矢原秀男

やはらひでお



当選回数回

矢原秀男の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月29日第118回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○矢原秀男君 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  午前中も法務大臣から趣旨の御説明をいただいたわけでございますが、下級裁判所における事件の適正迅速な処理を図るため、こういう大きな項目の中で裁判官の員数の増加五名、そして民事訴訟事件、民事執行法に基...全文を見る
○矢原秀男君 その点、よくお互いに留意をしていただきたいと思います。  質問に入りますけれども、民事訴訟事件の新受件数につきまして最近十年間における変化の状況、そしてその背景というものを簡単にまず伺ってみたいと思います。
○矢原秀男君 そういう質的な変化、いろいろの時代的な対応、細かい問題が背景にあると思います。この簡裁判事の五名と一般職二十五名の増加の問題については、いろいろの質疑が午前中ございましたが、本当は私自身としてはもう少し多く増員をされた方がいいのかなとは思っておりますけれども、いろい...全文を見る
○矢原秀男君 今御答弁ございました立場でよろしくお願いを申し上げたいと思います。  次に、陪審制度と参審制度についてちょっと伺いたいと思っております。  御承知のように陪審制というのは一般人から選ばれた人々が専門の裁判官とは独立に事実問題について評決を下す制度、英米法系とかい...全文を見る
○矢原秀男君 イギリス、アメリカのほかに、フランスやドイツについてはどういうような研究対象とされていらっしゃるのか。
○矢原秀男君 この点も、国民参加方式という大きなテーマの中で努力をしていただきたいと思っております。  では、次に質問をいたします課題は在日韓国人の三世地位協定に関する件でございます。  これはまず法務省にお伺いしたいわけでございますが、韓国につきましては、朝鮮半島につきまし...全文を見る
○矢原秀男君 法務大臣にもう一点伺いたいわけでございますが、その前に外務省に。  ちょっと大統領訪日の日にちだけ聞きたいんですが、盧泰愚大統領の正確な訪日の時期。
○矢原秀男君 法務大臣、この件で最後に伺いたいのでございますが、五月二十四日が盧泰愚大統領が来日をされる大体の予定のように私は聞いているわけでございます。今申し上げているような関係、外務省も窓口でやっていらっしゃると思いますけれども、やはりできるものとできないもの、こういうような...全文を見る
○矢原秀男君 その点、ぜひ決着をよろしくお願いを申し上げたいと思います。  最後の質問でございますけれども、人権問題について一言質問したいと思います。  もう既に御承知でございますけれども、世界人権宣言が一九四八年、昭和二十三年の十二月十日に第三回の国際連合総会において採択を...全文を見る
○矢原秀男君 この人権擁護の問題の関連として、非嫡出子に対する相続差別等の問題、いろいろあるわけでございますが時間の関係がございますので簡単に伺いたいことは、非嫡出子は、氏、これは民法の七百九十条、親権は民法の八百十八条、七百七十五条、これを母親とし、相続分は嫡出子の二分の一、こ...全文を見る
05月24日第118回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○矢原秀男君 日韓問題を中心に、関連する問題等で具体的に質問したいと思います。  五月二十四日、本日、盧泰愚韓国大統領が国費として来日をされました。私たちも心から歓迎を申し上げるものでございます。  この日韓関係は、一つは激動する国際情勢の中での日韓関係、二番目には日韓関係の...全文を見る
○矢原秀男君 そこで、具体的な問題だけをまず外務省にお願いしたいんですが、在韓国人の被爆者の方々のことについてでございますが、厚生省、外務省、毎年予算化をされていろいろと努力もしていらっしゃいます。このことは数字的にも承知いたしておるのでございますけれども、問題は今後どうするのか...全文を見る
○矢原秀男君 この問題について端的に答えてほしいんですけれども、平成元年、二年度のように毎年四千二百万円というものを計上していくのか、それともこの大統領訪日を契機に被爆者救済の基金というものを設けて、そして決着というかそういうふうにはっきりしていくのか、こういう二点をやはり政府で...全文を見る
○矢原秀男君 きょうは時間の関係がございますので、この程度にしておきます。  次に、外務省にお願いしたいんですが、在サハリン韓国人問題への対応でございますけれども、先般、日韓、韓日両議員連盟の合同によるサハリン訪問、こういうことがございまして、自民党の戸塚議員、公明党の草川議員...全文を見る
