安恒良一

やすつねりょういち



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安恒良一の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第112回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○安恒良一君 私は、まず冒頭に、六十二年度補正予算、特にこの税収の過小見積もり問題についてただしたいと思います。  私ども、六十二年度当初予算を審議をしましたときは、与野党の議員とも税収増収分は六千三百四十億、こういうふうに信じておりました。ところが、今回の補正、さらに昨年のい...全文を見る
○安恒良一君 私は六十二年度のことを聞いているんですが、今のを大蔵大臣にさらに聞きたいんですが、それではあなたが当初予算の税収見込みを超えるということを判断された時期ですね、超える金額五千億円、一兆円、一兆円を超える、三段階に分けていつの時期に判断をされましたか。
○安恒良一君 どうも答えになっておりません。  やむを得ません、主税局長。それじゃ、あなたは毎月の税収の実績を翌々月の三日ないし五日に公表していますね。そこで、大蔵大臣と同じことを聞きますから、今申し上げたことについて答えてください。
○安恒良一君 これまた答弁になっていません。  そこで、やむを得ません、総理に聞きます。総理は大蔵大臣を何回も務められて、なかなか税収の見積もりには詳しいそうですから。そこであなたは、当時自民党の幹事長だったんですね。ですから、六十二年度当初予算の見積もりを超える時期を、いつご...全文を見る
○安恒良一君 そんなことで国民は納得しません。国民には納税の義務を厳しく押しつけておきながら、その納税額が当初見込みをオーバーする時期を判断した時期について三人の方に聞いたけれども、ほとんどが十二月の補正のときにやっとわかったと、こう言う。チェックを毎月しているじゃないですか。ど...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ角度を変えて少し聞きたい。というのは、あなたたちは毎月毎月チェックをしているわけですからね、対前年度。私の手元に資料が全部あるんですよ。それを一遍に十二月ごろになってわかったというのなら、やっぱり大蔵大臣をやる資格がないですな、率直なことを言わしてもらって。...全文を見る
○安恒良一君 私は、結論的に言うなら、できる減税をお二人で実際にお値切りになったというのが事実だと思う。  そこで、今盛んに引用されています六十二年八月十八日、衆議院本会議で公明党の宮地さんに答弁をされましたいわゆる答弁について正確に、当時宮澤さんはどういう答弁をされたのか、ひ...全文を見る
○安恒良一君 そのとおりですね。では、実際どうなったんでしょうか。減税は一兆五千四百億行われましたが、その財源にはあなたがおっしゃった六十一年度の剰余金はびた一文も使われておりません。そして今回の補正で、国債整理基金特別会計に八千八百七億円、これを、全く異例の巨額を繰り入れていま...全文を見る
○安恒良一君 意図的でないと言われますが、私は非常に困ることであって、それはその前年の八月の時点で本年度の税収動向を正確に見通せない、さらに次年度にも税収の大きな間違いをやる、こういうことを一方でやりながら、それでいてあなたたちは大型間接税の問題でいろいろ言っています。 きょうも...全文を見る
○安恒良一君 意図的か意図的でないかというところだけ言われているけれども、こんな大きな間違いをしたら困ると言っているんですよ、こんな大きな間違いを。あなたが今言ったように一%どころじゃないんだからね。例えば経済が大きくなったからどうだと言われるけれども、政府の六十二年度名目成長率...全文を見る
○安恒良一君 総理、そんなことを聞いているんじゃないんですよ。締めたときには今の税収の数字は正しいでしょうか、こう言っている。  そこで、これはお互いにはっきりしておいた方がいい。私は、大蔵省が毎月発表しています税収実績等の数字の推移から見まして、今回の補正はなお過小である、補...全文を見る
○安恒良一君 私がここで聞きたいのは、見積概要というのはどういうことなんだということです。  それは各年度当初予算の審議で政府が国会に提出する租税印紙収入予算の説明と、特にその冊子の中で主要部分である各税の見積方法と同じ性格のものであるかどうかということをこの際、もしもそうであ...全文を見る
○安恒良一君 補正予算だから簡単でいいなんて言ったら後で今度は答弁に困っちゃうから、それだけ言っておきます。 私は、来年度からは、やはり補正予算であろうと、重要な資料だから、大蔵大臣、やっぱりきちっと冊子にして出してもらいたいと思います。  そこで、今度は当初予算と補正予算の主...全文を見る
○安恒良一君 答弁になっていない。主要税目の誤差率と言ったじゃないの。人の質問をよく聞いておってくださいよ、あなた。
○安恒良一君 私は、主要税項目ということでこのあれに従って言ったんですが、それを全部言われぬ。  そこで、総理大臣、あなたは今さっき言われたように、税の見積もりの一%の差は誤差の範囲で許容できると、こういうことを大蔵大臣時代に言われた。今、主税局長が誤差率をずらっと言ったですね...全文を見る
○安恒良一君 いや、私が聞いているのは、許容の範囲でしょうかと。五〇%も誤差があるやつがあるんですからね、そのことを聞いているんですよ。反省はいいんですが、どうですか。
○安恒良一君 私どもが主税局に対GNP比で税収予測を言いますと、それは不正確だ、各税目を積み上げてやらなきゃだめだ、こう言って僕たちに反論するんですね。その反論する主税局がこんな大きな誤差を出してどういうことなんだろうかというふうに私は申し上げておきます。  そこで、ちょっと今...全文を見る
○安恒良一君 私は、これでそれが読み取れるかと聞いているんだよ。読み取れなかったら読み取れない、申しわけなかったら申しわけない、詳しく書きますと言ったらどうだね。ある意味ではとはどういうことなんだ。これで読み取れるか――よし、わかった。それじゃ大臣に聞きましょう、そこまで言うのな...全文を見る
○安恒良一君 委員長、私が今聞いているのは誤差率のことを聞いているんじゃなくて、我々はこれを審議しなきゃならぬのです。ところがこれだけのことしか書いてないんですよ。私たちはこれだけしかもらってないんですよ。これだけを見て、経企庁長官、あなたはこの中身がわかるんですかと。  とい...全文を見る
○安恒良一君 出せと要求があれば出すというそこの姿勢が気に入らない。これじゃわからないんだよ。これだけでわかりますか。これだけでわかるなら、竹下総理説明してみてくださいと竹下総理にお願いしたいんだ。あなたは大蔵で、竹下総理どうですか、当初見積もりとこれとの動きについて、一種がどの...全文を見る
○安恒良一君 細かい一種の中身の品目まで聞いているんじゃないんですよ、宮澤さん、いいですか。六十二年度課税見込みから一種は当初の千六百八十億から補正で千七百二十億に四十億ふやす、第二種は当初の一兆六千九十億から補正で一兆五千六百六十億、四百三十億減少して合計で云々と、こういうぐら...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ三番目、相続税。これも当初見込みで二千八百億増加になる。しかしその内容は全く不親切きわまりありません。「最近における課税実績等を勘案」しただけとありますから、具体的に主税局、その中身を、当初予算との関係でどういうふうになったか、ひとつ全部しゃべってみてくださ...全文を見る
○安恒良一君 これを正確に読み取るためには、当初予算の課税件数が幾らか、納税人員が幾らか、課税財産価格が幾らなのか、遺産に係る基礎控除がどうなって、差し引き価格はどうなっているのか、一件当たりどうなのか、算出額、一人当たり平均税率、こういうものを全部見ないとわからないんですよ。 ...全文を見る
○安恒良一君 それでは理事会における善処を要望して、次に行きたいと思います。  次は、市町村国保問題についてお聞きをしたいのでありますが、主として老人保健法との関係でありますが、退職者医療制度の加入数の見込み違いによる市町村国保財政への影響について、厚生省は二つの点で老人保健法...全文を見る
○安恒良一君 そこで厚生大臣に聞きたいんですが、政府も期待をしている老人保健法による財政効果というのは、要するにサラリーマン保険からの拠出金であります。退職者医療制度の加入数の見込み違いによる市町村国保財政への影響を、サラリーマンの労使の皆さんに穴埋めにつき合ってください、こうい...全文を見る
○安恒良一君 それで大臣、そうですね。増大する老人医療費の対応とか負担不均衡の是正、こういうことが言われている。しかし、見込み違いによる後始末、これはその改正の趣旨には全く含まれていなかったと思いますが、その点どうですか。大臣に聞いている。
○安恒良一君 そうしますと、行政当局の見込み違いによる後始末をサラリーマン労使に協力を求めるのはおかしいのではありませんか。少なくとも見込み違いの分は国が一般財源で対応すべきだと思いますが、さらに、どうしても国がし切らぬというならば、せめていわゆる社会保険審議会及び老人保健審議会...全文を見る
○安恒良一君 それは大臣、全くあなたのひとりよがりだよ。老人保健法を改正するときにはそういうことは一言も言っていないんですよ、一言も言っていない。そして、見込み違いをやったのは行政なんだ。この行政によって見込み違いをした分について、私は埋めるならば、それはやはりこの二百七十一億も...全文を見る
○安恒良一君 理解できません。増大する老人医療費の対応とか負担の不均衡の是正、こういうことはそのとき国会でおっしゃいました。しかし、国保の財政安定のために老人保健法を改正するなど全然言っておりません。  しかし、もうきょうは時間がありませんから、いずれこれはまた本予算の審議のと...全文を見る
○安恒良一君 正確に整理しますと、一つ、給付費の半分以上を国が負担するようなことは社会保険の基本性格から見ておかしい。二つ目には、退職者医療制度加入者を四百六万人と見込む一方、国保の保険料負担の割合を現状どおりと仮定すれば国庫負担率は給付費の五〇%に引き下げることが可能になる、こ...全文を見る
○安恒良一君 それでは、今挙げました理由の二つ目に絞って質問をしたいと思いますが、退職者医療制度の加入者は当初四百六万人ではなくて実は二百六十万人になってしまったのです。ですから、この四百六万人が二百六十万人だとすると、同じ仮定のもとで国庫の負担率はどの程度でないとバランスがとれ...全文を見る
○安恒良一君 私の聞いたことに答えていないので、いいですか、当初は四百六万人ぐらいこっちに入ると。それだからこういうふうにいわゆる医療費の給付率を下げればいいと言ったんだ。ところが、実際は二百六十万人だったんだからこの四五%を三九に引き下げた、この三九という数字はどうなるのかと。...全文を見る
○安恒良一君 私の質問に答えておりません、第一問には。――委員長、注意してください。
○安恒良一君 それでは、あとの推計のやつは、そこでべらべら読み上げられましてもわかりませんから、具体的な資料を整備して私のところにお届け願いたい。これはまた、本予算のときに十分審議したいと思います。  以上をもって終わります。
03月15日第112回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○安恒良一君 私は、質問を通告した順序を少し変えて御質問したいと思います。  まず最初に、最近外国人の不法就労が急増しています。今後の政府の対策について尋ねたいと思いますが、まず法務省が三月五日、六十二年度出入国管理法違反事件の概要を発表いたしました。本論に入る前に法務省、労働...全文を見る
○安恒良一君 以上のような状況で、法務大臣にお伺いしたいんですが、厳重な警戒が必要であるという方針を打ち出されているようですが、今後どのように法務大臣としては対応されていくつもりですか。
○安恒良一君 我が国において不法就労している外国人の労働者は、今も御指摘のとおり単純労働が多いんです。単純肉体労働を受け入れることは、我が国の市場に大きな影響を与えますので、原則的には私は反対なのであります。  そこで、政府の基本姿勢を尋ねますが、外国人単純労働者の受け入れにつ...全文を見る
○安恒良一君 外務大臣に重ねてお聞きしますが、大臣今非常に明快だったんですが、外務省の中に、我が国の国際化の観点から単純労働、肉体労働にも門戸を開放するようにという主張があるやに聞いておりますが、それは間違いでしょうか。
○安恒良一君 そこで、今度は総理にお聞きしたいんですが、昨年の十二月、ASEANの会議に行かれてフィリピンでアキノ大統領と会談をされたときにアキノ大統領から、我が国において不法就労している、取り締まりの対象になっている出稼ぎに対する規制の緩和と待遇の改善をするように要請を受けたと...全文を見る
○安恒良一君 観光ビザや語学研修学生などの資格で入国し、不法就労する者が多いことは法務省の調べでも明らかになっていますが、この不法就労の陰にはブローカーが多く介在をしておる、このことも法務省の調査で明らかになっている。さらに、最近では暴力団が介在して、暴力団の新しい資金源にもなっ...全文を見る
○安恒良一君 法務大臣に重ねて聞きますが、いとも簡単に空港で追い返していると言われていますが、語学研修、学習などで入ってくることは空港ではチェックできないんじゃないですか。問題は、入ってきた後、本当にその人が語学の研修をしているのかどうかということは、これは大変なことだと思います...全文を見る
○安恒良一君 法務大臣、私はそれと同時に、ブローカーが介在しているそのブローカーの排除について法的にどう考えられるかということで、労働大臣は前向きの答弁をされたんですが、法務大臣どうしますか。
○安恒良一君 総理、労働大臣と法務大臣の意見が少し食い違っていますが、私はやっぱり労働大臣の御意見の方が正しいと思う。今の現行法規だけではブローカーの排除はできないんです。ですから、ブローカーの排除をひとつ前向きに検討していただきたいと思いますが、総理どうでしょうか。
○安恒良一君 次には、外国人の不法就労者と知りながら雇用している雇用主にも私は問題があると思うんです。雇用主としては、単純労働でしかも低賃金で雇える、こういうことなんです。しかし、こんなことをしますと、これは国際的にも批判の種になります。例えば、アキノさんが総理にいろいろ言われた...全文を見る
○安恒良一君 法務大臣がおっしゃったようなことで罰せられた事例が最近ありますか。あったらひとつ何件ぐらいあるということを、事務当局からで結構ですから。
○安恒良一君 総理、この点も私要望しておきますが、今法でやられたというのですが、これほとんどが罰しない。大体不法労働者が見つかりますとそれは強制送還される。しかし、雇った雇用主はおれは知らなかったということで全部ほとんどが不問に付されていますから、この点についてもひとつ前向きの御...全文を見る
○安恒良一君 それから今度は、後から議論する中間技術者問題とも関係してきますが、我が国において就労を許可した人については、諸外国で行っているような労働許可証というものを私は発給した方が事態がすっきりすると思いますが、この労働許可証発行についてのこれまた労働省それから法務省の御見解...全文を見る
○安恒良一君 外務大臣この点どうでしょうか、労働許可証の発行について。
○安恒良一君 やはり不法就労を排除するためにも、合法的に就業目的で入国した外国の方に対して、総理、私はやはり労働許可証の発行、ヨーロッパ各国では全部とっていることですから、そのことについても十分に関係省を督促して御検討願いたいと思いますが、どうですか。
○安恒良一君 最後に労働大臣にお尋ねしたいのですが、中間熟練労働者という問題が大分いろいろ議論されているんですが、その範囲というのはどういう範囲をお考えで、また職種というものはどういう職種をお考えになっているのか、ちょっとその点を聞かしていただきたいのです。
○安恒良一君 私は中間技術者という概念は非常に抽象的で理解がしにくいんです。つまり熟練労働者と単純労働者のボーダーラインをどこに引くかということは非常にこれは難しい問題だと思いますから、目下検討中だと言われただけではちょっと困るんですが、具体的な職種等はどうお考えになっているかと...全文を見る
○安恒良一君 総理、まだ検討してないそうですが、これ非常に重要なこと。既にもう日本航空において問題が起こっていますから、これらの検討について総理の方からひとつ労働省を督促して、どこで線を引くのか、それから企業としてはどこに最高を置くのか。これをひとつ総理のお考えを聞かしてください...全文を見る
○安恒良一君 次に、四月一日から医科の診療報酬は上がると聞いていますが、歯科の診療報酬は上がらないと新聞に報道されています。この一連の事実について厚生大臣から御説明ください。
○安恒良一君 それだけではちょっとわかりかねますから、これ局長からでもいいです。  歯科技工士問題等は実態調査等もされていると思いますし、国会においてもしばしば私自身も発言したことがあります。それから中医協の経過等も含めて、ちょっと現状について問題点はどこにあるのか。
○安恒良一君 昭和六十二年二月の技工料金の実態調査の結果はどうなっていますか。数字を明らかにしてください。
○安恒良一君 そこで厚生大臣にお聞きしたいんですが、私はやはり医療費というのは同じ比で上がる方が望ましい、これは国民の立場から。なぜかというと、そんなことあってはいけませんが、長く放置されますと差額徴収に走ったり、もしくは手抜きというのが起こりかねないのであります。そういう意味か...全文を見る
○安恒良一君 総理も医療問題に非常に詳しいわけですから、やはり私はできるだけ同時に上げる努力が一番必要だと思いますが、こういう点について厚生大臣の御努力について総理もさらにあれしていただきたいと思いますが、どうですか。
○安恒良一君 次に、今度は税制問題に移ります。  まず最初に大蔵大臣にお聞きしたいのですが、私は二月十九日、補正予算の審議の際に六十二年度の租税見積もりが少ないじゃないか、最低五千億以上の余分が入ってくるというふうに指摘しましたが、その後検討されたでしょうか。さらに、その後三月...全文を見る
○安恒良一君 とにかく補正を上回ることはこれはもう間違いないわけですから、衆議院で今与野党の減税協議がやられているからそのバックアップか何か知りませんけれども、知らぬは蔵相ばかりなりということに結果がなりはしないかと私は思うんですが、どうですか。
○安恒良一君 それじゃ六十二年はその程度にしまして、きのう同僚委員が六十二年度に自然増収が出たらどうするかと聞いたら、宮澤さんはきのうの答弁では赤字公債の削減に充てると言われたんですが、六十一年度に巨額な自然増収が出たときにはこれは赤字公債の削減じゃなくて剰余金に入れられているわ...全文を見る
○安恒良一君 私はこのことだけで余り時間をとりたくないんですが、大蔵大臣の答弁は、衆議院で与野党合意の減税に対するどうもあなたのやり方は横やりじゃないかなという感じがします。  なぜかというと、もう今度は六十二年度の取り過ぎた税金についてはこれは減税財源には充てないのかと言うと...全文を見る
○安恒良一君 いや、私はむしろ、前回時間があったら赤字公債削減の剰余金に入れられたことについて私自身があなたにそれを言いたかったんですよ。実は言いたかったんです。時間がなかった。それで今度になるとすぐそれを……、もう既に今三月なんですから。そこらはこれ以上これに時間を費やすわけに...全文を見る
○安恒良一君 五十八年度から資料を要求しておきましたがね。
○安恒良一君 そこで大蔵大臣にお聞きしたいんですが、私は、六十二年度補正の税収見積もりの誤りが土台となってまた六十三年度の税収見積もりを大きく違えてはいけないと思ってこのことを今聞いたわけです。  そこで、六十一年、六十二年度の予算段階の弾性値と実績ないし六十三年度の補正弾性値...全文を見る
○安恒良一君 六十二年度一・八三を六十三年度一・〇八に下げられた理由は大蔵大臣なぜですか、これは。
○安恒良一君 まだ私六十三年度税収についてはいろいろ議論したいんですが、竹下総理と税の問題を議論したいのであと一問ぐらいにとどめておきたいと思いますが、私が要求しました法人税の収入歩合の推移を大蔵省から説明してください。
○安恒良一君 そこで、今読んだ予算と実績の収入歩合の数字を聞くと、六十三年度予算で収入歩合を九八%に落とした理由は何でしょうか。
○安恒良一君 六十一年度の法人税収入歩合の実績が九八・三%、これは五十八年以来の最悪の数字です。したがって、六十三年度の収入歩合も九八%に落として妥当だとは考えません。私はここに国会と国民の目をごまかす落とし穴があると思う。というのは、率直に、法人税の一%、これを落としますと大き...全文を見る
○安恒良一君 それでは税改正について。  総理がしばしばこの国会において所得、消費、資産の間で均衡のとれた、そして二十一世紀を頭に描いた安定的な税構築をしたいと、こう言われていますが、この三つの税制の均衡のとれたということについて、またどういう好ましい税制をお考えになっておりま...全文を見る
○安恒良一君 どうも抽象的でわかりかねますが、少し具体的にお聞きしたい。  総理が所得、消費、資産の均衡のとれたと言われる。ですから、均衡とは具体的にどのような状態でしょうか。どのような税構造になるんでしょうか。三つを均等な負担割合にしようということですか。
○安恒良一君 どうも総理の答弁は定性的でわかりかねる。税のことですから、税というのはやっぱり定量で答えてもらわないかぬですね。  ですから、今私が聞いているのは、いわゆる不公平感とか最も公平なと言われますから、定量的にどうしようとするのかというのを、一つの例を挙げましょう。例え...全文を見る
○安恒良一君 どうも総理は私の聞いていることに答えていない。  総理が税の構造を改革したいと言われる。現在の税の構造に不均衡があるからだという御認識ですね。そうしますと、所得と消費と資産の間にどのような不均衡があるのか。不均衡と言われる限り定性的なものでは困るわけで、定量的にど...全文を見る
○安恒良一君 不公平と不均衡という言葉は正確に使い分けてもらいたいと思いますね。私は今、不均衡論、あなたのおっしゃる不均衡論をやっているわけだ。それから、過去のデータは私も承知してます。総理もお持ちですから、過去のデータをここで御説明願おうと思っていません。  私はもう一遍聞き...全文を見る
○安恒良一君 総理、あなたは定量を難しいと言いながら、直間比率についてはある程度数字を挙げられてそれの是正を言われたわけですね。ですから、私が、そこであなたがおっしゃっている所得、消費、資産課税に分けたらあなたは不均衡だと言われているんですから、この直間比率の不均衡にはかなり熱心...全文を見る
○安恒良一君 私は全く納得ができません。なぜかというと、総理は高らかに、私が聞いたときに、所得、消費、資産の間で均衡のとれた、そして二十一世紀を頭に描いた安定的な税体系を構築したいと言われながら、均衡の中身について、また均衡の基準について何一つお答えになりません。それで国会で税制...全文を見る
○安恒良一君 全くわかりません。  私は、そんな傾向値を聞いているのではないんです。これはもう資料でもらっているんですから。そういう状況にあるものを総理は、所得、消費、資産の間の均衡のとれた税構造をつくりたいとおっしゃっていますから、そういう現状でどのように均衡がとれたものにす...全文を見る
○安恒良一君 わかりません。  それでは総理にお聞きします。  現在の構成比は総理が言われたとおりですが、そうすると、今大蔵大臣が言われた三十五年の数字を見ますと、いわゆる所得税の国税の中における構成比は五三・六です。それから消費は四二・二%です。それから資産等は四・二%です...全文を見る
○安恒良一君 総理、私はそれでは国民は議論ができないと思うんです。総理がおっしゃっている所得、消費、資産のいわゆるバランスのとれた税改革と言う以上、現状の数字を少なくとも大項目的に見て、所得と消費と資産についてはこの程度に変えたい、こうおっしゃって初めて、私どもは賛成しておりませ...全文を見る
03月17日第112回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○安恒良一君 せっかく整理をしていただいたんですが、すべて物事を税調に逃げられる。今度の税改革に竹下総理は総理の政治生命をかけてやるとまで頑張っておられる方が、そういう言い方では全く不満であります。しかし、これをまた押し問答しても時間がたちますので、私はこの文章から次のように読み...全文を見る
