柳澤伯夫

やなぎさわはくお



当選回数回

柳澤伯夫の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第154回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 峰崎議員、いつものとおり専門的な観点から、ちょっと前回同様厳しいお言葉での御質疑をちょうだいいたしました。  以下、順次お答えを申し上げます。  最初は金融機関の健全性や公的資金による資本増強についてのお尋ねということで、一問、二問をくくってお答え申...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私に対しましては、信用金庫、信用組合の検査に関するお尋ねがございました。  金融機関におきましては、適切な資産査定等を行うことによりまして、その健全性を確保するということが極めて重要であります。このことは、金融機関の規模のいかんにかかわらず、言わば共通...全文を見る
01月24日第154回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○柳澤国務大臣 日本の経済の再生を考える場合に、金融の再生が極めて基礎的に重要なファクターだというお話は、私もそのとおりだと自覚をいたしております。  金融、不良債権をどのように処理するかということにつきましては、昨年、小泉内閣が発足して以来、たびたびの文書やあるいは総理等の演...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融に関する三月危機と言われるものがあるとすれば、やはり不良債権の処理が特別検査の実施等を反映して非常に増嵩するのではないか、これが金融機関のこれまでの備えをもってしてはなかなか処理し切れないほどのことになるのではないか、こういうようなところが恐らく金融危機、金融...全文を見る
○柳澤国務大臣 全く技術的なことなんです。これはもう全く技術的なことですから、菅委員も、先ほどの話とは私ちょっと性質が違うと思います。したがって、私の方から答弁をさせていただきます。  不良債権の処理が進めば、これは資金的にも、まず間接処理をした場合には、その処理が終わったとい...全文を見る
○柳澤国務大臣 ペイオフを解禁した後のセーフティーネットということで、危機対応のための措置が定められていることは御案内のとおりであります。  その中の一つとして、預金を全額保護するという措置をとり得ることにもなっておりますが、これは、今申しましたように危機対応、危機とは何かとい...全文を見る
○柳澤国務大臣 今申したような法令の規定になっておりますので、法令に基づいて、その要件が満たされたときにはそういうことを検討するということになるわけです。
○柳澤国務大臣 規定に照らして、その事態が規定に適合する事態かどうか、これを判断して、もしそれに適合するということであれば、そこに定められた危機対応会議の議を経ていろいろな措置が検討される、そして、それがなすべしという決定が行われればそれが発動される、こういうことに法律上なってい...全文を見る
○柳澤国務大臣 十三年九月末に決算が行われ、決算の状況について発表がなされておりますが、大手行の集計ベースで申し上げるわけですけれども、十三年九月末の自己資本比率は、BIS規制の定めるところに従って計算をいたしますと一一・一%ということになっております。
○柳澤国務大臣 今手元に数字を持っているわけではありませんけれども、池田委員御存じのとおり、一一・一%の自己資本比率を出す場合の自己資本というものは、ティア1、基礎的部分とティア2、付加的部分とから成り立っているわけです。ティア1は、本当の株主資本を初めとする資本、その企業の資本...全文を見る
○柳澤国務大臣 国際的な活動をする銀行の健全性をいかに確保するかということで、バーゼルで開かれます銀行監督委員会がもろもろの検討をしておることは御案内のとおりです。現在もまだ、例えば自己資本比率の勘定の仕方なぞもどうすべきかということについては検討中のものもあることは、先生、専門...全文を見る
○柳澤国務大臣 簡潔にお答え申し上げます。  要するに、私ども、金融の破綻というものがどういうふうに起こるかということを考えるときに、一つは債務超過ということで起こるわけです。もう一つは流動性の観点で、資金繰りに困窮して破綻が起こるという問題があります。  我々が今まで随分論...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、責任を感じながら、その責任を全うせんがために日夜仕事をさせていただいておるわけです。  なお申し上げますと、日銀総裁との応酬は、日銀総裁は、それまでは要注意先の引き当ての問題を言われたんですよ。そうして、御指摘の会合で初めて資本の質を申されたんで、その間の...全文を見る
○柳澤国務大臣 健全化法による資本注入のときに、非常に大きな関心事は、今委員御指摘のように、中小企業の貸出先に対して資金の疎通を十分行うようにということで、健全化計画の内容として中小企業貸し出しに対する計画を聞くというような、そういう仕組みがあったわけでございます。そういう意味で...全文を見る
○柳澤国務大臣 いろいろ盛りだくさんに発言なさいましたので、簡潔にちょっといろいろな項目に触れさせていただきたい、こう思いますけれども、先ほどの改革先行プログラムで先生がお引きになったところは、まさに我々が、先ほど総理も言ったように、不良債権の強化と金融の活性化をどうやってバラン...全文を見る
01月25日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○柳澤国務大臣 不良債権処理につきましては、私、昨年、正確に言えば一昨年の十二月に再度この金融の問題を担当するようになりまして、一、二カ月の準備期間を置いた後、私は、不良債権の処理というのは、単に引き当てをしておけば処理ができたというのではなくて、やはりバランスシートからその不良...全文を見る
○柳澤国務大臣 まず第一に、不良債権の処理が進むと景気あるいは経済の再生といったことについてどういう役割になるんだろうか。これは先ほど藤島委員がお触れになられた今度の改革と展望の中にも書いてあるわけですが、まず、不良債権処理が進むと、それ以後は、不良債権処理の負担というか収益面で...全文を見る
○柳澤国務大臣 藤島委員、軍事の専門家でいらっしゃるものですから、兵力の逐次投入は失敗の原因、こういうことを引いてのお話で、私も十分参考にさせていただく点がある、こういうように思います。  ただ、私どもがこれまでやってきたことはどういうことかというと、金融機関の安定化というもの...全文を見る
○柳澤国務大臣 三月危機というものが世の中で言われているわけですけれども、私どもが承知しているところでは、むしろ不良債権の処理、大型の倒産が発生するとか大口の処理先が生ずるとかということとの関連で言われているわけでございます。  これにつきましては、私ども、先般、昨年九月末、こ...全文を見る
○柳澤国務大臣 正常先でRCCの買い取り対象になったものが、十三年度では全体で九千八百九十一件のうち五十二件、十二年度では九千百六十五件のうち三百四十件、こんなぐあいになっております。
○柳澤国務大臣 吉井委員よく御存じのことのはずなんですが、今のお話は、破綻をした金融機関の処理の問題と、現に健全に活動をしている金融機関の資産の査定の問題、これを一緒くたにちょっと御議論になっているように思うんですね。  まず第一に、健全な金融機関、これは信組も同じなんですが…...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと先生の御質問のポイントが必ずしも私、把握できなかったんですけれども、金融整理管財人が、これは経営者にとりあえず一時的に取ってかわっているわけですから、彼が、彼らがまず自己査定をするということでございます。そのときに、どういう方を助っ人としてそこに助太刀をお...全文を見る
○柳澤国務大臣 たびたび同じような話をしているので恐縮でございますけれども、まず金融整理管財人、それから必要であるならば監査法人、それから受け皿金融機関、こういうようなところで資産の振り分けというものが行われるわけでございますけれども、まず、債務者区分については、景気が悪いから、...全文を見る
○柳澤国務大臣 まず、今の吉井委員の御指摘というか、お伝えいただいた現場の声というのは、私もよく受けとめさせていただきました。  ただ、ちょっとあえて申し上げますと、受け皿だからこそ、つまり、北拓の破綻以後、緊急措置法で再生法をつくられたそもそもの理由は、そういうように破綻金融...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは私どもも、いろいろな機関が預金者の意向というものを調べたりしていただいていますので、それらをよく見て、現実の預金の動向も当然のことながら我々モニタリングをしているわけでございますけれども、今委員が御指摘になったような事態というのは現在生じていないわけでござい...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融危機というのはどういうものかということですが、これは法律の規定から我々これを読み取るわけでございますが、国及び地域の信用秩序の維持に極めて重大な支障を生ずるおそれがあるという事態というふうに考えております。  どういう状況かということでございますけれども、こ...全文を見る
○柳澤国務大臣 まず阿部委員に申しますが、私が債務超過ということを申したということで、先ほど私が言った三つの状況にさらに加えられたわけですが、これは破綻ということでございますので、それを言いかえたということでちょっと御理解をお願いしておきたいと思います。  それから、どのくらい...全文を見る
○柳澤国務大臣 銀行の株価ということを仰せられました。  これは、保有株ではないという理解でお答え申させていただきますが、株価そのものが何か危機を生むというようなものではないというふうに認識しています。
○柳澤国務大臣 だんだんと言いたくないというか、言わないようにしているところに踏み込まれた御質問をいただいているわけですけれども、基本的には、私ども行政というのは法律に基づいて仕事をさせていただいておりますので、法律の定める諸措置ということなのでございます。とりあえずそういうこと...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっとよく御質問の意味が判然としないようにも思いましたけれども、これは、責任の問題ということであれば、責任はいつでも感じながら仕事をしております。ですから、責任を全うすべく、全力を挙げてこの事態に対応しているわけでございまして、この点は御理解を賜りたいと思います...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと意味しているところがとらえかねているわけですけれども、そうすると、何でもイージーゴーイングにどんどんやることが痛みは何にもないですね。赤字国債も出す、それから資本が不足だといえば資本をどんどん入れる、これは何にも痛みは感じなくなるわけですけれども、そういう...全文を見る
○柳澤国務大臣 私どもは不良債権というものを、私の立場でいうと、不良債権というものが現にあるということで、その処理をするのに、我々いろいろな政策で一つの方針を決めさせていただいて、これでやってくれということを頼んでいるわけですが、それでもって何か金融機関の破綻が起こるなんというよ...全文を見る
○柳澤国務大臣 今阿部委員が前段でお触れになられたその数字は、実は集計された数字なんですね。何行かの事例というか数字を集計された数字でございまして、その原資料によりますと、非常に銀行によってばらつきがありました。そういうものを集計して、それで何でばらつきが起こったかというと、ある...全文を見る
○柳澤国務大臣 ペイオフを延期するとかしないとかということの議論、あるいはこれはペイオフを一回凍結すべきではないかというようなときになされた議論を思い出すわけですが、それは今阿部委員が御指摘になられたような情報公開の問題でございました。  それを受けて、これは銀行法が改正された...全文を見る
01月28日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○柳澤国務大臣 私も塩川財務大臣とほぼ同じような考え方をいたしております。  要するに、八五年のプラザ合意、それから八五年当時バブルが発生をした、そして九〇年ころに総量規制をやって、九一年、九二年でバブルが株価、土地ともに崩壊をする、こういうことの中で、政府は主として財政政策で...全文を見る
○柳澤国務大臣 端的にお答え申し上げますけれども、ペイオフ、つまり預金は保険の範囲内で保証される、それ以上のところについては破綻金融機関の傷の深さに応じて預金もまた損失補てんの負担を負う、こういうことがペイオフでございまして、こういう制度のもとに私どもは来る四月から置かれることに...全文を見る
○柳澤国務大臣 どういうことが起こって、それが金融のシステムを危殆に落とすかということは、すべての場合を想定するということは困難でありますし、また、そのことをあらかじめ具体的に示しておくということは適切でないということ、かねて申し上げているとおりです。  したがって、私どもは、...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはもう金融再生法を適用しているわけで、あるいはまた金融機能早期健全化法を適用しているわけで、それぞれについてケース・バイ・ケースで判断をしている、こういうことでございます。
○柳澤国務大臣 今は、今委員が指摘をされた、つい最近破綻した信用組合についても預金の全額保護が行われているわけでございますので、それは今の有効な法律を適用してそういう措置をとっているということです。今度は、またそれよりも違う制度のもとに置かれるということを申し上げているわけです。
○柳澤国務大臣 どうなるかと、永田委員がどういう問題意識を持っているのかもちょっと判然としないんですけれども、そのこと自体でいえば、例えば財務省が管轄している資金運用部、これだって国債をたくさん持っていますね。ですから、それ自体について何か問題があるかといえば、それは、それぞれ個...全文を見る
○柳澤国務大臣 その機関にとって不健全なのか、国債管理政策として不健全なのか、両面ありますね。(永田委員「後者です」と呼ぶ)後者でしょう。後者は、私は答弁する立場にありません。
○柳澤国務大臣 市場でのその企業の評価、こういうものが一方にあり、また企業そのものにも、それに適合したような財務あるいは業務、こうしたようなことでの状況があるということ、これをいつまでも放置しておくということは構造改革の趣旨に反するわけです。こうしたものはしっかりと、いいところ、...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、ダイエーが破綻しそうになったことが構造改革の進展ではなくて、ダイエーがマーケットからも厳しく見られる、それから自分自身もその財務等について、いろいろリエンジニアリングというか改革をする必要があるということで今回のような処理が関係者の間で行われたということで...全文を見る
○柳澤国務大臣 いえ、そういうことではなくて、両方とも共通なことが、マーケットの評価も厳しかった、それから、それぞれの企業の経営者にとって自分たちの問題もそれなりに認識していた、こういうことだと私は思うわけです。片方は法的に処理し、片方は任意的というか私的に整理された、こういうこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと永田委員のポイントがよくわからないんですけれども、青木建設の場合には、民事再生を経営者が申請したわけですね。それから、ダイエーの場合には、銀行に対してそういう申請が行われたわけですね。双方ともねらっているところは、自分の悪いところを整理していいところを残そ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは当初は、私の記憶では、やはりみんな手形を好まない、何となれば印紙税がそれだけ余分な負担になるから、手形は何というか避けたいねというような話が、非常に初期のころ私は耳にして、ちょっと考えなきゃいけないなということを考えたことがあります。  それから、最近のこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 別に反論というほどではないんですけれども、今委員が言われた、あそこが倒産するかもしれないから決済期間を短くしよう、現金取引にしよう、これはまさに、私が言った方の不況の問題なんですね。不況の問題。  それで、ディスオーガナイゼーション、要するに企業間信用の収縮とい...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、地方の自治体というのは、その地方の住民の生活、それから経済活動、産業、こうしたものに無関心でいいわけがない、こういうように思っています。したがって、そういう観点から、地域銀行、地域の金融機関、こういうものが地域の産業と密接な関連を持っているだけに、地域銀行の...全文を見る
○柳澤国務大臣 ガイドラインが決められました。それは、できるだけ私的整理における透明性、公正性というものを確保したい、こういうことからこれが決定を見たわけでございます。  ただ、それじゃ、私的整理について、すべてのケースについてこれを適用しなければならないか、こういうことになり...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、何と申しますか、先ほど申したように、私的整理の枠組み及び対象の企業の状況というようなものをきちっと考えて、それに適合したような整理をしていくということになるというのがそもそもの私的整理ということだろうと思いまして、その際、透明性、公正性というものをできるだ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、基本的に民民の、民間同士の、企業同士の間でベストとされる選択が行われるものでございます。  それで、私どもとしては、該当の金融機関が公的資本の注入を受けた金融機関である場合には私どものいわば基本的な考え方がありまして、それは、現在のところは、回収の極大化...全文を見る
○柳澤国務大臣 まず、民間のやること、これは金融機関でも同じだと思うのですけれども、まず自己責任で、それぞれ自由意思で契約をしていくということが私どもの経済運営の基本的なメカニズムでございます。  それで、公的な観点からのいろいろな配慮というものはやはり必要最小限で行うという考...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融庁は金融の監督をしておりますので、担当者は常にモニタリング及びヒアリングというようなことをしておるわけでございます。  しかし、今、どういうことを長妻委員おっしゃっているのかもしれませんが、私どもとしては、基本的に、先ほど永田委員にもお答えしたように、市場か...全文を見る
○柳澤国務大臣 私、ちょっと変わっているかと思います。それは、私はやはり公益法人というものが二つあると思うのですね。一つは、行政代行をしているような公益法人、これは私は本来の姿に戻すべきだ、そんなもの、代行というようなことで、民間の公益とはいうものの、民間の法人にゆだねて独占的に...全文を見る
○柳澤国務大臣 郵便振替口座の残高が伸びているということ、詳細は承知いたしておりませんけれども、そういうことがあるという報道、これは間違ってはいないんだろうと思います。ただ、これは、それが背景にペイオフがあるというふうに言われると、これは流動性預金はことしの四月から別段ペイオフに...全文を見る
○柳澤国務大臣 郵便貯金のユニバーサルサービスということについては、私はそれなりの意味があるんだろう、このように思います。これは、貯蓄の機会の平等ということからいっても、本当に民間が、これは民間というのはもう当然収益を中心にいろいろな経営上の判断をしてもらわなきゃならないわけで、...全文を見る
○柳澤国務大臣 超低金利政策の継続によって生保はいわゆる逆ざやに、率直に言って苦しんでいるというか、そういう厳しい状況があるわけでございますが、ただ全体としては、かねてから申しているように、基礎利益、つまり死差、費差というようなものを総合的に算入したところの財務の状態というものは...全文を見る
○柳澤国務大臣 生保のことについては、いろいろ考えまして、先般の金融審議会におきましても議論をしていただきました。そして、例えば配当などについては、八割も全部配当しなきゃいけないというようなことではなく、相互会社としてはかなり思い切った措置だと思いますけれども、内部留保を積み上げ...全文を見る
○柳澤国務大臣 セーフティーネットも、ないわけじゃないんです、今においても。しかし、公的資金と民間拠出の部分について、民間拠出の部分が残り少なくなってきたんじゃないかというようなことの中で、今委員もいろいろな問題を提起されているんだろうと思います。これらについてどうするかというこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 いずれ四千億の公的な部分については期限が到来しますので、到来してしまったんではこれは非常に心細いことにもなるわけですから、したがって、そういうことのないようなタイミングで、これは議論の結果はどうなるかわかりませんけれども、議論をする、こういうことになろうと思います...全文を見る
01月28日第154回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○柳澤国務大臣 私ども、民間の格付会社の格付についても相応の注意は払っておりますけれども、これについて政府当局としていろいろコメントを申し上げる立場にはないという認識でございます。  資本注入の問題につきましては、私ども現在、特に大手銀行を中心に物を言わせていただきますと、BI...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、全く私どもの言わせていただいておるとおりに素直に御理解を賜りたいところでございますけれども、要するに、ペイオフの解禁、それからペイオフの凍結の延長、あるいは公的資本の注入というのは、ある意味で言うと、当該の金融機関の緊張を弛緩させるというふうに私ども思って...全文を見る
○柳澤国務大臣 ダイエーの今回の措置、まだ進行中でありますが、そういったことについては、これは官主導あるいは政府主導というような側面は全くないということを、まず誤解を解いておきたいというふうに思います。  それで、私どもは、一般論として、一般的に市場の評価が厳しく、また当該企業...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと、御質問の中のお言葉でございますけれども、金融危機対応会議は、もう既に御案内のことだと思うのですけれども、預保法上の三つの措置を発動できるということになっておりまして、その中の一つが資本注入ということでございますので、ほかにも、特別危機管理であるとかあるい...全文を見る
01月30日第154回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 今、いろいろなお話が出ましたので、少し私ども項目ごとの御説明をさせていただきたいと、このように思っております。  金融危機という言葉、あるいは金融不安という言葉、これは我々としては余り使うことを好まない言葉ですけれども、メディア方面ではかなり使われてお...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私どもも同じ思いなのでございます。  それはもう我々がそういう思いをしているということは、先般、十月の改革先行プログラムにおいても述べているところでありまして、不良債権の処理と金融の円滑化という一つ項目を起こしまして、どうも最近の銀行を見ておると、もち...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 先ほど来お答え申し上げておりますとおり、私どももこの不良債権の処理だけに力をそぎ過ぎるということではなくて、金融機関の経営の面からも貸出しということに注力をするようにということは、先ほど触れました十月の先行改革プログラムにおきましても、これはもう何と申し...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) マイカルが三千二百億ぐらいの社債を発行している、しかもあれ幾らでしたか、数百億でしたか、個人からの資金を調達する、そういうものをその一部で発行していると。しかも、個人向けのやつが不幸にして破綻の割と近いところで集中的に発行された、こういうことを私どもも承...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今、竹中大臣がおっしゃったとおりなんです。経済の発展の原動力はリスクを取ることです。リスクを取って新しい仕事をしない限り、経済の発展はあり得ないわけです。じゃ、リスクを取るのは、やっぱり自分のバランスシートが傷んでいて、すごい不良債権を持っていてそのバラ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ペイオフを凍結したというのは、これは一九九七年、九八年の本当の金融危機というものが恐れられた時期でございます。五年間これをやるということで、五年目にどうするかということを考えたときに凍結の延長をいたしました。この延長の理由というのは信用組合の問題、つまり...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは主要国で見ますと、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスというようなところはすべて預金の保険に限度額を設けております。最近の事例で見まして、このうちでペイオフを実際に実施しているのはアメリカ、実施の例があるのはアメリカ、イギリス、韓国、ちょっと先ほど...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 注入するときの注入対象銀行の在り方についての条件というふうに御質問を理解させていただきますと、これは大体現行と同じでございますが、経営責任であるとか株主責任であるとかそういったことが、あるいは合理化の見通しを持つといったようなことが条件になっております。
02月01日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 朝日生命と東京海上とはかねて一つのグループを組成するということで検討を進めておりました。特に、昨年の十一月の時点で、これを前倒しするということで、新規のこの契約部分について、朝日生命の方でございますが、これを東京海上の子の保険会社の方と先行して統合すると...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 御指摘のような結果を生じているということは、これは私も同じ認識であります。保険会社のみならず資産の運用というものを主たる業務にしているというところは、もういずれもこの低金利政策で大変苦境に立っているということでございます。  いつもこういうことでござい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ペイオフも、元々がペイオフを凍結するというのは臨時異例の措置であります。これはもう櫻井委員も同じ御認識でいただいている、こういうように思います。  つまり、破綻が起こったときにその損失を税金で埋めるという制度ですね、こういうものがいつまでも続くなどとい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 不良債権の処理、これは目下金融機関あるいは広く金融システムの大きな問題ということですけれども、この処理というものをどうするかということについて、外でもいろんな論議があることは御案内のとおりです。もう引き当てさえすればいいじゃないかと、金融機関の会計上の処...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 極めて具体的な話を聞かせていただきました。ただ、個別の取引について我々が一々コメントをするということはやはりいろんな差し支えもありますので、これは控えさせていただいておりますが、いずれにしましても、私どもは、銀行につきましては、業務の適切性に疑義が生じた...全文を見る
02月01日第154回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) これは現在、会社更生法で、更生管財人の下で資産の配当等について検討中かと思います。その結果を見なければ何とも申し上げることはできないと。
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは度々御答弁申し上げておりますとおり、当初、凍結の措置は五年間ということでございました。それを、信用組合の所管が最終の年に都道府県から国へ移管になるということを受けまして一年延長になったということでございます。  この一年延長の期間を活用いたしまし...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 我々の金融検査は事後チェック型の行政に移行いたしまして、直近の決算年月日を基準日にいたしまして検査を行っておりますが、最近の経済の状況の変化というものが非常に急速である、こういうようなことをマイカルの事例でも我々学びまして、できるだけリアルタイムの債権の...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融の短期市場の縮小ぶりというものについては、今、日銀総裁が御指摘のとおりでありますが、これは、日本銀行の資金の供給というものが非常に緩やかになっておりまして、豚積みという言葉は粗っぽい言葉ですけれども、そういうようなことで大幅な当座預金が日銀に積み上げ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私も今、先生御指摘の、ある銀行の最高責任を負うことになった人物の発言として新聞を見まして、おやっと思いました。  しかし、今回御質問があるということで発言の正確な姿を把握いたしたわけでございますが、これはつまり、今年度において大幅な特別検査等を反映した...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 法定準備金を取り崩すということを我々の注入した優先株との関連でどう理解するかということですけれども、法定準備金をすべて取り崩してしまうというわけではないわけであります。  まだこれからの問題のところも残っておるわけですけれども、商法が規定するところは資...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) そういうことでございます。
○国務大臣(柳澤伯夫君) それは銀行法上の規定そのものでございます。
○国務大臣(柳澤伯夫君) おおむねそのとおりだと私も理解しています。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 預金者とか債権者の保護のために金銭贈与が金融再生法では当該破綻金融機関の処理のために支出されることになっておりますが、それがおおよそ三兆五千億程度でございます。  それからもう一つ、RCCがその資産を買い取るわけでございます。これはRCCがこの資産の評...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) この点につきましては、私ども、特に中小企業向けの貸出しの体制の整備が非常に我々から見て誠実性を欠く、あるいは実効性を欠くと、こういうような認識を持つに至りまして、これに対応しまして、昨年十月四日、同行に対して業務改善命令を発出いたしまして、中小企業向けの...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 空売りにつきましては、今次の株式相場に対しても一定の影響があったのではないかということが言われておりまして、私どももこれに対して大いなる関心を寄せたところでございます。  昨年十二月二十一日に空売りへの総合的な取組という方針を発表いたしまして、この方針...全文を見る
02月07日第154回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 私に対しましては、ペイオフの与える金融市場への影響についてお尋ねがございました。  お答えの前に、一言だけ御指摘をさせていただきます。  我が国の金融の現状ですけれども、我が国の金融機関は、検査の強化などの結果もございまして、現在、総じて、貸し出しに...全文を見る
02月12日第154回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○柳澤国務大臣 私どもといたしましては、本来でしたら昨年の四月からペイオフの解禁を実施する予定であったものを、金融機関の一部である信用組合がまだ国の所管に移っていない、所管を移してしっかり検査をした上で、大丈夫というところで解禁をしよう、こういう予定で、本年の四月からということに...全文を見る
○柳澤国務大臣 御指摘の事実はそのとおりでございまして、私も間違いなくそのように認識をしております。  それで、この不良債権のうち、破綻懸念先というものがどのようにして生まれるかというと、破綻懸念先というのは、基本的に、債務超過に陥って、それがなかなか一過性のものと言えない、こ...全文を見る
○柳澤国務大臣 今、西川委員の方から、ちょっと名前の方をまず訂正させていただきますが、今、金融監督庁改め金融庁でございますので、それも国民の皆さんにも少しでも知っていただきたいという意味で、まず申し上げておきます。  この金融庁から、検査局というのがあって検査官が派遣される、あ...全文を見る
○柳澤国務大臣 同じく検査マニュアルのところにどうあるかというと、「金融検査マニュアルを理由に、健全な事業を営む融資先に対する資金供給の拒否や資金回収を行うなどの不適切な取扱い」を行っていないかということをチェックしろと書いてあるのです。そういうふうに、この検査マニュアルを理由に...全文を見る
○柳澤国務大臣 私、今マニュアルをここで朗読させていただきました。そういうことで、国民の皆さんも、ああ、マニュアルというのはああいうふうになっているのかということがおわかりいただいたと思います。  もちろん、我々はマニュアルどおり検査も実行させていただくということをはっきり申し...全文を見る
○柳澤国務大臣 朝銀といえども、先ほど来も小池委員が御指摘のとおり、我が国法に基づいて設立され、また、預金保険の特例措置についても当然、これは法のもとの平等ということで、その特例措置を受ける立場にある、これはもう明々白々のことでございます。そのことを行うためには、その前提として、...全文を見る
○柳澤国務大臣 恐縮です。時間もよくわかっていますので手際よく申しますが、一千万円まで保護されるというと、一千万円以上は全部だめみたいな印象を国民の皆様はお持ちだと思うんですが、そういうことではありません。一千万円を上回った部分については、金融機関の支払いの能力に応じて負担をする...全文を見る
○柳澤国務大臣 大変著名なエコノミストの方についてこのように申し上げるのは恐縮なんですが、御発言は問題にも何もならないということでございます。  つまり、要するに日本の金融についていろいろおっしゃる方というのは、基本的にマクロエコノミストとかそういうような方々なんです。その人た...全文を見る
○柳澤国務大臣 手短に話します。  第一点ですけれども、バンクホリデー云々ということを考えるまでもなく、我が国金融システムについては、預保法上も御案内のように百二条に危機対応の諸規定がございます。もっと言いますと日本銀行法三十八条、これは何でも必要なことができるんです、金融秩序...全文を見る
02月13日第154回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○柳澤国務大臣 初めて聞かせていただきました。
○柳澤国務大臣 かねて申し上げておりますとおり、私どもは、全責任を挙げて仕事を遂行いたしております。  加えまして、現在の、今先生るるお話しになられたこと、私どもずっと、一つは自己資本の比率がどういう状況になっているか、こういう健全性の見地、それからもう一つはやはり流動性ですね...全文を見る
○柳澤国務大臣 今もこちらの方でもおっしゃられたんですけれども、金融に係る事態というのは、私はもう本当に一瞬のときに潮の潮目が変わることもあり得ると思うんです。しかし、私どもはそういうようなことを、これは一般論ですよ、今この状況で、そんなことが近い将来あり得るとかなんとかというこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融庁におきます危機対応室は、御案内のように、金融再生委員会事務局が廃止された後、そのいわば継続の事務を処理するためこれが置かれたということでありまして、加うるに、新しい預保法上の百二条の運用等に当たって、その庶務を掌理するために金融危機対応室は置かれているのでご...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融再生ファイナルプランというものを私、見せていただきました。ざっと目を通させていただいた程度で、深くまだ研究をさせていただいておりませんけれども、まず、検査ということが大前提になっているんですが、この場合、検査基準はどうなるのでしょうか。検査基準を変えるというこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 破綻懸念先以下の債権だけ、今、佐々木委員はおっしゃられました。  しかし、私、それだけで申し上げても、今回、五千億ふえて十二兆二千億になっているわけですけれども、これは、オフバランス化をした後ということでございまして、大体五千億ぐらいの増加ですけれども、これはオ...全文を見る
○柳澤国務大臣 今、佐々木委員、十兆円はほぼ返ってこないというようなお話をなさいましたけれども、これは銀行にやったものじゃないですね。預金の全額保護のために、預金者にその全額を保護して、ペイオフしないで、預金者の預金を確実に返す、返還する、こういうことのためにやったんです。預金者...全文を見る
02月14日第154回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○柳澤国務大臣 いろいろないきさつがありましてこの買い取り機構ができ上がったわけでございます。原則論はほぼ塩川大臣と同じ気持ちでございますが、ただ、今日の銀行の株式保有の状況、それから、我々がそのリスクというものを考えて保有制限をした、こういうことを考えますと、やはりこうした機構...全文を見る
○柳澤国務大臣 一般論として申しますと、銀行はいろいろ積極的な意向を表明しているということでございますけれども、具体的なことになってまいりますと、そういう意向がすぐ具体の姿をとるかということについては、なかなか銀行側も、それは大事な資産を売るわけですから作戦もあろうか、こんなふう...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、まず出捐、拠出をしたのが民間の銀行であるということで、自主的に運用されるべきだという考え方から、理事というかそういうものについてはやはり銀行界の方がいいだろうということは、私、これは立法の過程から御答弁申し上げてきたことでございますが、そういうことで山本全...全文を見る
○柳澤国務大臣 長銀を譲渡するに当たって、譲渡先として、ニュー・LTCBとか言っておりましたが、実態はリップルウッドという投資ファンドを主力とする投資家にこれを譲渡いたしました。  そのときの私どもの考え方というのがどういうものであったかと申しますと、これは、新しいビジネスのス...全文を見る
○柳澤国務大臣 我々、金融再生法に基づきまして、これらの問題につきましてはFRC報告というのをさせていただいているわけでございますけれども、そこの資料ではなくてもう少しアップデーテッドした昨年十二月末の時点では、買い取った債権額は、今先生御指摘のように、債権額で六千五十四億円、支...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはもう先生御案内のとおりでございまして、現在、会社更生手続の開始を、ファーストクレジットがこれに対して必ずしも同意できないということを申したことがきっかけになりまして、東京地裁では、監督員によって、監督命令を出しておりまして、一体この新生銀行側の申し立てが妥当...全文を見る
○柳澤国務大臣 IMFのFSAP、これは受け入れます。これはもともとがG7の国で発案をしたものでして、それをいつやるかということを我々も考えておりましたが、我々の方はペイオフという大事業があるので、生まれたばかりの役所でマンパワーがとかく不足であるというようなこともありまして、少...全文を見る
○柳澤国務大臣 現在、中小企業金融というものがやや円滑を欠く状況に立っていることを踏まえて、民主党の皆さんが、こういうアセスメント法案というような形でそれへの関心を一つの形で示されたということには敬意を表するわけですけれども、今現実の金融機関は、みずからの利益を上げるためにも中小...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと出所不明でありますが、私は、そういうことはあり得るというふうに思います。
○柳澤国務大臣 まず、破綻事務処理のスケジュールの問題ですが、これは、ある程度想定をして、スケジュールというか予定表をつくって事務に疎漏がないようにするというのは当たり前の準備の行動だというふうに私は思います。それが何か事態をすべて支配している証左ではないか、これは全くの誤解でし...全文を見る
○柳澤国務大臣 正直に申して、私はそれを経済新聞のコラムの冒頭でちょっとかいま見ましたので、お願いをして資料を取り寄せましたけれども、いろいろな仮定を置いて、公的資金も除きます、それから税効果も除きますといえば、それは算術でそういう数字も出るでしょう、こういうふうに思っております...全文を見る
○柳澤国務大臣 私ども、動いていないと言っていることはありません。私は、ここでも申したかと思うのですけれども、まず預金者の方に正確な知識を持っていただく、そして、その知識に基づいて預金を動かしたいと思う方が動かすことは健全である、こういうことを申し上げているわけでございます。 ...全文を見る
○柳澤国務大臣 用意したお金は六十兆とか七十兆のお金であったと思います。それが、全部使っちゃったんでしょうというのは、ちょっと五十嵐委員の事実誤認でございます。  それから、今十五兆円の危機対応勘定を持っておりますけれども、私どもとしては、この日本の金融について御心配の余りでし...全文を見る
○柳澤国務大臣 今も委員がおっしゃられたように、いろいろな仮定、我々が資本と考えているもの、それから、それが国際的にも認められているもの、これを差し引けばこうなると。それは、控除すれば元は小さくなる、これはもう小学校一年のときから我々常識として教えられているところでございます。
○柳澤国務大臣 金融システムの安定ということを今度のデフレ対策でよく検討するようにということを総理から指示をされたわけですけれども、もちろんその中に、阿部委員の御指摘になられるような点というものがここに含まれていないんだというようなことを言い張るつもりはないんですけれども、しかし...全文を見る
02月15日第154回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○柳澤国務大臣 やや多面的なお話がございました。簡潔にお答え申し上げます。  中小企業融資がはかばかしい実績を上げていない理由は何だろうか、こう考えますと、これは銀行の側、中小企業の側、双方に理由があると思います。銀行からすると、これはやはり不良債権の重みもあってなかなかリスク...全文を見る
○柳澤国務大臣 財金分離の議論があったときに、この点も非常に、論議の一つのポイントであったという記憶がございます。しかし、やはり財金分離の方が大事だということで、では、国際的なエクスポージャーというのはどうするのだといったら、やはりそれは、ほかの国とのバランスもあって財務大臣がそ...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほど竹中大臣が答弁されたように、不良債権の処理には二つの面がある。みずからがデフレ的な影響をもたらす面もある、しかしまた同時に、デフレが不良債権をつくるという面がある、こういうことがございます。  しかし、私は、不良債権をそのままバランスシートでただ抱きかかえ...全文を見る
○柳澤国務大臣 きのう総理といろいろ、私の仕事について御報告もして、いろいろな御指導、御指示をいただく場面がありましたが、その中で、特別検査をしっかりやってくれ、やってほしいということと同時に、検査結果は何らかの形で公表した方がよい、こういうお言葉をいただいたわけでございます。 ...全文を見る
○柳澤国務大臣 もちろん、資産査定のプロセスとしては、基本的に、まず銀行の自己責任による自己査定ということがあるわけでございます。今回の特別検査というのは、そこの自己査定の行われている時期にまさにその現場に立ち会わせるというのはちょっと物理的に、表現としてはよくないかもしれません...全文を見る
○柳澤国務大臣 事態は進行中でありまして、私ども、見通しというか、そういうものをする以外にないわけですけれども、私ども、今委員が指摘されたような事態が生ずるという認識は持っておりません。
02月18日第154回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○柳澤国務大臣 公的資金の注入というのは、委員御承知のとおり、預保法百二条の金融危機対応の一つの措置として規定をされております。  そういうことで、現在の金融情勢を見ますと、一つ大きなメルクマールであるところの破綻、破綻というのは資本がマイナスになるということで、債務超過とも申...全文を見る
○柳澤国務大臣 今委員御承知のとおり、通常検査も強化されて、一年一回主要行に対してはこれを行い、かつ、自己査定のときには前回検査、直近の検査の指摘事項がどのように遵守されるかというようなことについてのフォローアップを行う、こういうことが一方あります。他方にはまた、特別検査というよ...全文を見る
○柳澤国務大臣 預保法百二条が規定していることは、金融秩序の維持に極めて重大な支障が生ずるおそれということでございます。  その大きなメルクマールの中に自己資本比率というものがあるというふうに考えられますけれども、自己資本比率が低下するということ、即金融危機ではないわけです。そ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、あり得ないと言い切ることはできません。風評等で、八%を超える金融機関であっても、いろいろな資金市場で危機的な状況にさらされるということがないわけではないということでございます。
○柳澤国務大臣 これは風評でございます。風評にまで我々責任を完璧に負うわけにはいきません。風評はどういう状況でも立ってしまうということでございます。
○柳澤国務大臣 全く常識的には委員がおっしゃるとおりなんです。しかし、世の中にはなかなか常識どおりいかない面があるということを、可能性の問題として申し上げているんです。
○柳澤国務大臣 引き当て、その前に担保、保証という方法による保全が行われ、それからまた引き当てが行われる、そして、ここまでが予測される損失に備えるものでございます。予測しがたい損失に備えるものとして資本が必要だとされているわけでございまして、我々としては、今言ったような予測される...全文を見る
○柳澤国務大臣 株価を例にとられましたので、私も例にとらせていただきますが、株価については、これはリスクの係数というのは普通の貸出先債権と同じように一でございます。これが八%を切るような暴落があるかないか、これはなかなか予測しがたいところだと思います。そういうものに対しては、自己...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは非常に難しい問題を委員が提起されております。金融検査マニュアルが査定の基準を示しているわけですが、そこにいわゆるフォワードルッキングのファクターがないかといえば、私は、ないことはないというふうに思っています。  ただ、例えば、バーゼルの監督委員会でこのフォ...全文を見る
○柳澤国務大臣 フォワードルッキングのファクターがあるかないかということは、例えば計数化できないというような、そういうものについてはこれを入れることはできないというのが引き当ての基本的な考え方です。ですから、例えば経済情勢、これを引き当ての計算上入れることができるか。これは入れら...全文を見る
