安恒良一

やすつねりょういち



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安恒良一の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月16日第114回国会 参議院 商工委員会 第3号
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○安恒良一君 それでは、きょう両大臣からの所信表明、さらに加えて今の法律の提案がございました。それらを踏まえてお聞きをしたいと思います。  この法律の関係上、運輸大臣にも御出席をいただいてますし、できれば建設大臣、郵政大臣もと思いましたが、それぞれきょうは法案を持った委員会が開...全文を見る
○安恒良一君 参考資料をいただいてますから、参考資料のものはそれで見るようにということで時間を節約していきたいと思います。  対象号数は十二で、対象施設の種類は二十七、間違いありませんね。
○安恒良一君 それでは大臣にお聞きしますが、現在、事業認定の事業数はその中でどのくらいあるというふうに大臣はお考えですか。
○安恒良一君 大臣、お聞きのとおり、メニューは二十七メニューあるわけですね。対象号数では十二あるんです。かなり盛りだくさんにあるわけですが、実行されているのはたった三十三の地域にしかすぎないのであります。この点について、これは政策の問題ですから、大臣どのような所感をお持ちですか。
○安恒良一君 では、本当に軌道に乗るのかどうか、問題点を少しあれしてみなきゃならぬと思います。  問題点の一つは、多種多様のメニューはあるんです。例えば展示施設、研修施設、会議用の施設、そして多くのメニューで整備できるようになっています。ところが、各メニューの所管を見ますと、通...全文を見る
○安恒良一君 政策に関することはできるだけ大臣が答弁してください。数字とかそういうものはお役人が答弁されるのも結構ですが、政策なり方針に関することは、それがためにわざわざ運輸大臣も含めてお出ましを願っているわけですから、ひとつそのことを、これからも質問ずっといろいろありますから、...全文を見る
○安恒良一君 全く答えになっていません。  それでは具体的にお聞きしましょう。  これをやる候補地、計画をひとつ、どういうところがやるんでしょうか、それをちょっと明らかにしてください。
○安恒良一君 もちろん法律の仕組みは知っていますが、こういうものを提案される以上、こういうものをやる候補地についてもある程度あなたたちはおわかりだと思うんです。法律を通して、それから来るんだからわからないということなら、法律を出さぬ方がいいわけだから、やってくれるかやってくれない...全文を見る
○安恒良一君 そこで、運輸省と通産省に聞きますが、共管にした理由は、いわゆる海洋レジャーのほかに海底鉱物資源の開発を理解をさせるための施設をつくる、だから共管だと答えられたですね。それでは、これからこういうものができるときには、例えば今話題に上がっています柏崎の場合も博多の場合も...全文を見る
○安恒良一君 それは承っておきましょう。  では、次にインテリジェントビルについて聞きます。  これは今回の提案でつけ加えようとされていますが、これは郵政省と建設省の共管ですね。これを港湾地区で建設する場合には運輸省が加わることになっています。都市の建物だから建設省、高度情報...全文を見る
○安恒良一君 大臣に答えてくれと言っても、みんな役人が答えるから自分のことばっかり言いよるわけです。  そこで、私はちょっと通産大臣、関係大臣に要望しておきたいんですが、これは実際に活用する事業者の利便よりも省庁の縄張りが優先することは私はいけないと思うんです。今言ったように、...全文を見る
○安恒良一君 後から民間側はそんなこと要望してないというのは、これはぼつぼつ聞いていきますから、後で具体的事例を挙げながら聞きますから。  そこで、まずひとつ大臣お聞きしたいんですが、国際化ということで国際会議場を幾つもつくり、展示会場も各地でつくる。これ共倒れするんじゃないか...全文を見る
○安恒良一君 総務庁自身が、なるほど国際会議場が足らぬからつくらなきゃいかぬ、展示会場も必要だと。しかし、こんなにどんどんどんどんつくって安定的な運営ができるんだろうか、十分考慮することが必要じゃないかと勧告しているんですよ。と同時に、プロジェクト間の役割分担を図るため、行政機関...全文を見る
○安恒良一君 こういう場で聞くと、当たらずさわらずのことを言って役所同士で傷をなめ合っているけれども、通産省は大深度地下利用に民活を主張している。ところが、私が勉強する限り、他の四省はやはりこれは公共の目的に限定すべきだと、こうなっているんですよ。そこのところが食い違っているんで...全文を見る
○安恒良一君 いや、電力やガスやらを排除するなんて私は一言も言っていませんね。公共的なものを中心に、電力もガスも公共ですからね、そういうものを中心にやろうとする各省の御意見と、民活ということでその他のことも入れたいという通産省との間の意見の対立。これだけやると時間が長くなりますか...全文を見る
○安恒良一君 宇野総理と村山大蔵大臣は、べらべらべらべらようしゃべつて野党であんまり人気よくないんですよ、しゃべり過ぎだと与党も言っていますからね。私が聞いたことに答えていただきたい。でないと、私が質問通告していますからね、最後の結論まで含めていろいろ御答弁願うことはないんです。...全文を見る
○安恒良一君 私は、貯蓄と投資のバランス改善というのは本来何でやるべきであろうかというと、我が国の場合であると、例えば住宅の問題であるとか、道の整備であるとか、下水道とか、公園の問題であるとか等々、人間が人間らしく生活できるための社会資本の整備に資金を回すことが基本であると思いま...全文を見る
○安恒良一君 私は民活を一切やっちゃいけないと言っているわけじゃないんですからね。今民活は内需拡大という目的であって、それが投資と貯蓄のバランスや国際収支のバランスの改善ということも目的であるときに大きいことを忘れてはいけませんよと。いわゆる住宅とか道路とか、下水道とか公園とか、...全文を見る
○安恒良一君 通産省がNTT株の配当金で設立した特殊法人ですね、基盤技術研究促進センターというのがありますが、簡単にここの業務、目的をちょっと説明してみてください。
○安恒良一君 一番大きい目的はあれじゃないですか、特定産業が基盤施設の整備を行う際に必要となる借入金の債務保証、これが第一項にありますね。それと違いますか。この基盤技術研究促進センターの主要な業務の第一項、それと違いますか、間違っていますか、私の認識は。
○安恒良一君 産業基盤整備基金というのがございますね、これ。そこで、民活法の産業基盤整備基金の債務保証の規模は幾らになっていますか。また、実際に使われた債務保証はこの六十三年度まで幾ら使われていますか。民活法における産業基盤整備基金の債務保証の規模、それから現実に保証されているの...全文を見る
○安恒良一君 これはあれじゃないですか、債務保証できる規模は二千億というふうに私は資料を見ていますが、実際使われたのは六十三年度までで二十億ぐらいじゃないんですか。間違っていますか。
○安恒良一君 それからいま一つ聞きたいんですが、基盤技術研究促進センターというのがございまして、これはNTTの配当金でつくられた特殊法人ですね。それは間違いありませんね。
○安恒良一君 そこに役員は何人おられて、通産省出身はその中で何人おいでになりますか、ちょっとそれを聞かしてください。
○安恒良一君 大臣ね、今言ったように八人、そして常勤は六人おる。そして理事長、理事、これ通産省から二人は行っているわけですね。だから、これなんかもいわゆる天下り先が、NTTのいわゆる配当金で設立した特殊法人ができるという、まさに天下り先を財界と一体になって組織をつくって、そしてや...全文を見る
○安恒良一君 大臣、私は具体的数字で聞いておるわけで、私の数字が間違っておったら言ってもらいたいんですが、六十三年度までの補助金使用額で見ると、全使用額が八百五十六億、そのうち首都圏の八つのプロジェクトが四百二十六億と半分を占める。大阪圏まで含めると六百八十六億円使われているんで...全文を見る
○安恒良一君 ちょっと数字を訂正させてもらいます。百万円単位ですから、八億五千六百万円の内訳がけた一つ僕も資料の読み違えしていました。けたが一つ違っています。しかし、これはけたが違っているだけで、大半がいわゆる首都圏と大阪圏で使われているということは、これはもう数字的に間違いがな...全文を見る
○安恒良一君 それでは、この件に関して今度は運輸大臣と通産大臣にお聞きしたいんですが、これも日本港湾協会の機関雑誌がございまして、六十四年度港湾関係予算の概算要求についてということで、運輸省のお役人さんも各地方自治体の市長さんなんかも出て討論されているのがありますから、これは運輸...全文を見る
○安恒良一君 いろいろ融資条件の違いや有利性についても説明を受けました。私はそういうことを知っておった上で聞いているんですよ。にもかかわらず、大都市だけ進んでいるのが現実でしょう。あなたがおっしゃったように、いわゆる民活アドバイザー制度をつくれといってノーハウをすりゃ、それで民活...全文を見る
○安恒良一君 きょうは三大臣おそろいですから、ぜひ一遍今申し上げたようなことで、本当に中央、地方のバランスある発展をするため、一極集中を排除するためには、今までの民活について洗うべきところは洗い、直すべきところは直す、さらに条件の整備をやるならやる、こういうことについてあれをして...全文を見る
