矢野絢也

やのじゅんや



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矢野絢也の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第87回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○矢野委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、総理大臣並びに関連大臣に御質問いたしたいと思います。  この国会で、公明党といたしましては、グラマン問題、これは徹底的に追及しなければならぬ、資料の公開、証人喚問あるいは集中審議などぜひ必要である、特にE2Cは疑惑に包まれて...全文を見る
○矢野委員 つまり、法務大臣としては、司法共助による約束があって、法務省がアメリカからもらう資料については、これはちょっとぐあいが悪い、約束がある、しかし、他の政府機関においてそれぞれの立場で入手した資料はそういう司法共助によって制約されるものではない、こういう御判断だろうと私は...全文を見る
○矢野委員 大体同じような御返事が出るのだろうと思いますから要求だけ申し上げておきたいと思いますが、運輸省関係では、ガルフストリームⅡ型機に関しまして米国住商とグラマン社との契約、それから米国住商と住友商事との契約、運輸省と住友商事との契約、これの御提出を願いたい。  それから...全文を見る
○矢野委員 大分数字をあれこれいろいろな部品を合わせて御説明されておるようでございますが、私どもの調査では若干金額が違う。  それで、住友商事に対する手数料、これは入っておりましたか。入っておれば幾らでしたか。
○矢野委員 いかにも回りくどい御返事ですが、私どもの計算では、住友商事に対する手数料は七百万円という計算になっております。そして、これ以外に教育訓練費として二千七百六十一万五千円というものが出ておる。合わせて私どもの計算では十五億四千十九万五千円、これが住友商事に支払われた、こう...全文を見る
○矢野委員 そうすると、知らなかったということですか。もう一度答えてください。  そういう三十万ドルのコミッションがあったということはその当時御存じなかったということですか。
○矢野委員 そうすると、この飛行機を購入するに当たって、日本政府として複雑な計算をなさって住友商事に対する手数料というのが出ておる。私どもの計算ではこれは七百万円だ。そして、ことしになって三十万ドルコミッションがあるということを御存じになった。契約当時は御存じなかった。もし知って...全文を見る
○矢野委員 そうすると、その時点でグラマン社と住友商事の契約内容については運輸省は知らなかったということを意味しているのですか。
○矢野委員 要するに、三十万ドルのコミッションがあったということはその当時は知らなかった、その契約の内容も知らなかった、こういうことのようでございますが、問題はもっと重大な点が後にあるわけですが、このこと自体私は問題だと思うのですよね。本当はその時点で三十万ドルのコミッションがあ...全文を見る
○矢野委員 このSEC報告によりますと、先ほど私が申し上げたようなことがるる書いてございますが、「そのさい、三十万ドルを超えるコミッション及び同商社の米国にある子会社に対するその他の利得が支出されたが、(その仕組みは、この支払いが)日本政府に知られないように行われたことを示してい...全文を見る
○矢野委員 わかりました。会計検査院が来られてから質問したいと思います。  次に進めますけれども、この資料のその前のくだり、八番目というところ、三ページですね、「SEC(米連邦証券取引委員会)に対するわが社の報告書によれば「商社の変更は日本政府職員(日本のオフィシャル)の示唆に...全文を見る
○矢野委員 これはきわめて重大なことになるわけでございまして、私、日本の新聞を拝見している限り、チータムさん、おしゃべりチータムさんなどとあだ名がついているようでありますけれども、一生懸命しゃべっておられる。それは単なる商社変更の判断の参考にすぎないんだという、トーンダウンしてチ...全文を見る
○矢野委員 非常に重要なお話を承りました。引き続き集中審議でこの問題は御質問したいと思います。  いま会計検査院がお越しいただいたようでございますので──まあいままでの事情を御存じないということだろうと思います、質問の。問題は、住友商事とグラマン社とのガルフストリームに関する契...全文を見る
