安恒良一
やすつねりょういち
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月26日 | 第104回国会 参議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は日本社会党の安恒であります。 香西先生の貴重な御意見をお聞かせいただきまして大変ありがとうございました。なお、先生がお書きになりました「ESP」の「六〇年代財政政策の課題」と、「経済評論」にお書きくださいました「昭和六〇年代の日本経済」、こういうものを読まさ...全文を見る |
03月12日 | 第104回国会 参議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、まず総理に、財政再建の破綻と今後の対応策についてお伺いをしたいと思います。 総理は、従来の財政再建の失敗は赤字公債脱却の期間が短いと、こういうことで七年に延長されました。五十八年度赤字公債発行額七兆円をスタート台に、毎年一兆円ずつ赤字公債発行の減額を行う計...全文を見る |
○安恒良一君 大蔵大臣、聞いたことだけ答えていただきたい。 五十九年から六十一年度までの赤字公債発行額は今わかりましたが、一兆円の削減計画との差について今聞いた年度だけ言ってください、五十九年から六十一年まで。 | ||
○安恒良一君 私が聞いているのは、五十八年度赤字公債発行額七兆円をスタート台にして、毎年一兆円ずつ赤字国債発行額の減額を行うという計画を立てられたわけです。その一兆円に対して実際に行われた赤字公債の減額度はどのくらいであったかということであります。 | ||
○安恒良一君 大蔵大臣、もう一遍言いますよ。五十九年度から六十一年度までに赤字公債発行を一兆円ずつ削減すると言うたのに対して、実績はどうであったかということを聞いているんですよ。同じことを何回も言わせないでください。時間がもったいない。 | ||
○安恒良一君 それをあなた言ったでしょう。だから、計画は一兆円減らすと言っているんだから、その差額はどうなっていますかと聞いているんですよ。 | ||
○安恒良一君 その差額の金額を聞いているんですよ、差額の金額を。 | ||
○安恒良一君 総理、今お聞きのとおりですね。ですから、もう計画を立てられた初年度から約半分しか赤字公債は削減をされていないのであります。そこで私は、政府の公約達成は非常に難しいのではないか、こういうことを考えているんですが、どうでしょうか。 | ||
○安恒良一君 いや、私は、総理、旗をおろすとかおろさぬとか言っているんじゃないんですよ。実際の数字が非常に困難を示しています。 そこで、赤字国債の六十五年度脱却は総理がお示しになった計画なんですね。ですから、赤字国債削減について定量的にはっきりとした財政再建達成の方法について...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、やっぱりこれは予算の話ですから、定性的な話では困るんですよ。抽象論では国民は理解できません。 そこで具体的に伺いますが、六十二年度以降、これでいきますと毎年一兆三千二百億の赤字国債の削減に自信がありますか。また、公約は守れますか。これは実績の約四倍を超える...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、やはりこれは定量的に示していただかないと、我々の予算の審議も十分できませんし、国民もわからないと思うんです。 そこで、そのことはおきまして、歳出の一律削減という方式ももう限界に来ているということになっていますね。ですから、政府・与党間ですら、例えば社会保障...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、この問題で最後に総理に聞きますけれども、残りの財政再建期間四年間では、毎年一兆三千百十五億ずつの赤字国債の削減をするためには具体的な手法はどういうものだろうか、それからどんな歳出費目であろうか、このことをひとつ示していただきたい。でないと私は、国民は本当に...全文を見る | ||
○安恒良一君 この問題また改めてやりたいと思います、どうも総理の答弁では国民が財政再建ということについてわからないと思いますので。 次は税制改革問題で、これも総理にお聞きしたいんですが、昨年の施政演説では戦後税制の見直し、減税を宣伝されましたし、東京都議選が終わりますとだんだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の質問に対して、国民の疑問は間違いであるかのごとく総理が答弁されました。 そこで、では次の点を総理、確認をしていただくかもしくは修正をしていただきたいと思いますが、まず一つは、減税答申の時期は四月ごろとする必要はなく、参議院選挙の後でもいいのかどうか、それから...全文を見る | ||
○安恒良一君 周到に民意を探ると言っても、減税をやるときにその財源を示さないで減税ということは、なかなか私は国民は理解できないと思うんです。 そこで、これは一つ確認をしておきたいんですが、昨年、六十年度予算審議の際に論議して政府は確約されました。増減税ゼロで、いやしくも増税に...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、昨年の国会におきましても、私は総理と蔵相との間に増税なき財政百姓というというで、瀬島参考人に出席をしていただいて議論をしたんですが、どのような答弁をされているか思い出していただけますか。 | ||
○安恒良一君 増税なきという解釈の一番外枠は新たな税目を立てないということで、許される増税は自然増収、不公平税制の是正による増収、でこぼこ調整による増税、こういうふうにお互いに整理したと思いますが、よろしゅうございますか。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、中曽根内閣はこの臨調答申を守ることを国民に宣言されていますから、これはやはり今後も不退転の決意でやっていけるということが、総理、言明できますか。 | ||
○安恒良一君 六十一年度予算で行われましたたばこ関係の地方税二千四百億は増税に当たりますか。 | ||
○安恒良一君 それは竹下さん、無理強いがあるんじゃないですか。あなたはいわゆる和田さんの質問に対していろいろと弁明をされたじゃないですか。私どもが去年確認したその分類の中に入るというのはちょっと飛躍じゃないですか。もう一遍答えてみてください。 | ||
○安恒良一君 私はこの点は納得できません。こんなやり方で地方にやる金が不足する、そして増税ができる、しかもこの場では増税なき再建と違反しない、これでは私は納得できませんし、政府が何を約束しても、この場で私どもが総理なり大蔵大臣と議論して何を約束してもむだになるというふうに思います...全文を見る | ||
○安恒良一君 だめだね。 | ||
○安恒良一君 時間がありませんから、次にまた改めてやることにします。 そこで、大臣はいつもここの国会で議論したことは正しく税調に伝える、そして十分民意を代表した皆さんの意見を守る、こう言われておりますが、去年国会で議論をしたやつをどのようにして税調に伝えられましたか、それをひ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういう抽象的なことでなく、具体的に国会の論議をこういうふうに整理してこういうふうに報告したと、それを主税局長で結構ですから詳細に報告してください。 | ||
○安恒良一君 税調に提出したものを詳細に主税局長報告せよ、こう言っておるんですよ。あなた大臣と同じようなことを言ったってだめだよ。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、それは後から資料として下さい。全部読み上げていただくと大変時間がかかりそうです。よろしゅうございますね。 そこで大臣、これから先が大切なんですが、そういうのを税調に出したと。それで税調はこれをどういうふうに今日の段階において議論をしているのか、こういう...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや大臣、公開せいとかしないとか言っているんじゃなくて、税調から回答をもらおうと思っていないんです。私どもは国会で議論したことを税調に皆さんが持ち込んでいただいた、それを受けて税調が議論をしている、そのことがまた国会にはね返ってくる、それを受けてさらにことし我々が議...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、税調が出した答申に従って税法改正を国会へ出す、これじゃ押しつけになるじゃないかと。そこで、我々はいろいろ意見を言ったことを皆さんは税調に反映されると言われておる。私は中間的に行ったり来たりせいと言っているのじゃないんですよ。年度年度でことしまた議論しなきゃなら...全文を見る | ||
○安恒良一君 この点も理解できませんが、時間がありませんから次に行きます。 次は、四%内外の内需主導型成長というのが果たして可能かということで、ひとつ経済の現状をどう見るのかということ、それから現在の瞬間風速、成長のスピードはどのくらいになっているのか、それから設備投資の新年...全文を見る | ||
○安恒良一君 答えがされておりません。 現在の成長のスピードですね、瞬間風速はどのぐらいになっていますか、ことしになって。 | ||
○安恒良一君 私は、やっぱり経済の現状はやや悪化が憂慮されていると思うんですね。ここ一、二カ月公表されました設備投資のマイナス、企業収益の落ち込み、それから税収欠陥の拡大、こんなところから考えると、瞬間風速はせいぜい今二ないし三%内外ではないだろうかという実は心配をしています。 ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、民間消費を占うものとして、家計費が一九八五年どういうふうに伸びたか。全国世帯の実質消費、勤労者家計、それから実質可処分所得、それから五十九年度の全国消費著実態調査、こういうものについて説明してみてください。 | ||
○安恒良一君 総理、今お聞きくださったように、前年度の政府が発表されたものでわずかしかよくなっていないんですね。ですから私は、やっぱり何としてでも、結局新年度の経済動向を決定するのは民間の最終消費支出をふやすしかない、その推移にあるだろう。そうすると、それはことしの春の賃金がどれ...全文を見る | ||
○安恒良一君 労働大臣、あなたに言っておかなきゃならないのですが、いわゆる民間の最終消費をふやすためには賃金引き上げというのが一つの大きな要素であることを、労働大臣、あなたは否定するんですか、あなたの今の答弁を聞いておると。 | ||
○安恒良一君 次は、東京サミットと政策転換ということでちょっとお聞きしたいのですが、先進国の経済はここ数カ月の異同はどういうふうになっていますか。それから、日本の経済実態は統計数字の動きでどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 先進諸国は、ことしに入ってやや明るくなりつつあるということは私は言えると思うんですね。それから逆に日本の場合、いろんなことを言われましたけれども、残念ながら現在の時点をとらえると暗くなりつつあるというふうに私は経済の諸統計を読むわけなんです。そういう中でサミットを迎...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、東京サミットの成功のために今いろんな問題が内外から寄せられているんですが、やはり政府の政策の基本姿勢の転換を内需拡大で本当にやらなければいかぬのじゃないか、こう僕は思いますが、そういう点について総理はこれをどういうふうに、きのうのECの外相会議の対処の仕方、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、私はやはり、日本のライフスタイルを変えてくれ、狭義な消費生活の中身を変えろということでなくて労働時間短縮を含む日本の労働のあり方、それから教育やカルチャーを含む地域社会生活のあり方、それから私的消費生活と社会公共サービスの組み合わせ等経済大国にふさわしい日本に...全文を見る | ||
○安恒良一君 やはり労働大臣も総理も非常に認識があれだと思いますが、千九百時間は既にアメリカやヨーロッパ諸国全部なっているんですが、それをこれから十五年かけて千九百時間にするなどというのはあれだと思います。それから総理、何も労働界が言っているわけじゃなくて、公正競争の観点から非常...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、大蔵大臣、住友銀行は大蔵、日銀に貸しをつくった、こう言っていますが、中曽根内閣は住友銀行から借りをつくられましたか。また住友銀行は特別低利融資を求めていると言われますが、それは事実ですかどうですか。そのことについて住友銀行の要求をのむ考えがありますか、どうです...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、平和相互銀行が行き詰まって自主再建で考えついた、こういうことですが、五十五年四月九日の本院物価等対策特別委員会で、平和相互の経営に対していろいろ問題にしましたが、いささかも問題がないというふうに答えられていますが、今日のざまですね。この点について大蔵省自身と...全文を見る | ||
○安恒良一君 その当時はそうだと言い逃れするのなら、じゃ、これを聞きましょう。それじゃ、銀行の検査に要した、これは平和相互銀行じゃありませんが、平均日数と検査官は延べ一行当たり幾らでしょうか。それから平和相互銀行に対するこの十年来の検査実施の期間、それから検査に要した検査官の延べ...全文を見る | ||
○安恒良一君 その結果判明した第三分類、第四分類の確定額は幾らになっていますか。 | ||
○安恒良一君 答弁納得できません。これだけの大きい問題になって、しかも既に週刊ポストとかサンケイ新聞とか、いろいろ確定額が述べられています。大臣、ひとつこのところは大臣からしかと中身を答弁してください。 | ||
○安恒良一君 私は、預金者保護の大義名分からいっても、これだけ問題が起こっているところについて、やはり預金者の不安を除くという意味からも正確な金額が公表されてしかるべきだと思う。 理事、この扱い協議してください。 | ||
03月14日 | 第104回国会 参議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○安恒良一君 前回、平和相互銀行の不正融資の問題、第三分類、第四分類の金額についてお聞きをしましたが、お答えができませんでした。私の調査では八百十三億、また今大蔵大臣のお手元にも新聞を差し上げていますが、金財等の数字は当たらずといえども遠からずと、こういうことでいいでしょうか。 |
○安恒良一君 御指摘と異なることではないということですから、大臣がやはり第三分類、第四分類八百十三億を事実上暗黙に認められたというふうに私は理解をします。 そこで、検査の結果の数字が言えないならば、内容はどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 今回の検査に関連しまして、二月七日付で我が党の目黒議員より平和相互銀行が購入した「時代行列」についての質問の主意書が出ておりますが、政府は何一つ答えていません。ここで総理にもう一回このことについて御答弁をお願いしたいと思います。 | ||
○安恒良一君 私は理解をすることができません。 時間の関係がありますから、中身を聞きます。 それでは、コンサルティング・フォーラム社へ四十億の融資があったのかなかったのか、その点をお答えください。 | ||
○安恒良一君 理解ができません。というのは、この前もお示しをいたしましたように、時価一億からせいぜい五億と言われているものを四十億の高値で平和相互銀行が買ったことは事実なんです。でありますから、御承知のように延べ千百人、百四十三日間も検査された大蔵省が知っていないということはない...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はやはり事柄によると思うんです。 では、私の方から言いますと、八月十七日に二十億、九月十七日に二十一億のいわゆる融資がされているではないですか。この点どうですか。 | ||
○安恒良一君 平和相互銀行の内部の有力な証言によりますと、鶴岡、滝田氏のところに当時の審査部長、次長が呼ばれて株の買い取りの手付金、前渡金として四十億の融資に必要な手続が命じられています。二人は「時代行列」を買うことをさらさら知らなくて、この稟議書を出して、そして常務会が決定をし...全文を見る | ||
○安恒良一君 大蔵大臣に聞きます。そのことをはっきりしてください。 | ||
○安恒良一君 それでは、ほかの質問をまず先に続行します。 総理にお聞きしたいんですが、総理は二十一世紀に向けてたくましい文化と福祉国家ということを言われていますが、総理になられましてから、社会保障費、当然増だけで年間に約九千億から一兆円ある、それを三分の一ぐらいしか大蔵省は認...全文を見る | ||
○安恒良一君 厚生大臣にお聞きしますが、アメリカのメディケートシステムはどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 何%ぐらいカバーしていますか。 | ||
○安恒良一君 そこで、もう一遍総理と厚生大臣にお聞きしたいのですが、厚生省は既に人生八十年の社会保障ということで、吉村さんを中心にしていろんなことが研究されている。どうも厚生大臣の御答弁は抽象的ですから、日本の社会保障をどうしようとされているのかということについて、少し具体的にお...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、選択と言われたんですが、例えば厚生省の方針によると、国民健康保険なんかは将来はもう全部なくす、こう書いてあるんですが、総理の言われた選択という意味はどうでしょうか。ある一定以上は選択ということか、その選択の中味。 | ||
○安恒良一君 そうすると、今アメリカのメディケートは全人口の二〇%だけはやっている。残りは民間健康保険ですから、総理のお考えも大体そういうところですか。 | ||
○安恒良一君 そこで、時間がありませんから、この次にまたそれは掘り下げることにいたします。 いわゆる人口の高齢化のもとで社会保障関係予算は他の経費と基本的に異なる性質を持っているし、当然増があります。そうかといって、増税なき財政再建ではやれないと、こんなことで予算編成の時期に...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、一般会計において既に生じている赤字の穴埋めの財源としてでなくて、高齢社会で継続的に増大が予想される年金を中心に社会保障給付に当たっては特定の財源を検討する、これはもうここまで来ると党派を超えて避けて通れない道だというふうに思いますが、この点について厚生大臣、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、平和相互問題に戻りますが、なぜこんな取引が行われたかという背景は、佐藤茂氏が持っている平和相互銀行の株二千百六十二万株を適正価格で買いたいということで「時代行列」購入という問題が始まっています。ですから、先ほどの稟議書の提出を求めている平和相互銀行の融資につ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これを橋渡しをしたという人は大蔵省銀行局特別金融課長を経験した磯江重泰氏が橋渡しをしたというふうに言われていますが、この点はどうですか。 | ||
○安恒良一君 だめです。何を聞いても言えないということならだめです。何を聞いてももうすべてやみからやみに葬り去るということはだめです。 | ||
○安恒良一君 どうしても稟議書は出せないということですが、それではこの扱いについてどういうふうにやっていただけますか。 | ||
○安恒良一君 ただ指導監督だけじゃなくて、私はこの事件をさらに追及をしていこうと思いますから、今後とも私と接触し、資料の提供その他を行ってもらいたいと思いますが、大臣どうですか。 | ||
○安恒良一君 それでは、なかなか真相が明らかになりませんので、次のような点を、私の調査に基づいて、真相究明についてお願いをしておきます。 午前中に申し上げましたように、磯江氏から大蔵省時代の後輩に当たる田代一正、当時の会長に話しかけがあり、田代一正氏より鶴岡氏、当時の取締役鶴...全文を見る | ||
○安恒良一君 関心を持っているとか一般論だけじゃなくして、いわゆる金の支払いが完了してから平和相互経営陣が約束の株式譲渡の履行を先方に迫った、そうしたら佐藤氏は、いや株式譲渡の決定権がないと言う、ここに私は犯罪のにおいがいたします。適正価格を著しく超えた買い物をした平和相互銀行の...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、大蔵大臣と法務大臣にもう一度要望いたします。お答え願いたいと思いますが、この事件に関する税の調査、それからこの事件に関する疑いがありますから、そのことについてはやはり厳正な調査をする、こういうことについて大蔵大臣、法務大臣の御答弁を求めます。 | ||
○安恒良一君 盛んにあればあればという仮定でありますが、私はここまで私の調査で明らかにしておりますから、ぜひ厳正な捜査をお願いします。 私は、この真相が究明されるまで、私だけではありません、我が日本社会党は一歩も引かないでこの問題の解則にこれからもこの予算審議を通じて、この国...全文を見る | ||
03月20日 | 第104回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 黒川議長、江見先生、お忙しいところ大変ありがとうございました。私の持ち時間が二十四分しかございませんので、失礼でございますが、質問は二人の先生に一緒にさしていただいて、お答えを別々にお願いをしたいと思います。 まず黒川議長から今あと一部屋と九万円と、大変ユニーク...全文を見る |
○安恒良一君 もうあとわずかしかありませんから。 そこで先生、先生の御論文の中で、小集団における管理メリットを重視すれば、そのメリットを生かしながら、制度間の高齢化率による負担の差を財政調整方式を基本として是正していく、こういうふうにお書きくださっている。その点から考えますと...全文を見る | ||
○安恒良一君 先生が医療保険の統合について、小集団における管理メリットを重視する、こういうことをいろいろお書きくださっている。そうすると、そのメリットを生かしながら制度間の高齢化率による負担の差を財政調整したらどうかというふうにお書きくださっているわけですね。そのことと、今回の老...全文を見る | ||
03月25日 | 第104回国会 参議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○安恒良一君 六十一年度の予算衆議院通過の際に、与野党で申し合わされましたところの所得税減税を初めとする税の負担軽減についての部分について、蔵相、説明していただきたいと思います。 |
○安恒良一君 大臣、私の質問にお答えになっていないですよ。 六十一年度予算通過のときに申し合わせた二項目について御説明を願いたい。 ですから、全然あなたは去年の話を……。 | ||
○安恒良一君 衆議院通過の際の与野党幹事長会談と言いました。 | ||
○安恒良一君 正確を期す意味で事務当局、二項目読み上げてみてください。 | ||
○安恒良一君 官房長官並びに大蔵大臣、当然国会の申し合わせ事項ですから最大限に尊重し、全面協力をされると思いますが、その御決意のほどを官房長官並びに大蔵大臣、お聞かせください。 | ||
○安恒良一君 わかりました。 そこで、質問を前に進めますが、取り決めにどのように協力をされるかということですが、本予算委員会での総理の答弁は六十二年度に考えるというニュアンスでしたが、衆議院の申し合わせは六十二年度ではなく、さらに六十一年度中でもなく、六十一年実施で、政府より...全文を見る | ||
○安恒良一君 成案を得て実施すると書いてある。 | ||
○安恒良一君 大蔵大臣、今あなたが「うん」と、こう言われましたが、結局、あいまいじゃなくて、六十一年に実施をするということのやはり合意じゃなかったんですか、あなたも言われたように。 | ||
○安恒良一君 どうもあなたがいつも言われる言語不明瞭で中身がわからぬですが、少なくとも六十一年中に成案を得て実施するということの方向でやっぱり努力をしてもらわなきゃいけませんので、そこで具体的に言いますが、中曽根内閣は二段階税制改革論をこの委員会でも言われました。予算委員会で私は...全文を見る | ||
○安恒良一君 先ほど官房長官もそれから大蔵大臣も国会の決議は尊重する、こう言われたわけですから、政府税調が独善、独走するのでなく、衆議院決定を踏まえて、さきに野党が提案いたしました二兆三千億の減税をベースに減税の規模を詰める、国会で成案を得て六十一年に実施する、こうされているわけ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は大蔵大臣にお願いしておきたいのは、税のことは大蔵省主税局も先生ではないんです。議会で何を言うのかと、こんな態度では困ると思います。こういうことではやはり官僚独善になりますから、今申し上げたような与野党幹事長の申し合わせを忠実にひとつこの点では実行していただきたい...全文を見る | ||
○安恒良一君 最近、特に中曽根内閣になって予算編成が増税なき財政再建のもとに一般歳出はマイナスシーリングであります。そのために数々の制度改革や、それからマイナスにするための国庫負担の大幅削減、肩がわりがなされましたが、私はそのことを国民の前に明らかにして、特にそれがサラリーマン、...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、具体的にサラリーマンに行っていることをこれから証明したいと思いますが、その前に社会保障の問題のあり方について前回、総理、厚生大臣にお聞きしたんですが、厚生大臣は、吉村委員会が今議論しているが、私のところまで来ていない、こんなことで逃げられました。時間があり...全文を見る | ||
