山口富男
やまぐちとみお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月22日 | 第154回国会 衆議院 本会議 第2号 議事録を見る | ○山口富男君 私は、日本共産党を代表して、小泉総理に質問いたします。(拍手) まず、暮らしと経済の深刻な現状についてです。 大規模な解雇、リストラの横行しているもとで、失業率は五・五%と統計史上最悪の状態です。しかも、収入が減っているために、国民は消費を抑えなければならず...全文を見る |
02月14日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第1号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 議院内閣制の運用のあり方の提起として、参考人の提起は随分議論を呼んできたと思うのですけれども、きょうも参考人の、一種の理念型という表現がありましたが、理念型から出発して、選挙制度や政党のあり方についても示唆がありました。この点で...全文を見る |
○山口(富)小委員 民意の場合は、私は多様なものの反映が必要だと思うのです。 もう一点お伺いしたいのは、国民内閣制モデルの場合、国会の最高機関性とのかかわりで、どういう内的な位置づけを持つのですか。 | ||
○山口(富)小委員 その政治のあり方の問題なんですけれども、参考人のモデルによりますと、統治・コントロール論というお話もありましたが、普通、憲法で考えますと、行政権の問題、立法権の問題ということで、関係と区別をはっきりさせながらやっていくわけですが、きょうの場合は、政治あるいは統...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 少し角度が変わるんですけれども、国政レベルの問題として議院内閣制の運用の話がありましたが、となりますと、地方政治は、もしモデルをお持ちでしたら、参考人はどのようにモデル化してごらんになっているんですか。 | ||
○山口(富)小委員 最後に、ごく手短に終わりますが、参考人は、議院内閣制の運用の問題をこれだけ大きな問題にされて、これを保持するという立場なんですが、この議院内閣制を今後とも保持する意味というもの、これはどういうふうにお考えか、最後にお述べいただきたいと思います。 | ||
○山口(富)小委員 小委員長から自由討論の進め方について御意見があったのですが、最初に一言だけ申し上げたいのですけれども、今の私たちの国の憲法を押しつけとみなすことはできないと思うのですね。 それは、確かに占領下のものですから、アメリカが素案をつくったというのは事実です。それ...全文を見る | ||
02月28日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第1号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 二十一世紀の国際社会と世界の平和を考えたときに、国連の平和活動と言われる問題が非常に大きな位置を占めるというのは、きょう参考人からお話があったとおりだと思うんです。 この問題を考えるときに、私は二つの点が大事だと思うんです。...全文を見る |
○山口(富)小委員 そうしますと、その失敗例なんですけれども、ソマリアなんですけれども、これは、参考人のおっしゃる原則から外れたから起こったものなのか、それともソマリアという条件の中で失敗に至ったのか、その辺はもう少し突っ込んで見ますとどういうふうに見えるんでしょうか。 | ||
○山口(富)小委員 レジュメの三枚目のお話で、「平和への課題」にかかわって、国連の中で軍事力を重視し過ぎているという批判があって、一定の揺り戻しがあったというお話でした。 もっと人権の問題だとか経済、貧困の問題、こういうものをきちんと重視すべきだという意見だったらしいんですけ...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 次に、日本とのかかわりなんですけれども、報告の中で、これまでPKFへの協力の可否に傾き過ぎていたというお話があったんですが、ただ、PKF本体の参加ということになりますと、これはやはり憲法にかかわる重大問題なので、当然議論は尽くさなきゃいけないと思うんですね。 ...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 憲法九条の立場でどういう国際協力まで可能なのか、そういう積極的な議論が必要だなという点では私もそういう立場なんです。 それで、国連憲章四十三条で、例の軍事的措置にかかわって協定を結ぶ場合に、各国が憲法上の手続をきちんととりなさいという規定がありますね。憲章...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 私は、きょうの松井参考人の話を聞きまして、国際協力の問題について言いますと、今の憲法の規定を変える必要や要請はないというのがきょうの参考人の報告の一つのおもしろいところだったと思うんです。 PKO、PKFというのは、きょうお話にありましたように、国連憲章が...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 先ほど発言したんですが、ちょっと一点だけ補足したいんです。 参考人のおっしゃったことで、私は、国際協力の問題で憲法を変える必要はないというふうに申し上げましたのは、参考人が、自衛隊の合憲、違憲論については政治の問題でもあるというふうに抑制的におっしゃったの...全文を見る | ||
03月14日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第2号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 統治機構の問題を考える場合に、参考人も強調されましたように、憲法の一番大事な原則である主権在民、これを、その中でいかに国民主権を具現化するかというところが最大のポイントになると思うんです。 その上で、きょう参考人がお話しにな...全文を見る |
