山口敏夫

やまぐちとしお



当選回数回

山口敏夫の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第94回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○山口(敏)委員 私は、新自由クラブを代表いたしまして、鈴木総理以下政府各閣僚に対し、内政、外交にわたってその姿勢、考え方についてただしたいと思います。  さきの衆参ダブル選挙以前は与党野党の数が伯仲をしておった。伯仲国会の状況は、与党よりはむしろ野党の中に責任政党意識というも...全文を見る
○山口(敏)委員 総理がそうした議会政治に対しての責任の一翼を担うという固い決意にあることを聞いて私も安心したわけでありますけれども、他の質問者の方もときどき取り上げますので、総理にいやみに聞こえるかもしれませんが、どうも野党委員がまじめに論戦をいどんでも、紋切り型の答弁といいま...全文を見る
○山口(敏)委員 総理の政権に対する姿勢もありますが、最初の総理としての外国の政治日程として、先ほども申し上げましたようにASEAN諸国を訪問した。これはやはりアジアの中の日本、アジアとともに歩む日本という立場においては、一つの見識だと思います。しかし、大変な歓迎を受けた総理のA...全文を見る
○山口(敏)委員 外務大臣、いま総理のASEAN訪問の中で農業問題に対する協力も進めた、これは私は鈴木外交の一つの成果だと思うのですね。やはり農林大臣もそうした訪問に同行された。  それで、外務省が、五十六年度予算のときに、日米関係を大切にする余りに防衛費の問題にまで相当首を突...全文を見る
○山口(敏)委員 それから、経済協力、技術協力というものは年々ふやしていかなければならない、国民の理解も得ていかなければならないということになりますと、外務省だけに四千億、あるいは一兆円にも将来いずれはなるでしょう経済協力、こういったものを任しておくわけにいかないと私は思うのです...全文を見る
○山口(敏)委員 外務大臣、やはり大臣は役所と違いますから、やはり外務省は外務省としての長い伝統とか慣行とかいうものもあると思うのですが、そこを政治家である大臣が調整をして国益を進めるというところにあると思うのです。だから、予算委員会があるから、物理的時間調整がつかないからという...全文を見る
○山口(敏)委員 レーガン政権になりましてから、アメリカの対極東戦略とか外交姿勢はやはり変わりつつあると思うのです。そのレーガン外交をそのまま受け入れるのか、あるいはレーガン外交の特にアジア政策に問題があるとするならば、その軌道修正を日本側として率直に話し合われるのかということも...全文を見る
○山口(敏)委員 日中の国交回復、正常化には大ぜいの方々の努力と苦労の積み上げがあったわけでありますけれども、正常化後はいきなり、エコノミックアニマルではありませんが、中国フィーバーで、十分な事前調査ということもなく進出したきらいがあると思うんですね。これは自由主義陣営と違って、...全文を見る
○山口(敏)委員 では、もうすでに契約済みで生産を始めたり、あるいは船積みしたプラントもあるということも聞いておるわけでありますし、契約の損害が二千億とも二千五百億とも言われておるわけですが、そういう実態は政府はまだつかんでおらないということですか、通産大臣。
○山口(敏)委員 では、もしこうした実態が出てきて、損害が出てくるという形になったときには、政府としてはどうお考えですか。
○山口(敏)委員 仮に輸出保険のようなものの運用でこの問題を処置するということになると、日中関係は非常に困ったことになると思うのですけれども、そういう点は具体的に企業から内々相談を受けるとか、そういったことはまだないのでございますか。
○山口(敏)委員 では、実態が出てきた場合においては、その輸出保険の適用も含めて政府は検討する、こういうことでよろしゅうございますか。
○山口(敏)委員 総理、政府は、日中の経済問題は、中国側と慎重に検討していただいて、中国側の苦しい状況にも十分配慮した結論を出す必要がある。やはり日中関係は永遠につないでいかなければいけないわけでありますから、そういう立場で、経済再建の問題でありますとか、日本も大変ですけれども、...全文を見る
○山口(敏)委員 中国との関係も、日米関係、日中関係、そういう関係の中でやはりアジアの平和と安定を促進をしていく。レーガン大統領になりましてからの極東の戦略が変わりつつあるのじゃないか。全斗煥大統領の訪米も含めて、カーター政権とかなり趣を異にしておるわけです。しかし私は、中ソ関係...全文を見る
○山口(敏)委員 私たちも竹田統幕議長の発言を全部否定しているわけじゃないのですけれども、そのGNPの三%論も含めて、中川長官、応援団長として認めておるわけですか。
○山口(敏)委員 政治家がシビリアンコントロールをする。やはり政治家だけじゃなくて、国民的なシビリアンコントロールというものが一番大事だと思う。  その三%の非常に大事な問題は、GNPの三%を防衛費に使うと、これは大蔵大臣、核兵器まで含めるぐらいの規模になるのですね。徴兵制とか...全文を見る
○山口(敏)委員 私は、GNPの何%ぐらいがわが国の防衛費として適切かということについては、一%が妥当なのかあるいは一・二%程度までが一応穏健なのかという議論はあると思うのですが、やはり二%論、三%論というこの議論の中に含まれている防衛思想というものについては、総理以下政府が十分...全文を見る
○山口(敏)委員 時間があと三十分しかなくなってしまいまして、教育の問題、財政の問題、行政改革、いろいろ伺いたいのですが、ひとつ答弁を簡潔にお願いしたいと思います。  ことしの予算の国債の二兆円減額という政策は、私は、総理大臣、大蔵大臣は大変努力されたと思うんです。しかし、その...全文を見る
