安恒良一
やすつねりょういち
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月19日 | 第120回国会 参議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○安恒良一君 世界の耳目をくぎづけにしました湾岸戦争が終わったことは、私は大変よかったと思います。しかし、この戦争でイラク軍による海水汚染、油井放火、さらに目に余る略奪等、その傷跡が大きく残っています。また、戦場となりましたクウェート、イラクでは軍人以外の市民も多数死亡する等、悲...全文を見る |
○安恒良一君 私はもちろんフセイン大統領の侵略を許すものではありません。しかし総理、あなたは、この間にとりました態度は、この戦争を奇貨として平和憲法の枠を踏み越え、かいくぐり、自衛隊機の派遣のようなやり方で軍事援助に手を染めようとされたじゃありませんか。そのことに私どもは反対をい...全文を見る | ||
○安恒良一君 私の質問に的確に答えられていませんから再確認しますが、湾岸戦争に際しての国際貢献策をとられましたが、日本国の憲法はその貢献には一切妨げにならなかった、こういうふうに確認してよろしゅうございますか。 | ||
○安恒良一君 私はここにドイツの大統領ワイツゼッカーさんのインタビューの記事を持っています。その中で、湾岸戦争に非協力との厳しい批判に対して、それらの批判は我々を批判する側のひどい情動性と矛盾のあらわれだと言っています。また、ドイツがクウェートの奪還に軍隊を出さないための兵役拒否...全文を見る | ||
○安恒良一君 理解を示すと、こう言われましたが、この大統領の発言に比較しますと、我が国では自衛隊の海外派遣で国論を二分する騒ぎを起こしましたね。そして、自衛隊が行かなければ世界の孤児になると政府・与党の主張が強かったことも事実ですね。総理は、微動だにもしないこの大統領のような政治...全文を見る | ||
○安恒良一君 武力による威嚇とか、そういうものの細かい議論で時間を費やしたくありません。これは既にうんと議論されています。 そこで、ちょっとお聞きしますが、またぞろ湾岸地域へ海上自衛隊の掃海艇派遣が取りざたされていますが、この点、総理はどうされるつもりですか。 | ||
○安恒良一君 イラン・イラク戦争の際に、中曽根さんは掃海艇派遣をしたいと考えられましたが、後藤田官房長官が待ったをかけられたことは天下公知の事実であります。その根底には、自衛隊法の制約を後藤田長官は承知していたからだと思います。 そこで、総理、どうですか、私は掃海艇を出すべき...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、政府といっても最高責任者の総理のお考えを聞いているんです。 なお、念のため申し上げておきますが、ベトナム戦争の時期にも、いわゆる港湾封鎖が解かれた後、掃海艇を出すかどうかという議論を当時しています。昭和四十七年五月二十四日の外務委員会の議事録、その中で佐藤...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、佐藤内閣総理大臣も明確に否定をされています。当時の江崎国務大臣も、この議事録では明確に掃海艇の派遣を否定されています。ですから、今あなたは何か人ごとのように政府で慎重にと言われましたが、あなたは内閣総理大臣ですから、あなたとしてどうされるんですかと僕は聞いてい...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、もしも掃海艇を派遣するということになると、掃海艇だけ行くことになりますか。何と何をやることになりますか、防衛庁長官。 | ||
○安恒良一君 掃海母艦、例えば「はやせ」は定員百五十ですね。補給艦「とわだ」定員百四十、中型掃海艇定員四十五です。やるとすれば一隻では行けないと思うんですね、朝鮮戦争のときには二十隻行っていますから。そうしますと、これで海上自衛隊を一挙に千人ないし二千人派遣することになりますが、...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、今の議論を通じて、どうぞ掃海艇を派遣するなどということがないようにしてくださいということを強く要望しておきます。 平和憲法を踏まえまして、湾岸戦争後の日本の外交の基本方針について、総理、答弁してください。 | ||
○安恒良一君 当面の外交課題として、復興、安定、その他、三点挙げられました。 そこで、私はさらに聞きたいんですが、世界の歴史の中で、イギリスは議会制民主主義の母国として、そしてアメリカは自由と豊かな社会づくりに、フランスは芸術と文化で世界に貢献し、国際社会で名誉ある地位を確立...全文を見る | ||
○安恒良一君 伺いましたが、各国の普遍的な価値のあるものに匹敵するものとして、今の総理の言葉、我が国の貢献は軍縮である、武力行使を永久に放棄した日本に最もふさわしいと考える、マルタ会談から始まった一連の対立緩和を促進する先頭に立って名誉ある地位を確立する、こういう御決意をお持ちだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから、これも触れられましたが、私は軍縮外交を基本にされることは非常に結構だと思いますが、武器輸出禁止も、これも答弁されましたが、私は、総理の答弁のミサイル兵器だけに限ることなく、通常兵器を含めた武器の輸出輸入の調査を国連で行わせる、そして、まずだんだん量を減らし...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも総理が私の質問に先立ってちょっと触れられましたけれども、軍縮と表裏の関係でありますのは、総理も言われましたように、我が国は民生重視型の産業経済構造による国興しの世界で先駆者であります。これは世界がひとしく認めています。そこで、このノーハウを世界に輸出し、ソ連、...全文を見る | ||
○安恒良一君 最近PKO問題が議論されています。私たちも社会党なりに十分議論し、そのあるべき方向について固めておりますが、この点でも、私は自衛隊の参加にこだわる政府・自民党の皆さん方がPKOの議論を大変混乱させていると思います。しかし、PKOというのは国際紛争の後始末の対策であり...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは次に、国内政治問題で少しお聞きしたいんですが、総理、あなたは御家庭で内と外を使い分けられますか。それから、政治の手法でもどうも使い分けがあなたの信条のように考えられてなりませんが、この点どうお考えですか。 | ||
○安恒良一君 湾岸戦争について総理に言わせると、戦争ではなくてそれは平和回復活動である、九十億ドルの戦費では、九十億ドルは戦費ではなくて平和回復拠出金である、自衛隊を戦場に飛ばすことについて、派兵ではなくて派遣であるとあなたは言われました。これは何ゆえでしょうか。紛れもなく近代兵...全文を見る | ||
○安恒良一君 武力行使も戦争であることには変わりないんですから、この点言っておきます。 私は、あなたは政治理念がない、決断ができない。ですから、そういう過ちを起こすのじゃないでしょうか。例えば自衛隊の海外派遣は、あなたは最初は憲法上できないと言っておられたんですよ。それがつぶ...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理は完全に答弁されていません。最初自衛隊の海外派遣は法律上できないと言われたが、去年の法律をお出しになるときには手のひらを返すようにこの道を開こうとされたということに答えられていません。それは後で答えてください。 私は歴代総理を見ますと、私たち社会党との立場の...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理が前段で言われたことは、全部どの総理も共通ですね。その中で重点的にこういうことをやられたということを言っているんです。あなたはそのことを今政治改革だと言われましたが、それは後で聞きましょう。 そこで、私は、国民の大多数はどうもあなたの場合の政治というのはその...全文を見る | ||
○安恒良一君 一言申し上げておきますが、臨時国会を通じてあの法律の審議をしたんです。それで廃案になったんですから、その点に対するただ厳しく受けとめるということだけで済む問題ではないということだけを申し上げておきます。 そこで今度は、国内の政策課題であなたが政治生命をかけると言...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなたは議会制度百年の記念行事までに間に合わせると、まず一つ時期を公約されました。昨年の十一月末にもう終わっていまして、それから四カ月たっています。それから、あなたの総裁任期はことしの十月ですから、残りは半年しかありません。政治生命をかけると言った日時が経過した責任...全文を見る | ||
○安恒良一君 全力を挙げて取り組むと言われましたが、私は、今あなたの任期中、特に今国会で政治改革法案を審議、成立させる目途はあなたにはお立ちでないと思います。私もとても無理だろう、五月の八日までですから。そうしますと、総理就任当時の公約であり、世間であなたの内閣が誕生した背景は、...全文を見る | ||
○安恒良一君 作業を続けていることは承知していますが、私は、この国会の会期中とかあなたの任期中に間に合うのかということを聞いているわけです。あなたの師である三木総理の座右の銘は、信なくば立たず、こういうことだったそうですが、あなたが政治改革の公約を実行されなかった場合、国民はあな...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、あなたは口ではこの問題に政治生命をかける、こう言っておられますが、本当に実行面で政治生命をかけてこなかったんじゃないか。私は、今のようなテンポのやり方ではとても政界浄化も望めませんし、どうしてあなたの任期中にやり遂げることができるのか聞きたいんです。どうしてあ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは国会にはいつ提出されますか。 | ||
○安恒良一君 答えになっていません。これ以上時間をとりたくないから、答えになってないということだけ言っておきます。 あなたは、政界の浄化は政治資金にまつわる汚染にメスを入れることだということの踏まえが十分ではないのではありませんか。政治資金の規制、議員の資金集めのための政治団...全文を見る | ||
○安恒良一君 いずれも努力中、待ってくれと。任期はだんだん近づいている。全然答えになりません。 そこで、それじゃ聞きますが、どうもこの政治資金の規制と選挙区制度、こういうことをあなたは絡ませてお考えになっているんじゃないでしょうか。 | ||
○安恒良一君 私は、選挙制度とこれを絡ませたら百年河清を待つことになるだろうと思う。お金のかからないという小選挙区ですが、奄美大島の例を見てください。 そこで、私は、どうも総理は野党つぶしと言われているこの小選挙区制を持ち出して野党に反対をさせる、そして政治改革が進まないのは...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はここで小選挙区制度の中身を今議論しようとは思いません、時間がありませんから。 ただ、私が主張していることは、選挙の区割りと政治資金の浄化の方策は別の次元の問題である。これを絡ませることなく、あなたが言う政治改革をやるならば政治資金の浄化の法案をまず早急にお出...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは、経済、景気問題に入りますが、日本の景気拡大は五十一カ月目に入ったと言われていますが、拡大の勢いは相当弱くなってきていると私は思います。弱くなっているだけじゃなくて、後退局面に入ってきているという判断をされる指標が相次いで発表されています。 日銀総裁、そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 この論議を進めるために、最近の個人消費の動向はどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 民間の設備投資、私、個人消費の動向を見ましても、設備投資では機械の受注は総額がピークから非常に減少に向かって、伸び率もかつては二けただったんですが、今は二ないし五%に大きく後退していますね。また、日経新聞の九一年度民間設備投資動向調査によれば、来年度はわずかに一・六...全文を見る | ||
○安恒良一君 企画庁の景気動向指数、すなわち一致指数、それから先行指数がございますね、それから二月に調査された日銀の短観、これらの指数を私は全部見ますと、やはり景気は後退局面に入っているとしか思われない指数が発表されているわけです。ですから、どうも日銀も政府の皆さんも、なお景気は...全文を見る | ||
○安恒良一君 一番最近の一致指数、十月、十一月とかそれから十二月、それから先行指数、ここの四カ月ぐらいどういう状況になっていますか。 | ||
○安恒良一君 聞いていることに答えていない、正確に。 | ||
○安恒良一君 今言われた数字等、私は非常に重要だと思う。というのは、私は日本経済というのは他の国の経済と違って大きい特色があると思います。それは景気がよくなるときは一気によくなる、悪くなるときにはまた逆に一気に悪くなる、そういう性格を持っていると私は思います。それゆえに、的確な判...全文を見る | ||
○安恒良一君 日銀総裁は全然反省の色がないから、後からバブル経済であなたに具体的証拠を突きつけて反省してもらいましょう。 そこで、日銀総裁 あなたは巡航速度という言葉をしばしば使われますが、これはどのような経済の状況について言うのですか。また、どのような経済の状態になることを...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ三・八%というのは巡航速度ですか、経済成長。 | ||
○安恒良一君 ではもう少し具体的な政策で、どのような政策をとれば巡航速度の経済になるんでしょうか、その条件を具体的に説明してください。 それから、日銀や政府の現在の政策をとっていくならばいわゆる巡航速度であって、それ以下に減速することはない、こういうふうに日銀並びに政府はおっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 経企庁長官は三・七五であれば巡航速度だ、こう言われましたが、まだちょっとはっきりしませんが、じゃどのような政策によってそれが達成されるのか説明してください、この巡航速度にするために、あるいはこれを維持するために。 また政府は、今度は失速のおそれありと判断された場...全文を見る | ||
○安恒良一君 日銀総裁、あなたはよくバブル退治には敢然と立ち向かう、こう言っておられますが、バブル経済の終結の条件を国民にわかりやすく説明してください。また、金融引き締めでバブル経済が完全に退治できますか。 | ||
○安恒良一君 いや、あなたはこのバブル退治に敢然と立ち向かうと言っておられますから、その具体策を聞いているわけです。 | ||
