簗瀬進

やなせすすむ



当選回数回

簗瀬進の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月11日第169回国会 参議院 本会議 第26号
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○簗瀬進君 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本の簗瀬進であります。会派を代表して、ただいま議題となりました内閣総理大臣福田康夫君に対する問責決議に断固賛成の立場から討論いたします。  総理、総理、冒頭に申し上げたい。あなたは、就任以来九か月、一貫して衆議院の三分の二の圧倒的多...全文を見る
○簗瀬進君(続) これが問責に賛成する第三の理由であります。  問責に決議する第四の理由は、後期高齢者医療制度を圧倒的多数の国民の反対を押し切って推進しようとする、あなたの国民無視の姿勢であります。  言うまでもなく、この制度は小泉政権の下で強行採決された制度であります。
○簗瀬進君(続) 総理がお好きなはずの共生社会の理想からいえば、真っ先に総理御自身が否定されなければならない差別的な医療制度でしかありません。長寿制度、冗談じゃありませんよ。いいかげんな言葉だけのお化粧直しをしてごまかせる話ではありません。  福田総理、あなたのお年寄りに対する...全文を見る
○簗瀬進君(続) 医療亡国論から始まった厚生省、財務省の官僚たちの医療費削減のシナリオは、いよいよその本性を現してきました。そもそも高齢者を前期と後期に分けるといった考え方自体がまさに人権無視そのものじゃありませんか。お年寄りを七十五歳で線引きをする、対象となった約一千三百万人の...全文を見る
○簗瀬進君(続) 初めに財政対策ありき、そして負担の多いところは切り離して囲い込む、これが制度導入の本音であります。  医療制度の運営者を広域連合にすることで、市町村のかぶるリスクを分散させていますが、保険料の決定と徴収は自治体にゆだねられており、この結果、地域によって保険料や...全文を見る
○簗瀬進君(続) 弱者いじめの制度になっているではありませんか。  かかりつけ医師制度、終末期医療制度、さらに保険料不払のペナルティーとしての保険証取上げ制度など、人権上極めて憂慮すべき制度の導入等々、問題点は枚挙にいとまがありません。これでは、高齢者に負担増を押し付けて一段と...全文を見る
○簗瀬進君(続) 既に、茨城や秋田など地方の医師会からは、外来診療を制限するだけでなく、診療内容そのものを差別するとの反対の声が上がりました。国民の間には、これは平成のおば捨て山だ、どこまでお年寄りをいじめれば気が済むのかなど、厳しい非難や怨嗟の声が渦巻いているじゃありませんか。...全文を見る
○簗瀬進君(続) 一刻も早く採決をすべきであります。また、低所得者の負担軽減策を中心にした修正案などのびほう策ではなく、まずは元に戻して、根本からの見直しをすべきじゃありませんか。  このように、もはや廃止するしかない制度であるにもかかわらず、総理の感想、制度の宣伝が足りなかっ...全文を見る
○簗瀬進君(続) 土建国家とやゆされる我が国を抜本的に改革するためであることは言うまでもありません。さらには、近年の世界的ガソリン高騰の圧迫から、負担増にあえぐ庶民の家計が少しでも楽になればという願いでありました。  総理、干天の慈雨という言葉があるではありませんか。恐らく、今...全文を見る
○簗瀬進君(続) 総理主催の桜を見る会での総理発言は、まさに福田総理の面目躍如であります。  女優の菊川さん、タレントの眞鍋かをりさんに囲まれた総理は、物価が上がるとかいったようなことがあるが、しようがないことはしようがないので耐えて工夫して切り抜けるのが大事なんですと強調した...全文を見る
○簗瀬進君(続) 耐えて工夫することの限界はもうはるかに超えているのであります。庶民の感覚からはるかに乖離した感覚の持ち主こそ、現代の総理大臣には誠にふさわしくありません。これこそ問責に賛成する第五の理由であります。  さて、第六の理由……
○簗瀬進君(続) 道路財源問題に対する総理の極めていいかげんな対応であります。  十年間暫定税率を維持すると言いながら、閣議決定で一年間にするといった、こんな矛盾を許す、そんな法治主義国家は認められません。そんないいかげんな法律の行政運営をしている福田総理も、福田内閣も脅威に値...全文を見る
○簗瀬進君(続) 総理こそ、まさに官僚政治を打破する資格は全くないと、このように断言をすることができます。  以上、八つの問責理由を申し上げました。満堂の皆さんの御協力、賛同を心からお願いを申し上げまして、私の討論を終わりにさせていただきます。  御清聴、誠にありがとうござい...全文を見る