薮仲義彦

やぶなかよしひこ



当選回数回

薮仲義彦の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第96回国会 衆議院 建設委員会 第3号
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○薮仲委員 私は冒頭に、先般大変痛ましい惨事となりましたホテルニュージャパンの問題についてお伺いをしたいと思うわけでございますが、三十二名のとうとい命を亡くされ、また大ぜいの方がけがをなさったことに対し、亡くなられた方の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、けがをなさった方の...全文を見る
○薮仲委員 私は冒頭に、先般大変痛ましい惨事となりましたホテル・ニュージャパンの問題についてお伺いをしたいと思うわけでございますが、三十二名のとうとい命を亡くされ、また大ぜいの方がけがをなさったことに対し、亡くなられた方の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、けがをなさった方...全文を見る
○薮仲委員 これは事務的なことも含めて重ねて伺っておきますけれども、こういうような大災害、事が起こるたびにああすればこうすればということがいつも言われるのですけれども、現行建築基準法上、やはりこういうたび重なる災害の上から、防災、防火、こういう点からもう一度見直していただいて、い...全文を見る
○薮仲委員 では、何点か指摘いたしましたけれども、大臣もどうかこの点を十分踏まえて、再びこういう惨事の起きないような対応をお願いをして、この問題は終わりたいと思います。  次に、先般来、また当該委員会でも再々問題になっておりますいわゆる公共工事の契約制度、簡単に言えば談合入札で...全文を見る
○薮仲委員 どうか大臣の時代にすばらしい建設省の公共事業が次々と行われることを心から期待して、それでは具体的に、いまの大臣の御答弁に沿うならば、以下の問題はどう判断なさるか、建設省のお考えを伺っておきたいのでございますが、建設省はやはりこの談合という問題は、競争原理を導入すべきだ...全文を見る
○薮仲委員 大変に結構なことでございますので、これが厳正に守られるように今後ともお願いをいたしておきます。  それから次の点でございますけれども、やはりこういう入札という経過が秘密の中に行われるということが、最もこれは多くの方の疑惑を招くと思います。国民の税金でやる後世に残す誇...全文を見る
○薮仲委員 まあ公開に踏み切るという理解はいたしておりますが、いまの御答弁の中で、秘密が漏洩する、後でもいろいろ指摘はしたいと思いますけれども、もうこれはプロの方が見れば、大体の積算というのはそんなに違っているものではない。これは建設省の御答弁にある。私もそのとおりだ。これは幾ら...全文を見る
○薮仲委員 そういう点、下請が責任を持って施工し、工事を完工するような立場に立っての必要な届け出だけは受けられた方が私はよろしいと考えております。その点どうか十分踏まえて今後よろしくお願いしたいと思います。  それから、問題になりますのは、予定価格の漏洩の問題でございますが、こ...全文を見る
○薮仲委員 どうか厳正によろしくお願いをいたしておきます。  次に、直轄事業等を、事業の性格上どうしても設計コンサルタントに発注しなければならない、工事設計を請け負わさなきゃならないという場合も当然私は出てくるだろうと思うわけでございます。今日まで建設省は、そういう建設コンサル...全文を見る
○薮仲委員 それからもう一点でございますけれども、これがいわゆる業界の中で風通しが悪いというふうに表現されますけれども、これはなぜこういうことになるかというと、特定の一握りの権力のある、実績のある業者によって一つの事業あるいはその業界が牛耳られるということについて、やはり弊害が起...全文を見る
○薮仲委員 私は、きょうは基本的な問題だけで御指摘をさせていただきました。いろいろ長い歴史の中でできているこの問題が一挙に解決するなどとは私は思っておりませんけれども、少なくとも当事者お一人お一人の努力によってこの問題が少しずつ改善されて、日を追ってよくなるという結果を具体的な形...全文を見る
○薮仲委員 大臣初めて御就任になって建設委員会での御答弁でございますので、きょうは敬意を表して、私の質問の趣旨とちょっと違いますけれども、それはこの次やります。そんなことは大人げないですからきょうはやめておきます。ありがとうございました。  そこで、私は時間がございませんので、...全文を見る
○薮仲委員 歴代の計画局長さん、必ず出るとおっしゃるのですけれども、一年たってみたらちっとも出てこない。これはこの次の委員会でがっちりやりますから、きょうはそれだけにしておきます。歴代の計画局長さんそのように明確に御答弁になるけれども、出てきたためしがない。  じゃお伺いします...全文を見る
○薮仲委員 いま私の聞いたのは、取得可能価格をどの程度と言ったのですけれども、年収め何倍とは私は質問しなかったのです。今後私が質問するときは、私の質問に明確にお答えください。次に私は何倍と聞こうと思ったのですけれども、一緒にお答えになったから結構でしょう。まあ四倍ないし五倍ですね...全文を見る
○薮仲委員 きょうは時間が参りましたからこれでやめておきますけれども、いまの局長の御答弁の中で、建設省の住宅取得能力に明るさが見えてきた、それがいかにあいまいであるかということは、この次の委員会で局長じっくりやりましょう。  それから木賃住宅については、きょうは時間が来ましたの...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
02月27日第96回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○薮仲分科員 最初に、質問をわかりやすくするために、大臣と局長、管理官に資料を渡してもよろしいですか。
○薮仲分科員 それでは、私は、本日は大臣に篤と歯科診療の実態を御理解いただきたい、そういうことで、いま問題となっていることを何点か具体的にお話をさせていただきたいと思いますので、どうか正確な御理解をいただいて、これからの診療報酬の改正等で御尽力をいただきたい。  最初にお断りい...全文を見る
