山中郁子

やまなかいくこ



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山中郁子の1976年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月11日第77回国会 参議院 逓信委員会 第3号
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○山中郁子君 午前中に行われました郵政大臣の所信表明並びに電電公社総裁の事業概況説明に関しまして質問をいたします。  昨年一年間、二国会を通じまして郵便法の改正、つまり郵便料金の値上げの問題について当委員会でも鋭意審議をいたしました。私どももたくさんの問題も提起し、そして郵便事...全文を見る
○山中郁子君 重ねてちょっと二点伺います。  第一番目の問題の身障者団体の適用の対象数ですね、それがわかったらちょっとお伺いしたいということと、それからただいま答弁がありました通信教育の問題について恐れ入りますがちょっと意味がよくわからなかったので、範囲じゃなくて、通信教育の前...全文を見る
○山中郁子君 対象団体数です。
○山中郁子君 いまここで私はそのほか長い審議の過程で出てきた問題について全部を取りまとめて御答弁いただくという予定にはしておりませんけれども、大事なことば、私は値上げの審議のときにそうした問題がいろいろ出てくる、そうすると勢い何とか値上げ案を通そうとしてこれは人情から言ってもそう...全文を見る
○山中郁子君 私がいまお尋ねいたしましたのは、物価指数がそれだけのことであるから大きな影響はないんだという姿勢を、今後も、引き続きおとりになるのか、そうではないでしょう。そこのところの姿勢を改めていただきたいということです、率直に申し上げて。
○山中郁子君 私は、いま、やむを得るとかやむを得ないの議論をしているんじゃなくて、そういう御質問をしているんじゃないんです。そればまたしかるべき時期にたっぷり時間かけてしなければならないとも思いますけれども、つまり全然郵便料金の値上げが国民の生活に負担をもたらさないとは確かにおっ...全文を見る
○山中郁子君 重ねて一つだけお知らせをしておきますけれども、これは物価等対策特別委員会での先般行われました福田経済企画庁長官のあいさつなんですが、所信表明の中にこういうふうに表現しています。——なお先日発表された五十一年二月の東京都区部速報では前年同月比一〇・七%の上昇となってお...全文を見る
○山中郁子君 市条例の内容についてはもちろん把握をされていらっしゃると思いますけれども、どのように把握されていますか。
○山中郁子君 これは問題になっているのは、いわゆる責任者負担か受信者負担か、こういうことです。このことはもう繰り返し論議をされて、郵政省の基本的な姿勢として責任者負担主義を貫くということは何回もお約束をいただいているわけなんですけれども、いま御報告の中に十分ありませんでしたけれど...全文を見る
○山中郁子君 そういたしますと、郵政省が出された通達があるんですよ。これは大分前に出ているものなんですけれども、この維持管理費については共聴組合ないしは受信者の負担というふうな意味の通達が出されております。当然、これに抵触してくるわけで、いまの問題としては、いまお答えになりました...全文を見る
○山中郁子君 そうです。
○山中郁子君 現実に電波障害は大きな問題に全国でなっておりますから、そういう観点から早急に見直し、速やかな撤回、再通達ですね、中身を充実した、改善した形でそうした措置を進められるように要望いたします。  私は、続きまして、先ほど郵政大臣の所信表明の中にも、そうして電電公社の総裁...全文を見る
○山中郁子君 じゃ小佐野賢治氏は電電公社の経営委員として適していると、このようにやはり依然としてお考えになっていらっしゃるわけですか。
○山中郁子君 重要な問題ですので重ねてしつこくお伺いいたします。適しているとお思いになっていらっしゃるのかどうか。  そして念のために、先般開かれました全国消団連の集会におきまして、民間公聴会の席上、電電公社の遠藤総務理事が、電電公社としても小佐野賢治氏のような経営委員がいるこ...全文を見る
○山中郁子君 私は遠藤総務理事に質問はしておりませんけれども、御発言があるならば伺ってよろしいです。
○山中郁子君 「赤旗」が取り上げたことは、この問題をやはり格別に重視をしているからでございますけれども、私もこの「赤旗」の記事だけでいま質問しているわけじゃありません。詳細に出席者から事情を伺ってきております。ですから、いま遠藤総務理事が釈明されたことについて私は容認はいたしませ...全文を見る
○山中郁子君 私はそれは詭弁だと思うのです。適さないとは考えていないとおっしゃるならば、そういう判断をおっしゃれるならば、適任だということだって言えるはずです、もしそういうふうに思っていらっしゃるならば。いまその真相究明が云々ということにひっかけてそういうふうにおっしゃるならば。...全文を見る
○山中郁子君 私はこれは重要な問題だから申し上げているのです。それはあたりまえなことと言えばあたりまえなことですけれども、ロッキード疑獄の問題は戦後三十年間の日本の政治がアメリカや、そうしてまた児玉譽士夫とか、あるいは小佐野氏などに代表されるような金権の黒幕と言われている人たち、...全文を見る
○山中郁子君 いまの段階では明らかにできないということは、いまの段階は、つまりそういう事態ではない、不適任だというふうに決める段階ではないとおっしゃるんだから、不適任だと決めざるを得ない段階というのはおのずとおわかりになるわけでしょう。片方がわかるからこそいまはその時期ではないと...全文を見る
○山中郁子君 繰り返しませんけれども、政府の姿勢が問われている、その焦点の一つであるということをくれぐれも認識をしていただきたいと思います。私どもはこの時点ではもう遅過ぎる。これだけの疑惑と国税庁の立ち入り調査まで行われて、それが公然と発表されているこの時期に、なおかつ不適切でな...全文を見る
○山中郁子君 そういたしますと、五十三年度末までに二兆二千百億、そしてそちらの御提案によりますと増収見込み二兆五千百億ということで計算をしていらして、もうすでにそれを出されているわけですけれども、今回の値上げによるその増収の裏づけを種別にお聞かせいただきたいと思います。
○山中郁子君 その他の一千億という中身ですね、大まかなところを伺わせてください。
○山中郁子君 私はいまの質疑を通じてぜひ明らかにしていきたいと思っていることは、電電公社の経営姿勢の問題なんです。  で、今回の料金値上げの電電公社の案を見ましても、いま遠藤総務理事からお話がありましたように、基本料、通話料、電報料、それによる増収でもって今後電電公社が五十三年...全文を見る
○山中郁子君 じゃもう少し具体的にお伺いするんですけれども、一千億の中でいま公衆料と専用料と加入電信テレックスというふうにおっしゃいましたけれども、そういうことでいいんですね、などじゃなくて。そういうことが主要な中身であるということと、いずれにしてもこうした料金は上げると、つまり...全文を見る
○山中郁子君 そうしましたら、お伺いしたいのですけれども、つまりデータ通信やそれらのことは収益が大した収益ではないと、こういうお話なんですけれども、赤字、黒字というふうに公社が言われるその比率の問題、そうして収益が大したものではないというふうに言われる中身ですね。つまり部門別の赤...全文を見る
○山中郁子君 五十三年度末までの見込みを一兆七千二百億というふうになさっている限りは、部門別の赤字の見込みは出されているはずでしょう。それが出なければ一兆七千二百億というのは出ないはずですよね。何を根拠にこの一兆七千二百億の赤字が出るのかというふうに見込んでおられるのか、そこはは...全文を見る
○山中郁子君 それはでも理屈も通らないし、それではそれじゃ一兆七千二百億赤字だという根拠が何ら説得力あるものではないでしょう。  つまり、後ほども触れますけれども、電電公社は住宅用の電話がふえるから赤字になるのだということをずいぶんしつこくおっしゃっております。それでは、それじ...全文を見る
○山中郁子君 指数でもって出るはずなんです。つまり、それでは伺いますけれども、全体の増収見込みとしておたくが必要としなきゃならない二兆五千百億の中のわずか一千億、二十五分の一です。二十五分の一の中にテレックスから、先ほどのお話によれば公衆料から、それからデータから専用料から皆入る...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと、私、総裁にお尋ねしますけれども、電電公社は電気通信事業の推進ということで、それを背負って立つというほどの気概でもって常に宣伝もされ仕事もしていると、こういうことになっておりますけれども、その大きな一つの今日的な仕事、中身というのはデータ通信でございましょう...全文を見る
○山中郁子君 私がお伺いをしたいのは、先ほど遠藤総務理事のお答えによると五十三年末までこれだけ赤字になると、そういうふうなことを電電公社が提起されながら、じゃデータ通信の収支の見込みはどうなのかということについては出してないと、こうおっしゃったわけですね。出せないのだ、こうおっし...全文を見る
○山中郁子君 つまりできるわけでしょう、いま総務理事が言われたみたいに、してくださいと言えば、うんと細かいことを抜きにすれば、大きなあれでは。できるはずだと私は思うし、しているはずだと思うのですよ。  そんなこといまここであれやってもしようがないのですけれども、だから、そういう...全文を見る
○山中郁子君 私は、それらのことの基本が、いままで電電公社が繰り返されてきた姿勢の中にどうしても不明朗なものとして残るんです。それは電電公社の方たちはうんと具体的に専門的な細かいことを言って素人を煙に巻くことはおできになるかもしれないけれども、そういうことではだめなんですね。だめ...全文を見る
○山中郁子君 申しわけない、ちょっといまのわからなかったんです。もう一度簡単でいいんですけど、その中身だけですね、柱だけで結構ですけど、もう一度ちょっと聞かせてください。
○山中郁子君 それはですから、この前の委員会の合理的な答弁がないというのと全く同じだと思うんですよね。つまり、平田議員が主張しましたのは、物価がたとえば何割上がったから何割上げる、これは便乗値上げじゃないか、こういう指摘をしたんですけれども、つまり、しかるべき根拠がなくて、物価が...全文を見る
○山中郁子君 でもね、電電公社はこの設備料の増収見込みとして二千百六十億円出していらっしゃるんです、そうですね。これは一般電話の五万円から八万円の増設見込みの数ですね、これと掛け合わせれば二千百六十億になるんです。その他の設備料の増収見込みはしていらっしゃらないでしょう。つまり、...全文を見る
○山中郁子君 私はその八十億という計算にもいろいろ意見はありますけれども、そこに、だから電電公社の場当たりの、私がこういう質問をするからそういう言い逃れをしているとしか私は思えないんですよ。なぜかと言いますと、二千百六十億というおたくは増収見込み出しているんです、設備料で。これは...全文を見る
○山中郁子君 遠藤さんだけじゃないですよ。
○山中郁子君 それは数字の操作をなさったかどうかは知りませんけれども、前の御説明のときには二千百六十億、一般加入増設部分ですね、今後五十三年末までに増設される部分ですね、それに関しての掛ける三万円ということで、いわゆる設備料の増加に見合う増収分ですね、そういうものとして御説明いた...全文を見る
○山中郁子君 それはいいです、前提はわかっておりますから。電電公社の考え方。
○山中郁子君 そうしますと、ベースをそろえるという問題で、私はやっぱりこの際明らかにしておきたいと思うんですけれども、現在、設備料が非常に不均衡だというふうに思っています。私どもは、何回でも言いますけれども、これは企業通話優先の設備料の比率になっているというふうに思います。そこへ...全文を見る
○山中郁子君 サービス工程だけでいいです、中身はいいです。
○山中郁子君 じゃ、いまちょっと一つ一つについて細かくはできません。時間もそうあるわけじゃありませんから、わかりやすいように進めますけれども、一般とPBXとテレックスということで出されましたね。ビル電話については御説明ありましたか。——じゃヒル電話を追加して説明していただくと同時...全文を見る
○山中郁子君 現行の設備料。
○山中郁子君 何がですか。
○山中郁子君 ちょっともう一度はっきりさしてください。  一般が五万円ですね。それでテレックスが五万二千円ですね。それから何が二万五千円とおっしゃったのですか。
○山中郁子君 つまり、たとえばテレックスの場合に九十四万円ですね、サービス工程で。そうしてこれが五万二千円。それから一般の場合はサービス工程一万六千円なのに五万円。これはちょっと素人が見て、どうしてこんなに違うのだろうかというふうに思いますね。これをならすということは、たとえばサ...全文を見る
○山中郁子君 それではテレックスのサービス工程はどこからどこまでなんですか。
○山中郁子君 私がいまこのことを申し上げるのは、そういうふうに公社が言われるけれども、それじゃテレックスのサービス工程はどこからどこまでなのか持ってきてくれと再三公社にお願いをしているのですよ。それを持っていらっしゃらないのは、これはどういうわけなのか。つまり、だから私がこういう...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ、いま百歩譲って、一般電話の場合三十二万円だと、こうおっしゃいますね。そうすると三十二万円とそれから今後上げようとする、五万円から八万円にする八万円の設備料の比率というのは一対四ですね、三十二万と八万ですから。そうしたらテレックスの場合にも、それじゃ一対四と...全文を見る
○山中郁子君 計算すぐできるんじゃないですか。三十二万とおっしゃるのだから。それで八万でしょう、だから一対四でしょう、私だってすぐできますよ。それで片方テレックスは九十四万ですよ、この四分の一が幾らかというのはすぐ出ますでしょう。そういうベースをそろえるという御趣旨ですねというこ...全文を見る
○山中郁子君 何回も言うのはいやですけれども、私が最初に一万六千円の予算でもって五万円じゃないか、だからこれは約三倍の設備料ですねと申し上げたら、電電公社は、いや実はサービス工程の中身を詳しく申し上げれば三十二万円ですと、こうおっしゃったわけよ。  私は、だから、なんでこのこと...全文を見る
○山中郁子君 公衆法が成立してからなんということは、私は、いま言っているんじゃないんです。問題は、だから、こういう不均衡、不公平がある、それが是正されないままに五万円から八万円の設備料の値上げだなんてとんでもないということを言っているんです。どうしてこういうことを先にしないんです...全文を見る
○山中郁子君 電電公社は、おもしろいことに、認可料金というのを上げないんですよね、なかなか上げない。そして、料金の値上げでも認可料金は据え置く、多少上げても幅は少ない。国鉄なんかとちょっと反対で、国鉄は認可料金だからといってぱっぱと上げる、こういうことやるんですが、電電公社は、反...全文を見る
○山中郁子君 通らない。
○山中郁子君 どうしてですか。
○山中郁子君 私は法律の問題をいま申し上げているんじゃなくて、現在、とにかくそういう不均衡があって不公正があるということを言って、だから、それじゃ不公正を直す方が先でしょうということを言っているんです。そのことをしないでおいて値上げということは何事ですかと、とんでもないと、そんな...全文を見る
○山中郁子君 たとえばこの紙面の場合で言いますと(新聞を示す)、ここに公社のPRがありますね、この部分について電電公社がお払いになっている、下は業界が出していると、こういうことですね。各社ごとでなくても結構でございますから、いままでそれでお使いになりました経費につて後ほど御報告を...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ電電公社は、遠藤総務理事がいろいろなところでおっしゃっている、たくさんあるんですよ。あなたさっきそういうことは言ってないとおっしゃったけれども、それは新聞記者が違ったことを書いたんだと、つまり電電公社は先ほど総裁がおっしゃったようなことである、それ以外には何...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、こういうことをおっしゃったのは、これは覚えていらっしゃるから多分おっしゃったんですね。私は人様のことをとやかく言う筋合は一つもありませんし、そういうつもりもありませんけれどもね、こういうことを電電公社の幹部が言っていいものなのかどうかですよ。私は、少なくとも主...全文を見る
05月19日第77回国会 参議院 逓信委員会 第6号
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○山中郁子君 私は、いま、ばば参考人が意見を述べられました中で、制作者の自由という問題についてさらに具体的な御意見をお伺いしたいというふうに思います。  これは大変重要な問題で、いまは時間の関係で私自身の意見を申し上げるのは控えますが、そうしたことがたとえばこの逓信委員会でいろ...全文を見る
○山中郁子君 先ほど、ばば参考人にお尋ねしたところなんですけれども、受信料制度も含めていまNHKの問題で論議をされている非常に重要な中身として国民の積極的な支持と、それから参加による放送事業というものが確立されなければいけないというのが、今度の値上げ問題であっても、それが根底にあ...全文を見る
05月20日第77回国会 参議院 逓信委員会 第7号
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○山中郁子君 NHKの五十一年度予算の審議に当たりまして、私は、先日来から問題になっております公共放送としてのNHKの報道の中立、不偏の問題、それから経営姿勢、予算上の経理問題、番組充実、とりわけローカル放送の課題、また職員、出演者の待遇問題などについてお伺いをしたいと思います。...全文を見る
○山中郁子君 なかなか開かれてない部分があるというふうに思えるんですが、そこはまた後ほど触れます。  それで報道の不偏不党、中立公正と、こういう問題です。いま私は日本の国民が最も関心を持ち、最も真実を知りたがっている、そういう課題がロッキード事件であるということは衆目の一致する...全文を見る
○山中郁子君 私がこのことを問題にいたしますのは、二つの大きな側面があります。  一つは、まさに今回のいま論議をされております報道の中立公正、あるいは中立公正ということを盾にとった介入を思わせるさまざまな現象、こういうものが基本的に言論、表現の自由を侵すそうしたものにつながる内...全文を見る
○山中郁子君 それで、これらの問題を材料にいたしまして、自民党の総務会で、NHKのニュースが「赤旗」の報道を引用しているからけしからぬ、あるいはCIAの金が流れていることについての報道が大き過ぎているからけしからぬ、ないしは先般来日いたしましたフランス共産党のジョルジュ・マルシェ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、新聞で報道されておりますNHKのそうした報道態度に不満とし、そして、こういうことなら参議院で予算を通さないとか、あるいは幹事長が善処をするということを約束したとか、そうした一連の推移、そういうものに対して、まずNHKの会長としてこういう現象をどのように...全文を見る
○山中郁子君 では重ねてお伺いいたしますけれども、自民党の総務会でそのような意見が出で、予算の問題まで含めた脅迫的な言辞が弄されると、そういうこと自体に対して会長はどのようにお考えか、そのことをお伺いをしたいと思っております。
○山中郁子君 そういうことによって妨げられたりゆがめられたりすることがないということは、そうした一連の主張ないしは現象がNHKという業務の推進にとってあり得てはならないものだというふうに理解しているというふうに、私の方で認識してよろしいでしょうか。
○山中郁子君 私はやはりそれははっきりしておきたいというふうに思います。曲げられることはないということはわかりました。そういうことばNHKにとってあり得てはならないもの、強いて言うならば言論、表現の自由、それに基づくNHKの中立公正の立場の放送事業、そういうものに対してあり得ては...全文を見る
○山中郁子君 やはり少し問題をすりかえられているというふうに思います。私は一般論を申し上げているわけじゃないんです。初めに申し上げましたように、いまなぜそれが問題かということは一般的な中立、不偏不党ということと同時に、その問題がロッキード疑獄を隠蔽しようというそういう動きにつなが...全文を見る
○山中郁子君 そういうことで予算が通らなくなるようになったら大変です。国民の力とかNHKのその姿勢だとか、それから国会の力というのは一体どこへ行ってしまうか、こういうことに私はなると思います。そういうことを言っているわけじゃありません。  重ねてこのことについて、つまりいま私が...全文を見る
○山中郁子君 私はNHKの問題について大臣に伺っているのではなくて、自民党総務会の中で出されたそうした問題についての大臣の御所見を伺ったわけです。私はそれが、大事だ、重要な問題ではない、大した問題ではないというふうに言われたことについて、これはかなり重要な御発言だというふうに思い...全文を見る
○山中郁子君 信じられないということ、信じられないというふうに大臣が言われることは、それはそのように承りました。しかし、それが大したことでないということじゃ、それじゃないですね。先ほどそういう表現をなすったけれども、大したことじゃないということは、ちょっと確認をしていただきたいと...全文を見る
○山中郁子君 予算を通さぬぞということだけを申し上げているわけじゃないんです。もうそれは十分わかっていただいていると思うんです。そして、それはまた大したことじゃないなんて言えるものじゃなくて、大した問題だ、重大な問題だと、幸いにしてそうした願望が挫折しているのかどうか知りませんけ...全文を見る
