山田正彦

やまだまさひこ



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開催日 会議名 発言
02月15日第132回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○山田(正)委員 新進党の山田正彦でございます。  きょう最後の質問でございまして、大臣も委員長もお疲れだと思いますが、私はさきのウルグアイ・ラウンドの合意等について、米の問題、農業の問題、これは先ほどの石破議員の質問にもありましたように、大変大きく取り上げられてまいりました。...全文を見る
○山田(正)委員 今の大臣の話では、約三〇%ですか、六・一%から四・一%にウルグアイ・ラウンドで関税が引き下げられた、それを軽微な影響しかないと今お聞きしました。確かでございますか、それは。
○山田(正)委員 三〇%の関税の軽減が軽微である、それはIQ制度があるからだというふうにお聞きいたしましたが、そうでございますか。
○山田(正)委員 大臣の先ほどの軽微な影響というのは、私は大変許せない発言だと思っておりますが、大臣にもう一度お聞きしたいと思うんですけれども、農業と漁業とを比べて、この十年、漁業に従事している人たちの過疎化、いわば就業者の数の減、これはどれくらいのものであると認識されているか、...全文を見る
○山田(正)委員 どの程度過疎化が進んでいるか。
○山田(正)委員 今の数字の説明と、これは同じく水産庁漁政部企画課の資料でございますが、これによりますと、沿岸漁業の就業者が、昭和五十八年には三十四万、六十三年には三十一万に減って、平成五年には二十七万に減っている。いわゆる昭和五十八年から六十三年にかけては八・六%減り、さらに六...全文を見る
○山田(正)委員 今大臣は、三つ四つ、黄海、東海の問題とか、それから輸入水産物の問題とか挙げられましたけれども、その輸入水産物がどのように影響なさったか、それが一番大きなこの漁業経営者数の減、これに至るのではないかと私は思うのですが、その点について大臣の見解を重ねてお聞きしたいと...全文を見る
○山田(正)委員 大臣、それが一番大きな影響であると今認識でありましょうか、そうではないのでしょうか。
○山田(正)委員 大臣、水産物貿易の推移、この統計で、大蔵省の貿易統計ですが、これによりますと、昭和五十五年、約百万トンだったものが平成五年に三百十二万トン、約三倍に輸入による水産物の量がふえているわけであります。もしこれが農業、例えば乳製品とかでん粉とか落花生とかコンニャク、生...全文を見る
○山田(正)委員 我が国の漁業というのは、いわば黄海、東海、それから対馬沖とか東シナ海、それから鳥取片等の日本海、北海道沖を初めとして、韓国の漁業者並びに中国、そして台湾、そういった漁業者とかなり競合するわけでありますが、その地域のいわば魚の関税、これが今どれくらいで、ウルグアイ...全文を見る
○山田(正)委員 IQについては、後ほどそれが機能していないことについて私の方から具体的に質問していきたいと思っておりますが、その前に関税の面で、例えば韓国とか中国とか台湾とか、それがどういう状況で、ウルグアイ・ラウンドでどのような交渉の結末になったか、それについて水産庁長官にそ...全文を見る
○山田(正)委員 水産庁長官、私が聞きたいのは、いわば韓国とか台湾とか中国と同じ場所で同じ魚をとって日本は争っているわけであります。各国、私が調べるところでは、韓国は一七・五%、中国は三〇から四〇%、東南アジアのあの辺の諸国は三〇から四〇%の関税、これでもって輸入制限している。そ...全文を見る
○山田(正)委員 大臣にお聞きいたしますが、ウルグアイ・ラウンド対策としてのいわば予算は、この農林水産予算の概要で見る限りありません。そうしますと、先ほどそのほかに漁港とか沿整事業とか云々で手当て済みだと言っておられますが、それでは、農業については補正予算とか云々で手当てがしてな...全文を見る
