山田正彦

やまだまさひこ



当選回数回

山田正彦の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月08日第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号
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○山田委員 今度の薬害肝炎の原告訴訟があって、本来ならば、政府が決断して、舛添大臣が随分と努力なさっていたのは本当に敬意を表しますが、福田総理が和解を政治決断してやるべきことであったと私は思っております。ところが、総裁としての指示ということでいわゆる議員立法という形をとらざるを得...全文を見る
○山田委員 では、一般の人が法テラスに行って、そういうものがあっていわゆる訴訟扶助ができるのかどうか。私も訴訟扶助の手続をとったことがありますが、なかなか簡単じゃない、何カ月もかかる。そんな中でそういう手続をやらなければ救済を受けられないということでは、これは何の意味もないじゃあ...全文を見る
○山田委員 まず、弁護士さんに依頼しなきゃいけない、裁判しなきゃいけない。では、弁護士さんに対する着手金、その費用について、きょう法務省から、担当の局長ですか、見えているかと思いますが、いわゆる弁護士との間に基本合意ができているやに聞いておりますが、着手金についてはどうなるのか、...全文を見る
○山田委員 今、一般の人が聞いてもよくわからないと思うんですが。私はわかりますよ。  それは、被告側が払う、弁護士費用については国側が払うという基本合意ができているということですか。
○山田委員 そこは大変大事なことでして、この基本合意書、ここにある基本合意骨子ですね、今私の手元にあります、この中にはこれは一切触れられていない。どういうことか触れられていませんが、ここは、きちんとした合意書をこの国会の委員会にまたできたら提出していただきたい。そして、いわゆる薬...全文を見る
○山田委員 重ねて言いますが、弁護士費用も含めて国が負担するんだから、皆さん、そこは弁護士と相談して裁判上の救済の道をとってくださいというような内容の趣旨を各医療機関に通知するということを約束していただけますね。
○山田委員 法務省側に、そういう弁護士との基本合意ができたら、各弁護士会にその旨の通達もしくは連絡、何でもいいですが、そういう周知させるための手続をやっていただきたいと思いますが、いかがですか。これは、法務副大臣か、どちらでも結構です。
○山田委員 ぜひそうしていただきたいと思います。  それから、舛添大臣、前々回でしたか、私がこの委員会で、七千余の医療機関について新聞広告して、早く検診を受けて、インターフェロン治療なりを受けられるようにということでお話ししたら、大臣、一生懸命頑張っていただいて、今月の、一月十...全文を見る
○山田委員 基本合意そのものはもうすぐにでも、きょうにでも、あしたにでも、正式な基本合意書は別としたって、骨子はできているわけですから、それはすぐにでもできると私は思っておりますが、ひとつ十七日に間に合うように、ぜひともお願いいたします。  結局、患者の皆さん方にしてみれば、や...全文を見る
○山田委員 非常に大事なことです。ところが、私、弁護団の皆さん方とか患者の皆さん方と話してみますと、裁判の過程においても、カルテあるいはカルテにかわる投薬証明というのがないと、なかなか実際には因果関係が認められないということが非常に大きな障害になっているということなんです。  ...全文を見る
○山田委員 今、非常に大事な意見をいただいたわけですけれども、ぜひそういう趣旨で、できるだけ一律救済の趣旨に沿っていただきたい。いわゆる裁判上において被告側が、国側が、あるいは企業も含めてですが、どういう意向であるかというところがそのまま、裁判所のいわゆる心証に与える影響は非常に...全文を見る
○山田委員 私、その担当者の方と朝、電話で話したんですが、厚労省の通達があったのかなかったのか、通達があったとしたら、私、通達を調べたいと思って、そういうものがあったようなお話でしたがと言ったら、最初通達があったように言ったそうですが、その後言葉を濁したそうで、あるいは厚労省から...全文を見る
○山田委員 まだ二、三、質問があったんですが、時間が来てしまいました。  そういう意味で、大臣も法務省もひとつ、この問題は大事なところですので、ぜひよろしくお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。
