安恒良一

やすつねりょういち



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安恒良一の1987年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第108回国会 参議院 運輸委員会 第1号
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○安恒良一君 私は、私の持ち時間の中で、まず最初に特定船舶製造業経営安定臨時措置法案についてお伺いをしたいと思います。  この法律で造船の不況対策としてやろうとしていることは、法律の中身はもうわかっておりますから繰り返して言っていただく必要はないのですが、この法律のほかにいわゆ...全文を見る
○安恒良一君 不況カルテルの申請については、どう考えられていますか。
○安恒良一君 ちょっとお願いしておきたいんですが、私風邪を引いていますので声が少し聞き苦しいと思います。それから、向こうのしゃべることも耳ががんがんいってまして聞こえにくいんです。大きな声でお願いします。  それでは、不況カルテルの申請についても考えておるということでしたが、そ...全文を見る
○安恒良一君 数字はわかりました。資料も私もらっていますが、そこでこういう見通しを立てられました積算の基礎を説明してください。
○安恒良一君 物資別それから船の種類別ごとに需要を推計したと、こういうことだと思いますが、これ資料にありませんから、これは後で結構ですから、今言った積算の基礎ですね、資料をいただきたいと思います。  次に行きますが、日本の造船業界の今日の苦況の要因と見られているものには、一つは...全文を見る
○安恒良一君 どうもはっきりしませんけれども、そういうことにしましょう。  日本の造船業の危機、産業としての造船業があるいは成り立つかどうかという私は瀬戸際だというふうに今思っております。そういう中で今回設備の二割削減、それからグループ化、合理化、こういうことによって将来の日本...全文を見る
○安恒良一君 僕はやっぱり韓国との関係をもう少し突き詰めて議論しておかなきゃいけないと思うんですがね。  今あなたがおっしゃったような主として設備の二割削減とグループ化、合理化等によって現在四ないし五〇%を占めてます造船業、世界のシェアの中で占めてますが、本当にそのことが維持で...全文を見る
○安恒良一君 G5以降日本の円の変化率は、大体八六年三月で二六%、四月で二九・七%、五月で二八%ですね。一方ウォンの方は、同じ三月で〇・八%、その次が一・四%、〇・三%ですね。ですから、ドルと円の関係、今度はドルとウォンの関係、こんなに大きな差があるわけですね。  そして、きの...全文を見る
○安恒良一君 じゃ私の方で言いますと、きのうの日経で換算してみましたら、一ドルが九百ウォンですね。それから、一ドルが最終的に百五十円。そうすると、九百ウォンと百五十円ですから六倍です。私は、やっぱりこういうことをきちっと正確に科学的にお互いがとらえておかぬといかぬと思う。  そ...全文を見る
○安恒良一君 私は為替レートの問題をそう単純に考えてはいけないと思うんですね。というのは、今私が言ったような開きがあるし、それからG5以降の変化率についても非常に韓国の場合はずっと横並びで安定をしておるわけですね。そのほかに韓国は開発の戦略としては輸出指向政策をとっていますね。特...全文を見る
○安恒良一君 この問題だけで時間をとるわけにいきませんから、私はやはり今申し上げた為替レートの問題ということは、これは造船だけじゃなくて日本の今日の重大な問題ですから、運輸大臣もやはり十分に円の安定ということについては考えておっていただかないと、一説によるととても今の百五十円を維...全文を見る
○安恒良一君 今年度内ということですから、恐らくそんな答えが返ってくるだろうと思いましたけれども、現実ではどんどん水面下で進んでいますね。この前も大臣のところに具体問題を言ったんですが、まあこれはこの程度にしておきましょう、公の席上で言えと言ってもなかなか言えないでしょうから。 ...全文を見る
○安恒良一君 大臣が初めにずらずらと言われたことはそのとおりですが、ただ問題は、そのずらずらと読み上げられた前段のとこみの需要創出に対する具体的な担保がないわけですね。言葉で言うと大臣がおっしゃったようなことで、船舶解撤の促進、経済協力による船舶建造の推進、官公庁船の代替建造の促...全文を見る
○安恒良一君 これも、今言ったところをもう少し議論したいんですが、時間が全体的にありませんから、また後でやるといたします。  そこで、設備廃棄それからグループ化等で一番影響を受けるのはそこで働いている労働者です。そして私はその雇用を一番心配するわけですが、本法案の第十四条以下に...全文を見る
○安恒良一君 やはりここが一番大切なところで、私も離職者がたくさん出ることを期待して聞いているわけじゃないんですね。離職者が出ないようにしなきゃならぬのですが、しかし、見方はシビアに見ておかなければいけませんから聞いているんです。あなたは、今のところ明らかでない、各会社内の努力と...全文を見る
○安恒良一君 そこで、その点はさらに後から少し議論していこうと思いますが、本法の十四条に失業の発生に対する事業主の責任ということがうたってございますが、事業主は一体何をするんでしょうか、また、事業主に何をせいという期待をお持ちになっているんですか。それを聞かせてください。
○安恒良一君 そういうようなことで一挙に大量の離職者が吸収できるというめどがありますか、そういうことの場合、それでその大量の離職者を吸収できると、職業訓練をやったり、いろんなことをやったり、社内における配置転換等をやってそういうことが吸収できると。どうも私は今言ったぐらいのことで...全文を見る
○安恒良一君 大臣、そうなりますと、この十四条の「雇用の安定等」の第一項、第二項、第三項における「必要な措置を講ずるよう努めなければならない」、こうなっていますが、これは必要な措置を講じなければならないと、こう改めなければ今大臣のおっしゃった趣旨を生かすことにならないんじゃないで...全文を見る
○安恒良一君 まあこれも、これより以上大臣とやりとりする時間がありませんがね。あの当時よりも今は深刻なんですよね。非常に深刻なんです。例えば失業率が約三%にもなる、失業者が二百万人発生をするという状況ですね。そして私は予算委員会でもやりとりしましたが、失業というのは社会悪なんです...全文を見る
○安恒良一君 いや、期待しているんじゃなくて、こういうふうにたくさんのいわゆる失業者が出てきますよと。で、政府が今用意されているのは三十万人と言っておられますが、その中身は、三十万人の中身は雇用開発は十一万五千人なんです。それがために労働省にも来てもらっているわけですがね。そうい...全文を見る
○安恒良一君 例えば特定不況地域で、造船業が廃業になる地域におきましては、私は失業と雇用のミスマッチは避けられないんじゃないかと思うんですね。例えば労働力の調査を見ましても、製造業の労働者の雇用は減少しています。そして、第三次産業にそれを吸収するといっても吸収し切れない。そこで完...全文を見る
○安恒良一君 休憩前に私は十四条の雇用安定について大臣との間にいろんなやりとりをしたんですが、くどいようですが、私がここで強調したいのは、造船企業が企業の城下町を形成をしているわけです。それで設備が一部残ればいいんですが、場合によると全体が廃業という場合も起こり得るわけですね。そ...全文を見る
○安恒良一君 大臣に聞いているんだ、大臣に。局長はすぐかわるからだめだ。
○安恒良一君 そこで、これもちょっと大臣にお聞きしたいんですが、内需振興ということが非常に今問題になっています。きょう午前中の青木委員とのやりとりの中で、公共事業費、一般会計では前年に比べてマイナス二・三%ですね。それを一般、公共それから財投、地方の努力含めて五・二%になっていま...全文を見る
○安恒良一君 私は予算委員でもありますから、いずれ本予算のところで関係大臣との岡にこのことをまた論争をしたいと思いますから、これぐらいにとどめておきます。  そこで、全体のことを言えないなら、運輸省が関係している民活三法がありますね。民間都市開発、民間リゾート、民間能力の活用、...全文を見る
○安恒良一君 五年間で一千億程度ということで、今年はせいぜい百億か百二十億程度だろうということ、これもだろうであって、まだまだ計画が具体化されていませんね。かなり抽象的ですね。項目を挙げろと言えばすぐ挙げられますが、年次別にどういうふうにやっていくかということは全然まだないわけで...全文を見る
○安恒良一君 どうぞ大臣以下運輸省の関係局で、運輸省も政策官庁になった省ですから、私は積極的にその需要を創設する、こういう観点から民活についても取り組んでもらいたいということを申し上げておきます。  そこで、いろいろ申し上げましたが、これは衆議院でも議論になったわけでありますが...全文を見る
○安恒良一君 私が言っている趣旨についてはわかったと思います。なかなかこれ簡単に――条文修正ということになるとまたこれ与野党で大変な議論になりますから、私はやっぱり具体的運営の中で今言ったようなことは極めて必要なことだと思いますから、そのことを重ねて申し上げます。  そこで今度...全文を見る
○安恒良一君 いや、僕が聞いているのは、こういう表現をされているが、今その表現をここで変えると言っているわけじゃなくて、その具体的な中身は例えば雇用の削減問題であるとか労働条件の引き下げの問題であるとか事業の縮小、閉鎖等々、そういうようなことをこれは指して、そして表現としては「関...全文を見る
○安恒良一君 そのとおりですね。それでは特定船舶の方はこれで終わりまして次に参ります。  次は、外航船の問題についてお聞きをしたいのであります。  これも時間が限定をされておりますから、昨日衆議院でこの法案の審議のときに同僚議員がいろんなことを聞いております。例えば外航海運の...全文を見る
○安恒良一君 調査が難しいと言われますけれども、臨時船舶建造調整法の第二条によりまして二千五百総トン数以上の船舶を建造する場合は、造船業者は着工前に運輸大臣の許可を要することにこの法律はなっておりますね。その観点から私はある程度わかるんじゃないかと思うんですが、今あなたがおっしゃ...全文を見る
○安恒良一君 それじゃこの点はぜひ調査をしてもらいたいと思うのです。調査を要求しておきます。私はこれから論争に入っていきますが、これは今回だけで終わる問題じゃありませんから、私はぜひこういう船がどれだけあるのかということは調査をしてもらいたい。なぜかというと、私はこのやり方いかん...全文を見る
○安恒良一君 大臣、ここのところよく今聞いておいていただきたいのですが、私の方でも定員二十名の場合には大体日本の船で日本人の船員を専属で年間通して乗せている場合は約三億円強ぐらいである。それから受け皿機構のいわゆる季節的にやりますと一億二千万から三千万程度ではないか。ですから余り...全文を見る
○安恒良一君 ちょっと私の聞き方が正確でなかったものですからこういうお答えになったと思いますが、五十六年の日本商船隊と外国商船隊の比率、その水準が一番新しい最近の例えば六十年中央でもいいですが、六十年でもいいですがその内容、船籍比率はどういうふうになっていますか。
○安恒良一君 資料がちょっと食い違っているのかしれませんが、私の方で隻数では日本の船が大体五十六年と五十九年比べると約四九から四二に減っている。それから重量トン数では五五から五三%に大体落ちているんじゃないかと、こういうふうに思っています。だけれどもこれは私は組合の方から資料をい...全文を見る
○安恒良一君 日本船だけ見ますと、重量トン数で五五から五三に落ちていますね、総重量トン数で見ますと。これ私資料がそんなに食い違いはないと思うからね、ですからいいですわ。  そういう状況だということをまずお互いに認識をし合って、そこで今度は、陸上産業における余剰問題と船員の場合の...全文を見る
○安恒良一君 いやいや大臣、そうじゃないんですよ。大臣はそういう御答弁ですが、結局私がお聞きしたかったのは、鉄鋼、造船等陸上の諸産業の余剰というのは、今日現在においては設備の削減ですね、それから事業規模の縮小、その結果から出てきているのが多いんですよね、圧倒的に。全部それとは言い...全文を見る
○安恒良一君 いや、いろいろ言われていますが、またこれで世界の荷動きがどうだ、船がどうだと議論しておったら非常に長くなるけれども、あなたも言われたように、石油類は減っているけれども、片一方ほかの方がふえている、こういうような状況で見ると、それは若干の船の減ったというのもあると思い...全文を見る
○安恒良一君 それじゃそこは片づきました。  そこで問題は、今言ったような状況の中で、仕組み船にやはり日本の船乗りが乗り組めるというようにしないとなかなか今日の問題は解決できないと思う。というのは、これは後から議論しますが、俗に言うおかに上がったかっぱという言葉がありますね、こ...全文を見る
○安恒良一君 それならあなたたちは、こういう傾向がどんどんふえてくると、日本の船主がお金を出して船をつくって、それを外国に登録をする、そしてその船には外国の人を乗せる、コスト上安いから乗せる等々でどんどんいって日本の商船隊の確保というのはできるというふうにお考えですか。それともそ...全文を見る
○安恒良一君 あなたが言われた、やや抽象的なことで、日本の船員が優秀だから日本の船員がどんどん乗れるじゃないかということだけで仕組み船問題は解決できないんじゃないでしょうか。私が前段においていわゆる仕組み船に日本船員が乗った場合、受け皿の場合、それから外国の人を乗せた場合のコスト...全文を見る
○安恒良一君 いま少しこれちょっと議論を深めなきゃならぬと思うんですが、まず、局長もあなたも言われました、この近代化船の建造というのも私は重要な課題だと、そのことは私は意見としてある。しかし、その場合でも、この五十九年の海造審の答申の中で、近代化船三百五十隻をこれは六十五年を目標...全文を見る
○安恒良一君 大型タンカーの場合、日本の近代化船と外国船の対比では、十年間の要改修額はどの程度差があると思われますか。
○安恒良一君 外国船の方が要改修額は低いんじゃないですか。その点はどうですか。
○安恒良一君 そうしますと、そういう状況の中で今言われたように三百五十隻、総トン数でも大型化で進んでいるというが、一方、船主の諸君は去年の八月では円高による競争力の低下を理由にこれは難しい、こう言っている。あなたは単年度とらえて去年からことし見ると大体六十五年はいきそうだと、こう...全文を見る
○安恒良一君 いやいや、難しいとか難しくないじゃなくて、少なくともやはり今申し上げたように金利をある程度、二%ぐらい下げないと外国船と日本船が同じような競争力を持つことにならないんじゃないでしょうかということです。それならそれが一致して、今度は今すぐ下げられるか下げられぬかという...全文を見る
○安恒良一君 大臣、本人は大臣でもないのに何か大臣みたいなことでいろんなことを言っていますけれども、私は、この近代化船の建造促進のために、やはり今の金利体系の中で大蔵省あたりからいろいろ――それはそれ以上下げると政府支出が要るからどうだというのはこれは大蔵の弁であって、私は、運輸...全文を見る
○安恒良一君 これもいろいろ議論したあれですけれども、何も私がこう言っているわけじゃないんですよ。  この海造審の答申の中に、「我が国商船隊の意義等」というところを読みますと、「国としても、近代化船を中心とした船舶建造についての長期低利資金の確保、企業基盤の確立と船舶建造の促進...全文を見る
○安恒良一君 ひとつそういうことを私は強く要望しておきますから、そういうことの議論を踏まえて今後も御努力を願いたいということにこの問題はしておきます。  それからその次の問題はナショナルミニマムの設定という問題なんですが、これも「今後における我が国商船隊の構成、規模等については...全文を見る
○安恒良一君 わかりました。  それじゃ、やっぱり中長期的課題として引き続いて検討をしてもらいたいと思います。  そこで、最後に一つ確認をしておきたいんですが、いろいろやりとりしましたが、日本の国民経済の安定上、日本船と日本人の船員の重要性はあなたたちは否定しなかったと、肯定...全文を見る
○安恒良一君 それでは次、保利子補給の法案の中身についてちょっと一、二点お聞きをしておきたいことがありますが、まあこれは五十七年度以来船主負担を繰り延べをしてきていると、そしてそれがまあ二百二十八億を、開銀より利子補給対象額を支払うという制度を設けるということになっていますが、こ...全文を見る
○安恒良一君 何かえらい優遇したようなことを言われますが、当時の運輸省の予算を見ますと、国鉄助成費が七千億の大台で推進していましたね。それから整備新幹線の建設調査費もありましたね。ですから、こういう経費の確保は優先をしたと。その結果、シーリングの枠からはみ出る経費としてこういう利...全文を見る
○安恒良一君 私はどうもやっぱりそこはわかりませんが、これはまあ平行線になりますから……。  そこで、そういう繰り延べをした結果、もうこれより以上は繰り延べができないということで今回の措置になったわけですね。ですから、簡単に今回の措置について説明してみてください。簡単にて結構で...全文を見る
○安恒良一君 いろいろ、簡単にといってもなかなか説明は複雑ですが、要は、契約年度以降十一年の法定支給期限が守られなければならない。もうこれより以上不振にあえぐ船主負担に押しつけられない。一般会計の負担も一気に高められないから、これを平準化してといって、開発銀行との間にこうした措置...全文を見る