○山田(正)委員 大臣、重ねて私確認したいのですが、今の大臣のおっしゃっていることは、いわゆるウルグアイ・ラウンド対策としては、林業においても水産においても、ウルグアイ・ラウンドの交渉としての引き下げはあったけれども特別に何もしてない、ただ、いわゆる一般的な、いわば林業、漁業の、...全文を見る
○山田(正)委員 これについては、これ以上聞いても何も返ってこないみたいですので、改めてまた次回にでもしっかりと質問させていただきたいと思っています。  さて、先ほど大臣と水産庁長官がIQ制度を堅持できた、それをしきりに言っておられましたが、そのIQ制度の中身であります。これに...全文を見る
○山田(正)委員 水産庁長官にお聞きいたしますが、IQ制度というのは、輸入に対しての制限をすることができる、輸入割り当てをすることができるということでございますね。いわば最初から輸入制限しているんだということですね。輸入分については割り当てをする。ということであれば、これは消費者...全文を見る
○山田(正)委員 それでは、IQ制度について長官にお聞きしたいと思いますが、そこで保護されている魚種はどういうものがありますか。
○山田(正)委員 私が長官に聞いたのはそのことではありませんでした。今聞いたのはIQの中身です。どういう魚が保護されて品目に入っているのか、それをお聞きしたいと今聞いたので、間違わないでください。
○山田(正)委員 そういう品目を一体どこの機関で、例えばどのような基準で輸入割り当てをしているのでしょうか。
○山田(正)委員 水産庁長官にお聞きいたしますが、私がお聞きしたいのは、どのようにして輸入割り当ての量を決めているのか、その魚種について、それを具体的に説明していただきたい。
○山田(正)委員 輸入貿易管理令の九条の第三項によりますと、「通商産業大臣はこ「あらかじめ当該貨物についての主務大臣の同意を得て定める限度をこえない範囲」、こういう条文がございますが、となりますと、いわゆる主務大臣、農水大臣を中心としてある程度の輸入についての定め、例えば供給がこ...全文を見る
○山田(正)委員 水産庁長官に私がお聞きしたいのは、需給動向あるいは在庫量、あるいはそういった輸出国、輸入国の価格推移等を見ながら決めるということはだれでもわかることです。ただ、それについて何らかの基準があるのかないのか、これは大事なことでありますので、そういう内規があるのかない...全文を見る
○山田(正)委員 先ほどから私が聞いているのは、その内規についての基準があるかないかです。もうこれ以上、時間がないので聞きませんが、それについて水産庁長官、はっきりお答えいただきたい。
○山田(正)委員 長官、例えば半年ごとに新しく輸入割り当てを設定しているようでありますが、平成五年度の上期、これは平成五年の四月から平成五年の十月までで輸入割り当てを決めたようでありますね。それについてはいつの生産量、いわばいつの漁獲量あるいは需要数値、そういったものを基礎にして...全文を見る
○山田(正)委員 それでは、もう一度お聞きしますが、水産庁長官、品目別に、例えばサバとかアジとかイカとか、そういったもので決めたというふうに私今お聞きいたしましたが、それでは実際のIQの割り当てですね、これは、いわばタラ、ブリ、サバ、イワシ、アジ、サンマ、ホタテガイ、貝柱、煮干し...全文を見る
○山田(正)委員 そうであれば、いわばアジ、サンマとホタテガイとかタラ、サバ、そういったものもぶっ込みでやるとしたら、品目ごとのいわば生産量、需給量の調査、そういったことが実際に割り当てにおいては生かされないのじゃないですか。
○山田(正)委員 今のお話はよくわからないのですが、いわば代替性、すなわちアジがふえておったけれどもサバが減った、だから全体としては量をふやした。そして、サバがどんどん入ってくる。アジも入ってくる。そうしたとしても代替性は例えばアジとサバにはあるんだという考え方だ、そういう趣旨だ...全文を見る