○安恒良一君 私は、やはり景気が少し減速しているということははっきりしてきたと思いますが、最近の物価上昇を見ますと、どうも景気減速下の物価上昇、こういうおそれが日本経済にあるような感じがいたしますが、この点、日銀並びに経企庁長官、どう思われますか。 | ||
○安恒良一君 今年度の消費者物価の上昇をずっと年度初めから最近まで説明してみてください、何%上昇か。 | ||
○安恒良一君 今お聞きをしたとおり、前半は二%台だったですが、後半は四%台と目に見えて上昇してきています。その一方で、私はやっぱり景気が減速をし始めていると思うんです。景気がよくなる中で物価上昇はある程度我慢できますが、景気後退の中では物価上昇は国民生活に大きな影響を与えるんです...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、政府も日銀も日本経済の癖、性格をわきまえた上で判断をしないと、正しい認識がおくれて政策が後手後手になってはいけないと思うのです。そうなりますとそのツケは必ず国民に回ってくる、こういうことを注意しておきたいと思いますが、この点どうですか。 | ||
○安恒良一君 経済見通し等の質問が終わりましたから、この問題の絡みで今流行語になっていますバブル経済についてお聞きしたいんですが、これはどうも政府の経済、金融政策の結果生じたものだと、こういうことをお認めになりますか。これは総理、大蔵大臣、経企庁長官、答弁を。 | ||
○安恒良一君 この円高不況のもとで内需の拡大を図るということで、超低利の金利と超緩和の金融政策を続けられました。それが株と土地の異常な高騰を引き起こしたことは間違いないわけですから、その意味で私は日銀と大蔵省の責任は極めて重大だと思います。 そこで、日銀総裁、大蔵大臣、反省を...全文を見る | ||
○安恒良一君 株は今下がっていますけれども、一時株が物すごく上がったことも事実だし、土地がむちゃくちゃに上がって、そのことが国民経済に大きな影響を与えたことも事実ですからね。私はもう少し謙虚に、過ちは過ちと認められた方がいいと思います。 そこで、なるほど株は下落しました、地価...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はこのバブル後遺症で指摘をしたいんですが、住友銀行とイトマン問題、さらに多くの金融機関がモラルを忘れて金さえもうかればの式で土地転がしへの加担をした。そしてその結果は、不良債権の激増、融資先の企業の倒産、経営難、国際的信用失墜で日本の金融機関のランクは格下げになっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、この格差拡大の中で一番貧乏くじを引いたのはサラリーマンの勤労世帯だと思います。バブルの花見酒をうまく飲んだ世帯もありますが、例えば法人営業や個人営業、それに大企業はもうけました。まじめに働く人々は一生かかっても自分の住む家が持てない、これが今回のバブル経済の結...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理が無理ならほかの大臣で結構ですから、具体的に平均的サラリーマンが、今例えば年間収入の五倍程度で得られるようにしたいと言うんですが、そのしたいということの中身について言っていただかなきゃ、それだけでは答えにならないんです。担当大臣、答えてください。 | ||
○安恒良一君 私はこのバブル経済というのは、金融、不動産の減益という姿のみに影響が出たのではなくて、土地、金融資産を含め、持てる者と持たざる者のストック面での格差が決定的に広がったと思うんです。これを解消、縮小することが、私はこのバズル経済終結の大きな政府の仕事だと思います。です...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は、財政運営の基本について少しお聞きしたいんですが、大蔵大臣は、真に必要な財政需要に適切に対応しつつ今年度予算を編成しましたと、こう言われました。ところが、調べてみますと、防衛費は相変わらず一般歳出の伸びを上回っております。社会保障費関係は下回っています。力による...全文を見る | ||
○安恒良一君 いろいろ言われましたが、私は、一般会計の中に占める割合が社会保障費が非常に落ちているということを言ったわけですから、単なる伸び率を言っているのではありません。 そこで、厚生大臣、来年度予算で、今大蔵大臣が触れられました老人保健制度の改正とあなたたちは言われるので...全文を見る | ||
○安恒良一君 中身。 | ||
○安恒良一君 スライド制は。 | ||
○安恒良一君 今、今回の老人保健法の制度改正について説明を受けて、私はこれをじっと聞いておって、総理が日ごろから言われているお年寄りのことを本当に考えるそういう政治だろうかと思いますが、今の点について、総理、今年度の改正についてお年寄りのことを本当に考えたというふうに思われますか...全文を見る | ||
○安恒良一君 厚生大臣、どう思いますか。 | ||
○安恒良一君 いろいろ弁解がましい答弁がありましたが、実はこの制度が発表されまして、私に近所のお年寄りの方々からこういう訴えがあったんです。好きこのんで医者に行く老人は一人もいないんだ、健康を守ることが家族や近隣の人々に迷惑をかけずに済むからだ、この切実な気持ちを政府はどうしてわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも答えがかみ合っていませんね。 それで、時間がありませんから、私は今回の改正の中で一番最大の問題はスライド制の導入だと思います。それはなぜかというと、お年寄りの方々の所得、例えば年金等でありますが、これを年々確実に伸ばす保証はありませんね。例えば年金が物価ス...全文を見る | ||
○安恒良一君 答えになっていません、厚生大臣。私が聞いているのは、年金、いわゆるお年寄りの所得は物価スライドでしか伸びないじゃないか、一方この医療費の方のスライド、やり方はあなたが言われたことであってもそれの方が上回るじゃないか。そうすると、生活を切り詰めるのか、それとも医者にか...全文を見る | ||
○安恒良一君 答えになっていませんが、これも時間をとりますから、いずれ法案審議のときにやることにしましょう。 それじゃ、これと対照的な防衛費の関係について。 新中期防と前中期防の金額、それから伸びた金額。それから新中期防の初年度である九一年度の金額、対前年度比、伸び率等々...全文を見る | ||
○安恒良一君 対前年度比、金額で幾らふえたか。 | ||
○安恒良一君 不規則発言を整理してください。私はちゃんと質問したことに答えないから今言っているんだ。 今数字を言っていただきましたが、これが節度ある防衛力の整備、こういうことになるんでしょうか。それはなぜかというと、今脱冷戦の時代に今言われたように金額が非常に増額されています...全文を見る | ||
○安恒良一君 今のお二人の説明を聞いていますと、新中期防では後方重視で、ですから、いわば直接戦力アップにはならないとはおっしゃいませんが、そういうようなニュアンスを言われましたが、私はそれは答弁に少しごまかしがあるんじゃないかと思うんです。というのは、来年度予算案で指揮通信、それ...全文を見る | ||
○安恒良一君 この点も完全に理解しかねる点がたくさんありますが、次へ行きます。 防衛費関係の予算修正を今年度千二億円しました。その中で、三年度分の歳出では十億削減、これは確実ですが、後年度負担の九百九十二億について、前回の審議のときにもそこがはっきりしませんでした。ですから、...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうもこういう肝心なところはわからないんですね、反映されるとか、総理は対処すると言う。 私は端的に聞いているんですが、二十二兆七千五百億、これを補正のときには千二億円減らす、減額修正するということだったんだから、それは間違いありませんねと聞いている。間違いないな...全文を見る | ||
○安恒良一君 誠実に対処するということは、減らすというふうに受け取ってよろしゅうございますか。 | ||
○安恒良一君 私は今防衛問題をいろいろ議論しましたが、やっぱり脱冷戦構造への大きな転換に当たりましては防衛費を思い切って圧縮する、削減する、そしてその分を平和配当として国連を通じた平和のための資金援助や国連の平和維持活動の資金として使っていくことが必要だというふうに考えました。そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ質問の順序をちょっと変えまして、スモンの年金について厚生大臣にお聞きしますが、一般の年金は先般の法改正で毎年物価上昇に応じて改定することになっていますが、スモンの健康管理手当について同じ扱いにすべきではないかと患者団体からいろいろ要望が出されております。そし...全文を見る | ||
○安恒良一君 健康管理手当を完全スライド制にするならば、同じ条件にあります介護費用についても私は完全スライドを行うべきだと思いますが、いかがですか。 | ||
○安恒良一君 以上の回答につきまして、私は、 厚生大臣、また陰から努力していただきました橋本大蔵大臣の努力を多とするところであります。 厚生大臣、お願いですが、近日中にぜひ大臣から直接患者団体の代表に会って御回答いただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。 | ||
○安恒良一君 それでは、もとへ戻りまして歳出の問題、放漫化の問題について申し上げたいと思いますが、私は去年もこのことを取り上げたんですが、六十三年度までは概算要求により絞り込んできた、一般歳出については概算要求の締め切り額は絞り込んできたんですが、ところが元年度からは概算要求額を...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はこの二年間のやり方を見ますと、どうも歳出増へ大きな傾斜をされたようにとれてなりません。そこで、財政再建の方策として、この財政再建の目標をきちんとして政治公約としてやらないかと私は質問したんですが、去年はできないということになりました。できないということになります...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はことしの財政を見ましても、その点も第一年度目から目標をやはり下回っていると思います。 そこで、どうしても財政というのは財政再建と歳出増の両面にこたえなきゃなりませんね。それがためには、私は今の政府のような税収頼みの天気次第ではやっぱりだめだと思うんですよ。そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は国債政策について異論を言っているわけじゃないんです。それをやるために、歳出面だけじゃなくて歳入面にもやはりシーリングを考えるということが必要じゃないかと言ったということをもう一遍言っておきます。 私は、それがためには、これも毎年問題にしているんですが、税収の...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、税収の問題ですが、税収が変動によって増収がありまして余剰が出ると補正予算を組んで使ってしまうんですね。ですから、これは私は減収期のために、景気変動等によって税収に変動が生じた場合はこれを蓄えておく制度というのを考えるべきじゃないか、そうした上で財政再建の目標...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は最後に、歳出面で内外へ我が国として避けられない責務を果たすものはやむを得ないと思うんですが、一方では不要不急の経費や既に役割が終わった経費を削る、こういうことを思い切ってしないと、財政の放漫化は避けられないと思いますね。例えば公共事業の生活関連への重点配分では、...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、今度国会に提出されました地価税、ごく簡略にわかりやすく説明してください、内容を。 | ||
○安恒良一君 国民にわかりやすく、大きいところだけ。 | ||
○安恒良一君 大要説明いただきましたが、私はきょうの午前中から議論しているように、政府の金融政策の誤りが地価の暴騰を招いた、そこで持っている者と持たない者の不公平が出てきた、これを是正するためにはやはり土地保有税が必要というのは、大臣も認められました世論でありました。それが今度、...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりません。土地保有税の構想でいくべきだったということだけ申し上げておきます。 そこで、今回の税法で課税対象面積が千平方メートル以上、基礎控除十億円、個人及び中小企業は十五億円としていますが、庶民感覚で土地に対する課税の乖離が著しいのではありませんか。これで本...全文を見る | ||
○安恒良一君 土地の高騰によって不公平が著しくなったことに対する庶民の願いは、東京等の大都市、県庁所在地の県都、それ以外等に区分して、適正居住面積を超えて広い宅地を保有している人々には課税すべきだ、こういうことだと思いますが、この点は地価税では全然考えられていないんですが、このこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 〇・三%という税率、一平方メートル三万円の基礎控除、これはどうも税を負担する大企業ばかりに目を向けて、地価抑制の効果が乏しいのではないか。私は、これは企業が負担を価格に転嫁できる程度の税金の増加ですから、地価は下がるわけがないと思います。やはり痛みを感じないと地価は...全文を見る | ||
○安恒良一君 私もそんな単純に、地価を下げるのに税制だけだということは一つも言っておりませんから誤解がないように。ただ、日経連の鈴木会長すら、今回の地価税の税率は低過ぎる、〇・五ないし一%にしないと土地問題は解決しないと言われていますね。 総理、大蔵大臣、もう既に国会の審議が...全文を見る | ||
○安恒良一君 最後にお聞きしますが、これで平年度税収はどれだけになりますか。それと同時に、それはどういうふうにお使いになるつもりですか。 | ||
○安恒良一君 次は公共投資問題に行きますが、生活を豊かにするということで四百三十兆を決められましたが、これの根拠及び本当に豊かさが実感できる公共投資への転換を具体的にどう進めるのか。経企庁、大蔵、建設大臣、答弁してください。 | ||
○安恒良一君 平成三年度の予算編成で生活関連重点枠二千億を決められたら、各省が出したのが一兆二千億、大変な騒ぎになったと聞いていますが、この経過にかんがみまして、平成四年度の予算編成ではこの生活環境重視の公共投資を具体的にどういう仕組みで進められるんですか。この重点化枠方式をとる...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうも答えになってないんで、私は、ことしの二千億の経験から来年度はまたこのような方式をとるのかとらないのかと言うんですけれども、全然わからないと。 それじゃ、ちょっと念のため、ことしの生活関連枠二千億の配分比率をひとつ説明してみてください。例えば下水道だったら幾...全文を見る | ||
○安恒良一君 下水道とか住宅とか。 | ||