○安恒良一君 次に、経企庁長官に質問をしまして、この質問が終わりましたら、何か経企庁長官は十二時から御予定があるそうですから、どうぞ御退席くださって結構でございます。ほかの大臣でさしていただきます。  経企庁が発表されました八六年度一人当たりの県民所得ですね、東京、沖縄等々の関...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、東京都と沖縄を比べると、東京は沖縄の約二・一倍、県民一人当たりの八六年度の県民所得は、そういうふうに理解していいですね。
○安恒良一君 長官、どうぞ御退席くださって結構ですから。  そこで、お聞きをしたいんですが、東京都の平成元年度の予算額は一般会計、特別企業会計合わせて幾らになっていますか。
○安恒良一君 質問は通告をしておったつもりですがね。  それじゃ、私の方でこれを調べましたら十兆二千億ですね、東京都の予算は。大体全自治体の一割を占める規模です。例えばこの人口比で見ますと、東京の七割の人口のある大阪府はこれの三分の一にしかなってないですね、これ。こういう状況な...全文を見る
○安恒良一君 コミュニケーションセンターは横浜市も考えているんではないですか。それからインテリジェントビルの民活対象は、どうも私心配をしているのは、東京、横浜、大阪に集中する可能性がこのままでは避けられないのではないだろうか。特に中央の情報管理機能を有する東京へ今回のこの法律が設...全文を見る
○安恒良一君 横浜とかいろいろ言われましたけれども、私はどうも東京を離れたといっても、横浜とか千葉とかつくば、これはやっぱり古都圏と同じですね。一極集中で、分散につながるとは私は思わない。ですから、東京中心、首都圏と言っているんですが、そういうふうに思うんであります。  ですか...全文を見る
○安恒良一君 郵政省がさきに発表しました通信白書によりますと、通信系のメディア供給情報量の集中度は一段と高まっている。東京と大阪の二地域だけで全国のほぼ半分を占めているという実態はまことに異常と言わなきゃならぬ、これはおたくの発表された通信白書にあるわけですね。そして他方、内需主...全文を見る
○安恒良一君 私が言っているようなことはどうなんですか。地方から発信した情報が東京を経ずして世界の主要都市に送られる、一方、海外からの情報も地方に入ってくるというようなネットワークもつくらなきゃならぬだろうと思うんです。さらに、制度的には通信料金の遠いところ近いところの距離価格の...全文を見る
○安恒良一君 通産大臣、主として郵政省と私は議論しておりますが、通産省は全部これにかみたいとおっしゃっているんですから、いわゆる情報機能の分散化という点についてもひとつぜひ十分お考えを、郵政省は郵政省で一生懸命研究すると言っていますから、これは閣議としてどうしたら情報機能の分散が...全文を見る
○安恒良一君 以上で、最後の決意のところは大臣からお聞きをいたしましたから、しかと承ります。  私は、時間がこれ以上余りございませんから、それがための具体論をどうするかということの議論は、きょう残された時間で大臣や関係官僚との間にやりとりする時間がありませんから、私は私なりに問...全文を見る
06月20日第114回国会 参議院 運輸委員会 第1号
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○安恒良一君 私は、持ち時間の範囲で少しお聞きしたいんですが、まず、大臣の所信表明の四ページに、「高速バスにつきましても路線網の充実等サービスの向上を図ってまいります。」ということをここにうたわれているわけです。まことに結構なことです。それはなぜかというと、今や我が国の高速自動車...全文を見る
○安恒良一君 大臣、今答弁を聞かれたんです。だから、国、地方自治体、それからバス会社等々関係者で第三セクターでもつくってやれば、土地の問題なりそれから財政問題なり、私は何も全部一カ所に集めると言っていないんですが、大体そこに行けば高速バスは皆乗れる。今あるターミナルでは、着いてふ...全文を見る
○安恒良一君 重ねて言っておきますけれども、運輸省というのは政策省に変わったのですから、高速バス時代になったら高速バス時代に必要な施設をつくるということを前向きに考えなきゃだめなんですよ。そうでないと政策省じゃないんですよ。  今や、都市間高速輸送というのはわずかの路線じゃない...全文を見る
○安恒良一君 次に、佐川急便問題について取り上げてみたいと思います。  私は、昭和六十二年の橋本運輸大臣のときに、佐川急便が余りにも労働基準法違反、道交法違反等々があるということで問題を指摘しました。そのときには、おいでの委員皆さんに資料を配って問題を指摘しました。当時皆さん驚...全文を見る
○安恒良一君 そこで大臣、正確に知ってもらうために申し上げますが、まず、佐川急便は今主要幹店が私の調査では全国で十三社あります。そして、それぞれに社長もおって取締役会があるわけでございます。ですから、商法上の社長は全部で十三人おるわけであります。本来ならばこれが人事権それから経営...全文を見る
○安恒良一君 労働省来ていますか。——今のようなオール歩合制ということ、しかも、各会社にはちゃんと社長以下取締役があって、それが人事権を商法上で当然持つべきなのに、その上にあるいわゆる佐川会長以下の清和商事がツルの一声でまず運転手の賃金をオール歩合制で決めて、従業員はそれによって...全文を見る
○安恒良一君 大臣、お聞きのとおりですから、ぜひ労働大臣とも連絡をとられまして、橋本運輸大臣がやられたように全面的にもう一遍査察をしてもらいたい。でないと、結局、今何が起こっているかということを調べましたら、去年の六月から佐川会長は役所に対して、また自治体に対しておれのところは完...全文を見る
○安恒良一君 結局、こうした締めつけでグループ内で何が起きているかというと、まずドライバー、事務職を極力減らして一人当たりの取上高を上げるようにするわけですね。それから、荷物がふえておっても増車をしないんです。増車を必要とするのに増車もしないで一人当たりの売り上げをふやそうとする...全文を見る
○安恒良一君 いや、私が聞いているのは、いいですか、佐川さんが個人的に給料を取ったり株主配当、これはもう税法上きちっと処理されておると思いますよ。ところが、清和商事に佐川グループから入ってくる金が、この計算でいきますと一〇%というんですから年間四百億入ってくることになる。例えば去...全文を見る
○安恒良一君 時間があんまりなくなったから、そこで次は労働省と運輸省に。  私は、これは労働基準法違反じゃないかと思う。労働基準法の第六条に、中間搾取の排除というのが書いてある。「何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。」と。もち...全文を見る
○安恒良一君 労働省、もう一遍よく法律を勉強して調査してもらいたいと思うのは、親会社が子会社から利益を吸い上げる、その形が、後から運輸省に答えさせますけれども、そんな利潤のある会社じゃないんだ、運送会社というのは。それなのに一〇%も吸い上げて、その結果、今度はそこの会社は経営がな...全文を見る
○安恒良一君 私は、精算金について、適正な利潤の中に入ってないと思う。というのは、運賃を決めるときには、第二項の第一号に「能率的な経営の下における適正な原価を償い、且つ、適正な利潤を含むものである」、こういうふうに書いてあるんですね。そうすると、運送会社の運賃の中から一〇%も全然...全文を見る
○安恒良一君 次は公取。  私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の中のいわゆる独禁法の第十九条に、「不公正な取引方法の禁止」という条項、「事業者は、不公正な取引方法を用いてはならない。」と規定し、この規定は一見非常に漠然としているように見えますが、公正取引委員会が強制捜...全文を見る
○安恒良一君 なりがたいじゃない。私はあなたのところへ要求しておきますから調査してもらいたい。なぜかというと、親会社といっても、佐川グループというのはもともと全部運輸省の認可を取った運送会社なんですよ。清和商事というのは全然違うんですよ。それが上にちょこつと乗っかっているんです。...全文を見る
○安恒良一君 あなたの個人的な見解を、乗る、乗らぬと聞いているんじゃないの。問題点を指摘しているから持って帰って梅澤君以下偉い人によく相談をして調べるものは調べてくれ、こう言っているんだよ。その結果、安恒先生の指摘についてはこうこうこういうふうに調べた結果これは独禁法違反には当た...全文を見る
○安恒良一君 ぜひ、今申し上げたことについてあれをしてもらいたい。  次は法務省。実は、これ商法上の問題で、商法二百五十四条の三に取締役の忠実義務、それから商法二百六十条は取締役会の権限、それから商法の二百六十条の二には取締役会の決議の方法、それから商法の二百六十五条は取締役と...全文を見る
○安恒良一君 大臣、お聞きのとおりなんですよね。今言ったように、商法上から言うと主幹会社が今十三ありまして、そこに社長以下取締役がおる。そうすると、佐川からそういう申し入れがあれば十分そこの社長以下取締役会にかけて決めるべきで、それを会社として負担にたえ得るかどうか。ところが、そ...全文を見る
