山口和之

やまぐちかずゆき



当選回数回

山口和之の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第190回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口和之でございます。  まず初めに、塩崎厚労大臣の方にお伺いしたいと思います。  先日も共産党の小池委員の方から出ていた内容になりますけれども、要介護一、二の介護保険外しが検討されているんですけれども、要支援の地域支援事業への移行...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  根本理念の中の自立支援ということで、予防をしっかりしていくということなんですけれども、要支援の一、二に対して、要介護一、二の方々よりも軽い人たちです、その方々の、例えば買物ができなくなった、あるいは調理ができなくなったという方の、軽い方の...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  これまででは駄目だったので財務省から突っ込まれたわけですから、そこにしっかりと厚生労働の方としては反論していただきたいと思いますし、全国の質を上げていっていただきたいと思います。  次に、要介護度軽度者への福祉用具の保険外しについてまた...全文を見る
○山口和之君 いや、もう有り難いお言葉ですので、しっかりとそれ、間違いなく外さないように、中身で勝負をしていただきたいんですが、一律で外されたら自立支援もへったくれもなくなってしまいますので、質を、いかに必要な人にどういうふうに提供していくか、シナリオを作っていく能力の問題だと思...全文を見る
○山口和之君 専門家である以上は少ない介入ですばらしい効果を出すと、これが世界に誇れる日本の介護であるということを是非全国津々浦々できるようにしていただきたいと思います。そうすれば麻生大臣も突っ込んでこないと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  ありがとうございました。
03月10日第190回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口和之と申します。今回、環境委員会では初めて質問させていただきます。  福島在住の議員として、本日は、福島関連の質問を中心に行わせていただきたいと思いますが、明日で五年ということなので、質問の前に、ちょっと、三月四日の朝日新聞ですけ...全文を見る
○山口和之君 つまり過剰診断によるものだと、過剰診断という言葉が出るとちょっと何か過剰なようなイメージあるかもしれませんけれども、罹患率はもしかしたら、じゃ、それぐらいの発生頻度で疾患が発症するんだということになるかもしれませんね、全国でいえば。これ、全国統計してみればそういうこ...全文を見る
○山口和之君 今から五年前の原発事故のときなんですけれども、もう福島、福島だけじゃないと思いますけれども、住んでいらっしゃる方々は物すごい不安に駆られたわけです。そのときに、世界中から科学者が集まって討議してほしいと自分は思いました。  例えば、母乳を心配されるお母さんがいらっ...全文を見る
○山口和之君 できればデータを共有したり、あるいは調査の方法を検討したり、そういう意味でも他の学会、ほかの学会、集学的な見地から、世界中の問題だと思いますので、場合によっては罹患率も非常に変わってくることでしょうし、治療にも影響してくる問題だと思いますので、門を閉ざさず、この件に...全文を見る
○山口和之君 一律にではなくて希望者に対してどうでしょうかということなんです。  それから、罹患率が変わってくるということであれば、そういう病気を、病気なのか、まあ病気だと思いますけれども、それを持っているということを知るということはその人にとってマイナスなのか、本当にというこ...全文を見る
○山口和之君 いずれにしても、所有者が納得できるように誠意を持って是非対応していただきたいと思います。また、地域の方でもやはりずっと置いておけない状況が続いておりますので、是非加速的に進めていただきたいなと思います。  今後三十年間の中間貯蔵施設ですけれども、時計の針は既に動い...全文を見る
○山口和之君 国民の理解がされないままこれが進んでいくと大変なことになってしまいます。安全を確保しながらどのように展開していくのか、しっかりと検討していただきたいなと思います。  最後に、ちょっと福島から離れるんですけれども、オリンピック・パラリンピックが行われますけれども、そ...全文を見る
○山口和之君 うちのおふくろというか母はペットが好きだったんですけれども、自分が飼うと、自分の方が先に死ぬと、ペットよりも、だから飼えないと。  でも、今独り暮らしの高齢者が多かったり、ペットは、高齢者がもし身近に飼えることができたら、それも一つの大きな文化になっていくのかなと...全文を見る
03月10日第190回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口和之でございます。本日はどうもありがとうございます。  先ほど来から、専門職としての質の確保、いわゆる価値というもののお話がお二人からいただいているところだと思います。子供を育てるということは国の宝であって、それは保育も教育である...全文を見る
○山口和之君 ちょっと違うかもしれませんけれども、診療報酬ということで医療機関の中で報酬が決定されていくんですけれども、あることを充実させようとするときには診療報酬を、そこはそちらの方にシフトさせるわけですね。点数高いところを設定していきます。そうすると、世の中全体の医療機関がそ...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  給与ベースを上げていくことは非常に重要だと、経済の好循環につながるということなんですけれども、ちなみに、消費税は上げるべきか上げざるべきかお伺いしたいんですが、両方の公述人、お願いします。
○山口和之君 久しぶりに、何となくやり取りを聞いていますと、コンクリートから人へという言葉を思い出してくるんですけれども。  茨城県におきましては、大田仁史先生という有名な先生がいらっしゃって、地域リハビリテーションの先進県であります。ベースがあれだけできていても、地域包括ケア...全文を見る
03月17日第190回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口和之でございます。福島在住の議員として、風評被害に対する質問をさせていただきたいと思います。  第七回の風評被害に関する消費者意識の実態調査というのが行われておりました。資料を見ていただきたいんですけれども、この資料の中の問い九の...全文を見る
○山口和之君 次のページの資料なんですが、問い十九のところで、食品を買うことをためらう産地を次の中から選んでくださいといったところで、福島県がまだ一五・七%。  その次のページを見ていただきたいんですけれども、基準値を超える食品が出た場合は同一品目の食品が出荷されていない、流通...全文を見る
○山口和之君 大臣には失礼しました。またの機会でよろしくお願いします。  ありがとうございました。
03月22日第190回国会 参議院 東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会 第4号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口でございます。どうぞよろしくお願いいたします。    〔委員長退席、理事大島九州男君着席〕  まず初めに、風評被害についてお伺いしたいと思います。今まで熱心に取り組んでこられました福島県在住の若松副大臣にお伺いしたいと思います。...全文を見る
○山口和之君 なかなかデータ上は、しっかりとしたものが出ていないというのはやはり非常に不安ですし、風化が進む中で、もうこのままで、まあ余計なことはいいやと、取りあえず福島県のやつは買わなきゃいいやというふうになってしまうのが非常に怖いところでございます。ですので、是非これを徹底し...全文を見る
○山口和之君 是非広めていただきたいなと思います。  続きまして、復興住宅の入居対象について伺いたいと思います。  次のページの資料に新聞記事が、福島民報社の記事が載っておりますけれども、この中では、その入居対象者、復興住宅の募集要件は避難指示を受けている人が対象になっている...全文を見る
○山口和之君 是非、積極的に柔軟な対応をお願いしたいと思います。  次に、自主避難者に対する住宅の問題についてお伺いしたいと思います。  無償提供が二〇一七年の三月で打切りということなんですが、県として支援の延長ができないということであるならば、子ども・被災者支援法の二条や九...全文を見る
○山口和之君 納得されて、また安心されてこそ初めて復興ができると思いますので、是非継続してよろしくお願いいたします。  以上です。ありがとうございました。