○山中郁子君 それは言うならば自律ということでありまして、私が申し上げているのが通じなければもう一度重ねて申し上げますけれども、いろいろなそうした権力の介入めいたものがある。あるいは権力の志向というものが受けとめられる。そうした場合に露骨にそれをしてはいかぬとか、これは放送しては...全文を見る
○山中郁子君 その点に関して、一点だけ具体的な問題に触れたいと思いますけれども、これは日放労の放送白書の中にもいろいろデータも出ておりましたけれども、制作者が、つまりそこで働いている人たちが自分でぜひともこういうことをやりたい、いまNHKが国民の期待にこたえるためにはこういう報道...全文を見る
○山中郁子君 ちょっとお願いをしたいんですけれども、私は、私が言っていることがどの範疇に入ることであるかぐらいは、私は小野さんはお話を聞いていただいてわかると思うんです。私はそんなことを言ってないということ、おわかりになるでしょう。共産党の議員の言うことがそのとおりだというふうに...全文を見る
○山中郁子君 報道の中立公正の問題について、断固とした姿勢を堅持して、そうして国民の期待にこたえるということを繰り返して言っておられます。私はそういうことのNHKが続けておられる努力を決して否定するものではありません。しかし問題は、それほど重要な根本的な問題で、民主主義の根幹につ...全文を見る
○山中郁子君 私はもう少し伺いたいのは、実際に集金人の人たちが集金に行きますでしょう。そうすると、そこではどういうことが保障されているのか、つまり話を聞く時間がたとえば保障されているのか、それともあるいは何かそういうことについて報告書を上げるようなことが保障されているのか。いまの...全文を見る
○山中郁子君 これは集金人の方たちの労働条件とか待遇とかに直接関係してくる問題なんですね。つまり一定のノルマでやっておられるようですから、結局十分時間とって接触をしてればノルマが果たせない、したがって、それに基づく報酬が得られない、こういうことで労働時間の問題、それから報酬の問題...全文を見る
○山中郁子君 はい、どうぞ。
○山中郁子君 もう一つちょっと御答弁がなかったんですけれども、それによって、労働時間ですね、一概に言えないということは十分よくわかるんですけれども、たとえば具体的な事例でも結構です、都市と地方というふうなことぐらいに分けてでも結構ですから、ちょっとお知らせいただきたいと思います。
○山中郁子君 それで方向としては大体そういうことを肯定なすっていらっしゃるわけですけれども、一つはこの集金人の接点の場での国民の声をくみ上げると同時に、それとの裏表の関係で集金人の人々の労働条件、賃金の保証ですね。これ結果的なことでいいですよ、いまの契約の状態、契約の条件がどうで...全文を見る
○山中郁子君 私はこの契約形態だとか、それから集金人の皆さんの組合もありますし、そこでの要求などもあります。ですからそういうことは当然の前提としてあるということで、そこに深入りすることはいたしませんけれども、   〔理事長田裕二君退席、委員長着席〕 たとえば退職金だとか、そう...全文を見る
○山中郁子君 私はそこのところにもう一つ積極的な施策が講じられなければならないというふうに思います。これはいままでNHKがずっと答弁していらしたことから言っても、国民の声というふうなことを一生懸命、もっともですと、こういうふうに言っても、その物すごくたくさんの国民の声との接点であ...全文を見る
○山中郁子君 私がこういうふうに一人一人の視聴者を問題にしますのは、一つはこういうふうな意見を持っているんです。NHKはその国民の声を反映するということでさまざまな方策を講じていますということで、聴視者委員会だとかモニター制度だとか、そういうこと、いっぱいありますね。私はこれは否...全文を見る
○山中郁子君 経営の効率的な運用ということはありますから、大いに慎重に検討されておやりいただくことは結構なんですけれども、全部が全部一生懸命はがき書いて出すわけじゃありませんから、そういう意味では経費の問題も言われたとおりというだけではないと私も思います。  そして二点目の問題...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、今後にわたっても受信料制度を改めるというお考えがないというふうに理解してよろしいですか。
○山中郁子君 これがいろいろ問題になって議論をされているんですけれども、受信料制度というものをどういうふうに認識するかということですね。そして理論的に言うと、サービスの対価であるといういわゆる対価説とか、一種の税金であるという論、ないしは受信機を使用するための免許料であるというふ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、世帯契約の問題、台数契約の問題がまた議論になっています。これは私は、いろいろな議論がありますけれども、そのよってくるところのゆえんは、いろいろな赤字問題、財政の困難な問題、それをどういうふうにどこで解決していくかということから出る積極的な意見、善意の意...全文を見る
○山中郁子君 二台あるから二台分払うということは、二台で放送を受信するから払うという以外の根拠はないですよね。そうすれば、それはやはりサービス対価ということになるんじゃないですか。
○山中郁子君 そうしますと、受信機は持っている、だけど私はNHKは見ませんということで払わないということも理屈が成り立ちますね。いかがですか。
○山中郁子君 私はこれはやはり、きょうのこの限られた時間の中ではっきり決着つけようとも思いませんけれども、早期にやはりはっきり理論的にもさせなきゃいけない問題だというふうに思っております。ということは、もともとが受信料制度というのができていて、いま一つの不払いの問題が起こってきて...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、二台あるから二台の受信料を徴収するということは、そのことが負担の公平というふうなことの論拠になるとすれば、見ないから払わないということも負担の公平の論拠になるんじゃないですか。さっき会長がおっしゃったのは、台数契約制ということについて否定をしない論拠とし...全文を見る
○山中郁子君 私は、それは偶然の結果じゃなくて、そこに合理性があるからだというふうに思うんです。その合理性ということは、いま会長が言われましたけれども、そのことと、実際に台数契約を実施するとは別問題で、台数契約をしようと思えばそこにいろいろな困難があると、こういうことを言われてい...全文を見る
○山中郁子君 つまり、台数制度というのは、台数契約ということは現実の問題で不可能であるということだけでなくて、それはやはり受信料制度そのものの本質にかかわってくる。つまり、NHKと国民の信頼関係に基づいて、そしてそれを国民が払うと、義務制でないにもかかわらず払うということの中身と...全文を見る
○山中郁子君 もう一つはっきりしないんですけれども、台数制ということは、受信料制度に照らして、国民の負担という説をとるNHKとして、受信料制度に照らして合理的なものではないというふうに考えています。そういうことでよろしいんですか。何か会長のいままでの議論の中では、それは理想ではあ...全文を見る
○山中郁子君 私も台数制の議論が、初めにも申し上げましたように、NHKのこの困難な経済財政状況のもとに、いろいろな観点から積極的にあるいは善意の立場で出されてきているということも十分理解をしております。しかし、いま私がずっと述べてまいりましたようなそういう本質的な面からいきまして...全文を見る
○山中郁子君 次の問題に入ります。  これもいまの受信料問題と同じような性格を持って財政上の観点から提起をされているものというふうに私は理解をしておりますけれども、教育放送の国への移管の問題、これが若干議論になっています。そしてこれは、実は私が昨年やはりこの予算の審議のときに自...全文を見る
○山中郁子君 私は、やはりいま会長も言われたことも含めましてね、教育放送であるからということで、それが国の所掌に含まれるということはあってはならないことだというふうに考えているんです。ただ、いろいろ議論としましてね、国際放送の問題もあるんですけれども、たとえばその国際放送にかかる...全文を見る
○山中郁子君 次に、経営委員会、番組審議会の構成についてお尋ねいたしますけれども、まあこれも先ほど案納委員が触れられましたのでダブらないようにいたしますが、初めに、衆議院のこのNHKの予算の承認に当たって附帯決議がつけられているわけですね。そうして「経営委員会の機能を十分発揮し得...全文を見る
○山中郁子君 番組審議会のことについて具体的にそれじゃお尋ねいたしますけれども、これは具体的なお尋ねをする前に、いまの番組審議会の問題についての衆議院の附帯決議ですね、これについての会長の所見を伺いたいと思います。
○山中郁子君 そうしますと、現行の構成について改善なさるという積極的な意向をお持ちでいらっしゃるわけですか。
○山中郁子君 これは、私、前にも経営委員会の問題で申し上げたんですけれども、いまの番組審議会の構成ですね、これ見ますと、まあ女性が入っていないというふうに言われては困るので入れますという感じなんですね。具体的に申し上げますと、中央番組審議会は十九名中婦人は二人です。それから関東甲...全文を見る
○山中郁子君 でも、そんな感じですね。
○山中郁子君 これは、昨年国際婦人年だったわけでしょう。それで一年間にわたって国会でもさまざまなところで婦人の声ということが論議をされました。そして私も経営委員の問題ではございましたけれども、この委員会でも指摘をいたしました。それでもどうして——そしていま会長がごもっともでござい...全文を見る
○山中郁子君 この経営委員会や番組審議会ですね、こうしたものが、開かれたNHKでなければならないという観点からいっても、私はまずそうしたところがガラス張りに国民の前に存在していなければならないというように強く思っているものですけれども、経営委員会や番組審議会は、そういう観点から公...全文を見る
○山中郁子君 そういうことで、検討なさるということで、それはそれでよろしいのですけれども、いま会長がやはり言われましたね、公開にすると言うべき意見も言えなくなるということも出てくるとおっしゃるけれども、私はそれは本末転倒だと思うのです。そこに私は重大な間違いがあると思うのです。と...全文を見る
○山中郁子君 それは方法なんて幾らだって考えていただければいいんですよ。何も国民一人一人に記録書全部送れなんというふうなことでなきゃ公開にならないとか、そんなことはないわけでしょう。傍聴ということだってありますでしょうよ。それから記録書を放送会館に常時置いておいて、そして閲覧でき...全文を見る
○山中郁子君 いつごろまでにそうしたことに具体化ができますか。大体でいいんですよ。
○山中郁子君 昨年から聴視者委員会というものを設けられて、そしてこれも国民の声を聞くという観点でのお取り組みがされているようですけれども、私はちょっとこの点については余り詳しく知っておりませんので、端的に言ってこういう成果が上がったとか、こういうふうなことについて新たなあれを得る...全文を見る
○山中郁子君 それでは、続きまして経理問題の若干の点について質疑をいたします。  これもいまの問題と本質的な問題で私のとらえておる観点は同じなんです。つまり、ガラス張りであるのか、国民の側に開かれているのか、そういうものの支持を基盤にするというふうなことを貫かなければならないと...全文を見る
○山中郁子君 幾つかのそうした点の施策を講じておられるということについてはわかりました。  それで、これから具体的な幾つかの問題に入る前提として、NHKの経理について私たちがいただく資料だけでもなかなかわかりにくいんですよ。それで一生懸命数字をあっちにやったりこっちにやったりし...全文を見る
○山中郁子君 それで、この予算の提起の仕方ですね。私どもも資料などもいただいたり、いままでも質疑の中で答弁もいただいているんですけれども、やはり私はそれを本当に国民にありのままに、わかりやすく、わかってもらうという努力がすごく足りないんじゃないかと。私もこういう経理だとか予算案を...全文を見る
○山中郁子君 二百八十九億の黒字、私は簡単に黒字と言ってしまいますけれども、五十一年度末であると、そしてその内訳が百七十九億が五十三年度分の赤字補てんとして、百十億が借金を返すと、こういうことだという御説明なんです。  そしてそれはおたくからいただきました資料にもそのように出て...全文を見る
○山中郁子君 このNHKからいただいた資料です。ナンバー一からたしか五ぐらいまでありましたね。その資料二の日本放送協会昭和五十一年度収支予算、事業計画のあらましというものです。四、五枚のつづりになっています。それの最後のページに資本収支となっていて、支出のところに放送債券の償還が...全文を見る
○山中郁子君 資本支出充当として、資料の四の中には、百十億となっているんですよ、五十一年度予算に。そしてこっちの資料二の方の資本収支の中の支出のところで、いま私が申し上げました百二億六千万円になるの。だけど私は七億四千万円をどこかでごまかしているとは思いませんよ。思わないから、そ...全文を見る
○山中郁子君 それと同じようなケースがやっぱり随時見受けられるんですね。つまり債務償還ということで出されるけれども、実際には百二十五億しか債務ば償還されていないという結果になって、その分は借入金で相殺されているという成り行きになるわけでしょう。その借入金は難視解消や何かということ...全文を見る
○山中郁子君 そういう御答弁は御答弁として伺っておきますけれども、おわかりいただけると思いますが、私はこの予算総則の十一条にこう書かれているんです。「国際放送ならびに選挙放送の実施に対する交付金が予算額に比し増加するときは、その増加額は、それぞれ国際放送ならびに選挙放送に関係ある...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、やっぱりこういうふうな措置をとったのは、それは正しくってそれ以外にはないと、こうおっしゃるわけですか。私の言っている意味がちっともわかっていただいてないように思うんですけれども、それはやむを得ないということなんでしょうか。
○山中郁子君 それはぜひお願いします。まだたくさんありますけれども、そういうのたくさん言っていたらもう時間なくなっちゃいますからやめますけれども、いまの指摘したことは、そういう点でとにかくわかるように努力をしてくれということなんですね。その点についての、いまの小野会長のお答えを了...全文を見る
○山中郁子君 減価償却の方法がどうであるかという議論はいまちょっと置きます。そういうことはせずに、具体的にいまNHKが少しでも支出を抑えなければならない、そうして値上げ幅も抑えられるだけ抑えなければならない、こういう事態のもとでつくられた予算だと思います。その点につきまして、いま...全文を見る
○山中郁子君 私はNHKの減価償却費が利益隠しの方便になっているというふうにはもちろん考えていません。しかし、一般に言われるところは、何も共産党が指摘するだけではなくて、大企業その他の値上げなんかに関係して必ず問題になるのが、たとえばこの減価償却などを含む内部留保の問題ですよ。内...全文を見る
○山中郁子君 経理問題については、ずっと私は指摘してまいりましたように、やはりありのままの姿をありのままにわかるように提示をして、そして支持を得る、その支持を基盤にして値上げが実行されるということにならなければ、そこができてないと値上げされたら今度不払いがふえるだけですよというこ...全文を見る
○山中郁子君 私は、NHK自身もそう言われているし、基本問題調査会でもかなりそういうふうに指摘をされていますけれども、ローカル放送の充実ということがやはりかなり重要な、まあ使命というのはオーバーな言い方ですけれども、位置づけがされているというふうに思います。それは私は至当だと思い...全文を見る
○山中郁子君 それはさらに全体的に充実させるという方向でぜひとも柔軟に対応するということも含めて進めていただきたいというふうに思います。そしてそれは当然御異存のないところだというふうに思います。  もう一つローカル問題で伺いたいことは、首都圏にいわゆる県域のローカル放送がないわ...全文を見る
○山中郁子君 全国各地に放送会館がたくさんあります。そしてこういうものは放送文化の一つのかなめになるところですよね、地域的に言えば。そういうものがいわゆる地方ローカル番組の作成だとか、あるいは地方文化に何ほどかの貢献をしているのかどうか。貢献はしているはずだと思いますけれども、そ...全文を見る
○山中郁子君 地方番組と全中番組の経費ですね、これなんかについても私はローカル番組の充実という点でのしかるべき方策がとられてしかるべきだと思いますけれども、その点については、具体的に比較をして、至当な番組についての予算書を長くいろいろ繰って計算していけば出るという面もあるんですけ...全文を見る
○山中郁子君 県域と管中でもって六万五千円と十一万円というお話でしたね。これはやっぱりローカル番組の方がずいぶん安上がりにできるんだなという印象になりますけれども、それはやっぱり合理的な理由があってこれだけの違いができるわけですか、ほぼ半分——半分までいかないですけれどもね。
○山中郁子君 それは多少の取材費の違いなんというのはもちろんあることだというふうに思いますけれども、そういう点でのローカル番組の充実ということを財政面からも支えるという観点は、それはやっぱりどうしても必要だというふうに思うんです。その点を申し上げておきたかったわけです。  最後...全文を見る
○山中郁子君 私は、嘱託というのが、いま御説明がありましたように、それなりのそれぞれ理由があってそういう雇用形態になっているということがあると思いますけれども、その雇用形態自身の是非についてはいまは触れません。  問題は、一つは、具体的に嘱託の立場にある方から、定年の問題、退職...全文を見る
○山中郁子君 次には、出演者に対する待遇の問題なんです。そして、これはいままでも——私はここで取り上げたことはないんですけれども、衆議院でも取り上げられていますし、日芸労の労働組合の要求の問題もありますししますけれども、私はやはりNHKが今回の予算の値上げの中の一つの理由としても...全文を見る
○山中郁子君 この予算の説明にNHKが見えられたときに、野村専務理事だと思いますけれども、出演料の問題に関して、現状は民放の半分ぐらいだ、したがって今後三年間に三割ずつ上げて、いま現在の——三年後になるけれども、いま現在の、三年おくれで民放の水準並みにしたいというふうに言われてい...全文を見る
○山中郁子君 説明はそういうふうに、だから伺ったんですよ。そういうふうになさるんですかということなんです。
○山中郁子君 そうしますと、第一年度、五十一年度の分としては三〇%というふうに計画を立てていらっしゃるというふうに理解してよろしいですね。
○山中郁子君 日芸労の場合は妥結しましたでしょう、賃金が、賃金闘争で。それで三〇%の引き上げが保証されたわけですか。
○山中郁子君 結局、三〇%のアップというふうにはなっていないわけですよね。私はそこのところはやはり問題だというふうに思います。  それで、先ほどこの出演料が民放に比べてうんと安いというランクをお示しになりましたけれども、この日芸労の方たちのランクを見ますと、全部やっぱり最低なん...全文を見る
○山中郁子君 じゃ目安としてはたとえば三〇%年度ごとにアップしていってということについては、誠意を持って実現を図っていただくと、こういうことで理解をいたしまして進みますけれども、それではまずいですか。
○山中郁子君 目安、指標としてというふうに申し上げておりますので、そのように御理解いただきたいと思います。  じゃ、この問題の一番最後ですけれども、一般の職員の給与の問題、賃金の問題について私はちょっと一つだけ触れたいんです。  これは賃金問題、NHKの賃金体系がどうなってい...全文を見る
○山中郁子君 まあ、そういうふうに言われます。で、私は一つだけ事例を挙げます。具体的にどの管理者が言ったということは私はあえてここでは言いません。  だけれども、考課の問題だ、本人の能力の考課の問題だと。私はその考課自体、考課制度自体についても意見は持っております。しかし、それ...全文を見る
○山中郁子君 上司じゃない、協会です。
07月16日第77回国会 参議院 物価等対策特別委員会 閉会後第1号
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○山中郁子君 初めに米価問題について質問いたします。  昨日、私も共産党の議員団といたしまして、消費者米価の問題は、現在の物価情勢それから国民の生活実態に照らして当然のこととして据え置くべきであるということの申し入れを行いました。で、その問題を前提といたしますが、いままでの質疑...全文を見る
○山中郁子君 先ほどの長官の答弁の中のもう一つ確かめておきたいんですけれども、九%台をどの程度にするかという御回答でしたか、それとも九・九%台のどの程度にするかという御回答でしたかしら。
○山中郁子君 では今回の米価問題で、生産者米価の決定の経過、それから現在の消費者米価の問題に関連してもですけれども、私が大変痛感しておりますのは食管制度に対して政府は一体どういう考え方を持っているのかということなんです。きのうもこれは私申し入れの際に申し上げましたけれども、ひとつ...全文を見る
○山中郁子君 重ねて申し上げます。どこが主体なのか、この食管法の四条ですね。たとえば消費者米価の問題に関して申し上げるならば、「前項ノ場合ニ於ケル政府ノ売渡ノ価格ハ政令ノ定ムル所ニ依リ家計費及物価其ノ他ノ経済事情ヲ参酌シ消費者ノ家計ヲ安定セシムルコトヲ旨トシテ之ヲ定ム」、こうなっ...全文を見る
○山中郁子君 そうですね。
○山中郁子君 「家計ヲ安定セシムルコトヲ旨トシテ之ヲ定ム」というのが食管法の精神であるということは、私は改めて政府がやはり本当に法の精神を守るという、そういう立場からきちんと意思統一もしていただきたいし、そのような施策として推進をしていただかなければならないというふうに思います。...全文を見る
○山中郁子君 長官に重ねてお伺いいたします。  いま総務部長の回答もあったんですけれども、私は、ちょっとその理屈は間違っていて、むしろこういう理屈の方が成り行きとしてはいくと思うのです。それはですね、結局自主流通米、良質米をつくるために、そこに奨励金をつける、それは自主流通米で...全文を見る
