山中郁子

やまなかいくこ



当選回数回

山中郁子の1975年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月14日第75回国会 参議院 物価等対策特別委員会 第3号
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○山中郁子君 私は三木内閣が成立して以来、経企庁長官を初め各閣僚の方々が繰り返し三木内閣の最も重点的な課題として物価問題に当たると、一大物価作戦を展開するということを述べられてきたことについて、とりわけその中で主要な一つの課題として独禁法の問題を強調されていることをめぐって質問を...全文を見る
○山中郁子君 私がなぜこのようなあたりまえなことを初めに申し上げたかということですけれども、大臣にも思い出していただきたいし、委員の皆さんにも思い出していただきたいのですけれども、実は七十二国会、十二月二十一日に参議院の物価特別委員会で附帯決議をしております。その中でこういう項目...全文を見る
○山中郁子君 そうです。そうです。
○山中郁子君 問題は、自民党がそうした共同提案の提案者になって、そして参議院の特別委員会で決議をしているんです。そのことに対して倉成さんがこのような発言をされているということは、どういうことを意味するのか、私はそれについての反省も求めたいし、意見も伺いたい、こういうことを申し上げ...全文を見る
○山中郁子君 私、さっきちょっと日付を間違えましたけれども。長官、これは七四年十一月十九日号なんです。十一月なんです。ですから、その後の変化なんというのは、またそれは言い逃れのうちの一つであるということが明らかなんですけれども。それにまた……。七四年の十一月です。ですから、私はち...全文を見る
○山中郁子君 十一月のことですので、政府の姿勢がその後大きく変わったということはあり得ません。もうとっくの昔に独禁法に対しては、ちゃんとやると、こういうことは明らかにされていたわけですから、そういうことを背景にして、個人的に倉成さんがどう考えているかということについて私は批判しが...全文を見る
○山中郁子君 長官は大変抽象的な、小学生への訓示のようなことをおっしゃっていますけれども、具体的にこの石油パニックを前後として目に余る大企業の横暴、独占企業集団の横暴が起こってきて、そして便乗値上げ、やみカルテル、先取り値上げ、そうしたことが大きな社会問題になってきた、これが独禁...全文を見る
○山中郁子君 公取委員長が述べられた思いつきでないというふうなことについて、私は思いつきだなどとは思っておりません。しかし、明らかにしておきたいのは、これは公正取引委員会の四十八年度の年次報告ですけれども、ここの中にも、このようにはっきり書いてあるんです。「四十八年度の日本経済は...全文を見る
○山中郁子君 いまの公取委員長の答弁の中にも含まれておりますけれども、そして先ほど長官も御確認なすったわけですけれども、独禁法改正論議の背景となったもの、つまりそういうもとで改正されるとすればどういうことが満たされなければならないのかということについては、たとえば原価の公開の問題...全文を見る
○山中郁子君 長官の御答弁から、私は二つの点をさらに突っ込んでお伺いしたいというふうに思います。  一つは、大きくても小さくても行儀の悪いやつはいけないんであって、大きくても行儀のいいのはいいんだと、こうおっしゃいますけれども、これほど国民をばかにした御答弁はないんであって、仮...全文を見る
○山中郁子君 つまり大企業、巨大企業、独占企業集団、多国籍企業などのこの大きな企業が悪いことをするんだということは明らかだというふうに思います。それは、いま私が短い時間の中で繰り返し申し上げたくはないんですけれども、石油パニックのときのあのゼネラル石油の、たとえばこれを千載一遇の...全文を見る
○山中郁子君 言いようはいろいろあると存じますけれども、要するに大企業、独占企業集団、多国籍企業などの悪徳商法、反社会的行為が国民の生活を苦しめて異常な事態をつくり出して、そしてそれが独禁法改正論議として高まってきていまに至っているということはもう明らかだというふうに思います。 ...全文を見る
○山中郁子君 それではやはりやり得だということになると、私は思いますけれども、むずかしいという論拠が、何にも納得できる論拠はいま長官のお話の中にございませんでしたけれども、公取委員長の御見解と、それから総理府副長官お見えになっていただいていると思いますので、御見解を承りたいと思い...全文を見る
○山中郁子君 どうぞおやりになってください。
○山中郁子君 余り時間とらないでください。
○山中郁子君 いま副長官が言われましたのは、独占禁止法改正問題懇談会の委員の方々のことですね。で、大部分の人たちが、原状回復命令はやはり無理だからできないと、こういうふうに言われたんですか、本当に。
○山中郁子君 私どもが委員の皆さんにお尋ねしたところによりますと、そういうこととは大分違います。そして意見は聞きっ放し、そうして政府としてこういう素案をつくったといって送りつけてきたと、これが、実態だということです。しかし、時間がありませんので、私はこの問題のいま、さらに突っ込む...全文を見る
○山中郁子君 公取委員会が全く不可能なものを出したということもまた私には大変不可解としか思えませんけれども、いずれにいたしましても、たとえばこの独禁法の問題について三木総理大臣はこのように参議院の本会議、昨年の臨時国会ですけれども、答弁をされております。述べられております。で、や...全文を見る
○山中郁子君 前々回百十五円、それから百六十円、それから今回百八十円と、こういうことになりまして、いま公取委員長が言われましたように、たとえばシェア六三%を持っている麒麟も、やっぱり百八十円に今度するだろう、伺カ月か置いてというふうなことが新聞でも言われていますけれども、過去の問...全文を見る
○山中郁子君 それほど複雑じゃないです。いまビールの問題でも明らかになりましたように、要するに自由公正な、自由な競争によるということで、独禁法でもってそうした矛盾点を解決しようということができないというのはこの問題一つとってみても明らかなんです。これはむしろ小さな問題でありまして...全文を見る
○山中郁子君 独禁法の問題とも大いに関連のする問題だというふうに思います。  もう一点についてお伺いしたいものは、やはり私ども共産党の質問の中で、私も先ほどから繰り返し申し上げておりますように、単に特定の取引分野、事業分野での公正な、自由な競争による価格の保証ということだけで、...全文を見る
○山中郁子君 原価公開は……。
03月18日第75回国会 参議院 逓信委員会 第4号
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○山中郁子君 三木内閣が登場いたしましてから清潔で公正な政治ということを看板にして、そして具体的には物価を抑え福祉を充実させるということを繰り返し繰り返し主張をしてこられました。私たちもう耳にたこができるほどそういうことを伺ってきました。で、けさほど来の審議の中でもたくさんの方が...全文を見る
○山中郁子君 新聞に出ています。
○山中郁子君 郵政省としても、あるいは電電公社としても、伝えられている秋草副総裁の記者会見の談話の内容については否定をされているというふうに思います。間違いであったと、こう言われておりますけれども、私は電電公社副総裁として個人的な発言が記者会見で行われるはずがない、子供でもわかっ...全文を見る
○山中郁子君 事前に質問の要旨をお話ししてあったからでしょうけれども、余り先を急がないでいただきたいんですけれども、私がお伺いいたしましたのは、一般に公衆網と公社が貸している専用線あるいは自営網との接続が禁止されているはずであるけれども、それはどのような規定に基づくものであるかと...全文を見る
○山中郁子君 一般にはそういう規定を適用して——何とおっしゃったんですか、いない……。
○山中郁子君 原則的に一般に禁止されていることが、米軍の場合には、それが接続ができるという法的根拠はどこですか。先ほど局長は何か先走っていろいろなことをおっしゃってましたけれども、改めてきちんとお伺いしたいと思います。
○山中郁子君 特例法のどの条項に当てはまりますか。
○山中郁子君 それは料金問題だけだというふうに思いますけれど、接続の問題はどうなるんですか。
○山中郁子君 この特例法というのは「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定等の実施に伴う公衆電気通信法等の特例に関する法律」という、長い名前なんですけれども、要するに地位協定に基づく特例はこ...全文を見る
○山中郁子君 一つは、それでは初めにお伺いしたいんですけれども、「合衆国軍隊は、」——つまりこれは地位協定の第七条です、公社の方が論拠として持っていらっしゃいます。その「合衆国軍隊は、日本国政府の各省その他の機関に当該時に適用されている条件よりも不利でない条件で、」となっておりま...全文を見る
○山中郁子君 実際問題として、特例法がこういう形で決められている——第一条から第三条まてですけれども、第一条は料金についての例外措置と、そして第二条は債券負担の関係だというふうに思います。そして第三条は自営網を持つことができると、こういうことだというふうにこれは読めますけれども、...全文を見る
○山中郁子君 それでは、この特例法からはどこからも米軍に対しては優先的に特権的にそうした接続が許されるということは全然出てこないんじゃないですか。
○山中郁子君 もう一度言います。  第一条は主語がどこにあるかということをよくあれしていただきたいんですけれども、「日本国にあるアメリカ合衆国の軍隊の用に供する電信及び電話に関する料金は、」、と、これが主語なんですよね。この料金については、「公衆電気通信法の規定にかかわらず、」...全文を見る
○山中郁子君 外務省お見えになっていただいていますでしょうか。  外務省にお尋ねいたしますけれども、この特例法の第一条は、そういう、いま電電公社が言われているような形で料金以外のすべてのものについての特例を認めると、こういうふうな理解が成り立つわけですか。
○山中郁子君 外務省の見解を伺っております。
○山中郁子君 先ほど遠藤総務理事が、当該時に適用されていた条件よりもということで言われておりましたけれども、ちょっと確かめたいんですけれども、当該時というのはこの地位協定が決められたときですけれども、つまりその時期には、公衆回線がすべての政府各省並びに機関で制限が何らなくつなげて...全文を見る
○山中郁子君 ですから私は一番最初に申し上げたんです。それは公衆電気通信法によってそのことが認められているわけでしょう、そうじゃないんですか。
○山中郁子君 それでしたら、それは例外なんですよね、結局。公衆電気通信法の、まあ専用線の場合ですと六十四条、あるいは自営網の場合ですと百六条に当たると思いますけれども、それは例外として警察や消防や云々ということが出ているのであって、例外がここで言う「日本国政府の各省その他の機関に...全文を見る
○山中郁子君 なぜ違わないんですか。「日本国政府の各省その他の機関に」と、こう書いてあるんですよ、各省じゃないじゃないですか。
○山中郁子君 外務省にこの点についての見解をお伺いしたいと思います。  たった一つの例外でもあれば、それは地位協定の七条で言う「日本国政府の各省その他の機関」ということに入るんですか、条約解釈の上から。
○山中郁子君 電電公社がそういうふうに約束をしているから外務省としては論評しないという態度のようにうかがえますけれども、重ねてもう一度伺います。  外務省は、それでは地位協定の第七条の「合衆国軍隊は、日本国政府の各省その他の機関」という「各省その他の機関」はたった一つでもいいん...全文を見る
○山中郁子君 たった一つでもいいのかということです。
○山中郁子君 もう一度お尋ねいたします。  これは電電公社の問題として私申し上げているんじゃありません。すべての関係について第七条——地位協定によってさまざまな協定かありますけれども、これは例外的に認められているものであっても全部アメリカの特権的な待遇にそのままつながると、こう...全文を見る
○山中郁子君 電電公社のことを言ってないって申し上げていますでしょう。ごく例外的にというのは、それじゃ電電公社でいまの問題を例にとって申し上げますと、公衆電気通信法の場合は、専用線に公衆網をつないでいけないということで、その例外として警察とか消防とか災害救助とか、そうした例外が挙...全文を見る
○山中郁子君 それでは電電公社に伺いますけれども、この地位協定第七条によって、米軍についてはすべての特権が与えられるのだと、こういう御理解になるとすると、特例法というのはなぜこのように三つの問題について決めているんですか。
○山中郁子君 そうしますと、たとえばこの第二条で債券免除のことがうたわれているわけですよね。これはたとえば国内の扱いにもありますね。そういうすべてのものが第七条でできるんだといえば、なぜ特例法で第二条があるんですか、わざわざ。そういう理解によれば、日本の国内で例外的な規定であって...全文を見る
○山中郁子君 この点についての外務省の見解をお伺いしたいと思います。  先ほどの外務省の御理解ですと、電電公社が言うように、第七条であるならば、第七条で日本の国の中で政府機関あるいはその他の機関でたった一つでも仮に例外的な措置であっても認められているものは無条件にアメリカ軍に、...全文を見る
○山中郁子君 その点についての外務省の見解をそれでは後ほど報告をしていただきたいというふうに思います。  それで、先ほど私が申し上げましたように、特例法の第一条は料金の問題、第二条は債券免除の問題、そして第三条は自営網が持てるという、こういう問題です。それにもかかわらず、そして...全文を見る
○山中郁子君 総裁に。
○山中郁子君 いま軍用に限るということで盛んにおっしゃってますけれども、私は、まず第一の問題として、軍用に限ったとしても、米軍にそうした特権的な優先権があるという法的根拠はないではないかということを最初から申し上げているわけなんです。  私も昔東京トールで働いておりまして、これ...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げましたのは、四十六年の基本契約の補足協定というのはいただきました。その前の合意事項、その前はどういうことだったのですか、それを私は資料の説明で何回も伺ったのですけれども、この特例法であるということ  一点張りでしたけれども、それはどういうものがあるんで...全文を見る
○山中郁子君 すごく矛盾していると思いますね。つまり先ほどは、地位協定の七条によって合意しているその中身によって公衆電気通信法の除外になっているのだと、つないでもいいんだと、こうおっしゃってて、そしてそれじゃそれは何かと言えばそれは何もなかった、こういう話でしょう。こんなむちゃく...全文を見る
○山中郁子君 すると何か文書はあるわけですね、この補足協定というふうになっていますけれども、この専用線の接続の問題に関しての文書というのはあるわけですね。
○山中郁子君 その資料を求めておりましたけれども、それはお出しいただけなかったのですけれども、どういうわけでしょうか。
○山中郁子君 私は、法律論議よりも、日本の国民がみんな高いお金を負担して、そして戦後破壊された公衆電気通信網をここまで持ってきて、それは国民全部の財産なわけですよね。それを、そうしたいま申し上げただけでも不確かなさまざまな疑惑のある拡大解釈並びに——それは公社に言わせれば拡大解釈...全文を見る
○山中郁子君 それはそうしてください。  そして私は申し上げておきたいんですけれども、国民の財産である公衆電気通信網と米軍との関係に関してどうなっているのかということを国会で質問したことに対し、米軍の了解を得なければ国会に出せないと、私はこれは大変重要な問題だというふうに思いま...全文を見る
○山中郁子君 電電公社が昭和四十八年度要健康管理者等の状況についてということで、四十九年七月二十五日に出されている文書があるんですけれども、この中で、療養者として頸肩腕症候群がその疾尾の中に入っていないんです。これはどういうことでしょうか。
○山中郁子君 四十九です、七月二十五日の文書です。
○山中郁子君 しかし、この概況として、昭和四十八年十二月末における要健康管理者は何人であるということで、そういうことで書いてあるんですね。そうしてその中に頸肩腕症候群は入っていないんですよ。  これは電電公社が頸肩腕症候群の患者を、その病気を本当に重要な問題として位置づけている...全文を見る
○山中郁子君 その点につきましては、私はやはり公社の実際の患者に対する、また労働者の健康に対する具体的な施策の中にあらわれてくるということだと思います。口でどういうふうに言うかということでははかり知れないものがあるというふうに思います。  それで具体的な問題としてお尋ねいたしま...全文を見る
○山中郁子君 五項目の中身を簡単にそれじゃおっしゃってください。
○山中郁子君 具体的な問題として、トラブルが起きているケースの中で、こうした公社指定病院で検査を受けていないから認定できないとか審査できないとか、あるいは精密検診を受けていないから認定できないとか審査できないとか、こういうケースが非常に多くあるわけです。  そこで、ごく基本的な...全文を見る
○山中郁子君 常識的な話としてはわかりますけれども、頸肩腕症候群の診断をしてもらうのに産婦人科に行ったり小児科に行ったりして診断書をもらってくる人もいないと思いますけれども、十分な整形外科としてそれに足りる設備を持った病院というのはたくさんあります。そしてその患者が長期にわたって...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、ちょっと重ねて簡単に伺いますけれども、指定病院でなければ絶対にいけないという態度はとっていないというふうに理解してよろしいわけですね。
○山中郁子君 それはどういう根拠によって、どういうふうに決められているわけですか。
○山中郁子君 その積み上げてきたということはいいです、それは私もよく存じております。しかし、いま私がお伺いしているのは、たとえばの話ですよ、業務災害がありますね、電柱から落ちて大けがしたと。この場合に、どこそこの指定病院でなければいけないと、業務上認定ということにならないというこ...全文を見る
○山中郁子君 要するに、指定病院以外の検査では、診断ではいけないという根拠はないということですよね。そういうものは公社としては労働協約で労働組合と相談して決めることが基礎になると、でそれじゃ労働組合との協約で何かあるのかといえば、それはないというお答えでした。結局、これはないんで...全文を見る
○山中郁子君 私は先ほど局長が言われたような先入観ないしは誤解で申し上げているのではありません。  というのは、労働安全衛生法で産業医以外の例外についても認めていますでしょう、これが医師選択の自由ですよね。もっと大きくさかのぼれば憲法第十三条の生命、自由を追求する権利があると、...全文を見る
○山中郁子君 いま言われました労働省の基発五十何号でしたっけ、あれはことしの二月の五日に出たものですね。そしてそれ以前は例の七二三号です。七二三号にはそのようには書かれてないはずです、精密な検査ということについてはね。  いま私がここずっといろいろな事例が起こってきていることの...全文を見る
○山中郁子君 いまのケースは、「現在の症状は職業が誘因となったものと思われる。」というふうに総合所見で書いてあるのですよね。これは御存じでしょう。それにもかかわらず、どうしてこれが不明確なんですか。
○山中郁子君 時間が参りましたので、そのほかたくさんのケースがありますけれども、いまの局長のお話で公社の姿勢がわかるんですよ。  なぜかというとボーダーラインだから「外」にしたって、これどういうことですか。ボーダーラインだから「上」にするのがあたりまえじゃないですか、本当に職員...全文を見る
03月25日第75回国会 参議院 逓信委員会 第5号
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○山中郁子君 NHKの予算の審議に当たりまして、私は、初めにまずNHKの会長にただし、明らかにしていただきたいごとがございます。  最近、聞くところによりますと、NHKの会長が自民党のかなり多数の議員の方々とお話を持って、NHK学園、国際放送、放送法改正などの問題について話し合...全文を見る
○山中郁子君 それでは二月十二日に持たれた会合は、いまおっしゃられたどちらの会合だったんですか。
○山中郁子君 その中で伝えられております内容として、それらに関して自民党の通信部会と予算の問題についてNHKの方たちがお話をなさるということは、けさほどから論議になっております、そしてまたいままでも必ず逓信委員会で繰り返されたでありましょう不偏不党の原則という観点から大変疑義があ...全文を見る
○山中郁子君 私は、単なる予算説明という域を越えてそうしたことが自民党さんとの間で話し合われている、このことを問題にしているんです。  具体的に申し上げますと、いま私が申し上げました支払義務制、罰則規定、届け出義務制などのそうした法改正を私も個人見解としては持っていると、こうい...全文を見る
○山中郁子君 重ねて申し上げますけれども、少なくともそのような不偏不党という放送法の精神、並びに放送法に規定されているからというだけでなくて、憲法に基づく、そして会長自身も世界に冠たるものだとこういうふうに自信を持っておっしゃっておられる日本の放送法の精神に基づいて、少しでもそれ...全文を見る
○山中郁子君 フィーリングだとかいろいろおっしゃいましたけれども、会長自身は個人的な見解としてどういうフィーリングをお持ちなのですか。
○山中郁子君 これに時間をとるつもりはありませんけれども、それではもう一つだけお尋ねいたします。  NHKにおいて、顧問というのはどういう存在なんですか、有名無実ですか。
○山中郁子君 会長自身が思わずもそういうふうに申されましたように、国民政治協会というふうに名前を改めても、これは自民党の政治献金機関なんですよ。それはもういま会長が言い間違いとおっしゃったその事実一つとってみたって明らかなんです。これは新聞論評なんか見たってみんな同じですよ。 ...全文を見る
○山中郁子君 それで、そうしますと、郵政大臣のこの予算に対する指摘の中の一つの大きな柱である「受信料収入の確保と経費の効率的使用に努め、」ということで、この受信料の確保ということが一つの大きな課題になっている。会長自身もこのことは適切な指摘であるし、NHKとしても努力をすると、こ...全文を見る
○山中郁子君 はい、推定になりましょうね。
○山中郁子君 大体、平均して三百万ぐらいの差でもってぐるぐる回っているというふうに判断していいとすれば、いま言われましたそのうちの未契約者というふうに全部を理解できないと、未契約者として把握する。パーセンテージというのは大体どのくらいに考えていらっしゃいましょうか。
○山中郁子君 私がここでちょっと提起をしたいし、またどういう観点からNHKの方で財政の基盤の確立ということで力を注ぐかということも含めてお伺いしておきたいというふうに思うのですけれども、この中でやはり未契約者の契約を進めるということが一つの主要な努力目標であるということははっきり...全文を見る
○山中郁子君 そういうことはそれとして結構なことなんですけれども、私がいま先ほどから申し上げていますように、契約をふやしていく、そしてそういうところを基本に置いて経営の基盤を安定させていく、そのことは国民が本当にいい放送を見られるということと紙の表裏の関係だと、ここのところをやっ...全文を見る
○山中郁子君 たまたまここに書かなかったということみたいにおっしゃいますけれども、やっぱり実態はそうじゃないんですよね。一々細かくは申し上げませんけれども、必ずしも実態はそういうことで一貫してやってきましたなんていうことじゃないからこそ、私は揚げ足取りみたいにたまたまここに書いて...全文を見る
○山中郁子君 都市の難視聴の問題というのは、まあ全般として高層ビルですよね、主として。で高層ビルによって電波障害、受信障害が起っているということは明らかだと思うんです。そういうケース以外に、五十キロも離れたところで電波障害が起こって、それが原因がわからないということはあり得ません...全文を見る
