安恒良一
やすつねりょういち
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月12日 | 第91回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○安恒良一君 いま先公害問題で政府との間にやりとりがありましたが、私はその関連のスモンの解決問題についてお聞きをしたいと思いますが、御承知のように、昨年の九月十五日にスモンの早期全面解決を目指す確認書が関係者で結ばれました。自来スモン問題は解決の方に向かっていると思いますが、前橋...全文を見る |
○安恒良一君 ただいま厚生大臣から、投薬証明のない者については裁判所の意見を十二分に尊重して解決するという明確な答弁がありました。事財政支出に関しますので、ひとつ大蔵大臣の協力が必要だと思いますから、大蔵大臣の御見解をお聞かせ願いたいと思います。 | ||
○安恒良一君 両大臣の見解が明らかになりましたが、そこで、裁判所の判断が示されました以上、厚生大臣、国はその行政責任を自覚をいたしまして、製薬三社がその所見を受け入れられるように最善の努力を尽くすべきだと考えますが、どのように対処されますか。特に第一項は二十一日までに回答となって...全文を見る | ||
○安恒良一君 厚生大臣が誠心誠意当たられるそうですが、万が一製薬会社が聞かない場合には製薬会社自体に国会に出てもらうことがあり得ると私は考えますので、よろしくお願いをしたいと思います。 そこで、最後に総理にお聞きをします。スモン患者が発病以来十数年、訴訟開始以来八年、そして去...全文を見る | ||
○安恒良一君 終わります。 | ||
03月14日 | 第91回国会 参議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○安恒良一君 日本の経済の先行きが大変不安である、不透明の問題がありますが、それと同じように、私はわが国の福祉政策のあり方も大変むずかしい時点に立たされていると思います。世界でまれに見るこの急激な高齢化社会の到来、低経済成長への移行と、それに関連をいたしましたところの財政悪化によ...全文を見る |
○安恒良一君 私は八〇年代にどうお取り組みになるつもりだろうかと、このことをいま総理にお聞きしているんですが、現状認識といままでのことの御答弁ありましたが、八〇年代に三重苦をしょいながらどうされようとしているのか、このことについてお伺いしたい。 | ||
○安恒良一君 大変お答えが抽象的でわかりかねますけれども、中身についてこれから質問します。 大平総理が日本型福祉政策とよく言われていますが、その大平総理の日本型福祉政策、どうも精神的に温かい家庭とか相互助け合いとか、こういうことがよく強調されるようでありますが、大平総理の日本...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、関係大臣にお聞きしますが、平均的な日本の労働者の所得と、それからそれのいう生活状態について御説明をお願いをしたいと思います。 | ||
○安恒良一君 いや、私がお聞きをしているのは、これは総理府の家計調査でありまして、私は、きのう労働省の方にも毎勤統計から見る平均的な日本の労働者の像、これと、できれば総理府と労働省の間でよく話をして御説明を願いたいとお願いしたんですが、いまのはいわゆる統計資料の数字を読み上げられ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大変不満に思います。総理、これは後で聞きますが、これが縦割り行政の悪いところで、自分の省の所管をしている統計資料を読み上げるだけで、平均的な日本の労働者の実態というものの説明ができないんです。これは後で申し上げます。時間がなくなりますから。 そこで、総理にお聞き...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、国民生活と福祉の問題をお聞きしたんですから、総理の認識は間違っておると思いますが、これは数字を細かく議論する時間がありませんので、また改めて議論したいと思いますが、私は、今日国民は物価高と生活難等でいろんな不安に脅かされていると思います。 そこで、やはりい...全文を見る | ||
○安恒良一君 この点も見解を異にするのは、私は一般財政の伸びと社会保障の伸びをずうっと四十九年以降横並びに比較をして申し上げているわけですから、総理はことしの予算の中だけの問題言われていますから。 そこで、次にお聞きしますと、どうも私の質問に対しましても、また、きのうの大木同...全文を見る | ||
○安恒良一君 それではお聞きしますが、わが国の社会保障制度の第一の欠陥は縦割り行政が反映して複雑に分立しているのではないでしょうか。第二番目には首尾一貫性や整合性がない。第三番目は場当たりで計画性がない。第四番目は、民間によって行われる公共サービスのコントロールができない。こうい...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は委員各位のお手元に私が集めました資料を出しています。これを御参照願いたいと思います。また、この資料を整合化するために政府からも出していただきましたら、私の資料の方が詳しくて政府の方が詳しくない点がありますが、ほぼ似通っていますから、私の資料で論争を進めていただき...全文を見る | ||
○安恒良一君 失礼じゃないですか、よりますならばというのは。あなたの方の資料も出て、両方引き合わせて整合の上でやっているんですよ。いまの言い方は訂正してください。あなたの方の出ている資料を知らないんですか、あなたは。 | ||
○安恒良一君 それと比較してどうなんですか。 | ||
○安恒良一君 それならば、あなたのあれによりますればということじゃないでしょう。取り消してください。 | ||
○安恒良一君 そこで、次にお聞きしたいのは、こういうふうに分かれていますから、わが国は非常に年金関係の国家公務員、地方公務員が多いと思いますので、主要諸国におきまして年金関係に従事している国家公務員及び地方公務員等の対人口比について教えてください。 | ||
○安恒良一君 この資料をいただいていますが、大変これは不正確ですから、ひとつこれは重要なことですから一遍調べていただきたいと思います。 次にお聞きをしたいのですが、わが国の社会保障制度の首尾一貫がないということで、いわゆる受給開始年齢、この点で公務員の定年とそれから受給開始年...全文を見る | ||
○安恒良一君 委員長、これも時間の節約で、私が資料をいただいているものはそのままでいいわけです。ところが、これも大平総理にちょっと見ていただきたいんですが、実は、きょう私のところにこの二つを持ってきた。(資料を手渡す)これはどういうことを言おうとしているかというと、人事院は、私の...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理が認められましたので結構ですが、それじゃ今度は医療費政策についてちょっとお聞きしたいのですが、この医療費の抑制政策について諸外国はどのようなことをやっているのでしょう。わが国と同じように医療費が伸びて非常に困っている状況ですが、そのことについて厚生大臣から諸外国...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、総理、お聞きしますが、総理のお手元に差し上げました、私が調べました各国における医療費の抑制政策をごらんになっていただきたいと思うんです。 御承知のように、わが国の場合でも、すでに本年度で十一兆数千億ですね、五十八年になりますと二十兆二千八百億になるという...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理が行政努力でと言われましたが、厚生大臣、具体的に行政努力をどのようにしていまのように非常な勢いで年率十数%で上っている医療費を抑えられるんですか、具体案を聞かしてください。 | ||
○安恒良一君 これも時間がありませんから、また改めてゆっくりやりますが、そういうことをいつも言って、実際はいままでやっていないし、問題ですから。 そこで、次にお聞きしたいのですが、この前も厚生省がわが国における医療機関の地域偏在について発表されました。この点について、これも欧...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣が御承知なければ政府委員の方で、諸外国でやっている実例を西ドイツ、イタリア、アメリカ、イギリス、フランスについて挙げてください。それをなぜ言おうとするかというと、私は、いま言われたようなことで医師、医療機関の偏在が直ると思いませんので、諸外国の実例について御説明...全文を見る | ||
○安恒良一君 日本では、個人開業医の診療所開設とそれから病院の開設は、どういう制度になっていますか。 | ||
○安恒良一君 二つのことで適正配置ができますか。 | ||
○安恒良一君 いや、私が聞いていることは、個人開業医は届け出だ、病院は許可制だ、それで適正な配置ができますか、あなたたち自体が発表しているやつでも非常に偏在があるのじゃないですかということを聞いている。僻地じゃありません。大都会周辺もそうじゃないですか。 | ||
○安恒良一君 総理にお聞きしたいのですが、やはりこの問題もアメリカのところを見ていただきましてもわかりますように、病院の新増設は州の許可制で、それも必要な証明制度を導入しています。各国は、それぞれ立法措置を講じて医師の適正配置を行っているわけです。やっていないのはわが国だけなんで...全文を見る | ||
○安恒良一君 以上のように、わが国の社会保障制度の中身には数多くのまだ欠陥があります。やはり、こういうことについては勇気を持って直していただきたいと思いますが、総理、どうでしょうか。 | ||
○安恒良一君 そこで、総理は勇気を持って取り組むということでありますので、次にお聞きをしたいのですが、新経済社会七カ年計画の中の十五ページに、政府は社会保障についての基本的な考え方を書いております。「社会保障の基本的任務は、公的に保障すべき所得又はサービスを適切に提供し、国民が生...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、お聞きしたいのですが、低経済成長の中で今後どのように福祉の充実を進めていくかというためには、政府のやはり基本方針がないとだめだと思うのであります。五十一年五月策定の五十年代前期経済計画の中でも、「社会保障長期計画を早期に策定する。」というふうに述べられており...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、真に生涯にわたる生活設計に役立つ負担と給付の関係が数量的にも明確にされる、そして社会福祉の体系化こそが今日の日本の福祉社会の建設に必要不可欠な要素だと思うのであります。そこで、私は、国民大衆の生涯にわたる生活設計確立のため、行政改革の一環として少なくとも年金と...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の質問にまだ答えられておりません、国会における特別対策委員会の問題。 | ||
○安恒良一君 私がぜひお願いをしたいのは、行政費と同時に機構、これはうらはらの関係で、少なくとも日本のように九省にまたがって年金を管理しておるところはないんです。だから、関係閣僚懇ができただけでは問題は解決しないんです。事務機構がそうなっています。ですから、これは少なくともヨーロ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、国民として本当に安心して生活ができる、生涯にわたる生活設計ができまして社会保障計画がつくられるならば、財源が不足ならば大胆に福祉税の創設、こういうことを検討してもいいと私は個人的にも思います。必要なら、また給付に対しての負担も上げなけりゃならぬ。どころが、今日...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、いわゆるこの負担増のところだけを強調されるんじゃなくして、私は、低経済成長と老齢化社会という課題を調整、調和するためには福祉政策を重視する以外にはない。その場合には与野党の立場の違いはないはずだ。ですから、それにはまず長期福祉計画が必要なんだ、それをまず示して...全文を見る | ||
○安恒良一君 運輸大臣の答弁は全くわかりません。 そこでお聞きしたいんですが、検討を重ねられている法制上のいろんな問題点があると聞きますが、どういう問題点があるか。またどういう点を去年私がお聞きをした以降検討を重ねられて、解決をしている点は何であるかお聞かせください。 | ||
○安恒良一君 お聞きをしたいんですが、いま言われた中で、おおむね十年ぐらいを目標にと、こう言われたんですが、六党でおととし決めまして、もう一年半ぐらいたっていますね。まさかこれから十年もかかるということじゃないんでしょう。いま言われたようなことをどういう計画で、いつからどういうふ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま言われたことをするのにしても、関係法規はどうなるんですか。あなたたちが決めればすぐそれはできることですか。国会との関係はどう考えられますか。 | ||
○安恒良一君 この点で自治省にお聞きをしたいんですが、私たちは少なくとも、社会党からもこの考え方を出したとき、地方陸上交通ということになると陸運局長の権限では無理だろうと、やはりまず県知事を中心に、もちろん陸運局なんかの意見も聞いていくんですが、そういうふうにやらなきゃならぬだろ...全文を見る | ||
○安恒良一君 運輸省。 | ||
○安恒良一君 そうすると、まだこの点も調整が済んでない。ほとんど一年たったけれども何にもやってないということがほぼわかったわけです。 そこで、私は権限の問題が、やはりどうもいまお聞きをしても——ところが去年私の質問に対して、財政的な問題は大変だが、権限的な問題は両大臣が話し合...全文を見る | ||
○安恒良一君 やはり私ども、同僚の山崎委員から御質問があったように、大臣が十カ月ごとにかわりますから、こういうところで聞くと、みんな一生懸命やる、やると言うのですね、一年たってみたら全く進歩してない。こういう点、大平総理、どうお考えですか。去年の議事録を読み、いまの答弁を聞いても...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、去年も大平総理、引き続き努力するとか、全く去年は突っ込んで、最善の努力をするとか、大蔵大臣だったら中身の金のことについても検討するとか、そういうことを言われているわけですね。ところが、一年たったら何にもですね。少なくとも何点か、これとこれは片づいたとか、これは...全文を見る | ||
○安恒良一君 しかも、これは六党が共同で決議されたことなんですよ、国会で。私たちが単なる注文をつけているわけじゃないんです。自民党を含めてみんなで、これは非常に国民の足を守っていくことは重要なことだからやろう、それがためには立法措置も講じようじゃないか、財政措置も講じようじゃない...全文を見る | ||
○安恒良一君 これをもって終わります。(拍手) | ||
03月18日 | 第91回国会 参議院 社会労働委員会 第3号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、まず最初に、老人医療制度について御質問したいと思いますが、本格的な論議はいずれ関係法案の中でやるといたしまして、御承知のように、老人医療制度は急速に高齢化社会を迎えるわが国において、高齢者の医療保障問題として私はきわめて重要だと思うんです。しかるに一方、政府自...全文を見る |
○安恒良一君 制度審にお示しされるのは結構ですけど、この問題は制度審じゃなくて、本委員会における約束なんです。ですから私は、きょうは細かいところまで聞こうと思いませんが、こういうことについてはこういう問題点があるとか、ここをこうしたいとか、こういうふうに考えているということについ...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がありませんので、この問題だけやっているわけにはいきません。 私は、いま厚生大臣に、あなた自体として、たとえば一番大きい問題として制度は別個建てを考えられているのかどうか。新聞によりますと、あなたは別個建てが望ましいというようなことを言っておられるそうですが...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは時間がありませんから、いずれ健康保険法の議論を始めなきゃならぬ、そのときに譲っておきましょう。いまのお考えは全く別個建てにしたいということだけはわかった。あとはいままでのこの委員会で議論をされておったことから全く後退をしています。そういう意味ですから、これはこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の方の調査で言いますと、大臣、これはよく聞いてほしいんですが、すでに調査も完了し内申が済んでいる、それが四組合あります。それから設立を希望しているが、県の方でまだ手続はちょっとやるなと、こういうことでとめられているのが七組合、それから設立を希望している組合は六十五...全文を見る | ||
○安恒良一君 全く理由になりませんね。健康保険法をよく読んでください、法律を。いまあなたが言われたように、政管からいい組合が抜けるから困るなんということは全く問題になりません。もしもこれらが行政訴訟を起こして、あなたたちは法律的に勝てると思っているのですか、こんなことをして。いま...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、大臣にお聞きをしたいんですが、いま言われたように行政上の裁量の余地というのはおのずから限度があるんです、法理論的に言って。私はもう無理があると思うんです。というのは、まず行政上の裁量の余地というのは、第一は、この健康保険組合が設立をされて、本当に健康保険法に...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣から、条件の整っているところはきわめて早い時期に認可をすると、きょうははっきり言明をされましたのでその点を受けとめますから、どうかいま申し上げたように条件が整って、しかももう二年も三年も待っている組合があるわけですから、早急に認可をしていただきたいということを申...全文を見る | ||
○安恒良一君 少なくとも私は前厚生大臣との間にお約束があるわけです。どんな約束があるかというのは皆さん担当者は十分に御承知だと思いますし、それから厚生大臣も引き継ぎをされていると思います。いわゆるこの九・一五の妥結のときの協定書、それに基づく覚書等々があるわけですから、その中でこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひ大臣にお願いしておきたいんですが、すでにスモン問題を私は予算の総括の段階で関連として申し上げておりますから、今度またざっくばらんに申し上げて二十二日、予算委員会の一般質問をやることになっております。ですから、それまでの間にぜひひとつ御解決の努力を願いたい。私は私...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は、これもすでに予算の総括の段階で申し上げたんですが、投薬証明のない方について三月七日の日に東京地裁民事第三十四部が当事者双方出頭させた上で、投薬証明のない方について二つの所見を出しました。これはすでに両大臣、厚生大臣、大蔵大臣ともこの所見を守っていきたいというお...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、いいですね。 | ||
○安恒良一君 では、時期、方法はお任せいたしますが、どうか、何回もくどいようでありますが、一応裁判所の回答日が二十一日ということに第一項についてはなっておりますから、ぜひその点を重視をして、あとは大臣、担当局長にお任せいたしますので、やっていただきたいと思います。 それでは、...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃお聞きしますが、いま法人事業所総数というのはどのくらいあるんでしょうか。 | ||
○安恒良一君 百五十万の法人の法人税というのは、率直なことを言って大変な事務取り扱いになっています。それで医療機関における一人法人が認められたら、それじゃ大蔵省はさらに法人がどれだけふえると思われますか。 | ||
