矢野絢也

やのじゅんや



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矢野絢也の1975年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第75回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○矢野委員 私は、公明党を代表いたしまして質問をいたしますが、冒頭に、私の質問の立場、公明党の考えの基本について概略を申し上げながら、まず総論的にお伺いをして、次に逐次具体的な問題の御質問をいたしたいと思います。  三木総理が言われましたように、確かに昭和五十年は、戦後三十年の...全文を見る
○矢野委員 ところが、いま三木さんも言われた安定成長のために、政府はいま何をやろうとしているか、あるいはこの一年間何をやってきたか。少なくとも国民の目から見て印象的にはっきりしておることは、物価安定を合い言葉にして、総需要抑制政策、金融、財政の引き締めの強行——私は大枠として、こ...全文を見る
○矢野委員 昨年の減税がことしに入っておるのでというお話がございましたけれども、そういう論法でいけば、一昨年の減税も入っておると言えるわけでございまして、言っちゃ悪いですけれども、これは国民の既得権みたいなものですよ。むしろ前内閣は、あの当時の異常な物価高に対してそれが必要である...全文を見る
○矢野委員 原理的に申し上げまして、税制度のこういう不公平の改革ということと、あなた、いま所得保障だとおっしゃいましたけれども、そういう問題を、税の原理から考えて、絡ませて考えていくということは、私は本来おかしいものだと思うのですよ。そんなことを言ったら、大企業の法人税を改正する...全文を見る
○矢野委員 これは来年までにおやりになるということを、私は記憶にとどめておきたいと思います。  次の問題に行きます。  利子・配当課税の問題でありますけれども、これは五十年度がタイムリミットであったものを、また五年間延長ということで、二五%を三〇%に税率を上げられたということ...全文を見る
○矢野委員 要するに、利子・配当の分離課税という制度は不公平である、大蔵大臣もお認めになっているわけですね。しかし、るるその捕捉ができないということの御説明があって、だから自信がないと言う。要するにこれは、利子・配当の分離課税については当分改める気持ちがないというふうにしか受け取...全文を見る
○矢野委員 いろいろ伺ってまいりましたけれども、総理、社会的公正というものは、強者のチェックと弱者の救済、これを第一義的に果たしていくというのが税制度なんです。だから、三木さんの社会的公正というものは、今回の税制改革においても鋭角的にあらわれてこそ、国民は信頼もできるし、時間がな...全文を見る
○矢野委員 私は、資産税の問題につきましても、生存のために持っておる資産、生きるために必要な資産、これは資産税の対象とすべきじゃないと思っておりますが、私の考えでは、たとえば資産とか株式とか、そういうことで一億円を超えるものについては資産税をかけていく、こういうことが適当じゃない...全文を見る
○矢野委員 昨年九月期は、そういうわけで、三月期に比べて五割増しの利益になっておる。経常利益でですよ。にもかかわらず、そのような価格変動準備金を五百億近く積み立て、そして利益を減らしておるということを私は申し上げておるのでありて、あなたのお答えは全然答弁になっておらぬです。  ...全文を見る
○矢野委員 いま大蔵大臣は、中小零細企業のめんどうは、本来の任務として都市銀行以外のところに力点があるんだと言わんばかりのことを言われましたけれども、大銀行には大銀行としての大企業相手の仕事があるんだということでしょう。しかし、いずれにしても、いま申し上げた、そういう買い占め資金...全文を見る
○矢野委員 一々について干渉できないとおっしゃいますけれども、大蔵省というのは、銀行に対して非常に強い行政能力を持っていらっしゃるのでしょう。指導していらっしゃるのでしょう。だから、具体的にこれとこれと言う必要はない。思惑とみなされる土地取得のための融資、これは早急に回収するよう...全文を見る
○矢野委員 成果が着々なんておっしゃいますけれども、大蔵大臣御存じなかったじゃありませんか。通達も、いま言われてわかったんじゃありませんか。何が着々ですか。いいかげんなことをおっしゃっちゃだめですよ。  それでは、次に進みます。  相互銀行とか信用金庫、信用組合、主として中小...全文を見る
○矢野委員 次に申し上げたいことは、金融機関が強大な支配力というものを利用して、不公正な取引、いわゆる歩積み両建てということ、これはもうずいぶんひどいことをやっておる。総理も御存じだと思います。歩積み両建てについて、私の方に具体的な事例がたくさん来ております。件数にして二百何十件...全文を見る