○山口(富)小委員 二つ目に、イギリスと対比して、日本を上昇型の議院内閣制だというふうに、三点にわたって特徴づけられたんですけれども、どういうことが起こっているかという説明としてはわかるんですけれども、そういうものが生まれた歴史的要因の分析といいますか、このあたりはどういうお考え...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 今非常に興味深い分析だったと思うんですけれども、となりますと、日本国憲法が定めるような議院内閣制というものがきちんと機能していく上で、政党や政治家の個々の力、力量が大事だということと同時に、国民の側の、憲法からの立場でいろいろ政治を点検するという仕事がすごく大...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 確かに、選挙のあり方というのは非常に問われてくると思うんですね。 それで、提言にかかわる問題で幾つかお尋ねしたいんですけれども、内閣における分担管理原則をどう克服するかということで、行政権の所在について、六十五条で首相にということをはっきりさせた方がいいん...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 それから、首相公選制について、私、結論のところで、政党政治の破壊に行き着くという懸念をお持ちだということは同感なんですが、憲法の規定とのかかわりで、ここをいじるとこういう問題が起きますよというような懸念は何かお持ちなんですか。 | ||
○山口(富)小委員 一国多制度への展望という点なんですけれども、この話は詳しくは出なかったのですが、先日、朝日新聞で参考人は、「「鈴木的政治」もはや役立たぬ」という論評をお書きになって、その中の末尾で、今の日本に必要なことということで、きょうお話に出た中身を提起されているように思...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 どうもありがとうございました。 | ||
○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 きょうの参考人のお話を聞いての感想的な意見になるのですけれども、きょうのお話は、日本の政治、統治機構の現状を、憲法の規定、それからイギリス等の比較を絡めた、そういう視点から見たというふうに思うのですけれども、その点では、今日本の...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 中山会長から司法の問題の提起がありましたけれども、最高裁の場合は、戦後つくられたときに、最高裁の判事を審査する委員会が一度つくられたわけですね。そこで推薦された人事で国会が判断していったわけですけれども、それが短期間のうちになくなってしまったわけですね。ですか...全文を見る | ||
03月28日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第2号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 世界経済の問題で、貿易の発展ですとか自由協定の広がりという問題を考えるときに、それは日本の現状と進路に対する考え方と非常にかかわりを持つと思うのです。私たちは、経済主権の明確な自覚と平等互恵の精神で、お互いの経済の実態に即してさ...全文を見る |
○山口(富)小委員 きょうのお話の中で随分メキシコが登場したんですけれども、二月に世界社会フォーラムという例のダボス会議に対抗する形でのNGOの集まりがありました。あのホームページを見ますと、メキシコの代表が、確かに協定によってメキシコ自身の経済成長率というのはそれなりに上がった...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 そうなりますと、いわゆる構造調整という問題も、各国ごとに具体的に見ていかないと、一般的に、これによって構造改革が進むとか規制改革の方向でいいということにはならないと思うのですよ。日本の場合ですと、米の輸入自由化の問題ですとか大型店舗の進出の問題ですとか、いろい...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 EUの場合は四十数年かけてここまで来ておりますから、今参考人がおっしゃったような、各国の実情に応じた協議というのは本当に大事になると思うんですね。 それで、先ほどレジュメの中では、自由貿易協定のFTAとWTOの関係が、補完と重層体制ということが書かれていて...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 ありがとうございました。 | ||
○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 私は、国家間や地域間の貿易にかかわる諸条約というのは、当然、各国の経済主権や国の経済の盛衰にかかわる問題になってくると思うんです。その場合に、戦後の国際社会は、各国の自決権や経済主権というものを認めて、主権平等の原則でやってきた...全文を見る | ||
04月11日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第3号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 きょう、大石参考人から、二つの院がそれぞれ独自の機能を果たすことが望ましくて、ですから、できるだけ異なった原理という話があったんですけれども、私は、憲法での二院制の問題というのは、やはり、国権の最高機関である国会に、主権者国民の...全文を見る |
○山口(富)小委員 そうしますと、平等主義の問題が今出たんですけれども、先ほど最高裁の判例の問題で、一票の格差の問題が立法府への仕事として期待されているというお話ありましたけれども、憲法の原理から見た場合に、現状、一番新しい国勢調査では二・五を超えておりますから、これについては参...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 私は、一般的な要請じゃなくて、憲法上の要請として、一対一に近づけるべきだというふうに考えます。 それで、十八歳選挙権の問題なんですけれども、先ほど、大きな歴史の流れの問題と原理から見てその実現が必要だということを強調なさいましたけれども、原理といった場合に...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 ありがとうございました。 | ||
