安恒良一

やすつねりょういち



当選回数回

安恒良一の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第102回国会 参議院 本会議 第7号
議事録を見る
○安恒良一君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十九年度補正予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。  中曽根総理が政権の座について三年目になりますが、この間、総理は当初、不沈空母論や三海峡封鎖等のタカ派姿勢で臨み、国民の批判を浴びると、平和と軍...全文を見る
03月14日第102回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○安恒良一君 まず、資料を配付したいと思います。    〔資料配付〕
○安恒良一君 私は、まず最初に、政府の経済見通しの実現性の問題について関係閣僚に質問したいと思いますが、政府は五十九年度の経済見通しを当初四・一%から、これは実質ですが、五・三%へと上方修正をされましたが、主要需要項目についてその中身を説明していただきたいと思います。表をいただい...全文を見る
○安恒良一君 答弁をひとつ大臣にお願いします。  ところで、政府は経済問題あるいは経済課題になりますと、常に内需主導ということを繰り返されますが、内需主導とは何を指すのか、何をどうすることか、具体的にひとつ大臣から御説明を願いたいと思います。
○安恒良一君 大臣、正確に聞いてください。私は民需主導と言ってお聞きしたのじゃないんですね。内需主導とおっしゃいますが、内需主導とは何でしょうかということです。今の大臣の御説明をこういうふうにとっていいわけでしょうか。国内の投資を増大させる、それから国内の消費を高める、こういうふ...全文を見る
○安恒良一君 しかしながら、GNPの約六割を占めますところの民間の最終消費支出、つまり消費は、今GNP全体が上方修正される中で、下方修正されていますね、これは五十九年度実績見込みで。そこで、その要因は何でしょうか。
○安恒良一君 どうも大臣は私の質問を的確にお聞きになっておらないと思うんですが、民間の最終消費支出、消費が下方修正された原因は、五十九年度の経済白書において、消費低迷の要因は家計収入の伸び悩みが大きな要因であるというふうに、おたくの出されているところの白書に書いてあるんですが、そ...全文を見る
○安恒良一君 いずれにしましても、五十九年度経済白書の中において、今私が述べたことを政府は五十八年度の個人消費の増加が緩やかになった原因ということでいろいろ挙げられていますから、そのことを、まさか自分で発表された経済白書を否定されるはずはないと思います。  そこで私は、少し中身...全文を見る
○安恒良一君 個人消費が確実に伸びるものと期待しているということですが、少し中身を科学的に検証してみる必要があるんじゃないでしょうか。というのは、六十年度は名目で六・九%、実質は四・一%、それはここにもう既に五十九年度当初見通し、実績見込み、それから昭和六十年度の見通しとの比較の...全文を見る
○安恒良一君 今の見方に私は若干の異論はありますが、これは後からおいおい過去の実績の中で論争していきたいと思います。  そこで、角度を変えまして、私は個人消費が伸びるためには労働者の所得がふえるということを考えざるを得ないのであります。どうしてもこの要素が要ると思います。そこで...全文を見る
○安恒良一君 私がお聞きしたことは、労働者の所得がふえる要素は何と何があるでしょうかということをお聞きしたんですが、そのことについてお答えください。
○安恒良一君 もちろんそういう諸要素の関連がありますが、端的に言うと、労働者の所得がふえるというのは、一つは基本給等の賃上げじゃないでしょうか。二つ目は景気好転による時間外手当の増加、こういうものがありますね。あとは今言われた政府の施策としての減税であるとかインフレの抑制であると...全文を見る
○安恒良一君 それでは、果たして労働者の所得が実質的にふえていくのかどうかということについて少し聞いてみたいと思いますが、まず時間外手当の最近の動向から、最近の伸び率が鈍化しているのではないか。これも資料をいただいています。ですから、今後の時間外労働手当による労働者の所得増加につ...全文を見る
○安恒良一君 もう少し私の質問に的確に答えていただきたい。  このあなたが出された資料を見てそういう読み取りができるんでしょうか。例えば対前年の伸び率を見ますと、五十九年の一—三は九・〇、四—六は七・六、ここらは、五十八年からの資料をいただいていますが、上昇傾向にありましたね。...全文を見る
○安恒良一君 大臣、このところを覚えておっていただきたいのですが、時間外労働手当は、残念ながら、上昇期が五十八年度の四—六ごろから五十九年度の九月ごろまではある程度ずっと続いたんです。ところが、それ以降ずっと低下の傾向にあるということは、これは具体的数字ですから間違いありません。...全文を見る
○安恒良一君 大臣、聞かないことを答弁してもらう必要はないんですよ。私はあえて春闘という言葉も使ってないんですよ。賃上げが内需喚起へのかぎを握っているという見解をかつて経済企画庁の経済研究所長であった高橋さんもとられているが、こういうことを知っているのかどうか、それから賃上げとい...全文を見る
○安恒良一君 私は、今お認めくださったように賃上げというものが所得増加に大きな関係があると思います。  そこで、私は一つの数字をここに示しております。これを見ていただきますと歴然と関係があると思うんですが、まず、今経企庁長官もおっしゃったように、これは経企庁長官、労働大臣、それ...全文を見る
○安恒良一君 総理代理の河本さんからやはり個人消費を伸ばすためということのいろいろの見解を伺いましたので、それはそれとして承りまして、そこで続けて少しお聞きをしたいのですが、いわゆる五十年以降、政府の経済見通しの中で、民間消費支出当初見通しと実績を比較をしてみるとそれがいかに誤っ...全文を見る
○安恒良一君 それでは、六十年度の民間最終消費支出の見通しを作成されるに当たりまして過去 の誤りをどう反省し、修正をした上で今年度のやつをお決めになったのですか。過去の誤りがずっとあったことは事実で、これはもう具体的な数字で出ていますから、それをどのように反省をし、どのような点...全文を見る
○安恒良一君 河本総理代理にお聞きしますが、今いろいろ言われましたけれども、私わかりません。政府が発表をしたことが十年間同じような誤りが繰り返されておるわけです、これは十年間全部そうですから。当初見通しと実績がかなり乖離しておるわけです。河本さん、経済の専門家として、総理代理とし...全文を見る
○安恒良一君 私はそれも一つの原因だと思いますが、それだけで過去十年間のこの大きな乖離を説明されることは大変残念です。しかし時間がありませんから、これはまた改めてゆっくりやらしていただくということにいたします。  そこで、どうも今政府の説明を聞いておりますと、六十年度政府の消費...全文を見る
○安恒良一君 今いろいろ言われましたが、河本さんのお考えは、労使が経済の実態を十分に認識して国民経済的視野に立って十分議論を尽くせ、そして円満かつ合理的に解決が図られるようにと、こういう趣旨のように受け取れるのですが、そういうことでいいのでしょうか。
○安恒良一君 そこで、私は突っ込んでさらにこれは労働大臣とそれから河本氏にお聞きしたいのですが、言葉の後ろで言っておられることはわからぬわけじゃないんですが、どうも円満かつ合理的になんて言われても、ちょっと私よくわかりかねますが、少なくとも今のやりとりの中から、いわゆる内需主導型...全文を見る
○安恒良一君 これより以上申し上げてもあれだと思いますし、河本総理代理の立場もあると思いますが、積極経済拡大論者でもあります河本さんのことでございますので、私はあなたが答えられた円満かつ合理的にと、こういう言葉の中に、賃金はできるだけやはり前向きに決定されることを期待するとお考え...全文を見る
○安恒良一君 日本からアメリカに向けてを中心とする純資本流出は昭和五十九年中に約五百億ドルに達すると見積もられていますが、この国内要因は何であり、またそれは貿易問題緩和にプラスかマイナスなのか、これも関係大臣からお答えください。
○安恒良一君 これも私の質問に的確にお答えになっていない。  要因については言われましたが、それは貿易問題緩和にプラスになると考えているのかマイナスになると考えているのかということですから、何も大臣は経企庁長官だけじゃなくて、通産大臣ほか関係大臣おいでになると思いますから、お答...全文を見る
○安恒良一君 竹下大蔵大臣が言われる半面は一応あると思います。しかし、それにもかかわらずボルカー連銀総裁から、日本の資本流出拡大は問題がある、もっと内需を拡大すべきだと、こういう指摘がされていることは事実なんですから、そこのところをしっかり受けとめておってもらわないと、私は貿易摩...全文を見る
○安恒良一君 今度OECDの閣僚協議会が四月の十一日、十二日、それからボンサミットが五月の二日—四日行われますが、ここでは労働時間問題が問題となると考えられていますか、問題とならないとお考えでしょうか。
○安恒良一君 欧米では日本の長時間労働を公正競争、公正貿易の観点から取り上げられているというふうに私は思いますが、そのことを御承知でしょうか。  それから、OECDの労働組合諮問委員会、お手元に資料を配らせていただきました。TUAC、先進国労働組合の大半をカバーしていますが、こ...全文を見る
○安恒良一君 今、皆さんのお手元にOECD閣僚協議会やボンサミットに向けてのTUACの声明の素案、これはあくまでもまだ素案でございますし、文責は、例えば「(日本のこと)」などというのはこういう種の会議は特定国を名指しませんから、これはこちらで入れさしてもらったことですから、それは...全文を見る
○安恒良一君 最後に労働大臣、少なくとも今問題になっているところのいわゆる緑の連休、かなり大臣、意欲的なようであったのですが、最近ちょっと新聞見ると、何も必ずしもことしじゃなくて来年とか再来年とかなんとか、談話が一部出ていましたが、こんなに大きい問題になっていますから、せめて中曽...全文を見る
○安恒良一君 終わります。
03月16日第102回国会 参議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○安恒良一君 通告をいたしておりました質問の順序を若干変えまして、四番の労働者派遣事業問題についてまずお聞きをしたいと思います。  政府は、昨日三日十五日、閣議でいわゆる人材派遣法案を今国会に提出することを決められました。そこで、この法案を国会に提出しなければならない理由につい...全文を見る
○安恒良一君 本来、労働者派遣事業は、労働組合が労働大臣の許可を得て無料で行う以外は職安法第四十四条で禁止されている。したがって、現在の労働者派遣事業はこの禁止の網の目をくぐり、労働者派遣ではなく請負契約だとしているが、実態が明らかに私は違法であると思います。そこで、摘発し、取り...全文を見る
○安恒良一君 いや、いただいておる資料の中身を説明してくれなきゃ。このいただいた資料、これ説明してくださいよ。
○安恒良一君 本来、労働者派遣事業は労働組合が労働大臣の許可を得て無料で行っているものであります。ところが、それすら御承知のようにこれは労働大臣の許可制になっています。中間搾取がない労働組合ですらそういう状況になっていますが、労働力のリース業とみなされる派遣事業に対し、たとえ常用...全文を見る
○安恒良一君 いや、労働大臣、私が聞いているのは、労働力のリース業とみなされる派遣専業に対し、たとえ常用型であっても許可制にすべきじゃないか。というのは、中間搾取がない労働組合がやる事業については全部許可制に現行法なっているんです。法的にも矛盾がありはしないかということを聞いてい...全文を見る
○安恒良一君 大臣に聞いているんです。そういう技術的なことじゃないんです。バランス上、法の精神から大臣に答弁してもらいたいと、こう言っているんです。
○安恒良一君 大臣もう一遍私が聞いたこと答弁してみてください。答弁になっていないと思いますよ、私は労働組合のやつは許可制になっていますよと、常用の場合に。今度はいわゆる届け出制というのは、どこにその法律的なバランスがありますかと聞いたんですよ。大臣に聞いているんです。
○安恒良一君 大臣に再質問しますがね、労働組合と組合員の関係ですよ、でありますから、労働組合が行う供給事業には中間搾取というのはないんですよ。片一方はあなたがおっしゃったように使用者と労働者になるんですよ。それがたまたま常用であるからということで、この点について、届け出制でいいこ...全文を見る
○安恒良一君 大臣、大分まだ不勉強ですから、改めてこれやらせていただきます。これで時間を使うともったいないですから。  そこで、委員長、税制問題、民間活力、予算の計上、繰り延べ等をやるのに当たりましては、どうしても各大臣、総理以下臨調を事例に引かれますので、私は土光会長の参考人...全文を見る
03月18日第102回国会 参議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○安恒良一君 お忙しい中を瀬島委員には御出席いただきまして、ありがとうございます。  早速質問をしたいと思いますが、まず、六十年度予算編成の段階で、臨調答申の基本である増税なき財政再建は実行困難といった声が自民党の幹部から出てきたことは御承知のとおりですが、この点を臨調はどうお...全文を見る
○安恒良一君 さらに、政府税調の答申で税制の抜本的見直しが取り上げられたのを契機に大型間接税の論議が高まり、税制面からも増税なき財政再建に大きな影響が出てきていますが、この点を臨調はどういうふうに御判断されますか。
○安恒良一君 今お伺いいたしますと、臨調、行革審はあくまでも増税なしの財政再建を推進すべきである、それはやればできるという御判断のように思われますが、行革審から見まして経費削減、歳出カット等、まだ不十分と思われる点について御指摘をいただきたいと思います。
○安恒良一君 臨調、行革審は新たな税制上の措置をとることによって租税の負担率を上げてはならないと今も述べられましたが、ここで言う新たな税制上の措置には、例えば大型間接税、一般消費税、財産税というような名前のいかんを問わず、新規税目の創設によって負担率を上げることは許されない、こう...全文を見る
○安恒良一君 今の答弁ではっきりしたんですが、重要なところですから重ねてあれしますが、答申には二つの制約条項が設けられておると思います。  六十五年度までの財政再建期間中は新たな税目を創設することはすべきでない、これが第一の考え。もしも万一新規税目で税金を取るならば、他方では減...全文を見る
○安恒良一君 それでは今のやりとりをお聞きくださった上、総理にお聞きをしたいと思いますが、総理の税の見直しの基本姿勢はゆがみ、不公正、不公平の是正、簡素、合理化、選択の衆議院段階の答弁に加えて、本予算委員会では活力と所得税、法人税の大幅減税を約束されたと理解しますが、間違いござい...全文を見る
○安恒良一君 総理の御答弁から、これまでしばしば指摘をされました不公正、不公平税制の是正を重点に税制改正に取り組む、そして減税財源をつくり、所得税、法人税を減税して個人消費や企業の活動を活発化する、いわゆる民間活力、したがって大型間接税導入などによりまして財政資金をふやして、その...全文を見る
○安恒良一君 ちょっとはっきりしかねますから、なお中身を聞きたいと思いますが、総理の言われる、ゆがみ、不公平を改めればその分野では増税になっても増税が目的でないので総理答弁からは取りっぱなしにしない。例えばこれは一つの例ですよ。トーゴーサンでいって自営業や農民が増税になる場合があ...全文を見る
○安恒良一君 具体的にどの項目ということを私はここで聞こうとしているわけじゃありません。この点はぜひともはっきりしていただきたいんですが、政府の税制改正は六十年以降増減税ゼロ方式で行うことを国民の前にはっきりしていただきたいと思います。というのは、今もおっしゃいましたように、税制...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、今私が申し上げましたように、増減税ゼロ方式というふうに受け取っていいわけですね、そこのところは。
