安恒良一
やすつねりょういち
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月23日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、補正予算の本論の審議に入る前に、今度の補正予算の審議が約十日間ぐらいおくれましたその理由と責任について総理にただしたいと思います。 自民党によります衆議院でのこの予算審議の空転に、総理はこの間何を指示され、補正の早期成立のためにどんな努力をし、どんな汗を流...全文を見る |
○安恒良一君 今の総理の答弁は、予算提出責任者は総理なんです。ですから、黙って聞いておりますと何かニュース解説のような総理の御答弁を大変私は遺憾に思います。 それはなぜか。政府は賃金の分割払いという失政を犯しているではないですか。また、災害復旧の補正やゼロ国債の利用等、地方自...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、私は小沢幹事長の新しい枠組み論は議会政治を破壊する危険があると思うのですが、総理はどうお考えになりますか。 それはなぜかというと、法律案と予算を一括処理し賛否を拘束するというのは、私は議院の審議権と議決権に対する不当な干渉で許すことはできません。実際はこの...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の質問に総理は全然答弁をされませんでした。 小沢さんがおとりになった措置というものが参議院軽視になるのではないか、議決権の軽視になるのではないかということを聞きましたが、重ねて私の質問にお答えください。 | ||
○安恒良一君 小沢幹事長に支えられております総理ですから、この問題をこれ以上追及しても御無理なことだと思いますから、私は理解できないということだけを明確に申し上げておきます。 そこで総理は、施政方針演説の中で国民合意の政治を目指して全力を傾ける、こう言われました。あなたの考え...全文を見る | ||
○安恒良一君 十分お話し合いをしながらと、こう言われますが、私は消費税法案の審議がその典型だったと思いますね。政府・与党は数の力に物を言わせて強行に次ぐ強行をやる、私はこのことが合意の政治ができない根本の原因であると思います。もちろん私は、野党にも反省すべき点が全くないとは申し上...全文を見る | ||
○安恒良一君 今私もねじれという言葉をわかりやすく使いましたが、国民には理解できないと思いますし、また国民の選択が参議院で多数を野党に与え、衆議院で与党に与えたということですから、お互いにそこの言葉を注意しながら話をしたいと思います。 そこで、私は合意の政治の前提条件について...全文を見る | ||
○安恒良一君 お出しになるときに最善のものを出されるのは当たり前です。提出された後の扱い方の姿勢の問題として与野党で話し合いをするということでないと、そこでも最善のものだと言い切ると修正の話もできないでしょう。だから、それはマイナーということのお考えの中で国会の中で話し合いをした...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、リクルート問題に係る政治改革について聞きますが、信頼の政治ということを総理は盛んに言われます。 そこで、総選挙を通じてリクルートに関与した中曽根元総理以下派閥の代表格の方々が当選を果たされました。海部総理は世に言うみそぎ、それから洗礼をどのように理解されま...全文を見る | ||
○安恒良一君 海部総理が、ロッキード事件に関与されたと言われる佐藤孝行代議士の入閣を最後まで拒まれました。リクルートの森元文部大臣の入閣拒否の点で、議員が選挙で何回当選を果たしてもそのことと政治倫理は別で、この倫理は非常に高い価値を持ち崇高な位置づけをしているというふうに私は見て...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ総理としては答えにくいのかもわかりませんけれども、あなたの組閣が非常に長引いた原因に、当時新聞がどのような報道をしたかというのはあなたは御承知のことだと思います。 そこで、私はこれに関連して聞きたいんですが、加藤六月氏は党の政調会長に起用されました。これはあ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも答弁になっていませんが、時間の関係がありますから次に進めますが、あなたが任命した大臣の中に塚原労働大臣の名前や坂本官房長官の名前等が挙がっておりますが、特に深谷郵政相に対するリクルート社からの献金の事実が大きく報道されていることは総理、御承知だと思います。 ...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理に私は聞いています。総理、あなたは郵政大臣を任命する際、この事実について報告を受けていましたかと聞いている。 | ||
○安恒良一君 私は、今深谷郵政大臣が言われたことについて大変な疑問を持ちます。私どもが新聞で知り得たり調査を進めておる中では、昭和五十五年から、あなたが労働省の政務次官であった時代からリクルート社とのつき合いが深まり、一昨年の十二月までに、つまりリクルート事件が大問題になった後も...全文を見る | ||
○安恒良一君 委員長、あなたも私が指名した人を指名してくださいよ。私は総理に聞いているのに、あなたが言うから出てくるじゃないですか。公正な運営をやってください。 | ||
○安恒良一君 総理、私が言っているのは、本人が言われたのは結構ですけれども、私は、その事実関係が違うから、あなたとしては任命権者であるからこれを調査してくれますかと、こういうことを聞いているんですよ。 | ||
○安恒良一君 調査をしてほしいと言ったのは、今も言われたように、断っておったけれども先方の手違いで入っておったとか戻したとか、そんなことをたびたび言いながら大臣の座を去っていった人は何人もいるじゃないですか、私との論争なりいろんな同僚議員との論争で。 そこで、総理に言っている...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は早急にと言いたいんですが、四月の初めということですから、既に与野党で暫定予算の審議日が合意をされています、参議院は四月四日ということですから、これはこの暫定予算審議には間に合わせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。 | ||
○安恒良一君 それでは、それの審議に間に合うようにひとつあれをしていただきたいと思います。 次に、今度はあなた自身のことを聞かなきゃならぬことは大変残念でありますが、週刊文春に、あなた自身は、政治献金をあなたが証明されました以上に、あなたの言明はうそで、献金は二倍以上の二千数...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の質問にあなたは、そうすると週刊文春に報道されている事実は明確に否定をされたと今の答弁で私は受け取りますが、私は、それならば名誉棄損で謝罪広告を載せさせるとか告訴するとか、そういう措置をおとりになった方があなたの身の潔白を証明するためにいいんじゃないでしょうかとい...全文を見る | ||
○安恒良一君 今の答弁では理解できませんが、私は、新しい事実が出てまいった場合には、今までの方が処置をされたように、自分みずから身を処置するということになるということだけをひとつ申し上げておきたいと思います。 次に、金のかからない政治で伺いたい。 これも総理が盛んに施政演...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも総理、あなたが国会で言われることと現実に自民党でやっていることには大きな乖離があるんじゃないでしょうか。 例えば、今回の衆議院選挙で、自民党幹事長は三百億を財界や産業界から集められたと報じられています。また、各新聞が、企業ぐるみの選挙が目に余るものだという...全文を見る | ||
○安恒良一君 これまた私の言うことに全然的を外れた答弁で、大変不満です。どうもあなたはきれいごとだけを言われるということで、やや言行不一致というふうに私は今の答弁を聞いていると思わざるを得ません。これ以上この問題はあれですが、いま少し具体的に中身を聞かせてください、選挙中にあなた...全文を見る | ||
○安恒良一君 施政方針演説では言うが、具体的の選挙の前とか選挙中には、あなたは自民党に対しても候補者に対しても、そういうことは何もしなかったということをここで言われたというふうに私は思います。 そこで、補正予算について今度は入っていきたいと思います。 平成元年度の補正は、...全文を見る | ||
○安恒良一君 一体どうしてこんなに税収見積もりが狂うのですか。しかも、今数字を読み上げてもらいますと、過小見積もりの一方方向に振れる理由を伺いたいのです。どうも私は、財政当局は過大見積もりの事後処理は厄介だが過小見積もりは問題がない、こういった考えがあるのではないかと心配するので...全文を見る | ||
○安恒良一君 税収の誤差率について、六十一年度から元年度まで、補正段階、決算段階の数字を明らかにしてもらいたい。 | ||
○安恒良一君 質問に答えていない。税収の誤差率について、六十一年から元年度まで、補正段階、決算段階について明らかにしてもらいたいと僕は言ったんですよ。 | ||
○安恒良一君 今、税の誤差率について言われましたが、国会でかつて竹下元大蔵大臣が一%の範囲はお許しをいただきたい、こう述べました。今の説明ではどの年度も一%をクリアしていませんが、この点はどう考えられますか。 | ||
○安恒良一君 一%をクリアしていないだけではないんですね。六十二年、六十三年度は一三%前後の狂いですよ。今回の補正でも既に六・三%の誤差が出ていますね。私はこんな大きい狂いは許されないと思うんです。 さらに問題は、今度は補正で税収の増額を行ったにもかかわらず、決算段階でまたそ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、近くのことを。今度、元年度の補正増収三兆二千百七十億というふうにこの委員会に出されていますが、これは自信がありますか。一部にはさらに一兆円前後の上乗せ税収が出るのではないかという見方がありますが、今我々は補正予算を審議しています、この補正と決算の誤差率を一...全文を見る | ||
○安恒良一君 自信がないということですが、何%ぐらいになるんですか、それは。間違いないと言えますか。どちらですか。これはすぐ結果はわかることですから、本予算審議のときにあなたがまた頭を下げなきゃならぬことになる。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、この点は間もなく結果がわかることですから、私はもう何回もこのことを指摘しているんですから、そのたび頭だけ下げればいいということじゃないんですよね。やはり中身を変えていかなきゃだめだ。 そこで、その中身の問題の一つとして、私は、適正見積もりを困難にしてい...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、補正予算の歳出についてただしたいんですが、今回の補正予算は、災害復旧、給与改善費、厚生年金給付の実施繰り上げ等、財政法二十九条に定める補正予算条件に沿った費目が計上されていますが、どうも費目の中にはこれではどうかなと首をかしげる費目もあります。補正予算編成の姿...全文を見る | ||