04月04日第169回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○山田委員 駐留軍の離職者について一問、質問させていただきたいと思います。  米軍の再編、グアム移転、それに伴って、いわゆる国際協定によって、例えば沖縄とか岩国等々において駐留米軍に今まで勤めておった従業員、そういった人たちがやむなくやめざるを得なくなってくる。そういった場合、...全文を見る
○山田委員 ぜひ、しっかりと手当てしていただければと思います。  続いて、戦没者に対しての弔慰金なんですが、公務上今回の戦争で戦死したという場合、例えば、内地の陸軍病院において看護師さん、そういった方が亡くなった場合の父母、祖父母等々についてもこの給付金が行われてきたわけですが...全文を見る
○山田委員 ところで、後期高齢者医療の問題、いよいよこの四月一日から始まったわけなんですが、これについて大臣にお聞きしたいと思います。  まずは、法案の趣旨説明においても、後期高齢者にふさわしい医療を提供するんだというお話でありましたが、我々が説明を聞いたこの趣旨の中に、多くの...全文を見る
○山田委員 きのう質問通告しておったんですが、大臣、これは六・七%しかない。それでいて、後期高齢者に入る多くの方に認知症が軽重の程度はあれ見られるというのは、これは間違いである。そもそも、こういうところからこの制度がスタートしていることが間違いなんじゃないのか。後期高齢者、そう言...全文を見る
○山田委員 平均六千円ということですが、これは自治体によっては上がらない、負担はないという言い方でした。  資料一を示します。  この後期高齢者医療制度の保険料の問題で、逆進性になっている。いわゆる所得の低い人ほど高くなって、所得の高い人ほど保険料の負担が低くなっている。 ...全文を見る
○山田委員 もう一つ今回問題なのは、二年前にこの法案を可決いたしました。ところが、二年前に設計したときのいわゆる予定金額、どれくらいの保険料になるか、例えば、これは国の負担もありますが、若い人たちの負担も決められておりました。後期高齢者、本人たちの負担も決められておりました。 ...全文を見る
○山田委員 法案を二年前に審議するときには負担はこれだけですと言いながら、実際に法律施行、今になってみたら上がっていたということは、これは正確な情報を国民に提供せずに、予測できた情報を提供せずにこうなってしまった。その責任を問われてやむを得ないと思うんですが、それよりもなお私が不...全文を見る
○山田委員 これは質問通告しておったんですが、二〇三〇年、いわゆる一番高齢者が多いとき、医療費はどんどん重くなる。後期高齢者ほど医療費のかかる方が多くなっていくのは大臣も御承知のとおりですが、その中で、まさに二〇二五年、二〇一五年、その時点でどれくらいの保険料負担になるのかという...全文を見る
○山田委員 これは、適切でない、何で適切でないのか。  医療費の伸びは、二五年、どれくらい伸びますというのはきちんと数値があるわけだ。しかも、資料三の二を見てください。これは、前回、二年前の審議のときに参議院に出した資料だ。この中では、政管健保、組合健保はこれくらいの負担になり...全文を見る
○山田委員 おかしいじゃないか。  二年前にこの法案を国会で可決するとき、審議したときと状態が全然違う、前提が違う。ということは、この法律を審議するときには、そういう条件のもとでどうですかと我々国会議員に示しておいて、今になって違うんだというのでは、我々立法機関を行政がだまして...全文を見る
○山田委員 幾ら議論してもしようがない話ですが、ただ、気をつけなければいけないのは、政府、行政は、我々に法案を審議させる際にはいわゆる甘いというか、本当はそうでない話がわかっていながら低目の数字を出してきて、実際はこうでしたと。制度設計する前、施行当時とはもう既にこれだけ違ってい...全文を見る
○山田委員 もう一回、最後のところ。
○山田委員 これはよく調べてみると、大臣、聞いていてくださいね、後期高齢者医療保険は、夫婦であっても、中に入ってそれぞれ別々に負担していく。世帯主じゃなくて個人に対して負担をかけていきますね。ところが、この軽減措置は世帯の所得で見るということになっているんです。夫婦の収入で、夫が...全文を見る
○山田委員 これは、いずれにしたって健康保険組合に負担をかけるということは、健康保険組合の保険料というのは半分は企業負担ですから、中小零細企業もかなりの負担をこれから強いられていくということになるんですよ。いわゆる後期高齢者医療保険は、高齢者の負担が重くなるだけじゃなく、中小企業...全文を見る
○山田委員 きのう私がレクのときに聞いたら、三万八千幾らとかと言った。僕は数字を前に調べておったので、違うだろう、国会議員のレクでうそを言うのか、本当の数字を出せ、そう言ったら、きょう初めて本当の数字を出してきた。  大臣、もう一つレクがあったんですが、私は非常に怒って、レクを...全文を見る