○山田(正)委員 それはおかしいのじゃないでしょうか。需給関係をそういうぶっ込みで、私に言わせればいいかげんな形での、輸入数量じゃなくて輸入金額の、価額の割り当て、しかもドル建てで、例えば相場にしても随分と円とドルでは違ってまいります。平成六年度一ドル百円といたしましても、平成二...全文を見る
○山田(正)委員 それではお聞きいたしましょう。  サバの供給動向でありますが、これは平成二年度に国内生産が二十七万トン、輸入量が七万トンであります。三年度はほぼ同じ二十五万五千トン、ところが輸入量は約三倍、十九万四千トンにふえております。さらに、平成五年度は国内生産量が五十万...全文を見る
○山田(正)委員 長官のお話を聞いていますと、加工業者の保護のためにやったんだと。しかし、加工業者に聞いてみますと、そんなに小さくて加工できないほどのことはなかったというお話も承っております。  ちなみに、私も加工業者の推移を調べてみましたら、ほぼ堅調に、幾らか減っておりますが...全文を見る
○山田(正)委員 どうも水産庁長官は、なかなか弱い漁業生産者を思いやる心はないようでございます。大臣もどうやら、今回のウルグアイ・ラウンドに関して、軽微な影響という言葉を撤回する気持ちはなさそうでございます。私はきょう非常に残念に思っておりますが、きょうもし時間がありましたら私が...全文を見る
03月10日第132回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○山田(正)委員 新進党の山田正彦でございます。  今、私の手元にこの二法案についての資料をいただいておりますが、表題は「中小漁業融資保証法等の一部を改正する法律案、漁業災害補償法の一部を改正する法律案について」とあります。この中に、この法案の論点と問題、いわゆるこういう法案を...全文を見る
○山田(正)委員 それは全部一括して、例えば魚介類枠に入っているのか、スケトウダラとかイカとか、それは別枠なのか、まずその辺を説明していただきたい。
○山田(正)委員 それでは、タラ、ブリ、サバ、イワシ、アジ、サンマ、ホタテガイ、貝柱、煮干し、これが魚介類の一括枠だ、いわゆるぶっ込み枠だ、そうなっているようでありますが、なぜ例えばニシンとかスケトウダラとかイカとかについてはそれぞれの魚種によって分け、数量でやり、このタラ、イワ...全文を見る
○山田(正)委員 今の長官の説明だと、代替性があるから。実際にアジ、サバ、あるいはサンマ、イワシ、この辺は代替性があるかもしれない。しかし、タラ、ブリ、ホタテガイ、貝柱、煮干し、ここに本当に代替性があるのか。いいかげんな回答じゃなくて、本当に説明してもらいたい。
○山田(正)委員 長官も、イワシ、アジ、サンマ、サバについての代替性は認めたものの、その他については理論的には認められるけれども云々という答弁でございました。私は、これは本当に納得できないし、いわゆる輸入割り当ての枠そのものを考え直していただきたい、変えてもらいたい、そう思ってお...全文を見る
○山田(正)委員 輸入貿易管理令でいくと、通商産業大臣がその所管の大臣として最終的な割り当てを決めるということになっておりますが、実は私も通産省にこの輸入割り当て制度はどういうものであるかということを昨日聞いてみました。それによりますと、消費量と国内の魚介類の生産量、在庫量、これ...全文を見る
○山田(正)委員 どうも大臣の方は、私の言う不足分を輸入割り当てできるのだ、本来、原則としては輸入はできないのだということの確認を大臣がはっきり言ってもらったのかどうか不明確なのですけれども、それはそれで、私の言うとおりでいいのでしょうか。イエスかノーでまず答えていただきたいと思...全文を見る
○山田(正)委員 まあ生産量が不足したところに需給を見ながら入れるとした場合に、まずサバだけでお聞きいたしますが、実は平成五年度国内生産は五十万九千百五十一トン、平成四年度の約三・二、三倍ぐらいふえております。平成四年度の輸入量は十三万七千二百七十トン。ところが、五年度はさらにそ...全文を見る