○安恒良一君 いや、自然増収等の使い方はまた後で申し上げますが、今基本理念を聞いているわけです。増税なき財政再建はやる、租税負担率を上げない、こうおっしゃっていますから、結果論から言うと、いわゆる増減税はゼロになりますねということを、でこぼこ調整でふえる面もあります、後ででこぼこ...全文を見る
○安恒良一君 瀬島さんもおっしゃいましたように、租税負担率を上げてはいけない、あなたも上げない、こういうことを何回も強調されておりますから、この点は私はいわゆる増減税ゼロだというふうにこのところを承っておきたいと思います。  それでは、でこぼこの問題等をちょっとしてみたいと思い...全文を見る
○安恒良一君 それは納得できません。だめです。本会議や予算委員会の質問から始まって、衆議院段階でも参議院段階でも総理は再三ゆがみ、不公平、不公正の是正を述べられていますが、その是正の対象となる業種というものについても、それはすべて一般論ということでは私は議論が進まないと思います。...全文を見る
○安恒良一君 総理、いろいろ大蔵大臣が挙げられましたが、私は、端的にこのことだけ総理にお聞きをしておきたいと思うんですが、総理の税制改革を納税者側から見ますと、例えば農民とか中小企業、零細企業、自由業等へ徴税強化を図る、これがゆがみと不公平是正の中身だというふうに理解をしてよろし...全文を見る
○安恒良一君 所得税のあれが均てんする人もいれば均てんしない人もいると思いますから、これは後で少し中身を議論しましょう。  そこで次に、直間比率の是正で総理のお考えを聞きたいのでありますが、例えば間接税の比率を上げる政策をとる場合、それは増税になるので、この場合も税制ゆがみ是正...全文を見る
○安恒良一君 それでは総理に具体的にお聞きしますが、例えば将来直間比率を是正する場合、増税が目的でないという立場ですから、いわばこれは税金を徴収する手段、方法を入れかえるだけだ、そこでそういうことで満足される、総理の税制改革の一つの目標ということで再確認していいでしょうか。
○安恒良一君 そうすると、直間比率の是正をやるかやらぬかもすべて税調に任せる、こういうことですか、総理。
○安恒良一君 それじゃ、今度はでこぼこの問題について聞きたいんですが、これは我が党の志苫委員の質問に対しまして、総画は新しい税目を起こすのではなく、でこぼこ調整や不公平の是正、自然増収が上昇することは臨調答申も認めている、こういうことで言われました。そこで、ちょっと気がかりになり...全文を見る
○安恒良一君 いや、新しい税目をふやすと仮定した場合に、租税負担率が上昇することになれば、これは臨調答申の違反でしょう。そこのところはっきりしてください。
○安恒良一君 総理は答弁の中ででこぼこ調整と言っておられますが、それは何を考えられているんでしょうか。でこぼこ調整と不公平税制の是正とは同じなのか、強うのか。若干引っかかるのは、直間比率の開きをでこぼこ調整というふうなことで言っておられるんでしょうか。これで大型増税を行って租税負...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣と少しいろいろやりたいと思いましたが、時間がもう余りありませんので、また改めて一般のところでやらしていただくことにしまして、増税なき財政再建を堅持し、いわゆる増税増収を図って税制度を動かし、それを赤字公債減額のために使うことはしない、これまでの議論で当然の結...全文を見る
○安恒良一君 赤字公債の抑制とは聞いてないんですよ。人の言ったことにはっきり答えてください、時間ありませんから、赤字国債の減額に使うことはないでしょうね、こう言っているんです。
○安恒良一君 いま一点は、私は今までの答弁を聞いておりますと、増減税ゼロ方式、こういうわけですが、税制改正の結果、国庫に増収となる分はないはずですが、万一そういう事態になっても、これを歳出増には使わない、納税者の理解が得られ、政府が疑われないためにも、例えばこの金額を明確にして国...全文を見る
○安恒良一君 基本的にはお認めになったわけですから、総理も蔵相もシャウプ税制の見直し、そして日本の税制のゆがみの是正は純粋に制度を立て直す、換言すれば戦後税制の再建だと言ってきた。納税者から見ますと、財政赤字の苦しいときに非常に禁欲的であると映ります。しかし一定の評価もしている人...全文を見る
○安恒良一君 民間活力問題について伺いたいと思いますが、まず総理のかけ声で昨年の二月に発足しました国有地等有効活用推進本部について、そのねらい、取り組みの経過、今後の方針を明らかにしていただきたいと思います。
○安恒良一君 取り組みの経過と今後の方針について、大蔵大臣。
○安恒良一君 五十八年十月二十一日に閣議決定をして以来、既に一年半を経過するのに推進本部としてのまとまった報告が示されておりませんが、一体どのようにして有効活用を進めるつもりか、方針が不明確でありませんか。
○安恒良一君 余り進んでないようであります。  そこで、少し中身を聞きますが、大蔵省が同推進本部に民間活力導入検討対象財産として報告した百七十五カ所のリストを公表してもらいたいということで今までお願いしておりますが、公表されませんが、どういうことでしょうか。
○安恒良一君 今聞きますと、何か公務員宿舎が多いので居住者に無用な不安を与えたらいかぬと言われますが、私は納得できません。それはなぜかと言うと、民活のための跡地の保全または利用に期待と関心を持つ地域住民その他一般国民がその意見を表明する機会を公表しないと奪うおそれがあるのじゃない...全文を見る
○安恒良一君 納得できません。私は地域住民だけ言ったわけじゃないんです。その他一般国民が意見を表明する機会を奪うじゃないかということですから、委員長、これは資料の提出を求めてください。
○安恒良一君 それでは理事会で御相談をお願いします。  推進本部は、一九八五年の一月に中曽根本部長の指示を受けて、国有地の民活導入に際してのルールや基準づくりに人ったと報道されておりますが、それは事実ですか。
○安恒良一君 私の聞いたことに答えていません。ルールづくりや基準づくりに入ったと報道されているが事業かどうか、総理の指示を受けて。それを聞いているだけですよ。要らぬこと言わないでいい。
○安恒良一君 指示をされたということは事実だとわかりました。  そこでお聞きしたいんですが、民活対象国有地のうち既に十七件を処分した、もしくは五十九年度中に処分予定のものもあると聞いておりますが、これは事実ですか。
○安恒良一君 私はどうもおかしいと思うのは、ルールや基準づくりを推進本部発足後一年半を経過してから始めたのはなぜか。なぜルールや基準もできないのに五十九年度からこの処分をされたんでしょうか。そのことについてお聞かせください。
○安恒良一君 総理、これは総理がおっしゃったように、まずルールや基準づくりをやられるべきで、でないと品川のような事態が私は出てくると思うんです。ですから、私は、もう今処分してしまったものはしようがないと思いますけれども、これから処分されるものは、まず総理が言われたとおりに、ルール...全文を見る
○安恒良一君 それでは、総理は大規模のものについてはまずルールや基準をつくってそれから処分する、こういうふうに御答弁されたというふうに承ります。  そこで、国有地の処分が民間活力導入に有効になっているかどうかということを検証するために、私は処分済みの十七件についてチェックする必...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣、失礼じゃないですか、参加した者はわかると。私は国政調査権の上から必要だと言っているんですよ。そんな答弁ないじゃないですか。しかもあなたたちは衆議院では、いろいろ私契約上問題があるので差し控えたいと思うが、問題があれば調べてお話することはやぶさかでないと答え...全文を見る
○安恒良一君 私はそんなことを聞いていません。処分済みの十七件についてどうかと聞いているんです。一万何千件のことは聞いてない。
○安恒良一君 十七件と二十六件で逃げるなら二十六件を出していただければいいんです。私たちはそうむやみやたらに国有地の払い下げがいいという形で言っているわけじゃないのです。しかし、現実に処分をされた処分済みのものについてチェックしたいから落札価格と落札者のリストを出してもらいたい。...全文を見る
○安恒良一君 納得できない。
○安恒良一君 それじゃ、そういう努力をしていただくそうですから、予算の審議している間にやっていただきたいと思います。いいですか。
○安恒良一君 それでは次に行きます。  国有地処分に当たって地方公共団体に買い受け等の奨励をすると、五十八年の三月、理財局長通達が出ていますが、その通達の中身と、具体的な実施方法についても定められていると聞いていますが、それを説明してください。
○安恒良一君 相手方はどことどこですか、それは。
○安恒良一君 大蔵省としては、そういうところに勧奨をすると、こうなっていますが、そのことがこの通達が守られたかどうか。例えば東京二十三区内の十二カ所の場合はどういうふうにこの通達が守られたか、ひとつ勧奨の通達がどう守られたか聞かしてください。
○安恒良一君 私は、口頭でしたということになると、いつ、だれが、どなたに対して勧奨したのかわからなくなると思うんです。その後文書で回答をもらっておられるようでありますが、今後は文字どおり文書による買い受け勧奨をする、そういうふうにしなければ通達の趣旨が生きないのじゃないですか。口...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣、ここは国有財産の処分のことですから、後でいろんなことが起こってはいけませんから、私はやはり最初の通達どおり文書によってきちっとやりとりをされておった方が問題が起こらないと思いますが、どうでしょうか。それはその過程でお話し合いすることを否定しておるものじゃあ...全文を見る
○安恒良一君 次は土地信託問題についてお伺いしますが、まず内閣法制局長官に現行の国有財産法の解釈を問いたいと思いますが、国有地の信託は可能でしょうか。
○安恒良一君 難しいとすれば、その根拠は何でしょうか。理由、根拠。
○安恒良一君 法制局長官が現行法では困難だと、こういうことを言われました。そこで、国、公有地の土地信託は当面はやらない、こういうことでよろしゅうございますか。大蔵大臣と自治大臣に質問をいたします。
○安恒良一君 それじゃ大蔵大臣、自治大臣、検討するということですが、これはいつまでも検討されて、私は結論が出るまではやらないことがいいでしょう、こう言っているのですが、検討するとおっしゃいますから、この予算委員会の総括質問が終了するまでに検討していただいて私に答えていただけますね...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ御返事をまずいただきたいと思います。  それから、そうなりますと、中曽根総理は、昨年の九月十二日全国知事会で、国、公有地の民活導入について随意契約、第三セクター、信託方式と、この三つのことを御説明されておりますが、今の内閣法制局長官の答弁、それから大蔵大臣、自...全文を見る
○安恒良一君 いや、総理が個人的なお気持ちをお持ちのことと今の解釈とはこれは別なんですから、その意味で、結論が出ないとやれないでしょう。疑いがある、難しいと法制局長官言っているのだし、大蔵大臣も自治大臣もいろいろメリット、デメリットについて研究しなきゃならぬ、きょうは安恒さんよう...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、それは総理の願望だということで承っておきましょう。  次に、国有地を処分する場合にこの一般競争入札を原則とするということでありますが、随契で民間に売却できるのはどんな場合でしょうか。
○安恒良一君 私がどういう場合と言ったから中身を言われましたが、会計法それから予算決算及び会計令それから予算決算及び会計令臨時特例に基づいて説明してください。
○安恒良一君 そこで、今の法令の中の公共用、公用または公益事業用とはどんなものか。例えば都市計画事業はこれに当たると考えていいんでしょうか。
○安恒良一君 大蔵省所管の新宿西戸山公務員住宅の再開発は、都市計画事業を決定しているのでしょうか、どうでしょうか。
○安恒良一君 質問に答えていません。決定しているのか決定していないのかと聞いているんです。
○安恒良一君 これは、私は念のため、都議会の方でも質問がされていましたところ、都議会では計画要請書さえ提示されていないと都知事が実は認めています。そこで、このことについてお聞きしますが、したがって西戸山開発株式会社は都市計画事業の施行者でもなければ、施行予定者でもないと認めますか...全文を見る
○安恒良一君 それには該当しないというが、何かほかに該当するのですか。
○安恒良一君 そんなばかなことないですよ。法律用語でないのに、事業を予定しているとは何事ですか。だからできるという解釈になりません。私はそこのところは明確に大蔵大臣答弁してください。それがために私はずっと法律を聞いてきたわけですから。
○安恒良一君 今言われたように、施行者でもなければ施行予定者として決定されるものでもありません。しかしながら、今大臣が言われたこと大変矛盾しますが、既に当該国有地の売却の随意契約の相手方でもない一企業とその土地の所有者たる大蔵省が既に昨年の秋から共同して環境影響調査、開発計画の方...全文を見る
○安恒良一君 理解できません。全然なっていない。だめ。
○安恒良一君 午前中の説明で私が申し上げましたことに対して、新宿西戸山開発株式会社が勝手にやっているようなことを言われておりますが、大蔵省関東財務局連名になっておるのであります。この点についてはどういう法的な根拠でこういうことをされているんですか。
○安恒良一君 大蔵大臣に聞きます。もう一遍聞きますが、施工者でもない、その予定者でもない、したがって当該国有地売却の随意契約の相手方でもない一企業と土地所有者たる大蔵省が既に昨年の秋から共同でそういうことをやるということについて、法的な根拠は何か、おかしいとは思わないのかと聞いて...全文を見る
○安恒良一君 全然納得できません。公務員宿舎問題研究会というのは大蔵大臣、あなたの私的諮問機関です。そこで、この民間連合体の提唱がされておりますが、これは現行法の枠を変えて行政裁量権が生じるものでありません。したがって、さきのように大蔵省と西戸山開発KKとの共同で活動したことはす...全文を見る
○安恒良一君 いや、私はこの点は違法かつ不当だと思うんです。随意契約になるかならぬかもわからぬわけですから、それなのにどうしてそういうことができるのか、この点はひとつ理解できません。
○安恒良一君 東京都はそういうふうには、まだそこまでは至ってないと都議会で答弁をしたばかりじゃないですか。それなのにどうしてそういう期待性を言うんですか、そんなばかなことはないですよ。期待性によって行政権の裁量が変わってはだめです。また期待性によって法律の施行が曲げられたらだめで...全文を見る
○安恒良一君 理解ができませんので、私は少なくとも住民に配付をされておりますところのいわゆる大蔵省関東財務局、それから新宿西戸山開発株式会社連名の資料についてはこれは撤回をされるべきだと、こう思いますが、大蔵大臣どうですか。一会社が勝手にやったのじゃないんです。連名でやられていま...全文を見る
○安恒良一君 難しい問題になると全部しばらくしばらくじゃないですか。  それで、私は、これは何回も言っておりますように、まだ東京都としていわゆる都市計画事業は決定はしていないんです。にもかかわらずに、今申し上げたようなことで連名でされておりますから、これは当然撤回をされるべきだ...全文を見る
○安恒良一君 総理がしゃべられたことは全国知事会発行の議事録にきちっとなっておるわけですが、その中で、民間の株式会社に委嘱して民間にやらせるという発想を持ち、いろいろ手続を経ましたと。非常に殺到して、約八十社以上の申し込みがあったが、二十七社ぐらいにそれを切るのに苦労したと。それ...全文を見る
○安恒良一君 いや、私は、その総理の御報告の中に、約八十社以上の申し込みがあって、二十七社ぐらいにそれを切るのに大変苦労したと、こういうような話がずっと一連に出ておりますから、実を言うとこれを総理に読んでもらいたいんです、あなたがしゃべられたことですから。しかし、それを全部読むの...全文を見る
