安恒良一
やすつねりょういち
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月29日 | 第96回国会 参議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、日本社会党を代表して、総理並びに関係閣僚に国民生活及び福祉に関する問題を中心に質問をいたします。 総理は、施政方針演説で「変化する社会への備え」を力説されました。八〇年代後半から二十一世紀にかけて、わが国には急速な高齢化と低成長への移行といった激しい変化が...全文を見る |
03月10日 | 第96回国会 参議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○安恒良一君 関連。 |
○安恒良一君 私は一月二十九日の本会議で、総理並びに関係大臣に産業用のロボットが雇用に与える影響についてお聞きをしたのでありますが、新聞の報道によりますと、今度のパリ・サミットで参加国は産業用のロボットの発達などが、技術革新が雇用や経済成長に与える影響について議題にするということ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いまのところ受けてないというんですが、新聞はかなり具体的に世界的レベルでの技術革新を管理する原則づくりが必要だということで四項目、フランス側の考え方を具体的に提起をしています。 そこで、私はロボットを導入する際に、人間との関係において論理性を考慮しなけりゃならぬ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が聞いたことは、ロボット工学の三原則を御承知でしょうかと聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 第一条に、ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を見過ごすことで人間に危害を及ばしてはならない。こういうふうに第一条にあります。そこで、御承知ないんですからやむを得ませんけれども、私がお聞きしたいことは、この第一条の人間に危害を加えてはいけないという...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう二分二十四秒しかありませんから、どうかこの次、私が総括に立つときにやりますので、ロボット工学三原則をひとつ勉強してきていただいて、答弁をしていただきたい。私がお聞きしたいことは、やはり雇用問題への影響を非常に心配をしているわけですから、もう時間がありませんので、...全文を見る | ||
03月15日 | 第96回国会 参議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、国民のための行財政改革の推進問題にしぼって、かなり重点的にまずお聞きをしたいと思います。 総理並びに行管長官には議事録を差し上げておりますが、私は昨年の行革国会の中で、特殊法人の改革が大事だということの論議を重ねました。そして私が指摘した問題に対しまして両...全文を見る |
○安恒良一君 その際両大臣からは、真剣に改善に取り組むと。しかもその際に私は、五十七年度から実施できるものについても指摘をしました。そしてそのことについては納得をし、約束をされたのでありますが、この約束の中で、五十七年度にどの程度実行されるような御配慮をいただいたのでしょうか、こ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私との約束は、五十七年から五十九年の三年間で役員を二割削減、減らすこと、それからいま一つは、役員を整理するための基準を設けて合理的に行うこと、三番目は、官庁の植民地となっていることは好ましくない、また内部の士気にもかかわるので是正するように検討すると、こういう約束を...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、これでは各省庁の大臣にお聞きしなければなりません。 実は私は、特にこれは私が使った言葉でありません、植民地というのは中曽根行政管理庁長官みずからが言われた言葉でありますから。それらの是正問題につきまして、実は各省庁から資料を取り調べてみましたが、驚きま...全文を見る | ||
○安恒良一君 ちょっと待ってください。ちょっとあなたたち、私に文書で答えたところを曲げて答えたらややこしくなる。たとえば文部省ですね、事業運営の基本方針に変更がないために、役付職員の構成等その方針を改めることは考えてないというふうに書いてある。そして事業団のこと。ですから、その点...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、私の手元に来たのと、ここに出てくるのと、大分かっこうつけて違っているんですよ。たとえば環境庁は、特になし、改めるという意味はない。それから総理府も、五十七年度従来の方針を変える考えはない。労働省、特になし、五十七年度は現行体制でいくことにしている。自治省、現在...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が言ったことの答弁になっていません。私は、いま役員のところで、任期のある役員の、いわゆる民間で言う重役のところをやっているわけじゃないんですよ。部長とか課長とか係長とか、それをやることを言っていまして、中曽根さんはやらしておると言っているが、各大臣は今年度やる気が...全文を見る | ||
○安恒良一君 言っていますよ、そんなこと、文書で皆。文書で皆言っているんですよ、やらぬと。 | ||
○安恒良一君 了解できません、そういうこと。私と約束されて、やれることを私は言ってるのですから。それなのにほかの人は、いやことしはやる気ありませんと。私は特にいま指名したのはたくさん問題を持っているところの大臣を指名したのです。しかも、それは事前に文書でお答えをいただいていること...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、私は具体例は年金福祉事業団を挙げましたが、これは氷山の一角で、他の公団も多かれ少なかれだと、こういうことで私もきょうは皆さんのところへ資料を差し上げているのです、他の公団もこうなっていますよと。それに対して、いわゆることし改善する意思があるかないかと聞いたら、...全文を見る | ||
○安恒良一君 後刻御答弁を願うそうでありますから、その問題がないと特殊法人問題のこれからの議論は進みませんので、この点は私も保留をいたしまして、改めてその答弁をお聞きした後にさらに論議を深めたい、こういうふうに思います。 次に、証券の民主化問題について御質問をしたいというふう...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は大蔵大臣に御質問したいのですが、これだけ財源が不足して深刻なときでありますから、わが国の株式市場の構造的欠陥を放置したまま四大証券の独占的な利益追求と、企業側で言いますと超低コストの時価発行を野放しにしてよいのだろうかどうか。私は、最低でも時価発行増資による資金...全文を見る | ||
○安恒良一君 検討課題であるということでありますから、大いに今後検討して、またいずれ聞きますので、具体案を聞かしていただきたいと思います。 そこで、次にお聞きしたいんですが、四十八年以降今日まで、上場会社の中で公募増資後に倒産した会社がどことどこで、どのくらいあるのか、それを...全文を見る | ||
○安恒良一君 このような場合に、幹事証券会社は一般投資家に対して具体的にどういう責任をとっているのでしょうか。公募増資後半年もたたず倒産する例もあり、私は幹事証券会社が責任をとるのは当然だと思います。株式市場の構造的欠陥を放置して、大手証券を野放しに営業をやらせも意図は何でしょう...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま一般的な例を言われたのですが、あなたが挙げられた各社が倒産したことについてはどういうふうになりますか。 | ||
○安恒良一君 どこの幹事証券ですか、幹事証券を言ってください。 | ||
○安恒良一君 いま七つあるじゃないですか。何で二つしか言わないのですか。 | ||
○安恒良一君 私は、昨年の三月の衆議院の大蔵委員会で誠備グループのときにいろいろ問題になった議事録を見ていますが、単にこの脱税問題というのは副次的な問題であって、証取法上の重要な問題が放置されているじゃないかということをわが党の同僚議員が質問しています。私は全く同感なんです。です...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の質問に答えてください。いわゆる四大証券について検察当局としては調べられたケースがございますかと聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 私は脱税だけじゃなくて架空名義使用による問題をいましているわけでありますから、まあこの議論はさておきまして……。 そこで大蔵省にお聞きしたいのですが、五十六年五月二十九日午後四時より自民党本部七〇六室において、自民党の衆参議員十名、それから大蔵省小山審議官、東証...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、この自民党の小委員会でも発言が出ておりますが、架空名義使用者から税を取り立てる努力をなぜしないのかということが自民党の中でも出ているわけであります。 私は、たとえばコンピューターが今日発達しておりますから、名寄せということをやる気があればできると思います。...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の聞いたことに答えてない。いわゆるコンピューター等を使って名寄せをする気があるのかないのかと聞いている。 | ||
○安恒良一君 どうも答弁があいまいですから、これは宿題にしておきますから。私は、架空名義で取引が公然と行われている、自民党の先生でも自分でもやっていると、こう言われているのですから、これは一遍ぜひひとついま言ったコンピューターによる名寄せの方法を、これは大蔵大臣を助けているような...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、その次の問題で、屎尿処理の適正化問題についてお伺いをいたします。 まず、国民のための行政改革推進の立場から、屎尿処理整備補助金が果たして有効的に使われているかどうかということをただしたいと思いますが、五十六年度はどういう金額になっておりますか。 そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 目立って低いのはどこでしょうか。 | ||
○安恒良一君 率。 | ||
○安恒良一君 千葉市は三四・八じゃないですか。 | ||
○安恒良一君 海洋投棄を年間一万キロリットル以上やっている自治体の施設は二十六カ所で、平均稼働率は七八・九、こういうふうに伺っていいでしょうか。 | ||
○安恒良一君 政府は、五十六年十一月二十七日に廃棄物処理施設整備緊急措置法に基づいて廃棄物処理施設整備計画を閣議で決定をされてます。これをごく簡単に、五十六年から六十年までの五カ年でどれだけ資本を投下するのか、こういうことについてお聞かせください。 それから処理率を高めること...全文を見る | ||
○安恒良一君 ところが、東京都は稼働率四四・七%、一日千二百キロリットルを処理している江東区の砂町工場を全面閉鎖して海洋投棄に切りかえると言っていますが、これに対して政府はどう評価していますか。 | ||
○安恒良一君 私が質問する次のことまで答えられましたから、改めて指示し、指導するということでありますので、ぜひ適切な指導をお願いをしておきたいと思いますが、よろしゅうございますか。 | ||
○安恒良一君 次に、公共交通の維持、整備と運政審答申、モータリゼーション問題について質問をいたします。 まず、今後の産業活動の規模というのは非常に交通に関係をするわけでありますが、この運政審答申では五%前後を想定をしておりますが、本当に五%を達成できるのでしょうか。その根拠に...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の質問に的確に答えてください。 運政審がそんなこと書いているのは知っているのですよ。今日の現状でその五%が達成できるのかと。それはなぜかというと、交通は産業構造の変化や、景気動向に少なからず影響されますから、そういうのを受けてこういうふうにどう考えるかと聞いて...全文を見る | ||
○安恒良一君 たとえば、来年の成長率が幾らになるかという議論をたくさん聞いておられたと思いますね、そういう中で本当に五%ずつ伸びていくんですか。 | ||
○安恒良一君 これで時間とるわけにいきませんから、それじゃこの点保留しておきましょう。 次に、定住圏構想と中心都市の分布、空港の配置計画、こういうことで「定住圏の中心都市から一〜二時間程度で最寄りの空港又は新幹線」の云云と、こう出ておりますが、まずその配置計画を示してください...全文を見る | ||
○安恒良一君 答えてません、私の質問に。定住圏とその中心都市の分布、空港の配置計画を示してくださいと、こう言っているのです。 | ||
○安恒良一君 そうすると具体案はないんですね。これから調査研究するのですか。 | ||
○安恒良一君 いろいろ聞きたいことがあるのですが、時間がありませんからまたに譲りまして、それではこれは運輸省に聞きたいのですが、現在全国に四万四千系統、免許キロで十七万七千キロのバスの路線がありますが、そのうちもうどうにもならなくなっているいわゆる五人未満、三種生活路線が五千五百...全文を見る | ||
○安恒良一君 過日、いわゆるこの問題の全国的な集まりがあったときに、自民党の交通部会長がお見えになりまして、政権政党として責任を持ってそういうことはさせないと、こういうことで胸を張って答弁をされて拍手喝采を浴びて帰られた方がおいでになりますが、私はいま大臣がおっしゃいましたように...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣が努力をすることを約束されましたので、私はそのことを強く大臣にお願いをしておきたいと思います。 次に先回の代表質問で、総理に自動車及び自動車道の増加抑制について質問しましたが、総理はいとも簡単に、自動車の生産販売に対し制限を加えることは適当でないと、こう答弁...全文を見る | ||
○安恒良一君 委員長、私の質問に答えていません、警察庁、環境庁とも。自動車の総量規制についての見解はどうだと聞いているんですから、どっちも答えていません。答え直してください。 | ||
○安恒良一君 交通量を言っているのじゃない。自動車の総量規制について環境庁はどうお考えになるかと言っているのであります。 | ||
○安恒良一君 あなたがおらぬときにこういうふうに言ったのですよ。いま四千万台だと。昭和六十年には六千万台にふえる。五割ふえるわけですね。だから、そういう状況のときの環境と健康を守るために自動車の総量規制についてどういう御見解をお持ちでしょうかと聞いている。 | ||
○安恒良一君 そういう答弁を三百代言答弁と言う。なぜかというと、自動車が五割ふえて交通量がふえないことないでしょう。自動車だけ買っておって黙って車庫に入れておくばかおりますか。 | ||
○安恒良一君 それじゃ運輸省にお聞きします。 いまの四千万台がいわゆる五割ふえて六千万台になったときに、どのくらい交通量がふえるでしょうか。 | ||
○安恒良一君 この問題も、時間ありません、また改めてゆっくり一般でやりたいと思います。 そこで、まず私は——私が言っているわけじゃなくて、自動車業界自体がいわゆる六千万台になると、こう言っているんですから、そういう場合に国民生活にどんな影響を与えるのか。特に乗り合いバスの表定...全文を見る | ||
○安恒良一君 大都会では軒並みに表定速度が落ちていますが、これがいま言ったように、いわゆる業界が言っているように六千万台にふえた場合に乗り合いバスの速さはどういうふうになりますか。また乗り合いバスは大都会において機能を果たすとお考えですか。 また、警察庁にお聞きいたしますが、...全文を見る | ||
○安恒良一君 運輸省。 | ||
○安恒良一君 持ち合わせがなければ論争できませんから、この点も保留しておきますから、早急に作業をしてみてください。 そこで、次の問題に入りますが、公共交通、健全にこれを守っていくためには、私は、必要不可欠な財源、いわゆる財投、補助に要する財源問題についてでありますが、運輸省と...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも、これすべて質問通告してあるのですが、以上の二問もまだこれからこれからということで、これも審議の進めようがございません。 そこで、この点も保留しておきまして、私は、最後に一つだけ運輸大臣にお聞きしたいのですが、六党の共同決議がございまして、それの実行が十分...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、あと五分ございますが、特殊法人問題、運政審答申問題は非常に重要で何点か保留いたしましたので、きょうはこの時間を残しまして他日答弁を得たい、こういうふうに思います。(拍手) | ||
03月17日 | 第96回国会 参議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○安恒良一君 まず、公共交通問題で保留された運輸省、環境庁それぞれ御答弁願います。 |
○安恒良一君 いま公共交通の維持、整備とモータリゼーション対策についての保留点について御答弁がありましたが、これ以上これを議論する時間がありませんから、これはまた改めて一般等で議論を深めたい、こう思います。 次に、総理並びに中曽根長官にお伺いしますが、閣内不統一の御意見ござい...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理にお聞きしたいのですが、昨年、植民地化大事については、まじめに働いた人たちの士気にかかわる。私も肝に銘じ検討させますと、こう答弁をされたんですね。その趣旨で御統一されたと思いますが、そう承っていいでしょうか。 | ||