○矢原秀男君 また後日、こういう具体的な問題について深く伺っていきたいと思っております。  法務大臣にお尋ねしますけれども、先ほども御答弁されておられましたけれども、二十五日の夕刻、法務省において両法務大臣が個別会談をされる、こういうことになりますが、協議内容の問題でございます...全文を見る
○矢原秀男君 それで、検討課題の参考としてこれは法務省から私も書類をいただいたわけですが、諸外国における登録証明書携帯等の現状について、六十二年に法務省で調査をされていらっしゃいます、四十七の国ですね。これには二種類明示されています。外国人に対して登録証明書等の身分証明書携帯及び...全文を見る
○矢原秀男君 それで、私もイギリスに行かれた方のお話をちょっと伺っておりますと、これは法務省でも一回きちっとしていただきたいと思うんですけれども、提示を要求され、もし持っていない場合、そういうときは何十時間か猶予の時間を与えている、こういうふうに私はイギリスの関係で聞いたんですけ...全文を見る
○矢原秀男君 私も今質問いたしておりますのは、歴史上に非常に不幸な状況があった、そういう方たちのことに対して質問しているわけですから、非常に幅のある、そういうものを今私は質問しているわけでございます。  もう一つは、諸外国における指紋押捺の実施状況、これは四十九の国を六十一年に...全文を見る
○矢原秀男君 私もこのイギリスの場合、法務省も御承知だと思うんですが、指紋押捺について十六歳以上の外国人に対し外国人登録証明書に署名だけすれば指紋押捺の義務はない。ただし、文盲の人は左親指を捺印していただく、押印していただく、こういうぐあいにイギリスの場合はなっている。先ほど申し...全文を見る
○矢原秀男君 警察庁、最後になって申しわけございませんが、最近、テロ、ゲリラ事件、こういうふうなことで国民生活に非常に不安を覚える形もあるわけでございますけれども、現況について事件の発生状況、こういうことの主なるものについてまず御報告をいただきたいと思います。
○矢原秀男君 今御報告をいただきましたように、確かに無制限、無制約の、そういう感じを非常に深くしております。市民生活を守っていただく、そういう意味では警察庁がどうしても表に立っていただいているわけですが、今後の対策ですね。やはり治安の上からもきちっとしていただきたいと思いますけれ...全文を見る
○矢原秀男君 じゃ最後に大臣、この問題について一つは法秩序の維持、二番目には治安対策、こういう立場から法務大臣としての御見解、決意を伺って終わりにしたいと思います。
○矢原秀男君 終わります。
06月01日第118回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○矢原秀男君 まず、平成二年度の法務省所管の予算関係の中から二、三点質問をしたいと思います。  まず、第一点でございますけれども、私も兵庫県でございますが、毎年行われますボランティアの大きな表彰式等に出させていただきまして、ボランティアそのものにはいろんな幅広い活動が設けられて...全文を見る
○矢原秀男君 これは、資料では一年間に一万二千七百回も六十三年度は御苦労願った実施回数というものを挙げていらっしゃいますが、人員は今どうなんでしょうか、千百四十三と六十三年の報告を受けているんですが、ちょっとはふえていらっしゃるんでしょうか。
○矢原秀男君 どうか当局としても本当にこういう方々に対して十分の、やはり物心ともにできるだけの感謝という形で対応していただきたいと思います。  それと、私も現場でいろいろと御相談を受けながらやはり感銘を受けているわけでございますが、もう一つは保護司の方々も活躍をしていただいてい...全文を見る
○矢原秀男君 非常勤国家公務員という形だと思いますけれども、これまた本当に御苦労願っておりますので、非常に予算は少ないと思いますが、最大の敬意と努力をいただきたいと思います。  それから、更生保護会についてでございますが、兵庫県の明石にやはり更生保護会というところがございまして...全文を見る
○矢原秀男君 法務大臣、私も竹下総理大臣のときに予算委員会で、いわゆる本当に社会のためにいろいろの部門で努力をしていただいているボランティアの方々に対する、これは物や金にかえられない、国としてやはり礼を尽くして御協力をお願いしていかなければいけない、そういうふうなことを私は総理大...全文を見る
○矢原秀男君 予算関係でございますが、次に法律扶助事業の補助経費について伺いたいと思います。  これは衆参ともにいろんな話題にもなっておりますけれども、現在法律扶助制度というものは日弁連の財団法人の法律扶助協会で実施をされておりますが、法務省予算より毎年補助がなされているのが現...全文を見る
○矢原秀男君 これも予算の関係等もあって、やはり扶助の対象となっている人々というのは訴訟について勝訴できるかどうか、そういうことが判断基準で整理をされていく、三分の一程度しか扶助を受けていない、こういうふうな現況があろうかと思うわけでございます。  そこで、先進諸国では法制化さ...全文を見る