○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 きょう、参考人から意見をお聞きしまして幾つか感じたことなんですけれども、一つは、時間切れでお尋ねできなかったんですが、結局、日本の両院制の場合、きょうの参考人の御意見でも幾つか要綱に分かれていましたが、一番最後に4のaというのが...全文を見る | ||
04月25日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会 第3号 議事録を見る | ○山口(富)委員 日本共産党の山口富男です。 沖縄の地方公聴会で、公述人の方から憲法の平和主義などについてこもごも発言があったという報告を受けました。私も、日本の憲法が、日本の国の安全保障、平和と安全の問題でどういう構想をしたのかということについて発言してみたいと思うんです。...全文を見る |
05月09日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第3号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 きょう、冒頭に参考人おっしゃいましたように、二十一世紀の国際社会における日本の役割を考えた場合、当面の問題だけでなくて、二十世紀の、世紀の長い視野で物事を見ていくことが大事だという提起、私も同感なんです。 それで、今の時期見...全文を見る |
○山口(富)小委員 私も、アメリカとの関係ですと、安保条約をなくして本来の友好的な関係に戻すべきだというふうに考えているんです。 それで、アジアとのかかわりなんですけれども、先ほど有事法制の問題で、これは、実態としては、アメリカが戦争をやっている場合に日本が巻き込まれるという...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 参考人おっしゃいましたように、安全保障のあり方の問題をめぐっては意見の違いがあります。私は、九条について言いますと、これを貫く方向で矛盾を解消すべきだという立場なんです。 しかし、いずれにしましても、日本の憲法が持った平和理念、あの時期、一九四五年から六年...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 ありがとうございました。 | ||
○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 きょう参考人の質疑を通じまして、一つは時代認識の問題として、参考人が強調されたような、自前で物を考え、外交でも多層多次元で再構成していくことが大事だという時代認識というのはとても大事だと思うのです。米ソ対決を中心とした時期が終わ...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 一つは、私どもは、日本国憲法の九条の立場で、中立の立場、中立自衛なんです。ただ、この自衛という場合は、国を守るということであって、イコール戦力だとか軍隊を持つという意味合いは含んでおりません。 それから、政権下の問題なんですけれども、これは今後の生々しい問...全文を見る | ||
05月23日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第4号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 きょうは、参考人のお話をお聞きしまして、司法審査についての憲法の定めと五十年間それが持ってきた意味、それを踏まえたお話で、特に二十一世紀の初頭に当たって、今必要なのは憲法改正ではなくて、もともとの憲法の定めの方向での改革が必要じ...全文を見る |
○山口(富)小委員 そうしますと、二つ目に、先ほど最高裁の問題で、今の最高裁が司法審査について大変消極的だと。それで、出している内容も問題だし、政治への寛容の態度もかなり評判が悪いわけですけれども、きょう、参考人はお話の中で、適切に司法審査権を行使してきたとは言いがたいというお話...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 私は、基本的人権については、これは憲法がとわの権利、永久の権利として定めたもので、その制約というのは非寛容の立場なんです。 それで、最高裁がそういう現状にあるのは共通の認識があると思うのですが、下級審の方で、例えば朝日訴訟で生存権について光が当てられたり、...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 時間が参りましたので終わりますが、最後におっしゃいました司法制度の改革で、官僚的な裁判官への行政指導、そういう問題についても改革が必要だという点は全く同感です。 ありがとうございました。 | ||
○山口(富)小委員 日本共産党の山口です。 先ほど中山委員からお話がありましたけれども、日本の外交や国益が辱めを受けているんじゃないかというお話で、私も、その原因として、憲法が掲げている旗印があるわけですね、国際社会に対して。それと違うことをやっている、乖離しているじゃないか...全文を見る | ||
06月06日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第4号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 私、きょう、田久保参考人のお話をお聞きしまして、やはり私たち、二十一世紀の始まりに当たって、二十世紀を含めて二つの世紀の来たこと、それからこれからの展望、それを見ながら世界の平和の問題を考える必要があると思ったんですけれども、そ...全文を見る |
○山口(富)小委員 きちんとして、ユニラテラリズムに物を言うべきだというお話だったんですけれども、私はやはり各国からの反発に根拠があると思うんですね。 一つは、核の問題でいいますと、二年前のNPTの再検討会議で、核保有国を含めてなくそうという合意があるという問題、それから第二...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 私、この問題でおもしろいと思いますのは、最近、非同盟諸国会議が開かれまして、近く首脳会議も開かれるそうですけれども、そのテーマが、国連憲章に沿った平和秩序の確立というテーマになっているというんですね。その準備のためのコミュニケが発表されて、その中では、国連憲章...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 私は、日本の場合は、きょう参考人から、憲法の規定と現実の政治が曲がっているじゃないかというお話ありました。この曲がっている状態を、憲法の方に手をつけるんじゃなくて、実際には戦後実現してこなかったわけですけれども、少なくとも、憲法があの時期に目指した平和の方向、...全文を見る | ||
