矢野絢也
やのじゅんや
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月05日 | 第102回国会 衆議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○矢野委員 私、公明党。国民会議を代表いたしまして、総理並びに関係大臣に御質問申し上げます。 昨日まで、我が国の防衛費、GNPの一%の枠を突破しない、その枠を守る、この問題で紛糾をし、国会が中断されておりまして、本来、言論の府である議会が中断することはまことに好ましくないこと...全文を見る |
○矢野委員 それでは、この六十年度の問題でございますが、御案内のとおり、もうあとわずかしか天井との差がないわけでございますが、人事院勧告、ベースアップが実施されますと、常識的なベースアップになりますとこれは当然突破してしまう、こういう状況でございますが、この六十年度防衛費を一%以...全文を見る | ||
○矢野委員 確かに不確定な要素は若干ちょっぴり残っておることは私も認めます。しかし、分母であるGNP、これはもう既に閣議決定で経済見通しの中で数字が出ております。そして、それを前提にいたしますと、一%までにあとわずか八十九億しか残っておらない。もし仮に一・六九%以上の公務員のベー...全文を見る | ||
○矢野委員 ですから、そういう厳しい状況の中でこの方針を守りたい、そのための相当具体的な方策について腹を決めた方針というものがなくてはならぬ、こう思いますが、不確定なものでございますからだけでは済まされないと思うのですけれども、いかがでございましょうか。 | ||
○矢野委員 これは仮定のことでお尋ねしたいのでございますけれども、六十年度の人事院勧告などの関係で、六十年度防衛費が不幸にも一%を突破してしまう、一%をめどと総現今もおっしゃっておられましたけれども、ごくわずかでも突破してしまう、こういう状況を仮定いたしますと、この仮定は私は常識...全文を見る | ||
○矢野委員 私は、この二つのケース、どちらも容認しておるわけではございません。あくまでも一%以内に六十年度もおさめるべきだし、したがって、さような二つの仮定を置くこと自体、私にとっては不本意なことなんでございますが、どうも総理のずっとここ国会が始まってからの御答弁を承っております...全文を見る | ||
○矢野委員 そういう演説は、もう本会議でも承っておりますので、繰り返さないようにしていただきたい。十分存じ上げた上で質問いたしております。 「今後とも、その方針を守りたいと存じます。」というこの総理のお考えは、単に六十年度だけを意味しているわけじゃない、ずっとこれからもという...全文を見る | ||
○矢野委員 私は、一%以内の枠を守るべきだという立場を主張し、かつ、万が一、ごくわずかでも突破した場合には、閣議決定の変更をなさるのかどうなのかということを伺っているのに、一向にそのことについてお答えがない。これでは質問、続けられませんよ。 | ||
○矢野委員 これはしかし、まことに重大な御答弁だと私は思います。私は百歩譲った立場で、六十年度、万々が一、ごくわずかでも突破したその場合は、特殊な状況として、ことしだけは御勘弁いただきたい、来年からはまた一%枠に戻します、それがあるべき姿だと、百歩譲った立場で申し上げておる。なぜ...全文を見る | ||
○矢野委員 それでは、昼からの質問再開のときに改めて御答弁いただきたいと思います。 次に進みます。 来年度の予算の防衛庁関係では、アメリカの艦艇用の通信衛星フリートサットからの情報を受信するための装置を海上自衛隊の護衛艦五隻に搭載するための経費一億六千八百万円が計上されて...全文を見る | ||
○矢野委員 長官はあいまいな言い方をされましたけれども、今の御答弁でもありましたとおり、このフリートサットはアメリカの海軍が所管しておるいわば軍事衛星、軍事専用の衛星でございます。まさか、このフリートサットで天気予報をやっているわけじゃないわけでございまして、しかも、これは極東に...全文を見る | ||