○矢野委員 それは見る段階に至っていないと……。運輸省に要求をされても来ないということですか。
○矢野委員 それは当然のことでございますね。  運輸省に伺わなくてはならないのですけれども、これはどういうわけなんですか。これだけの疑惑がありながら、会計検査院として当然の調査をなさりたい、これはもうよくわかるわけです。にもかかわらずお出しにならない。どういうことでございますか...全文を見る
○矢野委員 先ほどこの三十万のコミッション以下の問題がないという意味の御説明をなさっておった。問題のない契約書なら、さっさと出せるはずなんです。先ほど申し上げた五百三十七万ドル、その中に三十万ドルの手数料が含まれておる、これは社長から私どもの方の黒柳君の方にそう回答が来ておる。こ...全文を見る
○矢野委員 この文脈からいけばそんなことじゃないんですよ。もう私、同じことを何遍も言いたくありませんけれども、三十万ドルの手数料がこの契約の五百三十七万ドルの中に含まれておるとするならば、明らかに日本政府はだまされて高い買い物をしたということになるのです。しかも、別に七百万円手数...全文を見る
○矢野委員 どう言ったらいいんでしょうかね。よく考えてみますとだんだんわかったみたいなお話をされておるようでありますけれども、もし仮に、契約時点で住商とアメリカの会社との契約書をごらんになって三十万ドルのコミッションが含まれておるということがわかったら、運輸省は、そうかそうか、し...全文を見る
○矢野委員 ですから私は、政府がそういう国民の税金で飛行機を買いなさるときには、商社の営業秘密だなんということを言わないで、きちっとどういう契約になっておるのだということまでチェックなさって契約金額を決め、政府と商社が契約なさっておれば、SECに言われておるように「(その仕組みは...全文を見る
○矢野委員 しかし、法務大臣は、こういうケースは構造的なことなのだという意味のことを御発言なさっていますね。私は一つの例として、住商さんには大変気の毒なのかもわかりませんけれども、やっておりまして、こういうやり方がE2Cにもいろいろな飛行機にも全部当てはまっておるのですよ。法務大...全文を見る
○矢野委員 もうこの問題、最後の一問で終わりたいと思いますが、先ほど刑事局長にも御答弁願ったわけでありますけれども、法務大臣、重ねてお尋ねいたします。  政府高官の提案に基づいて代理店の変更をしたと見られる、こういう意味のSEC報告に対して、グラマンの正式の報告書に基づいたSE...全文を見る
○矢野委員 それでは、集中審議もあることでございますから、私は問題提起にとどめておきたいと思います。先ほどの答弁も余りにもいいかげんですから、ちょっと決着をつけたいような気持ちもするわけでございますが、予算審議の方がありますから……。  ただ委員長、そういうわけですから、冒頭に...全文を見る
○矢野委員 ありがとうございます。  さて、予算案の問題に移りたいと思います。  総理は、雇用、物価、財政再建、三匹のウサギを追うという気持ちなんだ。しかし、私どもが見た範囲では、三匹のウサギどころか、失業の増大、インフレの危険、不況の長引き、それから増税といったような恐ろし...全文を見る
○矢野委員 歳出の問題にいま入っておるわけでございますけれども、歳出、いろいろございます。この中で医療関係経費について、果たしてこれが政府のお考えになっておる安上がり、効率的な政府ということになろうかということについてお尋ねしてみたいのです。  医療関係経費、その予算の持つ所得...全文を見る
○矢野委員 非常に御親切に、私は一般会計の予算の中の金額だけで申し上げましたけれども、国民総医療費という立場からの、つまり保険料で賄われておる部分の金額までお含めいただいて御返事をいただいた。これは大変前向きの姿勢で結構だと思うのですけれども、そのあれによりますと、五十四年度は薬...全文を見る
○矢野委員 何かこの国会で、患者さんがお医者さんに行ったときには薬代を半分持たなくちゃならぬ、こういう改正をやられようとしておるようでございます。恐らくそういうふうにすれば、患者さんは自分の身銭を切ることになるので余り行かなくなる、おなかが痛いときにはおなかを押さえてじっとがまん...全文を見る
○矢野委員 ことし平年度で約六千億円の増税が行われているのですね。五十四年度は四千三百四十億ですね。一方、公共料金が大幅に値上げが行われているのですね。特に、増税もある、公共料金の値上げもある、にもかかわらず、全部の国債が十五兆円というようなことになるのですよ。増税はやった、公共...全文を見る
