薮仲義彦

やぶなかよしひこ



当選回数回

薮仲義彦の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第98回国会 衆議院 建設委員会 第2号
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○薮仲委員 両大臣の所信表明に対する質問をさせていただく前に、昨年、当委員会でも何回か論議がされましたけれども、あの痛ましいホテル・ニュージャパンの事故がございました。その悲しみがまだいえぬ間に、またある意味では経営者の責任が厳しく現在追及されておるさなか、二十一日、二十二日と同...全文を見る
○薮仲委員 それでは蔵王観光ホテルは「適」マークを交付されておりますか。されていれば、いつでございますか。
○薮仲委員 そこで、お伺いしたいのですけれども、いわゆる消防庁次長通達というのは、各都道府県知事に交付されておりますので、われわれ国民は全国どこへ行っても消防庁が一応いまお話しのあった必要不可欠な二十四項目についてクリアしておる。ですから、人命の尊重という見地から言うならば安全な...全文を見る
○薮仲委員 いまの御答弁ですと、付加することはあっても、この二十四項目が一項目でも欠落することはないはずですね。いかがですか。
○薮仲委員 それでは時間がございませんから、簡単にやりますが、まず二十四項目の中で避難訓練、これは少なくとも年に何回かやりなさいということが指導要綱に入っていると思うのです。避難訓練は入っていますか。やるとすれば、年に何回その当該のホテルは全従業員に対してやらなければなりませんか...全文を見る
○薮仲委員 そうしますと、蔵王観光ホテルはマル適マークを交付されていますので、避難訓練は当然年に二回以上行ったということを消防庁が確認をしてマル適マークを交付したわけであって、新聞報道でなされるように、従業員の避難訓練などなされなかったとか、避難訓練が適切でなかったということはど...全文を見る
○薮仲委員 ということは、それだけでマル適マークを交付する要件を十分満たしておったという認識に立ったわけですか。
○薮仲委員 この問題は、建設委員会でございますから、建設省に聞きたいことがたくさんあって、あなたに余り言うのはいかがかと先ほどから思っておるわけでございますが、そうは言うものの、もう一つお伺いします。  二十四項目の中に自動火災報知機を設置しなさいという項目、ありますか、ありま...全文を見る
○薮仲委員 そうしますと、自動火災報知機というのは適正に作動しなければならないものだと私は思うのですね。しかも避難訓練あるいはここには防火管理者等々が出ておりますと、また防火管理者が宿直の従業員に対して教育訓練をしなければならないのは、管理者として当然だと思うのですね。しかも、簡...全文を見る
○薮仲委員 ここであなたに結論をということは申しませんけれども、一つ指摘しておきますから、お帰りになったら砂子田長官等含めてよく御検討いただきたいのは、あなた方のおやりになるのは指導だけなんです。指導にはおのずと限界があるのじゃないのかな。もっと厳格な、そういう不特定多数の方のい...全文を見る
○薮仲委員 それでは次はいよいよ建設省、御答弁いただきましょう。  この二十四項目の中に建設省にかかわる部分があるわけでございますけれども、これはどういうかかわり合いを持っているかということをお伺いしたい。  一つは建築構造、それから防火区画、階段等は建設省の責任といいますか...全文を見る
○薮仲委員 それは十分大臣がやってくださるだろう。住宅局長も指導してくださることを信頼しておるわけでございますから、私が聞いたのは、この二十四項目の中の建設省のかかわる部分の建築構造、防火区域、階段が、現行法は大分変わっているわけでございますけれども、なぜ四十四年という年度の建築...全文を見る
○薮仲委員 そこで、大臣にお伺いしたいのですけれども、大臣、いま私のやりとりを聞いておっていろいろと問題点があったと思うのでございますけれども、一つの災害や事故が起きますと、たとえばマル適マークを消防庁だけがお出しになる、これは行政上の責任ですからやむを得ない。またそれで是とする...全文を見る
○薮仲委員 どうか大臣の御決意どおりよろしくお願いをしたいと思うのです。特に私はこういう問題の専門家ではございませんけれども、一部の方にいろいろ意見を聞いてみると、いまの煙感知あるいは熱線の感知にしましても、やはり建設省のすぐれた指導といいますか応援があって——どういう場所へつけ...全文を見る
○薮仲委員 それではこのホテルの問題はこれだけにしまして、次に移らせていただきます。消防庁さん、どうも御苦労さまでした。長官によろしく。  次は、国土庁長官、今度はあなたの番ですよ。しっかり聞いておってもらわないと困る。大臣就任早々このことをよくお伝えしておかないと、松野前長官...全文を見る
○薮仲委員 いま降雨量と災害との関係というお話がございましたので、気象庁にちょっと簡単にお伺いします。  こういう土石流あるいはがけ崩れ、危険地の崩壊等あるわけでございますが、非常に人的に影響の大きい災害と雨量との関係というのは密接不可分だと私は思うのですけれども、いかがでござ...全文を見る
○薮仲委員 それでは気象庁にお伺いしますけれども、現在の気象庁の持っていらっしゃる予報技術といいますか、気象衛星からの雲画像等も即時に生かそう、予報に生かそうということで、気象庁は大分御努力なさっているのは十分理解いたしているところでございますが、現在の予報技術で局地的な大雨、洪...全文を見る
○薮仲委員 ということは、予報ができなければ、いま降っている雨量というのは災害に非常に大事だ。いまどこでどれだけ雨が降っているかというのは、災害の発生要因にとって非常に重要なポイントだと思いますけれども、いかがですか。
○薮仲委員 その雨量というのは、確かに気象庁の持っていらっしゃるすばらしい性能のいい雨量計もありますけれども、たとえばわれわれ地域の住民が、河川のはんらんであるとか土石流を予知するために、あるいは急傾斜地の崩落を予知するために、連続でこのくらい降った、あるいは時間雨量がいままでに...全文を見る
○薮仲委員 いまのことは国土庁並びに建設省河川局長、後からお伺いしますから篤と心にとどめていただいて……。  気象庁にもう一つお伺いします。  昨年一年間の警報は、雨以外にもいろいろお出しになったと思いますけれども、相当数お出しになりましたね。何回ぐらいお出しになりましたか。
○薮仲委員 私の手元にも大体似たような数字が来ておりますけれども、いずれにしても千回以上出ているわけでございます。その中で、雨に関する暴風雨警報が百六十七回、暴風雪警報あるいは大雨警報等含めて四百七十八回出ています。洪水警報は三百四十七回。回数が多いからいいとか悪いということでは...全文を見る
○薮仲委員 私は静岡県に住んでおりますので、大規模地震対策特別措置法の強化地域でございます。     〔委員長退席、鴨田委員長代理着席〕 住んでいる県民にしますと、空振りでもいいから警戒宣言を出してくれという認識に立っておりますので、気象庁がいまおっしゃったようなことを余り心...全文を見る
