山口敏夫

やまぐちとしお



当選回数回

山口敏夫の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第102回国会 参議院 本会議 第6号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 男女雇用機会均等法案への御質問でございますが、御質問いただきまして大変ありがとうございます。  と申しますのは、本法案は女子差別撤廃条約の雇用の分野における要請を満たしておりまして、同条約の早期批准を図るためには、本法案の今国会での早期成立を強く期待し...全文を見る
02月04日第102回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○山口国務大臣 先ほど、海部議員のお話の中にございましたように、人生八十年時代、我々日本人は二十年で達成したわけでございますし、そうした時代における高齢者対策の中で、年金でございますとか、また社会保障も非常に大事でございますが、何せ勤勉をもって鳴る日本国民でございますので、やはり...全文を見る
02月06日第102回国会 衆議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○山口国務大臣 よく検討したいと思います。
○山口国務大臣 新設工事の場合は、電気工事は、塚本先生御承知のとおり基礎工事、本体工事、設備工事など一体的に行われるため災害の度合いが高くなる、こういうことで過去三年間の災害実績等を踏まえて料率、その基準を決めておりますし、また見直し作業も行っておるわけでございますので、そういう...全文を見る
○山口国務大臣 塚本先生の御議論の中にもございますように、特にここ数年の国際社会における我が国の地位の高まり、それに関しての役割分担、当然自由主義諸国の中におけるこの安全保障政策、日本自身の主権国家としての安全保障政策という形の中で非常に大きな一つの責任も自覚をしなければならない...全文を見る
02月07日第102回国会 衆議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○山口国務大臣 退職金の制度は九制近い企業が採用しているわけですし、特に企業年金制度を採用する企業も非常にふえてきておる、こういうことで、大蔵に対しましても退職給与引当金の損金算入率を引き下げずに現状にとどめておいていただくように、特にまた全民党協とかそうした労働団体もこうした問...全文を見る
○山口国務大臣 公明党や民社党の皆さんと労働団体との協議等におきましても、ゴールデンウイークの連続休暇の法制化が強く要望されておるところ、十分承知しておるわけでございますが、中小企業とか小規模企業あるいは商工業者、流通業等がいきなり法制化でがばっとこうなりますと、その対応等につき...全文を見る
02月08日第102回国会 衆議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○山口国務大臣 単身赴任の問題は大変今御指摘のように深刻な問題でございまして、特に我々としては家族ぐるみの赴任ということを進めておるところでもございますけれども、そういう立場から、例えば雇用促進住宅等もひとつ活用していただくというような施策も進めておるところでございますが、実際的...全文を見る
○山口国務大臣 労働基準法研究会で週四十五時間、一日九時間という中間報告があったわけでございますが、その考えは週四十八時間を週四十五時間に短縮する、週休二日制への移行というのが基本的な考えにあったと思います。そういう中で、例えばフランスのように週三十九時間で一日十時間と決めている...全文を見る
02月09日第102回国会 衆議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○山口国務大臣 大出先生の御指摘のように、ILOの報告は五十七年度の人勧、五十八年度の人勧の取り扱いの中でも述べられておるわけでございますが、我々としては、人事院勧告の完全実施ということの重要性を特に強調した、そのための努力を進めなければならないというふうに考えて、受けとめておる...全文を見る
○山口国務大臣 人事院勧告が出る前におきましては、先生御承知のとおり、各労働界初めそれぞれ関係者の意見を十分踏まえながら、一つの勧告の手続がとられておる。また勧告から政府の実施に至る段階においても、労働界の方の意見も聞く機会もあるということでございますから、我々としてはやはりIL...全文を見る
○山口国務大臣 私も、この六月にILO総会に出席させていただく予定になっていますし、この間ブランシャール事務総長が昨年の十二月に来日されたときも、労働大臣室にも表敬いただいたり、あるいは労働関係の団体の方との意見交換の場もございまして、その中で我々としてはまず完全実施の最大の努力...全文を見る
○山口国務大臣 毎年完全実施に向けての、厳しい財政事情の中でございますけれども、最大の努力をするということには変わりないわけでございますが、残念ながら積み残し部分も含めましてこれは三年をめどにと言っていますけれども、仮に来年財政事情が考慮されれば来年実施されるということもこれは検...全文を見る
○山口国務大臣 大出先生のおっしゃっているように、週休二日制の導入とか年休、休暇の完全消化というのが、労働時間短縮と労働者の健康、勤勉その他の持続からしても一番望ましいと思うわけですけれども、現状は、いろいろの社会的な問題や、また価値観等のこともございまして、なかなかそれが進んで...全文を見る
○山口国務大臣 特に、労働経済の立場からだけではなくて、日本ぐらい公平、平等な、学歴も財産も地位も関係なく、勤勉が大きな評価として社会的な人格にまで評価されている国ですから、そういう点で、なかなか休暇の拡大というのが難しいという点もございますので、非常に休暇、労働時間等については...全文を見る
○山口国務大臣 雇用契約とか就業規則というものは、労使双方で十分理解とコンセンサスを得ませんと、すぐ法制化という綱をかけますと、フランスやなんかでもかえって、三十九時間の法制化が失業率を二%むしろ引き上げちゃったり、経済の停滞を逆に招いてしまっておる。こういうことで、やはりこうい...全文を見る
○山口国務大臣 労働問題、労働経済の問題は、どうにも混乱して収拾がつかない問題についての法制化と、九割方のコンセンサスを積み上げた上でのその前進の意味での歯どめ措置といいますか、法的な一つの措置、そういう二つの考え方があると思うのですけれども、私はまずは、この問題は九割近い一つの...全文を見る
02月12日第102回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働省といたしましては、五十九年度一般会計補正予算における削減額は二億八千八百万円でございまして、これは各省庁と同じく経費の節約により生じた削減額でございます。なお、労働省といたしましては雇用保険国庫負担金等の増要因がございますので、全体としては百六億三...全文を見る
02月13日第102回国会 参議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 高齢化時代における雇用の延長をめぐります労働人口の拡大、あるいは技術革新の時代における機械化社会における人間のあるいは勤労のあり方、また国際労働摩擦等が論議されておる労働時間問題、労働者の福祉や労働条件の改善、また長期的に見て日本人の勤勉性の持続等々から...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 単身赴任者の家庭におけるいろいろな問題等考えますと、本来ならば家族ぐるみの赴任というのが一番理想でございますけれども、子供さんの教育の問題とか、あるいは御家族の中における老人の扶養の問題とかで、どうしても単身赴任にならざるを得ない。そういう二重生活の中で...全文を見る
02月14日第102回国会 衆議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○山口国務大臣 ヨーロッパ等におきましては非常に失業率が高いわけでございますので、仕事を分配するということで一人当たりの労働時間を短縮しながら仕事を分け合ういわゆるワークシェアリングが非常に進められているわけですけれども、日本の場合には、高齢化時代を迎えて高齢者の雇用の延長や定年...全文を見る
02月18日第102回国会 衆議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○山口国務大臣 吉田さんの御指摘の趣旨はもう十分承知をしているところでございますけれども、当面は行政指導で進めていきたいというふうに考えています。
○山口国務大臣 過剰勤務等を含めて労務管理をきちっとするというのが我々の方の責任の分野でございますけれども、国鉄の今日の現状という中に今先生が指摘されたような落差があるのではないかという点については、そのとおりだと思います。
02月20日第102回国会 衆議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○山口国務大臣 御承知のとおり、パート労働者は大変ふえておる現状でございまして、特に全体が四百数十万おるわけでございますけれども、その中で女子パートの人が三百三十万強、こういうことで、どうしても女子労働者の場合は家庭とか家族に対するロイヤリティーの方が優先する傾向もございますが、...全文を見る
02月21日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
議事録を見る
○山口国務大臣 社会労働委員会の御審議に先立ち、今後の労働行政につきまして所信を申し述べ、委員各位を初め、国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。  人生八十年時代の到来と新たな技術革新の急速な進展という未曾有の変化の中で、勤労者の雇用を確保し、その福祉の向上を図ること...全文を見る
02月21日第102回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第2号
議事録を見る
○山口国務大臣 第百二回通常国会における衆議院石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、石炭鉱業における当面の労働問題につきまして一言所信を申し述べます。  我が国の経済社会は、本格的な高齢化社会の到来、新たな技術革新の急速な進展等、大きな変化に直面しており、こうした中で、勤労者の雇...全文を見る
02月21日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 社会労働委員会の御審議に先立ち、今後の労働行政について所信を申し述べ、委員各位を初め、国民の皆様の御理解と御 協力をお願い申し上げます。  人生八十年時代の到来と新たな技術革新の急速な進展という未曽有の変化の中で、勤労者の雇用を確保し、その福祉の向上...全文を見る
02月22日第102回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○山口国務大臣 この二%という数字は、いわゆる勤労者とかパートの労働者とか、特に若い人の労働力なんかの離職とか転職に伴う微調整部分が、六千万規模の労働人口がおりますと瞬間的な職場から職場への転換における微調整といいますか、そういう部分がどうしてもゼロというわけにいかないという部分...全文を見る
○山口国務大臣 もとより労働省は雇用の安定、完全雇用達成ということのための役所と言ってもいいわけでありますから、雇用政策に取り組んでいるわけですけれども、先生も御承知のとおり、若年労働者の……(松浦委員「いや、もういいです」と呼ぶ)ですから、そういう部分があって……(松浦委員「こ...全文を見る
○山口国務大臣 政府も内需喚起を経済政策の一つの大きな柱にしているわけでありますから、当然勤労者の方々の所得の向上ということが大切なことだと思いますけれども、春闘等においては、どうしても労使の配分をどうするか、こういう形の中でやっていただかないと、こちらが賃上げを期待しておるとか...全文を見る
02月23日第102回国会 衆議院 予算委員会 第17号
議事録を見る
○山口国務大臣 いろいろ問題の御指摘がございましたけれども、グリコ・森永事件の問題につきまして、こういう情報化社会における情報犯罪が、単に司法とか秩序の問題のみならず、大変そういう業種に働く労働者の生活権を奪う、現に森永等におきましても四百名近いパートの解職というような事態もござ...全文を見る
02月25日第102回国会 衆議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○山口国務大臣 二十三日の国会の亀井委員長に対する質疑の中におきましても、今井上先生御指摘のように、六十二年度をめどに二十万人体制、これが一つ再建への大きな意味をなす、こういうような御意見もあったわけでございますし、いずれにいたしましても、その余剰人員対策というのが国鉄再建の最大...全文を見る
○山口国務大臣 私が政府全体として取り組むということを申し上げましたのは、先ほど申し上げましたように、やはり国民経済や他の労働市場との問題の中で二十万人の余剰人員という問題がございますと、国鉄の労使双方にゆだねるあるいは当局の努力を待つという建前だけでは、これは実際問題として国民...全文を見る
02月26日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
議事録を見る
○山口国務大臣 雇用の安定が国民生活の安定あるいは我が国の経済的な安定と、また発展にも欠かせぬ条件である、こういう立場から歴代労働大臣、また労働省としても一生懸命雇用の安定政策に取り組んできているわけでございますし、これは労働省というよりも、日本の企業、労使、国会の先生方におかれ...全文を見る
○山口国務大臣 私は今まで多くの経済的な問題や難問を抱えながらも、こうして他国に例を見ない経済的な安定、また国民生活の安定を進めておるわけでございますから、何とか労使双方、国民全体の問題として取り組んでいけば、最終的には雇用のミスマッチというものは調整されるというふうに考えており...全文を見る
○山口国務大臣 今日まで大変国民の手足といいますか、国鉄が国民生活に貢献した役割というものははかり知れないものがあると私は考えております。  しかし、いろいろな時代変化の中で、また、今先生が御指摘のように、当初から大変な雇用を抱えながらの経営等の無理もございまして、大変逆に国民...全文を見る
○山口国務大臣 今までも国鉄労使が長い双方の歴史の中で一つの協定に基づいて国鉄を運営をしてきた、こういう経過の中で、それなりに一つの労使の信頼関係といいますか、運営が滞りなく進んでいたわけですけれども、ここへきて余剰人員問題とか国鉄再建の問題の中で、こうした就業規則に対する勧告行...全文を見る
○山口国務大臣 労働者のそうした権利を守るために当然の手続として、監督署として国鉄当局にも手続の不備を指摘して届け出を一刻も早く進めるべく勧告を申し上げたわけです。  ただ、労働省としては三月までに所定の手続をとにかく早く届け出るように、こういうことを申し上げているわけですから...全文を見る
○山口国務大臣 労働省としては、先ほど基準局長が御答弁申し上げたような見解に立っておりますけれども、いずれにいたしましても、就業規則の変更手続を勧告しておるわけでございますから、国鉄当局と、また当然組合の方の意見書を添付しなければできないわけでございますから、そういう対象の労働組...全文を見る
○山口国務大臣 国鉄の再建委員会等のいろいろな検討項目の中で、例えば十兆円から十五兆円規模の予算は政府に肩がわりしてもらいたい、亀井さんの答申の中にもそういうような具体的な検討項目が入っておる。これは政府が肩がわりするのか、あるいは国民の皆さんの御負担をいただくのかということはこ...全文を見る
○山口国務大臣 今局長からも御答弁したように、ILOのその問題については見解を述べたわけですけれども、やはり先生の御指摘の部分というのは、こうした大きな変革の中で、十万規模の労働者の生活条件が大幅に変わっていく、そういう過程における生活不安とか労働市場全体の雇用の問題等に対して、...全文を見る
○山口国務大臣 村山先生などからもこの委員会を通じて高齢者雇用の問題等を大変先取りして提起していただいておったわけでございますが、まさに今日人生八十年時代というものが現実化しておる。私は八十年時代よりも九十件時代、あるいは二十一世紀までには人生一世紀時代というものも日本民族は実現...全文を見る
○山口国務大臣 今の答弁の中にもちょっと触れたわけでございますけれども、とにかくこの数年で六千万労働人口が五百万規模で拡大をしていく、その八割が中高年である、こういうのが現状でございますから、雇用審議会や中央職業安定審議会等で審議しておる定作法制化の問題をことしじゅうに取りまとめ...全文を見る
○山口国務大臣 今の御答弁が明確でない、こういうこともございますが、私は、ですから、ことしじゅうに雇用審議会の結論を待って六十歳定年の法制化に向けて諸手続を進めたいということは、もうかなり具体的な日程の上でこの作業が進められておる、こういうふうに御理解をいただければ大変ありがたい...全文を見る
○山口国務大臣 日本人は、とにかくよく国民一人一人の勤勉性の中で今日の日本の国際的、経済的な地位をかち取った、社会をつくった、こういうことで今まで忙し過ぎたのじゃないか、忙しいという字は人を滅ぼすという字だ、こういう立場から労働時間短縮あるいは連続休暇の問題を御発言される方もおり...全文を見る
○山口国務大臣 確かにヨーロッパ諸国、特にフランスなんかでも週三十九時間労働が法制化して、労働時間を短縮した部分は失業者に仕事を分配しようじゃないか、こういうことで進めたわけですが、経済状況は逆に停滞をしておる、失業率も一、二%増加してしまった、こういう状況にございます。したがっ...全文を見る
○山口国務大臣 大変大事な問題の御指摘ですから、時間外労働が三十時間が適当なのかあるいは四十時間が適当なのかという問題もございますし、私が前段で申し上げたワークシェアリング的な問題の中からもこういう問題も今からあわせて検討していかなければならない、こういうことでもございますので、...全文を見る
○山口国務大臣 ただいま議題となりました職業訓練法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年、技術革新の進展、高齢化社会の到来等経済社会の変化は著しいものがあり、これに伴って労働者の職業生活を取り巻く環境条件も大きく変化しつつあ...全文を見る
○山口国務大臣 先ほど来加藤局長からも御答弁申し上げておりますように、定年延長の法制化を検討する際に、六十歳台前半層の雇用の延長の問題もあわせて労働省としては一つの考え方をまとめて、労使を初め国民の皆さんの御理解と御協力を得たい、こういう基本的な考え方で進めております。  今先...全文を見る
○山口国務大臣 いわゆる労働時間短縮をめぐる労働者の福祉あるいは労働条件の改善の問題は、今先生御指摘のように、週休二日制の導入あるいは有給休暇の完全活用というのが本筋、主流でございますけれども、なかなか今御討議にございましたようにそれが実行が進まないという段階において、一つの連続...全文を見る
○山口国務大臣 先生の御指摘のとおり大変急速な高齢化社会を迎えまして、やはり健康な高齢化社会というものを迎えるためには、どうしても働けるうちは何らかの形で仕事を持つことができるよう、特に定年の延長、雇用の延長というのは、国民生活にとりましても家族にとりましても一番大事な問題だと私...全文を見る
○山口国務大臣 森田先生の御指摘、全く私同感でございまして、政府はもちろんでございますが、政治の大きな責任は、その分野の仕事をつくり出していくための不断の努力ということがここ数年一番必要なことではないかというふうに考えています。  私は、例えば一般の経済専門家等の御意見の中でも...全文を見る
○山口国務大臣 今、森田先生の週休二日制をさらに拡大していく、有給休暇の完全消化、そして年間としては二千時間への努力、これは労働条件の改善あるいはこれからの高齢化時代、技術革新の時代、いろいろな労働市場を取り巻く問題の中で一番主流的な考えであるべきだというふうに私は思うんですね。...全文を見る
○山口国務大臣 例えば単身赴任減税の問題等も、労働省としても六十年度予算での要求もしたわけでございますし、また自民党の労働部会の方でも単身赴任減税を大蔵当局ともいろいろ熱心に、真剣に取り組んでいただいたわけでございますが、単身赴任そのものを固定化してしまうのではないかとか、税の全...全文を見る
○山口国務大臣 労働条件の改善、労働者福祉の問題等の大半は、特に民間を中心として労使の話し合いの中で決めるべきであって、政府や行政が必要以上に介入する必要はない、こういう御意見が非常に強いわけでございますが、私は、中長期的な労働者の労働条件の改善や国民の福祉につながる雇用者の生活...全文を見る
○山口国務大臣 ゴールデンウイークの連続休暇の法制化につきましては、太陽と緑の日、こういうことで同盟等労働四団体からも強い要請があるわけでございます。今まで日本人はややもすると働き過ぎ、こういう傾向で、その成果によって今日の日本経済というものが存在しているわけでございますが、そう...全文を見る
○山口国務大臣 中国等のレーバーアタッシェの問題につきましては、事務当局に確認いたしましたところ、ことしも要求したようでございますが、来年にかけましてこれはぜひ実現をしたいと考えております。特に中国も職業訓練の問題でございますとか、日本の労働省や労使関係の中で培ったノーハウをぜひ...全文を見る
○山口国務大臣 いずれにいたしましても、六十歳の定年延長あるいは六十歳台前半層の雇用の延長の問題というのは、この一両年の間に法整備の環境づくりをしなければならないわけでありますから、今、加藤局長からも御答弁ございましたように、今までは行政指導的立場あるいは奨励金まで出して雇用の延...全文を見る
○山口国務大臣 政府の経済見通しの中で内需喚起で四・六%の成長ということで盛んに大きな政策の柱にしているわけですが、正月早々、一年の計は元旦にありで、お客さん、消費者が消費してくれる。こういうときに大いに店を開いてまた景気の一助にしようではないか、こういう考えの人もいるのですけれ...全文を見る
○山口国務大臣 ハイテク時代、ニューメディアの時代の中でいろいろな言葉、新しい聞きなれない言葉もございます。聞いたような聞かないようなんですが、大体概要は何となく世代的な感覚でわかるような気がいたしますが、実態はまだこれから勉強するというところだと思います。
○山口国務大臣 今担当者からの答弁ございましたけれども、テレビでも、テレビを三十センチの距離で見る人はいないので、やはり常識的に考えてもワープロやなんかで日中作業をしている人たちの視神経の疲労というものは相当なものがあるんじゃないかというふうに素人ながらも考えるわけでございます。...全文を見る
○山口国務大臣 労働政策や問題の中には、ややもすると、これは労働省が余計な口を出さずに労使に任せるべきだ、こう言って一言のもとに批判されるような場面もあるわけでございますが、私は、先ほど申し上げましたように、中長期的な問題についてはやはり政府とか政治、国会とかが、いわゆる政労使と...全文を見る
○山口国務大臣 これは民間の労使交渉の春闘の後を受けていろいろ人事院から一つの計数を指摘されるわけでございますから、また予算委員会でも再三この問題も取り上げられておりますけれども、政府としては完全実施、特に国際機関等からもいろいろ指摘を受けておりまして、政府としてもこの公約を守り...全文を見る
○山口国務大臣 六十年度予算編成段階において防衛費の伸び率七%ラインということの議論が随分ありまして、随分それが決定的な状況が流されておりましたけれども、総理裁断といいますか、決断で——私は、やはり六十年度予算は六%ライン、要するに当初予算は一%枠を何としても守る、こういうために...全文を見る
○山口国務大臣 谷垣先生御指摘のように、高齢化社会における諸課題の解決というのは、政府はもちろん、国会においても一番重要な、国民の皆さんに対する責任を果たすことであるというふうに、私は同じように承知をしております。  そういう意味で、これはやはり健康な高齢化社会というものを築い...全文を見る
○山口国務大臣 先ほど加藤局長からも御答弁申し上げましたように、今雇用審議会で議論をしていただいている最中で、まさに甲論乙駁、いろいろ経営者側あるいは労働者側、専門的な学識経験者にやっていただいているわけでして、そういう議論をしていただいて結論がまだ出てない段階で、六十一年あるい...全文を見る
02月26日第102回国会 衆議院 予算委員会 第19号
議事録を見る
○山口国務大臣 患者の方のお立場、大変お気の毒だと思うわけですけれども、労働省としては、そうした給与の問題等はやはり労使の雇用契約の中で処置してもらわなければならない。今先生御指摘の人工透析の問題は、比較的労災的な認定の病気ではなくて通常の健常な人がかかられる、こういう経過もあり...全文を見る
○山口国務大臣 よくわかりました。今、増岡大臣おられますが、厚生省と労働省でも、両省間協議を定期的に進めておりますので、今、松浦先生御指摘の問題につきましても、その場所でひとつ検討をしていただくべく御提案を申し上げたいというふうに思います。
○山口国務大臣 技術革新の時代の中におけるオフィスオートメーションの中で、今松浦先生が御指摘のような新たな、労働災害というところの問題まで発生しているわけでもございませんが、目でありますとか、労働に伴ういろいろな病状が大変出ておる、こういうことでございますから、今御指摘のようなガ...全文を見る
○山口国務大臣 通常の家庭のテレビでも毎日画面の真ん前に顔をくっつけて一時間もテレビを見ていれば目に影響してくるのは当然でして、ましてそういうパソコンなんかで細かい仕事を画面に顔をくっつけてやっていれば当然いろいろな問題、障害が発生する危険性というものもあるわけですから、私が先ほ...全文を見る
○山口国務大臣 私も労働大臣に就任して四カ月なんですけれども、その就任早々、今松浦先生のような問題を省内で指示した経過もございますし、視覚から来る一つの障害が単なる目の疲れだけじゃなくて、いろんな視神経等の精神的な障害等を派生する危険性というものもやはり事前に防止しませんことには...全文を見る
○山口国務大臣 中小企業の退職共済法の問題は大体五年ごとに見直しておるわけでございますので、労働省としては、昨年に引き続き中小企業退職金共済審議会で、今先生の御指摘の問題等の御提案も含めて幅広く御審議をいただいて、特に、高齢化時代の問題とかあるいは退職金の実質的な額の改正等も含め...全文を見る
○山口国務大臣 労働団体ももちろんでございますし、事は中小企業の問題ですから、そうした未組織の中小企業に働く労働者の方々の御意見等も含めまして、それが実情に沿うような改正に努めたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○山口国務大臣 確かに、日本は長時間労働で失業を輸出している、こういう諸外国からの厳しい批判も出てきていることも事実でございますし、経済摩擦と同じように労働摩擦という問題が新たな視点から論議を呼んでおるということも、私ども率直に受けとめざるを得ないというふうに考えております。そこ...全文を見る
○山口国務大臣 日本は労働基準法で週四十八時間を規定しておりますので、したがってILOの条約の批准をしていないわけでございますけれども、四十時間、先生の御指摘のように、一つの労働条件の改善、労働福祉の立場からも非常に大切な御指摘だと思いますが、日本の企業の場合は大企業、中小企業、...全文を見る
○山口国務大臣 週四十時間の前には四十五時間という問題もあるわけでございますが、いずれにしましても、私は、労働時間の短縮の問題は、中小企業とか零細企業、流通業との兼ね合いというものは常に考えなければならないというふうに思います。しかし、今先生が御指摘のように、労働時間をめぐる労働...全文を見る
○山口国務大臣 諸外国の中には、国務大臣余暇担当相と、国民の余暇時間を研究するというような部署もあるぐらいでございますが、日本でそういうポジションをつくると、幸か不幸か六割以上の人が批判するような、勤勉を誇る部分もございますが、やはりこれからの時代の中で、永江先生の御指摘のような...全文を見る
○山口国務大臣 母子家庭の皆さんの就業の問題は非常に大きな社会的な問題でございますので、今金子先生と事務当局のやりとりの中では改善の余地もあるというふうに私も受けとめましたので、ひとつしかるべき指示を出したいというふうにお答え申し上げておきたいと思います。
○山口国務大臣 育児の休業を進めるという意味で婦人局の方でそうした予算を考えたわけですけれども、今金子先生の御指摘のように企業に対する優遇ということよりも、局長から答弁がありましたようにあくまで育児休業の促進を進める、こういう観点からの施策ということでひとつ御理解をいただきたいと...全文を見る
○山口国務大臣 十一万人の林業雇用者の中で一六・八%が女性の御貢献の中で成り立っていることでございますし、今林野庁長官からの御答弁がございましたように、林野庁の林業振興対策と相まって、労働省といたしましても、労働条件、雇用条件の改善等に努めながら、特に通年の雇用奨励金等を含めまし...全文を見る
○山口国務大臣 その辺がなかなか、男女均等法の中でいろいろ御議論いただいたり、おしかりいただいたりする部分もあるのですけれども、女性保護の部分で優先をいたしますと、雇用の部分でいろいろ制約がある。また、今、チェーンソーというのですか、電動のこぎりでありますとか、いろいろな作業につ...全文を見る
○山口国務大臣 そうした問題は、労働基準局の安全衛生の分野でそれはもう義務づけられておりますので、事情もまたよく承りまして、ひとつしかるべき指示を出したいというふうに考えております。
03月06日第102回国会 衆議院 予算委員会 第20号
議事録を見る
○山口国務大臣 労働経済の立場から労働条件の改善を進める上において、中小企業と大企業の厚生福祉面等の格差というものが労働条件の進展に大きな障害になっておるわけでございます。そういう意味で、そうした中小企業の環境醸成のために、先ほど通産大臣もいろいろ御発言ございましたが、労働省とし...全文を見る
○山口国務大臣 私は、文部大臣や総務長官と同じように、先生の生涯学習教育というお考えにつきまして大変共鳴をしたものでございますけれども、今御質問の指定校の問題につきまして、企業の方も、それから求職する側の学生の方も、非常に多様的な価値観の中で選択をしておりますので、既にこの指定校...全文を見る
○山口国務大臣 先生の御指摘の有給教育休暇の問題は、ILOの百四十号、百四十八号の勧告もされているわけですけれども、そうした問題を、就職いたしましてから生涯を通じて、段階的に職業訓練あるいは能力開発というものを進めなきゃいけないということで一たまたま労働省も、そういう先生と同じよ...全文を見る
○山口国務大臣 所沢のセンターの充実ということと、また今、先生御指摘のように学校の問題、それから就職の問題につきましては一生懸命職業あっせんを労働省としてもさせていただく、日当の問題あるいはそうした中国からの帰国者の就業に対して給与補助制度等も取り入れながらやっているわけですけれ...全文を見る
○山口国務大臣 労働時間の短縮は、単に労働条件の改善、労働福祉の立場のみならず、今箕輪先生から御指摘のようないろんな家庭的な問題あるいは親子の教育の問題、また労働経済の問題を含んでおるわけでございまして、そういう意味で、目標といたしました労働時間短縮が、第一次、二次石油ショック等...全文を見る
○山口国務大臣 そういう目標に向かって今行政指導を進めておるところでございますけれども、何といいましても経済の持ついわば雇用の問題でありますとか賃金の問題等ございますので、労使双方にもよくその辺を御理解いただきながら、法制化で進めるというわけにもまいりませんものですから、行政指導...全文を見る