03月23日第190回国会 参議院 環境委員会 第3号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口でございます。よろしくお願いします。  まず初めに、エコチル調査についてお伺いしたいと思います。  環境省のエコチル調査がスタートして以来五年目となります。調査の目的と意義について改めて伺いたいと思います。この間の進展状況、成果...全文を見る
○山口和之君 エコチル調査には、福島県の多くのお母さんや子供さん、参加されているということです。  当初の研究計画にはなかったとは思いますけれども、放射線の被曝環境であったり、その他もろもろ、事故によって外に出られなかったりと、いろんな意味で福島県の環境というのはちょっとほかと...全文を見る
○山口和之君 以前に甲状腺の検査を希望のある方等々にも広げて、そのデータの意味というのは大きなところがあるという話をさせていただきましたけれども、やはり福島県の多くの親は子供の健康には非常に敏感でございます。放射線被曝による健康影響について検証するのはなかなか難しいかもしれません...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  十三年間をその質問に答えたりデータを提供するといったら、相当のモチベーションがなければやはり英国や米国と同じようにデータがそろわないような状況になってくる可能性はあるんだと思います。ただし、今、大臣がおっしゃったように、極めて重要な研究だ...全文を見る
○山口和之君 SPEEDIの当否は別として、独立した機関である規制委員会の知見に相反するような結論を国として出すことは、原子力行政の信頼を損ねることになるのではないかという感じがいたします。うるさい県をおとなしくさせるための懐柔工作だろうとか言われているところもあります。結論に信...全文を見る
○山口和之君 各自治体が混乱しないように是非そこはしっかりと取りまとめていただきたいなと思います。よろしくお願いします。  次に、大津地裁決定の避難計画について伺いたいと思います。  午前中も質問に出たところですが、違う立場から質問をさせていただきます。  三月九日の大津地...全文を見る
○山口和之君 よかったら大臣もお願いしたいんですけれども、難しいですか。  訴訟の当事者じゃないからという言い方は、原子力規制委員会に対する国民の信頼を醸成することにはつながらないだろうと。  現在、自治体主導で避難計画が作られているということですけれども、作ればいいというも...全文を見る
○山口和之君 屋内退避はどうするんだ、隙間風はどうするんだ、換気扇回したままでいいのか、あるいは放射能が下がらないときどうすればいいんだとか、何だかんだいろんなことがたくさんあるのだと思うので、是非そこをしっかりやっていただきたいなと思います。答弁できない環境であるということを理...全文を見る
○山口和之君 絶好のチャンスです。二〇一二年のロンドン・オリパラ大会はCO2排出量を測定しようとした最初の大会であります。埋立てごみをゼロにするゼロウェイストを目標に掲げた最初の大会とも言われています。環境省のお取組の方向性は良いと思うんですけれども、東京大会もそのように後世から...全文を見る
○山口和之君 環境重視の持続可能性を追求するオリパラ大会として後世に残る、世界に誇れる大会を目指して、環境省としても更に全力でサポートしてほしいと思います。  自分は、二〇二〇年のオリパラを、復興へのマイナスではなく大きな転換期となることを願っております。世界に発信するブランド...全文を見る
04月05日第190回国会 参議院 環境委員会 第5号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口でございます。よろしくお願いいたします。  環境再生保全機構法改正の前に、幾つか関連の質問をさせていただきます。  まずは、温暖化対策についてお伺いしたいと思いますが、先般、官邸で開かれた国際金融経済分析会合に出席したスティグリ...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  現在、パブコメにかかっている地球温暖化対策計画案では、税制のグリーン化について、環境関連税制等の環境効果等について調査分析を行うとされております。調査分析も大事なんですけれども、スピードアップしないと温暖化対策としても経済効果としても絶好...全文を見る
○山口和之君 是非ジャパン・ブランドのためにもここを加速化していただきたいなと思います。  そこでなんですが、福島県では原発事故の教訓から再生可能エネルギー先駆けの地アクションプランを策定して、二〇四〇年に県内需要の一〇〇%を再生可能エネルギーで賄う方向にしております。全国に横...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  資料の二枚目を見ていただくと、これが福島県の再生可能エネルギーの先駆けの地アクションプランの第二期の資料でございます。下のグラフを見ていただくと、予想に向けて棒グラフの方頑張っているんですけれども、まだ追い付かない状況です。このまま行くと...全文を見る
○山口和之君 東電に任せるだけではなくて、国としても助言をしっかり、また国民にもイメージが分かるように、将来どういうふうになっていくんだというところを、是非、一緒にというわけにはいかないでしょうけれども、協力し合う方法は必要なのかなというふうに思います。  ちょっと個人的なこと...全文を見る
○山口和之君 今回、環境省では、環境研究総合推進費の分配業務を環境再生保全機構に移管しようとしておりますけれども、そもそもこれまでの事業はしっかりと成果を上げてきたのか、具体的にどのような政策に貢献してきたのかをお伺いしたいと思います。
○山口和之君 今回遅ればせながら機構にその業務の一部を移管しようとしていますが、なぜ遅れたのかということと、また、機構にはこれまで研究開発関係の業務に直接携わった実績はないように見受けるんですが、なぜ今回機構にその業務を行わせようとしたのか、研究を審査する目利きはどのようにして確...全文を見る
○山口和之君 最後に大臣にお伺いしたいんですけれども、機構に移管した後もしっかりと研究成果の最大化に向けて取り組むことが必要と思われます。今後、移管によって具体的にどのような効果が得られるものと期待されているのか、お伺いしたいと思います。
○山口和之君 どうもありがとうございます。  先ほども地球温暖化のところで申し上げましたけれども、ほかの国に負けるわけにはいかない日本のブランド、お家芸というところだと思いますし、世界平和のためにもこの分野を全面的に前に出していただきたいなと。ほかの大臣よりも前に出て是非アピー...全文を見る
04月13日第190回国会 参議院 東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会 第5号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口和之でございます。  自分は、これまで本委員会で、いわゆる自主避難者への住宅の無償提供を来年三月で切るのではなくて、国の責任で支援を当面継続すべきと訴えてきました。意見を聞けば聞くほど、とても解決できるのかなというところがやはり自...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。もちろんそうだと思います。ただ、それが来年の三月で打ち切られる、様々な問題が解決できるのかというところにやはり不安が残るところなんです。  郡山にいる仮設の方々の自治会のアンケートがございまして、そのアンケートの内容には、賛成、反対の理由は複...全文を見る
○山口和之君 期間のスパンが非常に来年まで短いと、その体制の中で様々なニーズに応えられるのかというところが非常にやっぱり不安なところです。いつまでも仮設住宅に残ってほしいなんということは全く思っていないわけで、その方々の不安が全てちゃんと解消できるのか、将来に、未来に自分たちの生...全文を見る
○山口和之君 今いただきました、総理が二〇二〇年の現在の三倍である百五十万人のインバウンドを東北に呼び込むということです。東北六県の県知事はインバウンド百万人の目標ということで、この五十万人、もう景気がいい、威勢のいい話ですけれども、これ掛け声倒れにならないことを、目標に向かって...全文を見る
04月20日第190回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口和之でございます。  まず、質問の前に、熊本地震において亡くなられた方々に御冥福をお祈りしますとともに、けがをされた方、避難を余儀なくされている皆さん、それから被災された皆さんに対しお見舞い申し上げたいと思います。  ただ、中越...全文を見る
○山口和之君 震災後に様々な規制が緩和されて、地域のニーズに沿ったいろんな展開がなされてきて、地域の方々にとってはこの特区制度というのは非常に自分としては有効だと思っております。全部把握しているわけではございませんけれども、復興特区制度が今日までに果たしてきた役割そして成果につい...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。大臣も評価されているということで、地域にとっては非常に大切な支援だと思っております。  そこで、やはり心配なのは、この特区制度に期限があるとそこに携わっている方々自体が非常に心配になるわけです。また、地域にいらっしゃる方々も、そこで何とか今軌...全文を見る