07月04日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会 第5号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 私は、国の憲法を構想するという場合に、それはその時代の課題に取り組む大がかりな仕事だと思うんですね。 きょう、八木参考人の方から明治憲法の形成の問題でお話があったんですけれども、明治憲法を考えた場合も、あの時期は、一つは対外...全文を見る |
○山口(富)小委員 植木枝盛の場合、おもしろいのは、皇帝といいましても、いわば国民と上下関係じゃないんですね。国民の中の一人で、それでその人に、今おっしゃったような、それが明治憲法に比べて大きかったかどうかは別ですけれども、いろいろな権限を与えたわけです。同時に、給料を払うとか、...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 今お話しになりました機軸発言というのは有名ですけれども、それと並んでもう一つおもしろいのは、彼がヨーロッパに憲法調査に出かけた際に、随分日本国内に手紙を送っていますね。その中で、憲法調査の大眼目は何かということで、「死処ヲ得ル」という手紙を書いているでしょう。...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 もう終わりますが、最後に、現行憲法の前文に「われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」というふうに言っていて、その場合の原理は何かといいますと、やはり主権在民と平和主義の問題なんですね。その点では、明治憲法と日本国憲法の、先ほど継承性という言...全文を見る | ||
07月11日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第5号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 EUの現状と今後なんですけれども、これは二十一世紀の国際社会のありようにとって大変大きな実験だと思うんです。 それで、まずお尋ねしたいんですけれども、こういう前例のない実験を五十年にわたって行われてきた試みを支えているヨーロ...全文を見る |
○山口(富)小委員 先ほど、社会的価値の問題が政策の中に織り込まれてきているんだという特徴づけがありました。その中で、欧州基本憲章なんですけれども、今条件の問題として戦争被害の問題が出されましたけれども、このEUの基本権憲章を採択したときに、ちょうどフランスが議長国でしたが、その...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 先ほど日本に対する示唆の問題で、経済のグローバル化などで国境を越えた規制の問題が生まれているんだ、そういう点でEUの経験というのは参考になるというお話がありました。 確かにヨーロッパでも、企業が国境を越えまして活動する関係で、最近、一般労使協議指令というの...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 先ほど自由党の委員からも、大陸法と英米法のかかわりが出ましたけれども、今のお話もそれにかかわる点があると思うのですが、イギリスの憲法がEUとの関係でかなりの変化を遂げたというお話があったんですけれども、ほかの国の場合、君主制の国もあれば、共和制の国もあれば、連...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 どうもありがとうございました。 | ||
07月25日 | 第154回国会 衆議院 憲法調査会 第5号 議事録を見る | ○山口(富)委員 日本共産党の山口富男です。 私は、今度の国会では、政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会と国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会の二つに出席いたしました。そこでの参考人の陳述については、先ほど小委員長からそれぞれお話がありました。 私は、そ...全文を見る |
11月01日 | 第155回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号 議事録を見る | ○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。 私は、障害者福祉の分野で実施される支援費制度をめぐる現状と問題点についてただしていきたいと思います。 まず、坂口厚生労働大臣にお尋ねしますが、先日の本委員会で坂口大臣は、支援費制度について、「来年四月からの円滑な施行に...全文を見る |
○山口(富)委員 今大臣から、すべての希望される方が受け入れられるようにその準備を進めたいという話がありました。それだけに、地方の現状がどうなっているのかということをよく見ることがこの点では大事になると思うんです。 きょうは資料をお手元に届けましたけれども、これは、十月一日付...全文を見る | ||
○山口(富)委員 今、上田部長は八月の調査のことをお話しになりましたけれども、私は、八月の調査について中身を知りたいという要請を出しましたが、とてもお答えのできる中身じゃないということで、私の手元に参っておりません。ただ、上田部長が、引き続き調査するんだというお話でしたから、それ...全文を見る | ||
○山口(富)委員 障害者の皆さんの場合は、その判定に当たっても個人差が大変大きいわけですね。それだけに、多様な対応が必要で、人材の配置というのは不可欠だと思うんです。そういう認識をきちんと持って当たっていただきたい、実情に応じた手当てをしていただきたいと思うんです。これは基本問題...全文を見る | ||
○山口(富)委員 では、それはよろしくお願いいたします。 さて、次に取り上げたいのは、負担にかかわる問題、負担増にかかわる問題なんですが、先日、東京の大田区にあります知的障害者通所授産施設、ここを訪ねまして、支援費制度をめぐってどういう問題を感じているのかという聞き取りを私は...全文を見る | ||