○安恒良一君 答弁になっていません。皆保険、皆年金の現在の制度をどういうふうにされようとしているのかと聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、例えば国民年金を発展的に解消させるなどということが吉村委員会で検討されているというんですが、そういうことはありませんね。 | ||
○安恒良一君 五十七年度に老人保健制度がスタートして、国保への国庫負担の減額は毎年どうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 今のは数字が違っておりはしませんか。 | ||
○安恒良一君 国庫負担の減額はどうかと聞いたんです。スタートしたから、国保へ国庫負担を当然やるやつのどれだけ国庫負担が助かったか。 | ||
○安恒良一君 いや、僕の質問に正確に答えないからだよ。正確に答えたら起立して言うのだ。 | ||
○安恒良一君 老人医療費について六十五年度までの将来の見通しを発表されていますが、それによる被用者保険、国保、国庫負担、全体の老人医療費、それぞれ六十一年度に対し六十五年度はどの程度の倍率になるか。また構成比、現在比はどの程度変化するか説明してください。 | ||
○安恒良一君 現在の租税収入のうち所得税の額、割合はどうなっていますか。またその源泉徴収分、給与所得分はどのようになっていますか。 | ||
○安恒良一君 官房長官、大蔵大臣、それから関係大臣、よくそこを覚えといてくださいよ。租税収入のうちの四分の一はサラリーマンであるということですね。 そこで、次に質問しますが、国保に応分の国庫負担をされていますが、その理由は何ですか。 | ||
○安恒良一君 以上のとおりいろいろ数字を私は証明したんですが、そこで老人医療費の負担の公平は、この制度の中だけで議論をすべきではないのではないか。いわゆる国保に対する国庫負担も被用者の所得税分が相当回っていると思いますし、また老人医療費に出されている公費負担分、それから国保負担分...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも私の質問に的確に答えてないんです。老人医療費制度改正を負担の公平と言われている。それはこの制度の中だけで考えるのは間違いではないのかと、いわゆるそのことを言っているわけですが、もう一遍厚生大臣に聞きます。その点どうですか。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、また先へ進めてみましょう。 五十九年十月に発足した退職者医療制度は、いわゆる従来国保加入者に対する補助、国庫負担をすべて政管、組合等々の被用者負担に肩がわりさせられていますが、その額、各年度別、各保険別にどの程度になっていますか。 | ||
○安恒良一君 今度の年金改革による年金の国庫負担の差額はどのように推移していきますか。今度というのは前回やりましたね。それから国民所得比。 | ||
○安恒良一君 改正前と改正後の差を言ってくださいと言ったんですよ。 | ||
○安恒良一君 差は幾らですか、正確に言わなきゃだめだよ。 | ||
○安恒良一君 六十一年度の基礎年金給付費と拠出金との収支の差は各制度別にどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 収支試算はどうなっていますか、各制度別の収支試算。 | ||
○安恒良一君 六十年、六十一年度の政管健保が黒字になったということで国庫負担額を減額していますが、その額は幾らになっていますか。 | ||
○安恒良一君 六十一年度千三百億の料率を下げるとすれば料率は幾ら下げられますか。 | ||
○安恒良一君 金額は。 | ||
○安恒良一君 保険金額は幾ら下げられるかと聞いているんだよ。 | ||
○安恒良一君 千三百億を保険料の引き下げに回したら保険料の引き下げ金額は幾らになりますかと聞いているんだ。人の聞いていることに答えなさいよ。 | ||
○安恒良一君 被保険者一人当たり幾ら下げられますかと聞いているんですよ。 | ||
○安恒良一君 今、年金の方で、また医療の方でも説明したんですが、今までのやりとりをお聞きくださいますと、ここ数年間の社会保障予算はまさに被保険者、サラリーマンにツケを回して編成されていると言わざるを得ません。これが増税なき財政の真の姿であります。私から言わせれば、まさに隠れた増税...全文を見る | ||
○安恒良一君 労働大臣はさすが労働大臣ですからサラリーマン、労働者だけに負担をかけないような制度改正と言われました。あとの三大臣の答えは答弁になっていません。しかし、これ以上これを議論する必要はありません。 私は、制度の安定を図らなきゃならぬ、先行きのことも考えなきゃならぬと...全文を見る | ||
○安恒良一君 老人医療費の適正化を図るための老人医療費の使途別予算枠、この病院入院費、中間施設入所費、在宅ケアなど、こういうことについての具体的な数字を示してみてください。 | ||
○安恒良一君 資料がないんです、届いてないんです、今の。病院入院費、中間施設入所費、在宅ケアなどきのう要求してあります、ちゃんと。資料要求はきのう出ております。 | ||
○安恒良一君 やはりこの老人医療費というのは、適正化についてはこういう長期的な予測を踏まえて、そしていわゆる抜本的にやっぱりやらなぎゃいかぬ。どうも今回のやつは短期的な状況だけを考えられているんじゃないか。ですから、いま少し私は、長期予測を踏まえた中で適正な老人医療費のあり方とい...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、やはり長期的な視野を持ってやらないと、ただ単に収支のバランスを、負担だけをさせるという今回の老人保健法の改悪には絶対反対であるということだけを申し上げておきます。 次に参ります。 ヒューマンな労働者生活の創造について前回も少し聞いたのであります。それは...全文を見る | ||
○安恒良一君 実質賃金の上昇率は実質生産性に達してないということをここに指摘してありますが、私は公正な所得の分配は政府の仕事であろうと思います。そこで経企庁長官、通産大臣、労働大臣、官房長官、何もしないでいいんでしょうか、今日の時点で。 | ||
○安恒良一君 労働大臣、何のための労働大臣ですか。経企庁長官の言うとおりというのはどういうことですか。私は、実質賃金の上昇率は実質生産性に達してない、ここ四、五年達してない。また望ましいということまで今言われているんですが、あなたの答弁が経企庁長官と同じというのはどういうことです...全文を見る | ||
○安恒良一君 最近遅まきながら労働時間短縮問題が大きい問題になっておりますが、労働短縮がなぜ必要なのか、こういう基本的な認識について労働大臣、それから通産大臣、それから外務大臣、官房長官の御見解を簡単に聞かせてください。 | ||
○安恒良一君 労働省は労働時間短縮の指導強化のために、新聞によりますと、この四月から五月に大々的な立入調査その他をやると書かれてますが、その内容について説明してください。 | ||
○安恒良一君 規模は。 | ||
○安恒良一君 労働省がこうしたやや抜き打ち的検査に踏み切ったのにはそれなりの理由があると思いますから、その理由と、それから調査の結果を労働政策でどのように生かしていくのか説明して下さい。 | ||
○安恒良一君 通産大臣の諮問機関である産業構造審議会も、欧米並みの年間千九百時間に短縮したらどうかとかいろいう言われていますが、そこで私は労働時間だけに限定して聞きますが、千九百時間に短縮するのはいつの時期にやろうとするのか、どういう手段でやろうとしているのか、この点を労働大臣そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま一つ、今度は、今言われました時間短縮と同時に、休日をふやすということで、去年の経済閣僚会議でも大体十日ぐらいにしょうではないかとか、それから労働大臣の労働基準法研究会の方でも、現在の六日を十日程度にしたい、こういうことが言われているんでありますが、これらの報告を...全文を見る | ||
○安恒良一君 通産省が、週休二日が実現した場合には内需拡大の効果は約三兆円になる、こういうふうに試算されていますが、その試算の根拠を説明していただきたいと思う。通産大臣。 | ||
○安恒良一君 労働省にお聞きしますが、我が国の週休二日制の普及状況を説明してください。 | ||
○安恒良一君 もう少し詳しく中身を説明してください。 | ||
○安恒良一君 通産大臣、今お聞きのとおりですね。そこで、通産省は休みがふえると財布のひもが緩むということで言われたと思うんです。休日問題は労働省の所管ですが、これを具体的にするために通産省としては企業にどのように対処されようとするのですか、通産大臣、それから労働大臣のお考えも聞か...全文を見る | ||
○安恒良一君 労働大臣、通産大臣、もう一遍聞きますけれども、千九百時間にするとか、時間短縮すれば非常に内需拡大になるということはお認めでありますが、ヨーロッパではもう既に全部千九百時間になっているんですね。それをこれから十五年もかけて千九百時間にするとか、六日を十日にするなどとい...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ十五年もかかってじゃないということを関係大臣が言われましたから、早急にやってもらいたい。 そこで、中曽根総理が衆議院の本年の予算委員会で、年次有給休暇の消化を官公庁でも奨励したいと答弁されておりますが、その具体的な方策をお示しください。ただ呼びかけるだけじゃ...全文を見る | ||
○安恒良一君 労働大臣、年次有給休暇の付与日数、消化率、取得日数を全産業述べてみてください。 | ||
○安恒良一君 なぜそのように消化率が悪いのか、原因をどう見ていますか。 | ||
○安恒良一君 対策は。 | ||
○安恒良一君 年次有給休暇の問題で、昭和三十年十一月三十日、労働基準局通達が出ています。また昭和五十三年六月二十三日に同じく労働基準局通達が出ていますが、その中身を説明してください。 | ||
○安恒良一君 そこで労働大臣にお聞きしますが、二つの通達は非常に矛盾しておりまして、一つはやはり年次有給休暇をとると賞与や皆勤手当のカットにつながります。これは抑制につながります。そこでその後の通達も出されたと思いますが、私はこのような間違った古い通達はこの際廃止をした方がいいと...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、TUACの第七十六回総会が二十日、二十一日パリで行われまして、OECDの閣僚理事会、東京サミットへ向けての決議文を上げていますが、その中で日本に対する十一カ所の問題が指摘されていますが、労働省はどうつかんでいますか、またこれにどう対処されますか。 | ||
○安恒良一君 OECDの閣僚理事会ではほとんどこれが採択されて、OECDの事務総長がこれを持ってくるというふうに聞いていますが、それにどう対処されようとするんですか、労働省、それから外務大臣にお聞きします。 | ||
○安恒良一君 私、質問を通告してない問題ですが、緊急な問題が起こりましたので政府の見解をただしたいと思いますが、平泉経企庁長官が本日記者会見をされています。マルコス疑惑は第一義的にフィリピンの国内問題である。余りとやかく言うことは内政干渉になる。日本としてはフィリピン政府に文句を...全文を見る | ||
○安恒良一君 委員長、これは本日の閣議後の記者会見で発言をされています。このことは重要でありますから、直ちにこの問題を明らかにしてほしいと思います。でないと質問が続行されません。 | ||
03月27日 | 第104回国会 参議院 運輸委員会 第4号 議事録を見る | ○安恒良一君 まず、この法に基づく指定及び整備の状況についてひとつ説明をしていただきたいと思います。資料もらってますから結論のところだけで結構ですから、踏切道の指定及び整備状況について説明をしていただきたいと思います。 |
○安恒良一君 そこで、これは大臣それから関係者にお聞きするんですが、せっかく指定をされておりましても、例えば立体交差なら立体交差の三十六年から四十年のやつでまだ工事中が八カ所ある、それから未着工が十五カ所あるということで、私は最初は五十六年から六十年のこの五カ年のやつがたくさん残...全文を見る | ||
○安恒良一君 さらに、保安設備でこれが未着工というのが、これ国鉄も民鉄もあるわけですね。こういうのが指定を受けておきながら未着工で残るというのは、保安設備について、例えば国鉄だったら百四十一カ所、私鉄だったら百十二カ所、合計で二百五十三カ所も保安設備が未着工。これはどういうことで...全文を見る | ||
○安恒良一君 国鉄の場合もそうですか、百四十一。というのは、それならそれでこの資料を正確に出してもらわないと、この資料を見るだけによると、保安設備で、このいただいた資料では国鉄が百四十一カ所、私鉄が百十二カ所も保安設備で指定されて、やらぬなんというのは、国民から見ると、私は私鉄出...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも国鉄側から正確にひとつ中身をお出しください。 それから最後に、大臣に申し上げ御意見を聞いておきたいのですが、指定をされてうんとやったと、例えば今、岡田さんは未着工は〇・七%だと、こう言われておりますけれども、これはパーセントの問題じゃないと思うんですね。い...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、今回これをさらに五カ年間延長をするということでありますが、そこで問題は国土庁が二月七日の日に国土審議会の計画部会に提出しました「交流による地域振興のための国土基盤整備」というのがあるわけです。その中で、増大する交流量の問題ということで、二十一世紀を展望いたしま...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私も片一方は十五年間を展望しています、片一方は五年ですから必ずしもきちっと整合性があるようにという主張をしているわけじゃないんです。これをやはり踏まえて今回の計画をつくられたんだろうかということを聞いたのです。 それからそこで、なおこれをちょっと踏み込みま...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、ほぼこれで今回五カ年延長することによって整備は終わると、こういうふうに承っていいんですか。これ五カ年延長されて、今言われたように過去のやつ全部を検討した、それから新しい希望のやつも、市町村から上がってきておることも勘案しながらやった。ですから、これが今...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、これ建設省というよりも運輸省に聞きますが、これは率直に言って五カ年延長することはいいことなんですが、それでこれが完成されたらほぼ終わりというふうに受け取っていいのかどうか。いやそうじゃありませんと、まだ五年やってもさらに残るのは残ると、正直に言ってもらえば...全文を見る | ||
○安恒良一君 はい、わかりました。 そこで、今度は財政について、これの費用負担についてお聞きしますが、これも詳細な資料をいただいてますから、資料の説明は細かいのは結構であります。私の手元に踏み切り整備費用負担の一覧表が、詳細なのが来ておりますから私の方から質問していきます。 ...全文を見る | ||
○安恒良一君 受益相当分とそうでない分、これは実態はどのぐらいになっているんですか、ケースケースだろうと思いますが。これはなぜ私ここも聞くかというと、今さっき言ったように、今度国鉄の場合、今までは三分の一は国鉄が持って、残り三分の二を道路管理者及び都市計画事業者に持たしておったわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうすると、数%私鉄側が負担をして、残りを道路管理者及び都市計画事業者が持っていると、こういうことですね。はい、わかりました。 次に行きます。 そこで、今言われました国鉄がどうなったかという場合のことはまた改めて、これは法案が出てきたときに、その法案の関連の...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうすると、今まで当然やっておかなきゃならぬのが、まだ工事が完了してないもの、それから未着工分、工事中、それに加えて今度御承知のように踏切道の改良について立体交差それから構造改良それから踏切保安、これだけの箇所を指定をされたわけですから、今あなたがおっしゃったように...全文を見る | ||
○安恒良一君 言葉をもうちょっとはっきり言ってよ。言語不明瞭。 | ||
○安恒良一君 私が言おうと思うことを先に運輸大臣言っちゃったんですけれども、こういうことなんです。 私は、そこで運輸大臣に最後に提言をしたいんですが、今日内需の拡大と公共投資ということについては、与野党衆参の予算委員会だけでもうんと議論をしているわけですね。そして公共投資につ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣からかなり前向きの答弁がありましたから、きょうは建設大臣、それから総務庁長官も来てもらいたかったんですが、それぞれ御承知のように委員会が持たれて、おいでになっておりませんから、今運輸大臣からああいうふうに言われましたので、どうぞお帰りになりましたら所管大臣に、運...全文を見る | ||
03月28日 | 第104回国会 参議院 環境特別委員会 第3号 議事録を見る | ○安恒良一君 私もまず水俣病についてちょっとお伺いをしたいんですが、昨日の熊本地裁の判決の中身はもうおわかりだと思います。水俣病の認定制度の認定基準を厳しく批判していますね。それから昨年の八月十六日の熊本地裁の判決も同じであります。ですから、私はもう司法の判断としては、水俣病の認...全文を見る |
○安恒良一君 裁判も、みんなみんな、あれもこれも負けてしまって態度を鮮明にするんだったら、それは能力ある大臣とは言わないんですよ。能力ある大臣というのは、ある程度将来の見通しを持たなければならぬ。その限りで言うと、既に司法の判断は水俣病の認定制度のもとでの認定基準の誤りを正しなさ...全文を見る | ||
○安恒良一君 県としても、国も県もやっぱり公な立場にあるわけですよね。私企業だけの問題じゃないんですよ、県も含まれているわけですから。しかも国と県との関係というのは非常にあるわけです、今や地方の時代と言われていますから。 そこで、私はもうこれ以上これに時間をとるあれがありませ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、まあ予算のところは大臣、私は、マイナスシーリングとかゼロシーリングというのは、財政再建のために政府の施策としておとりになることそのものを言っているわけじゃなくて、一律にやるのがやっぱり間違いじゃないか。環境のように重要なものについてもマイナス何%と決めたら...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がありませんから簡潔にひとつ答えていただきたいと思うんです、長く答えること必ずしも頭のいいこととは違いますから。 交通公害対策が大きく取り上げられておりますから、交通公害の定義について聞かせてください。 | ||
○安恒良一君 何か抜けていやしませんか。排ガス、騒音のほかに、交通公害の定義は事故、混雑、こういうのが私は交通公害の定義の常識だと思いますが、あなたは渋滞とか事故、混雑、こういうことを一切言われませんでしたが、環境庁の言う交通公害にはこんなのは一切入ってないんですか。 | ||
○安恒良一君 私は、大臣ね、交通公害対策ということになると、今申し上げた排ガス、騒音ですね、それから渋滞、事故、混雑、こういうことをやっぱり考えておかにゃいかぬと思いますから、どうも局長は入ってないと言っていますが、これから公害を考えられるときにぜひあれをしていきたいと思います。...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、時間が余りありませんから少し先に飛ばしながら聞きたいと思いますが、この国民生活の基盤の一つということの公共交通ですね。これが現在においては都市部においても地方においても大変苦しい状態になっておることは御承知のとおりだと思います。特に都市部における公共交通、これ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いただきました「昭和六十一年度総理府所管一般会計環境庁予算案についての説明」の中にも、「新たに、大都市地域における自動車交通総量の抑制」ということがいろいろ書かれているんですが、何か最も効果的な施策はないかということについて、あなたはそのことを触れられなかったんです...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私は何もあなたに予算のことを聞いているのじゃないんですよ。いわゆる「交通公害防止対策については、新たに、大都市地域における自動車交通総量の抑制等を図るための計画策定」、こういうふうになっていますね。だから、その計画の策定という中において、あなたは、今お聞きをす...全文を見る | ||
○安恒良一君 トラックだけじゃないんですよ。大臣、お手元に資料あると思いますが、可住地面積当たりの自動車の普及台数は我が国は三百三十七台、アメリカが二百八十四台、イギリスは百十一台ですよ、西ドイツは百五十九台、フランスは六十二台なんですね、そしてイタリアが一番高くても三百一台なん...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、それはいいですが、じゃ大臣、諸外国では今言ったようないろんな知恵を働かしておるのに、日本はなぜ野放しになっているんでしょうかということを聞いているんです。なぜ日本は野放しにあなたはされるんですかということを聞いている。 | ||
○安恒良一君 私は、いろんな知恵を働かされたらどうか。例えば一つの例を挙げますと、きょうは警察庁は来ていませんが、駐車違反の問題一つをとらえても、交通公害をなくす一つの秘訣として、駐車場が十分じゃありませんので、運転手さんが乗って駐車されているのはやむを得ません。ところが、当然駐...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。それじゃ、大臣がぜひ関係省庁の大臣と音頭をとられて、率直に言って私も一遍にできるとは思いません、しかし手のつかるところからつけていく、国民に示していく、今の野放したということはやっぱり僕はよくないと思うんですね。ここまで来たんですから、そんなに一遍にき...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなばかなことはない。都市における公共交通の環境整備に関する特別措置法案ということで、私ども議員立法で社会党が運輸委員会に提案をいたしまして、そして継続審議になっていますよ、これ。前々国会。それをあなたたちが知らぬと言ったら、それは大変なことだよ。知らないの。 | ||
○安恒良一君 これは困ったものだ。じゃ環境庁、何かありますか、このことについて。 | ||
○安恒良一君 いや大臣、これじゃ困るんですよね。正式に議員立法で出しまして、そして継続審議の扱いになっておることはもう間違いないんです、そして理由書は、「近時のモータリゼーションの進展、都市への人口の集中等に上り、都市における道路交通が慢性的な渋滞を来し、バス、路面電車等の公共交...全文を見る | ||
03月28日 | 第104回国会 参議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○安恒良一君 質問の順序をちょっと変えさしていただきまして、琉球バスと銀バスの二社合併問題についてお聞きをしたいんですが、これは八四年六月、沖縄県知事の提言に基づきまして、公共交通の抜本改善を目指して、八五年の七月に労使間で基本的に合意を見たところであります。ところが、その後会社...全文を見る |
○安恒良一君 運輸大臣、注意深く見守るんじゃなくして、これは社会的公約が労使協定ですから、これが完全に実行できるように関係大臣と協力してやっていただけますね。どうですか。 | ||
○安恒良一君 次に、民活問題についてお聞きしたいんですが、私は中曽根内閣の民活の中で二つの点に問題があると思うんです。一つは、私的企業が著しく公益性の高い分野に参入する経緯。例えば医療年金など公的社会保障制度の分野に私的保険が参入する場合がこれであります。第二番目には、私的企業が...全文を見る | ||
○安恒良一君 一般論として官房長官お答えになっていますから、私はこういう問題があるということについてさらにお聞きをしたいと思いますが、例えば国有地を私的企業に払い下げる場合について、国有財産の処分は競争入札を原則としているが、都市計画事業など公共事業のための随時契約が許される。し...全文を見る | ||
○安恒良一君 西戸山株式会社に百四十九億で売ったということについては、直近の事例は出せないということですが、やはりこれは出していただかなきゃいけませんので、後でこれは理事会でひとつ御相談を願いたい。 それから、そこで国有地の処分状況を予算、決算の附属資料として出すべきじゃない...全文を見る | ||
04月02日 | 第104回国会 参議院 運輸委員会 第5号 議事録を見る | ○安恒良一君 きょうは、私は造船問題についていろいろお聞きをしたいと思います。 まず、日本は四面を海に囲まれて、工業立国、貿易立国を旗印に今やGNP世界第二位の経済大国になってきましたが、これからも我が国の大きな基本政策としてはいわゆる貿易、工業立国ということは変わらないと思...全文を見る |
○安恒良一君 そこで、貿易立国ということになりますと、かなり今日では航空機が発達をしております。しかし、航空機で運べるものというのは、私はある程度特殊なものではないか、だから主要な貨物の大部分はやはりこれからも海上輸送、これが中心になると思いますし、今後もこのことのパターンは長期...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、昨年の八月に三光汽船が倒産以来、海運と造船不況がかなり深刻化しているのは大臣も御承知のとおりだと思います。しかしながら、今も言いましたように、貿易立国ということになりますと、いわゆる造船業というものはこれを立て直し、安定化が必要だと思う。でなければ国としての...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、造船産業というのは、労働集約型であると同時に技術集約、組み合わせ産業であります。例えば、コンピューターの技術ほかあらゆる技術を包含した産業であるというふうに私は考えますが、大臣この点どうでしょうか。 | ||