○安恒良一君 いや、そう言いながら所得、消費、資産等の均衡のとれたと言われた以上、均衡というのはこれはやっぱり数値なんですよね。ですから、総理が言いにくいだろうと思って、私は五十年の数値を挙げてみたんですから、私はそういうふうに推察しますが、そのところの気持ちはどうですかと聞いて...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、この問題をこれ以上やってもしようがありませんから、私はきょうはこの点について明確な回答をいただくことについて結構だと言うわけにいきませんので、率直に言ってまだこれからいろいろ予算の審議が進みます。そこで予算の総括段階までには、これからまた私がさらに総理にお...全文を見る
○安恒良一君 そこで総理にお聞きしたいんですが、国税ベースで見ますと資産課税のウエートが非常に低いんじゃないか。たまたま六十一年は一〇・二になっていますが、今の傾向値から、これは歴代自民党内閣はいわゆる資本蓄積の優先、優遇税制、そういう財政政策をとってきたと思います。ですから私は...全文を見る
○安恒良一君 総理、OECDでの分析、それから我が国の税法学上の所得、消費、資産、この分析だけで議論をすると、例えば今総理がおっしゃったキャピタルゲインは所得税なら所得税という見方になるわけですね。それから土地の譲渡税もです。しかし、我々が今この国会でかなり議論しているのは、いわ...全文を見る
○安恒良一君 総理のお手元にもその数字は行っていると思いますが、これで見ますと、国民所得比で見ますと所得課税が非常に重税になっている。特にその中で勤労所得税がさらに問題がある。  そこで、具体的な数字をちょっと言ってみますと、いわゆる所得と消費課税の比率はこれでは十対三なんです...全文を見る
○安恒良一君 私の要求した資料の中で地方税のこと、もちろん地方税は税の仕組み自体が資産課税にウエートを置かれていますからそうなっているんですが、私はやはり今国税の問題を一つの焦点に当てて議論をしているわけなんだ。ですから、いずれにしましても問題は、私はやはり国税の場合で見ますと六...全文を見る
○安恒良一君 どうも総理は感じだけで言われますが、私はこの点もはっきりお考えを総括のときまでにまとめておいてもらいたいと思いますのは、今総理が言ったような状況の中で、サラリーマンの一つの大きい不満というのはキャピタルゲインについてはもう課税するのが当然だという、これがサラリーマン...全文を見る
○安恒良一君 総理が努力を約されましたので、私は重ねて申し上げておきたいと思いますが、やはり肝心なことをすべて税調に任せるのじゃなくて、今国民が総理に聞きたがっていることは、所得課税の構成比を何%下げてくれるだろうか、その場合の税の財源は消費税に取られるのか、それとも資産課税に取...全文を見る
○安恒良一君 時間があと一分しかありませんから注文だけつけておきますので、次にあれしていただきたいんです。  政府は、税制改革の必要の中に高齢化社会の到来を挙げています。それに対する衆議院段階における最終段階で、二十一世紀初頭における社会保障の給付と負担の展望を明らかにされまし...全文を見る
03月22日第112回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○安恒良一君 私は、富岡先生に三点伺いたいと思います。  一つは、今法人税のあり方についていろいろうんちくを傾けられたお話がございましたが、我が国の大企業のうちで、巨額な営業上の利潤を上げている、ところが日本の法人税はほとんど納めていないという企業があります。これは、現行の外国...全文を見る
03月24日第112回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○安恒良一君 まず私は通産大臣にお伺いしたいんですが、政府は石炭の液化に非常な補助金を出されていますが、具体的にそれらの事業とその成果についてお聞かせください。
○安恒良一君 大臣、ちょっと少し詳しく聞きたいんです。何かえらい成果があったように言われていますから。  日本とアメリカ、西独によるSRCプロジェクトは一九八一年に私は失敗をしていると思いますが、その理由は何でしょうか。
○安恒良一君 もう少し正直に答えてもらわぬと、後でだんだん行き詰まっちゃうからね。  米国のEDSプロジェクトが一九八五年に終了して、その後継続されていません。十分な成果が出て、世界のエネルギー事情に問題が生ずればいつでも実用化される状態にありますか。また、継続されなかった理由...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、具体的に聞きましょう。  政府は一体これまで石炭の液化事業にどれだけの経費をつぎ込んだか、年度別総合計の推移を示してください。そして、その中で今日十分採算がとれ、液化に成功した事業は何でしょうか、失敗した事業は何でしょうか。
○安恒良一君 それじゃ、液化油一バレルの価格を幾らぐらいに想定していますか。また、現在の原油価格との比較はどうですか。
○安恒良一君 現在幾らかと聞いているんだ、石油が。二〇〇〇年の話は聞いていない。
○安恒良一君 大臣、お聞きのとおり石炭液化事業というのはこれまで巨額な資金をつぎ込んでいますね。かれこれ両方合わせますと三千億ぐらいの金をつぎ込んでいるんです。ところが、これといって成果を上げたのが一つもない。  そこで、六十三年度予算でいわゆるこの石炭液化技術開発補助金が大幅...全文を見る
○安恒良一君 新聞報道によりますと、石炭液化の新規開発を凍結したという報道がされていますが、それが事実でありますと、凍結の理由は何か。率直に言って、資金を投入した割に効率が悪いからではないでしょうか。
○安恒良一君 日本で今産出されている石炭を全部かき集めまして液化した場合に、それはどのくらいの量になって、日本の石油量の何%を賄うことになるでしょうか。
○安恒良一君 突然の質問なんて失礼だから取り消してください、ちゃんと通告してありますから。 以上のような状況ですね、大臣。でも、性懲りもなく今後どうも続けたいというふうに言われています。  そこで、今盛んにオーストラリアでやられていることの試験プラントを言われていますから、これ...全文を見る
○安恒良一君 経費が幾らかかるかと聞いている。
○安恒良一君 いや、今後の事業日程を聞いたでしょう。
○安恒良一君 そこで、これは長官じゃなくて大臣にお聞きしたいんです。それから大蔵大臣にもお聞きしたいんですが、私はやはり、今の私との一問一答をお聞きくださるとわかるように、石炭の液化の資金投入はもうやめるべきじゃないか、国費のむだ遣いだと思う。既に五十七年度の予算審議の際は、当時...全文を見る
○安恒良一君 大臣、そんな立派なことを言われるんなら非常に矛盾しているんですよね。ことし、今までの投入予算を、あなたのようなお考えなら、大幅に縮小するのは私は間違いだ。さらに継続してやりたいとおっしゃるならば、大臣、わかりますが、ことしから大幅に研究開発の経費を縮小されているわけ...全文を見る
○安恒良一君 全くへ理屈ですね。研究というのは持続的にやらなきゃだめなんですよ、やっても難しいんですから。これより以上この問題について言ってもあれですから、私は警告しておきます。再び何年か後にまたこの警告を受けないようにひとつしていただきたい。  次に、首都機能分散がいろいろ言...全文を見る
○安恒良一君 私が聞いたのは、臨調、行革だけじゃなく、その他いろんな政府関係の委員会からも指摘をされている。  そこで、私から具体的に少しお聞きをしたいと思うんですが、厚生省、建設省、それから農水省、きのう私が、いわゆるまだ実行できてないやつ、具体的にどのくらいの数字があるかと...全文を見る
○安恒良一君 これは特別に厚生、建設、農水を調査したんじゃありません、全省にお願いしました。名誉のために言っておきますが、経済企画庁以下十省庁はすべてを実施しています。残りの、一番実施率の悪いところの大臣に聞いたわけです。  そこで、私は少し聞きたいんですが、どうも日本の官僚と...全文を見る
○安恒良一君 そこで、官房長官にお聞きしたいんですが、例えば今民生委員の委任なんかを、私は民生委員がどんな人であるかというのはやっぱり県や市町村長が一番よくわかると思うんですね、それを何で厚生大臣が任命しなきゃならぬか、今の理由ではわかりません。ですから、各省庁だけに任しておくと...全文を見る
○安恒良一君 かつての臨調は国の権限の地方移譲には極めて熱心で、昭和五十七年十月にこれに関する一つの冊子をまとめたと聞いておりますが、この冊子について提供してもらいたいんですが、どうですか。
○安恒良一君 私は、その資料をここに持っているんですけれどもね。  そこで、官房長官に少しお聞きしたいんですが、公的な諮問機関はすべて公開をすべきだというのが私の立場です。やむを得ず非公開とする場合といえども、一定の期間を経たならばその議事録及び関係資料は公開するべきじゃないで...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ官房長官に聞きますが、秘密文書の取り扱いについて事務次官会議で申し合わされたルールがあるそうですが、それの概略を説明してください。
○安恒良一君 「秘密文書には秘密にしておく期間を明記し、その期間が経過したときは、秘密の取扱いは、解除されたものとする。」という申し合わせもあったのじゃありませんか。
○安恒良一君 そうしますと、お聞きしたいんですが、これは非常に臨調事務局の労作です。我々が進んでいるかどうかチェックするためには、これがぜひとも必要なんです。  そこで、この五十七年十月の文書はいつになったら解除——国家の極秘事項は解除にならぬことはわかりますが、これは極秘事項...全文を見る
○安恒良一君 答弁になっていない。いつになったら解除するのかと聞いている。現時点のことは聞いていない。
○安恒良一君 二年たったらそれは解除するということですか。
○安恒良一君 それじゃ納得できません。諸般の状況を検討して……。  というのは、これは非常な労作で、私たちはやはりこういうものは、どういうふうに実行できているか政治というものはチェックする必要があるんですよ。それを私が聞いたら、ほとんど臨調、行革が言ったことをやったと各省みんな...全文を見る
○安恒良一君 納得できません。というのは、これは各省庁じゃなくて、労働組合やいろんな団体のいろんな意見をこれは網羅されておつくりになって、大変な労作なんです。問題はこれがどう実行されていくかということを私たちは政治としてはチェックをしていかなきゃならぬわけですから、極秘文書の極秘...全文を見る
○安恒良一君 答えになっていません。改めて協議するということ、だめ。
○安恒良一君 あのね、五十七年十月につくられた資料なんですよ。そしてこれは極秘とも何とも書いてない。部内資料なんです。ですから、私は二カ月ぐらいで努力してやっていただくことを強く要望しておきますが、今あなたは御了解が得られればとこう言われた。御了解を得て二カ月ぐらいで公開の努力を...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ、大臣、ひとつお願いをしておきます。  次に、国立病院・療養所の問題を先に聞きたいと思います。  厚生大臣は、国立病院・療養所の統廃合を進められていますが、国立にふさわしい機能とか国立でやらなければできない仕事をやりたいと強調されております。  そこで私は...全文を見る
○安恒良一君 抽象的ではわかりませんから、私に出していただいた資料で、厚生省が行っているところの百床当たりの従業員総数、医者、看護婦、それを各機関別にちょっと報告してください、開設者別にね。
○安恒良一君 もう少し、出した資料を正確に言ってください。あなたの都合のいいところだけ読んではだめだよ。
○安恒良一君 開設者別と言ったでしょう。百床当たりの従業員数、開設者別を言ってください。
○安恒良一君 厚生大臣、圧倒的に少ないですね。それじゃ今度は、一人夜勤の割合について資料を要求しておきましたから、一人夜勤の割合について説明してください。
○安恒良一君 平均夜勤回数。
○安恒良一君 一人夜勤の率は一番これは厚生省が高いんですね。そこで、この資料は非常に古いんですが、最近の資料はないんですか。五十八年の資料じゃちょっと論争しにくいんですが。
○安恒良一君 なぜ厚生省みずから夜勤状態をやらないんですか、調査。
○安恒良一君 厚生大臣にお聞きしますが、一人夜勤をなくすという指導を厚生省がやるわけですからね、それが調査を全然していない。そして、今のお尋ねの方向でやりたいというのじゃ困ります。厚生大臣、どうしますか、この調査。
○安恒良一君 把握の工夫じゃなくて、調査自体をやるんですかやらぬのですかと聞いているんだよ。何回も同じことを言わせなさんな。
○安恒良一君 大臣、答弁してください。あんなことじゃ時間がもったいない、時間が。
○安恒良一君 厚生省は七十床以上の病床を持つ大型看護単位がかなり多くあると思いますが、それは間違いありませんか、厚生省立。
○安恒良一君 そこで大臣、ちょっと重ねてお聞きしたいのが、百床当たりの従業員数を厚生省がやっているところとその他国立で見ると、余りにも格差があるんですよ。そうすると、国家定員法というのは両方ともこれはひっかかっているわけです。例えば、私が言いますと、従業員数についてはこれを全部比...全文を見る
○安恒良一君 答えになっていません。文部省、大学は六十七、そのほかたくさん国立がある。私はこの数を調べてきているんです。その他の理由があろう、それだけで何の答えですか。その他の理由があろうとは何だ。
○安恒良一君 じゃ、厚生省立の百とその他を比べてみてください。療養所とリハビリセンターはのけましょう。百五十四と、リハビリセンター百五十五をのけてあなたはそのことが言えるんですか。
○安恒良一君 僕の聞いたことに答えていません。入院患者当たりを聞いておりません。
○安恒良一君 参照できません。大臣、やっぱり素直に答弁して、足らない点は足らないからふやすならふやすと言ったらどうなんですか。ああでもないこうでもないと、時間がもったいないです。実際少ないことは事実なんですから。どうですか。
○安恒良一君 大臣、要望しておきますが、文部省関係だけじゃないんですよ。その他の国立も全部比較して非常に少ないんですよ。あなたたちがこれから国立にふさわしい医療をやるというなら、やはり医者や看護婦、パラメディカルワーカーをふやさなきゃできることがないんですよ。そのことについて今後...全文を見る
○安恒良一君 厚生大臣、感謝されていいんですよ。大蔵大臣によく聞いてもらおうと思って一生懸命僕は言っているんですからね、感謝していいことなんです。  それじゃ次に行きたいと思います。今度の税制改革、二十一世紀を目指してということで、宮澤大蔵大臣も、あともう十二年なんだからすぐ来...全文を見る
○安恒良一君 すると長官、これから約十二年ぐらいは五ないし六%の成長を続ける、こういうことでいいんですか。
○安恒良一君 私は六十五年まで聞いていません。大蔵大臣がこれから十二年なんかはすぐ来るんだからと、こうおっしゃいますから、十年ないし十二年の経済の成長をどう見込んでいるかと聞いている。
○安恒良一君 注に書いていることはわかっているんですが、経済の成長率というのをある程度きちっと見込まないと、それに伴う税収がどうあるか、こういうことがやはり計算をしなければ出てこないんですよ。だから、できないならできないとおっしゃればいいんですが、片方の方はもう十二年がすぐ来るん...全文を見る
○安恒良一君 このことを聞いているんじゃないのですよ、私は。これは読めばわかるんですから、宮澤さんに解説していただかなくても。私がこの前から聞いているのは、二十一世紀を目指してそれに必然的にかかる高齢化社会を念頭に税の改革を行わなきゃならぬとあなたたちはおっしゃっている。そこで、...全文を見る
○安恒良一君 これは締めくくりまでの宿題にしてありますから、時間がありませんからこれ以上はやめましょう。  そこで、厚生省に少し聞きたいんですが、この中で年金や医療の将来数字が出ていますが、年金については私は現状をある程度引き伸ばしていくということはわかりますが、医療について今...全文を見る
○安恒良一君 盛り込んでいないなんと言って威張ったらだめなんだよ、盛り込んでいないのを当たり前のことのように。  それじゃ、最近の医療費増加の要因はどうなっていますか、どう認識していますか。
○安恒良一君 その他というもの、これは俗に自然増と言われていますが、この中身を少しはっきりしてください。
○安恒良一君 その他もろもろというのは何ですか。私も専門家ですから、そんなわけのわからぬことを言ってもだめですよ。
○安恒良一君 私は、この点はもう何年か前からあなたたちに、そういうものはやっぱり定量化しないと議論にならぬじゃないかと。もろもろとか何とかかんとか。  そこで少し中身を聞いてみましょう。  それじゃ我が国の医療の中で諸外国に比較をいたしまして改めるべき余地のある点をどのように...全文を見る
○安恒良一君 不勉強ですね。高額医療機械が多いということ、検査費が多いということ、薬剤の比率が高いということ、それから在院日数が長い等々が特徴じゃないですか。なぜ言わないんですか、あんた、そんなことを。こんなことは違いますか、外国と同じですか。
○安恒良一君 高額医療機械はどう。
○安恒良一君 六十年以降の病床の増加数はどうなっていますか。それから、ベッド、一病床当たり医療費はどの程度ふえると思いますか。
○安恒良一君 単価と数を聞いているのよ。六十年代以降病床が幾らふえて、一床当たりどのくらい医療費がかさむのかと聞いている。
○安恒良一君 大臣、お聞きのとおりですね。一年間で四万ベッド、一病床当たり約四百万円の金がかかるんですね。ところが、昨年来都道府県単位で地域医療計画策定が進められていますが、その施行前ということで駆け込み増床の申請が目に余るものがあります。そういうものを放置しておって、単純に医療...全文を見る
03月28日第112回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○安恒良一君 きょうが委嘱審査、あしたが運輸事業一般、それから三十一日がまた委嘱審査、こんなことですから、時間がたっぷりありますので、運輸省全般についていろいろお聞きをしたい、こう思っているわけです。  そこでまず最初に、新しく運輸大臣になられました大臣に、一般の生産産業ですね...全文を見る
○安恒良一君 生産産業と運輸産業の違い、特徴点について、運輸大臣としてどういう御認識をお持ちか、まずそれを聞かしてください。
○安恒良一君 そうすると、今大臣が言われたことを私なりに整理してみますと、運輸産業と一般の生産産業の違いは、生産産業は生産、ストック、消費、この三つの段階がありますね。運輸産業の場合は生産、その次のストックというのがきかないですね。消費が同時に行われる。ここがまず基本的に違ってい...全文を見る
○安恒良一君 基本認識が一致しましたから、それじゃ各項目についてお聞きをしたいと思います。  規制緩和の問題がいろいろ問題になっております。例えば今田渕さんも聞かれましたトラック運送業等について、トラックの運賃に上下をつけるとか、もしくは地域交通トラックについての監査方法とか、...全文を見る
○安恒良一君 大臣にお答えしてもらう前に、特に今のところをはっきりしておかなきゃいかぬのは、参入規制、運賃規制等について、一方においては経済の流動性、財界の要望もあるということをちょっと局長答えられましたけれども、例えばトラック運送業ならトラック運送業、田渕さんからもいろいろこん...全文を見る
○安恒良一君 今も貨物流通局長からも答弁がありましたように、例えばトラック運送業にしましても、ハイヤー、タクシーにいたしましても、私と大臣の間で意見が一致いたしました上に、やはり一つつけ加えておかなきゃならなかったなと思うのは、中小零細企業の集まりだということがありますね。これは...全文を見る
○安恒良一君 トータルで言われましたが、JR各社の収入状況、本年と対前年というものの累計比を、これはたくさんの数字じゃありませんから、北海道から各社別に言ってみてください。  それから、経常利益は大体次のようになるというふうに考えておいていいでしょうか。東日本が約六百億を超える...全文を見る
○安恒良一君 大体もう三月ですからね。あなたは国鉄担当総括審議官だからね。じゃ、僕が低目に見ておるというのなら、大体このくらいになるだろうという数字を言ってみてください。私も、あくまでもその決算は六月ごろになるだろうと。しかし、これから論争していくに当たって、おおむねの大体収入増...全文を見る
○安恒良一君 そうすると、その間ということになると、僕の見通しよりかなり多くて三百億ぐらい出ると、こういうふうに見ておられるわけですね、間というと。東日本が六百億超える程度ですから。わかりました。  そこで、私は初年度の滑り出しが非常に順調だと思います。そこで、これは少し大臣に...全文を見る
○安恒良一君 大臣が新しいサービスとかそれから社員の努力と、こんなことを言われました。私もその点は肯定をするものでありまして、否定するものではありません。しかし問題は、定員が大幅に割れているということですね。この点の定員が大幅に割れている現状はどうなっていますか。
○安恒良一君 トータルじゃなくて、要員の定員割れの各社の状況について、数字をちょっと説明してください。
○安恒良一君 大臣、ここのところをしっかり覚えておいてください。これは法案を成立させるときに、JRの定員はこれでやると、こういうことを与野党で十分議論をしてやった数字が、実はまだこんなに埋まっていないということが一つ。  そこで、要員の定員割れがなかったら各社の経理はどうなるで...全文を見る
○安恒良一君 今言った数字は、私もまだ細かく計算していませんが、一遍計算して出してもらいたいんですが、東日本とか東海とか、それから西日本というのは、この定員を満たしておったらほぼ利益は半減するんじゃないでしょうか、私が言った経常利潤がこれぐらいあるだろうということが。それから、四...全文を見る
○安恒良一君 少なくとも、各社別に定員を満たしておった場合の人件費というのはどの程度要るかというのは、これはすぐ計算できますね。ですから、それを当面各社の利益から引かなきゃなりません。引きますと大体今言ったようなことに、今さっき非常に順調だ、これぐらいの数字だと言われていたのが半...全文を見る
○安恒良一君 もうちょっと、委員会の論争ですから、私は二月一日現在の正確な資料を手元に持ってあなたに聞いているけれども、きょう私が数字を言ってくれと言っているのは、三月一日の数字が欲しいから僕は言っているわけです。ですから、アバウトなラフな話はしてもらいたくない。例えば清算事業団...全文を見る
○安恒良一君 全く抽象的でわかりません。  それでは、五千七十九人とあなたおっしゃったんですが、その人たちの一人一人の就職希望、例えば自分はどういう仕事につきたい、自分はその場合勤務地はここを希望すると、こういうのは最近になって調査されましたか、全部。きょうは清算事業団呼んでい...全文を見る
○安恒良一君 きょうは十二時までしかありませんから、やむを得ませんから、今言われたようなやつはひとつ次回に数字を出してください。  そこで、最終的に私は大臣にお聞きしたいんですが、また努力をぜひしてもらいたいと思うのは、私たちもただ皆さん方を責めているだけじゃないんです。具体的...全文を見る
○安恒良一君 私は、ぜひとも追加募集をやられる、それからまた、清算事業団の総裁もまた大臣としても、北海道や九州に残っている諸君に、できるだけ本州に、やっぱり同じJRで働けるんですから、こちらに来るようにという話を、そういう温かい話をされた方がいいと私は杉浦さんにも言ったんです。そ...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ大臣の方でJRに対して追加募集をするように御指導を、というのは、当時国鉄国会であの法案を通すときに、二十一万何千というのがお互いに約束になっています。ただし、議事録を見ていただくとわかりますように、それじゃ十年先も二十年先もその定員で行けという議論はしておりませ...全文を見る
03月31日第112回国会 参議院 運輸委員会 第4号
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○安恒良一君 まず政府側にお願いしておきますが、百分間で六件ぐらいいろいろなことを聞きたいと思います。私も簡単に聞きますので、お答えをできるだけ簡潔に要領よくお願いします。  まず最初に、トラック運送業における増車のあり方についてちょっとお聞きしたいんですが、現在は、増車申請が...全文を見る
○安恒良一君 そこでちょっと大臣その他にお聞きしたいんですが、実は佐川急便、問題を起こしまして、これは異例のことですが、全国特別査察を行いました。九州の例だけ挙げますと、査察が行われ処分が決定をされていないのに、例えば九州佐川急便は六月三十日に申請を受け付けています。ところが処分...全文を見る