○山口(富)委員 そうあっさりと、おられますだけでは困るんですよ。 問題は中身なんですが、まず、数字を出していただきたいんですが、今度の負担増になると考えられる入所更生施設、入所授産施設、そのそれぞれの数ですね、それから、ここに入所されている方々は一体何人いらっしゃるのか、こ...全文を見る | ||
○山口(富)委員 私の方でちょっと補足しますと、更生施設は全国で一千三百三カ所あります。それから、入所授産施設は二百二十八カ所あります。ですから、施設からいきますと、千五百三十一カ所、大体十万一千人を超える方々が負担増に見舞われるような仕組みになっているというふうに思うんです。 ...全文を見る | ||
○山口(富)委員 私は、現行に比べてと、現行の額もいただきたかったんですが、これは私が説明しますよ。これは、九月に厚生労働省が出している担当課長会議の資料の中に載っているんです。 それで、一級年金受給者の方は、現在、月額三万四千百円の方が、今上田さんがおっしゃったように一万七...全文を見る | ||
○山口(富)委員 私は、こういう制度をつくった理由を聞いているんじゃないんです。やはり知的障害者の方で入所されている方が経済的にも大変だということは、これは私たちの共通の認識だと思います。そういう方々に対して、五割増し、二・二倍になるような負担増を今やってしまっていいのかというこ...全文を見る | ||
○山口(富)委員 聞いてまいりたいという中に、今の現状をよく聞いて再検討を含めていただきたいというふうに思います。 この点で、今やりとりをお聞きになりまして、坂口厚生労働大臣、これまで著しい負担増になるようなことはないと繰り返し説明なさってきたわけですから、この点についても、...全文を見る | ||
○山口(富)委員 変更があり得るという答弁をいただきましたので、その方向での具体化を図っていただきたいと思います。 今度の支援費制度の問題では、障害者がサービスを選択できるといううたい文句なんですけれども、現状では基盤整備がおくれていますから、そういうふうにいかないのがもう目...全文を見る | ||
11月07日 | 第155回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号 議事録を見る | ○山口(富)委員 日本共産党の山口富男でございます。 きょうは五人の参考人の皆さん、意見の陳述、どうもありがとうございました。皆さんから寄せられました、就労支援や養育費の問題、これをきちんとしたものにしなさい、そういう御要望、それからまた、児童扶養手当については、必要な制度で...全文を見る |
○山口(富)委員 引き続き前田さんにお尋ねしますが、その命綱なんですけれども、先ほど前田参考人も赤石参考人も、八月からの減額についてお触れになりました。それで、既にその八月からの減額でどういう影響が出ているのかというものを何かつかんでいらっしゃいますか。 前田さんにお尋ねした...全文を見る | ||
○山口(富)委員 この減額が母子家庭にとっては大変なやいばになるというお話だったと思うんです。 続いて、山崎参考人にお尋ねしたいんですが、先ほど、五年後の減額について、これは厳しい側面を有しているという指摘がありました。山崎参考人が考えていらっしゃる厳しい側面というのは、どう...全文を見る | ||
○山口(富)委員 黒武者参考人にお尋ねしますが、先ほど、十月の大会で決議を上げられたというお話がありました。聞きますと、その大会でもその決議についての批判の声も出たようですが、先ほど、減額については厳しい声が会の方にも法人の方にも届いているというお話でしたけれども、どういう厳しい...全文を見る | ||
○山口(富)委員 どうもありがとうございました。またいろいろ十二月の影響など出てきますから、ぜひ教えていただきたいと思います。 続いて、榊原参考人にお尋ねします。 先ほど、時間がなかった関係で養育費の問題を中心にお話しなさいましたけれども、一番最後に、就労の支援については...全文を見る | ||
○山口(富)委員 どうもありがとうございました。 赤石参考人にお尋ねします。 先ほどの意見陳述の際に、この問題が、母子家庭なんだけれども、子供たちの未来にかかわるという、そこのところをきちんと考えてこの法案を考えてくれという提起がありました。その点、最後ちょっと涙ぐまれて...全文を見る | ||
○山口(富)委員 時間が参りましたので。 どうもありがとうございました。 | ||
11月08日 | 第155回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号 議事録を見る | ○山口(富)委員 私は、日本共産党を代表して、母子及び寡婦福祉法等の一部改正案に反対の討論を行います。 本改正案は、今年度予算で実施された児童扶養手当の所得制限の大幅切り下げ、寡婦控除の除外などの改悪をさらに進めるものです。 反対の第一の理由は、児童扶養手当の支給を、これ...全文を見る |
11月14日 | 第155回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第1号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 きょうは、岩間参考人から、ドイツの問題で、限定された政治状況の中で生まれた一つの道であったということと、今日の世界とヨーロッパ情勢の変化の中で新たな探求が始まっているというお話をいただいたと思うんです。よく日本とドイツはいろいろ...全文を見る |
○山口(富)小委員 日本の場合は、例えば憲法制定議会の中でも、憲法九条がありますから、国連に参加した場合も国連の行う軍事的な問題については参加できないという留保が必要だという議論がきちんと行われて、その後、国連にも参加したという点で、ドイツの、今の、分断国家の現状とは全く違うわけ...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 重ねてお尋ねしますけれども、ドイツで、戦後何回か、戦争責任をめぐる論争が起こっていますね。こういうものは、きょうお話しになった一連の再軍備とか基本法の改正にかかわる問題とかなり関連して起きた議論なんですか。 | ||