○山中郁子君 考えていないと言われても、やはりそういう方向に行かざるを得ないし、それからまた奨励金制度ということで新たに提起されたことがまさに食管制度の骨抜きを進める要因になるということを私は指摘をしているわけです。それと同時に、いままでの議論の中にありました、最初に確認はしたん...全文を見る
○山中郁子君 米価問題について最後に長官に一点、それから農林省に一点お伺いいたします。  結局、先ほどから申し上げたように自流米に対する奨励金その他の問題でお米の流れそれからお米の価格の流れですね、これは私は、どうしてもそのことが、自流米に対する奨励金をつけるということと食管制...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げたのはちょっと違うんです。結局、自流米を良質米としてそこに奨励金を出すと、だから結局お米の消費が全体として自流米に流れていくではないかというのが私の指摘している点なんです。長官がそうでないと言われるならば、全体として流れていけば全体として結局は消費に対す...全文を見る
○山中郁子君 簡単でいいです。
○山中郁子君 時間の関係で次に電気の問題に移りたいと思います。  電気料金の値上げが、すでにもう半分近い電力会社の認可をおろしているという事態になっておりますが、私どもこれもうずっと一貫して主張しておりましたように、われわれの調査では五十年九月期九電力の内部留保が八千五百億以上...全文を見る
○山中郁子君 過渡的なものとしてやむを得ないというふうに言われますけれども、私は、それはそうではないと思います。だけれども、ちょっと副総理にお尋ねしたいんですけれども、いま通産省も認められているように、新増の場合に五割増しからの電気料金の負担が、たとえば学校だとか病院だとかいうと...全文を見る
○山中郁子君 先ほど通産省の方から原価の問題で言われました。また、前の方の質疑の中でも、長官は、厳正な原価ということを見直して料金については処理したいというふうなことを言われましたけれども、実際問題として、そうした経理の公開がされてなくて、国民が、たとえば燃料費の仕入れ価格が幾ら...全文を見る
○山中郁子君 企業秘密ということがありましても、逆にいま通産省自身言われたように、政府の認可料金なわけですからね。ぜひともいま言われた点での一層の促進ですね、その態度を貫いていただきたいというふうに思います。  それからもう一つは、この電気料金の問題を考えるときに、どうしても電...全文を見る
○山中郁子君 恐れ入ります。  それじゃ、最後に、いま通産省のお答えもあわせていただきたいんですけれども、いまの長官のお答えに基づきまして自治省の方の御見解も伺っていきたいというふうに思います。要するに、電気税というものは、私が申し上げましたそういう範囲の中の問題として、いずれ...全文を見る
10月07日第78回国会 参議院 逓信委員会 第1号
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○山中郁子君 当委員会で国際電電の業務についての質疑をする機会は大変限られておりますので、私は、昨年、国際電電の業務に関する質疑の委員会で提起をし、またお調べもお願いしてきたことなども含め、引き続きぜひともこの委員会の席上で、郵政省並びにKDDの見解を明らかにしていただきたいこと...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと確認いたしますけれども、じゃお調べいただいていないということですね、郵政省もKDDも。
○山中郁子君 じゃこのことに関して初めに郵政省にお尋ねしたいのですが、有線電気通信法の三条には「有線電気通信設備を設置しようとする者は、左の事項を記載した書類を添えて、設置の工事の開始の日の二週間前までに、その旨を郵政大臣に届け出なければならない。」、その他、有線通信設備、つまり...全文を見る
○山中郁子君 これはぜひ大臣にお伺いしたいところなので次官にお答えを願いますが、いま郵政省の御見解によりますと、全部特例法でもって米軍の自営網に関しては一切日本の政府が関知できないんだと、こういう見解だというふうに理解できると思います。  しかし、私が再三問題にしているのはその...全文を見る
○山中郁子君 じゃ簡単にもう一度引用いたしますけれども、こればアメリカの上院外交委員会で安保協定外交小委員会の日本沖繩問題に関する聴聞会でのマギー証言です。「AUTODIN及びAUTOVONのスイッチヘの接続は府中によって行われ、府中は韓国を支援し、沖繩及びフィリピンにある同様の...全文を見る
○山中郁子君 それでは、先ほど私が引用いたしましたアメリカでのマギー証言が明らかにしているようなことは、行われていてそれは当然である、やむを得ない、容認するものである、そういう立場に立たれますか。
○山中郁子君 で、そのサービス契約を出してほしいというふうに何回も申し上げても、電電公社の方は一向に出していらっしゃらないと、こういうこともあるんですけれども、いずれにいたしましても、私が指摘しましたように、KDDの回線それから電電公社の公衆網その他がやはり、いま明らかにいたしま...全文を見る
○山中郁子君 それではちょっと重ねてお伺いしますけれども、先ほどKDDの答弁では、やはり接続の問題で郵政省の答弁もあるし、結局KDDとしては直接関与しないんだ、こういうお話でございましたけれども、郵政省の答弁でもおわかりになるように、安保条約に基づく地位協定などに関する特例法です...全文を見る
○山中郁子君 それはちょっと何か大分重要なことをおっしゃっているように思うのですけれども、有線通信法というものはそれじゃKDDとは関係ないわけですか。私がさっき申し上げましたように、自営網と専用線をつないではいけないのだという関係の問題について接続のことを申し上げているわけです。...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、いまの御答弁によりますと、結局は、安保条約に基づく米軍に対する特権的な措置によってそうした事態も起こってきているのだ、これは一KDDの問題ではないのだ、こういうふうに承ってよろしいと思いますけれども、実は、昭和三十七年の八月二十二日に開かれました逓信委...全文を見る
○山中郁子君 それでは、安保条約に基づいて米軍に対しては違った扱いはしているんだということがやっぱりKDDのいまの実態にあるわけですね。
○山中郁子君 それはわかりました。  私が言いたいのは、何回も申し上げているように、専用線と自営網はつながっちゃいけないのだ、公衆網を介在させてであってもKDDの専用線が米軍の自営網につながっているんですよ。そのことが普通の関連社であったらしてはならないわけです。KDDだってそ...全文を見る
○山中郁子君 私は、この点について、大変郵政省が非常に無責任な態度で臨んでいらっしゃるというふうに思うのです。何か何回繰り返してもむなしい気がするくらいなんですけれども、国の主権の問題で、そうして特例法自身も、仮に百歩譲って特例法があるからといっても、特例法には施設とか区域とか料...全文を見る
○山中郁子君 じゃKDDのこれは資料ですけれども、「臨時回線の設定」という文書でDCAが実施目的になっておりまして、五十一年の七月三十一日から八月十九日までということで、クラーク−東京間の十回線という臨時回線の設置が資料として出ておりますけれども、こうしたことも通信の秘密だからお...全文を見る
○山中郁子君 DCAとなっているんです、ちゃんと。そうしてクラーク−東京間とちゃんとはっきりしているんです。  じゃ、そういうふうな臨時回線の設定があったということですね、そういうことですね。
○山中郁子君 これが中国の大地震の影響で先ほど申し上げましたように沖繩−台湾間の米軍ケーブルが切断されたというふうな情報になっておりますけれども、これは私もそうはっきり確認をしていることではありません。それをお伺いしたがったのでありますけれども、こういうこともすべて通信の秘密と、...全文を見る
○山中郁子君 じゃちょっとそれに関して確認をしたいのですけれども、公衆電気通信法の五条の二で「公衆電気通信業務のうち会社が行なうことができるものは、国際電気通信業務」であると、こうなっていますが、これは日本における国際電気通信業務はKDDしか行えないのだということを意味するものと...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、やっぱりこれは大変な、本来ならばKDDが扱うべき仕事ですね、これは企業として、商売としてです。それを結局特例法の名によって、かなりの量ですよね、米軍との関係で言うならば。その量を全部料金上も減殺されているということが私は明らかに言えるというふうに思うの...全文を見る
○山中郁子君 商売熱心の割りにはずいぶんあっさりとしたお考えですけれども、この点は、最後にちょっとこれだけ申し上げておきたいんですけれども、特例法特例法とおっしゃいますけれども、先ほどの接続の問題もそうですけれども、この海外への電気通信設備の設置なんというのは全く特例法に何にも書...全文を見る
○山中郁子君 いま幾つかの点についての御報告がありましたが、私はぜひともいまから申し上げる問題の解決を図っていただきたいと思います。  その前提として、まず明らかにしたいことは、この八名の方たちの認定問題は、会社が長期にわたってかたくなに、それを職業病である、業務が原因している...全文を見る
○山中郁子君 それでは初めに八名の人たちが要求書という形で自後の措置の問題その他について会社側に要求を出しています。これに対して会社側は取締役井上洋一さんという方のお名前で一片の通知でもって労働組合にお話しくださいということで、これを拒否されているんですね。  私は、こういうこ...全文を見る
○山中郁子君 労働条件に関するものを労働組合と話し合うということはこれは当然のことです。そうしてそういうことについて私が言っているのではなくて、先ほど社長がここでおわびもするし、誠意を持って対処するというならば、この人たちが要求していることは、いま私ここで時間がないから一々申し上...全文を見る
○山中郁子君 私は繰り返しませんが、先ほどの社長の誠意を持っておわびもし対処もするということを、いまのかたくなな姿勢でなくて、中身はともかくお話しなすって——もちろん労働組合と話すなり、たくさんおありになるでしょう。だけれども、そうした姿勢を直接、罹病者として認定されて会社もそれ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ最後に、具体的な点を三点ほど、解決すべきではないかという点を申し上げますので、まとめて御答弁をいただいて終わりたいと思います。  大変細かい具体的な点ですけれども、やはり罹病者をこれ以上出していけないということで、かかった方はすぐに早く治して職場に復帰してもら...全文を見る
10月12日第78回国会 参議院 逓信委員会 第2号
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○山中郁子君 新しく就任されました大臣に、所信の一環として、私は、郵政行政の中心的な主要な一つである郵便事業の財政問題に絡んで一言初めに質問をいたします。  郵便料金の値上げが行われたと、これが国民の暮らしに大きな影響を与えているということはすでに明らかですけれども、去る十月七...全文を見る
○山中郁子君 これは朝日の報道なんですけれども、一応値上げをしないでいきたいというふうに述べたけれども、しかし、郵便財政は五十二年度には早くも大幅な赤字となるため、五十三年度には再値上げが必要だとの考えが郵政省内には強く、このため郵政相が訂正したと、こういう報道がされているんです...全文を見る
○山中郁子君 そういう本当にそうしたものが基本的な姿勢であるならば、最初の発言を何らその次に続いて訂正なさるということは必要ないというふうに思います。で、その訂正をなさったことが、やはり郵政省はまた郵便料金の値上げを考えているんだなと、こういうことを国民に思わせる、そうした要因に...全文を見る
○山中郁子君 私がいま質問しているのは、極力回避の方向でとおっしゃるけれども、もし赤字になったらどうなさるんですか。やはり赤字になれば、当然、だから上げなきゃならぬ、こういうことですか。
○山中郁子君 私はそこのところをお伺いしているんです。いままでのこの逓信委員会の審議でも、本当に何十回、何百回となく審議が交わされたことは、公共事業である、そして国民の基本的な権利に関する郵便事業に当たって、もしそのような事態が起こっても、国がやはり一定のお金を出して、そして国民...全文を見る
○山中郁子君 後ほど、また郵政省に対する質問はいたしますが、次に、新しく会長に就任されましたNHKの会長に対して質問をいたします。  けさほど来から小野前会長の辞任問題については質疑が交わされました。しかし私もやはりどうしてもこの問題について触れないわけにはいきません。ぜひとも...全文を見る
○山中郁子君 で小野前会長がそれで辞任をするときのいろいろな新聞報道もありました。委員会での釈明もありました。私は、問題は、国民がこれに対して、この問題を契機に、いままで長い間この逓信委員会でもあるいはNHKとしても努力された中立公正、そういうふうなNHKの姿勢があの小野前会長の...全文を見る
○山中郁子君 で坂本さんが今度会長になられたわけです。私はそういうことなので、つまり坂本さんが会長になられたので前回の質疑の中で坂本さんが答弁なさったことをもう一度確認をしたいと思います。つまり、いたずらに前のことを繰り返す、ほじくり返すということではありません。坂本さんが会長に...全文を見る
○山中郁子君 私は別に赤旗が報道したことをNHKがニュースとして取り上げて悪いというふうに言っているわけじゃない。当然のことながら、赤旗が報道したものであろうと社会新報が報道したものであろうと自由新報が報道したものであろうと、NHKがそれに対する評価をして、そしてNHKの責任にお...全文を見る
○山中郁子君 慎重であることはすべてについてそうですし、私は一般論としていま申し上げましたので、その点は御異存のないところだというふうに理解をいたします。  それで、これも新聞などでも報道されるし、私も直接組合の方からも伺っているところなんですが、一つは、第一線でロッキード取材...全文を見る
○山中郁子君 先ほど、会長に、国民の気持ちをどう受けとめるのかという質問も一緒にいたしました。それをお答えいただく前にちょっと申し上げたいんです。  私は決して言葉じりをとらえるつもりは本当に毛頭ありません。だけれども、やっぱり一過性の現象だというふうにおっしゃることは私は問題...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、先ほど申しましたように、職員の方だとかあるいは委託集金人の方たちに対してやはり幹部として、会長として謝罪をなさるべきだというふうに思っております。あるいはなさったかもしれません。その辺のところをお伺いしておきたいと思います。
○山中郁子君 先回の国会でNHKの予算が承認をされて値上げが行われたわけですけれども、値上げ後の財政状況、まあ収入状況ですね、のいろいろ心配もされました。受信料が上がることによって収入が減る、減るというよりは件数が減るというふうな問題だとか、不払いがふえるという問題だとか、そうし...全文を見る
○山中郁子君 落ち込みの回復の見通しと、それから直接的に値上げを理由として払わないというふうに把握できている件数が具体的にどのくらいかということは、おわかりいただいたら聞かせてください。
○山中郁子君 次に、私は先回の国会で予算案の審議に際しまして幾つかの点を質疑し、そして要望もし、NHKからもお約束をいただいたことについてのその後の経過並びに実施状況についてお尋ねをいたします。  一つは、番組審議会の構成についてです。いろいろな観点から申し上げましたけれども、...全文を見る
○山中郁子君 中央番組審議会についてのお考えはいまの御答弁でわかりました。  地方番組審議会で現実に任期が終わって新たに選出された、任命された人がいらっしゃるわけでしょう。そのことは具体的に何人の任期が終わって、そこに国会でお約束いただいた線に沿って何人の婦人を入れました、ある...全文を見る
○山中郁子君 私は番組審議会の構成の問題について事前に御質問いたしますからというふうにお伝えしておいたんですよ。それで大してそんな何百人、何千人もいらっしゃるわけじゃないでしょう。そういうのをやっぱり調べておいていただかないと困るし、本当にそういうふうにしていないんじゃないかと疑...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、いまのお言葉を信用しまして、期待をして、資料を後ほど提出をしていただきたいと思います。  それから同じく番組審議会の問題に関連して、私は公開の問題を提起いたしました。これはやはり開かれたNHKということのまず第一の要件ではないか。経営委員会の問題とあわせてで...全文を見る
○山中郁子君 御答弁があったことを私は評価しないわけではありません。それはそれで結構ですが、もっとはっきり言いますと、視聴者はやっぱり一つの側面としてNHKは表向ききれいなことを言って、ごもっともなことばっかり言っているけれども、実際はどうなんだろう、何でもきれいごとにこうやって...全文を見る
○山中郁子君 自由濶達に大いにやっていただいていいんであって、そのことば何らかのやっぱり検討しなきゃいけない部分がそれは私は出てくるかもしれないと思うんです。つまり具体的にはたとえば人数を制限しなきゃならないみたいなことが起こってきたり、そういうことがあるかもしれませんけれども、...全文を見る
○山中郁子君 次に、日芸労の方たちの待遇、処遇の問題について、まあ誠意を持って対処しますと、こういう御答弁だったんですけれども、私はあのとき三〇%アップという方向を、何とか要求を実現するよう努力をされたいということで、前向きに対処いたしますという御答弁だったというふうに思いますが...全文を見る
○山中郁子君 三〇%アップとは大分ほど遠い一三・何がしかのアップなんですけれども、これをもうちょっととにかくいま行われている中で消化して要求を実現していくという方向の可能性あるいは考え方について聞かせてください。
○山中郁子君 確かに三〇%アップでできるなりするなりというお約束をなすってはいらっしゃいません。それは私もよく存じております。ただ、そのことを私は繰り返し申し上げて、そしてそれを前提として誠意を持って対処いたしますので、そのように理解をしていただきたいと、こういう坂本さんの御答弁...全文を見る
○山中郁子君 そこまでまだ指摘してないわけですが、いいです、どうぞおっしゃってください。
○山中郁子君 それじゃちょっといまのことに関連して伺いますけれども、目黒局だけどうしてそんなに三月まで持ってきて仕事しなきゃならないくらい超勤を年末段階にやったんですか。どういう特別な事情があったんですか、目黒だけに。
○山中郁子君 そういうのはいいかげんなことだと私は言うんですよね。そんなに莫大なお金を三月まで持ち越して、超勤しないのにつけるというぐらい目黒局だけが去年繁忙だったなら、目黒局は人が足りないということじゃないですか、すぐ人を措置しますか。
○山中郁子君 ちゃんとね、ごまかさないで答弁してもらわなきゃいけないの。それじゃ目黒局だけ三六協定切れてたんですか。
○山中郁子君 私とってもこういう答弁は容認できません。というのはね、当然のことながら三六協定が切れていたら、それは年末の超勤拒否で年末闘争でやってたんですよ。目黒局だけ三六協定切れてるはずがないじゃありませんか、そうでしょう。  そうして、私ちょっといま数字を申し上げますけれど...全文を見る
○山中郁子君 その資料はそれじゃ出していただきます。  でもう一つ、だからどうして目黒局だけそんなに大変な超勤しなきゃならなかったんですか。合理的なお答えいただいてないです。
○山中郁子君 これはさっきあなたどこにもほかにはないと、こうおっしゃったんですけれども、それじゃそれ訂正なさる、ほかにあるかもしれない、調査してみますとおっしゃいますか。
○山中郁子君 調査もしないで、ないと言っているの。
○山中郁子君 いいかげんなことを言わないでくれというのはそのことなんですよ。あなたはさっきじゃ調査もしないでないとおっしゃったわけね、そうでしょう。私がほかにもこういうのが出ていると言ったら、ほかにはないと、目黒局だけだと、こうおっしゃったわね。目黒局以外にはまるっきりゼロだとま...全文を見る
○山中郁子君 だから、それなのに、いまあなたが答えられたような措置をとったということは、違法の措置をとったということですか、そのことをお伺いしているんです。
○山中郁子君 私が問題にしているのは、超勤を実際にしたのにその超勤が払われていない、それを——払っちゃいけないと言っているんじゃないんです。問題は、ここでも言っているように、空超勤を払っているという、そういう指摘で、そういう組合の抗議であるし、また職場の人たちの抗議なんです。非組...全文を見る
○山中郁子君 一月、二月、三月とつけて、たとえば先ほど例にとりました庶務課の課長代理の人の場合の一月、二月、三月分を合計しますと百五十時間超えるんですよ。実質的な超勤もそれはこの中にあるかもしれません。だけれども、そこまで繰り越してまで超過勤務を年末にしなきやならなかったというこ...全文を見る
○山中郁子君 超勤が空超勤の実態があるならば、それはそれとして問題だし、解決をすると。もし本当の超勤でこれほど超勤をしなきゃならないような事態が目黒局にあるならば、当然、要員も含めて措置を考えると、こういう御答弁だと伺いました。  それで大臣にちょっとお尋ねしたいんですけれども...全文を見る
○山中郁子君 重ねて、言い逃れじゃなくて、真剣にそうしたことについての対応をするということを郵政省の幹部として確立をしてください。そのことを私は大臣に強く要求をしておきます。  次の問題に移ります。電波監理の問題で一点質問をいたします。  初めに、いま電波障害がいろいろ問題に...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、その点についての資料を後ほど提出をしていただきたいと思います。委員長においてお計らいを願いたいと思います。
