山内おさむ

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山内おさむの2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第162回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  大臣とは、ことしになって初めての質疑になると思うんですけれども、これから約五カ月の間、よろしくお願いします。  性犯罪者の問題につきましては、警察との情報提供をするということで午前中から議論があっているんですが、そもそも、性犯罪...全文を見る
○山内委員 性犯罪というのは、例えば何が原因で起きるとか、これはちょっと取り締まらなければいけないなと思われることは何ですか。
○山内委員 例えば、今日本がどういう環境があるから性犯罪が起きていると思われますか。
○山内委員 例えば漫画とかネットとかで随分わいせつな、あるいは業界の用語で言うと劣情を思わせるような情報というかな、そういうのがはんらんしている、そういうようなことをどうかなと思われたりすることはないですか。
○山内委員 一因だと思われるんなら、それ以外で大臣が思っておられることは何ですか。
○山内委員 大臣ね、自分で物事を考えるという癖をつけていただかないと、質問者に見解を聞くというのは、やはりちょっと情けないと思っていただきたいと思います。(南野国務大臣「いや、思ってないです」と呼ぶ)私はそう思います。(南野国務大臣「私は思っていません」と呼ぶ)はい、そうですか。...全文を見る
○山内委員 ちょっと何か、余りひどいことは、失礼なことは言わないでくださいよ。  あなたは、第二の抱負として、人権に配慮した透明性の高い矯正行政を実現するということを就任時に言われていますね。ところが、ことしの一月の法務省の広報の「あかれんが」という広報誌には、この人権に配慮し...全文を見る
○山内委員 今の説明でよくわかりました。  ところで、刑務所の過剰収容の問題については、一一〇%ぐらいの収容率で、非常に窮屈な思いを受刑者はしているんですけれども、例えば五年以内に一〇〇%以下にするとか、あるいは何年間をかけてこういうふうに刑務所を建設していきますというようなビ...全文を見る
○山内委員 大臣、私は、質問を聞きに来られた若い課長補佐たちに、課長補佐というのかな、局付とかに、大臣の就任時でのメルマガで言われたこととことしの一月の「あかれんが」の発言と今回の所信表明あいさつの内容が少しずつ違っているので、この点、きちんと押さえさせてください、こう言っている...全文を見る
○山内委員 そうすると、一月の大臣の「あかれんが」での発言は、適正にということに表現が変わっているけれども、人権と人道に配慮した運用をするというふうに、今お話をされたと思います。  それでは、二月の十八日にここの法務委員会で所信表明をされましたが、この中には、「人権と人道に配慮...全文を見る
○山内委員 今のは、所信あいさつの五ページじゃないんですか。
○山内委員 人権、人道に配慮した出入国管理行政というのは、どういう行政のことを言われているんですか。
○山内委員 出入国管理、難民認定といって、一応委員会で普通議論するときには分けて議論しているじゃないですか、今まで。出入国管理というと、悪いやつを入ってこさせないようにとかそういうことで使われるんじゃないんですか。  私は、大臣が最初のメルマガとか一月の発言で言われている「在留...全文を見る
○山内委員 そうすると、「人権と人道に配慮した在留許可と難民認定の運用に努力する」というのはこの五ページの三行目に書いてはいないけれども、書いてあるというふうに思っていいんですね。
○山内委員 先日、大臣はクルド人の難民について、法務省は難民と思っておられないから私の言い方で聞いてください、強制送還をされました。国連難民高等弁務官事務所からは難民と認定された方を、大臣は難民じゃないといって強制送還をされたわけですけれども、これは人権、人道に配慮した在留許可と...全文を見る
○山内委員 共謀罪の質疑に入る、入らないということで、入り口で今もめておりますよね。その議論の根底にあるのは、構成要件としては不明確な部分もあるけれども、しかし国際的な流れにおくれないようにと、たくさんの国がそういう条約を批准している、だから日本だけそういう組織犯罪について何も考...全文を見る
○山内委員 強制送還されたカザンキランさんの家族五名の東京入管への切りかえの出頭日があした二十四日なんですが、この二月二十四日九時半に、カザンキランさんの家族に対しては法務大臣としてはどう対応されますか。
○山内委員 在留許可と難民認定の運用については人権と人道に配慮した運用努力をするということを、もう一度大臣の口から言ってもらえますか。
○山内委員 大臣、今四つの抱負について聞きましたけれども、これは最初のメルマガの表現を借りると、小泉総理から取り組むべき重要な項目四つを示されたということで、小泉さんから言われたことなんですね。
○山内委員 あなたが大臣として抱負として思っている課題は何なんですか。
○山内委員 つまり、大臣独自の抱負がないんですね。だって、四つの項目というのは総理から言われたことなわけでしょう。もう少し、大臣だったら、ああ、私、指示された四つのほかにこういうことをやりたいとかないんですかね。まあ、なければいいです。  では、次の質問へ行きますよ。もういいで...全文を見る
○山内委員 性犯罪者とはこういう人たちをいいますとか、下着泥棒や電柱にぺたぺた売春の広告を張るとか、文書頒布とか、そういうようなことはいいませんとか、もう少し何か専門的な話ができないんですかね。
○山内委員 そこがまさに問題なんですよ。最初に法務省と警察庁とで二月十日に一応の合意ができた内容は何ですか。十三歳未満の被害者に対して暴力的な性犯罪を行った前歴者について警察との情報共有をしていこうという議論じゃなかったんですか。
○山内委員 微妙に変えていかれるんですね、どうも。二月十日に合意された内容は、被害者が十三歳以下の性犯罪、暴力的な性犯罪を犯した前歴者について出所後の帰住先の情報を提供するということで、法務省と警察庁とで一応の合意をしたでしょう。一回ごとの合意内容をぐちゃぐちゃにしないで、今の考...全文を見る
○山内委員 あなた方はどうも、一たん考えついた制度をそういうふうになし崩しに広げていくんだなと思いますね。  では大臣、警察に情報を提供する、その情報について、漆原先生も項目を言ってくれということを先ほどから言われていたけれども、例えば住所、身長、体重、顔つき、年齢、どんな前科...全文を見る
○山内委員 大臣、今の矯正局長の話を聞かれて、警察に法務省が持っている情報を提供する、もしそういう制度をとったとしても、どういう内容のものを教えていこうかということについては法律できちんと書き込んでいこう、そういうふうに思われませんか。
○山内委員 そうすると、例えば、顔つきがわからなければ顔写真も提供する、詳しいことを知りたいと警察が言えば、前科についてはもうどんな内容でも話していく、そういうふうに、何かこう歯どめがありますか。
○山内委員 どういうふうに情報を使われるのかわからないで、法律もつくらないでそういう仕組みだけ先行して考えるというのは本当に危険だと思いますよ。  例えば、アメリカでミーガン法というのがありますよね。ミーガンで危険度一から三ぐらいのレベルに分けるんですか、そういう議論もないじゃ...全文を見る
○山内委員 確定していないんだったら、所信表明のように、積極的に「協議を整える所存です。」というような書きぶりにしないでくださいよ。  例えば、法務省が出所者に、東京方面とか大阪市内に帰る、それだけというケースもありますよね。そういう場合に、じゃ、この制度をつくった、実効性があ...全文を見る
○山内委員 これは江田議員が午前中の質疑で言っておられたことなんだけれども、強姦などの暴力的性犯罪とわいせつ文書頒布などの暴力を伴わない性犯罪との関係、あるいは罪種にどういう特徴があるのか、相互に関係があるのか、そういうような議論とか、性犯罪以外の犯罪を犯した人とそういう性犯罪を...全文を見る
○山内委員 大臣は、二月十六日に内閣府であった関係省庁会議に出られた際に、大臣は出ていないの、警察庁の方から性犯罪以外の前歴者についても情報の共有を検討してほしいと申し入れをした、それについて法務省としてはどういう返事をしたんですか。
○山内委員 そうすると、二月十日ごろまでは、性犯罪者の、しかも十三歳未満のちっちゃな子供、抵抗のない子供に対しての前歴者を対象としているのを、性犯罪者の前歴者全部に行く以上に、たった五日間であなた方は性犯罪者の前歴者以上に全受刑者についてそんな理屈を考えるんですか。余りにも、余り...全文を見る
○山内委員 性犯罪者の再犯率で、平成十一年に刑務所出所者のうち平成十五年末までに再び刑務所に入る割合は、全犯罪は四六%、だけれども性犯罪の人は三一%なんですね。だから、性犯罪者の人が平均値よりも全然少ない数字なんですよ。このデータとか、それから、性犯罪を犯した人でまた強姦で再入所...全文を見る
○山内委員 大臣、私が質問したことに答えてもらえませんか。有識者や専門家など、もっと国民の目線で議論できる人たちの間で警察情報との共有の問題についてはシステムを考えていく、そういうことは大臣の所見にはないんですか。
○山内委員 大臣、もっと答弁もきちんとやってもらえませんかね。法務大臣と警察庁の間で話をするという枠組みじゃなくて、もっと有識者とか入れられたらどうですかと問い合わせをしているんだから、そういう仕組みは考えないんだったら考えないんでいいんですよ、考えるんだったら考えると言ってもら...全文を見る
02月25日第162回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○山内分科員 民主党の山内おさむでございます。  国営中海土地改良事業が計画変更されたことに伴う原状回復の問題を中心としてお尋ねをいたします。  大臣、そもそも中海という全国でも数少ない汽水湖の自然としての価値について、政府としてどのような認識を持っておられるのか、まずお聞き...全文を見る
○山内分科員 私は、二十世紀という世紀は開発の世紀だったと思います。中海干拓事業の計画変更の反省を通じて、大臣として、二十一世紀にふさわしい公共事業を進めるに当たって、二十世紀型の公共事業をどのように改めるべきだとお考えでしょうか。
○山内分科員 大臣、次の質問は、質問通告したときに、参考人に答えさせてくれと言われたのですが、ちょっと一般的なお話ですので、ぜひ大臣から一言、確認答弁をいただきたいのです。  大型の国営の事業を途中までやって途中で断念するという場合には、そこまでつくってきたものをできるだけもと...全文を見る
○山内分科員 原状回復といいましても、単に堤防を開削すればいいというものではなくて、もとあった自然に近い状態に戻す必要があると考えます。まず、いろいろなところを掘削したりしておりますので、浅場とか遠浅のなぎさを回復しなければならないと思いますし、干拓以前にあった、大根島を中心とす...全文を見る
○山内分科員 先ほどの大臣の、できるだけあった状態に戻すというような発言と随分、ちょっと答弁の内容が私にとって不十分に聞こえる。つまり、今、もとにあった状態に戻すことについては、何かすべての点で否定されたような気がするんですけれども、そうなんでしょうか。
○山内分科員 というと、今の局長が答弁したことは、地元の皆さんの考えによっては変更可能であるということと聞いていいんですね。