○山口(富)小委員 ありがとうございました。 それからもう一点、基本法第四条の良心的兵役拒否の問題なんですけれども、これが基本法に盛り込まれた経過というか意義の問題と、それから、それが盛り込まれたときは徴兵制はないわけでしょう。そうしますと、この基本法の条項というのは徴兵制が...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 もう一点、ドイツの場合、再軍備に当たっても、憲法につけ加え、きょうのお話ですと、新たな項目を起こしたりして裏づけをつくったようなんですけれども、日本の場合は、憲法九条で、戦争一般の放棄だけではなくて、それに伴う軍備というものを持たないという明文の規定があったわ...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 そこのあたりの両国の違いというのはどういうふうに見ていらっしゃるんですか。 | ||
○山口(富)小委員 時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。 | ||
○山口(富)小委員 赤松委員の方から、幾つか関連する形で問題があったんですが、まず最初の問題なんですけれども、有事法制の今度の政府提案をめぐっては、もうしばしば議論しておりますように、これが海外での武力行使に道を開くという点で、私たちは賛成しておりません。 では、これは将来的...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 日本の場合、有事法制という言葉自体に相当いろいろな手あかがついていると思うんですね。 先ほどの参考人の話ですと、ドイツの場合は、国防事態と言いましたかね。 | ||
○山口(富)小委員 防衛事態ですか。各国によって呼び方がいろいろあるようですけれども、私は、日本の場合は、例えば国境とのかかわりで言いますと、海上保安庁もありますし、警察力の対応という形で対応する問題ですとか、それから、日本の安全保障の維持の問題でも、世界的な軍事同盟をどうするの...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 これは、時間はよろしいんですか。 | ||
○山口(富)小委員 憲法九条は軍事力については禁じておりますからね。しかし、私たちは、そういう侵害を受けた場合は徹底して抵抗し抜くつもりです。 | ||
○山口(富)小委員 まず、きょうの参考人質疑なんですけれども、先ほど仙谷会長代理がお話しになりましたが、私も、ドイツの経験というものは歴史の中でよく吟味してみる必要があるなということを痛感しました。 例えば、基本法が五十数回改正されたという話がありましたけれども、もともと西ド...全文を見る | ||
11月20日 | 第155回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号 議事録を見る | ○山口(富)委員 日本共産党の山口富男です。 国立病院や療養所にかかわる問題というのは国民の医療に直結する非常に重大な問題ですけれども、今度のこの機構法案というのは、そのあり方にかかわる本当に真剣な議論が求められるものだと思います。 私、法案に即してこれからただしてまいり...全文を見る |
○山口(富)委員 今のお話は、通則法の二十九条の大体の項目をなぞったお話だったと思うんですが、私は、国立病院・療養所のあり方が今後どういう方向に向かうかという点はおくとしても、やはり国民医療の全体の中で、この施設、制度の果たす役割というものを常に重視して、それらが現実に地域の医療...全文を見る | ||
○山口(富)委員 そうしますと、診療報酬で賄えない部分について繰り入れていくというお話だったんですが、現行の国立病院特別会計、これで見ますと、それはほぼ一般会計よりの受け入れというふうに見ていいと思うんですが、今年度の予算で一般会計からの受入額、これはどうなっていますか。 | ||
○山口(富)委員 今数字を少し丸めておっしゃいましたけれども、約千二百二十二億円です。これは、診療収入を除きますと、歳入に占める一般会計からの受け入れというのは五二%と、ほぼ半分を超えるほどの規模になっているんですね。 それで、配付資料の2を見ていただきたいんですけれども、こ...全文を見る | ||
○山口(富)委員 あなたるる述べましたけれども、この懇談会の議事録というのは公表されているんですよ。その中で、これはどうするのかというのが大問題になっているでしょう。単なる検討中じゃなくて、これをどうするかが問題になっているわけですよ。そのことをきちんと答えていただきたい。 ...全文を見る | ||
○山口(富)委員 私は驚きましたね。そういう立場でこの機構法案をごらんになっているようだったら、とても独立行政法人なんかできないですよ。そんな牧歌的に、いやそんなことはないでしょう程度で。これだけの国民の共通の財産になっているものをどうするかが問われているわけですからね。私は、余...全文を見る | ||
○山口(富)委員 今、八千四百億という具体的な話がありましたけれども、今年度の国立病院特別会計を見ますと、診療収入というのは七千九百十五億なんですね。ですから、今度、独法化したときに引き継ぐ負債額というのはそれを上回る規模になるんです。しかも、今あなたがおっしゃいました八千四百億...全文を見る | ||
○山口(富)委員 今の話ですと、負債を承継するのが財産を承継するような感じであなたは受けとめているんじゃないですか。ちょっと驚きましたね。 これは基本問題なので坂口大臣にお尋ねしたいんですけれども、私は、今度の独立行政法人化というのが、政策医療の点でも、それからいろいろな負債...全文を見る | ||
○山口(富)委員 どうもお話をお聞きしても、私が提起した懸念を払拭するような具体的材料をお持ちでないようなので、この点は、私は、独法化での抱える問題は非常に大きいということを改めて指摘しておきたいと思うんです。 それで、評価委員会と審議会の関係について、これは一点だけお尋ねし...全文を見る | ||
○山口(富)委員 そうすると、重ねてお尋ねしますが、これは統括官にお聞きするのかどうかわかりませんが、三十五条を見ると「審議会」と規定されていますから、審議会と言いますけれども、これは、「法人の主要な事務及び事業の改廃に関し、主務大臣に勧告することができる。」というふうになってい...全文を見る | ||