○山口国務大臣 私も、箕輪先生の労働時間の問題と家庭のさまざまな諸問題、とにかくこういう時代における家庭内における男女の共通の責任分担等の問題にも労働時間の問題が非常にかかわりを持っているという部分までは全く同感なんですけれども、労働時間の問題を残業も含めて法制化するという問題は...全文を見る
○山口国務大臣 私も政治家ですから後世に名を残したいとは思いますけれども、一将功成って万骨枯るというような雇用の不安定を生んではならないということが、先ほど来から法制化は労使の意見を十分尊重した上でということを申し上げているわけでございまして、ただ、今先生の御指摘の問題につきまし...全文を見る
○山口国務大臣 これは基準法研究会の中間報告でございまして、もう箕輪先生御承知で御指摘いただいているわけですけれども、これは週休二日制への移行をもっと広く拡大したい、これを主流にしたいという一つの基本的な考え方の中で一日九時間、こういう一つの案も出たという経過でございまして、これ...全文を見る
○山口国務大臣 私が明確に答弁することは簡単でございますけれども、これは労働大臣が大勢の先生方に幅広い立場から御論議をいただきたいということでそういう諮問をお願いしているわけでございますから、その最終答申が出る前に、労働大臣として是であるとか否であるという黒白はっきり申し上げると...全文を見る
○山口国務大臣 パート労働者に対するいろいろな調査は、雇用管理調査でございますとか雇用動向調査、これは毎年やっているわけでありますけれども、さらに賃金構造基本統計調査、これも毎年やっております。こういう調査を通じてパートタイム労働者の実態把握に努めているわけでありますけれども、さ...全文を見る
○山口国務大臣 ですから、パートの独立した調査ということよりも、今申し上げましたように雇用動向調査でありますとか、また賃金構造基本統計調査というのは毎年やっているわけでありますから、その調査とあわせてパートの労働の実態をさらに把握すべく調査をしたいというふうに考えます。
○山口国務大臣 厳しい行革の人員削減の中でありますけれども、基準監督官は六十年度三十名増員をしていただくことになりました。労働災害を初め疾病の問題、パートの問題、いろいろ労働条件を守るために必要な監督官でございますので、労働省としてはそうした整備にさらに努力をしたいというふうに考...全文を見る
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
議事録を見る
○山口国務大臣 第百二国会予算委員会第四分科会における昭和六十年度労働省所管一般会計及び特別会計予算の御説明を申し上げます。  労働省の一般会計の歳出予算額は四千八百九十二億二千四百万円で、これを前年度当初予算額四千九百三億二千三百万円と比較いたしますと、十億九千九百万円の減額...全文を見る
○山口国務大臣 御承知のとおり、参議院で今男女雇用均等法の最終的な御審議をお願いしておるところでございますが、そうした法案を通じて女性の雇用の拡大また権利の公平化ということを進めておりますが、そうした問題だけでなく、今先生御指摘のような、愛知県等で進めておられる総合職業サービスセ...全文を見る
○山口国務大臣 先ほども御答弁申し上げましたように、愛知県でそうした女子の雇用の拡大のために、特別な予算計上の上で施策を講じていただけるということにつきましては、大変敬意を表すると同時に、意義あることだと思いますし、先生の御指摘のように、本来労働省が率先してこうしたものを進めてい...全文を見る
○山口国務大臣 大出先生が労働時間短縮の問題に大変熱心にお取り組みいただいていることにつきましては、心から敬意を申し上げたいと思うわけでございますけれども、その中で、特に労働団体からも、有給休暇あるいは時短がなかなか進まない、そこで正月とかゴールデンウイークとか、連続休暇の制度を...全文を見る
○山口国務大臣 私も、動物保護法のとき、先生と一緒にお手伝いしてやった因縁を思い出したわけですけれども、ゴールデンウイークを連続休暇にしようじゃないかという、労働団体を中心とした国民の要望の中には、やはり環境問題もありましょうし、それからまた平和の問題もありましょうし、また、何と...全文を見る
○山口国務大臣 だから、率直に申し上げれば花と太陽と緑の日ということで、例えば五月一日ならメーデーで、メーデーを祝日にしようということの意味がありますね。それと同じように五月四日を、太陽と緑の週ということと同じですから、週を日付にして、太陽と緑の日ということで、その心は地球の環境...全文を見る
○山口国務大臣 大出先生は万々御承知の上で、その日にちの選択におけるいわば世論、新聞の投書欄にもそういう立場からの御指摘が随分あるわけです。祝日にしたり休日にすることの必然性が那辺にあるのか、こういう疑問や問題もありますし、内閣委員会でいろいろそういう問題に取り組んでこられて、い...全文を見る
○山口国務大臣 考えていることは大出先生と全く同じなんですけれども、私も労働大臣になって四カ月そこそこですから、こういう答弁のやりとりがちょっと不勉強なところもあって、政党同士で議論する分なら幾らでもまたお話しできる部分もあるのですけれども、政府提案という立場にまだ環境が熟してな...全文を見る
○山口国務大臣 ですから昨日、大出先生初め皆さんの御活躍もあり、減税問題とあわせて労働時間の短縮とゴールデンウイークの連続休暇の問題についての検討をする、それで各党の政調会長会談ということと、それからこれを内閣委員会でやるか社労委員会でやるか、まさに先生の御指摘の労働立法でやるな...全文を見る
○山口国務大臣 CDの稼働の経過の中で、農林省、大蔵省、郵政省等と協議をしながら、私どもも基本的には今先生の御指摘のように、週休二日制を拡大するためにはやはり金融機関の御協力がなければ実際にできないということで、幸か不幸か今回は足並みが乱れましたけれども、その経過として、九月に銀...全文を見る
○山口国務大臣 そういう意味で、日本の労使双方もこの問題に対して真剣に御協力いただきませんと、先生の御指摘のような労働時間短縮の問題が促進されない。そういう意味で、ことしアメリカとかヨーロッパ等にも、いわゆる政労使、労働団体の代表、使用者側、政府が率先してそういう労働条件改善の問...全文を見る
○山口国務大臣 いずれにしましても、労働基準監督署は労働者の労働条件を守るための一つの機関でございますし、今先生の御指摘のように、やはり労働省にとりましても労働経済との一番接点でございますので、いろいろそういう支障のないように、局長からも答弁がございましたけれども、一つの枠がござ...全文を見る
○山口国務大臣 そういう問題を未然に防止するために中小企業退職金共済制度に盛んに加入を促進させているわけでございますし、また額の問題、運用の問題等について、次期国会を目指して中退法の見直しを今検討しているわけですけれども、さっき寺園局長から答弁がありましたように、研究会で今議論を...全文を見る
○山口国務大臣 井上先生が同和関係の問題、差別の問題等に対しまして予算委員会やあらゆる場所で大変御努力をいただいていることにつきまして、心から敬意を持っておるものでございます。  労働省としても、先ほど来加藤局長からも答弁がございましたように、雇用主の意識の啓発等につきまして、...全文を見る
○山口国務大臣 私は、労働時間の短縮の問題も、ある意味においては一つの勤労者の意識革命の中で大胆に進めていかなければならない、それに対する使用者側、特に社会の大きな理解と認識が伴わなければならないというふうに考えて、時短元年ということでやっておるわけですが、障害者の雇用の問題もあ...全文を見る
○山口国務大臣 私も、十年ほど前に厚生省の政務次官を務めたこともございますし、障害者の問題はそのころから大変大事な政治の課題であるというふうに認識をしておるわけでございますし、先ほど来から申し上げておりますように、やはり社会の第一線に出てきてもらう、それがまた障害者の方々にとって...全文を見る
○山口国務大臣 点字の市民権というものを具体的にいいますと、やはりいろいろな社会的なシステムの中にそれを織り込んでいかなければならないということで、当面労働省としては人事院に対して点字で試験が受けられるように働きかけているわけでありますけれども、まずそこを突破口にしてその具体化を...全文を見る
○山口国務大臣 実務的にどういう措置ができるか、井上先生ちょっと時間をいただいて、私も検討という、いわゆる政治用語じゃなくて、いま一歩踏み込んだところで、具体化できるかどうか、取り組んでみたいと考えますので、少し時間をください。
○山口国務大臣 先ほど来から米沢先生御指摘のように、やはり退職金共済制度そのものが魅力あるものということは、参加する勤労者の方々にとってより便宜が図られるということでなければいけないわけでございますから、先ほど局長からも答弁がございましたように、来年の国会にはこの見直しを含めて改...全文を見る
○山口国務大臣 中小企業の退職金共済制度の問題につきましては、率直に申し上げて、私は就任早々で、予算の骨格が既に固まっておったという経過もございますし、また基準局長から答弁を申し上げましたように、いま一つ詰めができなかったという経過もございまして来年まで見送ったということでござい...全文を見る
○山口国務大臣 御指摘の問題は、まさに出稼ぎ関係の労働者の方々の条件整備、当然のことでございますので、労働省としても真剣にこれに取り組むということをお答え申し上げたいと思います。
○山口国務大臣 私、先ほども答弁させていただいたわけですけれども、やはり大企業と中小企業の働く労働者の労働条件についてもいろいろな格差が出ているし、また企業間においてもいろいろ開きが出過ぎている、こういう問題を解決していくための総合的施策の中の一つとして、この中小企業の退職金共済...全文を見る
○山口国務大臣 佐藤先生御指摘の、単身赴任も出稼ぎの方も同じ条件にあるのだから当然税制的な手当てをすべきである、こういう趣旨はよくわかるのですけれども、そのお話を聞いておりますと、我々が大蔵省と話しているときに、そっくり佐藤先生と同じようないわば説明で、出稼ぎの人に対してどうする...全文を見る
○山口国務大臣 ゴールデンウイークの連続休暇の問題につきましては、先生御承知のとおり、労働時間短縮という問題が、どうしても高齢化社会における中長期的な雇用の問題にもつながっている、それからまたもちろん労働者の労働条件の改善、福祉の問題でもある、あるいは国際的に見て長時間労働が失業...全文を見る
○山口国務大臣 全く春田先生御指摘のとおりでございまして、人生八十年時代あるいは九十年時代ということが予測され、既に現実化し、さらにそれが伸びるという予測を考えましたときに、社会保障や年金も大事ですけれども、元気で働ける条件のかなううちは仕事が分配されるということが、ある意味にお...全文を見る
○山口国務大臣 先ほどもお答え申し上げましたように、雇用審議会でございますとかそういった審議会で定年の延長の問題を各界の代表の委員の先生方で御討議いただきまして、それが実はことしに入ってから委員会を再開する予定を昨年、繰り上げまして早目に開いていただきまして、非常に大事な問題でご...全文を見る
○山口国務大臣 基本的には、高齢化時代に対する一つの社会的安定ということ、働く意欲と健康に恵まれている人が十分就業できる、こういう生活環境を整備することが政府の一番大事な仕事でございますから、先生の御指摘に沿って努力をしたい。  ただ、これが急激に高齢化時代を迎えたという経過も...全文を見る
○山口国務大臣 先生から、大蔵当局に対しましてはその必要性を強く要請もいただいたわけでもございますし、私の方も、先ほど来申し上げておりますように、高齢者問題というのは、何といっても勤労が健康な高齢化時代の支えでございますから、社会保障費の部分になってから、どうしても国の予算を賄わ...全文を見る
○山口国務大臣 中曽根総理の、戦後政治の総決算ならぬ、中曽根内閣以後の、勤労国民を取り巻く諸問題に対するあらゆる生活的な課題を田並先生がお取り上げいただいたわけでありますが、私も、この厳しい財政事情の中で、勤労者の方々の福祉あるいは労働条件の後退につながってはならない、かような決...全文を見る
○山口国務大臣 日本は資源もない国でございますから、国民の勤勉性が今日の国際的評価を得ておるという企業側、使用者側の意見も非常にあるわけでございますが、一方においては韓国とか香港とか台湾に、長時間労働ゆえに、織物でありますとか、そういうかつての伝統産業が大分脅かされておる。こうい...全文を見る
○山口国務大臣 昨日の与野党幹事長・書記長会談の中で、労働時間短縮の問題と連続休暇の問題があえて政策項目として取り上げられたということは大変画期的なことだと思うわけでございまして、これによって、労働団体はもちろんのこと、国民の皆さん方も、この問題の意味するところに大きな関心を持っ...全文を見る
○山口国務大臣 私、東中先生のように現場の実情を承知しておりませんので、答弁の基本としては、今先生が御指摘のように「内」のものを「外」にするということが適当でないのは当然でございますし、また電電の方の局長もそうした視点で先ほど来のやりとりで検討するということでございましたので、我...全文を見る
○山口国務大臣 先ほど来から先生の御指摘の新しい時代、職場における労働災害の問題、例えば大きくは技術革新時代におけるマイクロエレクトロニクスの問題あるいは新技術の問題、新材料の問題、そういうところからくる職業病の問題につきましても、労働省といたしましても、産業医科大学等のチームを...全文を見る
○山口国務大臣 労働時間の短縮の問題は、率直に言いまして労働者の福祉や労働条件の改善と同時に、中長期的な雇用の安定、いわゆるワークシェアリング的な立場からも私は提案申し上げているわけでございますが、そういう問題の中で、特に労働行政というよりも政府全体として、あるいは国会においても...全文を見る
03月12日第102回国会 参議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 御承知のとおり二十一世紀に向けて六千万労働人口が約六千五、六百万、その五、六百万ふえる労働人口の八割近くが五十五歳以上の高齢者と、こういうことでございまして、今、厚生大臣から御答弁がございましたが、したがいまして、社会保障面からの高齢者対策というのも大事...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働時間の短縮は、勤労者の労働福祉、労働条件の改善あるいは国際摩擦における問題あるいは高齢者時代におけるワークシェアリング的な問題、あらゆる点から、働き好きの、また働くことによってある今日の日本の勤労国民の中で、一つの大きな意識変化とともに検討すべき大事...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 時期の問題また中身の問題は、今お話し申し上げましたように、与野党の政策責任者の協議でこれから検討されるわけでございますが、それが労働立法のような形で検討されるか、あるいは祝日のような形で検討されるかという協議がこれから始まるわけでございまして、我々労働省...全文を見る
03月14日第102回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生の御指摘のように、私は労働者の雇用の安定、また労働者の所得の向上、こうしたものが国民経済、日本経済に非常に大きな貢献をするというふうに考えるわけでございますし、現在も春闘その他で労使において、その配分をめぐっていろいろ協議しておるところでございますが...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これは当然その年度における経済の環境の問題でございますとか、いろいろ消費者物価の安定でございますとか、賃上げの問題、そうした諸要素が関連して、そして実質的な労働者の所得の向上につながるというふうに考えております。
○国務大臣(山口敏夫君) そうした御指摘の要素の中で労働者の実質的な所得が向上するというふうに考えます。
○国務大臣(山口敏夫君) こういった国民経済と賃金との関係について計量的に分析いただくということ、大変私ども参考にさしていただきたいと思うわけでございますが、いずれにしましても経企庁長官からも御答弁ございましたように、賃上げ決定のいろいろな諸要因というものは、消費者物価の問題であ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 国民生活の安定あるいは国民経済の立場からの内需の問題、私はこれは労働省の立場で申し上げれば、まず何といっても雇用の安定が第一であり、そして次に今先生の御指摘の所得の向上、こういうことであろうと思います。そういう意味で、この春闘がどういう結末をつけられるか...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働時間短縮の問題は、国内における労働者福祉、労働条件の改善の問題でありますけれども、同時に国際的な立場から、日本の長時間労働が失業を輸出しておる、こういう批判や問題提起がここ一両年非常に各国間で高まっておるということも事実でございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 私自身も、政労使の国際ミッションを派遣して、こうした労働問題を国際レベルでいろいろ議論をする、日本の事情もわかっていただくと同時に日本の改善すべき点もただしていくというふうに考えておりますが、サミ ットにおきましてはそうした問題が取り上げられるかどうか...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) いろいろ議論されておることは承知をしておりますし、また日本の立場からいいますと、お隣の韓国でございますとか香港、台湾、こうした国が二千七、八百時間の長時間労働で日本の絹織物、そうした伝統産業等が非常に生産的に圧迫を受けている、こういう現状を裏表で考えます...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生の御指摘のように、労働時間短縮の問題はそうした国際的な側面と同時に、高齢者時代における労働人口の増加というものが、ここ数年で五百万規模で労働力人口が増加すると、こういう問題もございますし、また家庭内における家族関係、教育の問題、企業教育の問題、あらゆ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生の御趣旨に沿って、ひとつ実行を果敢に進めていきたいという御答弁を申し上げたいところでございますが、冒頭、先生のいわゆる内需喚起の問題、そうした国民経済の問題におけるいろいろ流通あるいは中小零細企業、そうした問題もございますので、ひとつ着実に一歩一歩労...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 大変拙文でございますが、自分で書かしていただきました。
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど来からの御論議いただいておりますように、非常に国内における産業投資が停滞いたしますと、現状は別といたしまして、中長期的には高齢化時代で数百万の労働人口が膨張する、こういう状況もございますので、これはぜひとも国内における産業投資政策がそういう仕事をふ...全文を見る
03月15日第102回国会 参議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働時間短縮の問題は各労働団体から強い御要望もございます。しかし、そうした要望があるからということだけではなくて、高齢化時代を迎えての労働人口の問題、またME化、オフィスオートメーション、そういう機械化、省力化の中における雇用の変動の問題、さらには国際社...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働基準法は伊藤先生御指摘のように三十数年改正されておらないわけでございますが、しかし、その三十数年前の基準法が今日のこうした労働条件の中でそれなりに役割を果たしておるということは大変私は驚異的だと思うのでございますけれども、いずれにいたしましても、基準...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働大臣といたしまして、いろいろ先生方にぜひひとつ広範な角度から労働時間の問題を御討議いただきたいと言って今討議をいただいておる最中でございまして、その中間答申の中に一日九時間という問題も出てまいりまして、特に労働界初め強い批判があることも私は承知をして...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど申しましたように、大臣としてお願いをした手前、その最終結論が出る前に自分としてはこうだと言うことは経過上失礼な点もございますので、今私御答弁申し上げましたように、現状八時間というものが定着をしておる。そしてさらに労働時間短縮の問題が大きな社会問題、...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 函館ドックは昨年十二月二十八日に新会社が発足、再建中でございまして、したがって労働者の引き継ぎに際しての労働条件を新たに規定するという協議がまだ最終的に決定されておらないという状況でございますので、先生御指摘の労働条件が切り下げられておるのではないか、ま...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 現在の「函館どつく」の所定労働時間は年間二千六十四時間ということでございまして、時間外労働も現状多くないという状況に私ども報告を聞いております。
○国務大臣(山口敏夫君) 会社の状況が厳しければ厳しいほど労使双方の信頼関係、再建への共通の意欲、連帯が大事でございまして、先生の御指摘の部分も十分経営の上に反映されることが望ましいことだと考えます。
○国務大臣(山口敏夫君) 電話の交換業務あるいは警備、今先生の御指摘のような業種も含めて、請負事業として適正にこれが運用されておれば職安法四十四条には抵触しない。ただ、発注者の指揮監督権というのが連動してまいりますと、現状の法律では一応職安法四十四条に抵触するということで、その部...全文を見る
03月16日第102回国会 参議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やっぱり先輩の御努力の経過の中で、我々自由で民主的な教育環境のもとで学ぶことができたことを大変幸せに存じておる次第でございます。もっと勉強しておけばよかったという反省も含めまして、大変感謝しておるということでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) ちょっと待ってください。  私が書きました文章は、政界の先輩としての田中さんを追悼する意味で依頼されて寄稿したわけでございまして、大半はノンフィクションでございますが、やはりフィクションの部分も多少入れませんと、やはり商業雑誌でございますので、いわばど...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 田中六助さんを追悼する気持ちを持って書いたということを事前に私申し上げておきたいと存じます。
○国務大臣(山口敏夫君) その年の予算に限らず、毎年予算の修正問題をめぐっては与野党の激しい政策要求のぶつかり合いの中で解散直前にまで政局の機運が緊迫するという場面はあるわけでございまして、私もそういった一般的な状況を踏まえ、そのときは特に逆転委員会という経過もございました。昨日...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 予算案をめぐって国対の筆頭副委員長たる田中六助さんが修正の部分に対して大変熱心に修正によって賛成の協力を求めてきた。で、私が当時の安倍官房長官の部分に触れましたのは、政府としてはこれ以上の与野党の修正要求には応じられない、もしこれでのんでくれないのならば...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 冒頭のいわゆるフィクション、ノンフィクションの部分につきましては、多少表現が適当でなかったと思いますし、私は私なりに当時の状況を踏まえ、さらに亡くなられた田中六助先生の追悼の意味を込めまして、いかに田中さんが保守政権の安定のために努力されたか、こういうこ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど石本環境庁長官からも御答弁ございましたが、ああした一つの心構えを持って職場におられるということでございますと、周囲の方のまた御協力、仕事も大変はかどるのではないかと思いますが、具体的には職業人としての自覚とまた不断の努力ということがやはり女性の就業...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今男女雇用機会均等法案を参議院で御審議をお願いしておるところでございますけれども、今山東先生のいろいろ御指摘の部分、大変率直なまた直言でもございまして、私もそのとおりというふうに認識をしながら傾聴しておったところでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 御指摘のとおりでございまして、私もその点、これから数年先の労働市場というものは大変厳しいものがあるということを心配しておるわけでございますし、そのための有効な手だてというものに今から取り組んでいく必要がある。特に山東先生の御指摘の、女性の職場進出という傾...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働者派遣事業法の必要性につきましては、近年、経済社会の活動の変化等に伴いまして、特に高齢化の問題、女子の職場への進出、雇用の拡大の問題、また若年労働者の就業のニーズにおける多様化の問題等々ございまして、労働者派遣的な形態の事業が増加をしておる。こうした...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今、安定局長からも御答弁申し上げましたが、職安法の第四十四条の、先生の御指摘のように強制労働でありますか、中間搾取等の防止というのが中心でございまして、現在派遣事業で行われている部分は、請負という形の中でかなり現代社会の中における労働側のニーズも含めてこ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 組合の場合は、組合同士のいろいろ連携なりまた関係で、これが許可制ということでございますが、派遣事業の場合は、もう先生御承知のとおり、使用者側と労働者側との雇用関係という問題等が発生しているわけでございますので、これが届け出制でという一つの認可のもとで、派...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 安定局長からも御答弁申し上げましたように、組合の場合には、組合と組合ということでございまして、使用者と労働者側という関係にはない。したがって、支払いの問題でございますとか、あるいは労働条件が守られているかどうか、こういうことのいわゆる組合が組合に対してそ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 常用労働者の場合には雇用が安定しているという基本的認識に立つわけでございますし、また、派遣事業の場合も、先生の御指摘ではございますけれども、いわゆる労働者側のニーズによってあえて派遣事業に参加しておる、また、そういう事業が今日的に非常に増加をしておるとい...全文を見る
03月18日第102回国会 参議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 審議会が建議しているのは努力規定と両論併記で出されているわけでございますが、確かに禁止規定の意見も非常に強く主張されているわけでございます。今、婦人局長から答弁申し上げましたように、現実の問題として、どういう職場に担当してもらおうかとか、あるいは昇進の問...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 現在、法案を提出して参議院で御審議いただいておる最中でぐざいまして、審議会でございますとか、いろんな方々の御意見、労働者側、使用者側、また男性側、女性側、いろいろな皆さんの御意見の中で、一応現状、理想と現実の接点と、そして将来に対する展開の起点を織り込ま...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 男女の、特に女性の職場における立場あるいは権利、平等、公平という問題がいかにこのスローガンとは裏腹におくれているものであったかということは、むしろ私よりももう三十数年来御専門の久保田先生の方がよくその辺を御認識いただいておるわけでございまして、そういう一...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 決してそういうことではなくて、やっぱり男女法に伴う附帯的な要素として、その実効あらしめるためにそうした一つの考え方をまとめたわけでございます。特に、行政指導とかいろいろな問題については法律にしろとよく指摘を受けるわけでございますけれども、やっぱり行政指導...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生の御発言もございますが、確かにいろいろ法律上の規定を盛らないと不当労働行為その他の立場で論議できないと、こういう点もございますけれども、これはまあ先ほど来申し上げておりますように、男女法の成立に向かっていろいろな御論議が、審議会やまた法制局やそうした...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は、これだけ情報化時代における情報化社会、また人間の人権、人格が尊重されなければならない世の中でございまして、女子労働者に限らず、もし男子労働者であってもそうした不当、不法な労働行為が強要されたり、労働者の不利益が改善されないというようなときは、これは...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働時間短縮の問題はやはり労働者の労働福祉、労働条件の改善にとどまらずに、長期的には高齢化時代を迎えての雇用の問題にもつながっておりますし、また国際社会からは、安恒先生御指摘ございましたけれども、労働摩擦の原因にもなっておるというようなことで、非常に長時...全文を見る
03月19日第102回国会 参議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ちょっと失礼いたしました。  先生の御指摘は賃金のでこぼこ調整、税の面におけるでこぼこ調整の問題の御指摘でございますか。——賃金のでこぼことは、在職年数でございますとか、いろいろ職場における企業の業種別の問題でございますとか、そうした問題の中で、生活給...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 国鉄再建の最大のかぎは、やはり余剰人員問題をいかに円滑に措置していくかということだと思います。そういう意味で、今亀井委員長からもいろいろ再建委員会の立場の見解がございましたけれども、これはまあ国鉄の労使当局、それからまた運輸省、その他いろいろな機関でそれ...全文を見る
03月22日第102回国会 参議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 税の問題がこの予算の衆参両院でいろいろ論議されているわけでございますけれども、青木先生のような立場からの、視点からの論議も大いに必要なんではないか、こういう印象を持って今やりとりを承っておったわけでございます。  労働大臣としては、勤労者の減税とか、あ...全文を見る
