薮仲義彦

やぶなかよしひこ



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薮仲義彦の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○薮仲委員 私は冒頭にペルシャ湾における日本船員の死亡事故についてお伺いいたします。  きょうは、先般の大臣の所信に対しまして枢要な課題を数多くお伺いしたいと思っておりますので、どうか御答弁は要点を明快、的確に、しかも簡潔にお願いしたい、冒頭にお願いする次第でございます。  ...全文を見る
○薮仲委員 それでは、この件に関して外務省にちょっとお伺いしておきたいのです。  外務省は、今回の事件をどう認識して、どういう措置を直ちに講じたのか、これが第一点。第二点は、外務省は、今回のような労務提供船、この実態について正確な認識を持っておったか、これが二番目。三番目は、外...全文を見る
○薮仲委員 大臣に重ねてお伺いしたいのですが、その前に局長に現状の御説明をいただきたいと思うのでございます。  現在まで日本の国籍の船がペルシャ湾内において攻撃を受けたことがあるのかどうか。二番目は、今日の外航海運の実態を概略言いますと、一つは日本の国籍の船である。これは日本の...全文を見る
○薮仲委員 そこで、大臣に結論をお伺いしたいわけでありますが、今外務省も御答弁があったように、我々の認識では、イランと日本の国は少なくとも友好関係の深い国にあるなということはもう承知しているところでございます。まさかイランの国がというようなところから被弾したわけでございます。なぜ...全文を見る
○薮仲委員 このことは大臣に篤と省内において御検討いただきたいし、外務省とも御協議いただいて、やはり安全確保の上では相手国に対して日本の実態を教えることが今残された一番正確で的確な手段であると思いますので、くれぐれもこの点は結論を急いで、結論が出次第、御連絡をいただきたいと重ねて...全文を見る
○薮仲委員 次に、建設省と警察庁にあわせてお伺いいたしますけれども、現場付近というのは、長野から松本の間では非常に山間地であり、道路も狭隘であり、大変道路が曲折するという箇所が多いわけでございます。この大安寺橋付近も、半径五十メートルのカープということで、かねてから建設省あるいは...全文を見る
○薮仲委員 私がまだ聞かない方までお答えいただいたようでございますけれども、大臣、これは一つ大事な点は何かというと、私は地元の公明党の県本部から報告、現地の調査資料をいただいておるわけです。そこで何が一番問題かというと、これは後でも指摘いたしますけれども、三重交通のバスが入ってく...全文を見る
○薮仲委員 六十年度末が十二月末ということで、工期が繰り上がるということは非常に好ましいことでございますので、どうかその完成に今後とも鋭意御努力をいただきたいと重ねてお願いをいたしておく次第でございます。  次に、労働省関係でこの問題について何点かお伺いしたいのですが、運転手の...全文を見る
○薮仲委員 それでは、労働基準法に違反するかどうかは捜査の結果を待つということにいたします。  運転者の労働安全、勤務の安全を確保するために、労働省が五十四年十二月に「自動車運転者の労働時間等の改善基準について」というものを策定していらっしゃいます。その中で「改善基準のあらまし...全文を見る
○薮仲委員 私の伺いたかったのは、拘束時間何時間、勤務の状況によって出社、退社、それからまた出ていってまた働いて事故を起こした時間、これをお伺いしたかったのです。この時間帯はおわかりですか、土肥さんの出勤時間、退社時間、その間拘束時間何時間。重ねて出社されています。出社時間、拘束...全文を見る
○薮仲委員 今御報告のとおり、五時四十九分から零時三十九分まで拘束時間が六時間五十分、重ねて出社をしましたのが四時三十分、それから事故に遭われたのが五時四十五分でございます。これを通算しますと、先ほど御指摘のこの「改善基準のあらまし」の中に拘束時間について書いてございます、日勤勤...全文を見る
○薮仲委員 最後に、大臣にまとめてお伺いいたしますが、今回の事故にかんがみまして、確かに道路が狭隘である、非常に線形が悪いということ、これを改良するということは建設省当局の努力にお願いするわけでございますし、また標識のあり方も私は指摘いたしました。いろいろ標識が多過ぎるという苦情...全文を見る
○薮仲委員 どうかよろしく重ねてお願いをいたして、この問題は終わります。  次に、またこれも人命にかかわることでございます。これを取り上げますと、どうも運輸行政はダイレクトに人命にかかわることばかりございまして、先ほど来私も心が痛んでいるわけでございますが、私は静岡でございます...全文を見る
○薮仲委員 両省とも認識をしているということでございますから、では、具体的にもう少し大臣にも御承知おきいただきたいと思いますので、概要を伺いたいと思います。  静岡そして大阪、四国で発生しておりますが、この事案について警察庁は掌握をしていらっしゃるかどうか。特に今お話しのように...全文を見る
○薮仲委員 ちょっと大臣にこの写真をお見せしてよろしゅうございますか。
○薮仲委員 ちょっとこれを。——大臣に実態を正確に御認識いただくためにちょっとお渡しさせていただきましたけれども、これは私の地元の静岡のふしみやビルの写真でございます。それから大阪の新聞記事になっておるところでございます。  御承知のように、呉服町というところは商店街の真ん中で...全文を見る
○薮仲委員 むしろこういう問題は、大臣がお答えになる前に局長が出てきて、真剣に事務官としてお答えになるべきですよ。そのために運輸省の見解はと聞いたのです。私はこの現場の一人の政治家として、この問題に非常に心を痛めておるわけです。専門の方の御意見もいろいろ伺っております。建設省の方...全文を見る
○薮仲委員 そうしますと、一つは、行政並びに駐車場の経営者に対して注意を促す、安全確保に留意しなさいという点。もう一点は、将来のために検討委員会のようなものを設置して、もちろん運輸省あるいは警察庁等を含めた専門の方々の会議を招集するなりあるいはそういう中で万全の対策を講じてくださ...全文を見る
○薮仲委員 大臣はこれから予算委員会だそうでございます。この問題は、大臣がこれからまた非常に心を痛められる事柄だろうと思いますので、事実関係を指摘いたしました。  建設省も前向きに関係省庁との協議の場を設けるということでございますから、主管の大臣として、これに御尽力いただきたい...全文を見る
○薮仲委員 いろいろお聞きしたかったのでありますけれども、余り時間がなくなりました。  最後に警察庁、今の問題で、トルコン車の普及に伴って、教習過程の中にトルコン車の教習を入れてはどうかと思いますけれども、どうでしょう。
○薮仲委員 時間が参りましたので、終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○薮仲分科員 私は本日、厚生大臣に歯科の問題に限って質問をさせていただきたいと思います。  私も当選してから今日まで、歴代の大臣にずっと歯科の問題を質問してまいりました。きょうも大臣にお伺いをするわけでございますが、その前に大臣に一言伺っておきたいのは、昨日新聞で報道されたこと...全文を見る
○薮仲分科員 国民の今の医療行政あるいは医師に対しての大事な信頼関係がなければ成り立ちませんので、この点はどうか十分今後行政の中で、下手に弱い者いじめするとか意地悪するということではなくて、健全な医療というものが育つような方向で指導をしていただきたいと願っておきます。  きょう...全文を見る
○薮仲分科員 中でも先年をとられてまいりますと、これは厚生省でも資料をお持ちのように、今度の点数改正の中でも——統計の中でも言われております残存歯数が、大体五十歳を境として五十五歳になってきますと非常に少なくなってまいります。そうなると、やがては総義歯という課題になってくるわけで...全文を見る
○薮仲分科員 これは大臣によく御理解いただきたいのですが、我々人間にとって、人間の本能といえば食と性、食べるということは人生にとっては非常に大切なことであることは論をまちません。また衣食住という、食べるということは人間の生活の中で欠くことはできないのです。  ここに幾つかの文書...全文を見る
○薮仲分科員 私は総義歯と申し上げたのです。欠損補綴だとか鋳造冠とか、そういうことを言わなくていいのです。私はもう何回も厚生省とやり合っているのですから、この資料は厚生省のです。厚生省からいただいた資料ですから、診療総数をちょっと言ってください。時間がないですから、数をぱんぱんと...全文を見る
○薮仲分科員 厚生省のかわりに言いますから、数字が間違ったら言ってください。総数が四千六百十三万一千八百四十三回、間違いないでしょう、管理官からいただいた資料ですから、間違いない。その中で総義歯の数四万五百九十なのです。これはパーセントで出しますと〇・八%です。一%いってないので...全文を見る
○薮仲分科員 あと、まとめて言いますが、間違っているか間違ってないかだけ言ってください。厚生省の資料おありでしょうからおわかりだと思います。  経費率と申告所得を足しますと九四・一%、それから一年間の実働日数二百七十五日、これは間違いございませんね。
○薮仲分科員 上下の入れ歯に要する時間、これも医科歯科大学、日本歯科大学、東京歯科大学でやった平均時間が出ています。二百十五分。それから材料代、保険点数でできるのが四百八十六点、これも間違いがないと思いますので、時間がないので、厚生省資料がいっているから、これはこのままでよろしい...全文を見る
○薮仲分科員 これに大臣、所要時間の二百十五分を掛けるわけです。そうすると、七万六千四百四円という金額が出るわけです。  この点、局長、間違いございませんか。
○薮仲分科員 今、総義歯の保険で請求できます最高金額は幾らでしょう。最も難しいと言われるものは幾らになりますか。
○薮仲分科員 今ざっと計算しますと、七万六千円、保険点数が四万七千何がしですね。ここだけでももう二万以上赤字になっているわけです。私の手元にある資料等でやりましても、大体保険診療というのは七万円、八万円、九万円とかかるわけです。  アメリカ、西ドイツ等々における総義歯のいわゆる...全文を見る
○薮仲分科員 今、総義歯の海外の例とそれからいま一つの数式を出しますと、海外では十六万、十万。ざっと歯科医師がどれくらいかなという単純計算でいつでも七万六千円、八万近く入れ歯はかかるのに、実際の保険点数では四万七千円何がしかしかもらえない。こうなりますと、今現場の臨床の先生方が一...全文を見る
○薮仲分科員 資料がなくてお困りでしょう。もうちょっと高いと思いますけれども、いずれにしても似たような金額でございまして、全部鋳造冠を歯にかぶせるということで金銀パラジウムを使った場合に、やはり歯科医師にとっては心の痛む問題で、不採算の大きな課題でございます。どうか大臣が厚生大臣...全文を見る
○薮仲分科員 どうか国民の歯科疾患を健全にするために誤りないようお願いいたしておきます。  それから、今度の点数改正の中で歯周病を入れられた。これは私は非常に喜ばしいと思います。というのは、亡くなられた木下四郎先生、東京医科歯科大学の教授でございましたし、日本歯周病学会の専務理...全文を見る
○薮仲分科員 今、総義歯と歯周病をやったのですが、大臣に一つだけお答えいただきたいのは、この総義歯の不採算です。やはり重要な課題だと思いますので、今後高齢化社会に向かって厚生省として対策を考えていただきたいと思いますけれども、大臣のお答えをここでお伺いしておきたい。
○薮仲分科員 では最後に、歯科材料の安全性について質問しておきたいと思います。  歯科材料の中で私は特にニッケルクロムを取り上げて、これがJIS規格の中での物性検査だけで歯科材料として導入されるようなことは危険である、やはり物性のほかに毒性等の専門家も交えて、JISの専門委員の...全文を見る
○薮仲分科員 終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
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○薮仲分科員 私は、今度電電三法案が改革されまして、いよいよ四月から電電公社が日本電信電話株式会社として民営化の第一歩をしるすわけでございますけれども、私は国民の一人としてしっかり頑張れよと激励をする気持ちに立ちながら、以下句点か大臣にお伺いしたいことがあるわけでございます。 ...全文を見る
○薮仲分科員 では、重ねてお伺いいたします。     〔中島(衛)主査代理退席、主査着席〕  これは五十七年九月に端末機器問題調査研究会が「電気通信における端末機器問題に関する調査研究報告書」というものを出しておるわけでございます。そこの中で「公正な競争条件の確保に努め、」と...全文を見る
○薮仲分科員 具体的なことは順次聞いてまいりますので、私が申し上げたのは、方向としては「基本的な機器、技術先導的な機器、福祉機器の提供に重点を置く」ということが提言されておるということ、この三つの方向はどうなのかということ、これは大臣に答えていただきたいと思うのですけれども、時間...全文を見る