○薮仲委員 その中で、特に一番恐ろしいのは、土石流の災害というのが人命に大きくかかっているのではないかという感じを私は持っているわけでございます。たとえば長崎なら長崎に限定して、土石流の発生——多くの方が亡くなって本当に痛ましい事故なんですけれども、その中でも土石流というのはどれ...全文を見る
○薮仲委員 大臣、これは建設省で今度お出しになったものです。御存じだと思います。すばらしいことが書いてあるのですよ。「土砂災害から明るい家庭を守るため」。  そこで、簡単ですから読みます。こう書いてあります。「長崎からの教訓四、長崎災害時に一命をとりとめた方は、「自分の命は自分...全文を見る
○薮仲委員 いま国土庁は、来年の梅雨期とおっしゃった。大臣、ことしも梅雨期があるのです。来年じゃないのです。私がしたいのは、一年先の話じゃない。
○薮仲委員 私もそう思ったんだ。  ここで大臣、いよいよ大臣によく聞いておいていただきたい。私がこれをやったときに、簡易雨量計というのがあったらば、住民の方が、これだけ雨が降っちゃった、大変だ、逃げよう、山の奥の方でがらがらいっている、大変だ、危ないよ。岐阜なんかは伊勢湾台風よ...全文を見る
○薮仲委員 私は両大臣を信頼していますので、尊敬していますから、どうか本当に、本年の災害を振り返ったときに、両大臣のお力によって非常に安心な国民生活ができたという結果を心からお願いさせていただいて、この問題を終わります。大蔵省さん御苦労さまでした。     〔鴨田委員長代理退席...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
03月02日第98回国会 衆議院 建設委員会 第3号
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○薮仲委員 私は、本日は建設、国土両大臣に住宅の問題と地価、中でも宅地に関する問題について、さらには時間の許す限り公団の問題について質問をさせていただきたいと思います。  まず冒頭に、両大臣にお伺いしたいのは、両大臣は特に住宅、地価に対する担当大臣でございますので、先般総理府が...全文を見る
○薮仲委員 それではまず土地の問題から何点かお伺いしてまいります。  この世論調査と離れまして、国土庁は国土庁みずから昨年の十一月五日「地価動向調査の概要」というのを発表していらっしゃいます。国土庁は国土庁独自でこういう地価の動向調査をおやりになっていらっしゃるわけでございます...全文を見る
○薮仲委員 そうしますと、これは調査結果ということになるかと思いますけれども、国土庁の認識は、いま局長御答弁のように、一応鎮静化しておるという御見解のようでございますが、それでは国土庁としては、このように土地が鎮静化している要因といいますか、なぜ土地が鎮静化していると判断なさって...全文を見る
○薮仲委員 いまの局長の御説明を伺いまして、率直に言って感ずるのは、こういう言い方が果たして妥当であるかどうかはいかがかと思いながら言うわけでございますけれども、建設省もしくは国土庁の具体的な政策によって、たとえばいま要因とおっしゃった人口、世帯あるいは世帯の移動、そういうような...全文を見る
○薮仲委員 いま土地局長そうおっしゃったのですけれども、それではここの中での地価に対する国民の世論はどうかな、こう開いてみますと、四十九ページにはこう書いてあるのです。これは五十二年十月から約五年たった五十七年八月の調査ですけれども、五十二年十月では「上昇傾向にある」という方が四...全文を見る
○薮仲委員 いまの局長のその答弁に私は納得はしておらぬのですけれども、それでは国土庁としては、現在の地価鈍化の方向というのを定着させるために責任を持ってこういう施策を具体的に推進いたします、現在の鈍化傾向をこれからも定着させるという自信がおありなんですね。
○薮仲委員 いま長官のおっしゃったのは、簡単に言えば、供給を確保いたします、もう一点は地代のかからないいわゆる住宅政策というものを側面から推進いたします、そういうことだと私は認識をしたわけでございます。  土地局長、これは重ねて言うのもいかがかなと思うのですけれども、お持ちです...全文を見る
○薮仲委員 いま長官がお答えになったこれからの具体的な施策について、私は次にいろいろな問題を聞いてまいりますが、確かに地価のかからない宅地の供給ということが大事だと思っております。  土地局長にお伺いしたいのは、このいわゆる世論の動向で一番将来の期待として一体何を願っておるのか...全文を見る
○薮仲委員 いま大臣が土地神話とおっしゃったのです。全く私も土地神話をなくさない限りいけないと思うのです。これは最も重要な問題だと思います。これもやはりここに、五十七ページに出てくるのです。土地に対する考え方、なぜ土地を持つのですかというのを長官、ちょっと見てください。まず土地を...全文を見る
○薮仲委員 非常に慎重な御発言でありますけれども、それでは長期に立った場合に、五十八年度は大臣としてはどの程度の新設戸数をお考えですか。
○薮仲委員 それではこれはごく簡単にお伺いしたいと思うのでございますが、公庫の融資枠も三万戸減らしていらっしゃるし、公団住宅も減らしていらっしゃる。五十八年度予算では目標を全部ずっと減らしているわけでございますけれども、これは一番の大きな理由は何ですか。
○薮仲委員 先ほど来、国土庁長官も、いろいろな意味で宅地の有効利用ということを言っていらっしゃるわけでございますので、これは確認の意味でお伺いしたいのでございます。  これは新聞でございますが、建設省がいわゆる都市住宅の高層化という方針をお出しになられた。線引きによる宅地の供給...全文を見る
○薮仲委員 もう少し具体的にお伺いしますけれども、いまのは既存の手法を用いてやるということですけれども、われわれが簡単に言えば、東京都の場合、都心部においては高層住宅というものが抑えられているわけです。これは御承知のように、十メートル以上の建物を建てちゃいけませんよという第一種住...全文を見る
○薮仲委員 国土庁長官、これは国土庁にとっても今後の地価安定のための非常に有効な手法の一つなんです。大都市圏においていわゆる逆の高度制限、これは国土庁としても、当然土地の有効利用ということであれば検討の課題だと思うのでございますが、いかがでございますか。
○薮仲委員 この総理府の世論調査の中にも、いまおっしゃったように、職住接近で、希望する通勤距離はとの問いに、四十五分から一時間と書いてあるのです。ですからどうかこれは両大臣にかかるところでございますので、この都心部における高度利用ということは非常に重要な課題でございますから、御検...全文を見る
○薮仲委員 これはどなたがお答えになるのですか、住宅局長の方ですか。金融面で、中古住宅の買いかえも融資対象として本年度から入ったと思うのでございますけれども、金額と金利、どのくらいですか。
○薮仲委員 八掛けというのは、大体五百万から上ということですか。
○薮仲委員 これはまた論議を呼ぶところでございますけれども、これは大臣に私は要望しておきます。  いまの局長の御答弁のように、確かに来年度から一戸建ても融資対象にいたします。金額はいろいろ論議のあるところでございますけれども、金利が六・五と高いのですよ。いま新築は五・五、段階金...全文を見る