03月25日第102回国会 参議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 就業の中における差別の実態につきましては、職業安定所の窓口でございますとか、職業相談員等を通じて把握に鋭意努めているところでございますが、先生の御指摘のように、同和関係住民に対する採用選考時における差別は依然として後を絶たない状況にもございます。そういう...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 職場に関しての啓発の問題につきましては、各関係行政機関の有機的な連携を図りながら啓発リーダーの養成と資質の向上に努める、また啓発のための資料等の整備充実等を図る。そうした点を中心として職場における啓発指導の施策の整備充実を図っておると、こういう状況でござ...全文を見る
03月26日第102回国会 衆議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○山口国務大臣 単身赴任者の減税問題は、先生御承知のとおり、今政党間折衝にゆだねられているわけでございますが、そうした問題認識のように、単身赴任者の労働福祉の改善の問題は非常に大きな関心を呼んでいるわけでございまして、労働省としては、労災保険基本問題懇談会というのがございますが、...全文を見る
○山口国務大臣 単身赴任者の減税の問題は、いろいろ税制上の幅広い角度からの検討とか問題があるわけですけれども、いわゆる労災認定の問題は、私は、単身赴任者の往復、まあ通勤時といいますかにおける事故被害という問題については、労災適用というものが十分検討可能なのじゃないかというふうには...全文を見る
○山口国務大臣 パート労働者は全国で四百万規模おるわけでございまして、その大半が女性の労働者、勤労者、こういうことでございます。これは、終身雇用が伝統的な我が国の雇用関係において、家族とか家庭に対するロイヤリティーと仕事を持つという主婦のニーズがある程度一致して、非常にこの雇用が...全文を見る
○山口国務大臣 答弁の前に、ちょっと前言で不規則発言がございましたので、誤解のないようにおわびを申し上げておきたいと思います。  パート労働者の共済制度また退職金制度の問題については、実現できるように早急にひとつ検討したい。いろいろどういう方法があるかについては、我々にもう少し...全文を見る
03月26日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第9号
議事録を見る
○山口国務大臣 諸外国に比べまして経済政策もまあまあ安定している、物価も落ちついておる、いわゆる求人倍率、雇用の問題も一応二%ラインで完全就業に近い状況にある、数字的に見ればそういうことでございますが、しかし、実際問題としては、労働者の生活状況ということは決して周りの環境の割には...全文を見る
○山口国務大臣 今、日本の経済の状況の割には、非常に国際摩擦、貿易摩擦等が指摘されているわけですけれども、そうした問題から内需喚起ということを政府みずからが先頭に立って進めておりましても、笛吹けど踊らず、こういう状況で、なかなかいま一歩個人消費が伸びないという一つの実態の中に、今...全文を見る
○山口国務大臣 私も全くそういう問題認識においては先生の御指摘のとおり考えている一人でございまして、特に労働条件改善とか労働福祉の問題を考えますときに、大企業と中小零細企業との諸条件の格差、こういう問題が、労働時間の問題にいたしましてもあるいは賃金の問題にいたしましても、他の労働...全文を見る
○山口国務大臣 今、村山先生の指摘されたような立場からの論議というものは非常に強いわけです。そういう意味で、日本の貿易摩擦との絡みで、ぜひ内需移行するためには春闘相場が非常に大きく意味するんだ、こういう論議がございます。私は一つの大事な考えだと思うのですね。一方、経営者側は、いや...全文を見る
○山口国務大臣 労働省及び労働大臣は、春闘が労使双方にとって極めて円満かつ実効を上げるべくそういう周りの環境づくりをひたすらさせていただく、これは官民双方に限らずそういう意味におけるお役に立つべく努力はさせていただいておるわけですけれども、賃金の問題については、先生御承知のとおり...全文を見る
○山口国務大臣 私もかつて石田博英さんが労働大臣のときに秘書官をしておりましたけれども、池田総理に対して、人勧の完全実施ということをルール化した、やはり労使双方がルールを守る、政府みずからがルールを守るという習慣をつけなければいかぬ、こういう考え方の上に立って大変努力をされたとい...全文を見る
○山口国務大臣 そういう御指摘、激励も含めまして、我々が、党としてあるいは個人として云々という立場を超えて、今、村山先生からも御指摘がございましたように、これはやはりルールをどう守るか、まず政府みずからがルールを守るための最大最善の努力なしに、あるいは公務員の違法ストであるとか、...全文を見る
○山口国務大臣 確かに大企業と中小零細企業の間で賃金あるいは賞与の問題、また退職金、労働時間、あらゆる問題が非常に格差が広がり過ぎている。これは大企業と中小零細企業の一種の国内における南北問題といいますか、経済問題、あるいはそれに伴う労働福祉の格差の拡大、これは非常に大きな、経済...全文を見る
○山口国務大臣 この問題は、今基準局長から答弁申し上げましたように、中央労働基準審議会の議を経て一つの特例措置としてこういう今局長の御説明のような結論を出したわけでございますけれども、正直に申し上げて、労働時間短縮問題を進めている過程においてそういうものをトータルとして進めるべく...全文を見る
○山口国務大臣 労働時間短縮が、今日の労働福祉の改善、高齢化時代、技術革新の時代、いろいろな意味で必要だ。特にILOの問題も含めまして国際的な立場からもあるいは労働摩擦の問題も含めて進めなければいかぬということで、労働時間短縮ということは労働省としても一生懸命取り組んでいるところ...全文を見る
○山口国務大臣 今度のCDの稼働についての農林、大蔵、郵政の調整も労働省で進めたところでございますけれども、ああいう結論になったわけでございまして、週休二日制を拡大するためにはどうしてもCDの稼働が必要条件だ、こういう意味で九月には足並みがそろう。村山先生御指摘のように、やはり金...全文を見る
○山口国務大臣 私は永井先生の大企業と中小零細企業の問題の論議を承っておりまして、大企業がいろいろつながりのある中小零細企業に対しての改善、発展のためにどういう協力ができるか、あるいは協力義務ですね、それが自由経済社会の仕組みの中で可能かどうか、こういうことも一つの問題点だなとい...全文を見る
○山口国務大臣 永井先生から今御指摘いただいたILOの勧告の問題は、日本の人事院勧告制度そのものの否定ということではなくて、その完全実施をすべきである、こういう制度の維持発展の重要性を強調する上での一つの指摘である、私どもこういう受けとめ方をさせていただきまして、先ほど村山先生へ...全文を見る
○山口国務大臣 歴代の労働大臣が六十歳の定年制をすべく前向きに答弁をしておった、こういう御指摘でございますが、まさに人生八十年時代がもう現実のものとなって、定年延長の問題は待ったなしである。特に年金との絡みもこれございますし、人生これから九十年時代、あるいは二十一世紀までには人生...全文を見る
○山口国務大臣 六十歳の定年延長の法制化という問題は、今申し上げましたように、いろいろ審議会で今御論議いただいておりますので、その審議会の結論も十分待たねばならない、こういうことですけれども、私は、率直に言って、使用者側等からも定年延長の法制化の問題についてはいろいろ意見がござい...全文を見る
○山口国務大臣 障害者の雇用の問題で、確かに永井先生御指摘のように大企業ほどその達成率が低い、こういう点の改善を安定局長に指示して、その改善方を指示したばかりでもございますが、これはこれで拡大をしていかなければならないというふうに考えます。  しかし、そこで六十歳定年も、これが...全文を見る
○山口国務大臣 六十歳定年の延長、さらに六十五歳までの雇用の延長の問題を永井先生からいろいろ御指摘いただいて、そういう御意見も踏まえて今後の取りまとめの段階の参考に供したいと考えておりますけれども、六十五歳以降の就業の問題につきましては、これは率直に申し上げて、かなり任意の就業の...全文を見る
○山口国務大臣 今、国労と国鉄当局で就業規則の問題をめぐっていろいろ交渉していただいておるようでございますけれども、各労働団体、労働組合と国鉄当局との話し合いの中で、国鉄再建のための余剰人員対策の一つの柱として、今先生御指摘の派遣の問題とか退職の問題を労使双方でいろいろ話し合いを...全文を見る
○山口国務大臣 今大橋先生の御指摘の賃上げに対する経営者側、特に日経連の生産性基準原理、これは一人当たりの人件費の上昇率を国民経済生産性上昇率の範囲内にとどめるべきだ、こういう考え方の上に立っているわけですけれども、また一方、労働側からいたしますと、実質可処分所得の立場で、生活の...全文を見る
○山口国務大臣 ですから、私の立場で、今、日経連の主張が是であるとかあるいは非であるとか、こういう見解を申し上げますと、春闘の相場に非常に大きなかかわりが出てきて、早い話が、公共企業体の期末手当とかいろいろな問題に対しても政府が口を出すな、労使双方でこれは決めるべきものだ、こうい...全文を見る
○山口国務大臣 第二次石油ショック以来いろいろ賃金が抑制されてきたことは先生も御承知のとおりですけれども、そういう中で、確かに可処分所得に目減りがあるといろいろな角度からの指摘もございます。しかし、辛うじてこの間、ストなしで、また必要最小限度の賃上げの中で労使双方が妥協してこられ...全文を見る
○山口国務大臣 ですから、それは私の立場の答弁としては大変難しい問題です。例えばアメリカのレーガン大統領の経済政策はおよそ経済学者の理論の枠を超えたところを大胆に打ち出して、それなりにアメリカの経済成長、景気の拡大に成功しておる、こういう問題もありますから、今大橋先生から再三御指...全文を見る
○山口国務大臣 大橋先生御指摘のように、最近の経済情勢は好転してきている、政府の月例経済閣僚会議等の経企庁の報告でも着実に景気は上向いてきている、こういう状況であることは事実です。そういう経済的要因が賃金との関係についていろいろ議論されるわけでございますけれども、ああいうことを背...全文を見る
○山口国務大臣 大橋先生から答弁を簡潔にということで言われたのですけれども、そういう形で言いますと、五十九年の賃上げについては国民経済的視野に立って十分議論を尽くした結果というふうに承知しております、こういう紋切り型の答弁しか言えないわけであります。  労働省というのは政府機関...全文を見る
○山口国務大臣 確かに、今大橋先生の御指摘いただいた数字を見ますと、いわゆる日経連の生産性基準原理の根拠があいまいではないか、こういう数字を示されていると思うのですけれども、一面、そういう厳しい認識のもとでの労使双方の相場観というものが諸外国に比べて完全就業に近い雇用の安定も生ん...全文を見る
○山口国務大臣 十分その認識を持って取り組んでおります。
○山口国務大臣 人事院勧告は完全実施、こういう前提の上で国家公務員の労使の信頼関係が成立しているわけでございますから、公務員の職場における士気の問題、いろいろあります。そういう点で完全実施というものに政府は最大限の努力をしなければならない。ただ、先生も御承知のとおり、厳しい財政事...全文を見る
○山口国務大臣 ですから、予算委員会でも総理を初め私どもも答弁申し上げてきたように、やはり人事院勧告の完全実施という問題について最大限の努力をするということを官房長官の談話等を通じて政府見解を表明しておりますので、それが守られるべく労働大臣としては最善の努力を図りたい、かように考...全文を見る
○山口国務大臣 労政局長から答弁申し上げたとおりでございます。
○山口国務大臣 日本の経済が、神風ともいえるように、輸出増によって大変景気が回復をした、輸出の増加が国内景気を多少とも引っ張り始めてきた、こういう状況にあるわけでございますけれども、しかし依然として内需がいま一つ盛り上がらない。こういう実態の中で、確かに大橋先生御指摘のように日米...全文を見る
○山口国務大臣 やはり三百兆円経済の六割たる百八十兆円近い内需は、私は一つには日本の雇用の安定というものがもたらす経済的効果だと思うのですね。  あと一つ、いま一つ内需が盛り上がらないということは一体どこに原因があるのだろうかということなんですけれども、まさに、例えば今労使双方...全文を見る
○山口国務大臣 大橋先生の御発言の趣旨は十分理解できるわけなのですけれども、厳しい財政事情で、これは率直に言って、労働省なんかでも予算を一律一割削減でやっていて、予算を削られると役人の政策立案意欲というのが損なわれて、どうも一つ停滞しているのじゃないかと、私、批判したことがあるの...全文を見る
○山口国務大臣 中小企業の労働者等を含めまして大変勤労者の家計は厳しい状況にある、こういう認識を持っております。
○山口国務大臣 労働時間短縮の問題は、労働者の労働福祉、労働条件の改善、高齢化時代における雇用の問題、また技術革新時代におけるストレス等の勤労者の健康管理の問題、また大橋先生御指摘の労働摩擦の問題、あらゆる面から労働時間短縮というのは早急に検討して、そして一歩一歩進めていかなけれ...全文を見る
○山口国務大臣 春闘は政府にとりましても極めて重大な関心を持ってその成り行きを見守っておるわけでございます。それは、日本経済、国民生活の上において非常に重大な一つの方向を決定づける、こういう受けとめ方であるからでございます。  しかし、再三各委員にも御答弁申し上げておりますよう...全文を見る
○山口国務大臣 石油ショック前と役との問題における実質賃金の上昇率、また可処分所得の問題、それが消費にどうつながっているか、内需にどうこれがかかわっているか、こういう立場からの御指摘は私非常に傾聴して今伺っておったわけでございますし、そうしたデータも踏まえて、今私どもで労働者の家...全文を見る
○山口国務大臣 労働時間短縮につきましては、広く国際的な立場からも我が国の長時間労働が指摘をされておる。極端に言と、日本はその長時間労働で失業を輸出している、こういう批判もあるわけでもございます。国内的にもME化、オフィスオートメーション等の中で、労働者の労働福祉改善の立場からも...全文を見る
○山口国務大臣 先ほども国際労働課長が御答弁申し上げましたが、国内法との関連という問題が一つございます。  そこで労働省といたしましては、塚田先生も御承知いただいていますように、今労働基準法研究会等で労働時間問題をいろいろ御論議いただいておる。これは労働大臣の私的諮問機関という...全文を見る
○山口国務大臣 今年度の予算の成立過程にお麦まして、各党間の政治折衝の中で具体的な減税のような経済政策と並行して労働時間短縮の問題あるいは連続休暇の問題、こうしたものを各党間でひとつ忌憚のない意見交換をしてその方向づけか決めよう、こういうことはちょっと国会の中においてもなかなか画...全文を見る
○山口国務大臣 これは、先進国首脳会議と並行して毎年労働サミットが開かれて、我が国の労働界の代表の方々も随時御出席いただいて議論されておる。その中身について私も報告を受けておりますが、世界の労働経済の立場から大変有意義なことであり、私としては、いわゆる先進国首脳会議における総理の...全文を見る
○山口国務大臣 国際的な経済摩擦、貿易摩擦の中で、具体的に労働時間問題あるいは労働摩擦の問題が取り上げられておるというのは、現状、非常に深刻な大事な問題と受けとめております。現にアメリカと日本の関係を見ましても、八兆円近い輸出超過、これをアメリカ国内で生産すれば数十万の労働者の職...全文を見る
○山口国務大臣 小沢先生の御指摘は大変ありがたいと思うのですが、私は先ほどからの答弁で、春闘に関する発言は、労働大臣として少し枠を踏み外しているのではないかと多少気にしながら、少し賃金の問題に踏み込み過ぎているのじゃないか、むしろこういう気持ちで答弁しているような状況でございまし...全文を見る
○山口国務大臣 いろいろな紛争が円満に解決されて信頼のある労使関係が築かれるということが労働問題にとって一番大事なことでございます。今先生と労政局長のやりとりを聞いておりまして、地方の労働委員会の方に調停がかかっておる、こういうことでもございますし、そういう先生の御指摘のような立...全文を見る
03月27日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号
議事録を見る
○山口国務大臣 今日の我が国の雇用をめぐる諸条件、もろもろの環境につきまして、網岡先生からるる御指摘をいただいたわけでございますが、私どもも全く先生と同じ問題認識の上に立ってこれからの雇用の問題を中心とした労働問題あるいはそれに伴う行政を推進していかなければならない、かように考え...全文を見る
○山口国務大臣 先ほどの離転職の方の再就職の問題につきましては、労働市場の状況を十分踏まえまして、また経済動向、経済社会のニーズに即応した形でこれを実施していくということが大事なことと思います。特にそういう意味におきましてME化等の技術革新の進展に即応できる訓練科の設定でございま...全文を見る
○山口国務大臣 今の森田先生の御提案と局長の答弁を聞いておりまして、もう少し前向きに取り組む必要があるんじゃないかということをちょっと助言をしておったわけでございますが、局長の答弁は答弁といたしまして、教育臨調やなんかの論議を聞いておりましても、いわゆる大学院構想というのは、まあ...全文を見る
○山口国務大臣 訓練校は、私、就任前に国会議員として視察をしたりした経験はございますが、この間も全国の訓練校のいろいろ作品展示ですね、あるいは訓練の実習等の展示会におきまして、秩父宮妃殿下を御案内したりしながら御説明申し上げた、こういう経過がございます。  いずれにいたしまして...全文を見る
○山口国務大臣 産業分野の最前線の情報や現実を学問の世界に十分取り入れて訓練をする、こういう性格の大学校でございますから、森田先生御指摘のように、日進月歩の技術革新の時代にこうした諸施設といいますか、設備がおくれておったのでは学生の教育のためにも決して条件が整っておるというわけに...全文を見る
○山口国務大臣 塩田先生も多年労働行政あるいは労働問題の改善発展のために御尽力いただいておるわけでございますが、我が国における職業訓練の問題は、大変な歴史と一つの実績があろうと、私、確信をしておるわけでございまして、特に民間の経済のエネルギーというものが非常に爆発的なものがござい...全文を見る
○山口国務大臣 塩田先生御指摘のように、高齢化時代、技術革新の時代に今対応でき得るような職業能力開発、こういうことが改正の主眼でございますので、労働省といたしましても、この回の法改正の中で高齢化、技術革新の進展をこなし得る、そういう意味におきまして職業生涯を通じての能力開発、そう...全文を見る
○山口国務大臣 今回のこの法改正は、小沢先生御指摘いただきましたように、新技術時代あるいは高齢化時代、そうした社会的な背景の中で十分対応できるような職業訓練のための法改正、こういうように御理解いただければ大変ありがたいわけでございますが、そうした中で特に具体的な問題といたしまして...全文を見る
○山口国務大臣 よろしゅうございます。
03月27日第102回国会 参議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 高齢化時代を迎えまして、財政の問題、年金の問題、先生御指摘の問題、いろいろあるわけでございますが、私はやはり寝たきりとか、ぼけ対策等いろいろ考えましても、健康な高齢化時代というものをつくるためには、どうしても元気で頑張れるうちはやはり仕事を持つという環境...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 年金の問題と高齢者の雇用の問題は連動するわけでございまして、厚生大臣から御答弁ございましたけれども、労働省も厚生省といわゆる二省間協議をいたしまして、高齢化時代に備えての諸施策の連携、連帯を深める必要があるということで、定期的な協議機関を設けた段階でござ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働時間短縮の問題は、単に労働者の労働福祉の改善のみならずに、高齢化時代を迎えた日本の基本的な文化的な課題にもこれが連動するというふうに私ども考えております。そういう意味で、雇用の延長等を図りますと六千万労働人口が六千五百万から六百万規模に拡大をする。一...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど基準局長からも御説明申し上げましたように、行政通達、指導等を徹底いたしまして、そうした事故を起こさないよう十二分に事前管理といいますか、それを進めたい、かように考えております。
○国務大臣(山口敏夫君) 人命を預かる大事な業種でございますし、仮にも過重労働でとうとい人命を事故に巻き込むことのないように、今、久保田先生の御指摘いただいた点につきましても、私も十分勉強さしていただいて、次の機会にまた答弁をしかるべくさしていただきたいと思います。
○国務大臣(山口敏夫君) 人生八十年時代は、二十一世紀を待たずして人生一世紀時代も日本人は可能なのではないかと、そういう展望の上に立って高齢化時代を考えますと、やはり健康な高齢化時代を築かなければならない。そのためには、働ける健康に恵まれているうちはやはり雇用面におけるひとつ職場...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 資料は先生の方のお手元にも御提出しておりますが、労働省といたしましては、既に実行に移しておるものといたしましては、高年齢者雇用確保助成金の活用による同一企業グループにおける多様な形態による雇用の確保、拡大、高齢者向けの訓練科の増設による職業訓練機関のメニ...全文を見る
03月28日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 日本は資源のない国でございますから、また、貿易によって日本経済、国民経済というものを推進をしているという立場にもございます。そういう点からしますと、やはりこの技術革新の時代に大胆にそうした新技術を取り入れるということは避けて通れない。しかし同時に、その新...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 六十年度の予算の中におきましても、いわゆる高齢化時代と技術革新の時代、こういう背景の中にどうこれを連動していくかということで、民間企業等におきましても新技術の開発やME機器の開発というものを進めていますけれども、これはどうしても利益優先ということにもなる...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 対馬先生の御指摘になりましたME化時代に伴う、あるいは高齢化時代に伴う、また、そうした雇用の問題、雇用環境等を含めました四原則、こういう御指摘については全く同感でございまして、特に労働省で進めております産業労働懇話会、いわゆる政労使の、労働界の代表の方々...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) まあ今単身赴任の問題とかがいろいろ大きな労働政策の一つの課題になっていますが、季節労働者の方々はそれ以上に家族との離反の中で雇用を求めて外へ出なければならない。それのみならず、ここ数年の大変厳しい経済状況の中で、仕事等の問題においても大きく制約を受けてい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 景気がやや上向きかげんになってきたと、こういう状況とは言いながら、ここ数年来の経済の停滞や厳しい財政予算、こういう中で、特に積寒地域の季節労働者の方々の雇用の問題や生活環境に大変厳しい状況が続いておると、こういうことにつきましては、今、対馬先生があらゆる...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 制度の存続が優先するんだ、こういうことですといろいろ問題もあると思いますけれども、先生御指摘のように、やはり仕事は大いにしたいんだ、ただなかなか通年雇用の環境が整っておらない、こういう実情ゆえに今の制度をさらに検討する必要があるんじゃないか、こういう御指...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今、私御答弁申し上げたとおりでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 人生八十年時代ということを申し上げたわけでございますが、やはり現実の問題といたしましては、やはり日本の国民生活を考えますときに、これはもう二十一世紀を待たずして、人生九十年時代あるいは人生一世紀時代ということも十分考えておく必要があるのではないか。そうし...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これは、一口に申し上げれば、五十五歳定年が主流をなしておる今日の雇用関係において、六十歳までの定年の延長、さらに六十五歳までの雇用の延長という問題を、具体的にどうこれに取り組むか、こういうことでございます。  欧米等におきましては、若年労働者の失業等も...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生も再三御指摘いただいておりますように、高齢化時代の一番大事な問題は、やはり一つの大きな柱が高齢者の雇用の安定的な確保、こういうことだと思うのですね。そういう意味で、私も昨年就任以来、本来ですとことしの四月以降、雇用審議会等における定年の問題が再開され...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 考えとしては、私に限らず、浜本先生も御指摘いただいているように、これはやはり政治の責任だと私は考えておるわけでございまして、やはり政府、国会でこうして真剣に論議しておることも、ひいては経済社会や経営者側の利益にもつながるような、国民生活の安定の一つの柱な...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これは、労働省としては、労働団体やそういう連続休暇の国民的な要望もございますが、やはり役所の立場としては、行政指導を通じてひとつ当面ゴールデンウイークの休暇の拡大に努めたい、こういうことで、政府の広報でありますとか、監督署、基準局等を通じましていろいろ各...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 確かに浜本先生御指摘のように、労働外交の一つの施策として、政労使の国際的なミッションということは、今先生の御指摘された部分も含めていろいろ問題があることは事実でございます。特に、これは男女雇用均等法のような条約批准ということのための国内法の整備という性格...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働時間の短縮は、単に労働者の福祉の改善や労働条件の改善にとどまらずに、私はやはり二十一世紀の日本の社会づくりに対して基本的な文化活動、意識革命にもつながるような問題だと思うのですね。週休二日制の問題にしましても、これだけ社会が複雑化してまいりますと、家...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働時間の問題は、今基準法研究会においてもいろいろ御論議をいただいておるわけでございまして、やはりもう時短元年と、こういうことでもございますが、ことしを契機に、石油ショック以降おくれております労働時間短縮の問題について取り組んでいかなきゃならない。  ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やはりこういう経済社会でございますので、雇用の安定が何よりも国民生活の安定にとって一番大事な要素である、こう私考えているわけでございます。そういう意味において、高齢化時代の中で高齢者の雇用の延長等々、時代の必然として進めていくと、今の六千万の労働人口が、...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 御承知のとおり、労働省としては時短元年とは言いながら、性急な労働時間の調整というのは、逆に生き物である経済の活力をそいだり、また、流通業、中小零細企業等々たくさんございますので、全国の基準局を通じて、中小企業、商工業を行政指導で今進めておるわけでございま...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 行革等で人員削減いろいろ厳しい折ではございますけれども、中西先生からもそうした必要性を篤と御指摘いただきまして、その意に沿ってこの環境整備、また、訓練等につきましても十分努力をさしていただきたい、かように考えます。
○国務大臣(山口敏夫君) 当然国際機関の一員として、そうしたまだ批准されてない問題につきましては、できるだけ批准すべく努力することは政府として当然でございますが、今労政局長からも申し述べましたように、国内法の整備でございますとか、いろいろ内部調整がまだおくれておるような問題もござ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 中西先生御指摘いただきましたように、各役所それぞれは大変な機能と役割を果たしていますし、能力のある官僚政策集団としての活動もしているわけでございますが、ややもすると、縦割り的な行政の弊害というものも確かにございます。そういう意味で、特に高齢化時代というの...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ここ数年大変厳しい財政事情の中におきまして、政府としても、公務員の労働基本権制約の代償措置と、こういうことでもございますし、その完全実施へ向けて大変苦慮しておったところでございますが、やはりこうした問題が公務員の仕事を進める上におきましての大きな士気の喪...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今安武先生御説明いただいたように、労働時間短縮の問題については、使用者側もまだ大変慎重な構えに立っておるということは御指摘のとおりでございます。しかしこれは、経営者側のみならず労働者側におきましても、いわゆる就業規則の中で、労使協約の中で認められておる年...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これは別に先生にお願いするわけじゃなくて、国民の皆さん方、特に労働者の方も含めて、労働時間短縮という問題については、これはやはり二十一世紀社会の展開の中で国民的な課題としても労働時間の問題はやはりみんなで取り組んでいかなければならない問題だ。そういう認識...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 御迷惑でももう一回答弁させていただきたいと思うんですけれども、例えば、例が適当かどうかわかりませんが、長野県のスキーバスの問題も、これは私は固定給が少なくて、そしていわば時間外労働という立場で、これが過重労働につながっているんじゃないか、こういう心配もし...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) はい。
○国務大臣(山口敏夫君) 今いろいろ御提起いただいたような問題認識の上に立って、基本的に労働時間短縮への取り組みということが労働省及び労働大臣の一つの大きな責任だという認識を持っております。
