簗瀬進
やなせすすむ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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08月21日 | 第143回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○簗瀬進君 早速、間を入れずに具体的な質問に行きたいと思います。 先ほど総理の会合設定、昨晩のいきさつについて、総理の御発言と官房長官の御発言がどうも真っ向から食い違っていたような感じがするんですが、その点はもう一回確認をさせていただきたいと思います。それは官房長官の方から。 |
○簗瀬進君 これは本題はやっぱり住信の社長さんに主眼があったんではないんでしょうか。 というのも、新聞報道等で、両行の合併ということについて住信側で非常に懸念を抱いておる。住信の方でもう一回独自に、金融監督庁のいろんな調査が信じられないのかどうかわかりませんけれども、独自にも...全文を見る | ||
○簗瀬進君 随分御心配になっているようなんで、そこら辺でしっかりと固めておきたいと、そういう趣旨が昨晩の会合の趣旨であったのではないのかなと想像するんですが、総理、いかがですか。 | ||
○簗瀬進君 とにかく、預金者の保護ももちろん大切であります。しかし、この金融安定化の問題で国民が一番何を心配しているか。それは自分たちの知らないところでどれだけ泥沼の金融安定化のために自分たちの税金が投入されるのか、その底が見えない。これについての心配が疑心暗鬼となって非常に処理...全文を見る | ||
○簗瀬進君 確かに形式的な申請はないかもしれません。しかし、金融監督庁に対してかなり大幅なリストラ案を出しているわけです。そして、その上で住信というようなことでの話でございますから、これは言うならば日本の行政がいつもやるパターンで、もう表で申請をしたときはすべてでき上がっている状...全文を見る | ||
○簗瀬進君 お言葉ではありますけれども、長銀だけ破格の待遇で、十一日もほかの銀行よりも先に呼んでいるんです。 それで、市場の推移と先ほどおっしゃいました。市場の推移というのは一体どういうことですか。 | ||
○簗瀬進君 当時というのは幾らぐらいだったんですか。 | ||
○簗瀬進君 それは答えになってないですよ。市場の推移で判断したんでしょう。 | ||
○簗瀬進君 それでは、きのうの夜、総理に対してはどういうような御報告をしたんですか。 | ||
○簗瀬進君 昨年以来、北拓あるいは山一、株価が大変金融機関に対しては非常に大きな影響力を持つということは、当然これは長官も御案内だろうと思うんです。まさに、今のお答えは、金融監督庁としては長銀がこの中ではかなり破綻の可能性が高い、このように御判断をしているという言葉の言いかえじゃ...全文を見る | ||
○簗瀬進君 話は若干前に戻るんですけれども、いわゆる早期是正措置というようなものがあるのは、もちろんこれは釈迦に説法でございますが、この早期是正措置の理解について、どうも金融監督庁長官としては、はっきりと御認識なさっていないのではないのかなということがあるのでちょっとお尋ねしたい...全文を見る | ||
○簗瀬進君 今の点も細かく追及すればいろんなことが出てくるんですけれども、とにかく金融監督庁はいわゆる金融と財政を分離しなければだめだと、そういう大変な議論の中で出てきた、言うならば金融の安定化のための切り札の役所のはずなんですよ。 ところが、お話を聞いているとどっちを向いて...全文を見る | ||
○簗瀬進君 当初ということは、最後は幾らぐらい、あるいは延べで何人なんですか、何時間ぐらいやったんですか。 | ||
○簗瀬進君 検査部全体が百六十五人、こういうふうな体制であるということは私も承知をいたしておりますけれども、例えばこの前の一千七百六十六億円、三月に投入をしたわけでありますけれども、その際の検査体制はどのようなぐあいになっていたんですか。何人ですか、何時間ですか。 | ||