○山内分科員 昨年の三月に分科会でこの問題を取り上げましたときに、既に干拓が終了している農地については、後背地のため池や近くの用水路から導水する水利施設の整備を行う旨、当時の太田局長が答弁をしています。干拓地においては、事業見直しのための土地改良法に基づく手続が終了した後、平成十...全文を見る
○山内分科員 また、こういう問題が現在起こっています。  米子市、境港市にまたがる弓浜半島の既耕地については、地下水がかなり上昇していて、農作物が根腐れするケースが地元の農家の皆さんから多数報告されております。本庄工区が堤防締め切りになる前は水はけのいい農地だった。だのに、それ...全文を見る
○山内分科員 地元の不安にこたえて、農水省として、既耕地の地下水位の状況調査、堤防締め切りと地下水水位上昇との因果関係の調査、そして、客土、暗渠排水といった地下水対策を責任を持って行うべきと考えますが、見解はどうですか。
○山内分科員 農水省は、かねがね中海の今後のあり方については、鳥取県、島根県、国交省、農水省の四者協議を尊重すると聞いております。  昨年十二月に鳥取県、島根県両知事の間で、森山堤の開削、西部承水路堤の撤去について両者で合意をしましたが、この二者での合意は、四者協議あるいは農水...全文を見る
○山内分科員 そうすると、そのシミュレーション、いろんな考え方をすることの前提としての合意でしかならず、四者協議や農水省に対して拘束力を持つというようなものではないと聞いていいんですか。
○山内分科員 森山堤の一部開削について、島根県がその根拠として、西部承水路堤の撤去で流れ込む汚れた水を外部に逃がすためというんですかね、そのために森山堤の一部を開削する必要があるんだと主張しておりますけれども、承水路堤だけでも百五十メートルあります。それから、西部承水路堤のところ...全文を見る
○山内分科員 現地にあります専門の業界紙によりますと、森山堤と大海崎堤の二カ所について二つの橋をつくる、二つの橋は約六十メートルの長さとする、そしてその費用等について、その基本設計を日化エンジニアリングが行うという記事に接しましたけれども、こういうところまで話は進んでいるのですね...全文を見る
○山内分科員 しかし、日化エンジニアリングで開削部に係る基本設計に着手したのは間違いないんじゃないんですか。
○山内分科員 だとすると、農水省も、大海崎堤の開削についても六十メートル幅なら検討してみるという余地を持ってのこういう発注、日化エンジニアリングには発注と聞いてよろしいんですか。
○山内分科員 開削をおよそ考えていないところなら、こういう業者に基本設計料を払って検討をする、あるいは進めるということはむだな支出ではないのですか。
○山内分科員 この問題については、今後いろいろなところで協議をさせていただきます。  大臣、中浦水門に閘門のあけ閉めの関係でまだ職員の方がたくさんおられるんです。その再雇用の対策について、農水省はハローワークあるいは再就職支援連絡会を通じて支援を行っていると聞いてはおりますけれ...全文を見る
○山内分科員 大臣、よろしくお願いします。  それから、中海の水産振興につきまして、島根県は、まだまだ実証段階ではありますけれども、魚礁の造成やシマエビの放流による栽培漁業ができないかと研究をしております。  水産庁としては、このような自治体の動きをどのように評価し、支援して...全文を見る
○山内分科員 中海の水位については、大橋川の拡幅についての問題もつきまとう問題なんですが、ぜひとも地元住民の合意を絶対条件としていただきたいと思います。  現状では、大橋川拡幅の地元合意についてはどこまで進み、これからどのように合意を取りつけていく方向性なのでしょうか。
○山内分科員 平成十二年の河川審議会の中間答申では、ダムや築堤に加えて、宅地のかさ上げ、河川と下水道の連携強化、貯留施設による流水抑制対策、ハザードマップの作成、公表など治水対策のメニューの多様化が述べられています。  これを受けて、国交省としても斐伊川水系の治水事業として、昭...全文を見る
○山内分科員 大橋川の拡幅の工事によって、大雨が降った際には、中海周辺の地域の浸水や高潮の被害がふえるのではないか、そして、弓浜半島の地下水位の上昇という問題もありますし、住民の中に不安が募っております。これについての国交省の見解を伺いたいと思います。
○山内分科員 中海の自然の再生のために、森山堤、そして西部承水路堤の開削だけではなくて、大海崎堤の開削も強く求めます。  農水省と国交省に対して再考を求め、質問を終わります。ありがとうございました。
03月15日第162回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  三名の参考人の皆様、本当に貴重な、御示唆に富む論点についてお話をしていただきましたこと、本当に心から感謝申し上げます。  こうやって、不動産登記法の質疑に与党も野党も全然入らない前に、参考人の皆様からこの法案にはこういう点をしっ...全文を見る
○山内委員 中村参考人、今まで法務局の職員の方が法務局外の人と一緒に仕事をするということがなかなかなかったと思うんですね。例えば、人権相談で人権擁護委員さんたちと打ち合わせをするということはあったにしても、特に筆界特定の問題については、いや、弁護士さんだ、土地家屋調査士さんだと、...全文を見る
○山内委員 それでは、西本参考人にお伺いしますけれども、土地家屋調査士という職業が土地の境界について極めて専門的な領域を担当されていたということで、その専門的な分野については非常に活躍をされてきたと思うんですけれども、まだまだ、一般的な職業として、土地家屋調査士さんというのはどう...全文を見る
○山内委員 皆様方の意見を参考にさせていただきまして、いい法案をつくり上げたいと思います。これからも引き続き御指導をよろしくお願いします。どうもありがとうございました。
03月22日第162回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  土地の筆界とか境界の特定というのは非常に大切な問題だと思っておりまして、私が今から二十五年前に熊本の裁判所にいたころに、荒尾市と大牟田市が土地の争いをしておりました。荒尾市と大牟田市というのは、一つの町を、その真ん中辺ぐらいを境に...全文を見る
○山内委員 竹島の周辺というのは随分昔から魚が多くとれる地域だったんですね。ところが、そこの領有権の問題がもめているものですから、そこの竹島の周囲を暫定水域という形で、いわば、一つの解決方法かもしれませんが、やはりあいまいなまま残しているわけなんです。  その暫定水域の中で、で...全文を見る
○山内委員 友好とか経済交流とか文化団体の行き来というのはもうずっとこの間あっているんですね。それで全く解決をしていないんですよ。島根県議会の超党派の議員さん、これは自民党も民主党も公明党も入っている超党派の議員連盟です。その人たちはこれから積極的に政府に対して動いていただこうと...全文を見る
○山内委員 それでは、もう一つ。私は特別に北海道選出の議員の方々とけんかする考えはないんですけれども、北方領土は私に言わせると恵まれているんですね。なぜかといえば、北方領土の日というのは閣議が決めておられるんですよ。二月の七日。百五十年前にもう日本の領土になったんだということで、...全文を見る
○山内委員 こういう要望もあるんです。韓国との間で領有権が争われているわけだから、もうそろそろ国際司法裁判所に提訴をして法的にきちんと解決をしないと、これからまた文化交流によって何かいい時期を見つけて解決ができるんじゃないかというのは難しいと私は思うんですよ。  韓国を説得して...全文を見る
○山内委員 ですから、日韓の友好を基本にという理念はもうそのとおりなんですけれども、それは積極的に動きをしないでどこかから何かの流れが出てくるというわけじゃないんですよね。  最近の動きを見ても、例えばスポーツ少年団などが野球とかサッカーとかの交流で、今割といい時期なんですね、...全文を見る
○山内委員 北方領土返還要求国民会議の支部が全都道府県にあるわけですよね。それと比べて、本当に、今まで政府が何もしてこられなかったなという思いが強いんです。島根県議会の皆さんの考えは、こういう竹島の日を制定して、国際紛争、特に韓国との対立をあおろうとしているわけじゃないんですよ。...全文を見る
○山内委員 大臣のお考えは、そういう考えの人もおられますので、ここで大臣のお考えを訂正させようとかそういうようなことは、私も、時間的にも考えておりません。  ただ、四月にそういう教科書の問題で、従軍慰安婦の記述については削除する削除しない、削除した教科書を採択する採択しないとい...全文を見る
○山内委員 アジア諸国との摩擦を避けるなら、例えばの話、戦没者慰霊のために宗教色のない施設をつくる、こういう見解がございますが、それについてはどう思っておられますか。
○山内委員 A級戦犯の合祀はやめるべきだという議論がございますが、それについてはどう思われますか。
○山内委員 少なくとも内閣総理大臣の肩書で参拝することだけはやめてほしいという議論がありますが、それについてはどう思われますか。
○山内委員 つまり、もう繰り返しませんけれども、竹島の問題、そして教科書の検定の問題、それから、いつ総理が参拝されるかわかりませんけれども、例えばノーマルな時期だとしたら八月。三月、四月、八月と、やはり厳しい、アジアの人たちから見たら本当に厳しい目で見られるような問題にこの日本で...全文を見る
○山内委員 そうすると、鳥取、島根県でも、私の知っている人でも十人ぐらいの人が本籍地を竹島にしているんですね。国土調査とか十四条地図の作成、その不備な場合には、やはり国家の責任として地図の整備を進める必要があると思うんですが、どうでしょうか。
○山内委員 今回の筆界特定制度は、時効中断効とか訴訟手続の停止という効力が決められていないんですが、これは通常の認証ADRより効力の低い制度になると思うんですけれども、どういう仕切りなんでしょうか。
○山内委員 今の竹島は、島根県隠岐の島の一部ですよね。竹島が隠岐の島の一部だというような資料は、多分、松江法務局の西郷出張所にあると思うんですけれども、今回の筆界特定制度は条文上は法務局や地方法務局で判断をするということになっていることからすると、随分離れたところにある土地の問題...全文を見る
○山内委員 今、法務局でも全く新しい手続を導入することになるとおっしゃったんですけれども、この筆界特定登記官ですか、普通の登記官とやはり違うんでしょうね。筆界を特定するために、弁護士あるいは土地家屋調査士を調査委員にして、チームでいろいろな筆界の問題について解決をしていく。つまり...全文を見る
○山内委員 もちろん、適正手続は当然国家の仕組みのあらゆる手続に必要だと思うんです。その点はいいんですけれども、筆界調査委員ですか、その人たちにどういう人がなったらいいのかなという議論が私の前の委員との質疑でなされていたと思うんですが、そのときにちょっと気になった答弁があったんで...全文を見る
○山内委員 だとしたら、筆界調査委員を、順番に名簿をつくっておいて、事件ごとに、終わったら次の人、終わったら次の人というようにしていくという仕組みが普通なのかなと思うんですけれども、今のお話を聞いていると、境界の紛争とか裁判をやったことがないような方はちょっと御免こうむって、事案...全文を見る
○山内委員 わかりました。  最後に、標準処理期間を定めるという規定になっておりますけれども、これは、境界確定訴訟の審理期間は平均すると三年も四年もになっていると思うんですね。それを何カ月とか何年で決めようとされているんでしょうか。