○薮仲委員 いま局長の御答弁にもありましたように、これは非常に困難な問題が数多くあると思うのでございますけれども、国民の中に中古住宅でやむを得ないという方が数多くいらっしゃる。ここで五九%、六割近い方がそう言っていらっしゃるのです。これはそのシステムを検討していただきたいと思いま...全文を見る
○薮仲委員 いまの件は、大臣も先刻御承知のとおり、いま局長がおっしゃったように、たとえば私が中古住宅を買おうとしますと、いままで一定の要件がはめられておった。いわゆる新築後十年以内、床面積が四十平米から百六十平米以内、それから取得以前一年以内は自己の持ち家に住んでいたことがない。...全文を見る
○薮仲委員 それは大変に結構でございますので、そのとおり実施を大いに期待しております。  それでは時間がだんだん迫ってまいりましたので、次にまとめて二つお伺いをしましょう。  その次に重要なのは増改築だと思うのです。増改築というのは、ここにも出てくるのですが、部屋が少ない、建...全文を見る
○薮仲委員 いまの借地法の問題は非常に大事な問題ですから、これは両大臣のお考えを聞いておきたいのです。  その前に、ちょっと公団のことで二つだけ総裁にお伺いしておきます。  私は公団家賃にルールをつくりなさいということを前々から言っておるわけでございますが、原価方式でいけば、...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
03月07日第98回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○薮仲分科員 私は、医療行政の基本といいますか、当然どの行政も大事ですけれども、厚生行政というものが人間の生命に直接かかわるという問題を扱っている重要な省庁でございますので、きょうはそういう意味から、生命の安全という問題で大臣に歯科の問題を中心に何点かお伺いしますけれども、非常に...全文を見る
○薮仲分科員 それでは、重ねてお伺いしますけれども、最近いろいろ製薬会社の問題が出てまいります。昨年は日本ケミファのノルベダン、あるいはまたきのうの毎日新聞には明治製菓の問題が出ております。本来、こういう学術的なものは厳正であり、本当に厳格に学術研究等がなされて発表されて薬がつく...全文を見る
○薮仲分科員 重ねて二つ聞いておきたいと思う。  はっきり申し上げて、いまの大臣の答弁、私は納得できないのです。このような形でデータが捏造されたりあるいは権威のない論文が出てくることが国民に知れ渡るということは、現在の厚生行政全般に対して、厚生省は国民の生命を本当に守っているの...全文を見る
○薮仲分科員 重ねて二つ伺います。  いま市販されている薬、厚生大臣、責任を持ってくれますね、これが一つ。二つ目。これは大臣が答えてください。局長じゃだめ。いま大臣は、中央薬事審議会の審査を経て承認するとおっしゃった。この二つ、間違いございませんね。
○薮仲分科員 局長の答弁は結構です。いまの大臣の答弁は非常に重要です。いま、厚生省が承認したものは厚生省に責任があるとおっしゃった。このことは、厚生省のお役人は生涯胸に刻んでおいていただきたい。そういう無責任なことを二度と再び言わないようにしていただきたい。私は、もっと具体的な問...全文を見る
○薮仲分科員 それでは、私も、局長、補綴学会や理工学会、歯周学会の先生方は大ぜい知っているのです。それで、いろいろな御意見を聞いているのです。この中で、あなたは改良が二、三年前とおっしゃった。また、学会の御意見というお話が出てくる。  じゃ、理工学会の何という先生の意見を求めら...全文を見る
○薮仲分科員 理工学会はどなたですか。それから、歯周学会は聞かないのですか。  その前に、何年何月、ちゃんとはっきり言ってください。何年何月、いまおっしゃった先生がどういう形で、文書でしたのか口頭だったのか、はっきりしなさい。
○薮仲分科員 いつ。
○薮仲分科員 大事な人体にかかわる保険材料をやるのに、だったと思いますとか、そんなあいまいなことで通るから、いま言ったような薬がどんどん出てくる。いま私がニッケルクロム合金の危険性をどんどん指摘するけれども、あなたのようなそういうあいまいな態度でやっては絶対だめなのだ。何月何日、...全文を見る
○薮仲分科員 大臣、よく聞いておいてください、これだけあいまいなのですから。  じゃ、今度ニッケルクロム合金の保険導入について、安全性、安定性について何を基準に判断なさいましたか。簡単に、明確に言いなさい。
○薮仲分科員 あなたが安全性について大丈夫と言うのは、何か学術的なちゃんとしたデータはあるのですか。資料に基づいてですか。いわゆるこの板とか線はたしか昭和三十一年のJIS規格にのっとっていますというだけですよ。この鋳造冠については、四十五年に歯科材料として鋳造冠として認めた。どこ...全文を見る
○薮仲分科員 では大臣、あなたにお伺いしますが、ニッケルクロム合金の安全性、安定性について大臣は責任を持つのですね。大臣、お答えください。
○薮仲分科員 大臣、よくおっしゃいましたね。厚生省がニッケルクロム合金線、ニッケルクロム合金板を保険材料として承認しているのです。ここの中で何を言っているかというと、JISというのは単なる金属材料の引張試験方法だけなんです。引っ張ってどうだというだけ。ここで言っているのは、化学成...全文を見る
○薮仲分科員 何もやってないのですよ。大臣、教えますから。  これは北欧五カ国、特に北欧ではニッケルは使用禁止、アメリカでもやめようとしている。いま時間がないから指摘してあげますよ。大臣、勉強してください。私がこんなことを言う前に、大臣が薬務局長をもっと厳しく指導しなければいか...全文を見る
○薮仲分科員 大臣、薬事法の六十九条には、緊急的に危ないものはやめなさいと載っているのです。十四条もよく勉強していただいたとおりで、危ないものを出してはいけません。これは大臣の権限できちんと整理していただきたい。  最後に大臣、お願いだけしておきますけれども、老人医療の中で歯周...全文を見る
03月22日第98回国会 衆議院 建設委員会 第5号
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○薮仲委員 冒頭に大臣にお伺いいたします。  第九次道路整備五カ年計画、五十八年度から六十二年度までの計画をお立てになったわけでございますけれども、御承知のように総投資額が三十八兆二千億、今年度の予算が六兆三千六百三十五億で全体の中の一六・七%ということでございます。ゼロシーリ...全文を見る
○薮仲委員 私も当該委員の一人として大臣に対する協力を惜しむものではございません。大臣の御決意がぜひとも五年後にはそうあってほしいと願いつつも何点か不安な点があるわけでございます。  第八次の達成の実績といいますか、それを振り返りますと、そこの中で非常に進捗したといいますか、整...全文を見る
○薮仲委員 いま、計画がこれから進もうというところでございますので、どうだこうだということを具体的に言うこともいかがかと思いますので、この問題は大臣の決意を期待するということにとどめておきます。  そこで、第九次の道路整備計画の重点事項として出てまいりますのは、道路交通の安全確...全文を見る