○安恒良一君 特に査察中であんた、処分がまだ決定されてないんですよ。そのときに大体増車申請が出たら、私だったら、おたくはまだ特別査察中であります、処分も決定できていませんと、そういうときに増車を持ってこられるのは遠慮してもらいたいと、こういう指導をするのが当たり前ですよ。何か法律...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ通達をきちっと出して――、私は増車を認めてはいかぬとは言っていないんで、増車すべきものはすべきだ、しかし、正すべきものを正さないで中途半端に増車をしていくということはまた過ちを起こすことになりますから、ぜひ変えていただきたい。  次の問題に入ります。  地方...全文を見る
○安恒良一君 六十三年度は、運輸大臣を初め担当局長、皆さん方の大変な御尽力で、おかげで初めて百億十六万円ですか、百億の大台を超えて過疎地域のバスの確保に大変な御協力をいただいているという点は、やはり過疎バス地域に住んでいる国民はもちろんのこと、そこで働いている労働者、従業員も含め...全文を見る
○安恒良一君 それとちょっと関係するんですが、今度は、大都市では国際化時代ということで大都市の機能の多様化が進んでいます。そこで公共交通もこれに柔軟な対応を求められているからやっていかなきゃならぬと思いますが、まあ鉄道部門はかなり深夜まで運行が続けられているわけですね。ところが、...全文を見る
○安恒良一君 私も、需要予測は難しいというのはわからぬわけじゃありませんが、やはりこれからこれを単に東京だけじゃなくて首都圏、それから関西圏とか中京圏とかそういう大都市周辺でやるとすれば、ある程度やはり運輸省が中心になって関係省庁とも協力をされて、僕はやっぱりある程度需要予測とい...全文を見る
○安恒良一君 ぜひお願いしておきます。  次に、今度はリニアと整備新幹線の問題について聞きたいんですが、これは大臣自身がこのリニアに関心を持たれまして、西ドイツに行かれたですね。それからまた、いろんなやや不規則発言もこの問題でありまして、そんなことが影響して今や各地域においても...全文を見る
○安恒良一君 実は大臣の発言に対して、整備新幹線との関連で、六十三年度にリニアの調査費を計上されましたが、これは、整備新幹線の着工に非常に熱心な動きがある、だからちょっとこれをリニアの方に振り向ける、要求を拡散させる、こんな意図があったのではないかと。これ新聞が書いているわけです...全文を見る
○安恒良一君 それではちょっと整備新幹線の方のことについて聞きたいと思うんです。  整備新幹線の着工については、六十三年八月をめどに、政府・与党の整備新幹線建設促進検討委員会で結論を得るということで、そして検討委員会の中に二つの部門を設けられました。いわゆる二つの専門委員会です...全文を見る
○安恒良一君 いや、完全に実現すべくと言うけれども、それじゃ、それぞれの委員会でやらなきゃならぬことについて決まっていますが、もうあしたから四月一日ですね。四月一日の御答弁ならエープリルフールということでこれは化かされもしようが、きょうは残念ながら三月三十一日ですから、そんな抽象...全文を見る
○安恒良一君 時間がありませんから、これはまた運輸の一般のときゆっくり聞きましょう。できもしないことをべらべらべらべら項目だけ挙げられたって、ここに項目は皆もらっていますし書いてある。私が聞いていることは、その項目の中身をどこまでどう議論しているかと聞いておる。あなたはこれも検討...全文を見る
○安恒良一君 そこで今度は大臣に少しお聞きしたいんですが、まあお役人の答弁というのはそんなことになるだろうと私は予測しておったんですがね。ところが、一方においては非常に今の東海道新幹線がパンク状態にあるということで、国民のニーズが一つありますね。それから整備新幹線の方は、財源問題...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ、今までの計画は計画でございますから、私はそれを全部御破算にせいなんと言っているわけじゃないんです。しかし、これだけやはりニーズが多様化した時代において、一つの方針が決まっているからそれをやっておけば無難だと。これはお役人としてはそれがあるんです。私がいつも言う...全文を見る
○安恒良一君 では、この問題は終わりたいと思います。  それでは、参考人、お待たせをいたしました。  まず私は、首都高速公団の問題についてこの運輸委員会で取り上げ、また幸い御賛同を得まして、参議院の運輸委員会としてみんなで調査に行きまして、この調査は非常に有効だったと思います...全文を見る
○安恒良一君 公団の理事長ですから、建設省や警察に対する要望はおっしゃいませんでしたが、まああなたの口から言いにくいんでしょうから、私から漸次聞いていくことにしましょう。  まず、公衆便所問題一つとらえましても、なるほど、問題を提起してからつくっていただいて、便利になりました。...全文を見る
○安恒良一君 そこで、これ所管は、率直に言って主として建設大臣になって、運輸大臣は何か料金を値上げするとき相談にあずかるだけ。しかし一応これは建設大臣と運輸大臣の共管になっているわけです。きょうは建設大臣がお見えになっていませんから、今ちょっとお聞きをしますと、警察の方は、いや相...全文を見る
○安恒良一君 大体公団に行っておられるのはみんな、建設省と運輸省と大蔵省と東京都からあそこの理事さんは行っておるんです。天下りで皆行っておるんです。中心は建設省が多いようですけれども、各省からも、公団の方に理事さんはそれぞれ派遣をしてこれをやっておるわけですから。私たちは調査の結...全文を見る
○安恒良一君 今おっしゃったようなことでは、私は、本当に進んでいるんだろうか。例えば今交通局長は駐車規制の問題を言われていますが、本当に真剣に駐車問題にお取り組みになっているだろうかどうかというのは疑わしい。  なぜかというと、弁慶橋から一番奥まで、私どもの清水谷宿舎と麹町宿舎...全文を見る
○安恒良一君 いずれにしても、私はやっぱり運転手さんが乗らぬで置いておるやつはレッカー車で、今あなたが言われたようにレッカー車で持っていった数なんか非常に少ないと思うんです。やはり駐車場に入れるよりもあそこに置いておった方が安う上がる、こう思っておるのがようけおるわけですから、私...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ大臣、これは勇断を振るっていただきたい。なぜかというと、日本の自動車産業というのは非常に大きい産業ですから、雇用面にも関係しますね。ですからある大臣は、いや安恒さん、それをやると自動車の売れ行きで雇用に影響を与えるから、できないということを言った人もありますが、...全文を見る
○安恒良一君 それでは次に、この前やりましたJRの経営問題と債務処理、この途中で、雇用のところで時間がなくて終わったんですが、この問題について伺います。  その後、JR各社がどういう経営状態になっているかということ、きょうで一年が終わります。それの大体収支見込み、それから来年度...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、要償還額のうち、償還額及び利子のうち、財投による借りかえ、それから自己調達資金による借りかえ、現金償還する部分、それぞれ分けてお答えください。
○安恒良一君 それではやむを得ませんから、これは質問通告はしておったんですけれども、自己調達資金による借りかえと、それから現金償還にする分を分けて、後から資料をいただきたいと思います。  それはなぜかというと、旅客、貨物会社の承継する債務については、これはずっと将来まで抱えてい...全文を見る
○安恒良一君 ですから、私は、経営が非常に順調だということであるならば、やはり現金償還というのをふやしていって利子分を減らしていかないと、これ、借りかえ、書きかえをやっておったら、いつまでもその債務は残る。というのは、当初予測しておったよりも利潤を上げた、民間会社だったら、当初予...全文を見る
○安恒良一君 もちろん民間会社になったことですから会社が考えることですが、いわゆる国鉄が民営になりましたけれども、長期債務というものについては、これはこれから入ります清算事業団、引き継ぎ等含めて国民負担ということが出てくるわけですから、その限りにおいては、やはりそこらはまだ株は国...全文を見る
○安恒良一君 そこで、今聞いた中で、大臣、これからあれなんですが、私はまだ初年度で、政府は二年後に本格的な債務の償還のための財源調達を決めるとしていますが、ですから本格的な議論はこれからだと私も思います。しかし、例えば用地売却が地価高騰で結果的に凍結になってしまっていますね。これ...全文を見る
○安恒良一君 大臣、だからこそ私は、この前と二日間にわたったんですが、JRの経営状態と債務処理ということで、例えば今も言われた要素の中に、清算事業団におられる、新しい就職口が見つからぬで困っている人がたくさんいる、こんな問題、それからこれを早く再就職させるという問題等、それから土...全文を見る
○安恒良一君 余り答えになっていませんけれども、これ以上大臣を責めても無理でしょうから、宿題にしておきますから、十分お考えをお願いしたいと思います。  あと、最近発表されました航空運賃の値下げの問題、それから青函トンネルの問題等ございますが、四十分までということですから、またこ...全文を見る
04月05日第112回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○安恒良一君 総理は巧みに、また、言語明瞭意味不明瞭のことをおっしゃるわけですね。  報告を受け取っておると言われますから、三月八日の与野党国対委員長合意は、「社公民三会派の要求する所得税、法人税、相続税等の減税は実施する。」、こう書いてありますね。そして三月三十日の与野党国会...全文を見る
○安恒良一君 全くいけぬ。というのは、例えばもう所得税減税についての規模についても、それから政策減税の金額についても、相続税、法人税の金額についても、野党が要求し、そのことを了解しているわけなんです。そういう中で、平年度の要求でありましたから六十三年度の減税規模については予算成立...全文を見る
○安恒良一君 「野党の要求した減税財源は担当者間で引き続き協議する。」というのが二項にあるんですよ。そして三項に「六十三年度の減税の規模については予算成立までに結論を得る。」ということが書いてある。あなたの言っていることは前段の話じゃないですか、そのことは二項に書いてあります。そ...全文を見る
○安恒良一君 総理、私はあしたまた総括のときに言いますが、私は総理のそういう姿勢ではこの国会を本当に乗り切れるだろうかどうかと。この国会は税制国会と、総理はこう言っています。国会でのこうした税制論議が国民の税制改革の認識を深めると再三言っています。しかし、こうして私どもが肝心なこ...全文を見る
04月06日第112回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○安恒良一君 まず最初に、六十二年度税収の過小見積もり問題についてお聞きをしたいと思います。  私は二月十九日、六十二年度補正予算の審議の折に、六十一年度税収の過小見積もりの実態を明らかにし、さらに六十二年度補正で減税分を除く税収増加一兆八千九百三十億の政府見積もりが過小である...全文を見る
○安恒良一君 当初六千三百四十億、補正段階で三兆五千七百十億、そして二月の税収の実績から私なりに推計しますと一兆五千億から二兆円の上積みになります。そうしますと、六十二年度税収の対前年度増加額は四兆から五兆五千億の間に私はなると思うんです。  そうしますと、これは当初見込みの六...全文を見る
○安恒良一君 私が補正予算のときに議論したことと全く同じことをまだ宮澤さんは答弁されていますね。慎重であっても、もう二月まで実績が出たんですからね。ですから、ここではっきり言ってもらいたいんです。現時点では補正後の上積みがあるのかないのか。私はあなたにも言ったでしょう。もしも上積...全文を見る
○安恒良一君 私は前回も言いましたように、適正的確な見積もりというのは納税者にとっても重要なことでありますし、また予算を審議している本委員会はとっても非常に重要なことなんですよ。ですから私は、建前論で逃げられたり、責任回避論的な逃げ方では全く反省がないと思うんです。  少なくと...全文を見る
○安恒良一君 当初、予算から考えて私は、私の推計では六倍ぐらいはあるだろう、こう言っているんです。何倍ぐらいあるかということはもうおわかりでしょう。当初お出しになったことはついて、幾らまでは確定できないにしても、どのくらい過ちを犯されたかというのはもうおわかりになるはずですよ。
○安恒良一君 総理ね、六十二年度はもう終わったんです、四月ですからね。その税収の見積もりについても明確に大体このくらいあるだろうという答弁がされてしかるべきだ。それにもかかわらずその答弁もできない。私は税を専門に勉強しているわけじゃありません。一野党の議員です。しかし、補正後の税...全文を見る
○安恒良一君 数年前は財政金融研究所というのを大蔵省はつくられましたね。これはすなわち、予算編成の際に経済の見通しや経済情勢に的確に財政が対応するためだ、通産省や経企庁等の経済官庁のデータだけでは不十分だと、こういうことでおつくりになったんですが、私から言わせると、当初見込みから...全文を見る
○安恒良一君 財政金融研究の中で税収問題なり経済の見通しもやっておられると思いましたが、やっておられぬそうですか。  それから、主税局にも調査課がありますね。そこで総理にお聞きしたいんですよ。もうこの二つは行財政改革で解散されたらどうですか。こんなものは役に立ちません。私のよう...全文を見る
○安恒良一君 まあ、それじゃきょうはそうしておきましょう。あと一、二カ月たったら私の言った数字が正しくなったらこれはもうそういうものは解散させてください、役に立ちませんから。  じゃ、次の質問に行きますが、総理、私がこの前、総理の描くいわゆる所得、資産、消費の三つの間の均衡のと...全文を見る
○安恒良一君 せっかく総理、整理していただいたんですが、よく意味が読み取れません。いわゆる総理のお得意の、非常に言語は明瞭だけれども意味不明瞭という表現にややなっている、失礼ですがなっているんじゃないかと思う。  そこで、私の方から、総理がどうも頭の中にこういうことをお考えにな...全文を見る
○安恒良一君 これは誤解がないようにしていただきたい。私の考え方や私の意見を提案しているんじゃないんですからね。ここだけはっきりしておきたい。私は、総理は総理の立場で言いにくいだろう、そして総理が二回にわたって文章を出されています、数字も出されています、そういうものを私なりに読み...全文を見る
○安恒良一君 大変不満ですが、この問題はまたこれについていずれ、こっちは好むところではありませんが、税制国会等もあるでありましょうから、そのときには十分議論をしなきゃならぬと思っています。  そこで、先ごろ税制調査会が新型間接税の二類三方式を発表されました。  大蔵大臣にお伺...全文を見る
○安恒良一君 私が指摘した三つのタイプの比較は、どうも私は本質的な違いはないと思うが、三つずつに分けて分類して聞きました。  そこで、今度は大蔵大臣に聞きたいんですが、政府がもしも導入するとすると、新型間接税はこの三類のうちどれだということでしょうか。これ以外のタイプについて、...全文を見る
○安恒良一君 いや、大蔵大臣、私が聞いているのは、政府税調が一応三類型を出したんだから、政府がもしも導入するとすればこの三瀬のうちのどれかということになるんでしょうか、それともまた新しい方法まで政府としてはお考えでしょうか。あなたたちのことを聞いているんですよ。
○安恒良一君 まだ少し早いとかいろいろ言われますけれども、もうこの通常国会において、予算委員会はきょうあすで終わりなんです。その予算委員会にあなたたちは何一つ、何を聞かれようと政府税調、自民党の税調、これで逃げ切ろうとされて、これでは国民は理解をしない。  そこで、総理にお聞き...全文を見る
○安恒良一君 こういう質問をすると途端に、税でおれは自信がないと言う、ある場合には大蔵大臣で税は詳しいと、こういうふうにカメレオンのように変わられるわけですが、私は税制議論で何回も言うように、税調が検討中であるとか、予見を持たしてはいけないとか、こういうもっともらしい言葉の逃げの...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ今の順に従って、一ということで聞いていきます。  まず、一の御懸念に対して三つのタイプの違いをひとつ、総理、あなたの御懸念ですから説明してください。
○安恒良一君 総理の懸念ですよ。
○安恒良一君 二番目。三つのタイプ別に不公平感加重の影響差を答えてください、影響差を、この三つのタイプ別に。
○安恒良一君 三番目。三つのタイプ別に低所得者層への過重負担の程度を答えてください。
○安恒良一君 次に、痛税感が少ないこと。
○安恒良一君 三つのタイプのどれが事務負担が極端に重くなり軽くなるんですか。
○安恒良一君 三つのタイプのうち、インフレへの影響度合いはどうですか。
○安恒良一君 総理、大蔵大臣がかわって答弁されましたがね、どうも私の質問に的確に答えてくれていません。私は、三つのタイプの新型間接税別に総理がお示しになった六つの疑問がどうなるのか、それから三つの疑問の解消に努めると総理はおっしゃったんですから、せっかく税調のたたき台がもう出たん...全文を見る
○安恒良一君 総理、あなたは間接税をつくるに当たって、重要な物差しの一つとして、六つの疑問を我々国会に言われたんじゃないですか。ですから、もう既に税調からはタイプが出たんです。税率が決まっていないからといって、じゃ六つの疑問が全部答えられないなどということではお粗末限りないんです...全文を見る
○安恒良一君 また改めてこの問題はやることにしまして、次に予算制度の乱れについてちょっとお聞きしたいんです。  五十三年度から十年にわたって、財政法十一条を無視しまして、歳出予算は四月から翌年の三月まで、税収は六月開始の五月終了という形になっているのが実態です。これはどうもゆが...全文を見る
○安恒良一君 もちろん財政法十一条を変えられたわけじゃないんですからね。しかし、今も局長が言われたように、五十三年度、財政難を理由に当時税収の二カ月先食いをやったわけです。この結果、予算の会計年度と税収の間にずれが起きていることは事実です。ですから、財政法上、会計年度が終わって出...全文を見る
○安恒良一君 そこで、大蔵大臣に聞きたいんですが、今もお聞きくださったように、税金の三〇%から三五%近いのがいわゆる会計年度が終わって入ってくるんですね。こういうことは財政運営上必ずしも私は好ましいと言えないと思いますが、どうでしょうか、これが一つ。  それから、いわゆるずれ込...全文を見る
○安恒良一君 私は、予算制度の建前、それから財政法上の建前からいっても、決してこういうことは好ましいことではないというふうに思うんですが、大蔵大臣から明確な御答弁をいただけなかったことは残念です。  そこで次に、出納整理期間中にずれ込んだ法人税の金額、それからそれが年間法人税総...全文を見る
○安恒良一君 それから、出納整理期間中の税に対する法人税の比率をちょっと言ってみてください。
○安恒良一君 総理、大蔵大臣、お聞きのとおりでありまして、いわゆる出納整理期間中に年間に納められる法人税のほぼ五割が入ってきているんですね。やはりこのことは問題ではないか。また、今度は出納整理期間中に入ってくる全体の税収の約半分が法人税で占められている。  税収年度区分変更前の...全文を見る
○安恒良一君 これから聞くこととも関連しますが、今日のような財政状態のときにこそ、やはりある程度こういうものを正常に戻さなきゃいけないんじゃないか。前にたまたま二カ月いわゆる先食いしたことから起こったことですから。  そこで、財政法十一条を厳守しないことによって歳入と歳出の時期...全文を見る
○安恒良一君 そこで、大蔵大臣、実数は御承知のとおりですが、やはり年度当初の大蔵省証券発行額が大きくなっています。これはやはり税収の年度所属区分変更との関係が大きいはずだと私は思います。私も、年度所属区分変更以前の大蔵省証券の発行状況は数字で調べてみました。はっきり言えますのは、...全文を見る
○安恒良一君 私は、この財政法七条の大蔵省証券の発行は財政法十一条を前提にしていると思います。すなわち、季節的要因による収支のずれを調整するというのが本来の趣旨ではないでしょうか。それを税収が苦しいからということで二カ月先食いをして、そしてそのことが財政制度をゆがめてしまった、そ...全文を見る
○安恒良一君 制度の趣旨から外れていないとか、たまたまなんて、そんな答弁は全然納得できません。しかしこれは、時間の関係で先に進みます。  それじゃ大蔵省、五十八年—六十二年度で結構ですから、四、五、六各月の大蔵省証券の利払いの金額をひとつ報告してください。
○安恒良一君 総理、大蔵大臣、お聞きのとおり大変に多額の利子を払っています。私もこの全部が税収の年度区分を変えたためだということを言う気はありません。しかし、その影響が大きいことだけは今までの質問で明らかになったと思います。大蔵省証券の利払いは、結局は税金で納税者が負担するわけで...全文を見る
○安恒良一君 そんなことは聞いていない。
○安恒良一君 私は、今かなり財政事情も好転をしてきているときですから、そんなことも含めてぜひともやはり、財政制度審議会というのもあるんですから、そこの意見も聞いてもらいたい。あなたたちは都合のいいときには審議会をと言って、都合が悪くなると聞かない。今は税調税調と言っているじゃない...全文を見る
○安恒良一君 次の問題に行きます。  実は私、前回の質問で外国人労働者問題について質問しました。そのときに私は、単純労働者への原則禁止、労働許可制度の導入、罰則の三点を指摘しました。その後、労働省の外国人労働者問題研究会が先月二十六日報告書を提出していますが、その報告書の要点、...全文を見る
○安恒良一君 各大臣、お聞きのとおりのポイントが答申として研究会から報告されたわけです。  その中の一番重要な問題としては私は雇用許可制度の創設だというふうに思います。そこで、これについて法務大臣、外務大臣、労働大臣、通産大臣、各大臣から忌憚のない御意見を聞かしていただいて、最...全文を見る
○安恒良一君 総理、後からで結構でございます、少し聞きますから。総括的に答えてください。  今お聞きをしたように、特に法務大臣と労働大臣の間にかなりのニュアンスの違いがあるんです。  そこで、ちょっと法務大臣にお聞きしたいんですが、法務省は入管法の改正を新聞で発表されています...全文を見る
○安恒良一君 最後は言われたやつは、不法就労の防止及び外国人を雇用したいとする者の利便に資するため必要に応じ例えば在留活動に関する証明書のようなものを交付し得る制度を設ける、これはどういう意味でしょうか。
○安恒良一君 そこで、法務大臣に聞きたいんですが、やはり不法就労という問題が非常に大きな問題になっているわけです。今あなたたちがお考えになっている改正だけで不法就労は減るというふうに思われているんですか。これは大臣、あなたのお考えを聞いているわけですから、お考えを言ってください。
○安恒良一君 強力に進める進めると言っても、この前私が実態を数字でお聞きをしたら、いろんなビザで入ってきた人が不法就労することがなかなか取り締まられていないというのが実態です。  そこで、法務大臣どうですか。やはり事業主に責任を持たせる、雇い主に責任を持たせるということは、私は...全文を見る
○安恒良一君 縄張り争いでないと言うけれども、これも新聞報道ですが、雇用許可制度の創設には反対である、こう言って法務省側は早々と打ち上げた。例えば三月二十八日の参議院法務委員会でも、雇用許可制度は支持しない、こういう答弁をあなたたちはしているんです。私から見ると、まさに役所の縄張...全文を見る
○安恒良一君 例えば東京新宿区は、東京の中で最も外国人登録の多い区だと言われています。登録数が毎年千人以上の割合で増加しています。本年の一月三十一日現在で総数は一万四千五百九十九人、この四年間に六千四百人も増加しています。それで区役所の窓口は多忙をきわめている。それはなぜかという...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ、政、労、使でやられるときに、私がここでいろいろ指摘をした事項についても十分御検討願いたい。  最後に、建設大臣にお聞きしますが、公共事業への外国企業の参加が進められています。とりあえずアメリカとの間は片がつきました。そこで、例えば仮に緯国等が安価な労働力を連...全文を見る
○安恒良一君 終わります。
04月14日第112回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○安恒良一君 まず、経企庁に伺いたいんですが、六十年九月のプラザ合意以降の円高、それから原油価格の下落によるいわゆる差益とその差益の還元状況。それから還元をされた主要な内訳ですね、例えば電力とかガスとか。それらについて、還元の内訳、それから還元額、これについて説明してください。