06月21日第114回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○安恒良一君 私は、きょうは主として、今読み上げられました法律とも関係ありますが、常磐新線の建設について関係大臣並びに関係の各省に質問をしたいと思います。  本来でありますと、これは建設委員会と合同でやりたいなと思ったんですが、建設委員会の日程の都合で合同審査ができませんので、...全文を見る
○安恒良一君 そういう意味で補完と言われておりますが、今まででやれなかったことをやる、交通混雑を緩和するための一つの新しい方式だというふうに私は思っているわけです。  そこで、常磐新線の路線の経路の概要を簡単に。それから高架の区間、地下の部分、駅の数、買収用地の面積、それから総...全文を見る
○安恒良一君 建設費を用地費、土木費、車両費等に区分するとどうなりますか。
○安恒良一君 そこでお聞きしたいんですが、今言われた六千億程度ということでありますが、最近の物価の高騰なり用地の値上がりなり、いろんなことからいうと果たして六千億で落ちつくのか、一説によると八千億という説もあるぐらいですから。いずれにしても巨額な建設資金がかかるわけですが、この資...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、少し中身を具体的に伺っていきます。  まず、出資金についてですが、常磐新線は整備の主体として第三セクターを設立して整備を進めるといっているんですが、第三セクターへの出資金は幾らになるんでしょうか。どのぐらいの出資金を考えられているんですか。
○安恒良一君 新聞では、建設費が六千億から八千億、大体出資金というのは一割の八百億程度というふうにいろいろの新聞が報道しているんですが、あなたはそういうのはまだこれからだと言うんですが、少なくとも具体的にこれだけの法律を国会に審議してくれと持ってきている以上、ほぼ出資金は、勝手に...全文を見る
○安恒良一君 これは、あなたも言われたように一割から二割ということになると、新聞で報道されているように、八百億というのが一つの目安だと思うんです。  そうすると、この常磐新線の営業の主体は大体どこがなるんでしょうか。どうも私が聞く限りにおいてはJR東日本がなるんじゃないかと。営...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、第三セクターが中心になって建設資金を調達して、やり方はいろいろ今言われましたが、つくる。しかし、営業の主体はJR東日本がなる。こういうことになりますと、営業の主体であるJR東日本は、いよいよ鉄道ができ上がってそれの運営を任されるわけですから運営をする、...全文を見る
○安恒良一君 結果的に、使用料を払っていって、それがゼロになるから、間接的に言うと最後はこれはJRがつくったことになりますね。使用料をどんどんどんどん払っていって、使用料はうんと大幅にまけてくれるわけじゃないんでしょう。建設費がかかったならば、それは何十年なら何十年、利子何ぼとい...全文を見る
○安恒良一君 問題は、その上がってくる収入とリース料がどうなるかというのがまだわからないんです。私は、JR東日本は六十三年度において八百五十六億の経常利益を上げて順調に歩んだと言われています。そのことは知っています。ところが、今言ったように常磐新線地域の地価が上昇する、建設費も計...全文を見る
○安恒良一君 そこで、そういうふうに見ていきますと、この法案の基本的な欠陥は、いわゆる首都圏なり近畿圏なり中部圏なりの鉄道建設の最大の隘路は何であるかというと資金調達なんですよ。それがための支援策が、この法案には積極性がないし、欠けていると思うんです。ですから、今おっしゃったよう...全文を見る
○安恒良一君 自治省、建設省からもお見え願っていますが、出資割合は地方公共団体は五〇、財界は二五、鉄道事業者は二五。この法律は三省の共管になっていますが、自治省の場合には特に地方公共団体との関係がございますね。それから、建設省がいいのか、通産省がいいのかわかりませんけれども、通産...全文を見る
○安恒良一君 運輸省、民間企業に対する出資は。
○安恒良一君 新聞報道で見ますと、これもあくまでも新聞報道ですが、東武鉄道とか京成電鉄とか関東鉄道は出資をしてもいいという意向があるように言われていますが、これは事実ですか。また、それ以外に出資者の名のり上げはありませんか。それから、肝心のJR東日本の出資はどのようになる予定です...全文を見る
○安恒良一君 今言ったJR東日本は幾らぐらい出すと、どういう考えを持っているんですか。鉄道事業者として二五%の中でどうするという、それをほとんど全部持つと言っているんですか。
○安恒良一君 僕は、運営はJRにやってもらうということなんですから、やはり出資金にしろ何にしろJRの態度を何かさせなきゃだめだと思うんですよ。でなけりゃ、せっかく法律は通っても何のことはない、計画倒れになる、こういうことになる。それがためには今あなたもちょっとぱらっと言ったように...全文を見る
○安恒良一君 そうすると自治省、固定資産税は五年まで通常の四分の一、次は二分の一とするというような税制上のことをお考えでしょうか、どうでしょうか。  それから、金利の補給というのは最終的には大蔵省を説得しなきゃなりませんが、建設省それから運輸省、自治省、三省共管でお出しになって...全文を見る
○安恒良一君 今、関係各省の責任者の御意見を聞いて、確かに、現在鉄建公団が民鉄線の補助、P線補助とわかりやすく私たちは言っていますが、それよりもやや改善された前向きの考えをお持ちだということを三省から聞きました。しかし、ニュータウン鉄道への補助や公営地下鉄の補助に比べますと、今お...全文を見る
○安恒良一君 それじゃわかりました。どうも地下鉄に該当するところは、地下建設するところは地下高速鉄道建設補助金のこういう制度を適用していきたい、それから、ニュータウン鉄道に該当する地域についてはニュータウン鉄道建設補助制度というのが現在ございますが、そういうものを組み合わして最大...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、ちょっと中身を聞きましょう。  常磐新線の宅地開発面積は幾らぐらいになりまして、大体どのくらいの戸数が建設できると思われていますか。どのくらいができる予定でしょうか。それから開発利益、まあ二十一兆円という試算がございますが、この試算についてどうお考えでし...全文を見る
○安恒良一君 開発利益は。
○安恒良一君 今言われたように、常磐新線の宅地開発面積は七千ないし八千ヘクタールで多摩ニュータウンの倍以上、大体十五万世帯ぐらいの住宅ができるだろう。それから、開発の利益は二十一兆円という試算がある。そうしますと、この二十一兆円の五%の還元でも鉄道はできるんですよ、大臣。なぜ導入...全文を見る
○安恒良一君 重大な御認識をお持ちということでありますが、認識だけじゃ困りますから、具体的な解決のためにあなた自身が御努力をされないと、あなたがせっかく所信の中で大都市周辺における交通混雑の緩和ということを書かれておっても絵にかいたもちになるんですから、これはひとつ交通を担当され...全文を見る
○安恒良一君 昭和四十四年につくったけれども、創立以来採用した団体はないということ。  それじゃ、宅地開発税が実際あるのに採用されてない、その理由は何でしょうか。
○安恒良一君 運輸大臣、これもひとつ自治大臣と御相談願いたいんですが、昭和四十四年に宅地開発税というのをつくっておって、創立以来全然不採用なんですね。で、理由は今言われたとおりなんです。理由は何かあったらこう言う。しかし、鉄道施設というのは立派な公共施設なんですよね。ですから私は...全文を見る
○安恒良一君 いや、道路とかなんとかかんとかはいいと思うけれども、鉄道もいわゆるこの立法の趣旨からいう公共施設じゃないですか、あなた。道路と同じように、それより以上に効率的な公共施設じゃないですか。ですから私はこう言ったんですよ。大臣に聞いているのは、現状に合わないところがあるな...全文を見る
○安恒良一君 私は、こんな案を実は考えているんですがね。約八千ヘクタールということですから、これを坪に換算いたしますと二千四百二十四万坪です。そこで、坪当たり建設負担として、例えば四千円負担をしてもらうとすると約一千億円のお金が入ります。常磐新線の用地費は二千億というふうに言われ...全文を見る
○安恒良一君 それでは、その点を十分にひとつやっていただきたいと思います。  実は、運賃の割引制度について少しお聞きをしたいと思っておったんですが、十分しかありませんから途中までになるかもわかりません。さらにあしたも質問時間ございますから、そこでお聞きしたい。  まず第一に聞...全文を見る
○安恒良一君 請願は採択されて、採択されるときは、御趣旨を踏まえて努力しますと言っておきながら、今になったら、いやそんなもの請願採択されてもだめなんだと。それじゃあなた、請願を採択したとき、大臣の、その当時の国会の議事録みんなこれ引っ張り出して、できませんできませんと言ったのかと...全文を見る
○安恒良一君 いやいや、検討しなきゃならぬというのは、検討という言葉は非常に便利ですが、私たちは、当運輸委員会としては今、回数を上げたように、中身を付して政府はこれを実施しなさいとこう言って採択しているわけですね。そうすると、そのときは、御議決されました趣旨を体して努力をいたしま...全文を見る