○薮仲分科員 重ねて伺っておきますけれども、私は公正な競争というのは非常に大切なことだと思うのですけれども、大臣、これは守っていただきたいと思うのですけれども、重ねていかがでございますか。
○薮仲分科員 公取来ていますか。公取、呼んだと思うんです。来ていますね。委員長、ちょっと資料を渡したいのですが、よろしゅうございますか。
○薮仲分科員 今大臣が公正な競争ということをおっしゃったし、私もスポーツを愛好する一人ですが、やはり競争というのはフェアじゃなければならない。アンフェアな競争というのは決して好ましいものじゃないと思うんです。  今お渡ししたプリント、これは電電公社が管内に配布したプリントでござ...全文を見る
○薮仲分科員 私はこの問題、これ以上公取さんにどうのこうのということは言う気持ちはないのです。やはり電電が初めて民営化するのに、やる気満々でいろいろその勇み足であったかもしれませんし、私は事柄は善意に解釈したいのです。でも我々から、国民から見ておると、ある意味では混乱を生じますし...全文を見る
○薮仲分科員 どうかなれない民営化ですから、公社も大いに激励し、民営も育てていただきたい。それはこのぐらいにしておきます。  それから、今後の方向として一つ確認しておきたいのは、民営、自営の方が今度加入電話を、例えば公社の電話をかえますよというときに、「加入電話等附属設備自営届...全文を見る
○薮仲分科員 今度はもう少し具体的なことでやりますけれども、大臣、御承知のこれがビジネスホンEというものです。新しく十二月二十六日に公社がビジネスホンとして発売した機種でございます。  ここの中を簡単に申し上げますと、レンタル、リースのような形になっておるわけでございますが、こ...全文を見る
○薮仲分科員 きょうは、これを余りやりますといろいろな問題が出てくるので、この辺でとめますけれども、意のあるところは、今の大臣の御答弁の中にあると信じておりますので、どうか我々国民の利益と同時に、関係の業界も温かく見守ってお育ていただくということを重ねてお願いをいたしておきます。...全文を見る
○薮仲分科員 最後に大臣、合いろいろ申し上げました。やはり我々消費者、国民を大臣に守りていただきたいと思う。トラブルを何とか好ましい形で解決していただきたい。端末の零細な業者を守っていただきたい。この二つについての大臣の御決意を伺って終わりたいと思います。
○薮仲分科員 終わります。
03月26日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○薮仲委員 非常に短い時間でございますので、答弁は明快、簡潔によろしくお願いします。  日本自動車ターミナル株式会社法の廃止法についての関連で何点か質問をさせていただきますけれども、一番問題になりますのは、大型トラック業者が高速道路において安全運行を確保する、先ほど来指摘されま...全文を見る
○薮仲委員 これは大臣もお聞きになったとおり、一日は二十四時間でございますが、ほとんど二十四時間満車状態なのです。ということは、ここへは他の車が入れない。満車状態がずっと二十四時間。今申し上げた海老名とか港北とか中井とか愛鷹、日本平というのは名の通ったパーキングエリアです。普通我...全文を見る
○薮仲委員 私の聞かないことをお答えにならなくて結構ですから。  これは道路公団の関連の財団法人道路施設協会が出しているパンフレットです。これにこう書いてあるのですよ。「高速道路の走り方」、いろいろございますけれども、四点目、「九十分走ったら二十分休みましょう」これはおたくの関...全文を見る
○薮仲委員 いずれにしてもお金のかかることなんです。しかし、これは道路管理者、また安全を確保する警察庁としても非常に心を痛めていらっしゃるのは私は十分承知の上できょうは言っているわけでございまして、道路公団あるいは建設省等が御苦労なさっていることは十分承知ですが、しかし、現状を考...全文を見る
○薮仲委員 この問題もう少しやりたいのですが、時間がありませんからきょうはやめておきますけれども、将来こういう計画であるということでございますが、大型トラックが満車の状態で休憩もとれないという状態にあることをどうか運輸大臣も御認識いただいて、改善方に今後とも関係省庁と御協議いただ...全文を見る
○薮仲委員 この点どうか関心を持って、大型トラックの安全走行のためによろしくお願いしたいと思います。  同じくターミナル関連でお伺いいたしますけれども、一般トラックターミナル、中でも高速道路関連施設ということで、道路公団、日本自動車ターミナル等が共同出資でターミナルを経営してお...全文を見る
○薮仲委員 きようはその中身まで言いませんけれども、日本自動車ターミナルは二億三千五百万の黒字になっておるということでございますが、道路公団が中心になってやっております高速関連のターミナルは、経常収支がどうやらとんとんというのは九州にあるところぐらいで、あとは非常に厳しい。この出...全文を見る
○薮仲委員 日本自動車ターミナルも二〇%出資しておるわけでございます。その実態がこのように経常収支でも黒字にならないところが数多くある。こうなってきますと、第二の国鉄とは言いませんけれども、現行法制の中で努力しても経営努力に限りがある。これから国鉄民営化の問題が出てくる、これは別...全文を見る
○薮仲委員 これは本法をもって監督官庁である運輸省、運輸大臣のお考えいかんによるわけでございます。平たく言えば、ターミナル法という法律があって、路線しかだめですよという現行法になっているわけですが、路線との関連の中で区域の人にももう少し今のバースを使いやすくする。これだけの施設が...全文を見る
○薮仲委員 きょうはこの問題についてはこれでやめておきますが、赤字であることは事実です。このまま放置することは、やはり監督官庁として私は問題としなければならない、いろいろ計画や何かにどだい無理があったのじゃないかということは私もわかりますけれども。まあ現状がこのように赤字になって...全文を見る
○薮仲委員 以上、終わります。
03月27日第102回国会 衆議院 建設委員会 第7号
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○薮仲委員 ただいま議題となっております道路整備緊急措置法及び道路整備特別会計法の一部改正案、法案そのものについてはただいま新井委員の方からございましたので、私は、これに関連する道路に関しての周辺の問題を何点か大臣にお伺いしたいと思うのです。特にきょうは大臣が最も造詣の深いといい...全文を見る
○薮仲委員 大臣先刻御承知ですから静岡市のことまでお答えいただいたわけでございますが、今お話しのように全国でも避難路は、大規模地震特別措置法にかかわる事業は全体で七六%の進捗に対して、五カ年経過して三八%、このように大変おくれております。静岡市においては、大臣御指摘のようにさらに...全文を見る
○薮仲委員 どうかただいま大臣の御決意のとおり、避難路というのは、地震発生の場合に非常に危険でございますので、おおむね五カ年以内には達成するということでございますので、重ねてお願いをいたしておきます。  それから、避難路に伴いましてやはり大事なことは、都市の不燃化ということだと...全文を見る
○薮仲委員 これは全国的な箇所数と施工しているところ、数で言うとどうなんですか。
○薮仲委員 これは大臣も今静岡市の例を挙げて御答弁になられたのですけれども、これも御答弁のとおり昭和五十五年からスタートをいたしたということでございますが、この事業がなかなか進まないという現状にあるわけですね。  これはなぜ事業が促進をしないかというと、避難路に際して両側を三十...全文を見る
○薮仲委員 これはまた何年間か私もその経過を眺めて、重ねてまたお伺いしたいと思いますけれども、やはりいろいろな助成ないしはその規模等について十分検討していただきたい。特に大規模地震の場合は、警戒宣言をやってから少なくとも三十分、四十分、一時間という時間の中での事柄ですから、十分そ...全文を見る
○薮仲委員 大変積極的な御答弁で、私も期待をいたしておりますので、どうかこれからの情報化社会に建設省が道路管理者として十分その機能を果たせるように御努力を重ねてお願いいたしておきます。  それから、やはりさしあたって必要なのは高速道路の路側放送です。今試験的に建設省、日本道路公...全文を見る
○薮仲委員 道路公団、建設省と協議の上でいろいろと具体化していらっしゃるようでございますが、どうか大臣、主要の幹線は全部建設大臣の所管でございますし、渋滞箇所、難所、非常に数多くございますので、試験的でも結構でございますから、幹線道路に必要な情報、そして交通渋滞箇所、危険箇所等に...全文を見る
○薮仲委員 大臣、今ちょっと局長から御答弁いただきましたように、中部三県、一号線が通っているわけでございますけれども、そこの中でワーストテンを挙げますと、今局長の御答弁ですと、静岡の国吉田、清水市の江尻、それから静岡市の栄町、これは局長が冒頭で静清バイパスをおっしゃいましたけれど...全文を見る
○薮仲委員 御答弁のように二千台でございますけれども、私のところに交通センサスがあるわけでございます。ずっと年次を追って持っておりますが、それはやめまして、五十八年度の交通センサスで、今ちょっと出てまいりました国道一号線の静岡の国吉田、これは時間帯で出ているわけでございます。私の...全文を見る
○薮仲委員 これは大臣に御認識いただくために、きょうは警察庁にちょっとおいでいただいて、交通渋滞の状況を警察の目から見るとどうなるのかなということで参考の御意見を伺いたいのです。大臣にすれば余りうれしくない渋い話で申しわけないと思うのですが、やはり実態を認識する上で、警察にちょっ...全文を見る
○薮仲委員 今大臣お聞きになったとおり、渋滞の発生回数並びに延べ時間が、五十七年で二千三百時間だったものが三千百時間というように伸びているわけでございます。これはいろんな事情もあろうかと思いますけれども、静清バイパスの区間では年々渋滞状況が頻発し、渋滞の延べ時間が長くなっている。...全文を見る
○薮仲委員 この問題、大臣よく聞いておいてもらいたいのですよ。  これはもう少し具体的に申し上げますと、それでは今、一号線がほとんど飽和状態だ、これを緩和するのに、じゃ静清バイパスあるいは北街道、この二つがつくろうという道路です。北街道はあと何年間で全線開通するのか。この北街道...全文を見る
○薮仲委員 これは具体的な数値でお答えいただきたいのですけれども、確認の意味で伺います。昨年度の静清の事業費、それで五十九年度ベースの残事業額は幾らですか、金額で。
○薮仲委員 大臣、これはよく御承知だと思うのですけれども、今残事業でいくと大体八百億、これで、単純計算はできませんけれども約十年、北街道も事業費からいって約十年。これから十年間このまま静清バイパスが渋滞が続くということは決して好ましいことじゃない。これは大臣が静岡だからそういうこ...全文を見る
○薮仲委員 これも大臣にちょっと、もう時間も余りございませんからずばり言いますけれども、いわゆる静清バイパスができないことによってどういう支障が起きているか、これは具体的なあれで御指摘したいと思うのですが、この静清バイパスに関連して、静岡県内には藤枝バイパス、掛川バイパス、磐田バ...全文を見る
○薮仲委員 継続をするということでよろしいのでございますか。
○薮仲委員 それじゃ時間が参ったので、いろいろ問題があるのですが、最後に大臣にこれだけは指摘しておきたいのです。  いわゆる道路上と同じに、道路並びに道路に関連する駐車場に関して大臣のお考えを伺っておきたいのですが、ちょっと委員長、大臣に写真を見せたいのですけれども、よろしゅう...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
03月29日第102回国会 衆議院 建設委員会 第8号
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○薮仲委員 本日は、ただいま議題となっております公庫法の改正に伴う事柄について、関連して何点かお伺いをさせていただきます。  まず大臣にお伺いしたいのは、四期五計の達成の見通しと決意について最初にお伺いします。
○薮仲委員 四期五計は建設大臣にとっては重要な課題でございますが、大臣のお考えはいかがですか。
○薮仲委員 大臣は四期五計の達成について決意がないのですか。大切なことなので言ってください。
○薮仲委員 では数字の上で言っていただきたいのですが、最近の新築着工件数、特に昭和五十五年以降目標に対して実績の数字だけ言ってください。
○薮仲委員 三期五計から四期五計に入りましたのが昭和五十六年でございますけれども、三期五計のときにも私は建設委員としてこの問題を取り上げました。ただいまの答弁のように住宅建設戸数は五十四年度百四十八万七千戸から五十五年度で百二十万戸台、それから五十六年度から百十万戸台で、五十七年...全文を見る
○薮仲委員 大臣は一番の問題点は何とお考えですか。
○薮仲委員 大臣を攻めるのはきょうはこのくらいにしておきましょう。ただし、建設白書にはこう書いてあるのです。「良好な住宅・宅地の供給」「新設住宅着工戸数の推移」 全部載っております。ここに書いてあります。「この原因は、主として住宅価格と国民の住宅取得能力との乖離にあると考えられる...全文を見る