○安恒良一君 今言われたのを配分比率で。従来と今回の配分比率はどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 ここもちょっとかみ合っていません。私は二千億のところだけを聞きたかったんですが、まあいいです。 そこで、二千億というのは、一般会計公共事業総額六兆五千八百九十七億に比べると全体の三%にしかすぎないんですね。だから、本体の公共事業費の配分比率というのは全然と言って...全文を見る | ||
○安恒良一君 私も、公共関連投資の生活関連二千億については配分比率がかなり動いたことは認めているんですから、それは誤解。ただ、全体の公共事業費、予算総額六兆五千八百九十七億はほとんど動いてないんですよ。そのことを私は申し上げているわけですからね。 そこで、それじゃ具体的な問題...全文を見る | ||
○安恒良一君 住宅。 | ||
○安恒良一君 皆さんの説明は、生活関連枠とごっちゃにしてことしはこう伸びた、こう言われているんですね。ところが、来年はこの生活関連枠をどうするんですかと聞いたら、大蔵大臣はまだ答えを出していないと言うんですから、その前提の話では困るわけです。ことしはそうなった、たまたまそうなった...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうしますと、ことしの生活関連重点枠等の実績を十分尊重しながら来年度もやっていくというふうにあなたのお答えを聞いておきます。 それじゃ次に、四百三十兆の投資達成には大変な努力が要るでしょうかどうでしょうか、建設大臣、大蔵大臣、お答えください。 | ||
○安恒良一君 私は、四百三十兆の投資は今後毎年五%程度の伸びで達成できると思いますから、五%の伸びというのはそんなに驚く数字ではないんじゃないかと思いますが、どうですか、その点。 | ||
○安恒良一君 お答えしにくいということですから、これ以上追及はやめておきましょう。 それじゃ、私は四百三十兆の投資だけではなかなか豊かさが実感できないんじゃないかと心配している。それは社会資本の老化ということで、戦後高度経済成長期、昭和三十一年以降社会資本が急速に整備されまし...全文を見る | ||
○安恒良一君 納得できません。皆さん質問を先回りされて、私は今、更新投資について聞いているんです。それから維持補修費も聞くんですが、質問の先回りをして答えられています。しかも、具体的な数字をどの一つも言われません。 私はまず建設省に、建設省が窓口になって各省庁と十分話をしてく...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、あなたたちができないということですから、民間の調査機関であります日本総合研究所が発表しています更新投資額、それから今申し上げました同じく維持補修費、それはどういうふうな金額になっていますか。 | ||
○安恒良一君 それじゃ経企庁に聞きますが、社会資本整備の新たな展開における維持更新費の考え方という、これは昭和六十一年の九月に発表されていますが、これをちょっと説明してください。 | ||
○安恒良一君 私がいただいている資料に最後にこう書いてあるんです。公共投資が現在のまま横ばいで推移すれば累積投資額は四百兆円程度にとどまり、約半分が維持更新のために費やされる。この場合、二〇〇〇年までに必要最小限のサービス水準を確保することは困難である、こう書いてある。それからも...全文を見る | ||
○安恒良一君 僕の指摘じゃなくて、政府がつくられた資料にこういうことが書いてあるわけですね。かなりこれは精密に計算されています。幾つかの仮定はありますが。 そこで、私は私なりに研究しますと、二〇〇〇年度までに更新投資が大体四十兆から五十兆要る、維持補修費が三十兆ぐらい要る。そ...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、ちょっと便所へ行かれておったんですが、今私が更新投資や維持補修費というのは相当の金額がかかるんだと、それが四百三十兆に入っておったら国民に生活豊かなということにはならぬじゃないかと、新規投資に回る分が大幅に減りますから。この点については各大臣ももう少し元気を出...全文を見る | ||
○安恒良一君 それでは全く国民が考えているような豊かな生活づくりにはならないということだけ申し上げておきましょう。 同和問題についてお聞きします。 本年の一月二十八日我が党の土井委員長の代表質問以来、四十七名の衆参の国会議員が質問に立ちました。その中で部落差別の実態、中で...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、部落差別を支える社会的背景としては、一九六五年同対審答申に、我が国の経済の二重構造、中でも同和地区の産業経済はその最底辺を形成していること。また、我が国の社会構造にそれが反映し、今なお古い伝統や習慣に束縛され、封建的な秩序が残存していること。さらに、精神、文化...全文を見る | ||
○安恒良一君 一千カ所の事業未指定地域の放置は断じて許せません。これらの地区の改善を放置して、私は部落完全解放はあり得ないということは多言を必要としません。これらの一千カ所の同和地区の住民は、寝た子を起こすなという思想を否定した答申の精神を正しく理解しない自治体の差別体質によって...全文を見る | ||
○安恒良一君 だんだん時間がなくなりまして、労働時間もいろいろ用意しておったんですが、一問だけ労働時間問題にについて聞きます。 ことしの春闘では、多くの労働組合が大幅賃上げとともに労働時間の短縮を優先課題にしています。一方、日経連も労働問題研究委員会が、国民意識の変化も踏まえ...全文を見る | ||
○安恒良一君 官民進めなきゃなりませんから、私はやっぱり公務員も、今は隔週になっていますが、公務員全体も早く全土曜日を休めるように進めてもらいたいということを申し上げておきます。 次は、児童手当について質問したいと思いますが、今回の児童手当の改正についてごく簡単に説明してくだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 今説明を国民の前でしてもらいましたけれども、これは児童手当ではなくて乳幼児手当に変わったんじゃありませんか。児童福祉法で児童とは十八歳末満ですね。今義務教育就学前の第二子以下しか対象にしていないのを第一子に広げるということは結構なんですが、十八歳末満まで対象枠を広げ...全文を見る | ||
○安恒良一君 財源が限られているとかいろんなことを言われました、税法上とか給与とか。しかし、少なくとも我が国の出生率の非常に低下という中で、この児童手当改正というのは我が国の将来にとって非常に重要な問題であり、そういうものを財源その他がいろいろあるからということで乳幼児だけを対象...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、大切なら、少なくともやはり国際的に通用いたします児童福祉法による十八歳までに拡大していくんだと、こんなお気持ちを、総理、お持ちになってはいかがですか、どうですか。 | ||
○安恒良一君 私は、諸外国に比較いたしまして子育ての条件が日本は非常に悪い。そういうことで、この育児休業制度というのが整備されていないのが一つの欠点だと思います。 過日労働大臣の審議会に諮問した育児休業法は、休業中の社会保険料の取り扱いについては事業主に任せると。私はせめて保...全文を見る | ||
○安恒良一君 期待申し上げるって、何か第三者のように、あなたは労働大臣ですからね。ですから、私は少なくとも、総理、特定職公務員にやっていることは悪いと言っているんじゃないんですよ、それはいいんです。やはりそれとの見合いをこれからつくる育児休業法にも公平にやってもらいたいなと。全部...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間が来ましたからこれでやめたいと思いますが、私はまだこのほかに農業とか環境問題とか重要な問題をたくさん用意しておりましたが、できませんでした。ですから、これらは後から私どもの同僚委員がそれぞれの専門的な立場で発言をすると思います。 以上をもって終わりといたしま...全文を見る | ||
03月26日 | 第120回国会 参議院 運輸委員会 第2号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は持ち時間十六分ですから、質問も簡単にしますので、簡単に答えていただきたい。 近畿運輸局が十二日に大阪府下のタクシー運賃の値上げを認可いたしました。これは大阪市A地区と大阪府B地区でありますが、私はこの値上げそのものに異論があるわけではありまません。特に、大阪...全文を見る |
○安恒良一君 大変遺憾であります。私が言ったことを何もあなたはやっていないじゃないですか。というのは、非常にあなたたちは重大な原則を忘れていますね。九七だから、三%だから、これは同一地域同一運賃が守られているんだ、原則に沿ったものだと。そんなばかげた話がありますか。大阪府下で少な...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣どうですか、今のやりとりを聞かれて。なぜ認可をする前に、もしくは認可した後でもあなたみずから業者を呼んで説得されないんですか。私は、運輸大臣というのは当然そういうのをなされて努力すべきだと思うんです。 そういうことをしないで、せっかく私のところへ見えたから私...全文を見る | ||
○安恒良一君 一ランクというのは大臣が全部並んでいないという意味ですから、委員会の軽重を言っているんじゃありません。ですから、その点誤解なく。 それで、もう大臣、これできたことはやむを得ないんですよ、できたことは。そこで私は、早急に大臣みずからが関係業者を呼ばれて、やはり努力...全文を見る | ||
○安恒良一君 終わります。 | ||
03月28日 | 第120回国会 参議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○安恒良一君 東京都知事選の磯村候補が都民税を一兆円減税するというのを公約されて、二十六日の日に総理を訪れて総理に協力要請をされたら、総理は全面的に協力すると答えられたと新聞に報道されています。そうしますと、総理としては何を協力するのか、どういう方法で協力するのか、具体的に説明し...全文を見る |
○安恒良一君 新聞に報道されているのは、一兆円の減税に協力する、こう言われているんですから、そんなあいまいな答弁では困ります。 そこで、総理に重ねて聞きますが、個人都民税の税率を半分に引き下げるという構想ですが、地方税法で規定している税率をそんなに簡単に変えることが実際上の問...全文を見る | ||
○安恒良一君 答弁をそらしてはいけませんね。私はいろんなことを言っているんじゃないんですよ。一兆円減税についてあなたが協力すると言われたということですから、それに絞って聞いている。 そこで、総理に私が聞いたことの意味が全くわかりません。ですから、同じ質問を自治大臣にします。自...全文を見る | ||
○安恒良一君 税制のことを聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 質問がわかってないんじゃないですか。 自治大臣、こう聞いているんですよ。個人都民税の税率を半分に引き下げるという構想だが、地方税法で規定している税率をそんなに簡単に変えることができるのかどうかということをあなたに聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 答えになっていません。 それじゃ、やむを得ませんから、地方税法第一条第一項の五号、どんな規定があるか、説明してください。 | ||
○安恒良一君 読んでみてください。 | ||
○安恒良一君 これは大臣は無理ですね。事務当局、答えてください。今大臣が読んだのは、地方税法第一条第一項の五号にどんな規定があるかと聞いたら、ほかのところを一生懸命読んでおる、違うやつを。事務当局、答えてください。わかっていない、大臣は。 | ||
○安恒良一君 はい、正解ですね、それが。 そこで、大臣にお聞きしますが、この規定は、みだりに税率を変えていいということにはならない。さらに、この規定の「財政上の特別の必要があると認める場合においては、これによることを要しない」、こうなっていますが、これはいかなる場合か、答弁し...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、大臣に今度は聞きますが、「財政上の特別の必要があると認める場合」の具体的な解釈として、日本一の富裕県であり、しかも不交付団体の東京都が個人住民税の減税のために国が決めた地方税の税率を半分にすることが、今言われた「特別の必要がある」というところにこれは含まれま...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、あなたもそれじゃもう少し正確に言って。 日本一の富裕県であり、しかも不交付団体の東京都が、個人住民税の減税のために国が決めた地方税の税率を半分にすることができるのかどうかということを聞いているんだから、そんな一般論の答弁じゃだめなんだよ。同じことを二回言わ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、中身をさらに詰めましょう。 東京都は法人二税、法人事業税、法人住民税について超過課税を行っていますね。一方では法人からきつい税金を取りながら、今度は個人の住民税だけは税率を半分にする、これは税負担の公平論から見て妥当ですか、それとも政策の整合性がありま...全文を見る | ||
○安恒良一君 地方自治団体がやれるということはわかっているんです。しかし、今言った現象について私は聞いているわけですよ。片方において超過課税をやっておる、それをそのままにしておいて住民税だけは半分にするということ、私たちがいつもここで議論するときは、税の負担の公平論、政策の整合性...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、あなたは全然わかってないね。 自治省の行政実例、昭和二十六年八月の実例にこう書いてあるんですよ。一方の税目において標準税率を下回る税率を定め、他の税目において標準税率を超える税率を決めることは違法と解釈すべきである、こういうあなたたちのところの行政実例が出...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理、考えを聞かせてください。選挙中であればこそ、私は法に照らして聞いているんですよ。それを、あなたたちは法を外れたことを幾らでも言ったらだめだ。 そこで、もう一遍聞きますが、あなたたちは違法なことをやれと言っているのか、それともこの解釈に従って法人二税の超過課...全文を見る | ||