○安恒良一君 時間が参りましたから、残余の質問はまた改めてやらせていただくことで、これで終わります。
03月26日第102回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○安恒良一君 社会党の安恒です。両先生には大変お忙しいところ御苦労さまでございます。  まず最初に貝塚先生にお聞きをしたいんですが、貝塚先生が今シャウプ勧告の中心である所得税中心はほぼもう見直すときにきたんだと、こういうことでいろいろ御説明いただいたのでありますが、そうしますと...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、所得の中では利子所得等々の不公平を今いろいろおっしゃったと思うんですが、そこで先生にお聞きしたいのですが、いわゆる消費税というのにはどうしても一つは逆累進というような問題があると思うんです。これをどうするのかということが一つ。それから二つ目には、消費税...全文を見る
○安恒良一君 最後に貝塚先生に聞きたいんですが、人生八十年代を迎えるに当たって、社会保障、福祉に非常な財政がかかるわけですが、先生のきょうのお話の中で余りそれらに対する目的税的なものがなかったんですが、例えば今国民共通の基礎年金を導入ということが大きい問題になってますね。私から言...全文を見る
○安恒良一君 どうもちょっとそこのところは、上乗せ分は目的税じゃなくて反対だと思いますけれども、まあきょうは議論する場じゃございませんので。  そこで、飯田先生にお聞きをしたいんでありますが、飯田先生から市場開放の中で言われたんですが、六点挙げられまして、大体可能性が高いという...全文を見る
03月27日第102回国会 参議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○安恒良一君 最初に、ちょっと自治大臣にお伺いしたいんですが、きょう本会議で同僚議員から、最近の警察官ないし警察をやめた方の不祥事件について質問がありまして、総理が大変丁重に頭を下げ、わびられておったんですが、国家公安委員長である自治大臣から何か一言あったらと思ったんですが、あり...全文を見る
○安恒良一君 二十一世紀の高齢化社会を目指して、また人生八十年時代を迎えますが、私はどうも政府の対応が非常に不十分で、甚だ心もとないような感じがいたします。総理は、これは所信表明の中でこのことについていろいろ触れられておりますが、そこで、高齢化社会での課題は何であるというふうに心...全文を見る
○安恒良一君 まだ関係大臣ありますが、それぞれ答えられました。  ところが、官房長官これ見てください。最近だけでもこれだけ各省からの提言があるんです。これ時間がありませんから読み上げません。このほかにも、社会保障長期展懇、それから社会保障制度審議会、私これ目を通すのに数日かかり...全文を見る
○安恒良一君 この際、それではそういうふうにうまくやっていると言われていますが、私は、各省の対策はばらばらである、それからせっかくの提案も提案しっ放しが現実の姿ではないか。でありますから、この際それを少し検証してみたいと思いますが、今御発言をされた大臣は諸政策を総点検されまして、...全文を見る
○安恒良一君 時間節約するために、そういう施策のことは資料いただいているんです。例えば老人家庭奉仕員派遣事業の拡充とか、特別養護老人ホームの整備、こう書いてあるだけです。これでは今までどれだけやったのか、それから近く実施するものは数字的に幾らなのか、金額的にどう考えているのかとい...全文を見る
○安恒良一君 もう私途中でよしたのは、時間がもったいないですから、これはどうそ各省もう一遍私が言ったことで、実施済み、近く実施予定、中長期の検討課題について数量を付してひとつ。でないと、施策だけをここで述べられるのはもう時間がお互いもったいないですから、後から資料としてお出しを願...全文を見る
○安恒良一君 住宅行政として、建設大臣として聞いている。  そこで、じゃ聞きましょう。経済企画庁総合計画局が昨年十一月に提出しました「高齢社会への課題と対応」、これ御存じですか。
○安恒良一君 では、その中で住宅行政についてはどう述べられていますか。また、昭和六十一年度を初年度とする住宅建設五カ年計画策定の作業を進められていますが、それの中でどう提案を受けとめられるつもりですか。
○安恒良一君 質問に答えなきゃだめだよ。それを受けとめてどうするんだと聞いているんだよ。
○安恒良一君 建設大臣にお聞きします。大臣答えてください。いいですか。公営住宅の例をとられましたが、毎年たった五百戸しか老人向けは建ってないんですよ。だから私が聞いたことは、六十一年度を初年度とする住宅建設五カ年計画の中で、この提言を受けとめてどう実行していくのかと聞いているので...全文を見る
○安恒良一君 今後の五カ年計画でどういうふうにしていくかということを聞いているんです。人の質問には正確に答えてください。
○安恒良一君 それじゃ大臣、企画庁がせっかく提案をしていますから、この五カ年計画策定作業の中ではこれを受けとめて十分反映されるように作業を進めてくれますね。どうですか。
○安恒良一君 次に、厚生大臣にお聞きしたいのですが、厚生大臣に就任されるとまた何か各界の権威者をお集めになって、人生八十年型社会のあり方について広く国民の英知を集める懇談会を発足させられたということを聞いていますが、もうそんな私的諮問機関や懇談会をつくる段階は過ぎているんじゃない...全文を見る
○安恒良一君 後藤田長官、それから厚生大臣、あなたが言っているようなことはもうレポートが全部出ているんですよ。今から諮問しますと言っているけれども、そんなことはみんな書いてある、みんな。全部書いてあるんですよ。今さら何のレポートを求めるんですか。むしろレポートよりも実行の段階でし...全文を見る
○安恒良一君 これはもうらちが明きません。  官房長官、そこで、やたらに審議会を大臣が自分のお好みでつくられることをやめさせられまして、むしろ政府部内に、二十一世紀の高齢化社会を目前にして、全体が横に連携をする、そういう機関をつくって、そこで総合的にやる、そしてリーダーシップを...全文を見る
○安恒良一君 今の老人対策室というのができていますが、それは総合調整の任務を全然果たしておりません、私が見たって。資料一つすらようつくりません、そこに聞いても、各省が持ってこなければ。ですから、もう一遍私はやはり総合的な施策を全体でやる機関を総理ないし官房長官の指導のもとに全部縦...全文を見る
○安恒良一君 官房長官、あなたは老人対策と高齢化対策を混同されているんじゃないですか。イコールじゃありませんよ。高齢化対策の中に老人問題ありますが、高齢化対策というのは大変広範な問題ですから、そこのところの認識を誤らぬようにしてもらいたいと思いますが、どうですか、その点の認識は。
○安恒良一君 次に、最近民活論が盛んになりますと、社会保障の分野でも民間活力の導入が言われ、社会福祉制度の進展を抑制するとかブレーキをかける、こういう状況が見られますが、私はこの際、高齢化社会を目指しての政府は社会福祉における公私の役割を分ける基準を設ける必要があると思いますが、...全文を見る
○安恒良一君 時間がありませんから、この中の一つとして、いわゆる老人の介護サービスに対するニーズが飛躍的に拡大していると思いますが、これをひとつどの程度要るのかという計量化をして、そして今あなたがおっしゃったように、それを支えるのはどの程度だと、公的でどういうふうにするのかと、こ...全文を見る
○安恒良一君 次に、お年寄りの問題としてちょっと歯科の問題について一、二点大臣に触れたいんですが、お年寄りは非常に歯が傷む、そういうことで歯科問題に非常に関心を持っていますが、歯科における歯科技工士の重要性を認識して、診療報酬の点数表において技工料金を別掲し、適正に評価すべきでな...全文を見る
○安恒良一君 次に、歯科医療においてメタルボンド冠、金属床義歯、ポーセレン冠などが広く普及していますが、今実際私費にされています。これだけ普及しておりますから保険適用の方向に踏み切るべきだと思いますが、これについてのお考えを聞かしてください。
○安恒良一君 次に、産業用ロボットの関係でいろいろ聞きたかったのですが、時間がありませんから一つだけお聞きしますが、御承知のように、ロボットがどんどんふえてきて人減らしになる、こういうことであります。ところが、保険料、年金なら年金を掛ける数が減ってくる、出生人口も減っていますから...全文を見る
○安恒良一君 厚生大臣、保険料のことで。
○安恒良一君 続いて、今度は予算の計上繰り延べの欺瞞性についてお聞きしたかったのですが、時間がありませんから、その中でどうしても我慢ならない健保の問題だけをお聞きしたいと思います。  まず、政管健保の国庫負担の規定は現行法ではどういうふうに規定されていますか。
○安恒良一君 五十九年度政管健保の黒字九百三十九億を減額して、六十年度国庫負担を計上した理由はどこにありますか。また、それは妥当と考えていますか。厚生大臣、続いて大蔵大臣。
○安恒良一君 厚生大臣、大蔵大臣と違ってあなたを先に聞いたのは、あなたに妥当かどうかということで聞いたんですよ。運営に支障を来さなければとか、法律はそのままと、当たり前じゃないですか。法律を改正されたらそれは法案で出さなければいけない。  そこで、少しその中身を聞きたいんですが...全文を見る
○安恒良一君 何%引き下げですか、計算すると。
○安恒良一君 厚生大臣、健康保険勘定が黒字になったら、保険料率を引き下げるか給付改善を第一義的に考えるべきじゃないかと思いますが、どうですか。
○安恒良一君 そういうことを言われますが、じゃ、どの程度の収支残があったら保険料を引き下げるんですか。その基準となるべきものは何でしょうか。
○安恒良一君 答えになっていない。
○安恒良一君 委員長、納得できません。私は九百三十九億のことを聞いているんじゃないんですよ。どの程度収支残があったら保険料を引き下げるのか、それから基準となるべきものは何か、こう聞いていますから、今のは答えになっていません。
○安恒良一君 じゃない、九百三十九億のことは聞いてないんだよ。大臣が九百三十九億じゃだめだと言ったから、それならばどの程度収支残があったら下げるのか、その基準は何なのか、こう聞いている。だれも九百三十九億のこと聞いてないよ。正確な答弁できなければかわれ。
○安恒良一君 また答弁矛盾しています。大臣、積立金がない、だから引き下げられないという、それ積立金になぜ九百三十九億しないんですか。あの人の答弁そういうことになります。それやってください。答えてください。答弁矛盾しています。——大臣、大臣、大臣だよ。おまえさんじゃない、大臣だって...全文を見る
○安恒良一君 だめだよ、大臣だよ。三百代言のような矛盾した答弁するな。
○安恒良一君 大臣、いずれにしても今回のように収支残があったら国庫負担を減額する、国が当然出すべきものを減額しているのですよ。それがだめだったら、何のために被保険者、事業主等が一生懸命経営努力をしたのかということがなくなるじゃないでしょうか。これじゃ一生懸命経営努力しても意味がな...全文を見る
○安恒良一君 大臣、あなたの考え、ちょっと間違っているんですよ。現在の法のもとでは、短期健康保険ですから、一定額以上の黒字が出たら、その一定額の比率は言われました、そしたら保険料を引き上げるのをやめてそして引き下げるとか、それからもしくは給付を上げるとか、どっちかにするのが短期健...全文を見る
○安恒良一君 そうじゃないんですね。あなたがそういうことを言われるなら、後日健康保険勘定の収支状況を勘案して繰り入れるのでなくて、もう六十一年度には、はっきり今度九百三十九億立てかえているわけですから、それは繰り入れてもらうべくあなたは努力しますか、それとも六十一年度もまたこうい...全文を見る
○安恒良一君 それでは、この点については大臣からそういうふうに努力するということですから、ぜひやってください。お手並みを拝見いたします。  次は、この前の新宿西戸山問題について聞きたいんですが、総理は西戸山開発株式会社の設立に関与した官房副長官をキャップとする小委員会だったと答...全文を見る
○安恒良一君 前回の総理と私のやりとりの議事録を見てください。私がつくらせたわけではなくして、あれは官房副長官が中心になっておるたしか小委員会があったと思います、あそこの結論で、これでよろしい、そういうことでつくることになったと思いますということであなたが言っている。それから総理...全文を見る
○安恒良一君 そしたら、総理がしゃべられたことの前言をやっぱりこれは訂正してもらわなければいけませんね。これは公の雑誌に載っているんですから訂正してもらわなければ。  それからいま一つは、それならば環境影響調査は会社が自主的にやったのでしょうか、大蔵省の委託でやったのでしょうか...全文を見る
○安恒良一君 環境影響調査及びその報告文の作成にかかった費用、それからその分担を、共同支出行為等があればその中身を知らしてください。
○安恒良一君 数字を正確に言ってください、全体の費用に幾ら要ったのか、そしてそれがどうなったかということ。私は費用のことを聞いているんですよ。
○安恒良一君 大臣、いずれにしたって、まだその事業認可を得ていないんですね。都市計画の事業認可の決定を得ていないのにこういうことをやったということですから、私は前回、連名文書を撤回してもらいたい、こういうことを申し上げていましたが、その処置はどうされましたか。
○安恒良一君 その問題はそういうふうに処理をされるそうですが、またまたこれは疑惑が出てきているんですが、東京都に対して五月中に都市計画事業を早く決定しろという強く要求をしているそうですが、要求しているのは官房長官のところですか、建設大臣のところですか、聞かしてください。
○安恒良一君 都市計画事業の認可も何もまだ受けてないのに、今も言われたように連名でやったらいかぬのに連名でやった、こういうところでいろいろ問題が起こっているのに、どうしてあなたの方は東京都にそんな圧力かけるんですか。何で会社の先棒を担ぐのですか。
○安恒良一君 この問題は、これで時間とれませんから、官房長官聞いておってほしいんです、大蔵大臣。私はやっぱりこういうものに圧力をかけたり、いろいろなことを言うべきじゃない。なぜかというと、これの認定をもらうと随意契約ができるんですよ、あの広大な土地が。そのことに対して問題はありは...全文を見る
○安恒良一君 次に、地方バスの問題についてお聞きをしたいんですが、もう時間が六分しかありませんので、今日の現状等がどうなっているかなどということについては、また改めて運輸委員会なり委嘱審査のときにやらしていただきたいと思います。  そこで、端的にずばりお聞きをしたいのであります...全文を見る
○安恒良一君 大臣から検討と言われましたが、ちょっとこの中身を詰めてみたいと思いますが、ネックはどこにあるんでしょう。大変難しいいろいろな問題、一つは財政を挙げられましたが、その他、私はぜひとも立法化をしてバスを国民の足として守っていかなければならぬと思いますが、そのネックは何に...全文を見る
○安恒良一君 そういたしますと、これも余り知恵のない話だと思いますが、財政だ財政だと、ネックは何があるかと言ったら、どうもネックは財政だということである。もちろん立法化に当たりましては私は財源を考えなければならぬことは問題であると思いますが、これについても今までいろいろな委員会で...全文を見る
○安恒良一君 大臣、これは大臣から答弁してもらいたいんですが、答申の中身の効率や採算、企業性、こういうところだけはどんどんやられておるわけですね。その結果、バスで働いている労働者に大きな犠牲がかかっています。そういうところだけは一生懸命積極的にやるんですが、最も大切な政策課題であ...全文を見る
○安恒良一君 大臣が政策省の大臣にふさわしく税制問題なり法制化なり財源問題について一生懸命取り組みたいと、こういうことですから、しかと承って、ぜひその実現に御努力を願いたいと思います。  続いて、新交通システムについてお聞きをしたいのでありますが、最近新交通システムが問題になっ...全文を見る
○安恒良一君 三十五都道府県の資料はいただいておりませんので、それは後から資料でいただけますか、調査中のもの。
○安恒良一君 そこで大臣にお聞きしたいんですが、私は六年ほど前にこの問題をお尋ねいたしました、あり方について。当時、森山運輸大臣とこのことで予算委員会でやりとりしたことを記憶しておりますが、森山運輸大臣の答弁は非常に私は納得に値するものだというふうに当時受けとめましたし、また大臣...全文を見る