○山中郁子君 どの高層建築によって起こっているか明確でないというのは、やはり反射とか、そういう問題がいろいろ複合しているということも含まれているというふうに思いますけれども、いずれにしても高層ビルによって電波障害が起こっているということが明らかであるならば、先ほどおっしゃってた、...全文を見る
○山中郁子君 現在では、住民運動の中で結局ビルの持ち主ですね、建築主とそれから住民との間で、そうした経費も含めて原因者負担ということが実際に成果が上がっているというケースも出てきています。  私は、これは公害の問題にちょっと比べて考えてみたいとも思うんですけれども、四日市のぜん...全文を見る
○山中郁子君 高層ビルは乱立しているといったって、そんなにたくさんないですよ、いま。たとえば東京の場合、新宿副都心考えてみたって十なら十でしょう。だったらそれの複合責任ですよ、共同責任ですよ。そういうことをちゃんと貫くということが本当に原因者負担という立場に立つと、こういうことだ...全文を見る
○山中郁子君 考え方として、私はやはりはっきりさせたいと思うのですけれども、公害の場合は簡単だというふうに、わかりやすいというふうにおっしゃいましたけれども、あの公害だって何年ああいう犠牲者が出て、そして闘いが進められて、そしてここに到達したか、何も最初から簡単なことじゃなかった...全文を見る
○山中郁子君 原因者がはっきりするということは、一つのビルがはっきりすると、こういうことじゃないでしょう、私は繰り返しいま言っています。三つなり四つなりビルがあってどれが原因だか、私のところじゃない、私のところじゃないとみんなが言っていると、そして原因者がわからないと、こういうこ...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ歯切れが悪いんですけれども、いずれにしても考え方が同じだと言われましたので、それはやはり原因者ということが幾つかのビルでどれが主要な原因であるかわからなくても、そのビルが原因者であるということについてははっきりしていると、こういう見解に郵政省が立たれているも...全文を見る
○山中郁子君 そういうことですけれども、実際問題として、いま監理局長も言われましたように、それからまた大臣も言われましたように、ビルがこれからどんどん建ちますよね、いまでもそれでわからないと、こういう状態になっていますけれども、これをビルができてしまってから、そしてやれ電波障害が...全文を見る
○山中郁子君 具体的に日照権でビルの建て方を防止すると、そういうような具体的なことを私は言っているんじゃないです。それは電波なら電波に応じた対策の仕方がありますでしょう。  要は、できてから障害が起こって、それじゃこの障害の原因者はだれだとか、わかるとかわからないとか、やれあそ...全文を見る
○山中郁子君 これは午前中にも森委員から御指摘なさったことですけれども、まあ調査会に建設省が入っていますというふうなことじゃやっぱり郵政省の姿勢は疑われるわけなんですよね。やはり本当に積極的に根本的に、これからはもっと大きな問題になりますよ、これは。やはりそのことについての責任の...全文を見る
○山中郁子君 その契約上の問題だけだということなんですけれども、そうしますと、それがなければ五十一年度に打ち上げる、こういう予定で進んだということになると思うんですけれども、それでそういうことだとしますと、放送衛星を打ち上げて実際にどういう形で放送を行うのか、これは国内法、つまり...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、実験放送の段階では放送法は関係ないという御見解なわけですかということが一つと、それからそれでは実験放送というのはどういう放送をするのですか、実際問題としての放送の中身です。
○山中郁子君 つまりパターン放送、そういうようなことなのかということ。
○山中郁子君 ちょっと関連して明らかにしたいのですけれども、先ほどどなたかの質疑の中でお答えになったのですが、これは打ち上げて静止した段階からは郵政省の所管になるだろうと、管理ですね、それまでは宇宙開発事業団ですね、というお話がありましたけれども、そうしますと実験放送が行われる段...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、これは国が放送を行うということは十分考えられるわけですね、いまのお話しによりますと。実験放送の中身もまだこれから検討するんだということですから。そのことに関してはやはり放送法に抵触するというふうに考えざるを得ないと思うのですけれども、その辺の御見解はど...全文を見る
○山中郁子君 そうすると放送の中身は、さっき私はパターン放送みたいなものかと伺ったのですけれども、実際にいま放映されているああしたものを実験放送の中身として考えるということは全くないわけですか。
○山中郁子君 そうしますと、私が危惧しますのは、いままでも多くの方たちから提起されていたんですけれども、放送衛星が実験放送だということでですね、実際問題、国内法、放送法との関連なしに既成事実として積み上げられて、そして、まさに国も、それからNHKの会長も強調しておられる世界に冠た...全文を見る
○山中郁子君 私は、まさにいま大臣が読み上げられましたその技術的な先行について申し上げているんですけれども、じゃ一応郵政省としては実験放送はどのくらいの段階で、そしてその衛星放送を本格化するのはどのぐらいの見通しで考えておられるんですか。
○山中郁子君 私は、この放送衛星の問題、通信衛星もそうですけれども、三年ほど前ですか、郵政省が相当強硬にごり押しをしたというふうに一般的に言われて、アメリカからの導入という形でここまできているという事態がありますけれども、そういう経過に照らし見ても、やはりもっと明確な、単に技術的...全文を見る
03月27日第75回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○山中郁子君 私は本日の集中審議に当たりまして、とりわけ、ことしが国際婦人年であるということに照らして、婦人の問題をめぐり男女差別、そして母性保護をめぐる政府の現状認識をただし、そして具体的な——ここが大事なところなんですけれども、具体的な施策を聞いたいというふうに思います。 ...全文を見る
○山中郁子君 私はぜひとも三木総理大臣にお伺いしたいと思ったのですけれども、きょうは福田副総理がお見えになっておりますのでお答えを願いたいと思いますが、御承知だと思いますけれども、国際婦人年に関しまして労働省は三千百万の予算を要求いたしました。そしてその後大蔵省で六百万に査定をし...全文を見る
○山中郁子君 いろいろなことをやっておるということで、具体的にこれというふうに副総理がおっしゃらないことは、また逆に、具体的に政府全体として取り組んでおられないということを意味しているのじゃないかというふうに私は考えざるを得ません。また後ほど婦人少年局長にはお話を伺う機会があると...全文を見る
○山中郁子君 大臣談話を出したり、次官通達などで強力な実質的な指導をなさるというお考えがありますか。
○山中郁子君 それで、問題は現実に男女差別がたくさんあるということですけれども、たとえばこれは大阪総評の資料でございますけれども、日立造船でも定年差別を現実にしております。たくさんあるんですけれども、皆さんがよく知っていらっしゃる大きな企業、朝日麦酒などでもそうですし、新阪急ホテ...全文を見る
○山中郁子君 具体的な税務署のことでお伺いします。
○山中郁子君 能力があり、意思があれば機会を与えるということは、当然試験を受けて、受かって、そして税務職の仕事につきたい、こういう人にはそういう機会が与えられるべきである、こういう副総理の御意見だというふうに思います。私も全くそのとおりだと思います。現状は、国税庁では税務職に婦人...全文を見る
○山中郁子君 例外はいいんです、例外は。
○山中郁子君 ただいまの副総理の御見解と、それから国税庁次長の、若干もう少しはっきりさせたい点もあるんですけれども、時間の関係で、とにかく改善していかなければならないというふうに受けとめておられるということに理解をいたします。  そこで、税務職の試験を男子に限っているという人事...全文を見る
○山中郁子君 これは税務職だけじゃないんです。ほかにもたくさんあるのです。国家公務員の中でこういう差別があるということは、もともと国の責任の重大さをやはりいままでないがしろにされてきたことだと言わなければならないと思います。ぜひとも税務職の問題だけでなくて、人事院規則全体を見直し...全文を見る
○山中郁子君 具体的な苦情処理機関の問題については、これを受けた具体的な施策を講じられるつもりがないのかどうか、その点についてお願いいたします。
○山中郁子君 いっぱい差別があるということは認められて、そしていつも政府はいろいろ研究会をやってもらっていますというふうにおっしゃいますけれども、それが出るまで出るまでということで国際婦人年なんか終わっちゃいますよね。そうではなくて、本当に現実にあるんですから、そういう問題を解決...全文を見る
○山中郁子君 研究結果を待ってということじゃ、もうみんなは待ち切れないというのが実態です。  そこで、私はきょう慶応病院の看護婦さんをしていらっしゃる大久保さんに参考人として来ていただきましたので、大久保参考人から現場の実態、働く者の願いについて訴えていただきたいというふうに思...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。  おわかりいただいたと思います。私も看護婦さんと同じに、労働基準法の女子の深夜労働の適用除外になっております電話交換手として、過去長い間働いてきました。だからその経験の中でも、自分でも子供を産んで育ててきましたので、よくわかっておりますけ...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。  おわかりいただいたと思いますので私は繰り返しませんけれども、医学上から言っても、つまりこれは労働省が委嘱をしております研究会の専門委員報告の中でも、疲労回復というのはやはり十週、十一週まで訴えられるんだと、こういうことに注目をしなければ...全文を見る
○山中郁子君 私はそういうことをお伺いしたのじゃないんです。森山局長も、御自分が御婦人でいらっしゃるし、よくおわかりだと思います。いま大久保さんもおっしゃり、それから長橋さんもおっしゃった、こういう具体的に切実な実態のもとで、政府がどれだけ心を込めて本当に心のこもった政治としてこ...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ確かめます。現行で十分で理想的だとは思っていらっしゃいませんね。そのことだけ端的にお答えください。
○山中郁子君 いま森山局長からお話がありましたけれども、私は婦人少年局の皆さんが努力していらっしゃることはよく知っております。しかし、それを本当に政府として努力をしなければ、せっかくの婦人少年局の皆さんの御努力も実らないということを申し上げたいわけなんです。  それで、森山さん...全文を見る
○山中郁子君 チャンスがあればじゃない、政府がチャンスをつくるべきだということです。そういうことで御理解いただいていますね。チャンスなんか、なかなか来ないです。企業は労働大臣にそういうことをやってくれなんて言ってきませんよ、少しでも出したくないんだから。チャンスをつくって積極的に...全文を見る
○山中郁子君 財政当局の協力を得てというお話ですので、厚生大臣と大蔵大臣にお伺いしたいんですけれども、人事院判定が出てもう十年たってるんですよ。そしていまのお話によりますと、いつまでに体制を確立するということは言えないと、こんなことがありますか。厚生大臣に、いつまでにこれをやるお...全文を見る
○山中郁子君 とにかく現実の問題として、そういう形式的な官僚的な受けとめ方じゃだめなんだということを、私は先ほどから申し上げているんです。ですからもうそのことは繰り返して申し上げません。  それで副総理にお伺いをしたいんですけれども、たくさんなことがありますが、先ほど大久保参考...全文を見る
○山中郁子君 はい。  なるべくということではなくて、必ず政府としてそうした責任ある措置をとっていただきたい。これが本当に国際婦人年ということでこのように宣伝したりするということの、これが本当であるということの証明になるわけです。これを本当にすべての婦人たちが見守っているという...全文を見る
03月29日第75回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○山中郁子君 一昨日の予算委員会の質中審議におきまして、私は、とりわけ婦人問題についての母性保護の課題について、福田副総理を初め関係閣僚にただしました。その結果、政府の姿勢としては、ことしはまあ国際婦人年でもあるし、三木総理大臣も婦人の地位向上や母性保護のために全力を上げてがんば...全文を見る
○山中郁子君 主たる責任、生計を維持しているというふうに言われますけれども、いま共働きの方たちたくさんいらっしゃいますよね。郵政省で働いていらっしゃる方、とりわけ奥さんが看護婦さんしていらっしゃると、給料が大体同じぐらいな方、ケース多いですよね。その場合でも、御主人が郵政職員だと...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと大臣にお伺いしたいんですけれども、主たる生計の維持者ということは、具体的にその家族の支出なら支出、一カ月二十万かかるとしますね、どのくらいまでその収入を得ている人が主たる責任者になるんですか。
○山中郁子君 大臣にお答え願いたいんです。  主たるというのは、結局、いまの人事局長のお話でもわからないんですけれども、ケースとして大体同じくらいの給料ですよ、亭主も女房も十万円ずつ取ってくると、それで二十万で家計をやっていると、こうした場合にはどっちが主たるになるんですか。
○山中郁子君 そうじゃないんです。  郵政省の方で伺ったところによりますと、東京逓信病院の看護婦さんのうち五十八名既婚者の方がいらして、そのうち十四名が宿舎に入っていらっしゃるんですね。この十四名の方というのは御主人が郵政職員だということです。それで大体まあ同じくらいですよ、所...全文を見る
○山中郁子君 古いからそういうふうに思われるんです。
○山中郁子君 それでは具体的に、私が先ほどから申し上げましたように、一般的な問題と違いましてね、看護婦さんというのは夜勤で夜おそく帰ったり、それこそもううちへ着いたら十二時ぐらいになっちゃうというような、そういう勤務をしていらっしゃるわけでしょう。そういう特殊性も含めて、看護婦さ...全文を見る
○山中郁子君 繰り返しは私はもう伺わなくてもいいんですけれども、大臣、私がいま申し上げました観点で前進的に検討するということはよろしいですね。
○山中郁子君 そのことは確認してください。
○山中郁子君 この問題、またさらに別な機会に少し具体的に詰めたいというふうに思っています、ほかにも問題いろいろありますから。  それで、いまのこの問題と関連するんですけれども、遠くに住んでいらっしゃる方たち——一時間なり一時間半なりかかる方たちが夜遅く、つまり伺ったところにより...全文を見る
○山中郁子君 厚生省の方お見えになっていらっしゃると思うんですが、看護課長さんでいらっしゃいますね。  ここに「看護婦のおやじの会」というのがあるのを御存じですか、看護婦さんのだんな様たちの会というのがあるんですよ。看護婦さん大変だからそういうことでおやじの会をつくって、そして...全文を見る
○山中郁子君 ここに看護課から御返事をなさったのがあるんですけれども、そこで厚生省としては看護婦の夜勤による負担を軽減をする方向で改善に取り組んでいきたいと。だから当然そういうふうな方向で、まだいま検討中だという課長さんのお話ですけれども、中身というのは改善する方向で努力をしたい...全文を見る
○山中郁子君 それで、そういうことが国のいわゆる厚生省としての考え方です。で、いま人事局長さんですね、言われたのは、タクシー代を出すということはできないと、しかしタクシー代を看護婦さんが自分で負担しなければならないような事態は生じさせないようにしていると、こういうお話だったと思う...全文を見る
○山中郁子君 いまおっしゃいました通勤時間が一時間半とか一時間とかおっしゃるんですけれども、それもまた大変不合理な算出の仕方をなすっていて、夜になりましたら電車なんて一本待つと十分も十五分もたつんですよ。待たなきゃならないんです、そんな十一時、十二時になりましたらね。そういうもの...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、いずれにいたしましても、勤務体制上こう配慮をして、タクシーを使うような事態はつくらないと、こういうことをお約束いただくということですね。
○山中郁子君 そんなこと言ってないです。だから通常の交通機関がなくなった場合と言っているんですよ。
○山中郁子君 通常の交通機関が遅くなってなくなった場合って私最初から言っているんです。そういうことは生じせしめないと、こういうことですね。それはお約束いただけるわけですね。
○山中郁子君 じゃ、この点については要望しておきます。そういうことを一つ確認していただきました。  それからもう一つは、そうであっても実際問題としてこういう事態が生まれてくるわけです。現実に生まれているんです。たとえば十分ぐらいのところで、普通なら、朝なら歩いて来ます。だけれど...全文を見る
○山中郁子君 じゃ次の問題に移ります。  いま申し上げましたように、夜勤が東京逓信病院の場合には十時まで、これは必ずしも十時にぱっと帰れるという状態でないことはおわかりいただけると思いますが、そしてこれがいわゆる準夜ですね。それから後深夜という形で九時三十分からという勤務があり...全文を見る
○山中郁子君 準夜、深夜合わせてって申し上げています。
○山中郁子君 よく聞いてくださいな。私はね。深夜勤だけが夜勤だなんて言わないでくれって申し上げましたでしょう、準夜、深夜合わせてです。  これはですね、八日以内ということはないんです、もう十三回も十五回もやっていらっしゃるんです。これはもう繰り返し時間を取っていただかなくていい...全文を見る
○山中郁子君 呼称の問題じゃないんですよ。いまね、先ほどから問題になっている、十時まで勤務するというの、これは夜勤でしょう、これは昼間の勤務じゃありませんでしょう、これは夜勤なんですよ。で一般的に準夜、深夜と言っている準夜がこの逓信病院はこれに当たるんです。ですから、これを除いて...全文を見る
○山中郁子君 大臣にちょっと最終的にこの問題についての最後に確認していただきたいのですけれども、福田副総理あるいは労働大臣、厚生大臣、一昨日の集中審議でですね、みんなとにかく積極的に少なくとも妊娠した看護婦さんが深夜労働しなくて済むように、あるいは一カ月に八日も十日も夜勤をしなく...全文を見る
○山中郁子君 当然の努力ではなくて、看護婦さんの問題はこれだけ大問題になっているんだから、特別な努力をしていただきたいと、こういうことを申し上げているわけです。それは、大臣、おわかりいただけると思いますが、いかがでしょうか。
○山中郁子君 では院内保育所の問題に入る前に、三点ばかり具体的な問題でまとめて質問いたしますので、これも端的にお答えいただきたいと思うんです。  一つは、深夜勤の場合に、これはどこの病院でもそうなんですけれども、民間もそうですけれども国立もそうです。補食費というのが出ているんで...全文を見る
○山中郁子君 私の申し上げた趣旨はおわかりいただけますね、そういうことでもって前進的に図っていただきたいと思います。  最後に、院内保育所の問題についてお伺いいたします。  初めに厚生省にお伺いしたいんですけれども、厚生省が昨年から国立の院内保育所ですね、それからあるいは民間...全文を見る
○山中郁子君 その考え方は、看護婦確保という考え方で施策として進めると。そうすると三公社五現業においてもその施策から除外されるものだということではありませんね。お金をどこから出すかということじゃなくて、考え方の問題です、厚生省として。
○山中郁子君 当然のことながら、そうしますと、東京逓信病院の場合にはこれは郵政省の監督下にあるわけですから、郵政省として、そうした方向で郵政省の東京逓信病院の院内保育所に対する助成、私は本来これは郵政省が直接管理運営すべきものだというふうに考えておりますけれども、そのことについて...全文を見る
○山中郁子君 じゃ最後に。いまそういうことで予算措置でもって国立病院との均衡が図られるというふうにおっしゃいましたけれども、これはなかなかまだまだ問題があります。しかし、私はいまの人事局長のそのお約束をまず当面の措置として他の国立病院との均衡を図るということはぜひとも郵政省が責任...全文を見る
04月22日第75回国会 参議院 逓信委員会 第7号
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○山中郁子君 私は、初めに、現在春闘が闘われておりまして、電電公社の全電通労働組合並びに労働者が賃金問題を初めとする膨大な要求を出して闘っているわけですけれども、たとえば賃金問題につきましては、ほぼ平均して四万五千円の賃上げの要求、それから労働時間の短縮並びに週休二日制の実現、職...全文を見る
○山中郁子君 民間の賃金の動向ということをかなり強調されておられるのですけれども、電電公社の賃金が民間に比べて非常に低いということはもうだれも否定できないという、こういう事実は私も長年の経験からよく知っているわけですけれども、いずれにいたしましても、当然な労働者並びに労働組合の要...全文を見る
○山中郁子君 労働組合が要求しております頸肩腕症候群などの職業病を絶滅する問題その他を本当にそれを実現していこうとするならば、当然のことながら柱となっております賃金引き上げの問題並びに労働時間の短縮、週休二日制、そしてさらに要員問題なども重要な課題になってくるはずです、要員増の問...全文を見る
○山中郁子君 総裁の言われる労使関係の近代化ということの中身が、実際に、公社の幹部によってどのように受けとめられ、どのようにそれをめぐっての考え方が進められているのか、そして実際に労務対策としてどのような形に反映しているのかということは、私はかなり重要な問題が出てきているというふ...全文を見る
○山中郁子君 この労務管理科指導班というのは、いわゆる訓練規程に基づく公社の訓練機関ということにななるわけですか、その辺の位置づけはどういうふうになるんですか。
○山中郁子君 ちょっとこの内容についてお伺いしたいんですけれども、いろいろ問題ありますけれども、限られた時間ですので二、三の例を申し上げます。私は、問題の性格上どこの職場のどういう人の発言であるかということまではいま現在は申し上げませんけれども、たとえば一つの例を申し上げますと、...全文を見る
○山中郁子君 では、この執筆者ないし発表者が個人でもってそういうふうに考えているのであるから、公社としてはその内容が不当労働行為にわたるものであろうとなかろうと、それは責任がないという、こういうお考えですか。
○山中郁子君 そういうことですと、なおさら私はたいへん問題があるというふうに思います。いま一つの例を申し上げましたけれども、ちょっと認識を深めていただくために若干つけ加えて申し上げます。  たとえば「労働運動面からの問題点」として、「現代の若者は、レクはレク、組合活動は組合活動...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、こういうことはどうですか。  「反主流、積極批判派に対しては、幹部独善や公社とのなれ合いといった印象を与えることのないよう、毅然とした自らの日常活動を通じて対抗する気風・基盤の醸成について再点検の要がある。」そしてその対策として「労使間の正しい秩序を作りあげ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、この問題だけちょっと少しはっきりさせていただきたいと思います。  重ねて言いますけれども、「労使間の正しい秩序を作りあげ、そのことが反主流や批判勢力の動きを封ずることに通ずる。自信をもって大いに主張し労使間に程よい緊張感を漂わせるよう努める。」、このことがじ...全文を見る
○山中郁子君 反主流派に対して毅然とした対抗する気風を公社としてつくり出すと言ってるんですよね、いま申し上げましたように。おたくにありますでしょう、これ。ある東京の管理部の次長の発言です、いま私の引用しているのは。そういうことですか、それとも言ってることは公社の労務政策とはちょっ...全文を見る