○矢野委員 まるで一億六千万投じてスポーツ番組をごらんになるために、そういうような言い方をなさっておる。冗談ではありませんよ。これは軍事衛星ですよ。しかも国防総省、海軍の所管である。それを、何か短波では便利が悪いので、便利をよくするためにそういう装置をつけるのです、しかもその装置...全文を見る | ||
○矢野委員 「わが国における地球上の大気圏の主要部分を超える宇宙に打ち上げられる物体及びその打上げ用ロケットの開発及び利用は、平和の目的に限り、学術の進歩、国民生活の向上及び人類社会の福祉をはかり、あわせて産業技術の発展に寄与するとともに、進んで国際協力に資するためこれを行うもの...全文を見る | ||
○矢野委員 何だかみんな先送りまあ、総理も先ほどコマーシャルをおっしゃいましたから、私も申し上げる。私も非常に良識のある人間でございますので、先送り、昼からの私の質問の再開のときに、政府の統一見解をお願いいたします。 次に進みます。 総理は、大型間接税の問題につきまして、...全文を見る | ||
○矢野委員 ですから、わざわざ私がEC型付加価値税、これはヨーロッパでは仕送り状を添付して二重課税を避ける。かつて昭和五十四年当時、我が国政府がお考えになったのはEC型付加価値税の変形でありまして、これを簡素化して仕送り状なしで導入しようとした。これはいわゆる一般消費税、総理の今...全文を見る | ||
○矢野委員 総理、わかっていらっしゃるくせにわざと別なことをおっしゃっておる。大蔵大臣、あなたの方がより明断な御答弁をなさると思う。ですから、多段階であるか単段階であるか、この二つのタイプに分類をしていただきたい、先ほど申し上げた五つの税のタイプをですね。 | ||
○矢野委員 これは重大な答弁の食い違いでございますよ。総理も大蔵大臣も多段階の投網を打つような包括的な大型間接税は考えておりません、多段階はありません、こうおっしゃった。ところが、いわゆる名称としての一般消費税(仮称)、これは否定されたかもわかりませんが、EC型の付加価値税的なも...全文を見る | ||
○矢野委員 付加価値税で単段階のものってあるのですか、ちょっと教えてください。そういうことになるじゃありませんか。多段階だから付加価値というのです。 | ||
○矢野委員 もう一遍初めに戻りますよ。一般消費税の原型と言われる付加価値税、これは否定されますか。同じく多段階である取引高税、これも否定されますか。そして、蔵出しと卸売と小売は単段階だと思いますけれども、少なくとも私が総理並びに大蔵大臣の御答弁を読む限りは、この蔵出しと卸売と小売...全文を見る | ||
○矢野委員 私は、国会論議あるいは国会決議で否定されておる一般消費税(仮称)のことを伺っているのじゃないのです。五つのタイプがあるでしょう、そして従来から各段階ごとに多段階にわたって、製造、卸、小売というふうに段階すべてにわたって、多段階にわたって、しかも包括的に投網をかけるよう...全文を見る | ||
○矢野委員 あなたの答弁との関係であります。——申しわけございません。委員長もお聞きのとおりでございまして、私は国会決議の関連で聞いているわけじゃないのです。先日の総理、大蔵大臣の御答弁との関係で伺っているのに、いつまでたっても筋違いじゃございませんか。 | ||
○矢野委員 国会決議で否定されておる仮称一般消費税はどれですかと聞いているのじゃないのです。多段階にわたって、そして投網をかけるように包括的に取る大型間接税は考えてないと総理はおっしゃった。あなたもおっしゃった。おっしゃっている、この議事録では。ですから、私は、その国会で禁止され...全文を見る | ||
○矢野委員 総理、大蔵大臣、よく聞いてください。私、この五つのタイプの大型間接税は絶対反対でございます。ましてや、それによって租税負担率が上がることはもう絶対に許すことができない。これはこの後御質問しようと私は思っておるわけです。そして、小売か卸売か蔵出しか取引高税があるいはEC...全文を見る | ||