○安恒良一君 まあ森山大臣が明確に答弁されたことを確認をし、それで行政をやっていくということでありましたから、この点はわかりました。  そこで、最後ですが、広島におけるシングルモード計画というのが今建設計画中であるということでありますが、この点については運輸省はどの程度関知をし...全文を見る
04月02日第102回国会 参議院 運輸委員会 第5号
議事録を見る
○安恒良一君 まず、私の交通政策の本論に入る前に瀬渡し船のことでちょっと聞きたいんです。  私はかねがね、釣り人口がふえ、瀬渡し船がふえることによっていろいろなトラブルが起こることについて実はこの委員会で何回となく警告をしたと思うんです。私の心配が当たりまして、今度鹿児島で起こ...全文を見る
○安恒良一君 これに余り時間をとれませんから大臣に要望しておきます。  私は、こういう問題が起こるときの一つは、やはり安全性のための船の性能の問題、定員オーバーの問題、それから乗客船名簿の問題、それから釣り人口がふえることによるところの過当競争が、今回の場合でも悪天候を無理して...全文を見る
○安恒良一君 それでは本論に入りたいと思います。  まず私は、予算の委嘱審査でありますから、昭和六十年度の運輸省予算の編成の過程で運輸省が大変な苦労をされた。特に、きょうこれから質問いたします地方バス対策で大変な努力をされたことについては私は一定の評価を申し上げると同時に、その...全文を見る
○安恒良一君 そうするとこういうふうに承っておいていいですか。交通政策の究極の目標は、人と物の円滑なモビリティーを確保して経済の発展と国民生活の向上に資することにある、こういうふうに承っていいんでしょうか、いろいろ言われましたけれども。
○安恒良一君 それじゃその次にお聞きしたいんですが、私はきょうの木本さんとのやりとりを聞いていまして、交通産業と他産業の違い、交通産業の特殊性、こういうことについてちょっと説明してみてください。どうもあなたのやりとり聞いているとちょっとそこのところがはっきりしませんでした。
○安恒良一君 私はこのことをなぜ聞くかというと、交通労働者の特殊性と、これを支える労働者の対策をやらなきゃならぬから聞いたんですが、私は今おっしゃったことをもう少し正確に言いますと、交通産業というものは同時消費型の産業であって、他の生産産業のようにストックがきかないということが特...全文を見る
○安恒良一君 そこで次に入りたいんですが、そうは言いながらも、やはり交通産業についても市場原理というのが動いてくるわけですね、市場原理が。幾ら生産、販売、消費が同時型だといっても、全く市場原理を無視するわけにはいかないわけです。  ところが問題は、バス産業の場合に申し上げますと...全文を見る
○安恒良一君 労働省来ていただいておると思いますが、今私が申し上げたILO内陸運輸委員会の決議や結論、勧告、条約、こういうものについてやはり私は積極的に取り組むことが、今言ったバスなりタクシーなり、それから貨物トラック、多くの交通運輸関係の労働者の労働条件の安定につながると思いま...全文を見る
○安恒良一君 大臣、これもまた大臣にお願いしておきたいんですが、私は何もバスだけ言っているのではなく、タクシーからあらゆる交通産業でたくさん働いている労働者、例えば、きょうも議論がありましたように、タクシーの運転手さんの賃金がどうだろうか。私が現役で労働運動をやっておりましたとき...全文を見る
○安恒良一君 それでは次は、白バス、つまり白ナンバーのバスによる貸し切り旅客輸送類似行為についてお尋ねしたいのですが、これも資料はいただいていますから、両方からいただいています、警察庁と運輸省両方からいただいていますから、中身の資料を読み上げる必要はありません。いただきました。 ...全文を見る
○安恒良一君 警察庁。
○安恒良一君 これは運輸省もあれもきちっとしていただかなきゃならぬのは、調査期日、それから調査したインターチェンジ、それから例えば東京なら東京だけで千二百台、関東一円でたった二日間で五千三百十台も白ナンバーがある。しかもそのナンバーの中でガイドを乗せている車両番号も全部通告してあ...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、これは運輸省、警察庁両方に言っておきますが、これだけ証拠書類がそろっておりますから、この結果をどうしたかということは私の方に、きょうここで、一生懸命やりますという一般論じゃなくて、とられた措置について、例えば調査した結果これは事実認定した、そこで道交法でど...全文を見る
○安恒良一君 次は、交通運輸の規制の緩和と自由化問題について少し議論をしてみたいと思います。  これも御承知のように、総括なりのときに自民党の先生からも出たんですが、それは何かというと、どうも行革審の諸君は交通運輸のことを何も知らぬ。   〔理事梶原清君退席、委員長着席〕 ...全文を見る
○安恒良一君 まあ中間的なことだということですから。私は何でもかんでも緩和したり自由化すること自体には反対をしているわけじゃないわけですから、やはりするべきものはあると思います。  きょうは時間がありませんから、例えば一つの例を挙げますと、地方バスの補助金なんかを、地方自治体か...全文を見る
04月09日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第12号
議事録を見る
○安恒良一君 まず、私は大臣 に直接お聞きしたいんですが、現在議題となっています年金改正案の国会審議に対して、大臣並びに政府はどのような態度で臨んでおられますか。
○安恒良一君 できるだけ早く通してくれ、できるだけ御理解をと、こういうことなんです。  そこでお聞きしたいんですが、実は私予算委員をしておりまして、予算が上がった本会議の夜、今度の社労で質問をするということになりまして、官房長がその夜よろしくというごあいさつにお見えになったんで...全文を見る
○安恒良一君 本質的なことに入らなきゃなりませんから、これはこれで終わりますが、大臣並びに関係局長によく申し上げておきますが、こういうことを今度されたら質問に入れませんからね、それだけは言っておきますよ。今回はこれで免罪にしましょう。しかし私は、資料というものはやはり早急に提出。...全文を見る
○安恒良一君 いろんなことを言われていましたが、統合一元化をする、負担と給付の公平、それから共通の負担、老後生活の基礎的な部分、こういうことになりますね。そうすると、この老後生活の基礎的部分という中身が私はわからないんですね。少なくとも私は、年金を議論するとき一番必要なのは、いわ...全文を見る
○安恒良一君 それが五万円ということですか。
○安恒良一君 それは根拠はよくわかっているから、それが五万円なのかどうかと、端的に言ってもらえばいい。
○安恒良一君 そうしますと、短絡的に言うと、もう老後生活の基礎的部分は五万円だと、単身の場合ですね。夫婦の場合は十万円だと、こういうことになるんです。  そこで、今度は大臣に聞きたいんですが、そう一方において答弁をしながら、この場合に、これから新しく発生する人は四十年掛けなけれ...全文を見る
○安恒良一君 答弁になっていません。僕が聞いているのは、二十歳から六十歳まで四十年間の保険料を納めた者に最高で五万円の基礎年金を保障するというのが今回の法律なんです。ところが現実に、後から詰めていきますが、これからいわゆる四十年掛金を掛けられない人が出てくる。それから現在もたくさ...全文を見る
○安恒良一君 そんなごまかし答弁してもだめです。サラリーマンの方に滞納がありませんか。五人未満の事業所で何人働いておると思う。それ言いなさい。それで、その中で厚生年金適用が何人おる、五人未満で。そんなごまかし言ったらいけないよ。サラリーマンというのは五人以上の事業所だけの人を言う...全文を見る
○安恒良一君 大臣いいですか。サラリーマンは滞納がないと彼は言う。三百万以上の——あれは古い。統計五十六年ですからね、今はもう違います。まだふえています。五百万ははるかに超していますよ。五人未満で働いている人は五百万を超えています、現在では。そういう人々が国民年金。国民年金の場合...全文を見る
○安恒良一君 大臣、あなたは重大なことをお抜かしになっていますね。将来安定をするということと同時に、ただ単に安定するんだったら二万円なら二万円やっておけばみんな安定するんですよ。それじゃだめじゃないですか。あなたたち自身が五万円の基礎を、老後生活の基礎的部分はこれによってすべてを...全文を見る
○安恒良一君 それでは、ここはそういうことでひとつ今後詰めていただくときにまた十分お考えをお願いをしておきたい、このことを申し上げておきます。  それでは、今度の中身を見ますと、国民はこの改革は被保険者の負担を増大させ、給付水準を引き下げ、国庫負担の減額を目的としたもので、大変...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ少し具体的に聞きましょう。私は十分でないと思いますから、ひとつ具体的に指摘をしていきたいと思います。  例えば、年金財政の安定と長期的な発展を図るためには、年金制度の持つ潜在的な将来の債務の大きさについても正確に把握し、そのことに関して国民の十分な理解と認...全文を見る
○安恒良一君 うそを言ってはいけませんね。いまさっき数理課長が来て、私が要求した資料で、できていないものもたくさんあると言っているんですよ。  聞きますが、まず、今後六十年ないし七十年の長期にわたって、次の項目において将来の見通しを作成すべきであります。  被保険者数、年金種...全文を見る
○安恒良一君 給付報酬比率も作業を行っていない。それから、保険料の基礎となる標準報酬、俸給総額、これから五、六十年分の資料をきょういただいていますか。大変小さい字でいただいていますから、いただいた資料の何ページなら何ページと言ってみてください。これのどれですか。
○安恒良一君 いや、そうじゃない。今私が聞いたことだけでいいんだ。
○安恒良一君 俸給総額ね。
○安恒良一君 人に出す資料で、掛けますとできるなんていうのはだめじゃないの。掛けたやつをきちっと出してこなけりゃ。私は総額といって聞いているんですよ。ここでこれから計算機ではじくんですか。そんなばかなことないじゃないですか、あなた。私はきのう、このことについては全部資料をちゃんと...全文を見る
○安恒良一君 まず、これナンバリング振ってくださいよ。これじゃわかりません。何にも書いてないですよ。ページも書いていないです。まずきれいにナンバーを振ってから、見やすいようにして議論しましょう、時間がもったいないですから。ちょっとナンバー振ってください。(「わざとわからぬようにし...全文を見る
○安恒良一君 わざとあなた、わからぬようにしているなんて失礼じゃないか、人がこういう質問をしているのに。そういう不謹慎発言はいけません。
○安恒良一君 それでは、今あなたがお認めになったやつでできていないやつは、きょうここでそのことを議論してもしようがありませんから、私要求しておきますから、資料として次までにつくっておいていただきたいということで、ここは次に行きます。  政府は、現行のままで推移した場合は、二十一...全文を見る
○安恒良一君 それでは、現行の制度のままでいった場合、二十一世紀となる西暦二〇〇一年には老齢年金受給者はどの程度の数になり、その支給に要する額はどの程度になりますか。どの資料のどこと言ってください、いろいろもらっていますから。あるならどこにあると。
○安恒良一君 そうすると、その結果一人当たりの月額は、今あなたがおっしゃったように十四万六千九百円ですね。そうすると、その数字は、現役の労働者の八三%にはほど遠い数字ではありませんか。どうですか。
○安恒良一君 そうじゃないじゃないですか。あなたたちの盛んに説明されたのは四十年の加入者が一般的で厚生年金の場合は五十九年度価格で二十一万一千円になりますよと、そしてこれは、その当時の現役の労働者が二十五万四千円の平均賃金からくると八三%になりますと、こう言っているじゃないですか...全文を見る
○安恒良一君 これも資料を要求をしておきますから、もう一遍計算をし直して出してください。今のように口頭でべらべらべらべら言ったことを私が追及すると舌足らずと言って言い直すようでは審議はできません。ですから、このこともひとつ次回までに数字を、今言ったようなことをきちっと中身を分けて...全文を見る
○安恒良一君 それではできるだけ早く、次回までに正確な数字を出してください。これも保留しておきます。  そこで、この将来の見通しには相当な不確実性を伴うものでありますが、社会保障制度審議会がこのようなことを言っています。将来の平均余命、被保険者数、標準報酬、俸給上昇率、消費者物...全文を見る
○安恒良一君 資料のどこ。
○安恒良一君 これも非常に資料不十分だと思いますね。  というのは、問題は、今度は一種、二種、三種と、こういうふうになりますからね。ですから、女子の場合も一種、二種、三種がどうなっていくのかということを見なきゃこれは正確に出てこないんです。それから、御承知のように、第一次産業、...全文を見る
○安恒良一君 これは厚生年金、国民年金全部ありますね。
○安恒良一君 じゃ、こういったケースごとに次の事項が示されている資料が、私は不十分だと思いますが、ございますか。きのう言ったからつくられたかもわかりませんが。  収入合計、括弧して保険料収入、利子収入、国庫負担収入。支出合計、支出残、年度末積立金、拠出保険料料率、収支比率、積立...全文を見る
○安恒良一君 委員長お聞きのとおり、和田さんの質問に対しても、私の質問についても、なかなか数字的に全貌が明らかにならないんです。そこで、私はここで指摘したような資料と説明を、国会でこういう資料要求がなくても、私が指摘するまでもなく当然出されて、そして審議をお願いをする、こういうふ...全文を見る
○安恒良一君 それでは、その点は保留をしておきます。  では次に、将来の負担の問題について、厚生年金は将来の負担が二八・九%あるいは二三・九%になると、こう予測しておりますね。国民の年金の掛金は一面三千円にも達する、そういうふうでありますが、給付費の見通しは、これは昭和百二十五...全文を見る
○安恒良一君 いろんなことを言わぬでいいんだよ。国庫負担が減ることは間違いないのかと聞いているから、間違いなかったら間違いないといわなきゃ時間がもったいないわな。要らぬこと言ったらまたそれに質問が行かなきゃならぬようになるから。  あなたたちが出した数字を見ると、七兆三千億が四...全文を見る
○安恒良一君 それでは、今回の改正では年金財政ではどのような効果を持つことになりますか。今回の改正案というのは、年金財政ではどのような効果を持つことになりますか。
○安恒良一君 もう一遍聞きますが、今回の改正で、年金財政上の問題でどのような効果を持つのか。今あなたが答えたこと以外ありませんか。
○安恒良一君 えらいうまい言い回しをしているようですが、今回の改正で、数字的に見ますと、一つは被保険者の負担増というのがやはりありますね。あなたがおっしゃった以外に被保険者の負担増というのがありませんか。それから、国庫負担の軽減は実際あるじゃないですか。そのために私は聞いたんです...全文を見る
○安恒良一君 素直に言った方がいいんじゃないの。国庫負担は低減でしょう。あなたは料率の負担増のときには現行制度のままいったら三八になるとか四〇になるから今回は抑えると、そう言うのだよ。そして今度は国庫負担の方にいくと、現行制度と今度の改正で見ると、明らかに国庫の負担が減ることはも...全文を見る
○安恒良一君 ちょっと、おかしいじゃないの。私の質問正確に聞いて答えてください。今回の改正は年金財政の上でどのような効果を持つのかという中で、私は基礎年金については財政調整があるんじゃないですかと言っているんだよ。何もあなたに通常のことを聞いているんじゃないんだ。だから大きな声を...全文を見る
○安恒良一君 普通言われているということを言っているんじゃないですよ。基礎年金において制度間の調整は、財政調整はあるのかないのか。通常のことを聞いているんじゃないです。そのことについて答えてください。
○安恒良一君 それじゃいいでしょう。いずれ行き詰まるだけだからね、そこ。  それじゃ次に行きましょう。  国民年金、厚生年金間の制度間の財政調整はどうなるか、明らかにしなきゃならぬと思いますので、まず、制度の成熟度はどのようになっていますか。厚生年金、国民年金別にまず成熟度に...全文を見る