○安恒良一君 実際の行政実例、そういうものに基づいてあなたたちは全国を指導しているわけでしょう。ですから全く、今の答弁でも私が言った前段は認められたわけですね。 〔理事坂野重信君退席、委員長着席〕 そこで、私は少なくともこの行政実例から見ますと、法人二税の超過課税を是...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうであれば、これはやはりそのままでやれば違法行為じゃないですか。あなたたちは、日ごろ地方自治体にぎゅうぎゅう自治省は押しつけるところは押しつけるけれども、今度だけは何で逃げるんですか。 そこで、私はさらに聞きたいと思いますが、それならば、いいですか、あなたたち...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は具体的に聞いているんですよ。全国の都道府県の地方税法における標準税率自体をお引き下げになる考えをお持ちでしょうかどうでしょうかと聞いているんです。 | ||
○安恒良一君 私はそんな一般論を聞いているんじゃないのですよ。半分に下げるというから、そうすると、東京都が半分に下げるとなればそれが連鎖反応を全国的に起こすでしょう、これは大変なことになるでしょうと、こういうことを聞いているんですから。もう答弁は要りません。 そこで、一部新聞...全文を見る | ||
○安恒良一君 答えになっていません。中身を説明しなさい。失礼じゃないか。 | ||
○安恒良一君 地方財政法第五条第一項の五号には、普通税の税率がいずれも標準税率以上でない地方公共団体においては、地方債をもって財源とすることはできないとされているはずでありますが、その点はどうですか。 | ||
○安恒良一君 磯村候補の場合は減税のためということですが、これまた、地方財政法五条第一項の五号の趣旨は支出すべき財源を念頭に置いての規定だと私は思いますが、従来政府の考え方は、減税財源は必要な支出財源より必要性は後の順位のはずですが、そのようにとっていいですか。 | ||
○安恒良一君 時間がありませんから、総理、最後にあなたにお聞きします。 私が今ずっと法律によって詰めていったら、磯村氏が言っていることは全く無理なことを言っているんですよ。しかも、起債もだめなんです。起債でもできないんだ。こういう点について、これでは余りにも国民、選挙民をばか...全文を見る | ||
○安恒良一君 しっかり頑張れと言っても、できないことをしっかり頑張れと言って、だから、きょうは質問しませんが、後からしますが、自民党海部総裁の名前において磯村を支持してくれというのが、私どもの野田前国対委員長の部屋まで封書が二通も来ています。こんなばかげた、野田さんのところへ二通...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、経企庁長官、今言われたような実情にありますし、特にいわゆる経済成長率に対する内需の寄与率が前年比マイナス〇・一というのは五年ぶりなんですね、こういう状況で。 ところで、私はあなたと十九日の午前中に経済、景気問題で議論したら、あなたは胸を張ってこう言ったん...全文を見る | ||
○安恒良一君 今になって言い繕っていますが、事務局は僕のところにこう言ってきたんですよ。あれは午後発表したんだから大臣は知らなかったんですと。ほうと思いましたね。 少なくとも私は経済、景気動向について質問通告をしているんですよ。大臣の答弁も事務局が一緒になってつくっているんで...全文を見る | ||
○安恒良一君 ところが、私はその当時あなたたちに、認識のラグはありませんか、後退局面が始まっているんじゃありませんかと、こういうことをいろいろしたんですが、あなたはこう言ったんですね。先行指標、一致指標、遅行指標、三カ月前の経済諸指標と比較してその傾向値を出し、グラフ化するので、...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなたはこの前、依然としてなだらかな拡大局面を続けているという判断をされているんです。私は、下降局面、後退局面とか、まあわかりやすく言うと流れが少し変わったんじゃないかという角度から聞いたわけですね。ところが、あなたは、具体的には例えば一致指数が五〇%を切った事実を...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、今私が言った状態は、下降局面じゃなくて不況だと思いますね、不況だと思う。ですから、私は、どうも経企庁の皆さん方は下降局面という言葉を使いたくないんじゃないかという感じがしてなりませんが、もう時間がありません。私は、前年比マイナスは上昇でなく下降、減速だというこ...全文を見る | ||
04月02日 | 第120回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 大場先生、牛嶋先生、大変御苦労さまでございます。お二人の先生に質問したいと思いますが、二十八分しかありませんので、簡単にお答えを願いたいと思います。 まず、今も同僚の星野さんから言われましたように、これは大場先生にお聞きをしたいんですが、今の景気の動向をどう見る...全文を見る |
○安恒良一君 次は、牛嶋先生に三点ぐらいお伺いをしたいんですが、まず一つは、我が国の財政のあり方について先生からいろんな御指摘をいただきまして、私もかなり同感でありますが、その中で、二十一世紀に向けて豊かさをつくっていく一つの財政のあり方として生活関連の公共投資問題があるわけです...全文を見る | ||
04月10日 | 第120回国会 参議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○安恒良一君 外国人労働者問題で質問をしたいんですが、現在いわゆる不法就労者と言われている人々の人数、就労状況を、労働省、法務省、説明してください。 |
○安恒良一君 この問題は既に同僚委員から指摘をしています。私は、これは労働力の需給関係のアンバランスという経済現象で起こったことに起因していますから、取り締まりで排除するということだけの旧態依然たる入管行政や労働行政の感覚だけでは対処できないと思います。特に最近人権問題まで起こっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 労働省が本年の一月二十四日に、外国人労働者が労働面等に及ぼす影響等に関する研究会のレポートを発表されていますが、そのレポートを説明してください。 | ||
○安恒良一君 私はこれを読み取った中に二つ大きな問題があると思いますから、それを聞いていきたいと思います。 一つは、日本の労働条件に悪影響を与えると書いてありますが、外国人の労働者を受け入れればどうして我が国の労働条件に悪影響を与えるのでしょうか、その点を説明してください。 | ||
○安恒良一君 あなたたちの仕事は劣悪な労働条件を排除して、外国人であろうと何であろうと我が国の労働者と同様な労働条件で扱う、これが労働行政に課せられた大きな課題じゃないですか。何という答弁ですか、今の答弁は。 | ||
○安恒良一君 聞いたことに答えてください、長ければいいということじゃないのですから。私は、日本の労働条件に悪影響を与えるかどうかと聞いているだけです。 そこで、次のことを聞きますが、社会的コストが大変にかかるということですが、ここで言われている社会的コストというのは何と何でし...全文を見る | ||
○安恒良一君 そういう六項目があるということでしょうが、そこで、これは非常に膨大な社会的コストが発生すると言われていますが、それはどういう計算に基づいて膨大であるというふうに言われているのか、具体的数字を挙げて説明してください。 | ||
○安恒良一君 何のことかわかりませんね、今度は短過ぎて。今何のことを言われているのですか。 | ||
○安恒良一君 主語がないじゃないですか。どこの何を、そしていつの調査ですか。あなたは一つも主語を言わないで言っている。 | ||
○安恒良一君 これはたまたまドイツの一つの州の事例を挙げてある。私が聞いているのは、社会的コストがかかると、こう書いてあるから、社会的コストというのは入国者の数、雇用期間、雇用形態その他によっていろいろ経費が異なってくると思いますね。そこで、我が国としてはどういう試算をしたのです...全文を見る | ||
○安恒良一君 ドイツのことを聞いているんじゃないんです、レポートにこう書いてあるから聞いている。試算もしないでいかにも膨大な金がかかるようなことを答弁してもらいたくないんだ。我が国は試算をしていないのなら試算をしていないとはっきり言ったらどうですか。 | ||
○安恒良一君 今度試算をしてから議論しましょう。してください。 次に、移住労働者及びその家族の権利保護に関する国際条約の批准問題について政府の対応を聞きたいと思いますので、この条約のポイントを説明してください。 | ||
○安恒良一君 私はこの条約の批准の問題をこれから議論していかなきゃなりませんので、この条約を日本語に訳したものが必要ですからそれを提出してください。きのうから要求していますが出てきませんが、どうですか。 | ||
○安恒良一君 大臣、答弁してください。腹が立ってきます。何でそんな思い上がったエリート意識のことを言うの。外務省というのはそんなに偉いんですか。 というのはね、条約を国会に提出する段階になったら訳すと。私たちはその条約を国会に提出させるかどうかということも議論しなきゃならぬわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 なぜ出せないんですか。今申し上げたように、これはもう既に公にされている。私たちがこの点について、国連において採択をされて国際的にも公になっているんですからその訳文をぜひとも私は欲しい、そしてその上で議論をするときの資料をと言っているのに、どうして訳文に訳して国会議員...全文を見る | ||
○安恒良一君 委員長、理解できません。後から英文で届けるなんと言ったのがいるんですが、訳してくれとこっちは言っているんだから、これは理解できません。 | ||
○安恒良一君 私はきょうのところはこれでおさめておきますけれどもね。私はなぜかというと、少なくとも国連で採択され、国際的にも公になっている条文の訳文を、国会にも出さない、国民にも知らせない、そういう外務省の思い上がり、エリート意識があると思う。問題は、それを出して我々が十分議論す...全文を見る | ||
○安恒良一君 厚生大臣、ちょっとあなた不勉強ですね。これは何も不法就労者だけを対象にしてありませんからね。今のあなたの答弁は不勉強ですからよく勉強してください。 そこで、最後にお聞きしますが、総理は国連中心主義とか国際化とか国際協力と、こういうことをいろいろ言っておられますが...全文を見る | ||
○安恒良一君 総理と一番先にやりとりしましたように、私は、やっぱり速やかに二国間協定を結んで二年なら二年にきちっと受け入れるという体制をもうここで検討すべき時期に来ている。国際化時代にふさわしいと思いますから、このことを申し上げておきます。 この前質問しました公共投資の続きを...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、特色を挙げられまして、公共投資の中身を生活環境・文化機能とその他に分けるということですが、その生活環境・文化機能とは具体的には一体どういうものでしょうか。 | ||
○安恒良一君 この冊子の十ページに機能別分類が書いてありますし、今また長官から話があったんですが、よくわかりませんね。だから、ひとつ具体的な問題で聞きましょう。 豊かさが実感できるための公共投資に変えていくというのはわかりましたが、この計画の中で交通問題はどういうふうに扱って...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、どうも取り違えられている。私は交通運輸と言っているので、道のことだけ聞いているわけではない。 そこで、この方針の中で交通運輸に触れられている箇所が三、四カ所ありますが、その点をちょっと説明してみてください。 | ||
○安恒良一君 これは全く断片的にしか書いてありませんからね。どんな構想、イメージで交通運輸の投資をしたら、長官が言われるように豊かさが実感できる社会になると理解ができるんでしょうか、この点をお答えください。これでは全くわかりません、断片的で。 | ||
○安恒良一君 どうも長官、交通運輸体系、あなたは全然わかっていないんじゃないかと思うんですね。こんなことで公共投資計画をつくられたり四百三十兆の指針をつくられたら国民は迷惑します。 そこで、具体的に一つ一つ聞いていきますが、ここに書いてある「全国的な高速交通体系の整備」という...全文を見る | ||
○安恒良一君 高速交通体系というのは道だけじゃないでしょう。 | ||
○安恒良一君 それから、高速交通体系の整備に使われた金は、これはそうすると「生活環境・文化機能」には入らない、こういうことですね。 | ||
○安恒良一君 先に答えられましたが、新幹線整備は「生活環境・文化機能」に入らない、その理由は金額が大き過ぎると、こういうことでありましたね。 それじゃ聞きますが、ミニ新幹線の整備、それからスーパー特急のための改良工事、これは「生活環境」の中に入るんですか入らないのですか。入ら...全文を見る | ||
○安恒良一君 ですから、その入らない理由ですね。すべてこれ、今三つ挙げたのは何で入らないのか。 | ||
○安恒良一君 それでは、自動車の道の建設について聞きますが、日本道路公団の高速自動車道はどうですか。それから国道建設の拡幅工事はどうですか。それから都道府県道の建設は入るのか入らないのか。この三つの道について説明してください。 | ||
○安恒良一君 それじゃ、今度は空港で聞きますが、国際空港の建設はどうですか。それから地方空港はどうですか。コミューター空港はどうですか。この三つは入るか入らないか、その理由。 | ||
○安恒良一君 それから、港湾建設を「生活環境・文化機能」と「その他」に分類する具体的な基準は何ですか。 | ||
○安恒良一君 今まで聞いたけれども、全くわからぬ。港湾は一般的な市民生活に関係しないと言うんですか、港湾というのは。どこまでが一般市民に関係するか今の説明では全くわからない。例えば何か緑地整備だけは「生活環境」に入れて、港湾そのものは「生活環境」に入れないというその意味が全くわか...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは、まず設定した目的は、「生活環境・文化機能」を六〇に上げることによって国民生活を豊かにするということが目的でしょう。その観点から説明してください。 国民生活を豊かにするのに離島港湾は入るけれども本島における港湾は入らぬなんて、そんな説明はできないでしょう。...全文を見る | ||
○安恒良一君 もう時間がありませんから、それじゃ次のことを要望しておきます。 私は今まで聞いた限りでは、生活関連資本はこれでは単なる宣伝に終わりはしないかと心配します。そこで、あなたたち自身が目標の区分の分け方がはっきりしていないわけですから、私は今いろいろなことを聞きました...全文を見る | ||
○安恒良一君 これをもって終わります。 | ||
04月11日 | 第120回国会 参議院 平成三年度一般会計予算外二件両院協議会協議委員議長及び副議長互選会 第1号 議事録を見る | ○安恒良一君 ただいまから平成三年度一般会計予算外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会を開会いたします。 本院規則第百七十七条の規定により、年長のゆえをもちまして私が選挙管理者となり、議長及び副議長の選任を行います。 つきましては、議長及び副議長の選任の方法は...全文を見る |