○矢原秀男君 今後とも対応をよろしくお願いする次第であります。  予算関係最後の質問でございますけれども、いじめ体罰人権問題等の対策経費を計上されているわけでございますが、その実態について伺いたいと思います。
○矢原秀男君 法務大臣に簡単に伺いますが、いずれにいたしましても、この今いじめ等を通して人権という問題、これは国際的にも大きいし、また国内的にも問題がございますけれども、いろんな人権が侵されている、そういうところは新聞やテレビだけを見ておりましても、これは気をつけなくちゃいけない...全文を見る
○矢原秀男君 二番目には恩赦についてちょっと質問をしたいと思います。  恩赦の実施については、憲法第一章天皇の第七条国事行為の六項及び十項というものが該当するでしょう。それによって皇室典範の即位の礼の第二十四条、また大喪の礼の第二十五条、それからそれを受けて内閣総理大臣の職権の...全文を見る
○矢原秀男君 二点目には大赦についてですが、大赦を行う基本的な見解を説明をしていただきたいと思っておりますが、これは今申し上げたように、前回の実施の恩赦を見ると、やはりまたしても選挙違反者救済のための恩赦というふうな感触がどうしても出てくるわけでございます。こういうことですから、...全文を見る
○矢原秀男君 この平成二年十一月に新天皇即位の礼、こういうことで恩赦が実施されると思うわけですが、その規模、二番目には時期、そして三番目には内容など具体的なそういう取り扱いというか展望、これをちょっと早いような期日でございますけれどももう検討されておられるのではないか、このように...全文を見る
○矢原秀男君 法務大臣、今質問しましたことは憲法の条項の第一章天皇のところの第七条の国事行為、それからそれらを受けて総理大臣の職権の七十二条、内閣の職権の七十三条の七項、これは当然法務大臣もこの内閣の中に含まれているわけですから、本当は総理大臣来てもらって私は質問したらいいわけで...全文を見る
○矢原秀男君 新しい天皇のこれは大体もう決まっているわけですから、じゃいつごろから内閣として取り組んでいくのか、そのぐらいはやはりきちっとしておられると思いますがね。
○矢原秀男君 じゃ私の方からも提案しておきますけれども、やはり現代にふさわしい恩赦法の改正というものを私は検討をしてもらわなければいけないなと思っているわけでございますが、恩赦法は昭和二十二年の三月二十八日、法二十号で制定、その後昭和二十七年の改正以来のままであります。二十四年に...全文を見る
○矢原秀男君 法務省の方はどうですか。
○矢原秀男君 よく検討していただきたいと思います。  次に、マネーロンダリングの質問をしたいと思いますけれども、その前に、昨夜の夕刊またテレビで、五月三十一日までに東京都内の私立高校生グループによる大麻事件、こういうことがテレビや新聞で報道をされております。内容を見ると、「二年...全文を見る
○矢原秀男君 これはあれですか、やはり教室内でのそういう引き渡しやなんかがされていたんでしょうか、学校の教室で。
○矢原秀男君 文部省に来ていただいておりますけれども、これは文部省としてもやはり非常に今少年、もちろん中学、高校生とそれから女性に対しても暴力団のそういうふうな関係からもあるでしょうけれども、常用する人が女性やそういう生徒にも多くなっている。しかし、今回の事件は教室内で大麻が受け...全文を見る
○矢原秀男君 どうか学校教育の中でもきちっとした指導体制をとって努力をしていただきたいと思います。文部大臣にもきちっと伝えておいてください。  次に、重複もございますけれども、簡単に質問をいたしておきます。  マネーロンダリングについてでございますけれども、先ほども質疑がござ...全文を見る
○矢原秀男君 時間がございませんので外務省、ウィーン条約の内容、我が国の対応、外務省も窓口でございますので伺いたいと思います。
○矢原秀男君 厚生省に伺いますが、刑罰措置の一環として麻薬四法との関連、これはどういうふうになっていますか。
○矢原秀男君 この件に対して法務省に最後に伺いますが、法整備、刑罰措置の関係から法務省の対応を伺います。
○矢原秀男君 時間の関係ございますので、その点はよろしくお願いいたします。  最後に、今までも質疑に出ておりますが、外国人労働者関連の質問をしたいと思います。  まず、労働省にお願いをしますけれども、関係の事業団の調査の一つに、首都圏を中心に一万社を対象にして回答を二千二百十...全文を見る
○矢原秀男君 通産省に伺います。  通産省では人手不足、外国人労働力受け入れ、こういう展望の中で、産業政策局長の諮問機関であります産業労働問題懇談会が外国人労働者問題への対応について提言をしている。資料いろいろあるんですが時間ございませんので申しませんが、非常に私は評価いたして...全文を見る
○矢原秀男君 最後に法務省に伺いますが、今ECにおける外国人労働者受け入れの概況というものは約六百万人と、こういうように言われております。家族を含めて一千二百万人。欧米諸国における外国人労働者受け入れの範囲、受け入れが許可される範囲、イギリス、西ドイツ、フランス、アメリカを見てお...全文を見る