○山田委員 委員長が言ったように、正確に答えてください。と思いますとか云々じゃなく。  これは当然負担が軽くなるんです、市町村の財政負担は。そうなると、本来、今までの国保の保険料というのは下がらなきゃいけないんです、一人当たりの国保の保険料は。ところが、これが、僕はずっと電話で...全文を見る
○山田委員 今大臣言ったように、今まで国保におった後期高齢者の人たちは、医療費が一番重くかかっていた人たちが多かったわけですね。国保の負担も、所得が比較的低かったので、低かった。その分、後期高齢者になっていなくなるわけで国保の負担は軽くなるから、国保の一人当たりの負担というのは、...全文を見る
○山田委員 三百人とか五百人とかという数字じゃない、五万人とか十万人とかという数字になりつつあるという現実。大臣、その上で、この後期高齢者医療をさらにやろうとしているということなんですよ。  それでは、国保の保険料は下げられることはないというお話のようでしたが、今現在、国民健康...全文を見る
○山田委員 いいですか、既に平成十三年に三百八十万世帯あったんです。五年たってこれが四百八十万世帯になりました、大臣、五年たった間に。数でいくと一千万人です。国保に入っている人が全体で四千七百万人でしたから、そのうち一千万人が既に国保を滞納していて、医療にかかりたくたってかかれな...全文を見る
○山田委員 大臣、資料五を見ていただきたい。  これは七十五歳以上の公的年金受給額の分布というんですが、いいですか、無年金者が一一%。一番多いのが、年金の所得が四十万から六十万の人が一五・三%なんです。年間ですよ、四十万から六十万。その次に多いのが、年間六十万から八十万の人が一...全文を見る
○山田委員 質問をかえます。  私の昔からのよくお世話になった方で、もう八十になられる方ですが、五島でお店をやっておられましたが脳卒中で倒れられました。それで、ヘリコプターで大村の国立病院まで運ばれたんです。そこで治療する集中治療室へ入って、十四日後に退院させられました。そして...全文を見る
○山田委員 急性期で十四日以内はできるだけ高い報酬を決めて、それ以後はこうして下げられていますね。一般病棟で、療養ベッドできちんとそういうことができるようになっていますと局長は答えられました。  ところが、今度の診療報酬改定でいわゆる療養ベッドというか、こういう脳卒中の人々の一...全文を見る
○山田委員 介護施設を云々と言っていましたが、局長、介護老健施設と言っていましたが、では、いわゆる特別養護老人施設、介護施設に待ちが今何万人いるのか、何十万人いるのか。そして、新しく老健施設を療養型病床のほかにつくりたいというのは、どれだけのベッド数の新しい老健施設を考えているの...全文を見る
○山田委員 大臣、三十八万、特別養護老人、いわゆる介護施設に入りたいという、待ちだけでそれだけいるんです。  しかし、いわゆる療養ベッドを三十八万から十五万もしくは二十二万まで減らして、では、介護のそういう施設に行きなさい、老健施設もこれから新しくつくりますといっても、まだでき...全文を見る
○山田委員 大臣、そういうそれぞれの施設があるだろうと。今も言いましたけれども、それぞれの施設がないんです。大臣は現場をよく調べた上で、大臣が診療報酬改定は決めるんですから、今度も決めたんですから、これは大臣の責任は重いですよ。これでどれだけの人が本当に今泣き、苦しんでいるか。 ...全文を見る
○山田委員 私は法律家の一人ですが、尊厳死というものは非常に慎重であるべき話で、大臣もよく御承知のはずです。  本来、尊厳死の場合にはまず本人の意思ですね、どんなことがあっても。もう本当にどうしても、もうこれ以上治療してもだめだとか、そういう限られた場合でしか我々は尊厳死という...全文を見る
○山田委員 それから、今度の後期高齢者医療制度で、従来と同じような医療を受けられませんですよね。これは選択制に最終的にはなりましたが、かかりつけ医も持ち越しにはなりましたが、いずれかかりつけ医のこともやることになるんでしょうが、今度、通院の場合六千円までしか治療が受けられない、も...全文を見る
○山田委員 当初、かかりつけ医の話はフリーアクセスもできないとか、これは撤回したようですが、多分いずれやることになるんでしょう。しかし、今回選択制にした、これを導入したけれども選択制にした。確かに、選択制にして病院がこの制度を、六千円の範囲内でというのを選択しなければ、出来高はで...全文を見る
04月18日第169回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号
