山口富男

やまぐちとみお



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山口富男の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
07月18日第148回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○山口(富)委員 私、日本共産党の山口富男でございます。  初めに速水総裁にお伺いしたいのです。  今月の三日に開かれました日本銀行金融研究所主催の第九回国際コンファランスにおける総裁の開会あいさつというのがございます。この中で総裁は、一九八〇年代のバブル期の金融政策を振り返...全文を見る
○山口(富)委員 今のお話ですと、バブル期の金融政策への反省と教訓の一番大事なところは、総裁のお言葉ですと、景気が回復したにもかかわらず金融緩和を持続したところにあった、こういうお話だったと思うのです。  それでは、現在の問題についてお聞きしたいのですけれども、経済企画庁が先月...全文を見る
○山口(富)委員 そうしますと、きのうの金融政策決定についての文書を読みましたけれども、これを読みますと、なお様子を見たい、わかりやすく言いますとそういうことになるんじゃないかと思うのです。実は、振り返ってみますと、速水総裁御自身もこの間、ゼロ金利政策を解除する方向での発言をやは...全文を見る
○山口(富)委員 政府の発言や意見についても十分耳を傾けているというお話だと思うのですが、話を進めまして、総裁は先ほど、ゼロ金利政策について、昭和以来なかったことだというお話をされました。ゼロ金利政策がしばしば異例なものとされてきたのですが、そもそもこういう金融政策の運営の経験と...全文を見る
○山口(富)委員 日本銀行の歴史上なかったということですが、国際的な例はあるのですか。
○山口(富)委員 今お話しになりましたように、日本の歴史の上でも世界の歴史の上でも、意識的な政策としてこういう政策をとった例はないということだと思うのです。そうしますと、こういう異例な金融政策をとっておりますから、やはりこれが日本経済と国民生活にどのような影響を与えているのかとい...全文を見る
○山口(富)委員 その数字を答えていただきたいのですが。
○山口(富)委員 この二十七・七兆円、これは九八年度までですから、九九年度を足していきますともう少し膨らんでいくはずなんですが、いずれにしろ、九一年からの日銀の金融緩和それから低金利政策がもたらした所得分配のゆがみ、これが二十七・七兆円としますと、大体四分の一が失われたことになる...全文を見る
○山口(富)委員 この所得分配のゆがみのとらえ方なんですけれども、メリット、デメリットというとらえ方では弱いと思うのです。やはり国民生活にかかわる問題ですから、日銀の政策が家計部門にどういう影響を与えるのか、これは日銀法の第二条の規定にあります「国民経済の健全な発展」、この全体に...全文を見る
○山口(富)委員 今説明のあった後半の部分は後ほど取り上げますが、私がお尋ねしたのは、家計部門に明確な影響があるのですから、その問題について国民にきちんと説明する責任があるんじゃないかと尋ねたのです。その点をお願いいたします。
○山口(富)委員 そうしますと、日銀として、年齢の構成ですとか利子所得に依存している方ですとか、そういういろいろな部門を分けてきちんと計算されているわけですね。
○山口(富)委員 私、今の答弁を聞きまして、驚きの念を禁じ得ません。やはり、これだけ金利の問題でもどういう影響が起こるのかということが問われているのに、具体的な数字が実際には持ち合わせていない、そういう答弁になると思うのです。  それで、もう一つお伺いしたいのですが、日本銀行の...全文を見る
○山口(富)委員 それでは、今後に期待する面もありますので、次に進みます。  先ほどからの質疑の中で、低金利政策というものが企業の収益にも貢献しているという話が出てきたと思うのですが、今度の低金利政策の受益者である大手の銀行を見ますと、大きな業務純益を上げながら、中小企業へのい...全文を見る
○山口(富)委員 今のお話ですと、全体の動向としてはなお厳しいけれども、改善の兆しがこれありという話だと思うのですね。  それで、今紹介されました四日発表の日銀の短観を見ますと、資金繰り判断、金融機関の貸し出し態度判断、これはともに、中小企業はなお苦しい、厳しい方向を脱していな...全文を見る