○安恒良一君 ただいまの白浜君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○安恒良一君 御異議ないと認めます。よって、議長に私、安恒良一が、副議長に及川順郎君が選任されました。 これにて散会いたします。 午後零時三十六分散会 | ||
04月11日 | 第120回国会 参議院 本会議 第17号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました平成三年度総予算三案について、反対の討論を行うものであります。 湾岸戦争は、多くの人命を奪ったのみならず、おびただしい原油の流出によるペルシャ湾の汚染や油井の火災など、深い傷跡を残して一応の終結を迎え...全文を見る |
○安恒良一君 平成三年度一般会計予算外二件両院協議会の経過及び結果について御報告申し上げます。 本院協議委員は、先ほどの本会議におきまして議長より指名せられました後、直ちに協議委員議長及び副議長の互選を行い、その結果、協議委員議長に私、安恒良一が、副議長に及川順郎君がそれぞれ...全文を見る | ||
04月18日 | 第120回国会 参議院 運輸委員会 第6号 議事録を見る | ○安恒良一君 たくさんの問題をお聞きいたしますから、簡潔に答えてください。私は、長い答弁は頭が悪い証拠だと思いますから。 まず、既設の四新幹線の譲渡価額が九・一兆円というふうに決定しました。具体的理由を説明してください。 |
○安恒良一君 今までのいろいろな議事録を見ますと、市町村別、用途別に新幹線施設を分けて平均価額を求めた、こういう説明がされています。私は、きのう資料要求をしておったのですが、この資料要求で都道府県別を出していただきました。それから、市町村別は静岡県をモデルに出していただいて、さら...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、資料は後でいただくことにいたします。 そこで、今度は衆議院の運輸委員会の議事録を読みましたら、大塚さんは、平成二年四月時点における地価公示価格をもとに計算した、こう言われていますね。現実に、今度は平成三年一月の公示価格が四月に発表されまして、それを見ま...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、一一・三%をのまま採用せいと言っているんじゃないんですよ。しかし、あなたが言っている二%におさまるということはないんじゃないですか、これ計算してみて。私も都道府県別に住宅地、宅地見込み地、それから商業地、準工業地、工業地、調整区域内宅地等々、全部これはデータを...全文を見る | ||
○安恒良一君 運輸大臣に注文をちゃんとつけておきますが、運輸省は二%という数字を推計値として使ったんですよね。しかし、実績値が一一・三%と出たことは確かです。ただし、都市部だけでなく農村部もありますから全体の平均を考える必要がある、このことは私もよくわかります。 しかし、公示...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、誤解ないように聞いてください。私も一一・三%にいくと言っているんじゃないですよ。しかし、二%ということもないです よと。 私は私なりにきちっとした数字を全部出した。ただ、コンピューターを持っていませんから、運輸省が計算したようなこういう計算はまだできない...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は、JRの株式売却の時期に関してお聞きしたいのですが、JR株式の売却時期については、運輸省はどういう見解を持っていますか。 | ||
○安恒良一君 まあ、大臣の答弁ではわかったようなわからぬようなことなんですが、ところが一方では、平成三年度の国鉄清算事業団には、既にJR株式収入として約千五百億が計上されていますね。そうしますと、これは少なくとも穴があかないように平成三年度内にJRの株式を売却するということになる...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、予算というのはそういうものじゃないと思うんですね。収入に千五百億ですから、簡単に穴があいていいという問題じゃないんですよ。そんなずさんな予算なら、これは予算とは言わないんですよ。そういうものは予算とは言わない。 だから、今のあなたの答弁は大変私は不満です。...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこでお聞きしたいのですが、品川新駅問題、私ここに新聞の切り抜きを持ってきていますが、いろいろ報道されていますね。 すなわち、JR東海とJR東日本と国鉄清算事業団との間に見解が異なっている。これを運輸省としては調整されなきゃならぬと思いますが、運輸省の立場をひと...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんな簡単な答弁でいいんですか。 なぜかというと、品川新駅問題の決着いかんによっては、JRの会社の土地の帰属について変動が起きるわけでしょう。この問題の決着を図らなければ、いいですか、JR会社の土地について資産、債務の確定はできないんじゃないですか。その点はどう...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ、懇談会に任しておると、おれたちは能がないと、そういうふうにあなたは答弁されたですね。 私は、運輸省としてどういうふうにこの問題の指導に当たられるのですかという見解を聞いたのですが、能力がなければしようがないですな、懇談会にお任せしておるというんだから。それ...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなた何を言っているんですか。あなた現場を調べたの、私は現場を調べて言っているんだよ。今も言ったように、登記もみんな昔のままになっていますよ、現実に線引きもまだできていませんよ、現地に行ってみたら。そういうところの実態を調べて僕は聞いているんだからね。あなたはそんな...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひ早急に、一遍慎重に、あなたが言ったことを確認してください。机上の報告だけを受け取られてお話しされてもだめです。 それから、その次に、JRの株式売却の時期ですが、御承知のように野村総研がレポートを出していますね。質問通告しておきましたから、野村総研がどういうこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 一研究所といっても、これは株の専門のところですからね。それが「JRの民営化のあり方」ということで、まず一つは、経営の自主性の確保の問題、リスク情報の開示の問題、株式売却の柔軟性の確保の問題、料金決定の明確化と運営ルールの確立の問題、セグメント情報の開示の問題、新幹線...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、やっぱり重要な基準の一つとしては、今東証の上場に当たっての基準の中の一つに会社設立後五カ年以上経過していなくてはいけないという項目がありますが、NTTの場合は、これは御承知のように特例をつくりまして株の放出を実は強行したわけですね。結果はもう現在の惨たんたる結...全文を見る | ||
○安恒良一君 私自身があなたに注文つけているんですからね。上場基準である五カ年経過後ということは、いろんなことを今資料を検討してもやはり守らなきゃならぬなと、こういうふうに思うからあなたに注文をつけているのであって、そこのところをどうするんですか。ほかの人の意見は聞くけれども、安...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃその次は、新幹線の譲渡に関する会計処理上の問題点について少しお聞きをしたいんです。 JR株式基本問題検討懇談会の中にワーキンググループがつくられました。まあ簡単要旨で結構ですから、どんな議論が行われてどんな結論を得たのですか、それをまず説明してください。 | ||
○安恒良一君 ワーキンググループの報告の要旨も資料としていただいていますから、それじゃその中で少しお聞きをしたいんですが、譲渡時点における再調達価額を新幹線別に示していますね。ところが、新幹線保有機構がJR三社に譲渡する価額はこの再調達価額ではないのでありますが、なぜそうなったの...全文を見る | ||
○安恒良一君 わかりやすく言うと、各社の収益力を考慮して譲渡価額とワーキンググループが示した再調達価額との差額の分だけは、率直に言うとJR東海が高く買ったと、JR東日本とJR西日本は安く買ったと、こういうことですね。結果論的に今の数学を見ると、そういうことでいいわけですか。 | ||
○安恒良一君 そうしますと、この差額分はどのような会計処理を行っていくんですか。 | ||
○安恒良一君 ちょっともう少し専門的にあれしてみたいと思いますが、この差額分は営業権という考え方で処理をするとしますと、これは商法上五年以内に償却しなきゃなりません。償却負担増から今の経常黒字が一気に消し飛んでしまいまして、これは上場不可能になると私は思うんです。 そこで、い...全文を見る | ||
○安恒良一君 そうすると、私が言おうとすることは、今言われたように、この会計の処理の仕方では極めて重要な影響をJR各社に与えまして、場合によると株式の上場ができなくなってしまう状況があるわけです。そこで、今、私が二通りの方法があるが、後の方法をとったんだなと聞いたら、そのとおりだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、いろいろあるんだと、現在の段階では不明確だと、こういうことでは今度のこの三法を出したその意味合いを疑いたくなるわけです。 少なくとも新幹線を譲渡しても会社には影響を与えないと、それならばそれをやっぱり証明できる減価償却負担の試算の見通しというものがきちっと...全文を見る | ||
○安恒良一君 じゃ、それは早急に資料を提出してください。その上であれをしたい。 次に、これは同僚委員からも問題になりましたし、また、私どもはここ数年間ずっと追及してきていますが、一つも解決できません東京や首都圏、それから関西圏等における混雑緩和対策についてお聞きをしたい。 ...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、あなたの基本理念についてもいろんな意見ありますから、それはこれから具体的問題を指摘しながら、こうしたらどうかということを質問していきたいと思います。 基本的な問題は、やはり輸送力の増強にありますね。しかも、地価がこれだけ首都圏や近畿圏等においては上がっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私もこの答申を見ています、これはね。だけれども、これは願望じゃないですか。本当にあなたがおっしゃったように、これが昭和五十五年の二二〇%から昭和七十五年に、今度は平成になったんですが、一八〇%に現実に下がり得るという確信をお持ちですか。 私から言わせると、...全文を見る | ||
○安恒良一君 首都圏の新線建設で一つ大きく期待されているのに常磐新線問題がありますが、現在の進捗状況はどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 大臣、今お聞きのとおりで、私たちは平成元年の百十六国会でこれは決めたんですよ。そのときも、もうどうしても早く決めてくれ決めてくれと私たち運輸委員にもうやいのやいのの催促で、かなり日程的にも無理をしてこれは決めたんです。ところが、もう三年たっておるじゃないですか。そし...全文を見る | ||
○安恒良一君 常磐新線が首都圏の通勤混雑緩和に大きな影響を与えるということはわかっているわけですから、私はやっぱり少なくとも歴代大臣初め関係局長はもう少し熱心に事態を進めることをやってもらわなきゃ困ると思うんです。法律を出して、法律を通過させるまではやいのやいの言うて、法律が通過...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私が言った数字が、まあ私は八千億の場合、一兆円の場合で数字を挙げたんですが、あなたはそこのところを言葉を濁されるわけです。四割のところだけを強調されるんですが、それじゃあなたたちは大体無利子貸し付けの金額は幾らになると思われているんですか。そこをあいまいにした...全文を見る | ||
○安恒良一君 三千億から三千二百億は確実に無利子貸付制度として対応すると、大臣よろしゅうございますね。 | ||
○安恒良一君 そこで、私は大臣ともやりとりしましたように、国が鉄道整備に本腰を入れてこなかった結果が今日のいわゆる首都圏や関西圏等、大都市圏の通勤混雑になっていると。 というのは、私は今までの運輸省の考え方として、皆さん方はやや民間事業者に任せ切りだったと、そこに通勤混雑問題...全文を見る | ||
○安恒良一君 パリ都市圏の交通税はどういうことですかと聞いておるのであって、その先をまだ質問もしないのにべらべら答弁してもしようがないよ。 それじゃ、パリ広域都市圏交通局の収入構成比はどうなっていますか。 | ||
○安恒良一君 そんなことは聞いてません。パリ広域都市圏交通局の収入の構成比はどうなっていますかと聞いている。収入の構成比はどうなっていますかと。あなたはその中の交通税だけをお話しになった。 | ||
○安恒良一君 資料がないといったって、きのう質問取りに来たときに、こういう点はきちっと勉強しておいてくださいよと言ってありますが、やむを得ませんから私から申し上げましょう。 運賃が、これは利用者負担が大体三七%、今言われた交通税、これは企業負担が一七・五%、それから一般公共補...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、これは私が申し上げたように、まずパリから始まりましたけれども、さらに今度は三十万人以上の都市リヨンなどでも行いましたし、一九八二年には三万人以上の都市で全部やっているわけですよね。しかも、これは地方税としてやっています。それから、徴収はいわゆる社会保障制度の仕...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひこれも積極的に検討して、活用すべきもの、進めるべきものはどんどん進める、それが通勤混雑緩和の一つの方法として有効な方法だと私は思います。 それから、同じ東海道線のケースですが、夕方ラッシュ時にブルートレインが発車しますね。これが発車しますと、その分通勤電車の...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひこれも、これだけ混雑が激しくなってまいりますと、時間のロスが五分から十分通勤のラッシュピーク時に起こるということは、私はやっぱり検討しなきゃならぬと思う。ブルートレインを利用するお客さんの利便もさることながら、通勤混雑緩和というのは、こちらはいわゆる大舞台ですか...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、お聞きのとおりで、時差通勤を政府として奨励しているが、どの程度の企業が何人ぐらいでどういう形でやっているかという実態をあなたたちは把握されているんですか。その上であなたはそういう答弁をされているんですか。実態を把握されておったらそれを説明してください。 | ||