○安恒良一君 そこで私は、そういう、私から言わせるとやや政府の身勝手なやり方だと思いますが、これは三つの犠牲を国民に押しつけることになりはしないかと思うわけです。その第一は、国民大衆に対する負担増のツケです。第二は船主に対する負担。第三は船員労働者への負担の押しつけです。  そ...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、つまりこれは国がその当時けちったために生じた新しい国民の負担になるんですね。やはりこういう点は国民にはっきりさしておかにゃいかぬと思います。  そこで、行財政改革を進める中の一つ一つの事例を見ていくと、これは私はどうもむだ遣いの一つじゃないかと。それ...全文を見る
○安恒良一君 やむを得なかったとはおっしゃらないけれども、うまい表現で逃げられたんですが、私は、やっぱり初めに経費を浮かそうと、何とか浮かそうと。そして、財政の余裕が生じたら返済しようと。こういうことが逆に裏目に出たと思うんです。結局は何のことない、結論的に言うと国民から考えると...全文を見る
○安恒良一君 それでは、その点は、これも当年度予算が成立したらということですから、早速当年度予算が成立したところでまた聞きますから、そのときになったらもう少し待ってくれなんて言わぬようにしておいてくださいよ。それだけは言っておきます。  それから私は、第二の被害は、やっぱり船主...全文を見る
○安恒良一君 今決算状況を言っていただきましたが、やはり定期大手の六社、それから運航主力の十七社、貸船主力の十七社、計四十社、六十一年の九月決算はいずれも赤字なんですよね、今おっしゃったとおり。  それで、赤字の原因は何だろうかというと、これももう時間がありませんし、余りお互い...全文を見る
○安恒良一君 利子補給の繰り延べの影響が経営上の一つの負担になったことはやっぱり事実だと思います。  そこで、今回の対象になっています三十五から三十七次の船舶建造時点、五十四年から五十六年度の造船量の推移を見守りますと、五十四年度を底に回復の基調に乗った時期だったのです。ところ...全文を見る
○安恒良一君 私は、国の判断の誤りは誤りとしてお互いが認め合うものは認め合って、今後再びそういうことを繰り返さないことが必要だと思いますから、あえて国の判断に誤りがあったということを指摘しておきます。  それと同時に第三の問題は、船員労働者の合理化を促進させる一つの原因になった...全文を見る
○安恒良一君 お役人というのは、自分のやった失敗は失敗としてなかなか認めないものですから私はやむを得ないと思いますが、今回のその措置というのは、三つの角度から国民には負担増を押しつけたし、海運会社にはやはり経営赤字の一因をなしたし、それから、私も何もそれだけで合理化が進んだと言っ...全文を見る
○安恒良一君 次は、計画造船についで一つちょっとお聞きしておきたいことがあるんであります。  もう時間がなくなりましたから、まず簡単に、その計画造船の意義を説明してみてください。
○安恒良一君 おたくの資料で見ますと、日本の造船量の推進を四十年度以降について見たグラフがありますが、これによりますと、計画造船による建造は、その造船量が少なく底を打つで回復に向かったときに大きなてこの役割を果たしているというふうに見ることができますが、そのように見ていいでしょう...全文を見る
○安恒良一君 ところが一面では、計画造船が船舶過剰をつくる素地をつくっている面もありはしませんか。  大臣が言われましたように、我が国は海運の充実のための計画造船というのは、あなたも言われましたように、船舶が不足していた時代のものであって、もう今日のような現状の中では少し計画造...全文を見る
○安恒良一君 運輸技術審議会船舶部会が五十七年の八月に「最近における産業構造の変化、要素技術の進展等に対応して今後推進すべき造船技術開発について」の答申を行っていますが、その内容と今日までの実施の成果を一遍ちょっとそこで説明してみてください。
○安恒良一君 そこで、私はこの二つの法案の結論的なことを少し申し上げてみたいと思いますが、日本の海運それから造船業界、もういずれもが世界のトップリーダーとして生き残って生きていくためには、新技術の開発や省力化の船など、そういうものに前向きの財政の支援に計画造船のあり方自体を変える...全文を見る
○安恒良一君 じゃ大臣、どうしてもこれは大臣がリーダーシップをとってもらわないと、やっぱり縦割り行政、それからお役人の方々の現状維持主義とは言いませんけれども、大胆な発想の転換というのがなかなか難しいんですよ。そこで運輸省は、いわゆる局を全部つくりかえたのはつくりかえたんですね、...全文を見る
03月27日第108回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○安恒良一君 私は、ただいま可決されました特定船舶製造業経営安定臨時措置法案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     特定船舶製造業経営安定臨時措置法案に対...全文を見る
04月27日第108回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○安恒良一君 衆議院で予算を十分に議論されないまま来ておりますからいろんなことをお聞きしたいんですが、きょうは国際経済と通貨問題に限定をしてお聞きしたいと思います。  そこでまず円高問題でありますが、四月の二十四日に一ドルが百四十円台を突破しまして、本日は百二十七円七十銭という...全文を見る
○安恒良一君 この二十四日の外為市場では、円だけではなくてスイス・フラン、西ドイツ・マルクも上昇していますね。いわば今日はドルが全面安という状態になっているんですが、私は既にドルの暴落が始まっているのではないかという心配を実はしているんですが、この点大蔵大臣、日銀副総裁の見解を求...全文を見る
○安恒良一君 私、折々このことの中身は後から聞いていこうと思います。そうならぬことを私も望むんです。  そこで大蔵大臣にお聞きしたいんですが、六十二年度予算決定後の記者会見で、当時大蔵大臣は、一ドル百七十円前後が輸出関連企業の許容の範囲という見解を示されました。この考え方はお変...全文を見る
○安恒良一君 いや、私はあなたの経済の見通しの甘さについて反省を求めているんですが、後でいいからお答えを願いたいんです。  そこで、日銀は再三介入を続けられておりますが、どうもこの介入だけは焼け石に水じゃないか、それから各国の協調介入も今のところほとんど効果が上がっていない、だ...全文を見る
○安恒良一君 日銀副総裁は的確なお答えをされていませんが、私は、市場介入以外に新たな金融政策としての円安定化対策をお持ちでありましょうかどうかと。あるならある、ないならない、あるとすればどういうものがあるのか。
○安恒良一君 今のところ考えていないということですが、円が百三十九円台をつけたとき、米の通貨当局は我が国に対して利下げの要請を行う方向でまとまったという報道を私は読んでいます。しかしあなたは今、公定歩合の引き下げは反対だ、こういうことなんですが、そうしますと、我が国の公定歩合の引...全文を見る
○安恒良一君 続いて、レーガン・ボンドの発行が取りざたされていますが、ドル安対策の一環としてレーガン・ボンドの発行も一つの有利な対策ではないかというふうに私は考えます。最近、為替のリスクを恐れて米国の国債を買い控えている我が国の機関投資家も、レーガン・ボンドが発行されれば安心して...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣、私はあなたのこのことに対する見解を聞いている。というのは、そう余りアメリカに御遠慮されることはないと思うんです。総理が行かれる前だから、微妙なときだからということもあるかもわかりませんが、今の円とドルの関係では、アメリカとてもそんなことを言っておれる段階で...全文を見る
○安恒良一君 それでは、アメリカのことだとおっしゃいますから今度は日本のできることでちょっと聞いてみたいと思いますが、円の安定化の方策として資金運用部の資金の活用が考えられます。先般、資金運用部資金法の改正によりまして、預託金利の決定の弾力化とか資金運用部の対象範囲の拡大が行われ...全文を見る
○安恒良一君 その点、運用部資金による米国国債の購入は我が国の政府の主体的判断でできることですね。しかし、大臣も指摘されましたように、生保などで多額の為替評価損をこうむったことも反省しなきゃならぬと思いますが、少なくとも安全、確実かつ有利、こういう運用という観点から私はやらなきゃ...全文を見る
○安恒良一君 そこで今度は総理にお聞きをしますが、三月末に百五十円台を突破してから米国の金利が急騰しており、今後ドルの暴落による金利高騰から米国の経済は場合によれば失速をする、それから累積債務問題の再燃等、世界経済が大きな混乱に陥れられることを私は非常に心配します。既に米国では金...全文を見る
○安恒良一君 暴落しているかしていないかという認識の問題もあると思いますけれども、我が国の円高における大変な経済の状況等を考えると、私は厳しく指摘をするものは指摘をしていかなければならぬのじゃないか。例えば、一昨年のG5、それから本年二月のG7、四月のG7と一連の国際会議を見ます...全文を見る
○安恒良一君 アメリカに対して赤字削減について強く期待をするとか要請をする、こういうことでありますが、そこで具体的な問題として、米国の八七年度予算教書を見ますと、軍事費の支出が六・二%も増加しております。米国の財政赤字拡大の大きな要因の一つがこの軍事費支出の継続的増加にあるわけで...全文を見る
○安恒良一君 貿易赤字と財政の赤字、双子の赤字を解消することができるかどうかというのは、総理も言われましたように、米国自身の反省と努力が必要だということは言うまでもないことです。例えば、今はドル安ですからアメリカが輸出を伸ばすには絶好の機会になっているわけです。ところが、私はどう...全文を見る
○安恒良一君 総理、私は今本当にアメリカが貿易を、輸出を伸ばすには絶好のチャンスにもかかわらず、一般の産業が、アメリカの場合はいわゆる対外に産業が空洞化しているわけですね。ですから、そこのところにやはりいろんな問題があるんじゃないか。日本の場合もこれから産業の空洞化ということは真...全文を見る
○安恒良一君 その問題、総理の認識は認識として承りまして、ちょっときょうは時間がありませんから多国籍企業の問題は改めてまたやりたいと思います。  そこで、次は貿易摩擦問題に質問を進めたいと思いますが、円レートが百三十円台に突入したし、半導体問題では報復関税が課せられる。昨今の日...全文を見る
○安恒良一君 私は日本側の原因はいろいろあるというふうに思いますが、産業構造から始まりまして日本的な市場競争のあり方まで、広範囲にいろんな問題があるだろうと思います。しかし、最近の状況では、中曽根内閣になりまして超緊縮型財政運営が結果的には輸出に活路を求めることに追い込んでしまっ...全文を見る
○安恒良一君 どうも総理は自分の失敗やその反省をなかなかされないようですが、私はそういうことでは今の対外経済摩擦は解消できないんじゃないかと思います。  総理はよくこの予算委員会でも、国際国家日本、こういう言葉をお使いになられますが、私は行動も国際国家日本にふさわしいものにしな...全文を見る
○安恒良一君 何かこう、最近最近と言われていますけれども、竹下大蔵大臣のときのG7以来、今日のこの円高がどれだけ日本経済に重大な影響を与えているのか、国民生活にどれだけ重大な危機をもたらしているのか、雇用問題その他に。そういう点についての認識が、私はどうも総理以下関係閣僚は非常に...全文を見る
○安恒良一君 総理は物の見方がえらい楽観的なんですが、これは後から議論します。  経済の見通し問題でも、昨年の十一月の臨時国会で経企庁長官と総理と議論したときも、今言ったような甘い見通しをされた。見通しをされたけれども、結論は全く私が言ったとおりに経済見通しはなってしまっている...全文を見る
○安恒良一君 昨年、十分我々に相談しないまま外国に行って、前川レポートで約束をされて、衆参の予算委員会で厳しい指摘をされていますから、総理は慎重にそう言われていると思いますが、どうも率直に言って、新前川レポートの中身を見ましても、一般論的にメニューはいろいろ書いてあるが、どうも具...全文を見る
○安恒良一君 そこで、私は労働大臣にお聞きをしたいんですが、可処分所得の拡大というのは私は内需拡大の第一歩だと思いますが、今度自民党が決められた緊急経済対策の中で、可処分所得の拡大というものの一つには、これは「税制改革を実現し、国民経済の活力を高める減税を行う」と、こうなっている...全文を見る
○安恒良一君 労働大臣、緊急経済対策要綱の中には、今申し上げたような労働時間の短縮問題も触れられておらなければ、経済力に見合った賃金の引き上げなどというのが全然触れられてないわけですよね。いわゆる減税のところだけを、税制改革をまず実現し、それから国民経済の活力に見合った減税を行う...全文を見る
○安恒良一君 ですから、これを計算し直しますと、大体アメリカ一〇〇に対して日本が八一なんですよね、大臣。もう既にGNPが世界第一位になっていますから、GNP国民一人当たり。それから見ますと私はやはり可処分所得の拡大、こういうのが内需拡大の一つの第一歩だと思いますから、減税それから...全文を見る
○安恒良一君 たくさん大臣を指名しましたが、これなかなか時間かかりますから、既に運輸大臣と建設大臣にかかわる問題は自民党の議員の前の御質問で出ていますから、それから第二KDD、自動車電話のことも郵政大臣お答えになったようですから、通産大臣、スーパーコンピューターについてどう考える...全文を見る
○安恒良一君 私がお聞きをした中で、胸を張って言えるかどうかということを聞いたんですが、どうも胸を張って言える人は余りいないような気がします。  そこで、私はどうも非常に心配しているのは、この五年間に、外国から言われたり指摘をされた後にやるのじゃなくして、日本自体が自主的に優先...全文を見る
○安恒良一君 いや、私は、実は中曽根内閣になって五年間、こっちから自主的におやりになっているのはないと思うんです、胸を張って。  どうも日本政府のやり方を見ていますと、基本姿勢が、外圧を利用するもしくは小出しにと、これでは日本政府は積極的にやっているという見方が見えない。例えば...全文を見る
○安恒良一君 総理は社会党と一緒になって惨敗されたときのことだけ言われますが、今度も売上税で統一地方選挙では大惨敗をされたわけですから、そこも忘れぬようにしておいていただきたいということを一言申し上げておきます。  そこで、新前川レポートについて少しお聞きをしておきたいんですが...全文を見る
○安恒良一君 どうもまだ中身がはっきりしませんから、それでもう一つ聞いておきたいんですが、「臨時緊急の思い切った財政措置を講ずる」と、こういうふうに言われていまして、一方では「特例公債依存体質からの早期脱却に努めること」になっていますね。昭和六十五年度の特例公債依存体質脱却という...全文を見る
○安恒良一君 何か総理は政治家の倫理を説かれたようですが、そういう倫理だったら、売上税問題なんかが出てきてあんな結末にならなかっただろうし、統一地方選挙の結果も国民の総批判が政府・自民党に下るようなこともなかったと私は思います。ですから、ここできょうは総理と政治倫理のことについて...全文を見る
○安恒良一君 この問題も平行線ですから、また改めて連休明けの中で議論をしたいと、このように思います。  そこで、二十一世紀に向かっての社会資本のストックについて、「良質な社会資本ストックを我が国の国際的地位にふさわしい水準に向けて着実かつ計画的に充実し、画期的に国民生活の質を高...全文を見る
○安恒良一君 これも私の聞いたことには一つも答えてない。中身ですからね、どの程度になれば世界的水準になるのかということですから。これも後に譲りましょう、時間がだんだんもうなくなりますから。  そこで総理にお聞きしたいんです。社会資本の整備における公共、民間の役割分担についてはど...全文を見る
○安恒良一君 まだまだこの問題で聞きたいことがあるんですが、次に行きます。  自治大臣にお聞きしたいんですが、地方公共団体が主体性を発揮して十分な社会資本サービスの提供を可能にする、それがためには資金調達面の充実強化等について具体的にどのような措置をお考えですか。
○安恒良一君 私もその良質な資金の中身についてもう少し議論したいんですが、もう時間がありませんからこれぐらいの問題にしておきたいと思います。  そこで、この問題の最後になりますが、例えば前の前川リポート、それから今度のを見ましても、早急に着手すべき政策として掲げられておる問題で...全文を見る
○安恒良一君 それでは、次は半導体問題をお聞きしたかったんですが、時間が余りないようですから、私はこれは後に譲ることにしまして、経済見通し問題についてこの際少しお聞きをしておきたいと思います。  実際、六十二年度の経済見通しは三・五%の成長を見込んでおられますが、円がこれだけ急...全文を見る
○安恒良一君 ここであなた、去年の論争を思い起こしてください。六十一年度は四%達成できるかと言うたら、ああでもないこうでもないと言って達成できると言ったけれども、実際は実績見込みは三%じゃないですか。それから六十年度は四・六%が四・三%、これが実績でしょう。しかも今度の三・五%に...全文を見る