○柳澤国務大臣 いや、これは、枝野委員もかなり専門的な方でございますから、専門家として申し上げたつもりでございますけれども、要するに、例えば株価でいいますと、株価はリスクの比率は一なんですね。それに対して、株価がどのぐらい下がるか、これはだれも予想できません。そういう、予想できな...全文を見る
○柳澤国務大臣 今おっしゃることでしたら、そのとおりです。(枝野委員「いいです」と呼ぶ)じゃ、もう付言することはやめます。
○柳澤国務大臣 株については、これはさっきから言っているように、リスク係数は一なんですよね。ですから、これについて引き当てをするとか、そういう手法は用いられてなくて、それは自己資本比率でもってカバーしよう、こういうことです。  債権については、ここは要管理以上であるか、あるいは...全文を見る
○柳澤国務大臣 簿価という言葉でどういうことを意味されて、イメージされているかということが、私、あの新聞記事だけではわかりません。  したがって、これについてコメントをすることは控えたいと思いますが、一般論として、一般的に認められている簿価、つまり、ある債権についてその担保、保...全文を見る
○柳澤国務大臣 実勢価格、いわば市場価格という、フェアバリューと言ってもいいと思うんですが、そういう価格より高く国が何か買うというようなことは、一種の隠れ補助金になるというふうに思います。
○柳澤国務大臣 守らせるように、いろいろな体制を内部に整備するようにして、努力をさせているところであります。
○柳澤国務大臣 これは、現在の日銀の金融機関の貸し出し態度DI、ディフュージョンインデックス等を見ましても、もうそういうクレジットクランチのような状況には私どもないと思っております。  ということは、今貸し出しの状況が不振であるということのかなりの大きな部分は、資金需要が低迷し...全文を見る
○柳澤国務大臣 結局、貸しはがしということなんですけれども、他方、金融機関の側は、収益の向上ということにもう極めて熱心に取り組まざるを得ない、そういう状況に置かれております。金融のリスクプレミアムをとるということでして、そのいわば折り合いがつかないというところで貸し出しの不振とい...全文を見る
02月19日第154回国会 衆議院 本会議 第9号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 不良債権問題と特別検査、資本注入に関してお尋ねがございました。  現在実施中の特別検査は、市場の評価に著しい変化が生じている等の債務者に着目いたしまして、このような債務者に対する金融機関の査定と市場の評価とのタイムラグを解消するために実施しているもので...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私に対しましては、公的資本増強につきまして、閣内で見解の相違があるのではないかといった点についてのお尋ねでございました。  私といたしましては、現時点において、公的資金による資本増強が必要な状況にあるとは考えておりませんが、市場の動向や不良債権の処理状...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 吉井議員にお答え申し上げます。  不良債権の最終処理についてのお尋ねでございます。  不良債権の最終処理を進めることは、銀行の収益力の改善や貸出先企業の再建や整理を進める中で、我が国経済の活性化につながると考えております。  このような観点から、破...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 特別検査の結果の公表についてのお尋ねでございます。  今回の特別検査は、三月まで継続的に実施する予定になっておりまして、終了後、早急にその結果を取りまとめて公表いたしたい、このように考えております。公表の内容につきましては、対象債務者を風評リスクにさら...全文を見る
02月19日第154回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○柳澤国務大臣 非常に興味深い、しかしなかなか難しい問題を投げかけられたというふうに受けとめました。  ちょっと申しますと、自己資本比率と公的資本注入とは直接にはすぐ結びついていません。これは小池委員も御案内のとおり、自己資本比率が八%を仮に割るというようなことになった場合に、...全文を見る
○柳澤国務大臣 朝銀信組は、言うまでもなく、我が国の法律に基づいて設立されました我が国の金融機関でございます。その意味では、他の金融機関と同様に、預金等全額保護のため、法令に基づきまして、三月三十一日の特例措置期限までに所要の手続をとった上で資金援助を行うことになると考えておりま...全文を見る
02月21日第154回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○柳澤国務大臣 郵政事業、今二百四十兆円ぐらいの預金残高がある、こういうお話が片山大臣からございました。それに対して岩國委員の方からは、これだけの預金量を有する銀行がある、預金機関があるということは、民間の金融をかなりゆがめているんじゃないかという問題提起がありました。  私は...全文を見る
○柳澤国務大臣 特に、金融を通じての融資というか公的な資金の供給というものについて、我々、今度、そういうものの結節点になっている機関は政府関係金融機関、こういうふうに言ってよろしいかと思いますけれども、この政府関係金融機関の貸出金の資産についての評価、査定というものについて、一体...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは法律的な基礎が必要だということになっておりまして、この関係の法律案を三月中旬に閣議決定をして提出する、そして御審議をお願いする、こういう段取りになっておりますので、いずれにせよ、施行というか現実の取り扱いが始まるのは、その法律の定めるところによってということ...全文を見る
○柳澤国務大臣 基本的に、これは法案の御審議の際に我々また御議論をお願いしたい、こういうように思っておりますけれども、法律案が通りました後に、基本的に今、リスク資産の分野あるいはリスク管理の分野ということで、いろいろな政府関係金融機関の監査というか事後的なチェックというものをしな...全文を見る
○柳澤国務大臣 株式市場、これはもう申すまでもなく企業の資金調達の場でございまして、その資金調達を株券という極めて流動性の高いものによって調達しようということで、投資家の方々としても非常に魅力のある投資先、こういうことになっているはずでございます。ただ、その過程で当然、流動性が非...全文を見る
○柳澤国務大臣 岩國委員の御所説は、非常に早いころからメディアを通じて我々知らされたところであります。私ども、手元の資料を見ましても、平成十年十月二十七日の新聞の「論壇」で御主張が初めて展開されたのだと承知をいたしておりまして、今委員がお話しになられたように、法人の保有が多い、し...全文を見る
○柳澤国務大臣 委員、いろいろの面で非常によく考えられて立論を組み立てられております。  ただ、私どもも、実はあの取得機構をつくるときに、何とかこれを、株式民主化という言葉がいいかどうかですけれども、個人投資家が株式市場にもっと目を向けてくれるようにという方策の一つとして、一般...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは村田副大臣が責任者になっていろいろとやってくれたんですけれども、私ももちろんその報告を受けております。なお、上田委員におかれて、そのいきさつをよく調べてくれ、こういう御要望でございますので、またわかる限りにおいて努力をいたしたい、このように申し上げます。
○柳澤国務大臣 金融行政、今次のというか、一九九七年、九八年の金融危機に際して、いろいろと過去について反省を行いまして、そうして検査の体制、法律を変えました。そして、早期是正措置を導入するということを前提に、引き当ての正当性、適正性もこれを検査の対象にするということ、さらには一九...全文を見る
○柳澤国務大臣 韓国系の、在日韓国の皆さんが主体になっておつくりになっているこの信用組合の破綻の処理につきましては、私どもとしては、できるだけ在日韓国人社会の総意が一元化されるということを率直に言って望んでおりましたが、事態はなかなかそういう方向に進みませんで、結局、複数の候補者...全文を見る
○柳澤国務大臣 この点も、先ほどしっぽが体を振るみたいな話も、審査の過程で私どももこの議論をいたしました。それからまた、今御指摘のバックファイナンスで本当の資本と言えるのかという点は、非常に、競争相手からもむしろ指摘された点でもありまして、これについては、十分に念査をして、そうで...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、今、突然の詳細にわたる御質問ですから、私自身が具体的にいろいろ申し上げる準備はもとよりないわけですけれども、このそれぞれの、大阪あるいは関西興銀というようなところも、最初はちょっと違う構想でいろいろ役員とか職員の構想を持っていたわけでございますけれども、最...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、手続的に申しますと、私は大臣庁の大臣ではないんですが、事の実態は、大臣庁の大臣であるかのように部下からいろいろな報告を受けます。そういうことで、いわば私と部下の事務方、長官ももちろん入るわけですけれども、そういうことの中で、いろいろと状況を報告し、私が疑問...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、出資の払い込みというのが最も最終的な決定、優先交渉先の決定の大きな要因です。これについて瑕疵があるということになろうかと思いますので、手続の進行上も、もしそういうことが万が一あればかなり重大な事態ということになるのではないか、このように考えます。
○柳澤国務大臣 これは、具体的な記憶は私は、その点まさにどんぴしゃあるかと言われれば、ございません。  しかし、受け皿探しというのは、やはりそれぞれの部署に携わっている者にとっては非常に努力をしなければならないというようなことが考えられるわけで、その過程でそういうこともあろうか...全文を見る
02月22日第154回国会 衆議院 本会議 第10号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 地方自治体のペイオフ対策についてお尋ねがありました。  ペイオフの解禁後は、地方公共団体も、みずからの公金預金の管理運用に関して自己責任が前提となるわけであります。  総務省においては、御指摘のペイオフ解禁への対応方策研究会におきまして、地方公共団体...全文を見る
02月26日第154回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○柳澤国務大臣 石川銀行の件でございますけれども、確かに今先生がおっしゃられるように、基準日におきまして検査をいたしたわけでございますけれども、その検査の結果が出るまでの間に、石川銀行は増資の手続をとり始めまして、そして一部増資にも成功をし、それからさらにまた追加の第三者割り当て...全文を見る
○柳澤国務大臣 まず、増資というのは届け出で済んでしまうわけです。そういうようなことで、増資届け出書、それからその有価証券届け出書の提出がありまして、それらに基づいて発行目論見書というものが証券取引法によって提出をされるわけですけれども、これらについて、目論見書に記載をしているこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 基本的に、財務状況について問題があるところが増資の努力をするというようなことについて、これを否定するようなことはやはりとるべきではない、これは基本的な我々の態度です。何とか増資によって資本の充実を図って企業の立て直しを図ろうとしている、そのこと自体について否定的な...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほど来繰り返し申し上げておりますとおり、私どもとしては、定められた手続にのっとって、まず検査をして、それからまたその過程、それと同時並行的に増資の動きがありましたから、それについての適法性、あるいは目論見書の適正性、こういうようなことについてきちっとした報告の徴...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは前回私がお答えいたしましたので私から答弁いたしますけれども、それは一般の、汎用性のあるマニュアルと言っているわけではないんだろうと思います。それ自体、私ども、出所がわからないと先般もお答えいたしましたし、どうも、言葉遣いからいうと、私どもが使っている言葉とは...全文を見る
○柳澤国務大臣 確かに、商法改正で四月一日から、議決権の制限をした株式、優先株というようなものではなくて、いろいろな形の議決権制限株が発行できるようになるというお話は、私も勉強させていただいておりますけれども、私がそんなことを考えて何かタイミングをはかっているのじゃないか、これは...全文を見る
○柳澤国務大臣 私どもは、かねて申し上げておりますように、金融危機と俗に申しますけれども、金融秩序の維持に極めて重大な支障が生ずるおそれがあるという事態になれば、これはもうちゅうちょなく諸措置をとるということを申しておりますので、それが三月一日の前であろうと後であろうと、そういう...全文を見る
○柳澤国務大臣 自己査定を洗い直すと今中塚委員はおっしゃられたんですけれども、自己査定の現場に立ち入って、市場が、その自己査定の対象になる債権の関係先、つまり貸出先、これを市場がこういうふうに見ているんだけれども、あなたの自己査定はそれをちゃんと踏まえてやってくれていますねという...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはかねて私申し上げているんですけれども、自己資本比率に影響するかなり大きなファクターとして、不良債権の処理損というものがあると同時に、株価の評価損というものも時価会計のもとでは想定しておかなければいけない、こういうことでありますから、株価の水準いかんによっては...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほど申したように、不良債権の方も確定版ではありません。計数が確定版ではありません。そういうことではあるけれども、ある程度の見通し、ラフな見通しを持って計算をいたしております。  他方、株価の評価損についてもいろいろなシミュレーションの計算をしておるわけでござい...全文を見る
○柳澤国務大臣 我々預保法の運用に当たっている立場から申し上げますと、実定法のもとで行政を行うということではそのとおりでございます。ただ、論者の中には立法論をする方もいらっしゃるということは、念のため申し添えておきます。
○柳澤国務大臣 物の本によりますと、要するに、資本不足解消投入論、それから、今中塚委員が言われた予防的投入論、それから危機対応投入論、この三つが今巷間にあるように言われております。私も、なるほどおもしろい整理だなと思ってその文章を読んだわけであります。  そこにございますように...全文を見る
○柳澤国務大臣 「おそれ」の考え方ですけれども、一つの見方として、もうそのおそれがあるじゃないかということと、現象面にはっきりそのおそれが出てきているということとあるんだろうと思います。私は、やはりおそれというのは、一つの見方としてというほど前広に考えるべきではないし、また、現象...全文を見る
○柳澤国務大臣 過少資本、起こりそうもないんですけれども、仮に過少資本が起こるというと、本当は、過少資本の場合には、平時でしたら、これは前から申し上げているように早期是正措置に行くんですね。早期是正措置命令をして、この過少資本状態を早く解消しろ、こういうことで自助努力を求めるわけ...全文を見る
○柳澤国務大臣 損益勘定で欠損が出たり、あるいは場合によって株価について評価損が出るという場合に、剰余金がまずその財源になるわけですが、それを超えて資本に食い込むことは、減資と言ってもいいんでしょうけれども、一般に資本による損失の補てん、こういうふうに考えてよろしかろうと思います...全文を見る
○柳澤国務大臣 船橋信用金庫は、非常に古い歴史を持っておりまして、ずっと地域経済の発展に重要な役割を担ってこられたというふうに認識をいたしておりますが、近年、この金庫におきましては、不動産向けの貸出比率が相対的に、二割近くでしたか、高くなるというようなことで、やはりこの不動産全体...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、不動産鑑定士の評価については、基本的に、私、ちょっと記憶ですから、もし不正確でしたら後で修正させていただきますが、むしろそれをそのままお認めするということだと思っておりました。
○柳澤国務大臣 金融検査においてまず健全性を確保しなければならない、これはお認めいただけるだろうと思うんです。金融機関の健全性というのはもう命なんですね。そういうことについていささかの疑義があって、預金が流出していくというようなことが起これば、それはもう倒れてしまうわけでございま...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、やはり金融機関のいろいろな意見、何と申しますか、そうしたことのあかしというか、そういうものを挙げてのお話を聞くということだろうと思います。  人を見るということですけれども、その人の点を今因数分解しているというふうに見ていただきたい、こう思います。人を見...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほど申したように、検査官の研修というものを徹底しているわけですけれども、その場合に、いろいろな検査の事例を見て、債務者区分なり引き当ての水準を定める、それはあくまでも検査官の意見として申し上げるわけですけれども、そういうような、むしろ事例を集めて、一種の判例とい...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっといろいろ誤解を与えるような表現が委員の口から出ました。  これは、あくまでも今私が言った、わかりやすく例えを使わせていただいたんですが、技術力、販売力、成長性あるいは代表者自身の資産とか、そういうようなものを総合的に勘案するということは検査マニュアルに書...全文を見る
○柳澤国務大臣 今、誤解だとは思うけれども調査しますというのは、受け皿の金融機関の役員が整理管財人になっていたというところはちょっと気にかかるところですので、私自身の問題としても調査をしてみたい、こういうことを申したということであります。
○柳澤国務大臣 日本の金融機関の検査については、大蔵省時代の検査のありよう、それからまた、早期是正措置というものが導入されたときの検査の一つの改革、さらには金融庁というものが独立の機関になったということ、さらには金融検査マニュアルが制定されたことというように、最近数年間の間に制度...全文を見る
○柳澤国務大臣 そういうことはありません。検査は、資産の査定をするときには、そんなことを考えないで検査官はばりばりやるわけでございます。その集計の結果が検査の結果でありまして、私どもとしてはそういうことをしていないし、また、もしそういうようなことが内部で行われるなどというようなこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 一生懸命やっている、特に金融検査の第一線の者からすれば、自分たちはこれだけ一生懸命やっているじゃないか、そういうときにそういう言葉というのを非常に残念に思う、こういう気持ちになることはあり得るし、私としてはそういう気持ちを大事にしたい、こういうように思います。 ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはかねて申し上げておりますとおり、債務者に着目しての検査というのは、そういうことを銘打ってやっている検査としては初めてのことでありまして、それ以後どういうことが起こったか、週刊の経済誌等々でどういうことが取りざたされたか、これはもう池田委員つとに御承知のとおり...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは一つ申し上げておきますが、今特別検査に非常に世の中の関心が集まっている、これはこれで私はいいと思うんですよ。  しかし、我々はその前に、骨太の方針から何をやっていたかというと、大手行については年一回の通常検査をする、しかもそれをフォローアップする、こういう...全文を見る
○柳澤国務大臣 私どもといたしましては、前回の決算、中間決算でございます九末の決算のときに、各行がこの三末の決算見込みというものを発表いたしておりますので、それらを集計して、私ども、集計概念としての自己資本比率というものを見ているわけでございますが、これはかねてから申し上げておる...全文を見る
○柳澤国務大臣 池田委員におかれましては大変緻密な計算をしていただきまして、その労に対して敬意を表したい、このように思います。  これをどう考えるかということでございますが、まず、池田委員は公的資本投入反対派のようでございますので、公的資金を除いて計算するというのは、一貫性が保...全文を見る
○柳澤国務大臣 全然ぐらぐらしていませんよ。私はもう一貫して御説明をしております。ですから、そんな金融行政もぐらぐらしているなんて、もうそれはお言葉をお返ししますよ。
○柳澤国務大臣 池田委員も専門家でいらっしゃいますので、今公的資本を入れているというのは、日本の金融が危機に瀕したというときに、これはもう臨時異例の措置としてやっている措置でございます。ですから、本当の力は、収益を上げていく、まあ昔だったら利益準備金だとかそういうことで資本が積み...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはケースによるんですね。資本注入のケースというのは、金融危機対応です。金融危機は、別に自己資本が低いとか高いとかで起こるだけではありません。そういうことで、自己資本の比率のレベルと関係なくいろいろな措置をとらなきゃならぬことがある、こういうことを申し上げたいの...全文を見る
○柳澤国務大臣 私ども、十一年三月期を前にしまして資本注入をさせていただきましたけれども、これは十年の九月期、これを基準にしまして、その一斉検査が、当時、日本銀行と私どもで手分けをして検査をしたわけでございます。その検査に基づきまして、資本の区分によって資本の注入の仕方、条件が変...全文を見る
○柳澤国務大臣 健全化計画におきましては、どういうふうな資金の回収を図るかということについては、剰余金の積み立てによる消却、返済ということがうたわれておるわけでありまして、私どももそのことを中心に考えております。  現在のところは、委員御承知のとおりの損益状況でございますけれど...全文を見る
○柳澤国務大臣 現在は、経済のマクロの数字におきましても、日本経済としては一番苦しい時代、こういうことで、いずれ、二年くらいの後にはプラスの成長が行われるということであります。したがって、もう銀行経営といえども、もちろん、一番厳しいところでも健全性だけは少なくとも確保していかなけ...全文を見る
○柳澤国務大臣 なかなか難しい質問でございますけれども、それでは、九九年三月期の資本注入というのは何だったのか。これはもう、大幅な引き当て不足というものが起こっていたわけですよ。バブルの崩壊に伴う大幅な引き当て不足、それのためにやったわけです。  では、その後の経済の動向はどう...全文を見る
○柳澤国務大臣 私、よく覚えているんです。  ただ、あのときの、先ほどもちょっとおっしゃったんですけれども、九九年に入れた後において、そこから公的資金を減らす、そういうことによってその銀行の健全性あるいは自己資本比率を判断するという手法は誤りですということを私申し上げたんです。...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、常に自分の施策あるいは政策、こういうようなものの展開に当たって責任も感じておりますので、その裏腹としては反省もしております。  しかし、だれかが担わなきゃならないのです。私は、ですから、自分の力、任命権者はここにいらっしゃいますけれども、私が力の及ぶ限り、...全文を見る
○柳澤国務大臣 今先生御指摘いただきましたとおり、北の方が朝銀北東、それから西の方が朝銀西、それから中部が朝銀中部ということで、この三行が受け皿ともなりまして自主的な営業を行っているということでございます。  これらにつきましては、それぞれ受け皿銀行になる前に私ども検査を終了し...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、細かいところまで言うとちょっと時間が長くなりますから、大宗のところで申します。  私は、一昨年十二月に、当時、森改造内閣でしたけれども、入閣しました。一週間ぐらいの間に、私は、この破綻した朝銀に金融整理管財人を派遣しました。そういう決定をしたんです、それ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、一々、事案を私、今ここでにわかに指摘するだけの準備がありませんけれども、当然、貸し付けのものについてもそうした事案が発覚しているということは承知をいたしておりまして、そのこと自体がどうこうというのは、もっと具体のケースでないと何とも言いかねるわけですけれど...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、それぞれが金融整理管財人が派遣されておりまして、それで金融整理管財人が、第一次的には民事、刑事の責任追及の義務を負っているわけです。そういう方々がきちっと事態の調査をして、それで告発すべきは告発する、あるいは告訴すべきは告訴する、こういうことになっておるわ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、私どもとしては、金融機関と貸出先の関係、この関係については調査できますよ。その先がどうなっているかというところまでは、私どもは調査の権限もないんです。要するに、そういう実定法のもとにおいて行政というのは運営をされているんです。
○柳澤国務大臣 要するに私は……(前原委員「いや、あなたはもう自分のところしかきれいにしないと言ったんだから、もういいんだよ、あなたは」と呼ぶ)いや、それは……
○柳澤国務大臣 これは前原委員もよくお考えいただきたいと思いますよ。私どもは金融の担当者なんですね。したがって、私どもが命じられている法律というのは、何よりも預金者の保護なんですね。そういうようなことで預金保険法ができ上がっていて、それを執行しているということです。  それで、...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、譲渡先が決まりますと適格性の認定をします。その後、ではそこに金銭贈与が幾ら必要かというような意味の必要性の認定というものをします。そういうことを経ないと明確なお答えはできかねる、こういうことです。
○柳澤国務大臣 これら四信組からは、今、設立認可の予備審査の申請が来ておりまして、検討中でございますけれども、当然、私どもは、認可をする場合には、そうした何らかの組織的なものとその関係が断絶されて、確実な独立性というものが担保されなければならない、このように考えています。
○柳澤国務大臣 ちょっとガイドラインということの意味がよくわかりませんが、いずれにせよ、我々は金融業の認可をするわけでありますから、それについては、どこかの言うがままになるなどというような経営判断が行われるおそれがないように、これは確保していかなきゃならない。これは、一般の金融機...全文を見る
○柳澤国務大臣 不動産の評価につきましては、路線価であるとか公示価格であるとか、そういうような公的なものを使用した場合には何%かの掛け目を掛ける、不動産鑑定士の方が直近、非常に最近時において改めて鑑定をしてくださった場合には、基本的にはその鑑定の価格を一〇〇%認める、こういうよう...全文を見る
○柳澤国務大臣 それぞれの鑑定士がどういう状況で、いつ鑑定をなされたかということも、実はかかわりがあります。  私もいろいろな鑑定の例を、実際の検査のマニュアル等を勉強するときに聞いたりいたしておりますけれども、検査官からして若干疑問に思うような鑑定もあるということが事実ありま...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと、今お話しになられたことは、破綻の記者会見に「ひがしん」の理事長が同席されていたという御発言であったようにお聞きしましたけれども、そのようなことでよろしいんですか。(塩川(鉄)委員「肝心なのは、管財人団の中に「ひがしん」の職員がいる」と呼ぶ)  これは管...全文を見る
○柳澤国務大臣 補佐人は四名この場合おりまして、そのうちの一名に近隣の金融機関からお願いするということで、適切な人材ということで登用されたということであります。
○柳澤国務大臣 補佐人の四名のうち二名が東京東信用金庫出身、残り二名は千葉信用金庫出身ということでございます。
○柳澤国務大臣 これは、金融整理管財人というのは文字どおり、経営者にかわってその金融機関を譲渡のときまで管理するということでございます。また処分も譲渡という形ですることが多い。それと同時に、先ほど来ほかの質問のときにお答えしたように、民事、刑事の責任追及もする、こういうことでござ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、あくまでも権限ある者というのは金融整理管財人です。当方が任命した者です。それの補佐人ということでございますので、今言ったような利益相反のところで、実際そういったことが起こるようなことにはタッチさせない、そういうことで運営されている、このように考えます。
○柳澤国務大臣 選定の範囲からしますと、そういうようなお話が起こってくるということも私も理解できないではありませんけれども、これは実際、利益相反というのは、現にそこのところは配慮して、そういうことの起こらないようにということで運んでいるわけでございますので、単なる補佐人と、事務を...全文を見る
○柳澤国務大臣 いや、まず第一に、破綻というときにはその人間はいないです、これはまず。当然のことです。破綻をして、その破綻の処理の一環として金融整理管財人を任命して送り込んでいく、こういうことです。  そこで、その後、その事務を実際につかさどるというか、補佐をさせるために近隣の...全文を見る
○柳澤国務大臣 近隣が幾つもあるとおっしゃいましたけれども、それは確かに幾つもあるわけでございますが、その補佐人を選定するときには、どこが譲渡先になるかというのは、当然のことながら決定しておりません。そういう意味合いで、近隣の、特に、委員も御指摘のように、まさにその地域のことがわ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、そのときには、今この譲渡先と最終的に決まった東京東信用金庫というものがそういうことになるということがわかっていない段階なんです。したがって、もし東京ベイ信金というようなものを選んだときに、そこが譲渡先になったら同じような問題が起こる、こういうことでございま...全文を見る
○柳澤国務大臣 この今の私の説明が私の立場から御説明できることですけれども、それ以上の具体の事務の運び方等においてどのような配慮をしたかということについては、これは、いま少し時間をいただいて、調査の上、御答弁させていただきたい。
○柳澤国務大臣 塩川委員が今、破綻について疑惑があるというふうなお話でございました。補佐人の人は、今言ったように、整理管財人が選ばれて後の話なんです。破綻をした後の話なんです。ですから、そのことは、破綻そのものの妥当性、適正性、こういうようなことと関係ありません。これはもうはっき...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはもう事実の問題でございまして、しかもかなり詳細な、実務的な問題でありますので、いま少し時間をいただいて御報告をさせていただきたい、このように思います。
02月27日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○柳澤国務大臣 まず、先ほどの村田副大臣が答弁した資料ですが、これは健全化計画の実績報告の中に私どもが入れさせた計表でございます。必ずしもあれは健全化法から出てくるものではなくて、そういうことを時系列的に発表させることによって自分の銀行の査定というものに対して常に見直すというよう...全文を見る
○柳澤国務大臣 統計学の専門家ではないものですから、私も十分な知識をもってお答えするというわけではないんですが、異常値控除というのは、一般に統計処理の場合に起こり得ることだというふうに聞いているんですが、ただ最近は、私ども、この異常値控除をするなということを言っているんです。 ...全文を見る
○柳澤国務大臣 この担保、いろいろな担保がありますが、恐らく土地担保というのが典型的な事例だと思って、それを念頭に御質問もあったかと思うんですけれども、この担保評価についても、私どもはできるだけこれを実態に近づけるようにという努力をいたしております。  昔はどちらかというと公...全文を見る
○柳澤国務大臣 破綻懸念先以下についてオフバランス化というものを二年、三年のペースで進めるという場合に、それは、既にある既存の残高だけではなくて、当然新規発生というものもその処理の対象に入ってくるということでございます。ここ非常に短い間の、始まってから二期たちましたでしょうか、と...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほどの江崎委員の、厳格な査定をして破綻懸念先に厳しく区分されるべきだというお話について、我々も、心構えとしてはそういうふうに持っておりまして、またいずれ、例えば特別検査、そういった姿勢というものは別に特別検査だけについて我々持っているわけじゃありませんけれども、...全文を見る
○柳澤国務大臣 我々は、まず第一にペイオフについては、ペイオフについての知識、正しい知識、これをまず持っていただきたい。それによって、例えば、先ほど村田副大臣が言ったように分散化というような、そういうようなことで合理的な預金の移動をするということは、これは健全なことだ、何も問題に...全文を見る
○柳澤国務大臣 結論を申しますと、私どもは、一つ、やはりペイオフの解禁が異常ではなくて、預金の全額保護がまさに異例の措置であったというふうに思っておりまして、それがそもそもは五年間の時限的な措置であった、その期限がエクスパイアしたときに、本来、整々と解禁してよかったということなん...全文を見る
○柳澤国務大臣 公的資本を投入することと構造改革の関係について、今、江崎委員、触れられたように受け取りました。これは本当に、何というか、一つの論点だ、こういうように思うわけでございます。  私は、公的資金を安易に入れたら、少なくとも銀行の構造改革、ひいては貸出先の構造改革の推...全文を見る
○柳澤国務大臣 本当に痛ましいことでございまして、こうした構造改革に伴うきしみというものを早く克服して、できるだけ短期間にこれを乗り越えて、また構造改革後の明るい経済社会というものを実現しなければならない、このように考えております。
○柳澤国務大臣 構造改革というのは、まさにそういうことを伴わなければならない改革であります。したがって、新しい雇用の場をつくる、新しい産業をそのために生み出す、こういうことが喫緊の課題である、このように認識しています。
○柳澤国務大臣 私は、先般お答えしたとき以降、ハローワークとはごぶさたをいたしております。
○柳澤国務大臣 どのような金融機関であれ、その健全性を確保するということは、金融機関の存立あるいは業務の運営にとって最も基本的なことであるということは、ここで申すまでもないことでございます。  金融庁の検査というのは、公益性及びそもそもその事業が免許の事業であるというようなこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 私どもといたしましては、マニュアルにおきましても、吉井委員の方からもお話しいただいたように、各所に、十一カ所とかなんとかという話もちょっと聞きましたが、私、子細に勘定をしたわけじゃありませんけれども、要所要所のところに、この規定を適用するときにはこういう配慮をしな...全文を見る
○柳澤国務大臣 そもそも、こういう総合的、体系的な金融検査マニュアルというのを初めてつくったわけですけれども、その過程におきましては私どもとしても一方的に何か策定してそれを押しつけるというようなことが当然あってはならないわけでございまして、その過程で、したがってパブリックコメント...全文を見る
○柳澤国務大臣 今先生がおっしゃられているものの中で、地域経済を支えてきたのだからそれは云々、こういうことは、ちょっと検査基準とか査定基準とは何かどこでどうつながるのかなという感じがして聞いておりました。  他方、ちゃんとした技術力を持ってというようなことについては、私の周辺...全文を見る
○柳澤国務大臣 出資金というのは、法律が国民の総意として決めていると言わせていただきたいんですけれども、これは債務超過になった場合に一番最初に負担をする、損失の穴埋めに使われるということは、これはもう大変原則的なことだというように私は考えるわけでございます。  他方、今、知ら...全文を見る
○柳澤国務大臣 余りおどろおどろしいことを言われますと、そうでなくてもみんなある意味で神経質になっているというか、関心が高まっているところですので、やはり、そこはぜひ、そういうように、余り言葉で驚かすようなことはなさらないでいただきたいということを当局者の立場からはお願いを申し上...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと、阿部委員の御質問の方向性というのが、私、正確にとらえられたかどうかおぼつかないわけです。  それは、ちょっと、手短に申しますと、金融の安定性というものが大事だということであれば、これは公的資金入れたらいいじゃないかという議論は簡単に成り立つと思います...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融担当大臣の柳澤でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと存じます。  まず、最近の金融情勢を見ますと、厳しさを増している雇用情勢を初めとして景気が悪化を続けている中、株価や景気動向を通じ...全文を見る
○柳澤国務大臣 大きな視野からのお話がございまして、そういう視野からたまに、たまにというか、物を見ることも大事だ、こういうように思います。  日本の金融機関の不良債権の問題が実際に非常に大きな関心の的になりまして、不良債権の金額を情報開示すべきだというようなことが始まったころ...全文を見る
○柳澤国務大臣 特別検査というものを始めたわけでございます。これはどういうことかといいますと、我々は新しい制度、金融庁という新しい役所の新しい銀行監督の仕組みのもとでは、金融検査というものは、常に金融機関がやった決算、それが正しく行われているかというのを見に行く、こういう仕組みな...全文を見る
○柳澤国務大臣 ずっとこの委員会でも金融検査というものについて、片方は甘いじゃないか、片方からはまた辛過ぎるというか、厳し過ぎるじゃないかというようなことで、双方から御批判をいただいているわけで、私もその難しさというものを感じているんです。  今のお話、中小企業に対して、自民...全文を見る
○柳澤国務大臣 このデフレ対策ですけれども、これは、平成十四年二月の十三日に、総理から経済閣僚と言われる閣僚が指示を受けたものでございます。それにこたえるものが経済対策ということでございますが、この御指示では、不良債権の処理の一層の促進、金融システムの安定、資本市場対策、中小企業...全文を見る
○柳澤国務大臣 まだ私、余りにもできてほやほやというか、できたばかりのものですので、ちょっと正直言って目を通しておりませんが、いずれにせよ、与党の合意に基づくそうしたものが出たときには、私どもとしてもよく勉強させていただかなきゃなりませんし、また、必要に応じて御相談もしていかなけ...全文を見る
○柳澤国務大臣 古川委員がちょっと言及されました私の、政府と与党との関係というのは、あのケースの場合には、政府のとろうとしている施策を事前に審査をしてそれについて与党がチェックをしてしまう、場合によっては一部それを実現できなくするというか削ってしまう、こういうようなことについてど...全文を見る
○柳澤国務大臣 年金にせよ、郵貯、簡保にせよ、相当の資金がそこに存在し、その運用というものを考えなければならないというのは当事者の課題であります。そういう中で、これはそれぞれの貯蓄をする人あるいは年金の将来の受給者、こういうような方々の利益というものを最も大事にして、その資産の運...全文を見る
○柳澤国務大臣 大変恐縮ですが、私は、まだその与党の案というものをしっかりと目を通させていただいたわけではないわけでございます。今、古川委員が御指摘になられたことでそれを信じろということで、それを前提に話せということかもしれませんけれども、ちょっと今の段階で細かいコメントをするの...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、各投資家が自分たちの関係先に対する情報公開として、どういう情報公開をしていけば関係者に満足される情報公開になるかというのを考えるのは、それは当然でありますが、わきから、それを応援してみたり、ちょっとやめておけとかいうようなことまでやるというのは、何か余分なこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 厚生省が自分の、今関係者の利益のために考えられて情報公開することについて、私どもとやかく言う筋合いは全くないと思います。どうぞおやりになっていただければいいと思います。
○柳澤国務大臣 手形の書きかえに応じてくれない、これはその背景にはこういうことがあるんではないかという感じを持ってお聞きしました。  それは、その企業の財務状況あるいは経営の状況、今お話しいただけませんでしたので、推測を交えてお話しするんですが、手形の書きかえに応じるときに、...全文を見る
○柳澤国務大臣 中小企業につきましては、マニュアルにいろいろな計らいをするようにということが書いてございます。そのうちで、債務者区分のところに実は書かれているわけですけれども、中小零細企業等については、当該企業の財務状況だけではなくて、のみならずと書いてあります、当該企業の技術力...全文を見る
○柳澤国務大臣 今委員が指摘されたような不幸な事態というのと検査マニュアルとの関係いかんということになりますと、そこには幾つかの、その論理を追っかけていきますと、こうであればそれは避けられた、こうであればそれは避けられたといういろいろなファクターもあろうかと思うんです。  そ...全文を見る
○柳澤国務大臣 考え方としては、確かに、不良債権の最終処理をする場合、今御指摘になったようなことも起こりまして、その意味では雇用等にマイナスの影響を与えて、いわば全体としてデフレ的な効果を持つということ、我々もこれは否定していないわけですけれども、しかし、そういうことと同時に私ど...全文を見る
○柳澤国務大臣 構造改革全般についてそういうことが言えるんだろうと思いますけれども、今私が申したような事象、つまり三つの事象についても、時系列的には、若干、即時的な効果としてはデフレの方が先に出てくる、そういうようなことの反映ではないか、このように考えております。
○柳澤国務大臣 これは、私の先ほど来の説明で、その間の話というのは十分説明がついていると私としては考えております。  また同時に、確かに、全銀協会長が言われるように、当面緊急に取り上げるべきデフレ対策ということで、そのトップに不良債権処理が出ているわけですけれども、その後、竹...全文を見る
○柳澤国務大臣 すべて仮定に基づいて、大変壮大な仮定の論議をいただいたわけですけれども、そこまで仮定の論議をいただいたことについて当局者として何か申し上げるというのは、やはりちょっと不適切だろう、こういうように思います。  私どもが考えていることは、今委員が想定しあるいは仮定...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、不良債権の処理、私は、具体的に言うと破綻懸念先以下の債権の直接あるいは最終的な処理ということをお互い不良債権の処理という言葉で申し上げることにいたしまして、何といっても、破綻懸念先に既になっているものでございます。したがって、これをどのように処理するか。も...全文を見る
○柳澤国務大臣 今、不良債権を抱えながらの金融機関が十分仲介機能を果たし得ていない。そういう言い方をすると、何か定性的にというふうに、もう本質的にというふうに聞こえると必ずしも本意でないんですが、要するに貸し出しが伸びていない、こういう現象があるわけです。貸し出しが伸びていないの...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、私の所管外のことでありまして、所管外の問題についていろいろ申し上げるというのはちょっと差し控えたい、こういうように思います。
○柳澤国務大臣 私もさっき昼休みに初めて見まして、何というか、驚いたんです。全く私、関知しないことでございます。
○柳澤国務大臣 当然ないんです。
○柳澤国務大臣 特別検査をさせていただいております。これは、自己査定が一月から三月まで行われておりますので、したがって私どもの特別検査も、それにいわば参加するような作業でございますので、これは三月いっぱいかかる、こういう認識でございます。その後、できるだけ早くに特別検査の結果を開...全文を見る
○柳澤国務大臣 現在、危機対応の措置をとる法的な根拠は、言うまでもなく預保法百二条でございますけれども、百二条には、もしこのような措置がとられる場合には、今先生がおっしゃられたように、経営責任の明確化、株主責任の明確化、それから経営の合理化でしたか、そういうようなことについて、そ...全文を見る
02月28日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○柳澤国務大臣 昨日、「早急に取り組むべきデフレ対応策」というタイトルのもとで、政府がいわゆる今後とも必要に応じて早急に対応策を打っていくデフレ対策のいわば第一号というような形で、この文書を取りまとめたわけでございます。  そういう中で、不良債権処理の促進というものが第一に掲げ...全文を見る
○柳澤国務大臣 佐藤委員、もう本当のベテランというか、こういったことにかけては長年の御経験を持っていらっしゃるので、言わんとするところが私にもちょっと、なかなか難しいことなんですが、検査の一環ということではなくて、やはり検査の結果が確定版として、もしほっておいても、再建のことをや...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは佐藤委員、特別検査というものが非常に世の中の関心を集めているという意味合いから、何か特別検査の結果が、仮に銀行の決算あるいは自己資本比率というものにかなりバイタルな影響を与えるというような前提で今お話しいただいているかと思うんですけれども、もちろんその影響は...全文を見る
○柳澤国務大臣 自己資本のレベルが各行ごとに変動するのは、すべての債権についての債務者区分、あるいはそれに必要な引き当てというものが決まってから、その集計の結果出てくる。一部の結果から出てくるわけじゃありません。それをまず御理解いただいておきたいと思うんです。そうすると、それは特...全文を見る
○柳澤国務大臣 私には私、言い分が正直言ってございます。ございますけれども、それを一々ここで申し上げるというのは私は適切でないと思いますので、そうした、やや私が、そういうことをどう見ているかということを余り言わないで申し上げるわけですけれども、私は、やはり基本の考え方は、とにかく...全文を見る
○柳澤国務大臣 今佐藤委員御指摘の点ですけれども、まず、ちょっと事実を訂正させていただきたいんですけれども、長銀、日債銀の破綻は、佐々波委員会による資本注入の後に起こったことでございます。金融再生委員会になりまして資本注入をしてということではなかったものですから、そこのところは、...全文を見る
○柳澤国務大臣 大体の経過は、今佐藤委員の御発言のとおりと我々も認識をいたしております。  十二年九月期の決算の適正性を検査するために十三年の一月から検査に入った、そういうことで、いよいよ検査が入って事実上五月に検査が終了するわけですが、まさにその検査が行われている時期である三...全文を見る
○柳澤国務大臣 後の方から申しますと、佐藤委員、大変御理解ある御発言をいただいたというふうに思っておりまして、この点は、検査それから証券関係の監視ともに、なお体制を充実させていかなければならない、関係の役所の理解を求めてまいりたい、このように考えております。  それから、前者の...全文を見る