○安恒良一君 そこでひとつ、念のために総理、ちょっと資料を見ていただきたいのですが、私は前回は管理職、今回は役付職員まで拡大して特殊法人の実態を調べました。驚きましたことには、ほとんどの特殊法人が上位の役職は官庁出身者、天下り及び出向で占めています。いわゆる内部登用、プロパーは下...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、感想を、この表を見て。 | ||
○安恒良一君 実は総理、いま私は何人かの大臣に答弁していただきましたが、内閣の方に、総理並びに中曽根長官の答弁の趣旨を踏まえて閣内を統一し各省ごとに資料を一覧表にして読みやすく出してくれと、こう言ってお願いしておったんですが、きょうの十二時半になって出ませんから、催促しましたら十...全文を見る | ||
○安恒良一君 百九の特殊法人全部について、最近十カ年の各機関別の人の採用及び昇級昇格等の資料をいただきたい。それに基づいて、さらに次回私の持ち時間の中で問題の追及をしていきたいと思いますから、そういう点を宮澤長官にお願いをして私の質問を終わりたいと思いますが、よろしゅうございます...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、きょう返事をもらうというのじゃなくて、方針を示していただきたいということですから、次回方針を、こういう方針、ああいう方針と示していただけばいいわけです。 | ||
03月20日 | 第96回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、総括でいろいろ議論をした点、また残した問題点等について少しお聞きをしたいと思いますが、まず老齢福祉年金の水準とその引き上げ幅の問題でありますが、来年度の福祉予算については、福祉水準を引き下げないように努力をしたと盛んに宣伝されておりますが、私は、この論議自体は...全文を見る |
○安恒良一君 答弁不十分です。それだけじゃないでしょう。二万五千百円だけですか、そうじゃないでしょう。 | ||
○安恒良一君 物価スライドの適用になる他の年金のスライド幅はどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 そこで、まず大蔵大臣、それから続いて厚生大臣にお聞きしますが、いま言われたとおりで、特に三百円引き上げのところは一・三%の上昇にしかならないわけでありますが、この上げ幅で福祉水準を引き下げないと言えるのでしょうか。大蔵大臣、それから続いて厚生大臣御答弁ください。 | ||
○安恒良一君 質問を正確に聞いてお答えください。 私は一・三%のところだけ言ったわけじゃないんですよ。福祉年金の引き上げ幅が四・五%だと。片方、高額所得は一・三%と。ですから、この上げ幅で福祉水準を引き下げないと言えるのかどうかということをお聞きしたんですから、もう一遍大蔵大...全文を見る | ||
○安恒良一君 四・五%の引き上げの幅というのは消費者物価上昇率です。でありますから、政策的な引き上げ分は全く含まれておりません。そういたしますと、これは現行の老齢福祉年金があるべき水準に達しているという理解でないと成り立たないと思いますが、そのように考えていいのでしょうか。あるべ...全文を見る | ||
○安恒良一君 自民党内閣はずっと継承されておるわけですから、あるべき水準のお話をお忘れになっては困ります。三木総理時代にお約束があるんですが、厚生大臣、大蔵大臣御存じございませんか。 | ||
○安恒良一君 厚生大臣、「あったや」では困るわけです。これはしかも予算委員会で、当時わが党の書記長が三木総理と田中厚生大臣に質問をした中で、明確に田中厚生大臣から、福祉年金の水準は軽費老人ホームに入れる程度の水準にしたい、こういう答弁をされていますから、そのときそのときの答弁では...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま言われたとおり、大蔵大臣、厚生大臣お聞きください。三万八千円であります。五十年からすでにもう六年経過しています。老人ホームの生活費と年金額は開くばかりなんです。ですから、ことしのようにたった物価スライドだけで、こういうことでいいんでしょうか。この点私は、今回の引...全文を見る | ||
○安恒良一君 余りこれで時間とれませんが、大蔵大臣が言われたようなぼかした答弁にはなってないんです。最後に、わが党の書記長の質問に対して、「大体その程度のことを考えて、いま苦心をいたしております。」ということですね。ですから、それからもうこれだけたっていますから、少なくとも私は厚...全文を見る | ||
○安恒良一君 それではぜひ前向きに各大臣とも、せめて私は生活の基礎的部分になるように御努力願いたいということを強く要望いたしまして、次に参ります。 次は、国民健康保険の問題でありますが、御承知のように十一カ月予算ということになっています。そこで、保険者としては、市町村国保、国...全文を見る | ||
○安恒良一君 聞いてないよ、まだその後の話は。 | ||
○安恒良一君 こっちが聞かぬことを先に答弁することないんだよ。 そこで、今度は自治省にお聞きしますが、こういった厚生省の態度に対して、どういうお考えをお持ちですか。これは政策問題ですから、まず私は大臣からお考えをひとつ聞かしていただきたい。 | ||
○安恒良一君 そこで、この行政指導に万全を期すべき行政当局が、行政機関の意思疎通の不手際のために、末端ではこの予算編成に市町村や国保が大変な混乱をしております、二転三転したために。これは不手際だとお思いになりませんか。この点は大蔵大臣、自治大臣、厚生大臣にお聞きをいたします。 | ||
○安恒良一君 御迷惑をおかけしたかもとはどういうことですか。どういう意味ですか。迷惑をかけておるじゃないですか、現実に。もう一遍自治大臣、お答えください。 それから最後に、官房長官、いまお聞きくださったように、三省の間の話がまとまらぬために政府の通達が二転三転をして末端は大変...全文を見る | ||
○安恒良一君 ちょっと官房長官答える前に——あんなこと言っているんですね。厚生大臣は御迷惑をおかけしました、大蔵大臣は御迷惑をおかけしました、自治省は、おれたちは正しい主張をしておれたちのとおりになったから迷惑をかけてないと、これじゃ閣内不統一じゃないですか。統一して言ってくださ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、まあ政府を代表して、御迷惑をかけて大変遺憾であるということを言われましたからそれで結構なんですが、そこで今度は少し事務的にお聞かせを願いたいんですが、国民健康保険では十一ヵ月の医療費支出に対応する予算を調整しろと、そしてそういうことをされましたが、すでに組...全文を見る | ||
○安恒良一君 国民健康保険法の第二十五条の二項に基づく予算修正を行えという指示をしたことはありませんか。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、そのときに出されました通達文書を少し読み上げてみてください。 | ||
○安恒良一君 前段もちゃんと説明してもらわぬと困るんですよ。自分の都合のいいところだけ言ったらいけません。 そこで大臣、いま言われましたように、私はやはりこういうやり方では大変皆さんに御迷惑をかけたということを官房長官も政府を代表して認めた。そこで、五十七年度国保組合の臨時調...全文を見る | ||
○安恒良一君 重ねて大臣にお聞きしますが、補助金は十一カ月分で七十五億なんですよね、このことはもう明確です。ところが、保険者の方には十二ヵ月で組めと言われているわけです。そうしますと当然一カ月分不足をいたしますから、いま大和田局長の方は五十八年度でその分を処置をしたいということだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 状況に応じてというのは、迷惑をかけたことは事実なんだから、迷惑をかけたらかけたようにこれは処置をするのがあたりまえだと思いますから、ぜひ御努力願います。 この問題の最後でありますが、厚生大臣の私的諮問機関として国民保険問題懇談会の設置が決められ、すでに委員名まで...全文を見る | ||
○安恒良一君 検討項目。 | ||
○安恒良一君 御承知のように、国保全体の代表として国保中央会の理事長が参加されていますが、これは必ずしも国保組合の意見を正確に反映する組織体になっておりません。 そこで、大臣に重ねて要望しておきますが、いま言われたような重要項目をやるのですから、ぜひ国保組合の意見が懇談会に直...全文を見る | ||
○安恒良一君 渋滞の時間。 | ||
○安恒良一君 五十一年から五十五年までは渋滞はどうなっているでしょうか。 それから、いま言われた原因と、これに対する対策をどうされますか。 | ||
○安恒良一君 伸び率。 | ||
○安恒良一君 原因と対策。 | ||
○安恒良一君 資料がないということですから、私の方から言いますと、五十一年から五十五年ではわずか三%しか伸びてないんじゃないですか。それがこの一年で六・六%伸びたというふうに見て間違いありませんか。 | ||
○安恒良一君 そうなりますと、いま言われたようにこれは大変なことだと思うんですよ。一年で六・六%。四、五年かかって三%しか伸びていない。 いろいろの対策を言われましたが、交通規制ということについての具体的な中身をちょっと聞かしてください。たとえば例を申し上げますが、この五年間...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう一回言ってください、わからぬから。 | ||
○安恒良一君 そういう遅々たるやり方では、五年間かかってせいぜいそれぐらいですから、五十六年度が出てないそうですから、またこの問題で改めて議論しますが、やはり年間に六・六%も交通麻痺が続いて、それが日本のいろんな経済に重大な影響を与えておるということをしっかり覚えておいてください...全文を見る | ||
○安恒良一君 NOxとNO2。 | ||
○安恒良一君 東京都の分。 | ||
○安恒良一君 東京都が発表していますが、きょうあなたは新聞読まないでおいでになったんじゃないかと思いますが、五十五年の一年間で東京都内の大気中に放出されたNOxは七万五千トンと出ていますが、六万トンでは大分違いますね。 | ||
○安恒良一君 若干じゃなくて六万トンと七万五千トンはたくさん違いますから、これは一つ一つ後で数字を調査してください。いいですね。 そこで、今度は環境庁長官にお聞きしますが、これは東京だけでなくて大阪でもこういう状況だということで、これは大変なことだ。自治体自体として、たとえば...全文を見る | ||
○安恒良一君 自治大臣にお聞きしますが、大阪とか東京ではこれがための具体的な対策をいろいろ出しているようですが、こういう点について自治大臣はどのようにお考えになり、そして自治大臣として環境庁長官並びに警察庁——あなたは警察庁の長官も兼ねておられるわけですから、おやりになる気ですか...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま言いましたのは、国家公安委員長を兼務されているわけですから、国家公安委員会の最高責任者でありますから、そういうふうに訂正しておきます。 それで、私はこれ以上これで時間どれませんから、どうも答弁を聞きますと非常に抽象的ですが、大気汚染が非常に進んでいることは事...全文を見る | ||
○安恒良一君 道路統計年報が出ているじゃないか、一九八一年版が。 | ||
○安恒良一君 私の質問を正確にお聞きになってません。私はきのう通告しておきましたと同時に、道路統計年報一九八一年版によるアメリカ、西ドイツ、イギリス、日本の舗装率をお聞きをしている。これは通告しておきました。 | ||
○安恒良一君 それじゃちょっと非常に日本が低いように見えるのですが、わが国では市町村道が全体の道路の延長の八四%を占めてます。そこで、日本の市町村道に相当する道路総延長は、アメリカは格別といたしまして、フランスはどのくらいになっていますか。それから、西ドイツはどのくらいになってい...全文を見る | ||
○安恒良一君 キロを聞いてます、キロ。 | ||
○安恒良一君 これもあれしておきましたが、建設省の道路総務課が監修されました「道路行政」五十六年度版の八十八ページに書いてある数字と大分違うんですが、おたくで監修されていますから。フランスが八十万キロ、西ドイツが四十七万キロ、イギリスが三十五万キロ、イタリアが二十九万キロで、日本...全文を見る | ||
○安恒良一君 じゃ、八十八ページをちょっと読んでみてください。そうおっしゃるならば、「道路行政」五十六年度版の八十八ページを読んでみてください。 | ||
○安恒良一君 お持ちにならないのなら、これ読んでください。(資料を手渡す)読んでください、それを。 | ||
○安恒良一君 間違いありませんか。これ、おたくのお書きになったやつですから。 | ||
○安恒良一君 これもちゃんと数字は通告しておったんですが、お持ちにならなかったようですから読んでいただきました。私は道の問題について、これをなぜ読んでいただいたかというと、わが国の舗装率が低い、低いと言われますから、正確に比較をしなきゃならぬと、こういう意味でこれを読んでいただい...全文を見る | ||
○安恒良一君 自治大臣は私の質問を聞いておられなかったですね。そんなことを聞いたんじゃないんです。私は、道の整備だけが突出して公共投資全体の配分がゆがみやしないか、あなたに直接関係します水道とか、公園とか、住宅とか、説もこれは関係しているわけですから、そういう意味からその点はどう...全文を見る | ||
○安恒良一君 この問題まだありますが、官房長官がまだ御出席でありませんから、ちょっと後からまた重ねて官房長官、運輸大臣にもお聞きすることにして、次の問題に入ります。 次は、産業用ロボット問題ですが、通産省にお尋ねしますが、現在、企業に導入されているロボット数を産業別、企業規模...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、三月四日のNHKテレビの番組でロボット問題が取り上げられたときに、中小企業、鉄工所ですが、これは山崎鉄工所ですが、現在二百十五人の労働者を雇用しているが、ロボット機械を六十八台導入することで労働者は十二人しか要らなくなる、しかもこれは四十億の投資で大幅な人件...全文を見る | ||
○安恒良一君 官房長官、留守中のお話聞いていただけましたか。——官房長官がおいでにならないときのお話、聞いていただいたということですから、官房長官に二つ、それから運輸大臣にもお聞きしますが、長官おいでにならぬときにいろいろ交通の問題について議論したのです。そこで私は、ひとつこれは...全文を見る | ||
○安恒良一君 委員長、私の答弁で時間をとって困るんですがね。総交通量の抑制策についてどうお考えですかということを官房長官と運輸大臣に聞いたのですが、私は車の生産そのものを言ってないんです。総交通量の抑制をお考えになりますかなりませんかと、こう言うんです、大都会で。官房長官、運輸大...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ、官房長官と運輸大臣から御答弁ありませんでした。 私は、やはり少なくともその総交通量の抑制については、大都会ではもう考えなきゃならぬところへ来ているのじゃないか。やり方はいろいろあると思います。ですから、これはひとつぜひ、運輸省だけでできることでありません。...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうぞぜひ来年の予算委員会のときには、ここまで進みましたと、私は世の中一遍にいくとは思いませんけれども、努力しますと言って全然進んでないことのないように強くお願いしておきます。 それで、今度は産業用ロボットに質問を戻します。 いま、労働大臣から答えていただき...全文を見る | ||
○安恒良一君 それではこれは労働大臣にお聞きしますが、いま言われたように、その大臣の私的諮問機関として雇用問題政策会議にMEをめぐる技術革新と雇用問題をテーマにしていろいろ諮問をされるということでありますが、そういうことであれば諮問の内容を具体的に、それから、どういうメンバーでい...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、大臣並びに局長から五十七年度から二ヵ年計画で本格的な調査に乗り出すと答弁されたのですが、その調査項目と調査の規模を明らかにしてください。 それから、この雇用問題政策会議、大臣の諮問機関でありますが、そこから雇用安定面に悪い影響が出るということが明らかに...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで通産大臣にお聞きしますが、通産省でも今度総合調査をされるということですから、通産省の調査目的、調査項目それから調査対象と調査規模、それから労働省でもおやりになりますから労働省とどこが違うのか、同じところがあるなら同じところがあると、こういうことでひとつ通産省の...全文を見る | ||
○安恒良一君 調査対象と、労働省とどこが同じなのか、違っているのかということ。 | ||
○安恒良一君 これは中曽根長官にお聞きを願っておきたいと思いますが、同時に二つの省が調査を始めますからぜひむだがないように、こういうのが行政改革だと思いますから御配慮をお願いしておきます。御答弁結構です。 時間がございませんから最後の質問になりますが、賃金が安いということで発...全文を見る | ||
○安恒良一君 はい。 さらに拡大輸出されるならば、先進諸国だけでなく発展途上国からもまた反発が加わってきますが、大きい国際摩擦を起こすと思いますが、こうした実態と対応策について通産省の御答弁をお願いいたします。 | ||
03月23日 | 第96回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、名東先生に質問を限らさしていただきたいんですが、往復十三分しかございませんので簡略に質問します。私は、名東先生の減税の必要論、興味深く聞かしていただきました。そこで、少し突っ込みまして、減税の必要性について私どもは、現在政府は公共投資の前倒しを言っておりますが...全文を見る |