○山口(富)委員 今答弁あったように、いまだにその中身が、基準がはっきりしていないと。ところが、これは非常に重大な問題なんですね。先ほど、今度の計画の場合に三年ないし五年後にその問題を考えるというふうになっているわけですけれども、それが、法律が、通則法ができてからしばらくたってい...全文を見る | ||
○山口(富)委員 大臣、やはりそこが大事なところですよね。国としての対策が大事だということは答弁のとおり、おっしゃいました。それをどう進めるのかというときに、独立行政法人化の方向という合理的理由はないんですよ。 例えば、ことしの七月なんですけれども、先ほどの結核部会の提言に基...全文を見る | ||
○山口(富)委員 これは本当に繰り返しになりますが、大事な仕事として認識しているという立場を確固としてお持ちなら、やはりこれは、効率性、採算性第一に入っていく独法化の方向はとるべきじゃないというふうに思うんです。しかも、各議会の動きを見ましても、それから地域や患者さん、関係者の声...全文を見る | ||
11月22日 | 第155回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号 議事録を見る | ○山口(富)委員 日本共産党の山口富男です。一昨日に続きまして、国立病院機構法案について質問してまいりたいと思います。 私は、一昨日、今度の国立病院や療養所の独法化は国が本来責任を果たすべき公的医療の分野で大きな後退を引き起こす危険性があるということを、二つの面から示しました...全文を見る |
○山口(富)委員 今までよりも前進するだろうという見通しをお述べになりました。 それで、通則法によりますと中期目標は主務大臣である厚生労働大臣が示すわけですけれども、看護体制のおくれの改善というのは国の言う政策医療の充実にとっても基本をなす問題の一つだということは否定できない...全文を見る | ||
○山口(富)委員 何か全く聞いていることに答えていないので、これは責任ある答弁、国立病院部長にはできないでしょうから、坂口大臣、お願いします。 | ||
○山口(富)委員 看護体制の改善が重要なテーマであるという点はお認めになりました。 それで、具体的にお尋ねしたいんですが、ことしの三月に小沢和秋議員らが、国立病院・療養所における看護師配置に関する質問主意書というものを提出いたしました。この中で、政府の答弁書では、看護師の二人...全文を見る | ||
○山口(富)委員 この「民間病院」について、そういう御意見が出るでしょうから、私、これは日赤、健保、労災病院に当たると、中身をきちんと示しております。それで、公的病院だというふうに大臣おっしゃいましたけれども、国の場合は、国はこういう分野ではやはり規範的な役割を果たすわけですから...全文を見る | ||
○山口(富)委員 少なくとも、イメージであるということはお認めになりました。しかも、これは、イメージにとどまらないんですね。 私は、一昨日の国立病院部長の答弁を聞いて、あなたは議事録を読んでいないんじゃないかというふうに指摘いたしました。それはなぜかといいますと、この「中期計...全文を見る | ||
○山口(富)委員 残念ながら、私は、そのようには理解できません。といいますのも、きちんと書いてあるんです、この表に。どう書いてあるかというと、「アウトソーシングの推進等による職員数等の抑制」と、ちゃんと幅広で「等」が含まれているんです。この中にあらゆる要素が盛り込まれる危険性があ...全文を見る | ||
11月27日 | 第155回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号 議事録を見る | ○山口(富)委員 日本共産党を代表して、独立行政法人国立病院機構法案に対し、反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、国立病院の独立行政法人への移行が、政策医療の継続や地域医療で果たしている国立病院・療養所の役割を一層後退させることになるからであります。 独立行政法人...全文を見る |
11月28日 | 第155回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号 議事録を見る | ○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 きょう、冒頭に、苅谷参考人は憲法と教育法については専門でないというお話をされましたけれども、お話を聞きまして、教育を受ける権利を人権としてとらえて、それを今日具体化する際の非常に中心問題を提起されたというふうに私は受けとめました...全文を見る |
○山口(富)小委員 そうしますと、続いてお尋ねしたいのは、きょうの社会階層的分析の一連の資料の中で、一つは九二年というのが問題になったように思うんですね。 それで、もう一つ、今後のことを考えますと、ことしの四月からの新しい学習指導要領で、学校現場からは、学校や授業また子供たち...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 日本の教育の実態に対して、国際社会からの批判というのはなかなか強いものがありますね。 例えば、国連からの日本政府への勧告ですと、九八年に、児童の権利に関する委員会から一つ勧告が出ている。このときも、高度に競争的な教育制度並びにそれが結果的に児童の身体的及び...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 そうしますと、義務教育の段階での、国際社会が問題にしている、不登校の問題ですとか、学級崩壊などに代表されることになると思いますが、そのあたりはどういうふうに見ているんですか。 | ||
○山口(富)小委員 最後になると思うんですが、先ほど、行政の問題で非常に多様な試みが必要だというお話がありました。それは本当に大事な提起だと思うんですね。 最近、中教審が中間報告を出しておりますけれども、端的な形で結構ですから、どういうふうに見ていらっしゃるか、お教え願いたい...全文を見る | ||
○山口(富)小委員 どうもありがとうございました。 | ||
○山口(富)小委員 日本共産党の山口富男です。 今、山内委員から提起された、出された方がいらっしゃらないようですので、私は、きょうの苅谷参考人がお述べになったことで感じた点を、二点端的に申し上げたいと思うんです。 一つは、やはりきょうの、教育現場はこうなっているというお話...全文を見る | ||