○山中郁子君 そういうものが随所にあるということは私は申し上げました。  「係長・主任こそ組織の中堅として、進んで組合の行事、集会等に参加し、云うべきことはどしどし云い、健全に大勢をリードするような存在になるべきである。組合の心ある指導者もこれを望んでいると思う。」と、こういう...全文を見る
○山中郁子君 こうした事例はほかにもたくさんありますけれども、要するに、一つは私は労働組合の幹部を侮辱するものであると同時に、労働運動に対する不当な介入、不当労働行為、こうしたものにつながる考え方であるということは否定できないと思いますけれども、とにかく総裁の考え方をお伺いしたい...全文を見る
○山中郁子君 総裁に答弁を要請しております。
○山中郁子君 私は二、三の例を申し上げただけです。そしてまたこの「レポート集」というのも一つのあらわれであるにすぎません。その他、随所に電電公社の言う近代的労使関係というものを隠れみのにした電電公社側の姿勢、こういう姿勢が労働組合に対する不当な干渉、少なくとも考え方、そしてこれは...全文を見る
○山中郁子君 お尋ねいたします。  労働組合が職業病を根絶するという、そういう立場で努力を重ねたさまざまな公社との取り決めというものがある、それはあくまでもその基本は労働者の職業病をなくしていく、治していく、そういう問題であることは当然のことです。  私は、それではちょっと確...全文を見る
○山中郁子君 はっきりさせていただきたいのは、つまり公社の方は労使間の取り決めを根拠にされているわけですけれども、その労使間の取り決めというのは、指定病院以外の診断は認めないと、こういうことを言っているわけですか。
○山中郁子君 労働組合の交渉の経過というものは、あくまでも当然のことながらちゃんとした設備を持った——一人の労働者にどこかへ行って診断を受けてこいと言われても、なかなかそういうちゃんとした病院でもって診断を受ける手づるもないし、どこへ行っていいかわからないと、こういうことが当然の...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、職業病の認定をするのは健康診断ではないということですか。
○山中郁子君 労働安全衛生法による健康診断とそれから業務上認定の診断とが違うという根拠、業務上の疾病に関する診断が労安法に言う健康診断と違うんだという根拠はどれですか、何によるものですか。
○山中郁子君 私は二つの問題があるというふうに思います。  それはこの労働安全衛生法というもの——もともと国民の権利というものが憲法で規定されていて、その憲法で「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必...全文を見る
○山中郁子君 厚生局長、ちょっといいかげんなことをおっしゃっちゃ困るので、この前の委員会の議事録を調べてみていただければわかりますけれども、あなたは確かにボーダーラインだから業務外にしたと、こうおっしゃっているんですよ。ですから、それを訂正なさるならよろしいです、そういう考え方は...全文を見る
○山中郁子君 絶対にないということで、今度、そういう立場を貫いていくということははっきりさせていただきたいと思いますけれども、私がいま申し上げましたのは、この前厚生局長の答弁の中で追及して申し上げているのは、疾病の程度がボーダーラインだというふうにあなたが言われたという意味じゃな...全文を見る
○山中郁子君 その点については明確にして、いままでのそういう姿勢についてはぜひ反省をしていただきたい。私は何もこれは厚生局長だけに申し上げているわけじゃありません。電電公社の労働者に対する基本姿勢につながるということで、一番最初冒頭に申し上げた問題も含めて、その中の一つのあらわれ...全文を見る
○山中郁子君 ここに病院の先生の意見書があるんです。そうしていろいろ書いてありまして、最終的に「以上の作業内容、病状の経過、現症および検査所見により作業に関連する頸肩腕症候群と診断した。」こういうふうに所見が出ているんです。  そうしますと、これは私が先ほど申し上げましたように...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと、あいまいでなくて、このケースと離れてでも結構です。  先ほど公社が労使の協議でもって指定病院というところにきたと、こうおっしゃっておりますね、ですからそれによって行うと。そうすれば、その指定病院をさらに指定するということはあり得ませんでしょう、そういうこ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、また、そこで公社は考え方を狭めてくるんですね。善意で言っているんじゃないんですよ、善意で言っているという前提に立つならそれは話はいいんです。  だけれども、そうではなくて、業務上という診断が出たら、今度は別な指定病院へ行けと、こう言っているわけですね...全文を見る
○山中郁子君 指定病院の中でさらに公社側が別に指定をするということはあり得ないというふうに私は理解いたします、それでよろしいですね。  そうしますと、問題は、医師がそういう診断をした場合に、公社が医師の診断に対してあれこれ言うという立場はあり得ないと思いますけれども、その点もも...全文を見る
○山中郁子君 次の問題に移ります。  これは特別措置についての問題ですけれども、この前も簡単に私は触れましたけれども、いわゆる特別措置の問題については、公社の指定病院での診断並びに公社の健康管理下にあるということが条件になって特別措置の適用ということになると、この点は間違いない...全文を見る
○山中郁子君 例外的なケースということはあり得ないですね。
○山中郁子君 次の問題は、非常に長期間保留をしているケースがいろいろ多いんですね。  この点について、具体的にどういう考え方で保留になるのかということなんですけれども、これは私いま一つの例を申し上げますけれども、長野電話局の前田和三さんという人なんですけれども、この人は四十八年...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、もう一度ちょっとはっきりさせていただきたいんですけれども、この前田和三さんというのは精密検診を受けているんです。それでもう一年半以上も放置されている、質問書を出しても何にも言ってきてないということなんですけれども、これは事前に申し上げておりませんでしたから、直...全文を見る
○山中郁子君 いろいろなケースということになると困るんですけれども、こういうようなケース以外はないですね、ないはずですね、と私は思うんです、それは。それ以外に、いわゆる頸肩腕症候群の問題に対して不当に認定の作業をおくらせる、保留するということはあり得ませんね。
○山中郁子君 いまおっしゃいました具体的なケース、郷里で療養しているというふうな問題につきましても、やはり精密検診の問題その他と絡め合って、私はこのこと自体を容認するものではありません。この中にも問題は含まれているけれども、いずれにいたしましても公社が言うように労働者の健康という...全文を見る
○山中郁子君 料金体系の合理化とおっしゃいますけれども、どういう不合理があったんですか。つまり専用料金、遠距離を安くする——公社は赤字だと言って、そして専用料を安くするというのはどういう理由ですか。
○山中郁子君 もう何回も言われておりますように、長距離の専用料というのは、主としてこれはもうほとんど大企業ですよね。そうしたところに当たる分を値下げをして、そうして近距離を値上げをするという問題で、それは合理的にとかあるいは格差の是正とか言われますけれども、明らかに大企業の使用す...全文を見る
○山中郁子君 これはあくまでもやはり大企業にはサービスをするという、こういう姿勢だと思うんですけれども、もしそうではなくて、本当に国民に対するサービスも重視して、そして合理化を図る、こういうことならば、たとえば夜間割引の問題について、国民の一つの要望であります夜間割引時間帯の拡大...全文を見る
○山中郁子君 伺います。  それでは、大体の数字でいいんですけれども、私どもが遠距離の専用線は明らかに値下げと言っておりますのは、明らかに値下げになるから値下げだと言ってるんですけれども、この改正によりまして、どういうふうな収入増になるんですか。
○山中郁子君 いまのままでいいです。
○山中郁子君 増収ですか。
○山中郁子君 この問題はまた引き続き明らかにしたいと思いますけれども、私どもがあくまでも問題にしているのは、赤字であるから料金を上げると言っておきながら、長距離の専用線については大幅に値下げをしているという問題で、いま遠藤さんが言われました割引率が高過ぎたとおっしゃるその高過ぎた...全文を見る
○山中郁子君 それはまた問題ですね。値上げをさせていただくんですか、総裁にお伺いいたします。
○山中郁子君 じゃ遠藤理事のいまの発言を取り消していただきたいと思います。これは明らかに先回の逓信委員会のいろいろな論議ですね、私だけじゃありません、多くの委員の方が質疑をいたしました。そしてこれはもういま現在は凍結されて白紙になっている状態です。あたかも値上げをさせていただくと...全文を見る
○山中郁子君 総裁にお尋ねいたしますけれども、それでは、値上げをしない限りはこうした国民に対するサービスの拡大を前進的に前向きに検討はしないという態度なんですか、これは大変重大な問題だと思いますけれどもね。
○山中郁子君 じゃもう一度確認いたします。  いますぐとか七月とか、そういうことを私言ってるんじゃないんです。積極的にこうした国民に対するサービスを考えていくべきだということに対して、それは値上げとは関係なく、いまの総裁の答弁をお伺いしてよろしいわけですね。値上げをしないという...全文を見る
○山中郁子君 確認をしますけれども、値上げをさせていただくときに考えるということではないんですね、それは取り消してくださるんですね。
○山中郁子君 総裁、どうですか。
○山中郁子君 で、この専用料の改正時期の問題ですけれども、簡単にどういうふうな時期になっているかということを御報告ください。
○山中郁子君 政府等という中には、地方自治体も入るわけですね。
○山中郁子君 地方自治体の予算措置がされてないのは国と同じだと思いますけれども、どうしてこういう地方自治体は別になるんですか。
○山中郁子君 地方自治体には——いわゆる専用料ですよ、専用線使ってますでしょう、地方自治体だって、ないんですか。
○山中郁子君 それをどうして——予算措置されてないのは国と同じですけれども、地方自治体は別扱いにしているわけですか。私の言うのは、地方自治体も国と同じように扱うべきだと、予算措置されてないんですし、とりわけいま地方自治体の財政難ということで問題になっているわけですから。とりわけ地...全文を見る
○山中郁子君 それは実態とは違うと思います。で私はそれではどういう理由で、まあ消防はいいですよ、とにかく地方自治体の一般の専用料金ですね、これを常識的に考えても地方自治体の場合はそう長距離の専用線じゃないですわね。だから先ほどの七%の増収になるという部分に入るわけですわ、地方自治...全文を見る
○山中郁子君 次に、農村公衆の問題について簡単にちょっと触れて、簡単な答弁で結構ですけれども。  いま国民の要求、ただいま割引の問題なんかも含めて、値上げ値上げということでなくて、本当に国民に対する電話のサービスということを考えていかなきゃいかぬということはぜひとも公社としても...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、要望があればつけるということで、要望がないからいま残っているということになるわけですか。それとあわせて、この千六百という解消の具体的な計画を聞かせていただきたい。
○山中郁子君 要望がないということはあり得ないんで、公社がそういう姿勢でいること自体私は問題だと思うんですけれども、いずれにしても、公共企業体の性格からいきましても、それから電話という問題の機能からいきましても無電話集落をなくすというのが公社の方針であるはずで、その点は間違いない...全文を見る
○山中郁子君 最後に伺います。  データ通信の問題ですけれども、公社は四十八年度の決算としてデータ通信の収支率を出しておられますけれども、これのデータ回線サービスとデータ通信設備サービスと分けた収支率をお伺いしたいということと、それから今後のデータ通信サービスの問題について、朴...全文を見る
○山中郁子君 データ通信について事前にいろいろお調べ願ったのですけれども、時間の関係で触れられませんで、その点についておいでいただいた方には恐縮でございますけれども、私がデータ通信の問題について提起をしておきたいことは、いずれにしても莫大な建設投資を行って、そしてなおかつデータが...全文を見る
05月30日第75回国会 参議院 本会議 第13号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表し、郵便法の一部を改正する法律案に関して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  政府は、この法案によって、はがきを十円から二十円に、封書を二十円から五十円にすると同時に、これに伴い新聞、雑誌など第三種郵便物は実に六円から三十円にするなど、終...全文を見る
06月03日第75回国会 参議院 逓信委員会 第8号
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○山中郁子君 午前中に社長から報告がございました五十年度の国際電電の事業計画の中の一つの主要な柱であります第二太平洋ケーブルの建設の問題を中心にして初めに質問をいたします。  最初に、第二太平洋ケーブル建設に際しましてのKDDの分担金並びに現在建設中の沖繩における陸揚局の建設費...全文を見る
○山中郁子君 いまちょっと聞き取れなかったのですけれども、五十一年度は幾らになるでしょうか。それをもう一度お聞かせいただきたいと思います。
○山中郁子君 沖繩に陸揚げしておりますけれども、沖繩に関門局ができるのですか、どうですか、その点についてお伺いいたしたいと思います。
○山中郁子君 ちょっと疑問に思うのですけれども、関門局である東京、また新たにつくられる大阪も含めまして、関門局東京、大阪から最も遠距離にある沖繩に陸揚げ地を選定したということの理由と、それからいつごろどういうふうに決まったかの経過についてお尋ねをしたいと思います。
○山中郁子君 そうしますと、最も妥当であるということの理由はどうもはっきりやはりしないのですけれども、それと、それから具体的に沖繩に決まった時期のことについて重ねて質問申し上げます。
○山中郁子君 ほかにおわかりになっていらっしゃる方があると思うのですけれども、決めた時期についてお伺いいたします。私は事前に説明に見えたときに、そのことについてお伺いをするということでお話がしてございましたから。
○山中郁子君 そうしますと、二つの問題が私は疑問として出てまいりますが、一つは、先ほど関門局を沖繩につくらないというお話でした。そうしますと、少なくとも日本の加入者は、仮に東南アジアにらみだとしても、いずれにしても沖繩から東京ないしは大阪までの負担というのは当然必要で、そこからま...全文を見る
○山中郁子君 ですから、ただいまの説明によってもわかりますように、まず関門局にしないということでしょう。将来、いま社長が言われるように、何らかの形で考えるというふうなことも少しおっしゃったけれども、考えるか考えないかはまだわからない問題だというふうに理解せざるを得ませんけれども、...全文を見る
○山中郁子君 私の質問している意味がおわかりにならないのかもしれませんけれども、沖繩に陸揚げをすることによって利用者が経済的に利益を得るというお話でしたけれども、沖繩に陸揚げするという理由で利益はないではないかということを私は質問しているんです。
○山中郁子君 国内通話料を取らないとなれば、どこへ揚げても同じです、それは。沖繩だから安くなるということはないわけです。特に沖繩は遠いですから、アメリカからの回線から考えれば。ですから、そういう意味では何の理由もないということはいまの社長の説明で私は明らかになったというふうに思い...全文を見る
○山中郁子君 国際電電が出していらっしゃる「国際間の海底同軸ケーブル」という、こういう冊子があります、御存じだと思います。これの五十四ページには、こういう経過が書いてあります。  つまり、東南アジアケーブルの問題については、いろいろな情勢があった結果、「もはや必要がなくなったの...全文を見る
○山中郁子君 ここにKDDの出している冊子の中に書いている、それでは四十八年暮れにKDDとイギリスのC&Wとの間で現実的な討議が始められたというのは違うんですか、事実と違うということですか。
○山中郁子君 明らかに、いままでの経過を見ましても、社長御自身よく御存じだと思いますけれども、東南アジアケーブルというのは一たんなくなったんですよね。それがここで正直に書いてあるように、第二TPCもできるようになったし、そういうことを踏まえて改めて計画が四十八年度に出てきたと、つ...全文を見る
○山中郁子君 電電公社の回線を借りる場合、ないしは自営網を引く場合の経費の見込みについて一緒にあわせてお伺いをしたわけですけれど、大体でいいですよ。
○山中郁子君 それは海底ケーブルを引く場合ですね。
○山中郁子君 そうしますと、一つは、沖繩から二宮なりに国際電電が自営海底ケーブルを敷くという計画についてはどの程度の具体性があるわけですか、まだまだ先の話で全然具体的なものにはなっていないという程度のことでしょうか。
○山中郁子君 そうしますと、沖繩に揚げたことによって、まだ当面引くことは考えていないと、仮に五年としますか、五年で五、六、三十億ですよね、いまのままの賃借料でいきますとね。そういう経費を払って、そうしてなおかつ経済的にコストの上から言って沖繩に揚げる方が企業的に安上がりなんだと、...全文を見る
○山中郁子君 私が質問しているのは、そういうことじゃないんです。  当面、ケーブルを引く計画はないわけでしょう、だとすれば、沖繩から東京なりなんなりは公社の回線を借りるわけですね。そうすると、年間いままさに副社長がおっしゃったように毎年払うわけですから大変な経費ですよね。そうい...全文を見る
○山中郁子君 副社長はどうも私の申し上げていることがおわかりになってないようなんですけれども、社長にちょっとお尋ねいたしますが、私は沖繩になぜ揚げたのかということを最初からお伺いしているのです。それで沖繩に揚げたことによって東京まで、あるいは大阪まで莫大なお金をかけて公社から回線...全文を見る
○山中郁子君 では、やはり日本にとっては経費が多く出るという、そういうメリットのない陸揚げ地の決定だったということはお認めになるわけですね。  私は、そこのところがどういう理由で——というのは、その背景、国際的な云々というふうに言われますけれども、具体的な問題として、沖繩に揚げ...全文を見る
○山中郁子君 先ほど申し上げましたので繰り返しませんけれども、十数年前から東南アジアケーブルの計画があったというのは、ここにもちゃんと書いてあるように、それは一たんやめになっているんですよね。それで再び持ち上がってきたのは、第二TPCもその一つの理由になって、それができるようにな...全文を見る
○山中郁子君 いま私が質問したことはまだお答えいただいてないんですが、何か質問しなかったことにお答えくだすって。
○山中郁子君 それもちょっといま質問したこととは違うんですけれども、先ほど私が読み上げましたアメリカの上院の外交委員会でのマギー証言の中身で、もう一度申し上げますと「日本じゅうのすべてのアメリカ軍施設に通信を送るとともに、もっと大事なことだが、東京にある商業用通信線や衛星ターミナ...全文を見る
○山中郁子君 知識……
○山中郁子君 知らないんじゃ困るんですよね。そうすると、国際電電の回線が米軍の自営網と結びついているということはないんですか。御存じないということでは困るんで、それを伺っているわけなんです。
○山中郁子君 これは前に何回も国際電電の方が今度の御質問は何でしょうかとお見えになると、そのとき私はお話ししておいたんですけれどもね。どなたも御存じないようでしたら、それは後ほど調べてお答えをいただきたいというふうに思います。  そういうことが絶対にないならないで結構ですし、こ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ郵政省にお尋ねしますけれどもね、何も知らないと、こうおっしゃっているんですけれどもね、全然関係がないということですか、そうしましたら。つまり国際電電は米軍に専用線も貸していないし、何も関係ないと、こういうことですか。
○山中郁子君 郵政省自身はどうなんですか。
○山中郁子君 中身について伺っているんじゃないんです。接点のことを言ってるんです。結びつきがあるのかないのかということをいま伺っているんです。  ということは、あるよというふうに、こういうふうに書いてあるから、アメリカにはそういう証言があるんですよ。それだから伺っているんですけ...全文を見る
○山中郁子君 それでは、私が前にこういう中身でということでお問い合わせしたことも含めてですけれども、いまの問題について早急に調べて御報告をいただきたいというふうに思います。
○山中郁子君 第二太平洋ケーブル並びに先ほどからいろいろ何回も言われております東南アジアケーブルですね、それについての国際電電で把握している現在の需要見込みを大まかなユーザーの種類別にお伺いしておきたいというふうに思います。    〔委員長退席、理事茜ケ久保重光君着席〕
○山中郁子君 第二太平洋ケーブルの使用の見込みですね、それも合わせていまお尋ねしているわけですけれども。
○山中郁子君 どうもこれは私も大変遺憾なんですけれども、この点についても私は事前に申し上げておいたはずです。商社が大体どのくらいの見込みなのか、あるいは政府なり関係者がどのくらいなのかということは、はい出しますと、こういうお話でした。  これは重ねて申し上げておきますけれども、...全文を見る
○山中郁子君 通信の秘密というのは何に基づくことですか。
○山中郁子君 電電公社の方は、私どもの質問に対して予算委員会でその資料をお出しになっていますけれども、その辺についての郵政省のお考えはどうなんですか。私は、米軍が何回線使っているかなんていうものは通信の秘密でも何でもない、国会で質問があれば当然国民の前に明らかにすべき中身であると...全文を見る
○山中郁子君 もうすでに出しているのですよ、電電公社は、予算委員会で。これから検討なさるのですか。
○山中郁子君 次の問題に移ります。  今回の国会の逓信委員会でNHK問題なんかを中心にして電波障害がかなり大きな問題になっておりますけれども、新宿に建てられております国際電電の通信センタービルがやはり電波障害の原因になっているということで一つの問題になっておりまして、郵政省も原...全文を見る
○山中郁子君 複合だから必ずしも原因者負担ということにならないというふうなニュアンスがあるんですか。ちょっといまそのように受けとめられたのですけれども、いかがでしょうか。
○山中郁子君 どうも歯切れの悪い御答弁でわかりにくいのですけれども、郵政省にお尋ねしますけれども、複合であろうと何であろうと、高層ビルによる電波障害について原因者の責任でもって解決をするということについて間違いないということが、たしか石川局長だと思いましたが、お答えになっておりま...全文を見る
○山中郁子君 最後に、私は、いま国際電電の労働者、働く人々の中で起こっている頸肩腕症候群、職業病の問題について二、三点まとめてお尋ねをいたしますので、簡潔にお答えをいただきたいというふうに思います。  一つは、現在、頸肩腕症候群の患者がどのくらい出ているのかということです。 ...全文を見る
○山中郁子君 最後に、それでは私はただいまの中の一つの問題についてですけれども、五時間未満はいまのところ認めていないからこのとおりいくというお話でしたけれども、私は、専門的に言っても医学的な方たちの主張その他も卒直に客観的に見ていただいて、決して五時間以下を認めない方がいいんだな...全文を見る
○山中郁子君 最後になって訂正されて非常に困るのですけれども、七一年ということで私はさっきずっと申し上げました。それがいま七三年と訂正されましたけれども、七三年ということならまた私の方に反証はいっぱいあるんです、七三年以前にもう決まっていたということは。それを最後に申し上げておき...全文を見る
