指定されているのか。また、その中で、小名浜コンビナートの中で日本化成はどういう役割りを果たしている企業か、明らかにしていただきたいと思います。
○安田分科員 この地域は、いまおっしゃるような三つの指定のほかに、山村振興法による振興山村地域にも指定されておるようでありますが、このようにして、この地域は特別に幾つかの指定を受けておるわけであります。いまお答えありませんでしたけれども、そういう中での小名浜コンビナートの日本化成...全文を見る
○安田分科員 ぜひそういうふうにお願いしたいと思います。  次に、公正取引委員会にお聞きいたします。  特安法に基づいて安定基本計画及び設備廃棄などの共同行為の指示がなされた場合に、設備の処理の方法として企業の合併が行われるケースがあり得るわけであります。特安法では、企業合併...全文を見る
○安田分科員 これも一般論として聞くのですが、合併の計画が進行する過程において独禁法に違反する疑いが認められた場合、合併の届け出が行われる以前であっても当然しかるべき指導がなされるべきであると思いますが、この点はどうですか。
○安田分科員 そこで、具体的ケースについてお聞きしたいと思います。  いま日本化成と鹿島アンモニアの合併が検討されているわけでありますが、この合併の過程に私は問題があると考えるものであります。  まず第一に、この両社の合併の検討会議が、先ほども御答弁がありましたように、当事者...全文を見る
○安田分科員 親会社を含むではなくて、当事者の会社、合併する会社を除いて、おのおのの上部の系列の会社だけで相談をして事実上の軌道を敷いてしまうというやり方は、不公正な取引とまではその段階では言わなくても、正常な姿だと言えるかどうかということです。
○安田分科員 ところが、実際そこで決まってしまうとほとんど軌道が敷かれて、いま言ったような融資関係あるいは株式の支配関係から見て、有無を言わせず当該法人にとっては不利益な合併でも実際上強制される。強制されるシステムはいろいろあると思うのです。そういうことで、どうも問題は全くないと...全文を見る
○安田分科員 時間が来ましたので、私の質問としては最終的な結論を出さなくちゃなりませんけれども、親会社と言っても、系列がいま言ったように三菱レイヨンの系列、それから三菱油化の系列、三菱化成の系列と言ったって、三菱化成と三菱レイヨンと必ずしも一致しない。しかも片一方、鹿島アンモニア...全文を見る
○安田分科員 よろしくお願いいたします。では、終わります。
02月28日第87回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○安田分科員 私は、小坂長官が昨年経済企画庁長官に就任直後の記者会見といいますか、マスコミに対していろいろお話しされた中で、中小企業問題をもっと重視した政治という意味のことを述べられたと記憶しております。テレビでは、中小企業にもっと配慮した政治というような意味のことをおっしゃって...全文を見る
○安田分科員 そうしますと、長官就任の際におけるいろいろなマスコミに対する中小企業重視の御発言というのは、非常に深いといいますか高い立場に立っておっしゃったことで、軽い気持ちでおっしゃったのではない、従来の信念でもおありになるということですね。  私は、わが国の中小企業対策につ...全文を見る
○安田分科員 長期的な経済計画その他経済政策に関する重要な政策、計画などに関して調査審議し、また総理大臣に意見を述べることができるこういう審議会の委員構成を見てみますと、いまの御答弁のようになっているわけですが、その中で中小企業の研究者という、これはいわば学者である。それから中小...全文を見る
○安田分科員 長官おっしゃるように、とりあえず懇談会を開いたり現場へ行ったりして生の声を聞かれるのもいいのですけれども、もちろんそれはやっていただきたいと思うのですが、同時に、私が強く申し上げているのは、こうした正式な各種の審議委員にひとつ大胆に任命すべきじゃないかということなの...全文を見る
○安田分科員 次に、少し角度を変えて長官に伺いますけれども、日本経済の最終目標は完全雇用であるというお考えかどうか。いかがでしょう。
○安田分科員 古い話でございますけれども、昭和三十二年度の経済白書ではそう述べていたようであります。昭和三十二年の経済白書ではさらに、この「完全雇用とは、単に完全失業者の数を減らすことではなく、」雇用における二重構造の解消を図ることである。「わが国のように農業や中小企業が広汎に存...全文を見る
○安田分科員 ところで、五十三年度の経済白書によりますと、「日本経済が戦後ようやくにして達成した完全雇用からの後退を余儀なくされた年であった。」こういうふうに五十二年の日本経済を総括しておるわけであります。ようやく達成した完全雇用から後退した、こういう言い方をしていますね。昭和三...全文を見る
○安田分科員 五十三年度の経済白書を見ますと、「達成した完全雇用」と言っております。前の方を見ますと、完全雇用というのは昭和三十二年、先ほど言ったように、完全失業者をなくするというだけでなくて二重構造をなくしていかなければいかぬのだ、これが完全雇用の中身だと言っているわけですね。...全文を見る
○安田分科員 生きた経済の実態を本当に御存じの長官の実感の方が私は何だかぴったりくるような気がいたしますけれども、お役所ではいろいろ数字を挙げましてマクロではどうとか言いますけれども、どうも五十三年度の完全雇用を達成してそれから後退した、一たん完全に、理想的にぴしっといったのだと...全文を見る
○安田分科員 これで質問を終わりますけれども、ひとつ審議会のこと、よく御検討いただいて実行していただきたいと思います。  終わります。
03月02日第87回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第4号
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○安田分科員 本日、私は税務調査の問題について若干お伺いをしたいと思うわけです。  まず国税通則法の第十六条の解釈についてお聞きします。この十六条によりますと、「国税についての納付すべき税額の確定の手続については、次の各号に掲げるいずれかの方式によるもの」ということで、一つの申...全文を見る
○安田分科員 ですから、原則、つまり本来の姿は納税額を確定するのは納税者であって税務署長ではない、これでよいのでしょうか。
○安田分科員 納税額は申告によって確定するのが原則であるということを確認いただいたわけですが、現場では必ずしもそういうニュアンスで——いわゆる確定申告後の事後調査といいますか、この段階で現場の職員の方がそういうようなニュアンスでは言われておらないケースがちょくちょく見受けられると...全文を見る
○安田分科員 確かに一次的に確定する、いわば法的な確定と内容が事実に即して正しいかどうかということはまた違う概念ではあると思います。ただ、たてまえとしては、本来はその確定したものは正しいものであるべきはずであることもまた事実だろう。ただ、実際上なかなか一致しない場合もあるというだ...全文を見る
○安田分科員 この言葉自身がどうも正確ではないと私は思うのですよ。だから職員が申告是認——じゃ、是認されない、つまり調査されない人はたくさんいますね。実調率を高めるとかいろいろありますけれども、現実にはそんなに、一〇〇%ではない。そうすると、その人たちは永久に是認にはならぬわけで...全文を見る
○安田分科員 部内ではいろいろそういうことでありますので、役所の用語は必ずしも日本語の普通のニュアンスで使われるとは限らぬと思うのですが、ただ是認という言葉自身がどうもひっかかるのですよね、何ぼ内部でも。いかにもそれ以前は是認しておらぬぞというニュアンスを受けるような感じがするの...全文を見る
○安田分科員 それに関連してやはり用語の問題であげつらうようになるかもしれませんが、「税務運営方針」というのがありますね。昭和五十一年四月一日に出されたものの十八ページを見ますと、「すべての納税者は、本来その申告の適否について調査を受ける立場にある。」こう書いてあるわけでして、私...全文を見る
○安田分科員 しかしこれは「すべての納税者」となっている。確定申告をしなかった人とか、あるいは申告してもおたくの方の内部のメルクマールから見てこれは調査する必要があるというような人じゃなくて、「すべての納税者」と書いてあるのですよ。だから、非常に言葉を悪く言えば、人を見たらどろぼ...全文を見る
○安田分科員 そうしますと、すべての納税者を調べるわけじゃなくて、内部の、おたくの方の基準か何かがあって、これは調べる必要があるという方だけ、事後調査ですね、お調べになっているというように受け取れるわけです。しかし、実際現場に事後調査に来られる税務署員の方にどこが疑わしいんだとい...全文を見る
○安田分科員 現実には行われないケースがたくさんありますので、ひとつその点は十分御指導願いたいと思います。あなたの方の立場はわかりました。ただ、現実にそれが生きていない部分があったら、それは現実に御注意をいただきたいというふうに思います。  ところで、去年の九月二十日ですね。磯...全文を見る
○安田分科員 磯邊さん御当人がいらっしゃらないのではしようがないのですけれども、そういうニュアンスでなくて、「”狭く深く”から”広く浅く”の調査への切りかえだ」、「切りかえだ」という言葉を使われているようなので私ひっかかるわけです。そうしますと、確認しますが、この「税務運営方針」...全文を見る
○安田分科員 その際、取引先などに迷惑がかかるという理由で調査を拒否されたことはありませんでしたか。
○安田分科員 そうしますと、使途不明金などということは起き得ないはずですね、使途は必ず明らかになるはずですね。おたくの方では、使途を聞かないで、これこれの支出をしましたかというだけしか聞かないのですか。それともどういう性質のお金を使ったのだということを——よく新聞でも住商や日商岩...全文を見る
○安田分科員 そうしますと、所得税法の二百三十四条なんかに言う質問検査権、これは法人税法とかいろいろあるのでしょうけれども、要するに質問検査権、これは個々の事項についての質問は断ってもこの法文には触れないのですね。調査には応じた、しかしぐあいの悪いところはしゃべらないというのは、...全文を見る
○安田分科員 そういうお考えですと、トータル的に見れば調査全般には協力した、しかし個々のぐあいの悪い部分については断った、この場合には二百四十二条の罰則ですか、こういうことにはやらぬという国税当局の御方針ですか。
○安田分科員 それが重要な、質問の一部か全部かは非常に主観的判断が入りやすいと思うのですが、少なくともいま問題になっておるいろいろな大商社なんかの使途不明金、この使い道というのは質問の中のきわめて中心的部分ではなかろうか。ただこれだけの金額を支出したよということが中心なんであって...全文を見る
○安田分科員 いよいよ時間が迫ってまいりましたので、ここで押し問答ばかりしているわけにはいきませんけれども、たとえばさっきちょっとおっしゃった利益の帰属といいますか、この点も調べなければいかぬ。ですから、いわゆる大商社がロッキード問題や何かでいろいろな問題が出てきまして、相当の金...全文を見る