○安恒良一君 運輸大臣、答弁される前にもう一遍整理しておきたいと思いますのは、身体障害者やさらに内部身体障害者や精神薄弱者を含めて、これらの皆さんにも健常者と同じように交通の機関が利用できるためにはこの割引制度をやりなさい、これは国会の総意なんですよね。そしてそれを毎回私たちは決...全文を見る
○安恒良一君 大臣も運輸大臣になられたばっかりだから、男山村新治郎さんも何かえらい控え目の後ろ向きの答弁ばっかりしているけれども、私が言っていることは他の省庁に関するんだが、やっぱり交通関係は運輸大臣の所管だからそれにかかる割引ぐらいはどうだ、厚生省に関するものは持ったらどうだ、...全文を見る
○安恒良一君 それでは、私の方から西ドイツの制度についてちょっとお話ししましょう。  西ドイツの重度障害者法は、「運動能力の障害のため道路交通に著しく支障をきたしている重度障害者は、」パス、鉄道、フェリーなど「公的旅客輸送に従事する事業者により」介護者、手荷物、盲導犬を含めて「...全文を見る
06月22日第114回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○安恒良一君 与えられました時間で二つの法律をやるのは大変時間が足りないわけですが、同僚の穐山さんから鉄建公団建設、それから新幹線保有機構の一部改正が中心にやられましたので、私はまず最初に、特定船舶製造業安定事業協会法の一部改正をやりまして、残された時間であとさらに今の法律につい...全文を見る
○安恒良一君 そこで、この改正案に基づく平成元年度の予算措置はどのようになっていますか。
○安恒良一君 そうしますと、高度船舶技術の試験研究に関する業務については、私は、この制度を活用できるのは技術力を持った大手造船になるというふうに考えますが、そういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○安恒良一君 私の聞いたことに答えてください。  補助金を大手だけにやるなどとそんなこと聞いてないんですよ。この制度を活用できる技術力を持ったのは大手造船会社になるんじゃないでしょうかと、こう聞いただけですからね。どうですか。
○安恒良一君 現在では、技術力を持った大手造船が中心になるということは間違いないんでしょう。だから、それならそうとお答えになられりゃいい。まだ質問これから続けるんですからね。  じゃ、次に行きます。特定船舶製造業安定事業協会がこれまで果たしてきた業務の成果について伺いたいんです...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、五十四年度の第一次買収それから六十二年度の第二次買収のうち、第一次買収はごく一部を除いて売却されておる、そして問題は、第二次買収の譲渡に今重点が置かれて業務がされている、したがってこの協会の業務はおおむね順調に進展をしている、こういうふうに理解をしてい...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、最近の造船業の業績が急速に改善されているというふうに伝えられていますが、その現状を簡単に説明してください。
○安恒良一君 ようやく不況を脱したと言われますが、いわゆる日本造船工業会で発表をしているのを見ますと、少なくとも大手ですが、七社の八九年三月期決算は日立造船を除く六社までが経常損益ベースでは黒字に転化している、恐らくこの実情が続いて、九〇年の三月期では七社全部が経常黒字を計上する...全文を見る
○安恒良一君 今ここで、大手の各社の経営状態で、どの部門が黒字でどの部門が赤字だとか、どの部門がいつになって黒字になるというのを一々聞いておくわけにいきませんから、そういう御説明ならあとで資料で提示してもらいたいと思います。  しかし、会社というのは一つの全体の決算をこれやって...全文を見る
○安恒良一君 私は、例えば大手商社の造船の受注が非常に急増している、それから韓国の造船業の労賃の上昇、それで日韓の価格差が非常に狭まっている。一つは、最近円の状況も変わってきましたが、円安の進行という、こんなこと等が複合されまして、大体九二年前半納期分までほぼ建設予定が埋まりつつ...全文を見る
○安恒良一君 そこで、運輸省としては、この好調な造船業の実態を踏まえて、新造船建造量の見直し、いわゆる増額修正が必要と私は考えています。でないと造船能力は需要に追いつかない、特に九〇年代には逼迫すると言われていますが、これらに対する運輸省の対応の方針を伺いたいのであります。
○安恒良一君 私はあなたの言っていることと大分違うんだけれども、海事産業研究所がいわゆる一九九〇年代の世界の造船需要と対応に関する調査レポートを発表していますね。そのレポートを見ますと、やはり九〇年代は造船能力は逼迫して需要に追いつかない、さらに、労働力の下降でも船価は非常に高く...全文を見る
○安恒良一君 ある程度、九〇年代なら九〇年代の半ばまでを含めて、国際的な経済の中で造船とか海運は影響されるわけですね。もちろん、日本の経済が大きくなればそのことの影響を受けますが、海運業とか造船業というのはどうしても国際的なマーケットの中で問題が出てくるわけなんですから、その意味...全文を見る
○安恒良一君 いや、大手七社の経営と、中手十九社の、中手についてもかなりの活況を取り戻していると見ていいのかということです。小まで入れておりません。
○安恒良一君 これも数字の話ですから、私はそれなりの数字を持ってグラフも見ながら言っているんですが、そちらさんばそういうところを勉強されていないものですから一般論でどんどんお答えになっているわけです。私は、大手と中小がどういうふうになっているかということのグラフを見ながら言ってい...全文を見る
○安恒良一君 できることがあればとか、どうも非常に消極的なんですね。例えば貨物船の手持ち工事は、会社更生申請時二隻だった。それがさらに四隻になっていまして、さらにどうもあと三隻ぐらい引き合いがあるというんです。そうすると、これが契約されれば来年の十二月までの仕事は十分確保できる。...全文を見る
○安恒良一君 よくわかりました。それじゃ、局長で不十分なところがあれば、これからは直接大臣のところに私ども行きますから、どうぞよろしくお願いをしておきたいと思います。  そこで、いわゆる構造不況に苦しんでいる造船業界が二十一グループから大手七社をカットする八グループに再編をされ...全文を見る
○安恒良一君 局長の御主張では、この法律を、集約化を極力進められた方ですから、成果がないとは言えないと思いますが、必ずしも集約化の成果があらわれていないのじゃないか。これは私だけじゃないんですね、専門雑誌なり一般商業紙なりに報道されておるんです。それはどういうことかというと、グル...全文を見る
○安恒良一君 ここに、「思惑外れの造船業界再編」、こういう見出しで新聞が報道するように、大手同士の協力が非常に目立って、八つのグループ内の提携がおくれている。これは今局長もおっしゃったように、昨年から造船業界を取り巻く環境が好転しているということも一つあると思いますが、せっかく八...全文を見る
○安恒良一君 私が、なぜこのことを殊さらここで強調しているかというと、いわゆるグループ化というのは大手と中手を組み合わせて八つのグループをつくったわけですね。そしてその結果具体的に経営効率を推進する、こういうことであれはやったんです。ところが、取り巻く環境がよくなって急速に業績が...全文を見る
○安恒良一君 そこで、今回出された法律の中身を考えた場合に、私は、構造不況対策を進めてきた協会が高度船舶技術の試験研究のための業務をなぜ今になって新しく加えなきゃならないのかというのがどうも理解できないんです。その理由をまず挙げますと、第一は、高度船舶技術は、さきにも答弁ございま...全文を見る
○安恒良一君 通産省関係等でコンピューターなどのハイテク部面での技術向上のための研究組合制度がありますが、造船業が今必要なことは何かというと、ずっと議論してきましたように、構造改善対策ということで今日まで進めてきたんですね。そしてそのための大手中手のグループ化、それによって効率を...全文を見る
○安恒良一君 時間がございませんから、質問も簡潔にしておりますから、お答えもひとつ簡潔にお願いします。  それじゃ、この協会は、役員は何人おられますか。そのうち非常勤はどうなっていますか。それから、役員の一人当たりの給与は幾らになっていますか、六十二年度で。
○安恒良一君 大臣、この協会は役員が七人おりまして、うち非常勤が三人おるんですね。それから職員が二十二人で今まで特定船舶製造業安定事業協会ということでやってきておったわけです。それで、今おっしゃったように、役員の一人当たりの給与は年間約千四百万、そのことをひとつあれをしておってい...全文を見る
○安恒良一君 私も、造船業界の明日を考えた場合に、決してハイテク船の研究が不必要だなどと、そんなことを言っているわけじゃないんですよ。それは当然研究しなきゃならぬだろう。しかし、現在、その技術力を持っているのは大手でありますから、そして、大手造船会社がいわゆる不況から立ち直って、...全文を見る