○安恒良一君 どうも審議官に来てもらいましたけれども、資料その他準備不足ですからやむを得ません。これはいずれまた予算委員会で大蔵大臣それから主税局長に少しお聞きをすることにしましょう。 そこで、厚生省側について、この一人法人問題が最近にわかにいろいろ議論をされているようですが...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃこの問題、私はきょうは十一時七分までですから、あと若干しか時間がありませんからあれしておきたいと思いますが、私はこれもちょっとあれしておきたいのですが、大臣に認識を誤っていただいてはいけませんから……。 この前、大臣の御答弁の中に、社会党を初め野党の方々...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃもういよいよ時間がなくなりましたから、また改めてゆっくりやりますが、ただ一つだけちょっとお聞きをしておきたいのですが、御承知のように、医療費の不正請求、その他不正支払い等々で健保連がこういう問題について告発調査をやっています。そういう中で、これは私が私なりの...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はおたくで調査されていると思ったのですが、ないということになると論議がかみ合いませんから、それじゃ早急にひとつどういう調査依頼があったのか。それからいま一つは、すでに回答済みのものがありますね。これ等について調査をしてもらいたい。 それじゃ、回答済みの問題につ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ委員長、保留します。 これは、早急に調べてほしいのはどういうことかというと、一つ、二つ事例を挙げておきますと、もう私のところには医療機関の名前も全部わかっているのですが、歯科なら歯科のあるお医者のところへ行きまして、当然健康保険でできるのに自費でしかでき...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃこの第二号を、本文に書いてあるように、いわゆる不正又は不当の疑問が生じた場合というふうに、こんなことを直すことは簡単ですから直してください。 まだたくさんありますが、私の時間は七分までということですから、きょうはこれぐらいにしておきます。 | ||
03月18日 | 第91回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 それでは、内山公述人と藤田公述人、二人の方に大変御苦労さまですが、時間の関係がありますから一括してお二人にお聞きしますので、どうぞお答えを願いたいと思います。 まず最初に内山さんにお伺いしたいんですが、私も高齢者問題というのは非常に大変な問題だと思うのです。そこ...全文を見る |
03月22日 | 第91回国会 参議院 予算委員会 第13号 議事録を見る | ○安恒良一君 まず、きょうは外務大臣おられませんので、主要な所管事項である大蔵大臣にちょっとお聞きをしたいのですが、きょうの新聞で、中国のIMF及び世界銀行加盟問題について、加盟か、このように報道がされておりまして、IMF、世界銀行の代表団を近く中国に派遣するかどうか、こういう問...全文を見る |
○安恒良一君 早ければ六月に加盟が実現するのではないかと、これも報道されていますが、いま大蔵大臣が言われましたほかに、問題点といたしまして、現在加盟をしている台湾の取り扱いの問題とか、それから台湾の持っておる負債の取り扱いの問題等、いろいろな問題があると思うんですが、そこらの問題...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも新聞報道によりますと、第二世銀の貸付原資に余裕ができてきた、そこで新規貸出先を求めている、中国はその最適の候補と考えられると、こういうふうに報道されていますが、その実情はどうなんでしょうか。また、中国が加盟をした場合にこの第二世銀からの融資が受けられるのかどう...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、この問題はこれぐらいにしまして、次の問題でお聞きをしたいんですが、次の問題は、自動車の運転手の労働時間の改善の問題についてお聞きします。 そこで、まず最初に、日本坂トンネルの大事故が起きていますが、その後この大事故の原因とそれが防止対策についてどうお考...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ、まだ捜査が続いていると、こういうことなんですが、私は、いまも杉原さんが答えられたように、直接は、一つはやはり車間距離の問題があっただろうと思うわけです。ところが、いま第二番目に答えられましたように、過労問題が私はあるんじゃないかと思います。というのは、当時新聞...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が運輸省と労働省に聞いているのは、当時、新聞がそういう報道をしておったので、本当に一カ月に十四回も東京−大阪を往復している事実があったのかどうか、そういうことを調査したのかどうかと、こういうことを労働省は基準監督の立場から聞いているわけです。運輸省は運輸省で、そう...全文を見る | ||
○安恒良一君 一カ月に十四回往復したという事実がないとすれば、調査した結果についてどうだったということを言ってください。 | ||
○安恒良一君 私の質問に目の前で一生懸命見なきゃならぬようじゃどうにもなりませんから、まあその点は後で議論することにしましょう。聞かれて、そこで一生懸命これはとやっておったんじゃだめですよ。 そこで、率直に言って、私どもの調査では、やはりいまいろいろ挙げられたところにおいて、...全文を見る | ||
○安恒良一君 以上のような改正がされたことを私も歓迎する者の一人です。 そこでお聞きをしたいんですが、これが具体的実行を図らなきゃなりません。そういう意味で、まず道路公団にお聞きをしたいんですが、今日、高速道のサービスエリアにおける午前零時から四時の状況はどういう状況になって...全文を見る | ||
○安恒良一君 道路公団と建設大臣、それから国家公安委員長であります自治大臣にもお聞きしますが、私どもの調査では、いわゆる高速道路におけるサービスエリアというものはただ単に運転手の休憩だけでなくて、すでにもう車が置けなくなってはみ出ている、その結果、いわゆる路上駐車といいますか、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあサービスエリアもパーキングエリアも非常に手狭だし、問題が起きているということ、それぞれお認めくださいましたし、事故が起こったのは五件だというけれども、事故が起こってしまっては問題にならぬわけですから、この点まずそういう現状確認ができたということで次に話を進めてい...全文を見る | ||
○安恒良一君 私がお聞きしたのは、いわゆるこのトラック輸送の現状についてもお聞きしたんですが、的確な答えがありませんから、私はやはり百キロ未満の近距離輸送というのは圧倒的にトラックのシェアが高いんじゃないかと思いますから、いま少しトラックが保有台数がどうなって、輸送現状がどうなっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、トラックの輸送がとまれば、あしたの生活必需品や工場の原材料が手に入らないと、こういう物流体系ができ上がってしまっている、だから、この省エネルギー時代に入りましても、まだまだこのトラック依存の傾向は変わらないと、こういうふうに見て間違いないでしょうか。 | ||
○安恒良一君 それでは現状が確認をできましたから、新しい二・九通達において一番目玉と言われているのは、連続運転は四時間だと、それからいわゆる一日のハンドル時間九時間、こういうことになっていますね。そうすると、この四時間というのはどのくらいの走行キロになるんでしょうか。これは運輸省...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこでお聞きをしたいのですが、そうしますと、四時間ハンドルを握ったら休憩をしなきゃならぬ、それなら休憩所が要ると思うんです。それからキロ数にすると、一般道路だったら百五十キロ未満ですね。百五十キロまでいくかどうかわかりません。四十キロのが非常に多いわけです。高速道路...全文を見る | ||
○安恒良一君 いまの答弁は後から、大分問題がありますから、特に労働省の言ったこと、後でしますか、そこで私はどうしてもやはりいま言われたことを守るためには運転手さんの休憩所というものを完備をしていかなきゃならぬと思うんですね、百五十キロなら百五十キロ走ったら休まなければならぬわけで...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は軽油引取税を財源としたこのようなことは非常にいいことだと思いますし、今度またこれが五十五年から五十七年までこの措置が延長をされたことも歓迎しているものでありますが、そこでそのうちの第一点の輸送サービスセンターとトラックステーションの建設状況はどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 いまお聞きをしますと、私はそれぐらいの建設状況では新二・九通達を守ることは不可能だと思うんですね。高速道路だけでなくて、一般道路を含めて、たとえば一般道路だったら百五十キロに一カ所これは要るわけです。そういう意味でどのくらい休憩所なりトラックステーション、まずトラッ...全文を見る | ||
○安恒良一君 個所がなかなかまだわからぬそうですから、それは後でまたあれすることといたしまして、現在この運輸事業振興助成交付金の中でつくられたのは、一カ所どういう規模で、どのくらいのお金がかかったんでしょうか。 | ||
○安恒良一君 いまお聞きしますと、少なくともまずどんな小さいところでも土地は最低三千坪は要るだろうと、これは大都会ではとてもそんなものできませんけれども、そう思いますね。それから、やっぱり一カ所の建設費というのは、いまお聞きをしますと、大体三億から五、六億かかっていると、東京なん...全文を見る | ||
○安恒良一君 建設大臣にお聞きしますが、道路整備特別会計というのは、単に道を舗装する、改良するということだけではないんじゃないか。少なくとも今日これだけの自動車時代になりますと、駐車場というのは、私はいわゆる道路の施設の一端だというふうに思いますが、建設大臣、この点どうお考えです...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、この問題だけに時間をとっておくわけにいきませんから、最終的にこれは大蔵大臣、建設大臣、それから労働大臣等にお聞きをいたしますが、いま私が実態を明らかにしましたように、高速道路におきましてもまた一般道路におきましても、この二・九通達を守るためには、どうしてもま...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、大蔵大臣を初め御要望しておきたいんですが、道路整備特別会計というのはいろいろないきさつがあったことは事実です。しかし、これを一般財政にという意図もことしお持ちになって、挫折されたことも事実ですね。しかし、私が言っていることは全く無関係のことを言っているわけじゃ...全文を見る | ||
○安恒良一君 五十八年二十兆ということがかなり前から言われていますが、そのことはどうですか。 | ||
○安恒良一君 まあ、いずれにしましても二十兆ちょっと欠けるということで、いままでの過去の伸びは年率約一五%近い伸びだったと思います。 そこで、医療費がふえる要素について何と何があるというふうにお考えですか、ひとつお話し願いたい。 | ||
○安恒良一君 現在までの医療費の増というのをそれだけで——いま挙げられたものは、私は計量的にもある程度わかると思いますが、それ以外にいわゆる自然増というのがあるのじゃないでしょうか。 | ||
○安恒良一君 そこで、私はいま一遍これは大蔵大臣と厚生大臣にお聞きをしたいんですが、私は総括の中で、このように医療費がどんどんふえていくことについて国民がもう負担にたえかねる、低経済成長で。そこで、医療費そのものの抑制について諸外国はいろいろな英知を働かせているから考える必要があ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま大蔵大臣から、医療費問題の一つの大きい問題として医療費のむだ排除について考えなければならぬと言われたので、私もまさにそのことは同感でありますが、厚生大臣と大蔵大臣にお聞きいたしますが、医療費のむだ排除について具体的にどういう方針をお持ちで、どういうことが考えられ...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ大蔵大臣のはある程度具体的な話がちょっと出たんですが、厚生大臣、担当大臣として全くいまのあなたの御答弁は抽象的で理解に苦しみます。もう少しきちっとひとつ。 そこで、やむを得ませんから私は少し聞いていきたいと思いますが、医療費のむだ排除について考えられる事項の...全文を見る | ||
○安恒良一君 私がきょう聞いているのは、医療費のむだ排除の観点から考えられる医療供給面を聞いていますから、これからもそういう点で……。 そこで、いまいろいろなことを言われましたが、私は、一つの問題として、これはやはりたとえば病院と診療所の機能分化ということも考えなきゃならぬの...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも全くピントが外れて、医師会がこわいこわいということで、明確な答弁でありませんね。私がお聞きしていることは、たとえば人工透析施設とかCT施設など、高度な医療施設の配置、使用のやはり適正化をやらなきゃならぬ。いまあなたがお答えになったのは、医療金融公庫から金を貸し...全文を見る | ||
○安恒良一君 病院はどうするの、開業医だけ聞いていない。 | ||
○安恒良一君 これも全く答えになっていません。私は、病院、病床の適正配置をこの際考える必要があるのじゃないかと聞いているのですよ。あなたは、じゃふえないように抑える、こう言っているのです。もう少し人の質問をきちっと聞いてもらいたいのです。 | ||
○安恒良一君 あのね、必要なと言われていますけれども、あなたたち自身の病床、病院の偏在や医者の偏在のワーストといいのと発表されたじゃないですか。その中において、たとえば非常に医者の少ないところ、病床の少ないところ、国民が困っているところ、こういうことが過日厚生省の調査で大きく新聞...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも全く答えになっていません。時間がありませんからあれします。 私は、大臣、これはひとつ検討してもらいたいと思いますが、自由開業でやられる部面は構いませんが、保険医を標榜する以上、やはり地域、人口等々で医者の適正配置をもう考えるべき段階に来ている、これは病院、...全文を見る | ||
○安恒良一君 保険行政面でたったそれだけですか、ほかにありませんか。 | ||
○安恒良一君 私は過日総括で厚生大臣にお聞きしたら、医療費のむだ遣い、特に医療費抑制についてわが国は直ちに抑制方法自体を考える必要はない、監査指導を強化すればいい、薬価基準の適正化をやればいい、こういうお答えでありました。私は時間がなかったからそのまま見過ごしましたが、なぜかとい...全文を見る | ||
○安恒良一君 衆議院(しゅうぎいん)の議事録では、いわゆるこれは、大原さんが、偶然か何か私の発言も渡辺委員の発言も一致していると。そこで、これは予算委員会の意思表示でもあるのだから、この問題は理事会で十分相談してもらいたいということで、向こうの委員長は、理事会で相談しますと、こう...全文を見る | ||
○安恒良一君 この点も時間がありませんからあれですが、やはり野呂厚生大臣、もうお考えになるときに来ているのじゃないか。というのは、これがあるからやりやすいわけじゃないのですよ。たとえば大阪の川合病院なら川合病院についてまだ依然としてできないでしょう。それはやはりこういう問題がある...全文を見る | ||
○安恒良一君 たとえば、あなたが答えられました指導官とか専門官を設置する、そのことすらボイコットされているじゃないですか。それで本当にこういうとこで聞くと、監査指導をやりますと言いながら実際はやられてないんじゃないでしょうか。そういう単純なことでもボイコットされている。そういう現...全文を見る | ||
03月31日 | 第91回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第2号 議事録を見る | ○副主査(安恒良一君) 以上をもって浜本万三君の質疑は終了いたしました。 ――――――――――――― |
○副主査(安恒良一君) この際、分科担当委員の異動について御報告いたします。 本日、浜本万三君及び小野明君が分科担当委員を辞任され、その補欠として穐山篤君及び赤桐操君が分科担当委員に選任されました。 ――――――――――――― | ||
○副主査(安恒良一君) ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕 | ||
○副主査(安恒良一君) 速記を起こして。 次に、穐山篤君の質疑を行います。 | ||
○副主査(安恒良一君) ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕 | ||
○副主査(安恒良一君) それじゃ速記を起こして。 | ||
○副主査(安恒良一君) 以上をもって穐山篤君の質疑は終了いたしました。 次に、赤桐操君の質疑を行います。 | ||
04月01日 | 第91回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第3号 議事録を見る | ○副主査(安恒良一君) ただいまから予算委員会第三分科会を再開をいたします。 午前に引き続き、昭和五十五年度総予算中、郵政省所管を議題とし、質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。大森昭君。 |
04月09日 | 第91回国会 参議院 社会労働委員会 第6号 議事録を見る | ○安恒良一君 労働行政一般についてきょうは質問をする日でありますが、御承知のように春闘がまさにたけなわという状況でございますので、きょうは主として、私に七十分の時間が与えられておりますから、まず春闘問題を申し上げ、時間があれば労働行政全体について御質問をしたいと思います。特にお忙...全文を見る |
○安恒良一君 きょうの朝刊を拝見しますと、何か関係閣僚の皆さん方もきょう金属労協に対する回答が出ることは事実だ、問題は、私鉄の回答が回答指定日である十日に出るかどうかわからぬけれども、場合によっては、それは出なくても、公労協だけは十一日なら十一日に回答するようなことが報道されてい...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、春闘全体と政府の関係について御質問したいのでありますが、昨日も衆議院の社労におきまして賃金問題の決定に対する政府の介入について労働大臣から、そういう事実は全くない、またそういう意思もないと、こういうお答えになっております。しかし、過去の春闘で、これは私自身も...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういう答弁は名答弁と言わないでおとぼけ答弁というわけですね、これは私の意見ですが。 そういうことになりますと、しばしば私鉄の労使交渉の場において、いわゆる運輸省からの指導とか労働省からの指導ということがあることは、これは全部経営者がうそを言っている、こういうふ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私が聞いていることは、過去においてそういうことが交渉の席上でしばしば言われているが、それは一方的なうそを言っているというふうに思っていいんでしょうかと、そのことを聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 それでは、まだ介入問題は後続きますが、ただ官房長官はお忙しいようですから、官房長官にかかわることだけ先に一つだけやって官房長官には御退席願って、その問題をさらに続けていきたいと思います。 実は、春闘共闘の代表が大平総理に物価問題、これは国民的要求の重要な課題、物...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私も総理がお忙しいことを知っていますし、総理がお目にかかれないときに官房長官がお目にかかられることを決してけしからぬと言っているわけじゃないんです。ただ、御承知のように春闘共闘八百七十万、それから政策推進労組会議五百万なんですね。同じ物価問題で懇談を申し入れた...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ官房長官、結構でございます。 そこで、官房長官には御退席を願ったのですが、私は政府の春闘介入問題の具体的な実例の一つとしてひとつ問題をお聞きをしたいんですが、いまも、全く介入する気はない、あくまで労使で自主的に決めてもらいたい、こういうことでありました。...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、電力料金が原価主義ということで国民生活に影響を与えるから厳しい査定をされた、そのことについて意見を言っているわけじゃないんです。それは私は、そういう態度を貫かれると。ところが、賃上げを予算で七・三%の申請に対して通産省は査定段階で五・五%に削減をされたと。あな...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がないから聞いたことだけ答えてください。電気料金のことを審議しているわけじゃない。そんなことはよう知っているんだから。 私が聞いていることは、五・五という査定は、いまあなたが言われたように主要公共料金関連事業の中で査定をした、こういうことですね。そうすると、...全文を見る | ||
