矢田部理

やたべおさむ



当選回数回

矢田部理の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第1号
議事録を見る
○矢田部理君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
04月28日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○矢田部理君 本論に入る前に、総理に主として確認をしておきたい二、三の点を申し上げたいと思います。  その一つは、我が国の国際社会に占める地位、役割などから見て、これから積極的に国際協力、国際貢献を行っていくべきだ、大々的に展開をすべきだという点では共通の認識に立ち得ると思いま...全文を見る
○矢田部理君 内容的な話はおいおい申し上げてまいりますが、私ども社会党も国際貢献、国際協力、これは大胆かつ積極的に展開すべきだという基本的な立場に立っております。  問題は、その内容と担い手をどうするかということで恐らく見解が分かれる分野があると思いますが、問題はこれからの国際...全文を見る
○矢田部理君 どうもすれ違った答弁になっておりますから、この点はまた別に議論をいたしますが、本格的な議論を起こし徹底的に討論をして、これからの日本の方向づけ、あるべき姿、国際社会とのかかわりというようなことについて万般の議論をすることは非常に大事だという認識を私は強調しておきたい...全文を見る
○矢田部理君 新しい国際秩序の構築が国連を中心に行われるべきだ、その国連が必ずしも有効に機能をしていない、そこで国連改革ということが非常に国際政治の上でも大きな課題になってきているということの視点から申し上げましたが、もう一つは国際政治にかかわる我が国自身の姿勢と役割もまた大事な...全文を見る
○矢田部理君 引き続き野田さんに伺いたいと思いますが、今お話があったような姿勢に基づきまして、政府の提出したPKO法案にする対案を社会党として野田さんを中心に出されました。この対案を政府案との比較を明確にしながら、その特徴点を説明をしていただきたいと思います。
○矢田部理君 国際協力を推進するに当たって、その担い手として政府は自衛隊を中心に考えているようであり、特にPKO法案はその色合いが強いわけであります。社会党の場合には文民による、文民を担い手とするということと、あわせて常設の機関を設けてこれに当たるということに特徴があろうかと思い...全文を見る
○矢田部理君 この点は総理にも伺っておきたいのでありますが、日本の国際貢献策の中で、PKO法案は特にそうでありますが、常設の組織なり体制を持たずにそのときどきにかき集めて人を送る、自衛隊を派遣する、こういうやり方には問題があると思うんです。自衛隊そのものに問題があると同時に、そう...全文を見る
○矢田部理君 批判はどんどんいただいて結構なのであります。むしろ、これは本格的な議論に私どもはのせたいと実は思っているのであります。  自衛隊はもともとソビエトの軍事力を潜在的な脅威だということで拡大をしてきました。そのソビエトが滅びました。だから、冷戦構造も本格的な解体過程に...全文を見る
○矢田部理君 次のテーマに入りますが、最近、政府提案に係るPKO法案に対する修正論議がいろんな場所、いろんな形で行われております。その修正論議の一つのポイントにPKF、平和維持軍を凍結したらどうかという意見や動きがあるわけでありますが、これ自体私は幾つかの問題をはらんでいると思い...全文を見る
○矢田部理君 私が見る限り、この法案上もそう毅然と仕分けすることが極めて難しい。相互にオーバーラップしている部分もあるというふうに私は見るわけであります。  その議論とあわせて、概念上の仕分けはあるいはできても、もともと正式な定義があるわけではありません。最近のいろんな動きや国...全文を見る
○矢田部理君 じゃ、一般論から聞きましょう。  法案を審議をしている最中に、あるいはこれから審議しようというときに凍結などということをした先例がございますか。
○矢田部理君 的確にとかなんとか聞いているんじゃなくて、法案の削除とか修正とかというのは私もわかるんですが、凍結などという言葉は少しく耳なれないので、どこかの冷凍庫にでも入れておいて、時が来たらまた解凍するのかと思ったりもしたりするのでありますが、いずれにしても、そういう凍結とい...全文を見る