○薮仲分科員 検討は結構でございますけれども、いま私が申し上げたのは、具体的に総義歯並びに鋳造冠というのが不採算の中でも非常に大きいということです。私がなぜこれを言うかというと——昨年のそういうことをおっしゃるのでしたら私から一言申し上げますと、たとえば総義歯の中でポリサルホン樹...全文を見る
○薮仲分科員 もう少し具体的に、これは時間が余りございませんから要点だけ申し上げますから、考え方をお答えいただきたい。  特に、総義歯の中で何が問題として歯科の先生、日歯の先生が言っていらっしゃるか。まず一番の問題は、これは資料がついてなくて恐縮でございますが、先ほど問題になり...全文を見る
○薮仲分科員 それでは、その問題はその程度にしまして、次の問題に移らせていただきたいのですが、これは、大臣も今後のために御理解いただきたい。これは、やはり非常に重要な問題でございます。  歯周疾患治療指針、これは、やはり日本歯科医師会でお出しになったものでございますが、われわれ...全文を見る
○薮仲分科員 駆け足で恐縮でございますが、資料の五番目をちょっと大臣見ていただきたいのです。一番最後になっております。「年齢別う蝕のり患者状況」、年齢別に虫歯をどの程度保持しているかということが出ているのがこの表でございます。左側が乳歯、右側が永久歯でございます。この表でいきます...全文を見る
○薮仲分科員 いまのはお役人のお考えでございますけれども、私は、一人の政治家として、やはりこの老人保健の中に、プライマリーケアとして、四十歳からの歯科診療というのを今後十分考えるべきだと思いますが、大臣のお考えを最後にお伺いしたいと思います。  もう一点、先ほど来私は短時間の中...全文を見る
○薮仲分科員 終わります。
03月23日第96回国会 衆議院 建設委員会 第5号
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○薮仲委員 私は、ただいま提案されております農地所有者等賃貸住宅建設融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案並びに特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法の一部を改正する法律案、以上二法案について順次質問をさせていただきます。  最初に、通称農...全文を見る
○薮仲委員 ただいま局長が御答弁のとおり、パーセントで言えば三六・六%。その目標は達成しておらない。  それではこの計画に対して目標が下回った原因、その要因は何だとお考えですか。
○薮仲委員 いま局長が御答弁なさいましたけれども、それでは私は、三度目の延長ですので局長にお伺いしますけれども、あなたがおっしゃったその計画に対して目標が達成しない理由は、少なくとも公共団体、農協中央会を通じて各単協に対してこの建設省の法案を実際に十年間運用してみて、どのような問...全文を見る
○薮仲委員 じゃ農協中央会からどんな要望が出ておりますか。それと、私は静岡が地元ですけれども、ここに県別の資料を私は持っております。たとえば静岡県の農協からどんなことが具体的に指摘されていますか。
○薮仲委員 それだけですか。
○薮仲委員 私は、この法案審議に対して建設省に資料要求をしたのです。わずか一万三千戸しか契約しておらぬでしょう。ならば、団体でやっている場合、それから個人でやっている場合があるでしょう。しかも先ほど審議の中に出てくるように、あと二年たつと利子補給が打ち切られるケースが出てくるわけ...全文を見る
○薮仲委員 実態調査のない建設省に余り私が言うこともいかがかと思いますけれども、いま局長のおっしゃった水田要件が満たされないというのは正しい意見なんです。私の静岡県でもこれはやりたいのです。しかし、昨年確かに一ヘクタールから〇・五ヘクタールに緩和されたのです。でも県庁所在地のよう...全文を見る
○薮仲委員 私は、この法案を審議するために、いまおっしゃったことは全部調べたんですよ。いまおっしゃった横並びの法案の実態がどうなっているのか、私の手元にありますし、静岡県でも聞きました。農住あるいは特賃建設の戸数がどうなのだ等々、横並びの法律の実態を手元にいただいておりますし、そ...全文を見る
○薮仲委員 局長、最後にもう一度言いますけれども、いまちょっと言っておきたいのは、横並びの一つ一つの法律が進まないのはなぜなのか。農住あるいは特定賃貸、土地担保賃貸と横並びの建設省の法令はたくさんあるわけです。こういうものの中で建設戸数を見ていきますと、地域によってそれを確かに利...全文を見る
○薮仲委員 これは静岡の例です。静岡が愛知に次いで一番進んでおるのですけれども、ここに出ておりますのは、書いてありますように個人と団体でやった農住の実例でございます。静岡市下島農住RC三階建て二十四一尺建築費が一億一千百五十万、もう一つは個人でやっております静岡市の下川原東農住R...全文を見る
○薮仲委員 では、もう一つつけ加えておきますけれども、問題点の一つに家賃の改定の問題があります。これも私のところにこういう言い方で指摘されております。  経営試算においても、収入は家賃値上げを三年なり五年に一回見込んでいますが、現状は農家は入居者とのトラブルを恐れ、家賃値上げは...全文を見る
○薮仲委員 答弁は時間がないですから、この法案を審議するためには関連の法案を少なくともわれわれは勉強してきているのですから、御説明はなるべくいただかなくても結構でございます。  私は、土地が出るか出ないか、出るとすればどのくらいか、それしか聞いていないのです、最後の方しか聞いて...全文を見る
○薮仲委員 それでは、今回の土地税制の緩和に対する批判の一つは、譲渡所得税の軽減と特別土地保有税制度を見直した、その中で調整区域は外した、この二つは四十七、八年当時の土地を買い占めたいわゆる大手デベロッパーに対する優遇措置じゃないか、こういう批判がありますけれども、これに対してど...全文を見る
○薮仲委員 それでは、もう少し具体的にお伺いしますけれども、今度農地の宅地化促進を進めようということでございますけれども、私はこれによって非常に出にくいのじゃないか、いま出てくると言いましたが、出にくいのじゃないかということでちょっとお話をさせていただきたいと思うのです。  一...全文を見る
○薮仲委員 私が聞いているのは、農地の宅地化を促進するためにこうしたのでしょう。ということは、新たに買うのじゃないのです。私が農地を持っておる、じゃこれを売ってたとえば八千万の収入を得ようか、そのまま農地のままに置いておいた方が、この八千万をたとえば運用するときに、いまのまま八千...全文を見る