○国務大臣(山口敏夫君) そういう問題認識の上に立って、一歩一歩労働時間短縮への大きな啓発と実行を進めていくということが私どもの一つの大事な責任だ、こう考えております。
○国務大臣(山口敏夫君) 今、先生が評価された先進諸国が、軒並み失業率が一〇%を超えておる、こういう現状も一面御認識をいただかなきゃならない問題点でございまして、我々は基本的には、先生が御指摘のように、労働時間短縮というものは、労働者の労働福祉の改善のみならず、家族の問題あるいは...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 藤井先生が多年にわたって労働界でのリーダーシップを発揮してこられた、そういう現場体験といいますか、実情に即した現在の数字、あるいは六十歳定年へ民間企業が努力をしているものの実態の一側面等々の御指摘、私大変参考深く傾聴しておったわけでございます。  私は...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) レーバーアタッシェの問題につきましては、労働省としてはかつては大使や公使も出した、レーバーアタッシェはもちろんでございますけれども、出したこともあるわけでございますが、特にレーバーアタッシェの問題については、藤井先生も御承知のとおり、なかなか外務省の枠も...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私も先生方と同じように、国会に出まして以来社労委でずっと務めておりましたので、食品公害とか薬品公害のいろいろな問題にも対処してきたこともございますけれども、今先生が御指摘のような労働災害の実情の一端を、お話を聞いておりまして、非常に重大な問題だと、こうい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 正直申し上げまして、新聞記事に見られるような具体的な作業に入ったと、こういう段階の問題ではないわけですけれども、先ほど来各委員の先生方とも御論議申し上げているように、私は、高齢化時代の一番主要な役割を担っておる一つは労働省だと、雇用政策、高齢者の雇用問題...全文を見る
03月29日第102回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
議事録を見る
○山口国務大臣 岡田先生の御指摘で、改めていろいろ実情を調べてみますと、石炭等に勤労する方々の総労働時間が二千四百六十五時間、一般の製造業が二千二百三十四時間、こういうことで、石炭産業、石炭坑内労働者等においてむしろ非常に長時間労働の実情にある。それも所定内、所定外という形で分類...全文を見る
03月30日第102回国会 参議院 予算委員会 第17号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 高齢化時代、人生八十年時代と、こういうことでございますし、これは平均寿命が延びこそすれ縮むことはない、こういうことでございますから、単なる高齢化時代ではなく健康な高齢化時代ということを考えますと、厚生大臣から御答弁ございましたが、年金、社会保障の問題も非...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これもまた参議院の方でいろいろ御論議をいただくべく今お願いをしておるわけでございますので、その際にも詳しくまた御指摘に対してお答えもさしていただきたいと思いますが、労働省といたしましては、やはり憲法に保障された女性の権利、特に職域における職場の拡大、ある...全文を見る
04月02日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
議事録を見る
○山口国務大臣 今回の職業訓練法の改正の問題につきましては、河野先生御指摘のように技術革新の時代、高齢化社会、また女性の職場への進出というものが大変顕著な状況にある、そういう労働環境の中で、働く意思、また健康、意欲に恵まれている人にそれぞれの適性に合った職場を提供しなければならな...全文を見る
○山口国務大臣 河野先生の御指摘いただきましたように、職業訓練は非常に大事な国の政策また仕事である、したがって民間への依存ではなく、国自体がきちっと認識を持って取り細め、こういう御趣旨でございますが、私も全く同感でございます。  特に今御承知のとおり日本の職業訓練のノーハウとい...全文を見る
○山口国務大臣 結構でございます。
○山口国務大臣 先ほど河野先生からも御指摘がございましたし、今多賀谷先生から御指示いただいておりますように、職業訓練の持つ役割と実績の割にはいま一つ普遍的な評価といいますか、認識を広げていかなければならない、高めていかなければならない、そのためには免許の問題あるいは就職がしやすい...全文を見る
○山口国務大臣 現行は原則が一年、弾力的に本人の希望等で二年までの研修、こういうことになっておるようでございますけれども、私もやはり障害者の方の職業訓練については十分本人の得心のいくような訓練課程を修得するということが大事だと思うのです。  そういう意味で二年にしたらどうか、こ...全文を見る
○山口国務大臣 お答えいたします。  現在、技術革新の波は生産部門の労働者のみならず事務部門にも押し寄せ、職場の各部門に大きな影響を及ぼしている。職業能力開発行政の今後の役割の大きなものは、労働者にこうした技術革新に円滑に対応できる職業能力を付与することにあると考えています。 ...全文を見る
○山口国務大臣 離転職者訓練が公共職業訓練施設内において行われるべきであることは承知をしておりますが、委託訓練は離転職者の発生や技能に対するニーズの急速な変化など、公共職業訓練施設のみでは機動的に対応することが困難な場合、限定的に公共職業訓練施設で行う訓練を補完しようとするもので...全文を見る
○山口国務大臣 都道府県立の職業訓練校及び身体障害者職業訓練校の運営に要する経費につきましては、人件費、実習経費、維持管理費等、上昇があった場合には、職業訓練の円滑な実施を図るため、必要に応じて見直しを行い、財政当局と折衝して必要な経費が十分確保されるよう努力してまいりたいと考え...全文を見る
○山口国務大臣 都道府県に対して交付金を交付するに当たりましては、政令で定める基準に従って行うこととされておりますが、この基準を政令で定める際には、雇用労働者数等に加え、職業訓練を緊急に行うことの必要性その他特別の事情を考慮するという法律の規定に従って、都道府県に対する補助が激変...全文を見る
○山口国務大臣 今回の交付金化は、職業訓練校等の自主的、弾力的運営を図ることを目的として補助方式を変更したものであり、従来の事業内容を変更するものではなく、職業訓練校等の運営は都道府県における職業能力開発行政の基本的な業務であるので、現行の都道府県の財源措置が維持されるものと考え...全文を見る
○山口国務大臣 職業訓練指導員の養成確保につきましては、職業訓練指導員の養成機関である職業訓練大学校の充実強化に努めてまいりたいと思います。  職業訓練指導員の研修につきましては、今後とも職業訓練大学校や各都道府県で実施する指導員研修の充実に努めるとともに、民間企業、大学、研究...全文を見る
○山口国務大臣 生涯職業能力開発という観点に立ちますと、労働者の教育訓練歴を累加的に記録し、それを計画的な職場配置、教育訓練計画の作成等に生かすことは極めて有意義なことであると考えられます。今後、手帳制度の導入も含め、その具体的な方法について長期的に検討してまいりたいと存じます。
○山口国務大臣 生涯能力開発給付金制度の推進に当たりましては、この制度を活用する事業主の利便を考慮し、従来から都道府県立職業訓練校を取り扱い窓口としております。生涯能力開発給付金の事務は、国から都道府県知事に対する事務委任の形式をとっておりますことから、都道府県の機関ではない雇用...全文を見る
○山口国務大臣 公共職業訓練の受講指示は、求職者の適性、能力、労働市場の状況から判断して当該職業訓練を受けることが適職につくために必要であると認められる場合に行うものでございまして、こうした趣旨を踏まえ職業訓練施設における受け入れ態勢等をも勘案して適切に措置してまいりたいと考えま...全文を見る
○山口国務大臣 昨年の雇用保険法改正により正当理由のない自己都合退職者に対する給付制限期間は従来の一カ月から三カ月となりましたが、これは離職の際の慎重な判断を促すこと等を目的としたものでございます。新技術に対応できずに離職を余儀なくされた人たちは公共職業訓練の受講を要する場合が多...全文を見る
○山口国務大臣 雇用保険の国庫負担につきましては、昨年の改正雇用保険法の審議に際しての附帯決議にもございますように、その必要額を確保していくことは当然のことであり、今後とも最大限の努力をしてまいる所存でございます。  また、雇用保険制度の運営につきましても、附帯決議の趣旨にかん...全文を見る
○山口国務大臣 先生御指摘のとおり、職業能力開発協会の運営に当たりましては、労働者の意思を反映させることは必要なことであると考えます。  このため、職業能力開発協会は、労使の代表者及び学識経験者を参与として委嘱しており、参与は、業務・運営に関する重要事項について意見を述べること...全文を見る
○山口国務大臣 橋本先生も御承知いただいておりますように、身障者雇用の問題につきましては、一定の義務規定をお願い申し上げましてその雇用の拡大に努めておるところでございますけれども、全国で二百万人に近い何らかの形で身体障害を持っている方々の雇用の確保、拡大のために、労働省としても雇...全文を見る
○山口国務大臣 今先生の御指摘の障害者の訓練の問題とか就業の問題あるいは高齢化時代等における厚生省とか労働省あるいは文部省、各省間にそれぞれ所管が分かれているような問題は、たまたま厚生省と労働省では高齢化時代に備えて二省間協議のような場所を設定して随時協議する一つの機会をつくるよ...全文を見る
○山口国務大臣 小渕先生の民社党の方からも能力開発促進法の制定の必要性というものを前々から提案されておられるわけでございますが、労働省といたしましても、今先生からいろいろ御指摘いただきましたように、一つには、高齢化時代、そしてまた技術革新、日本のような資源のない国は新技術導入とい...全文を見る
○山口国務大臣 ME化、OA化が大変進んでいるわけでございまして、これがどう社会変化を引き起こしていくか、非常に大事な問題でございます。特にME化、ロボット化が雇用をむしろ奪うのではないか、こういう懸念の中でこれに課税をしたらどうか、こういうような御提案もございます。しかし、先生...全文を見る
○山口国務大臣 厚生省と労働省の二省間協議は高齢化時代の問題でございますが、文部省ともいろいろそういう協議をしなければいかぬということは、先ほど御指摘ございましたように、障害者の職業訓練とかあるいは就業の問題等、そういうものがなかなか文部省との関係でいろいろ相談をしませんと当事者...全文を見る
○山口国務大臣 浦井先生の御指摘のようなILOの百四十号条約批准の国内法を整備する一つの前進に今度の改正はつながっておると思うのです。  それからいま一つは、労働時間短縮といいましても、労働時間を短縮して、それが家庭内における、うちのお父さんは粗大ごみだというような、どう空間を...全文を見る
○山口国務大臣 交付金の問題を先生大変御心配いただいているようでございますが、先ほど村山先生にも御答弁申し上げましたように、十分そういった都道府県の地域の実情に応じた職業訓練の施策が円滑に進むように国としては引き続き最大の努力をする、こういう決意でおりますので、交付金の問題につい...全文を見る
○山口国務大臣 加藤局長から御答弁申し上げましたように、実情に即して対応してまいりたいというのが労働省の統一した見解でございます。(発言する者あり)
○山口国務大臣 加藤局長から御答弁を申し上げました。
○山口国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、努力してまいる所存であります。     ―――――――――――――
04月03日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第11号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生も御承知いただいておりますように、大変厳しい財政事情でございまして、これは労働省及び労働諸課題の諸政策推進という上におきましても例外でないという状況でございまして、大変難しい予算の編成でもございましたが、やはり勤労者の職業生活の安定、またその生活の向...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今、会計課長からも御説明申し上げましたように、一般会計四千八百九十二億円、特別会計三兆六千四百三十二億円、石炭関連が百七十九億円、こういうことで、一般会計の予算にいたしましても他省庁に比べまして決して大きな予算ではございません。まさに労働省が担当すべき諸...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生御心配いただいておりますように、一般会計及び特別会計の有機的な運用によって労働行政の施策の充実を図る、これが一つの基本的な考え方でございまして、トータルとしては一般会計の予算の確保に努力するということが基本的に必要なことであろうと思います。しかし、同...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 大変労の多い御苦労なお仕事をしていただいておるわけでございまして、またそうした方々にもこの転換期にある労働行政、また労働問題の広範な問題に対する御理解と御協力もいただかなければならない、こういう立場でもございますので、当然全国の事務組合連合会の代表の御意...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働行政の中で例えば労働基準監督署の職員の増でございますとか、やはり国民の労働福祉の改善のために必要な員数の確保については先生の御心配いただいておりますようにひとつ最大限の配慮と努力をしていかなきゃならないと、かように考えております。ただ、我々は基本的に...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 高杉先生から御指摘いただきましたようなやはり労働者のまず安全の確保、これを最優先課題としてその環境整備に全力を尽くせ、こういう御指摘は全く同感でございまして、我々も労働福祉の基本であるとの認識を持たしていただいております。そういうところから第六次労働災害...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働行政及び労働問題が一つの大きな社会的な転換期におきまして非常に重要な役割を担っておる。特に高齢化時代等を迎え、あるいは技術革新そういう社会的背景とともに非常に重要な施策が求められておるところでございます。そういう中でやはり雇用の安定という立場からも雇...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど来から中西先生よりいろいろ御指摘いただいております問題点、それぞれ労働行政の中におきまして十分改善可能な、あるいは検討すべき諸課題の御指摘が多かったわけでございまして、その点も十分留意さしていただきまして、転換期における労働行政のつつがなきを期すべ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 北海道が非常に厳しい雇用の状況下にあるということは私どももこの委員会での何度かのやりとりの中でも十分承知をさしていただいておるところでございます。  そこで、労働省としては通年雇用奨励金による季節労働者の通年雇用化、また冬期の雇用安定奨励金制度、冬期職...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生から御評価いただきましたように、労働省としても、国会のこうした御論議を踏まえて通年施工の一つの姿勢という意味で、冬期の仕事ということを含めて北海道のミニサンプラザの施工を進めた、こういう経過でございます。そういうことで、今後ともそうした季節労働者の通...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今小笠原先生の御指摘の問題につきましては、昭和六十一年度以降のこれら季節関係給付金制度の延長の問題につきましては、この制度ができた創設の経過、あるいは関係自治体及び事業主の工事の通年施工化の努力等、現状を十分勘案して検討をすべきである、かように考えており...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) こういった国会の御論議を十分伺いながら、国会の経過を見ながら、やはりいろいろなところで直接御意見を伺ったりあるいは御指摘をいただくということは、非常に行政の立場上大事なことだというふうに考えておりますので、そういう点も含めて今後とも検討して、そういう姿勢...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私も就任以来、国鉄再建に余剰人員対策等も一つの大きなかぎを握っておる、こういうことでもございます。それから御承知のとおり、国鉄の労働組合の中にもいろいろな各組織的な分類もある、こういうことでございますが、それはそれとして、国鉄当局と労働組合が率直に意見を...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 国鉄労使双方で円満にひとつ十分信頼関係を持ってやっていただきたい、こういう要望をお願いをしているだけではなく、当局はもちろんでございますけれども、これは国鉄の労働組合の皆さん方にもお聞きいただけると思いますけれども、労働省としても不眠不休というと大げさか...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先般厚生大臣と高齢化時代における諸施策、対策、これは高齢化時代というのは高齢者の問題のみならず、弱者の問題もこれは含まっておるわけでございますから、そういう意味で、幅広い形で厚生省と労働省がひとつ定期協議をしながら、縦割り行政の弊害といいますか、そういう...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 高齢化時代という社会的な背景を踏まえて厚生省と労働省の二省間協議がスタートをした、こういうことでもございますが、いま一ついろいろな多様的な国民の皆さんのニーズの中でいわゆる縦割り行政が持つ限界、あるいは意見の交換、意思の疎通、また連携ということは非常に大...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今先生と安定局長とのやりとりを伺っておりまして、政府も今の内需の喚起、個人消費をどう刺激をするかいろいろ考えておるわけです。ですから、こういう今春闘の時期でもございますけれども、春闘相場も人によってはすぐこれが預金に回っちゃうとか、あるいは減税も預金に回...全文を見る
04月04日第102回国会 参議院 予算委員会 第20号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) こうした多様的な価値観の時代でございますから、やはり政権の中に連合の形態の中で広範な民意を反映、実行でき得るような内閣の形態というものは一つの日本の政治の前進ではないかと考えておりますし、率直に言って自民党と新自由クラブの連立の場合は数合わせ的な、私ども...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 大変な国際緊張の中で、特に日本が自由陣営の一員としてその役割分担、また防衛の位置づけというものも政策的にも大きな変革の時期に来ておる、そういう中での一%論議でございますが、我々としてはやっぱり専守防衛、こういう基本的理念、そして一%厳守に見られる平和外交...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は、今一%論議の中で、いろいろ補正予算とかあるいは仲裁、人勧の問題との絡みの中で突破するのではないかどうか、こういう議論が盛んに行われております。そういう中で、私はやはり予算編成時における一%厳守の姿勢、これを一%論議の第一義として考えておるということ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 中曽根内閣及び自民党政府の一%の数値に対する基本的な姿勢といいますか、その時点における姿勢また判断というものが、平和外交という立場よりも、あくまで防衛整備というものへのウエートがどの程度のものであるかということは我が党としても相当な判断をしなければならな...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働時間短縮の問題は、例えば韓国とか香港とか、そうした国の長時間労働で日本の繊維とか織物が非常に圧迫されていると、こういう現状のいわば逆回しでございますから、長時間労働がヨーロッパやアメリカで大変批判を受けつつあるということが現実でございます。そういう意...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 現在は、労働省としてはことし本格的に行政指導に取り組みまして、したがって、昨年までは一般企業の中で五〇%近い数字でありました連休を採用していただく会社が六〇%を超えたと、こういう現状でございまして、労働省としては行政指導しながらその意識啓発に努め、また一...全文を見る
04月05日第102回国会 参議院 予算委員会 第21号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 国民生活、特に世帯で考えた場合、教育費負担あるいは住宅ローンの負担また普通の日常の交際費負担、そういうのが非常に重いわけで、特に教育費負担というのは、親として子供への責任においてもこれは避けられない、逃げられない非常に大事な責任ということで非常に負担が重...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 国会議員を二十年もやっておりまして、こういう基本的な政治団体における法律的な行為に対しまして大変配慮が欠けてミスを提出をした、こういうことで訂正を既に受理していただいているところでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 柄谷先生の「中期的展望に立つ経済・財政運営の提唱」、これは我々、高齢化時代の五百万労働人口の増加ということから考えましても、こうした提案も大いに参考にして積極的な施策を講じなければならないというふうに考えておりますし、またそうした関連の中で内需を喚起する...全文を見る
04月11日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第13号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 高齢化時代を迎えまして国民生活の安定の基盤である労働問題、労働行政あるいは雇用の問題、そういう問題にぜひ取り組みたい、こういう気持ちを持ちまして労働大臣を拝命したわけでもございますが、その中でも非常に大きな問題の一つに男女の雇用の機会均等の問題ということ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 率直に申し上げまして、私は女性ではございませんので女性における職場の保護規定というものがどれだけ女子の職域あるいは役職、また給与の問題で現実的に差別を受けているかということを立証、検証せよということはなかなか類例を明示する以外に私自身として申し上げる立場...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 昔の時代ならまたいろいろな男女の差別といいますか、いろいろな問題もあったと思いますけれども、私は今日のような情報化時代、非常に公平平等を一つの大きな社会のテーゼとして、これは党派分派を超えて、あるいはあらゆる立場の方々がそういう基本的理念をつくるべくそれ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やはり女性がどうしても職場においてハンディがあるということのいろいろな理由があると思うのですけれども、なぜ男女の雇用がなかなか確保されないのだろうか、こういう法律的な整備を伴わなければなかなか促進されないのだろうかということを考える中で、私はやっぱり家庭...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私もかつて厚生省で政務次官をしておりまして、福祉問題にもいろいろ取り組んだ経過もございますが、先ほどから赤松局長からの答弁にもございますように、やっぱり福祉という問題の基本的理念、概念というものは非常に広範多岐にわたる、単に保護であるとか援助であるとか、...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほどから、福祉の概念が非常に抽象的で、労働権というシビアな問題に対する基本的理念の織り込みが明確でないのではないかと、こういう御指摘でもございますけれども、この二条にもございますように、その能力を有効に発揮して充実した職業生活、労働権といいますか職業生...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やはり一つの社会的な環境に対する問題と指摘だと思いますね。そういう意味で、先ほども御答弁申し上げましたように、やっぱり学校教育の場でも家庭科というような項目の中で、男子といえども家庭の責任を分担をするということを進める必要もありますし、また若い男性諸君の...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働大臣の指針の効用についてのいろいろ御疑問もあるようでございますが、今たまたま進めておりますゴールデンウイークの休暇等の問題でも、行政指導だけで二〇%近く、四日以上の休暇を拡大するという、製造業等が中心でございますけれども、ふえておる、こういう実情もご...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 適任者がおりますれば、全員女性であっても私は一向に差し支えないと思いますが、必ずしも女性が女性の立場を十分公平に評価するかどうかということもあるわけでございますから、やはり学識経験者の、いわゆる皆さん方の納得のいくメンバーに、いざというときにはこうした大...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やはり日本の長時間労働というのは諸外国からもいろいろ問題指摘を受けているわけでございますし、それからまた、高齢化時代を迎えてワークシェアリング的な考え方も今から検討していく必要もある。そういう点からも労働時間の問題は大いに前向きに取り組まなければならない...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は比較的辛抱強く忍耐強い方でございますので、今、先生のように期待をかけましたという過去形で済んでいるという認識には立っておらないわけでございまして、こういう問題は執拗に呼びかけ、問いかけ、そしてまた改善への努力に対して御協力をいただく、こういうことの中...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 基準法研究会の問題につきましては、労働時間の問題あるいは週休二日制の問題をどうしたらいいだろうか、こういう立場で労働大臣が私的に学者の先生方に御検討をいただいたと、こういう形の中間報告でございますから、基準局長からも御説明がございましたように、週休二日制...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 男女法はいろいろ御論議が確かにございます。ございますけれども、そういう論議があるということは、言いかえてみればやはり女子の雇用の問題に一つの大きな変化、転換期に来ておると、そういう女子の能力あるいは実力、また意欲というものをどう社会がこれを受けとめ、また...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 中西先生からいろいろ御指摘いただきましたように、やはり女性の職場条件あるいは雇用条件その他いろいろな社会的な面において大きな差別や認識のおくれがあると、こういうことは現実認めざるを得ないような場面もしばしばございます。そうした意味におきまして、どうして能...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 中西先生とも、この問題に限らずいろいろ御議論いただいておりまして、九割近くは私もう全く同感という部分が多いんですが、この問題に関しましては、私の持論としてもやっぱり女性の能力と意欲を社会的に公平に評価をいただき、いろんな意味でそのお仕事に御貢献をいただく...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 時間外労働とか深夜の問題、先ほど糸久先生の御質問にもございましたけれども、長時間労働や過重労働のタクシーの運転手さん等の問題については、これは労働時間改善の中で最重点業務として考えてもおるわけでございますし、基本的には労働省としては男子、女子に限らず長時...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど来から御答弁申し上げておりますように、いわゆるこの種の法案といたしましては三論併記と、それも五年も六年も審議に審議を重ねた上での、学識経験者、労使、いろいろな皆さん方の協議の結論でございまして、本来ですと、これはちょっとまとまらないから先送り、こう...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私もいろいろな婦人団体、指導者の方々、また大勢の皆さんの御意見を聞かしていただきましたけれども、基本的にこの法案に反対である、こういう考え方ではないようでございまして、むしろよりもっと理想的な、そしてまた現実を踏まえた一気に現状を打破するようなひとつ中身...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) まあやはり一つの政府として労働省が労働政策を進める上において、国会でいろいろ御論議いただいたことを大いに参考活用していただいて、それを政策的に織り込む場合もございますし、またいろいろの民間団体、労働団体からの意見、要望を政策的に、あるいは必要なものは法律...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) いろいろ審議会については、予算委員会等においても中曽根総理の審議会方式に対してのいろいろな批判や改善要求等もございます。そういうことで、審議会自体がいろいろ論議の対象にもなっておりますが、労働省における審議会というのは、先生御承知のとおり、やっぱりきょう...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やはり労働省というのは、今春闘もやっていますけれども、いろいろな労働団体から政策官庁、経済官庁としてもっと大胆に、積極的に労働福祉条件の改善のために努力しろと、こういう御指摘やおしかりを受けることが再三でございまして、労働省の一人一人の担当者が政策努力と...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) いろいろ公益委員を任命するときに一つの考え方が、方針が決まっているという人を意図的に選考したのではないか、こういう御指摘でございますけれども、私どももその経過を報告を聞いておりますが、あくまで客観的に公平なメンバーを選考さしていただいた。和田さんのお名前...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 時間外労働とか、終夜、深夜就業の問題が非常に家庭責任に大きな責任感といいますか、家族に対する女性のロイヤリティー、そういう立場から非常に抵抗があると、非常に批判があるということ私よく承知しております。承知はしておるんですが、しかし同時に和田さんの意見は、...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ですから、この法案は女子雇用保護法案ということじゃなくて、女子雇用の機会均等法案、女性の職場における地位あるいは役割また賃金、給与、あるいは採用、あらゆる面において女性の職場が平等、公平に確保されるという、その必要条件を満たすための国を挙げての法律と、こ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 違う、違う。