○矢田部理君 政治的な発言、政治的な問題ですから、それはそれで言葉はいいんですよ。問題はしかし、法律が出ているんですから法律でどう始末をつけるのかということが同時に実は問われるのでありまして、そんな先例は私も寡聞にして見たことも聞いたこともないので伺ったのでありますが、そこで、次...全文を見る
○矢田部理君 拍手するようなことじゃないんだよ。  政府は、もう前にも議論が出ていると思いますが、国会法五十九条で、一つの院を通過した法律案については撤回または修正をすることはできないという法律になっているんですね/だから、あなたが修正だの撤回だの次善の策だのということを言うこ...全文を見る
○矢田部理君 いろんな提案や論議をする」のは、政府は一たん通った以上はこれは撤回ができないとか修正ができませんという立場は、それはきちっとお守りいただかなければならない。しかし、事実として修正とか撤回とか廃案とかという形があることももちろん当然でありますが、それはやっぱり政党政治...全文を見る
○矢田部理君 これは理事会で相談をする、提案を受けとめて相談をするということでよろしゅうございますか。
○矢田部理君 正式の提案でありますから、委員長の検討じゃなくて理事会協議にしてください。
○矢田部理君 各党がそれぞれ連日のようにいろんな発言が相次いでいるわけでありますから、そしてまた政府との関係では、政府も修正に応ずるというニュアンスを渡辺さんなどが中心に出しておるわけでありますから、やっぱり正式の場でこれは本格的な討論をする、国民に見える国会にする、わかりやすい...全文を見る
○矢田部理君 次に、指揮と指図の問題を伺いたいと思います。  日本がPKOを出すに当たって、その平和維持活動をだれが指揮するのか、どこに指揮権があるのかをめぐって前国会からずっと争いが続いてまいりました。国連はもう各種文書で繰り返し、この指揮権は国連にある、こう言っております。...全文を見る
○矢田部理君 じかに言ってきたかどうかということを伺っているんじゃなくて、そういう要求が新聞を通じて出ておりますが、そういう要求があれば認めますか、そういう認識に立ちますか、こう聞いているんです。
○矢田部理君 そこで、大内さんの見解というか認識は、私は正しいと思います。国連文書は全部そういうことで一貫しております。平和維持軍でありますから統一的な指揮、統一行動、統一対処を求めるのはもう当然の話なのであります。国連の指揮にのみ従って、それぞれの自国の指揮に従ってはならない、...全文を見る
○矢田部理君 国土庁長官に聞いているんだよ。
○矢田部理君 ある県に災害が発生した場合に、他の県に応援を求めます。応援を求めたときには、そこの災害の救援活動はだれの指揮に従うかということになると、行った先の知事の指揮に従う。そう書いてあるんです、「当該応援を求めた都道府県知事等の指揮の下に行動する」と。いいですか。その際、懲...全文を見る
○矢田部理君 指揮権は手伝いに行った先の方にある、それから処分権は原庁といいますか、最初に雇われたところに残る、これは常識ですよ。  消防法はどうなっていますか。
○矢田部理君 処分権、懲戒権はどこにありますか。
○矢田部理君 法務大臣に伺います。  法務省、検察官は一般捜査について警察官に対し指揮権があると言われておりますが、懲戒権、処分権はどこにありますか。
○矢田部理君 ちょっと全然とんちんかんな答えなんです。  私は検察と警察の組織、捜査に関する指揮と処分との関係を伺っている。
○矢田部理君 そのとおりです。  運輸省、海上保安庁はどうなっていますか。
○矢田部理君 これは私の方で、そろそろ面倒になってきましたから、お教えしましょう。  海上保安庁法の二十八条というのがありまして、捜査などについては警察や税関と協力をしてやることになっているんですね。それでお手伝いに行くと、お手伝いに行った先の指揮に従うんです。しかしその懲戒権...全文を見る
○矢田部理君 これも時間のために、NATOそれから国連軍、といっても余りまともな国連軍じゃないんでありますが、在韓国連軍、この指揮と懲戒権との関係はどうなっているか。防衛庁でも外務省でもだれでも結構です。