○矢野委員 何だかすっかり渡辺さん歯切れが悪くなってしまって……。  これは大蔵大臣、お立場があってかなり遠慮して言っておられるようですけれども、やはり期限を付した方がいいという御見解のように私は思うのですよ。どうですか。期限つけないでなさるつもりですか。
○矢野委員 よく考えたらまだ総理に一遍もお答えいただいてないので、御質問したいと思います。  私は、歳出の問題で、公共事業も限界効率が来ているのじゃないかとか、いろいろ議論申し上げたいわけでございますけれども、歳出の問題を取り上げたのは、先ほども言ったとおり、チープガバメントの...全文を見る
○矢野委員 失礼だけれども、少しもわかっていらっしゃらない感じでございまして、叱咜勉励せいとおっしゃいますけれども、私は毎年この席でこの問題を、叱咜なんてえらそうなことは言いませんけれども、指摘をしているつもりなんですが、ぬかにくぎというやつです。  要するに財政が大変だという...全文を見る
○矢野委員 話はまた変わりますけれども、厚生大臣に伺いたい。あるいは大蔵大臣でもいいのですけれども、どちらでしょうか、お医者さんの、開業医の青色申告、内科だとか外科だとか何とか科だとかいう科目ごとの青色申告の状況についての御説明、それから段階的な経費率を優遇税制度について設定をさ...全文を見る
○矢野委員 財政収支試算の御提出をいただいておるわけでございまして、昨年まで私はこの問題、財政再建の問題との絡みで問題提起をいたしました。毎年同じ問題をやるのは、私もいささか気がひけるのでありますけれども、昨年申し上げた問題提起に対して余りお答えをいただいていないと、大変残念な気...全文を見る
○矢野委員 そうすると、一つのケースに参考表をつけた、ケースAとか。そうすると、本案というのでしょうかね、この案は、これからの財政再建の基本的なコースがこの収支試算によって政府内部で確定したものである、こう受けとめてよろしゅうございますか。
○矢野委員 五十五年から五十九年度の増税必要額ということですよね、この表に載っている分は。各年度の税収見込み額と名目GNPに対して弾性値一・二とした場合の差額というもの、つまり増税必要額ということですね。これは累計で九兆一千一百億円ということになっていますが、これはどういう税金の...全文を見る
○矢野委員 五十九年時点におきまして九兆一千一百億円、この増税の中身はまだ決めているわけじゃございません、しかし、五十五年度につきましては一般消費税ですということらしいのですけれども、これは取り立てる税の中身によりましては、たとえば法人税をふやすとか、個人所得税をふやすとか、ある...全文を見る
○矢野委員 お願いをいたしました資料につきまして国税庁から御協力をいただきましたことを感謝したいと思います。  いまお話しの諸データによりましても、きわめて重要な問題が多々あろうかと思います。すべては集中審議にゆだねたいと思うわけでございますが、それ以外のお願いをしておる資料に...全文を見る
○矢野委員 おらない。──では法務大臣から。
○矢野委員 いらっしゃらないようだから、よくわかる方に、私の質問時間中に、終わりがけで結構でございますから、御答弁いただくようにお手配願いたいと思います。
○矢野委員 わかっている方に聞いた方がよさそうですから。法務大臣もわかっているのにわざと言わないのでしょうけれどもね。  それから、財政収支試算に戻りたいと思いますが、もう時間もございません。てきぱき進めていきたいと思います。  いずれにしても膨大な増税を計画していらっしゃる...全文を見る
○矢野委員 それはまさに逆でございまして、一般消費税を国と地方にどう配分するかわからないから、「その他」の地方交付税を含む欄の数字は地方に上げる金額を含まないで計算をなさっておる、そう見た方が私は正しいと思うのですよ。これはいまの主計局長のお答えはまさに詭弁だと私は思うのです。 ...全文を見る
○矢野委員 いま五%の一般消費税の税率とおっしゃいましたが、大蔵大臣、たとえばその五%でいきまして、五十九年時点で九兆一千一百億円のこの足らぬ前、これ補てんできますか。それだけお答えください。
○矢野委員 としますと、毎年たとえば一兆二千五百億とか、その次は一兆五千億とかいうような増税を考えていらっしゃいますけれども、少なくとも五%と言われている一般消費税では、この財政収支試算を賄う、この赤字、足らぬ前を賄うことができない。それ以上の一般消費税の増税をしなくちゃやってい...全文を見る