○薮仲委員 それでは私が手元にいただいている資料では、橋のことも出ているわけでございますけれども、早急にかけかえたり、解消を図らなければならない木橋あるいはもぐり橋あるいは老朽した橋、こういうのが三万九千個所以上ありますよということを聞いております。こういう橋を、私が言うとぎこち...全文を見る
○薮仲委員 私の地元もそうなのですけれども、幹線の市町村道、これは財務当局がいれば言ってあげたいくらいでございますけれども、いろいろ道路財源云々という話もありますけれども、われわれの地元ですら幹線市町村道以上でも通れない道がたくさんあるわけです。こういう道は、われわれとすれば、建...全文を見る
○薮仲委員 この問題はもしもわかればお答えいただきたいのですが、特にわれわれ田舎の者にとっては、すれ違いが不可能な道というのは困るわけです。幅員を五・五メートル以上にしていただけないかという要請は絶えず聞くわけです。こういう個所が全国で五万二千三百五十三キロあると私の手元の資料に...全文を見る
○薮仲委員 いま大臣にちょっと申し上げたのは、いろいろ言われますけれども、道路整備というのは、まだまだこれは社会資本の整備ということが立ちおくれておる。大臣がおっしゃったとおりです。道路については、いま申し上げたような具体的な生活の中の実感でございますので、われわれとしては、この...全文を見る
○薮仲委員 ちょっと私の方で事前にその辺は指摘の仕方が悪かったのかもしれませんけれども、私の道路六法でいきますと、第三種の道路として一般国道平地部一級は一日計画交通量が二万台以上、こうなっておりますけれども、これでよろしゅうございますか。
○薮仲委員 いわゆる計画交通台数で二万台という計画をお立てになって一級国道をおつくりになるわけでございますけれども、車社会といいますかモータリゼーション、年間七百万台からの車がどんどんつくられておるわけでございまして、こうなってまいりますと、やはりそれに対応して交通量が年々増加す...全文を見る
○薮仲委員 混雑度というお言葉をお使いになりましたけれども、これはいわゆる交通容量といいますか、計画交通量に対しての現在の実績の台数だと思うわけでございます。  それでは建設省からいただいた資料でちょっと確認をさせていただきますけれども、私が建設省からいただいた資料で国道一号、...全文を見る
○薮仲委員 これは四車線ですから、先ほど局長がおっしゃった二車線の場合の二万台ですね、四車線ですから単純に計画量はその倍の四万台と認織してよろしいですか。
○薮仲委員 いま申し上げましたように、四万四千台に対して実質は五万二千八百九台という、これはある地先の一地点の台数でございますけれども、単純にこれは、いま計算機ございませんけれども、一・何倍という倍率にはなっておるわけでございます。こういうところがこの静岡と清水の間では年々非常に...全文を見る
○薮仲委員 いまちょっと申し上げましたように、これは同じ道路です。静岡—清水というところを通っている一号線で、混雑度が三・一。計画に対してすでにそれを一万台以上オーバーしておる。いま申し上げたのは一日の平均でございますが、これを二十四時間で見てまいりますと、もっと深刻な事態になっ...全文を見る
○薮仲委員 全区間は要らないですよ。静岡—清水だけだと申し上げたでしょう。
○薮仲委員 では私の方から申し上げます。あなたの方からいただいた資料がここにあるのです。  静岡—清水間、五十六年度発生回数七百九回、五十七年度が千二十九回。延べ時間一千九百八十七時間、五十七年度さらにふえて二千三百十五時間。延べ距離、五十六年度千二百四十五キロ、五十七年度はさ...全文を見る
○薮仲委員 いまので間違いあるかないかでいいです、時間がないから。
○薮仲委員 もう少し質問をよく聞いておいて。これから何がわかりますか。
○薮仲委員 いま申し上げたのは五十六年、五十七年の警察庁が調べた交通渋滞の状況ですけれども、これは年々増加しているわけです。渋滞の状況も、発生回数も、延長距離もふえておる。慢性的に一号線は渋滞なんです。特に静岡—清水がひどいのです。今度はもっと具体的にやりたいのですけれども、もっ...全文を見る
○薮仲委員 簡単にわかりやすく質問いたしますから、数字だけお答えいただければと思います。  静清バイパスの着工したのは何年でございますか。
○薮仲委員 現在までの進捗は何%でございますか。
○薮仲委員 大臣、簡単に言いますと、十五年かかって三分の一もできてないということなんです。単純に言うと、あと三十年かかってようやくできるのかという話になるのです。そういうことではないというのは、もう大臣や局長が、これだけ言えば、この静清バイパスは相当急がないとという御理解は当然い...全文を見る
○薮仲委員 六十二年度、本当でございますか。大臣、これも着工してから十二年かかっているわけです。そうすると、単純に言うと、あと倍かかるのですかという不安があるのです。いま都市局長は六十二年度までと、六十二年度までというとあと五年ですね。われわれは非常な期待を持っておりますが、いず...全文を見る
○薮仲委員 大臣、いま申し上げましたように、一号線が非常に混雑、慢性渋滞の様相を呈しておる。特に朝晩のラッシュは非常に困っておるのです。いま私が朝、静岡—清水を行こうとすると、一時間は見なきゃいけない。普通二十分かそこいらで行けるところが倍以上かかっておる。いまお話しさせていただ...全文を見る
○薮仲委員 大臣にいま私が指摘したことは、局地的、限定的な課題として国民の理解が得られると私は思うのです。こうなったら、たとえば一つの条件をつけておいて、局地的限定的に高速道路を使うことがさしあたって緊急避難であるということはやむを得ないと私は考えます。大臣も恐らくそういう点で御...全文を見る
○薮仲委員 それでは次に、大気保全局長来ましたか。——それではその問題をお伺いしますけれども、その前に一つだけ道路走行上の問題で大臣にこれも検討していただきたいのは、国土庁もお見えでございますか。——大臣、モータリゼーション、車社会という時代を迎えました。高速道路も三千キロからや...全文を見る
○薮仲委員 きょうは時間があれば、いろいろと資料を集めて細かい点を——郵政省の方にも来ていただいているのですが、ちょっと時間がなくなってまいりましたので、一番肝心なことを聞きたいものですから、大臣の御決意だけにさせていただきますけれども、関係の省庁の方お呼びして、通産省の方、それ...全文を見る
○薮仲委員 調査、調査とおっしゃいますけれども、ではもっと聞きましょう。仙台市の調査では、市の中心部で昨年二月の一カ月間に一平方キロ五十四トンの粉じんが舞う、これは大気保全局長としてどう考えますか。快適な環境だと思いますか、あるいは環境基準上これは非常に健康を害するおそれがあると...全文を見る
○薮仲委員 もう一つ札幌鉄道病院の平賀先生の調査結果、札幌、仙台、名古屋の犬の肺の調査をしました。札幌、仙台の犬にはいわゆる車の粉じん、そういう異物が沈着している。アルミニウム、鉄、チタン、マンガン、鉛、マグネシウムなどスパイクやアスファルトの構成物質が札幌の犬は名古屋の三倍、仙...全文を見る
○薮仲委員 公害対策基本法第一条、私が読むまでもないと思います。局長、これは環境六法の中で一番最初に出てくる。「この法律は、国民の健康で文化的な生活を確保するうえにおいて」云々、国民の健康を守る責任が政府にあるわけです。もしもこれでかっての水俣病のような問題あるいはイタイイタイ病...全文を見る