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○山田委員 介護の現場は崩壊している、来年の四月の介護報酬改定まで待てないということで、民主党としては介護人材確保法案を出させていただきました。  大臣、介護の現場が本当にどういう状況にあって、崩壊しているのかどうか、私も介護の現場をずっと歩いてみました。いろいろ資料を集めてみ...全文を見る
○山田委員 現場が大変だということを認識している。大臣がただ認識していると言うだけで、大臣、本当に介護グループホームとか介護の現場を見に行って、実際に朝までおっていただきたいと思うのです。こういう夜勤が続くことによってどうなっているかというと、何か若い女性の方というのはほとんど生...全文を見る
○山田委員 厚労省はそういう調査も行っていない。大臣、それでいいんですか。いいのか、悪いのか、どうさせるか。  例えば、もう一度見てください、資料十の一です。「特養ホームで男性急死 栄養チューブ 肺に誤挿入 医療ミスの疑い」。新しく午後から追加させていただいている資料です。十の...全文を見る
○山田委員 これは人権にかかわる大変ゆゆしき問題で、ほとんどこれが表にあらわれることなくそのままに放置されてきている。先ほど大臣が、岡山の特老施設で虐待があった、虐待があったから取り消す、それこそ得意そうに言いましたが、それどころじゃないんです。虐待は日常茶飯なんです。死亡事故が...全文を見る
○山田委員 大臣、こういう細かいスプーンの上げ下げまで報告義務を課しながら、骨折とかあるいは転落事故とか、そういう事故の調査結果を厚労省は一切把握していない、報告をさせていない。これはどういうことですか。むしろこっちの方をきちんと、そして自治体等含めて責任を持つという姿勢こそ、大...全文を見る
○山田委員 検討体制でなく、この委員会において、大臣、そういう介護業務においてどれくらいこの一年間にどういう事故が起こってどうなったかという調査をして、報告してもらえますか。
○山田委員 先ほどの記帳もそうですが、本来の法令遵守義務者に対してさらに報告義務を課していることも、大臣、今ですら細かい規制をやっているんですね。例えば、この規制も机の上の規制なんです。  この資料の二を見てください、大臣。私も一時間ぐらい説明を聞いたけれども、わからなかった。...全文を見る
○山田委員 大臣、これは理解しろといったって理解できません。今、老健施設で、個室の方が安くて、個室じゃない、二、三人あるいは四、五人で入っている部屋の方が部屋の使用料が高い。これは一例なんです。大臣、現場に行って話を聞いてみてください、老健施設でも特別養護老人ホームでも。こういう...全文を見る
○山田委員 どの程度の離職率で、どの程度一般労働者に比べて低いと大臣は認識されているか、その大臣の認識をお聞きしたい。
○山田委員 私は、先般、前の質問のときに、孤独死が何人いると思うかと聞いたら、あっちの大村だけで年間五十人も今いますからね、ところが、団地とかその他で三百五十人とか五百人とかという局長の答弁だった。変死の数からいったら五万から六万人は孤独死がふえたんです、この十年で。  大臣、...全文を見る
○山田委員 それに対してどうしたらいいと思いますか。端的にで結構です。
○山田委員 大臣、資料の六を見てください。これは、平成十九年の長崎県の認知症高齢者グループホーム外部評価一覧表というものです。年に一回、第三者、部外者による評価をするというんですね。余計な制度をつくらされたものです。これは効果があるとは現場では全く思っていないようですが、それに幾...全文を見る
○山田委員 大臣も、大臣の立場でこういうことはだめだとは言えないんでしょうけれども、さらにまた今回、規制強化して監督業務を、罰則を、連座制を適用しながら監督だけを厳しくして、事務負担だけを厳しくして、さらにその事務負担に伴う費用の負担だけを介護施設にかけて、それがだんだんと介護の...全文を見る
○山田委員 こういう方々も介護保険料をずっと払ってきたんです。今も払っていっているんです。それで、ケア、判定で介護三、四と認定された。介護保険料も払っているわけですから、やっと介護が受けられる。ところが、介護に来る人がいないから、ケアマネジャーもケアプランをつくれない、現実に介護...全文を見る
○山田委員 大臣、もう一つ大きい問題があります。  今、介護をやっているのは老世帯で、老老介護、いわゆる八十何歳のだんなさんに奥さんが七十八歳とか、よたよたしながら、本人も要支援でありながら介護を続けている。あるいは、私の知っているところで、娘さんがやむなく仕事をやめて戻ってき...全文を見る