○安恒良一君 これも私は、もっともっと東京や関西圏等において今時差通勤をやっている実態、さっきあなたが言われたように、出発地と首都の中心で効果の点でもいろいろまだわからぬと、こう言うんだから、わからぬというのは調査していないからわからぬわけだから、具体的にやはり何万人ということだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、これも我々が新幹線の通勤定期の割引ということについていろいろ問題を提起してありますが、一時運輸省の中でもいろいろ検討をされたようですが、私の意見から言うと、今おっしゃったようにだんだん新幹線通勤定期がふえてきていますから、割引については積極的に対応すべきとこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、大臣、これを言ってもまた検討検討と言うから、私の方から注文をつけておきますが、上越・東北新幹線、さらに東海道・山陽各新幹線について新幹線通勤定期の割引を充実させる必要がある段階にきているというように思いますから、やはりそういう前向きの姿勢でこれは御指導を願いた...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから、一つの方法として、やはり通勤に経費がかかるということで、現在非課税枠が五万円になっておりますし、公務員は通勤費支給は三万五千円で打ち切りになっていますね。ところが今の土地問題や住宅問題を考えてみますと、今後ますます通勤時間が残念なことですが、これは増大する...全文を見る | ||
○安恒良一君 ぜひ、とりあえず、今も出たように十二万円という限度もありますけれども、まあさしずめ限度枠をやはり十万円ぐらいにばっと引き上げると。そうすれば、ほとんどの方がその枠内に現在では私はおさまると思いますから、これはぜひ大蔵を初め関係のところにあれをしてもらいたい。 と...全文を見る | ||
○安恒良一君 どうもあなたたちは消極的で、一遍出してどこかの省からぽんとやられるとふにゃふにゃとなって、もう慎重にと、こうなるわけです。 私は、この制度は指摘しましたように、通勤費の負担はほぼ一〇〇%企業負担で行われていますから、それを前提としますと、この制度は通勤混雑緩和の...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから、これも何年か続いて議論してきているんですが、一向に進まないんですが、通勤混雑緩和対策の有効な手段として大深度地下鉄問題を取り上げる必要があると思いますけれども、現在の検討状況はどうなっていますか、この大深度地下鉄問題。 | ||
○安恒良一君 大臣、今お聞きのとおりですよ。これは一体何年たったらこの構想は実現するのですか。私は大変この点不満です。 というのは、去年の中村君と私とのやりとりの議事録とあなたの答えていること、もうほとんど同じなんだよ。一年間に何を検討して、これはこういう結論が出ました、これ...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、検討した結果、問題があってできないならできないというのも一つの結論なんですよ、これは。余りにもコスト的にいっても何でいっても無理があるならあると。それならそのように検討の結果をあれをされればいいということを言っているんですよ。 だから、やっぱり少なくとも一...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、やはりそれも非常に消極的だと思いますね。さっき長い時間かけてやりとりしたように、今やこれはもう内政の重要問題になっているんですよ。なじむとかなじまぬとか、そんな問題じゃないんですよ。毎日毎日のことですから、休みを除いては。何百万というサラリーマンが大変困ってい...全文を見る | ||
○安恒良一君 それじゃ、この問題は終わりまして、最後に、時間がもう余りありませんから、JR会社のディスクロージャー問題についてちょっとお聞きをしておきたいと思います。 既設の新幹線の譲渡の理由について運輸省は、会社の損益に関する情報公開を行うことも必要だと、こう言っていますし...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、道路公団が高速自動車料金を上げるという問題で利用者が大きな関心を持ち、ついに道路公団も路線別の収支状況を発表しましたね。これは値上げに当たっていろいろ国民から批判されて路線別にやっています。それから、先に民営化しましたNTTも損益収支の内訳を徐々に公表を始めま...全文を見る | ||
○安恒良一君 ただね、JRに任せただけではだめなんですよ。この前も同僚委員からあったように、上野駅から東京まで今度新幹線になるのに特急料金五百円とか何とか、そんなばかなことを言っておる会社もあるわけですからね。それで、ひどいのは、もう民間になったんだから決めるのはおれのところの自...全文を見る | ||
○安恒良一君 以上で終わります。 | ||
08月05日 | 第121回国会 参議院 環境特別委員会 第1号 議事録を見る | ○委員長(安恒良一君) 一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして委員長の大任を仰せつかりました。 地球環境を初め環境問題への関心がますます高まっている中で、本委員会の使命はまことに重大であります。この重責を担う委員長として、委員各位の御支援、御...全文を見る |
○委員長(安恒良一君) それでは、引き続きまして、理事の選任を行いたいと思います。 本委員会の理事数は四名でございます。 理事の選任につきましては、先例に基づきまして、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に石川弘君、森山眞弓君、西岡瑠璃子君、広中和歌子君を指名いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時三十四分散会 | ||
09月03日 | 第121回国会 参議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○安恒良一君 私は、まず最初に、損失補てん問題と大蔵省の通達行政についてお聞きをしたいと思います。 八月二十九日、野村証券の前会長は、損失補てんは大蔵省が損失補てん禁止通達を出した後、会社の意思で行った、しかも百六十億行った。日興証券の前社長も、日興の会社の判断で行った、こう...全文を見る |
○安恒良一君 答弁側にお願いしておきますが、きょうは往復ですから、私のしゃべった倍ぐらい答弁してもらうと迷惑しますから、簡潔にひとつお願いをします。 営業特金を始めるときに、大蔵省は最初は営業特金を認めないという方針をとったわけじゃないんですよ。たしかアメリカ側から指摘されて...全文を見る | ||
○安恒良一君 それから、これも両社長、会長の証言を聞いていましたら、どうも通常の株の取引、株や社債の売買の取引に伴う損失補てんをしたと、こういう証言がはっきりなかったわけです。また、聞いておった感覚も、どうも通常の株や社債の売買の損失というふうに私はとれなかったんです。証券局長が...全文を見る | ||
○安恒良一君 今、まだこっちが聞きもしないうちから、質問通告しておきましたから言われましたけれども、問題は、この補てんというのは通常の株や社債の売買の取引の損の補てんということでずっと我々も議論をして、説明をされていましたが、だんだん説明が変わってきた。私から言わせると、ずばり営...全文を見る | ||
○安恒良一君 いずれにしても、きのうの九月二日の夕刊にでかでかと載っておるように、「利回り保証の疑い」ということで、今になったら、損失がないのにもやはり一割ぐらいは保証しておった、こういうふうに国会の議論が深まってくると小出しに出してくる、こういうやり方は私はやめてもらいたい、こ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、今特別調査しているとか査察しているとか、そんなことを言っておっては国民の証券行政に対する不信を解くことはできないと思うんです。 東急株の操作ですが、平成元年の十月から十二月の最終の山場に東急の株の騰貴を野村が仕組んだことはもう周知のとおりなんです。当時の新...全文を見る | ||
○安恒良一君 それは後から明くことの中で証券局に答えてもらう。 というのは、このような不正常な取引があったときに当時の大蔵省証券局としては取引の中止のために何らかのアクションを起こしたのかどうか、また、大蔵省はそういう指導をしたんだけれども、野村は聞かなくて東急株を操ったのか...全文を見る | ||
○安恒良一君 局長、答弁はある程度簡単にしてください。私もよく勉強していますから、知っていますから、素人に言うようなことを言わなくてもいい。アクション起こしたか起こさないか、起こさなかったら起こさなかった、起こしたのはこういうことだ、こういうことで結構ですからね。 そこで、証...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、今のをお聞きくださったらわかりますが、小さい証券会社が扱った銘柄は一週間程度の短期のものでも調べているんですね。ところが、独占企業の野村がやること、さらに資金力、系列の証券会社まで使ったこんな手の込んだ大がかりの株価操縦にはどうも証券局は目をつぶっておったと思...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、今コンピューターが発達しておりまして、前場後場の売り買いは各支店の扱ったのは瞬間にして全部本店には入ってくるんですよ。本店はそれを見まして、この銘柄が三〇%規制にかかるかどうかと。赤が出るんです。それによってまた各支店にやる。ですから、もう毎日毎日の各支店の取...全文を見る | ||
○安恒良一君 多数の投資家で逃げてはいけませんよ。野村の取り扱い、野村の株操縦問題を今議論しているんですからね。 私は幾ら証券局長の答弁を聞いても納得できません。証取法違反であると私は断定します。そして、これを立証し裁料で有罪判決をかち取るか否かは警察と検察庁の努力と英知にか...全文を見る | ||
○安恒良一君 あなたはやる気はないんですかと聞いているんですよ。大蔵大臣がやりますと人ごとせん、あなたの気持ちを聞いているんですから。 | ||
○安恒良一君 時間がありませんから、厳正に対処するなんて当たり前のことですよ、そんなことをあなたの口から聞こうと思いませんが、まあしようがありません。次にいきます。 そこで、証券局長は補てんの手口を四つ我々に説明してくれました。これは繰り返しません。例えば、野村証券がワラント...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、今になってまだ作業を進めたいとか、これからですというのは大変不満なんですよ。この問題が出たときに、当然今後証取法の改正なりいろんなことをしなきゃならぬときに、損失が出た金額、補てんをした金額だけで議論ができるはずはないんですよ、そんなことは。当然国会で問題にな...全文を見る | ||
○安恒良一君 これは今後の証券特の議論ですね。それから、やがて皆さん方が法律改正を出しておいでになります。この臨時国会の議論も必要だし、場合によれば通常国会でも議論しなきゃなりません。そのときに今回のこの補てんの実態というものは非常に重要ですから、ぜひこれは資料を、今私がお願いし...全文を見る | ||
○安恒良一君 そんな悠長なことを言っておったら国民はますます怒りますよ。 というのは、あなたたちば一般論としては立派なことを言うわけですよ。例えば大蔵大臣の言葉を引用しますと、世界の他のどこの国でもわざわざ法律の条文にして禁止していない。法律以前の不公正な行為が行われて恥ずか...全文を見る | ||
○安恒良一君 今あなたが言われているのは今後の法律で、今後起こってくる事例だ。今問題にしているのは、現在不公正な金を受け取っているものをどうするかということなんですから、そこを明確に。 そこで私は、やり方はあると思うんです。現在の目の前にある不公正を少しでも解消するためには特...全文を見る | ||
○安恒良一君 今、与党の総裁として党ともよく相談したいと言われていますし、午前中も斎藤先生からほぼ私と同じような、表現は私ほどきつくありません、学者先生ですから、しかし大体同じことを言っていますから、これは私は委員長に預けたいと思います。ぜひ理事会でこの取り扱いについては、与野党...全文を見る | ||
○安恒良一君 だんだん時間が迫ってきましたから、今度は年金事業団の問題について少し申し上げてみたいと思います。 これは、きょうはもう答弁を実はすっきりしてもらいたいと思ってきのう大分担当局長を呼んで言っておきましたから、簡単に答えてもらいたいんですが、今までのやりとりを見ます...全文を見る | ||
○安恒良一君 そこで、これもはっきりしてもらいたいんですが、今まであなたたちは、事業団は損失を出してないんだ、二百九億の利益を得ているんだ、事前事後にも利益の供与を求めたこともないし、不自然な取引でも何でもない、通常な取引だと、こう今まであなたたちは答えていた。そこで、じゃ今後と...全文を見る | ||
○安恒良一君 持って回ったようなことを言わないでください、時間がありませんから。 私がこういうことをやるのかやらぬのかと聞いているのは、もう既に手口については、ここに資料をいただいていますから証券局から細かくしゃべってもらうのはやめますけれども、一日の売り買いで六百億を動かし...全文を見る | ||
○安恒良一君 もうこれ以上あれしませんが、私は、やっぱり公的機関である年金事業団が国民から疑惑の目をもって見られるような債券の売買のあり方ということについては、とにかくもうけて元金をふやせばいいということじゃないんですから、そこだけはひとつ厳重に申し上げておきますから、今大臣が言...全文を見る | ||
○安恒良一君 行革審の作業を見守っているということですが、これはいろんなのが流れていますね。例えば、大蔵省の中に本省内の部局として再編成をしたりとか、国税庁のような外局案をつぐったりとか、また財界もこういう意見に賛成であるとか、いややはりSECをつくるべきだという財界の意見等もい...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、何も大蔵省がと言っているんじゃないですから、誤解がないように。 | ||
○安恒良一君 まあそのことはおきましょう。 そこで、独立機関をつくるとしますと、私は、まず第一は各省庁の協力機関をきちんとやっぱりこの際担保しなきゃならぬと思いますね。これが第一です。 それから第二は、その上で国税庁が今有しています程度の検査、捜査、監視、告発、処分といっ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、きょうはアウトラインだけ言っておりまして、そういうものを十分これからお互いに議論しなきゃならぬと思います。 そこで、例えば組織を考えますと、証券局からは証券取引審査室、投資管理室、検査課、銀行局からは金融先物取引所監理官、金融取引管理官、それから国際金融局...全文を見る | ||