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど来から言っているように、時間外労働とか、終夜、深夜就業の緩和ということは、それをやれということじゃございませんけれども、今安武先生おっしゃったように、保育所の問題とか、いろいろ家庭責任を持つ女性の立場というものも、女子雇用者の立場というものもあるわ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 保育所は、深夜の保育所に限らず、全体として非常に要求に対してなかなか施設がおくれておる、こういう現状でございまして、社労委員会なんかでも保育所の増設等につきましてはいろいろ御注意をいただいておるところでもございます。しかし今、そういう意味で保育所そのもの...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は、男女法案というのはそういう非常に家庭に対しても熱心な方が、この男女法が通ったことによってそういう今までの職場条件や労働条件が百八十度転換してしまうということじゃなくて、今までそういう状況にあった、あるいは七時に保育所へお子さんを迎えに行かなきゃなら...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 本来政府の取りまとめる法案でございますから、三論併記のようないろいろ論議の多い問題につきましては率直に言って先送りというような部分がございます。ございますけれども、御承知のとおり国際婦人年あるいは男女の批准の問題等のことがございまして、この批准に適応した...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は、そういうこの批准に伴う国内法の整備が必要だ、そういう基本的な認識の上に立って、政府みずからの努力でこうした審議会の経過を踏まえてこの法案を取りまとめさせていただいた、こういうことでございます。  そこで、私は、男女法についてはいろいろ御意見がござ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) この間もある大手企業といいますか、有名企業でも新入女子社員が採用された。たまたま後になって婚約といいますか、結婚の日程が入っておったということで採用をひとつお取りやめいただけないかと、こういう実例がございました。しかし、そういうような我々がちょっと想像で...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ですから、先ほど来から御論議いただいておるように、女子には法制上の制約があるので無理と、こういうことも含めていろいろ役職とか管理職等への門が閉ざされておったり制限されたりしておるような状況である。私は、女子の雇用者の場合には、やっぱりあくまで仕事を持って...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これは現在において一つのいろんな論議の経過の中で政府原案として取りまとめたわけでありますから、この法案を一つの起点として、これから私は女子の雇用者の職場条件というものに大きな社会的な変化が起こり得ると、こういう一つの見方をしておるわけですね。と同時に、そ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) この委員会における修正とかそういう問題は、これはいろいろ政府としては、我々としては一応最良の法案ということでお出しいたしているわけでございますから、それを御論議をいただきたいと、こういうことです。  しかし、将来の問題として今いろいろ努力目標を、あるい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ただいま議題となりました職業訓練法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年、技術革新の進展、高齢化社会の到来等経済社会の変化は著しいものがあり、これに伴って労働者の職業生活を取り巻く環境条件も大きく変...全文を見る
04月12日第102回国会 参議院 本会議 第12号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 本年の春闘の賃金交渉は、一昨日、鉄鋼、造船、電機、自動車、私鉄等民間主要企業の多くにおきまして昨年を上回る賃上げ率で解決を見ておるわけでございまして、政府といたしましても、今後とも景気の持続的拡大、雇用の確保、物価の安定等周辺条件の整備に努めてまいると同...全文を見る
04月16日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第15号
議事録を見る
○山口国務大臣 ただいま議題となりました労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律案及び労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御...全文を見る
○山口国務大臣 先生も御承知いただいておりますように、労働関係の法規は終戦直後のいろいろな国際機関の約束事を一つたたき台として労働基準法を初めいろいろな法案、成案が整備されてきた、こういう経過がございます。したがいまして、昭和二十年代に施行されたという割には、率直に申し上げて、現...全文を見る
○山口国務大臣 まあ女性に限らず派遣労働者の労働条件のいろいろな改善すべき問題、労働福祉の向上の問題というのは、今永井先生から再三御指摘いただいたような問題点がある。そういう部分をフォローすべく、ひとつ今回の派遣法を御審議もいただき、そういう成案の立場から労働者保護というものを進...全文を見る
○山口国務大臣 大変大事なポイントの御指摘でございまして、やはり公共職業安定所の機能、また今日までの一つの実績、また社会的なニーズというものについては、さらに一層充実強化して雇用のサービスあるいは就業のチャンスを、公的な立場において全面的にこれに協力し、推進をしていく、こういう基...全文を見る
○山口国務大臣 先ほどから森田先生が御指摘いただいておりますように、労働者供給の問題あるいは請負事業との問題、確かに御指摘いただくような事業主がおったということも事実でございますし、そういう点について局長からも答弁申し上げましたように、いろいろ違反事件に対しましては厳重に取り締ま...全文を見る
○山口国務大臣 小沢先生のようなお考え、御判断もあろうかとも思いますが、御承知のとおり、高齢化時代あるいは省力化時代、さらには女性の職場進出等々で労働市場の変動が予測される、さらには雇用の延長、定年延長等進みますと六百万規模の新たな労働人口の増加も予測される、こういう厳しい雇用情...全文を見る
○山口国務大臣 今昔先生の御指摘、御心配いただいたような問題点も十分配慮いたしまして、今回の制度化に際しましては我が国の伝統的な、そしてまたいい形の部分における雇用慣行との調和を十分留意していかなければならない、そういう立場で運用努力をするということが基本的取り組みでなければなら...全文を見る
○山口国務大臣 菅先生の御心配、御指摘している部分については、十分これは慎重といいますか社会的な合意というものが成立した業種にできるだけ限定するということはやはり運用上一番大事なことだと考えます。
○山口国務大臣 そういう点も十分配慮しながら進めなければならないと考えますし、しかし、一点私が申し上げたいと思いますのは、よく労働省なんかでも青田刈りの問題で十月じゃなくて九月であるとか八月であるとか言われていますけれども、菅先生もこの経済的環境といいますか経済問題に相当見識をお...全文を見る
04月18日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第16号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) そのとおりでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 御本人の意思をもってそういう考え方を持たれる方に、今先生の御指摘のような部分での差別や不平等をなくす、こういう気持ちを持った、理念を持った法案であるということでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 今日のお互いの社会生活を考えましたときに、職業人としての男女問わず生活のウエート、また、そこに伴う生きがい等は非常に重大なものがある、そうした基本的な問題が女子という立場でそれぞれ雇用の機会において不当な差別といいますか、ハンディを背負っておる、こういう...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 伺っておりまして、率直に申し上げて、久保田先生の御指摘の部分も非常に正論だと思いますし、赤松局長の答弁も非常にこれまた正論でございまして、要は婦人の地位の向上と職業選択の確保、拡大、こういう社会の今までの通念をどう改善、改革をしていくか、こういう気持ちを...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ですから、久保田先生の御指摘を私十分理解して受けとめておるわけでございます。ただ、私の方の考えとしては、そういう先生の御指摘の部分も含めて、男女雇用機会均等法という法案が先生方の御論議の中でこうして世の中に御審議をいただくまでの段階に立ち至っておるという...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) よくその辺もわかっておりますので、そういう部分の改善のための努力を今尽くしている、尽くすべきである、こう考えているわけであります。
○国務大臣(山口敏夫君) 婦人問題に専門的に取り組んでこられて、いろいろな婦人の差別でありますとかまた障害等を聞き、また御論議されている久保田先生の立場からしますと、いろいろな、 満たされている部分よりも足らざる部分に対する大きな不満と、改善に対する要求があるということはよくわ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 社会的なニーズがそれを必要としておると、こういう段階の中で先生の御指摘の趣旨というものが生かされる社会的、職業的環境になっていくと、この法案の持つ位置もそこにあるというふうに考えておるわけでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) これは将来的な問題、特に高齢者時代、あるいは男女雇用、男女の平等、あるいは家庭の共同責任、いろんな意味で、例えば男性に育児休暇を与えるというような役所も出てきておるわけでもございますから、将来的には職業人としての女性の立場とか権利とかあるいは位置づけ、地...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 状況の変化というものは、女子の職業人にとって私は一層よりよい環境に向かっていくというふうに確信をしておるわけでございますし、そういう将来的展望の上に立って、この法案が一層前進、改善されるということは、当然私はこの国会の御論議等もいただきながらあり得るとい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生御指摘のとおり、公序良俗の違反であるとしての訴訟を提起することについて何ら影響を与えるものではないと、立案者として確信を持ってお答えを申し上げられると思います。
○国務大臣(山口敏夫君) 私も、先ほど加藤局長の答弁のように、現在ある求職票、特に青いカード、赤いカードと、こういうことで男女のそれぞれの雇用者側のあるいは求職者側の希望やファイルの合理性という立場で現状が採用されておる、こういう認識でもっておりますけれども、今久保田先生の御指摘...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先週の私の答弁を御記憶いただいていて大変恐縮でございますが、私も今先生の御質問を承りながら、確かに御指摘の点を十分これは検討しなきゃいけない問題だなと、こういう受けとめ方で聞いておったわけでございます。  いずれにいたしましても、今日までの通達の経過も...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これは、当時閣議におきまして、こういう特に余暇時間等も国民間において関心が非常に高まっている折でもございます、そういうサービス業務に従事しておる交通労働者が過密スケジュールや過重労働でかりそめにも人身事故を起こすことのないように、こういうことで私も閣議で...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今久保田先生の御指摘いただいている部分が、この法案の極めて問題といいますか、でございまして、やっぱり女性が職業において、あるいは地位や昇進、給与等においていろいろな意味で差別がある、職業社会は男性社会である、こういう部分のやっぱり最大の要因は、男女の能力...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やはり女子労働者が職業人としての生活権利を遵守しつつ、家庭人としてもその責任を果たしたい、こういう両面の価値を十分満たされるような雇用関係あるいは社会的な環境整備というものは当然必要だと思います。  したがいまして、私は中期的には、やはり今先生方の御指...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 大変恐縮なんですけれども、その保護規定の問題につきましては、前任者の大臣より私の方が、認識は非常に先生と異なりまして、やっぱり女性の地位あるいは職業人としての責任、あるいはこれからもますます拡大するであろう女子の職場での進出に伴う当然の権利と、また分配と...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は、女性の家庭責任に同情しているわけじゃなくて、尊敬し、評価して、その努力を十分男性自身も理解し、やはり台所に立つことが家庭責任を分担するということじゃなくて、台所に立つ主婦の立場を理解することも私は家庭における共同責任の一つだというふうにも考えるわけ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 再度にわたって御指摘いただている部分について、私も十分その問題の重要性を認識しております。したがいまして、労働省としてでき得る最大のきめ細かい行政の権限を通じまして、労使双方に、また、労働省のいろいろ全機関を通じて、単に婦人少年室のみならず、労働省の機能...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) その問題につきましては、今赤松局長からも再三御答弁申し上げておりますけれども、やはり男女の、特に女子の労働者の差別やいろいろな問題に対する救済の問題でございまして、相手の同意がなければ問題を取り上げられないということは、この法律が施行後さらにそういう今中...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 男女それぞれの平均賃金の比較、今聞いておりまして相当程度の格差が見られます。これは、今先生も御指摘ありましたけれども、男女間の就業分野が異なる、あるいは年功序列賃金制度のもとでの女子の勤続年数が短い、あるいは男女の学歴構成差、また、男子に比べて女子の労働...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど私が申し上げた賃金格差のいろいろな理由づけは、そういう同じ条件であっても賃金格差があるという御指摘でありますけれども、さらにその複数の要素の中で現 状そういう格差が出てきておると、こういう分析を申し上げたわけでございまして、私は男女の能力の差とい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) それはやはりきのうきょうの問題じゃなくて、長い間における男女間の職業に参加するこの一つの伝統的なものも私は率直に言ってあると思うんですね。やはり仕事において、会社の仕事にのめり込んで亭主から離婚されたという女性よりは、女房から離婚されたという人の方が多い...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は、社会の半分を背負っておるのは女性でありまして、そういう家庭の中においても社会的にも非常に重要な役割と評価を得ておる女性に、職場における賃金の格差やいろいろな問題があるのは、やはり今この委員会で再三取り上げられておるような問題と同時に、また、女子労働...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) そういう部分もやはり、女子自体の考え方の中に家庭責任の比重というものが多いのも、私は率直な話、事実だと思うんですよ。やはり職業人としての生活の意識と家庭人としての生活の意識を個々の労働者に気持ちを聞くならば、私は最大公約数というのはまだまだ家庭人としての...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 心底、この男女の差別の改善、賃金格差の是正に取り組みたい、こういう決意でございますので、率直に現状認識も、あえて御批判を承知で申し上げているわけでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 今、安武先生の御指摘になったような大企業よりも、中小零細企業等における職場においては、さらに、ほとんど同じ業務の仕事に携わっていながら、女子であるというがために賃金がやはり低く抑えられている、こういう実情もございますし、先ほど婦人局長が言ったように、労働...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 十分な給与であるかどうかは労使双方の就業契約の中で最終的に決まる問題でございますが、いわゆる同じボリュームの仕事に従事し責任を果たしておる、そういう現実の中で、男女の間に不当に賃金の格差がある、こういう問題につきましては、これはやはり法律的な立場、あるい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 賃金の男女間における格差というものが、いわゆる賃金格差なのか、男女差別からくるものであるか、こういう問題もございます。また、個々の具体的な賃金の原則に違反するか否かということは、一般的な調査によって判断するということは困難という立場もございます。したがい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 必ずしも私どもの家庭は理想的にやっているという自信はございませんが、家庭につきましては、やはり男性の職業人ととしての生活の精神的肉体的な負担等に対しまして、女性の立場での十分理解、認識こういうことも大事でございましょうし、また、女性の家庭における、あるい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) それはやはりそれぞれ個人差もあろうと思いますし、先生御承知の西欧合理主義のような社会におきましても、必ずしも女性が社会に出て男性と均等な権利や職場における活躍というものだけを望まずに、家庭における責任を果たすことによって女性としての誇りや責任を全うする、...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は率直に言って、募集、採用、配置、昇進を禁止規定にしても、大混乱が起こるということは必ずしも言えないと思います。ただ、企業側も、やはり企業と雇用者との合理的、効率的な企業採算ベースにおける就業のニーズというものがあるわけでございまして、当然すべてのもの...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 前提がありますがね。
○国務大臣(山口敏夫君) 今先生からいろいろ問題の御指摘もいただきまして、また、男女の雇用の問題、改善に対する一つのお考えというものに対して敬意を持って伺っておったわけでございます。  そこで、労働省としては、先生御指摘のように、条約の批准に伴う国内法の整備の過程におきまして、...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これは、この法案を原点といたしまして、さらに女子労働者の福祉の改善、労働条件の改善等に一歩一歩取り組むと、こういうことでございまして、法案そのものは、私は現在における一つの理念と現実の接点として、十分現段階における男女の雇用均等に貢献し得るものと、こうい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 下村先生が冒頭に総括をいたしましたように、やっぱり世の中の変化、特に高齢化時代でございますとか、こんな小さい小指ほどのコンピューターが世界の産業を動かす時代でもございます。そういうことはいわば男女雇用均等の象徴的な社会環境にあるわけでございますから、当然...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ただいま局長からも御答弁申し上げましたように、中小企業における認定職業訓練の促進には、今後とも鋭意努めていきたいと、こう考えております。
○国務大臣(山口敏夫君) 基本的に高杉先生の御提案、御趣旨には賛成でございます。  私も、労働省におきまして、都道府県の建築大工、左官等の建設関係技能者の養成、確保のため、特に中小企業事業主等が認定訓練を実施した場合には、その運営費及び訓練を行うために必要な施設設備に要する経費...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 都道府県立の職業訓練校の運営に必要な交付金額につきまして、事業量の変動や経済情勢の変化等に伴い、職業訓練の円滑な実施のため必要がある場合は見直しを行い、職業訓練校の運営に必要な経費が十分確保されるよう配慮してまいりたいと、かように考えております。
○国務大臣(山口敏夫君) 中西先生の御提案の趣旨も十分体しまして、この事業を進めていきたいと、かように考えております。
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど宮川局長からも御答弁申し上げましたけれども、健常者とともに職業訓練を受けるのが可能な方につきましては一般職業訓練校への入校促進、そして困難な方については身体障害者職業訓練校への入校促進、また障害の重度化等に対応し、吉備高原総合リハビリテーションセン...全文を見る
04月19日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第17号
議事録を見る
○山口国務大臣 国際化時代の中におきまして、特に日本の場合には世界の国々との情報あるいは人事、また経済、あらゆる面においての円滑、円満な交流、交換、こういう環境の中で、日本の持ち得る可能性や業績を上げることができておるわけでございますから、やはりあらゆる諸問題につきまして国際的な...全文を見る
○山口国務大臣 日本に限らず世界の大半の国々は勤労をもってたつとし、こういう一つの基本的な哲学があるわけでございますけれども、わけても日本の社会における一つの個人の可能性、チャレンジの中にやはり勤労に対する姿勢を通じて自分の能力や実力を社会的に発揮でき得る、こういう場面が非常に多...全文を見る
○山口国務大臣 私もことしの六月には、国会でお許しをいただければ、まあ終わっているかもしれませんけれども、ILO総会にも出席をさしていただきたい、こう考えておりますので、先生からいろいろ御論議いただいておるようなILOの諸問題につきましては、でき得べく国際的な水準、また立場でこれ...全文を見る
○山口国務大臣 今、各政府委員からも答弁申し上げておりますけれども、そのやりとりを聞いておりましても、過去の経緯や今の検討中という問題も含めまして、いろいろな立場における意見調整がおくれておるというふうに認識しておるところでございます。いずれにいたしましても、消防というものの持つ...全文を見る
○山口国務大臣 ただいまの御指摘も含めまして、先ほど御答弁申し上げた立場で、ひとつ関係省庁といいますか、関係者と意見調整を試みてみたい、こういうことで御答弁にさせていただきたいと存じます。
○山口国務大臣 こうした多様的な価値観、社会環境でございますので、雇用条件も多種多様にわたってきておると思いますが、やはり主流をなしておるのは日本の終身的な雇用関係というものであろうと思うわけでございます。これは外国からも、むしろ古手の労使関係という批判もございましたけれども、最...全文を見る
○山口国務大臣 先ほども御答弁申し上げましたが、人生八十年時代、こういう高齢化時代における雇用の延長、定年の延長にも今労働省としても最重要施策の一つとして取り組んでおります。こういう点からも、私は終身雇用制度というものはさらに維持され、そしてまた支持される、こういう労働慣行を行政...全文を見る
○山口国務大臣 労働省といたしましても、大橋先生が御指摘いただいておるような雇用問題及び労働問題の抱えておる諸課題の中で今回の派遣法というものに派遣労働者の生活権、労働条件の改善確保、こういう大きな立場から取り組み、今回の法案を取りまとめさせていただいた、こういう経過がございます...全文を見る
○山口国務大臣 竹内先生が先ほど来からお取り上げいただいておりますフロンガスに伴ういろいろな労働災害等の懸念の御指摘がございました。まさに先生がただいま御指摘いただきましたように、労働省としては、労働者の健康の確保、これはもう我々の行政の重要課題でございまして、特に労働安全衛生法...全文を見る
○山口国務大臣 やはり日本の雇用関係というものは終身雇用、こういった形態が主流をなしておるわけでございますし、今後ともこうした状況が維持されるということが日本の労働市場の立場から考えまして非常に大事なことだという認識に立っておりますが、御承知のとおり非常に多様的な時代でございます...全文を見る
○山口国務大臣 派遣法は派遣法としてこれを制度化することによって雇用慣行でございますとか労働市場にどういうような影響を与えるか、そういう実情を踏まえながら一歩一歩前進、改善をしていくということはもう当然のことでございまして、我々もその点は十分考えるべきであるというふうに認識をして...全文を見る
○山口国務大臣 この法案を制度化させていただくことによって派遣労働者の労働福祉、労働条件の改善にもそれなりの役割を果たす、こう確信をしておる次第でございます。
○山口国務大臣 そういう派遣事業に伴う労働者の諸問題に対しては浦井先生初め国会におきましてもいろいろ御論議をいただいて、こうした労働者に対する福祉の問題、労働条件の問題等はどうあるべきか、こういう御指摘もいただいて、それを受けて労働省といたしましても労使双方からはもちろん、特に学...全文を見る
○山口国務大臣 私は、派遣事業の労働者というものは、本人の技能でありますとか、あるいは個人の自由時間を拘束されないで、なおかつ労働を通じて報酬を得る、そういう志向の中であえて終身雇用的な慣行の企業ではなくて、独自の能力を生かす、こういうニーズの中から生まれている経過もございます。...全文を見る