○安恒良一君 協会が業務を拡充するという考えをお持ちなら、まだまだ構造不況対策をきちっと進めるべきだと。これは地域の活性化や労働者の生活安定を図ることになりますし、そういうことがこの協会をつくった本来の趣旨ですから、そういう方に業務を拡大すべきではないでしょうか。そちらの方のこと...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、次は日本鉄道建設公団法について、時間が余りありませんから、穐山さんの質問とダブらないように要点だけを聞きたいんです。  まず、整備新幹線問題は、昭和四十八年の十一月にいわゆる東北や北海道、北陸、九州の五線について整備計画が決定されて、それからもう十六年た...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ、穐山さんの質問の中でもきょうも明らかにならなかったのは、第一順位は高崎—軽井沢、これはわかったんですが、各順位の路線別の着工の時期と完成の時期について考え方を示してください。全然そういう点が明らかにされておりません。これをひとつ明らかにしてください。
○安恒良一君 どうもわかりませんね。あなたが言っていること全然わからない。なぜかというと、私が聞いたのは、高崎−軽井沢はわかった、その次の各順位の路線別のいつ着工していつ大体終わるんだろうかと。  なぜこのことを聞くかというと、一方においてはあなたがおっしゃったように全く見通し...全文を見る
○安恒良一君 いろんな言い逃れを一生懸命していますけれども、わずか十八億ぐらいの予算を計上して、よく聞いてみたらこれからボーリングしてどこが難工事になるのかを探すんだという……。余りにも、大臣、政治的妥協といえば政治的妥協だけれども、私は少なくとも新幹線をこういうふうにつくるなら...全文を見る
○安恒良一君 私は、この問題については抽象的じゃなくして、新大臣として、関係閣僚もありますからそこと十分相談をして、例えば、今国鉄総括審議官が言ったように、来年の予算は来年の予算として考えるんだということじゃなくして、来年度予算を提案するときには少なくとも私が申し上げているような...全文を見る
○安恒良一君 それでは次に、穐山さんからも指摘されたんですが、私は当初JRの負担が二〇が五〇に上がったことについて穐山さんとのやりとりを聞いておりましたがなかなかわかりません。わかりませんが、これはこれ以上あれしても……  JRが果たしてこの負担に耐えられるかどうか、これは二日...全文を見る
○安恒良一君 私が言ったことを資料としてきちっと数字を出していただきたい。  そこで、今回の整備新幹線の建設は、建設の主体は鉄建公団で行われる。保有主体はどこになるんですか。これも鉄建公団ですか。
○安恒良一君 そこで、整備新幹線の保有主体として、鉄建公団じゃなくて、保有機構というものが本来存在するのになぜ保有機構の方にこれを持っていかなかったのかという点。保有機構法の総則の中にあるJRの経営基盤の均衡化、あるいは利用者の負担の適正化という目的は、ただ単に既設新幹線だけじゃ...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ最後に、私は鉄建公団がつくることが悪いなんと言っているんじゃないんですよ。でき上がったものの保有について、私どもが前回、新幹線鉄道保有機構法案をつくったときに、保有機構法案をつくったときの目的の第一条に明確に、今度つくるやつもここが保有しても何も問題ないと思...全文を見る
○安恒良一君 私は、ただいま可決されました日本鉄道建設公団法及び新幹線鉄道保有機構法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を旅出いたします。  案文を朗読いたします。     日本鉄道建...全文を見る
08月09日第115回国会 参議院 内閣総理大臣の指名両院協議会協議委員議長及び副議長互選会 第1号
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○安恒良一君 ただいまから内閣総理大臣の指名両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会を開会いたします。  本院規則第百七十七条の規定により、年長のゆえをもちまして私が選挙管理者となり、議長及び副議長の選任を行います。  つきましては、議長及び副議長の選任の方法はいかがいた...全文を見る
○安恒良一君 ただいまの太田君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安恒良一君 御異議ないと認めます。  それでは、議長に鈴木和美君、副議長に及川順郎君を指名いたします。(拍手)  これにて散会いたします。    午後三時十七分散会
10月05日第116回国会 参議院 本会議 第3号
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○安恒良一君 私は、日本社会党・護憲共同を代表し、海部総理の所信表明に対する質問を行いたいと思います。  さきの参議院選挙における与野党の逆転という結果は、消費税の強行導入に対する国民の審判が下ったものと言わなければなりません。これを受けて、私たち参議院の四会派は、共同して消費...全文を見る
10月27日第116回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○安恒良一君 私は一年前の予算委員会で税の適正見積もりについていろいろ議論しました。その当時私は、六十二年度の税は補正後見積もり一兆八千九百三十億の追加でしたが、これで大丈夫なのかということを何回も念を押しました。それからまた、六十三年度は間違いないかということも念を押したんです...全文を見る
○安恒良一君 所得税と法人税だけで結構です。
○安恒良一君 総理、大蔵大臣に聞きます。  今数字を読み上げていただいたから数字が頭に入ったと思いますが、六十二年度は実はそのほかに一兆八千三百億を減税していますから、見込み違いが七兆四千億ですね。それから同じく六十三年度も一兆九千億の減税をしていますから、これまた七兆六千億も...全文を見る
○安恒良一君 私がこの問題をさらに議論しようと思うのは、税財源の自然増収についていろんなことをあなたたちは言っておられるわけですね。言っておられるんですが、現実はこんなに大きな見込み違いばかりしておる人が、自然増収を財源に充てることがいいとか悪いとか議論されるのは実は本当に心外だ...全文を見る
○安恒良一君 聞いたことに的確にお答えになっていません。六十二年、六十三年度補正後、見積もりをさらに上回る認識をしたのはあなたはいつですかと、こう第一問は聞いている。——主税局長には聞いておりません。
○安恒良一君 大臣、御答弁願いたいんで、宮澤さんは全部答えられましたから。主税局長じゃなかった。  それで大臣、今あんな言いわけをしているけれども、毎月税収の実績は翌々月の三日ないし五日に発表しているんですよ。毎月の動きを知っているんですよね。ですから、法人税だけを言われました...全文を見る
○安恒良一君 おれは大臣じゃなかったと言われても、大臣というのはお互い引き継ぎでありましてね、前の大臣のときのことを知らぬよと、これを言い出したら大変な話になりますね。これは大変な話になりますから、私はやはり、数字が細かいから事務当局に答えさせたというなら納得しますが、おれは大臣...全文を見る
○安恒良一君 もうこれ以上こんなことをやっても本論が遅くなりますから、継続、引き継ぎですから、その点はやはりそういうふうに御理解いただきたい。  そこで、いわゆる大蔵省というのは税の専門家が集まっておるのに今の話を聞いておると決算の直前までわからない、こういうことなんですよね。...全文を見る
○安恒良一君 今のは、私が後の方で聞くやつを先にもう答えてしまっていますから、これはひとつ後で文書でもらうことにいたします。  まず、今、見積もり違いがどこにあったかというのは大臣は二つ挙げられて、三高二低の理由も挙げられましたね。しかし、それだけなんでしょうかということをもう...全文を見る
○安恒良一君 それじゃもう少し大蔵省、よく御勉強願わなきゃいけませんね。  それはなぜかというと、私は、皆さんが一番大きく見落とされているのは、我が国の経済構造の変化を見落とされているんじゃないかと。いわゆる従来型構造が大きく異なりまして、かつての製造工業中心の経済からサービス...全文を見る
○安恒良一君 今私が手元にいただいています資料、昭和六十一年、六十二年の業種別、資本金階級別法人数云々の資料の中で、法人税額をひとつ製造業と非製造業で、これは実金額でいただいていますから、これはパーセントが載っておりませんから、これが五十年、五十五年、六十一年、六十二年、どのよう...全文を見る
○安恒良一君 主税局長、そんなこと聞いてないんだよ。あなたもお粗末だね、本当に。私から言いましょう、時間がないから。  五十年は製造業は四四・三、五十五年が四七・七、それが六十二年には製造業の占める割合は三〇・三。非製造業は五十年は五五・七、五十五年は五二・三、それが六十二年に...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ大蔵省は、租税の見積もりの中に、経済のサービス化や金融化をどの程度のデータでこの中に取り込んでいるんでしょうか。大蔵大臣、説明してください。というのは、私は税収の七割強を占める法人税と所得税の見積もりさえしっかりやればこんな間違いはないと思います。これをいた...全文を見る