○安恒良一君 これでいうと「5、成熟度の見通し」、これですね、今あなたがおっしゃったのは。はい、わかりました。  それでは次に、新しい制度で、例えば六十一年度における国民年金のみ加入の基礎年金受給者数、給付総額はどういうことになっていますか。また、厚生年金加入者のうち基礎年金受...全文を見る
○安恒良一君 あなたも私の質問に答えてください。何で時間をとるの。いいですか、新しい制度で、例えば六十一年度における国民年金のみの加入者の中で基礎年金受給者数は何人なのか。給付総額はどの程度になるか。また、厚生年金加入者の仲で基礎年金を今度受ける受給者数は何人なのか。給付総額はど...全文を見る
○安恒良一君 どの資料ですか。
○安恒良一君 いいですか。国民年金の基礎年金ですよ。国民年金の受給者数が幾らで、金額は幾らですか、給付総額は。それから、厚生年金の加入者のうち基礎年金をもらう人が六十一年度に何人出て、給付総額は幾らですかと、こう聞いているんですよ。どれですか。何ページのどことどこと言ってください...全文を見る
○安恒良一君 困りますね。私は、これはきのう質問通告で、これを出しておいてもらいたいと。でなければ、彼が今言ったように財政調整をしたかしないかという議論にならないんだよ。どういうふうに制度間の財政調整が進むか、持ち出しが幾らあるかということの議論をするときには、これがないと議論が...全文を見る
○安恒良一君 理解できません。私はそんな難しいことを言っているわけじゃない。例えば、六十一年度一年なら一年分について、現在国民年金加入者というのがわかっているわけです。厚生年金加入者もわかっているわけです。そして、六十一年度に基礎年金がもらえる条件を、いろいろ条件がちゃんとされて...全文を見る
○安恒良一君 上から三枚目ですか。
○安恒良一君 二ページと三ページ別々の表を出して、掛けますというのはだめだと言ったでしょう、私は。ここで掛け算しなきゃならぬでしょう。あなた何言うとるんかね。私が聞いているのは、計算方式はどういうふうにするのか、それから厚生年金加入者の拠出金額はどの程度になっているか、基礎年金の...全文を見る
○安恒良一君 注意しておきますが、いいですか、これを見ても、五兆四千七百十四億のお金が要る。国民年金の負担分は一兆二千億の負担で、それから片方厚生年金の方は被用者分が二兆三千八百三十五億、またこういうふうに金額が違うことを年金局長よく覚えておかなきゃいけませんよ、あなた。  そ...全文を見る
○安恒良一君 そんなことないでしょう、あなた。私が盛んに言っている六十一年度に厚生年金に加入をしておった人で基礎年金を受ける人の数ははっきりするでしょう。それをあなた、どうして計算できないんですか。計算できないことないじゃないですか。来年度、六十一年度に厚生年金加入者で今度基礎年...全文を見る
○安恒良一君 大臣、これは当たり前じゃないですか。いいですか、厚生年金という二千六百万人の集団がおるんですよ。国民年金という二千六百五十万人の集団があるんです。それから加入者の妻、任意加入、この約九百万ぐらいの集団があるんですよ。このほかに、今度は共済年金という集団が六百万あるん...全文を見る
○安恒良一君 これは納得できません。高杉理事、ちょっと相談してみてください。ここは重要なところです。ことのところの数字をきちっとしてもらって次に議論しますから。
○安恒良一君 それじゃ、あとの質問もこれに関連いたしますから、私はきょうは残りの時間を残して、次回にその資料に基づいて質問させていただきます。
04月11日第102回国会 参議院 運輸委員会 第7号
議事録を見る
○安恒良一君 私は、まず冒頭に、近年の行政改革の中の一つとして特殊法人の整理統合、それからいま一つは民活、民営の活力を生かす、こんな趣旨で日本自動車ターミナル株式会社を廃止する、そして民営に移行するということで、前回いろいろ提案理由を聞きました。それからまた諸資料もいただきました...全文を見る
○安恒良一君 一般論で言葉の上でそういうふうに言われても、大臣わからないんです。なぜかというと、今大臣がおっしゃったようなことを今までの日本自動車ターミナル株式会社法だったらできないんだろうかといったら、私はできると思うんですね。それから、御承知のように、こういうときになるとえら...全文を見る
○安恒良一君 言葉でべらべらしゃべられたってわからないんだよ。だから、きのう私は、新規にやる事業はこれとこれとこれをやる、その項目を挙げて、そしてそれに伴って、例えば当面何年かの収支決算書の中で、これはもう過去の実績ですからね、これがどういうふうになるのかということについて、それ...全文を見る
○安恒良一君 数字があるならくださいよ。一々しゃべられたら時間がかなわぬから。その一覧表ください。一覧表を見ながら話しましょう。一々しゃべられたんじゃかなわぬ。数字をください。あなたがおっしゃるように六十年度はどういうふうになる、六十五年度はどうなるとか、それで例えば営業収入だっ...全文を見る
○安恒良一君 それじゃそういうものは、僕はきのうも言っておったように、将来営業がうまくやっていけるのかどうなのかを具体的な数字でちゃんと説明してもらいますよというのは言ってあるんだから、やっぱりちゃんと資料を用意しておいてもらわなきゃならぬ。きょうなければ後で持ってきてください。...全文を見る
○安恒良一君 結論を申し上げますと、私はなかなかそうは、なるほど東京ほど土地は高くないけれども、やはりターミナル的な需要があるときに果たしてうまくいくだろうかと思います。これは意見です。  それから、これは結論からいいますと、大臣、いろいろ今聞きましたけれども、新規事業について...全文を見る
○安恒良一君 私の時間は一時十分までですから、そこで具体的にひとつまとめて聞きますから、まとめて答えてほしいんですが、一つは、やはり一番大きい問題は、今申し上げましたように、自動車運転者の労働時間の改善基準の厳守の徹底を図ることだと思います。これに関連しまして、運輸省、労働省は現...全文を見る
○安恒良一君 もう時間が来ますから最後になりますが、大臣ひとつ御答弁願いたいのは、運輸省側は、今もおっしゃったようにトラック運転手の労働時間は非常に大きい問題だと受けとめている、そしてこの二七通達が完全に守れるように労働省と密接な連携をとりながら今後の法制化、あるいはILO条約の...全文を見る
○安恒良一君 終わります。
04月16日第102回国会 参議院 運輸委員会 第8号
議事録を見る
○委員以外の議員(安恒良一君) ちょっと社労へ行っておりましたものですから……。  私は吉田先生に少し具体的にお聞きをしたいと思いますが、きょうは私どもは、国鉄をどう再建をすればいいかということの再建の具体策について各先生から御意見をぜひ聞きたいものだなと思っておりまして、具体...全文を見る
○委員以外の議員(安恒良一君) 私は決して提案制度のことは否定しているわけじゃありませんが、一番やはり問題になるのは、今の賃金、労働条件はあなたの御主張は下げないと。私も下げない方がいい。分割をして、しかも生産性を高く上げたところはそれに報いた賃金や労働条件を払いながらやっていけ...全文を見る
04月16日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第15号
議事録を見る
○安恒良一君 前回、基礎年金の財政調整のところで行き詰まって資料がなくて保留になりましたから、いただいた資料を確認をしていきたいと思います。  まず、基礎年金の、この前問題にしましたのは、六十一年度における国民年金加入者の中の基礎年金受給者数、給付総額、それから厚生年金の加入者...全文を見る
○安恒良一君 それから、同じく厚生年金加入者の国民年金拠出分はどのようにして計算をしたかという計算方法はきょう朝持ってこられた資料Eの三、これでいいですね。
○安恒良一君 それから次は、したがって六十一年度からの拠出金額はどの程度になって、厚生年金基礎年金の受給者と拠出額はどうなっているか。それから、将来どの時期に受給額と拠出額は一致するのか等々の問いについて、これまた資料六の十五ページ、これでいいわけですね。
○安恒良一君 そうすると、ちなみに言いますと、昭和六十一年だったら国民年金の受給者は四百二十万、基礎年金給付費が一兆四千億、拠出の方が一兆二千億。そこで、国民年金の場合はマイナスの二千億。厚生年金の場合は、四百八十万人、基礎年金給付費は三兆二千億、拠出金が三兆四千億。ですから、厚...全文を見る
○安恒良一君 大臣、今お聞きのとおりで、ずっとこれ一覧表いただいています。ですから、この点については私は、前回も申し上げましたように、結論的には基礎年金特別勘定をしなきゃならぬということのこれは一つの資料として出していただいたと思います。そこで、きょうは少し中身を論争して、その結...全文を見る
○安恒良一君 Dですか。
○安恒良一君 これが私に対する答えですね。そうすると、いわゆる無業の妻の積立金というのは七千八百億と、こういうふうに承っていいですね。
○安恒良一君 そこで、今度は国民年金会計から見ますと、保険料は強制加入者も任意加入者も同額であります。今後一号被保険者は引き続き妻と夫と別々に被保険者として登録し、それぞれの保険料を納付する建前で継続されます。そして給付は、老齢基礎年金、障害基礎年金、それから遺族基礎年金のほかに...全文を見る
○安恒良一君 そこで、今度は任意加入者は今後三号被保険者に移り、厚生年金会計の方に保険料、積立金は移ることになるのでありますが、その際、既得権として死亡一時金、寡婦年金の扱いについてはどういうふうにするつもりでありますか。そのことについて聞かしてください。
○安恒良一君 今までは、サラリーマンの奥さんがいわゆる任意加入をしておった場合には、死亡一時金と寡婦年金はもらえたわけでしょう。今度の改正がなければ、今まではもらえたわけでしょう。
○安恒良一君 いや、私はゼロではないと思いますよ。ゼロだったらゼロと言ってください。事務局と詰めたときも、ゼロとは言い切りませんよ、それは。  そこで私は、この点についてはやはりこういうふうに既得権があるわけですから、死亡一時金は今までの期間の問題は継承する、こういうことですか...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、そういうことで。  そこで大臣、ずっとこの前からの論争を聞いておられて、この点について申し上げたいんですが、例えば今問題になりました基礎年金について計算方法、それから各側からの拠出をする金額が出てきました。これに今度は共済年金が加わってくることになるんで...全文を見る
○安恒良一君 私はこの点につきましては、勘定区分は設けられることは当然でありますが、やはり基礎年金の導入はただ単に会計勘定の中の収支の明細の問題ではなく、公的年金制度全体の給付総額から見ても、それから受給者から見ても、最も重要な点であります。ですから、基礎年金特別会計を独立させ、...全文を見る
○安恒良一君 それではこの扱いは理事会に預けますから。私はどうしてもこの際は、今申し上げましたように分離独立をしまして、だれが見てもガラス張りになっていると、各保険者が見ても、国が見てもガラス張りになって、公明正大に、国民が、だれがだれを扶養しているのか、そういう事実を明らかにす...全文を見る
○安恒良一君 それでは、この問題はそういうふうにいたします。  次に、私の時間が余りありませんから、少しずつ問題を何していきたいと思いますが、いわゆる福祉年金、老齢年金、それから恩給、これは文官、軍人、六十年度の予算と今後の年次別予算額、これも資料をいただいていますから、どの資...全文を見る
○安恒良一君 そこで、この資料を見ますと、六十年度をピークにいたしまして昭和百年ごろになると老齢年金受給者はゼロになっています。恩給の方もほぼ昭和百年ごろになるとゼロになる。その結果、私はこれは検討してもらいたいと思いますのは、これを固定化するというのは、六十年度で例えば老齢福祉...全文を見る
○安恒良一君 昭和百年。
○安恒良一君 大臣、こういうことなんですよね。これは単なる名目じゃないんですよ。いわゆる年金も今言ったように、局長がこの数字を使って和田さんにこうなりますと反論していたように、現実の年金はそういう金額になるんですよ。これは物価が上がりますし、それからまた給与改定があります。そうす...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、これはぜひ真剣に、この場逃れじゃなくして、やはり次の改正に向けて真剣な御検討をこの際お約束を願っておきます。いいですね、それは。  それじゃ、その問題を終わりまして次にいきますが、老齢厚生年金の支給開始年齢については「当分の間」というふうにされていますが...全文を見る
○安恒良一君 単なる試算といっても、収支のつじつまを合わせるやつはそうなっていますから。  そこで大臣、お約束をしてもらいたいんです。老齢厚生年金の支給開始年齢の引き上げについては「当分の間」となっていますが、少なくとも今六十歳定年制が完全にできておりません。私は、六十歳定年制...全文を見る
○安恒良一君 まあ雇用の動向等を勘案しつつなんというのは、これは事務当局が役人の文章で書いているんですから、わかりやすく私は聞いているんですよ、わかりやすく。あなたそのまま読み上げておるがね。そうじゃなくして、人間が、六十歳定年なり六十五歳定年制ができ上がる、そうでないと、働きた...全文を見る
○安恒良一君 それじゃこの点も、老齢年金の支給開始年齢の扱いについては理事会の方に預けますから、少なくとも歯どめをきちっとかけておいてください。いいですね。  次に、年金を毎月支給してもらいたいと、こういう要望は非常に強いんです。今まで何回この委員会でその方向に向かって努力しま...全文を見る
○安恒良一君 大臣、お聞きのとおりなんですよ。きょうもまた、事務当局だったら、先生の意思を体して努力いたしますと答えて逃げちゃうんです。もう七回です。私はもう社労委員を当選以来かなり長い間やっておるわけですから、年金の改正のたびにこれ僕出してきたんです。というのは、今や年金の金額...全文を見る
○安恒良一君 大臣、私はきょう朝長尾さんとやりとりしたけれども、不勉強というのか、準備が――例えば会計法上に何があります、税法上に何がありますと、こう言うんだよ。自分たちが国民から金を集めたり、厚生年金勘定を繰り延べたりするときはすぐ会計法の変化をぱっと持ってくるじゃないですか。...全文を見る
○安恒良一君 それではこれも理事会に預けます。  私は、なぜかというと、きょう聞いた限りにおいては支障がないんですよ。やる気があればできます、やる気があれば。簡単なことで、大変なことじゃありませんから。ひとつ後で、これも理事会に預けておきますから、理事会で結論を出してください。...全文を見る
○安恒良一君 次です。次はこれと関連をしますが、年金の支払い通知の方法ですが、今はがきで来るわけですね。そうすると、プライバシーで、おじいちゃんが幾らもらっている、おばあちゃんが幾らもらっているということで、これ、つまらぬことでもめちゃうんですよ、つまらぬことで。  ですから、...全文を見る
○安恒良一君 大臣、この毎月の支払い方法と通知の方法、これは裏腹の問題ですから、私は毎月支払われるようになれば通知を毎月もらうことは要らないんですよ、これは。もしくは三カ月に一遍もらうこと要らぬわけですから。ですから経費は若干かさんでも、少なくとも今お年寄りの皆さん方がもう年金を...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、もう時間をちょっとオーバーして同僚の時間に食い込んだと思いますからこれでやめたいと思います。  ただ、一つだけ申し上げておきたいと思いますが、これから年金は昭和百年がピークで大変な時期になる。そうすると、和田さんからも話がありましたが、私はやっぱり年金数...全文を見る
04月19日第102回国会 参議院 社会労働委員会,内閣委員会,地方行政委員会,大蔵委員会,文教委員会,農林水産委員会,運輸委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○安恒良一君 私は今国会に提出され、連合審査されておりますこの国民年金法等の一部改正に関する法律案は、所管庁である厚生省年金局、社会保険庁船員保険課が担当して立案したものであります。しかし、その法律の内容と構想は、共済年金それから恩給それから議員互助年金等々に影響をもたらす内容を...全文を見る