○安恒良一君 補正予算の責任者としては今のように言わざるを得ないと思いますが、私は、審議する議会の立場からは幾つかの問題点があります。 そこで、総理に政治的な立場から伺いたいんですが、今度の予算は衆議院解散前の百十七国会に提案をされまして、審査未了、廃案になったものであります...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理の答弁は全く納得ができません。 私は、この補正予算の特徴は、基金、資金をたくさんつくって、例えば芸術文化振興基金五百億等、七つになっています。そして、この基金や資金の冠を読めば必要なものばかりと言えましょう。しかし、これらはいずれも大きな政策課題なんです。そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、このような大きな政策的な課題は十分に政策の中身を議論した上で出資がされるべきだと言っているんですから、全く見解が違います。 そこで、環境庁、文部省、厚生省、農水省、通産省の各省にわたる基金、資金づくりは、例えば環境庁の場合で言うと地域環境保全基金、あと各省...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、時間の関係上大臣をわざと何名かにしたんですが、ここでそういう言われ方をすると、ひとつこれは各大臣に答えてもらわなければなりませんが、新しく基金をつくったり出資金を創設したんじゃありませんか。今御答弁された以外のところも含めて、大臣、答えてください。環境庁、文部...全文を見る | ||
○安恒良一君 新しい機関をつくったのかどうか、そういうことを聞いている。 | ||
○安恒良一君 新しいんですか、その後の分は。 | ||
○安恒良一君 橋本大蔵大臣、今お聞きくださったように、あなたが新しいのは一つもないというのは、そうじゃないんです。あるんですよ、新しいのはね。ですから、これ以上時間をとってもしようがありませんから、その点はあなたの認識違いについて私は指摘をしておきます。 そこで、厚生保険特別...全文を見る | ||
○安恒良一君 ますますわかりません。 その一兆五千億というのは、そうしたらどんな金ですか。私はこの説明を見る限り、いわゆる一兆五千億借りておったからこれを返す、一応厚生年金勘定に返すと、こういうことに承っているのでありますが、これは違うんですか。厚生保険会計に返すと。返したん...全文を見る | ||
○安恒良一君 ますます答弁がわかりません。私は時間節約の意味でできるだけ前に進めようとしましたが、それはやむを得ません。厚生保険特別会計の中身、それを全部ひとつ説明してください。そして、どこからどれだけ借りておって、今回はどう返したか、全部説明してください。わかりません。 | ||
○安恒良一君 仕組みと制度と数字。 | ||
○安恒良一君 答えていない。厚生保険特別会計の仕組み、そして今言われたルート、そういうことを答えてください。どういう勘定があって、どこがどうなって、それがどういうふうになっているかということを聞いているんだ。人の質問をちゃんと聞いておってくれ。 | ||
○安恒良一君 非常にわかりかねるんですが、どうも一兆五千億の金というのは、そうするとこれはこの勘定項目のどこに大蔵省は出したんですか。返したんですか。どうも返したんじゃない、出したと言われているんですが、その点大蔵大臣どうなりますか。 | ||
○安恒良一君 厚生保険特別会計の業務勘定の中身を説明してください。 | ||
○安恒良一君 いわゆる厚生保険特別会計の中の業務勘定とは主として事務費でしょう。あと若干あなたたちが施設とか保健とか福祉とかと言うけれども、本来この勘定項目から見ますと、いわゆる厚生保険特別会計の業務勘定としては主として私は事務費だと思いますが、その点どうですか。 | ||
○安恒良一君 ますますわからなくなってきたんですが、これだけをやっておるわけにいきません、時間がありません。また改めてゆっくりやります。 どうも厚生省は、自分で厚生保険特会を持っているから、隠れ借金が返されたんじゃなくて、見せかけは返されたんだが、こんなものはどこでどう使って...全文を見る | ||
○安恒良一君 一兆五千億あったらまず借りたところに返すのが先じゃないですか。何で返さないんですか。何で橋本さん返さないんですか。一兆五千億あるんでしょう。どうして返さないんですか。 | ||
○安恒良一君 全くこれはあなたたちは財政法を無視して、適宜便宜にしかも勝手に大蔵省と厚生省の談合でこういうことがやられる。しかも、それに対する政策なら政策で十分な議論をした後に財政法に基づいてやるというんならわかるが、全く理解できません。この問題についてこれ以上やっても時間が足り...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の聞いたことに答弁してください。もう時間だけいたずらに過ぎます。私の聞いたことにちゃんと答弁してください。 | ||
○安恒良一君 いや、私は立ちません、これは。 私が聞いたことはこういうことなんですよ。三月三十一日の元年度中に支払わないと、予定している敷地はどこかに転売されてしまいますかと聞いているんですよ。人の質問をよく聞いて答弁に立ってくれ。役人がつくったのをそのまま読むからそういうと...全文を見る | ||
○安恒良一君 極めて細かい問題だから答弁を事務局にさせますというのは取り消してください。失礼じゃないか、人の質問を細かいことを聞くとは何だ。 | ||
○安恒良一君 どうも私は納得ができません。 第二国立劇場の敷地の取得費用三百五十億は、現在政府が行っている予算編成時の概算要求基準の縛りの関係で文化庁予算に組めない、こういうところが本音じゃありませんか。文部大臣、大蔵大臣、答弁を求めます。 | ||
○安恒良一君 それでは、文化庁の方から六十年度以降の予算額と投資的経費を言ってみてください。 | ||
○安恒良一君 金額、金額を。 | ||
○安恒良一君 平成二年の予算は。 | ||
○安恒良一君 予算額総額で、総理、大蔵大臣、お聞きのとおり毎年三百六十億から四百三十億ですよ。投資的経費も、今全部言ってもらったが、百億から百三十億でしょう。ですから、うまいことを言っておられますが、この文化庁予算では現在の概算要求基準で三百五十億を計上する手がない、はみ出してし...全文を見る | ||
○安恒良一君 委員長の注意を聞いてください。 私が聞いているのは、こんな少ない予算の中で、本当に年度予算の中で組めるのですか組めないのですかと聞いているんですよ、あなた。何をあなた答えているんですか。 | ||
○安恒良一君 正直に答えられましたね。シーリングでは組めないから補正予算ならいいだろうということでした。 これでは、これは完全にシーリングというのはしり抜けじゃありませんか。こういう財政運営があっていいんでしょうか。政府決定のシーリングというのはそんないいかげんなものですか。...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理も全然私の言っている——シーリングがしり抜けになっていいのでしょうか、どうでしょうかと。総理、あなたは責任者でしょう。それを聞いているんですよ。もう一遍言ってください。 | ||
○安恒良一君 平成二年度投資的経費が実は三百五十一億今度は組まれているわけですね、今予算として。これは前年度削られた国立劇場用地費の補正の見合いの計上じゃないかと思う。というのは、ずっと各年度読んでいただいたんですが、ここに来て平成二年度に急に大きく膨れ上がっています。これは偶然...全文を見る | ||
○安恒良一君 答弁になっていない。答弁してくれよ。 | ||
○安恒良一君 私の聞いていることとは全然かみ合わない、全然かみ合わないんです。もうちょっと官房長と二人で整理して答えてください。 | ||
○安恒良一君 私の聞いていることを逆さまに答えているの。私は、文部省の当初予算では、投資的経費の減額を調べてみたら、この三年間で、平成二年度が今私が挙げたように三百五十一億と大きいんですよ。六十三年度は二百九十七億、元年度は百六十八億なんです。ですから、こんなに、三百五十一億も削...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも、文部省全体で調整するとしか言いようがないと思いますがね。私はもう少し正直に話した方がいいと思うんですよね。 大蔵省としては、国立第二劇場の用地三百五十億を、補正だからと、こういうことでこれを認めた。ところが、これはやっぱりしり抜けと言われたら困る。また、...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃこの問題を終わりまして、私は経済政策全体でお聞きをしたいんです。 時間の関係もありますから、日銀総裁、大分長く待っていただきました、日銀総裁に私は聞きたいと思いますが、日銀が二十日公定歩合を一%引き上げたにもかかわりませず円安に歯どめがかからないため、例...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は経済問題それから土地の問題等々たくさん質問をしたいことがありますが、同僚の山本君が関連質疑をしたいと、こういうことでありますから、まず関連をひとつよろしくお願いします。 | ||
03月26日 | 第118回国会 両院 平成元年度一般会計補正予算(第2号)外二件両院協議会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 参議院側が平成元年度一般会計補正予算(第2号)外二件を賛成少数で否決した議決の趣旨を申し上げたいと存じます。 初めに、参議院における審査の経過を申し上げます。 参議院予算委員会においては、平成元年度補正予算三案につきまして、三月七日に大蔵大臣から趣旨説明を聴...全文を見る |
04月04日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○安恒良一君 前予算委員会できょうお答えを願うとお約束いただいています深谷郵相に係るリクルート疑惑問題の調査の結果について御報告を願います。 |
○安恒良一君 以上の報告に基づいて、まず深谷さん自身にお聞きしたいんですが、後援会の会費については今の報告では三年間というふうでありましたが、報道では七年ないし八年というのがありますが、あなたは絶対三年間で間違いございませんか。 | ||
○安恒良一君 私は確認したか確認してないかと聞いているんじゃないんです。あったかなかったかと聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 自分の後援会に会費が入っているかいなかったかというのがわからぬというのは非常に残念ですが、まあこれは後でやりましょう。 そこで、六十三年の七月以降入っておったからお返しになったと。それは平成元年の一月ということですが、どんなきっかけから会費受領があったと、会費を...全文を見る | ||
○安恒良一君 委員長、正確に答えるように言ってください。 私が聞いたのは、どんなきっかけで会費受領が判明したのかと。それはいい。その報告はいつ、だれから受けて、返すこと、あなた自身が返せと指示をしたのですかと聞いているのですから、正確に答えてください。 | ||
○安恒良一君 海部総理から郵政大臣の指名があったとき、なぜこのような事実をあなたは報告しなかったんですか。自民党自体のリクルート問題での政治責任の基準にすら抵触しているという自覚をあなたはお持ちではなかったんですか。 | ||
○安恒良一君 私はあなた自身のことを聞いているんですよ。報告が上がったとか上がらぬとか、そんなことでなく、あなた自身はいわゆるこれについてなぜ報告を総理にしなかったのかと、あなた自身はそういう感覚はなかったのかと聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 何ら関係がなかったかあったか、後から証明しましょう、それでは。 それでは、まず、官房長官が今急いで読み上げられましたが、千二百三十六万円の内訳、その年月日、それからそのときの支払い者、受領者、それは現金であったのか小切手であったのか等々の受領方法、それから政治資...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、信用してくれと言ってもだめなんです。資料として提出をしていただけますかと聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 私は、千二百三十六万円の内訳、そしてその年月日、名目、支払い者、受領者、現金であったか小切手であったとか受領方法、そしてあなたは政治資金規正法上処理していると言うから、それらを一連の資料として出していただきたい、こう言っているんです。 | ||