○安田分科員 はい。  「信頼と協力を得るためには、日々納税者に接する職員が、ただ単に税務の専門家であるだけでなく)人間的にも信頼されることが要請される。」ところが、協力してくれなければ反面調査に踏み切るぞ。言っておる時点ではすでに反面調査をやっておった。それは後からわかったの...全文を見る
○安田分科員 これで終わります。
03月06日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○安田委員 私は、不公平税制ないし租税特別措置の全般にわたってお伺いしたいところでございますけれども、時間もありませんので、本日は、いわゆる医師税制についてまず総理にお尋ねをいたしまして、もし時間があればその他の問題もお伺いしたい、こういうふうに思うわけであります。  昭和二十...全文を見る
○安田委員 ところが総理、政府提案の今回の是正案につきまして見ますと、現に不公平税制を是正せよという声が大きいわけですが、その声の中からは、骨抜きだとかごまかしだというような声が上がっておる。ところが一方、お医者さんの側からは、実態を無視したものだという声も上がっておる。双方が不...全文を見る
○安田委員 しかし、大蔵大臣はそうおっしゃいますけれども、たとえば一律に収入階層によって下げていくというやり方をとりますと、同じ収入階層でも、実際の経費率がある人は四〇%、もう一方の場合は六〇%、こういうようなことだって起こるわけです。この方式によると税金は全く一緒になる、こうい...全文を見る
○安田委員 医業税制でもう一つの問題は、当委員会でもたびたび指摘されてきましたように、開業医の法人規制の緩和についてであると思います。  現在、開業医は御存じのように、医師三人以上でなければ法人になれないという医療法上の規定がございますが、こういう意味では、法人化の点についてど...全文を見る
○安田委員 時間が参りましたので最後に、総理は一般消費税導入の前提として不公平税制の是正を強調してこられたと思うのです。いろいろ今回の租税特別措置の問題についてお伺いしたかったわけですが、時間がございませんので、たとえばいま申し上げました開業医の税制に若干手をつける、それもどうも...全文を見る
○安田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、本案に反対の討論をいたします。  第一に、本改正案は、個別的景気対策と称し、主として大企業、大資産家救済となる不公平税制を拡大していることであります。  その一つは、本年度実施の投資減税を受け継いだ産業転換投資促進税制の創設で...全文を見る
03月13日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○安田委員 いろいろと日程もございますようで、要点だけ質問いたしますけれども、若干お伺いしたいと思います。  まず、日当、宿泊料などの引き上げ率についてでございますけれども、今回の引き上げは一八%から二七%、こういうふうに提案されている根拠を伺います。
○安田委員 実態調査の結果などもいろいろ出されているようでありますけれども、あるいは消費者物価指数、これもサービスとか対個人サービスあるいは宿泊料などの面を見ますと、これに適応しているのかどうかということも伺いたいわけでございますけれども、たとえば担当であります給与課の方に確かめ...全文を見る
○安田委員 いろいろと数字の足し引きをやっておるわけですけれども、消費者物価指数の四・何%を足したり、あるいは前の一五%を引いたりしている、そのパーセントのもとになるいわば指数ですけれども、この対象がいろいろ違っているので、必ずしも差し引きがストレートにできるものではないんじゃな...全文を見る
○安田委員 ぜひそういうふうにしていただきたいと思うわけです。  次に、移転料の引き上げでございますが、今回約一〇%となっておりますが、この根拠はどういうものでしょうかと伺いたいわけであります。  時間がございませんが、いろいろ細かく聞きたいわけですけれども、この移転料の引き...全文を見る
○安田委員 この点も政務次官おっしゃるように、実際とそれから運賃料金の改定で上がった部分とがどういうふうに現実に出てくるかという問題ですね。これはそんなに食い違うものかどうか私は疑問ですけれども、それはそれとして、私どもとしては、四年間に一〇%というのはいかにも実勢に合わないんじ...全文を見る
○安田委員 ところが、いまは航空機の発達といいますか普及度が非常にありまして、どうもこの運用方針が実情に合わないのじゃないかというふうに思うわけであります。たとえば一千キロ以上の路程を考えましてちょっと調べてみますと、東京と札幌間一千二十五・五キロで、鉄道利用の場合の運賃が一万六...全文を見る
○安田委員 いま私が数字を並べましたように、能率の点から考えて、一千キロ以上の場合絶対に飛行機の方が有利になる。お金の面でも、総合的に見れば、いまあなたがお認めになったように、宿泊や何かのことを考えますと、これは飛行機の方が安くなる場合の方が実際問題として多いだろう。そういう意味...全文を見る
○安田委員 ぜひお願いしたいと思うのです。  それから、研究職の学会出席の旅費、この点について若干伺いたいのですが、研究職職員、この人たちが専門の学会に出席する際の旅費について、これは言うまでもなく、日進月歩する科学技術の進展、そして研究の組織化が進む中で、研究者がそれぞれ専門...全文を見る
○安田委員 実際に公務員で研究職の方々は約一万人程度おられるようですけれども、そのうちの九七%もの人が学会に加入しておる、七五%以上の人が二つ以上の学会に加入しておる、こういうふうな実態だと思います。  そこで指摘しておきたいことは、昭和四十四年当時は一人当たり平均加入学会の数...全文を見る
○安田委員 いま御答弁ありましたように、単価としては二万三千九百四十円ですか、これは聞くところによると昭和四十八年以来ずっと据え置かれておる、これがどうもおかしいと思うのですね。四十八年度のときのこの単価はどういう根拠で決められたのかお伺いしたいわけですけれども、その間に旅費の改...全文を見る
○安田委員 もう時間がありませんので、まとめて幾つか御質問をし、要望をしておきたいと思うのですが、昨年の一月、通産省所管の研究機関で働いている人たちでつくっている労働組合、全商工労組の技術庁連絡協議会というものがございますが、これが行ったアンケート調査では、学会に十分参加できない...全文を見る
○安田委員 では、これで質問を終わりますが、ぜひ単価を実態に合わせて引き上げること、それから、そういう地方に対する予算の配分を十分考慮していただくこと、その他いま御答弁あったような検討する面を十分これから検討していただくことを強く要望して、質問を終わりたいと思います。
03月14日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
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○安田委員 けさからいろいろ同僚委員が質問をされておりまして、私の聞く部門についても重複することもあるかもしれませんけれども、確認の意味で若干重複する質問もお許しいただきたいと思います。  まず、財政再建のいわば手がかりといいますか、目途を立てるというような意味でありましょうか...全文を見る
○安田委員 前の委員の質問に対しても、九兆一千百億というのがギャップであるといいますか差額であるということで、これがいわば「増税額」というのに当たるのだという御説明でしたけれども、そうしますと、この九兆一千百億円というのはどういう内容になるのか、御説明願いたいと思います。
○安田委員 いまの主税局長のお答えは、何か国民に対して大蔵省側が増税額の過少申告をしているのではないかというような感じがしないわけではないのです。私の方の読み違いかもしれませんけれども、増税という言葉の概念の問題かもしれませんが、非常に単純に考えますと、増税額というならば、まず現...全文を見る
○安田委員 確かに主税局長がおっしゃるような一つの表示の仕方といいますか、従来各年度の税制改正でもやられているような一つの方法だとは思いますけれども、しかし現在、現行法は昭和五十三年度の税制以外にはないわけでございますから、まず何よりも先に現行法で五十四年度から五十九年度の税収は...全文を見る
○安田委員 そうすると端的に言えば、この財政収支試算によって国民が実際に現行税制をベースにしてずっと考えた場合に多く負担する税額というのは、約二十八兆円ということに計算していいのですか、あるいは大蔵省の九兆一千百億円、どうなんですか。
○安田委員 この問題ばかり言っているわけにはいきませんので、今度は公債の元利の償還について伺いたいと思います。  二月八日に大蔵省が予算委員会に「特例公債の償還について」という資料をお出しになりましたけれども、その内容を説明していただきたいと思います。
○安田委員 なるほど「計算の前提」の中にはそういうことがいろいろ書いてございますけれども、先ほど同僚の伊藤委員の方からの質問に対して理財局長が、運用利回りが四・六%だというふうにおっしゃったように思うのですが、この表を見ると四・九%となっているようですが、いかがでしょうか。
○安田委員 そうしますと、運用利回りの実績というのは、この資料の中の「計算の前提」と書かれているこの四・九%と承ってよろしいのですか。四・九を四・六と言い誤ったのか、全く別なのか、その点どうですか。
○安田委員 この「特例公債の償還について」というのと付属されている資料ですけれども、これは、赤字国債の元本を全部償還し終わる昭和六十九年度までにどれだけ一般会計からの繰り入れ、つまり国民の税金負担がかかるかという計算の一つの資料だと思いますけれども、しかしこれではどうも片手落ちで...全文を見る
○安田委員 そうしますと、元本の償還についてのこの資料ですね、これも資料を見ますと、先ほどから言われていますように「計算の前提」がいろいろな仮定が入っての計算でございます。したがって、はっきりそう表示していただければ国民はわかるわけですから、そういう「計算の前提」としての仮定のフ...全文を見る
○安田委員 ぜひその辺は、われわれが考える手がかりとしても、わかりやすいようによく計算をしてお示しをいただきたいというふうに思います。  先ほど来お話があったように、国債の大量発行がかつてない危機的な事態にあることは、もう言うまでもないと思います。特例国債の八兆五百五十億円、四...全文を見る
○安田委員 一応総合資金需給額その他から見て  のお話ございましたけれども、昭和五十三年度、今年度の国債の当初分十兆九千八百五十億円の発行に際してもやはりいろいろお考えになって、消化できるということで、何とか大丈夫だということでやったはずです。そういう旨の御答弁もあったと思うの...全文を見る
○安田委員 確かに国債の引き受け消化を促進するためにこれまでにいろいろ努力をしておられるわけであります。先ほど申し上げました資金運用部による買い取りや今年度からの手数料の引き上げもやはりその一環だとは思います。そしてまたこの三月からの長期国債金利の〇・四%の引き上げ、これはまさに...全文を見る
○安田委員 国債の金利を六・一%から六・五%に引き上げる、この六・五%で今後ずっといくとすれば、五十四年度の金利負担はその分だけふえると思いますが、一体どれくらいふえますか。
○安田委員 平年度化するとどのくらいになりますか。