○柳澤国務大臣 突き合わせは別にしていない、それぞれ独立で行っているわけですが、最近の事例でちょっと申しますと、日銀の考査があって、その機関が債務超過に陥っていることがわかった、そういうことで日銀の方から通告をいただいたわけです。そうしますと、その処分というのは、これは日銀の側に...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは日本銀行の方さえよければいいと思いますね。やることは構わないと思いますが、日本銀行の方でまたどうおっしゃるか。これはちょっとまた、守秘義務さえ解除すればそれでもうねばならないということになるのかどうか、このあたりはちょっと私、にわかにここで御答弁できかねます...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融庁とは何か、柳澤伯夫が代表する組織である、あるいは森昭治が代表する組織であるという限りにおいて、私は全否定します。  ということは、では、スタッフから出たかということを私が何かインプライしているかということは全くありませんよ。ただ、金融庁はとおっしゃるから、...全文を見る
○柳澤国務大臣 どこがあいまいなんでしょうか。
○柳澤国務大臣 私どもは金融機関を監督しているわけでありまして、その先のものをつぶすとかつぶさないとかというのは全く権限の外の話でありますから、そんなわけのわからぬ書類を、どこかから出てきたとおっしゃって、それを我々が、私が組織で調査するかなんて、そんな不見識なこと、私はするつも...全文を見る
○柳澤国務大臣 長妻委員の責任論というのはたびたび聞かせていただきましたけれども、一体、責任論というものをどういうふうに長妻先生はお考えになって、すぐそういう責任はどうのこうのということをおっしゃるのか、私、解せないんですね。  そういう前提で申し上げますけれども、私、何か紙が...全文を見る
03月05日第154回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○柳澤国務大臣 金融危機のおそれがある場合、もうちょっと法律では厳格な表現を使っていますが、要はそういうことだというふうに理解をさせていただいております。そういうことがあれば三つの措置をとる、こういうことになっております。  その時期については、いつでも、金融危機のおそれがある...全文を見る
○柳澤国務大臣 どういうことをもって激論とおっしゃるかわかりませんが、私は、常に冷静にお話をしたつもりでございます。
○柳澤国務大臣 この私的整理のガイドライン、これは、私ども、いわゆる不良債権の最終処理をするということの中に企業の再建を目指しての最終処理というものがあるということを認識していまして、そういうことが何でもっとはかばかしく行われないのかということのヒアリングをいたしました中で、多数...全文を見る
○柳澤国務大臣 冒頭のところで、私的整理のガイドライン自身がすべてこれによらなくてもよろしいと書いてあるんだから、ガイドラインによれば、その中身として、これによらなくてもいいということが起こり得るんじゃないか。これはもう枝野委員らしい大変精緻な議論でございますけれども、それはまさ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはもう全くケース・バイ・ケースだろうと思うんです。そして、そのケース・バイ・ケースでの経営判断、これが市場で評価されるかどうかというのは、別にアプリオリに決まっているものじゃなくて、まさに事後的に市場の評価は出てくるものだ、このように考えます。
○柳澤国務大臣 適用をされてはおりません。
○柳澤国務大臣 要するに、このダイエーの私的な整理については、大口の債権者だけが負担を背負う形で話し合いができた、こういうことが基本的な背景だろう、このように思います。
○柳澤国務大臣 その問題はまた別の見地、別の次元の問題でして、それはそれで、公的資金の注入を受けた金融機関については、しかるべきことで我々は監督をしているということであります。
○柳澤国務大臣 公的資金というものでありまして、今現在段階で税金というような言い方をするのは余り適切でない、このように思います。
○柳澤国務大臣 これは、預金保険機構が預金保険機構債なりあるいはその他の借り入れをして調達した、いわば融資金であります。
○柳澤国務大臣 仮に債権放棄したお金がいわば生きなかったというような場合でも、それが即資本を毀損し、それでいわば金融機関の破綻を起こし、それが預金の保護というような形で税金が投入されるということに至るまでには、今委員も認められるように、何段階ものいろいろな要素が介在するということ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは枝野委員もよく御存じで言っていると思うんですけれども、資本が毀損されても、その金融機関は自力でほかの増資を求めることも可能なんです。そして、健全銀行に回復することも可能なんです。ですから、それが即いろいろな税金の問題に結びつく、まさに委員もお認めのように、直...全文を見る
○柳澤国務大臣 枝野委員、大変恐縮ですが、三月三十一日までにそういうことが起こったら、今は預金保険法で全額保護されていますから、資金の贈与というのは起きますよ。しかし、論理的にあなたが言うから論理的に私は答えているんです。論理の問題として、資本が毀損されたからすぐ税金が投入される...全文を見る
○柳澤国務大臣 可能性としては、百二条で全額保護ということが行われますから、その意味では預金保険法百二条の二号、二号措置がとられる場合にはそういうことがあり得る、これは法律そのものに書いてあることです。
○柳澤国務大臣 そういう可能性を論ずるのであれば、ガイドラインに従ったって同じ問題が起きますよ。
○柳澤国務大臣 先ほど私は、可能性としてはあるということを言ったんです。それ以上何を答えさせようとしているわけですか。
○柳澤国務大臣 もちろん我々は、先ほど冒頭に申し上げましたように、市場の評価を得られる、その再建計画について合理性がある、それからまた実現可能性があるものをつくりなさい、そういうことをあなたの経営判断でやりなさいということを申し上げているということであります。  我々は、企業の...全文を見る
○柳澤国務大臣 おれは知らないという意味が、突如としてそういう話になりましたのでちょっと何とも申し上げかねますが、しかし、我々は、健全化計画というものを出していただいておりまして、この健全化計画が計画どおり遂行されるということについて監督をしている、こういうことです。
○柳澤国務大臣 枝野委員にちょっと申しますが、私が今健全化計画と言ったのは、金融機関の健全化計画のことです。ダイエーのやつは経営の再建計画だとかそういう問題でありまして、ちょっと受けとめ方に混乱がございます。  それからもう一つ、一カ月ぐらいの間に変更があったというのは何かのお...全文を見る
○柳澤国務大臣 そういう事実はあります。
○柳澤国務大臣 これは当然銀行内において責任が追及される、このように考えます。
○柳澤国務大臣 私どもとしては、債権放棄については、金融再生委員会時代に一つの考え方を出しています。出していますけれども、銀行そのものの責任とかそういうようなものについては、あくまでも銀行の健全化計画、金融機関の健全化計画というものがちゃんと実施されるかどうか、こういうスクリーン...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはかねて申し上げておりますとおり、融資が最終的に行われるかどうかというのは、これは両当事者の合意がなければ行い得ません。そういう意味ではある種の限界があるわけですけれども、私どもとしては、中小企業の融資について計画を出していただいているわけですが、それを遂行す...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、我々は、国民を代表する国会においてでき上がった法律を運用する立場でございます。私は、これの運用に当たったということでありますから、枝野委員からそういうようにこの議場で罵倒されるというのは、ちょっとお言葉としていかがか、このように考えます。
○柳澤国務大臣 国会で成立した法律について、では私が個人として反対したらどういうことに、立場として、枝野さんが擁護してくれるかどうか、私はそんな問題じゃないと思いますよ。やはり、憲法が定めていますね。法律は、国民を代表する両院でもって成立すれば、それは法律じゃないですか。法の運用...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと私、今の議論のどこが問題で、どこに対して私が答弁をすればいいのか、ちょっとおぼつかないのでありますので、もう少し枝野委員に質問の論点を整理していただけたらと思います。
○柳澤国務大臣 私は、自由企業体制の側でありますから、まさにそういう自由企業体制の原則を言っていられないような事態に対する緊急異例な措置として健全化法がつくられた、あるいは再生法がつくられた、このように考えています。ですから、本当にこれは全く異例なことだ、そんなにたびたび起こって...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、私を含む自由民主党を中心とする与党の方々が、今の金融情勢に対応するには、これはもう臨時異例の、要するに緊急措置法なんです、あれは。緊急措置二法なんです。そういう緊急措置として、臨時異例のことであるけれどもやむを得ずこういうことはやらざるを得ないんだ、こうい...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、どうしてそうかということは、法律の一条の「目的」のところに書いてあるわけです。お読みできればしてもいいですよ。もう、すぐ簡単にわかりますよ。要するに、今の金融秩序が動揺している、これを、安定化を行うためにはこういう緊急措置が必要だということが書いてある。そ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、今の金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律の審議のときに十分御論議いただいたんではないんでしょうか。「この法律は、我が国の金融システムに対する内外の信頼を回復することが現下の喫緊の課題であることにかんがみ、」「金融機関等の資本の増強に関する緊急措...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、健全であってもシステム全体として内外の信頼が動揺している、こういう状況のもとでそういうことが考えられたものである、このように解釈をいたしております。
○柳澤国務大臣 これは、正直言って、あり得ることなんです。あり得ることなんです。ですから、要すれば、私、この前からも同じような議論がありましたけれども、資本不足にならなければ入れないんですね、過少資本にならなければ入れないんですねという問いに対して、私は、そこは入れることもあり得...全文を見る
○柳澤国務大臣 責任、よく出る言葉ですけれども、道義的責任、政治的責任、法律的責任、これが三つの大きな責任だろう、こう思うんですけれども、今の枝野委員のお話というのは、これはもう本当に、何と申しますか、極めて難しい問題で、何で難しいかというと、流動性の危機なんです。わかるでしょう...全文を見る
○柳澤国務大臣 自己資本が、例えばBIS規制の基準に照らしてこれは適格であるというような状況において、突如としてその銀行が流動性の危機にさらされるということは、非常に難しい話でして、それが即経営者の責任あるいは株主の責任というようなところに実際持っていけるかどうか、これは全くケー...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、そういうことは本当にお気の毒だというふうに思います。  先ほど来、私は、責任をとるかとらないか、とらなくてもいいということを言っているわけじゃないんです。そうではなくて、これはケース・バイ・ケースだろうということで、そういう中で責任の明確化というものが図ら...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはケース・バイ・ケースで、責任を明確にすべきところについては我々も責任を明確にさせていかなければならない、このように考えます。
○柳澤国務大臣 ちょっといろいろ議論がたくさん出てきまして、どこの場面での責任かということについて、私も若干明確に整理しがたくなっているわけですけれども、私が申し上げたのは、自己資本の比率において健全化のレベルに達したときに資本注入をするというようなこと、それから、そのような銀行...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、法律に規定があり、その法律に基づいてそういうことをいたしたということでして、当時において、枝野委員の所属する政党等は、そのときにどういうことを、お考えを表明されたかというのは、ちょっと私、記憶も定かでないんですけれども、一応、私どもの措置について大筋納得を...全文を見る
○柳澤国務大臣 大変枝野委員に恐縮ですが、こういうこととおっしゃったのをもう一度ちょっと明確にしていただければと思います。
○柳澤国務大臣 金融機関がほかの企業と違うということが説明できるかと、裏から言うとそういうことなんですが、要するに、金融機関というのは、まず一つは、仕入れが不特定多数だということなんです。つまり、預金者という不特定多数の人から仕入れをしなきゃいけない。一般の企業は、仕入れというの...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは時価であります。その時価というのもいろいろな設定の仕方があり得るわけで、できるだけ適切に設定するように、こういうことだろうと思いますが、含意するところは、要するに、預保が今まで、絶対に一本一本の債権について損失を生ぜしめないようにということでやってきましたの...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは枝野委員御案内のとおり、この債権の時価というのは、基本的に、担保の価値、担保の評価額プラス、キャッシュフローがある場合には、そのキャッシュフローを現在価値にディスカウントする、ディスカウント・キャッシュフロー方式による価値、これの合計額ということになっており...全文を見る
○柳澤国務大臣 今までのやつだと、そこにありますように、利益が出たわけですね。利益が出ると言うには当たらないんじゃないかということで、先ほど委員がお使いになった言葉で言えば、とんとんということをねらって時価による価格を定めていく、こういうことでありまして、その際、極めて厳格にロス...全文を見る
○柳澤国務大臣 選別という言葉は、私、使った覚えはありません。
○柳澤国務大臣 事実でございます。
○柳澤国務大臣 これは言ってみると一貫して要請していることでありますが、私が直接このお話を申し上げたのは年末のころでありました。そのときは、どういう御方針ですかというようなお話で聞きまして、その後そのフォローアップをした、こういうことでございます。
○柳澤国務大臣 まず、基本的に私どもは、個別の企業についてのお話というのはコメントしないということをまず一貫させておりますので、そういうことを申し上げますが、特に特別検査との関係云々というようなことについては、これは全くコメントを申し上げないということで御理解をいただいておきたい...全文を見る
○柳澤国務大臣 そのことというのはまたちょっとよくわからないんですけれども、もし佐藤工業云々というようなことであれば、そういうことは我々としては避けたいと考えている。つまり、個別のどういう企業が特別検査のときの関心の企業であったか等については明らかにすることを避けたい、このように...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、特別検査というものが債務者の区分等についてどういう結果を招来したかというようなことを国民の皆様に開示したいということが目的でございます。
○柳澤国務大臣 前段、委員がおっしゃられたことは、可能性として私、否定は申しませんけれども、我々の検査結果の公表というのは、あくまでも検査対象企業等に対して風評被害が及ばないということについては十分留意した上でこれを行いたいと考えているということでございます。
○柳澤国務大臣 これは、株価というものが一定の資産効果を持つ、あるいは逆に、それが逆資産効果というようなこともあるわけでございます。  他方、空売りというのは、空売りそのものはむしろ市場のボリュームを高める等、市場の厚みを増すというプラスのことがあるんですが、この手法というのは...全文を見る
○柳澤国務大臣 不良債権を行う場合に、その処理の方法が直接償却である場合には、これはそうしたデフレ的な効果を一時持つということは否定しませんが、それ以上に、金融機関がその不良債権のくびきから解放されることによって、リスクテークをする余地がふえるということで、いわゆる金融仲介機能の...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは吉井委員の従来からの立場、あるいは御主張というのをよく承知していますので、御主張をされるということは、まあ、私も何回もお聞きしているわけですけれども、それでは、吉井委員、不良債権の処理をしないでどんどんどんどん不良債権を金融機関の中に積み上げていって、金融機...全文を見る
○柳澤国務大臣 数字の推移は、今委員が御指摘になられたとおりでございます。  問題はその要因でございますけれども、これには、若干検査基準が明確化と言いたいところですが、もっとわかりやすく言えば、変更になった。特に、要注意のうち要管理に分類すべき、要管理になりますとこれは不良債権...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、検査マニュアルにある不動産の担保評価額でございますけれども、終局的には、この処分可能見込み額というものが客観的、合理的な方法で算出されているかということを検証するということが大原則でございます。したがって、具体の不動産鑑定士による……(吉井委員「それはもう...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは私どもも、金融機関を破綻させた場合、特にそれが中小の地域の金融機関の場合に、これから融資を受けていた方々への影響ということについては、マイナスな影響は最小限にしたい、このように考えておりまして、これは吉井委員も御存じのように、私も、金融整理管財人、破綻の後に...全文を見る
○柳澤国務大臣 不良債権の処理の系統の仕事として、そんなに奇手妙手というようなものがあるという考え方には立っておりません。ですから、我々は、なすべきことをきちっとなしていくということが基本であろう、こういうように思っております。  ただ、そういう中で、事態の推移に応じて、これは...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融の問題は、いたずらに議論を起こすことは適当でないと考えております。
03月06日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○柳澤国務大臣 金融庁は、金融機関の監督官庁、それから基本的にそれぞれの貸出先のやっている事業の内容、こういうようなものについてノウハウがあるかといえば、これはもう率直に言ってないと言うことができようかと思うわけでございます。  我々が常に言っていることは、基本的に不良債権につ...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融庁の仕事についての論評というのは、昨今では、もう本当に私でもとても目を通せないほど大量にございます。そういうようなことで、一つ一つについて、その論評について何か物を申すということも余り適当だとは思いませんので、そういうことの中で、どうしてもこれはやはり、こう私...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは一貫して、私、申していることですけれども、我々は金融機関の監督当局でありまして、そういうことに精いっぱい仕事をさせていただくということに尽きるということでございます。
○柳澤国務大臣 私が申していることは、とにかく不良債権の処理を進めてもらいたい、再建計画を立てて再建型の処理をする場合には、本当に実現が確実なように、そういう再建計画にのっとった処理をしてもらいたいということを、これからともに、これは言わせていただかなきゃならない、このように考え...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、細部まで私が全部知悉しているかといえばその自信はありませんけれども、大どころでは二つぐらい、一つは繊維の関係、一つは百貨店と申しますか、そういったものというのが、間違いでなければ、記憶に残っているところであります。     〔中野(清)委員長代理退席、委...全文を見る
○柳澤国務大臣 非常に多数の債権者を巻き込んで再建していこうというようなことになりますと、抜け駆けは許さないということで、恐らく停止命令というような、ガイドラインにあるような措置をとられるんだろう、こういうように思います。  しかしまた、そういう方式ではなくて、まさに主要な金融...全文を見る
○柳澤国務大臣 不良債権問題が解決しないと、今一生懸命解決しようとして我々努力をしているところでございます。  不良債権問題の処理というのは、いつも私申して恐縮ですけれども、間接的なあるいは銀行内部の会計処理としての引き当てということと、貸出先とのかかわり合いでこの最終処理とい...全文を見る
○柳澤国務大臣 この金融の問題については、先ほども申したとおり、もともとが、金融というのは情報産業で、貸出先についての情報は金融機関が最もたくさん持っている、特にメーンバンクが持っている、こういうことで進んでまいりまして、それを金融庁、その前は大蔵省というところの監督当局が外側か...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融庁が最終的にどういう仕事ぶりについての評価をいただけるかということは、この経過の中ではなかなか客観的なことは言い得ないだろうと思います。私は、この問題の正常化ができるかということの中で評価されるべき問題だ、このように思います。
○柳澤国務大臣 監査法人も、自分たちの監査のありようということについては常に反省を怠っておりません。最近も、金融審議会の中のこの関係の方から、監査のありようについての改正案というようなものについてパブリックコメントを求めている段階でございます。  また、金融のみならず、企業の財...全文を見る
○柳澤国務大臣 今、副大臣が答えていただいたことにつけ加えることはないのです。  つまり、一々、検査の結果について、個別債権あるいは個別の貸出先についてかくかくしかじかでしたというようなことは通常上がりません。まあ検査結果ということで、主要な事項については私もその報告を受けます...全文を見る
○柳澤国務大臣 個別の、その今委員の特定されたことについて私申し上げるのは差し控えますけれども、一般にそういうことが起こったときには、当然こういう銀行の自己査定の状況でしたということについては報告を受けるということです。
○柳澤国務大臣 そのように法律の規定がなっております。
○柳澤国務大臣 これは、法律の用語は相対的だというのを昔聞いたことありますけれども、各法によって解釈が違うんだろう、違うこともあり得る、こういうように思います。  しかし、あえてちょっとつけ加えて言いますと、この文言は早期健全化法で使っていた文言をそのまま使っておりまして、それ...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと私、失礼をしたかも——やはりそうですね。  実は、健全化法第六条の第一項第六号のところに「経営責任の明確化のための方策」というのがございまして、健全化法ではそれがさらに、資本の充実の区分に応じてこれがブレークダウンされていく、こういうことになっております...全文を見る
○柳澤国務大臣 いや、それは要するにケース・バイ・ケースの判断ということになるんだろう、こう思います。その判断に当たっては、今委員の言ったようなことも当然あり得るし、多くの場合そういうことになるんだろうと思うんですけれども、絶対にイコール、一〇〇%イコールかというと、さっき言った...全文を見る
○柳澤国務大臣 株価が最近上がっているということについては、私は、非常にありがたいことだ、企業の決算あるいは金融機関の決算、さらには、株価が、資産効果というか心理的な効果というか、そういったことで、やはり、国民に明るい気持ちを持たせるという意味では、そういう意味で歓迎すべきことだ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは藤島委員も御案内かと思うんですが、昨年でしたか、デフレの定義が改められまして、物価の連続的な下落というものをもってデフレというと。従来は、ちなみに、物価の値下がりと成長というものを絡ませて両面から定義しておったのが、物価だけの現象ということになりました。その...全文を見る
○柳澤国務大臣 私、大変恐縮なんですが、余りマクロ経済のことについては、自分には、個人的にはいろいろな思いがありますけれども、役所を代表してということはできないわけです。つまり、私の組織はマイクロ、ミクロの行政をしておりますので、役所の担当大臣としてマクロ経済を論じるということは...全文を見る
○柳澤国務大臣 特別検査は、十月の二十九日にこの特別検査の検査予告というものをさせていただきました。テクニカルタームは予告ということですけれども、検査開始通知というふうに御理解いただいて差し支えない、このように思います。それがスタートでございます。  それで、一ラウンド、二ラウ...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融検査というものが、何というか、本当は債権ごとに行うわけですが、日本の場合にはコーポレートファイナンスというような、ある種、ある意味で特別な形をとっています。つまり、人的な貸し付けなわけでございます。  その貸付先をどう評価するかということが常に金融機関が行わ...全文を見る
○柳澤国務大臣 全く、何というか、煙も見えないということを言えばそれは正確でないということですけれども、検査というのは、かなり、本当に最終の結論が出てみないとわからないという、検査局全体もいわば勝負をやっているわけですね。ですから、余り軽々に見通しのようなものを私のところへ持って...全文を見る
○柳澤国務大臣 それは、藤島委員、こういうことなんです。  要するに、九月末の決算を各銀行、やりました。特に大手行ですね、そういうような方々は、中間期の決算の発表のときに、翌期、つまりこの場合には十四年三月末の期の予想というものを、自分たちの見通しというものを話されるわけです。...全文を見る
03月06日第154回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○柳澤国務大臣 資本注入は現行法制でどういうプロセスで想定されるかということでございますが、今石井委員が御指摘になられたこと、大体そういうことになろうかと思うのですけれども、あえて少し厳密にさせていただきますと、現在の法制で、資本注入というのは、自己資本が不足になったから入れると...全文を見る
03月07日第154回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 不良債権の処理、なかんずく政府全体では最終処理という言葉を使っていますが、このオフバランス化というものについては、今、委員御指摘のようなデフレ効果があるんじゃないかと。つまり、例えば法的整理なぞをして法的にも破綻をさせるということになりますと、デフレ的な...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私ども、今、金融機関と事業会社の側の持ち合いの解消ということを進めております。その過程で金融機関が大量の持ち合い株を市場にいっときに放出した場合には、これはいっときの需給の乱れというものが生ずるので、それを緩和するということで取得機構というものをお願いし...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これ、現在、我々特別検査というものをやらせていただいています。  どういうものかというと、通常の金融機関の検査と違って、特定の債務者に着目して、その債務者に対する区分であるとかあるいは債権としての格付であるとかというものが特に市場との、市場の評価との関...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) RCCにつきましては、先般、国会で金融再生法の改正をしていただきまして、時価での買取りというものが可能になったということでございます。  そのことによって何が変わるかといえば、従来RCCは買い取った債権を大体回収をするということが主であったわけですけれ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 従来、投資信託の法律は、証券投資信託というようなことで有価証券への投資を主としてやってきたわけですけれども、やはり不動産に対して、不動産という資産の流動化を図る、あるいはまた不動産というものに対して投資をしてみたい、不動産のもたらすキャッシュフローに対し...全文を見る
03月08日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○柳澤国務大臣 不良債権の処理につきましては、昨年の四月ごろからいろいろな施策をさせていただいておるところでございます。  その一つは、資産の査定と引き当てを的確なものにする、こういうことで、まず第一に、通常検査の強化をいたさせていただきました。これは、特に主要行と言われている...全文を見る
○柳澤国務大臣 私も、その点は重々注意をしなければならない点である、このように考えているわけでございます。  具体の例として挙げられました、RCCによる不良債権の買い取りが、値段が低過ぎるじゃないかということが挙げられたわけでございますけれども、これは、RCCといえども別に強制...全文を見る
○柳澤国務大臣 私どもの方は、かねて申し上げておりますように、マクロ経済の動き、あるいは今阿部委員がお触れになったような、いろいろな業種にわたる広範な資料というものを独自に収集、分析する、そういう担当の部局は実は欠いております。これは、私どもが新しく生まれた役所ということで、ちょ...全文を見る
03月08日第154回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 不良債権の処理というものについて政府が前面的に出てやったらいいじゃないかと、こういうお話ですけれども、私は、そこでどういうことを意味されているか、イメージされているか、必ずしも正確にとらえているかどうか、それはおぼつかないにしても、基本的に、本当の危機の...全文を見る
03月11日第154回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) いきさつ的なことを申しますと、証券監視委員会もそうですし、我が方のこの検査の証券関係の当局もそうなんですけれども、できるだけローテーションをしげく取って、証券会社の検査あるいは監視に入るということを当然のことでやっているわけでございます。そういう中で、ど...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ヘッジファンドの世界というのは正にプロフェッショナルな世界でして、私も物の本でヘッジファンドとは何かというようなことを勉強をするだけでございます。  しかし、ヘッジファンドというのは、要するに買い持ち、売り持ちというか、ロングポジションとショートポジシ...全文を見る
03月13日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○柳澤国務大臣 先生御指摘のように、ただいま特別検査という金融機関の検査をいたしております。今、金融機関の検査と申しましたけれども、これは金融機関の特定の貸出先、特に市場の評価が非常に変わっているような貸出先を選びまして、そこに着目しての検査ということで、いわば初めての試みという...全文を見る
○柳澤国務大臣 いかなる場合に資本注入を行うかと申しますのは、預金保険法百二条に規定がございまして、信用秩序の維持に極めて重大な支障が生じるおそれがあるときということになっております。私ども、今財務大臣が仰せられましたとおり、そのような事態になればこれはもう大胆かつ柔軟に対処して...全文を見る
03月13日第154回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 民主党が提案された地域金融の円滑化に関する法律案についてお尋ねがございました。  金融機関の融資業務等につきましては、基本的には、当事者間の自主的な経営判断に基づきまして、市場メカニズムに沿って行われるのが本来の姿であると考えておりまして、何らかの一律...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 最初の御質問は不良債権処理とデフレの関係についてでございますが、この点については既に今、竹中大臣がお答えしたことであります。  付け加えるところも余りありませんが、我々としては、不良債権の処理は短期的にはデフレ圧力を伴う場合もあると考えておりますが、全...全文を見る
03月13日第154回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 大変恐縮です。もう一度ちょっと趣旨をよろしくお願いします。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 形式論を言いますと今、浅尾委員が言われるとおりですけれども、まずデット・エクイティー・スワップが行われる前提として、通常はその株式を持つ方の利益からいっても十分に再建計画というものが練られて、例えばそれがずばり対応しているわけではないにせよ、そうした不良...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 浅尾委員の問題意識と私のこれから申し上げることがぴたっとするかどうかちょっとおぼつかない面があるんですけれども、基本的に私どもは、結局、株式の数の比率、既存の株式と新規の株式の比率で、配当を受ける権利であるとかあるいは議決権だとかの比率が決まるということ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融機関による特に中小企業の皆さん方への金融の疎通というのについては、これはいろいろな視点に立ちまして私ども意を用いているところでございます。特に、今回、平沼大臣のところで売り掛け債権を担保にした保証制度の下での融資というものを考案していただきまして、そ...全文を見る
03月14日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融担当大臣の柳澤でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。  本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと存じます。  まず、最近の金融情勢を見ますと、雇用情勢を始めとして景気が厳しい状況にある中、株価や景気動向を通じた我...全文を見る
03月14日第154回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 二つほど御質問いただいたというふうに認識しておりますが、一つは今の銀行の経営ということを考えた場合に、地価というのは依然として大きなウエートを持っているのかと、こういうお話でございますが、これはやはり現状相当ウエートを持っているということは、別に計数的な...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ペイオフは、私としては最も強力な構造改革を進めるツールであると、そういう意味合いを持つというふうに考えております。これは、一つの銀行、単体の銀行にとっても強力な構造改革のプレッシャーが働きますし、また銀行界というか、そういう銀行という業界、金融機関という...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 十二日の記者会見で記者との問答がありまして、一部の報道で新しい金融機関の受皿は総連とやはりと、こういう問いが記者の方からありまして、私が、関係を独立していないといけないというふうに答えております。  そういうことでありますが、破綻した六つの朝銀信用組合...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) この朝銀信用組合というのは、中小企業等協同組合法に基づきまして設立された我が国の金融機関ということになりまして、預金保険法上の保険料も支払っているというようなことでございます。したがって、破綻をした場合には、預金保険法によってこれは日本の金融機関として処...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私、直接の担当ではないんですけれども、報道であるとか、ただいま所管の大臣のおっしゃられるところを聞いておりますと、北朝鮮の政府と申しますか、あるいは政府の機関と申しますか、そういうようなものが非常にけしからぬことをやっておると。こういうことはもう言うまで...全文を見る
03月18日第154回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 大原一三議員は私の尊敬する先輩ですし、またいろんな仕事を同僚としてやってきた、いろんな仕事の中には行政改革も含まれるわけでありますが、そうした間柄の衆議院議員でございまして、いろいろな形で政策についてもお考えを巡らせていらっしゃる方でございます。御承知の...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと、総理にいきなりDIPファイナンスのことをお聞きになられてもと思いまして、私、事実関係だけ申します。
○国務大臣(柳澤伯夫君) DIPファイナンスについては、まず、ちょっと今のやり取り聞いておりまして、確かに法的な処理に入ったものについてはそういうものがあった方がいいということでございますし、また私的な整理についても、例えばキャッシュフローがないところについては、これはDIPファ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は、昨年の一月に不良債権の最終処理、オフバランス化と言ったときに、地方銀行には呼び掛けたわけじゃないんですけれども、地方銀行が何を最初言ったかといったら、これは大変だと、要注意先が要管理になる、要管理が破綻懸念先になるということを自分たちはいかに押しと...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 余り長くてもいけないのかもしれませんけれども。  要するに、今の融資全体の話をさせていただきますと、両方の側にそれぞれ原因があるわけでございます。借りる側は資金需要が低い、それから貸す側はリスクテークのキャパシティーというか能力が低いということでござい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) マニュアルについてはいろんな方がいろんな御意見を申されるというようなことを踏まえまして、私ども、既にマニュアルの中にそうしたことは十分盛り込んでいるわけでございますけれども、それを何度にもわたって確認をしているというのが実態でございます。  そういうこ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは非常に重要なテーマだというふうに基本的にまず考えておるわけでございます。    〔理事野沢太三君退席、委員長着席〕  一つは、やはり発行会社、株式、債券等の発行会社におきまして、本当にそうした転々流通する証券による資金の調達というのは非常に重要...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと質問の趣旨が取りかねたんでございますけれども、この四月一日以降のことを今お尋ねなんですか。去年の四月一日以降のことを……
○国務大臣(柳澤伯夫君) 分かりました。  私が申し上げましたのは、質問がございまして、もうこの体制が整ったのかというようなことを聞かれました。ペイオフ解禁後の再編についても言及されましたが、それを含めて御認識をお願いできますでしょうか、ちょっとよく分からないんですけれども、い...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今、大門委員もお認めいただいたように、この検査マニュアルというものにつきましては、元々パブリックコメントを経て制定されたというようないきさつもございますけれども、各所に中小零細企業が貸出し先である場合への特別な配慮がうたわれているところでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 差別的なことをやることに対して、私は別に得になることは一つもありません。  で、結局、差別的だともし大門委員のような方がお思いになるんだとしたら、やはり検査官はいろいろ配慮すべきことは書いてあるんですが、最終のところは原理原則なんです。その原理原則に照...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 大門委員、本当にちょっと今のお話は、何かセーフ・ハーバー・ルールみたいなことを御引用になられたことは私の耳にも聞こえましたけれども、どういうことをおっしゃっていられるのか。  やはり技術的なことが現実の処分の根拠であるし、プロセスでありますから、それを...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 両方とも先ほど私が御答弁申し上げました、要するに不動産関連融資絡みの問題であったと私、記憶いたしております。そして、それについては、要は、不動産鑑定士の提出された鑑定書、これが非常にグレードがもうバラエティーがあるものでございますので、結局そういうものに...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私どもの調査では、船橋信金に、船橋信金が破綻をしたときに我々は金融整理管財人というのを指名いたします。その方々が、実際には補助者ということで近隣の、地域的な事情に通じた、地域経済に通じた人たちということで近隣の信金の人たちから、の中からその補助者を選ぶわ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 切り分けは相手方、こちら側、それからそういうところに管財人が入ることもあり得ると思うんです。いずれにしても両者が協議をして決めるわけでございます。強制をするわけにはいきません。そういう仕組みになっているということです。それを談合とかなんとかということには...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ですから、協議ということを申したのはそういうことなんです。こちら側の金融整理管財人もどんどん主張すべきことは主張すべきなんです。そういうことでそれぞれの切り分けが行われるということが想定されている手続だということを先ほど来申し上げているわけでございます。
○国務大臣(柳澤伯夫君) ただいま大門委員が御指摘になられたことは、差別的、ねらい撃ち的であったということが一つ。それからもう一つは、振り分けについて談合的、恣意的な面があったんではないか。私がちょっと整理させていただくと、その二点かと思うわけでございます。  そのまず差別的な...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 来年の四月から、郵政公社という形で今御指摘の郵政三事業が公社化という制度の下で言わば再スタートを切られる、こういうことでございます。  民間金融機関を所掌しております私どもといたしましては、まず総務省当局に対して、できる限りイコールフッティングの実を上...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 中島委員の御指摘は、大体そういう計数を私ども発表させていただいておりまして、御指摘のとおりと申し上げるわけでございます。  ただ、残高の問題と処分損の問題というのがとても複雑で、処分損というのは、これ償却の部分と引き当ての部分とがあるわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) おっしゃいますように、四月の一日からペイオフが凍結解除されるという新しい時代に入っていくわけでございます。そういうことですと、私どもとしては、そこで店を開いて金融機関として仕事をしていくところについては、これはやはり健全な金融、当たり前のことですけれども...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私どもも、日本銀行とそんなに何か意見が対立しているとか違うとかというようなことはないわけでございまして、今言ったように、万一、正に信用秩序の維持に重大な、極めて重大な懸念があるような場合には、法令にのっとって私ども、大胆かつ柔軟にと申しますか、果敢に資本...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今御指摘のとおり、金融機関に対しての、債務者に着目するという意味で特別な検査をしているところでございます。その結果については、これはもう検査の結果というのは決算に反映するということでよろしいかというふうな考え方もあったのでございますけれども、総理の方から...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、そのときに既存のものであったものについて二年でやってもらいたいということを言っておった。それから新規に発生したものは三年にやってもらいたいと、こういうふうに言っているわけですので、いつまでも二年が残るわけじゃないんです。三年の方は残りますね、新規...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) そういうことを考えているわけでございます。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 基本的にそのとおりでございます。つまり、あの検査マニュアルを策定したときには、バーゼルの委員会での議論、それからFED等の基準、こういうものを参酌して日本の実情に合った表現にした、こういうことでございますので、そのとおりということで結構でございます。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私どもは、今のような低金利政策、デフレということと低金利政策、ちょっとそれはまた別の面と考えて、低金利政策というふうに言わせていただきますけれども、それは確かに低金利政策は金融機関を含め企業の側に応援する政策であるということは、これは明白だと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 昨日もお答えしたと思いますけれども、大原議員は私の尊敬する先輩で、仕事なぞも、特に行革の際には一緒にいろいろ御指導いただきながらしたという間柄でございますので、しばらく会っていないんで、顔見たいよと言ってこられれば、私も時間があればお会いするということで...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、余り言葉を費やすとかえって誤解を生じますので申し上げませんが、全く違います。