○安恒良一君 大手造船、例えば私が言っている大手は三菱重工とか日立とか、造船産業というよりも、名前からしましても、例えば三菱重工という重機械などの産業になっています。造船の多種な技術が発展的に転用され、各種のプラントや高度な連続生産機械類などの分野に広がり、日本の工業技術の基礎を...全文を見る | ||
○安恒良一君 ところで、我が国の人口構造を見ると、首都圏、関西圏等の大都市への人口の流入が進んでいます。大都市と地方の収入の格差や生活の格差、こういうのが拡大し続けている点は大変問題であるというふうに私は思います。ですから、これから日本がバランスよく将来に向かって発展をしていくた...全文を見る | ||
○安恒良一君 この点は大臣と私も認識は一致したわけですが、そこで少し具体的な問題についてお聞きをしていきたいと思います。 造船産業というのは今日まで海上交通の拠点、それから漁港の拠点に立地して発展をしてきたと思いますが、この点どうお考えですか。 | ||
○安恒良一君 そこで、今基本認識が一致しました地方の活性化のあり方について、少し大臣のお考えを聞きたいんでありますが、地方の活性化のために、新規、新しい企業の誘致や、これも新事業の開発ももちろん大事であるというふうに私も思います。しかし既存の産業を活性化をして生かしていく、そして...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで今度は少し事務当局に聞きますが、最初に数字でありますから、造船は好不況のいわゆる波がいろいろあって、まあ現在は非常に不況状態になっているということでありますが、長期統計では循環型産業であると、現に海造審の予測でも数年後には需要がふえるんじゃないかと、こういうこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いずれにいたしましても、海造審の予測でも、まあ数年後には需要がふえるであろうという私の手元に海造審の見通しも、資料持っているわけですが、そこでずばり質問したいんですが、造船不況の要因は、前回のオイルショック不況までは建造量が上昇を続けてきていたこともあったが、大手—...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、コスト割れするような競争を放置をしておったのでは私は産業の活性化にならないし、国益にもならないと考えるのであります。そこで、適正なすみ分けというか分業構造をつくるように政策的に指導すべきだと思いますが、この点はどうですか。 | ||
○安恒良一君 もちろん過当競争のいわゆる防止、いろいろおっしゃるが、私が言っていることは、やっぱり適正なすみ分け、分業構造、こういうものについてあなたたちがいま少し政策的に指導すべきではないかということ、どうですか。 | ||
○安恒良一君 私は、まあ自由にすべきだということになるとそれはもう全くこれは中小を殺してしまう。 そこで、少し中身に入ってみたいと思いますが、私が先ほど言ったように、大手は各分野に進出していますね。また、将来にわたって各種の技術の開発によって経営を拡大する要素を大手はたくさん...全文を見る | ||
○安恒良一君 その方面だけじゃなくて、私が何回も言っているように、国の政策としてすみ分け、分業安定が私は望ましいと考えます。 その方法は、大手が技術開発や特殊な船舶の建造を中心とする、中小は一般的船舶の製造を受け持つ、こういうふうに私は監督官庁として政策を誘導すべきだ、こうい...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、このところは新法人がいいのかどうか、これは行革の関連その他いろいろありますから、私はそこの細かい性格づけまでやっておりませんが、今大臣がおっしゃったことを行政で生かすためにも私はこのことが必要だと。なぜかというと、すみ分けをしてやるように大臣指導するとおっしゃ...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、農水省も来ておりますからちょっとお聞きをしたいんですが、今我が国の漁船の建造能力というのは、非常にまた立派な漁船ができるんですね。ところが、私よくわかりませんが、何か日本の漁船を輸出する場合の規制があると聞いておりますが、その中身についてまず聞かしてください。 | ||
○安恒良一君 ちょっと実態的に、新も旧もいわゆる輸出規制をされているそうですが、実態的にどうなっているか、それから輸出の実績はどういうふうな状況になっていますか。年間新がどのくらい旧がどのくらい、それからその地域はどういう地域になっていますか。 | ||
○安恒良一君 旧は。 | ||
○安恒良一君 それから地域別には、輸出先は。 | ||
○安恒良一君 今持ち合わせがないなら、きのう私はこういうことについて質問するというのを通告しておきましたから、ないのは遺憾ですが、やむを得ませんから後で出してください。 詳しいことはわからないにしても、例えばアジア地域とか、それから今おっしゃったようなヨーロッパとか、アフリカ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そのアジアとアフリカの中身を知りたいの。中身を知りたいから聞いている。アジアとアフリカが大半というのは、そんなことはわかっている。今細かい資料は別にしても、大体アジア関係がどのくらいとか、アフリカ関係がどのくらい、それは新ではどのくらい、旧ではどのくらい、ちょっと感...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃやむを得ません。それでは、これは後で資料として、ここ最近の一、二年の輸出の実績、それから新造船、旧の実績、それから地域別ですね。地域別といいますか、国別でも結構ですから、こういうふうになっているということをひとつ出してもらいたいと思います。 そこで農水省...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひ、これは大臣、早急に運輸大臣と農水ですね、それから貿易の関係もありますから通産にも関係すると思いますから、関係大臣でぜひ御相談をしていただいて、新造船の優秀な漁業船が世界各国から引き合いがある場合には、これはやっぱり売っていく、輸出規制を取り払う、こういうことで...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ委員長、私は一時間予定していましたが、非常に明快に大臣が答弁なされましたので、私の残る時間はあれをしまして、次にどうぞ進めてください。 | ||
04月02日 | 第104回国会 参議院 社会労働委員会 第5号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、先国会で成立をいたしました労働者派遣法の政令、省令さらに行政指導などの行政の姿勢について少し質問をしたいと思います。 まず、さきに業務処理請負事業の実態に関する統計的な調査が発表されています。これは私の手元にいただいていますが、その就労状況を見ますと、通常...全文を見る |
○安恒良一君 これは、だれがどう指示するかというのは既に法律で明らかになっていますが、法律の実体と違う状況が出てきているということでありますから、法律どおりにやってもらうようにぜひこれはしていただきたいと思いますが、よろしゅうございますね。 | ||
○安恒良一君 次に、今おっしゃいましたように、政令、省令等を今諮問されつくられようとしていますが、この問題について若干触れてみたいと思います。 日弁連から、人権擁護の立場からこの法律に対する意見書が提出されています。それは、労働者派遣法の第二十六条の第一項で、労働者派遣契約の...全文を見る | ||
○安恒良一君 それからさらに、第七号のその他労働省令で定める事項の中には、少なくとも次の事項を書面をもって盛り込む必要があると思います。派遣料金の額、それから派遣労働者を必要とする具体的事由、それから時間外・休日労働を行わせることができる範囲、それから福利厚生施設の利用に関する事...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは今検討をされていますから、私は、少なくともトラブルをなくするためには派遣料金の額ですね、これも僕はやはりきちっとしておかなきゃいかぬと思うんですね。それから、派遣労働者を必要とする具体的理由、ですから、ここのところは今検討中ですから、私が五つ挙げた中で、時間外...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、だから私は、今ここで具体的に細かい返事をもらおうと思っておりませんから、前向きに政省令なり指導を定める中できちっとトラブルが起こらぬように検討しておってもらいたい、こう言っているわけですから、よろしゅうございますね。――大臣に聞いておるんだ、大臣。 | ||
○安恒良一君 次に、この法案が上がるときに衆参の社労委員会で附帯決議をつけています。その中で、「我が国の雇用慣行との調和に十分留意し、常用雇用労働者の代替を促すこととならないよう、十分配慮すべきであり、」、こういう附帯決議をつけておるわけであります。また一方、派遣法の二十六条の第...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、中止するだけじゃなくて、附帯決議もつけてありますように、期間が過ぎてまた更新また更新とこうやっていけば、これはもうその派遣を受けた先はその人を常用工として必要なんですよ。にもかかわらず、わざとこうしているのは、その方が賃金や労働条件その他が安いからということに...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも大臣、言語不明瞭で何を言われたか、最後の方はぐずぐずっとわからぬです。私が言っていることは、法を犯さないように指導されることも結構です。それと同時に、そんなに派遣された労働者が派遣先で繰り返し繰り返し雇用されるようであるならば、それは常用労働者にしたらどうです...全文を見る | ||
○安恒良一君 ひとつこれは要望しておきます。今言ったのは、派遣元よりも、派遣を受けている側のことを僕は言っているんですから、大臣。まあ、いいですわ。そこはひとつ局長以下よく聞いているから、行政指導を強めてもらいたい、こういうことで、二人うんうん言っておるから、それでいいわね。 ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣が強力に取り組む、こういうことでございましたから、どうぞ事務当局も強力な行政指導をしていただきたいと思います。 次に、今度はILO条約との関係について、ちょっと少し時間の範囲内で、もう時間がわずかしかありませんので、質問しますが、労働者供給事業関係労働組合協...全文を見る | ||
○安恒良一君 ILO自体が十一月ということですから、その点は、いずれILOの舞台の中でお互いが議論をしなきゃならぬことだと思います。 次に、ILOの九十六号条約は、営利を目的として経営される有料職業紹介所を漸進的に廃止することを目的としているが、同条約の第五条で厳しい条件をつ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これもいずれ今言われたILOの舞台であなたたちは有料職業紹介等には当たらないと、こういうことの前提で一年と三年ということですからね、これはILOの舞台の中でお互いが議論をされなきゃならぬことだと思います。私は、その当たる当たらぬは別にいたしましても、やっぱりILOの...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がありませんから終わりますが、私は、料金や経費についてもやはり規制をした方がいいと思います。これは、今まだ政省令を御検討中でありますから、ひとつぜひ検討事項に挙げて検討してもらいたいということを申し上げて、終わります。 | ||
04月08日 | 第104回国会 参議院 運輸委員会 第6号 議事録を見る | ○安恒良一君 まず私は、今度の提案の中で基本的なことをちょっと、一つ聞いておきたいのですが、今回非常に長い法律の名前になっていますね、法律の一部を改正する法律の一部を改正するという、こういうことになっていますが、これはリベリアが世界の船舶の保有国の最大の国であって、リベリアの態度...全文を見る |
○安恒良一君 そこで、この条約の批准状況、それから各附属書の受託の有無、これをちょっと説明してみてください。 | ||
○安恒良一君 資料で細かい国別のはいただいていますから。 そこで、各附属書の受託の有無を今聞いたわけですが、附属書のⅠとⅡは強制、それからⅢとⅣとⅤは選択制になっていますね。これは間違いないですね。 そこで、我が国がこれをやったときに、この法律改正を国会で議論したとき、一...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、なかなか理解できないんです。なぜかと言うと、今度の法案でも、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律の一部を改正する法律案と、こうなるわけよね。今ちょっと理事会でこれ英語でするとどういう表現になるだろうかと、こうなるわけ、英語で出る場合に。日...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、恐らくなかろうと言われるけれども、このリベリア問題も、前回のときにリベリアがこういうことになるだろうということはなかったんですよね。ですからやっぱりこれ見通しの誤りで、見通しの誤りというか、相手国の問題だからあなたたちを責めているわけじゃないけれども、実際上は...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、これでまず少し中身をお伺いしていきたいと思いますが、改正海防法のこの規制の概要について資料いただいていますから、読めばわかるところはこの資料のどこをということで、規制対象の船舶の現状についてちょっと説明してみてください。一番最近の新しいと ころだけで、ず...全文を見る | ||
○安恒良一君 はい、わかりました。 それからこれと関連をいたしますが、油類の輸入量の推移ですね、これも資料五十五年からいただいていますから、余り古いものじゃなくて五十九年、六十年ぐらいのところの油の原油、重油、石油製品等がどういうことになっているかということについて説明してく...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから、今度は内航船舶により運送される海洋汚染防止法適用対象物質の輸送量について、これも資料は五十五年からいただいてますから、五十九年、六十年ではどういうふうになるのかということについて説明をしてみてください。 | ||
○安恒良一君 六十年では推定値ですね、これは。 | ||
○安恒良一君 どのくらい推定が入っているの。全部ですか、これは。 | ||
○安恒良一君 それから、今度はそれらを輸送している途上に起こった海洋汚染の発生確認件数ですね、これも資料を五十五年から出すようにお願いしておきましたから出てますから、これのいわゆる五十九年、六十年。それからその内訳は、油による汚染、油以外による汚染、赤潮、それらの合計。それからい...全文を見る | ||
○安恒良一君 油以外のものによる汚染はどうなってますか、今言われたような内訳で。油の汚染はほとんどが、七五・六%が船舶ですね。あと陸上、その他不明ということですが、油以外の汚染で船舶がやったのは比率はどのくらいですか。 | ||
○安恒良一君 これは全部日本の船ですか。 | ||
○安恒良一君 そこで、今度は船舶からの油による海洋汚染の原因別発生確認件数について、これも一番新しいやつ、昭和六十年で結構ですから中身を説明してください。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、海難の場合はこれはやむを得ないんですが、問題になるのは故意、それから取り扱い不注意、こういうことになりますね。 そして、この故意とか取り扱い不注意の件数は、我が国の船がやったものと諸外国のやったものはどうなってますか、故意と取り扱い不注意の中身。 | ||
○安恒良一君 大臣、お聞きのとおり、あえて私が細かく聞いているのは、日本と外国の船がどういう関係にあるのかということでわざと内訳を細かく聞いているわけです。ですからこれはちょっと頭に記録しておってください、後での質問に関係しますから。 それで、今度は海洋汚染の海域別発生の状況...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから、この場合、いただいている地図を見ますと、例えば東京なんかは発生件数は六十八件なんですね。ところがそのうちもう六十一件が油と、こういうふうになっていますね。それから、そのほかにこれずっと地図を見ますと、東京と大阪は圧倒的に油が多いんですが、例えば伊勢湾なんか...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあこれは、私いただいている資料では、海洋汚染の発生確認件数は昭和五十五年から六十年まで、油による汚染、油以外による汚染、赤潮と、こういうふうに分けてありますが、こちらの方は私が六十年でいいと言ったものですから六十年だけしか出てないわけですね。ですから、これだけで僕...全文を見る | ||
○安恒良一君 赤潮の発生というのはいろんな汚染の複合ですからね。油もこれははっきりしますね。そうすると油以外というのはどういうものがあるんですか、例えば瀬戸内海がこんなに多いということについては。 | ||
○安恒良一君 廃棄物というと、まだ我が国であれをしていない例えば主としてごみが多いんでしょうか、それとも汚水などが多いんですか、どういうものですか、それは。 | ||
○安恒良一君 実態は大体わかりました。 そこで、今回これを批准をすることによって、例えばケミカルならケミカル関係の船が、今回のこれを我々が批准をすることによって、この法律が成立することによって、まあ猶予期間ございますが改造しなきゃならぬと思いますが、そういうものの改造は何隻ぐ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうすると、ケミカル関係の船が六百隻ぐらいある、そのうちで内航関係というのは約五百隻ぐらいあるんじゃないですか、それらはもう今回は、これがこの国会で成立しても、既に今申されたようなことはほぼ終わっている、特別にお金も要らぬ、こういうことですか、どうも僕が聞いているこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、僕も十年間の猶予期間のあることは承知の上で聞いていまして、それで、いただいていますこの皆さん方の提案書の中に、一番最後のところに、いわゆる船舶整備公団法の抜粋がありますわね。ですから、そうすると、そこから融資を受けて、十年間の猶予期間、最後は昭和六十九年だけど...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうすると、スクラップ・アンド・ビルドもあるでしょうから、新しいやつはもう既にそういうものをつくっているということですが、大体とりあえず二百万ぐらいかかるんじゃないかという局長の説明があったんですが、今、十年間猶予期間がある中で、既に、六百隻の中で内航関係のケミカル...全文を見る | ||
○安恒良一君 だんだん聞いてくると僕が勉強したことと同じで、やはりそうですね。 大臣、これは今言ったように、これからやっぱりやる、猶予期間があるものだから、やる。ところが、内航船舶というのは零細ですから、やはりここで融資制度というのがここにありますからあれですが、ここらをきち...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 次は、この附属書のⅢ、それから附属書のⅤ、附属書のⅣですね。これはいわゆる国数ではこれは達している。ところが、いわゆる船腹量では五〇%に達してないということで今日の状況になっています。 そこで、我が国のやり方は、これが五〇%に到達をしたら、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私、手元に一覧表をいただいているのに、ⅢからVまでに問題があるというのは、英国でしょう、大きいところで。それからその次は米国、それからリベリアでしょう。それから、一%以上で、大きいところで見ますとソ連ですね、これは五・九%。それから次にパナマと、日本はいいわけですか...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、ですから外務省も呼んでおけばよかったんですが、きょうは国務大臣としては大臣お一人ですから、私はごみにしろ、汚水にしろ海洋汚染を防止をするためには世界各国、やっぱり力を合わせなきゃいかぬと思うんです。その意味からいうと、俗にかなり経済大国と言われて、しかも船舶も...全文を見る | ||
○安恒良一君 僕が質問すること全部先に答えちゃったんだけれども、質問通告しておったものだから。 大臣、今お聞きのとおり、私はこれは二つあると思うんです。一つは外交ルートで、世界に向かって我々の国は大国だ大国だとか経済的にもと言っているところが資本主義の国を問わず社会主義の国を...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、大臣から前向きの答弁がありましたし、中曽根総理も世界の日本といつも言われるわけですから、世界の日本らしくまず我が国が実施できるものは実施をする。さらに、外交ルートを通じて附属書のⅢからⅤまでが早急に、経済大国と言われている先進諸国が批准を促進をしていただく...全文を見る | ||
○理事(安恒良一君) 内藤さん、時間ですから。 | ||
04月17日 | 第104回国会 参議院 運輸委員会 第8号 議事録を見る | ○安恒良一君 きょうから審議に入りますところの特定都市鉄道整備促進特別措置法案の目的は、前回もお聞きをしましたのでありますが、「大都市圏における鉄道の輸送需要の増大に対応して、都市鉄道の輸送力の計画的な増強を促進することにより、都市鉄道の利用者の利便の向上を図り、もって大都市機能...全文を見る |
○安恒良一君 どうもお話が抽象的なんですが、例えば五十六年七月六日の運政審の答申の「長期展望に基づく総合的な交通政策の基本方向」という中で、大都市圏問題が提起をされていますね。 要約しますと、国鉄、私鉄、地下鉄の建設、改良を進め、軌道系の中量輸送機関、バス等がこれを補完する大...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、勉強するばかりじゃ困るわけで、勉強してもらわなきゃいけないんだけれども、具体的に少し言ってもらいたい。というの は、大都市圏における旅客輸送の交通機関別のシェア一覧表、昭和五十九年度を私は資料要求して、いただきました。 首都圏、中京圏、京阪神圏、三大都市...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも大臣、私は今のやりとりを聞いておってちょっと納得ができないのは、なぜかというと、五十七年の七月六日の「長期展望に基づく総合的な交通政策の基本方向」という答申でいろいろ大都市圏の問題を触れられています。さらに東京の場合は、今局長も言われたように昨年の七月十一日、...全文を見る | ||
○安恒良一君 こればかりやっておるわけにはいきませんから、私からも逆に提起をしておきたいと思うんですが、鉄道については今おっしゃったような形でこれからもこの議論を深めていく形で、鉄道のウエートを高めるための方策を、いろいろ既成路線それから新線建設を含めてやらなきゃならぬと思います...全文を見る | ||
○安恒良一君 一覧表はもう見ればわかりますから、説明をできるだけ簡単にお願いしておきます。これには東京都の地下鉄も出していただいてますが、大体地下鉄もこれもかなりの混雑状況ですね。 それからいま一つは、今度の法律の対象予定路線の混雑率の状況はどうなってますか。 | ||
○安恒良一君 そこで、いただいた大手十四私鉄の状況、それから東京地下鉄、これは営団、東京都交通のものを見ますと平均混雑率が大体二〇〇%台、それから一八五%台、それから一五〇%台と、こういうふうに大まかにこれが分けられるように、この資料から私は拝察をします。 そこで、あなたたち...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はきのう資料要求しておったのは、大手十四社、東京地下鉄の平均混雑率、五十九年度の実績とそれから二十一世紀の昭和七十五年ぐらいになるとどうなるのかということをお願いをしておったんですが、資料が出てませんね。つくれなかったらつくれなかったでやむを得ないんですが、今局長...全文を見る | ||
○安恒良一君 例えば中京圏、きょう私がいただいている資料では、これやはり平均で一七九ですね。だから、やっぱり一八〇ですよ。それから、九州の場合に、西鉄ですね、これも一七七ですね。そうすると、やはり名古屋を中心とする中京圏にしろ、それから九州の場合でも福岡を中心とするところについて...全文を見る | ||
○安恒良一君 結局今回の法の目的は、大都市圏における鉄道輸送需要の増大に対応して鉄道利用者の利便の向上を図る、そして大都市としての機能の維持、増進に資するということが目的であって、しかもこれを何で見るかというと平均混雑率で見るということになっているわけですね。そうすると、平均混雑...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは大臣、政令、省令で定めるということなんですから、そのときに十分な御配慮をいただきたい。例えば今回東京と大阪をするにしてもやはりその道は開かれているんだということですね。中京圏も九州圏もやがてやるんだとか、そういう道をはっきりしておかないと私はいけないと思う。...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ地下鉄の複々線化の問題が将来出てくる可能性あるんですが、そんなときまで待たなくても、あなたたちは、我々は賛成してないのですが、国鉄の民営・分割化法案で地方鉄道法の今度改正を考えられていますね。そのときに一緒にあれが軌道法の適用になっているのがおかしいのですから考...全文を見る | ||