06月18日第75回国会 参議院 物価等対策特別委員会 第5号
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○山中郁子君 政府は一昨日第三次不況対策を発表したわけですけれども、この問題については私も意見は持っておりますが、とりわけ物価問題との関連で考えていきますと、物価面に対する対策は非常に弱いと言わざるを得ないんで、最後のところに四、五行記載されています。それで主として「経済の現状に...全文を見る
○山中郁子君 自粛を要請するということについて具体的な中身というふうに私はお尋ねしてお答えがいただいていないんですけれども、たとえば先ほどの議論にもありましたし、衆議院の物特でも鉄鋼問題を初めとする大企業製品の値上げの施行の問題について論議がされております。それで福田副総理自身五...全文を見る
○山中郁子君 いまの御答弁でもあったんですけれども、下がってると、こういうふうに言われます。それで大企業製の製品についてみますと、たとえば五十年の一月から五月の中旬までの数字が日銀の指数で出ておりますけれども、二月が六・四%、三月が五・一%、四月が三・八%、五月上旬が三・五%、中...全文を見る
○山中郁子君 初めの方の見解をお伺いいたします。
○山中郁子君 卸売物価指数、昨年に比べて上がっているという問題です。
○山中郁子君 先ほど申し上げましたように、それを大企業製製品と中小企業製製品に分けますと、申し上げたとおりです。大企業製製品は上がっているんです。これはよく御認識いただきたいというふうに思います。それで昨日の衆議院の物特委員会で日銀総裁が発言された中身で、鉄鋼など主要商品の値上げ...全文を見る
○山中郁子君 定着していないのに、そしてもうすでに、たとえば東京の場合で言えば四月二・五%、五月一%というふうにして、大幅な物価指数の値上がりということははっきりしているわけですね。それでもなおかつ今後の物価を抑えていくということならば、どうしたって具体的に個別の品物について一々...全文を見る
○山中郁子君 どうも質問を先取りしていただいちゃったようなんですけれども、私がいまお伺いしたのは、元売りの指導価格を撤廃した段階、いまの段階で各メーカーがどういう対応をしておるのか、どのようにそれを把握しているのかということをお伺いしたわけです。
○山中郁子君 元売り価格が上がったんですよ、あげることを認めたわけですよ。そうしたら、それは当然上がります。このことははっきりしています。それで通産省自身も、この指導価格を撤廃したことによって元売り価格を各社が上げたと、ないしは上げるということも把握していると。そうしますと、問題...全文を見る
○山中郁子君 初めに私はそれじゃ、それらの判断をされた根拠を伺いたいと思います。どういうデータに基づいて需要期を迎えて備蓄が不可能になるという判断をされたのですか。簡単で結構ですけれど……。
○山中郁子君 大変、私、いまの通産省の御見解の中で大きな問題があるというふうに思います。  それで、長官にお伺いしたいのですけれども、灯油の備蓄が危ないという判断ができる、その判断の原因は、一つは在庫量というふうに言われていますけれども、これはまた後ほど質問いたしますが、生産量...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、ちょっとはっきりお伺いしたいんですけれども、赤字だから上げざるを得ないということですか。
○山中郁子君 私は、だから問題だというふうに思うんです。赤字、石油企業の赤字という問題についてもこれは別に意見あります。内部留保その他の問題でたくさん問題があって、赤字だ赤字だと言っているけれども、そんなことではないというふうな見解を持っておりますけれども、この点については、いま...全文を見る
○山中郁子君 そうでしょう。要するに行政指導でもって業者に灯油をちゃんと生産させると、そのために政府があるんです。そのために法律もあるし、政府の機能があるんですね。それを、そのことをするために価格を上げなければできないということだったら、何で通産省に、どういう行政指導があるのかと...全文を見る
○山中郁子君 これはまた私は重大な問題だというふうに思うんですけれども、それでは昨年ですね、民生用灯油を抑えたということは、あの異常な物価高騰の時期にあって、国民の暮らしを守らなけりゃいかぬと、法律までつくって抑えたわけでしょう。そうしてその問題がまだすっかり片がついていないんで...全文を見る
○山中郁子君 是正はしてきたんですよ。私は、是正という正という言葉は括弧つきで使っていますけれども、是正はしてきたんです。だから、三百八十円の標準価格がいま六百円になっているんですよね。不当に上がって——不当にというか、ほかのものと比べてはずっと高い値上がりをしてきたんです、この...全文を見る
○山中郁子君 やはり備蓄が少なくなって、備蓄ができなくなるという根拠は何もないんじゃないですか、そうしたら。いま現在、たとえば灯油の生産量がどんどん減ってきているとか、それからよく転用されると言われていますけれども、消費量がどんどんふえているのか、そういうことについての何かデータ...全文を見る
○山中郁子君 やっぱり副総理、これは話が反対だというふうに思いませんか。副総理は私の言うことと反対だと言われますけれども、企業に努力をしてもらうというふうに通産省は言うけれども、どういう努力をさせるのかということははっきりしないで、それでそのために、備蓄をふやすために、生産をさせ...全文を見る
○山中郁子君 先ほどから福田副総理もそうですが、石油部長も言われることはそうなんですけれども、このままいくと備蓄ができなくなる可能性があると、そのようになりそうだと、なりそうだということを言われるのだけれども、そのようになりそうだという根拠が何にも示されてないというふうに私は申し...全文を見る
○山中郁子君 時間がまいりましたので、最後にひとつ福田副総理もお聞きになって私はわかっていただけたと思うのですけれども、備蓄がなくなるということについての根拠はないのですよ。それにもかかわらず、備蓄がなくなるから、なくなるおそれがあるから上げますと、こういうことを言っているのは、...全文を見る
06月23日第75回国会 参議院 大蔵委員会、物価等対策特別委員会連合審査会 第1号
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○山中郁子君 けさほど来からの議論がありましたけれども、初めに経企庁に、いまここの委員会で議論されております酒税の引き上げ、それからたばこの価格の引き上げ、また、同時に逓信委員会において審議をされております郵便料金の引き上げ、それぞれ酒税で〇・一%、たばこで〇・六%、郵便で〇・二...全文を見る
○山中郁子君 二〇%の場合は。
○山中郁子君 これはあらゆる委員会や質疑の場で必ず議論になっておりまして、私もそのことは痛感しているのですけれども、たとえばわずか〇・一%であるから物価に大きな影響を与えないと、いつも政府はそういうふうに言われるわけですけれども、いま物価局長が最後に申されました中身、つまり波及効...全文を見る
○山中郁子君 余裕がないので見直し論が出てきているのじゃないかとも考えられるのですけれども、たとえば「日経」の一面の記事にこれだけ大きな記事として出されておりまして、かなり具体的な中身でもって報道されているのですけれども、そうしますと、もう一度重ねてお伺いしますけれども、大蔵大臣...全文を見る
○山中郁子君 いつもの問題ですけれども、「日経」だけではありません。これはいろいろな新聞で、そのつどそのつど、いま米価の問題でも、政府に言わせればまだきめてないと、考えてもいないと、こういうふうなことがある段階でも、米価二〇%、あるいは麦価が何%といって出るわけです。郵便料金も同...全文を見る
○山中郁子君 なぜそういうことを申し上げるかといいますと、それは私の方がびっくりしちゃうのですけれども、いままでこういうことがなされていて、必ずそのようになってきたんです。根も葉もないと言われるけれども、新聞がこう書きます。そうすると、そういうようになってくるんですよ。だから、み...全文を見る
○山中郁子君 午前中の質疑の中に、今回の価格の引き上げが問題になっておりますたばこの喫煙人口ですか、そう、した点についての御質問もあり御答弁もありましたけれども、私はそれと同じような形で、お酒ですね、酒税で大きな影響が出るお酒の、愛飲者人口と言うのでしょうか、そうした数字について...全文を見る
○山中郁子君 それでは、ぜひ把握をしていただきたいと思います。それでまた、お調べの上御報告をお願いいたします。よろしいですか。——大体でよろしいですよ。
○山中郁子君 それで、経企庁の方にお伺いすることになると思いますが、今回の酒税の引き上げとたばこの価格の引き上げによりまして、消費者——というのは、つまりたばこの場合ならたばこ吸う人ですね、お酒の場合ならお酒を飲む人ですけれども、一人当たりの月の実際の支出増ですね、どのくらいに見...全文を見る
○山中郁子君 後でようございますので、今回の値上げがされた場合の実質的な支出増ですね、その数字をお伺いしたいと思いますが、よろしゅうございますか。
○山中郁子君 いずれにいたしましても、今回の酒税の引き上げ、たばこの価格の引き上げが国民の暮らしに大きな影響を及ぼすということは、その額が引き上げられることによる支出の増ということだけでなくて、それが波及効果をも含めて物価全体を押し上げるという上で物価鎮静化したことが定着したとは...全文を見る
○山中郁子君 ほかの税目とのバランスを失しているのでバランスをとりたいというお話でしたけれども、具体的にどのような税目との間でのどのようなバランスが失しているのかということについて伺いたいと思います。
○山中郁子君 私は初めに申し上げておきたいのですけれども、税収の収入の道がなくなってほかにどこに求めるのかというふうなお話がありましたけれども、これは幾らでもある。何回も私ども共産党はたとえば租税特別措置法による大企業に対する減免税の問題その他を申し上げてまいりました。十分もう大...全文を見る
○山中郁子君 バランスが失われたということが根拠がないということがわかりました。つまり、問題はもともとお酒から税金を取るというためにお酒が生まれてきたからいまでもそうなんだと、こういうお話のようですけれども、私は何も酒税の歴史についてきょう勉強しに来たわけじゃないんで、実際問題と...全文を見る
○山中郁子君 ではお伺いしますけれども、ジュースとかコーヒーとかココアというのは、これは五%なんですよね、物品税が。同じようなものですね、お酒とか。いま言われました嗜好品というものだと、こうおっしゃるならば。ですから、私はそれは根拠にならないと、こういうふうに思います。その上での...全文を見る
○山中郁子君 私は安ければ安いほどいいから幾らでも安くしろというふうなことを申し上げているわけじゃないんです。初めに申し上げました、いまこの時期に物価問題がこうした重要な問題になって九・九%で抑えられるかどうかと言っているときに、いままで税負担の比率はうんと高かったんですよ、お酒...全文を見る
○山中郁子君 よくここまでおとなしくお酒を飲んだりたばこをのんだりして税金を払ってきた国民はばかみたいなものだというふうに思います。  伺いますけれども、いま不当に安いというふうにおっしゃいました。これは私は暴論だと思いますけれども一つはお酒がそんなに不当に安いというふうに政府...全文を見る
○山中郁子君 先ほど大臣のお答えの中に若干私の言ったことが誤解されている向きがありましたので、もう一度繰り返し申し上げておきますけれども、私はコーヒーや何かの五%の物品税が安いから高くしろなどと申し上げているわけではありません。物品税はさらに減らすべきだ、そういうことで税負担を軽...全文を見る
○山中郁子君 清酒に比べましてウイスキーは大分少ないわけですけれども、この辺の中身についてお伺いしたいと思います。
○山中郁子君 そうしますと、今回の酒税の引き上げによって税負担の増加はお酒の中でも不均衡があって、強いて言うならば不公正があるのじゃないかというふうな印象を受けます。つまり、清酒の方がみんなぱっと上がって、洋酒の方は、この酒税の改正でですよ、上がる、つまり増税される分というのは相...全文を見る
○山中郁子君 それはよく存じております。問題は、それではそもそもが従量税と従価税となぜ分けてあるのか、なぜ高い方は従価税になって安い方が従量税になっているのか、その辺の基本的な考え方をまずお伺いしてみたいと思います。
○山中郁子君 私が申し上げたいのは、先ほどから大蔵大臣のお話がありましたように、今回の酒税の引き上げはどうしてもそれだけ国の財源が要るんだと、要るから酒税を引き上げてそしてその財源を確保しなきゃならぬのだと、これが一つの大きな理由になっています。そうしますと、その結果生み出される...全文を見る
○山中郁子君 そうではないんです。従価税はもともと価格が上がれば上がるというそういう仕組みになっているんですね。それはそうした高い部分から高級品から税金を取ると、そういう考え方でもともとできているわけですよ。だから、スタートラインは一緒なんです、従量税と従価税と。そういう形で最高...全文を見る
○山中郁子君 それは議論が平行線をたどるというふうに思いますので先へ進みますけれども、私がいまそういうふうに指摘いたしましたのは、清酒業界というのは圧倒的多数が中小企業者です。そして、洋酒業界というのは御存じのように大企業です。というふうに大まかに分けられますね。そうした場合に、...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、ほとんどの清酒業者が中小企業だということになると思います。それでその清酒業界が非常なピンチになっているということももうすでにいろいろ議論があったところですけれども、一つは、いま洋酒の方について把握していらっしゃらないということなんですけれども、洋酒の方...全文を見る
○山中郁子君 ビールの場合のキリンと同じような事態が洋酒の場合のサントリーということで間違いなく言えるというふうに思います。それで、先ほどからずっと私が質問しておりましたように、洋酒の高い部分が庇護をされているということと関連をするのですけれども、サントリーがシェアをかなり寡占状...全文を見る
○山中郁子君 一般的なお答えがあったのですけれども、まあ「ビールだビールだサントリー」というあれだけのを何回見せられても、いま公取からお話があったように、その中身がどのように他社製品に比べて優秀であって、そして消費者が選択できる材料を提供してくれるかといえば、全くそれはないと言わ...全文を見る
○山中郁子君 原価が企業秘密になっているということについて意見を持っておりますが、いまはそれでは具体的に清酒について参議院の大蔵委員会に提出をされました資料に見合う程度のもので結構ですので、その辺についての洋酒の原価についてお知らせいただきたいと思います。
○山中郁子君 二社であろうと三社であろうと、私は、清酒の場合にこうやって提出しているのですから、特別に洋酒だけを提出しないという理由は何らないというふうに思います。それこそ企業を庇護するものだというふうに思いますけれども、この点についてはいかがですか、大蔵大臣の御所見をお伺いした...全文を見る
○山中郁子君 それでは、先ほど問題にいたしました広告宣伝費ですけれども、これはやはり一定の適正な値段に引き下げるという行政指導を行うべきだというふうに思います。そして、それと同時に、これが全部損金算入になっておりまして価格にはね返ってきているわけですけれども、これはやっぱり一定限...全文を見る
○山中郁子君 古くて新しい問題だというふうにおっしゃったところを見ると、大分前から議論になっているのじゃないかというふうに思いますけれども、どうなんですか、私も全部これを益金に入れろというふうに言っているわけじゃないんですよね。全部損金からはずせと言っているわけじゃないのですけれ...全文を見る
○山中郁子君 原価についても申し上げられないというお話で、幾つもの問題をめぐってやはり大企業、大手メーカーの擁護という姿勢がうかがわれるのですけれども、私は、国立醸造試験所の示す計算方法によりますと、たとえばウイスキーの原価問題をちょっと端的に御参考までに私どもが考えるその試験所...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。
06月26日第75回国会 参議院 逓信委員会 第12号
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○山中郁子君 郵便法の改正、郵便料金の引き上げの質疑に当たりまして、私は、初めに、郵政当局並びに政府各機関の皆さんに申し上げたいことがございます。  それはこの審議が始まりましてから、すでに多くの時間が費やされておりますけれども、その中で一貫して感じることは、郵便料金引き上げと...全文を見る
○山中郁子君 いろいろ言い方はありますがというその言い方が問題なんです。その言い方が弁解や言い逃れではなく、本当のところで郵便料金の問題を真剣に考える、そういう立場での審議に対する態度を堅持していただかなければなりません。  それで、私は、きょうの質疑に当たりまして、もちろん公...全文を見る
○山中郁子君 言いわけや言い逃れをしないでほしいということを申し上げました。そして大臣もそのようにはしないということを初めにお約束をしてくだすったはずです。  こうした新聞報道について、それではどのように考えられるのですか。こういうことを電電公社がぼんぼん打ち上げている。それに...全文を見る
○山中郁子君 公式ですよ。
○山中郁子君 じゃ、もちろん大臣は新聞にそうしたことが報道されているのは存じていらっしゃるということですね、それでそれを見逃していらっしゃると、こういうお話でございました。  で、思い出していただきたいんですけれども、三月十八日の逓信委員会で、私が電電公社に対し、やはり電電公社...全文を見る
○山中郁子君 大臣はこういうふうに言っていらっしゃるんです。  秋草副総裁がどういうことを言われたのか、私はいま承るのが初めてですがと、そうして五十年度は公共料金を電電公社が凍結してほしいということだけははっきりしていて、五十一年度どうするかとか、先のことについては何にも触れて...全文を見る
○山中郁子君 何にも知らないんじゃなくて、新聞に書かれてあるのを御存じだとおっしゃったじゃないですか。  それで、そのときの同じ逓信委員会で、米澤総裁が、秋草副総裁のその発表は、公社として事前に承知をしておいたものではないし、何ら報告もされていないから、個人的な見解だ、こういう...全文を見る
○山中郁子君 記事じゃない、事実なんです、そういう事実。
○山中郁子君 良識的な問題、一般的な問題としてお話をなさることも結構です。しかし、現にこのように各新聞に報道されているんですから、それがどうかわからないとおっしゃるなら確かめてください、電電公社に。そうして事実そうであるならば、あるに決まっています、あるならば、やはりそのような立...全文を見る
○山中郁子君 大臣、それはよろしいですね。
○山中郁子君 では、次の問題に移ります。  これは爆弾じゃないんですけれども、小銃の問題です。こういうことがあったようなんですね。三年半ぐらい前の話なんですけれども、杉並郵便局で、外国郵便小包が届けられて、これを取りに来た外国人が小包に入っていた銃を――銃が入っていたんですね、...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、その問題についてその後どのような処理をされて、どのような手だてをとられましたか、具体的に。
○山中郁子君 事実にもかなりの違いがあります。  私は、これは杉並郵便局でこのことがあったときに、少なくとも数名の労働者に銃口を向けて、そしてまあそれはわからないですよね、何だか、相手がとにかく外国人でしょ、言葉は通じないし。日本人同士なら、ふざけているのかおもちやなのかなんと...全文を見る
○山中郁子君 一人というのは、いま杉並局にいる方のうち一人がという意味でしょう、きっと。かわっていますでしょ。当時は、少なくとも数名の人たちがそれに遭遇しているという事実があります。私は、現実にそれは銃口を向けられた労働者から直接聞いたんですけれども。
○山中郁子君 だから、インチキ言っちゃいけないって言うんですよ、郵務局長、上人しかそう知らなかったと、こう言うけれども、そうじゃないんです。何人かの人たちに影響を与えている事件だったんです。現在、その経験者が一人しか杉並局にいないから一人の人しか話を聞かなかったと、こういうことで...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、いま私がお尋ねしましたもう一件、杉並郵便局にあったということについては御存じないわけですか。
○山中郁子君 あわせてお尋ねしますけれども、そういうことがあるわけですね。つまり輸入が禁止されているもの、こういうものが小包なんかで入ってくる。その場合に、税関関係は後でお伺いしますけれども、入ってくるはずがないんだけれども、郵便局のほうに入ってきてしまう、こういうことが起こった...全文を見る
○山中郁子君 小包について、あけてみることあるでしょう。
○山中郁子君 一つは、杉並郵便局でこの事件とわりあい近い時期にですね、そういう問題があったということについては、お調べをいただきたいというふうに思います。  それと、実際問題としてあり得ないと思うんですけれども、こういうことが実際に杉並、同じ局舎ですね、杉並郵便局という一つの局...全文を見る
○山中郁子君 おっしゃったことがありますればとおっしゃるけれども、いまこういうことがあったということはお認めになっているわけでしょう、お調べになってわかったわけでしょう。仮定の問題じゃなくて現実にいま出てきているわけでしょう、そのことについての御返事をお伺いしているわけです。
○山中郁子君 私は、たまたま起こった事件を取り上げて言っているというふうにおとりになったら、これは大間違いなんですよね。いまも監察官おっしゃったけれども、おもちゃであるか本物であるかわからない、こうおっしゃるんでしょう。だったら本物であるかもしれないじゃないの。本物の銃が外国から...全文を見る
○山中郁子君 現実にこういう問題があったんだから、どういう処置をとりますかということをお伺いしているんです。  これは、たまたまその人がそこであけて見せたから、労働者がそれがわかったわけでしょう。だから、いまおっしゃるように、わからないでそのまま配達されていることがいっぱいある...全文を見る
○山中郁子君 それで、これは兵器図鑑ですけどね、こういう銃なんですね。これは米軍のM1ライフルという銃なんですけれども、これだと言うことじゃありませんよ、それはつまりちゃんと厳密に専門家が見たわけじゃありませんけどね。でも、ちょうどこういう銃であったというのがその労働者の証言です...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、すべてのものじゃないから、やはりそういうふうにして漏れて入ってくるということが実際にあり得るということですか、税関でも。
○山中郁子君 そうしますと郵便局へそれが来る場合には、銃砲刀剣類所持等取締法というのの三条の二項に、国や地方公共団体が必要な購入をする場合とか幾つかの例外がありますけれども、それ以外の場合には輸入してはならない、こうなっておりますね。ですから、輸入してはならないはずのものです。 ...全文を見る
○山中郁子君 絶滅をしていただかなければならないというふうに思います。  で、この問題は、郵政労働者がそのような危険にさらされる可能性がある、現実にそれが杉並郵便局で起こったわけですよね。それとやはり不法なそうした銃器類が国の中に持ち込まれるという、そういう可能性をいま現実の姿...全文を見る
○山中郁子君 私は、無制限にそういうものがどんどん小包として郵便局を通して入ってきて、ばらまかれているんじゃないかと一度も申し上げていないんですよ、官房長、よく聞いていてくださいよ。  先ほど大蔵省のお話から聞いても、そういう可能性が残されているということは絶対にありませんとい...全文を見る
○山中郁子君 大臣にお伺いしたいんですけれども、事態は把握なさったと思います。それで、理屈はともかくですけれども、まず国として国会で暴力反対の決議をしている、ごく最近の事態としても。で、いまいろいろな暴力が大きな問題になってきている。そういうときに、その明らかに原因をつくるこうし...全文を見る