○薮仲委員 関係省庁と連絡会議を開いて何をおやりになるのか決まっているのですか。そこで話し合いましょうという話でしょう。私はあなたにそういう連絡会議でやることを聞いたのじゃないのだ。公害対策基本法第一条の精神からいって、環境庁としてこれが国民の健康を保持する上に有害と判断するのか...全文を見る
○薮仲委員 では、ことしのスパイクタイヤが一番害を及ぼす時期までに何らかの結論を出せるのですか。
○薮仲委員 環境庁の持っておる法律の中で、現在の粉じんを規制するのは何法と何法ですか。
○薮仲委員 その次に通産省に聞きます。  通産省は、このスパイクタイヤについて、直接ではないかもしれません。しかし、タイヤをつくる部分においてかかわり合っていると思うのですが、通産省はタイヤをつくる部分でどういうかかわり合いを持っていますか。
○薮仲委員 時間がないから、私指摘しますけれども、タイヤの規格、基準についておたくは監督官庁なのです。そうでしょう。簡単に言えば、あなたのところでもしもいますぐスパイクタイヤをつくらないとすれば、この問題は解決するのです。スパイクの穴のあいているタイヤをつくりませんと言えば、この...全文を見る
○薮仲委員 警察庁がスパイクタイヤはだめよと言えば、これはおさまるのですけれども、それもまだおやりにならない。  このほかに、運輸省もお見えだと思うのでございますけれども、運輸省、時間がありませんから結論を申し上げますと、運輸省は、たとえば車検のときにスパイクタイヤはだめですよ...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
03月25日第98回国会 衆議院 建設委員会 第6号
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○薮仲委員 本日は参考人の諸先生におかれましては、大変お忙しい中、当委員会におきまして貴重な御意見をお聞かせいただく機会をつくっていただきましたこと、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。限られた時間に諸先生の貴重な御意見を数多くお伺いさせていただきたい、こう思っておりま...全文を見る
○薮仲委員 ありがとうございました。  それでは石原先生にお伺いしたいのでございますが、先ほど来先生は、家賃値上げのための懇談会ではないというお話もございました。これからのこういう公的資金を投入した、特に公団の家賃というものは非常に重要な社会的な意味もございますので、先生として...全文を見る
○薮仲委員 先ほど先生は、家賃改定について公営限度額方式は最善の方策であるというお話がございました。この点、私一部先生の御意見に賛成ですが、ある意味では相当な部分で反対の立場におるわけでございまして、意見が違うわけでございます。  そこで、先生にちょっと、私も幾つかの団地の現場...全文を見る
○薮仲委員 それでは石原先生にまた重ねてお伺いしたいのです。  いわゆる家賃を構成する部分において、世間では、たとえばわれわれが民間のおうちを借りるとき、新築のおうちを借りる場合の判断の仕方と、もう三十年、五十年――五十年たちますと、ほとんど廃屋に近いおうちもございますけれども...全文を見る
○薮仲委員 それから、世間にございますように、団地サイズという言葉もございます。三十年当時管理開始した建物というのは、たとえば一畳でも寸法が大分狭くなっております。先ほど先生は、居住室の数でやるのはいけない、平米でおやりなさい、私は先生の御意見に全く賛成なのです。まずその実態が、...全文を見る
○薮仲委員 本吉先生にお伺いしたいのですが、私もおっしゃるように、公営、公社、公団というように所得によって入るべきだ、これは先生の御意見と同じなんです。ただ私は、公団の実態の中で、たとえばこれはいかがかなと思うことを含めて先生の御意見を伺いたいのですが、私は、確かに公団というのは...全文を見る
○薮仲委員 それでは石原先生に重ねてお伺いいたしますけれども、いわゆる普通ですと家主さんは、どこまでは家主さんの責任ですよということがあろうかと思うのです。たとえば畳とか、公団にはいまバランスふろがまというのが入っておりますが、大体耐用年数が七年ということになっております。そうい...全文を見る
○薮仲委員 先生方に大変貴重な御意見を、またぶしつけな質問をいたしまして、申しわけなく思っておりますが、どうもありがとうございました。  最後に、工藤参考人に、いま私、ある意味では格差是正という問題の中での何点かほかの先生方の御意見を伺ったわけでございますが、公団の自治協のお立...全文を見る
○薮仲委員 どうも大変ありがとうございました。
○薮仲委員 私は、午前中の参考人の先生方の意見聴取に引き続いて、今度は政府側に重ねて御質問をさせていただきますけれども、午前中の私の問題提起、これは今回の値上げに対しての私の基本的な考えの一部をたださせていただいたわけでございますが、大臣、十分その点はお聞き及びのことと思いますの...全文を見る
○薮仲委員 五十五年当時の行政管理庁の監察結果よりは、幾分是正されている向きはあるわけでございますけれども、ここの中で行管庁が指摘している金額をちょっと挙げてみますと、すごいなと思いますのは、当時の数ですが、いまよりちょっと多くなっていますね。一万八千四百四十四戸の支払い利息を含...全文を見る
○薮仲委員 それでは二点目の格差是正ということがここで出ております。このまま放置しますと、「家賃の格差はますます拡大し、居住者間の不公平の増大を招く」と公団のパンフに出ているわけですね。  それでは、私はこれも責任論でお伺いしますけれども、格差是正、格差の原因は、現在まで入居し...全文を見る
○薮仲委員 この次は大臣に聞くので、大臣がいないと、私はちょっと質問しにくいのですが、いまのことも大臣にお答えいただきたかったのですけれども、ちょっと時間をとめておいてください。  いま大臣がちょっとお席を外されている間に、公団住宅の家賃改定について公団が出されたパンフから二点...全文を見る
○薮仲委員 この点を明確にして、それでは私は質問を進めさせていただきますけれども、これがまず政府並びに公団の姿勢の中に、いま入居していらっしゃる方に責任はないのだ。それではそれをどういう形で入居していらっしゃる方に納得していただくか。この点を明確にしないと、私はこの論理は進まない...全文を見る
○薮仲委員 申しわけないのですが、私の質問に正確に答えていただきたい。私は、原価主義という精神で単純に言ったならば、最初に建てたものが減価償却する間に、きちんと七十年の間で償却されればいいのでしょうと。公団の家賃のことを聞いたのではないんだ、私は。原価主義という精神は、原価が償却...全文を見る
○薮仲委員 そこで私は、あなたが私が質問しないことについてお答えいただいた。いわゆる使用する対価によって家賃というものが決定されるということをおっしゃられたので、それでは私はお伺いします。  家賃を決定すべきその中身の中で、世間では、これは午前の参考人の先生にも意見として伺いま...全文を見る