○安恒良一君 結局、公営鉄道であろうと営団法であろうと、東京の地下鉄は全部これは鉄道法になっているわけですからね。ですから、軌道法と鉄道法で何か税法上の、軌道法の方が国の出す補助金で特段有利とか何かあれば別ですが、私が知る限りにおいてはそんなものはどうも民営といわゆる公営の場合の...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ次にまいります。 次は本法と新線建設についてでありますが、これも衆議院の議事録を読んでみましたらかなり議論されているんですが、私はやはりこれからの大都市を進めていくに当たっては、もちろん既存の鉄道の複々線化ということも非常に重要でありますね。しかし、それ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、鋭意勉強しているというのは衆議院の議事録で読んでいる。これも勉強ばかりじゃ困るわけなんでね、衆議院の議事録にも書いてあるわけで、鋭意勉強している勉強しているというからね、勉強ばかりしておったんじゃ、まあ勉強しないよりもした方がいいですよ、した方がいいけれども、...全文を見る | ||
○安恒良一君 いやどうも、だんだんお答えになるのかもしれませんが、お話がまだ抽象的なんですがね。 例えば開発利益の還元について関係の自治体なり地域住民との間に、例えば特定の地方税収の一定の割合を特定財源にするというようなことで、もうこれも古くからいろいろ議論されているんですが...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうすると、少なくとも自治省と大蔵省と運輸省の間では、開発利益の還元について、そういうことをやるということについての意見の一致はあるんですか。 | ||
○安恒良一君 それじゃこれもこればかり時間とるわけにはいきませんから、私は複々線化も大変ですが、局長も認められましたように、新線建設も膨大な投資を必要とすると、しかし地域住民からは強い要望があると、またやらなければならぬと、首都圏や関西圏の場合はどうしても今の既存の鉄道だけでは十...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ今度は、この法律の中の一番ひとつ難しいと思うのは運賃の前倒しという問題がありますから、これについて少し……。 私は私鉄の出身ですから、民営鉄道の運賃決定方法というのをある程度知っておりますが、議論を進めていくために、最初に民営鉄道の運賃決定方法についてち...全文を見る | ||
○安恒良一君 よくわかりました。私もそういうふうに思うんですが、そこで問題になるのは、やはり運賃のローテーションが今のところ二年か三年に一遍になっていますから、あなたの言われる方法でいくならば、これはすべて収支とんとんになっておかなければいかぬわけですね、ある程度。いわゆる適正利...全文を見る | ||
○安恒良一君 例えば大手私鉄の場合で、東武で見ますと四百二十億、十五年間の累積赤字です。西武で百九十三億、以下全体で三千十七億の累積赤字が出ています。 率直なことを言って、私はいつもこの運輸委員会で議論するように、大手私鉄というのは結局この累積赤字なり収支をどうして合わしてい...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は何も高い運賃を決めろなどということを言っているわけではないわけですから、これは国民の立場からいうと運賃は安い方がいいわけです。しかしながら、膨大な設備投資をこれから新線建設なりそれからいわゆる複々線化をする以上は、ある程度原価が見合っていかないとこれはなかなか、...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、まずなかなか技術的に非常に難しい問題があると思うのは、たまたま運賃改定の時期に近ければいいんですが、三年のローテーションで運賃改定が行われてすぐ複々線ができ上がっちゃったといったら三年間待たなきゃならぬことになるわけでしょう。三年間待たなきゃならぬということに...全文を見る | ||
○安恒良一君 いやいや、それは数学的にはきっちり埋まるけれども、これを見てもわかるように距離帯別利用人員というのは長距離になればなるほど人は減っていくわけですね。そうでしょう。そして複々線化するところというのは大体そんな余り長距離のところじゃないんですよ、複々線化の場所というのは...全文を見る | ||
○安恒良一君 だんだん時間がなくなってきましたから僕の方から聞いていきますから、いいか悪いか言ってください。大分これ時間が足りそうにありません。 そこで、私も特別運賃制度というのは私鉄ですからよく知っています。例えば東急の玉川線の大規模工事のとき特別運賃制度をとったですね。そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、私からこれはどうせ附帯決議の中でもあれしたいと思いますが、学生定期のあり方については本当にひとつ前向きに御検討願いたいと思いますね。四年間通うんですから、十年後にでき上がったやつ、そのころはとてもおりはしないんですからね、ですからそういう点を大臣にお願いしてお...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、三ないし六%の運賃の上乗せをされるんですが、問題は所要の工事費の査定ですね。これも厳格にやっておかないと、基礎工事費が高くなると、それに三ないし六掛けるわけですから、そこのところはどういうふうにされるわけですか。もちろんやりたいという方側からの申請が出てくる...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、これ工事費が水膨れになっても困りますけれども、十年間の経過措置がありますから、その間における諸物価の値上がり、それから、自分のところの土地の中で複々線化できるやつもあれば、一部土地の取得をしなければできないところもありますね。そうすると、その土地代の値上がりな...全文を見る | ||
○安恒良一君 たまたま今出ている関東五社の工事規模は、これは百億ですけれども、今回私は関西なんかもあってしかるべきじゃないかなと思ったんですが、関西、将来は出てくるかもわかりませんが、今ありませんね、これ。ですから、どうも大規模工事というのが、百億が大規模で八十億が大規模でないと...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、大蔵省は、茶々入れたことはないと、こう言われていますから、そうすると、私は今回とりあえずこれ百億なら百億でやむを得ないと思います、出発ですから。しかし私は、やはりこれから複々線化しなきゃならぬことは事実ですから、例えば八十億なら八十億の規模のやつが出てきた場合...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、ぜひそこのところ前向きに検討してみてください。とりあえずこれで発足さしてみる、そして実行してみると。その過程の中において複々線化が進むということは非常に重要なことなんですから、その点でお願いしておきます。 そこで、今度は税制上の問題に入っていこうと思います...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぺらっと本音が出たようですね、差し支えないんじゃなくて、やむを得ないと。というのは、どうもビルド・アンド・スクラップという感じで、これは——そこで大蔵省にも来ていただいたんですが、今は制度がちょっと変わっています。変わっていますが、やっぱりこの制度というのは、五十九...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、一般論としての租税特別措置法というのがやたらにふえたらいけないとか、それからビルド・アンド・スクラップするというこの一般論、あなたの考えわからぬわけではないんですが、私が今お聞きしていることは、今回のいわゆる本法に基づくところの租税特別措置法というのも複々線化...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ運輸省、その経過措置を含めて、この特定鉄道工事償却準備金の状況を、経過措置をこうするんだということを含めて説明してみてください。 | ||
○安恒良一君 大臣、このやりとり聞かれておって、私はどうもやや、経過措置があるから大きく残っているところについては営団と近鉄に経過措置をされたということでありますが、私はやはり政策的にこういうものをお立てになるときに、局長の説明を、衆議院の議事録読むと、前向きに発展的にこっちにな...全文を見る | ||
○安恒良一君 じゃ最後になりますが、やはりこの本法と租税特別措置法の関係では、まあこれはこれと関連することで御議論を願っておるんですが、大蔵委員会等のあれになるんですが、それで、租税特別措置法というのは一応期限が切ってありますね、二年なら二年。こっちの方はこれ十年ということですか...全文を見る | ||
○安恒良一君 いやいや、これは大蔵省だけじゃなくて運輸大臣にも聞かなきゃなりません。それじゃ困るわけだ。というのは、この積立金制度というのは、今申し上げたように、これ十年一区切りになっているわけですよね、これ、この法律自体が。ただし租税特別措置法はその適用は二年、こうなるわけだか...全文を見る | ||
○安恒良一君 今、国務大臣としての運輸大臣の御答弁がありましたから、大蔵省よく聞いておいてくださいね。大蔵省よく聞いといてくださいよ。でないとこの法律これまた仏つくって魂入れずになっちゃうんですよ。簡単に二年たったらやめた、そっちの方やめたと言われたら、これはもうおかしなことにな...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、もう時間超過しましたから最後になりましたが、いろいろ、大臣、このやりとりをいたしました。 そこで、省令、政令をおつくりくださるとき、さらに、いわゆるこの学割の問題なんか、何点か私は——それから特別運賃のあり方の問題等々、いろいろ御注文を申し上げましたの...全文を見る | ||
○安恒良一君 結構です。 | ||
04月22日 | 第104回国会 参議院 運輸委員会 第9号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、ただいま可決されました特定都市鉄道整備促進特別措置法案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 特定都市鉄道整備促進特別措置法案に対する...全文を見る |
04月23日 | 第104回国会 参議院 建設委員会,大蔵委員会,運輸委員会連合審査会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 まず、建設大臣それから運輸大臣等関係大臣にお聞きをしたいんです。 民活ということで、本来でありますと道は御承知のように道路公団が中心につくっているんですが、どうも今回は殿上人のツルの一声といいますか、中曽根総理のツルの一声で、民活民活ということでこのような形にな...全文を見る |
○安恒良一君 民活ということになりますと、民間の効率的な経営手法とか人材を活用するとか、それから、今言われましたような豊富な民間資金をできるだけ安い金利で導入する、そういうことで社会資本の整備を進めよう、こういうことで民活をお考えになっているというふうに、民活一般論としては私たち...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣は苦心の策だと言われますけれども、私が中途半端だと言っているのは、民活でこういう会社をつくるなら、例えばこの経営の最終責任もこの会社に持たせる、こういうことなら、例えば、赤字が出てきた場合なんかは会社があくまでも経営の責任を持つということなら、またそれなりに民間...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は一時三十五分までですから、これ以上この問題はあれしませんが、この法案に私どもは結論からいうと反対でありますから、今申し上げたようなあいまいさが非常にあるということを指摘しておきます。 次は、これは運輸大臣と建設大臣にお聞きしたいんです。 まず、この道をつ...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がございませんから簡単にお願いしたいんですが、私も首都圏に今大臣が挙げられました五つの道が必要だということは考えるわけです。ところが、やはりこの道は、きょう提案されている東京湾横断道路をこれから十年かけてやるということですが、私は優先順序からいうと、まず今の東京...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が今言ったのは、完成年次もですが優先順位を聞いたんですが。優先順位はどう考えているか。全部一緒にやるんですか。 | ||
○安恒良一君 私は、東京湾横断道路も非常に重要だと思いますけれども、今の首都圏の中の混雑を考えますと、やはり東京外郭の環状道路であるとか、それから首都圏中央連絡道路、こういうものを最優先に取り上げるべきだと思うんです、最優先に。優先順位はないと局長は言いましたね。優先順位、順番を...全文を見る | ||
○安恒良一君 僕は何も台風のときのことだけを聞いたわけじゃないんだからね。答弁は台風のときのことだけ答えられていますが、大臣どうですか、今の。 | ||
○安恒良一君 もう時間がございません、最後の質問ですが、この開発利益の還元について、建設大臣、運輸大臣、どうお考えになっているか。例えば鉄道なら、都市鉄道の新線建設を促進するための開発利益の還元等という、運輸委員会でいろいろ我々はきのうも議論したところですが、今回の場合もこの横断...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、もう時間がありませんから、私は、これは道路公団、いわゆる神奈川や各関係都道府県、それからいわゆる民間の出資ということの三者において行われるものでありまして、そういう公的な仕事ですから、開発利益の還元ということにはいささかも、一部の利権屋が踊るということがあ...全文を見る | ||
04月24日 | 第104回国会 参議院 対フィリピン経済援助に関する調査特別委員会 第2号 議事録を見る | ○安恒良一君 両大臣、私はさっきからの私ども同僚委員とのやりとりを聞いておって大変憤激にたえないのです。それはなぜかというと、日本の対外経済援助というのはこれからも拡大をしていかなきゃなりません。ですから、それは正当にやらなきゃならぬと思うんです。それはなぜかというと、国民のとう...全文を見る |
○安恒良一君 そこでお聞きいたしますが、私ども、土井たか子副委員長を中心にいたしましてフィリピンに調査団を送りました。その結果フィリピン側から入手しました資料、対比円借款の第一次から十二次の受注の日本企業三十五社の全リスト、契約年月日、それからプロジェクト名、契約金額等の一覧表を...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣ね、第一次から第十二次まで日本の三十五社が契約を受けていることは事実だし、これだけマスコミに明らかにされて、そしてあなたの姿勢は私は非常に遺憾なんです。我々がこれを解明するために、例えば東陽通商が第一次、七三年の三月、マニラ地区の洪水制御装置幾らと、金額までこれ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや安倍さん、私はこう聞いているんですよ。外交ルートを通じて、国会で解明するために、新聞にこれだけ大々と出されたぐらいの解明をしたいということの努力をどうしてされないんですか。フィリピン政府が発表するまでじっと待っておくということでは困るじゃないですか。総理もあなた...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、あなたは外務大臣として努力をしてくれますかどうかと聞いている。努力しないならしない、するならする、どっちか言ってください。フィリピン政府がというのは何回も聞いたんですが、あなたが努力するんですか、しないんですか。衆参にこの委員会が設けられて、今後疑惑解明のため...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、正式にこの委員会の委員として、こういうものの公表ができるように政府は努力をしてもらいたい、こう言っているんですが、そのことについてはどうですか。努力をするのかしないのか、聞かしてください。努力をしてもらいたいと私は言っているんですが、私はそういうことをお願いし...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は非常に情けないと思いますが、例えばロッキード問題でも、アメリカ側から問題が明らかにされてきて日本で問題になった。今度の場合でもフィリピンで問題になった。そうすると、今の安倍外務大臣の御意見を聞いていますと、フィリピン側で調査が進んで問題になればやるんだということ...全文を見る | ||
○安恒良一君 問題とされた公開されたデータが一九八〇年前の古い点で、時効との関係があるというようなことも言われているんですが、日本の捜査当局としてはフィリピン政府に対して、最近の資料を日本側に引き渡してくれるようなことを要求する考えをお持ちですか、どうですか。 | ||
○安恒良一君 それでは、今度は大蔵省にお聞きしますが、一つは、これだけの契約金額が非常に明らかになっていますし、それからこのときに問題はリベートがあったかどうかということ等いろいろ問題になっていますね。 そこで、皆さん方は公表できないと言うなら、私どもが入手した第一次から第十...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは私から要求しておきますが、まず外為法の関係については、大改正前、大改正後の、前についても時効の問題があるとか、それからいわゆる資料が十分でないということ等もあろうが、私は、時効があるなしにかかわらず、外為法違反があったかどうかということについては厳正にやっても...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、課税上適切な処理がされておった問題がないものまで公表せいと言っているわけじゃないんですよね。いわゆる調査した結果、問題があった、コミッションの支払いについて課税上のいろいろな問題があったというときには、これはそれが解明のためにこの委員会がつくられたんですから、...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、この扱いは理事会に預けますから、ひとつ理事会で議論してください。 そこで、次に移ります。 まず、OECFが年間七千億から八千億の海外経済融資を行っているようですが、一、二、三位を占める国、それからそれぞれの国の年間の金額、これを説明してください。 | ||
○安恒良一君 いい。 | ||
○安恒良一君 私は、これはきょう、今資料要求していますが、資料が全部間に合っていませんから、次回までに出してもらいたいのは、援助制度を始めて以来の国別の融資額、条件別融資の中身、例えば三年、五年、十年、金利の決め方等ばらばらであります。きょう出してもらいたいと言ったら、六十年度末...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうすると、今言われたのは、外務省の役割、責任はどうなっているのか、それからOECFの融資決定に至るまでの、相手国と我が国の関係官庁とどのような確認を取り合うのか、ここらについてひとつ説明してみてください。 | ||
○安恒良一君 これも私は資料を要求しておきましたが、まだ出てきておりませんから、OECFが融資決定に至るまでの相手国、フィリピンならフィリピン、これは上から四カ国ぐらいで結構ですが、それと我が国の関係官庁とでどういうふうに具体的に確認を取り合うのか、こういうことはわかりやすい資料...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなことを聞いているんじゃないんですよ。きのうの質問通告はそんなことで通告していません、今あなたが言ったことを私は承知をした上で聞いているわけですから。私がきのう質問通告したのは、OECFの融資を認めたり認めなかったりする具体的な実例を示してもらいたい、こういうこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも私は、今聞いていることは、具体的に例えば融資不可になったのは件名は何だろうか、どういうことだろうかということでありますから、今の細見さんのような一般論を聞いているんじゃないんですよ。一般論で時間を稼ぐのはやめてもらいたい。それだけはっきり言っておきます。これは...全文を見る | ||
○安恒良一君 きのう質問取りに見えた方に私はこれをちゃんと読み上げて言ってありますよ。何を言っておるか、聞いてないというのは。何のために質問取りに来たんだ、経済企画庁は。君が聞いてないとか聞いているとか、そんなことじゃないじゃないか。これから経済企画庁、それだったら全部無通告でや...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃこれは次までに出してくれますね、今言ったこと。もう経済企画庁はこれから質問通告なしや、もう本番でやるぞ。あんたのところが来たら拒否するから。 | ||
○安恒良一君 今私が言ったように、各長短期別の決定業者名、同時に決定業者に至るまでの指名業者名、決定の経緯、金額、時期、融資の条件、これを出してもらいたい。何回も同じことを言わせぬでくださいよ。それを出してくれるかどうかと聞いているんだよ。 | ||
○安恒良一君 そんなばかなことないじゃないか。聞いてない、最後は出せないとは長官どういうことなんだ、これ。聞いてない、そしてしつこく聞いて、最後は出せない。余り人をばかにしてはいかぬよ。長官、答弁しろ。本当に君のところ、一切これから通告しないでいいのだな。我が社会党はそれ決めてや...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ私は、今言ったことについて十分検討して、公表できるもの、公表できなければ私のところへ持ってくるもの、明確にしてもらいたい。いいですな。 それでは次にいきます。 次は、いわゆる我が国の経済援助はタイドローン方式といって何かと細かい条件を付する、そこで欧...全文を見る | ||
○安恒良一君 はい、ありませんから最後の質問にします。 私が今聞いたことは、そういう日本と外国の商社だけでなくて、例えば東陽通商なら東陽通商が結果的に受けたマニラ地区洪水の制御排水なら排水、こういうものを最終的にここが落札をして受けているわけですが、日本なら日本のプロジェクト...全文を見る | ||
04月26日 | 第104回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第8号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、きょうは連休前の土曜日でございますので、できればきょうこの委員会が連休明けにあればと思っておったのでありますが、政府・与党のたっての強い希望でありました。 そこで、ひとつ問題にして、どなたがお答えになるのかお聞きをしたいんですが、私は大臣を、十大臣御出席を...全文を見る |
○安恒良一君 竹下大蔵大臣、あなたが言われたことは予算委員会で言われたんですよ。国税当局としても重大な関心を持って対応するというのは、もう同じことを二回言っているが、対応していますかどうかと聞いているんです。対応していますかどうかと聞いているんですよ。 | ||
○安恒良一君 いや、中身を言えと言っているんじゃないのです。予算委員会では重大な関心を持って対応させますと言われたんだから、国税当局はそのことを受けて対応されていますかどうかと。それで、対応していますが中身については言えない、こうおっしゃるならそれはわかるんですが、対応しているか...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ両大臣に申し上げておきますが、ひとつ厳正な対応をぜひやっていただきたいと思います。 それから次に、検査の姿勢にかかわることでこれも聞いておきたいんですが、いわゆる銀行の検査官ですね、特にこの主任検査官が、検査が終わった後、今度はその銀行に天下りをする、こ...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも気に入らぬね。私はある程度の再就職の道もやむを得ないと言っているのですけれども、何か専門技術を持っているから検査官が自分の検査した銀行であろうと何であろうと行くのが正しいという言い方だったら理解できませんね。私はやっぱりそういうことは極力できるだけ廃止をする方...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はこれ以上これで時間をとるのはもったいないからやめておきますが、やはり国民に不自然に思われるような再就職のあり方というのはお互いに考えなきゃならぬことではないかと思うのです。そのことは厳に要望しておきます。直らなければ、また今度は具体的に資料を調査して次から次に委...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、なかなか言いづらいということですか。そうすると、竹下大蔵大臣としては日米協調逆介入が必要だということで働きかけをされているのかどうかということですね。それからいま一つは、中曽根さんは、一発火わざをかけなきゃならぬ、こう言われるわけですね、小わざの乱発ではだめだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それではわかりませんから、また機会をとらえて御本人から聞くことにいたしましょう。 そこで私は、安倍外相にもお出まし願っているのは、もう今日のこの日米間の問題、その他いろいろ考えてみますと、円高問題というのは、さっきも私が言ったように、通貨外交政策だけではもう片づ...全文を見る | ||