○山口(敏)委員 そこで、財政再建元年も結構でございますけれども、やはり私は、国民の方々も赤字財政、財政再建しなければいけないという理解は広がっていると思うのですよ。何とかしなければいけない。しかし、急激な増税政策でこの財政再建を進めようとすると、せっかく国民が理解しつつあるのを...全文を見る
○山口(敏)委員 しかし、そういう努力をした、そのしたという反面で、また何がけさの報道でも、税制調査会で所得税の仕組みを全面的に見直して、五十七年度に完全実施するというようなことも言われている。それは事実ですか、税制調査会で所得税の仕組みを見直して、所得税の増税を目指すということ...全文を見る
○山口(敏)委員 ないですか。確かに、所得減税しろ、所得減税しろというときに所得税の増税を進めるとは、幾ら何でも破廉恥過ぎるのではないかと思うのですけれども、一応そういうことであれば、ひとつ国民の所得減税に対する願いも十分受けとめてもらいたいと思うのです。  日銀総裁に来ていた...全文を見る
○山口(敏)委員 私は、円相場とか物価問題、景気のかげり、いろいろあるわけでありますけれども、やはり金融政策で不況を乗り越えていかなければならない、こういうふうに思うわけであります。そのためにもどうしても物価というものが安定しなければならない。きのうも矢野議員と河本長官とのやりと...全文を見る
○山口(敏)委員 四党のと言っても、もうすでに野菜等いろいろ自然現象の中で高騰を続けているわけでありますから、経企庁として直ちにこういう物価政策として講ずる施策はないのか、ここで再度伺っておきたいと思うのです。
○山口(敏)委員 じゃ、外国から野菜等を輸入してまで物価の鎮静化のために有効な手だてを講ずる、こう理解していいわけですね。  とにかく、大蔵大臣も、糖尿病を治すために急激に心臓病になっては困るという表現をたびたび使われるわけですけれども、庶民生活にとっては物価問題が心臓ですから...全文を見る
○山口(敏)委員 公定歩合の再引き下げも含めて金融政策でひとつ民需を喚起してもらいたい、こうお願いしたいと思います。  それから最後に、教育の問題、環境アセスメントの問題、いろいろ取り上げたかったわけでありますけれども、私は、総理以下各閣僚に最後にまとめて答弁していただきたいと...全文を見る
02月28日第94回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○山口(敏)分科員 実は、予算の総括質問のときにも、自治大臣また消防庁長官にお話を伺いたいと思ったわけでありますけれども、時間の関係で御質問できませんでしたので、この分科会を通じて何点か、消防防災の問題について伺っておきたいと思うわけでございます。  実は、教育問題、家庭内暴力...全文を見る
○山口(敏)分科員 そういうことで、たとえば小学校や中学枝の教育課程の中にも、やはりそういった防災時に対する安全でありますとか、人命確保でありますとかいうような一つの施策や普及がややおくれておる面も一面あるのではないか、こうも考えるわけでございます。  いずれにいたしましても、...全文を見る
○山口(敏)分科員 長官の御説明にもありましたように、わが国の消防力が、少なくとも通常の条件下においては火災に対する一応の対抗力といいますか、抑止力を持っておるということは評価するわけでございますし、また、常備消防の普及率も非常に高くなっておる。しかし一面、地域消防団等について、...全文を見る
○山口(敏)分科員 地域消防なんかも二百万以上いた組織がいま半分の百万近くになっている、こういう現状をわれわれも身近に見ておりまして、物質的な一つの社会あるいは地域的連帯というものが残念ながら徐々に薄れている。そういう中で、お互いの生命、財産を守るという立場において、町内会単位と...全文を見る
○山口(敏)分科員 そういう手近な防災対策の実施というものも、消防行政上欠落しているような点において、大変小さな問題でありますけれども非常に大事な点でもあるということから、消防庁長官、自治大臣に、ひとつそういう立場からの問題認識というものもこれからの消防行政の中に生かしていただく...全文を見る
○山口(敏)分科員 老人病院とかそういった福祉関係のお年寄りの方々の医療施設などでも、そういった点の配慮を持たないで、かなり無神経で、防炎の家具等も十分行き渡っておらない。これは細かく指摘している時間がありませんが、そういう点も、消防庁が指導したからそういった配慮がなされたという...全文を見る
○山口(敏)分科員 そういった避難のいろいろな問題、避難手段の安全確保のためにも、防災思想を一層普及すべく御努力をいただきたいと思います。私どもも都市政策をいろいろ議論をしていく中において、防災問題、災害対策がどうしてもおくれるきらいがあるわけです。この点についても自治大臣が相当...全文を見る
05月22日第94回国会 衆議院 本会議 第27号
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○山口敏夫君 私は、新自由クラブを代表して、総理並びに外務大臣に、本日議題となっております日米共同声明、核問題等に関し、政府の政治姿勢、日米外交関係を中心にお尋ねしたいと思います。  昨年の大平内閣不信任案の成立、衆参ダブル選挙と政局不安、混乱の中で鈴木内閣は誕生いたしました。...全文を見る
○山口敏夫君(続) みずからの国の発展にのみ関心を持つのではなく、世界の中の日本として、南北問題の解決と世界経済体制の安定に積極的に貢献すべきであります。  七月のオタワの先進諸国首脳会議における各国の海外経済協力費、防衛費の負担の合計とわが国の負担を比較してみるならば、GNP...全文を見る