○山内委員 関係者の手続的保障は充実させるべきだという先ほどの答弁があったと思うんですが、例えば六カ月ぐらいを期間的なマックスと認めると、申請人や関係人の主張とか立証とかをもういいですというふうに途中で打ち切るというようなことも出てくるんじゃないかと思うんですけれども、そうならな...全文を見る
○山内委員 大臣、最初に竹島のお話をしましたけれども、繰り返して言いますと、なぜ島根県議会が竹島の問題を、竹島を日本に編入した一九〇五年から百年たって、だけれどもまだ明確に領有権が発揮、主張されていないということで、韓国を刺激するために問題提起したんじゃないんですよ。日本政府が今...全文を見る
03月29日第162回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  本日は、大臣と人権の問題について議論をさせていただこうと思っています。  一九〇七年からハンセン病については隔離政策をとってきました。その問題について、この三月の一日でしたか、ハンセン病検証会議の最終報告書というのができまして、...全文を見る
○山内委員 ハンセン病の方は、世間ばかりじゃなくて身内からも偏見と差別を一身に受け、戸籍を抜かれ、そして墓も別にしてほしいと言われる。療養所から帰ることもできない。断種あるいは堕胎を強要され、生まれた子供まで殺されたのではないかという疑いまで持たれております。  それに対して、...全文を見る
○山内委員 二〇〇一年五月の熊本地裁の判決で、昭和三十五年ごろには、諸外国から、ハンセン病について、隔離政策を続けるのはおかしい、しかも特効薬もできてきた、そう厳しく指摘してきたのにもかかわらず、今から約九年前までらい予防法を存置させてきたわけなんですね。  その二〇〇一年五月...全文を見る
○山内委員 大臣がそう言われると、次の質問が非常に、私も役目柄というか、通告もしているものですからつらいんですけれども。そこまで言われるのだったら、どうして島根県の平田市に来て、ハンセン病に対していわばらいの人と、私は、らいというのはやはり差別用語だと思うんですね、ここまで来てい...全文を見る
○山内委員 大臣の得意な分野は医療の分野だと思うんですよ。だから、医療用語というか、そういうような発言でマイナス点がつくというのは本当に残念です。  もちろん、鳥取県や島根県のような山陰地方の田舎町に来て、何でもしゃべったって後で問題になることはないなんて思われないでしょう。だ...全文を見る
○山内委員 大臣は、先ほど述べた所信のあいさつに引き続いて、新しい人権救済制度を創設する人権擁護法案の提出及びその成立に向けて精力的な取り組みを進めるとも述べておられるんです。しかし、いまだにこの委員会にも国会にも提出がないじゃないですか。大臣は、今までの行動やことし一月の発言を...全文を見る
○山内委員 他党のことだから、その内容について十分に認識をしているとまでは私もよう言いません。だけれども、例えば、三年前に人権擁護法の質疑をやったときに全く論点になっていない問題を論点にして、同じ与党・政府が、この三年間かわっていないのにもかかわらず、全然違う方向から議論をすると...全文を見る
○山内委員 私は、人権擁護行政というものを本当に充実させたいと思うなら、やはりいい人材を持ってくること、それから、その持ってきた人材が意欲と能力を持って十分に力を発揮できる、そういう組織にすること、この二つが必要だと思うんですね。  ところが、今現在でも、例えば矯正局で事件が起...全文を見る
○山内委員 もし万一、組織のあり方として、これは千歩も譲って、法務省の外局ということを曲げられないんだったら、そうだとしたら、よっぽどの人材を人権委員会の中に招き入れないと本当に不十分だと思いますよ。  例えば、ハンセン病の元患者の皆さんとかあるいはHIVの被害者の方などは最前...全文を見る
○山内委員 もちろんそうですよ。国会の同意人事だから、それはそうなんです。ただ、法務大臣として、あるいは人権擁護をつかさどってきた人権擁護局長として、どういう理念のもとにそういう人権委員会をつくられるのかなということが聞きたいんですよ。  例えば、今まで一生懸命人権問題に取り組...全文を見る
○山内委員 人権擁護局長に、今せっかく答弁いただいたのでもう一つお聞きしたいんですけれども、ノーリターン制というのはとられないんでしょうか。つまり、人権を守る、啓発する、訴訟の援助までしていく、そういう仕組みを今つくろうとしているわけです。だから、よっぽど相談、調査、そういうもの...全文を見る
○山内委員 日本人の美徳の一つに、いろいろな配慮とか気兼ねとかということもあると思うんですね。だから、前いたところで人権問題が起きたときに、気兼ねをして相談とか調査とかに着手しにくいということが人権委員会の姿になっていくと、それはやはりそれでまた不幸なことだと思います。ノーリター...全文を見る
○山内委員 大臣、この点も理解していただきたい点なんですけれども、地方組織に地方法務局を使おうという構想もあるんですね。そうすると、大臣が直接的に指揮命令できる地方法務局が人権委員会の地方の出先機関というのかな、そういうふうになるという仕組みになって、せっかく人権委員会という仕組...全文を見る
○山内委員 国籍条項の問題ですけれども、私は、国籍条項はつけるべきじゃないと思っています。  今、日本の中で外国人登録証を持っておられる方が二百万人もいて、その国の数は百九十カ国、つまり、昔は、割とたくさんの民族がいるという国じゃなかったと思うんですね。だけれども、今、多人種多...全文を見る
○山内委員 人権擁護委員さんというのは全国で二万人ぐらいを選任しようという構想があるようです。二万人というと、その中には人権の擁護にたけた外国の方もたくさんおられると思うんですね。そういう人たちの知識とか経験とか能力を利用しない手はないと私は思います。だから、他党で恐縮ですけれど...全文を見る
○山内委員 そう思います。だから、今提出を阻もうとしている勢力というのは本当に情けない、もう少し勉強してほしいなと私も思っています。  余り時間がなくなりましたけれども、大臣、人権擁護委員さんというのは女性が三割ほどだそうなんですね。女性も共同参画して日本をつくっていかなければ...全文を見る
○山内委員 人権擁護委員さんに関して最後の質問にさせてもらいますが、人権擁護委員さんも、ほかの役職を持っておられる方がおられるんですね。例えば民生委員、自治会長、あるいは保護司さんとの兼任の方もおられます。大変忙しい方々ばかりなんですね。しかも、本当にすがすがしい気持ちになるんで...全文を見る
○山内委員 どうもありがとうございました。  ハンセン病など差別された方々にとって、この問題に対しての偏見や差別を解消し、正しい知識を啓発してほしいと皆さんが望んでおられます。たくさんの不幸を生んだ、たくさんの苦労をしたのだから今こそ幸せになる権利がある、私はそう思って、これか...全文を見る
04月01日第162回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  受刑者処遇法という法律は、私たちは監獄法の改正ではなくて新法の制定だと思っています。今までの悪かった点をこう変えました、こことここに新しい仕組みを取り入れました、そういうめり張りのついた法案に仕上げたいと思いますので、充実した質疑...全文を見る
○山内委員 しかも、仮釈放で出た人の再犯率というか再入所率と満期出所の人の再入所率とを比べると、仮釈放で出た人は、早く出たということで、やはり社会で長くいたいということで、再犯率というのは満期出所の人に比べて低いわけなんですね。だから、そういう意味でも仮釈放制度というのは積極的に...全文を見る
○山内委員 平成十年の六月十八日に最高検察庁が通達を出しております。  この通達の内容は、無期懲役受刑者の中で特に悪質とされる者については、特別の特に丸をして、マル特無期事件として仮出獄をおくらせる、そういうような運用をすべきで、刑務所長や更生保護委員会から無期懲役でもこの人は...全文を見る
○山内委員 法務省の若手の皆さんにきょうまでデータをいろいろたくさんつくってもらったんですが、本当に感謝しております。  その中で、平成十年にこの最高検察庁の通達が出た後、私の目から見ると、平成十一年から、仮釈放の許可申請の件数と、それからそもそも仮釈放を申請する件数、この二つ...全文を見る
○山内委員 保護局長、私、最初に言いましたけれども、定義はなかなか難しい、個々場合分けして語らなければいけないのはわかるんですが、やはり監獄というのはもうなくなるわけですので、私が問いで仮釈放と言っているのに仮出獄と答えられると、後で議事録を見た人が、同じことを答弁しているのかな...全文を見る
○山内委員 先ほどから、個々の受刑者の一番適した処遇を考えて仮釈放について決めていますというようなお話が出てくるんですけれども、若手の方々がつくったデータの中に、仮釈放率というのはほぼ同じようなパーセンテージですし、毎年ほぼ同じような人数の仮釈放者が出ているんですね。つまり、個々...全文を見る
○山内委員 仮釈放とかあるいは満期出所の人たちというのは、それから社会に出ていくわけです。特に、先ほどの小林議員の問題点、医療の面あるいは職業訓練の点などについて、ひとり矯正局だけの問題ではやはり無理だと思いますので、ほかの省との連携というのが必要だと思うんですが、まず、厚生労働...全文を見る
○山内委員 その点で、関連して質問させていただきますけれども、刑務所に入るまでというか逮捕されるまで雇用保険をかけていて、その雇用保険について、出所後からその適用をしてほしいというような議論もあるんですが、そういうような仕組みについてはどう考えていますか。
○山内委員 私は、人生何が意欲を持って過ごしていけるかというと、例えば家族があることもでしょうけれども、やはり仕事があるということが一番だと思うのですね。そのために、行刑施設の中に職業訓練、そして職業をあっせんする、そういう支援センターみたいな考えを持つべきだと私は思うんですけれ...全文を見る
○山内委員 景気がまだまだ十分に回復していないのでなかなか、この次の問いについて悩みながら問いをするんですけれども、六十歳以上から六十五歳未満の方とか障害者、それから母子家庭のお母さん、こういう方には、助成期間の制限はあっても、やはり就職が困難であろうということで助成金の制度があ...全文を見る
○山内委員 仮釈放制度について、やはり一番関連のある仕事というのは保護司さんが担っていると思います。私も、わざわざ私の地元に鳥取保護観察所長が来ていただきまして、意見交換をさせていただきました。保護司さんのいろいろな要望なども日々聞いておられる観察所長さんでしたが、定員を満たして...全文を見る
○山内委員 保護司さんは、地域に帰ってきた前歴を持った人を、身元保証人みたいになるわけですね。自分に対して社会が信頼を与えてくれるというその信頼感をもとに、自分が面倒を見ている前歴を持った人間にもぜひ温かい目で見てやってほしいという活動を本当に毎日されておられて、頭が下がる思いが...全文を見る
○山内委員 保護観察所の方や保護司さんたちが、こういう人に保護司になってほしいなと思って声をかけに行くと、どういう仕事なのかと聞かれて、前歴のある人が家に来る、それは困るなという意見があるようなんですね。何かもう少し面接というか面談する施設をやはりどこかにつくって、それで、保護司...全文を見る