○山口和之君 そこで質問したいんですけれども、岩手、宮城、福島県の三県において訪問リハビリテーションに関する特区が認められているんですが、延長に対して県や市町村の意向を把握しているかどうかをお伺いしたいと思います。
○山口和之君 地元あるいは県に確認しますと、やはりこれは継続してほしいという要望が非常に強いように自分は感じております。そういった意味で、県や市町村から制度延長の要望があれば、申請があれば国はそれを認めるのかどうかを大臣に伺いたいと思います。
○山口和之君 この訪問リハビリテーションについてなんですけれども、訪問リハビリテーション振興財団というところの調査ですが、その中で、地域のかかりつけ医の先生方と連携が深いところ、この先生方の御意向をお伺いしますと、何としても残すべきというのが七五・三%、介護において非常に重要な役...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  評価されていると思っています。ただ、難病の方やあるいは若い方々、介護保険の対象じゃない方々ができないということで、これは非常に、できればそういう対応ができたら助かる方もたくさん多いでしょうし、これはかかりつけ医の先生も同じような意見を持っ...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  ただ、今大臣がおっしゃった我が国の課題、それを課題先進地として、日本だけではなく世界のモデルになれるように、東日本の大震災があったことによってすばらしい地域がつくられていくように、それが復興なんだということだと思います。  ただ、この特...全文を見る
○山口和之君 改めて、被災地特区で頑張っている皆さんが、やりがいがあって、これから日本の課題を解決していく先駆けになれるように最善を尽くして努力しているところだと思います。是非それを酌んでいただいて、また更にステップアップするような体制をつくっていただいて、これから、震災が多い日...全文を見る
04月21日第190回国会 参議院 環境委員会 第7号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口和之でございます。よろしくお願いいたします。  質問の前に、先ほど大臣が、熊本の地震について先手先手でいきたいということをおっしゃっていただきました。今回の震災で、例えばエコノミー症候群、深部静脈血栓、そういう症状が出るということ...全文を見る
○山口和之君 もう少し早くできなかったのかということは思います。  次のチャンスは、平成二十三年十月に法の附則に基づく検討が開始されて、翌年報告書が出されました。しかし、報告書は、期限の延長を提言したほかは、法改正による取組の強化について触れてはいませんでした。なぜこのような検...全文を見る
○山口和之君 基本計画の変更が行われた平成二十六年にも法改正が行えたのではないかと考えます。なぜ改正を行わなかったのか。衆議院における審議では、このような質問に対し、行政指導ベースの取組で対応可能と考えたためとの答弁がありましたが、その際の行政指導などの取組においては何が環境省の...全文を見る
○山口和之君 是非今回の改正で後れを取るようなことがないようにお願いしたいと思います。  掘り起こし調査関係について伺いたいと思いますが、今後のPCB処理を進めるに際しては、まず高濃度PCB廃棄物及び同使用製品の完全な把握が最重要と考えられます。  先ほど来出ている質問ではあ...全文を見る
○山口和之君 うまくいっての例でしょうから、うまくいかないケースもやはり考えられるわけですから、バランスよくスケジュール感をつくっていただきたいと思います。  掘り起こし調査では、北九州の場合、五年掛かっておりました。各自治体の調査に掛ける日数についてどのように考えているか、把...全文を見る
○山口和之君 是非国の関与をしっかりして、漏れのないようにしていただきたいと思います。  JESCO関係について質問させていただきます。  環境省の答弁によれば、PCB廃棄物として届出を行っているが、JESCOへの処分委託をしていない事業所が存在するということでした。数として...全文を見る
○山口和之君 ほとんどの事業者はそういう基金があるということは存じているんでしょうか。済みません、もう一度。
○山口和之君 遅れる要因にもなりかねないことだと思いますので、是非周知徹底を図っていただきたいと思います。  JESCOが北九州地域を皮切りに処理に非協力的な事業所に対する処理料金の値上げを計画しているということですが、その狙いと予定している値上げ幅について伺いたいと思います。
○山口和之君 値上げすることによって促進されるかどうか、しっかり検討していただきたいと思います。  PCB廃棄物処理が遅れている原因の一つに処理費用の高騰を挙げる指摘もあります。安定期の処理費用は、かつてキログラム千八百十円だったのですが、二〇一〇年には二万九千四百円と十六倍に...全文を見る
○山口和之君 可能であれば、コスト抑制のインセンティブが働きやすいような環境をつくっていただければと思います。  一方で、JESCOの処分委託を行っても順番待ちでなかなか処理してもらえず困っているとの声もあります。ある業界紙では、JESCOに申し込んでもすぐに処理はできませんの...全文を見る
○山口和之君 次に、低濃度PCB廃棄物について伺いたいと思います。  今回の法改正では、低濃度廃棄物に関する変更点はなく、環境省としては、まず掘り起こし調査により実態をしっかり把握した上で対応を決めていくという方針だと思います。  平成二十四年の適正処理推進検討委員会報告書で...全文を見る
○山口和之君 最後に、これまで様々な指摘をしてきましたけれども、午前中も大臣の所見を含めた早期処理へ向けた決意を伺っておりましたが、また改めてPCBの早期処理に向けた決意を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
○山口和之君 是非PDCAサイクルをしっかり回して、総力戦でこのPCBの問題を解決していただきたいと思います。また、せきが多いようなので、先手先手で治療していただければと思います。悪化しないように祈っております。  以上です。
05月02日第190回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口和之でございます。よろしくお願いいたします。  まずは熊本地震について質問させていただきたいんですが、同じ轍を踏まないということで、今日午前中にもアリモリ委員の方からトイレの問題……(発言する者あり)済みません、ちょっとオリンピッ...全文を見る
○山口和之君 東日本大震災の際も同じようなことで取組が行われたんですけれども、結果的には要介護状態が悪化したり、あるいは関連死が広がったり、あるいは孤独死も含まれたり、そういうことを考えていくと、同じことでは難しいというところがあります。  幸い、熊本県は地域リハビリテーション...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  組織委員会やIOCに要望を出したということですけれども、可能性についてお伺いしたいと思います。
○山口和之君 オリンピックやパラリンピックで選手が挑戦する姿、それはいろんな人たちに影響を及ぼしていくと思います。  福島県においてその予選なりなんなり開けるように是非お願いしたいと思います。是非お願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  ただ、先ほど学校の部活の話...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  合理的じゃないだろうという所見もあったと思います。  五番目を飛ばさせていただいて、六番目に入りたいと思います。  厚生労働省が、当初、特定事業所集中減算の仕組みについて導入した狙いと、ケアマネ中立公正を確保する観点からこの間行ってき...全文を見る
○山口和之君 いつもそういう回答をいただくんですけれども、末端まで広がるまで相当の時間が掛かるのと、ケアマネジャーの勉強会の中でニーズ把握をどうやってやるんだといったところをやるんですが、結果的に、ケアマネジメントが始まると、できないところのあてがいサービスが出てきて、できないと...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  公正性、中立性というのは、均等に割るわけではなくて、この人にとって最も必要なサービスを最小限で提供するということなんですね。だから、全く一〇〇%自前のサービスでもこれは構わないことなんです。あるいは、そのことによって自立が可能であれば、そ...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございました。