○安恒良一君 この問題は、委員長にお願いしておきますが、与党の先生方も大変御賛成の方も多いと思いますから、ぜひともこの委員会進行中、理事会の中でもひとつ与野党で早急にそういうものをつくるということについて御議論をしていただきたいということを申し上げておきます。 そこで、参考人...全文を見る | ||
○安恒良一君 時間がありませんから、これはまた改めて徹底的に追及はします。私から言わせると、何にもやっていないと思います。 委員長、どうもありがとうございました。 | ||
09月25日 | 第121回国会 参議院 環境特別委員会 第2号 議事録を見る | ○委員長(安恒良一君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題とし、これより質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。 |
○委員長(安恒良一君) 本調査に対する午前の質疑はこの程度にとどめまして、午後一時まで休憩いたします。 午後零時九分休憩 —————・————— 午後一時十二分開会 | ||
○委員長(安恒良一君) ただいまから環境特別委員会を再開いたします。 休憩前に引き続き、公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題とし、これより質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。 | ||
○委員長(安恒良一君) その点は食い違いがありますから、後ほどよくお話をして、資料の要求ですからできるだけ提出をするように努力してください。 | ||
○委員長(安恒良一君) ちょっと待って。答弁は簡単にしてください。 | ||
○委員長(安恒良一君) 本調査に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。 ————————————— | ||
○委員長(安恒良一君) 次に、連合審査会に関する件についてお諮りいたします。 廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び廃棄物処理施設整備緊急措置法の一部を改正する法律案について、厚生委員会に対し連合審査会の開会を申し入れることについて御異議ございませんか。 〔「異議なし」...全文を見る | ||
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 速記をとめてください。 〔速記中止〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 速記を起こしてください。 本日はこれにて散会いたします。 午後五時三十四分散会 | ||
10月01日 | 第121回国会 参議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第9号 議事録を見る | ○安恒良一君 私が資料要求いたしました十億円以上の損失補てん企業の損失発生額等の資料を実は受け取りました。なお、五億円以上のものも受け取りましたし、さらに平成三年三月期の十億円以上の分も資料を受け取りました。最後の二つはきのうからきょういただいたんですから、主として十億円以上の問...全文を見る |
○安恒良一君 特徴を簡単に言ってもらえばいいですから、これからの答弁も簡単にしてください。 結局、この資料ではっきりしたことは、実際に出た損失を補てんしたとか損失の何%をやったということじゃなくて、今言われたとおりに、損失が出ていないものにも補てんをしてみたり、評価損までいわ...全文を見る | ||
○安恒良一君 実は損失がないのに補てんをしているというのは、最近各新聞も非常に注目しております。そこで私、辞書を引いてみまして、補てんとは何かといったら、欠損を埋め足すことにある、こういうふうに辞書では定義があるわけですね。ですから、損失がないのに補てんをした場合には補てんという...全文を見る | ||
○安恒良一君 九月二十八日の日経新聞がやはり十億円以上の補てんを受けたリストから、損失がないのに補てんを得ているものが一つ、二番目に損失を上回る補てんを得ているものが全体の八割を占めている、こういう指摘を具体的にこの資料をもとにしてしているんですね。そうしますと、全体の八割を占め...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、大臣や証券局がそういう姿勢だからやっぱり問題が出てくると思うんですね。率直に言って、利回り保証というのは通常握りで行われますから、立証が難しいことは事実なんですね。そして、これを悪用している証券会社も、また利益を得た方も、これは利回り保証と言わず補てんというこ...全文を見る | ||
○安恒良一君 損失がないのに過剰補てんをするのは利益供与ではないですか。いわゆる利回り保証がどうかというのはちょっとさておきましょう、そんなにこだわられるなら。 私は、損失がないのに過剰補てんするのは贈与だと思いますね。そうしますと、現行証券取引法で取り締まれるかというと、現...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、今のような過剰補てんをやり、その性格は贈与としか言いようのないようなやり方をされるならば、大臣、いろんなことを言われましても、法改正やっても十分な効果が上がらないということをこの際警告しておきます。 そこで、私の要求資料でもう一つ問題なのは、評価損を補てん...全文を見る | ||
○安恒良一君 報告を聞いているとか聞かぬとか言っているんじゃないんです。評価損を補てんすることがいいのか悪いのかと聞いている。あなたは何を言っているのかね。 というのは、個人の投資家には出た実害の損失も補てんしないし、評価損も補てんしないんだよ。なぜ企業分だけ評価損を補てんす...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、具体的数字を挙げますから答えてください。 野村、エム・アイ・エフ神てん十四億五百万。内訳、損失発生八億三千万、評価損十六億四千百万。日興、トーメン神てん十九億二千百万。内訳、損失発生六億八千万、評価損二十四億。日興が丸紅にした補てんは二十億二千万。内訳、損...全文を見る | ||
○安恒良一君 いずれにいたしましても、国民に対しては、いわゆる実損についても評価損についても一般投資家においてはやらない。それなのに、損失が全然出ていないのを補てんしてみたり、さらにいわゆる評価損をも含めて補てんする、こういうやり方がまかり通る、そういうことをまかり通させてきた大...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、第二回目の補てんですね。九月二十四日、四大証券が二回目の補てんリストを出しましたが、これは八九年の十二月禁止通達が出ているのに九一年の三月まで補てんしたということでは、もうこれさっぱり大蔵省の指導は地に落ちでいると思いますね、あなたたちの指導は。また、これは国...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、こうした事態を招いた背景には、やはり大蔵省にも責任があると思いますが、実はこの前も同僚議員から問題になりましたが、証券局長が禁止通達を出したときに、その後いろいろ各地でこれの説明会を開いたときに、証券局の幹部が営業特金の適正化に伴う損失補てんは著しく不適当な補...全文を見る | ||
○安恒良一君 まあ大臣としてはそういうお答えしかないと思いますが、私は御本人たちはしかるべく責任の処し方ということをお考えになるべきだということを申し上げておきます。 そこで、営業特金の適正化を理由とした補てんは現行証取法上違反になるのかならないのか、それから営業特金の適正化...全文を見る | ||
○安恒良一君 事前にと言われていますが、事後の問題といいますか、この点、今回のこのリストに発表をされました例えば十億円以上は、どれが事前でどれが事後ですか。 | ||
○安恒良一君 なお、それはきちっと調査をしてもらいたいと思います。 そこで、既に第一回公表リスト、これは八八年九月から九〇年の三月ですが、大手二百三十一件のうち九十三件は営業特金以外の通常証券口座取引の補てんであったと報道されています。証券会社は、大蔵省の営業特金適正化、補て...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、今までのやりとりを聞かれてどうお感じになりますか。証取法の適用の条件が難しい、特別調査をやっている、こう言っています。それから確証がつかめない。どうも一罰百戒というのを避けている。この状態を見ている、国会の議論等を聞いている国民の目に映るのは、やはり依然として...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、今回の法改正を出されて、しかも国会でこれだけ長期にわたって議論したんですが、どうも不祥事の本質を十分見きわめられているかどうかというのを大変心配するわけです。というのは、証券スキャンダルをめぐって国会でいろんな議論をしました。そして、行革審が証券・金融不祥事の...全文を見る | ||
○安恒良一君 大蔵大臣はむきになってそんな答弁をしますが、いいですか、「大蔵省は「時代認識」を間違えている」、これは社説ですね。「不祥事対策、国会で「本質論」の議論を」、それから「証券取引法改正の意義」等々、こういろんなことが各紙から一斉に実は指摘をされているんです。それはなぜか...全文を見る | ||
○安恒良一君 今、大臣がいろいろ次期国会に改正しなきゃならぬ点等について言われましたが、その際にやはり国会の広範な議論、指摘、それを十分踏まえてお考えを願いたいと思うんです。 〔理事斎藤栄三郎君退席、委員長着席〕 そうでないと、大蔵省サイドだけで物事を考えると、今回やは...全文を見る | ||
○安恒良一君 いろいろ言われましたけれども、理解ができないのは、業界任せで問題が起きたとき行政指導する、これが今までの主として大蔵省のやり方だった。私は逆に、少なくとも正常取引というものはこういうものだという考えをまず大蔵省自身が示すべきだと思う。それはなぜかというと、業界自身の...全文を見る | ||
○安恒良一君 これはまたさらに論争を続けていくことにしましょう。私は、やはりまず大蔵省自身が示すべきだ、こういうふうに思います。 それから次は、顧客への罰則適用の規定ですが、今度の改正案では、顧客は損失補てんを要求した場合のみ適用されるという改正になっていますが、大蔵省の原案...全文を見る | ||
○安恒良一君 この点も議論しておると時間がなくなりますが、顧客の場合も、株の売買は自己責任ということは、これは証券会社と同じように私はあると思うんです。その自己責任のある顧客が、損失補てんと知りながら利益を受ける場合に処罰の対象にならないというのは、私はやはり証券売買はすべて法人...全文を見る | ||
○安恒良一君 私はその資料を要求しておったわけですから、早急にやってもらわないと、やはりこれは議論をするときに非常に重要な観点の一つなんですよ。ひとつぜひ早急にやってもらいたいと思う。 そこで今度は、顧客が補てんと知りながら利益を受けた場合の立証ですね、証明。これはだれがやる...全文を見る | ||
○安恒良一君 次に、罰則ですが、私は課徴金の納付を義務づけるべきだと思います。今度の改正では、損失補てんを受ける等の不正で利益を得た者に対しては没収、追徴と、こういうことになっていますね。しかし私は、大蔵大臣が行政処分により不正行為に機動的に対応するためには、課徴金の納付命令の権...全文を見る | ||
○安恒良一君 考え方がそんなに違っているわけじゃなくて、行政処分により不公正行為に機動的に対応するために考えたらどうか。それは、もちろん没収、追徴というのは今回の改正でできるわけですが、さらに機動的にやるためにということを言っていますから、これは今後十分議論をしていきたいところだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 これ、同じことをやりとりしても問題になりません。どうも、大臣は胸の中に思うとか企業が考えたらいいというけれども、その後も行動を起こしている企業は全然ないんですよね。もらい得、やり得で、知らぬ顔の半兵衛を皆決め込んでいますからね。しかもこれだけ膨大な金ですから、やはり...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、例示すべき規定については、米国SECの判例を参考にするのも一つの方法だと思っている。なぜかというと、五十八条の条文の中の一号に不正な手段、計画または技巧についてと、これもこの表現だけではわかりませんで、具体的内容を法文で細かに規定しないとざる法になってしまいま...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は五十八条関係で米国のSECの規制を勉強してみました。そうすると、日本の五十八条の各号にないものとして、いずれかの者に対して詐欺もしくは欺瞞となり、またはなすおそれのある行為、慣行または業務方法をなすことというのがありまして、おそれがある行為や慣行まで不正取引だと...全文を見る | ||
○安恒良一君 次は、証取法の百二十五条で、これもしばしば問題になっていますが、相場操縦的行為の禁止条項ですね。これもなかなか実際に生かされない。例えば今回の東急電鉄株の野村の大量推奨販売は一例ですが、私は相場操縦の典型的な例をなすものだと思いますが、なかなか難しい。そこで少なくと...全文を見る | ||
○安恒良一君 適用があったのもありますが、例えば今問題になっている東急電鉄株の問題、それから雅叙園観光株の問題、それから本州製紙株の問題、一部これは司直の手の入ったのもありますけれども、なかなか今の百二十五条だけでは、これを大蔵省がきちっとされないと、今回もまだまだ東急電鉄株につ...全文を見る | ||
○安恒良一君 十分検討するとおっしゃったからもう何も申し上げることはないんですが、私は、やはり仮名取引を禁止するというふうに法律を変えても何も不都合はないというふうに実は思います。やはり法律上の、というのは今まで通達は出されていますが、残念ながら守られていないんですから、そうする...全文を見る | ||
○安恒良一君 大臣、今のやりとりを聞いて、ぜひ検討してまいりたいとえらい慎重なことを言っていますけれども、私はこれぐらいのことは国会の議論を聞いて法律改正すべきものはすべきだと。というのは、法律をつくるのは私たち国会ですから、やはりこの仮名取引がいかに大きな弊害を与えているかとい...全文を見る | ||