○矢原秀男君 終わります。
06月14日第118回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○矢原秀男君 法案審議の前に、委員の皆様の御了解をいただきまして時事の一点を質問したいと思います。  昨日の夕刊から朝刊にかけて、この六月の十三日までに関東一円の地域において、都内を中心にして千人に近いタイの女性がだまされて売春目的で来日し、そして売春組織が非常に動いている、こ...全文を見る
○矢原秀男君 どうも御苦労さんでございます。  法務省としても、短期滞在という形に該当するのかなと思いますが、平成元年は二百二十一万九千人、このぐらい入国をされておられるわけでございますけれども、今後の対応として法務省としてはどういう防止策があるのか、そういう点を伺いたいと思い...全文を見る
○矢原秀男君 この点で最後の質問ですが、法務大臣、政府としても今国際化の時代において、私もこの報道を見ながら、一つは国際的にやはり女性の人権というものを踏みにじっている、そういうものに対する各国の日本に対しての信頼関係も崩れていく、こういう点を非常に心配をしているわけでございます...全文を見る
○矢原秀男君 よろしくお願いをいたします。  それでは、法案の審議に入りたいと思います。  私は、この法案につきましては三点の目的があるんだなと、こういうふうに意識をいたしております。  商法等の一部を改正する法律案の目的としての一つは、我が国の株式会社及び有限会社の大多数...全文を見る
○矢原秀男君 もう一つ課題といたしまして残っているのは、審議の経緯をちょっと拝見いたしておりますと、法制審議会の商法部会で二月二十八日、小規模会社にも適用する法制度の整備等を内容とする商法等の一部を改正する法律案要綱案の取りまとめをされて以来今日に至っているわけでございますが、商...全文を見る
○矢原秀男君 今回の改正案が法制審議会答申との比較でいろいろと上下に変動をされて今日の提案になっているわけでございますけれども、その中で、一つは質疑が交わされております最低資本金制度の問題、二番目には株式会社の財務内容の公開の問題、三は現物出資等の検査役の調査の省略の項目等々ござ...全文を見る
○矢原秀男君 次に、関係省庁との調整問題についての過程を伺いたいと思います。  この改正案の提出に当たりまして、中小企業基本法の改正準備等、関係省庁との協議いろいろあったと思います。通産省の中小企業庁の立場、大蔵省の立場等々があったと思いますけれども、具体的に途中経過の取り組み...全文を見る
○矢原秀男君 企業庁見えてますか。ちょっと一言。
○矢原秀男君 大蔵省。
○矢原秀男君 私もこの法律改正というときに、常に第一段階の現時点から第二段階に改正されるハードルが高い場合は、その現行制度のもとでそれぞれの企業が御苦労されていらっしゃる、そういう問題点を少しでも多く加味したものでなければいけない、こういうふうに非常に神経を使っているところでござ...全文を見る
○矢原秀男君 小売店商店数の減少加速というものの予測云々と、ちょっと話題になっているわけでございますが、この小売店商店数の減少を加速させかねないという心配もこれは中小企業庁の方では懸念されているんではないかなと思うわけでございます。全国商店街振興組合連合会の推計によりますと、全国...全文を見る
○矢原秀男君 税制優遇策の適用について、全国の中小企業団体や日本商工会議所等では、基本的に資本金の規模によって企業の健全度合いを問題にするのはおかしい、こういう反論もございます。また、資本金の引き上げや増資時の税制優遇策を要望しているようでございます。  大蔵省にちょっと伺いた...全文を見る
○矢原秀男君 よろしくお願いします。  次に、附帯決議から見たお尋ねでありますが、衆参で、それぞれ昭和四十九年、六十一年の衆参法務委員会の附帯決議があるわけでございます。そういうふうな附帯決議に対応した結論というものはどうなっているのか。それからもう一つは、先ほども冒頭に申し上...全文を見る
○矢原秀男君 次に、弁護士の法的地位について伺いますけれども、現物の出資、財産引き受けの目的たる財産が不動産である場合は評価額の相当性について弁護士の証明で足りるとしておりますけれども、この場合の弁護士の法的地位について説明していただきたいと思います。
○矢原秀男君 そこで、弁護士でなければならない理由についていろいろそれぞれの専門家の御要望というものがあると思うんですが、改正商法百七十三条の「弁護士ノ証明」、弁護士でなくてはならない理由と現行法上の実態的取り扱い、こういうような問題をめぐって司法書士の方も反対の理由の中に、専門...全文を見る
○矢原秀男君 次に、不動産鑑定士の評価基準についてですけれども、百七十三条に「不動産ニ付不動産鑑定士ノ鑑定評価」とありますが、その評価基準について伺いたいことと、今後の予定でございますけれども、政令は関係ないのかどうか、そういうことを含めて伺いたいと思います。
