矢野絢也
やのじゅんや
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月06日 | 第104回国会 衆議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○矢野委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、総理並びに関係閣僚に御質問いたします。 総理、我が国も今や大した国柄と申しましょうか、世界じゅうの各国に対して債権大国ということになりました。我が国が海外に持っておる財産、それから海外に対する借金、これを差し引きしました純...全文を見る |
○矢野委員 アメリカは世界のGNPの二〇%ぐらいのGNPである。しかし、アメリカのドルは、外貨準備あるいは貿易決済等々、世界の七〇%という重い役割を果たしておる。このこと自体、アメリカの持つ大変なアンバランスだと思います。 そして、もう双子の赤字と言われるような、財政赤字二千...全文を見る | ||
○矢野委員 ありがとうございました。 G5、ニューヨーク、ロンドン、まあそういうわけで、特に二回目のG5では各国協調利下げというのが事前に期待されておったわけでございますね、大蔵大臣。結果は、そうはならなかった。これにはいろいろ複雑な背景があると私も考えております。単純に申し...全文を見る | ||
○矢野委員 結果は、いろいろな問題を抱えながら、今総裁おっしゃったようにドルの信用不安を起こすことなく二〇%以上もドルが安くなった、これは一つの成功だろうと思います。それから、ドル安が輸入インフレあるいは金利高という悪循環も招かないで、逆にドルの長期金利は一%ぐらい下がってきてお...全文を見る | ||
○矢野委員 日銀総裁にちょっと伺いますが、九月のG5以前、短期金利はたしか二%ぐらいの日米の金利差がありました。今その金利差はほぼ解消されておる。また今度の公定歩合の引き下げでそれが差ができたかもわかりませんけれども。それから、日米の長期の金利差、国債利回りを見ましても、最初は五...全文を見る | ||
○矢野委員 御多忙のところ、日銀総裁、御出席いただきましてありがとうございました。 総理、今お聞きのようなことでございまして、この議論をやり出しますと大変ややこしいことになるわけでございますが、総括的にこのG5の動きあるいは為替、例えば日本は円高基調というものを貫く、こういっ...全文を見る | ||
○矢野委員 嫌みなことを一言言いますけれども、私は、アメリカ経済は原油安とかドル安とかという面からプラスに働く、それから米ソのデタントの兆し——デタントとまで言いませんけれども、これが共産圏貿易にプラスに働く、あるいは農作物もドル安がプラスに働くだろう、あるいは輸入コストが安くな...全文を見る | ||
○矢野委員 御成功を祈っております。 国内経済の問題に入りますが、この円高、余りにも急激で大幅であるということから、我が国の産業、特に中小企業、輸出関連、深刻な打撃を受けておるわけでございます。たしか五十二年、三年も円高ショックがございました。日本経済、いろいろな苦難の中をそ...全文を見る | ||
○矢野委員 同じことを繰り返してもあれですから……。 とにかくあのときは日米の貿易バランスはそれほど不均衡じゃなかった。そして円高による国内のデフレ、国内需要の停滞、それを、アメリカには大変悪いことですけれども、対米輸出でカバーすることによって五十二年、五十三年の円高デフレは...全文を見る | ||
○矢野委員 中小企業対策賢一つを取り上げましても、金額は総理、大変憎たらしい言い方ですけれども、あなたが総理になられてから毎年減っているのです。そして、円高不況に悩む中小企業に対する緊急融資をいたします。しかし、その枠も限られておるし、その金利も高いのです、現実は。ですから、この...全文を見る | ||
○矢野委員 どうもありがとうございました。 総理、これは、電力会社はもうけ過ぎているからけしからぬということも言いたいのですけれども、それだけを言っているのではないのです。そのような業界の方々は為替差益で利益があり、原油の低下によって利益があり、しかもその結果貿易黒字が拡大す...全文を見る | ||
○矢野委員 円高あるいは原油安というのは一遍に効くものではない。徐々に効いてくる。しかし、石油問題を取り上げましても、今やOPLCの諸国は価格維持政策よりもシェア拡大政策というふうに政策が明らかに変わってきておりますから、これが昔のようにまた原油がぐうっと上がるというようなことは...全文を見る | ||
○矢野委員 〇・二から一%とおっしゃいましたが、私どもの計算では〇・三にしかなっておりません。この議論はいいでしょう。どっちにしても、諸外国に比べればお粗末であるということについては変わりがないわけでございます。 総理は、ことしは無理だけれど、米作住宅減税については税調にも話...全文を見る | ||
○矢野委員 東京は単なる東京というよりも、世界の中心の一つという意味での国際化あるいは情報化等々が進行するわけでございまして、容積率その他の問題について、これは確かにおっしゃるとおりで東京都あるいは区の問題でございますが、私はやはり必要な、つまりいろいろな諸前提を置いた上でのこと...全文を見る | ||