○安田委員 結局六百億円くらいになるかもしらぬ、それだけ財政負担をふやすわけでして、年間六百億というと、育英事業の六百六十億円にほぼ見合ったほどの大きなものでございます。これは大変な問題だと思います。しかも、それでも年度間に消化できないというようなことになれば、この次はどんなウル...全文を見る
○安田委員 逆に引き下げることは近い将来の問題として考えられますか。すでに証券業界などからは、市場実勢を尊重するというのならもっと引き上げろという声が上がっているようですけれども、どうですか。
○安田委員 市場実勢ということですけれども、現在金融全体としては緩和基調で低くなっているわけだと思います。その中で長期国債の金利を〇・四%引き上げるということは、非常に大きな、まさに異例の措置だというふうに考えるわけです。今国会の大蔵大臣の財政演説でも、当面の金融政策の運営に当た...全文を見る
○安田委員 昨年の夏以来、国債の消化難ということの現象があらわれておるわけです。ところで、昨年の十月十三日の当委員会での田中理財局長さんの答弁を見ますと、「国債の新規発行条件を改定いたしますと、おのずから関連いたします地方債でございますとか政保債でございますとか、ひいてはプライム...全文を見る
○安田委員 しかし、事業債も追随する形になっているのではないでしょうか。
○安田委員 ですから最初、慎重に推移を見守るとおっしゃった昨年の十月十三日の御答弁、これを見ますと、やはり事業債も追随している状態から見ると、先ほどの御答弁のようなわけにはまいらないように思いますが、いかがですか。
○安田委員 そうしますと、金融緩和基調を維持していくということとの関係で見ますと、どういうことになりますか。
○安田委員 全体の影響はさしたるものではないというふうにお考えなのかもしれませんけれども、私は、今度の〇・四%の引き上げによってどういう現象が生ずるかということをいろいろ疑念を持つわけであります。すでに発行されてきた六・一国債がその反動でまたしても不人気を買うのではないか。一年た...全文を見る
○安田委員 ところで、いろいろ今回の金利引き上げについて御説明があったわけですけれども、その〇・四%引き上げに踏み切った真の原因といいますか、これはいろいろ考えられるわけですが、いわゆる都銀などのシンジケート団、シ団の要求があったからではないかというふうに考えられないこともないの...全文を見る
○安田委員 六分一厘では引き受けられないというような話もあったのではないですか。
○安田委員 国債発行額、したがってシ団引受額も政府予算案確定のときに決まっていたわけだと思います。それは後から追いかけるようにして〇・四%も引き上げたのは、何か事前にシ団側と取り決めでもしていたのではないかというふうにも勘ぐられるわけですが、そういうことはございませんか。
○安田委員 さらに伺いますけれども、銀行の経営は苦しい苦しいと言っていますけれども、どうなっているでしょうかね。むしろ総利回りでは好転しているのではないかというふうに思いますけれども、どうですか。
○安田委員 まあ悪くないというお答えがありました、それほどよくもないというお答えですけれども。悪くないというにもかかわらず、銀行の側が金利の引き上げを要求しておるとすれば、どうも政府の借り主としての弱みで唯々諾々とそれをのんだのではないかというような気もしないわけではございません...全文を見る
○安田委員 だんだん時間が迫ってまいりましたので、シ団の側からいろいろな要求が出されていると新聞に報道されていますが、このシ団の要求といいますか要望といいますか、どんなものが一体政府に対して出されているのか、それについて政府としてどのように対応するおつもりなのか、このことを伺って...全文を見る
○安田委員 それだけですか。
○安田委員 最後に、私どもは事あるごとに国債発行を厳に抑えるように主張して政府に要求してまいったところであります。ところが政府は、歳入歳出両面での十分な見直しを行っていないばかりか、依然として従来と変わりない税財政政策をとり続けているので、これでは毎年毎年財政収支試算を書きかえな...全文を見る
○安田委員 終わります。
03月15日第87回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
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○安田委員 参考人の方々には朝から長時間いろいろ貴重な御意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。大分時間も長くなりますので、なるべくはしょって伺いたいと思います。  最初に、向坂先生が先ほど述べられました一般炭への傾斜をすべきではないかという問題ですが、その点...全文を見る
○安田委員 確かに向坂先生のお話は、もちろん二千万トンという枠を維持する中での傾斜でありましょうから、二千万トンをどんどん減らしていくというたてまえではございませんので、いろいろ意見はあると思うのですが、岡さんの方の組合で出された「これでよいのか!」というパンフレットをよく拝見い...全文を見る
○安田委員 せっかく参考人に来ていただいて貴重な御意見をわれわれの方が勉強させていただくのに文句を言うわけじゃございませんけれども、大変状況が厳しい中で、企業側には相当国費がつぎ込まれているわけでございまして、こういう難局を乗り切るのに、労働者側からゆっくりしておるというふうなこ...全文を見る
○安田委員 ほかの参考人の方にもいまの問題や何かお聞きしたがったのですけれども、ちょうど質疑時間終了という札をいただきましたので、残念でございますけれども、ほかの参考人の方、御了承をいただきたいと思います。  これで終わります。
03月20日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○安田委員 参考人お三方、大分詳細に御意見をお述べいただきまして、ありがとうございます。  大分いろいろな問題点について述べられましたので、私の方で聞くことをある程度省略いたしますけれども、一つは、国債の大量発行のもとでいわゆる消化難という事態が生じておりまして、三月債から国債...全文を見る
○安田委員 インフレ対策、国債の大量発行の歯どめ策として、金利の自由化を実施すべしという論が盛んであります。しかしこの議論は、国債の大量発行を是認したものでありまして、国債発行は第一義的には財政の内部事情から決定されるものでありますので、金利自由化が有効な歯どめ策とならないという...全文を見る
○安田委員 長期国債の今回の引き上げに続いて、評判の悪い割国の条件改定も当然スケジュールに上ってくると思いますし、また来年度一兆七千億増発される中期国債、これは公募入札ですから、結果として金利はじり高に向かうのじゃないか。さらに、長期国債に端を発した利上げが公社債全般に波及してい...全文を見る
○安田委員 最後に、先ほど来銀行の国債の窓口販売の問題が出ましたので、ちょっと確かめるために伺っておきたいのですけれども、先ほど松沢参考人は、銀行法の解釈上、銀行業務といいますか、付随業務の中はある程度伸縮自在といいますか、政策担当側の解釈によっていろいろ変わってきたし、それでい...全文を見る
○安田委員 終わります。
○安田委員 先日の質問で私は国債の償還につきまして、さきに予算委員会に出されました元金償還の資料とは別に、昭和六十一年度から赤字公債の元本を償還し終わる六十九年までの特例公債と建設公債の両方の利子が毎年度幾らになるかという資料要求をしておきましたが、どういう数字になりましたでしょ...全文を見る
○安田委員 そうしますと六十一年度から六十九年度まで、一応仮定計算でございますけれども、いろいろな前提条件を仮定いたしましての計算ですが、利払いだけで合計百五兆八千億ということになるようですね。さきに出された元本償還の資料では、同じ九年間に定率繰り入れの合計が二十五兆五千億、予算...全文を見る
○安田委員 六十一年度以降の財政がどうなるかは、確かに経済計画や見通しがはっきりしておりません。どうしても仮定計算ということになるのですが、しかしその仮定計算といっても全くの架空の計算ではなくて一応の根拠がある。したがって、これはいま申し上げましたが、非常に巨額な元利償還がのしか...全文を見る
○安田委員 私が試算したところとちょっと数字が幾らか前後するようでございますが、大体そういうようなことになると思います。  そうしますとずっと見てまいりますと、もちろんこれもまた予算の規模や何か一応仮定しての話ですが、財政収支試算と同じように一一%毎年度予算規模が伸びるというよ...全文を見る
○安田委員 ところで、一月二十五日に発表された政府の新経済社会七カ年計画の基本構想の「計画期間における経済運営の基本方向」の一というところに、「経済各部門の不均衡の是正」というところがございますが、税負担水準の適正化、財政収支改善を行うとして、計画期間を二つに分けまして、五十六年...全文を見る
○安田委員 確かに計画の基本構想の十ページには、「昭和五十六年度頃までの計画期間前半においては、」ということになって、「税について、負担の公平を確保しつつ、負担水準の適正化を行い、」云々、「計画期間の後半においては、」また物価の安定への政策的要請が一層強まってくる、これに対処して...全文を見る
○安田委員 しかし、とにかく負担の増というか適正化を図るということですから、負担の適正化となれば、税か公共料金その他の負担、あるいは社会福祉などこういうものの負担と、それ以外にはちょっと考えられないんで、いずれにしろそういうふうに負担を、前半、後半の二つに分けて適正化を図るという...全文を見る
○安田委員 それはいま基本構想だから言えないんだろうと思いますけれども、正式の経済計画にはちゃんと織り込むつもりであるかどうかということが一つ。それから、六・九%の税負担増の中身を企画庁としてはどんなものを考えているのか、これをもっと具体的にして正式の経済計画に織り込むつもりなの...全文を見る
○安田委員 いままでの質疑の中で出てきましたように、ずっと基本構想なんか見ておりますと、五十五年度から一般消費税の導入を五%でやるという話が出ておるわけですが、これが私に言わせればいわば前半の大増税の一段階ではないか。そして五十七年度からの後半には、一般消費税の税率引き上げをもっ...全文を見る
○安田委員 ぜひ大臣に伺いたいのですが、いま企画庁の方はそういうふうに答弁されておりますけれども、財政収支試算の中身、それから基本構想の中身、いま仮定計算の上でですけれども、国債費の公債金収入に占める割合、こうしたものをずっと総合的に見てみますと、どうもこういうような結論が出てく...全文を見る
○安田委員 その税調の審議経過を拝見しておりまして、確かにおっしゃるとおりなんですが、そういう意見もあったというその意見の方が、財政収支試算やいまの国債の元利償還の金額、いろいろ照らし合わせてみますと、どうもこういうところに落ちついていくことになるのではないか。そういう意見がただ...全文を見る
○安田委員 国民の御理解がまだ得られていないというお話ですが、むしろ逆に、国民が理解すればするほどだんだん反対の声が大きくなってくる、こういう実情ではないでしょうか。十五日の日本商工会議所の問題や中小商工業団体のいろいろな申し入れが最近殺到しているということを見ますと、最初に一般...全文を見る
○安田委員 終わります。