○安恒良一君 いや、時間が四十分しかないからね。資料をいただいているから細かい点はいいから。  そうすると、差益の未還元額は約八兆九千億ぐらいあるんじゃないかと思うんですが、これは今後どのように還元をしていくつもりですか。
○安恒良一君 今の約三〇%未還元があることはあなたも認められて、私の計算でもそうなるんですが、どういうふうにして返していくかということについて、今の御説明ではちょっとなかなか国民にはわかりにくいと思うんです。ですからこれは、きょうは主として運輸のことをやろうと思っ ていますから...全文を見る
○安恒良一君 べらべらべらべらしゃべられちゃっとわからない。だから後で、円高による収入面のマイナスは航空会社にどれだけある、また逆に、円高による支出面でプラスがどうなっているのか、そういう点を、具体的かつ数字的な資料を届けてほしい。それによって私は判断をしたいと思います。  そ...全文を見る
○安恒良一君 そんなのは後から表にしてもらえばいいわけですから、一々読み上げたらいかぬよ、それは。  そこで僕は、どうも聞いていると内容が極めて不十分だ。例えば日本と香港の路線を見ますと、今度日本発の運賃が往復で一〇%下げられる。ところが今度は、香港からこっちへ来るやつは七%引...全文を見る
○安恒良一君 私は、この方向別格差の是正というのは、本来の円高差益の還元の策ではないと思う。日本発の運賃を下げるかわり外国発の運賃を上げますからね。これそのものが円高の差益還元をしたことには私はならぬと思う。あくまでも片方を下げて片方を上げるんですから。しかしそれにしても、余りに...全文を見る
○安恒良一君 それで大臣、六十年から見ると、ここ毎年燃料費が、航空三社で約千二百億ずつ安く上がっているわけですね。これをまずちょっと記憶しておいてください。  そこで航空局長、六十三年三月決算の全日空、日本航空、それから日本エアシステムですか、四月から。これの黒字はどの程度と予...全文を見る
○安恒良一君 大臣、今言われたとおり、日本航空が約二百五十億から六十億、全日空が百五十億、日本エアシステムがやはり約五十億と、これみんな、一つは円高による経費削減、それから円高による海外旅行ブーム等々がかなり、もちろん企業努力もありますが、私は差益になっていると。この数字もひとつ...全文を見る
○安恒良一君 六十二年度。
○安恒良一君 じゃ、私の方から言いましょう。  六十二年度、経常利益の損益四十億と出していますね。六十三年度百八十億と。これは日本航空自体がここに提出して議論した数字なんです。  ですから大臣、ちょっと見ていただくとわかりますように、当初計画四十億だと、こう言っておったんです...全文を見る
○安恒良一君 そこで大臣、私は値下げの方法で少し注文をしておきたいんですがね。大臣だからそういうふうにすぱっと言われていますが、恐らく航空局長に答弁させますと、それは割引運賃制度を国内はうんとやっていますと、こういうことを恐らく言うんじゃないかと思いますが、私は運賃の割引制度とい...全文を見る
○安恒良一君 恐らくそんな答えが返ってくるだろうと思ったけれども。  では、今のこの六十二年度当初、例えばわかりやすく日本航空を例に言うと、四十億と踏んでおったのが二百何十億上がった。それでは六十三年度、六十四年度において、今のこの円高の傾向、円ががっとまた昔のように下がるかと...全文を見る
○安恒良一君 それでは大臣、その方向でぜひ努力をしていただきたいということを、運輸委員会はいつまでも続くわけですから、何回もまた質問しなきゃならないことになると思いますから。  それでは終わります。
04月19日第112回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○安恒良一君 まず最初に、船舶整備公団法のこれまでの主な改正の経緯について、簡単に説明してください。
○安恒良一君 今説明されましたように、公団は、順次業務の範囲を拡大してきております。  そこで、公団が、我が国の経済及び海運業界にどのような貢献をしてきたのか。また、今後どんな役割を公団として果たしていくつもりなのか。公団の理事長、大臣から、それぞれ所見を承りたいと思います。
○安恒良一君 私は実は公団をめぐるさまざまな課題について勉強してみましたが、中でも一番問題になるのは、公団の財政悪化が相当深刻な状態になっていると、こういうふうに思います。  そこで、公団が赤字経営に追い詰められた要因をどのように分析をしているのか、説明をしてもらいたい。
○安恒良一君 金利差だけではないんじゃないですか。早期償還も増大をしているんじゃないですか。悪化の原因は、あなたはいわゆる貸出金利と調達金利の差が縮小したと言われていますが、いま一つの原因は、早期償還が増大したということもあるんじゃないですか、どうですか。
○安恒良一君 今私が問いただしたところで、私も、いわゆる公団財政悪化の最大の背景は低金利だと思う。その真相は、いわゆる政策金融としての矛盾が出たものだと理解しています。すなわち公団の業務は、他の政府系金融機関と同様に、政策金融の一環を担っているからだと思うんです。民間の金融機関は...全文を見る
○安恒良一君 次に、貸出金利を船種別に説明してほしい。そして、それの平均金利は幾らになっていますか。
○安恒良一君 今ずっとお聞きしたんですが、代表的な調達手段である資金運用部資金からの借入金利は現在五%ですね。これに対しまして貨物船等の貸出金利、いろいろ若干差がありますが、ラウンドナンバーして五・五ですね。そうするとこの利ざやは〇・五%ということになる。ところが、民間の長期金融...全文を見る
○安恒良一君 あなたの認識を聞いているんじゃないんだよ。認識は説明してもらわなくてもよくわかっているんだから。私があなたに聞いたのは、この政策金融の矛盾について大蔵省としてどうお考えかと。認識なんか、説明してもらわぬでも私はよく知っていますから。
○安恒良一君 聞いてないことを答える必要ないよ。何も聞いてないんだから。大蔵省に矛盾をどう考えるかと聞いている。今後の改善策なんかまだ聞いてない。  そこで、貸し出しの金利と調達金利の差が現在の〇・五%のままで推移するとすると、今後、今赤字状態にあるこの公団財政は改善の方向に向...全文を見る
○安恒良一君 そこで、自助努力ということを言われたんですが、船舶整備公団の職員が何人おるかといったら八十一人。そしていわゆる役員が何人おるかと調べたら、常勤役員が五人。理事長以下各理事の皆さん方のお取りになっている給料の月額、それから担当業務を調べたんです。それから非常勤、監事。...全文を見る
○安恒良一君 大臣、これは役人とやりとりしたってだめなんです、パーキンソンの法則ですから。自分たちの天下りの行き先のことを考えているからね。なかなかこういうものを減らすという答弁にはならぬから、一遍大臣、私のところに役員の皆さん方の担当業務がありますから、それ等を十分検討をしてみ...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ検討を……。  そこで、やはり問題は、ここまで来ますと、今さっきからも問題になっておりましたように、資金運用部金利だけで考えてもいわゆる金利の引き下げというのは非常に難しい、限界がある。今の利ざやの〇・五をさらに利ざやを余計取るようなことは私は難しいと思う...全文を見る
○安恒良一君 大臣、このとおりなんですよね。私が資金調達のコストを引き下げる工夫はないかと聞いたら、理事長もない、それから運輸省も難しいと。しかしやっぱり公団は維持していきたいと。全然発展性がありません。このままでいったらまだ累積赤字がふえる。私は、こんなのが第二の国鉄になっては...全文を見る
○安恒良一君 あのね理事長、この際率直に、どのくらいかと聞いているんですから、ぐどぐどぐどぐど言わないように。時間がもったいないですからね。そんなに意欲がないようだったら理事長をおやめになったらどうですか。私から言わせると、公団の資産が三千億あるわけですからね。今度資本金がやっと...全文を見る
○安恒良一君 大臣、この点もやっぱりここの経営を健全にする一つの方法としては、公団資産が約三千億あるわけですから、それに見合って適正に資本金もふやしていくということは、私は検討されてしかるべきだと思う。その点の検討をしてもらいたいと思いますが、どうですか。
○安恒良一君 それから次に大蔵省に聞きたいんですが、日航の株を売った、ところが名義書きかえが行われなかったので、いわゆる三月末になっても行われないために配当金が国庫に相当入ると、こう新聞に書かれておりますが、配当金はどの程度入りますか。そして、その配当金はどういうふうにお使いにな...全文を見る
○安恒良一君 もう三月末は終わっているわけですから、大体一株につき四十円配当ぐらいやりたいと、こう聞いているんですが、そうすると四億ぐらいになるんじゃないですか、どうですか。
○安恒良一君 そうしますと、例えばこれ九千万円ですけれども、それじゃこういうものを、とりあえず国庫と言われていますが、参議院運輸委員会では附帯決議をつけまして、日航の売却益その他は運輸関係に使ったらどうだと、こういう附帯決議を当時つけたんですから、例えば九千万円入ってくるというこ...全文を見る
○安恒良一君 そんなこと聞いているんじゃないんだよ。あんた、人の質問をよく聞いて答えてください。時間がもったいない。  附帯決議はこうなっているが、今いわゆる日航の株の思わぬ九千万円という金が入るんだから、それを船舶整備公団の資本金の上積みに使ったらどうですかと、その点について...全文を見る
○安恒良一君 大臣、売却益については書いてあるが、株の名義書きかえの分の事業収入については書いてないからなんて、ああいうことを言うのを三百代言というんだ、三百代言と。思わぬ収入が入ったわけでしょう。売却したが株の名義書きかえがなかったから。それをどうするかということを聞いているん...全文を見る
○安恒良一君 大臣のようにしないと、あの局長のような答弁をしておったら、全部これを大蔵省へ持っていかれて、運輸省のためには一銭にもならぬよ。黙って皆持っていかれてしまうよ。  次に、資金コストの多様化について少し伺ってみたいと思います。  運輸省に伺いたいんですが、船舶整備公...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、大蔵省に聞きますが、あなたがおっしゃったように、これはやはり政府の金融機関の一環であるとおっしゃっていますが、他の政府の金融機関で、政府保証外債を発行しているところはどことどこですか。
○安恒良一君 そこで、大臣よく聞いておってください。これから私がここに外債が必要だと、政府保証外債が必要だという理由を今から申し上げます。  第一は、船舶整備公団よりも早く赤字補給金をもらっている中小企業金融公庫は既に政府保証外債を発行しています。これが第一の理由です。第二の理...全文を見る
○安恒良一君 大臣、全くお聞きのとおりでね。非常に赤字で困っている、その赤字の原因は何かというと、政策金融だと。その政策金融の中で、借りられる分については、利ざやは〇・五しかないんですよ。これは郵貯とか年金事業団の金ですからね。そうすると、今四十六億と言われたところの縁故債である...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ大臣、前向きに取り組んでもらいたい。  それから公団の理事長も、あなた余り遠慮しないでね、公団側としてはこういうことについてはどうだというのを積極的に持ち込む意欲をお持ちになったらどうですか。あなたの考えを聞かしてください。どうも現状維持、消極論に聞こえてなり...全文を見る
○安恒良一君 意欲を持っていたら、やっぱりどんどんそういうことを提起をしなきゃいけませんね。与野党に皆さん方が、こういうふうにしてもらいたいぐらいの話があってしかるべきですよ。法案を出しました、よろしくということだけでお帰りになりましたけれどもね。それに、中身について、こういうふ...全文を見る
○安恒良一君 そこで、大臣にお聞きしたいんですが、今も言われたように、このシェアは、五十二年度五二・三%をピークに内航の輸送分担率がどんどん下がっている、逐年下がっています。六十一年度では、トンキロ全体で四五・五%に落ちています。  この現状を見て、大臣は今後、内航海運をどうい...全文を見る
○安恒良一君 内航海運の転廃業の実態、それから海運業者の倒産はどのくらいあるというふうに把握していますか。  それから、六十年九月のプラザ合意以降急激な円高が内航業界にどういう影響を与えているのか、これ説明してください。
○安恒良一君 これは資料を要求していましたが、届いていませんから、後で資料をください。  次に、内航運賃の決定のあり方について伺いたいんですが、内航運賃の決定の仕組みはどうなっていますか。
○安恒良一君 内航海運の基準運賃を見ると、逐年低下の傾向にある。どうして適正な運賃が割り込んでいるんでしょうか。最近の内航運賃の動向と、それから今言った基準運賃を割り込んでいる原因はどこにあるんでしょうか。
○安恒良一君 どうもわからぬのですが、それじゃ、内航運賃を決めるための内航海運業法第十六条の規定がありますから、その第十六条の規定をちょっと読み上げてみてください。
○安恒良一君 今あなたの説明を聞くと、現在は標準運賃は設定されていないと、こういうことですがね、法律にきちっと明文規定があるにもかかわらず標準運賃が設定されていないのは、私は非常におかしいと思いますが、その点はどうですか。
○安恒良一君 そうすると、これは全く、いわば自由運賃で行われているということになるわけですが、私は、非常にその点はおかしいと思うんです。というのは、我が国の運賃制度は、鉄道にせよ、航空にせよ、トラックにせよ、政府の認可運賃になっていますね。しかし、内航だけは違って、法律規定にある...全文を見る
○安恒良一君 さらに大臣、この自由運賃で私が問題があると言っているのは、内航業者の九〇%は中小零細企業なんです。ですから、零細でかつ微弱ですから、そういう業界の実態からすると、荷主側のコスト引き下げの圧力がうんとあるわけです。そういうものこそ政府が横から配慮する必要があるんです。...全文を見る
○安恒良一君 全くわからないんだよね。十六条があって、私もいわゆる内航運賃の編成については、古くからどういう経過で、審議会でどういう議論があったか、そしてここに至ったかということを、私は私なりに全部勉強しました。その中で今十六条がある。それで十六条について聞いたら、実際はこれは今...全文を見る
○安恒良一君 そうするとあれですか。運輸省は従来どおりにここの運賃については、大臣は真ん中だけがぽこっと抜けておったらおかしいと言うけれども、あなたたちは、自由運賃でここはいくと、今のように業者との間の自由な取引によってやると、そんな考えですか。大臣の言っていることとあなたの言っ...全文を見る
○安恒良一君 まあ役人というのは、自分のポストのところのことだけしか頭が働かぬからそういう答弁になると思うけれども、やはり私は、この内航海運対策のあり方ということで、その中の一環として四十一年の二月に海運造船合理化審議会等において運賃の認可問題についていろいろ議論されている議事録...全文を見る
○安恒良一君 以上、いろいろ質問をしました。私はかなり問題を前向きに検討してもらいたいということで提起をしたつもりです。批判は批判としてしましたが、前向きにこういう問題を検討してもらいたいということを言ってきたと思いますから、どうぞ、きょうの委員会だけの問題ではなくして、ひとつき...全文を見る
04月21日第112回国会 参議院 運輸委員会 第7号
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○安恒良一君 まず、近年、港湾の整備については、総合的な港湾空間の整備、それから臨海部の活性化、民活による港湾の整備など二十一世紀を目指して港湾をめぐる開発の動きが非常に活発になっています。まあ結構なことだと思うんですが、ただこれに対する施策として、一つは民間活力の導入ということ...全文を見る
○安恒良一君 運輸大臣、私十本と言ったが八本ありますから、この八本のそれぞれの特徴なり違い、あなた大臣ですから、ちょっと説明してみてください。これ八本ありますから。どういうふうに違っているか。——これは大臣に聞いているんだよ。どこに特徴があるのか、こういうことをちょっと聞かしてく...全文を見る
○安恒良一君 もういいよ、時間がもったいないから。
○安恒良一君 まあ表もいただいてますからね。リゾート地区整備事業というのがかなりちょっとしたので、あとのところは、対象施設は、やることを見ますとほとんど変わらないことをやるんですよね、この一覧表を見ますと。やろうとしていることについては。まあ若干の違いはありますがね。ですから私は...全文を見る
○安恒良一君 違う違う、それは違うよ。
○安恒良一君 A型もB型も、みんな各省関係あるんですよ。ですから、大臣は幹とかなんとか言っていますが、私から言わせると、政府の国会対策上の理由から、ある場合には必要に応じて一括審議を求めたり、ある場合には個別に法律を分けてやるというやり方は余りフェアじゃないんですよ。  という...全文を見る
○安恒良一君 そこでNTT株の売却、国全体は六十三年度では一兆三千億ですね。うちA型が千二百二十五億、B型が一兆七百七十五億、C型が一千億となっています。このうち港湾ではA型は四十億ですね。それからB型が四百九十七億の配分となっていますが、私は、A型の四十億という金額はちょっと少...全文を見る
○安恒良一君 いや、四十億というのをとりあえず資金を確保すればいいということじゃないでしょう。ですから私が聞いているのは、A型の一つのプロジェクトの事業費の規模をどのくらいに考えているのか。そういうものもないで大蔵と折衝して、この四十億なんという金があなた出てくるはずはないんだか...全文を見る
○安恒良一君 今港湾整備の方について、東京とか、何カ所か挙げられたところは百五十億ということですが、今回はこれは四十億しかないわけですから、あなたの言われた百五十億というのは、四十億を超える分は、そこへ使ったらそれで終わっちゃうんですからね。あなたがおっしゃったように釜石も相生も...全文を見る
○安恒良一君 釜石、相生、これはNTTのA型の整備地としてあなたが具体的に名前を挙げられたんですが、そこで具体的な第三セクターの内容、支出の状況、それから事業の中身、どういう港湾を整備して収益事業は何をするのか、こういうようなことについて少し具体的に、釜石や相生でおやりになるとい...全文を見る
○安恒良一君 釜石もいわゆる特定不況地域に指定されて、鉄鋼問題その他があるからこれの開発ということだろうし、相生は造船問題があるから、こういうものを使ってその整備を重点としてやろうということだと思うんですね。ところが、今聞きますと、事業の中身がどうもはっきりしませんね。総論的な話...全文を見る
○安恒良一君 何かあなた人ごとのような話をしよるけれどもね。「港湾整備事業予算概算要求の概要」ということでおたくの、まあ名前は言いませんけれども、運輸省港湾局計画課補佐官が——あなたのところの局ですよ、これ詳細にお書きになっておる。何か、それは私はよう存じませんと言っているけど、...全文を見る
○安恒良一君 どうも歯切れが悪いけれども、わかりかねるけれども、まあ先へ進めましょう。  ところで、私は港湾整備事業というのは、もともと重要な公共事業だと思うんですね。ですから、これをNTTの資金を使うA型、収益回収型、この理由はそもそも何でしょうか。私は、公益事業ですからB型...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、造船不況地域、それから鉄鋼不況等の港湾を抱えている地域の再活性化にNTTのA型資金の一つを使うと、こういうことなんでしょうか。
○安恒良一君 港湾整備というのはいろんな型がありますからね。私はこれをどうしてもこういう形でお使いになるというならば、例えば東京とか大阪とか、そんなところよりもやっぱり造船不況とか鉄鋼不況の港湾等の、港湾を抱える地域の再活性化にやはりある程度重点的に使われてしかるべきじゃないか。...全文を見る
○安恒良一君 このNTTの株の売却益は、国全体で、六十三年度には三兆八千億の収入に対して無利子貸付金として使われるのが一兆三千億。そのうちA型、B型、C型と、この三つの型にこれが分かれておりますね。そこでNTTの株の売却収益は六十六年度までというふうに私どもは聞いております。です...全文を見る
○安恒良一君 しかし資金は、六十六年度までに限定された資金ですね。NTTの株を売ってしまう計画はもう既にはっきりしているんです。しかもこれA型ですから、例えば毎年六十三年度並みの配分が六十六年まで行われるということになると、このA型は一千二百二十五億程度だと。そうすると港湾は、こ...全文を見る
○安恒良一君 大蔵省お見えになっていますが、大体六十六年度まで、限定された資金であることは間違いない。それからことしのA型は千二百二十五億ですね。そしてあとB型、C型と、こうあるわけです。そうすると、これはあれですか、六十四年度、六十五年度、六十六年度というのは、ことしの実績を見...全文を見る
○安恒良一君 資金のことはわかりました。しかし私は、今もおっしゃったように償還が義務づけられておりますからね。この種の事業というものは、港湾事業というのはもともと公共事業なんですね。特に私が考えたのは、地方で造船不況地域の活性化のためにやるなら、これはA型よりもB型の方が妥当であ...全文を見る
○安恒良一君 大蔵省が考えた今回のA型とかC型とか、これは収益が上がるから、上がったら資金は活用して、そして返してもらえると。それから最も資金量の多いB型は、これは補助型ですが、これは国庫が後から払うと言っていますからね。まあいずれにしても金は、大蔵省としてはうまく回収できる。そ...全文を見る
○安恒良一君 港湾事業というのは、もともと年月を要するし、公共事業が中心なんですよ。こんなところで、そんな収益をうんと上げられるようなことを考えるのがそもそも間違いなんです。そこのところの前提を忘れないようにね。それは、NTTの金を借りて何をやってでももうけていいというなら、これ...全文を見る
○安恒良一君 今Aタイプの金額はまだ集計中でおっしゃられなかったから、Cタイプはおっしゃったように五百八十億を組んで未消化が五百三十億あったんですね、そして繰り越している。ですから、まあ民活笛を吹けども踊らずと、こういうことで、なかなかお考えになったことが全然これ、Bは今言ったよ...全文を見る
○安恒良一君 いや大臣、私が聞いているのは、同じこれを使うにしても、来年以降、鉄鋼であるとか造船不況地域等の港湾整備に使いやすいような条件の整備について努力を運輸大臣として、まあこれはかたいかたい大蔵省が相手ですから大変だと思いますよ。思いますが、そういうことをされる気があるんで...全文を見る
○安恒良一君 わざわざ私は主計局次長に来てもらって、あなたの言い分を聞いてもらいよるんですから、言いたいことはこの際ちゃんと言うておかなきゃいかぬ。ここに主計局次長来ているんだから。  それじゃ、次の質問に行きます。  港湾再開発というのも、さっき言いましたように、関係法案八...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、この臨港地区の中には建物制限、港湾機能以外の施設の整備を禁止していますね、臨海地区の中に。例えば貨物用の上屋とか倉庫、物流、旅客ターミナル等、これらは港湾機能に認めていますが、それ以外はだめだということに一応なっていますね。ところが、今度港湾の再開発は...全文を見る
○安恒良一君 いや、長々と言わないで。私が聞いているのは、臨港地区の指定をこうした再開発地域では解除した上で進めるのか解除しないのかと。中身はわかっているんですよ。だから、解除した上でやるのか解除しないでやるのか、ここだけぱっと言うてもらえればいいわけだ。時間がありませんから、簡...全文を見る
○安恒良一君 そうすると、見直しというのは指定は解除しないで見直しをしていくと、こういうことですか。どうですか、そこは。指定は、今までどおりやはり運輸省としては指定をしておくということか、それとも——どうもあなたの言葉はっきりしないんだよ、これ。竹下総理によく似ておってね。全然わ...全文を見る
○安恒良一君 そうすると、NTTのA型の活用は、このような臨海地区の指定ということは問題にはならないんですか。問題なくやれますか、この法の活用は。どうですか。
○安恒良一君 何かあなた、大分回りくどく言われたけれども、私が調べたところによると、臨港地区の解除をやらぬ、しかし港湾機能と都市機能が両立できるように、自治体に臨港地区条例を改正するような指導を運輸省としてはされているんじゃないですか。そういうことで港湾局長名で六十二年十二月二十...全文を見る
○安恒良一君 まあ柔軟に対応すると。  それじゃ、各自治体の条例改定作業はどの程度進んでいますか。もしくはいつごろまでに各自治体が条例改定をするんでしょうか。
