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開催日 会議名 発言
03月14日第87回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○矢田部理君 冒頭に緊急にお尋ねをしたいと思いますのは、本日検察庁は日商岩井に強制捜査に入ったという話がありますが、法務大臣いかがでしょうか。
○矢田部理君 被疑事実と強制捜査の概況について御説明をいただきたいと思います。
○矢田部理君 幹部職員数名というのはどういう人たちでしょうか。
○矢田部理君 外為法違反と私文書偽造だというふうに述べられましたが、その内容のあらましをお話しいただきたいと思います。
○矢田部理君 外為法違反の金額等はおおよそどの程度のものになっているのでしょうか。
○矢田部理君 念のために伺いますが、被疑者は先ほど日商の幹部職員数名と言われましたが、お名前が出たのは海部、山岡、今村の三人のように承れますが、それだけでしょうか。そのほかにもあるのでしょうか。
○矢田部理君 さっき海部と言いませんでしたか。
○矢田部理君 捜査開始宣言以来二カ月をほぼ経過したわけであります。ここで急速に強制捜査という段階に入りました。いわば新段階を迎えたわけでありますが、これからの検察側における捜査の展開、方向などについて概括的にお伺いをしたいと思います。
○矢田部理君 それでは捜査の問題については、後ほどまた整理をしてお伺いをすることといたしまして、別のテーマに移りたいと思います。  大平総理に伺いたいと思いますが、総裁選を前にして福田前総理が有事立法問題を取り上げてきました。それに対応する形で、総理は「総合安全保障政策」という...全文を見る
○矢田部理君 総理が出された「政策要綱」によりますと、その「総合安全保障」の中で「集団安全保障体制」ということを言われ、その中身として日米安保条約と自衛力の組み合わせを指摘をされている。これを基本に据える。それを補完するものとして、内政の充実あるいは外交の努力等を挙げられておるよ...全文を見る
○矢田部理君 総理のお話は、内政も外交も含めてみんな大事だというふうに伺ったのですが、この「政策要綱」で出されている内容、これは文書そのものがここにあるわけでありますが、集団安全保障体制を基軸にして、補完するものとして内政と外交、こういう位置づけをしているんですが、そうじゃないん...全文を見る
○矢田部理君 私も同じ問題を実は指摘したかったんです。軍事問題を基軸に据えて、外交問題を補完するものという位置づけでは、本当の意味での外交の展開ができるのかどうか。日本中心あるいは軍事優先の発想ではないかということがこの文面から率直にうかがえるわけでありますので、その点を指摘した...全文を見る
○矢田部理君 そこで二番目に伺いたいのは、同時にこの「政策要綱」で環太平洋連帯構想というのを打ち出しておりますが、これはいかなる内容のものでしょうか。
○矢田部理君 総理の政策には総論があって各論がない。田園都市構想もそうでありますが、総裁選を前にして構想だけは打ち上げたが、率直に言って中身と具体性がない。ついせんだっての各社の内閣支持率調査でも急速に支持率が落ちております。落ちた理由の重要な一つとして、政策面での支持が少ない。...全文を見る
○矢田部理君 支持がふえるかどうかはともかくとして、環太平洋構想が出されたのはかなり前であります。昨年の日米財界人会、ここでも出ております。あるいは野村総研などが中心になっていろんなリポートなども出されておるわけでありますが、その中で一つ指摘をしておかなければならないのは、日米間...全文を見る
○矢田部理君 そこで、環太平洋論を構想するに当たってもASEAN諸国というのが一つの柱になるだろうと思いますが、これらの国々を含めて、いわゆる発展途上国と言われる国々に対して総理はどういう現状認識を持っておられるか、それを伺っておきたいと思います。
○矢田部理君 一つ一つの積み上げ努力も大切でありますが、もう少しくやっぱり基本的認識が問題にされなければならぬと思うのです。  各論の展開をしたいと思うのでありますが、開発途上国等に対してはさまざまな援助なり経済協力をやってきました。従来二国間関係でやってきた。あるいは援助増額...全文を見る
○矢田部理君 各国の個別問題に入りたいと思いますが、円借款の中で非常に多いウエートを占めますのがインドネシアであります。一兆円を越える円借款のうちASEAN諸国が実に五二%、さらにこのインドネシアだけで三千六百九十五億と、三七%の割合を占めておるのですが、異常にインドネシアが高い...全文を見る
○矢田部理君 それだけですか。
○矢田部理君 そういう指摘だけでは不十分なんであります。  インドネシアの借款は、商品借款を除きますと、大部分がLNG、石油、アルミ、ニッケルなどの資源開発に向けられたプロジェクト借款なんです。結局日本への原料供給を担わせられることが中心なんです。インドネシアの国際収支上の寄与...全文を見る
○矢田部理君 園田外務大臣の御指摘は私もそのとおりだと思っております。しかも、そうして開発した資源は日本に輸入をする、その輸入にはどうも政治家が何らかの形で糸を引く、かかわっている事例が多いんです。こういうことでは本当の意味での連帯とか友好とかというのはむずかしいのじゃないか。疑...全文を見る
○矢田部理君 その程度の説明では説得力がない。ずさんな政治決定だと指摘せざるを得ないわけでありますが、その内容は別途また指摘をするとして、もう一点だけどうしても指摘しなければならぬのは、あそこにボーキサイトがあるからプロジェクトをつくるんだというのが最初の説明でした。ところが、最...全文を見る
○矢田部理君 インドネシアのビンタン島のボーキサイトの開発は全然進んでいないじゃありませんか。
○矢田部理君 その他、公害や住民に対する補償の問題、雇用の問題、さまざまな問題を実はこのプロジェクトは含んでいるのです。心していただきたいと思う。  もう一点、スリランカの問題について伺います。  スリランカに円借款をしまして、大量にジープをスリランカは買い込んだわけでありま...全文を見る
○矢田部理君 五千万円以上は入札じゃないか。
○矢田部理君 五千万円以上は国際入札をしなければならぬことになっているんです。けさそう回答したのです、あなたの担当者が。いずれにいたしましても、特殊な事情があるときはという特殊な事情がここには入っている。日本の、名前は出しませんが、国際ブローカーとも言われる人が実はかんでいるわけ...全文を見る
○矢田部理君 入札が公正に行われず、随意契約である。しかも入札の場合にも、これは幾つか私は事例を持っておりますが、談合が多いです。こういう実態を経企庁なり通産省はどう考えるわけですか。
○矢田部理君 インドネシア、スリランカに続いてタイの問題をとらえたいと思いますが、タイに対しては新農村開発計画ということで二年にわたって合計百四十億の借款をしております。これはどういう計画、構想なのでしょうか。
○矢田部理君 この新農村開発計画に入っている地域が非常に貧しい部分であるということは御指摘のとおりかもしれませんが、同時に、いずれも国境線沿いなんですね。ここは申し上げるまでもなく、いわゆる反政府武装勢力が活動をしている地区でもあります。したがって、そこに新農村という方針を持って...全文を見る
○矢田部理君 軍事問題、治安問題に開発途上国援助の名をかりてかかわることはよろしくない、それは外務大臣も心してというふうに言われたからそう受けとめますが、同時に、たとえば一九七六年のASEAN首脳会議では、治安、防衛問題について加盟国の協力推進に合意をした、わが国がASEANと親...全文を見る
○矢田部理君 大蔵大臣に伺いますが、今年度の予算で、海外経済協力基金法の改正案を裏づけ法案として出しながら、従来の長期短期の借入金の三倍の財政、財投資金をやっぱり投入するというような計画、予算になっておるようでありますが、これはどういう意味でしょうか。
○矢田部理君 パイを大きくすること、経済援助の資金を拡大することに私は反対するわけではありませんが、先ほどから指摘をしておりますように内容の問題、質の問題をやっぱり厳しく詰めなきゃならぬ。とりわけASEAN向けの外交あるいは開発途上国に向けた外交の展開については、三つの基準を持た...全文を見る
○矢田部理君 次に、冒頭にお聞きをしたグラマン等の疑惑問題に移りたいと思います。  刑事局長にもう一度お尋ねをしたいのは、先ほどのニュースなどでもどうも正確に状況が、被疑事実などについて伝えられていないので、もう一度わかりやすく正確に話をしていただきたい。
○矢田部理君 おおむね理解できましたが、第一の被疑事実であるボーイング社の手数料について、それを受け取ったことのようにして云々とありますが、いままでボーイング社の代理店等をしておって相当額の手数料その他が入ってきておりますし、8Kレポート等では韓国問題にもお金が絡んでいると言われ...全文を見る
○矢田部理君 使途不明金五十五万ドルの一部であると思われるということですね。
○矢田部理君 第二の被疑事実に関連をいたしますが、ダグラス社の関係では、8Kレポートに百八十万ドルの金額について指摘があります。さらに、私ども調査団が参りましたときに、毎年二十万ドル強を九年間にわたって支払ってきた、およそ百八十万ドルから二百万ドルと言われておりますが、そのお金が...全文を見る
○矢田部理君 これは刑事局長に聞くのもなんでありますが、先ほど非常にわかりにくい言葉として、外為法の借記という言葉が出てきました。あるいはその前に「非居住者との勘定の貸記又は借記」という法文になっているわけでありますが、貸記とか借記というのはどういう意味なのか、御説明いただけます...全文を見る
○矢田部理君 国税庁に伺いますが、今日までの航空機疑惑にかかわる税務調査の概況と結果について御説明をいただきたいと思います。
○矢田部理君 いまの答弁に関連して、衆議院の議事録を全部読めばまとまるのでありますが、せっかくお答えをいただいたので、しかも数字上の問題もありますので、できれば文書にして提出をしていただけませんでしょうか。
○矢田部理君 国税庁長官の報告に関連して、ボーイングの韓国方面に対する支払いの問題点について幾つかお聞きをしたいと思います。  これは、日商岩井がコンサルタントとして売り込みをしたというふうにボーイングの会長は私どもに説明をしているわけでありますが、韓国方に対しては三百六十万ド...全文を見る
○矢田部理君 日商岩井の言い分がそうだからといってそう見るというのはちょっとおかしいのじゃありませんか、私ども調査団が行ったときにボーイングのウィルソン会長が、韓国向けの販売のコンサルタントであった。いつからいつまでかという私の問いに対して、期間については後ほど調べて正確に答える...全文を見る
○矢田部理君 米国側から照会があったからそれに答える形で出し、その後米国側から何も言ってこないから日商の言い分が正しいと判断をしたというのは少し一面的であります。とりわけボーイングの責任ある発言として、日商岩井はコンサルタントだったという指摘があるわけでありますから、改めてアメリ...全文を見る
○矢田部理君 このお金が果たして韓国に払われたかどうかの確認も不十分です。仮に払われたとしても大変なお金でありますから、日本に還流してないという保証はどこにもないんであります。その行方まで含めて追うのが真相解明の基本的な姿勢だと思いますので、ひとつぜひ検討してほしいと思います。
○矢田部理君 ボーイングの調査ぐらいするべきだ。
○矢田部理君 法務省に伺いますが、チータム氏がしばしば来日していると思いますが、いつごろ何度ぐらい日本に来ているでしょうか。
○矢田部理君 この問題の真相等を一番知っているのはチータムです。一番日本で動いているのもチータムです。改めて具体的に指摘するまでもないでしょう。  率直に伺いますが、七二年の三月に日本に来ているのじゃありませんか。七二年の前半、三回日本に来ているのじゃありませんか、お答えくださ...全文を見る
○矢田部理君 はい、もう一点で終わります。
○矢田部理君 防衛庁に伺いますが、私は一月二十四日に、亡くなられた日商の島田さんとお目にかかりました。私は、島田さんの最後の言葉で、このチータム氏は日本に来るたびごとに防衛庁を訪れた、必ず当時の防衛事務次官に会った、装備局長や防衛局長にも話をした、チータムはしつこいぐらいそのこと...全文を見る
○矢田部理君 一点だけ。  内海さんや島田さんが当時これまた防衛庁の次官だったわけですが、直接当たりましたか。
○矢田部理君 当たったのかと言うのです、直接。島田事務次官に聞きましたか、どうですか。
○矢田部理君 調査したと言っていながら、わからないというのはないでしょう。
○矢田部理君 いままで防衛庁は防衛庁内部で調査をしましたということを盛んに強調しておったでしょう。
○矢田部理君 それじゃ、関係者に当たっていないということですか。――終わります。(拍手)
03月17日第87回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○矢田部理君 いわゆる海部メモに関連いたしまして、メモの真偽ではなくて、それにかかわる事実として伺いたいと思いますが、岸元首相一行が  一九六五年の七月にアメリカに行っているかどうか、法務省にまず聞きたいと思います。
○矢田部理君 六五年の七月に岸元首相一行がアメリカに行っていると思われますが、法務省から出入国の関係で事実かどうかをまず伺いたいと思います。
○矢田部理君 至急調べて、私の質問が終わるまでに答えてください。  次の質問です。外務省に伺いたいと思いますが、七月十九日の晩、シアトルの日米協会の主催で岸元首相一行の歓迎レセプションが行われているように聞いております。当然のことながら当時の総領事である奈良賀男氏など、総領事館...全文を見る