○薮仲委員 私がさきに建設委員会で指摘したときも建設省の見解を聞いてございますけれども、決して五倍、六倍では——五倍、六倍というのは建設省がお調べになった、五十八年度の年収が五百五十七万、価格が二千五百五十七万という推定のもとに、マンションは四・六倍、建て売り住宅は三千六百二十九...全文を見る
○薮仲委員 これは大臣、よく心にとどめておいていただきたいのですが、公団がおやりになっている三十五年の賃貸、これは三LDKが大体計算の基礎にあると思うのですが、これでいって総額が賃貸で六千五百万、三十五年、分譲で七千五百万。こうしますと、もう分譲が一千万多いわけです。国民は、それ...全文を見る
○薮仲委員 それと同時に、先ほど指摘しましたように、分譲か、それとも賃貸かのその経済的な指標を見ますと、やはり賃貸住宅というものがしっかりしたものが建ては、国民は賃貸へ引き寄せられている面が多分にございます。  きょうは、ほかの問題に移りたいからやめておきますけれども、こういう...全文を見る
○薮仲委員 それでは、建設省が管理しておられます公営住宅の管理戸数の中で、木造は耐用年数二十年でございますから、耐用年数二十年を過ぎたものは現時点で何戸ございますか。
○薮仲委員 それでは、私の方から数を申し上げます。  現在、十七万二千五百四十九戸管理戸数がございます。総管理戸数が百九十万戸ございますけれども、二十年の耐用年数を過ぎたものは十七万二千五百四十九戸。建設省が建てかえを始めますのは、耐用年数二十年とありますけれども、半分を過ぎた...全文を見る
○薮仲委員 その問題は中曽根さんが国有地の有効利用という指摘の中でおっしゃっている一つでございます。これによって公務員住宅を、戸建てになっているのを集めてオープンスペースをつくってそれを分割なり有効活用したらどうかということは出ておりますけれども、きょうは時間がありませんからその...全文を見る
○薮仲委員 この問題でちょっと何点かお伺いしたいわけでございますけれども、この区画整理済みの土地が放置されているということは何回も指摘されておりますけれども、これらの土地が有効に活用されますと、地価の抑制あるいは沈滞しております住宅建設に非常に有効であろうとは思うわけでございます...全文を見る
○薮仲委員 さっき確認いたしましたけれども、首都圏の五十九年七月現在五千六百五ヘクタール、これでよろしいですか。
○薮仲委員 これは大臣、ちょっと心にとどめていただきたいのは、四期五計で宅地の供給が非常に大事な課題ですが、首都圏における宅地の需要量は一万五千ヘクタールです。今区画整理済みで家が建っておりませんのが、局長の御答弁のように五千六百五ヘクタール、三分の一なんですね。三分の一有効活用...全文を見る
○薮仲委員 時間がございませんから、数字をこちらで申し上げますから、間違っているかどうか、ちょっと言ってください。  五十六年末現在の区画整理状況と五十九年七月現在とを比べまして、さっき御指摘しました地区内宅地面積ネット、総面積でいきますと、五十六年が四万八千二百七十ヘクタール...全文を見る
○薮仲委員 今までの例ですと、特掲した事柄について会計検査院は必ず数年後にその推移を見守るということがあるわけでございますが、わざわざ国家予算を使って調査をなさったわけでございます。特掲して、次にどうなっているかという現況調査をおやりになるのですか。
○薮仲委員 私もこういうことはこれ以上やりたいわけではございませんで、これは大臣にお願いをいたしておきます。遊休地を利用するということはいろいろな事情があって難しいのは私も百も承知です。でも、これはまた非常に重大な建設省の課題であるということもわかって質問しているわけでございます...全文を見る
○薮仲委員 この問題はこれでやめておきますが、非常に重大な課題であり、関係の方々が大変心を痛めているのを承知の上で質問したわけでございまして、重ねてお願いをいたしておきます。  次に、死者三十三名を出した、大変残念な事故でございましたけれどもホテル・ニュージャパン、八日でちょう...全文を見る
○薮仲委員 これは大臣、もう少し嫌みったらしく聞げば聞けるのですけれども、やめておきます。  消防庁が今度マル適マークをおつけになった、私は大変結構だと思うのです。その中で建設省にかかわるところは建築構造、防火区画、階段等について建築基準法に違反しなければマル適適用条件としてク...全文を見る
○薮仲委員 消防庁、もう一度お伺いしますけれども、改正のときにこういうことを建設省でやったなということをマル通交付のときに心に入れてやっていただけますか。
○薮仲委員 関心を持ってくださるという御答弁を期待しておりますので、どうか防災の観点から国民の生命、安全を守る上で御努力をお願いいたしておきたいと思うのです。  大臣、きょうは申しわけないけれども楽しい質問はあまりしませんので、心が痛むかもしれませんがきょうだけは勘弁してくださ...全文を見る
○薮仲委員 数件って、件数はおわかりにならないですか。
○薮仲委員 それからもう一つ、これも数字でおっしゃっていただきたいのですが、今度は、いわゆる行政指導で一番困るのは何かというと、デベロッパー、土地の開発業者が土地を開発しようといったときに、公共公益負担の部分が非常に多いのですね。それで宅地率が下がってきます。これはいわゆる分譲す...全文を見る
○薮仲委員 大臣、今数字の御報告がありましたが、昭和四十七年度六八%の用地率が五十七年度では五六%、一二%下がって、用地がそれだけ公共公益負担に取られているという実態でございますけれども、これはいろいろなとり方がありますからその点は別にいたしまして、この中で問題点を順次指摘したい...全文を見る
○薮仲委員 きょうはやめておきますけれども、これは地方財政運営通達として昭和五十三年、五十四年、五十八年、五十九年と、自治省事務次官から、会計を別にきちんとしなさい、特に寄附をもらったときの目的とか用途とかはきちっと会計をしておかないといけませんよとか、やはり自治省としても寄附行...全文を見る
○薮仲委員 私が知っている案件の中では、風致地区ということで公園緑地としてとられているわけでございまして、これは今後指導の中で、どうか具体的な検討事案として御記憶にとどめていただきたいと思うのです。  最後に大臣にお伺いいたしますけれども、今申し上げましたように、キャピタルゲイ...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
04月09日第102回国会 衆議院 大蔵委員会内閣委員会地方行政委員会文教委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号
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○薮仲委員 私は、ただいま審議されております国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法案、いわゆる高率補助の引き下げの特例、行革関連法案の一年延長に伴いまして地方公共団体がこうむる影響について二、三問題点を指摘して、大臣の御所見を伺いたいと思います。  大蔵省の資料...全文を見る
○薮仲委員 この一千億が地方財政に影響を及ぼしませんかと聞いておるわけですが、まあ地方債を発行するということは結構です。ただし、いずれにしても借金であることは間違いございません。六十一年以降、例えば地方の税収が大変落ち込んでくるというようなことが起きた場合に、この一千億の影響はご...全文を見る
○薮仲委員 特に、地方でこの一千億カットがどういうふうに影響をしてくるかといいますと、いわゆる公共事業といっても、国の補助事業はそれなりの事業は進むでしょう。問題は単独事業です。地方自治体が単独でやろうとする事業をカットしなければならないという問題が六十一年以降生じないか。単独事...全文を見る
○薮仲委員 自治大臣、確認しておきますけれども、単独事業が圧迫されるようになったらば、大臣は大蔵大臣と折衝して、地方自治体の財政をしっかりと守るというか、そういうことで単独事業ができなくて地方のいわゆる社会資本の整備が非常におくれる、あるいは地域の適切な発展ができないというような...全文を見る
○薮仲委員 最後に大蔵大臣にお伺いしますけれども、その前にもう一つ自治大臣に重ねて伺います。  我々が一番心配しますのは、特に財政事情の弱いところというのは高率補助の事業が多いわけです。例えば端的に言えば離島等です。この離島等は補助率の高い事業が重なっているわけです。ですから、...全文を見る
○薮仲委員 大蔵大臣にお伺いします。我々が心配しますのは、地方自治体に及ぼすその一千億分の影響について、いわゆる単独事業等が切り込まれないようにしてほしいということですが、これはひとつ大蔵大臣にお願いしたいと思います。  それからもう一つ、大蔵大臣と自治大臣とのいわゆる協議とい...全文を見る
○薮仲委員 この問題は、専門の委員の方々があらゆる角度から検討なさっていらっしゃることであることは十分承知いたしております。どうかこのことによって地方財政がさらに悪化し、また地方自治というものが危機に陥ることのないように、大蔵大臣、自治大臣と特段の配慮をして、今後の推移を見通して...全文を見る
○薮仲委員 今大臣がお答えになりましたように、運用益というのはユーザーの利益を損なわないような運用の仕方をしてまいりますということだと思うのです。ユーザーにとって不利益をこうむるようなことは余り好ましいことじゃない。きょうはごく素朴な質問を大蔵大臣と運輸大臣にいたしますのでお聞き...全文を見る
○薮仲委員 これは二つ問題がある。運輸大臣はやむを得ざる措置として、国務大臣の立場から協力したと言いますけれども、我々ユーザーの立場からいえばこれは全く不本意であって、こういうことはやっていただきたくない。  大蔵大臣にも篤と申し上げておきますけれども、一般会計が赤字だから、自...全文を見る
○薮仲委員 大臣のあれはわかるのですが、私はやはりユーザーの一人として、大臣にわかってもらいたいというよりも、わかり過ぎていることをここで改めて言って、国民の気持ちをわかっていただきたいと思うのですね。というのは、単純に数字を挙げますから簡単に――大蔵省がいいのか運輸省がいいのか...全文を見る
○薮仲委員 利益の合計二千四百十七億、ざっと倍になっているわけですね。私の手元での計算では、二千五百億が四千九百十七億、これでいいと思うのですが、約二千五百億は四千九百十七億になっていますよ。これは当然大蔵省が四年目からお返しになりますから、これだけの金額、二千四百十七億、ユーザ...全文を見る
○薮仲委員 余り時間がございませんから、この点はもうこれぐらいにしておきますけれども、大蔵大臣、いわゆる運用益というものをユーザーの利益に還元するという立場からいいますと、この一般会計へ繰り入れたということは、大臣も心を痛めながらということは理解はいたしますけれども、こういう措置...全文を見る
○薮仲委員 どうかその問題意識を持って対処していただきたい、このことをお願いして次の問題に移ります。  厚生省、お見えだと思いますが、簡単にお伺いしたいことがございます。交通事故による傷害というのは、いかなる傷害であろうとも、社会保険で、診療、いわゆる治療を受けられる、この認識...全文を見る
○薮仲委員 それを前提にして何点かお伺いいたしますけれども、これは何かといいますと、自賠責の料率変更でも、審議会の答申の問題点に、いつも、四十四年、四十八年、五十三年、五十九年の各答申の中にすべて出てくるのは、医療費の適正化に対して云々というところがすべて出てくるわけでございます...全文を見る
○薮仲委員 これは大蔵省に、じゃ今のことを、同じことを聞きますが、もう一つ聞きます。逆に今度、開設者別自由診療及び社会保険診療の取扱件数というのが、五十三年から五十七年までここに表に出ております。これでいきますと、今のとは全然逆の話が出てまいります。五十三年、自由診療が一件当たり...全文を見る
○薮仲委員 時間が参りましたので、最後に大蔵大臣にお伺いいたしたいと思いますが、今申し上げましたように、例えば今日本医師会の方で、緊急性を要する高度の医療であるから、自動車の事故は保険になじまないという答えが返っています。しかし、スポーツの場合で、例えばスキーなんかも、立ち木に激...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
04月16日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
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○薮仲委員 議題となっております国際観光振興会法の一部を改正する法律案、これに関しまして、大臣並びに関係省庁から何点かお伺いしたいと思います。  もう国際化時代、こう言われておりますけれども、国際社会における相互理解、国と国、個人と個人の理解というのは非常に大切なことだと思いま...全文を見る