03月30日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第3号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、厚生大臣並びに農林省の方にすでに質問を通告いたしておりましたカネミ油症第二陣判決問題と行政という関係についてこれからいろいろお聞きをしたいと思います。 御承知のように、このカネミ油症事件が発生しましてことしで十四年目になります。そして今回で三回目の第一審の...全文を見る |
○安恒良一君 それでは次のことをお聞きします。 厚生省と農林省は、食品の安全は厚生省、それから食品の生産と流通、これは農林省だと思います。でありますから、密接な関連を有する行政を担当していると思うんでありますが、私は少なくともいま言った観点から十分に協議、連絡をして行政を行う...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、その前提の上で次のことをお聞きいたします。これは農林省にお聞きしたいんでありますが、判決文書の百五十五ページの入行日から十一行目に次のことが指摘してあります。「食品の安全性を職務としない農林省の係官が自己の職務を独自に執行中であっても、その過程で食品の安全性...全文を見る | ||
○安恒良一君 ダーク油のことはまだ後から聞くんですから、あなた先走って答えたらいかぬわな。質問をしないことをあなたが答えるのはいけません。ダーク油は後から、通告してありますから、順次聞いてまいります。 ですから、いまお聞きしたことは、もう一遍言いますと、この判決文書の百五十五...全文を見る | ||
○安恒良一君 当然重要に受けとめられるわけですね。 そこで、今度は厚生省 お聞きしますが、これまた判決文書の百五十九ページ、十二行から十三行目に書いてありますが、「食品衛生行政担当官が食品衛生に関する情報を早期に探知収集し、食品による事故を予防し、被害の拡大を防止するため早期...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、その意味で今度はダーク油事件について聞きたいんでありますが、この油症事件発覚以前に、農林省より食品衛生行政当局に対して、いわゆるダーク油事件の発生について連絡は何らなされなかった、こういうふうに判決文書は指摘してるんですが、したがって厚生省は油症の発生と拡大...全文を見る | ||
○安恒良一君 必ずしも歯切れは余りよくありませんが、これはきょうの新聞論調を見られてもわかりますように、一斉に、なるほど法的な責任は免れた、しかしながら政治的行政的責任は政府にあるということは、どの新聞社も書いているわけです、たとえば朝日の論説一つを見ましても。私はそう思います。...全文を見る | ||
○安恒良一君 厚生大臣は、患者の救済、問題の解決のためにより一層厚生省として努力を続けていきたい、こういうことを明確にきょうのここで言明していただきましたから、それは結構ですが、努力の中身についてこれから少し大臣のお考えをお聞きをしておきたいと思うわけであります。 まず、それ...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、さらにこの判決が食品関連業者についても書いてあります。これは同じく判決の百二十二ページの四行目から七行目に、食品関連業者について、「今日の分業経済社会においては」以下云々、時間がありませんから細かく読み上げませんが、「高度の安全確保義務を負っていると解すべきで...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、そうだとしますと、私は鐘化の法的責任はもうこれで三度明らかになったということになると思っている。特に今回の判決で、「PCBを食品工業の熱媒体として、販売を推し進めた」、こういうこと自体に責任を認めて、PCBの混入経路がどうであれ鐘化の責任は明らかというふう...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣がそういう努力をしていただきましたならば、私たちもその交渉がうまくいくように、大臣の陰になりまして、横から事務連絡その他も申し上げて、できるだけ早く交渉が行われて円満な解決ができるようなひとつ一段と大臣の御努力をお願いしておきたい。私たちも、野党は野党なりでこの...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、カネミ油症の被害救済のためには、企業との間に解決すべき問題と、残念ながら企業ではできない恒久対策問題がございます。そこで、その恒久対策問題についてひとつ御意見を承りたいと思います。 発生以来、企業に対する賠償責任なり、恒久対策の要求をずっと被害者はやってま...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣ね、まず第一点は、治療方法を一生懸命研究されているようですが、まだ決め手が出てきておりません。ですから、これはもっともっと研究の速度を上げて、また必要な国の財政も投資して、私は根本的な治療方法の研究開発にさらに一段と御努力をぜひお願いをしたいと思います。これが第...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣ね、なるほどカネミ倉庫は財政的に問題がありますが、鐘化は財政的余裕はたくさんございますから、その点は、お金の点は御心配要りません。私の方で鐘化の資産その他いろいろ調べておりまして、これぐらいのことやるのに何ら鐘化は財政的な負担は感じないだけの能力を持った、資産を...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、きょうのやりとりをずっとお聞きくださってわかりますように、ダーク油事件が起こった、特にカネミ事件が発生したときに、当時の厚生大臣、農林大臣も、国会答弁では、食用油について注意しておくべきであったとか、厚生省に農林省として連絡しておけばよかったと、こういうことが...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、同僚の目黒先生の御質問、私の質問に重ねて答えられまして、食品衛生法の二法の改正についても前向きに努力をしたい、こういうことを大臣がおっしゃいましたので、承りまして、ぜひひとつその方をお願いをすると同時に、これは一遍すでに大臣は考え方を表明されましたが、当面...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、私の持ち時間は二十五分まででありますから、余り時間がありませんので、カネミ油症問題はこれで終わります。 次に、障害者の所得保障制度についてお聞きをしたいと思いますが、昨年は国際障害者年でありましたし、予算委員会においてもこの問題が集中審議をされました。...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、国際障害者年のテーマである障害者の「参加と平等」にとって、障害者の所得保障の充実はその基本であると思います。そういう観点から元厚生大臣園田さんとの間にもやりとりをしたわけであります。そして、いろんな約束も元厚生大臣はある程度されたわけでありますが、ところがそれ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣ね、プロジェクトチームをつくってこういうことをやってもらいたいということは、もうすでに私から鈴木総理、前厚生大臣のところに申し上げて、全く同感だ、その観点から早急にひとつプロジェクトチームをつくってやろうと、こういうことになっているわけです。いまお聞きするところ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、きょうは実はそれに基づいて深く時間をかけて議論しようと思っていましたが、そのことは保留しておきまして、これに関係することの中の一つだけをちょっと大臣にさらに所感を伺いたいんです。 そういう抜本的な障害者の所得制度のあり方ともう一つ議論したわけです。これ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣ね、いまもちょっと出ましたけれども、この老齢福祉年金と五年年金とのバランスですね。これは目黒議員の質問にいろいろ年金局長以下が答えられました。私は、老齢福祉年金の低いのは非常に問題があると思いますし、また目黒議員からも指摘ありましたように、これは受給者は急速に減...全文を見る | ||
04月01日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第5号 議事録を見る | ○安恒良一君 私の持ち時間は八十分で、テーマが厚生、労働両省にわたってたくさんございますから、私もできるだけ簡潔に質問いたしますから、お答えの方もひとつ簡潔にお願いをしたいと思います。 そこで、けさほど新しく通告しました厚生省の高級官僚でありますところの舘山官房審議官の問題に...全文を見る |
○安恒良一君 月のうちの約半分は、いま聞くところによりますと、厚生省を離れておると思いますが、二月、三月はそういう状況ですか、大体。本省に出られた日は月のうちの半分しかありませんね。 | ||
○安恒良一君 そこで、これは大臣にお聞きしなきゃならぬのですが、行政改革というのはそういう役所のむだを省こうということにこれはなっているわけですね。そうすると、この審議官のポストは、これは要らないんじゃないでしょうか。なぜかというと、月のうちの半分近く年次有給休暇をとったり出張し...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、あなたは聞かぬことを先々言ったらいかぬ。私は、この審議官のポストは月のうちに半分もいなくても務まると。しかも本人は、業務に支障がないと、こう平然と言っているわけですよ。そういう審議官のポストはこの際、行財政改革のたてまえから言って、直ちにお減らしになったらどう...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 この審議官のポストは要るか要らぬかというのは、十分検討するということですから、また検討の結果を聞かしてもらいたい。 そこで、今度はこの中身に入るんですが、官房長、これは二月と三月に福井に出張させた日にちとその用件について言ってみてください。中...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、時間ありませんから、後から詳細なことは文書で報告をください、いま言われたこと。 そこで、大臣にこれお聞きをしたいんですが、大臣はすでに先回って言われたんですが、私も高級官僚の方が選挙に出るなとは言いません、これは御自身の御都合でありますから。しかし少な...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はひとつぜひとも――いまあなたは調査してと言うけれども、官房長は事実を認めているわけですよ。二月に何日出た、三月に何日出だということを認めているわけですから、調査するまでのことじゃないんです。中身はっきりしているんです。役所に半分しかいなかったということは事実なん...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、この問題は、ひとついま申し上げたように、私はけじめをつけてくれと言っておきます。それから大臣は善処すると言われた。私はこの問題が、善処の仕方いかんによれば、さらに引き続いて今度予算の総括の段階で追及せざるを得ませんから、そのことの点だけは十分頭に入れて早く...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなたも私の質問をよく聞いて答えてくださいよ。そのほかに収容可能な病床数。 | ||
○安恒良一君 ぼくのところに資料が来ているんだから、そのとおり答えてもらわにゃ困るわね。あなたのところので、入床可能数は、五十五年は六百八十八だ。なぜこのことを言っているかというと、これで利用率を見ると九〇・九%利用されているわけですよ。あなた、自分の方で資料出しておって、ぼくが...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、ちょっとこの点お考え願いたいんですがね。この病院は最初入院定床は千二ベッドで発足したんです。それを現在は、五十三年から九百十二に落としている。ところが現在、実際稼働しているやつですね、わかりやすく言うと、稼働できているのは、六百八十八しか稼働できないわけですね...全文を見る | ||
○安恒良一君 行管庁の一般の方針を私は聞いているわけじゃないんですよ。私は具体的事例を挙げて行管庁として――九百十二のベッドがあるわけですよね。ところが、人手が足らないために現実に六百八十八しか稼働していない。ところが入りたいという人はもう一〇〇%近くおるわけです。そういう場合に...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなたとやりとりしていると、いまちょっとやじが飛んでいるように、そういう答弁をするのがやっぱりぼくは税金のむだ遣いだと思いますよ。私がいま聞いていることは具体的なことを聞いた。あなたに、こういうふうにベッドが実際あるんですよ、ところが稼働しているのはこれだけですよ、...全文を見る | ||
○安恒良一君 うそを言ってはいけませんよ。ここは現在人手が足りないから救急のあれをやっていないんですよ。私は調査した上で聞いているんですからね。私は大臣、これだけの施設を持っているところは、当然まず救急活動の第一線に国公立は当たらなければならぬと思うんですよ。ところが現実に人手が...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、国立病院医療センターが国の代表的な国立病院としての医療活動が十分できるように、救急を含めて十分できるように善処することを大臣にお約束していただきましたので、この問題はこれで終わります。 それから医務局長も少し前向きに物事を考えなきゃだめよ、君の答弁聞い...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は素人じゃないんだからね。点数をうんと引き上げたと、こう言われていますけど、その結果どういうことが出てきているのでしょうか。 まず、御承知のようにマッサージはそれまで十二点でしたね。それに加えて電気療法、超短波療法、ホットパック療法などをやりますと、それぞれに...全文を見る | ||
○安恒良一君 答えは簡単に、わかっているんだからね。 大臣ね、これいろんなこと言っていますけど、結局、理学療法というのが病院経営者といたしましては、同じ三十点なんですよね。そうしますと、器械で代行できるものは、マッサージ師を雇いますとやっぱり人件費がかかりますから、そこでマッ...全文を見る | ||
○安恒良一君 両大臣、お聞きください。全く怠慢です。 それはなぜかというと、すでに商業新聞は早々とこの実態について警告を発してます。去年の十二月七日の毎日新聞、十二月九日の毎日新聞、同じ九月二十九日の朝日等々では、このマッサージが外されたことによって視覚障害者が病院から職を奪...全文を見る | ||
○安恒良一君 まず実態調査をして、最後に善処をお願いをしておきたいと思います。 そこで、次にお聞きしますが、ことしの三月全国の盲学校卒業の生徒に対して病院等から新規求人状況が非常に悪いと聞いてますが、この実態について文部省、厚生省、労働省、それぞれ実態をどういうふうに把握され...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも時間ありませんから、私の方から言って、両大臣に最後に善処をお願いしておきたいんですが、北海道から九州までの国公立、公立の盲学校五十五について、病院からの新規求人調査を新聞社が実施していますが、昨年よりも減少というのが三十二校、半数以上ですね。昨年並みが十六校、...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひ私はこういう重要なところはわかるように、趣旨の徹底じゃなくて、具体的点数表に載っていればそれはわかるわけですから、そういうことについては中医協等に十分ひとつ御相談くださって善処を強くこの際要求しておきます。 それからその次ですが、これも御承知のように、視覚障...全文を見る | ||
○安恒良一君 それからいま申し上げた細かい貸し付けの条件の問題ですね、これにもひとつぜひ善処をしてもらいたい。たとえば保証人が二人どうして必要なのか。一人きちっとした人があればいいじゃないかと思いますし、それから据え置き期間等も、現行一年ですが、これは世帯更生資金で低所得者との横...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、借入限度額の引き上げ、それから借り入れの条件、返却の条件等、ぜひひとつ厚生省としては、国際障害者年のことでもありますから、まだ終わってないで十カ年ですから、こういうものについて前向きに問題の前進のために御努力をぜひお願いしたいということを申し上げて次に移り...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま言われましたように、入所辞退の理由の中のトップとは言いませんが、非常に高いのに保育料が高いというのがあったわけです。そこで、厚生省としては、これについてこういう調査の結果が出ているんですが、これについて何らかの対策をお考えですか。 | ||
○安恒良一君 結局、保育料が非常に高いために地方公共団体が国の基準を超えて負担をしている、こういう状況がたくさんあるわけですが、たとえば大体どのくらい自治体が超過負担をしてるんでしょうか。たとえば隣りの横浜なんかの例おわかりだったらひとつ聞かしてみてください。 | ||