○安恒良一君 ちょっと厚生大臣答えられる前に。  全般のことをきょう三十分で言ってもらう必要はない。私が今聞いたところだけ答えていただきたいのですが、厚生大臣、認識が全く違ってますね。厚生年金は今までやはり六十五歳以上も問題があったのですが、今回はもう六十五歳以上になったら厚生...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣、今のどうですか。あなたが言われたこととはまるっきり反対ですね。今回の改正は六十五歳以上になったら一切一部停止はないんですよ。それで、今厚生年金の原案が社労委員会で議論されているのですが、あなたは、いや共済年金の方に一部停止があるのだから、今度は厚生年金側に...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣の何か一人の希望のようですけれども、私はきょうは時間がありません。連合審査のときにはそのことは質問通告しておきましたから、両大臣でよく調整をして出てきてもらいたいなと思いますが、時間がありません。  そこで大蔵大臣、私は厚生大臣との間にかなりやりとりをした...全文を見る
○安恒良一君 きょうあえてあなたに問いたのは、この前のときはいわゆる厚生大臣だけしかおいでにならなかったのです。そして、これはほかの大臣との関係もあるからということでありますから、後ろの方で事務当局が、この前一人出ておったからごちゃごちゃ言っていますけれども、私はあえて連合審査の...全文を見る
○安恒良一君 この問題は社労委員会の理事会にも預けてありますから、重ねて今大蔵大臣の答弁がございましたので、後刻の理事協議の中でひとつ十分御相談を願いたいと思います。  それじゃ次に参ります。年金の積み立ての管理運用について、厚生年金、国民年金と共済年金の積み立ての管理運用の差...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣、これももう厚生大臣との間のやりとりではいつも片づくけれども、大蔵大臣のところに行くと握りつぶされるわけですね。共済年金と同じようなせめて取り扱いがされていいのじゃないか。労使が掛金を掛けている。胴も負担金がありますけれども今度国はうんと下げる、こういうこと...全文を見る
○安恒良一君 いや、共済年金については一部分、共済年金の中である程度自主逆用を認めているでしょう。それで厚生年金だけ何で認めないんですかと聞いているのです。私は丸々すべてこれを労使公益三者構成による年金積み立ての審議の委員会をつくるということを希望していますが、一遍にいかぬから、...全文を見る
○安恒良一君 今言っているのは厚生大臣、常勤役員のことを言っていますからひとつ検討していただきたいし、このことも後から理事会で年金の積み立ての管理運営と、それからそれぞれの事業団に労使の代表を入れることについてはひとつぜひ御協議願っておきたい。  そこで、最後に申し上げておきま...全文を見る
05月21日第102回国会 参議院 運輸委員会 第10号
議事録を見る
○安恒良一君 私も、既に瀬谷先輩から海難救助のことについて聞かれましたが、大変気になりますから、このことについてちょっとまずお聞きをしておきたいと思います。  流氷の海から奇跡的な生還をした北海道稚内の沖合底びき漁船第七十一日東丸、三人の乗員が奇跡的生還をされたわけであります。...全文を見る
○安恒良一君 我が国がこれを批准しまして効力が発生するのには一年のあれがあるわけですけれども、それ手続されているということなんですが、大臣、我が国の漁船の遭難の範囲の関係国は今長官が答えられたとおりですから、こういうことはお互いに重要なことなんですから、ソビエト、韓国、中国等々の...全文を見る
○安恒良一君 船員法の一部改正に対して入りたいんですが、その前に私は一言意見だけ申し上げておきますが、これももう既に先輩委員から言われましたが、私は、国鉄の監理委員長は監理委員長としての使命をきちっとやられるべきであって、事人事に関する権限は一切ないと思うんですね。ですから、私ど...全文を見る
○安恒良一君 私は既に資料として女子の船員数の実態をいただいていますから、これは読み上げる時間を省略して、この資料に基づきますと、現実に今女子の方の就職されているのは、余りいい言葉じゃありませんが、マリンガールという方が中心で、もしくは清掃員等々であって、あとは船長とか機関長とか...全文を見る
○安恒良一君 わかりません。なぜかというとまず、飛行機の例を挙げましたが、飛行機と船の勤務状態を考えたら、飛行機はある一定の高度以上になると、それは乱気流に巻き込まれることもときにはありますけれども、そんなに揺れるものじゃないんですよ、飛行機は。それでも私はスチュワーデスさんは大...全文を見る
○安恒良一君 いや、中身はいい、職名だけ言えばいいんです。
○安恒良一君 大臣、私は職種をある程度どうしても必要だということで指定されるというならわかるんです。例えば船長というのはこれは実態から見るとわずか五十九名ですね。その中でいわゆる同居親族でやっているのが三十三名ですから実際は二十何名しかおいでにならぬ等々で、この表を見ていただきま...全文を見る
○安恒良一君 少し中身を話してみてください。というのは、それじゃこれをやることによって、今マリンガールという人が八百二十八人おる、しかし今は深夜作業ができないからこれだけだけれども、これが深夜作業ができるようになったらこれだけ雇用が拡大をするという具体的事例で説明してください。 ...全文を見る
○安恒良一君 具体的に何名ふえるのかと聞いているんだよ。そんなこと聞いていない。
○安恒良一君 何便何便ということじゃなくて、現在八百二十八名という私の手元にいただいている五十九年十月一日現在のマリンガールの皆さんの中で、深夜作業をしている人は何人いるんですか。
○安恒良一君 そうすると、八百二十八名の中で三百四十五名の人は現在深夜零時を超して働いているわけじゃないでしょう。これは何時まで働かせているんですか。それとも明け方の五時までこれは既にもう三百四十五名働かせているんですか。
○安恒良一君 そうすると、大臣、今は八百二十八名の中で三百四十五名が特別な許可を受けて二十四時までやっている。ところが今度の法律でいきますと、これは午後十時から翌日の五時まで働いてもいいということになるんですが、私が何回も言っているんですが、船の航行安全に関するものについて、船長...全文を見る
○安恒良一君 私は、男子が余っているから女子を、そんなことを言っているわけじゃないんですよ。この法律の目的が就業の機会を増大をすると言っているが、実態はなかなかそんな実態にないじゃないか。男の人ですらも求職はあっても求人はないんですよ。そういう今の状況の中でなお女性を拡大をすると...全文を見る
05月30日第102回国会 参議院 運輸委員会 第12号
議事録を見る
○安恒良一君 既に提案説明で今回の法改正についての趣旨はお聞きをしましたが、私は結論的に言って、なぜこんな改正をしなきゃならぬかというのがどうしてもわからないんです。ですからその点にある程度絞りながら聞きたいんですが、まず数字的に少し正確に把握しておきたいと思います。  ここ数...全文を見る
○安恒良一君 僕が聞いたのは、業務量の中で、一般情報と言われるものと旅行の安全に関する情報というものが件数でどのくらいあって構成比はどうなっているのか、それは前年度比でここ数年ふえているのかどうか。  というのは、御承知のように、この国際振興法の一部改正に関する法律改正で、昭和...全文を見る
○安恒良一君 ですから、去年の状況で見ると約一万六千件ぐらいある、その中で一般情報といわれるものが一万一千件で、構成比で見ると約七〇%、それから旅行の安全情報といわれるものが三千七百件ちょっとで、大体二三%程度ある。そして今おっしゃったように、ここ数年来外国に行く方はどんどんふえ...全文を見る
○安恒良一君 じゃ細かい数字は後でいただくことにしまして、大臣、お互いに論争するに当たってのまず認識を以上のようなことで統一をしておきたいと思います。  そこで、その上に当たって、五十四年の四月二十六日にこの法律改正に当たって参議院が附帯決議をしておって、ちょっと私日にちはわか...全文を見る
○安恒良一君 いや、相変わらずわからないんです。というのは、安全性だけを強調されるなら、安全性の本来の仕事は外務省の仕事です。私はきょう外務省にも出席を求めているんですが、在外公館が本来安全性をおやりになるべきだと私は思う。ところが、問題になるのは、この法律を出すに当たって運輸省...全文を見る
○安恒良一君 もう一遍聞きますが、今言ったように年間に一万六千件もいろんな相談があるんですが、その場合に実務的に、一万六千件の中の一万一千件が一般情報ということになっているんですが、安全は約三千七百件ぐらいだということになると、今度は、窓口にお見えになったときに、一般情報を求めら...全文を見る
○安恒良一君 どうも相変わらずわからぬ。というのは、旅行の安全ということについては、これは出先機関があるところは知れていますから、それ以外のところは全部在外公館がやっているんですよ、日本人があちこち行くんですから。いただいている、おたくの出先というのはこれだけしかないんです。それ...全文を見る
○安恒良一君 これは幾らやりとりしたって水かけ論になり、ほかのことも質問したいから、私は、どうせこんな中途半端な法律については改正反対なんですから、反対を明確にしておきます。  私はやはり方法は二つしかないと思うんです。一つは、やはりやめるならば、臨調が言ったように、日本人の海...全文を見る
○安恒良一君 わかりました。  私は、特に日本とアメリカの対等、平等の相互乗り入れということを考えないと、今までは我が方一社ですから、この前の貨物を持っていくだけでも大変だったわけですね。アメリカからはもう数社こっちへ来ているわけですからね。やはりこの際一遍航空憲章について見直...全文を見る
○安恒良一君 いや私は初耳です。個人のエコノミーと団体のエコノミーというのの料金があるというのは初めて聞きましたよ。運賃制度というのはエコノミーとファーストクラスしかないんじゃないですか。認可料金で、個人料金、団体料金の認可をしていますか。今回の申請でもそういう申請は出ていますか...全文を見る
○安恒良一君 大臣、これはひとつよく聞いて大臣の方も指導してください。混乱が起きている。たまたまあいてなきゃいいけれども、片一方の方はあいている、エグゼクティブは。そうすると乗っている方はエコノミー料金を払っていると思っているんだからね。ただ団体で割引になっていて、それはホテル代...全文を見る
06月24日第102回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○安恒良一君 私は、委員長に原文兵衛君を推薦することの動議を提出いたします。
08月02日第102回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○安恒良一君 私も、まず質問に入る前に、きょうはこれだけの大きい答申が出されまして第一回の運輸委員会ですから、ぜひとも総理それから大蔵大臣、運輸大臣、そして亀井国鉄再建監理委員長、皆さん御出席の中で質問をしたかったのでありますが、しかし、どういうふうに与党側がお考えになったのか知...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、念を押しますと、皆さん方はこの答申を受けて百二十四ぐらいの法律をいろいろ改正について我々国会の審議に供するということでありますが、国会の審議に供されるときには必ず、既に機構改革して運輸省もいわゆる政策省に変わったわけですね、ですからどうしてもます総合交...全文を見る
○安恒良一君 続いて、これもきょう大臣にお答えといってもなかなか一遍にはいかないと思いますが、大臣答えられるなら答えてもらいたいんですが、瀬谷先輩からもありましたように、長期債務の処理というのは重大な問題なんです。国民に十六兆七千億を最終的に負担を求めると言われるんですが、国民の...全文を見る
○安恒良一君 大臣、ただ単に何か坊主総ざんげ的に、それは政府も自民党も悪いけれども、野党も責任ある、労使も責任ある、国民も責任ある、そんを言い方ではここは切り抜けられないと思うんです。やはり政治に対して与党として責任を持っておいでになったんですから、私はまずそこが、次回で結構です...全文を見る
○安恒良一君 再建監理委員会からもおいでのようでありますが、ここに書いてあることはこれで承知しておりますから、これを導き出すに当たっての議論の経過、それから積算の基礎等々は出していただけますか、どうですか。
○安恒良一君 そんなばかなことはないですよ。今まで私たちが聞いたときは、答申が出るまではなかなか出せませんということであなたたちは一貫してきたんですよ。今度答申が出たんです。しかも、あなたたちは具体的に余剰人員が九万三千人出るんだということまで結論を導き出されたんです。そうすると...全文を見る
○安恒良一君 わかりました。まあ極力と言われるけれども、そんなことを言わないで、私たち野党側もただ単に攻撃のための攻撃をしているんじゃないんですよ。本当に真剣に与党、野党一緒になって再建について考えようじゃないか、それがためにはきちっとした資料が要る、こう言っているんだから、極力...全文を見る
○安恒良一君 具体的中身については、これまたきょうは議論をするのが今の二人の御答弁を聞いているとちょっと難しいようですから中身に入るのは避けますが、二つのことは約束していただけるでしょうね。まず第一は、絶対に生首は飛ばさない、これは大臣としても総裁としてもいわゆる首切りの強行はや...全文を見る
○安恒良一君 どうもお二人の御答弁大変あいまいで、官房長官が言われたことも知っています。    〔委員長退席、理事瀬谷英行君着席〕 私は、この案の中身をこれからいろいろ政府側が提出をされて我々が審議するとき一番前提になるところを聞いているんです。それはまず首切りはやらない、こ...全文を見る
09月11日第102回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第4号
議事録を見る
○安恒良一君 高木参考人は御退席されましたが、いずれ日航問題はまた高木さんにもお見え願って詳しくお聞きをしたいと思いますが、ただ一言だけ申し上げます。  私もまず冒頭に、八月十二日、五百二十名の方が亡くなっておりまして、事故に遭われた御本人それから御家族に心から御冥福を申し上げ...全文を見る
○安恒良一君 もちろん二度と起こらないようにすることも当たり前のことなんです。私は、事故の原因等が明らかになったときには、日航の高木社長じゃなくて、日航内における責任のとり方、それから運輸省自体も事故原因が明らかになったところでやはり責任のあり方、とり方ということを考えてもらいた...全文を見る
○安恒良一君 それでは国鉄問題について質問いたしますが、亀井委員長には二年間にわたって国鉄再建についての大変な御努力を願ったことについて私も敬意を表したいと思います。ただ、この前は亀井委員長はごあいさつをされてそのまま退席をされたものですから、亀井委員長に伺うことができないことが...全文を見る
○安恒良一君 そうすると、亀井さんもお認めくださったように、総合交通体系は必要だ。ただ、利用者が利用する場合には、亀井さんがおっしゃいましたように安くて速くて安全だと思うんです。それでないから利用者が減る、そのことは私は否定しません。しかし、総合交通体系というものはやはりないと、...全文を見る
○安恒良一君 まだちょっとどうもはっきりわかりません。何と言われているかわかりませんが、これも私五十分しかありませんから、亀井委員長になかなかお目にかかれないから、聞くことをたくさん用意していますから、改めてまたあれをしたいと思います。どうも今のところわかりかねます。  ただ、...全文を見る
○安恒良一君 どうも亀井委員長の御発言の中で非常に理解をしがたいところがあります。まあ余り素人と玄人の議論をしてもしようがありませんからあれをしますけれども、しかし、私はもう少し真摯にお考えを願いたいと思いますのは、鉄道というのは労働集約産業であることはこれはもうお互いが一致しま...全文を見る