02月06日 | 第102回国会 衆議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○矢野委員 昨日来、委員会が中断いたしまして、委員長初め委員の皆様方に御迷惑をおかけしたことをまずおわびを申し上げたいと思っております。なお、深夜まで総理並びに大蔵大臣、関係の皆さん方が私の主張に対しまして誠意のある打ち合わせをしたりということで御努力をいただきましたことにつきま...全文を見る |
○矢野委員 単段階における大型間接税導入につきましても、これは断固反対であるということを申し上げておきたいと思います。 委員長、昨日GNP一%の防衛費の問題、それから軍事衛星フリートサットの問題について政府の統一見解をお願いいたしましたので、よろしくお願いいたします。 | ||
○矢野委員 まず、防衛費問題につきまして総理から御答弁をいただきました。何が何でもあの一%枠をどんなことしてでも突破してみせるんだみたいな感じではなくして、一%枠を守るために努力をしたい、こういうお考えの表明があった。そしてまた、閣議決定を変更する、そのこと自体に大変な情熱を燃や...全文を見る | ||
○矢野委員 こんなもの適当に処理されたらたまったものじゃないですよ、こんな重大な問題は。 総理、昨日から本当にがみがみとかみつきまして大変恐縮しておるわけでございますが、少し文化的な話もしたいと思いますけれども、映画の問題なんです。 もう御承知のとおり、昨年の九月三日にフ...全文を見る | ||
○矢野委員 フィルム購入費は計算しますと二千百五十万円、これは去年も二千百五十万、その前も二千百五十万、五十七年は二千百八十九万、非常に昔より減っているのですよ、この予算の金が。ましてや火事に遭わない前も二千百五十万、火事に遭ってからも二千百五十万でございますので、これは復元のた...全文を見る | ||
○矢野委員 この問題、御要望申し上げましたところ前向きの御答弁をいただきましたので、これで終わっておきますが、文化勲章の問題につきましては、おっしゃるとおりだと思います。黒沢監督が文化功労賞を既に受けていらっしゃるわけでございますので、候補といえばこの方だけだろう、今の段階では。...全文を見る | ||
○矢野委員 さらに、実態調査…。 | ||
○矢野委員 どうもありがとうございました。ぜひお願いしたいと思います。 今も総理お触れになりましたけれども、高速道路の上での交通事故によって亡くなられた方、その方の遺児についての育英制度、私はこの席でお願いをし、実現をしていただいた経過がございますが、もうぼちぼちこの制度も金...全文を見る | ||
○矢野委員 指紋の問題でございます。 在日外国人の指紋の押捺制度、外国人を犯罪人視するということで外国人の人権を侵害するんじゃないか、反対が強いわけでございます。また、押捺拒否をする方がどんどんふえてきております。ことしは三十七万人の方が登録証の書きかえ、こういうことになって...全文を見る | ||
○矢野委員 国際的に見ましても、この押捺制度をとっておる国は二十二カ国、部分的に採用している国を加えましても三十カ国程度でございます。日本が開かれた国家としてこれからも国際的な地位を占めていかなくちゃならぬ、こういう立場を考えますと、日本に来ていらっしゃる外国人、全部が全部と言い...全文を見る | ||
○矢野委員 今の答えで申し上げますと、所得税の減税は、課税最低限が一七%よくなった。上がった。しかし、消費者物価は三三・四%その間に上がっておる。つまり、消費者物価上昇率の二分の一程度しか減税されておらぬということが言えると思います。また、サラリーマンの給与の伸び、今の答えでは四...全文を見る | ||
○矢野委員 何を言いたいかはもう総理も大蔵大臣もおわかりになっておると思います。つまり、いろんな税制度の中で、また国民の方々、いろんな御職業の中でサラリーマンの方々が一番税制上ひどい目に遭っておる。ここでクロヨンだとか、そんなことを言えば時間がかかりますから申し上げませんけれども...全文を見る | ||