○安恒良一君 私は横浜の例を聞いているんです。これは横浜市の民生局が、「保護者の皆さんへ」と、こう出したパンフレットを入手したんですが、それによりますと、保育所の運営費については、「昭和五十七年度の保育所の運営費を一〇〇とすると、およそ横浜市は五九%、国が一八%、保護者の負担は二...全文を見る | ||
○安恒良一君 これもこれ以上やってますと時間かかりますから。 応分の負担と言ってるのは、問題は、昭和五十七年度保育所措置費は九十六億五千万円ですか、減額になってますね。それからベビーホテル対策費を含めると百三十三億の減額になってます。そしてその減額の理由は、出生数、措置児童の...全文を見る | ||
○安恒良一君 いろいろ大ざっぱに見ますと、大体少なくともこれから十年だけ見ましても、約三百万人ぐらいの雇用創出をこの中高年齢者のためにやらなきゃならぬということは、これはいまの数字で間違いないと思うんです。 そこで、これらの問題について、もう時間がありませんから、これから十年...全文を見る | ||
○安恒良一君 これ行管庁にもお見え願ってますが、私は十二時六分までだということですかう、全部きょうは質問できませんので、改めてまたそこ質問させていただくことになりますが、定年制の実現状況は、きのうすでに同僚委員からやりとりがありましたから、私は大臣が意欲的にたくさんの会社に親書を...全文を見る | ||
○安恒良一君 実情はそれで明らかになりました。 そこで、労働省が毎年六月一日時点で高齢者の雇用状況について調査され、その結果が発表されておりますが、毎年若干の改善の跡が見られますが、どうもこれも身体障害者の雇用と同じように大企業ほど悪い。特に卸・小売業、金融、保険、不動産など...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、原因だけ言われたのですが、私はやっぱり対策も考えなければならぬと思いますが、私はあなたが挙げなかった原因の一つとして、女子のパートタイムに押されて高齢者雇用が進まないのではないだろうかというふうに実は考えるんですが、その点はどうでしょうか。 | ||
○安恒良一君 何かよそごとのように一部と言うけれども、自分のところの出した白書をもっと読んだ方がいいと思いますよ、あなたは。五十五年の白書にこう書いてあるんですね。「女子雇用者が雇用者全体に占める割合の高い卸売・小売業、金融・保険業、製造業の一部では、高年齢者の雇用率が低い。」と...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がなくなりましたので、実は本問題にかかわる行政管理庁からの指摘事項についてお尋ねをして、それに対する対策をお聞きをしたかったんですが、六分までということでありますから、これはまたにし、せっかく行管庁お見えいただきましたが、お許しを願いたいと思います。 そこで...全文を見る | ||
○安恒良一君 終わります。 | ||
04月08日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第7号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、予算の委嘱審査の際に時間が十分でなくて問題を残しましたところの高齢者雇用問題について、きょうはさらにお伺いをしたいと思います。 この前のときに、まず思い起こしていただきたいんでありますが、現在も含め今後の労働行政において最大の課題は高齢者の雇用対策であると...全文を見る |
○安恒良一君 週で。 | ||
○安恒良一君 労働白書によりますとね、週三十五時間未満が五六%、それから三十五時間から四十七時間未満が三三%、それから四十八時間以上が一一%に達しているというふうに白書では書いてありますが、これは間違いありませんか。 | ||
○安恒良一君 それから私が質問したことにお答えになっていませんね。女子パートがどういう業種にふえているのか、それから増加傾向がどうなっているのか。 | ||
○安恒良一君 そこで、婦人少年局長はいま週三十五時間未満のやつを言われたわけですね。ところがおたくの白書では、三十五時間から四十七時間未満が三三%もあるんですからね。これはいまネグレクトして言われているわけですよ。それから四十八時間以上が一一%もあるわけですから、この両方合わせま...全文を見る | ||
○安恒良一君 時系列がむずかしくっても、少なくともこの労働白書をお書きになったときに、週三十五時間未満が五六%、三十五時間から四十七時間未満が三三%、四十八時間以上が一一%にも達しているということだから、この達しているというのはもとの数字があるわけだから、この白書のもとの数字があ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ私、女子パートについてはいろいろお聞きしたいということを通告しておりましたが、必ずしもまだ徹底してないようですから、この労働白書をつくられたときのもとの数字があるはずですから。きょうは一応傾向としていま局長の答弁でわかりましたから、後からで結構ですからね。と...全文を見る | ||
○安恒良一君 サービス業はそうでしょうが、卸売とか製造業とか金融・保険なんというところには女子パートが多い。それがそういうことになっていますから、自分が一遍言ったんだからということで一生懸命抗弁しなくて、あなたのところの白書を分析しているんだから、一遍よく関係局長で横並びに話し合...全文を見る | ||
○安恒良一君 またこれ局長は都合の悪いところは飛び越して言っているんですが、まず監査の指摘事項についてちょっと言ってみてください。それを受けてどうするかということですから、あなたたちはどういうことを監査して指摘をされているんですか、この問題について。 | ||
○安恒良一君 そこで、いま行管庁にお見えになっていただいていますが、行管庁にちょっとお聞きしたいんです。特に私が重視しているのは、「雇用率達成のための自主計画作成の指導対象とするのが適当であるにもかかわらず取りあげていないものなどがみられる」と、こういう指摘を行管庁はされているわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私が労働省に聞いているのは、「自主計画作成の指導対象とするのが適当であるにもかかわらず取りあげていない」と、こう言われているわけですね。ですから私は、その後五十六年に行管がまた監査されたというのは、私もまだ報告書をもらってないからわかりませんけれども、これが出...全文を見る | ||
○安恒良一君 僕は、大臣、ここのところを非常に重要だと思いますが、行管庁が監察をしてこんなことを指摘されなきゃならぬような職安行政では、これは困るわけですよね、職安行政では。しかも、これはまだ全国やったわけでなくて、これぐらい調べた中でこういうことを行管庁が指摘をしているわけです...全文を見る | ||
○安恒良一君 ひとつ大臣、これは定年制の問題からいろいろ指摘がありますから、私はきょうは指摘事項全部を洗うところまでいきませんから、定年制の延長問題、それから高齢者雇用にかかる給付金制度の問題等々、行管庁からいろいろ指摘されているわけですから、ひとつこういうことがないようにやって...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、「一定の要件」の説明はあったんですが、今度は行管庁にお聞きしたいんですが、そういう「一定の要件」のもとで認定事例の十五件を調べたら、「認定後その特例的取扱いの要件に該当しなくなったものが三分の一みられる」、「その実効性が十分挙がっていないものがみられる。」と...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも行管庁の方には、こういうことを監査報告については聞きますよということを通告しておったんですが、それじゃ労働省側は指摘をされたんだから、労働省側は御承知でしょう。その十五のうち五つの会社は特例扱いの要件に該当しない。だから、いま局長が言ったような、どういうことが...全文を見る | ||
○安恒良一君 こんなやりとりでは困るわけですね。「認定事例十五件のうち、認定後その特例的取扱いの要件に該当しなくなったものが三分の一みられる」ということですから、五会社はあるわけです。そうすると、それはもう勧告をあなたたちは受けているわけですから、まあここで会社名を挙げるのは遠慮...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなたの言うA会社、B会社だけでなくて、あれじゃないですか、五つの会社あるんですから、十五件のうちの三分の一ですから、AとBだけじゃないんじゃないですか。C、D、Eもあるんじゃないですか、どうですか。 | ||
○安恒良一君 これもひとつ、これ以上こんなことで時間どっても、私の持ち時間なくなるばかりですから、ひとつ行管の方も、それから労働省側からも、後で資料でください。これはもうずっと前に監察の結果は指摘をされているからわかってるはずです。それがいまのようなことで、ここでこのやりとりを幾...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや大臣、やっているなら知っているわね。知らぬわね、局長連中。きょうここでよく細かい答弁し切らぬわけだ、中身について。そういうことをばんばんやっているなら——あんた、実情知らぬでそんなことやれるはずはないんだ。いま聞いたら、五つのうちの二つはわかってますが、あとの三...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、この五つの会社はそういう命令を受けてどうしましたか。きちっとなりましたか。なったならその実態を言ってください。 | ||
○安恒良一君 それはおかしいじゃないですか。この監察は五十六年九月にあなたたちはもらっているでしょう、去年の九月に。それで何でことしになってそれを出したんですか。どういう意味ですか、それは。 | ||
○安恒良一君 そんなことじゃ、それはなかなか六十歳定年も、それから中高年の雇用率達成も私はいかないと思うんだ。 去年の九月に勧告をもらって、二月の二十四日になってやっと労働省は行管と話をしたと。九月からことしの二月まで、しかもい主言ったようなことはもう中身がはっきりしておる問...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がありませんから、それはまたいずれ議論しますが、非常にむずかしいことを労働省と行政管理庁との間でお話し合いくださることは、私は時間かかるのはやむを得ないと思うんですね。しかし、明らかに脱法行為と見られるようなことの指摘について、そんなことで話し合いする時間かかる...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ出されました通達、それからいまの資料に付して、五つの会社に対して当該の職安はどういうことをやったのか、これも資料として私のところに御提出を願います。よろしゅうございますね。 そこで大臣、以上のようなやりとりをお聞きくださいまして、私は人口の高齢化、それか...全文を見る | ||
○安恒良一君 一つは六十歳のいわゆる定年延長のためのいろいろ施策を、この前から、いまもまた大臣言われましたし、それから六十歳代前半層の雇用延長のための施策も言われました。それからシルバー人材センターの設置の問題、それから高齢者の再就職の促進の問題等々いろいろあると思うんです。 ...全文を見る | ||
○安恒良一君 で、時間がなくなりましたから、最後に労働大臣にこのことを強く要望して終わりたいと思います。 私は、労働大臣並びに労働省が六十歳定年延長についていろいろ行政指導を強められていることをよく承知いたします。しかし、私はこれとてももう限界があるんじゃないかという気がして...全文を見る | ||
04月13日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第8号 議事録を見る | ○理事(安恒良一君) 速記をとめてください。 〔速記中止〕 〔理事安恒良一君退席、委員長着席〕 |
04月20日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第9号 議事録を見る | ○理事(安恒良一君) 沓脱さん時間です。 |
04月26日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第11号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、まず、参考人の皆さん、大変お忙しいところありがとうございました。また、国会議員になる前に親しい友人ばっかりでなかなか質問がしにくいんですが、社会党を代表しまして、往復六十分でございますので、私も簡潔に質問をいたしますので、参考人の皆さん方からも簡潔にひとつお答...全文を見る |
○安恒良一君 私の持ち時間も三十三分までですから、あともう一遍ちょっと川村さんと首尾木さんにお聞きしたいんです。 私は、市町村の条件整備というのは、たとえば費用の点においても市町村は三分の一持たなきゃならぬわけですね。それから中核となります市町村職員である保健婦が全くいない市...全文を見る | ||
05月11日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第13号 議事録を見る | ○安恒良一君 質問に入る前に委員長にお願いしておきたいんですが、いま野党側はこれだけたくさんおるんですが、与党側の委員の御出席を委員長の方からひとつ。野党側は十名全部おるわけですから、重要法案ですから、直ちに与党側の出席をひとつ。三名しかおいでになりません。これじゃとても私質問を...全文を見る |
○安恒良一君 ちょっと厚生大臣にお願いしておきますが、私が聞いてないことをお答えにならなくて結構ですから、出来高払い制の問題なんか改めて時間をとって議論しようと思っております。私がいまお聞きしたことは、たとえば、審議官にも言っておきたいんですが、私はホームドクター制度のすべての導...全文を見る | ||
○安恒良一君 この問題はきょうこれだけでやっておるわけにいきませんから、宿題にしておきますから、次の私が質問に立つときに、この主治医制度についてどうするのか、採用するとすればどうするのか、あなたも方向は否定されなかったわけですから、これはこの次質問のときにお聞きします。きょうは、...全文を見る | ||
○安恒良一君 吉原審議官は。 | ||
○安恒良一君 私は実を言うと、昭和三十七年から中医協の委員を十三年間やっております。ですから、その限りにおいては、あなたたちよりも私の方が年数も長いし、詳しいわけなんです。 そこで、私はどうしても中医協で今回の診療報酬の改正が、支払い方式の見直しができないと思いますのは、まず...全文を見る | ||
○安恒良一君 いまお手元に資料が配られたから見ていただきたいと思いますが、三者構成に改組された中医協がしばしば中断をしています。もちろん支払い者側の辞任によって中断した事例もありますが、ほとんどが日医の委員、もしくは医系委員の出席拒否によって、もしくは辞表提出によって、長いときは...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんな抽象的なことじゃ困るんですよ。 たとえば、じゃ大臣、五十三年の八月二十九日から五十五年の三月一日まで、厚生行政への非協力ということで、中医協には直接関係ないんですが、高額所得医師調査資料が読売新聞に載った、こんなことで五十三年の八月二十九日から五十五年の三...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうじゃないんです。私が聞いていることは、各側が欠席をした場合は、中医協は、いまの場合、八・八のどちらかが欠席をしたら成立をしません、残念ながら。それをどう改めようとするのですか、運営だけでは改められないんですよ、防止ができない。これを見られてもわかるように、一号側...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも答弁になりません。宿題にしておきますから、この次の質問のときにはもう少し——そんな同じことの繰り返しでは、全くこんなことを申し上げては失礼ですが、それは能力がないというふうに言いたくなるんです、そんなことばっかりあなた繰り返したら。事務当局が横でこれこれと言う...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも全く同じ答弁です。大臣、こういう問題については世の中いろいろ動いているわけですね。たとえばいまあなたが言われたところの健康保険組合自体も、これはもう考えなきゃいかぬところへ来てるんじゃないかと、こんなことが健康保険組合の方に出つつあるんですよ。そのときに保険局...全文を見る | ||
○安恒良一君 じゃ、私からじかに設問しましょう。 租税法律主義の本条が特に設けられました意味は、次の諸点に求められるべきだと思いますが、どうですか。 一、租税法律主義または代表なければ課税なしの原則の確立のための長い問の闘いが、近代憲法をつくり上げる歴史の中の主要なテーマ...全文を見る | ||
○安恒良一君 厚生省はこの点どう思いますか。 | ||
○安恒良一君 そこで、前段は整理されました。そうなりますと、国民に義務を課し、その権利を制限することは法律によらなければならない。第八十四条の本項の規定がなくても、法律によらないで租税を賦課することは許されないと私は解釈されると思います。 この八十四条について種々の説明があり...全文を見る | ||
○安恒良一君 そのことは、同僚委員が聞かれたとき、そこまであなたはもうすでに答えられている。 いま、あなたが言われたことを要約しますと、八十四条の説明として、憲法が要求しているのは、「法律又は法律の定める条件」の解釈として二つの場合があるとして、一つは厳格に率、額そのものを明...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、現在いま厚生省が出されているやつで、国民が自分である程度計算ができ、推計ができ、その限度額が明らかになりますか。ならないじゃないですか。だから歯どめ論というのも出てくるわけでしょう。憲法で言われているのは国民ですからね。政府が計算したらこうなりますとい...全文を見る | ||