○矢田部理君 同月の二十三日の昼、今度はサンフランシスコでありますが、当時サンフランシスコの総領事であった和田力氏主催、しかも領事館公邸で岸元首相一行を招いて昼食会が行われておりますが、その事実はいかがでしょうか。
○矢田部理君 法務省のお話を承っておりますと、グラマン等の疑惑調査に関連して、あるいは福田前総理の告訴に関連をして、海部メモにかかわる事実等についても捜査の対象にしているということでありますが、私どもの調査によりますと、岸元首相一行——一行といいますのは、岸元首相御夫妻、令嬢安倍...全文を見る
○矢田部理君 外務省に特に調査を求めたいと思うのでありますが、シアトルの日米協会主催の歓迎レセプションで、総領事だけではなくて、当然のことながら領事館の何人かの人たちが参加をしているだろうと思われます。その人たちに直接当たって調査をすべきです。いま奈良氏はコスタリカのたしか大使だ...全文を見る
○矢田部理君 ぜひ調査をして事実を当委員会に明らかにしてほしいというふうに思います。  そこで、もう一つ、私ども派米議員団がたまたまいま指摘をしましたオリンピックホテルに宿泊をいたしました。私は、日本に帰るちょうどその日の朝、オリンピックホテルのトレッドウェイマネージャーにお会...全文を見る
○矢田部理君 いや、調査しているかと……。
○矢田部理君 二番目の質問でありますが、何度も出ておりますように、外務大臣、私どもがグリーン氏にお目にかかったときに、ハワイ会談で初めて話したのではなくて、一、二年前、少なくとも一年前からは私は何度か話をしている、私だけではなくてほかの人も話をしているという向きのお話がありました...全文を見る
○矢田部理君 単なる雑談扱い、個人的なおしゃべり扱いにされては困るという趣旨のことが言外に込められていると思うのです。これは正式に読んでみますと、グリーン氏は、「公式の関心ある点としてE2Cを持ち出した、これは確かです。私どもの政府にとって明らかに関心のある事項でした」、こういう...全文を見る
○矢田部理君 いずれにいたしましても、グリーン氏としては一年ぐらいの間に何度かそういう話をしたということでもありますので、ハワイ会談前一年ぐらいの間に日本政府、あるいは外務省も含めて、日本政府がグリーン氏と接触した機会、人物、接触の内容等を緊急に調べて御報告を願いたいと思いますが...全文を見る
○矢田部理君 関連して大平総理に伺いたいと思いますが、総理は衆議院におけるこの種問題についての答弁に当たって次のように述べておられます。ハワイ会談は日米間の貿易不均衡是正にあったので、機種選定にあったのではない、そういうことはかかわり知らないことだと。当時外務大臣として出席をして...全文を見る
○矢田部理君 私が申し上げておりますのは、貿易不均衡是正のためにはアメリカのいろいろなものを買ってほしいということがあって当然だと、その中で軍用機も入り得る余地は十分にあるし、とりわけ日米安保という見地から考えればそれが出てもおかしくないと思われるわけですが、大平総理の答弁が貿易...全文を見る
○矢田部理君 そう説明をされても納得できるわけではありませんが、商社筋もこの時期は非常に敏感に動いているんですね。先般、海部八郎氏が密約問題を暴露されて記者会見をしました。その声明文などを読んでも、日米貿易不均衡が拡大をしてきた、緊急輸入の問題が当然ハワイ会談で出そうである、それ...全文を見る
○矢田部理君 私は、それはもう前提として、部内調査以外にどういう調査をしたのかと聞いているんです。
○矢田部理君 部内調査だけで不正はないと確信されたのでは困るのであります。まさに部内と部外とのかかわりが問題なんでありまして、歴代防衛庁長官などには事情を聞いたでしょうか。あるいはすでにやめられた次官とか防衛、装備その他の主要な役割りを担ってきた局長クラスの人たちに事情をただした...全文を見る
○矢田部理君 江崎通産大臣に国務大臣として伺いますが、何か防衛庁から事情を聞かれましたか。
○矢田部理君 一番身近におられる江崎さんにも聞いておられない。江崎さんは四十六年の十二月から四十七年の七月まで防衛庁長官をやっておられる。聞いてないじゃありませんか。調査してないじゃありませんか。
○矢田部理君 通産大臣のお言葉でありますから私も一言言わせてもらわなきゃならぬのは、この年の一月にサンクレメンテ会談があったんです。そのときから急速にこの貿易不均衡問題が出てきた、緊急輸入の問題が。ずっと幾つかの通商交渉的なものがありますけれども、鶴見・エバリー会談とかずうっと詰...全文を見る
○矢田部理君 当時の時期は、防衛庁長官は江崎さん、増原さん、それから次官の関係で言えば内海さん、島田さん、それから防衛局長は久保さん、装備局長は黒部さんの時代でありますが、そのいずれにも事情を聞かれましたか。通産大臣は先ほど聞きました。
○矢田部理君 内海さんは。
○矢田部理君 日商側は会ったと言っているのに、防衛庁は会ったことがない、あるいは否定をされるということであるならば、いずれチータム氏からも私あてにその回答、連絡が来る手はずになっておりますから、別途質問をいたしますが、この種問題をきっちり詰めなければ——その間に日商は何度か行って...全文を見る
○矢田部理君 いや、今後さらに拡大をして調査をしてほしいということです。
○矢田部理君 それじゃまた、さらに幾つか指摘をしたいと思うのですが、もう一、二どうしても聞いておかなきゃならぬ点がありますので別の機会に譲ることといたしまして、法務省に伺いたいと思いますが、先般の強制捜査で明らかにしましたダグラス社から日商に渡されたと言われる二百三十八万ドル、こ...全文を見る
○矢田部理君 国税庁に伺いたいと思いますが、いま私が法務省に質問をした点、事務所経費がRF4Eに関するものだとすれば、DC9、10に関するものとしてもあり得るのか。それから二番目には、MDCの航空機の日本での製作所から受領された手数料、さらには航空機以外の製品販売に関する手数料が...全文を見る
○矢田部理君 もう一問だけで終わります。  検察庁、法務省に伺いたいと思うのですが、日本航空にかかわる百五万ドルの支払い、三十万ドルが問題になりましたが、一番ポイントは、一たん入ったことになって後に支出された五十五万ドル、これが使途不明金ないしは寄付金として処理をされております...全文を見る
○矢田部理君 終わります。(拍手)     —————————————
03月19日第87回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○矢田部理君 関連して私の方からお尋ねをしたいと思いますが、限られた時間でありますので、端的にお答えいただきたいと思います。  あなたはしばしば海外に出られるようでありますが、シアトルのオリンピックホテルに泊まられたことがございますね。
○矢田部理君 いわゆる海部メモを証人に示します。  一九六五年ごろ、ホテルに泊まりますと、たいていはレターペーパーとかメモ用紙が備えつけられてありますが、オリンピックホテルではそのような様式のレターペ−パーが使われていたという御記憶はございませんか。
○矢田部理君 私どもが先般アメリカに行って調査をしたところでは、マネージャーは、この種のものを使っておったという趣旨の発言、証言をしておられるわけでありますが、思い出しませんか。
○矢田部理君 その次のページをめくっていただきたいと思いますが、これは日商岩井のメモ用紙だと思われますか、この種メモ用紙を日商としてお使いになっていたことはございますか。
○矢田部理君 この海部メモの真偽ではなくて、別のことを伺うのですからよく注意をして聞いてほしいと思うのですが、一九六五年の七月、あなたはアメリカにお出かけにはなりませんでしたか。
○矢田部理君 行ったかもしれないということでありますから、引き続きお尋ねをしたいと思いますが、そのアメリカで岸前総理とお目にかかった記憶はございませんか。
○矢田部理君 岸前総理の秘書中村氏、これは多分中村長芳氏ではないかと思われるのですが、中村氏とお目にかかったことはございませんか。
○矢田部理君 私が伺っているのは、アメリカではお会いしたことありませんか。
○矢田部理君 この六五年の夏ごろ、アメリカ以外の国、たとえばカナダであるとか、場合によっては日本国内であってもいいわけでありますが、あなたはお目にかかったことありますか、岸総理または中村秘書などと。
○矢田部理君 完全否定ではないようでありますが、次の質問に入ります。  海部メモの二枚目をめくっていただきたいと思いますが、ここに英語等でドレスナー銀行ですか、の口座番号あるいはスイスのユニオンバンクの口座番号が出ておりますが、この二つの口座番号についてあなたは知っておりますで...全文を見る
○矢田部理君 文章を見たことがあるかと聞いているのではなくて、ここに記載されている銀行並びにその銀行にこの種口座番号の口座があることを知っているかと、事実を聞いているのです。
○矢田部理君 あなたはスイスやドイツ等にみずからの名前で、あるいは架空人名義で口座を持っていることはございませんか。
○矢田部理君 キヨシ・ニシヤマという名義の預金口座があるようでありますが、これはいつごろ開設をしたものでしょうか。そこに三十万ドルが振り込まれていたようでありますが、それ以外のお金は振り込まれていたでしょうか。
○矢田部理君 RF4Eに関して二百三十八万ドル強を受け取ったことは知っておるのでしょうか。また、その受け取った金額の受領を隠蔽しようとしたという嫌疑もかけられているように思われますが、そういう事実はあったのでしょうか。
○矢田部理君 日商として政治家に献金をしたことがあるでしょうか。政治資金規正法として公に届けられておりますのは、七四年に松野氏に百万、福田氏に六七年に百万となっておりますが、たとえば松野氏に対しては……
○矢田部理君 マンション等の譲渡を一件だけではなくて、四件ぐらいやっているのではないでしょうか。その種の問題については知っておれば答えてください。  それから、もう一問だけ伺いますが、あなたはお金の操作や動きには直接関係をしておらなかったということを再三強調するわけでありますが...全文を見る
○矢田部理君 家族に対して。
○矢田部理君 それから財務の責任者。
○矢田部理君 当時は。
○矢田部理君 東京は。
03月22日第87回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○矢田部理君 きょうはどうも御苦労さまです。引き続き、私の方からお尋ねをしたいと思います。  入出金の処理というのは、基本的には、あるいは最終的には財経本部がやることになると思われますが、これについて、海部証人は、入金処理や交互計算は営業では全然わからない、ノータッチである、入...全文を見る
○矢田部理君 営業が関係なしに経理の方が動くということばないことだと思いますが。
○矢田部理君 はい。  そこで、海部証人は、同時にまた、外為関係の財務処理は自分の職責ではない、したがって責任はないんだということを再三にわたって述べているように思われる。その証言をさらに発展させるとすれば、責任は経理本部にある、これは言ったら現場にあるという趣旨のようにもとれ...全文を見る
○矢田部理君 次の質問に移りますが、それぞれの役員や担当者の職務権限の問題を伺いたいと思いますが、たとえば契約高によって金額の基準が決められて、これ以上は重役が決裁をするとかアグリーメントに署名するとか、これ以下は部課長の決裁でよろしいとかいうものがあるとすれば、その基準、考え方...全文を見る
○矢田部理君 たとえば七五年——証人が在職中ですが、あたりを基準にしてとりますれば、どうなっておるか、説明できますか。
○矢田部理君 航空機部というふうに限定をしてもいいと思いますが、あるいは機械本部ということで限定をしてもいいと思います。
○矢田部理君 どなたに。
○矢田部理君 じゃ次の質問に入りますが、ダグラス社から偵察機を買って防衛庁に売られた。そのときに、二百三十八万ドル、日本円にしますと七億円ぐらいの見当になろうかと思いますが、このお金が入ったことについては報告を受けていない、在職中話を聞いていないというさっきの御証言がありましたが...全文を見る
○矢田部理君 確認のために伺っておりますが、手数料として四十三万ドル入っているわけです。そのほかに事務所経費として、多分、七三年から七八年ごろにかけて、ダグラス社はいま申し上げた二百三十八万ドル強を払ったというふうに言っておるわけでありますが、あなたは、入金になっていないというこ...全文を見る
○矢田部理君 事務所経費として入金したことはないと、こういう趣旨のように承れるわけでありますが、そこで引き続きお尋ねをしたいのは、いま容疑事実で問題になっております四十五万ドル、これは外国航空会社間の売買仲介手数料と、それにかかわる文書をまた偽造したというふうに言われておるわけで...全文を見る
○矢田部理君 この四十五万ドルは、ロンドン支店との間で交互計算勘定になっているかと思うのですが、御存じありませんか。
○矢田部理君 最近知られたことでも結構ですから、社内等からもあるいはお話を伺っているかと思いますので、どういう経過事情だったのかを御説明いただけませんか。
○矢田部理君 そうしますと、在任中は聞いておらないけれども、事務所経費として二百三十八万ドル入り、かつその一部として四十五万ドルの操作が行われたというふうに最近は聞いておられるわけでしょうか。
○矢田部理君 そうしますと、在職中だけではなくて、現時点でどういう知識がおありになるかを中心に伺っていきたいと思いますが、二百二十八万ドルの事務所経費は、実際にどの程度入金になっているのでしょうか、残がどのくらいあるのでしょうか。
○矢田部理君 結構です。
○矢田部理君 二、三十万ドルの未収金を除いて、すでに入った分はどのように処理されているのでしょうか。