05月10日第190回国会 参議院 環境委員会 第8号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口でございます。よろしくお願いいたします。  今日は、中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略が公表されましたが、そのことについて質問させていただきたいと思います。  まず、減容、再利用の目的について伺いたいと思います。
○山口和之君 すなわち、三十年以内に福島県外最終処分を円滑に実現することが大目的ということと思います。そのことを前提に質問を続けたいと思いますが、まずはその戦略の概要について示していただきたいと思います。できれば簡潔にお願いします。
○山口和之君 戦略の報告書では、八千ベクレル以下が再生利用の対象となっていると思います。しかし、これまでの原子炉等規制法のクリアランス基準百ベクレルや砂利等の出荷基準百ベクレル、福島県内における災害廃棄物の再利用の基準三千ベクレルなどと比べて、規制が大幅に緩和された印象を与えてい...全文を見る
○山口和之君 印象ですけれども、原発事故の後、米の作付け制限の基準が五千ベクレルだったと思います。だから、幾ら性質が違う数字だといっても、八千ベクレルと聞くと直感的に汚染がひどいなというふうに感じてしまうところだと思います。  さらに、土壌中のセシウムは移動しないと報告書には書...全文を見る
○山口和之君 そうしますと、やっぱり厄介物であることは間違いなくて、その厄介物を流れ出さないように、流出しないように安全を確保しますという話になるんですけれども、かつて高濃度PCBの廃棄物を処理する際、海外で広く行われている焼却処理では候補に挙がった全国三十九か所全てが断られたこ...全文を見る
○山口和之君 再生利用先にメリットが余りないことは確かなんですが、しかし、安全だというのにインセンティブ、いわゆる交付金や税制優遇などインセンティブを検討するということではかえって何か怪しいと受け止められるおそれはないのかと思います。厄介物というイメージがやっぱり更に強くなるのか...全文を見る
○山口和之君 浄化物というと、全くそういうものが入っていないというイメージがやっぱりあるのではないかと思いますし、減容物でもいいでしょうし、何か変わった、逆に違和感を感じられるような気がしてなりません。  戦略報告書では、技術開発戦略の目標に関連し、東日本大震災からの復興・創生...全文を見る
○山口和之君 そうではないといっても、福島県で積極的に使っていかないと、なかなかほかの県でも使わないだろうとも思いますが、福島県で特に積極的に利用してほしいということだとすると、まるで福島県が県外最終処分を望むなら福島県で使ってくれというふうに感じます。そのように感じます。県民感...全文を見る
○山口和之君 福島に住む者としては、一日も早く黒いフレコンバッグが町からなくなってほしいとも思いますし、県外最終処分の約束をきっちり守ってほしいという思いもありますが、とはいえ、他県の人が嫌がるような押し付けは本意ではないとほとんどの県民は皆さん思っていると思います。納得がいく形...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。まずは安全であるということが大前提となると思いますし、これから最終処分の在り方によっては方向性も若干変わってくる可能性もあると思います。国民が納得できるような、そして福島県民が納得できるような政策にしていただきたいと思います。よろしくお願いしま...全文を見る
05月12日第190回国会 参議院 環境委員会 第9号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口でございます。よろしくお願いいたします。  まず初めに、大臣にお伺いしたいと思います。  日本の約束草案、二〇三〇年に二〇一三年度比マイナス二六%で作成した考え方、根拠について伺いたいと思います。また、他の先進国と比較して削減に...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  約束草案では、昨年の長期エネルギー需給見通しとしてセットになっている二〇三〇年の電源構成で原発が二〇%から二二%ということになっております。これは本当に現実的なのか、あえて大臣に伺いたいと思います。よろしくお願いします。
○山口和之君 規制委員会を抱えているから答弁できないということですが、規制委員会を環境省に置いていること自体にもしかしたら問題があるのではないかと感じます。  一昨年の大飯原発差止め請求事件での福井地裁判決にいわく、福島原発事故は我が国始まって以来の最大の公害、環境汚染であると...全文を見る
○山口和之君 最近増加傾向である家庭や業務部門、つまり民生分野で思い切って削減していくことは確かに重要だと思います。そのことを否定するわけではないんですけれども、産業の六・六%減というのは本気で削減する気があるのかというところに少しやっぱり疑問が湧きます。本当に雑巾を絞って乾き切...全文を見る
○山口和之君 もう一度確認しますが、産業部門が二%、業務部門が七・九%、家庭部門が五・六%、運輸部門四・四%、エネルギー転換部門が二%というふうになると、やはり排出量から比べて、産業部門の削減は少な過ぎるのではないかというやっぱり印象になります。  削減寄与度に直すと、業務が三...全文を見る
○山口和之君 繰り返しますけれども、家庭部門の思い切った削減を否定するものではございません。むしろ思い切ったキャンペーンをやって、更にインセンティブも付けて削減に取り組むべきだとは思います。そういうことによって産業も発展して、大きなイノベーションにつながってくるとも思っています。...全文を見る
○山口和之君 今答弁いただいた内容は後で資料としていただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。  四割削減のイメージが大分分かってきましたけれども、特に家庭部門の削減においては、国民運動やライフスタイルの転換といった精神論、気合だけではやっぱり不十分です。いかにインセン...全文を見る
○山口和之君 突然で申し訳ないですけれども、ありがとうございました。ただ、目先のお金であったり、急に出すというとなかなかできない、ローンと同じような考え方でいくと、長期掛かっても、少しお金が掛かっても、今手持ちのお金のことを考えるとそう簡単にはいかないということなので、それを超え...全文を見る
○山口和之君 削減する側とすれば、見えやすいし分かりやすいし、家庭の中でモチベーションというのも上がってくると思います。冷蔵庫に詰め込み過ぎない、台所で使うお湯の温度を抑えるなど十八項目の省エネ対策の実施状況を尋ねたところ、八割以上の項目を実施している一戸建ての住宅の排出量は実施...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  五年ごとの削減目標の提出、更新を考えて出し惜しみをしているということではないと思いますが、大型炭素税あるいは温暖化対策税の抜本強化、それから、さらには排出権取引など、課題は山積していると思います。大臣の方向性や決意、思いがいま一つ伝わらな...全文を見る
05月17日第190回国会 参議院 環境委員会 第10号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口と申します。よろしくお願いいたします。  まず初めにお伺いしたいのが、日本の約束草案である二〇三〇年に二〇一三年度比マイナス二六%で作成された考え方があると思うんですけれども、ほかの先進国に比較して削減に貢献する内容になっているの...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございました。  この約束草案では、昨年の長期エネルギー供給見通しとしてセットになっている二〇三〇年の電源構成で原発が二〇%から二二%ということになっておるんですけれども、このことについて御意見を伺いたいと思います。上園先生からはお伺いしているとは思うん...全文を見る
○山口和之君 世界のトップランナー、トップブランドとするとすると、原発を利用することが世界のトップランナーであるならば、比率は原発がどんと増える国があったっていいということになるわけで、やっぱりゼロを目指すというところが、トイレのないマンション、それから安全性が疑問があるものをい...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  熱利用、太陽熱も含めて下火になっていますけれども、可能性は太陽熱は無限にあるわけですから、ここは追いかけるべきだと思うんです。日本はちょっと手放してしまいましたけど、もう一度、熱エネルギーとハイブリッドで石炭とやっていくことだって考えられ...全文を見る
05月19日第190回国会 参議院 環境委員会 第11号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口和之でございます。よろしくお願いします。  まず、家庭・業務部門での主要な省エネ対策について伺いたいと思います。  十二日の質疑では、二〇三〇年度に向けた家庭・業務部門における主な対策ごとの寄与度について、私の質問に対して、環境...全文を見る