○山田委員 その通達を出したのが十二月二十日。私の手元にあります。ところが、その通達の内容もここにありますけれども、本当にやむを得ない場合、例えば同居の家族がずうっと朝から夜の二十二時まで働いたり、あるいは疾病を持っておったりしてできないような場合というふうに限られていますよね、...全文を見る
○山田委員 違います、大臣。これは実際は違います。大臣、私もいろいろ調べてみました。  大臣は介護に当たっておられたというので、実は、きのう来た介護の担当の課長に、介護三というのはどういう症状かと聞いてみました。そうしたら、わからない。大臣はおわかりですか。わかっていたら、ちょ...全文を見る
○山田委員 介護の現場を歩かれれば、大概の人が、あの改正当時のソフトで、介護四が三になり、三が二になり、一になりというようなことは経験されたと思いますが、私も、二次判定のお医者さんからよく詳しく聞きました。あのソフトができてから我々医者は、この人は日常生活ができないのに何で三が一...全文を見る
○山田委員 大臣、老健施設に入っていると、老健施設内で受けられるのは介護保険のみですね。そうでしょう。マルメです、介護保険のみの適用で。そうなると、例えば急に状態が悪くなって、すぐに注射を打たなきゃいけないとか、緊急の医療手当て、常勤の医者がいるわけですから、それをやろうとしても...全文を見る
○山田委員 それでは、大臣、現場の老健施設を回ってみてください。現場ではみんなできないできないと言っています。確かに介護保険の中で丸めて、投薬とか云々、できないことはないようです、私、調べたら。ところが、マルメですから金額が低い。そこまでの治療行為、あえて大きな赤字を負担してまで...全文を見る
○山田委員 ことしは選択制にしたからそういう制度の適用は受けなくてもいいと言われました。確かに、この選択制にしたのは、法律や法律事項じゃありませんから、これは大臣の意向かもしれませんが、法律を通すときに、確かに我々はそこまで審議の対象にはしていなかった。それは法律の中には盛り込ま...全文を見る
○山田委員 大臣、もう一つ聞いておきたい。私の出している資料の七の一と二を見てください。  今度の後期高齢者医療保険制度で、これは「終末期の判断」というものです。これは、終末期は治療効果が期待できず、予測された死への対応が必要となってくるとありますが、その中で、予測される生存期...全文を見る
11月12日第170回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○山田委員 きょうは久しぶりに、大臣、前回の通常国会で後期高齢者医療制度を一時間半、介護をまた一時間ぐらいやらせていただきましたが、労働問題は初めてなんですが、ひとついろいろまた聞かせていただきたい、そう思っております。  最初に、今こういう金融恐慌といいますか不況になって、大...全文を見る
○山田委員 それを聞いているわけじゃないんだけれども。  局長でもいいんですが、いわゆる最高裁の判例がありますよね。内定当時に内定取り消しに至るであろうということが予測できたかどうか。これは、知っていたか、知り得たか。知り得なかったとしたらやむを得ないとしても、こういうサブプラ...全文を見る
○山田委員 ただしっかり指導していくというだけじゃしようがないので、大臣、そういう大変深刻な状況になっていることも踏まえて、大臣から、ハローワークでももちろんだけれども、そういう大手の各企業等に対してきちんとした、通達とまではいかなくても大臣所信みたいなものを発する気持ちがあるの...全文を見る
○山田委員 今すごいリストラといいますか、新聞等によると、トヨタでも期間工を六千人から三千人に、日産でも二千人から千人にとか、いろいろなところでリストラ、これについても載っているようですが、もともと、自動車会社、こういうところは期間工、いわゆる期間を決めた従業員、三カ月か四カ月と...全文を見る
○山田委員 期間工で三十五万人と言っていましたが、派遣労働者でどれくらいいますか。
○山田委員 製造業を聞いているわけじゃないんだけれども、全体の派遣労働者、では、私が調べました資料二を見ていただければと思います。  大臣もよく見ていただきたいんですが、この派遣労働が、平成七年から平成十八年度までの推移、今既に三百二十一万人。特に見ていただきたいのは平成十七年...全文を見る
○山田委員 それは違うんじゃないのか。私の手元にある中では、日雇い労働者数五十八万人、この数字も違うと思うんだけれども、そのうち日雇い労働者の被保険者数というのが二万四千六百三十八人。これは、厚労省がつくってきた数字だけれども、うち日雇い派遣労働者の被保険者数というのはたった三人...全文を見る