○安恒良一君 いろいろ難しさがあることは私もわからぬわけではありませんが、やはりこれを証券会社サイドなり大蔵省サイドなりで規制することを考えないと、ただ単に警察当局だけに任しておっても私はこのような裏金が表の金に変わっていくという問題を十分に防ぎ得ないと思いますから、今後とも十分...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、私は、投資顧問会社がいわゆる損失補てんを受けている事例があるかどうかと言つたんですよ。 | ||
○安恒良一君 私は、今回いただいたリストその他の中で見ますと、投資顧問会社と証券会社の癒着もしくは証券会社の隠れみのになっている状況、これはやっぱり禁止する条文の新設が必要ではないかと考える。それはなぜかというと、証券会社が行ってきた一任勘定を投資顧問会社に移す行政指導をしました...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、いろいろ努力してまいりたいということですからぜひやってもらいたいし、ぜひ証券会社と子会社の投資顧問会社との取引透明度を一〇〇%にするように規定を設けなきゃならぬ。 それはなぜかというと、次のようなことが起こりはしないかという心配もしています。一任勘定を大蔵...全文を見る | ||
○安恒良一君 ひとつこれも、今でも十分だと言われていますが、今回の不祥事件が起こったこと、さらにそのときにおける証券取引所がどういう役割を果たしたのか、こういうことも十分検討されて、私は任務や責任が定款に書かれていることは知っています。さらにそれを証取法の中に移しかえるものは移し...全文を見る | ||
○安恒良一君 いや、実現をしたのはいいんですが、一億円に上げるというんですから、そうすると、これは国庫にきっちり納めさせることの保証というのはどういうふうになるんですか、それを聞いているんですよ。 | ||
○安恒良一君 いやそれは、今までは金額が細かかったものですから、私はそれでいいんですが、これだけ金額が大きくなったら取引所に入るということがいいのかどうか。それをやっぱり検討すべきでないかという意見を申し上げているわけです。実際、事実関係は知っています。しかし、一億円ということだ...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、金額がこれから一億にもなれば、その点については一遍検討をすべきときに来ていると思いますが、これまた意見がお互いに分かれていますから、さらに今後議論することにします。 次に、証取法の四章に証券業協会がございますが、これは六十七条から七十九条。私も、今回この規...全文を見る | ||
○安恒良一君 証取法上も改正する必要があるかどうか検討するということですから、ぜひ私は検討してもらいたい。 それはなぜかというと、今回、損失補てんリストの発表で証券業協会というものの存在が世間にわかったわけですね、国民に。それまではわからなかったんですからね。ですから、私はも...全文を見る | ||
○安恒良一君 これも余り論争してもあれですが、じゃ、今回私が言ったように、国民は証券業協会なんか知らなかったのですが、リストを発表したら、ああそんなものがあるかという程度だったんですね。だから、今回のいわゆる不祥事のことについて、本当に証券業協会の幹部諸君が内部監査や監督を十分し...全文を見る | ||
○安恒良一君 以上、いろいろ議論をしてきましたが、今回の改正案は緊急避難的に最小限度だ、こうおっしゃっていますが、私の意見としては、それでは甚だ不十分だというふうに思います。それと同時に、いろいろ議論しましたが、私はやはり、損失補てんに限定した今回の改正案は、少なくとも大臣以下局...全文を見る | ||
○安恒良一君 私は、今回は緊急避難的でありますが、次回の通常国会には、今や日本の東京証券市場というのは、ロンドンやニューヨークを追い越して世界最大の市場になっています。ですから、そういう中において国際的な信用度を高めるような立派な改正をやらなければなりませんし、また日本の経済力が...全文を見る | ||
10月03日 | 第121回国会 参議院 環境特別委員会 第3号 議事録を見る | ○委員長(安恒良一君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行います。 第七号水俣病問題徹底解決のための裁判所和解(解決)勧告の国による即時受諾と和解交渉の国会による促進に関する請願外八十九件を議題といたします。 これらの請願につきまして...全文を見る |
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ————————————— | ||
○委員長(安恒良一君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。 公害及び環境保全対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ...全文を見る | ||
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ————————————— | ||
○委員長(安恒良一君) 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。 閉会中に委員派遣を行うこととし、派遣委員、派遣地、派遣期間等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時八分散会 —————・————— | ||
11月05日 | 第122回国会 参議院 環境特別委員会 第1号 議事録を見る | ○委員長(安恒良一君) 一言ごあいさつを申し上げたいと思います。 ただいま委員各位の御推挙によりまして再び委員長の大任を仰せつかりました。委員各位の御協力をいただきまして公正かつ円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 ———...全文を見る |
○委員長(安恒良一君) それでは、引き続きまして、理事の選任を行います。 本委員会の理事の数は四名でございます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 異議がないと認めます。 それでは、理事に石川弘君、森山眞弓君、西岡瑠璃子君及び広中和歌子君を指名いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時十五分散会 | ||
11月20日 | 第122回国会 参議院 環境特別委員会 第2号 議事録を見る | ○委員長(安恒良一君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。 議事に先立ち、中村環境庁長官及び平野環境政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。中村環境庁長官。 |
○委員長(安恒良一君) 続きまして、平野環境政務次官からごあいさつがあります。 | ||
○委員長(安恒良一君) それでは、公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題といたします。 まず、先般当委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。石川弘君。 | ||
○委員長(安恒良一君) これをもって派遣委員の報告を終了いたします。 なお、ただいま石川君の報告中、御要望のありました山口県及び福岡県からの要望書につきましては、本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 異議ないと認め、さよう取り計らいます。 | ||
○委員長(安恒良一君) 次に、公害及び環境保全対策樹立に関する調査につきまして質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。 | ||
○委員長(安恒良一君) 堂本さん、時間が過ぎているから結論を。 | ||
○委員長(安恒良一君) 午前の質疑はこの程度にとどめまして、午後一時二十分まで休憩いたします。 午後零時二十五分休憩 ―――――・――――― 午後一時二十一分開会 | ||
○委員長(安恒良一君) ただいまから環境特別委員会を再開いたします。 まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 公害及び環境保全対策樹立に関する調査のうち、長良川河口ぜき建設問題に関する件につきまして、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに異議はご...全文を見る | ||
○委員長(安恒良一君) 異議ないと認めます。 なお、その日時及び人選につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 異議ないと認め、さよう決定いたします。 ――――――――――――― | ||
○委員長(安恒良一君) 休憩前に引き続き、公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題といたします。 これより質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言を願います。 | ||
○委員長(安恒良一君) 答弁者側、簡単に答弁してください。 | ||
○委員長(安恒良一君) これより午後三時十分まで休憩をいたします。 午後二時五十八分休憩 ―――――・――――― 午後三時十分開会 | ||
○委員長(安恒良一君) ただいまから環境特別委員会を再開いたします。 休憩前に引き続き、質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。 | ||
○委員長(安恒良一君) 本調査に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。 速記をとめてください。 〔速記中止〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 速記を起こしてください。 本日はこれにて散会いたします。 午後五時二十六分散会 ―――――・――――― | ||
11月25日 | 第122回国会 参議院 環境特別委員会 第3号 議事録を見る | ○委員長(安恒良一君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題といたします。 本日は、本調査のうち、長良川河口ぜき建設問題に関する件につきまして、お手元に配布をいたしております名簿の参考人の方々をお招きいたしております。 ...全文を見る |
○委員長(安恒良一君) どうもありがとうございました。 次に、山本参考人にお願いいたします。山本参考人。 | ||
○委員長(安恒良一君) どうもありがとうございました。 以上で午前の参考人の方からの御意見の聴取は終わりました。 これより参考人の方に対する質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。 | ||
○委員長(安恒良一君) 委員長の指示に従って発言してください。委員長が指名してからそれぞれが発言をする、わかりましたか。 | ||
○委員長(安恒良一君) ちょっと速記をとめてください。 〔速記中止〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 速記を起こして。 質問を続けてください。 | ||
○委員長(安恒良一君) 傍聴席の方は静かにお願いします。 | ||
○委員長(安恒良一君) 以上で午前の参考人に対する質疑は終了いたしました。 参考人の方々には、長時間にわたり御出席を願い、貴重な御意見を述べていただきましてまことにありがとうございました。質問のやりとりの過程で若干失礼なことがあったかと思いますが、委員の熱心さに免じてお許しを...全文を見る | ||
○委員長(安恒良一君) ただいまから環境特別委員会を再開いたします。 休憩前に引き続き、公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題とし、長良川河口ぜき建設問題に関する件につきまして参考人の方々から御意見を聴取いたします。 この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます...全文を見る | ||
○委員長(安恒良一君) どうもありがとうございました。 次に、中村参考人にお願いいたします。中村参考人。 | ||
○委員長(安恒良一君) どうもありがとうございます。 以上で参考人の方からの御意見の聴取は終わりました。 これより参考人の方に対する質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。 | ||
○委員長(安恒良一君) 以上で参考人に対する質疑は終了いたしました。 参考人の方々には、長時間にわたり御出席を願い、貴重な御意見を述べていただきましてまことにありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚くお礼を申し上げます。 以上をもちまして本日の調査を終わります。...全文を見る | ||
12月20日 | 第122回国会 参議院 環境特別委員会 第4号 議事録を見る | ○委員長(安恒良一君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行います。 第一号水俣病問題早期徹底解決のための裁判所和解一解決)勧告の国による即時受諾と和解交渉の国会による促進に関する請願外六十四件を議題といたします。 これらの請願につきま...全文を見る |
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたします。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ————————————— | ||
○委員長(安恒良一君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。 公害及び環境保全対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ...全文を見る | ||
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。 なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任を願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ちょっと速記をとめてください。 〔速記中止〕 | ||
○委員長(安恒良一君) それでは速記を起こしてください。 ————————————— | ||
○委員長(安恒良一君) 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。 閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 | ||
○委員長(安恒良一君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会をいたします。 午後零時二十九分散会 |