○国務大臣(柳澤伯夫君) この問題は、私ども何回もそれこそ御答弁させていただいておりますとおり、自己資本比率で健全性を判断する非常に大きな要素とするということはバーゼルの委員会で決めたことでありまして、やはり我々はそういう国際基準にのっとって判断すべきものだと、このように考えてい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 株価というか、株式相場というものは、もういろいろな要因で決まってくるものだというように思っておりまして、マーケットの声の中には今言った空売りの問題であるとかいうのも言われているそうでございますが、そのほかにも、アメリカの経済の回復であるとか、あるいは日本...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、きっかけは、実は監視委員会と私どもとの共同での証券会社への検査がきっかけでございます。  これは、ローテーションからいってもかなり間が空いてしまったところに、もうこれは放置しておくわけにいかないよということで立入検査をいたしたわけでございますけ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 中部銀行につきましては、検査の結果、過少資本であるということが分かりまして、その事実に基づきまして早期是正措置ということを発動させていただいておりました。  そして、当該の銀行もそうだということで増資の計画も発表をしたりして、その計画の実現に向けた努力...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) いずれにせよ、そういう少し、何というか、個別名を省かれたお話であっても、そのものずばりに我々が御答弁申し上げるということは、やはり従来同様、これは避けさせていただきたいと、こう思います。  一般論ですけれども、我々としては、そうした過少資本でいろいろ問...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 我々は、総理の御指示もございましたように、もう自己資本であるとか体力であるとかということではなくて、不良債権の処理というものをきちっとやるようにということを言われておりまして、そういう御指示の線に沿って私ども銀行をいろいろと督励をしているというのが実情で...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 東京都がいろいろな御検討の結果、資本金と格付でございますか、格付等の市場の評価、この両方のメルクマールでもって、解約と書いてありましたでしょうか、そういうような考え方を打ち出していることについては私どもも承知をいたしております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) たびたびお答え申し上げておりますように、朝銀信用組合と申しますのは我が国の、中小企業等協同組合法に基づく我が国の金融機関でございまして、預金保険法の適用にもなっておるということでございますので、そのような法令の規定するところに従って処分をするという方針は...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融庁は、監督行政の一環として、銀行の大きな経営判断等が行われた場合にはその報告を受けるということは当然でございまして、受けているというのがお答えでございます。  それから、第二番目の、金融庁が貸出し先企業の整理の仕方について指導しているんではないかと...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと先生のおっしゃられたことで私申し上げたいことは、税金を投入したことになるじゃないかということですが、これはもう、何と申しますか、返ってくればそういうことはないということでございますので、少し何というか先を行った御議論ではないかと、こういうことでご...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私ども、まだそういうケースについて話を聞いているというような事実はございません。したがって、ちょっと仮定の議論になろうかと思うんですけれども、もしそういうことが出てまいりましたら、これは慎重に検討せざるを得ないというふうに思っております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) あの年に、私ちょっと今データをめくるいとまがないので記憶で申しますけれども、大手行で言っても十兆ぐらいの不良債権の処理をいたしたわけでございます。その後どういうことになったかというと、大体四兆ぐらいの、四・五兆、四・三兆ぐらいの不良債権処理になっていった...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 浜田先生の御熱心なお訴えは、気持ちとして大変私も理解をするわけでございます。  問題は、やはり融資というのは基本的には民間企業たる金融機関と貸出し先の合意に基づいて行われるということでございまして、今おっしゃられたようなことで私どもができるというのは、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私ども、金融機関が破綻をした場合に原則として、国有化というようなことでない限り、この管理を命ずる処分というのを打ちまして、具体的にその仕事をする者として金融整理管財人というものを任命するわけでございます。多くの場合、法律家一名、それから金融精通者一名とい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私も、今、池田委員の触れられた株主総会のことについては報告を受けておりますけれども、その後、その余でいろいろ御言及されたことまでは報告は聞いておりません。  そういうことでございますけれども、私どもとしては、今言ったように法律家、それから金融精通者とい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 言わば数学の問題としては全くそのとおりでございまして、管財人というのはどこの財団においても大事な任務を背負っているわけですけれども、殊にこのように公的資金が絡む場合には非常に大きな責任を持っておるということがまず言えるわけでございます。  もう一つは、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと私、聞いただけですから、何というか、受け止め方もちょっと、それを前提にして物を言うことがいかがかと思う戸惑いが、迷いが私、心の中に実はございます。  しかし、今、池田委員が触れられた中で、費用最小原則もあるんでということも十分分かっているわけで...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) それは、今、池田委員がるる展開された理論、論理からいって想像付きますですね。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今のお話も池田委員から聞いているだけのお話ですから、それについて私が確定的なコメントをするというのはやっぱりちょっと迷うところがありますけれども、今おっしゃったのだと、形式的にこの人のお勤め先、つまり船橋信用金庫は破綻をしたと、だからこれはそこに勤めてい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) まあこれは、非常にいろいろな力関係がこの取引の中には働いているということが事実でございます。  今の池田委員の立論の中でも、できるだけ国費というか、公的な負担というものを最小化しなさいと。むしろ厳しくない査定をあえて言っちゃえばして、引当金はできるだけ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 引き当てを少なくしろと、そういうことだったと……
○国務大臣(柳澤伯夫君) 別段、背景というか特段のことが何かあるということではございませんが、そのくだりに書かせていただいておりますように、丸の一番目によりますと、債権買取推進本部というものを作って、五十三条買取りを積極的に行う体制を作ろうというようなことがございますし、丸の二つ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) いや、別段この二次ロスの問題についての私どもの考え方が変わったということではありません。そうではなくて、何と申しますか、従来は非常に低い買取り価格というもので、しかもそれは一本一本について損失を生ぜしめないというようなことで取り運んでまいりましたので、ど...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 二次ロスを出さない、あるいは出すまいという気持ちにおいて何らの変わりもありません。特に鬼追社長におかれてはそういう決意を非常に強くお持ちなんです。これはもう御答弁で何回も社長御自身がお答えになられたとおりで、今それも変わっておりません。  ただ、あえて...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今の御議論は、簿価という言葉が一度吐かれたので、債権の売買市場で売買価格が上がるという影響が出たんではないかと、こういうことかと思いますけれども、まあ何というか、債権のあえて市場ということになれば、そんなことはあり得ない。つまり、金融機関とRCCの間には...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 大変難しいお話でございますけれども、他方、私どもは、先ほどどなたかからちょっと、二年、三年がずっと続くのかなんというお話もありましたけれども、三年ですね、その期限を切ってオフバランスを進めるようにということを申しているわけですから、よし、じゃ与党の幹事長...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、私もそういう傾向にあることは承知をいたしております。もういい加減、本邦系というか、日本系の債権回収会社が数を増やし、また取扱量を増やしていい時期ではないかと、こういうように思っているんですけれども、何と申しますか、どうも今の日本人というのはリスク...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 企業再生ファンドの設立の状況というのは、大体今、平野委員が御指摘になられた状況かと思います。  ただ、いろいろな動きが実はございまして、一つは、何と申しますか、今御指摘になられたのはいずれも汎用の企業再生ファンドなのでございます。つまり、いろんな会社の...全文を見る
03月20日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 平成十四年度における内閣府所管の金融庁の歳出予算要求額について、その概要を御説明いたします。  金融庁の平成十四年度における歳出予算要求額は百三十五億二千六百万円となっております。  このうち主な事項について申し上げますと、金融庁の一般行政に必要な経...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融機関というのは資金の融通をするということ、これが公益上の使命であるということは申すまでもないわけです。しかし他方、それではそういうことだけをやっていれば済むのかというと、それはやっぱりそうではなくて、融資をすれば必ずそこにリスクがあるわけです。貸付金...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) いろいろの論点にわたってお話がありましたが、まず私の議論が中小企業の実態を知らないんじゃないかということですが、私もすべてを知っているというふうに言うつもりはないんですけれども、実は一つだけこれは例を挙げさせてもらいますと、私の近親者の最も近いところで実...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 一言だけ申しますと、今、塩川大臣がおっしゃったことも全く同じなんですけれども、リスクの負担、要するに、もうみんなリスクに注目して、今、資金を量的に融通することが大事だと思う人はいないですね、こんなにお金はあるわけです。だけれども、リスクをだれが負担するか...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 昔の法制では行政処分で逆ざやを解消する方途が当局の方にゆだねられておったんですが、これはいろいろ問題があるということで、最近のことですけれども、そういう条項が削除されていることは御案内のとおりでございます。その結果、現行の法制の下では予定利率の引下げとい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 銀行の案件、融資案件の申し出を受けたときの審査能力というわけでございますけれども、これがどういう状況にあるかということでございます。  余り長話は慎みますけれども、要するに、いったん日本の銀行の審査部門というのが廃止されたことすらあるわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) いや、今、先生のお話聞いてなるほどなというふうな感じも持ちました。そういう株式市場というのもあり得るのかなという意味でございます。  しかし、今私たちが考えているのは、もう少し長い目での投資ということを実は考えております。  このごろ、私どもは投資家...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 誠に難しい問題なのでございます。それは、現在のような不況の時期に、過去三年なんというのんきなことを言っているなと、もっと倒産の確率は過去の実績以上にプラスアルファして十分な引当金を積み、その引当金のコストに見合うような金利を取らなきゃ駄目だと、こういう話...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、ある金融機関が破綻をしたという場合に、その職員に対する住宅ローン債権は、通常、破綻後はやっぱり破綻懸念先になるという、そういう債務者区分になるわけでございまして、この点は監査法人の査定でも同様の扱いになっていると、こういうことであります。
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、昨日も池田委員に申した常識的なことで言っても、住宅ローンというのは基本的に消費者ローンでして、消費者ローンというのは、何かその資金を元手にしてやっている事業から返済資金が生まれてくるものではありません。別途、給料なりなんなりで、その消費者が別途そ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ふなしんの住宅ローンにつきましては、住宅ローン債権と退職金とについて相殺の規定はないそうでございまして、したがって、退職時におきまして、当然ローンの期限の利益は喪失されるわけですけれども、だからといって船橋信金の側から一方的な意思表示で退職金と相殺すると...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは確認をいたしましたが、そういうことに最終的にはなっていないという事案の処理が行われたということでございます。
○国務大臣(柳澤伯夫君) そういうことがないということを確認しております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、私、アメリカのFDICを訪ねたときも、実際の破綻処理、PアンドA方式でやっているようでしたけれども、たまたま私が行ったときもその事案が起こっていましたが、もう内々に受皿を決めるということが非常に大事な作業であるというような話も聞いておりまして、や...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 債務超過額とその最終的な預金の全額保護あるいはその他の債権者の全額保護を実行するために、言わば損失補てんとして資金を贈与する金額との関係でございますけれども、一つには、その資産、債務の双方を評価をするその時点が違うということが一つございます。これは、その...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、そういう御質問であれば、その手続がそうしたものを許すような手続になっているかということでお答えするということになろうかと思うんですけれども、私どもの方は、預金保険機構がそのために、この債務者区分というものを改めて行うときには監査人というのを指名し...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) まず、ちょっと協議をするというのは、これは債務者区分を終えた、それで引き当ても済んだものについて、その債権をRCCに買い取ってもらうのか、承継してもらうかということを協議するということでありまして、私が先ほど言ったのは、その前提として、債務者区分をすると...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) まず、結論的に申しますと、このただいま私が御説明した法定要件の中には雇用の問題は含まれておりません。  事業譲渡というのは、本来、その資産、債務の譲渡ということを譲渡の目的物にしておりまして、合併と違いまして雇用はそこでいったん切れるという法律関係にな...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 大門委員、あちらからこっちから弾を飛ばしているような気がするわけでございまして、国民負担最小の原則を貫けと言われたかと思うと、今度は出資金の補てんまで政府がしろというようなお話のように聞こえましたけれども、私としては、やはり出資金は出資金としての位置付け...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 要するに、空売りというのは人の株を、つまり自分が持っていない株を売るということで、人の株を借りてきて売るということでございます。  それ自体は私ども別に悪いと言っているわけでは毛頭ないわけですけれども、空売りというのが得てして作為的な相場形成の手段とし...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 空売り規制が今回の株、株価の動向にどんな関係があったかということかと思うんですけれども、私ども、株価の動向について要因分析をするとか、あるいはそのことを、それもできませんけれども、仮にできたとして、それを公表するなどということはこれまでやってございません...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 元々、空売りに対しては、投資家、一般の投資家の皆さんに、これは空売りですよと、これだけ取引量が多くなっているけれども、そのうちのこの部分は空売りですよということを知らしめるという言わば公示の義務を掛けているわけでございます。そういうことをやっていることで...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは何と申しますか、実は私、昨日、ハバード委員長とも御面会したんですけれども、時間が少々短くて、ハバードさんからそういう問題提起を受ける時間がございませんでした。  私としては、もし受けたらそのときに御説明しておかぬといかぬなと思ったんですけれども、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 正直言って、今の日本の株の空売り規制あるいは信用取引規制といったものに対する遵法水準というのは正直言って高くありませんでした。これは検査の結果分かったわけでございます。  そういうようなことから、再びこうしたことが繰り返されることのないようにしっかり見...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 投信会社、今委員がおっしゃられた投資信託委託会社には証券会社と縁のあるものと独立のものとがあるわけでございます。  縁のあるもの、いろんな形で縁の、資本関係とか人的交流であるんじゃないかというお話ですが、そうした縁のあるものといえども受益者の方を向いて...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、我々の検査業務のマンパワーをどういう方向、方面に振り分けていくかということでございますけれども、新しい金融監督庁及びその後を継いだ金融庁においては、いわゆる金融機関、それから証券会社、今の投資信託委託会社はこの証券会社の範疇に入るわけですけれども...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 投信絡みでの話ということになると、九年五月と十二年七月に、これ業務停止以上の処分でございますけれども、二件ということでございます。
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと委員の御質問の方向と違うわけでございますけれども、逆に投資信託委託会社の方に証券業務の兼業を認めるというような規制緩和を最近しているというようなことで、規制緩和の方ではむしろ、いろんなサービスを、つまり投信をやってもいいし、また通常の証券業もやっ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は度々申し上げますように、何というか、小さな小さなところを担当しているわけで、そういうマクロの経済の問題は論じるというような立場にないんじゃないかと日ごろ思っているんですけれども、確かに、何の政策でもそうですけれども、私も、要するに、ある経済政策やると...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) この空売りについての御質問、あと後半は副大臣がなさってくれるということで分担させていただいております。  ただ、立ち上がったから答えがあるかというと、答えがないので立ち上がったようなことでして、私どもは、要するに、株価の動向の分析あるいは要因といったよ...全文を見る
03月25日第154回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融機関は金融仲介機能をしっかりと発揮するという意味で公共性を持っているということでございます。その金融仲介機能を最近の不良債権の増嵩がいささか阻害をしてきたのではないかというようなことが言われておるわけでございます。そして、そのためには不良債権の処理を...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 公共性の面については、一般に言われていることは、何よりも決済機能を持つネットワークの一環であるということですね。これはもう決済が、決済というのはもうぎりぎりのところで決済をしていきますから、これが滞ってしまえれば、これは連鎖的ないろいろな不都合な状況が生...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 委員は専門家でいらっしゃいますから、既に御案内のことで釈迦に説法になりますが、空売りということ自体は、これは市場のボリューム、取引のボリュームを大きくしますし、そういうことを通じて市場の厚みというものを増やすということで、むしろ我々はプラスに評価をしてい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 中小企業が貸出し先である場合に、その貸出し先に対する債権をどういうように評価するかということについていろいろ御議論をいただいているわけでございます。  検査マニュアルそのものにも実はいろんなことが書いてありまして、それをきちっと守るということで大体のお...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) まず、公正取引委員会のアンケート調査でございます。これは、融資先企業に対するアンケート調査ということでございます。そういうことですけれども、とにかく公正取引委員会が優越的地位の濫用として独占禁止法上の問題を生じやすいと、こういうふうに言われたわけでござい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融機関の中小企業に対する貸出しも、こうした景況あるいは、場合によってはバブルの崩壊の影響で多くの不良債権化した資産が出たと、こういうことでございます。    〔委員長退席、理事野沢太三君着席〕  これについて、私ども、大手行のものはともかくとして、...全文を見る
03月26日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) このアメリカのあえて申しますとプロジェクトファイナンス的な貸付金残高については、これは債権ごとのそれこそ評価というか分類というものでなされているわけでございます。ところが、私どものようなコーポレートファイナンス的な融資について、どういう評価というか分類の...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 何と申しますか、支店での格付の問題と何か差があればそれを悉皆的に調べて出せ、こういうお話かと思いますけれども、そういうことでアプローチすべき問題なのか、非常にいわゆるマンパワーも掛かる話だと思いますので、私としてはにわかにちょっとここで明確な御答弁をする...全文を見る
03月27日第154回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 不良債権問題につきましては、私ども、今、この特別検査というものもやっております。それからまた、通常検査のフォローアップの検査もやっているわけでございます。  また、他方、私どもが自己資本比率との関係で大事なファクターだとかねて申し上げてまいりました金融...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ペイオフを迎えるに当たって最も大事なのは、本当に四月一日からこの業務を行う銀行についてはすべて基準に照らして健全性が確保されてなきゃいけないということが何よりも大事だと、このように考えております。その観点から、検査監督に遺憾なきを期して、率直に言って、な...全文を見る
03月28日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 一つの視点からのお話かと思いますけれども、我々の方も我々の方できちっとした法律に基づく観点というものを持っているということを御理解まず賜りたいと、このように思います。  大手金融機関に資本注入をしたのも、これももうここでちょうちょう言うことはないんです...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 御質問に先立って事務方にそうした御要求があったことを私も聞いて知っておりますけれども、まだ現在、中小企業に対する債権放棄がどの程度行われているか、行われていることは我々もある程度認識しているわけですけれども、議会に一つの資料としてお出しするというような形...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと中小企業の貸出しについては、私どもはまず金融機関に対して、これは大手の金融機関も当然のことなんですけれども、収益を上げろということを言っております。収益を上げるためには、逆に中小企業というかリテールの分野こそ多分利益が上がる分野だろうと、こういう...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) おっしゃるとおりでございまして、例えば、私どもも、これはもう民間企業としては当然ですけれども、経済合理性を外れたようなことをやるなと、こういうことです。  例えば、債権放棄に当たっても、やはりその回収の極大化という経済合理性、これを実現できるようなもの...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 世の中の、広い世の中のことですからいろんなことがあるだろうと、こういうように思いますが、その一々を私が知っているというわけではございません。特にその事実については知りません。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 当然、もう答えるまでもないことだというふうに存じます。  何というか、債権放棄についてもまた、ちょっとほかの面も申しますが、民事再生法等についても若干その濫用的なことがあるということを言われておりまして、この辺りのことについては私も関心を払っているとい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) まず、マイナスの方から言いますと、債権を株に振り替えれば、仮にその企業が破綻した場合、債権であれば何がしかの配当が来る可能性も持っているわけですけれども、株ということになればこれはもう一円の価値もない紙切れになってしまうと、こういうことでございますから、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 当然そうしたことについて払うべき注意が払われていないということであれば責任があるということで答弁があったということでございます。そして、その責任の果たし方として、今言ったような是正の措置を講じていると、こういうことでございます。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 最後の例でございますけれども、信用保証協会の保証の期限の延長があった場合に、それを要管理にするかどうかということについては、これはよく事情を聞いて具体の判断として要管理にしないということはあり得るということは既に政策の一つとして発表しているところでござい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融検査マニュアルの機械的な、画一的な適用というのは、これは避けなきゃいけないということはマニュアル自身に書いてあるわけでございまして、それを、先ほど来浜田委員がおっしゃるように、第一線、末端まで徹底しなきゃいけないということのために、ここにありますよう...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ダイエー問題について、個別の処理について言及、コメントを直接するというのはやっぱり避けるべきだろうと、こう思いますので、それは避けさせていただくことにして、一般論でどういうふうに考えているかということでございます。  ちょっと釈迦に説法かもしれませんけ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私はその辺りをかなり意識しています、正直言って。私は、産業構造の転換というもので最も強力に具体的にやれるのは金融機関だと思っています。ですから、それを我々はさっき言ったように実現可能性というようなことでサポートしているという考え方でございます。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 午前中の御質問にもお答えいたしましたように、金融機関が中小企業の方々に対して融資をするということは、金融機関の側にとっても大事な分野だというふうに実は認識をしております。  ところがそれが、今言われたようなことがあるということにつきましては、私ども、資...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは結局、検査マニュアルというものが制定されたのは九九年七月でございます。平成十一年の七月ということでございまして、そういうマニュアルをもって検査をするということ、まあまだそう日がたっていないという背景が一つあろうと思いますし、それからまた信用組合にお...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今のお話は、金融庁検査になり、またマニュアル検査になって以降でございます。そういうお話だというふうに受け止めさせていただいてお話ししますと、私の立場から、いや必ずしもそこがとなかなか言いにくいところですが、率直に言って、財務局の検査が多いわけですね。そう...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 結局、運用の問題でございます。じゃ、一刀両断に、配慮されていなかったということを私がもしここで言うという根拠も実はないんですね。つまり、みんな硬い話ばっかり、厳しいことばっかり、運用面での配慮というものが記されているにもかかわらず、それらを無視して行って...全文を見る
03月29日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 昨年九月十一日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、平成十三年一月六日以降七月三十一日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げました。  本日、本報告書...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ソフトバンクが保有するあおぞら銀行の株式を売却するという方針があるとの報道があったことは私も承知をいたしておりますが、ソフトバンクそれ自体からは具体的なことは何も決まっていない旨のコメントが発出されているということのようでございまして、こうした段階でまた...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 竹中大臣には竹中大臣の御苦労があるんだろうと、こういうふうに思っておりまして、私もそのお立場を理解しているということでございます。  我々、不良債権の処理については、竹中大臣の方にもかなり御協力をさせていただいて、骨太の方針以降いろんな施策、これは別に...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は、中小企業向けの貸出しが伸びない理由は両方に問題があるからだと思っています。  それは、一つは借り入れる側、つまり中小企業の側の資金需要がどうなのかと、それからもう一つは、今度はそれを受けて立つ金融機関の側がどうなのかということでございますが、私は...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 直接償却という言葉をお使いになられましたけれども、要するに、不良債権の部分をバランスシートから切り離すという手法のこと全体を指しているという前提で議論をさせていただきますけれども、これには、言うまでもなく、法的な処理がある、それから私的な枠組みの処理があ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) その認識で我々も進めております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 中部銀行は過少資本ではありましたけれども、資金繰り破綻というか、むしろ流動性による破綻でございます。  そういう前提でお話でございますが、私ども、とにかく四月一日に店を開く銀行については資金不足に陥っているというようなものがあってはならないと、こういう...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 現在、特別検査をいたしておりまして、これは当然、大口というか、大口の債務者についての検査でございます。  この検査を展望して、各行は実は昨年の九末の中間検査の発表時に見込みと申しますか、三月末の見込みをそれぞれ発表いたしておりますが、当然それには出入り...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと浅尾先生のおっしゃったこと、すっと、何というか、うまく理解できなかったんじゃないかという懸念もありますが、要するに、特別検査というものが発表されて、こういったものについてやりますよということで、十月の二十九日に相手方には予告と言っておりますが、実...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 当然、検査局が本当に一生懸命、あっちからこっちからいろんなことを言われるわけです。片っ方からは、今、浅尾先生が言われるように、検査が甘いんじゃないかと言われますし、またもうちょっと下手の人たちからは検査が厳し過ぎるじゃないかというようなことでいろいろ言わ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 率直に言って、私も内閣府の大臣という立場もありますので、これは総理の日程等で報道をされているところを見ましても、金融大臣はかなり行って念入りに話し込んでいるなという感じを恐らく世間は受け止めてくださっているだろうと思うんです。正直言って、私はかなり金融の...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 率直に言いますと、どっちの天井が低いのかといいますと、これも過去もうばらばらでございますけれども、中には配当原資の方、天井の方が低いという銀行があるということは、私もそういう認識持っております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) これはもう申すまでもないことで、先ほどの浅尾委員が引かれた総理の言葉の中にもあるように、体力なぞということとかかわりなく、やるべきことはやれと、こういうことでございまして、当然のことながら我々はそういう不良債権の処理を的確に行うということを第一義の目的に...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) おおむね委員のおっしゃるとおりであると、このように考えております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) おおむねということを使わせていただいたのは、その点よく私どももいろんな学説等も調べておるわけでございますけれども、そうしたある意味で訴訟リスクも処理の仕方によってはあるんだろうと思いますけれども、そういったことをよく念査した上でそういう事態になったら結論...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ここもなかなか難しいところでして、つまり、過少資本行になる場合に、どの程度かというようなこともかかわりが出てくるのではないかというようにも考えます。その辺りのことについては、私どもやはり前の健全化法に定められたこととの、何と申しますか、これを簡単に、それ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 浅尾委員の指摘される点も理解できないわけではありません。率直に言って、理解をするということで聞いておるわけでございますけれども、私がちょっと今この気にしているというか、そういうことは、要するにこの前の健全化法のスキームというのがついこの前まで有効だったわ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ここで言っているのは、あの当時に新しいビジネスモデルというようなものを我々非常に求めておりました。伝統的なバンキングビジネス業態、業務だけで右から左に資金を動かせれば大きな利益が上がる。したがって、金融機関の優劣というのは預金の高によるんだといって、預金...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ないということはないんでございますけれども、しかし、法律では依然として国有化というものが預保法百二条にもうたわれております。運用の見通しというのがあるのかといえば、ないということでございますけれども、法律がうたっている以上、やはりそれだったら、本当に制度...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、一つは正直申して、例えば要管理債権の中の大きな部分ですけれども、条件緩和というようなものについて、これは検査局から言わせると条件の明確化ということを言うんですが、実際の現れようというのはやっぱり厳格化ということで、べた貸しについて従来と同じ金利を...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、まずよって立っている原則というのは国民負担の最小化、それから預金者の保護、それからまた善意かつ健全な貸出し先の保護、こういう基本的な考え方に立っておりまして、その下で適格性の認定とかという具体的な行政手続に乗っかってくるわけですけれども、そういう...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、ロスシェア、プロフィットシェアというのは、基本的には救済金融機関によるデューデリジェンスというものがあるかないかということとの見合いで決まってくる部分が多いと思います。やっぱり、デューデリをさせるもういとまがないから、これとにかく引き取ってくださ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今回のというのはどの……
○国務大臣(柳澤伯夫君) なぜということで言えば、先ほどの答弁の繰り返しということになります。で、ここが非常に難しいところで、今後とも難しいんですけれども、要するに預金者なり貸出し先に余り不安を与えないことを考えると、何といっても迅速処理が恐らくトッププライオリティーになるんです...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、清算というより、最終的にはRCCに行くということになろうかと思います。
○国務大臣(柳澤伯夫君) いや、ちょっと池田委員の質問の趣旨が私、取り違えたかもしれません。要するに、すべてうまくいかなかったときにどういう最終のゴールがあるかということだと私ちょっと受け止めたものですから。失礼しました。
○国務大臣(柳澤伯夫君) これ、承継銀行に行くのも、承継銀行もこれ受皿だと思いますよ。したがって、もし総代会に固執していたら、それは行けませんわね。ですから、代替措置という、代替許可というそういう手続もあらかじめ整備されておって、代替手続でもって受皿が決められると、こういう法的な...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) またこんなことになっちゃったといっても、これは正規の軌道に戻って、総代会に代わる代替許可というのはあらかじめ法律に整備されているものですから、その規定にのっとって処理が行われるということだと認識をいたしております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 最終的には書面で、何というか、総代の意向をきちっと確認して手続を進めたものと我々理解しております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 何と申しますか、もうちょっと円滑に運んだ方がいいというふうに、今委員のいろんな御説明、事実とすればそういうふうに私も率直に言って感じます。  そういうことですけれども、結論的に言えば、裁判所の代替許可というものを取りまして手続が進行しているということで...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ですから、先ほど来申しておるように、裁判所の代替許可でもって正規の軌道に私は復してこの手続が進められるべきであると、このように今は申し上げているわけです。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 法律論はいろいろあるようですね。即時抗告しても執行停止の効力は有しないというようなことですけれども、そんなことよりも、私は、みんなそういうようなことを、とにかく預金の全額保護をしなければいけないということで、大至急とにかく受皿を探そうと、こういうことでや...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) いや、承継銀行は、これ受皿銀行が見付けられないことをおもんぱかって設立してあるわけです。今度の場合のように、受皿銀行というか受皿金融機関が見付けられているのにわざわざ承継銀行を使うというようなことは、ちょっと考えられないと思います。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 池田委員、私あえて池田委員のお考えを整理していただくために申し上げますんですけれども、これ総代会で決議をするということで穏便にいけばこれはこれでいいんですけれども、穏便にいかなかったということでこの本来の代替許可に戻っているわけですね、本来の代替許可に戻...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) いやいや、そんなことじゃない。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 代替許可という道がしつらえられているんですよということの確認ですよ、私が申し上げたのは。
○国務大臣(柳澤伯夫君) いや、それは穏やかに行っていると、穏やかに行くためにはそういうルートでやる道をこれまでやってきたわけです。初めから代替許可の手続も取れるんです、実は。そういうことを御理解いただくために申し上げた。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 確かに、今先生御指摘のように、私ども、これは総理の確認的な指示もありまして、このところペイオフを控えましての金融機関の検査・監督ということに精出してまいりまして、四月一日、土日の、ワーキングデーが今回は休みになるということでございまして、月曜日が四月一日...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これはちょっと評価ということがどういうふうなことを内実おっしゃっているのか必ずしも定かでないんですけれども、私自身にとって定かでないんですけれども、これは評価というか、我々は検査権を持っておりまして、金融機関の自己査定について、検査という形で是正すべきは...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 特別検査の結果については、かねてこれ申し上げているわけですけれども、三月末を越えまして、最終の数字がそれぞれの金融機関について、また債権について固まると思いますので、それを手際よく取りまとめて四月半ばまでには公表をいたしたいと、このように考えております。...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) このところいろいろ新聞に報道されることがあるわけですけれども、特に債務の過重な企業について様々な手当てが金融機関との協議の間で行われるというようなことが公になっているわけでございます。そういうものの中には、この特別検査の過程というか、あるいは場合によって...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私ども、空売り規制というもの、あるいは空売り規制の強化というもの、これは別段株価との関係で行ったということではございません。これは、私ども、ローテーションで行っている証券会社の検査で、率直に言って、一部に空売りのルールというものについての遵守レベルが非常...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、私どもは、何と申しますか金融機関、特に銀行の保有株式がかなり大きいものがあるということと、もう一つは、バーゼルの銀行監督委員会等でも、この保有株式についてのリスクウエートについて、現在は一〇〇%ということですが、もっと見直すべきじゃないかと、こう...全文を見る
04月02日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○柳澤国務大臣 前段では、金融検査マニュアルがきつ過ぎるということも、現下、中小企業に対する金融の円滑化というものの障害になっていはしまいかというお話もございました。これについては、私ども、中小企業への配慮というものの具体的な事例をまとめて、例えばどういうものだったら技術力として...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融機関の健全性というものは、これは特に昨日から始めさせていただいたペイオフの時代におきましては殊のほか大事になるわけでございます。今回、もし破綻をするというようなことになりますと預金者にまで迷惑がかかるというようなことが始められたわけですので、健全性というのは非...全文を見る
○柳澤国務大臣 私がハバード委員長との話で何か反論をしたかのような受けとめ方をされておられるようなお話がありましたけれども、必ずしもちょっと、そういう気持ちではありませんでした。ハバードさんと実はお会いしていろいろなお話をしたんですけれども、そのときに、もしもう少し時間があって、...全文を見る