○山田(正)委員 私が調べている限りでは、生産量が約三・二倍か三倍ふえて、輸入量もふえた。その結果いわゆるサバの浜値が平成五年に三割から四割下がった。それでもってなお、いわゆる極小サバであって加工用に向かなかったから入れたのだ、そういうことが言えるのかどうか、長官にお聞きしたいと...全文を見る
○山田(正)委員 どうも水産庁長官の説明で納得がいきませんが、次に進めます。  そうであれば、アジについては、平成四年度に国内生産量がほぼ横ばいでありますが、輸入量を約一万トン、三万八千トンから五万三百五十六トンにふやしている。さらにまた、イカについても、平成四年度は平成三年度...全文を見る
○山田(正)委員 先ほどの話を聞いていると、いわゆる一括してアジ、サバとかホタテガイとか云々の金額枠で輸入をやっているから結果としてそうなったということは、いわゆる輸入割り当て制度、本当に零細の漁民を救うために、生産者を救うためにこの魚介類にある輸入割り当て制度が機能していないと...全文を見る
○山田(正)委員 今の長官の説明だと、枠はふやしてないと言っていますが、平成三年度から四年度にかけては四万六千トンから五万二千トンにふえていますね。これはどうしてですか。
○山田(正)委員 輸入業者が、今の話では悪いんだ。いわゆるその期に前期の割り当て分を通関させた。入れてしまった。それは監督機関としては大いに問題があるのじゃないですか。当然、その期に、その年度に入れるべきイカを、その前の分あるいはさらに後の分等がその期に入ったとかという説明では、...全文を見る
○山田(正)委員 長官の説明は私には、だれが聞いたって納得いかないと思うのですが、では何のために輸入割り当てがあって、いわゆる不足分だけを輸入し、生産者を保護しようという趣旨が全く生かされていない、そう思われます。  いつまでもこんなことを話していてもしようがありませんので、一...全文を見る
○山田(正)委員 農水省の輸入に関しては、確かに農水省と通産省との間で話し合いがなされて、最後に決まると思うのですが、いわゆる農水省のどの機関で、例えば農水流通課、ここで、だれがどういう形で、例えば農水省の省内の稟議で決めるのか。どういう会議で、またどういう資料、具体的な数値が出...全文を見る
○山田(正)委員 私が言っているのは、農水省のどの機関で、どういう人たちが集まって、どのようにして決めているのか、その所在、これを明らかにしてもらいたいのと、今言ったようないろいろな公表された数値、それと直近のデータといえば、主要な四十二漁協の一番早い二カ月前の漁獲高の統計は、ど...全文を見る
○山田(正)委員 今のお話を農水大臣聞いておられたと思いますが、今は本当に、この二つの法案を出すに至ったのは、いわゆる魚、魚価の低迷、下がってきている、これで食べれなくなった。そのために経営安定資金を出さなければいけない。そうであれば、この魚価を、本当にこの低迷を何とかして救わな...全文を見る
○山田(正)委員 そうすると、大臣にもう一度お聞きしたいんですが、このイカとかアジとかサバの国内生産量と輸入量のデータを見て、サバがどんどん浜値の値段が下がってきたということを見ながらもいわゆる改善の方法は考えられないということ、やはり大臣は、前回話した漁業にとってはウルグアイ・...全文を見る
○山田(正)委員 どうも水産庁長官は法律の趣旨がよくわかっていないようでございます。貨物の数量により行えない場合というのは、困難である場合あるいは適当でない場合、イカとかスケトウダラは数量割り当てをして、そして今この十年間で千何百トンの輸入が二十万トンにふえた。いわゆる二百倍にふ...全文を見る
○山田(正)委員 ドル建てでそのままにした場合に、むしろその分だけ国内にとっては安く入るから、その分商社が、例えば百万ドルの分を一億払うところが九千万で済む。一億の分で国内にそのまま市場に流せばいいけれども、これを安く早く売りさばこうと思って出した場合においては国内の価格をさらに...全文を見る