○安恒良一君 サミットも行われることですから、もちろん為替相場とか通貨問題は大蔵大臣の専管事項でありますけれども、私はもう大蔵大臣のところだけじゃ片づかぬところに来ておるという意味で申し上げていますから、このサミットを契機に、やはり大臣が答えられましたように、今の円高というのは異...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは後で資料をいただきたいと思います。それでまたやらないと、これで時間をとっておったら大変ですから。これは一年たてばすぐもう結果がわかることなんですからね。ですから、私はあえてきょうこれを取り上げたのは、こういう数字も出ているからやはりこの円高問題をぜひ注意をして...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、今いろいろ聞きましたが、抜本的にやるために、率直に言って個人の住宅を建てるための土地の百坪以内の売買は別ですが、大規模な土地の取引によるところの土地転がしによる利潤を大幅に抑制するということを考えるべき時期に来ているのじゃないか。 これは、イギリス、西ドイ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は三人の大臣にお願いしておきたいんですが、これもこれ以上論争する時間がありませんから、私はまず一つは、いろんな提言があるというけれども、産業審はこれは通産大臣の諮問機関ですわね。ところが片一方、これは総理の諮問機関ですからね。ですから、総理の諮問機関が出したやつは...全文を見る | ||
○安恒良一君 基本認識は変わっていないということですから結構ですが、私はどうも事務当局は人口の高齢化、それから人口の増加等で将来は伸びが上回るというような感じを持っているようですが、私は人口の高齢化ということについては、やはり成人病の予防医学の徹底ですね。そういうことに全力を上げ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私、一読しましたところ、民活導入に代表されるように国庫負担が非常にふえていく、これを何とか抑えたい、こういう面が強く出ておりますね。そういう印象を実は受けます。 そこで、私は今回は医療保険の面だけに絞って質問をしているわけですが、国民健康保険の現状をどう認識をさ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はこれもいろいろ何回か聞きたいと思ったんですが、三十一分までしかありませんので、またほかの問題がありますからこの程度にしておきますが、私は大臣に要望しておきたいのですが、行政の現実への妥協だけではいけないんだ、やっぱり将来についてあるべき姿というものをきちっと追求...全文を見る | ||
○安恒良一君 すなわち建設事業から財源を回して、その分を経常経費でふえた一般財源の負担に充てる、これが調整債の増発による財源対策の実態だというふうに私は思うんです。ところが、そういう数字合わせでは、例えば公債費率が高い団体や適債事業のない団体は建設事業によって一般財源に弾力性を持...全文を見る | ||
○安恒良一君 考えられないと言われていますが、私はそのような市町村では当然経常経費がふえる、それを一般財源で充当しなきゃならぬ、こういうことになりますと、なかなかこれは一般財源では充当はできない。そうすると、手持ちの財源の中で捻出をするということになると、例えば経常経費の社会保障...全文を見る | ||
○安恒良一君 なるほど答弁に立たれないはずですわ。わからないんですよね。それじゃやむを得ませんから、少し中身について聞いてみたいと思います。 例えば保育所の措置費を例にとりますと、補助率の引き下げを受ける自治体側から見ると、五十九年度までは地方団体の負担は十分の二でよかったわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも同僚委員からいろいろ議論があったように、あなたたちはそういうふうに一般財源は確保できるものだという全国的な視野で言いますけれども、私は経常収支比率、これは公債費率の高い自治体では一般財源に余裕がないんですから、同僚委員からもいろんな心配がありましたような、いわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 最後の質問をします。もうたくさん聞きたいことがあったんですが、時間がありません。 そこで厚生省に聞いておきたいんですが、団体事務移行後は厚生省はこの保育行政について、事務についての条例、準則を作成していく考えがあるのかどうか。それから保育料も条例を根拠にして今後...全文を見る | ||
○安恒良一君 最後に結論で私は指摘をしておきますが、今までずっとあらゆる角度で聞いてまいりましたが、政府の補助率見直しの底流には公的福祉をできる限り縮小もしくは撤廃をさせる危険がある、そして市場競争原理を取り入れて民間部門にできるだけ任していく、これは臨調行革の考えですが、どうも...全文を見る | ||
05月07日 | 第104回国会 参議院 商工委員会,運輸委員会,逓信委員会連合審査会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、冒頭に明らかにしておきたいんですが、この法案には実は反対なのであります。 そこで、おそろいの関係大臣に少しお聞きをしたいんですが、まず第一点は、これ四省にまたがって四大臣に関係があるわけです。にもかかわらず、メーンは商工になっているわけですね。ですから商工...全文を見る |
○安恒良一君 通産大臣の御説明、私は理解しにくいんですが、行政改革だということでおっしゃいますと、例えば国際見本市場の施設、一般は通産大臣がメーンだと。特定港湾開発地区になると今度は通産大臣と運輸大臣、こうなるわけですね。本当にこれ二人の大臣でやられて行政改革になるのかどうかとい...全文を見る | ||
○安恒良一君 もちろん連絡を取り合われることはもう当然のことなんですが、しかし、例えば国際会議場施設一つとっても、所管大臣が一般地区では通産大臣と運輸大臣だということですね。それから特定都市開発地区では通産大臣、運輸大臣、建設大臣と、こうなるわけでしょう。それから、特定港湾開発地...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣に聞いているんだけれども、大臣やっぱり答えてもらわぬと。今の答弁ではわかりかねるんですね。 例えば、今言われたように、特定都市開発地区とか特定港湾開発地区の指定、これをやる。やった場合、その指定をされたときに、そこで土地がこういうものをやるためには必要なんで...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも、特に今、通産大臣と建設大臣の御答弁、非常な食い違いがありますね。 建設大臣は指定をする。指定をするが、やはり国有地であろうと公有地であろうと、いわゆる一般の原則と言われましたからやはりこれは競争入札の原則でやる、しかし、場合によれば随契もあり得る、こう言...全文を見る | ||
○安恒良一君 やっぱり大分違う。というのは、地方自治体自体がおやりになるときには、これは自分のところの持っている土地、それから国が持っているやつでもこれは随契になっているんですよ、法律によって。問題は、この運営の主体は民間がやるということなんですからね、お答え聞いていますと、まあ...全文を見る | ||
○安恒良一君 もうこれだけで時間とられませんから、私は、これは同僚議員にあしたの審議の中に引き継いでいきますが、建設省が考えているところとかいろいろ言われますが、これは建設省の関係だけでなくて、おやりになるのは六つの種類の施設があるわけですよ。この施設をいろいろやられる場合に、私...全文を見る | ||
○安恒良一君 問題は、適切な値段であるということは、これはいずれの場合でも必要なことなんですよね。ただ、随意契約で適切な値段でやる場合と、競争入札で適切な値段でやる場合は違ってくるんです、同じ適切であっても。違ってくるわけですから、その意味から言いまして、私はあえてここのところを...全文を見る | ||
○安恒良一君 もうこれも、時間足りませんからあした詰めますが、どうもわからないんですね。こちらの方は、民間事業の能力活用ということであって、国自体が例えば港湾利用の高度化のために財政を投入するという法律にはなっていないんですよ。こちらの法律はなっていないですね。 ところが、あ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の時間過ぎましたから、すっきりしませんけれども、あしたまた運輸委員会でゆっくりやります。 | ||
05月08日 | 第104回国会 参議院 運輸委員会 第10号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、本日議題となりました法案について、次のような質問をしたいと思います。 まず、私の手元には既に「二十一世紀への港湾」というのと、それからここに立派なまたパンフレット、これ昨年の四月に運輸省の港湾局で二十一世紀を展望しておつくりになったものです。副題が「成熟化...全文を見る |
○安恒良一君 いま少し詳しくちょっとお聞きをしたいんですが、今おっしゃいましたように「二十一世紀への港湾整備のシナリオ」の中で、大きい表題としては「総合的な港湾空間の創造」ということが書いてあります。その中身の問題で、私 大変注目しながら読んだんですが、物流空間について、それか...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま少し中身を詰めるために、一応六十一年度から六十五年度の第七次については四兆四千億ということで、港湾整備事業、それから災害関連事業、地方単独事業、港湾機能施設整備事業等、それから調整費、こうなっていますが、そこで、去年の夏ですね、皆さん方が概算要求をされたときはや...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうすると、金額は圧縮をされたが、この前、大臣が重点事項として数項目を挙げられた。これは時間がありませんから、一つ一つ読み上げませんが、そのことは落ちなかった。ただ率直に言って緊縮財政の折だから、金額が圧縮されたから、例えば一つの例で言うと、五つの港を直そうと思った...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、いま一つお話をお聞きしておきたいんですが、「二十一世紀」との関連もございますし、今回の法案との関連もございますが、まず国土庁を中心とした四全総が今策定中でありますね、これとこの「二十一世紀への港湾」ということの関連、整合性ですね、というのは、なぜ私が聞きたい...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、私はこれやはり大臣にお願いをしておかなきゃならぬのは、今のつくられた経過を聞いたのですが、なかなか私もまだ完全な勉強はしておりませんが、大変な勉強をされてつくられたものだと思います。しかし、運輸省全体のコンセンサスになっているのかなという感じもしますし、運輸省...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 それじゃ次に、これも関連するんですが、私はきのう参議院の商工、運輸の連合委員会に出たんですね。そうしますと、その中でこの民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法案、これはどうもきょう商工で採決をして決められるようでありま...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、どうもわかりかねるんですがね。局長の説明で聞くとどうも話がおかしくなるのは、私たちが今審議をしている港湾整備緊急措置法の一部を改正する法律は、いわゆる今年度から五カ年計画という、昭和六十一年から六十五年の五カ年であって、その中の港湾整備事業の二兆五千五百億が議...全文を見る | ||
○安恒良一君 きょうの議題は何だと聞いているんだよ、きょうの議題は。 | ||
○安恒良一君 大臣に聞きますが、今の局長の答弁でもまだ理解できません。何か局長の答弁聞いていると、港湾整備事業二兆五千五百億だけを中心に審議してもらえばいいという言い方をしているんですが、そんなばかなことはないですよ。そうしたらあなたの提案説明からし直してもらわにゃいかぬ、法律の...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんなこと聞いているんじゃないんだよ。 | ||
○安恒良一君 きょう議論をするのはあれでしょう、港湾整備緊急措置法の一部を改正する法律案ですね。その案の中身には、今私が申し上げたこと全般が入って議論するんでしょう、どうですか。なぜあなたは前のところだけ強調するんですか、わかりませんね。大臣、答えてみてください。わかりません。何...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がもったいないから余り混乱をしないようにひとつ答弁をしてください。それじゃそこはわかりました。 そこで、私は今のところ、今次提案をされたものの「二十一世紀への港湾」とのかかわり、四全総とのかかわり、民間事業者の能力の活用に関する特定整備法とのかかわりについて...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも大臣、私は非常に重視をしているのは、港湾整備事業の進捗率、これ、こういうものを平均で見るのは余り正しくないんだろうと思いますから、年次別に見ると七八%、最近では八十何%もありますが、今局長、前もってもう弁明をされているんですけれども、第二次、第三次なんかほとん...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは大臣よりも局長に聞かなきやならぬと思いますが、その他事業の進捗率が非常に低いですね。これは理由はどこにあるんでしょうか。これはあなたは、二つを一括にくくられていますから、例えば五十六年から六十年、一番最近の新しいのを見ましても、港湾施設機能整備事業が五二・六%...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから次は、これも資料いただいてますから説明してもらえばいいんですが、第一次から第六次まで、港湾整備というのは、港が千百あるし、特定重要港湾が十八ありますし、重要港湾が百十四あるということですから、これは港というのは全部整備しなきゃならぬことは事実ですが、なかなか...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣にもお答え願いたいんですが、地域社会、地域経済の活性化ということが大臣の提案理由の中にあるわけです。それで、私、今資料をいただいてます「港湾整備五カ年計画地域別実績表」を。これは大きく分けられまして、内地うち六大港、北海道、離島、奄美、沖縄ということで「港湾整備...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひこれから、法律が通った後具体計画を立てられるそうですから、もちろん六大港や重要指定港で残っているものは進めていただかなきゃなりませんが、やはりどうしても今大臣が言われましたように、九州とか四国とか、こちらで言うと日本海側とか、これはやっぱりおくれているところがあ...全文を見る | ||
○安恒良一君 正直にお話しになったらどうですかね。というのはね、激変する、激変するったって、五カ年間ですからね。そして、片方じゃあなたたちは十五カ年間のことも考えられていまして、五カ年間でそんなに港の状況が激変するなんていうのは考えられませんよ。ただまあ率直なこと言って、財政事情...全文を見る | ||
○安恒良一君 よくわかりました。 それじゃ、きのうの本会議の中曽根総理の答弁もありましたように、東京サミットでも内需拡大というのが非常に言われて、中曽根総理は大胆にタブーを破って補正予算ということまで本会議で言われたわけですね。補正予算をということまで。きょうの新聞、かなり大...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。これは今後検討されるときに、国民が読んでわかる言葉にしていただきたいと思うんです。ちょっとこの字だけ見て、高規格臨港道路なんといって、これは建設省もこれでうんと言うたのかどうか知りませんけれども、ちょっとこれ、国民が読んでも、説明を聞かないと何のことか...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは大臣にもお願いしておきますが、やはり最大限の努力を、これも運輸省だけではなかなか片づかぬ問題ですけれども、現実に地方自治体あちこち困っておるところもありますし、また私ももったいないと思うんですね。草ぼうぼうで、大体ほとんどがそれがいわゆる臨港といいますか、港の...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、中央港湾審議会に労働者代表を入れるというのは、何も労働問題だけでやっているわけじゃないですね。それから、どうもやっぱり局長の答弁は、ちょっと役人だから気にかかるのは、ローカルの審議会には労働組合代表は有効だけれども、中央は学識経験者だから有効でないようなことを...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう歯切れのいい大臣にしちゃかなり慎重な言い方ですから、やはり役人から大分注射を刺されているんじゃないかと思いますが、私はぜひともやはり学識経験者、国民代表で結構ですから、今参加の時代ですからね、やはり積極的にしかもこれはまあ任期とか改選期とかあると思いますから、何...全文を見る | ||
05月20日 | 第104回国会 参議院 運輸委員会 第13号 議事録を見る | ○理事(安恒良一君) 資料を配付してください。 〔資料配付〕 |
○安恒良一君 最初に大臣にお聞きをしたいんですが、きょうも朝十時からもうやがて二十一時になろうというのに、延々とこの問題の重要性にかんがみて審議をしています。これから私の持ち時間は百四十八分あるわけであります。でありますから、その質問が終わり、そして討論、採決ということになるとほ...全文を見る | ||
○安恒良一君 国務大臣として現在審議しておる法案はぜひこの国会でと、それがためには、直ちに、例えば二十二日閉会して間もなくすぐ臨時国会などとか、衆参同時選挙は考えてない、こういうことが明らかにされましたし、臨時国会を万が一中曽根さんが召集をするということになれば国務大臣の御意見を...全文を見る | ||
○安恒良一君 これよりこの問題追及しませんが、これはこれからもお互いに法案審議に当たっての基本的なルールですから、やはり最高責任者が出てくるべき必要のあるときは当然やっぱり出てきてお互いに話し合いをする、こういうことは、ひとつしかと私は意見を申し上げておきますからそうしていただき...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、具体的問題に少し入りますが、本法の第四条に、日本国有鉄道総裁は、その職員が「著しく過剰である状態を緊急に解消するため」云々とあります。そこで私は、その「著しく過剰」の認識について、また、著しく過剰にもしもしたとするならば、その責任はだれにあるのか、こういうこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで具体的事例について。今二人とも、やはり業務量の決定の最大の基準は安全性である、それから乗客サービスヘの確保である、これを基準にして業務量を決定しなきゃならぬということは私と同意見であると言われました。 そこで、一、二の具体的事例を聞きたいと思います。 ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それは、思いたくないというのは総裁、あなたの主観であって、いわゆる乗客同士が二人でもみ合っているという状況の中で、一人しかいなかったと、二人おればやはりそれは一人はそういうもみ合いを避けに、とめにも入れるでしょうし、それからいわゆるその乗客二人がホームから線路に転落...全文を見る | ||
○安恒良一君 原因は何だったかと聞いたんですから、原因だけ言ってください。今後の対策まであなたに聞いていません、まだ。 だから私はお聞きしたいのは、もう一遍簡潔に答えてもらいたいんですが、起こったことは大変遺憾なことですが、今後の対策をどうしますか。こういう事態が起こらないよ...全文を見る | ||
○安恒良一君 管理指導徹底というのは、あれでしょう、国鉄のいわゆるこれは下請にやらしたわけでしょう。下請だけに任しておったらそういうことはできませんね。やはりそれがきちっとされたかどうかということを管理、あなたが言うようなことをやるためには国鉄の職員がやらなければならぬと思います...全文を見る | ||
○安恒良一君 ところが、これも奇妙なことですが、新聞報道によりますと、現場の職員はすぐ列車をストップさせて修理すべきだという意見を言ったそうですが、事実はそうでなかった。なぜストップして修理しなかったんですか。 | ||
○安恒良一君 総裁ね、私はやっぱりそこの答弁納得できないんです。なぜかというと、新幹線は高速運転されていますから、万が一事故が起これば私はあの飛行機の惨事と同じようになると思うんです。だからこそ徐行運転をされ、監視を置かれたんだろうと思うんですね。そんなときは、やはり現場からそう...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、総裁、私は納得できません。それはなぜかというと、当面安全だと、事故を起こすときにはみんなそう思っておるんですよ。日本航空機であの大きな事故が起こったときも、当面はやっぱり安全だと思ってやったんです。ところが、安全でなかったからあれだけの人が死んじゃったんですよ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣からそういうことでありましたから、総裁どうぞ今後はそういうふうにしてください。わかりましたね。 それから、それではその次のことを申し上げます。 私、職員の自殺問題、これも少し問題になりましたが、過去十年間の職員の自殺者数、それから動機、職種、こういうこと...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、その実態が明らかになったから、総裁、大臣、ちょっとここを見てください。私は十年間の原因別を出せとこう言ったんですが、数は調べているけれども、原因別は調べてないというのです。何が原因で自殺したかは調べておりませんと、ただ六十年はありましたと、こういうわけですね...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はやはりこれだけたくさんの自殺者が出る、しかも私から聞かれて、六十年度は理由はつかんでいるが他は数だけしかつかんでない、こういうところにまず国鉄の人事管理の欠落があると思います。これが一つです。問題を指摘しておきます。 それから二つ目は、なぜこんなに自殺者が出...全文を見る | ||
○安恒良一君 この問題ばかりに時間をかけるわけにいきませんので次に進みますが、その前に明確に私は申し上げておきたいと思うんですが、やはり国鉄当局の自己反省というものが明確に全従業員に示されなけりゃならぬ。それはなぜかというと、時代の流れというのは、交通機関の流れ、飛行機の発達、自...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、総裁、私は、このことは重要だと思うんですよ。二万人の希望退職を募って、ぜひそれでやりたいし、それぞれ関係組合も協力してくれとおっしゃっているんですね。おっしゃっておきながら、例えば私は西鉄の出身です。私のところは、何名受け入れる、何年度はどういう職種ということ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、大臣、手順とか手続とか労使交渉のあり方というのはこれからいろいろ聞いていくんですが、私は、そのことはちょっと横に置きまして、今私が言ったように、希望退職を募るとすれば、その受入先が明確にならなきゃならぬじゃないかと、地域別に、職種別に、賃金や労働条件別に、そう...全文を見る | ||
○安恒良一君 いつごろまで、時期だけ言えばいいんだ。中身要らないの。 | ||
○安恒良一君 それは困るんだよ。いつごろまでできるかと聞いているだけで八千人のことを聞いてない、一万二千人。安恒さんあなたの御質問で、例えば七月なら七月までに完了しますとかいう、それだけ答えてくれって。時間稼ぎしたら困るようどうどうどうど言って頭が悪い証拠じゃ。こっちが聞いておる...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、これは聞いとっていただきたい。私はやはりこの募集をやるのには、やはり夏なら夏でも結構ですよ。八月でも九月でも結構ですが、その全体をきちっとしてから募集に入らなければ、一部から募集に入るというやり方は邪道なんです。邪道なんですよ。あなたたちは、できれば二万人希望...全文を見る | ||
○安恒良一君 総裁、何ですか、こんな通達出ていることを知っているって平気でうそぶいているじゃないですか。どういうことですか。「給与については、現給を下回る場合が多いことを周知し了解を得ること。」とは何ですか。「宿舎については、望むことは困難であることを周知し了解を得ること。」、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、こう書いてあるんですよ。「今後辞退者を絶対出さないため、特に下記の点に留意のうえ今後の推薦等を行なうよう願います。」と書いてあるんですよ。皆さん方があっせんするときに、賃金が大幅に下回って、行くばかはいないんですよ。家族を含めて生活しているんですよ。三十万円も...全文を見る | ||