○矢田部理君 その他は。
○矢田部理君 なぜわざわざ文書を偽造したり、場合によっては外為法違反を犯すようなやり方で送金をする、あるいは交互計算勘定にのせたというふうにお考えですか。
○矢田部理君 その後、社内から事情も場合によっては聞かれたかと思いますので、証人の経験、従来経理畑をずっと歩いてこられた経験を基礎にして、こんなことじゃなかったかという推察も含めてお話をいただければ、非常にわかりやすくなると思いますので、よろしくお願いします。
○矢田部理君 正規の契約に基づいて、正規のお金として入ってくるものであるならば、もともと経理上の操作などは必要なかったわけです。あるいは偽造だ、外為違反だというようなこともしなくて済んだはずでありますが、何か隠したり、しかるべきからくりをしたいという意図が込められているように思わ...全文を見る
○矢田部理君 それから、経理上の処理をするに当たっては、もともと代理店契約等で事務所経費幾らということが決まっていると思うんですね、その点はいかがでしょうか。
○矢田部理君 そういう代理店契約で金額が決まっているにもかかわらず、RF4Eの事務所経費としてではなく、別の航空会社の手数料として入金をした、しかもそれが交互計算勘定にのる、当然のことながら大蔵省等の通達によって証憑書類をつけなきやならぬ。そうしますと、経理としてもこれはおかしい...全文を見る
○矢田部理君 問題は、どう合わせたかでありますが、そうしますと、二百三十八万ドル、本来はダグラス社から偵察機の購入の事務所経費として入ったにもかかわらず、それを隠して別の偽造文書等でつじつまを合わせてきたというふうに伺ってよろしゅうございますか。
○矢田部理君 そうしますと、財経本部は全然掌握をしていなかったところに別名目の入金、先ほどの外国の航空会社間の売買手数料、あっせんをして手数料をとったとか等々のやつで幾らぐらいのものをどういう内容でつじつまを合わせてきたか、簡単に御指摘いただけませんか。
○矢田部理君 四十五万ドルだけではなくて、この種つじつまを合わせるための総額、ほかにもお金はあったのでしょうか、あるいはほかの偽造なり操作をした文書もあったんでしょうか。
○矢田部理君 海部証人は、二百三十八万ドルの事務所経費を受け取るに当たって膨大な経費がかかったという説明をし、かつ、その中身として為替リスク、自衛隊制服組の人たちに対する間接経費あるいは保険料など幾つかの具体的な指摘をしておるのですが、この種事務所経費は本当にかかっているんでしょ...全文を見る
○矢田部理君 本日の防衛庁の説明によりますと、為替リスクがあったことは事実だが、しかし、それは予算の範囲で防衛庁がカバーをしたと言っておるんですが、どう処理されたか知っているでしょうか。  それから保険料などにつきましては、一部の報道によりますと、アメリカ側と防衛庁で持ったんで...全文を見る
○矢田部理君 事務所経費全体について、会社経理上は収入になっていないとすれば、どこかに隠したと思われるわけでありますが、それが何に使われたのか、どういう目的で隠されたのか、それについて社内等から最近報告を受けておりませんか。
○矢田部理君 いや、財経本部としてはそういう収入があったことは掌握していないと、しかし、現実には収入があったと、さまざまな名目で隠したように思われるわけですが、何のために隠し、具体的に何のために使われたのかということについても社内等から聞いておられませんか。
○矢田部理君 RF4Eでもらったお金を何もほかの会社の関係でもらったようにする必要ばないんですね。だれが見てもおかしい処理でしょう。何のためにこんな操作、こんな処理をしたのかということについて在任中はわからなかったとしても、これはくどくなるかもしれませんが、本当に何か最近社内から...全文を見る
○矢田部理君 税務上の処理は、このお金に関しては、どのようになされたでしょうか。
○矢田部理君 最近になって、修正申告とか、しかるべき税務上の処置をとられたかどうか御存じありませんか。
○矢田部理君 ボーイングの方に入りたいと思いますが、先ほどの証言で百五万ドル、日本円にして三億円強になろうかと思いますが、この百五万ドルのうち八十五万ドルを架空名義でアメリカに預金をしておった。この口座の開設はどなたがやられたんでしょうか。あるいは島田さんとか海部さんの指示なしに...全文を見る
○矢田部理君 海部さんはさらにその島田さんの上司であられるわけですが、海部さんがこれにどういうかかわりを持ったか、あるいは海部さんとのかかわりなしにこういうことがやれるかどうか、その辺はどうお考えになりますか。
○矢田部理君 ここでもアンゴラ航空分三十万ドルが問題にされているようでありますが、これはボーイング社から受け取った百五万ドルの手数料と関係あるものですか、あるいはその一部ですか、その点はどうお考えになりますか。
○矢田部理君 そうしますと、質問が逆になりますが、この百五万ドルのお金も実は二十万ドルしか正規には入金をしておらず、隠されておったということになりますね。しかも、そのうち膨大な使途不明金がある。これは税務署から、中東関係やインドネシア関係で使ったと説明をしたけれども、最終的に否認...全文を見る
○矢田部理君 領収証その他の裏づけ資料があれば問題ないわけでありますが、それすらもなかった。しかし、口頭ではこれだけのお金でありますから、いろいろな説明を、しかも具体的になさったと思うのですが、その中身をお聞かせいただけませんか。
○矢田部理君 ボーイングの関係にしましても、ダグラスの関係にしましても、そうしますと、本社の経理では掌握し切れなかった膨大なお金がほかに存在をした、あるいは収入が隠されておった。しかも今日段階でも、そのお金が何に使われたのかわからないというお話でありますが、売り込みの工作資金ある...全文を見る
○矢田部理君 あなたは、ある人に、海部さんというのはしきりにお金を海外に持っていくがレシートがないと、まあ言うならば困ったもんだというような向きを話をされた記憶はありませんか。
○矢田部理君 航空機部の交際費というのは一定の枠があると思いますが、交際費を支出すれば、だれと会食をしたとか、どなたを接待したとかという領収証が、接待をした相手方も含めて、上がってくると思いますが、その際、政治家や防衛庁関係者の氏名を挙げた接待等はございましたでしょうか、それが一...全文を見る
○矢田部理君 記憶にない。
○矢田部理君 それから海外でつくる可能性。
○矢田部理君 そういうことは可能かどうか。
03月26日第87回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○矢田部理君 最初に、通産大臣に伺いたいと思いますが、通産大臣としての見解ではなくて、昨年五月十八日に、大臣が自由民主党の政務調査会長時代でありますが、アセスメント法についていわゆる政調会長見解なるものを発表されたと思うんですが、その中身についてお話をいただきたいと思います。
○矢田部理君 環境庁長官に伺いますが、いま最後に述べられた、アセスメント法の法制化については時期尚早であるという政務調査会長の見解をどのように受けとめられましたか。
○矢田部理君 現段階でも、時期尚早と考えておられますか。
○矢田部理君 私が伺っておりますのは、五十年の末にすでに中公審から環境影響評価制度のあり方についての検討結果のまとめが出ておるわけですね。その後、間もなく法案化に着手をしているわけですが、現在、時期尚早と考えているんですかと。
○矢田部理君 こう伺ってよろしゅうございますか。環境庁としては、すでに法案化を何度かやっているわけです。四度目の失敗かなどと言われるぐらい回を重ねているわけですから、すでに法案そのものの時期は熟している、ただ調整そのものは残っている、こういうふうな受けとめ方ですか。
○矢田部理君 通産省は、この時期尚早というのはどのぐらいの期間を考えているのか、あるいはどういう受けとめ方をされたのか、お伺いいたします。
○矢田部理君 環境庁は、すでに五十一年に要綱をつくり、五十二年には法案を策定しているわけです。それに対して時期尚早だというのはどういうことでしょうか。通産省の見解は、政務調査会長の言う時期尚早というのはどういう意味でしょうか。
○矢田部理君 通産省としては、いつごろになれば、どういう状況になれば時期尚早論は消えると見ますか。
○矢田部理君 現時点では、この時期尚早論はまだ消えていないというふうに伺ってよろしゅうございますか。
○矢田部理君 ここで、官房長官に内閣を代表しての見解を伺いたいと思いますが、すでに環境庁は五十二年段階で少なくとも法案をつくって提案の準備をした、この段階でもう時期尚早論ではない、出さなきゃならぬと考えておられた。通産省はいまもって時期尚早論の立場をとっておられる。閣内不統一です...全文を見る
○矢田部理君 官房長官ね、五十二年にすでに法案ができているんですよ、その前に要綱もできている、四度目の流産かと、どこまで安売りしたら通産省は買うのかとまで言われている問題について、単なる調整中では説明がつかぬのじゃないでしょうか。もう一度内閣としての、むしろやっぱりこれは統一見解...全文を見る
○矢田部理君 また後でいろいろ伺います。  ところで、通産大臣あるいは環境庁長官、この問題で大臣同士で話し合ったことありますか。
○矢田部理君 中身はどうなっているのか、どういう点で一致し、どういう点で一致しないのか明確にしてください。
○矢田部理君 大臣間の話。
○矢田部理君 何度もやっているわりには、きわめて抽象的、一般的でわかりにくいのでありますが、各論に入ります。  政調会長見解の時期尚早論の最大唯一の根拠は、少なくともこの文書を見る限り科学的基準が未確立である。いつになったら確立するんでしょうか、どういう段階をこの確立の時期と考...全文を見る
○矢田部理君 自民党の環境部会で科学的基準が確立するとは思わないですね。学問的水準、技術的レベルの問題ですから、それをどう考えておられるか。
○矢田部理君 環境庁としては、現時点あるいはすでに何年か前に法案を出された時点で、少なくとも環境影響評価をする基準として相応な科学的客観的基準は確立できたというふうにお考えになっていますか。
○矢田部理君 三月十三日にまとめたものを公表した。それについて通産省はどう評価されておられますか。
○矢田部理君 通産大臣が科学的、技術的水準をどういうふうに考えておられるか知りませんが、それが確立をしなければ公害対策はできぬという性格のものじゃないんですね。それも一つ重要な部分ではありますけれども、いま環境庁からも指摘がありましたように、現場における経験とか知恵とか、あるいは...全文を見る
○矢田部理君 もう一つやっぱり指摘をしなければなりませんのはNOxの五十一年規制です。あのときに、財界はあるいは自動車工業会などを中心にして、科学的技術的にそういうことは不可能だと。にもかかわらず、当時五十一年規制をやったわけでしょう。不可能だ不可能だという物すごい巻き返しの中で...全文を見る
○矢田部理君 ここでも、もう一回切り込まなければならぬのですが、現段階で科学的客観的基準が確立した、あるいはしているというふうにいままでの総合的な議論を踏まえてお思いになりますか。
○矢田部理君 環境庁としては、政調会長見解で出された科学的技術的基準は少なくとももう到達している、十分やれるという自信をお持ちですか。
○矢田部理君 ここでまた官房長官にお出ましをいただかなきやならぬのですが、いま環境庁は、科学的基準とか客観的基準というのは、現在の科学が到達をした最高水準で対応するということを基本に考えるしかないんだという言い方をされている。その限りで受けとめれば、もうここで指摘をされているよう...全文を見る
○矢田部理君 この一月の十六日だと思いますが、通産省はこの問題について統一見解というふうにも言われるんですが、何かをまとめられたという話がありますが、いかがでしょうか。その内容も含めて答弁をいただきたいと思ます。
○矢田部理君 ある自民党の議員さんから聞いたんですが、もらったと言っていますよ。
○矢田部理君 先ほど説明に来た政府委員も、ある部でつくりましたという話をしましたが、配ったかどうかは別として、内部でつくったんでしょうか、中身も含めて。
○矢田部理君 いかなる内容のものでしょうか。
○矢田部理君 私が聞いているのに、そっちが私に聞くという話はないでしょう。
○矢田部理君 内部にはあるんですね。
○矢田部理君 その資料提出を求めたいと思います。
○矢田部理君 権威があるかどうかは私どもが判断をいたしますから、ぜひ出してほしいと思います。
○矢田部理君 これは単に内部の検討資料というようなものではなくて、通産省がアセスメント法にどう対応するかという中身を検討した結果の統一見解と言われているんです。しかも、その中には、政調会長が出した昨年の見解以後何らの事情の変更がないのに環境庁が法案提出を云々するのは大変問題だ、お...全文を見る
○矢田部理君 これは単なる内部の検討資料ではなくて、通産省としての統一見解をまとめたもの、しかも自民党の環境部会その他の議員に配付をしているものというふうに私どもは調査の結果聞いているわけであります。したがって委員会として正式に通産省に提出を要求していただきたいと思いますが、いか...全文を見る
○矢田部理君 環境庁長官に伺いますが、去年から事情も変わっていないのに法案提出はとんでもないという話について、どう考えられますか。
○矢田部理君 環境庁が法案提出を前にして、同じ一月十六日に経団連の環境安全委員会が出した文書、御存じだと思いますが、その内容はどんなものだったのでしょうか。
○矢田部理君 その中に、アセスメント法をつくることによって訴訟が頻発する、ますます必要とされている電源開発に手かせ足かせになる、こういう趣旨の文章があるんですが、いかがですか。
○矢田部理君 こういう経団連の見解と通産省は同じ見解に立っていると言われますが、いかがでしょうか。