○薮仲委員 それじゃお伺いしましょう。三年間で延長しないのですね、この点いかがですか。これは三年間の時限立法ですね。
○薮仲委員 重ねて聞きますけれども、三年間で打ち切って延長はしないというのが建設省の見解でございますね。
○薮仲委員 局長をあんまり追い詰めてもいかがでしょうからこのくらいにしておきますけれども、それではもう一点、土地を持っているより他にもっと有効な、いわゆる効率のよい資産運用があるというような御発言が、いまのあなたの御答弁の中にちらっと出ました。何があります。
○薮仲委員 建設省は確かに土地が動く、土地が出てくるということをおっしゃる。ただ出てきても何にもならない、私に言わせれば。出てくればいいんじゃないですよ。この問題は、私はこれからも何回もずっと質問してまいりますけれども、いまに建設省が何に行き詰まるか、このままほっておくと、いまに...全文を見る
○薮仲委員 それでは今度住宅局長に、いまおっしゃったことが本当かどうかという意味で、ちょっと具体的にお伺いします。時間がございませんから、簡単にお答えだけおっしゃっていただきたい。  前々から聞いておりますが、勤労所得者の年間所得の何倍ぐらいが取得可能な一戸建て住宅の値段とお考...全文を見る
○薮仲委員 これは建設省が住宅取得能力の試算としてお出しになったマンションの例でございますけれども、この中で、いわゆる五百二十四万という所得を出しているわけでございますが、この五百二十四万については、政府の経済見通しの雇用者所得の推計で五百二十四万という所得を出しております。建設...全文を見る
○薮仲委員 大体その見当ですね。四分六というのが六割が土地代です。先ほどの二千五百万の六割といいますと一千五百万。建設省に伺ったのですけれども、これは国土庁でも大体同じ答えが返ってきておりますが、大体土地はどのくらいかというと、一戸建ての場合百平米だ。いまおっしゃった土地代が千五...全文を見る
○薮仲委員 私の質問に的確にはお答えになっていらっしゃらないけれども、答えろと言う方が無理なのかもしれませんけれども、建設省は私がいま指摘した土地対策を真剣にやらないと、建設省の住宅政策は行き詰まりが参りますよ。きょうは時間がないからその点だけ指摘しておきますけれども、あと三点簡...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
03月24日第96回国会 衆議院 建設委員会 第6号
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○薮仲委員 私は、ただいま議題となりました琵琶湖総合開発特別措置法の一部を改正する法律案、この件に関して何点か御質問をさせていただきます。  この法案が日切れということ、そして審議時間の関係で連合審査が困難だということで、きょうは、この建設委員会に環境庁長官においでいただいてお...全文を見る
○薮仲委員 そうしますと、私がいま条件として挙げた二番目もしくは三番目に近いという感じで受けとめてよろしゅうございますか。——では、そういうことで理解をして質問を続けさせていただきます。  それでは、きょうは琵琶湖法でございますが、原長官の前の鯨岡長官の当時、湖沼法の問題もいろ...全文を見る
○薮仲委員 いま長官がおっしゃいましたこと全くそのとおりでございまして、環境庁が発表しました五十五年度公共用水域水質測定結果、これは五十六年の十二月十日、昨年の暮れでございますね、これをお出しになりました。そこの中で、いわゆるワーストファイブと言われる湖沼は、千葉の手賀沼、静岡県...全文を見る
○薮仲委員 きょうは通産省にもおいでいただいておりますので、どうか通産省は通産省を代表してしかと御答弁をいただきたいと思います。  まず最初に、建設省と環境庁の間で、この新規立法でどういうことが問題点として指摘されたか。これはわれわれが仄聞する程度でございますので、ここではっき...全文を見る
○薮仲委員 それでは局長にもう一点お伺いしますけれども、いま挙げられたような問題は建設省ともう調整がついているのですか、それともまだこういう点で残っている点があるというのでしたら、ここでお話ししていただきたいのです。
○薮仲委員 それでは通産省との問題について環境庁にお伺いしますけれども、通産省と環境庁の間で調整のつかなかった問題として、一つは、新設工場、事業場の許可制の導入、もう一つは、一日の排水量を何トンにするか、いわゆる総量規制を持ち込もうとした点について意見の調整がつかなかった、こうい...全文を見る
○薮仲委員 ここのところが一番大変なところじゃないかと思って、これ以上私が聞くことが将来ためになるのかどうか、ちょっと私もいま心の中でどうしようかと思っておるわけでございまして、確かにいま局長おっしゃられたように、許可制の導入、届け出制と許可制の差というものは非常に問題点がある。...全文を見る
○薮仲委員 それでは、ここで環境庁さんのお考えもあらあら伺ったわけでございまして、私は、どうか日本という大事な、山紫水明のこの狭い国土をみんなできれいに守ってほしい、そういうことを心から願っている一人の人間として、建設省と通産省に、優秀な皆さん方でございますので、水質がどうすれば...全文を見る
○薮仲委員 通産省にもう一言聞いておきますけれども、法案が環境庁から出されたら、通産省は前向きに、真剣に努力して調整に応じて、成立に賛成なんですね。
○薮仲委員 あなたにそれ以上聞いても大変でしょうから、そのぐらいにしておきますよ。  私の持ち時間があれですが、もっとたくさん問題を持ってきたのですけれども、あとのことは同僚議員がさらに詳しくこの湖沼法について専門的な見地からなお進めてまいりますが、私、最後にもう一問だけお伺い...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
04月02日第96回国会 衆議院 建設委員会 第7号
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○薮仲委員 私は毎回の委員会で重ねてというか、しつこいほどお伺いしたいのは、わが国の住宅政策の基本にかかわる一番の問題は地価に対して政府がどう取り組むか。地価の安定なくして、これから私が質問しようと思います住宅金融公庫法の改正、これも本当に国民のために役に立つように使われるかどう...全文を見る