04月22日第102回国会 参議院 決算委員会 第6号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働時間の短縮の問題は労働者福祉、労働条件の改善という問題でありますと同時に、高齢化時代を迎えまして雇用の延長、定年の延長等をぜひ進めていかなきゃならない。そうしますと、現在六千万労働人口がさらにここ七、八年の間に五百万から六百万規模の労働人口の増加が見...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私がいろいろ提案しております労働時間短縮、休暇の勧めの中で、特にゴールデンウイークの問題でございますとか、あるいは正月の三が日休暇の問題でございますとか、これは各労働団体からも非常に強く要求されておるところでもございます。  一方、経営者側や中小商工業...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今、丸谷先生のいろいろ御指摘を承っておりまして、まことに国を挙げて取り組んでおる行政改革というものの実態的な運営改善というものは、先生の御指摘いただいたような部分にきちっとした姿勢を貫き正すということが、国民が一番望んでおる行革の基本的な一つの取り組みで...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど来から政府委員が御答弁申し上げておりますが、いろいろチェーンソーを使用している労働者の労働災害防止のための努力というものも進めてはおるところでございますけれども、しかし、今先生御指摘のように、どうしても行政の目の届かないといいますか、手の届かないよ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は男女雇用均等法を審議しておりまして、人間初心忘るるべからずではございませんが、この世に生まれ育って社会という場で跳んだりはねたりできるのはだれのおかげかと、こういうことがすべての男性諸君が十分原点を見失わなければ、男女雇用均等というような論議を大上段...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これはなかなか法案の中身というのは、正直申し上げて忠ならんと欲すれば孝ならずという古い言葉の引用が、一番表現しやすいと思うんですけれども、いわゆる時間外労働の部分でございますとか、いわゆる労基法の女子保護規定についての改正点でございますとか、そういった点...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私も現実の女子勤労者、女子労働者の働くということとまた家庭責任という問題の中で、先ほど申し上げたようにいろいろ調整的に苦慮されている、またいろいろそういう点がこの法案の成立後の運用の一番大事な問題だというふうな認識は、率直に持っておりますけれども、しかし...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これは、例えばこれは大臣としてこういう場所で御答弁、こういう答弁の仕方というのは適切かどうかわかりませんが、例えば役所の採用なんかにおきましても本当に頭と点数だけで採用すれば、将来役所の局長の半分ぐらいは女性になっちゃうんじゃないかというぐらい、いわゆる...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やっぱり政府の立場でございますから、一応政府の、労働省として、閣議決定をし、いろいろ手続をして国会に提出を申し上げてそして御論議をいただいている法案でございますから、現時点においては一番いい中身の法案である、こういう自信はございます。ございますが、やはり...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労基法は、いずれ労働時間短縮の問題あるいは休暇の拡大の問題が日本の労働市場の範囲のみならず、国際的な経済摩擦や貿易摩擦の中でも、これが論議の対象となっているということでございまして、我々としても労基法の改正の問題は、この一両年の一つのターゲットとして十分...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 出稼ぎ労働者の方が居住地で就労することができる体制を整備することが、先生の御論議を伺っておりましても一番重要であるというふうに考えますし、そういう観点から今後とも農林水産省等関係省庁とも十分連絡をとりながら対策を講じるということが労働省のまた役割であると...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私も、先ほど来から労働時間問題を取り上げていただいておりますが、そうした労働時間の短縮や休暇の拡大、特にこの本人の休日を振りかえで連休等にこれを活用すると、こういうひとつシステムが形成されるように非常に行政指導を進めておりまして、昨年に比べまして製造業中...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は当面行政指導を通じましてゴールデンウイークの連続休暇を採用する企業がある程度、今七〇%でございますが、もう一息これが広がりを見せますと、これはもう最大公約数と、こういう一つの合意と受けとめてよろしいと思うんですね。ただ、実態といたしましては、もう国会...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 大変御理解をいただいて感謝を申し上げたいと思うわけでございますし、我々も議員立法ということになりますれば、先生方この各党と御一緒にぜひこの提案者として参加をさしていただきたいというふうに考えております。そこで例えばカレンダー業界なんかもことし仮に実施する...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 有害物質から労働者の健康を守る、これはもう当然のことでございまして、その最善を尽くさなきゃならない、取り組んでおるところでございます。しかし、特に作業環境管理がこうした問題は特に重要でございまして、管理濃度設定等行政指導に当たっておるところでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 御指摘の請求事案につきましては既往歴、作業従事歴等十分な調査を行いまして、あわせて主治医、専門医の意見を徴して総合的に業務との因果関係について適正な判断を行うことといたしたいと考えております。
○国務大臣(山口敏夫君) 事業所における労働災害の防止また労働者の健康障害の防止につきましては、労働安全衛生法において、事業主に対して一定の予防措置を講ずる義務づけをしておるところでもございますし、一般論として申し上げるならば、労働安全衛生法に基づく措置義務違反が明らかとなった場...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働行政を推進する上において労働基準監督官を増員せよと、こういう我が省の行政の進展に対する御理解は感謝を申し上げるわけでございますが、行政改革を政府として推進しておる折でもございます。限られた与えられた員数の中で先生の御心配いただいているような問題も含め...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 井上先生御指摘いただいたような問題につきましては、著しい技術革新の進展、また経済サービス化の中で特に技能検定職種によってはその内容が職場の実態に必ずしも即応しておらない、こういうことでございますので、既存の職種の見直しとあわせて技能検定職種の整理統合等を...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今、井上先生が中小企業、零細企業の立場も踏まえていろいろ御心配いただいたような点も私も十分承知をしておりますし、労働省の仕事は労働者の生活条件の改善と同時に、中小企業のやはり生き得る一つの企業的な側面というものも十分認識をするということが、最大の雇用市場...全文を見る
04月23日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第18号
議事録を見る
○山口国務大臣 そうした基本的な考え方を前進すべく、現実のものとすべく懸命に取り組んでおるところでございます。
○山口国務大臣 原子力発電所の下請労働につきましては、今後とも請負事業としての業務の適正な実施、またこの放射線業務に従事する労働者の被曝防止等につきましても、下請事業者はもとより、工事の発注者である原子力発電所の設置者に対しましても、先生のいろいろ御指摘いただいたような御心配は避...全文を見る
○山口国務大臣 せっかく出かけた海外旅行でございますから、特にヨーロッパ等におきましては十日から十二日ぐらい最低時間が必要ではないかと思います。
○山口国務大臣 やはり日本人にとって勤労、勤勉性というのは信仰的な領域に行くような共通した価値観、これは労働者、使用者問わずということでございますけれども、人生八十年時代、さらには人生一世紀時代ということを考えますと、あらゆる政策の一つの中心的な課題の中で、労働時間の短縮とか休暇...全文を見る
○山口国務大臣 女性の方も家庭責任、家事、育児、そういった仕事の大切さと同時に、男性と同じように自分の能力、資質、意欲を社会で発揮したい、こういう希望も大変強いわけでございまして、正直言って、そういう働く女性のための社会的環境、例えば保育所の数でございますとか保育所の開業している...全文を見る
○山口国務大臣 まさに竹村先生御指摘のように、男女雇用機会均等法あるいは今御審議をいただいておりますこの人材派遣法等も、先生の御指摘いただいた新しい視点、あるいは労働市場の発想の転換といいますか、新しい視点から物を見、取り組んでいかなければならない、こういう状況にあろうと私は思い...全文を見る
○山口国務大臣 私も、大橋先生が御指摘いただきましたように、派遣法を御審議いただくまでの過程あるいは労働市場の一つの大きな変化、必要性、必然性、こういう中で中央職業安定審議会でも長いこと御論議をいただいて、いろいろ問題があることも事実でございます。しかし、今日からあすへの雇用市場...全文を見る
○山口国務大臣 日本の本来の雇用関係というのは終身雇用、これが一つの伝統的主流になっておるわけでございまして、これが一昔前は、非常に古いんじゃないか、浪花節じゃないかという批判もありましたけれども、国際社会からも、むしろ新しい雇用関係ではないか、こういう再評価もいただいているよう...全文を見る
○山口国務大臣 御承知のとおり、日米経済摩擦初めいろいろ論議も盛んでございますが、こうした我が国の経済の国際化傾向が一層進展しておる、そういう中で現地生産その他の要望も非常に強いということで、日本企業の設置に伴って多数の労働者が海外の事業所で就業をしておる、これが現状でございまし...全文を見る
○山口国務大臣 適用対象業務を定めるに際しましては、大橋先生御指摘いただきましたように、業務限定の基準に従って、今後とも業務処理の実情を踏まえまして広く関係者の意見を聞き、最終的には中央職業安定審議会の意見等も伺い、運用に当たっては雇用関係も考慮し、常用雇用労働者の代替を促すこと...全文を見る
○山口国務大臣 森田先生の御論議、御指摘も十分踏まえ、この派遣法の適正な運用に努めるべく取り組みたい、かように考えております。
○山口国務大臣 小渕先生のいろいろ御論議、御指摘いただきましたような点につきましても、私どもも審議会の審議過程等におきましてもいろいろ議論が出たところでもございます。まさにこの派遣事業の問題は、日本の伝統的な雇用の問題でございますとかあるいは常用の雇用者の雇用安定に支障を来さない...全文を見る
04月25日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第18号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今般のような大災害の発生はまことに遺憾でございます。心から十一名の犠牲者の方の御冥福をお祈り申し上げております。  労働省といたしましては、先生から御心配、御指摘もちょうだいいたしましたが、長崎労働基準局に災害対策本部(本部長長崎労働基準局長)を設置い...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 繰り返しますが、こうした大災害の発生はまことに遺憾に存じ、こうした事故が再び起こらないように、まさに万全を期すということが労働行政の基本である、かように認識をしております。  労働者の命と健康を守る、これを最重要課題として、今後とも労働災害問題について...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生が七五年からの経過についてのいろいろな感想、所感も御発言いただいたわけでございますが、この十年間だけでも女子労働者が五百万規模で労働市場に参加をしていただいておる。これはそれぞれの女子の皆さん方の職業人としての意識やあるいは能力、意欲というもののたま...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) せっかく子供までもうけた両親が離婚をするということが、幼児の心身の発育によい影響を与えるはずがない、こういう見解は私も同感でございます。  しかし、この男女雇用均等法が成立をして離婚がふえるかどうか。これはやはり家庭内における共同責任を夫と妻がいかに理...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 婦人局長の答弁以上に、私は有効に機能すると、かように確信をしております。
○国務大臣(山口敏夫君) 今までは日本の雇用関係における特に女子の労働者の地位、昇進あるいは給与、その他の問題においてもそういった補佐的な仕事というような先入観で職場が提供されていた、こういうことは多分にあったと思うんですね、率直に申し上げて。やっぱりこれからはコンピューター時代...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今まで女性の職業人としての生活分野においていろんな種類における差別というものが存在をしているということは先生御指摘のとおりだと思うんです。そういう問題をどう改善、改革をしていくかというための、先ほど来から申し上げているように、この法案が一つの大きなてこと...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) この間の決算委員会での刈田先生の御質問で私申し上げたのですけれども、労働大臣がこういう委員会で申し上げるのは適当かどうかわかりませんが、例えば公務員試験なんかでも、上級であってもこれは試験だけで採用すれば、現在の局長の半分ぐらいは女子になっちゃうというこ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ですから、今の男女均等法案の一つの理念というのは、何%女性を採るという、そういう差別をしないで、やっぱり同じステージで能力のある人が採用される、こういうような社会にしていかなきゃならない、こういう理念を願いながら国会で御審議をいただいておるということでご...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 埼玉県は比較的文化県だと思いますので、そういう極端な差別はないと確信をしておりますけれども、地方によってはそういった差別が教育の現場においてもしあるとすれば、これは大変私は問題だというふうに受けとめますね。
○国務大臣(山口敏夫君) 婦人少年室の持つ機能、今日までの役割も大変高い評価をいただいておるところでございますけれども、これからは、この法案を通していただきますとさらにこの婦人少年室の全国的レベルにおける責任、役割は非常に重大なるものがあると私も考えております。  したがいまし...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 藤尾労働大臣は、顔の割には非常に進歩的考えをお持ちでございまして、育児休業その他にも大変御理解がある方でございます。我々も、労働省の政策として、育児休業制度を十分機能させたい、こういう認識のもとに、先ほど婦人局長からも答弁申し上げましたように、いろいろ予...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) いわゆる女性化時代の中におきまして、あらゆる社会的な諸課題において、旧来の男女の差別的な状況を改善していく、前進させていくという起点としての合意事項としては一つの理想と現実の接点ということがこの法案に言えるのではないか。しかし、さらにこれが先生方の御発言...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 中西先生から再三この問題に対して御熱心に御質疑もいただいているわけでございますが、私も再三申し上げておりますように、やはり女子の雇用の拡大と、それから女子の職業生活におけるやる気と、また一つの熱意という中で、全般としての雇用面の拡大が図れるということを申...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生の御指摘のように、危険有害業務等につきましては、十分調査した上で一つ一つの項目を検討、措置するということが適当かと思います。  それから、先生御承知だと思うんですけれども、誤解があってもいけませんので、私が先ほどの答弁の中で申し上げたのは、危険有害...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は、国会でも随分いろいろな婦人議員の方が大勢おられるわけでございますし、議会開設以来百年近くたっているわけでございますが、こんなに真剣に男女問題を論議しておる機関はないわけでございまして、心からの敬意と、その改善のための前進を願っておるものでございます...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 六十四条の二の三項にもございますように、「身体の負担の程度」、「事業活動の状況等を考慮し、かつ、女子の健康及び福祉に支障のない範囲内において、」、こういうふうにうたっておりますけれども、行政の立場におきましても、今中西先生の御指摘いただいている部分は私も...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) よく承りました。一生懸命やります。
○国務大臣(山口敏夫君) 過去の女子の職業人生活に比べましてこの法案の持つ意義、その効果等を考えますと、批准のための国内法といたしまして、これを第一歩といたしまして大きな評価とこれを土台としての改善、前進が図られる、またそうあらねばならない、かように私は考えております。
○国務大臣(山口敏夫君) これは政府の立場としても、当然そうしたこの問題について十分取り組まなきゃならないと思いますし、国会におきましても引き続きまた御関心、御論議もいただきまして、さらによりよい形での中身にしていく。また同時に、国会の外における現場の世論啓発といいますか、改善へ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 審議会でも十分論議をいただいた経過もございますし、また、国会及び婦人団体からもいろんな形でこの男女均等法の問題につきましては御論議、御指摘をいただいたわけでございます。そういう中で、多少中身については後先の問題があることも御指摘をいただく点もあろうと思い...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) それぞれの就業状況あるいは労使協定、その他の仕事、どだい現場に立っておりませんと、どこに差別があるかということの具体的な指摘はできないと思うんですが、一般的には、今安武先生の御指摘いただいているような部分もいろいろあるのではないか。そういう問題の改善のた...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) それはやはり安武先生が国会でいろんな問題をお取り上げいただいて、こうすべきである、ああすべきであると、こういう御指摘も、何の改善への実績にもならない、こういうことであれば論議する必要がないじゃないか、こういう議論と私は同じだと思うんですね。この法案が賃金...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ですから、この中にも書いてある「知能が低いこと」……
○国務大臣(山口敏夫君) 「知能が低いこと」ということは、要するに学歴の問題等にも、特に女子の場合は男子に対して当時は学歴その他における差もあったという意味での表現だと思いますが、いずれにいたしましても、賃金の問題も含めてこの男女均等法というものは、そういう男子の労働者に対して同...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど来から答弁申し上げていますように、賃金その他就業条件というのはやっぱり労使双方でいろいろ協議をして決めていく。今そういう極端な賃金差別という問題は、労働組合を初めいろんな公的な機関におきましてもそうした保護、また改善への努力というものがなされる機関...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) そういう問題が一部の企業あるいは地域的な経済市場においてあるいは存在をしているという御指摘でございますが、私どもとしては、やっぱり労使の就業規則あるいは労使協定の中で賃金、条件その他が協約されて今日運用されておる。こういうことでございますから、政府が、こ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 安武先生が先ほど来からお取り上げいただいているような問題の改善のためにも、こういった均等法等によって職業の公平な機会を確保するという中に改善がなされていくというふうに私は申し上げているので、全く議論はかみ合っていると思っているわけでございます。  これ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は、いろいろ午前中以来の論議の中で、政府原案というものが男女の職場における真の機会均等に機能し得ないのではないか、こういう不安と不信の御批判もちょうだいしているわけでございますが、しかし私は、国連婦人の十年を振り返ってみましても、この十年間で五百万人規...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 抜山先生の御発言の中にも、これこれこういうことでない限りという御指摘の中で傍聴側にもため息が出ましたけれども、やっぱり禁止規定と努力規定の問題は、女子労働者の職業人としての責任意識の問題ということと相対的な面で私は前進さしていかなければならないというふう...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 現行における条約の国内法としては、外務省からも再三答弁いただいておりますように、諸外国に比べても十分見劣りするという中身の問題ではないということが一点でございます。  また、私の気持ちといたしましては、そういった今先生から指摘していただいたような諸外国...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) おしめをしたことはございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 女房を信頼し、期待して、すべてお願いをしておるわけでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 大変な偏見でございます。
○国務大臣(山口敏夫君) やはり今日のような時代におきましても、職業人としての生活に重きを置きたいという方もおりましょうし、家庭における家庭責任で女性としての立場を、役割を果たしたいと、こういう方もおられると思うんですね。しかし、基本的に、この法案が審議、成立をいただくことによっ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ただいまの日本共産党の修正案につきましては、政府としては反対であります。
○国務大臣(山口敏夫君) ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、努力してまいる所存であります。
05月13日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 基本的には和田先生の御指摘の方向に沿って改善されるべき一つのあり方だと思いますが、労働省の関係は産業医学振興財団に九五%、公益法人ということで予算を出しておるということでございまして、今指摘されました松永さんの問題につきましては、日本ILO協会に四千五百...全文を見る
05月14日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第20号
議事録を見る
○山口国務大臣 私も、労働経済の分野のみならず、日本の二十一世紀的展望の中に立ちましたときに、大企業と中小零細企業あるいは小規模企業のいろいろな面における格差の問題、これをこれ以上広げるような状況というものは大きな社会問題にもなりかねない、何としても労働条件、あるいは賃金、また生...全文を見る
○山口国務大臣 今多賀谷先生から御指摘いただいたような、非常に十分心しておかなければならないいろいろな問題点も率直にあろうと思います。しかし、高齢化時代を迎えてこれから非常に雇用市場が大きく膨張する、こういう見通しにありながらも、今春闘におきましてもいろいろ皆さん方の御努力、労働...全文を見る
○山口国務大臣 港湾運送業務については、港湾労働法において特別の雇用調整制度が設けられているため、法律上、適用対象業務から除外することとしているが、その業務の特性は他の九十二港についても同様であるので、そのような業務を適用対象業務にすることは考えておりません。
○山口国務大臣 法案第七条第一項の規定は、一般労働者派遣事業を許可するに当たっての基本的な要件を定めたものでございます。  この基準は、労働者派遣事業が適正に行われることを確保するため、一定の組織的基礎や資産を有する者に限って行わせようとするものでございますが、その内容が必ずし...全文を見る
○山口国務大臣 法案第二十三条の事業報告書及び収支決算書につきましては、毎年一回定期的に提出させるよう労働省令において措置してまいりたいと考えております。
○山口国務大臣 法案第二十四条は、労働者派遣事業についても他の労働力需給調整システムと同様に争議行為不介入の原則を担保しようとするものであり、御指摘のように脱法的行為によってこの規定の趣旨が損なわれることのないよう、関係者に対する指導に努めてまいりたいと思います。
○山口国務大臣 御指摘の事項は、いずれも労働者の団結権の行使に関する事項であり、公序としてこれを保護する必要性の高いものと考えられますので、法案第二十七条により労働者派遣契約の解除が禁止される理由に該当するものと考えております。
○山口国務大臣 派遣元、派遣先及び派遣労働者の三者間において就業条件の内容を明確にしてトラブルの発生を防止するという観点から、就業条件の明示の方法については、例えば緊急に労働者派遣をする必要がある場合等実質的に事前に書面によらしめることが困難である場合を除き、御指摘のように、原則...全文を見る
○山口国務大臣 労働組合が行う労働者供給事業につきましては、その活動を促進するという観点から、次の点について改善を図ることとしております。  一、現行の労働組合法上の労働組合のほかに、職員団体及び地域レベルの労働団体も行うことができるようにすること。  二、産業別または職業別...全文を見る
○山口国務大臣 御指摘のような違法な事業活動が行われることのないよう指導監督体制の整備を図り、厳正な指導に努めるとともに、労働者派遣事業、労働者供給事業と請負との区分に関する具体的な認定基準を法施行までの間に中央職業安定審議会の意見を聞いて定めることとしており、これらを通じて適切...全文を見る
○山口国務大臣 労働者派遣事業の場合、派遣元事業主が派遣労働者を雇用し、派遣労働者の労働条件については、派遣元事業主が決定するものでございます。  したがって、一般的には派遣元が団体交渉に応ずべき立場にございますが、個々具体的な事案についてだれが団体交渉に応ずべき立場にあるかは...全文を見る
○山口国務大臣 派遣労働者の適正な就業を確保するため、派遣先が労働者派遣契約の定めに反することのないように適切な措置を講ずべきことは当然でございます。御指摘のような場合には、公共職業安定所における指導監督体制を整備し、具体的事案に応じて労働者の保護に欠けることのないよう派遣先に対...全文を見る
○山口国務大臣 小沢先生も御理解いただいておりますように、高齢化時代を迎え、あるいは女子の職場進出あるいは省力化の問題、いろいろ考えますと、先ほど多賀谷先生の御論議にもございましたけれども、やはり国民の権利として十分正当な職を得るということが何よりも大事なことでございます。我々は...全文を見る
○山口国務大臣 ただいま決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、努力してまいる所存であります。
05月14日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働時間短縮の問題につきましては、基準法研究会で今いろいろ論議をいただいておるわけでございまして、また私どもも労働階間短縮とか休暇の問題をいろいろな機会を通じて必要性を訴えておるわけでございますけれども、これは遅々として進まないということよりは、現在国会...全文を見る
05月16日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 神谷先生のお考えも一つの労働政策の大きな前進、改善につながると私も考えます。労働者収入の増加が個人消費、あるいは内需、労働条件の改善、こういうことにも当然つながると思います。今、春闘も大変厳しい状況でございますけれども、大枠五%ラインを超えるところで大筋...全文を見る
05月21日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第21号
議事録を見る
○山口国務大臣 ただいま議題となりました地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、労働基準監督署並びに公共職業安定所及びその出張所の設置等に関し承認を求めるの件について、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  現在、労働省の地方支分部局として、労働基準監督署及び公共職業...全文を見る
○山口国務大臣 国会でございますから、国政全般の問題と同時に、地域の実情、要望を的確に把握して、こういう場所で御指摘いただくということは当然でございますし、特に先ほど来から若松の基準監督署の存続を通じて労働基準行政に対しましても大きな御関心と御理解をいただいておる点につきましては...全文を見る
○山口国務大臣 やはり行政の一つの役割でございますから、国民及び住民のニーズにこたえるということは当然のことでございますが、同時にやはり限られた予算の中でのいろいろ判断もしていかなければならないということで、先ほど私が大橋先生の御指摘に対しまして、行政需要に十分こたえ得るような、...全文を見る
○山口国務大臣 いろいろ労働基準監督行政、職業安定行政でいつもおしかりいただく小沢先生から、その需要について大いに激励いただきますことは大変恐縮でございますけれども、先ほど来御答弁申し上げておりますように、政府の大きな行革の一つの政策を推進する、同時に、国民の皆さんの需要のニーズ...全文を見る
05月23日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第20号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ただいま議題となりました労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律案及び労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案について、その提案理由及び内容...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 和田先生御指摘ございましたように、鉱山保安法の中でいろいろ安全対策というものを進めておるわけでございますが、これは労働者の生命を守るということはもう労働行政の基本でございまして、御指摘いただいている点、私も率直に同感でございまして、たびたびこういう事故の...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 経済同友会の中間労働市場論につきましては私も拝見をいたしましたが、こうした観点から見る提言が必ずしも適切なものではないというふうに考えております。  しかし、御承知のとおりの高齢化時代、またME化時代等、労働人口がこれからさらに五百万、あるいはまた女子...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) いろいろ問題のある業種、また、偽装請負等については取り締まるのは当然でございますが、問題となるのは、先ほど安定局長との御論議にもございましたように、事業の実態が派遣なのか供給なのか、あるいは請負であるのかどうか、こういう具体的な適用の場面、こうした問題に...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) どういう形でその分配が行われておるかということでのいろいろの御懸念、また問題点、あるいは先生の御指摘のような業種ということも、これから一層の実態調査をしなければならないというふうに率直に考えます。  また、今参議院でこうして御論議をいただいておるわけで...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今和田委員、遠藤委員長から御指摘いただいた問題につきましては、十分留意をして、努めてまいりたいと存じます。
○国務大臣(山口敏夫君) 国権の最高機関である国会を、最大限に尊重いたしております。