○薮仲委員 ただいまの大変力強い御決意を伺って、私も意を強うするわけでございますけれども、それでは、今度は具体的な問題を何点かお伺いをしたいわけでございます。  日本を訪れる外国人、いわゆる外人観光客も年年増加の一途をたどっておりまして、昨年、五十九年度では二百万人突破という最...全文を見る
○薮仲委員 今お話のあったとおり、問題点とすれば、日本は島国で海を越えてこなければならない等々もあろうかと思いますが、これは大臣も御承知の観光政策審議会の五十九年三月の答申、これに幾つか問題点が指摘されておりますので、今後の日本が国際社会の中でよりよい観光事業を推進する上での問題...全文を見る
○薮仲委員 重ねてお伺いしますが、今おっしゃった国際観光レストラン、これは確かに大事なことなのですけれども、これは大都市に集中する傾向があるのです。これは適切に地方へ分散して、必要な地域に必要なレストランがある、そこまで努力していただきたい、この点が一つ。  それからもう一つは...全文を見る
○薮仲委員 今指摘した点は非常に大事な点ですので、積極的にやっていただきたいと思うのです。  この法案が審議されるようになって、私もオーストラリアとかアメリカ、カナダ、ほとんどの政府観光局の発行しているパンフレットを目を通してみたわけでございますけれども、例えば大臣がオーストラ...全文を見る
○薮仲委員 大臣、今本会議場で農業白書が議題になったわけでございます。大臣も農業問題は一人の政治家として心を痛めていらっしゃると思います。私も静岡でございますから、オレンジの輸入枠の拡大という問題になりますと、いつも——農業白書に出ているのです。今温州ミカンは過剰生産ぎみなんです...全文を見る
○薮仲委員 さっき大臣の観光事業に対する決意を聞いて、私も非常に意を強うしたのでございますけれども、観光白書を見ると、途端にがくっとくる部分がございます。これは予算ですべてが決まるわけではございませんし、国によっては国家がホテルを建てている場合もありますから、カウントの仕方が違う...全文を見る
○薮仲委員 私も今観光部長の言ったことはもう十分承知の上で申し上げたわけでございまして、他の国のカウントの仕方が違いますよ、それはわかっておるわけでございます。それでもなおかつ、例えばあのトルコで九千九百五万ドル、イギリスが九千六百万ドル、イタリアで三千二百七十五万ドルという数字...全文を見る
○薮仲委員 それからもう一つ、これは運輸省の見解をお伺いしたいわけでございますが、やはりこれから国際的な催し物を日本の国が主催する、あるいは日本の国で行われるということが、観光事業を振興する上で非常に意義があることだと思うわけです。特に国際会議等が日本の国で行われますと、多くの外...全文を見る
○薮仲委員 これは今大臣にずばっと聞くと大臣がお答えに困るということをわざと聞こうと思うのですけれども、日本の真ん中静岡県は、富士山がありまして、特に浜松は、テクノポリスといいますか、これから非常に新しい先端産業を中心とした、学術等を含めた都市づくりが始まっていくわけでございます...全文を見る
○薮仲委員 どうかそれをずっとあっためておいていただいて、何かのときには浜松を思い起こして、浜松に国際会議場をつくっていただくように御尽力いただきたいと思っております。  これから質問させていただきますことは、大臣、なぜ観光が大事かという一番重要な課題を、具体的な例でちょっとお...全文を見る
○薮仲委員 次の質問にまでお答えいただいたようですけれども、これはやはり外務省が行った対日世論調査、一般の方だと思うのですが、アメリカの大衆は日本を余りよく知っていない、これは何%ですか。
○薮仲委員 もう一つ外務省にお伺いしたいのは、今のアメリカにおける対日世論調査の一般の部で、日本はアメリカの信頼し得る友邦であるか否かという設問に対して、友邦であると答えたパーセント、そうじゃないというパーセント、まずこれだけお答えいただきたいのです。
○薮仲委員 大臣、これは設問の仕方によっても大分答えが変わってくるので、これで決定的な意見ではございませんけれども、今の、日本はアメリカの信頼し得る友邦国であるのかという問いに対して、そうですと答えたのは五六%、その人が、ではなぜ日本は友邦国なのだという問いに対して、その理由の一...全文を見る
○薮仲委員 大臣、今観光部長が数字の上でお答えになりましたように、ASEAN五カ国も一番知っている国といって挙げてくるのが日本がほとんどなのです。よく知っていますよという理解をASEANの五カ国はそういうふうに言ってくれるわけです。  ところが、私の言いたいのは、その知っている...全文を見る
○薮仲委員 今言われたように、日本に来る前には漠然としておったのですが、日本に来て一番感じたのは「人々が親切で好感のもてる国」という非常にいいイメージが書いてある。私はこれは観光事業の持っている非常にすぐれた、すばらしい点であろうと思うわけです。  そこで、ここからもう少し具体...全文を見る
○薮仲委員 これが一番最近の資料ということになるわけでございますが、大臣、この報告書の中で、いかにあのアメリカですら日本をこういうふうに理解しているのだという点を何点かお話しさせていただきたいのです。  例えば日本の生活様式が日本の近代化に伴って東洋と西洋の混合という方向にトラ...全文を見る
○薮仲委員 以上で終わります。どうもありがとうございました。  文部省と科技庁の方、時間が参りましたので、どうも済みませんでした。
04月19日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第10号
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○薮仲委員 私が冒頭にお伺いしたいのは、いわゆるつくば万博、国際科学技術博覧会、開会されてからちょうど一カ月が過ぎたわけでございますが、二十一世紀に向かう人類のあるべき姿を求めてということで始まったわけでございます。私もきょうこの質問をするに当たって、昨日、ちょっと駆け足でござい...全文を見る
○薮仲委員 それでは、具体的にお伺いしますけれども、一部マスコミの報道を見ますと、問題点として挙げられること、これは万博本来の問題もございますけれども、周辺の問題が大きく災いしている面がございます。特に食べ物、宿泊施設、それからごみの問題等々が今出ているわけでございますけれども、...全文を見る
○薮仲委員 規制緩和といいますか、デレギュレーション、こういうことが今政治の大きな課題でございますから、規制するようなあるいは圧力がかかるような話というのは当然考えていらっしゃらないと思うのです。みんなが伸び伸びと楽しく万博を楽しみながら、よかったなと言われるように、新聞に出てい...全文を見る
○薮仲委員 もう一点、厚生省、六カ町村で出る通常一日の発生量は何トン、それからこれは科技庁さんに伺いたいのは、万博として出る量は一日何トン、それぞれお答えください。
○薮仲委員 今お答えいただいたように、容量としては十分であるようであります。問題はプラスチックにかかわる部分であろうと思うのですね。これもマスコミに「禁止のプラスチック容器続々「炉が傷む」」ということで出ているわけです。この問題もやはりきちんと整理して解決しておいた方がいいと思う...全文を見る
○薮仲委員 厚生省は物を申しにくいと思うのですね。協会と日清食品との契約でできたことであって、厚生省が直接物を申す立場にないと思うのです。しかし、どうであったって、関係市町村のごみ処理場にかかわる問題は、やはり監督官庁として厚生省は関心がなければならないし、周辺の町村のごみ処理場...全文を見る
○薮仲委員 どうか科技庁さんあるいは万博協会だけのあれでは済まない問題は、関係省庁で、今御答弁のとおり、関心を持って善処していただくようにお願いをいたしておきます。  それから、これは今度運輸省の方へ戻ってくるわけでございますけれども、プラスチック容器というのは、場内で発生する...全文を見る
○薮仲委員 それから、またおもしろおかしく書かれるのは、旅行業者の方が弁当を持ち込むのは大変困りますという事柄であろうと思うのです。でも、私はあそこへ行きまして、やむを得ない事情もあると認識してまいりました。というのは、例えばあそこで団体バスの百人なり百五十人がどっと同じお店に入...全文を見る
○薮仲委員 あともう一つ問題は宿泊施設ですわ。これもマスコミが報道したとおりちょっと読んでみますと、「評判が悪いのは、なんといっても会場周辺のホテル代が高いこと。カナダからテレビ取材で来た」名前は避けますけれども、「五人は会場から車で十分ほどのホテルに二泊したが、シングルで一泊三...全文を見る
○薮仲委員 どうかこの万博がすばらしい成果を上げて、国民に喜ばれて終わるようにお願いをいたしておきます。ここで大臣のお考えを聞こうと思ったのですが、ちょっと席を外されたようでございますから、大臣が来てからにしまして、問題を変えます。  国鉄の問題について、いわゆるベーシックな問...全文を見る
○薮仲委員 それでは、重ねてお伺いいたしますけれども一ちょうど電電が民営化されるときに私は地元でいろいろ見ておりました。電電公社の職員の方がデパートへ出向なさってごあいさつの仕方から苦労して一生懸命努力していらっしゃるのを見て、大変なことだ、頑張ってほしい、心の中でそう思いながら...全文を見る
○薮仲委員 これからこの問題は真剣に論議されることと思いますので、きょうは基本的な方向性だけ何点か伺いたいので、その事柄はどうか懸命な御努力をいただきたい、重ねてお願いをいたしておきます。  それで次に、監理委員会の御意見を伺っておきたいんですが、これも基幹的な問題でちょっと私...全文を見る
○薮仲委員 ここに、第二次の「日本国有鉄道の経営する事業の運営の改善のために緊急に講ずべき措置の基本的実施方針について」とありますね。これは今おっしゃったとおり、第一次の特定地方交通線四十線区、それから第二次特定線区についてはかくかくしかじか、第三次について云々と、こうなって、そ...全文を見る
○薮仲委員 私も静岡なんですよ。静岡でもいわゆる第一次の特定地方交通線として清水港線が廃止になったんですよ。第二次にまた出てくるわけです。そういうのを抱えているのです。二次あたりから、じゃ抱え手があるか。これは冷静に考えたってわかるとおり、地交線を鉄道側でもって経営収支が改善され...全文を見る
○薮仲委員 この問題はこの次にしっかりやりますが、今の御答弁を聞いている限り、もう今度の答申は変わって出てくるなということが予測されますので、我が党としてもその辺のところを、変えるんなら変えるということをきちんと言っておいていただかないと、監理委員会がこうなっているのが、いつの間...全文を見る
○薮仲委員 最中であれば、結論が出てくるのをお待ちして、また御意見を伺うことにします。  ただ、少なくとも国鉄の経営改善というのは、経営努力でできる部分と本質的にできない部分がございますから、幾ら努力をしても、経営努力によっては経営収支を黒字にすることができない路線があるという...全文を見る
○薮仲委員 最近国鉄さんはよくけじめ、けじめと言われて苦しんでいるようですけれども、私もいいことはいいとはっきりけじめをつけておいた方がいいと思って、これを質問したわけでございますけれども、これを見ますと、五十四年度四十二万四千人、六十年度には三十五万人体制にしますというのを、そ...全文を見る
○薮仲委員 国鉄問題はこれぐらいにして、また次に譲りたいと思いますが、今おっしゃられたように、国鉄はまだまだ重大な問題をたくさん抱えておりますので、総裁以下、運輸省当局のいろいろな面での指導や協力や力をかりながら、さらに好ましい国鉄になるように努力をお願いいたしておきます、  ...全文を見る
○薮仲委員 それでは、この通訳案内業の試験に合格した方の数と、実際にガイドを自分のなりわいとしてやっていらっしゃる方を、数字で結構ですからおっしゃっていただきたい。
○薮仲委員 それでは、ガイドの方が加入している協会があるわけでございますが、一つは社団法人日本観光通訳協会、ここに入っていらっしゃる方に、運輸省としてはどのような教育訓練といいますか、研修等を行っていらっしゃいますか。
○薮仲委員 それでは、もう一つの団体の全日本通訳案内業者連盟、こちらに対して運輸省は研修にだれか講師を派遣したとか、具体的な最近の政治経済情勢等を教えてあげたとか、そういう具体的なことはございますか。
○薮仲委員 それから、もう一つお伺いしておきたいのは、国際観光振興会がやってらっしゃるグッドウイルガイド、いわゆるボランティアの、道案内程度をしてあげる善意のガイドさんを登録して、外人のために便宜を計らっておる、こういう実態があるわけでございますが、この実態、普及状況はどうなって...全文を見る
○薮仲委員 最後に、この問題につては大臣に御答弁をお願いしたいと思うのでございますが、先ほど来申し上げましたように、通訳案内業法という法律に基づいて厳格な国家試験を合格なさった方が八千名、そして実際に通訳としてやってらっしゃる方が二千名程度、多くの方がまだガイドとしての仕事につい...全文を見る
○薮仲委員 どうか大臣の今後の努力に期待いたしておりますので、よろしくお願いしておきます。それじゃ、次の問題に移らしていただきますが、これはちょうど雪も解けてことしも春が来たわけでございますが、いつも春先に起きてくるスパイクタイヤの問題、これはもう大臣は先刻御承知のことでございま...全文を見る