○安恒良一君 結局、柔軟に対処するというのは、やはりそういうものをやる場合の当該自治体は、やはりある程度港湾機能と都市機能が両立できるように条例を、その自治体みずからがそこに合った形に変えた上でこういうことをやっていくわけですね。そうすると、これを受け入れるためには、やはり当該自...全文を見る
○安恒良一君 私は、港湾空間の開発利用に関する需要が非常に活発になってきていますのに、法律の面の位置づけや取り扱い基準などが現行の法制のままでいいのかどうかというふうに疑問を実は持ちます。  例えば、一つの例を挙げてみますと、造船所跡地と水面、水際を利用すること、それからマリー...全文を見る
○安恒良一君 私は、第三セクターの関西空港は、港湾管理者になる資格はないと思うんですよね、これ、第三セクター。ですから、私が言っていることは、やはりこれだけ港湾空間の開発利用に関する需要が活発になってきたら、やっぱり一遍法律を見直すものは思い切って見直されて、ニーズにこたえるよう...全文を見る
○安恒良一君 港湾整備は、現在は六十一年度から始まりました第七次港湾整備五カ年計画で進められているわけですが、ところが、民活事業がどんどん加わってきましたね。ですから、当初の計画に対して計画のフレームが大きく変化しているのが今の現状ではないかと思う。  そこで、進捗状況はどうな...全文を見る
○安恒良一君 そこで、私の持ち時間ももう少なくなりましたから、最後にちょっと大臣の決意のほどをお聞きしたいんです。  今までのやりとりをずっと大臣聞いておってわかると思いますが、従来は港湾というのは主として船着き場だと、まあ極端に言いますとね。それが多面的な港湾の空間を活用する...全文を見る
04月28日第112回国会 参議院 運輸委員会 第9号
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○安恒良一君 まず、日本企業が支配をしております便宜置籍船の隻数、総トン数は幾らでしょうか。  それから、それに日本船員はどの程度乗っているんでしょうか。その点について伺いたい。
○安恒良一君 把握していないというのがまず私は大変問題があると思うんです。  私は、日本企業が支配をしている便宜置籍船に日本人の船員を配乗せしめることを制度化すべきではないだろうかというように思う。例えば千五百隻として三人乗れば四千五百人の船員の雇用が助かるわけですね。ですから...全文を見る
○安恒良一君 大臣代理だからって、長くしゃべらぬでもいいんですよ。聞いたことにだけ答えてください。時間がありませんからね。  私が聞いていることは、日本企業がいわゆる支配をしているんですね。ですから、その意味からいうと、もう少し運輸省自体が、今日の船員の雇用問題を考えるならば、...全文を見る
○安恒良一君 問題は、だから船員の合理化をすると言う。私は、合理化の方向だけでやっていくのは非常におかしいんじゃないかと思う。船員に合理化の最大のしわ寄せをする前に、いわゆる事業をやっている事業主や政府が私はもっとやるべきことがあるんじゃないか。一方においては船員の雇用を守る守る...全文を見る
○安恒良一君 いろいろ問題があっても、日本の安全という観点から、やはり我が国は海洋国家でありますから、どうしても日本人の船員による日本船の確保というのが日本の安全保障の観点からいってもこれは絶対にゆるがせにできないわけですね。単なるコストだけの問題ではないんです。だから今回もこう...全文を見る
○安恒良一君 長々としゃべらぬでいいと言っているでしょう。外国船員を乗せないようにするのかどうかと聞いておるので、閣議のことなんかもう全部知っているんだよ、僕は。君たち、長々としゃべるのは頭が悪い証拠だよ、はっきり言っておくけれども。頭が悪いから長々としゃべるんだよ。  という...全文を見る
○安恒良一君 私は、後から総論的に申しますが、今船員部長が言っているようなことであるなら、船員の労働条件を運輸省がやるのは適当でない。これは労働省に移すべきです。運輸省がやると、どうしても事業の経営ということだけを中心に考える。私は、事業の経営はどうでもいいなどというそんなむちゃ...全文を見る
○安恒良一君 どうも最後の方に一言多いわな。一言多いよ、それ。  それじゃ次に、船員法に行きます。  まず、これも同僚委員から聞かれた分ですから簡単に、今回の船員法の改正で対象になる船員数、全船員のうちのシェアを言ってみてください。
○安恒良一君 ですから、船員法の本則の労働時間の短縮の恩恵を受ける船員の数は、今言われましたように私は非常に少ないと思うんですね。これも陸上の週四十六時間に対して二時間おくれています。それからいま一つは、小労則、漁労則の適用船員に対していつ短縮できるか、スケジュールが示されており...全文を見る
○安恒良一君 いや、大臣に聞いてるんだよ。君には聞いていない。
○安恒良一君 それなら百歩譲っても大臣、労基法と同じ経過年数で、一年おくれて出発したんですから、その一年おくれを取り返すのが無理ならば、同じ経過年数で実現をしてもらいたいと思いますが、よろしゅうございますか。どうも大臣のニュアンスもそういうふうにとれますから、私はあえてそういうふ...全文を見る
○安恒良一君 ここを強く私は言っておきます。というのは、既に日本の長時間労働というのは世界各国の非難の的になっているんですね。前川報告でも明らかにされている。ですから、政府全体としては、一九九三年までに週四十時間制の実現ということは、これは国会の場における法案の審議の際に政府方針...全文を見る
○安恒良一君 実は私は、小労則を全面撤去する、本法に吸収すべきではないかというふうに思うんです。これは経営者サイドに任せておったら進まないんです。ですから私は一日も早く小労則なんて廃止して本法でやれるようにするべきだと思うんです。  そこで、船員中労委に諮っておられるということ...全文を見る
○安恒良一君 それはわかっているから。
○安恒良一君 私は、今回の本法の改正で、小労則、漁労則の改正も行わなければならぬと思います。ですから、本改正を全面的に盛り込んで、そして本法と小労則、漁労則の格差ですね、この解消に努めるべきだと思いますが、その点はどうですか。
○安恒良一君 有給休暇について、内航船乗組員の付与日数の増加を図るべきではないだろうか。また、漁船員の有給休暇制度の適用も図るべきだと思いますが、その方向に向かって努力することについて、これは政策の問題ですから、大臣に約束をしてもらいたいと思いますが、どうですか。
○安恒良一君 大臣、どうも私は、内航船員の労働実態を本当に運輸省はきちっと把握されているのだろうか。また、漁船員の労働の実態について、正確な把握が行われているのだろうかと思うんですが、同僚委員とのやりとりや私とのやりとりを見ても、なかなかそこの調査を正確に運輸省自体がしていないん...全文を見る
○安恒良一君 今度、時間外労働については改正法の六十四条で規定をされ、船長が「臨時の必要がある」と認めるときは、「補償休日において」「作業に従事させる」と、こうなりますが、私が一番心配しているのは、往々にしてこれが乱用されるおそれがある。その歯どめがない。  そこで大臣、この乱...全文を見る
○安恒良一君 私は、この小労則適用船舶の船員については、六十四条の歯どめがないに等しい状況になっておりはしないか。年間総労働時間の実態が三千時間から四千時間の間です。ですから、こういう点について運輸省はどう指導監督を強められるつもりでしょうか。  それから、補償休日の六十四条と...全文を見る
○安恒良一君 それから私は、やはりこれから思い切った労働時間の短縮や休暇制度を的確に行っていくためには、非常な長時間労働を規制する。それがためには、私はやっぱり乗組定員の適正化を図ることが必要だと思うんですね。こういう点について、大臣としてはどのようにこれを実現をしていこうとされ...全文を見る
○安恒良一君 今回の改正においても、また従来から労使協定の締結の当事者になる労働者の意思を適正に反映した選出が行われるように指導してほしいと、こうお願いしておったんですが、本当に恥ずかしい話ですが、まだ内航海運においては黄犬契約があります。こんな実態を大臣知っておられるかどうか知...全文を見る
○安恒良一君 それから、この船員法の履行を確保し、労働時間短縮を一層図るためには、船員労務監査業務の徹底と船員労務官の増員とを行わなければ、労働行政の一層の充実はできないと思います。  そこで、労務監査をどういうふうに今後強化していこうとするのか。さらに船員労務官の増員計画はど...全文を見る
○安恒良一君 そこで私はこの前の船舶整備公団法のときにも指摘をしたんですが、中小船主が主体である内航海運における船員の時短や労働条件の改善を図るためには、やっぱり運賃とか用船料、こういう問題ですね。荷主産業との運送取引条件の適正化に努めなければならぬと思います。そうでないと、運輸...全文を見る
○安恒良一君 前回もそんなことを聞いたから、あなたに聞いているのは、さらに一層研究するかしないかと聞いているんだから、研究するならする、しないならしないと言えばいいですよ。同じことを議事録に二回載せたってもったいないから。  最後になりましたが、もう一遍私は運輸大臣に聞きますが...全文を見る
○安恒良一君 私は、ただいま可決されました船員の雇用促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     船員の雇用の促進に関...全文を見る
04月28日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第12号
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○安恒良一君 まず、私は、今回の法改正のポイントは波動性への対応と技能労働力の確保だと思います。  そこで、お尋ねしたいんですが、六大港の荷役量のうち、コンテナ荷役の比率は四一%、革新荷役は全体の比率が約七〇%と言われております。革新荷役が進行しても波動性はなくならないから新た...全文を見る
○安恒良一君 そこで、関係労使の意向でまずスタートすると言われておりますが、どうも労働組合側は必ずしもそうでないと思います。  今ここでこのことを言ってもしようがありませんから、今局長の答弁がありましたように、将来における港湾の環境変化を踏まえて必要に応じた適用港湾の見直しを行...全文を見る
○安恒良一君 局長、あんたは指名していないんだ。大臣に努力してくれますかというんだから、大臣の答弁を。
○安恒良一君 次は、国際複合一貫輸送が現在進んでいます。そこで、新たな港づくりも進められているわけでありますが、このILO条約の百三十七号条約の精神は「港湾労働者が、新しい荷役方法の導入がもたらす利益の配分にあずかるべき」であるということなどであります。  でありますから、この...全文を見る
○安恒良一君 関係審議会に専門小委員会を設ける等の方法によって進めていくわけですね。いいですか。
○安恒良一君 次に、私は手元に日本港運協会の機関誌「港運」の四月号を持っています。ことしの二月九日、十日に港湾貨物運送事業労働災害防止協会が主催をいたしました経営者のトップゼミが開かれたんです。  そのトップゼミで日本港運協会の指導的位置にある人が行った講演の内容が記載されてい...全文を見る
○安恒良一君 いや、理解をしているというけれども、書いてあることを正確に読むとやっぱり僕はこれは前段に読める。あなたのところにも雑誌があると思いますからね。後段のようなふうな表現にはこれはなってませんよ。ですから、その点はちょっと注意しておきます。  次に、各事業主がみずから雇...全文を見る
○安恒良一君 そこで、次は、出向派遣を行う場合には当該の労働者から派遣の同意並びに出向の同意をとる必要があると思いますが、どうでしょう。  それから、これらの同意については事業主がとることになるのではないでしょうか。  それから、出向のたびごとに同意をとるのか。  出向期間...全文を見る
○安恒良一君 今言われた同一仕事というところを今後きちっと重視をして、その扱いをしてもらいたいということを重ねて言っておきます。  次に、労働省は五十六年十月二十三日に職発第五百四十三号の通達を出している。これは人つきリース問題に対する指導でした。その内容は、荷役機械のみのリー...全文を見る
○安恒良一君 そこで、運輸省にも来ていただいてますから、まず運輸省に次のことをお尋ねしたいんです。  港湾運送事業免許を持たない者が港湾運送事業を行うということは、港湾運送事業法上あり得ないことだと思いますが、運輸省どうですか。
○安恒良一君 そこで、運輸省の明快な答弁を前提にして、今度は労働省に聞きますが、人づきリースが港湾運送事業法上認められる請負の形態でないならば、人つきリース労働者の雇用形態が一人親方であろうが雇用労働者であろうが、必ず職業安定法並びに労働者派遣法の違反となるのではないかというふう...全文を見る
○安恒良一君 大臣、ここのところも局長は言い回しを慎重に言って、おそれがあるものと考えると言っていますが、私は、今の運輸省の見解、それから今まで労働省が指導してこられたこと、それから今回の法改正の精神、これらからいいますと、今言った私のケースは職業安定法、労働者派遣法に抵触する、...全文を見る
○安恒良一君 私は、そこのところはきちっとした指導を今後労働省がしていかないと、今さっき言ったように、せっかく通達を出してもほとんど横ばいの状態なんです、減っていないんですから。私がこのことを局長の答弁に加えて厳しく大臣にお願いしたのはそこにあるということをよく御理解の上にしてい...全文を見る
○安恒良一君 次に、次の問題にちょっと移って聞きたいと思いますが、昭和五十七年において常用港湾労働者の神戸港から大阪港への就労が二千十人、今度は大阪港から神戸港への就労が四百七十九人あったと聞いております。  常用港湾労働者が届け出をした港以外において就労するということは、そも...全文を見る
○安恒良一君 この点についても明快なお答えを運輸省からもいただきましたので、特に本法が施行された後にこういうようなことが再び起こらないように、労働省側は趣旨にかんがみれば好ましくないなんて言うけれども、これはいけないことなんですから、そういうふうにきちっとした指導をしてもらいたい...全文を見る
○安恒良一君 これは事業主から出てくるんじゃなくして、事業主の所属、加盟をしておりますいわゆる大阪港運協会、それから同じく労働組合側は大阪港湾労働組合協議会、これが違反の事実を認めて申請をしたならば、その申請することを会社は認めているということですね。ですから、会社がみずから違反...全文を見る
○安恒良一君 実は、今回の法案審議に関する資料の中で、合同立入検査の実施状況という表をいただきました。ところが、いろんな委員会の中で、特にこの社労委員会やそれからさらに運輸委員会等で問題になっておりますところの小林組のある大阪港合同立入検査というのが、この資料ではゼロなんですね。...全文を見る
○安恒良一君 もちろん受け入れている側の方もやらなきゃなりませんけれども、送り出している方にも問題があるわけですから、そしてこのことはぜひ小林組を含めて調査してもらいたいということを再三申し入れているわけですが、率直に言って、小林組というのはいわば関西における暴力団との関係がある...全文を見る
○安恒良一君 私はたまたま小林組の事例を挙げましたが、残念なことに、ほかの港においてもこの暴力団の関係、手配師問題というのがあるということを聞いています。ですから、労働省と運輸省だけでは十分な立入調査は行われないだろう、そういう場合にはぜひとも警察庁と連絡をとっていただいて、警察...全文を見る
○安恒良一君 運輸省はどうですか。
○安恒良一君 それじゃ、見ていない人は、何ならビデオを貸してもいいですからこれを見ておいて、警察の方も一遍これは見てもらいたいと思う。堂々と中に手配師が実は登場してくるんですよ。それが全国ネットワークで放映をされたわけですから、これはぜひ見てもらいたい。  そこで、ちょっとそれ...全文を見る
○安恒良一君 今労働省から御答弁を願ったんですが、私は、港湾運送事業主への立入検査ややみ雇用等の防止のための中心に労働省がなられるのは当然でありますが、運輸省、それから今言ったようなことで検査の場合についてはどうしても警察当局の協力も必要である、でないと実効を上げ得ないと思います...全文を見る
○安恒良一君 今労働省お聞きのとおり、問題を持ち込めば警察当局も運輸省も労働省に大いに協力しようということですから、ぜひともその上に立って私がお願いしたことの実績を上げてもらいたいと思います。  そこで、あと一、二問、いよいよ時間もだんだん追ってまいりましたので、私は大臣に少し...全文を見る
○安恒良一君 そうすると、今大臣が答弁されていますから、指定されている業種、これは法律で指定されている業種、政令で指定されている業種がございますが、これをちょっと一遍この際明確にしておいてください。
○安恒良一君 そうすると、港湾で指定されていない業種というのは検数、鑑定、検量、警備、こんなものですね。あとはもう全部指定されているというふうに考えていいですか。
○安恒良一君 じゃ大臣、今中身を御理解いただくためにちょっと言ったんですが、そういうことで大臣の御答弁の趣旨をきちっと行っていただきたいと思います。  次に、違法雇用について職安が告発したのは、最近では昭和六十二年六月の神戸港のケースだけだと私は聞いています。  そこで、労働...全文を見る
○安恒良一君 以上です。
05月18日第112回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第5号
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○安恒良一君 まず、今度の本法は国の行政機関の移転、それから地方の振興開発、大都市地域の秩序ある整備、住宅の供給促進、地域間の交流促進、こういう大きな柱から成り立っていまして、書いてある文章は非常に立派なんですが、どうも中身がない。酷評するならば、この法案は薬にもならなけりゃ毒に...全文を見る
○安恒良一君 過去からの一から四までの全総のうち、今回の四全総だけこのように実施法をつくろうと、そういう大臣の心意気とか意気込みはある程度わかるんです。しかし、どうも心意気と意気込みだけで終わりはしないか。口が悪いようですが。  具体的に少し中身に触れていきたいと思いますが、例...全文を見る
○安恒良一君 精神論を聞いているんじゃないんですよ、国土庁長官。例えば、二十七ブロックの機関移転の問題だけでも、これは私新聞の切り抜きを持ってきていますが、「政府機関移転大幅に後退 各省庁の抵抗強く」こう書いてあるんですよ。最後に「国土庁、官邸サイドでは、「ブロック機関の移転さえ...全文を見る
○安恒良一君 そんな子供のようなことを聞いているんじゃないんだよ、私は。答えられなけりゃ、これで時間をとったらいかぬから次へ進めます。  本法の第一条は非常に立派なことが書いてある。これが達成できれば私は非常にいいと思います。しかし、資本主義経済のもとで、しかも平和なときに、既...全文を見る
○安恒良一君 これでまた時間をとってはいけませんから、じゃ精神論や気構えではどうにもならぬということをこれから一つ一つ中身をお互いに論争してみましょう。  まずその一つですが、これも同僚議員から聞かれましたよね。東京圏と東京の一極集中を是正しよう、そして世界の都市としての東京を...全文を見る
○安恒良一君 恐らくそんな答弁が返ってくると思いました。それじゃ少し中身を具体的にさらに検証していきましょう。  まず、住宅問題。いろんなことを言われていますが、住宅問題の地価は現状をどう見ていますか。  私は鎮静化の方向にあるというふうにお答えになると思いますが、昨年急騰し...全文を見る
○安恒良一君 正確に言うと、東京などの一部においては若干の地価の値下がりがあっているが、基本的には、昨年上昇した、もう上がってしまった、それが大体東京の全体の水準。しかもその東京の地価水準が全国的に大都市、例えば郊外、所沢であるとか都下その他に影響するとか、大阪圏であるとか名古屋...全文を見る
○安恒良一君 長官、ちょっと結構です、後で総括的に答えてもらいますから。  今建設大臣からお聞きしたんですが、私は、今一番問題になるのは地方の都市部じゃない、過疎地は問題はないんですから。問題になっている東京とか大都会で、勤労国民が一生働いても家が持てない、これが物すごい問題で...全文を見る
○安恒良一君 運輸大臣に後で総括的に答えてもらうことにします。  そこで、国土庁の首都改造計画の基本方針で住宅の新規需要量は幾らと見ていますか。それから、これに対する新規開発の土地の残存量は六十分圏内で幾らになりますか。それから、この新規開発の土地の残存量の中には旧国鉄用地は入...全文を見る
○安恒良一君 国鉄は入っていますか。
○安恒良一君 そこで私は、運輸大臣並びに国土庁長官に思い切った提案をここでしたいと思うんです。今国土庁長官もおっしゃったように、現在東京に住んでいる人々の過密と質的不足ですね、この住宅をどう解決するかということも非常に今重要です。東京が肥大化することを抑えることも必要です。ところ...全文を見る
○安恒良一君 一方、株の売却収入七千億ということをあのとき、法案のときやったんですがね。実は昨年の九月、営団地下鉄の清算事業団の持ち分の評価が行われましたが、実を言うと、これだけで七千億という金が出てくるわけです。ところがJRの資本金は四千五百九十五億円ですから、これはいずれその...全文を見る
○安恒良一君 この法律を議論するとき、特に清算事業団の処理が二十二兆七千億と言われて、国鉄の長期債務の処理についてはかなり難しい面があるという面から率直に言って国鉄特別委員会や運輸委員会で私は議論をしてきた一人でありますが、いろいろ考えてみますと、案外これはそんな難しいことじゃな...全文を見る
○安恒良一君 時間がありませんので、ぜひ運輸大臣にお答えを願いたいんですが、お答えにくいと思いますから、こちらからやりたいと言っておられますから。  私は前回からも議論しておったように、まず旧国鉄用地は、公的住宅を建てる、そういう意味で住宅公団や地方住宅公社やそれから地方自治体...全文を見る
○安恒良一君 これも局長の答弁にしちゃ非常に抽象的で不満ですが、もう私の持ち時間がありませんから、こっちから具体的に少し言って終わりにしたいと思いますが、例えば今、大深度地下の活用とか、それから開発利益の還元とか、こんなことも検討されているわけでしょう。だからそういうものを検討し...全文を見る
○安恒良一君 じゃ私、終わります。というのは、まだあったけれども時間が来ました。  それで、大臣、あのとおり、せっかくこちらが前向きにあれもこれも言うてもなかなか、これじゃもう国土庁長官は何にもできませんよ。私は外債のことからいろんなことを言ったんです、こうしたら鉄道をつくる金...全文を見る
05月24日第112回国会 参議院 運輸委員会 第10号
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○安恒良一君 私は、まず最初に杉浦理事長にお聞きをしたいんですが、清算事業団としては、現在清算事業団におる職員に対して、再就職希望調査というのを五月二十日締め切りでやられたんですね。まだ五月二十日のきょうですから、なかなかその傾向値等はわかりかねると思いますが、締め切られた後の傾...全文を見る
○安恒良一君 もちろんこの調査は、調査表を見ますと、「関連企業」、「民間産業界」、「本州・四国地域の承継法人」、「公的部門」、「自営業」、「その他」と、こう分けてありますから、いろんな傾向が出てくると思いますが、まあ私が聞きます限り、また杉浦さんも認められましたように、かなりの部...全文を見る
○安恒良一君 そこで、運輸大臣に質問と要請をしたいんですが、今言われましたように、国鉄法案を審議をしたときには、一人の失業者も出さないと、当時の運輸大臣並びに中曽根総理との間で約束ができています。そこで、今杉浦理事長からも話がございましたように、この調査の結果がまとまりましたなら...全文を見る
○安恒良一君 運輸大臣、理事長、協力してぜひお願いをしたい。そうでないと、JR各社としてはもう一定の軌道に乗っていると、こういうことで、新しくまた第二次募集するということについては、率直に言って若干のためらいもあるかもわからぬと思います。ですから、ここは運輸大臣と理事長がお力を合...全文を見る
○安恒良一君 ちょっと、大臣が答弁する前に。  もちろんJRの各社長が、JRの各社の中に組合が三つあるときに、それと経営協議会を通じて対応される、これは当然のことなんですね。ところが、いわゆる懇談会なら懸談会が持たれて、JR各社の社長会の懇談会が持たれて、そして鉄道労連との間の...全文を見る
○安恒良一君 だから君に答弁してもらいたくないと言っているんだよ。要らぬこと言わないでくれ。指名した人間だけ答弁してくれ。  私は、そういう希望が組合側からあったら、大臣は、鉄産労なら鉄産労がJR各社の社長とお話し合いをしたい、社長会と話をしたいと、そういうときがあったら、大臣...全文を見る
○安恒良一君 不当労働行為について。