○山田(正)委員 どうも水産庁長官と私の考え、私は漁業者に対する影響の面で今言っているわけでありますが、なかなかかみ合わないようでございます、非常に残念ですが。  次に質問させていただきたいと思いますが、では、これだけの魚介類の輸入枠、これは一体どこに割り当てしているのか、どこ...全文を見る
○山田(正)委員 水産庁長官、私が聞いているのは、加工業者に、団体に割り当てしているという今のお話でしたが、どういう加工業者の団体にそのすべての枠を割り当てしているのか。私が聞き及んでいるのは約三割が商社、三割が加工業者、あとの三割が大日本水産会、そう聞いておりますが、その辺、漁...全文を見る
○山田(正)委員 では、水産庁長官、その商社割り当て、大日本水産会の割り当てというのはないわけですか。
○山田(正)委員 そうすると、輸入割り当て制度ですからこれを明確に、例えばどの商社がイカを今年度どれだけ輸入した。あるいはどの加工業者が、団体がこれだけ輸入したということ、これは当然、貿易の方法その他で何とかその事実を明らかにすることはできるのじゃないかと思いますが、水産庁として...全文を見る
○山田(正)委員 私も持ち時間が大変少なくなってまいりまして、随分いろいろと聞きたかったのですが、ひとつ私の方でまとめて要望としてお話しさせていただきたい、そう思っております。実はこの今申されました。今度新しく創設されます漁業経営改善促進資金、これは融資対象が、実は三十トン以上の...全文を見る
○山田(正)委員 この十年間の林業と漁業と農業の就業者の指数を十年前を一〇〇としてとってみましたら、その分野で就業者が一番減ったのは漁業であり、次に林業であり、その次に農業でございました。どうかその点を十分御認識あって、そしてこの六兆百億のウルグアイ・ラウンドのお金が、ウルグアイ...全文を見る
03月28日第132回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○山田(正)委員 今回の刑法の改正ですが、今まで私どもは片仮名文語体の刑法でずっとやってきたわけですが、今新しいこの現代用語化された条文をさっと読んでみますと、確かになじみやすいというか、国民 般には受けるのじゃないかな、そんな感じで非常にいいことをしてくれた、そう思っております...全文を見る
○山田(正)委員 ところで、この「改正刑法草案」の中に治療処分、禁絶処分といった保安処分が盛り込まれて、これが一つの目玉であったと思っておりますが、実は、精神障害者による事件、刑事事件、これはかなり深刻な問題がございます。  私どもが本当に心配し、またよく知った事件としては、平...全文を見る
○山田(正)委員 精神障害者のこういった殺人とか強盗、強姦などの事件が、今のお話によりますと全体で毎年大体七、八百人ぐらいでしょうか、重要犯罪というか、そういうものがいわゆる横ばいで推移しているということでありますが、これだけの犯罪が毎年こうして行われてきているということは、今で...全文を見る
○山田(正)委員 この無国籍児でございますが、いわゆる国籍がない子供、片親は日本人であろう、これはほぼわかると思うのですけれども、その中で、そういった人たちが一体、日本においてはいろいろな、病気になったら国民健康保険とか、あるいは食べられなくなったら一種の社会保障制度がある程度充...全文を見る
○山田(正)委員 しゃくし定規にそう言われればどうしようもないのですが、そういった意味で、本当に私どもと同じ人間として何らの保護も受けられずにいるということになっていると思うのですが、国の責任として、法務省として、そういった二百十八名はいる無国籍児に対して何らか積極的に国籍を取得...全文を見る
○山田(正)委員 この無国籍児が日本でそれくらい、もっと確かな数字で、不法滞留者だけで二十九万人いるんじゃないか、そう私は考えております。  じゃ、どうしてこういう無国籍児が生まれてくるのか。この問題では、フィリピン女性が日本に興業とかその他の名目でいわゆる出稼ぎにやってくる。...全文を見る