○安田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、昭和五十四年度の公債の発行の特例に関する法律案に反対の討論を行います。  第一に、本法案が今日の財政破局をさらに拡大する点であります。  今日の財政危機の原因は、政府が一貫してとり続けてきた大企業本位の税財政政策にあることは、...全文を見る
04月11日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○安田委員 今回の改正は、これまでの世銀やアジア銀行などの国際援助機関に対するわが国の追加出資のやり方、つまり追加出資のたびに法律改正を行って当大蔵委員会で審議採決するというやり方を根本的に改めて、法改正抜きに予算の限度の範囲で自由に出資できるようにしたことは、こうした国際援助機...全文を見る
○安田委員 いまの御答弁ですと今後、そのほかのものについても今回の法改正のような形でやっていきたいというお考えのようですが、確かにいまの御答弁の理屈から見ると、頻度の問題から言えば、国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の追加を見ましても、何回もやっていますね。それから国際通...全文を見る
○安田委員 これは特に大臣に御答弁願いたいのですが、いまの政府委員の答弁のように、ほかの国際機関についても随時今後こういう予算の方に移していくやり方をとりたいというような意味に聞こえたのですが、大臣、最高責任者としてどうですか、そういうふうな方針なんでしょうか。
○安田委員 じゃ問題を変えまして、今回の増資によりましてわが国は、アフリカ開発基金に対する域外国の出資者としては最大の発言力を持つことになるわけだと思います。わが国が本当にアフリカ諸国にとって期待される協力者となれるのかどうかがまさに問われているのではないか。そこで、わが国と南ア...全文を見る
○安田委員 大蔵省に伺いますが、わが国の南アフリカ共和国に対する投融資状況はどうなっているのか、また、わが国は国連の決議を受けて同国に対してどういう経済措置をとっているのかということについてお伺いしたいと思います。  時間がございませんので、事前にお話し申し上げておきますけれど...全文を見る
○安田委員 たとえば現地の南アの法人に組み立てをさせるというような場合なんかいろいろ考えられますので、その場合に、なるほど未完成の、組み立て前の自動車の代金としては一応形の上では回収しておるということになっておっても、実際は相当現地の会社の利潤という形で移すことは、実際上は可能な...全文を見る
○安田委員 そのほかの答弁、軍用車両だけじゃなくて、そのほかの運用を聞いたのです。軍用車両はもちろんのことなんだけれども、それ以外のもの、ローデシアとの比較において。
○安田委員 時間が来ましたので終わりますけれども、どうもまだきっぱりした態度をとっていないということを指摘して、だから日本の場合、いろいろお金を出す割りにはよく思われないという先ほどの同僚委員の質問をひとつ大蔵大臣も十分御考慮いただきたいということを強調しまして、質問を終わります...全文を見る
04月24日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○安田委員 朝からいろいろと同僚委員が詳細にわたって質問しておりますので、若干重複する点もあるかもしれませんけれども、お伺いしたいと思います。  一つは、最近の物価動向は、狂乱物価前夜の昭和四十七年当時と非常によく似た状況になっているんではないか。卸売物価はここ五カ月連騰を続け...全文を見る
○安田委員 見方はいろいろあると思いますが、しかしながら、インフレの再燃ということについての警戒は要するというふうには考えるわけですが、いかがでしょうか。
○安田委員 物価は、卸売物価の動向などを見ますと、十分な警戒を要するのではないかと私は考えますが、いみじくもいま大臣がおっしゃったように、心理的圧迫感といいますか要因もあって、そういう点も懸念はされるわけですから、この心理的な要因ということになりますと、国債の増発以外にいろいろ公...全文を見る
○安田委員 公共料金というのは、どうも最近は頻繁な引き上げが通例化してしまったように見られるわけです。そしてそのパターンを見てみますと、国鉄はほぼ毎年、私鉄やバスもほぼ二年ごと、それから電力、ガスなども三年ぐらいごとに値上げサイクルがつくられてきているのではないか。国民の側でも、...全文を見る
○安田委員 いろいろ御答弁ありましたが、勘ぐりたくはないけれども、政府は過度にならぬ程度のインフレといいますか、物価高を意図的につくり出しているのではないか、国民の側からはそう見える節もあるように思うのです。しかし、公共料金は生活に密接なかかわりがあるわけですから、しかも政府も関...全文を見る
○安田委員 大臣の御答弁は要するに、インフレにしたくない、公共料金を抑えるのは基本だけれどもやむを得ない場合もある、そういうぎりぎりの線でやっておるということだと思うのですが、専売公社の方に伺いたいわけですが、いま言ったことは非常に重要な点なんですよ。最近では政府の物価政策が、安...全文を見る
○安田委員 今回の制度改正全体の問題についてはもう一遍伺いますけれども、たばこの場合は他の公共料金とはずいぶんと違う事情があると思うのです。専売公社の事業は、どれもこれも大赤字や経営難の中にあるのと違って、もちろんほかの公共料金の部分も赤字だから即値上げしていいというわけではない...全文を見る
○安田委員 その中での専売納付金の額はどうなりますか。
○安田委員 それだけの純利益があるわけですね。にもかかわらず、一挙に平均二一%、二割という大幅値上げをやるわけです。それで幾ら増収となって、利益はどうなる見込みか、その点の見込みをお知らせいただきたいと思います。
○安田委員 それは増収の予定ですか。幾ら増収となって、利益はどうなる見込みかという中身をちょっと……。
○安田委員 どうもこういうことを見てみますと、どうしてこんなに二割も引き上げる必要性があるのかということですね。これは消費者一人当たり年間平均すると七千五百円の負担増となるように思うのですが、全く安易ではないのかというふうに思うのです。たばこの製造原価、販売費及び一般管理費を合わ...全文を見る
○安田委員 総原価が小売定価に占める割合ですけれども、セブンスターの場合には現行の百五十円中五十一円くらいではないか、ほぼ三分の一を占めているわけだと思うのですが、その分が三七・八%引き上げがあればいいということになれば、つまり十九円二十七銭だけ上げればよいわけで、その他を少々見...全文を見る
○安田委員 そうしますと、総原価の上昇分だけではなくて国庫納付金をふやす、そのための引き上げということになるわけだと思うのですね、先ほどもそういう答弁がございましたけれども。ではその分、ここ数年、納付金の方はどれぐらい取っているのです。五十二年度は先ほど五千五百五十九億円というお...全文を見る
○安田委員 五十四年度は予算で結構です。
○安田委員 五十二年度は五千五百五十九億円、五十三年度は六千億円くらいですか五千五百億円くらいですか、五十四年度は、この法案が通れば五月から値上げして一挙に七千五百三十九億円、こういうふうに上がることになるのだろうと思うのですが、そうしますと国庫納付金が圧倒的にふえるわけだと思う...全文を見る
○安田委員 そうしますと、もう一遍伺いますが、五十二年度の専売納付金は五千五百五十九億円ですね。これは間違いないですね。五十三年度は同じくらいの金額ではないのでしょうか、そうですね。いかがですか、ちょっと言ってください。
○安田委員 そうして五十四年度で一挙に七千五百三十九億円、先ほど御答弁ありましたが、約二千億円納付金がふえるわけですが、これはいわゆる実質上の減税を戻すんだということで二千億一遍にふやすと、そういうことになるのですか。
○安田委員 そうしますと、これは五十五年度になれば地方税の部分が減りますので、いままで実質上の減税をやってきたみたいなことをおっしゃいますけれども、それにぴったり合うのですか。ことし二千二百億円一挙にふえるでしょう。しかしそれは本当は、地方税は来年度にしか響かないので、その分は専...全文を見る
○安田委員 その点はそのくらいにいたしまして、さらに重要な点は、今回たばこ定価法を改悪して大臣裁量によって定価の丁三までの引き上げができるようになると思うのです。まだ採決はしておりませんけれども、さきのアフリカ、米州の基金もそうですけれども、どうも政府は国会での審議を回避しようと...全文を見る
○安田委員 それにしても、三割までの値上げは国会の審議から外れるわけですね。ですから、それは終局的に三割の枠を超えた場合はまたどうこうなるかもしらぬけれども、当面三割のところまでは国会の審議から外れる。いろいろ考え方はあると思うのですけれども、どうして三割くらいなら国会の審議を外...全文を見る
○安田委員 経営の自主性を持たせるということだったら、全部価格を法律から外してしまうということになれば一番自主的になると思うのですね。まあそうはいかないと思うのですけれども、そこの妥協が三割なのかもしれませんけれども、財政法の三条では「租税を除く外、国が国権に基いて収納する課徴金...全文を見る
○安田委員 財政法第三条が個々の値段一々まで国会で決めろということまでは言っていないんじゃないかという御解釈で、それは解釈にはいろいろあると思うのですが、少なくともできるならそうした方が理想的だと財政法は思っていると思うのです。ただできがたい場合、そんな一々細かいことまで要求して...全文を見る
○安田委員 その赤字になった場合と赤字になることが確かな場合と二つあると思うのですが、問題はむしろ、確かな場合というところに置かれるかもしらぬし、あるいは赤字になる場合だって、赤字になるような体質、先ほど答弁がありましたけれども、今度の専売納付金の定率化によってそういう体質になる...全文を見る
○安田委員 御答弁の中に、適時適切な値上げは専売公社はもちろん、国民もまた要求するところではなかろうかとおっしゃるのでちょっとひっかかるのですが、一年に何遍も、つまり国会が開かれてないときとかそういうときもぽこぽこ値上げする気なのかということも一つあるのですが、国会の審議に諮ると...全文を見る
○安田委員 選挙のある年はたばこの値上げが国会を通らないかどうか、ことし試してみればわかると思うのですが、そういう理屈はどうですかね。それだったら、ことし解散があるかどうか知りませんけれども、たばこ法案を出してくる方が間違っておるのではないか。あなたの論理から言うと通らないはずで...全文を見る
○安田委員 この問題ばかりぎゅうぎゅう言ってあなたをいじめてもしようがないような気もするわけですけれども、いみじくも御答弁の中にあったように、昭和四十九年の御体験を申されましたけれども、国民の意思は値上げを望まないということで、まさに財政民主主義のたてまえから言えば、国会に出して...全文を見る
○安田委員 さらに伺いましょう。  この一・三倍の規定が機能しなくてもいいという事態は考えられますか、それともどうしても機能せざるを得なくなるということでしょうか。つまり、今度はとりあえず二一%上げるわけです。そして、あと一・三倍まではフリーハンドになっている。その一・三倍の規...全文を見る