○安恒良一君 それじゃ大蔵大臣にお聞きします、あなたの手元にこれがあると思いますから。今言われたような税収の見積もりを変えたということが、この十ページを開いていただきたいんですが、平成元年度租税及び印紙収入予算の十ページの法人税の説明を読んで、これでわかるでしょうか。これは私たち...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣が見てもこれはおわかりになりませんね。  私は、経企庁長官は民間の時代に経済専門家でございましたから、経企庁長官のところにもこれが行っていると思います。あなたはこれをお読みになって、いわゆる法人税の動向なりいろんなこと、今私どもが問答していることが全部これ...全文を見る
○安恒良一君 それでは、私は大蔵大臣にもぜひお聞きしたいんですが、六十三年度の補正予算の説明、これを見ますと——実は私は六十三年二月十九日にこのずさんさを指摘しました。それで宮澤さんは、これじゃ議員にわからぬから、わかるようなものを今度つくって出しますと、こう言って約束されたんで...全文を見る
○安恒良一君 どこを見ればわかるの。
○安恒良一君 例えばことしの平成元年度にも出されているわけですよね、これ。私はこれをずっと一貫して見ていますから、やはり宮澤さんが約束をされましたように、補正予算の租税及び云々では御指摘のとおり十分でないと存じますので概要をさらに詳しく説明をつけて提出をしますという約束をされてい...全文を見る
○安恒良一君 そのとおりになってないじゃないですか。私は大蔵省の法人税の税収見積もりを全部洗ってみましたら、何年も全く同じなんですよ、見積もり、私たちにくれるやつは。ですから、ちょこっと変えればもうこれをすぐ使えるようになっています。六十三年度の見積もりの段階になって初めて一つつ...全文を見る
○安恒良一君 大臣、これを見て我々は議論するんですから、私たちがこれを読んだらわかるように書いてもらわないといかぬわけですね。その点は、消費という言葉が入っただけでわかるということは絶対ないと思いますよ。どうですか。
○安恒良一君 「消費」というのを一つ加えただけで補正後の見積もりを——その後でも補正後の見積もりは誤りが二兆七千億も出ているんですから、私は、やっぱりこの際、根本的な欠陥があるということだから、これから適正見積もりを行ったり、さらに我々が提起する資料についてはわかりやすくするとい...全文を見る
○安恒良一君 結局、これはあなただけじゃなくてどの大臣がお読みになったってわからないんですよ、これだけでは。じゃどういうものが必要なのかというのを私が例を一つ挙げましょう。  例えば法人税の場合には、法人の数は幾つあるのか、赤字法人はどのくらいになっているのか、さらに企業規模別...全文を見る
○安恒良一君 この中に書くのか附属資料で書くのかは別にして、要求があれば出すということでは困るんですよ。それは国会議員の軽視。国会議員はみんな平等にこういうものをもらったら勉強するわけですから、これを見てわかるように私は書いてもらいたいと思うんですよ。  例えば配当所得に対する...全文を見る
○安恒良一君 大蔵大臣は勉強だと言うからやむを得ません。  総理、国会議員というのは、国会議員が見たら、要求があろうとなかろうと、ああこれはこういうことになっているなとわからなきゃだめなんですよ。それがあなたが言われる開かれた政治、対話の政治なんです。これを見ただけではわからな...全文を見る
○安恒良一君 次は、物品税に行きます。  私は物品税について総理と橋本大蔵大臣に伺いたいんですが、確かに物品税は是正しなきゃならない点がたくさんあることは我々も十分認識いたしています。しかし、いろんな多くの長所もあるんですが、本当にあなたたちは物品税は頭からだめな税金と思ってお...全文を見る
○安恒良一君 今言われたこと、これから私が質問を全部すると、全部ああそうかなとお思いになることがありますからよくお聞きください。  というのは、なるほど価値観の変化とかいろんなことを言われますが、私は、税というのは国民の信頼を得ることだと。だから、あなたたちが幾ら一律三%消費税...全文を見る
○安恒良一君 それはお手元に資料がありますから……。  それじゃひとつ、私は経企庁に資料を要求しておきました。経企庁、その資料に基づいて説明してください。
○安恒良一君 そこで、申し上げたいんですが、物品税にさまざまなゆがみができたのは何だろうかというと、私は、過去に政権担当されたあなた方の政治的配慮とか人為的要因、そういうもので当然見直すべきものを見直さないできたところに物品税の大きなゆがみができたと思います。  そこで、いま一...全文を見る
○安恒良一君 橋本大蔵大臣が言われたことは、後から私が質問をすることの中の問題ですから。質問通告をやっているものですから先へ先へと答弁されますが、後で反論をします。  私が海部さんに、総理に聞いているのは、そんなテープレコーダーのような話をここで聞きたくないんですよ。私は見直す...全文を見る
○安恒良一君 これで時間をとりたくないんですが、そんなことではあなたが言われている対話の政治にはならない、このことだけは申し上げておきたいと思います。  そこで、いろいろ橋本さんはヨーロッパの付加価値税のことやなんかも言われましたから、まずヨーロッパの付加価値税を見て、非課税そ...全文を見る
○安恒良一君 橋本大蔵大臣、今現状を言われたとおりに、あなたは付加価値税が非常にいい、ヨーロッパは非常にいい、我が国のような物品税的なものはやってないんだということを盛んに言われましたが、この付加価値税の中でも、今申し上げたようにゼロ税率あり、割り増し税率あり、それから軽減税率が...全文を見る
○安恒良一君 僕はやっぱり一番議論をしたいところは、すべてのものに無条件で課税をした方がいいのか、それともいわゆる担税力、それから基準を設けて法律によってこの品物とこの品物は課税する、こういうやり方がどちらが民主的なのか非権力的なのかと、こういうことなんです。ですから私は、すべて...全文を見る
○安恒良一君 経企庁の資料を大蔵大臣見ていただきたいんですがね。これは普及率と収入、所得というのが非常にリンクをしていくわけですよね。というのは、例えば新製品が出ましても、この階層別を見ていただきますと——それじゃ経企庁、ちょっとここを説明してください、大蔵大臣お持ちでないようで...全文を見る
○安恒良一君 所得階層別についてもいわゆる普及率が非常に違うんですよね。所得の高い人は、やはりまだ五〇%を割っているような品物でもたくさんお持ちになっています。その意味からいうと、私は、この普及率というものは単なる五〇を境に上下だけじゃなくして所得に応じてこういうものはやはり買っ...全文を見る
○安恒良一君 時間がありませんから、いずれ税特が設置をされ本格論争をするときにさらに議論したいと思います。  ただ、一言だけこの際大蔵大臣に申し上げて所見を聞いておきますが、国際性がないないとあなたはおっしゃいますが、例えば輸入自動車で言うと排気量の高い大型自動車に物品税を課す...全文を見る
○安恒良一君 時間がありませんから、私は、この問題についてもさらに、日本の産業政策保護上された税制といわゆる物品税を混同することは間違いであるということを申し上げて、私の質問を終わります。
11月15日第116回国会 参議院 税制問題等に関する特別委員会 第4号
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○安恒良一君 私は、消費税廃止についての提案者の基本的認識を承りたいと思っておりましたが、既に本岡さんの質疑を通じて明らかになりましたので、早速今一番大きい問題とされております代替財源問題を中心に発議者にお聞きをしたいと思います。  まず、代替財源案が、四会派並びに賛同される皆...全文を見る
○安恒良一君 代替財源は野党が提示する必要はない、こういう主張も一部なされておりますし、また、かつて導入されたことのあります大型間接税、すなわち取引高税の廃止の場合、当時の政府は、大蔵省は税制改革の代替財源案を示さなかったという事実も私は知っています。こうした点から見ますと、野党...全文を見る
○安恒良一君 これは国会議員の活動の分野で、私ごとになりますが、税制の正しい見積もりがどうやったら可能になるか、こういうことで私はいろいろ追及をしてきましたし勉強もしてきました。ところが政府は三年も四年も連続で五兆ないし七兆円の巨額な税の過小見積もりを行っておりまして、私はこれを...全文を見る
○安恒良一君 委員長、お願いします。やじがうるさくて答弁が聞こえませんから、余りやじらないように言ってください。  そこで私は、代替財源としてお示ししましたこの二年間の暫定期間と限定つきの物品税課税について伺いたいのであります。  ところが、その前に一つ問いただしておかなきゃ...全文を見る
○安恒良一君 次に私は、物品税の問題につきまして、その課税対象品目が不公平であって、生活の実感から遊離している。政府・与党が必ず挙げる例に、紅茶には課税しないでコーヒーには課税。または、近年の国際化の流れの中で物品税は貿易摩擦を激化させるもので時代に合わない税金である。政府は、酒...全文を見る
○安恒良一君 ちゃんとしてくださいよ、人の発言中にやられたらかないませんよ。  しかし、今回の皆さんが提案されている物品税は、消費税の前の物品税制度を単純に復活したりもとに戻されたのではないと私は理解をしております。例えば税率について、消費者の負担の激変緩和のために、旧物品税で...全文を見る