○安恒良一君 一般論じゃないんですよ。これは重大な問題になって、深谷さんにかかわるいろんな問題があってこれを求めているのでありまして、私は帳簿そのものを出せなんて言っていません。今私の言った項目を資料として深谷さんは提出して身の潔白を明らかにする必要があるから要求しているんです。...全文を見る | ||
○安恒良一君 委員長、これでは質問が進められません。こんな、官房長官が金額と年月日を言ったから、それに必要な、それを裏づける資料を出せと言うのに、それをたくさんな資料があるから調べられないなんと言ったら、官房長官自身が言っていることがうそになるじゃないですか。ですから、私はたくさ...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなたが確信を持ったってだめなんですよ、聞く方が疑惑を持っているんだから。だから最小限、今官房長官に出された年月日の金額の裏打ちになる諸資料を提出してもらいたいと、こう言っているんです。 | ||
○安恒良一君 質問できないでしょう、私はこれを出せと言っているんだから。支払い方法、受領者、現金、小切手、受領方法、それを出してもらいたい、こう言っているんです。 | ||
○安恒良一君 私が言っているのは、資料を全部出せと言っているんじゃないんですよ。支払い者、受領者、現金、小切手等々の個々を言っているんですから、それをやはり出していただかないと信用するわけにいかないんです。あなたが信用できない証拠を後から言います。あなたは一連に、次から次に自分の...全文を見る | ||
○安恒良一君 質問に答えていない。指名したってだめだよ。人の質問に全然答えていないじゃないか、委員長。 | ||
○安恒良一君 もう一遍申し上げます。 千二百三十六万円の内訳、その年月日、名目、支払い者、受領者、現金、小切手等の別、受領方法をひとつ出していただきたい。それはなぜかというと、百万円で五回もらう。政治資金規正法、規正法といっても、百万円以下は届け出なくても済むわけなんですから...全文を見る | ||
○安恒良一君 提出をしろと言ったんですから、御趣旨に沿って努力するというのは、提出されるというふうに受け取っておきます。後からこれはまたあれします。 そこで、その次、今問題になっています秘書、嘱託社員の問題について聞きたいんですが、まず現在、石塚猛さんというのはあなたの秘書だ...全文を見る | ||
○安恒良一君 委員長、私はもう質問ができなくなりますから。 もう一遍言いますよ。いいですか。石塚さんというのは、あなたの秘書にいつからいつまでなっていたんですか。現在も秘書なら秘書と――それを聞いているんです。何をあんたは答えているんだね。頭が錯乱しているんじゃないの、少し。...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ深谷さんにお聞きしますが、この人がリクルート社で働いていたと言われる。リクルートの社員であるという証明をする資料をあなたは出していただきたい、リクルートの社員であなたのところへ来ておったというんだから。そして、それはいつから来ておったのか。 | ||
○安恒良一君 私が聞いているのは、リクルートの社員であったような人が自発的に来ておったとあなたは言うんですが、私は、その人がリクルートにいつ入社して、リクルートの社員であったということの証明をあなたはできますか、と。あなたに証明してもらわなきゃ。あなたは自発的に来ておったと言うん...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃもう一遍、こういう角度から聞きましょう。 石塚さんがあなたのところに来るときに、いつ、だれからだれにどんな話があり、あなたはどんな条件で石塚さんがあなたのところへ来ることを引き受けたんですか。それを聞かせてください。 | ||
○安恒良一君 自分の事務所に出入りする人の身元も確かめないし、そんなことで手伝いを受けるはずがないでしょう、政治家として。あなたは何でそんなうそを言うんですか。うそを言うんですか。世間の常識で通らないことをここで言ったらだめなんですよ。梶原君も総理に聞いたじゃないですか。政治家と...全文を見る | ||
○安恒良一君 質問に答えてください。いつ、だれからだれにどんな話があって、どんな条件で事務所に出入りすることを許可したのか、と聞いている。 | ||
○安恒良一君 委員長、質問を続行できません、私が聞いたことに全然答えないんだから。こんなことで予算委員会が通ってたまりますか。冗談じゃないよ、あなた。そんなあなた、ばかなことがあるかね。自分のところの事務所に出入りするやつの身元も調べない、何も調べないで来る、そんなことがあるか。...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ官房長官にもお聞きしますが、この人は何年何月まで、何年からリクルート社に入って何年までリクルートの社員であったんですか、それを聞かせてください。 | ||
○安恒良一君 郵政大臣、今官房長官が答えたんですが、あなたは何でそのことが答えられないんですか。 | ||
○安恒良一君 あなたは、私が聞いたときは答えないで、今になって言っている。 それじゃ聞きましょう。今言われたとおりに、この人はリクルートの社員であったことをあなたは承知をした上で、あなたの事務所に五十七年一月から六十三年まで出入りさせておったんですか。 | ||
○安恒良一君 委員長、ちょっと待ってくれ。 あなたのところにいつから出入りしたかと聞いたら、あなたはわからぬと言ったじゃないか。そして今度は、今聞いたら、私のところじゃないと。どういうことだね、君。はっきりしてくれ。何言ってるんだ。 | ||
○安恒良一君 だから、あなたのところにはいつから出入りをしたんですかと前に聞いたじゃないですか。 | ||
○安恒良一君 数年前でわかりません、定かでない。わかりません。少なくともあなたの記憶で、――あなたは都合の悪いところだけ全部忘れるんだよ、何年何月ごろから、何年ごろから出入りしたということがわからぬはずがないじゃないですか。何言ってるんですか、あなた。冗談じゃないよ、おまえ。どう...全文を見る | ||
○安恒良一君 なぜ聞いてこないんだ。きょう問題になることはわかっておるじゃないか。 | ||
○安恒良一君 だめ。現在の秘書ですからね、聞いてください。ここは非常に重要なところですから。何月何日までと言っているんじゃないです。何年の何月ごろからと、それを、今、自分の秘書ですから、聞いて答えてください。 | ||
○安恒良一君 今、聞いてください。 | ||
○安恒良一君 聞いてください。後じゃだめ。 | ||
○安恒良一君 私の質問は午後の冒頭に答えてい ただくそうですからそれまで保留して、梶原君にやっていただきます。 | ||
○安恒良一君 まず、数年前じゃないじゃないですか。 そこで、ちょっともう一遍確認をしておきたいんですが、五十三年から石塚君はあなたの私設秘書だという報道も一部されていますが、そういう事実はありませんか。 | ||
○安恒良一君 坂本官房長官にお聞きいたしますが、いわゆるこの人はリクルートの社員だったということでありまして、その年限ははっきりしたんですが、個人の口座にその当時払い込まれておった、こういうことでありますが、もう一遍、だれからだれのどこの口座にお金がどれだけ月々払い込まれておった...全文を見る | ||
○安恒良一君 それではわかりませんので、普通の常識ではなかなか考えられないことなんですね、リクルートの社員であればリクルート社で月給はちゃんともらうはずなんですから。それがリクルート社から本人の口座に払い込まれておったと言われるんですから、ひとつその具体的証拠書類として本人の口座...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、その資料を出していただくということで、資料提出を待ちます。 次に、検事調書で具体的に指摘されています接待の事実について、あったのかなかったのか、はっきりしてください。 | ||
○安恒良一君 検事の調書の中で具体的にあなたがリクルート社から接待を受けたという事実が指摘されているのを私は見ておりますが、あなたにそれがあったのかなかったのか明確に答えてくださいと、こう言っている。 | ||
○安恒良一君 記憶にないということではいけないんじゃないでしょうか。というのは、検事調書の中では、あなたと同席をした役人の名前、リクルートの会社の接待者、すべて明らかにされていますが、関係者が多いことですから、あなたはそれを調べられればその事実関係がはっきりするんじゃないですか。...全文を見る | ||
○安恒良一君 同席をしたと書かれている人の氏名が明らかになっていますから、どうしてあなたはそれを調べて答える気はないんですか。そんな接待を受けたりいろいろ飲んだり食ったりしたことがたくさんあるから一々覚えていないということで、この場であなたの疑惑を晴らすことができないじゃないです...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは調べて答えてもらいたいと思いますが、どうですか。明確に検事調書の中で明らかにされて、氏名まで出されていますから、あなたが調べる気になればすぐ調べられるんじゃないですか。調べて答える意思がありますか、ないですか、はっきりしてください。 | ||
○安恒良一君 わかればということじゃない。検事調書には、何月何日、だれとだれと、あなたの名前まで書いてあるんですからね、調べてくださいよ。 それじゃ、結論的なことをこの際申し上げておきます。 深谷氏は、三月二日の記者会見で、スタッフを動員して調べたが、御心配なくと。あの時...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、総理にお聞きしたいんですが、彼が政務次官になったのは五十五年なんです。それ以来のこの一連の関係を僕は明らかにしてきました。本人はやめる気がないようであります。やむを得ません。いろいろこれから資料が出てきたら追及しますが、総理、あなたは任命権者として、もうこれ...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理もやめさせる気がなさそうですし、本人もやめる気がありませんから、やむを得ません。私の方としては罷免要求を、やめるべきだということを正式にここに出しまして、改めていろいろな調査資料を後から提出していただくことになっていますから、引き続いて予算委員会の中で本人がおや...全文を見る | ||
05月18日 | 第118回国会 参議院 平成二年度一般会計暫定補正予算(第1号)外二件両院協議会協議委員議長及び副議長互選会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 ただいまから平成二年度一般会計暫定補正予算(第1号)外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会を開会いたします。 本院規則第百七十七条の規定により、年長のゆえをもちまして私が選挙管理者となり、議長及び副議長の選任を行います。 つきましては、議長及び副...全文を見る |
○安恒良一君 ただいまの猪熊君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○安恒良一君 御異議ないと認めます。 それでは、議長に矢田部理君、副議長に太田淳夫君を指名いたします。 これにて散会いたします。 午後四時五十九分散会 | ||
05月23日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、まず特例公債脱却後の財政再建のもくろみ問題について、目標について聞きたいのでありますが、御承知のように、好景気それから税収の増加等々で昭和六十二年以降特例公債の削減が急速に進んでいます。平成二年度には特例公債脱却というところまで来ていますが、一方、どうも私は歳...全文を見る |