○山口(富)委員 個人消費が現実に回復どころか回復感に乏しいという話は、私もそうだと思うのです。  しかし、問題になってきますのは、この個人消費の動向が日本の経済を判断する上で重要な指標であるというのは一致できると思うのですが、その際に、きょう渡辺議員の質問でも取り上げられまし...全文を見る
○山口(富)委員 最後のお言葉にありましたように、はっきり言えることは、その立証、あかしを得るのはなかなか難しいという話だったと思うのです。  皆さん御承知のように、この考え方というのは、アメリカでも、レーガン政権の時代に、トリクルダウン論という話で、いわば企業サイドの収益が上...全文を見る
○山口(富)委員 私は、その増収増益論についてはいろいろな批判的資料も生まれておりますから、そういう局面が変わりつつあるという認識は持っておりません。  それから、副総裁がきょうの質疑の中で、もともとこのダム論というのはフリーディスカッションの中で生まれた俗論だというお話をされ...全文を見る
○山口(富)委員 そうしますと、俗論ということでよろしいのですね。日銀の正式の考え方ではないということでよろしいのですね、確認いたしますが。
○山口(富)委員 わかりました。  時間が参りましたので、私は最後に申し述べますが、やはり景気の回復に向けて引き続き、経済活動の六割を占めると言われる個人消費の問題、これを温める政策が非常に大事だと思うのです。それで、私は、企業部門だけでなくて家計部門の動向をよく見て日本銀行の...全文を見る
08月03日第149回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。  私は、二十一世紀の日本のあるべき姿について調査を行う場合は、やはり主権在民の問題、それから恒久平和主義、基本的人権の尊重、こういう日本国憲法の大事な諸原則を踏まえて、二十一世紀の日本のあるべき姿に接近することが求められてい...全文を見る
08月04日第149回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。  沖縄サミットとそのさなかに開かれました日米首脳会談をめぐっては、河野外務大臣もよく御存じのように、実にたくさんの論評が出てまいりました。その中で共通に指摘された問題の一つは、基地問題の解決に進展がなかった、こういう論評だっ...全文を見る
○山口(富)委員 今お話がありましたように、安保の円滑効果的運用と節約合理化の二つの立場というものが五年前の御議論も振り返られて確認されたと思うんです。結局、そういう立場で見直し、検討を行いましたけれども、新たな特別協定においても、引き続き、我が国の負担の対象は現行の協定と同様の...全文を見る
○山口(富)委員 河野外務大臣、二十一世紀の日本と世界の先は長いですから、これ以外に考えられないという答弁では困るのです。  それで、私は、この問題では、アメリカ側がどう見ているのかが大事だと思うんです。  ことし三月に発表されましたアメリカ国防総省の「共同防衛に対する同盟国...全文を見る
○山口(富)委員 安保条約の存在と在日米軍の存在が世界とアジアにとってどういう意味を持つのかというのは、私は河野外相とは全く見解を異にしております。  問題は、私は、国民がこれだけ財政状況の問題を心配しているのに、今度の見直しに当たってこの点をきちんと検討したのかということを尋...全文を見る
○山口(富)委員 具体的にどうなされたのでしょうか。光熱水料を含みまして、具体的な見直しはしたということですけれども、どういう具体的な見直し、つまり中身まで立ち入った洗い直しというものはどういうものなんですか。
○山口(富)委員 私が申し上げましたのは、米軍の駐留経費に占める光熱水料が、日本の自衛隊の使っている量と比べてみても非常に肥大化してきているのだから、その中身について考えてほしい、そういう話なんです。  外務大臣、もう一つ委員会に出なきゃいけないようですので、最後に一つお尋ねし...全文を見る
○山口(富)委員 そうすると、再確認いたしますが、これまで基準はなかったわけですね。日本側の自主的判断だという御答弁ですね。確認いたします。
○山口(富)委員 今の答弁を聞きまして、私、光熱水料の問題といいFIPの問題といい、自主的判断という名のもとでまともな検討が行われていなかったということを、やはり非常に強い憤りを持って感じました。  思いやり予算にかかわる特別協定は、二十一世紀の日米関係にかかわる非常に重大な協...全文を見る