○山口和之君 次に、寄与度一八%のLED、有機EL等の高効率照明が次に続くんですけれども、普及の具体的な仕組み、年度ごとの目標について伺いたいと思います。
○山口和之君 値段がなかなか下がらない、下がってきているんでしょうけれども、下がる見込みがあるとするとなかなか手を出さないということもありますので、是非これを画期的に進めていただきたいと思います。  経産省のエネルギー革新戦略では、産業トップランナー制度を流通・サービス業へ導入...全文を見る
○山口和之君 価値をしっかり見出して、そこを強化していくということは是非お願いしたいと思います。  経産省が中心になって、福島新エネ社会構想の実現のために会議体をつくって取り組んでもらっていますが、それについては非常に感謝したいと思っています。  未来の新エネ社会のモデルをつ...全文を見る
○山口和之君 オリンピック・パラリンピックに間に合わせていただいて、それを世界に発信することは、福島の復興再生に向けた大きな取組の一つになると思いますので、是非よろしくお願いしたいと思います。  次に、エネルギー・環境イノベーション戦略について伺いたいと思います。今までの先にあ...全文を見る
○山口和之君 技術分野の特定に際しての評価軸の一つに、非連続的でインパクトの大きい革新的な技術と挙げられておりますが、次世代蓄電池あるいは水素、次世代太陽光発電、次世代地熱発電など、特定された分野別革新技術の多くは、素人目には聞き慣れた技術の延長若しくは改良版といった印象はやっぱ...全文を見る
○山口和之君 投資できる環境、それから目利きの環境、それから受け入れる環境は、世界標準それ以上のものでそういった対応ができない限りはなかなか難しいところだと思いますので、予算を含めてしっかり検討していただきたいなと思います。  平成二十五年度に作られた総合科学技術会議の環境エネ...全文を見る
○山口和之君 三十七分野も重要で、着実にやっていくということでしょうが、省エネのトップランナーとして真に革新的な技術を創造し磨いていくことが重要だと思います。そのことが地球的な問題への貢献にもつながるし、富国にもつながるというイメージです。  過去の技術や問題の多い技術から早く...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  再エネの目標をもっと高く、福島の取組を全国でということで、最後に大臣に伺いたいと思いますが、先日、参考人意見聴取では、与党推薦の方も含めて全員が、二〇三〇年のエネルギーミックスで二二%から二四%とされた再生可能エネルギーはもっと増やせたは...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  東日本大震災、原発の事故の際に、日本中がエネルギーについて考えることができたと思います。そして、省エネについても全国の皆さんが協力し合ったという、日本の底力というのはあるものだと思っておりますので、是非盛り上げていただきたいと思います。 ...全文を見る
05月20日第190回国会 参議院 東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会 第6号
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○山口和之君 日本を元気にする会・無所属会の山口和之でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  IAEA、国際原子力機関のピアレビューである総合規制評価サービス、IRRSミッション報告書が四月二十三日に日本政府に届けられました。このことについて質問させていただきます。 ...全文を見る
○山口和之君 IRRSについては、二〇〇七年にも規制委員会の前身である原子力安全・保安院に対して報告書が出されています。その提言の一、S1にはどのようなことが記載されていたのか、規制庁からお願いします。
○山口和之君 東電福島第一原発の事故を受けて、原発を推進する資源エネルギー庁や業界から保安院が独立していない、むしろとりこになっていたということが満天下に明らかになっています。  この反省に立ち、今日の規制委員会ができたのだと思いますが、そのとりこであった保安院に対し、前回のI...全文を見る
○山口和之君 全くそのように読み取れると思います。  当時、保安院の独立性を疑問視する国は複数ありましたが、IAEAの指摘を逆手に取った日本政府は、実効的に独立しているとの指摘を引用し、国際的にアピールしたと国会事故調の報告書でも述べられています。  事故調は、さらに、二〇〇...全文を見る
○山口和之君 検査の在り方については〇七年から改善を指摘されてきています。九年たってようやく今回動き始める、このスピード感のなさはどうなのか。規制委員会も福島事故の対応に終始し、なかなかそこまで手が回らなかったかもしれないですが、少なくとも再稼働を認めていくならば、せめて検査制度...全文を見る
○山口和之君 最後にもう一問質問させていただきますが、先ほどの改善の指摘事項の中に、能力と経験のある人材の確保、育成に努めるということがあります。  日本の検査官候補者は二週間の研修を受けるのに、米国では検査官候補者は二年間の集中研修を受けると、この差はすごく大きいと思います。...全文を見る
○山口和之君 時間ですので、終わります。ありがとうございました。
10月20日第192回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○山口和之君 無所属の山口和之と申します。本日は、法務委員会で初めて質問させていただきます。  私は、理学療法士として病院に、あるいは病院以外のところでも約三十年間活動させていただいておりました。理学療法士といいますと、病院の中では治療、そしてまたリハビリテーションの専門職とし...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  今回の事件で最も問題なのは、その容疑者が優生思想を持っているということ、弱い者は社会の邪魔になるという考え方で、第二次世界大戦のときにドイツのヒットラー政権下で行われた障害者の大量虐殺、T4作戦を、それを想起させる、想起せざるを得ないとの...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  法律用語からまず変えていって、そういった社会をつくり上げて、いつの間にか、いつかは、何というんですかね、共に支える社会が本当に実現できる、一人を支える社会ができていくということを期待したいと思います。  次に、最近の人権侵犯事件の現状、...全文を見る
○山口和之君 是非、日本が最もこういったことが少ない国であるというふうになっていっていただきたいと思います。  大臣に伺いたいんですが、東日本大震災に起因する偏見や差別をなくすことが啓発活動の年間強調事項となっておりますが、近年の状況と取組について伺いたいと思います。特に福島県...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  だんだん差別や偏見というのは少なくなってきているということかと思いますが、原発事故は福島の人たちの心の健康に大きな影響を与えているということを忘れないでいただきたいと思います。  先日、朝日新聞の全国版に福島県立医科大学の前田先生のイン...全文を見る
○山口和之君 少し残念ですが、喫煙の自由ですね、営業の自由も重要な権利なんですが、人権といえども絶対無制限に認められるものではないと、公共の福祉による必要最小限の制約を受けるのであり、他者加害の場合には一定程度不自由でも甘受せざるを得ない、国民の皆様には是非ともそのことを理解した...全文を見る
○山口和之君 今回の技能実習の制度改正の背景となった日本再興戦略改訂の二〇一四年、二〇一四では、経済成長のために担い手を生み出すと、その担い手を生み出すというタイトルのくくりの中に外国人材の活用という項目があり、その中に管理監督体制の強化を前提に技能実習制度を拡充と位置付けられて...全文を見る
○山口和之君 実習ということで社会貢献、世界に対する貢献というふうになるのであれば、介護保険が小泉政権下で始まって、サービス自体は広がって大きくあるんですけれども、質の展開というのがやっぱりいま一つ大きなところが欠けていたというふうに思っております。これが日本が誇るケアなんだとい...全文を見る
10月25日第192回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○山口和之君 無所属の山口和之でございます。  金田大臣は所信的挨拶の中で、検察改革のための取組を引き続き実施してまいりますと述べていらっしゃいます。さきの通常国会で成立した刑事司法改革関連法は、大阪地検の証拠改ざん事件や鹿児島や栃木の冤罪事件など検察の不祥事に端を発したもの、...全文を見る
○山口和之君 刑事訴訟の目的である刑罰法令の適正かつ迅速な適用、実現にとって非常に重要であると、その意義を持つということだと思います。  告訴、告発が受理されず、事件が放置されているケースもあると伺っております。例えば、地元福島県で、住民千三百人以上が原発事故に関して東電の会長...全文を見る