○山田(正)委員 このジャピーノの問題は、去年、村山総理とフィリピンの大統領との間でも話されておりますが、フィリピンにおいては、上院議員とか下院議員の間でも、この問題をかなり大きく、そして深刻な問題として扱っておるようであります。私どもこの日本の衆議院の法務委員会においても、この...全文を見る
11月08日第134回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○山田(正)委員 新進党の山田正彦でございます。きょうは、外国漁船の違法操業、いわば侵犯操業等について聞いてみたいと思っております。  水産庁に、まず、現在の外国漁船の違法操業、いわゆる侵犯操業の実情といいますか、それを概略お聞かせいただければと思っております。
○山田(正)委員 水産庁長官に、大体の外国漁船の侵犯の実情というのは、そういう内容はわかりましたが、いわゆる傾向ですね、どれくらい最近発生して、どうなっているか、それを概略で結構ですから。
○山田(正)委員 韓国漁船の侵犯ですが、九三年から九五年にかけて大変減っだということは今お聞きしたのですが、九四年から九五年にかけての傾向、昨年は大変激減したことは聞いているのですが、ことしの傾向はどうでございますか。今、最近の傾向です。
○山田(正)委員 そういった侵犯、並びに今、北海道、三陸沖でイカの漁場占拠のトラブル等があるようですが、それについて、侵犯操業、全体の取り締まりの実態、これはいかがでございますか。
○山田(正)委員 水産庁、大変努力いただいて、また取り締まりの方も積極的にやっていただいているようで、侵犯の実態が大変少なくなっている、言ってみれば激減している、これは私どもも大変喜んでいるところでございます。  海上保安庁にお聞きしたいのですが、今、大変漁具被害が発生しており...全文を見る
○山田(正)委員 漁具被害について最近少なくなったということではございますが、私が聞いているものでは、かなりまだ韓国との間には、平成六年の全体の件数、北海道から長崎県までで三百二十一件、約九千二十二万という外国漁船による漁具被害が出ているようですが、これをどういう形で解決していく...全文を見る
○山田(正)委員 海上保安庁の方も大変懸命に違法操業の取り締まりに当たっておられる、嵐の日も、大変な日に当たっておられるということも私どもよく承知しておりまして、こうして大分少なくなってきたというのは喜ばしいことなんです。  しかし、先ほど話しましたように、外国漁船とのトラブル...全文を見る
○山田(正)委員 海上保安庁の方で大変立派に取り締まりをやっていただいているようで、検挙率も高いようですが、現実に私ども漁民に接していますと、事故があったり、違法操業とか、外国船との間の大きな漁具被害が発生したときに、海上保安庁の船がすぐ来てくれるとか、なかなか来てくれないとか、...全文を見る
○山田(正)委員 そうすると、比田勝にいる二隻は、随分厳原と比田勝は遠いですよね、我々の一般の島の感覚でいくと随分遠いのですが、その辺は、たまたま二隻ともその夜は出動していなかった、休んでおったということですか。
○山田(正)委員 当時の行方不明となって亡くなった自警船の船長の奥さんの調書がありましたので、これの最後の部分読ませていただきますと、「そして、現場に着き監視所のレーダーに映っていた不審船影が数隻の韓国大型トロール密漁船であることを確認した夫は、北方に逃走するトロール漁船群の一番...全文を見る
○山田(正)委員 日本の領海内での密漁だということがはっきりしていて、まだ公海に逃げたところというのは、法律的に日本の海上保安庁の捜査権は及ばないのでしょうか。もし及んだとしたら、なぜ追っかけなかったのでしょうか。
○山田(正)委員 これは大変大事なことなんですが、第一発見地というのは、通報を受けた時点で場所は北緯何度とか東経何度とかいうのではっきりわかったと思うのです。そこに急行した。それで実際にその場所から密漁船が逃げていくので、それを追跡していっている。それがわかっていたら、日本の領海...全文を見る