○薮仲委員 もう一点お伺いしたいのは、今お話しのように、健康被害を及ぼす浮遊粉じんというのは、非常に小さな十ミクロン以下というのですか、の浮遊粉じんが健康被害を及ぼすということで、環境庁はネズミによって吸入実験をやっていらっしゃるそうでございますが、この実験結果はいつごろはっきり...全文を見る
○薮仲委員 結論はいつごろ出ますか。
○薮仲委員 じゃ、建設省にお伺いします。  今環境庁の答弁にもございましたように、浮遊粉じんの濃度の増大の主たるものは、アスファルト粉じんそれから土壌粉じんというふうにあったわけでございますが、建設省としては道路管理者として非常にこれも心を痛めていらっしゃると思うのでございます...全文を見る
○薮仲委員 次は、通産省、ちょっとお伺いしたいのですが、通産省はいわゆる日本自動車工業会とか日本自動車タイヤ協会等そういう関係団体を通じましていろいろ努力をしていらっしゃる。また工業技術院等との関係の中でタイヤ本体をどうしようかという努力をしていらっしゃるやに伺っておりますけれど...全文を見る
○薮仲委員 時期的には年内早い時期にできるのですか。
○薮仲委員 運輸省にお伺いしますが、運輸省はやはり自動車の構造、型式承認等いたしている見地からいろいろ苦慮していらっしゃると思います。時間がございませんので、簡単にお伺いします。  今おやりになっているのは、スパイクの打ち込み本数と舗装摩耗軽減率をやっていらっしゃるようでござい...全文を見る
○薮仲委員 最後に警察庁、最も最後には大臣にお伺いしたいわけでございますけれども、その前に警察庁に……。  やはり警察庁とすれば、交通安全という重大な課題を抱えておられますので、スパイクタイヤの持つ制動性能というのは非常に重要な事柄であろうとよく理解できます。と同時に、先ほど来...全文を見る
○薮仲委員 最後に、時間が参りましたので、大臣にこの問題についてお伺いしたいのでありますが、今関係省庁の進捗状況を一通り大臣もお聞きいただきましたように、私もこの質問をしながら、この問題ずっと考えながら、いつも心が痛むわけでございます。交通安全上の人命尊重、今環境庁の指摘にありま...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
05月23日第102回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○薮仲委員 私は、国土庁長官に、国土防災の見地から何点かお伺いをしたいと思うのでございます。  長官も、国土庁に防災局ができましてから鋭意国土保全、防災、さらには生命、財産を守るために日夜努力していらっしゃる、その点を十分踏まえた上で問題提起をさせていただきたいと思うのでござい...全文を見る
○薮仲委員 次に、建設省お願いします。
○薮仲委員 では、農水省、林野庁、それから工業技術院、環境庁、お見えだと思いますが、順次今の順番でお持ちになっている防災の観点からの資料を言ってください。
○薮仲委員 大臣、ただいまざっと申し上げたのですが、もっと関係省庁が詳しく精査すれば、防災に役に立つ資料というものは日本の関係省庁の中に数多く蓄積されていると思うのです。国土庁も、こうは言うものの、長官も御承知のように、国土数値情報ですか、国土の保全に関することはきちっとしたもの...全文を見る
○薮仲委員 大変、大臣初め関係の皆様に、何か自分の責任を棚上げして言っているようでございますけれども、私もやはり災害の委員として深くこのことは責任を感じております。どうか皆さん方のすぐれた資料や経験、そういう技術、そういうものを生かされて、国土の保全、人命尊重に長官どうか鋭意努力...全文を見る
06月21日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第13号
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○薮仲委員 最初にお伺いしたいのは、昨日の新聞に一斉に総務庁の行政監察結果の報告を各紙で取り上げておるわけでございますが、いずれにしても、この見出しを見ますと、「なお千ヘクタール処分可能」であるとか「国鉄に眠れる土地六兆円」とかいろいろな見出しがあるわけでございます。こういうこと...全文を見る
○薮仲委員 総裁としてはこの指摘に対してどうお考えですか。
○薮仲委員 総務庁にちょっとお伺いしたいのですが、私も総務庁が御苦労なさった行政監察の報告書、目を通させていただきましたいこの見出しの中に「千ヘクタール」という数字が出てくるわけでございますが、ここにいる我々は運輸委員でございまして、国鉄再建にこれからかかわる重要なメンバーでござ...全文を見る
○薮仲委員 私の言っていることに的確に答えなさい。  この千ヘクタールの詳細を教えてほしいと私は言った。資料を出さないのはなぜかと聞いている。それだけでいいですよ、余計なことは言わないでください、時間がないのだから。すぱっと答えなさい。
○薮仲委員 これは、他の委員会とは違いまして、国鉄再建という国民の財産をどうするかという大事なことでございます。このような千ヘクタールも眠れる土地があると言いながら運輸委員が知らない。もちろんこれは運輸大臣が承知していらっしゃるかどうかお伺いしたいところでございますけれども、知ら...全文を見る
○薮仲委員 よろしくどうぞ。  では、私はこれを見て、何じゃこれはと思っておるわけでございますが、ちょっと具体的な事例でお伺いしますけれども、総務庁も、特に今我々は国鉄再建という一番重要な課題に取り組んでおりますので、表現については的確であっていただきたい。先ほど指摘した「総務...全文を見る
○薮仲委員 あなたのそういうあいまいな表現がこういう誤解を招いて、また国民に国鉄不信を招いているのですよ。我々として何も国鉄の立場に立って物を言うのじゃなくて、物事は公平に正しく事実関係を見ていかないと判断を誤ると思うのです。これからいろいろやりますけれども、例えばここに出てきて...全文を見る
○薮仲委員 ほかの問題で重要なことがたくさんございますので、これはこのぐらいにしておきますが、総裁にちょっとお願いしたい。きょうの新聞でも、国鉄は総点検を急ぎなさいとかいろいろ言われております。今ここにいる我々運輸委員のメンバーは、同じ痛みを分かち合いながら審議を真剣にやっている...全文を見る
○薮仲委員 それでは、本論に入らせていただきますけれども、きょうは私、大臣初め運輸省の御意見、それから監理委員会の御意見、それから国鉄の御意見をしかとお伺いしたい。なぜそう申し上げるかというと、監理委員会の最終答申といいますか、七月にお出しになるということになっておりますけれども...全文を見る
○薮仲委員 それでは、私は分割を前提にして質問をさせていただきますけれども、例えば一番問題になりますのは、鉄道の経営で一番大事なのは、運賃収入、それからダイヤの編成というのが経営の根幹にかかわる重大な課題だと思うのです。これをいいかげんにしますと、経営に破綻を来しますので、この点...全文を見る
○薮仲委員 もう一つ重ねて伺いますけれども、ここに亀井委員長の答弁があるのですよ。「全国的に流通をする相互乗り入れの数というのは数%にしかすぎないということで、大部分、九十数%はある特定の、分け方にもよりますけれども、地域の流動というものが主体になっておる」、すなわち、相互乗り入...全文を見る
○薮仲委員 私は、おっしゃったように、どこで分割するかによって相互乗り入れが変わってくると思うのですね。ただ、我が党としてはいろいろなケースは考えて試算しているのですけれども、これは数%と言いますが、事ほど事柄はそう簡単じゃないのですよ。  具体的に申し上げますと、確かに亀井委...全文を見る
○薮仲委員 きょう私が指摘することをよく心に刻んで検討なさってもよろしいと思う、  遠距離逓減の問題も指摘しておきます。  現在、先ほど指摘しましたように、遠距離逓減ということはきいておるわけです。今事務局次長の林さんは通算とおっしゃった。この通算も非常に重要な意味合いを含ん...全文を見る
○薮仲委員 きょうはあなたと論議している時間がないのです、たくさん問題があり過ぎて。ですから、私が言ったことを後でゆっくり頭を冷やして考えてください、いろいろなケースを。上げない場合もある、上げなければならない場合もある。まだあるのですよ。  例えば、もしも片っ方が上げて片っ方...全文を見る
○薮仲委員 これも問題点だけ指摘いたしますと、例えば法律ができ上がりますと、林さん御承知のとおり日本の国じゅう全体に公平にかかるわけですね。また法律によらざるして我々は財産権を侵害されることはないのです。我々は憲法二十九条で財産権を保障されています。ですから、法律によらざるして徴...全文を見る
○薮仲委員 この問題は私は非常に疑問に思うのです。どういう形になるのかは、出てきてからさらに深く検討させていただきますけれども、確かに当初は旧国鉄が新しい会社の株を一〇〇%所有しております。やがてこの株を公開しても、いわゆる価値が出てくれば、これは一段に公開をして株主というのが出...全文を見る
○薮仲委員 私はちょっとしか言ってないのですけれども、もう少し冷静に私の言っていることを、私が株主だったらかみつかれるなということを考えながら、あなたが社長になったら薮仲という株主がいたら容易じゃないぞということを考えながら御検討いただきたいと思うのです。  同時に、もう一つ考...全文を見る
○薮仲委員 これも亀井委員長は大変いいことを言っておるのですよ。読んでみます。「今後、鉄道貨物輸送が激烈な競争を繰り広げている物流市場の中で将来にわたって存続していくためにはここうなっておりまして、じゃ、何が必要かというと、「国鉄貨物輸送の現状を見た場合、ダイヤ等において必ずしも...全文を見る
○薮仲委員 貨物の問題はたくさん資料持っておりまして、もっとやりたいのでございますけれども、もう時間がないのですよ、残念ながら。また答申が出ましたらしっかりとやらせていただきますけれども。  私はきょうは、運輸大臣の意見も聞きます、監理委員会の意見も聞きます、国鉄の意見も聞きま...全文を見る
○薮仲委員 最後に、大臣にお伺いいたします。  私は大臣もお気持ちは同じだと思うのです。国鉄は仁杉総裁を先頭にして各常務理事は一生懸命やっていらっしゃるし、職員の方も指摘された点は心を痛めて頑張っていらっしゃると私は思う。そういう意味で、今私は監理委員会のお立場をいろいろ聞かせ...全文を見る
○薮仲委員 最後に、大臣、重ねて伺っておきますけれども、いろいろ問題があっても、総裁初め全員がしっかりやっているという点についてはお認めいただけますね。
○薮仲委員 終わります。
08月06日第102回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号
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○薮仲委員 質問を始める前に、このたびの災害で被災された多くの方々に対してお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた二十六名の方の御冥福を心からお祈り申し上げるものでございます。  我々この災害対策の委員といたしましていつも思うことは、再びこのような災害を起こすまい、このよう...全文を見る
○薮仲委員 長官並びに大臣から大変心強い、また具体的な御答弁をいただいて、関係の方々も大変意を強うされておると思いますので、どうか被災者の生活が再建できるように、ただいまの御決意のさらなる推進を重ねてお願いをするところでございます。  ところで、これは具体的な問題でもうちょっと...全文を見る
○薮仲委員 大体その井戸ができ上がるのはいつごろ、相当な期間を要するのですか。
○薮仲委員 それでは、これは国土庁長官にちょっとお伺いしたいのでございますが、長官も心を痛めていらっしゃるとおり、現在約二千百名余の方が避難をしていらっしゃるわけでございます。指定された避難先には二百名ぐらい、あとは親戚、縁者を頼っての避難ということでございますが、いずれにいたし...全文を見る
○薮仲委員 もう少し具体的なことをお伺いしますけれども、私も現地へ行ってまいりまして、専門委員会等をつくってこの対策をいろいろ研究していらっしゃるようでございますが、この問題はやはり避難していらっしゃる方にとって一番重要なポイントかと思いますけれども、大体この工事の進捗を見合って...全文を見る
○薮仲委員 それでは、今度災害に遭われた方の個人住宅について具体的に聞いてまいりたいと思うのでございますが、その前に、そこに市道の保全というような形でのH鋼を打たれて、そこを最後の安全ラインにしようという工事が現在行われておるわけでございますけれども、あのH鋼を打たれた山側に全然...全文を見る
○薮仲委員 先ほど来保険の問題が出ておりますけれども、問題は、現在の保険の機能はどういう場合に機能するかといいますと、火災の場合は焼失したとか全半壊とかございますけれども、そういう被害に遭われる、あるいは今度の場合は総合保険に入っておられて災害特約等の場合に保険がきいてくるわけで...全文を見る