○安恒良一君 労働大臣、声が大きいということが介入ということではないんです。たとえば現在昭和六十年までは五十五歳から六十歳までの階層が増大します。それから昭和六十年以降になりますと、今度はこの階層がさらに六十五歳の階層へ移動していくわけです。そういう問題について終身雇用制があるか...全文を見る | ||
○安恒良一君 この問題はまた改めていたしますが、私が言っていることは、雇用審議会に任せるとか労使に任せるんじゃなくて、積極的にこの年齢による雇用差別について歯どめをかけるということの制度そのものについて、もう検討すべき時期に来ているということを申し上げているわけでありまして、衆議...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんな抽象的なことを聞いているわけじゃないんです。櫻内さん自体が六・四%は達成が困難だと、こういうことを自民党の幹事長がお述べになっている。一方、御承知のように消費者物価の上昇は二月で全国平均で八%、東京都の区部は三月で七・三%、こういうことになっているわけです。で...全文を見る | ||
○安恒良一君 簡単に答えて。 | ||
○安恒良一君 これでまた時間をとって悪いですが、そこで今度は労働大臣にお聞きをしたいんですが、現在八%要求ということで八%から一二・五%ぐらいの要求が出ています。実際私は八%というのは大変控え目な要求だというふうに思っています。しかし、いまのような状況でまいりますと、賃上げがたと...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま労働大臣は、八%要求として出そろったから途中で挫折することなくというのは、八%は最低必要だと認められたというふうに私は思うものです。 私がお聞きしていることは、政府の経済見通しで国民総生産の名目九・四と実質四・八%と、それから消費者物価の六・四と、こういうよ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなことを聞いているんじゃないんです。いいですか、八%という要求は私から言わせると本当に控え目でぎりぎりだと思ってるんです。そういう中で、物価との関係なり国民総生産の伸びなり、それからいわゆる民間の消費支出の問題なり、それからいま申し上げたような雇用所得の伸び、こ...全文を見る | ||
○安恒良一君 もうだんだん時間がなくなってきましたから、私は言っておきますけれども、どうもあなたたちの言っていることはちぐはぐなんです。六・四%は一生懸命やりますと、私は非常にそのことが困難だと言っている。これは後から答えがわかること。それからいまも経企庁が答えたのですが、海外要...全文を見る | ||
○安恒良一君 証券は入っていますけれども、これは私、去年のやつを一から二十二まで見ていますけれども、たとえばホテル、銀行、それから商社、保険、こういうのが除かれているんです。こういうところは率直に言って毎年の春闘で賃上げ額はかなり両目に決まっているんです。そういうところを除いて、...全文を見る | ||
04月22日 | 第91回国会 参議院 社会労働委員会 第7号 議事録を見る | ○安恒良一君 政府は、昨年の十二月二十八日、行政改革の方針を決めました。その一環としてこどもの国協会を五十五年度末までに廃止をし、その業務の運営を社会福祉法人に行わせる、こういうことを閣議決定いたしまして、この国会にその法案が提出をされていますが、こどもの国は、御承知のように次代...全文を見る |
○安恒良一君 こどもの国を設立をしましたとき、特殊法人が最も望ましいというふうに政府は答弁をしています。その時点と現在とではどこがどう変わってそういうことになるんですか。 | ||
○安恒良一君 全く局長は詭弁で、苦しい答弁ですね。あなたの心と違うことを言わなければいかぬからその点は同情しますが、ただ、いまあなたも言われましたように、当初国営で直轄でやるか特殊法人でやるか、こういう議論があったのは私は当然だと思うんです。こどもの国という非常に次の日本を背負う...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の方から皆さん方が決められたことを言いますと、まず特殊法人の統廃合の問題は、特殊法人の人事と給与の適正化、それから財政再建を中心に据えたいわゆる特殊法人の整理、それから行政の簡素化、合理化、これはもちろんあくまでも財政再建に役立つということですね。こういう意味で二...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、今度はこどもの国の方に戻りたいと思いますが、こどもの国の今日までの運営は独立採算制において行われています。そしてそれで収支を全部償ってきています。 ただ、御承知のように、国は基本的な整備ということで整備費について、たとえばことしの場合でありますと一億円ぐ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はいまの大臣答弁に納得ができないのでありますが、行政改革の目的は、何回もいまやりとりしましたように、国の冗費を節減し財政を確保することにあるわけであります。こどもの国を廃止しても私は一円も国費の削減になるというふうには考えられません。それから、むしろいま大臣が言わ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これまた大変苦しい答弁をされていますね。私はどうしてもいまの大臣、局長の答弁ではわかりません。納得できません。なぜ民営にした方がよくなるのかというのはこれからおいおい中身を詰めていきますが、そこで、これだけに時間をとっておくわけにはいきませんから。 私がお聞きを...全文を見る | ||
○安恒良一君 私がお聞きをしているのは、結局いままでこどもの国は開園当時から入園料、駐車料、施設利用料、売店収益というもの、それから職員の人件費、これは全部独立採算制によって運営されていますね。 それから、国の補助金としては園内の基幹施設ということで道路とか芝生、それから消火...全文を見る | ||
○安恒良一君 余り聞かないことを答える必要はないんです、細かいことは後でまた聞きますから。 私が聞いているのは、運営は独立採算制で行っていく、そして施設整備補助等は従来どおり行うのかということで、行うなら行うでいいわけです。それは行うということでいいですね。 そこで、行政...全文を見る | ||
○安恒良一君 加地さん、あなたをもうこれで解放しようと思ったけど、そういう抽象的な答弁では解放できないんだ。よりサービスがよくなると、これからずっと私聞いていきますが、税金の問題から料金の値上げの問題からいろんな問題があって、あなたはサービスがよくなると言ったけど、そういうことを...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、次を聞きましょう。 社会福祉法人になった場合には税金が課せられることになりますが、税金はどのくらいになるというふうにお考えですか。 それから、その場合に、こどもの国の収支は年間二千万円程度の収支差があります。その収支差は、国の補助が得られない施設整...全文を見る | ||
○安恒良一君 加地さんもほかのあれがあるから帰ってもらっていいんですが、ただ、加地さん、一言言っておきますが、答弁は注意をしてやられた方がいいと思いますのは、一般論として言われたということですから、中身はよくわからぬそうですから、それは結構です。 ただ、いまあなたの言っている...全文を見る | ||
○安恒良一君 収支差額だよ。 | ||
○安恒良一君 私の手元に四十一年から全部ありますが、大体この四十年代は、四十二年、四十三年は赤字。あと、せいぜい三百億から八百億ですね。それがだんだん、一つは入園者がふえる、それから何回かの料金値上げがあります。こういう中で、いま言われたように現在大体二千万程度、五十四年度は、私...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、この点も、だんだん時間がなくなってまいりましたから簡潔に聞いていきたいと思います。 まず第一点は、どうも私が心配なのは、収益が非常に少ないために、いま大臣が、従来から出しているところの補助金、それからさらに細々とした施設の整備、そういう点についても前向き...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 それでは、やはり、こどもの国を運営していく人員というのが子供の安全確保に非常に重要だというふうに私は思いますが、現在は管理職五名、職員の現在の人員はどうです。 | ||
○安恒良一君 四十八名ですね。私は、往々にして、これが民営に移管をされ、赤字すれすれの経営になってまいりますと、人員の削減とか合理化とか、こういうことが行われはしないかという心配をするわけです。その場合に、このこどもの国の場合は人が減ることが安全確保につながらないわけです。それは...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 それでは、現在の職員を合理化、削減などをすることはない、むしろ入園児の増加に従って安全のために職員をふやしていく、こういうことについて承っておきます。 そこで、民営に移管をした場合に、職員の雇用、給与等の賃金、それから労働時間、休日、休暇、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 それから、いまも言われたように、社会福祉法人になると天下りの役員や職員がなくなるというか、民間からも人が入れられる、こういうことでありますが、天下り役員、職員が何人いるのか、その前歴をひとつ示してみてください。 | ||
○安恒良一君 今度このような特殊法人から新しい法人になりますと、県や市の監督ということになり、関係が出てまいりますね。そうしますと、いまでも、言われたとおりに天下りの役員や職員がおるんですが、さらに今度は県と市の関係が出てまいりますから、そういうところから天下りの役員や職員がふえ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、好ましいと思っていないんではないんだよ。そういうことはいままでずっと答弁してきたことから、やらないということでしょう。むしろあなたたちは、自由濶達に民間の力を活用するということだから、好ましいと思っているんじゃない、やらないということです。また、そういう運営を...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから、朝日新聞社から園長がお見えになっていますが、朝日新聞社とはどんな関係にあるのか。私が聞いたところ、空席になっていますが、業務部長も何か朝日新聞社からお見えになる予定だということですが、朝日新聞社はどんな補助をこのこどもの国に与えているんですか。どういう因果...全文を見る | ||
○安恒良一君 私どもの調査によりますと、いま言われた資金募集の協力事務はされていますが、そのほかに、あなたが言われた広報とそれから催し物の共催費ということで、年間に百万円ぐらいの補助金が出ているというふうに思いますが、そういう点でいいんでしょうか。 | ||
○安恒良一君 百万円ぐらいですか。 | ||
○安恒良一君 わかりました。 それじゃ、次のことに進んでいきたいと思いますが、法案によりますと、一切の権利と義務を新法人が継承することになっておりますが、「一切の権利義務」とは何のことを言ってるんでしょうか、そのことを明らかにしてください。 | ||
○安恒良一君 二十数項目をいまここで読み上げられると時間がありませんから、後から資料をください。 それから、「必要な事項は、政令で定める」ことになっていますが、「必要な事項」とは、具体的に何を指してるんですか。 | ||
○安恒良一君 そこで、ちょっとこれと関連してお聞きをしておきますが、駐車場の土地を約五千坪、神奈川県と横浜市から無償で借りています。これは誘致をするために当時神奈川県、横浜が無償でこれを提供されて、そして現在は駐車場でありますから、もちろん有料で駐車場の運営をされてると思う。そこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、この点ひとつぜひお願いをしておきます。私の調査では神奈川県も横浜市も結構だと言っていますが、どうも自治省ですから。これは大臣の方から、こういうものについていまさら賃貸し料を——誘致するときには無料で貸しておいて、こういう法人になったから賃貸し料を取るなどという...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、以上でこどもの国の問題については終わりたいと思いますが、聞けば聞くほど、いまずっと時間を一時間半ぐらいかけまして議論したのに、どうもこどもの国を新しい社会福祉法人にしなきゃならぬという理由が薄弱であります。また、その方が子供に対するサービス向上につながるとは、...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、そういう精神論をお聞きをしているわけじゃないんです。無限の責任を持っているとか誠心誠意ということじゃなくて、御承知のように、内田裁判長は個別の百十九名については三月二十一日までに回答をしろということだったと思います。きょうは御承知のように四月のもう二十二日なん...全文を見る | ||
○安恒良一君 いろいろ配慮をされているようですが、私たちは、他の野党からも出ていると思いますが、少なくとも製薬三社の社長を証人ないし参考人として喚問をしたいということを理事会の議題に挙げているわけです。でありますから、いまの大臣答弁を、逆に私の方からこういうふうにお聞きしましよう...全文を見る | ||
○安恒良一君 そのように期待をしているということで、はっきりいたしませんが、こういうこと等々を考えてまいりますと、遠藤さんはおられませんが、竹内さんはおられますが、一遍自民党の皆さん方も理事会の中で問題の解決のために——私も何も呼ぶことだけが能じゃないと思います。しかし、いつまで...全文を見る | ||
○安恒良一君 五十五年度はどうなっていますか。予定ですが、どうですか。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、チバに限定しますと、借りかえ分を引きますと百七十億ちょっとになるというふうに理解していいわけですか。 | ||
○安恒良一君 そこでちょっとお聞きをしたいんですが、この貸し付けは、すでに四十九億三千三百万円貸してありますが、この中には既和解分が含まれているんでしょうか。 それから、この額というのは、和解をしたときにそれに支払うという意味でお貸しになるんでしょうか、そこのところをひとつち...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、これは和解が実行されたときにお貸しになるということですね、そうですか。 そこで、次に質問いたしますが、いまもあなたがおっしゃったように、チバガイギーに多額の融資をされていますが、融資にはこの前成立しました法律の附則第六条に、特に必要な要件を貸す以上...全文を見る | ||
○安恒良一君 それなりのし審査ということは、たとえばチバの場合だったら、資産、資金調達能力、利益、企業努力等々の調査が必要だと思いますが、基金がそういう調査をしたという事実を厚生大臣は確認をされた上でよろしいということになったんでしょうか。 | ||
○安恒良一君 そのとおりでございますと言うけれども、この前、山本さんがお聞きになったときに、後であなたたちはその財務諸表を山本さんのところへ届けられていますね。当時山本さんが聞かれたときに、あなたたちは財務諸表を持ち合わせていなかったんじゃないですか。そして後から山本さんのところ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これを貸し付けをするときに、私が聞いたことは、そういうことも調査をされたんでしょうか。というのは、私の調査ではあなたと同じように、チバガイギーは一切両方担保に入っておりません。田辺は大変にもう担保に入っています。これは私、手元にそれぞれ登記所で調査をした諸表を持って...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。それじゃ、そういうことは承知をしておったにもかかわらず貸された、こういうことになりますね。 そこで私はお聞きをしたいんですが、日本チバは資本金は幾らでしょうか。田辺は幾らでしょうか。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、貸すかどうかというのは、特に必要があるかどうかという判断をするわけですね。そういたしますと、日本チバガイギーは資本金二百億ですね、田辺は八十億。そして、田辺の持っている資産、土地はすべて抵当に入っている。ところが、日本チバガイギーは宝塚、篠山には大きな...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の手元にそれはありますから中身はいいんですが、田辺は支払い額が二百十六億、それから基金からの借入金が約五十億、自己調達が百六十六億。日本チバガイギーは二百二十三億の支払いに対して基金から借入金が四十九億、自己調達が百七十四億ですね。そこで論点は、この支払い能力があ...全文を見る | ||
○安恒良一君 スイスのチバの社長はどなたですか。 | ||
○安恒良一君 その方は日本チバガイギーの重役ではありませんか。 | ||
○安恒良一君 そうですね、いわゆるこのルイーズ・フォン・プランタン博士はスイス本社の社長、代表取締役です。そして日本チバガイギーの中のやはり取締役であることはこれは事実ですね。それからいまあなたが言われたように、チバガイギーというのは一〇〇%スイスチバガイギーが出資した会社である...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうですね。そういたしますと、この日本チバガイギーの社長クノップさんは、スイスのチバの本社との関係はどういうふうになっていますか。 | ||
○安恒良一君 そうですか。それじゃいまのようなやりとりをずっと考えてみますと、設立の経緯から完全な子会社である、そして世界チバガイギーグループの日本の支社という地位に、私は法人的には独立をしているというが、あるというふうに思いますが、その点はどうでしょうか。 | ||
○安恒良一君 私は、チバガイギーが東京地裁に出しました準備書面の中にも、その関係が、原料供給者でありかつ親会社であるスイス国チバ会社、こういうふうに明確になっています。だから相手がもう否認しているわけじゃない、相手の出している準備書面ですから。だから私から言うと、これは完全な親会...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうですね、もう日本チバガイギーとの話では解決できない、親会社であるところのバーゼルに行ってスイスチバと、特にプランタンと話をしないと解決できない、こういうことで行かれたと思う。 こういう点から考えてまいりますと、私は、日本チバ、それから武田ルートで販売されたも...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういうふうになってまいりますと、スイスチバ本社にスモンの責任があることは明白であります。スモンの責任があることは以上私がずっといろんな判決、それから準備書面等等、それから中野さんの行かれたこと等々ずっと話をしてまいりますと、このスイスチバ本社にスモンの責任があるこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、支払い能力の問題について、いま申し上げたように、日本チバガイギーが基金からお金を借りたのは四十九億なんです。あと自己調達を百七十四億しているわけです。ところが、チバガイギーの本社のいわゆる七八年度の利益金ですね、まだ七九年は出ておりませんが、七八年度の利益金は...全文を見る | ||