○安恒良一君 総裁、こういう紛らわしい通達については直ちに調査して善処してください。こんな通達が出ておったのではだめです。とても労使が円満に事を運ぶことになりませんよ、こんな通達を出しておったら。これは時間がありませんからこれ以上言いませんが、ほかのところを聞かなければならぬから...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、これは後から与野党の共同の附帯決議等も提案をさせていただきますので、それを受けて、今、大臣がおっしゃったように、最大の、ベストを尽くしていただきたいということを強く要望して、この問題を終わります。 次は、いわゆる労使の交渉のルールの確立の問題について少...全文を見る | ||
○安恒良一君 今またあなた重大なことを言われましたね。若干の食い違いとはどういうこと、今までのあなたはそんなこと言われていませんよ。具体的事例を同僚議員等が挙げて、例えば一万二千人しか出なかったと、一生懸命努力したけれども八千人出なかったらどうするかと言ったら、それは清算事業団が...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは今度は具体的に、労使の信頼を回復して労使が協力をし合わないと、私は国鉄の再建というのはあり得ないと思うんです。 そこで、そのことについて問題を絞って聞きたいんですが、労使の信頼を回復することを目的として、国労と当局との間に懇談会を設置し、第一回の会合が五...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、御承知のように、今のところを整理してみますと、総裁は、今までの国労との間の経緯にとらわれることなしに、労使共通の場、労使協議機関を設け、雇用問題、経営問題を含めざっくばらんに協議し、相互理解を深めたい。また、そういう議論を深めることによって雇用安定協定が結ば...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、そうだとしますと、今度は五月十六日の懇談会の経過と概要、当局が作成し地方に伝達した資料があります。この資料によると、多くの問題がありますが、特に、③にこう書いてあります。当局としては「労使の信頼関係回復には労使共同宣言に調印することが、今考えられる唯一の道で...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなたは従来の経緯にとらわれることなくという答弁ですね。その意味は、信頼回復をした上で共同宣言を将来結んでもらいたいとか、さらに雇用安定協定へいきたいというお気持ちはあっても、この文章のように、まず共同宣言を結ぶことが第一だと、それが信頼回復の第一だということである...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや私は、総裁、あなたがこの懇談会を通じて労使の話し合いを深める、その中から共同宣言についても理解をしてもらいたいというお気持ちをあなたが持たれることについて何も言っているわけじゃないんですよ。しかし、それが唯一の条件だということで、そこで、そこだけで議論したらまた...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、この点についてこれからもこの雇用問題等を中心にしながら何回も懇談会を持ちたいということでありますから、私は、ぜひとも懇談会を持って、そしてその中から労使の信頼関係をつくり上げてもらいたいと思うんです。そして、そのことが、いろいろここで同僚議員からも問題にな...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、あなたの気持ちだけ聞いているんじゃなくて、私は具体的に言っているんですよ。あなたもおっしゃったように、こういう懇談会が双方のトップレベルを挙げてあらゆる議題についてこれから議論をしようということになって、そして、その中から労使のまず信頼関係を回復したいというね...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃそこのところをきちっと確認をしておきます。 それから、私は、希望退職の募集に当たって、企業名や仕事の中身や賃金や労働条件、それを私は現場に告知をせよということを申し上げましたが、それと同時に、希望退職がスムーズに行えるかどうかというのが、やはり労使で、こ...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひとも、私は、国鉄のすべての組合との間にわたって、ひとつきちっとしてもらいたい、このことを申し上げておきます。 それから、いま一つ、これは、この共同宣言の中身については、あなたは、結んでもらいたいということを言われているわけですから、これからも議題になるでしょ...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。それじゃ十八日のNHKの放映についてあなたはそう見られますが、これもやはり見た国民の判断で、あれを国民が受けとめた多くの目は強制、強要というふうに見ていますから、このことはあなたと私は見解が違う。しかし、そのことよりも万が一所属長が募集行為で強制、強要...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました法案に対し反対の討論を行うものであります。 冒頭私は、本法案が政府の進めようとしている国鉄改革の前提となる重要法案であると考え、若干の意見を申し述べます。 政府は、国鉄改革は一刻の猶予も許されないと主張し、国...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、ただいま可決されました日本国有鉄道の経営する事業の運営の改善のために昭和六十一年度において緊急に講ずべき特別措置に関する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出をいたします。 ...全文を見る | ||
05月21日 | 第104回国会 参議院 運輸委員会 第14号 議事録を見る | ○安恒良一君 これから持ち時間で質問をいたしますが、質問通告をしてなかったものですから、その点についてはお許しを願いたいと思います。 まず、この法案を提案される「目的」といたしまして、「外航海運をめぐる経済的事情の著しい変化にかんがみ」、こういうことなのであります。そこで、こ...全文を見る |
○安恒良一君 担当局長は今淡々と、経済情勢の変化でいかにもやむを得なかったような印象を与える説明をされていますが、この法律は「経済的事情の著しい変化にかんがみ、特定外航船舶の解撤を促進するための措置を臨時に講ずる」ものである、そして「国民経済の健全な発展に資する」、こう書いてある...全文を見る | ||
○安恒良一君 もちろん私も、日本は貿易立国でありますから海運の仕事が非常に重要であるし、その健全な発展が国民経済の健全な発展に寄与することは否定をするものではありません。しかしながら、このような一つの救済策を行うときには、中身をやはりきちっとお互いがつかんでおかなきゃいけない。例...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、そういうことが大体気に入らぬのや。三年間の債務保証規模四百億ということで、——金を借りるときは債務保証というのは非常に重要なんですよ、そうでしょう、だからこの法律を出したんでしょう。私はわかりやすくそれを助成とこう言っているだけであって、三年間の債務保証規模四...全文を見る | ||
○安恒良一君 衆議院でも、具体的数字を挙げて、例えばその根底の日本の便宜置籍船を中心とした投機的な建造、とりわけ一九八三年を中心とした問題等も同僚議員からいろいろつかれていますが、日本の場合は、世界の船舶建造のうち日本の造船というのは約五、六〇%その当時やっぱり船を建造していって...全文を見る | ||
○安恒良一君 ひとつ大臣のところで両局長、整合性のある行政ということに、今までも努められたと思いますが、さらに努めていただきたいと思います。 そこで、少し中身に入っていきます。 船腹量が過剰だ、こう言われていますね。そうすると、日本の船で過剰の船腹量というのはどのくらいな...全文を見る | ||
○安恒良一君 六十五年は幾らかもう一遍数字を言ってください。 | ||
○安恒良一君 今現在における世界の船腹量の過剰状況、それから日本の船腹量の過剰状況はわかったんですが、私は二十一世紀と言ったんですが、そんな長いのはできないということで五年間のことを言われた。 なるほど、五年で見ると、日本の場合三千四百万トンを二千九百万トンにしたいということ...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう私の時間はわずかしかありませんので、最後の質問になりますが、この法律の中で雇用安定について触れられています。その中で、「特定海運事業者は、解撤が行われる特定外航船舶に係る船員について、解撤促進基本指針に定めるところに従って、失業の予防その他の雇用の安定を図るため...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、そんなことは、今あなたが言われたようなことは、こんなことを明記しようと明記しまいと、当然国が今、失業者に対しては一般的にやっていることでしょう。今あなたがおっしゃったような職業訓練とかなんとかかんとか、そんなものは、わざわざここに、第九条の第二項に「国は」云々...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうすると、例えばそういう訓練を受けている間の生活保障というのは、あれですか、失業保険法に基づいてやっている。そうすると、今あなたがおっしゃったようなそういう訓練の費用とか何かは国が持つんですか。「国は」と、こう書いてあるから、何か国がこういうふうなことについて——...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ最後になりますが、今回の解撤に伴って大体どの程度の失業者が発生するというふうにお考えになっているか、数はどの程度になりますか。 | ||
○安恒良一君 最後に、大臣にお願いしておきたいのですが、数は今言われた一応千名程度、その中で離職される人は五百名程度だろうということでありますが、船員の他への配置というのもこれもなかなかそうは簡単にいかないんですよね、陸上に揚がってつぶしがどの程度きくかという問題もいろいろござい...全文を見る | ||
05月21日 | 第104回国会 参議院 本会議 第18号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました法案に対し、反対の討論を行うものであります。 冒頭、私は、現在政府が進めようとしております国鉄改革の基本的なあり方について、議会制民主主義の根幹に抵触する極めて重大な誤りがあることを指摘せざるを得ません。 現...全文を見る |
11月07日 | 第107回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○安恒良一君 まず、総理に経済見通しについてお伺いをしたいんですが、対前年度比実質四%の達成に総理は本当に自信を持たれているのだろうかどうかと。それはこの国会では修正をされないわけですから四%責任を持つと、こういうふうに国民は思いますが、それを裏切ることはないでしょうね。総理の御...全文を見る |
○安恒良一君 全力を奮っているということですが、経企庁長官に伺いたいんですが、四%の経済見通しは当初から少し無理があったんじゃないか。昨年の暮れに企画庁自身が三%の前半ということを言っていましたし、その当時民間の各経済見通しは三%が非常に多かったわけです。ところが、こういう実態を...全文を見る | ||
○安恒良一君 具体的数字でお聞きしましょう。 九月十日発表されました四―六の国民所得統計では前年比〇・九%増で、これを年率で換算しますと三・六%と、四%を下回っています。そこで、四%達成のためには残りの四半期何%の成長が必要なんでしょうか。そしてそれは年率に換算すると幾らにな...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、具体的に言いますとこれから一・七%強だと、しかも年率に直すと七%ないとできないと、これは科学的数字なんです。一方、御承知のように総理は東京サミットやそれから東京サミット前の地ならしでアメリカに行かれまして、そこで過大な私は経済見通しを約束されたと思います。これ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、いま一つ具体的数字を挙げてみたいと思いますが、ことしの一―三月の国民所得統計の成長率は前年比マイナス〇・五%ですね。これは年率に直しますと二・一%に落ち込んでいるわけです。そこで、今総理が言われたように、政府の施策を見ますと、公共事業の契約の前倒し、三月、四...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、内需拡大の方に入っていこうと思うんですが、その前に経企庁長官、総合経済対策三兆六千億はGNPを来年の三月まで何%押し上げるという計算をされているんですか、来年の三月までですよ、年度内に。 | ||
○安恒良一君 経企庁長官、そんなことじゃ困る。何%上げると思っていますかと数字を聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 ちょっと時間のむだです。 私はGNPを何%押し上げるのかということを聞いているのに、相当相当じゃ全然わかりません。 | ||
○安恒良一君 委員長、答えは正確でありません。私は今回の総合経済対策三兆六千億は年度内でGNPをどれだけ上げるかと言っている。今の答えは一年と言うんですね、もう年度半分終わっているんですから。それを答えてください。 | ||
○安恒良一君 来年の三月まで。 | ||
○安恒良一君 総理、経企庁長官を呼んで、その四%達成が無理だと言ったから、しかられたものですからああいう苦しい答弁を一生懸命して時間を費やしているんですよ。それだけ私は言っておく。私はとても半年で、来年の三月までしかないんですから、そんなにGNPを大幅に押し上げる効果はない、こう...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも的確に答えていない。そういう要請あるいは実行との間にギャップは起こりはしませんかと、起こらないなら起こらないということでいいんですが。 そこで、少し中身を聞いてみたいと思うんです。まず、総合経済対策、三兆を超える事業規模の中で地方単独八千億ということになっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも既に事前に詰めてありますから、具体的数字を説明してください。 | ||
○安恒良一君 自治大臣、推計とか期待をすると言われていますが、私があなたに聞いたことは、具体的に消化ができますかと、できるかできぬかということを答えてください。 | ||
○安恒良一君 次に、建設大臣にお聞きしますが、住宅金融公庫の事業規模七千億ということで追加でありますが、私が聞いたところによると、これは融資が決まってから予算成立後三、四カ月たたないとなかなか実行に移れない、こういうことです。既に六十一年度の半ばでありますが、この効果ですね、今自...全文を見る | ||
○安恒良一君 なかなか正直でいいですね、一〇〇%は使い切れないということですから。 そこで、さらに中身を詰めていきたいんですが、公共事業費の追加が一兆四千億、これは災害復旧が五千五百億ありますし、そうすると一般公共事業は八千五百億ですか、国の負担分はわずか千三百三十億ですと、...全文を見る | ||
○安恒良一君 前段の総理の答弁で、問題は年度内消化だと言われました。そこで私たちは、補正予算の提出を野党としては早く出すようにと言ったのですが、非常におくれてしまい、もう積雪寒冷地では工事が非常に難しくなっていると思います。 そこで、北海道、東北地方の事業費の配分、箇所づけ、...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、地域別傾斜配分については、円高不況問題ですから通産省の方もあるんだと思って聞いたんですが、関係ございませんかこれは、通産大臣。 | ||
○安恒良一君 具体的資料を後でいただきたいと思います。 そこで、今度は財政再建と経済運営について少しやりたいんですが、政府は六十一年度予算審議のとき私たちには、円高のメリットが後半に出る出ると、こう言ったんですね。ところが、どうも後半になっても景気がよくならない。私たちは逆に...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が聞いたのは、円高のメリットだけではなくて景気の動向を聞いたんですが、経済、景気の診断というのは私は正確なデータでもっと適切にやらなきゃならぬと思うんです。それを政治的な力によって引きずられて一日延ばしすることはいけない。例えば、今も聞いたんですが、八月の月例報告...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の手元にいただいています主要経済指標に見られる景気の二面性から見ますと、やはり後退指標が、もしくは不況感が非常に強まっているのが多いんです。しかもこれは今日現在であって、私がお聞きしているのはこれから来年の三月までないし再来年についてどうなるか、こういうことを聞い...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ少し数字的にお聞きしましょう。 五十九年度から今年度まで特例公債発行をどれだけ削減しましたか。それから六十五年度までにゼロにするためにはこれからの三年間でどれだけの削減をやるつもりですか。数字的にお答えください。 | ||
○安恒良一君 人の質問に正確に答えを。毎年幾らずつですか。 | ||
○安恒良一君 これから毎年一兆三千億ずつやるというその数字だけでも私は不可能だと思います。 そこでさらに数字を聞いていきますが、六十一年度の税収の落ち込みの金額と、それからそれが六十一年度にどれだけの悪影響を与えるのか。また、大蔵大臣に、六十二年度財政の中期展望で見込まれてい...全文を見る | ||
○安恒良一君 質問に答えていない。六十二年度の財政中期展望で見込んだ金額は幾らか。それは入るのかどうか。何も六十五年まで聞いていないんだよ。六十二年を聞いているんだよ。 | ||
○安恒良一君 結局、今回の落ち込みから財政中期展望で見込んだ四十三兆千二百億はまだ計算ができないと、こう答えてるんですね、大蔵大臣。そういう状況の中で、さらに六十二年度は私は公共事業のいわゆる拡大、景気対策、これは重要な課題になってくると思いますね。これは今年度補正したぐらいです...全文を見る | ||
○安恒良一君 これ以上は押し問答になりますが、財政再建の目標、財政運営の間に大きな亀裂が出てきて、恐らくポスト中曽根さんの後では完全に違った財政再建方針なり財政運営に変わるだろうと私は思います。このことだけは申し上げておきまして、答弁は要りません。ニューリーダーもたくさんおられま...全文を見る | ||
○安恒良一君 党税調でやっておるという逃げ方をされますが、税というのは具体的な問題ですから少し中身を、そういう抽象的なことでなく中身でお聞きしたいと思いますが、総理は所得税が今回の税制改正の一つの中心であるということを認められています。そこで、所得税をめぐってクロヨン、それから資...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、制度上の改善案の中身について少し議論をしたいんですが、実額控除が設けられたというんですが、これは非常に制限的で申告の実益がないというふうに報じられていますし私もそう思うのですが、またこれは一方、事業者の費用認定とは雲泥の差がありますね。これで本当に不公平税制...全文を見る | ||
○安恒良一君 小倉さんに重ねてお聞きしますが、二本立てをやはり一本化することが簡素、公平、公正になるという、そういう議論はないんでしょうか。また、そのことについてあなたはどう考えられますか。 | ||
○安恒良一君 総理のお答えがありませんでしたが、やはり総理がおっしゃる簡素、公平ということからいうと、私はできるだけ早くこの給与所得者と事業所得者の二本立ての現行所得税制度というのは一本化の方向にぜひ進んでもらいたい。そのことが一番早い問題だと思う。このことは意見として言っておき...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、重ねて聞きますが、汗水流して働いたサラリーマンの課税最低限は四人家族の場合に二百三十五万円だと。いわゆる配当だけで食っている四人家族は五百十三万円だと。これで本当に総理がおっしゃっているところの公平、公正、簡素と、こういうことになるんでしょうか。これは非常にサ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私のお尋ねには総理は全然答えられなかったんですが、そこで話を少し進めていきまして、今言ったように金持ち優遇は温存しながら、今度はささやかな庶民の方は、高齢化社会を迎えて老後のためにわずかな預貯金のマル優制度は原則的に廃止の方向が打ち出されている。私はこのマル優廃止に...全文を見る | ||
○安恒良一君 国債購入三百万は。 | ||
○安恒良一君 廃止するのですか、残すのですか、国債について。そこのところを答えてください、前段は要りませんから。残すか、廃止するか。 | ||
○安恒良一君 総理は政党政治だからと言われていますが、今お聞きをしましても、郵政大臣はやはり郵便貯金の少額優遇制度は残したい、存続したいとおっしゃっていますね。宮澤さんは総理に気を使われまして、この国債のことは触れてないんですが、右に倣ってと、こういうことですが、どうも私は、例え...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、もう少し国会で論議を深めるべきだ。総理は税調をやっているときは税調で逃げられて、そして今度は自民党が始めると自民党と、こう言って逃げる。逃げではいけないと思うんです。国民が一番このことは、きょうも恐らく多くの人がどうなるだろうかと思って心配してテレビを見詰めて...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、いま一つ、これも確認しておきたいんですが、今度のやつはそうだということでありますが、財政再建のために増額をしない、こういう約束もいろいろされましたね。そこで、新型間接税が創設されましても、総理が言われる財政再建期間というのは六十五年度まででありますから...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこはやはり後退しているのですが、総理、この前のときは財政再建のための増税はしない、こういう約束をされた。そして、財政再建期間はいつまでか。あなたは、旗をおろさない、六十五年度までやる、あれだけ私との論争で言い切られたんです。 そうしますと、私は未来永劫までとい...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の質問にお答えになっておりません。 今回のこと、同じことを二回言われましたが、六十五年度までの分については増減税は同額ですかと聞いているんですが、イエスかノーかを答えてください。 | ||
○安恒良一君 この点、はっきりしませんことは大変遺憾です。 そこで、これは新聞報道で十月二十九日、総理は、減税優先で増税は後だ、こう発言されておりますが、減税優先というのは国民みんなが賛成すると思いますが、減税実施の年次とそれから増税実施の年次、これを明確にお答えください。 | ||
○安恒良一君 そうすると、新聞報道は間違って、総理の真意を正確に伝えていません、そう受け取ってよろしいですか。 | ||
○安恒良一君 時間がありませんから、また、これから総理も党の税調でやっておるということで逃げられますから、私は引き続き関係委員会の中で徹底的にこのことを追及していこうと思います。 感想だけ申し上げておきますと、今の論議を聞きますと、税制改革の論議を通じて一つだけ明確になった。...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、基本的概念で失業というのは社会の諸悪の根源であろう、さらに失業問題を放置すると遠からず深刻な社会問題が起きるのじゃないか、こう思いますが、総理、そう思われませんか。 | ||
○安恒良一君 では、それを前提にして少し話を進めていきたいと思いますが、最近の失業の状況 について労働省、関係省庁からそれぞれ状況を説明してもらいたいと思います。 | ||
○安恒良一君 そこで総理、労働大臣、今のような現状認識の上で、円高に伴う雇用、失業面への影響が本格的にあらわれてくるのはこれからだと思います。経済の成長率の低下一つをとっても、それから輸出輸入の構造、産業構造の変化、そんなところから、労働大臣、来年の一月から三月において我が国はど...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、完全失業者が二百万台を超えるだろうし、失業率も大臣がおっしゃったように三%台になるだろう、こういうふうに思っています。それに加えて、今通産省からも御説明があったように、加えて国鉄分割・民営化による余剰人員、石炭切り捨ての余剰人員、北洋漁業撤退の余剰人員、それに...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に私、産業の空洞化という問題で少しお聞きしたいんですが、長期信用銀行の調査によると、三九%の企業が円高に始まった昨年の九月以降海外に進出した、もしくは数年以内に進出すると言っているんですが、こういうものの雇用にあらわれる影響、それからいま一つは、同じく産業構造審議...全文を見る | ||
○安恒良一君 数字を言ってくれと言っているんだよ。 | ||