○山口和之君 もう一度確認したいんですけれども、告訴、告発に形式的な不備がある場合、その旨を伝えて、かつ補正のアドバイスも行っているのでしょうか、そこについてちょっとお伺いしたいんですけれども。
○山口和之君 そもそもそのときに不受理の理由についても説明されているのか、もう一度お伺いしたいと思います。
○山口和之君 不受理とされる場合もあるということだったんですが、形式上、しっかり丁寧に出ているのであれば、一旦受理をして、罪とならず、嫌疑なし、嫌疑不十分などの終局処分を下すべきではないのかと思いますが、いかがでしょうか。
○山口和之君 そこで判断すべきことなのかどうかということを問いたいと思うんですけれど、裁判であれば上訴、行政処分であれば審査請求や行政訴訟、不起訴処分であれば検察審査会による強制起訴等、違法な判断に対してはそれを是正する仕組みがあります。それが適正な制度運用を支えているものだと思...全文を見る
○山口和之君 やはり形式的に問題がないものは全て受理するのが法の趣旨ではないのかなと思います。  最後に大臣に伺いたいと思いますが、告訴、告発制度が適切に運用されているかをチェックするためには、受理した件数だけでなくて、届出があった件数と不受理の理由についても把握しておく必要が...全文を見る
○山口和之君 先ほど事例を、福島県の例とそうでない例をお話ししましたけれども、そうでない理由の中に、どう見ても受け取ってもいいのではないかと思うような内容も見受けられました。ということは、受け取るところでの判断というものが全て適正なのかどうかということも把握しなければいけないので...全文を見る
11月08日第192回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○山口和之君 無所属の山口和之です。よろしくお願いいたします。  日本の抱える大きな課題の中で、超高齢化社会の問題がございます。この超高齢化社会の問題は、膨大化される医療費の問題それから介護費用の問題、これはかなり大きな、社会保障の中でも大きな問題が高齢化の問題でございます。 ...全文を見る
○山口和之君 もくろみとしてはそういうふうになっていくんだと思いますけれども、日本のケアのどのような点が世界に誇れるのか、もう一度確認したいと思います。よろしくお願いします。
○山口和之君 介護保険が始まって、サービスは全国に行き渡りました。ですが、実際に介護現場で行われている内容を自分が見ている範囲としては、すごいすばらしい施設と、あるいはお世話のレベルで終わっているような施設と、かなりばらつきがあるようなことを感じています。多分、国の方で視察に行く...全文を見る
○山口和之君 まあまあの評価をいただいているということで、可能性としてはあると思いますが、EPAによる人材受入れ状況、受入れの中での課題については、あぶり出しとか、そういうことはできているんでしょうか。
○山口和之君 今回の技能労働実習については、介護力についても日本語能力についても少し不十分な方々が携わるようになると思います。その点、介護サービスの質を担保することや、利用者の不安を招かないようにしなければならないと思いますが、その点についてはどういうふうに考えているのか、お伺い...全文を見る
○山口和之君 受入れ側として相手に要求するだけではなくて、受入れ側がしっかりと支援するような体制というのはやっぱり大事なところだと思いますが、現場の話をよく聞きますと、正直言って構っている暇がないとか、非常に忙しいのでちょっと難しいとかという、そういう会話が聞こえてきます。それは...全文を見る
○山口和之君 N3に合格しないと次の実習に移れないという話も聞いておりますし、そういうふうに考えると、ちゃんとしたものを学んで母国に帰るという話を考えれば、まずは日本語を支援するような体制をちゃんとつくらなければ、三〇%の合格率じゃあり得ないんじゃないですかね、生半可なことじゃち...全文を見る
○山口和之君 成功に導くためには必要なこともあるかと思われますので、これもしっかり検討していただきたいなと思います。  それから、先ほども少し出てきましたけれども、実習先によっては、レベルが低いところあるいは本当にトップレベルのところと大きな違いがやっぱりあると思うんですね。そ...全文を見る
○山口和之君 そこの実習施設のレベルによって、今の目標を達成していくとなるんでしょうけれども、そうすると、その実習先としてふさわしいというところはどういうところなのかを、ちょっとイメージを教えていただきたいと思うんですが。
○山口和之君 実習先の質を評価する、あるいは実習先として担保された施設であるということが要件として、要件というか条件としては必要だと思うんですが、人数がいたり経営が安定しているだけでは理想的な介護を追求していくというような形にならないんだと思うんですね。これが、実習先が何回も移れ...全文を見る
○山口和之君 しっかりした施設だと、医療費が少なかったり、あるいは要介護度の改善が見られるような施設が出てきております。それは、今後の日本にとってすごい重要なことだと思います。再発の予防であったり入院が少なくなったり、そういうことを考えていった場合に介護の質というのは非常に大切な...全文を見る
○山口和之君 是非、ウイン・ウインの関係を考えると、実習先にとってもいいことになる場合もありますし、前向きに検討していただきたいと思います。  先ほども申しましたけれども、この介護の実習については、本当に国内のレベルアップのきっかけになる可能性もありますし、あるいは国際貢献とし...全文を見る
11月10日第192回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○山口和之君 無所属の山口和之と申します。  ありがとうございます。  旗手参考人と斉藤参考人のお話をずっと聞いておりましたら、もう治療不能の重症患者というふうな、この制度はですね、そういうふうに聞こえます。ただ、レロンソンさんのお話も聞くと、何とか治療できればウイン・ウイン...全文を見る
○山口和之君 魚の釣り方をしっかり学べば応用が利いて更に進化したものに発展させることができると、確かにそのとおりなんですが、現場でやっていることは同じ作業を繰り返すということになってくるとなかなか難しいので、日本側としても、受入れ側としてもそこまで支援できたら確かにいいなとは思い...全文を見る
○山口和之君 同じく、レロンソンさんにも伺いたいんです。  実習生のアンケートを見ると、いい答えが結構返ってきて、そんなに暗くない話が結構あるんですね。その辺も含めて、その事業所、ベトナムでの送り先、もう本当にいっぱいいるぞなのか、ちょっとそれも含めて教えていただきたい。
○山口和之君 そうはいっても、先ほどのお話を聞くと、言えない環境だ、実習生が言える立場じゃないと。確かに、お話を聞いたら、それじゃ自分も言えないなという気はします。これじゃ話にならぬですよね。まあひどいものだというふうに思います。それが一握りであっても、それはやっちゃいけないし、...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございました。
11月10日第192回国会 参議院 法務委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号
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○山口和之君 無所属の山口和之でございます。  今日は、頑張れ厚労省というところで質問させていただきたいと思いますが、日本の予防医療、リハビリテーション、介護、また今まで輸入によく頼っていました医療機器やリハビリテーション機器、介護福祉機器など、これらを発展させてアジアに還元し...全文を見る
○山口和之君 今年の三月九日の予算委員会で山口の方から塩崎大臣に質問させていただきました。そのときの回答で、要介護度の改善は理想的であるというふうに答えていただきました。理想的であるということは、まだそういうことが浸透していないということだと思います。  資料の一を見ていただき...全文を見る
○山口和之君 そうすると、日本の優れたケアというのは、あてがいサービスであったりできないところを補うサービスではなくて、しっかりとした自立支援を行うサービス、ケアであるということが前提になければならないわけでございます。  資料の二番目を見ていただきたいと思いますが、これは自立...全文を見る
○山口和之君 最近では、特養でも在宅復帰プログラムを組んでいるような特養も散見されます。そういう意味では、在宅での生活を視野に入れたケアも入るというふうには思いますけれども、日本のケアというのは施設ごとに役割が決まっておりまして、本来であれば役割が決まっていて、その内容を中心にや...全文を見る