12月11日 | 第155回国会 衆議院 厚生労働委員会 第11号 議事録を見る | ○山口(富)委員 日本共産党の山口富男です。 私は、まず、被爆者への支援の問題についてお尋ねしたいと思います。 きょうの委員会では、十二月五日に大阪高裁で出されました、韓国にお住まいの被爆者の郭貴勲さんへの被爆者援護法が適用されると判断いたしました。判決によりますと、国外...全文を見る |
○山口(富)委員 私は、政府がこの判決から重く受けとめる中心点は何かというと、これまで海外に出られた被爆者の方に対して援護法が適用されないとしてきた点に対して、高裁が、それは正しくないというふうに明確に判定したところを中心点として、国はきちんと受けとめる必要があると思うんです。 ...全文を見る | ||
○山口(富)委員 その根本のところというのは、この高裁判決が地裁に続いて、政府のこれまでとってきた対応について、被爆者援護法の立法趣旨からいってもその合理的解釈からいっても成り立ち得ないものだというふうに明確に認めたわけですから、そこのところをつかんで深く受けとめて、上告をしない...全文を見る | ||
○山口(富)委員 それでは、この上告の断念と、被爆者援護法の海外の被爆者の方への適用も含めまして十分な検討をなさるということで、次に進みたいと思います。 私、次に取り上げたいのは、今大きな社会問題になっております小児救急医療をめぐる問題なんです。 九月のことですけれども、...全文を見る | ||
○山口(富)委員 初めに、胸を痛める事態があるということをおっしゃいました。私もその点、同感です。 それで、大臣が話を具体的なところに進めましたので、私も少し具体的にこの問題を考えてみたいんですが、今おっしゃいましたように、小児科医が不足している、まあ人数としてはおりますけれ...全文を見る | ||
○山口(富)委員 今、国としてどういう手を打っているのかという紹介がありました。しかし、私が聞きましたのは、国の認識の中に甘さがあっただろうという点なんです。 私がなぜこのことを強く申し上げたいのかといいますと、今篠崎医政局長がおっしゃった内容は、大分前から研究者から提案され...全文を見る | ||
○山口(富)委員 その他のオンコールを含めて四分の三という認識で事に当たってしまっては、うまくないと思いますよ。冒頭あなたがおっしゃったように、百八あるうちの、参加施設は五十四しかないというところが出発点なんです。 それでお尋ねしますけれども、今の数字ですと、国立病院の場合に...全文を見る | ||
○山口(富)委員 実情に応じて充実を図ってまいりたいということで、方向性は出ているようです。ただ、具体的な中身になりますと、大変寒々した思いになるようなお話だったと思います。 それで、今言われた地域の実情に応じてという点にかかわって私はお尋ねしたいんですが、東京の世田谷区に国...全文を見る | ||
○山口(富)委員 そのとおりです。ぜひ、怠慢なんですから、そこを改めることを急いでやっていただきたいと思います。 それで、今坂口大臣からその答弁をいただいたので、私、一つ重ねてお尋ねしておきたいんですが、実は新エンゼルプランの中で、先ほど出ました二次医療圏での小児救急の体制の...全文を見る | ||
○山口(富)委員 では、入っているということで、今後とも厚生労働省のこの分野での仕事を見て、私、この委員会でもいろいろお尋ねしていきたいと思います。 次にお尋ねしたいのは、ハンセン対策の問題なんです。 来年度予算は、ハンセン病の違憲国賠訴訟での原告の勝利それから国との和解...全文を見る | ||
○山口(富)委員 やはり坂口大臣は療養所を直接訪ねておられますから、その現場を御存じの発言だと思います。ぜひそういう方向での努力を重ねてお願いしたいと思います。 もう一つ、今問題になっておりますのは、入所者の方々に肝炎が広がっている、C型肝炎等の肝炎が広がっていることなんです...全文を見る | ||
○山口(富)委員 それはあれですか、具体的に言いますと、腹部エコーなどを含むスクリーニング検査をやるということなんですか。一言で答えてください。 | ||
○山口(富)委員 必要な方にとどまらずに、広く見てこれは対応していただきたいと思います。 もう一つお尋ねしたいんですが、最近、ハンセン病問題対策協議会での確認事項に基づいて、中学生向けのハンセン病事業のパンフレットが作成中であるというふうに聞いておりますが、これは入所者の方々...全文を見る | ||
○山口(富)委員 そういう対応をされているということですので、改めてお尋ねしますが、今年度予算で、内閣府の企画ですけれども、「ハンセン病を知っていますか?」というパンフレットがつくられております。このパンフレットに対しては、ハンセン病の施設入所者の方や社会内生活者の方からかなり厳...全文を見る | ||
○山口(富)委員 どうも今のあなたの答弁は、私の批判を予防しようとして、二重の予防線を張っていますよ。一つは、ハンセン病問題の基本の合意ができる前の企画だったということ、それからもう一つは、この中身が医学的な知識を国民の皆さんに与えたいというものだったということ。私、これが、二つ...全文を見る | ||
○山口(富)委員 か細い声で。これを破棄するということでよろしいんですね。 | ||
○山口(富)委員 いや、これは理事会でも協議すべき事柄だと思います。驚くべき答弁です。誤っていないと言うんですから。 きょうは私、時間が参りましたから、これは越年越しの問題になりますけれども、必ず決着をつけるまでこの問題取り上げたいと思います。 それで、私……(発言する者...全文を見る | ||
○山口(富)委員 ええ、もう終わります。 私、きょう、高齢者医療の負担問題の資料を皆さんにお届けしたんですけれども、これはきょう時間がありませんので、次回に持ち越していきたいというふうに思います。 どうもありがとうございました。 | ||
12月12日 | 第155回国会 衆議院 憲法調査会 第4号 議事録を見る | ○山口(富)委員 日本共産党の山口富男です。 私、この問題を考えるときに、きょう中川幹事の方から、憲法を調査したり考えるときの気概の問題が出されました。それは、地方自治をめぐる問題を考えるときも大切だと思うんですけれども、その際に、私は、足場は二つあると思うんですね。 一...全文を見る |
○山口(富)委員 繰り返しで申しわけありません。 中川委員の御趣旨はわかりました。私が言いましたのは、実は、憲法制定の際に地方自治は一歩先行するんですね。それで、四六年に既に地方自治体ごとの地方議員の選挙が行われておりまして、憲法の制定過程より前に地方自治の成り立ちというのは...全文を見る |