○山中郁子君 ありました際じゃないんです、もうあったんです。そのあったということの中身についていろいろわからない点があるけれども、もしかしたら本物かもしれない、もしかしたら不法に持ち込まれたかもしれないということは認めていらっしゃるわけですよ、郵政省は。そして、その場合に、労働者...全文を見る
○山中郁子君 申し上げましたように、職員に対する周知とか税関への要求とか、そうしたことについて必要な措置を、未然に防ぐという意味でそういう強い決意を持って必要な措置を行うということをお約束いただけるわけですね。大臣、お答えいただきたいと思います。
○山中郁子君 次の問題に移ります。  いま、この問題で、私は、労働者の安全とかあるいは国民の安全ですね、そうした点で重視をしているからこそ申し上げたわけです。  それで、郵政省は、この郵便料金引き上げに際しても、口を開けば労働者、職員の待遇改善の問題だとか、あるいは国民へのサ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、そうした光化学スモッグによる被害ですね、そうした場合に、いま具体的に何か洗眼とかなんとかおっしゃってましたけれども、総合的な対策ですか、こういう場合にはどうする、こういう場合にはどうするという、当然そうしたあれを持っていらっしゃると思うんですけれども、...全文を見る
○山中郁子君 ついでにお伺いしますけれども、ただいま言われた、とにかくそういう対策だと、こういうことは何か省内に通達か何かで出していらっしゃるんですか。
○山中郁子君 一つは、その通達がいつ出ているものかということと、それを後で私もいただきたいということですけれども。
○山中郁子君 いつ出ているんですか。
○山中郁子君 先ほど、昨年、東京で六十八人というお話があったんですけれどもね、どう考えてもこんなもんじゃないというふうに思いますが、一体、どういう把握のされ方をしているのか、東京の場合外勤職員が何人いるのか、数をお知らせいただきたいと思います。
○山中郁子君 二十三区が六十八人ということですね。
○山中郁子君 郵政の幹部の方は車でいつも走っているからわからないのかどうかよく私はわかりませんけれども、普通私たち東京で生活してて、通勤で朝と夜、夕方歩くだけでも何かしらの被害というものは受けているものなんですよね、そのくらいもう頻発しているわけでしょう。それにもかかわらず、都区...全文を見る
○山中郁子君 被害を受けたというのは、労働者、職員の申し出だけなわけですか、そしてどういう被害を受けた場合に申し出をさせているんですか。
○山中郁子君 お役所仕事もいいところだというふうに思うんですよ。二十三区として六十八人、六十八人という、延べですよ、これ、しかも一年間に六十八人しか被害を把握してない。二十三区て外野職員は何人いるのですか、さっきからお尋ねしていますけれども。
○山中郁子君 七千人も毎日毎日外へ出て働いている、そうした外勤職員の中で延べで六十八人しか被害を受けていないということはあり得ないです、これはどなたでもわかると思います。  要するに、郵政省が本当に職員の健康を守るという上で考えているならば、まず郵政省の省の方から、局の方からそ...全文を見る
○山中郁子君 たびたび申し上げますけれども、私は初めにお役所の答弁じゃなくて、本当に事態を解決するという立場でもって考えてくださいということは申し上げたはずです。  いま申し上げているのは、一般の住民との比較なんかおっしゃっていますけれども、一般の人はうちの中にいるんですよ、郵...全文を見る
○山中郁子君 光化学スモッグが発生したときに、外勤職員を退避させるとかそういう措置はとっていらっしゃらないんですか。
○山中郁子君 そうしますと必要なときには退避させるということをやっていらっしゃるというわけですけれども、そうしたことによる損失労働時間なんかが、たとえば四十九年度でどのくらいになっているかというふうなことは把握をされておられますか。
○山中郁子君 それでは、労働時間が損失してないということは、退避などの処置をとったことがないということになりますね、どうなんですか。
○山中郁子君 だんだんお話を聞くと一層明らかになるんですけれども、一つは、当然、退避などが必要な事態は起こっているわけでしょう、現実にいろいろ。新聞なんかでもいろいろ問題になっていますね。そういうことに対する指導なり周知なりがされていないということが一つあると思います。  それ...全文を見る
○山中郁子君 大臣にお伺いいたします。  一つは、先ほどのような形で、職員からきょうは被害があったということで申告を受けるというふうな形で、積極的な把握をされていない。これは私は直ちに郵政省としては積極的な把握をする。つまり出たときに少しでも目が痛いと思った人がいるかどうか、そ...全文を見る
○山中郁子君 私は具体的にちょっとお尋ねしているんで、具体的にそのことについてもお答えをいただきたい。いまのお答えはそれはそれでわかります。  ですから、郵政省として、光化学スモッグなんかが出た場合に、外勤労働者の大体それじゃ何%の人たちが何らかの――多少はありますよ、その症状...全文を見る
○山中郁子君 次の問題に移ります。同じく職員の健康の問題に関してです。  私は逓信委員会でも再三電電公社の職業病の問題について取り上げました。予算委員会の分科会では逓信病院の職業病の問題についても取り上げました。それで、きょうは、郵政省の職業病の問題について、部分的ではあります...全文を見る
○山中郁子君 総合的な問題についての論議はたくさんあるんですけれども、きょうは、その中の個別の問題にしぼって解明を図りたいと思います。  それで、とりわけ頸肩腕症候群が問題になっておりますけれども、頸肩腕についての職員の申し立て書ですね、これはどういう内容になっておりますか。
○山中郁子君 その中身ですね、どういう申し立てを必要としているのかについてお答えいただきたいと思います。
○山中郁子君 それでは、たとえばいま現在申し立てがどのくらい来ているのか、で認定されているのが何人になって、過去に認定されたのがそのうち何件あるのか、そういう数字についてお尋ねいたしたい。
○山中郁子君 頸肩腕だけでいいですよ。
○山中郁子君 先ほど局長が言われました申し立て書ですね、これは私郵政省の方からいただきましたところ、実に十三項目にわたって書くようになってるんです。複雑な申し立て書です。  それで、一つの例を申し上げますと、これは(資料を示す)中野郵便局の保険課の水沢達子さんという方が局長に出...全文を見る
○山中郁子君 単純に検討するということだけじゃ済まされないです。  申し上げましょうか、いっぱいありますよ。だけれども時間が足りなくなるからそれは一々申し上げられないのが残念ですけれども、「業務内容」というところに、ここの一つの事例だけを申し上げますと、「書留郵便物に受領証を貼...全文を見る
○山中郁子君 郵政省のこの問題に対する考え方と取り組みは率直に言って非常におくれています。これは私は一般的な批判で言っているんじゃないんですよ。これは電電公社の場合にも幾つか取り上げましたけれども、たとえば電電公社はどういう申し立てをしているかということを御存じですか。どういう申...全文を見る
○山中郁子君 たとえば電電公社のことを申し上げますと、どこの職場のどういう局のだれだれである、申請日が何年何月何日で、そしてこういうことで業務上認定を申請しますと、これだけですよ。それだけでいいの。当然なんですよ。  そして審査に入れば、もちろん検査だとか診断書だとか、いろいろ...全文を見る
○山中郁子君 大臣にお尋ねしますけれども、いま私が申し上げましたことは、局長もお答えになっているように事実です。これは間違いありません。  職業病の認定をする――労働者の健康ですね、少なくともそれが業務上の疾病だという問題を労働者が申し立てるのに、一年間もかかって書かなければ書...全文を見る
○山中郁子君 私は全部が一年かかっていると言ってないんです、こういう例があると申し上げているんです。これが一年が半年だって問題だし、一カ月だって問題です。申請書を一枚書くのに一カ月かかるなんというようなばかな話ないでしょう、一週間かかるというばかな話だってないですよ。さらさらとこ...全文を見る
○山中郁子君 ですから、判定の問題と申請の問題は中身が違うんです。これを私はなぜ問題にしているかというと、もう繰り返して言っていますけれども、申請の段階でこういうふうに複雑にやりにくくしているということは、労働者の健康を守るんじゃなくて、職業病として申請させないための関門をつくっ...全文を見る
○山中郁子君 やっぱり私はもう一度はっきりさせなきゃいけないというふうに思っています。もうわかったでしょう、実際こういうやり方をしているんですよ。そういうことをやめるべきだと私言ってるの。  というのはね、労働者が職業病の認定を申請しますと、そのときに実際に一年もかかって書かな...全文を見る
○山中郁子君 大臣にお伺いします。  人事局長はああいうふうに何回も言っています、あればあればと言っているんです。あれば合理化すると言っているのと、やはりそういう実態ではまずいから、大臣がさっき言われたように、簡素化をすると、そういうことで努力をする、検討をするということと違う...全文を見る
○山中郁子君 ぜひそのように処理をしていただきたいと思います。  それで次に、今度は申請した後の問題です。  私は、先ほど、ほかの場合のことを考えてみてごらんなさいというふうに申し上げましたけれども、申請後の問題も含めて、全般的に職業病の問題というのはいろいろ問題があって、公...全文を見る
○山中郁子君 実際、だから局長が握りつぶしていたんでしょう。それで単にいま局長が言われたようなことじゃないんですよ。――局長って、さっき言ったのは恵比寿の郵便局長のことですよ。そうじゃなくて仮病だとか田舎へ帰れば治るんだとかそういうことを言って、結局、本人が追い込まれる、そういう...全文を見る
○山中郁子君 民間の場合には労働省の管轄になるわけですけれども、認定の期間の基準がどのくらいになっているか御存じですか。
○山中郁子君 扱っていらっしゃるところが国の指導ですよ、労働省の指導ですよ。そうしたことも何にも研究なさらないでいるということは私は大変不勉強だというふうに思います。そのことはそのこととしておきますけれども、申し上げればこれは二カ月ですよ、いま、平均、認定までの期間。それが国の指...全文を見る
○山中郁子君 局長、同じこと繰り返していただかなくていいです、本当に。それで最初に申し上げたように、言いわけや何かはいいですから、中身の問題を答えてください。いまの場合だったら最後に早急に認定するということを言ってくださればいいんです。  それで、ほかに、これは本当の例外だとい...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、民間二カ月なんということも一つの大きな指標として、短縮のために早急に検討し努力をすると、こういうふうに理解をしてよろしければ次へ進みたいと思いますけれども、よろしくないんですか。
○山中郁子君 この問題の最後に大臣にお尋ねいたしますが、いま私は二つの問題ですね、光化学スモッグ、それから頸肩腕症候群の問題を取り上げました。そのほかにたくさんあります、それはよく御承知だと思います。それで、その二つの問題を通しても、郵政省が一生懸命労働者の健康だとか安全を守ると...全文を見る
○山中郁子君 それでは次の問題に移ります。  郵政省の政治姿勢ということにも関連するというふうに思いますけれども、郵政大臣にお尋ねしますが、新菱冷熱という会社を知っておられると思いますけれども、どういう関係にあるか、お知らせいただきたいと思います。
○山中郁子君 二十年前知っているというのはどういう知り方なのかということと、それだけだとおっしゃるけれども、御長男がここの常務をしていらっしゃるんじゃないんですか。
○山中郁子君 これからおやめになるのかどうかはわかりませんけれども、紳士録にはちゃんと新菱冷熱工業常務となって書かれてあります。  ところで、郵政省では、請負のいろいろな部門がありますけれども、管工事部門ですね、管工事部門の関係では、新菱冷熱はどのランクになっていますか、請負の...全文を見る
○山中郁子君 Aランクというのは、一番高い請負額の工事に参加できるという、こういう資格を持っているということになりますか。
○山中郁子君 そうしますと、二点についてお尋ねしたいんですけれども、四十九年度の新菱冷熱の請負金額と、それから郵政省の管工事部門でのランクづけをするとどのくらいになるのか、新菱冷熱の請負額がですね、この二点についてお尋ねしたい。
○山中郁子君 管工事部門での新菱冷熱の請負のランクはどうなっておりますか、郵政省の方で。
○山中郁子君 何番目ぐらいですか。管工事部門の中で、Aランクで実際に八億円ぐらいの請負を取っているわけでしょう、四十九年ですか。それは管工事部門の中で、郵政省の中で何番目ですか。
○山中郁子君 一番多いんじゃないですか、管工事部門の中で新菱冷熱か、請負額。――いいとか悪いとかということを言っておるんじゃないんですけど。
○山中郁子君 それ聞いているんです。  で、大臣にお尋ねしたいんですけれども、この新菱冷熱からは、一陽会ですか、大臣が所属していらっしゃる、そこへ政治献金がありますよね。どのくらい、たとえば四十九年上半期ではありましたか。
○山中郁子君 そんなものじゃないはずなんですけれども、それはよろしいです。  いずれにしましても、私がいまこういうことで申し上げたいと思いますのは、管工事部門で新菱冷熱が最も高い請負金額、四十九年度で最高だっていうわけでしょう、一番だっていうわけでしょう。それは建築部長は新菱冷...全文を見る
○山中郁子君 田中金脈問題があれだけ大きな問題になったということの背景と、それから、私は郵政大臣にだけ申し上げてるわけじゃないんです、郵政省としてその問題をきちんとしなければ、それこそいま政治献金やあるいはそうした金脈問題が大きな問題になっているときに、この値上げの問題も含めて国...全文を見る
○山中郁子君 この自動車輸送の部門で日逓のシェアは何%ぐらいになりますか。
○山中郁子君 七十八社あるうち、一つの会社が七〇%のシェアを占めているというのは、これはもう大変な独占的な状態だというふうに思います。  それで、この日逓に郵政省がやはり幹部が天下りをしているというふうな関係が生まれてきていますので、私はやはりこれは郵政省の政治姿勢の問題として...全文を見る
○山中郁子君 部課長のうち七名だというふうにおっしゃっていましたけれども、役員数は十二名なんですよね、会社の役員数は。そのうち半分が郵政出身者で占められているというふうに私は伺っておりますけれども、それは間違いありませんか。
○山中郁子君 それで七十八社あるうち七〇%日逓がシェアを占めているということは、実際には、どういう契約の仕方をされているわけですか。競争入札なり何なりというやり方がたてまえですけれども、実情は随意契約になっているというふうに伺っていますけれども、どういう仕組みになっているのか、ち...全文を見る
○山中郁子君 私は日逓がその仕事を請け負っていることが悪いとか何とかということをいま申し上げようとしているわけではないんです。日逓の問題については私も多少は存じております。  それで、問題は、そういうふうな形で国民から見れば競争入札でなくて、そして一つのこういう日逓という会社か...全文を見る
○山中郁子君 法律的に違法でないということであっても、問題は、結局、そういうふうな日逓が七〇%もの仕事をやっているということ自体は、他の業者、七十八社いるわけでしょう、その他の業者とかそれから国民の目から見れば、やはり何かつながりがあっておかしな話だと思わざるを得ないということを...全文を見る
○山中郁子君 結局、競争契約をしているところはないんでしょう。日逓だけに郵政省が指名している、こういうことですね、実態は。そこの日逓に役員のうち半分も郵政省の官僚が天下りをしている、この結びつきを言っているんです。それじゃ日逓と同じように他の業者にもそういうふうな機会を与えること...全文を見る
○山中郁子君 来てほしいということがあるのは、郵政省の幹部に来てもらえば郵政省の仕事が取れるからですよ。そんなね、どこだって――私、電電公社に十八年いましたからいやというほど裏の裏まで知っていますけれどもね、みんなそういうことをして実際に下請企業へ行くわけですよ。そしてかつての地...全文を見る
○山中郁子君 いいえ、事実を申し上げているんです、私よく知っているんです。
○山中郁子君 何をしゃくっているのかよく私はわからないんですけれども、実際問題として天下りが問題になっているのはそういうことなんだということを私は申し上げているんです。それで郵政省からおえら方が来れば郵政省に顔がきくから仕事も取れるし、こういうつながりになってきているわけです。た...全文を見る
○山中郁子君 郵便料金の値上げの問題で郵政事業が国民の皆さんから大きな注視を浴びる、そういう事態のもとにありまして、私は、いま二つの問題を指摘いたしましたけれども、郵政省の政治姿勢をきちんと確立をして、えりを正して、国民へのサービスとそれから郵政事業の進め方、この点をはっきりさせ...全文を見る
○山中郁子君 午前中にも申し上げましたように、郵政省の政治姿勢という問題が非常に国民から注視をされているし、正していかなきゃいけないということは大臣もお約束をなさったわけですけれども、その問題とも若干関連をいたしまして、私はいま問題になっております中小企業の危機の問題、そして政府...全文を見る
○山中郁子君 郵政省に関係の深い織物だとか外衣、上着ですね、そうしたものも特定品目に指定されているわけですけれども、実際問題として、それではこうした閣議決定に基づいて、たとえば次官通達などを出されていらっしゃるかどうか。そしていまこのように努力をしているというお話がありましたけれ...全文を見る
○山中郁子君 簡単でいいですよ。
○山中郁子君 問題は、中小企業の危機の問題、とりわけいま繊維業界、織物業界が大変切実な状態に陥っていると、したがって織物、被服なども指定品目になっているという、そういう実態があると思います。それで、当然のことながらこの閣議決定の趣旨を体して郵政省として取り組むならば、被服問題につ...全文を見る
○山中郁子君 たとえば秋葉原の電器店なんかのところへ行きますといろんな電器製品ありますけれども、いま一般的に言われているように電球なんかは中小企業の製品の方がよっぽどもつんですね。大企業のはばかばか切れる、これは切れるようにつくってあるんじゃないかとさえ一般的に言われているぐらい...全文を見る
○山中郁子君 部分的な問題や一時的な問題をとらえておっしゃるのは、それは言い逃れというものなんですよね。  だから、実際問題として、いまおっしゃったように、たとえば制服の場合には一八%しか出していないというふうなお話でした。こうした被服類をそれではいつごろまでの時期に検討されて...全文を見る
○山中郁子君 では簡単に、いま伺わなくても結構ですから、いつごろまでを目途にどのくらいの目標でもって拡大をしていくという方針を立てていただくこと、そしてそれを御報告いただくことをお約束願いたいと思います。
○山中郁子君 拡大の目標もね。
○山中郁子君 では、次の問題に移ります。  逓信病院の診療単価の問題について御質問をいたします。  これは郵便行政が赤字だということで値上げをしなくちゃいかぬということになっていますけれども、その赤字の部門に逓信病院の赤字がかぶさってきていると、つまり逓信病院で出る赤字が郵便...全文を見る
○山中郁子君 この郵便の負担ですね、それから保険、貯金のそれぞれの分野別の負担はどうなっていますか。
○山中郁子君 基本的な問題として、こうした赤字が郵便事業の財政、つまりはがきとか手紙の料金収入から賄われているということになりますね。これはどう考えても不合理だというふうに思うんですけれども、職員の健康という観点からの経費は、これは当然国が持つなり、しかるべき負担をするということ...全文を見る
○山中郁子君 それでは、これも衆議院での質問をした後で、そちらで検討なさるというお約束になっていたことだというふうに思いますけれども、通常では一点診療単価十円ですね、それがいま逓信病院は一点六円になっているわけなんです。この点について、ほかの同種の職域病院での診療単価との比較と、...全文を見る
○山中郁子君 国鉄、印刷、造幣、全林野などはみんな一点十円ですね、国の単価です。それから電電の場合は八円になっています。  それでひとつお伺いしたいのですけれども、診療報酬単価というものはいまかなり重要な問題になって、政治的な問題になっています。現在では国が一点十円として決めて...全文を見る
○山中郁子君 職員の負担がふえるみたいなことで、何かごまかされようとしているのですけれどもね、実際問題として、組合員の掛金は何も関係なく決められているわけでしょう。郵政省の分担金も決められて、そうして共済組合としてそこに財源が出てくる、そういう問題があるわけでしょう。だから、そう...全文を見る
○山中郁子君 薬の問題をよくおっしゃっているのですけれども、これはさっぱりわからないのでね。そうすると逓信病院は何か特別ほかと比べて薬をいっぱい何か出すのですか、それとも特別な薬を使っているのですか、どういう意味ですか。薬の問題があるので六円だけれどもほかと同じくらいだといえば、...全文を見る
○山中郁子君 じゃ診療単価の問題じゃないですね、要するに。診療単価はあくまでも六円と十円の開きがあると、こういうことですよね。  ですから、私は、これ以上この問題に時間をかけませんけれども、いずれにいたしましても、先ほど申し上げましたように、郵政関係の職員の健康を守るということ...全文を見る
○山中郁子君 その中に、小林さんという方は、もう本当に先が限られている、もうあと何年しか生きられないということが限られているようなそうした重症心身障害者の方たちが生きているうちにいろいろな本も読みたいし、そうした生きていることの喜びを味わってもらうために、自分の私財をなげうってそ...全文を見る
○山中郁子君 お手伝いをするという大変消極的な姿勢なんですね。で、私は、だからもう幾ら感銘受けたって言ったって、受けてないじゃないかというふうなことを申し上げたいわけなんです。  つまり、それだったら郵政省が火つけ役になって、この問題をそれじゃどうしようかと、解決するために、そ...全文を見る
○山中郁子君 もうちょっと大きな声で言っていただかないと、よくわからないんですけれども、何か私に見せていただかなくたって結構です、でも、私にも見せていただかなきゃ困るんです、こういうことを私が申し上げているんですから。  ですから、具体的に郵政省が火つけ役になって、関係各省庁と...全文を見る
○山中郁子君 具体的にやはり実現する、全体の問題から言えば、お金の問題をとってみても業務量の問題をとってみても、大きな全体の事業の中身から言えば、それほど大きな比重がかかる問題ではありません。これは大臣もよく御承知だと思います。ですから、何としてでも、少なくともそうした感銘を受け...全文を見る
○山中郁子君 よくおわかりだと思いますけれども、小包で送るのと郵便で送るのとではまた手間が違います。そういう意味で切実な要求になっておりますので、いろいろ細かい点に入ればむずかしい問題出てくるかもしれませんけれども、まさに障害者の方たちのそうした郵便に頼るというその郵便の重要性、...全文を見る
○山中郁子君 その辺のところは郵政省としても私は把握しておかなければいけないことだというふうに実は思うんですけれども、これだけ問題になっているんですから。ですから機械的に〇・二だと、こういう数字の出し方自体問題はありますけれども、いずれにしてもそういうことで突っぱねて物価に影響は...全文を見る
○山中郁子君 そうじゃないんです。私は実態から見てくださいと申し上げているんです。それは購読料の中に配達料が入っているんだから、郵送料を別に取るのがいけないとかいけるとかいま言ってみても始まらないんです。  だから、問題としては、実際問題として販売店が販売店の経費で郵送している...全文を見る
○山中郁子君 将来の足がかりになるというふうに考えていますとおっしゃるけれどもね、それは主観的に郵務局長がそういうふうに考えていらっしゃるのかどうか知りませんけれども、具体的にどういう足がかりができるのですか。来年度は値上げをしなくてもいいわけですか、再来年度は値上げをしなくても...全文を見る
○山中郁子君 先日も、たしか案納委員が指摘されておられましたけれども、結局、いまのお話によるとね、まあこれで少し上げるから赤字の分が減りますよと、それだけの話でしょう、結局その場しのぎですね。で、そのことによってね、将来郵政事業をこう安定させて、将来とも値上げをしなくてもよろしい...全文を見る