○矢田部理君 先ほど出した通産省の統一見解なる文書、メモかはともかくとして、その中に同じ趣旨のことが書いてありませんか。
○矢田部理君 いや、あなたはわからないでしょう。
○矢田部理君 資料の提出は要求しましたからいいですが、手元にないから答えられないんじゃなくて、持ってきて答えなさい、それは。
○矢田部理君 大臣、いまの答えは、文書の存在を認めたけれども、その文書が手元にないから答えられないという答えなんですから、それなら文書を取り寄せて答えなさいということなんです。いま手元にないというだけの話です。
○矢田部理君 新聞の説明を聞いているんじゃないよ。こっちの文書の内容を聞いている。
○矢田部理君 手元へ取り寄せて答えてください。
○矢田部理君 それじゃ委員長の御指示でもありますから、環境庁長官に伺います。  アセスメント法をつくると訴訟が続発をして電源開発が阻害される、景気対策の重要な時期に何だ、という向きの、少なくとも経団連の指摘があるんですが、これについてどう考えられますか。
○矢田部理君 去年までは科学的技術的水準の未確立が最大の理由だったのですが、ことしは電源立地阻害論がむしろ中心になってきている。そこでも、その阻害の最大の理由は、そういう法律をつくると訴訟が多発するというのが口実になっている。しかし、いま環境庁長官も、法律の専門家であられると思い...全文を見る
○矢田部理君 もう一問だけ官房長官に伺います。  一月のたしか二十三日でしたか、政府提出の予定法案に環境庁は登録した。三月十六日がたしか今国会に提出する法案の最終期限。間に合わなかった、遅刻届を出している。今国会でどう扱いますか、出すんですか出さないんですか。その点、官房長官に...全文を見る
○矢田部理君 官房長官に、本来はもうひとつ議論をした上で最後の見解を伺いたかったのですが、大幅後退の最大のポイントは住民参加の拒否なんです。あれは物すごい住民参加の縮小なんです。大平総理は田園都市構想をうたい上げられ、その中で郷土愛であるとか心豊かな人間関係などと言葉では語ってい...全文を見る
○矢田部理君 環境庁長官に伺いますが、五十一年に要綱を策定して以来、あるいはまた五十二年に正式に法案をつくられて以来、各省折衝の中で後退に後退を重ねてきたということが指摘をされておるし、現に法文を見ればそのとおりなんでありますが、どういう点が各省折衝の中で問題になり、どういう下が...全文を見る
○矢田部理君 長官、先ほども出ておりましたように、科学的水準とか技術的評価とかというのはある意味じゃむずかしいんです。しかも研究室の中じゃなかなかできない。やっぱり現場を中心にして少なくともそれを補強していく、あるいは現場の人たちの意見を重視していく、こういうことが非常に大切なの...全文を見る
○矢田部理君 今国会は提出するんですか、しないんですか。
○矢田部理君 もう一点そうなると聞かなきゃなりませんがね、もともとは四日市公害判決で立地の過失が指摘をされ、自治体の落ち度が問題にされ、そしていままた水俣病の判決で、公害はやっぱり犯罪だと、こういう刑事責任を問う最もシビアな問題にまで発展をしてきておるわけですよ。ここでもう一回後...全文を見る
○矢田部理君 提出できないの。
○矢田部理君 了解はできませんし、また、いまのような法案でいいのかどうかも大変問題であります。  次のテーマに移ります。両大臣は結構でございます。  外務大臣にまず伺いたいと思いますが、先般、私はこの委員会で、一九六五年七月、岸元総理の訪米の状況について幾つかの指摘をし、かつ...全文を見る
○矢田部理君 現在、大使をやっておられる奈良さん、和田さんにだけお聞きになったのでしょうか。当時、シアトルなりサンフランシスコに在勤されておった、しかもかかわっておった館員などからは状況は聴取されておらないんでしょうか。
○矢田部理君 一応、報告としてはありがとうございました。  ただ、さらに、たとえば二十三日の午前中の日程が掌握できなかった、あるいはわからないということがございます。それから出席メンバー等についても、たとえば中村長芳氏の参加の有無というようなことについても話がわかっていないよう...全文を見る
○矢田部理君 法務省などを中心に伺っていきたいと思いますが、最初にボーイングの百五万ドル、これを中心にお聞きをしたいと思います。  国税庁、先般いただきました調査状況なる文書によりますと、この百五万ドルは追加手数料となっておりますが、そうだとしますと基本手数料があったはずだと思...全文を見る
○矢田部理君 公取にお聞きをしたいと思いますが、この基本手数料の基礎となる契約、それから追加手数料の基礎となる契約は、両方とも届け出がなされているでしょうか。
○矢田部理君 具体的に指摘をしたんです。両契約は届けられていますか。
○矢田部理君 まず、両契約とも届けられているかということです。
○矢田部理君 そうすると、いまのお話で、基本手数料の基礎となった契約はあったかのように思われますが、百五万ドルの追加手数料の基礎となった契約はあったのでしょうか、届け出はなされているのでしょうか。
○矢田部理君 内容について聞いているんじゃない。そういう契約が、届け出があったかどうかと聞いている。
○矢田部理君 守秘義務というのは、一般的あるいは全面的一律に律し切れるものじゃないんですよ。そのときの公益性や必要性によってケース・バイ・ケースで考えるというのが守秘義務問題の扱いなんですから、いま私が言った程度の質問に答えられないということはないでしょう。
○矢田部理君 秘密も全面一律ではなくて、ケース・バイ・ケースによって、状況によっては解除される、あるいは調整の問題だと、こう言っているんですよ。
○矢田部理君 いまの答弁には納得できない。  まだ私は了解はしませんがね、国税当局なり法務当局では、この点をどう押さえていますか。
○矢田部理君 法務省は。
○矢田部理君 公取はそのぐらいはっきりしなきゃだめだよ。  大蔵大臣に伺いますが、外国とのお金のやりとりというのは、為替銀行を通してやる方法と、今度問題になっている交互計算勘定にする方法と二通りしかないと思いますが、そのとおりでしょうか。それから外為銀行を通じて送るお金について...全文を見る
○矢田部理君 仕組みはいいんですけれども、ボーイングとのお金のやりとり、子会社を通じる場合もあるでしょうが、動きについてチェックすることが可能かどうか。
○矢田部理君 外為銀行を通じる場合と交互計算勘定の場合はできると、それ以外の方法が今度のボーイングとの取引では考えられますか。
○矢田部理君 大臣にお願いをしたいんですが、疑惑となっている問題の航空機の輸出入に関するお金の動きについて、大蔵省の権限でチェックできるはずでありますから、それをチェックして全貌を明らかにしていただけませんか。
○矢田部理君 ずいぶん立ち上がりが遅いですね。しかし、押収されたとしたって外為銀行には記録が残っているはずでしょう、そこを調べればチェックできるじゃありませんか。
○矢田部理君 交互計算勘定は、また日銀に委託したり、それから通達を出したりして証憑書類を整備していることになっているわけでしょう。だからできるんですよ、チェックが。
○矢田部理君 大臣ね、大蔵省としてできる範囲のことがいま幾つか問題になりました。これは緊急に調査をして、資料がないのはある程度やむを得ないかもしれませんが、やっぱりこの国会に明らかにしてほしいと思うんですが、いかがでしょうか。
○矢田部理君 私が申し上げているのは、国税当局もそのなわ張りだし、それから国税当局以外に貸借記の関係の調査もできるはずだし、外為銀行のチェックもできるはずだから、それを通してお金の動きを押さえて報告をしてほしい、こういうことですよ。
○矢田部理君 調査して報告していただけますね。
○矢田部理君 もう一点伺っておきたいのは、先般の山村証言によりますと、百五万ドルの行方について、七六年の一月に疑問を持って調査を始めた。二月に島田氏を問い詰めて、本社経理に戻すように指示をしたというふうに言っております。問題は、検察庁でとられているアンゴラ航空の偽造文書あるいは貸...全文を見る
○矢田部理君 私は、そのことはわかっているから明らかにできないかと、こう聞いています。
○矢田部理君 ボーイングからJAL分の追加手数料として入れることに不都合でもあったのでしょうか、何か説明できない事情でもあったのでしょうか。
○矢田部理君 百五万ドルがいつごろだれの手にボーイング社から支払われたか、その辺はいかがになっているでしょうか。
○矢田部理君 それは個人に払われたのでしょうか、子会社であるアメリカ日商を通して払われたのでしょうか。
○矢田部理君 山村氏が指摘をしてから後、お金を戻す過程で外為違反なり偽造なりが行われたということになりますと、山村氏自身もその捜査の内容について知っておったのではないか、かかわっていたのではないかという疑いがありますが、いかがでしょうか。
○矢田部理君 これまでの捜査状況として事情聴取をされた人の数はどのぐらいか、どんな人たちが中心であったか、それから今後の捜査の展開についてどんなふうに考えておられるか、二点を伺っておきたいと思います。
○矢田部理君 告発人である――告訴人になりますか、福田さん、あるいは海部メモに出てきます松野さんなどについてはお調べになっていますか。
○矢田部理君 時間がありませんので、あと集中審議等に譲りたいと思いますが、一点だけ伺っておきたいのは、八万ドルを米国日商に寄付をしたということでありますが、これはどういう意味なんでしょうか。なぜ寄付をする必要があったのか、いかなる理由で寄付をしたのか、両当局から伺いたいと思います...全文を見る
○矢田部理君 その寄付の使途なり中身は、それ以上わかりませんか。
○矢田部理君 法務省はいかがでしょうか。
○矢田部理君 じゃもう一、二点。  四十七万ドルの使途不明金、この使途についてどの程度解明できていますか。
○矢田部理君 法務当局は。
○矢田部理君 もう一点。  海部氏は、営業のトップとしてこの問題にかんでいた可能性、それから山村氏は、隠す過程ではなくて、回収の過程でかかわった可能性、それから植田氏、社長でありますが、は当時アメリカ日商の社長であったというようなことで、いずれも直接、間接かかわっていた可能性が...全文を見る
○矢田部理君 法務省、グラマン等の関係は終わりまして、時間がなくなりますから、郵政当局にお尋ねをしたいと思います。  郵政当局として、今日の全逓との労使紛争について郵政側としての反省点、行き過ぎ、過ちはなかったでしょうか。大臣に伺います。
○矢田部理君 こんな点は当局としてもまずかった、行き過ぎだったという点は何かお気づきになりませんか。
○矢田部理君 数千件もあるというのに、全然そちらには問題はなかったということはないでしょう。
○矢田部理君 七三年の五月に日本弁護士連合会の会長名で重大な警告が郵政当局に行われていることを御存じですか。それをどのように大臣として受けとめておられますか、大臣の認識を伺います。大臣がどう知っているかどうかということと、その受けとめ方について伺っているんです。――あなたに聞いて...全文を見る
○矢田部理君 いやいや、大臣が認識があるかどうか聞いている。
○矢田部理君 ちょっと待ってください。私は局長の知識を聞いているんじゃなくて、大臣の認識を、受けとめ方を聞いている。きわめて重要な人権侵害が幾つかあって、日弁連に調査が付託をされ、相当の弁護士が長期間かかって調査した結果、大変重大な警告をしているじゃありませんか。そんな話もあなた...全文を見る
○矢田部理君 ブラザー制度というのは御存じでしょうか、大臣。
○矢田部理君 人権侵害の大もとだということで、廃止すべきである、少なくとも改善すべきだと、それはいまどうなっていますか――いや、大臣の認識を聞いているから郵政省はいいんだ、知っているんだ。
○矢田部理君 このとき同じように監視労働や生理管理についてまで指摘をされましたが、日弁連から指摘された内容はどういうことだったんでしょうか。
○矢田部理君 日弁連から指摘されたのはどういうことかと、こう言うのです。
○矢田部理君 日弁連は、ストップウォッチで一つ一つ時間をはかって監視をし、遅いとか早くやれとかという指示をしている、こういうことは人権侵害だと。それだけじゃありません。言うのも恥ずかしいぐらいでありますが、大便は自宅にいるうちにしてこいと生理管理までやっているという事実を厳しく日...全文を見る
○矢田部理君 日弁連から事実を調査の上指摘をされたことぐらいはまともに認めなさいよ。同時に、指摘をされたその結果、なるほどブラザー制度は名前を変えた。形はなくなったが同じような状況が引き続き行われているんです。ストップウォッチはやめたけれども、腕時計をわざわざ反対側に回して締めて...全文を見る
○矢田部理君 もう一、二問で終わります。
○矢田部理君 各務原を言えよ。
○矢田部理君 私は去年の八月という日時を指定したのに、あなたは年末闘争の話をしている。ばかみたいな話です。そのほかに、たとえば町田の郵便局では、超勤命令が出た、体調が悪いと言って申し立てをしたら、体温計を持ってきて熱をはかれ、はかったら三十六度二分しかなかった、だめだと、こう言う...全文を見る
03月29日第87回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○矢田部理君 最初に最高裁に伺いたいと思いますが、元最高裁の長官であった石田和外氏の言動がしばしば問題にされています。元号法制化のためのプロモーターになったりしておったわけでありますが、特に最近、防衛大学校の卒業式に臨んで軍人勅諭を礼賛する話をしたことは大変問題だというふうに思っ...全文を見る
○矢田部理君 大変結構な話だというふうに思われますか。
○矢田部理君 石田さんと言えば、戦後の最高裁のある時期の代表だったことは言うまでもありません。在職中もしばしば裁判官に対してある像を示し、マスコミなどからも青法協狩りの中心人物とさえされておったわけであります。もとより思想は自由です。発言もそれ自体を言論の枠を越えるものだというよ...全文を見る