○山内委員 時間が来ましたので、保護観察官の抱える問題などにつきましてもお聞きしようと思ったんですけれども、またの機会にさせていただこうと思っています。  仮釈放で出た人とか満期出所者を社会がどう見るか。監視の目で見るのか、あるいは更生改善を期待して厳しくもありかつ優しく見るの...全文を見る
04月05日第162回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  本日は、三名の参考人の皆様、貴重な提言を賜りましたこと、心から感謝申し上げたいと思っております。  まず、久保井参考人にお話を伺いたいと思います。  私は、数カ月前に、用事がありまして大阪弁護士会館に行きました。そうしたら、弁...全文を見る
○山内委員 力による支配から対話、そして処遇を大切にするという意味では、行刑というのが質的に転換をしたと私は思っています。  ところが、先ほど参考人の意見の中で八十点ぐらいかなと言われたのがちょっと気になるんですけれども、例えば、日本の刑務所もヨーロッパの刑務所もたくさん見られ...全文を見る
○山内委員 続きまして、江川参考人にお話を伺いたいと思います。  私も朝、テレビをつけて江川参考人の鋭いコメントなどを聞いていますと、本当にこの人は立派な人だなと思って、私も江川参考人の、テレビの画面を通じてですけれども、一ファンでございますので、これからも日本の進路が誤らない...全文を見る
○山内委員 私は、きょうの参考人の話の中で一番印象に残った言葉が、いつかは社会に帰ってくる、この言葉です。とにかく刑期には満期があるわけですから、必ず帰ってくる。  私は、法務省の人たちにも言うんですけれども、この受刑者が社会に出てどういう生活をするのかというのは、出た後のケア...全文を見る
○山内委員 どうもありがとうございました。
04月06日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  境港市のように水産業を基幹産業とするような地域では、魚の水揚げによってその地域の経済が左右されます。その水揚げされた魚をそのまま商品として、あるいは加工品として消費者の多様なニーズにこたえていくということは、その地域の存立そのもの...全文を見る
○山内委員 確かに、ズワイガニにつきましては、漁の期間とか、それから一隻の船がとる箱数、それもきちんと制限し合って資源回復に努めたということもあって、悪かったときの約倍ぐらいの漁獲量があるようですけれども、事ベニズワイに関しましては、今大臣おっしゃっていただきましたように、EEZ...全文を見る
○山内委員 大臣がそろそろ参議院の方に行かれないといけないようですので、大臣に最後の質問をさせていただきます。  日韓暫定水域の問題についてはいろいろ論点がございますので、また後日まとめてお伺いをすることにしまして、このベニズワイガニの問題、これは日韓暫定水域で随分たくさんとれ...全文を見る
○山内委員 どうもありがとうございました。  日韓漁業交渉の問題については、今、民間ベースで頑張ってくれというようなことで、国が前面に出ていないという状況がございますので、もう少し国の方で、日本の水産業を守っていくという視点から、取り組みをもっと積極的に行っていただきたいと思っ...全文を見る
○山内委員 鳥取県については資源回復計画の禁漁期間の定めを一年先送りしていただけるようですし、その点も含めて、地元の要望も十分に聞きながら、これからの施策を推進していただきたいと思っています。  今回の水産資源等の法律の問題に入らせていただきますが、その前に、ちょっと残念な事件...全文を見る
○山内委員 ジャガイモセンチュウですか、この虫は人体には害がないということで、私もですけれども、子供たちも本当に好きな食べ物なものですから、新聞記事を見たときにはびっくりしましたけれども、後で人体に影響はないということを聞いて、本当に父親としてほっとしました。  しかし、この人...全文を見る
○山内委員 植物防疫については、例えばアメリカのレタスにも害虫がついていたという事例も最近ありますし、コガネムシを子供たちが、お父さんも一緒になって日本に輸入した、昆虫の標本に似せて輸入したというような事件も起きております。やはり防疫というのは、関税と同じで、外国からの変なものの...全文を見る
○山内委員 副大臣のおっしゃることは私もわかるんですけれども、例えばこのジャガイモシストセンチュウですか、この病気にしても、もともと北海道に何年か前からいる病気だったんですよね。だけれども、やはりその検疫が必要だということで、今回のカルビーの事件みたいに摘発、告発まで行ったわけで...全文を見る
○山内委員 時間が来ましたので最後にさせていただきますけれども、霞ヶ浦で最初に見つかったものですから霞ヶ浦が一番悪くなっていて、かわいそうに思うんですけれども、そもそも霞ヶ浦で発生したのが何なのかということをやはり考えないといけないと思います。  それから、霞ヶ浦に何かコイを捨...全文を見る
○山内委員 BSEを初め、植物あるいは水産物について食の安全が今まさに問われていると思っておりますので、これからも農水省として全力でこの問題について取り組んでいただきたいことを最後にお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月08日第162回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○山内委員 ただいま議題となりました修正案について、提出者を代表して、その趣旨を御説明いたします。  第一は、この法律の目的について、受刑者等の状況に応じた処遇を行う旨の文言を加えるものでございます。  第二は、刑事施設視察委員会の意見の公表について、法務大臣が公表する概要に...全文を見る
04月14日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  このたび、食料・農業・農村基本計画が策定されまして、その内容の中にも、そして本法の中にも、担い手として認定農業者、そして集落営農、特定農業団体というのがしっかりと位置づけられたということなんですが、この内容を見まして、まず、これは...全文を見る
○山内委員 私もそうすべきだとは思うんですけれども、今までの農業政策を見ていますと、多面的機能ということを重視する立場だったとは思うんですけれども、産業政策としての農業振興政策と、それから、地域をどう生かしていくかという地域政策としての農村振興政策と、両論を同じように重視してきて...全文を見る
○山内委員 今の副大臣の話から受け取れるのは、ちょっとめり張りのついた農政をやっていこうじゃないか、特に集中化ということですね、重点的に農家を育てていこう、そういう政策が必要ではないかと思うというような話だったんですけれども、一つ私が心配しているのは、西日本の農業を心配するんです...全文を見る
○山内委員 昨年の年末は確かに特殊な要因もほかにございましたので、輸入のネギが多かったけれども、日本のネギは値崩れしなかったというふうな事情は私も把握しております。  しかし、昨年のなべのシーズンに向かって物すごく、前年同期比とか先月末比と比べても二倍とか、たくさん入ってきたも...全文を見る
○山内委員 それから、集落営農の関係についてお聞きしますと、集落営農は、基本計画を読んでみますと、どうも特定農業団体になっていってほしいという方向で考えておられるようなんですね。つまり、組織的にもそれから会計の面でも、しっかりとした団体にこれからの日本の農政を任せていこう、そうい...全文を見る
○山内委員 先送りの話というのは、後で、耕作放棄地の面積が確定していないということでもお聞きしたいと思うんですけれども。  集落営農としてできない、あるいは認定農業者も多くない地区というのは、多分どこでもあると思いますので、そういうところが規模拡大を努力していこうというような意...全文を見る
○山内委員 きのう通告して、副大臣にそうやって勉強してもらって、うれしく思っています。  先ほど生産局長のお話のときに言ったんですけれども、何というんですかね、ちょっとこの法案が拙速に映るかなという議論をするときに、やはりもう一つの論点である耕作放棄地の問題なんですね。平成の七...全文を見る
○山内委員 もう一つ、あれっ、どうかなと思う施策の一つに、都道府県知事が指導、勧告をするというようなことが規定されるんですけれども、これは、私も鳥取県だけですけれども、聞いてみました。そうしたら、農地の担当者がこういうことを言うんですね、農振法にも同じような規定があります、しかし...全文を見る
○山内委員 生産局長が涙ながらにお願いされるわけですから、それはもう全国の都道府県知事に本当にこのテレビ中継をぜひ見ていただきたかったなと思っております。  最後の質問になりますけれども、私も五年前に議員にならせていただいて、しばらくして、農水委員にも何年か前になりました。その...全文を見る
○山内委員 局長の話、もう少し聞いていたかったんですけれども、時間がなくなりましたのでこれで終わります。確かに、プロ農家を育てるということは大事なことだと思います。しかし、意欲があっても、本当に大きな圃場もない、実績も十分にうかがえなかった、そういう地域があるのも間違いないと思い...全文を見る
04月20日第162回国会 衆議院 法務委員会財務金融委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  私は、二十一世紀の日本は事前規制型の社会から事後チェック型の社会にどの分野も移行していくべきだと思っています。  特に、この会社法の質疑をするに当たって、やはり投資家あるいは株主は保護しつつも、しかし、しっかりと自由度を高めて経...全文を見る
○山内委員 一つ一つの事件を通じて、そこにどういう問題があったから注目を浴びるような事件になっていったのかということを、やはり検証したり反省したりすることが必要だと思っているんですね。  例えば、コーポレートガバナンスとかコンプライアンスという片仮名用語がもてはやされるというか...全文を見る
○山内委員 銀行は、自分の会社を市場で評価してもらうということはもちろんですけれども、人のお金も預かっている商売ですので、やはり一般企業とは違う、また特別なそういう取締役あるいは監視役のチェック機能なんかも十分に果たしてもらわないといけないと私は思っています。  この大和銀行の...全文を見る
○山内委員 後で社外取締役のことについてお聞きしようと思うんですけれども、それ以外でも、会計監査人の範囲あるいは責務を拡大したり、あるいは会計参与という仕組みを新しく導入することによって、外部からの話を聞こう、風通しのよく、透明性のある企業を形づくっていこうというような仕組みが今...全文を見る
○山内委員 そういう外部の人たちが会社に入っていって、本当に自分たちの専門性を生かして健全な企業に取締役と一緒になってつくり上げていく、そういう仕組みができ上がればいいことだなと私も思います。  しかし、取締役がしっかりしているかどうかがやはり最後には重要になってくると思うんで...全文を見る
○山内委員 しかし、取締役がそういう義務に違反した場合には、やはり代表訴訟で判断していただくという機会もふえてくるんだろうと思います。事後チェック型社会を目指すということになれば、やはり代表訴訟制度というのはしっかりと充実したものにつくり上げていく必要があろうかと私は思っています...全文を見る
○山内委員 民事局長、今のは二号も一緒に言われたんだと思うんですけれども、私は一号に限定して聞いたつもりなんですよね。  その株主代表訴訟が、本店所在地を東京にしている会社が一流企業では多いと思うんですが、年間に二十件ほどだそうでして、例えばその中に仮に濫用にわたる訴訟が提起さ...全文を見る