○簗瀬進君 それで、ちょっと金融監督庁の体制について、細かい質問になるかもしれませんけれども、まずアメリカの預金保険公社、これは三千七百九十一名という大変な多くの検査要員を考査局に抱えているわけですね。日本は、今国民期待の金融監督庁が百六十五人そして預金保険機構も二百八十五人。こ...全文を見る | ||
○簗瀬進君 そういうことで、預金保険機構の方は、これは金融企画局がやるんですか。 | ||
○簗瀬進君 結局、今預金保険機構の質問をさせていただいたんですけれども、金融と財政の分離というようなことが非常に問題になっている。そこで、やっぱり今までの金融についてのいろんな問題、あるいは日本全体の現在の経済不況をつくり出した原因というのは一体どこなのか。いろいろ考えてみても、...全文を見る | ||
○簗瀬進君 財革法をスタートさせる際の閣議決定がございました。昨年の六月だったですかね。そのときに大蔵省がこういうふうな文書を入れておったはずです、我が国の財政赤字は先進国中最悪であると。こういうふうな議論なんですけれども、その後、OECDから出された資料等を見ますと、先進国の場...全文を見る | ||
○簗瀬進君 迅速果敢な経済対策がなかなか立てられてこなかったと大蔵大臣おっしゃいました。きのうも自民党の林さんの方からも御質問があったんですけれども、経企庁の経済見通しということについてちょっと聞いてみたいんです。 堺屋長官になられてから急に変わるということになりますと、見通...全文を見る | ||
○簗瀬進君 もう少し大胆な突っ込んだ御発言がいただけると思ってはいたんですけれども、ちょっとガードがかたくなったようでございますので、情報政策についてのお話をさせていただきたいと思います。 質問に当たりましていろいろ調べさせましたら、いわゆる情報政策関連の予算として平成八年度...全文を見る | ||
○簗瀬進君 今のお言葉にもう一つ私はつけ加えるべきだろうと。 どうしても日本の情報政策というのはサプライサイド側、情報産業振興という、今まさに総理がお話しになったような側面でとらえられてしまう。しかし、もっと大切なことがあるんです。それは情報を使っている情報ユーザーの側なんで...全文を見る | ||
○簗瀬進君 情報の関係でもう一つ。 どうしても情報強者のための情報というとらえ方がされるんです。私は、むしろいわゆる障害を持った皆さん、ディスアビリティーの皆さんが自分の欠けている能力をこの新しいネットワークを使ってさらに拡充をしていく。そういう意味ではまさにネットワークは、...全文を見る | ||
○簗瀬進君 ありがとうございました。 外務大臣に御質問をしたいんですが、フォーリン・アフェアーズで、大変有名なナイ・ドクトリンを書いたジョセフ・ナイさんが、三年ぐらい前だったと思うんですけれども、情報革命と新安全保障秩序、こういう論文を出しています。軍事あるいは安全保障の面で...全文を見る | ||
○簗瀬進君 この論文の中でナイさんは、核の傘にかわる情報の傘を、こういうふうな提案をいたしておりますけれども、これについての御所見を伺いたいと思います。防衛庁長官。 | ||
○簗瀬進君 若干私の質問が漠然的だったので答えられなかったかもしれないんですけれども、実はこの論文は、言うならば情報をかなり軍事的、戦略的に使っていこうという大変な考え方なんです。いわゆる湾岸戦争のときに、情報を押さえる者は別に核を持たなくても戦争に勝てるんだ、だから新しい囲い込...全文を見る | ||
○簗瀬進君 ありがとうございました。 | ||
09月10日 | 第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○簗瀬進君 それでは、私の方から質問をさせていただきたいと思います。 衆議院から参議院へと舞台は移ってまいりましたけれども、私、共通して気になる論調がございます。それは、大野木参考人のお言葉の中に、六月になってすべてが変わったような、そういう説明の仕方が頻繁に出てくるんですね...全文を見る |
○簗瀬進君 先ほども自民党の塩崎議員からお話があったように、土地が六月になって急激に下がったわけじゃないんですよ。担保価値は急激に六月で低下したわけではないんです。そういう意味ではまさにお得意のゴーイングコンサーンは続いているんですよ。まさにそういう意味では、例えば先ほどお言葉の...全文を見る | ||