○山中郁子君 で、普通は、一般的にはテレビの視聴者が電波障害で日常的なテレビの受信に障害があるということで苦情も起こってきていますし、いろいろ問題も起こってきていますが、郵政省として、こうした電波障害の苦情を持ち込むとか解決を図ってもらうとか、そういう国民との接点というのはお持ち...全文を見る
○山中郁子君 私がここでちょっと問題提起もし、指摘もしたいと思うのは、無線とかあるいはテレビなんかに限らず、電波監理というのは郵政省の責任なんですよね。だから、そのことについてもう少し郵政省が積極的なイニシアチブを持った姿勢を確立する必要があるんじゃないかということなんです。で私...全文を見る
○山中郁子君 でも、実際問題としてはなかなかそうじゃないんですよね。  それじゃ具体的にお伺いしますけれども、いま新宿副都心の超高層ビルによる電波障害で中野区の住民の人たちが取り組んでおられます。これだけに限りませんけれども、たとえばこのことで申し上げますと、中野区電波障害被害...全文を見る
○山中郁子君 そういうことであるのはわかるんですけれどもね、それじゃ問題があろうじゃないかというふうに私は申し上げているんです。  つまり電波障害でさっき申し上げましたような障害が起こって受信者が迷惑している、そういうことは電波監理の行政の一つの問題なんですよ。だから電波監理局...全文を見る
○山中郁子君 重ねて質問いたしますが、実際に、こうした電波障害その他について、電波監理局でそれに直接当たっている人はそれじゃいないということなんですか、それともどういう人たちがそういうことに当たっているんですか、ちょっとそれを聞かしてください。
○山中郁子君 私がこのことを郵政省との関係で強調しますのはね、御承知のようにNHKの予算、決算のこの委員会における審議のときにも必ずそのことが重要な問題として出るわけですね、電波障害の問題がね、受信障害です。これはだからやはりかなり基本的な問題だし、さらに都市難視というのは、高層...全文を見る
○山中郁子君 大臣にお答えいただく前に、いま電波監理局長そうおっしゃったのですけれども、実際に今年度の概算要求で教えていただきましたら、こうした関係の直接的な要員要求としては三名の要求をなすっているというお話でした。それで私は三名ぐらいでどうにもなるものじゃないという気もいたしま...全文を見る
○山中郁子君 次に、簡易保険事業団の保養センターに関係いたしまして郵政省の姿勢をお伺いしたいと思います。  具体的なことがありますので、これは郵政省としても御存じだと思いますが、現在、建設が計画されている三重県熊野市の簡保事業団の保養センターが地元の旅館組合の反対があってトラブ...全文を見る
○山中郁子君 これは前に、私、郵政省からも担当の方においでいただいて少しお話もし、郵政省の見解も伺ったことがあるんですけれども、いま局長が言われるような事態ではないんですね。ずっともう膠着状態になっているんです。  そして実際問題として、市がそのことについて承諾をした、賛意を表...全文を見る
○山中郁子君 これはぜひお調べいただきたいと思うんです。  郵政省のいまの立場は、市の方でいいと言ったからその計画を推進してきたんだ、だけれども、いま旅館組合から異議が出てきているから話し合いをしてもらいたいというふうに任せてある、円満に解決を図りたい、こうおっしゃっているわけ...全文を見る
○山中郁子君 では、私、念のためにちょっと経過を申し上げておきましょう。これは前に私も郵政の担当者の方にお話ししているんで、局長ちゃんと御存じになっていると思ってたんですけれども。  実は、商工会議所の副会頭の宇城さんという人が旅館組合の代表だということで、そして市と一緒に行っ...全文を見る
○山中郁子君 後の方の質問はいかがでしょうか。つまりトラブルが解決しないで工事を強行するということはなさらないというふうに理解してよろしゅうございますか。
○山中郁子君 私も、これの建設自体に反対だとか問題があるというふうに申し上げているわけではないんです。ですから、私がいまトラブルというふうなことを申し上げましたのは旅館組合の問題です。やっぱり旅館組合として問題が解決しないうちは工事を強行するということはなさらないというふうに理解...全文を見る
○山中郁子君 だから旅館組合としてと、私、申し上げていますでしょう、そういうことをはっきりしてくださいということです。だから一人や二人の反対がある場合があるかもしれないし、そういうことも何か解決できるかもしれませんけれども、つまり地元の旅館組合として反対だといま言って、白紙に戻し...全文を見る
○山中郁子君 誠意を持って地元との円満解決を前提として進めてくださるものというふうに理解をいたします。よろしいですね、それ。  じゃ次の問題に移ります。  これは、昨年、私、予算委員会の分科会で郵政省に質問をした問題ですが、逓信病院の院内保育所の関係でございます。このときに、...全文を見る
○山中郁子君 実際の手当の方法ですね、どういうふうに、どういう形で予算措置をしているのか、そのことをあわせて聞かせてください。
○山中郁子君 もうちょっと大きな声でおっしゃって。
○山中郁子君 幾らですか、賃金。
○山中郁子君 人件費の一日一人当たりの金額を伺います。
○山中郁子君 日額で一人四千八十円ですか、一人。  そうしまして、父母負担がいま現実に三万——ミルク代なども含めてかなりの父母負担がありましてね、そして国立並みになるのではないかというふうに昨年の予算委員会でおっしゃいましたけれども、なかなか国立並みにならないと、いまの今回の要...全文を見る
○山中郁子君 それから、同じく逓信病院の問題に関連しますけれども、厚生省が新たに今回深夜のタクシー代の負担についての予算の要求をしております。これは郵政省としてはどのように扱っていらっしゃいますでしょうか。同じようにやはり深夜の看護労働者の帰宅の問題についてお伺いいたします。
○山中郁子君 要求はしていないけれども、何らかの便法でもって措置するという、こういうお考えですか、厚生省の基準並みに。
○山中郁子君 私は、やっぱりちょっとそれは大いに問題があるというふうに思うんです。つまり厚生省は要求しているけれども、これは認められないだろうと、だからどうせ成り立たないだろうと言って見ているということも私はずいぶんおかしな話でね、実際問題として、看護婦の方たちが大変困難な状況の...全文を見る
○山中郁子君 人数も把握できないで、勤務に支障がないように勤務時間を割り振ることだってできるかどうかわからないじゃないですか、そうでしょう。何人しかいませんと、したがって、こういうふうにすればタクシー使わないでも帰ってもらうようにできますというふうにおっしゃるなら話はわかるけれど...全文を見る
10月13日第78回国会 参議院 本会議 第7号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに郵政大臣に質問いたします。  政府はいま、ロッキード疑獄の真相究明には後退に次ぐ後退を重ね、一方、この物価値上がりの折に、国鉄運賃と電報電話料金の大幅な引き上げは最優先の課題として強行しようとしています。しかし、いま必要なこと...全文を見る
10月25日第78回国会 参議院 逓信委員会公聴会 第1号
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○山中郁子君 御意見をありがとうございました。  北沢さんと山本さんがお時間の都合があるらしいので、お急ぎだと思いますが、一点ずつ簡潔に初めにお考えをお伺いしたいと思います。あとの方に対する質問はまた後に回してさせていただきます。  初めに山本さんにお伺いしたいんですが、電信...全文を見る
○山中郁子君 最後になりますので、私は、二つの点について三人の公述人の方にお尋ねをしたいと思います。まとめてお伺いをいたしますので、よろしくお願いします。  初めは設備料の問題ですが、これは内容的にもいろいろ問題ありますが、限られた時間でございますので、設備料の経理上の処理の問...全文を見る
10月26日第78回国会 参議院 逓信委員会 第6号
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○山中郁子君 公衆電気通信法の一部を改正する法律案の質疑に入ります。  初めに、私は、ぜひ、政府を代表して郵政大臣に、そして公社を代表して総裁にお約束をいただきたいと思います。  これは私質問のたびにいつも申し上げているのですが、今回は特にそのことを申し上げたいと思う理由がご...全文を見る
○山中郁子君 公衆電気通信法の一部を改正する法律案は、当然のことながら、いま物価高、生活苦にあえぐ国民生活に大きな影響を与えるということは私がここで申し上げるまでもないと思います。その全般的な問題と、それから特別にこの電電公社の電話電信料金の値上げの中にあるからくりや赤字つくり、...全文を見る
○山中郁子君 それでは、その内容がどういうものであるのか、それに要する原資は幾らあったのかということについてお答えをいただきたいと思います。
○山中郁子君 それは後ほどお願いをいたします。  たとえどのような理由があったとしても、先ほど申し上げましたように、赤字だから値上げをしなければいけない、赤字だから労働者のわずかな仲裁裁定も実施できない、こう言っているときに、しかもその春闘の真っ最中です、公社がさんざん赤字宣伝...全文を見る
○山中郁子君 ベースアップというのは特別措置と違いましょう。ベースアップのことを特別措置と公社は言うんですか。そうじゃないはずです。もし何らかの形でベースアップが行われなかったというならば、それは理由があったはずです。赤字だからお金がなくてできなかったということかもしれません、わ...全文を見る
○山中郁子君 具体的な内容並びにそのことをめぐるいま私が申し上げました観点を含めての郵政省並びに公社の見解を後ほどお伺いをいたします。この点については、その時点まで保留をいたします。  初めに、公衆電気通信法の私どもが一貫して主張してまいりました観点に沿って具体的な解明の質疑を...全文を見る
○山中郁子君 じゃ重ねて明らかにしていただきますが、一回限りで資産になるものだから資本勘定に入れる、こういうことですか、その二つのことですか。
○山中郁子君 公社の場合に、たとえば四十九年度一千七百六十六億の設備料収入があります。五十年度一千六百五十二億の設備料収入がありました。このことは具体的な数字を申し上げるまでもなく、これが損益勘定に入る入らないによって、公社の赤字の額が黒字になったり、多く縮小されたり、ほとんどな...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、電電公社の場合には、損益勘定に入れてはならないという何か規定があるのですか。
○山中郁子君 それでしたら、先ほど私が申し上げましたのは、電力会社の場合にはそうした規定によって入れられないから圧縮記帳をしているのだというふうにおっしゃったけれども、じゃ電電公社だって入れられないから資本剰余金に入れているというわけではないでしょう。  私は、基本的なことを申...全文を見る
○山中郁子君 じゃ一回限りでなくて、たとえば分割して設備料を納めるようなことがあったとしたら、それは損益勘定に入るわけですか。
○山中郁子君 そうすると、一回限りということはどういう理由になるのですか、根拠になるのですか。つまり、一回限りだから資本剰余金だということのもっと合理的な根拠は何ですか。
○山中郁子君 いままでの答弁の中に、たとえば加入者に対する権利保証であるからとか、そういうお話も再三出てまいりましたけれども、そういう要素についてのさまざまな理由がおありでしたら、いまのうちに聞かせておいてください。
○山中郁子君 じゃ設備料の機能ということで、あなたの方で言われたことであって、それがなぜ資本剰余金に入るかという理由の中に、権利金的な性格があるとかなんとか、そういうことではないということですか、いま遠藤さんが言われたことは。
○山中郁子君 じゃちょっと次というか、設備料の問題でもう一つ進みますけれども、設備料というのは、それじゃそもそも何なのかということをもう一度明らかにしてください。いままで何回も言われていましたけれども、その統一見解ということも私も何回も伺っています。だけど、そのことも含めて、それ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、設備料を取っていないものもありますね、電話ファクスだとか、そうしたものね。そういうものについて、どういうものをそれじゃ設備料取っていないのか、ざっと答弁願います。
○山中郁子君 設備料というのは、たとえば電話機も入るんでしょう、一般的に。五万円とか八万円とかいまおたくが言われている、童話機も入りますね、当然のことながら。まとめて返事してください。そうしたら、たとえば電話ファクスなどだってそれは電話機でしょう。そのほかに何か電話機があるわけじ...全文を見る
○山中郁子君 じゃさっきの質問にもう一度正確に答えてください。設備料取ってないものはどういうものがありますか。   〔理事茜ケ久保重光君退席、委員長着席〕
○山中郁子君 そうしたものが設備であるということは変わりないでしょう。さっき設備料のときに、新規に加入して、そうしてそれを建設する場合の建設資金の一部に、建設料の一部に充てるのだと、こういうお話でした。そうしたものが固定資産になることは変わりありませんでしょう、普通の設備料を取っ...全文を見る
○山中郁子君 そういう方式をおとりになってないわけだから、私が言うのは、付加使用料だからということで言われているけれども、付属設備ですね、ということで言われているのだけれども、実際問題として設備料という性格をあなた方がいままでおっしゃってきたように理解をするならば、実際にそこの端...全文を見る
○山中郁子君 一般電話機は幾らですか、一般加入電話機は。プッシュホンと六〇〇型と両方おっしゃってください。
○山中郁子君 一般電話ですね、五千五百円、これを設備するのだから設備料をいただくのだと、こうおっしゃるわけでしょう。片方、電話ファクスの場合を言えば、専用だって三十九万、兼用だと五十七万という、そういう大きな設備です。それについては設備料を取らない。ちっともおたくの言う理屈でもっ...全文を見る
○山中郁子君 先ほど私が何回も設備料というのは何なのかということを伺ったときに、端末じゃなくて回線だというふうにおっしゃらなかったじゃないですか。あなた方の「新規加入の際に」云云というその規定ですね、定義ですか、定義ちょっと一つ下さいよ、いま私ここに持ってないから。そういうこと書...全文を見る
○山中郁子君 いや、そのレンタルとか何とかいうのは、どういうふうにやっているんですか、合理的なやり方というのは。
○山中郁子君 結局、付加使用料はそうしたら損益勘定なんでしょう。
○山中郁子君 結局、設備に要するものの一部だというふうに言うけれども、そういう中身を付加使用料にしているから合理的だと、こうおっしゃるけれども、私の方が合理的だと大分確信を持っておっしゃるけれども、それは損益勘定に入れているんじゃないですか。片方は、資本勘定に入れなきゃならないん...全文を見る
○山中郁子君 私がそういうことを、いま電話ファクスなんかの場合、それじゃなぜ設備料を取ってないのかと申し上げると、付加使用料のところへ返ってくると、その他ですね、そういうものは損益勘定に入れていると、いかにも不分明ですねというふうに言わざるを得ないと思うのです。  これは九州に...全文を見る
○山中郁子君 会計検査院のお考えも疑問なしとはしないという立場だというふうに理解できました。  いかがでしょうか、公社総裁にお尋ねしたいんですが、この際、虚心に、この問題について会計検査院の御意見もありますから、もう一度公社としても研究してみるということのお約束がいただけるはず...全文を見る
○山中郁子君 不合理なことやっぱりあるんですよ。遠藤さん、だから合理的だなんてそんなことおっしゃらないで、もっと虚心に、国民の声ですから、これ私が自分の趣味で言っているわけじゃないですからね、そのことはよくおわかりいただかなければならないと思うのです。
○山中郁子君 もう一度私が申し上げます。  そうしたさまざまな疑問もあるし、取り扱い上も疑問なしとしないという、そういう処理によって生まれている数字です。四十九年度設備料収入一千七百六十六億、公社の言う四十九年度の赤字一千七百五十三億、これはもし損益に入れるとすれば十三億円の黒...全文を見る
○山中郁子君 念のために一つお尋ねいたします。  いままで公社は質疑の中で、たとえば電話ファクスなんかの分については基本料で加算をしているというふうに言われておりましたが、そういうことの立場はとらないということですね。いま私が繰り返し説明を求めましたところに、そういうことは言わ...全文を見る
○山中郁子君 基本料は高いから。
○山中郁子君 じゃ次に、減価償却の問題に入ります。  減価償却は大きく言いまして、一つは耐用年数の問題があるわけですけれども、これがまた大変いいかげんな答弁をなさっているんで、これは私ぜひとも撤回をしていただきたいというふうに思います。  電話機の場合で申し上げます。これは私...全文を見る
○山中郁子君 後ほど公社からもお伺いいたしますけれども、まずそうしたらお尋ねいたしますが、壊す人間がふえたからだとか、あるいは壊れる率がふえたからだということもその要素の中に入っていると、ただそれだけが印象づけられたような言い方をしたのは申しわけなかったと、こういうお話に承ります...全文を見る
○山中郁子君 だから壊れる要素が入っているというのは、ふえてきているということでしょう。短縮してきているということの理由でおっしゃっているんだから、ふえてきているから短縮にしなければならないと、こういうことでございましょう。
○山中郁子君 だから、どっちにしても、昔から壊れる率はあったけれども、それがふえてきたということでしょう、使用頻度が高まったか何か知らないけど、ふえてきたということでしょう。間違っていたら後で取り消して謝罪してくださいよ、ちゃんと資料はあるんだから。
○山中郁子君 それは別に言葉足らずじゃないんです。いろいろなほかのこともあなたおっしゃっているから、私の方も、何もあなたがこれだけが耐用年数が短くなった理由だと言っているとは言ってないです。まず、私はこのことをいま取り上げているのです。そのほか次々と取り上げますけれどもね。  ...全文を見る
○山中郁子君 ほかにもたくさんあります。よく大臣も総裁も聞いてほしいのですけれども、私はこういうことを言ってるんです。こういういいかげんなことを言って、そして委員会をだまし、国民をだますなんという態度そのものが不当だと言っているんです。  本当の瑣末なことならいいですよ、だけど...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、もう一度お尋ねをいたしますが、技術革新によって品物が悪くなって故障が多くなるということはあり得ないと、現実にも故障率は減っているということですから。  改めてお尋ねしますが、なぜ耐用年数を短縮しなければならなかったのですか、その理由についてお尋ねいた...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、技術革新によって、結論的に言いますとやっぱり耐用年数が減っていかなきゃならぬと、こういう理屈になっていきますけれども、たとえば電話機の場合についてお尋ねいたしますが、いまの黒電話のどこがどう陳腐化して、プッシュホンにかえなければならぬということになってま...全文を見る
○山中郁子君 撤去した電話機はそれじゃそのまま全部廃棄するのですか、してないですよ、そんなことは私はよく知っていますよ。  それからもう一つですね、移転の場合と言いますけれども、たとえばいま残置方式とっていますでしょう。で電話機自体だってそのまま使うことだってあるのですよ。会社...全文を見る
○山中郁子君 これは先ほど佐野監理官ですか、が言われたこととも関連するのですけれども、要するに詰めていきますと、移転する率、移転が多くなったということ以外ないですね。で、だから私はちょっと改めて、公社がそういうことに基づいて、さっき監理官が言われましたけれども、そうした実態調査を...全文を見る
○山中郁子君 私がお尋ねしたのは、そのこととあわせて、移転だとか、要するに撤去する率が耐用年数の短縮の大きな要素になっていると言われているから、この三十四年から四十一年までですか、その間に耐用年数を半分以下に短縮しているけれども、その間に撤去の率がそんなふうにふえたのか、耐用年数...全文を見る
○山中郁子君 それでは、結局、そういう実態だというふうにおっしゃるけれども、じゃ結果的にそれで短縮をしなければならないということならば、技術革新だ何だで、日本の電話は世界最高だというふうにおたくで自慢していらっしゃるけれども、結局は技術革新で新しい製品ができればできるほど粗悪にな...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げていますのは、昭和三十五年以前が二十年だったわけでしょう、それが四十一年の改定で九年になっているのです。わずか六年の間に半分以下になっているのですね。その間に、そういうふうに見合うだけの、たとえば移転です、中央のファクターが移転のようですから、その移転が...全文を見る
○山中郁子君 六〇%の価額で、創設単金を六〇%にするということですね。  そうすると、その電話をつけてもらった加入者は六〇%電話機に関しては設備料が安くて済むわけですか、そうはならないと思うのだけれども。
○山中郁子君 だから、これは公社がごまかしてそういうこと言うから矛盾になってくるんです。  実際、そうでしょう、私の何で耐用年数がどんどん短くなるのかということに対して、あなた方は移転や何かが多くなったからだと、こう言うわけです。そうしたら、移転した電話機はそれじゃどうするのか...全文を見る
○山中郁子君 私は何も使えるものを捨てろということを言っているんじゃないですよ。使えるものを償却済みにしちゃうこと自体が問題だと言うんです。そうしてオーバーホールしてお金かかるでしょう、そういうものを理由にして耐用年数が短くなっていると言っていることが問題じゃないか、矛盾している...全文を見る