○安恒良一君 大臣、今主計局長が説明したとおり、六十三年度以降、それまでは数年間マイナスだったのが六十三年度から急激に一般歳出が伸びていますね。例えば二年度は三・八%増と、こういうふうに出ているんですが、これは財政審が指摘しています点に既に違反をしているんではないかと思いますが、...全文を見る | ||
○安恒良一君 例えば、六十三年度まで六年間は五十兆台だったんですが、元年度には六十兆台、二年度は六十六兆と急膨張していますが、このままでいきますと、三年度は七十兆台という事態すら出てくるのではないかということですね。ですから、概算要求ではシーリングを実施していますが、実際の予算編...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、公債依存度は五%以下にという目標が示されていますが、今大臣がおっしゃった国債費の引き下げと特例公債の早期償還、早期に返すということ、これに対しての目標値を僕は示す必要があると思いますが、お考えを聞かせてください。 | ||
○安恒良一君 今後二十年間で急激な高齢化が進みますから、この高齢化問題一つを考えましても、また日米構造協議に代表されるような国際化や国際的歳出増加要求というのが今後非常に大きくなると思います。 そこで、このような歳出圧力は大きくなるんですが、財政はこのような歳出圧力に対してど...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも数字の話なんですが抽象的ですから、じゃ突っ込んでちょっと聞きますが、公共事業費の拡大を米国から要求されまして、四百兆とか五百兆と言われる資金が必要だというんですが、本当に建設公債の発行を枠いっぱいから相当程度引き下げることができるんでしょうか。 それから、...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあGNP対比はのけましても、既に新聞でも報道されているように、各省庁の要求が四百兆とか五百兆とあるわけですよね。このほかに、今我が国はいわゆる経済大国ですが、国民生活は非常に経済小国になっている。こういうことですから、豊かさを実感できる社会をつくっていかなきゃなり...全文を見る | ||
○安恒良一君 まだわかりかねますがね。私は、財政審が示した財政運営を今後とも貫いていくためには、要約すると、一つには、今おっしゃったように歳出圧力をどこまでコントロールができるか、歳出の見直しができるかと、税の自然増収がどれだけ期待できるかにかかっていると思うんですが、この二点に...全文を見る | ||
○安恒良一君 今大蔵大臣は財政の中期展望が前に予算委員会に出してあると言うから、私、それを見ますと、これで果たして今後の展望になるのかというのがわからないんです。 例えば税収を見ますと、元年度は五十一兆円、二年度は五十八兆円と、七兆円近く上がっています。ところが、これが三年度...全文を見る | ||
○安恒良一君 大蔵大臣、今自信があるとかないとかじゃなくて、国債依存度は五%と示されていますから、国債費率及び国債残高の目標値を持って、それに向かってやっていったらどうですかということですから、一遍検討してみてください。あなたはまだ今はそんなことは難しいと言われる。財政をやはりき...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、次に税収見積もりについて。 これもいつも議論しているんですが、御承知のように、まず三月の税収がわかった時点で、前回の委員会で大蔵大臣とやりとりをしましたが、私はこの元年度の税収見積もりは間違いないかと聞いたら、あなたは部下を信じていると言った。そこで、...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、具体的に聞きたいんですが、ことしに入ってから円安、株安、トリプル安がありますね。金利上昇があります。民間機関は相次いで経済見通しを下方修正していますが、こうした経済環境がどの程度元年度の税収に影響すると考えられていますか。 | ||
○安恒良一君 いや私も、税収と景気動向というのは若干のタイムラグもありますし、また今も経企庁長官が言われたように、大きな景気の落ち込みもないということでありますから、そうすると、今までの税収の勢いは当面まだ続くと見るのが私は正しいと思うんです。 そこで、三月末の累計税収進捗歩...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、聞かれたとおり進捗ぐあいは割合は七三・三、かなり高いんですよね。ことしに入って一、二カ月の税収は二けたの伸びですね。それから三月も四%伸びていますね。それで、しかもこれが経企庁長官、今あなたも認められたように、大きく変わるとか落ち込むという現状でない。ここまで...全文を見る | ||
○安恒良一君 じゃ聞きましょう。私は、今言った数字を全部見てみますと、補正後少なくとも五千億円程度の増収があるというふうに今の数字を全体に読み取るんですが、この点大蔵大臣どうですか。というのは、これはまた二カ月たったらすぐ安恒が言ったことが正しいということになるかもわからぬですか...全文を見る | ||
○安恒良一君 答えになっていません。私は五千億程度あると思うが、あなたはどうかと聞いているんですよ。 | ||
○安恒良一君 私は大蔵大臣としてもう少し見識を持ってもらいたいと思います。 そんなことを言ってもしようがありませんから、そこで、やっぱりこんなに何回も何回も私が歴代大蔵大臣とやりとりをしなきゃならぬのは、やはり年度所属区分変更というものが税収見積もりを大きく狂わせているんです...全文を見る | ||
○安恒良一君 三月二十三日に言ったことですからね。そういう点。 それから、渡辺大蔵大臣もこういうことを言っているんですよ。財政再建の暁には考えたらいい、こう言っていますね。特例公債脱却ということになっていますから私はそれに当たると思うんですが、少なくとも私が今申し上げたような...全文を見る | ||
○安恒良一君 いつまでも模索やチャンスを探ってもだめなんですよね。 そこで、じゃ私から具体的に提案しましょう。例えば元年度税収、政府の補正後見積もりにさらに五千億程度ここで出てきたと。あなたも上回ることを望んでいるとおっしゃる。そうすると、その余剰金の使途についてはこれは元年...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は、やはり税収の見込み違い及びその原因ともなっている見積書ですね、いわゆる税制改正要綱、租税及び印紙収入予算の説明、これが非常にずさんだということを私は宮澤元大蔵大臣にも言っている。宮澤さんは改善を約束されました。橋本さんもこれについては検討するとこう言ったんです...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃお聞きしましょう。 私は、この四表を追加されたからといってこれで税収の見積もりが正しいのかどうか、なぜこのような見積もりになるのかわかりません。私は頭が悪いのかどうか知りませんが、これを見てわかりません。ひとつ大蔵大臣、あなたはよくわかっておるそうですか...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がありませんから、簡単に一言だけ聞いて。 大蔵大臣、利子所得に対する源泉徴収が三兆二千七百七十億というのが七ページに書いある。その説明が書いてあるんですね。それと「銀行預金金利の推移」というこの表を見て、あなたは三兆二千七百七十億になるということが国民にまた...全文を見る | ||
○安恒良一君 大蔵大臣ができないようなのが我我国会議員が見てわかるはずなんかないじゃないの、そうでしょう。私が何回も言っているのは、国会議員が審議するときに十分に審議ができるように、わかるようにつくってくれとこう言っているんです。大蔵大臣自身がこれとこれを見て説明できないと言うの...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは審議にならないんですね。あなたは判を押されても私たちは中身を審議する方ですから、審議する方がわからぬようなのは困るんですよ。これだけではわからないです。 ここに議員がおられるが、私が言ったことについて答えられる人は恐らく一人もいないんじゃないか、この表で...全文を見る | ||
○安恒良一君 何を不見識なことを言っているんだ。全部書けとは言ってないじゃないか。これは我々が審議をするときに審議ができる、少なくとも大臣や我々が見てわかる程度のことを書かなきゃわからぬのじゃないかと言っている。大蔵大臣もわからぬと言っているじゃないか。何を不見識な……。 自...全文を見る | ||
○安恒良一君 少なくとも、国会議員の審議に値するように中身はさらに詳しく説明をつけましょうと、これがとるべき態度ではないですか。どこ まで書いたらいいかわからぬ、書けば膨大になる、何という言い方だ。謝れ、おまえは。謝れ。 | ||
○安恒良一君 この問題はまた改めてやります。時間がありません。私が指摘したことをきちっとしていないんですよ。そこで私は言っているんですから。これだけで時間をとるのも――いずれこれは税の集中審議のときに私が指摘したことをこれとこれとこれもやっていないということを私が証明しますから、...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは次の問題といたしまして、今非常な大きな話題になっています生活重視の公共投資についてお聞きしたいんですが、日米構造協議の最終報告との関連で公共投資十カ年計画を策定中だと聞きました。新聞の報道によりますと四百兆とか五百兆と言われていますが、この総投資額の使い方に...全文を見る | ||
○安恒良一君 これまで総理が言ったとおりになっているかどうか後でおいおい立証しますが、公共投資の拡大ということの総論では皆さん一致をされていると思いますが、一歩踏み込みますと、大蔵省はやはり財政再建の第一歩を実現したところだからということで財政状態はやはり厳しいんだ、再建途上だと...全文を見る | ||
○安恒良一君 厚生大臣。 | ||
○安恒良一君 経企庁長官、あなたは取りまとめ役ですから、取りまとめ役としての方針を私は聞かせてくれと言ったんです。ヒアリングをされているということの現状を聞いているんじゃない。あなたの方針はどういう方針ですかということです。 | ||
○安恒良一君 アメリカの指摘を待つまでもなく、生活関連資本の投資がおくれているということは日本国民が一番よく知っていますし、そのことは端的に言うならば、住宅がウサギ小屋と批判をされたり、経企庁長官も言われたように下水道がまだ日本は四割、先進主要諸国は八、九割の普及率であります。し...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理のお考えははっきりしているようですが、企画庁長官に私が言っていることは、従来の生産とか産業重視の公共投資から今総理が言われたように国民生活を重視する公共投資のあり方を私はあなたの口から聞きたかったわけです。 そこで、少し実証的に、まず昭和五十六年から今年まで...全文を見る | ||
○安恒良一君 全部読まぬでいいから。 | ||
○安恒良一君 最初と最後の二年ぐらい。 | ||
○安恒良一君 私は、総理がおっしゃる生活重視の公共投資ということになれば、財源配分にメスを入れなきゃなりませんね。総理、今五十六年から二年までこれを見ていただくと、建設省は大体六八、農水省が二二、運輸省六、残り四、ほとんど変わっていない、全然変わっていないです、これ。ですから、総...全文を見る | ||
○安恒良一君 今皆さんのお手元に配付しております参考資料を見ながら答弁していただきたいんですが、省庁別のほかに、今度は一般会計の公共事業費の使用対象別配分比率というものを私は改めなきゃいかぬと思う。関係大臣、これをよく見てください。昭和五十年から元年度まで公共事業費の構成比率は全...全文を見る | ||