○矢原秀男君 今回、最低資本金の引き上げ、こういうことになるんですが、私もちょっと懸念をいたしておりますのは、改正法案の最低資本金の導入、引き上げが債権者保護の決め手ということになるわけでございますが、現在欠損法人は五一・三%、こういう数字から見ておりまして、この点はどう対応して...全文を見る
○矢原秀男君 有限責任の問題について伺いますけれども、法制審における有限責任の修正意見、これについての説明を伺いたいと思います。  それとあわせて、資本金百万円未満の株式会社及び有限会社の数字について、きょう現在どの程度か伺いたいと思います。
○矢原秀男君 終わります。
06月19日第118回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○矢原秀男君 法制審議会商法部会において、昭和五十年意見照会の対象とした会社法改正に関する問題点のうち、昭和五十六年の商法等の一部を改正する法律により改正の範囲外であった最低資本金及び大小会社の区分並びに合併について、昭和五十七年末から引き続いて検討をされていた経過というものをい...全文を見る
○矢原秀男君 それでは、本題に入らせていただきます。  まず、大蔵省にお伺いをいたしますけれども、一人株式会社の税務問題についてでございます。法人税法の第五十一条の「特定の現物出資により取得した有価証券の圧縮額の損金算入」についてでありますけれども、つまり会社分割の場合の現物出...全文を見る
○矢原秀男君 次に、一人法人についての問題でございますけれども、改正商法の案では一人株主が容認をされたわけであります。この一人法人については、一つは農業生産法人の一戸法人、二番目には医療法人の一人医療法人など、税制上所得税適用なのか法人税適用なのかと論じられてきたところでもありま...全文を見る
○矢原秀男君 次に、大小法人の区分の問題について伺います。  昭和三十一年以来の税制調査会で検討されている問題でもありますが、公開の大企業と数人の株主を持つ株主即経営者である非公開の中小企業、これを同列に論ずることは問題を混乱させる原因にもなっていると指摘をされている点もあるわ...全文を見る
○矢原秀男君 大小法人の区分制が導入されたときを考えた場合に、当然税制というものも異なってくるわけですが、巷間、大法人については独立主体課税方式、中小法人については、一つは株主課税との調整を行う課税方式、二番目にはパートナーシップ課税による一段階課税方式、こういうものがとられるの...全文を見る
○矢原秀男君 今回の最低資本金制の導入による大小法人区分というものは、一つは法人格乱用防止、所得分割防止、二番目には赤字法人課税に道を開く準備ではないかという意見もあるわけですけれども、こういう点は大蔵省としては実際どういうふうに考えているのか。
○矢原秀男君 次に、資本金の増加による税法上の影響についてでございますが、これは午前中も質疑が交わされておりましたが、重ねて明確にお願いしたいと思います。  最低資本金制の導入による資本金の増加により、税法上損金算入限度の上昇など影響が出てくると言われております。例えば交際費の...全文を見る
○矢原秀男君 次に、増資強制の緩和策について伺います。  最低資本金制の導入に伴う増資の強制に対する緩和策として、東京商工会議所等においては六十二年以来、一つは会社資産の再評価を認め、その評価額を非課税にすること、二番目には既存の利益積立金の資本組み入れを非課税にしてほしいと要...全文を見る
○矢原秀男君 六月十二日の衆議院の税特委員会で大蔵大臣が含み益課税に前向きの答弁をしているわけでございますが、報道の記事をちょっと見ておりますと、大蔵大臣も理論とかそういうものよりもやはり理論を超えた状況の中に国民の声、こういうものがやはり前向きの意向を示したんではないか、こうい...全文を見る
○矢原秀男君 法務省にお尋ねいたしますけれども、利益及び利益準備金の資本組み入れについて税制の手直しを税務当局に検討依頼をされていると聞いたことがあるわけでございますが、その経韓についてお願いをしたいと思います。
○矢原秀男君 大蔵省に伺いますけれども、株式配当、新株の無償交付の法的性質は株式の分割であり、西ドイツ、アメリカの例に沿って非課税の方向に法的な整備が進められていると聞いておりますけれども、この点はいかがでございますか。
○矢原秀男君 合併と課税について伺います。  最低資本金をクリアするための手法として、余り利用されないかもしれませんけれども、小会社を合併する場合もあり得ると考えます。これは法務省としてはもう予見はされているわけでございますか。
○矢原秀男君 そういう合併によりまず生ずるものは課税だろうと思いますけれども、この生ずる課税はどのようなものがあるのか。これは三つに分類をしているわけでございますが、一つは、被合併法人の株主に対する課税でみなし配当課税と贈与税の問題。二つ目には、合併法人に対する課税で合併差益に純...全文を見る