○矢田部理君 お聞き及びのように、国際法的に見ましても、NATOの場合にはNATO軍司令官が指揮権を持つ、当たり前なんですよ。しかし懲戒権や処分権はその派遣国が持つ。在韓国連軍の場合は、これは特別でありますが、アメリカの司令官に指揮権を持たせている。しかし処分権は、アメリカの指揮...全文を見る
○矢田部理君 全然問題になりません。いいですか、もう一回言いますと、軍事とか消防とか災害とか捜査とかというのは、お手伝いに来た人もお手伝いを受けた方も統一指揮のもとに統一行動、統一対処をしなきゃこれはやれないんですよ。それが本質であり常識なんだ。それが通例なんだ。特別の事例じゃな...全文を見る
○矢田部理君 拍手するような中身じゃないんです。  処分権がないのは指揮と言うわけにはいかないから、それと区別する意味で指図という言葉を使ったんだと。ところが、ほかの法律は全部処分権がないのに指揮という言葉で統一されている、災害だの消防だの捜査だのというのは。これはもう中身が問...全文を見る
○矢田部理君 指揮権は国連が持つ、具体的には国連事務総長、その委任を受けた現地司令官が指揮権を持つというお話でいいのでしょうか。
○矢田部理君 渡辺さん、まだわかってないんだね。  それじゃ、指図と指揮というのはどこが違うんですか。指揮と指図の違いは。いや、ちょっと待ってください。渡辺さんの認識を聞いているんだ、知っているというから。わからなきゃその後あなたが出てくればいいんだ。
○矢田部理君 余り力んだり長く説明しなくてもわかっているんですよ、そんなことは。だから私が指摘をしていますのは、なぜ指図という新語を発明したり使ったりしたかということもあるんですよ。これは憲法との関係。国連に指揮権を認めたりすると、国連の方針と我が国の方針に乖離が生じた場合、武力...全文を見る
○矢田部理君 終わりにしてください。全然了解できません。法体系が全く基本の理解が違うのであります。そんな事実関係の説明を幾らしたって、今までの政府答弁は全部間違っているんですから、これはもう大変な問題ですよ、政治的にも、それから立法技術的にも、内容的にも。全部間違っているんですよ...全文を見る
○矢田部理君 委員長の指摘を厳しく受けとめて、そうしていただきたいと思っております。  そこで、次の質問に入ります。  人道的な国際救援活動というのがこの法案には盛られております。これは、人道的な救援活動にも自衛隊の部隊等が出動することになっております。この自衛隊の部隊等が出...全文を見る
○矢田部理君 武器の携帯、携行をどういうふうにするかというのは非常に重要な問題なんですね。これについて歯どめの規定がないんです、ここは。  特に、その次を申し上げますと、文民の隊員もいるわけです。この人たちにも小型武器を携行させ谷、貸与すると。人道的な国際救援活動、いろんな機関...全文を見る
○矢田部理君 紛争地域だから要員の安全だとか云々というお話でありますが、そういうところでも国際機関は武器など持たずに仕事をしているんですよ。おかしな話じゃありませんか、これから日本が国際的に出かけていくのに、自衛隊はもとより文民にまでピストルとか小型武器を持たせると。そういう法体...全文を見る
○矢田部理君 そういう立場から三つの分野にわたって私どもは政策と方針を明らかにしました。  一つは、難民の帰還と定住についてであります。それから、二番目には、難民だけではなくて国内の避難民というのも相当数おられるわけでありますが、これを含めたカンボジア国民の生活基盤の整備、復興...全文を見る
○矢田部理君 応分のこと。三分の一ぐらいという一つの考え方を示しているんですが、それについては十分検討されるということでしょうか。
○矢田部理君 カンボジアが大事だ大事だというお話、自衛隊を前面に出すんじゃなくてやっぱりお金を基本に一つ置く必要がある、もちろんお金だけじゃありませんよ。  それから二番目には、国民の生活再建という課題が大きいわけですね。それにつきましては、道路や上下水道、電気、あるいは病院、...全文を見る
○矢田部理君 それから、これからの復興援助をするに当たって大事なポイントの一つに、既にいろんな問題が出ておるのでありますが、タイ及びベトナムの国境地帯などを中心にして森林の伐採が大変無秩序に行われていて、環境破壊が既に問題になっている。そういう環境破壊が深刻になり、日本の企業が既...全文を見る