○山内委員 訴権の濫用にわたる訴えが提起されて、裁判所も迷惑するし会社も迷惑する、だから、その場合には、違法な訴え提起を抑止する効果として担保提供命令という仕組みがつくられているわけです。  それから、会社が何か面倒な事件に巻き込まれてしまって損害が出た場合、あるいは早く事件を...全文を見る
○山内委員 時間が足りなくて、ちょっと用意していた質問ができなくなったんですけれども、午前中の参考人質疑で、私は、各参考人がおっしゃった中で共通していた話題に社外取締役という言葉が多く出てきたなと思ったんですね。この社外取締役のことで少しお話をお聞きしたいんです。  私も、各参...全文を見る
○山内委員 その金融審議会の場で出ている議論、つまり、敵対的買収に対して適時適切にとれる措置については社外取締役も積極的に判断を加えていこう、そういう仕組みというのは、私は、そういう議論とか、けさの参考人の意見を聞きながら、なるほどな、いい仕組みじゃないかなとは思ったんですね。 ...全文を見る
○山内委員 社外取締役にそれほど大事な責務を負わせるということになれば、今、会社法の中で責任制限が、社外取締役の責任については代表取締役の三分の一でいいとか、とにかく社外取締役はどなたでも入ってきていただいていい、責任も軽くしておいてあげていますよ、これじゃ、身をもって、責任を持...全文を見る
04月26日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第2号
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○山内分科員 民主党の山内おさむでございます。  昨日起きました福知山の列車脱線事故につきましては、死者の数も七十数名と大変多く、負傷された方も数百人単位でおられまして、心を痛めております。私の父親も鉄道のOBでございまして、列車の事故というのは本当に今でもこんなに多数の方が犠...全文を見る
○山内分科員 大臣には昨日の事故で対策等大変お忙しいところ、大臣からも答弁をいただきたいことがあると希望しましたところ、こうやって委員会に来ていただいたことを感謝いたしております。  今のお話で、三月一日から改正油濁法が施行されたわけですけれども、そのおかげでといいますか、境港...全文を見る
○山内分科員 保険に加入することがその国の自己責任であるということはよくわかるんですけれども、百トンを下回る船で、例えば同じ量のカニとかアサリとかを何回も無保険船が入港するということによって、それだけ購入コストもかかるわけでございますので、地元としても相当悩んでおられます。  ...全文を見る
○山内分科員 水産資源ということでお聞きしますと、資源管理ということもこれから大切な論点だろうと思っています。  韓国との関係でいえば、日韓暫定水域が設定されておりますけれども、日本の領海内、あるいは公海上はもちろんですけれども、日韓暫定水域内での乱獲などによる水産資源の減少と...全文を見る
○山内分科員 それはよろしくお願いいたします。  観光の面について、これから少しお話をお伺いしたいと思います。  韓国との間で飛行機を飛ばしております航空会社の話によりますと、韓国は竹島問題が今最大の問題で、特に距離が近いといいますか、日本海を間に置いて近い位置にある山陰の学...全文を見る
○山内分科員 大臣、これは通告していないことなんですが、今、三月に島根県議会で竹島問題で大きな騒ぎになりました。四月が教科書。それで、八月に靖国神社に総理が参拝すると、多分、五月、六月辛抱すれば、みんながまた静かになってくれるんじゃないかと期待している地元の人たちや航空会社、船舶...全文を見る
○山内分科員 どうもありがとうございました。  先ほどの航空局長の話ですと、やっぱり航空便等に影響が出ているというお話だったんですが、今の大臣のお話で、事態の鎮静化も必ず来るというお話だったんですが、ほかに積極的な手だてはないものかと。テレビで騒がれるだけで全然心配ないという声...全文を見る
○山内分科員 竹島が山陰地区にあるということで、先ほども述べましたようないろんな問題が出てきております。  国交省としても、山陰地区の観光振興のためにより一層取り組んでいただきたいと希望するのですが、御検討をいただけるものなんでしょうか。
○山内分科員 今、日本の漫画とかアニメーションが世界的に評価を受けていると思っています。「名探偵コナン」の作者の出身地でもございますし、先ほど妖怪のお話も出ましたけれども、「ゲゲゲの鬼太郎」という漫画をかいておられます水木しげるさんも境港に住んでおられた方でございまして、何か妖怪...全文を見る
○山内分科員 そういう応援をしていただいて観光地として発展していくにしても、やはり人が来てくれないと困りますので、人口集積地との間でどういうアクセスが整っているかがやはり重要な問題だと思います。  山陰地区でいえば、大阪とそれから広島がやはり近くでは大都市でございますので、山陰...全文を見る
○山内分科員 より積極的な施策の推進をお願いいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。
05月10日第162回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  本日は、主に会計参与の点について御質問させていただこうと思っています。  なかなか景気が回復しなくて、中小企業の皆さんは大変困っておられます。この経済状況の中で、中小企業あるいは零細企業の皆さんが、金融の何かいい方法がないかとい...全文を見る
○山内委員 これまでの我が国の中小あるいは零細企業の皆さんが資金を得るためには、どうしても不動産担保に頼ったり、あるいは個人保証、経営者の個人保証もですけれども、第三者まで頼んで借り入れをしなければならなかったわけですね。ところが、中小企業の中でも元気のいい会社もございまして、そ...全文を見る
○山内委員 後で「中小企業の会計」についての論点は聞こうと思っていますけれども、最低資本金制度が撤廃されたということによって、やはり一つには、マイナスの部分でいえば、しっかりとした会社かどうかを見分ける能力が、債権者やあるいは金融機関に審査能力が求められる時代になると思うんですね...全文を見る
○山内委員 会社の発展ということを考えて会計参与制度を導入していくという基本的なスタンスはわかりますが、本当に金融を得るためということにちっちゃくならないで、やはりこれからは特に、今までの顧客とかあるいは消費者の方だけを相手にしていたのでは売り上げも限界がある、新しい取引先を見つ...全文を見る
○山内委員 だとしたら余計に、日本の国内独自の仕組みをつくり上げたわけですから、絶対にまた失敗も許されないと思いますし、こういう仕組みを海外からも見られているということになるわけですね。  この会計参与の問題について、私は、法案の内容がわかってから、東京や地元で公認会計士の皆さ...全文を見る
○山内委員 最後におっしゃいました税理士会とか公認会計士協会の理解が得られたということはわかるんですが、このお二人の教授の発言についても最終的には法制審議会で理解が得られたというような認識を持ってよろしいんでしょうか。——はい、わかりました。  それから、こういうようなことを指...全文を見る
○山内委員 今の経営者の皆さんも、先行きが不透明な中で大変多忙な毎日を送っておられますので、会計帳簿について時間を割くこともなかなか大変なのかなとも思いますし、今大臣がおっしゃったことはそのとおりかなとも思ってはおります。  それから、こういう論点がございまして、会計参与制度を...全文を見る
○山内委員 知り合いの公認会計士の方からこういう発言もございました。会計監査を公認会計士がやっているので、こういう会計参与の仕組みをつくらなくても、会計監査人がしっかり監査をしていけばこういう新しい制度を導入するまでのことはないのではないかと。もしコスト面について問題があるなら、...全文を見る
○山内委員 会計参与が会社の機関と位置づけられることによって、取締役会あるいは株主総会での新たな行動が求められることになるわけですね。  そのことでお伺いしたいんですけれども、経理担当取締役の方と共同作成をする、そのときに、例えば建設業者でいえば、その自治体の建設業の格付を維持...全文を見る
○山内委員 取締役会に出席する義務が、会社の機関として求められるわけですね。ですから、そこに出て、今取締役がしようとされたり自分に命じられていることはこういう点が問題で、こんなことをやったら会社が危うくなりますよというようなことを積極的に発言して、取締役の例えば改ざんとか証拠隠滅...全文を見る
○山内委員 それでも言うことを聞かない場合がありますよね。つまり、取締役が私腹を肥やすためにそうしているんだったら、それはもう許すべからざることなんでしょうけれども、そうすることが会社のためになるんだと思う経営者もおりますよね。だから、会計参与としては、本当にそういう人を根本から...全文を見る
○山内委員 つまり、会計参与が自分をやめさせるかあるいは取締役をやめさせるのかの判断を求めるということになったり、あるいは会計参与の職を辞するというところまでやはりそういう場合はいくんでしょうかね。  それから、共同作成というのは、取締役やあるいは経理担当の職員、従業員さんがつ...全文を見る
○山内委員 とにかく、公認会計士あるいは税理士の皆さんが一番責任が問われるときは、その会社が倒産したときだと思いますね。代表訴訟やあるいは第三者責任を負わされるかもしれないけれども、あえて会計参与になったわけだから、自分も共同作成した書面で、例えば会社が危うくなったときには、やは...全文を見る
○山内委員 今お話に出ました報酬の件なんですが、統計によりますと、中小零細企業のうちの七割は赤字企業だと言われています。もちろん、訴訟リスクを背負って会社の中に入ってきていただくそういう専門職の方には、それ相応の報酬を払わなければいけないと思うんですね。そうすると、例えば、売り上...全文を見る
○山内委員 政府の答弁はよくわかりますけれども、例えばこれからは一千万円以上の売り上げがある中小零細企業にも消費税がかかっていくわけですし、なかなかいろいろな出費は今の中小企業には大変かなという思いも持っております。  中小零細企業については、そうはいっても会計参与制度を充実さ...全文を見る
○山内委員 銀行が、例えば、会計参与を導入している会社には金利を〇・五%ほかの会社より下げて貸し出ししますという方針をとったとしたら、資金繰りにあえいでいる中小企業というのは、いや、うちの会社も採用しようという動きになっていくと思うんですが、金融庁はそういう会計参与制度を積極的に...全文を見る
○山内委員 しかし、「中小企業の会計」という基準をとってそういう決算をしたり外部に計算書類を明らかにしているような会社については、金融機関は積極的な対応をし始めているわけでしょう。  ですから、中小企業にとっては、例えば金利が軽減してもらえるんじゃないかとか、今まで五千万の与信...全文を見る
○山内委員 その会計参与になられる方が公認会計士と税理士とそれらの方々がつくっている法人なわけですから、当然、守秘義務がかかってくると思います。株主や債権者が会社に開示を求めないでそういう事務所に開示を求めてこられたときに、守秘義務とバッティングするんじゃないかということを懸念す...全文を見る