○安恒良一君 だから私は法律論を言っているんですよ。「法律又は法律の定める条件」としては、負担の算定方法、仕方を明文化しなければならない。それは個々の組合の場合の個々の組合を指しているんじゃないんですよ。個々の国民が、自分が負担をするのにはどういう方法なのかということが明確になら...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういうことになるとまた堂々めぐりですね。八十四条の租税法定主義の直接の適用ではないと。しかし、あなたは当然その精神にのっとってという説明をされているんですよ。その精神にのっとって僕は質問しているんです。そうすると、その精神にのっとっても、個々人が自分のいわゆる負担...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも繰り返し答弁で、いま私が聞いたことをあなたは全然お聞きになってなかったんじゃないですか。憲法にはこう書いてあるんですよ。憲法の精神は、個人が負担をする国民の負担が、ある程度推測あるいは計算でその限度が明らかにならなければ、法定主義にかなっているとは考えられない...全文を見る | ||
○安恒良一君 では、このことも、大臣ちょっときょうは、あなたもよくレクを受けてないようですから、後の宿題にしておきますから、ひとつもう少し次回のときには中身に論争が入れるようにお願いをしておきたいと思います。 そこで、まず一般論として負担の算定方法を明文化することも許されると...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ具体的にお聞きしましょう。 本法のように、今後どんどん年ごとに老人保険料というのが増大をしていきますが、これは厚生省も答弁で明らかになった。これが本当に、いまあなたが言われた負担の算定方法を明文化することでも許されるという八十四条の要求を真にかなえたこと...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は非常にその点は問題があると思います。 そこで法制局にお聞きしたいんですが、あなたはそのように考えると言うんですから、このような政府解釈に基づいて算定した仕方、方法でも許されるという具体的な立法例があるならお知らせください。これと同じような、あなたが言ったよう...全文を見る | ||
○安恒良一君 厚生省、ほかに研究していませんか。あなたたちはこれをおつくりになった方ですから、いままで過去において、公害被害者補償法のほかにこのような算定の仕方、方法でやっている立法例というのを御承知ありませんか。 | ||
○安恒良一君 法制局に聞きますが、労災保険法はどうですか。 | ||
○安恒良一君 あなたはまだ勉強してないということですが、あなたがおっしゃったように、あなたが言った一つは公害健康被害補償法ですね。それから審議官が答えたことは法律じゃないんですよ、それは。全然問題にならぬ。労災保険法もいま答えられました。しかし、これはこのような政府解釈に基づく算...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が聞いていることにあなたは答えてないんだ。私は労災とそのことをどういうふうにあなたは思うかと聞いているんだからね。健康保険組合のことは健康保険組合の中でみんなで話し合って決めていることなんですよ、そんなことは。根拠法がどうかということを聞いているわけじゃない。健康...全文を見る | ||
05月13日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第14号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、私の持ち時間であります九十分の範囲内で、財形法の改正について、労働省、それから大蔵省はきょうは主計局次長、それからそれぞれ関係局の審議官においでを願っているはずでありますから、質問をしたいと思います。 まず第一点は、財形持家個人融資に対する利子補給制度であ...全文を見る |
○安恒良一君 そこで重ねてお聞きしたいんです。財産形成貯蓄契約者は千三百万人ですね。そしてその残高は五兆三千億円になっていますね。ところが、財形持家融資の実績は、これに比べるとほとんど取るに足らないですね。これは数字を挙げるのもちょっと恥ずかしいぐらいです。 そうすると、何の...全文を見る | ||
○安恒良一君 利子補給を用意しているということを聞いているんじゃないんですよ。家が幾らよけい建つようになりますか、そういうことをお考えになって。いままでは財形で建てた家というのはもう見るべき実績は哀れ無残なんだよ。それがこれをやることによって、これを利用して、これからたとえば五十...全文を見る | ||
○安恒良一君 三万一千戸は融資の用意をしているだけでしょう。千三百戸の家が一遍に三万一千戸になりますか。あなたは金利を下げただけで家が建つと思っているんですか。家が建たない問題は、国の住宅政策全体に問題があるんですよ、土地改策から何から。 しかし、私はそのことをちょっとネグレ...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうもあなたたちは具体的な作業をしていないようですね、いまのやりとりでは。早急にこの制度を発足させることによって、労働省なり、雇用促進事業団なり、関係都道府県なり、またこの問題を扱うところの勤住協等を初めとして、大体いままでこの仕事の半分は勤住協がしておるんですから...全文を見る | ||
○安恒良一君 労働大臣から至極明快に、そういうことをさしてはならないし、させないと、こういうことがありましたし、主計局次長は主計局次長のように何か持って回った言い方をされましたけれども、私はこういうことは朝令暮改であってはいけないと思うんですね。少なくとも財形ができて今日まで税控...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は、財形年金貯蓄制度に入るんですが、もう五分しかありませんから、委員長、ここで五分やってもあれですから、休憩に入っていただいて、午後から財形年金貯蓄制度に入りたいと、こう思います。 | ||
○安恒良一君 午後は財形年金貯蓄について質問をしたいと思います。 今回のこの財形年金貯蓄に対する国の助成措置として、退職後も継続適用となる。すなわち利子等の非課税が限度額五百万で予定されていますが、この非課税措置の内容についていろいろ問題があるので私は質問をしたいと思います。...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも答弁する側は自信がなさそうですね。それはなぜかというと、私はこのように思うんです。 勤労者の一般的な生活実態を見ますと、三十代、四十代は住宅費と教育費の負担に追われています。ですから、老後の備蓄に着手できるのは五十代に入ってからだと思います。そうしますと、...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、幾ら聞いても、随時にはできないにしても、なぜ二年間が適当なのか、五年がなぜいけないのか、こういうことになるんですよ。いま言ったような勤労者の実態で、財形にしてもそれから財形年金にしても、それをやることによって老後生活を公的年金プラスアルファで豊かにしようという...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひ大臣、ここのところは、いま申し上げたように、これは大臣もまた基準局長も、率直に言って、非課税措置の問題ということで、いろいろあなたたちが努力したけれども、当面二年間でということになったと思うんです。それ以外には理屈はないんです。三年がなぜ悪いか、五年がなぜ悪いか...全文を見る | ||
○安恒良一君 大蔵省は頭がいいんですが、答弁が長いのは必ずしも頭がいい証拠じゃありません。後段のことだけでいいんですよ。前のことは要らないんです。二年間がいいか、三年間がいいかということに何か理論根拠があるかと聞いただけですから、前のことは結構です。この次から答弁のとき注意してく...全文を見る | ||
○安恒良一君 銀行局もお見えになっていると思いますから、銀行局にも聞きますが、たとえばこの積立期間が終了した時点で残高が四百五十万円あった、ところが、受給開始時点までには、五十万円の利息が元金に加算されて、五百万円以内におさまるものと予定し、銀行も工夫しておったところが、金利が上...全文を見る | ||
○安恒良一君 大蔵省が若干政省令の中でそういう場合はということですから、大蔵省もそういう場合は認めているわけですから、政省令を関係審議会の議を経ながらつくるときに、このことはきちっとしていただけますね。労働省、どうですか。 | ||
○安恒良一君 大臣、いまの局長答弁、よろしゅうございますね。私の趣旨を踏まえて政令、省令をつくるときにきちっとしたいと、こういうこと、よろしゅうございますね。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、その問題は片づきました。 それでは次の問題に入りたいと思いますが、いまも要件違反の問題がいろいろ出て、財形年金貯蓄には要件が定められていますが、この要件に違反した場合は、課税面ではどのようなペナルティーが科せられるのか。積み立てが法定五年未満で中断した...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりやすく言うとこういうことですか。積み立ての途中で中断をしたケースは、一般財形並みの扱いになると。それから受給中断、いわゆる一括払い戻しケースのときには追徴の扱いになるということですか。あなたの答弁は、わかりやすく言うと、こういうことですか。 | ||
○安恒良一君 受給の段階で要件違反があれば追徴するということですが、利息はすでに非課税扱いで計算されて元金に加算され、さらにその利息が利息を生ずるという段階で、受給者の当初に遡及して追徴するということは無理なことではないだろうか。また五百万円の限度内のことであるからそうまでする必...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、そのことを聞いているんじゃない。人の聞いたことに答えたらどうですか。そういうことで本人もやっておったが、生死の境にさまようようになったらその金が要る、そこで金をおろさなければならぬという場合があるんですよ。そしたらペナルティーをどうしてとるんですか。何か温かい...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が言っていることが要件の範囲内かどうかということですから、大臣、ここはどうなんでしょうか。財形審議会等もありますから、いま言ったようなことが要件の範囲内ということをもう少しはっきりさせたら。 いま私はわかりやすい例で、本人が非常に大きな病気をしてどうしてもお金...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃこれはぜひ、関係審議会もあることですから、十分その中で研究課題として考えて、いま言ったようなことが前向きに解決できるような御努力をお願いしておきます。 それでは次にまいります。次は財形年金の貯蓄の預金の範囲です。 賃金のほか給付金と基金はいい。ところ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも少し勉強してもらうとわかると思いますが、あなたたちは給付金と基金はあれしたんですね。ところが、退職金の代替制度としての給付金あるいは基金という制度があるんですよ。そっちは認めているわけですね。ところが、こっちは認めないっていうんだから、いまあなたの言ったことと...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、そんなことを聞いているんじゃないんですよ。賃金のほかに給付金と基金はいいというわけでしょう。ところが、使用者は今度は退職金の一部をこういう形にするわけですよね。その事実がないということをあなたたちは言えないんだから、あるんだから、そしてそれはいいということなん...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、これは研究課題としてひとつ前向きに検討していただく、研究課題としての検討はいいでしょう。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、ぜひひとつ、本当に財形年金貯蓄が喜ばれて生きるように、仏つくって魂入れずにならぬように、ひとつ関係審議会等の意見を聞きながら研究していただきたいと思います。 それからその次、この財形年金貯蓄は積立期関が五年以上、受取期間が五年以上になりますね。しかし最...全文を見る | ||
○安恒良一君 財形貯蓄一般論をやってんじゃないんですよ。いま財形年金貯蓄をやってんです。そうしますと、十年間据え置きなんですよ。あなたが言うように、普通銀行に長期預けておる人は、いつでもおろせる体制でこつこつためてるんですよ。そうでなけりゃ国債十年物を買うとか、貸付信託を持ってて...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃそういうことで、大臣がおっしゃったこと、私、当然だと思います。銀行局は、金融機関の圧力もいろいろあるから、こんなことを考えたんだろうと思います。本当に十年間預けたら、それに見合った金利が払われるというのは、無理な要求でも何でもない。勝手に途中でおろしていいと...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなばかな論理ないですよ、金融機関の都合を言われてもね。契約をして積み立てをしている、財形年金なら期間五年です。人間のことですから職場をかわる場合がある。会社が倒産する場合もあるんですよ。倒産したら次の会社へ行かなきゃならぬでしょう、人間は。そのときに契約を全部解...全文を見る | ||
○安恒良一君 労働大臣、倒産だけじゃなくて合併もあるんですよ。このごろは合併もはやっていますからね。合併したら金融機関が違う場合があるんですよ。ですから、これは少なくとも早急に——これもまた恐らくいろいろ大蔵省が抵抗しただろうと思いますね。そんなこと言うたらにらまれるから、間に合...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃいよいよ時間がなくなりましたから、最後に地方公務員の住宅貯蓄の問題です。これは五十三年の法改正で、それまで民間労働者に限定されておりましたが、そのとき私が本委員会で、この問題は勤住協の地位の向上とともに、大臣にお願いして、公務員にも全部分譲できるように法の改...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は、労働省はかつてない決意で、自治体に対して強力な事前の行政指導を行い、解決の突破口をつくること。現在家を建てたいという人はたくさんいるのですよ、地方公務員で。ところが、それをやってくれないから建ちませんので、突破口をつくるということを行うべきだというふうに私は考...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、ぜひ強力に御指導願って、それができるようにしていただきたい。 そこで、その次にお聞きしたいのですが、行政指導でもなお突破口がつくり得ない、残念ながらできないという場合には、新たな基本的な解決を二カ年間で行うべきだというふうに考えますが、どうでしょうか。 | ||
○安恒良一君 以上で終わります。 | ||
○安恒良一君 私はただいま可決されました勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、新政クラブ及び一の会各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 勤労者財産形成促進法の一部...全文を見る | ||
○安恒良一君 ただいま議題となりました雇用における男女の平等取扱いの促進に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 個人の尊厳と男女の平等は、国連憲章、世界人権宣言にうたわれております人類普遍の原理であります。わが国の憲法におきましても、すべ...全文を見る | ||
07月27日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第16号 議事録を見る | ○安恒良一君 老人保健法案について、私は、すでに多くの同僚委員から質問がありましたので、それらの重複を避けながら何点かただしたいと思います。 まず第一は、森下厚生大臣にお伺いをしたいのでありますが、医療法の改正の提出についてであります。大臣はしばしば今国会で、できればこの国会...全文を見る |
○安恒良一君 何か臨調絡みなどという新しい要素が入ってきているようなことを言われますが、できればこの国会に医療法の改正を提出したいと、一回じゃないんですよ、大臣はしばしば言われているんですよね。それが、この国会というのは八月二十一日まであるわけでありますが、もうあと余すところ一カ...全文を見る | ||