○安恒良一君 四人の大臣が同じ方向で言ったんじゃないんです、よくお聞きくださいよ。私のところはやりたいやりたいと言う人が多いわけですから、バランスのことなんか考えていないんです。 そこで、なぜこうなったか、どうしなきゃいけないかというのは、公共事業費を一律に伸ばしてきた、この...全文を見る | ||
○安恒良一君 最後に大蔵大臣に聞きますが、各省庁の要求は夢物語か、こういう発言がおたくの平澤事務次官からあったということですが、私は、夢というものは目が覚めたら消えてなくなるということですから、この構造協議の重要なテーマが夢になってはいけないと思うんですね。 それから第二点目...全文を見る | ||
○安恒良一君 橋本さんの言われた後半は非常に重要なことで、いいんです。 それじゃちょっとお聞きしますが、各大臣、あなた方の公共投資四百兆、五百兆というのは夢物語を提示されたんですか。それぞれ大臣ちょっと言ってみてください、関係大臣。 | ||
○安恒良一君 おたくの計画は夢物語ですかと聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 数字じゃないんですよ。おたくが出された計画は夢物語ですかと聞いていますから、それにお答えください。数字のことを聞いているんじゃないんです。 | ||
○安恒良一君 大蔵省が財政を健全にするという立場の熱意はわかりますが、言葉を使われるときに、もう橋本さんがわびられましたから結構なんですが、私はやっぱり適当でなかったと思うんですね。今回のこれらの問題について夢物語という表現をされたとすれば適当でなかった。ですから私は、大臣のみな...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、平成二年度に終わります八本の公共投資について、それぞれの投資規模、それから投資規模に対する進捗率を説明してください。 | ||
○安恒良一君 今聞きますと、公共分は長期計画で策定した投資規模のほぼ一〇〇%を満たした、こう言っていますね。それだから予算もそのとおりつけた、こういうふうに今の答弁並びに資料を私は読んでいいんでしょうか。 | ||
○安恒良一君 先回りしておおむねと言った。私は一〇〇%かと聞いたのですが、おおむねとこう言われていますが、公共投資が今皆さんの説明ではほとんど一〇〇、一〇〇と言ったけれども、それは聞こえはいいが実際はそうじゃないんじゃないでしょうか。例えば六十年度の補助率一律カットがございました...全文を見る | ||
○安恒良一君 あとはいいです、資料で見ますから。 今説明をしていただいたんですが、私はここで次の問題点を提起したいんです。すなわち、政府がいろいろ説明されました公共事業費の長期計画の投資規模は調整費というのが含まっていると思いますが、その点は間違いありませんか。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、調整費を含めた数字が長期投資の規模だということになりますから、その投資規模で計算をした場合の進捗率はどうなっていますか。いわゆる調整費を含めた投資規模で計算する進捗率はどういうふうになっていますか、説明してください。 | ||
○安恒良一君 あとはいいです。 今のやつで傾向値がおわかりだと思いますが、一〇〇%達成した達成したと言いますが、空港整備計画を除きますと、調整率を入れると進捗率というのは、一〇〇%達成した達成したということとはかなり違っていますね。ここに私は一つの問題があると思います。 ...全文を見る | ||
○安恒良一君 今達成できている項目もありますが、調整費を含めるとほとんど達成できないんですが、これの責任は各担当大臣はどうお考えになっていますか。 また、平成二年度の予算編成の際に、各省大臣はこの点はどのように判断をして大蔵省に予算づけを折衝されたんでしょうか。 それから...全文を見る | ||
○安恒良一君 黙って聞いておったら、調整費の論争をここで僕はやる気はないんですけれども、国民に向けて公共事業の長期計画のときには調整費を含めた数字で大規模な公共投資を宣伝しているじゃないですか、あなたたちは。そして今度は予算編成では調整費を含まない数字で予算を組んでいる。そのこと...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、長期計画を担当しておる大臣に、長期計画の調整費比率がどうなっているか言ってください、それぞれ。 | ||
○安恒良一君 いや、答弁をしてもらわなきゃいかぬです。 それでは、私は最後に自分のあれを言っておきますが、調整費率が二〇%近くあるんですから、私はやっぱりこういう予算の編成はいけないと思う。やはり調整費を外すなら最初から外した長期計画を組んで国民にわかりやすくすべきであるとい...全文を見る | ||
○安恒良一君 終わります。 | ||
06月04日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○安恒良一君 昨日終わりました米ソ首脳会談の評価は、今外務大臣からあったのでありますが、私は歴史の流れは大きくかつ急速に変わりつつあると思います。これを単によい方向だとか期待している、こういうふうに漠然とした態度で表明するならば、余りにも傍観者的であるし他人事にすぎない。このまま...全文を見る |
○安恒良一君 私は具体的なことを聞いているんですが、例えば困難だと言われていました海の核軍縮に手がつけられることになりました。これは、オホーツク海、日本海や太平洋などの日本周辺でも軍縮が始まるということだと私は思います。また、通常戦力でも米ソとも海を含めて軍縮を進めようとしている...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理は私がお聞きしたことに具体的にお答えになりませんが、きょうは財政・税制ですから、この点についてはあした私どもの矢田部委員から詳しく聞かれると思って、具体的な中身に入っていこうと思います。 そこで、税制改正の目標の実現と検証についてということで大蔵大臣に伺いた...全文を見る | ||
○安恒良一君 消費税導入の直間比率の是正の成果は景気変動にも非常に左右されるわけですから、私はこの程度の比率で税理論的に直間比率の是正に大蔵大臣が満足されているというのは非常におかしいなと思うのであります。私は少なくともこの税制議論のときに、初めに直間比率の是正ありきというのは誤...全文を見る | ||
○安恒良一君 直間比率の是正の背景としては、直接税は税負担を高めるので所得税を減税して消費税を導入する、こういう説明をされて、直間比率問題が大きい議論になったんです。ところが、サラリーマンの大多数の人々は今日において減税の実感を持っていないんですよ。加えて、今あなたは短絡的に一、...全文を見る | ||
○安恒良一君 もうこれから答弁、事務当局の解説は要りません。大臣とやりとりします。長くなるだけ。 結局、私は今見ましたけれども、やはり直間比率の是正ということをここ四、五年で見ますと、私は具体的にそういう成功したというふうにこの点では思いません。 そこで、次の問題でお伺い...全文を見る | ||
○安恒良一君 今言われた比率の中で、資産課税は六十三年が一一・四、平成元年は八・九、そして二年は八・七。これは逆に下がっていますね、ここは。そういうことで、そこでちょっと私はあなたの数字のそこのところを補足しまして、消費税導入の前後、この一年にどの程度資産課税を強化されましたか。 | ||
○安恒良一君 要らぬ、要らぬ。 | ||
○安恒良一君 長くなるから要らない。 | ||
○安恒良一君 大蔵省が出している提出資料を見ますと、よくしばしば非課税だった株式売買を原則課税にしたとこのほかに何回もこの委員会で答弁されましたが、一般サラリーマンは決して株式課税でバランスがよくなったとは思っていないんです。 そこで、株式配当優遇で大蔵省が提出した資料を私は...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、具体的な数字を挙げてお聞きしましょう。 消費税導入の平成元年度の配当所得者の課税最低限、限度額は五百九十二万二千円です。それから、それが七百四十二万七千円に百五十万五千円アップされました。一方、給与所得者は二百六十一万九千円で、それが三百十九万八千円に...全文を見る | ||
○安恒良一君 ところが大蔵省の提出の資料で、これは配当所得を総合課税にするとまだ六百億円税収が増加するとあります。諸外国ではすべて配当は総合課税で行っています。これは私は大蔵省の資料で言っているんです。なぜ我が国は総合課税を回避するのですか。資産過保護税制をなぜ回避せず持っていく...全文を見る | ||
○安恒良一君 事務方の答弁は要りません。私は、諸外国では総合課税になっているのを日本で総合課税をしないというのは大きな誤りだということだけを申し上げておきます。 そこで今度は、株式課税と利子課税の是正の問題で、これも非常に資産課税として両方を注目されました。その中であなたたち...全文を見る | ||
○安恒良一君 考え方を。数字を聞いているんじゃないんです。考え方を聞いている。 | ||
○安恒良一君 私が言った株式課税と利子課税はこれは個人の問題で議論しているのであって、あなたは間違っています。私は会社の、法人のことはこれは後から議論するんですから、間違った人は出てこないでくれ。私が許可する以外はだめ。私は大臣と主として政策論争をやりたいんだから。時間がないんだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういうところだけ慎重に国民のと言われますけれども、諸外国ではすべてこういうものは総合課税になっているわけですから、やり方はいろいろあると思います。 そこでその次は、今度は公平、公正、簡素、活力、こういう目標を掲げられまして消費税を導入されましたが、一連の税制改...全文を見る | ||
○安恒良一君 解説はいいんです、解説は。 | ||
○安恒良一君 まずは委員長にお願いしておきたいんですが、私は主として大臣と政策論争をやりたいと思いますから、事務当局は私がいいと言ったときだけ答弁をしてもらいたいと思います。 そこで、次の不公平税制の問題の一つでトーゴーサンの捕捉がここでもしばしば議論されました。今度、予算審...全文を見る | ||
○安恒良一君 問題は、この消費税を導入するときに、所得税の大幅減税をした、減税先行型だ、だから消費税も必要だ、こういうPRをされました。ところが給与所得者の納税比率は六十年度以降確実にふえています。例えば消費税が導入された元年は八六・二%、二年度が八七・六%で、税金を納める人の比...全文を見る | ||
○安恒良一君 もちろん給与水準が上がっていくのは事実ですね。しかし、給与所得者の納税比率が約九〇%なんですよ。農業以外の事業所得者の納税比率は半分の四五%なんですよね。学校を出てサラリーマンになったら途端に納税者にされるわけです。これではやはり給与所得重課税、こういう税制度の矛盾...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、進んでおればそんなにサラリーマン、給与所得者の納税人口が元年から二年にふえるはずがないと思いますが、この点は後でまた議論します。 そこで、いま一つの問題は法人税の問題があるんですが、これまた大蔵省の提出資料で赤字法人が五一・三%になっています。これは赤字だ...全文を見る | ||
○安恒良一君 長々と大蔵大臣はしゃべられましたけれども、この委員会でも再三取り上げられている問題で、大企業の税逃れ、特に企業の中で大企業の利用に偏っている租税特別措置法及び積立金、引当金等が指摘されます。 ですから、少しはよくなったと言われても、少なくとも五〇%を超える赤字法...全文を見る | ||
○安恒良一君 土地の課税強化は法人税を公正にする、公平にする重大なポイントだと思いますから、しばしば出た意見を尊重してぜひやってもらいたいと思います。 それから、やはり企業がいかにうまく税金逃れをしようとしましてもなかなか、税法は網の目のようにかぶせられますが、結局それを逃が...全文を見る | ||