○安恒良一君 まず、私は不当労働行為については二つ言っているんです。  一つは、もう組合が三つあることは事実ですから、それに対して当局側が一緒になって組合切り崩しを行う、そのことが不当労働行為になって争われて、既に東京地労委その他で幾つも負けていることがあるわけですから、そんな...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、これより以上不当労働行為を当局側が起こさないように、ぜひ担当運輸大臣としては御指導をお願いしておきます。  それじゃ次に、全国農協観光協会についてお伺いしたい。  まず、運輸大臣にお伺いしますが、全国農協観光協会、これはどういう法人格の協会でしょうか。
○安恒良一君 すなわち、社団法人全国農協観光協会で、営利を目的としない公益法人ですね。  そこで、大蔵省に聞きたいのでありますが、大蔵省が税務調査を行って、所得隠しを発見して、税の追徴金を課したというふうに報道されていますが、その概要、中身について御説明を願いたい。それから追徴...全文を見る
○安恒良一君 いや、一般論を聞いているんじゃないんだよ。具体的に、更正決定なら更正決定をされて、どの程度のお金の徴収があったのかと、こういうことを聞いている。そんなことまであんた守秘義務はないよ。どれだけのいわゆる更正決定をして、そしてお金を納めたのかということを国会で私が聞いと...全文を見る
○安恒良一君 運輸委員会だからそんな答弁しているんだ。予算委員会でやればそこでストップということになるんだけれどもね。まあこれはストップしてもしようがないから僕の方から言いましょう。予算委員会であなたがそんなこと言えば、またそこでストップして、答えが出るまで審議しないと、こういう...全文を見る
○安恒良一君 まああえて否定をしないということですから、私は肯定されたと思う。  そこで運輸大臣にお伺いしますが、運輸大臣はこの問題についてどういう所感を持たれますか。今私が言ったことについて、運輸大臣はどういうお考えをお持ちですか、所感を。
○安恒良一君 そこで、中身を少しして、その後に解決策、対応策について運輸大臣の所見を承りたいと思います。  私は、資料といたしまして、五十八年、五十九年、六十年、それから六十一年までの「公益・収益部門別収支計算書」をきのう運輸省からいただきました。この収支計算書を各年度ごとに私...全文を見る
○安恒良一君 私は、今の答弁では納得をしかねますので、調査をしてください。半減をするはずがない。片っ方はふえておって片っ方だけが半減をする……。  さらに事業外費用を見ますと、これは急激な費用計上で、事業外費用が五十八年三億だったのが六十一年が十六億円にこれは膨れ上がっています...全文を見る
○安恒良一君 運輸大臣、この経営はもう一遍洗い直しをさしてください。今言ったように、私がちょっと一晩勉強しただけでもどうもつじつまが合わない。この資料きのうもらったんですから、けさへかけてざっと解析してみたら、全くつじつまが合わないんですよ。今局長が言ったことで、なるほどとすとん...全文を見る
○安恒良一君 そこで今度は、さらにこの中身について少し聞いていきますが、この法人の観光業務の対象のお客さんはだれですか。お客さんを、だれを相手にしてこの観光はやっていますか。答えてください。
○安恒良一君 どうも私が調べたところは、農村の住民ではなくて、一般の国民はもちろんのこと、しかも多くは、どうも農協の役員の海外旅行なんかが中心になっておりはしないかという感じがするわけです。  そこで、今あなたが目的を読まれましたが、私から言わせると目的逸脱は明白である。 民間...全文を見る
○安恒良一君 大臣がお答えになる前に。  「公益法人の運営に関する指導監督基準について」いうのを六十一年七月二十二日に決めています。そして、収益事業の指導のガイドラインもあるわけです。ところが、この法人は、それにことごとく違反をしています。  まず第一点を挙げましょう。公益事...全文を見る
○安恒良一君 今、国際的に食糧をめぐる摩擦問題の中で、農民は大変胸を痛めているんですね。そのときに、農協の役員が海外に物見遊山に出かける、私はそういう姿が米の自由化を要求される一因ともなっているんじゃないかというふうに思います。ですから、今はもう農協のあり方そのものが問われている...全文を見る
○安恒良一君 じゃ、運輸省が今具体的に改善、改革についてどういうことを要求されているのか、聞かしてください。
○安恒良一君 私は、その三つだけではなくして、私が提起をしました経営の査察ですね。大臣も言われましたね。これはやっぱりぜひやってもらわぬと、ちょっと見ただけで大概これはおかしいなという感じをもう私は多分にしています。これはひとつ徹底的にやってください。私の方もさらにこれは、きのう...全文を見る
○安恒良一君 終わります。
07月28日第113回国会 参議院 運輸委員会,内閣委員会連合審査会 第1号
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○安恒良一君 まず、総理に二十分ということですから、総理に限定してお聞きをしたいと思いますが、私も総理への御質問に入る前に、今回の事故で亡くなった方の御冥福を心からお祈りいたしますと同時に、御遺族の皆さんに心からの哀悼の意を表します。また、負傷された方々にお見舞いを申し上げたいと...全文を見る
○安恒良一君 総理、お願いしておきたいんですが、長官の御心境その他は聞いておりません、もうよくわかっておりますから。総理がどうされるかということと制服組のことを聞いたんです。今後の答弁よろしくお願いします。  そこで私は、本当にシビリアンコントロールがきいているのかどうかという...全文を見る
○安恒良一君 総理、重ねてですが、西廣防衛事務次官は乗客の救援活動が不十分だったと非を認められているわけですね。ところが一方は、適切に対処したと。どうも総理も何かいろいろ法律から見ると適切であるかのような言い方をされていますが、私は今日それは通らないと思うんです。潜水艦というのは...全文を見る
○安恒良一君 理解できませんが、これだけやっておれませんから。私は、少なくとも自衛隊のとった措置が、特に海難救助等にとった措置が正しいとは絶対に思いません、国民の一人として。国民を助ける立場にあるわけですから、このことだけははっきり言っておきます。  そこで、事故原因はこれから...全文を見る
○安恒良一君 私は、いわゆる遊漁船という小さい漁船と潜水艦という大きい船の衝突から出ているんですから、原因のいかんを問わずやはり手厚い補償をされることをこの際強く総理にお願いをしておきます。  最後になりますが、いわゆる事故の反省に立って事故の再発防止をやるということを言われて...全文を見る
○安恒良一君 総理、少なくとも私はこのことだけ約束していただきたいんです。横須賀のようなこういう航行の過密海域では、私は百歩を譲って、平和時において自衛隊艦船の航行について恒常的に航行通報の義務が最低必要不可欠なことだ、これが私は海上安全の徹底を図っていく上で非常に重要なことだと...全文を見る
○安恒良一君 終わります。
○安恒良一君 久保田さんの質問と関連するんですが、私は、時間がだんだんたってくるにつれて、海上自衛隊が今回の衝突事故の際にとった処置が適当であったかどうかというのは大変問題があると思います。これは、第一富士丸の乗組員の発言でも、右への転回のおくれ、こういうものが衝突の大きな原因に...全文を見る
○安恒良一君 あれだけ新聞にもいろいろ報道されていますし、それからあなたは長官として事実の解明はされているはずですね、部下が起こしたことですから。それなのに答弁を差し控えるという、何か長官らしくない答弁だと思いますが、少なくともあなたは長官として幕僚長以下に現場の事情その他、今私...全文を見る
○安恒良一君 信じておっても起こったこと。  それじゃ、もう一つだけ聞きましょう。私は、なぜ停船しなかったかということが非常に問題だと思います。というのは、横須賀入港の左折した「なだしお」は、ヨットを目撃して減速していますね。そして、一方においては第一富士丸の南下も知っています...全文を見る
○安恒良一君 そんなこと言ったら国会で、連合審査で何を聞いてもだめだと。海上保安庁、いわゆる海難審判理事所の結論が出るまで何を聞いてもだめだということになる。私はそんなことを言っているんじゃない。あそこで、第一富士丸の南下を知っていたときに同時に後進操作をやって確実にとまっておれ...全文を見る
○安恒良一君 いいですか、左にヨットを見たから減速したんですよ。ところが、減速したけれどもなお第一富士丸が南下してきていることをもうはっきり目撃したんだから、そこで減速だけじゃなくていわゆる船の操作である後進操作というのをやればそこで確実にとまれたんです。それをとまらなかったとこ...全文を見る
○安恒良一君 私は総理にも、秘密主義では困る、事故の再発防止のためには徹底的に中身を明らかにしてくれと、総理は明らかにすると申されましたからこの際もう一遍申しておきます。総理には答弁もらったんですが、専門的だと言われましたが、それなら潜水艦の航路の記録、これは私ども要求しますから...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ出してください。潜水艦の航路記録を出すか出さぬか、そんなもの海上保安庁には関係ないんですから、これは出してもらう。記録を出してもらうということで、また次の委員会で議論しましょう。  次は、運輸大臣にお聞きしたいんですが、第一富士丸は改造船で、サロンの出口が非常...全文を見る
○安恒良一君 いや、定員を四名オーバーしておったことも事実だし、乗船客名簿の不備もあったことは事実なんだから、そんなことで時間かけられたらかなわぬから、それはいいです。  私は、やっぱり大臣、遊漁船をどのような法によってやるかということは早急に運輸大臣として関係省庁とお話をして...全文を見る
○安恒良一君 最後になります。答えはイエスかノーとか、検討しておるならしておるということで、前置きは要りませんから。  最後に、運輸大臣、あなたが本部長でやられておるそうですが、総理には言っておきましたが、自衛隊の全艦船について一カ月だけ期限つきでいわゆる海上交通センターに位置...全文を見る
○安恒良一君 違いますか。——私が言いましたように、これは平時には恒常的に全部やる、こういうことでいいですね、その点の確認だけ。
○安恒良一君 終わります。
12月06日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第5号
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○安恒良一君 まず、証人尋問に入る前にお願いしたいんですが、質問時間が限定されておりますから、お答えをひとつ簡潔にお願いしたい。それから、委員長の質問でお答えいただいた点はもう結構でございますから、その点は委員長のときに答えたと、こう言っていただきたい。  それではまず、式場証...全文を見る
○安恒良一君 今、委員長の尋問によりましてコスモス株五千株を引き受けたということを言われましたが、引き受けの時期は六十一年九月ということですか。
○安恒良一君 現在もその株を保有しているという御証言がございました。これは報道でありますからわかりませんが、売却されたんじゃないかという疑いも持たれておりますから、後で結構ですが、あなたがお持ちになっている株券のコピーを提出していただけますか、資料として。
○安恒良一君 株式の購入資金はどうされましたか。
○安恒良一君 その点は、あなたが明るみに出た十月十一日の記者会見では自己資金と言われていますが、今の御証言でファーストファイナンスから融資を受けたということに大きく変わっていますね、この点は。  そこでお聞きをしたいんですが、融資を受け入れてお金を支払われた時期はいつでしょうか...全文を見る
○安恒良一君 いや、お聞きしているのはそういうことじゃなくて、融資を受けられて株を購入されたというんですが、株式の売買のそのお金を支払われた日付はいつでしょうかと聞いているんです。
○安恒良一君 そうすると、九月三十日付で申し入れをして、そして九月三十日付で融資を受け、支払ったと、間違いありませんね。
○安恒良一君 読売新聞社のこの報道によりますと、あなたが記者会見をして、結果、これは報道でありますからわかりませんが、どうも代金を支払われた時期というのは、契約されて一カ月以上たって、しかも一株当たり二千円以上の差益が生じた後で払い込まれたと、こういうふうに報道されておりますが、...全文を見る
○安恒良一君 失礼ですが、融資を受けられたそうですから、利子はどのくらい払われましたか、金額は。
○安恒良一君 株の譲渡の話を持ち込まれたのは、もう既に江副さん、そして小林さんというのはわかりましたから、そのときに相手側からはどんな条件、どんな話があったんでしょうか。
○安恒良一君 よく株を勧めるときには、例えばこの株を持っていただければ必ず上がるからとか、大きな利益が出るからどうですかと、こういうふうによく持ちかけられるんですが、江副さんなり、あなたがおっしゃった小林さんなりからそんな話は全然なかったわけですか。
○安恒良一君 そうですか。  あなたは、そうすると、ただ信用ある人だと、こういうことを言われただけで、株が上がるか上がらぬかと、このことは関係なく持ったと、こういうことですね。
○安恒良一君 信用中心と、こう言われましたが、あなたは自己資金で受けられるんですから、やはり株というものは売り買い、損得ありますから、そういうことを考えなかったのかというのは非常に私としては不思議でなりません。もしくは、あなた自体がリクルートの会社というものをよく御存じで、これな...全文を見る
○安恒良一君 わかりました。先々成長するんだから何とかなるだろうと、こういう期待を込められたんでしょうね。  それでは、その当時、あなたが株を受けられたときの役職名だけ簡単に言ってください、経歴は聞きましたから。それから、仕事の中身も私よくわかっておりますから役職名だけ。
○安恒良一君 それでは、少し具体的な仕事の中身についてお聞きをしたいと思いますが、高速ディジタル回線を賃貸しするといういわゆる回線リセールの事業化を構想されたのはいつでしょうか。
○安恒良一君 質問に的確にお答え願いたいんですが、私が聞いているのは、電電公社、NTT、これを一括してNTTと呼ばさせていただきますが、NTTが高速ディジタル回線を賃貸しするという、こういうことを事業化する構想をお持ちになったのはいつですかと聞いているんです。
○安恒良一君 販売の開始を聞いているのじゃないんですよ。そういう事業化をやりたいというお考えをお持ちになった、構想をお持ちになったのはいつごろでしょうかと聞いているんです。
○安恒良一君 担当が別だということでわからぬということですから、これはまた後から聞いてもらうことにしますが、NTTとリクルート社の間に勉強会が開かれたと聞いていますが、その時期はいつでしょうか。また、何回ぐらい開催をされたんでしょうか。
○安恒良一君 そうしますと、月に一回か二回でございますから、今言われた年月で考えますと、かなりの回数やられたということでありますね。  じゃ、その勉強会が開催をされておった当時のあなたの役職名と、簡単に具体的仕事の中身を教えてください。
○安恒良一君 勉強会が五十八年の十一月ごろから五十九年にかけて、月に不定期であるが一、二回とかいうことで持たれた、こういうことでありますが、その勉強会のテーマについて教えてください。
○安恒良一君 わかりました。いわゆる勉強会のテーマの中に、回線リセールについても話し合いをされたことは事実ですね。
○安恒良一君 どうもおかしな話ですね。というのは、今あなたが言われたように、INSですね、JON、MAPこういうことが勉強会のテーマだった、こういうことなんだ。そうしますと、五十八年の十一月から始められた勉強会の成果として、まずリクルート社は四つのビルを結ぶ画期的なビル電話、これ...全文を見る
○安恒良一君 これは、私の手元に「ディジタル電話の導入をベースにINSの全国展開をはかる」という、リクルートニューメディア開発室の矢野さんの論文があります。その中に、まずいわゆる企業内INSの実現に向けて、第一ステップとしては新型ビル電話を導入し、第二ステップで高速ディジタル伝送...全文を見る
○安恒良一君 そうすると、回線リセールということを考え出したのは、あなたたちでしょうか、それともリクルート社なんでしょうか。回線リセール業というのを考え出されたのはどちらでしょうか、お聞かせください。
○安恒良一君 ちょっと証言があいまいですね。あなたたちはお考えにならなかったんですね。NTTとしては回線リセール業ということについては全然お考えにならなかったんですね。そこをはっきりしてください。
○安恒良一君 NTTのこの民営化のための法律を議論したときに、かなり国会の中でこの問題は議論をされておりますが、あなたはその点記憶はありませんか。
○安恒良一君 私が聞いているのは、式場さんだけじゃなくてNTTとして、当時は電電公社だったと思いますが、回線リセールのことについて考えられたことはないのかと聞いたんです。ですから、あなたは担当でないなら知らないなら知らない、しかし会社としてあるならあるとか、ないならないと、こうい...全文を見る
○安恒良一君 それでは、その点はそのぐらいにしまして、回線リセール関係でNTTとリクルート社の間で結ばれました契約について、その状況について説明をしてください。
○安恒良一君 それは六十年九月、六十一年三月、六十一年七月、六十一年八月に結ばれておりますね。  それでは、現在リクルート社と結ばれているコンサルタント契約と同じような契約を他の会社と結ばれておりますか。
○安恒良一君 この四回の契約をされた場合の当時の電電公社側、NTT側の窓口になった方はどなたですか。
○安恒良一君 数々の会社とも結ばれているということですが、この種の契約は最初はやはりリクルート社が初めだったんでしょうか。
○安恒良一君 高速ディジタル専用線は五十九年十一月から実用化されましたが、六十年の後半から六十一年にかけ各社から注文が殺到し受注にはすぐ応じられない、一種の積滞状況が起きたのではありませんか。
○安恒良一君 式場さんは、この時期にリクルート社の優先順位を確保するように動いたのではありませんか。
○安恒良一君 現在、回線リセール業におけるリクルート社の占有率、シェアを教えていただきたいと思いますが。
○安恒良一君 私どもの及川氏はこの方の専門で、前回もおたくの副社長に質問したんですが、大体計算すると六十数%になる、七、八%になると。新聞でも六〇%以上だと報道されておりますが、大体そんなところで間違いありませんか、おおよその見当として。
○安恒良一君 そういうことになりますと、あなたは一時積滞をした状況があったということを認められました。しかし、優先順位をつけたことはないと、こうおっしゃっていますが、私、以上のことをお聞きしますと、どうもリクルート社の占有率が正確ではないが大体六〇%以上と、こういうところに大変疑...全文を見る
○安恒良一君 それなら、今あなたが言われたことで、リクルート社と一緒に行かれた回数、あなたが言われたことを前提にして行ったその回数、それから行った会社名、さらに応待に出た相手の名前を言ってみてください。
○安恒良一君 具体的な会社名やお会いになった方の名前を言っていただかないのは非常に残念ですが、一つ二つ記憶はございませんか。例えば、こういう金融機関に行ったときにトップならトップのこういう方に会ったと。その点について御証言いただければ幸いです。
○安恒良一君 委員長、この点は、御存じの上で差し控えたいというのは理由がわかりません、私は証言を求めているわけですから。具体的にどこの銀行に行かれた、例えば頭取の何々氏に会われたのですかということで、差し控えられては困るのですが、どうですか。
○安恒良一君 それじゃ、後で会社名と、お目にかかられた人の名前を資料として提出していただけますか。何月何日まで細かくは要りませんが、そういう方を出していただけますか。
○安恒良一君 あなたは同行された先の会社でどんな話をされたんでしょうか。同行したというよりも、自分のところの仕事で行ったと言われるのですから、たまたま一緒に行かれたときにどういうお話をされたか、その中身を聞かしてください。
○安恒良一君 そういう事業システムなり技術的なこと等を中心に話されたということですが、たまたま一緒に行かれておりますから、例えばリクルート側のセールスマンの方が価格の話等を、例えばNTTを使う場合とここを使う場合でどうだと、こんな話がされたと思いますが、そういうセールスの方が価格...全文を見る
○安恒良一君 そうですか、一緒に行かれたのは江副さんとか、それから位田さんですか。
○安恒良一君 位田さん、そういうトップの方と一緒に行かれたわけですね。ああ、そうですか。  そこで、実はRVAN推進本部というものがNTTの中にある、こういうふうに聞いておりますが、RVAN推進本部という名のグループ、班がNTTの中にできておりますか。
○安恒良一君 実は、私が質問に立つということで電話がかかってきたのでありますが、その人はリクルート社の回線リセールのセールスを受けた、買ってくれと受けた人ですが、そういう本部があって、そしてそこでいろいろこれを使うことによっての問題点について、技術的だけでなくて価格の問題その他い...全文を見る
○安恒良一君 あなたは、リクルート社以外の同業他社から同行の依頼を受けたことがありますか。
○安恒良一君 実際に同行したとするならば、その会社名と回数だけを言ってください。
○安恒良一君 そうしますと、他の会社と回数を比較すると、どうもリクルートのときには江副さんやトップの方とたくさん行かれたということで、かなりリクルートについてはあなたが特別に力を入れられたという感じがいたしますが、どうですか。
○安恒良一君 続いて、六十三年に設立されましたMAP、これにNTTとして人材の派遣を行ったことがありますか。
○安恒良一君 それは便宜供与になるのではありませんか。
○安恒良一君 この点は、あなたと論争する気はありませんが、私は便宜供与であるというふうに非常にそこは思いたくなる。  そこで、最後の質問でありますが、NTTに数多くの職員がおられます。その中でなぜ式場さん、あなたと真藤さんの秘書村田さん、長谷川さん、この三人だけが株の譲渡に選ば...全文を見る
12月08日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第7号
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○安恒良一君 私はまず冒頭に、リクルートコスモス社の株の売買に伴う宮澤大蔵大臣の問題について質問をしたいと思います。  きのう、証人喚問が終わって、長時間にわたる私ども同僚委員や各党の委員と宮澤さんのやりとりを整理いたしますと、次のように宮澤さんは再再答弁をされたというふうに承...全文を見る
○安恒良一君 そこで、まず大臣にお聞きをしたいんですが、株の売買というのは約定をして現金払い込み、決済までは何日間というふうにされているんでしょうか。
○安恒良一君 証券会社を通じた場合は四日決済、これは株の基本であります。証券会社を通じてなければそれは取り決めである。こういうことで、宮澤さんの場合はいわゆる申し込まれてお金を払われるまでの間に十五日かかっています。証券局長は問題ないと言っていますが、金は三千万の話ですから、そこ...全文を見る
○安恒良一君 そんなことを聞いてないんです。宮澤さんの名義で一万株の購入の申し入れが行われたことは事実です。そこで、十月十五日の三千万の払い込みはどなたの名義で払い込まれたのか。宮澤さん、あなたのお名前ですか、服部さんのお名前ですか、それを聞かしてください。
○安恒良一君 負担問題を聞いているのじゃないんですよ。あなたも大蔵大臣でしょう。あなたの名前で株を買いたいという約束がされて、そして今度はファーストファイナンス社に三千万の払い込みがされたと聞いたから、それならば宮澤さん、あなたのお名前ですか、それとも服部さんのお名前ですかと聞い...全文を見る
○安恒良一君 大変不明確です。普通の常識というのは、株を購入した名義でその人の名前で払い込まれる、これが証券取引法の普通の常識なのであります。それをいわゆる私の名義でないことだと。  それから、その次にお聞きをしたいんですが、それならば十月十五日の日にいわゆる払い込みをされたそ...全文を見る
○安恒良一君 簡潔に答弁してもらいたいんです。私は、少なくとも三千万の金を払い込んで株券も来ない、また株の預かり証も来ない、そんなばかげたことはないんですよ。しかも払い込んだ以降、あなたのきのうの答弁では、いわゆる証券会社に持ち込まれ売却をされたと、こうなっているんですね。証券会...全文を見る
○安恒良一君 総理、お聞きください。また、宮澤さん、お考えください。そこだけで疑いが晴らせるんですか。  あなたの名義で申し込まれた、そして最終的には服部君の名前で売り買いされたと。そこで、そのことについての質問が集中しているんじゃないですか。そのときに、最後のくだりだけ、服部...全文を見る