○安田委員 大変率直なお答えをいただきまして、先ほどの監理官のお答えですと、五十九年になるか六十年になるか全くわからぬということでしたけれども、いまのお答えですと、確かにわれわれもいままでの物価の趨勢から見ますと、このままずっといったら、特別な変動がなければ、五十八年くらいじゃな...全文を見る
○安田委員 自由勝手に三割を上げられるということでないことは法文を見ればわかるのですよ。審議会の議を経るとかいろいろあるわけですけれども、それにしても国会の審議から三割までは外れるわけですね。改めていまの物価の趨勢から見て、ここ二、三年で多分そうなるだろうということで、三割までは...全文を見る
○安田委員 いろいろ御答弁されますけれども、要するに経営赤字が出そうになったならば、まあはっきり出た場合もあるでしょうが、法文に確かな場合ということがありますから、出そうになったならば、国会でどうこう言われることなくさっさとやりたい、簡単に言えばそういうことなんじゃないですか。
○安田委員 この問題でばかりしつこくやっていると時間がありませんので、この問題はこのくらいにしておきます。どうも私としては、まだ御答弁に納得しかねますけれども、さらに進んで、納付金率の法定化の問題について伺います。  税相当分が明確になることについては、あえて異論をはさむもので...全文を見る
○安田委員 公社の経営努力といいますか企業努力、こういうものはわかりやすくなるといいますか評価されやすいということがあるけれども、私の言っているのは、現在の経営環境のもとでそういうことは、理論的には可能性はあるかもしらぬけれども、実際はほとんどないのではないかと思うのですよ。とな...全文を見る
○安田委員 御答弁がありましたけれども、そういうことになるかどうか。売れ行きが直ちに国庫納付金を決めて公社の利益も決めてしまう。この経営環境では経営努力の余地というのはきわめて少ないんじゃないか。残された道は結局、値上げだけということになるのじゃないだろうかと思うのです。それとも...全文を見る
○安田委員 確かにいまのように、公社が利益を上げてもそれは納付金に持っていかれてしまうという点、公社の職員にしてみれば企業努力の張り合いがない。せっかく自分らが努力してもうけてもそれは国庫にみんな持っていかれてしまう、みんなではない、内部留保は幾らかありますけれども。そういう点も...全文を見る
○安田委員 いわば国庫納付金の一定率確定によって、この法案が通ることによって、経営が赤字に落ち込むように運命づけられてしまったのではないか、そのことを危惧するものですからいろいろしつこく伺ったわけですが、その点についてはそういう危惧は払拭されないまま、時間がありませんので次の質問...全文を見る
○安田委員 昭和五十年にも定改があったわけですが、このときに売り上げがダウンして、たばこ離れといいますかちょっとあったというふうに思われますが、そのたばこ離れの実態調査をおやりになったんですね。
○安田委員 その結果はどうですか。
○安田委員 そうするとその結果、値上がりしてたばこをやめてしまったという人と、低級たばこに移ったという人もいると思うのですが、その実態はどうなんですか。つまり総裁が言われるように、最初に吸い始めたたばこをずっと吸う傾向がある、だからもしそのたばこが高くなってやめたならば、低級たば...全文を見る
○安田委員 低級たばこは最近ますますじり貧になっているんじゃないか。どうも地域によっては低級たばこは扱わないようにしているけしからぬところまであったようであります。私の扱ったケースの中でも、専売公社の支局の方でそういうことはしていないと言うのだけれども、福島県の阿武隈山系の方の町...全文を見る
○安田委員 ぜひそう願いたいと思います。最初に吸ったたばこをずっと愛用する傾向があるということであればますますお年寄りの方々には、今度はそういうたばこが店頭から消え去るということはとんでもないことですから、これはぜひそうしていただきたいと思うのです。  次に、税制の観点からです...全文を見る
○安田委員 国民生活に密着した部分での引き上げですから、これは非常に重要だと思うのです。どうも最近の石油税、ガソリン税などこの種の税の引き上げが頻繁に行われるわけだけれども、国民生活密着部分をねらい撃ちにしているような感が強いわけで、物品税においてはまだまだ不合理な点が多いわけで...全文を見る
○安田委員 租税の負担状況というつもりで言っているのですが、その辺も時間がございませんで押し問答しているとあれですが、ぜひそういう点を明らかにしていただきたい。  次に、あと五分しかございませんので、喫煙と健康の問題について、先ほども同僚議員が伺ったようですが、委託研究を行って...全文を見る
○安田委員 この研究結果は公表できないというような問答が先ほど同僚委員との間にあったようですが、そうすると三十二年から現在までやった研究の結果については間違っているとお考えなんですか、それとも正しいものとお考えなんですか。
○安田委員 専売公社が公表するとだれにとってどう都合が悪いのですか。完結してないから最終的結論は出ない部分もあるでしょう。少なくとも完結した研究はもう最終的結論が出る場合もあるかもしれない。どれが完結しているか私は知りませんけれども、中間データでもいいですよ。もしデータが間違って...全文を見る
○安田委員 ほかにも製品輸入問題などいろいろ聞きたいことがあるのですが、時間が来ましたので……。  専売公社は国民に安くてうまい、かつ、安全なたばこを供給する使命があると思うのですね。三級品の納付金率を低めて利益が計上できるようにする、本格ブレンドの商品開発などを行えるように検...全文を見る
○安田委員 終わります。
04月25日第87回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第4号
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○安田委員 参考人の方々、大変長時間にわたって貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。また、同僚委員からいろいろな角度からお伺いをいたしまして、お答えもいただきました。時間の関係もございますので、ほんの少しだけ伺いたいと思います。  まず、野瀬参考人にお伺いしたいの...全文を見る
○安田委員 次に、柴崎参考人にお伺いしたいのでございますけれども、これも非常に私の理解が悪いのかもしれませんが、先ほどの御陳述ですと、コークスの需要について四十八年度以降は使用量が減少して大きな拡大は期待し得ない、こういうお話でございました。同時にまた、同僚委員からの質問に対しま...全文を見る
○安田委員 そうすると、これは月別の入着のアンバランスであって、特に需要が拡大したとかそういう意味ではないということでございますね。それは間違いないんですね。
○安田委員 次に四ツ柳参考人にちょっとお伺いしますけれども、先ほどの御陳述の中で、貯炭について、事故対策その他の貯炭は生産者に、それからセキュリティーの問題としては国が負ってもらいたい、こういうような御陳述がございましたね。貯炭については貯炭の場所的問題と資金の問題とあると思うの...全文を見る
○安田委員 もう貯炭する場所的なキャパシティーは絶対物理的に不可能だ、こういう意味も含むのですか、含まないのですか。
○安田委員 長橋参考人にお伺いしたいのですけれども、先ほど来いろいろエネルギー源の多様化といいますか、この問題でお話がございました。同僚委員からも今後の新しい石油の火力発電所の新設を認めないというような状況の中でどうかという質問もあったわけでありますが、どうもいろいろ考えますと、...全文を見る
○安田委員 時間がいよいよ迫ってまいりましたので、あと一問だけで終わりたいと思うのです。  かつて石炭が非常に必要だったときに行われたのだとは思いますけれども、たとえばガス会社、製鉄会社の中では石炭の経営会社に相当の出資をしているところがあるのですね。たとえば三井鉱山の有価証券...全文を見る
○安田委員 終わります。ありがとうございました。
04月26日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
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○安田委員 参考人の方々、大変貴重な御意見を述べていただきまして、ありがとうございます。  時間もございませんので若干の点についてお尋ねしたいと思いますが、たばこの定価の法定制緩和、これについてまずお尋ねしたいのですが、たばこの定価については、戦前においては法律事項ではなかった...全文を見る
○安田委員 いや、そういうことではなくて、審議される段階では、もっぱら事業の経営の望ましい姿といいますか、そういう観点だけで議論されるのか。その前提として日本の法律制度の枠なり何なりがあるのではないか。全く日本の法律制度の枠を外して望ましい姿は何かということを考えるということにな...全文を見る
○安田委員 そうしますと、審議会の答申は、定価の法定制の緩和については一・三まではいいというようなことではなかったのでしょうか。そうでなくて、もう全然法定制は外してしまえということだったのでしょうか。
○安田委員 いや、私がお伺いしておるのはそういうことではなくて、答申でいろいろ申されておるようでございますが、公社の経営状態、国の財政収入も含めて考えるならば、全く適時適切に値上げした方がいいのだということになって、法定制撤廃、値段については国会の審議は必要ないということになった...全文を見る
○安田委員 それならそれで一応わかるのですけれども。  次に、納付金制度の法定化についてお尋ねしたいのですが、先ほど来からやはりいろいろ議論がございまして、私も聞いておって感ずるところがあったわけですけれども、たばこの消費拡大といいますか、これは余り望めないといいますか、販売数...全文を見る
○安田委員 それはそうなんですけれども、結局専売納付金が利益金処分の形ではなくて、今度法定されていく、いわば先取りされる。その中で企業努力ということを考えますと、これは圧迫要因になるんじゃないか。それを打開するための一つの方法としては、販売量の拡大といいますか、売り上げをどんどん...全文を見る
○安田委員 最後に、前田参考人に伺いたいのでございますが、「健康保険」の二月号に先生が書かれた論文も拝見しまして、非常に啓発されるわけでありますが、現在、日本のたばこは「健康のため 吸いすぎに注意しましょう」というだけの表示なんですね。こういう御研究をなさっている立場から、この程...全文を見る
○安田委員 どうもありがとうございました。
05月08日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○安田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、日本専売公社法等の一部を改正する法律案及び原案に対する修正案について、反対の討論を行います。  まず指摘したいのは、これが政府主導の物価引き上げにほかならない点であります。  卸売物価の諸品目にわたる連騰は、物価問題が重大化して...全文を見る
05月23日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○安田委員 わが国の公的年金は、低水準の上に制度も八種類に分類されておりまして、さまざまな格差やゆがみを残しておりますことは申すまでもありません。給与水準の改善と制度上の整備の必要性があるわけであります。  ことに高齢化社会の到来とともに、これらの抜本改革の検討がここ数年来進め...全文を見る