○山中郁子君 そういうお答えでは、私は納得しかねます。というのは、それじゃ実際に皆さんが耐用年数——電話機は、全部の電話機に関してですよ、何年もっているかということをお調べにならなければ、そういうことは言えないのですよ、そうでしょう。そのことがあるなら出してください。さっきおっし...全文を見る
○山中郁子君 撤去されたものに関してということでは出ないでしょう、数字は。実際にいま使っているもの。それでね、私が言うのは、撤去するって、移転する場合だってそれは使えるわけでしょう、そのものをそれじゃ持っていったらどうなるんですか。持っていけるんですか、移転する場合に。その電話機...全文を見る
○山中郁子君 撤去の時点で八年以下が五三%とおっしゃるのに、再生後の何年使われたかが入っているのですか。
○山中郁子君 そんなごまかし言ったってだめなんですよ。結局、入っていないということでしょう、再生品としては。撤去した時点の何年使っているかというのの数字だというのでしょう。だから撤去しなければ、それはその後何年もまだ使えるわけですよ。現実に、撤去していない人たちは、移転していない...全文を見る
○山中郁子君 実態がないじゃないかということを私は申し上げているんです。実態があるなら出してくれと言ったら、三宅総務理・事が出したのは撤去時点での数字を言っているんです。  私は何回も言うのいやだけれども、もう一度言いますよ。撤去したときの時点で八年以下が五三%だって言うの。撤...全文を見る
○山中郁子君 三宅総務理事は私の言っていることがわかっていらっしゃるはずです。それでもなおかっとぼけてそういうふうにおっしゃっているようですから、私はそういうふざけた答弁をしていらっしゃる限りは、これ以上審議を続けられません。  委員長にお願いいたしますが、二つのことを公社の責...全文を見る
○山中郁子君 じゃ資料を出してください。
○山中郁子君 いまいただきました資料によりますと、私が先ほどから重ねて申し上げている、実際に電話機を使っているそのものが、それぞれ何年使っていて、平均して、だから何年だと。したがってそれの現状に見合った耐用年数を決めたというものにはなっておりません。したがって、私は、私がいま申し...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、それはそうした資料がないということですね、公社に。私が先ほどから重ね重ね申し上げている資料は、現実にはとっていないということですね。
○山中郁子君 公社の総裁が検討するというお約束になっておりますので、私は必ずしもこの審議期間中とはこのことについては申し上げませんが、公社において国民が納得できるそういう観点からの資料ですね、何も四千万全部調べろとは言っておりません。だけれども、そういうことをあくまでも耐用年数を...全文を見る
○山中郁子君 いろいろな調査の中に私が申し上げたことは入っているんでしょうか。
○山中郁子君 いま私は電話機のことを申し上げました。これはまたケーブルの問題、その他交換機の問題いろいろございます。だけど一つ一つに触れていく時間はほかの質問との関係でありませんので、いまの電話機の問題にとどめますが、公社も検討なさることをお約束したように、耐用年数の問題に関して...全文を見る
○山中郁子君 耐用年数の問題で最後に申し上げますが、三十四年改定までは耐用年数の平均は二十四・五年だったんです、電話機の場合二十一年だったんですけれども。いままでの質疑の中でもその後の短縮の根拠のないということが私は判明したと思います。その点については一部公社も認めざるを得なかっ...全文を見る
○山中郁子君 大臣は、ちょっと私が耐用年数のことをさんざんやってきたので、何か耐用年数のことについてお受け取りになったみたいなんですが、私の言うのは、いまは耐用年数も含めますけれども、定率法を主として過大な減価償却を最初からばかばか取っていく。これはいま総裁の言われましたように、...全文を見る
○山中郁子君 利益隠しその他の次の問題に入りたいと思いますけれども、部門別収支の問題です。  個々の部門では、私は特に電話が赤字だ赤字だというふうに言われていて、そして実際上は国民が切実に要望している電話の増設あるいはその電話のよりよいサービスということとは関係のない、具体的に...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、研究開発費がデータ部門にどのくらいかかって、電話部門にどのくらいかかって、電報部門にどのくらいかかるかということは出ていないということですか。
○山中郁子君 その出し方が固定資産、現行の固定資産に比例して割っていると、総額の研究費を割っていると、こういうことですか。
○山中郁子君 そうすると、私は二つの重要な問題があると思うんです。  つまり実際にデータの開発のためにこれだけのお金が要るということで研究開発費としてお金を計上しているんじゃないわけでしょう。そうすると、あなた方は研究開発費として総額幾ら四十九年度、五十年度出していらしたわけで...全文を見る
○山中郁子君 四十九年度は。
○山中郁子君 四百五十一億、三百九十二億、それぞれ莫大な金額です。この金額を何に幾ら要るからこれだけ要るということじゃなくて出したとすれば、一体、何でこれを出したんですか。
○山中郁子君 じゃ、具体的にどういう研究で幾らっていうのがあって、それが積み重なって五十年度は四百五十一億、四十九年度は三百九十三億となったと、こういうことですね。
○山中郁子君 そうして、データが四百五十一億のうちに十二億しかないことになるわけですね、それは固定資産別に分けるから。だけど、テーマがはっきりしているんだから、当然のことながら、それが主として何のための開発かということは明らかになるはずなんです。  具体的な事例を申し上げましょ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、その単に経理上の処置だということで、それでデータについてはこれだけの赤字です、電話についてはこれだけの赤字ですというようにあなたたちがおっしゃらないなら、それはいいですよ。あなたたちが計算する上での一応の目安としてそういうふうに分けているならいいけれども、いま...全文を見る
○山中郁子君 経理局長から本質的なことの御答弁があるというふうに思ったのですが、ないようなんで、先ほどの技術局長ですかの御答弁を公社の答弁というように理解いたしますが、よろしいですか。
○山中郁子君 それじゃ重ねてお尋ねいたします。  損益四十四億ということだとおっしゃるから四十四億でもいいですよ。それから情報通信用入出力機器がどうなるのか知りませんけれども、五十億とか六十億とかになりますでしょう。そのほかにデータ通信にやはりたくさんお金がかかるという研究開発...全文を見る
○山中郁子君 情報処理方式の研究がどこに行くのか、海のものとも山のものともわからないとおっしゃっているわけですね、でき上がってみると。技術局長は先ほどこれは主としてデータ通信の研究だと、こうおっしゃっています。私は具体的に情報処理方式のことを言っているんですよ、そのことを言ってい...全文を見る
○山中郁子君 午前中の最後に、統一した答弁をいただくようにお願いをしておりますが、その答弁をいただく前に、先ほど経理局長が言われたことについて一点ただしたいと思います。  それは、私が五十年度情報処理方式の研究で百四十一億ではないかというふうに申し上げましたところ、これが百八億...全文を見る
○山中郁子君 じゃこれ、公社が出してきた資料、これ違うんですか。ちょっとはっきりさせてください。
○山中郁子君 公社が出された資料であることはお認めになっておると思います。で違いますので、この点について明快にしてください。その点について、この部分について保留をいたします。それでよろしゅうございますか。
○山中郁子君 先ほどの公社の資料と、いまあなた方が答弁なすった数字との違いについて、後ほど明らかにしていただきたいというふうに申し上げまして保留をいたしましたが、その点について、お答えがいただけるならば先にお願いいたします。
○山中郁子君 そうしますと、もう一度確認いたしますが、五十年度の場合の情報処理方式の研究というのは百八億で、そのうち損益が四十四億、それから情報通信用入出力機器の研究については十五億で、このうち損益は幾らですか。合計して幾らですか。
○山中郁子君 そうしますと、少なくともこの二つのテーマ、明らかに主としてデータ通信の開発に供される二つのテーマに関しての損益の合計が、いまあなたの方の説明によりましても五十六億になるわけです、四十四億と十二億で五十六億ですね。五十六億は明らかにデータ通信の開発だと。少なくともこの...全文を見る
○山中郁子君 それはぜひ責任を持っておやりいただきたいと思います。  いま私が申し上げましたのは、結局、明らかにデータだと、それは公社はいろいろとおっしゃるけれども、一〇〇%のうち、そのほかにどのくらい電話にも関係するというふうに言われるか知らないけれども、電子交換機だって——...全文を見る
○山中郁子君 ごまかさないでくれということを申し上げました。私は、それじゃもう一度読み上げますよ、玉野さんが何て答弁しているか。  「これは、情報を提供するという意味ではデータと似ております。しかし端末機として電話機を使って、プッシュホンを使って情報を提供するということでござい...全文を見る
○山中郁子君 私は、もうきょうの質問は徹底的にそういうごまかしはとにかく改めてもらいたいと思っていますから、申し上げます、重ねて。  その前に、玉野さんは「おっしゃるとおり、データから切り離しまして電話部門に入れておるわけでございます。」と、こう答弁しているんですよ、関連の質問...全文を見る
○山中郁子君 では、データ部門じゃないんですか、ダイヤルスは。
○山中郁子君 電話部門だということですね、最終的に結論でおたくがおっしゃるのは。  では、ちょっとお伺いしますけれども、公社のこれも同じく資料です。ダイヤルスに係る認可ということの中に「利用に係る料金は、次のとおりとする。データ中央装置を保留する時間二十一秒までごとに七円」とな...全文を見る
○山中郁子君 四十九年度版です。
○山中郁子君 データ中央装置、データ通信の中央装置です。
○山中郁子君 明らかにデータ通信でしょう。さっきからそちらだって答えていらっしゃるんです、計算の問題についてですね。ここにだってちゃんと書いてある。そしたらこれ誤植だなんて、そんなふざけた答弁で納得できると思いますか。  私が一貫して言っているのは、さっきあなた先走ってお答えに...全文を見る
○山中郁子君 ちょっと後々のこともありますから伺いますけれども、この「電気通信小六法」というのは公社がやっぱり責任持っているんでしょう。全然関係なくてこれつくっているんですか、どこか書店が。それだと私は一々やっぱり全部公社から資料をいただかないとならない。
○山中郁子君 なってますよ。
○山中郁子君 五十年度もなっています。これはよく見ておいてください。単なる誤植なんていう問題じゃありません。  私は問題の指摘は重ねて申し上げませんが、ダイヤルスの内容のよしあしは別としてとおっしゃいましたけれども、分類の内容という問題に問題があるということですので、その点につ...全文を見る
○山中郁子君 体系のことを私いま言っていますから、体系を見なきゃわからないでしょう。
○山中郁子君 収支別の問題でデータに関してもう一点お伺いをいたしますが、人件費の関係です。  五十年度のデータ通信関係の人員は幾らになっておりますでしょうか。
○山中郁子君 四十九年度で、これは通研新聞、公社の新聞ですが、通研新聞に出ているんですけれども、データ通信事業に従事している要員数は全国で約七千五百人と、数年のうちには一万人を超えるものと予想されると、こうなっておりますが。
○山中郁子君 そこに共通部門の割り掛けが行われるわけでございましょう。ですから、総合的にデータ部門の人数は幾らになるのか、そのことを教えてください。
○山中郁子君 人件費に見合う人数としては何人だということですか。労務費、共通の割り掛けも入れてというふうにおっしゃっていますけれども。
○山中郁子君 それはいままで私が御説明いただいたのとも大分違うんですよね。ですから、それじゃこの点についてはもう一度全部詳しく、割り掛け分が幾らで、データの要員が幾らで、そしてそれについての経費が幾らだということを後ほどまた整理してお示しいただきたいと思うんですが、よろしいでしょ...全文を見る
○山中郁子君 じゃその点について、後ほど資料をいただいてからいたします。  以上、私は、利益隠し、不当な内部留保の観点から部門別収支の問題、設備料の問題、減価償却の問題を取り上げてまいりました。訂正なさったことはなさったこととして、そしてまた、お約束いただいたことはお約束いただ...全文を見る
○山中郁子君 じゃそういうことで計算しているんですか、特別な方式でしているんですか。
○山中郁子君 四十九年度三百五億円、五十年度三百六十億円の赤字、これが一システム当たり幾ら赤字になるのかということを出さないで、そんなのんびりしていてどうなさるつもりなんですか。ずいぶん無責任な経営の姿勢だと思いますけれどもね。計算すれば出るという方法をお持ちなんでしょう、いま何...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、これすぐ出してください。計算してないのか手持ちがないのか、どうもおっしゃることがはっきりしませんけれども、いずれにしても赤字を出していて電話が一加入当たり幾ら赤字だと、あなたたちは宣伝しているわけでしょう。それでいてデータについてはどれだけ赤字になるかというこ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、ちょっと先ほどの質問重ねて申し上げます。  電話は一加入当たり幾ら赤字だといって宣伝していらっしゃるんだけれども、データは一加入当たり赤字だといって出しもしないでいて、一体、これはどういうわけですか。総裁とちょっと郵政省にその見解を伺います。経営姿勢の問題じ...全文を見る
○山中郁子君 郵政省にもお願いします。
○山中郁子君 私は郵政省にお尋ねしたのは、一般の国民に対しては電話はこういうふうに赤字だ赤字だといって攻めたてているわけよ、脅迫しているんだわ、だから値上げしますと。住宅電話がふえればふえるほど赤字になると言ってて、そしてデータについては赤字が出ているにもかかわらず、どれだけ赤字...全文を見る
○山中郁子君 そこでお尋ねいたしますが、いままでの質疑の中でも、あるいはいまの御答弁の中でも、結論的に言うのは五十三年でデータについては収支相償という、つまり収支とんとんにするというお話です。  このことについてひとつお尋ねするんですが、いま現在データの需要はふえているんですか...全文を見る
○山中郁子君 何も根拠がなくて明るい展望に立てるとおっしゃられても、それは何とも言えないのであって、もうちょっとその根拠らしいことを示してくれませんか。たとえば四十九年度の申し込みが幾らで、五十年度はどうなって、オイルショック以降どういうふうに持ち直してということです。具体的には...全文を見る
○山中郁子君 初めの問題ですけれども、四十九年度、五十年度比較していま伺った限りでは、四十九年度より五十年度の方が減っているわけでしょう、減っていて何で明るいのですか、それはちょっとよくわからないですね。
○山中郁子君 それはちょっと何とも言えない問題だと私は思います。現実の問題として、データ部門のたとえばソフトウエアの作成件数にしたって、そうたくさんあって、忙しくて皆さんやっているということでもないという状況もあります。  具体的な問題は別としまして、収支とんとん五十三年度で行...全文を見る
○山中郁子君 データ通信の料金の引き上げを検討しているという御答弁でございましたけれども、考え方の基本についてお尋ねをしておきます。それでいつごろの時点でどのように申請をされる、いつから実施をするというふうに考えておられるか、あわせてお伺いをいたします。
○山中郁子君 基本的な考え方。
○山中郁子君 いずれにいたしましても、データ通信の料金が不当に出血サービスをして赤字のもとになっていると、しかも大きな不公正があるということについて一単位当たりの赤字の平均も出してないという現状には強い警告を発しておきたいと思います。これは至急、先ほどお約束どおり、算定もしていた...全文を見る
○山中郁子君 テレックス。
○山中郁子君 これは後で私の方も突き合わせたいと思いますけれども、PBXが違うんじゃないですか、四万円のところを一万六千円というふうに、この前答弁いただいていましたが。
○山中郁子君 それでは、次に、五十一年度の設備料、五十一年度のサービス工程の分についてお尋ねしますが、データ通信公衆回線、高速模写伝送、プッシュホン、それぞれサービス工程原価と設備料をお答えいただきたい。
○山中郁子君 私の質問したのだけで結構です。データ公衆回線、高速模写伝送、それからプッシュホンのこの三つでいいです、全部伺うのにこしたことないですけど、時間の関係ありますから。
○山中郁子君 データ公衆回線。
○山中郁子君 四十九年度の予算参考書を見ますと、このデータ公衆回線は二十万三千円で五万円です、実際の設備料がですね。それから高速模写伝送は百九十万九千円で十万円です。プッシュホンが六万五千円、これはプッシュホンは設備料ないですね、ゼロですね。ということが四十九年度のおたくの予算参...全文を見る
○山中郁子君 私は、ちょっと注意を喚起したいんですけれども、金額の問題だけ言っているんじゃないんです。不公正ということは比率の問題になるでしょう。だから、いま遠藤さんはすごい決意をして八万円に上げることを決意をしたとおっしゃるけれども、仮に百歩譲ってビル電話が十二万五千円だとしま...全文を見る
○山中郁子君 二つの点をおっしゃいましたけれどもね、一つは、サービス工程をおたくで計算で出していらっしゃるのは、それ自体比較にならない数字だとおっしゃるならば、それはもう何をか言わんやです。私は、部分的にはそれはあるかもしれません、多少のファクターとしてはそうした比較できない部分...全文を見る
○山中郁子君 じゃ二つお尋ねしますけれども、あなたがいまおっしゃったことの前提に立って、ビル電話の工程に対応する一般電話の工程の経費は幾らなんですかということが一つです。幾らになるんですかということが一つ。  それから、私がさっき申し上げたのは、この前の委員会でそちらから答弁を...全文を見る
○山中郁子君 百八万。
○山中郁子君 そこのことを比較してもらわないと困るんです。  というのは、十七万円になんて、安い程度になんてなるはずはないんですよ。あなたがおっしゃるように、ビル電話の場合には交換機があります何がありますと、こうおっしゃっているわけでしょう。それだったら交換機がなくて、そして共...全文を見る
○山中郁子君 専有じゃないですよ、それは。共有じゃないですか。
○山中郁子君 専有じゃないでしょう。
○山中郁子君 それは共有部分なんです、共有部分が入っているのですよ、そうでしょう。だって端子函から宅内までの専有部分ということで、一戸当たりの設備料ですからね、それを問題にしているのだから、電話局まで全部、一加入者が全部専有部分を持っているわけですか。
○山中郁子君 その点については、それがそれじゃ十二万円だと言うならば、それはどこでどういうふうにして何が十二万円になるかということを明らかにしていただきたいというふうに申し上げましたけれども、その問題と関連しますけれども、先ほどテレックスのいろいろ機械も入っているというふうにおっ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ伺いますけれども、一般の加入者が電話をつけるときに債券に幾ら払うのですか。
○山中郁子君 それだって明らかなように、債券で逃げられるけれども、それじゃ一般加入者は何でそんな債券払わなければいけないのかということになりますでしょう。九十万からの設備費、その機械を入れると。その分について債券でお願いしてますとおっしゃるけれども、九十万の設備をつけるのだから、...全文を見る
○山中郁子君 それは全く同じじゃなくて、違ってくるんです、だから。  申し上げますと、結局、テレックス百八万円のところを一般の電話に見合うだけの設備料を取った上でおっしゃるなら、それはそれでそういう理屈が成り立つんです。だけれども、そうじゃなくて、まるで低い比率での設備料しか取...全文を見る
○山中郁子君 郵政省に伺います。
○山中郁子君 さっきの効用の問題ですが、それだと私はやっぱりもう一度伺わなきゃいけないんです。  設備料の定義を盛んにおっしゃっているけれども、これは電話だと、こうおっしゃるわけでしょう、今度。それじゃそれぞれ定義してくださいよ。テレックスの定義は何なんですか、設備料の。
○山中郁子君 じゃ、もう一度はっきりしてください。設備料の定義、わざわざさっき遠藤さん書いてくだすったんですけれども、これは「新規加入の際に工事をして電話が利用できるようにするための」となっているけれども、これはあなたがさつきおっしゃったように、電話だけじゃなくて、これはテレック...全文を見る
○山中郁子君 まあ同じだということなんでしょうね、そういうふうに理解します。特にやっぱり重大な違いがあるなら何かおっしゃってください。  それで、そうだとすれば、やっぱり「電話が利用できるようにするための料金であって、新規架設工事に要する費用の一部に充当するものである。」と、こ...全文を見る
○山中郁子君 じゃテレックスについてどうなさいますか。そのことをもう一度、先ほどちょっとはっきりしなかった点も含めて確認のために答弁をお願いいたします。
○山中郁子君 八万円の点についての不公正は重ねて指摘をいたしません。が、先ほど申し上げた点を含めて検討をお願いしたいと思います。  それから、若干いまの問題にも関連するんですけれども、私はこういうこともぜひとも多くの皆さんに知っていただきたいというふうに思って質問いたしますが、...全文を見る
○山中郁子君 いまたくさん申し上げたそういうものが全部ついても余分な設備料は取ってないと、こうおっしゃるわけですね。私は、そういう点でも、一般の住宅用電話がこんな設備つけることありませんでしょう、一つもこんなものつけないですよね、それでいて五万円取っているわけだから、改めてこの問...全文を見る