○安恒良一君 全国ネットワーク問題で簡単に、九九%、北海道は北海道から余り移動がない、九州は九州から移動がない、こう言われますが、委員長、どのくらいの人間が北海道から本土へとか、四国から本土へと年間に動くというふうにあなたたちは御計算をされて、簡単に九九%賄うからいいじゃないかと...全文を見る
○安恒良一君 官僚がそんな答弁じゃ困るじゃないか。僕が聞いていることは、六つに分割をされた結果、四国は四国だけで賄える、九州は九州で賄える、九州から四国へ行ったり、四国から本土に渡ったり、本土の中でも分割されているんだから、その他社にまたがって動くお客を年間にどれだけというふうに...全文を見る
○安恒良一君 数は。
○安恒良一君 数字はまた改めてゆっくりやりますが、またがっている、例えば九州から中国へ渡るとか、四国から広島へ渡るとか、それから、特に今度は本土を分割するわけですから、たった四十万とか五十万とかそんな数字じゃないですよ。そんな数字の人が旅客移動するなんて、もうとんでもない話です。...全文を見る
○安恒良一君 またこの問題も時間がありませんから改めてゆっくり議論しましょう。私はそんな一日の人間なんか聞いていないんですから、最初から年間の話をしておったんだから。まあこれはいいです。  そこで、次は大きい問題で、これも委員長にぜひともお聞きしておかなければならぬ問題でありま...全文を見る
○安恒良一君 私の持ち時間が来ましたから、論議が中途半端に終わっておりますが、重ねてこの問題は追及していきたいと思います。  ただ、一言だけ私が言っておきたいと思いますのは、総論賛成、各論反対に雇用対策は私はなりがちだと思うんですね。例えば、委員長はいとも簡単に、まあ委員長は民...全文を見る
11月21日第103回国会 参議院 運輸委員会 第1号
議事録を見る
○安恒良一君 私は、きょう与えられました四十分の間で二つのことをお聞きをしたいと思います。  まず、ちょっと大臣にお聞きをしたいんですが、昔から蛇がカエルをのむということわざがありますが、またそういう事実もありますが、カエルが蛇をのむということわざとか事実はないと思いますが、大...全文を見る
○安恒良一君 今交通営団をめぐる一元化問題について実を言うと私はそういう印象を受けるものですから、ちょっととっぴな質問だと思ったが大臣に申しました。  そこで以下漸次聞いていきたいと思いますが、御承知のように、東京都知事が中曽根総理を直接お訪ねになりまして、今度国鉄が民営化をす...全文を見る
○安恒良一君 そこで、帝都高速度交通営団という特殊な企業形態をとっているわけですが、この設立の経緯について、どういう目的を持ってこれは設立をされたのか、その点についてお聞かせを願いたい。
○安恒良一君 こういうふうにお聞きしていいでしょうか。地下鉄事業は建設に巨額な資金を必要とする。それから、開業後は長期にわたって収支が均衡しないために民間だけの経営は極めて困難である。そこで、政府が財政的援助と資金的問題の解決が容易であり、しかも運営では法的規制が少なく民間企業の...全文を見る
○安恒良一君 設立の経緯それから目的についてはわかりました。  そこで、それならばその後の建設計画についてでありますが、営団は、昭和二十六年に丸ノ内線の建設に着手して以来現在まで九千四百億の建設費を投じて、六つの路線、百三十キロの地下鉄網を完備していますね。そこで問題は、これか...全文を見る
○安恒良一君 いただいている私の資料で見ますと、現在、工事線三十五・三キロに要する金が五千六百九十一億、それから計画線、今申された、今後つくられるものが約七千八百四十五億、合わせて局長は約一兆四千億、こういうふうに言われた。そこで問題はこの資金調達でありますが、今も言ったように、...全文を見る
○安恒良一君 そういたしますと、営団は法律上資本金の十倍の債券発行が認められている。あとは今御指摘のとおり財投の融資対象法人になっている。それで、現在までも所要資金の約五〇%の融資を受けてそして工事を進めてきた。ですから今後もこの建設工事を、今あなたが言われたように、新線建設を進...全文を見る
○安恒良一君 次に、現在の営団の経営状況についてちょっとお聞きをしておきたいのでありますが、今も御指摘がありましたように、私も主張しましたように、地下鉄の建設には巨大な建設資金が必要とします。そこで、開業後に資本費の負担が非常に過重になりまして経営の収支は長期にわたって不採算とな...全文を見る
○安恒良一君 そういたしますと、二百五十二億五十一年度末には赤字があったんだが、運賃改定やそれから各種の経営努力、こういうものが実って九十六億に減少した、そして単年度では黒字がこれからも出てくる、ですからこの九十六億もいわゆるこれはだんだん減少の方向にいく。しかしながら、これがで...全文を見る
○安恒良一君 営団の企業形態とその役割について以上のようなことで現状を明らかにしていただきましたから、今度は、今一番大きく問題になっています地下鉄経営の一元化問題について少しお聞きをしたいと思っております。  昭和六十年七月、運政審の答申がございますね。その答申の中でいわゆる東...全文を見る
○安恒良一君 その答申の際に、東京都及びその周辺に七路線、約百三十七キロの地下鉄建設が計画されている。この計画を達成するためには、今後引き続き二つの事業体によって建設を促進する体制を維持していくことが必要であるというふうな趣旨が、この七月十一日の運政審の答申に書いてありますが、そ...全文を見る
○安恒良一君 運政審が、一元化問題を含め、東京都における高速鉄道の建設についてそういう答申をしていることは大臣御承知のとおりだと思います。そういう中で一番これから問題になってまいりますのは、やはり営団と東京都地下鉄の経営上の格差、これが乗客の負担によって解決をさせられるということ...全文を見る
○安恒良一君 累積赤字のほかに、都営地下鉄は多額の不良債、私の手元にある資料で約千四百六十九億の不良債務も抱えているというふうに聞いていますが、事実でしょうか。
○安恒良一君 次に、この一元化で一番大きい問題になるのは運賃の格差問題だと私は思うのでありますが、運賃格差の実態について、新聞では、よく初乗りが百二十円と百四十円、こういうふうになっておりますね。そこで普通運賃についてちょっとお聞きしたいんですが、例えば七キロから十一キロの場合に...全文を見る
○安恒良一君 最初二十円の格差が、八キロから十一キロになると片っ方は百四十円、八キロから十一キロの間はすべてこれ二百円、六十円高い。さらにこれが十二キロから十五キロになると百七十円が今度は二百三十円、こういうふうに格差が出てきているわけですね、今の認可されました運賃。やはり採算性...全文を見る
○安恒良一君 時間がありませんから、比率で言っていただいたと思いますが、私の手元には比率と何時に実際の数字があるわけです。鉄道における生産性というものは、輸送密度、それから連行密度、そして職員一人当たりの輸送人員、それから職員一人当たりの運賃収入、職員一人当たりのいわゆる営業支出...全文を見る
○安恒良一君 大臣、以上のやりとりを聞いていただいたと思うわけです。  そこで、私は一番やはり心配をしますのは、総理は大変民活ということがお好きだし、効率化、一元化ということも総理お好きなんですが、実は総理のところに直訴されたということですから、本来なら総理に聞きたかったんです...全文を見る
○安恒良一君 大臣は、現状維持でやはりそれぞれでやった方がいい、そのことが東京都都民のための利便にもなるし新線建設の速度も早まるであろう、こういうことでございますが、私も、やはり今後の首都圏の交通難を緩和するために今後も引き続き地下高速鉄道の整備拡充を急いでやらなきゃならぬと思い...全文を見る
○安恒良一君 この点は運政審も、総合的な情報案内の実施、それから乗り継ぎの円滑化、乗り継ぎ切符の発売等によるサービスの一体化を推進するようにという、ことしの六十年七月十一日の運政審の答申にも指摘がされておりますから、大臣の格段の行政的な御指導をぜひお願いをしたい、こう思います。 ...全文を見る
○安恒良一君 どうも答弁が月並みで了解できません。  八月、そして十月三十一日、そしてまた十一月というふうに次から次にこう出てきているわけですね。しかも、今回のこのミスというのは全く初歩的なミスだと言われている、初歩的なミスだ、うっかりだと。  そこで私は、きょうは日本航空か...全文を見る
○安恒良一君 もう時間がありませんから、また改めて時間があるときにやりたいと思います。  私は一言だけ言っておきたい。日航の社長の今のような反省では私はだめだと思いますね。個々の従業員とか、我々はこういうことで処分しましたということじゃないと思うんです。やはりもう一遍深く掘り下...全文を見る
12月03日第103回国会 参議院 内閣委員会 第2号
議事録を見る
○安恒良一君 まず最初に、法案を代表して提案されました後藤田提案者に御質問をしたいのであります。既に本会議におきまして同僚委員の野田さんから、この種の八省にまたがる法案を一括して出してくるという点の不合理についでいろいろ問いただされました。総理並びに長官にも問いただされたんですが...全文を見る
○安恒良一君 一括審議をするのになじむものを中心にということを言われたんですが、これはきょう私はここで論争しようと思いません。後でいずれ同僚委員が論争するし、本会議でも論争したと思いますが、幾ら一括といいましても、地代家賃統制令の一部改正などというのは、本来これは建設委員会の中で...全文を見る
○安恒良一君 それでは、そのことを長官から代表して御確認を願いましたから、今度は後から各大臣に対してその点はどうなっているかということを問いただしていこうと思います。  それから内閣法制局長官が衆議院の方にお急ぎのようでございますから、先にちょっと質問しますが、これも実は野田議...全文を見る
○安恒良一君 私は、さっきからもいろいう言っているように、政治的なことは担当大臣以下にお任せくださいと言っておるんですが、どうもあなたの発言は法制局長官としての法律解釈よりもやや政治的な点があるように聞こえます。例えば今二つの基準があるんだということをおっしゃいました。その場合、...全文を見る
○安恒良一君 私に与えられた時間がありませんから、もうこれ以上あなたと論争する気はないんですが、かなり無理がある。例えば、さっき私はちょっと後藤田さんにも申し上げましたが、いかに民活一括といっても、家賃統制令の撤廃問題とほかの問題があなたが言っている基準に当たるのかどうかというこ...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ最後になりますが、ちょっとあなたに聞きますが、例えば今あなたが説明をされた方向の中で、建設省からいろいろ出ている中の地代家賃統制令の一部改正ということについて、あなたの説明でなじむと思われますか、その点だけ一つ。なぜこういうことでなじむというふうに思われるか...全文を見る
○安恒良一君 全然この点は違いますが、これは後からまた同僚委員が専門的な立場でやりますから、もうあなたとこれ以上このことで論争するのは時間がもったいないからやめておきます。  私は意見だけ言っておきますが、後藤田長官、後からこれは中身的に議論をすることになりますが、余りこういう...全文を見る
○安恒良一君 大臣の御答弁の中で、答申の中にも書いてある重要なことをお忘れではありませんか、今のことについて。答申の中にも重要なことがまだ書いてあると思いますが、今あなたが読まれた中でまだ抜けているところがあると思うんですが、どうですか。
○安恒良一君 大臣、まだ聞いてないことを答えちゃいけませんよ、そこは全然聞いてないんです。私は今総論の部分をお聞きしているのでありまして、トラック事業やその他を聞いているのでない。個々に後から入っていきますが、今申し上げましたように、大臣も後から読まれたように答申の中にも明確に書...全文を見る
○安恒良一君 では運輸事業における規制緩和の重大な原則については大臣から御確認を願いましたから、あと各論的に今大臣がいろいろ言われましたトラックの問題とか運賃のあり方とか、そういうことについていろいろこれから聞いていくことにいたします。  まず最初に、航空事業について少しお聞き...全文を見る
○安恒良一君 そうするとアクションプログラム、対外経済政策に置かれる。  そこで、大臣にお聞きしたいんです。その場合にも、規制緩和を行うときに国民の生命と安全性というのは優先をするんだということを大臣もお答えになりましたし、また後藤田長官もお答えになりました。六十五条は対外経済...全文を見る
○安恒良一君 いやいや、損なわれるとか損なわれないという議論はこれから中身の議論であって、そんなことを聞いているんじゃないですよ。いわゆるアクションプログラムをやられる場合でも、基本的な考えとしては安全性ということを特に航空についてはお考えですかということであって、損なわれるか損...全文を見る
○安恒良一君 それでは対外経済政策、アクションプログラムの場合においても国民の生命と安全ということはやはり量重点に考えて政策をこれからも遂行していくということですが、そこで今度は中身に議論を入れていきたいと思います。  まず一つは、人命にかかわる航空機の運航規則の緩和ということ...全文を見る
○安恒良一君 ちょっと注意しておきますが、質問よりも長々と答弁しないでください、時間がありませんから。長い答弁というのは必ずしも頭がいいとは限らない。それだけ注意しておきますからね。  私は、この条文をいろいろ見まして、その安全の見地から言うと、最近の事故、それから異常運航の多...全文を見る
○安恒良一君 どうも話があれになっているんですが、民間の航空会社の安全に関する能力がここのところ向上しているというふうにお考えになるのかどうか。例えば日航だけでもこの三年間で五百四十四名の死亡事故が出ているわけですね、日航だけでも。それから航空機に関しては、技術革新をいろいろ今強...全文を見る
○安恒良一君 航空機関士の役割は今あなたが言われたようなことですね。そのほかにふぐあいの早期発見とか機械等の傷みの進みぐあい、それから調整不備等を把握して、これは運航中でありますが、例えばパイロットヘの決断を求めるとか等々の安全性向上の役割が非常に多いんではないか。すなわちあなた...全文を見る
○安恒良一君 安全上不可欠には当たらないでは困るわけですよね。それは困る。それはなぜかというと、今おっしゃったように、これからの飛行機とか二人乗りの飛行機の場合はそういうものはすべて計器がやるんだから、その計器の判断に基づいて操縦士、副操縦士ができるからいいじゃないかということで...全文を見る
○安恒良一君 それじゃお聞きしますが、過去七年間で今申されたインキャパシティーによってパイロットがどのくらい死んでおりますか。国際民間航空機構の統計にあると思いますが、どのくらい死んでいると思いますか。
○安恒良一君 いや、きょうはインキャパシテーションについてもいろいろお聞きしますという質問通告をしてますよ、きのうちゃんと。機能喪失問題についてもいろんな質問しますよ、資料そろえててくださいといって質問通告してありますよ。
○安恒良一君 資料を持ち合わせないということは大変遺憾ですが、これで時間とってもしようがないですから、私の方で申し上げますけれども、国際民間航空機構、ICAOの調査によりますと、大臣、過去七年間に十七人のパイロットが操縦室で死亡しています。そして、この十七人の死亡のうち、これは五...全文を見る
○安恒良一君 大臣、あなたはもう少し人間性をお持ちだと思って尊敬しておったんですが、私はちょっとおかしな気持ちになりますね。  なぜかと言うと、二人乗っておって、のける、のけぬじゃなくて、一人が急病で倒れたときは一人の人はかなり動揺するんですよ。それから死んでいるか病気なのかと...全文を見る
○安恒良一君 どうも大臣もやや自信がなさそうに、いい、いいと言っているからいいじゃないかとおっしゃいますけれども、私はこの点はなおざりにできないんであります。例えば航空会社自身も、従来日航の航空会社はこういう見解です。三人目の乗務員の必要性は、悪天候や混雑している空域を飛行すると...全文を見る
○安恒良一君 今のは答えになってないじゃないの。定時性の問題はどうなっているかとか、人員配置と訓練に要するコストの問題がどうなっているかとか、いろいろ私は項目を挙げて言っているんですよ。そんな一般論で、二人乗せられるものは二人、三人乗せなきゃならぬものは三人乗せます――当たり前じ...全文を見る