○安恒良一君 あなたは経済企画庁長官がよく勤まりますね。私は今経済の見通しを聞いているんですよ。内需がどうなったとか外需がどうなったかと聞いているんじゃないんだよ。去年の秋もそういう論争をして、四%は無理だろうと言ったのをあなたはできる、できると言って、私が言ったとおりに三%にな...全文を見る
○安恒良一君 円レート問題はどうですか。今のような状況で簡単に円レートがあなたたちが計算をしたようなところに戻ると思っているんですか、あなたは。世界の経済の動きがよくわからないんじゃないですか。円レート問題はどうですか。あなたは盛んに言っている。円レートは今既に百四十円を割ったじ...全文を見る
○安恒良一君 どうもあなたの見通しは全く甘いんですね、全く甘い。  そこで通産大臣に伺いますが、通産省の試算によれば、一ドル百四十五円が続けば六十二年度の経済成長率は一・六%にとどまるとの見方をされていますが、これは間違いありませんか。通産省としては、現行のままでは六十二年度の...全文を見る
○安恒良一君 まあジョークで言われたと思いますけれども、予算委員会ですからちょっと今のジョークはいただけませんね。私は、経済成長率は一・六%にとどまるというのはおたくが発表されたのを見ているわけです。  そこで、経企庁長官に再度伺いますが、やはり現状のままでは三・五%の成長は困...全文を見る
○安恒良一君 少し素直にある程度認められたようですが、そこで、通産大臣からも言われたように、これは大蔵大臣に聞かなきゃなりませんね、そこになりますと。いわゆるこの五兆円の具体的な財政措置の内容、それからその財源措置については大蔵大臣どうするつもりですか、この五兆円は。
○安恒良一君 例えば仮に五兆円としましても、これはやっぱりGNP比に直しますと、今さっき言ったように一・五%なんですよね、一・五%。そうすると、経済の見通しが三・五ですから、本当なら五兆円にすれば、あなたが言うとおりになれば、これは確かに五%経済が成長するはずですが、とてもそんな...全文を見る
○安恒良一君 この問題で最後にちょっと大蔵大臣に、経済の見通しと同時に大蔵大臣の見解を伺っておきたいんですが、パリのG7の蔵相会議で為替安定対策、政策協調が申し合わされた。我が国には一層の内需拡大が要請されました。そこであなたたちは、この六十二年度経済見通しとされている中で、内需...全文を見る
○安恒良一君 もう時間がありませんから最後に一つだけ聞いておきたいんですが、政府は昨年度も、年度後半は景気がよくなる、こういう楽観的な景気観測を述べてこられた。しかし、事実は私が前段で指摘をしたとおりの結果になりました。鉄鋼、造船等では予想をはるかに超えた人員整理が行われ、しかも...全文を見る
○安恒良一君 これで終わります。(拍手)     —————————————
05月09日第108回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○安恒良一君 私は、まず最初に、中曽根内閣の経済政策の失敗問題についてお聞きをしたいと思います。  総理が就任をされまして、「一九八〇年代経済社会の展望と指針」というのが総理の諮問に基づいて発表されました。問題は、我が国は今日非常に経済的に困難に直面していますが、総理が就任され...全文を見る
○安恒良一君 実績で見ますと、六十年度までは四%、六十年度以降はこの軌道を外れてほぼ目標の半分程度であるというふうに思いますが、この経過と結果について総理はどのように御判断されますか。
○安恒良一君 鈴木前内閣の時代に、経済成長率を三%で低い、これは日本の潜在成長力を十分発揮していないということで、一%程度引き上げられたと思います。ところが、今も言われましたように、五十八年から六十年度は四・三%、平均で。これは米国の異常なドル高円安という輸出依存に助けられた成長...全文を見る
○安恒良一君 さっきから聞いていますと、総理いろいろ言い逃れの答弁をされていますが、政府というものは、財政金融政策を十分に使って適切な経済成長を達成する、また景気を調整する機能を持っているし、責任も負っていると思いますね。ところが現実にGNPの成長率は、さっき申し上げたような状況...全文を見る
○安恒良一君 今の答弁を聞くと、まさに経済に弱いと思いますね。私は、成長率をインフレにせいと言っているわけじゃなくて、あなたが、答申されたこのとおりに経済運営ができたかどうかということで、物価が安定したことについては私も同じ感じ。しかし、そのことを今聞いているわけじゃない。  ...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ外需関係の国際収支問題、ちょっと見てみましょう。  「展望と指針」発表以来の国際収支の黒字状況を説明してください。
○安恒良一君 各年度は。
○安恒良一君 いわゆる国際収支の異常黒字について総理は、「展望と指針」でこれは是認されているというふうにお考えでしょうか。もしくは「展望と指針」の中の経済政策はこれを容認しているものでしょうか。その点どうでしょうか、総理。
○安恒良一君 いわゆる「展望と指針」で中曽根内閣がされましたそのかがみに照らして、国際収支の黒字が異常と感じた時期はいつですか。また、書かれた内容より判断して、政府で許容される、もしくは適正な国際収支をどの程度と考えていますか。経企庁長官。
○安恒良一君 質問に答えていません。国際収支の黒字はどの程度と考え、正常な黒字はどの程度と考えるかということを聞いています。答えてください。
○安恒良一君 五十七年度に比べ、国際収支の黒字の倍率と増加額を年度ごとに答弁してください。
○安恒良一君 正確に答えてください。きのう質問通告しておきましたよ。きのう質問通告をしておりますから、正確に金額と倍率を答えてください。約では困る。
○安恒良一君 金額と倍率と両方質問通告してある。
○安恒良一君 以上のとおりですが、そこで、この国際収支の黒字がこの「展望と指針」の予想軌道を外れたと政府が判断をして軌道修正に努力を始めた時期はいつですか。
○安恒良一君 総理、今のやりとりを聞いていただくとわかりますように、私は、円高や国際摩擦激化というものはやはり来るべくして来たんじゃないかというふうに今の経過をずっと見たら考えるわけです。  そこで、いわゆる「展望と指針」の三十八ページにこれらの問題について長々と触れられていま...全文を見る
○安恒良一君 言いわけだけしたってだめなんです。六十一年度はもうあなたたちは見込みが外れだというのは、去年の論争と現実であなたと私の間では私がはるかに正直。六十二年度も、今言ったらあなたは計画どおりと言うけれども、また私とあなたと論争したら来年は、あなた大臣やっているかどうか知ら...全文を見る
○安恒良一君 質問どおり答えていません。社会資本の整備をあなたたちは安全基盤、活力基盤、快適基盤に分けられています。そこで、その実行状況を安全基盤ではかくかく、活力基盤はかくかく、快適基盤はかくかくとこれに詳細に書いてあるんですから、それがどう進捗しているかと聞いたんです。そんな...全文を見る
○安恒良一君 ですから、今ここに書かれてあるやつを三つに分けて、これはどの程度、この問題はここまでいきました、あそこまでいきましたということをちゃんと答弁してくださいと言っているんだよ。
○安恒良一君 少なくともこれだけのことを書いた以上、それらの問題は数量的にわかるように説明してもらわにゃ困りますよ。
○安恒良一君 総理、ここも書くことだけは非常に立派なことが書いてあるんですよ。ところがこれ数量的にしないものですからああいうことになる。  それじゃ、やむを得ませんから、政府がつくっている公共事業の長期計画の実績と進展状況を全部説明してみてください。
○安恒良一君 等々ではいけないんです。きのう各省に全部質問通告してありますよ。答弁は一人でもいいが、いわゆる公共事業の長期計画の実績と進展状況を報告しろと、各省に。私はきのう質問通告に一時間かかっているんですからね。一時間かかって親切丁寧にやっている。やってください。
○安恒良一君 ちょっと断っておきますけれども、私は、全大臣に一人一人答えてもらわなくてもいい、だれか代表でもいいというのは言っておきましたから、何もわざわざじゃなくていいんです。  いずれも目標投資額を大きく下回っておりますね。そこで、一般会計の公共事業費予算、五十六年から五十...全文を見る
○安恒良一君 五十六から五十八年度、それから五十九年から六十二年度の額、伸び率。
○安恒良一君 総理、お聞きのとおりなんですね。これでは、本当に内需拡大の一つの大きな問題である社会資本のおくれをこれで取り戻せるとお思いになりますかどうか。というのは、お金をつけても今日土地問題があってなかなか公共事業というのは進まないんですね。ところがそのお金自体も、今言われた...全文を見る
○安恒良一君 それから経企庁長官、リボルビングを言われましたが、どうもあなたたちが出したものをずっと見ましたけれども、全然定量的にリボルビングされていない。そこに大きな問題がありはしないか、こういうふうに思いますが、これはもう時間がありませんから、また改めて少し指摘をしたいと思い...全文を見る
○安恒良一君 意味があるとかないとかじゃなくて、少し定量的にやらなければだめですよと、こういうことを言っただけですから。  じゃ次の課題に入ります。  今日、労働経済指標で見ると、雇用動向は非常に心配をされますが、まず政府に伺いますが、完全雇用という目標は今後とも経済運営のか...全文を見る
○安恒良一君 完全雇用とはどのような意味で使っているのか、また失業率はどの程度に考えているのか、とどまっていると認識しているか。
○安恒良一君 転職や地域間移動に伴う摩擦的失業を我が国の場合はどの程度の割合だと考えていますか。
○安恒良一君 私の質問に的確に答えられていませんが、やむを得ません。次へ行きましょう。  本年度の経済見通しの作成の段階で失業率はどの程度に見込んでいますか。
○安恒良一君 それが今日では三%に近い失業率になっていますが、私はもうこれより以上失業率を高くしたら大変だと思いますが、今後の経済運営で、今言われた目標に大きく近づけるという努力、約束されますか。
○安恒良一君 日本経済が輸出主導型から内需主導型に経済構造の転換をする過程で生ずる失業の圧力、今後どのように推移すると考えますか。
○安恒良一君 構造調整と完全雇用という課題を同時に達成するためにはどの程度の経済成長率が必要と考えられますか。これは経企庁長官、労働大臣。
○安恒良一君 これも質問に、お答えになっていませんね。構造調整と完全雇用という課題を同時に達成するにはどの程度の経済成長が必要でしょうかと、こう聞いている。構造調整と完全雇用、それを答えてください。
○安恒良一君 中程度じゃわからない。例えばことしは四%ということですが、それをどの程度にすればいいのかと聞いているんです。
○安恒良一君 例えば本年度の経済見通しは四・六でしょう。ところが既に失業率は三でしょう。それでできるんですか、今言った二つのことを同時に。
○安恒良一君 輸出主導五%、それから内需主導五%に転換をしていかなきゃならぬというふうに私は思うんですが、そこで本年度以降の経済見通しを見直しする必要がありやしないか、内需主導にするために。そこはどうですか。
○安恒良一君 口を開けば輸出主導型経済から内需主導型経済と、こう言われるんですが、どうも国民にはさっぱりイメージが浮かんでこないんです。ですから、その中身をちょっと説明してもらいたいことが一つであります。  それから二つ目には、内需型投資先として今後十分潜在需要が見込まれる分野...全文を見る
○安恒良一君 これ経企庁長官だけではなかなかはっきりしないようですが、内需型投資先というものについて、今言われたことだけでしょうか。経企庁長官、通産大臣、関係大臣、少しちょっと考えてください。経企庁長官が一人で答えられると思ったら、よう答えられぬから。
○安恒良一君 ほかにありませんか、ほかの大臣。内需型の投資先としてこれから非常に有望なものは何かと聞いているんだ。
○安恒良一君 私が聞きたかったのは、内需型投資先として有望なものは何があるかということで、まだお気づきになりませんから言いますが、例えば高齢化社会への対応というのも大きなあれがあるでしょう。教育問題あるでしょう、余暇問題あるでしょう。当然あなたはそういうことを全部答えられると思っ...全文を見る
○安恒良一君 中小企業が我が国の大半を占めていまして、今日まで雇用吸収面で大きな役割を果たしていることは政府の白書でもはっきりしていますが、私はどうも今後はこれが期待されないのではないかと思いますが、この点どうでしょうか。  それから中小企業が新分野に進出をしていくための構造転...全文を見る
○安恒良一君 これから国民生活のニーズは非常に多様になると思いますが、これの充足と技術革新、情報化、サービス化等の経済構造変化に対応した活力ある地域の形成のための、地域の有するポテンシャルを最大限に発揮した新たな地域振興圏政策についても、政府としては地域活性化のためにビジョンを示...全文を見る
○安恒良一君 内需拡大の必要性は言うまでもないし、このことが国民生活の向上のために必要なんですが、単なるマクロ的な有効需要の拡大政策をとっただけでは、海外市場に大きく依存している我が国の製造業に十分な需要をつくり出すことは可能でないと思いますが、その点はどうですか。
○安恒良一君 最後に、我が国の最近の投資活動は経済の健全な拡大再生産の投資とは言えない。どうもマネーゲーム、財テクヘと進み、弊害を助長していると思いますが、この点についても政府は全く無策と言えるのではないか。なぜかというと、いわゆる投資というものは、財サービスの生産を行う産業部門...全文を見る
○安恒良一君 次は、俗に新前川レポート、経済審議会経済構造調整特別部会が四月二十二日に答申されました。このことについて聞きたいと思いますが、これを見ますと、一般論、メニューだけで具体性が非常に欠けていると思いますし、それから抽象論、どうも実行くのアクションプログラムがないというふ...全文を見る
○安恒良一君 時短との関係で、ワークシェアリングについてもいろいろ指摘をされていますが、この点についても具体的な計画がなければ絵にかいたもちになると思いますが、ワークシェアリングについてどうされますか。
○安恒良一君 通産省が、このワークシェアリング問題と時短ということで、最近経企庁が発表された文献がございますね。この考え方を少し、ちょっと聞かしてください。
○安恒良一君 経済企画庁です。
○安恒良一君 何百万人ふえるとは何事だ、人の質問に。その中身を言ってくれと言ったんでしょう。何ですか、あなた。失礼じゃないですか。
○安恒良一君 そこで、総理と労働大臣、経企庁長官に聞くんですが、今まで労働時間の短縮とそれからワークシェアリングというのは、日経連を中心とした財界は、労働コストの上昇を招くと根強い反対がある。また、労働省はワークシェアリングに、私どもが聞きますと、実施が時期尚早である、こういうこ...全文を見る
○安恒良一君 それぞれ大臣が少しニュアンスが違ったんですが、私は、労働大臣はもっと積極的にこの点をお取り組みを願っておきたいと思うんです。  そこでまずお聞きしますが、我が国の年間実労働時間は今どうなっていますか。昭和六十年でも結構です。
○安恒良一君 目標を昭和六十年で二千時間にすると言っておきながら、私どもの方の計算では二千百六十八時間になっていますが、この目標が達成できなかった理由は何でしょうか。
○安恒良一君 また、前川レポートは、もう二千時間だけでなくて将来千八百時間にしろ、それがためには完全週休二日制の実施と有給休暇二十日間の完全消化ということを大きくうたっているんですが、これらの現在の状況はどうなっていますか。いわゆる週休二日制の普及状況、それから消化状況。
○安恒良一君 そこで、こんなに年次有給休暇が未消化になっている原因は何でしょうか。
○安恒良一君 何か一つ忘れてやしませんかと言いたいんですがね。  私は前の本委員会で、去年の予算委員会の中で、昭和三十年十一月三十日の通達、これは非常に年次有給休暇をとりにくくしているということを指摘して、林労働大臣は、先生指摘の趣旨を体して前向きに検討したいとここで言われたん...全文を見る
○安恒良一君 去年指摘して去年やりたいと言って一年おくれたんですが、今度いつやるんですか。
○安恒良一君 お任せしますが、また一年先になって、またあんたやっていませんよということのないようにしてくださいね。
○安恒良一君 一つは、時短の問題では、やはり前川レポートでも、中小零細企業が非常におくれているということが言われているんですが、この中小零細企業の労働時間の短縮を労働省としては具体的にどのように進める考えですか。そして、これは労働省の指導だけでは私は指導に限界があると思いますよ。...全文を見る
○安恒良一君 いや通産大臣、中小企業のことを聞いているのであって、我々国会議員は中小企業ですかね、これ。まあそれはあれしておきましょう。  そこで、最後に私は総理、大蔵大臣、総務庁長官、労働大臣にどうしてもお聞きし、決意をはっきりしてもらいたいと思うのは、前川さんも言っておられ...全文を見る
○安恒良一君 そこで総理、最後の答弁を願う前に、前川リポートは総理がいろいろアメリカにも御説明されるし、これからやっぱりベネチア・サミットでもいろいろ論議があったときにこれを引用されると思います。そういう意味からいいますと、私はもうここまで来ますと、いろいろあっても金融機関の週休...全文を見る