○山中郁子君 来年度はこのぐらいの赤字になる、それから次もこのぐらいの赤字になるということは郵政省として見込んでいらっしゃるわけですね。それでいてなおかつ収支相償、独立採算ということで考えたらやっぱり値上げしなきゃならないということになるわけでしょう、そしたら、その都度やっぱり値...全文を見る
○山中郁子君 経企庁と大蔵省に伺いたい。
○山中郁子君 物価を安定させるために郵便料金を上げないことが必要だということで議論されているんですから、ぜひともその物価の総元締めである経企庁の方にはそのように認識をしていただかなければならないというふうに思います。  それで、いま独立採算、収支相償ということになってきているわ...全文を見る
○山中郁子君 独立採算の問題に入りますけれども、郵便法第一条に「この法律は、郵便の役務をなるべく安い料金で、あまねく、公平に提供することによって、公共の福祉を増進することを目的とする。」となっております。こうした法律事項で決められる料金、公共料金ですね、これがほかにどういうものが...全文を見る
○山中郁子君 どこに違いがあるかということについてのお答えがないんですけれども、なるべく安くというふうに入っているのは郵便料金だけでしょう。ほかになるべく安くというのは入ってますか。
○山中郁子君 なるべく安くということが特別に入っているということは、郵便料金の公共性というのは同じ公共料金の中でも大変基本的なものだと、そういう認識の上から特別これにはなるべく安くと入っている、それ以外ありませんでしょう、考えようが。ほかには入ってないんですから。そうした場合に、...全文を見る
○山中郁子君 それじゃお尋ねしますけれども、これは私は代表質問のときにもそのことについて質問しましたけれども、的確な答弁は総理大臣からありませんでした。郵政大臣からもありませんでした。で、この郵便法が制定されたときの、当時は通信委員会と言っていたらしいんですけれども、委員会で政府...全文を見る
○山中郁子君 それでは、この当時の逓信大臣は三木さんでした。私は逓信委員会に三木さんがお見えになるときに改めてこの点についてはただしますけれども、時の政府の逓信大臣、三木逓信大臣のもとでの政府の見解が間違ってたということですか、これが違うということですか。
○山中郁子君 だから、それじゃ間違っているということでしょう、官房長、そうでしょう。  もう一度言いますよ。「時の政府の財政方針なのでありまして、郵便事業自体の本質を束縛するものではない」、独立採算制というものが郵便事業自体の本質と違うんだと、こういうことですよ、この文章は、日...全文を見る
○山中郁子君 違うんです。ごまかしてはいけないのよ、官房長ね、ここには何も借り入れだとか、赤字があるのを認めるとか、そういうことを言っているのではないんです。独立採算というものが郵便事業自体の本質を束縛するものでないと言っているわけです。だから違うものとして言っているんです。その...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、当時においても法律がなければ一般会計からの繰り入ればないと、こういう御理解ですか。それは法律に違反するものだと、こういうことですか。
○山中郁子君 いま経理局長が言われた部分というのは、別な問題としてあります。だけれども、いま私が言っているのは、一般会計から繰り入れないのだ、繰り入れないという理由は郵便事業は独立採算だと、こういうことを理由にしておっしゃっているわけです。大蔵省もみんなそういうふうに言っているわ...全文を見る
○山中郁子君 書いてあるわけです、一般会計から繰り入れる。
○山中郁子君 それじゃ一般会計から繰り入れられるわけですね、繰り入れることが考えられるんですね、ここで言っているんですから、そういうふうに。一般会計からの繰り入れも考えられるとこう言っているんですから。それで、現実に繰り入れてきましたと、こう言っているわけですから。
○山中郁子君 ここでは立法上可能であるとかないとか言っているんじゃないんです。郵便事業について繰り入れるということを言っているんですよ。  そうですかって、あなた、そちらの方がないからというので、私の方でコピーして差し上げたんですよ、見てくださいよ、これ。ないんですか。
○山中郁子君 代表質問だって私言ったでしょう、そうですかじゃないでしょう、そういうふうに書いてあるでしょう。
○山中郁子君 それだったら、どういうことなんですか。言っているんですよ、独立採算制であるけれども郵便事業の本質を束縛するものではなくて一般会計から繰り入れますよということを言っているんですよ。それをいまになってどうして、どうしても一般会計から繰り入れられないから、赤字だから値上げ...全文を見る
○山中郁子君 それではお伺いしますけれども、だから郵便法第三条に書かれているし、だから一般会計から繰り入れられないんだというのじゃないんですね。将来、一般会計から繰り入れるという事態が生まれることもあり得るというわけですね。
○山中郁子君 法律論じゃない、郵政省の見解。郵政省の見解として、いま一般会計から繰り入れないんだというのは、いまの実情だから繰り入れないのであって、将来、もし仮にこのときこの時点におけるような状況が生まれたら一般会計から繰り入れることも考えるんだ、そういう中身なんだということを郵...全文を見る
○山中郁子君 違うんです。ここでは何もそのときの条件でやむを得ないから一般会計から繰り入れなければならぬのだ、こう言っているんじゃないんです。お読みになって、よく知っていらっしゃるというから、おわかりになっているはずだと思いますけれどもね。  郵便事業自体の本質を束縛するもので...全文を見る
○山中郁子君 いまの大蔵省のお話と先ほどからの郵政省のお話とも若干違うのですね。どうもそこのところをはっきり郵政省はおっしゃらないのです、一つは。  もう一つは、大蔵省の方のお話でも、これはまた私の質問とちょっと違うのですけれども、郵便法制定当時の通信委員会での政府委員の説明と...全文を見る
○山中郁子君 それでは、問題は、郵便事業自体の本質を束縛するものではないと考えるということでよろしいんですね。そして同時に、だから「われわれは郵便料金をなるべく低廉にやりたいというところから、」「一般会計の繰入れ等も多分にある」こう言っているんです。これはよろしいんですね、変わら...全文を見る
○山中郁子君 それでは、どういう事態、このときの事態といまの事態とどう違うのかということの問題の前に、これは特別な事態であるからこうしますと言っていないんだということを私はさっきから何回も言っていますでしょう。特別な事態だからこうしますと言っているんじゃないのに、そのときの事態と...全文を見る
○山中郁子君 記録による以外ないんですよ、そうでしょう。二十年も三十年も人間の記憶に頼って政治をするなどということはあり得ませんでしょう。そうしたらそれは記録による以外ないんです。  その記録にそういうふうに書いてある、それをいまそのような形でごまかして、そして当時言ったことも...全文を見る
○山中郁子君 なるべく安くと書いてあることは、公共料金はもうけるものではない、これははっきりしていますね。もうけるものでない上に、さらに郵便料金だけなるべく安くと書いてあるとすれば、収支とんとんよりも下の次元を考える、これ以外ないでしょう、どうなんですか。
○山中郁子君 もうそば代いいです、何回も聞きましたから。
○山中郁子君 それは間違っていると思います。なぜならば、私は、大臣はそうはお思いになると思いますけれども、郵便法が入れなくてもいいような言葉を入れてみたり、ひょっとした間違いで思いつきで入っちゃったり、そういうものでないというふうにはお考えになっていますでしょう、いいかげんにつく...全文を見る
○山中郁子君 書いてあるはずないじゃないですか、そんなこと。
○山中郁子君 原価でやると言うんだったら郵便事業だけでなくてみんなそうですよね、公共事業でもうけていいということになっていませんでしょう、同じなんです。同じだけれども、それらの問題の中で特にこうなっている理由は何かということは、私はもう先ほどから申し上げています。  それでは伺...全文を見る
○山中郁子君 大蔵省からも伺いますけれどもね。
○山中郁子君 私は、一番最初に申し上げましたように、きのうそういうことを提起されて、大臣はいろいろ研究なすったわけですね。それはいかに郵便事業に一般会計から繰り入れなくていいかという理屈をつくるために勉強なすったんですよ、そうでしょう。  だって考えてみてください。郵便事業がい...全文を見る
○山中郁子君 どこが違う。
○山中郁子君 同じ問題でしょう。だって過疎地域で郵便の場合を言えば、過疎地域だというのは、そこはそれだけの地域ですよ、そこへ人が歩いていって配達するから赤字になるんだ、こう言っているわけでしょう。その部分に対して国が助成を出しているわけですよ、バスの場合には、路線バスの場合に。何...全文を見る
○山中郁子君 郵便だって同じじゃない。
○山中郁子君 高速道路の問題について、もう先ほど大臣いろいろおっしゃっていましたけれども、要は国がお金を出しているという事実なんですよ。いろいろありますわ、いろんなところにいろんな名目でもってお金を出しているんです。どうして郵便事業だけ独立採算で出さないと言い張っているのか、そこ...全文を見る
○山中郁子君 いま主計官がいみじくもおっしゃいましたけれどもね、ちょっと考えてみてください。もしそれで路線バスを廃止しますと業者が言ってきたと、もうやめざるを得なくなったとしますね、そうすると、やめちゃったらどうなりますか。そこに住んでる人たち、足がなくなるわけでしょう、そういう...全文を見る
○山中郁子君 郵便事業ですよ、郵便部門ですよ。それについての収支が国民にわかるようになっていますか、印刷して発表されているとか。
○山中郁子君 じゃ郵便の会計は郵便費だけですか。
○山中郁子君 見ていただくと言っても見てもわからないでしょう、わかりますか。総掛かり費と出ている部分で、郵便はこのぐらいだということを国民が見てわかりますか、わかるようになっていますか。
○山中郁子君 通信白書の、多分これですね、四十九年度ですけれども、百十八ページの「郵便事業の収支状況」とこの表を指しておられますか、そうですか。
○山中郁子君 そうしますと、これは「郵便業務収入」「その他雑収入」これだけですよ、収入は。そして支出は「人件費」「物件費」これだけ。これだけでもって郵便事業の収支を国民の前に明らかにしていると言えますか、言えないでしょう。全然これじゃわからないですよ、何だか。郵便業務だけ、片方は...全文を見る
○山中郁子君 少なくともほかの会計と同じように出なくちゃならないのです。郵政会計については出てますわね、それは。だけれど、それを郵政と保険と貯金に分けるわけでしょう、おたくの方は。分けて郵便部門はこういう赤字だということを割り出していらっしゃるわけね、だから郵便事業の会計をほかの...全文を見る
○山中郁子君 いいえ、郵政会計へ発表するように、同じように発表すればよい。
○山中郁子君 そういうことを周知されてないですよ、どこにもないですよ、絶対ないですよ、私はそれを確言します、そうでしょう、ありますか。何か周知してますか、こういう中身を。これは私どもが要求して初めてそちらで計算して出していらしたことですよ。
○山中郁子君 結局、郵政特会、簡保と貯金はそれぞれまた会計できているでしょう、郵便はそうでないんですよ。そうでなくて、私の方が何だと言って聞くと、おたくの方は何かどういうやり方で計算するのか知らないけれども、総掛かり費を何か案分比例で割ってみたり、何かややこしいことをやって一生懸...全文を見る
○山中郁子君 どんぶり勘定ですよね、いわば。結局、実際問題として郵便事業にかかる経費が人数割りになって正確なのかどうかということも、面積の比率をそうやって分けて正確なのかどうかも、これは郵政省としたって保証できませんでしょう、絶対にこれで正しいですと言えますか、分け方。結果として...全文を見る
○山中郁子君 私は特定局の問題について、細かい数字でもって解明をしていって、その辺がいかにあいまいなものでできているかということを質問する予定でお願いもしておいたんですけれども、大変残念なことに、また申しわけないんですが、時間の関係でこれを省かざるを得ないんです。  それで、特...全文を見る
○山中郁子君 あらわさないわね。
○山中郁子君 必ずそうですよ、絶対にあらわすわけない。
○山中郁子君 はい。そうしますと、郵政省で一般会計から人件費を持っているのは、郵政いま正確に何万いるのか私知りませんけれども、何人の人件費が一般会計から出されておりますか、郵便プロパーじゃなくていいけれども。
○山中郁子君 郵便関係だけで見ますとね、郵便プロパーの場合は全然人件費を見てない、そういう事態があります。それで、私は、幾ら何でも局長だとか、それから郵政局の管理部門ですね、そうした部分については国が経費を見て当然だと、こういうふうに考えています。それは先ほど申し上げました。それ...全文を見る
○山中郁子君 はい、まとめます。  この省令事項の問題につきましても、先ほどから申し上げていますように、政策料金であるにもかかわらず、国の施策として行われている部分を利用者が負担している、こういうことは国がきちんと出すべきだ。また基礎施設についても同様、管理施設についても同様。...全文を見る
06月27日第75回国会 参議院 逓信委員会公聴会 第1号
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○山中郁子君 初めに福田さんにお尋ねをしたいんですけれども、二点あります。  一つは、今回の値上げの問題について、委員会の審議の中でも政府、郵政省が強調いたしますのは、郵便は人手に頼る事業であると、そして昨年はたとえば三〇%以上のベースアップがあったと、したがって赤字がふえて値...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。  次に、関根さんにお尋ねしたいのですけれども、先ほどのお話の中で、機関紙あるいは出版物などが三種ではなくて一種に頼る部分が非常に多いということについての強調がありまして、実は、私ども審議の過程なんかで三種問題が出版物問題とわりあい結びつい...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。  最後に一瀬さんにお伺いをしたいんですけれども、先ほどの御意見の中で、独立採算の問題、そして一般会計からの繰り入れの問題をめぐっての御意見がありました。で、これはすでに案納委員からもいろいろ御質問がありましたんですけれども、私はちょっとそ...全文を見る
○山中郁子君 ありがとうございました。
11月20日第76回国会 参議院 逓信委員会 第3号
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○山中郁子君 私は、NHKの決算の審議に当たりまして、まず初めに、一昨日も多くの委員の方からお話がありましたように、現在、NHKの受信料の引き上げ問題が社会的に取りざたもされておりますし、国民の関心も呼んでおります。それでNHKは四十七年度から赤字が発生して、そして経営が大変厳し...全文を見る
○山中郁子君 幾つかの対応策をおっしゃったんですけれども、NHKとして、その中心的な柱として考えていらっしゃるのは何なのかということをもう少し明確に御答弁をお願いしたいんです。
○山中郁子君 そうしますと、もう一度確認をさせていただきたいと思いますが、対応の柱は二つあって、収入の確保並びに増加そして支出の削減ということですね。  そうしますと、対応の柱として料金の改定は考えていらっしゃらないと、このように理解をしてよろしいと思いますけれども、その点、も...全文を見る
○山中郁子君 柱ではないけれども、検討をする必要があるというふうにお考えのようですけれども、柱でないということは確認をしていただけたものと存じますが、それは副会長よろしいですね。
○山中郁子君 それだけでいいです。  私は、きょう現在も大蔵委員会で酒、たばこの値上げ法案をめぐって大変緊迫した状況が起こっているという事態、この逓信委員会でも郵便料金の引き上げの問題について毎回さまざまな議論が理事会などでも行われているという、こういう状況があります。で、これ...全文を見る
○山中郁子君 私は、安易な引き上げを行うべきでないということは当然です。それで国民がいま切実に物価の安定を求めている、公共料金の引き上げに反対しているということも、これもほとんど例外のない一致した意見であり、希望であるということを前提にいたしまして、さらにお伺いをいたします。 ...全文を見る
○山中郁子君 同じ質問を副会長からも御答弁いただきたいと思います。——同じなら同じで結構です。
○山中郁子君 私は、そこにNHKの姿勢の問題点があると思います。  いま川原参考人が言われたことは、NHKの役割りを国民に知っていただいて、そして契約もしてもらうし、お金も払ってもらうと、こういうふうにおっしゃるわけですね。違うんじゃないですか、いいんですか、それで。ちょっとも...全文を見る
○山中郁子君 そういうことではないはずだと私は思います。それはいままでの審議の中でNHKが国会でおっしゃっていたことから見ても、それでは違っていると思います。  なぜならば、たとえば三月、これはたしか二十五日の逓信委員会だと思います、私が予算の問題について質問をいたしました。そ...全文を見る
○山中郁子君 私がこういうふうに指摘すれば、それは言葉が足りないと、そういうふうにおっしゃいますけどね、何回も繰り返して、それでよろしいんですかとお伺いしているにもかかわらず、そのことは出てこなかったんです。あなたからも副会長からも出てこなかったんです。  それは国会の場で会長...全文を見る
○山中郁子君 何回もおっしゃっていません。そのことは後で議事録をお調べになればわかります。そんなことをおっしゃってないですよ、さっきから、そうでしょう。ただ要するに理解をしていただくと、こういうことを言われているだけであります。  ですから、私は、それをただ言葉じりをとらえてい...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、いまの御答弁に基づきまして三つの点を改めて御質問いたします。  一つは、NHKは部内の文書と部外の文書は違うんですか。中の顔と外の顔と違うんですかということが一つです。  それから第二点は、先ほども質問いたしましたけれども、「受信料改定に際し、」と、あたか...全文を見る
○山中郁子君 三つ御質問しまして、三つ目の点がまだお答えいただいておりませんので、その点についてぜひお答えをいただきたいと思います。  もう一度申しましょうか。要するに内容をよくして契約を図っていくというのが基本だと、三月のときの会長も言われたし、いま副会長もそうですと、何回も...全文を見る
○山中郁子君 私が問題にしているのは、どこへ向けたのであろうと、これは営業広報活動の重点ですね。部内であろうと部外であろうと、どういうセクションを通ったんであろうと、先ほどからNHKの皆さんが繰り返されているように、本当に国民の期待にこたえて、国民の要望を担って、そしてそのことを...全文を見る
○山中郁子君 もう少しはっきりしていただきたいと思いますが、たとえば三月二十五日の逓信委員会におきます私の質問に対して、大臣並びに政府委員の方から、結論的に原因者負担ということは変わりはない、そのように対処するというお約束がありました。いま大臣がたてまえとしてというふうにおっしゃ...全文を見る
○山中郁子君 一般的なアンテナなんというのは別問題の話です。  つまり高層建築ができて、そしてそれまでちゃんとテレビが見えたのに見えなくなったということについて、受信者については何ら責任はないと私は思いますけれども、その点はどうですか、はっきりさせていただきたいと思います。
○山中郁子君 私が御質問したのは、ですから受信者には責任はないんですねと、そのことを確認なさるんですねということです。
○山中郁子君 問題は、もともと高層建築ができてそれで電波障害が起こったことを問題にしているんですから、受信者に責任があるということはあり得ないはずなんですね。それを何だかたてまえはとか何とか言うと、例外的には何かあるみたいな、そういう大臣の御答弁ですから、そこをはっきりさせていた...全文を見る
○山中郁子君 失礼いたしました。  そのときは政府委員の石川さんという方がお答えになっています。そのことを改めて確認をしておきたいと思います。  高層建築その他の建築物の障害によって電波障害が起こって受信が不可能になった場合の受信者の責任はないのだということについての大臣から...全文を見る
○山中郁子君 たてまえじゃなくて。
○山中郁子君 正真正銘そういうことですね。
○山中郁子君 では、もう一つ大臣にお尋ねをしなければいけない問題がございますので、それは若干問題が飛びますが御了解をいただきたいと思います。  NHKの経営委員の問題についてですね、どのような形で決まるのかということを簡単にちょっと御説明いただきたいと思います。その手順です。
○山中郁子君 事務的な手順をお尋ねしておりますので。  もう少し申し上げましょうか。つまりNHKの経営委員が決まりましたね、何人か名前が挙がってますでしょう。あれはどこでああいう名前を挙げて、そしてどこでそれを国会へ持ってきて、そしてその後で内閣が任命するわけですか。つまり最初...全文を見る
○山中郁子君 もうちょっとはっきり教えてほしいのですよ。協議をしてといったって、何にもないところへ郵政省と内閣が来て、じゃだれにしましょうかって大ぜいの人の中からリストアップするわけじゃないでしょう、郵政省が案をおつくりになるのでしょう、そのことをお伺いしています。
○山中郁子君 特に何ですか。
○山中郁子君 どういうふうにおやりになっているのですかと言うのです。
○山中郁子君 じゃ今回の場合はどのようにリストアップをなさいましたか、どこで。
○山中郁子君 大臣、もうちょっと大きな声でおっしゃってください。
○山中郁子君 そうしますと、リストアップの段階では、郵政省の段階でそれを提言する、こういうことだということが明らかになりましたけれども、このことを明らかにするだけだって何分かかっていますか、もうちょっとちゃんとはっきり答えていただきたいと思います。  それで、私がここで郵政省の...全文を見る
○山中郁子君 毎回の審議の中で必ず出てくる言葉があります。NHKの不偏不党、公正中立、自主自営という、こういうようなことですね、NHKはそうでなければならないと思う。  しかも、その経営委員です、最も大事なところですね。そこに不偏不党じゃないでしょう、三木首相のブレーンじゃない...全文を見る
○山中郁子君 郵政大臣の個人の主観でこの重要な人事を行うわけですか。あなたが不偏不党だと思うと、それだけで経営委員の任命の推薦をなすったんですか、そんな無責任な態度でやっていらっしゃるんですか。
○山中郁子君 推薦というふうに私申し上げております。
○山中郁子君 土台がなければ——その中から選任するんでしょう。土台ということは、前提として経営委員として推薦なすったんじゃないですか、非公式であろうと公式であろうと。そのリスト基づいて内閣が選任したんでしょう。それだったらそれは郵政省の責任じゃないですか。  それをあなたは大来...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、もう一つ伺います。  三木首相のブレーンだとかということではなくて、一党に偏していない人だというふうにあなたは理解をしていらっしゃると、こういうことですか。
○山中郁子君 「東洋経済」の八月三十日号ですけれども、「三木さんとブレーン」という表題で内閣官房副長官の海部さんが書いていらっしゃいます。ここには、海部さんは「三木さんの長年のブレーンといえば、平沢(和重)さんや大来(佐武郎)さんだが、」と、こうちゃんと書いていらっしゃいますね。...全文を見る
○山中郁子君 大臣が戻られました時点で、また引き続きこの問題については継続をいたしますので、これはこのまま凍結をいたします、留保をさせていただきます。  先ほどのNHKの問題に戻ります。  私が先ほどの問題と関連して、その次にNHKにお尋ねをしたいことは、先ほどから副会長は盛...全文を見る