○矢野委員 特にそこで問題になるのが見合い預金というやつでありまして、大蔵省の方でもいろいろと銀行にやかましく通達を出しておられるわけでありますから、銀行の方もだんだんやり方が巧妙になってきた。一見拘束でないように見える。しかし心理的に暗黙に圧力をかけて出させないという形のやり方...全文を見る
○矢野委員 現実にそういうことがあるならばなどという認識では困るのです。だから、私は冒頭に、政府の景気政策というものが金融政策を基本として行われておる。まず金融引き締めという形で出てくる。水かさが少なくなってくる。そこで一番苦しむのは、中小零細企業であり、一般国民なんですよ。だか...全文を見る
○矢野委員 金利の自由化の問題については、いろいろ議論が分かれるところだと思いますが、しかし、現実に金利外競争というものをやっているわけですね。つまらぬと言うと言い過ぎかもわかりませんが、会を開いたり旅行に連れていったりというような、こういうようなことも、金利で競争してもらった方...全文を見る
○矢野委員 銀行問題、具体的にいろいろ伺ったわけでありますが、どうも依然として大銀行を保護するという立場での答弁であったことが残念です。これはさらに具体的にそれぞれの委員会において問題にしていきたいと思います。  ただ私たちは、銀行に対して特別の恨みがあるということよりも、いま...全文を見る
○矢野委員 要するに、事前協議制度があって、核を持ち込む場合には必ず相談があるはずだ、相談があれば日本は断るのだ、いまだかつて、核を日本へ持ってくる、そういう相談がなかった、だから持ち込んでおるはずがないということが第一点。それからアメリカの大統領が、そういう日本の立場なり考えは...全文を見る
○矢野委員 核兵器の場合は、当然事前協議の対象になるわけでありますけれども、これは専門的なことでありますから、防衛局長に御答弁願いたいと思うのです。つまり、核、非核両用の場合は、どうやら政府の見解は、事前協議の対象にしないみたいな言い方をしてきているようですけれども、これ自体、私...全文を見る
○矢野委員 そうすると、ルルはMK101であると理解しておる。MK101はどうでございますか。MK101は核専用ですか、両用ですか。
○矢野委員 ルルとMK101は同義である、このように、私たちは常識的には理解しておるわけでありますけれども、まず公式の文献ではともかく、常識的にはそういう理解がいいかどうかということが一点。くどいようでありますけれども、MK101は核専用であるかどうか、もう一度答えてください。
○矢野委員 話がまたもとへ戻りますが、いずれにしても、アメリカの戦略というものは核戦略であるということは、もう総理も御承知のとおりですし、太平洋やインド洋を行動するアメリカの艦隊が核装備をしておるということも当然だと思いますね。ところが、それがたまたま日本の港に入ってくる、あるい...全文を見る
○矢野委員 それは当然のことだと思いますね。  そこで、わが党の安保、核兵器問題のプロジェクトチームがいろいろと調査をしてきたわけでありますが、その調査につきまして、総理に具体的に御説明をしてみたいと思うわけです。  これは、要するにアメリカ海軍の軍用船のキムブロー軍曹号に関...全文を見る
○矢野委員 宮澤さん、私はあまりよけいなことを言いたくありませんけれども、何かこのMK101核爆雷とそれ以外のものが一緒に入っているから、これは違うのじゃないかということをおっしゃる。それはあなた、核兵器を全然御存じないのです。私たちが調べた調査によれば、核兵器というものは、盗難...全文を見る
○矢野委員 総理、つい私は大きい声を出しましたけれども、私たちは、反アメリカだとか、あるいはアメリカを敵視するとかという立場を、公明党は頭からとろうとしておるわけではないのです。日本の置かれている現状、いままでのいきさつから見て、本当の意味の正しい日米友好というものが必要だと、公...全文を見る
○矢野委員 だから、あなた方がお調べになるということについて、調べるなとは、私は申し上げておりませんよ。しかし私はこれは事実だと申し上げておるのです。あなたは事実かどうかわからぬとおっしゃるんでしょう。もし事実ならばという前提で、私はこの二点を伺ったんですよ。これは事実だときめつ...全文を見る
○矢野委員 それでは、いま申し上げた、もし仮にそうであったとした場合はどうかということをお答えください。
○矢野委員 お調べになるということでございますから、それはそれでやむを得ないと思います。ただ、従来政府の調べ方というのは、もう本当のことを言って、初めから否定してかかるという立場でお調べになる。うまいこと核持ち込みはないということにしようという意図でおやりになっていることは、いま...全文を見る
○矢野委員 それでは、あと国際金融問題その他お尋ねしたいことがたくさんございますが、時間の都合もありますので、結論だけを申し上げておきたいと思います。  ただ、この問題に関しては、私の質問の権利を保留させていただきます。  それで、三木総理、私は、税制の問題とか、あるいは銀行...全文を見る