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど齋藤政策課長から御答弁申し上げましたように、数字をまとめ次第先生の方にお手元にお届けするということでございまして、派遣法をめぐる労働者の生活条件の権利の確保のために、十分この法案の御審議をお願いしておるわけでございますので、先ほどの、数字を取りまと...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 人生八十年時代のいろいろ施策を講じているわけでございますし、また、一方におきましては、人生一世紀時代、そういうライフサイクルも考えなきゃならない。こういう反面、今藤井先生から御指摘いただいたような、熟年層における労働者のいわゆる勤務問題でこうした不幸な事...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) こうした問題を通じて今一層労働政策が必要とされておる労働時間の問題、あるいは休暇の拡大、そういう問題を進めるべきであるというふうにも考えます。  特に今市場開放の問題で御承知のとおり政府が七月までにアクションプログラムということで具体的な作業に入ってお...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ただいま先生から御指摘いただいたように、高齢化に伴う定年の延長、雇用の延長の問題、そしてまた国際化時代におけるフェアな労働条件の改善、こうした問題が今日的な解決を迫まられておる緊急な労働問題、課題であろうというふうに考えますし、私といたしましては、さらに...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は、やはり終身雇用といいますか、常用雇用というものは、一つの伝統的な我が国の雇用関係、労使関係の安定に寄与しておる。また、それが経済の発展、近代化を達成してきたと、こういうことと認識をしておるわけでございます。そういう職場条件というものを維持しつつ、同...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど来お答え申し上げてまいりましたように、やはり新しい時代における雇用関係というものが、必然、派生をしておるわけでございまして、その中で大勢の労働者の方々が生活をしておる。その方々の労働者としての基本的な人権やまた生活権というものがどういう形で担保され...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) いろいろ御心配、御指摘もございますけれども、やはり派遣事業主も、単に人様を集めてそれを派遣先に労働力を提供するということではなくて、それなりの企業努力、経営努力、そしてまたよりよい人材を供給をする、こういう企業努力といいますか、労使問題を含めた運営努力と...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) まあ下村先生はどうもプロダクション関係の学識経験者ですから、そういうプロダクションにおける雇用契約関係とか、いろいろあるわけですけれども、要するに、もともと派遣労働者が派遣元と雇用契約を結んで、給料もそこで決まって、もちろん納得しなければ就職しないわけで...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) これはやはり衆議院段階におきましても、いろいろ附帯決議でございますとか、あるいは一部修正もいただいたわけでございますけれども、これは、そういう国会での御論議を十分踏まえて、政府としては、現段階における最善の法案として取りまとめた、こういう確信はございます...全文を見る
05月29日第102回国会 衆議院 決算委員会 第8号
議事録を見る
○山口国務大臣 労働省所管の昭和五十七年度決算について、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳出決算について申し上げます。  歳出予算現額は、五千二百八十三億三千七百九十七万円余でありまして、その内訳は、歳出予算額四千九百五十四億二千四十九万円余、予備費使用額三...全文を見る
○山口国務大臣 五十嵐先生初め特に北海道選出の国会の先生方が、こうした季節労働者関係の給付金制度の問題で大変御熱心にお考えいただいておるということを私、十分承知をいたしておるわけでございまして、また先般、北海道に参りまして、横路知事ともそうした北海道における失業対策、施策等につき...全文を見る
○山口国務大臣 労働時間の短縮と休日の拡大、これは単に労働者の福祉の改善にとどまらずに、内需の拡大、個人消費の拡大、生活余裕時間の拡大というのが高齢化時代にとって非常に大きな不可欠の要件である、こういう立場から、私も就任以来時短の問題には熱心に取り組んできたつもりでございますが、...全文を見る
○山口国務大臣 中村先生は、この問題に対する現状はもう十分御承知いただいているわけでございまして、私の方も、先ほど答弁した趣旨に基づいて、さらにこの正月三が日の大型小売店の休業の問題については、一層の行政指導といいますか、意見を調整しながら進めたい。なお、これはまた通産省等とも連...全文を見る
○山口国務大臣 先般の炭鉱災害につきましては、関係遺族の皆さん方に心からお悔やみを申し上げ、労働省といたしましてもいろいろな災害の後の手だてを進めたところでもございます。  今の先生の御指摘の労災保険の問題でございますが、労災保険の給付の問題につきましては、ILO百二十一号勧告...全文を見る
○山口国務大臣 基準局長のところで具体的に進めておりますが、私から総括的に御答弁申し上げたいと思うわけでございます。  金子先生御指摘のように、連続休暇の問題、有給休暇の完全消化の問題、いろいろございますが、私も基本的には、週休二日制が中期的に完全実施されるということが、日本の...全文を見る
○山口国務大臣 確かに、私どもが労働時間短縮、休暇の拡大を進めている中で、中小、小規模企業からの抵抗というのは非常に強いものがございます。また、労働団体の指導者は別といたしまして、個々の労働者の立場でも、休暇の拡大についてはかなり抵抗が強い、これが日本の勤労国民の実態でございます...全文を見る
○山口国務大臣 社会党からも、男女雇用法案の立派な法案がいろいろ御審議もいただいたわけでございますけれども、先般参議院で成立をいただきまして、これは国内法でございますから、今外務委員会で批准を審議いただいておるわけでございます。  私は、やはり法案にはそれぞれいろいろな性格、ま...全文を見る
○山口国務大臣 沖縄の失業率が全国に比べて倍ということで、五%近い失業率を示している、特に若年労働者の失業が多い、こういう状況でございます。先ほど北海道の五十嵐先生にも御答弁申し上げたわけでもございますが、これから六百万に近い特に高齢者を中心とした新たな労働人口にどう仕事を分配す...全文を見る
○山口国務大臣 私もただいま国会の合間をいただきまして、労働災害防止のためのキャンペーンを通じて全国の都道府県で安全衛生大会に出席をさせていただいているわけでございまして、沖縄にもぜひお邪魔をして、関係の労使の皆さん方からも、今上原先生御指摘のような問題も含めまして率直に意見を伺...全文を見る
○山口国務大臣 先日の三菱高島坑の災害に引き続きまして、再びこのような大惨事が発生したことはまことに痛ましい限りでございます。被災者の方々の御冥福をお祈りし、御遺族、関係皆様方に心から哀悼の意を表する次第でございます。  と同時に、災害発生のたびに安全対策が講じられておるわけで...全文を見る
○山口国務大臣 率直に申し上げまして、労働時間の短縮の問題とかあるいは休暇の採用の問題等で、諸外国に対しまして、国内的にまだまだ環境を整備しなければならない、こういう問題も事実ございます。しかし、同時に、日本の成熟した労使のいわゆる民主的な話し合い決着の中で生産性を高め、そしてま...全文を見る
○山口国務大臣 ことしのILO総会に、私も国会の事情が許せば出席したいと考えておりますので、その折、先生の御指摘の問題もひとつ意欲的に試みてみたい、かように考えております。
○山口国務大臣 資源のない国でございますから、やはり新技術に対しては果敢に導入して、ある種の生産性を高め、国際競争力を身につけなければならない、こういう基本的な産業政策は不可欠だというふうに考えるわけでございますし、特に日本の労使、労働側のそうした状況認識の中で、ME化、OA化が...全文を見る
○山口国務大臣 中川先生のプロフィールを拝見しておりましたら、学生時代は柔道の猛者で、背負い投げの中川、こう呼ばれておったと書いてございますけれども、今いろいろ取り上げられた会社と私の関連にいきなり結びつけてこられたわけでもございますが、私は当時ということでなくて現在も党の幹事長...全文を見る
○山口国務大臣 いろいろ選挙等でお世話になっているということの感謝の気持ちを申し上げたということだと思います。
○山口国務大臣 先生の御質問が事前に御指摘をいただきましたので調べておりましたところ、そういうきちっとした政治資金法に基づいて御報告を申し上げているということでございます。  ただ、一つ私の方から申し上げたいと思いますことは、五十八年は三大選挙がございまして、各党とも空前の選挙...全文を見る
○山口国務大臣 私の政治資金団体は、公認会計士と弁護士に責任者になっていただいておりまして、すべて違法行為のないように、国会でこういう御批判をいただかないようにという立場で管理していただいておりますが、それ以前の献金ということは私、承知をしておりません。  ただ、共産党のことに...全文を見る
○山口国務大臣 いろいろそういう先生の御指摘のような関係ということでなく、友人の紹介としていろいろ政治団体から政治団体へ献金をいただいた、こういうことでございまして、私の政治活動の中で先生の御指摘のような指摘をいただくようなことは一切ない、こういう責任を持って国政に参画させていた...全文を見る
○山口国務大臣 きれいな金を友人からもらった、こう言いたいのでしょうという御指摘でございますが、私は政治団体から政治団体への献金を受けさせていただいた、こういうことでございまして、先ほど来から先生の党と比較するわけでございませんが、三百億近い政治資金を集めている共産党が、その資金...全文を見る
○山口国務大臣 三月の問題につきましても、選挙中における公選法規定の問題もございまして、これを自治省の方にも修正をいたして訂正を求めた、こういうことでございまして、私の方もそういう事務的な手続上の問題として軽率であったということにつきましては、訂正をもってそれを修正をした、こうい...全文を見る
05月30日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第23号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 浜本先生にも、この派遣業の問題また労働者福祉の問題でいろいろ御提言もちょうだいしておるわけでございまして、今回の法案に対する資料その他いろいろ御指摘もちょうだいしたわけでございますが、先生も御承知いただいておりますように、この派遣業の問題につきましては、...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 参議院におきましても、参考人等からの意見を聞いていただいておることも、その内容もつぶさに私報告も受けておるわけでございますが、そうした法律の専門家の方の御意見と同時に、第一線で汗しておる労働者側の中にも、これが労働者保護の第一段階になる、こういう理解、支...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) この間自治省の選挙スローガンを見ておりましたら、社会に出てからは政治は必須科目ですという、若い青年男女をモデルにしたポスターがございましたけれども、選挙におきましても民主主義の立場から投票の呼びかけをするわけでございまして、健全な労使関係、労働環境という...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やはり我が国の雇用システムというものは、終身雇用、常用雇用というものが伝統的に労使双方から支持されているわけでございますし、それが今日失業率を低く抑え、この厳しい経済社会の中におきましても一応の安定的な経済的な運営を維持しておる、こういうことでもございま...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 民放労連など六団体がILOに適正な措置を要請と、こういうことを私も新聞で拝見をいたしましたが、もうILO問題につきましては御専門中の専門でございます中西先生からも、自分も違反とは思っておらないと、こういう御判断もいただいたわけでございますけれども、我々と...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 修正の問題は、これは社会労働委員会の問題でもございますが、政府としては、やはりいろいろな審議会の経過を踏まえてまとめさしていただきまして、これをまた衆議院段階で修正もいただいたわけでもございます。  私は、やはり国権の最高機関でございますから、政府の考...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 安武先生の御指摘には多少誤解があるんではないかと思いますが、それは別といたしまして、今、政策課長から御答弁申し上げましたような資料集計を掲載を補てんした、こういうことでございまして、労働省としてもそういう調査項目をきちっと出しまして、一応調査票にはこれが...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 作為がないんだということの答弁はあったかもわかりませんが、他の項目の中にこれが掲戦をされておる、こういう専門的な資料に基づく答弁は、私が先生にお答えをした、こういうことではなかったわけでございまして、その点が御指摘の部分の一部誤解があるのではないかと、こ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 派遣労働者に対する労働者保護と、その労働条件の改善、また雇用の安定、こういう決意と考え方をもちましてこの法案をまとめ、御審議いただいておるわけでございまして、その中で資料も調査をいたしまして、そして国会に御提出をしておるわけでございまして、一部の事務的な...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 安武先生も労働省での御経験もあるわけでございまして、全国の労働省の職員が労働者の環境改善のためにそれぞれ最大の努力をしておるということは御理解をいただいておると思うわけでございまして、我々も、今ここでおわびすることは別にどうでもいいわけでございますけれど...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど来から御答弁申し上げておりますように、我が国の雇用の安定は、この終身雇用、常用雇用というものが労使双方に生活梅の一つの安定を生み出している、こういうことでございますから、この伝統的な習慣はあくまで維持し発展をさしていかなきゃならないということが一点...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 下村先生の御指摘のような事実関係があるとすれば、この派遣業法案をいろいろ御審議いただいた学識経験者の一人としていかがなものかと、こういう判断もございますが、私、今同じ広告のコピーを拝見してみますと、これからの派遣業市場がこういう見通しだと、こういう部分は...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 国会が国権の最高機関としていろいろな角度からこうして慎重審議をいただいておるわけでございますから、そうした厳然たる審議の事実の中で法案が御論議をいただいておる、こういうことが非常に私どもにとりましても、今後の法案の精神、趣旨を生かすための一層の努力を傾注...全文を見る
06月03日第102回国会 参議院 決算委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ただいま政府・与党首脳会議でございますとか政府・与党連絡会議等におきまして、そうした国会に提出する重要案件についてのそれぞれ意見を開陳する場所があるわけでございまして、そうした場所を通じて六増六減案等の取りまとめの経過につきましては、先ほど官房長官あるい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私どもとしては、小選挙区制につきましては原則的に反対でございます。それからまた、本来新自由クラブの独自案といたしましては一対一・五、いわゆる最高裁における違憲状態判決を受けまして、そうした立場での基本的な選挙制度の調整を、それこそ審議会等の第三者機関にゆ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私どもは、今回のこの六増六減案が小選挙区制に即該当すると、こういう基本的な認識に立っておらないわけでございまして、定数是正への一つの段階として了承をするべきであろうと、こういう判断と、できるならば、与野党の公選法論議の中で定数減の問題も含めてお取り上げを...全文を見る
06月06日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第25号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ただいま議題となりました、地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、労働基準監督署並びに公共職業安定所及びその出張所の設置等に関し承認を求めるの件について、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  現在、労働省の地方支分部局として、労働基準監督署...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生の御指摘の部分も当然考えられるというふうに私も解釈します。
○国務大臣(山口敏夫君) 今、和田先生から御指摘いただいた事実関係、大変恐縮でございますが、私の手元まで報告をさせましてその真意と講演の中身等につきまして早速御報告を申し上げたいと思います。  また、今私どもといたしましては、大事な法案の審議をしていただいておるわけでございまし...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 衆議院の修正によりまして、標準的な派遣料金を行政庁に提出させる、こうした資料等に基づいて事業運営の実態を把握して派遣労働者の労働条件の向上、その他福祉の増進に努めると、こう考えております。
○国務大臣(山口敏夫君) 和田先生の御指摘の点は、非常にこの派遣法の運営に対して大事なところでございますので、今局長からも答弁ございましたが、事務当局を十分督励して、適切な運営が図れるように私としても努めたい、かように考える次第でございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 先生に国務大臣としてという御指摘いただきましたように、運輸省の所管としてどうこれを進めるかということでございますけれども、話の中身はよく理解をいたしましたので、実情もよく私なりの立場で調べさせていただきまして、また私なりの措置をどうするかということを検討...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 派遣労働者の保護ということの立場を踏まえてこの法案の御論議をいただいているわけでございまして、しかし、法律的に派遣元と派遣労働者の明確な雇用関係、こういうことでございまして、具体的な事例については、先ほど来論議いただいておりますように、裁判所あるいは労働...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 確かに御指摘のように中曽根内閣として行政改革を最重点課題としておるわけでございますが、しかし、実際問題といたしまして、安定所の問題あるいは労働基準監督署の整備充実等の問題につきましては、この派遣法案の御論議以前から社労委の先生方からも御指摘をいただいてお...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私は、労働者がバナナのように買いたたかれるような立場に位置づけされておるという先生のお考えには立たないわけでございまして、当然、使用者側と労働側の場合には、支配あるいは被支配という関係ではなく、それぞれの生産活動を通じての対等平等な関係でございまして、こ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生も御承知のとおり、派遣労働というものは特にここ数年、非常に雇用関係あるいは派遣元関係が拡大をしてきた、こういう経過でございますし、先ほど安武先生もいろいろ熱弁を振るわれましたけれども、各党もこうした問題の対応を、野放しであってはならない、こういう立場...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ですから、先ほどの下村先生の、派遣労働における六原則的な認識というのは、私は、言いかえてみれば、芸能界的な一つの競争社会における、大スターかあるいはスターダストか、こういう天国と地獄の中における、競争社会における一つの規定の中になりますと、いろいろそうい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど来から御答弁申し上げておりますように、派遣労働また派遣事業、こういう新しい業種というものが生まれ、あるいは社会的にも定着をしている、そういう中で、どうしても野放し的な部分が、労働者のいろいろ御指摘いただいているような問題を生み出している業種もある。...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働者派遣事業につきましては、労働者保護の観点から、事業運営の実情について行政として的確に把握しておくことが必要であり、標準的な派遣料金等を記載した事業報告書や収支決算書に基づいて事業運営の実態を把握し、派遣労働者の労働条件の向上、その他福祉の増進に努め...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 派遣元事業主に対しては、派遣労働者の希望及び能力に応じた就業機会の確保に努めるべき旨の義務を課しているところでございますので、派遣元事業主に対して適切な指導に努めてまいりたいと考えます。
○国務大臣(山口敏夫君) 労働者派遣事業の場合、派遣労働者をだれにするかは派遣元が決定することであり、派遣先がこれに関与することは、制度の趣旨とするところではございません。御指摘のような場合に、派遣元が変更の要求に応じたとすれば、派遣元の意思で派遣労働者を変更したことになり、派遣...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 三六協定は労働基準監督署に届け出られるので、恒常的な長時間残業を可能とするような三六協定については、届け出の際に適切な指導を行ってまいりたいと思います。  また、特に情報処理業務につきましては、その実態の把握に努め、適正な時間管理が行われるよう、指針等...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今回の派遣法案は、労働組合法等労使関係法の改正を伴うものではなく、また、これら労使関係法について従来とってきた考え方を何ら改めようとするものでもございません。  ところで、個々の事例において、だれか団体交渉応諾義務を負うかについて争いが生じた場合には、...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 派遣労働者が行政機関へ申告したこと等を理由として不利益な取り扱いを受けるというようなことのないよう、派遣労働者の適正な派遣就業の確保のため、適切な指導に努めてまいりたいと存じます。
○国務大臣(山口敏夫君) 法案第二十六条において、労働者派遣契約の締結に当たっては、許可を受け、あるいは届け出を行っている旨を明示しなければならないこととされておりますので、この趣旨を派遣先事業主に周知徹底し、例えば許可証の提示を求めさせる等により適切に対応するよう、派遣先事業主...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働者派遣事業制度の適切な運営を図るため、関係者に対する制度の周知徹底、許可制度の適切な運用、法律に違反する事業主に対する指導監督の徹底等を図ることが何よりも重要と考えており、このため、 一、関係職員の増員及びこれら職員に対する研修の実施を初めとする行...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 派遣労働者の労働時間等の労働条件は、派遣元事業主と派遣労働者との間において労働基準法に定める最低基準を満たす内容で設定され、派遣元事業主は、この範囲内で派遣契約を定めて派遣することとなるので、たとえ派遣労働者が複数の事業所に派遣されたとしても、労働時間等...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働者派遣事業の対象業務につきましては、中央職業安定審議会の意見を聞いて、政令において具体的に定めていくこととしており、その際には業務処理の実情を踏まえて、個々の業務の内容が明らかになるよう適切に規定してまいりたいと考えます。
○国務大臣(山口敏夫君) 対象業務の指定に当たりましては、常用雇用の代替を促進することとならないよう、中央職業安定審議会の意見を聞いて慎重に対処することとしており、御指摘の十四業務については、審議会の小委員会において公労使の委員の意見を踏まえて示されたものでありますので、今後の業...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 派遣元事業主が、派遣労働者として雇い入れた労働者以外の者を新たに労働者派遣の対象としようとするときは、本人の同意を得なければならないこととされておりますので、その旨の周知徹底を図るとともに、労働者の意に反して労働者派遣の対象とされるような不適当な事業運営...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 派遣事業における派遣労働者の労働福祉の改善、条件の整備が、今先生の御指摘いただきましたような十二項目の確認を含めまして適切な運営の中に、労働者保護、雇用の安定、そしてまた派遣事業自身のひとつ環境条件の整備ということに誠意を持って取り組んでまいりたい。この...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ただいま決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し、努力してまいる所存であります。
07月23日第102回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 総裁からも御答弁がございますように、再建委員会の答申の後、政府は一体となって国鉄の余剰人員対策に対して取り組む、こういうことでございますので、法的な立法化等の問題も含めまして、どういう経過また内容が国鉄の職員の方々、また国民の再建に対する大きな期待等から...全文を見る
07月25日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第28号
議事録を見る
○山口国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を尊重し、仲裁裁定の速やかな完全実施のため一層努力してまいる所存でございます。
10月29日第103回国会 衆議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○山口国務大臣 もちろん労働時間の短縮の問題は労働者の労働条件の改善、労働福祉の向上、こういうことでございますけれども、同時にやはり生活余裕時間の拡大というものがございませんと、今米沢先生の御指摘のように緊急的な内需拡大、同時に、同時進行でやはり週休二日制の拡大でございますとか連...全文を見る
10月30日第103回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○山口国務大臣 高齢化時代を迎えての雇用の非常に膨大な創出やME化問題、男女雇用均等等で、就職戦線、雇用市場の激動が予測されるわけでございますが、そういう中で、青田刈りと言われるような、大学は出たけれどということでないことは大変結構なことでございますが、しかし一方、先生の御指摘の...全文を見る
○山口国務大臣 青田刈りの就職協定の問題は、御承知のとおり中央雇用対策協議会、これは日経連の松崎専務理事が座長をしておるわけでございますが、そこを通じて産業界にいろいろ自粛を要請をして、そして今先生の御指摘のような、過熱した大卒者の就職、これを節度ある一つの採用、こういうことを心...全文を見る
11月02日第103回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 一%論議の中におきましても、自民党の金丸幹事長でございますとか、政府・与党首脳会議、連絡会議等におきまして一%枠厳守、こういう問題に新自由クラブとしては今後ともこだわっていきたい。したがって、日本の安全保障政策は日本だけではなくて、日米安保条約を初め自由...全文を見る
11月06日第103回国会 参議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) まだ具体的にそうした立法措置までは考慮しておりませんが、いずれにしましても、先ほど後藤田総務長官から御答弁ございましたように、労働省といたしましては、過去のいろいろな離職者対策その他の経緯を十分踏まえまして、そして経営者団体、それから労働四団体、全民労協...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 新自由クラブとしては、本来定数減を含めた改正案というのがまとめてあるわけでございますけれども、やはり現状、増員を認めない定数是正、こういうことでございますから、段階的な一つの考えとしては六・六案を支持しておると、こういうことでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 事は自民党の総裁選挙でございますけれども、たまたま連立て政権に参加しておる。さらに、行革とか財政再建ですね、まあそういう大きな国民的政策連合の輪を広げたい、こういう立場で必要最小限度政権の問題に発言をしておるということでもございまして、まあ中曽根内閣も防...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 法制局長官などの見解もございますけれども、衆参同時選挙は先例もありますし、きのうかおとといの読売新聞の世論調査などでも、有権者の方も七割近くが同時選挙の意味といいますか、に一つの判断、評価をしているということもございますし、それは政権を担当されている方で...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やはり戦後の憲法を中心として国民が自由主義、民主主義の中でそれぞれの立場において参加をして今日の社会を築いた、そういう赫々たる実績を十分踏まえた今後の政治の責任というものが大切であると考えております。