○安恒良一君 いま一つお聞きをしたいんです。  まず一つは、証人問題は国会でということでありますが、それならばせめて次のような物的証拠を提出してあなたの身の潔白を明らかにされる必要があると思うんです。  一つは、三千万円のお金をだれが出したのか。これはあなたから言わせると、い...全文を見る
○安恒良一君 検討さしてもらいます、検討さしてもらいますって、いつまでに出すんですか、検討して、いつまでに。それが出ない限り審議が進まないじゃないですか。あなたはきのうもそんなことを言っているんだ。私はきょうは具体的項目を挙げたんだ。これは出せます、これは出せません、プライバシー...全文を見る
○安恒良一君 いろいろ検討さしてもらうではいけないので、私が聞いていることは、今私が挙げました資料の中で、あなたはどれを服部君と話をして提出をされるつもりですか、それとも全部断られるのですかと聞いているんですよ。それから、それは提出の時期はいつになりますかと、このことについてあな...全文を見る
○安恒良一君 しばらくの御猶予と言っても、この国会は二十八日までで、竹下さんもじりじりしているんですよ、法案審議に早う入ってもらえぬかという顔をして。しばらく御猶予と言って、あなたも提出大臣でしょう。その問題が提出され、明らかにされない限り次の日程すら今日決まらないんですよ。それ...全文を見る
○安恒良一君 そういうのが世に言ういんぎん無礼ということなんですよ、いんぎん無礼。これだけ問題になったら、せめて何日までには出しますと、こういうことについて、これはあなたの問題ですから総理に聞いてもしようがないんですよ。あなたと服部さんにかかわる疑惑の問題ですから、それをどう晴ら...全文を見る
○安恒良一君 総理、考えを聞かしてください。
○安恒良一君 総理、私が聞いているのは、私が言った資料のうちで何と何が出せるんですかということも聞いているんですよ。じゃ、これは保管されてない、これはあるということを言ってみてください。私はそこまで聞いているんですよ。六つ挙げました。そのうちで六つとも全部お出しになるんですか、二...全文を見る
○安恒良一君 ちょっとこれは私は了解できません。私が聞いているのは、資料を要求した中で何と何を出していただけるのか、それから何日までに出していただけるのか、こういうことですから、ここをはっきりしないまま次の質問に非常に入りにくいんですが、この点処理をしてください。
○安恒良一君 それでは、私は明確にしておかなきゃならぬことが二点あります。  一点は、速やかにこの問題の結論を理事会で出してもらいたい。でなければ、私たちは今後の日程協議にも大きな支障がありますし税制の審議にも入れない、こういうことになりますので、その点を委員長に強く、速やかに...全文を見る
○安恒良一君 個々の取引だからできないということと、いわゆる転換社債、株を売り買いした六億円の申告漏れ問題もあるんです。当然、これは申告漏れに当たってはどれだけ買った、どれだけ利益を上げた、だからどれだけ税金が漏れているということをあなたたちは調査をされているはずなんです。そして...全文を見る
○安恒良一君 理解できません。いいですか、東京国税局が税務調査を行って、六十年から六十一年にかけて転換社債や株の売買で得た所得六億円、いわゆる健康器具販売グループ四社ということで、具体的にその名前もここに全部書いてあります。そういう脱税の事実があったということが報道されて、国会議...全文を見る
○安恒良一君 再答弁させてください。
○安恒良一君 いいんだよ。もういいんだよ、それは。守秘義務があるならあるでいい。
○安恒良一君 しゃべらぬのなら、長々と時間を稼ぐんじゃない、そんなこと。しゃべらないならしゃべらないと言ったらいいんだよ。  そこで具体的に聞きますが、この丸高産業、その子会社で販売会社コスム、サイプレス、アローラン、計四社をいわゆる税の申告漏れであなたたちは調査をした事実があ...全文を見る
○安恒良一君 調査をした事実があるかないかを言えと言ったじゃないか。調査をした事実があるんですかないですか、はっきりしてください。何ですか、その態度は。時間稼ぎするな。調査をした事実があるかないかということだけ聞いているんだ。
○安恒良一君 調査をした、そして税の申告漏れがある、そういう状況にもかかわらず、国会議員がその事実について守秘義務を聞かされてはかないません。これでは何にも問題を解明することはできません。脱税があるということでこの社会は調査をされているんです。新聞によれば、これぐらいの追徴金も取...全文を見る
○安恒良一君 もうこの問題で時間をとるのはもったいないから先に進めますが、総理、これだけはよく勉強しておってください。税法の審議をするときに問題になりますよ。脱税の行為がある、そういうものが新聞等に報道されたときに、私たちがそのことを問いただしてもすべて守秘義務によって——そして...全文を見る
○安恒良一君 それから、中曽根さんの息子さんの弘文さん、同僚の参議院議員ですが、旭化成工業に勤務をされておりまして、同社の会長は宮崎さんですが、臨調の委員もされています。中曽根さんとは非常に縁が深い。こういう一連の関係で、どうも私ども新聞の報道を見ますと、丸高グループに対する旭化...全文を見る
○安恒良一君 ルールの解説は結構です、私よく勉強しておりますので知っていますから、時間がもったいないですから。ルールはよく知っています。  そこで、必要があればとおっしゃいましたが、総理、これはお願いしておきたいんです。本当は大蔵大臣と言いたいところですが、宮澤さんはもう信任し...全文を見る
○安恒良一君 委員長、お願いします。事務当局の答弁を聞く時間がもったいないですから、私が大臣を指名したときは大臣が答えて、それから答えられぬなら答えられぬと言ってください。時間がもったいないんです、あんなこと何回も聞いたって同じことなんですから。
○安恒良一君 それでは、今度は事務当局にちょっとお聞きします。  今ではCBというのは非常に人気が低下しています、いろんな市場関係で。しかし、当時株式市場でこれが大きな相場を形成しておったことも事実ですし、CBについて、上場すると必ず短期間で最低でも二割か三割値上がりをする、そ...全文を見る
○安恒良一君 角谷さん、あなたも頭がいいのに、私最近のことを聞いてないでしょう。当時のブームのことについてどういう御認識をお持ちですかと、こう聞いているんですから簡潔に答えてください。  それでは、同じこの当時、CB大ブームの中で起こった一つの事件があります。これは、六十二年の...全文を見る
○安恒良一君 質問通告をしておったものですから、まだ聞かないうちに答えられたんですね。リストのところまでまだ行っていないんです。どうも先回りして、リストはあれしていないと、これも困ったものですね。  私がお聞きしたのは、自殺であったので、当時そういうことが新聞に報道もされました...全文を見る
○安恒良一君 法務大臣それから国家公安委員長、聞いてください。今のようなことですね。これはその当時新聞をにぎわしたんですよ。にもかかわらず、病気しておってそれを苦にして死んだ、奥さんがこう言ったからそれをほぼ尊重した、こういうことですね。しかし、当時の報道を振り返ってみると、そう...全文を見る
○安恒良一君 十分に勉強されることも結構ですが、犯罪の摘発というのはこれは迅速にしてやらぬと防止もできませんからね。勉強ばっかりしておって、国会で追及されたりマスコミから騒がれて、それから勉強されたんじゃこれは追いつきませんので、一言だけ申し上げておきます。  そこで、旭化成の...全文を見る
○安恒良一君 私はあったのかどうかというのは、新聞が具体的な数字まで挙げて報道しているわけですね、そうしたらやはりそのことについてはあなたたちは調査をされるべきなんですよ。でないと、楢崎さんが、証券局長さんはどこどこの代理者じゃないかということを衆議院であなたに質問のときに浴びせ...全文を見る
○安恒良一君 旭化成の言い分どおりだとしますと、証券会社の引受業務としての姿勢に問題があります。また、証券会社の言うとおりだったとしますと、これは旭化成は特定の政治的背景を持つ丸高グループに意図的に特別の利益を供与したということが言えると思います。  私は、三菱重工業の場合も同...全文を見る
○安恒良一君 次に、だんだん時間がなくなってきましたから、公団の総裁、お出まし願っておりましたが、ちょっとそこまで行きませんのでまた次の機会にさしていただきます。前段がちょっと長引きまして非常に申しわけありません。どうぞ。  大和証券の問題で、これは同僚議員からも大分質問が出た...全文を見る
○安恒良一君 事実があったのかなかったのかを聞いているんだ。
○安恒良一君 答弁を差し控えるならそこだけ言えばいいんでしょう、あなた。あなた何でさっきから解釈をしているんだ。私はよく知っているから聞いているんだからね。そのことをあいまいにしたが、答弁できるかどうかと聞いているんだよ。なぜ前段を言うんだよ。人をばかにしたらいかぬよ。私が聞いて...全文を見る
○安恒良一君 何か見ると証文を出したということですが、その証文はどんな中身の証文だったんでしょうか。これを教えてください。
○安恒良一君 私は、事務代行をする東洋信託銀行までがそんな証文を出すのはおかしいと思うんですが、そのことはさておきましょう。  越田弘志氏なる人は本当に株主でなかったのでしょうか、どうでしょうか。それから、この人の住所はどこになっているのでしょうか。  それをなぜ聞くかという...全文を見る
○安恒良一君 ちょっと聞きますが、今の方は常務さんの住所じゃないんですね。この書類につけられた越田弘志さんの住所ですか。私が聞いたのは大和証券の常務さんの住所じゃないですよ。
○安恒良一君 私が当初質問をいたしまして、いわゆるリクルートコスモス社が五十九年一月一日から十二月三十一日までの二十四期事業年度分法人所得申告書に添付した有価証券の内訳の中に越田弘志外二人と、こうあるわけですね。だから、この越田弘志さんという人が大和証券の常務さんかどうかというこ...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ国税庁、こういうものにはその人のやはり住所を付して申告をするようになっていますから、大和証券の常務さんは大変疑われているんですから、そうじゃないんだ、越田弘志さんというのは別だ、住所はかくかくだと、住所ぐらいは言えるでしょう。その住所を言ってください。
○安恒良一君 総理、大蔵大臣、聞いてください。  有価証券報告書を出す場合にはその人の住所を添付して出すのが通例になっているんですよ。それで、同一人物がおって、一人の人が大変疑われて迷惑をしている。そこで私は、せめてその人の住所ぐらいを聞かしてくれ、越田弘志さんという。それがは...全文を見る
○安恒良一君 総理。
○安恒良一君 それじゃ、もう時間がありませんから。  総理、そういうところも、大蔵大臣も長かったわけですから、いずれこういうものは今申し上げたようなキャピタルゲインの問題等を含めての問題になるんですよ。ですから、十分にそれまでに御調査、御勉強をいただいておきたいと思います。 ...全文を見る
○安恒良一君 関連。
○安恒良一君 まず、NTTの村上副社長にお聞きしたいんですが、リクルートコスモスの非公開株五千株を譲渡された。そして国会で証人喚問として証言されたおたくの式場取締役が、コスモス株と別にリクルート本社の株を一万株譲渡されておったという報道がきょうの夕刊に報道されていますが、その事実...全文を見る
○安恒良一君 確認をした中身は何ですか。中身を聞いている。あったかなかったか。
○安恒良一君 いいんだ、いいんだ。事実があったかなかったか。
○安恒良一君 そこで、前回の調査委員会のときには非公開株五千株だけを言われて、きょうの調査委員会では一万株、そして、これ新聞で推察しますと、いわゆるリクルートコスモスの株のことは聞かれたが、リクルート株は聞かれなかったから言わなかったんだなどという不見識なことを答えているようです...全文を見る
○安恒良一君 国会で、証言法に基づいて証言した本人が、リクルート株を一万株もらっておったことを証言しなかった。これは偽証罪に私は当たると思います。ですから、こういう問題についての厳正な処分をやる考えを村上さんのNTTとしてはお持ちになりますか、なりませんか。こういう問題について考...全文を見る
○安恒良一君 これで終わりますが、総理、大臣、NTTはまだ準公務員なんです。国会の証人で聞かれたんです。何か、そっちの方からリクルートのことを聞かなかったじゃないか、こんなことを言っておる人がいますが、これはますますNTT、式場君とリクルートの癒着ということを国民に明確に印象づけ...全文を見る
12月14日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第11号
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○安恒良一君 実は私はきょう、竹下総理に税制問題について十分な質問をしたいと思っておったんですが、けさの新聞によりまして御承知のように、このリクルート問題は私は新たな第三段階を迎えたと、こういうふうに思います。このことを緊急にまず郵政大臣に質問をしたいと思います。  けさの新聞...全文を見る
○安恒良一君 郵政大臣、きょう冒頭にこのことが問題になるということはあなた常識でおわかりでしょう。だから、のんきに昼過ぎとか言わないで、けさでも早速真藤さんや社長を呼んで、そして、私たちの質問に答えられるようにされるのがあなたのお仕事じゃないですか。えらいのんきですね、昼過ぎなん...全文を見る
○安恒良一君 そんなこと聞いているんじゃないんですよ。委員会が始まるのは十時です。あなたがわかったのはきのうでしょう。きのうの夜中でしょう。十時までの時間あるじゃないですか。そんな、あなた言い逃れしたらだめです。そのことはいいです、あなたは不誠実です。  そこで、総理にお伺いを...全文を見る
○安恒良一君 ダブった御答弁は結構ですが、このように今まで真藤さんも絶対にこれは知らない、秘書が、と言っておられたんです。それに新事実が出てきたんですよ。そうすると、国民はますますこれは疑惑を持つんですよ。だから、あなた自身の問題にしてもすべてを明らかにすると。それはなぜかという...全文を見る
○安恒良一君 この問題を押し問答して時間を空費しても意味ありませんから、私はまず、そのことをあなたに強く申し上げておきます。  そこで、委員長にお願いしたいんですが、こういうふうになってまいりますと、どうしてもやはり真藤さん自身を証人として呼ばなきゃなりません。さらに、既に村田...全文を見る
○安恒良一君 それでは、税制改革について質問をしたいと思います。  まず、税制改革の基本問題について質問したいんですが、大型間接税の創設を柱とする税制改革について、大平内閣は財政再建のための増税、中曽根さんは増減税同額がうたい文句でしたね。竹下内閣は不公平税制の是正と二十一世紀...全文を見る
○安恒良一君 総理、お願いしておきたいんですが、総理は非常に税制に詳しい学者ですから余り長い答弁はひとつ——私は雑学の方ですから端的に聞きますので端的にお答えを願いたいと思います。  いろんなことをあなたも表面的な理由を言われていますし、また宣伝をされていますが、今回の税制改革...全文を見る
○安恒良一君 増税じゃなくて安定的な財源の確保と、こう言われていますが、国民の多くが一番心配しておりますのは、それがいわゆる消費税の税率、中曽根さんの売上税のときは五%だったんですね。それから、ヨーロッパ各国の付加価値税を見ますと一〇%以下というのはないんです。だ から、どうも...全文を見る
○安恒良一君 きょうは総理は言われませんでしたが、今までこのことを聞きますと、総理のお好きな言葉では歴史の一こまという言葉を盛んにお使いになるんですね。解散をしないかと言ったら、これも歴史の一こまでという答弁で切り抜けられましたし、税率の点でも、歴史の一こまであるから後代の人を縛...全文を見る
○安恒良一君 どうも総理の答弁ははっきりいたしません。  再度聞きますが、政府・自民党の皆さん方は金持ちと資産家を代表するもので、ですからそこへ課税強化ができないということであるならば、これは明確に答弁をしてもらいたい。  そこでお聞きしたいのですが、何が原因で、国民の多くが...全文を見る
○安恒良一君 私は、はっきりあなたはおっしゃいませんでしたが、資産課税で国民の期待にこたえられないのは、資産及び資産から生ずる所得の把握体制が全然できていない、こういうことではないでしょうか。しかもその根本原因は何かというと、戦後ずっととってこられた資本蓄積の優遇税制ですね、例え...全文を見る
○安恒良一君 私は、この問題を解決するためには、やはり納税者番号の実施ということについて考えなきゃならぬと思います。何といっても、資産課税の不公平是正のためには、実態の把握体制の整備、これを第一に着手するということが必要だろう。  そこで、政府税調は昨日、納税者番号等検討小委員...全文を見る
○安恒良一君 まだ十分読んでないということですから、これ以上これで時間とってやむを得ませんので、早急にお読みになって、いずれこの法案審議の中では、やはり今私が申し上げた、この答申について政府はどう処理をするのか、それからその処理の実施の時期、こういうことについてはこの法案審議中に...全文を見る
○安恒良一君 総理の御答弁、簡潔にとお願いしましたから、なおだったと思いますが、全く今までおっしゃったことで何一つ新しい答弁をお聞きすることができませんでした。総理の答弁どおりだということになりますと、どうして六〇から七〇のパーセントに達する人々が消費税に反対しているんですか、こ...全文を見る
○安恒良一君 いや、総理、私がお聞きしたのは、税制というのは所得再配分の機能を十分持っているわけですね。これは小さい方がいいというふうに思われているんでしょうかどうでしょうかということを聞いているわけですが。どうもちょっとあなたの答弁、わからないですね、何を言われたか。
○安恒良一君 どうも総理の説明ね、ナマズのようでよくわからないんですが、一言指摘をしておきたいことは、やっぱり所得再配分機能というのを私たちは税制について非常に大事に考えているんです。総理はそこのところを非常にどうも安易にお考えになっているんではないかというふうに私はあなたの答弁...全文を見る
○安恒良一君 私は、戦後日本の税制の生みの親と言われているシャウプ博士が先日来日されて、どんな税制でも納税者がそれを公平だと思わなければうまくいかないと述べられていますが、まさに至言だと思います。  そこで、私はどうもさっきからこの消費税法は欠陥法だと思うのは、最大の欠陥は、新...全文を見る
○安恒良一君 総理。
○安恒良一君 私はわざと聞いたわけではなくて、それぞれの所管があるからお聞きしたわけですね。通産大臣なんというのはやっぱり企業全体の問題がありますから、そういうことでいいますと、必ずしも皆さんの御答弁納得できないものがありますが、私は、総理はさすがだと思うんですが、一口で言うなら...全文を見る
○安恒良一君 どうもそこも総理の答弁は明確でないんですが、やはりこれは納税者に納得をしてもらわなきゃいけないんですからね。消費税というのは末端消費者が払うんです。どうもあなたの答弁で、私が聞いた、あなたも最大の理由として挙げられた、所得と税の捕捉格差、これが改善をされるというふう...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、さらにその中身を少しあれしてみたいと思いますが、まず納税義務者、課税売上高三千万円以上といいますが、納税義務者の認定方法を説明してください。
○安恒良一君 前々年の売上高は、これは事業者の申告ですか。それともサラリーマンのように、申告しないで税務当局が把握するんですか。
○安恒良一君 そんなこと聞いてないんだ。申告制かと言ったら、申告制なら申告制と、こう言ってください。  そうすると、申告がない限り、消費税の納税義務の認定は原則的にできないですね。そうしますと、これまでの我が国の税制でもう既に証明済みであります。所得、税の捕捉の格差は縮まらぬ、...全文を見る
○安恒良一君 そう言っても、自主申告が適正に行われなかったからクロヨンという問題が起こっておるわけじゃないですか。今回もこれは申告制ですからね。  ですから私は、何か消費税を入れれば不公平感の解消に役立つと、こういうことがよく宣伝されていますが、今の税制でも自主申告ということで...全文を見る
○安恒良一君 どうも総理の論理というのは税金を取り立てる側だけの論理だと思うんですよね。私は、やっぱり払う側の論理というものを税金というものはお考えにならないといけないと思うんです。  というのは、例えば今回はクロヨンで所得税を免れた人も消費したら税金を納めるから公平になるじゃ...全文を見る
○安恒良一君 総理以下、そこに資料を提出してありますから、これをもとにしながら少し論争したいと思いますので、資料をある程度見ながら言っていただきたい、これからの質問に答えていただきたいと思うんです。  まず、消費税を納めた人の立場から見て、自分の納めた消費税が適正課税であるとい...全文を見る
○安恒良一君 主税局長の答弁がほどほど、私から言うと適当な答弁、税の専門家の立場からの答弁だと思いますが、実際、全然今の答弁を聞いておっても自信がないですね。  というのは、極端な場合、その図表を見ていただきたいんです。いわゆる「消費税の仕組み・建て前と本音」と書いてありますね...全文を見る
○安恒良一君 総理、この点は簡易課税方式では取り立てる方はこれで取り立てられるんですよ、下の方法で。ところが、払うときには簡易課税方式ではこういう実態が出てくるわけですからね。そういうのは実際は起こり得ないとか、やらぬだろうとか、業者を信用していると、こういう話だけですが、これは...全文を見る
○安恒良一君 そこで、総理はそのことを認められたですが、とにかく業者は総売り上げに三%掛けて税金を納めるやり方をしますからね。ところが、今申し上げたように、Aという商品は税金がゼロとか、Bという商品は逆に六%にして相相殺することもできるわけですね。それから、いよいよ小さい業者にな...全文を見る
○安恒良一君 消費者は自分で物やサービスを買うんですよ。そして支払われる消費税が正確か、適正かと買い物の現場で判断ができない。そんなやり方で税を消費者から取るということでは、私は税を払う消費者の財産権の侵害の危険が非常に多いと思うんですよ。少なくとも百歩譲って、消費税を過剰に支払...全文を見る
○安恒良一君 そんなこと聞いているんじゃないんですよ。今、私が簡易課税方式をとる場合の例を挙げたでしょう。税率を六にしたりゼロにしたりいろいろして、総額で三%というやり方でやる業者もあれば、一つ一つの品目にかけてやるやり方、いろいろある。そのときに消費者というのは消費税がかかって...全文を見る
○安恒良一君 総理、やっぱり簡易課税というところに一つの問題があるんですよ。その事実を認めぬであんな三百代言的な答弁をしてもだめなんだよ。簡易課税、税率というところに問題があるわけだ。そういう点についてどうされるんですか。  それじゃひとつお聞きしましょう。  まず運輸大臣に...全文を見る
○安恒良一君 どうもわかりかねますが、これでやっておったら時間がかかりますからまた改めて集中的に消費税をやるときにいろんなことを聞きたいと思います。  どうも私はさっきからこのやりとりを聞いていますと、自分の払うところの消費税が適正かどうかというのが非常にわからない、特に簡易課...全文を見る
○安恒良一君 私が質問しているのは、業者の立場じゃなくて、そういう問題があるのを税を納める側としての立場でお聞きしたんですが、いずれも話がピントを外れておりますから結構です。もう時間をとるのがもったいないですから、ほかの大臣ももう結構です。お二人聞いて大体わかりま した。ですか...全文を見る
○安恒良一君 総理に聞いているんですがね。この金の性格で最も大切なことは、公金なのか、それとも一般に言われている業者の売上金なのですか、この点どちらですか。消費者が払ったお金は公金、公の金なのか、それとも一般に言われる業者の売上金なのですか、どちらですか。その点だけはっきりしてく...全文を見る
○安恒良一君 そんなばかな話ないじゃないですか。納付されればというのは、私が品物を買いに行ったらレジで払っちゃうんですよ。払ったことは納付じゃないですか、消費者の立場で言うと。  ですから、消費者の立場から言いますと、私は税金として、消費税として払ったんですから、これは正真正銘...全文を見る
○安恒良一君 私は納得しません、このことは。少なくとも私が物を、洋服なら洋服を買って代金を支払ったときに消費税が三%含まれておれば、それは消費税そのものを払ったわけです。私は預かり金を業者に預けることはないんですよ。その分、払った途端、私たちは税金を納めている。ですから、公金であ...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ総理、あなた盛んに庫出税ばかり言われますから、資料を見てください、この資料を。(資料を示す)資料の一番最後に、「現行間接税等の納付期間」というものを私は出しています。今私が言ったように長いのがありますか。ここにずっと、例えば酒税、「製造所から移出した日の属す...全文を見る