○安恒良一君 それなら何回も言いますように、何で中野さんがわざわざスイスにあの忙しい時期に行かれたんですか。親子会社だけれど、あなたの言葉から言うと会計は別個なんだと。別個法人だから貸すんだというんなら、何もあの忙しい最中に中野さんが行くことはないじゃないですか。何で行ったんです...全文を見る | ||
○安恒良一君 答えになっていません。大体そういう重要なことを引き継いでいないというのがまず職務怠慢だ。これが一つ。 それから第二番目には、そんな抽象的なことじゃないでしょう。スモンの対策というのは、和解を進める場合に和解金の支払い、財政問題があるでしょう。あなたの言うスモンの...全文を見る | ||
○安恒良一君 大圏、こういうことなんです。私は、中野さんが病で倒れられて、これは引き継ぎをきちんとしてもらわないといかぬと思いますから、率直に言って私は、病院まで中野さんの見舞いに総評の福田君も連れて行ったんです。そこにおるスモン対策室長にも来てもらったのです。そして、十分な引き...全文を見る | ||
○安恒良一君 前局長は国内にいないけれども、あなたはかわられたけれども、スモン対策室長等はずっと前からやっているんですからね。後ろの方に座っているが、政府答弁者じゃないからしようがないけれども。そういう点については十分な引き継ぎが行われていなきゃいけないと思うんです、これだけの大...全文を見る | ||
○安恒良一君 百十九名についてはこの国会開催中ということでありますが、私は、そのことはそのことで受けとめますが、御承知のように、内田さんは二つの点を挙げているわけです。 そこで、これを少し議論しておきたいんですが、製薬会社が非常に心配をしているんです、これをのむとたくさんの人...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、いま私と局長のやりとりを聞かれておわかりだと思いますが、去年からことしにかけて、特にこれだけマスコミを通じて大々的に出たんです。ですからそう新しく患者がこれから急激に出てくるとは私には考えられません。そうすると、大体私の見通しで最大限あと千名じゃないか。そして...全文を見る | ||
○安恒良一君 ただいま可決されましたこどもの国協会の解散及び事業の承継に関する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、民社党、参議院クラブ、第二院クラブ共同提案による附帯決議案を提出をいたします。 案文を朗読いたします。 こどもの国協会の解散及び事...全文を見る | ||
04月24日 | 第91回国会 参議院 社会労働委員会 第8号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、中小企業退職金共済法、今回の諸改正については賛意を表するものでありますが、衆議院におきましても、賛意を表するという意味でいろんな問題が掘り下げて議論されています。しかし、時間の制約等もあって十分でなかったと思いますので、これからこの問題について少し中身を掘り下...全文を見る |
○安恒良一君 規模別はわかりましたが、産業別はわかりませんか、その点は。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、これは後から産業別にいまのものを整理して届けてください。これはいま論争してもあれです。 いずれにしましても、労働大臣、衆議院の論争を少し整理する意味で、企業別に、退職金を持たないところの加入状況についてもいま数字が示されたとおり、きわめて非常に低いわけ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、お聞きのように私はちゃんとこういうことについては質問の通告をしてあるわけです。それで現在資料を持っていないということは、たとえば都道府県が具体的に使っている金についてはいま手元にないということ、それとも資料を持っているんですか。というのは、どうもやりとりが抽象...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、これは一遍実態を調査してくれませんか。いま言われたことは主として労働省が中小企業退職金事業団にやらせたことだと思うのです。それでも、日本全国広くて中小企業の経営者は忙しいのですから、三十二地域でやったということになりますと一県一地域当たらぬわけです。それでは、...全文を見る | ||
○安恒良一君 こういう方々は月に六万八千円程度で働かれているのですが、たとえば年齢的に言うとどういう年齢とか、中退相談員になる前はどんな職業の人々でしょうか。 | ||
○安恒良一君 大臣、これもいまお聞きのとおり、中退金の職員は理事が七名、役員が二百四十五名しかいないのです。そこで私は、相談員制度というのはいいことだと思いますが、ところがこれも全国で十五名なのです。それでは、やっている、やっているということにならぬわけです。しかもこれはお聞きし...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣から増強するということがありまして、これは大臣御承知のように事業団の嘱託で非常勤職員ですから、国家公務員や地方公務員の定数には関係しません。ですから、問題は国からの事業団に対する人件費の補助だけだと思いますから、そういう意味で、しかも大体月に二十日程度出られてい...全文を見る | ||
○安恒良一君 だから私は大臣に答えてくれと言うんだ。役人に答えさせるとそういうことになるわけよ。これから検討するんじゃないんだ、もう二十一年間もやってきて進まないから、私は具体的な提言として中央にこういうような審議会があることは知っています、これだけでは不十分でしょうと。だから四...全文を見る | ||
○安恒良一君 もちろん私も画一的といっても、地域の実情を尊重することは結構です。私はこういうようなことをいま言ったような精神で運営されることについてそう御反対がある点はないと思うんです。ただ若干の予算措置等で、地方財政の赤字の折からいろんなことあるかもわかりませんが、中身について...全文を見る | ||
○安恒良一君 五十四年度がわからなけりゃ五十三年度はどうですか。 | ||
○安恒良一君 大臣、この点もお聞きのとおりです。だから国会では、この程度やっていますと言ったら、はいと引っ込む委員もおられますけど、私は聞く以上、それはどのくらいの金額が年々使われているかということを、これも御承知のように地方公共団体がこういうことをやることについて、またこの裏づ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃどうか大臣、いまお聞きのとおりですから、もう少し実態を正確にひとつつかんで、その上で推進政策をして、でなければ言葉の上だけで一生懸命やっている、やっていると、こういうことになりますから、どうかその点をお願いします。 そこで、その次には、加入が進まない中身...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は資料要求の中で、前の調査だけでは正確でないので五十四年の賃上げ率、五十五年の賃上げ率、私どもで調査しまして六・五%、五十五年が六・六ないし六・七、これに対して労政局でお調べになった五十三年の六・四、五十四年の六・五を加味して比較表がつくってあるわけでしょう。あな...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣から前向きの答弁がありましたが、ぜひ大臣、一般の企業の退職金というのは、物価上昇分は賃金でほとんど毎年毎年是正しているわけです、これは率直なことを言って。ですから、私は賃金スライドとまでいきませんが、少なくとも物価は、しかもこれは国民年金、厚生年金ではすでに取り...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこでお聞きしますが、これも衆院議で議論になっているんですが、これは二年未満の場合には掛け捨てになるということになっています。それで二年ということで計算するためには何でやっているかというのを聞きましたら、証紙が五百四枚要る、こういうことになっていますね。ところがこれ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、この点もぜひ実態をもう少し調べていただきたい。私どもの方に参りますあれは、なるほど二十一枚というんですが、地域によりまして、なかなか建設業というのは年間通しでできないところがありますから、たとえば一つの例を挙げますと、北海道とか東北の寒冷地域なんかもあります。...全文を見る | ||
○安恒良一君 私どもの同僚の佐藤委員と青木説明員の問の議論になっているわけですね。青木さんが答えられているのですが、結果的に言いますと、公共事業の請負総額が九兆八千億あると。それでいま私が言ったところの現場管理費ですね、土木工事が大体千分の三・五とか、建築工事が二・五、平均三%と...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで労働省にお聞きしたいのですが、百四十億とか百億が正しいのかどうかというのは、いま建設省側の御説明がありまして、建設省としてつかみ得る数字とつかみ得ない数字が、つかみ得ないのがあるからと思いますが、やはりこの法自体をあれされているのは労働省ですから、いま言われた...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、これも百億が正しいのか百四十億が正しいのか、これはまだいま言ったように建設省自体も、直轄工事以外は公庫、公団とかそういうものをつかみ得ないということですから、これも相当大きい金なんです、一日一枚証紙の値段、単価から言いますと。だから私は率直に言って、かなり証紙...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、これもできるだけ早い機会に一遍実態調査等をして、ぜひ当委員会の方に報告をお願いをしておきます。 そこで、これも大臣と衆議院の中でやりとりがされておりますが、こういうふうに証紙を張らなかったり、加入してもらいたいんですがなかなか張らない。ところが中小零細...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから大臣、この中小企業退職金共済事業団の運営というのは、非常に私はこの制度を促進をする意味で重要だと思う。そういう意味で、事業団の役員はどういう人なのかということ、それからまた待遇はどうなっているか、機構はどうなっているかというのはきょう資料いただきましたから、...全文を見る | ||
○安恒良一君 参与会というのは年に何回運営されていますか。 | ||
○安恒良一君 恐らくそんなことじゃないかと思います。私も国会議員になる前にいろんなところに関係して、大臣、四名の方に年に三回ぐらい来てもらって、それで意見を承っているということにはならないんです。それはいわば名前だけなんです。また呼ばれる方も、年に三回ぐらい呼ばれて資金運用のこと...全文を見る | ||
○安恒良一君 ただいま可決されました中小企業退職金共済法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、参議院クラブ、第二院クラブ共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 中小企業退職金共済法の一...全文を見る | ||
10月21日 | 第93回国会 参議院 社会労働委員会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、芙蓉会富士見病院事件とスモン問題、この二つについて大臣以下関係局長に質疑をしたい思います。 まず、芙蓉会富士見病院事件でありますが、これは高価な最新式医療機械、器具をふんだんに備えまして、そしてスマートな病院とデラックスな附属施設とで患者を引きつける、そう...全文を見る |
○安恒良一君 大臣のお考え、一つは監査、指導が形式的であったから、これからは突っ込んだものをやりたいと、こういうことです。これはおいおい中身を聞いていこうと思います。 それから、医療制度の見直しは医の倫理だと、こういうことでありますから、そこで、私はもう少しちょっと中身を具体...全文を見る | ||
○安恒良一君 私どもが調べましたところでは、市は、いわゆる市民相談室というのがあるんですが、これは単に聞きおくと。それから、市は病院に対する指導権がない、こういうことで所沢保健所に行ったと。ところが、所沢保健所の方も、いわゆる電話連絡で受けたということで――当時の所沢保健所長はだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、観点を変えて。 北野を呼んで注意したと言うんだけれど、結局同じことをやっているじゃないですか、同じことをその後もですね。大臣、いまお聞きのようなことですからね。あなたが指導、監査をやると言っても、第一線の保健所長が呼んで注意したと。しかし、その後もずっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 県の衛生部はどういう対処をしておったのですか、県の衛生部は。いわゆるいま言ったようなことは、ただ単に市にとどまらず、県の衛生部にも私は伝わっていると思いますが、県の衛生部はどういう態度をとったのでしょうか。またどういう指導をしたのでしょうか。 | ||
○安恒良一君 大臣、お聞きのとおりで、いま言ったような問題が所沢だけで処理をされて県に伝わっていない。ましてや、県に伝わっていないから、厚生省の方もわからなかった。こういうことで、担当局長以下が責任逃れをするんだろうと思いますけれども、私たち聞いていなかったということで。しかし、...全文を見る | ||
○安恒良一君 保安部長、ずっといままでの継続で説明されたが、私たちが現地に行って現地でいろいろお聞きをした限りでは、一応五十四年の春ごろ内偵を警察がストップをしていると。そこで現地の私ども社会党の調査団から言うと、なぜストップしたのかというのは、いまあなたが言われたような病院とい...全文を見る | ||
○安恒良一君 あのね、なかなか了承するわけにはいかないんだよ。というのは、事医療は非常にむずかしいことわかりますが、普通の捜査と違って、医療の場合にはやはり人間の生命、健康にも関係する重要な問題ですから、もうすでにそういうことが昭和五十年代から流布され、五十三年には具体的駆け込み...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が聞いているのは、北野に対するそういうのがあるというんですが、どうも北野一人でやれることじゃないというふうに、私たちは素人であってもずっと一連のことを見るとわかるんですが、警察としては医師法違反という容疑で、北野千賀子以下四人の医者を調べられているんですか、捜査さ...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。あなたの限界ではそこだと思います。 私から強く要望しておきますが、北野千賀子院長以下四人の医者についても、私はどうも医師法違反の事実がありはしないかという大変疑いを持っています。ですから、ぜひそこらについても国民の要望にこたえるような強力な捜査をし...全文を見る | ||
○安恒良一君 いずれこれは後から総括的にわれわれ自体がこれ調査もう一遍しなきゃならぬ、場合によれば国会に来てもらわなければいかぬと思いますわ、所長を含めてね。でないと……。そういう点がありますからいまのところのやりとりはこれぐらいにしておきましょう。 ですから私は、たとえばい...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで次に、時間がだんだんなくなりましたから簡潔に答えてもらいたいと思いますが、こういう事態の中においてまあ病院はかなりいま国民から批判をされて、いわゆる開いておっても事実上お客はないようでありますが、私は、直ちに同病院に対しまして医療法第二十九条によるたとえば閉鎖...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、警察にもお願いしておかなきゃなりませんが、証拠書類をかなり警察が全部お持ちになっていると。しかし、県なら県が、県知事がそういうことを決意をする場合には書類が要るわけですね。いままでだったら、証拠書類警察が押収しますとなかなかそういうのを見せないと。捜査中という...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこでまあCTスキャナーというのが八百四十台に達していると言われていますが、私は問題は、これはわかりやすい言葉で言うと、ネコに小判という話がございまして、いわゆるCTスキャナーを備えた病院、診療所の場合に、――まあ診療所では余りないと思いますけれども、放射線専門医師...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、現在は医療が私営体制でがっちりしているからなかなかむずかしいとか、そんなことを言う人もありますが、私はやはり少なくとも人口の分布なり、医療機関の分布なり、そういうものの中で適正配置をどうしても考えなきゃいかぬ。それがためには私はやっぱり許可制という問題を考えざ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで次に私は、再発防止にいろいろ問題点を私どもはすでに大臣のお手元に文書で提出をいたしまして今月いっぱいに御回答をいただくことになっていますから、これを全部やる時間がありませんが、その中の重要なことについて大臣のお考えを聞きたいと思いますが、この医療内部の相互監視...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はぜひこの点は検討をしてもらいたいと思いますが、アメリカの場合オープンシステムになっていることは事実でありますが、このオープンシステムというところに重点があるのじゃなくて、アメリカの場合では一人でも外来を診察する場合には複数の医者が診察をするということが大原則にな...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひ、チームが設けられているそうですから――ところが、チームは医務局長を中心のチームではとても以上のようなことは消化し得ないと思いますから、せっかくつくられたようでありますが、事務次官なら事務次官、もしくは大臣直轄のオール厚生省挙げた、私は再発防止のための諸制度の検...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ大臣が強く要請されているというのは聞いていますが、衆議院におけるやりとりの中でちょっとお聞きしますと、どうしても裁判所のこういうものを受諾をしない場合には大臣として行政和解もあり得ると、もう行政和解をさせるぞと、こういって強い勧告をされたように聞いていますが、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、反省する必要ないですよ。私が言っているのは、まず、少なくとも製薬三社に対して二つの勧告、裁定を受諾をさせるように大臣は強力にやってもらいたい。で、どうしてもそれで受諾しないということになったら、何か方法考えにゃいけませんから、私はむしろあなたのその、そういう衆...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、その次に大臣にお願いがあるんですが、実はスモン患者の皆さんも、第一から第三グループまでも、余りにもかたくなな製薬三社の態度に非常な心から憤りがあります。また、これを支援をしている支援団体も非常にかたくなな製薬三社に対する憤りを持っています。そういうことのあら...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあぜひひとつ、それが実現が――でないといつもの製薬メーカーのやり方というのは、話し合いを拒否をしてシャッターをおろすと。シャッターをおろせば結果的にその本社の周りに患者の方が三日も四日もたたずむと。そういうことになると、またこれは非人道的な問題だと、こういうことに...全文を見る | ||
○安恒良一君 以上をもって終わります。 | ||
10月23日 | 第93回国会 参議院 社会労働委員会 第2号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は労働問題一般について、実は三つのテーマで質問をしたいと思いましたが、いま理事の皆さん方からの時間の関係がございますので、その中の一つは障害者の雇用問題、それから第二番目には女子労働者の雇用促進の問題、この二つのテーマにしぼってお聞きをしたいと思います。 まず...全文を見る |
○安恒良一君 厚生省だけじゃないんでしょう。あなたたちが十月二十一日に身体障害者の雇用状況についても発表されていますね。その二つの中から数字を分析したんですが、それはそれでいいでしょうか。 | ||