○矢野委員 総理、昨年私この席で、映像界の大きな貢献をなさった方々、映画監督、文化勲章をまだいただいていないのはいかがなことかということを申し上げたら、これは私の権限の外のことであるけれども同感であるというお話がございましたが、その後、黒沢明監督が文化勲章を受けられて、これはまあ...全文を見る | ||
○矢野委員 外務大臣、何か御意見ありませんか。 | ||
○矢野委員 総理の施政方針演説を伺っておりまして、文化の受信だけじゃなくして発信ということを強調しておられた。まことにこれは大事なことだと私は思うのです。ただ、その割には、予算を拝見しますと発信予算がないわけでございまして、精神論に終わってしまう可能性があると思うのです。 ち...全文を見る | ||
○矢野委員 昭和四十年代と昭和五十年代と比較いたしますと、昭和四十年代は生産性が向上する、その伸びに大体アンバランスでない感じで労働分配率というものも上昇しておりました。ところが五十年代になりますと生産性の向上の伸びに比べまして労働分配率というのは伸びが悪くなってきておる。政府の...全文を見る | ||
○矢野委員 減税の問題につきましては、総理はことしの春には減税の答申をいただく、秋には財源の手当てについて答申を願う、そんなお考えのようでございますが、午前中、私、五十二年、五十三年円高不況のときと今回とは大分違いますということを具体的に指摘申し上げました。極めて深刻な状況にある...全文を見る | ||
○矢野委員 人事院勧告、公務員の給与の問題、さらに今申し上げた所得税減税の問題、これは私一人の問題というよりもこの国会全体の持つ重要な課題であろうかと存じておりますので、私は御要望申し上げ、この問題については同僚議員から引き続き御質問申し上げる、そして、ある段階において与党、野党...全文を見る | ||
○矢野委員 大蔵大臣、いかがでございますか。 | ||
○矢野委員 ぜひその方向で御検討をお願いします。 総理、毎回総理にお願いをして、例の交通遺児の問題については前向きに御配慮いただいておって、私感謝しております。交通事故で亡くなったお父さん、お母さんの子供さん、大変苦しい中で頑張っておる。やはりこの国会の場でできるだけのことは...全文を見る | ||
○矢野委員 ぜひ前向きにお願いを申し上げます。 安全保障、外交、防衛の問題に移りますが、総理、昨年夏、総理は、防衛費対GNP比一%枠の閣議決定を撤廃できたら撤廃したいなというお考えがあったようでございます。それから中期防衛力整備計画、中期防の策定をなさいました。五年間で十八兆...全文を見る | ||
○矢野委員 議論は後ほどいたします。 前提その二でございますが、いわゆるシーレーン水域で特定国によって意図的、組織的、計画的、多発的に日本船舶が攻撃されておる、かつまた引き続き攻撃される状況があると考えられる、こういう前提でございますが、防衛出動は下命されるかどうか。あるいは...全文を見る | ||
○矢野委員 随分この辺に言いたいことが山ほどたまってきましたけれども、もう時間もありません。どんどん先へ行きましょう。 前提三、いわゆる極東有事の状況でありまして、かつてのベトナム戦争、これは極東というようなことで直接日本から米軍が行動しましたね。極東有事、しかしシーレーンは...全文を見る | ||
○矢野委員 引き続きお尋ねを続けます。 前提四で、極東有事であり、かつまた前提二のシーレーン有事、シーレーンも特定国によって日本船舶が攻撃され、しかもそれが意図的、計画的、多発的であるという状況ですね。そのときには防衛出動の下命はあるのかどうか。安保条約による米軍との関係はど...全文を見る | ||
○矢野委員 随分思い切った答弁をなさったものだと思いますけれども、私は、冒頭に申し上げたようにこの中期防、ことしは初年度。これが完成すると、独立して領域外で防空の傘を持ち、かつ飛行機がミサイルを撃墜する能力を持つ。潜水艦を見つける能力を持ち、E2Cなどでそれをちゃんと監視すること...全文を見る | ||
○矢野委員 シーレーンというのは、日本が、我が国船舶が航海しておるから、ここは日本の大事な海なんだ。日本の領域の海じゃない、公海を日本にとって大事な海なんですと言って設定する。例えば、今度アメリカがアラスカ原油を日本に売ってあげましょうということになりました。北太平洋水域は、まさ...全文を見る | ||
○矢野委員 総理、私は野党の立場でありまして、本来ならば、かなり立ち入ったケースについて質問申し上げるということは、政府に言いたいことを言わせるという意味で、正直申して危険な質問だと思いながら自分でもしておるのです、はっきり申し上げて。 ただしかし、与党と野党がこの問題で角突...全文を見る | ||
○矢野委員 もう時間も余りございませんので、一、二点だけ伺いたいと存じます。 最近、家庭の御婦人がパートに働きにいらっしゃるケースが多くなっております。また男性の方も、昼間仕事が忙しいということで、要するに健康診断のことなのです。私は、ぜひ夜も健康診断が受けられるような制度を...全文を見る | ||
○矢野委員 もう時間がございませんから、まとめて私の意見を申し上げて終わりたいと思いますけれども、厚生省にお願いしたいことは、最近、お年寄りの体の不自由な寝たきりの方々に対するいろいろな施策が打ち出されておる。大変結構なことだと思います。ただ問題は、この在宅の寝たきりのお年寄りに...全文を見る |