○薮仲委員 その説明は聞かなくてもわかっているから、むだな説明はやめた方がいい。いわゆる公営限度額方式の中で、簡単に言えば、現在同じところに同じものを建てたらどうなりますか。そこからスタートしているんだ、論理の根底にあるのは。そういうことは、ここで私に言う必要はないのだ。それを知...全文を見る
○薮仲委員 そのほかにもあるのですよ。よろしいですか。トイレに入ってくださいと言うのです。一階のトイレに入ってくださいと言う。トイレへ入ったのです。公団の説明ですと、結露とおっしゃる。トイレにずっと浄化槽の鉄管が通っている。そこに結露が発生して、一番下のおうちでは敷物を敷けないの...全文を見る
○薮仲委員 それで、私はマル適マークという問題を大臣にお願いしましたけれども、いわゆる旅館のマル適マークですが、ああいうマル適マークに対していろいろな地方自治体が減点をしております。実際に行って見たらおかしいからといって減点するあれがあるのですが、公団の中でもいろいろな公団がある...全文を見る
○薮仲委員 これも具体的に聞きましょう。  本当に、言うなればこんなことがと思うことが非常に大事なんですけれども、松富団地の真ん中に市道が通っているのですよ。そこに公団も樹木を植え、市も樹木を植えているのです。あるシーズンになると虫が発生するのです。公団の方から電話するわけです...全文を見る
○薮仲委員 これはぜひとも御検討いただきたいのは、私は下川原の団地の集会所、松富の集会所で会合をやったのです。私も忙しいものですから、電話をかけようと思ったら、集会所に電話がないのですよ。下川原は目の前にある。松富は離れているのです。出るときに左へ行こうか右へ行こうか、どっちにし...全文を見る
○薮仲委員 これは、きょう御答弁をと言っても無理かもしれませんけれども、問題提起として、午前中も言いました。自転車置き場が入居していらっしゃる方の五割から六割程度しかスペースがないのじゃないか。これはたとえば自転車置き場をつくろうとすれば、さっき総裁のおっしゃった緑の団地にしたい...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
04月27日第98回国会 衆議院 建設委員会 第8号
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○薮仲委員 今回提案されております建築士法及び建築基準法の一部を改正する法律案について、何点か質問をさせていただきたいと思います。  この建築士法それから建築基準法が改正されることによって、建設業界全体が現在よりよりよく事業が遂行されるということで、この法律が改正されると思うの...全文を見る
○薮仲委員 それでは重ねてお伺いしますけれども、いままで建築主事が建築確認並びに完了検査等をやっておった。それがいわゆる建築士に責任を持たせる部分が出てくるわけでございますが、そこで懸念されますのは、結果として住宅の質あるいは性能が低下するおそれはありませんかということについて、...全文を見る
○薮仲委員 今度の法改正の中で小規模木造建築士という名称が出てくるわけでございますが、私は、小規模木造建築士という名称について、これは好ましい名称ではないという立場に立っているわけでございます。先ほど来、同僚委員からも指摘がなされておりますけれども、現行建築基準法上のいわゆる高さ...全文を見る
○薮仲委員 これは建設大臣が責任を持って四期五計の推進を図りますということをおっしゃった。この四期五計で、建設省がいわゆる日本の最低居住水準並びに平均居住水準をかくかくいたしますという、昭和六十年度までに国民のすべてが最低居住水準、半数の世帯が平均居住水準をクリアするということで...全文を見る
○薮仲委員 いまお答えが二つあったわけでございますが、確かに平均居住水準、四人世帯で住宅の総面積で百平米ということでございます。また住宅金融公庫が貸し出しする平米は百五十平米でございます。そうしますと、通常いわゆる日本の国全体として平均的な居住水準として認めているということは、百...全文を見る
○薮仲委員 では、これも簡単にお答えいただきたいのですが、二百平米と三百平米、これは構造計算あるいは材料、いろいろな力学等複雑なことがおありだと思うのでございますけれども、二百平米と三百平米の木造建築物には、そう大きな違いはないように私は思うのですが、その点、いかがですか。
○薮仲委員 この問題はこれから十分各党また政府といろいろ協議され、最終的な結論はなされると思いますので、このぐらいにいたします。  次に私は、小規模をあえて取らしていただいて、木造建築士——小規模でも結構でございますが、こういう資格を設けた。さっき局長の御答弁の中にも、一級、二...全文を見る
○薮仲委員 それでは、これも簡単にお答えいただきたいのですけれども、大体これに該当するといいますか、同名ぐらいの方がこの資格該当者になるのかなということがわかればお答えいただきたい。わからなければ結構です。何名くらいでしょうか。
○薮仲委員 試験が民間委託のような形で行われると私は思うのでございますけれども、試験そのものは厳正、公平であっていただきたいと思うのです。ただ、問題は試験の中身でございますけれども、それは大体どういうことを考えていらっしゃるのですか。
○薮仲委員 ここは大臣にもちょっと最後にお答えを求めておきたいのですが、まず最初に局長に伺うのですが、大工、棟梁と言われる方は非常に経験を積んでいらっしゃる、技術的にすぐれていらっしゃる。御承知のように、いわゆる建築士法は設計、監理ですね。設計、監理が一級、二級建築士の資格でござ...全文を見る
○薮仲委員 ただいま大臣がおっしゃったこと、私は大変ありがたいことだと思いますので、どうか十分御配慮をお願いいたしておきます。  それでは、次に移らせていただきたいのでございますけれども、やはり建設業界の中で一番問題になりますのは、先ほど来申し上げた欠陥建築物あるいは違反建築物...全文を見る
○薮仲委員 いまの局長の答弁でちょっとひっかかるのですよね、そういうふうな答弁ですと。と申しますのは、もっと具体的に聞きますと、いま申し上げた欠陥建築物あるいは違反建築物というのは、先ほど局長がおっしゃった単体規定の中にあるのか、主に集団規定の中で欠陥や違反があるのか、どっちに多...全文を見る
○薮仲委員 そうですね。ということは、先ほどの局長の御答弁に私ひっかかるというのはそういうことでございまして、今度士法の中で建築士が許されているのは、先ほど来の御答弁にあるように、単体規定の中のごく一部だけなんですね。私が指摘しているのは、欠陥建築物や違反建築物というのは集団規定...全文を見る
○薮仲委員 それではちょっとここまで聞いていいかどうか、時期というものがあるのですが、建築士の責任というものについてどう認識するかということでございますけれども、設計、監理ということが士法の中でうたわれているわけですね。そうすると、欠陥建築物とか違反建築物、こういうものの発生につ...全文を見る
○薮仲委員 これは局長、私の申し上げたことを、私はもう少しバランスをとって考えなければいけないなと思いつつ質問しておりますので、その辺はよく含んでお考えいただきたいのですけれども、私は、少なくとも建築士それから建築主事、施工業者、一体どこが違反建築あるいは欠陥建築に責任があるのか...全文を見る