○矢田部理君 それから地雷の撤去問題があります。これは私たちも非常に重要だと思っているのでありますが、五十万個とも三百万個とも言われておる。これをどう撤去するかということについては私どもいろいろ調べました。  一つは国際条約があります。特定通常兵器条約。その議定書を見ますと、地...全文を見る
○矢田部理君 UNTACはこれからいろんな作業をしていくわけでありますが、例えば選挙監視あるいは文民警察という分野でもいろんな人員の計算が出され、日本にも恐らくいろんな要請が来つつあると思いますが、この現状はどうなっておるでしょうか。
○矢田部理君 これから選挙の実務とか体制づくりとか、それから公正な選挙が行われるような監視とかということで、非常に大量の人たちをカンボジアの内外から求めているのがUNTACの現状だと思います。それからシビルポリスといいますか、文民警察につきましても世界に対して三千六百人ぐらい要請...全文を見る
○矢田部理君 その姿勢が問題なんですよ。私どもはずっと今幾つかのケースを例示、列挙してまいりましたのは、法案が通らなくとも、自衛隊が行かなくてもいろんな分野で日本が協力する対象がいっぱいある。どうしてそれをやろうとしないのか。法案が通らなければとか通ったらやるという性質のものじゃ...全文を見る
○矢田部理君 法案が通る通らないにかかわらず、現実にこのUNTACの作業が始まっておる。いろんな要請も来始めている。ということになりますれば、非軍事、民生の分野でいろいろ協力をすべきことがたくさんあるじゃないかと。法案に係らしめる必要は全くないんですよ。どうしてやらないんですか。...全文を見る
○矢田部理君 自治大臣、これは法案が通ったらやるというのはどういうことですか。通らない前はできないということですか。
○矢田部理君 全部間違っているんです。この法律がなくても、いいですか、法律が根拠法になる、根拠だというのは間違いです。以前、例えばナミビアの選挙監視には日本から二十七人の人員を派遣しております。別にこれは法律なしにできているんです。今の政府の姿勢がきちっとしさえすれば十分にできる...全文を見る
○矢田部理君 時間もありませんから私から説明しますが、例えば定員法の枠内で操作が可能なんですね。これは実人員と定数との間に二万人ぐらいの幅があります。それを外務省の職員にするというのは通常のやり方だと思いますが、これは閣議で可能なんです。  それから身分の問題については、これは...全文を見る
○矢田部理君 重大な発言ですよ。今極めて人道的な支援をしようと、戦争をおさめてこれから戦後復興に協力をしていこうと、そのときに、(「そんなところに行くやつはおらぬよ」と呼ぶ者あり)いや、大勢のボランティアが既に先行していますよ。いろんな活動していますよ。NGOの活動なんというのは...全文を見る
06月04日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第17号
議事録を見る
○矢田部理君 委員長、議事進行について意見があります。
08月07日第124回国会 参議院 懲罰委員会 第1号
議事録を見る
○委員長(矢田部理君) ただいまから懲罰委員今を開会いたします。  議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、当委員会の委員長に選任されました矢田部でございます。ふなれではございますが、委員の皆様方の御指導、御協力によりまして、本委員会の公正、円滑な運営...全文を見る
○委員長(矢田部理君) これより理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は二名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢田部理君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に平井卓志君及び久保亘君を指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後一時二十二分散会