○山田(正)委員 今、課長さんをこれ以上いじめるわけにはまいりませんが、結果としてそうなったということであれば、大変悲しいことでありますが、仕方がないことと本人たち、地元の人たちもあきらめているようですが、ちなみに、遺族にはわずかに漁協から見舞金が百万円支払われただけで、大変かわ...全文を見る
○山田(正)委員 上対馬であろうと東京のど真ん中であろうと、日本国民の一人の生命、身体、財産、こういったものは当然国が守らなければいけない問題で、上対馬漁協は非常に赤字を抱えている漁協で、輸入水産物の急増によって非常に魚価も下がり、今いろいろな意味で苦しんでいるわけです。  そ...全文を見る
○山田(正)委員 レーダー施設について、また船についても助成があるのは聞いております。私が言うのは、こうして毎日出ていって密漁取り締まりをしなければ、根つき資源が韓国の潜水器具による密漁にやられて困るというような実情、これは十分考えていただいて、今大臣も前向きに検討させようと言っ...全文を見る
○山田(正)委員 そうすると、業務上過失往来妨害罪というのは、停泊した位置、それからしてなるんじゃないかなと私は考えたのですが、海上保安庁は、それには当たらない、器物損壊罪については故意がないからもう捜査できないと判断したと思うのですけれども、普通捜査の場合に、これは立件できない...全文を見る
○山田(正)委員 それでは、立件が難しいというのはわかるのですが、それにしても大変漁具被害も大きいし、当時の状況からして、多分その三隻の船のいずれかが水道管の損壊、これは水道管の被害だけで二千万を超えて三千万近くになっております。それが推測できたと言われておりますが、そういう状況...全文を見る
○山田(正)委員 では、調書もとれていますか。事情を聞いていれば、調書はとれていますね。
○山田(正)委員 大変残念でありますが、やむを得ません。  しかし、これから先はひとつ海上保安庁の、独断と言ったら怒られてしまうかもしれませんが、これから国際的な漁具被害等の発生というのが十分考えられますし、それについては調書が物を言いますので、せっかく事情を聞いたのだったら調...全文を見る
○山田(正)委員 その戸町さんという被害者もそうですが、町の方も漁協の方も、湾内にはハマチの養殖あるいはタイの養殖、そういった養殖業が大変盛んでありまして、もしもあれが定置網じゃなくて養殖網にかかっていたとしたら何億と一瞬にして被害が出てしまう。そういった意味で、避難港に台風時に...全文を見る
○山田(正)委員 台湾の船であって中国の船じゃないから知らぬということだと私はおかしいと思うんですが、やはり国際避難港になっているから台湾の船も韓国の船も入ってくる。  それじゃ、なぜ国際避難港に玉之浦町の港が指定されたのか。実はそれを玉之浦町の町長さんに聞いてみましたら、自分...全文を見る
○山田(正)委員 私が聞いているのは、政府が、外務省が玉之浦あるいは厳原を決めるに当たって、その町、玉之浦町、厳原町に事前に協議したのかどうか、その一点なんで、それについて明確に答えてもらいたい。
○山田(正)委員 この問題について私は事前通告していたはずで、わからないということは許せないことだ、そう思いますが、水産庁の方は、いわゆる日中漁業交渉をするときにそれに全く立ち会っていないんでしょうか。
○山田(正)委員 水産庁は立ち会っていないから知らない、国際避難港になったのは。外務省も、そのとき玉之浦町、厳原町に相談したか知らない、わからないということでは、本当に今避難港であるがゆえに、どんどんあらしの日に避難してくる船に町民も漁民もどんなに恐れおののいているか。  中で...全文を見る
○山田(正)委員 これからの漁業の問題で一番大変なことになってくるのは漁具被害に対する損害賠償請求の実態だと思うのですが、どうやら民間団体の委員会で韓国との間では解決しているようです。聞いてみますと、平均して請求額の二割くらいが賠償金として払われていると聞いております。これは決し...全文を見る