○安恒良一君 まあ大臣が答えた後ですけれども、総理、やはりこういうときこそあなたの指導性というのが発揮されなきゃいけないと思うんですね、税金では非常に指導性を発揮されたようですけれども。ですから、そのことを一言だけ言っておきます。  次に、自治医大問題についてお聞きをしたいので...全文を見る
○安恒良一君 強制でないとかいうことでありますが、そうなれば、もう一県一医大・医学部ができていますから、例えば今後知事が、委託することはもう必要でない、こういうことを言ったときに政府は余計な口出しはしませんね。どうですか。
○安恒良一君 昨年の十一月二十七日に全国衛生部長会が自治医大に対し三項目の要望書を出しているようですが、その内容を報告してください。
○安恒良一君 質問に答えていません。三つの要望が出ているがその要望書の中身を報告してくださいと、こう言っているんです。
○安恒良一君 大臣、以上のような要望が出ているわけですね。ですから、この一項目を見ますと、各県が自発的にお決めになっているというが、どうも自治医大に実際上定員を強要しているからこのような要望が出たのではないかと思います。これはやっぱり自治をゆがめるのですから、今後は強制割り当てと...全文を見る
○安恒良一君 自治医大の卒業生のうち契約どおり僻地医療に従事している者はどれだけでしょうか。
○安恒良一君 私が次に質問することもついでに答えてくれましたから、そのことは省きましょう。  そこで、いわゆる僻地病院・診療所に平均何年勤務しているんでしょうか。それから、医師法で努力義務となっています卒業後の臨床研修期間二年はいいとして、残りの契約期間七年はすべて僻地・地域医...全文を見る
○安恒良一君 義務年限は九年、二年は研修ですから残り七年あるわけですね。ですから、私が聞いていることは、残りの七年というのを本当に全部がすべて僻地医療に従事しているんだろうかどうだろうか、その実態を報告してくださいと、こう言っているんです。
○安恒良一君 そうすると、実際は、法律によって七年の半分ということで四年間が義務づけられているんじゃないですか、そこはどうですか。
○安恒良一君 そこで大臣、目安ですが、私は臨床研修とか、後から研修すること、そのことを否定するものじゃありません。しかし少なくともやはり残り七年間は全部僻地医療に当たるというふうにしなければおかしいんじゃないでしょうか。どうでしょうか。今のでいくと、極端に言うと四年でいいわけです...全文を見る
○安恒良一君 何かえらいうまくいっているようですが、私も、「自治医大はどこへ行く」とか、この本を読みましたし、それが出たらすぐ反論的に「いま、へき地医療は」なんといって、今度は慌てて自治医大が出したのを見ますと、そうあなたがおっしゃっているような建学の精神に燃えてみんながみんなそ...全文を見る
○安恒良一君 時間がないから大ざっぱに言われたと思いますが、資産運用収入が非常に多いんですが、これは何でこんなに資産運用収入が多いんですか。
○安恒良一君 これは栃木県が発行するべき地医療振興自治宝くじの交付金の相当部分がこちらに積み立てられて累積二百億に上っている、その運用収入が非常にあるんじゃないですか。その点はどうですか。
○安恒良一君 仮に二百億積み立てられて、その運用収入、これはきょう時間がありませんから——これで株を買ったりいろんなことをやっているんですよ、これ、私は知っていますけれどもね。大学が株を買ったりいろんなことをすることがいいのかどうかと思いますけれども、やっていますから、このことだ...全文を見る
○安恒良一君 大臣に重ねて聞きますが、自治医大が大都市部に病院を持つ理由が私はわからない。そのことを聞かしてください。
○安恒良一君 大臣答えてください、わかりません。  なぜかというと、今、自治医大の二年間の卒後の臨床研修は、附属病院ではなくて各都道府県のいろんな病院でやっているんですよ。それから、もしも再研修が必要というなら、私は母校の附属病院でやればいいと思う。各県からそんな要望が出ている...全文を見る
○安恒良一君 なったと聞いておるじゃ困るんですよね。もしも宝くじの積立金がようけあって、運用収益があるものだから使い道に困っているというなら、自治医大直営の僻地中核病院もしくは僻地診療所をどんどんおつくりになったらどうですか、金が余ってしようがないというなら。それを何で大宮あたり...全文を見る
○安恒良一君 どうも、答弁も声が小さくて自信がなさそうですね。私がこう聞いておると、みんな閣僚でうんうんとうなずいているのがたくさんいるんですよ、これ、率直に言っておかしいじゃないかと。  これは大臣、もう少しここのところは、私はこの点は保留をしておきます。もう時間がないですか...全文を見る
○安恒良一君 私は、建学の精神に反しているとか中途半端な性格になったということは、これは一県一医大の実現という背景のもとではある程度やむを得ないものもあったと思います。  そこで、各大臣に将来の抱負を聞いたんですが、この最後に私は具体的な提案をして、総理のお考えを聞きたいと思い...全文を見る
○安恒良一君 総理、ホームドクターは何もここだけじゃないんですが、今の医学部をホームドクター養成にするためには、もうこれは大変な作業になるんですね。だから私は、ここをモデル的な養成校にして、そして医学部教育を変えていかないと、これは文部大臣に答えてもらうとわかりますが、今の医学部...全文を見る
○安恒良一君 今聞いていますと、被害者の救済と企業の研究開発振興とは全然性格が違うんですよ。これが一つの法律になるはずがないと私は思います。  それから第二に、企業の新薬研究開発は、元来企業競争において行われておりまして、国が特段これに援助する必要は私はないと思います。  そ...全文を見る
○安恒良一君 処理日数。
○安恒良一君 厚生大臣ね、どうもやはりこの判定機能は不十分だと思いますね。処理日数、それから判定の基準はない、ケース・バイ・ケースでやっておると、こういうことなんですから。しかしこれはきょう議論することじゃありませんから、改めて別の機会にこのことはやることにいたしまして、この法律...全文を見る
○安恒良一君 本法で定義されている医薬品の副作用とは何でしょうか。
○安恒良一君 難しい学術用語じゃなくて、私はわかりやすく国民が読みますと、薬を飲んでおかしくなった、だれのせいとも言えないケースがあり得る、その場合の被害者はだれにも弁償を求められないからこの基金で救ってあげようということであれをつくったと思うんですよ。ですから、アメリカから輸入...全文を見る
○安恒良一君 今さっき大臣は、受忍の限度内とか、それから重症な患者は副作用を覚悟しているんだと、こう言われますけれども、少なくとも血液製剤のうち、アメリカからなり外国から輸入したものの一部だけにエイズウイルスが混入したんですね。ですから、これを使用しなくてもよかったんです。また、...全文を見る
05月11日第108回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○安恒良一君 宮澤大蔵大臣はそう答えられていますが、ちょっとひとつお聞きしたいんですが、報道では、九日、参議院予算委員会の休憩中にあなたと官房長官が、臨時国会の開催を前提に今通常国会で廃案になる税制改革法案と補正予算の関係について意見を交換した。売上税関連法案を臨時国会に再提出し...全文を見る
○安恒良一君 それでは新聞が全くうそを書いたということですね。  それではその次に聞きますが、今六十二年度予算を審議しています。これが成立をいたします。そうすると、既に今山口さんが指摘したとおり、 今国会に提出されている売上税法案などの税制改革六法案は、衆議院議長のあっせんに...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと今度は、臨時国会に補正予算をお出しになることもしばしばここで議論をされたことですが、問題になりますのは、いわゆる税収のベースとなる法案がなくなるわけですから、その場合はこれしかないと思います。現行税法で計算をし直す、なおそれでも足らない場合には、例えば国...全文を見る
○安恒良一君 いや、念願をしておっても、まだ協議会の発足すらできていない、しかし補正については急がなきゃならぬ、臨時国会の開催の時期が非常に迫られている、そういう場合に、そう簡単に協議会の結論はなかなか出ないと思う。ですから私は、この国会が終わった途端に、予算は成立した、六つの法...全文を見る
○安恒良一君 時間がありません。ですから私は、この点はやはり明確にしていただかなきゃならぬ重要なところですから、この点を理事会の方に預けますのでひとつ十分御協議願いたい。これは非常に重要なことですから、その点をお願いしたいと思います、委員長。
05月14日第108回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○安恒良一君 小林先生、肥後先生、大変御苦労さまです。  私は小林先生にまずひとつ質問をしたいんですが、政府が今度三十万人雇用開発プログラムを出していますが、相変わらずこれまでどおりの賃金助成が中心で旧態依然としていると思います。ですから私は、このような給付行政によって、今先生...全文を見る
○安恒良一君 もう時間がありませんが、それで、先生は盛んに民間資本を今後十分な潜在需要のところに振り向ける必要があると言われていますが、その具体策はどういうふうにお考えですか。肥後先生。
05月18日第108回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○安恒良一君 百七国会で政府は、整備新幹線問題については検討委員会を設けて六十一年度末までに結論を出すということでございましたが、検討の結果について、座長であります官房長官、報告してください。
○安恒良一君 この検討委員会に検討の資料として収支の見込みが出されたというふうに聞いていますが、予測表が出されたというならその中身を説明してください。
○安恒良一君 資料をいただいていますが、もうちょっと詳しく話してみてください、そこのところを。
○安恒良一君 今言われたとおり、大きな赤字が出るということを記憶にとどめておいていただきたい。  それで、議論しますが、どうも三菱総研の行った経済効果予測、これを根拠に建設促進派の人はいろいろ主張しているようですが、そのレポートの概要と、政府のレポートに対する見解を聞かせてくだ...全文を見る
○安恒良一君 運輸大臣にお聞きします、政府の見解ですから。  レポートに対する政府の見解ということで、新幹線実現の課題、建設主体についての考え、建設財源についての考え、望ましい実現方策等々が検討されているようですが、そのレポートの中にも指摘されていますが、これに対する政府として...全文を見る
○安恒良一君 整備新幹線の地域経済への影響、効果について政府自身はどのような予測を行っていますか。
○安恒良一君 整備新幹線はこの需要増対応じゃなくて、今もおっしゃったように国土開発のための整備に重点があるというふうに私は見ていますが、その建設による経済効果予測調査、これは私は国が責任を持って行うべきで、しかもそれは定量的にもやるべきだと思いますが、その点行ってないというのはお...全文を見る
○安恒良一君 運輸省だけ答えないで、自治大臣、経企庁長官等もそういう関係で来ていただいていますから、この経済効果についてどう考えられているか答えてください、数量的に。
○安恒良一君 結局、財源と収支問題が最後まで残っている、しかもその開発効果についての数量的なあれは何もやられていない、各省で。こんなことでやっていますといつまでも結論が出ない。しかし、六十年度以降行われているように、骨抜きもしくは場当たり的なやり方でどんどん既成事実がつくられるん...全文を見る
○安恒良一君 本年度、六十二年度計上されています百五十億円の建設費はどのように使われるんですか。
○安恒良一君 ところで、工事実施計画の申請されている整備新幹線のルートはどことどこですか。それから、これの認可はいつするんですか。
○安恒良一君 今回の閣議決定で、新会社の判断を尊重すると言われていますが、どのような形で新会社の判断、意見を取り入れられるんでしょうか。また、新会社の判断とは具体的に何を言っているんですか。
○安恒良一君 新会社の判断とは何でしょうかと聞いたんですが。
○安恒良一君 さっきの試算で六百三十一億の運営費の赤字が生ずると言われましたが、この赤字の処理はどうするんですか。
○安恒良一君 減価償却を見込まないなんて、そんな素人の議論をしたらだめなんです。減価償却は当然見込む。    〔委員長退席、理事原文兵衛君着席〕  そこで、大蔵大臣にもお聞きしますが、今言ったように、減価償却を見込むと赤字になることは間違いないんですが、例えば新会社は、それを...全文を見る
○安恒良一君 運輸大臣と大蔵大臣に重ねて聞きます。  これは関心を持っておられてもだめなんですよ、数字ですから。六百億ぐらいの赤字が出ることはもう間違いないんです、これは。そのとき、運輸大臣はどうされますか。大蔵大臣、関心をお持ちだけじゃなくて、どう処理されるんですか。
○安恒良一君 今聞いてまいりますと、財源も不的確だ、地方の一部負担も何か研究中だ、在来線を含めた採算性の対応も全く未定、こういうことで、必要だということで着工に向けて既成事実だけ積み重ねられてはたまりません。  そこで、私は座長にお伺いしますが、新会社のいわゆる健全経営を確定す...全文を見る
○安恒良一君 座長に重ねてお聞きしますが、まず、国鉄の長期債務の処理もまだきっちり決まっていない、当てもですね。それから、国民負担に上乗せするだけで整備新幹線を強行されても、これもまた困るんです。そこで、どういう条件が整ったら本格的に着工にゴーのサインを政府はお出しになるんでしょ...全文を見る
○安恒良一君 三十九年に鉄建公団がつくられてから、以来地方新幹線を鉄建公団がどんどんどんどんつくったんですね。それが赤字ローカル線になって国鉄経営の破綻の大きな原因になったことはもうお互いに忘れられないこと。整備新幹線によってこのような二の舞を新しくできたJRにさしては私は絶対に...全文を見る
○安恒良一君 五月発行の長期国債の発行条件を示してください。
○安恒良一君 発行総量は。
○安恒良一君 先ほど示された中の八%以上の国債の一年の利払い金額の総額は幾らになっていますか。その国債の利率をすべて四%とした場合の一年の利払いの金額は幾らになりますか。
○安恒良一君 そこで、大蔵大臣にお聞きしたいんですが、現在の金利水準は非常に低い状態にあります。ですから、市場動向に合わせて積極的に乗りかえを実施して、国債費管理コストを低減するように努力をすべきだと私は思いますが、大蔵大臣の御見解をお聞かせください。
○安恒良一君 そこで、買い入れ償還の方法について、額面額による購入のメリットとデメリット、それから市場価格で購入した場合のメリットとデメリットについて聞かしてみてください。
○安恒良一君 そこで、八%以上利率が高かった五十五年度発行の二十七回から二十九国及び三十一回から三十四回までの利付国債について、今額面で買い入れ四%の国債に乗りかえた場合、各利付国債償還期限まで総額で幾ら節約できるのか、また、債券市場から市場価格で買い入れた場合どうなるのか、具体...全文を見る
○安恒良一君 今私が配った私の計算の資料と若干数字的に違いますが、これは一つ一つの積み上げその他だと思いますから、私が示した数字は御承知ですね。そう食い違いはありませんね。
○安恒良一君 そこでもう一回大蔵大臣にお聞きしますが、市場価格で買い入れると確かに市場相場によって若干の、この計算を見ても損失が出る可能性があるわけです。ところが例えば今四%物は二十年以上四・八%になっていますが、例えば十年物は四%で乗りかえられるわけですね。ですから、長期に低い...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣、私はやっぱり大蔵大臣の政治の姿勢としてここは非常に、技術論のことはさておきまして、一般会計の国債の金利が一般財政でもう二〇%を占めている、そういうことで非常な百五十二兆円の問題。そこで、少しでも安い、一円でも安い利子でやっぱり私は借りるということに、今まで...全文を見る
○安恒良一君 我が国の国債発行方式のあれでシンジケート団の引き受けがありますが、我が国ではなぜこのような方式を採用しているんですか。
○安恒良一君 大蔵大臣、日本は非常に金が余っているんですよね。そのときに、シ団引き受けというこの過保護とも言える国債発行のあり方からこれもまた脱皮すべきところに来ているんじゃないでしょうか。どうですか、大蔵大臣。
○安恒良一君 そのことに関連しますが、大臣、金融市場に二つの国際化が進展する中で、国債のシ団の引き受けについても私はもう見直す時期が来ていると。その一つには、今あなたも触れられましたが、外国銀行からシ団に加入条件の緩和、それから外国の証券会社からのシェアの拡大について今後続けてい...全文を見る
○安恒良一君 これもまた大臣にお聞きしたいんですが、日本の投資家が今日非常に大きな円高リスクを背負いながら米国債を大量に買っておる。なぜそんな危険を冒してまで米国債を買うのかというのが私はわからないんです。私は、多少金利差はありますよ、あっても、我が国の国債を買った方がこれはずっ...全文を見る
○安恒良一君 ただ私は、例えばこういう投資の結果が生保なら生保の場合に為替リスクについて出たけれども加入者に迷惑をかけなければいいということだろうと思いますが、かなり大きいのが出ていますから、私はやっぱり監督官庁の立場からそういう問題についてのお考えを持ってもらわないと、資本主義...全文を見る