○山内委員 そうすると、こういう場合はどうなんでしょうか。  今まで貸し付けをしていた銀行はその企業にとっては債権者になりますね。ですから、そういう会計参与の事務所に来られても開示をするということになるんですが、今までメーンだと頼っていた銀行が貸し出しを渋り始めた。例えばそれが...全文を見る
○山内委員 そのとおりだとは思うんですけれども、債権者でないから開示しませんというような対応をもし税理士事務所がとったとしたら、会社としては、税理士さんからも一言、我が社は立派な会社だと言ってほしいと思っていた経営者にとってはちょっとがくっとくるかもしれませんので、何か私も頭の中...全文を見る
○山内委員 ありがとうございました。やはり十分な研修をしていただいて、間違いのないコンサルティング能力を養成していただきたいと思っています。  最後に二、三点、「中小企業の会計」のことについてお聞きします。  「中小企業の会計」がなぜ議論されるのかというと、税理士によってとる...全文を見る
○山内委員 せっかくそういう四つの大きな団体が一つの指針というんですか、つくろうとしているわけですから、例えば、会計参与として入っていく公認会計士や税理士さんには、「中小企業の会計」という指針にのっとった帳簿をつくって信用性を高めていってほしいというような指導はされていく考えなん...全文を見る
○山内委員 一番最初の質疑のころに出た話で、政府系金融機関の話がありましたけれども、政府系金融機関の融資に当たっては、「中小企業の会計」に沿った計算書類を積極的に活用するというような動きにこれからはなっていくんでしょうか。
○山内委員 時間が来ましたので終わりますが、そういう「中小企業の会計」をいろいろなところで普及させていくということになると、それを知らない人たちが不利な状態に置かれたらかわいそうですので、これからも普及活動に積極的に対処していただきたいということと、それから、中小零細の皆さんにと...全文を見る
05月12日第162回国会 参議院 法務委員会 第18号
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○衆議院議員(山内おさむ君) 修正案の提出者を代表して答弁をさせていただきます。  先ほども江田議員がおっしゃいましたように、九十七年ぶりの改正ということでこの法案の審議ということになっているんですが、私たちは、約百年ぶりに作り上げるんだから全く新しい法律を作りたいなという思い...全文を見る
○衆議院議員(山内おさむ君) 法文の中には書き込めなかったんですが、附帯決議を作成、衆議院の段階で附帯決議を作成するときに随分政府と議論した論点がございます。  一つには、単独室を原則とすると。つまり、昼は集団で作業をしたり、みんなでもう立ち直っていこうなと議論をすると。しかし...全文を見る
05月17日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  私の高校の同級生が、昨年から突然牛を飼い始めまして、なぜ畜産の方に進んだのかと聞きますと、割と子牛の段階から補助の制度がある、それから、稲作をしていてもなかなか展望が開けない、そういうようなことを言っておりました。  しかし、昨...全文を見る
○山内委員 だとすれば、排せつ物の量をどうやっていくか。つまり、減少させる方法を考えていかなければならないと思いますし、排せつ物自体の利用も積極的に考えていかなければいけないということになるわけですね。  ところが、極めて逆説的に言いますと、牛肉を輸入すれば排せつ物の量は日本国...全文を見る
○山内委員 ありがとうございます。  農水省としては、先ほどからお聞きしておりますけれども、現段階において、排せつ物の有効利用についてはどのあたりまで研究が進められたり、そのめどが立っていることなんでしょうか。
○山内委員 国交省に聞きますけれども、国交省でも、のり面の緑化工事あるいは港湾、安全地帯の植栽工事などに堆肥を使って種つけ等をしているということを聞いておりますけれども、このあたりはどの程度まで堆肥が利用されているんでしょうか。
○山内委員 年間にどれぐらいの堆肥あるいは排せつ物を公共土木工事に使うのかとか、あるいは今後ふやしていくかどうかについてはお答え願えますか。
○山内委員 農水省の方も、これから排せつ物の量が今後十年間にわたってふえていくという数値が推計で出ているわけですから、国交省との間でも堆肥の利用については協議をぜひしていっていただきたいと思います。  それでは、先ほど政務官がおっしゃいました項目について、有効利用の項目について...全文を見る
○山内委員 今、海外の話が出たんですけれども、飼料用作物をつくるときに、堆肥を利用して土づくり、畑づくりをしているわけですね。その際に考えなければいけないのが、飼料については外国からたくさん入ってくる、しかし、今問題となっているBSEにしても口蹄疫にしても、海外から入ってきた飼料...全文を見る
○山内委員 畜産農家のところに訪問させていただきますと、オーストラリアとかから入ったトウモロコシですとか、物すごい量が積んであるんですね。今おっしゃいましたように、稲わら、それに比べると随分飼料が濃いというか、濃厚飼料で、そんなに無理して食べさせて肉にしなくてはいけないのかなと、...全文を見る
○山内委員 先月、農業促進法で、遊休農地を少なくしていこうという施策が定められたわけですけれども、日本の中の遊休農地はたくさん発生させておいて、海外から飼料を輸入するというのは、私は、やはりどうしても、バランスを欠いていると思うんですね。ところが、飼料用作物の生産については補助金...全文を見る
○山内委員 より積極的な施策を期待しております。  それから、有効利用、堆肥化の次にお聞きしたいのが、焼却あるいは炭化ということが挙げられました。  この点については、例えば九千万トンのうちの何万トンをそういう仕組みによって焼却処分をしたり、あるいはメタンを発生させるとか、そ...全文を見る
○山内委員 そうすると、家畜が排せつをたくさんしなくなれば排せつ物の量も減ってくると思うんですが、そのあたりの論点については研究されてはおられませんか。つまり、排せつ物の減量化ということについてはどうでしょうか。
○山内委員 先ほどの濃厚飼料の件にしてもそうですけれども、たくさん食べさせて生育を早めて、若い時分からどんどん肉にしていくという施策は、それは例えば短期的に見れば、牛肉の市場がいいときにはどんどん若い牛を出していいわけでして、けさ、先ほど会館を出るときに朝刊を読んでいましたら、ロ...全文を見る
○山内委員 排せつ物の減量化について最後にお聞きします。  畜産農家がふえてくると、近所でも牛を飼っているとか豚の鳴き声がするとかということになってくるわけで、子供たちもぜひ積極的に動物、家畜と触れ合って、その中から日本の農業を考えてくれるような子供がふえてくれることを祈ってい...全文を見る
○山内委員 国交省にしても文科省にしても、数値目標、つまり年間これだけの量を減らしていきますというようなことがなかなか数字として出てこないんですけれども、排せつ物が増加していくというのは日本の畜産経営が健全に発展するということの証拠だと思うんですね。だからそういう意味でも、農水省...全文を見る
05月17日第162回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  いよいよ会社法の質疑も最終バッターになりまして、本当に千条からの新しい法律をこの程度の審議時間で終わらせていいのかなという気もいたしますけれども、何か複雑な思いがしております。  四日ほど前に司法書士会の方が来られまして、今まで...全文を見る
○山内委員 私は、今回の会社法案は、単に有限会社法を改正するわけでもないし、商法の会社法の規定をまた新たにつくり直すということでもなくて、やはり会社法という本当に新しい法律をつくり上げていくという作業だと思ってこの審議に臨んでいたんですね。ですから、今まで無制限な期間だったのを何...全文を見る
○山内委員 信頼性は失われるでしょう。なぜならば、例えば、十年のうちの一年目で取締役をやめた人でも、あとの九年間、次の改選までやめさせませんよ、仕事はしてくださいよという擬制をつくり上げることというのは、やはり私はおかしいと思っているんですね。つまり、十年の間かえない、かわらない...全文を見る
○山内委員 会社の自治に任せるという点はわからないわけではないんですけれども、有限会社を、存続会社は別にして、日本の法体系の中からなくしていこうというのが今回の法案なわけですから、できるだけ今までの株式会社的な考えになるべきだと思うんですね。そのためには、二年ごとという仕組みはや...全文を見る
○山内委員 この登記簿の関係は、例えばみなし解散にも影響すると思うんですね。  任期が十年になって、見直しの期間を十二年というふうに立法すると、例えば、五年間で十一万社にも上る会社が休眠状態になって、本当につぶしますかといって通知をすると、そのうちの三万社が、いやいや、まだ会社...全文を見る
○山内委員 適切に対処されるのはいいんですけれども、やはり幽霊会社とか実体のない会社がふえるわけです。  特に、サラ金会社の相談を受けていまして、サラ金会社が例えば株式会社何とかというダイレクトメール、はがきを全国に二、三十万枚ずつ送ってサラ金の被害が発生しているわけですね。そ...全文を見る
○山内委員 政務官、とても詳しい御説明をいただきまして、ありがとうございました。  同一商号の点についても若干お聞かせ願いたいと思います。  同一商号禁止の制度を廃止されるわけですけれども、これについても、随分実社会の中で混乱が生じるのではないかと弁護士や司法書士の間から声が...全文を見る
○山内委員 そんなに少ないんですかね。随分私なども相談を受けたりするんですけれども。  この同一商号の禁止を廃止するという仕組みは、そもそも、今までの審議の経過でお聞きしていますと、例えば新しく会社をつくる人が、自分で好きな名前を商号で登記して、活発な経済活動を行いたいと。たま...全文を見る
○山内委員 余り難しい質問をしているとは思わないんですけれども、少しずれているようです。  では、今の差しとめを求めるということも条文に書いてありますけれども、仮処分などを申し立ててその商号の使用を禁止するという手続が今は普通だと思うんですね。だけれども、裁判所を利用しての手続...全文を見る
○山内委員 最後にしますけれども、今の論点については、附帯決議を考えた者の間で考えつきまして、簡易な解決方法を考えますという条項を入れさせてもらいましたので、ぜひとも施行の前、直前じゃなくてもっと早い段階で、そういう仕組みを考えていっていただかないと本当に混乱をすると思いますので...全文を見る
05月19日第162回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○衆議院議員(山内おさむ君) 会社法案に対しましては、衆議院の法務委員会におきまして十三項目の附帯決議を付けました。この内容は、私たち民主党が政府案に対して修正項目を要求した事項のほかに、政府に格段の努力をしてほしい、そういう内容についても書かせていただいたつもりでございます。 ...全文を見る
06月07日第162回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  先日来、刑事施設法そして会社法、衆議院の法務委員会で修正になった部分につきまして、参議院の方で今審議されたり、可決、成立したりしておるこの二法につきまして、参議院へ私も修正案提案者として行かせていただきました。  そのときに、一...全文を見る