○薮仲委員 地価の高騰の方は私は質問しなかったのですよ。二番目に聞こうと思った。私の質問の趣旨を正確に聞いて答えていただきたい。  それでは二番目の問題をもう一度お伺いしますけれども、地価の高騰というのを、国土庁はいまのようなあいまいなのではなくて、どういう状態を指して地価が高...全文を見る
○薮仲委員 じゃ具体的に聞きましょう。国土庁が地価公示して、土地の種目はいろいろございますけれども一番上昇したのは宅地でございます。全国平均八・三%。不名誉なことにわが静岡県はトップでございますけれども、それはそれとして宅地の上昇八・三%でございます。これは御承知のように消費者物...全文を見る
○薮仲委員 じゃこの八・三は正常ですか、異常ですか。
○薮仲委員 では、国土庁が適切な措置を講じて、たとえば東京圏は伸びは最低になっているのです。東京圏は国土庁が何か具体的な施策を講じて地価が鈍化したのか、それとも、私はそうではないと思う。高過ぎて買えないから、土地が流動しないから鈍化しているだけのことである。あなたはどちらですか。
○薮仲委員 住宅局長にちょっとお伺いしたいのですけれども、住宅局長はこのように四年連続の地価の高騰を、いわゆる住宅建設を推進しなければならない建設省の担当の局長としてどうお考えか。しかも、先ほど来この委員会でずっと論議されているのは、四期五計が初年度でもう挫折しておりますよ。それ...全文を見る
○薮仲委員 では国土庁、重ねてお伺いしますけれども、私はこういう質問をします。いま、いわゆる国土利用計画法の発動要件が二つ整わなければ発動しないということを国土庁は絶えず言う。だから発動しにくい。では、仮にどちらか一つの要件が満たされればこれは発動をできるという条件にしたならば、...全文を見る
○薮仲委員 私の聞いていることにだけ答えていただけば結構です。  どちらか一つの要件を満たせば発動するということでなくて、発動できるということにするということは、地価の鎮静に役に立つか立たないか。立つか立たないかだけお答えください。あなたはどう考えるか。
○薮仲委員 それでは、届け出の面積要件が二千平米ということになっておりますけれども、この要件をある程度下げるということは、土地の鎮静化に役に立つと思うか、立たないと思うか、どうでしょう。
○薮仲委員 さきの農住法のときに、あなたはそのように供給をすることはいわゆる誘導政策によってできるとおっしゃった。農住法の中でも非常に困難な問題がある。面積要件並びに譲渡所得税の緩和という問題、逆に八千万超、二〇%の分離課税にするという税制の問題は、いまグリーンカードの問題が出て...全文を見る
○薮仲委員 ではもう一回土地局長にお伺いします。  今度公示価格で発表なさった首都圏、東京駅から一時間圏で平米単価は大体どのくらい、二時間だとどのくらい、三番目、三十万円台の土地は東京から何キロ圏か、お答えください。——時間があれですから後で答えてもらいましょう。調べてからでい...全文を見る
○薮仲委員 それでは公庫総裁、これはもしも総裁がお答えにくければ事務方で結構でございますけれども、首都圏の平均的なサラリーマンの購入可能、いわゆる貸す側から見ていて、この程度だと一番買えそうだなという土地つきの分譲一戸建て、マンション、これは公庫ですと恐らく所得分位でお出しになっ...全文を見る
○薮仲委員 私の方にも資料がございますので、これは逆に申し上げておきます。  これは公庫からいただいた資料ですから正確だと思いますけれども、おっしゃったことは当たっております。本当は一番多いのは第四分位で、第四分位と申しますと年収が三百八十一万から五百十四万、これが三四・四。こ...全文を見る
○薮仲委員 四倍といいますと、年収の平均が四百万でございますから、千六百万から二千万の分譲の一戸建てがサラリーマンとして平均的に一番購入しやすい単価である、こういうことになるわけですね。これは住宅局長に毎度毎度お伺いして、私もう聞くのが嫌なんですけれども、局長も年収に対して大体そ...全文を見る
○薮仲委員 私の手元に、公庫の方に計算していただいた資料が一つあるわけでございますけれども、これで局長がいつもおっしゃる金額でいきますと、三千四百五十三万というのが大体首都圏のいまの値段でございます。これを自己資金と公庫融資と民間ローンと、平均的な形でお金を調達して建てたとします...全文を見る
○薮仲委員 ところが、私何通りか計算しているのですけれども、具体的に例を申し上げましょうか。購入価格が一千八百十三万五千円、これは公庫に平均的なものを出してもらったのですが、先ほど総裁が二千万程度と言いますからそれに近いところで申し上げましょう。この程度の方ですと、自己資金が大体...全文を見る
○薮仲委員 私、前の農住のときも申し上げたので、具体的に数値を申し上げますと、当初十年間というのは余り修繕費かかってないのですよ。二千円、四千円、五千円というような一万円以下の単位。ところが、公営住宅の年度別の修繕費が一体どうなってくるかという表、試算したのがあるわけでございます...全文を見る
○薮仲委員 いわゆる段階金利を導入して、十一年目から公庫の資金量といいますか、少しは軽減するだろうということは具体的に出てくると思うのですけれども、たとえばそれが五十七年度の公庫の貸し出し枠を広げるとか、そういうことはあるのですか。
○薮仲委員 十一年先にようやくどうのこうのというお話でしょう。いま必要なんですよ。いま生きている方、いま生活している人が家を建てたいのですよ。いま困っているのです。十一年先どうなるかはお互いにまだわからない。でも家を建てなければならないし、家を一番必要としているのに、おやりになる...全文を見る
○薮仲委員 大臣に重ねてもう二点お伺いしたいのですけれども、いまおっしゃったように、十一年先のことだったら、いま段階金利を導入するということは時期的には一番まずいのではないか。財政再建で、政府にはほかにお金がないわけで、やはり住宅建設を柱にするという最も大事な施策に水をぶっかける...全文を見る
○薮仲委員 大臣はそうおっしゃいましたけれども、国民がこの法案を理解するのには大分時間がかかりますよ。われわれ国会議員ですからこうやって法案を目の当たりにして、いろいろな角度からいろいろな資料をもとにして、これは大変なことだなと理解しております。多くの国民の方がこの段階制金利が導...全文を見る
○薮仲委員 時間が来ましたので最後の質問になりますけれども、いま、局長の御答弁の中で、所得階層に見合った住宅に入れることが大事だという答申の内容を申されました。御承知のように、建設省がおやりになるのはいわゆる公営住宅で、それに対する入居基準というものは、御承知のように、標準世帯で...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