○安恒良一君 そこで重ねてお聞きしますが、まず一つは、金融市場の国際化が急速に進む中で、国債市場の国際化、それから大蔵省自身が市場実勢を反映した国債管理に努める、そして大蔵省自身が積極的に国債費削減に私は取り組むべきだと思います。    〔理事原文兵衛君退席、委員長着席〕 そ...全文を見る
○安恒良一君 大臣、重ねて僕は意見を言いたいのは、国債を出したときのあり方は建設公債か赤字国債かと。そのことについて野党もいろいろ意見があったんです。しかし、今日百五十二兆円残高がある。当分毎年発行していかなきゃならぬ。しかも金利状況がこうなった。そうすると、国民としては金利負担...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、その積極的な取り組みをお願いして、次に行きます。  実は、予算書の付表の部分で、環境保全経費と物価対策経費の総括表が六十二年度から載らなくなったんですが、この載らなくなったことに対しての理由を大蔵大臣、それからそれぞれの関係大臣、この点についてどう思われ...全文を見る
○安恒良一君 予算説明の付表の部分に、今私が指摘したものが六十二年度から載らなくなっていることは事実なんですから。そうしますと、環境保全について政府の姿勢はこのところ基準見直し等で後退をしているというふうに国民の目に映っているわけです。また、物価問題についても、載らなくなると手抜...全文を見る
○安恒良一君 再検討していただきたい、今まで載せておったものを載せなくなってせっかく政府がやっておっても手抜きがあったのじゃないかと言われたら、担当大臣はたまったものじゃありませんからね。ですから担当大臣は、私はぜひ載せてくださいと言うだろうと思ったら、宮澤さんが怖いのかなんか知...全文を見る
○安恒良一君 四者と言ったから国と言われたんですが、そこのところをおいても、それじゃとりあえず三者協議と言いますか、それと国が横におってそういうものをつくるためにも、ぜひひとつ大臣努力をしてもらいたいと思いますが。どうぞ、努力すると一言言って、それで済むわけだ。
05月20日第108回国会 参議院 本会議 第11号
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○安恒良一君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました昭和六十二年度予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。  戦後政治の総決算、臨調・行革路線を掲げて中曽根政権が発足して以来、五たびの予算編成が行われましたが、私は、中曽根内閣が一段と危険な軍備拡...全文を見る
05月21日第108回国会 参議院 運輸委員会 第4号
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○安恒良一君 私は運輸大臣の所信表明にかかわる問題について何点か問いただしたいと思います。  まず第一点でありますが、この所信表明の第六項に「地域交通政策の推進」ということで、「地域交通は、地域社会づくりの基盤であり、地域における交通のあり方について長期的な展望を踏まえた計画を...全文を見る
○安恒良一君 今、秋ごろからと言うのですが、私は去年ごろ開いておったのは、    〔委員長退席、理事吉村真事君着席〕  もうことし春に入ったら早速議論が始まるように聞いておったんですが、非常におくれています。今あなたが言われた理由を聞いて、遅くなることに理解はできません。ただ...全文を見る
○安恒良一君 次に、警察庁にも来ていただいていますが、最近、自転車を歩道を通行させるようにして、自転車の事故というのがかなり、その事故も自転車ですから元気のいい人にぶつかったときにはそんな大きな事故にならぬで済むんですが、お年寄りにぶつかりますと今の自転車はかなり性能がいいもので...全文を見る
○安恒良一君 そこで運輸大臣、これ早急に関係大臣の中で御検討願いたいのは、今言われたとおりのかなり事故件数がふえてきているわけですね。しかも歩道ですから、案外お年寄りの人が安心して行く、そこをさっと来ますから事故につながる。そうしますと、自転車というのは強制保険はないわけですから...全文を見る
○安恒良一君 私は運輸大臣が言われたように、交通安全対策室の方にお伝え願って総合的に御検討願いたいと思う。でないと、今交通規制課長が言っているような規制なんてなかなかできないんです。これはもう私はいつも言うんですが、自動車のいわゆる不法駐車がある、これは弁慶橋から私たちの宿舎のと...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、どういう組織になって、そこでどれだけ清算事業団に所属されているかということについては後で資料で見ることにしまして、そこで今度は中身についてお聞きをしたいんですが、当然これは再就職教育のためのカリキュラムがつくられて、それに基づいて再教育が私はされていると思...全文を見る
○安恒良一君 大臣、理事長、これは少し北海道、九州については実態を調査してもらいたい。こういうところへ呼ばれるといかにももっともらしいことを清算事業団の理事長は答えていますが、点呼、自習、自習というのがだあっと続いているんですよ、かなり。点呼、自習、自習と、それがずっと続いている...全文を見る
○安恒良一君 結局、稚内のやつは狭いところにうんと詰められるから、そこで規定空間不足と、それから、コンクリートの床に夜、粉じんが飛んで大変だと。こんなことで、なぜそんなことをしなきゃならぬのでしょうかね。私は、みんな再生国鉄に行きたいと思って一生懸命応募したと、残念ながら採用され...全文を見る
○安恒良一君 あのね、いいですか、これは鹿児島ですよ。休憩室にかぎをかけて使用させないと。そこで、いわゆる管理者に対して頭痛や腹痛になった場合にはどうしたらいいんでしょうかと言ったら、病欠で戻ってくれと、こういうふうになっているんですよね。それから冷蔵庫や洗濯機等も確保してほしい...全文を見る
○安恒良一君 どうぞ杉浦さんひとつよろしく。でないと、あなたたちはそれぞれいいポストにお残りになったんだろうけれども、国鉄に残りたいと思って残れなかった人の心情を考えてくださいよ。あなたたちはそれぞれJR会社の社長になったりいろんなことで幹部の人はいいわな。あなたも清算事業団の一...全文を見る
○安恒良一君 それから、やはり自習ばっかりじゃなくて、早く再就職の教育のカリキュラムをつくるなり、労働省と協力して委託するものは委託をするとか、それから民間のいわゆる訓練所に委託するものは委託するということで、碁やら将棋やらやって、そして自習して、そしてあとは感想文書いておる、こ...全文を見る
○安恒良一君 それじゃひとつ、その点をよろしくお願いしておきます。そしてぜひ大臣の方も、そういう点について監督を十分にしていただくことをこの際お願いを申し上げておきます。  次の問題にまいりますが、実は、佐川急便問題を私は昨年の十二月のこの運輸委員会で取り上げまして、大臣もその...全文を見る
○安恒良一君 まだ監督をしていないところ何カ所、ちょっとわからなかった。
○安恒良一君 もうあんた去年の十二月からだからね、急いでやってもらわにゃいかぬわね、そんなことは、急いで。まだ二十もあるといったら大分やってないんじゃないの、おたくは。運輸省側はもうほとんど全部済んで、近くあれすると大臣言われたんですがね。そんなことだったらもう一遍平井さんに来て...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、私はまあこの問題を取り上げて非常によかったというのは、トラック運送業界全体がこれは大変だということで非常に締まったと聞いています。その意味から言っても、やはり私は早急に処断をするものは処断をするし、是正をするものは是正をすると、こういう角度で今までも御努力...全文を見る
○安恒良一君 じゃ、最後になりましたから質問と要望、特に要望ですが、例えば名古屋なら名古屋がとりましたバスの優先レーンのあり方、これは非常に私はいいことだと思う。ですから、活性化といろんなことを考えても、やはり大都市においてマイカーがふえてバスがもう時間どおり走れないというところ...全文を見る
07月20日第109回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○安恒良一君 マル優に限って総理に問いただしたいんですが、今も総理は、貯蓄がたまるから円高になるとか、外国からいろいろ批判があると言われましたが、今外国から批判があるのは税制の批判というよりも金の使い方じゃないでしょうか。国内を需要不足型経済にして、余った金がどこに行っているか。...全文を見る
○安恒良一君 制度を外国は批判しているんじゃなくて、今あなたが言われたように、貯蓄された金がどう使われるかという経済政策がされているんです。これはもうこれ以上時間がありませんので言いません。  それから、私どもは野党全体を含めまして、マル優を存続させる、限度管理を厳格にやる、そ...全文を見る
○安恒良一君 あの当時逃げたのは、一般庶民が金を買ったり株を買ったりしたんじゃないんですよ。マル優の限度額を超えていると思われる人がやったことである。でありますから、あなたが言うように他人の懐に手を突っ込んで無理やり取るなどという表現は全く当たってないんです。今回でも問題になって...全文を見る
○安恒良一君 私たちは脱税をそのままにしておけと言っているんじゃないんですよ。それは管理を厳重にすればできる、カード制でやればいい、こう言っていますから、誤解がないように。  もう時間がありませんから、また私のあしたの時間にやります。
07月21日第109回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○安恒良一君 まず、緊急経済対策について総理にお聞きしたいんですが。どうも当初事務当局が四兆円というふうに考えておったのが六兆円に訂正をされた。建設大臣や通産大臣が大型補正を要望されたということで、一晩で七千億も上積みになったと報道されていますが、四兆円がどうして六兆円になったか...全文を見る
○安恒良一君 もう一つエンジンをと言われましたが、私はどういう歳出項目についてお考えになったのかということをちょっと聞いているんですけれども。
○安恒良一君 きのう野田さんとのやりとりで近藤さんは、六兆円の緊急経済対策は実質成長三・五%は今度は間違いない、こう言われていますが、私はあなたと何回かここで論争したけれども、あなたが言ったこと一遍も当たったことがないんですね、大体私が言つたことがほぼ当たっているんです。  そ...全文を見る
○安恒良一君 そんなことを聞いているんじゃないんですよ。三・五%の経済成長の中に一兆円以上の減税というのはどういうふうに見込んでいるのか、そのことを聞いているんです。それを仮に十月と来年と言っただけですから、あなたにそんなことを聞こうと思っていませんから。
○安恒良一君 これは通年の場合ですね。だから私は、今まだ決まっていませんから実施の時期を聞いたんですが、もうこれ以上はやめておきましょう。  そこで今度は通産大臣と経企庁長官にお聞きしたいんですが、今度の緊急対策というのは、日本で言うと内需拡大だ、外国から言うと国際収支の黒字削...全文を見る
○安恒良一君 そこで総理にお聞きしたいんですが、以上のやりとりを聞かれてわかるように、まあせいぜい百億ドル前後だと。これでは緊急経済対策の効果が薄いということで外国から再び批判が起こるんじゃないか。実は総理が説明されたときにサッチャーさんが、それでは大した効果はないじゃないかと半...全文を見る
○安恒良一君 六十一年度一千十四億ドルですからね。それのせいぜい五、六十億ドルから百億ドルですから、大したことはない。  そこで、率直に言って、問題になりそうなときには総理は御退陣されていますから、ここでニューリーダーの一人である宮澤さんにお聞きをしたいんですが、私は日本の国際...全文を見る
○安恒良一君 次は財政問題に移ります。  今度の予算が非常に欠陥予算であるということは既に野田委員から指摘があったので、それを省略しまして、今回の補正は臨時異例と政府は言われていますが、そうすると近い将来に平常な状態に戻るということになると思いますが、問題は、この臨時異例を今後...全文を見る
○安恒良一君 どうも抽象的で全くわかりかねます。  そこで、今も財政堅持とかいろいろ、これ総理にお聞きしたいんですが、衆参本会議また本院の決算委員会またきのうの質問で、依然として総理は六十五年度財政再建は可能だ、こう言われています。そこで、財政再建が可能だというのは数字の問題で...全文を見る
○安恒良一君 理解、納得できません。なぜかというと、六十五年度の財政再建は可能だとおっしゃっているし、それから赤字公債の発行もゼロにすることが可能だと、こう言われているんで、そうするとこれから各一年度に一兆六千六百億ずつ返還しなきゃならないんです。そういうものを数字で示さないで、...全文を見る
○安恒良一君 わからない、わからない、そんなものはわからない。
○安恒良一君 数字を詰めてくれるそうですが、もしもできなけりゃできないで取り消しをやっぱりはっきりされることを私は強く言っておきます。  次に、六十一年度の税の見積もりが非常に違っておりますから、この点について収支決算について説明してください。
○安恒良一君 まだ聞かぬことまでべらべらしゃべっているので、先の方の質問通告していることは皆しゃべっているんじゃないかと思う。私は、六十一年度の税収見積もりと決算についてどうなっているか、それからこれを税目別にちょっと報告してくれと、こう言っただけですよ、あなた。
○安恒良一君 そこで大蔵大臣に聞きたいんですが、前大臣が一、二%の狂いは誤差と、こういうことをしばしば言われたのです。ところが今見ますと六・二%も狂っているんですよ、六・二%も。しかも、我々がいつも聞きますと、税は積み上げ方式だ、個別積み上げ方式だと、こういうことをしばしば言って...全文を見る
○安恒良一君 そこで、六十一年度の税収の見込みが大きく違いますと六十二年度税収に及ぼす影響が大きいと思いますから、その影響、それから税収の伸び率を四・四%しか見込まれていませんが、これも少な過ぎるのじゃないかと思いますから、こういう六十二年度のことについて説明をしてください。
○安恒良一君 大蔵大臣、これも納得できないです。もうこの三十一日で締めるのであって、六十一年度歳入決算額と対比すれば、この前、国会で決めた我々の予算では、六十二年度税収はマイナス六千七百四十五億にもなるんですよね、今度の決算額から比べれば。  そこで、私はやはりこの点については...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣、私は理解できないんです。私は、個人の問題じゃなくて、私たちは憲法によって予算の審議権を認められているわけです。そして、六十二年度補正を今ここで議論をしているんですね。で、これ、歳出だけを議論。問題は歳出と歳入ですから。ところが、そのもとになる税収が非常に違...全文を見る
○安恒良一君 恐らくそこに逃げられるだろうと思いましたけれども、少なくとも大きく歳入がこの現行税制のままで組まれた予算から違ってくるという場合に、私はやはり改めるべきだと思いますが、これにこれ以上時間をかけられません。次に参ります。  労働大臣、我が国の年間の総労働時間とヨーロ...全文を見る
○安恒良一君 そこで、いわゆる今回の労働基準法の改正と新前川レポートについて聞きたいと思いますが、新前川レポートがこの労働時間の短縮やワークシェアリングについて提起していることについて説明してください。
○安恒良一君 労働大臣、お聞きのとおりです。  そこで、あなたがこの国会に提出されました労働基準法の改正はこの新前川レポートの趣旨に沿って出されたと思いますが、具体的に説明してください。と同時に、今回の法改正によるこの労働時間の短縮がどれだけ雇用拡大につながるのか、具体的数字で...全文を見る
○安恒良一君 まあ新前川レポートの方向に沿っているということなんですが、そこで、どうも今度の基準法改正は仏つくって魂入れずじゃないか。というのは、週四十時間制に改めているのは評価できますが、これを政令によって週四十六時間まで許容する。ですから、いつの時期になったら完全実施で週四十...全文を見る
○安恒良一君 総理、眠いようですがちょっと聞いてください。  やはりもう長時間労働というのは非常に諸外国から非難されていますね。そこで、せっかく法改正するならば少なくとも、直ちに今できなければ、週四十時間は何年後にする、こういうことを僕はやっぱり明らかにすることが対内外的に必要...全文を見る
○安恒良一君 総理に重ねて聞きますが、総理も言われましたように、段階的と言ったんですね。ところが何段かわからないんですよ、今度の改正。だから何段にしますかということを僕は聞いている、三段なら三段とかですね。段階的にと言うけれども、今のお話では全然これはわからないです。ですから、私...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、平井労働大臣が余り苦心をしていないということを実例的に申し上げましょう。  中小企業のことを考えていると言いますが、それじゃ従業員三百人以上の中小企業の分布状況をひとつ数字で説明してください。
○安恒良一君 そこで総理と労働大臣、三百人以下の事業所というのは全体の九九%、労働者の数は八七%ですね。三百人以上の事業所ではもう労働者の九五%が既に週四十六時間以下になっているんです。ところが今度は三百人以下のところは、今の四十六時間制の適用ですら三年間これまた猶予するというん...全文を見る