○安恒良一君 いま一つ受取配当益金不算入制度の問題があります。これも五十九年から六十三年の五カ年を調べてみますと、実は五十九年度が一兆五百八十三億円から、六十三年度には驚くなかれ三四・七%増しの一兆四千二百五十八億にふえています。これに対して益金算入額は逆に、五十九年度は二百八十...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、やはり今回の消費税を施行するに当たっていろいろ納税者や国民が問題にしておるのは、持てる者と持たざる者の格差に非常に注目をしています。その一つの問題として、相続税の改正が行われましたが、いわゆるまじめに一生働いても家も持てないサラリーマンの目から見ますと過剰優遇...全文を見る | ||
○安恒良一君 誤解がないように。一般論で言っているんじゃないですよ。一定の限度までは今の税率でいいだろうと、二分の一で。しかし青天井というのはどういうことですかと。一千億あったら五百億はもう非課税になるんですね。そのことを僕は言っているんですから、変なところにとらないでもらいたい...全文を見る | ||
○安恒良一君 政府・与党は、昨年消費税廃止法案を私たちが出したときに二年間物品税の実施を提案したときに皆さんは冷笑されました。しかし、今回の非課税品目の採用拡大は、税理論的には消費税といえども奢侈品と生活必需品を同率で課税することには納税者は納得しない、こういうことが明らかになっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は国民が文句を言うからこの点だけ直せばいいということでは困ると思うんです。やはり税には一定の税理論というものがあります。ですから、むしろ私は、ここまであなたたち踏み込まれたならば、奢侈品や装飾品を初めぜいたく品にはもう高い税率をかける、こういうふうにお直しになった...全文を見る | ||
○安恒良一君 今回の見直しで、免税点、五億円の簡易課税制度、限界控除制度、消費税の創設当時からの構造的欠陥と言われているものはいわゆる実態調査をしなければわからない、こういうことを盛んにここで答弁されておりますが、私はこの点は決して頭から実態調査が必要でないとは言いません。しかし...全文を見る | ||
○安恒良一君 大蔵省が提出されています国際比較を見ましても五億円というのは異常なんですよ。だから私は実態調査以前の問題だと思います。いわゆる高過ぎる免税点、簡易課税、限界控除等は、同僚委員からも質問があったように消費者が納めた税金が国庫に入らない、これが一番今回の消費税の問題点と...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう時間が八分しかありませんから、私は結論的なことを少し申し上げてみたいと思います。 本当は今言った納付期限の問題から消費税財源の見直し、それから今回の改正に伴う財源の問題等もやりたかったんですが、私は今まで議論をした中で、どうもあなたたちが税制改正の目標に掲げ...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、もう一遍聞いてください。 消費税の手直しという一部の小手先細工だけでは今言ったような税の根本的な改革はできないじゃないか。そこで、やるならば税制度を、税体系の大改造を今日の実情に合わせてやる必要があるだろう。そこで昨年本院において廃止法案を出すと同時に、審...全文を見る | ||
○安恒良一君 全く議論がかみ合っていないのが残念でありますが、時間が来ましたので、改めてまた税制論議のときにやらせてもらいたい。 これで終わります。 | ||
06月07日 | 第118回国会 参議院 平成二年度一般会計予算外二件両院協議会協議委員議長及び副議長互選会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 ただいまから平成二年度一般会計予算外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会を開会いたします。 本院規則第百七十七条の規定により、年長のゆえをもちまして私が選挙管理者となり、議長及び副議長の選任を行います。 つきましては、議長及び副議長の選任の方法は...全文を見る |
○安恒良一君 ただいまの白浜君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○安恒良一君 御異議ないと認めます。 それでは、議長に矢田部理君、副議長に太田淳夫君を指名いたします。 これにて散会いたします。 午後三時二十六分散会 | ||
06月07日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第20号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となっております平成二年度総予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。 世界は今戦後四十年間続いてきた東西の冷戦構造に終止符を打ち、本格的な緊張緩和と軍縮の時代に入っております。一九八七年末のINF全廃条約...全文を見る |
06月07日 | 第118回国会 両院 平成二年度一般会計予算外二件両院協議会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 参議院側が平成二年度一般会計予算外二件を賛成少数で否決した議決の趣旨を申し上げます。 参議院側が平成二年度予算に反対する第一の理由は、国民が撤廃ないし凍結を求めている消費税は、一たん撤廃ないし凍結すべきであるにもかかわらず、これを歳入歳出に組み込んで予算を編成し...全文を見る |
○安恒良一君 拘束するという意味じゃなくて、こういうことがありましたということを紹介したわけです。 | ||
○安恒良一君 まあこれぐらいの議論にしておきましょう。 | ||
○安恒良一君 わかっております。だから、こちら側はこういう状況でしたということを御報告した、こういうことにとどめておきましょう。それでいいじゃないですか、この問題は。 | ||
06月12日 | 第118回国会 参議院 運輸委員会 第3号 議事録を見る | ○安恒良一君 労働省も来ていただいていますから、まず両省にまたがっているやつをちょっとひとつ先にお願いしておきたいと思います。 私は、常々佐川急便グループの問題の改正についてずっと取り上げてきました。その中で前大臣それから現大臣にも、一つは清和商事に対する支払い金の比率が非常...全文を見る |
○安恒良一君 いろいろ御努力をしていただいた中で、まず事態が変わっているのは、今度はもう清和商事というのはなくなりまして、これは京都佐川と合併をしたわけですね。そして佐川急便株式会社の代表取締役会長に佐川清さんがなったわけですから、今まで清和商事というのは、運輸省が取り締まるのに...全文を見る | ||
○安恒良一君 田渕委員からも、トラック業界の今日の労働力不足の中で公正競争という問題が取り上げられましたね。私は佐川というのは日通に次ぐ大きな運送業者ですから、これが公正競争をするためには、今言ったところのシステムをそのままにしたら、これはまた新しいトラック二法が施行されるんです...全文を見る | ||
○安恒良一君 質問通告しておきましたから先取りで先の方までお答えになったようですが、私は何も今たまたま名前を琵琶湖と出したけれども、琵琶湖の空港がいい悪いと言ったわけではありません。これは誤解がないように、超党派で来ていますからね、超党派で。ただ、考え方として四十七都道府県に全部...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、大臣あした混雑するところに乗っていただくそうですが、問題は、今もう首都圏では地価が高騰しまして都心部に住宅を労働者が持つということは極めて難しいです。しかし、鉄道技術がこれだけ発達していますから、住宅と職場、これの接近は物理的な距離だけで考えるのじゃなくて時...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣と私の考え方は一致したんですが、ところが今まで政府がやってきたことはそれを本当にやっておったかどうか、一全総から現在四全総と言われますね。そして口では一貫して地方への人口、産業の分散、こういうことを言うわけですね。そしてそれをやることによってゆとりのある社会を建...全文を見る | ||
○安恒良一君 五年刻みでいいんだよ、五年刻みで。 | ||
○安恒良一君 大臣、今言っていただいたように、四十年度から五十年度は対GNP比大体三・三%前後の水準でずっと投資が来ておったんです。ところが、五十六年度以降年々鈍化しまして、例えば私の計算で言うと五十九年度なんて二・八%ということで、五十九年度以降はこれは二%台に全部落ちているん...全文を見る | ||
○安恒良一君 難しい言葉で言われましたが、わかりやすく言うと、交通投資の不足というのは五十六年度から行財政改革、それから五十九年度から平成二年度にかけては特例公債依存脱却をかけた厳しいシーリングがあったからでしょう、だからこういうことになった。しかし、国民がこんなに住宅問題や土地...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、そういうのを官僚答弁というんだよ、中身何にもない。 例えば、JRの混雑率は全部二〇〇%、これ東京は超えているじゃないですか。それから昭和四十年代と五十年代、五十年から六十三年の間に首都圏の民鉄七社、地下鉄、JRの混雑率は改善をされていますか、具体的に改善さ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、ちょっと覚えておいてもらいたいんですがね、四十年から五十年の十年と五十年から六十三年の改善状況、例えばJRだったら改善状況三三%が、五十年から六十三年は七%しか改善されてないんですね。それから地下鉄の場合は二二%の改善状況が、これ十年間でとりますと、それが五%...全文を見る | ||
○安恒良一君 中身はわかっているんだ。進捗状況を聞いているの。中身はわかっているの、そんなことは。 | ||
○安恒良一君 私は、今お聞きをすると、これ一部新聞には常磐新線の整備主体を第三セクターで夏までに設立するということで合意した、でJR東日本はこれに参加する、こういうようなこともあったんですが、きのう問い合わせをしたらどうもそれは事実関係と違うようだということですが、私はこの問題は...全文を見る | ||
○安恒良一君 すなわち、一つは土地の値上がりその他で建設費が非常に巨額になる。二つ目には経営のリスクが大き過ぎる。それから三つ目はこれに対応するための開発利益の還元等が明確でない。こんなことでJRが参加を渋っている。しかし、JRを除いて地方自治体だけでこれだけの大事業ができるか、...全文を見る | ||
○安恒良一君 昭和六十年度の当時価格で六千億から七千億と言われましたね。その後、もう今日までさらに上がっていますが、そうすると、あなたは今言われたようなことで、地方公共団体が中心になってこの建設費はもう賄い得る、そして鉄道の建設のノーハウとか運営はJRが中心になってやる、こういう...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、話だけ聞いておるといかにも順調にいっているようですが、私はそんな簡単にはいかぬと思いますよ。これほっといたらまた来年の委員会で私から同じことを、おまえたちは一年何やっておったかと、今度いよいよ怒られることになりかねない。ですから、成田空港のことで大臣があっちの...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣の答弁ですからやや精神論的ですが、私は具体的に言いますと、鉄道整備の財源対策のあり方について、この際運輸省はやっぱり抜本的に一遍政策局を中心に見直すべきだ、少なくとも私は、大都市における混雑を緩和するためには、大都市地域中心の新線建設のコストが非常に巨額になって...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、やっぱり概算要求のときに勇気を持って出さなきゃだめですね。皆さんが出せば私たちは応援しますよ。恐らく与党の方でもこういう問題は異論がないだろうと思うんですよね。与野党で応援するんです。ところが、皆さん自身が今までびびっちゃって出さないものだから、皆さんが出さな...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はここに議事録持っていますが、「その二つの補助を実質的に組み合わせたような補助制度に最低したい」と、こう言っておられるわけですね。そこで、具体的に確定した補助率は幾らにするんですか。これからもう今のようなことじゃなくて、具体的にあれから一年たって今度予算要求される...全文を見る | ||