○矢原秀男君 次に、資本の増加、増資に伴う課税についてでございますが、先般来種々問題になっております増資にかかわる課税について整理をしてみたいと思います。  まず、増資方法には、第一点は有償増資、これは一つ目は株主割り当て、二つ目には第三者割り当て。第二点には無償増資でございま...全文を見る
○矢原秀男君 法務省に伺いますけれども、資産再評価の認可のために越えるべきハードルというものがあると思うんですが、資本増加のための原資として資産の再評価を認めるためには今後どういうハードルを越えなければならないのか、簡単に伺います。
○矢原秀男君 有限会社における内部留保された利益の資本組み入れの便宜措置について、今後どう検討されるのか伺います。
○矢原秀男君 時間の関係がございますので、最低資本金制度の意義についてでございますけれども、改正商法案の第百六十八条ノ四には「資本ノ額八千万円ヲ下ルコトヲ得ズ」と規定されております。また有限会社においては、有限会社法第九条「資本ノ総額ハ三百万円ヲ下ルコトヲ得ズ」と規定されておりま...全文を見る
○矢原秀男君 きょうはここでやめておきます。
06月20日第118回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○矢原秀男君 参考人の諸先生には、本当にきょうは御苦労さまでございます。簡単に質問申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、錦織参考人にお伺いをいたします。  今、各諸先生のお話を承っておりまして、中小企業の皆様方にある面では非常に厳しいお話もあったなと...全文を見る
○矢原秀男君 全国中小企業団体中央会では、先ほどもお話がございましたように、一つは最低資本金制度の問題、二番目には貸借対照表等の登記所における公開の問題、三番目には、一つは会計調査人による調査、二つ目には会計専門家による指導の義務づけ、四番目には取締役の責任強化の問題、五番目には...全文を見る
○矢原秀男君 家近参考人にお願い申し上げますけれども、今お伺いをいたしまして、最低の資本金は異論はないと。 そういう中からまた小会社に対しての実務を通して具体的なお話も伺ったところでございますが、一点お伺いいたしますのは、今回見送りになりました株式会社の財務内容の公開の問題につい...全文を見る
○矢原秀男君 河本参考人と稲田参考人にお伺いをしたいと思います。  今回の法律案が、一つは我が国の株式会社及び有限会社の大多数を占める小規模かつ閉鎖的な会社に対する商法等の規制が形骸化している実情等にかんがみ、このような会社にも適合する法制度を整備する。二番目には、会社債権者の...全文を見る
○矢原秀男君 ありがとうございました。終わります。
06月21日第118回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○矢原秀男君 企業合併、買収に関連しての質問をしたいと思います。  昨年から今年にかけて報道でもいろいろと株式の持ち合いとか企業買収、MアンドAの記事を見かけることは皆さんも御承知のとおりかと思います。今までは海外の問題として非常に多かったわけでございますが、最近では日本でもご...全文を見る
○矢原秀男君 日本国内でも非常に多くなっているようでございます。  このMアンドAについては今お聞きをいたしておりますと非常に活発に行われる形態の数字が出ておりますけれども、定着してきた原因には、企業の資金力の向上、余剰資金つまり金余り現象。また円高による割安感、一九八二年には...全文を見る
○矢原秀男君 最近書店では、こういうMアンドA関係の書籍が非常にあふれております。政府当局としても、商行為の一種と見ていろいろと検討されていらっしゃるんではないかなと思っているわけでございますが、このMアンドA遂行の手順には、大きく分けて一つは、対象企業との話し合いによるもの、二...全文を見る
○矢原秀男君 昨年、MアンドAにかかわる二つの事件がありました。  一つは、米国の会社と国内の自動車部品会社とのトラブル。二つは、不動産会社と二社の中堅スーパーマーケットの株買い占め事件でございました。この両事件とも株式の持ち合いによる乗っ取り防止策に関する件で注目をされたわけ...全文を見る
○矢原秀男君 先日、系列取引の情報開示について省令を改正し、その強化を提示したようでありますけれども、その改正内容ほどのようなもので、投資家、株主にどういう利点があり、産業界にはどのような影響が出ると予測をしているのか、その点を二点お答えをいただきたいのでございます。
○矢原秀男君 関連をして、この日米構造協議における系列の取引関係においては、証券取引法関係の系列取引開示とともに、この商法上の開示というものが議題に上がっているのでありますけれども、六月末には内容が明確になるように伺っております。こういう問題でこの商法上の開示にかなり影響するので...全文を見る
○矢原秀男君 そうして日米構造協議における会社法の見直しにおいて合併の弾力化、これは法制審においても検討されると思っておりますけれども、この将来方向はどういうようになっているのでございますか。