○矢野委員 部数がないのではございませんで、船おろしの方のリストは、カーゴリストの方は、現物を差し上げると、私たちの取材に協力をしてくれた方に御迷惑がかかるという意味において、こちらの方は御遠慮しているわけでありますから、その点は後日御相談をしてやっていきたいと思います。ではよろ...全文を見る
○矢野委員 委員長、どうもありがとうございました。
02月07日第75回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○矢野委員 質問をいたしますに先立ちまして、委員長初め委員、さらに理事各位から再質問の機会を与えていただきましたことを感謝いたします。  さらに、先ほど御報告がございましたが、事柄の重大性にかんがみまして、この総括質問終了の時点までに、中間報告とはいえ、内容については私たちいろ...全文を見る
○矢野委員 これは防衛局長に伺いたいと思うのです。防衛局長さん、決して私、いやがらせをするつもりはないのでありますけれども。  先日、私が、MK101は核専用ですかとお尋ねしたことに対して、そうですという意味のことをお答えになったわけです。ところが、アメリカから、WHMK101...全文を見る
○矢野委員 これは言葉をかえて申し上げますと、WHMK101は、アメリカの説明によれば、MK44の通常弾頭のみだ。それは決して核爆雷MK101の核弾頭であることを論理的に否定しているものじゃないのです。つまり、なぜ「のみ」ということになるか。これは非常に重大な問題なのです。この点...全文を見る
○矢野委員 いまのは答弁じゃありません。(発言する者あり)
○矢野委員 事前協議に違反して、事前協議を無視して持ち込んできた、あるいはまた、こちらから随時協議の申し込みをする、その場合、核兵器に関する名称、コード、あるいは核兵器の部品に関する名称、コードがわかっていなければ、そういうことができないじゃないかということを私は聞いているのです...全文を見る
○矢野委員 そのお答えでは納得できません。これでは、事前協議はもう完全に空文だということになりますね。しかし、これは非常に重要な問題ですけれども、私の後の質問がつかえておりますから、私から一通り申し上げた後で、もう一遍これは伺いたいと思います。これは後でもう一遍伺います。  次...全文を見る
○矢野委員 先ほどからの説明では、私が指摘したWHMK101というものは、MK44の通常弾頭だという意味の御説明がありましたけれども、全然これはコードが違うじゃありませんか。いまの御説明では、まずWHというのがついていないじゃありませんか、WHというのが。それから、私が指摘したの...全文を見る
○矢野委員 いま非常に重大なことをおっしゃったのですよ。たまたまそれに符合するというふうに言われたのです。アメリカの回答はそうだ、WHMK101がMK44の普通弾頭に該当するのだ、こう断定的に言っておる。いま聞けば、たまたまそれに符合するものだ。私は冒頭に、なぜ「のみ」ということ...全文を見る
○矢野委員 ちょっとこれを見てください。これは別の表ですよ。こういうふうにMK1010と、0というのがわざわざついたやつもあるのですよ。ついたやつもあれば、ついていないやつもあるのです。それを一緒だというのはおかしいと言っているのです。
○矢野委員 その答弁じゃ納得できませんよ、こんな重大な問題。識別コードが同じだからということを論拠にして、私が言ったものは、自衛隊が使っているMK44の普通弾頭だということを言いたいのでしょう。コードが違ったら何にもならないじゃありませんか。同じものだと断定する根拠は何もありませ...全文を見る
○矢野委員 そういたしますと、私が質問で申し上げておる品物、これは、今回のアメリカの回答というのは、私の質問の回答になっていないということを、これから証明しましょう。  先日も三木総理にお見せいたしましたこのDDカーゴ・ストウェッジ・プラン、つまり、わかりやすく言えば船積み指示...全文を見る
○矢野委員 非常に重要な問題を私は伺っておるのに、あなたは全然見当違いなことを答えていますよ。  最後にもう一点伺います。第四点。私の手元に、アメリカのニューメキシコ州のカートランド空軍基地にある、国防総省の原爆博物館に展示されているルルの写真がある。これには、MK101・イコ...全文を見る
○矢野委員 兵器専門家の説によりますと、弾頭というのは、特に核弾頭は、その部分が重要なだけに、取り外しができるようになっておるのです。それ自体独立したコードを持っておるのです。政府は私が指摘したものはMK44の通常弾頭だとおっしゃっているでしょう。ああそうですがと言うわけにいかな...全文を見る
○矢野委員 いま、MK101の弾頭に照応しておる、しかしこれが核弾頭でないことを断言するものではない、という意味のことをおっしゃいました。それは非常に重要な発言だと思うのですよ。あくまでも、のみではないということを——アメリカは、のみだと言っていますね。あなたの見解は、のみを意味...全文を見る