○山口和之君 最低ラインの話ではなく、更に高めたことを考えていくということが大事だと思います。  EPAにおいては、国が補助をして日本語をしっかり学んでいくように支援したりしているわけですけれども、この実習においてはそれがなくて、そこの自助努力だということになってしまうと、ただ...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  先ほど来から人材確保とも言われていますけれども、そもそも介護職の身分をしっかりと保たなければ日本全体の質が下がってしまいます。このことも忘れずに、しっかりとした介護職の身分を上げていくということも同時に検討していただきたいと思います。 ...全文を見る
11月15日第192回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○山口和之君 無所属の山口和之でございます。  今日の午前中の丸山委員の、葉っぱを十枚集めて冷蔵庫へ入れると、この話が頭からちょっと離れないんですが、正直言うと、外国人受入れ制度にして、単純労働の受入れ分野と技能実習の受入れ分野、あるいは専門、そういったものにした方がいいのでは...全文を見る
○山口和之君 在留資格の変更に相当する内容になるんでしょうかね。
○山口和之君 ということは、一旦帰ってもう一度資格を取り直して日本に来て学んでくださいということになるんですよね、恐らく、そういう話ですね。  例えば、介護福祉士を、受験資格が得られるんですけれども、何年間か勤務していればですね、そうなったときに、介護資格、介護福祉士を受験しま...全文を見る
○山口和之君 国際貢献であったり日本の中で貢献していただくとかと考えた場合に、余り固く考えなくてもいいような気はしますけれども、是非、そういう方がいらっしゃる可能性もあるので、今後検討していただきたいと思います。  次に、入国前後の業務要件について伺いたいと思います。  技能...全文を見る
○山口和之君 もう一度法務省の方にお伺いしたいんですけど、例えば日本の、日本から、向こうで日本語学校を開設して、介護学校とかを例えばつくったとして、そこで一年間学んでから、日本語も学びながら、こちらの方に実習来ると。実際働いてはいないですけれども、向こうでそのような専門学校的なも...全文を見る
○山口和之君 それでは、厚労省に伺いたいと思うんですが、介護を技能実習に追加するに当たってはそこをどのように整理するのかというか、送り先の国でそれほど介護が普及していない場合等も考えられますし、この辺はどのように整理していくのか、教えていただきたいと思います。
○山口和之君 日本は今高齢化社会を迎えているからそういう働く場所がありますけれども、まだ海外においてはこれからというところもあって、実際介護というものがそれほど普及していない。先にこちらの日本の方で学んでおいて母国に帰ってから貢献するというふうに考えたら、やはり先ほど言った介護の...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  日本の介護を学んでいくんですから、日本のレベルをしっかり確保していかなきゃいけないなと思います。そうはいっても、それを成功に導くためには日本語がやはり、毎回言わさせていただいていますけれども、これ大事だということで、介護人材受入れの検討会...全文を見る
○山口和之君 現場は忙しくてそれどころじゃないというふうな話になって、結局単純な労働のみをお願いするようになってしまうと、これはまたちょっと本末転倒になってしまいますので、是非検討していただきたいなと思います。  そこで、今、監理団体の話が出ましたけれども、介護の技能実習につい...全文を見る
○山口和之君 以前に共産党さんから配付された、監理団体として組合をして派遣しますよみたいな雰囲気の資料がありましたけれども、もうあれを見ると物すごく不安になってくるので、是非そんなことがないように、質の高い監理団体でなければいけないと思いますので、よろしくお願いします。  それ...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。よろしくお願いします。  十日の未来投資会議で総理の発言がありました。介護においてもパラダイムシフトを起こしますと強い表明がありました。自分としては、長妻大臣の時代、田村大臣の時代、塩崎大臣に入りまして、介護保険というのは自立支援なんですとい...全文を見る
○山口和之君 是非、日本の介護というのは単なるお世話ではなくて、自立を支援するもの、あるいはまた、加えて、予防していくもの、元気な高齢者を支えていくものということをしなければ、ただのお世話で、先ほどの葉っぱ十枚束ねて冷蔵庫じゃないですけれども、そういうことの繰り返しではなく、すば...全文を見る
11月17日第192回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○山口和之君 無所属の山口和之でございます。  これまで質疑が進められてきておるんですけれども、この技能実習が、送り出し国あるいは受入れ国両国にとって、あるいは両国民にとって、企業にとってお互いさまでウイン・ウインの関係になればいいだろうなと思うんですが、これまでの質疑を聞いて...全文を見る
○山口和之君 旗手参考人のお話では、技能実習生は送り出し機関との間で、「女性の実習生は採用後には妊娠しない事を保証する。」と明記された保証書を交わしております。実習実施機関や監理団体もその存在を十分に承知しているということです。  そもそも、結婚、妊娠、出産を禁止するような保証...全文を見る
○山口和之君 そのような保証書が違法で無効だということでしょうけれども、提出した側は違法かどうか分からないことも多いし、違法であることを認識していたとしても、自分が約束したことなので書いてあることに従ってしまうということになってしまいます。  保証書の実態、内容について、しっか...全文を見る
○山口和之君 確認できていないからこういうことが起きているわけなので、確認しておりますと言われても、こういうもの、結構大事なところで、手帳にいろんなことが書いてあったとしても、サインしてそこに書かれたらそれを守らざるを得ないということになってしまいますので、幾ら立派な法改正をして...全文を見る
○山口和之君 では、外国人技能実習生も育児・介護休業法の適用があるのか、育児休業が取れるのか、お尋ねしたいと思います。
○山口和之君 技能実習生は期間を定めて雇用される者というふうになると思われますが、育児・介護休業法では、有期雇用者が育児休業をすることができるのは二つの条件をクリアした場合に限られるとされていますね。一つ目は同一の事業主に引き続き一年以上雇用されていること、それから子が一歳六か月...全文を見る
○山口和之君 要件を満たさない人は受給されないわけなんですが、どうやって保護されるんだろうなということなんですが、育児休業の場合、ノーワーク・ノーペイということで無給が原則です。技能実習生はどのようにして生活していくのか。例えば、二〇一四年七月十八日の最高裁判決によれば、永住外国...全文を見る
○山口和之君 保護されるんですけれども、そこから逸脱すると保護されないわけなんですよね。  そうすると、先ほどの保証書に戻りますけれども、女性の実習生は採用後には妊娠しないことを保証するという保証書に代わってこれから出てくる保証書は、女性の実習生は妊娠、出産によって日本での生活...全文を見る
○山口和之君 どうやって帰国するのか、例えばそういう状況になったときですね、日本の法律の中で保護されない人も出てくるし、帰る飛行機代もあるでしょうし、また実習に戻ってくるということも何かしっかり考えなければいけないところではあるのかなというふうにこの前の参考人のお話を聞いて思って...全文を見る
○山口和之君 日本の介護を海外で展開する、海外で実行していただくには、向こうで指導してもなかなか難しい。日本で学んでもらって、その技術を向こうで展開していただく、まさに実習になるわけなんですが、これが本当にちゃんと行われたら、自分としてはかなりの期待されるところだと思っております...全文を見る
○山口和之君 この構想では、日本の優れた介護をアジアに展開していくことが一つの柱になっていますが、実現に向けた課題についてどう把握されているか、伺いたいと思います。
○山口和之君 海外に展開するためには、日本の国内の介護がしっかりとした、根付いたものにしていかなければならないと思います。認知症ケア、自立支援介護を世界一の本物にしていくことが重要だと思われます。  手前みそであれなんですが、理学療法士とか作業療法士、言語聴覚士等のリハビリテー...全文を見る
11月22日第192回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○山口和之君 無所属の山口和之でございます。  今日は、今回は福島からの自主避難者のいじめについて一つと、それから犯罪者の再犯防止について、それから高齢受刑者について質問したいと思います。  まず初めに、新聞記事、資料で提出させていただいております。「ぼくはいきるときめた」を...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  こういった報道は自殺をしてから表に出てきて公表されて、それを読んでいるそのことを知った人たちは非常に悲しい思いをするし、家族はつらい思いをします。本当にこの子は生きていてもらってよかったなと思います。  今回の横浜市のケースは、法務省が...全文を見る