04月07日第96回国会 衆議院 建設委員会 第8号
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○薮仲委員 ただいま審議しております住宅金融公庫法及び北海道防寒住宅建設等促進法の一部を改正する法律案の質問をする前に、けさほど来同僚委員の方からもちょっと問題として指摘されました大臣の御発言について、私は確認をさせていただきたいことがございます。この大臣の発言は必ずしも正確では...全文を見る
○薮仲委員 それでは重ねて、午前中の大臣の御答弁は後ほど会議録で読ませていただいて、不正確であれば申しわけないので、私の聞いた範囲内で私はこういうふうに理解しておるということで申し上げますが、大臣は現行法制の中の建設業法には談合はない、確かにそのとおりだと思います。しかし、今回の...全文を見る
○薮仲委員 私も今日までの建設業界の日本の国に果たした役割りは非常にすばらしいものがあると思っておりますし、変な形で建設業界が萎縮したり明朗さを欠いたり、明るさを欠くようなことが断じて業界にあってはならないと思いますし、やはりこれから国民経済を発展させる上でも、建設業界の持つ役割...全文を見る
○薮仲委員 じゃ家賃の算定の基本的なあり方についてお伺いしたいのですけれども、借り入れをして賃貸住宅を建て、そこに入居するというケースがいろいろな形であるわけです。民間等を含めまして、土地担保賃貸住宅あるいは特賃と言われる特定賃貸あるいは農住と言われるような形での借入金によって賃...全文を見る
○薮仲委員 重ねてお伺いしますけれども、公社家賃の算定方式を建設省は間違いと認識していらっしゃるのかどうか、簡単にお答えいただきたいと思いますのが一つと、もう一点は、古くから入居なさった方、既得権云々ということは私は申し上げませんけれども、その方々が法律の定めによって投下した資金...全文を見る
○薮仲委員 私はここで問題点を二点ほどちょっと指摘しておきますけれども、一つは、古い既設の住宅ですね。二十年代に建てた公社住宅の建てかえの時期がやがて来るだろうと思うのです。建てかえの時期に来ましても、そこに入っていらっしゃった方は土地代の償還がもう終わっておりますので、そこの上...全文を見る
○薮仲委員 私はこの法案は反対でございますけれども、どうも賛成多数で残念ながら通るのではなかろうかと思って、いま切歯扼腕しておる一人でございますけれども、でも、この激変緩和ということは非常に大事だと思うのです。本来そういう家賃によって苦しむ必要のない方に、法律の改正ということでこ...全文を見る
○薮仲委員 どうかしっかりと御努力をいただきたいとお願いをしておきます。  次の問題ですが、これに対して局長はどうお考えか、お伺いしておきたいのです。  いわゆる公営、公団、公社の一つの団地ができるわけです。いまその入居基準というのは、どちらかと言うと所得水準といいますか、所...全文を見る
○薮仲委員 いま急にやれと言っても非常にむずかしいことを私は言っているわけでございますが、しかしこれはやはり必要なことであろうかと思いますので、いまの局長の御答弁のような形で、どうか住宅建設の中ですばらしい地域社会の建設を進めていただきたいということをまた重ねてお願いをいたしてお...全文を見る
○薮仲委員 それでは次の問題。  土地局長、どうも大変長らくお待たせして申しわけなかったのですが、前回御答弁いただかなかったので申しわけございませんが、その前にちょっと住宅局長、これは簡単にお答えいただきたいのですが、やはり住宅局の住宅政策の基本として、首都圏において、東京駅を...全文を見る
○薮仲委員 土地局長、この間の公示価格に関連して、通勤時間一時間以内の地価、平均で結構です。二時間程度の地価、平均で結構です。それから逆に、坪三十万のは通勤距離で言ったら何時間ぐらいのところか、この三つ、簡単にお答えいただけますか。
○薮仲委員 ちょっと公庫総裁、時間がありませんのでこれは確認だけなのですが、先般私が質問させていただきましたときに、年収の四倍という御答弁がございました。建設省がよく使われるのは、京浜地区の勤労世帯の年間収入でありますが、これが五百二十四万でございます。四倍といいますと、簡単にや...全文を見る
○薮仲委員 きょうは時間がありませんから、これも問題指摘だけにしますけれども、六、四にしますと、二千万の六割ですから一千二百万が土地代になってきます。平均的な土地の広さはどのぐらいかというと百五十平米、これで割りますと平米当たり八万円でございます。坪当たりが大体二十六万という単価...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
04月09日第96回国会 衆議院 建設委員会 第9号
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○薮仲委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました住宅金融公庫法及び北海道防寒住宅建設等促進法の一部を改正する法律案について反対の意向を表明するものであります。  本来、かけがえのない人間が住まうのみならず、家族とのコミュニティー形成の場であり、あすへの活力...全文を見る
04月21日第96回国会 衆議院 建設委員会 第11号
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○薮仲委員 私は、土地区画整理法の一部を改正する法律案の質問をするに当たりまして、市街地の良好な建設といいますか、そういう意味合いから、都市計画法の基本的な考えについて冒頭に大臣に何点かお伺いしたいわけでございます。     〔委員長退席、竹中委員長代理着席〕 大臣にお伺いす...全文を見る
○薮仲委員 余りよくわからないのですけれども、それではこの法律で、おおむね十年で市街化を形成するということになっているわけでございますけれども、この法律が施行されて十年はおろか十三年たっているわけでございます。そうすると、日本全国、都市計画法で市街化区域と線引きされた地域はおおむ...全文を見る
○薮仲委員 いわゆる今後の日本の国を形成する上で非常に重要なのは、国土利用計画法、国土利用計画が出てくるわけでございますが、それと並んで必要なのは、この都市計画法というのはその骨格をなすような部分ではなかろうかと思うわけでございますが、まだ基本的な部分での概念、どの程度を目途にす...全文を見る