○柳澤国務大臣 要は、空売りそのものがいけないなどというようなことは全く我々は考えていないわけです。これはもう今、空売りの取引というのも取引の中で相当のウエートを占めておりまして、空売りそのものが市場として大きな要素になっておるし、そういうことがまた市場の厚みを増すゆえんだと我々...全文を見る
○柳澤国務大臣 私が申し上げたのは、そこに言っていることに尽きているというわけでもないんですが、そこに言っていることを客観的事実として申し上げたということでございます。  これからの安全性について、あるいは健全性については、これはもうみんなが努力をしていく。その努力の過程がまさ...全文を見る
○柳澤国務大臣 とりあえず定期性預金について、私ども、ペイオフの時代に入っているわけですけれども、次の段階は流動性預金、こういうことになるわけです。その間においてまたいろいろな動きが出てくるということは、ある意味で当然のことだというふうに思っております。  そういう中で、地方公...全文を見る
○柳澤国務大臣 もちろん金融庁がやるというのはもう大前提で、これはもう言うまでもないことでありますが、そのほかの局面でどういうことがあるかといいますと、現実に私が言ったようなことが起こっているんです。私が言ったようなことが起こって、やはり地域経済としてはこの銀行を守っていくんだと...全文を見る
○柳澤国務大臣 率直に言って、これまでも一生懸命努力したつもりですが、さらにいろいろ改善の余地があり得ようと思いますので、それらについてはしっかりした改善をして、きちっとした判断あるいは理解が行われるようにPRにさらに努めていきたい、このように考えております。
○柳澤国務大臣 もう定款違反の事態が起こるわけですから、当然のことです。
○柳澤国務大臣 公金の増減の状況を先にお触れになられましたけれども、額で言いますと、定期性預金が三・三兆減りましたけれども、CDで二・三兆ふえているというようなこともありますので、完全な引き出しということでもないということをちょっと注意的に申し上げておきます。  それから、今の...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融機関であれ証券会社であれ、日本銀行は特融をする相手については考査をなさっているはずであります。
○柳澤国務大臣 正直申して、この前もお話ししたかとも思うんですけれども、本当にわけのわからない紙のようですね。そういうものについて当局者として何かコメントをするというのは、全く不適当だと私は考えて、大変恐縮ですけれどもそのようにお答えさせていただきます。
○柳澤国務大臣 逆のことをちょっと考えていただければわかると思うんです。私の立場になって、私が見たことも聞いたこともない話を、突如この紙があって、それでこれについて何か言ってくださいといったら、五十嵐さんだったらどうお答えになりますか。全く当惑するだけじゃないですか。全くナンセン...全文を見る
○柳澤国務大臣 要すれば、まず、我々の方にはそういうノウハウはないんです。実態的ないろいろな産業分野の企業について、これをこうしたらどうだ、あれをああしたらどうだなんというようなノウハウはないです。ですから、ああいう紙のようなものについて私どもがコメントを申し上げるというようなの...全文を見る
○柳澤国務大臣 問題意識というか、問題提起に対して、私がそこが本当のポイントですよという、つまり問題意識ですね、そういうことについて申し上げたわけであって、今我々のやっていることが実は逆算でございます、そんなことを言った話では毛頭ありません。
○柳澤国務大臣 これは、かねてからもこの委員会でも御答弁申し上げているかと思うんですけれども、ローテーションによる検査が入りました。それで、私どもがそこで見出したものは、この空売りについてのルールを遵守しないケースが非常に多かったんです。そういう事態を我々見出しまして愕然としまし...全文を見る
○柳澤国務大臣 五十嵐委員の御指摘のとおりでございまして、私は、これはどこのマネーセンターも、東京が今やマネーセンターと言えるか、あるいはキャピタルセンターというのか、そういうようなことが言えるかどうかは、じくじたるものなきにしもあらずですけれども、私はやはりそうでなきゃいけない...全文を見る
○柳澤国務大臣 全くそうです。委員の御指摘、これはもう大変ありがたく忠告として承ります。  私が考えているのはやはり地震ですね。もし仮に地震の予知があったときに、その情報を知っている人が、今委員が言われたように、非常に国難を利用して大もうけするということも可能でございまして、そ...全文を見る
○柳澤国務大臣 まず大前提は、私ども、個別の、特定の取引について私の立場でどうこう言うというようなことはできないということが大前提です。  それから、一般論として、今松田理事長が言われるように、これが民事法上の不法行為に当たるという場合には損害賠償請求権が存在しますので、司法的...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほど基本的に村田副大臣が答弁申し上げたことと変わらないわけでありますけれども、要するに増資の努力を片方でどんどんしているわけですね、増資の努力を。これをぶち壊しにするようなことを他方でするというのは、これはできないですね。これは常識論です、法律論じゃなくて。そう...全文を見る
○柳澤国務大臣 その債務超過を我々の方で認定したのは、検査結果がすべて出切った段階であります。その間に、増資が行われる、さらには不動産についての評価、これを大幅に計算方法を変えることによってそれを主張される、そういうような経過がありますので、そういうものを行政当局としては、それに...全文を見る
○柳澤国務大臣 いえ、先ほど委員は、三百二十一億の債務超過が云々とこういって言われましたので、その検査結果は五月にしか判明しなかったということを申し上げたんでございますが、九月末の債務超過については五月の二十一日に判明しているわけでございます。
○柳澤国務大臣 私も今の塩川大臣と同じで、厳しい状況が続いているというふうに思っておりまして、そういう中で、私の担当であります金融機関あるいは金融機関の固まりとしての金融システム、このあらゆる面について、注意を凝らして適切に対応していかなければいけない、このように考えて仕事に取り...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、特別検査というものが、金融機関が決算を控えて一月から三月にかけて自己査定をします、そこに参加するというか、そういうことでやらせていただいておりますので、三月末までそうした作業が必要であったということでございます。それをこれから取りまとめて発表をするというこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 前から申し上げておりますように、特別検査の結果が、特別検査をやったかいがあった、効果があったということを、これは最終的には国民の皆さんに御判断いただくことですけれども、そういうものの御判断をいただくことができるだけ可能であるようにということ、こういう事柄と、もう一...全文を見る
○柳澤国務大臣 特別検査というのは、これはもう銀行の融資先としては大きなところではありますけれども、極めて一部にとどまっております。したがって、今阿部委員がおっしゃられたように、ペイオフとの関係で、国民の皆さんが評価を、例えば自分の預金の預入先を評価されるのとは、ちょっとそこには...全文を見る
○柳澤国務大臣 非常に難しい問題であるというふうに考えます。しかし、処理損というものは、今度の特別検査によるものは、また再びそれの損が出るということでは、これは物の本質上そういうことにはならないわけでありますので、二〇〇一年度に比べて、二〇〇二年度はそこまでは行くまいというふうに...全文を見る
○柳澤国務大臣 いろいろ情報の提供をいただいての御議論があったことは、私もよく記憶をいたしておりますけれども、そのときには法に触れることではなくて、適切不適切の問題というようなことでございましたので、そういうこととして、業務の改善ということで終わっておったわけでありますが、今回こ...全文を見る
○柳澤国務大臣 要するに、担保の評価は処分可能見込み額ということが基本的な概念でございます。検査に入ったときに、鑑定は、今先生まさにおっしゃったとおり、本格鑑定というか、すごい詳しい鑑定というのはなかなかコストがかかるというようなことで、簡易な鑑定がされているというケースが当然信...全文を見る
○柳澤国務大臣 今の吉井委員のお話を聞いておりますと、担保価値あるいは担保の評価が全債権について問題になるように皆さん多分誤解されると思うんですね。  実際、そういうことで引当金額が変わるのは破綻懸念先以下の債権なんです。要管理先以上はそうしたことは関係ありません。したがって、...全文を見る
○柳澤国務大臣 検査のスケジュールがありまして、破綻の頻度が多くなったというのは、検査のスケジュールにのっとって検査が済んだものについてそうした処理が行われたということでありますから、これは小泉内閣とかということとはとりあえず関係がないことでございます。たまたまですが、私は森内閣...全文を見る
○柳澤国務大臣 預金保険法第八十七条でございますけれども、ここに、商法の営業譲渡あるいは減資あるいは解散というようなものが行われる場合には、これは株主総会その他こうした類似の総会での決議が必要という規定でございますが、こういう規定にかかわらず、裁判所の許可を得て、次に掲げる事項を...全文を見る
○柳澤国務大臣 もう長話はやめますけれども、まず、破綻というのは、株主総会とかなんとかは関係なくて、経営陣との問題です。経営陣が、自分の金融機関は債務超過に陥って、そして増資等の事態の修正の方途もありません、よって破綻を申し出ますということで、申し出主義でございます。したがって、...全文を見る
04月03日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○柳澤国務大臣 中小企業の皆さん、それからまた地方にいらっしゃる皆さんを中心としてと申しますか、中小企業の皆さん方、大変御苦労になっているということは、私どももよく承知をいたしております。これは、私が承知をしているということだけでなく、金融機関の人たちもそのことはわかっているとい...全文を見る
○柳澤国務大臣 破綻金融機関の処理に当たりまして、一応、金融整理管財人のもとで資産の査定と申しますか、債務者区分を決めまして、これは同時に、預保、預金保険機構が依頼をした外部の監査法人にそのチェックをお願いするわけですが、その後において、破綻金融機関と受け皿金融機関との間で資産の...全文を見る
04月04日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 今、峰崎委員が御指摘になられたとおり、この繰延税金資産のどれだけ計上するかということは、国際会計基準というものの中で、まず繰延税金資産というものを時価会計や何かの導入と同時に入れないと、何というか、全体的に整合性の取れないものになってしまいますねというよ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) バーゼルではティア1、ティア2ということでやっているわけですけれども、そういうバーゼルの監督委員会で合意されている基準は基準として、他方、やっぱり恐らく、私はもうその場に居合わせておりませんので推測でありますけれども、やはりそういうティア2というような、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私、今日出掛けにこの数字を、計表を見せられましたので、それほど何というか子細に検討するいとまはないということで、そういう前提でちょっとコメントというか、そういうことをさせていただきたいんですが。  峰崎先生は、じゃ借金を、常識論として、借金をして返すと...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 家計なんて言ってない。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 家計じゃない。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私、家計なんて一言も言っていませんよ。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 生活なんて言っていません。実体験と言っているんですよ。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 我々の、こういうすごい高等な計表を用いた話ではなくて、我々の実体験。じゃ私聞いたのは、例えば設備投資する、設備投資の金を利益から返せと言ったら、そんなものができるような企業ありませんよ、それは。それは、その会計経理上は損になります減価償却、そういうような...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) いやいや、私の言っているのは、当期利益あるいは営業利益でもってすべての有利子負債が返せるか返せないかという問題の立て方について申し上げているんですよ。それを先生大前提にしてこれから立論されていこうとするから、その一番の基本のところを先生はどうお考えですか...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) それが、一定の営業利益が有利子負債に対して一定のパーセンテージを保持していかなきゃいけないということであれば、その営業利益でもって返すということ、つまり有利子負債の元本のところまで言っておられたわけですから、元本の返済のところまで言っておられたわけですか...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 非常に細かい数字を挙げての御議論でございますので、かえって的外れの議論を余り細かくするのもいかがかと思いまして差し控えますけれども、分析の手法として、営業利益を、有利子負債比率に対する営業利益というものの比率で分析をされるということは、分析の手法としては...全文を見る
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○柳澤国務大臣 平成十年度における金融再生委員会及び金融監督庁歳出決算の概要を御説明申し上げます。  まず、金融再生委員会歳出決算の概要を御説明申し上げます。  平成十年度の歳出予算現額は、金融再生委員会設置法が平成十年十二月十五日に施行されたことに伴い必要となる同委員会の運...全文を見る
○柳澤国務大臣 松原委員のお話、非常に概数で御議論を展開されたわけですけれども、不良債権というものがすべて破綻に行き着いてしまうということでは必ずしもないわけでございます。  今、監督局長が言ったのは、多分、私どもがアメリカのSECと同じ基準でリスク管理債権として開示もさせてい...全文を見る
○柳澤国務大臣 ダボス会議におけるバーグステンさんの発言、私も新聞報道で知ったわけでございますけれども、その後、バーグステンさんてどんな人というようなことでほかの専門家の方にも聞いたら、あの方は、もともと経済が御専門ではなくて国際政治が御専門の方なんだけれども、最近は国際政治より...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は総理と、バーグステンさんのコメントについて話し合った事実はございませんので、これは、私が今お尋ねを受けて、私が新聞報道に接してどう考えたか、感じたかをお話し申し上げたということでございます。
○柳澤国務大臣 破綻金融機関から債務者と申しますか貸出先を引き受けていただくということは、私ども、一般論として強くそれをお願いしている立場でございます。  具体的にどういうことかというと、破綻をした金融機関について、金融整理管財人が資産の査定をします。それについては、預金保険機...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融機関が、銀行法の一条で、公益性を持っている。公益性というのは、中身はどうなんだということの中に、やはり金融仲介機能というものをしっかり果たして、経済に対して血液ともいうべき資金を疎通させていくということである、これはもう通説の説くところでありまして、だれも異存...全文を見る
○柳澤国務大臣 まだ私たちも、新しい金融庁になって、関係機関の御理解をいただきながら、検査をより綿密に、また適正に行わなきゃいけないということで、定員増を図っているわけでございます。  そういう中で、検査の質というものをどうやって確保していくか、これは先生御指摘のとおり大変重要...全文を見る
○柳澤国務大臣 ペイオフとこの情報開示の問題は非常に重要だと我々も考えております。  ただ、私が言っていることは、金融機関と預金者との関係というのは、もうかなり力関係が逆転しているということであろうと思います。したがって、預金者の方々もどんどん情報公開を要求されるということが大...全文を見る
04月09日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○柳澤国務大臣 ただいま議題となりました金融機関等による顧客等の本人確認等に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  昨年九月の米国同時多発テロ事件の発生以降、テロリズムの撲滅のため、テロ資金対策が国際社会において重要な課題とされており、我が国と...全文を見る
○柳澤国務大臣 昨年の九月の十一日の同時多発テロで、テロ資金の供与ということが国際的な大きな問題になったわけでございます。たまたまですけれども、今回のこのテロの勢力が麻薬犯罪と関係があるということで、実はこの関係の資金というものは、そういう組織犯罪取締法上の措置でもって辛くもとい...全文を見る
○柳澤国務大臣 このたび、みずほ金融グループの中で、顧客と接触するそれぞれの子銀行のシステムに大変な大きな障害が生じたということでございます。  これは、基本的には金融機関というのは、一番生命線とも言えるのは決済機能でございまして、ここにも振替というチャンネルを通じて大きな障害...全文を見る
○柳澤国務大臣 四月の一日にこのような銀行の統合が現実のものになりまして、その際最も重要なのはお客さんとの関係、顧客の関係だろう、このように思っておりました。先ほども申したことでございますけれども、そういう中でこうしたトラブルが起こったということは本当に遺憾千万なことである、こう...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融庁に専門家がいないということをもう断じられてしまったんですけれども、実は金融庁にも検査部門にそうした専門家を途中採用しておりまして、それなりの体制を整えているところでございます。  そういうことに加えまして、私ども、日本銀行とも連絡をとりまして、日本銀行にお...全文を見る
○柳澤国務大臣 これまでも、システムの統合、今、前田社長がたびたび言っておったリレーの方式を採用したということですけれども、我々のいろいろなマニュアルにも、実はそのあたりのチェックというものは既に盛り込まれております。  例えば、検査マニュアルでは、テストを十分にやったかという...全文を見る
○柳澤国務大臣 今度の、本人確認の手段を公的書類によるものにするというようなことを講じているわけでございますけれども、それからまた同時に顧客側への規制として、虚偽申告、虚偽告知を罰則等をもって担保する、そういうことがないように担保するということにいたしておりますが、事実問題として...全文を見る
○柳澤国務大臣 今、前田社長のお話をいろいろ聞きながら、だんだん我々も事態がわかってきているということでございますけれども、いずれにせよ、そういうことに加えて、しっかりした書面での報告を求めて、まず何が起こったのか、それからまた、その原因は本当に何なのかということについて、私ども...全文を見る
○柳澤国務大臣 このような事態が一日に起こったということで、我々の方は直ちに、これは二十四条報告という書面による報告を求めておるわけでございまして、求めるに当たっては、これは期限をきっちりつけるというのが例でございますので、私どもとしては、十日を期限にしてこの報告徴求を今かけてい...全文を見る
○柳澤国務大臣 いや、これはお聞きになったらばかばかしいと思うかもしれませんけれども、我々の任務は、金融機関から上がってきたものをチェックして、ばかばかしいようなものは、そんなにたくさん何のスクリーンもしないで捜査当局にやるということは我々の任務上できないわけで、それなりの選別を...全文を見る
○柳澤国務大臣 それは、我々の、金融庁が犯罪捜査をする当局でもないし、我々は情報を提供している、情報提供をしているということであって、その情報をいかようにお使いになるかというのはまさに捜査当局の任務だというふうに御理解いただくほかないんじゃないでしょうか。
○柳澤国務大臣 実は、まず日程を確認させていただきました。段取りと申しますか、特別検査の結果を十二日に発表するということで、総理に、御了解をお願いします、それまでには作業を間に合わせるつもりです、こういうことを申し上げました。  本当は、そういうことが頭にありましたので、私ども...全文を見る
○柳澤国務大臣 私にとっては、まず第一に、国権の最高機関たる国会が一番大事なところでございます。次いで、国民との間の窓口でいらっしゃるマスコミの皆さんも大事なところで、そういう考え方で、いろいろ必要なことについては御報告させていただいているということでございます。御理解を賜りたい...全文を見る
○柳澤国務大臣 私のところは、マクロの経済分析をやっているスタッフがおりません。したがって私は、組織を代表してここでマクロの経済の動向について云々するということはかねてから控えさせていただいております。個人の意見はございますけれども、これを言うのは余り適当でない、このように思いま...全文を見る
○柳澤国務大臣 外為法の本人確認は、今溝口国際局長が答えたように努力規定になっている、こういうことのようです。  それから、片一方、国税の方も、これも為替の自由化に伴って措置されたもので、従来は五百万だったと思うのですが、二百万に下がってしまったということで、ある意味で、自由化...全文を見る
○柳澤国務大臣 諸外国というほど広く、今、反響をいただいているというか、そういうことは実はないのでございますけれども、決して、具体的に先ほど前田社長が言われたように迷惑がかかっているということではないんですけれども、率直に言って、今、日本の金融システムあるいは金融機関というものに...全文を見る
04月11日第154回国会 衆議院 本会議 第23号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 検査の信頼性及び特別検査についてのお尋ねがありました。  これまでも、金融検査につきましては、金融検査マニュアルに基づき厳正な実施に努めてまいったところでございますが、本事務年度以降は、主要行に対する検査を強化いたしまして、通常の検査を二年に一回のペー...全文を見る
04月12日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○柳澤国務大臣 国債管理政策の話が主ではないか、こういうように思うんですけれども、たまには私が答弁に立たないと先輩大臣からおしかりもいただきますので答弁をさせていただきますが、幾つかのことを御指摘になられました。  国債については、銀行はやはり運用先としてかなり大事に思っている...全文を見る
○柳澤国務大臣 村田副大臣が、実は、この問題が世上論じられるようになって直ちに、実情を把握するための委員会と申しましょうか、そういう組織の本部長になりまして、かなりの数に上る関係職員というものの事情を聴取したところでございます。  結論として、三名の議員の方から電話があったとい...全文を見る
○柳澤国務大臣 今、長妻委員が御質問の中で言われたとおり、私ども、金融検査におきまして、このシステムリスクの検査というのは当然行うわけでございます。  三月から六月まで立入検査をして、その結果を十月に検査結果通知という形で通知をいたしておるわけでございますけれども、そのときに問...全文を見る
○柳澤国務大臣 ここのところは、検査において指摘をしたということがまず非常に大事な点でございます。  この点は、先般、私、全文テキストを入手とまではいきませんでしたが、事務方から報告を受けたところですと、前田みずほの持ち株会社の社長も、検査当局の検査を受け、テストの時間等が十分...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、いつも長妻委員、責任論をなさるわけですけれども、責任というものの構造、これはまあ、故意それから過失それから不可抗力、結果責任ともいうことですけれども、そういうことの中で、不可抗力であってもこの結果については責任を負う、結果責任ということであれば、これはもう...全文を見る
○柳澤国務大臣 これもどういうふうに読み取るかということですけれども、意見の申し出というのは、やはり金融庁の言い分を、大半はまず意見の申し出に至らなくて、金融庁の判断というものを恐らく銀行が受け入れたんだろうと思うんですね。それで、最後までどうしてもそこのところ、金融庁の見解と意...全文を見る
○柳澤国務大臣 コメントは、今の数字について申し上げるという段階では私はないというふうに思います。私ども、正式に発表させていただいてから御議論をいただきたい、こういうように思っております。  ただ、ここでちょっとだけ今のようなお話について申させていただきますと、今度のことは、何...全文を見る
○柳澤国務大臣 私、報道についてコメントするということは差し控えたいと思います。
○柳澤国務大臣 政府の数字というのは、まさに発表のその瞬間まで、これはいろいろ変更の話だってあり得るわけです。ですから我々は、政府の数字として議論の根拠にしていただくためには、正式発表を待ってやっていただくということがやはり筋でしょうと。  これは、長妻委員もいずれこっちに来た...全文を見る
○柳澤国務大臣 政府の作業の数字あるいはいろいろな調査の事項というものについて、マスコミの方々も自分の職責上一生懸命それを追いかけられるということは、これはもうずっと、最近の政治経済の局面ではいろいろ起こることでございます。  しかし、それから、ちょっと失礼しました、問題は漏ら...全文を見る
○柳澤国務大臣 政府のいろいろな作業結果について関心が深いことはよくわかっておりますけれども、やはり、作業の経過、途中経過あるいは作業の一部というようなものを先走った形で報道しようというその気持ちはわかるんですが、もしそうならば、確認とか何とかをするというようなのが私は報道機関と...全文を見る
○柳澤国務大臣 政府の発表、これはいろいろな作業を経て最終の意思決定をして行われるものでありまして、やはり国会のように権威のあるところは、そうした正式の発表に基づいてきちっとした御議論をいただくのがよろしいんではないかと私は考えております。
○柳澤国務大臣 資料を見させていただきまして、極めて残念だというように思うのが、この石原知事の現状認識について私の申し上げられることでございます。  都が今度指定金融機関の見直しに当たって採用されようとしているいろいろな手法については、私は、一つのお考え、見識だというように思い...全文を見る
○柳澤国務大臣 マーケットの中では株価の変動についていろいろな理由が取りざたされるということが通常の姿でございます。  それによりますと、今回の株価の動向の背景には、一つはアメリカの経済の回復が意外に急速に実現するのではないか、だとすると、やはりアジアを中心として、日本を含めて...全文を見る
○柳澤国務大臣 一般論として申しますと、私ども、金利については信用リスクを十分織り込んだ金利にしていくということが基本だということを申しておるわけでございます。  他方、金融機関の側が貸出先に対してどういうスタンスをとるかということですけれども、その信用リスク云々ということは、...全文を見る
04月16日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 去る四月十二日、政府の早急に取り組むべきデフレ対応策、二月二十七日発表を踏まえて、金融庁において、主要行に対する特別検査の結果及び主要行による平成十四年三月期の財務内容の概要を公表するとともに、あわせて、より強固な金融システムの構築に向けた施策及び金融検...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ペイオフ凍結に伴いまして預金のシフトが起こることはかねて想定をしておりまして、私どもとしては、ある意味で正確な知識に基づいた預金の移動というものは預金者として健全な行動であると、こういう受け止め方をすべきものだというふうに認識をいたしておりました。  ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今回のみずほフィナンシャルグループのトラブルにつきましては、もう極めて遺憾なことでありますし、また極めて事態は重大であるというふうに認識をいたしております。  金融庁といたしましては、このような認識に基づきまして、四月の三日に銀行法二十四条に基づく報告...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 二つ大きく分けてトラブルがあったわけでございます。一つはATMのトラブルということでございますし、もう一つは口座振替のトラブル、こういうことであったわけでございます。  ATMについては、九日、今週の火曜日でございますが、正常な稼働をしておるというふう...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融検査マニュアルというものが、私ども九九年七月に制定させていただきまして、以後の検査というものは、この検査マニュアルによって金融機関の検査に当たらせていただいているわけでございます。  このコンピューターシステムについては、やはりそれ自体にリスクがあ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 日本の金融システムを強固にしていかなきゃいけないということは、これは言うまでもないことでございますけれども、そのためには一番大事なことは何かといいますと、やっぱり収益性を始めとする財務、経営の基盤が強化されるということであろうと、こういうように思っており...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 残念だということは塩川大臣と同じでございます。  金融セクター改革について、今、委員御指摘のように、今回の不良債権のというか、金融機関の特別検査の結果が自分の当初の見込みどおりでなかったということが理由になっているようですけれども、我々といたしましては...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融機能早期健全化法におきましては、当時のいろいろな御審議の中で、資本注入をするからには金融の疎通というものの向上を図るべきだ、なかんずく中小企業者に対する貸出しについてはその円滑化を図るべきだということの中で、私ども、資本注入に当たって御提出をいただい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) この特別検査というものがそもそもどういういきさつで始まったかといえば、これはもう委員はつとに御承知のとおりでございまして、ある大手企業が、大手の小売業でございますが、これが非常に格付機関の格付の急速な低下をもたらした、そういうことが起こったということで、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) この私的整理のためのガイドラインでございますけれども、これはもう委員先刻御案内のいきさつでもって策定されたものでございます。  ただし、そのガイドラインそのものに書いてあるわけですけれども、すべての私的整理がこれによることは必要ないんだということが書い...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと峰崎委員はいきさつのことを思い違いなさっているんじゃないかという感じをしながら私はお聞きしました。  このガイドラインは、要するに、私がもっと何で整理が進まないんだということを問題にしたわけです。オフバランス化のために、もっと整理がどんどん進ま...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) まあ原案はうちから出ておりますから、原案作成者の立場でお答え申し上げますが、ここにも書いてあるように、この字句で私くたくた講釈言いたくないんですが、しかし一応字句を先生おっしゃるので、「私的整理ガイドライン等による徹底的な再建計画策定」と書いてあって、ガ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) まあ一般論としてですよ、日本の金融機関は収益力が弱い、こういって言われているわけですけれども、それを腑分けして言いますと、やっぱり預貸の利ざやが薄いんですね。それが一つ。それからまた、預貸の利ざやとその与信費用というか与信費用比率、こういうもの、つまり不...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私がペイオフの解禁のときに申し上げたことというのは、我々がペイオフを迎えるに当たって金融検査をして、場合によっては、大変残念だったんですが、金融機関において整理をさせていただいたところもある。そういうような結果として、要するに健全性の基準を充足した金融機...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は、そこまでは認識しておりませんでした。
○国務大臣(柳澤伯夫君) システム投資について、統合の目的は何ぞやと、こういうお尋ねでございますが、私はなかなか一刀両断に物が言えないのでございます。それは例えば、リテール志向ということでシティバンクがやったように、もう徹底的にIT投資でもってそのリテール志向を結実させていくとい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) まず、不良債権の処理というのについて、私どもはオフバランス化ということをかねて申してきたわけです。オフバランス化というのは、不良債権の中で、その一部であるところの破綻懸念先以下の債権についてオフバランス化という方針で臨もうと、こういうことでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 不良債権の新規発生については、余り評判良くなかったんですけれども、この前我々は一つの推計を出させていただいたわけです。それを平成十四年度が始まるときにまた試算をしてもいいなとは思っているんですが、いずれにせよ、試算をするにしても、その土台になる平成十三年...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) まず第一に、不良債権問題の正常化というものをどう考えるかということについては、端的にお答えしますけれども、これは我々二つメルクマールを持って考えているわけです。  一つは不良債権比率、不良債権じゃなくて、全貸出しですね、貸出しに対して不良債権、つまり要...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっとこの御議論の中に、何というか、織り込んでいただきたいなと思うのは、まずオフバランスの対象が破綻懸念先以下であるということですね。破綻懸念先というのは、基本的に言えば債務超過、それでしかもそんな一年や二年でその状況が改善されるという見通しを持てない...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) いずれにいたしましても、現在はまだ滞貨的な事務処理が残っておりまして、先ほど大塚委員も現場の人たちの苦労のお話に言及されましたように、私どもとしては、そこのところはまずそれを全力をもってやるということを見守っているという状況でございます。そして、それが終...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 待っているなどというようなことを言った覚えはございません。現状、とにかく緊急事態が起こっておりますから、これの解消に努めているのを見守っていると、こういうことを言ったんです。  そういうものがめどが付くというか一段落したところで、私どもは、まず実態の把...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 要するに、オペレーションということについては、日本国民というのは非常に律儀に、しかも、いわゆるマニュアルで自分の守備範囲だけの仕事をやっていればそれで事足りる、全体の中での自分の仕事の位置付けなどというようなものにはとんちゃくしない、そういうもの、そうい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 要するに、池田委員のお立場はダブルスタンダードにしろと、こういうことなんですね。つまり、信用リスクが同じ程度あっても、何というか、債務者区分を、極端に言えば、破綻懸念先になるような状況であっても要注意先ぐらいにとどめておけと、要管理、要注意のものでも正常...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) そういうことはありません。ありませんが、若干のことはあって、一つは、みずほさんの場合はあるいはなかったかと思うんですけれども、ほかの銀行の場合は、まず第一に、検査マニュアル検査を初めてやっているケースがあります。それから、その中でも要管理の中の条件緩和と...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 要するに特別検査は、市場の評価が非常に激しく変わっているというような債務者などを中心にして検査をするということでございます。対象はそういうことで、市場の評価が著しく変化したものを対象にするんですが、その対象に選ばれた後は、これは検査マニュアルの基準でもっ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 要するに、基準は変わらないわけですよね。基準が変わらなくて、基準は我々検査マニュアルの基準が国際的にも十分堪え得る基準だと思っています。  したがって、それを適用するわけでございまして、結論は、そういう意図的なものはむしろ排除された形で客観的に決まって...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これはどういう分析かといっても、何と申しますか、この左側の十三年九月期の百四十九件の先についての債務者の財務状況を評価したら破綻懸念先以下が三十四先あったと、そういうことでありまして、それがどういう理由によるかということは、その先がどこがどう変化したかと...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 正に先生がおっしゃったように、十三年九月期と十四年三月期の時間の経過に従って業況が悪化したということ、要はそういうことなんですね。  そういうことなんでございますけれども、私どもとしては、そういうことを今私が、何と申しますか、客観的な経済情勢の変化でご...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 余り長くお話し申しませんけれども、要すれば、この健全化計画、抜本的にという意味がどういう意味かはあれなんですけれども、私どもとしては、リストラを今、前田社長おっしゃいましたけれども、リストラに加えてもっと前向きの、収益が上がるビジネスモデルを強力に展開し...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ただいま議題となりました金融機関等による顧客等の本人確認等に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  昨年九月の米国同時多発テロ事件の発生以降、テロリズムの撲滅のため、テロ資金対策が国際社会において重要な課題とされており...全文を見る
04月17日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○柳澤国務大臣 四月の一日から三行が統合してみずほ銀行がスタートをいたしたのでございますけれども、これが初日から、金融の一つの決済機構であるところの口座振替にトラブルが起こった。また、お客様と直接、預金、現金の出し入れをするATMにトラブルが起こった。こういうようなことが出来いた...全文を見る
○柳澤国務大臣 私ども、今日の報告された事項について、現在のところ、私どもの検査マニュアルについて何か不足、欠落した部分があるという認識は持っておりません。一部報道で、そうしたことがあるのではないかといって例示された項目もあったようでございますけれども、これらについては、この検査...全文を見る
○柳澤国務大臣 委員御指摘のとおり、私ども、昨年の十月の末からことしの三月末にかけまして、特別検査というものを大手十三行について実施させていただきました。  これは、もう御案内のことでございますが、市場の評価が著しく変化をしている債務者等につきまして検査をいたしたということでご...全文を見る
○柳澤国務大臣 不良債権の処理を進めるということは、目下、日本の金融システムにとって最も重要なテーマである、このように考えております。  私ども、不良債権の処理と言う場合に、いつも申させていただいて恐縮ですが、間接処理と直接処理とがある。間接処理というのは、銀行内で、引き当てと...全文を見る
04月18日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) みずほの今回起こったトラブルというのは、大別して二つだということでございます。以下申し述べることは、私ども、報告を通じて概略を承知したところに従って申し述べるということをあらかじめお断りしておきます。  要すれば、一つはATMについて起こった、もう一つ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今回起こったことは誠に遺憾千万なことでありまして、この段階で私何も、何か銀行側を擁護するようなことを言うつもりは全くないんですが、ただ、議論の過程で、私の記憶違いかもしれませんけれども、前田社長はフォールバックはあり得るというふうに言っておったように思い...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) この前と同じじゃ困ると言われるんですが、私は全然この前と同じなわけなんです。  それはどういうことだったかというと、当時、まず、合併再編ということについては多くの論者が、やっぱり情報投資の投資量が日本は絶対的に一行当たり小さいんじゃないか、それで、欧米...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) いや、これはそういうことを言ったんではなくて、新BIS規制においても、自国通貨建ての国債については、あれは注書きがあったわけですけれども、自国でそれぞれの国が判断してよろしいというルールが作られますと、こういうことを言って、それを確認した発言だというよう...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 預金保険法上の破綻処理の法的仕組みはここでちょうちょう申し上げる必要ないと思いますが、金融整理管財人が片方の当事者、それから受皿金融機関というのが片方の当事者ということであるわけです。この行為は、恐らく権力的な行為、公権力の行使でも何でもない、通常の取引...全文を見る
04月23日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○柳澤国務大臣 私ども、みずほのあのようなトラブルがあって、直ちに二十四条報告を徴して、それが四月の十日の日に期限を切っておりました関係で報告をいただきましたが、性格上、中間的なものである、こういうことでいただきました。  したがいまして、その後におきましても、これを補完する形...全文を見る
○柳澤国務大臣 問題は二つあるかと思うのです。  一つは、公的金融が非常に多いので、民間の補完とは言い条、補完以上のことをやっているという面があって、日本の場合は間接金融への依存が全体として高まる要因になっているのじゃないか、こういうお話かと思います。  これについては、私も...全文を見る
○柳澤国務大臣 現在の状況で、例えば中小公庫等に行っていただいているセーフティーネット金融というようなものが不要かと言われれば、私も、それはあって悪いことはない、こういうように申し上げるわけでございます。  ただ、例えば政策投資銀行などもそうですけれども、政策投資銀行の融資とい...全文を見る
○柳澤国務大臣 権限を委任されて、それを受任してやるということですから、見方、表現によってはまさに下請でございます。それに間違いないんですけれども、私どもとしては、この考え方というのは、やはり検査が監督の一部であるという考え方からきているんだろうと思っています。監督権というのはや...全文を見る
○柳澤国務大臣 私どもは、基本的、原則的には我々の金融検査マニュアルによる検査をさせていただくという考え方でございます。ただ、本当に重箱の隅に至るまでそうと今の段階で言い切れるかと言われれば、それは例外はあるだろうという程度の考え方でございまして、リスクの評価、あるいは見積もりと...全文を見る
○柳澤国務大臣 幾つか御質問をいただきました。  まず、石川銀行に対する検査が長期化したというのは一体どういうことかということですけれども、確かに、立ち入り期間をとってみますと、営業日ベースでございますけれども、他の地域銀行に比べて長期間を要しております。  なぜこうなってい...全文を見る
○柳澤国務大臣 政治家もそうですし、政治家以外もそうですけれども、何か圧力を受けたということはございません。
○柳澤国務大臣 そういう事実はございません。
○柳澤国務大臣 先生の仰せのとおりでございまして、現在の法制では危機対応の一つとして資本注入が認められているということになっております。  それにもかかわらずこういうことを言われることについてどう考えるかということでございますけれども、私ども、IMFの皆さんとは随分意見を交換し...全文を見る
○柳澤国務大臣 それをどうするかというのは、まさに監督の問題でございますので、主務大臣の所管になるわけでございます。
04月24日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○柳澤国務大臣 去る四月の十二日、政府の「早急に取り組むべきデフレ対応策」二月二十七日発表のものでございますが、これを踏まえまして、金融庁におきまして、主要行に対する特別検査の結果及び主要行による平成十四年三月期の財務内容の概要を公表いたしますとともに、あわせて「より強固な金融シ...全文を見る
○柳澤国務大臣 特別検査の趣旨については、まさに根本委員が非常に簡潔にかつ要領を得て総括していただいたとおりのことでございます。  私ども、通常検査というものを大手銀行については一年一回にするとか、あるいは、その検査で申し上げた指摘が次の決算なり決算を控えての自己査定にきちっと...全文を見る
○柳澤国務大臣 時間が制約されておりますので簡潔に申し上げるわけですけれども、今委員がおっしゃられたとおり、デフレが進んで経済の状況がさらに悪化するというようなことの中では、不良債権の発生というのは、これはもう防ぎようがない、金融機関を離れた問題ととらえるべきだ、こういうお話でご...全文を見る
○柳澤国務大臣 石川銀行の承継銀行と申しましょうか、受け皿銀行についてのお話でございますが、馳委員が御指摘されるように、これはできるだけ早く見つけ出さなければいけない、こういうふうに思っております。それに対して私どもも最大限に支援していくということを考えております。  おります...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融機関が破綻した場合に、時間とともに資産の劣化、あるいはフランチャイズバリューの劣化というのが起こるというのは、私どもが最近ここ数年間、金融機関の破綻の経験の中で強く学んでいるところでございまして、私は、今委員が御指摘になられたような心配というのは本当に存在する...全文を見る
○柳澤国務大臣 石川銀行の場合、当然目論見書を明らかにいたしております。そして、直近の決算時における自己資本比率、それからまたその後において、これが適正かどうかということも問題になるのではないかというような我々懸念も持って検討もお願いしたわけですけれども、増資後の自己資本比率とい...全文を見る