11月08日第134回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○山田(正)委員 私の方からは、今各地で法務局の登記所、出張所の統廃合がいろいろ問題になっておりまして、住民サービス、いわゆる行政サービスの面で多々問題がありそうですので、そのことについてきょうお尋ねしたい、そう思っております。  先に、民事行政審議会から答申がこの七月に出され...全文を見る
○山田(正)委員 この答申の中身ですが、平成六年の十二月現在で千七十一カ所、法務局並びに出張所があるわけですが、この答申の中身では、基準は定めでありますが、どこまで減らすという数は記載されていないようですが、大体どれくらいまで行革を進めていく、統廃合をやっていくという考えでしょう...全文を見る
○山田(正)委員 今相当な期間と言われましたが、どれくらいの期間を置いて考えておられますか。
○山田(正)委員 法務局の統廃合を昭和四十七年から、最初の答申を受けてから始めたようですが、当初は千七百カ所ぐらいあったものが、もう既に千四十カ所に減ってきている、そういうことが言えるわけです。これからまださらに五百カ所ぐらい減らすということになると、住民にとっての行政サービスと...全文を見る
○山田(正)委員 私が質問しているのは、平均して、一般に、廃止するときにどれくらい前にいわば住民に話しているのか、一般にですよ。二、三年前からやっているのか、半年前からやっているのか、あるいは五、六年前からやっているのか端的に答えていただきたい。
○山田(正)委員 局長、大体大まか、半年ぐらいとかあるいは三、四年とかそれくらいのことはわかっているんじゃないですか。
○山田(正)委員 先ほど話した茂木の出張所の廃止については半年前ですが、広島県の因島、ここの出張所の廃止統合についても、これは平成六年の十月十七日に話し始めて、その次の三月か四月には廃止したいという意向を言っております。また、長崎県の対馬・豊玉町においても、平成六年の十一月二十四...全文を見る
○山田(正)委員 局長はそういった実態をどれだけ把握されているのか私はわかりませんが、よく法務省内でも、各関係者、今大変困っておりますので、随分、三年なり四年なり少なくとも期間を置いて、慎重に考えていかなければならない。  これは、さっき言ったコンピューターとか行政サービスとか...全文を見る
○山田(正)委員 これは、実際に登記所を利用する場合、所有権移転登記など多いと思うのですが、そうなりますと、役場の方で戸籍から印鑑証明、住民票。そして評価証明というのは、今実態としては、実際登記所に行って登記官からの依頼状を持ってもう一度役場に戻る。少なくとも二回から三回所有権移...全文を見る
○山田(正)委員 来年から始めたいということですが、それでは来年度は、廃止予定とかいろいろな交渉をしているところにはそういうファクシミリができるものだ、そう理解してよろしいのでしょうね。
○山田(正)委員 答申の基準を尊重してそれに基づいてやりたいということでしたが、答申の基準の中に、この答申を実行するに当たってはぜひ留意していただきたいという事項があります。  その中で、離島の特殊な事情、いわば「地域の自然的地理的諸条件(例えば、離島)」と記載されておりますが...全文を見る
○山田(正)委員 局長の頭には、離島というのは島から島に登記事務をということのようですから、かつて小値賀島と宇久島の登記所の統廃合、これも調べてみましたが、これに十一年間かかったようです。この場合には、小値賀から宇久までは二十分ぐらいで船が行きますので、むしろ距離的に、時間的に言...全文を見る
○山田(正)委員 もう時間になってしまいました。  最後に、大臣に、今言ったように民事行政審議会の答申にある内容を本当にひとつぜひ、その留意事項その他も踏まえながら、住民の立場、そして行政サービス、それを考慮しながら、ひとつ慎重に行っていただきたい。我々も、行革については十分に...全文を見る