○安田委員 いまの答弁、お聞きしたいところですが、次の質問に移りたいと思います。後でこの問題をもう少し細かく別な機会にお伺いしたいと思います。  支給開始年齢の延伸問題でありますが、これはまとめてお伺いします。  まず、厚生省の方いらっしゃいますか。——五月八日の参議院社労委...全文を見る
○安田委員 時間がございませんので次に移りますが、六十歳への延伸が多くの組合員に大変な実害を及ぼすことにならないかどうかということで、各共済組合ごとの実態に即して述べていただきたいのです。国鉄、電電などもまぜていただきたいのですが、時間がございませんので、大変長い答弁になるといけ...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたので、きょうは私どもの問題意識といいますか、問題点の指摘のみにとどめて、次回に細かい質問をしたいと思います。また、本日の答弁を納得したわけではございませんので、この問題についてはもっと細かくいろいろ質問したいと思いますが、きょうは時間でございますので、こ...全文を見る
○安田委員 まず私は、今回の法改正のいきさつについてお尋ねしたいと思うわけです。  今回の改正の直接のきっかけは、昨年一月の稲田前首相の記者会見だと言われておるわけでございますが、その直後の牛場・ストラウス会談でも、共同声明の中に盛り込まれて対米約束となったわけでございますので...全文を見る
○安田委員 いま答弁があったようないろいろな事実があったのでしょうが、どうも今度の改正のいきさつを見ますと、会期末ぎりぎりに閣議決定をしながら、東京サミットへのみやげにしようということで審議を急いでいるように感ぜざるを得ないわけであります。どうもこの法案は、きっかけから国会提案ま...全文を見る
○安田委員 ぜひそうしていただきたいと思うのです。われわれの方も、いろいろ質問の準備や法案の検討をしなければならぬわけですが、忙しいなんと言って電話くらいで答えられても非常に困りますので、そういう点、誤解を招かないようにひとつ十分なお考えいただきたいと思います。  次に、今回の...全文を見る
○安田委員 残された時間がもうなくなってきましたので、またまとめて幅つかの質問を一遍にしたいと思います。  今回の改正で、直接投資の大幅な自由化を進める方向になるわけでありますが、これは日本経済の自主的発展にとって望ましくない結果をもたらすことになるのではないかと懸念もされるわ...全文を見る
○安田委員 大臣は、同じですか。
○安田委員 じゃ、これで終わります。
05月25日第87回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第6号
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○安田委員 今回の事故については大変残念な事故でございまして、罹災された方々に対して心からお見舞いを申し上げたいと思うのですが、午前中来同僚委員がいろいろお伺いをいたしまして、問題点については大方指摘されたのではないかと思いますけれども、私は若干伺いたいのですが、このガス抜きボー...全文を見る
○安田委員 これは大体、実際の補助金となりますと、メートル当たり幾らくらいになるのですかね。
○安田委員 この国庫補助は当然炭鉱の直接の会社といいますか、ここに補助金が出るのだろうと思うのですが、実際に、たとえば南大夕張でガス抜きの作業に当たったのはダイヤコンサルタントという下請だと思うのですね。非常に重要なこうした部門について下請にやらせておるということはどうなのかとい...全文を見る
○安田委員 保安統括者は所長が兼務しているようでありますが、この点は問題ないのでしょうか。所長となると、やはり生産の責任者でもあるのではないかということから——もちろん保安と生産というものは、終局的には一致しなければ、こういう災害が起きたとき結局生産も落ちるわけですから、終局的な...全文を見る
○安田委員 それであれば、なお末端の労働者といいますか、保安員ですね、盛んに炭鉱の労働組合なんかで主張しているように、作業停止権という大きな権限をある意味では与えておかないとまずいのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○安田委員 そうおっしゃいますけれども、大きな事故が起きてわれわれが現地に入る、そして現地の人々と、委員派遣というような形じゃなくていろいろ聞いてみると、生の声では相当不満が、あのときこうしたらよかったのじゃないかとかこうだったのじゃないかという不満が出てくるわけであります。それ...全文を見る
○安田委員 いや私の申し上げているのは事故が起きた直後じゃなくて、常日ごろということなんですけれども、前の芦別のときも私現地でいろいろな人に話を聞いたら、大体あそこはガスが多くてどうとかこうとか、日ごろ危ないと思っていたのだとか、そういう話が出てくるのですよ。なぜじゃそのとき作業...全文を見る
○安田委員 終局的にはそうなることであろうと思いますが、いままで午前中来の問答を聞いておりますと、一刻も早く助けたいために人命救助を焦ったのじゃないかとか、行動をした人の心理の推測といいますか、どうもそういうことに答弁が集中しているように思うのです。私としてはそうじゃなくて、事故...全文を見る
○安田委員 これは現地で気密性が保たれなければ、もちろん不正確になるわけですね。実はこうしたところに在任しておって退職した人の話を私は聞いたのですけれども、在任中一度もガス検定器の検査を受けたことはない。ごみがたまったり何かするということで、掃除は毎日きちんとしているそうです。そ...全文を見る
○安田委員 これも実態を調査して御報告をいただきたいと思います。  時間が来ましたけれども、もう一つだけ伺いたいのでお許しをいただきたいと思うのです。  現地で、労働組合と会社で事故の対策委員会といいますか、究明委員会のようなものをつくっているという御説明がわれわれにあったわ...全文を見る
05月25日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○安田委員 午前中来、同僚委員から財政金融問題についていろいろな観点から質問がありました。またその機会に、いま問題になっておる大光相互の問題についても質問が出たようでございますが、私も大光相互問題についてお伺いをしたいと思います。  この三月期で欠損を計上して無配に転落した大光...全文を見る
○安田委員 ところで、分類債権で銀行の業態別には全体でどのくらいになっておるか、お教えいただきたいと思います。
○安田委員 今回の大光相互のこの事態がはっきりするに至ったのは、本年一月の検査で大蔵省は知った、こういうようなことも新聞に報道されておりますけれども、それは事実でございましょうか。その前には全くわからなかったのかどうか。四十年から今回まで、検査に入ったのは何回で、いつか、お知らせ...全文を見る
○安田委員 私ども聞いたところによりますと、その四十六年の前にも四十四年、四十二年と二年ごとくらいにずっと入っておるようになりますけれども、四十六年以降はまさにそのとおりだと思うのですね。一体どういう検査を行ったのかということが非常に疑問になるわけであります。  と申しますのは...全文を見る
○安田委員 私どもの聞いたところによると、そのくらいの分類債権があったということで、それがいろいろな印刷物にも出ておるようでありまして、大蔵省の方からのカバーでそれが手に入ったかどうか知りませんけれども、検査していればこの数字は事実だと思うのです。  ちょうど昭和五十二年当時、...全文を見る
○安田委員 多額の分類債権を確認しながら、何ら指導が行われていなかったのではないかということを非常に疑問に思うわけであります。しかも支店で見ますと、たとえば福島県の郡山支店などは、支店の開設の認可があったのが昭和四十七年の十一月二十七日のようであります。五十二年というと、それから...全文を見る
○安田委員 どういう指導をしておられましたか。
○安田委員 従業員組合の方ですでに昭和五十三年の春三月、この問題について当時の駒形社長に対して要求書という形でちゃんと申し入れをしておるわけです。その中にはっきりと検査における分類債権の問題が書かれておるわけであります。これを見ますと、当行は昨年八月の大蔵省検査で三百五十一億円も...全文を見る
○安田委員 私どもでも関連会社一覧というのが簡単に手に入るわけで、調べてみますとこういうふうにあるわけです。確かに銀行の関連会社それ自体ではない、銀行の経営者の関係している会社ということになりますけれども、こういう異常な事態になりますと、やはりこうした問題が大分背景にあって特別な...全文を見る
○安田委員 よろしくお願いします。終わります。
05月31日第87回国会 衆議院 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号
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○安田小委員 私は本日、いわゆる個人企業の専従者控除の問題について若干伺いたいと思うわけであります。  まず伺いたいのは、専従者控除という制度を設けた趣旨でございますが、この趣旨について御説明をいただきたいと思います。
○安田小委員 そうしますと、昭和三十六年に白色の専従者控除が認められたときは七万円だったと思いますけれども、この金額を算定した基礎になった理屈といいますか根拠、これはどこにありますか。
○安田小委員 この白色専従者控除を認めるきっかけになったといいますか、これは昭和三十五年の十二月の税調の答申とこの審議内容を拝見いたしますと、いろいろそこに言われております。審議内容をずっと見ますと、要するに昭和三十五年十二月当時のことを考えますと、一つは、局長おっしゃったように...全文を見る
○安田小委員 三十五年の十二月のいま申した答申でも、「控除金額は、どの程度の金額が適当であろうか。」という設問をしておりまして、「家族労働報酬としての控除であるから、一般の給与を参考として決める必要があることは言うまでもない。」ところが、給与の額はいろいろ都市と農村、大企業、中小...全文を見る
○安田小委員 この昭和三十五年十二月の答申の以後の四十一年度の「税制改正に関する答申及びその審議の内容と経過の説明」というのを見ますと、これは四十年の十二月ですが、専従控除というのはやはり家族労働報酬が基本的考え方であるということは踏襲されておるようですが、ただ、その家族労働報酬...全文を見る
○安田小委員 とにかく参考にしてという言葉にしろ、農村労賃を参考にして決めてずっと従来来ておったわけですが、その後専従者控除の比較を見ますと、昭和五十年以来四十万の頭打ちでずっと五十四年までくる、こういうことになっておると思います。  ところで、青色とのバランスということも一つ...全文を見る
○安田小委員 本会議もありまして時間が来ましたので、後の質問者に迷惑をかけますからこれでやめますけれども、農村労賃なんか参考にしているのかどうかについてはいまお答えがございませんでした。ですから今後引き続いてこの問題について、何を参考にして四十万というものを決めたのか、もう少し数...全文を見る