○安恒良一君 なかなかどうも歯切れがえらい悪いんですよね。努力をするけれどもどうもむずかしいと。それじゃ少し中身をお聞きしなきゃなりません。私は、前大臣並びにあなたがしばしばこの国会で、この国会中には出すという方向で言われているわけですから、いまのことだけで理解をするわけにはまい...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう少し時間をかけてと言われていますが、もう少し時間というのはどのくらいかかるんでしょうか。大臣は、この国会中にさらに出せる努力をする、大変むずかしいけれどもと言われた。あなたはもう少し時間をかけてと言われる。そのもう少し時間をかけてというのはどのくらい時間がかかる...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう少し時間をかけてということと、できるだけ一日も早くということは——私は注意をしておきますが、公の席上で大臣なり局長は責任を持った答弁をしてもらわなきゃいけませんね。でないと、議事録が残りまして、この次質問するときまたそれで攻められることになりますからね。私は、法...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がありませんから、私の設問に的確にお答えください。 第一は、生きているのかどうか。あなたの答弁、これをもとにしてということは生きているということでいいわけですね、制度審に諮られた。これが第一点。それから第二点目は、自民党にそういうのがつくられたということは私...全文を見る | ||
○安恒良一君 はい、わかりました。 そうすると、たとえば医療の確保の基本に関する事項などというのは、都道府県に助言指導だけする、国としての医療の確保の基本方針ですから。それから医療圏の設定及び必要病床数の設定、これも都道府県だけには任しておかれぬわけでしょう。それから医療従事...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、ここはまだ法律が固まっているわけじゃないからね、私が言っていることをよく聞いていただきたいのは、診療及び調剤に関する学識経験者の団体、その中から推薦される委員がこれへ出てくるわけですよね。ですから、全く同一とは言いませんが、医師会なり薬剤師会から委員が医療審議...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、ひとつぜひそこをよく勉強されて、私たち側から、国民の立場から、医療を受ける患者の立場からそういうことを申し上げているわけですから、十分研究をしてみてください。 次は、厚生省が検討を意図しておりますところの地域医療計画のガイドラインは、医療圏を設定しまし...全文を見る | ||
○安恒良一君 本来ならそういうホームに各科のお医者がおればいいんですが、とてもそれはできませんね。たとえば一つの例を言うと、ある施設で歯が悪くなった。ところが、そこに歯医者を置いておくわけにいかないんですよ。その場合には、そういう社会福祉施設は、医療機関が連携して往診に行く、そし...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、どうでしょうかね、ナーシングホームとかデーケア施設などというのは諸外国にいい例もたくさんあるわけです。ですから、ただ単に研究研究だけじゃなくて、いま医務局長が答弁したように、既設のいわゆる福祉施設と医療機関の間だけでは十分果たし得ないわけです。このことは私だけ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ医療法問題はこれぐらいにしまして、私は医療を除く保健事業対策について少しきょうは具体的事例等を含めながら詳しくお聞きをしたいと思います。 まず、これはすでに私ども同僚の対馬委員から御質問が出ているところでありますが、若干重複いたしますが、最終的に大臣の御...全文を見る | ||
○安恒良一君 私がお聞きしているのは、国、都道府県、市町村の財政の負担割合はどうなっているのかと、こう聞いてますから、いまこっちにある金額じゃなくて、たとえば厚生省人件費の負担は保健所の場合は幾らとか、こうこういう施設の場合幾らとか、それを答えてもらいたい。 | ||
○安恒良一君 これもやりとりしておって、時間があるからあれですが、これで間違いありませんか。人件費の負担は、保健所の場合は、国が三分の一、県と政令市が三分の二、市町村の場合は国、県、市町村が三分の一ずつ負担をする、保健所などの施設整備は、保健所が国三分の一、県、政令市が三分の二、...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、人件費の負担で市町村が三分の一負担することになってますが、財政規模の小さい市町村では保健婦一人の採用も財源的に大変だと聞いています。町村の中には保健婦を設置できない心配がありますが、またこれに対します対策はどういうふうにされますか。いま言ったように、三分の一...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうしても財政上置けないところは、保健所からの派遣なり、その他国として保健婦が置けるようなことを考えていくと、こういうことですね——はい、わかりました。じゃ次に参ります。 次は、施設、マンパワーの五カ年計画でありますが、施設整備、マンパワーの確保について国の財源...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 そこで大臣にお聞きいたします。 いま局長は補助金ということでありますが、これはさきの委員会でわが党の対馬委員が質問をいたしましたときに同じことを三浦さんが答えられたんですが、国の財源措置は五カ年計画と補助金で行うことになっています。一方、ここ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣としては補助金で貫き通す、こういうかたい御決意だと。でなければ、この法律の精神が全く死ぬことになります。よろしゅうございますね、大臣、お考えを言ってください。 | ||
○安恒良一君 わかりました。すでに来年度予算編成期に入っておりますから、大臣がここで明確に答弁されたこと、今後もひとつぜひ厚生省は守り通してもらいたいと思います。 それでは次の質問に入ります。次は、保健事業をやる、これは今度の法律のメリットの点で一番重要なところでありますから...全文を見る | ||
○安恒良一君 医者がするか、保健婦がするか、栄養士がするか、こういうことで少しその点があいまいなのですが、私はじゃ次のことをお聞きをしたいと思います。 公衆衛生としてのヘルス事業という今回の趣旨でありますから、私は公的な責任に基づいて、検診の結果に基づいて市町村がこれを行うわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 その指導はだれが行うかということは明らかになりました。 そこで実態について少しお聞きしますが、現在市町村が行っておりますところの老人健康診査の実態は、目標とすべき理想とは私は非常にほど遠いと思います。そこで、平均受診率はどの程度になっていますか。また、一番重要な...全文を見る | ||
○安恒良一君 三浦局長、私が質問したことに答えてください。私はこう言ったんですよ。 現在行われている老人健康診査の実態は目指すべき理想とはほど遠いじゃないか、平均受診率はどうなっているのかということですから。中心は、いまあなたは私に出された資料全体を読み上げられましたが、いま...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、現在多いというのはあれでしょう。大体集団検診しているのは一三・一%しかないわけですからね。あとあなたが言われる八七%は医療機関である。そういう内訳であります。ほとんどは、これはいま言ったように、受診券を出して、そしてその受診券に基づいて個々の老人が自分で選択を...全文を見る | ||
○安恒良一君 皆無とは言わないと思いますけれどもね。どうも受診券を出して医療機関に行く、すべて保存をし、すべて医療機関に任せているのが実態じゃないでしょうか。また、ここに私は非常に問題があると思いますが、実態だけを明らかにしておきたいと思います。 そこで、今度この法律に基づい...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、いままでやったような、受診券を出して、そしてその結果もすべて個々の医療機関が保存している、そういうすべて医療機関に任せるというやり方はやめて、今度は市町村が十分フォローし、事後指導もやる。こういうことですか。 | ||
○安恒良一君 いわゆる医療資源を使うことと、市町村が責任を持ってフォローし、事後指導することは別ですね、次元は。ですから、今回の法律から言うと、市町村がフォローし、事後指導も市町村が責任を持って当たる。こういうことでいいわけですか。 | ||
○安恒良一君 そこで、そのとおりだというふうにおっしゃいましたから、私はまずいまの実態から改めていかなきゃならぬと思いますね。そして新しい保健事業として出発しなけりゃ、あなたはここではそういうことを言われても、現実はそうならないわけです。 そこで、現状は、行政が行うヘルス事業...全文を見る | ||
○安恒良一君 まず、受診券じゃなくして、市町村が責任を持ってということになると、保健所とか公的医療機関が中心になってやるということでありますが、やってもらいたいといっても施設がないとできないんですよ。人手がないとできない。そこであなたはそれを五カ年計画と。 ところが、その五カ...全文を見る | ||
○安恒良一君 第一次の中身のお粗末さを改めてここで私は議論する気はありません。これはもう対馬委員を初め、同僚委員からいろいろ指摘されて、当時認められたことです。 それでは、いずれこの問題はさらにこの法案を成立させるかどうかという議論のときに、第二次五カ年計画問題については少し...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういたしますと、さっきから私が議論をしていますように、公衆衛生の見地からいたしますと、受診券方式は排除しなきゃならぬということが一つあるだろうと思う。と同時に、この法律による保健事業は絶対に非営利性を確保すべきものであると考えますが、いかがですか。また非営利性を確...全文を見る | ||
○安恒良一君 まず非営利性を確保すると、これははっきりしましたね。 そこで、これまで保健所が果たしてきた役割り、すなわち公衆衛生の中核的センターとしての保健所の役割りからいっても、委託先は、第一は保健所、第二は公的医療機関ですね。そして、やむを得ない場合のみ民間の機関とすべき...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私の質問に答えてください。 公衆衛生の中核センターとしての保健所の役割りからいっても、市町村が委託するときにはまず第一に保健所に委託する。ところが、保健所だけでは十分でないので、第二の場合には今度は公的医療機関に委託する。それでもまだできない場合がある。そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、基本的にというと、じゃ具体的には違うんですか。言葉は少し正確に使ってくださいよ。あなたが言われたように、これは非営利性である、しかも市町村がやるんだ。そうすると、委託するときの市町村の委託の順序について私は聞いているわけですから、基本的にはというたら、具体的に...全文を見る | ||
○安恒良一君 いやいや、あなたもう少し素直に議論したらいい。計画を立てる段階ということになると、実行する段階はまた別で違うか。私は無理なことを聞いているんじゃないんですよ。委託先は、第一は保健所ですよ、保健所で十分でないところは公的医療機関でやったらどうですか、それでもなお十分で...全文を見る | ||
○安恒良一君 何か方向でと言われると……。いいですか、無理なことを聞いているんじゃないんですよ。ここは大切なことですからね。いわゆる公衆衛生の中核センターとしての保健所があるわけですから、委託先は、第一は保健所にする。ところがそれだけで十分でないんですよ。ないから、そのときは公的...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひひとつ時間をとらないようにしてください。決して無理なこと言ってない。無理なことがあるならば端的に言ってください。安恒さん、そう言われるけれども、ここはこうですと、こう言えばまた議論は発展するんですよ。 それじゃ次に参ります。 法律の第五十四条で、保健事業...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも資料いただいてます。百円ぐらいといって簡単に言われますけれども、単価の算出方法があるんじゃないですか。あなたは単純に一般健診には自分の健康に関心持つため百円ぐらい払ってもらいましょうとか言われてますが、百円というのは、こういう算出のもとに百円になるんだとか、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 同じ三分の一でも、保健所で受けた場合と集団検診で受けた場合と医療で受けた場合の金額の違いは、これは後から議論します。私は大変問題があると思いますが、いまは算出根拠を聞いているだけです。算出根拠は、そのいい悪いは別にして、わかりました。そういう算出で百円を出した、そう...全文を見る | ||
○安恒良一君 「左に掲げる場合」というそれを読んでみてください。「左に掲げる場合」というのはどういうことか、ちょっと参考のために。 | ||
○安恒良一君 私はいまの点について、私の質問全部が必ずしも解明されたと思いません。しかし今回この保健法の中で四十歳から大々的に予防検診をやっていこうと、こういうことでありますから、私は仮にこの一部負担を認めるといたしましても、いまあなたとやりとりをした中で、保健所でたとえば胃がん...全文を見る | ||
○安恒良一君 本人負担ですよ。 | ||
○安恒良一君 子宮がん検診も資料もらっています。大臣ね、これ大変なことだと思うんですね。いいですか、胃がん検診を受ける権利は国民全部平等にあるわけです。そこで行くわけです。国民の気持ちとしては、保健所でやったら六百円足らずでやってもらえる。ところが、普通のお医者さんに市町村が委託...全文を見る | ||
○安恒良一君 三浦さんね、余り思いつきのことを言ったらいかぬと思うんですよ。医療機関では間接撮影の場合は五千七百六十一と、直接の場合は八千九百十一というふうに決まっているんですよ、中医協で。それを一人で行ったときは取られるけれども、五人や十人行ったら単価が下がるなどと、あなたこん...全文を見る | ||
○安恒良一君 いやいや、工夫するとか、しないんじゃないんだよ。診療報酬点数単価というのは決まっているんですよ。私も中医協十三年やりましたが、団体で行ったら割り引きするという話は寡分にして聞いたことがないんだよ。そうでしょう。それじゃ聞きますが、団体で行ったとき、間接撮影五千七百六...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、大臣、このところは非常に重要なことですが、私は三浦さんも非常に自己矛盾を感じながら言っておられるのじゃないかと思うのは、胃がんの検診とか子宮がん検診は保健所でやってもらう、集団検診でやってもらえば非常に安くなる。しかしその日その人が行かなかったというけれども、...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、公平な負担ということは、大臣ね、お約束願わなきゃならぬです、公平な負担。検診を受けやすいようにするためには、公平じゃないとだめなんですよ。検診の中身については医療機関によって差があってはいけない、こんなことはあたりまえのことです。そうすると、あと国民が受けたい...全文を見る | ||
○安恒良一君 これはそれじゃ宿題にしておきますからね。 私はもう一遍言いますが、公平というのは、検査を受けたいと希望する国民がみんな受けられるということですね。それから第二番目には、同じ検査を受けるならば一部負担も私はやむを得ないと言っている、その一部負担の金額は同じであると...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ次は、今度は機能訓練事業について少しお聞きをしたいと思います。 〔委員長退席、理事遠藤政夫君着席〕 これも今度の法律の非常に重要なものの一つでいわゆるリハビリ。予防、治療、リハビリを一貫してやろう、これが今回の法律の精神になっています。そこで、機...全文を見る | ||
○安恒良一君 訓練事業に必要な機械、器材について標準どのくらいに整備する考えですか。また訓練作業に当たるスタッフの職種や人数はどの程度ですか。これを抽象論ではいけませんので、あなたがいま三万人に一カ所と言われていますから、標準として三万人程度の人口の市町村を例に、いま申し上げたこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 百万円とか二十五万円とか、中身を言われましたから、これは後から資料ください。私のところにその資料が来ていませんから資料を。百万円は大体こういう使い方をするんだ、二十五万円はこうこうこういうものを買うから二十五万円。 それからスタッフのところでちょっとお聞きしたい...全文を見る | ||
○安恒良一君 三万人程度のようなところでパートで、しかもあれでしょうね、医師なら医師は、その人は継続的に来ることになるでしょうね、看護婦さんにしても。その都度人がかわったんじゃ、いわゆる機能訓練はできませんからね。一年とか二年とかかかる場合は、たとえば一人の医者なら医者が月に一回...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも、できればと言われますけど、自分たちが機能訓練を受ける場合に、機能訓練に携わってくれるスタッフがちょいちょい変わったんじゃ、機能訓練にならぬと思うんですよ、率直に言ってね。それは十年も同じ訓練を受ける人はないわけですが、訓練期間が何カ月とか一年とかいろいろあり...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、また三浦さん、これもあなた矛盾しとりゃしないですか。人口三万のところで週に二日やるんだ、それにかかりきるお医者さんなどは、いわゆるアルバイトでお医者さんと療法士と看護婦さんもしくは保健婦を雇うといっているんでしょう。私たちが調査した七尾市だけで三十人からいるん...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、その点は私の提言について大臣も御賛成で、その方向について検討し、取り組みたいと、こういうことですから、ぜひ私は、皆さんも通所できない人だけに限ってないと言われておりますから、通所できない人が通所できる手段を講じて、そして十分な機能回復訓練ができるようにして...全文を見る | ||