○山内委員 船主責任制限法が被害者にとって厚くないということの理由は何ですか。
○山内委員 あなたは、参議院の答弁や与党の質問に対しては、どうして批准しなければならなかったのかというのは、経済の実勢がインフレによって、実際の人一人の命、あるいは岸壁や船舶の損害額とインフレによる下落とが物すごく離れたから、今回批准して本法を改正しなければいけないと答えているん...全文を見る
○山内委員 インフレを考えるなら、だったら九年も放置しておいたということはどういうことなんですか。日本は世界に冠たる海洋国家として自他ともに認められているわけですから、一年でも早く、人の命、船舶の損害額と乖離していたら、もっと早くこの法案を提出する、あるいは条約を早く批准しておく...全文を見る
○山内委員 そうすると、我が国の物価上昇率とか賃金上昇率との比較ではどういう答弁になるんですか。
○山内委員 でも、これも昭和五十七年からもう二十年以上たつわけですよね。だから、被害保護が薄いから手厚くするために改正しましたというその答弁と本法の改正というのが、ちょっと同じように考えられないと思いますので、後でまたその点は聞きますけれども、適時適切な改正ということは常に立法者...全文を見る
○山内委員 しかし、例えば犯罪被害者保護などにつきましても、犯給法の金額の値上げとか、もっと違うシステムをつくったらいいんじゃないかというような議論も出ておりますよね。  それから、私は船主責任制限法の条文を読んだときにぱっと思いついたのが、失火責任法ですね。例えば、ある家の中...全文を見る
○山内委員 私が、なぜそもそもこういう被害者のことをもう少し考えていただきたいと言いますのは、二〇〇三年の七月に、私の地元である鳥取県の境港市の共和水産という会社に所属している船が、玄界灘でパナマ船籍の船に、漁をしているところに追突されまして、七人亡くなって、船も全く沈没したんで...全文を見る
○山内委員 いわゆる私的な解決で終わったので国として詳細を御存じないということならば、それはいたし方ないことですけれども、それほど、実勢価格と補てんされる金額というのが違うという事実だけでもぜひ重くとらえていただきたいなと私は思います。  もう一つ、この問題について実は地元で大...全文を見る
○山内委員 ただ、国としても、経済というか貿易の問題についてはやはり関心を持っていただかなければいけないことだと思うんですね。ですから、今回の法案が成立をすることによって、例えばどれぐらいのトン数、例えば何トンのトン数の船は幾らが幾らになるかというようなことについて調査されたりし...全文を見る
○山内委員 わかりました。  では、次の質問に移ります。  だとすれば、今後のインフレによって責任限度額に関する条約をまた改正しなければいけないというようなことになるかもしれませんが、どのような時点でどういう手続によってこの改正作業というのは進んでいくんでしょうか。
○山内委員 では、改正の見込みは今後どれだけあるかというようなことは言えますか。
○山内委員 大臣、最初、議定書の締約国がまだまだ、聞いた数字では、世界で二百も国がある時代に、本当に少ないと思うんですけれども、今後この条約を批准していく国というのはふえていくんでしょうか。
○山内委員 外務省の政務官にも来ていただいておりますけれども、最後にお伺いしたいと思います。  我が国は海洋国家としてこれからも世界に冠たる国とならなければならないと思うんですが、責任限度額が多くなってくると余計、自動車保険でもそうですけれども、こういう海洋の事故についての保険...全文を見る
○山内委員 ちょうど質疑時間で、本当に、きちんと合わせたような長い御説明、ありがとうございました。  大臣、冒頭に述べましたけれども、本当に、参議院でも質疑は終わっていますし、衆議院でも与党の皆さんの貴重な提言を含めた質問もありましたので、できましたら、次に控える我が党の同僚議...全文を見る
06月09日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  本日は、種苗法に関して質疑をさせていただきます。  この法案を審議するに当たって、私も、地元とか、何カ所か意見交換をさせていただきました。  とにかく、五年とか十年の単位で研究したり実験をする。そして、新しい品種ができ上がって...全文を見る
○山内委員 これは地元の人が言ったということじゃないんですけれども、審査の期間が長引く原因の一つには、例えば、その製品が当該地区だけじゃなくて、全国的にたくさんの畑でつくられているものだとか、それから、日本の農業を救うぐらいのお金を生んでくれる新品種だとか、そういうような登録申請...全文を見る
○山内委員 それから、育成者権を侵害されたということで損害賠償の請求ができるわけなんですけれども、例えば、政務官も経験があると思うんですが、特許訴訟類似の訴訟ですよね。そうすると、育成者権者が、自分の育成者権者としての新品種登録と、それから、相手との異同とかを立証したり、それをま...全文を見る
○山内委員 先ほど言われました中に、品種保護Gメンのことを触れられたと思うんですけれども、省の若い方から聞くと、まだ四名ぐらいのようでして、それで、一万何千ですか、二万ですか、それぐらいの新品種についての保護を徹底していくというのはなかなか大変だと思うんですね。ですから、人的に充...全文を見る
○山内委員 それからもう一点は、青色発光ダイオードの事件が結構注目を浴びまして、特許とか育成者権ですね。組織というか、研究所の中で、ある一人の研究員が開発、発明したというような場合に、育成者権が組織である研究機関のものとなるのか、それとも個人のものとなるのかということも問題として...全文を見る
○山内委員 ありがとうございました。  それで、一つ、DNAのことについても押さえておかなければいけない論点だと思うんですね。  先ほど我が党の法務部門会議の勉強会をやっていたんですけれども、そこで出た議論の一つに、女性が離婚してから再婚するまでの間に禁止期間を設けているんで...全文を見る
○山内委員 特に、加工品になるとか、加工品にまた手を加えて何か別なものにする、どんどんそういう製品をつくっていけばいくほどDNAだけが頼りになってくるわけですから、刑事罰の適用の範囲を拡大するという意味でも、やはりDNAの識別方法をしっかりと確立することは必要だと私も思っておりま...全文を見る
○山内委員 引き続きの検討をお願いしたいと思います。  鳥取県の園芸試験場では、県独自の事業として、年間五千枚のナシの葉の検体を調査して、人工授粉の必要性の有無や、果実の貯蔵性とDNAとの関係を調査しております。  農水省として、各県の特産ともいうべき農産物について、知財立国...全文を見る
○山内委員 また、同じ園芸試験場では、世界スイカ遺伝資源銀行として、栽培に力を入れておりますスイカの遺伝資源を全世界から収集しております。農水省として、世界からの遺伝子集めについてどのように取り組んでいるのか、お伺いしたいと思います。
○山内委員 今政府が、観光客にたくさん日本に来てもらいたいという、ビジット・ジャパンという企画を推進していますし、それからWTO、FTAが各国と締結をされていくということになると、随分人と物が日本に入ってくる。不心得者がいまして、日本から育成者権を侵害するものを海外に持ち出して、...全文を見る
○山内委員 外務省にもお尋ねしますけれども、水際対策をするよりも、当該輸出国での、育成者権を侵害するような輸出をさせない仕組みというのがあれば、それにこしたことはないですよね、日本で準備する必要ないわけですから。  育成者権については例がないとは聞いておりますけれども、模倣品と...全文を見る
○山内委員 大臣、最後にお伺いしたいんですけれども、植物の新品種の保護をする条約がございますね。この条約について、例えばインドみたいな十何億の人口を抱える国も加盟をしていないんです。ですから、日本がもっと積極的に立ち回って、各国の皆さん条約にどんどん加盟をしましょうよ、そして各国...全文を見る
○山内委員 育成者権を知的財産権として位置づけるならば、利用と保護という、一見矛盾するかのような、そういう二つの概念を上手に、バランスよく考えていかなければいけないと思います。引き続き政府の方での十分な取り組みを期待しまして、質問を終わります。ありがとうございました。(西川政府参...全文を見る
06月14日第162回国会 衆議院 法務委員会 第23号
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○山内委員 民主党の山内おさむでございます。  本日は、主に入国管理法の情報提供と旅券の確認義務に絞ってお話を伺いたいと思います。  大臣は、本法の提案理由説明の中で、昨年十二月にテロの未然防止に関する行動計画を策定し、その中でテロリストを入国させないための対策の強化が求めら...全文を見る
○山内委員 それでは、今回新設されます規定の個人情報の海外への情報提供の点については、これはテロリストを入国させないための対策の強化の一環として規定されていることなんでしょうか、それとも違うんでしょうか。
○山内委員 それでは次の質問ですけれども、今のテロの未然防止に関する行動計画によりますと、我が国でもe—パスポートの研究を進めるべきだということが規定されておりますけれども、最近の報道によりますと、外国人が我が国に入国するときに指紋と顔写真をとって、それを国内にいるときに携帯すべ...全文を見る
○山内委員 問題点について研究されるのはいいんですが、指紋押捺制度につきましては、在日の皆さん方の関係でそれが随分問題となり、廃止になったという経過もございますので、政府が全く罪も犯していない人に指紋を押すように求め、犯罪者扱いと同視することは人権上大きな問題があると考えるのです...全文を見る
○山内委員 それはわかるんですが、出国時にまで指紋を求めて、以前に日本に入国してきた人との照合までするというのは、私はちょっと、人権を配慮した運用になるのかどうか、大変危惧をしておりますので、この点は再度指摘をさせていただきたいと思います。  それから、先ほど海外への情報提供の...全文を見る
○山内委員 だとすると、例えば、今、この法案についてはいわゆる人身取引法という別名でも言われていますとおり、人身取引の発生を防止するためにもこの情報提供については利用されるべきだというふうに聞いてよろしいんでしょうか。
○山内委員 それ以外にはないんでしょうか。
○山内委員 ですから、人身取引の関係とテロリストの対策の関係以外については、この情報提供についての規定は適用しないということで聞いてよろしいんでしょうか。
○山内委員 密入国防止のためということは、例えば、具体的にはどういう場合に適用されるんでしょうか。
○山内委員 提供する相手国というのは、どういうところをイメージして規定されているんでしょうか。
○山内委員 いかなる情報を提供するかについてはどう考えたらいいんでしょうか。
○山内委員 そういう具体的な情報の項目あるいはどういう国に情報提供するのかなどについて、どうして法文に書き込まれなかったんでしょうか。
○山内委員 それでは、総務省にお聞きします。  総務省は、情報提供については、個人情報保護法、行政機関情報保護法についての適用がまずそもそもあるとお聞きしてよろしいんでしょうか。
○山内委員 例えば、法務省がいろいろな個人情報を聞き取りによって取得したことについて、それを外国の政府あるいは政府機関に情報提供をするということは、個人情報の目的外利用にはならないんでしょうか。