○薮仲委員 もう一つだけ具体的に言っておきますと、いま局長のおっしゃったのは、設計者がいて、建築設計事務所がいて、施工業者がいて、施主がいるという三角関係でお話しになった。これは理想的な形なんです。ただ、もっと具体的な面で困るのは、普通二級建築士事務所兼工務店がある。ということは...全文を見る
○薮仲委員 ごく簡単にあと数点聞いて終わりますから。  局長に基本的なことをお伺いしたいのですが、家というのは具体的には雨、風をしのぐところだと私は思うのです。雨、風をしのげないようなのは家と言わないと思うのです。雨、風が吹き込んでくるのだったら表に傘差した方がいいのであって、...全文を見る
○薮仲委員 全く同じだということですね。  それでは、次のことをお伺いします。建築物のアフターケア、これはいろいろトラブルがあるわけです。民法の問題がございます。それから宅建業法ではいわゆる瑕疵担保の特約がございます。そういうのは取っ払って、私はいま三年、四年ということを申し上...全文を見る
○薮仲委員 大変結構な御答弁でございます。それで、宅建業法の四十条にいま申し上げた瑕疵担保特約があるわけでございます。これは二年ということが通常行われているわけでございます。民法では一年ということになっておるわけです。いま局長が十年とおっしゃっていただいて、私はほっとした一人でご...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
05月25日第98回国会 衆議院 建設委員会 第9号
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○薮仲委員 本日が今国会の最後の建設委員会でございますから、白書も幾つか出そろってまいりましたので、そういう白書を通じてお伺いをしたいこともございますし、二、三そのほかの問題についても質問させていただきたいと思います。  最初に、国土庁の方から防災白書が出てまいったわけでござい...全文を見る
○薮仲委員 ではいまの点、官房長から。
○薮仲委員 これは長官がちょっとお答えにくいとおっしゃったことでございますけれども、いわゆる政府機関として地震学会で発表された石橋先生のこういう地震の理論、プレートテクトニクス理論ですね。これは一応いまの学説の中では非常に確度の高いといいますか、信憑性の高い地震発生のメカニズムで...全文を見る
○薮仲委員 この見出しは「発生の公算が大」こう書いてあるのですから、何かあったのかなという感じは持ちました。  そこで、重ねてお伺いいたしますけれども、現在駿河湾一帯、静岡県中心に東海地方がいわゆる観測強化地域。それから長官御承知のように、南関東一帯が観測強化地域。日本の国では...全文を見る
○薮仲委員 いまのところ前兆現象はないという結論でございますね。よくわかりました。  それではもう少しお伺いいたしますけれども、いまお話の中で、最近の科学技術の進歩——地震の予知というものは、現代の科学ではブラックボックスだと言われているほど非常に不可能に近い分野でございます。...全文を見る
○薮仲委員 これは内閣総理大臣が警戒宣言を発令なさるわけでございます。いわゆる前兆現象がありまして、判定会の先生方を六人お呼びになって判定された結果が気象庁から内閣総理大臣にお話があると思うのでございますけれども、いわゆる前兆現象から発災までどの程度の時間を見ているのか。われわれ...全文を見る
○薮仲委員 私がお伺いしたいのは、地震がどかんと来るまで前兆からどの程度考えられますかということでございますが、その点は必ずしも明確ではございませんでしょうか。
○薮仲委員 具体的な問題になってまいりますので、いまここでいかがかと思うのでございますが、フローチャートといいますか、いわゆる前兆現象が出てきてから判定会招集、そして警戒宣言となるわけでございますけれども、そこで、ちょっとお伺いしたいことがあるのでございますが、一つは、どの時点で...全文を見る
○薮仲委員 判定会が招集されてから地方自治体に対応がなされるわけでございますけれども、この点についてはなお検討課題も残ろうと思いますので、大臣にお願いしておきます。  そこで、マスコミが知った段階で県民が全部知るわけですが、ある意味では非常に騒然として、電話の回線も、重要な回線...全文を見る
○薮仲委員 いま申し上げた貯水槽は、防火用の貯水槽ですね。これは確かに各地に埋め込まれているわけです。しかし、この水を生かすということは非常に大事な点でございますので、これはいま官房長からもお話ございましたように、日ごろから使えるような体制というのをいろいろ御検討いただきたい。 ...全文を見る
○薮仲委員 その点はよろしくお願いをいたします。  もう一つ、大規模地震対策特別措置法でございますけれども、五十三年六月に成立して十二月から施行されて、おおむね五カ年で地震対策緊急整備事業を計画どおり進捗させなさいというのがこの大規模地震対策特別措置法の中でうたわれたことでござ...全文を見る
○薮仲委員 では、地震の問題の最後になりますけれども、これは大臣にお伺いしたいのです。  閣議で行革大綱が決定されたわけでございますけれども、この中にこういうことが書いてあります。「行政組織」の中で、政府部内の部局の再編成、これは五十九年度の予算編成の段階にははっきりするという...全文を見る
○薮仲委員 どうか長官の御尽力によりまして、快適に住めるように、地震が来てもそれに立ち向かっていけるような日本の国をつくっていただきたいということを重ねてお願いをして、この地震の問題は終わりたいと思います。  次に、文化庁お見えでございますか。——文化庁の方にお伺いするのに多少...全文を見る
○薮仲委員 いま史跡に対して七十億とおっしゃったのですけれども、ここにいらっしゃるほとんどの人が御存じなんですが、たとえば一つの省庁、日本道路公団が昨年度埋蔵文化財に対して負担したお金は幾らかというと七十八億を超えていると思うのです。一省庁が道路一本つくる、道路一本と言っちゃ大変...全文を見る
○薮仲委員 私も、いまお読みいただきましたけれども、文化財保護法を読んでみたのですよ。私は専門でございませんけれども、なぜこれで費用負担しなければならないのかというのがどうしてもわからなかった。いま課長がお読みになったところを、私はいま重ねて議事録に残すためにお伺いしました。これ...全文を見る
○薮仲委員 何か文化財を残しては悪いみたいにとられては私は大変心外でございますが、文化財は大事ですから、一生懸命がんばって残していただきたい。ただ、そこで発生する費用負担について、これからはいまのあり方でいいのかどうか。いま事業をやって利益が出るからとおっしゃった。私はこれから計...全文を見る
○薮仲委員 いまの文化庁さんの問題の中でちょっと私が申し上げたのですけれども、文化庁さんがいいことを言っていると思うのですけれども、実際はそうじゃなさそうなのは、さっきの道路公団の費用負担の部分でございます。いまちょっと資料が出てこないのですが、道路公団との間では、費用は文化庁さ...全文を見る