○安恒良一君 政府・自民党は消費税の導入に当たって直間比率の見直しの必要性を訴えて投網型、トロール型の消費税をつくったわけですが、しかし、生活必需品もぜいたく品も税率が同じというのでは納税者の納得が得られるはずはありません。消費者にとって、間接税であっても課税物品に示される担税力...全文を見る
○安恒良一君 わかりました。  次に、代替財源のうち、当面二年間の法人税率の据え置き及び引当金の圧縮等について伺いたいと思います。  提案をされた中身は理解をされていますから省略いたしますが、これらの措置は、税制改革の都度世論を初め野党が今までこぞってその是正を主張してきたも...全文を見る
○安恒良一君 時間がございませんからできるだけ簡単にお願いをいたします。  よくわかりました。私は、法人税率だけで企業がやっていけるなどとは思いませんし、ましてや海外に逃げ出して法人税が入らないなどということは私も全然考えておらないものであります。  さらに、引当金制度の合理...全文を見る
○安恒良一君 次に、いわゆる自然増収を代替財源にすることについて私は何ら問題がないと考えておりますし、既に本会議の質疑でも自民党の反対論は私は完全に論破され、破綻したと承知していますが、この問題は非常に重要な問題でありますので、再確認の意味を込めて少し質問をしてみたいと思います。...全文を見る
○安恒良一君 最後に私は自民党が宣伝をしています見直しが実際に大変困難だと、大きな内部矛盾を含んでいるという点を指摘して御見解を承りたいのでありますが、既に本岡さんから一、二点ありました、いわゆる内税か外税かと。外税が主流になった場合は転嫁が容易であると言われますが、これをやめま...全文を見る
○安恒良一君 それでは最後の質問になりますが、私は議会制民主主義と消費税の廃止についてお聞きをしたいんです。  百十六国会は消費税問題を論議することを主要テーマに召集されたはずであります。しかるに、消費税廃止を論議する委員会の審議は、実は昨日の昼からようやく始まりました。今回の...全文を見る
11月30日第116回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○安恒良一君 私の質問時間は三十分しかありません。ただ、大臣がかわったり局長がかわられていますから、ちょっと経過を正確に御理解願っておかなきゃならぬと思いますが、御承知のように、私は昭和六十一年のこの運輸委員会で橋本運輸大臣のときに初めて佐川急便の問題を取り上げまして、橋本運輸大...全文を見る
○安恒良一君 大臣、聞いてほしいんですが、きょうは実は労働大臣も呼びたかったんですが、運輸委員会ですから、いずれこれはまた予算委員会で一遍やらなきゃいかぬと思っておりますが、私が資料をたくさん持っている、だから見に来なさいと言っても来ないんですよ。そして監査の結果を僕のところに持...全文を見る
○安恒良一君 労務じゃなくて、いわゆる従業員何人に一人の係長以上が必要なのかと、こういう仕事の場合。
○安恒良一君 そうじゃないんだよ。こういう運送事業をやる場合に、今申し上げたように、いわゆる管理職というのがいるわけですよね、運行管理をきちっとするためには。普通、管理職というのは係長以上というから、だから私は言ったんですが、係長以上というものを何人と。というのは、僕が調べたので...全文を見る
○安恒良一君 もう時間が来ましたからやむを得ません。今のようなあなたたちの答弁ではとても貨物二法の公的規制なんか考えられませんから、いずれ法案審議のときにもう一遍徹底的にこれは議論したいと思います。というのは、少なくとも何人に一人ぐらいのいわゆる管理者がいなければこの種の事業がう...全文を見る
12月12日第116回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○安恒良一君 まず、貨物運送取扱事業法の法案の中身に入る前に、関係がございます一般質問の中で、佐川急便グループの各種の違反、問題点等を指摘いたしまして、大臣以下関係省庁にその善処方をお願いしておきました。それがその後の経過としてどのようにされたかということを、簡単にひとつ答弁して...全文を見る
○安恒良一君 この前の一般質問を受けて、早速、大臣が佐川商事の会長を呼んでじきじきにお話をされた。さらに、局長名でいわゆる会長あてに改善すべき諸点について文書が出された。また、労働省からもそういうことをされているということでありまして、十二月いっぱいにそれらについての回答が来ると...全文を見る
○安恒良一君 それでは、貨物運送取扱事業法の問題について少し質問をしたいと思います。  まず、本法の目的が第一条に書いてございまして、その中に「貨物の運送サービスの円滑な提供」、「利用者の利益の保護及びその利便の増進」、こういうふうにうたってありますが、私、この法律の最大の着目...全文を見る
○安恒良一君 たくさん質問しますから、簡潔に歯切れよく答えてください。  この法案といわゆる複合一貫輸送の関係をどう理解すればいいんですか。
○安恒良一君 複合一貫輸送そのものが法律の中身に入っていると私は言っているわけじゃないんですが、この法案のねらいは複合一貫輸送の環境の整備を行う、こういうところに私はねらいがあると思うんです。すなわち、複合一貫輸送を整備して物流全体のコストを総合的に圧縮させる、こういう点にねらい...全文を見る
○安恒良一君 今後、国際複合一貫輸送体制が整備をされていくわけですが、その場合には船舶輸送というものを考えなきゃならぬ場合が多々あると思います。そうしますと、どうしてもこれは港というものが介在をするわけでありますが、その場合、はしけを使った港湾運送など港湾運送事業というものがやは...全文を見る
○安恒良一君 どうも今の答弁は理解できません。それはなぜかというと、港湾運送業の実態を見ますと、はしけ運送に見られるように実運送と変わらない行為を実際は行っているわけであります。しかも、一種元請、海貨の業務の取り扱いも含まれております。私は、この港湾運送事業の行っている荷役作業等...全文を見る
○安恒良一君 いや、適用するしないということをあなたに聞いているのじゃないんだよ。港湾が行っている作業というのはどういうふうな性格づけなのか。いわゆる荷詰めから船からの積みおろし、それからはしけを使っての積みおろし等々、港の中、また海の上で一生懸命物を運んでいるんでしょう。そのこ...全文を見る
○安恒良一君 大臣、あれは全く、あんなのは三百代言答弁というんですね。いいですか。物流というのは、陸から港、船からまた陸へ揚がって、その真ん中を受け持っているわけですね。港でやっている、船で。それなのに、今申し上げたように、真ん中が抜けたら国際一貫輸送というのはできないんですよ。...全文を見る
○安恒良一君 港湾運送における実際の作業を作業会社に行わせることができるのは一種元請だけなんです。利用運送事業者の資格だけで行えばこれは港湾運送事業法違反になる、こういうふうにあなたたちは答えられています、衆議院において。しかしながら、荷主と一種元請の間に今度は新しく利用運送事業...全文を見る
○安恒良一君 そうなりますと、従来だったら、荷主、港湾運送事業者、それから船会社、こういう関係ですね。今度は、そこに新しく荷主の代行として利用運送事業者というものが介在することに今回の場合はなっているわけです。そうなりますと、港湾運送事業者の立場というのは、この法律では実運送事業...全文を見る
○安恒良一君 だから、それは僕の言ったとおりでしょう。その中に介在して、実際は港湾運送事業者というのは実務的には実運送事業者と変わらないことをやっているんです。  そこで、複合一貫輸送体系の中で港湾運送事業者の料金が不当に値切られたとしても、現行港湾運送事業法では荷主に対する措...全文を見る
○安恒良一君 私は、どうも運輸省が港湾運送事業を本法から適用除外したことに意図的なものを感じざるを得ないのであります。なぜかというと、どうも運輸省は今後複合一貫輸送体系の進展の中で港湾事業というものを縮小均衡していかざるを得ない、こういう判断をしているのではないでしょうか。それら...全文を見る
○安恒良一君 現行港湾運送事業法が港湾労働者や港湾事業者に大変な問題をもたらしている点は後から私は具体的に説明します。それがあるから大丈夫です、こう言われておりますが、実態はそうでないのであります。  そこで、もう一回伺っておきますが、今回の貨物運送取扱事業法案が成立いたしまし...全文を見る
○安恒良一君 そういう答えがまた大変気に入らないわけね。何かの影響があるのかと言ったら法律的には影響がない。何ですか、その言い方は。法律が違う法律だからと。問題は、実態的にどんな影響があるかということをあなたに聞いているんだよ。そうしたら、実態のところはうじゃうじゃと何か言って、...全文を見る
○安恒良一君 雪崩を打っとか雪崩を打たぬとか、どうもあなたは性格が素直でないね、何か言いわけばかり盛んに。もう少し素直にあれした方が。だれが雪崩を打つと言いましたか。私は、そういうものがこの法案が成立することによってだんだん進出をしてくる。現在でもかなり形骸化されているんです。ダ...全文を見る
○安恒良一君 後から一問一答の形で保証のところは具体的にお答えを願うことにして、問題をさらに進めていきます。  さらに、港湾運送事業法に基づくコンテナ貨物への詰め出し作業、これも今度は利用運送人によって港湾地区から内陸で行われる、そういう方向に進んでいくのではないかという心配を...全文を見る