○矢原秀男君 大蔵省に伺いますけれども、株式の持ち合い、これは国内では安定株主づくりとしてほぼ一般化しているようでありますが、諸外国では大体どういうふうな傾向であるのか、この点を伺います。
○矢原秀男君 二つ目の事件につきましては、今東京地裁で仮処分の問題でありますけれども、これは不動産会社と二社のスーパーマーケットの株の買い占めにかかわる事件であります。  不動産会社の買い占めに対抗して二社のスーパーは、お互いに安定株主づくりのために割安な第三者割り当て株式を発...全文を見る
○矢原秀男君 この件について、じゃ最後に法務大臣に伺いますが、こういう経済界の証券に絡むいろんな問題等々、やはり健全な社会のあり方でなければいけないと思いまずけれども、今後MアンドAについてはさらに国内、国外についても数多く進んでいくと思うわけでございますが、国民の立場から見て、...全文を見る
○矢原秀男君 次の問題は、先般新聞紙上にも出てまいりました尊厳死宣言の問題でございます。  私も非常に心配をしているわけでございますが、これは六月二十日の朝日新聞を拝見したわけでございます。「「尊厳死宣言」が急増」「死が迫ったら、植物状態なら、延命措置は一切しないで」という関係...全文を見る
○矢原秀男君 尊厳死宣言の条文には、ただし麻薬などの苦痛を和らげる処置は希望すると。しかし、御病気の方とか、非常にやっぱり私たちも病痛に対してはもう言葉もないわけでございますけれども、こういう中で尊厳死協会への登録者が八千人を超えているということでございますが、日本の国で実際にこ...全文を見る
○矢原秀男君 私も末期医療の段階での医学者のいろんな御意見、そして医学的な立場いうものも伺っているわけでございますが、ここでちょっと法務省にお尋ねをしたいと思うのでございます。  新聞紙上にも、今厚生省からもお話をいただいたわけでございますが、非常にお体の悪い方々の医療上の末期...全文を見る
○矢原秀男君 確かに非常に深刻な問題でございますけれども、生命というものを厳粛に受けとめて本当に生き長らえていただきたいというのが私たちの願いであります。  最後に法務大臣、今局長のお話もございましたが、いろんな面から非常に難しい側面、そして一面では本当に悲しい思いもするわけで...全文を見る
06月26日第118回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○委員長(矢原秀男君) ただいまから法務委員会 を再開いたします。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  私、このたび法務委員長に選任され、その重責を痛感しております。  本委員会の運営に当たりましては、委員各位の御協力のもと、円滑公正に行ってまいりたいと存じますの...全文を見る
○委員長(矢原秀男君) 委員の異動について御報告いたします。  先ほど、下稲葉耕吉君、櫻井規順君、三重野栄子君及び黒柳明君が委員を辞任され、その補欠として井上章平君、八百板正君、久保田真苗君及び中野鉄造君が選任されました。     ─────────────
○委員長(矢原秀男君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  現在、理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と...全文を見る
○委員長(矢原秀男君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に中野鉄造君を指名いたします。     ─────────────
○委員長(矢原秀男君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査のため、閉会中に委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢原秀男君) 御異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員、派遣地、派遣期間等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢原秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後二時二十八分散会
11月08日第119回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○委員長(矢原秀男君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  本日、林田悠紀夫君及び山本富雄君が委員を辞任され、その補欠として星野朋市君及び成瀬守重君が選任されました。     ─────────────