○安恒良一君 何も中央労働審議会のことを聞いているんじゃないんです。あなたは労働大臣としてどうするのか。四十八時間を四十時間にするのには段階をつけなきゃならぬ、中小企業のことを考えているとおっしゃる。ところが中小企業の実態を今度言うと、四十時間にいく段階じゃなくて四十六時間に移行...全文を見る
○安恒良一君 理解と納得できません。これはいずれ法案審議のときに野党としてはこの点は修正をする、三年なら三年ということをしたいと思っています。  そこで、今度の問題の最大の問題は、この変形労働制を導入されてかなり弾力化をされていますが、この変形労働制について説明してください。
○安恒良一君 そこで労働大臣、極端に言うと、繁閑に応じて一日、一週当たりの労働時間を自由に伸縮できる。それでは現行の一日八時間労働時間制が大きく崩れるんじゃないか。すなわち労働者の生活リズムが乱れたり健康障害が起きる。経済的にも残業収入が減る。これでは労働者の生活落としになると思...全文を見る
○安恒良一君 従来何もなかったというのは全く不勉強ですね。例えば佐川急便、全国を査察してもらいましたが、いろいろ問題がありましたね。ですから、労働組合のあるところはいいですが、ないところではいろいろこれは大きい問題を起こすんですよ。もう少し労働大臣、実態をよく御勉強をお願いしたい...全文を見る
○安恒良一君 どこに問題があるかということをお聞きしたんですが、それでは、内需拡大のために、そして国民がGNP世界第一位の国であるとの生活実感と見合うために具体的にどうしようとされるのか、どことどこをどうしようとされているのか、その考え方について聞かせてください。
○安恒良一君 そこで総理にお聞きしたいんですが、今のやりとりを聞かれて、私は内需拡大の第一歩は一人当たりGNP世界第一に見合う生活水準の向上を図ることだと思う。  そこで、国民生活白書が指摘していますように、それは個人消費をふやすことが内需拡大の柱だ。いわゆる可処分所得の拡大。...全文を見る
○安恒良一君 次の問題に行きます。  厚生大臣にお聞きしたいんですが、今度国民医療総合対策本部が中間報告を出されました。この中で長期入院の是正が大きな柱になっていますが、なぜ我が国は諸外国に比べてこんなに入院日数が長いのでしょう。その原因はどこにありますか、厚生大臣。
○安恒良一君 誤解がないように、私が指摘しているんじゃないですからね。皆さんが指摘をされていますから、言葉を正確に使ってください。  そこで、いろいろ言われましたが、私も五、六点あると思うんです。結果的に言うと我が国の医療水準は非常に高くて、第一線の医者も一生懸命働いていますね...全文を見る
○安恒良一君 結局、入院するほど悪くならないうちの日常の治療体制が十分なのか、それから早く退院できるような病院の医療というものが本当に十分確保されているのか、そこの点をどう考えられますか。
○安恒良一君 昭和五十二年の三月、厚生省保険局が国会に提出しました現行診療報酬体系における点数制の矛盾というのがあったんです。ちょっと説明してみてください。
○安恒良一君 そこで厚生大臣に聞きたいんですが、このペーパーが出てもう十年になっていますが、どの程度診療報酬のあり方に修正が加えられたんでしょうか。その結果、現状はどうなっていますか。
○安恒良一君 厚生大臣いろいろ言われて、御努力されたことはある程度私わかりますが、本当に本質的に変わっているんでしょうか。例えば医薬品よりも今度は検査を多くしないと医業が成り立たない、長期入院にチェックが厳しくなったから反復入院で点数を上げる、こういう状態が依然としてやはり続いて...全文を見る
○安恒良一君 私は、中間報告ですからここで注意を喚起しておきますから、本報告をまとめられるとききちっとしてもらいたいのは、医療費の伸びだけに目を奪われて医療費の削減だけが中心になってはいけない。例えば、この前も指摘しておきました予防、それから病気にかからないために家庭医制度のあり...全文を見る
○安恒良一君 そこで、この中にも家庭医の機能充実とか、それからまた家庭医懇談会から今後の家庭医制度を考える、いろいろ出ていますが、私は家庭医制度を考えていくとき、今の点数出来高払いシステムを前提にするわけにはいかないと思いますが、この点はどうしますか。
○安恒良一君 そこで、家庭医の機能について、研修システムの試行ということが書いてありますが、研修システムの試行はどこでどういうふうにされますか。
○安恒良一君 この前の予算委員会で、自治医大においてこういうものの研修をやったらどうかというふうに私は提案したんですが、厚生省はそれを自治医大に要請する気はありませんか。もしくは、自治医大側は、頼まれるまでもなくこういうものに取り組むという考えはございませんか。厚生大臣と自治大臣...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、次の問題にいきます。  大蔵省に聞きたいんですが、この六月ごろから生命保険業界等の金融機関の円ドル投機の規制に乗り出したという報道がされていますが、その内容と、規制に踏み切った理由は何でしょうか。
○安恒良一君 生保業界の円ドル売り買いのスケールが大きいというが、それはどの程度ですか、実態を少し報告してみてください。
○安恒良一君 把握していないのに円やドルの売り買いのスケールが大きいということで忠告したというのはおかしい。  そこで私は、六十一年四月以来現在まで生保が扱った円買い円売り、各社別集計高の資料を出してもらいたいということをきのうお願いしておったんですが、手元に届いていませんが、...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣にお聞きしたいんです。資料がないないと言うんですが、資料がないのにいろいろ御注意されているんですが、私は通貨相場が不安定なのはニュースを過大な材料にして行う投機行為にあると思うんです。ですから、今後も引き続き生保、銀行、証券等の通貨投機を厳重に監督するという...全文を見る
○安恒良一君 そこで今度は、生保のいわゆる不動産の建設仮勘定、それから営業用不動産、投資用不動産等々、生保が行っておることについて資料提出を求めておりましたが、説明してください。
○安恒良一君 それから生保の貸付金のうち、これも五ヵ年間、不動産についての融資額がどうなっていますか。
○安恒良一君 不動産業向け、建設業向け、両方聞いているんですよ。それと合計。
○安恒良一君 そこで、私が求めておったことと大分違うのは、これを生命保険会社、損害保険会社、銀行というふうにトータルで出してありますが、私はとりあえず生命保険会社の各社別に、この不動産、建設業向け生命保険の融資がどうなっているのか、また生命保険が持っている不動産の保有高について営...全文を見る
○安恒良一君 私は理解できません。というのは、最近の生保その他、金融機関の投資については目に余るものがあります。そこで内容を知りたいといったことを言っておるわけですから、この点について理事取り扱いを決めてください。
○安恒良一君 それでは、昭和五十年に保険審議会が生命保険会社の社員総代構成についていろいろ述べていますが、それの中身をちょっと説明してください。
○安恒良一君 そこで、その答申から十二年たっていますが、どのような改善指導を行われましたか。また、その効果は現実にどうあらわれていますか。
○安恒良一君 わかりません。中身がないじゃないか。はっきり言ってください。今の答えはわからない、全然。何を言っているかさっぱりわからない。
○安恒良一君 六十一年度十六社の社員総代の数は幾らですか。また、その総代はどういうふうにして決められていますか。
○安恒良一君 その選考委員会はだれがどこでどういう人を選んでいるんですか。
○安恒良一君 実際に保険料を納めている人たちが総代を選ぶことに本当に関与できているんですか。
○安恒良一君 総代会のいわゆる任務はどういう任務でしょうか。
○安恒良一君 まあ、銀行局長だから不勉強だから答えが簡単なのかわからぬけれども、その生命保険会社の社会の公共性、安全性を前提に、どういうふうにやるかという意思決定及びチェックの機関じゃありませんか、総代会の任務は。
○安恒良一君 そこで、私が今聞いておったように、選考委員会の選び方一つをとってもはっきりしないんですね。ですから、総代会というのは会社と縁がある、いわゆるなれ合いで私は選ばれているんじゃないかと。ですから、これは株式会社とは違うんですが、株式会社よりもずさんなシステムの中で今度は...全文を見る
○安恒良一君 改善の余地はないんでしょうかね。いろいろ答申がたくさん出ていますから、あなたは全く今やっていることをいいと言われているんですが、私は改善の余地があると思うんですが、そういう点についてどう考えられますか。この点は総理もお考えを聞かしてください。
○安恒良一君 重ねて聞きますが、何十億もする絵を買ってみたり、外国に出かけて行ってビルを買ってみたり、いろんなことを今やっているんじゃないですか。そういうことについて、まああなたたちはそれはいろいろ行政との関係があるかもしれませんけれども、国民にこの点について非常にひんしゅくを買...全文を見る
08月25日第109回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○安恒良一君 今、青木先輩の質問とも若干関連をするわけですが、私はまず四全総と交通網の整備について少しお聞きをしたいと思います。  四全総のねらいは、今大臣がおっしゃったように、東京集中型を是正する多極分散型国土形成が描かれているわけであります。そうなりますと、今も青木委員から...全文を見る
○安恒良一君 文章を表面だけ読まれてえらい結構なようですが、どうも中身が大変僕はそうなってないと思う。  まず私が読みますと、高規格幹線道路網の整備、このコミューター航空、ヘリポート、こういうものはかなり大々的に取り上げられていますね。ところが今も青木さんからも言われましたよう...全文を見る
○安恒良一君 答えがこれもまた美辞麗句、抽象的ですね。では具体的に少し聞いていきましょう。  私はこの方式で言うと首都圏では新線投資はできると思いますが後はなかなかできないんじゃないだろうかという感じがこれしますね。それから第三セクターの建設方式も、これも私は大都市のごく一部し...全文を見る
○安恒良一君 私は一日キロ当たり人員がどのくらいかと聞いたのです。だから私の方から言いますと、計算しますと建設利子の利払いだけでも現行賃率キロ二十円ですからこれで計算しますと二十四万七千人、一日キロ当たりですよ、これは必要になるわけですね。ですからさらに今言ったようにこれは二百億...全文を見る
○安恒良一君 運輸大臣、それじゃ在来の幹線を走っている特急列車の表定速度はどのくらいになっているか御承知でしょうか。
○安恒良一君 遅いのが五十九キロ、速いので時速九十三キロですよ。ですから、大体五、六十キロで走っていますね。
○安恒良一君 これでは一般の自動車道の自動車にも私は勝てないんじゃないかと、こんな特急の速度では。ですから、問題は速度向上を図らなけりゃいかぬと思うんですよ。そこで運輸大臣、国土庁、どういう方法で在来線の速度向上を図ろうとされていますか。具体的にわかるように説明してください。 ...全文を見る
○安恒良一君 大臣が言われた一面もありますが、私は一番やっぱり大きなことは明治以来の路線、非常に曲線の改良など線形改良を大々的に行う必要があると思いますね、線形改良。でないと、このままでいきましたら、JR各社の在来線は再びローカル線化しますよ。そういう危険が非常にある。そして、私...全文を見る
○安恒良一君 ぜひこれは運輸省も政策省になったんですから、今四全総に書いてあるようなことに、仏つくって魂入れずということじゃなくして、土地対策、財源対策、それから内需拡大からくるところの、積極的な線形を変えるということについて今概算要求をまとめられている段階だと思いますし、これは...全文を見る
○安恒良一君 川口線、葛飾江戸川線の開設、建設費のコスト、その他既存のということですが、そこで建設省に、資料はもういただいていますから、ごく簡単に首都高速道路公団の経営が悪化するから上げるんだ、こういうことを言われていますが、同公団の六十年度決算と六十一年度料金収入の状況をちょっ...全文を見る
○安恒良一君 聞いたことを正確に答えなきゃだめじゃないの。六十年度の決算について結果のところだけ答えてくださいと、それと六十一年度。あなたは、その料金のところだけを答えたんじゃないの。料金収入の資料二つもらっているでしょう。
○安恒良一君 あなたね頭が悪いのかね、君。僕が言ったことをよくお聞き。頭が悪いようやったら出直してもらわにゃいかぬ。  同公団の六十年度の決算と六十一年度料金収入の状況を説明をしてもらいたいと、こう言っているんじゃないか、何言っとるかね、君は。それやったら担当局長とかわってくれ...全文を見る
○安恒良一君 担当局長が建設委員会に呼ばれているというから、局長にかわる次長が出てくるようにと、こういうことを言ってあるわけだから、正確にこれはあなた答えてもらわないと困るよ。でないと、この次からあなたは来てもらったってしようがないということになる。それだけは言っておくからね。 ...全文を見る
○安恒良一君 全額をもちろん償還する必要があるわけですが、この償還はいわゆる何年度でやると一年度は幾らになりますか。
○安恒良一君 きょうは、建設大臣にも来てもらいたかったんですけれども、建設大臣はお見えになってませんし、この料金の値上げのことについては、いわゆる公団から申請があった場合には運輸省と建設省、そこで協議をして認可される。認可は運輸省が最終的にされることになると思いますが、両方の共管...全文を見る
○安恒良一君 私が聞いていることを的確に答えて、交通渋滞を軽減するために何をやったかと、そんな管理所を統合するとか統合しなきゃとか、そんなことを聞いているんじゃないのだよ。そんなところで時間稼ぎをされたらかなわぬ。こっちは時間がないんだから、私の聞いたことに答えて。交通渋滞を解消...全文を見る
○安恒良一君 じゃ具体的に聞きましょう。長々と言われちゃいかぬ。  私は具体的に聞きますが、まず、今首都高速の致命的な欠陥はどこにあるか。合流する参入量に対して、設計上ほとんど何の配慮をされていないところに問題点があるんじゃないですか。いわゆる、つまり二車線と二車線の合流、これ...全文を見る
○安恒良一君 大臣、これは総裁とやりとりしておったってらちがあかぬ、この話は。というのは、三十年で減価償却したらただにするといったら、もう三十年で減価償却されているところがあるんだよ、幾らでも。それから、高速道路で金を取っているという国は後進国に多いんですよ。例えば成田から東京ま...全文を見る
○安恒良一君 もう時間がありませんから、ぜひこれからも私は機会をとらえていろいろ一つ一つを解明していきたいと思いますから、今回の料金値上げ申請を御決定される際にも十分そういうところについては検討をしてもらいたいし、建設省もきょう呼んでありますから、建設大臣にそのことはしかと伝えて...全文を見る
09月03日第109回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○安恒良一君 ちょっと各派のお許しを得て、今緊急に起こった問題について運輸大臣にお伺いをしたいんですが、それは日本籍タンカー日信丸の被弾についてでありますが、九月二日二十三時四十五分、日本時間にいたしますときょうの午前四時四十五分に、日正汽船の日信丸、これは十八万トンで、乗組員は...全文を見る
○安恒良一君 これではとても日本の船員は安心して石油の輸送に当たれない。ところが、我が国は御承知のように石油は九九%諸外国から輸入しているわけですから、もうかねがねからこの地域の航海の安全については関係者から運輸大臣のところ、外務大臣のところにも何回も要望が出ていると思いますから...全文を見る
○安恒良一君 日航法の質疑に入る前に、午前中に私からお願いしておりましたところの日本船の被弾に関することについて運輸大臣、昼休みに調査をされたことがあるならば御報告をまずしていただきたいと思います。
○安恒良一君 それでは、私ども社会党を初め各政党の皆さん方からずっと日航法の、民営化についての質問が続いております。たくさんの同僚委員からの御質問がありましたので、これから私が質問することは、その質問の過程の中でもう少し明らかにしてほしいということ等をお聞きしたいと思います。俗に...全文を見る
○安恒良一君 今お聞きしておりまして、やはり納得できないのは、例えば今度NTTを無利子融資制度に使う。そこで、これはいろんな事業に使われることになっていますね。ですから私は、日航株が今おっしゃった六百二十二億以外は一般会計に帰属するのが当然だ、こういう言い方には非常に抵抗を感ずる...全文を見る
○安恒良一君 では、この問題はこの程度にとどめておきますが、どうぞ主計局次長、それから運輸大臣も、本委員会が望んでいることということについては十分御理解をいただいたものだと思います。みんながそういうことを考えている。日航株が当初よりも約倍額で売れた場合に、それをできるだけ運輸関連...全文を見る
○安恒良一君 私は、どうもこういう問題の取り組みに対して運輸省の取り組みが、後からもいろんな問題を指摘しますが、非常に遅いと思うんですね。ですから、私は今私が提起したこと、それから運輸大臣が御答弁されたこと、中身にはそんな食い違いないんですよ。  そこで、今検討中とか、これから...全文を見る