○山口和之君 それは承知しましたが、ただ、法務省の内部で人権一一〇番やミニレターがいじめ防止に効果的に役立っているのか検証することが大事。この事例も、亡くならなくて助かりましたけれども、どうしてこういう訴えが通じなかったんだろうと、どうして学校側で取り上げてくれなかったんだろうと...全文を見る
○山口和之君 もし一生懸命そういうふうにやられていたとすれば、彼はこのときにミニレターの存在やあるいは人権一一〇番のことを知っていたわけですよね。おっしゃっている内容からすれば、多分知っていたんでしょう、それぐらいきっちりやっているんであればです。もし知らなかったとすれば、それは...全文を見る
○山口和之君 子供の頃からの教育ってすごく大事だと思います。なかなか直そうとしても、大人になってから直すというのは難しいかもしれませんけど、子供のうちからしっかりとした教育の中にこういったことを盛り込んで、人権を守るということを是非推進していただきたいと思います。  さて、午前...全文を見る
○山口和之君 午前中にも真山委員の方から、再犯防止に仕事があることはすごくまず大事だということがお話がありました。また、今大臣からも、再犯率の高い薬物依存者・高齢犯罪者の再犯防止緊急対策が今年の七月に策定され、緊急対策の中で重点的に取り組んでいるというお話がありました。  この...全文を見る
○山口和之君 自分は医療機関にいたものですから、優れた医療機関においては、優れたと言うのもちょっとあれなんですが、優れた医療機関においては、入院直後より治療と並行して在宅復帰に向けたリハビリテーションが開始され、プログラムが開始され、地域サービスとの連携が始まるということです。だ...全文を見る
○山口和之君 矯正施設や刑事施設は介護保険が適用されていないということで、考えてみればプロの関与というのはなかなか難しいのかなというふうに思います。  高齢受刑者の増大に伴って矯正医療のニーズが増大していると思います。昨年成立した矯正医官の兼業及び勤務時間の特例等に関する法案に...全文を見る
○山口和之君 薬物依存症の方は、刑に服するというよりも治療がまず重要ということはもう皆さん御存じのことと思います。それからまた、高齢者が多くなってきて、再犯率も高いということなんですが、居場所と安心の場所づくり、可能な限り仕事に就いていただくことも大事だと思います。  また、国...全文を見る
11月24日第192回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○山口和之君 無所属の山口和之でございます。  本日は、裁判官に関する法律案と検察官に関する法律案が一括審議されているところでございます。このことにも象徴されているんですが、法曹三者のうち検察官と裁判官は制度上似通った立場にあり、実際上も近い存在のようにも思えます。  刑事裁...全文を見る
○山口和之君 自分は、東京地裁や大阪地裁といった大規模庁では当たり前のように出入りがあるというふうには聞いております。全国各地でもそういったことが行われているようであって、是非とも実態の調査をまずお願いしたいと思います。  今、問題はないという話でしたが、裁判官室へ検察官の出入...全文を見る
○山口和之君 裁判官室に限らず、公的な手続、行事以外で個人的に接触することについては余りいかがなものかというふうにも思います。私の聞いた限りでは、裁判官室に出入りする検察官と裁判官との間で、裁判中の事件について犯罪の成否に関わる話がされているような例はなかった、しかし、単なる世間...全文を見る
○山口和之君 公平性を保つというのはまず大前提なんですが、ジャッジする審判員の方と試合をする両者がいて、一方と常に関係が保たれているような状況では、やっぱり疑われてしまうでしょうと思うんですが。  どのような手段でもいいんですが、検察官と裁判官の癒着がないことがまず大事なことで...全文を見る
○山口和之君 やっぱり一定の経験は積む必要があるだろうということだと思いますが、自分は医療やリハビリテーションの世界で生きてきましたが、豊かな経験を積んだ現場に明るい者はやっぱり質の高いケアを提供できるということで、身をもって経験してきたところでございます。少しの間研修したぐらい...全文を見る
12月01日第192回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○山口和之君 無所属の山口和之でございます。  本日は、部落差別解消推進法案の質疑ということですが、先ほども逢坂発議者から出たように、北海道出身であるということですが、私も東北出身なので、正直言ってこれまで部落差別について身近に認識したことはございません。しかし、本法案の質疑を...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  次に、法案の第一条に、部落差別は許さないに込められた意図について伺いたいと思います。
○山口和之君 私は差別というのは心の問題というふうには思っておりますが、この法案で、部落差別という言葉を初めて法律で使って、部落差別は許さないとはっきり宣言することの意義は大きいのかというふうにも思います。  そこで、それぞれどのような思いで法案作りに取り組んだのか、発議者のう...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。部落差別の解消を目指して、本法案の発議者の思いがよく理解できました。ありがとうございます。  同和問題に関する国民の差別意識の現状について、人権教育・啓発に関する基本計画においてはどのように認識しているのか、法務省に伺いたいと思います。
○山口和之君 同基本計画においては、同和問題は我が国固有の重大な人権問題であり、その早期解消を図ることは国民的課題でもあると位置付けられています。さらに、同和問題だけでなく、別の箇所では、人権を取り巻く情勢について、新たにインターネット上の電子掲示板やホームページへの差別的情報の...全文を見る
○山口和之君 では、次に、同和問題に関する人権侵犯事件の新規救済手続開始件数の最近の動向、また、その種別ごとの内訳について伺いたいと思います。  あわせて、法務省の同和問題解消へ向けた取組について、先ほど来ずっと出ておりますので、かいつまんで簡潔にお願いしたいと思います。
○山口和之君 人権侵犯事件の件数の推移については、まだまだ差別意識というのが残っている、根深いということが分かると思います。  次に、各省庁に伺うところですが、高木委員のところで質問されて回答されておりますので、質問を一つ飛ばさせていただいて、ここで発議者に伺いたいんですが、本...全文を見る
○山口和之君 今おっしゃった点で、これまでより前進するということだというふうに理解しました。更に加速的に各省庁が取り組みやすくなるというふうに理解させていただきます。  そこで、法案にある具体的な施策ですが、第四条にある国や地方公共団体が相談に応ずるための体制の充実を図ることの...全文を見る
○山口和之君 ありがとうございます。  最後に、教育、啓発について、国及び地方公共団体に必要な取組を進めるようにとの内容になっておりますが、現行の人権教育・啓発推進法との関連をどのように考えているのか、お教え願いたいと思います。
○山口和之君 私の質問は以上で終わりますけれども、私自身の思いとしてですが、昨今は差別表現がより極端に激しくなっております。外国人へのヘイトスピーチ、そしてナチスの思想すら思い起こさせるような相模原の障害者施設での殺人事件など、差別がより攻撃的な装いを見せているようにも思います。...全文を見る
12月06日第192回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○山口和之君 無所属の山口和之と申します。  まず初めに、灘本参考人にお伺いしたいんですが、心もとない法律で、ちょっと前に進めばまあいいかなというぐらいに、感覚でいらっしゃるということなんですが、どういう法律だったらよかったかなということをちょっと教えていただきたいなと。
○山口和之君 では、同じく灘本参考人に、どうすれば同和問題というのは解決するのかというのを伺いたいなと。
○山口和之君 西島参考人にお伺いしたいんですが、今回の法案が通った場合に何が大きく変わってその効果が得られてくるのかというのを少し教えていただきたいと思います。
○山口和之君 同じく西島参考人にお伺いしたいんですけれども、この法案について少し不満があるとか、もっとこうしてほしかったということはありますか。
○山口和之君 では、新井参考人と石川参考人にお伺いしたいんですけれども、どのようにして部落差別、根深く残っているように自分は勉強していると思ったんですけれども、解消していくためには、どのようにして部落差別を解消していくのが理想的なのか、どうしたらできるのかということを教えていただ...全文を見る
○山口和之君 最後に、灘本参考人、それから西島参考人にお伺いしたいんですけれども、国や自治体の相談体制の現状で、どういうふうに評価されているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○山口和之君 ありがとうございました。