○山中郁子君 済みません。ちょっとわかりかねたので、もう一度お願いいたします。
○山中郁子君 これは集合設置方式というふうなものをいまやっておられると思いますけれどもね、集合設置方式だと機械は局内にあるわけですね。そうするとビルが違っても、集合設置方式の場合には、外へ出ても一定の範囲の中ではただでかけられる、そういうふうになっているんじゃないですか、同じビル...全文を見る
○山中郁子君 すると、同じビルの中でビル電話に入っていれば、その持ち主がどうであれ、全部ただでかけられるんですか。つまり、大きなビルたくさんありますね、いま高層ビルがあってもう何百という会社が入っていると、その場合のビル電話が一つ一そういう大きな高層ヒルになれば一つということでな...全文を見る
○山中郁子君 どうしてそういうサービスをしているんですか。つまり、どういう根拠でただなんですか。
○山中郁子君 そうしますと、住宅の、団地なんかですね、団地なんかにこういう形で、同一加入集団という形で一定の範囲をすれば、ただにできるということもできるわけですか。
○山中郁子君 その場合の集団で申し込むというのは、どのくらいの規模をあれしていらっしゃるんですか。で現実にいまそのたとえば住宅なんかで集団で申し込んでビル電話方式でもってやっていて、そしてその団地相互間はただで通話できるというふうになっているところがあるのかどうか、それをちょっと...全文を見る
○山中郁子君 じゃ団地でそういうことで五百以上の加入でもって申し込んでビル電話扱いにしてもらえば、団地相互の間の電話はただになるということになるわけですね、実際上の話として、特に公社の規程を変えるとか扱いを変えるとかということでなくて。
○山中郁子君 じゃ、その点についてもう一つだけ聞きたいんですけれども、このエリヤというのは、そうすると、どのくらいなんですか。何かそれなりの制限があるんですか。
○山中郁子君 次の問題として、私は公社がさんざんPRしてきているんですけれども、住宅用の電話がふえると赤字がふえると、こういうふうにいままで繰り返し言ってこられました。この点についてお尋ねをしたいと思います。  で、今回の料金値上げの理由については、もうすでに郵政大臣が、公社の...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、物価上昇あるいは景気の停滞が一方にあり、一方に構造的な変化によってコストに満たない住宅電話がふえることによって赤字が生まれてきた、こういうのがあくまでも公社の赤字の理由と言われることのようです。そこで、その点についての郵政大臣の見解をお伺いいたします。
○山中郁子君 じゃ郵政省としても利用構造の変化、つまり住宅用がふえたから赤字になるということについてお認めになるということですね。それでしたら、お伺いいたします。  まず、いまおっしゃいましたけれども、一加入当たりのコストから見てコストに満たない収入しか得ていない電話がふえてき...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、重ねてお伺いしますけれども、機械的に全部それで割って事務用電話も住宅用電話も全部コストは四千五百円——五百円なら五百円というふうに出されているという、それだけのことですか。
○山中郁子君 じゃ、そう言っている段階を過ぎると、どうなるんですか。あくまでも四千五百円のコストに見合わない、満たない収入がふえているということを先ほどからおっしゃっているんですけれども、何か次の段階があるんなら、ちょっと一緒にまとめて聞かせてください。
○山中郁子君 差のあるところは認めるとおっしゃいました。そうすると、その差というのはどういうところから出てくるのか、それをお聞かせください。  それから郵政大臣に、ちょっと細かいことでおわかりにくいかもしれないんですけれども、私はこれは住宅赤字論のちょっと大事なところなので、ぜ...全文を見る
○山中郁子君 結局、トラフィックという関係でしょう、ですね。で、トラフィックというのはそうしたらどういうふうになるのかと、トラフィックのどういう部分がなるのかということで、私は一つ一つについてただしていくには時間が限られておりますので、私の方から言ってしまいますので、それでよろし...全文を見る
○山中郁子君 トラフィックの問題について質疑を行っておりました。それで設備をつくる基準といいますか、その基礎というのはトラフィックである、しかもそれは最繁時のトラフィックであるということが明らかになっております。  これが最繁時のトラフィックだということが問題になるということは...全文を見る
○山中郁子君 それは何ともはっきりしないお答えです。  というのは、それでは伺いますけれども、最繁時のトラフィックの事務用と住宅用の比率はどのくらいというふうに分析をしておられますか。
○山中郁子君 このことについての正確なデータをいただきたいというふうに私はいままでも何回も申し上げました。そしてトラフィック調書というのも、これは衆議院の請求に対しておたくの方でお持ちになりました。こんな膨大な調書なんですよね、その膨大な調書を公社として集計をされているはずだとい...全文を見る
○山中郁子君 そのこととちょっとあわせて解明をしておきたいんですけれども、先ほどのお答えで、トラフィックの多寡に、トラフィックが多い少ないに関係しない部分ということで、そのトラフィックに関係する部分が二割程度というふうにおっしゃいましたけれども、そうすると、その金頂というのは、四...全文を見る
○山中郁子君 公社から資料いただいた中に、こうなっているんです。四十九年度の一加入当たり支出四千六百円の内訳では、四十九年度の一加入当たり四千六百円について大胆な仮定のもとにトラフィックの多寡に関する支出と関係しない支出を試算すると、トラフィックの多寡に関する支出は八百円程度、ト...全文を見る
○山中郁子君 四千六百円のうちでしょう。
○山中郁子君 私がお尋ねしたのは、こうやって金額で出ている限りは計算なすったわけでしょう。だから、どういう根拠でトラフィックの多寡に関係するものとしないものを分けたんですかということを伺っているんです。  私が言いたいことは、トラフィックの多寡に関係すると思うんですよ、ほとんど...全文を見る
○山中郁子君 だから、ごまかさないでほしいんですけれども、じゃ局舎ですよ、局舎がトラフィックに関係ないとおっしゃるけれども、局舎はまさにトラフィックに関係のある数、回線なり、そういうものを収容するのに見合ってやってるんでしょう。端子数が幾つであっても局舎にかかる経費は変わらないん...全文を見る
○山中郁子君 いまの観点から教えてくださいよ。
○山中郁子君 私はだからそういう差が全然ないと言ってないんですよ。それは差はあるでしょう、きっとね。だけれども、その差が何がこういうふうにあるんだということをお示しにならなければわからないでしょうと言っているんです。  私は、圧倒的に多く差のある方がトラフィックの多寡に関係する...全文を見る
○山中郁子君 では、そのことについては私が先ほど申し上げましたような形で整理をして資料をつくって提出をしていただきたいと思います。  もう一度簡単に言います。どこの部分がトラフィックの多寡に関係ない部分で、どこの部分が関係のある部分で、それは費用にして幾らだと、したがって四千六...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、その時点でまたその点についてはただしたいと思います。  いま申し上げましたように、住宅用電話がふえるから赤字になるということにかなり大きな疑問がある、百歩譲って言っても。私、これはうそだと思っていますけれどもね。百歩譲って言ったとしても、かなりな疑問があると...全文を見る
○山中郁子君 住宅用電話は、先ほどの最繁時のトラフィックによってコストに大きな影響を与えるということは明らかになっているわけですけれども、全体の電話台数の上で六〇%を住宅用が占めているんですけれども、通信量は私どもの調査によりますと二二・七%、これは四十九年度で公社の数字です。で...全文を見る
○山中郁子君 念のために申し上げておきますけれども、私どもが皆さんからいただいた膨大な資料によりましていろいろ試算してみたところによりますと、住宅用電話が月当たり二千二百八十八円の費用で三百十二円の黒字になります。事務用電話は八千二百二十一円の費用で八百二十一円の赤字になります。...全文を見る
○山中郁子君 それでは、ちょっと質問の順序の関係もありますので、これで確認をしていただきたいと思いますが、よろしかったら、そのようにこれを(資料を示す)見てもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。
○山中郁子君 で、私はこの点について質疑を進めますけれども、もしこれが大きな間違いである、その資料が違うということでしたら、それは後ほど言っていただいていいですけれども、これは私は間違っていないです、公社の資料によって、そしてまた公社に質問をしておりますので。  それで、いま現...全文を見る
○山中郁子君 かなりのあきがある、クロスバーでも現在あきがあるわけですね、いっぱい。じゃクロスバーが大体満杯になるのはいつごろだというふうに見込んでいらっしゃるのですか。
○山中郁子君 じゃ、あわせて千代田局のクロスバーの使用率をもう一度教えてください。
○山中郁子君 いずれにいたしましても莫大な費用をかけてDEX、つまり電子交換機を入れて、それが使われていないで、まだクロスバーもあいているという面があるわけですけれども、このDEXというのは電話の問題だけで使うということじゃなくて、公社がさんざん言ってらっしゃる総合通信網、つまり...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、やっぱり電話の架設ということでなくて、将来、そういうものにも備え得る、つまりデータのための総合通信網ということでDEXを先行投資しているということは事実だということになりますね。
○山中郁子君 電子交換機は第五次五カ年計画では三百七十ユニット増設するというふうにたしか公社は計画を立てておられたと思いますが、五十一年から五十三年末までの期間に何ユニットの増設を計画していらっしゃるのか、一ユニット幾らで、総額は幾らになるのか、この点をお示しいただきたい。
○山中郁子君 そうすると、まず五十一年度、五十二年度でそれそれ七十ユニットとしますと百四十ユニットですね。そして五十三年はまだ決まってないとおっしゃるけれども、五十三年末までの建設投資額でもって、収支採算合わせるために、赤字がこれだけ出るから料金上げてくれと、こうおっしゃっている...全文を見る
○山中郁子君 そうしましたら、五十三年末で赤字の問題をあなた方が提起されていらっしゃいますから、だから私は五十三年末までを含めて仮に七十ユニットということで考えていきますと、二百十ユニット五十一年から五十三年末までにDEXを入れると、こういうふうにしますね。そうしますと、一ユニッ...全文を見る
○山中郁子君 幾らになるのですか、一台。
○山中郁子君 そうすると、一律にいかない面がかなりあると思います。ですから、私はいま見当をつけるためにうんと大ざっぱなことでお伺いしていますので、そういう前提でも結構なんですが、一台当たり四億としますね、四億としてこれが二百十ユニットでしょう。三年間でまあ二百ユニットとしますね、...全文を見る
○山中郁子君 じゃもう一つその前にお伺いします。  それじゃDEXは、こういうところにいっぱい書いてあります。「電信電話経営月報」にもくどいほどDEXが画像通信とかデータ通信のために必要なんだと、そのためにいまDEXを導入しなきゃならないんだということを繰り返し書いてありますけ...全文を見る
○山中郁子君 それでは、DEXとクロスバーの価格をお示しいただきたいと思います。その経済性の観点からです。
○山中郁子君 総合的な経済性について、それでは後ほどで結構ですけれども、整理して、いただきたいと思います。それはよろしいでしょうか。
○山中郁子君 そうしますと、それはクロスバーと比べてDEXを入れた方が安いというところしか入れないと、こういうことのようですね、それでよろしいですか。
○山中郁子君 私はいま何でお伺いしているかと言いますとね、先ほどから私はDEXでもって電話のために必要でないデータその他の新しいサービスだとか、そうしたもののための先行投資として一つの例を挙げてDEXの導入を申し上げているわけです。でも公社はそうではないとおっしゃっている。結果的...全文を見る
○山中郁子君 端的に伺えないので問題がなかなか解明できないんですけれどもね。私が申し上げているのは、そういうふうな先行投資、直接電話の架設その他に関しての必要でない先行投資を行い、そしてそれは何に使われるかと言えば、データその他の新しい通信のために行われている投資であると、まあこ...全文を見る
○山中郁子君 四兆……
○山中郁子君 圧倒的な部分が電話になって、それが四兆六千七百億という莫大な数字になっているわけですけれども、先ほど申し上げましたDEXの問題での先行投資としての疑問ですね、こういう観点から一つ私は申し上げているわけですけれども、そうしますと公社がこの中で、創設単金は幾らというふう...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、その既設加入者の何とかっておっしゃった分はどういうふうになるんですか。
○山中郁子君 それでは新規増設分三十二万で何台か、既設加入者維持改良費二万円で何台かということを、電話部門の建設投資の額の中でお示しいただきたいと思います。
○山中郁子君 二兆幾らですか、既設加入者の維持改良費。
○山中郁子君 そうしますと、私は大変奇異に感じるんですけれども、四十八年から五十年までは九百三十六万台つけて三兆八百七十億の建設投資であったと思います。この数字はよろしいですか。
○山中郁子君 そうしましたら、いまあなたがおっしゃった五十一年から五十三年末までの新規増設分、既設加入者の維持改良費分、これを合わせて四兆四千四百億に対応する四十八年から五十年までの九百六万台ですか、九百六万台の数字、金額をちょっとお示しいただきたいと思うのです。
○山中郁子君 九百六万と七百七十万です。これは百三十万台も今度減るわけでしょう。それにもかかわらず前回の、前期の分が三兆六千百億、これが四兆四千四百億、極端に言えば一兆円近くはね上がっているのですね、百数十万も減って、なおかつ一兆円近く建設投資がはね上がっている、一体、これはどう...全文を見る
○山中郁子君 四兆四千四百億。
○山中郁子君 数字のあれはちょっと省略しますけれども、先ほどあなたが既設加入者の維持改良費で二兆一千六百億、それから新規増設分で創設単金から言って二兆四千四百億とおっしゃったので——ああ、そうですね、これで四兆六千億になるわけですね。四兆六千億ということで、一兆円ふえているという...全文を見る
○山中郁子君 いまあなたが言われたそのもので結構ですけれども、ちょっと後ほど資料としていただきたいんですが、よろしいでしょうか。
○山中郁子君 それで、私は、問題は、いまいろいろ申し上げましたけれども、莫大な電話部門の建設投資が、多くの先行投資部分を含め、そしてそれが必ずしも電話部門に該当しないというものも考えられる分を含んでいるということで、私は過大な先行投資が赤字をつくり出している大きな要因になっている...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、五千億円を節減した上で、こういうふうに出しているということですね。
○山中郁子君 私は、その福祉電話の問題その他についてもいろいろ問題があるし、すでにいろいろ指摘もされてきているという観点がありますが、いま先行投資の問題についての指摘にしぼりましたが、もう一度、公社としては、あるべき投資という方向へ今後の計画の過程において見直しをするという態度は...全文を見る
○山中郁子君 では、次のテーマに入りますが、サービス改善の問題です。これはすでに委員会でも多くの質疑が行われましたが、公社が大幅な料金値上げをお願いしたいと言っているにもかかわらず、そうするから逆にこういう点でのサービス改善をいたしますというお約束がなかなかないということについて...全文を見る
○山中郁子君 前提は横に置きましょう、一々繰り返してもしようがないから。  それで重ねてお伺いしますが、いまおっしゃった二段制というのはちょっとどういうものかお教えください。  それからもう一つは、先ほど申し上げた八時から六時というのがその二段制と関係するんでしょうけれども、...全文を見る
○山中郁子君 たしか前に正月三カ日の昼間の割引をしてみたと、公社としても増収になったというふうに発表していたと思うんですけれども、やったんじゃないですか。何か改正しなくたって、できたんじゃないですか。
○山中郁子君 手続上、その他の必要なことがあるとすれば、それは当然のことながら勘案されると思いますが、具体的にはそれでは時間帯の拡大ですね、繰り上げですか、夜間割引の繰り上げと時期的には同じように考えておられるかということを一つ。  それからもう一つ、二段階にしたいというお話で...全文を見る
○山中郁子君 夜間割引帯と日曜・祭日の問題は同じ時期というふうに考えてよろしいですか、先ほど答弁をお願いした部分ですけれども。
○山中郁子君 二つ目の問題に入ります。  これはたしか昨年の十一月ごろ行われた公社の記者会見の中で言われていたことだと思いますが、番号案内の有料化とか一〇〇番扱いの市外通話の夜間割引の廃止などをちょっと口にされたことがありました。その後、それはそのまま消えているようにも見受けら...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、やっぱりちょっと問題ですね。料金値上げをおっしゃっているかたわら、今度は、DSAの割引の繰り上げの問題はともかくとしまして、番号案内の有料化を白紙の立場で検討しているということは私はどうしてもこれは理解に苦しみますけれども、サービス低下でしょう。大きなサ...全文を見る
○山中郁子君 だから心配しているんです。
○山中郁子君 一たん記者会見でちょっと口にされたことが白紙に戻っているということなので、それは撤回をされていることだというふうに理解をいたします。  それで現行どおりで当然いくべきだと、現行どおりというのは、その料金関係の問題についてですね、増収計画においても専用線その他で合計...全文を見る
○山中郁子君 三番目の問題普通加入区域の拡大の問題ですが、これももう繰り返し言われていることですが、計画上ですね、普通加入区域の拡大はほぼ数字から言えば解消に近い拡大がどういう計画を持って展望されているか、お尋ねをしたいと思います。
○山中郁子君 次に、先ほどの質疑の中の問題とも若干ダブりますけれども、したがって簡単に答えていただいていいんですが、公衆電話の優先設置ないし福祉電話の開発と普及ですね。そうしたことはやはり国民の要求また公共事業としての基本的な任務からいって主要な問題として設備投資の中にも位置づけ...全文を見る
○山中郁子君 いま福祉電話にお答えいただきましたか。
○山中郁子君 もうちょっと具体的に伺えるならばお願いします。
○山中郁子君 その「あんしん」と「めいりょう」というのは何回も何回も伺っているんですよ。それで見直しをして福祉型に見直しをしたとこうおっしゃっているから、もうちょっと、何かもう少し全面的な福祉開発、普及の計画がおありになってもしかるべきだと思ってお尋ねしたわけですけれども、この点...全文を見る
○山中郁子君 現在の地集から一般電話へ切りかえてほしいという要望はどのくらい把握しておられますか。
○山中郁子君 サービス面のテーマで最後にお尋ねいたしますが、この料金値上げは公布の日の翌日からということでなっていますけれども、設備料について言いますと、一年前から申し込んでもつかない。いわゆる積滞の部分、それが大ぜいいらっしゃる。結局、もう前から申し込んでいて、それが公社の都合...全文を見る
○山中郁子君 これは有名な何理論だか、私は寡聞にして存じ上げないのですけれども、切るということはできるわけでしょう、どこで切っても問題が残るということじゃなくて。実際に五万円のときに希望をして申し込んでいた人たちは五万円でもってつけるということで、切ろうと思えば切れるわけでしょう...全文を見る
○山中郁子君 それはやはり何としても納得しかねますが、先ほど申し上げましたように、国民の  一人一人の権利として考えた場合には大変な不公正になると、この事実はこれはどうしてもありますよね。  そのことについて総裁のちょっとお考えを伺いたいんですけれども、私はどうしてもそれは不...全文を見る
○山中郁子君 申し込んだ人の立場。
○山中郁子君 この点についての指摘を重ねて申し上げておきます。  次に、これは経営の姿勢の問題に関連いたしますが、衆議院における土橋議員の質問で、問題の人物である電電公社の前経営委員の小佐野氏が災害応急復旧用の無線電話を自分の自動車に取りつけていたということが明らかになって大変...全文を見る
○山中郁子君 この前のお話によりますと、これは試験用につけるというふうにおっしゃっていたんですけれども、何で個人に試験用としてつける必要があるんですか、いまの大野経営委員のことも含めて御答弁をいただきたいと思います。
○山中郁子君 それでは、この災害応急復旧用の無線電話というのは実際にはすでに実用化していると思うんですけれども、これはたしか四十九年の十月二十二日から実用化して使用料や度数料も取っていると思いますが、実際にそういうふうに実用化されている段階でも、並行して試験というものを行っている...全文を見る
○山中郁子君 それだったら、公社のいろいろなこういうものですね、たとえばこれは応急用のですけれども、そういうものを全部商用化されているにもかかわらず、皆さんどこかで、みんな、だれか、ただで使って試験しているんですか。
○山中郁子君 じゃ、これずっと未来永劫こうやって試験しているんですか。