○簗瀬進君 質問を次に移させていただきまして、衆議院から本院に至る間にシステミッククライシスといいますか、システムの危機ということが長銀をめぐってよく言われました。長銀を破綻させてしまうとシステムの危機がやってくるんだ、こういうふうなお話でございますけれども、私はどうもその言葉、...全文を見る | ||
○簗瀬進君 まさに今お認めになったようにメーンの数は少ない。ということは、善良な借り手が迷惑をかけられるというのはそんなに多くはないということですよ。また、ほかにかわり得る代替の銀行というようなものも当然あり得る、私はこのように判断します。 それからその次に、国際的なクライシ...全文を見る | ||
○簗瀬進君 成績はどうなんですか。 | ||
○簗瀬進君 デリバティブ、よく言われるんですけれども、名目として言われている四十兆、例えば国内でいいますと東京三菱銀行が一番多くて五百兆円を超えるとかという話があるんだけれども、実際はその決済をする段階になってまいりますと、四十兆だとは言われてもその一%ぐらいの金額で決済が行われ...全文を見る | ||
○簗瀬進君 デリバティブの場合は、例えば先ほどの四十兆というのを想定元本と言い、今の決済の場合をネッティングの話というようなことになるわけで、一般的にその辺が知られていない部分がありまして、やたらとシステミッククライシスというようなものが虚像化してひとり歩きしているような感じがす...全文を見る | ||
○簗瀬進君 まさにバブルの失敗の原因をつくった最高責任者ですよ。しかも、九二年七月、もうバブルがはじけて相当皆さんが経営にお苦しみになっているそういうときに、例えば報酬だけで、相談役でも、これは一億五千万を六年で割れば数字が出るように、年間二千五百万円ぐらいの報酬を払っているわけ...全文を見る | ||
○簗瀬進君 一番のポイントは、どうも両行の合意がしっかりとできていない部分があるんじゃないのか。いわゆる引き継ぐべきとされている正常債権、ここにも、いわゆるデューデリジェンスというのはまさに正常債権を精査するために住信側が調査をしっかりとする、しかも、それも外国の会計監査法人とか...全文を見る | ||
○簗瀬進君 ということは、場合によっては住信側も合併をしないという結論に達する可能性もあるということですか。 | ||
○簗瀬進君 お答えがなかったということで、その可能性もあるということを御示唆なさったものと私は理解をさせていただきます。 その上で、その次に私は、これは国民のお金を千七百六十六億円、三月に入れたわけですね。そのときの、ここに特別委員会へ提出された健全性の確保のための計画書の中...全文を見る | ||
○簗瀬進君 実態認識を聞いているんです。 | ||
○簗瀬進君 債権放棄のことについて移ります。 まず、冒頭聞かなければならないのは、これは塩崎さんからもいろんな御指摘がありました。まさに、今回の債権放棄というのは全くこれは納得がいかないといいますか、これは是認できないです。適法でもないし、当然妥当性も欠いている、私はそう思わ...全文を見る | ||
○簗瀬進君 申しわけないでは済まないんですよ、本当に。それは国民の公的資金がそこに入るわけですから。私たちに申しわけないじゃなくて、国民に申しわけないという、こういう感覚を持ってもらわなきゃ困るんです。 それで、有価証券報告書の中に担保が出ています。それで、「貸出金の担保別内...全文を見る | ||
○簗瀬進君 担保でカバーされている率はどれくらいですか。 | ||
○簗瀬進君 時間がなくなりましたのでもう質問はこれ以上できませんけれども、とにかく今お話にあったように、担保もしっかりとカバーされているということであるならば、まずは放棄をする前にしっかりと回収する努力をするというのはこれは当たり前のことです。その努力を棚上げにして早速国民の公的...全文を見る | ||