○薮仲委員 局長が鋭意これから努力するということを信じて、私はあと二、三具体的な問題で御検討いただきたいと思うことだけちょっとお話しさせていただきたいのですけれども、大臣、これは大臣のそういうふうにしなさいというお話があったことは存じておりますので、私は考え方として、いわゆる「宅...全文を見る
○薮仲委員 大臣、一つだけ確認しておきますけれども、浄化槽部分の固定資産税については検討いただけますか。
○薮仲委員 自治省お見えになっていると思うのですけれども、地方自治の本旨にのっとって地方自治体が大いにおやりなさい、結構だと思うのです。ただ、私は申し上げておきたい。開発をやれば小学校だとか公共施設のために地方自治体の負担が大きくなるのはわかるのです。でも、そこへ入ってきた方も市...全文を見る
06月16日第98回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○薮仲委員 このたびの日本海中部地震に際し、とうとい人命を失われた方に対しまして心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に対し心からお悔やみを申し上げるものでございます。また、負傷なさった方の一日も早い全快と、被害に遭われた方が一日も早く復興されることを祈りつつ、何点か質...全文を見る
○薮仲委員 ただいまもお話しございましたように一千四百億、甚大な被害が発生したわけでございますが、ここの中で私は個々具体的に激甚災害、天災融資法、国庫負担法、何がどうなるのかを明確に大臣にお答えいただきたいと思います。  私は、現在の激甚法の指定要件、これが必ずしも地震に対して...全文を見る
○薮仲委員 その中で漁船、漁具も激甚災害に指定するというようなお話がございました。そのように理解してよろしいですか。本来は天災融資法に該当するものでございますけれども、今回は天災融資法にさらに激甚法を上乗せするという理解でよろしいのですか。
○薮仲委員 それでは、農作物、農林施設、それから水産物、これは天災融資法の該当になると思いますけれども、天災融資法は発動いたしますか。
○薮仲委員 御答弁いただくときは私の指摘した項目に明確にお答えいただかないと混乱しますから、一つずつ具体的に聞いていきます。  もう一度確認しますが、農作物、それから水産物、農林施設、天災融資法は適用しますか。
○薮仲委員 それでは林業関係で、治山、林地荒廃、こういうものが被害として出ておりますけれども、これについてはどういう形で対応なさいますか。
○薮仲委員 それでは運輸省。  私も現地視察させていただきました。特に秋田港、能代港等の被害、もちろん青森の深浦港、北海道は室蘭等々被害を受けているわけでございますが、やはり現地を視察いたしましてこの復旧が非常に重要な課題だと私は認識をしてまいりました。運輸省港湾局としてこの復...全文を見る
○薮仲委員 重ねて港湾局にお伺いしますけれども、秋田港などは被害が非常に激甚でございます。こういうところには運輸省が直轄の工事として復旧をなさるのが妥当な個所が相当あろうかと思いますが、その辺いかがでしょう。
○薮仲委員 それでは次に文部省にお伺いします。  先ほども長官から、非常災害対策本部の第三回の会議を行いましたというお話がございました。そこで、資料として提出されております中で具体的にお伺いします。  われわれも学校の損壊といいますか被害のひどいところを見てまいりました。ここ...全文を見る
○薮仲委員 以上の三校は現在使用することが危険であるということが言われておりますので、文部省としては早急に改築を取り計らわれると思うのでございますが、その見通しについて。  それからもう一つ、地震という災害に遭われて文部省として検討いただきたいのは、通常、老朽校舎を建てかえると...全文を見る
○薮仲委員 どうかただいま御答弁のように、災害。復旧で早急に、かわいいお子さんが楽しくまた勉学にいそしめるように特段の御配慮をここでお願いをしておくわけでございます。  それでは次に、地震、津波の問題について現状をお伺いしたいわけでございますが、時間がありませんので要点だけ明確...全文を見る
○薮仲委員 もう少し理解を深めるために今度は気象庁にお伺いします。  いわゆるマグニチュード八と七というと簡単な一の数字の違いだけでございますけれども、これは国民に与える認識を正確にするためにここで確認をしておきたいのですが、われわれが理解しておりますのは、対数で変わってまいり...全文を見る
○薮仲委員 いま私がお伺いしようかなと思ったら先にお答えくださったようなんですが、先ほど来、東海地方についての地震観測網が強化されているというわけでございますが、いまの観測部長のお話ですと、仮に東海地方で今回のような内陸型の地震じゃございませんで海洋型の地震が発生したとして、七・...全文を見る
○薮仲委員 地震には必ず前兆があるのですか、それともない地震もあるのですか。
○薮仲委員 そこで今度は国土庁長官にお伺いしますけれども、簡単に七とか八とかと数字を並べると、われわれ認識に誤りがあってはいけないので、きょうは正確にお伺いしたわけでございますが、いわゆる地震については前兆があるという認識に立っておりますと、たとえば今度の東海地震は長官が警戒宣言...全文を見る
○薮仲委員 どうかその辺の対策をよろしくお願いする次第でございます。  そこで、長官にもう一つだけお伺いいたします。これは非常に耳が痛くて申しわけないと思いながら質問するわけでございますが、今度の地震を通じて現在の日本の国の防災全体で何が一番指摘されたかというと、やはり津波の問...全文を見る
○薮仲委員 よろしくお願いをする次第でございます。  そこで、消防庁お見えだと思うのですが、消防庁は地域防災計画の相談にあずかって地域防災計画の責任ある主務官庁だと思います。消防庁としても、いま大臣もお話がございましたけれども、全国の地域防災計画、特に海岸線の自治体について、ま...全文を見る
○薮仲委員 文部省に次にお伺いしますけれども、今度亡くなられたかわいいお子様は山の少年たちだったわけです。海に育った者は津波に対してはそれなりの警戒心は持ったかもしれませんけれども、あそこを全般的に視察しまして同僚委員からも御指摘がございましたように、日本海側では地震がない。中に...全文を見る
○薮仲委員 局長通達等を通じてでも早急に決定なさっておかれた方がいいようにも思います。それは文部省の責任においてよろしく御指導をお願いしたいと思います。  次に、これはちょっと大臣よく聞いておいていただきたいのですけれども、現在の気象業務法、この中の二十三条にこう書いてあります...全文を見る
○薮仲委員 大臣、この気象業務法のここを読みますと、非常に現代に合わないのですよ。ここで私が何を申し上げたいかといいますと、これは大臣、津波やその他いろいろ国民を喚起していただきたい。その中で私は、地震があったら、たとえばテレビやラジオのスイッチを入れなさいということをもっと徹底...全文を見る
○薮仲委員 そこで大臣、時間がだんだんなくなったので駆け足でちょっと二つ聞きます。  いまの気象業務法上の問題で、気象庁の方でもそういうようなお話がございました。これは大臣にも防災の主務大臣として御検討いただきたいということでお願いしております。  それからもう一つ、私は今度...全文を見る
○薮仲委員 終わります。