○安恒良一君 すでに現地で私たちが実態調査した中で、お医者さんや看護婦さんや寮母さんが本格的な機能訓練をするためにはどうしても専門的なOT、PTが必要なんだ、でなければ効果の面で非常に疑問がある。これは科学的に言っているわけですよ。でありますから、あなたもOT、PTの必要性は認め...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは大臣、これから高齢化社会を迎えて、そして機能障害の老人が残念ながらふえることは事実なんですよ。いまのわが国の疾病別状況を厚生省が発表されておるのを見ましても、えらい機能障害者が残念ながらまだふえている。そしてその人たちが機能訓練しなきゃならぬことは事実ですね。...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、いまの機能回復訓練をされる個所ですね、それから機能回復訓練をいま現在受けなきゃならぬ人、それからこれからの発生率、こういうところから考えますと、いまあなたが言われたペースでやっとったのではなかなか追っつかない。そこでOT、PTの養成のペースを積極的に速めていか...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは続けます。 私は、この問題の最後に訪問指導事業について伺いたいと思いますが、厚生省の考えておる訪問指導事業の内容について具体的にもう一度ひとつ説明をしていただきたいのであります。 | ||
○安恒良一君 いま看護の方法ということをちょっと言われましたが、訪問看護は事業内容に含まれているのですか、含まれていないのですか。 それはなぜかというと、現実の問題といたしまして、保健婦が寝たきり老人のいる家庭を訪問しましたときに、いまあなたが言いましたように、単に家族や介助...全文を見る | ||
○安恒良一君 いまおっしゃったから私、大臣ここも聞いておっていただきたいんですが、訪問指導で行ったと。行って、それで方法だけ教えりゃいいじゃないかと。教え方もいろいろあるわけで、具体的に実地で教えることと理論的に教えることとありますからね。そうすると、教えるときには具体的に教えて...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや私も、わが国において制度的に訪問看護ということについて、医師、医師会との間の問題があることは百も承知しているんですよ。そんなこといま三浦さんから聞く気はないんです。 問題は、現実の処理として訪問指導だけで済みますか。済まないでしょう。だから、訪問看護制度とか...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、実態論としてはそういうことをしなきゃならぬだろう、また、してあげるだろうということにして……。 そこで、このマンパワーの件でありますが、訪問指導については退職保健婦や在宅看護婦などが当たることとしていますが、その理由は何なのでしょうか、いま言ったような...全文を見る | ||
○安恒良一君 言葉じりをとらえるわけじゃないけど、退職した保健婦さんは経験豊かだ、正規の保健婦さんは経験豊かじゃないように聞こえるですよ、あなたの言い方は、正規の方がいいんだけど、いまそれが数が足らぬからやむを得ず使うというなら私はわかるんだよ。あなたは盛んに経験豊かなということ...全文を見る | ||
○安恒良一君 国会の正式の場ですから気をつけて発言してくださいな。人生経験が豊かとか豊かでないといったら、それは一般論として高齢者の方が若い人よりも世の中たんさん渡ってきたというのはわかるけれども、こんなところにそんなこと使わないんじゃないですか。 結局、正規の保健婦でやるべ...全文を見る | ||
○安恒良一君 やっとそこへ行きました。 常勤がいいということはこれで明確になったわけです。そのことを百歩譲って、たとえば石川県とか兵庫県に私たちは実態調査に行きました。ところが今度は、潜在のそんな保健婦さんや看護婦さんがどこを探してもいない地域があって、在宅の看護婦さんとか退...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私は全国的な総数としてそういうものがないと言っているんじゃないんですよ。それはあるでしょう、偏在をしているでしょうと言っているんですよ。そしてあなたはあるかもしれぬと、こう言うんだよ。 じゃ、あなたはこの四千人から八千人を市町村別に具体的に作業をされ、都道...全文を見る | ||
○安恒良一君 それではここのところは、いま大臣もお聞きくださっておったと思いますから、実際の実施に当たっては絵にかいたもちにならぬように実態を調べられて、なるほどこの県ではこれだけ人がおる、この市町村にはおるが全くない市町村があると……。 なかなか退職した保健婦さんが、じゃは...全文を見る | ||
○安恒良一君 以上で保健事業の実施に基づく、もしくは機能回復訓練事業についての質問を終わりたいと思います。 続いて次の問題に入ります。次の問題は、これも今回の保健法と非常な関連があるのでありますが、まずお聞きをしたいのは、日本人の海外居住者に対する医療対策についてお聞きをした...全文を見る | ||
○安恒良一君 給付状況だけの資料しかないということであります。五十六年三月一日から健康保険が海外居住者に適用されているんですから、これは国民医療に国が責任を持たなきゃなりませんし、厚生省が責任ですから、これは早急にひとつ調査をして適用状況を知らしてほしいと思います。 そこでい...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、インタビューで企業の調査では困るわけですね。国民皆保険で国民医療には国が責任を持つわけで、その上に改めて昭和五十六年の三月から保険が海外居住者にも全面的に適用になったわけですから、いまなければやむを得ませんが、私は国として医療供給体制がどうなっているのか、さら...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、聞いてください。情報の把握に努めたい——私が言っているのは、二十万の人が行っていますよ、そして、その人たちは日本から国外に出て一生懸命苦労しているわけです。そこで健康保険の適用を今度したわけです。したんですが、後進国では保険料だけ払っておって医療給付は受けられ...全文を見る | ||
○安恒良一君 ちょっと大臣は、 〔委員長退席、理事遠藤政夫君着席〕 医者のライセンスの問題を言われたと思います、受け入れ地の。しかし、日本の医学医術の水準から言いますと、日本の医師が外国に行ったときに、そんなにライセンス問題で受け入れられないというのは、私は皆無とは言い...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、私の提起を受けられまして、国が音頭をとって財界や関係団体と十分に英知を傾けてやろうと、こういうことでありますから、ぜひひとつ、これは私は海外に行っている二十万の日本人の海外移住者から大変喜ばれることだし、これは皆さんが外国に行かれても常に訴えられることです...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私が聞いていることは、支払基金に入る前に、昭和五十六年度厚生省の厚生科学研究助成金が出されて、そしてそのレセプト審査の機械化に関する統計的な研究が進められているということでありますが、厚生省が助成金を出しているのですから、それがどういうふうに研究が進められて、...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、いまここに持っております「健康保険」七月号に、あなたたちが調査依頼をされている楠岡先生が、研究の目的なり研究の方法なり、それから今日段階における研究の結果と、こういうことの投稿を寄せられているわけですね。 〔理事遠藤政夫君退席、委員長着席〕 ですから...全文を見る | ||
○安恒良一君 九十九種類の疾病別に、注射、検査、投薬の一件当たり、一日当たりの平均点数、高価薬の使用状況、一件当たりの点数、使用件数、それから一件当たりの治療日数を全国、都道府県、個別医療機関のそれぞれについて算出する。これらのデータを第一次審査で選び出し医療機関の審査に当たる。...全文を見る | ||
○安恒良一君 九十九種類の疾病別ということも、いま私が言ったこともやっているんじゃないかと思いますから、これもこれだけで時間を取ってはいけませんし、私これは質問するぞという通告をしておったんですけれども、半分しかお答えになりません。 私の方から言ったのは、私は私なりの調査で、...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなに枚数が大変多いと。しかしコンピューター自体も、開発されたときに、いままでの機械計算で、人間がやれば二年もかかるやつがわずか二十時間でできるというようなことでコンピューターが開発された。それからいまのコンピューターというのは物すごく性能がよくなってきているわけ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、三十回にわたっていろいろ議論をされたということですから、この問題は、私が渡辺厚生大臣、園田厚生大臣、歴代の厚生大臣に問題を投げかけてここまできておりますから、ひとつその三十回にわたって検討された検討の中身、それから具体的問題点がどこにあるのか、今後どういう...全文を見る | ||
○安恒良一君 それではこの問題を終わりにしたいと思います。次の問題にまいります。 実は、これも一部負担の解消の問題の中で今度大分一部負担問題が議論をされたわけです。二つあるのですが、第一点の方は差額徴収の問題でありまして、三人以上の差額病床ですね。それから基準看護病院の付添看...全文を見る | ||
○安恒良一君 これはぜひ調べてもらいたい。大臣も名前を知っておるというからあえて言いませんけれども、現実なんですからね。 そうすると、そういうところは三カ年間で三分の一ずつ直していくという約束を文部省でしたからという、そんな悠長なことを言っておられないんですよ。八人部屋で四千...全文を見る | ||
○安恒良一君 画期的だといって、三年計画を出してきたということを高く評価されているけれども、そんなことはあたりまえなことなんです。だから、それはそれで進められていいでしょう。 しかし、極端なやつは、具体的にあなたに言った二つは、通告してあるわけだから、これからも通告したら、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんな子供だましじゃないからね。繰り返し説得して聞くぐらいなら、もういまごろはとうになくなっているわな、あんた。繰り返し説得して聞かなかったときはどうしますかと。医療審議会にかけてきちっとするんですか、どうですか。そういうことを僕は聞いているんですよ。ルールを知って...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、大臣に聞いているんですよ。あんたに聞いたって同じことなんだ。小田原評定でぐるぐるぐるぐるね。 手荒いこというのは何のことですか。取っている方が手荒いじゃないですか。六人部屋、八人部屋で四千円や四千五百円取っていることは、あんた手荒いと思わぬのですか。取られ...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。ぜひひとつ、本当に国民が困っているところがあるわけですから、私はそういう大学病院のりっぱな医療水準というものは尊敬しますし、またそれを受けたいという国民の希望もあるわけですから、そのこととそれこそ法外なことをすることとは、私は別な問題だと思いますから、...全文を見る | ||
08月03日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第17号 議事録を見る | ○安恒良一君 きょうはいよいよ老人保健法を最終的に討論、採決をする段階になりました。すでにわが党の同僚委員、私を含めまして老人保健法の全般について議論をしてまいりました。きょうは最終的にいままで議論を深めてまいりましたことについて確認をしたい点が数点ございますので、これから主とし...全文を見る |
○安恒良一君 次に、老人の診療報酬の中で、主治医による生活指導料の新設を中医協に諮問すべきであると思いますが、いかがでしょうか。 また、この主治医の選択、登録制度の創設のために各般の検討をすべきであると思いますが、どうか。理由はすでに前回の質問の中で明らかにしておりますから、...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、医療法の改正についてでありますが、大臣はしばしば本国会に提案をすると言われていました。前回のやりとりでそれがきわめて困難になったということを言われたのでありますので、そこでそのことをお聞きしたいんですが、医療法の改正を次の通常国会に提出すべきであると思いますが...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、老人保健の拠出金の歯どめ問題について質問いたします。 老人保健の拠出金にかかわる保険者の負担増は、毎年の老人人口の増加率を最高限度として考え、三年以内を目途に見直すべきであると思いますが、いかがでしょうか。 | ||
○安恒良一君 次に、保健事業について質問しますが、まず第一に、保健事業については、第一次五カ年計画終了後第二次五カ年計画を策定すべきであると思いますが、どうでしょうか。その中でマンパワー等の強化を図ってもらいたいと考えていますが、いかがでしょうか。 | ||
○安恒良一君 そこで、少し中身についてお聞きをしたいと思いますが、その第二次五カ年計画の中で全保健所等の整備、雇用(パート)の保健婦の定員化、全保健所及び市町村に対する栄養士、それから精神衛生相談員の配置、それからOT、PTの養成数の拡大を図るべきだと思いますが、いかがでしょうか...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は、健康手帳の交付についてお伺いしますが、健康手帳は四十歳以上の検診受診者及び希望者には全員交付すべきであるというふうに考えますが、いかがですか。 | ||
○安恒良一君 次に、検診希望者の取り扱いについてでありますが、検診希望者には、予算でしばらず、全員受診ができるようにしてもらいたいと思いますが、いかがですか。 | ||
○安恒良一君 そうなりますと、私はやはり受診率を引き上げていかなきゃならぬと思いますから、検診の受診率を一〇〇%にすべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。 | ||
○安恒良一君 次は、健康診査の受診者の負担について触れますが、健康診査の受診者負担は、保健所や集団検診で受診した場合と医療機関で受診した場合とで差のないようにすべきであるというふうに思いますが、いかがですか。 | ||
○安恒良一君 次は、総合病院において、お医者の指示によりまして二つ以上の診療科にまたがって受診をした場合の一部負担金は、一回払えば足るようにすべきではないかというふうに考えますが、いかがですか。 | ||
○安恒良一君 退職者医療についてお伺いしますが、私は、退職者医療については、本格的な制度の実施に向けて関係審議会に諮る時期をひとつ明確にされたいと思いますが、いかがでしょうか。 | ||
○安恒良一君 本年秋ごろと言われましたが、遅くとも十月ごろと考えていいでしょうか、その場合。 | ||
○安恒良一君 次は、本制度の施行の期日についてお伺いいたしますが、これだけ議論を重ねてまいりましてすでにもう八月に入ったわけでありますから、十月ではとうてい無理だと私は考えます。そういう意味で、老人保健制度は昭和五十八年二月一日から実施すべきであるというふうに思いますが、いかがで...全文を見る | ||
○安恒良一君 確認質問事項の主要項目は以上で終わったのですが、これももうすでに私が議論しておりますが、もう一遍ちょっとあれしておきたいと思いますのは、歯科の予防について、歯槽膿漏の取り入れについて私は前回の質問のときに申し上げました。ですから、歯槽膿漏というのは早くからやった方が...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の持ち時間は残っていますが、以上をもって終わります。 | ||
○安恒良一君 私は、ただいま可決されました老人保健法案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、新政クラブ及び一の会各派共同提案に係る附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 老人保健法案に対する附帯決議(案) ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、公衆浴場法の一部を改正する法律案について提案の理由を説明したいと思います。 私は、ただいま議題となりました公衆浴場法の 一部を改正する法律案につきまして、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、新政クラブ、第二院クラブ及び一の会を代...全文を見る | ||