○薮仲委員 もう一点、これは住宅局長にお伺いしたいわけでございますが、さっき安全ラインの話がございました。今後の事業の進捗によってどこに安全ラインを引くかは、居住なさる方にとって非常に重大な事柄であろうと思います。避難命令そのものが解除されるのが、例えば半年であるとかあるいは短い...全文を見る
○薮仲委員 それでは、大蔵省お見えだと思いますけれども、今のはいわゆる政府関連の金融機関、住宅金融公庫のローンでございますけれども、全然被害は受けておらない、現状のままである、ただし居住はできないというような同じような条件で、民間の総合保険に入っている方についてはやはり今と同じよ...全文を見る
○薮仲委員 これからそういう具体的な保険にかかわる問題が出てくると思いますけれども、個々具体のケースは、今申し上げた何点かの基本的なルールではなくて非常にふくそうするかと思いますけれども、どうか被害に遭われた方々の事情にかんがみて適切な措置を講じていただくようお願いいたしておきま...全文を見る
○薮仲委員 委員長も長野御出身、先ほど御質問なさった若林先生も長野御出身、私も長野に行ってまいりました。県の企業局がこの地すべりについていつごろから承知しておったのかという資料があるわけでございますけれども、もう既に五十六年当時、今から四年ぐらい前からこの道路については非常に危険...全文を見る
○薮仲委員 これは今マスコミ各社が何回か取り上げておりますコンサルタントの報告がこうであるぞということが出ておるわけでございまして、お手元にお配りしました資料には、「戸隠有料道路地すべり対策調査委託工事」、昭和五十九年度報告書、これはコンサルタント名が出ておるわけでございますが、...全文を見る
○薮仲委員 今木部大臣が申されましたように、一般自動車道というのはこの戸隠ラインだけではなくて、四十三の事業者が五十六の路線を持っております。  それで、もう時間が参りましたので、具体的な問題点だけ指摘させていただきたいと思うのでございますけれども、このような地すべりの危険があ...全文を見る
○薮仲委員 終わります。どうもありがとうございました。
08月20日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第14号
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○薮仲委員 本日は午前中に先般の日航機事故の集中審議が行われました。私も運輸委員の一人として、亡くなられた方々に対し心から御冥福を祈り、また御遺族の方に心からお悔やみを申し上げるとともに、大けがをなさった方が一日も早く全快なされるように祈りつつ、安全についての厳しい反省の上に立っ...全文を見る
○薮仲委員 どうかただいまの御決意のように、行政万般にわたりまして、安全第一にさらなる御努力をお願いいたしておきます。  本日は、先般の答申をいただきました「国鉄改革に関する意見」について、この中だけ質問させていただきますけれども、先般の参議院の審議あるいは本日の同僚委員の質疑...全文を見る
○薮仲委員 大臣に要望しておきますけれども、先ほど来、質問の大半は資料の問題でぎくしゃくいたしております。限られた時間の中で、資料がなくて審議できないことは、国民にとって不幸です。正確な判断を期せません。大臣は運輸省の所掌の大臣として、少なくともこの委員会に、国鉄再建の責任がある...全文を見る
○薮仲委員 それでは、具体的に質問してまいります。  まず、この答申の中で、昭和六十二年度旅客鉄道会社経営見通しというのがございます。これは単年度収支で、当期利益は全部プラスになっております。合計六つの会社で三百十億の黒字になるわけでございます。少なくともここにいる運輸委員会の...全文を見る
○薮仲委員 それがなければ、きょう委員会を開いても本当の審議はできないのですよ。  さらにもう一つ言っておきますけれども、物件費の中で、きょうも冒頭になぜ私がこれを言ったかといえば、いわゆる安全に関してどれほどの予算を組んでおられるか。保守、点検、安全に関して、この六十二年度の...全文を見る
○薮仲委員 ちょっと国鉄さんに伺いますけれども、車を取りかえていく、普通は、我々現業の人にいろいろ聞いてみますと、例えば山手線で使った古い車はだんだんと地方へ、使えるところへ使っていくというような話。あるいは主要幹線で使った列車については、だんだんとローカル線へ玉突きでやっていく...全文を見る
○薮仲委員 これは総裁にお願いしておきますけれども、玉突きの資料をいただきたいと思います。  それで、監理委員会にお伺いしますけれども、例えば三島はもう全部黒字になっておるのですね。北海道、四国、九州ともに黒字になっておる。私はすばらしいと思う。こうあってほしいと願っておる。こ...全文を見る
○薮仲委員 それでは、その減価償却の資料をいただきたいと思います。きょうは資料要求が大分たくさんありますけれども。  それから、特に安全の問題で私は、現業といいますか、特に労働組合の中では全施労の皆さんの御意見などを伺っておりますと、全施労の皆さんは、特に現場で保線の業務に従事...全文を見る
○薮仲委員 それでは三島の問題をちょっとお伺いするのですが、これは百五十六ページにこう出ておるのです。私はすばらしいと思うのですが、例えば北海道は五十八年度国鉄収支が七百九十億ですね。それが八百七十億にぽんとふえるわけです、八十億ぐらい。四国も二十億あるいは九州においても百二十億...全文を見る
○薮仲委員 時間がありませんから……。旅客の傾向も同じなんです。  大臣、この合計の数字をちょっと私申し上げますと、今局長の答弁のように、北海道で申し上げますと、五十六年九百七十四億の営業収入があったのが、五十八年は五十六年に比較しますと五十八億減っているのです。マイナス五十八...全文を見る
○薮仲委員 あなたがそうおっしゃると思ってわざわざさっき言わなかったのです。私はここに旅客収入を持っておるのです。これを申し上げますから、よく聞いてください。これは国鉄の資料です。  北海道、五十六年度六百二十六億、それが五十八年度では六百十九億、マイナス七億です。ふえていませ...全文を見る
○薮仲委員 これは新聞の社説でございますから、必ずしも事柄が正確だという判断には立ちませんけれども、新聞の社説ではこう書いてございます。「自民党五役と、政府の関係四閣僚が二十二日に、北陸、東北(盛岡-青森)の両整備新幹線着工問題を協議する。」その内容として、「年末合意の内容は①北...全文を見る
○薮仲委員 これは後でまたやります。  国土法の考え方をちょっとお伺いしますから、簡単にお答えください。  これは先ほどもお話がございましたように、千代田区の旧司法研修所跡地が三・三平米当たり二千七百九十五万円、周辺公示地価の二・八倍で売られたことに対する国土庁等の見解が出て...全文を見る
○薮仲委員 これは大臣に伺いたいところでございますけれども、公開の競争入札と国土法でやる場合とでは全然地価の評価が変わってまいります。これは大臣も御承知のとおりなんです。きょうは時間がないからやめておきますけれども、これによっては、この計画自体がまたゼロからやり直してございます。...全文を見る
○薮仲委員 今数字をざっと申されましたけれども、大体二百億近い。昨年はなぜこれだけ被害が少ないか。台風が一度も日本に上陸しなかったのです。ですからこれだけの金額になっておりますけれども、年間約二百億、これだけの自然災害です。この間の能登線のように、ああいう事故による復旧等も入れま...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
11月08日第103回国会 衆議院 建設委員会 第1号
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○薮仲委員 私は、ただいま議題となっております住宅金融公庫法及び北海道防寒住宅建設等促進法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、大臣がこの法案の趣旨説明の中でも申されておりますように、建設省の施策の中でも特に重要な「国民の住生活の安定と社会福祉の増進に寄与してまいった」「今後...全文を見る
○薮仲委員 五期五計はまだ案でございまして、来年の三月ごろですか閣議決定されると思うのでございますが、今この新しい五カ年のスタートに当たって、住宅建設の将来構想いかんによっては、五年後の日本の住宅事情が非常に大きく変わってくるわけでございます。私は、その点に思いをいたして質問をし...全文を見る
○薮仲委員 重ねてお伺いしますけれども、「新しい住宅事情に対応する住宅・宅地政策の基本的体系についての答申」として、これは住宅宅地審議会が六十年の六月に答申を出して、建設省はいただいているわけでございますが、この五期五計の中でこの答申の趣旨を取り入れている、こう考えてよろしいので...全文を見る
○薮仲委員 この中で、特に重要な項目は数多くあるわけでございますが、最初にお伺いしたいのは、今後急速に到来するだろう高齢化社会の問題をここでやはり重要な課題として取り上げておりますが、高齢化社会に対応する施策というのは五期五計の中で取り入れであるかないか、どうですか。
○薮仲委員 今局長がお読みになろうとしたのは四ページのところだと思うのですね。私がかわりに全部読みましょう。   高齢化の進展への対応  我が国においては、平均寿命の伸長や出生率の低下等により、人口構成の高齢化が進行しており、高齢化の状況を六十五歳以上人口比率でみると、五十五...全文を見る
○薮仲委員 私は、高齢化社会というのを、今の住宅宅地審議会の答申だけではなくて、政府がどのように考えているのかというのを統計調査をもとにちょっと局長と意思の疎通を図っておきたい、共通項を確かめておきたいのですが、まず厚生省――きょう呼んでいませんから心配要りません、厚生行政基礎調...全文を見る
○薮仲委員 そのとおりですね。  それで、さらにこれをもう少し広げまして、建設省がこれからの住宅政策の中で、同居も大事だ、しかし隣に住むということも大事なんだ、いわゆる生活を余り干渉しないというために隣に住む隣居、それから同じ団地内とかすぐ近くに住むといういわゆる近居ですね、同...全文を見る
○薮仲委員 今局長の御答弁のように「住み続けたい」あるいは「どちらかといえば住み続けたい」という方で二九・六、ざっと三割です。  もう一つは「どちらかといえば住み続けたくない」また「住み続けたくない」という嫌な方ですね。この方の合計は三六・四だと思うのですね。「どちらとも言えな...全文を見る
○薮仲委員 私は五年後にもう一度、局長が今申されたことを十分五期五計の中に入れて、そのときは住宅局長じゃないでしょうからできませんけれども、そのときの住宅局長と、あのときの局長はこう言ったぞ、確かにやってくれたかと確認しますからね、覚えておいてくださいよ。  今抽象的におっしゃ...全文を見る
○薮仲委員 きょうは時間がございませんからとやかく言いませんけれども、これは私建設省からいただいている。「老人同居世帯向け住宅等の実績」、これは建設省の資料ですよ。老人同居世帯、昭和五十六、五十七、五十八、五十九、計と出ております。老人同居世帯向け、五十六年二百二十戸、総世帯の〇...全文を見る
○薮仲委員 私が質問したのは、特定目的というのはこれなんですよね。特定目的で言うとこの数値をお答えでいただくわけでございますが、これはいいです。  今申し上げましたように、公営住宅で、四期五計五カ年間で高齢化社会の対策が数字で言うと八百五十戸、〇・五%、私はこれはちょっと十分だ...全文を見る
○薮仲委員 私は公庫はそれなりに努力をしていらっしゃっていると一応評価いたしておりますけれども、今度五期五計で誘導居住水準が変わるわけですね。御承知だと思いますけれども、今度四LLDKで新都市型でまいりますと、百二十二というふうになってまいります。今高齢世帯用の割り増しのラインが...全文を見る
○薮仲委員 細かい数字はきょうはやめておきましょう。  それで、公団お見えだと思うのでございますけれども、いわゆる公的な立場というスタンスでちょっと教えていただきたいわけですが、公営が今のように非常に残念な結果であった、少なくとも、今度公団が大型住宅として三LDKもしくは四LD...全文を見る
○薮仲委員 今局長お聞きですね。四LDKの賃貸ですと五十五、五十六はゼロで、五十七が三、五十八が二百四十三、五十九が三百七十四という実績でございます。  これも、もっともっとこれから努力をしていただくわけで、きょうは時間が参りましたので、もっと突っ込んだお話をしたかったのですが...全文を見る
○薮仲委員 これは都市局長になりますか、簡単に一言答えてください。  駐車場法、今度の規制緩和の中で出てまいりますけれども、静岡ではビルの駐車場から車が落ちましてドライバーが亡くなりました。これは大臣もよく御承知でございます。私この問題を委員会で取り上げて早急に対策をと申し上げ...全文を見る
○薮仲委員 ありがとうございました。
11月22日第103回国会 衆議院 建設委員会 第2号