○矢野委員 矢野さんですからと二回も三回も言っていただいて、これはお喜び申し上げなくちゃいかぬのかどうか。――所得税の減税、法人税の減税を考えているんだというお話があった。その限りにおいては、これは大変ありがたいことだ、ぜひやっていただきたい。ところが、何か減らす分だけどこかで取...全文を見る | ||
○矢野委員 総理は、税制の抜本的改革をお考えなさる、一方で、できるだけ国民の理解を得られる方法で、何らかの形で税の、何というのでしょうか、その中には不公平是正ということもあるでしょう、その得た収入で一方の減税をやる。 そこで問題になりますのは、そのことについて私は反対なんです...全文を見る | ||
○矢野委員 つまり、片っ方で法人税の税率を上げても、去年は一兆円減税したから、でことぼこが平準化しておるからいいのだという御諭旨のように承りますが、その前に、四〇%から四二%に上げたときは、これはでこぼこのでこだけでございます。それから、ことしのいわゆる法人に対する増税、これはで...全文を見る | ||
○矢野委員 いろいろな条件がついておるとかおっしゃいましたが、確かに自民党のこの文面は私の手元にございます。どうあれ、当面見合わせる、凍結するという閣議決定があって、そして五十億、五十億、これは調査費じゃありません、建設費がついておる。これは百八十度の転換でございます。そうすると...全文を見る | ||
○矢野委員 これは、私は内容論ではなくて手続論を申し上げておるわけでございますけれども、今のような論法でいきますと、凍結という閣議決定がありました、しかし、予算全体の閣議決定がございます、この個々の問題についての、凍結というこの問題の閣議決定の変更の閣議決定はしておりません、こう...全文を見る | ||
○矢野委員 総理、これは臨調答申を尊重するという内閣の大方針という立場から見ましても、これは莫大なお金がかかる、十兆ないし二十兆、見方によっていろいろありますけれども、そういうものの突破口を開いた。これは調査費ではない、建設費なんです。事柄が余りにも大き過ぎます。この閣議決定、つ...全文を見る | ||
○矢野委員 手続上の問題で、閣議決定を修正なさらないで予算を決定された。このこと自体まことに重大な問題でございます。 とともに、行政改革をやっていかなくてはならぬ、財政再建をやらなくてはならぬ、そういう状況におきまして、自由民主党には自由民主党のお考えがこれはあるでしょうけれ...全文を見る | ||
○矢野委員 総理、私の時間はもうございませんので、最後に御答弁いただきたいと思いますが、学校教育の水準を維持するという立場からやりたくてもできない改革というのもあろうかと思います。これはしかし、何としても工夫してやっていかなくてはいかぬ。また、冒頭に申し上げたいじめの問題、偏差値...全文を見る | ||
○矢野委員 ちょっとこれは重大な御発言でございます。「教育基本法の精神にのっとり、」この精神、これは主観的に判断のできる問題でございます、精神とは何ぞやということになるわけでございますから。したがって、主観的にその答申は精神にのっとっておるという解釈も可能でございます。また、精神...全文を見る | ||
○矢野委員 時間も参りましたので、これで終わらしていただきます。 あと政治倫理、定数是正、民間活力の活用等、伺いたいことが残ってしまいましたが、同僚議員に任せたいと思います。 委員長並びに委員の皆さん方、閣僚の皆さん方に大変いろいろと御面倒をおかけいたしました。心から御礼...全文を見る | ||
06月24日 | 第102回国会 衆議院 本会議 第38号 議事録を見る | ○矢野絢也君 森先生の御質問にお答えを申し上げます。 まず、森先生は、野党のそれぞれの固有の案につきましては、これは実現の可能性があるとは思えない、このような御指摘がございました。野党それぞれの固有の案、これは、例えば格差を一対二あるいはそれに近い線で固有の案をそれぞれの野党...全文を見る |