○安恒良一君 それから、次は国内運賃問題ですが、これはIATAとは関係ありませんから大臣がおやりになればすぐできることですから、これもいろんな委員から質問が出ています。これはもう既に予算委員会から始まったわけですからね。我が党の議員が予算委員会でやりましたし、本委員会の中において...全文を見る
○安恒良一君 この点は予算委員会のときには総理も大分格好いい答弁されたわけですよね。一国の総理が格好いい答弁された。ですから、コモンレートの問題は諸外国との調整があるが、南北格差だけは、予算委員会のあのときの総理の答弁聞いておったらすぐでもやらせるような話をされて、あなたが慌てて...全文を見る
○安恒良一君 それでは、今のところは、年度内と言いますが、ひとつぜひとも年内に。というのは、心配しているのは、これまた内閣改造になっちゃうからね、内閣改造。総裁選挙が終わって改造になっちゃうんだから、よほどそこのところきちっとしておかないと大変な心配もありますものですから。運輸大...全文を見る
○安恒良一君 次に、安全対策についてお聞きをしたいんです。  これもきょうも穐山同僚委員から、それからずっと各委員の御質問もあるんですが、私はどうも聞いていると精神条項的な答弁が多いんですね。大臣も山地社長も、経営の効率化を行っても安全には心配がない、政府の監督は安全面について...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、これ全部やっておったらとても、それだけしゃべられたら時間とられてしまいますから、私が宿題出しておきますから、後で資料ください。いいですか。
○安恒良一君 四十六年の減量化政策後、四十七年に事故が起きています。その起きた事故を次の五十年の合理化策を決めるときに具体的にどう生かしたのかということですね。そういうふうに年次別に追ってひとつ資料を整理したやつを出してください。でないと、ここでその資料をベラベラ読み上げられても...全文を見る
○安恒良一君 それでは、整備員の増強の年次別室言われましたから、それを必ず守ってひとつ整備に万全を期してもらいたい、このことを申し上げておきます。  それから、次は運輸省に聞きますが、運輸省のおとといの答弁を聞いても、これも不満でございます。  そこで、運輸省も各事故が起こっ...全文を見る
○安恒良一君 肝心のこと答えてないんじゃないの。運輸省としての責任のとり方はどうしたんですかと聞いている。
○安恒良一君 この問題はこれ以上言ってもあれだと思いますが、私はやはり、日本的な責任のとり方という意見もありますけれども、例えば炭鉱なら炭鉱における大爆発が起こったときに、もちろん炭鉱の経営者が責任をとることは当たり前だ。しかし、保安監督官庁である通産省がやはり責任をとるというこ...全文を見る
○安恒良一君 私は国家公務員の定員のあることも知ってますが、増便による管制官というのは、これはもう非常に安全にかかる問題ですから、どうぞ大臣この点は今答弁されましたが、積極的な管制官の増員については御努力を願いたいと思います。  それからいま一つは、管制官の中高年齢化、これにど...全文を見る
○安恒良一君 管制官の養成には空港管制官で三年から五年かかると、航空路管制官では五年以上の経験が必要だと言われておりますね。ですから、すぐ採用すれば即その戦力になるわけではないわけですね。一方、今、年齢構成を答えていただきますと、だんだん管制官自体が中高年齢化している。そうすると...全文を見る
○安恒良一君 それでは次は、これまた同僚の田渕委員から質問が出ておりました日本航空の六十二年から六十五年度の中期計画について少しお聞きをしたいと思います。  まずお聞きをしたいことの第一は、地上職員を九百人削減をする、それからダッシュ400の二人乗務は中期計画の計数に織り込み済...全文を見る
○安恒良一君 してない、はい、わかりました。  それでは、二人乗りの問題はまだ織り込んでないということだと思いますね。それは私もそうだろうと思う。なぜかというと、ずっと各同僚委員が聞きましたら、なかなか意見がまとまらぬから両論併記だ、こういうことが言われていますから。  そう...全文を見る
○安恒良一君 それなら、しないということを決定しているわけでないというなら、それなら、私たちの手元には審議の対象として六十二年から六十五年度の中期計画があるわけですよね。これには、今聞いた限りにおいては、二人乗りは織り込んでないということですが、どうもあなたの意見を聞いていると、...全文を見る
○安恒良一君 いや、現状はそれでわかるから、私はこの年度内において二人乗りは採用しませんねと言ったら、いや採用しないとも結論出していない。その裏を返せば採用する場合もあり得るということになる。あり得るということになれば、私たちは日航を完全に民営化するに当たって中心議題の一つは、こ...全文を見る
○安恒良一君 だから、なけりゃないでいいわけですよ。ただ、どうも払お聞きをしていますとね、きょうこういうことで通過した、今は六十二年ですけれども、今度は六十三年度になったら、二人乗りは採用するは、そしてそこでそうなった場合には、この諸指標の中身が相当変わってくるということであるな...全文を見る
○安恒良一君 そんなことないですね。ではそれは後から、この前注文しておった資料を出してみてください。それじゃそっちの方を先にいきましょう。田渕さんからも指摘されたようにこんな薄っぺらな紙じゃ困る。  そこで、その日は間に合わないけれども、いわゆる中期計画の国内、国際線別、それか...全文を見る
○安恒良一君 今資料をいただきましたからね、私頭も大概いい方ですが、すぐこれ読むのは大変ですから、これは後で見ることにいたしまして。  そこで、私は今度少し具体的中身についてちょっと聞きたいんですが、これも田渕委員が計画規模表に基づいて質問をしたんですね、いわゆる生産量、有効ト...全文を見る
○安恒良一君 私は、どうもこの数字、それだけの説明では納得できないんです。  というのは、増便等日航が希望されている場合の数値が入っておるようですが、これは後でいろいろ聞いていきますが、日航の増便どおりにダブル化、トリプル化が進むんだろうか。それから、羽田の今の工事の進捗状況を...全文を見る
○安恒良一君 話を聞いておると答弁はだんだんお互いにいいかげんになってくるわけですよね。我々の同僚委員が聞いたときには、民営化をして、そしてこの中期計画を十分守って、そして復配もやります、安全も努めますと、こういうことなんで、その資料がこれなんです。だから、私はその資料の中身を精...全文を見る
○安恒良一君 航空局長、それじゃあなたはそういうふうに精査したと言うなら、もう一遍、今私が言ったように、生産量、有効トンキロベースで、平均増率は国際線は五・八、国内線は八・四、合計で六・二になっている。それが六十二年から六十三年については、あと六十三年以降の伸び方はこれでわかるん...全文を見る
○安恒良一君 そういうのを素人に対する説明だと言うんだ。そんなことでは納得できないよ。  なぜかというと、あなたは簡単に六十三年度に増便できると言うけれども、国内線のダブル化、トリプル化、これは各社の話し合いをしなきゃならぬでしょう。そのほかに、羽田沖の展開は、一期の完成はいつ...全文を見る
○安恒良一君 そんなね、国際線もいいかげんな答弁じゃだめなんだよ。あなたが自分の所管じゃなかったら所管の局長が答えなさいよ。  私が聞いているのは、中期計画の需要創出に当たって国際線の直行便の増便が前提となっているが、政府間の交渉の合意はどういうふうに進んでいるのか、具体的に幾...全文を見る
○安恒良一君 あのね、べらべらべらべら一般論言われてもしようがないから、ひとつ具体的に後で文書で数字で出してください。  国際線の直行便の増便がたくさんこう出ていますが、これについては政府間交渉が要るなら要る、これは政府間交渉がなくてもできるということ。それからいま一つは、なぜ...全文を見る
○安恒良一君 前段の私が言った資料は早急に提出してくださいよ、いいですね。
○安恒良一君 それでは、これももう大分やりとりしたんですが、この際ひとつ確認しておきたいんですが、国内線のダブル化、トリプル化、これ運政審では後発企業の育成が書かれていますね。そこで、これはどうもこの資料で見ると、それを含めてこういう収支になるというふうに書いてあるんですから、こ...全文を見る
○安恒良一君 私は日航の計画自体にやはりかなり無理があるというふうに思っているわけです、希望は希望ですけれどもね。  それはなぜかというと、運政審の答申でも後発企業の育成も書かれているわけですからね。日本航空だけがどんどんどんどんダブル化、トリプル化すればいいということじゃない...全文を見る
○安恒良一君 私が今聞いているのは積み取り比率のことを聞いているんだから、積み取り比率は日本企業全体としてはふえるだろうと、しかし日航は微減するんじゃないか、こう言っているんだから、微減なら微減でいいんであって、聞きもしないことを長々としゃべってもらっては時間がもったいない。 ...全文を見る
○安恒良一君 次に、今度は機材計画についてちょっとお聞きをしておきたいんですが、これも機材計画、六十一年度と六十三年度の表が出ていますが、これでは十分わかりません。  そこできのう質問通告しておったんですが、六十一年から六十五年度まで、各年度ごとにリタイアする機材と機数を示し、...全文を見る
○安恒良一君 これは数字はわかりました。  そこで、少し中身をあれをしていこうと思うんですが、大臣、以上のやりとりを聞かれておりましてお考えになることがないのか。というのは私はどうも、私どもは日航の民営化自体には反対をしているわけじゃないんですよね、民営化はやむを得ないだろう。...全文を見る
○安恒良一君 法案を提出されているから簡単にはいそうですかと言われぬことは、これはよくわかりますが、中身について少し、実は今言ったことは最後に言うつもりだったんですが答弁者がなかなか入ってこないものですからそこの方へいったんですが、後でまたあれすることにして……。  それじゃそ...全文を見る
○安恒良一君 社長に答えてもらうと要領よ過ぎてわからぬし、今度は常務や専務に答えてもらうと余り詳し過ぎてしまってわからぬようになりますから、時間がありませんから、どうぞ専務やら常務、答えるとき簡潔に答えてください、簡潔に。要領よく簡潔に答えてくださいね。  そこで、私は一番やっ...全文を見る
○安恒良一君 それから、私は時期尚早だと言ったんだが、大臣は、いやそれは法案提出しているから急ぐ必要があるということですから、このことの論争ここで幾らやってもやむを得ませんので、私は完全民営化された後の問題で少しお聞きをしておかなきゃならぬと思うんです。  いわゆる航空企業の指...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ私は、我々がここの中において大きく取り上げなくていいようになってほしいものだと思いますが、まだまだいろんなことが起こるかもわかりません。それは何も事故という意味だけじゃありません。いわゆる例えば今申されたようなダブル、トリプル化の問題についてもいろいろ三者なり四...全文を見る
○安恒良一君 二つお聞きしたいんですがね、この申し入れはこのとおりに防衛庁はするでしょう。  それから、ニアミスかどうかはまだ調査中、それが気に入らないわけでね。いつまでかかるの、そのニアミスかどうかというのは。  私の手元にこの中間発表ということで、「全日空三五四便と海上自...全文を見る
○安恒良一君 訓練空域外の対処と同時に、私はニアミスも結論出してもらいたいと思うのは、千歳空港の両方の主張が、この前ずっといろんな人から聞いているとかなり食い違っているわけですよね、千歳空港のは。民間航空側は非常にニアミスだと、こう言っているんだ、パイロットは。自衛隊側の言い分は...全文を見る
○安恒良一君 大臣、十九日に起こったのにまだあんな調子だよ、これ。まだ聞いていませんと言うんだから。航空局長自身が聞いてない、怠慢もいいところ、怠慢も。ましてやこの委員会の審議が始まったときから何回も何回も言われておったら、最後の質問のときそんなこと聞かれるぐらいわかっておるでし...全文を見る
○安恒良一君 勘弁ならないんだよ、そんなことは。調査中でございます。いつに結論出るんですか、いつ報告書を僕のところに持ってくるんですか。いつ持ってくるんですか、いつ結論出すんですか、防衛庁。国民はたまりませんよ。十九日に起こった事故について、調査中でございます、御勘弁くださいと言...全文を見る
○安恒良一君 わかりました。運輸大臣、防衛庁長官ともよく話をして、来週中には結論を出してやっぱり国民に明らかにする、こういうふうにしていただきたいと思います。  それから、それじゃそこで、千歳空港の管制のあり方についてこの前いろいろ同僚議員から出たんですね。私も実はおとといから...全文を見る
○安恒良一君 管制統制官の話は聞いたんだけれども、その上でなおこっちは心配になっているわけだ、行ってみたら。というのは、今一つ言っても、ニアミスかどうかの結論と言ったら、防衛庁は私のところだけで決まりませんからということでまだ結論出ていません、運輸省はあれは防衛庁が実体握っている...全文を見る
○安恒良一君 どうも大臣わからないんですよ。ですから、これはもう幾ら繰り返してもこれでまた時間とるのもったいないですが、大臣やはりこれは外務大臣とお話くださって、大臣は既に技術的には十分日本でできるんだ、だから返還要求を出したんだと。ところが向こうは慎重にと、こう言っている。今だ...全文を見る
○安恒良一君 運輸大臣の決意のほどはわかりましたからね、北米局長、やはり外務省も外交というのは相手に言うときには言わなければだめなんだよ。何でもかんでもアメリカが言うたらはいはいはいはいと言っておったら外交にならない。私なんかどこの国に行ってもその国の長所は長所、短所は短所でずば...全文を見る
○安恒良一君 私は、日本社会党・護憲共同を代表し、ただいま議題となりました日本航空株式会社法を廃止する等の法律案に対しまして反対の討論を行うものであります。  反対の第一の理由は、この法案の主たるねらいである日本航空の完全民営化そのものが民活という名のもとに強引に進める国民犠牲...全文を見る
○安恒良一君 私は、ただいま可決されました日本航空株式会社法を廃止する等の法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合の各派の共同提案による附帯決議案を提出をいたします。  案文を朗読いたします。     日本航空株式会社法を...全文を見る
09月10日第109回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○安恒良一君 午前と午後に分かれますものですからちょっと質問がしにくいですが、本質的な問題は午後少しお聞きをすることにして、それに関連のありますところのリニアモーターカーの状況についてまず少しお聞きをしたい。  リニアモーターカーの開発状況ですが、プロト車がもう既に実験の段階に...全文を見る
○安恒良一君 超電導の研究が世界的競争で展開されていますね。ですから、これが常温において超電導が得られるようになれば、リニアの開発は飛躍的発展が期待されるように私は考える。そこで、これらの問題を含めて鉄道総合技術研究所としては将来をどういうふうに見ているのか、説明をしてもらいたい...全文を見る
○安恒良一君 今、理事長が言われたような点がありますと同時に、現在、超電導を発生させるためには大きな冷却装置がついているんです。これが研究によって不要になって軽量化、小型化が図られることが私は考えられると思うんですね。そうしますと、これは実用に非常に大きな役割を持つ。そこで科学の...全文を見る
○安恒良一君 そこで、二十一世紀まではあと十三年ですね。今理事長のお言葉を聞いても、いろいろ勉強しても少し無理かなという感じがしますが、二十一世紀までにはもう十三年しかありませんが、しかし二十一世紀には私はこの超電導の実用化時代に入る、こういうふうに見てもいいのではないだろうか、...全文を見る
○安恒良一君 そこで、大臣と細田先生にお聞きをしたいんですが、以上のやりとりをお聞きくださいました上で、整備新幹線、これ速度二百五十キロですね。それで、これにいつ着工、ゴーサインが出るか。これは午後の質問でもいろいろ聞きたいんですが、早いような遅いような、お二人の御答弁聞いておっ...全文を見る
○安恒良一君 この法案を一生懸命通そうということで言われていますから、そう言われるわけはわからぬわけじゃないけれども、穐山さんの質問にも前段あったように、青函トンネルが二十余年の歳月を経て開業にやっとこぎつけましたね。ところが、この採算性が非常に危ぶまれているんです。いろいろ穐山...全文を見る
○安恒良一君 後でまた中身は少し聞くことにしましょう。  そこで、一つはリニアの関係でこれも聞いておかなきゃならぬのですが、整備計画の前の段階で、基本計画路線の中で、中央新幹線という問題が今リニアで建設促進の働きが強まっているように思いますが、何か自民党では調査費を六十三年度予...全文を見る
○安恒良一君 次に、JR東海は実は東海道新幹線の収入に大半を依存している会社ですね。ところが、東海道新幹線はパンク状態が近く来るであろう、こうJR東海が言っているわけです。そこで東海道新幹線を考える必要がある、今の新幹線のほかにもう一つ考える必要がある、今から用意しておっても早過...全文を見る