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○薮仲委員 先般の南米コロンビアのネバドデルルイス火山の爆発、この火山が十三日の夜から十四日にかけて噴火を起こしたわけでございます。その溶岩による雪解けに伴う洪水、土石流災害によって、アルメロの町が一瞬にして消えてしまった、二万数千人とも言われるとうとい方の命が失われたわけでござ...全文を見る
○薮仲委員 重ねて外務省にお伺いしたいのですが、我々は新聞報道で知る限りでございますので正確ではないので確認のためにお伺いしますけれども、マスコミの報道によりますと、コロンビアの赤十字の総裁から、そういう物質的な援助と同時に、地震計とかあるいは地震予知の技術、そういうものについて...全文を見る
○薮仲委員 私は、日本の国としてできることは積極的にただいまの御答弁のように関係省庁で力を合わせてできる限り救援をしていただきたい。重ねてお願いいたしておきます。  それから大臣、各紙にこういう報道がなされたのを御存じだと思います。これは、泥の中で三日間、オマイラちゃん、愛に包...全文を見る
○薮仲委員 私は、ただいまの消防庁のお話のように、対応はしてくださった、しかし相手側の政府のあれで出動はなかったということでございますが、十分な対応を研究、そして築いてくださったということに対しては敬意を表する次第でございます。  特に、今回の大噴火といいますか、災害を通じて、...全文を見る
○薮仲委員 木部大臣、国務大臣としてこの問題に対してどういうお考えか、ちょっと大臣のお考えをお聞かせ願いたい。
○薮仲委員 どういうわけか、大臣が御答弁なさると地震が来たようでございますけれども、両大臣とも泰然自若としていらっしゃるので日本の国は大丈夫だと自信を持って質問を続行させていただきます。  今、火山とか地震とか土石流ということが出ましたから、今度は具体的な問題で、じゃ日本の国は...全文を見る
○薮仲委員 これは私の手元の資料でございますけれども、今、常時観測体制の十七火山、これは地震計を置いて観測しております。この十七のうち、浅間山、伊豆大島、阿蘇山、桜島の四つの火山には五個前後の地震計がある、残る十三火山には地震計が一つしかない、こういうことが言われておりますし、ま...全文を見る
○薮仲委員 地震計のない火山もあるけれども大丈夫だということでございますので、今のお言葉をきょうはそのとおり信用いたします。どうかルイス火山の例に倣いまして、火山の爆発には前兆があるというのであればそれが完全にフォローできるような体制で大災害を未然に防ぐ、爆発するのをとめるわけに...全文を見る
○薮仲委員 ではよろしくお願いいたします。  次に、さっき木部大臣も申された泥流、土石流の問題でございますが、これも今度のネバドデルルイス火山の爆発についてこういう記事がございます。「火山泥流は秒速十数メートル、時には秒速数十メートルのスピードで押し寄せる。「黒い巨大な雲のよう...全文を見る
○薮仲委員 今の気象庁のお答えのように、十勝岳、有珠山、磐梯山、浅間山とそれぞれ大爆発を起こしているわけでございますが、いずれも百年あるいは二百年前でございます。では百年、二百年静かであるからもう爆発が起きないのか、これは決してそうではないというのが火山の特性であろうかと思うので...全文を見る
○薮仲委員 これは決して消防庁を責めるということではなくして、今後のためにちょっと具体的な数値をお伺いしておきたいのでございます。  さっきの測地学審議会の建議にありますように、三十五の火山について関心を持って観測体制を高めていくということになっておるわけでございますが、これに...全文を見る
○薮仲委員 数の上でいきますと、地域防災計画を組み込んでいるのが四十四ということはこれは非常に心配な面もございますので、同報無線の整備率とあわせてこの辺は十分関心を持っていらっしゃると思いますけれども、今後推進方を重ねてお願いをいたしておきます。  気象庁にあと二点お伺いしたい...全文を見る
○薮仲委員 どうか正確な気象条件等をつかまれまして、わかり次第、教えていただきたいと思います。  次に移りたいと思いますが、今度はダムの災害について、先ほども地震があったわけでございますが、いわれるところの東海大地震、限りなくマグニチュード八に近いという巨大地震でございますが、...全文を見る
○薮仲委員 ダムの安全ということは、今の局長の御答弁で、大丈夫なんだなと胸をなでおろしておりますけれども、万が一ということもございますので、どうか十分な注意、監視を怠らずにお願いいたしたいと思います。  次に、通産省がお見えだと思いますが、通産省も鉱山のいわゆる堆積場というのが...全文を見る
○薮仲委員 きょうはさっき大臣の言われた土石流の問題をしっかりとこれからやりたかったのでございますが、余り残り時間がございませんので、ちょっと質問を変えさせていただきます。  きょうは国鉄がお見えだと思うのでございますが、これから再建監理委員会の答申に基づいて法案が作成されまし...全文を見る
○薮仲委員 時間が参りました。最後に大臣、私は地元から大臣に特にお願いをしてくれと言われたことがございまして、これは地元の陳情のようなことで大変恐縮で、一言御返事をいただけば結構でございますが、地元といたしましては長年の懸案であります静清バイパス、大谷川の放水路の事業、この二つは...全文を見る
○薮仲委員 終わります。ありがとうございました。
11月25日第103回国会 衆議院 内閣委員会社会労働委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号
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○薮仲委員 私は、規制緩和一括法案の中で運輸省に係ります道路運送法の一部改正、それから航空法の一部改正に関する件について、建設大臣と運輸大臣に何点か質問させていただきたいと思います。  最初に建設大臣にお伺いしたいわけでございますが、道路運送法の一部改正、これにかかわる部分でご...全文を見る
○薮仲委員 今の大臣の御答弁にもあったわけでございますが、あのとき私も危険な道路について総点検をしてほしいというようなお願いをしました。大臣も今御答弁のように、総点検をさせましてということでございますが、具体的にその総点検の結果をもう少し詳細にお伺いしたいと思いますが、わかります...全文を見る
○薮仲委員 よくわかりました。道路運送法の六十八条の四項には、維持管理という項目があるわけでございますが、これは確かにその管理者が建設、運輸両大臣に事故の有無を報告する、こういうことになっておるわけでございます。ですから、ただいまのように総点検をしていただいて九つの路線が維持管理...全文を見る
○薮仲委員 どうか人命にかかわる災害について万全を期していただくよう重ねてお願いして、建設大臣結構でございますので、ありがとうございました。  次は、航空法の問題について運輸大臣並びに関係当局にお伺いしたいわけでございますが、今度航空法を一部改正する、航空機関士を乗り組ませなけ...全文を見る
○薮仲委員 余り時間がありませんから具体的な問題をちょっとお伺いしたいわけでございます。  先般の悲惨な日航のボーイング747墜落事故にかんがみまして何点かお伺いしますが、まず与圧隔壁を点検したということになっておりますけれども、墜落以前の最終点検の日時、そのとき異常は認められ...全文を見る
○薮仲委員 私の言ったのは、異常が発見できたかできなかったのか。大分お疲れのようですけれども、発見されなかったというのならされなかったでいいですよ、発見されなかったのですか。
○薮仲委員 事故調査委員会お見えだと思うのですが、ちょっとお伺いしたいのは、十一月十一日前後の新聞報道に「日航ジャンボ機墜落事故の原因調査に当たっている運輸省航空事故調査委員会は、ジャンボ機の垂直尾翼が客室内の与圧の半分程度の圧力で、内側から破壊されることを示すデータを米ボーイン...全文を見る
○薮仲委員 明らかにしたというのではなくて、この事実はボーイング社から入手しておりますか。
○薮仲委員 じゃ、ここの中で言われているように「内圧に弱い垂直尾翼」というのはうそなんですか、それとも事故調査委員会としては内圧に弱いと認めるのですか、認めないのですか。
○薮仲委員 では運輸省に聞きますけれども、「ジャンボ機設計改善へ」と、やはり同じようにでっかく書いてあるのですね、ジャンボ機改善を要請、日航がボーイング社に改善要求しましたと。どういう改善かというと、一つはいわゆる尾翼へ与圧の噴気流を防ぐドアをつくってくれというのが入っているわけ...全文を見る
○薮仲委員 この一番最初に、「噴出気流が機体後部から垂直尾翼へ上昇するのを防ぐ扉を、新たに胴体と垂直尾翼の境界に設ける」と、こうある。しかもまだ、ボルトをいわゆるステンレス製にしろとか書いてある。きょうは時間がなくて非常に残念なんですけれども、こう書いてあるということは、日航がボ...全文を見る
○薮仲委員 運輸省さん、ちょっと大臣もよく聞いておいてもらいたいのですけれども、いわゆるフェールセーフということはどういう概念で設計をやっているかというと、いわゆるリダンダンシーといって、余分なことだけどやっておこうというのがフェールセーフですよ。これは、ボルトは一本でいいけれど...全文を見る
○薮仲委員 これは大臣にお伺いしますけれども、もっと具外的なことをたくさんやりたかったのですが、もう結論を急がなければならない。大臣にお伺いします。  いわゆる航空機を購入する際に輸出国の政府が型式証明を出す、こうなるわけですね。先ほども事故調査委員会の方でいろいろ言っておりま...全文を見る
○薮仲委員 大臣、私の聞いたのは三つあるんですよ。これで終わりますけれども、いわゆる労働安全衛生法上コックピットの中を点検する必要がありませんか。あそこも労働者です。操縦士、副操縦士、セカンドオフィサー、この三人でいいのかどうか、あるいは二人で大丈夫なのかどうか、そういう労働安全...全文を見る
○薮仲委員 はい、わかりました。どうもありがとうございました。
11月26日第103回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○薮仲委員 亀井参考人にはお忙しいところ大変に御苦労様でございます。我々公明党としても、ある意味では亀井委員長と同じように、国民共通の財産である国鉄を国民のためにどのような形で残すことが最も理想的なのか、その立場に立って真剣にこの再建については考えておるところでございますけれども...全文を見る
○薮仲委員 私は質問の要点だけお答えいただきたいのですが、委員長が社長をやって黒字経営できますね。これだけ、できるかできないか。
○薮仲委員 それでは、次にお伺いいたしますけれども、今、本州の方は三分割されておりますが、なぜ二分割はだめで三分割なのか。要点だけ簡単にお答えください。
○薮仲委員 その理由は何でございましょう。
○薮仲委員 それでは中身をお伺いいたします。  まず、この資料の中で五カ年間の収支の見通し等も出ておりますけれども、人件費、これは会社の経営にとっては非常に重要なことでございます。私も民間の会社におりましたけれども、人件費の推移というのは非常に重要でございます。これだけの資料で...全文を見る
○薮仲委員 では、その要員規模、給料等については、後ほどいただきたいと思います。  特に、一つ伺っておきたいのは、北海道には貨物会社しかございませんけれども、地域の私鉄というのは何を基準におやりになったのか、お答えいただきたい。北海道には貨物会社しか私鉄はないのです。旅客会社が...全文を見る
○薮仲委員 地下鉄は公営でございまして、民間ではございませんので、私の質問には正確にお答えいただきたい。またその資料もきちっといただきたい。  それから、これは非常に重要なことでございますけれども、先般一部の新聞に五十九年決算について云々書かれておりますが、それはきょうは私は取...全文を見る
○薮仲委員 要求しておきますけれども、私が要求しない限りほかの方答弁しないでください。  監理委員長、今言ったように、私が望む会社に行くということを前提としてこの人員配置は考えていらっしゃるのか、要員規模を考えていらっしゃるのか、その点どうお考えか。
○薮仲委員 この辺についてはどうなさるのか、もう少し明確な資料を私の方で要求いたしておきます。  それから物件費、これもさっぱりわかりません。物件費の中に何が含まれるのか、これを今ここでお答えいただかなくても結構ですから、物件費の詳細を、五カ年間の推移について私はいただきたい。...全文を見る
○薮仲委員 次に、市町村納付金についてお伺いしたい。これは、特にNTTも公社から民営化されました。それによって今までの納付金という形が固定資産税方式に変わってくるわけでございます。これについては、これには「当分の間」ということが出ております。納付金を固定資産税にするということは非...全文を見る
○薮仲委員 もう少し総裁もしっかり勉強してください、きのうから言っているのですから。これは六十年度の推計、大体八十億になると思いますけれども、違いますか。会計課の方が来ていたら正確に答えてください。——時間がないから急いでください。