09月28日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。  きょうは、小田さんから、憲法の平和主義をよりどころ、基本にして内外に働きかける良心的軍事拒否国家、これについて詳しいお話をいただきました。どうもありがとうございました。  私も、小田さんが読み上げられた憲法の前文とそれを...全文を見る
○山口(富)委員 私も、G77については、あの会議で、特に今の世界のグローバリズムの問題で非常に批判的な見解が出た点については注目しておりました。  今の小田さんのお話によりますと、憲法の平和主義というものを生かして積極的に働きかける中でこそ我々の持っている憲法が生きてくるんだ...全文を見る
○山口(富)委員 私も、憲法の平和主義の方向を実現する上での努力を政治家として尽くしていきたいと思っております。  それで、きょうは時間の都合で割愛された、阪神・淡路大震災に係る被災者としての運動にかかわっての経験なんですが、これは、私の質問時間が限られておりますから、その中で...全文を見る
○山口(富)委員 参考資料でいただいた、小田さんがお書きになった論文を読みまして、その中で、公的支援の問題では、生活再建や生活基盤の回復という考え方が、小田さんの言葉で、社会の常識になったんだというふうにお書きになっています。私、このことは、二十一世紀の日本のあるべき姿を考えたと...全文を見る
○山口(富)委員 どうもありがとうございました。  私は、きょうの小田さんのお話を聞きまして、やはり二十一世紀の日本のあるべき姿を憲法調査会で考えたときに、平和の問題でも、国民の生活や人権にかかわる問題でも、憲法の原則、これは小田さんの言葉によると、おもしろくて気概があるという...全文を見る
10月26日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第3号
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○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。  きょうは、市村参考人から、ゲオポリティクス、地政学的な構造などから見た二十一世紀の世界と日本の問題について所見を述べていただきました。敗戦直後の憲法構想をめぐる歴史のエピソードも聞かせていただきまして、いろいろな問題関心を...全文を見る
○山口(富)委員 ASEANの問題についてきょうのお話の中で幾つか言及がありましたけれども、二十一世紀を考えたときに、ASEAN諸国の今の動向についてどのようにごらんになっているか、この点をお尋ねいたします。
○山口(富)委員 先ほど、表現は慎重にというお話だったんですが、海洋諸国家のリーダーというお話が出ました。それから、これらの諸国を束ねるという表現もありました。  それで、私は弱者連合という表現には違和感を持ちますが、主権国家であるASEANの諸国が今どのような支えを持って動い...全文を見る
○山口(富)委員 市村参考人がおっしゃいましたように、核が存在しない、それからいろいろな紛争の解決に当たって武力が使われない、そういう方向を目指しているのが日本国憲法だと思うんです。  それで、私、今の核兵器をめぐる局面でいいますと、ことしニューヨークで開かれましたNPT再検討...全文を見る
○山口(富)委員 私は、日米同盟を軸にして海洋諸国家を束ねていこうという先ほどの市村参考人のお話は、やはりASEAN諸国を初めとして、アジア諸国の納得を得られる問題提起ではないと思うのです。せっかく憲法九条を高く評価する識者を私は広く知っているというお話だったので、そういうお話を...全文を見る
11月01日第150回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。  金融再生委員会の報告書が提出されて二カ月になりますけれども、この間、大正生命、千代田生命、協栄生命と、生命保険会社の破綻が相次いで、国民の不安を広げております。今、生保の破綻問題に対して金融行政がどう対応するか、鋭く問われ...全文を見る
○山口(富)委員 私が問題にしましたのは、相沢金融大臣が、それほど必要はないのではないか、こういうことをそれこそそれほどの根拠をお示しにならずにおっしゃいましたので、安易ではないかということで第一に質問をしたわけです。  それで、ここで去年の六月に破綻をした東邦生命の問題を例に...全文を見る