○山田委員 そうすると、今は本当に、我々にとって、先ほどの話のように、それこそ映画のドラマじゃないけれども、ドアをドンドンたたいて、あけて、入ってこられて、追い出されて、車に乗せられて、駅でおろされる、そういう状況でそういう人たちは一体どうやって生活するのか。  これは、大臣、...全文を見る
○山田委員 先ほど、たった三人しか日雇い派遣のうちに保険に入っている人はいないと言いましたが、この日雇い派遣とか期間工もそうですが、もちろん本工の、本工というか正社員の四割ぐらい給料は安い、しかもボーナスも将来の望みもない、こういう、リーマン・ブラザーズの破綻以来、真っ先に切られ...全文を見る
○山田委員 フリーターとかそういう人たちに対して、採用した場合に百万とか幾らか中小企業にやると言うんですが、局長、その実績、一体そういうのは何例あったか、教えていただきたい。
○山田委員 これまでもいろいろあったのに、今の話ではまだ何もやっていないということじゃないか。大臣、どう思われますか。
○山田委員 これから本気でこの問題に取り組まないと、我々厚生労働に属する者としては大変だと思うんだけれども。  一つ、派遣労働者の中で、ちょっと私も日雇い派遣の仲間と一緒にネットカフェに行ったりマックカフェに行ったり、そして、これは働いている現場も見せていただきました。その中で...全文を見る
○山田委員 今、いわゆる派遣元というか派遣業者だけで五万か六万か届け出だけであるでしょう。ところが、静岡県だけで調べてみると、二千ぐらい派遣業者がいるというんだ。ほとんどがやみだ。届け出なしで派遣業を行っている。しかも、港湾の現場というのは、七割から八割は派遣労働者で占められてい...全文を見る
○山田委員 実際に港湾の現場で立入検査をしたことがあるのかないのかと聞いているんだ、事前に報告を求めるじゃなく。大臣、答えてほしい。どうなんだ。聞かれたことにきちんと答えてくれればいいんだ。
○山田委員 そうじゃない。やみの業者もいっぱいあると言っているじゃないか。ただ建設や港湾で働いている労働者のところに立入調査して、派遣労働なのか直接雇用なのかという実態の調べというのは、僕が労働基準監督署に聞いた限りで一件もやったことがない。局長、もういい。  大臣、それぐらい...全文を見る
○山田委員 大臣、私が聞いているのは、日雇い派遣にできるだけ保険に入るようにと言っているのではなくて、厚労省は平成十二年から法改正をして、そして、一年間保険料を払わなければいわゆる失業保険をもらえなくしている。言ってみれば期間工とか派遣労働者がどんどんふえて四百万人とか五百万人に...全文を見る
○山田委員 大臣の言っていることは若干違うような気がする。  いいですか。いわゆる自発的退職と解雇、これはほとんどの場合は、やはり解雇というのはなかなか、ほとんど自分で退職するようにしむけたり、だからめったに、次の前歴も出てくるわけだから、解雇というのは厳しいわけですよ。それが...全文を見る
○山田委員 そんなものじゃないだろう。僕は、調べて答えるように言っているんだ。一番新しい資料で答えてほしい。
○山田委員 大臣、福田内閣のときに、行政支出総点検会議というのは大臣も御存じでしょう。そのワーキングチームの資料を私は入手しました。この中にこう書いてあるんですよ。いわゆる二事業分については一・二兆円を超えている。そして、雇用保険の積立金だけで五・四兆円に迫ろうとしている。ここに...全文を見る
○山田委員 私の示している資料七を見ていただきたい。  この保険二事業、これはほとんど意味のない事業で、官僚の天下りを食べさせるための事業じゃないかと思って、これから明らかにいたしますが、その中で、今一兆六百七十九億、積立金があります。これは、毎年収入が五千億、支出が三千億です...全文を見る
○山田委員 まず、六兆円じゃないかと言うけれども、それでは、いわゆる行政支出総点検会議のこの資料が間違いなのか、大臣。
○山田委員 ともあれ、一番最新のというか、先月から今月、発表された行政支出総点検会議の資料によれば、二事業分、雇用安定資金の方は一・二兆円に積み上がっている、そして雇用保険の方は過去最高水準の五・四兆円に迫っている、そう書いているので、約七兆、埋蔵金がある。  しかし、埋蔵金じ...全文を見る
○山田委員 質問通告しておったつもりだけれども。  局長、知らないと言うけれども、雇用調整、これはこれから先、大変大事になってくると思うんだ。こうして失業がふえてくるときに、大企業ができるだけ失業者を出さないように、この保険の中から雇用調整金をもらって被雇用者をつなぎとめていく...全文を見る