○薮仲委員 国鉄に今の推移をお伺いしますけれども、納付金と固定資産税については、NTTと同じということを前提にしましても、これは年々伸びております。一五%前後ずっと伸びております。今後、例えば六十五年の推計はどのぐらいになるか、おわかりだったらお答えください。
○薮仲委員 これは亀井委員長にお伺いしますけれども、市町村納付金については現状と同じ推移でいくということになっておりますが、五カ年間の収支見通しの中に、この増額というのは当然見通されていらっしゃると思う。その納付金と固定資産税をどういう形で見込まれたか、詳細な資料をいただきたい。...全文を見る
○薮仲委員 それでは、その納付金の五カ年間の推移について資料をいただきたいと思いますが、いただけますね。(亀井参考人「はい」と呼ぶ)  では、次の問題をお伺いします。  六分割なさった理由の一つにいつも答弁なさるのは、旅客会社は地域内旅客流動が大体その六分割の中で完結する、そ...全文を見る
○薮仲委員 これは委員長に私は経営者としての立場からお伺いしたいわけでございますけれども、今のは人口で見た完結度でございます。しかし、経営上から見ますと、これは全然違うのです。監理委員会がいろいろなところでおっしゃいますけれども、九九%とか九七%、地域外へ行くのはわずか数%、こう...全文を見る
○薮仲委員 今、委員長もお聞き及びいただいたと思います。確かに国鉄の旅客動態というのは、その地域で完結しますけれども、収入に及ぼすものは足の長いほどいいわけです。今ここにあるように、新幹線とか在来線は、輸送人員ではわずか四・四%のものが、収入の段へまいりますと六四・六%、その会社...全文を見る
○薮仲委員 今申し上げましたように、五百一キロから七百五十キロ、この距離帯というのは一体完結度の中におさまるのかどうか。  ちょっと参考までにお伺いしますけれども、東京は東海会社に入るわけでございます。五百キロというと、国鉄さん、どこまで行きますか。
○薮仲委員 私も資料がございますから、時間がございませんから、ざっと申し上げます。  東京、東海会社からまたがってこれは富海というのですか、そこまでで大体千キロ、それから小郡まで行きますと、これも千二十七キロ、大体小郡あたりで千キロでございますから、この辺までは国鉄が十分けんか...全文を見る
○薮仲委員 青森から大体郡山で五百十二・五キロ、大宮で七百八・九キロ、やはりそれだけ一番お金になるところは会社をまたがってくるわけです。下関から五百キロ、七百キロはどのくらいになりますか。千キロも言ってください。
○薮仲委員 これは非常に大事なことでございまして、亀井委員長、よく聞いておいてくださいよ。いわゆる最初申し上げた、このわずか数%かもしれませんけれども、その旅客の動態が、足の長い五百キロ、七百キロ、千キロというのが、ある場合には国鉄経営の五割、六割というものを支えなければならない...全文を見る
○薮仲委員 時間が来たようで非常に残念なんですが、この通算のことも非常に大事なんですよ。先ほど来問題になっておりますけれども、いわゆる東日本会社、東海会社、西日本会社、こう三つになります。それでさっき委員長は、経営努力によって黒字にできる、あるいはふまじめにやれば赤字になるかもし...全文を見る
○薮仲委員 亀井委員長、これは重要な問題なんですよ。現行でいくと東日本会社が七千六百円、東海会社が四千百円、西日本会社が四千九百円、こうなるのです。ところが赤字を出した、例えば経営者が無能だと言ったら大変失礼ですけれども、経営者の努力むなしく、あるいは従業員の方の努力むなしく赤字...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
○薮仲委員 午前中に引き続きまして、午前中は亀井委員長にお伺いしましたけれども、午後はまた監理委員会の私事務局次長さん中心にお伺いいたします。午前に引き続いて大変御苦労さまでございますが、監理委員会の皆様方の大変御苦労してこの再建の案をつくられたという御労苦に対しては敬意を表しな...全文を見る
○薮仲委員 私は林さんにきょう初めて質問したのじゃないのですよ。前にも質問したのです。その三週間というのはいただけませんので、それを極力縮めて早急にいただきたい、このようにお願いをいたしておきます。  自治省お見えだと思いますので、ちょっと自治省にお伺いしたいのですが、先ほどい...全文を見る
○薮仲委員 林さんにお伺いしたいのでございますけれども、五カ年間の収支見通しをお出しになっておられます。これで先ほど私が自治省並びに国鉄から納付金と固定資産税の推移を伺いました。この納付金額が、五十年に百五十一億のものが六十年には三百八十五億、それから固定資産税は三十億のものが八...全文を見る
○薮仲委員 中身は大体わかりますから、出してくれるかくれないかだけ御返事していただけませんか。——次に、さっき旅客会社の通算制についていろいろ御質問させていただきました。監理委員会からは、旅客の流動がそれぞれの会社の区域内で完結する完結度を、先ほど御説明のように、大体九九%に近い...全文を見る
○薮仲委員 この人口流動の動態というものは非常に大事でございます。これはいろいろな推計値があって困難かもしれませんけれども、やはり経営の一番根幹をなすものでございます。特に、先ほど来申し上げましたように、この国鉄改革はオンレールの改革しか論じておりませんが、この旅客動態というもの...全文を見る
○薮仲委員 それから、先ほど通算制になさるということを御答弁いただいておりますが、私が先ほど試算を監理委員会にしていただきましたように、監理委員会は、この通算において擬制キロ通算制という方式をおとりになられるわけでございます。擬制キロ通算制をとりますと、先ほど私事務局次長が御答弁...全文を見る
○薮仲委員 国鉄総裁、あなたも運輸の事務次官をおやりになって鉄道にはお詳しいでしょう。今のような擬制キロ通算制が国民に与える影響をどうお考えですか。
○薮仲委員 これは非常に問題があって、申し上げましたように、オンレールの上での経営基盤の一番肝心かなめは何か、ダイヤの編成と料金です。このダイヤの編成と運賃によって会社の経営は成り立っているのです。民間企業が血の出るような努力をして、どうやって競合する交通手段に勝っているか、運賃...全文を見る
○薮仲委員 国鉄総裁、あなたも運輸の事務次官をおやりになって鉄道にはお詳しいでしょう。今のような擬制キロ通算制が国民に与える影響をどうお考えですか。
○薮仲委員 これは非常に問題があって、申し上げましたように、オンレールの上での経営基盤の一番肝心かなめは何か、ダイヤの編成と料金です。このダイヤの編成と運賃によって会社の経営は成り立っているのです。民間企業が血の出るような努力をして、どうやって競合する交通手段に勝っているか、運賃...全文を見る
○薮仲委員 夢を見たから、今度は現実に返りましょう。  なぜ貨物がだめなのかということで、いつもこれを読んでみると、レールの上のことはたくさん書いてあるのです。しかし、私は当選したとき運輸でございました。そのとき貨物の問題をいろいろ勉強させてもらったとき、一番困ったのは通運の問...全文を見る
○薮仲委員 きょうはもう時間が来ましたから、この通運、いわゆるオンレールとオフレールの問題については後にしますけれども、私は国鉄さんからも資料をもらっておりますし、運輸省からも資料をもらっておりますし、関係業界からいわゆる実勢運賃というのをもらっております。  これでいきますと...全文を見る
○薮仲委員 終わります。
12月06日第103回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○薮仲委員 加藤先生には大変お忙しいところを当委員会に御出席いただきましてありがとうございます。  私は、亀井委員長を初め加藤先生や私事務局次長を中心とする監理委員会の皆さんが困難な中をこのように再建のための一つの骨格をつくられた作業に対しては、大変な敬意を表しております。我々...全文を見る
○薮仲委員 では、一つ一つ確認させていただきますけれども、これは前にも質問したので、これは先生に基本的なことを御理解いただくために、説明資料でございますけれども、国鉄からもらっている「昭和五九年度旅客輸送量及び収入構造」というのがございます。これはもう数字だけこちらで読み上げます...全文を見る
○薮仲委員 当然こういうものですからあれだと思いますが、確かに運賃ですね。それからやはりこういう列車について一番基本的にはダイヤだと思うのですね。最もニーズの濃いところへダイヤを組んでいく。例えばシャトルスタイルで十五分間隔で列車の本数をふやせばお客が戻ってきたとか、いろいろなケ...全文を見る
○薮仲委員 これはこの間も論議したのです。今国鉄がどの距離帯で一番他の飛行機であるとか自動車であるとかいう輸送手段と競争できるかということは、この間の委員会でやったんですけれども、国鉄さん、ちょっと言ってください。七百一キロかる千キロとか五百キロから七百キロの間、どこが一番国鉄が...全文を見る
○薮仲委員 では、もう一つ聞きますけれども、五百キロというと下関からどこまでですか。あるいは東京から五百キロ、七百キロ、両方から言ってください。どのぐらいになるか。会社をまたぐかまたがないか。
○薮仲委員 会社をまたがっているでしょう。言ってください。
○薮仲委員 七百キロば。
○薮仲委員 今私の言いたいのは、新幹線もそうです、七百キロになるとまたがってくる。あるいは在来線でいけば三つの会社をまたがる。これは出ているわけです。  そこで、最後に質問しますけれども、今私は、新幹線のスピードを上げたら東京—大阪、飛行機に勝てないかということをもっと研究しろ...全文を見る
○薮仲委員 もしもそういうあいまいなことですと、五年間の収支見通しが狂ってくるんですよ。この賃率を堅持するということでいかないと、全く狂ってきますよ。そうすると、国民は被害をこうむりますよ。損じますよ。賃率は堅持すべきじゃないですか。
○薮仲委員 それではお伺いしましょう。これはよく聞いておいてください。  これは前にも試算してもらいました。今の下関−青森間の収入配分を東日本会社、東海会社、西日本会社、現行で配分するとどうなるか。これは先生に言うより林さんが答えていいですよ。先生に初めて言うのに失礼だ。  ...全文を見る
○薮仲委員 加藤先生、ちょっと数字をごらんいただきたいと思うのでございますけれども、これをわかりやすくざっとならしますと、今の下関−青森を一万六千六百円、これを近似値で、東日本会社が七千六百円、東海会社が四千百円、西日本会社が四千九百円、通算制ですから、こういうふうに会社にいくわ...全文を見る
○薮仲委員 余計な概念は結構ですから。私は今怠け者の会社を前提にしているのじゃないのですよ。例として、経営者が三人とも努力した、しかし——私がなぜこれを言うかというと、政策責任と経営責任をはっきりしておきたいからなんです。先生方はこれをおつくりになった、やってみろ。五カ年間全部黒...全文を見る
○薮仲委員 我々が国会で審議するのはこの委員会しかないのですよ。ですから、私は前にも資料を出せと。監理委員会からほとんど資料が出てこない。三週間かかります、そんなコンピューターで三週間もかかるようなことで国会議員が審議できるか。百年間の国鉄の経営というものを民営化しよう、我々も責...全文を見る
○薮仲委員 そういう説明は聞いても私にとってはもう何の意味もない。私の聞いたのは、これは現在の貨物の東京−長崎間のダイヤですが、では例えばこの中でどのダイヤを削ったんだ。これだけ十六億の積算をおやりになるのなら、私も運輸の関係は十年間やっている。列車本数は千三百六十六本から七百本...全文を見る
○薮仲委員 ということは、あの数字は単なる机上の空論ですね。単にコンピューターか何かで推計値を出されておやりになったのであって、具体的にあれを切れるかというと、そんな簡単に切れませんよ、今から申し上げますけれども。列車本数もただ推計ですね。取扱駅をどこの駅にするかも決まっていない...全文を見る
○薮仲委員 では台数で言ってください。今の二千万トンというのは四トン車にすると何台、十トン車にすると何台ふえるのか。——それもわからないで、二千万トンの物流が他のトラックとかに行きますなんと言うのじゃだめですよ。例えば四トントラックだったら五百万台です。十トンだったら二百万台です...全文を見る
○薮仲委員 私も先生のおっしゃったとおりだと思います。  そこで、特にこれは今おっしゃったように、この中で亀井委員長はこういうふうにおっしゃっているのです。「国鉄貨物輸送の現状を見た場合、ダイヤ等においても必ずしも荷主が望むとおりなものとなっておらず、積載効率が低い列車も多く見...全文を見る
○薮仲委員 建設省にお答えいただく前に、ちょっと時間がないもので、建設省さんにまとめてお答えいただきたいのです。  建設省から資料をいただいておるのですが、これは加藤先生、ちょっとお心にとどめていただきたいと思いまして申し上げます。  高速道路というのは、インター閉鎖すれば多...全文を見る
○薮仲委員 では終わりますが、加藤先生には大変失礼なことを申し上げまして申しわけありませんでした。  先生に貨物で一つお願いしたいことがございます。私は前にも指摘したのですが、現在の国鉄は、オンレールだけではなくして、オフレールの通運の部分の合理化は、この中に一つもございません...全文を見る