○山口(富)委員 事情の違いの説明としては今の高木監督部長のお話をお伺いしましたが、千代田生命について膨らむ可能性を否定なさらないわけですね。
○山口(富)委員 それは当然のことだと思うのです。金融庁も債務が膨らむ可能性を否定できないわけですから、これはそう安易に、機構からの財源はそれほど必要ないという当初のお話が、やはり実際見ていくとなかなかあやふやな話ではないかということになると思うのです。  それで、金融庁は、昨...全文を見る
○山口(富)委員 この千代田生命の場合、金融庁からいただいた資料を見ても、年金型の保険、とりわけ団体年金の保険が大変多くて、最近破綻した生保の中ではずば抜けて多いと見ていいと思うのです。それだけに、企業年金を受け取っている方も含めて、多くの保険契約者が今後年金が削減される可能性が...全文を見る
○山口(富)委員 もう少しその経過を詳しくお尋ねしたいのですが、九月三日に検査結果の通知がなされて、今お話がありましたように、ソルベンシーマージン比率の問題と債務超過の問題を特に注目してごらんになった。その後、幾つか報告も求められたようなんですけれども、九月の検査結果から破綻まで...全文を見る
○山口(富)委員 あなたが最初におっしゃったことと今二回目の答弁を聞きますと、実際には、検査をやった後はそんなに手が打たれなかった、そういうことでよろしいのですね。そういうことなんですね。答弁は結構ですが、そういうことでいいのですね。
○山口(富)委員 私が聞きましたのは、昨年の九月以降の一年間なんです。その間は具体的な手は打たなかったということなんですね。
○山口(富)委員 注視していただけで、具体的な手が打たれなかったということが今の答弁でもはっきりしたと思うのです。  それで、千代田生命について言いますと、答弁にありましたように、ソルベンシーマージンについてはその比率が是正措置の発動の要件に至らなかった。ところが、基準を満たし...全文を見る
○山口(富)委員 劣後債務の問題も含めまして、ソルベンシーマージンの再検討、厳格化を図りたいということなんですが、千代田生命に即して見ますと、ここの場合は、例の旧ホテルニュージャパン、このオーナーの故横井英樹氏の企業向け融資の乱脈融資などによって膨大な不良債権があって、その不良債...全文を見る
○山口(富)委員 本来、金融行政の場合、やはり傷の少ない段階で是正に力を尽くすべきだったというふうに思うのです。今お話がありましたけれども、引き続き保険契約者の保護と生命保険会社へのきちんとした行政上の管理、指導を尽くしていただくように求めまして、次の問題に進みたいというふうに思...全文を見る
○山口(富)委員 結局、国民の皆さんの批判の中心点というのは、特約に基づく買い戻しと債権放棄、いわば一民間企業の経営の失敗に対して国民のお金が使われてしまう、このことへの批判だったと思うのです。  それで、この十月の二十五日にそごうの再生計画が発表されましたけれども、この結果、...全文を見る
○山口(富)委員 国民の怒りがこの点に集中したわけですから、大きく見積もって今はこのぐらいは考えなきゃいけない、そういう判断は国民への説明責任としても問われると思うのですけれども、どうでしょうか。お答え願いたいと思います。  つまり、今答えられる状況じゃないというお話でしたが、...全文を見る
○山口(富)委員 それは、その場に応じての判断は当然ありますから、違ったじゃないかというう場合は、お互いに違ったということを確認して議論すればいいと思うのです。  私は時間が限られておりますので、もう一つお聞きしたいのです。  税金投入の直接の引き金になって国民の批判を浴びた...全文を見る
○山口(富)委員 今度の報告書の特徴の一つは、瑕疵の問題について一体なぜこういう問題が生まれたのかという、瑕疵担保特約が生まれたことではなくて、こういう間違いが、瑕疵の問題がなぜ生まれたのかということの評価と分析が全くないことなんです。  以前のこの委員会では、たしか森さんの方...全文を見る
○山口(富)委員 そうしますと、預金保険機構が債権放棄をするという場合に、それ自体もやはり国民負担になっていくわけですから、一時国有化中の債権放棄と同様に直結していくわけですね、国民負担に。となりますと、一たんは、今おっしゃったように特別公的管理の銀行はだめだ、しかし預金保険機構...全文を見る