○山田委員 全国二千七十カ所に体育館とか福祉施設とか、箱物をつくっていった。スパウザ小田原ですか、四百五十五億でつくって八億で売っている。いいですか。それで私のしごと館、五百八十一億円かけてつくって、今でもそのままにして、毎年十五億、運営費をこの保険の中から払っている。川越の体育...全文を見る
○山田委員 大臣、僕は昨夜質問通告しておった、これは大事な質問だから。運営費は一体どれぐらい今入れているのか、過去どれぐらい入れてきたのか。これはもうわかっているはずだ、きのうさんざんそれをやっているんだから。
○山田委員 単年度なんですね。
○山田委員 いいですか、我々の雇用保険の中で、雇用安定事業、二事業と呼ばれているんですが、これは千分の三、小さな商店も中小企業も払わされているんだ。それがこのような使い方をされている。  資料八を見ていただきたい。大臣、よく見ていただきたい。雇用保険の中から、先ほどの能力開発機...全文を見る
○山田委員 大臣、僕にしてみれば、大臣の今の言葉はそらぞらしい。  大臣、この保険料率を見てもらいたい。資料五。これまで雇用保険で国庫負担があった。最初は三分の一あったのが四分の一になった。今や一三・七五%だ、国庫負担がある分は。  保険料率も随分変わってきている。その中で、...全文を見る
○山田委員 雇用保険は、改定時に法律で変えたり、弾力運用で変えたり、この弾力運用というところも非常に気になるところだけれども、実際にその実態に合わせて保険料率を変えることはできるわけだ。それは大臣も認めていると思う。私も法律を調べてみたが、そのときの状況によって保険料率を上げたり...全文を見る
○山田委員 これに保険からどれくらいのお金が使われたか、それを明らかにしてほしい。我々の雇用保険からこの住宅をつくるためにどれくらいのお金が使われたか。
○山田委員 大臣、先ほど箱物で、私のしごと館とかいろいろなものでやはり一兆円近いものを使い、雇用住宅でさらに一兆円近いものを我々は使われてきたんだ。これはやはり大変なことだと思う。  資料十を見ていただきたい。写真だ。この中に、雇用促進住宅、四階建てだったかな、二棟、これは私の...全文を見る
○山田委員 大臣、管理そのものも、この天下りの団体の中には入っていないけれども、財団法人雇用振興協会、ここに今まで随契で何百億か、ことしから競争入札にしたとかと言っていたけれども、本当かどうかわからない。いずれにしたって、そういう能力開発センターからさらに雇用振興協会が下請になっ...全文を見る
○山田委員 次に、労災保険についてお聞きしたいと思う。  今、労災保険のいわゆる積立金はどれくらいあるのか、お答えいただきたい。
○山田委員 私が調べたところ、八兆円を超えている。これも私は埋蔵金だと思うんだ。  では、毎年、去年とことし二カ年でいいし、ことしだけでもいい、いわゆる労災の保険料収入が幾らあって、そして幾ら支出されているか、収入と支出を答えていただきたい。
○山田委員 大臣、資料十一を見ていただきたい。これは特別に私の方で表につくっていただいた。わかりやすいと思うんだ。白い部分が支出、黒く斜線を塗った部分が収入、そして積立金の額が点々のものだ。  積立金が、平成五年度は四兆かそこらだったと思う。四兆もなかった、三兆幾らだ。ところが...全文を見る
○山田委員 大臣、考え違いをしてもらっては困るんだけれども、この積立金というのはあり余ったお金じゃないんだよね。これは、いわゆる働く人と中小零細企業の人が血のにじむような思いで支払った金額、税金なんですよ。  その税金が、労災事故というのは年々減ってきているんだ、実際には。平成...全文を見る
○山田委員 恣意に決めているわけではないと言うけれども、労災についてもまさに埋蔵金の問題。これについては埋蔵金じゃないとかと言っていたけれども、いわゆる行政支出総点検会議で埋蔵金という言葉を使われているので、大臣、よく読んでいただきたい。行政支出総点検会議でこの労災の問題も問題に...全文を見る
○山田委員 今、義肢と言ったけれども、義肢に使われているお金は二十六億円だ。あと何か遺族のケアとかなんとかと言っていましたけれども、それに使われているお金は三十三億だ。ところが、実際に社会復帰促進事業としてそういうものに使われているお金は、私の資料十四、十五、十六で整理したので、...全文を見る
○山田委員 大臣、毎年、労災保険でいろいろな社団法人、財団法人に対して八百億、雇用保険から九百億、このように支払われている、我々の労災、雇用保険から。これはどう考えられるか、大臣。  しかも、そこの天下りが労災保険だけで九百五十二名だ。月給百五十万から二百万、二年いたら二千万、...全文を見る
○山田委員 大臣は、大臣に就任してもう三期目かな、どれくらいになりますか。その間に一度もこのことについて、きちんと点検したのかしていないのか、その辺もお伺いしたい。