○安恒良一君 以上、大臣、現状認識は考え方が厚生省の資料と労働省御発表の資料で一致をしたと思います。 そこで私はまずお聞きをしたいのでありますが、労働省が十月二十一日に発表をいたしました身体障害者雇用状況を見られて、まず大臣はどのような点をこの点についてお感じでございましょう...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣の御認識は承りました。私は労働省が十二月二十一日に発表しました身体障害者の雇用状況を見ますと、民間企業も官公庁も、この中には公団、事業団等の一定の特殊法人も含んでおりますが、まだまだ身体障害者の雇用の道は非常に険しい。特に、結果的に見ますと官公庁、企業ともいわゆ...全文を見る | ||
○安恒良一君 局長の分析は、まあ私から言うと全く平面的といいますか、私が聞いたのはその原因と対策を聞いたんですよね。たとえばいまあなたが言われたこと、私はまあ余り理由にならぬと思うんですが、問題は私は、大企業の努力が本当に足らないと思うんです。また、ここに挙げましたような三つの産...全文を見る | ||
○安恒良一君 この点についても、対策としていま言われたことはまあ従来から言われておりまして、国際障害者年になって特別のことでありませんから、それを私の方から提起をしていきましょう、こういうことをしたらどうだと。あなたの方でお気づきでないようですから。 そこで大臣、ひとつこれは...全文を見る | ||
○安恒良一君 簡単に。 | ||
○安恒良一君 大臣から前向きの御意見がございましたが、大臣ここのところはきちっと覚えておいていただきたいと思いますが、政府の監督下にある特殊法人が雇用率を達成しなくて、民間企業だけを責めても進むはずがないんですよ。これをあなたたちが本気になって、総理大臣以下関係大臣がやる気になれ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで私は、この法定雇用率の引き上げについてお伺いしたいんですが、まず身体障害者雇用促進法の十四条の第二項で、身体障害者雇用率は「少なくとも五年ごとに、当該割合の推移を勘案して政令で定める。」と、こういうふうに書いてありますね。これが五十一年ですから、来年は五十六年...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういう物事の進め方もあると思いますが、それじゃ、後でちょっと角度を変えまして、これは局長に質問いたしますが、法定雇用率、日本はわかっています。西ドイツ、イギリス、フランス、どういうふうになっていましょうか。法定雇用率を簡単に言ってみてください。 | ||
○安恒良一君 フランスはどうなっていますか。フランス。 | ||
○安恒良一君 これを正確にするために、大臣、西ドイツは十六人以上の企業で六%以上ですね。イギリスでは二十人以上の企業で三%以上ですね。それからフランスの場合は、十人以上の企業で三%。ただし、戦争犠牲者の特別割り当てがありますから、これを含めますと一〇%なんですよ。ですと、十人に一...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、そこのところこれ以上お願いしても大臣なかなかあれですから、並行的に事務的にとおっしゃいましたから、ぜひひとつ、これは関係審議会等に早急にいまの現状を諮問していただいて、どうすればいいかということをぜひやっていただきたいということのお約束をお願いして次に入っ...全文を見る | ||
○安恒良一君 ではこれは、いまさっきの雇用率の算定図式と、それから三万円の算定についての資料を後で下さい。いまの御説明だけでは、はっきりわかりかねますから。 当時三万円と決められたのですが、私はいまから考えるとどうも低いのじゃないかという考えを持っておりますから、その点につい...全文を見る | ||
○安恒良一君 状況はわかりました。 そこで、これも法律で「五年ごと」ということですが、やはり大臣ですね、私は五年間を待たずして引き上げる必要があるのではないか。というのは、どうも大企業の場合には、身体障害者の方を雇用するよりも三万円出した方がいい、こういう考えがある。ですから...全文を見る | ||
○安恒良一君 不名誉なことですけれど、昨年度やはり百八十億もあるわけですね、納付金を納めたのが。それから達成率が非常に悪いというこの二つの事例から見ますと、大臣、どうも私は、やはり三万円さえ出しておけばそれで済むんだという、いけないことですが、考えがありはしないかと思いますから、...全文を見る | ||
○安恒良一君 もうこれも時間がありませんから、細かくやりとりできませんから、私の方から提案をしておきたいと思いますが、ぜひ私は症度別、障害類別に雇用率をやはり決めてもらいたい。たとえば、イタリアにおける聾唖の方とか、イギリスにおきましてはいわゆる障害者でないとできないという仕事、...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、この雇用問題の一つの大きい問題として、実は婦人の雇用問題があるわけなんですが、時間がもうなくなりまして、せっかく局長来ていただいて残念ですから、結論的なところだけ少しお聞きしたいんですが、二十一日から婦人労働旬間といいますか、始まりまして、ことしの重要方針...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも大変抽象的であって、私時間があれば少し中身をうんと突っ込んで議論したいと思いますが、まあこれは次回に譲りますが、当面私は次のようなことが必要ではないかと思いますが。すでにILOその他においていわゆる男女平等雇用問題について、私の手元にあります、諸外国においては...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は四十分までしか時間がございませんから、そこで大臣最後に言っておきますが、法律によらなくてもできることがいいというのはそれはもうわかり切っているんですから、できてないんですよ、現状。大学卒の女子なんかもう惨たんたるものでしょう。だから、幾ら大臣が道義的に力んで見ら...全文を見る | ||
10月28日 | 第93回国会 参議院 社会労働委員会 第3号 議事録を見る | ○安恒良一君 まず、私はこの厚生年金保険法等の一部を改正する法律案について質問をしたいと思いますが、第九十一国会では、衆議院におきまして政府・自民党が健康保険法の改正案と絡ませたために、すでに中身についてはかなりの議論がされておったのに成立することができなかった点を、大変私はこの...全文を見る |
○安恒良一君 それならば、私が持っている資料と同じ時点しか新規裁定者がない。 そこで、大臣ひとつお考え願いたいのですが、五十四年九月新規裁定者でも三十年に満たない人というのが五七・七、約五八%あるわけですね。それから、現在までもらっている人全部では七七・一%が満たないわけです...全文を見る | ||
○安恒良一君 それではぜひ大臣、私はいろいろモデルのつくり方はあると思いますが、少なくとも中央位でモデルをつくることが、いわゆる新しく裁定されたらそのうちの五〇%の人はやはり該当するということで初めて私はモデルだと思いますから、この次からの改正には十分こういう私どもの意見も御参考...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは十分に次回の改正から御検討をお願いをしたいということを申し上げて次に参ります。 次は、物価上昇に伴う年金のスライド制と加給年金の関係についてお聞きをいたしますが、今回配偶者の加給年金、それから遺族年金の中のいわゆる有子の寡婦及び高齢者の寡婦に加給年金がか...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなこと聞いているのじゃないのですよ。人の質問に正確に答えてください。 今回、改正をされたことはされたことで、私は評価をしているわけです。しかし大臣、ここのところが大切なんです。いわゆる遺族年金については五割をできるだけ早く七割に上げるという約束があるわけです...全文を見る | ||
○安恒良一君 はい、わかりました。それじゃぜひひとつ、物価上昇が続いた場合に、いずれたとえば来年なら来年に、すぐ物価上昇分の厚生年金の引き上げというのは本委員会にもかかってくるわけでありますから、宿題にしておきますからぜひひとつ検討していただきたい。私はぜひ加給年金額でいくならい...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、こういうことだと思うんですよ。いわゆる障害年金受給者と障害福祉年金受給者の違いはどこにあるかというと、片方は拠出制の年金に入っておって、そして障害になったと。それだけのことです。片方の障害福祉年金というのはそうではなくて、大体生来の方が多いわけですね、率直なこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ大臣、これは宿題としておきますから、いずれ通常国会になりますと、国際障害者年問題というのは単なる社労委員会だけの問題ではなくなると思うんですね。予算委員会を初め各関係委員会で国際障害者年の中でどうしていくかと、「参加と平等」ということを本当に実現するためには...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣ね、聞いてください、こういうことなんですよ。積立金が安全で、しかも高利で有効に、しかも労働者や国民の福祉等々に使われる、こんなことはもうあたりまえなことなんですよね。そこで、お金を出しているのは厚生年金、使用者側が定められた料率の半分、労働者側が半分出しているわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなことはわかっているんだよ。だから、何名ずつでどういうことになるのかと聞いているんだよ。人の質問を正確に君たち聞きたまえよ、時間がもったいないわな。あたりまえじゃないか。被保険者と事業主と学識経験者を入れるなんて、そんなことはあたりまえで、構成はどうなっているの...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣お聞きのとおりでございましてね、やっと重たい腰を上げて年金資金懇談会、それは被保険者と事業主と学識経験者ということで、数もまだはっきりしない、どういうことをどういうふうにやるのかということもまだただいま話し中ということで、厚生省は厚生省で大蔵省の方にボールを投げ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それではここで私の意見を言って、あとはまたそれぞれ事務当局にも伝えますが、せめて共済年金の資金運用と同じように、私も積立金をやめろとかなんとかそんなことを言っているわけじゃないんですから。それから積立金の活用方法についても、安全でかつ有利に、しかも労働者や国民福祉へ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これまた全くもうお粗末なことで、議事録読んでごらんなさい。いつもそう言っているんだよ、あんたたちは。そして、それに対して委員から、任意包括じゃだめなんだと。すでに労働省の事例にならって、五人未満についてもきちっと強制適用を厚生年金にしなきゃならぬじゃないかということ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、どうかまた来年の厚生年金の改正を本国会で議論するときには同じ答弁にならないように、少なくとも前向きに検討して、こうしたいとか、ここに問題があるとか、この点はどうなんだろうかと、こういうことであるならば私たちも御相談に応じるし、議論に参加できると思いますから...全文を見る | ||
○安恒良一君 それならば重複部分を避けまして、議事進行に協力する意味で新しい部面とか、その後の問題点についてまずお聞きをしたいと思います。 第一点は、設立委員会というものと評議員会というものがある。評議員会については、前回の私とのやりとりで、評議員会の中には利用者団体を加えて...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから、ちょっとこれに入る前に大臣に御注意を申し上げて、今後そんなことがないようにしてもらいたいと思ったんでありますが、私は今回の選挙において、自民党がそれぞれ衆議院、参議院において安定多数をとられたことは事実であります。そのことについて私はどうこう言うんではあり...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は大臣にこんなことを答弁をしていただくことは本当に不本意だし、私も委員会の席上でできるだけこういう発言をしなくて済むようにと思っておったのですが、二回重なりますと、どうも厚生省の官僚の姿勢がトラの威をかるキツネじゃないかと、こう思いますからこの際たしなめておきます...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は大臣、ここのところもきちっとしておいていただきたいと思いますが、やはり一般の営利事業というふうに判断をされて税金が強化されてまいりますと、私は、率直に言って赤字に転落するおそれがあると思うんであります。でありますから、この点について時間がありませんから、細かくこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 だんだん私の持ち時間がなくなってきたのでありますが、これは要望だけしておきます。 この前のときに、これがいわゆる特殊法人から社会福祉法人に移るに当たって、労働条件の変更があってはいけない、いままでの労働条件が全部守られなきゃならぬ、こういうことで当時詳しくやりと...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、最後になるんですが、実は前回のやりとりの議事録をきのう私は詳細に検討してみました。そうすると、なぜ特殊法人から民間にするのかということについてお聞きをしましたら、やはり特殊法人だったら規制措置が非常に強く加えられておる、「社会福祉法人に移管することによって弾...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは私は大変重要な問題だと思いますね。というのは、民営移管のメリット、デメリット論の中心がそこにあったわけですから。それを厚生大臣、前局長の答弁の誤りでありますとだけで私は済む問題じゃないと思うんですね。かなり私も注意深く、きのう全議事録を詳細に読んでみました。そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 午前中の結末どうなったでしょうか。 | ||
○安恒良一君 いま大臣の御発言の趣旨はわかりました。 ただ、私はここで明確に、であるからこそ私どもは前回も、こどもの国を社会福祉法人化することに反対をしたゆえんであります。というのは、御承知のようにこの話を詰めれば詰めるほど行政管理庁からどこか一省一局を切れと、一法人を切れと...全文を見る | ||
○安恒良一君 ただいま可決されましたこどもの国協会の解散及び事業の承継に関する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び新政クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出をいたします。 案文を朗読いたします。 こどもの国協会...全文を見る | ||
10月30日 | 第93回国会 参議院 社会労働委員会 第4号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は労働省と大蔵省の二つの省に対しまして、特にきょうは主として労働省でありますが、前回の一般質問のときに同僚の高杉委員から、中高年の雇用促進問題についていろいろ質問がされましたが、率直に申し上げて時間が十分でなかったので、十分な議論ができなかったと、こういうふうに連...全文を見る |
○安恒良一君 大臣、お願いしますが、私の質問のポイントをお聞き願って、まあ大臣国務大臣ですから、内閣総理大臣やら厚生大臣を代弁したような御答弁も結構ですが、私がお聞きしましたのは、たしか大臣がおっしゃったように、出生率の問題等も非常に大切なことなんですが、それは主として私から言わ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私お聞きしているのは、四十五歳以上の十五歳から六十五歳までの生産人口の中に占める割合、それから五十五歳以上がどういう割合になっているか、と。実数はいいです。割合が何%になっているか。それによって論争していきたいと、こう思っていますが。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、私の方から言いますと、これは厚生省の統計資料の中で、五十五歳以上の人口と、それから四十五歳以上を言いますと、大臣、これは論争するために数字だけちょっと申し上げておきますが、四十五歳以上は三六・六%、昭和五十年です。六十年で見ますと四二・八%、七十年では四九...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは…… | ||
○安恒良一君 はい。それでは、認識がそこの点は一致をいたしましたので、中身について少し触れていきたいと思いますが、私は、まず、定年延長問題の諸対策についてお聞かせを願いたいと思うのであります。 具体的にこちら側から聞いてまいりますが、まず労働白書、これも五十四年度の労働経済の...全文を見る | ||
○安恒良一君 御承知のように、八十七国会では中高年齢問題が集中審議がされまして、私どもも社労委員会や予算委員会の中でその論議に参画をした者の一人でありますが、そこで私どもは、今日の現状の中から定年延長の法制化について、当時の大臣や政府に迫ったのであります。ところが大臣や労働行政当...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは私から、後から具体的な提言をしたいと思いますが、いまお聞きをしましたような状況の中で、本当に六十年までに、いま申し上げたように五十五歳定年が四〇%もある、それから六十歳未満がまだ七〇%あるんですからね。この定年延長が、私はいまあなたが言われたようなことだけで実...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで言葉巧みに一般化と、こう言われました。私がいまあなたと論争しているところは、一番おくれている大企業ですね、これがやはり進むことが全体が大きく進むことになるわけですから、そのことをお聞きをしているわけです。それは後でまた論争しましょう、少し。 そこで次の調査...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、いまの答弁の中で二点だけ指摘して、今度は大臣に御見解を伺おうと思うんですが、雇用審議会で、現在定年延長の法制化を含む答申をもらいたいということで審議中のことは知っています。ただ政府は、御承知のように二、三年をめどにと、こういうことになっていますね、当時の議論で...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は大臣に一つ聞いたんですが、まず、いま答えられたことについて少しあれしたいと思いますが、ぜひ雇用審議会では、情勢がこんなふうに非常にどんどん急速に高齢化の度合いが進んでおりますから、これは要望ですが、雇用審議会の審議のスピードをひとつ上げてもらいたいと思います。こ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは私、もう時間がありませんから次に移らなければいけませんので要望しておきますが、大臣、昭和六十年になりますと六十歳から六十四歳の方が五百三十五万何人ですね、昭和七十年になりますと七百二十九万人にもなります、七百二十九万人ですからね。それだけの人が六十歳から六十四...全文を見る | ||
○安恒良一君 私どもはこの提案の理由を野党の皆さんと相談をして明らかにしておるんでありますが、いわゆるこの点についてはぜひひとつ大臣、野党からの提案だということでなくて、与党を含めて十分御相談をお願いをしておきたいと思うんでありますが、それは、御承知のように、本格的な高齢化社会の...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ大臣のお気持ちのほどはわかりましたし、これは一両年待てばすぐ結果が出ることなんですからね。大企業が本当にあなた方がおっしゃったようになることかどうか、これはもう一、二年ですぐわかることですから。私はやっぱりあなたたちがよほど意欲的にやらないと、私はこの言葉を引用...全文を見る | ||