○薮仲委員 この問題は、大臣がおっしゃったように非常にむずかしい問題を多々抱えておりますけれども、これはいまおっしゃられたように見直す必要が何点か出てきていると私も考えておりますので、どうか答申を得て適切な対応をお願いをいたしておきます。  大臣にもう一点お伺いしたいのでござい...全文を見る
○薮仲委員 いま大臣の御答弁のように、これからの宅地供給、そして好ましい市街地の形成の上にこの土地区画整理事業は非常に枢要な部分を占めているというお話がございました。私もそう認識しております。その上に立って、今度は具体的に何点か質問させていただきます。  この土地区画整理事業は...全文を見る
○薮仲委員 オイルショックで落ち込んだということだそうでございますが、もう少し具体的にお伺いします。     〔竹中委員長代理退席、委員長着席〕  今後、昭和七十五年までに建設省は都市人口の増加で市街地を百七十万ヘクタールと想定していらっしゃるんですね。そこでいわゆるDID地...全文を見る
○薮仲委員 いま実績が六千、三倍の二万ということは非常に困難であろうということは、私も十分予測をしながらお伺いしているわけでございますけれども、努力する、また、制度の改善を図るというお話でございますから、それに大いに期待しながら、現在行われている土地区画整理の中でどういう点がよく...全文を見る
○薮仲委員 私がなぜこれをこう言いますかというと、区画整理を実際行っている地方自治体、組合等でも、私のところに持ち込んでこられるトラブルは、この換地処分と清算金のところで非常に意見がかみ合わない部分がございます。いまこれ以上局長をどうだどうだで具体的にやることもいかがかと思います...全文を見る
○薮仲委員 ではお伺いしますけれども、局長も一つの区画整理事業をやっている場所へ行ってごらんなさい。いまおっしゃったように移築なんというのはできないのですよ。大体区画整理事業が始まりますとそこに住んでいらっしゃる人はこの際だから新しく建てます。一〇〇%新しく建てます。古い建物をそ...全文を見る
○薮仲委員 この問題は、事業遂行の上で非常にむずかしい問題だと私も認識しておりますので、くどくは申しませんけれども、われわれが持ち込まれるトラブルの中の大宗は、やはり借家人の方のお話が多いわけでございますから、いま局長のお話のように、いわゆる借家人の方の生活設計が破壊されてしまう...全文を見る
○薮仲委員 借地の上に家を建てているその家も権利としてありますか。
○薮仲委員 いまの二番目の借地権者というのは、地上権というものを設定した場合、底地権者には区画整理上何か権利がございますか。
○薮仲委員 たとえば清算金の中で、あなたの評価額は上がりました、清算金を徴収いたします、このとき当然徴収されるのは地主、借地権者、これは当然だと思います。評価が上がったのですから。底地権者はどうなります。
○薮仲委員 いま局長の御答弁になった点が非常にまたトラブルの原因の一つです。なぜかといいますと、底地を持っていらっしゃいますね。地上権を設定されますね。そうすると、底地権者というのはほとんど通常の土地の不動産売買では権利が生じてないわけです。地上権としてどんどんどんどんそれが売ら...全文を見る
○薮仲委員 いま私が申し上げたのも非常に問題として出てくるわけでございまして、整理して申し上げますと、たとえばいま申し上げたように区画整理で従前より事後に評価額が上がりました、それで、全体の評価はたとえば何%上がりました、あなたの全体の評価がえで、減歩が三〇%ですけれども、清算と...全文を見る
○薮仲委員 いまおっしゃったように社会的に弱者を守るという配慮は非常に大事なことで、私も賛成で、当然そうあってほしいと思っております。と同時に、この辺のところを何か好ましい形で相手の権利、相手の利益を損なわない形で借地というものがスムーズに行われるということが、このような三大都市...全文を見る
○薮仲委員 それからもう一つ、現行の区画整理事業を遂行する上で何とかしてくれという一番大きい問題は、都市計画街路、いわゆる十二メーターの幹線道路があるのを、買い取り方式、買収方式で買収したとしてそれを補助金として交付しますよというやり方になっているわけでございます。ところが地方自...全文を見る
○薮仲委員 これは非常に大事な問題です。きょうはたくさん聞きたいので駆け足でやっておりますけれども、十二メーターを緩和してくれというのは非常に大事な点ですから、これは十分配慮して、区画整理事業を進めようとすれば十二メーターにかたくなに固執してはだめです。八メーター、六メーターとい...全文を見る
○薮仲委員 時間が参りましたので、最後にまとめて質問しますのでお答えください。  区画整理した中でいわゆる保留地があるわけですね。保留地をたとえば私なら私が購入しますと、区画整理事業が完了するまでは土地の登記はできません。これはたとえば私が事業をやっておるような場合は、土地が登...全文を見る
○薮仲委員 私は、時間の関係で問題点の指摘だけで、掘り下げたことは次回に譲りたいと思いますけれども、どうか指摘させていただいた点十分検討いただいて、区画整理事業が進むよう御努力をお願いして、質問を終わります。
05月14日第96回国会 衆議院 建設委員会 第13号
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○薮仲委員 私は、ただいま議題になっております治山治水緊急措置法の一部を改正する法律案に  ついて何点か質問をさせていただきます。  大臣も御承知のように、治山治水が古来から政治の要諦であることは論をまちません。このような事柄の重要性にかんがみまして、私は大臣の管理責任がある...全文を見る
○薮仲委員 どうか、静岡県は地震強化地帯でもありますので、その点はいままでの私がいろいろ伺っている範囲内では安全を十分とっていらっしゃるようでございますが、さらに技術的にも不安のない多目的ダム、期待にこたえられるダムをつくっていただきたい、これはまずお願いしておきます。  次に...全文を見る
○薮仲委員 その前に、大井川といいますと大臣も御承知のように、東海道五十三次の広重の絵を見てまいりますと、あの島田にはれん台ごしで旅人を渡しておった、あるいはお役人がいたような川会所、これは島田市が文化財として保存しております。そのように、昔から言われておりますように、越すに越さ...全文を見る