○矢野委員 答弁になっていないのですよね。増税した場合も増税しない場合も福祉関係の歳出は同じだ、これじゃ取られる方はたまったものじゃないですね。  もう一つは、そういうことによって出てくるデフレ効果、つまり貯蓄の減少につながらないで消費の削減につながるということ。あるいはこれは...全文を見る
○矢野委員 素直に整合性がないと認められてしまったんじゃこれは上げた手のやり場に困るわけでありますが、そういう整合性のないものをなぜ──大平総理は一般消費税についてこの国会で論議してください、こうよくおっしゃるわけでありますけれども、もう少し論議に耐えるような資料をお出しいただか...全文を見る
○矢野委員 御答弁になってないように思うのですけれどもね。  つまり、一・二の弾性値のきく増税をお考えなさっているということなんですか。それでなければこれは全然計算合わないです。一・二の増税分について、前年度増税分が今年度にふえる、そのふえ方は名目GNP一〇・四掛ける一・二で計...全文を見る
○矢野委員 私は、法人税とか所得税とか、つまり現在税収になっている部分に一・二を掛けちゃいかぬなんて、そんなことを言ってないのですよ。これから増税する分についてなぜ一・二の弾性値をお掛けなさるんですかということを聞いているのであって、でたらめじゃありませんか、それは。  もう一...全文を見る
○矢野委員 来年どうか、再来年どうかという議論に踏み込まれては困るとおっしゃいますけれども、一般消費税は来年やろうという御計画でしょう。踏み込まざるを得ないじゃありませんか。しかも、五十四年度予算を見れば、増税もする、公共料金も上げる、福祉の伸びは少なくなっております、こんな状況...全文を見る
○矢野委員 それはいりお出しいただけるのですか。
○矢野委員 大蔵省よりもこれは政府の問題だということなんですけれども、総理、一般消費税、これは日本の税制度始まって以来の大増税、九兆一千百億をこれから五十九年度までにやろうというのでしょう。それだのにそういうものもお出しなさらないで、総理は本会議やその他で御論議願いたい、御論議願...全文を見る
○矢野委員 それではこの財政収支試算は、いま総理がおっしゃっておる来年度の増税の参考資料という意味はございませんと、これは七カ年計画のできている計数に対して便宜上つくり出した資料でございまして、来年の一般消費税を御審議願う資料としての意味は一切ございませんと、こういうことですね。
○矢野委員 日銀総裁に承りたいのですが、最近国債価格が連日下落というようなことになっているわけでございます。これは十年ものの長期国債を発行しておられる。しかし市場は短期資金の需給によって、銀行さんも短期資金が要るという場合はその十年ものの国債を売りに出さなければならぬ、短期資金の...全文を見る
○矢野委員 いずれにしても莫大な国債を発行して政府としては金を調達しなければならぬ。しかし、その国債が市場で、九十九円五十銭ですか、それが九十五円とか六円とかということになってしまう。これではそれこそお金の調達すらもできない。こうなってまいりますと、総裁、余り価格が下落いたします...全文を見る
○矢野委員 公定歩合はいかがでございますか。
○矢野委員 GNPに対する国債の残高は五十二年度で三〇%、アメリカは三〇%を超えておりますけれども、日本はほぼそれに接近しつつあるわけです。しかし、アメリカは本格的な国債管理政策というのをとっておるわけです。ところが、確かに昨年は一兆円の短期債をお出しになった。ことしは恐らく二兆...全文を見る
○矢野委員 先ほどからるる、たとえば地方交付税との絡み、国は取るけれども地方にやらぬ、あるいは福祉はふやさないけれども一般消費税はもうがっぽりいただく、これでは貯蓄は減りませんよ。消費が減りますよ。デフレ効果が出てきますよ。さらにまた増税分の自然増収、弾性値一・二を掛けるのはおか...全文を見る
○矢野委員 時間が来ましたのであれですから終わりますけれども、六十年六十年でなしに、私は少なくともここ三年くらいの歳出歳入についての大蔵省の御計画をきちっとお決めなさって、たとえば増税するにしても、これだけこちらの歳出部分が減ってというふうなこと、そしてまた必要なところ、ニーズの...全文を見る
○矢野委員 委員長、ちょっと申し上げます。  いまの大臣のお話で、六十年を想定してこういうものをつくったんだとおっしゃっているわけでありますが、このこと自体、この表自体が整合性がとれておらぬということを私は数点にわたって指摘をしておるわけです。それとは別に増税を議論するには、こ...全文を見る
○矢野委員 ありがとうございました。