○山中郁子君 郵政省にお尋ねしますけれども、いまおっしゃったとおり、これ未来永劫こうやってただで使っているらしいです。一体、そういうことが行われていいんですか、試験だと称して。実際に試験だったら、それにふさわしいしかるべき理由をもって、そしてしかるべき人がそれを使うと。公社の営業...全文を見る
○山中郁子君 いまのお話だと、未来永劫設置することになるとおっしゃっています。
○山中郁子君 それでは、このことは明らかにしてほしいと思います。  こういうふうな形で、災害防止の観点から常にチェックをしなきゃならないという種類のチェックを経営委員の中の希望する人につけてあげるというのは一体、何事ですか。もし、経営委員が電電公社の最高の幹部であるからそういう...全文を見る
○山中郁子君 郵政省の見解を承る前に、もう一度総裁には一、きり答えていただきたいんです。  私は、もし仮にこれからはもうそれを載せなくて済むようになるからとおっしゃるから、それはそれでもいいですよ。だけれども、いま現在そういうものを載せて、しかも希望する経営委員にやっていると、...全文を見る
○山中郁子君 郵政省にもお尋ねしているんです。
○山中郁子君 じゃ、この問題の最後に確認をしたいと思いますが、小佐野さんに試験用に使ってもらったと、こうおっしゃっていますけれども、報告書は結局ないんですね、当然あるんじゃないかというふうに私申し上げたんですけれども。
○山中郁子君 そのことによっても明らかだと思います。ないならないと、順調にちゃんと機能しているという報告がなけりゃおかしいわけでしょう。雑音が全然ないなんてまた考えられませんしね。そういう報告があって、あなた方が言っているような試験としてお願いしましたということが言えるんです。そ...全文を見る
○山中郁子君 私の質問した趣旨は、そうじやなくて、なぜそうなっているのか。一般的に加害者が——公社が加害者でしょう、職業病とした場合には。加害者の立場に立った人が、これが職業病であるとかないとかいう判断をするということは一般的には考えられませんね。民間の場合には、だから労基署でも...全文を見る
○山中郁子君 それでは具体的にお尋ねをいたしますが、五十年の二月に、名古屋の北労基署に労基法八十五条に基づき審査を申し立てていた。これは名古屋の瀬間都美子さん、清水美智江さん、山内満寿美さんの三人は四十七年の七月、四十九年の五月、五十年の七月と三回も業務外に認定されてたんですけれ...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、あれですか、三回も医証を出して、それでもって業務外と認定したのを、その専門医がその医証が間違っていたということで新たな医証を出したことが理由だと、こうおっしゃるわけですか。
○山中郁子君 どうもはっきりしないんですけれども、それじゃ病院から新しい診断書が出たということですね。その新しい診断書は、もう一度審査をし直して、検診をして新しい診断書が出たのですか。
○山中郁子君 そうすると、電電公社が盛んに言っている指定医の診断がなければならぬと、そうして指定医の診断が大きな要因になって、そうして他覚的所見がなければ業務上とは認定できないと、こう言われてずっときたわけです。その結果、一千四百人を超える人々が業務外として認定されて、そうして大...全文を見る
○山中郁子君 実際のことを言いますと、先ほど私が申し上げましたように、名古屋の北労基署にこの三人の人たちが提訴したんです。そうして認定が出そうになったんです。出そうになったから、あわてて公社はどういう手段を講じたか知りませんけれども、公社が業務外として認定したものを労基署から業務...全文を見る
○山中郁子君 じゃお伺いしますけれども、この三名の人たちは再審査を要求していたんですか、その結果、見直しをして業務上として新たに認定をし直したんですか、そうじゃなかったはずでしょう。
○山中郁子君 私が申し上げているのは、そういう意味じゃありません。その再審査要求に対しては、また業務外の認定をされたわけでしょう、それだから三回も業務外認定が出たんでしょう。そうしていま現在また出していたのかどうかということを伺っているんです。出していないはずですよ。  それだ...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ私は総裁にお尋ねしますけれども、いまおわかりになっていると思いますが、名古屋の三人の人たちが長い間苦しい思いをして、そして何回申請しても、再審を要求しても業務外だと、こういうふうに認定されてきたんです。それで労基署に提訴をしたんです、やむにやまれず。そうした...全文を見る
○山中郁子君 はい、結構です。
○山中郁子君 名古屋のケースは、私は、それははっきり御答弁がないので、結局繰り返して質問をいたしますが、三回も業務外と認定されたものを、今度は、公社の方が積極的に、医師がそういうふうに判断してきたから業務上にいたしますと、こう言ってきたわけです。労基署との関係はあえて再び言いませ...全文を見る
○山中郁子君 私は、大事なことだからこれは妥協しません。というのは、三回診断してそれをそれぞれ全部業務外としたのでしょう。業務外としておいて、今度それを業務上にしたということは、前の業務外としたことが間違っていたということじゃないですか。少なくともそれだったら、あなた方はもうでく...全文を見る
○山中郁子君 認定が誤っていたということであると思います。そうでないならば、私はもう一度だけ総裁に発言があるならばしていただきたい。なければなくていいですけれども。
○山中郁子君 具体的な見直しの問題は、私は何回も申し上げました。肝に銘じて最善の努力の中の課題としておいていただけることだというふうに思います。  それで、いまの議論の中にあったこととも関連するんですけれども、結局、医者が医証をそういうふうに持ってきたから業務上と今度は認定した...全文を見る
○山中郁子君 これはやはり名古屋で、この方は労基署に提訴している人ではありません。広小路電話局の林久代さんという人です。この方は事前に御通知申し上げましたので公社の方でも資料をお取りになっていると思います。  この林久代さんに対して、業務外で「通知書」というものを公社が出されて...全文を見る
○山中郁子君 医証が欠けるとか欠けないとかということじゃないんです。いま読み上げた文書でわかりますでしょう。日本語が複雑だといったってこれは大変単純です。医証がポイントだと言っているんです。
○山中郁子君 だったら、やっぱり医証だけでそれを決めるということなんですね。ほかの問題もポイントはいろいろありますでしょう。
○山中郁子君 同じく、この林さんの通知書の中に「頸肩腕症候群がいまだ、発症要因はもとより、病理学的な究明すら十分進んでいない現在、医師によって意見がわかれるのは止むを得ないことである。」と、こういうふうに言われています。  若干説明をいたしますと、この方は主治医の指示と診断を持...全文を見る
○山中郁子君 私は、大事なことだからこれは妥協しません。というのは、三回診断してそれをそれぞれ全部業務外としたのでしょう。業務外としておいて、今度それを業務上にしたということは、前の業務外としたことが間違っていたということじゃないですか。少なくともそれだったら、あなた方はもうでく...全文を見る
○山中郁子君 認定が誤っていたということであると思います。そうでないならば、私はもう一度だけ総裁に発言があるならばしていただきたい。なければなくていいですけれども。
○山中郁子君 具体的な見直しの問題は、私は何回も申し上げました。肝に銘じて最善の努力の中の課題としておいていただけることだというふうに思います。  それで、いまの議論の中にあったこととも関連するんですけれども、結局、医者が医証をそういうふうに持ってきたから業務上と今度は認定した...全文を見る
○山中郁子君 これはやはり名古屋で、この方は労基署に提訴している人ではありません。広小路電話局の林久代さんという人です。この方は事前に御通知申し上げましたので公社の方でも資料をお取りになっていると思います。  この林久代さんに対して、業務外で「通知書」というものを公社が出されて...全文を見る
○山中郁子君 医証が欠けるとか欠けないとかということじゃないんです。いま読み上げた文書でわかりますでしょう。日本語が複雑だといったってこれは大変単純です。医証がポイントだと言っているんです。
○山中郁子君 だったら、やっぱり医証だけでそれを決めるということなんですね。ほかの問題もポイントはいろいろありますでしょう。
○山中郁子君 同じく、この林さんの通知書の中に「頸肩腕症候群がいまだ、発症要因はもとより、病理学的な究明すら十分進んでいない現在、医師によって意見がわかれるのは止むを得ないことである。」と、こういうふうに言われています。  若干説明をいたしますと、この方は主治医の指示と診断を持...全文を見る
○山中郁子君 私が伺っている中身から判断して、特別措置を上回るもの、ほぼイコール業務上措置ということで判断しておりますが、これはどうぞ公社の方でお調べになっていただきまして、後ほどどういう内容であるかについて御報告をいただきたいと思います。間違いないはずです。  私は、そういう...全文を見る
○山中郁子君 だから、これは林さんのことだけじゃなくて、基本的にそういう姿勢をおとりになるんですねということを申し上げているんです。そのことについて端的にお答えをいただければ結構です。
○山中郁子君 私は、なぜ同じですとお答えにならないのか不思議でしょうがないんですけれども、まあ同じだということを言っておられると思います。  それでもう一つ、この問題に関して伺いたいんですが、頸肩腕症候群が病理学的な究明が進んでいないので医師によって意見が分かれるのはやむを得な...全文を見る
○山中郁子君 それでは、審査委員会の結論と公社の見解は違うということですか、その点はっきりしてください。
○山中郁子君 じゃ、公社の見解の方が間違っているということになりますね、正しいことは二つないわけですから、二つが比較されてどっちが正しいかと言えば。  それで私が言いたいのは、だから、結局、指定医の判断だけでは、それが絶対でもって業務上外の認定ができるということでは現実にない。...全文を見る
○山中郁子君 そういうふうに考えていらっしゃるのはいいのですけれども、それが必ずしも万全で正しいとは限らないということになりますねということを伺っているのです。
○山中郁子君 違うのです。私は、もう一度簡単に言いますけれども、主治医と指定医、同じ指定医の中だって医者によっていろいろ考え方が違う、そういう分野である、だから業務上とする人もいるし、業務外とする人もいる。それぞれについてそれはまだ解明されていないのだということだから、だから仮に...全文を見る
○山中郁子君 私は、労働省がおいでいただいていると思いますので、この点について、まず労働省の見解をお伺いしたいのです。  いまやりとりをお聞きになっておわかりになったと思いますが、公社は指定医——後ほどまた審査の問題でも申し上げますが、指定医に受診をしなければ審査の対象にしない...全文を見る
○山中郁子君 重ねてちょっと見解というかお考えを伺いたいのですけれども、そうしたことに起因してさまざまなトラブルが起こってきているということについては、労働省としては、どのように判断されますか。
○山中郁子君 結局、電電公社、いわゆる当事者能力という言葉も使われますが、加害者という言葉があなた方にとって適切でなければ、どういうふうに言いかえて聞いてくだすっても結構ですけれども、加害者が認定するという仕組みになっているということは、そのこと自体私は大きな問題があると思って後...全文を見る
○山中郁子君 発生がたしか四十八年十一月でしょう、一番最初の発生が。そして私は東京市外局、番案局の場合にもうすでに四十名を超える業務上認定者が出ているというふうに把握をしておりますが、この数もあわせて公社から伺いますが、こういう人たちがすでに四十八年十一月にわかっている限りの時点...全文を見る
○山中郁子君 これは後ほど触れると申しました東京市外、番案の三名の労働省への提訴の問題があったから、これはいつ提訴して申告したかと言ったら三月十六日に申告したんですよ。そうして初めて労働省の方で、労基署の方で、そうしたたくさんの事例が出ているにもかかわらず、市外電話局、番案局から...全文を見る
○山中郁子君 労働省の方にももっと端的に答えていただいていいんですけれども、遅滞なく報告してなかったわけですね、労働省がお調べになって当然のことのように。ですから、これはいまおっしゃった労安法ですか、に違反しているということになりますね。
○山中郁子君 公社は、まずこの事態、この問題についてどういうふうに、まあ当然反省していただかなきゃいけないのですけれども、まずそのことの見解をお伺いします。  それからもう一つ、重ねて労働省にお伺いしたいんですが、先ほど私が申し上げましたように、公社がいまの現行の範囲で、まあ私...全文を見る
○山中郁子君 ルールができていたって、公社はそういうことをやっているわけです。  で、私は、最終的にこの点についてお尋ねいたしますが、基本的に考えて、当然のことながら、業務上外の認定は一方の関係者である公社が行うのではなくて、大きく言って第三者が行うべきであると、これがやっぱり...全文を見る
○山中郁子君 私は労使間の争いがあるとかないとかということを申し上げているんじゃないんです。その問題の認定をする場合に、第三者が行うのが至当である、ごく大まかに言ってですよ、一般的に言ってですよ。だけれども、公社の場合は指定医も公社がそこでもって考える。それから再審だとかいって申...全文を見る
○山中郁子君 次に、私は、審査の問題に入りたいと思います。  で、時間が大分詰まってまいりましたので簡単にお答えを願いたいと思うんですけれども、公社の業務災害補償審査委員会設置要綱の九項、十項で、地方委員会では一カ月たっても意見の一致を見なかった事案については、中央委員会に上移...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、ここで要綱に書いてある一カ月たってということは、実際には一カ月のうちにそれが処理されなくてもいいということになるんですか、何か有名無実のように伺えますけれども。
○山中郁子君 それは当然取り決められていない場合だって、これが一カ月となっているから、そのことは前提となっているはずだと私は理解いたします。そしてこうした期間が区切られていることは、健康の問題ですから、体の生命に関する問題ですから、だからこそそういうふうにして期限が一つは決められ...全文を見る
○山中郁子君 通信局長におろすということは認定権者におろすということだから、最初の認定でもって、さんざん再審でもって審査委員会で議論したけれども、意見が一致しないからということでまたもとへ戻ると、こういう仕組みになっているわけですか、それともその認定権者がまた審査を勘案して新たな...全文を見る
○山中郁子君 現在、審査委員会に異議申し立てている総数と、その中で地方委員会で保留になっている数、意見一致した数、中央委員会へ上移した数などについて御報告をいただきたいと思います。
○山中郁子君 そうすると、審査委員会で意見が一致して、業務外であったものが業務上になったという件数はどのくらいありましょうか、そしてその場合の理由は主としてどういうものであるか、お知らせをいただきます。
○山中郁子君 中身、主要な理由。
○山中郁子君 重ねて、もしわかったら教えていただきたいんですけれども、別に何件はどういう理由でということを私は求めているんじゃなくて、一たん業務外と認定されて再審を要求されたわけです。ですから、それが再審した上で審査委員会で業務上に認定されたというのは、私が推測するには、最初の認...全文を見る
○山中郁子君 それで、問題は、そうした上で再審して業務外が業務上になるというケースは大変少ないわけです。で、私は、一番最初の問題で名古屋の三人の方たちの業務上認定へ公社が変わったことの経過の中から、現在、一千四百三十五名になるのではないかと思いますが、業務外認定をされている人々が...全文を見る
○山中郁子君 私どもが調べたところによりますと、労災適用事業の審査の場合には、まず公開ができる、請求人の意見陳述などができる、それから審理経過の調書閲覧なども保障されているというふうに理解をしておりますが、それらのことは満たされておりますでしょうか。
○山中郁子君 私は、公社においても当然これらのことも行われてしかるべきであると考えますが、そうしたことについての積極的なお考えをお持ちになっていただけるものかどうか、公社と、それから公社においてはそのことがいま行われていないということについての労働省の見解をお尋ねいたします。初め...全文を見る
○山中郁子君 労働省の見解を伺う前に、重ねて申し上げますが、いま申し上げました具体的な点について、公社としては、そういうことを行う用意があるかどうか、そういう見解を持つことができるかどうか、そのことをお尋ねしておりますので、重ねて厚生局長からでも公社側の答弁をいただいた上で、労働...全文を見る
○山中郁子君 労働省の方もお聞きになっていておわかりになっていると思いますけれども、電電の場合には、ほかの場合にも同じケースが多いというふうに私も考えておりますが、少なくとも電電公社の場合に、指定医の診断を受けないから認定しない、業務上としての認定をしないだけじゃなくて認定のテー...全文を見る
○山中郁子君 私は、これが大体一割程度だというふうに、いままで前に労働省から伺ったことがあるんですけれども、いまそれが一割であるというふうに重ねておっしゃらなくても結構ですが、少なくとも一〇〇%受診命令を出すということではないということだけは確かだと思いますが、その点はいかがです...全文を見る
○山中郁子君 それで重ねて労働省にお尋ねしたいんですけれども、公社の場合には、いま労働省のケースで言うならば労働省の受診命令を出す、一割が二割であるかもしれないけれども、仮にこれが三割であるとしても、少なくとも三分の一とか四分の一とか五分の一とかという、こういう数です。だけれども...全文を見る
○山中郁子君 公社に伺いますが、公社は指定医の診断がなくても認定をしますか。
○山中郁子君 ということになっていることは労働省もおわかりになったと思います。ですから、私は、労働省の方が公社が労使で決めていることでやっていることについて尊重するということはもう何回も伺いましたからわかりました。そういうことでなくて、実際問題として、労災法の改正のときによく御存...全文を見る
○山中郁子君 公社にお尋ねいたしますが、公社からも私は労使でそのように決めているということをもうこれ以上伺わなくて結構です、それはよくわかっておりますから。私はそのことについてとやかく言っているわけではありません。いま労働省の見解もございましたけれども、こういう点について労災法の...全文を見る
○山中郁子君 重ねてお尋ねいたします。  先ほど労働省からも一〇〇%指定病院ないし指定医の医証がなければ認定できないということは正常ではないという見解がありました。で、これは私はもう疑問の余地のないところだと思うんです。それはあなた方はより利便、受けやすいというふうにおっしゃる...全文を見る
○山中郁子君 それじゃ公社がそのようにしておっしゃっている指定医の医者が、どういうことを実際に患者に対して言っているかということについて、私は、たくさんの患者の人々から訴えを聞いております、これはもう何回もいままでも申し上げました。  一つだけ私はここで例をとって申し上げますけ...全文を見る
○山中郁子君 具体的な問題で一つだけ申し上げます。  東京市外電話局、番案局で阿部さん、井野さん、国府田さんという方が中央労基署に提訴をいたしました。先ほどの関連で申し上げますと、この人たちが提訴をしたので、あわてて公社は死傷の報告をしたと、こういう関係になります。この人たちは...全文を見る
○山中郁子君 がんとして受けてないんじゃなくて、いま何回も申し上げているような経過でもって、指定病院の人に言ったって診断書も書いてくれないという事実があるんです。そういうことも含めて、早急に処理をするということのお約束をしていただきたいと思います。  最後に、もう一点だけ職業病...全文を見る
○山中郁子君 頸腕の問題についてはまだたくさんあって、ちょっともう少し時間とりたいんですけれども、あともう一点だけしたいテーマがありますので、これは終わりますが、くれぐれも重ねてお願いをいたしますが、そうした実態についてようく調査をなすって、そして調査するまでもない、わかっている...全文を見る
○山中郁子君 簡単でいいんですけれども、元請、下請の関係がこうありますでしょう、そのことを教えてください。そして公社の工事ですから、当然、国民が迷惑のかからないような十分な工事をしなきゃならないと思いますから、まあ下の下までいっても、そこまで公社はちゃんと監督しているはずだと思い...全文を見る
○山中郁子君 まず、一つの問題として工事の発注が結局元請認定業者にされているということですけれども、私はこれは何も電電の下請だけの問題じゃなくて、官公需の発注を中小企業により多く出して、そして国としてのその観点からの責務を一層果たしてほしいと、中小企業のいまの危機を克服する上でも...全文を見る
○山中郁子君 中小企業と大企業の数なんというのは、いま私がここで申し上げるまでもなく、莫大な差があるわけでしょう。それを四〇、六〇だからといって中小企業に順当になされているみたいなことはいただけませんけれども、それは指摘するにとどめます。  それで公社の姿勢として、より積極的に...全文を見る
○山中郁子君 それでいま私が問題にすることは、そうした元請と下請ないしは孫請、そういう関係でトラブルがたくさん起きてきて、端的に言ってしまうと、かなりなピンはねが元請のところで行われる、ないしは孫請の立場からいえば下請のところで行われる、そういう苦情が絶えず寄せられます。  こ...全文を見る
○山中郁子君 一つ九州の通信局管内の問題なんですけれども、元請は西日本通信建設、そうして下請が大一通信工業で、孫請の大阪相互通信建設ですか、この人は西村さんという人なんですけれども、この下請と孫請の間でトラブルが起きています。具体的な例としていま申し上げます。  この場合、下請...全文を見る
○山中郁子君 それは調査の結果の御報告もいただきたいし、善処方もお約束いただきたいと思います。  それで、問題は、その請負の価格の問題なんですね。実際問題として私はピンはねがあるというふうに申し上げました。一体、工事単価が元請、下地唄孫請と、こういうふうになっていく中でどんどん...全文を見る