○安恒良一君 これも見方ですが、私は例えば新幹線のさらに速度アップその他を考えまと、例えば東京−名古屋とか東京−大阪というのは飛行機よりも絶対強いと思うんです。今、飛行機の場合、御承知のように空港に至る時間が相当かかりますからね。そうしますと、私は率直に言って、五百キロを大きく超...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、この問題は午後一時からまた詳しく聞きますが、その前に午前中の時間ございますからちょっとお聞きしたいんですが、実はこの前の予算委員会で首都高速のあり方について私は、大臣が認可をされる前に、いわゆる渋滞の解消をどうしてくれるのか、それから今の料金体系のあり方、...全文を見る
○安恒良一君 私も前委員会で言ったことがこの料金値上げにすぐ間に合うなどと、そんな性急なことを言っているわけではありませんので、やはり今言われましたように、例えば料金値上げをするときに利用者の意見をどういうふうに聞くのかということを、それから車種区分もそんなに細かく分けろと言って...全文を見る
○安恒良一君 それでは午前に引き続いて質問をしたいと思いますが、六十二年度の整備新幹線の建設費と建設推進準備事業費、建設費が百五十億、それから事業費が三十億、計百八十億が計上されていますが、この財源の内訳は、大臣どうなっているでしょうか。
○安恒良一君 質問もせぬことを答えてくれたんだけれども、質問通告しておるものだから先まで言われた。  利用債というのは、今言われたように、地方公共団体に負担をしてもらう、こういうことなんですが、この利用債、地方公共団体の引き受けはいいんでしょうか、自治省のお考え。
○安恒良一君 あり得るということじゃ、国側は、五十億は利用債だ、それは地方公共団体に引き受けてもらいたい、こう言っているわけですから、どうもあなたのお答え聞くと大変歯切れが悪いわけだ、あり得ると言って。どうですか、これは今後の新幹線つくるに当たっていろいろ関係しできますから。今言...全文を見る
○安恒良一君 そうするとあれですか、運輸省、従来の例によればということですが、なかなかちょっと歯切れが悪いんですが、この五十億、どこにどう持たせるつもりですか、今。いいですか、三十億は一般会計、百億は財投、五十億は利用債と、こう言われましたね。その利用債はもう少し運輸省側としては...全文を見る
○安恒良一君 そこで、これは大臣と細田さんにもお聞きしますし、大蔵省にも自治省にもお聞きしたいんですが、自民党としては公共事業方式で整備新幹線はやっていきたいんだ、こういうことをおっしゃいましたね、財源問題は。そうしますと、今のやつはたまたま計算してみますと、六十二年度百八十億の...全文を見る
○安恒良一君 大蔵省どうですか。結局、大臣は盛んにいわゆる検討だとこう言う。しかし、これは後からいたしますが、私が予算委員会で質問をしたときに、官房長官、大臣が、今度新しく発足したJRの各社の負担になるようなことは困ると、こういうことは明確に答弁されておるわけですね。そうすると、...全文を見る
○安恒良一君 自治省どうですか。例えば今言ったように今年度分はたまたまこういうぐらいになっていますが、やはり新幹線の整備についての要望が強い。その場合、自民党さんは国がと、こう言われているんですね。どうも大蔵省はなかなか今言ったように結論が出ていない。肝心の運輸大臣も検討中でござ...全文を見る
○安恒良一君 幾ら聞いても検討委員会、検討委員会ですね。しかし、土の法律だけは議員立法で早くつくってくれと、ここらが私はどうしてもわからぬわけですよ。  そこで、もう少し中身を聞きたいんですが、六十年度末の国鉄分割・民営化前の長期負債残高は幾らですか。それから、六十一年度末では...全文を見る
○安恒良一君 私が聞いているのは全体の債務じゃなくて、長期債務残高で六十年度末四兆四千二百億という数字がございますね。こういう数字ありませんか、六十年度四兆四千二百億という。
○安恒良一君 鉄建公団の債務はどうですか。
○安恒良一君 六十二年度はどうなりますか。これ青函トンネルなどにかかる債務等抱えているから、六十二年度にはさらに鉄建公団は膨れ上がるんじゃないですか。私の考えでは五兆六千億ぐらいに鉄建公団がなりはしないかと思うんですが、そこはどう思われますか。
○安恒良一君 それぞれの負債の状況について今説明をしていただいたんですが、問題は、今回公団の存続を行って、整備新幹線の建設の主体となって、これから一手に工事が行えるようになるわけですね、この法律が制定されると。ところが、私が心配しているのは、今も聞いたように、幾ら財源問題を聞いて...全文を見る
○安恒良一君 ですから、私が一番心配しているのは、今あなたがおっしゃったように、これから前提条件何点か後で指摘しますが、そういうことを解決しないままなし崩し的にどんどん工事の方だけを進めていくということの心配を実はしているわけです。それはなぜかというと、この法律は二百四十人の技術...全文を見る
○安恒良一君 念のためにと言われたんですが、例えば、私は九州の出身ですが、JR九州の経営は非常に苦しいわけです。一万五千人の従業員の先行きにかかわる重大な問題なんです、この整備新幹線問題は。ですから、さっきから何ぼ聞きましても、できるだけ早く検討委員会で結論を出したい、こう大臣も...全文を見る
○安恒良一君 そこで、さらに話を進めていきたいのですが、今も林総括審議官が、公団の債務は国鉄改革で二兆二千億円程度軽減になったと言われていますね。  そこで、これだけ軽減になったからまた新しく借金がしやすくなったというわけで、この借入金を枠にして財投等の借金で建設にゴーを出すよ...全文を見る
○安恒良一君 そうでしょうね。でないと、もともと今日の債務の一つの行き詰まりが鉄建公団をつくり、鉄建公団がどんどん新線を建設をしてきた。そして、それが今日の国鉄赤字ローカル線の一つの原因をなしたことは事実なんですから、またその二の舞いをここでおやりになることは、私は断じてならぬと...全文を見る
○安恒良一君 そこで、この問題の締めくくりになるんですが、私は今さっきも申し上げたように、監理委員会の意見で問題点が四つ指摘をされている。ですから、本当なら私は、この法案を上げるときにこの四つの問題について、財源問題、JR各社の経営問題、並行在来線の扱いの問題、技術開発によるコス...全文を見る
○安恒良一君 どうも僕の質問を的確に発議者も大臣もおとりになっていないですね。  この法案を提出し成立させる前に、こういう問題については発議者としては結論を持ち、政府としても結論を持つ、そしてその上に立ってこういう法案ということを考えるのが物事の順序じゃないでしょうか。ですから...全文を見る
○安恒良一君 細田さん、そこまでおっしゃるなら、なぜ国鉄改革法のときに一緒にやらなかったんですか、国鉄臨時国会のときに。あなた方がおっしゃったように、国鉄の技術陣は鉄建公団に一緒にしておくことがメリットがあると、それならなぜ去年の秋おやりにならなかったんですか。あれだけの大改革で...全文を見る
○安恒良一君 大臣、そういうふうにとっていいんですか。正直なところ一緒にやりたかったけれども時間が足らなかったからできなかったというふうに、今与党側が言っておられますからね。私なんか、もう本当に今言ったことでおやりになるなら、国鉄改革法のときに、債務をどこがどう継承する、人員はど...全文を見る
○安恒良一君 わかりました。それじゃ、それを正直に、やりたかったんだけれども、ちょっとやれなかったから慌てて後から出したということだろうと思います。  それじゃ、それらはそれらとしまして、少なくともこの法案を通すに当たって、私の理性から考えますと、財源問題ぐらいについて何かまだ...全文を見る
○安恒良一君 そうすると、最後は大蔵省に聞かなきゃならぬですが、どうも今大臣の意見聞いても、自治省の財政局長さんの御意見聞いても、自民党さんの意見を聞いても、これは全部大体何となく国に出してもらいたいというふうに聞こえるわけですね。JR各社が借金になることは困る、こう運輸大臣も言...全文を見る
○安恒良一君 結局、お聞きをすればお聞きをするほどわからなくなっちゃうんですね。ですから、これより以上この問題をやってもあれですから、私はやはり検討委員会、関係大臣お集まりですから、これは十分議論を進めてもらいたいと思うんですね。そうしないと、何となく結論が出ないままだんだん既成...全文を見る
○安恒良一君 そこで、この通達を見るとちょっと気になる文句があるんですがね。「自動車運送事業経営免許申請事案の審査基準により、当該事案を処理することとなるが、長大化を認めることは限定的にではあっても、中小型事業者の一部格上げを認めることとなるので」云々という表現がありますね。 ...全文を見る
○安恒良一君 この文章は適当ではありませんね。これはまだ試案の試案だというから、紛らわしいようなことは削除した方がいいと思いますから指摘しておきます。  そこで、その次のことでお聞きをしたいんですが、少なくともこの事業というのはやはり公正競争というのがなきゃならない。公正競争と...全文を見る
○安恒良一君 大臣、以上のやりとりをお聞きくださって、実は今九州に起ころうとしている問題点について御理解をいただいたと思います。ですから、どうぞ今申されましたように、労働条件や賃金等についても、何も一番高いところに合わせろ、こう言っているわけじゃないんですから、やはり公正競争の観...全文を見る
11月10日第110回国会 参議院 運輸委員会 第1号
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○安恒良一君 第一班の派遣報告をいたします。  去る十月一日から三日まで三日間にわたり田代委員長、吉村理事、坂元委員、山崎委員、田渕勲二委員及び私の六名で北海道及び青森県において、国、JR旅客鉄道会社の地方機関、北海道庁、青森県、函館市等からそれぞれ管内の事情を聴取いたしました...全文を見る
11月20日第110回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 閉会後第1号
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○安恒良一君 ここ一、二年の土地の高騰は、土地の所有者と土地を持たない者との間の資産の格差が拡大し、国民の間に非常に不公平、不平等が増幅しています。ひいてはこれは勤労意欲を失うことになると私は思います。  第二番目には、住宅の価格が国民の住宅取得能力をはるかに超えて、特に大都市...全文を見る
○安恒良一君 それでは、あとの大臣はまあ大体同じようなことだと思いますからあれします。  そこで国土庁長官にお聞きしたいんですが、大体土地の値上がりが明らかになったのはいつごろだというふうに認識されていますか。これ具体的数字で言ってみてください。それからいつから土地の投機が行わ...全文を見る
○安恒良一君 一昨日、十八日に日本不動産研究所が市街地価格指数を発表されています。そこで私は資料としてお願いしておったんですが、六大都市の指数でいいんです、五十八年三月以降、前年同月比の上昇を商業地、住宅地別に言っていただきたいということでお願いしておったんですが、資料がまだ手元...全文を見る
○安恒良一君 ですから、ここはよく各大臣御認識を願っておきたいんですが、今申し上げたように、土地の騰貴が始まっているのは、大体商業地では五十九年の三月ごろから急に上がり出した、それから住宅地に関しては六十年の九月ごろから上がりかけて、それに大きく火をつけたのが六十一年に入ってから...全文を見る
○安恒良一君 御存じないとなかなか国土庁長官としても対策が講じられないと思いますから、御存じないならしようがありませんから、これから寄り寄り中身について議論をしてみたいと思います。  中曽根内閣は五十八年度以降、民活導入、規制緩和、これを中心に、題発のための事業展開はあたかも民...全文を見る
○安恒良一君 それじゃこういうふうに承っていいでしょうか。民間資金を導入し、民間のアイデアを活用して開発をする、そのために民間の事業主体に税制、財政面で配慮したり、これまでの事業規制を緩和して民間の能力が自由に発揮できるようにすることが民活である、こういう御趣旨でしょうか。
○安恒良一君 余りラフな答弁は困りますからね、似たり寄ったりじゃ。やはり国民は非常にこの問題に注目しておることですから正確に御答弁を願いたい。  そこで具体的に伺いますが、東京都の西戸山公務員宿舎が民間活力の第一号として民間デベロッパーによって開発され、マンションとして再開発さ...全文を見る
○安恒良一君 最高倍率は幾らでしたか。
○安恒良一君 そこでお伺いしたいんですが、この西戸山公務員住宅の払い下げ構想が浮上したのはいつごろの時期でしょうか。この払い下げる構想が浮上した時期はいつごろか。
○安恒良一君 そうですね。もう既に五十八年の夏ごろにまず浮上したということは事実だと思う。  そこで私は、次のことを国土庁長官、建設大臣等にお聞きしたいんですが、国公有地の民間払い下げ構想は、国民の土地、住宅など資産保有の意思に強烈な火をつけた。また、これが大きく報道され、金融...全文を見る
○安恒良一君 私は、この構想がいつごろから出たかということで、まあ五十八年の夏から五十九年ということですね。ですから、そういう構想が出たところで今申し上げたような現象へとこれが展開をしていったわけでありますから、あなたたちの考え方と考えを非常に異にします。  例えば入居倍率を私...全文を見る
○安恒良一君 私は、ただこれだけだと言っているわけじゃなくて、これも一つの大きな種になったのじゃないかということを言っているわけですから。あなたたちは中曽根内閣を継承する竹下さんに任命された大臣ですから、なかなか言いにくいことはわかりますよ、それは率直に言って。言いにくいことはわ...全文を見る
○安恒良一君 投機に転化していった時期の認識は一致したわけですから、中曽根内閣はどういう具体的な対策を行われたのでしょうか。これは関係大臣として総現代行の大蔵大臣、国土庁長官それから自治大臣等々で、具体的に今申し上げたような、それでちょっと皆さんのところに資料を配っておりますし、...全文を見る
○安恒良一君 ちょっと時間がございませんから、副総理が全部大体おっしゃったようですから結構でございます。  それから自治大臣、お忙しいようですから、自治体が何をしたかということだけちょっと答えて退席していただいて……。自治大臣だけ答えてください。自治体として何をやったかというこ...全文を見る
○安恒良一君 それでは自治大臣お忙しいようですからどうぞ。  そこで、宮澤副総理から答えていただいているんですが、あなたたちがおやりになったのは、国公有地の売却規制強化、金融機関に対する特別ヒアリング、国土利用計画法の改正、それから最近の緊急土地対策要綱の決定、大体こんなところ...全文を見る
○安恒良一君 あなたたちがいわゆる土地価格調査をやっておらなければ別ですが、この土地価格調査というのはもう毎年おやりになっているわけですね。それをこういう図表にしたわけなんです。そうすると、いかに当時の中曽根内閣の対応がおくれておるか、後追いか、このことについては私は事実をお認め...全文を見る
○安恒良一君 何か私どもが対案を持たなかったり、具体的な提案をしないまま追及しているように言われますけれども、ずっと過去の予算委員会の議事録をひとつ見ていただきたいと思うんです。私は毎年のように予算委員会で土地問題のあり方等についてはいろいろ提言をし、いろんな問題を指摘してきた。...全文を見る
○安恒良一君 これも余り手ぬるいやり方だし、国民を犠牲にして、今大臣になられていますけれども、大臣になられる前も皆さん方それぞれ自民党の国会議員でもあったわけですから、どう責任をおとりになるのかというのをお聞きしたいんですが、宮澤さんからありましたが、はっきりしません。ですから、...全文を見る
○安恒良一君 私は、天野さん自体が、建設大臣という重要なポストを占めながらも、中曽根内閣は土地問題については失敗をした、こう言い切られているわけですから、少なくともきょう御出席の各大臣は、そういう問題を十分認識した上で竹下内閣としてはこれから土地政策を進めていかれるものだ、こうい...全文を見る
○安恒良一君 今お聞きしますと、二十七日から臨時国会が始まるんですよ。しかもこれは土地国会と言われているんですね。具体的なあれは余りお聞かせを願えない。というのは、今御報告くださいましたのは六十二年十月十六日の閣議で決定されました緊急土地対策要綱をお述べになったと思うんです。そう...全文を見る
○安恒良一君 副総理、今長官がこの二十七日からの臨時国会には何も用意がない、通常国会には何か用意があるようなことを言われていますが、それならば臨時国会、通常国会を含めて関係法案はどの法案とどの法案をどういうふうにしたい、税制についてはどういうふうにしたい、こういうお考えございまし...全文を見る
○安恒良一君 副総理、通常国会も含めて御答弁願いたいということを申し上げたんですが。
○安恒良一君 私は、国民は土地国会と言われているからこの臨時国会についても期待があると思う。それから、臨時国会が二十七日から十二日までのわずかな期間であれば、続いて十二月から行われる通常国会には必ずそういうものは出す。それはなぜかというと、あなたたちがお決めになったこの閣議決定を...全文を見る
○安恒良一君 私は、じゃ最後にこのことについてお聞きをしておきたいんですが、きのう来の大臣の答弁、それから土光さんの行革審における発言、きょうの皆さんの答弁を聞いておりますと、どうも地価対策、土地対策については現行法の運用とか、しかも土地供給に力を入れる。私は土地問題を解決するた...全文を見る