○安恒良一君 私は、内陸部におけるコンテナの詰めは自由主義社会で自由競争だからだれがやってもいいのだ、こういう御答弁のようでありますが、今私が系統的に申し上げたようなことで、本来、港湾の労働者がやっていることですら場合によればそれが内陸部へと移されていくと港湾労働者の職域、業域が...全文を見る
○安恒良一君 そこのところも、後から具体的な措置について詰めたいと思っています。  この法案では、利用運送の参入基準から需給調整規定を外していますね。そして許可制をとっています、それを見ますと。しかも、運賃は今度は届け出制度になるわけですから、大規模な取扱事業というのがどんどん...全文を見る
○安恒良一君 港湾運送事業に携わる人々が今度の法案で一番心配しているところがあるのは、今私がるる申し上げた点です。この前、全港湾の亀崎議長からもここで参考人としていろいろな意見が述べられましたけれども、確かにこの法案は衆議院の運輸委員会で三年後の見直し規定が新しく修正として加わり...全文を見る
○安恒良一君 貨物運送取扱事業法案の中で、港湾運送事業者を相手方とした荷主が港湾運送事業法で決められた認可料金を下回って契約をしてはならない点、そういうことを契約してはならない点、さらにこの点を強要した荷主への必要な勧告措置を私は明記すべきではないか。いわゆる現行法の中ではこれは...全文を見る
○安恒良一君 何とか頑張ってと、こう言っても、荷主と港湾運送事業者の契約の関係ですから、あなたたちが全部一つ一つをチェックするわけじゃないでしょう。そうするとそのことは現実に起こり得るんですよ。起こり得るんだったら、それの防止を考えておかなきゃならぬ。片方の法には書いてある。こっ...全文を見る
○安恒良一君 何か聞いていると、そこのところをきちっとすると今度はいわゆる認可料金自身が守られなかったり、新規参入者が入ってくることについても守られなくなるよ、だからというおどかしのように聞こえるんですね。そんな姿勢で行政ができるんですか、あなたたちは。  この法案の中でなぜ港...全文を見る
○安恒良一君 大臣、お聞きのとおりで、全くこの人たちは弱腰なんですよね。全く弱腰なんです。聞いておりますと、一方では、いわゆる自由化というものが臨調行革から言われている。だから、そこを一ところでもいじればそういうことになる。これでは私は行政というのはできないと思うんです。やはり行...全文を見る
○安恒良一君 それでは、以上の議論をしたことを少し整理して、大臣、局長に明確に答弁を、それから扱いをどういうふうにするかということについてお聞かせいただきたいんです。  まず、大臣にお聞きしたいんですが、貨物運送取扱事業法から港湾運送事業を除外するために法案に修正を加えたらどう...全文を見る
○安恒良一君 それから国際複合一貫輸送事業者が実際に荷主から受け取る運賃は港湾運送の部分を含む一貫運賃となるはずでありますが、本法ではこの港湾運送の利用運賃はどういう取り扱いになるのでしょうか。
○安恒良一君 それでは省令で明らかにするところは明らかにしてもらいたいし、通達で明示をされるところは明確に明示をしてもらいたいと思います。  次に、局長にお聞きしたいんですが、現在、全国港湾・港運同盟と日本港運協会との間で、賃金水準の引き上げ、労働時間短縮のために、あるべき賃金...全文を見る
○安恒良一君 次は、港湾運送料金を守ることについて運輸省は港湾運送事業法で対処するというふうに今さっき答えられましたが、法令違反者の監査、罰則規定の発動など、どのように行う考えなのか。違反者には厳重に対処すべきではないかと思いますが、どうですか。
○安恒良一君 次に、私の質問に対するあなたの答弁、それから組合の意見を聞きますと、インランドデポにおけるコンテナへの貨物出し入れなどの業務について、現在は港湾運送事業法に基づく免許を有する事業者がその多くの部分を取り扱っている、こういうふうに言われています。しかしながら、無規制の...全文を見る
○安恒良一君 そこで、以上の大臣並びに局長とのやりとりの中の総括として、私は既にあなたの方に一つの私の考えの文書を渡してあります。それはどういうことかというと、今も言われましたように、貨物運送取扱事業法と港湾運送事業法の違いの明確化並びに本法の中に港湾運送事業の除外規定を入れる条...全文を見る
○安恒良一君 大臣、今局長の方に私の文書を渡してありまして、それを今読み上げたわけですが、法律修正は法律整合性からなじまない、しかし省令として明確にこれを盛り込む、こういうことですから、大臣お約束できますね。
○安恒良一君 それでは、次はILO港湾労働条約の批准問題について、労働省、運輸省、両方に少しお尋ねしたいと思います。  今までの論争を聞かれてわかりますように、今回のこの法案に港湾労働者が厳しく反対をしている点は、前回この委員会に参考人として出ていただいて意見を陳述していただい...全文を見る
○安恒良一君 大臣お聞きのように、事業の秩序というのは運輸省、労働条件その他は労働省、こういうことで、我が国のいわゆる縦割り行政のいいところか悪いところか知りませんけれども、そのことは非常にやはり、私は全く両方は表裏一体だと思うんですよね。ですから、もう少し縦割りじゃなくて、一応...全文を見る
○安恒良一君 私は、委員会の附帯決議だけでも幾つもついているわけですから、どうも現状認識が少し甘いのじゃないかと思います。今の港湾労働法において何とかなっておるというなら、少し具体的に中身を聞きましょう。  港湾労働者の労働条件は非常に悪いというふうに私は聞いていますが、まず船...全文を見る
○安恒良一君 ILO百三十七号条約による勧告では、港湾労働者の条件はその国の工業、企業の労働者の水準より不利になることは避けるべきであると規定をされております。工業、企業の同年齢、同勤続者の賃金、退職金、一時金、労働時間と比較すると、日本の港湾労働者の場合はどうなっておりますか。
○安恒良一君 今僕が聞いたのは、同年齢、同勤続者と港湾労働者を対比して今申し上げた賃金、退職金、一時金、労働時間、これ全体です。あなた、今賃金だけ答えたでしょう。
○安恒良一君 一時金は。
○安恒良一君 もう少しあなた、労働賃金や労働条件は労働省の所管だというから、今資料がないことで、ここでそのことで資料が出るまでお待ちしますというわけにいかないですね。税特では、自民党の先生はここでストップをおかけになる。私もそれをやってもいいんですが、そういうことはあれですから、...全文を見る
○安恒良一君 そこで、私は労働省にも運輸省にもお聞きしたいんですが、やはり最終的にはILO百三十七号条約の批准に向けてできる限り速やかに必要な条件整備に努める必要があると私は思いますが、この点、労働省どうですか。
○安恒良一君 大臣、官僚というのはあんな答弁しかしないんですよね。国会の決議なんか何とも考えていないで、いろんなことをぐじゃぐじゃ言っている。私はそんな無理なことを言っているわけじゃないんですよ。今いろいろ議論した中において、少なくとも我が国もこの条約には賛成しているわけですから...全文を見る
○安恒良一君 この点は、附帯決議を何回つけても余り実効ないんですが、私は後から各党の御賛同を得てもう一遍附帯決議をつけておかないと、今まで大概つけておるんですが、そしてそのときには大臣出ておいでになって、附帯決議の趣旨を踏まえまして前向きに努力いたします、こうお答えになるけれども...全文を見る
○安恒良一君 そうしますと、具体的には実車率とそれから一日一車当たりの輸送トン数、それに営業収支、これがデータになっているようですが、この実車率が何%になったら発動するんですか。それから営業収支がどうなったら緊急調整の発動を行うんですか。具体的にお示しください。
○安恒良一君 そんな不明確な答弁では納得できません。それはなぜか、幸い今まではそういう状態がなかったということですから、今度のこの法律が施行されることによって参入も自由になる、料金も届け出制になる。そうでなくても三万七千社からあって大変な過当競争だ。さらに過当競争に入っていくおそ...全文を見る
○安恒良一君 私がだんだん問い詰めていったら、東京の場合は今の実績よりも五%ぐらい、九州の場合でもそれぐらいとか、それから経営が赤字になったとか、赤字になるおそれがあるとか、こういうことでまだまだあなたの答弁はかなり不明確なところがありますね。  それはなぜかというと、今回のこ...全文を見る
○安恒良一君 その点はひとつ明確にしてもらいたいし、その中身は私たちにも教えてもらいたいと思います。  それから、今言われたようなものをいろいろ把握するためには、運輸省が需給の条件を把握するためには輸送実績報告書、それから自動車輸送統計報告書等々のこういうものを使っておやりにな...全文を見る
○安恒良一君 大臣、そこで私はお願いがあるんですが、今言ったように、現在の運輸省の統計資料では大変なずれが出てくるわけです。そこで、私は、緊急調整を機動的に発動するためのデータをスピーディーかつ正確にとらえるためにも、一つは体制の整備が必要だ。それと同時に、貨物自動車運送業という...全文を見る
○安恒良一君 それは一番大きいのは国の経済全体が不況の場合、これは大臣がおっしゃるとおり。ところが、そうじゃなくて、地域的にやはり過剰な状態が、新しい参入者なり、地域経済の中で荷物の動きが極端に減る場合も起こるわけなんです、日本全体は別にしても。そういう場合には、その地域について...全文を見る