○矢野委員 委員長の御指摘のとおり、確かに話が専門的なことになりまして恐縮いたしております。ただ、私もほんとうは専門家じゃないのです、はっきり言いまして。ただ、こういうすれ違いのいいかげんなことを言うてくるから、これは相手方の土俵に入って——私はペンタゴンと違うのです、はっきり言...全文を見る
○矢野委員 それじゃ、一言。アメリカのこの中間報告で、日本政府としては、核持ち込みの疑惑が晴れたと判断しているわけじゃない。なお疑惑があるので、引き続き、私が指摘した点についても調査をしてみたい、この点ちょっとお答えください。
○矢野委員 委員長、大変時間を御配慮いただきましたことを感謝申し上げます。それじゃ、なお引き続き調査をしていただくということでございますので、委員長の方でよろしくお願いしたいと思います。
○矢野委員 ありがとうございました。
03月01日第75回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○矢野委員 まず最初に、再々質問の機会を与えていただきまして、委員長、理事、委員各位に深甚の感謝を申し上げたいと思います。  そこで、私の質問並びに鈴切議員の質問は同じく関連がございますので、私が一本化して質問存していきたい、こう考えております。  最初に、鈴切君が提起いたし...全文を見る
○矢野委員 いまのお答えを伺っておりましても、さっぱりこれは核じゃないと言い切る根拠にはならないと思うのですね。つまり、マインAP HEヘビーというのはクラスVIIに分類されておる、普通爆薬の地雷の場合は。しかもこの場合は特にそういう普通爆薬という表現がなされていないものでありま...全文を見る
○矢野委員 時間の制約もございますので、立ち入ったお話は本日は割愛したいと思います。総論的に話を進めていきたいと思うわけでありますが、特に専門的な問題、私どもいろいろと用意をしておるわけでございますが、また委員長にちょっとわかりにくいというおしかりを受けても恐縮でございますので、...全文を見る
○矢野委員 いまお答えがありました。これはまた話が若干横へそれるようでありますけれども、いまのお答えに関連しますので、この回答がでたらめであるという証拠を私は一つ申し上げたいのです。  と申しますのは、きょうの回答で、私がウォーヘッドMK101-0というものを示したというふうに...全文を見る
○矢野委員 それは、あなた方の言うMK44の、つまり普通爆雷の普通弾頭、それを輸送するときに表示する場合は、ウォーヘッドMK101-0という表示が、私のリストの、私が問題にしている物品とは違う物品に、そういう表示があるということをあのとき言ったのです。私がこれが核だと問題にしてお...全文を見る
○矢野委員 しかもこのくだりが、私のこれが核爆雷じゃないかという疑惑に対する有力な反論として、これをお使いになっているのです。私が言っていないことを逆に悪用して答弁なさって、それでこの席になって、訂正させていただきます。これはもう一遍やり直してもらいたいです。この論理が、全体が崩...全文を見る
○矢野委員 私は二つの問題点があるということを冒頭に申し上げまして、第一点は、私が申し上げておるMK101、これは私たちは核爆雷であるということを申し上げているわけです。それに対して、政府は、核爆雷ではない、自衛隊が使っておるMK44の普通弾頭なんだということをおっしゃっているわ...全文を見る
○矢野委員 第二回目の私の質問のときに、山口政府委員は、識別コードというものは全部コンピューターにかかるわけだから、きわめてこれは厳密なものである。つまりそう簡単にウォーヘッドとWHというものを使いかえることもできないし、MOD、0がついておるとかついておらないということが、大し...全文を見る
○矢野委員 委員長、私は政府からの御回答の、四点ございますが、第二点、第三点、第四点についていま議論をさせていただいたわけであります。第一点についてはまだ申し上げておりません。つまり事前協議との関連につきましては。で、二、三、四の問題点について、私は二つの論点で議論をしましたけれ...全文を見る
○矢野委員 時間が参っておりますので、結論に移りたいと思います。  いま外務大臣から、これは両国間の正式の了解という形にこれからもするのだということでございますから、それはそれで結構だと思います。ただ問題は、そういう事前協議というお互いの了解があっても、アメリカが事前協議にかけ...全文を見る
○矢野委員 委員長……。
○矢野委員 一言だけ結論を申し上げます。  政府の、核をつくらず、持たず、持ち込まさず、これは、あくまでも持ち込まさずでありまして、ただアメリカを信ずるというような消極的なものではないはずであります。いまの総理のお話を聞いておりますと、国民の、あるいは野党の、あるいは私の核持ち...全文を見る