○矢田部理君 この発言は最高裁の権威を高めることに役立ちますか、最高裁の国民が抱いているイメージにどういう作用を及ぼすと思われますか。
○矢田部理君 差し控えられては困るんです、と言ったらどうなりますか。
○矢田部理君 ということは、結果として石田発言を最高裁も場合によっては受けとめているような印象を国民に与えることはぬぐい切れないと思うんです。法務省だって同じなんです。ロッキード事件のときに続々とロッキード被告の弁護人として元検事総長クラスの人たちが登場してきました。今度もそうい...全文を見る
○矢田部理君 以前、稻葉法務大臣は大変困ったものだというような話をざっくばらんにされておったこともあるわけですが、最高裁にもう一点だけ確かめておきますが、軍人勅諭というのは新しい憲法、現行憲法に沿うものだと思いますか、これも差し控えますか。
○矢田部理君 したがって、軍人勅諭は現行憲法に沿うものではないというふうに受け取れる発言と思われますが、そのとおりでしょうか。
○矢田部理君 私がいままとめた話として、受けとめたいと思います。  各論に入ります。  今度、裁判官等の定数が純増で十七名になるわけでありますが、最高裁が要求した増員数は、裁判官初め職員等でどのぐらいだったのでしょう。
○矢田部理君 百十三名要求をして、結果として増員になったのは十七名ということになるわけでしょうか。
○矢田部理君 そうしますと、この増員要求というのはもともと行政府の削減計画に合わせた削減を前提として、あるいは含みとして要求した数字ということになりますか。
○矢田部理君 別の観点から伺いますが、事件数だけで裁判官等の仕事の繁閑を議論することはできないかと思いますが、事件数と裁判官あるいはは職員の数との対応関係は、傾向としてはどんなぐあいになっておりますか。
○矢田部理君 訴訟事件数に比較して裁判官の増加傾向あるいは職員の増加傾向の方が多いというのは、何か特別な理由、ふやさなければならない事情がありますでしょうか。
○矢田部理君 もうちょっと詳しく説明できませんか。
○矢田部理君 ところで、若干名ですが今度もある程度増員になるわけです。こういう増員された裁判官あるいは裁判所職員をどこに配置をするのかということは決まっているのでしょうか。
○矢田部理君 そうしますと、こう伺いましょうか。  裁判官の定数がございますね、それから職員の定数もあろうかと思うんですが、それは現場にどう配置をされているかということは、裁判所ごとに説明できますか。
○矢田部理君 ここでどの裁判所に何名かということをいきなり聞いても出ないと思いますが、たとえばことしの四月一日現在で各裁判所に裁判官等のそれぞれの定員がどう配置をされているかという一覧表を後で資料としていただけますか。
○矢田部理君 だから、そういうのを資料として出していただけるかと、こう言っているんです。
○矢田部理君 余り詳しいことは要らぬから、出すのか出さないのか。
○矢田部理君 最高裁ね、充足の問題後で聞きますが、定員をふやすかどうかについて議論しているんですよ。しかも時点を限って、動くということはわかりましたけれども、要求をしているわけですから、そのぐらいの表ができなくちゃ人事できないでしょう。ぜひ出してほしいと思います。
○矢田部理君 できるかどうか検討するのじゃなくて、出しなさいよ、そんな程度のことは。余りこんなところでつまらない議論したくないので。よろしゅうございますか。
○矢田部理君 出していただくということですね。  それから、これも四月一日現在でいいと思いますが、新採用者が入ってくると思いますが、定員の充足率はどんなふうに考えられますか。
○矢田部理君 定員が決まっておっても、実際に裁判を担当する裁判官、それから裁判官ではあっても現場を持たない人たちが相当数いると思いますが、この関係は員数的にはどういうふうになっておりますか。
○矢田部理君 それ以外の裁判官といいますか、定数マイナス百十五は全体の裁判に現場的にかかわっている、こういうことになりますか。
○矢田部理君 その数はどのぐらいになりますか。
○矢田部理君 さっきの数字もそうですけれども、要するに、定員の中でどのぐらいが裁判に現実にかかわっており、どのぐらいかかわっていないのか、あるいは司法行政事務をやっているのかということぐらいは、もう少しすっきりわかりませんかね。人事だということになればその程度のことのデータはあっ...全文を見る
○矢田部理君 次の問題ですが、独立簡裁は三人が原則だというふうに最高裁従前から言っておられますね。現在二人庁というのはどのくらいの数ありますか。また、傾向として二人庁がふえていることになっているのか、それとも、減らす方向になっているのか、その辺はいかがですか。
○矢田部理君 たしか七七年の三月時点では二人庁が三十庁だというふうに聞いておるんですが、二人の職員しかいない独立簡裁はふえているということなんですけれども、これは今後どういうふうにしていくつもりなのか、そのことも含めてお答えをいただきたいと思います。
○矢田部理君 人口の動きを全然無視するというわけにはいきにくいにしても、地方にとってはやっぱりサービスの問題あるいは権利の実現ができるだけ生活の近い場でなされることがそれを保障する実際的意味でもあるわけなので、そういう観点から言えば、二人程度で一裁判所を賄っていくというのはいかに...全文を見る
○矢田部理君 もう一、二点で終わりますが、定数の問題と関連をして裁判所の統廃合問題、これは現況はどんなふうになっておりますか。
○矢田部理君 先ほどの独立簡裁等に対する定員の配置の問題とも同じ内容を持っていると思うんですが、地方の人たちにとってはどんどん裁判所が遠ざかっていくということはやっぱり困ることなので十分心して対処をしてほしいと思いますが、同時に、統廃合は行わないが先ほど指摘をしましたように独立簡...全文を見る
○矢田部理君 地方から事務移転とか職員が減ってしまうとか、結局裁判所がなくなってしまうんじゃないかというようないろんな心配がありますので、これはきょうは、幾つかの事例もないわけではありませんけれども、時間の関係で取り上げませんが、これはやっぱり何か地方の意向なり住民の権利実現の場...全文を見る
03月31日第87回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○矢田部理君 短時間ですので、若干の関連質問を行いたいと思います。  グラマン社の8Kレポートでは、日商岩井がE2C売り込みの手数料の一部をグラマン社のコンサルタントである一人のアメリカ人、ハリー・カーン氏だと思われますが、に払う可能性があることを知った、またコンサルタントは彼...全文を見る
○矢田部理君 計画は。
○矢田部理君 証人は、航空機の売り込み等に関してさまざまな契約にタッチをしたと思われますが、みずから署名をした契約はどれとどれか指摘できますか。
○矢田部理君 含めて。
○矢田部理君 百五万ドルの追加手数料の基本になる契約、つまりもとの契約、基本契約ですね、これはだれがサインしたのでしょうか。
○矢田部理君 百五万ドルもあなたがサインした契約ですね。となりますと、当然のことながらあなたは百五万ドル入ることを知っている、そのあなたに黙って島田さんだけが、あるいは島田さんを含む航空機の幹部の人たちが、裏金づくりや勝手な資金操作をやったのでしょうか。
○矢田部理君 あなたがサインした契約で本社の経理はどうもそういう追加手数料をもらうことを知らなかったらしい。言うならばあなたが最高の責任者として知っておられる立場にあるのに、そのあなたに黙って勝手に裏金操作をやる、キヨシ・ニシヤマの預金口座をつくる、四十七万ドルもの使途不明金を出...全文を見る
04月02日第87回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○矢田部理君 法務省に最初に伺いたいと思いますが、山岡氏らの逮捕以来、すでに勾留期間は満期に近くなってきておりますが、被疑事実の証拠固めは固まったかどうか。ここ二、三日中にいずれにしても処分をしなきゃならぬと思いますが、その辺の状況はどうなっているか、まず伺いたいと思います。
○矢田部理君 従来の答弁等で、あるいは証人の証言も含めて、裏金づくりの仕組み等についてはある程度解明ができてきつつあるわけでありますが、問題は、その裏金の行方、使途、これらについてはどの程度検察当局としては解明が進んでいるでしょうか。
○矢田部理君 笑いが出たように、その程度の答弁というのは、いかにも聞いても聞かなくてもいいような中身になっているわけでありますが、つまり、全体の捜査としてはまだ初歩的な段階なのか、あるいは終盤ぐらいに差しかかっているのか、その辺はいかがですか。
○矢田部理君 具体的にこれから伺っていきたいと思いますが、まず通産省なり外務省にお伺いをしたいと思いますのは、百五万のうち四十七万ドルが使途不明金になっています。従来から出ておりましたのは、その使途不明金はサウジの淡水化プロジェクトに使ったとか、インドネシアの電信総局の入札資格を...全文を見る
○矢田部理君 インドネシアの電信総局関係の仕事については最終的にはだめになったという話も伝えられておるわけでありますが、日商岩井はどういうかかわり方をしてきたのか、その点はいかがでしょうか。
○矢田部理君 国税なり法務当局に伺いたいと思いますが、サウジの淡水化プロジェクトにせよ、あるいはインドネシアの問題にせよ、本来必要な工作資金なり入札関係の費用というのは、当然のことながら本社の経理から出されるべき性質のものだと思いますが、その種関係の経費の流れについて当たっている...全文を見る
○矢田部理君 私が伺っておりますのは、四十七万ドルの使途不明金の流れではなくて、本来の日商がやる仕事については何も裏金を流用しなくても、会社経理からしかるべく経費が計上されていたのではないか、その点の状況はどうだったのかと伺っているわけです。  あるいはもう一つつけ加えて伺って...全文を見る
○矢田部理君 本来ならば会社の表経理から当然計上しているはずだし、また、現にしているだろうとも思われるわけでありますが、にもかかわらず、使途不明金の説明としてではありますが、四十七万ドルを流用したということになりますと、そこにある種の暗さを感ずるのは私だけではないと思うのでありま...全文を見る
○矢田部理君 検察庁は。
○矢田部理君 ここで、関連して総理大臣、外務大臣に伺っておきたいと思うんでありますが、この間、日商の辻さんが証言をされました。その中で、発展途上国では往々にして領収証がもらえない支出がある。これは従来からしばしば指摘をされてきたことでありますが、日本の企業が海外でかなりの不正支払...全文を見る
○矢田部理君 総理として。
○矢田部理君 これは政府関係のお金もかなり使われる場合が多いわけでありますから、十分そのお金の行方がどうなっているか、適正に使われているかどうかについては実態を調査をして対策を具体化する必要があるだろうと思いますが、もう一度総理の見解を求めます。
○矢田部理君 法務省に伺いたいと思いますが、裏金づくり、百五万ドルにせよ二百三十八万ドルにせよ、この種の不正なお金の動きについて、海部氏が関係していた可能性が非常に強いと思われるわけです。たとえば百五万ドルにいたしましても、みずから契約書にサインをしながら、本社の財経にも報告をし...全文を見る
○矢田部理君 同時に、裏金をつくる段階では、日商の財経本部は、あるいは直接かかわっていなかったかもしれないけれども、少なくとも裏金を表に出す過程では偽造その他が行われているわけでありますし、外為法違反の貸借記が行われているわけでありますが、日商の経理もかんでいる、かかわっていると...全文を見る
○矢田部理君 そこで、二百三十八万ドルの金の動きについて何点かお尋ねをしておきたいと思いますが、いままで明らかになってきたのは、二百三十八万ドルのうち実際にダグラス社から払われたのは百九十五万ドルであるということ、しかも、そのお金を全額受領したことを隠そうとしたということ、そうい...全文を見る
○矢田部理君 それからもう一つ明らかになってきておりますのは、二百三十八万ドルのお金を、最終的には日米双方で、日商内部でありますが、日商本社と子会社との双方で折半をしたという話であります。そうしますと、日商本社の取り分が九十七、八万ドルになるわけでありますが、そのうち四十五万ドル...全文を見る
○矢田部理君 先般、刑事局長はお金は日米欧にあるというような言い方をされたので、五十二、三万ドルのうち半分ぐらいはまだロンドン支店等に残っているのではないかと思われますが、いかがですか。
○矢田部理君 その駆けめぐり方でありますが、百九十五万ドルの大半が最初ロンドン支店に回る、そしてその大半のお金が今度は日米双方に振り分けられるというような経過をたどったのではないかと、従来の答弁なり私どもの調査の中で思われるわけでありますが、この点はいかがでしょう。
○矢田部理君 まず第一の質問だから簡単に申し上げたんですが、どうもロンドン支店がかなりの舞台として使われた。しかも、現にアメリカ日商にあるお金も、一たんロンドン支店に持っていって、それから米国に戻した、あるいは日本にも偽造なり交互計算勘定を通じて送ってきた、こういう経過のように思...全文を見る
○矢田部理君 起訴の段階、起訴するかどうかは別としても、いずれにしても処分をしなきやならぬ段階でありますから、それはかなりの程度明確になるというふうに伺ってよろしゅうございますか。
○矢田部理君 これは国税と法務当局と両方に伺いたいのでありますが、もう一つ問題なのはやっぱり海外の子会社、ここでは米日商でありますが、ここがある意味で日本のさまざまな機関の目から逃れて、この種の金の操作の隠れみのになっている。刑事捜査もなかなかできにくいし、もちろん国税の調査等々...全文を見る