06月05日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○安田委員 先日来同僚委員の方からいろいろ質疑がされましたけれども、時間の関係で必ずしも条文の順序に従わずに、順不同で若干の問題点を伺いたいと思います。  まず、改正案の二条の代理と代行の概念でございますけれども、先日来の御答弁を伺っていると、代行の点が非常にあいまいで、私とし...全文を見る
○安田委員 まさに独占業務であり、これに違反した場合には、税理士でない者、税理士会に入会していない者がやれば懲役二年以下ですか、こういうことになるわけですね。刑罰法規のいわば構成要件に当たるわけでございますので、これは一義的に明確でなければとんでもない話だ、罪刑法定主義に結果的に...全文を見る
○安田委員 それでは、よく事後調査なんかに来られましたときに、おたくは差益率が特段に低いというような話も、調査の理由といいますか、その理由の開示についてもいろいろケース・バイ・ケースで違うようですが、仮にあったとします。そのときに第三者が、いや、この店は立地条件やその他で業態の中...全文を見る
○安田委員 実際問題として現場では非常にわかりにくい問題が出てくると思いますよ。ですから、ケース・バイ・ケースだとか、この間の大島委員の質問に対するお答えでは、聞き捨てならなかったのですが、現場の雰囲気によるみたいなお話もちょっとされました。速記録が出てきたら、どういう言葉を使わ...全文を見る
○安田委員 代理業務が中心でございましょうけれども、仮にそれに付随して準法律行為的なこと、事実行為的なことをやることがあるのは当然だと思うのですが、これをなぜ刑罰をもって禁止する独占業務の範囲にしなければならないのか、どういう弊害があるか、お答えいただきたいと思います、一般の国民...全文を見る
○安田委員 そうは言うけれども、むしろ代行という言葉を導入したことによって場合によっては、たまたま調査に来たときに部屋にいた親族の者、友達の者が黙っているか飛び出すかしないと、その雰囲気によって税務署の署員の認定が、おまえ非税理士だとやられる危険があるようなケースもどうも出てくる...全文を見る
○安田委員 いや、前の法案にそうなっていても、廃案になったものですからそれの理由づけにはちっともならぬと思うのです。  弁護士の場合も独占業務でありますが、法廷に立つだけが仕事じゃございませんで、法廷前の活動がたくさんございます。非常に重要な問題があります。しかるに弁護士に対し...全文を見る
○安田委員 専従者というと、それは税理士の方の専従者ですか。
○安田委員 たとえば青色申告会とか商工会の職員なんかが実際記帳の指導をずっとやっている。ことに弁護士の業務のように、大体が一回きりの事件だったら別ですけれども、まさにあなたのおっしゃるような税務の特殊性といいますか、まず記帳から始まりますと継続的なものですね。これは一年間なら一年...全文を見る
○安田委員 じゃ、雇用関係がある場合は使用人ではっきりしているのですが、「その他の従業者」という言葉を使われるからそうで、そういうときにどうなるのかということで、たとえばこの法文を、同居の親族もしくはこれに類するその他の従業者とでもすれば、例示的にもっとはっきりすると思うのですが...全文を見る
○安田委員 いや、私が伺っているのは、同じ税理士がA、B両方をやっている場合ですよ。別な税理士が担当しているところまで出かけていってそれをやれなんということはもうとんでもない話で、そんなことを言ったらもう税務署なんか要らないからやめてもらった方がいい。そうじゃなくて、同じ税理士が...全文を見る
○安田委員 この条文から当然そういうふうに出てきますかね。「委嘱者」に「当該」とかなんとかくっつけておいた方がいいのじゃないですかね。「委嘱者」とだけ書くのではなくて、「当該委嘱者が不正に」云々と、こうやっておけば私のような疑問が起きないので、質疑の時間も省略されて大変国家的にも...全文を見る
○安田委員 それから、この助言義務の問題についてもう少し伺いたいのですが、国税の問題については非常に通達行政がばっこしておりまして、もう租税法律主義なんというのは実際形骸化されて、ほとんど租税通達主義ではないかと言われるほど通達がもう各種出ておりまして、それが単なる税の実施に関す...全文を見る
○安田委員 そう簡単にあなたおっしゃいますけれども、よく以前に、まあこれは裁判で全部和解してしまいましたからケースとして挙げるのですが、入場税の問題なんかですね、入場の対価を主催者が得た場合に入場税がかかるというふうな法文になっておったわけですね。そうすると、主催者が入場の対価と...全文を見る
○安田委員 あなたの御答弁を聞いていると、典型的な例を挙げてそれがこの法律の趣旨だという御答弁が多いようですが、典型的な例はほとんど解釈に争いがないので余りここで議論する必要はないのですよ。ボーダーラインケースみたいなのが刑罰の対象になったり懲戒の対象になるからこそ法律解釈が非常...全文を見る
○安田委員 たとえば譲渡所得における利子ですが、これを取得原価にするかどうかという問題で、これは取得原価にならないというふうになっております。ところが信念から見て、これはおかしい、取得原価に入るべきだ。あるサラリーマンがローンで借りて土地を買った、家を建てようと思っていたところが...全文を見る
○安田委員 いや、この助言義務で、これは一つの例だけれども、いろいろな複雑な中でこういう例が起きて、いや、おまえは仮装したんじゃないかとかという問題が起きた場合のことを心配して聞いているわけなんで、常識でどうとかこうとかという問題じゃないと思うのです。  時間が来ましたので、非...全文を見る
○安田委員 時間が来ましたのでこれでやめますけれども、いま質疑の中で指摘しましたように、助言義務あるいは使用人に対する監督義務、帳簿記載の義務ですね、こうした非常に大きな問題点がある。それから代行という概念も、どうもいままでの答弁では納得できないということで、非常にこの法案は問題...全文を見る
06月21日第87回国会 衆議院 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号
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○安田小委員 午前中来から同僚委員がいろいろな角度からいろいろな問題点について質疑をいたしまして、ことにきのうの金融制度調査会の銀行のあり方についての答申などについても若干触れられたわけですが、何せ問題が非常に大きい問題でございますので、別な機会にこの問題全般についてはじっくりと...全文を見る
○安田小委員 もしそのような扱いがされた場合は、これはいま御答弁にありましたように特別に利息をつけるということになってしまうので、銀行局の通達で禁止されている特利行為ということになると思うのですが、その場合は当該金融機関にどのような措置をとるのか、あるいは過去に措置をとった例があ...全文を見る
○安田小委員 その是正方というと、具体的にはどういうことになるわけですか。締め後扱いにした一日分の利息になりますかね、これを何かするのですか。
○安田小委員 ところで、具体的な例を若干挙げてみたいと思うのですが、北陸銀行で、これはほかの銀行でもやっているのかどうか知りません、やっていると思うのですが、昨年の十二月末の大みそか、ちょうど日曜日だったわけですが、日曜日にもかかわらずかなり多くの店舗で相当数の従業員を出勤させて...全文を見る
○安田小委員 なるほど年末の一般の集金といいますか、商業活動をやられている方々は年末でも金が入ってきたりするわけですから、一般の集金ということだけなら御答弁のように、利息をつけたという点についての間違いだけだということになると思うのです。問題は、この集金分に定期預金も含まれていた...全文を見る
○安田小委員 これは是正措置の指導をされてからやったのですか、それとも、定期預金についてだけは別に、是正措置をされる前にそういう正しい扱いをしたとすれば、そのほかの集金のものがたまたまコンピューターの間違いというのはちょっとおかしいのじゃないか。だから、みんなそういう処理をしてい...全文を見る
○安田小委員 それは、そういうふうに善意に解釈されたのか、調べた結果そうなったのか。局長さんの善意の解釈で調べてはいないのだとなれば、これはちょっと問題ですから、そうだと思われるじゃなくて、そういう点で、いわば便乗したといいますか、慣習に便乗して通常の営業行為もついでにやってしま...全文を見る
○安田小委員 しかも、この場合に休日出勤で、滑川支店というのですか、ここでは事前に労使協議で、人数や時間も制限した個別協定が結ばれておったようであります。にもかかわらず、この協定以外の人まで出勤させるなど労使協定無視の事態もあったようであります。どうも見ると、このようななりふり構...全文を見る
○安田小委員 銀行局長、ぜひ御注目いただきたいのですが、このような事態が起こる背景ですね。金融機関における行き過ぎた預金獲得競争がやはりあるということは否定し得ないのじゃないか。この問題につきましては、すでに大蔵省の通達、それを受けたのですか、全銀協などの自粛通達も出されておるよ...全文を見る
○安田小委員 ぜひそういうふうにお願いしたいと思います。  またもう一つ例を挙げてみますと、たとえば福島の大東相互銀行ですが、ここでは、もし期間中に目標未達成の場合は期間を延長し、土曜の午後ないし日曜に延長する、このことについては社長の決裁を受けているということを言って、これに...全文を見る
○安田小委員 もう少し預金獲得の方の問題について聞きますけれども、西部地方銀行従業員組合協議会というのがあるらしいのですが、昨年九月から十月に関西方面の十五行の地方銀行について、時間外手当を一〇〇%請求しているかどうかというアンケート調査をしておるわけであります。これで見ますと、...全文を見る
○安田小委員 そういう場合は、もちろん残業手当といいますか、賃金の支払いの対象になるわけですね。
○安田小委員 それは当然だと思うのです。ぜひそういう点で指導を強めていただきたいと思います。  それから預金獲得競争以外に今度は、融資の得意先獲得といいますか、融資先の競争というものもまた目に余るものがどうもあるようであります。たとえば先ほど挙げた大東相互銀行の例ですけれども、...全文を見る
○安田小委員 いままでずっと指摘してきましたように、世論や金融労働者の声、それから私ども手伝わせていただきましたけれども、皆さんの一定の御指導、努力もあって、ここ数年来、金融機関の慢性化した時間外労働が表面上は少なくなってきているように見えるわけであります。かつて私の出身の福島県...全文を見る
○安田小委員 終わります。
08月08日第87回国会 衆議院 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号
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○安田小委員 前に二人の同僚委員の方がいろいろな角度から伺いましたので、時間も余りございませんから、私は問題点をしぼって質疑をしてみたいと思います。  まず、最近非常に大きく問題になっておりますいわゆる疑獄事件などの再発防止策に関連して伺いたいわけですが、ロッキードあるいはソウ...全文を見る