○柳澤国務大臣 自己資本比率が急速に低下したということでございますけれども、委員御記憶だと思いますが、破綻申し出というのが長銀の場合はあったのでございますけれども、これは資金繰りの破綻ということでございまして、長銀としては、あくまでも、自己資本比率の点で債務超過、自己資本比率がマ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、ちょっとその前に長妻委員に申し上げておきますけれども、一〇・三二というようなのと、それから長銀について行われた一斉検査の一環としての検査というのは、検査自身も非常に違っていたわけですね。あの当時、しょっちゅう予算委員会か何かで話がありましたけれども、当時の...全文を見る
○柳澤国務大臣 恐らく委員も、処分をするとすればこの条項に基づく処分だろうということで御同意いただけると思うんですが、これは、監査法人が故意にまたは相当の注意を怠って、会社が作成した重大な虚偽のある財務書類を重大な虚偽等のないものとして証明した場合ということになりまして、このこと...全文を見る
○柳澤国務大臣 いや、ですから司法の判断が出るまでというふうに厳格に考えるべきかどうか、これはあり得ることだと思うんですが、まさにその問題が裁判で論じられているときに、それと関係なく私どもの方で先走ったことをするというのは、これは行政の判断としてやや適当を欠くのではないかというこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 こうした問題が起こったときには間々あることでございますけれども、関係の書類がすべて押収されているというようなことでありますので、したがって当局においては、それ以外のことでいろいろとヒアリングによる調査をしているということであるというふうに承知をいたしています。
○柳澤国務大臣 私は、まさに私どもの処分の対象になることが今裁判でまさに問題になっているということがありますので、今申したような立場をとらせていただいているわけであります。(長妻委員「速記、とめてください。調べて、十分に調べてください」と呼ぶ)
○柳澤国務大臣 繰り延べ税金資産、今、会計基準というものあるいは会計原則というものが、私は、自分自身の観察では、過渡期にあるというか、あるいは模索の段階にあるというか、非常に揺れているというのがここ数年の状況だと思っています。  例えば、繰り延べ税金資産というものを資産として認...全文を見る
○柳澤国務大臣 御持論の展開がたびたびあるわけでございますけれども、私は、九九年後の一年間というような時期を、先生も御案内のとおりだと思うのですね。  つまり、九九年三月の資本注入の後、のっぺらぼうに今日に至っているわけではないわけでありまして、その効果は明らかに市場も認めると...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、常に本当に重い責任を感じながら仕事をさせていただいております。責任のとり方というのはいろいろあるわけでありまして、真剣に仕事をするということも責任のとり方ですし、また、出処進退というか、退出をするということも責任のとり方であるというのは政治家として当然心得て...全文を見る
○柳澤国務大臣 そのことについては、報告を受けておりません。
○柳澤国務大臣 政治家の責任というのは私は結果責任であると思います。それはもう、例えば与野党で、いろいろな政治的な行動をとったのが、実は選挙という責任を問われる場でその黒白がつけられるということを初めとして、いろいろな段階での政治の責任をとる、あるいはとらなきゃならない、そういう...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、今まず第一に自分がやるべきこととして考えておりますのは、事態の正確な検証だというように思っております。そういうことをきちっと行って、どういう経緯あるいは出来事の中でこうした事態が招来されたかということをしっかり明らかにする。そういう中で、それぞれの責任がある...全文を見る
○柳澤国務大臣 緊急経済対策に書かれていることがスタートになってガイドラインができたこともここに書いてあるとおりでございますけれども、現実の話というのはどうだったかというと、これは私が責任者として当たっていたわけでございますけれども、要は、なぜもっと企業の再建型の整理が進まないん...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはこれで私の真意を酌み取っていただきたいというように思うんです。ガイドラインというのはあくまでガイドラインでありまして、そういう方向に導いていくということでありますので、そのとおりでなくてもいいということはガイドライン自身にも書いてあるということでございます。...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはどういうことかと申しますと、あの記者会見でも申し上げましたけれども、メーン行、基本的にこれを検査いたしたわけでございますが、それが、同じ債務者に対する他の債権者、これが大手行である場合は、直接間接、その影響を受けるということはあり得たわけでございますし、また...全文を見る
○柳澤国務大臣 要するに、上位遷移というと、十三年九月末のものよりも今度の査定が上位に遷移したというものだって、それはあるんだろうと私は思います。特殊な企業努力をしたとか、あるいはたまたま業況が振るったとかというようなことでございまして、そういうものはあるんだろうと思いますけれど...全文を見る
○柳澤国務大臣 いや、上位遷移のものは、今申したように、その会社の財務状況が、何と申しますか、客観的な状況で改善して、それで上位遷移したものもあるわけです。そういうものを何で何社だといって言わなくちゃならないのか。本当に、もちろん……(長妻委員「問題ないなら出せばいい」と呼ぶ)全...全文を見る
○柳澤国務大臣 要するに、業況が改善してよくなったものも全部ひっくるめて出して、そういうようなことで何か有意な議論が、私どもこの検査の目的からいっても、するに当たらないんじゃないかという意味でこれは用意していないということでございます。
○柳澤国務大臣 特別検査は、こういうリアルタイムで各金融機関の自己査定の作業に、ある意味で検証のために参加するみたいな手法でございまして、これは私ども、事後チェック型の行政の中では例外的な措置だということをかねて申し上げさせていただいたわけでございます。  したがって、今度のよ...全文を見る
○柳澤国務大臣 不良債権の処理の中で、引き当てというように金融機関の内部の会計処理で終わるものもあるわけですけれども、私ども、それにとどまらないで、それはそれとして十分ちゃんとやらなくちゃいけないけれども、同時に、金融機関がこの貸出先企業に働きかけて、両者でもってその再生を図るな...全文を見る
○柳澤国務大臣 本当に、不良債権問題といいますと、我々つい大手行だけに注目をしてそこの議論に関心が集まりがちでございますけれども、今委員がおっしゃられたとおり、不良債権問題というのは、必ずしもそこだけの問題ではなくて、地銀あるいは第二地銀、信金、信組というようなところにとっても非...全文を見る
○柳澤国務大臣 中小企業向けには大手企業と違う会計基準があってしかるべきではないかというようなお話でございます。これについてはたびたびここでも議論がございまして、外国の例等も私どもそれなりに調べさせていただいているわけですけれども、大体においては、独自の会計原則というものを持って...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと私のコメントの先に、事実問題でございますので、検査局長に実情を説明させます。
○柳澤国務大臣 今までにということでございますが、とりあえず財務大臣と同じ日のことを申し上げますと、これは財務大臣が今おっしゃられたとおり、私どもの公的資金注入についての考え方を統一するということで、それに尽きておりました。  それから、その他において、何か個別貸出先について、...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと事前にそういうお問い合わせをいただいていませんでしたので、今ここでちょっとにわかにお答えする用意がございませんが、基本的に、優先株の価格の変動というのは、どちらかというと投資家である国の側がいわば負担をするということになっておりまして、投資先の銀行、金融機...全文を見る
○柳澤国務大臣 二つお話があったかと思います。  一つは、デット・エクイティー・スワップというのはどういう意味があるんだ、こういうお話でございます。私も基本的な認識は委員とそんなに違っていないというように思いますけれども、デット・エクイティー・スワップというのは、やはりそのスワ...全文を見る
○柳澤国務大臣 まず、破綻懸念先以下に今回債務者区分されたところについては、これはもう一般論的に申し上げることができるわけですけれども、オフバランス化を速やかに進めていただくということになります。そのオフバランス化の手法としては、やはり法的な整理、私的な整理、これは両方あり得るわ...全文を見る
○柳澤国務大臣 住専の問題については、実際これを処理しているのはRCCであるということでございまして、私も時々、鬼追社長の方から、住専の回収と、将来の二次ロスというんでしょうか、二次ロスの懸念ということの話を聞いたりいたしておりますが、今後とも、今委員のおっしゃられたように、きち...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはいわば通常の検査、これも実は大手行については、毎年一回にするとか、あるいは、先ほど言ったように、前の検査で指摘されたことが次の決算に反映しているかというようなことを確認するフォローアップ検査等の手法によって、かなり強化をしているわけですね。その上に、市場の評...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっとその御質問の前に、先ほど前段で委員が触れられた点について申し上げますと、ちょっといろいろなことが、我々の言葉も、何というかその場その場で使いますので、委員が誤解をされていることも十分あり得るわけです。  まず、資産査定という言葉ですけれども、これは何か固...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、早い段階で検査が行われて、そしてスケジュールのおくれがあるけれども大丈夫だろうかということ、大まかに言ってそういう指摘をしているわけです。そして、その後、問題は監督部局に移っていて、監督部局からは何回もそういうことのだめ押し的な確認をしておった、こういうこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 最終的にはもう金融庁に責任があると言われればそれはそうなんですが、しかし、相手も非常に大きな企業で、立派な方々がそこにいて運営をしているものでございまして、大丈夫ですというものを、本当に大丈夫かといって本当に行かなきゃならなかったのかどうか。これは、もう少し事態を...全文を見る
○柳澤国務大臣 そういうことが起こっているのでしょう、責任ある委員がそういうふうにおっしゃることであるわけですから。起こっておりますが、起こっているところへ行って何が起こっているんだというのは、やはりちょっと、私としては、余り適切でない。したがって、御指摘の問題は、これから行われ...全文を見る
○柳澤国務大臣 平成九年度、平成十年度、平成九年度は十兆近くのもの、平成十年度は十兆多分三千億だったと思うんですが、そのくらいの処分損で引き当て、特に引き当てを、この不足を解消した、こういうことをやりました。それから、平成十一年、十二年、この二年度は、大体処理損は四・五兆、四・三...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっとわかりにくくて誤解をしているかもしれませんけれども、ある意味で、一方的に私の方の感じを申し上げます。  確かに、四業種というのは、私もちょっとびっくりしたわけです。検査局の方から四業種ということで一般のものと分別して表示をしたいという提案があって、四業種...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはなかなか一概には言えないのだろうと思います。  中小企業といっても、業種的に見れば非常に多くのレンジにまたがっている分野だろうと思います。したがって、そうは言い条、一番の問題は中小企業の場合恐らくメーカーの空洞化の問題、それから、もうそういうものはなくなっ...全文を見る
○柳澤国務大臣 半分ぐらい大体先生と同じような考え方を持っているんですが、最後のところへ行って何か突き落としを食ったような感じがいたします。  それはどういうことかと申しますと、要するに、不良債権の処理に当たって、できるだけ再建型のものでなければならないということでございまして...全文を見る
04月25日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 銀行の保有株式の買取機構、取得機構を作っていただきました。その趣旨は、銀行が持っている株式の金額が相当にこれ上がりますものですので、したがって、非常に市場の価格変動リスクに大きくさらされることになると。それを、BIS規制等の改正も視野に置くと、早めにこれ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 峰崎委員のお話と私は全く基本的に同じ考え方でおりまして、私の下での施策の展開も、そういうラインに外れないようにということで進めさせていただいております。  ただ、与党のあるいは自民党の皆さんがいろいろ心配していろいろ施策を検討される段階でございますので...全文を見る
04月26日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○柳澤国務大臣 私ども、先般、十二日の日に特別検査の結果を公表させていただきましたけれども、その際、ある意味でそうした検査結果を踏まえまして、新しい施策を何点か発表させていただきました。その中に、今委員の御指摘のような通年専担検査体制、実質常駐検査体制というものをしかせていただく...全文を見る
○柳澤国務大臣 当該の人物はもう逮捕されて、いわば司直の手のもとにありまして、今後、司法のプロセスを経てこの事案が処理されるということでございまして、私どもは、この捜査あるいは司法のプロセスの進行の過程を見て、適切な時期に適切な処分をしてまいりたい、このように考えています。
○柳澤国務大臣 年来の構想がこういう形で実られるというお話を聞きまして、大変、何と申しますか、私どももこういう方法をとってよかったという感じがいたしました。  しかし、その上で、政府関係金融機関というところにはとかく財務省系統の人材が配されているということとの関連で、検査の客観...全文を見る
○柳澤国務大臣 債務者の財務状況を評価する、そしてそれを銀行の健全性の確保のために反映させたいろいろな引き当て等の措置を講ずるということは、かなり厳しい守秘義務が要る話だというように思っております。  私は、検査官なぞというのは、その職務上知り得た秘密ということを一般の公務員以...全文を見る
○柳澤国務大臣 御心配いただいていることを感謝申し上げます。  まず、実質常勤というか常駐検査体制ということについてまでのところは、実は平成十四年度にいただいた定員でもって私どもも賄い得る、そういう体制をつくるという考え方でございます。  しかし、今回、新たに政府系金融機関の...全文を見る
○柳澤国務大臣 JBICの検査においてどういうマニュアルを使うんだということでございますけれども、基本的に現行のマニュアルで間に合うというふうに考えております。  これは後でもっと細かい御議論あるのかもしれませんけれども、ODAというのは、大体政府及び政府関係機関に対して援助の...全文を見る
○柳澤国務大臣 今度のJBICの検査というのは、旧輸銀の部分と旧海外経済協力基金の部分がございます。旧輸銀の部分というのは、これは基本的にODAではありません。ODAというのは、旧海外経済協力基金の部分でございます。  今、阿部委員の指摘されたこととの関係でいいますと、私は、ち...全文を見る
○柳澤国務大臣 援助をする、そしてその援助で一定のプロジェクトを手がけるという場合に、国内的に言うとそれは投資ですけれども、投資の効果が上がって、所期の経済全体への影響が、いい影響が早く出るように、それに努めていくというのは当然であります。  この点については、別途、私の知ると...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○柳澤国務大臣 ただいま議題となりました証券決済制度等の改革による証券市場の整備のための関係法律の整備等に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、社債、国債等について、券面を必要としない新たな振替制度の整備、より効率的な清算を可能とする...全文を見る
○柳澤国務大臣 法案の提出に当たりまして、私ども念頭にありましたのは、発行市場を含む社債市場、国債市場等、証券市場の整備を図る、こういう大きな理念のもとで今回法案の立案に当たる、こういうことでございました。  したがって、今委員御指摘のように、確かに証券の決済制度を抜本的に整備...全文を見る
○柳澤国務大臣 私どもは、不良債権の直接処理を進めてもらいたい、従来三年と言っておりましたけれども、さらに、一年目で五割ぐらいはいってもらいたい、二年目にはその大宗を処理してもらいたい、ただ、一応二年までで八割をめどにということを頭に置いていただいてもいいです、こういうようなこと...全文を見る
○柳澤国務大臣 みずほそのものからのいわゆる報告というものは既にあったわけでございます。四月の七日に、いわば補遺というか補完というようなことで提出がございました。  それによりますと、システム障害の発生の原因というものは、ATMの障害については、対外接続用ホストグローバルプロセ...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと先に、御答弁の先に訂正をさせていただきますが、私、先ほど報告及び立入検査開始日について四月というようなことを述べてしまいましたが、これは月が間違っていまして、五月でございます。  その上で申し上げさせていただきますが、私も、今回の事案についてはすぐに報告...全文を見る
○柳澤国務大臣 私ども、漏れ承るというお言葉で先ほど委員御指摘になられましたけれども、これも先般、特別検査の結果を公表させていただくに当たりまして、さらにこの上に考えたい新しい施策ということを三点にわたって発表させていただきまして、その中に、一点として、地域金融機関を中心に考える...全文を見る
○柳澤国務大臣 これにつきましては、今申したこと、つまり、コンピューターシステムの統合にかかる費用について何か考えられないかといったようなことを、たまたま御質問がありましたので漠として頭にあったことを申し上げたわけですが、これ以外に何が考えられるかというようなことについては、私ど...全文を見る
○柳澤国務大臣 御指摘のように、前回のコマーシャルペーパーの振替に関する法律案、それから保管振替に関する法律の一部を改正する法律案、この二案につきまして、御可決をいただく際に附帯決議が付されまして、その第三項めに、いわゆる天下りということについての御決議をいただいているわけでござ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、一つには、法務省の関係でございますけれども、券面主義というか、株式のそういうことの全廃ということについて、検討はされているわけですけれども、なおまだ結論に至っていないということもございます。  それからもう一つは、振替口座簿に過大記載が行われて善意取得が...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはむしろ、実体的な判断は法務省の側にゆだねられているということは、今の答弁の状況からいっても御理解いただけると思います。  私どもとしては、もうこれは本当にできるだけ早くやりたい、こういうようなことでございまして、今後とも法務省さんに、そうした我々の意欲とい...全文を見る
○柳澤国務大臣 大変広い、また高い視点からのいろいろな御議論、まことにありがとうございました。  今後、私ども、法律の枠組みをつくるということは、これはもうできるだけ早くやっておかなければならない、こう考えておりますけれども、この実施に当たっては、やはり何といっても市場参加者の...全文を見る
○柳澤国務大臣 江崎先生のような、ある意味で、実務を御存じだし、またいろいろ物をよくお考えになられる委員の先生が、いろいろな方面から現在日本の金融機関が直面している不良債権の問題についてお知恵を出していただけるということは大変ありがたい、このように思っております。  それはそう...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、結論を言いますと、かなり難しいということのようでございます。  別にまだ正式に委員の御提案を公認会計士の方に聞いたとかということではありませんけれども、感触だけお聞きしたところでも、それは非常に難しい、計上の仕方からして極めて大きな困難を伴うというような...全文を見る
○柳澤国務大臣 元本保証、しかもその発行体も破綻ということが考えられない、そういうものとしては、国債というのは確かに預金者というか今まで預金をしてきた人たちにとって一つの魅力のある商品だということだろうと思うのです。  ただ、そのこととシ団の制度とはちょっと直接には結びついてい...全文を見る
○柳澤国務大臣 私どもは、この決済制度、決済の迅速化ということを考えますときに、ぜひ、このコンピューターシステムを使って、ペーパーレス化した統一的な証券決済制度というものをつくりたいと強く願っているところでございまして、今回はその準備が整わなかったことで株式を除外した法制になって...全文を見る
○柳澤国務大臣 佐々木委員は、ある制度をつくるときにそのマイナス面を指摘されるということが大体いつものことでございますが、それはそれで、我々にとってもいろいろな問題を考えておかなきゃならないという意味で私は積極的に考えております。  ただ、この件について、中小証券、なるほど数が...全文を見る
○柳澤国務大臣 取引所につきましては、これまでは公益法人ということでございまして、また、みずから自主規制機関というような立場も持っておりまして、そういうことで、何と申しますか、いろいろ限られた人的資源の振り回しの中で、なかなか検査対象にするというようなことができなかったわけですが...全文を見る
○柳澤国務大臣 ITというものについては、これは恐らく二つに分けることができると思うのですね。つまり、今まで何らかの方法でやっていたものをIT化していく、こういうものと、今まで、ITがなければ存在しないような、そういう場をどうやってつくっていくか、こういう二つの面があります。 ...全文を見る
05月17日第154回国会 参議院 本会議 第24号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 第一の質問は、経済財政諮問会議への私、金融担当大臣の参加についてどう考えるかといったことについてお尋ねがございました。  経済財政諮問会議の議員につきましては、内閣府設置法上、十人以内という枠が決められておりまして、その中で内閣総理大臣が指定をされるこ...全文を見る
05月21日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○柳澤国務大臣 昨日、みずほコーポレート銀行で御指摘のような事故が生じまして、このこと自体、大変私も遺憾だと思っております。  前のトラブルとの関連ということにつきましては、もちろんなおその背景にある事情等については、現在、私ども金融庁とそれから日本銀行とが手分けをして検査をい...全文を見る
○柳澤国務大臣 そのときのやりとり、私もつまびらかにすべて覚えているわけじゃないんですけれども、少なくとも私どもとして、四月の一日からの新システムへの移行については、支障となるような状況はないんですね、万全なんですねということをその都度確認をしているわけでございますけれども、それ...全文を見る
○柳澤国務大臣 虚偽というこの二文字がどういうふうに使われていたか、私、今まだちょっと詳細記憶もしておりませんし、ちょっと当時の速記録も手元にありませんので申し上げることはできないんですが、私としては、単純に事実としてこの二つの事実を並べれば、それは虚偽のことではないか、こういう...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと委員の提起されている問題の所在が、私、必ずしも明確でないんですけれども、私が申し上げたのは、そういう十分なテストの時間があるんだろうかということについて問題を指摘したというのが検査結果ですね。したがって何回も、節々ですけれども、大丈夫なのかということを聞い...全文を見る
○柳澤国務大臣 いずれにしても、今後、一連の問題については、私ども、これは重大な、国民の皆さんに御迷惑をかけた事案というふうにとらえておりまして、先ほど来申し上げておりますように、本当に緊急に必要と考えて検査を入れてございます。それらを総括して、我々としては、次にこういったことが...全文を見る
○柳澤国務大臣 再発防止ということのために必要なことについて私どもは取りまとめて、しかるべき形で御報告をしたいと考えておるということでございます。
○柳澤国務大臣 そういうことが再発防止のために必要であるということになれば、そういうことになろうかとも思うわけでございます。
○柳澤国務大臣 つまり、そのこと、つまりその、何というか、それぞれの時期に報告を徴求し、どういう報告があったということが、再発防止、あるいはこの原因の究明等を踏まえた、結局再発防止になると思うんですが、そういうことのために必要であるということであれば、そういうものも含まれるでしょ...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほど来申し上げていることに尽きるわけでございます。  ただ、虚偽だったわけですからと、今委員の方ももう虚偽だというふうにおっしゃられたわけですけれども、これは限定なしに言った言葉ではございませんので、その点は私、ちょっとここで申させていただきますが。  いず...全文を見る
○柳澤国務大臣 融資の問題というのは、個々の融資の問題の経営判断というか、それぞれの判断の問題だと基本的に思っております。しかし、金融機関であるからには、これも一般論ですけれども、やはり融資の対象というのは、その資金の使途がしっかりしておって、その事業なりなんなりがうまくいって、...全文を見る
○柳澤国務大臣 私、日本銀行総裁の発言をここでコメントするというのは差し控えたい、こういうように存じますが、そもそもこれは、国際会計基準というものの中で、従来の損益法から、損益を中心とした見方から、資産、負債を中心とした見方で収益というものをとらえていこうということに起因して、そ...全文を見る
○柳澤国務大臣 今私が申し上げたのは、国際会計基準というものをより的確に自分たちの制度の中に取り込んでいこうということの中で、公認会計士の皆さんが、日本の企業に対する会計基準としてはどうあるべきなんだろうかということをいろいろ御論議されて、それでこの繰り延べ税金資産の計上のあり方...全文を見る
○柳澤国務大臣 何であれ、研究は怠ってはならない、こういうように思いますけれども、どうも、日本銀行の総裁の発言についてはコメントを差し控える、こういって申し上げたんですけれども、これは企業会計原則の問題なんですね。  ですから、日本銀行総裁とそこがどういうふうにお仕事の関係で絡...全文を見る
○柳澤国務大臣 話し合い、何か、話し合いと申しますのがどういう趣旨かということですが、日本銀行総裁とはいろいろな問題について、我々、隔意なくいろいろお話をしているというのが日常でございます。
○柳澤国務大臣 手元の資料でございますけれども、考慮される課税所得の年数というのを見ますと、日本の場合には、先ほど申し上げましたように、これは公認会計士の皆さんがお決めいただいているわけですが、実態により異なるが、大手銀行の場合は五年程度、こうなっております。アメリカの場合は明示...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、基本は、やはり税との、税会計と企業の財務会計の調整ですから、ですから、税の関係もひっくるめていろいろ検討する余地はあるのだろう、このように考えます。
○柳澤国務大臣 これは、何か文書そのものに重きがあるのではなくて、理事会での報告、これは口頭で行われるのが普通かと思うんですけれども、そのときに、わかりやすくするために補助的にこの紙をお配りしたということのようでございます。
○柳澤国務大臣 当初は何か口頭で御説明する予定だったんですが、時間がないので何か紙があるんだったら配ってくれと言われてお配りしたというふうに聞いているんです。私、現場に全然おりませんので承知をいたして、正確かどうかちょっとおぼつかない点もありますが、そのように今聞いているところで...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは不良債権の処理の一つの手法として、そうした財務処理の専門家たちが考えた中にこのデット・エクイティー・スワップという手法があるわけでございます。私もそれは、何でも道具はそうですけれども、やはり使いようで、本当にメリットを発揮して弊害がない場合、あるいは弊害だけ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これの見通しを立てるということは、いずれにしても困難でございます。我々としては、まずこの点を注視していくということが大事であると同時に、やはり金融機関が、どの金融機関もそうですが、信頼をされるように、信頼度が向上するように努めていかなければならない、このように考え...全文を見る
○柳澤国務大臣 私としては、そういうことではなくて、預金の動向を注意するということは当然なんですけれども、やはり金融機関がそれぞれに信頼されるようになっていくことが大事だ、このように考えています。  来年の四月までに、例えば、何と申しますか、破綻をしてしまうというようなことが頻...全文を見る
○柳澤国務大臣 要するに、例えば流動性に問題があるというような場合には、どういうことでそういうことが起こるかわかりませんけれども、そこは日本銀行の流動性の供給の最後のよりどころとしての施策というものもありますし、いろいろなそういう、何というか、危険というものに対してはいろいろな施...全文を見る
05月21日第154回国会 衆議院 本会議 第36号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) ペイオフの完全実施と郵貯のもたらす影響についてお尋ねがございました。  民間金融機関におきましては、ペイオフの実施に備えまして、相殺規定の整備など、さまざまな対応を進めてきているところであります。このようなこともありまして、民間金融機関の預金残高の推移...全文を見る
05月22日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○柳澤国務大臣 大ざっぱに、今、藤島委員がおっしゃったようなことが行い得るかというと、金融機関にせよあるいは対象の企業にせよ、とにかく株主もいるしそれから債権者もいる、そういう中でのいろいろな処置でありますから、特に最近では株主代表訴訟のリスクとかというようなことで、訴訟リスクと...全文を見る
○柳澤国務大臣 RCCの各金融機関、特に健全金融機関からの買い取りというものは、金融再生法五十三条で規定がなされておりまして、その後の条項において買い取り価格のレベルはかくかくしかじかであるべしという規定がございました。  それはそれでいいわけですけれども、この金融再生法という...全文を見る
○柳澤国務大臣 デット・エクイティー・スワップ、こういうふうに言うわけですが、債権を株式でもって返済するというんですか、その手続をどう表現するかというのはいろいろあるわけですけれども、基本的に、その新株なりあるいは、まあ新株ですね、大体において、それにはいろいろな株式の種類がある...全文を見る
○柳澤国務大臣 私も月例経済報告を聞く閣僚会議のメンバーでございますので、引き続いて、私、御質問を聞いておりましたので、私からお答え申しますが、底入れというのは、それが底であるということですから、その下には底はないということでありまして、つまり、下げどまる、つまりどんどん下降して...全文を見る
○柳澤国務大臣 今の中小企業の業況は、私も決して楽だと言うつもりはありません。むしろ非常に厳しいというふうに思っています。  私の方は金融の側面から見させていただいているんですけれども、貸し出しが非常に減っています。減っているその状況のもとで、資金需要というものが非常に弱いとい...全文を見る
○柳澤国務大臣 ちょっと私も、厳密に事務方を使って検討したわけではないのでややおぼつかない面もありますが、この問題は、恐らく個人の信用情報の問題ということよりも、やはり業務委託契約の遵守義務の問題だろうというふうに思うんです。  それは、信用情報といっても、当該の機関も受託事務...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 今、藤井総括審議官が答弁したことで尽きておるわけでございますが、法制上、それぞれ政策金融機関の根拠法は各省の主管するところになっておりまして、当然、各省の政策を推進する機関というふうに位置付けられておりますので、監督権もその主務官庁に属して、その政策の推...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) だれが答弁してもいいような話かと思うんですが、引き続いて私が申し上げますけれども、要するに、それぞれの政府関係金融機関というか政策関係の金融機関というものは、どこまで行っても政策の推進の一環としての金融を担当しているということでございます。  したがっ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) それはむしろ検査の問題というよりも、何と申しますか、政策の問題というように私は考えます。  したがって、それについてはむしろ会計検査院なり、あるいはそれぞれの主務官庁が行うコンプライアンス、法令遵守の問題として検査されるべき問題であるというように考えま...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、何と申しますか、金融庁の問題ではなくて、これはいつぞや櫻井先生にお教えいただいて、私もうかつにも教えていただいて気が付くというような経緯があるわけですけれども、私が内閣府に属する金融担当大臣という立場にありまして、何で金融庁の大臣となっていないか...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 民業が圧迫されていないかということですが、初めにあることはそういうことではなくて、ここに本来金融がもっと疎通すべきだという分野があるにもかかわらず、そこに金融が疎通していないというときに、これはなぜか。民間がいわゆる市場原理でやっているという前提にすると...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと補足させていただきます。  それは、それぞれの、農業なら農業、あるいは昔の厚生分野なら厚生分野、あるいはビッグプロジェクトだったらビッグプロジェクトというようなことの、その政策分野を所管している官庁がまず判断すべきことでございます。  しかし...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 大学教授が先にお話しになられた後で、何か生徒がそのテストを受けるような感じになるわけですけれども、御指名でございますので、やむを得ずお答えをさせていただきます。  要するに、金融の現象とは何で起こるかというと、お金を持っている人が自分のお金の範囲で使え...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融機関が基本的に安定しているというのは健全性を持っているということでございますけれども、これを担当しているのは私でございますが、今の金融システムというようなことを言いますと、国際的なつながりでは当然通貨という問題も絡んできますし、また先ほど来申しておる...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 大変大事なことを指摘していただいたと思います。というのは、現在、一九九七年ごろからありました金融不安というものが非常に金融庁にとりましては大きな課題になっておりまして、この金融の不安というものを克服して金融を安定化させる、民間金融を安定化させる、健全化す...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は、これはいきさつがあった話なんでございます。もう私は口を開くとくどくど言いたくなっちゃうんですけれども、要するに資金が非常に不足の時代がありまして、郵貯のお金を使って融資をしていかなきゃいけないという時代がありましたので、その補完ということの中にも量...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 一つまず、別に言い訳をしようと思っているんじゃないんですが、事態を正確に御認識いただくために申し上げるわけですが、不良債権というのは、債務者区分によりますと、要管理先以下ということでございます。しかしながら、私どもがオフバランス化を積極的に働き掛けて一定...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、要するに信用リスクの分野において、こういうリスクを評価するノウハウの蓄積が行われてきた金融庁がこの分野の検査をするようにと、こういう仕組みでございまして、私どもとしてはそのことをきちっとやってまいりたいと、このように考えております。  これは、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) それは、命ずるなどというようなことまでは検査の部分ではないわけで、監督の部分でございますので、したがって、債務超過、そういうことも通常考えられないです、もうこれだけ資本金を入れていますから。そういうことは考えられないわけですが、そういうことが仮にあるとす...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融機関に課せられる預金保険料は、当然のことながらこの保険の対象になる預金に一定の保険料率というものを掛けて算出されることになっております。これについては当然のことながらいろいろといきさつがございまして、平成八年度以降〇・〇四八というようなことでございま...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは形式論理のようで恐縮ですが、預金保険法上、保険料率の算定に当たっては、長期的に保険財政が均衡するようにということで決められておりまして、結局、長期的に時間的な広がりを持って収支均衡の料率にするようにということで、単年度単年度、損害保険のように、全部...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これはやっぱり民間の保険でございまして、何というか、原資のコストについても、資金繰りの原資のコストについても、現実論、非常に低うございます。預保債というのは政府保証債ですから、もう保証だけでも相当な財政からのバックアップでございます。預保債の料率というの...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 特徴があるということは、そこに政策的な配慮が働くということです。現実の政策的な配慮として、具体的なものとしては、やっぱり財政的な裏付けが厚いというか、そういうことだろうと思うわけでございます。  そういうことで政策的な融資が行われるということでございま...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 保証協会も認めて条件を変更をすると、例えば返済期限を延長する、それに対して保証協会の保証も延長するというようなときにどうするかということ、これはもう非常に私どもも論議をしたわけですけれども、やっぱり一律にはいかぬだろうというのが考え方の基本でございました...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 我々、個別にはいろんな千差万別、いろんなケースがあり得ることは十分承知しておりますけれども、大局的に統計で見るところでは、確かに貸出しが減っているということがございます。そして、資金繰りも最近においては苦しいというか厳しいというものが増えているということ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融庁はそんな偉くないんでございます。  どういうことかと申しますと、検査そのものも、相手の委任に基づいて初めて奉仕をさせていただくと、こういうことでございまして、監督上のことはやはりそれぞれの主務官庁がその責任においてなさるということでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は、せんだっての本会議での御質問に、今、大渕委員の御指摘になられたような表現で御答弁をさせていただきました。  まず、周到の前に中長期的視点と申しましたのは、現在のような経済の転換点と申しましょうか、あるいはちょっと日本経済が変調を来している時期に、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 世の中には紛争はあるわけでございます。取引をめぐる紛争も非常に多く発生するということがございまして、それに対して国は、こんなことを大渕先生に申し上げるのは恐縮なんですが、やはり私的紛争というのは、その私的紛争を解決する手段として司法制度、民事の司法制度と...全文を見る
05月29日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○柳澤国務大臣 これを聞いたときというか、まだ聞いてはいないんですけれども、報道ということで申しますと、報道はすぐ当該の企業で否定というか、そういうことをされているようですが、そういうことを抜きにして、報道そのものを見たときどう思ったかということを申し上げますと、何と申しますか、...全文を見る
○柳澤国務大臣 そういう面も必要かとも思いますけれども、私どもとしてはやはり、今委員も御指摘になられたとおり、二年たっていない前に、いろいろな審議を、特に再生委員会の委員等を煩わしていろいろな検討をした結果、このグループが最適の譲渡先である、そういうことを判断して、その中のいわば...全文を見る
○柳澤国務大臣 その数値はいろいろな前提を、生方委員もお認めになるように置かれておるわけでございますので、私ども、その数値自体について、それを踏まえてのコメントというわけではありません、そういうことはできかねるわけですけれども、いずれにせよ、私どもからするとかなり有利な投資先とい...全文を見る
○柳澤国務大臣 契約の文言でございますので、そこに何かその解釈についての規定がなければ、一般通念で長期的と書かれていれば、長期的ということでしかないと。私がここで何か申し上げるということはちょっと議論を混乱させるんじゃないか、こういうふうに思いますので、長期的というのは長期的だと...全文を見る
○柳澤国務大臣 今委員が前段で言われたとおり、私どもも、旧日債銀、現在のあおぞら銀行は、再建計画の、再建の途上だという認識でございます。  したがって、いずれにせよ、この譲り受けに際してソフトバンクグループが契約文言等でうたったことが完全に実現されているという認識はないわけでご...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはあくまでも、私ども監督当局ではありますが、この面についていうと、ある種の当事者なんでございまして、監督の面でもいろいろ考えなきゃならぬことも出てくるかとも思うんですが、さしずめやはり当事者にとどまるべきだというふうに思っておりまして、この契約というものとの絡...全文を見る
○柳澤国務大臣 訴訟を起こすというようなことがこのケースの場合に、先ほど来申しているのはすべて一般論でございますが、そういうことが適切かどうかということには、ちょっと考えても問題が大きいと思いますけれども、いずれにせよ、私どもとしては、この制度の趣旨あるいはこの契約の枠組みでうた...全文を見る
○柳澤国務大臣 要するに、どんどん生方委員は議論が先の方に行っちゃっておりまして、議論をされる方としてはやむを得ないかと思うんですが、私どもは生方委員のところよりうんと後ろの方でいろいろなことを考えなきゃならぬなと思っていることでして、このケースについて今いよいよ俎上にのせている...全文を見る
○柳澤国務大臣 生方委員の仰せのとおり、投資の案件としてはかなりリスクは限局化されていて、我々としてはかなり有利な投資案件だということでございます。そういうことは考えていたわけですけれども、しかし、それにしては今度は投資側が何でこんな憶病なのかということなんですね。特に、むしろ外...全文を見る
○柳澤国務大臣 心情は別ですよ、心情は別ですけれども、やはり日本が開かれた市場である、特に資本取引などについてはもう長いこと自由化をしている時代を経ているわけでして、私どもは、そういう意味でも内外の資本を差別すべきでないという基本的な立場でございまして、今生方委員が言われたように...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、この情報公開に当たって、金融再生委員会議事録をどういう方針で公開するかということを非常に早くに指示しました。これは全部個別の案件を審議している委員会ですから、非常にこれは公開の、差しさわりする部分が多いんですね。基本的にそういう性格のものです。一般論を議論し...全文を見る
○柳澤国務大臣 要するに、金融再生委員会での議論というのは、一般原則を立てるときの一般論の部分と、それを個別のケースに当てはめていくときの個別の議論、つまり個別のそれぞれの企業のいろいろなデータというようなものが常に話題になっていかざるを得ないセッション、こういうのがあるわけでご...全文を見る
○柳澤国務大臣 一般に、銀行法上の、これは二十四条報告を徴しているわけですけれども、二十四条報告について、これを明らかにするというような慣例というのは、やはり私は適切でないというようにも思います。  要は、それは理由とか原因とかを今回の件について明らかにしようとしていないという...全文を見る
○柳澤国務大臣 報告は報告で、そこに要旨を恐らく摘記して委員にお渡ししたんじゃないか、こう思いますけれども。  したがって、私どもは、やはりこれは立入検査の必要があると。その報告ががっちり書いてあったとしても私は、今回のことについては立入検査をしなきゃならぬ、こういうようにもう...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、一般的に二十四条報告を徴したものを、そのものを公開するというか、ここへ出せば公開ですね、そういうようなことは、私は適切でないと考えているということを、先ほど申し上げたとおりです。
○柳澤国務大臣 ですから、本件の、今御指摘の点に限って言うならば、障害が生じた原因というものについてはこれは議論の俎上にのせるということはかねてから申しているわけです。  それで、問題は、二十四条報告というような行政手続上の一つの階梯を形づくる文書をそのまま公開するということに...全文を見る
○柳澤国務大臣 いや、そのことを言っているんじゃないんです。二十四条報告ということを公開することは適切でないと言っているんです。
○柳澤国務大臣 今具体の案件ということになっているわけではないわけですけれども、もし仮にそういうことになった場合には、先ほど来申し上げているように、契約の趣旨というものがしっかり守られるように考えてまいりたい、こういうようにお答え申し上げます。
○柳澤国務大臣 今度の平成十三年度末の不良債権は、今阿部委員御指摘のように、増嵩をいたしました。我々の見通しにおきましては、漸減という言葉で全体を表現させていただいたんですが、オリジナル版で皆さんに御批判をいただいたのは多分横ばいという漢字だったと思うんですね、最初は。ところが、...全文を見る
○柳澤国務大臣 九月期の見通し、それから来年三月期の見通しいかんということでございますけれども、これはもう少し数字の分析をさせていただく時間をいただかないと、いろいろな分析に基づいての見通しということになりますので、私どもの作業としてはちょっともうしばらく時間がかかるというところ...全文を見る