○薮仲委員 私の手元にあるのですけれども、いま大至急計算してください。年間大体三百億を超えると思うのですけれども、いかがですか。
○薮仲委員 これを時間にしますと大体五十七万、年間三百五十億弱、これは大井川水系でいわゆる地域住民の協力のもとに発電している発電量の金額です。相当の金額ここでエネルギーに貢献しているわけです。  それでは、ここで通産省にお伺いしますけれども、簡単に答えてください。  発電ダム...全文を見る
○薮仲委員 ということは、発電ダムには洪水調整、いわゆるわれわれが言うところの治水についての多目的ダムが持つような機能は何ら持たなくていい、水を好きなだけ流しなさい、治水の責任は発電ダムはゼロです、法律によってそうなっていますということだと思うのです。年間三百四十四億、これだけの...全文を見る
○薮仲委員 いま通産からお答えがあったように、確かに畑薙第一と井川ダムはずば抜けて大きい。特に井川ダムの有効貯水量は、現在建設省がつくろうとするダムのほぼ二倍に近いと思いますけれども、違いますか。
○薮仲委員 それでは通産にもう少しお伺いします。同じエネルギーでございますけれども、次は原子力発電についてお伺いをしたいわけでございます。  電源三法による電源立地に対する促進対策交付金があるわけですね。現在浜岡は三号炉の準備が着々進んでいるわけであります。一号炉、二号炉は現在...全文を見る
○薮仲委員 予定されております三号炉、出力百十万キロワットです。これでは浜岡町周辺で大体何億になると予想されますか。
○薮仲委員 ということは、合計で浜岡周辺に百二十四億円余りが交付されているわけです。  次に、通産省に重ねてお伺いしましょう。  これも単純にお答えをいただきたいのですが、大井川水系、十の発電所があるわけでございますけれども、一番早くは先ほど申し上げたように昭和の初年、十年ご...全文を見る
○薮仲委員 通産省が今度新しく法律をつくられました。電源立地促進対策で水力発電施設周辺地域交付金、五十六年度から交付されていますけれども、この川根三町に対して五十六年度どの程度の金額を交付されていますか。
○薮仲委員 大臣、いまお聞きになったようなことなのですけれども、もう少し私お伺いします。  仮に、推論ですが、いま大井川水系に十個の発電所、五十七万キロワットアワーの容量の水力発電所をつくるとしたら、川根三町には交付金が概算でどの程度交付されますか。
○薮仲委員 それではもう少しお伺いしますけれども、この通産省からいただきました「電源立地促進対策交付金の交付限度額算定単価及び係数」でいきますと、原子力は四百五十円、水力が二百円になっていますよ。いまの十発電所で五十七万キロワットアワーでしょう。単純に二掛けて五掛けるとどうなりま...全文を見る
○薮仲委員 きょうはそのことをやっていると時間がないのであれですけれども、いまの通産のあれには私は全然反対なんですよ。というのは、一つだけ言っておきますと、いわゆる水力発電というのはいま申し上げたように、長い年月毎年のように被害に遭って、そしてたとえば、発電所にどうしてくれると言...全文を見る
○薮仲委員 もう時間が余りないので、これは大事な点なのでちょっと大臣にこちらから幾つか申し上げたいと思うのでございますけれども、いま河川局長が中間で三千ないし四千トンと言ったのです。  じゃ、これは通産省にお伺いしますが、長々と答弁しないで数だけ言ってください。例を言います。こ...全文を見る
○薮仲委員 もう少ししっかり勉強してくださいよ。私は素人だってこの資料をちゃんと読んでいるんだから。八百四十トンというのは井川の洪水時操作流量です。私の聞いているのは、昭和五十年八月二十四日、六号台風の最終資料がここにある。これで井川の堰堤から放流されている最大の放流量は二十三日...全文を見る
○薮仲委員 千二百トン。大臣、そこに三百トンの差があるわけですね。千二百トンを超えると下流では危ない状態がいま大井川なんです。しかし、これは現在の基本高水とか計画高水よりずっと下回っている数字でございますけれども、現況でいえば井川ダムでは千二百トンを超えますと危ないのじゃないかと...全文を見る
○薮仲委員 大臣、井川という大きなダムの水位をちょっと下げますと三百八十万トン水が影響するわけです。それがいま六千七百万と言いましたか、その程度のオーダーなんです。六千万円台のオーダーで、金額的にはそうなんです。一億いってないのです、一回一メーター下げるごとに。よろしいでしょうか...全文を見る
○薮仲委員 これは河川局長、後でゆっくり計算してください。私が申し上げたのは百万トンじゃないのです。建設省がダム操作規程でいわゆる二山の例を引かれて洪水調整のダム操作規程をおつくりになっている、承認していらっしゃいます。私の方にあります。それでいって、いま井川を例に、井川のダム操...全文を見る
○薮仲委員 どうか大臣、私時間がないので駆け足の質問で意を尽くせなかった点大変恐縮でございますけれども、私は別に通産省が憎いわけでも発電が悪いなんという立場に毛頭ございません。何とかいま可能な限り建設省と通産の英知をかき集めれば、必ず私はいま持っておる社会資本の中で十分に住民の不...全文を見る
○薮仲委員 大変無理なことを私はたくさん申し上げていると思いますので、その点十分お含み置きいただいて、改善の努力をここでお願いしたいと思います。  それでは次に、私地元のいろいろな問題をたくさん聞いてきたのですけれども、できなくなったので駆け足で何点かやりますから、恐縮でござい...全文を見る
○薮仲委員 いろいろお願い申し上げました。地元の不安を解消するには、大臣にも大変むずかしいお願いをしたわけでございますが、治水の観点からの今後の対応、御努力を重ねてお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
07月28日第96回国会 衆議院 建設委員会 第14号
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○薮仲委員 いま現地対策本部の副本部長として現地をつぶさに視察なさった大橋委員の後に、私は基本的なことで二、三お伺いをさせていただきたいと思うわけでございます。  私もまず最初に、今回の西日本一帯を襲った大雨によりまして、死者、行方不明の方が長崎県を中心に三百七十名を超えるので...全文を見る
○薮仲委員 どうか両大臣の御決意のとおりよろしく災害復旧、救援に万全を尽くされるよう、重ねてお願いをする次第でございます。よろしくお願いいたします。  そこで、これは基本的なことでございますので、今後のためにということを含めて一つお伺いしておきたいのは、こういう災害が起きますと...全文を見る