○安田小委員 いまの御答弁でもありますように、どうも主要諸国では日本が一番脱税の時効の期間なんかについて短いというようになるわけであります。これは少なくともフランス並みの十年ぐらいに長くする必要があるのではないかと思うのですが、まず、脱税の時効が五年になっているこの立法の趣旨につ...全文を見る
○安田小委員 確かに商事債権の短期時効といいますか五年というのは、大量、反復する、継続する、そういう取引について法律関係を早く確定させなければいかぬという配慮があると思うのですが、しかし脱税の場合といいますか、国の租税債権の場合にそういう必要があるのかどうか。徴収面におきましては...全文を見る
○安田小委員 確かに公訴時効の観点から見ますと、刑罰を上げなければ公訴時効が短いということにもなりましょうけれども、時効と除斥期間の問題、ちょっと私も一緒くたに使いましたけれども、確定された国の債権についての時効、これとその前のいわば五年という除斥期間の問題、この問題とは区別して...全文を見る
○安田小委員 いまの御答弁の中で、商法では十年になっているけれども、士法なんかを見ますとそうなっていないとおっしゃいますが、現実問題としてといいますか、法制の問題として見ますと、たとえば弁護士の場合だと、他人から預かった書類の返還義務は三年ということですし、いろいろあるのです。お...全文を見る
○安田小委員 とにかくこの航空機疑惑の再発防止策について、一たん出発はしたわけですが、もうすでに新聞では「やる気問われる首相」、「棚ざらし懸念の声も」などと報道されておるわけでありまして、長期の勉強課題だということではなくてぜひ鋭意詰めていただいて、この脱税の除斥期間の是正をひと...全文を見る
○安田小委員 今後ともこういう点でますます悪質、大型化していく脱税についてぜひ力を入れてやっていただきたいと思うのですが、多国籍企業の課税問題についてちょっと伺いたいわけです。  「税務弘報」という雑誌のことしの七月号に、国税庁の調査課長の五味さんが「使途不明金と最近の税務運営...全文を見る
○安田小委員 なお一層努力をしていただきたいと思いますが、時間の関係でほかの点もいろいろお伺いしたいことがあるのですが、ちょっと細かい問題について伺いたいと思うのです。  いままでの話とちょっと違いますが、税法上の扶養親族でございますけれども、この扶養親族をたとえば納税義務者が...全文を見る
○安田小委員 そこで、この扶養親族の範囲ですけれども、これは税法上のいわゆる扶養親族の範囲と、あるいは、国家公務員や地方公務員その他民間にもありますが、いわゆる扶養手当ですね、こうしたものの支給を受ける扶養親族の範囲とかその立法の趣旨とかは違うと思うのでございますけれども、税務当...全文を見る
○安田小委員 ちょっとお伺いしたのは、扶養しているという実態に着目してそれに控除を加えるということであれば、法令の規定を見ますと、第一義的には申告書の記載によるということになっておるわけですから、実態はともかくとして申告書の記載で決まるということになりますね。ところが扶養手当の場...全文を見る
○安田小委員 そういう法令になっておるわけですが、そこで、それに関連して税法上以外の問題で伺いたいのです。  夫婦共かせぎの人で、妻が国家公務員でも地方公務員でもいいですが公務員である、夫の方は給与所得者か事業所得者かわかりませんけれどもそれ以外のところから所得を得ている。子供...全文を見る
○安田小委員 実態をいろいろ調べてみますと、必ずしもおっしゃるようには運営されていないようなケースがあるわけでして、たとえば簡単な話、夫婦共かせぎの場合に、夫の方が子供が生まれた場合に申請すれば、事情も聞かず、それこそ税法上の申告書どおりに大体認めているような実情ですけれども、妻...全文を見る
○安田小委員 聞くところによると、その教育委員会は、自治省の指導に従ったまでで他意はないというようなことを言っておる向きも聞くわけであります。私は性別によってやったりやらなかったりというのはけしからぬことであって、先ほど人事院の方がおっしゃったように、主たる扶養者、実態はどうかと...全文を見る
○安田小委員 そうすると自治省では、一切そういう女性の方は遠慮しろなどというようなニュアンスのことを指導したことはないということですね、はっきりお答えいただきたいのです。それがないかどうかということをはっきりお答えいただきたいのが一つと、現実にそういう運用は好ましくないと思うので...全文を見る
○安田小委員 その事務処理の簡素化というのはどういうことですか。
○安田小委員 あなたはそんなことをおっしゃいますけれども、たとえば民間会社の場合には、これは扶養手当をどういう条件で支給するかはその会社会社で勝手でございまして、扶養手当の制度がないところだってあるわけでございます。また、別なところでもらっていたからといって支給しないというふうに...全文を見る
○安田小委員 そうですね、だから夫の場合も全部、子供が生まれて妻が共かせぎであれば調べられる。現実に全部調べていますか。
○安田小委員 時間がなくなりましたので、ここで押し問答したくありませんけれども、実際国家公務員の場合も、夫の方が子供が生まれたといって申請した場合、妻が働いているかどうか、その先でもって扶養手当をもらっているかどうか、何十万という人に対して調べているということを聞いたことはないで...全文を見る
○安田小委員 いや私が聞いているのは、私が申し上げたように妻が出した場合は、慣例だから認めないとかいうような事実があったとすれば、指導されますかと聞いているのです。それは放置するのですか。
○安田小委員 時間が来ましたので、ほかにいろいろ一般消費税や何かの問題で聞きたいことがあったのですが、只松委員や貝沼委員もいろいろその方面で伺ったわけでございますので、この点は後の機会に譲りたいと思います。どうもありがとうございました。
12月07日第90回国会 衆議院 商工委員会流通問題小委員会 第1号
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○安田(純)小委員 各参考人には大変お忙しいところ御苦労さまでございます。  いろいろといま各同僚委員から質問がありましたので、私は時間の関係で若干の点だけお伺いしておきたいのですが、一つは、再販契約書の改正案というか修正案が公正取引委員会から五十四年二月と五十四年十月十一日で...全文を見る
○安田(純)小委員 そうすると、その後……。
○安田(純)小委員 次に、下中参考人にお伺いしたいのですが、いま言われたような経過で公取からまた修正案みたいなものが提示された。これに対して五十四年十一月二十一日に出版物公正取引協議会会長下中さんの名前で「出版物の再販価格維持に関する委員会規約・契約についてのお願い」というのを出...全文を見る
○安田(純)小委員 私、単純に伺っているのです。要するに、十一月二十一日に公正取引協議会の会長下中さんの名前で公取にお願いというものを出しておる。その中でいろいろ述べておりまして、最後に懇談会で詰めていきたいというような話で、「短期日に結論を出すようにいたしてまいりたいと存じてお...全文を見る
○安田(純)小委員 そうしますと、先ほど来の同僚委員の質問やいままでの御議論の経過をずっと見ましても、相当これは重大な問題だと思いますね。この問題について短期日に結論を出すようにしたいというふうに言われたのは何か理由がありますか。
○安田(純)小委員 終わります。
12月10日第90回国会 衆議院 航空機輸入に関する調査特別委員会 第2号
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○安田(純)委員 いままで同僚委員がいろいろな観点からお伺いしましたけれども、私もこの冒陳に絡んで若干お伺いしたいと思います。  まず第一に、冒陳によれば、伊大知氏が昭和四十二年初めごろ海部に、第二次FX売り込みを成功させるには有力政治家の後ろ盾が必要であり、元防衛庁長官の松野...全文を見る
○安田(純)委員 そうしますと、冒陳で言われている昭和四十二年初めごろというのには、時期の問題ですが、確たる根拠というか、そういうものはないというふうに伺ってよろしいのでしょうか。多分四十二年初めごろであろうという程度ですか。それとも何か、どこかの調書にそういう旨が出てくるのであ...全文を見る
○安田(純)委員 また、この伊大知調書について昭和四十二年夏、松野氏から塚田徹前代議士夫妻と同行してヨーロッパに行かないかと誘われたということも、新聞報道によるとそういうふうになっておるように報道されております。同年の九月二十日の出発前に伊大知氏が海部被告にあいさつに行ったところ...全文を見る
○安田(純)委員 海部氏に松野氏への工作を伊大知氏が勧めたこと、それから塚田氏に日商から金銭などの授受があった事実など、伊大知氏は航空機疑獄の解明について重大な内容の一端を明らかにしていると思うのであります。  そこで、前に渋沢委員も申されておりましたけれども、こうした事実の解...全文を見る
○安田(純)委員 そうしますと、この有森調書の内容が正しいとすれば、日商は四十年ごろ人事工作をやろうとしており、また衆議院の法務委員会で五月二十九日に伊藤刑事局長が四十二年夏ごろのものと見られる第三海部メモ、いわゆる第三海部メモですね、それでは「防衛庁最高幹部人事更迭運動遂に成功...全文を見る
○安田(純)委員 しかし、一つ一つのいままで公判で明らかになった調書あるいは冒陳、それからこの第三海部メモ、いろいろなものをずっと一連の時間づけで見てみますと、これは人事工作が先ほど申し上げましたように中間においてあったと考える方が合理的ではなかろうか。それが取り調べの結果いわば...全文を見る
○安田(純)委員 これは事実なしということであったのか、それともそうした人事問題については事実があったけれども、これは犯罪に該当せずということであったのか、そういう中身についてはどうですか。
○安田(純)委員 この点についても、私どもとしてはこの次元の流れといいますか事実の流れから見て非常に不自然な結論にならざるを得ないのであって、むしろ人事工作についてあったとするのが自然だし、それが犯罪を構成するかどうかという点についてはいろいろ考え方があると思いますけれども、われ...全文を見る
○安田(純)委員 取り調べに当たった検察官の考え方といいますか、調書のとり方にもよると思いますけれども、私ども、この当麻調書にはいま言ったように、首になわをつけても引っ張ってこいといったようなことがあれば、そこには、売り込みに火花を散らしておるはずのフォーサイスにしてみれば喜んで...全文を見る
○安田(純)委員 これから証拠に出てくるのかどうかわかりませんけれども、代理店変更についても松野氏がかかわって、その成功報酬の性格をも持っていたとすれば、四十五年春に松野氏が支払いを要求して日商がこれに応じたこともなるほどと納得できる文脈になるわけであります。  その点からも、...全文を見る
○安田(純)委員 大臣の決意はいかがですか。
○安田(純)委員 時間が来ましたのでこれでやめますけれども、犯罪捜査あるいは裁判の遂行ということで、この委員会で刑事局長などにそういう面でお伺いするのはおのずから限界も出てくると思うのですが、当委員会はそういう問題よりもいわばもっと広い意味での追及、真相の究明というのが役目として...全文を見る
○安田(純)委員 時間が来ましたので、後の機会に伺います。  終わります。