○安恒良一君 そんなことを聞いているんじゃないんだよ。いいですか。例えば定時出発率というものについてあなたたちは、三人編成の航空機と二人編成の航空機において、定時性についてはどうすぐれているというふうに思われるんですか、思われないんですか。私は、私の入手した資料等によると、三人編...全文を見る
○安恒良一君 だんだん声を大きくしなきゃならぬようになってきますね、私はできるだけ平静にやっているんですが。  なぜかというと、いいですか、私が言ったら、いや、そんなことは航空会社がやればいいことだと言いながら、米国の航空局による一九七九年の報告書の分析によると、三人編成の航空...全文を見る
○安恒良一君 そのように理解しているというのは、本当に三人乗りと二人乗りについてあなたたちは定時性について分析、調査したんですか。してなかったら、後であんたの首飛ぶぞ。あんた、したですか。航空局長、いいですか、報告を求めて本当にあなたたちは三人乗りと二人乗りの定時性について分析を...全文を見る
○安恒良一君 いや、報告を求めていると聞いているんじゃないんだよ。人の言うことをよく聞いて答弁しなさいよ。いいですか。三人乗りの編成の飛行機と二人乗りの飛行機の場合の定時出発率について国内的にあなたたちは調査して、データを持っているんですかと聞いているんです。あんたは報告が届いて...全文を見る
○安恒良一君 委員長、議論になりません。私が聞いたことと全然違う。私は三人乗りと二人乗りの場合のいわゆる定時刻においての出発率はどうなっているかと盛んに聞いているんです。あの答弁は全然なってないじゃないか。何言ってるんだ。
○安恒良一君 それではその資料いいですか。三人乗り編成の飛行機と二人乗りの飛行機のいわゆる定時性について、あなたたちはその資料で集計して全然変更はないということを言い切るわけですね。それは私がぱっと見ればわかる資料になっていますな。それを見せてください。そんならそのように早く言え...全文を見る
○安恒良一君 航空局長、ないじゃないか。生のデータじゃないか。生のデータでどうして集計した結果がわかるんだ。何をうそ言うんだ。生のデータじゃ困る。集計した結果を僕に示してくれとさっきから言っているんじゃないか。あんたたちのようなそんな生のデータを私に出されてどうしてわかるんですか...全文を見る
○安恒良一君 私がさっきから聞いているのは、そういうのを三百代言と言うんだが、三人乗りと二人乗りでアメリカではこういう統計ができて、そして五〇%すぐれていると言っているが、おたくの方ではそういうことをきちっとした統計に基づいて判断されているのかどうか。機種別なんて言っていないです...全文を見る
○安恒良一君 大臣、それは違うって。
○安恒良一君 この問題は、大臣、第一あなたの観点は違うんですか呈言わぬ方がいいと思いますよ。これは専門屋にお任せになった方がいいと思うんです。  いずれにしても、これは今私が言ったように、三人乗り編成の航空機と二人乗り編成の航空機において日本の現状において定時性がどうなっている...全文を見る
○安恒良一君 いやいや、御意見として承るだけじゃ困るんだよ。承ったら検討してみてくれと言っているんですから、検討した結果どうこうというのがあるだろうが、事務局の方が不十分なんだから、だから私が提起した問題点についてもう一遍あなたとしては十分に検討してみてくれぬかと、こう、言ってい...全文を見る
○安恒良一君 それでは続いて、十二時までということですから時間が中途になりますが、今度はバス、トラック等の問題点について少し質問してみたいと思います。  まず基本的な考え方について私は前段で質問したのでありますが、大臣も肯定されましたように、運輸事業の規制のあり方を考えるときに...全文を見る
○安恒良一君 見直しの中身を聞いているわけじゃないんです。今、私は原則のところを聞いているんです。    〔理事大島友治君退席、委員長着席〕  それでは、新しい参入なりそれから運賃の規制など、根幹に属する部分については現行制度を堅持する、こういうことでいいのでしょうか。今、総...全文を見る
○安恒良一君 わかりました。  それじゃ参入なり運賃など規制の根幹部分は現行制度を堅持するということを御確認いただきました。  そこで、お聞きをしたいんですが、当面措置する事項が何点かごの中に挙げてあります。その中でも根幹部分に触れるものは実施しないのだ、当面の措置の中で、後...全文を見る
○安恒良一君 それでは少し中身について入っていきたいと思いますが、まずトラック関係に入っていきます。  現在の規制なり免許制についてでありますが、今も私が申し上げましたように、需給策定を中心とした量的規制及び運賃、料金の価格規制を両輪とした経済的規制を行うとともに、国民の生命、...全文を見る
○安恒良一君 わからない、発言を明瞭に。
○安恒良一君 もう少し大きい声でわかりやすく言ってください。  今私は細かい中身のことを言っているわけじゃないんで総論的なことをやっているんですが、参入規範を、量的規制から質的規制に移行させることについて今議論してまして、その中で質的規制の意味がいわゆる社会的規制を指すというこ...全文を見る
○安恒良一君 これも答えになってません。時間がありませんから午後やりましょう。  私が聞いていることは、あなたたちが日ごろどういうことをしているということだけでなくて、見直しなり検討すべき事項があるんじゃないか。見直し、検討すべき事項をなぜ出さなかったのかと聞いておるんであって...全文を見る
○安恒良一君 午前に引き続きましてトラック関係の問題について、私は社会的規制を指すとするならば、その分野について見直し、検討すべき事項があるんじゃないかというのですが、余り明確な御答弁を得られませんでした。そこで少し中身についてお聞きしてみたいと思います。  警察庁の方から既に...全文を見る
○安恒良一君 結局ここにいただいている資料を見ましても、なるほど前方不注意とか居眠りとか、いろいろございますが、その原因の一つには、過積載の問題やそれから過労等々の問題も私はおたくからいただいた資料を見ながらもあるように思います。ですから、私が今交通局長にお聞きしたのは、その原因...全文を見る
○安恒良一君 今言われたように、警察庁の方から最近の重大事故について資料を出していただいたんですが、運輸省はこのような事態にどう対処しようとされているんですか。
○安恒良一君 ちょっと、聞いたことを言ってください。数字は警察庁からもらっている。  警察庁の方に聞いたのは、原因なりその背景についてどう認識しているのかと聞いた。あなたには運輸省はこのような事態にどう対処しているのかと聞いているのであって、あなたのところの統計資科をぺらぺら読...全文を見る
○安恒良一君 どうかこれからも聞かれたことだけ答えてください、まだたくさん質問事項がありますから。  どうも運輸省は今の事態について、現行の道交法、それから労働基準法だけに頼っておられるんじゃないか。だから、例えば貨物自動車が第一当事者となった交通事故の発生件数一つを見ても、事...全文を見る
○安恒良一君 まあ大臣なら――大臣なら生言ったら失礼ですが、大臣の場合はある程度お読み上げになるのはわかりますけれども、担当局長ですから、そんな書いてあるやつをべらべらべ読まないで、要領よく答えてくださいよ。あなた局長でしょう、この方面の専門の。だから、長々と読み上げないで要領よ...全文を見る
○安恒良一君 こういうところへ出てくると両大臣もなかなか立派なことを言われるんですが、私がお願いしたのは四月の十一日ですよ。それで初めて会合を開いたのが十一月の十一日ですよね。その間何もやってない。しかもその十一月の十一日に、僕は大変怒っているんですが、なおこの連絡会議は年二回程...全文を見る
○安恒良一君 大臣、ああいう言いわけをするわけですね。ああいう言いわけを。  大臣は私に両省の連絡会議をつくってそこで精力的に一生懸命やりましょうと、こう言っておられるわけだね。労働大臣も非常に重要なことだと、こう言っておられる。ところが、今私から、これは当時の議事録ではありま...全文を見る
○安恒良一君 労働大臣はいかがですか。
○安恒良一君 もう時間がありませんから、これは労働省から自動車運転手を使用する場合の監督の結果もここに資料はいただいております。ですからこの資料の中身はいいんですが、いずれにしましても、私は、この国会の中で問題にされ、大臣が約束をされたら、ひとつ精力的に事務当局の間で事態の改善に...全文を見る
○安恒良一君 行政指導でと言われていますが、私は注文をつけておきます。行政指導だけではこの問題は解決をしないだろう、私はこう思いますから、ぜひとも、御返事は要りませんが、ひとつ安全性の問題についての基準法の見直し等についてもぜひ大臣、十分検討していただきたい。  それから交通局...全文を見る
○安恒良一君 それでは、これもあなたに注文つけておきますが、道交法は百三十八条からなる法律で成り立ってますが、安全確保というのは第三十条だけなんですよ、主として。安全確保というのは三十条だけに書いてある。だから、私が言っていることは、安全確保の意味から道交法の見直しを一週検討して...全文を見る
○安恒良一君 あなたのお考え、全く逆さまですね。今運賃のダンピングが行われるものですから、その結果過積み運行となり交通事故に結びついているという実態はあるわけなんです。今許されている民間運賃は完全に受け取ってないわけですよ、収受してないわけです。その上にあなたたちは、今一〇%の幅...全文を見る
○安恒良一君 この点も時間がありませんから、私はバスのこともやらなきゃなりませんので、トラックの乙とはこの程度にして、また改めて時間をとってこれから先をやりたいと思います。  そこで、大臣にちょっと私は最後に一言だけ要望しておきますが、当面の課題と中期的な課題というふうにこれは...全文を見る
○安恒良一君 ちょっと待ってください。でき上がっているなら後から報告してください。もうここでそれを一々読み上げられたら持ち時間がなくなりますから。
○安恒良一君 警察の方はどうですか、資料があったらでいいですから。
○安恒良一君 私は捜査の進展を妨げる気はありませんし、捜査上の秘密は秘密で守りますから、済んだやつはどんどん報告していただかないといかぬと思います。こういうところで言うと、皆さんはもうでき上がっているところを報告される。国会で少なくとも大臣なり責任者とやりとりしたことは、これは公...全文を見る
○安恒良一君 大臣、ぜひとも、今私が申し上げたように、またこの前は私が違反の実態を具体的事例で示したように、あれはたった特定の日、二日ぐらいの調査であれだけのことになっているわけですから、これは大々的に調査すると大変に貸し切りバスは過当競争になっていること、これは大臣自身もこの方...全文を見る
○安恒良一君 次は、これも貸し切りバスの運賃幅の拡大でありますが、もう既に現行一〇%の幅があるわけです。結局、利用者の保護と事業の適正な運営を確保する立場から、認可制にある貸し切りバスの運賃は、既に今私が申し上げましたように運賃幅を活用する、こういう口実で認可運賃の境界線を超えた...全文を見る
○安恒良一君 ですから、私は関係者の意見を徴するという中で、例えば新たに行先別運賃設定というのも一つの検討すべき重要な課題ではないだろうか、そういうものをきちっとしないと、単純に今で一〇%あるわけですから、これを広げるとさらにまたダンピング競争になるわけですね。ですから、行革審が...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ貸し切りバス問題はこれで終わりまして、もう持ち時間があと九分しかありませんから、貨物問題に戻ってちょっと一、二点聞いておきたいのです。  武石貨物流通局長は九月の初め、業界紙の取材に応じて、規制緩和は時代の流れだ、社会が必要としなければ規制は要らないはずだ...全文を見る
○安恒良一君 もはや規制の緩和は時代の流れだとか、規制というのは法律の本来の意図からすれば事業者保護でなく利用者保護だ、社会がその必要性を認めなければと、こうなっているのですが、私はもちろん利用者保護ということ、これは非常に重要でありますし、それから安全性ということも重要でありま...全文を見る
○安恒良一君 じゃ、もう時間がありませんからこれで終わりますが、どうか誤解であるならばその誤解を解いてもらうようなことをお願いをして、まだいろいろ質問したいことありますが、私の時間が参りましたのでこれで終わりたいと思います。
12月10日第103回国会 参議院 運輸委員会 第2号
議事録を見る
○安恒良一君 ちょっと最初にお断りをしておかなければなりませんが、私きのう質問通告するときに監理委員長もお願いしたいと言ったんですが、外国に行っておられると聞いて、加藤さんが出ておいでになるということを聞きませんでしたから質問通告しておりませんが、貨物のことでございますので、運輸...全文を見る
○安恒良一君 私はまだわかりかねるんですが、鉄道貨物の特性を発揮するためには、必然的には、少量の貨物を大量化する、あるいは大量化された貨物を少量化するための貨物の積みかえ、積みおろし、オンロード、戸口から駅、駅から戸口へと集配輸送を行わなければなりません。いわゆる通運という経済行...全文を見る
○安恒良一君 ですから、そこをお認めになるならば、私はやはり本来的に国鉄がどう生き残るかということについては国鉄、運輸省全体でお考えにならなければならぬ。なぜかというと、例えば今回おやりになろうとしているのは拠点間の直行、専貨、これでやろうということなんですね、これが二つの大骨で...全文を見る
○安恒良一君 加藤さん、多角的経営とかそんなこと言っているんじゃなくて、貨物輸送の原理というのは、オンレールとオフレールというのは表裏一体で切り離せないんですよ。これをオンレールだけで考えていると間違いを起こすんです。国鉄が赤字になった原因の一つはそこにあったわけですね、オンレー...全文を見る
○安恒良一君 そんなことを言われても、オンレール部面の合理化という意味で人は大幅に減らす、扱い駅も減らす。じゃ今あなたがおっしゃったように、トラック運送業というのは荷物を集めて送るんだということが本当にできるのか。私は今ここで、もう瀬谷先生が言われたこととダブってそこのところを議...全文を見る
○安恒良一君 私はたまたま例で福島臨海鉄道株式会社を挙げただけで、今御指摘のように十三あるわけですね。そして扱っている荷物が必ずしも専貨だけ扱っていないところもたくさんあるわけです。それが今までは荷物を扱って最寄りの国鉄に持っていって国鉄との一貫輸送でやっておったわけですから、私...全文を見る
○安恒良一君 それじゃもうこれ以上、私またほかに一つ質問がありますから、貨物問題は申し上げませんが、どうぞ加藤さん、今私が申し上げましたことを含めてもう一遍よくどうしたら本当に貨物会社が生き残るのかということについて御検討いただきたい。どうもオンレール部門だけが先行している。もち...全文を見る
○安恒良一君 中身はいいですから、どういう処分を行ったかを言ってください。
○安恒良一君 時間がありませんから最後にお聞きしますが、調査できなかったものというのが三十二件あるんです。  その中で、もう時間がありませんから私から読み上げますと、原簿登録に当該番号がなかったのが十一件、保有者が転々としているため連絡がつかなかったものが八件、再三呼び出しに応...全文を見る
○安恒良一君 大臣、今お聞きのとおりで、私がこの前具体的な車両ナンバー等を明確にして調査してもらいたいという七十三件を申し上げたのが四月だったと思います。今十二月ですが、この前催促をしてやっと出てきた。出てきたら、その中で、再三呼び出しにも応ぜずヒアリングができないとか、保有者が...全文を見る
○安恒良一君 それから次は、地域交通局長に聞きますが、私が提起した七十三件の処理についてはこういう方向でされた、もしくは未処理のものはしていただきますが、このことを通じて、いわゆる白バスですね、これを今後禁止をしていくために、ふえないようにしていくためにどういうことを、その後行政...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、余り論争きょうは発展をしませんから、宿題にしておきます。  私は、当然あれだけ問題を指摘した以上、現在の運輸行政なり警察行政なりの間にやはりどうしても十分でないところがありはしないか。ですから、この七十三件の中身をよく調査されたら、その反省の上に立って改...全文を見る