○安恒良一君 改めて議論、局長がかわったら前の局長が言ったこと知らぬじゃ困るんだよね。阿部君はこう言っているんだよ。地下鉄補助制度及びニュータウン鉄道補助制度という制度、この二つを組み合わせてそれを最低にしたひとつ補助率を確定をしたい、こう言ってこの法律を通すときに私とのやりとり...全文を見る | ||
○安恒良一君 じゃ私の方から申し上げましょう。 整備新幹線の国の負担割合は平均で約三五%ですね。それから地下鉄補助は今さっきから何回も言っているように三五%。ですから常磐新線というのはやはり宅地開発、住宅供給には極めて有効ですし、さらに、これが今問題になっている在来線の混雑緩...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、それは進めてください。 それではいま一つ、大都市における鉄道整備の拡大という意味の一つ重要な観点は、私は大深度地下鉄方式が有効だと思います。ところが、これも昨年末から大深度地下関連法案は検討中検討中で、これまたこっちへ来ないんですよね。私たちは来れば議...全文を見る | ||
○安恒良一君 これまた大臣そうなんですよ。各省と調整をしなからといって、もうあなたこれ今にも法律が出てくるような話になっておったんだから、それから一年たっています。私が言っていることは、そんなことで各省で話がつかなければ、運輸省は前向きに、おれのところは既に地下鉄を走らせているん...全文を見る | ||
○安恒良一君 私も鉄道屋ですから、そんな素人の話をあなたから聞くことないんです。今の東京の地下鉄と同じことで大深度をつくれと言っているんじゃないんです。東京と神奈川と埼玉と千葉で日本の人口の約四分の一がいるじゃないですか、三千万。この間を大深度で輸送するということは今の状態では一...全文を見る | ||
○安恒良一君 およそ一国の大臣がこの委員会で私に約束して議事録が残っているんですよね。法律を通すときだけのいいかげんな答弁じゃ困るんですよ。少なくとも自治大臣、建設大臣と相談をして前向きに取り組みたいというふうに言っているんですからね。今大臣聞いたら、まだ検討中でございます。そん...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は去年も言ったんですが、私ども計算したら常磐新線の開発利益は大体約二十兆円なんですよね。ですから、これ五%還元しましても鉄道は建設をできるんですよ。その意味からいうと、私は開発利益の還元問題には税制のみならずあらゆる角度から思い切ってメスを入れて制度を導入する。そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 終わります。 | ||
06月14日 | 第118回国会 参議院 運輸委員会 第4号 議事録を見る | ○安恒良一君 まず、清算事業団の要債務処理問題を、私ちょっときょうは三重野君が登院をしたものですから、御案内をしておって聞いておりませんでしたが、恐らく同僚の穐山委員からいろいろあったと思います。そこで私は後で資料だけ持ってきてもらいたいということで言っておきますが、長期債務の金...全文を見る |
○安恒良一君 時間がないから、できるだけ簡潔に答えてくださいね。長い答弁は頭の悪い証拠になるから。 そこで、補正予算の段階で今おっしゃったように六十三年度と平成元年度、二回補正していますね。補正予算で増額するぐらいなら、今おっしゃったように借金の返済に充てていくんですから、な...全文を見る | ||
○安恒良一君 土地の処分がどのくらい進むかというのは、これは概算で決めるときにわかるわけですから、そんなのは私は詭弁だと思う。 そこで、大臣にお聞きしたいのですが、清算事業団の補助金が当初ベースにおいて、今言われたように毎年減少していますね。私はやっぱりこれはマイナスシーリン...全文を見る | ||
○安恒良一君 見込みが多少違ったというのじゃないのですよ。補正、元年度四千五百億組んだのですよ、四千五百億。私は組んだことを悪いと言っているんじゃないのですよ。それから借金を早く返すこともいいことだと言っているんですよ。そこは誤解がないように、組んだことを文句言っているわけじゃな...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、特に国債費がシーリングの対象から今外されていると言われていますが、その理由は大蔵省、どういう説明になりますか。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、国鉄清算事業団の補助金の性格も、これは今大塚総括審議官から言われたように、国鉄の債務の償還にこれは充ててあるわけですよね。そうすると、今あなたが言われた国債の扱いと、これはやはり債務の償還ですから同様に扱われてしかるべきだと思うんですが、運輸大臣、あな...全文を見る | ||
○安恒良一君 その際、有力な手がかりになることをこの際はっきり言っておきましょう。これは平成元年の十二月二十一日に財政政度審議会の「歳出の節減合理化の方策に関する報告」という中に次のようなコメントがあります。「清算事業団の巨額の長期債務等は、財政運営の観点からは隠れた赤字というべ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、国が借金していることは国債も清算事業団も同じですよ。ただ、国債の場合、累積残高が非常に金額は大きいというのはわかりますよ。しかし、財政制度審議会でも言っているのは、これは国の借金、国の借金だよと。だからこれを今後十分留意しなさいと、こう言っているんだから、その...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、また清算事業団の借金返済と非常に関係のある新幹線の施設譲渡問題について少し質問をしたいと思います。 新幹線の施設をJR各社に譲渡するということが、どうも運輸省は平成三年度にJR各社、もちろんこれは九州その他を除いてですが、株式を上場する、そこで譲渡問題...全文を見る | ||
○安恒良一君 国鉄改革法、私どもも審議したんですが、そのときに新幹線保有機構を設置して、新幹線についてはJR各社に渡さない、保有機構で一括保有しリース料金を徴収する、こういう仕組みをつくったんですね、これはね。ところが、私から言わせると、なぜあのときに渡さない、そして一括保有して...全文を見る | ||
○安恒良一君 全く朝令暮改になっているんじゃないですか。なぜかというと、保有機構のリース料の仕組みというのはJR各社の収益調整のために私から言うとかなり無理してつくった制度であったと思う、既にその矛盾が顕在化していますね。 例えば一つの例を挙げますと、輸送量の変化に応じてリー...全文を見る | ||
○安恒良一君 なぜかというと、四年前には三十年たったら検討すると言ったんだよ。三十年たったら検討すると言ったのが、もう四年目には今あなたは一生懸命検討していると言っているんだよね。だからあのときとこの四年間でなぜそんなに変わるのか。あのときは三十年たったら国民感情を十分勘案して有...全文を見る | ||
○安恒良一君 今あなたが言ったようなことは、 その当時考えられなかったことじゃないんですよ。株式の上場というのはできるだけ早くやりたいと、それぞれ年次のめどまであわせて議論したんじゃないですか、あわせて。それを何か今あなたの話を聞いていると急にそんな条件が、あなたたちのやっぱり...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、保有機構法第二十一条の四項では貸付期間が終了したときしか譲渡できないことになっていますが、あなたたちのお考えで貸付期間終了前に譲渡するということになればこれの法改正が必要ですね。どうですか。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、今度は具体的に譲渡の仕方について少し議論をしてみたいと思いますが、報道では運輸省は売却価格八兆一千億、二十六年分割払い。これは私は国民の立場からいうと余りにも会社にとって都合のよい案と言わざるを得ません。また余りにも安過ぎると思います。ですから、新聞で見る...全文を見る | ||
○安恒良一君 あの新聞報道は事実じゃなくて迷惑しているというならそれはそれとして受けとめておきましょう。 そこで、私は少し中身をまだ進めてみたいと思いますが、JRの平成二年度の決算、これはJR三社は二千五百十九億の経常利益が出ております。私は事業経営が順調に推移しておることは...全文を見る | ||
○安恒良一君 これ身内の財産じゃないんだよ、これ国民の財産だからね、そこのところを間違えぬようにやらないと。運輸省とJR各社では困るわけだ。中にはまた運輸省から次天下り行くからねということで身内に考えてはいけませんよ、あなたたち身内の考えがあるから。あの財産というのは国民の財産で...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、これは償却の観点からちょっと考えますと、現在保有機構で毎年四百億に近い償却が実施されていますね。これを一括譲渡した場合、JR三社のこれは償却分になるのか。さらに、これまで新幹線施設分として償却してきた九千七百二十七億はどうなっているのかということをお聞きした...全文を見る | ||
○安恒良一君 いずれにしましても、今この問題について株式を上場する前に結論を出す必要があるということについても私は異論がございません。しかし、現在までのあなたたちの進め方を見ていると、国鉄改革時にはJR三社に新幹線の償却をやらせると経営が成り立たない。そこで保有機構をつくってやっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、今回の営団地下鉄出資持ち分の評価方法について、これは穐山さんも聞かれたらしいですからダブってはいけませんので僕も簡単に聞いていきますが、今回の営団地下鉄出資持ち分の再評価の考え方について説明してもらいたいんです。 というのは、再評価額は九千三百七十二億円で...全文を見る | ||
○安恒良一君 それ、長かったら後で資料下さい。資料でいいです。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、正しいということですから、具体的な資料を後でいただくということで時間を省略したいと思います。 それで、一つだけ聞いておきたいのですが、営団地下鉄の出資持ち分の譲渡を受けた一般会計は、営団の民営化というのが今後進んでいくんですが、そのときはこれをどう処理...全文を見る | ||
○安恒良一君 大蔵省、今答えられますか。まだ将来のことだから検討しますか、どうしますか。 | ||
○安恒良一君 これはまたそのときになったら議論しましょう、一般会計に入れた方がいいのか、借金返済に充てた方がいいのか。 それじゃ、東日本の社長の住田さんと常務の松田さんに参考人で来ていただいていますので、こ の問題について質問をしたいと思います。 実は松田さんが、五月十...全文を見る | ||
○安恒良一君 安恒はけしからぬと言ったことはないなんと言っても、テープがあるんだからね。もしも出てきたら大臣、やめてもらいますよ。 私が住田さんと話したときには住田さんは、い ろんな話の中に何かあったかもわからぬと言うから、いろんな話じゃわからぬと言ったんだ。いろんな話じゃ...全文を見る | ||