○山内委員 法務省は、行政機関の保有する個人情報について、外国政府あるいは機関に提供することについては目的外利用にはならないと解釈しているのでしょうか。
○山内委員 法務省が今まで私に説明していたのとは違うんじゃないんですか。
○山内委員 委員長、ちょっと五分ほど休憩させていただけますか。なぜならば、きょうの今まで法務省から説明を受けてきたのと全然違うことを今言っておられまして、今まで説明を受けてきたことに基づいて、私、いろいろあとの問いを構成していたものですから、整理をさせてもらいたいと思いますので、...全文を見る
○山内委員 では、難民の問題について少しお聞きしたいと思います。  入管当局が、迫害する国というか、迫害する側に難民申請者の情報を提供したら、もし仮にその人が強制送還された場合には、わざわざその人の危険性を高めて、そして強制送還をするということになろうかと思うんですけれども、こ...全文を見る
○山内委員 だとすると、クルド人難民について、出身国であり、まさに本人への迫害を行うかもしれないトルコ政府へ情報の照会をしたことは、問題があったとは思われないんでしょうか。
○山内委員 裁判になれば、それは裁判所で議論されていることだから公の機関で議論されていることだ、だからその時点でプライバシーというのはなくなってしまうという理屈なのかもしれませんが、UNHCRでは、訴訟になったとしてもそのプライバシーは保護されるべきだというふうに日本政府に指導を...全文を見る
○山内委員 この法案につきまして附帯決議をつけさせていただこうと思って与党の皆さんと協議をさせていただいたんですが、今、日本の憲法の改正の議論がなされておりまして、その中に、プライバシーの権利、環境権を書き込もう、知る権利を保障しよう、あるいは自衛権を憲法上明記すべきじゃないか、...全文を見る
○山内委員 そうすると、難民申請者からの個人情報については、相手国には情報提供をしない。そういう国際的な基準と全く反する、あるいはUNHCRがマンデートとして難民認定した人についてまでも日本は世界でも類のない強制送還をしたという事実もあってかなりの批判を受けられたわけですから、難...全文を見る
○山内委員 大臣の発言は副大臣の発言より後退しているんですよ、全く。なるべくなんという話はないんですよ。大丈夫かな。難民条約に違反するんですよ。だから、しちゃいけないんですよ。それを副大臣は言われたんですよ。いや、笑い事じゃないですよ。  そうすると、法文上にきちんと、難民申請...全文を見る
○山内委員 政務官の本当に誠実な答弁に感謝したいと思っています。非常に明確に言っていただきましたので、多少は大臣の答弁で不安を覚えたのが解消された気がいたします。  ただ、政務官、一番最初におっしゃいました情報提供の立法趣旨というか提案理由が、密入国者の情報も情報交換する趣旨で...全文を見る
○山内委員 どうもありがとうございました。  それでは、外務省にも来ていただいておりますけれども、我が国は行政機関が持つ個人情報の保護について法制化をして取り組んでおりますが、情報提供の相手国が行政機関個人情報保護法というような法を持たない場合、情報提供を慎重に行うべきではない...全文を見る
○山内委員 入管難民法の法案によりますと、「当該情報が当該外国入国管理当局の職務の遂行に資する目的以外の目的で使用されないよう適切な措置がとられなければならない。」と、ちょっと読むと消極的な規定であるのですが、これは具体的にはどういうことをイメージしたらよろしいのか。外国政府に対...全文を見る
○山内委員 総務省と外務省の政務官、どうもありがとうございました。  それでは、法務大臣政務官に、今の外務省が言われた点についてさらにお伺いしたいんですが、仮に、情報提供をした相手国が目的外使用した、家族や関係者が命を落とした、人権侵害を受けたというような深刻な状態になったとき...全文を見る
○山内委員 私としては目的外の使用を行う可能性が高い外国当局については情報提供を行わないという旨を入管法に書き込んでいただきたかったのですが、とにかく運用の面で、ぜひとも二国間協定でしっかりとそのあたりはチェックしていただきたいと思います。  それでは、旅券の確認義務の論点に入...全文を見る
○山内委員 私も真偽の鑑定まで義務づけると酷だと思うんですけれども、だとしたら、確認義務を十分に行わなかった場合に罰則規定を置かれているんですよ。その罰則規定というのがまた、実際に現場で行う船長さんたちにとっては重荷になると思うんですが、罰則規定の導入についてまで必要だったのか、...全文を見る
○山内委員 指針はもちろんだと思うんですけれども、研修とか教育とか、やはりそういうことも、飛行機の場合、搭乗員さんとか、船長さんとか、しっかりとされて、とにかくどこの港、どこの空港でも同じことがされているというようにしないと、また法の趣旨としておかしくなると思いますので、その点は...全文を見る
○山内委員 今の答弁でこちらは理解すべきなのかもしれませんけれども、結局、難民申請予定者であるということだけでは運送業者の確認義務は免除されない、それはわかるんです。確認義務を行使したときに、難民認定申請者で日本に行きたい、日本に行って申請をさせてくださいという人に、来てはいけな...全文を見る
○山内委員 できれば運用面で二点お願いしたいんですが、一点は、日本というのは難民の受け入れが世界的に非常に少ない、難民が日本に来にくい国で、唯一そういう方法がとれるのは、在外公館の塀をよじ登って、日本人小学校に入り込むとか、大使館に逃げ込むとか、そういう形でしか日本の国土に難民が...全文を見る
○山内委員 ただ、これは、交渉させていただきました結果、附帯決議の中には入れていただけそうなんですが、念のために答弁で確認させてもらいますけれども、運送会社による旅券などの確認に当たっては、庇護希望者の庇護権や家族的な結合などが阻害されないように、十分な配慮がなされる必要があると...全文を見る
○山内委員 難民の皆さんにかかわらず、在留特別許可、あるいは上陸特別許可、仮放免、在留資格の更新、変更などの出入国管理制度の運用につきましては、今後とも引き続きましてその基準づくり、それから公表を私どもは本当にしてほしいと思うんですけれども、その公表の可否につきまして、できれば外...全文を見る
○山内委員 外国人が、約二百カ国の人が二百万人ぐらい常時日本にいるというほど国際化が進んでおります。外国人が入国するときに、リエゾンオフィサーも含めて二重三重のチェックを受ける、そして宿泊した旅館でも旅券番号の記入が求められる、そういう社会になっていきます。  これが行き過ぎま...全文を見る
08月02日第162回国会 衆議院 法務委員会 第27号
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○山内委員 おはようございます。民主党の山内おさむでございます。  まず最初に、同じ二期目の衆議院議員永岡議員が亡くなられたということに心からお悔やみを申し上げたいと思っております。  そこで大臣、亡くなられた原因としていろいろなことが言われておりますけれども、その一つに郵政...全文を見る
○山内委員 ただ、副大臣が郵政法案の態度決定に合わせて辞任をされて、結局罷免という形になっているんですが、それによってまた三週間も法務委員会が開かれなかったということ、このこと一つをとっても、今の国民から見て、この今の内閣のあり方とかやり方というものに随分批判を、ぜひ大臣としても...全文を見る
○山内委員 そうすると、あらゆる資料が大体検証をされて結論に至るということなんですが、検察審査員制度というのは国民主権がもとになっていると思うんですね。裁判員制度がこのたび制度として、昨年法案として成立をした、それに合わせて検察審査員制度というものも充実されて、特に起訴相当と判断...全文を見る
○山内委員 だとすると、このたびの検察審査会では、山崎拓議員に対して起訴相当という判断がなされた、つまり、検察審査員の十一名の皆さんのうち八名以上の皆さんが起訴が相当であるという判断をされたわけですが、その中に、五千万円の多額の献金であるのに検察官の取り調べが事実の詳細に深く迫る...全文を見る
○山内委員 先ほど刑事局長からいい答弁、つまり、国民の意思というものを十分に酌んで捜査に万全を尽くしますという答弁をいただいた後で、何ですか、その答弁は。  検察官が裏づけ捜査が不十分だと指摘を受けた決定書については読まれたんですか。
○山内委員 私たち民主党が求めておりますが、橋本さんと山崎拓さんについては、しっかりと国会の場で、きちんと自分たちがもらったお金については弁明をする、証人喚問には応じる、そういう姿勢を、法務大臣、法の適正な執行を職務とされている法務大臣から、閣議の場できちんとそういう見解を述べる...全文を見る
○山内委員 刑事被告人にまだなっていない方なんですけれども、どうですか。
○山内委員 それでは、二つ目の論点についてお伺いしますが、これも国民の声を難民認定制度に反映するという形で、難民認定について異議の申し立ての場合に参与員の意見を聞くという仕組みがこのたび法案で盛り込まれました。  この運用状況について、まず法務省の方からお伺いをしたいと思ってお...全文を見る
○山内委員 その場合に、異議を申し立てる人が自分たちの異議申し立て理由を立証する、立証できるためにも、法務省が持っている資料を参与員に見せるんだったら、その資料を異議を申し立てる側の人たちに開示するという考えはありませんか。
○山内委員 私は昔裁判所で聾唖の人の裁判を見たことがあるんですけれども、そのときに、通訳人が手話で通訳されるわけですが、どうも手話も何種類かあるようでして、なかなか、被告人席にいるその聾唖の方に手話通訳の方が裁判所や検事や弁護士の通訳をしていても、その被告人席にいる聾唖の方が時々...全文を見る
○山内委員 最初におっしゃったように、開示を全面的に行ってしまえば、第三者のプライバシーなどもあって妥当でないという理由づけは、それはそれとして承ってはおきますが、しかし、自分の供述調書については、あなたは自分の異議申し立てを応援してくれる人や弁護士などに一次審査のときにはこう言...全文を見る
○山内委員 きょうの質問の時間が台湾ビザの関係でございますので、もしまた一般質疑、純粋な一般質疑の時間がとれましたら、そのときにお伺いをしたいと思っております。  ただ、この二点についてなぜ聞いたかというと、やはり国民というのは、自分の知らないところで何かいろいろな手続が仕組ま...全文を見る
○山内委員 中国について、全土に、まだ団体旅行客へのビザの発給でとどまっている。つまり、これから中国も国力が上がってきて、中国の国民の皆さんも所得が高まってくる。そうすると、わざわざ日本にまで来て、不法滞在を続けてでも稼ぎを本国に送るというような方もどんどん少なくなってくると思う...全文を見る
○山内委員 それから、台湾とも、例えば私の鳥取県でいえば、二十世紀ナシを輸出したり、割と雪が降る、比較的南限に本県、我が県があるものですから、雪を見に来られる観光客なども多いんですが、先ほど少しお話しになったかもしれませんけれども、台湾の問題についてもお伺いできればと思います。
○山内委員 最後になりますけれども、ほかの国にはというか、今まで出た国以外ですね、外務省としてはどのように、一時的な短期滞在についてのビザは比較的積極的に付与していこうとか、あるいは査証免除も検討していこうとかいう、そういう外務省としての将来展望みたいなものはあるんでしょうか。
○山内委員 不法滞在の予防とか対策というのはまた別途考慮できる問題でもあると思いますので、積極的な取り組みをお願いしたいと思います。  終わります。ありがとうございました。