05月30日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第17号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) ただいま議題となりました証券決済制度等の改革による証券市場の整備のための関係法律の整備等に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、社債、国債等について、券面を必要としない新たな振替制度の整備、より効率的な清算を...全文を見る
06月03日第154回国会 参議院 行政監視委員会 第6号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) これまでも度々お答え申し上げてまいりましたけれども、地方債については今、総務大臣が答弁したような仕組みの中にございまして、そういうことで償還が保証されているという考え方がなされているわけでございます。  今後どうするかということが地方財政制度全体の中で...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私の方は、金融機関の健全性を守らなきゃなりませんので、新しい制度がどうなるか、また運用の方針がどうなるか、こういうものをじっくりお聞きいたしまして対処方針を決めていかなきゃいけないと、こういう側面があるんだろうと、このように考えています。
06月04日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 山下委員御指摘のような、私ども全体としてある種の矛盾の中におるし、その矛盾をどうやって解決していくかということについてはもう不断の努力が必要だということだろうと思うんです。  つまり、今回もそうですけれども、一般にコンピュータライゼーションというか、一...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 何というか、株式会社の一つとして現在の保振があって、これが新しい法律に基づいて指定されるということが前提でございましょうけれども、そこに一体国債の振替決済をやらせる意向があるかと、こういうお尋ねかと思いますけれども、これは、私どもの方、今のこの法律で書い...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは衆議院の方でも私お答えしておるかと思いますけれども、かなり専門的な分野でもありますし、更に言えば、前向きの取組というようなことについてもしっかりした考え方でやってほしいというのは、私どもそもそもこの法律を作るに当たっても国際競争ということを意識して...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) みずほ銀行のシステムトラブルにつきましては、大変国民の皆様に御迷惑を掛けて、金融当局としても極めて遺憾な事態というふうに評価をしたわけでございます。  その後どういう状況かということについては、障害の二つの局面、一つはATMの障害、それからまたもう一つ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) この障害が起きまして、私としてはこれはすぐに二十四条報告を求めたわけですけれども、その報告を聞いて、いろいろ再発防止策、あるいは責任の所在を明確にするといったようなことについて進めるということはやはり適当でないというふうに判断しまして、立入検査をこの問題...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) そこに書いてある原因というのは、今、大塚委員は表層的というふうにおっしゃられましたけれども、私は現象的なというふうにかねてから受け止めておりました。  通常のことでしたらそういうことなんですけれども、責任の所在を明確にするという視点に立った場合には恐ら...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は、そういうことを大塚委員から言われることも極めて不本意でございます。私は、自分の金融行政について一点、後ろ指を指されるようなことはした覚えもないし、私の心得として、そういうようなことについて何か疑念を差し挟まれるようなことがなかった、そんなものあるは...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 仰せのとおりであります。一点の疑点もないように、疑念も差し挟まれることのない行政をしております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 税効果会計と言われるものは、要するに企業会計基準と税務会計との調整の問題でございます。したがって、勢いこれは、企業会計あるいは銀行の会計ということだけではなくて、要するに税務会計との関係で生じる問題だということでございます。したがって、税務会計は、これは...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 昨今、金融、特に証券の取引というのは、もう本当にコンピューターシステムの発展でボーダーレス化がどんどん進んでいるということで、証券市場間の国際的な競争というものも非常に激しくなっているわけでございます。そういう中で、緊急の課題というものの中にこの証券決済...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) とにかく私どもとしても、東証と大証の競争関係もさることながら、とにかくアジアの新興工業国というようなところも、まだまだ日本とどうこうという問題ではないんですが、もうその努力たるやすさまじい状況でございます。いつぞやも申し上げましたように、時差が実際、物理...全文を見る
06月05日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第10号
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○柳澤国務大臣 特別検査は、昨年の十月末に着手をいたしまして、本年の三月三十一日を決算日とする決算にその結果を反映させようということで検査をしてきたわけでございます。  そして、それが四月の十二日でございましたか、その結果を私ども発表をさせていただきましたが、そのときに、今委員...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほど申した四月十二日に私ども発表し、かつ、関係の銀行に要請をしたところの不良債権のオフバランス化のスケジュールがそのとおりいかなかったときの処置はいかん、こういうことでございますが、これは基本的にはそもそも行政の一つのめどとしてやっているわけでありまして、私ども...全文を見る
06月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) ただいま五味検査局長の方から申し上げたとおり、専門家というものを、当然、一体検査の場合にシステム検査が予定されておりますので、それに充てる要員としてそれなりに整備をしているということでございます。  しかし、今回の具体の事案においても私も考えまして、こ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) トービン・タックスの概要については今、尾辻副大臣のお答えになられたとおりでございます。  私ども、資本の自由化をやった後、ともすると、それが行き過ぎたんじゃないかというような思いで、これに対して何らかの手だてが講じられないかというようなことは、正にそう...全文を見る
06月12日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○柳澤国務大臣 自己資本の状況についての民主党さんの見解というのは、かねて何回も聞いておるわけですけれども、これはもう見解の相違ということしか申し上げられないわけでございます。  その上で、これから、この不良債権の原資ということの観点からも、また、公的資本の、どういう形にしろこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 この一連の流れ、この中で我が監督官庁は十全のことをやってきたかという見地で、私もいろいろと考えてみたわけでございます。  余り長々としたお話は時間の関係で差し控えなきゃならぬと思いますけれども、平成十三年三月から六月にかけての検査、ここで私どもは、時間の不足、そ...全文を見る
○柳澤国務大臣 まず、予定利率の引き下げの問題については、五十嵐委員つとに御案内のとおり、金融審議会で御議論していただいたのですが、結局、パブリックコメントにかけましたところ、国民世論というか、そういうものの支持を得るという状況にはないのではないか、こう考えられたところから、いわ...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはもう委員には申し上げるまでもないことですけれども、要すれば、税務会計と企業会計、この場合には銀行会計との調整の項目でございまして、その調整の仕方については、企業会計基準それからまた実務指針ということできちっとルールが決められておりまして、銀行の決算においても...全文を見る
○柳澤国務大臣 私ども、この前の新規施策の中に三項目、新しい取り組みというものを発表させていただきました。準常駐的な検査であるとか、あるいは不良債権の直接償却のスケジュールを目標値を各年度別に設定するとかということに並んで、合併の促進、特に地域金融機関についてそういうことを申させ...全文を見る
○柳澤国務大臣 事実があったかということなんですけれども、要するに、今委員の指摘されたように、私、選挙区が移りまして、新しいところに移らざるを得なかったわけですが、そのとき、まず土地を手当てしたわけです。そのときに、静岡銀行にお願いして融資をお願いをしたわけですが、その土地は当然...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、先ほど言ったようないきさつで、まず土地を手当てしたわけです。浜松には住んでいると物すごい時間のロスがあるんで、これはやはり移らざるを得ないということで、そういう準備に入ったわけですが、家を当然建てなければ目的は実現しないわけですから、うちを建てたわけですが...全文を見る
○柳澤国務大臣 川島組さんとは、私はそれまでは全く知らなかったわけです、選挙区も違いますし。そういうことで、したがって友人の助言をいただいたわけですが、今委員が御指摘のとおり、その建設会社さんはこの地域では、いわばその地域での大手、こういうことでございまして、その後、私の政治活動...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は全くもって今のお言葉をやや意外にお聞きしました。  要するに、二十年ちょっと前に、二十年以上前になりますけれども、どこかでごあいさつをする機会は持ったかと思いますが、しかし、それ以前もそれ以後も全く格別な、特別な関係にはございません。今、五十嵐委員が言われた...全文を見る
○柳澤国務大臣 私が着任したときには、内認可の申請が既に行われておりました。  そういう中で、私がそのときに聞いたのは、これはちょっと今時間がかかっていますということですが、その理由は、アイワイバンクが本来ビジネスの基本的な骨格として考えておった、端末を置いたところと、その端末...全文を見る
○柳澤国務大臣 私どもも、二〇%以上の株主の存在を認めないというようなことでは毛頭ないわけでございまして、健全性等の観点からそういう必要が認められる場合には、検査にその株主さんの企業にも入らせていただく、そういういわば権限が与えられているということでありまして、必要性がなければ、...全文を見る
○柳澤国務大臣 二年以内に、つまり新しい法律が施行されたときに既にその主要株主たる要件を持っている人についての規定かと思うわけでございます。  その場合には、これは二年でしたかの間に許可を申請してその許可をとるという形で、法施行後新規にそういう立場を取得する人たちとの平等を期し...全文を見る
○柳澤国務大臣 そうではなくて、二〇%以上持っている人も、今から、四月一日から二年、十六年の三月三十一日までに、それはいつでもいいのですけれども許可をとってください、そういうことによって、十六年の四月一日からは、二〇%以上持っている人たちはみんな許可を持っているということにしよう...全文を見る
○柳澤国務大臣 何と申しますか、私どもとしては、そこの契約の条項あるいは健全化計画における記述、こういうようなところに表明された意図というものが今後とも尊重され、現実にそれが行われるということを心から願っている。孫社長も、生方委員の御質問に答えられて、今まだ決定しているわけではな...全文を見る
○柳澤国務大臣 長期保有の意図をいろいろな形で御表明になったということ、当然、それはだれを落札者にするかというときの判断の要素にはなっておるだろう、このように考えております。
○柳澤国務大臣 どんどん、質疑者としてはそういうように問題提起をされていくというのはよくわかりますけれども、私の立場でその今の生方委員の提起される問題に一々具体的にお答えするというのは、やはりちょっとひっかかるものが、ちょっとどころじゃない、あるわけでございます。  今の全くの...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、どういう形になるかということはなかなかいわく言いがたいわけですけれども、私は、孫さん自身も、いわば企業のレピュテーションというものが非常に傷つくというような形で、経済界の中でひとつ責任がとられるということになるだろう、このように考えております。
○柳澤国務大臣 孫さん御自身も、今回の銀行法の改正を、売ることを検討する一つのきっかけとして挙げておられましたけれども、今回、もし孫さんが売ろうとする先が二〇%以上持つというようなことになったら、これは主要株主で、私どもも認可をしなきゃならないというようなことでございますので、い...全文を見る
○柳澤国務大臣 藤島委員の御指摘のとおりだと考えております。  立入検査後、オフサイトの審査というものもある意味で並行して進めてきまして、我々としては、最も短時日の間に検査結果通知を出し、同時に二十四条報告を徴しております。この期限も一週間ということで切っておりまして、この後、...全文を見る
○柳澤国務大臣 一般に、金融機関に対しましては、何らかの事故が起こったという場合には、これは一カ月以内でしたか、報告の義務があるというルールが課せられているわけでございますけれども、コンピューターシステム障害等についての資料の提出についてということで、この場合には本当に迅速に、も...全文を見る
○柳澤国務大臣 委員の御指摘のとおり、十日の日に二十四条に基づいて求めた報告をいただきました。その中には、事実関係について、今寺西頭取がるる説明したようなこと及び認識というものが示されておりまして、その後、そういったことはもうさせないように、しないようにという再発防止策と同時に、...全文を見る
06月25日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第22号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) ソルベンシーマージンの比率が余り変わらないことについては、ややテクニカルなことがございまして、要するに、責任準備金を取り崩せばそれがすぐ大きくマイナスになるかというと、必ずしもそうではなくて、それを取り崩した後またそれが剰余金に変わっているということにな...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今、生命保険会社の財務状況あるいは財務の処理というものを困難にしているものの要因として逆ざやというものがある、これは否定しません。しかし他方、それを補って余りあるほどの死差益あるいは費差益というものがございますから、基礎利益上は、そういうものを打ち消して...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今、櫻井委員御指摘のように、最近において、ソルベンシーマージン比率がより御指摘になられたような趣旨に合致するようにというようなことで計算の方式を一部改めたわけでございます。その最大のものは何かといえば、有価証券の評価、評価というか、要するにリスクを計算す...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) この点もよく御指摘をいただくことでございまして、我が方答弁は、それに対しては、それはもう例えば同種のリスクにさらされる金融機関間の劣後ローンのある意味で出し合いというようなことについては、これは自己資本計算上控除するということで自己資本に算入しないという...全文を見る
06月28日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
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○柳澤国務大臣 去る五月二十四日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、昨年八月一日以降預金等全額保護の特例措置期限である本年三月三十一日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出申し上げまし...全文を見る
○柳澤国務大臣 地域銀行が破綻したときに、その後継というか承継銀行はどういうものであるべきかという観点から、ここで外資についてどう考えるか、こういうお尋ねでございます。  基本的には、私どもは内外、外から来たものを初めから除外してかかるというような、何かそういう方針を持っている...全文を見る
○柳澤国務大臣 証券会社の方の例を挙げられましたけれども、それはそこでまた別途の理由があったということですので余り、できますれば、先生のようなお方に、あれはこうなんだよというようなことで御説明いただければありがたい、こういうように思います。詳細はここで申し上げることはございません...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融庁は、この破綻金融機関の営業譲渡につきましては、公正でありかつ透明である手続に沿ってこれを進めるという基本原則に立っております。  地元の方々に対しましても、金融整理管財人がいろいろと折衝をさせていただいておるわけでございまして、先ほど申したように、むしろま...全文を見る
○柳澤国務大臣 できればという、特にお地元の御出身でもあるし、お地元のことについてよく御存じの馳委員から、残念だという、あるいは遺憾だというような感じをお述べになられつつのお話でございました。  つい、馳委員のまじめなそういう述懐を聞いていると、私も同感だとここで言い切りたいよ...全文を見る
○柳澤国務大臣 「金融検査マニュアル別冊・中小企業融資編」という、検査マニュアルの文字どおり別冊を用意しようということで、四月の十二日から五月の二十日までパブリックコメントをいただいてきたわけでございますけれども、こういう御意見も含めまして検討を行った上、最終的に内容を確定いたし...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融庁はかねて、金融機関が健全であるように、これは具体的に言うと、それだけではありませんけれども自己資本比率ということに関係が深いものでございます、そういうことを申しているわけですけれども、じゃ、この自己資本というものはどうして充実できるかといえば、これはもうどち...全文を見る
○柳澤国務大臣 今回のみずほのシステム障害ということについて行政庁、金融庁としてどういう対応をしてきたかということでございますけれども、最初に検査で指摘したわけですけれども、その検査以後、監督の立場でどうしたか、こういうことでございますが、大きく分けますと、何回もこれについて確認...全文を見る
○柳澤国務大臣 私ども、そういう今私が申し上げたような機会、そういう一連の手続の中で出された文書も当然あるわけですけれども、その文書に基づいて口頭でのいろいろなやりとりというものがあるわけでございますが、これらについては、逐一それらの記録が、口頭での話についての記録が存在している...全文を見る
○柳澤国務大臣 私も、私自身は、けさの新聞でしたか、そういう和解の手続が進んだという報道に接したわけでございます。もちろん、担当部局には同、関係の監査法人からそういう報告はあったというふうに報告を受けております。  ただ、同監査法人は、和解において法的責任を認めていないというこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 事案の経過から申しますと、これは、一般論で申しますと、刑事事件になりますと、刑事で罪を認定されるというのは故意の場合というふうに私承知をいたしております。その場合にはストレートに懲戒処分の理由にもなり得るということで、これは非常に簡単なんでございますけれども、過失...全文を見る
○柳澤国務大臣 調査書を出せと言っているんだ。あの人はすぐ何か出せと言うんだよ。
○柳澤国務大臣 いや、我々の話で、聞いていた。
○柳澤国務大臣 いやいや、委員長って言っていません、私……
○柳澤国務大臣 発言の許可を求めてないですよ。
○柳澤国務大臣 だから、さっき言ったとおりで……
○柳澤国務大臣 委員長。
○柳澤国務大臣 要するに、今先生の御指摘になった事案を含めて、会計監査については事実関係の把握のための調査を行ってきておるわけでございます。このうちヤオハンについては、法に基づく調査の結果、懲戒処分を行う必要があるというふうに認めましたので、既に平成十二年六月二十一日に、この監査...全文を見る
○柳澤国務大臣 公的資本を入れている場合に、これをどう考えるかということであろうと思うんです。  今委員がおっしゃられたとおり、これは、そうした企業体としての自主性というのをほとんど認めないようなことでいろいろ考えるということまでが健全化法を制定したときに考えたことなのだろうか...全文を見る
○柳澤国務大臣 私も、いろいろな問題について、もちろん決意を持っておりますけれども、私の立場でそういう決意をぺらぺらぺらぺら、皆前広に言っていいことばかりではないだろう、私はこういうように思います。  きょうも新聞で若干のことが報道されましたので、閣議後のわずかな時間での記者の...全文を見る
○柳澤国務大臣 委員御指摘のとおり、最近、違法な高金利事犯が増加しているという状況にございまして、そういう状況を我々も承知をいたしまして、今後は都道府県、捜査当局とより一層緊密に連携を図ることをいたします。そして、そのことによって、国民に対して、違法業者あるいは悪質業者について、...全文を見る
○柳澤国務大臣 るる委員から指摘をされたことについては、私どもそのように考えており、また、そのように方針を公表いたしております。  そして、私どもとしては、その公表した方針でこの問題に対処をし、ぜひとも目標を達成するように、総理の言葉ですが努めていくということ、このことには変わ...全文を見る
○柳澤国務大臣 今先生のせっかくのお尋ねですけれども、ちょっと私どもまだ、マイグレーションレートというんですか、遷移率のことでいろいろ計算をするということしか実は手法はないわけでございますが、この作業自身ももうちょっと時間が必要なものですから、今ここで委員の御質問に答える用意はな...全文を見る
○柳澤国務大臣 受けておりません。
○柳澤国務大臣 そうたびたび佐々木委員と意見が一致するところばかりではないんですけれども、この件についてはかなり同じような見解を持っております。  これまで日本の金融機関は、担保を徴求することによって信用リスクの部分はほとんど無視できるというような環境の中にありまして、バブルの...全文を見る
○柳澤国務大臣 あの当時の融資を今から見たら、恐らくいろいろなことが言えるんだろうと思います。  私、あの当時聞いたことを記憶しているだけでございますけれども、例えば、担保掛け目一二〇%というようなことでいいんだというような融資もあったようでございまして、したがって、そのときに...全文を見る
○柳澤国務大臣 個別具体のことについては、佐々木委員は今情報としてはかなり詳細な情報を提示されながらお話しになったということかと思うのですけれども、契約がとにかく合意になったについては、ケース・バイ・ケース、いろいろな、その場の雰囲気だとか物の言い方だとかというようなことも全部絡...全文を見る
○柳澤国務大臣 私ども、四月十二日だと思いますが、特別検査の結果の公表をさせていただいたそのときに、三つばかり、新しい不良債権問題を中心とした課題に取り組むための施策を発表させていただきまして、その中に合併促進というものを入れさせていただいたわけでございます。  これはかなり広...全文を見る
○柳澤国務大臣 保証限度額の点については、少なくとも合併した当座は、すぐこれを一本化してその従前の限度額を適合させるということが果たしてどうか、こういう問題はごくごく自然のこととしてあり得るわけです。聞くところによれば、韓国なぞもその辺はやはり調整している、こういうような話も聞く...全文を見る
○柳澤国務大臣 資本注入行が当初予定したような財務状況を実現できなくて、当期利益という次元でとった場合にそれを三割以上下回った場合等々、いろいろなケースがあるわけですが、これについては、いわゆる今申し上げた三割ルールという俗称をかぶせまして、その明確化についてという文書をあらかじ...全文を見る
○柳澤国務大臣 新生銀行の瑕疵担保条項の行使期限が迫っているときに、それが他の大手行にある種のリスクをもたらすのではないか、こういうお話でございます。  多分先生も念頭に置かれてお話しになっていらっしゃると思うんですが、今回の大手の小売業ですね、それの再建計画で、いわゆるメーン...全文を見る
○柳澤国務大臣 ワールドコム、まだ処置が決まっているわけではないわけでございますが、私どもも、ワールドコムに対する邦銀のエクスポージャーはどのくらいかということについては関心を持っておりますし、それからまた、個別の銀行それぞれについてどうかというようなことについても関心を持ってお...全文を見る
○柳澤国務大臣 かねて申しますように、私どもはマクロ経済の分析をする係、担当を事務局に持ち合わせていないわけでございます。したがって、阿部委員からそうお尋ねになられても、内閣府の報告を聞いているものをお話しするということでございまして、それだったらもっとふさわしい方がいらっしゃる...全文を見る
○柳澤国務大臣 株価は——かなりこのところピッチが早く保有株の縮減に取り組んでいるようでございますけれども、なお絶対の水準というか残高というのはかなりのウエートを占めているわけでございます。  今、時価会計でございますのでこれらはすべて時価に直すということで、一つは減損会計を使...全文を見る
○柳澤国務大臣 この点については、シミュレーションをすることは可能でございますが、その場合でもかなり前提を置かないとそのシミュレーションもできません。  私の昨今の感じでいいますと、銀行のビヘービアというのは非常にいろいろでございまして、単純に株価がこれになったら自己資本比率が...全文を見る
○柳澤国務大臣 今阿部委員がおっしゃられた地銀ということの中に第二地銀まで含んでのお話かとも思いますけれども、何と申しますか、私ども、まず、この四月一日を迎えるに当たって自己資本比率の状況等で問題のあるところはありませんということを申し上げたわけですが、そのことはその後も変わって...全文を見る
○柳澤国務大臣 基本的に、私どもは最初に、信組が検査が一回も入っていないので、これを度外視してペイオフをやってしまうということはちょっと控えるべきだといったときに、じゃ、信組だけペイオフを延期して他はペイオフをやるということが可能なんだろうかと、全く頭の体操ですが考えたことはある...全文を見る
○柳澤国務大臣 要は、私は、ペイオフというのは構造改革のための施策で、これは非常にある意味できくと思っているわけです。これはもう本当に、金融機関にとっては最大の緊張、今までに比べれば最大の緊張をしなければならない。自分が預金者の信頼を得られないというようなことになったら、たちどこ...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほどどなたの御質問でしたか、長妻先生の御質問でしたか、我々、スケジュールを決めて不良債権のオフバランス化をすると。それについては、やはりその受け皿というものがなければそういうことはなかなか実現が難しいわけでして、私どもとしてもRCCを、どうしてもというときには受...全文を見る
07月05日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 去る五月二十四日、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第五条に基づき、昨年八月一日以降、預金等全額保護の特例措置期限である本年三月三十一日までを報告対象期間として、その間における破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告書を国会に提出...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私ども、本年四月からペイオフ、最近は何か一部ペイオフの解禁というような言葉が世の中で行われるようになったようですが、いずれにしても、新しい時代に突入していくということがございまして、本報告の対象期間、つまりそういう時代が始まる前日の三月三十一日までには、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 金融システムも、その後いろんな具体的な問題を何か露呈するというようなこともないわけでございます。  他方、私どもが申したように、四月の一日の段階で健全性の基準を満たさないところはないと、こういう事態を迎えたと、こういうことでありまして、非常に概括的なこ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 先生、国際公約かどうかということでございますと、国際公約というのはどういうものだというようなことを私どもとして考えざるを得ないんですが、要は結局、預金保険法を改正して、ペイオフの時期を明示して、暫定的にそれを凍結しておくというのを決めておったわけですが、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 一々そうした、かつての官職にあった方の著書といえども、今はそうでない立場であるそういう方の書いた本について云々することは差し控えるべきだと思うんですけれども、彼の言っていること自体も矛盾していますね、はっきり言うと。ペイオフをしながら金融システムの安定な...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 行政は継続しないといけないと思います。  私も、かつて行政官だったときに、アリストテレスの自然は飛躍せずという言葉のアナロジーとして行政は飛躍せず、あるいは予算は飛躍せずという話を随分先輩から聞かされました。  しかし、なかなかそういうことでばかり時...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 当面の話と中長期的なビジョンの話とお二つ櫻井委員提起されたように思われます。  当面の問題については、私どもやはり基本的にペイオフというのは構造改革政策の一環だと思っております。これはやっぱり預金者の批判にさらされて非常に厳しい状況に置かれて、この状況...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、先般のいろいろな政府の施策予定の文書にも掲げられていたかと思いますけれども、検討する、早急に検討するということになっておりまして、現在鋭意検討をいたしております。  ではありますが、もう少し時間が掛かるのでありますが、やはりここで、形式的また実...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 大体そういうようにお考えいただいて間違いありません。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 例えば、先ほどもちょっと引用させていただいたように、やはりこれだけ金融機関の数があると、これから、今までのような全部護送船団的に保護される時代から、預金者の目、株主というかそうした出資者の目にさらされるだけじゃなくて、預金者の目にもさらされるようなそうい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと私、そういう公式文書が上がっているかどうかということまで確認、今ここでできませんけれども、いずれにせよ、そういう声があるということは私の耳にも入っております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) それは当然といえば当然でございます。人間だれだって厳しいものを欲する人はいません。もっと楽な環境を欲するということでございますから、当然といえば当然だと思っております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) いろんなケースがあり得るだろうとは思いますから、私、今の委員の御質問に一般論で答えるのもいかがかという気もいたしますけれども、私ども今度の中期ビジョン、まだこれ先生方の御議論のある意味で途中段階と言ってもいいかとも思うんですけれども、そういう中でも、きっ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと問題のポイントが、どういうふうにお答えしたらよろしいのか判然としません、おぼつかない面がありますが、私どもとしては、地域経済というものはこれはもう極めて大事なものだと、これはもう言うまでもないことですが、そういうように思っておりまして、したがって...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 貴重な御提言、また御忠告と言えるかもしれませんが、そのようにお聞きいたしました。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 山一の自主廃業ということで、ずっと廃業のための資産の処分等を行った段階で、ある段階で債務超過ということで破産の申立てをしたわけですけれども、今から考えると、何と申しますか、事態の把握というものをより的確にすべき方法はなかったかという思いも、これはいつも結...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 繰延税金資産が生ずるというのは、基本的には今委員が仰せられたとおり、税務の会計と銀行の会計、これは一般的には企業会計ですけれども、それのそごが起こってくると、これはもう、起こってくるわけですが、この中には、そのそごが永久的に起こって全然これ将来修正されな...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 正に私もそうした考え方を持っておりますが、現段階というか現在の状況において、要請はするということはこれはただですけれども、自由でございますけれども、しかし、要請する以上やっぱりある程度の実現可能性というものもどうしても税制改正要望のときは考えますので、そ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは常識論でございますけれども、一つは、率直に言って世の中の人というのは不良債権の残高のことにやはり着目しておられるという現実がございます。  今回も、特別検査の結果、不良債権の残高が増えました。しかし、特別検査の結果ということになれば、もう通常以上...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 昨年度の下半期とほぼ期間を同じくする期間における破綻金融機関の処理に関する状況の報告をさせていただきました。  それによりますと、昨年度下半期は、今委員御指摘のように、率直に言ってかなりの数の信金、信組を始めとして、地銀、第二地銀ですか、そういったもの...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 確かに最近、特に政党幹部の方々が多うございますけれども、来年のペイオフの完全実施と申しましょうか、そういうものを延期したらどうだろうかというような御意見が出されているということは私どもも承知をいたしております。ただ、その意味合いがどういうところから発して...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) いろいろと中小企業の金融を疎通させるために、特に、従来、もう絶対的なものだと、人によっては本位制だなどと言われた土地、不動産の担保価値が変動するというようなことの中で、それとは別のもう少ししっかりした担保、金融の疎通の基礎になる担保はないかというような探...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 何と申しますか、証券化という言葉と流動化という言葉が二つあるということを先生方、学者の先生方に指摘を受けました。それは何かというと、債権を証券化するというのは、証券取引法上の証券に変化させ転換していくということをもって証券化と言うと。で、証券取引法上の証...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 実は、ここは非常に、何と申しますか、我々のビジョン懇でも、最終の議論の段階においても、これのプレゼンテーションのいかんによっては非常に大きく世論に混乱を巻き起こすおそれがあるぞと。だから、そういうことのないようにしなきゃいけないというようなこともあって、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) お考えと言われて初めてはっと気が付いたんですが、私の考えではないわけです。私は問題提起はいろいろさせていただきましたが、考えは懇話会の先生方の考え方ということで御理解をいただきたいんですけれども。  郵政事業、あるいはそれの一環としての政府系金融機関に...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) どういう、これはディスクロージャー誌から取られたということでございますので、私ども、この資料を私どもの手元でチェックをしていないという前提で申し上げますけれども、いずれにせよ、これは検査マニュアルに基づいてやっているものだというように承知をいたしておりま...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私ども、不良債権の正常化ということを申させていただいておりますが、これは不良債権問題の解決だとかいうような言葉を従前使っておったんですが、そうしますと、世の中の人は不良債権が本当になくなってしまうことだというように誤解を生ずることが間々ございました。そこ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) そういうことで御理解いただいてよろしいです。
○国務大臣(柳澤伯夫君) そういうことではございません。  銀行の自己査定というものが徐々に、検査マニュアルというものが制定され、そして一巡目、場合によっては二巡目の検査が行われたということの中で、検査マニュアルの言わんとするところがどういうことであるかということがだんだん明確...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 銀行の隠しておいたというようなことがどういう意味を言っていらっしゃるかというのがちょっとよく分からないんですね。つまり、大体において両者の意見が衝突したりするのは再建計画の見方という場合が非常に多いわけです。ですから、その見方が、銀行はこう見ている、とこ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は、その御質問に対して、何と申しますか、何かもやもやしたような答えは当然できないわけでございます。  何と申しますか、あえて平野さんもう率直な方ですから私も率直に言いますと、例えば特別検査とかそういうようなものがあって、どんとほかも不良債権の損失損、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、私どもそういうことを強く要請してありまして、各銀行、この場合には大手行でございますけれども、この方々もこのことを了承しておるということでございます。もちろんその中には、そうは言っても、これはもう飛び切りいいとされる銀行なぞでの言葉ですけれども、な...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、私ども三年の枠というのはもうちょっと前に作りまして、今回それを更に、もう初年度に五割いってくれということを申しまして、もう大宗を二年ぐらいで終えてもらいたい、残り、しっぽがあっても二割ぐらいですよと、こういうことを言っておりまして、両方とも私ども...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 易しいことだとは思っていないわけです。しかし、努力をして手が届かないレベルだとは思っておりません。その辺りのことはある程度瀬踏みをして出している数字でございまして、どのぐらいの緊張度でやってこれが実現されるかということ、むやみやたらに五、三、二とかという...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 先ほどちょっと言い落とした点がありますが、もう一つは、やっぱり私ども、ちょっとこれは言い過ぎかもしれませんがあえて言わせていただければ、ラストリゾートとしてRCCを考えているという面がございます。  ただ、これについて、最近ちょっと話題になったことです...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、日々私ども預金の動向についてはかなり細かく見ているわけでございますが、何かそこからその延長線上で将来を見通すことが可能だろうかと申しますと、これは極めて困難なことであると言わざるを得ません。その時々の経済の状況とか、あるいは、何と申しますか、経済...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 残高で見ますと、中小の方が微減の状況にあると。それで、預金全体が増えておりますので、その増えたところの受け手としてはむしろ地方銀行以上の業態の大きなところが増えていると、こういうことなんですが、私どもとして中小の方から預金を引いてこっちの方に移っていると...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、合併ということが一番単純に考えられることでございますけれども、場合によっては子会社化するとか、あるいは営業譲渡をしてしまうとかというようないろいろなタイプが考えられて、そういうようなことを通じて、今申したような競争力の強い、また収益性が高い金融機...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 若林委員のようなこういう協同組織形態の専門家からいろんなお話承りまして、全部が全部、私、消化し切れておりませんので、個々、委員の御質問に対して的確に一対一で今委員の言われた、これとこれとこれはというようなお話ができません。私どもとしては、広く、最初のとき...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 先般、蝋山座長が司会をされながらおっしゃったところでは、中旬ということを、今月の中旬ということをおっしゃっていましたので、そんなことを私自身も心積もりさせていただいております。
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、今までの私的な懇話会の議論を基礎と多分してくださると思うんですけれども、正規の金融審議会という審議の場にこれを上げるわけでございます。これは先生方、特にこれは第二部会になるのかもしれませんし、また別途に、それではということで、タスクフォースみたい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 若林さんのような協同組合組織の大専門家の御意見でございますので、今日のところは委員のそういう御要望をお聞きしたということにとどめさせていただきたいと思います。
07月08日第154回国会 参議院 行政監視委員会 第9号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 今、委員が御指摘になられたように、日本の金融危機の克服のために平成十年に国会で熱心な取組がありまして、そして金融二法が成立をいたしました。  金融再生は、これは破綻金融機関の処理の仕方というものを決め、それからまた、健全というか、破綻はしていないんだけ...全文を見る
07月09日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第23号
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○柳澤国務大臣 先般、私もお会いしたかと思いますけれども、埼玉県議会の方々が、多分あのときは超党派でいらっしゃったかと思うんですけれども、議会での議決につきまして、私のところにこの決議をお伝えいただきました。意見書によりますと、今委員の御指摘のような項目がございます。  私ども...全文を見る
○柳澤国務大臣 中小企業向けの融資、あるいは不良債権と分類されたものの債権の姿については、私どもも別に特別な定義をしているわけではなくて、中小企業基本法に基づく定義によりまして統計を出しておるわけですが、今先生が御指摘になられた数字のほかに、さらに詳しい、例えば連帯保証つきのもの...全文を見る
○柳澤国務大臣 RCCに行くことは死刑判決だ、こういうことが流布されておるということ、これは私も耳にしないことはございません。私が金融再生法をやったときは、まさに、破綻懸念先の債権のRCCへの譲渡についても、そのことは非常に強く言われました。ある種、私どももそういう評価というもの...全文を見る
○柳澤国務大臣 今の中野委員のお話というのは、非常に建設的な観点からの御提案を多々含んでおる御発言をいただいたようにお聞きいたしました。  中野委員も御発言の中でお認めいただいたように、債権債務関係の処理というのは、それぞれの多様な個々の事情に応じて、非常に多様な対応の仕方を求...全文を見る
○柳澤国務大臣 RCCの中に企業再生の本部があるわけですけれども、その実態はやはり大手企業あるいは中堅企業どまりではないか、こういう御指摘でございます。  確かに、委員も引用になられておりましたけれども、中小企業の中で再生の案件、可能性をぎりぎり見つけるにしても、対全体のRCC...全文を見る
○柳澤国務大臣 今の金利をリスクに見合ったレベルに引き上げさせていただくということは、基本原則としてはそのとおりでございますけれども、今委員が御指摘になられたように、担保をとっているのに信用リスクのスプレッドをとるなんというのはおかしいじゃないかという御議論、もしそのとおりであれ...全文を見る
○柳澤国務大臣 今委員からいろいろな項目についての御発言があったわけですが、一々ちょっとメモをとりはぐったものですから、その個々についてコメントを申し上げませんけれども、まあ与党の幹部の皆さんがそれぞれ、いろいろなこの難しいデフレの状況のもとでその政策について思いをめぐらせている...全文を見る
○柳澤国務大臣 私ども、この四月から定期性預金についての、いわゆるペイオフという制度をしかせていただいておりまして、預金者の皆さん方におかれては、それぞれ正確な知識を持ってどういうふうに対処するかというようなことに思いをめぐらせて、そういう中でこの預金の移動というようなものも起こ...全文を見る
○柳澤国務大臣 委員の仰せになることもわからないではないんですけれども、恐らく、それに似たようなものも非常にあって、その分界を画するというのは実務的に非常に難しくなるんではないかというようなおもんぱかりも正直言ってございます。  私どもとしては、公金を預けられている皆さん方がや...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融庁長官の人事の人事権者は内閣総理大臣ということでございまして、私はそれを補佐する立場だというふうに心得ておりまして、そのとおりの人事の運びをやったつもりでございます。  なお、政策との絡みでいろいろな評価をしていただく御発言があったわけでございますが、私ども...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、先般の御質問にもお答えしましたように、こういうことについては評価の要素が非常に大きいというふうに思いますし、私自身そういったことについていろいろ立ち入った交渉事をする時間的なゆとりもないということから、私の知り合いのそうしたことに通暁されている一級建築士の資...全文を見る