○山田委員 大臣、もう一回最初に戻りますが、ガンガンとドアをたたかれて、三人踏み込んできて、台風の中、駅前に連れ出されてその宿舎からおっぽり出された、こういう人たちが今も何千人も何万人もいるわけだ。いわゆるネットカフェ、私もそこに行って一晩一緒に過ごしてみた。マックカフェ、いわゆ...全文を見る
○山田委員 政策を行っているところで、まだ国からはやっていない。実際に東京都はわずか、それについて上限六十万までで、六十人ぐらいまでやっているようだけれども、我々政治家として、厚生労働に属する者として、この就業支援のための住宅手当、これをぜひこの雇用保険のうちから何とか、これだけ...全文を見る
12月24日第170回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○山田委員 大臣にお聞きしたいんですが、私どもが今回出した雇用四法案について、既に行政とか大臣の方で、それで処理していくので、自民党側としては、その法案の必要はない、十分行政で対応できる、そういう言い方をされているんですが、大臣としては、この法案があった方がいいのか、その法案も必...全文を見る
○山田委員 大臣は法律がなくてもやれるとお思いなのかどうか、そこだけでいい。
○山田委員 この場で法案の成立をしてほしいというのが大臣の気持ちなわけですね。もうこれ以上それはいい。  それで、大臣、法律もなしに今いよいよ、二十二日、一昨日からですか、今度、雇いどめに遭ったり派遣切りになった人たちに対して住宅手当とか貸し金を始めていますね。これは、実際に被...全文を見る
○山田委員 大臣、ちょっと今、答えが違っていると思うんです。  いいですか。予算もなしに、法律もなしに、何でも行政でできるということ。税金を使ってやるわけですから、やはり法律がなければ、予算がなければ、既に始めた二十二日のようなことはできないはずだ。それができるとしたら、何らか...全文を見る
○山田委員 私は質問通告しておったつもりなんだけれども、どうも大臣にはよく聞こえていなかったようだ。  いいですか、大臣。いかな大臣といえども、予算がなければ、法律がなければ、我々国民の税金、保険料を使って何でもやれるというわけじゃないんだ。だから、我々は法律を出しているし、補...全文を見る
○山田委員 二十二日から貸し付けをやったりいろいろしているんじゃないんですか。二十六日に省令を出すのか。年が明けてから省令を出すという話を聞いているけれども、そこも明らかにして。
○山田委員 大臣、大臣は大臣として法令に従って行政をやることになっているんだ。いいですか。その法令、法律の中の委任を受けた省令で行うとなっているのに、それもやらずに、実際に保険料を使って始めた。これはゆゆしき行政上の違法行為じゃないか。これは許せない話であります。しかし、これを幾...全文を見る
○山田委員 それは違う。大臣、労働金庫が出せるのは、いわゆる保証協会が保証するから出せる。保証協会にこの雇用保険の二事業分から焦げついたときに金を出しますよということからできるわけなんで、雇用保険から、我々の保険料から、国民の保険料から出すということは、それなりの法令なり予算措置...全文を見る
○山田委員 いわゆる定額給付金をそんなことに使うよりも、こういった人たちに使う方がよっぽど緊急雇用対策になると思うんだけれども。  大臣、もう一つ。大臣が言っていた雇用保険の二事業部門、私が示した資料を見ていただきたい。これは事業者がもともと負担してきたものですが、保険の収入が...全文を見る
○山田委員 いわゆる二事業分で一兆二千億、総点検会議の議事録によると、本来失業者に給付する分だけで既に五兆四千億、それだけの積立金、いわゆる埋蔵金と言っていいかと思うのです。それと労災。年々労災が減ってきております。労災だけで既に八兆円という積立金、埋蔵金がある。そうすると、合わ...全文を見る
○山田委員 質問を終わります。どうもありがとうございました。
12月24日第170回国会 衆議院 本会議 第16号
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○山田正彦君 ただいま議題となりました民主党・新緑風会・国民新・日本及び社会民主党・護憲連合提出の緊急雇用対策四法案について、民主党・無所属クラブを代表し、賛成する立場で討論いたします。(拍手)  アメリカの金融危機に端を発した経済危機は、我が国の輸出産業に深刻な打撃を与え、今...全文を見る
○山田正彦君(続) 与党の皆様にぜひともこの法案に賛成いただき、一緒に雇用対策の実現に力を合わせて、この法案をぜひ成立させてください。(拍手)