09月24日 | 第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会日本長期信用銀行等不良債権調査に関する小委員会 第1号 議事録を見る | ○小委員長(簗瀬進君) ただいまから金融問題及び経済活性化に関する特別委員会日本長期信用銀行等不良債権調査に関する小委員会を開会いたします。 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 去る九月三日の金融問題及び経済活性化に関する特別委員会において設置された本小委員会の小委員長...全文を見る |
09月30日 | 第143回国会 参議院 経済・産業委員会 第6号 議事録を見る | ○簗瀬進君 私は、ただいま可決されました中小企業信用保険法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、日本共産党、社会民主党・護憲連合、自由党及び新党さきがけの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読させていただきます。 中小...全文を見る |
10月09日 | 第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号 議事録を見る | ○簗瀬進君 簗瀬進でございます。 モラルハザードという言葉があるわけでありますが、これは私は金融の世界だけではないのではないか。今どうも日本全体にモラルハザード、いわゆる倫理の破綻ということが蔓延しつつある。我が国社会全体の大変な危機的、だからこそ新しい変革の時期なのかもしれ...全文を見る |
○簗瀬進君 私は、これからの日本の政治の大きな課題といたしまして、与野党間のある意味での本質的な信頼関係をいかにつくっていくのかということが非常に重要になってくると思います。お互いに一つの議院を構成するメンバー同士としての信頼関係、それを基本とした背景がないと政権交代も実際はでき...全文を見る | ||
○簗瀬進君 そのような与野党間の信頼関係の醸成ということを、私はある意味で先駆けてやっていただいたのが今回の法案処理におけるいわゆる与野党の若手の実務者グループの皆さんであったのではないのかなと思っております。 例えば、そこにおかけになっている我が党の池田さん、枝野さん、ある...全文を見る | ||
○簗瀬進君 これは九月十一日付の毎日新聞でございます。先ほどモラルハザードということを申し上げました。そして、自民党の山本議員のお話の冒頭にあったのも、今回の処理スキームについて自民党が銀行救済の立場で動いているのではないのかなという誤解が結構あるようだ、こういうふうなお話でござ...全文を見る | ||
○簗瀬進君 次の質問に移らせていただきたいと思います。 大蔵大臣、昨日はお誕生日おめでとうございました。 私が宮澤喜一という名前を初めて知ったのは、「日本のいちばん長い日」という終戦秘話を書いた本を読んだときでございまして、たしか私の記憶では、あのとき、若き日の宮澤さんは...全文を見る | ||
○簗瀬進君 時間が大変なくなってしまいました。 この新しい破綻のスキームをおつくりになった池田さんを初め多くの皆さんに、西川さんもいらっしゃっておりますけれども、池田さんに御質問させていただきたいと思います。 衆議院の方で、言うならば破綻前についての資金注入を行おうとして...全文を見る | ||
○簗瀬進君 終わります。 | ||
10月15日 | 第143回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○簗瀬進君 今国会一番多く聞けた言葉は、モラルハザードという言葉でなかったのではないか。モラルハザードは金融に始まって、どうも最後は政治のモラルハザードで終わってしまうのではないのか、このような懸念を持っております。 さて、まず冒頭に、防衛庁長官に御質問させていただきたい。 ...全文を見る |
○簗瀬進君 調達本部だけに限って総括をするというのは、ある意味では大変な責任逃れなのではないのかなと。ただ、この問題は、外防委員会そして本会議等ございますから、深追いはここでは避けたいと思います。 次に、私にはたくさんの電子メールの仲間がいます。その一人、これはある銀行系のシ...全文を見る | ||
○簗瀬進君 同じ問題について、通産大臣の御所感あるいは指導方針を聞かせてください。 | ||