○柳澤国務大臣 大体の時期的な経緯は今委員が御指摘のことであろうと思います。私、今ちょっと手元に持っておりませんので。  五十五年、当選して以後間もなく、私、その土地を購入させていただきました。これは私、それまで住んでおりました横浜のうちを売却して、自分が地元との関係というもの...全文を見る
○柳澤国務大臣 私の妻は版画家として活動いたしておりまして、これは私の結婚以前からの活動でございまして、私はこの彼女の活動に対して一定の敬意を払っているものでございます。  妻の活動を政治資金集めに利用するようなことは一切いたしておりません。これは、どういうことでそういう、素人...全文を見る
○柳澤国務大臣 松永秘書は、私の高校の同級生で、私の議員になるからずっと私の事務所で、若干の健康のぐあいとかなんとかで中断はありますけれども、基本的に一貫して私の事務所で働いてくれている私の同級生です。その人間は、残念ながら、昔、私、高校の時代には彼は書道部で非常に立派な字を書い...全文を見る
○柳澤国務大臣 倉田秘書官は、私どもの勉強会の若い仲間です。非常に優秀な、外資系の証券会社に勤めていて、市場のいろいろな事柄についてのノウハウは、もう本当に豊かに持っている青年であります。そこで、私は、最初に金融再生委員長になったときに、彼を口説きに口説きました。これはもう、自分...全文を見る
○柳澤国務大臣 全くそういう事実はございません。
○柳澤国務大臣 この問題についての時系列的なことを必要な範囲で簡潔に申し上げますと、今御指摘になられたようなこと、例えば機関銀行化だとかそういったようなことについては、異業種ガイドラインという形で検討され、取りまとめられ、公表をされているわけでございます。これは越智大臣のときをス...全文を見る
○柳澤国務大臣 もちろん、必要な審査は申請後なされておりますけれども、特に時間がかかっているんですよという説明を私は事務当局から受けたんですけれども、その原因というのは、実は、BANCS加盟、それと手数料、フィーの問題であったというように記憶をいたしております。その間に私に、政治...全文を見る
○柳澤国務大臣 今のお話、二つあったかと思うんですね。  一つは、脱税の問題でございますが、これは東急エージェンシーの問題だというふうに私は報道から承知をいたしておりまして、その問題は、イトーヨーカ堂の認可ということについては、多分問題になりようがなかったというふうに存じます。...全文を見る
○柳澤国務大臣 今、公務員改革も行政改革の一環として行われておりまして、そういう精神からいって、民間人であることも別に制度上排除されているわけではないというふうに考えております。
○柳澤国務大臣 私、人事のことでございますので、既に内定をいたしておりますので、この内定をした人が最も適材であるというふうに考えたということ以外申し上げるべきことはないということでございます。
○柳澤国務大臣 まず、これは基本的に検査をしっかりやるということが大事でございます。検査が、やはり立ち入りができるということでございまして、そういう意味では、検査の充実というのが一番大事で、この点につきましては、やはりシステムの検査というのは相当の専門知識が要る、専門性の高い技能...全文を見る
○柳澤国務大臣 私は、とにかく事務方を今鞭撻しまして、もうとにかく実質的な事務年度の更改の時期も近いんだからできるだけ前倒しして仕上げてくれ、こういうことを言っておりまして、私、期限を切りまして、あしたの晩方には発表できるようにやってくれ、こういうふうに、あれは記者会見を通じて事...全文を見る
○柳澤国務大臣 私も、長い論議の末に公社化ということを一つの結論にいたしたわけでございますので、まず公社化の実現を確実なものにするということが極めて大事なことであるというふうに考えております。  その上で、私どもの立場からずっとこれはお願いをしてまいったわけでございますけれども...全文を見る
○柳澤国務大臣 今、中塚委員が言われたように、窓口で株式を売る、売るといっても自己の勘定において売るというのではなくて、例えば証券会社の勘定において仲介をするというようなことで、郵便貯金に流入する資金を何がしかでもとにかくそうした金融商品の方に流すということができないか、こういう...全文を見る
○柳澤国務大臣 公社になった暁におきましては、私ども、ほかの政府関係金融機関あるいは政策金融機関と同様に、リスクの部分についての検査をさせていただくことになります。  信用リスクというものを考えなきゃならぬ分野がどのぐらいあるかということはちょっと問題かと思うんですけれども、少...全文を見る
○柳澤国務大臣 要請をいたしております。  平成十二年三月に最高裁判所より、特定調停法の施行を機に貸金業者が調停委員会の要請に応じて情報開示をするよう貸金業者を指導するよう要請されたことを受けまして、当局といたしまして、同年三月、財務局及び全国貸金業協会連合会に対して、調停手続...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほど法務省の方からの話にもありましたように、調停法というのは、両者の合意に基づいての調停手続の開始だろうと思います。  しかし、今日の社会的状況を見ますときに、私どもとしては、やはり協力というものを強い立場の債権者がしない、サボタージュするというのはいいことで...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほど申し上げたことを繰り返すことになるわけですけれども、調停というものは、これはどの調停もそうですし、この特定調停もそうだと思いますけれども、基本的に両者の合意によって調停手続が開始されるというものであります。そういう意味では、一定の制約は認めざるを得ませんけれ...全文を見る
○柳澤国務大臣 この問題は、利息制限法、それから出資法ですか、その間にグレーゾーンがあって、これをどうするかというようなことでいつも、改正の都度というか、改正のきっかけとしても論議を呼んでいるわけでありますけれども、要は、これはそれを無理に制約を課していくということをしますと、そ...全文を見る
○柳澤国務大臣 簡潔にお答えしますが、ホワイト情報を開放すればうまくいくのではないかということだったんだけれども、事は予想どおり運んでいない、こういう問題提起があったわけでございます。これは、私ども、ちょっとよく子細に検討してみないといけないという感じを持ってお聞きしております。...全文を見る
○柳澤国務大臣 アメリカは非常に先進的な会計、それから市場、そういう仕組みを持った国だということで、私どもも多くの点でこれを見習わなきゃいけないということで努力をしてまいりました。ところが、そのアメリカにおいて、今委員の御指摘のような不正経理というか、あるいはまた不適切な監査だと...全文を見る
○柳澤国務大臣 監査法人の監査業務の質を向上させようということで、いろいろな取り組みも行われておるところでございます。  ルールについても、先般パブリックコメントの後にこれを正規のルールとさせていただきました例のゴーイングコンサーンの問題等、そういったようなことで、ルールをより...全文を見る
○柳澤国務大臣 主要行のワールドコムに対する融資の状況でございますけれども、主要行十二行のうち、ワールドコムに融資等を行っている四行の与信残高の合計は、最近の、平成十四年六月の時点で約三億六千五百万ドル、一ドル百二十円換算で約四百四十億円、このように承知をいたしております。
○柳澤国務大臣 最近の新聞を阿部委員もごらんになっていただいているかと思うのですが、日本の海外融資は、残念ながら今縮小しているわけですね。これは、リスクをなかなかとれないというような現在の金融機関の状況をある意味反映しているというような報道もありまして、我々も、それはそれなりに首...全文を見る
07月10日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第13号
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○柳澤国務大臣 私も、ペイオフにこれを、いわゆる流動性の預金に対してまでこれを取り入れていくということについて、各方面からいろいろな御意見があることはよく承知をいたしております。  ただ、ここでお考えいただきたいなと私が思っているのは、やはりペイオフというのは構造改革の一環でご...全文を見る
○柳澤国務大臣 私ども、何か再編を頭から考えているかというと、そういうことは考えておりません。考えてなくて、それぞれの金融機関の個別の経営判断として一体ここをどう生き抜いていくのか、あるいは収益性を高めていくのかということを考えたときに、一つの選択肢として、やはり経営の形を、他の...全文を見る
07月10日第154回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) ペイオフは、かねてから申し上げておりますように、構造改革の一環なんです。ペイオフをするということによって預金者が金融機関に対して厳しい目を向ける。だから、金融機関の経営者はもう真剣に自分たちの金融機関の健全性に努力をしなきゃいけない。預金者の信頼も得なけ...全文を見る
07月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第24号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) いきさつ的に申しますと、四月の十二日であったかと思うんですけれども、私ども特別検査の結果の概要を公表させていただきました。そのときに同時に、金融のこのシステムをより強固なものにするための施策ということで三つばかり新しい施策を考えていることを発表させていた...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと御質問の何というか要点がつかみ切れなかったわけですけれども、第一点の、金融機関が企業への融資を十分疎通させていないとバッテンが書かれたわけですけれども、この問題は、私、やはり構造的な面がそこに存在しているというふうに考えても実はおります。  そ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は、ペイオフはやはり金融機関に構造改革を迫っていくものだというように思っております。したがって、構造改革の一環だと。つまり、預金者までが言わば非常に強い監視の目を金融機関に向けるわけでございまして、そういう中で、そうしたある種半ば猜疑心を向ける預金者に...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 浜田先生も悩みながらということでございますので、先ほど私がちょっと答弁をしたら、大塚委員の方は、何か決意が揺らいでいるんじゃないかなんという、少し、何というか、先読みというか深読みというか、そういうようなお話でありましたが、決してそういうことはございませ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 個人保証の徴求というのが画一的に行われているんではないかということに関連いたしましては、確かに、全国銀行協会、全銀協が制定しました銀行取引約定書ひな形の中に、保証人の記名捺印の欄を設けて、債務者本人と保証人が連帯して保証を負うというような規定があったわけ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 郵貯にしても簡保にしても、長い経緯の下でこういうふうな形に現在なっているわけでございます。それを、そういう現状の上に立って今回財投の預託という制度を廃止したわけでございまして、したがってその運用については今委員がおっしゃられるような形になると、これはもう...全文を見る
07月15日第154回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 海野委員が御指摘になられた公的部門が対民間収支で揚げ超というか、引揚げの方が多くなっているのではないかということと、ただいまの公的部門の資金を対外投資に回したらという御提案との間に、ちょっと私、頭の整理が付きかねますので、後者だけについてお話を、私の感じ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 地域金融機関が地域の経済の安定、発展のために非常に重要だということは、海野委員と私は完全に同じ見解に立つものだと思います。  特に、地域金融機関というのは地域経済の言わば基盤を作っている中小企業の皆さん方に対する融資機関でございますが、その存在というも...全文を見る
07月15日第154回国会 参議院 行政監視委員会 第10号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) ただいま近藤委員が、正にアメリカの経済に対するエキスパートとして、エンロン、ワールドコム等の会計疑惑とその影響するところについて御指摘になられまして、正にそのとおりのことが私どもも起こっているというふうに見ておるところでございます。  そういうことを前...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) アメリカにおきましては、今、近藤委員も御指摘になられたように、各般にわたるコンプライアンス関係の規制の強化が行われております。  例えば、取締役の責任の強化というようなことで、財務諸表を提出した後にそうした財務諸表が提出されているとはちょっと自分として...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 日本の証券取引等監視委員会は、御案内のように、現在、八条委員会ということでこれが設置されておるわけでございます。他方、金融庁には、証券市場関係につきましても、企画立案それから監督といったようなところが私どものところに所属をいたしております。またさらに、財...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ここで突然のお尋ねでございますので、頭に浮かんだことで申し上げるわけでございますけれども、アメリカにおきましても、自分たちが、銀行監督者が自分たちで十分だというふうに思っているかというと、お会いしていろいろお話をするときには、非常に今の体制にも問題がある...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 資本市場の構造改革ということについては、実はこれまでにも、私、着任してしばらくして証券市場の構造改革の取りまとめというものの文書を発表させていただきまして、それに基づいてその具体化を図ってまいったわけでございます。  例えば空売りの問題なぞも言ってみれ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 証券税制につきまして、私ども、毎年度のように税制改正の要望を出させていただいております。昨年度も、非常に主税局の寛大な、また我々に対して理解ある姿勢から非常にいろいろな税制改正をやっていただきまして感謝をいたしておりますが。  ただ、そこで言われている...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) あと残りを三分の一ずつということになると、余りお話は長引かせるのは良くないと思いますので簡潔に申しますが、まず、ペイオフというのは構造改革に資すること多大であるというふうに思っております。要するに、預金者までが金融機関の経営というものに目を向けて、そして...全文を見る
07月17日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○柳澤国務大臣 現行法の方でございますけれども、これは御案内のとおり、私ども、再来年の九月の時点で、各銀行の株式の保有の限度というものを、ティア1、自己資本の額と同額とするという規制をかけることをいたしたわけでございます。  これは、現在のBISの規制であるとか、あるいは実態的...全文を見る
○柳澤国務大臣 銀行保有株の円滑な処理ということについて私どもは法の規定を置いたわけでございまして、そういう我々の法の趣旨、目的というのはそれなりに有効であった、こういうふうに考えているということでございます。
○柳澤国務大臣 私が申し上げたのは、銀行の保有株の保有制限を念頭に置いたところの処分、これについては、それを円滑化するためにそれなりの効果を上げたと評価するということを申しているわけでございまして、我々の立法の目的あるいは趣旨というものはそこで実現しているということを申しているわ...全文を見る
○柳澤国務大臣 趣旨が違うと。我々の方は、銀行の株式の保有制限というところをスタートにしてロジカルに考えた。それに対して今回の議員の、党の皆さんがお考えいただいたのは、なぜそういう多額の銀行株が保有されるに至ったのか、もちろん、私ども、この法律を一年前に議論したときにもそのことは...全文を見る
○柳澤国務大臣 古川委員、大変ロジカルにこの問題の構造をお示しいただいて、そういう理解でよろしいかという御確認の質疑であるわけでございます。  もちろん、私どもも、先ほど来申し上げておるように、そもそもの我々の政府案のときにもそのことは立法過程で議論があったし、また審議の過程で...全文を見る
○柳澤国務大臣 これはもういろいろ、議論のための議論と言ってはなんですけれども、要するに、我々としては、我々が措置した銀行の株式保有制限というものから導き出されるところのいろいろな事態に対して責任を持った処置をしておこう、こういうことにこの前はとどまったというか、そういうところで...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは何度も、もう既にここでも申し上げておるように、我々の議論というのは、株式の保有制限、ここからスタートがいたしたわけでございます。したがって、そこから当然導かれる現象に対して手当てをしておこう、こういうことにとどまったというのが事柄の実態でありまして、今回は、...全文を見る
○柳澤国務大臣 私どもは、先ほど来言っているように、株式の保有制限を措置するというところが政府のアクションなんです。したがって、そのアクションからいろいろ導かれる懸念のあった現象に対して手当てをしておこう、こういうことで、我々の法律の思想というかそういうことは一貫しておったわけで...全文を見る
○柳澤国務大臣 御質問にお答えする前に、さきの古川委員の御発言について、ちょっとだけコメントさせていただきたいんです。  私どもは法律の執行機関でございます。したがって、国会で成立した法律が、みずからの提案によって閣法として提出されて成立したものであろうと、議員の皆さん方の手に...全文を見る
○柳澤国務大臣 政府の与党でございます、政府にくみしていただいている党でございますから、これは、いろいろと御心配をいただいて、いろいろな適切な措置をとっていただくということは、我々はありがたくこれを受けとめさせていただいておる、こういうことでございます。  ただ、この法律につい...全文を見る
○柳澤国務大臣 私が閣法の政府案の答弁でも申し上げたんですけれども、銀行の保有の株がこれほどまでになった背景にはいろいろないきさつがありますよということは申し上げているんです。一つは、まず財閥の解体があった。それから、その次は資本の自由化があった。それから、エクイティーファイナン...全文を見る
○柳澤国務大臣 セーフティーネットとして私どもがかねてから御説明申し上げていることは、こういうことでございます。  つまり、銀行の株式保有制限をかけた、したがって一定の期日までにこの規制に対してコンプライしなきゃいけない。したがって、自分が売りたくない時期にだって売っていかなき...全文を見る
○柳澤国務大臣 全部はなりません。それはどうしてかというと、これは当初拠出金が最初に損失の引き当てに動員される。その次は、買い取り時の、売却時と逆から言いますが、売却時の拠出金。これは、銀行株を持っている事業会社は今度そうした拠出の義務を負っておりませんのでそちらの話ではないんで...全文を見る
○柳澤国務大臣 制度ができましたときに、その運用に当たるということでございまして、国民負担も政府保証という形で政府が最終的に損失の補てんをするという仕組みになっておりまして、今回改正でもその点は変わっていないわけでございます。
○柳澤国務大臣 古川委員から、きょう、BTの会社分割に伴う株式面での措置ということについて御質疑をいただくということで、新聞記事等を見させていただきましたが、ちょっとよくわからないわけですね。  何がゆえに固定の電話会社の株を携帯の電話会社の株の配当として渡すかという、そもそも...全文を見る
○柳澤国務大臣 そのとおりだと言ってよろしいかと思います。
○柳澤国務大臣 それは数量的なことを恐らく言っているんであって、どこに保有されている株かということは、端的に言えば、論ずるまでもないこととして議論が展開されているんだというふうに今のくだりは読むべきだ、このように私は思っております。  その上で、余分なことのようでございますけれ...全文を見る
○柳澤国務大臣 今、中塚委員の方から、何か時価よりも高くに買ってもらえると言わんばかりのお話がございましたが、それはそうではないことは既に御案内のとおりでございます。  そして、しかる後、買った買い取り機構が何らその発行体に対して物を言わぬ、物言わぬ株主におさまってしまうのでは...全文を見る
○柳澤国務大臣 もともとのスキーム、これは株式の保有制限とそれの実施を円滑ならしめるためのスキーム、こういうことで、私どもは、これを総体として構造改革のための施策というふうに申し上げてきたわけでございます。  今回は、そこの、その実態が、銀行の保有株式の制限に係るわけですけれど...全文を見る
○柳澤国務大臣 リターンというものを具体的にとるか、指標的にとるかでございますが、今委員が仰せられたのは、指標的にとって、例えばROAなりROEなりがどうなるか、こういうことかと思いますが、一株当たりの株価収益率というようなものは、株価が高くなれば、分母が高くなれば、分子が一定で...全文を見る
○柳澤国務大臣 大筋そのとおりでございます。
○柳澤国務大臣 大筋間違いございません。
○柳澤国務大臣 銀行の保有株をどのように減額していくかということを当時考えておったわけですが、率直に言って、あの当時の新聞とかその他の報道でも、また、国会の論議でも多分お尋ねいただいて、柳澤大臣は本当は反対だったんだろう、こういうような話もあったように記憶しています。  したが...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは御質問になられた前の委員の先生にもるる御説明させていただいておりますが、要は、銀行に対する株式の保有制限を課するということを実施した場合に、やはりそれを円滑に運ぶためにはある種のシェルターが必要である、こういう考え方で一貫させた結果、そのようになっているとい...全文を見る
○柳澤国務大臣 これもまた先ほど御答弁したことの繰り返しになりますが、今回の改正法の第一条の書きっぷりを見ていただきますと非常に明瞭であるというふうに思います。  要するに、この法律の目的は、施策としては何を実際やるんだというと、「銀行等による株式の処分の円滑を図り」、つまり株...全文を見る
○柳澤国務大臣 佐々木先生も今読んでくださったくだりですけれども、すべからく今度の場合には銀行の株式保有の制限というところに焦点を当ててと、私わざわざ言っているんです。今度は、この銀行の株式保有のうち、持ち合いの解消ということに焦点を当てているんです。ですからこれは、それを円滑化...全文を見る
○柳澤国務大臣 重ねて御答弁申し上げますが、よく読んでいただきたいと思います。  すべからく今度の場合はかくかくしかじかのところに焦点を当ててという前提を私置いてお話ししているんです。ですから、まさに今回は別のところに焦点を当てれば別のことが付加されるということは、これは論理の...全文を見る
○柳澤国務大臣 ですから、もうたびたびで大変恐縮には存じますけれども、今度の場合にはここに焦点を当てて考えておりますのでこのスキームの中には入らないという議論をしているんです。ですから、今度は別のところに焦点を当てれば、今度は入るという結論になるスキームも十分考え得るということは...全文を見る
○柳澤国務大臣 これは、言葉の問題もさることなんですが、言葉の問題でもいいですよ、言葉の問題、幾らでも議論させていただきますけれども、要するに、私は、焦点をここに当てて今度法律のスキームをつくらせていただきますということを申し上げたのです。  ところが、今度は少し焦点をずらして...全文を見る
○柳澤国務大臣 問題があります。問題がここにあるとします。そのときに、ここに焦点を当ててどういう措置をとるか、少しずれたここに焦点を当てたらどういうことを付加しなきゃならないか、こんなことは私は当たり前のことだと思いますよ。
○柳澤国務大臣 そのように認識しております。
○柳澤国務大臣 与党の先生も非常にいろいろなところと接触をしていろいろな情報をおとりだろうと思います。そういう意味で、私がこれから申し上げること以上に別の事実を掌握されて、それを踏まえて御提案になっていることも十分あり得る、こういう前提でお話し申し上げます。  私は、やはりやり...全文を見る
○柳澤国務大臣 私も、今回の御提案の基礎を直接手がけたわけではありませんから、いかなる情報をもって今回のような提案に至ったかということをすべて知っているわけではないんですが、横から見ていてどう考えるかという御質問でございましたので、進んでいるんだけれども、だんだん進むにつれて難し...全文を見る
○柳澤国務大臣 不規則発言はお慎みください。  私が申し上げたのは、みずからの経営判断に基づいて持ち合い解消を進めている、そういう事態は今進行中なんですねという委員の御指摘に対して、私はそういう認識を持っています、こういうことを申し上げたんです。その上で、現状はそうなんだけれど...全文を見る
○柳澤国務大臣 私も常に正確な表現を心がけておりますつもりですけれども、胸突き八丁云々は、何と申しますか、必ずしも正確な表現でないかもしれませんので、余りおこだわりをいただかないようにお願いをいたしておきます。  そこで、申し上げるのはどういうことかと申しますと、私は、持ち合い...全文を見る
○柳澤国務大臣 持ち合いというのは通常は株式の持ち合いということでございまして、そういう意味合いでは、今相沢提案者も触れられたかと思うんですけれども、特に植田委員の御指摘になられた生命保険というのは株式会社組織ではないものですから、そういう意味で、我々が今ここでテーマとして論じて...全文を見る
○柳澤国務大臣 そこのところについても答弁したつもりでおったんですけれども、繰り返しになりますが、以下申し上げます。  それは、生命保険会社の持っているリスクと、それからそれに基金等を拠出している金融機関の持っているリスクというのはやはり違うものである。だから、常に同時発生的に...全文を見る
07月18日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第25号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 私ども、先週、日本型金融システムと行政の将来ビジョン懇話会から報告書を御提出いただきました。  一口に、今、林委員も間接金融から直接金融へということだろうと、こういうふうにおっしゃられたんですが、もうちょっとよく読んでいただきますと必ずしもそうなってい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 林委員が御指摘になられたように、今回のリポートでも、今回アメリカで起こった不正経理、不正会計の事案について、今まで何かお手本のように言っていたアメリカも大体似たようなものじゃないか、やっぱりこういうことがあったんじゃないかというような考え方に立って、開き...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 林委員、大変な勉強家でございまして、非常に先端的なところにも御関心を払っていただいているということで、敬意を表しておきたいと、こう思います。  のれん代等の知的財産につきまして、今仰せになられたように、他から購入したものについては、これは取得価額を計上...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 昨日も総理がそういうことをおっしゃったわけですが、ほら何月危機が来るぞというようなことをあおるというようなことはいかがなものだろうかということをおっしゃったんだろうというふうに私はお聞きいたしました。私どももそのように考えておりまして、要するに問題がある...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) IMFはどういうことを言っているかというと、街のアナリストの皆さんはこういうことをおっしゃっている、それに対して金融庁当局はこういうことを言っているということを大体紹介しているというのがIMFリポートの基調でございます。IMFは別段何か考えるというような...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 税効果会計を計上するに当たっては、今、峰崎委員が御指摘になられたように、つまり、現在の赤字というか、そういう状況が一時的なものであるということがまず大事なんですね。だから、不良債権の処理が大きな固まりでどんと落ちるというようなことは一時的な現象だという認...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 減額です。
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今の御質問に対して、事務方を含めて専門的に検討した結果でないものですから感想みたいなことになるわけですけれども、先ほど林委員の御質問にもありましたワールドコムの問題も、私は、あれは非常に、何というか、ある意味で、そういう高度なものではないんですが、会計基...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 新生銀行の解除権の対象期限は来年二月末まででございますので、その点、ちょっとまず申し上げておきます。  それで、融資態度ということでございますけれども、基本的に私どもとしては、これはもう各行の経営判断ということで考えております。ただし、おっしゃられるよ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 純粋な商行為であることは、これはもう言うをまたないわけですけれども、現実問題、どういう力が働くかということを考えますときに、メーンがそれを買い取って再建計画というようなものを立てていくということになりますと、メーンにしても、そんなものを簿価で買って再建計...全文を見る
07月19日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) CRAについてどういう評価をしているかということでございますが、これにつきましては、今、広中委員からのお話にありましたように、公民権運動の背景を持ちまして地域というとらえ方をしているんですけれども、やはりマイノリティーの方とかあるいは人種的な一つのグルー...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) アメリカのCRAについてどう考えるか、このことについてはビジョン懇話会でも若干の議論はして、その記録はその最終の報告にもとどめておるかと思います。  確かに、人種的な背景を持って地域再投資法という形で始めたわけですが、そこから現実に収益が上がったという...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 政府関係金融機関あるいは政策金融機関というものをどういうふうにごらんになっているか、私ちょっと、そうした発言からはなかなか分かりにくいわけですけれども、国民金融公庫の企業貸しでしたか、先ほど村田副大臣が触れられたような資金というものは、これはかなり一般性...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっとさきの話で、必ずしも私の真意が伝わらなかったと思うのは、私は先ほどの櫻井委員の指摘というのは定性的な指摘だというふうに受け止めて、定性的に申し上げたわけですね。要するに、一般資金というのが政府機関を通じて貸し出されているということは、極めて例外的...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は先ほども指摘させていただいたとおり、個別具体的な法律の中に例えば金融についても配慮しなければならないというような文言をちょろっと書きまして、それがすぐ投資銀行だとかあるいは中小公庫だとかというようなところに反映して、だから中小金融公庫なんというのはこ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 何と申しますか、政策金融というものは多かれ少なかれ財源なんですね。財政資金なんです。先ほどもおっしゃったように、低利の融資を行うということになれば、そこに出資でという形を取るにしろ、補助金という形を取るにしろ、財政資金が裏付けにならなきゃ駄目。あるいは、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと局面が違うわけです。あの場合は他業種からの参入による銀行の設立ということがあったものですから、他業と銀行との関係いかにあるべきか、もう最も問題になるのはすぐ機関銀行化の問題ですから、そうしたことについてはかなりしっかりした規制を置かないとこれは銀...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ぶったまげな話なんですね、私にとっては。もうそういう何というか、ことを連想で、ある事実とある事実をつなげるというようなことは、もう天才的な方がそういうストーリーを作られるんだろうと思うけれども、私ども全くそういうことを片方の事実も知らなく、我々は本当にイ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私も、そうした金融機関にお勤めになられて、いろいろな取引先のことをよく知っていらっしゃる、そういうような方々がその仕事から去られてしまうというのは非常に残念なことだというように思います。  ただ、破綻金融機関の引受けということに当たって、その人たちがま...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 大変難しいことでございます。と申しますのは、私、今朝ほど御党の案を表の形でちょっと、事務方が整理したもので、多分エッセンスだろうと思うんですけれども、基本のところは地域金融機関、殊につい最近において所管が替わった信組のようなところについてかと思いますが、...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 方向としては私は、やはり早めにとにかくRCCももっと案件に目を通すことが大事だろうと、こう思います。それで、再生の可否というものについて見当を付けるというか、そういう事務も必要でしょう。  そうしますと、確かに六十人というのは相当の技量を持っていらっし...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私どもは、やはり今の金融機関というものが担保にばかり目が行ったり保証にばかり目が行っているというのは良くないということで、やはりリスクは金利に反映するという、そういう考え方があるんだぞということを申し上げて、リスクに見合ったリターンを取りなさいということ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 仮に、都道府県の問題で今お話があったようですので、その点で考えますと、じゃ都道府県の公金を保護するために、これは全額保護でしょうと、こう言って国が税金で保護するということにどれだけの合理性があるか。  仮に、それじゃ、それはやっぱり地方税で、地方の団体...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 不良債権の処理についていろいろ世上言われていることも、私、承知をいたしてきておるわけですが、私なりに世上の議論を整理させていただきますと、不良債権の認識についていろいろそごが起こるというか、そういうことというのは大体四つに分類できるんじゃないかと、こうい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 要するに、破綻懸念先というものについてもやはり再生可能性というものを常に吟味します。吟味するということは何かというと、結局は再生計画あるいは再建計画というものを立てられるかということですが、仮に立てるといって、そして例えば債務超過の状態が、あれは五年でし...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ちょっと盛りだくさんの御質問を一度にいただいたので、整理をしてお答え申し上げますけれども、まず第一に、ペイオフについては、これは私ども構造改革の一環であるというふうに思っておりますので、この基本を揺るがすわけにはいかないというように考えております。しかし...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 我々の方も月別の、月末時点の預金の動向を委員の先生方にもお求めに応じてお配りしているかと思いますが、その原資料というのは全銀協の資料であったり日本銀行の資料であったりいたしておりますので、我々もサービスをいとうわけではありませんから、これまでどおりやらせ...全文を見る
07月22日第154回国会 衆議院 予算委員会 第29号
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○柳澤国務大臣 ペイオフは、私どもとしては、構造改革の一環だ、このように考えております。株主のみならず預金者の厳しい目も銀行の経営に注がれるということのために、銀行経営者は本当に死に物狂いでみずからの経営をしっかりさせなければならない、これが我々、金融機関の構造改革そのものだ、こ...全文を見る
○柳澤国務大臣 金融検査マニュアルでもって金融機関の検査をさせていただいておりまして、今委員が仰せのとおり、各債権につきまして債務者企業の区分を決めている、こういうことでございます。  そこで、債務者企業の財務の状況というものが基本的に区分をする上の着目点ということになるわけで...全文を見る
○柳澤国務大臣 ペイオフに当たりまして、これを二段階でもって実行するということで、ことしの四月からは定期性預金についてペイオフを施行させていただいております。そして、明年の四月からは流動性預金にもこれを適用させていただくということでございます。  このように、二段階のペイオフ凍...全文を見る
○柳澤国務大臣 今の西川委員のお話を聞いておりますと、何もかもわかっていらっしゃって御質問になっていらっしゃる、問いも答えも全部わかっていらっしゃっての御質問という気がいたしまして、何か私の方が申し上げることがかえって失礼になるような気持ちもするわけですけれども、一つは、私ども、...全文を見る
○柳澤国務大臣 日本の金融システムを健全化し安定化させるためには二つ問題がある。一つは不良債権の処理の問題がある。それからもう一つは、株を大変たくさん持っておって、この株式市場の変動というものからこうむるリスク、これもやはりもっともっと健全化しなきゃいけない、こういうことがござい...全文を見る
○柳澤国務大臣 地域の金融機関が中小企業の皆さん方への金融というものの主な担い手だというふうに思います。地域の金融機関から預金が抜かれるということがもし顕著に出てきた場合には、その金融機関はやはり貸し出しというものの原資がそれだけ細りますし、それから安定的なものでなくなるというよ...全文を見る
○柳澤国務大臣 RCCの簿価買い取りなどというようなものが浮上しているなどと私は全く思っておりません。私は聞いておりません。いっときそういう議論が出たわけです。これは総理の目前で、目の前で出まして、私と党側の代表者との間でやや激論と言っては、私はそういう激論する者ではないですから...全文を見る
○柳澤国務大臣 ただいま委員から日本の金融機関の低収益性というものがどこから来ているかということについてのお話をお聞かせいただきました。一々もっともだというのが私の感想でございます。  ただ、オーバーバンキングということについては、やはりアメリカでまだ三千ぐらい銀行があるわけで...全文を見る
○柳澤国務大臣 先ほど来申し上げておりますとおり、金融機関の側も、今、収益力の向上ということでは金利の引き上げ等を含めまして真剣な努力をしておるわけでございます。  リテールというのは、先ほどちょっと私、概括的に物を言い過ぎましたけれども、リテールと通常言う場合には中小企業者も...全文を見る
07月23日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第4号
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○柳澤国務大臣 平成十二年度における金融庁歳出決算の概要を御説明申し上げます。  平成十二年度の当初予算額は、二十七億千六百十七万円余でありましたが、これに予算補正修正減少額七千五百九十一万円、予算移しかえ増加額九十八億九百十七万円、前年度繰越額十一億二千四十八万円余を増減いた...全文を見る
08月08日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) ペイオフは現在定期性預金について導入させていただいたわけですが、スケジュール上、来年四月からはこれを流動性の預金にまで拡大すると、こういう仕組みになっているわけでございます。  そこで、この時点でペイオフというのは一体どういう意義があるかと。元々、ペイ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 預金の移動が今、委員も御指摘のような側面でございました。特にこれは、地方銀行あるいは中央の大手銀行を通じまして定期性預金の減少と流動性預金の増加が見て取れたわけでございます。  これはもちろん、安全志向ということもその背後にあったことは疑問がないことだ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ただいま中島委員がお触れになられたことは、先般私が総理とお会いして御指示をいただいたことに密接に関連をしている事柄でございます。総理からいただいた御指示と申しますのは、ペイオフは予定どおり実施をすべきであるということ、ただ、一方において、決済システムとい...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 国民感情的に言いますと、今、広野委員が仰せになられたような気持ちに陥るということも正直言って理解できないわけではございません。ただ、これを我々行政の対象として見るときには、やっぱりきちっとした法律に基づいた処理を行うということでなければならないということ...全文を見る
08月29日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○国務大臣(柳澤伯夫君) 新札の発行について記者から御質問をいただきまして、私もお答えをかなり無理をしていたしました。私の頭の中にあったのはやはり金融機関に対する負担の増ということでございまして、そういうことを考えるとちょっとそうにこにこ歓迎というわけには気分的にいきませんと。し...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私ども、オフバランス化というようなことを不良債権に対する間接的な処理である引き当てと同時に進めさせていただいておりまして、これらのことをいろんな私ども決めさせていただいたスケジュールどおりやっていただくということに努めて、今申したようなことをどうしても成...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) それは、今御引用になられた点は前段でありまして、最後のところで私は、やはり自分たちの守備範囲のことをきちっとやっていかなきゃいけないと、こういうことでその答弁締めくくらせていただいております。要は、私のそのところで申し上げたのは、経済論をやらせればいろん...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今年の四月から定期性預金の保険限度額というものを一千万円にいたしまして、それを超えるものについては保険保護が掛からないということになりました。そういうようなこともあるし、また、ただいまでは金利の格差が定期性預金と普通預金で余り変わらないというようなことも...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今度、決済性預金を保護させていただくということを方針として総理からも御指示いただいたこともございまして、今、金融審議会でその具体策についていろいろ御検討をいただいておりまして、まだ中間段階ということでございます。  これと構造改革との関連についてのお尋...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) そのとおりでございます。
○国務大臣(柳澤伯夫君) ただいまその内容というか、法的な構成を含めて御検討いただいておる途上でございまして、今ここで私がそのことについて結論めいたことを申し上げられる段階に至っていないということでございますが、いずれにせよ法改正は必要だと私ども考えておりますので、この点について...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) これは、決済性預金というものは典型的には企業向けの当座預金と、こういうことでございますけれども、当座預金というのを金融機関から認めてもらうためにはかなり高いハードルをクリアしていかなければいけないということで、現実には普通預金も決済性預金として使用されて...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今、小村総裁が話をされたように、政策投資銀行の方は、やはりPFIに対する融資あるいはプロジェクトファイナンスというようなこと、あるいは事業再生、企業再生というようなこと、さらにはそういうようなことについてのスキームを組み立てていくノウハウを持っているわけ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ナスダックが出てきておったときに、そのトップとも私、話をしたことがあるんです。あなたのところ、あっという間にこんなエスタブリッシュされた市場になったし、それから、例えばマイクロソフトなんというのはあれだけの会社になってまだナスダックなんですよね。日本のよ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) この団体定期保険の問題が生じたということは、私もあれはマスコミか何かで承知をいたしております。特に、あの当時よく出られた女性の遺族の方が私どもの静岡県の私の選挙区にも近い方であったという記憶でございまして、関心を持って見ておったということでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 私は、このお話、八田委員の方から御質問があるということで、ちょっと勉強というか、ちょっと内部で事務方と話合いをいたしたわけでございます。  私は、この話を聞いたときに、私の地元のあるメーカー、ピアノを作っているメーカーですけれども、そのメーカーというの...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) ある金融機関が破綻をしたというときにこの破綻の処理を行うわけですが、その一環として、その貸付金等の資産を受皿銀行、受皿金融機関にこれを譲渡するわけでございます。もう破綻金融機関の方の代表者というのは金融整理管財人ということになるわけですが、したがってこの...全文を見る
○国務大臣(柳澤伯夫君) 今、私の答弁の前に、預金保険機構の松田理事長からお話がございました。よく聞いておったんですけれども、もうこれ以上の答弁はないほどの答弁で、行き届いておったというふうに私はお聞きいたしました。つまり、いろんなことを全部考えて、考慮の範囲に置いて、そうして個...全文を見る