○安恒良一君 全然答弁になっていませんね。いいですか、例えば東芝でもトヨタでもいわゆる給与所得源泉徴収の場合には大変な煩雑な事務がかかるんですよ。ところが、それは徴収した月の属する日の翌月の十日までに税金を納めるので、一年余りも手元にないんですよ。こっちの方だけは手元に置いてそれ...全文を見る
○安恒良一君 総理、ああいう反論をするなら、じゃ私の言ったとおり計算したからこうなった、じゃおれたちが計算したらこうなるというのを全部出してください。全業種にわたって出してください。私がこれだけの作業を大蔵省にしてもらったんですから、あなたが言ったことでやるならこうなる、じゃおれ...全文を見る
○安恒良一君 私は資料を出したときに、全業種をいわゆる上から十に限定をするなり仮定を置いて、その仮定を置いたことについては話し合いを十分にして計算をしてもらったつもりです。また感謝もされたつもりです。なのに、あなたのやり方で言うとこうなるけれども、おれたちのやり方ではそうでないと...全文を見る
○安恒良一君 それは許すわけにいきません。資料を出してもらうことを要求しておきます。また次に私は議論をしたい、こう思いますから、この点は要求しておきたいと思います。  次に参ります。  質問通告していることはたくさんあったんですが、もう時間が八分しかありませんから、私は一つだ...全文を見る
○安恒良一君 そこで法制局長官にお伺いしますが、この法案には、実施日が六十四年四月一日となっていますね。この部分を修正しないで法律の発効を一部とめる手段があるんでしょうか。その点について法制局長官の法理論的な見解を聞かしてください。
○安恒良一君 いや、検討するとかしないんじゃない。実施期日は六十四年四月一日と書いてあるんです、これははっきりと法律で。ですから、法律に明記した重要な事項を修正しないまま弾力的な運用ができるんだろうか。そんなことは私は法理論としてあり得ないと思いますが、法制局長官、そうですか。法...全文を見る
○安恒良一君 法案に明記した重要事項を修正せず、そのことを聞いても、弾力的な運用で法律の実施が一部分棚上げできるかのような問題があることを指摘しても、そんなことにも答弁できない、これじゃ法制局長官は勤まりませんね。それだけ言っておきます。  そこで私は、この法律というのは非常に...全文を見る
12月16日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会公聴会 第1号
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○安恒良一君 社会党の安恒であります。  公述人の皆さん大変御苦労さまでございます。たくさんの方がおいでになりますし、私に与えられた時間は二十七分で、皆さんに御質問ができないのをお許し願いたいと思います。  まず最初に、粕谷晴江さんにお聞きをしたいのですが、御主張の中で今回の...全文を見る
○安恒良一君 次に、下城市長さんにお聞きしたいんですが、まず最初に、今度の消費税が導入されました場合、おたくの市の財政に、財政的にどれだけの影響があるのか御説明願いたいと思います。
○安恒良一君 残念ながら、私聞いているのは、おたくの市では財政規模としてどうなるのかと、こういうことを聞いたわけでございますが、まあ結構です。まだ十分におつかみになっていないようですね、市長。  そこで私、続いてお聞かせ願いたいんですが、今度の税制改革では、国と地方の財源配分は...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、重ねてお聞きいたしますが、自治体にとって消費税導入のメリットというものについて端的にお答え願いたいと思います。
○安恒良一君 ないでしょう。
○安恒良一君 よくわかりました。  それじゃ今度、土方会長さんにお伺いをしたいんですが、土方さん、法人税の減税問題等いろいろ言われましたが、アメリカのレーガンさんのこの改革について土方さんはどのようにお考えでございましょうか。
○安恒良一君 いや、アメリカにおいてレーガンさんは法人税の改革をやられましたですね。そのことについてどういう御評価なり御意見なりをお持ちでしょうか、ちょっと聞かせていただきたいんです。
○安恒良一君 そこで、法人税について土方さんに少し聞きたいんですが、日本の法人税の実質税率の問題だと思いますが、諸外国から非常に高いと、こういうことになっているんです。日本における各種引当金ですね、いわゆる賞与、それから退職給与引当金、それから貸倒準備引当金等々、租税の上でいろん...全文を見る
○安恒良一君 実質税率を、今の法人税率から各種引当金を控除した場合にそうなるという御主張は承っておきますが、私はこれは間違っていると思いますね。  それで、いま一つお聞きしたかったのは、結局、アメリカでレーガン氏の改革については、この法人税を引き下げる場合のやり方として、日本で...全文を見る
○安恒良一君 経団連が五十九年に法人税の税率の引き下げをいろいろ要望されたときに、会長は日本の税率は高いというふうに言われたんですが、大蔵省自身がそうでないと、こういう反論をして具体的数字を挙げたことを御記憶ございますか。
○安恒良一君 大蔵省と言うんですが、それは私どもから見ると、あなたたちの圧力で数字的には自民党さんがお折れになっただけだと思いますが、それは結構です。  それから、最後に一つ土方さんにお聞きしたいんですが、今、サラリーマンは税の不公平感を非常に持っていますが、その不公平感の最大...全文を見る
○安恒良一君 いや私、そこのところちょっとわかりかねて聞いたんですがね。  まず問題は、クロヨンとか、捕捉というものを直すことは、今回の消費税をやることによって非常に不十分なんですよ。そうしますと、サラリーマンはそこが直されないまま一般消費税を取られる。一方、今までクロヨンで免...全文を見る
○安恒良一君 次は、久野さんにお聞かせを願いたいんですが、私は、今度消費税に反対をしていく理由を明確に言いますと、まず消費税をつくる前に、納税者の強烈な怨嗟の的になっています、特にサラリーマンから言われていますこの不公平税制を徹底的に改めることが必要だろう。そういうことをしないま...全文を見る
○安恒良一君 それから、土方会長にいま一つお聞きをしておかなきゃならぬのですが、いわゆる二十一世紀へ向けての高齢化社会に対してという意味で、年金の支給年齢を年次を追って六十五歳に引き上げる、こういうことなんですね。ところが日本の場合には、御承知のように、終身雇用制度でありますが、...全文を見る
○安恒良一君 最後に、福山さんにお聞きしたいんですが、今度の税制改革は資産と所得と消費のバランスをとるんだと、これが大きなテーマになっているようですが、今、この三つの課税課目の中のバランスが一番最大に崩れているところはどこだというふうにお考えでしょうか、ひとつお聞かせ願いたい。
○安恒良一君 そこでその次、消費と資産、これはどちらが大きく問題があり、バランスが崩れていると思いますか。
○安恒良一君 斉藤さんから前段にいろいろなことを聞かされたんですが、斉藤さん、水道だけではなくして、何かガスとか電気等々言われましたね。しかし、ガスにかかること、電気にかかることと水道にかかることの問題は、どうも御主張は、それらを組織しているというけれども、水道のことを中心に述べ...全文を見る
○安恒良一君 それから丸尾教授にお伺いしたいんですが、消費者が業者に支払った消費税というお金の性格ですね、私はこれはいわゆる公金だと思いますが、いや、これは業者の売上金なんだから預かり金だと、こんな意見等も今闘わせているところなんです。いわゆる消費者が業者に支払った消費税というお...全文を見る
○安恒良一君 もう時間がありませんけれども、丸尾先生、実はこれを議論しているのは、消費税というお金は公金です。ところが、御承知のように、取り立てまして長いのは一年四カ月流用ができるわけですね。そして、これが大企業ほどうまくやれば財テクに使われるわけです。そういう意味で、ここのとこ...全文を見る
○安恒良一君 結構です。
12月17日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第13号
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○安恒良一君 右山さんにお聞きしたいんですが、どうも私はあなたの税制論を聞いていますと、やや、十八世紀に返ったのかなとか、もしくは貧乏人は麦飯を食えという有名な総理がおられましたが、あなたは応能負担の原則についてどうお考えか、ちょっと簡単にお聞かせください。
○安恒良一君 それでは今のところについて、これは和田先生、応能負担の原則ということについて先生のお考えをひとつ聞かせてください。  それからいま一つ、和田先生、地方の財源論に触れられたんですが、二十一世紀の高齢化社会を展望した改革と政府は言っています。その役割を地方自治体がうん...全文を見る
○安恒良一君 今、私が聞きましたように、今回の税改正は一つのやっぱり財源論の問題ですね、将来に備えて。そのときに、いわゆるシャウプ税制を守っていきながら直接税を中心にやっていくのか、それとも消費税的な間接税をやっていくのか、これが国会の論争の中心なんですが、その点について和田さん...全文を見る
○安恒良一君 直接税によるのか、消費税によるのかという、この財源論について先生の考え方をお聞きしたい。
○安恒良一君 次に庄司さんにお聞きしたいんです。高齢者対策にお金がかかる、こういうことの角度で財源論を言われたんですが、問題は、今度は社会保障のビジョンというものが示されないまま消費税の改革が出された。示されたのは厚生年金の六十五歳ということですね。今、日本ではまだまだ六十歳定年...全文を見る
○安恒良一君 最後に中村さんにお聞きしたいんですが、もしも消費税を導入するとするならばということでおっしゃった伝票方式、いわゆる付加価値税、インボイス方式。それから典型的なぜいたく品にはやはり税金を高くかける。私もその二点の論理については賛成なんですが、いま一つ、課税最低限以下の...全文を見る
○安恒良一君 いや、消費税というのは全部取られちゃうんですね、課税最低限以下の方も。ですから、そういう方については何か還付を考えないといかぬのじゃないかなと。その先生のお考えありますかということを聞いたんです。
12月21日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第16号
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○安恒良一君 私は前回、消費税の弾力運営についてお聞きしたんですが、時間がなくなって途中でやめました。  総理にお聞きをしたいんですが、きょうの新聞で、消費税の半年間延納を認める、こういうことで自民党はいわゆる腹を決めて本案の成立のための野党折衝に入ると、こういうことが大きく報...全文を見る
○安恒良一君 実はこういうふうに報道されているんですが、「四月実施の消費税の執行に当たって」は半年間弾力的運営を行うとした衆議院段階での修正、これは前代未聞なんですが、法律を修正しないままお話し合いができたと聞いているんですね。それを具体化する方法として、「四月から六月決算期の事...全文を見る
○安恒良一君 全く国会をばかにした、軽視した答弁です。というのは、この法律の施行は来年の四月以降ということになっているわけです。参議院の論議を踏まえつつというのは、じゃ私たちの論議を踏まえたことを、最終的にこの法案を上げるときに条文修正をされるんですか。少なくとも、ここでいろいろ...全文を見る
○安恒良一君 総理、消費税というのはそんないいかげんな税金なんですか。消費者は来年の四月一日からきちっきちっと消費税を預けていくんですよ。これを出すんです。私は公金と言って、あなたは預かり金と言った。しかしながら、納めたものは早くそれが国庫に回収されることを望むので、それを執行の...全文を見る
○安恒良一君 納得できません。ガイドラインを説明してください、総理、ガイドラインを。
○安恒良一君 同じ答弁は時間がもったいない。できないならできないと言ってくださいよ。  総理、税というのは、刑法と同じように厳格に運用しなきゃならないんですよ。四月一日実施、消費者は四月一日から払うんです。しかし、執行上、皆さんの意見を聞いてお金を納めるのはさらに延ばしましょう...全文を見る
○安恒良一君 国会の議会人としてそれでは責任が持てないんですよ。四月一日から納めた税金、一方それが納まるのは後になると、こういうことを、そのところの中を明らかにしないまま私は議会人としてそれでいいと言うわけにいかないんです。租税法定主義なんです。税制を、あなたが何回も何回も、この...全文を見る
○安恒良一君 総理、たばこ税と消費税をあなたは同一にするんですか、税金に詳しい詳しいと言う総理が。たばこというものは国民の一部の嗜好品で、金額からいっても、税の規模、スケールからいっても全然違うんですよ。あなたは、おれは税は得意だとおっしゃるけれど、何が得意ですか。税のスケールが...全文を見る
○安恒良一君 租税法定主義というのはそういうことじゃないんですよ。あなた、ますます頭が混乱してきていますね。  四月一日から執行すると書いてあるんですよ。四月一日から執行したら、四月一日から我々は税金を払って、それが国庫にきちっと入っていくと、このあかしが必要なんですよ。それを...全文を見る
○安恒良一君 国民に示すと同時に、この法案をこの国会で決めることになるでしょう。あなたがこの国会の法案を継続審議にして十分議論をすると言うならその論理は通るんですよ。しかし、あなたはどうしてもこの国会で提案者として決めてもらいたいと、こう言っているんでしょう。決める前にどうして私...全文を見る
○安恒良一君 了解できません。これは明確に言っておきます。国民も同じ気持ちだと思うんですね。取られる人が、自分の納めた税金がいつどうなるかということが示されないまま、租税法定主義であるというので国会で決まるということについては、厳しい批判があると思います。  次の問題に行きます...全文を見る
○安恒良一君 その問題はそれくらいにして後で詰めましょう。  それじゃ厚生大臣にお聞きしたいんですが、今、老夫婦家庭の一カ月の消費は大体二十四、五万円というふうにいろんな統計で言われています。これを私はわかりやすく食える年金と言うんですが、食える年金をもらっている人は今の年金受...全文を見る
○安恒良一君 質問に答えていません。厚生年金だけ言っているんじゃないですよ。今、年金生活者の場合で食える年金は二十五万円と言われていますから、老夫帰で食える年金をもらっている人は今の年金受給者全体の中で何%、何人おるかと聞いている。
○安恒良一君 総理、今言われたように二二%の人は食える年金をもらっている。だから、その方方にいわゆる消費税が若干上乗せされる、こう言うならこれはわからぬわけではありません。しかし、八〇%の人は二十五万円以下なんです。厚生年金なんか今言われたようなんですね。そういう方が今まで営々と...全文を見る
○安恒良一君 ですから、あなたの言っておられることは大変冷たいということになるんですよね。今あなたがおっしゃったように、生活保護の人は生活保護を引き上げりゃいいじゃないか、年金の人は年金のスライド制があるからいいじゃないか、課税最低限と保護の方とその間の中間、ボーダーライン層とい...全文を見る
○安恒良一君 私は、税法というのは一遍施行されたら——例えば一時金論なんか出ていますけれども、一時金は一時金にすぎないんですよ。ですから、私はそこに一つの問題があると思いますね。一時金というのは出したその年だけですからね。毎年一時金をずっと出すなら別ですよ。それは一時金と言いませ...全文を見る
○安恒良一君 総理、どうですか、あなたがおっしゃっているその課税最低限と生活保護法の間にある方を、一時金などと言わなくて、課税最低限以下の者に対する還付制度、これは例えばカナダなんかでも実施していますね、そういうことをひとつぜひお考えになっていただきたいと思いますが、その点どうで...全文を見る
○安恒良一君 手続上とか理屈のことをここでやり合っておったらまた時間がかかりますから、課題がありますから、総理、もう一遍冷静に検討してみてください、このことについて。でないと、私はこれからさらにあなたと、じゃどこに問題があるか、それだけで議論しなければならぬ。きょうは全体をやりた...全文を見る
○安恒良一君 売り上げのことは聞いてないんですよね。要らぬこと言わないでください。  ところで、三千万以下の売り上げしかない業者も消費税相当額を売り上げに上乗せして消費者から取って、国庫に納入しないでいいということになりますね、その場合。消費者から取っても国庫に納入しないでいい...全文を見る
○安恒良一君 総理、消費税は多段階課税であり、しかも前段階控除方式であるということはお互いが承知している。  そこで、例えば小売業者がその売り上げに三%の税率で計算して預かった金額は、仕入れ段階で既に支払われている控除対象の税金相当分とは同額でないんです。したがって、この場合業...全文を見る
○安恒良一君 総理、今言われたように、ざっと計算しても二千億ぐらいになるだろうと。問題は、それから先まだ計算し切ってないんです。二千億から仕入れにいった分をどれだけ引くかということです。これも知れています。  例えば、これは極端な、あなたがアバウトの論議好きだと時々言われますか...全文を見る
○安恒良一君 総理、あなたは、私と前の日の論議の中で、この消費税をやれば不公平税制の緩和に大きく役立つと、こう言われたんですよ。ところが、消費者の立場からいうと、税金を納めた人の立場ですよ、猫ばばされる危険性がある税金を納めろと言われて、これがどうして不公平の解消に役立つんですか...全文を見る
○安恒良一君 何回も言いますがね、あなたは、どうしても一億納税者になる、そういう方に対する配慮があなたの言葉に本当にないんです。消費税だからしようがない、そんな仕組みは、猫ばばがあろうと何があろうとしようがないとあなたの言葉は聞こえるんですよ。私は、一国の総理としていま少し説明の...全文を見る
○安恒良一君 大臣、これは私がつくったんですが、認められましたね。  そこで聞きますよ。まず、タクシー運賃の転嫁問題についてですが、タクシー業者には個人タクシーを含めた非課税業者がいます。それから簡易課税業者がいます。それから課税業者がいます。そして、タクシーは現行の同一地域同...全文を見る
○安恒良一君 そこで運輸大臣、今度はあなたに聞くからあなた答弁してください。  いわゆる個人タクシーはほとんど非課税業者になると思うんですね。それから、この表を見ていただきますと、福岡市内のことを見ていただきましても収入ランクが非常にこういうふうに違うわけですね。ですから、ある...全文を見る
○安恒良一君 大臣、事業者の事務負担を簡素化することも重要ですが、タクシーに乗る多くのお客さんのことをあなた運輸大臣として考えないのですか。事務負担のことだけ考えればそれで運輸大臣が勤まるんですか。タクシーに乗るお客さんは三%猫ばばされる人もたくさん出てくるんですが、そっちに対す...全文を見る
○安恒良一君 今の答弁は全然納得できません。どうしてもあなたたちは、あなたも竹下総理が指名した運輸大臣だからやむを得ず、猫ばばの論理もやむを得ないと言わざるを得ないんでしょうが、私は納得できません。  それから、じゃ三%運賃を上げて転嫁できると、こう言っていますが、本当にできる...全文を見る
○安恒良一君 全く落第の答弁ですね。何とか上げてお客が減らぬでいくだろうと。現実の実態とは全然離れていますから、こんなことを議論したら時間がもったいない。今の答弁、運輸大臣、全く希望を言っただけ、現実はそんなことにはなりません。これだけ言っておきます。これは全く今の答弁は中身があ...全文を見る
○安恒良一君 次は転嫁カルテルの問題で、公取委員長お見えになっているからお聞きしたいんですが、今までの答弁は、独禁法の適用除外として転嫁と表示のカルテルを認めることにする、こういうことであったんです。ところがそのことが発表されてから独禁法学者からもいろんな批判が出ていますし、また...全文を見る
○安恒良一君 公取委員長、簡単に答えてください。  私は、それじゃ総理にお聞きしたいんです。やっぱり帳簿方式だと。簡易課税制度がある上に売上高が三千万超えても、今度は限界控除制度というものもあるわけですからね、六千万以下の事業者に。ですから、これは流通関係の学者でも、あの人はあ...全文を見る
○安恒良一君 私は、外枠とか内枠とありますけれども、国民は消費税を納めるんですから、やはり国民が品物を買ったときにこれには幾ら税金がかかっているということがわかることは政治として決して悪いことじゃないと思うんです。また、消費税を本当にあなたが完全に実施しようと思うならば、そのこと...全文を見る
○安恒良一君 私どもは消費税が決まることは反対ですが、万が一おやりになったときはぜひそこのところをいわゆる国民にわかるようにこれはしなきゃならぬということだけ申し上げておきます。  次に、長寿社会と国民負担論についてお聞きします。手元に厚生省から資料をつくっていただいて配付され...全文を見る
○安恒良一君 この算出基礎は、私は私なりに、一ページ目は既に衆議院で出されたやつ、二ページ目が私がお願いをしたいわゆる厚生年金、以下科目別の七十年——八十五年、五年単位で負担の状況が保険と税でどうなるかということを、患者負担を含めて出してもらったんですね。  そこで、この表の説...全文を見る
○安恒良一君 今度は総理大臣に聞きますが、これで国民に社会保障のビジョンを示したと、だから負担論として、消費税にひとつ高齢化社会で賛成してくれといって、賛成するでしょうか。  今言ったように、例えば厚生年金一つを見ても、今の制度でいけば八十五年はこうなると書いてある。ところが、...全文を見る
○安恒良一君 残り時間が少なくなりましたから、私は不透明な消費税の問題点ということを最後に少し総理と……。  まず、これは私のきょうの質問でもあったんですが、どうも総理は、消費税が、余りにも税を負担する消費者の立場を無視されているように私には思えてなりません。  そこで、この...全文を見る
○安恒良一君 今私が重ねて念を押しましたから、前回よりも若干ニュアンスを変えられたお答えが出てきたと思いますが、結局私はここに問題があるだろうと思う。  というのは、預かり金だからこれがある程度置かれてもと、こう言われるんですが、しかし、前回も議論をして資料を出しましたように、...全文を見る
○安恒良一君 どうも総理の答弁、消費者大衆の側にお立ちになってないで、皆さん、国民から批判されることを少し恐れられて、ややすり抜け答弁を今されたと思うんですね。私は何も、きょう払ったものをきょうと言っているわけじゃないんですよ。ほかの税制は大体一カ月か二カ月後には全部入っているじ...全文を見る
○安恒良一君 これも論争する時間がありませんからやめますが、考え方を述べるだけではだめなんですよ。述べると同時に、野党の指摘が合理性があれば、それを取り入れて修正していくというのが議会制民主主義ではないでしょうかと言っている。  そこで、私はもう時間がありません。結論を申し上げ...全文を見る
12月23日第113回国会 参議院 本会議 第15号
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○安恒良一君 私は、ただいま議題となりました内閣総理大臣兼大蔵大臣竹下登君の問責決議案に対し、日本社会党・護憲共同を代表し、賛成の討論を行うものであります。  竹下内閣が発足して一年有余、この間、総理がやってきたことあるいはやらなかったこと、やろうとしなかったことをつぶさに振り...全文を見る
○安恒良一君(続) 以上、私は、竹下総理・大蔵大臣の問責決議案に熱烈に賛成する立場から、リクルートの疑惑、税制改革問題を中心に、その政治責任のあり方について指摘をしてまいりました。
○安恒良一君(続) それは、総理が衆議院の三百の議席と金権政治におごるもので、救いがたい政治にひた走りに走っているということではないでしょうか。権力は腐敗すると言いますが、竹下内閣は、自民党の長期政権のもとで積もりに積もった腐敗が噴き出し始めたのであります。
○安恒良一君(続) それがリクルート疑獄であると思います。
○安恒良一君(続) 主権者である国民に信頼されない政治をこれより以上続けることは、国と国民にとって最大の悲劇であります。  私は、重ねて申し上げたい。
○安恒良一君(続) 竹下内閣は、消費税法案を撤回し、リクルート事件の真相究明に徹底して取り組むか、あるいは速やかに国会を解散するか……
○安恒良一君(続) しからずんば退陣するかのいずれかであります。  私は、総理・大蔵大臣の賢明なる決意を促して、私の賛成討論を終わりたいと思います。(拍手)