○簗瀬進君 金融機関が中小企業者のための二十兆円を自分の不良債権回収のための一つの助けとして考えているようだったら、全くこれは本末転倒、まさにこれもまた一つのモラルハザードなのではないのかなと思います。 しっかりとした御指導をしていただかなければ困るので、金融監督庁長官の所見...全文を見る | ||
○簗瀬進君 次の質問に移ります。 総理、きょうの全国紙一面に、「国内金融機関の不良債権百兆円」だと、このような金額をしっかりとおっしゃられた総理の言葉が出ております。これは、どのような事実認識の中で、あるいはどのような調査結果をもとにして百兆円というお話をなさったのか、根拠を...全文を見る | ||
○簗瀬進君 総理は、今まで政府が発表してまいりました第Ⅱ分類を含む問題債権が金額的に幾らぐらいだったか御存じですか。 | ||
○簗瀬進君 八十七兆円の誤りじゃなかったですか。 | ||
○簗瀬進君 まさに今の総理の御答弁の中に、十三兆円も不良債権が今までの認識よりもふえているというふうなことになるわけでありまして、そこはどのような根拠でそのようにおっしゃったんですか。 | ||
○簗瀬進君 みずから御答弁の中で軽薄というふうなことをおっしゃいました。まさに私もそうだと思います。情報開示がなされていない、そういう中で一国の総理大臣がアバウトであっても挙げる数字というのは、これは国内のみならず国外にも大変な影響を及ぼすんです。 その辺についての総理として...全文を見る | ||
○簗瀬進君 予算が二十五兆とそれから十八兆、合わせて四十三兆というのが今回の趣旨でありますけれども、これではちょっと足らないんじゃないですか、総理、百兆円とすれば。 | ||
○簗瀬進君 次の質問に移ります。 今回、金融システムが危機に陥ったということで画期的な金融再生関連の法案ができ上がったわけでありますが、要点を挙げて簡潔に、金融危機に陥った原因の分析、総理として何が一番問題だったのかということを二、三点挙げていただきたいと思います。 | ||
○簗瀬進君 よくここでも議論になった、言うならば護送船団方式、あるいは金融と財政が大蔵省によって一元化されてしまって、そこでどうしても財政が勝った政策運営がなされてきたのではないか等の分析がありますけれども、その点についての総理の御所見を伺いたいと思います。 | ||
○簗瀬進君 総理も今お認めいただいたように、護送船団方式には大変問題があった。それを解消するために、今回の金融再生委員会を初めとする新しいシステムをつくったわけであります。 ということになりますと、金融再生委員会を早急に立ち上げる政治的な責任あるいは政治的な義務が総理にはおあ...全文を見る | ||
○簗瀬進君 ということになりますと、委員長の人選あるいは四人の委員の選任、その選任についての国会承認というふうなスケジュールが当然予期されなければなりません。 今まさに早急に立ち上げる政治責任があるという私の質問に対して総理は御同意いただいた。それに対して政治的なスケジュール...全文を見る | ||
○簗瀬進君 タイムリミットについてはどうですか、特に国会召集ということで。 | ||
○簗瀬進君 総理は、金融再生委員会を設置するための臨時国会を早期に召集するお考えはありませんか。 | ||
○簗瀬進君 事後承認というのは欠けた場合のことですね。 それで、私は、法の解釈からいって、法律上臨時国会を一定期間のうちに召集しなければならないということに解釈されるのではないのかなと思っておりますが、いかがでございますか。特にこの再生法、それから言うならば再生委員会設置法、...全文を見る | ||
○簗瀬進君 もちろん、憲法の規定で国会をだれが召集するのかということは私もよく存じておるつもりでありますが、実はさきに成立をいたしました金融再生委員会設置法、これは公布の日から起算して二カ月を超えない範囲内において施行するというふうな形になっております。 それからもう一つ、問...全文を見る | ||
○簗瀬進君 では、どうなるんですか。施行の前日まで代行権限を総理はお持ちだけれども、それ以後はないんですよ。だれが権限を持つんですか。 | ||