○安恒良一君 コンピューターに入れられていろいろ計算された当時の法定雇用率は六・二%というふうに私がいただいた資料ではなっているわけですから、これは〇・二%切り捨てられたのだと思いますが、これはどういう理由なのか、それとも四捨五入をされるのでしょうか。これが一つと、それからこれは...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私が聞いているのは〇・二%切り捨てた、だから、それが計算の結果六%になったときは四捨五入するんでしょうかと聞いている。いまあなたは見込みでやったから小数点以下は切り捨てるとこうおっしゃった。たまたま今回〇・二%なんですがね、小数点以下が〇・六とか七とか出る場合...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで二十七日に発表されました高齢者雇用状況の表、私はこれに基づいて少し質問をしたいんです。 まず、いわゆる昨年まで雇用率が五・八だったのがことしは全体で六・二、やっと全体で六%を超えたのでありますが、まず、いまあなたも認められましたように、未達成企業の比率がま...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ今度は、こっちにくると定年延長と、こうくるわけですね。定年延長の話をするとなかなかむずかしいで、話があっち行ったりこっち行ったりしているんですが、そこで私は、なるほど定年延長も一つの雇用率達成の重要なかなめであることは否定をいたしません。それだけではもう不十分で...全文を見る | ||
○安恒良一君 あとの質問に答えていただかぬと。大臣じゃなくて。 | ||
○安恒良一君 いや、大臣にお聞きをしたのはそのとおりで、事務当局、しっかり人の言うことを聞いておかないとだめじゃないの。 私が聞いたのは、いわゆる義務規定化ですね。いま努力規定になっているが、努力規定を義務規定化にする必要がもうあるんじゃないだろうかとか、もしくはそのうらはら...全文を見る | ||
○安恒良一君 行政指導の強化によってできればいいんですが、五十年から五十五年を目標とされて、計算根拠とされてやられた実施状況が、未達成が全体で五一・八%ですね、大企業では七七・五%と、こういう現実なんですよね。だから、終身雇用からくるいろいろ賃金のあり方や定年制のあり方の問題、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ六%を達成ができ上がるのはいつでしょうか。いつをあなたたちは目標とされていますか。六%雇用率の達成を何年に置いておられますか。それから、次の雇用率をいわゆる高めるための検討はいつごろするつもりですか、まずそのことについてお答え願いたい。 | ||
○安恒良一君 全く後ろ向きですね。あなたたちは、やはり人口の高齢化がいわゆる五十五歳から六十五歳以上が、私は統計を五年ごとに言ったんですが、これだけ高まってきているときに、そういうものは考えの要素に入らないのですか。とにかく企業が達成せにゃしようがない、企業が達成したらその時点で...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣からそういう前向きの答弁がありましたから、そのことは結構ですが、ぜひ、やはり労働行政というのは大変流動的な世の中を先取りをして一歩一歩政策を立ててもらいたい。 そこで、局長にお願いし約束してもらいたいんですが、高齢者雇用率に達しない大企業の五カ年計画が一年目...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、実施状況を早急に取りまとめてしていただきたいと思います。 そこで、時間がだんだんなくなってまいりましたから、私は三時四十七分までだということでありますので、次は時間短縮問題についてひとつお聞きをしたいと思います。 労働省それから大蔵省前へ出てきてく...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がないから聞かぬこと言わぬでいい、私はイギリスやフランスは聞いてないんですよ。私が端的に聞いたのは年間の労働時間一人当たり平均、日本とアメリカと西ドイツはどうなっていますかと、聞いたことだけ答えてください。イギリスやフランスのこと聞いてませんし、週なんか聞いてお...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういたしますと、日本の二千百四十六時間、アメリカよりも約二百時間、西ドイツよりも約四百時間日本の方が製造工業の場合長い、こういうことにこれはなるわけです。こういうところは私はやっぱり国際競争という場面において一つの大きい国際戦争の、経済戦争の――戦争という言葉はよ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、以上のような分析はこれにも書いてあるわけですから当たっておると思うんでありますが、じゃどうすればいいかということについて、具体的なことについてお聞きをしたいんですが、これは政策的なことでありますから大臣にお聞きをしたいと思いますが、まず試行を繰り返しています...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう時間がありませんから最後に私は意見を言い、大臣に善処してもらいたいと思いますが、七月十九日に「週休二日制を考える会」、大河内元東大総長会長ですが、そこから提言が出ておりまして、「低成長下でも生産性の向上が見込まれる現在、週休二日制の実現は可能である。」こういう見...全文を見る | ||
11月06日 | 第93回国会 参議院 社会労働委員会 第5号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、今回の労働者災害補償保険法等の一部改正によって各種の給付の改善、前払一時金制度の新設、スライド制の改善等、労災年金受給者の生活保障に一定の改善が行われたことに対しては私なりに評価をしているものでありますが、御承知のように労災保険給付と民事損害賠償との調整問題に...全文を見る |
○安恒良一君 ただいまの答弁の中で、労災年金支給の調整期間につきましては一定の上限を設ける、そして、それは審議会に図ると、こういうことでありましたから私はお聞きをしたいのでありますが、これまで政府関係の各審議会の例を見ますと、せっかく審議会で意見がまとまりましても、答申が必ずしも...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は上積みの問題についてでありますが、これもひとつここでもう一回、再度確認をしておきたいと思います。 労働組合が、労働協約等によって獲得しているいわゆる労災上積み補償については、それがあるからといって労災保険からの給付が調整されることはないものと理解していますが...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は、メリット制の調整の幅の拡大は、事業主の労働災害防止の努力を促進する趣旨であるというふうに理解をしていますが、これによって災害隠しが増加するおそれがあるということがすでに同僚委員の議論の中で指摘をされています。私は、このようなことのないように、労働省としてはいわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それで、衆議院で改正がなされた際に私は一点改正漏れがあるんじゃないかと思うのでありますが、それは特別支給一時金についてでありますが、次のようにお聞きをしたいと思います。 改正法案による給付改善については、第九十一通常国会に改正案を提出した際に予定をしていた実施期...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、私はこの点はどうしても理解し、納得するわけにいきません。それはなぜかと申し上げますと、本年度予算の上におきまして、すでに十一月一日からの実施を前提にまず予算措置が講じられています。それから保険財政上問題があるということはいまの説明でわかります。しかし、たとえば...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ大臣からそういうふうに、当初予定をした時期から実施できるように措置をすると、こういうふうにお考えを承ったというふうにしておきますから、ぜひ実現をしていただきたいと思います。 次に、これも高杉委員からもいろいろ御指摘がありましたが、私は労災保険給付の引き続く改...全文を見る | ||
○安恒良一君 これを細かく申し上げる時間ありませんが、この中に日常生活の状態、就労の状況、家計の状況等が詳細に書いてあります。大臣、ごらんくださっていると思いますが、もしもごらんくださってなかったらぜひ一読をお願いをしたいと思うんです。 そして、この中で労災被災労働者が国や地...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が大臣にお願いをしましたのは、いわゆる労災被災者、それから家族の実態調査、これはもちろん第一点であります。しかしすでに、たとえばいま労働省が依頼をされて調査した結果がこれに出ているわけですね。これは家族じゃありませんが、いわゆる年金受給者だけでもやはり非常に悲惨な...全文を見る | ||
○安恒良一君 御承知のように、現在の労災保険の給付が非常に安いために、これでは生活が守れない、こういうことで各事業所では労使協定によって企業内の労災上積み補償が実施をされております。その額は、大企業ではその多くが死亡、障害一級ないし三級の場合は千五百万円から二千万円と現在はなって...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣から前向きに御努力の約束をいただきましたから、ぜひ実現を願いたいと思います。 そこで、次の問題は、私は労働災害の防止についてお聞きをしたいと思うのであります。というのは、労災法の給付の改善も非常に重要でありますが、一番重要なことば労働災害をまず起こさないとい...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、私の手元のによりますと、三十年に労働基準法適用事業所が九十五万あったわけです。それが五十四年には三百二十二万にふえているわけです、適用事業所が。そして、では監督官はどうなっているかというと、三十年には総数二千三百八十五名が、五十五年のいま審議官が言われた数は三...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、行政能率を高める、そして政府が安上がりの政府ということで行政改革の実を上げられようとしていることについて文句を言っているわけじゃありませんが、少なくとも労働基準監督官がやります仕事は、労働災害防止だけでなくて労働基準法全体の問題でありまして、そして適用事業所が...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、この点どうお考えになりますか。法律で、九十三条によって最低一名置かなきゃならぬと書いてあるんですよ。それがいま答弁がありましたように、いわゆる基準監督署では安全専門官が三百四十八署の中で二百十五人ですから百三十三名欠員になっているわけですね。それから、衛生専門...全文を見る | ||
○安恒良一君 御承知のように大臣、昭和四十七年に施行された法律ですからね、ですから大臣直ちにと言われたんですから、私はやはりそういう大臣の御決意があって、また来年この委員会でお聞きしたらまだしてないということがないように、私は法で明確に一人ずつ置けと、置くと書いてあるわけですから...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは次に、今度はこれも大臣、実態を御承知置きを願って、御善処願いたいんですが、労災防止指導員というのがあるわけであります、労災防止指導員。これは労働基準監督官の補完的な組織として立ち入り調査とか指導とか監督等々、労働基準監督官ともどもにやっておりまして、私はどう...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、ちょっと大分苦しい答弁ですね。たとえば三日ないし四日と言われている、そして労災防止指導員は今日の労働災害の激発の中から活動をすることについて骨惜しみはしてないんですよ、三日、四日じゃなくて十日でも行きたいといっているんですよ、献身的に。ところが予算があって三日...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、ボランティアと言われますけれど、私はだから当初からお断りをしているように、労災防止指導員の方々は積極的な精神でやりたがっているわけです。ところが、往々にして予算がないからということで年に三回か四回しか活動ができないところもあるわけですから、どうしてもこの予算の...全文を見る | ||
○安恒良一君 もちろん業者からそういうあれがあったときに、学識経験者に審議していただくこと、これはもうあたりまえのことですよね。で、法律の中にもそれらのことが明記してあるわけです。私がお聞きをしたのは、変異性試験をやったのは業者だけでやったのか、それからその業者が変異性試験をやる...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも、これより以上やりとりしてあれですが、改めて私は後から細かいデータ、資料をいただきます。私はこれは今後の問題として、もちろん変異試験というのは業者がやられる、それについていろいろ相談があれば指導をされる、これはもう当然なことですが、私はこういう重要な試験につい...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、これも聞いてください。まことに遺憾なことなんですね。業務上疾病の範囲の見直しを定期的にやろう、それがためには専門家会議を常設して十分検討しますと、こういうことだったわけです。ところが、いま聞いてみますと、五十三年にそういう約束して、五十三年の十二月に一回、それ...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ、大臣の方からそういうふうに明確に言われましたから、その点は……。ただ、私は審議官に申し上げておきたいのは、高杉同僚委員も言いましたように、ILOの基準というのは発展途上国を含めたいわば世界の最低基準なんです。しかもお約束は、なるほど五十三年の四月に全面見直しを...全文を見る | ||
○安恒良一君 もちろん製鉄業務には現在適用になっているということを私は言ってるんです。ただ、いわゆるこの化学なら化学の各コークス炉やガス発生炉関係においても、すでにタールによる肺がんが出てきているという現実の認定が行われているから、これはやはり拡大をすべきではないかということを言...全文を見る | ||
○安恒良一君 この点、労働大臣聞いておいていただきたいんですが、どうもこういうものの認定が、死人の山を築いて、それから後追い認定という場合があり得るわけですね。死人の山築いてからやったんじゃ遅いんですよ、これは。そういう事例が一件でも二件でも出てきた場合には、速やかにやっぱり専門...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、同じがんの関係ですが、原因物質が不明のまま離職をして二十年たって死亡する、そしてそのときの物質が、がんの原因だったということがわかるわけです。ところが、現役であると、これは労災給付上の認定関係はある程度できるんですが、それでも大変な手続だと言われていますが、特...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃその点は、ひとつぜひ御努力をお願いしたいというふうにいたしまして、次の問題でありますが、御承知のように昭和四十八年から九年にかけて第一次石油ショックがあり、また第二次石油ショックもあったわけですが、これからもまた、いまのような油の値上がりという問題はまだ続く...全文を見る | ||
○安恒良一君 よくわかりました。それじゃ、石油ショック等の一時帰休というのはこれは使用者の責めに負うものだから労基法の精神で処理をすると、また具体的にあれば直ちに補正をすると、こういうことでありましたからその点は明確になりました。それじゃ、それはそのように承っておきます。 次...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の質問は二時二十四分まででありますから、余りこれで時間をとるわけにはいかないのでありますが、いわゆる医学というのは日進月歩なんですね。もう、三年もすれば根本的に変わると言われています。またがんの研究もそれに並行して、世界各国は英知を傾けて研究しているわけですから、...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、いま数字を聞かれたと思いますが、いわゆる取り消し件数というのが再審査を請求して救済された率なんです。救済された数なんですね。そこで事務当局にお聞きしたいんですが、請求件数に対していわゆる取り消し件数の占める割合、救済された割合は何%になっていますか。 | ||
○安恒良一君 まあ、審査官一生懸命やってくれているんだろうと思います。しかし、救済は一五%なんですね。これは、不服だから再申請を出したわけです。それが一五%しかなってないということであります。 そこで私は、やはりせっかく労働保険審査会、学識経験者六名をもって構成をされておりま...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がなくなりましたから、これもまた改めて議論することにして、ぜひいま申し上げたような点については十分な御検討をお願いしておきたい。 最後でありますが、被災労働者及びその遺族が、被災原因が業務に関係があるのではないかということで労災保険法上の療養給付を請求した場...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、これで終わらせていただきますが、いまの場合は、三井東圧の名古屋工業所の高橋元治さん、永井直人さん、両名の死亡事件、三井東圧の大船工業所の堀田光夫さんの死亡事件のときにその点がいま私が言ったようなことがされなかったわけです。そこで、中央で審査会の席上において...全文を見る | ||
11月12日 | 第93回国会 参議院 本会議 第8号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に対して御質問したいと思います。 今日、医療をめぐる諸問題が社会問題化し、医療に対する国民の不安と不信はますます増大をいたしております。この...全文を見る |
11月18日 | 第93回国会 参議院 社会労働委員会 第7号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は十一月の十二日参議院本会議、並びに十一月十三日の当社労委員会において厚生大臣から提案がありました健康保険法等の一部を改正する法律案並びに同法案に対する衆議院の修正部分について質問をしたいと思います。 なお、私は本会議におきまして社会党を代表して質問で明らかに...全文を見る |
○安恒良一君 ありがとうございました。 それでは、その資料等に基づきましてこれから質問をしていきます。 まず保険財政についてでございますが、衆議院におけるところの修正を受けまして保険料率はどうなるのか。これはなぜ質問するかというと、国民は今度の法案が通った場合に自分たちの...全文を見る | ||
○安恒良一君 まず私は、いま私の手元に届けられておりますところのいわゆる政府管掌健康保険の収支の見込みが、法律が通った後、通らない場合、現行の分と、こういうことでありますが、このいわゆる改正後の保険料収入の五十五、五十六年は千分の八十四と、こういうふうにこれは理解をしていいわけで...全文を見る | ||
○安恒良一君 前厚生大臣から御注意をいただいて気づくようでは困りますね。 そこで、私はまずちょっとお聞きをしておきたいんですが、保険料率を千分の一上げますと、大体二百九十億というふうに理解をしていいでしょうか。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、いまこれは大臣きちっとお聞き願っておかなきゃならぬのですが、数字が食い違うとこれは大変なことになりますから、まず医療費のことはちょっとさておきまして、医療費を除いて大体いろいろうわさされておりますところの保険料率は、いわゆる累積赤字を六年間で元利均等払...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは議事進行についてはっきりしてもらいたいんですがね、もうこの段階に来まして、仮に元利均等でいくとか、いわゆる方法は二つしかないんですよね、定額制でいくか、定率制でいくかしかないんですよ。それをまだ、この場合はこうなる、あの場合はこうなるでは困るわけです。少なくと...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣答弁してください。あんなあいまいなことじゃ困ります。大臣答弁してください、どうしようとされてるんですか、あなたは。こういう方法もある、ああいう方法もあると。私は、常識的に言うと元利か、いわゆる定率法か定額法か、それはそれでありましょう。ばあっと前に返さして、後で...全文を見る | ||