○山中郁子君 私は、NHKがいま坂本参考人が言われたような努力をしているということについては承知しております。されているということについては。それはそれで何にも努力をしてないじゃないかというふうにこの問題について申し上げているわけではありません。  しかし、手話通話の問題につい...全文を見る
○山中郁子君 で、今後、いまの坂本参考人のお話ですと、いろいろ理論的にないしは実践的に障害者の皆さんについての措置としては、字幕、スーパーの方がよろしいと。そして、だからNHKとしては、手話通話については考えないで、字幕、スーパーの充実ということにこの問題についての方針を決めてい...全文を見る
○山中郁子君 私も、手話通話だけがよろしくてそれだけをしなさい、ないしはそれだけが一番はっきりしている障害者の方々の要求なんだということで申し上げているわけではないのです。  NHKとして、手話通話の何らかの実施についての具体的な検討なり方策なりを持っていらっしゃるのかどうか、...全文を見る
○山中郁子君 じゃ最後に、この点についてもう一つだけお伺いいたします。  日本テレビで実際にもう実施を始めておりますね。それの反響だとか、そうしたことについての御研究はされていらっしゃると思いますけれども、その点についてのお考えを伺います。
○山中郁子君 次の問題に移ります。  同じくNHKの営業運営基本姿勢の問題に絡んで、国民の期待に沿う、国民の要望にこたえるという観点なんですけれども、これも委員会において再々問題になっております「総理にきく」の番組です。まあ昔は「総理と語る」ということでしたけれども、で、いまま...全文を見る
○山中郁子君 これは問題になっているのは、総理だといったって自民党の総裁だということで、もう前から何回も問題になって、私はお互いに承知した上で、そんなことを改めて繰り返して言うつもりはありませんけれども、いずれにしてもいま国会の審議にかかって、そして賛否両論、対決法案というふうに...全文を見る
○山中郁子君 内容問題について先ほど指摘したことを繰り返しませんけれども、政治的に公正であるべきNHKの放送の中身が、現に国会で大きな対立を呼んで政局の焦点になっている、このことについて一方的な発言を保障する形での「総理にきく」という番組のあり方について、私は強い批判を申し上げて...全文を見る
○山中郁子君 それから、いま私は具体的に二、三の問題についてNHKの姿勢の問題に触れて御質問をいたしました。  一番最初から申し上げていますように、NHKがおなかの中で考えていることと表へ出て言うことと、国会のこういう答弁も含めてですよ、またあるいは番組で流すことも含めてですね...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、やはり先ほどあれしましたけれども、重点項目の中身ですね、こういうことがNHKとして書かれているんです。部外であるとか部内であるとかいうことは論外なことなんですよね。  二十六ページです、お持ちでしたよね。「経営制度の民主化要求(値上げを契機に、より住...全文を見る
○山中郁子君 だから書いてあることとおっしゃることと全然違うわけでしょう。抑えるつもりは全くございませんと言ったって抑えろと書いてあるんですよ。だから言っていることと考えていることと違うってさっきから私言っている。口で幾らどんなこと言ったって、実際にこうやって書いているの。  ...全文を見る
○山中郁子君 大変重大な発言をなすっていると思います。私は、この文書について昨日NHKの係の方に、これに基づいてこういう質問をしますよということをちゃんと御連絡してあるんですよ。副会長は主としてここで会長代理で責任持って答弁なさるわけでしょう、それなのに、NHKはそういうふうに国...全文を見る
○山中郁子君 私は了承できません。きょうは会長の代理として副会長が責任を持って答弁をするということでいらしているんでしょう。そして私はここへ来ていきなりこれを出したんじゃないんですよ。事前にこれちゃんとNHKの人に見せて、おたくの方にもあるでしょうと、そういうことで申し上げている...全文を見る
○山中郁子君 副会長に聞いています。
○山中郁子君 知らないってさっき言ったじゃないですか。
○山中郁子君 私は、それじゃ、これからNHKへの質問に対して事前に申し上げません、よろしいですね。
○山中郁子君 副会長のお話ですと、大して重要なことでもないし、オーソライズされていることでもないというお話です。でも、これ各局に渡っているんでしょう、一部だけつくったわけじゃないでしょう。私もちゃんとこうやって手に入っているんですからね。そして実際問題として、参考資料というけれど...全文を見る
○山中郁子君 いま申し上げましたのは、一番最初から申し上げてますように、NHKが本当に心からこういう国会の答弁だとか表向き言っていることを実際に実行することが、本当にいまの危機的状況にあってNHKの経営を安定させ、そして国民のものとして発展させるその逆なんだということを私はもう繰...全文を見る
○山中郁子君 次の問題に移ります。  これは三月の予算の審議の際にも私が質問をいたしまして、会長から答弁をいただいたことですけれども、時間がなかったので、それは途中で終わっていた問題です。引き続き、この点についてもう一つ明らかにしていただきたいと思います。  これは予算の審議...全文を見る
○山中郁子君 郵政大臣が御意見をおつけになるわけで、まあ自民党さんじゃないわけですよね、郵政大臣ですよね。で、まあ各党が説明もいただくということもわかっております。  そうしますと、確認しますけれども、自民党通信部会、政調の審議会、総務会、これを経過しなければ出せないことになっ...全文を見る
○山中郁子君 できないわけじゃないんですね。
○山中郁子君 時間が参りましたので、いまの問題も含めてですけれども、先ほど大臣が中座なすったときに質問が途中になっていたことも含めて、最後に、私は大来経営委員の任命の問題、それからいまの自民党の経過を経なければならないというふうな姿勢だとか、あるいは一貫して申し上げました「総理に...全文を見る
12月11日第76回国会 参議院 逓信委員会 第5号
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○山中郁子君 初めに大臣にお尋ねいたしますけれども、去る七十五国会におきまして郵便法の審議が行われた際に、私が質疑をいたしました冒頭に、ぜひとも大臣にはこのことを申し上げたいし、またそのことについてよくお考えいただきたいと申し上げたことがあるんですけれども、覚えていてくださるでし...全文を見る
○山中郁子君 大変残念なんですけれども、私は、別に、それは大臣お忙しいですから長い時間の審議で多くの委員が申し上げることが全部いつも頭に入っているというふうには必ずしも思いません。それでいま覚えていらっしゃらないということを何もここでなじるつもりもありません。  ただ、私が申し...全文を見る
○山中郁子君 そのようには私は判断できないでおります。  私が申し上げているのは、必ずしも郵便法の改正の問題について政府がその方針を貫こうとしているという、そういうかたくなな姿勢だけを申し上げているわけではないんです。これは、ですから、逓信委員会における村上郵政大臣の姿勢という...全文を見る
○山中郁子君 私の主観で申し上げているのではなくて、いままでの経過の中からそのようなことが随所に大臣の口からも発言されているということを申し上げているんです。  具体的に、それでは、きょうの大臣の答弁をちょっと考えてみたいと思うのですけれども、午前中の藤原委員の質問に対して、大...全文を見る
○山中郁子君 私は言葉じりをとらえて申し上げているんじゃないんです。それは大臣も御自分でおわかりになっていらっしゃると思いますけれども、それがやはり現在の三木内閣の、自民党の政府の閣僚の姿勢の一つの反映だというふうに思います。それらのことがいままで委員会を通じて何回となく露呈され...全文を見る
○山中郁子君 私は、これはいつまでたっても繰り返しますので、そのように御承知おきいただきたいというふうに思います。これが原点だというふうに思います。  それで、いま大臣は議会制民主主義を尊重し、というふうに言われました。そのことに関して、郵便法が現在参議院の逓信委員会で論議にな...全文を見る
○山中郁子君 郵政大臣として、国務大臣としてですね、十月一日の衆議院の逓信委員会で行われた採決が妥当なものであったかどうかということについて見解を伺っているんです。差し支えなければならない何事もないと思っておりますが、いかがでしょう。
○山中郁子君 多分よく御存じだというふうに思いますけれども、衆議院の逓信委員会が行われて、強行採決が行われた。そのときには、郵便法の委員会付託の問題をめぐって大きな論争がありまして、そして議長とそれから各党の国対委員長がその扱いをめぐって協議をしているさなかでした。そのさなかにで...全文を見る
○山中郁子君 では、ちょっと重ねて伺いますけれども、村上個人としては、十月一日の衆議院の逓信委員会における郵便法の可決は、これは適切であったというふうにお考えになっていらっしゃるということですか。
○山中郁子君 念のために申し上げておきますけれども、野党の議員は大ぜいそこにいろいろ委員長に抗議を申し入れたりしておりました。しかし、逓信委員会には出席をしていなかったんです。それはなぜならば、国対委員長会談が行われていたからです。委員会を開くという条件が整っていなかったからです...全文を見る
○山中郁子君 その詳細は後ほど伺いますから、いまは結構です。  もう一度確かめたいんですけれども、そうしますと、郵政大臣は、この問題についての国民の皆さんの反応や意見というものはやはり反対という意見が主要な柱であるというふうには認識していらっしゃるわけですか。
○山中郁子君 そこが大事なところなんです。賛否を問うているわけじゃないというふうにおっしゃいますけれども、だけども、郵政省が、そして政府が郵便料金の値上げをしたい、こういうふうに提起される、そして議会制民主主義を尊重するということならば、国民の賛否でもって決めるわけでしょう。その...全文を見る
○山中郁子君 それはまたどういう方法で察知なすってるのか伺いたいところですけれども、主観じゃないですか。  それと、私が申し上げているのは、やむを得ないと思っていらっしゃる方も、それはたくさんありましょう。だけれども、賛成だという方はないでしょう、ほとんど。結局は、やはり何とか...全文を見る
○山中郁子君 初めに私が申し上げたことと大いに関係するんですけれども、言い逃れをされたり、それから何とかこじつけたりということをなさらないでいただきたい。本当に国民が何を要望しているか、それに誠意を持って耳を傾けて対処をしていただきたいということを申し上げました。  そして来て...全文を見る
○山中郁子君 大臣、それはよく考えていただきたいんです。私も婦人団体の方たちと伺いました、御一緒しました。そしてそこの婦人団体の人たちは上げないでもらいたい、この郵便法の改正を撤回してほしいと陳情いたしました。だから、そんないいかげんなこと言わないでください。一つは、厳しい陳情が...全文を見る
○山中郁子君 二つの問題があります。  一つは、私は、廃案にしろということないしは値上げ幅を抑えてほしいということ、なるべく値上げしないでほしいということ、そういうことの中身の違いを問わず、国民の意向はとにかくなるべく上げないでほしいと、上げることに積極的に賛成するという声が柱...全文を見る
○山中郁子君 記憶力がないのにどうして断言するのですか、それじゃ。
○山中郁子君 だから無責任だって言うんですよ、大臣。  国民の陳情でしょう、あなたは国民の声に誠意を持って耳を傾けてきたと、それはいまさら言われるまでもないという意味のことをさっきおっしゃいましたでしょう。それなのにその陳情がたくさんあったと、たくさんあったから一々覚えていない...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げているのは、廃案というのは、この郵便法が成立しないということなんですよね。それは廃案であろうと、審議未了の廃案であろうと何であろうと、成立しないということですよ。そしてみんなの陳情の主要の柱の一つとして、それをとにかく成立させないでほしい、反対だと、この...全文を見る
○山中郁子君 だから言い逃れだと私は言うんです。この前も言いました、きょうの冒頭にも申し上げました。政府は国会の答弁を言い逃れすることばっかり考えている、そうでしょう。廃案というのはどういうことですか、成立しないことでしょう。みんなの意見を聞けというのは、反対だという意見は当然そ...全文を見る
○山中郁子君 ごまかさないでいただきたいと思います。先ほど大臣は、値上げ幅を少なくしてくれとか、そういうのはあったけれども、自分のところに来た中にまるごと反対だということはなかったっで、こうおっしゃったんですよ。じゃそれは取り消されるわけですね。
○山中郁子君 違う、陳情よ。
○山中郁子君 国民の声の主要な柱が、何とかしてこれをやめてほしい、願わくば値上げ幅を少なくしてほしい、そういうものが柱であったということについてお認めになるわけですね。私は、大事なところだからはっきり伺っておきたいと思います。
○山中郁子君 主要な柱だと言っているでしょう。
○山中郁子君 何回も申し上げましたけれども、そういう言い逃れや何かでなくて、本当に国民の声をきちんと誠意を持って受けとめてくださいということを私は申し上げているんです。  つまり積極的な声だからこそ、そうした陳情が出てくるわけでしょう。それが国民の声の動向をあらわしているんです...全文を見る
○山中郁子君 ストライキ権を、三公社五現業、いま逓信委員会という場所で限って、郵政労働者に認めないという根拠は何ですか。いま現在認めないわけですけれども、そのことの根拠は何ですか、理由は何でしょう。
○山中郁子君 労働基本権を認め、尊重するというのが基本的な立場であるというふうに言われましたけれども、それではストライキ権をいま現在認めないという態度をとっていらっしゃる理由が何ですかということをお尋ねしているんです。郵政事業を抱えていらっしゃる郵政大臣としての見解を承りたいと思...全文を見る
○山中郁子君 ストライキ権を認めないことの理由を伺っているんです、郵政事業に働く労働者に対して。
○山中郁子君 大臣にお伺いしたいんですけれども、そうすると、いまの人事局長のお話が郵政省の御見解だとすると、憲法問題やあるいは公労法問題の議論は、いま私はこの問題について時間をかける予定ではありませんので深入りはいたしませんけれども、郵政事業は公共的な仕事であるからストライキ権を...全文を見る
○山中郁子君 郵政大臣が精通していらっしゃらないということは、またこれ大変困った問題だというふうに思います。五現業の柱である郵政事業を抱えていらっしゃる郵政大臣がいまここで重要な問題になっているストライキ権について精通していないというふうにおっしゃるのは本当に困りますけれども、ど...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、先ほど大臣は公共性のある仕事だからということだというふうにおっしゃったわけですけれども、私は簡単に一言で言いまして、旧憲法の二十九条に「日本臣民ハ法律ノ範囲内ニ於テ言論著作」「集会及結社ノ自由ヲ有ス」と、こうなっているんですね、昔の憲法です。そしてその...全文を見る
○山中郁子君 大臣にお伺いしたわけですので、もう一度お伺いしますが、電気やガスあるいは私鉄などで働く労働者にはあって、そして郵政労働者にはない、これはまあ端的に言って不公平じゃないかというふうに思うんですけれどもね。公共性ということだと思うと言われるならば、このことについてはどう...全文を見る
○山中郁子君 じゃ一つだけ、このことについてのあれを教えていただきたいと思うんですけれども、先ほどから申し上げておりますように、電気とかガスとか私鉄とか、そういう仕事をしている方たちと郵政の仕事をしていらっしゃる方たちと、公共性という面から言うならば同じ性格のものである。で片方は...全文を見る
○山中郁子君 私は、公共性のある仕事だから労働者が労働基本権がなくてもいいということ自体が間違いだ、ここに大きな問題点があるというふうに思います。そしていま私がお尋ねしているのは、大臣が自分のお考え、見解まで述べなくてもいいから、矛盾であるというふうに受けとめておられるのかどうか...全文を見る
○山中郁子君 当然のことながら、郵政省で働く、郵政事業に従事する労働者に労働基本権であるストライキ権を認めるべきである、それが公共的な仕事であるという観点からいっても重要な国民の基本的権利に結びついていくものだということを私は強く主張をして、この問題についてはしかるべき機会の審議...全文を見る
○山中郁子君 予算委員会で、郵政大臣も出ておられたわけですけれども、このように答弁していらっしゃいますね、質問は実際にどういう影響を受けるのだろうかということに対して「これはもう各種各様にわたって非常に影響するところが大きい」というふうに答弁をしておられます。そして三木総理大臣は...全文を見る
○山中郁子君 先ほども、大臣は、まあたくさん来ている、でその中についていろいろあるけれども、積極的に賛成だということはないということについてはお認めになったわけですけれども、いずれにいたしましても第三種の郵便料の値上げによる団体やその他の被害、影響というのが大変甚大なものであると...全文を見る
○山中郁子君 それでは午前中の質疑ともちょっと関係しますけれども、郵政省としては、これ以上について資料をまとめる気はないということですか。何か午前中の質疑ではさらにその影響について調べるというふうな御答弁があったと私は思いましたけれども、そのこととは別でも結構ですから、これ以上ま...全文を見る
○山中郁子君 一々ここで言えということじゃないからこそ資料要求をしたんですよね。  それですから、私はいま問題にしているのは、こういうふうに代表的なものを出したとおっしゃるけれども、それじゃこういうふうなケースが何件あると、いま三種を認可している団体の中でこういうふうな苦情を訴...全文を見る
○山中郁子君 私は、一つは、郵政省に陳情に来ているという問題があると思います。それから私ども議員のところにもたくさん来ています。いま私のところで四十団体、まあこれも全部読み上げるには時間がありませんから一々読み上げませんけれども、四十団体です、きょう現在まで私のところへ来ているだ...全文を見る
○山中郁子君 もしそのように把握をしていらっしゃるとすれば、私は端的にお尋ねしたいんですけれども、郵政省はこうした三種の認可の団体ですね、定期刊行物、この定期刊行物に対してどういう基本的な姿勢で対処をなさるのかということを明らかにしていただきたいというふうに思うんです。つまり三種...全文を見る
○山中郁子君 郵便法によりますと、いま局長が言われたことはこのように書かれているんです。「政治、経済、文化その他公共的な事項を報道し、又は論議することを目的とし、あまねく発売されるものであること。」と、こういうことで三種の認可の条件の一つになっているわけですね。これがやはり理念的...全文を見る
○山中郁子君 ちょっとはっきりしていただきたいんですけれども、この郵便法で言う、先ほど読み上げました趣旨に基づいて三種は認可していないと、変質していると、三種自体はこの郵便法の規定から変質をしているんだという意味ですか、ちょっと極端に言ってしまえば。
○山中郁子君 何らこの法律で決められた理念、これに基づいて三種が存在し、そしてそれの対象となる定期刊行物が出版されていて、それが三種の適用を受けている、この点については変わってないと、こういうふうなことだと思います。  そこでお伺いしたいんですけれども、現在、三種についての認可...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、この現在一万四千五十六件の認可は、郵政省がこの郵便法の精神に基づいて「政治、経済、文化その他公共的な事項を報道し、」云々というものに該当するという立場から認可をされているということになると思いますけれども、そうすると、これらの団体が、先ほど大臣もお認め...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げているのは、第三種が特別に安くなっているから原価に引き合わないのでというふうな範疇のことを申し上げているんじゃないんです。  いまのこの問題のアプローチの仕方は、先ほどから何回も申し上げているように、第三種というのは何でできているのか、これはもう繰り返...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、この点について最後に大臣にお伺いしますけれども、いまの局長の御答弁も踏まえた上で、私は、こういうふうに理解をしてよろしいのかどうかただしたいと思います。  それは三種の問題については省令事項であるから、郵便法が決まった以降、検討するということを繰り返し言って...全文を見る
○山中郁子君 それでは、実際には大臣もお認めになりましたけれども、こうした人々の切実な要求というものはよくわかっていると、もう発行が不能になるというふうな状態さえたくさん出てきている、そういう事態を招来せしめてはならないというふうに郵政省は考えている、そのためにもいろいろ検討する...全文を見る
○山中郁子君 先ほどの局長のお話にありましたけれども、じゃ、このことだけはもう一度明らかにしていただきたいと思います。  関係出版物などが発行不能になるという状態は郵政省としてはまずいと、これはやっぱり守っていかなきゃいけないんだと、こういう立場ははっきりしていますか。
○山中郁子君 基本的な考え方で結構です。
○山中郁子君 先ほど、認可した件数についての御報告がありましたけれども、そしていま局長は認可した三種のものについてすべて調査する権能もないと、こういうふうにおっしゃいましたけれども、私は、郵政省が法律に基づいて責任を持って認可している以上、しかもその認可というのは、そういう社会的...全文を見る
○山中郁子君 その点については、私は余りにもやっぱり事務的な扱いに過ぎるというふうに思いますので、郵政省が責任を持って認可した、そしてしかもその認可した条件というものは、そうした基本的な国の政策として社会的な貢献という、そういう立場もあって認可をしているそういう機関紙ですから、定...全文を見る
○山中郁子君 法律的な問題は、どこを論拠として練られておりますか。
○山中郁子君 もう一つなんですけれども、それを根拠として、先ほど課長が言われたような中身がどういうふうに、どこに表現されておりますか、そこをお伺いしたいと思います。
○山中郁子君 そうしますと、いま全国でどのくらいの通信教育を受けている学生さんがいらっしゃるか、それからどういう大学で、幾つの大学で行われているか、その概況を簡単で結構ですけど、お知らせいただきたいと思います。
○山中郁子君 これらの大学生、学生の方々が、通信教育でありますから郵便に負うところが大きいということは常識的に考えて自明の理であると思いますが、郵政省は、その観点からどのようにこれを見ておられるか。つまり学生の負担が増大するということははっきりしていると思いますけれども、その通信...全文を見る
○山中郁子君 四種問題——四種も上がることは上がるわけでしょう。だけど、四種だけじゃなくて、通信教育を受けている方たちというのは、通信にすべてを頼るわけですね。だから必ずしも四種の利用は全部保障されているわけじゃないんですよね。事務的ないろんな通信だとか、学生相互間の自治会活動な...全文を見る
○山中郁子君 先ほど私は自治会活動や何かがかなり大きな支出になるというふうに学生が訴えているということを申し上げましたけれども、私は文部省としても自治会活動が重要な活動の分野だというふうに認識していらっしゃるはずだと思いますけれども、そういう全般的な把握はどうですか。
○山中郁子君 これは文部省と郵政省に両方にお尋ねしたいんですけれども、先ほどの私のところに来た陳情だけをもとになさらなくても結構ですけれども、積極的な姿勢で学生の声を聞いて、そして通信教育というものがあるゆえんですね、そこの精神にのっとって何らかの学生負担を軽減する、通信教育が続...全文を見る
○山中郁子君 局長にお尋ねしたいんですけれども、四種ということでおっしゃったんですが、私もさっきも申し上げましたけれども、そこをちょっと正確に教えてもいただきたいんですが、学生さんの言われるには、四種扱いにされないこともたくさんあるというんです。  つまり一定の決められたレポー...全文を見る