○安恒良一君 今言われただけでも百六十一万人の雇用が減る、総理、こう言われているわけですね。そして既にもう、大企業が海外に出ていきますと中小企業だけ置き去りにされている。そういうことから今度は中小企業が出ていった影響を受けてまたこれを解雇していく、こういう問題が出てまいります。そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理からそういう答えがあったんですが、労働省はこの産業構造審の試算をどう考えておられますか。それから、こういうものをつくるときに労働省も一緒になってこういうものの議論に加わられたんでしょうか。 | ||
○安恒良一君 総理、お聞きのとおり、この産業政策と労働政策、連携をとってやってないんですよ。だから総理から言わせると、あれは計算にすぎないと、こういう御議論にこれはなるんですが、この点は注意をちょっと喚起しておきたいと思います。 そこで労働省に、今度の円高で雇用失業情勢が悪化...全文を見る | ||
○安恒良一君 きょう今お聞きしますと、相も変わらぬ給付行政中心の繰り返しですね。ただ一つ新しくつけ加えたのは、都道府県に臨時雇用対策本部を設置する、これだけなんですね。これは私から言うと一時的な対策にしかすぎない、本当にこれで失業防止やさらに雇用の創出の効果が出るというふうに考え...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、産業の空洞化を初め大量失業時代の十分な対策は今の御答弁では不可能だと思います。そこで押し問答してもしようがありませんので、私の方から抜本的な雇用対策の確立、雇用創出の機会をつくり出すための提言をいたしますので、それについて総理並びに労働大臣にお答えを願いたいと...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、最後に総理に答えていただく前に、もう一遍今のところを総理、来年の一―三月には二百万人台をオーバーするだろうという見方が強いんですね。そういうときですから、通産大臣と労働大臣だけの話ではだめだろう。それは非常に重要でありますが、やはり運輸とか建設、厚生それか...全文を見る | ||
○安恒良一君 続いて、今度は社会保障関係に入っていきたいと思います。 総理は所信表明演説の中で、活力ある豊かな長寿社会の建設ということで、六月に決定された長寿社会対策大綱に基づいて施策を積極的、総合的にやる、こういうことでありましたが、私は昨年の委員会でも言ったのですが、答申...全文を見る | ||
○安恒良一君 この長寿社会対策大綱は、雇用・所得保障システム、健康・福祉システム、学習・社会参加システム、住宅・生活環境システムということで、厚生大臣は自分の分野だけを説明されたんですが、具体的なタイムスケジュール、施策の優先順位をつけたプログラム、財政の裏づけということで関係大...全文を見る | ||
○安恒良一君 答えになっていません。タイムスケジュール、優先順位、プログラム、財政の裏づけ。 | ||
○安恒良一君 タイムスケジュールとか優先順位、こういうものはどうするんですか、厚生大臣。あなた答えになっていないじゃないですか、抽象的なことばかり言って。できなけりゃできぬとか、できているならできていると答えてください。時間をとるだけじゃないですか。 | ||
○安恒良一君 総理、あなたが所信演説で言われたことは非常にトーンが高いんです。それを実行するためには、総理が命令されまして、そのタイムスケジュールや施策の優先順位ぐらいは御指導していただかないと、各省各省ということで全然答えをしていないんですよ、やっていないんです。やってなけりゃ...全文を見る | ||
○安恒良一君 財源のところはなかなか歯切れのいいお答えもないんですが、高齢化社会になるとどうしても国民の負担増は避けられないと私は思うのであります。そこで、高齢化社会において国民が負担する原則をどこに据えるかということだろうと思います。私の主張は、次の三つの原則が必要ではないかと...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、第一原則についてはおおむね私の考えと同じだと、こうおっしゃったんですが、同じだということならばあなたたちがやっていることにかなり矛盾がありはしないかと思います。例えば、国民健康保険の給付水準が一番悪いところ、それから世帯当たりの保険料が一番高いという事例があ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私は二つのことを言っているんですよ。国保の給付水準、公平の原則からいうと国保の保険料は非常に高低があるわけですね、世帯当たりの、市町村によって。そういうところもまず直していかなきゃならぬのじゃないですか。国保自体を直していかなきゃならぬのじゃないですかと。そう...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、今数字を挙げてもらいましたように、国の負担は六十五年度になると七・五%も減るんです。ところが、サラリーマンの方は一〇・九%も、一割以上もふえる、約一一%ふえるんですね。こういうやり方では、いわゆる高齢化社会の負担のあり方というのは間違っているんじゃないか。公平...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、SDIの問題について聞いてまいります。 総理、レイキャビクの米ソ会談の成功は世界のみんなが望んだところでありますが、残念ながら土壇場でアメリカのSDI問題がどうしても解決せずに物別れになってしまいました。総理はこの会談の内容と結果についてどういう分析と評価...全文を見る | ||
○安恒良一君 分析と評価の基本的考えを聞いたんですが、その後総理はアメリカ側からどんな報告を受けておられるのだろうか、また米ソ首脳会談の今後の見通しについてどんな説明を総理はアメリカ側から受けておられるのか、お聞かせ願えれば幸いだと思います。 | ||
○安恒良一君 今度は問題のSDIについてですが、政府は去る九月九日、研究参加を決定されました。その際の官房長官談話も読みましたし、また国会のいろいろな議論も聞かせていただきましたが、私は重大な疑問、危険性は何一つ解消していないと思う。 そこで、まずSDIの概念をはっきりさせた...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも定義づけ、私はこう思うということを言いながらお聞きしたんですが、わからないですから重ねて聞かせていただきたいと思います。外務大臣、もう少しわかりやすく、SDIというのはこういうものだということを聞かしてください。 | ||
○安恒良一君 研究参加を何とか弁護しようと思って持って回って言われて全くわかりませんが、これ以上やってもしようがありませんから私は私なりに中身を進めていこうと思います。 そこで、SDIはアメリカが独自に配備することになっていると思いますが、その防衛の範囲はどうなっていますか。...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、SDIはソ連の二千基以上の核ミサイル、核弾頭にしますと数万発に上る核戦略すべてを撃ち落とすことができる、こういう各種の兵器を配備するものと考えられますが、ヨーロッパを初め世界じゅうの科学者たちはそれは不可能だ、非現実的だと言っています。最近では、やはり...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私が聞いているのは、それでは、ソ連ならソ連の二千基以上、数万発を全部捕捉できる、こういうことになるならば、本当に核の全廃が実現できるのだろうかと、こう聞いているんですよ。 | ||
○安恒良一君 仮にできるとすればという仮定でおっしゃいますが、まあ仮にできるとすると、それでは、ソ連側もSDIを突破し得るような新しい核兵器体系の開発や、ソ連みずからがSDIそのものを無力化する、破壊する兵器体系をつくることの開発に本格的に今度は乗り出すことになると思うんですね。...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はこの点はやはり核兵器だ、非核兵器ではないという意味で言っているわけでありますから、その点は間違えないように。 そこで、次のことについて少しお聞きをしておきたいんですが、SDI研究開発計画は米国内でも強い反対がある。特に民主党内でありますが、過日の米ソ会談につ...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、都合のいいことだけ聞かれているようですけれども、民主党内には賛成派の人も一部おるでしょうが、反対の意見が非常に多いわけですね。結局、米ソ首脳会談が壊れたのは余りにも大統領がそこに固執し過ぎたからだ、こういうことを民主党としては言っているわけですから、私は今回の...全文を見る | ||
○安恒良一君 これから地価対策、平和相互銀行問題、防衛施設庁の基地周辺の住宅防音工事問題等について聞きたいのでありますが、私の時間は九分しかありません。そこで、質問通告をいたしておきましたが、ポイントのところだけを聞かしていただくことをまずおわびをしておきます。そして、これらの問...全文を見る | ||
○安恒良一君 著しく値段が安いものを四十億で売りつけるというその問題が犯罪にならなかったということですが、これ以上は時間をとりますので、改めてまたゆっくり聞かしていただくことにしましょう。 それから次は大蔵大臣と法務大臣に聞きますが、「時代行列」に四十億を支払った、ところがこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 この問題も答弁は必ずしも納得できないところありますが、時間がありませんので次に行って、改めてまたやらさしてもらいます。次は、土地問題についてお聞きしますが、最近、東京都を初め大都市の土地の値上がりが大きく国民生活に脅威を与えておりますが、まず土地の値上がりの原因は何...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はそれも一つの理由だろうと思いますが、一つはやはり金余り現象、投機的な資金がいわゆる底地買いの財源として大きく流れている、このことがあるんじゃないでしょうか。二つ目には、国土計画や都市計画の手法を無視して東京へ再集中化する、こういうことが、やはり政治的な発言にもい...全文を見る | ||
○安恒良一君 大蔵大臣、銀行や損保の融資がどれだけ底地買いに流れているか、融資先の調査をされたことありますか。それとその結果について、またそれらに対する指導監督についてお話しください。 | ||
○安恒良一君 その報告はいつ集計して、その結果を私どもに知らしていただけますか。 | ||
○安恒良一君 それじゃ早急に調査をして資料を出してください。 次に、国土庁長官、土地の買い占めの実態調査を進めていますか。また、土地の買いかえ特例が悪用され、いわゆる転がしの利益が生まれるための税制の改革に手をつけられていると思いますが、いつやるんですか、どの国会にどのように...全文を見る | ||
○安恒良一君 国土庁長官、急いでやらなきゃだめですよ。もたもたしておったらもう悪いやつが全部買い占めた後に税制ができたって何にもなりませんから、そのことを私はあなたに警告しておきます。 そこで、林野庁長官、港区六本木の宿舎を一般競争入札にするに至った経過をひとつ報告してくださ...全文を見る | ||
○安恒良一君 基本的条件が合わないというのはよくわかりませんから説明してください。 それから建設大臣、住宅・都市整備公団が林野庁との交渉の結果、価格が合わなかったというのですが、その価格は公示価格を一とした場合どのくらいの幅で交渉されたのですか、それをお答えください。 | ||
○安恒良一君 だめですよ。公示価格を一とした場合どのくらいの幅の交渉であったかと聞いているのです。それぐらいのことは言えないはずはないと思います。 | ||
○安恒良一君 だめ。そんなばかなことはない。 | ||
○安恒良一君 私は、この西戸山の開発のときはいろいろ国民から総理、関係者は訴えられているのにもかかわらず、これはマンションをつくるということで随契がされている。今回は、公団からもそれから私の手元には港区から、きょう七日の十三時、臨時区議会で全会一致でひとつ競争入札の撤回を求めると...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、私はぜひ検討してもらいたい。なぜかというと、住宅・都市整備公団がやっぱり住宅をつくりたいと言っているわけですよね。それなのに価格が折り合わなかったから、だからということで競売にされる。一方、西戸山の方はこれは随契でいったわけですからね。ですから、余りにも同じ住...全文を見る | ||
○安恒良一君 予算書、決算書。 | ||
○安恒良一君 総理、私が最初求めたら、予算、決算書を出せと言ったらこんなばかげたものを持ってくる。六十一年度幾ら幾ら、予算が。決算は六十年度こうと。これを持ってきた。国会議員をばかにするのも甚だしいんだ、防衛庁。軍の機密でも何でもないんですから。いわゆる今おっしゃったように、監督...全文を見る | ||
○安恒良一君 じゃこれで時間が来ましたから終わります。 | ||
11月14日 | 第107回国会 参議院 日本国有鉄道改革に関する特別委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 本日は大変お忙しいところを吉田先生、中山先生に御公述いただきまして、ありがとうございました。 私の持ち時間が三十四分、これも往復でございますので、一人の先生に大体私十七分ずつぐらい、これは私がしゃべりますことを含めてでございますから、よろしくお願いをしたいと思い...全文を見る |
○安恒良一君 私の時間は十一時九分までですから、今お二人の先生からお答えいただいたんですが、ちょっと吉田先生は私の二問目のとり方を、私のしゃべり方が下手だったのかどうか、先生とり違えられた。 私はこういうことをお聞きしたわけです。民間会社で事業が行き詰まる、そこで新しい事業体...全文を見る | ||
○安恒良一君 終わります。 | ||
○安恒良一君 まず藤井先生、山口先生、大変お忙しい中、私たちの審議の参考のために貴重な意見を述べていただきましてありがとうございました。 私の持ち時間は三十四分でございまして、しかもこれは往復なのでございます。そういう角度からひとつお答えを願いたいと思います。 まず、藤井...全文を見る | ||
○安恒良一君 まだちょっと私の持ち時間がございますから、そこで重ねて藤井先生にお聞きをしておきたいんです。 ミニマムの問題で、藤井先生は過疎バスを言われておりますが、先生御実態を御承知かどうか。私たちも一生懸命過疎バスを守りたいと思ってやっていますけれども、今国から出ている補...全文を見る | ||
○安恒良一君 結構です。 | ||
11月25日 | 第107回国会 参議院 日本国有鉄道改革に関する特別委員会 第8号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、本日この質問の中で雇用問題それから長期債務の問題、長期債務の方は土地の問題、清算事業団の問題、年金それから長野県における三分割問題等を質問したいと思いますが、まず雇用問題に入る前に、雇用問題の前提として、この委員会でもしばしば話題になりました人活センターの問題...全文を見る |
○安恒良一君 まず私は国鉄の退職にかかわる諸条件について少しお聞きをしたいと思いますが、改革法の二十三条で政府答弁を聞いておりますと、新会社の職員となる者は国鉄を一たん退職し、それぞれ新会社の新規採用にされると、こういうことは間違いございませんか、大臣。 | ||
○安恒良一君 時間がございませんので、間違いないやつは間違いないと答えてください。 一たん退職といいますと、一般の退職や希望退職でも書かしております辞職願というものを新会社に行く職員には書かせることになるんでしょうか。 | ||
○安恒良一君 そうすると、書かせるとしますと、その形式はどうなるんでしょうか。例えばまさか、一身上の都合によりなどということは書かせないと思いますが、どういうことを書かせるんですか。 | ||
○安恒良一君 検討と言われますけれども、すなわちこれはいわゆる日本国有鉄道法の就業規則第三十二条の退職の手続は書面による申し出と定めてありますが、今書かせると言いながら、書かせる中身がないわけですね。ですから、やはりこれは通常の退職であれば、もうこれはきちっとして書面によって申し...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。通常の退職とは異なるということで、その点は確認をしておきます。 そこで、今度は労働省にお聞きをしたいのでありますが、労働大臣に、退職にかかる諸条件は公労法八条の定める団体交渉事項に当たると思いますが、労働大臣、どうですか。 | ||
○安恒良一君 団体交渉であるということはわかるのですが、今の中身がちょっとわからないんですね。他の法律に定められている事項を除いてなどということ、私は今言ったように、通常の退職とは違うと、しかし一たんやめてもらっていわゆる新会社に行くということになると、そのことについて組合側が組...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、それ以外退職にかかわるいろいろな問題が出てくる場合は、やはり公労法に定められている団体交渉を行うことは当然ですね。——はい、結構です。 以上のようなことでございますから、運輸大臣、やはりこれだけの職員が大量に一時退職するわけですね。しかも、今言われたよ...全文を見る | ||
○安恒良一君 総裁、よろしゅうございますね。今申し上げたようなことについての組合との退職にかかわる、退職金を払う場合もある、払わない場合もある、期間を引き継ぐ人もあれば引き継がない人もある等々いろいろの条件がありますから、そういうことについて組合との話し合い、団体交渉、よろしゅう...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、組合がたくさんございますから交渉は大変だと思いますが、ぜひ話し合い、交渉を続けていただくことをきちっと要求しておきます。 次には、雇用を承継する退職金の期間の通算を行う問題点について少し聞きたいと思いますが、新会社に移行する者については法的には一たん退...全文を見る | ||
○安恒良一君 本人の利益ということでありますが、そこで次にお聞きをしたいんですが、問題は、期間が通算されるということは、その勤めておった期間に得るべき退職金が保障されるということであって初めてこれは本人に有利ということになるわけですね。期間だけ通算しても退職金が下がったのでは意味...全文を見る | ||
○安恒良一君 ちょっとそこを正確にしておかないといかぬので、下回るというのは、来年の三月三十一日までもらうべき退職金、それから四月以降十年勤めたり五年勤めますからね、いわゆるこれをトータルして下回るということはあり得ないんですよ、長く勤めるから。問題は、来年の三月三十一日で退職し...全文を見る | ||
○安恒良一君 それからNTTや日本たばこの民営化の場合には退職金の期間も通算されましたが、これは民営化と同時に公社職員としての雇用を承継したから、だからこれは何も問題が起こらなかったんです。身分も引き継ぐ、退職金も全部引き継ぐ。ですからこれは問題がなかったんですが、今回の場合も、...全文を見る | ||
○安恒良一君 私が聞いているのは、有利とか不利とかいうのを長官、あなた答えてもらう必要はないんだ。それは大臣が答える。あなたに法律の解釈を私は聞いているんですからね、法律の解釈。今あなたが挙げられた事例は国家公務員が退職した場合ですね。ところが今の場合でも民間の会社へ行くんですよ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はこれ以上余り時間をとりたくないんですが、あなたは法律の番人ですから、法の一貫性ということで、いいですか、NTTの場合は事業も引き継いだんですよ。たばこも引き継いだんです、事業も。ですから職員も引き継いで退職金の期間もこれは一貫性がある。あなたが今言ったことは何で...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はこの点もあれしておきたいと思いますが、これは、今回の人員整理に当たって、総裁以下役員の人事のあり方についても後で触れますから、問題にします。 私は、大臣、これは私の意見として聞いておっていただきたいんですが、本当に新会社を活力あるものとしてやるということにな...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 そこで、改革法二十三条で、設立委員は国鉄を通じてその職員を募集するということになっていますが、この募集の数は、先ほど運輸大臣が定められた職員と同数であることは間違いありませんね、募集の数。 | ||
○安恒良一君 それから次に、国鉄は、今度は承継法人の職員となるべき者を選定し、その名簿を設立委員に提出することになっています。これは同条の二項に書いてありますが、この名簿登載者は先ほど運輸大臣が定められた数と同数であること、これも間違いありませんね。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、今度は名簿に登載された国鉄職員に対して設立委員が採用通知を出すことになります。この数も、先ほど運輸大臣が定められた数と同数であると考えてよろしゅうございますか。 | ||
○安恒良一君 そこで今度は、採用通知を受けた者の取り扱いですが、この採用通知を受けた者はすべて採用されるというふうに考えていいかどうか。というのは、すべての中には、例えば採用通知を受けた後不幸にして亡くなるという場合がありますね。それから破廉恥行為などで犯罪行為を犯して処罰された...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、新規採用方式と国鉄職員の権利について少しお聞きをしたいのでありますが、その前に、私は資料をいただきました、要求に応じて。それは、現在の定員と、私も余剰人員というのを使いたくないんですが、便宜皆使っておりますから、そういう意味でいわゆる定員をはみ出す人の詳細...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私が聞いたのは、その数の中で今回いわゆる余剰人員となって清算事業団に行かれる方ですね。これは、清算事業団の中で仕事をしに行くわけでないいわゆる余剰人員と言われる方々は、三万五千名の中でどの程度出るんでしょうか。 | ||
○安恒良一君 まあ三万人と五千人と、役員側の数はわかりましたから、役員の皆さんは恐らく常識のある方ですから、私がそんなことを言わないでも恐らく全員辞表を出されると思いますから、その数は聞いていないんです。 問題は、今おっしゃった三万と五千人。普通、民間の場合、たくさんの組合員...全文を見る | ||
○安恒良一君 これもまあきょうはこれぐらいにしておきますから、次回質問に立つときには、私は今五千名の人は、三分の一は清算事業団に行ったり、もしくは場合によれば民間会社に行ったり、いろいろなところに行くだろうということはわかりましたが、いわゆる三万人についてはきょうはこれより以上、...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、それは資料要求しておきます。 次に、この新規採用方式と国鉄の職員の権利問題について少しお聞きをしたいと思いますが、まず改革法二十三条の一項で設立委員が採用基準を提示することになっていますね。この採用基準というのは、私は客観的でかつ公正なものでなければな...全文を見る | ||
○安恒良一君 そのとおりだと思いますが、客観的かつ公正なものでなければなりませんね。運輸大臣、その点よろしゅうございますか。 | ||
○安恒良一君 いいですね。 | ||
○安恒良一君 それでは、問題は今度は、採用基準の中に労働組合に加入をしているとかしていないとか、どの労働組合に所属しているか、こういうことを私は取り上げてはならないと思います。これは労働組合法第七条の規定からも明らかだと思いますが、どうでしょうか。また新規事業体は、これは民間企業...全文を見る | ||
○安恒良一君 このところちょっと大切ですから、前提のところを大臣それから総理もちょっと聞いておいてください。 それで、どういうことかというと、後から評定表を言いますが、「きわめて良い。良い。普通である。悪い。きわめて悪い。」と、こういうふうにこれ格づけするというんですよね。受...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや大臣、おたくもたくさん採られる省ですから、「きわめて悪い」と書かれた附せんがついたものが来たら、労働大臣はお雇いになりますかと、そのことだけです。今解釈は聞いていないんですよ。建設大臣は、おたくにもうんと雇ってもらうんですが、これは「きわめて悪い」と書いてきたら...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、ああいう御答弁で常識の範囲内というのは、常識だったら、「きわめて悪い」とか「悪い」と来たら、これは雇わないのが常識なんですよ。成績が「きわめて悪い」「悪い」と書いてあって雇う人は一人もいない。特に民間の場合は、恐らく民間にも相当行きますが、みんな断ると思います...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうすると、国鉄が設立委員の権限を代行する、こういうことだということですね。わかりました。 次に、選定に当たる国鉄の立場についてはわかりましたが、そこで質問を続けますが、まず、国鉄が選定する際の基準は当該設立委員等が提示する採用基準でなければならないと思いますが...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、今度は国鉄が名簿をいよいよつくることになりますが、調整する必要が生じてきますね。その次には次のような問題が起こってくると思います。 まず第一にその調整の基準、第二にはその調整の結果についてでありますが、調整の基準はどのようなものが考えられるのか。私はこれ...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、国鉄が選定の具体的作業に入るわけですが、設立委員が労働条件、採用基準を国鉄に伝えたのを受けて国鉄がそれを国鉄職員に伝える、つまり国鉄が設立委員にかわって各承継法人の職員を募集すると思います。この募集は国鉄職員全員を対象に行われる、つまり公募されることになると思...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、国鉄職員がそれを受けて応募することになるわけです。応募するに当たって特別の条件が必要となるのかどうか。つまり、一つ私が言いたいことは、北海道の国鉄の職員が応募する場合、常識的に私は北海道旅客会社に入社を希望すると思います。入社希望者が多くてどうしても入社が...全文を見る | ||