○簗瀬進君 だから、速やかに再生委員会が設置されていればいいんですよ。だけれども、先ほどの御答弁の中で、いつ設置をするのか非常に不明確なお話である。法律によれば、二カ月以内に再生委員会ができていないと金融再生行政についてはだれも権限を持たないような──あえて言えば、共管があります...全文を見る | ||
○簗瀬進君 答弁者に言いますけれども、第一条、これを読んでくださいよ。「政令で定める日から施行する。」というふうな規定と、もう一つは、言うならばこれは全部日で決まっているわけですよ。総理の権限は施行の日の前日までなんですよ。存在してから権限を失うんじゃないんです。施行の日の前の日...全文を見る | ||
○簗瀬進君 総理にもう一回聞きたいんですけれども、そうすると、二カ月以内に金融再生委員会を設置するための臨時国会を開いていただける、そういうふうに考えてよろしいですね。 | ||
○簗瀬進君 答弁は結構です。次の質問に移ります。 | ||
○簗瀬進君 いやいや、次の質問に移らせていただきます。 私は再生委員会の…… | ||
○簗瀬進君 私は聞いていませんよ、それは。今、総理の答弁で、最高責任者の答弁が出ているんですから、何で補足するんですか。(発言する者多し)いや、法の解釈であろうと……(「聞いてないのはいいよ、委員長」「何で答弁するんですか」「答弁しろ」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し) | ||
○簗瀬進君 今の答弁は私の質問とは全然無関係な答弁です、内容的にも全然触れていません。 時間がないので、次の質問です。 言うならば、立ち上がるまでの間、代行としての権限をお持ちになって、再生委員会のやるお仕事は内閣総理大臣がおやりになることになるわけです。法の趣旨を考える...全文を見る | ||
○簗瀬進君 時間が大変なくなってまいりましたので、次の質問に移ります。 言うならば、資金注入のあり方について、任意的にやるのか強制的にやるのか、こういうお話がございますけれども、例えば総理の経済戦略会議、あそこはむしろ強制注入すべきだ等の諮問もあったように聞いております。一方...全文を見る | ||
○簗瀬進君 その他、例えば株の評価の問題等についてもいろいろ聞かせていただきたかった。また、きょうの新聞を見ても、金融監督庁御自身が株の含み損で時価評価をすると長銀は債務超過だと認定なさっている、こういうふうなお話もございます。まさにそういう意味では、株の評価ということで、しっか...全文を見る | ||
12月11日 | 第144回国会 参議院 経済・産業委員会 第3号 議事録を見る | ○簗瀬進君 私は、ただいま可決されました新事業創出促進法案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、社会民主党・護憲連合、自由党及び参議院の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 新事業創出促進法案に対する附帯決議 ...全文を見る |
12月11日 | 第144回国会 参議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○簗瀬進君 私は、民主党・新緑風会を代表して、政府提出の平成十年度第三次補正予算案に対し、反対の討論を行うものであります。 我が国は現在、未曾有の長期不況にあります。国民は未来への展望を描けず、希望を失おうとしています。破綻は金融システムだけではありません。日本経済全体が過去...全文を見る |
○簗瀬進君(続) 過去にとらわれて直覚力を失っている、理念なき権力を守るためには、かつて悪魔と唾棄した者でも平然とのみ込んでしまう。これでは光太郎の牛にはなれそうもありません。(発言する者多し)牛にもなれないとしたら、総理、歴史に名をとどめる最善の方法をお勧めします。それは、欧米...全文を見る | ||
○簗瀬進君(続) 小渕総理の退陣、そして政権交代こそが、最大の構造改革であり景気対策であると声を大にしてお訴えをいたしまして、私の討論を終わりにいたします。 ありがとうございました。どうも失礼いたしました。(拍手) |