○山中郁子君 自治会活動も含めてという私の主張は主張としてありますけれども、もう一つ進めまして、そうではなくて、先ほど申し上げましたように規定のレポートを出すとか教材を送るとかいうことの扱いでない、それだけで済まない質問事項だとか、学校当局との連絡だとかあるわけですね。学生活動を...全文を見る
○山中郁子君 この問題の最後に、もう一度御意見を伺っておきたいと思いますけれども、いま局長が言われた趣旨で、実態をよく明らかにして、そして本来の通信教育の四種の扱いの根拠ですね、そういうものに該当する部分について、積極的に適用を広げていくということについては考えていくと、ないしは...全文を見る
○山中郁子君 どうもちゃんと聞いていただいているにもかかわらず、無難な返事をしようとなすっている、それが私は気に入らないんです。  いまの問題だってそうでしょう。私はそういうことを何回も言っているんですよね、質問の中で。何回も言って、検討なすってもいいから——検討なすってもいい...全文を見る
○山中郁子君 積極的に、そういう趣旨にこたえるように検討するというお約束をなさるんですか。  何回も言っていますけれども、私は具体的な事例として挙げたのは、決められたレポートの提出だとか教材を送付するということは四種の扱いになっていると。だけど、そのほかにも質問したいことが出て...全文を見る
○山中郁子君 何回も言わなければ、ちゃんと答えていただけないということが一番困るんです。   〔委員長退席、理事茜ケ久保重光君着席〕  同じく利用者の被害という状況で、これは簡単にお尋ねをしたいと思いますけれども、御存じだと思いますが、いま封筒業者の方たちがたくさん陳情に見え...全文を見る
○山中郁子君 封筒業者の方たちがもうこれでは倒産してしまうというふうに言われてきている、そういう実態ですね、これは先ほどから申し上げておりますように、日本の郵政事業の一つの役割りをそういう意味からは担ってきているわけです、封筒業者の仕事というのは。そういう観点から、郵政省として、...全文を見る
○山中郁子君 お考えいただきたいことは、封筒業者の方たちもそのことを言っていらっしゃるんですけれども、封筒の業界は日本の郵政事業のやっぱり一環を担ってきたんだというこのこと、これは私はやっぱり郵政省として見過ごしてはいけないと思います。  はがきは郵政省でおつくりになりますよね...全文を見る
○山中郁子君 次に、身障者の皆さんの要望の問題なんですけれども、これは私は時間の関係で、この前の委員会の質疑で質問をし、そして検討をいただくというお約束になっていることに限って申し上げたいと思います。  六月二十六日の逓信委員会で質問いたしましたけれども、いろいろあるけれども、...全文を見る
○山中郁子君 この前の質問のときに、よその省と連絡をとりながら対処していきたいと、こういう御答弁でした。いまもそういうことで実際に進められている——前者の問題です、これは。図書の問題ですね。これは、そうすると、進められている中身というのは、もちろんのことながら、こうした要望にこた...全文を見る
○山中郁子君 これについては積極的な姿勢で取り組んでいらっしゃるということは私は理解いたします。  だけど、もう一つだけ、とにかくもうちょっと進めておいていただきたいんです。ということは、これはもう大分前から議論になっているんですね。私がこちらでこの問題提起する以前から、多くの...全文を見る
○山中郁子君 私は、いま、郵便料金の値上げの問題がどのように国民に大きな影響を与えるか、そういうことで切実な、これを何とかやめてほしいという声が起こっているということを具体的な幾つかの事例を挙げて申し上げました。  で、もう一つ、郵政事業との関係、しかもこの郵便料金の値上げとい...全文を見る
○山中郁子君 何人増員されたのか、ちょっとお伺いをしたい。
○山中郁子君 今回は、そうすると三人増員なすったわけですね。  先ほど、いろいろな事情が重なりましてというふうなお話があったんですけれども、私はこれは明らかに要員の不足だと言う以外にないというふうに思います。それはその結果としてどのくらい改善されているかということはまたいろいろ...全文を見る
○山中郁子君 それではいまのところはどうぞお調べになってください、私の方も調べてそうしたデータが出ておりますので。  そして非常勤職員というふうに言われますけれども、結局、この内野の場合の非常勤職員の配置状況も私の方でデータいただきました。そして見ましたら、やっぱりもう非常勤と...全文を見る
○山中郁子君 内野とか札幌とか、そういうところだけじゃなくて、この東京のど真ん中でもそういうことがあるんですよね。これは多分郵政省の方に直接行っていると思いますけれども、これは日本フィルハーモニーの事務局の方から私どもの方に陳情があったんですけれども、会員の方に券を郵送する、そう...全文を見る
○山中郁子君 ごく一部の事例です。しかし、それだけやはりいまの郵政事業の中身に問題があると、そしていま行おうとしている、政府が主張している郵便料の値上げがそれほど大きな影響を与えるのだということを私は指摘をし、そして政府の見解も伺ってきたわけですけれども、あとの課題として、どうし...全文を見る
○山中郁子君 この議論は、私は、いろいろ整理をして郵政省としてもきちんとした見解を答弁していただきたいというふうに思っている向きがあるんです。  それはなぜかといいますと、これも経理局長の御答弁の中にあったんですけれども、たとえば一昨日の委員会で竹田委員が質問されて、そして受益...全文を見る
○山中郁子君 そこなんです、問題はね。  結局、もう一度確認しますけれども、一般会計から出さざるを得ないと、その場合に、一般会計というのは国民の税金なんだから、国民の税金を使う道として郵便料に使うのは不適当だという、こういう考え方なんでしょう。そうしてなぜ不適当かというと、八割...全文を見る
○山中郁子君 一般会計から出せない理由は、八割方がそういう通信だから不公平になると、国民のすべての税金から投入するのは不適当であると、これが理由なんですよね。そうであるならば、私は、同じではないかということを言っているんです。  それを国民の税金で一般会計から出してですよ、はが...全文を見る
○山中郁子君 どうぞ返してください。
○山中郁子君 それでは、ずいぶんいろいろな点で矛盾が出てくるんです。  ということは、ダイレクトメールはいままでの経過の中で郵政省の説明によると、むしろダイレクトメールは原価をあがなっています、償っています、黒字がむしろそこに出ています、それで一種、二種の赤字を賄ってきているん...全文を見る
○山中郁子君 いや、そんなこと尋ねていません。
○山中郁子君 質問をよく聞いてほしいんです、違うんですよ。  私が言ったのは、この前の委員会で一般会計から繰り入れることはあり得るということを郵政省も認めたし大蔵省も認めたんです。そして、いまその法律問題もやっているんです。だからまさに蒸し返しをしないでほしいんですけれども、そ...全文を見る
○山中郁子君 これは一番大事な問題ですから、本当にいいかげんに答えないでくださいよ、大臣ね。  インフレだって言うんなら、いまインフレですよ。不況インフレのもとで国民は苦しんでいるからこそこういうたくさんの郵便料金の値上げに対する意見が出ているわけでしょう。  それで、もう仕...全文を見る
○山中郁子君 一般会計から繰り入れることはあり得ると、それがどういう場合であるかということは、占領下のそういう事態であったから、今後は、そういうことはあり得ない、こうおっしゃるわけですか。この前の御答弁と、そうなると、違うんですけれどもね。
○山中郁子君 そんなことを聞いてないです、いいです。  私にと言うけれども、私は郵政省に伺っているんですよ、だから大臣に答えていただけば一番いいんですけれども、だからいま私は大臣に伺ったんです、そうでしょう。  一般会計からの繰り入れがあり得るということを言っていらして、それ...全文を見る
○山中郁子君 それではちょっとお伺いしますけれども、いま読み上げました郵便法成立当時の政府の見解の中の、これは郵政省もいまも認めていらっしゃるんですが、「郵便事業自体の本質を束縛するものではない」こう言っているんですけれども、「郵便事業自体の本質」というのは、それじゃ何でしょうか...全文を見る
○山中郁子君 ここで言う「本質」というのは何ですか、どのように理解されていますかということを伺っているんです。大臣はどのように考えられますか。私はこんなのは自明の理だと思っているんです。いままでここで何回も議論になっていることなんだから、郵便事業の本質というのは。
○山中郁子君 そのことについて私は別に意地の悪い聞き方をいましているわけじゃないんです。というのは、ここで言っているのは、独立採算制というようなものは時の政府の方針として言えるけれども、これは郵便事業の本質を束縛するものでなくて一般会計から入れるんだということを言っているんです。...全文を見る
○山中郁子君 独立採算であっても、だからこうだと言っているんです。
○山中郁子君 大いに食い違ってます。私の意見はまさにいまこそ一般会計から繰り入れる、そういう時期ではないかということを言っているんですよ。で大臣は繰り入れないと、こう言っているんでしょう、これは全面的に意見は食い違っているんですよ。余りいいかげんなことをおっしゃらないでほしい。 ...全文を見る
○山中郁子君 これの区別は何によっていますか、根拠です。
○山中郁子君 いえ、区別というのは、たとえばなぜそこの部分の人たちを一般会計で見て、その他を特別会計で見ているのかという意味の区別の根拠です。これは行政担当だからということでしょう、私言ってしまいますけれども、それ以外の何か根拠がありますか。
○山中郁子君 ちょっと御理解が違うんですけれども、私が聞いているのは、なぜ大臣ないしはそのほかの、いまお話があった方たちの給与、人件費は一般会計で見て、ほかは全部特別会計なのかと、これは何で分けるのか。つまり法律の根拠ということだけじゃなくて、私は、行政職、行政的な面とそれから郵...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、やっぱり洗い直しをする必要があるんじゃないですか、私は本当にそういうように思うんです。  つまり官房長を初め大臣官房の仕事というのは一体どういう仕事なのか、大臣の補佐でしょう。そして行政ですよね、まさに。大臣ないし両次官、秘書官、そうした人たちが一般...全文を見る
○山中郁子君 また私が怒らなければならないようなことをおっしゃるんですけれども、郵政省設置以来そうなっているから何にも改めて見直しをしたり解決をしようとしないという姿勢が問題だということを最初から言っているんです。  そこはもうはっきりしていただきたいと思いますけれども、私の申...全文を見る
○山中郁子君 かなりな程度にあるという話から大部分がという話になって、大分量的に動いてきているんですけれども、いずれにいたしましても、たくさんの方がいらっしゃる中で、仮に一部分であったとしても、それはそれだったらちゃんと特定局の案分比例をおたくが細かい数字でもってするようになさっ...全文を見る
○山中郁子君 計量することがむずかしいから特別会計だと、こうおっしゃっているんですね。片方でそれじゃ実際の特定郵便局なり何なり現場でどういうふうに分けるのかということを私たちは何回も追及しました。計量することがむずかしいからこういうふうにせざるを得ないんだと、こう言っているんです...全文を見る
○山中郁子君 時間も余りないので、私は端的に言いますけれども、いまの御答弁で明らかになったように、郵政省自身が郵便会計が赤字だからということのその理由づけが明らかにされないんですよ。片方では切り分けられないと言いながら切り分けているんです、そして片方の部分については切り分けられな...全文を見る
○山中郁子君 私は、その本質の問題に絡めてそのことを具体的な例として申し上げました。つまりそれほどに矛盾の多いものです。ですから、どうしたって必要なものは国の経費、一般会計から賄わなくちゃいけない。これは先ほど申し上げました郵便事業の本質と照らしても、それからいま申し上げました実...全文を見る
○山中郁子君 報道は、八月二十七日の自民党通信部会で村上郵政大臣が云々という、そういう形になっております。それで郵政大臣がそういうことを述べたこともないし、そういう考え方も持っていない、そういうことは間違いであると、このように言明されるならば、それは結構でございます。  で私は...全文を見る
12月18日第76回国会 参議院 逓信委員会 第7号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、郵便法の一部を改正する法律案、つまり郵便料金の値上げに対し、三木総理大臣に質問をいたします。大変限られた時間で、これはもうすごく不満です。しかし、やむを得ず二、三の点に限って質問いたしますので、端的に、そして責任を持ってお答えをいただきた...全文を見る
○山中郁子君 共産党だけではなく、私が先ほど列挙した中のすべてではありませんが、幾つかの点については与党のわずかな質問の中にも間違いなくありました。このことはよく胸にとめておいていただきたいというふうに思います。  で独算制、それから一般会計の繰り入れの問題でございます。要する...全文を見る
○山中郁子君 改正じゃなく制定です。
○山中郁子君 すりかえや言い逃れをしないでいただきたいというのは、そういうことなんです。  時の政府の政策であって、郵便事業自体の本質を束縛するものでないと言っているんです。そして一般会計からの繰り入れがあると。郵便事業の本質というのは、委員会でも明らかにいたしましたけれども、...全文を見る
○山中郁子君 郵政大臣や大蔵省の御答弁と違いますね。  私は、だから、そういうことを言っているんです。国会答弁でね、総理大臣と郵政大臣の答弁が違うってどういうことなんですか。一般会計から繰り入れることはあり得るとおっしゃっていたんですよ、何回も。それをいま三木さん否定なさったけ...全文を見る
○山中郁子君 あり得るんでしょう、だから。
○山中郁子君 かもじゃないですよ、またうそをつく。
○山中郁子君 皆さんよくわかっていらっしゃると思います、私はこれはもう何回も繰り返しているんですから。また郵政大臣はいまうそをつかれたんですよ。かもしれないなんて、そんなことおっしゃらなかったですよ、あり得ると言われたんです。それをまたここへきて、そういうふうにすりかえたり、ごま...全文を見る
○山中郁子君 擁護する立場に立つのか、あるいはつぶれるに任せるのかということに端的なお答えがありませんでしたけれども、私は、当然、これは政府として擁護するという立場に立たれるんだと理解してよろしいですか、はいとかいいえとか、それだけで結構ですから。
○山中郁子君 三種問題ですよ。
○山中郁子君 三種問題を聞いているんです。
○山中郁子君 三種問題を聞いているんです。
○山中郁子君 委員長、もう答弁は要りません。  いまの中でも、本当にもうすべてがそうでしたけれども、私が初めに申し上げましたように、国会答弁を本当に誠意を持ってやるという立場に立ってされていらっしゃらないということが明らかになっています。  で、私は、酒、たばこの強行採決その...全文を見る
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、郵便法の一部を改正する法律案並びに修正案に反対する立場から討論を行います。  反対理由の第一は、先国会並びに今国会の審議や多数の国民から寄せられている請願、陳情などによっても、今回の郵便料金値上げ法案が物価安定と生活擁護を求める国民の期...全文を見る
12月22日第76回国会 参議院 本会議 第17号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、郵便法の一部を改正する法律案に断固として反対する討論を行います。  反対理由の第一は、先国会並びに今国会の審議や、多数の国民から寄せられている請願、陳情などによっても、この法案が物価安定と生活擁護を求める国民の期待と要求を著しく踏みにじ...全文を見る
12月23日第76回国会 参議院 逓信委員会 第8号
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○山中郁子君 議題になっております三つの法案について、及び関連する問題について、一括して質疑を行います。  初めに、私は、短い質疑の時間でたくさんのことを伺わなくちゃいけないので、まとめて確認をしておきたいんですけれども、簡易生命保険法の第一条ですね、あるいは郵便貯金法の第一条...全文を見る
○山中郁子君 それで、郵便貯金法の問題に入るんですけれども、ただいま藤原委員からも御指摘がありましたが、私はいまのその確認に基づきまして、先ほど大臣の趣旨説明がありましたが、「日常生活の不時の出費を賄うための資金として二十万円では低きに失しますので、これを三十万円に引き上げ」ると...全文を見る
○山中郁子君 郵便貯金の問題に関して、やはりいま国民的な問題になっているのは、金利の引き下げの問題です。これも多くの方々から御指摘がありましたし、また郵便法の審議の際にも少なくない質疑が行われました。  私は、やはり何と言っても郵便貯金の金利が公定歩合の引き下げ、一般市中銀行の...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、大臣にお伺いしますけれども、郵政大臣は、初め、郵便貯金の金利の引き下げには反対をしたということが報道され、御自分も言われておりました。しかし、いまの貯金局長のお話によると、経済上のバランスを考えて郵政省としても引き下げなければならぬと思ったということで...全文を見る
○山中郁子君 大蔵省にお尋ねしたいのですけれども、いま郵政省に私お伺いしましたが、郵便貯金に連動するという考え方の根拠はどこにあるのか、そういう考え方を持っていらっしゃるのかどうか、いらしたからこそいま郵政大臣が抵抗したにもかかわらず大蔵省に押し切られたと、端的に言えば、こういう...全文を見る
○山中郁子君 郵便法の審議の際に、一条と三条の問題が繰り返し繰り返し論議されたのですけれども、理屈としては、私は同じことだというふうに思うんです。  というのは、この公定歩合の引き下げ、一%引き下げることによって、これは日経新聞の数字ですけれども、たとえば三井物産の場合は百四十...全文を見る
○山中郁子君 訂正があるんですか。
○山中郁子君 いま大臣はそのことについておっしゃったけれども、それは何ら私が先ほどから主張していることの問題とかかわりない問題なんですよね。要するに金利の引き下げという問題についてはね。  それで土光会長の発言問題ですけれども、これは繰り返しませんけれども、誤り伝えられたなんて...全文を見る
○山中郁子君 私は、これは申し上げておきたいと思います。  いままで再三記者会見やなんかをして、こういうふうに言ったということが問題になります。そうすると、後でそういうことは言わなかったということで、そのまま済ますんですね。だけれども現実の問題として、そういうことを言わなかった...全文を見る
○山中郁子君 先ほど申し上げましたけれども、こういうふうな大企業本位の金融政策、そうしたものに郵政省が従属していって、それを率先してやっていくというふうなことであってはならないし、郵政省だけじゃありませんよ、大蔵省だってそうです。やはり本当に国民の暮らしを守るという観点から、郵便...全文を見る
○山中郁子君 有利になるということ。
○山中郁子君 だから大企業本位の不況対策だと言うんです。
○山中郁子君 郵便貯金というものは、そういう性格のものであるから、この運用の問題についてもいろいろと議論が出てきて、たとえば郵政省の自主運用の問題などが論議をされているところだというふうに思います。私はそれが郵政省の自主運用ということに限らないで、この郵便貯金の財政問題での運用に...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと郵政大臣にお尋ねしますけれど、現行のままで大変理想的に運用がされていると、こういう御見解ですか。
○山中郁子君 大蔵省は担当の方じゃないようなので、よろしいですけれども、私が申し上げているのは、いますぐその新しい運用制度をつくれとかなんとか言っているわけじゃないんです。何回もこの委員会でも問題になりましたけれども、国民のそうした零細なお金を集めて使うお金なんだから、それにふさ...全文を見る
○山中郁子君 私も、実績があればそれでもってわかったということになるんですけれども、まあ今後はそれでわかったというふうになるような一1つの実績の材料としてお取り組みいただきたいというふうに思います。  昭和二十四年五月以前の簡保の問題です。私はこれは本当にふざけているというふう...全文を見る
○山中郁子君 四百六十四倍でしょう、たしか。
○山中郁子君 四百六十四倍が四十八年ですよね。五十年で幾らになっているか、いま一口に六百倍というふうにも言われています。いずれにしても二千円というのは百万円ぐらいの問題なんですよね、お金なんです。それを五千円でもって片づけるというわけでしょう。  しかも、戦前、戦争中の簡易保険...全文を見る
○山中郁子君 結局、七十億という事務の経費の合理化の分を付加金にして、そして保険金と合わせて五千円程度と、こういうことになるんですね。だから国民が受けた被害について国は一銭も出さない、一円も出さないわけですよ、実際問題として。私は、やはりそこのところが、本当に国民の暮らしを第一に...全文を見る
○山中郁子君 ちょっとよく聞いてほしいのですけれども、私は剰余金については何にも言っていないのですよ、知らないで言ってるわけじゃないのです。  剰余金は抜きにして掛けた分がオーバーして、そしてなおかつ——掛けた分というのは、つまり保険金額をオーバーしてどんどん掛けていく。剰余金...全文を見る
○山中郁子君 あるわけね、私はそのことが一つはやっぱり非常に問題だというふうに思うのです。  ということは、剰余金というのはもちろんあって、剰余金を入れて掛金額が保証されるのだからいいじゃないかということにはならないというふうに思うんですけれども、その点、私は法律的なことをいま...全文を見る
○山中郁子君 払い込みオーバーという事例は、それでは、いまあなたがおっしゃっている、郵政省がおっしゃっているその剰余金の問題を含めてでいいですけれども、含めた場合には、絶対にないのですね、あり得ないということですか。  そしてあり得るとすれば、私は、この法、約款の性格上、こうい...全文を見る
○山中郁子君 私がさっき申し上げた例は、この方は十三万円の終身払い込み終身保険なんですよね。これはだんだん少なくなってきているらしいですけれども、三十三年に契約しているんです。で、そうしていままですでに十七年五ヵ月払い込んで、二十万六千九百十円を払い込んでいるんですね。そしてまだ...全文を見る
○山中郁子君 ぜひそれはそのように検討もし、実際に実現をしていただきたいというふうに思います。  で、それは、大臣、よろしいですね。
○山中郁子君 もう一つの問題なんですけど、先ほど保険局長も言われたのですが、民間保険の場合にはその剰余金を、まあ剰余金に当たるものを掛金の減額という措置でもって加入者が先取りできるわけですよね。先取りというのでしょうか、初めの段階でそれは加入者の手元に戻ってくるという、こういうシ...全文を見る
○山中郁子君 どういうことなんですか、あなたちょっと声が少し小さいものだから、よく聞こえないところもあったのですけれども、要するに、それはやる気があるのですか、それともないのですか。つまり検討してもだめだというお答えだったわけですか、ちょっとよくわからなかった。
○山中郁子君 ございません……。
○山中郁子君 いま保険局長もお認めになりましたけれども、何十年もたってからもらって、剰余金だというふうにしてもらうということは確かに問題がある。これは一番最初に私が大臣に確認もいたしましたし、それからこの法案の二十四年以前の処理の問題ですね、この中でも指摘をし、郵政省としてもそれ...全文を見る
○山中郁子君 違う、一般論よ。一般的な剰余金の問題です、いまのは。
○山中郁子君 払い込みオーバーの問題については、剰余金の問題だけじゃなくて、私どもはそういうことが起こらないように処理をしてほしいということで、そればそういうふうに検討すると、努力をするというお話でした。そして、いま払い込みの剰余金を掛金の減額という形で——たとえばの話ですよ、私...全文を見る
○山中郁子君 終わります。     —————————————