○安恒良一君 え、何ですか。 | ||
○安恒良一君 それでは、ここだけで時間とってはいけませんから、私はこの問題については質問を保留しておきまして、できるだけ早くひとついまのところを、償還方法ぐらいはもう決められて、そして合わせてこれだけになると。というのは、本案をこれからずっと審議をしていって結論を出すまでの間に、...全文を見る | ||
○安恒良一君 一年間ではないというと、じゃこれもどの程度でお考えか。たとえば一つの例を言いますと、五十五年度というのは来年の三月までなんですよね。だから、五十五年度は上げない、五十六年度は上げるというお考えなのか。というのは、これは後から議論していきますが、これ医療費にまたすぐ響...全文を見る | ||
○安恒良一君 本年度というのは五十五年度という意味ですね。以内ですか、十二月という意味ですか。本年度というのは、私は、いわゆる三月末までは本年度、こういうわけですね。そこはどうですか。 | ||
○安恒良一君 はい、わかりました。 そうすると、厚生大臣は三月まではやらぬ、こういうことを言われました。そこで私はお聞きをしたいんでありますが、それならば、場合によれば四月以降には上げることがあり得る、こういうことでございますので、そういたしますと、医療費改定に要する——一%...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私が聞いておりますのは、大体医療費一%上げると、たとえば保険料率を千分の一上げますと、五十五年度ベースで約二百九十億要ると言われましたね。 そこで、今度は、医療費を改定する所要額は、いま一%上げると幾らの金額になって、それがいわゆる保険料率に引き直すと幾ら...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういたしますと、私はこの点についてまずお聞きしなきゃならぬのでありますが、医療費を一%上げると〇・八上がると。まあ幾ら上げるかということはなかなかあれでしょうが、医療費にはいままでは一つの算定の方式的なものがありまして、私も長年中医協でお世話になったわけであります...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあこれはあくまでも仮定の数字でありますから、私は、十数%上げろなんて言っているわけじゃありませんが、あなたの言われたような設定のもとにやると十数%、そうしますと、それに一%が〇・八でありますから、保険料率が、たとえばいま大臣がおっしゃったように、五十六年度のしかる...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、私はここで医療費問題についてさらに大臣にお聞きしたいんでありますが、どうも五十五年度、来年の三月までは医療費を上げない、来年の四月以降になると医療費を上げなきゃならぬだろうということでありまして、どうも、これは鈴木総理が言われましたいわゆる当面というのが、...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私がこの前もらいました医療費対前年度伸び率というのは、五十三年度は一六・九%、それから五十四年度は、共済が入っていませんが一〇・七%、それから五十五年度は、これも共済が入っておりません、組合管掌が入っておりませんが、大体月々見ますと、四月が一六・一、五月が一〇...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで大臣、これからが問題になるんですがね、まあ五十三年度は医療費改定をやっていますから、ある程度上がるのはわかるんですが、五十四年度は医療費改定全然やってないんです。ところが一〇・七伸びているんですね。それから五十五年度は医療費の改定は全然やっていないんです。とこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私は、指導、監査とか薬価の問題とか医療費を節約するため、それらの問題は、改めてまた、きょうの時間の中で一つ一つ議論しようと思っていますから、そんなことだけでは問題にならぬわけですよ。何らかのことを、たとえば西ドイツ方式をとらなけりゃどうするのかと、たとえばイギ...全文を見る | ||
○安恒良一君 答えになっていません。議事録を読み返してください。この前の五十二年の審議のときにもそういう答えをしているんです。それから、私は五十二年から国会議員になっていますが、その前にいろんな同僚議員が追及したときも、いま大和田さんあなたが答えたことと似たり寄ったりのことを大臣...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、大臣、重ねてここ強調しておきたいんですが、日本のお医者さんの一人当たりの所得と労働者の所得、戦前と戦後をお比較願いたいと思う。それから諸外国における医者の一人当たりの所得と日本の所得をお比較願いたいと思う。そうしますと、日本の医者の所得が低い場合には私は必ずし...全文を見る | ||
○安恒良一君 それではこの問題は、まあそういう考えで大臣は今度こそはきちっと問題の解決に努力をすると、こういうお約束をされたと思いまして、ここの問題はこの辺にしておきます。 そこで次は、前に戻りまして国庫連動の問題についてお聞きをしたいと思いますが、いままでは、大臣も御承知の...全文を見る | ||
○安恒良一君 これ、答えになってませんね。あなたはその当時の立法の趣旨を、当時齋藤邦吉さんが厚生大臣ですが、提案説明されたのを読まれましたか。読んで答えてください。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、私がお聞きしたのは、そういう立法の趣旨が、ここに私は議事録を持っておりますが、いわゆるこの、今後の保険料の増額の際は三者三泣き、すなわち一%という保険料はどのくらいかというと百十億ですから、労使が五十五億、その五十五億負担していただくときに国は大体四十...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、これから今度大臣に聞かなきゃいかぬですね。 いま言われたように、非常に財政基盤も弱い中小零細企業の労働者のところだ、だから保険料率をこれからふやしていくについては、お互いに三者三泣きで、国もお金出しましょう、事業主も労働者も被保険者も出してください...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、御答弁くださるときに、政府はこう思っておったけれども衆議院でこう修正したと、こういうことになると、これはもう異例のことですが衆議院の修正者を呼ばなければなりませんが、私はやはり、すでに本会議並びに委員会で提案説明を政府原案、衆議院修正案はされておりますから、や...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ一手で引き受けていただけるということでありますから……。 そうしますと、大臣ね、私はどうしてもここのところをお聞きをしたいのは、衆議院のやりとりの中で、当分の間は弾力条項の発動が抑えられているのは、どうもあなたたちの御真意では政府が赤字公債を発行しなくな...全文を見る | ||
○安恒良一君 それならその点はぜひ大蔵大臣とお話し合いをお願いをしたい。私も後で大蔵大臣お見えになりましたら正確に真意が伝わるように、この点は大蔵大臣にごく短い時間に私の考え方を申し上げたいと、こう思っています。 それでは続いて次にまいります。次は、薬価問題についてお聞きをし...全文を見る | ||
○安恒良一君 民間はどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、この点も民間の分は保留いたします。これは私はそういうものもぜひ薬価問題議論するときに知りたいと、こういうことでありますから、民間分は保留をいたしまして、後でまた議論をさせていただきます。 そこで私は、私の手元にある資料で少し論争を進めたいと思いますが、...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、民間のやつは後から厚生省がお出しになるそうですが、私はここに五十五年十月二十八日の読売新聞に関西の保険医団体の共同購入のリストが出ております。これは恐らく大臣も関係局長も見られていると思いますね、新聞で公になっている。これを見ますと、一番よけい使われる抗生物...全文を見る | ||
○安恒良一君 承知されておる、私はこれは一つのいわゆる薬の値引きの実態を、民間における医療機関購入の実態をあらわしていると思います。ですから、大臣そこまでひとつ認識を統一していただきまして、そこでそんなことでいいんだろうかということにこれはなるわけですね。これが一つ。 それか...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも大臣、私はもう当選以来薬価問題というのは大議論をしてきていまして、議事録読んでいただいていると思いますから、いま言われたことで、たとえば分子分母のところを日本を諸外国並みに直してもはるかに高いことは事実なんですよね、はるかに高い。でなければ、これは計算し直して...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで大臣、御承知のように、薬価問題には二つの問題があるわけですね、二つというよりも根本的には一つですが。同じ医学の中で日本だけがヨーロッパ各国、アメリカに比べてたくさんの薬が使われる。そんな原因があるんだろうか。日本人だけが何か特殊な諸外国に見れぬような薬をたくさ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それで、これも時間がありませんが、各委員のお手元にいわゆる日本が皆保険になって以来、いかに製薬メーカーの生産する薬が多くふえているのか。それから、その中で代表的に使われる薬が日本とアメリカの場合に、たとえば抗生物質の製剤、たとえば日本では国民一人当たりに五千五百二十...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、そういうことで薬問題についていろいろ認識が、現状の認識は一致しました。そうしますとこれをどういうふうにしていくかということについて二つあるわけです。 一つは、私はこれももう時間がありませんから細かく申しませんが、しばしば薬価調査の方法についての改正について...全文を見る | ||
○安恒良一君 現在の調査方法は五十三年に改められておりますが、ところがその調査で万全であるというふうにあなたたちはお考えになっているのか、それはなぜか、その年の五月の調査で不正が摘発されているじゃないですか、五月の調査で不正が。ですから、私は現在の調査方法なり集計方法で万全である...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が言っているのは、今回は薬価調査のやり方は、いま言ったように薬価調査自体は大臣でできることは知っていますから、いま問題にしているのは調査方法、集計方法ですよね。ですから、調査方法、集計方法になるとあなたたちは中医協の議論と、こうお逃げになるわけですから、そこで大臣...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、この問題は五十二年の薬価調査が行われて以来今日まで、国会でしばしば追及されています。いっその結果をやるのかと、こういうことについてしばしば行われていますが、今日までそれがおくれました原因について。それから、なぜ発表をされないのか、それを明確にしてください。 | ||
○安恒良一君 おかしなことでね。 通常国会の中で、予算委員会の中でもこれは議論をされまして、非常に問題になったところなんですよ。そのときには第六次調査はやっていなかったはずですよ。そして発表の時期までやりとりは済んで、それがおくれているんですね。それをいま保険局長は第六次をや...全文を見る | ||
○安恒良一君 じゃ二つ聞きますが、第六次はいま言われたことで私が聞いたことは、そういう作業をやって、それでいつ薬価を下げるんですかと聞いてるんですよ、あなた。肝心のところ一つも答えぬじゃないですか。あなたはこうこう作業日程があるということは、いつ下げるんですかと聞いている。これは...全文を見る | ||
○安恒良一君 了解できません。大臣、御答弁ください。作業は大体十二月でほぼ終わるとこう言っているんですよ、いろんなこと。それなのにこれだけ薬価問題というのは大きい問題になって、衆議院の予算委員会でもなって、薬価の引き下げというのは調査が終われば大臣がやれるんですよ。大臣がやれるん...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、そこで大臣の所見を私は聞きたいのは、いろんなことをもぞもぞもぞもぞ言っているのは、いま言われたようなことについて、またたとえばきょう保険局長は、告示に時間がかかるというんです。どのくらいかかるかというのはお互いわかっているでしょう。いままで議論して知っているん...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういたしますと私は、いままで私がこのことを聞くと、中医協の昭和四十七年一月二十二日のいわゆる建議書を盾にとりまして、いままでの大臣や局長さんは、後段にこういうことが書いてある、「当分の間は薬価基準の引下げによって生ずる余裕を技術料を中心に上積みすることとしたいと考...全文を見る | ||
○安恒良一君 事務当局の御答弁だけではあれですから、大臣、きわめて私は明確に言っているわけですね。薬価調査というのは毎年やると。そしてその結果を公表して薬価基準を改定をする。それから医療費というのは、これは毎年上げるわけじゃないんですから、だからこれとは分離をする。それは医療費改...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ、検討いたしますという言葉を言われると、私は大臣のお人柄知らぬわけじゃありませんから余り疑いたくないんですが、検討という言葉は非常にうまい言葉で、検討した結果だめだったと言われても、後で困っちゃうんですよ。だからもう少し大臣お気持ちをはっきり言うてください、後で...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは実施をする。というのは、方法というのは薬価調査の方法なのかもわかりませんが、いま聞いていることは、集計方法とか調査の時期とかいう、こういう技術論をのけて薬価は毎年一回必ず調査する。そして、それに基づいてこれは改正すると、そして従来はともすれば法的な根拠がなか...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは薬価問題はこの辺で終わりまして、次は、今度は老人健康保険制度の設定問題についてお聞きをいたします。 これはなぜかといいますと、政府がいま設立を目指されています。また前回の改正のときに渡辺厚生大臣が十四項目の約束をされました。その中で老人保健医療制度の早期...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、いまの現状御認識いただいたと思いますが、約十二兆の中で七十歳以上の老人医療制度に使っているお金が約二兆三千億、比率で言いますと十数%ですね。ところが、これから人口の急速な老齢化が進みますね。そうすると、老人人口が幾らふえるか、これはもういま時間がありませんから...全文を見る | ||
○安恒良一君 午前の質問の途中で休憩になり、老人保健医療における支払い方式の問題がちょっと中絶をいたしましたが、重ねて……。 まあ大臣から、かなり出来高払いの検討についても出ましたが、私は誤解がないようにしていただきたいんですが、将来はやはり出来高払いを変えなきゃならぬと思い...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、こればっかりにかかっておるわけにいきませんので、次はやはり医療のむだ遣いの排除もしくは医療費肥大化の対策の一つとして、高額医療機器についてひとつお聞きをしたいのでありますが、これも時間を省略いたしまして、高額医療機器がわが国にどれだけたくさん入っているのか...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで大臣、資料をごらんくださいますと、いかにわが国に高額医療機械が諸外国に比べてあれをしているかということがわかるわけです。 そこでまずお聞きをしたいんですが、ことし行われました社会医療調査の中で、ここに資料がありますから細かい全部説明は要りませんが、投薬がど...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が聞いたことに正確に答えてください。 投薬が前年度に比べてどれだけふえたかというのは六・六%ふえていますね。検査が一八・六%ふえていますね。それから診療行為の中に占める検査の割合が一〇%に達しましたね。これは間違いありませんか。そういうことを聞いているんですよ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣以上のような現状認識をしていただいたと思います。 そこで、私は、高額医療機械が普及することについて、決してそのものが悪いと言っているわけではありません。私は、高額医療機械が普及をし、それによって適切な検査、適切な診断がされることは国民の一人として希望するもの...全文を見る | ||
○安恒良一君 それならいま検討中ということでありますから、これをさらにきょう話をせいと言ってもいけないと思いますから、これもできれば本案の取り扱いを最終的に、この国会、会期が延長されまして二十九日までになっておりますが、そういう中で具体的に検討した結果、とりあえずこういうこととこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、高額医療機器に対する規制問題を終わりまして、次に、これと関係があります。ややうらはらの問題でもありますところの検査点数の適正化についてひとつお聞きしたいと思いますが、いまさっき私は、政府がやられまして調査をもちまして、薬の問題と同時に最近、検査づけと言われ...全文を見る | ||
○安恒良一君 じゃ、このような検査費がここ数年急速に伸びてきている原因はどこにあるのでしょうか。 一つは、検査技術の発達あるいは医学の進歩によって的確な診断を行う、正確かつ迅速な検査が必要だと、こういうことでふえてきている面もあると私は思います。ところが、薬と同様に、検査の差...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、いわゆる外注をして、俗に言う、今度登録制に変えることになりました、いわゆる検査屋——検査屋という表現がいいのかどうかわかりませんが、検査をやられているところに出した場合の検査料ですね、診療報酬点数における検査料。この間、いわゆる各病院が自分のところでやると...全文を見る | ||
○安恒良一君 これもいま言われましたように、わかりやすい言葉で言いますと、ある場合には五割引き、ある場合には三割引きと、こういうことで実態的にやられているのですね。そこで大臣ね、やはりこのことが、必要な検査はどんどんやっていただかなきゃなりませんが、薬と同じような、いわば中間マー...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃこれから先は政治的な問題ですが、大臣どうでしょうか、なかなか二本建てはむずかしいとこうおっしゃいますからね、そのことば別におきまして、それならば私はやっぱり検査点数を合理的にしていくためには、やはり実態を調査するしかないと思うんです。実態調査を。そこでこの実...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃそこへお願いしておかなければなりませんのは、一回だけやってまたしばらくやらぬということじゃなくて、私はやはり検査というのは薬価でも毎年調べるように、検査というものも、いただいている資料を見ますと、これも物すごい勢いで検査所というのがふえているわけですから、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、いま健康保険組合等では、もしくは共済組合等ではかなり頻度を高くして医療費の通知運動があって、その中から数々のいわゆる水増しや不正やいろんなことが知らされて医療費の大きい節約になっていることは事実なんですよ。そこで、政府管掌健康保険ですね、皆さん方はとりあえず毎...全文を見る | ||