○安恒良一君 責任逃れだよ。何を言っておるか、君のところの代理人じゃないか。答弁になっていない。 いいですか。代理人は、弁護士は君のところから頼まれてやっているんでしょう、あなたの名前が入っているんだよ、これ。そういうことを責任逃れと言うんだ。やはりこれは十分でありませんでし...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、今、以上のやりとりを聞いて、この結末はどうつけますか。私は、あそこまで言い切るならテープを持ってきてこれ白黒をつけざるを得ないと思う、白黒を。しかし、その前に、あなたは今JR各社全体を監督するその責任者なんですから、私が申し上げたようなことについて、私はこれで...全文を見る | ||
○安恒良一君 これ時間がありませんから、大臣は大臣として調査をして処断を、やはりきちっとした処置をしてもらいたい。と同時に、私はそのテープの提出等も求め、さらにこの問題については引き続き、きょうは私の時間は十二時二分までしかありませんから引き続きこのことは議論をしていきたいと思い...全文を見る | ||
○安恒良一君 終わります。 | ||
06月25日 | 第118回国会 参議院 地方行政委員会 第10号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、まず今議題になっております二つの法案の策定の過程について少し質問をしたいと思います。 まず、この法案を警察庁が発表されたのは本年の四月九日、このように新聞にでかでかと発表されました。その前にかなり長い間これを検討しておったと聞きますが、どのくらいの期間これ...全文を見る |
○安恒良一君 答弁者にお願いします。一時間しかありませんから、私も簡単に聞いていますから簡単に。私はいつごろから始めたかと聞いただけですから、長々長々としゃべるのは頭が悪い証拠です、率直に言って。 そこで、私は今お聞きをしましたところ、もう約一年前からこの検討にかかられた、こ...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも答えが的確でないんですよね。四月九日に発表された案というものはどういうものだったのかと、こう聞いているわけですから。というのは、九日に発表されてからその後一カ月ぐらいの間に各紙の論説を読みますと、皆さんの四月九日の案についてはおおむね各社ともこれを強力に支持を...全文を見る | ||
○安恒良一君 ベストとは言わないが、今ここに審議を願っている方が現実的だと、こういうことになりますと、最初のいわゆる警察庁が提出した試案というものは何だったんでしょうか。警察庁があれだけ新聞にでかでかと発表した試案はあなたは何だったとお考えになりますか。 | ||
○安恒良一君 なかなか苦しい答弁を一生懸命されていますね、あなたは、本心がなかなか言えないものだから。というのは、今の案がベストだと、前のやつは取り締まり重点で理想的だなんてそんなことを言われますけれども、少なくとも去年の七月ごろからかれこれ半年も一生懸命警察庁が協議をし、各省と...全文を見る | ||
○安恒良一君 軽自動車は排気量に制限があるというものの走行時も駐車時も一般の登録車と占有する面積はほとんど同じなんですよ。車庫証明が必要でなかった現行法は、しかも制定当時と状況が大きく変わっているこの現在においては、私は欠陥法と言わざるを得ないと思うんです。今の法律自体が、これだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも自分たちが提案したのがずたずたになったから、しゃべり方もあなた、えらい自信がないですね。明確にひとつぴしゃっぴしゃっと答えるところは答えてもらいたいと僕は思いますね。 そこで、当初あなたたちが四月九日に発表されたのが今言われたような理由で、私は理由は納得し...全文を見る | ||
○安恒良一君 抽象的に効果があるなんと言われてもだめなんですよね。既に道交法の改正をこのところ、例えばシートベルトをつける以下三回やってきていますが、なかなか今日の交通戦争というのは道交法の改正にかかわらず実効を上げていない。むしろ、例えば死者でも既にまた一万人を超えて、交通非常...全文を見る | ||
○安恒良一君 五十三年と五十四年の数字だけ私もらっていますが、こんな一年間の比較じゃ意味ないんですよ。だから、いろいろおっしゃるならば、五十三年以降今日まで三回道交法の改正をし、改正した事項が具体的にどのように事故を減らしているかというのを後からでいいですから、きょう今から長々と...全文を見る | ||
○安恒良一君 試みの案から大幅に後退して誠心誠意やったという苦しい言いわけ。むしろあなたたちとしては、いや実は試みの案でやりたかったが今回はこれでやむを得なかったと、これが一歩だからさらにこれから中身のいいのをつくるから応援をしていただきたいと、こう答えれば私は素直に聞くんですよ...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりました。それじゃ、実態調査をしたそうですから数字を出してください。現在の保管場所が、いわゆる本人の使用の本拠地からおおむねどのぐらいにあるかということで、あなた今全国の実態調査もした中でおおむね二キロぐらい、実態調査をされたなら、現在の自動車の届け出が全部ある...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなた、今答弁したじゃないですか。私がこの五百メートルを二キロにするのはおかしいじゃないか、どうしてやったんですかと聞いたら、全国の実態調査を調べた結果そういうふうになっていますと言うから、それじゃ調べた数字を言ってください。それで、詳細な資料があるなれば後から届け...全文を見る | ||
○安恒良一君 正確に物を言ってください。今度アンケート調査と言い出したよ。あなたがしゃべったのを議事録起こしてごらんなさい。実態調査をしたと言ったじゃないですか。今度は急にアンケート調査と言う。なぜそんなうそを言うんですか。あなたは当初は、実態調査をした結果、おおむね二キロまで妥...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ資料を出してください。 ここは大臣にお聞きしたいんですが、私は二キロなんというのは非常に困ると思う。なぜかというと、現実的じゃない。じゃ、我々が自動車を自分で使ったとき、自分の家から二キロ遠いところまで、東京や大阪において、そこまで何で帰るんですか。それ...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣ね、ああいうような官僚答弁になるんだよ。この国会から半径二キロ描いたところに車庫があって、そこに車置いて、またここまで帰ってきますかというんだ。毎日のことですからね。ああいう官僚答弁になる。だからわしはあなたに聞いている。長官は答えることない。私が大臣と言ったと...全文を見る | ||
○安恒良一君 自転車で行きゃいいじゃないかと言うけれども、東京や大阪で込んだところで自転車で行くと危険なんですよ。そんなことは頭の中だけの話で、また、自家用を持っている人は利便 性があるから持つんであって、毎日二キロ先のところへ置いて、またそれから自転車で帰ったり、歩いたり、ほ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それも全く理由にならないですね。現在の法体系を前提で買っておっても、世の中、社会の変化に伴って道交法自体も次から次に変えていっているんじゃないですか、現状に合わせて変えていっているじゃないですか。ここだけは、いや購入したときは現在の法体系であったんだから、だからこれ...全文を見る | ||
○安恒良一君 検討するということは検討しても、例えば違法駐車についてはレッカー車で持っていったらどうだ、ところがなかなかレッカー車では現在では人の手間や置き地がない。それなら、例えば英国でやっていますね、違反駐車にはチェーンなどで固定してしまう、こういう方法も私はお考えになってし...全文を見る | ||
○安恒良一君 期待をしてもだめなんですよね。片一方の場合にはちゃんと罰則がついているじゃないですか。やっぱり罰則をつけるものをつけなければ、いやそうなるだろうとか期待するとか、そんなことでできるはずがないじゃないですか。 例えば一つの例を挙げましょう。その弁慶橋を渡って私たち...全文を見る | ||
○安恒良一君 今回の場合、これは例えば今回の改正によって自家用車には保管場所標章、ステッカーを張ることになっていますね。営業車はこれもまた適用除外されていますね。しかし、あなたたちは営業車についてはそういう違反の事実はないということを責任持って言えるんですか。あなたが今おっしゃっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、今日貨物輸送、宅配が非常にふえて国民生活、経済に大きな貢献をしていることは認めますが、その自動車が不法駐車をしているのは目に余る。こういう点についてはあなたたちはどうするつもりですか。 | ||
○安恒良一君 私は、やはり今の道路運送法の体系の中で、今申し上げたいわゆる宅配が道を大きく占有して交通障害になっていることはこれは間違いがないんですから、ひとつ運輸省としては早急にこの点について――この法律が通ったら今度は自家用車がのいちゃってそこに貨物自動車がいくからうまくいく...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の時間は二時一分までですから、もう時間ありませんから建設省にお聞きをしたいんですが、現在公営、民営を含め駐車場のスペースはどのくらい不足していますか。 | ||
○安恒良一君 あなたたちのお出しになっているポケットブックの中から道路整備五カ年計画の駐車場の整備率を見ると、六十二年は一七%しか整備されていない、平成四年度、一生懸命やっても三〇%と、これがあなたたちがお出しになっている数字ですよ。いいですね。 そこで、今月の十一日付で建設...全文を見る | ||
○安恒良一君 東京都では一戸の平均延べ面積は六十・二七平米でありますね。それで自動車統計で見ますと自家用車が東京都の保有率一世帯当たり〇・七五台、営業車を入れますと一世帯当たり一・三五台になります、これは統計で。そうしますと、いかに東京都が駐車場のスペースが全く立ちおくれているか...全文を見る | ||
12月17日 | 第120回国会 参議院 本会議 第3号 議事録を見る | ○安恒良一君 平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会の経過及び結果について御報告を申し上げます。 本院協議委員は、先ほどの本会議におきまして議長より指名せられました後、直ちに協議委員議長及び副議長の互選を行い、その結果、協議委員議長に私、安恒良一が、副議長に及川...全文を見る |
12月17日 | 第120回国会 参議院 平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会協議委員議長及び副議長互選会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 ただいまから平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会を開会いたします。 本院規則第百七十七条の規定により、年長のゆえをもちまして私が選挙管理者となり、議長及び副議長の選任を行います。 つきましては、議長及び副議長...全文を見る |
○安恒良一君 ただいまの片上君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○安恒良一君 御異議ないと認めます。よって、議長に私、安恒良一が、副議長に及川順郎君が選任されました。 これにて散会いたします。 午後五時三十六分散会 |