○委員長(矢原秀男君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、検察及び裁判の運営等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢原秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(矢原秀男君) 次に、検察及び裁判の運営等に関する調査を議題といたします。  去る七月三十一日から八月二日まで本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。福田宏一君。
○委員長(矢原秀男君) 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。     ─────────────
○委員長(矢原秀男君) これより請願の審査を行います。  第一号夫婦同姓別姓の選択を可能にする民法等の改正に関する請願外九十六件を議題といたします。  今国会中、本委員会に付託されております請願は、お手元に配布の付託請願一覧表のとおりでございます。  これらの請願につきまし...全文を見る
○委員長(矢原秀男君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ─────────────
○委員長(矢原秀男君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  検察及び裁判の運営等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢原秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢原秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十分散会
12月18日第120回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○委員長(矢原秀男君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、検察及び裁判の運営等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢原秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(矢原秀男君) 梶山法務大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。梶山法務大臣。
○委員長(矢原秀男君) 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案を便宜一括して議題といたします。  まず、政府から両案について順次趣旨説明を聴取いたします。梶山法務大臣。
○委員長(矢原秀男君) 以上で両案の趣旨説明の聴取は終わりました。  これより両案に対する質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(矢原秀男君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、山本富雄君が委員を辞任され、その補欠として藤田雄山君が選任されました。     ─────────────
○委員長(矢原秀男君) 他に御発言もないようですから、両案に対する質疑は終局したものと認め ます。  これより両案に対する討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。——別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  まず、裁判官...全文を見る
○委員長(矢原秀男君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案の採決を行います。  本案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(矢原秀男君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、両案の審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(矢原秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時二十九分散会
12月18日第120回国会 参議院 本会議 第4号
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○矢原秀男君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。  両法律案は、一般の政府職員の給与改定に伴い、この例に準じて裁判官及び検察官の給与を改定しようとするものであります。  委員会におきましては、両法律案を一括して...全文を見る