○安恒良一君 私も三つの法律を一本に質問をいたします。それぞれ関係局長なり大臣からお答え願いたいと思います。 まず、いま同僚の本岡委員から年金問題で質問されました。少し補充的に質問をしておきたいと思うんです。 最初に、五十四年に年金制度基本構想懇談会が厚生大臣諮問で報告を...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の聞いたことにまだ答えてませんね。いま社会保険審議会の厚生年金部会が議論を進めていると言うんですが、それとの関係。 それからその際に、本岡さんも質問しましたが、臨調も出してますね。年金制度の統合について五十八年度までの成案、とりあえず国鉄年金類似制度の統合とか...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも抽象的でわかりませんから重ねて聞きます。 厚生年金を中心に年金部会で五十九年度のいま大改正に取り組まれているらしいんですが、そこでこの一つだけでもどう整理をするんですか。社会保障制度審議会が出している皆年金下の新年金体系は、基礎年金構想にいわゆる二階建てな...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなことでやっとって間に合わないんじゃないですか。臨調の方は五十八年度、総理も、年内着手をしたい、国鉄の改革と年金の改革は年内着手、こう言ってるんですよ、総理も。そして、いま聞いたら、いや、私は個人的に持ってますけれども、年金局長としてはきょうのところは御勘弁願い...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、これ以上、私、時間もったいないですから、十月ごろには具体的案をお示しになるということをしかと承っておきます。十月といったらすぐ来ますからね、いま八月ですから。そしてまた、そのころになると臨時国会が開かれますから、そのときになってまたしばらくなんて言わないよ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私がいままで予算委員会なりこの委員会で何回も言ったときは、各省庁の事務次官をもった年金の横の連絡会議とか、いろんなことを何回も答弁されておるわけですよ。ところが、そんなものは一つも進んでいないんですよ。それは大臣は兼務があるかどうかわかりませんが、まず年金を一つの大...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、この問題はそれぐらいにしまして、ひとつ次期、十月には、いま申し上げたようなわが国の進むべき年金のあり方というものについての問題の提言と、それから当面、五十九年改正でこれはこうするとか、それから五十八年度に共済等をやるなら、それを横並びにこうするということを...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんな答えはもう衆議院で聞いていると言ったでしょう。その上でわからぬから聞いているんです。というのは、恩給なら恩給というものがあるから、恩給がおくれたからとか、国家公務員の賃金が一部抑制されたからとか、そういう横並びの例になるわけですね。しかし一つ一つの性格を考えて...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、本岡さんも言われたんですが、いま言われたように、機械的に横並びにされたところに御反省があるならば、今度はいま五%マイナスシーリングで予算を一生懸命つくられていますね、本岡さんの答えにあなたはっきり言われなかったけれども、そこまで言われるならば、少なくとも五%...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、大臣だけでなくて、大臣が代表されていますから、関係局長も体を張って全力を挙げて、削ってならないこういうところについては削らぬようにがんばると。五%マイナスシーリングであっても、そしてむしろ国家財政が非常にむつかしいときですが、あるべき姿に向けて一歩一歩近づ...全文を見る | ||
○安恒良一君 同僚委員が、私どもの議員立法で、野党全体の議員立法で提案しました戦時災害援護法の問題にしましても、すでに提案理由の中に明らかにされておりますように、西ドイツでは、私どもと同じ敗戦国なんで、条件が非常に似ている、しかも奇跡的な経済復興をした国なんですが、日本も西ドイツ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま言えない、まあしばらく検討さしてくれと。中身を言わないのはわかりませんが、これも時間とってはいけませんので、それじゃ私は、その問題も含めて、だんだん明らかになってきたものはできるだけ早目にぴしっとしていく、それから総合的にやらなきゃならないものについてはやると。...全文を見る | ||
○安恒良一君 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する修正案について、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、新政クラブ及び一の会を代表いたしまして、提案の理由を御説明申し上げます。 修正の要旨は、昭和五十七年度に...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、ただいま可決されました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、新政クラブ及び一の会各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、ただいま可決されました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、新政クラブ及び一の会各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗...全文を見る | ||
08月04日 | 第96回国会 参議院 本会議 第25号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま社会労働委員長から報告のございました老人保健法案及びその修正案について、そのいずれにも反対をする立場から討論をいたします。 新制度の創設に当たりまして、わが党は三つの基本目標を立てました。 その第一は、成人病、慢性...全文を見る |
08月05日 | 第96回国会 参議院 社会労働委員会 第18号 議事録を見る | ○安恒良一君 まず、私の時間は九十分で、問題がたくさんございますから、どうぞ御答弁側も簡潔にお願いを申し上げます。それから資料はたくさんいただいておりますから、資料の説明はほぼ省略していただいて結構だと思います。 まず最初に、私は労働大臣にお伺いいたしたいんでありますが、今国...全文を見る |
○安恒良一君 私は、国会の与野党のやりとりは私どもも国対を通じて聞いているわけですけれども、賃金は労働大臣の所管事項なのですね。そして民間の労働者はすべて四月から賃金が上がり、その差額をもらっている。そしてあしたには、御承知のように、今度国家公務員に対してまた人事院の勧告が出る、...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、ぜひ労働大臣の責任において、この国会においてこれが実現をするように、しかも与野党においても、与党とても、しばしばこのことに精魂を傾けてとか、いろんなことを言っているわけですから、もしも二十一日までやらなかったら、労働者に対してうそを言ったことになるし、野党に対...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は雇用状況を聞いているんじゃないですよ。それがためにあえてケインズ政策であるとかアダム・スミスの国富論なんかを引用しながら、あなたたちはいまの景気状況をどう見ているのかと、これは後から経企庁にも聞きますが。 それはなぜかというと、労働省自身、あなたたちの頭の中...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは労働省に続いてお聞きいたしますが、ことしの経済の成長見通し、五十七年度は五・二%になっていますが、それがどの程度の実績になるだろうか、そしてそれが雇用にどう影響を与えてくるというふうに考えていますか、五・二%の経済成長率が。 というのは、いままで経済企画...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなことを言うから、労働省は経済音痴と言われるんですよね。今日五・二%が相当努力したら達成できるなどと思っているから、あなたたちは経済音痴と言われるんで、そして雇用政策がおくれるんですよ。労働省は経済については全然わからぬと言って論評を書かれておるじゃないですか。...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも私の質問に的確でない。雇用のところは労働省に最終的に聞きますから。 私がお聞きをしたかったのは、御承知のように、今年度経済成長率五・二%を見込まれてますね。ところが、現実に現在の生産出荷の停滞状況、それから在庫の大幅増、輸出の鈍化、内需不振等々いろいろの問...全文を見る | ||
○安恒良一君 あのね、経済は生き物ですけれども、私たち社労委員会としては、これからくる雇用対策を考えなきゃならぬときに、余り希望的な観測を言われても困るわけですよ。というのは、これは予算委員会でもそうですが、あなたたちは大体秋ぐらいまでは、毎年自分たちが立てた経済見通しで経企庁長...全文を見る | ||
○安恒良一君 鈴木総理と河本さんと大蔵大臣、いましばらくこの論戦をやめておこう、九月に入ってひとつまた議論しようということが、私たちはうそか本当か知りませんが、新聞に書いてありますから、そのあらわれか何か知りませんが、全然歯切れがよくないわけですね。ですから、それじゃ方向を変えま...全文を見る | ||
○安恒良一君 局長を呼んであるんだけれども、局長、何であんた答弁しないの。私は答弁者をあんたに指名しているんだけれども、いつの間にやら課長にかわってる。あんた、そこに黙って何で座っているんだ。どういうことなんだ、君。 | ||
○安恒良一君 私はきのう出席要求をしたときに、新経済七カ年計画、それから今後の経済の見通しの問題等々を、局長はだれが答弁するのかと政府委員室に聞いたら、あなただと、こういうことだから、あなたに来てもらったんですよ。そうすると、それは政府委員室が言ったことが間違いですな。局長の呼び...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。後で政府委員室を呼んでそれは片づけておきましょう。不親切きわまりないですね、そういう言い方は。 それじゃ担当局長が来てないということですから、これはまた改めてゆっくり予算委員会等でやるということにして、課長に私がいまお聞きしたかったことは、当面の経...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ、あなたたちはそういう程度だということですから、それで聞いておきましょう。これは後から最終的に労働省との間にあれしたいと思います。 私は、景気対策としては、一つはいまあなたがおっしゃった公共投資がひとつ重要だと思いますね。それからいわゆる前倒ししてますから、...全文を見る | ||
○安恒良一君 経済政策だけやっておったら、もう時間がたってしまいますから、こういう状況はこれで終わりたいと思います。 そこで、実は労働大臣、これをなぜ私があえてこの社労委員会でやったのかというのは、労働省もいま言ったようなことには注目をしてもらいたいんですよ。そして労働省が積...全文を見る | ||
○安恒良一君 大多数私の言ったところのことを言われたんですが、個人所得をどう伸ばすかというところは、これは労働省の一番大切なところですから、いまお答えになりませんでしたが、ぜひお考えを願いたい。 そこで、失業状況に入りますが、御承知のように、総理府が六月の失業率二・四八%急上...全文を見る | ||
○安恒良一君 六月が悪いけれどもまだ分析が足らぬと言われますけれども、私はそこにあなたたちが、いまさっき言ったように、いわゆる経済音痴といいますか、そういうことがあるから、政府が見直しを、成長率なら成長率の見直しをしない間は、それにずるずるずるずる引きずられているということになる...全文を見る | ||
○安恒良一君 経企庁のある幹部がこう言っているのですよ。労働省は果たして経済官庁と言えるだろうか、全く頼りない、いま経済問題で最も重要なのは、二、三%の成長が続いた場合、雇用への影響はどういうふうになるのだろうか、そういうことをきちんと分析してない、やむを得ず経企庁がやらざるを得...全文を見る | ||
○安恒良一君 それならば、いまさっき私がお聞きしましたように、ことしの経済成長率五・二。ところが、五十五年が四・八が三・七になったときの失業の実績と見込み、これは私、数字を持っております。それから五十六年五・三が二・七になったときに失業の実績と見込みがどれだけ狂ったかという数字を...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、ことしの見込みが完全失業者百二十万、失業率二・一というふうになっているのですよ。ところが、現実にもう六月には失業率は二・四八に急上昇しておって、それが下がる、今後よくなるという経済的な動向はないわけです、残念ながら、いまのところ。そして実際失業者は百三十七万人...全文を見る | ||
○安恒良一君 まだいろいろ個別問題をやらなければなりませんから、時間がありませんから、これはこれぐらいにしておきますけれども、大臣ね、すでに民間の多くの経済研究機関から、ことしの成長率はわずか三・五%程度なんだ、早急に経済のてこ入れをしなければならぬという提言が、かなり権威のある...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、これは大臣にぜひ聞いていただきたいし、考えも述べていただきたいのですが、そもそも失対事業というのは、大量失業がもたらした社会不安を政府が直接に就労事業を設定し、そして事態を改善するということで起こった制度なんですね。すでに三十年を経過しています。今日失対事業は...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、ぜひ大臣それから省内の努力を——生活保護費は別枠だ、片っ方は別枠でないというところに不公平があるわけですから、公平の原則から、それから一日三千円ないし四千円の賃金で月に二十二日というのは、これは今日の国民生活水準から考えてぎりぎりなんですから、そこも大臣おわか...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、これも研究会の報告その他があって、いろんな紆余曲折をしながらも、いわゆる就職支度金という制度をきちっとして、それによって転換をしていく人が現実にあるわけですから、すでに五十六年度の中にも起こっているわけですから、今年度も五十七年いま進行中ですから、どうして...全文を見る | ||
○安恒良一君 続いて、今度は運輸省と労働省に個別問題でお聞きをいたします。 実は、ハイヤー・タクシー業界における嘱託とアルバイト乗務員問題についてですが、これは全国的に現在においてハイヤー・タクシー業界において嘱託とかアルバイトというのがいまふえつつあります。そこで、私はきの...全文を見る | ||
○安恒良一君 まず、現在のところ数字を把握してないというのはおかしい。大空は私どもの調査では六十二名ですね。さくらは四十、興亜は、あなたは十五と言ったが、私どもの調査では二十五名、それからワールドは、これはほとんど合ってますが、三十名。悪いのを順次挙げてみたんですが、私の手元には...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういうことについて御承知おきしながら、そうしますと、このようないわゆる嘱託とかアルバイト、しかもオール歩合とか、四五%歩合とか、そういう問題は明らかにこれは自動車運送事業等運輸規則に違反になりますね、これは。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、あなたたちはなぜその大空なら大空をお調べにならないんですか。大空の株式会社のそういう人々に対する賃金契約書の写し等を私たちは持って言ってるわけですよ。 しかも私は、大空はようわかりませんというのはけしからぬと思うのは、すでにこのことは、札幌市議会の総務...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、私の方で調査した会社名と数がございますから、後からお届けいたしますから、全部ひとつ早急に監査をやってください。北海道の実例がありますから、私のところに。この中から従業員数に比べて非常に多いというところ、これは後からお知らせしますから、ひとつ全部監査をやって...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなばかなことはないじゃないか。監査権限は陸運局にあるけどさ、陸運局長は運輸大臣の管轄下にあるんでしょう。あなたは自動車業務部長でしょうが、あなた。何を言うとるんですか、札幌に任せるとは。私は運輸省としてやるのか、やらぬのかと聞いてんだよ。われわれが問題を持ち込ん...全文を見る | ||
○安恒良一君 こういうふうにたくさんの不良アルバイトを雇っているじゃないかという訴えがあったら、一応それを調べるのはあたりまえでしょう。調べた結果、いや、それは監査したけれども問題がなかったとか、あったとか。あたりまえでしょう。私の方は資料を出しましょうとあなたに言ってんですから...全文を見る | ||
○安恒良一君 何か持って回ったことを言わないで、後であなたではだめなら私が大臣に言うわな。問題を国会で提起されたら、それを解明をするというのはあなたたちの仕事なんだよ。そんなことは当然なんだよ。順序が早いとか遅いとか、そんなことは部内の問題であって、こういう違反のおそれがあるとい...全文を見る | ||
○安恒良一君 労働大臣、運輸大臣がおいでにならなかったから、鈴木内閣の関係閣僚としてお聞きをお願いしておきたいんですが、私は交通産業で人命を預かる場合に、やっていいことと悪いことがあると思うんですね、これは。そういう意味からいいまして、オール歩合とか、歩合が四十何%とか、そういう...全文を見る | ||
○安恒良一君 終わります。 |