○山中郁子君 じゃ具体的にお尋ねしますけれども、工事単価ですね、たとえば宅内工事で、単独加入電話新設の一件当たりの単価、それから移転、撤去、コンクリート柱新設、架空ケーブル普通接続——これは百対ということでよろしいと思いますが、それぞれ工事単価が幾らになっているかお知らせいただき...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、公社はそんなピンはねがないというふうにおっしゃっているけれども、ないのかどうかわからないじゃないですか、そうでしょう。それは工事単価は出せないと、だけれどもピンはねはないと、こういうふうにおっしゃるけれども、ピンはねのないという証明には何にもならないんで...全文を見る
○山中郁子君 これはちゃんとあるんです、こういうふうにして(資料を示す)。契約書の部分もあります。  それじゃ、そういうことは夢にも考えられないとおっしゃったようですけれども、大体どの程度になっているというふうに把握されているんですか。私はいま実際の数字を挙げて三〇%だとか二〇...全文を見る
○山中郁子君 じゃ、そのことについて実際のケースでお調べいただいて御報告をいただけるものと思いますが、よろしいでしょうか。金額はなくてもいいですよ、パーセンテージでもいいですよ。
○山中郁子君 事実、私は実際の数字に基づいて申し上げていますから、これはそう大きく変わらないはずです。それで、あなた方は、たとえば値上げの宣伝のパンフレットに、あすでは遅過ぎるなんて言ってキャンペーン張っていました。あすでは遅過ぎるという意味は、値上げがあしたになっちゃったら工事...全文を見る
○山中郁子君 これは業界の問題について申し上げましたが、メーカーからの機材購入についても同じような問題があります。  私の調査によりますと、四十八年ごろ公社は六〇〇型自動電話機を四千八百円で購入していました。しかし、当時のメーカーの製造原価は二千八百円だと言われています。また、...全文を見る
○山中郁子君 私は、いま申し上げようと思っておりました。強く反論するとおっしゃるならば、それだったら私どもが前から言っている物品契約実績調書をお出しになったらいいじゃないですか。仮に反論するなら、そういうものを持って反論しなきゃ反論にならないですよ、そうでしょう。出しますか、出し...全文を見る
○山中郁子君 余部がなければ貸していただいても結構ですので、じゃ四十八年度ですか、四十九年度ですか、それを見せていただきたい、そのことをお約束願います。
○山中郁子君 初め五十年度つくってないと言って、そしてそういうふうにしていけば、いままたいろいろ理屈を並べて出さない。それだったら、結局、あなた方はメーカーから幾らで何を買ったかもわからないんだから、それを国民の前に明らかにしないんだから、高い物をよけいなお金使って買っていると言...全文を見る
10月27日第78回国会 参議院 運輸委員会、物価等対策特別委員会連合審査会 第1号
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○山中郁子君 国鉄運賃の値上げについて質問をいたしますが、すでに多くの委員の方がおっしゃいましたように、大変限られた時間でございます。本意ではありませんが、問題を限定しなければなりませんので、それだけにぜひとも誠意を持って的確な答弁をくださることを要求をいたします。  初めに、...全文を見る
○山中郁子君 そういうことを積み重ねて、大した支出にはならないという意味のことを重ねて言われているんですけれども、そのこと自体大いに問題があります。私は先ほどたくさんの公共料金の値上げの問題を申し上げましたけれども、それでは、そうしたもの全体を通じまして年間でどのくらいの国民の支...全文を見る
○山中郁子君 三千円といいますと三万六千円、年間で。で、私はそのことについていま深入りするつもりはありません。だけれども、ぜひともお聞き取りいただきたいんですけれども、ここに日本生活協同組合連合会が調べた実際の家計上の支出ということでもって出された負担増ですね、そうした調査があり...全文を見る
○山中郁子君 それはぜひ、お言葉だけでなくて、実行していただきたいと考えます。  で、次に、そうしたいかに国鉄の運賃の値上げが家計を圧迫し、また国民にさまざまな苦しみを与えているかということは、もちろん多くの訴えもあるし、質疑の議論の中でも行われています。  先般北海道で公聴...全文を見る
○山中郁子君 何か伺うと、そうしたことも、別に何も理由はないけれども、お金がもうかっていたからやっただけである、こういうふうにも受け取られかねない御答弁でしたけれども、私はその分を、いま大臣が言われたようにどこで出すかというようなことについて私どもの主張は再三申し上げております。...全文を見る
○山中郁子君 国の政策の部分はもちろんのこと、国として相当な、きちんとした責任を持つべきだということは、一言だけ、私はいままで重ねてわれわれが主張してきたことであるということの表明だけはしておきます。  次に、国鉄は運賃値上げの根拠として、他の物価の上昇率との比較を盛んにやって...全文を見る
○山中郁子君 いまのお話でわかりますように、一カ月の場合はこれは千倍ですね。三カ月は九百五十倍ということですが、この点はどういうふうにお考えですか。
○山中郁子君 私は、それでは経企庁長官にお伺いをしたいんですけれども、いま申し上げましたように、職工定期乗車券が千倍になっているということはありますね。これは、いまそういうふうにおっしゃったけれども、実際問題として、現在の通勤着と同じことでしょう。そうして、もしそれが、ホワイトカ...全文を見る
○山中郁子君 私が申し上げるのは、現実のいまのサラリーマンと同じような仕事の関係でもって定期を買っていた。そのときの時代的な背景でどういうケースがあるかは別として、いま一つの例を申し上げれば、あなた方は三百何倍だと言うけれども、現実に一千倍になっているではないか。それは、だからい...全文を見る
○山中郁子君 津田沼−千葉間になりますね、だから。
○山中郁子君 いまおっしゃったように、二五〇%という物すごい混雑度です。私も子供を生んだときに通勤した経験を持っておりますけれども、その当時だって大変でしたけれども、いまのそうした混雑度の数字だけ見ても、それがどんなに国民を苦しめているかということは重ねて申し上げるまでもないとい...全文を見る
○山中郁子君 いま運輸省にもそうした要望が出ているということですが、これは当然のことだと私も思うんですよね。私たちは国鉄の赤字問題、あるいは料金値上げ問題に絡んで大企業を中心とする営業政策なり経営姿勢なりが問題だということを、もう重ね重ね主張してまいりました。で、ここへきて住民が...全文を見る
○山中郁子君 私は、ちょっと二つのことをお尋ねしたいんですが、一つは運輸大臣にお聞きします。  先ほど私は千葉の混雑の状況ということについて申し上げました。これは千葉だけじゃありませんよ。だけれども、いまこの問題との関連がありますので千葉のことを申し上げましたし、千葉はまた特別...全文を見る
○山中郁子君 私がいま別にしてと申し上げましたのは、私から言わせてもその経過について意見がありますということなんです。その経過はそれなりに意見がありますと、だけれども、いまそういうことに入る時間はないから別にしてと申し上げましたんで、そのようにいま運輸大臣がお答えになりましたので...全文を見る
○山中郁子君 もう一つ、それでは国鉄にその辺を申し上げたいんですけれども、大体どのぐらいの展望で——とにかくそういう要求に応じていかねばならぬということは運輸大臣もはっきりおっしゃいました。で、大体どのぐらいの展望で、どのように結論も得ていこうというふうに考えておられるか、大まか...全文を見る
○山中郁子君 それでは、重ねて早急にそうした国民の声にこたえるために、いま皆さんがお約束していただいためどを国鉄としても、運輸省としてもつけていただくということのお約束を願いたいと思います。
○山中郁子君 いまの問題とも関連いたしますが、私たちは何回も、貨物輸送に対する優遇その他の問題が国民に対する不公正ももたらしているし、また国鉄の財政の悪化の要因にもなっているし、それだけではありません、そういうことを一貫して主張してまいりました。で、貨物運賃は料金体系をやはり公正...全文を見る
11月02日第78回国会 参議院 逓信委員会 第8号
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○山中郁子君 公衆法の改正につきまして、若干の時間をいただき再質問をいたします。  初めに、先般の二十六日の私の質疑の中でも触れましたが、現状の電話料金の実態、それからまた今回の値上げの改正案、これがともに大企業が主として使う通信手段に対しては非常に寛大であり、そして、そのしわ...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、料金関係の単位というのは、一回線で五加入分が一単位になると、こういうふうにおっしゃるわけですか。  私が申し上げているのは、本電話――まあ本電話と言いますね、本電話機一台当たり一加入というふうに公社はいままでもそういうふうにしてきているし、予算上もそう...全文を見る
○山中郁子君 私が質問しているのは、おわかりだと思うんですけれども、本電話機一台当たりが一加入じゃないんですか、ビル電話の場合。設備料なんかもみんなそうなっていますね。そのことをちょっとお答えください。
○山中郁子君 それでは、私はやはりそこのところが腑に落ちないし、もっと言えば、これでごまかしているんじゃないかというふうに思うんですけれどもね。それは実際問題として公社が十六万七千円だと。で、これが二万五千円では不公正ではないかというふうな主張に対しましては、いや実は二万五千円と...全文を見る
○山中郁子君 そうすると、もし仮に百歩譲って二万五千円が十二万五千円だとしますね、それはそういう比較をなさったとしてもいいとします。そうすると、そのもとになる対比する数というものは、住宅電話の場合には一万六千円という数が出ているんだけれども、ビル電話の場合は、それは五端末でもって...全文を見る
○山中郁子君 だから、私は先回の委員会でもどうも腑に落ちないと思いましたし、公社の方がそういうふうに強弁されるけれども、この前、公社は十六万七千円に対して十二万五千円と、こういう対比をなさったんです。そして加入電話については一万六千円で五万円というけれども、この五万円、一万六千円...全文を見る
○山中郁子君 私は、それはごまかすわけじゃないとおっしゃるけれども、あなたは確実にごまかす意図でおっしゃった以外に理解できないのです。いま私が申し上げたことは認められたわけでしょう。だけど、あのときそれほど不公正ではないとおっしゃた対比というのが十六万七千円と十二万五千円なんです...全文を見る
○山中郁子君 その点は、私はたとえばの例で申し上げました。この前、長時間にわたって質問いたしまして、公社もその私が指摘した点をお認めになったこともあるし、また、それなりに公社としての見解をお述べになったこともあります。だけど、そのほかに、いま一つの例を私挙げました。きょうは大変限...全文を見る
○山中郁子君 それはいままでそれだけたくさんビル電話にサービスしていたということのほかの何物でもないと私は言わざるを得ないと思います。  もう一つの問題点を御指摘したいと思います。ただいま塩出委員の御質問の中にもあったのですけれども、もう一度私はちょっと整理して伺いたいと思うの...全文を見る
○山中郁子君 いま列挙されました、またこのほかにもあります値上げの問題についての是非は私はいま横におきます。  私がここでぜひ解明したいと思いますのは、たとえばデータ通信だとか、そうしたものについて不当に安い出血サービスをしているではないかと、適正な料金を取るということをしなき...全文を見る
○山中郁子君 これは公社からいただいた資料なんですけれども、「今回の料金改定に伴う各料金の増収見込額及び設備料の増収額」というふうになっておりまして、料金の関係で言いますと増収額二兆五千百億という中に基本料、通話料、電報料、公衆電話料、加入電信料、専用料となっていて、専用料三百億...全文を見る
○山中郁子君 料金、これは。
○山中郁子君 そうですね。
○山中郁子君 私はちょっと料金の関係でそれじゃ伺いたいんですけれども、専用料三百億となっておりますね、増収額の見込みとして、二兆五千百億の中に。そうすると専用料三百億のうちのデータ関係は幾らになるんですか。それとも、その中に入っていなんですか。
○山中郁子君 入って……
○山中郁子君 いる。
○山中郁子君 それは幾らですか。
○山中郁子君 時間がもうありませんので、私は、いまの問題も含めて、入ってない部分もあってそれが増収として見込まれるとすれば、先ほど申し上げましたように、五十三年末までに設備投資を含めてこれだけの資金が要ると、したがってこれだけ赤字になると、だからこれに見合う分として料金をこういう...全文を見る
○山中郁子君 それでは、質疑の中で、審議の中で明らかになったこと、公社としても考え直さなきゃいけないこといろいろあると、そういうことをお認めになるんだったら、国会の質疑というものをどう考えられるのか。そうだとしたら、そういう観点に立って考え直さなければ、それはそれとして認めざるを...全文を見る
○山中郁子君 公衆電気通信法の一部を改正する法律案に関して、総理大臣に数点にわたって質問いたします。  まず第一点は、公共料金の値上げの問題に関していつも問題になりますが、償却前赤字か償却前黒字か、これが国鉄の問題でも、また昨年当委員会で質疑をいたしました郵便料金の問題でも、常...全文を見る
○山中郁子君 約四千七百億の償却前黒字です。それで、いままでの質疑の中で、七千五百億というふうに計上している減価償却、これも正当に適正に改めれば半減されるということも確認されております。そしてまた一千六百五十二億に上る設備料収入も、資本剰余金に入れるのではなくて損益勘定に入れると...全文を見る
○山中郁子君 先ほど私が申し上げ、また委員会の中でも明らかになった方法をとるならば、確実に五十年度大幅な黒字になるということははっきりしています。で、それにばかり時間をとるわけにもいきませんので、次の問題に移ります。  次の問題は、一つのやはり主要な問題である料金、設備料、その...全文を見る
○山中郁子君 じゃ一つだけ端的にお尋ねいたしますけれども、一般電話の場合に、公社で言うサービス工程経費一万六千円、それが設備料五万円です、今度八万円にするというんですよ。加入電信――テレックスですね、これは九十四万円の設備料がかかるところを五万円しかいま設備料取っていません。もし...全文を見る
○山中郁子君 お答えは重ねていただきませんけれども、総裁、これは一つの例ですけれども、そういうことが多岐にわたってあるということはよく覚えておいてください。  そうして公正さということについては、まさに、この問題に関して言うならば、こういうことを是正していかなければ、本当にあな...全文を見る
○山中郁子君 関連をいたしますが、この値上げの法案に関しまして、政府も公社も盛んに言っているのは、値上げ法案が通らないために工事がおくれ、また下請業者への発注がおくれて、そして大変下請ないし中小企業の死活問題になっていると。私はこれは一種の脅迫だというふうに思っておりますけれども...全文を見る
○山中郁子君 こういう問題が出てくる背景には、さまざまな分野でも同様ですけれども、天下り人事の問題があります。  それで、私は、一点だけ、この点についてぜひとも総理にお約束をいただきたいのですけれども、電電公社の場合の関連業界に対する天下りも大変目に余るものがあります。私は具体...全文を見る
○山中郁子君 いま具体的に公社が答弁なすった中身の一つをとってみても、たとえば設備料の不公正についてはやはり検討しますというお話がある。そのほか設備料を損益勘定に入れてない問題についても、検討を約されています。それから減価償却についても実態をよく調査しなきゃならぬ。そのほかたくさ...全文を見る
○山中郁子君 値上げの根拠が崩れた以上は、一部分であっても、どのように認識なさるかは別として、やはりそれは国民の前にもう一度検討して出し直すべきだということを重ねて申し上げます。  不本意ではありますが、限られた時間ですので、私の質問を以上で終わります。
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、電報電話料金の大幅引き上げを図る公衆電気通信法の一部を改正する法律案に断固反対することを表明し、討論を行います。  反対する第一の理由は、本案は、不況と物価高に苦しむ国民の生活に一層重い負担を強いるものだからです。現在、電話は七割以上の...全文を見る
11月04日第78回国会 参議院 逓信委員会 第9号
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○山中郁子君 郵便貯金法の一部を改正する法律案につきまして質問をいたします。  これは法案の提出の経過並びに趣旨説明によりましても、現実に行われている貯金会館の建設、運営などを法的に認知をするというふうな側面があるというふうに理解をしております。  そこで、私はまず前提として...全文を見る
○山中郁子君 もう少しその適切にというところの具体的な方策をお示しいただきたいわけですが。やっぱりこういうふうにやって、こういうことを基調にして、こうした基本的な態度でもってやっていくんだということがありますでしょう。いままでやられたのをそのまま、法律的には郵便貯金法で直すけれど...全文を見る
○山中郁子君 その辺がどうも頼りない話で、法律的な不備が問題になったので法律的に整備をしますという範囲を超えないようだと、依然として問題点が残ると思いますから、それは早急に、管理運営の民主的なあり方だとか国民参加の観点だとか、先ほどお話も若干あったようですけれども、そういう観点で...全文を見る
○山中郁子君 郵政局の所在地というのはすでに既設の問題としてありますが、今後、たとえば福岡、横浜、新潟、岡山ということが計画としてあると。で、いま幾つかの基準めいた考え方を述べられたんですけれども、これはどうなんですか、やっぱり若干抽象的な言われ方なんだけれども、具体的に言えばい...全文を見る
○山中郁子君 これは余り時間かけるつもりはないんですけれども、私はやっぱり大事なところで、こうしたものが誘致だとか政治的に使われるだとか、そういうことというのは一番こういうところに出てくるわけでしょう。そうしたら、郵便貯金法を改正してまで国がそういう「あまねく公平に利用させる」と...全文を見る
○山中郁子君 私がいま申し上げたのは、つまり疑惑のもとになるような要素というものを排除して、そして、あまねく公平にという精神が貫かれる郵政省の設置の方向ですね、そうしたものを確立していただく必要があるだろうということで重ねてお尋ねしたわけで、それは御異論はないところだというふうに...全文を見る
○山中郁子君 わかれば。
○山中郁子君 次に、振興会の管理の問題なんですけれども、これが今度法改正で、いままでの財団法人から認可法人に改められるということになると思いますが、その法改正によって管理運営面においての国の責任なり権限なりが、法が改正される前に比べて具体的な何らかの変わり方が出てくるわけですか。...全文を見る
○山中郁子君 先ほどの御質疑にもありましたけれども、私もいまの観点からとの関係だけでも、こうした振興会が郵政省の天下りの場所になるということは、天下り問題がやはりかなり全般的な問題になっておりますから、相当留意もするし、また、郵政省としてもはっきりした姿勢を確立していただかなけれ...全文を見る
○山中郁子君 最後になりますけれども、二つの点についてちょっと郵政省の見解を伺っておきたいと思います。  一つは、振興会の目的に規定されていますが、「郵便貯金に関する調査、研究及び出版物の刊行並びに」「施設の運営を行うことにより、郵便貯金の普及に寄与する」というふうになっていま...全文を見る
○山中郁子君 三点質問をいたします。  第一点は、全国で十一万を超える売りさばき所の買い受け月額別の分布がどのくらいになっているのかということですが、これはこの法律案の後ろについている参考資料の最後の表、売りさばき所数及び売りさばき金額ということで分布が出ておりますけれども、こ...全文を見る
○山中郁子君 そうしますと、一万円以下の売りさばき所数が全体の二七・五%ということで、約三〇%近い数になっております。そのことと関連して二番目にお尋ねいたしますのは、今回の改正で一万円以下の売りさばき所の手数料率百分の十が据え置きになっていると思いますが、その該当する比率がかなり...全文を見る
○山中郁子君 だけど、五千円以下は別として、一万円以下の部分のところは、手数料率が変わらないということは、実際存在しますでしょう、その部分は。百分の十という手数料率が据え置きということは、実際上その部分は存在しますよね。あり得ますよね。そこのところがコストをカバーできるというお話...全文を見る
○山中郁子君 私どもも今回の法改正については了とするものですけれども、やはり実際問題として、物価の上昇の現状だとか、それから売りさばきの手数だとか、その他種々の問題を考えていけば、余りにもやはり対価としては少ないということは、一般常識的にも言えることだし、その辺は郵政省も十分考え...全文を見る
○山中郁子君 それを一般的な紋切り型の見解ということではなくて、具体的な展望を持って実現を図っていただくよう重ねて要求をいたしまして、私の質問を終わります。
11月04日第78回国会 参議院 本会議 第11号
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○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、電話電報料金の大幅値上げを図る公衆電気通信法の一部を改正する法律案に断固として反対することを表明し、討論を行います。  反対する第一の理由は、本案が不況と物価高に苦しむ国民の生活に一層重い負担を強いるものだからです。  現在、電話は七...全文を見る