○山口(富)委員 費用の大小の問題ではなくて、公的資金により民間企業の債権を賄うということは許されないということなんです。費用最小化を見きわめる問題についても、皆さん方にその力がなかったことは、そごうの問題ではっきりしたと思うのです。  私は、国民の厳しい批判にこたえて、公的資...全文を見る
11月09日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。  きょうは、憲法研究者の立場から日本の憲法学界の通説的な見解をきちんと示されて、九条を初めとしてお話しいただきまして、どうもありがとうございました。  とりわけ私は、国民主権の問題、それから平和主義、生存権の規定、こういう...全文を見る
○山口(富)委員 どうもありがとうございました。  私も、二十一世紀中といいますか、二十一世紀の中で憲法九条の完全実施の条件を広げたいと思っているんですが、今世界の中では、特にアジアなどでは、憲法九条について大きく見てどういう評価がなされているんでしょうか。
○山口(富)委員 今ハーグの市民会議のお話が出ましたけれども、憲法九条がそれだけ世界の人々から高く評価される、その理由を先生はどのようにお考えですか。どこに魅力を感じているんでしょうか。
○山口(富)委員 この調査会は二十一世紀を展望しているものですから、どうしてもスケールが大きくなりまして申しわけございません。同時に、今の小林参考人のお話で、憲法の抱える歴史の厚みというものを痛感いたしました。  今、平和的生存権の問題の話が出たのですけれども、憲法二十五条の問...全文を見る
○山口(富)委員 先ほど環境権の問題が出ましたけれども、いろいろ言われる新しい人権の問題も、私は、今参考人がおっしゃいました先進的と言われる生存権の規定を軸にして考えますと、憲法上の裏づけを十分持てるものだというふうに思うんですが、もしこの点での参考人の御意見があれば聞かせていた...全文を見る
○山口(富)委員 最後に、時間がありませんので、参考人、簡単にお願いしたいのですが、九十六条の問題で、憲法改正手続の軟性化を説く議論とのかかわりで、国民投票を除くことは国民主権の原則と抵触し、憲法改正の限界に当たるという御指摘がありました。この憲法改正の限界という考え方はどういう...全文を見る
○山口(富)委員 ありがとうございました。
11月09日第150回国会 衆議院 本会議 第11号
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○山口富男君 日本共産党を代表して、船舶検査法案について質問いたします。  本法案は、アメリカがアジアで起こす紛争、いわゆる周辺事態で、経済制裁の厳格な実施を理由に、国連安保理決議がなくても自衛隊がアメリカの経済制裁のための臨検に参加し、協力できるようにするものであります。 ...全文を見る
11月20日第150回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。  私は、日本共産党を代表して、森総理に、あなたの政権と政治の七カ月について、総決算的にお伺いしたいと思います。  総理も御承知のように、今やどの世論調査をとってみても、七割から八割の方々があなたを支持していない、支持しない...全文を見る
○山口(富)委員 あなたは全力を傾けているそうですが、全力を傾けている割には、きょうの質疑の中でも、だんだんと効果はあらわれてくるんだ、こういうお話がありましたが、効果があらわれるどころか、内閣の火が、日を追って支持率が下がっているんじゃありませんか。私は、国民の皆さんがあなた方...全文を見る
○山口(富)委員 政治家の発言にとって、やはり長さの問題じゃなくて、どこに核心があったのか、このことが大事だと思うのです。総理は、話がどうもうまく伝わらなかったようだ、こういうふうに説明なさいましたけれども、今改めて当時の発言を振り返ってみても、どの発言をとっても、もともと誤解の...全文を見る
○山口(富)委員 総理は、中川官房長官の問題については、脅迫をされたのではないかという、内容上はお認めになりました。  それから、久世金融再生委員長の問題でいいますと、実はその一億円はどこに行ったのかという説明が、久世さんの説明と総理の説明が食い違っているわけですから、私たちは...全文を見る
○山口(富)委員 この十一月に発表された政府の月例経済報告を見ましても、「家計部門の改善が遅れるなど、厳しい状況をなお脱していない」、こういうふうに述べております。そして、景気判断を下方修正したことは御存じのとおりです。  そして、今補正予算の話が出ましたけれども、この中で、ま...全文を見る