○矢田部理君 それじゃ法務当局に再び伺いたいと思いますが、米日商の関係者から事情聴取その他をやっておられますか。  それから、あわせて伺いたいのは、E2Cの疑惑にかかわって代理店変更の問題がありますが、住商の関係者から、その背景なり経過について当然事情を聞いてしかるべきだと思い...全文を見る
○矢田部理君 総理にお尋ねをしますが、E2C問題に絡む疑惑が幾つか指摘をされています。少なくとも次の諸点が明らかにされなければこの疑惑の真相解明はできないというふうに考えられますが、総理としていかがでしょうか。  その一つは、代理店変更に介在をした政府高官の有無とその内容。二番...全文を見る
○矢田部理君 いや、そういうものはやっぱり解明されなきやならぬというふうにお考えになりますか。
○矢田部理君 捜査当局が問う刑事責任だけではなく、政治的道義的責任も明らかにする意味で、いま私が指摘してきたような数点については、少なくとも総理は問題の認識を共通にしておられますか。
○矢田部理君 ボーイングの問題を二、三伺っておきたいと思いますが、その一つは、大韓航空関係の支払いとして三百六十万ドルが日商を通して渡された――米国日商でありますが、そのお金は現に渡ったのでしょうか。趙という副社長がロサンゼルスまで取りに来たと、そこで渡したという情報もあるわけで...全文を見る
○矢田部理君 もう一問で終わります。  その点、捜査当局としても重大な関心を払っておられると思いますが、どういう調べの状況になっているのかということが一点。  それから、せっかく運輸大臣においでいただいておりますので、運輸大臣に最後に一点だけお願いをしたいと思いますのは、日本...全文を見る
○矢田部理君 関連。
○矢田部理君 二、三の関連質問をしたいと思います。  逮捕という状況に立ち至っているということでありますが、海部八郎氏の逮捕に当たっての被疑事実は、従来逮捕されております二人と同一ないしは同種のものか、あるいは海部氏の容疑については新しい事実関係がつけ加えられているかどうかを第...全文を見る
○矢田部理君 海部氏の逮捕に伴って、一般的に行われますところの海部氏の自宅等の家宅捜索が行われつつあるかどうか。  さらには、海部氏の共謀関係でありますが、従来の被疑事実によりますと、山岡氏らがむしろその下の職員と共謀の上というふうに受け取られてきたわけでありますけれども、した...全文を見る
05月25日第87回国会 参議院 航空機輸入に関する調査特別委員会 第4号
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○矢田部理君 刑事局長の報告に関連いたしまして質疑を行いたいと思いますが、二百三十八万ドルのうち一部が単数の政治家に工作費として渡されたという意味の報告がございますが、この単数の政治家とは松野頼三氏であるかどうか。さらに、渡されたお金の金額、時期、方法等について刑事局長から説明を...全文を見る
○矢田部理君 重ねて伺いますが、四十二年秋から四十六年の終わりごろまでの間、十数回、いつ幾らということまで検察庁はつかんでおられるのかどうか。つかんでおられるとすれば、その点を明確にできないかという点であります。
○矢田部理君 日商側に支出についての帳簿等があれば、当然のことながらそれを示して、松野氏の事情聴取に当たっては記憶の喚起を求めるとか状況について確かめるとかいうことをしてしかるべきだと思いますが、その点はいかがだったんでしょうか。
○矢田部理君 そこで、五億円前後のお金を渡した趣旨でありますが、先ほど刑事局長は単数の政治家に対する工作費として渡したという意味のことを言われております。この工作費というのは、衆議院の法務委員会でも説明があったように、ファントムの売り込み工作費あるいはその成功報酬というふうに確認...全文を見る
○矢田部理君 そういう時期の関係以外に、ファントム等の売り込みにかかわる工作費だと認定をした裏づけ、根拠みたいなものはございますか。
○矢田部理君 そうしますと、整理をいたしますが、時期の関係、関係者の供述、捻出方法等に非常に苦労をしたと、あるいはその後の穴埋めにもいろんな努力の形跡が認められるなどの諸般の情勢から、ファントムの売り込み工作費並びに成功報酬だと認定をしたというふうに伺ってよろしいわけですね。 ...全文を見る
○矢田部理君 五億円授受の趣旨がファントムの売り込み工作である、あるいは成功報酬であると認定する少なくとも一つの材料には、当然のことながらそのための工作が行われたという事実をある程度調べ、少なくともそれについて相当程度の感触を得るというのが大事だと思いますが、その点はいかがだった...全文を見る
○矢田部理君 もう一点確認的に伺っておきたいと思いますが、この五億円がファントムの売り込み工作費等だと検察が判断をした前提としては、当然のことながら松野氏の事情聴取を行った上で、なおかつそういう判断をした、そういう結論に達したというふうに伺ってよろしゅうございますか。
○矢田部理君 昨日の松野証言によりますと、検察庁の判断、認定にもかかわらず、繰り返しこの五億円の性格については政治資金だと、政治献金であるという主張をいたしておるようでありますが、松野氏はこの受け取った金銭の性格について認識し得る立場、状況に当然その当時あったと見てよろしいかどう...全文を見る
○矢田部理君 関連してもう一点伺っておきたいと思いますが、この五億円前後のお金がF4の成功報酬だと、少なくともそういう趣旨が込められているということであるとすれば、事前に、成功すれば報酬を出す、何らかのお礼をしますというような話し合いあるいは暗黙の了解等があってしかるべきだとも思...全文を見る
○矢田部理君 関連して国税庁に伺っておきたいと思いますが、国税庁は、この二百三十八万ドル等の捜査が山場に差しかかった段階で、捜査が前面に出てきているので答弁については差し控えたい、しかし金の流れはつかんでおりますという答弁があったかと思うのでありますが、日商の五億円の支出について...全文を見る
○矢田部理君 そうしますと、五億円の支出について粉飾ないしは仮装があったという状況については従前の税務調査では把握をしておらなかったということにもなりましょうか。  それから、もう一点ついでに聞いておきたいと思いますが、今後、国税庁として、まだこういう点が残っている、今後さらに...全文を見る
○矢田部理君 じゃ、国税庁は、いろいろ伺いたいこともありますが、他の点で時間が限られておりますので、結構でございます。  そこで、また法務省に戻りたいと思いますが、五億円前後の支出については正規の経理処理はなされていなかったように思われますが、その点いかがだったのでしょうか。本...全文を見る
○矢田部理君 それは本社経理がかかわったのでしょうか。それとも経理以外のところで独自にやられたものでしょうか。独自にやられたとすればどういう人が関与してやったのか。それから、関与した人の中に、松野証言によりますと、高畑元社長ですか、の名前がしばしば出てくるのですが、そういう人たち...全文を見る
○矢田部理君 確認的に伺いますが、そうしますと、高畑氏が松野頼三氏の父親の時代からいろいろかかわりがあって、実際上は松野氏を育てるために従来の経過を踏まえて贈ったお金だというような説明もなされておるわけでありますが、高畑氏は関係がないというふうに確認的に伺ってよろしゅうございます...全文を見る
○矢田部理君 松野氏が受け取ったと思われる五億円前後のお金の使途でありますが、それについてはどの程度捜査をし、どの程度内容が明らかになっているでしょうか。
○矢田部理君 全体的にはつかみ切れなかった、しかしある程度解明し、一部は特異な形で渡っている事実をつかんでいるということでありますが、それは政治家に渡っているというふうに伺ってよろしゅうございますか。そうだとすれば、その金額は、あるいは人数は、場合によっては名前はどうなっているか...全文を見る
○矢田部理君 過般の参議院の航特の理事会で、伊藤刑事局長は、余り多くはないが政治家に渡っているという意味の話をされたということが報道等によって伝えられております。いまのお話と矛盾するように思われますが、いかがでしょうか。
○矢田部理君 その意味ある、何か内容を含んだような発言について、私はちょっと理解をしにくいのですが、その点が一つ問題点の重要な点だと思いますので、扱いについて関連して野田委員から質問します。
○矢田部理君 先ほどの答弁で、松野氏が受け取った五億円についてその先はどうなっているかということを伺ったんですが、つまり政治家に流れているかどうかということを伺ったわけですが、それについて忘れましたということになると私としても結構ですと言うわけにはいかないので、そこは取り消してい...全文を見る
○矢田部理君 次の質問に入りますが、海部メモについて伺います。  六五年の七月二十三日午前中サンフランシスコのホテルで岸・フォーサイス会談があったというふうに言われておりますが、事実でしょうか。あったとすれば、その中で、海部メモによりますと、日商社員一名が参加をしているというこ...全文を見る
○矢田部理君 この会談の内容について岸信介氏から事情は聞いたでしょうか。
○矢田部理君 この海部メモ、オリンピック用せんの海部メモでありますが、これによりますと、イニシエーションフィーとして二万ドル岸氏に支払いましたという部分がございます。この二万ドルは岸氏には支払われていないということでしょうか。岸氏には支払われていないけれども、日商岩井としては支出...全文を見る
○矢田部理君 関連して伺いますが、岸信介氏及びその周辺に対しては日商岩井から政治献金その他名目のいかんを問わず、お金が支払われた形跡は一切ありませんか。
○矢田部理君 第二の海部メモといわれるものに関連して伺っておきたいと思いますが、ここに二つの口座番号が書かれておりますが、この口座は現に存在したのでしょうか。存在したとすればだれのものか、その口座に対してはこの海部メモに記載されているような金額が日商から支出をされ、かつ振り込まれ...全文を見る
○矢田部理君 そこで、振り込まれたお金が何らかの営業活動に使われたというが、その具体的内容はつかんでおりますか。
○矢田部理君 ファントムについて重ねて伺っておきたいと思いますが、日商岩井から松野氏以外の政治家またはその周辺の人たちに金が払われたという事実は一切つかめませんでしたか。
○矢田部理君 はい。
○矢田部理君 その周辺部、秘書とか……。
○矢田部理君 まあその当時の秘書とか関係者とかという意味で聞いているわけです。
○矢田部理君 元秘書とか……。
○矢田部理君 時間がありませんので、E2Cについて伺っておきたいと思いますが、代理店をとられた住友商事側から事情は聞いているでしょうか。
○矢田部理君 昨日正森議員が示した島田書簡なるものはありますか。いわば五億円の支払い方について島田から日商本社社長あてに示した文書のようですが、その真偽、内容等については確認をしているでしょうか。
○矢田部理君 真実だとすれば、これはE2Cのリベートないし利益の一部が五億円の穴埋めに予定されております。この辺もさらにこれは詰めなきゃならぬ課題でありますが、時間がありませんから、防衛庁長官に最後に一問だけ伺って終わりたいと思います。  ダグラス社側はこの二百三十八万ドルの支...全文を見る
○矢田部理君 全く納得しませんが、ちょっと次の質問ありますので、私は終わります、これで。
05月28日第87回国会 参議院 航空機輸入に関する調査特別委員会 第5号
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○矢田部理君 私から補充的に何点か承りたいと思いますが、証人は、年間一億以上の献金、数年間で数億と言ってもいいと思いますが、そういう献金を他の企業から受けられたことがございますか。
○矢田部理君 高畑さんとの関係をるる述べられておりますが、それにしても、この当時年間一億以上の献金をするというのは、何か意図がある、何かねらいがあるということを察知し得ませんでしたでしょうか。
○矢田部理君 受領の時期が、ちょうど第二次FXにとってきわめて重要な時期、あるいはそれが成功した時期であること、このお金は表に出さないでほしいという注文がつけられたこと、金額が他の献金に比べて異常に大きかったことなどから見て、長年政治家をやってこられた証人としては、何かあるなとい...全文を見る
○矢田部理君 先般の法務省の見解によりますと、常識的に見てファントムの工作資金等であったということはわかる状況にあったとの指摘をされておるわけでありますが、証言を変えるつもりはありませんね。  もう一点、そうしますと、証人としてはあくまでもこの五億円は、純粋な政治献金、ファント...全文を見る
○矢田部理君 純粋な政治献金、ファントムとは縁もゆかりもないということを断定しますか。断言いたしますか。
○矢田部理君 思っているだけでなくて、事実としてそうだと断言できますか。
○矢田部理君 第二次FX問題について防衛庁筋に何らかの働きかけ、工作等をしたことはございませんか。
○矢田部理君 四十三年の七月、第二次FX調査団がアメリカに出向きます。その直前に団長の緒方さんに接触を求められたことございませんか。  ついでに述べてしまいますと、電話で面会の申し入れがあって、考えさせてほしいとその場は留保したが、翌日、大事な時期なのでFX戦に巻き込まれては大...全文を見る
○矢田部理君 私はお聞きをしておるのでありますから、証人が直接ないしは人を介して電話をしたことございませんか。あるかないかだけで……。
○矢田部理君 人を介して……。
○矢田部理君 五億円を受け取った際の入金の状況について伺いたいと思いますが、アメリカとヨーロッパの方で奥さんが受け取ったという趣旨のお話がありました。その他のお金は、あなたの事務所で受領をされたのでしょうか。