○薮仲委員 きょうは時間がございませんのでそれだけにしておきますが、要望だけ二、三申し上げます。  一つは、台風シーズンを迎えておりますので、先ほど来大橋委員も指摘したようにがけ地の危険個所の総点検あるいは河川の温水の危険。最近は、都市災害という形で都市開発というものの限界量が...全文を見る
○薮仲委員 建設大臣、このように百件以上、二百件近いのが中央分離帯を越えて飛び込んでくるのです。これは確かに中央分離帯ですからガードレールがあるのですが、ガードというのですからガードしてもらわなければ困るのです。高速道路は後ろから車が来ても前から来ることはないのです。それがこれは...全文を見る
○薮仲委員 きょうはこれだけにしておきますけれども、非常に重要な課題でございますので十分御検討をお願いして、終わります。
08月04日第96回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
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○薮仲委員 私は、先ほど松野長官から台風十号についての報告がございました。これはまた当委員会で後日あるそうでございますので、きょうは緊急を要する十号台風の中の影響といいますか、一つの問題点として一点だけお伺いをさせていただきます。  それは、八月二日の早朝、東海道本線富士川の鉄...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
08月12日第96回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第9号
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○薮仲委員 ただいま国土庁から五十七年七月、八月の豪雨による災害の資料をいただいたわけでございますが、四百名を超すとうとい人命が失われたわけでございまして、亡くなられた方に対して心から御冥福をお祈り申し上げ、けがをなさった方が一日も早く回復するように、そして被災なさった方々に対し...全文を見る
○薮仲委員 どうか大臣のその御決意で、ここにいる委員はもちろんのこと、全国会議員心を同じくしていることでございますので、御努力を重ねてお願いして、そのことは終わります。  それでは、具体的な問題に入りますけれども、これは今度一番災害に遭われた長崎市の地域防災計画、このようにりっ...全文を見る
○薮仲委員 大臣、いま報告がありましたように、亡くなられた方はゼロでございます。私は、長崎は異常豪雨である、これはわかります。ただし、同じような土石流があって、片やなぜ人的被害がゼロだったのか、ここに私はこの地域防災計画というものをもう一度見直す必要性を痛切に感じておるわけでござ...全文を見る
○薮仲委員 大臣、いまおわかりのとおり、約一カ月間に一年の半分の雨が降ったのです。しかも、ここの中で言っている二百ミリあるいは三百ミリ、四百ミリで危ないですよというのは、すでに降り始めて四日目です。そして、二十日までにはもう五百ミリを越えて、六百ミリ近い雨が降っているわけです。 ...全文を見る
○薮仲委員 いまのをちょっと正確に、七月の何日でございますか。
○薮仲委員 いま申し上げましたように、七月二十三日に初めて警戒配備につかれたわけです。しかし、私が申し上げるのは、二十日の時点で六百ミリに近い雨量があったわけです。これは年間雨量の約半分近いものが降ってきたわけでございますから、この雨量だけでも異常を感じなければならない。このよう...全文を見る
○薮仲委員 もう一点、ここにある「市長が避難を要すると判断される」この判断の基準ですけれども、では、警戒水位以外のことではどういうことで判断することが妥当な判断でしょうか、いかがでしょう。
○薮仲委員 まあ、そういう御答弁でやむを得ないと思って次へ進ませていただきますけれども、百三十三ページに伝達方法がございます。これは地域住民に避難しなさいよという伝達方法です。ここには系統図が書いてございますが、これで見てまいりますと、住民に対してどういう系統になっているかといい...全文を見る
○薮仲委員 それでは、挙げれば数限りないが余り言うのもいかがかと思うので、もう一点でとめておきますけれども、冒頭に雨量を出しているわけです。百四十五ページに「警戒配備体制」というのがあって、「第一警戒配備」「第二警戒配備」として、雨量がかくかくしかじかの場合はこうですよ、前日雨量...全文を見る
○薮仲委員 それでは、気象庁にもう一回お伺いしたいのは、警報を発令したのは二十三日の十六時五十分だと思いますけれども、この時間で間違いがないのかどうか。  それから、国土庁、災害対策本部を長崎市に設置したのは何時か、その二点を両省からちょっとお答えいただきたい。
○薮仲委員 いまお聞きのように、市の災害対策本部は警報発令後二時間です。これは早いとか遅いとかいうのでなく、事実関係として大臣に知っておいていただきたい事案なのです。消防庁に対しても何点か指摘させていただきましたけれども、これは今後の検討としていただきたいという意味で申し上げたこ...全文を見る
○薮仲委員 先ほどから私は、消防庁長官がお見えなのに大変一方的な言い方をしておりまして、はなはだ恐縮しておるわけでございますけれども、消防庁が日ごろ地域防災あるいはいろいろな防災で全力を尽くしてがんばっていてくださることを十分承知の上で際立ったことを申し上げたので、大変聞きづらい...全文を見る
○薮仲委員 消防庁のその大変な御苦労を多としておりますので、どうかよろしくお願いをしたいと思います。  きょうはいろいろな問題を聞こうと思ったのですが、もう時間が参りましたので、まとめて各省庁にお伺いしたいのでございますが、建設省、ぜひともただいまの国土庁の長官の御発言に御協力...全文を見る
○薮仲委員 それでは、警察庁、それから気象庁、いま大臣のお話もございましたので、両庁はただいまの大臣の御決意に対していかがか、警察庁と気象庁のお考えをちょっとお伺いしたいと思います。
○薮仲委員 以上で質問を終わります。どうか大臣、ただいまの大臣の御決意を具体的な形でお示しいただいて、これからいよいよ台風シーズンでございますが、大臣を初め、関係省庁の御尽力で人命が損なわれなかったという一年にしていただくよう、重ねてお願いをする次第でございます。  また、国鉄...全文を見る