○安恒良一君 この結果を待ちまして、さらに充実をさしていきたいということですが、充実をさしていくという中身は何ですか。どういうふうにするんですか。 | ||
○安恒良一君 大臣ね、私はどうもいまこの点は平行線ですが、ぜひいま一遍、医療費を、やはり自分のかかった医療費を知りたいと、また知らせることが私は国民の医療費問題に対する一つの考え方を統一をすることにもなると思いますから、そういう意味からいって、ぜひこのところは、いま局長はとりあえ...全文を見る | ||
○安恒良一君 次には、いわゆる審査方法の確立、この点について少し。それから地域格差の問題、こういう問題についてひとつあれをしたいと思います。 まず、医療費の空前の不正請求ということで、昨年度水増しが十億円返還をされた。それから保険医の取り消しが三十七人あったと。それから以下取...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、私はこういうことこそメスを入れていかなきゃならぬと思うんですね。水増しとか不正請求とか、そういう意味から監査、指導問題についてひとつ今回法改正が行われることになったんですが、まず現行の医療法において監査ができるというふうにこれは明確に法律でなっていますが、現...全文を見る | ||
○安恒良一君 健康保険法ですか、それじゃ、指導、監査の条項は。 | ||
○安恒良一君 そこで私は、それがいつの間にやら指導、監査の場合に、日本医師会の武見太郎さんと時の厚生大臣が、医師会の立ち会いということがいわゆる行政で結ばれましたね。これは間違いありませんか。何年に結ばれましたか。 | ||
○安恒良一君 ですから、昭和三十五年の医師会との私ども指導、監査に関する申し合わせがあるようでありますが、そういうものはどのような法的根拠に基づいたのでしょうか。その法的根拠についてひとつ説明をしてください。 | ||
○安恒良一君 そこで、いまあなたが読み上げられました健康保険法の四十三条の七、四十三条の十には、これを行う場合の関係団体のことは何ら触れられてないと思いますが、それでよろしいですか。いま言われた立ち会いとか何とか。 | ||
○安恒良一君 大臣、ここまでこれで明らかになった。ですから、いま局長通達とかそれから申し合わせというのは法律条項じゃないんですよ。行政が一人歩きをしておるわけです。法律を越えて行政が一人歩きをしておる。法律では立ち会いがなければできないなんて全然書いてない。ところが、ここできよう...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま重大な発言をされましたね。いいですか、いままで国会ではしばしばこれを指摘したところでありますが、法的な措置については国会の意思を待ちたいと、こういう答弁であったんです。聞き方によりますと大変おかしな答弁なんですが、不都合があれば国会の指摘を待つまでもなく、法的な...全文を見る | ||
○安恒良一君 この点は私は納得ができません。いままでの現行法では立ち会いがなくてもできたのであります。それを行政的に医師会との間に一方的に厚生省が取り決めをして、それに縛られておったと、それを今度は法律でまず立ち会いを義務づけて、そして立ち会わなかったときにはできるという二段論法...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま大臣お聞きのとおりに、これまた私に解明を約束をしておきながら、十分な解明がないんですよ。私は少なくともいま申し上げたように五十二年にこれは非常にかなり時間をかけてやりまして、大変問題があると、だからぜひひとつ解明してくれと、こう言っているんですね。ところが皆無。...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで次は、支払基金の審査方法について、近代的なコンピューターを使ってやる方法を考えたらどうかということについてお考えをお聞きします。すなわち、まずコンピューター利用によりまして統計的な審査法に改める。各診療科別に医療費の平均値を基準といたしまして、これに一定の偏差...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひひとつ前向きに、私は率直なことを申し上げてなかなか年度の途中ではこれを切りかえるということはむずかしいと思いますけれども、たとえば五十六年なら五十六年度からいわゆるこういう方向に切りかえていくと、そのことの方がより合理的なんですよ。しかも審査がかなり正確に私はい...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、この問題はかなり前向きな御答弁がございましたので、ぜひひとつ科学的な、しかも統計を使った審査が支払基金においてできるだけ早い機会に行われるように、ひとつ強く要望しましてこの点は終わって、次に参ります。 次の問題といたしまして、これから先は今度は、いわゆ...全文を見る | ||
○安恒良一君 聞いたことだけ答えてください、時間がありませんから。調査資料をこっち持っております。いただいておりますから。 そこで、差額ベッドが医業収益の中で占める室料差額はどの程度になっているんでしょうか。自治体病院ではどの程度、民間の大都市の病院ではどの程度、私立の医科大...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも数字が食い違っていますから……。私どもの調査によりますと、差額ベッドの医業収入の中に占める室料差額は、たとえば自治体病院では大体一・二%程度と、日赤とか済生会は三・五から五・五%程度だと、民間の大病院の場合に一〇%程度、約一割あると、それから私立の医科大学は実...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、室料差額の実態のところは、大臣おいでにならぬときに実態をやりましたから、これから行政的な扱いになりますから大臣にお聞きしたいんですが、三人部屋以上がまだ残っているわけです。三人部屋以上が。ですから、厚生省も三人部屋以上は、もうこれはやめたいと言っていますから、...全文を見る | ||
○安恒良一君 事務当局としては大臣ね、二人部屋はなかなか困難だと、こう言っておりますけれどもね。私は個室は、個人部屋というのはある程度わかるわけですよ。ところが病気のときに二人一つの部屋に入っておって、これが個室なのかということになると、私はやはり疑問がある。でありますから、これ...全文を見る | ||
○安恒良一君 やや、若干前向きの答弁がありましたが、この点はさらに今後論争を深めていきたいと思って、大臣のやや前向きのことは了といたしますが、ひとつ論争を深めていきたいということにしておきたいと思います。 次に、やはり差額徴収で一番いま患者が悩んでおりますのは、いわゆる付添看...全文を見る | ||
○安恒良一君 厳正な措置をとると言われていますが、実態を調査されていますか。これも私は、実は阪大病院の実態調査に行ったことがあるんでありますが、たくさんの付添看護人がおいでになるんですね。それで聞いたら、あれはだれかと言ったら、家族看護だと、こう言うわけですね、家族看護。いや、あ...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ中医協で医療費を決めて、看護料というのは決まっていますから、適正とこう言わざるを得ないと思いますけれども、私はこの点につきましては、病院協会その他からいろいろ、看護料について大幅な赤字になっている。必ずしも原価を補償してない、看護料については、こういう訴えもあり...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、いま検討している最中だということですから、これはいわゆる保険外給付負担解消のいま一番大きい問題でもありますから、ぜひ、ひとつ、いま申し上げたようなことについて積極的な検討をして、付添看護における患者負担の解消をしていただきたいと思いますが、大臣の御見解を聞かし...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は、これは本会議でもお聞きをいたしました。これも非常に重要な問題でありますが、正常分娩の現物給付化についてでございます。 これについて、まず最初に資料をいただいておりますから、この資料を時間がありませんから私の方で読みますと、鉗子分娩で七日間乙病院に入院した場...全文を見る | ||
○安恒良一君 ちょっとこの数字正確でありませんね。十五万円掛ける本人の十五万件ばこれでいいんですが、五十一万件の中には配偶者が三十六万件ありますね。そうすると、今回はこれは八割給付になるんでしょう。だからここだけ十割というわけにはいかぬでしょう。そうしますと、この金額、差の二百四...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、ちょっとこれ見てください。いわゆるもうこれは、わが国の御婦人から長い間の運動としてぜひ正常分娩を現物給付化してくれと、こういうことの運動があるわけです。今度の芙蓉会富士見事件が出てきたのも、あれは正常分娩について現物給付にしていないというところに、一つの原因も...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、そんな答弁じゃわからぬわけですよ、いろいろ問題があるとか、むずかしいとかね。そうすると、また、じゃいろいろとは何だ、むずかしいとは何だといって、またそこで時間がかかるんですよ。もうこういう問題は何回も議論しているんですから、いろいろ問題があるとか、むずかしいと...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは勉強してみたいということですから、この点は保留をしまして、後からまたさらに論議を同僚委員その他からも深めていただくことにして、ぜひ大臣、非常にいまやこの正常分娩の現物給付化というのは日本の全国の御婦人の強い御要望でありますから、ぜひひとつ、前向きに御検討をお願...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は医師の生涯教育を含めて、やはりこれも、保険医の資格要件にこれを義務づけていかないと、極端なことを言いますと、いま言われたようなことで医師免許を取って開業し保険を扱い出すと、それでいこうと思ったら実際はいけちゃうわけですよ。だから、私はやはり諸外国でとっております...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、きょうは一つは明らかにしておきたいんでありますが、連動条項の場合、第一に私が質問したいわゆる国庫負担と保険料率との連動の問題については厚生大臣だけでは明確になりませんので、厚生大臣に大蔵大臣と御相談をお願いをしたいということを申し上げましたが、ぜひこれは大蔵大...全文を見る | ||
○安恒良一君 さきに保留していました民間の薬価問題で答弁をしたい、こういうふうに理事からメモが回ってきておりますから、あわせて、時間がありますからこれを答弁していただきたいということと同時に、いまのところ大臣、これは、やはり私は、診療行為の相互監視、批判し合えば内容も高まるという...全文を見る | ||
○安恒良一君 薬価問題で、いまの中医協の五十一年の資料なんか持ってきて言われたって全然問題にならぬわけですよね。いま、民間で購入しているいわゆる薬価の乖離を言っておったわけですから、私は読売新聞などを利用して言いましたから、そのことだけは御注意をしておきます。私が聞いたこととは違...全文を見る | ||
11月25日 | 第93回国会 参議院 社会労働委員会 第9号 議事録を見る | ○安恒良一君 大蔵大臣に来ていただきましたから、許されました時間の範囲内で、国庫補助連動問題に限定をして大蔵大臣に質問をします。 四十八年に保険料率に弾力条項が導入されました。それと同時に定率の国庫補助制度が設けられた。それまでは、実を言うと政府管掌健康保険は定額の補助であっ...全文を見る |
○安恒良一君 なお、当時この問題の提案説明に当たられておりましたのは齋藤厚生大臣、そして齋藤厚生大臣は次のようなことを国会の中で、私ここに議事録を持っておりますが、同僚委員の質問に対しまして答えられているのであります。いわゆる、なぜ弾力条項を設定をしたのか、こういうことに対しまし...全文を見る | ||
○安恒良一君 議事録にあるでしょうからと言われましたが、このとおりです。これはしかも自民党の議員の御質問にお答えになっているわけです。でありますから、その精神からまいりまして、今回弾力条項だけは存置をする。現在の健康保険料は千分の八十でありますが、千分の九十一まで上げる余地を残す...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、そこで私は、きょうわざわざお見えになったことについて、厚生大臣にはすでに提案をいたしまして、厚生大臣ぜひ大蔵大臣と御相談を願いたいということで提案をしていることがありますのは、いまあなたがおっしゃったように、三者三泣きという言葉は齋藤厚生大臣がお使いに...全文を見る | ||
○安恒良一君 高度経済成長政策が低経済成長になって、大変被害を受けているのは国だけではないわけです。労働者も受けているわけです。そういう中で今回、依然として労働者については少なくとも千分の八十を九十一まで上げ得るという、政府としてはフリーハンド。私はこのことについて非常に反対して...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなたの微調整というところがもう全然財政担当、大蔵大臣として……。というのは、もう一遍申し上げますと、千分の八十が千分の九十一になりますと約三千億保険者と被保険者は保険料をよけい納めるわけなんです。三千億ですよ。そうして保険料率を一%上げると二百九十億なんです。それ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣が退席されましたから、あと残っておられますからね、私は私の時間の範囲内でそこをちょっとお聞きをしたいんですが、いまどうしても私は医療費の総額の歯どめの問題は、出来高払いであっても、いわゆる総額請負方式とか人頭払いと、現物給付出来高払いでは非常にこれは違ってくるわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はすでにこの前、大蔵大臣を含めて四時間やりまして、いま同僚の対馬委員がやられましたことの中で、この際一、二点さらに確認をしておきたいことがある。 それは、先生の意思を受けて検討いたしますということはもうしばしば同じことを言われているわけです。そこで大臣、実例挙...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから、この点も私は対馬さんの意見を聞いておって思ったんですが、五人未満の適用なんというのは、もうコンピューターがこれだけ発達した時代なんですから。それなのに依然として頭が古いんですよ。依然として頭が古くて、五人未満は捕捉が大変だと。労働省では失業保険やっているん...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、法律改正が必要でありますが、もうこんなことで委員会開くたびに委員から詰め寄られなくていいように、思い切ってお願いをしたい。 それから、それと関連してちょっとお聞きしておきたいんですが、いま健康保険組合をつくりたい、こういう新設の動きがあるわけです。そし...全文を見る | ||
○安恒良一君 具体的申請がないやつをやる人もいないでしょう。適格でないのを許可するはずなんかないじゃないですか。何ですか、その答弁は、いまの。取り消しなさい。具体的な申請があったり、適格なやつはなんて、適格でないやつをどうして許可するんですか。なめたことを言ってはいかぬよ。 | ||
○安恒良一君 大臣お聞きしますがね、私は適格なものが出てくるとか出てこないと言っているんじゃないんですよ。出てきた以上は、それは一つの審査基準によってされることはあたりまえでしょうと言っているんですよ。それをいわゆる適格なものがあれば許可しますとか、具体的申請があればとか、申請が...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、歯科の唇顎、それから口蓋裂問題についてちょっと質問したいんですが、これは中医協の中で、いまは保険にこれが適用されておりません。そこで、この唇顎口蓋裂を保険に適用しようと、こういうことが中医協の中の議論としてあっておりまして、その方向に進んでいることを私は知って...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから今度は、大きい問題で残っています連動問題に少し話を進めていきたいと思いますが、すでに大臣との前回のやりとり、それからきょう、大蔵大臣とやりとりしましたから、連動問題について、どうも大蔵大臣のお言葉を聞きますと、国庫補助、連動やることもだめだと、それからいま一...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなところで審議会つきませんよ、連動条項の発動について、審議会。というのは、大臣お聞きくださいよ。いま千分の八十がそのとき千分の八十五になっておったんですね、もうすでに、政府の方は、九十一までありますが、八十五まで使っておったと。そうすると、いま八十から八十五まで...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 そうすると、検討すべきであると衆議院でお答えになったんですが、ここでは、その時期にはきちっと連動させる、こういうふうに承りました。 次に参りますが、お手元に、これも対馬さんが確認をされた中をさらに深めるためにお聞きするんですが、CTスキャナー...全文を見る | ||
○安恒良一君 登録制と許可制は違いますよ、これは、法律的に言って明確に。許可制というのは厚生大臣なりあなたたちが許可権を持つわけですからね。登録制というのは登録をして届け出をするわけですから、これは大臣明確に違います。そこのところをごまかしてはいけません。私はあなたたちが一遍に許...全文を見る | ||
○安恒良一君 ME機械やCT問題はいま大臣から登録制についての前向きの回答がありました。 そこで私は、休日、夜間、僻地について対馬さんからかなり詰められたんですが、私たちは、大臣、こういう具体的提案をしているんですよ。まず、国立及び公的病院はすべて休日、夜間、救急、僻地をやり...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は薬価問題ですが、これも私は大臣はかなり、また薬務局長も前向きに答えたつもりですね、いわゆるこの配給公社問題からいろいろな問題を。ところが、同じことがこれ私ここ議事録持ってきておりますがね、五十二年十一月十五日の国会答弁、それから五十二年十一月二十二日の国会答弁で...全文を見る | ||
○安恒良一君 三年間も考えて、まだそんな答えですか。私に三年前に約束しているんですよ。あなたと同じようなことをその当時中野さんが答弁して、これから一生懸命検討しますと言うんです。三年たって全くまた同じようなことを言っている。あのときは保険局長は八木さんでした、いまの事務次官のね。...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、まああんな答弁しか返ってこないんですが、どうしますか。というのは、少なくともわれわれが委員会で繰り返し繰り返しやっていることは、いろいろな圧力団体があったり、いろいろな意見、それはあると思います。あってもできるだけ行政が正しくいくように、ある場合はバックアップ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、時間がだんだん参りましたから、医療費のむだ排除にこれは二つの約束がありまして、これもいまの議事録を見ていただきますと、西高東低——当時東京と大阪の医療費の格差が余りにもひどいこと、最低の沖繩と最高の大阪の間に医療費の格差が余りに大きいこと、それから支払基金...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう十二分ということですので、時間がありませんが、大臣、お聞きのとおりなんですよ。いまも最後のところ、個々のところちょこっと違っただけで、あとはやっぱり同じことを当時言うたんですよ。それで私と論争になったんです。老人の比率がどうかとかいろんなことで論争になって、だん...全文を見る |