○矢田部理君 受領の際に領収証は切られたのでしょうか。
○矢田部理君 そうしますと、お金は表にも出さないでほしい、帳面にも載せないでくれと、こういう趣旨のお金だったんですか。
○矢田部理君 届け出しなくて結構、領収証も要らない、帳面にも載せないでくれというお金だったわけですね。  そこで、受け取ったお金、現金でずっと手元に置かれたのですか。それとも、かなり大きなお金ですから、どこか預金でもされましたか。預金をしたとすれば、どこの金融機関でしょうか。
○矢田部理君 あなたは選挙選挙と言われますけれども、この四十二年から四十六年にかけて、とりわけお金が受け渡しされた時期については総選挙は一回だけしかないのです。そこでお金を使ったというのはある程度わかります。わかるというのは、ありそうなことだと思いますけれども。それ以外の年、ほか...全文を見る
○矢田部理君 質問だけに答えてください。
○矢田部理君 ところで、あなたは、総選挙、四十四年の十二月にありましたが、選挙及び政治活動だと繰り返し言われますので、幾らぐらいお使いになりましたか。説明のうち政治活動にお使いになったのはどのぐらいですか。政治活動というのをもっと具体的に説明してほしいんです。年間一億以上ものお金...全文を見る
○矢田部理君 あなたの言う政治活動に使ったという中には、当然のことながら選挙の応援のため等々も含めて他の政治家にもお金を渡した、あるいは政治団体にも一定の資金を担ったというようなことも含むのでしょうか。
○矢田部理君 覚えていないというのはいかにも不誠実だと思いますが、再度その点について答弁を求めたいのと、時間が参りましたので、あと一、二点終わりにつけ加えておきたいと思います。  外国で一万ドルほどお金を受け取った、これは当然のことながら外国為替管理法違反の疑いが強いと思うので...全文を見る
05月30日第87回国会 参議院 内閣委員会、地方行政委員会、法務委員会、文教委員会連合審査会 第1号
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○矢田部理君 この連合審査は法務委員会として内閣委員会にお願いをいたしましたので、主として私は法務にかかわる問題点について伺いたいと思いますけれども、その前に二、三基本的な問題についてお尋ねをしておきたいと思います。  その一つは、総務長官、明治憲法下の元号と新しい憲法のもとに...全文を見る
○矢田部理君 どうも伺っても論旨がよくわからぬのですけれども、一つの違いとして明治憲法のもとでは法制的根拠があった、今日はないと、つまり事実たる慣習として機能をしているということは、一つの違いかもしれません。それならば同じ昭和という元号、戦前と戦後でどういうふうに違いますか、意味...全文を見る
○矢田部理君 法的根拠のあるかないかということはさっき伺いましたから、それ以外に質的な変化、内容的な違いはないんですか。――いや総理府総務長官の認識を伺っている。
○矢田部理君 どうも意味がわかりませんね。昭和というのは最初天皇にかかわらしめてつくったわけでしょう。ところが敗戦になった。旧憲法及びそれに直結するようなさまざまな法令は廃止をされ新しい憲法ができる。同じ名前でも性格、意味、内容が本質的に違ってきているのではないかとも思われるので...全文を見る
○矢田部理君 そうだといたしますと、元号の改廃と申しますか、これを皇位の継承に時期的にかかわらしめるというのはどう説明するんでしょうか。――いや、総務長官に聞いている。
○矢田部理君 戦前の元号は、天皇主権の時代でありますから、天皇にかかわらしめてつくられた。しかし戦後は、とりわけ新憲法下のもとでは主権が国民にあることが厳粛に宣言をされた。その後も元号の改廃を天皇の皇位継承にかかわらしめるという論理はつながらないんじゃありませんか。説明にならぬの...全文を見る
○矢田部理君 明治憲法の終末といいますか、廃止と言っていいかしれませんけれども、に伴って、旧皇室典範が廃止をされましたね。その皇室典範十二条に「践祚ノ後元号ヲ建テ一世ノ間ニ再ヒ改メサルコト」という規定がございますが、それと今度の元号法との違いをどのように長官認識されておりますか。
○矢田部理君 なぜこの皇室典範は廃止になったんでしょうかね。
○矢田部理君 新憲法下のもとでは主権在民の思想に反するような制度、法令は一切効力を持たない、そういうことで廃止になったわけでしょう。それと本質的に同じものが今度の元号法で復活する、基本的には同一内容のものが復活をするということをどう説明されますか。昔は天皇が決めた、今度は国民の意...全文を見る
○矢田部理君 ちょっと、総務長官の認識を聞くんだから待ってなさい。私、終わってない、まだ質問。  しかも皇位の継承にかからしめるということになれば、ますますその色合いが濃くなってくるわけですね。そういうことから見て、私は敗戦の苦しい経験あるいは戦争の教訓の中から引き出した新しい...全文を見る
○矢田部理君 単なる紀年法であり、皇位継承に一つのきっかけを求めるというようなほど軽い意味合いで考えているわけじゃないんじゃないでしょうか。一つの単なるきっかけだというならば、いろんなきっかけのつくり方あるでしょう。  次の質問に入りますが、年号の使用に関して伺います。年号の使...全文を見る
○矢田部理君 それは議事録等読んで存じておりますが、つづめて言えば、したがって、年号の使用については自由である、これが原則であるというふうに確認できますか。端的にイエスかノーかをお答え下さい。
○矢田部理君 そこで、今日まで新憲法下のもとで昭和という元号が事実上使用されてきた、これは事実たる慣習だという説明をされておりますが、そのとおりでしょうか。
○矢田部理君 法制上は全く何らの根拠も今日までなかったというふうに承ってよろしゅうございますか。
○矢田部理君 そこで法務省に伺いたいと思いますが、法務大臣、新憲法のもとで旧皇室典範が廃止をされた、登極令もなくなった、そういう条件のもとで戸籍の法令関係で法律上あるいは法令上義務づけをしたのはどういう意味でしょうか。
○矢田部理君 経過と内容は存じておるわけでありますが、新憲法のもとで旧皇室典範等が廃止をされた、その段階で昭和という元号は法的根拠を失ったのです。事務的に失っただけでなくて、新しい憲法にそぐわないということで失わしめたのであります。  そこで、戸籍法も法律のレベルでは生年月日や...全文を見る
○矢田部理君 まだ少しく問題の視点が違います。事実たる慣習であるとすれば、つまり法的根拠が全くないものであるとすれば、届け出だけではなくて、公簿に記載するに際しても、それは強制力はないはずであります。施行規制の付録で昭和で記載することを義務づけている、これは事実たる慣習と違うんじ...全文を見る
○矢田部理君 そういうふうにしないと年号が書けなくなってしまうというのは少しく答弁としてはおかしいんでありまして、年号は西暦でも書けるし、そういう表示ができない性質のものでもないはずでありますが、いずれにしても法的根拠がない、事実たる慣行だ、慣習だと言いながら、戸籍法では、あるい...全文を見る
○矢田部理君 省令である付録の記載例に特別元号を冠した根拠、理由を自治大臣からもう一回説明してください。
○矢田部理君 その事実たる慣習だということと、省令で縛るということとは質が違う問題になってくるんでありまして、従前総理府筋は事実たる慣習だ、事実たる慣習だと説明しておきながら、法律はただ生年月日を書けと書いてあるのに、省令になると今度は昭和、元号を冠するべしというふうにしてくるの...全文を見る
○矢田部理君 そのとおりかどうかは別として、私そこは全然質問してないんです。質問をよく聞いて答えてください。届け出の自由について私は伺っている。記載の自由の問題については触れていないんです。時間がありませんからよけいなことはしゃべっていただきたくないのであります。  そこで、こ...全文を見る
○矢田部理君 この戸籍法二十八条は届け出の様式という項目でありますが、「届出は、当該様式によってこれをしなければならない。」こう書いてあるわけですね。「当該様式」というのは、先ほどから問題にしております施行規則等に様式が出ているわけです。この施行規則で元号を付するという様式になっ...全文を見る
○矢田部理君 そうしますと、ここで言う「当該様式」というのは省令上は決めていない、元号を使うかどうかは。しかし現場に備えつけられている届け出様式には元号にマルで囲んだり消したりという形になっている、これはどういうふうにつながるんでしょうか。
○矢田部理君 今後元号使用は自由だと、国民には強制しないという立場から見れば、現場で行われているその種様式、これも抹消して国民に真の自由を与えるべきだ、保障すべきだと考えますが、いかがでしょうか。これは法務大臣。
○矢田部理君 自治省どうですか。
○矢田部理君 そこら辺が現場では少しく混乱をするといいますか、事実上元号記載を強制するといいますか、誘導するというか、こういう問題がこれからいろんな問題で、元号問題がこれだけ際立った問題になっているだけに起こってくるだろうと思うんです。そういう点で、窓口を預かりかつ公簿上の記載を...全文を見る
05月31日第87回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○矢田部理君 関連。  金大中事件に関連して二、三の点でお尋ねしたいと思いますが、アメリカ側の電報の一つに一九七三年八月十日付の電報がございます。トップシークレット466と言われるものでありますが、ハビブ氏が送った電文でありますが、その第一項に御承知だと思いますが、「本使は、金...全文を見る
○矢田部理君 そうかもしれません。
○矢田部理君 警察庁。
○矢田部理君 公電の中には幾つか重要な事項があるわけですが、いま私が指摘した「のっぴきならない証拠」をつかんだという、これはきわめて重要な部分だと思うわけですね。ですから、しかもこのつかんだ経路はSRFが何であるかというか、意味がわからないということでありますが、どうもやっぱり私...全文を見る
○矢田部理君 ちょっと一点だけ。  一般的にどうやっているかということは、もういいですよ。いま私が指摘をしたのは、KCIAが犯罪者であることを指摘してのっぴきならない証拠をつかんでいると言うのであります。この問題について具体的に尋ねたのですか、尋ねなかったのですか。それからここ...全文を見る
○矢田部理君 突っ込んでやるか。
09月06日第88回国会 参議院 逓信委員会 第1号
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○委員長(矢田部理君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る六月十三日、小谷守君が委員を辞任され、その補欠として私、矢田部理が選任されました。  また、同十五日、赤桐操君が委員を辞任され、その補欠として小谷守君が選任されま...全文を見る
○委員長(矢田部理君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。  去る六月十四日の本会議におきまして、はからずも逓信委員長に選任され、重責を担うことになりました。委員長としてその職責の重大さを痛感いたしております。はなはだ微力ではございますが、今後理事並びに委員の皆様方の御協力...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 赤桐前委員長から発言を求められておりますので、この際、これを許します。赤桐君。
○委員長(矢田部理君) 次に、調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査を行うこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(矢田部理君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存しますが、御異議ございませんか。   〔「異...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成及び提出の時期につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(矢田部理君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。  郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査のため、閉会中に委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員、派遣地、派遣期間等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。   午後一時四十五分散会      —————・—————
10月29日第88回国会 参議院 逓信委員会 閉会後第1号
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○委員長(矢田部理君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日、矢原秀男君が委員を辞任され、その補欠として馬場富君が選任されました。     —————————————