○山口(富)委員 津島厚生大臣、随分長々と苦しい答弁をなさったと思います。  セーフティーネットをつくるというのは、これはもう政党政派を超えて当たり前のことなんです。問題は、国民の皆さんがこの社会保障の問題でどういう声を上げているのか。あらゆる世論調査をとってみると、どれをとっ...全文を見る
○山口(富)委員 総理にお願いいたします。
○山口(富)委員 財政法の第六条というのは、繰り返しになりますけれども、財政の健全化の観点から、決算で歳入歳出の剰余金が出た場合に、少なくともその二分の一を国債の償還あるいは借入金の返済に充てよう、こういうものですね。それで、こういう規定が財政法に盛り込まれた経過を見ますと、国の...全文を見る
○山口(富)委員 では、私が調べた中身を報告いたしましょう。  七五年以降をとってみると、二分の一を国債の償還に充てたのが十回、それから全額を国債の償還に充てたのが三回あります。合わせて十三回。これに反して、特例法をつくって剰余金の全額を一般財源に充てたのが八回あります。これは...全文を見る
○山口(富)委員 ですから、そこに剰余金を使うことの無理が生まれてくるのです。  さて、財政法を破ってまでも森総理は剰余金を使うというわけですが、それではお聞きいたしますが、あなたは、それほど財政再建についてのんびりお考えになっているのですか。二十一世紀に向けてこれでは、やはり...全文を見る
○山口(富)委員 一言。いろいろおっしゃいましたが、やはり財政再建と景気の問題は、両立させて考えていくことが必要だと思います。どの問題をとってみても、やはり森政権、国民の怒りへの無感覚、無責任ははっきりしたと思います。私は、森自民党政権に二十一世紀の国の政治を託すことなど絶対にで...全文を見る
11月30日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
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○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。  石原さんとお呼びしてほしいということですので、私もそういうふうに呼ばせていただきますが、石原さんはきょう、憲法は歴史的に見て正統性がないから、一回否定するところから始めたらどうかということを提起されました。  私は、この...全文を見る
○山口(富)委員 日本の持てる力を使おうじゃないかということの中身が問われてくると思うんです。その点では、議論を詰めていきますと、私と石原さんには大きな違いも生まれてくると思うんですが、その大事な中身の一つは、日本の憲法の場合、平和を維持する問題として、武力の行使や威嚇、これを禁...全文を見る
○山口(富)委員 笑い物というお話が出ましたけれども、今世界では、憲法九条について世界各国も学ぶべきだ、そういう決議まで上がっていますし、アメリカでも憲法九条を世界に広めていく会というものが生まれているのです。  私たちは、憲法違反の自衛隊については、その現状を、憲法九条が完全...全文を見る
12月07日第150回国会 衆議院 憲法調査会 第6号
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○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。  きょうは、松本参考人に国民憲法と第三の開国ということでお話しいただいたのですけれども、まず、私、参考人のおっしゃる第三の開国という問題とグローバリゼーションにかかわる問題をお尋ねしたいと思うのです。  それで、今の国際社...全文を見る
○山口(富)委員 今、松本参考人から、新しい文明の理念を生み出す知恵が必要だというお話がありました。  私は、今のグローバリゼーションをめぐって各国で起こっている動きを見ますと、これは憲法とのかかわりでいいますと、ちょっと憲法の前文を読み上げさせていただきますが、例えば憲法が「...全文を見る
○山口(富)委員 人為的な国境線というのはやはり国づくりの点で大きな問題になりますし、私たちの憲法が定めているのは、各国の人々との連帯、共同、こういうものに信頼して国の平和と安全も確保していこうじゃないかという非常に積極的な平和主義の立場だと思うんです。  それで、話を戻しまし...全文を見る