○安恒良一君 複数の希望というのは、一社だけでは無理が生じることも私はある程度わかるわけです。しかし一番難しいのは、余剰人員というのは新会社のすべての地域において発生するわけですよね。どこか全然足らないところがあればいいんですが、いただいた資料によるとすべての地域において発生しま...全文を見る | ||
○安恒良一君 まず地元優先が筋だということで御確認いただきましたが、よくわかりました。どうぞ大臣、これはいろいろこれから御指導される際も、もちろん一部どうしても地元で就職できない場合もあると思いますが、やはり九州や北海道の人はできるだけ新会社、もしくは北海道のいわゆる公的部門、も...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、今度は国鉄職員が応募する、つまり配属希望調査票に記入して提出することになっています。そしてこれを受けて国鉄当局は選定作業、調整作業を進める、こういうことになっていますが、そしてその結果が個々人の国鉄職員に伝わる、こういうふうに法律の組み立てはなっているわけです...全文を見る | ||
○安恒良一君 問題は受諾の意思の確認のときですよ、やり方は。というのは、国鉄職員は新会社に自分が行けるものか、それとも清算事業団の職員になって三年先にいわゆる就職先を見つけなければならないか、非常に不安な心理状態にあるんですね。そのときに国鉄が、おまえさんは第一から第何まで希望を...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも余り時間をとってはいけませんので、この苦情処理委員会のところはペンディングにしておきますから、御研究願いたいと思う。というのは、私は、殊さらに話し合い、団体交渉とかいろんなことを分けられていますが、現実に何万名かの組合員が、どの組合に所属しているかは別にしても...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、そこのところは総理も全力を尽くしていただけるということでありますから。 それで、ここで一つだけちょっと聞いておきたいんです。改革法でいわゆる新規採用方式をとる理由について聞きたいんですが、新規採用ということが強調されていますが、しかし今回の新規採用も、...全文を見る | ||
○安恒良一君 十分合理性がある、ないの論議をここでしておったって余り建設的でありませんから、これはペンディングにしておきましょう。 そこで、今言ったように、いわゆる一般に言うような公募する新規採用でないことは間違いないわけですから、その上に立って設立委員が提示する労働条件につ...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、これはちょっと聞いておっていただきたいんですが、夜行列車に乗って三月三十一日に、その運転それから専務車掌、ずっと行っているんですね。午前零時になると新会社になるわけですね。そして、やっている仕事はやっぱり同じことをきちっとやっていくわけですから、その場合に大臣...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理はいいですか。 | ||
○安恒良一君 鉄道輸送に従事しているということを言われたその範囲内について、じゃこの職種、この職種と挙げても橋本さんはまだ余り…… | ||
○安恒良一君 偉い人は別ということですね。あとはということですね。それならわかりました。それじゃ、その点はそれぐらいにしておきます。 次に、今度は職員の管理調書問題について触れていきます。これも余り時間をとりたくないのであれしていただきたいと思うのですが、職員管理調書は衆議院...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで杉浦総裁、時間外に行う増収活動が勤務評定に入っているということは、調査評価の対象になることは問題があると私は思いますが、この点どういたしますか。 | ||
○安恒良一君 プラス材料と、そうしたら、やらなかった人に今度はプラスがつかないわけですからね。そうでしょう。今労働省からも言われましたように、時間外というのは労働者の自由時間で、何に使おうと自由なんで、たまたまその中で一部の人がおれは時間外に切符を売ってきたと言ったら、その人は成...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、一般論の話をしているんじゃないんですよ。国鉄の職員をはかさせなきゃならぬときの評価にこういうことを入れて雇うんですかというんですよ。あなたたちは雇ってもらわなきゃならぬ方でしょうが、雇ってもらわなきゃならぬ方が労働基準法違反の疑いのあることをやっておって、切符...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 それじゃ総裁どうですか。あなたもそうでしょう。一名でも早く再就職させなきゃならぬというときに、基準法の疑いすらあることについて、大臣はもうこだわらぬと、こうおっしゃったんですが、総裁どうですか。 | ||
○安恒良一君 この点、大臣の答弁ははっきりしておりますが、きょうのところ総裁がはっきりしませんから、これは改めてまた詰めることにしましょう。大臣ははっきりしていますが、総裁の方が。私ははっきりしてもらいたいと思うんですよ、そのぐらいのところは。今言ったようなこと、これを総裁、のけ...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。それではこの問題は解決しました。 次に行きます。 同じこの調書の中に「勤務時間中の組合活動」というのがございます。最高裁の判例によりましても、勤務時間中の組合活動でも使用者が認めたものは正当となっております。そこで、調書にはまさか使用者が認めた...全文を見る | ||
○安恒良一君 勤務時間中の組合活動に関する協定があることは私存じています。 そうしますと、それ以外ということになりますと、管理者は協約以外の組合活動を時間内に行っている者がいたならば注意等の処置はとっているはずだ、まさか黙認をしていることはないでしょうね。 | ||
○安恒良一君 わかりました。 それでは、この職務時間中の組合活動を行っていると評定された者についてはすべて記録がありますか。記録がすべて正確に全員にございますか。それをお聞かせください。 | ||
○安恒良一君 これもうそですね。すべて記録があるわけじゃありません、私どもの調査では。記録されたところもありますよ、記録されていないところもあるわけです。記録がない場合には私はやっぱり恣意が入るおそれがある、客観性に欠けると思うんです。例えば、この調書を見ますと、「評定事項」のと...全文を見る | ||
○安恒良一君 これはまた大臣、大変なことですね、回数じゃないと言うんだから。しばしば行うとか多いとか云々と。それで、それは何で判断するかと聞いたら、回数じゃないんだ、現場の職制が判断する。現場の職制の数は今さっき言われましたね、三万人、それぞれが判断するんですよ。それで本当に客観...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、評価の対象になるならぬというのは、正確なやっぱり記録がないとできないんですよ、これ。三万人の職制の人が、記録がない——ある分はわかるんですが、記録がないのに、頭の中で覚えておったり、おれは日ごろあれがときどきやっているからということで、三万人がまちまちにやられ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、同僚議員の質問によりまして、各省が採用していただく数字については資料をいただきました。ところが、組合員の希望は非常にやはり公的部門が多いのであります。そこで、国の一万三千名についてはこの前同僚議員の質問で計画表をいただきましたのでこれは完全に守られるものだと...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから、これは私の希望として申し上げておきますから。六十一年度以降の採用分についてはできるだけ一括採用方式をとってもらいたい。そして、採用が決定して清算事業団の中に待機するということにひとつ努力していただきたい、これが一つです。 それから公的部門には試験を受け...全文を見る | ||
○安恒良一君 それぞれ大臣答弁がございましたから、やはり民間が受け入れやすいように何らかの法対策をぜひ総理の御指導のもとに、今それぞれ関係大臣が、労働省は労働省なりに準備している、運輸大臣は運輸大臣なりにやっておられますから、総理、その点は御指導いただきたいと思いますが、よろしゅ...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、これは労働大臣と運輸大臣にちょっとお聞きしたいんですが、北海道、九州の特別対策ですね。今言ったことは、北海道、九州以外でも民間の経営者が雇うわけですから。ところが北海道、九州は、地域的において雇用情勢が極めて悪いわけですよ、極めて悪い。ところが、残念なことに北...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、この前の予算委員会の私の質問にも、その後総理からも各省に御指示がいろいろあっているようですから、次の通常国会には北海道、九州等を含めた特に失業状態の多いところにおける特別対策、特別立法的なものが提案をされ、私たちが審議できるものだと、こういうふうに思います...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、もう私の質問時間が少なくなりましたので、ちょっと順序を変えまして、前回同僚議員から指摘をされましたいわゆる長野県県内三分割と支社設置問題について聞きたいと思いますが、前回同僚議員から長野県が三つに分割をされる。それで調整機能を有する支社の問題について、調整...全文を見る | ||
○安恒良一君 それからいよいよ長期債務の土地処分に入って、私は率直に言ってこういうパネルまで用意してじっくりやろうと思ったんですが、もう持ち時間が十二時十五分までしかございません。そこで、私はまた改めた機会に長期債務の処理と土地問題、清算事業団における長期債務のあり方については触...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう私の持ち時間が五分になりました。 そこで、締めくくり的にいずれまた時間をとって私は長期債務問題、土地問題、清算事業団問題をやりたいと思います。 ただ、それに当たって御検討をぜひお願いしておきたいことだけ申し上げておきたいと思いますが、今も同僚議員から話が...全文を見る | ||
11月27日 | 第107回国会 参議院 日本国有鉄道改革に関する特別委員会 第9号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、きょうは一つは資産の承継、それから清算事業団における長期債務の処理の問題並びにこれと非常に関連のある土地問題を質問したいと思いますが、まず最初に同僚の久保議員から資産承継問題について関連質問をいたしますので、その発言をお許し願いたいと思います。 |
○安恒良一君 私は、まず最初に清算事業団における長期債務の処理と国民負担についてこれから質問をしていきたいと思います。 まず、論議に入る前に、監理委員会と政府の計算では長期債務の額は若干違うようですから、議論の前提として確定値をひとつ述べてみてください。 | ||
○安恒良一君 確定額ははっきりしました。 そこで、今度は六十二年度予算概算要求における清算事業団の予算措置、それから資金計画について説明をしてください。 | ||
○安恒良一君 今明らかになったように、一般会計から補助金もしくは民間の借入金で、所要額のうちの穴があいているのが一兆千六百億程度あるわけです。ところがきょうはもう十一月の二十七日ですね、これは来年度の問題ですから穴があいたままではいけないんですが、運輸大臣、大蔵大臣、この穴埋めは...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、運輸大臣、聞いてください。私はそんなことでは困ると思うんですね。百年以上続けてきた国鉄をいよいよ解体して民営・分割化をするんだと、それをこの国会でぜひ決めてくれと言われている。ところが六十二年度、この中の一つの大きい清算事業団の収支の中で一兆千六百億もまだ穴が...全文を見る | ||
○安恒良一君 余りそこのところ、頑張ろうという気持ちはわかりますが、私は金額的に納得できませんが、これで時間をとったらもったいないですから、じゃ私の方から。 今度国鉄を民営・分割するためには、物すごい長期累積債務がたまったんだ、赤字だと、このままでいくとますます国民に負担をか...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃお互いに、私も当てっぽすでこの数字を当てているわけじゃないんですよ。現在、千六百億しか売ってないんですよ。それで、私は私なりに国鉄のあの七兆七千億を十年間で処分するということについて、いろんなことで、ただ売り出せばあしたからすぐぱっと売れるわけじゃないんです...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、どの程度の価格ということじゃなくて、政府はこの収支の中で株の売却によって七千億ということはもう出してあるわけですよ、株の売却によって七千億。これは今、向こうが答えたとおりですから。ですから、幾らの価格で売るかなどということをここで聞いているわけじゃないんですよ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは少し観点を変えまして、清算事業団の要償還額、この利払い額をひとつ二十年間明らかにしてください。 | ||
○安恒良一君 政府から入れてほしいものですから、私がまだ質問しないうちに欲しい金額を言われているんですが、私はこういう計算をしてみたんです。 二十年ということでちょっとやってみますと、ピーク時には六十七年度に大体一兆九千五百億のお金が要る。それから六十二年から七十一年度にかけ...全文を見る | ||
○安恒良一君 運輸大臣、間違えぬようにしておかなきゃいけませんよ。十四兆七千億というのは仮定でも何でもないんですから、おたくの方で答えられたことですからね。私が国民負担は幾らですかと聞いたら十四兆七千億でございますとおっしゃったんです。それを三十年間の元利で七%の利子でと。私は、...全文を見る | ||
○安恒良一君 かなりあなたたちの計算はアバウトじゃないですか。私は、例えば十年後の日本の今言ったような交通事情の変化とか二十年後を含めてどうなるかと。計算しておるというならひとつ、例えば高速道路がこのように拡張されて、マイカーに今国鉄の新幹線からどれだけの人が流れていくか、整備新...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、五年以内はできているそうですから、じゃ、五年以内を示してください。五年以内は大臣あるとおっしゃっている。私が十年、二十年と言ったら、大臣、私の言葉をとって二十年先はできないと、五年以内はあるよとおっしゃるから、じゃ、今僕が言ったやつ、五年以内のを全部見せて...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私はなければないとおっしゃっていただきたいんです。例えば今あなたがおっしゃったように、道路の拡張とか空港の整備は織り込んであると言われますと、また完全に織り込んだのならその資料も欲しいんですよ。後から出していただくなら出して、そういうふうでないと時間がもったい...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、これは非常に重要なことですから、この法案が上がりますまでの間に、まだ総括質問はあしたも続きますから、総理を含めて今の点について御相談をしていただいて、改めてまたお聞かせを願うということで、この問題はきょうはペンディングにしておきます。 | ||
○安恒良一君 それでは総括質問が終わるまでにその点を明らかにしていただくということにいたしまして、次は土地問題に入っていきたいと思います。 これも資料をお手元に差し上げておりますから、どうぞ資料を。 今も議論しましたように、宮澤大蔵大臣からも、橋本運輸大臣からも、もう十四...全文を見る | ||
○安恒良一君 それで国土庁長官にお伺いいたしますが、ここに実物を持ってまいりました。六十一年の地価公示、これは国土庁長官、あなたのところで御発行になったんですね。 | ||
○安恒良一君 そういたしますと、八兆五千億の数字は六十年度の公示価格に基づいて六十二年度首のものに積算をされ直した、こういうことにされていますが、間違いないでしょうか。そこを答弁してみてください。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、この公示価格及び基準地価格ですが、国鉄がお売りになるところ六千八百八十四カ所、三千三百三十ヘクタールの土地を六十一年度地価公示価格に引き直して計算をしてみました。これで全部。大変でしたが、全部やってみました。全部計算をし直しました。 そうしましたら...全文を見る | ||
○安恒良一君 それだけではわかりませんね。 減歩があるということはよくわかるんですが、減歩率をどのように見てどういうふうになったのか。というのは、私の方としては少なくとも六千八百八十四カ所、三千三百三十ヘクタールとおたくで示されたところを、今申し上げたように公示価格及び基準地価格...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。一定の条件を置いての仮試算である、これからできるだけきちっとしてやっていこうということですから、あの数字というのは毎回言うように、一定の仮定を置いた仮試算である、確定額ではないということですね。 そこで、私はやたらに何でもかんでも土地を高く売ればい...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。 そうすると、まず審議会の中で十分審議して、政府は適正に売る。そして橋本運輸大臣も言われたように、一般競争入札を原則としながらも、自治大臣は自治大臣でおっしゃいましたように、都市計画のために必要な場合には随契もあり得ると。それからまた、土地が値下が...全文を見る | ||
○安恒良一君 私も、ここであなたの方から個別のものの売却価格を聞こうとは思っておりません。おりませんが、逆に、私の方で調べたもので少し言ってみたいんです。ぜひとも再計算をしてもらいたいなと。私の方で調べたことを言うのは自由でありますから。 国鉄の売却予定地となっています目黒青...全文を見る | ||
○安恒良一君 何もきょうあす中に見直せと言っているわけじゃないんですから、きょうあす中に。それならかたくなに間に合わぬということでお断りになってもいいけれども、私が指摘をしていることは、今私がわずかの時間の中で指摘をしただけでもこういう問題があるじゃないかということを言っておるん...全文を見る | ||
○安恒良一君 終わります。 | ||
11月28日 | 第107回国会 参議院 日本国有鉄道改革に関する特別委員会 第10号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、ただいま可決されました日本国有鉄道改革法案外七案に対しまして、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び新政クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 日本国有鉄道改革法案、旅客鉄...全文を見る |
11月28日 | 第107回国会 参議院 本会議 第11号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま報告されました日本国有鉄道改革法案等政府提出の国鉄改革関連八案に対し、反対の討論を行うものであります。 国鉄改革問題は、言うまでもなく、今国会の最大のテーマであり、多くの国民がその帰趨を見守っています。 一八七二...全文を見る |
12月16日 | 第107回国会 参議院 運輸委員会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 私に与えられた時間は一時間で、三つのテーマがありますから簡潔にお答えを願いたい、資料をいただいているものは資料で。 まず最初に、委員各位のお手元に私の方で入手をいたしました資料を配付いたしております。これは清和商事株式会社、いわゆる佐川急便と言われていますが、そ...全文を見る |
○安恒良一君 日本通運に次ぐ大きなトラック事業者でありますが、ここで行われている行為、どうしても私は黙視ができませんのであえてこのことを取り上げていきたいと思います。 まず最初に、労働省お見えになっていると思いますが、本年の八月から十一月、佐川急便グループに対する労働基準法違...全文を見る | ||
○安恒良一君 その結果、どういう事実が出てきましたか。私の手元には当時の新聞の切り抜きを全部持っておりますが、非常な長時間労働、深夜作業それから帳簿の改ざん等々、いろんなことが当時新聞で各社が一斉に報道しました。それらの実態についてごく簡単に説明してください。 | ||
○安恒良一君 例えば、これは労働省だけでなく運輸省にもかかわることでありますが、一つの例を挙げると、運転日報は午前八時以降出勤、どんなに遅く帰ってきても午後九時半にというふうに、いわゆる改ざんをされておったとか、それからトラックのタコグラフがありますが、これは走行速度をチェックす...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、実態がおわかりになったと思います。 そこで、私が提出した資料を少し説明しながら全国的に佐川急便の特別監査をやってもらいたいということを私は要求したいのです。お手元に差し上げておりますのを大臣見ていただきますと、これは五十九年十一月二十一日佐川正明社長の通達...全文を見る | ||
○安恒良一君 労働省、言っておくけれども、今後とも必要に応じてじゃないんだよ。あなたたちがやった一部でもこの実態でしょう。私はその実態が全国的に行われているという意味できょう資料を提出したわけですよ。オール歩合制、そして一定の期間売り上げが減ればどんどんどんどん降格、処罰、こうい...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、きょうは大臣お一人ですから、ぜひ労働大臣、関係大臣とも御連絡をくださってひとつ厳重な査察、そして是正をぜひお約束していただきたいと思いますが、大臣の御答弁をお願いします。 | ||
○安恒良一君 それでは、佐川急便問題はこれで終わります。 次に売上税の問題ですが、もちろん私たちは次の通常国会では中曽根総理の公約違反、大衆課税、こういうことで大議論をしなきゃならぬと思っていますが、そのことはこちらにちょっと置きまして、今政府・自民党の中で売上税というのが問...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま少しちょっと中身をあれしておきたいんですが、中曽根内閣の有力な閣僚ですから橋本運輸大臣も言い回しがなかなか慎重なんですが、私は少し実態を明らかにしておきたいと思う。例えば運輸事業におけるサービスだからこれが適用除外ができないということになったらどんな結果が起こる...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣並びに担当局長にお願いしておきたいんですが、なるほど中身がはっきりしないからということは私もわからぬわけではありませんが、どうしてもやはりサービス全体に課税をする、どこか一つ項目を外すと総崩れになるという論理の方が優先するわけですね。ですから、早目早目にこれは大...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、ぜひ全力を尽くしていただきたいと思います。大臣の御指摘では、この中にも有力な与党の議員たくさんおいでですから、どうぞひとつよろしくお願いしておきます。 次は、航空局長と大臣にお伺いしたいんですが、いわゆる国内線において特別席というのが設けられたですね。...全文を見る | ||
○安恒良一君 設立の目的それから料金設定の経緯はわかりましたが、輸送実績ですね、いわゆる利用率がどのようになっておりますか、それからまた、これが二つの航空会社の採算についてどういう影響を与えるというふうにお思いですか、お考えを聞かしてください。 | ||
○安恒良一君 大臣、現状は正確に今のことで御把握願ったと思うんですが、私は結論から言うと、こういうのはやめた方がいいんじゃないかという考えを持っている。それはなぜかといいますと、やはりサービスの多様化、ゆったりとした座席ということでありますが、例えば東京—札幌であろうと沖縄から東...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣ね、電力料金その他いろいろ、ガス料金ですね、きょうの新聞を見ますと、差益還元が一月から実施されるのですが、私は航空運賃についても、国際線に今後全日空が乗り出すようですが、今まで日本では日本航空がやっぱり独占なんですね。そういうところに甘えがある。だから私は、これ...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひアバウトじゃなくて具体的な資料で、大臣、私も資料を入手してほしいと思うからお願いしておきますけれども、どれだけ、平均の利用率じゃなくて、便ごとにおける利用がどうなっているのかということ、これですね。それから、その場合における普通の席がどのような状態にあったのか、...全文を見る |