○委員長(矢田部理君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査のうち、国際電信電話株式会社の不祥事件に関する件について、本日の委員会に、国際電信電話株式会社取締役社長古池信三君及び前国際電信電話株式会社取締役...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  この際、参考人の方に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多忙中のところ、本委員会に御出席をいただきましてまことにありがとうございます。  これからの会議の進め方について簡単に御説明申し上げます。 ...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査のうち、国際電信電話株式会社の不祥事件に関する件を議題といたします。  先般、国際電信電話株式会社の社員による物品不正持ち込みが東京税関に摘発され、その実態が新聞などによって次々と報道されており、また、...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 次に、米山大蔵省関税局長。
○委員長(矢田部理君) 次に、会社側の説明を求めます。古池国際電信電話株式会社取締役社長。
○委員長(矢田部理君) この際、板野参考人から発言を求められておりますので、これを許します。板野参考人。
○委員長(矢田部理君) これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(矢田部理君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時に再開することとし、暫時休憩いたします。    午前十一時五十六分休憩      —————・—————    午後一時四分開会
○委員長(矢田部理君) ただいまから逓信委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査のうち、国際電信電話株式会社の不祥事件に関する件を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(矢田部理君) この際、委員の異動について御報告いたします。  ただいま、鈴木省吾君が委員を辞任され、その補欠として長田裕二君が選任されました。     —————————————
○委員長(矢田部理君) この際、委員の異動について御報告いたします。  ただいま、小谷守君が委員を辞任され、その補欠として大森昭君が選任されました。     —————————————
○委員長(矢田部理君) だれか答えられませんか。
○委員長(矢田部理君) 本日の質疑はこの程度にとどめます。  参考人の方に一言お礼申し上げます。  本日は、長時間にわたり本委員会に御出席を願い、まことにありがとうございました。委員会を代表して厚くお礼申し上げます。本日はこれにて散会いたします。   午後五時三十二分散会
11月15日第89回国会 参議院 逓信委員会 第1号
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○委員長(矢田部理君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十月三十日、大森昭君が委員を辞任され、その補欠として小谷守君が選任されました。  また、十月三十一日、馬場富君が委員を辞任され、その補欠として矢原秀男君が選...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 次に、理事の辞任許可についてお諮りいたします。  案納勝君から、文書をもって、理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。  ただいま許可されました案納君と、鈴木君の委員異動に伴い、理事に二名の欠員が生じております。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いた...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に鈴木省吾君、大木正吾君を指名いたします。
○委員長(矢田部理君) この際、大西郵政大臣及び長谷川郵政政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。大西郵政大臣。
○委員長(矢田部理君) 長谷川郵政政務次官。
○委員長(矢田部理君) 次に、調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査を行うこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(矢田部理君) 次に、派遣委員の報告に関する件についてお諮りいたします。  先般、当委員会が行いました郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する実情調査のための委員派遣については、各班からそれぞれ報告書が提出されておりますので、これを本日の会議録の末尾に掲載するこ...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(矢田部理君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(矢田部理君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。  郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査のため、閉会中に委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員、派遣地、派遣期間等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後一時八分散会      —————・—————
12月06日第90回国会 参議院 逓信委員会 第1号
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○委員長(矢田部理君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十一月十五日、鈴木省吾君及び前田勲男君が委員を辞任され、その補欠として糸山英太郎君及び鍋島直紹君が選任されました。  また、同月十六日、鍋島直紹君が委員を辞...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございません...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に熊谷弘君を指名いたします。     —————————————
○委員長(矢田部理君) 次に、調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査を行うこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(矢田部理君) 次に、電波法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。大西郵政大臣。
○委員長(矢田部理君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  それでは、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(矢田部理君) 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認めます。  それでは、これより討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。——別に御意見もなければ、討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認めます。  それでは、これより採決に入ります。  電波法の一部を改正する法律案を問題に供します。  本案に賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手〕
○委員長(矢田部理君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  暫時休憩いたします。    午後二時十四分休憩      —————・—————    午後二時四十七分開会
○委員長(矢田部理君) ただいまから逓信委員会を再開いたします。  参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査のうち、国際電信電話株式会社の不祥事件に関する件について、本日の委員会に、前国際電信電話株式会社取締...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(矢田部理君) 郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査のうち、国際電信電話株式会社の不祥事件に関する件を議題といたします。  去る十月二十九日の委員会において、国際電信電話株式会社の不祥事件に関する件の報告を聴取いたしましたが、その後の調査結果等、明らかに...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 次に、青木大蔵省審議官。
○委員長(矢田部理君) 以上で報告の聴取を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(矢田部理君) 板野参考人が出席されましたので、この際、板野参考人に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多忙のところ、本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。板野参考人。
○委員長(矢田部理君) 速記をとめてください。   〔速記中止〕
○委員長(矢田部理君) 速記を起こして。
○委員長(矢田部理君) 速記をとめて。   〔午後五時六分速記中止〕   〔午後五時十六分速記開始〕
○委員長(矢田部理君) 速記を起こして。
○委員長(矢田部理君) 後刻、理事会で協議いたします。
○委員長(矢田部理君) 本日の質疑はこの程度にとどめます。  板野参考人に一言お礼申し上げます。  本日は、長時間にわたり本委員会に御出席を願い、まことにありがとうございました。委員会を代表して厚くお礼申し上げます。  本日はこれにて散会いたします。    午後七時二十三...全文を見る
12月11日第90回国会 参議院 逓信委員会 第2号
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○委員長(矢田部理君) ただいまから逓信委員会  を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る七日、坂倉藤吾君及び原田立君が委員を辞任され、その補欠として案納勝君及び矢原秀男君が選任されました。     —————————————
○委員長(矢田部理君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時五十四分散会
12月11日第90回国会 参議院 本会議 第5号
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○矢田部理君 ただいま議題となりました電波法の一部を改正する法律案につきまして、逓信委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  本案は、千九百七十四年の海上における人命の安全のための国際条約の発効に備え、船舶局の遭難周波数の聴守義務等について所要の措置を定めるほか...全文を見る
12月21日第91回国会 参議院 逓信委員会 第1号
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○委員長(矢田部理君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。  調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査を行うこととし、この旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じま...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(矢田部理君) 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  日本放送協会関係の付託案件の審査、郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査のうち、放送に関する事項の調査のため、日本放送協会の役職員を参考人として随時出席を求めたいと存じますが、御...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(矢田部理君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。  郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査のため、自然休会中の委員派遣につきましては、その取り扱い等を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし...全文を見る
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時四十四分散会