11月14日第103回国会 参議院 社会労働委員会 第1号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 高杉先生もいろいろ国会で御指摘いただいておりますように、今日人生八十年時代を迎えましての高齢者の雇用対策、特に定年制の延長、あるいは雇用の延長の問題、さらには労働福祉条件の改善の意味からも労働時間短縮、週休二日制の拡大、これは同時に今日大きな経済政策とし...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) また、今のMEと労働の問題につきましては、労使双方で、我が国におきましてはMEの五原則ということの労使協定の上に立ちまして、世界の中におきましても最大のMEへの取り組みというものが円滑に進んでおる国でございますが、同時に、これはサミットなどの会議でもME...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私も、高杉先生の御指摘のように、人生八十年時代ということでございますけれども、これが縮小されるということは将来ともないわけでございまして、むしろ人生九十年時代、あるいは二十一世紀までには日本人は人生一世紀時代というような超々高齢化時代を迎えるということも...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 労働委員会のあっせんの場に十分な当事者能力を持った方が対応されないということであれば、大変これは遺憾なことでございまして、そうした労使の真剣な、真摯な態度での問題解決というものが当然のやはりお互いの責任でございますので、会社側も十分な当事者能力を持った方...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今、高杉先生からも御指摘、また激励をちょうだいしたわけでございますが、日本社会党から本年の八月に労働省予算の概算要求に対する申し入れ、そしてまた昨日、日本社会党の予算要求行動推進本部と総評予算要求闘争推進本部、こうしたお立場から予算編成に関する第二次の要...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ただいまも御答弁申し上げましたように、大変厳しい財政事情でございますけれども、特に労働省としての六十一年度予算編成の一つの重点的な施策といたしましては、一に高齢化社会における雇用と生活安定対策、そして二つ目に勤労者の安全確保対策と労災補償対策、そして三つ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 確かに、先生の御指摘のように、一般会計の比率が一一・五%でございますけれども、特別会計と合わせまして、労働保険特別会計との施策と適切に組み合わせて労働政策の積極的な展開を図るということも非常に大切なことではないかと考えるわけでございまして、特に労働経済分...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) そうした御指摘も当然あるわけでございますが、先生も御承知のとおり、労働行政の場合は、社会保障的な部分における予算的措置というよりも、何といいますか、象徴的な一つの施策を進めながら、労使双方における労働経済分野における活力を一層展開していくということでござ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) この男女雇用機会均等 法は、来年の四月から施行される、こういうことでございますが、先生もいろいろ御承知いただいておりますように、六十年の就職戦線におきましても、かなり女子の採用、また雇用の拡大というものが顕著に各事業所等において見られるわけでもございま...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 御承知のとおり、やはり我が国の労働時間というものが西欧諸国に比べまして百数十時間長いと、こういう指摘もございまして、労働者福祉の改善の立場からも、また中長期的には雇用調整の上からも、労働時間調整、労働時間短縮あるいは週休二日制の拡大が必要である、特に二千...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 男女雇用機会均等法の指針、省令の案をいろいろ関係審議会に諮問しているところでございますけれども、私は、こうした法案を御審議いただいておる国会がやはり一番国民の声といいますか、実情、世論というものを十分踏まえての御指摘や御論議をいただいておるわけでございま...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) そうした一つの主義主張、いろいろなイデオロギーそれぞれあるわけでございまして、それがゆえに雇用関係において不当を取り扱いがなされる、こういうことがあってはならない、かように考えております。
○国務大臣(山口敏夫君) 身体障害者の雇用促進という問題につきましては、先生の御指摘のように、これはやはり各事業所、また特に労使双方の理解と協力の中でこれはぜひぜひ推進をしていかなければならない、こういう非常に大事な問題だという認識は私どもも持っておるわけでございまして、先ほどの...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 公表の問題につきましては、民間も特殊法人も最後の手段としてこれを考えるということは当然のことでございますけれども、要は、障害者の方々が働きやすい一つの受け入れという形の中でお仕事をしていただくということも大事でございますので、その公表の前の段階であります...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど先生から御指摘ございましたように、なかなか民間の企業の一つの雇用の達成率、こういう問題がおくれておるということとの一つの形の中で、こうした小規模の共同作業所というものが、父兄でございますとか、あるいは障害児、障害者の希望等の中で非常に大事な就労訓練...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) ただいま安定局長からも御答弁申し上げましたように、雇用関係があるという共同作業所につきましては、身体障害者雇用納付金制度に基づく助成金を活用し援助しているところでもございますが、これはILOの百六十八号勧告、あるいは各自治体、先生御指摘のようにもう既にや...全文を見る
11月20日第103回国会 衆議院 大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会 第2号
議事録を見る
○山口国務大臣 運輸大臣から御答弁がございましたけれども、私も分割・民営であれ、あるいは現状の経営形態であれ、余剰人員という言葉が適当だとは思いませんが、国鉄の人員が大変多過ぎるということが国鉄経営の大変大きな問題になっている、こういう立場から、できるだけ能力のある方の再就職、再...全文を見る
○山口国務大臣 もちろん国鉄の職員の雇用の問題でございますから、直接の使用者側である国鉄当局が真剣にお取り組みをいただかなければならない、また、運輸省が監督官庁という立場でもございます。しかし、政府としましては、国鉄余剰人員雇用対策本部ということで中曽根総理が本部長、運輸大臣や労...全文を見る
○山口国務大臣 宮地先生の御指摘のとおりでございまして、やはり雇用の期間と年金が相リンクするという形が一番肝要なことだと思いますし、こうした点から、年金の支給開始年齢の引き上げにつきましては、今後の定年制の延長、雇用の延長の進展等、高年齢者の雇用動向に十分配慮した総合的な施策が必...全文を見る
○山口国務大臣 雇用審議会で数年間、長い間御論議いただいておったわけでございまして、高齢化時代に向けて定年の延長というものの必然性があるわけでございますけれども、企業内において、ボランティアというわけにいかないものですから、なかなか強い反対意見もございましたけれども、年金の御審議...全文を見る
○山口国務大臣 私もその御指摘は非常に大事なことだと思いますから、先ほども御答弁申し上げましたように。まず次の国会で六十歳の定年制の延長の法制化の御審議をお願いいたしまして、それを台として六十五歳代までの雇用の場の確保というものを引き続き行政指導を通じて進めていく。いま一つは、厚...全文を見る
○山口国務大臣 民間の企業などには六十歳定年の法制化にもいろいろな大変厳しい御意見もございます。しかし、今先生御指摘のように、年金が六十五歳からの支給、特に七十年度からはそういう制度になる、こういうことでもございますし、高齢化時代を迎えて、労働の分野においても年金受給までの雇用の...全文を見る
11月29日第103回国会 参議院 決算委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 基準局長からも御答弁申し上げましたように、先生の御指摘の問題等の実態も十分把握をいたしまして、そうした労働災害、安全が十分確保でき得ますように最善の努力をなさねばならないと考えます。また、清掃業等における労働災害防止につきましては、第六次労働災害防止計画...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今回の新聞報道の件で、関係の皆様方に大変御迷惑をおかけいたしましたことを、私といたしましては深くおわびを申し上げたいと思う次第でございます。  今、厚生省の方のいろいろまた御質問もございましたけれども、私はそういう枚数その他乱発という表現等の中で、今釈...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私自身、労働大臣に就任させていただきまして以来一年の間に、こうした労働大臣たる衆議院議員山口敏夫の見解の上で、労働大臣の賞のような賞状を出したというケースは初めてでございますが、かってはよく地元の菊の大会とか運動会とかそういうところに地元の衆議院議員、ま...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 公人、私人という論議で御指摘をいただきますと、公人か私人かということでございますけれども、労働大臣たる衆議院議員の山口敏夫が奨励の意味で賞状を協会に対して御協力を申し上げた、こういう見解でございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 私がいろいろな自分の私的な関係とか、私の例えば選挙区の会合にいろいろ労働大臣賞をどんどん差し上げた、こういうケースと違いまして、国際美容協会は公的な活動を認知されている財団法人でもございますし、その三十周年の一つの記念行事の中で技能奨励の意味で労働大臣の...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私はその表彰式にも出席をいたしまして、代表として山野愛子先生にその賞状をお渡しをさせていただいたわけでございます。現段階において国際美容協会からの報告の中におきましても、そうした事実関係は全くございません。所管の厚生省の方にも事前に出しておるこの事業計画...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 私が協会の責任者から承る範囲におきましては、こうした大きな美容界に影響を持つ団体また会員の方々のお祝い事という形の中で、各事業協賛のような形でこの運営費の一部を御協力を申し上げた、こういう事業所も、メーカーですな、そういうのもあったということの報告は聞い...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先生の御指摘をいただいている部分、これは私も冒頭申し上げましたように、この一連の報道を通じて労働大臣賞を御協力申し上げた趣旨がどうも十分伝わっておらない、こういうことで、そういう経過の透明度を明確に示す意味におきましても、当然協会としては所管の厚生省の方...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) やはり日本航空の運航における安全、これはもう国民の皆さん、利用者の方々にとりまして最重要優先課題でございまして、こうした安全運航もすべてはやはり円満な労使関係というものが非常に大事なポイントであろうと思うわけでございます。私も、運輸大臣にこうした日本航空...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今先生から御質問、御指摘いただいております障害者雇用の問題につきまして、私も就任以来障害者雇用の拡大の通年キャンペーンを、むしろ月間のような形ではなくて通年キャンペーンを通じて地道に一つ一つ実績を上げていくべきだと、こういうことでいろいろ進めておるところ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 障害者雇用の拡大の月間は九月でございますが、先ほど先生にも御答弁申し上げましたように、労働省としてはこれを通年キャンペーンのような形で、ひとつ一歩一歩前進、拡大をしていかなきゃならない、こういう立場でもございます。きょうも御論議いただいた点も踏まえまして...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 御承知のとおり、各種賞また大臣表彰の中におきまして、先ほど梶原先生からも御指摘いただきましたように、多年労働界に功績があった方でございますとか、あるいは使用者側の立場で労使問題また改善に大変御協力いただいた方でございますとか、そうした方々に対する、あるい...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今いろいろ国会を初め、衆議院議員山口敏夫が労働大臣の立場、労働大臣たる衆議院議員山口敏夫がそういう奨励の意味を込めまして賞状を出したということの疑問を感じなかったか、こういう御指摘をいただきますと、さらに慎重に判断すべきであったのではないかというふうに考...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 実は先週最低賃金を守ろうという一つの基準月間で、渋谷の一〇九というところの各商店街をいろいろの方々と視察をし、またそのキャンペーン方をお願いをしたわけでございますが、そのときたまたま卓越した技能者の立場で昨年受賞された宮内庁なんかの御用達の刻印を押す判こ...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 就職協定の問題につきましては、日経連の松崎さんが座長をしております中央雇用対策協議会等におきましても、どうも長い間熱心に取り組んでみたものの、なかなか青田買いの弊害を是正することができない、こういうことで、今年度限り、こういうような強い決意もあったわけで...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今先生の御指摘のいわゆる土日社員の制度でございますけれども、ミサワホームという民間企業がこういう提案をしておるようでございますが、いろいろ聞いてみますと、主婦とか定年退職者の方々に土日を利用して、いわゆる生活者としての立場から、おうちを新しく買われるよう...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 着物の着つけ師等における国家の技能検定というものがまだ整備されておらない。しかし、実質的にはそうした専門的な学校等も含めまして大勢の方々がその技能習得に努められておると、こういう経過でございます。そういう中で、そうした一般の方々が技能習得への意思とまたお...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 乗せるわけにはいかないということよりも、まだ乗せる段階には至らないのではないかという判断のもとに、労働大臣たる衆議院議員の私として表彰を申し上げたと、こういうことでございます。
○国務大臣(山口敏夫君) 私は善意でこの賞状を、差し上げたということではないので、私のやはり労働政策の一つの考え方の中で、いろいろな日本の技能の習得という問題については非常に大事なことだという常々考え方がございましたので、そういう熱心なそのグループの方々の今日までの、きのうきょう...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 今、佐藤先生から御指摘いただいている問題につきましては、私が大変、国会の先生方の御論議もございますように、各方面で御迷惑、御心配をかけましたので深くおわびを申し上げますと、こういうことでございますから、そこで尽きるわけでございますが、しかし政治家として、...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 存じておりません。
○国務大臣(山口敏夫君) いろいろそういう御指摘になりますと、いかにも選挙区の御都合主義の中でそういうものを出したと、こういう疑問のようでございますけれども、私の選挙区の方々が意図的に十七名選ばれた、こういう数字ではないと思います。私も数は覚えておりませんけれども、十七名という方...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 当日の式典におきまして、この賞状は山口敏夫個人の賞状であることについては協会の責任者にも事前に伝えてあるわけでございますし、そうした認識のもとで私は代表者たる山野愛子先生にこれを代表して差し上げさしていただいた、こういう経緯でございます。  それから、...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) まあ大臣の地位を利用した詐欺的行為というのは、協会を指しておるのか、あるいは私のことを指しておるのか、その辺が明快でございませんけれども、私は先ほど来諸先生方の御質問、御指摘の中で答弁申し上げている見解に立っておるわけでございまして、その中で今後ともの労...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 技術革新の時代でございますから、そうした職業能力を付与することが非常に大事だというふうに考えますし、そのために前国会におきまして職業訓練法を職業能力開発促進法に改めたり、あるいは訓練基準を大幅に弾力化いたしまして、技能の変化等に対して柔軟に訓練が実施でき...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 内閣官房広報室の「沖縄県民の意識に関する世論調査」等によりますと、沖縄で失業者が多い原因として「県内に働き口が少ない」、半数近くございまして、失業問題の解決策としては「県内の産業を振興し、雇用を促進する」ことが基本であると考えております。  また、沖縄...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほどのバスの問題でございますけれども、やはり第一義的には企業の 自主努力ということでございますけれども、厳しい先生からも御指摘の雇用情勢でございます。労働省といたしましても関係省庁と緊密な連絡をとりながら、雇用の確保のために最善の取り組みをしなければ...全文を見る
12月03日第103回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
議事録を見る
○山口国務大臣 戦前戦後に限らず、国民生活、国民経済にとりましても国鉄の果たした役割というものは非常に重要なものがあったわけでございまして、また今日多くの赤字を抱えまして、その運営赤字というものがまた国民の皆さんの負担を、大変御協力をいただいておる、こういう状況の中での国鉄再建と...全文を見る
○山口国務大臣 三井争議等の経験、教訓を踏まえての多賀谷先生の御指摘でございます。私どもも十分心して承っておったわけでございますが、特に今御指摘の労働者間における選別とか、いろいろな分類等の姿勢というものは、基本的にはもう当然のごとくあってはならないと考えておるわけでございますし...全文を見る
○山口国務大臣 国鉄当局と国鉄労働組合の間では雇用安定協定が十一月三十日をもって期限切れとなり、その後再締結されていないというふうに聞いております。  私といたしましては、労働協約を締結するかどうか、こういう問題はあくまで労使間の問題として考えておるわけでございますが、国鉄の労...全文を見る
○山口国務大臣 先生御指摘のように、雇用情勢が大変厳しいということもございますが、今回の失対事業就労者の関係の研究会の報告は、労働政策として適正な失対事業の姿を追求しなければならない、と同時に失対事業に生活を依存してきた就労者の皆さん方の失対事業からの引退という事実に配慮した極め...全文を見る
○山口国務大臣 先生からいろいろ御指摘いただいておりますように、高齢者の方にとりましては、社会保障も大切でございますけれども、労働の分野における役割あるいは活動というものに大きな期待を持つということは当然でございます。  しかし、一方、国民の大変厳しい財政事情の中でのいろいろな...全文を見る
○山口国務大臣 河野先生に御指摘いただきましたように、研究会の報告でも、今回は年齢により一律に引退するということを配慮する、また五十六年の特例措置の内容に十分配慮する、こう述べておられるわけでございます。したがって、労働省といたしましても、この報告を受けまして、必要な財政上の措置...全文を見る
○山口国務大臣 先ほどの御答弁でも申し上げましたように、河野先生のそうした御指摘の点も踏まえ今後の取り組みを進めていきたい、こういう考え方でございます。
○山口国務大臣 先ほど来いろいろ質疑の中で答弁申し上げさせていただいておりますように、失対事業が長い歴史の経過の中で、また対象者が非常に高齢になっておる、こういうことでございますが、厳しい財政事情等、この健全な運営ということを考えまして、今回の研究会の報告を踏まえて何らかの改善に...全文を見る
12月03日第103回国会 参議院 内閣委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 安恒先生が再三御指摘のように、生命と安全の問題という立場からも、特に自動車運転に関する労働時間は全産業の平均に比べまして大変長くなっておるわけでもございます。これはいろいろな拘束時間その他ございますけれども、今運輸大臣が御答弁申し上げましたように、運輸省...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほどもちょっと御説明申し上げましたけれども、先生御承知のとおり、他の産業に比べまして労働時間も長い、いろいろ過当競争、サービス合戦、道路事情等いろいろ拘束時間、荷主の都合等いろいろ長時間労働を余儀なくされているという側面がございますけれども、大事な輸送...全文を見る
12月10日第103回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号
議事録を見る
○山口国務大臣 先生から御指摘いただいておりますように、国鉄の再建対策の沖におきまして、やはり究極的には人の問題をどう御理解をいただいてひとつ再就職への方途を探るか、こういうことだと思いまして、余剰人員という言葉が先行してしまっておるわけでございますが、私は人材派遣というくらいの...全文を見る
○山口国務大臣 国鉄は公共企業、こういう立場で今日の日本の大きな発展の牽引車といいますか、中心的な役割を果たしてこられた、こういう経過があるわけでございますから、一人といえどもこの再建計画の中で失職、失業というようなことがあってはならないということでございまして、当然、公務部門に...全文を見る
○山口国務大臣 ですから、そこが一番の問題でございまして、永井先生も先ほど分割・民営を了承して質疑しておるものではない、こういう御説明もあったわけでございます。私も各労働団体等にお話を申し上げますときに、これが民営であれ現状の国鉄のままでの経営であれ、経営の採算ベースと人員の総数...全文を見る
○山口国務大臣 国鉄の職員の方々の再就職につきましては、公務部門、民間部門を問わず政府の責任において完全就職を目途に努力をする、こういう決意であるというふうに御理解いただいて結構であります。
○山口国務大臣 きょうは国鉄の常務理事も出席をしておりますので、労働大臣が御答弁申し上げるよりも直接その労使交渉を進めておる当事者からお考えを聞いていただく方がよろしいとも思うわけでございます。  労働大臣の立場といたしましては、労働協約の締結という問題につきましては、労使間の...全文を見る
○山口国務大臣 永井先生は国鉄問題の御専門的な立場でもございますし、そういう多年の経験を踏まえての御発言、私も十分傾聴しておるわけでございます。  ただ、今、労使がそれぞれ過去の経緯、今日の状況を踏まえて公式、非公式に交渉を進めておる、そういう中で雇用協定を結ぶまでの一層の努力...全文を見る
○山口国務大臣 やはり労使関係の信頼の前提でございますから、雇用協定というものは労使の話し合いによって一日も早く締結をされるということが望ましい姿であるというふうに考えております。
○山口国務大臣 日本の一民間企業が大きな技術と力を蓄えて多国籍企業のような規模として諸外国での生産活動を拡大をしていくというケースが確かに数多く見られます。カリフォルニアなんかでも税制の問題等でいろいろ訴訟もしておる、こういうことでございますけれども、同時に、私どもアメリカあるい...全文を見る
○山口国務大臣 先生も十分御承知のとおり、やはりイギリスなども今五千万の人口で三百万を超える失業者が出ておる。失業率が一三%ということでもございますし、炭鉱ストの一年間の経過の中で、非常にイギリス経済が停滞し、失業も逆に二%近くその後遺症で伸びたというような経過の中で、非常に慢性...全文を見る
○山口国務大臣 そういう今の御指摘のような点を踏まえて、労働省としても最低賃金への取り組み等含めて企業間格差、中小、小規模事業所の労働者福祉の向上、改善に一層努めなければならない、こういう基本的な政策を進めたいと考えておるわけでございますし、また、同時に、日本の失業を低く抑えてお...全文を見る
○山口国務大臣 今、基準法研究会等でいろいろ労働時間問題について御検討もいただいておりますが、政府といたしましては二千時間に到達をする、既に二千時間を割り込んでいる企業もたくさんございますけれども、中小、小規模事業所も含めまして二千時間の大きな目標に向かって到達をする、これを基本...全文を見る
○山口国務大臣 御承知のとおり男女雇用均等法は婦人参政権以来の歴史的な法律として先生方に御審議をいただいたわけでございまして、施行は六十一年からということでございますけれども、ことしの就職戦線などにおきましても四〇%近い女子雇用の伸び率があった、そういう一つの成績もおさめておるわ...全文を見る
○山口国務大臣 現在の社会では各種の分野で労働組合が存在するということはもうごく普通の状況でございますし、プロ野球界に組合ができたということ自身も、私としては素直に受けとめておるわけでございます。組合活動でございますから、長い時間といいますか期間をかけまして地道な活動を続ける中に...全文を見る
○山口国務大臣 先ほど来大橋先生の御指摘にもございますように、労働政策上どうしても研究会の報告を踏まえた一つの改善策も進めていかなければならない、こういう点もございますが、こうした失対事業の引退者の方々の特例給付金の支給、また年齢により一律に引退することになるという点もございます...全文を見る
○山口国務大臣 今の大橋先生の御指摘の点につきましては、今後特別看護の実情等を把握した上検討することとさせていただきたいと考えております。
○山口国務大臣 脊損患者が死亡した場合、当該疾病と死亡原因との間に相当な因果関係が認められないものについては、先生も御承知のとおり労災保険の補償の対象とすることが制度上現在困難だ、こういうことでございますが、しかし尿路障害、術後ショック、これは専門的ですけれども、褥瘡による敗血症...全文を見る
○山口国務大臣 国会におきましても、長い間六十歳定年制の御論議を先生方から活発にいただいておったわけでございますが、今御指摘のように、雇用審議会の第十九号答申、また今後の施策の充実強化に関する中央職業安定審議会の建議が出されたわけでございまして、労働省といたしましては、これら答申...全文を見る
○山口国務大臣 御承知のとおり人生八十年時代を迎えておるわけでございますし、こうした傾向はさらに延長されてやがては人生一世紀時代、こういう超高齢化時代ということも十分念頭に入れておかなければならないと思います。  そうした場合に、労働の分野における役割ということになりますと、今...全文を見る
○山口国務大臣 私は、西欧各国の雇用面、失業率の面での一番の最近の一つの対応のあり方は、第一次、第二次石油ショックのときに、レイオフを簡単にかけたというわけでもございませんでしょうけれども、あの時点における西欧諸国における大量失業というものが非常に慢性的な失業、失業ゆえにまた経済...全文を見る
○山口国務大臣 これは労働省もやはり経済官庁でもございますから、企業の景気の実態というものが雇用面に大変影響が出てくるわけでございまして、通産大臣でございますとか大蔵大臣などにも、閣議等の場所を通じまして円高による中小企業の不況状況というものに対して前倒しといいますか必要な措置を...全文を見る
○山口国務大臣 職場におきまする労働者の皆さん方の生活、また社会的活動における自由というものが十分保障される、そういう職場条件というものは、これはもう憲法にも保障されているわけでございますから、ひとつ一層そういう環境づくりのために労働省としても努力をする、こういう基本的な考え方で...全文を見る
○山口国務大臣 私の方の今手元にあります資料によりますと、今小沢先生の御指摘のように、乗客とのトラブルということまではそのとおりでございますが、その後、夫人が退職届を提出して、この間欠勤、ただし賃金計算上は出勤扱いとしている。そして、六十年の一月の末から退職届を返却して通常の出勤...全文を見る
○山口国務大臣 直接の担当であります基準局長の答弁のように対応したいと考えております。
○山口国務大臣 労働基準局長から答弁申し上げましたように、そうした違反的事実があれば、それは適正に指導しなければならないと考えております。
○山口国務大臣 社労委の各党の先生方を中心に御協議いただきましたゴールデンウイークにおける五月四日の労働休日の問題につきましては、この十二日の内閣委員会で正式に法制化される、こういう日程のようでございまして、そうした一つの啓発、啓蒙的な休日を含めまして、今後中小企業、小規模事業所...全文を見る
12月10日第103回国会 参議院 内閣委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 過般の報道につきましては、大変御心配をおかけいたしまして深く反省しておるところでございますが、労働保険徴収機械業務室が株式会社日比谷コンピュータシステムとの架空の契約を結び、その一部を払い戻しさせていたという新聞報道がございましたが、調査いたしました結果...全文を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 先ほど申しましたように、事務次官のところで総点検の作業の過程におきまして、それぞれ責任者等につきましては厳正な措置をも含めて考えなければならないということでございます。
12月11日第103回国会 参議院 内閣委員会,社会労働委員会,商工委員会,運輸委員会,建設委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○国務大臣(山口敏夫君) 中西先生、いつも労働者の福祉条件の向上改善に対しまして大変適切な御指示、問題を提示していただいて大変恐縮でございますが、私も中小企業の経済基盤がどうしても弱い、こういう立場上、そうした安全の問題等に決して十分でないという状況を十分承知しておるわけでござい...全文を見る